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愛知県 江南市

平成23年  3月 定例会 03月02日−02号




平成23年  3月 定例会 − 03月02日−02号







平成23年  3月 定例会



平成23年                                第2号

          定例江南市議会会議録

3月                                 3月2日

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               平成23年3月2日(水曜日)

議事日程第2号

 平成23年3月2日(水曜日) 午前9時開議

  第1 会議録署名者の指名

  第2 一般質問

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本日の会議に付した案件

  日程第1 会議録署名者の指名

  日程第2 一般質問

       〔尾関健治君 古田みちよ君 鈴木 貢君 山 登志浩君 沢田和延君 小林弘子君〕

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出席議員(24名)

     1番   野下達哉君         2番   古田みちよ君

     3番   鈴木 貢君         4番   今井敦六君

     5番   稲山明敏君         6番   伊神克寿君

     7番   高田健孝君         8番   山 登志浩君

     9番   中西保夫君         10番   牧野圭佑君

     11番   尾関健治君         12番   沢田和延君

     13番   高田良弘君         14番   古田冨士夫君

     15番   宮地友治君         16番   古池勝英君

     17番   河合正猛君         18番   小林弘子君

     19番   木本恵造君         20番   岩田一洋君

     21番   福田三千男君        22番   大脇澄夫君

     23番   東 義喜君         24番   森 ケイ子君

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職務のため出席した事務局職員の職、氏名

事務局長         大脇重雄君  議事課長         川瀬和己君

議事課副主幹       大倉由美子君 主査           石黒稔通君

主査           今枝直之君  主任           長谷川 崇君

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説明のため出席した者の職、氏名

市長           堀  元君  副市長          石川勇男君

教育長          石井悦雄君  生活産業部長       奥村哲司君

健康福祉部長       滝 正直君  都市整備部長       暮石浩章君

経営企画部長       大島茂樹君  教育部長         三ツ口和男君

会計管理者兼会計室長   平松和伸君  消防長          脇田和美君



生活産業部参事      永井嘉信君  都市整備部参事      小池郁夫君

兼防災安全課長             兼土木建築課長



経営企画部参事      社本 亘君  教育委員会教育部参事   河井照夫君

兼行政経営課長             兼生涯学習課長



市民サービス課長     江端義人君  産業振興課長       大薮勝寛君

高齢者生きがい課長    安藤利継君  子育て支援課長      佐藤和弥君

福祉課長         前田明廣君  健康づくり課長      箕浦規師君

まちづくり課長      吉野賢司君  下水道課長        大森淳一君



水道課長         鵜飼俊彦君  地域協働課長兼      大竹 誠君

                    地域情報センター所長



総務課長         伊藤幸実君  教育委員会教育課長兼   鈴木慎也君

                    少年センター所長

     午前9時01分 開議



○議長(岩田一洋君) ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 会議録署名者の指名



○議長(岩田一洋君) 直ちに、お手元に配付いたしました議事日程の順序に従い、会議を進めます。

 日程第1、会議録署名者には、会議規則第81条の規定により、議長において

  3番  鈴木  貢さん

  21番  福田三千男さん

を指名いたします。

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△日程第2 一般質問



○議長(岩田一洋君) 日程第2、一般質問を行います。

 一般質問の運営については、議会運営委員会において御協議をいただきました結果、日程はきょう、あすと4日の3日間で、質問順序は個人の通告順により行っていただきます。質問時間については、答弁を含め1人1時間以内とすることに決した旨の報告を受けております。

 なお、質問、答弁とも簡潔・明瞭にお願いし、議事運営に御協力をいただきますようお願い申し上げます。

 直ちに一般質問を行います。

 1番、尾関健治さん。

     〔11番 尾関健治君 登壇〕

     (拍手)



◆11番(尾関健治君) 皆さん、おはようございます。

 議長さんのお許しをいただき、早速質問をさせていただきます。

 今回は、議長さんのお許しをいただきまして、効率的に質問を進めるために資料、そして写真を多目に提示させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 過日、草井小学校校下で江南市戦略計画(総合計画)の地域説明会が草井小学校の体育館で行われました。この体育館の正面横には草井小学校の校歌が掲載されていて、開催に当たり市長さんが校歌に一部触れられましたこともあり、その歌詞の内容が説明会終了後及び翌日に話題となった次第であります。市長さんや議場におられる伊神議員、大脇事務局長、川瀬課長さんにもおなじみの校歌であります。

 まずお尋ねをいたします。市内の小・中学校名で地域名が入っている学校は幾つあるのでしょうか。また、制定年月はいつごろでしょうかをあわせてお尋ねします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 校歌に含まれております地域名等につきまして調査をさせていただいた中では、小学校が3校、中学校が1校でございます。

 参考に申し上げますと、古知野西小学校は「となじま」、これは東野、上奈良、島宮をあらわすと思われます。布袋北小学校は「あきつの」、恐らくこれは旧秋津村の秋津を示していると思います。また、草井小学校は小杁、草井、鹿子島、また「斉つ村久野の四か字の」と、また「草井の四つの字々に」とございます。また、布袋中学校には「丹羽」ということで、これは丹羽郡の丹羽を示していると思われます。また、制定年月日につきましては、古いものでは草井小学校の大正8年1月、新しいものでは門弟山小学校の昭和60年2月でございます。大半が昭和30年代でございます。



◆11番(尾関健治君) ただいま答弁をいただきましたように、実は草井小学校の校歌には四つの地名がうたい込められております。調べてみますと、草井小学校創立の歴史は古く、明治5年に今のすいとぴあ江南の東方向にある草井天神社境内の地蔵堂内にあった山田天沢塾が小草鹿学校として創立しております。「小」は小杁の小ですね、「草」は草井の草、「鹿」は鹿子島の鹿の頭文字をとったものと思われます。そして明治7年には小杁文永寺内にあった平井諦道塾を加えて草井学校を創立したわけでありますが、現在の草井小学校のこれが始まりだと言われております。また、村久野地域には、現在あじさい祭りで有名な音楽寺内にあった竹林準堂塾が村雲学校として創立されております。この村雲学校と草井学校がその後幾多の変遷を経て、明治42年に草井村立草井尋常小学校として現在の箇所に創立され、そして10年後の大正8年に現在の場所への創立10周年を記念して、愛知県第一師範学校の先生により作詞・作曲されたものであります。

 このような設立の背景から、地域名が学校の校歌に色濃く残っておるのであります。

     〔資料呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)具体的には、「小杁 草井 鹿子島 斉つ村久野の四か字の 未来永劫栄ゆべき 力養う草井校」というのが1番であります。この歌詞の意味は、小杁、草井、鹿子島、そして神聖な村久野の四つのまちが今後いつまでも栄えるように勉強するのが草井小学校ですよという歌詞となっておるそうです。さらに第2番目には「あれ見よ 木曽の大川を 草井の四つの字々に 廉恥共同日進の 徳をつめよと流るなり」となっております。大変難しい字で、よく小学生がこんな難しい歌を歌っておったなと。私も歌ったんですが、今読んでしみじみこの意味の深さを感ずる次第でございます。意味は、木曽川の大河を見なさい、木曽川は草井小学校下の四つの町々の子供たちに、心清らかに、友達と力を合わせて、毎日徳を積みなさいとささやきながら流れておりますと。こういうのが2番であります。ささやきながら流れている、本当に木曽川の流れを見るたびに心が打たれ、先人の思いが込められております。

 実は、最初に申し上げました戦略会議の会場に小脇町と慈光堂町の方々が出席されておられ、わしらの地域の名前が入っておらんがやという不満を訴えられました。そして翌日私の家にもお越しになり、この校歌を現実に合った訂正はできないものかということを問われたわけであります。新しくできた小脇と慈光堂から通学する子供たちは、何らかの疎外感を感じているのではないでしょうか。子供は当然でありますが、その御父兄は校歌を歌う場に臨むたびに違和感を感じ、不愉快な思いをして、子供たちが、あるいは孫たちがかわいそうでならないと、このようなことをおっしゃいました。

 校歌から地名を削除することや新しくできた地域名を入れるなど、全校の子供たちや御父兄の方々からも親しまれるように校歌の改定はできないものでしょうか。学校に対して大きな力をお持ちの教育委員会の御見解をお聞かせください。



◎教育部長(三ツ口和男君) 校歌の制定につきましては、運動会、学習発表会、修学旅行、遠足などの実施と同じく、教育基本法を初めとする法律や、教育委員会が所管する事務の中で制定や実施を義務づけるものではございません。学校が地域性や歴史を考慮し、主体的につくり上げていくものと考えております。

 市内には100年を超える伝統のある学校もございます。校歌は在来の卒業生や地域の方々になれ親しみ、深く浸透していると認識しておりますが、ふぐあいがございましたら、同窓会や保護者会などと協議により、よりよいものに改めることは学校の裁量としてゆだねられているものと考えております。



◆11番(尾関健治君) よくわかりました。

 実は、私たちが覚えています草井小学校の校歌は1番から4番まであったのでありますが、現在は当時の2番はうたわれておりません。内容はこのようになっております。

     〔資料呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)読んでみます。「あれみよ 空に雲を縫う 各務原の飛行機を 元気旺盛昇天の のぞみ追へよと翔るなり」とうたわれております。これは飛行機に望みを託し、戦争が早く終わることを願った内容でありますが、時代にそぐわないという見地から現在はうたわれていないということでありますが、ただいま答弁がありましたように、教育基本法や教育委員会が所轄する事務ではないということであります。草井小学校には草井小学校学校後援会というしっかりとした組織もありますので、今回の質問を契機に、削除された歌詞の復活も加え、その時代の社会情勢に即した違和感や抵抗感のない校歌改定への勉強をしてみたいと思った次第であります。

 議場で小学校校歌に対してたくさんの時間をいただきまして本当にありがとうございます。せっかくですから、この議場で草井小学校の校歌が述べられることはまずないと思いますので、4番を紹介させていただきます。「朝日の国の松さくら 桜のにおい 松のいろ 優雅豪壮それぞれに 心けだかく生い立てよ」となっております。非常に難しい言葉がいっぱいあるんですが、大変辞書を引いても出てこない難しい字が書いてあります。意味は、日本の国を代表するのは松と桜である。桜は優雅に香り、海岸に生える松は豪壮であるように、児童一人ひとりが個性を伸ばして、心気高い立派な人に成長しなさいという意味であります。

 教育の現場には昨今多くの問題を抱えていますが、この草井小学校校歌には学舎の原点があるように思います。校歌は、その学校で過ごした子供たちの一生の宝であります。長時間、草井小学校の校歌について時間をいただきましてありがとうございました。

 2番目の項目に移ります。

 この写真を見てください。

     〔資料呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)粗っぽいんですが、図面をちょっとかいてみました。これは実はもうすぐ桜の咲く堤防ですね、ここに固まるようにあって、ここにフラワーパークがあります。そしてフラワーパークの正門から東方向、鹿子島方向へずうっと坂があるんですが、ここにぱっと出っ張りがありまして、地域では非常に危ない危ないという危険なカーブのところでありますが、今までこの宮田用水周辺はいっぱい樹木があったんですが、今は全部取ってしまいました。

     〔写真呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)実はこのカーブの中央にはクロガネモチの大木があって、大きな大木がありまして、現在この大木は切ってしまって、こんな大きな株が残っております。直径50センチありました。これが残ったんですね。これは正面にあったクロガネモチですね。これを伐採しました。この出っ張りの三角、なぜこのように危ない道路にしてしまったか、当局の御見解をお聞かせください。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 議員のお尋ねの箇所の道路につきましては、フラワーパーク江南を整備するとき、地元の要望もありまして、公園の中を通っておりました猿尾堤のつけかえ道路といたしまして国土交通省が整備された道路でございます。その道路を計画する際、公園の駐車場の出入り口の高さなどから道路勾配は5%となり、少し急な勾配の坂道となっております。そのため、坂の端部、おり際のところである部分の通行の安全性を確保するために、道路を少し蛇行させることによりまして車両が減速するように計画されて、現在そのような形態になっているものでございます。



◆11番(尾関健治君) なぜこのような形態になっているかがよくわかりました。思いも寄らない御配慮で、目からうろこが落ちたような感じでございます。改めてびっくりしました。邪魔をつくるとスピードを落とすということだそうです。正面には大きな木も植えられてありました。

 先ほど言いましたように、急カーブを直線にしていただきたいという素朴な要望は強く、スピード対策であれば、道路にでこぼこをつけて運転者等に注意を喚起させる方法があると思いますが、この方法に対する御見解をお聞かせください。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 議員のおっしゃる道路面に凹凸を受ける方法は、スピードハンプと呼ばれる方法でございます。これはゴムやアスファルトでできたかまぼこ型などの突起物を道路面に設置いたしまして、走行中の自動車のスピードを減速させるためのものでございます。長い直線道路とか出入り口、交差点などの一たん停止を施すような位置に設置されるもの、いわゆる一般的には市街地の中の平面的なそういうところに設置されるものでございます。

 そのスピードハンプも、車のスピードを減速させるには有効でありますが、その反面、騒音が発生するとか、スピードを抑え切れないときに車高の低い車は底を打ってしまうとか、そういうおそれがございます。また、バイクや自転車の運転手がスピードハンプに気がつかず転倒する危険もあり、さらには運転者がスピードハンプに気をとられ、かえって周りの注意すべき歩行者などに目が行かなくなることもございます。実際に思ったより車に伝わる振動が大きくて、徐行運転をしないと車が弾みまして、特に同乗している子供さんや高齢者の方にとってはかなりの衝撃となるものでございます。

 議員が御指摘の市道においてこの方法で対応することは、現状がスピードの出る坂道であることでございますので、適切でないと考えております。



◆11番(尾関健治君) この箇所は宮田導水路の工事が行われておって、今月の末に完成と聞いております。早急に対策をお願いする次第ですが、実はこのクロガネモチが茂っていた三角地は国の土地であります。江南市が国から占有許可を得て管理している土地であります。宮田導水路改修工事後には、農水省と江南市が進める上部利用の関係で、いや応なしでも調整が必要な箇所であります。どのような生かし方があるのか、当局の英知と地域からの提案を期待して、次に移ります。

 雑草等の除去について措置を講ずるよう期限を付して通知するという現在当局の手順があるんですが、この雑草については、過去、私を含め多くの議員が質問しておりますし、特に去年の12月一般質問では今井議員が非常に多方向にわたって質問をしておられます。

 耕作放棄農地の草生えについて地域から苦情があった場合、当局は江南市空き地等の雑草の除去に関する条例に基づいて、土地の所有者に対してこのような文書で注意を喚起しております。

 実は条例では帳票が決まっておるわけですが、こういう帳票で注意しなさいと。ところが、実際の当局の現場では、いろんな様式、方法で注意をされております。今回はこの様式のことを言うわけではありませんが、実際、要望とか苦情が来た場合、どのような内容のもので注意されるかをお尋ねいたします。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 文書の内容につきましては、雑草等の除去を指導するとともに、現地確認により、雑草が繁茂しているところであればJA愛知北江南支店及びシルバー人材センターを紹介し、また雑木が多く繁茂しているところであれば、シルバー人材センターを紹介させていただいておるところでございます。



◆11番(尾関健治君) シルバー人材センターとJA愛知北江南支店では雑草の除去に対する内容が異なっており、JA愛知北江南支店の作業方法は、農地の隅や道路沿い、また樹木の周辺等は残されたままでよしとしております。

     〔写真呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)これは私の地域のある一部の写真であります。今は冬ですので木は葉がありませんが、夏にはいっぱい茂って、すぐ前は喫茶店でありまして非常にこの木で困っておるわけでありますが、実はこれは数年前から地域の苦情で取ってほしいというわけですが、これは実は農協さんが対応していて、農協は木は切らんでもよろしいということで、どんどん大きくなってしまいました。

 そしてこの写真は、刈られておるんですが、真ん中はきれいに刈っておるんですけど、道路の縁はずうっときれいに残っております。アップにしますとこんな感じです。これは、これでいいということだそうです。道路を通る方も雨降りなんかはさわって非常に嫌らしいと、何できちんとやらんのやということですが、農協はこれでいいということのようであります。シルバー人材センターへ出すと、かまで刈ってきれいにするそうです。

 今私が見せたこの樹木の下、いっぱいこのぐらいの草が生い茂っている。それで、樹木もどんどんと大きくなっておりますね。これをもしシルバーへ出しておったらきれいになっておるはずですが、なぜこのようなことか起きるのか、当局の御見解をお聞かせください。



◎生活産業部長(奥村哲司君) シルバー人材センターでは草刈り機により農地全体の雑草が刈り取られ、JA愛知北江南支店にお願いをしますと、トラクターにより雑草を土に突き込む方法で行い、道路際や土地の角の雑草は申し込み者での処理をお願いしているとのことでございました。議員御指摘の農地の角や道路際に残る雑草の除去につきましては、JA愛知北江南支店と作業の内容について調整を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆11番(尾関健治君) 私は民間企業現役当時には、一番大切なことは顧客満足ということを常にたたき込まれてきたものです。現在のJA方式は、安かろう悪かろうの世界であるように市民の目には映ります。よく市長さんが「市民が主役」との言葉を使われますが、市民満足度の見地から、雑草・雑木などの対応は小さいことかもしれませんが、競争原理をも取り入れるなどして、この分野にもさらなる改善をお願いいたしまして、次に移ります。

 フラワーパーク江南周辺を散歩していますと、いろいろなことが聞かれます。国交省には、公園外の周辺の整備にはたくさんの事業をしていただき、感謝し、私もうれしく思う次第ですが、一方、公園内に入りますと、国営公園としての制約が多いのか、なかなか思うように通じないところがあり、2点ほど質問をさせていただきます。

     〔写真呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)今度は白黒の写真でございます。ここに怪しいお父さんがポーズをとっておるんですが、実はこれは私でございます。これは屋上から車いすに乗ってこの周辺を見ようとしておる写真であります。実際に体験をしてきました。

 フラワーパークの屋上には、四方にずうっとネットが張ってあります。当初はなかったんですが、なぜか途中からネットが設置されましたね。屋上から見ると、このようにぴちっとネットが張られてしまって周辺は見ることができません、車いすでは。公園のパンフレットにはこう書いてあるんですね。「屋上庭園では四季折々の花が咲くフラワーガーデンを含め五つのガーデンを楽しめます。伊吹山を初めとする周辺の山々や木曽川の流れなど景色もお楽しみいただけます」と書いてあります。ところが、車いすの方にはお楽しみはできません。私も見てまいりました。なぜこのようにネットを張ってしまったか、その内容をわかる限りお聞かせください。



◎都市整備部長(暮石浩章君) フラワーパーク江南のある木曽川沿いは、強い風が吹くことが多うございまして、特にクリスタルフラワーの屋上は現在でも強風で何度か閉鎖されているという状況でございます。国に確認をいたしましたところ、この強風への安全対策としてネットが張られており、一部を広げますと風がそこに集中して問題があるということでございました。車いすを利用している方には2階の部屋からガラス越しに風景を観賞していただきたいということでございましたので、よろしくお願いしたいと思います。



◆11番(尾関健治君) 一部のネットをオープンするのは、いとも簡単にこの問題は解決できるなと思ったんですが、国の見解だそうでございます。2階からで我慢してくださいとは、残念な回答であります。屋上には風が流れ、季節の香りも肌で感じられ、大自然の息吹に触れることができる人間と自然の接点の場所であります。昨今、デイサービスの車も多く来園されますので、当然車いすの方も多くなります。さらなる対応を要望させていただきます。

 2点目に移ります。

 フラワーパーク江南沿いの遊歩道・サイクリングロードには散策者の姿が絶えることなく、特に早朝や夕暮れの時間帯には実に多くの方々が散歩を楽しんでおられますが、散策者の一番の恐怖は異口同音、トイレ対策であります。トイレが少な過ぎるということであります。日の出前や日没後には、実はやむを得ず公園西側のトイレ、西側に立派なトイレがあります。多くの方が使用されておられます。特に女性の方が多いように見受けられます。ある女性の利用者は、閉園後、消灯されてしまいますので、トイレの中は真っ暗になり、手探りで用を足すものの、恐怖感でいっぱいですと訴えておられました。夜間の点灯の配慮と安全対策は何かできないものでしょうか、お尋ねをいたします。



◎都市整備部長(暮石浩章君) フラワーパーク江南の開園時間でございますが、3月1日から11月30日までは午前9時半より午後5時まで、12月1日から2月末までは午前9時半より午後4時までと国によって決められております。国営木曽三川公園は、防犯上、開園時間以外は基本的に立入禁止になっており、閉園時は園内に入る園路を移動さくでとめ、閉園である旨の表示を行っております。そのため、閉園時のトイレの使用や照明の点灯は難しいと思いますが、そのような要望があることは国に伝えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



◆11番(尾関健治君) この件もさらなる改善を要望させていただきまして、次に移ります。

 江南短期大学の一部で住宅造成工事が始まりました。江南市にとっては、開発による税収入の増加や地域の活性化にもつながり、江南市戦略計画にもいう江南市の都市の姿「豊かで暮らしやすい生活都市」にも貢献できて喜ばしい一方、工事による重量のある車両が行き来し始めました。周辺道路は簡易舗装の箇所もあり、道路に対する負荷も大きいと思われます。

 写真をごらんください。写真を撮ってきました。

     〔写真呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)この周辺は田んぼです。簡易舗装のところもありますが、今、鉄板を敷いて、そこを重量のある車が通っております。

 これも同じでありますが、厚生病院の裏ですね、ここに鉄板を敷いて、田んぼ道なんか通れませんので、仮歩道として業者が鉄板を敷いて通っておるようであります。

 事業の完了後において、開発業者に舗装修理を含め周辺の整備をさせるべきと思いますが、どのような計画になっているでしょうか、お尋ねをいたします。



◎都市整備部長(暮石浩章君) この開発行為につきましては、協議をいろいろ行っておりまして、この開発区域外の側溝、舗装等の道路整備につきましては開発業者より工事施工承認申請が提出されております。それで業者の負担のおいて整備する計画になってございます。

 具体的には、江南短大の西側のところにあります現状3.5メートルの道路につきましては、寄附によりまして短大側に3メーター広げることによりまして、6.5メーターの道路として側溝、舗装の整備もなされます。開発区域から西側へ抜ける4メーターの道路につきましても、擁壁、側溝、舗装の整備がなされまして、またそれ以外でも、工事車両が通行したことが原因で必要となる道路の修理につきましては開発業者の責任において原状復旧する協議を済んでおりますので、よろしくお願いいたします。



◆11番(尾関健治君) この写真は、般若川にかかる簡易の橋であります。

     〔写真呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)地域の土地改良が耕運機を通す程度のコンクリート板を敷いた簡易的な橋だそうでございます。ここに10トンを超す工事用の車が通った場合、強度的に問題はないか、お尋ねをいたします。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 工事車両の通行経路につきましては、周辺の交通規制及び最短の経路であることを考慮いたしまして、橋を通行する経路で計画されておりまして、地元に御説明もいたしまして、沿線の方々にも御了解をいただいております。

 橋を通行することにつきましては、橋の安全性が損なわれることがないよう敷き鉄板とパイプ手法による補強が施されておりますが、第三者機関による工事車両の通行前後における検査確認を行うように指導いたしまして、何らかの影響が生じた場合は開発業者の責任において復旧する覚書も取り交わしております。また、工事期間中の橋の日常管理を徹底するとともに、般若川の出水期までには工事を終えることを確約させております。



◆11番(尾関健治君) ありがとうございました。

 この住宅開発の排水は般若川に放出させるしか方法はないと思われますが、般若川の排水能力は現在余裕のない状況にあると聞いております。そのような状況で問題はないか、お尋ねをいたします。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 議員が言われますように、この住宅開発によります排水は般若川へ流す計画となっております。そのため、江南市雨水流出抑制規制基準に基づき、雨水浸透ますを設置することによりまして流出抑制対策が図られ、般若川への負担を軽減いたしております。

 具体的には、宅地の部分に対しましては内径500ミリメートルの雨水浸透ますを702基、公園の部分に対しましては内径600ミリメートルの雨水浸透ますを14基設置する計画であり、この雨水対策の能力を超える雨水の量だけが般若川へ流出することになります。また、流出経路につきましても、宅地件数77軒のうち、おおむね6割の区域の排水は4メーターの道路を通って流出し、残りの4割の区域の排水は短大西側の6.5メートルに拡幅した道路を通って流出するという、2経路に分けて計画しまして般若川への負担を軽減いたしております。



◆11番(尾関健治君) 当然人口もふえ、子供さんもふえると思いますが、学校の受け入れ体制はどのようになっておるでしょうか、お尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 現在開発が行われております高屋町大松原地区は、小学校が古知野東小学校、中学校が古知野中学校の通学区域となっております。大松原地区には江南厚生病院と愛知江南短大以外に7世帯がございまして、そのうち現在1世帯が北部中学校、あと1世帯が古知野小学校に、それぞれ指定校の変更の承諾を受け、通学をしているのが現在でございます。また、この地域から古知野東小学校、また古知野中学校へ通学をしたという事例はございませんでした。

 現在開発を予定しております戸数は77戸で、旧昭和病院跡地の開発戸数と合わせまして146戸となります。そうした中、マーメイドタウン江南で137戸が開発された事例を参考にいたしまして、古知野東小学校において平成24年度と平成27年度に教室の不足が生じる見込みでございます。また、当該地区は、古知野中学校と比べまして北部中学校への通学路が極めて短くなる、生徒の交通事故や事件に対する安全性を考慮する大きな要因と考えております。

 これらのことから、江南厚生病院を除く高屋町大松原地区77戸と既存世帯の7戸を含めた地区の通学区域につきましては、開発されます77戸の受け入れにあわせまして、古知野北小学校、また北部中学校に変更し、平成23年2月24日に開催いたしました教育委員会定例会にて、江南市立小・中学校の通学区域の一部改正についての議決をいただいたところでございます。どうぞよろしくお願いします。



◆11番(尾関健治君) ありがとうございました。

 次に移ります。

 過日、2月1日の中日新聞で、岩倉市の五条川のソメイヨシノの老化が進み、対策が必要と大きく報道され、この記事をお読みになった方も多いと思います。「桜並木の8割に衰え」という見出しでもって写真入りで大きく報道されております。

 私が注目したことは、保存会がみずから調査し、汗を流し、樹木医を招いて保存の方法のフォーラムの開催を計画しているという積極的な地域の態度であります。

 岩倉市の五条川は、財団法人日本さくらの会が名所100選に選んでおることは御存じと思います。一方、我が江南市の北部、木曽川堤防桜並木は格が違う国の天然記念物でありますが、保存・蘇生による活動は鈍く、私は危機感を持っておる次第でございます。

 まず、天然記念物の指定になった経緯についてお尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 木曽川堤は、一宮市北方町から江南市草井町までの約9キロにわたる木曽川の堤防上に植栽された桜とその堤防のことをいいます。堤防は、お囲い堤と呼ばれ、徳川家康の命を受け、1608年から1609年の2年間で完成をいたしました。この堤防に桜が植栽されたのは明治18年でございます。その後幾度かの植栽が始まり、徐々に桜並木としての景観が整えられ、開花時の景観と植樹された樹種の貴重さから、昭和2年に国の名勝及び天然記念物に指定されたものでございます。



◆11番(尾関健治君) 今の答弁で、その後幾度から成る植栽が始まり、徐々に桜並木としての景観が整えられたというところがありましたが、私が調べたところによりますと、堤防工事で著しく桜が伐採されたことがわかってきました。天然記念物の木曽川堤防の桜並木の見事さは私の脳裏からまだ消えておりません。昭和34年9月の伊勢湾台風で一部の大木が倒れましたが、昭和40年代に何と愛知県により伐採が進み、ほとんど姿を消してしまったと言われております。

 ここに一部の資料が残されております。

     〔資料呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)これは、旧草井村の村長 岩井重治氏が江南市文化財保護委員長名で、当時の愛知県の知事、桑原幹根知事と愛知県の常川一夫教育長あてに「木曽川堤桜伐採についてのお尋ね」というタイトルで書面を提出されております。

 一部読ませていただきます。「愛知県知事 桑原幹根殿。木曽川堤桜伐採についてのお尋ね。近年産業構造の近代化に伴い全国的に国土開発、土地造成改修工事が進められ、国土発展に躍進の一途をたどっていることはまことに喜ばしく、その成果を大いに期待しています。しかし、そのために幾多の重要文化財が無残にも破壊され、貴重な資料が消滅する現状を見るとき、まことに遺憾にたえません。御承知のとおり木曽川堤の桜は江南市から一宮市にわたり樹齢七、八十年を経た桜並木が延々4粁の長堤一帯にえん然花のトンネルをなし、遠近の雅客を呼ぶ好景は実に壮観言語に絶する勝景で、過去幾たびか堤防の改修工事がありましたが、その都度、桜の補植をなし、明治40年には蘇堤桜保勝会が結成され、昭和2年8月内務省より名勝及び天然記念物として指定され今日に至った貴重な文化財であります。この由緒深い天然記念物を永久に保存し後世に伝えてこそ現時点における市民の責務と痛感いたします。しかるに、江南市地域のみ市民の承知しない間に簡単に伐採せられ、唖然として納得できず甚だ残念に存じます。県御当局におかれましては、国に対し天然記念物木曽川堤の伐採について正式手続の上御処置いただいておりますが、この辺の事情承りたく失礼をも省みずあえてここにお尋ねする次第でございます」、このような内容で地域の方が県に質問状を出しております。

 この質問状に対する県がとったてんまつ、どのような国は手を打ったか、お聞かせをください。



◎教育部長(三ツ口和男君) 議員御指摘の木曽川堤桜伐採につきましては、昭和43年に施行された木曽川護岸工事であり、愛知県教育委員会から施行主である建設省木曽川工事事務所(現在の国土交通省)に江南市域で行われた伐採についての照会が行われておりますが、この照会に係る回答が残されていないため、詳細は不明となっております。

 なお、江南市の古木が一宮市と比較して少ないことは、この工事による伐採が影響している可能性は考えられます。また、指定時の桜はヒガンザクラ、シダレザクラ、ヤマザクラを中心とした樹種でありましたが、最近はソメイヨシノが多く植樹されておるというところでごす。



◆11番(尾関健治君) 非常に県も、ある程度時間が経過したからと思いますが、どうなったかわからないということだそうであります。

 ただいま答弁をいただいた江南市内の578本のうち、今、古木となっているソメイヨシノは堤防の南側に戦後植えられたものであります。地域の先輩から聞き及んでいるところによれば、昭和22年、村久野町の青山何がし氏が88歳の米寿の記念に88本のソメイヨシノの苗の寄贈があり、当時の草井村の区長さんを中心に補植したとのことを聞いております。これも先ほど最初に言いました岩倉市の五条川と同年代に植えられたものでありますし、老化が目立つようになっております。

 日本古来の桜の景観を取り戻すため、江南市や愛知県教育委員会はどのように今後取り組むのでしょうか、お尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 年々桜並木の景観が、少しずつではありますが、失われつつあることに対して、その再生を要望する声が市民から寄せられております。本市におきましても、国の名勝及び天然記念物に指定されている木曽川堤桜の管理・保存に直接かかわることにより、桜への愛着と文化財保護への理解を深めていただくことを目的に、平成21年度に木曽川沿いにあります三つの小学校の児童に桜の樹種名や桜に対する思いを記載したプレートの作成をお願いし、桜に設置したところでございます。

 また、木曽川堤の管理団体であります愛知県教育委員会では、文化庁の指導を受け、有識者と関係機関による木曽川堤保存管理検討委員会を設置して、調査の内容や方法並びに今後の保存・管理の方法について国土交通省、愛知県教育委員会、一宮市、江南市で検討を行い、平成20年度と平成21年度の2ヵ年にわたり木曽川堤の樹勢調査を実施し、調査報告書が平成22年3月にでき上がりました。

 今後は調査結果をもとに、地元住民の理解を得ながら、たゆまぬ先人の努力で100年以上にわたり維持されてきた木曽川堤の管理団体であります愛知県教育委員会や文化庁、国土交通省、一宮市、一宮建設事務所など関係機関との連携を深めて、保存・管理計画を整備してまいりたいと考えております。



◆11番(尾関健治君) 日本人は桜が大好きであります。100年以上にわたり木曽川堤防の桜を育て、桜を愛してきた先人の努力に報いるため、会議を開催したり台帳の整備も結構ですが、早く行動を起こしていただけることを切望いたしまして、最後の項目に移らせていただきます。

 この写真を見てください。

     〔写真呈示〕



◆11番(尾関健治君) (続)これはちょっとアラビアの砂漠のようですが、実はこれはすいとぴあ江南の野外ステージの前の芝生であります。もう今は枯れてしまってこう見えるんですが、実はこのステージ前の芝生広場の前と横側、ここは芝が完全になくなって、雨が降るたびに砂がいっぱいざーっと流れ落ちまして、この上るところの周辺にいっぱい砂がたまっております。それで、東側は側溝ですので、側溝へどんどんどんどんこの砂が流れ落ちるんですね。この砂も補充しておるようでありますが、やはり芝生対策をとらないと、雨が降るたびにどんどん砂が下へ落ち込みまして、いろんな浪費とか、実は景観上も非常に砂が浮き出まして見苦しい。

 これは構造的な、中央を高くしてステージを見やすくしておる関係で、みんな水がざーっと流れていきますね。そこを散歩される方がしょっちゅう通っておるんですね。そういった踏み固めによる背景もあると思うんですが、これからいよいよ春を迎えて芝生の美しい季節になるわけでありますが、何とか対策が必要でなかろうかと思う次第でありますが、当件について当局の御見解をお尋ねいたします。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 議員おっしゃいますように、野外ステージの芝生広場には傾斜がございまして、ステージ周辺など、芝がない部分の土が雨が降りますと流れまして、側溝や排水ますに落ち込んで堆積しているものと思われます。その対策といたしましては、芝の部分の補修や土の流出を防止するための土どめなどが考えられますが、指定管理者とよく協議しながら今後の方策を検討してまいりたいと考えております。



◆11番(尾関健治君) ありがとうございました。以上で私の一般質問を終わります。

     (拍手)



○議長(岩田一洋君) 2番、古田みちよさん。

     〔2番 古田みちよ君 登壇〕

     (拍手)



◆2番(古田みちよ君) それでは、議長さんのお許しをいただきました。通告に従いまして一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 まず、2月に起きましたニュージーランドでの地震での被害の大きさに大変驚きを感じております。そして日本の富山外国語専門学校の皆さんの御無事をお祈りするとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 まず最初に、図書館における電子書籍の提供サービスについてお尋ねをいたします。

 近年、国民の活字離れが指摘される中、電子書籍の普及が注目をされております。話題のiPadなどの登場を受けて、今後の国民のニーズが飛躍的に高まると予想されております。

 そうした中で、東京の千代田区立図書館では、いち早くこの電子書籍の存在に着目をし、館内のスペースの問題や利用者サービスの向上を図るため、平成19年11月からインターネットを使って図書を貸し出すというウエブ図書館をスタートさせました。国内の公立図書館としては初の試みで、開始以来、大変多くの注目を集めております。

 電子書籍とは、書籍や出版物の情報をデジタル化し、印刷のかわりにパソコンなどの情報端末機器のディスプレー上で閲覧可能とした情報内容の総称であります。一般的にはイーブック、また電子図書、電子ブックとも呼ばれております。利用者はインターネットを活用し、電子書籍の貸し出し・返却を行うことができます。つまり、インターネットに接続をしているパソコンであれば24時間365日いつでも貸し出し・返却ができるため、わざわざ図書館に出向く必要がないものでございます。また、このサービスでは現在の図書館の建物を増築する必要がなく、利用者の方に図書の提供ができ、蔵書スペース不足の解消を図ることができます。

 ただいま紹介をいたしました東京千代田区の区立の図書館以外に、このサービスを導入している公立図書館は全国でほかにもありますでしょうか、お尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 現在把握しておりますところで申し上げますと、千代田区立図書館以外には、大阪府の堺市立図書館が平成23年1月8日から電子書籍の提供サービスを開始しておるということでございます。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。

 それでは、この千代田区立の図書館、堺市立の図書館での電子書籍数、また導入などに係る費用等はどのような状況でしょうか、お尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 提供できる電子書籍数につきましては、千代田区立図書館が約4,700タイトル、堺市立図書館が専門書を中心に約1,100タイトルでございます。貸し出し期間につきましてはいずれも2週間で、貸し出し期日が過ぎますと自動的に閲覧できなくなるシステムでございます。

 また、経費につきましては、千代田区立図書館のシステムで申し上げますと、初期設定費用が約500万円、年間のシステム関連費用は約190万円、電子書籍の購入費用は紙の約3倍程度ということでございます。次に堺市立図書館のシステムで申し上げますと、初期設定費用は約100万円、年間のシステム管理費用は約60万円、電子書籍の購入費用は紙の約1.2倍程度と聞いております。

 なお、現在のところ両図書館におきましてもウインドウズ仕様のパソコンでの対応であり、まだiPadなどのタブレット端末に対応はしていないということでございます。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。

 この電子書籍の提供サービスを始めた場合、メリット・デメリットはどのようにお考えでしょうか、お尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) メリット・デメリットということでございますが、まずメリットにつきましては、館内スペース不足の解消や24時間のサービス提供が可能となります。また、図書のデータで保存していることから、図書の破損、紛失、盗難や貸し出し期日の延滞などのおそれがなく、自宅にいながらサービスを受けられることや画面上で文字の大きさを自由に変えられることから、高齢者や身体に障害のある方にも配慮されたサービスの提供と言えます。

 次にデメリットでございますが、利用者の方にパソコンなどの情報端末機器を用意していただく必要がございます。また、機器を起動し操作する必要がございますので、なかなか気軽に読めないというようなことの問題点も残っておるということでございます。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。高齢者や身体障害者の方、また今はパソコンが本当に普及しておりますので、デメリットよりメリットの方が高いのではないかと実感をいたしました。

 新図書館の建設につきましては市民の要望が大変高いところではございますが、今回私が提案させていただきます電子書籍の提供サービスは、箱物を建設することなく利用者の利便性が図れるサービスの一つでございます。江南市でも電子書籍提供サービスの導入につきましてぜひ前向きに検討していただきたいと考えておりますが、いかがお考えでしょうか、お聞かせ願います。



◎教育部長(三ツ口和男君) 電子書籍提供サービスの導入につきましては、最近、iPadなどのタブレット端末が急速に普及してきており、将来的には図書館におきましても電子書籍での提供サービスの検討は必要であると考えております。

 その一方、現在のところ公立図書館における電子書籍提供サービスにつきましては、まだまだ出版社や著作権上の問題、提供できる書籍が限定されており、また全国的にもこのシステムを提供できる業者やこのシステムを実際に導入している公立図書館は少のうございます。そうした中、電子書籍に関する情報収集に努めるとともに、全国的な導入状況を踏まえながら調査と研究をしてまいりたいというふうに考えております。



◆2番(古田みちよ君) しっかり調査・研究していただくとともに、このシステムを導入すれば、施設の建設や改修の必要がなく、現施設での利用サービスの向上が図れることから、江南市におきましても早期導入に向けて検討していただきますよう切にお願いを申し上げます。

 それでは2問目の、新体育館の建設についてお尋ねをいたします。

 市内小・中学校の体育館につきましては、今年度、北部中学校に建設をされました。太陽光発電もついております。大変喜ばれております。そして来年度は、市長さんの大変な御努力もありまして、古知野中学校にも大変すばらしい体育館が建設をされます。

 そうした中、子供たちの環境は大変整ってきておりますが、一方では、市民全体からすると利用率が大変高い現在の市民体育会館は昭和44年に建設をされ、41年が経過しようとしております。相当老朽化が進んでいることは皆さん御存じのところでございます。

 そこで、市民要望の大変高い新しい市民体育館の建設につきまして、市長また当局はどのようにお考えでしょうか、お尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) ただいまの議員の御意見のとおり、市民体育館は昭和44年建築であります。過去にも何度か施設を改修し、現在に至っております。老朽化していることは事実でございます。市全体の中で改修や建てかえが必要な施設もほかにございますので、市全体の中で施設建設計画を立て、議会や市民の皆様とも協議しながら今後進めてまいりたいと考えております。お願いします。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。議会にも相談があるようでございます。実行計画をまず立てていただくよう強く要望いたしますので、よろしくお願いをいたします。

 3番目に、江南駅前交番の設置についてお尋ねをいたします。

 平成16年3月の定例会におきまして、江南駅前交番の必要性をお願いしたところでございます。実は先日、市民の方から電話がありまして、江南駅を利用したところ、携帯が落ちておりました。交番が見つからなく、喫茶店の店員さんに聞いたところ、とても遠いとのこと。どこへ行っても駅の近くに交番があるものなのに、江南駅の近くはないですね。治安の意味からも江南駅前に交番を早期に設置してほしいとの市民の声が私の方にも届いております。皆さん、議員さんのところにも届いていると思います。ぜひ早期設置についてお願いしたいと思いますが、市当局はどのようにお考えでおられますでしょうか。また、どのような推進状況でありますでしょうか、お尋ねをいたします。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 江南駅前の交番につきましては、現在その設置に向けて県警察本部と江南警察署で検討していただいておる状況でございますので、よろしくお願いいたします。



◆2番(古田みちよ君) 一日も早く設置を望んでおりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

 次に、障害者の相談支援体制の確立についてお尋ねをいたします。

 平成23年12月10日に、障害者制度改革推進本部等における検討を踏まえ、障害者保健福祉施策を見直すまでの間において、障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律が公布され、施行日は一部を除いて平成24年4月1日からであります。必要な政省令等については今後内容を検討するとされておりますが、その中で相談支援の充実がうたわれております。

 そこでお尋ねをいたします。江南市における相談業務として、市内では江南市社会福祉協議会へ地域福祉サービスセンター事業として補助をされておりますが、相談内容等が大変複雑・多様化する中での相談業務ということで、事務量が大変多くなっていると思われます。地域福祉サービスセンターでの現在の相談件数と、また現状についてお尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 現在、江南市社会福祉協議会で行っております地域福祉サービスセンターでは、障害者等が必要なときに必要な福祉サービスが受けられるよう各種の相談を受け、支援を実施いたしております。同センターでは職員2名、そのうち1名は他の業務と兼務という職員配置状況でございます。現在、地域福祉サービスセンターでは、相談等を受け支援している方は134人で、平成22年4月から平成23年1月末までで訪問が延べ620人、地域福祉サービスセンターでの来所相談が延べ63人、電話での相談が延べ635人、合計で延べ1,318人という状況となっております。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。

 次に、現在、高齢者の相談支援体制としては、市内を3ヵ所に分けておりまして、3ヵ所の地域包括支援センターが市からの委託を受け設置されております。各事業所には社会福祉士、そして保健師、主任マネジャーなどの専門職員が配置をされ、専門職員を中心に3事業所が連携を図りながら包括運営協議会を設置し、相談支援体制を構築しているのが現状であります。一方、障害の方の相談内容が、世帯の中で複数の支援が必要となるケースや生活保護などをせざるを得ないケースなど、複雑・多様化しているのが現状でございます。市内に地域福祉サービスセンター1ヵ所のみで体制が十分と言えるのでしょうか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 現在、市の福祉課の窓口等で相談があった場合ですけれども、状況に応じて地域福祉サービスセンターへ情報を提供して訪問等の支援をお願いしております。また、地域福祉サービスセンターにおいても新規のケースや継続的な支援が必要なケースなどを受け持っておりまして、訪問や相談、福祉サービスの調整など多岐にわたる支援を行っております。今後、市内全域をこの地域福祉サービスセンター1ヵ所で対応できるかどうかにつきましては、関係機関とも協議し、検討していきたいと考えているところでございます。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。

 そこでお伺いいたしますが、今回公布された法律において、平成24年以降の相談支援体制の強化として、地域における相談体制の強化を図るため、中心となる基幹相談支援センターの設置や、また自立支援協議会の法律上の位置づけ、そして地域移行や地域密着についての相談支援の充実などが上げられております。相談支援事業の委託を含め、市として今後どのような取り組みを考えていかれるのか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 今回公布されました法律の詳細につきましては、これから政省令等が公布されてきますので、その内容を踏まえながら、市内の関係団体への相談支援事業の委託や基幹相談支援センターの設置を検討し、また障害者福祉に係る関係機関が情報を共有し、地域の問題解決に向け協議を行うための自立支援協議会の適切な運営など、障害者に対する相談支援体制の充実に取り組んでまいりたいと考えております。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。平成23年度は、平成24年度からの次期の障害者計画策定など、大切な年度になると思います。法律の改正を踏まえながら、相談体制の充実を含め、江南市が障害のある方にとってよりよい暮らしのできる地域になっていくよう適切な取り組みを切にお願いするものでございます。

 次に、高齢者の肺炎球菌ワクチンの減免についてお尋ねをいたします。

 昨年6月でも一般質問をいたしました。肺炎を起こす原因菌の中でも肺炎球菌によるものが最も多く、成人肺炎の25%から40%を含め、特に高齢者や基礎疾患を有する人たちには重篤化が問題になってきております。そうしたことから、江南市でも平成23年度から、75歳以上の高齢者に対し、肺炎球菌ワクチン接種に対する助成制度を実施していただけるということで大変喜んでおりますが、最初に助成制度の内容についてお尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 助成対象者は、75歳以上の方及び、60歳から75歳未満で心臓、腎臓、呼吸器に障害があり、日常生活行動が極度に制限される方で、身体障害者手帳1級の所持者を考えております。助成額は接種費用の2分の1程度の4,000円で、接種後少なくとも5年間は効果が持続するとされていることから、現状では生涯1回のみの助成と考えているところでございます。なお、実施時期は、4月、5月を周知期間といたしまして、助成開始につきましては6月1日を予定しております。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。

 同じ任意接種予防でも、1月から助成制度を始めていただいております子供に対する子宮頸がん、またヒブ・肺炎球菌ワクチンは、低所得者の減免制度があったと思いますが、特に収入の少ない高齢者については接種を受けやすい環境整備を図る観点からも免除が必要と考えておりますが、その点いかがお考えでしょうか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 高齢者肺炎球菌ワクチンにつきましても、市民税非課税世帯等に属する方については、近隣市町の動向も踏まえ、全額助成を検討していきたいと考えております。また、尾北医師会管内の江南市、犬山市、扶桑町、大口町の医療機関の広域でも接種ができるよう尾北医師会にお願いをしてまいりたいと思っているところでございます。



◆2番(古田みちよ君) よろしくお願いをいたします。

 次に、救急キットと高齢者の地域見守りネットワークについてお尋ねをいたします。

 昨年は、高齢社会を迎えている現代の日本を象徴するようなショッキングな事件が世の中を震撼させました。いわゆる「消えた高齢者」と言われるもので、東京足立区の111歳を皮切りに調査を進めていくと、本来祝福されるはずの数多くの100歳以上の人々が行方不明になっている事実が次々と判明し、公的記録上は生存しているにもかかわらず、生死や所在地がわからないといった状況は、それらの人々の年金を遺族が長年にわたって不正受給していた事例もあり、長寿社会日本の思わぬ落とし穴として人々に衝撃を与えました。人間関係の砂漠化というか液状化というか、「無縁社会」などと評されるように、ともかく凍りつくような寒々とした心象風景であります。仏教の「縁起論」が教えているように、人間同士、あるいは人間と環境は結縁から成り立っている私たちの日常生活の仕組みの脆弱さを痛感させる文字どおりの事件でございました。

 家族や地域とのつながりが薄く、社会の孤立感が深まる中で、先行きを悲観する若い世代や中高年も決して少なくありません。無縁とはコミュニケーション不足ということでもあり、きずなを紡ぐ対話こそ大切ではないでしょうか。無縁社会から結縁社会へ、きずなを大切に、地域のコミュニケーション、対話の復興こそが今必要ではないかと思います。

 そこでお尋ねをいたしますが、昨年11月から救急医療キット配付事業に取り組んでいただいております。大変ありがたいことだと感謝をいたしております。現在での配付状況についてお尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 平成22年7月1日時点の住民基本台帳で把握いたしましたひとり暮らしの高齢者数3,705人のうち、住民票上で介護保険施設などに入所し、施設所在地に住所がある方を除いた3,265人の方を対象とし、訪問いたしております。その結果、1月末現在で2,240人、配付率で申し上げますと約68.6%の方に救急医療情報キットを配付させていただきました。



◆2番(古田みちよ君) 大変ありがとうございます。

 訪問調査員の方がひとり暮らしの高齢者の方の家庭を訪問して配付していただいておりますが、ひとり暮らしの高齢者以外の方で配付を希望された方はどのくらい見えますでしょうか。人数と、どういう方が配付をされたのか、教えてください。



◎健康福祉部長(滝正直君) 救急医療情報キットにつきましては、ひとり暮らし高齢者の方以外でも、御希望があれば高齢者世帯の方や昼間独居の方にも配付をいたしております。11月から1月末までに高齢者生きがい課の窓口で申請され、配付した方は16人でございます。内訳は、高齢者世帯の方が6人、昼間独居の方が4人、7月1日以降に独居になられた方が5人、身体障害者の方で独居の方が1人という状況でございました。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。

 消防の方にお尋ねいたしますが、今、救急キットの配付状況をお聞きいたしました。実際に救急キットを備えてみえる御家族の方を救急搬送されたことは現在までどのくらいあるのでしょうか、お尋ねをいたします。



◎消防長(脇田和美君) 救急キットを備えてみえる御家庭の方を実際に搬送しております。昨年11月からでございますが、現在までに10人の方を搬送しております。搬送する際には、隊員が冷蔵庫の取っ手口にラベルが張られているかを確認し、あれば救急キットを取り出し、その情報カードをもとに症状などを把握いたしまして医療機関に搬送しております。そうしたことから、消防サイドから言えば、こうした救急キットがあれば迅速な救急活動ができるということで、大変役に立っております。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。大変御苦労さまでございます。

 実は、私の地元の砂場区の役員会や老人クラブの役員の方にこの救急キットについて説明をいたしました。実は私も前期老人会ということで一昨年から入会をさせていただいております。説明をいたしましたところ、大変よいことであり自分たちも協力したいという御意見をいただきました。老人クラブの会員の方には老人クラブの班長さんが一軒ずつ家庭を訪問され、老人クラブ会員以外の方については区長さんを初め役員の方が訪問をされました。現在50件を超えたとの報告を伺っております。

 救急キット配付事業は、救急時に迅速に対応でき、高齢者の方などの命を守るために非常に役立つものでありますので、地域の役員や民生委員さんなどの協力を得て救急キットの配付をすることで、地域のひとり暮らしの高齢者の方々の見守り体制ができたらいいのではないかなと考えますが、当局はどのようにお考えでしょうか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯が増加する中、地域での見守り体制を確立させることは非常によいことであると思っております。また、現在行っております救急医療情報キット配付事業が高齢者の見守り体制にもつながる一つの方法と考えております。ただ、高齢者御本人の同意を得ることなど、個人情報保護の問題もございます。現在、地区の民生委員さんには、生き生きライフカードに登録されたひとり暮らしの高齢者や高齢者世帯の方々の見守りをしていただいておりますので、個人情報の問題も含めまして民生委員さんと地区との連携を図りながら、よりよい見守り体制ができるように検討してまいりたいと考えております。



◆2番(古田みちよ君) よろしくお願いしたいと思います。

 次に、高齢者、障害者のひとり暮らしの給食サービスの充実についてお尋ねをいたします。

 給食サービスを利用されている方で、登録されている方の人数と利用状況について教えていただけたらと思います。



◎健康福祉部長(滝正直君) 現在、ひとり暮らしの高齢者の方などに自宅まで昼食か夕食のどちらかをお届けする給食サービスについて、平成22年4月から平成23年1月までに登録されている方は274人で、配食総数は2万7,171食となっております。そのうち昼食を利用している方は142人で配食数は1万2,130食、夕食を利用している方は132人で配食数は1万5,041食となっています。平成21年度の利用状況では、登録者は227人で配食総数は3万209食となっております。そのうち昼食を利用している方は120人、配食数は1万4,124食、夕食を利用している方は107人、配食数は1万6,085食となっております。

 平成21年度と比較しますと、今年度は登録者数は47人の増加となっており、平成21年度の4月から1月までの配食数を比較しますと2,165食の増加となっております。なお、障害者の方の給食サービスは平成23年度から開始する予定でございますので、よろしくお願いをいたします。



◆2番(古田みちよ君) 障害者の給食サービスにつきましては平成23年4月から開始をしていただけるということで、大変ありがたいことだと感謝をいたしております。

 そこでお尋ねをいたします。給食サービスを提供する業者はどのように決定されているのか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 指名審査委員会で承認されました5事業者による指名競争入札で決定して単価契約を締結しております。



◆2番(古田みちよ君) 現在1社独占であり、サービスを受けてみえる方に聞きますと、実際あまりおいしくないなあというような評判も聞いているのが現状であります。一宮市では、一定の条件があるものの、どこの業者でも参入ができる仕組みになっております。

     〔資料呈示〕



◆2番(古田みちよ君) (続)少し持ってまいりましたが、こういった10社以上の会社が参入しておりまして、高齢者や障害者の方がおいしいと思ったところの給食サービス事業を自由に選択できることになっております。夕食も昼食もやっております。

 今パネルで御紹介したように、10社以上が参入をしております。とにかくおいしいところは欠員待ちとのことでございます。半年間A業者を食べまして、自分の口に合うということならそのまま続ける、また違う業者がいいなと思えば半年後に変更できるという、本当にひとり暮らしの高齢者や障害者の皆さんにとってよりよいサービスを提供していただきたいと思っております。給食サービスの充実についてぜひ前向きに検討をよろしくお願いしたいと思いますが、当局はいかがお考えでしょうか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 現在は、先ほど申し上げましたように、指名競争入札により1社と単価契約を締結して、安否確認を含めましてサービスを実施しております。今後、利用者のニーズや集団食中毒などによる非常事態の想定も踏まえまして、複数事業者と契約をして実施しております一宮市の手法もあわせて今後検討していきたいと考えております。



◆2番(古田みちよ君) どうぞよろしくお願いをいたします。



○議長(岩田一洋君) 古田さんの質問中でありますが、暫時休憩いたします。

     午前10時31分 休憩

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     午前10時46分 開議



○議長(岩田一洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 古田みちよさん。

     〔2番 古田みちよ君 登壇〕



◆2番(古田みちよ君) それでは一般質問、継続でお願いをいたします。

 8番目に、子宮頸がんの講演会の開催についてお尋ねをいたします。

 先日、30代の若い女性から電話が入りました。実は1月に小牧市で「命を輝かせるために がんから守ろう!キラキラと輝くいのち」ということで講演がございました。そういった講演会にその女性は参加をされました。子宮頸がんは一度も検診を受けたことがないので、私に相談がありました。検診の重要性を講演会で痛感したと彼女は言っていました。早速、病院で検診を受けた方がいいよということを伝えたら、私もそう思いましたということで産婦人科の病院を訪れたそうでございます。まだ彼女は結婚して数年しかたっておらず、赤ちゃんはまだ現在おりません。恥ずかしい思いをしながら勇気を出して検査を行ったと思います。

 実は、10項目の検査の中で1項目が先生からちょっとということを言われたそうです。もう彼女の心臓はドキドキしたと伺っております。その後、検体の精密検査を受けた結果、本当に少し切除するだけで彼女の命は助かったのであります。今後、薬も一切飲むこともなく、健康な生活を送れるよということを言われたと伺いました。もし彼女が検診に行かずにほうっていたら、先生はこの検体ががんになる可能性が高いとまでおっしゃったそうでございます。検診の大切さを身をもって体験したと彼女は言ってみえました。

 子宮頸がんというのは、現在日本では約8,000人が発症し、約2,500人が死に至っている大変怖いがんであります。女性特有のがんの中では第2位となっております。たとえ死に至らないまでも、ごく初期のがんを除いては子宮摘出となる可能性があり、その場合は妊娠や出産への影響はもちろん、排尿機能などの後遺症により日常生活に支障を来すこともあるのであります。

 子宮頸がんは、若い女性から年齢の高い女性まで、すべての年代の女性がかかる可能性があるがんであります。20代から30代で急増しているのが特徴です。これから結婚や出産を迎える年代にとっては特に深刻な問題であります。若い女性の妊娠や出産の可能性を奪う大変恐ろしい病気でもあります。こうしたことから、1月から始まった予防ワクチン接種や、早期からの定期検診の啓発の取り組みとして講演会の開催が大変有効だと私は思います。当局はいかがお考えでしょうか、お尋ねをいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) ワクチン接種や定期検診は、がんの予防や早期発見には最も重要なことであると認識いたしております。幅広い年齢層の方にがん検診の重要性を認識していただくための取り組みの一つとして講演会は有効と考えますが、開催に向けては講師の選定や予算等の課題もございます。健康フェスティバルや他のイベントの折に開催するなど、今後検討が必要であると考えております。

 その他の取り組みとしまして、引き続き女性特有のがん検診推進事業におきまして、子宮頸がん及び乳がん検診に関する検診手帳及び検診費用が無料となるクーポン券を送付して、検診の受診促進をしてまいりたいと考えております。また、健康相談や健康教室の開催時など、機会あるごとに検診の重要性についても周知してまいりますので、よろしくお願いをいたします。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。女性特有のがん検診の推進事業を強く要望するものでございます。あわせて、あらゆる教室の開催のときにこういった検診の重要性についても周知していただけるということですので、よろしくお願いいたします。またあわせて、大きなイベントなどを開催するときに、ぜひ講演会の開催についても前向きに検討をお願いしたいと思います。

 さて、学校現場の取り組みについてお尋ねをいたしますが、子宮頸がんワクチン接種と検診の啓発について、また講演会や授業などでの学校現場の今後の取り組み状況についてお尋ねをいたします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 学校現場の状況ということでございますが、各中学校に対して、子宮頸がんに関する記事を現在の3年生が卒業する前の学校保健だよりに掲載するとともに、平成23年度に実施いたします保健体育等の授業において、病気の予防や性の指導など、関連分野で保健センターなどと連携をとりながら子宮頸がんについても触れてまいりたいと思っております。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。いろいろと取り組んでいただけるとのことですので、よろしくお願いをいたします。

 次に9番目ですが、いこまいCAR定期便、西アピタ、また松竹、江南団地、厚生病院コースの試行運転の実施についてお尋ねをいたします。

 厚生病院ができまして、はや3年が過ぎようとしております。現在は、布袋駅から江南駅を経由して厚生病院まで名鉄バスが運行され、すいとぴあ江南から厚生病院まではいこまいCAR定期便が運行されております。このように市内の南北からは厚生病院までの公共交通の足が確保されておりますが、それ以外の地区からは何も定期的な公共交通はありません。また、いこまいCAR予約便の利用も最近ふえてきたようですが、半額は利用者が負担しなければなりませんので、週に何回も例えば利用する人にとっては大変負担が大きくなっております。

 ここで提案なのですが、以前から森議員さんからも提案をされておりました、アピタ江南西店から松竹県営住宅、そして江南団地を通り厚生病院までのいこまいCAR定期便の試行運行をしてみてはどうでしょうか。市内の公共交通のバランスも大切なことですが、まずどこかで一歩踏み出す必要があるのではないかと思います。

 また、いこまいCAR予約便の利用者のうち、江南団地や松竹町から現在の江南厚生病院まで利用されている方は1ヵ月にどのくらいお見えになるのでしょうか、あわせてお尋ねをいたします。



◎生活産業部長(奥村哲司君) アピタ江南西店から松竹県住、江南団地を通りまして厚生病院までいこまいCAR定期便の試行運行をしてみたらどうかとの御提案でございます。

 今期3月定例会の初日に、建設産業委員会から議長あてに、地域の公共交通機関の整備についての報告書が配付をされました。これは本年度の建設産業委員会が1年間をかけまして所管事項として調査・検討をされ、その結果を御報告されたものでございます。また、この報告書は議長から市長あてにも送付をされております。この報告書の中で、いこまいCAR定期便の有用性を再検討するよう、また巡回バスを含めたコミュニティー交通についても考えていくよう御提言をいただいております。今後この御提言を十分尊重いたしまして、公共交通のあり方についての検討を行ってまいります。

 また、いこまいCAR予約便の江南団地や松竹町からの利用件数でございますが、平成23年1月分で申し上げますと、予約便全体の利用便数が3,174便4,021人の利用がございました。そのうち江南団地から江南厚生病院、江南厚生病院から江南団地の利用便数が183便200人の利用が、松竹町から江南厚生病院、江南厚生病院から松竹町への利用便数が66便の86人の利用がございました。これは利用者全体から見れば、江南団地が5.0%、松竹が2.1%となっております。



◆2番(古田みちよ君) 初めて利用者数をお尋ねしたわけでございますが、江南団地や松竹から予約便を使って江南厚生病院へ行かれる方は、私が思ったより大変少ないようでございます。私が提案した定期便を走らせても、実際どれくらいの人が利用してもらえるかをこの状況で推測することは大変難しいとは思いますが、私の提案を受けて、また建設産業委員会の調査項目などを検討して、よく研究をしていただきたいと切に望むものでございます。

 また、予約便の市負担が少しでも少なくなるよう、いろいろな工夫もしていただくよう要望いたしますので、いこまいCAR定期便の関連の質問はこれで終わらせていただきます。

 次に、親と子供がともに育つ一日保育士体験についてお尋ねをいたします。

 東京の品川区では、公立保育園と幼稚園の保護者を対象に一日保育士体験を行っていると聞きました。品川区によりますと、近年では自分の子供の保育についてさまざまな注文をつける親がふえ、保育士の負担が大きくなっているといいます。そこで、若い親に保育園の実情を知ってもらうため、保護者の方に平日の都合のよい日を1日選んで保育園や幼稚園に来ていただき、保育士として一緒に園児を寝かせつけたり、本の読み聞かせや布団の片づけなどをしたり、実際に保育士を体験してもらう取り組みを始めたとのことでございます。

     〔写真呈示〕



◆2番(古田みちよ君) (続)このように、お母さんたちが子供たちと一緒に楽しく遊んでおります。また、お母さんが子供たちに読み聞かせをしております。そして、滑り台に乗る子供たちの援助というか見守り、こういったことも体験をしております。

 我が子以外の子の保育を行うことは、我が子の子育てにも大変役立つものだと期待をしております。そして参加されたお母さんからは、子供の多様性や成長の過程がはっきりわかった、家族でいるときと集団のときとの我が子の姿の違いに驚きました、父親が子育てに関心を持ってくれましたなど感想が寄せられ、大変好評のようでございます。

 江南市におきましても、保護者の方々に保育園の実情を知っていただき、お互いの信頼関係をさらに深めるためにも、この一日保育士体験を取り入れてはいかがでしょうか、当局のお考えをお聞かせ願います。



◎健康福祉部長(滝正直君) ただいま議員から御紹介をいただきました一日保育士体験は、保護者の方々にとっては、実際に保育士を体験していただき、我が子以外の子供たちと触れ合うことで、また家庭では見ることのできない集団の中での我が子の姿やほかの子供たちの行動を見ることなどにより、育児に対する視野を広げるとともに、家庭での子育てのヒントを得ていただくよい機会になると思います。また保育士にとっては、保育内容を保護者にわかりやすく説明することにより、みずからの保育を振り返り、保育士としての資質の向上と保育内容の充実を図る機会になると考えます。そして、保護者と保育士が子供の育ちをともに理解することで相互の信頼関係をさらに深め、子供にとってより豊かな生育環境を築くことができると考えております。

 こうしたことから、江南市での一日保育士体験の導入につきましては、東京都品川区の取り組みの成果を検証するとともに、江南市の保育園で実施する場合の1日当たりの受け入れ可能人数の算定や体験メニューの選定、さらには保育園運営への影響などについてもしっかりと調査・研究する必要がありますけれども、保育園の保育士や保護者会の皆さんとも協議しながら検討していきたいと考えております。



◆2番(古田みちよ君) ぜひ前向きに導入に向けまして検討をよろしくお願いしたいと思います。

 最後になります。イクメン教室の開催についてでございます。イケメンではございません。イクメンでございます。この開催についてお尋ねをいたします。

 岐阜県では、男性の積極的な子育てへの参加、そして育児休業取得の促進などを目的とした「ぎふイクメンプロジェクト」がスタートいたしました。このぎふイクメンプロジェクトでは、父親として子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性(イクメン)の育成や、既に積極的に育児に取り組んでおります父親の発掘、父親のネットワークづくり、啓発などを通して父親の育児参加を支援しております。そして現在、イクメン育成事業として、育児に必要な技術や知識などを習得することを目的とした「今日からイクメン教室」が岐阜県内の3会場で開催をされました。

 先月の2月19日土曜日に第2回の「今日からイクメン教室」が多治見市の総合福祉センターで開催をされ、6歳までの子供と父親、30組60人余りが参加をいたしました。父親たちは、まず講師から子育てについての心構えを聞いた後、子供たちと昼食をとり、ふだん仕事などで子供と食事をする時間があまりとれないという父親たちも、何げない会話を交わしたり、ちぎったパンを子供の口に運んだりして楽しんでおりました。その後、親子で体操したり、キャッチボールをして遊びました。参加した30代の父親は、平日はなかなか子供と遊ぶ時間がとれないので大変楽しかった、子供も喜んでいると思いますと話したそうであります。また、心配で付き添いで訪れたお母さんたちも、懸命に子供と触れ合う夫の姿を見て、笑顔で見守っていたそうでございます。

 江南市におきましても、父親として子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性(イクメン)の育成、既に積極的に育児に取り組んでいる父親の発掘や父親のネットワークづくり、そして父親の育児参加を支援するため、イクメン教室の開催を検討していただけませんでしょうか、当局の御見解をお尋ねいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 厚生労働省は、男性も子育てしやすい社会の実現に向けまして、社会全体で男性がもっと積極的に育児にかかわることができるようイクメンプロジェクトを平成21年6月に発足させました。イクメンプロジェクトとは、働く男性が育児をより積極的にすることや、育児休業を取得することができるよう、社会の機運を高めることを目的としたプロジェクトでございます。

 昨今は、育児を積極的にする男性、イクメンでございますが、話題となっておりますけれども、まだまだ一般的でないのが現状でございます。イクメンがもっと多くなれば、母親である女性の生き方や子供たちの可能性、また家族のあり方が大きく変わり、社会全体ももっと豊かに成長していくだろうと言われております。議員から御紹介いただきました岐阜県の取り組みも、この厚生労働省のイクメンプロジェクトの趣旨を踏まえ、子育てを積極的に楽しむ男性を応援するためのプロジェクトと認識しております。

 江南市では、現在、子育て支援センターの事業として、お父さん方にお子さんと楽しく遊んでいただける遊びなどを紹介し、お父さんの育児参加を応援する「お父さんと遊びましょう」というプログラムを年4回、土曜日また日曜日に開催をしております。また生涯学習課におきましては、平成22年度に男性の家庭生活自立講座「パパとつくろう世界三大料理」として、お父さんとお子さんを対象とした料理教室を3回開催させていただいております。今後は生涯学習課とも連携しながら、事業内容の充実や実施回数の増、さらには新たなイクメン事業の推進などにつきましても検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



◆2番(古田みちよ君) ありがとうございます。またこのイクメン事業、さらに江南市でも推進いただけることを望みまして、私の一般質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。

     (拍手)



○議長(岩田一洋君) 3番、鈴木 貢さん。

     〔3番 鈴木 貢君 登壇〕

     (拍手)



◆3番(鈴木貢君) おはようございます。

 本当に今期最後の一般質問となります。今まで質問してまいりましたが、今回も本当に厳しい世の中、市民の皆様から聞いた疑問、素朴な質問をさせてもらうかもしれません。今さら何を言っておるという質問かもしれませんが、御当局の皆様、ひとつ市民目線に立った御答弁をよろしくお願いしたいと思います。

 まず1点目の、市内介護施設の設置利用状況についてお尋ねしてまいりたいと思います。

 最近、テレビを見たんですが、お年寄りネットカフェとか、若者だけかと思ったら違うんですね。何かしらんと思ったんですが、本当に行き場のない、要するに介護を必要とされている御年配の方が行き場がなくて、そういうところを利用していると。これは一面寂しい話であるが、機能と言ってはしかられますが、社会的な一側面から見るとそういう現象も出てきているということを見て、はっと私は思ったわけでございますし、また本当に今、介護難民と言われるような、行き場のないそういった方も多くお見えになると全国で聞いております。これは江南市だけでなしに、全国的な一つの社会問題になってきているということも認識しておるわけでございます。

 しかしながら、私たちの身近、議員としてこの市内を歩きますと、在宅介護をされている家族の方から、また入院中の御本人から介護施設に関する御相談をされることが少なくありません。そうした際、市内各所の介護包括支援センターにて御相談するように御案内をするわけでございます。しかし、さまざまな理由から介護施設への入所は簡単・容易ではないようでございます。現在の社会背景を考えるに、今後ますますこうした介護施設入所に関する相談がふえてくるような感じがいたします。

 反面、近年、市内至るところにさまざまな介護老人施設が多くできてきております。そして、いろんな施設ができてきておりますが、果たしてそうした施設がいかなる介護施設なのか、どのような方が申し込みができ、どのような介護ニーズにこたえる施設なのか、また入所できる施設なのか、説明を求められても甚だわからないというのが正直なところでございます。そうしたことから、市内の介護施設について質問させていただくことにいたしました。

 まず初めに、施設サービスの施設別の事業所数とその実態についてまずはお聞かせください。よろしくお願い申し上げます。



◎健康福祉部長(滝正直君) 施設サービスとしては、介護老人福祉施設の特別養護老人ホームが5施設で定員は合計で350名、介護老人保健施設が1施設で定員158名、有料老人ホームの特定施設が2施設で定員合計が64名でございます。また、地域密着型の施設では、認知症対応型共同生活介護施設であるグループホームが5施設で定員合計が45名でございます。



◆3番(鈴木貢君) ありがとうございました。今聞きまして、本当に一番メインである特養と呼ばれるところが350名であると。それから介護老健といわれるリハビリを中心としたところが1施設158名、その他いろいろあるわけでございますが、一番この二つが私どもにとっても、また市民相談を受けるにあっても非常に大変だということは耳に入っておるわけでございます。

 では、今、先ほど冒頭申し上げましたが、市内至るところで新しい施設がオープンしております。これらの施設を含めて、デイサービスがきっと多いと思うんですが、そういったことについての状況もお聞かせください。よろしくお願い申し上げます。



◎健康福祉部長(滝正直君) 平成22年度に住宅型有料老人ホームとして、上奈良町に定員30名の施設が1施設、前飛保町に定員25名の1施設がそれぞれ開所されております。これらの施設は、施設自体には介護サービスはありませんので、他の事業所の介護サービスを受けることになります。現在、市内にはデイサービスを行う通所介護施設は17事業所、ホームヘルパー派遣の訪問介護事業所は11事業所、ケアプランなどを作成するケアマネジャーの居宅介護支援事業所は15事業所でございます。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。

 それでは、今そういった新しいというか、住宅型有料老人ホームとして上奈良町、前飛保町にそれぞれできてきたわけですが、そういったものを含めて、従来ある既存の介護施設も含めて、この施設サービスの利用状況及び特に充足状況を改めてお尋ねしますが、どういった感じでございましょうか。



◎健康福祉部長(滝正直君) 利用状況としましては、各入所施設とも満床の状況でございます。江南市の被保険者の本年度11月の利用状況は、介護老人福祉施設の特別養護老人ホームは286人、介護老人保健施設は230人、有料老人ホームの特定施設が60人、グループホームが51人でございます。この人数は市外の施設を利用している方も含まれております。

 充足状況としましては、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設は待機者が見える状況であり、施設としては不足している状況でございます。しかし、施設を多く整備いたしますと、介護保険サービス給付費が増加します。それによって介護保険料の算定に影響が及ぶことにもつながってまいるという状況でございます。



◆3番(鈴木貢君) どうもありがとうございました。

 これからが非常に悩ましい話になるんですが、本当に満床だと。しかし、積極的に整備すると保険料も上がるよと。こういう非常に悩ましい、どこでバランスをとっていくか、これが今後の一つの課題になったくるかと思うわけでございますが、ではまず、実態としては大変、その意味からお伺いするわけですが、特に施設入所者の待機者の状況はどのようなものか、お聞かせください。



◎健康福祉部長(滝正直君) 待機者につきましては、特別養護老人ホームは5施設で800人、介護老人保健施設は1施設で70人程度見えます。有料老人ホームやグループホームは、待機者が見えないところもございますが、おおむね1施設当たり2名から5名程度と聞いております。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。また改めて聞きますが、今そういう待ちが多いということを聞きました。ただ、複数申し込まれている、広域に行くことも伺っておりますが、じゃあ実質次に入所できるまでの待機期間は押しなべてどれくらいか、お聞かせください。



◎健康福祉部長(滝正直君) 待機期間につきましては、ここ2年の間に入所された方の平均待機期間でお答えさせていただきますと、特別養護老人ホームでは、施設にもよりますけれども、おおむね1年3ヵ月から2年3ヵ月程度、介護老人保健施設では3ヵ月程度でございます。ただ、入所の判定では要介護度、緊急性、家族の介護状況などが考慮されますので、軽度の方などはもっと長くなると思われます。



◆3番(鈴木貢君) 大変せつないというか、特に特養では1年3ヵ月から2年3ヵ月かかるというような現況でございます。きっとそういった中で何とかならんかねという、そんなお話もきっと皆さんの中にもお声がけがあるかもしれません。何とかしようと思っても本当にせつない話をせざるを得ない、こういったことも実態かもしれません。確かにそれなりに収入があるお方はそれなりに入っていくことができるんですが、普通の年金生活者の方ではとても厳しいということも実感するわけでございます。

 今伺いまして、この介護施設入所は多くの市民の方から、申し込んでも順番待ちが相当数であり、入所するまでかなりの時間がかかると聞いておりましたが、本当であるということがわかったわけでございます。

 ただ、本当に申し込んだが入居できぬまま、残念なことに在宅介護のまま終わってしまう方も結構お見えになるのではないかと。また、そういった方を私も存じ上げております。申し込んだは申し込んだけれどもという、こういったことも事実起きていると思うわけでございます。本当に特養につきましては絶対的に不足していると、早期の施設整備が望まれるということは論をまたないわけでございます。介護施設入所待機者がこんなにも多い状況下、介護に携わる家族のためにも、やはり在宅介護支援対策の強化・推進が求められると思うわけでございます。

 では、現在こうした介護施設の整備ですが、今後どのように整備されていくのでしょうか、今後の市の整備計画についてお聞かせください。



◎健康福祉部長(滝正直君) 第4期介護保険事業計画におきます地域密着型サービス事業の施設整備は、認知症対応型共同生活介護施設、いわゆる高齢者のグループホームです。それが平成22年度に1施設、平成23年度に1施設。それから介護老人福祉施設、これは小規模特別養護老人ホームでございますが、平成23年度に定員29名の1施設でございます。大規模施設では、平成22年度から平成23年度にかけまして介護老人保健施設が定員100名の1施設が整備される予定でございます。平成24年度から平成26年度までの第5期事業計画につきましては平成23年度に策定されますので、施設整備計画につきましては現在未定という状況でございます。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。

 今お伺いしまして、来年度に第4期江南市介護施設整備計画が終了しまして、今言った、今期の予算の中で、来年度というんですかね、数ヵ所整備されるということを伺っておりますが、そこで一つの区切りということで、いよいよ来年度、第5期に向けての、平成23年度に策定される第5期事業計画のもと、新たな施設整備計画を平成24年度から始められていくというふうに今伺ったわけでございます。

 そこで、今までお伺いしてきました江南市の介護施策の現況を踏まえまして、今後あるべき展望に関して確認・提言をさせていただきたいと思います。

 市内の特に南部地域には、特養などの施設はございません。集約型の江南市は北部地域が福祉ゾーンということで中心にそういった特養も含めて進められてきたわけでございますが、今後やはり地域密着型の小規模特養を地域バランスに考慮した整備をしたらどうかという1点。

 また、現在布袋地域に1ヵ所あります通所・宿泊・訪問の三つの機能を兼ね備えた小規模多機能型居宅介護施設を、家族、地域のきずなが希薄になる昨今、在宅介護支援の観点からも、家族から身近な地域に、例えば各中学校区に一つぐらいの整備が必要と考えます。

 この質問、小規模多機能居宅介護施設の設置については、1年前、私どもの会派の野下議員からもこの設置の推進を求めさせていただきました。改めてその取り組みについてのお考えをお聞かせください。また、現在の小規模多機能型施設の利用状況についてもあわせてお聞かせください。よろしくお願いいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 特別養護老人ホームが南部地区にないということでございます。そのとおりでございまして、南部地域における小規模特養などの整備については、第5期の介護保険事業計画策定の中で検討してまいりたいと考えております。

 そして、小規模多機能型居宅介護事業所につきましては、この在宅介護支援についてでございますけれども、たとえ介護が必要になっても、多くの高齢者は住みなれた地域の中で在宅での生活を希望しておられる方が非常に多いと思われます。こうした意味から、在宅介護をサポートする小規模多機能型居宅介護事業所の整備の重要性は十分認識しているところでございます。先ほどの小規模特養と同様、第5期の介護保険事業計画の中で検討してまいりたいと考えております。

 そして、中学校区などに整備することについても今後の課題と考えております。

 それから小規模多機能型居宅介護事業所の利用所でございますが、11月時点で17人でございます。よろしくお願いをいたします。



◆3番(鈴木貢君) 今の17人というのは、小規模多機能、これは年間17人ということですか。



◎健康福祉部長(滝正直君) 11月時点の利用が17人ということでございます。



◆3番(鈴木貢君) 月間ということですね。わかりました。

 本当に今、特に在宅介護、これだけ特養に入りたくても1年半、2年待たなくちゃいけない。そういった中で、じゃあ在宅介護を施設入所しなくちゃいけないような状況下でされている御家族の方、要するに老老介護、本当にせつない話を聞きました、この前。御主人の介護をされていたと、奥さんが。ところが、介護疲れで先に奥さんの方が逝ってしまったと。こんなことも聞くわけでございますので、本当にこの介護をされているそういった御家族の方をやっぱり近くで支えていけるような、あした、あさって温泉へ行ってちょっと体を休めたいわというときに、今はフラワーコートぐらいしかないんですかね、そういう1日2日預かってくれる。あるいは短期、ショートステイと言われるやつ。そういったものも身近なところにあれば、すべては解決しませんけれども、少しは緩和できると。あるいは在宅介護の支援についても、いろんな意味で身近なところにあれば非常に助かるなというのが素朴な感じがするわけでございます。そうしたことも含めて、今後そういったことがどんどんどんどん叫ばれていくと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 いずれにしましても、江南市、今まで集約的な介護施設を中心に実施されてきましたことは大変評価できる取り組みと思います。しかし、今後の介護、特に在宅介護支援の現状をかんがみたとき、地域密着型の身近な介護拠点施設の整備・設置の必要性を強く感じるわけでございます。ぜひ来年度、第5期の介護施設整備事業を策定されるということでございますので、今申し上げた観点も含めまして、そうした地域の介護ニーズを反映していただきたいことをお願い申し上げまして、この質問は終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 続きまして2点目の、放課後子ども居場所づくりについて質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 以前からあったことでございますが、最近、子供の児童が被害者となる犯罪・事件のニュースが数多く報じられております。江南市の安心メールにても、子供・児童に対しての不審者、傷害事件の情報がたびたび配信されております。以前にも増して身近にこうした犯罪がふえてきていることを実感いたします。保護者、学校関係者にとっても大変危惧される心配な状況でございます。特に働くお母さん方にとっては、子供を一人にしておくということは、今の社会背景を見るに、大変不安で心配なことかと思います。既に江南市においても幾つかの対策、施策を実施していることは存じ上げております。

 そこでお尋ねしてまいりますけれども、まず現在、保護者が就労などの理由により昼間家庭にいない小学生1年生から3年生の児童を対象に、授業終了後に適切な遊びと生活の場を与え、児童の健全育成を図ることを目的に学童保育を実施しておみえですが、現在何ヵ所で実施しておみえでしょうか。また、現在何人のお子様が利用されていますでしょうか、学年別にお教えください。よろしくお願い申し上げます。



◎健康福祉部長(滝正直君) 学童保育は、現在、布袋学童保育所を初め11ヵ所で実施しております。また、学童保育の学年別利用者数は1月末現在で1年生が226人、2年生が218人、そして3年生が120人の合計564人でございます。



◆3番(鈴木貢君) ありがとうございました。

 じゃあ時間もあれですから聞いてまいりますけれども、そうした今状況でございます。それとは別に、今は学童保育ということでありましたね。それともう一つは放課後事業ということで進められておりますが、この放課後子ども教室という事業内容についてまずお教えください。



◎教育部長(三ツ口和男君) 放課後子ども教室につきましては、国の放課後子どもプラン推進事業におきまして、放課後児童健全育成事業としての学童保育所と放課後子ども教室推進事業としての放課後子ども教室が連携して、余裕教室を初めとする学校諸施設の積極的な活用により、子供たちの安全で健やかな居場所を確保するとともに、勉強やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動などの充実を目的としております。

 とりわけ放課後子ども教室は、遊び場として、また体験や交流の場としての位置づけを持っております。具体的に申し上げますと、少子化が進む中、異年齢の児童がともに遊び、地域の方々には遊び方を教えていただく場をつくる中で、子供たちが安全・安心に交流を深めてまいるものでございます。

 現在、放課後子ども教室は、平成20年度に布袋小学校、宮田小学校、平成21年度には古知野南小学校の3校で開催しており、授業が行われる日の月曜、水曜、金曜に活動しております。活動が毎日でない理由といたしましては、学童保育には保護者への就労支援的な要素が多分にあると考えておりますが、放課後子ども教室の目的は、さきにもお話しさせていただきましたように、遊び場の提供でございます。週に3日の活動で目的は達成できているものと考えております。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。今、放課後教室は月・水・金ということで開催されていると。では、学年別の利用者実態数をちょっとお教えください。



◎教育部長(三ツ口和男君) 利用者数でございますが、布袋、宮田、古知野南小学校の現在の利用児童数につきましては、3施設の総利用者数108名のうち、1年生から3年生までが92名、4年生が10名、5年生が6名、6年生はございません。なお、学童保育所との重複登録者数は8名でございます。4年生以上の利用者数が少なくなりますのは、学習塾や習い事を始めることや、個人で、また友達同士の放課後を過ごすことが多くなるためであると考えております。



◆3番(鈴木貢君) 今の話を聞きまして、数が多いか少ないかは別としまして、やっぱり高学年になってくるとさまざまな、塾も含めて、そういうことがあるんで少なくなろうかということもありますし、低学年から比べれば比較的自立した学校生活を送りたいというのもあるかもしれません。しかしながら、本当にそれだけでよろしいのかなという気もしますけれども、今後、ではそういった放課後教室、実施校をふやす計画はございますでしょうか。



◎教育部長(三ツ口和男君) 放課後子ども教室の今後の開設につきましては、小学校の余裕教室を有効活用することから、現在の3教室に加えまして、今議会で提案させていただきますように、平成23年度には藤里小学校に新たな開設を計画しております。小学校の10校のうち残る6校下につきましては、特別支援学級の増設やら特別教室での活用により、余裕教室が今のところ見込めない現状でございます。4施設のほかに新たな放課後子ども教室を開設する計画は現在のところは予定しておりません。



◆3番(鈴木貢君) とりあえず来年度するところまでという感じでございますが、放課後教室の実施校については、空き教室の関係でということで10校下実施は当面計画されていないということでございます。しかし、市内の学校教育の地域バランスを考えた場合、果たしてこのままでよろしいのかとも考えます。今後当局において、対応の難しさは理解するものの、全小学校区実施に向けてこれは努力していただきたいと思うわけでございます。お聞きしまして、放課後児童と学童保育とは、同じ児童ではあるけれども、違う目的で実施されているということはよく理解できました。

 では、児童の健全育成、安全な居場所づくりにおいて今後より一つのをするためにですね、学童保育も含めていろいろ考えるわけでございますが、この4月から学童保育の開設時間が30分延長して午後7時までとするというふうに伺っておりますが、その30分延長される理由をまず教えてください。



◎健康福祉部長(滝正直君) 現在、保育園の延長時間が午後7時まででございます。学童保育はそれより30分短い午後6時30分までと、最終時刻に30分のずれがございます。このため利用者の方々から、保育園では午後7時まで預かってもらえるのに、なぜ小学校に上がると30分短い午後6時30分までになってしまうのかとか、保育園と同じように7時まで延長してほしいなどとの要望が多く、また近隣の一宮市、犬山市、岩倉市では既に午後7時まで実施している状況でございます。こうしたことから、当市といたしましてもこの4月から学童保育の開設時間を30分延長しまして午後7時までとするものでございます。



◆3番(鈴木貢君) 本当にこれはいい取り組みというか、改善というふうに理解するわけですし、今の社会状況を見るに、本当に働くお母さん、また働かなくてはならなくなってしまったお母さん、こういった方がたくさん社会背景にはあるのではなかろうかと思うわけでございます。5時、6時に帰ってこれないお母さんもたくさんお見えになるということも一面あるのではないかと思うわけでございます。

 それでは、私はここで思うわけですが、特に市民の方から、3年生だけでは心もとない、確かにそれは放課後事業もありますよと。ただ、月・水・金だと。それからまた塾もありということもありましたが、最近多いのは4年生、今まで学童保育を受けていたけど、4年生になるけど、どこかありませんかという、本当に素朴な親御さんからそういう御相談を受けるわけでございます。そうしたことも受けまして、私は学童の対象学年についても、いろいろあると思います。少なくなるかもしれませんけど、ニーズがあれば小学校6年生まで引き上げてほしいというこの意見に対してやっぱり耳を傾けて、この対象年齢の引き上げについても検討していただければと思うんですが、その点はどうでございますか。



◎健康福祉部長(滝正直君) 小学校6年生まで学童保育をお願いしたいという御意見でございます。平成19年10月に厚生労働省から示されました放課後児童クラブガイドラインでは、小学校4年生以上の児童も対象児童に加えることができるとされておりますので、小学校6年生まで引き上げることは可能でございます。

 反面、子供が生活するスペースを児童1人当たりおおむね1.65平方メートル以上の面積を確保されていることが望ましいとされているところでございます。当市では、待機児童を出さないことを優先に考えまして、この基準を超える児童数を可能な限り受け入れているのが現状でございます。このため、当面は小学校1年生から3年生までの児童をお預かりする面積の確保を優先に考えていきたいと思っております。



◆3番(鈴木貢君) そうはいうものの場所が限界だということも含めて、3年生までの面倒を見るのが手いっぱいだよというのが正直なところかと思います。

 本当に今、いろんなスペース的な問題、また学童保育の学年引き上げは難しい、そういう一つの今見解に立っているということでございます。何とかならないかというのがまた私どもの考え方でございますけれども、では今、児童館というものがあるわけでございますが、それではその学童保育の充実とともに児童館活動を行う施設の整備や活動内容についても充実させてほしいと思うわけですが、どのような今状況なのかお聞かせください。



◎健康福祉部長(滝正直君) 児童館につきましては、地域の18歳未満の子供を対象に、児童の遊びや生活の援助、そして地域における子育て支援を行い、子供を心身ともに健やかに育成することを目的とする施設でございます。当市では、卓球や将棋、パソコン教室、そして書画展覧会、子どもフェスティバルなどの行事を行いまして、また子育て相談、親と子の遊びの広場、図書の貸し出しなどの事業を計画して定期的に実施しております。

 学童保育の利用者が増加する一方で、児童館の利用者は減少傾向にあるのが現状でございます。今後につきましては、社会情勢や環境の変化とともに児童館に求められる機能やニーズも変わってきております。今後は子供の居場所づくりや異年齢交流の場所として、また地域での子育ての拠点施設としてその役割を果たせるように、職員の資質の向上を図るとともに、活動の内容や設備につきましても充実させてまいりたいと考えております。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。残念というか、学童保育が6ヵ所市内でやられているということで、5時までということですが、そのことも含めて、受け皿として児童館活動の充実、そういったところを、できれば、5時となっておりますが、そこを何とか時間延長して児童館活動を6時とか7時とか、そういうことも地域によっては柔軟に対応していただければなという期待的な感想も含めてちょっと思うわけでございます。

 それからまた、小学4年から、さっき言ったように特に5時以降対策、アフターファイブというか、そういったことの何かよい方法がないものかと私は思うわけでございます。ただ、今これ以上質問してもなかなか厳しいよという話でございますが、ただ1点そういったことは思うわけでございます。

 私としましては、そうした中、うちの子供もそうだったんです。やっぱり3年生まで学童保育に入れていまして、3人ともそうでしたけれども、終わってからうちはそろばん塾にやったんです、やっぱり居場所づくりがないということで。そういったことも含めて、習い事・塾の活用ということも、そろばんだとか書道だとか、塾もありますけれども、そうした費用負担も含めて、一つの小学校4年生以上の児童、放課後子ども教室、あるいは午後5時以降の子供の居場所として活用案内、連携したらどうかなということを考えるわけでございますし、現実すぐには難しい提案かもしれませんが、そういった地域の習い事・塾なんかと上手に連携をとっていく、こういった側面もありなのかなと、そういった感じもいたします。また、従来ある学習塾とは別に、そろばんとか書道とか、そういった部分でのこれから一つの見直しも必要ではなかろうかということも思うわけでございます。

 いずれにせよ、放課後の子供の居場所づくりの問題において、まず現状の施設、施設の延長線上にてまず改善対処が求められるということを思います。ですから先ほどから何回も言いますが、具体的には現在6施設にて実施の児童館活動の取り組みが、現実として、可能として重要になってくると考えます。そうしたことも含めて市の考え方、この児童館活動、要するに今回、宮田児童館の改修もきょう出ておりましたし、それから各施設の、これは状況はどうなんですか、ちょっとお願いします。耐え得る状況なのか、非常に厳しいと聞いておりますが。



◎健康福祉部長(滝正直君) 施設の状況でございますが、児童館を安心して安全に利用していただけるように、施設の劣化状況などを適切に把握して、計画的な維持管理に努めているところでございます。耐震診断の結果につきまして、耐震補強が必要なところは交通児童遊園と宮田児童館でございます。この二つにつきましては、平成23年度に耐震補強に向けた設計を行い、平成24年度に補強工事を実施してまいる予定でございますので、よろしくお願いをいたします。



◆3番(鈴木貢君) 私はまだ現場を全部見ているわけではございませんが、学供とか児童館とか、それぞれのところでやられていることは伺っています。雨漏りがするだとか、非常に老朽化しているということで、やっぱり児童館、学供も含めて、やはり地域地域に子供のそういう居場所づくりの拠点をきちんと整備していく必要があると思うわけでございます。そうした中ででき得る範囲はどこまでなのかとしていかないと、まず器というものをしっかりと、要するに20人しか入れないところに30人、40人は無理なわけですので、そういったことも含めて今後一つのそういった整備の、特にこの児童館施設の整備拡充についてお願いを申し上げまして、この質問は終わらせていただきます。

 続きまして、サイクリングロードと遊歩道の利用につきましてお尋ねしてまいりたいと思います。

 ここ最近、春一番も吹きまして季節も春めいてまいりました。市民の皆様も健康づくりに、陽気に誘われましてスポーツやウオーキング、サイクリングなど屋外で活発に運動しやすいシーズンになってまいりました。そして、市民からも待望久しい遊歩道・サイクリングロードも完成間近と聞いておりますが、どのような状況ですか、まずその点について伺ってまいりたいと思います。

 木曽川左岸の遊歩道・サイクリングロードが一宮市、江南市、扶桑町と接続されまして全線開通するのはいつでございましょうか。また、現在既に部分開通しておりますが、市民の反応はどのようなものでございましょうか、まずはお聞かせください。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 遊歩道・サイクリングロード事業でございますが、国の交付金事業を活用いたしまして平成18年度から5ヵ年間の計画で整備しているもので、今年度が最終年度でございます。現在、宮田町地内で一宮市とつながる約0.8キロメートルと、それから中般若地内で扶桑町とつながる0.4キロメートルの工事を進めているところでありまして、3月の末日には完了検査などを経て全線約6.5キロメートルの利用が可能となるものでございます。

 また、部分開通しているところの利用者の反応でございますが、国が整備いたしましたフラワーパーク江南部分を含めますと約5.3キロメートルで既に利用がなされておりまして、毎日多くの方にウオーキングやサイクリングで利用され、大変好評を得ていると認識をいたしております。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。押しなべて非常にいい利用をされているなということで思うわけでございます。

 ではこの中で、私もこういう話をするとあなたが一番利用せないかんでしょうとよく言われるわけでございますけれども、健康づくりのためにね。それはそのとおりでございますというふうに言うわけでございますが、いずれにしましても……。

     〔他に発言する者あり〕



◆3番(鈴木貢君) (続)そのとおりと議場からもございました。頑張ります。そういうことも受けまして、その利用した中でまた市民の声を聞きますと、遊歩道・サイクリングロードをより以上快適で安全に利用できるような取り組みも必要になってくるかと思います。

 すみません、その前にちょっと質問が飛んじゃいましたので戻します。

 この全線開通に伴うイベントなどを何か考えてみえますでしょうか。できたら盛り上がりたいなという気持ちも含めて、近隣との連携はどうなのか、お聞かせください。大変すみません。



◎都市整備部長(暮石浩章君) イベントの関係につきましては、現在、産業振興課や商工会議所、それと遊歩道・サイクリングロード近くで活動されておりますボランティアグループなどと、何か遊歩道・サイクリングロードの利活用が図れるようなイベントなどができないか話し合っているところでございます。順調にいけば秋口には開催できるのではないかと考えております。これにつきましては、詳細が決まりましたらまた議会の方へ報告してまいりたいと思っております。

 次に、近隣市町との連携でございますが、現在、木曽川上流域の公園の整備促進を図る目的で、犬山市、扶桑町、江南市、一宮市、稲沢市の4市1町で組織いたしております木曽川上流域公園整備促進期成同盟会を立ち上げておりまして、その同盟会で各市町の見どころなどの写真を入れたマップを作成中でございます。近隣市町と連携したPRに努めてまいります。今後もさらに研究を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。



◆3番(鈴木貢君) ありがとうございます。そういうことで、ぜひとも何か、明るい話題が少ない時代でございますので、何らかの格好で地域も含めてわっしょいできたらなという思いがあったわけでございますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。

 また、先ほども言いましたが、安全にサイクリングロードを利用するために何かあればと思うわけでございます。この部分開通されている中で、私も利用しましたけど、何か御意見、御苦情はありましたでしょうか、お聞かせください。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 現在、現地には「オートバイ通行禁止」や「歩行者の安全に配慮した自転車走行をお願いします」、または「川の水位が上がり通行できない場合がありますので御注意ください」などの注意喚起看板を設置いたしております。また、遊歩道・サイクリングロードは河川敷地内を通行いたしますため、今年度の整備工事の中で設置する遊歩道・サイクリングロードのコースを紹介する表示板にも、河川敷地内は増水時は冠水し危険である旨の注意書きを添えるように計画をいたしております。

 現在寄せられている苦情といたしましては、速いスピードで走る自転車があり危ない、犬のふんがそのままになっているなどの苦情を受けております。特に犬のふんにつきましては、職員が何回か始末に行っておりますが、まだまだマナーの違反が多く見られる状況でございます。注意看板を工夫するなど、皆様が気持ちよく快適に御利用いただけるよう今後も努力してまいりたいと考えております。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。本当にそのとおりでございまして、私も風光明媚を見ながら、ふっと見てぱっと見ると落ちているということで、非常にその落差の大きさにびっくりするわけでございますので、本当にこのマナー喚起含めてよろしく、皆さんが気持ちよく使えるようなまた啓発をひとつよろしくお願いしたいと思うわけでございます。

 続きまして、そうしたことを含めて、走ってみて感じたことがあります。先ほども尾関議員さんの方からトイレ、遊歩道のことを言われたわけでございますが、私も、特に小網橋から蘇南公園間の休憩、トイレの利用に際しての。あそこは堤防の中側ですよね、ずうっと。今、蘇南公園のトイレを利用させようという感じかなと思うんですけれども、そうした場合、この堤防道路を横断しなくてはならないと。安全面でどのように考えておられるかということをやっぱり聞かないといかんということで、その点はどうでございましょうか。



◎都市整備部長(暮石浩章君) まず河川敷地内の休憩施設やトイレの設置でございますけれども、やはり河川整備の関係から、なかなか難しい問題であります。それと、今お尋ねのありました蘇南公園側にあります休憩所、トイレの利用のための堤防道路の横断につきましては、一般道路からの横断とは違うため、横断歩道の設置は難しいかと思われます。まずは自転車運転者に対する注意喚起の看板などが設置できないか国土交通省と協議をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



◆3番(鈴木貢君) わかりました。ひとつ本当に、先ほど申し上げましたけど、よろしくお願いします。

 最後にこの質問に関して、レンタサイクル、これについて私は必要性があるのではないかと思いますが、その点はどうですか、どのように今お考えでしょうか。レンタサイクルについては、既に国土交通省もこのレンタサイクルの取り組みをされていると伺っておりますが、あわせてお聞かせください。



◎都市整備部長(暮石浩章君) まず、先ほど御答弁で「自動車運転者」を「自転車運転者」と言ったようでございますので、自動車運転者でございますので、訂正させていただきます。

 レンタサイクルでございますが、人の管理や問題、保険などの問題など、解決していかなければいけない問題が多くございまして、現在のところ実施することを検討しているところでございます。また、以前、すいとぴあ江南にレンタサイクルの実施について協議をいたしましたが、配置する人員と保管する場所がなく、現状では難しいということでございましたが、引き続き実施に向け連絡調整してまいります。

 また、国土交通省などが三派川エリアでことしもレンタサイクルの実施をしていくと聞いておりますので、その状況も注視しながら研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



◆3番(鈴木貢君) 本当に今もう、ずうっとサイクリングロードを行きまして、一宮市の方に行きますと大野極楽寺公園というのがあるんですね。そこにはもう市で、ちょうど光明寺の一宮ツインタワーの公園の中を使える。この前見ていましたら、お子さんの自転車を積んできて、お父さん、お母さんはそこで自転車を借りて家族が本当に楽しげに行けるという、やっぱりそういうことを見ますと、やっぱり今後、特に国の方と連携していただいてしっかり取り組んでいただきたいと思うところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(岩田一洋君) 鈴木さんの質問中でありますが、暫時休憩いたします。

     午前11時52分 休憩

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     午後1時06分 開議



○議長(岩田一洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 鈴木 貢さん。

     〔3番 鈴木 貢君 登壇〕



◆3番(鈴木貢君) それでは、午前中に引き続きまして御質問させていただきます。いましばらくのおつき合い、よろしくお願い申し上げます。

 4点目の公共交通、巡回バスについてお尋ねしてまいりたいと思います。

 こういった質問につきましては、午前中、私どもの古田議員さんの方からもいこまいCAR定期便試行運転についての御提案がございました。このように、今までも江南厚生病院の開院に伴いまして市内各所から交通アクセスの改善について、市民の足、公共交通についての論議が活発にされまして、そして市もいこまいCAR予約便の開始など一定の交通対策をされたわけでございます。その後も、厚生病院への交通アクセス等のさらなる利便性を図るため、名鉄バスの延伸やコース変更や、いこまいCAR定期便の新設等、市当局、議会、事業者などと幾度か協議してきましたが、残念なことに不調に終わっているようでございます。このような報告を今まで御当局から伺ってきたわけでございます。

 また、先日の議会開会の折、建設産業委員会より地域の公共交通の整備についての報告書が配られました。先ほども御紹介がありましたけど、この報告書では江南市に適した生活交通体系の確立に向けてということで、江南市の公共交通の現況と課題や、現行の公共交通に対する提言、また新たな交通手段の検討が掲載されておったわけでございます。

 そうした中、最近、御近所の方々から、もうすぐ巡回バスが走るんだってとか、いこまいCAR予約便の利用料金が下がるらしいなどとの声をよくお聞きいたします。また、その実現性についてもよく質問されるわけでございます。これは本当のことでしょうか。本当であれば、また巡回バスが実現し、いこまいCAR予約便料金が下がれば大変喜ばしい話なのですが、実際どうなのでしょうか。ひょっとして既に御当局はこうした話題方向にての協議等なされまして実行計画案をお持ちなのでしょうか、お教えください。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 先ほど古田みちよ議員にもお答えさせていただきましたが、建設産業委員会からの地域の公共交通機関の整備についての報告書を、議長を通じ、平成23年2月24日付にて市長あてに送付いただいておるところでございます。今後はこの地域の公共交通機関の整備についての報告書を十分尊重いたしまして、江南市に合った公共交通のあり方についてこれから検討してまいりたいと考えております。



◆3番(鈴木貢君) 私はてっきり、もうすぐかなというような風評が非常に出回っておりますので、これはいかんということも含めてこの認識を新たにしなきゃいけないのかなと思った次第でございます。

 ただいま市の取り組みや見解をお聞きいたしまして、そこまで踏み込んだ論議はまだされていないようでございます。やはり巷間市民の間に巡回バスの運行やいこまいCAR予約便料金値下げ等、公共交通についての話が裏づけのないままひとり歩きしているようです。少し拙速な期待だけに基づいた話題であるということがわかりました。しかし、特に巡回バスについては市内公共交通空白地域などから運行実現の要望もあり、そうした期待は大変理解できるものでございます。

 現在、全市的にカバーでき得る江南市の公共交通システムは、いこまいCAR予約便しか対応しておりません。いこまいCAR予約便も市民に浸透してきているようで、利用も大きくふえてきているようです。しかし、かかる予算も増大しているようで、市当局のうれしい悲鳴が聞こえてくるようです。

 そこでお尋ねしますが、今後のいこまいCAR予約便の利用見込みについてお聞かせください。



◎生活産業部長(奥村哲司君) いこまいCAR予約便の今後の利用見込みでございますが、平成22年の8月から12月までの5ヵ月間は毎月3,400台の利用がございまして、市負担額も240万円台に落ちついております。また1月分は、休みも少し多かったこともあるかもわかりませんですが、利用便数は3,174便で市負担額は221万8,420円と、少し下がってきております。しかし、一方で利用登録者はふえ続けておりますので、引き続き注意深く見守っていきたいと考えております。



◆3番(鈴木貢君) 本当に注意深く見守ってもらいたいと思います。本当にいつまでもつのかなと。本当に今、登録者数もふえていると。ますますそういった利用人口もふえてくる、対象。そうしたときに何年もつのかなと、こういうのも正直なところでございます。

 私もこのような江南市の公共交通対策については、平成21年9月議会の一般質問にていこまいCARの充実と今後ということで、その折にも、いこまいCAR予約便の利用料金の負担軽減や小型マイクロバスを使用した全市的な循環型いこまいCAR運行の提言、仮称「いこまいバス」とでも言いましょうか、その必要性を提言し、検討をお願いいたしました。

 そして、改めていこまいCAR予約便、巡回バスについての比較論点を要約列記しますと、予約便は利便性と公平性にはすぐれているが、利用料金負担が大きい。それからもう一つ、予約便利用が今後もふえ続けた場合、継続は厳しくなる。3点目として、公平性と利用料金安価な巡回バスの検討が必要と考えるわけでございます。こうした視点から、近い将来、江南市においても巡回バスの運行が必要になると考えますし、具体的な取り組み検討を始めるときであると思います。市当局の巡回バス取り組みについての改めて見解を求めます。お聞かせください。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 先ほどもお答えをさせていただきましたが、議会からの報告書をいただいたばかりでございますので、江南市に合った公共交通のあり方につきまして、巡回バスや予約便のあり方を含めましてこれからよく検討してまいりたいと考えております。



◆3番(鈴木貢君) 今なかなかそれ以上のことは多分御答弁できないということは十分承知しております。先回の質問のときにも申し上げましたけれども、いま一度、その言葉を御当局の方にもう一度申し上げまして、質問を終わりたいと思います。

 市民の足の確保事業を経費的な面だけで推しはかるのではなく、将来の江南市のまちづくり、地域の活性化を念頭に、市民、NPO団体とも連携するなど、新たな取り組みも必要ではないかと考えます。どうぞよりよき市民の足確保のため、当局の今後のお取り組みをよろしくお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。

     (拍手)



○議長(岩田一洋君) 4番、山 登志浩さん。

     〔8番 山 登志浩君 登壇〕



◆8番(山登志浩君) こんにちは。

 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 最初に、人に優しいまちづくりについてであります。人に優しいまちづくりとは何かということはそれぞれの立場や考え方によると思いますけれども、ユニバーサルデザインやバリアフリーの問題を取り上げたいと思います。

 きょうの一般質問、3人の議員の皆さんの質問を聞いていましたが、ユニバーサルデザインですとかバリアフリーにかかわる個々の問題を取り上げられておられましたし、またほかのこれから質問される皆さんにあってもそういう視点が盛り込まれた質問が大変多いかなと思っておりますが、この人に優しいまちづくりとは一体どのようなことを意味するのかということを考えますと、江南市におきましては、2004年の3月、江南市の人にやさしい街づくり基本計画及び障害者計画を策定されました。そしてこの計画では、主に高齢者や障害者にとってのバリアをいかに取り除くか、バリアフリーということに重点が置かれて、5年間の計画期間に取り組むべき基本的な施策が掲げられていました。

 現在実践されています江南市戦略計画においては、基本構想の行政経営の重点戦略の一つとして、高齢者や障害者を含むだれもが安心して地域で暮らすことのできるよう最低限度の生活が保障される仕組みや対策を完備すると述べられております。そして幾つかの個別目標でユニバーサルデザイン、あるいはバリアフリーの推進・強化が掲げられています。そして2009年の3月にこの人街計画、いわゆる人街計画が障害者計画として引き継がれて現在に至っているわけでありますけれども、これもいろいろ当局の皆さんと打ち合わせしましたけど、当局にとってバリアフリーとユニバーサルデザインの違いというのはどのようなものがあるか、その認識をまずお尋ねしたいと思います。バリアフリーとユニバーサルデザインの違いについてちょっと御説明いただきたいんですが。

     〔他に発言する者あり〕



◆8番(山登志浩君) (続)そうしましたら、これからは少しでも多くの人々にとって過ごしやすいまちにするために、いかにバリアを生まないようにするかという、いわゆるユニバーサルデザインという視点での施策展開が必要だと私は思います。

 ユニバーサルデザインとはどのような意味なのかということで、これは一般的に言われているものですけれども、障害の有無、年齢、性別、人種などにかかわらず、多様な人々が利用しやすいよう、あらかじめ都市や生活環境をデザインする考え方のことであります。今日では、情報やサービス、コミュニケーションを含む、すべての人が生活しやすい社会のデザインという広い概念で使われています。

 ユニバーサルデザインには七つの原則があると言われています。できるだけ多くの人々の要求に対応できるような特徴をよりうまく組み込んで、理想的なデザインを目指すに当たっての指針となりますが、具体的には、その七つを申し上げます。一つが、だれでも公平に利用できること、使う上で自由度が高いこと、使い方が簡単ですぐわかること、必要な情報がすぐに理解できること、うっかりミスや危険につながらないデザインであること、無理な姿勢をとることなく少ない力でも楽に使用できること、アクセスしやすいスペースと大きさを確保することと言われています。

 このユニバーサルデザインの考え方を取り入れたまちづくりの先進事例として、岐阜県高山市があります。1月の下旬に私も行政視察で訪れ勉強してまいりましたが、高山市では、住む人が住みやすく、また住み続けたいと思うまちが、訪れてくれる人にとっても訪れやすいまちである「住みよいまちは、行きよいまち」ということを基本的な考え方として、安全・安心・快適なバリアフリーのまちづくりの取り組みを進めてこられました。

 15年前の1996年度から障害者モニターツアーというものを実施して、東京から障害者等当事者団体を呼んで、高山市内を回っていろいろチェック・点検をしてもらっているというふうに伺っています。そうした人々の意見を参考に取り入れながら、道路の改修や快適公衆トイレの整備、情報のバリアフリー、マップ・冊子の作成に取り組んでこられました。2004年の6月には地域再生計画「誰にもやさしいまちづくり構想〜福祉観光都市を目指して〜」というものが国の認定を受け、翌年の2005年3月には高山市誰にもやさしいまちづくり条例を制定しています。

 条例に基づいて、誰にもやさしいまちづくり推進指針というものが策定をされました。

     〔資料呈示〕



◆8番(山登志浩君) (続)それがこの冊子でありまして、30ページ余りにわたっていろんな施策の方向やその推進体制が掲げられております。だれにも優しいまちづくりに関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本としているこの指針でありまして、目標、施策の方向、市、市民、事業者が一体となって推進するための具体的な方針を示すことを目的としています。

 江南市の場合、それぞれの皆さんの一般質問にもユニバーサルデザインやバリアフリーに基づいた質問もありますが、特にユニバーサルデザインですけれども、その考えに基づくまちづくりについて、個々の事務事業では実践されているというふうに思いますが、江南市として例えば戦略計画の中で、言葉の定義はされているんですけれども、ユニバーサルデザインとはどういうものかとか、人に優しいまちづくりとはどういうものかということが明確に書いていないと私は読み取りました。

 そこで、こうしたユニバーサルデザインの考え方に基づくまちづくりの所管、主に担当する部署はどこになるのかということをまずお聞かせいただきたいのと、これから高山市などの事例に学んで基本的な施策・指針を策定していくべきだと私は思うのですが、見解をお聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(滝正直君) 戦略計画の中では、用語の説明はさせていただいておりますが、具体的な施策については議員おっしゃるとおり明記がされていない状況でございますけれども、江南市障害計画というのがございまして、障害者施策の総合的かつ計画的な推進を図るために、江南市の人にやさしい街づくり基本計画及び障害者計画の障害者に関連する基本施策を実は引き継いでおります。

 また、戦略計画の中では行政経営の重点戦略におきまして、議員おっしゃられましたように、高齢者や障害者を含むだれでもが安心して暮らせることを掲げております。さらに基本計画の柱の中では、10年後の地域の姿、市役所の使命などをうたいまして、その中でバリアフリー化を進めるなどという施策を掲げております。

 議員が提案されました高山市のユニバーサルデザインの考え方に基づきますまちづくりの条例や推進指針の策定につきましては、近隣市や高山市などの事例を参考に調査・研究してまいりたいというふうに考えております。

 それから、市の中でどこが担当するか、所管となるかというところでございますが、現在は障害者計画につきましては、障害者の担当につきましては私どもの福祉課、健康福祉部が担当しております。あと建設的、道路などに関しましては建設関係の方で担当するのではないかと思いますが、総合的な考え方につきましてはまだこれから議論していくものかと考えております。



◆8番(山登志浩君) 障害者の方でしたらその担当の部署が健康福祉部の中にもあると思いますのでそれで結構だと思うんですけど、このユニバーサルデザインというのはその名のとおり、全市民、全市を視野に入れて策定をしていくものだと私は思うので、個々の政策を推進するに当たっては健康福祉部であったり都市整備部であったりということになるかと思うんですけれども、そういった基本的な指針をつくるときはぜひ経営企画部においてやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。



◎経営企画部長(大島茂樹君) どこの課が担当するかというのは、市が判断するべきことであると思っております。高山市はたまたま企画関係が担当したということでございまして、それで今議員おっしゃられましたユニバーサルデザイン、これはすべての人が生活しやすい社会のデザインというような概念と御紹介していただきました。

 それで、障害のある方や高齢者の方、妊婦の方とか外国の方、これらの方々に優しいということは、それ以外の方、つまりだれにでも優しいということでないかということを思っております。そうしますと、やはり障害のある人など、生活する上で支障がある方々を基本に考えることが必要であるというふうには思っております。既に、先ほど担当の部長の方から紹介がありました、福祉課では障害福祉計画を策定していること、また施設などのハード面につきましては都市整備部の方で担当しているということ、そういう考えを持っているということでございますので、それぞれの課が対応しておるということを踏まえまして、今後考慮して判断していきたいと思っております。



◆8番(山登志浩君) それで、個々の事務事業ではやっていただいているんですけれども、その大もとになる、だから初めにちょっとふと質問したんですけど、ユニバーサルデザイン、バリアフリーとはどういうことかということを伺おうとしたんですけれども、やっぱりユニバーサルデザインですとかバリアフリー、江南市にとってはどういうものかということをはっきりさせた上で個々の政策をつくっていく必要があると思いますので、ぜひ、私は庁内のことを詳しくはわからないんですけど、企画する部門でまずそういう基本的な指針をつくっていただいて、やるのはそれぞれの部署ということでお願いをしたいなと思います。例えば健康福祉部だけが主な担当ということになると、高齢者だとか障害者というふうに一定のカテゴリーの人に限定されてしまうんじゃないかなと思います。この質問を機会に、いろいろと庁内で検討を重ねていただきたいと思います。

 それで、その総論の部分は終わりまして、ちょっと各論に入っていきたいと思いますが、先ほど申し上げた、いわゆる人街計画、江南市の人にやさしい街づくり基本計画及び障害者計画ですけれども、保育園と学校を除いた市有施設、公共施設、福祉施設、学供、公民館、公園と、利用頻度の高い大型ショッピングセンターや病院などを対象に、バリアフリー整備の状況調査の結果が報告されています。これは平成16年、2004年の3月でありますけれども、また主要施設や周辺の道路の状況、駅周辺、あるいは公共交通機関の状況についても報告をされています。

 その上でどのように改善をしていったらいいのか、その推進体制が示されているわけですけれども、その取り組みが5年たって2008年、平成20年に終わったわけですけれども、それが障害者計画に引き継がれているわけですけれども、一部は。その引き継がれていないものについてはどのように扱われているのかをお聞かせいただきたいと思いますし、その5年間やって、いろいろと進んでいると思います。例えば江南駅前のエレベーターの設置だとかというのがわかりやすい例だと思うんですけれども、できたものはできたでそれはすばらしいことだと思いますし、できなかったものも一部あると思いますので、一覧表をつくるなりして、達成状況はどうだったのか、今の時点の状況はどうなのかということも一たんはっきり私たちに示していただきたいと思うんですけど、いかがお考えでしょうか。



◎健康福祉部長(滝正直君) 江南市障害者計画におきまして、安心・安全なまちづくりの施策の方向性として基本的な施策を掲げておりますけれども、それ以外の施策につきましては、江南市の人にやさしい街づくり基本計画に基づいて、施設、公園、道路等の整備など、関係各課における改善方針に基づいて推進している状況でございます。

 また、5年間の取り組み状況につきましては、各施設におきまして順次手すりやスロープなどを設置して、できるところから整備をさせていただいております。しかし、エレベーターとか多目的トイレなどは建物の構造上の制約を受けることなどから、大規模改修の際に整備をする予定としております。今後、検証を含めましてこの計画の継続的な推進に努めてまいりたいと考えているところでございます。



◆8番(山登志浩君) それぞれの所管でユニバーサルデザインを意識して進めていただけるというふうに理解したいと思いますけれども、次に、先ほど答弁もありました障害者計画とセットで第2期江南市障害福祉計画という計画が一つの冊子になっていますけれども、その基本施策の安全・安心なまちづくりの一つに公共施設における障害者用駐車スペースの確保が上げられています。

 これは大きな公共施設、民間のショッピングセンターでしたらどこでも今はついているわけですけれども、いわゆる車いす駐車場のスペースですけれども、体の不自由な人が車を乗りおりしやすいよう、広さや駐車場への出し入れのしやすさ、駐車場内での移動のしやすさなどが配慮されたスペースでありますが、残念なことに健常者がそのスペースに駐車している場合を少なからず見かけます。そんなとき、どこかで体の不自由な人が不便な思いをしているかもしれません。

 そこで、そのスペースの意義をより多くの人々に理解してもらうために「車イス駐車場に停めません」などと銘打ったキャンペーンが全国各地の自治体や民間団体に広がっており、官民挙げてその運動が推進をされています。具体的には、注意を喚起する看板・サインの設置、ポスターの掲示、大型ショッピングセンターなどの駐車場でのチラシ配布、のぼり旗の掲示、車いす使用者によるデモンストレーション、車いすから車いすへの乗りおりの体験、車いす駐車場に関するアンケートの実施、介助タクシーの展示会などが行われています。近隣の自治体では、私が確認しましたところでは、昨年の11月の下旬に三重県の名張市がそのようなキャンペーンを実施したというふうに確認しています。

 江南市でもぜひこういったことをやっていただきたいと私は提案いたしますけど、当局の考えをお聞かせください。



◎健康福祉部長(滝正直君) 車いす駐車場への駐車につきましては、利用者のモラルが最も重要ではないかと思っております。市の公共施設の障害者用駐車スペースの看板につきましては、本庁舎では駐車場入り口や障害者用駐車スペースに車いすマークを標示した看板を設置しております。また、市内すべての施設についての看板設置につきましては把握しておりませんが、障害者用駐車スペースの路面に車いすマークを標示することによりまして、駐車場利用者のモラルの向上に努めているところでございます。

 キャンペーン等につきましては、今後、先進地事例を参考に検討してまいりたいと考えております。



◆8番(山登志浩君) 続きまして、最近、全国の自治体やNPO法人などがユニバーサルデザイン調査なるものを実施し、ユニバーサルデザインマップを作成しています。すべての人がまちに出やすく、円滑に移動できるように、公共施設ですとか商業施設、観光施設などの情報を集めて、それをホームページですとかチラシなどで発信をしております。障害者用のトイレや駐車場、手すり、階段、視覚障害者向けの誘導ブロック、エレベーター、手話通訳者などについて現地の写真とあわせて記載をしているようなマップもあります。

 さてこの江南市、我が江南市におきましては3月の末には五条川の桜まつり、4月には藤まつりの開催が迫っています。こうした大きなイベントについてのユニバーサルデザインの対応をお聞かせいただきたいと思います。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 藤まつりに関する取り組みについて申し上げますと、車いすでの通行がスムーズにできるよう、曼陀羅寺と曼陀羅寺公園の間の砂利がございますが、この敷いてあるところに通路用の合板の設置でありますとか、車いすの無料貸し出し、車いす乗降口の案内や通行案内などについて配慮をいたしてまいりました。



◆8番(山登志浩君) ことしは何かそれに加えて考えておられるようなことはありますか。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 大体こういうことを考えておりますが、議員がこの質問の前段で申されましたユニバーサルデザイン化ということについては、バリアフリーのことが中心に考えてきたところもございますけれども、できる限り議員の御指摘のユニバーサルデザイン化についても頭の中に入れて、できるものから対応してまいりたいと考えております。



◆8番(山登志浩君) どうも聞くところによりますと、車いすを使う障害者の方が乗りおりする場所は確保されているようですけれども、その車をとめる専用のスペースがないというようなことも指摘されております。なかなか簡単なことではないんですけれども、その点もぜひ何とかならないか、ちょっと検討をお願いしたいと思います。

 それで、藤まつりに限ったことではありませんけれども、観光ガイドブック、江南市観光協会のガイドブックがありますし、江南市のホームページですとか各種イベントのチラシにユニバーサルデザインに関する情報をぜひ記載していただけないのか。既に観光ガイドブックなどでは障害者用トイレがあるというような表示はされていますけど、もっと幅広くいろんな情報を提供していただきたいと思いますが、いかがお考えですか。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 観光のユニバーサルデザイン化という観点で申し上げますと、できる限り多くの人に最大限の旅の楽しみを享受するように、観光環境創出のための取り組みをすることだという認識は持っておるところでございます。そういう観点からいきますと、私どもでつくっております観光ガイドブックは、外国の方にもわかるように英文字表記はさせていただいております。部分的ではございますが、こういうガイドブックや一部チラシには車いす専用トイレのある旨の表示もさせていただいておるところでございます。

 ユニバーサルデザインを意識した幅広い情報を掲載することは、障害のある方や、あるいは高齢者、子連れの方々などの多くの人々が観光施設を訪れることから、必要なことと認識はさせていただいております。また、新たな観光需要の創出効果への期待にもつながることと考えますので、今後よく検討をさせていただきたいと思います。



◆8番(山登志浩君) ちょっと次の質問にもかかわりますけれども、例えば藤まつりでしたら、市のホームページか何か使って、こういうオストメイトトイレがありますとか、多機能トイレがありますとか、障害者駐車場がありますとかありませんとか、そういうような基本的な情報だけでも結構ですので、ぜひそういうものもアップしていただきたいと思いますし、今の質問とかかわりますけれども、今後、観光面でのユニバーサルデザインということも含めて、それだけではなくて、公共施設全体のユニバーサルデザインの調査ですとかユニバーサルデザインのマップの作成を、それこそ江南市が推進しています市民協働ということも視野に入れながら、市民団体、関係団体と連絡調整を密にしてぜひ進めていただきたいと思いますが、当局の見解をお聞かせください。



◎健康福祉部長(滝正直君) ユニバーサルデザイン調査とかデザインマップの作成につきましては、今後、関係各課と協議し、考えてまいりたいと思います。よろしくお願いをいたします。



◆8番(山登志浩君) お願いします。

 続きまして、ちょっと細かい話になりますけれども、先ほど中日新聞の新聞広告の片隅にこういうものがありましたので、これを拡大コピーしました。

     〔資料呈示〕



◆8番(山登志浩君) (続)こういうものです。QRコードといいまして、チラシの隅っこに、もっと小さいんですけどね、実物は。掲げられていまして、これが大変便利だと言われています。そんなことを言っておきながら私は一回も使ったことがないんですけれども、すぐできるし便利だというふうに聞いています、友人からも。

 このQRコードは、携帯電話のカメラを使用してさまざまな情報を簡単に読み取ることができる2次元のコードだと言われています。QRコードのメリットは、何も検索をせずに一瞬にして欲しい情報にたどり着けることであります。わざわざ携帯サイトのURLや電話番号、メルアドを入力する必要がなく、リンク先を工夫すれば動画を配信するということもできると思います。

 観光情報を発信するツールとしてQRコードの活用は非常に有効だと考えていますし、高山市でも実際そういうことをされていまして、観光施設、名所へ行くときの左に何百メートルとかという表示があると思いますけど、そこの隅っこにこのQRコードがかいてありまして、私も実際見てきましたけれども、そういったものをもっともっと、これはほとんどお金もかからず使えまして、張るだけですので、ぜひこういったことも江南市でやっていただきたいと思いますし、こうしたことをやることによって市民やよそから訪れる人が詳しい観光情報を得られるというふうに私は確信をしていますが、当局の見解をお聞かせいただきたいと思います。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 観光情報独自のホームページを今はまだ持ってございません。現状は、市のホームページに情報が掲載されておりまして、情報におけるQRコードの活用につきましては、市ホームページの掲載情報を活用することとなりますので、所管しております担当課とよく調整を図ってまいりたいと考えております。



◆8番(山登志浩君) その担当課は多分地域協働課になると思うんですけれども、観光情報だけではなくて、行政の基本的な情報や案内を市民の皆さんに提供する上でも、このQRコードの活用というのは非常にいいのではないかと思います。

 ただし、これをやろうとすると、やはり携帯サイトをつくっていった方がいいというふうに私は思います。江南市は携帯サイトがなかったと思いますので、時代の流れでそういうサイトもいずれつくっていくことになるだろうと思いますので、そのことについてぜひ当局の見解をお聞かせいただきたいと思います。



◎経営企画部長(大島茂樹君) 昨今の携帯電話の普及状況から考えてみますと、市が提供する行政情報を携帯電話のサイトからQRコードなどを活用して得られるようにするということは、情報収集の一手段として今後の課題と考えているところでございますので、今後、他の先進自治体なども調査をさせていただきたいと思っております。



◆8番(山登志浩君) よろしくお願いします。

 続きまして2番目の質問に移りたいと思います。

 読み書きサービスということで通告をさせていただきました。これもユニバーサルデザイン、人に優しいまちづくりの一つの施策になると思うんですけれども、視覚障害者、目の不自由な方に対してのサービスの問題でありまして、我が国で視覚障害者の手帳を持っている人は現在約31万人おります。手帳を持っている人の半数は70歳以上、60歳代で22%ということで、60歳代以上が72%、7割以上を占めていますが、障害者手帳を持っていなくても、いわゆる目が不自由な人、低視力の高齢者は百数十万人いると推計をされています。

 正常な視覚を有していても、今は全く問題なくても、人生の途上で糖尿病や緑内障を患ったり、あるいは不慮の事故などによって視覚障害になる可能性は否定することはできません。日本眼科医会が調べた調査結果によりますと、2007年時点で日本には推定164万人の視覚障害者がおります。人口の約1.3%に相当します。そのうち目が失明してしまっている方が約18万4,000人、残りの145万人がロービジョンと言われる障害を持っています。ロービジョンとは、目の見える機能が弱くて日常生活や就労などの場で不自由を強いられる状態またはその人のことであり、視覚障害の一種だとされています。高齢化が進んで2020年になると、このロービジョンを含めた視覚障害者は人口の2%200万人に上ると予想されています。

 医療費に加えて、家族や周囲の負担や雇用の低下、クオリティー・オブ・ライフ、生活の質の低下などを金額に換算した視覚障害のコストは2007年では8兆8,000億円でありましたが、これでもかなりの損失でありますけれども、2030年になるとそのコストは11兆円までに膨らむと日本眼科医会は試算をされています。

 そこで、まず基本的なことでありますけれども、江南市における視覚障害者手帳の交付状況はどのようになっているか、お聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(滝正直君) 平成23年2月1日現在におきます視覚障害者の手帳所持者は、1級が62人、2級が72人、3級が18人、4級が17人、5級が18人、6級が16人、合わせまして203人でございます。また年代層につきましては、18歳未満が3人、18歳以上40歳未満が18人、40歳以上65歳未満が45人、65歳以上では137人でございます。性別につきましては、男性が96人、女性が107人ということでございます。



◆8番(山登志浩君) 全国的な傾向とそう変わらないと思うんですけれども、続きまして、私が今申し上げた日本眼科医会の推計結果をもとに、そんな詳しい計算はできませんけど、単純計算で結構でありますけれども、失明者と言われる人とロービジョンと言われる人は江南市にどれぐらいいると考えられるでしょうか。



◎健康福祉部長(滝正直君) 江南市の平成23年1月末現在の人口が10万1,769人でございますので、人口の1.3%で想定いたしますと約1,320人の視覚障害者が存在することになります。そのうち失明者が約150人、そしてロービジョンが約1,170人と予想されると思われます。



◆8番(山登志浩君) 100人に1人か2人近くそういう方がいらっしゃるということですけれども、目が見えにくいと日常生活上多くの困難が待ち受けている、立ちはだかる。例えば情報入手、文字の読み書きや歩行の困難であります。先ほどバリアフリーとかユニバーサルデザインといった問題を取り上げましたが、建物ですとか公共の交通機関ではそういった考え方が広く取り入れられるようになって改善が進んでいますけれども、情報や読書などの分野では低視力の人々への支援に関する認識が共有化されているとまでは言えません。

 視覚障害者が読み書きをする場合、パソコンの音声読書器を使ったり、家族やヘルパーに手伝ってたりしてもらうなどして対応しているわけであります。また、最近ではアップルのiPadや各社の電子書籍端末の発売で、今後、電子書籍の普及も予測されています。

 視覚障害者への国際標準規格であるデイジー形式と電子書式の閲覧方式イーパブが日本語に対応し、日本語の多くの書籍の統一規格が実現すれば、多くの書籍の音声読み上げが可能となります。さらに、マルチメディア対応が実現をすれば、各社の電子書籍端末でカラオケの歌詞のように読み上げ部分のハイライトが表示をされたり、あるいは文字、そのテキストと背景の色の反転表示ですとか、文字の拡大縮小や読む速度の調節も可能になると言われています。

 しかし、電子書籍端末を購入できない人、あるいは購入してもパソコン機器の取り扱いが苦手であるし、その機器の取扱書を読めない人もおりますし、高齢化とともに進行する視覚障害による日常生活や情報入手の困難をすべて解決する抜本的な手段や器械というのは存在しないわけでありますし、家庭の問題になりますけれども、家族に内容を知られたくないとか、あるいはひとり暮らしの方もおりますので、コミュニケーション支援の向上を求める声が全国的に強まっているというふうに私は思っています。

 そこで、高齢者などの低視力の人が情報や読書などで利用できるよう、すべての人が読書・読み書きができる方法を考える運動が進められています。昨年の12月6日には、図書館関係者、業界関係者や視覚障害者が集まった「全ての人が読書・読み書きできる方法を考える」と題するシンポジウムが東京で開催をされました。主催したのはNPO法人大活字文化普及協会であります。この協会は、高齢者・障害者対象の読み書きサービスの受け付けや、専門職員の配置を公共施設などで行うよう自治体や国に求める運動に取り組んでおられます。それとともに、読み書きサービス支援員養成講習会にも着手したと聞き及んでおります。

 また、全国ではまだまだ数少ないんですけれども、読み書きサービスを実施している自治体などがあります。一例を挙げますと、京都府京田辺市の社会福祉協議会は昨年から、養成講座を受けたボランティアの皆さんが郵便物や新聞、書籍などの代読と手紙や行政文書などの代筆を行っています。予約制で月2回社協で実施し、利用者1人に対しボランティアの皆さん2人が1時間を上限に対応しています。ただし、このサービスを受けられる対象者は、京田辺市内在住の視覚障害者手帳を持っている方に限られます。サービスを利用した人からは好評の声が上がっています。一例を紹介しますと、役所からの郵便物も点字で書かれておらず、音声読書器を使っても概略は大体わかるが完璧でない、万能ではない、読み書きサービスのニーズはとても高いという好評の声が上がっています。

 そこでお尋ねをいたしますが、江南市におきましては視覚障害者に対する公的支援としてどのようなものがあるか、お聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(滝正直君) 公的支援ということでございますが、市内の朗読ボランティアグループのやまびこさんによる広報「こうなん」の声の広報サービス、そして点字器、視覚障害者用拡大読書器等の日常生活用具の給付、さらに盲人安全つえ、矯正眼鏡等の補装具費の給付などが上げられます。また、独居の視覚障害者などでホームヘルパーの派遣をされている方につきましては、必要に応じましてホームヘルパーが手紙などを呼んだり、代筆などを行ったりしている場合もあると聞いております。



◆8番(山登志浩君) それなりに視覚障害者にサービスが提供されているわけですけれども、ぜひ江南市においても、社会福祉協議会やボランティア団体、関係機関と連携をとって、視覚障害者の読み書きを支援する公的サービスをぜひ制度化していっていただきたいと要望いたしますが、このことについて当局の見解をお聞かせいただきたいと思います。



◎健康福祉部長(滝正直君) 視覚障害などで日常生活に大変不自由をされている方につきましては、今後どのような方法で支援することができるのか、一度社会福祉協議会などの関係機関と協議して考えてまいりたいと思います。よろしくお願いをいたします。



◆8番(山登志浩君) よろしくお願いします。

 それで、今の読み書きサービスでありますけれども、公共の図書館で実施しているところもあります。調べましたら、東京都の墨田区の区立図書館で実施されていますが、この墨田区の図書館におきましては、1970年代初めから図書の宅配をしながらその利用者の自宅での読み書きサービスに対応してきた経緯があり、現在も手紙やはがきなど生活に身近な文書を呼んだり、手紙を代筆したりするなどのサービスを実施しています。対象者も障害者手帳を持っている方に限定はされておりません。

 そこで、図書館を所管する教育委員会に伺いたいと思いますけれども、図書館における視覚障害者へのサービスの実施状況はどうなっているのか。また今後、指定管理者とも話をしなければなりませんけれども、そうした人々への支援を強化していくべきだと考えますが、見解を伺いたいと思います。



◎教育部長(三ツ口和男君) 現在の江南市図書館における視覚障害者へのサービスの実施状況につきましては、宅配サービスと、音訳図書や点訳図書の貸し出しサービスを実施しておるところでございます。

 宅配サービスとは、身体に障害のある方や、高齢のため一人で来館することが困難な方を対象に、自宅まで図書を宅配するサービスでございます。また、障害者手帳を持たないまでも、視力が弱い方にも対応しております。実績につきましては、平成21年度の数値で申し上げますと、障害者の方に5冊、高齢者の方には230冊、合計235冊の宅配を実施いたしましたところでございます。

 また、音訳図書や点訳図書の貸し出しサービスにつきましては、図書の録音テープや点字本の貸し出しを行うサービスであり、申し込み者の希望により宅配や郵送での貸し出しも可能でございます。現在江南市立図書館に所蔵しております音訳図書や点訳図書の点数につきましては、音訳図書が278点、点訳図書が1,132点でございます。また、これらの資料は主にボランティアが作成されたものや寄贈されたものでございます。

 続きまして、強化ということでございますが、視覚障害者への支援の強化につきましては、高齢化の進展により、障害者手帳を持たないまでも、字を読むことに不自由と感じる方が増加傾向にある中、今まで以上に音訳・点訳図書の重要性が増してくると考えております。音訳図書や点訳図書の作成につきましては、本来図書館での作成が基本となりますが、現在の図書館スタッフのみの作成では人員の関係上難しく、音訳・点訳ボランティアに依頼しているところが実態でございます。音訳・点訳ボランティアの養成が大きな課題となってきております。現在、音訳・点訳ボランティアの養成講座につきましては3年に1度開催しておりますが、今後、指定管理者と協議を行い、養成講座の実施回数をふやすとともに、講座修了者をボランティアとして活用できる仕組みを調査・研究してまいりたいと思っております。



◆8番(山登志浩君) すぐにいろんなことができるわけではありませんけれども、視覚障害者の方がふえているということは間違いない事実でありますので、そういう方々へのサポート支援というのをぜひ強化するということも指定管理者と話し合っていただきたいと思います。

 それで、先ほど申し上げたNPO法人の大活字文化普及協会でありますけれども、出版業界と協力しまして、出版社が保有する約650のタイトルについて大活字版と白黒反転版をオンデマンドで製作し、1冊2,000円弱、1,890円で提供しています。

 こうした大活字本や白黒反転本の需要は確実に高まっています。すべての人が読書をする機会を提供するということは公共図書館の使命であると私は確信をしておりますが、こうした大活字本、白黒反転本の拡充について当局の見解を伺いたいと思います。



◎教育部長(三ツ口和男君) 大活字本、白黒反転本につきましては、字を読むことに不自由を感じる方に読書機会を提供するための図書でございます。大活字本とは、原本の内容をそのままに大きな活字で組み直した本でございます。江南市立図書館におきましては現在797冊所蔵しております。また、白黒反転本とは、背景が黒く、文字が白抜きという読みやすい本であります。江南市立図書館におきましては現在3冊を所蔵しておるというところでございます。

 高齢化の進展により、字を読むことに不自由を感じる方が増加傾向にある中、指定管理者と協議いたしまして、限られた予算の中ではございますが、大活字本、白黒反転本の充実に向けて検討してまいりたいと思います。



◆8番(山登志浩君) よろしくお願いいたします。

 続きまして3点目の質問に移ります。

 藤まつりの駐車場対策でありますけど、これは簡単に済ませたいと思いますけれども、ことしも4月の中旬からゴールデンウイークにかけて江南市の一大イベントであります藤まつりが開催をされます。毎年、市外、県外からたくさんの来場者がありますし、またことしも多くの人に来ていただくことを私は期待しております。願っておりますけれども、この期間中の土・日・祝日には私の地元の門弟山小学校の駐車場が無料開放されています。

 この無料開放についてでありますけれども、先日、複数の市民の方から、通常利用されているスペース、要するに平日学校の先生が駐車場として利用しているスペース以外にも、奥の方に車を入れて駐車をしていた。休日とはいえ、子供が自由に出入りできるし、だれでも出入りできると。万が一事故が起こったらどうするのかという厳しい指摘がありましたが、昨年ないし過年度の門弟山小学校の駐車場の利用実態はどのようであったのか、お聞かせいただきたいと思います。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 昨年度までの門弟山小学校の駐車の実態ということでございます。今議員が御指摘のとおりでございまして、いわゆる学校で使っております駐車場のスペースのほかのところにも駐車をさせておりました。



◆8番(山登志浩君) 無料の駐車場で、学校の先生が通常使うところはいいかもしれませんが、それより奥まで入れていて、それで場合によっては運動場の近くまで車が入っていたというふうに伺って、また誘導線まで引いてあったと。一応シルバーの方かどなたか誘導する係の方がいたということですけれども、私はこれはちょっと危ないなと思いますし、そもそも、きょうはお尋ねしませんけれども、藤まつり期間中の駐車場の利用実態はどういうふうであったのか。

 駐車場の管理組合なるものもありますし、それ以外に民間で自由にやっておられる方も見えますので、そういった実態もやっぱりつかんでいただきたいと思います。そこは民間でやっているからなかなか口が挟めないというか、強いことは言えないんですけれども、やはり渋滞も起こるわけですし、いろんな問題が起きますので、駐車場の利用実態、その周辺道路の渋滞の状況についても把握するよう努めていただきたいということをまず要望しますが、そうはいっても、4月に藤まつりの開催が迫っております。この門弟山小学校の無料開放が必要なのかどうかということと、無料開放をやるんであれば安全対策に万全を期すべきだと私は考えますが、この点、当局の見解を伺いたいと思います。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 議員御指摘の門弟山小学校の駐車場のあり方でございますが、ことしの藤まつりには御指摘をいただきました点に配慮して、通常使用されております駐車スペースのみの利用をするよう変更したいと考えております。また、ことしの藤まつりには子供さんの安全に配慮するために整備員といいますか、警備員も昨年よりは増員をして、万が一の事故がないように安全に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。



◆8番(山登志浩君) 事故やトラブルが起こらないよう万全を期すよう強く願うところであります。

 最後に、指定管理者制度ということで通告をさせていただきました。

 指定管理者制度ですとか民間委託、民営化の問題、あるいは市の公共機関に働く人々の非正規雇用の問題ということは、ほかの議員の方もいろんな角度で取り上げられておりますし、私はこの問題を何度も一般質問ですとか議案質疑で取り上げていろいろと議論してきました。一定程度改善していただいた部分もありますが、なかなかこの話をするといつもかみ合わないんですけれども、昨年の12月28日に総務省が「指定管理者制度の運用について」と題する通知を出しました。

 指定管理者、全国各地の自治体で実施をされていますが、いろいろ問題も明らかになっています。留意する点が明らかになってきたことから、改めて制度の適切な運用に努めるよう通知の前文で助言をしています。今回の通知は自治体での混乱ですとか各業界・団体などの要望を受けて出されたものでありますけれども、制度の改善を図っていくための指針として一般的に好意的に受けとめられていますが、しかし、通知の内容を云々かんぬん言う前に、その通知をどう受けとめるかが問われなければいけません。

 私はこの通知が出されたことを、一般論になりますけれども、遺憾なことだと思いますし、自治体の制度設計・運用及び姿勢が厳しく問われるべきであります。この公の施設の設置・管理は自治体、特に基礎的自治体の自治事務中の自治事務であり、また指定管理者制度に関する地方自治法の規定は極めて規律密度の低い地方分権的な制度であるにもかかわらず、制度導入から7年も経過して国から通知が出されたことは、私は自治体の自治能力が問われているというふうに厳しく受けとめるべきであるというふうに考えます。

 また、この通知内容は今に始まったことではなく、当初から予想され危惧されていたことでもありますけれども、この通知は概要が八つほどあります。一つ一つやれたらいいんですけど、時間も限られていますし、きょうはその中で、通知の内容の一つにこんなものが盛り込まれています。

 業者の選定に当たって、労働法令の遵守や雇用労働条件への適切な配慮がなされるよう留意することというふうにあります。指定管理者制度で、あるいは民間委託、民営化でよく問題になるのが、人件費が大幅に切り下げられたとか、あるいは非正規の方が多いとか、また人がどんどんどんどんかわっていってしまうというようなことでありますし、ちょっとはっきりとした数字までは聞いておりませんけれども、今、江南市でも指定管理者制度で保育園をやっていますけれども、公立の保育園と比べると著しく正規でも非正規でも賃金が低いんじゃないかという声も複数寄せられております。

 もちろん指定管理者制度というのは民間の創意工夫を生かして経費削減するということですけれども、特に保育園の場合ですと、児童館でもそうですけれども、人件費が相当な割合を占めるわけであります。これは民間に管理運営をゆだねているので、時給を例えば最低1,000円にしろとか、年収で幾ら以上払いなさいということは強要できないですし、私はそこまで求めるつもりは今ありませんけれども、せめてこの通知を踏まえて、もう一歩江南市として取り組みを進めるべきだと思います。

 昨年3月の一般質問で野田市の公契約条例を取り上げましたし、また最近では神奈川県の川崎市でも契約条例が一部改正されるなどして、行政サービス提供に従事する民間の労働者の人々の適切な労働条件の確保や処遇改善に向けて取り組みが行われています。

 私は、例えば指定管理者の募集要綱ですとか、あるいはその申請時点での申請書、あるいは事業が終わった後の報告書などで、賃金や社会保険などの労働条件を明記させて報告させるなどの取り組みを江南市でもぜひやったらどうか、やるべきだというふうに考えますが、いかがお考えでしょうか。



◎経営企画部長(大島茂樹君) 江南市における指定管理者との協定書及び仕様書におきましては、人事配置につきましては施設運営の基準があればその基準に従うこと、また配置する人員の勤務形態は労働基準法を遵守すること、さらに必要に応じて指定管理者の労務管理、施設管理、各帳簿類などを調査することなどを定めております。このようにしまして、労務管理などにつきましては労働基準法など業務を実施するための関係法令に基づいて行うことが協定書及び仕様書で担保されておりまして、市と指定管理者としましては、この公契約の趣旨を踏まえて協定書及び仕様書を締結していると言えるのではないかと考えております。また一方、指定管理者はこの労働関係法令に基づいて適切に実施されていると考えております。

 そして、この労働条件でございますが、これは指定管理者である企業の規定で定めるものでございまして、従業員に対してはこの規定に基づき適切に対応すべきことではないかと考えるところでございまして、労働条件について申請などの段階で明らかにすることを求めることまで、この労働条件を選定の要件とする考えまでは今のところ持っていないということでございます。



◆8番(山登志浩君) 選定に当たってその労働条件は、一つ考慮はされますけど、それで選別するということは、私はそこまで言っているわけじゃないんですけれども、今そういうことを報告させる、求めると何か不都合でもありますか。ないんですよね。ぜひやったらどうでしょうか。



◎経営企画部長(大島茂樹君) 一方では企業への行政がどの程度介入すべきかというような問題もございますので、今のところは明らかに明記させるというようなことは考えておりません。



◆8番(山登志浩君) これは民間企業であっても、民間委託の公共サービスであっても、直営であっても、請負でも派遣でも、それぞれ法律の網がかかって規制がかかっていますので、それを遵守するというのは当たり前なんですよね。

 それで、公共サービスの民間委託、この指定管理者の問題ですけれども、やはりその原資は税金であります。税金で雇われている人が不安定な立場に場合によっては置かれるとかいうことは私はあってはならないと思いますし、いわゆる官製ワーキングプアという問題も全国各地の自治体や国の公共機関でも指摘をされていまして御存じだと思います。私はぜひここでやっぱり江南市として取り組みをすべきだと思っていますけれども、副市長さん、何かコメントがあればお聞かせいただきたい。



◎副市長(石川勇男君) 今、経営企画部長が答えたとおりで、今後もそのような方針でいきたいと思っております。またこれは国の問題でもございますので、そうした動きをしっかり見きわめて対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。



◆8番(山登志浩君) そうした動きというのは。



◎副市長(石川勇男君) 国の動きとか、そういうことでございます。よろしくお願いします。



◆8番(山登志浩君) どうも根本的な話になるとずうっと4年間こういうことをやってかみ合わなかったんですけれども、個別の問題では一定程度改善していただいたりとかいうことはありましたけれども、やはり原資が税金であるということを重く受けとめていただきたいと思いますし、労働条件を守るという、労働者の権利のことばっかり言っているんじゃないかというふうに、一見するとそう聞こえるかもしれないんですけど、最終的にそこで働く人が安定して長期間働くということは行政サービスも安定して、これは市民に返ってくるということをぜひ認識していただきたいと思いますし、4月には市長選挙ですとか市議会議員選挙がありますけれども、こういう構造改革とか行政改革という大きなものが一段落して、その後どうなっているかということをチェックする、それに対してどう臨んでいくかということを市民の皆さんもぜひ関心を持っていただけるよう私も声を大にして訴えていきたいと思います。

 これで一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(岩田一洋君) 5番、沢田和延さん。

     〔12番 沢田和延君 登壇〕

     (拍手)



◆12番(沢田和延君) それでは、与えられた時間の範囲内で一般質問を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 今回、防災行政についてということで通告をいたしております。2項目ほど上げておりますけれども、特に区分することなく進めていきますので、よろしくお願いいたします。

 ことしの初めだったと思うんですけれども、我が家の方に訪ねられた方が、ぜひ5市町の防災カレッジに出てくれというようなことで御案内をいただきました。正直言って最初は気が乗らなかったわけなんですけれども、よくよく見てみると3日間ほど出なきゃいけないというようなことでもありましたので、ちょっと時期的に大変かなというようなことも思っておったわけなんですけれども、そうした消極的な参加をしたわけでありますけれども、ただ、行政の一端を携わっている者としまして、実際に参加してみて大変興味深い内容でありましたし、有意義な時間を過ごせたなというふうに今思っておりまして、むしろ誘っていただいた方に今は感謝をしているような状況であります。

 それで、今回の5市町の防災カレッジは、ことしは犬山市で1月29日、2月5日、それから2月19日、全部土曜日でありましたけれども、犬山市役所または福祉会館の方で行われました。2月5日の福祉会館での講演では、これはボランティアの関係の方々も大勢お見えになって、静岡から防災リーダーだとか防災士の方々を迎えての講演会、パネリストとしてそうしたシンポジウムを開かれたわけでありますけれども、私は1月29日から参加をさせていただきまして、3日間出まして、3日間出ると修了証がいただけるということでいただいてまいりましたけれども、何も資格のあるようなものでもございません。犬山市長さんの名前での資格証をいただいてまいりました。

 それで、3日間受講しますと修了証をいただいたわけなんですけれども、募集は50人のところに51名の募集がありまして、私は一番最後の席に座ったわけでありますけれども、犬山市から27人、小牧市から18人、それから江南市と扶桑町から3名ずつ、そして大口町からはゼロ人でした。この5市町というのは今言いましたように犬山市、小牧市、江南市、扶桑町、大口町の5市町でありますけれども、こうした防災カレッジというものが開かれたわけであります。

 よく知らずに、何も調べずに出かけていったもんですから、一体何をするのかということも本当に調べずに行きました。改めて行政のお立場で、この5市町の防災カレッジの開催目的とこれまでの開催に至る過去の経緯、そうしたものをちょっと教えていただきたいと思います。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 沢田議員さんには大変お忙しい中、御参加をいただきましてまことにありがとうございました。

 5市町の防災カレッジは、地元に密着した防災リーダーを養成することを目的といたしまして、平成20年度に江南市、小牧市、犬山市、大口町、扶桑町の3市2町で結成をされ、毎年持ち回りで防災に関する各種講座を開催いたしておるところでございます。平成20年度は小牧市、昨年度は江南市、今年度につきましては先ほどおっしゃられましたとおり犬山市が当番市として開催をされたものでございます。

 それ以前は、愛知県が自主防災組織を活性化することを目的といたしまして、あいち防災カレッジを平成14年から18年度まで5年間開催をしまして、あいち防災リーダーを養成しました。この5年間で江南市では22名の方が修了をされております。



◆12番(沢田和延君) 防災リーダーの養成ということを今お聞きいたしました。実際この5市町の合同防災カレッジの折には防災リーダーの方が中心になって講義を進めていただきましたけれども、どういった内容かといいますと、災害の基礎知識だとか、それから先ほど言いましたパネルディスカッションなどもありました。それから防災リーダー論だとか、自主防災会の活性化活動だとか、そういったようなこともあったわけなんですけれども、また後ほど紹介をさせていただきますけれども、非常に私が興味を持ったというのは、地図上でのさまざまな作業をする訓練がありました。

 一つはディグ(DIG)といいますけれども、地図上での訓練、災害図上訓練というのがディグといいます。ディグというのは、災害のディザスターのD、それから想像力、イマジネーションのI、それからこれはゲームですのでゲームのGということでディグと呼ばれているものがありました。それからもう一個は、災害ボランティア支援本部の運営といったことも実際に模擬訓練というような形でやりました。もう一つ、図上を使ってやるものに避難運営ゲームというのがあります。これはハグ(HUG)というふうな呼び方をしますけれども、ハグというのはそのまま避難所のH、運営のU、ゲームのGというものをやりました。

 また後ほど説明をさせていただきますけれども、こうした模擬訓練のような、図上でやるようなことは大変興味を持ちましたので、こういったことが私たちの行政にも利用できないかというふうに思って帰ってきたわけでありますけれども、それで少し基本的なことを幾つか聞いてまいりたいと思いますけれども、今、あいち防災リーダーという話がございましたけれども、そのほかに防災ボランティアコーディネーターとか防災士という方もお見えになったわけでありますけれども、こうした防災リーダー、防災士、災害ボランティアコーディネーターの役割といったものがわかれば教えていただきたいと思います。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 防災リーダーとは、自主防災組織の活動を効果的に実践するために必要な調整や指導などを行う、地域の自主防災活動の中心となる方をいっております。

 次に防災士とは、防災に関する知識、意識、技能を取得し、社会のさまざまな場で災害時の災害を最小限にとどめる取り組みと防災力向上のため活動していただくことを目的として、特定非営利活動法人日本防災士機構が認定した方たちをいいます。防災士の資格を取得するためには、この機構が定めたカリキュラムを自宅学習と会場研修講座を受講して、試験に合格した後に公的機関が主催をする救急救命実技講習を修了することが必要でございます。防災士の役割は、地域防災の担い手として、地域の防災リーダー、あるいはコーディネーターとして活動していただくものでございます。

 続きまして防災ボランティアコーディネーターとは、災害発生時に被災地に支援活動のため集まったボランティアに災害時における支援の要望を伝え、ボランティアの方が有効に活動できるように行政などと調整役をされる方でございます。



◆12番(沢田和延君) さまざまな形でいざといったときに携わっていただいている方があるということがわかったわけでありますけれども、次に、災害がもし発生して被害が生じた場合ですが、今のボランティアの方々が駆けつけて支援活動される、その折にこうしたボランティアの方々の対応をする防災ボランティア支援センターの立ち上げということが必要となってくると思いますけれども、江南市としてはそのことについてはどうお考えでしょうか。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 災害が発生し被害が生じた場合に、行政は災害の被害の情報収集や救出・救護、避難所開設、防疫などの活動に対応することとなります。被災地の支援のために駆けつけられたボランティアの方々にどのような支援を行っていただくかをコーディネートする防災ボランティア支援センターの立ち上げや運営は、今までの全国的な傾向として公設民営型で、その地域のNPOや社会福祉協議会が中心的な役割を担っておられます。行政はその運営の財源や被災状況、支援要望などの情報を防災ボランティア支援センターへ提供することにより、その活動の支援を行うこととなります。

 江南市では、平成20年4月に市内ボランティア団体でありますカトレア、あじさいの会、ボーイスカウトに所属する方を中心に、江南市防災ボランティアコーディネーター連絡会が設立されております。この会は、毎年、市の防災訓練で防災ボランティア支援センターの活動訓練を行っておられます。また、会員の方は愛知県で毎年開催をされます防災ボランティアコーディネーターのフォローアップ講座にも参加をされまして技術向上を図っておられます。今後は、江南市において災害が生じた場合のために、ボランティアコーディネーター連絡会や社会福祉協議会と連携をとりながら、訓練等の充実を図ってまいりたいと考えております。



◆12番(沢田和延君) 実際に災害が起きた場合に、このボランティアの方たちをコーディネートする人たちそのものが混乱をしてしまって、なかなか活動がうまくできなかったというようなことが過去の大きな震災等であったかと思いますけれども、もう今、江南市の場合については総合訓練の折に訓練をしておられるだとか、フォローアップの講座を受講されておるというようなこともお聞きをいたしました。

 ただ、実際に本当にいざといったときのことを考えると、やはりある程度のパニックということはあるのかもしれませんが、一方で、市の職員の動員体制はどうでしょうか。勤務時間外の初動体制についてどのように規定されているか、お尋ねをいたします。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 江南市地域防災計画の中で、勤務時間外に震度4以上の地震が発生した場合、災害対策本部の開設に向け、本部員の参集とともに市役所及び避難所周辺に居住している職員を中心に、緊急防災要員として119名を指定して初期活動体制を整えることとしております。

 緊急防災要員の役割は、職員への連絡と配備指令を行う総務班、愛知県や防災関係機関との連絡を行う情報連絡班、被害状況の調査を行う調査班、避難所の開設を行う現地班があり、緊急時の出動に備えております。災害対策本部は、本部要員が登庁し体制が完了次第、被害の状況に応じて第1次から第3次までの非常配備体制を整え、災害に対応してまいるものでございます。



◆12番(沢田和延君) 今お話がございましたけれども、緊急防災要員だとか災害対策本部員というのは訓練はやっておられるんでしょうか、お尋ねをいたします。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 昨年の10月29日の金曜日でございますが、職員の防災意識の高揚を図ることを目的といたしまして、緊急防災要員、災害対策本部員など65名を対象に、東海地震を想定した非常招集訓練を実施いたしました。午前5時に安心・安全ネットメールや電話による非常招集を行ったところ、午前6時30分時点で登庁率は約90%でございました。今後も常に災害を意識してこのような取り組みをしていきたいと考えております。



◆12番(沢田和延君) ありがとうございます。

 御承知のように、2月22日にニュージーランドで大変大きな地震がございました。直下型ということでマグニチュード6.3とも言われておるわけなんですけれども、クライストチャーチの美しいまちが本当に惨たんたる被害を見まして、私もクライストチャーチへ行ったことがございまして、大聖堂の前で写真を撮り、エイボン川のほとりを歩いたという記憶がありますので複雑な思いがあるわけでありますけれども、何よりも多くの人が犠牲になられ、また安否がわからない邦人の方もきょうの朝現在で28人というようなことも聞いておりますけれども、発生の日から数日がもう経過しているということで大変心配がされて胸が痛むわけであります。

 中央防災会議が昨年発表いたしました東海・東南海・南海の各地震がほぼ同時に起こった場合、これは最悪の事態というふうで考えればいいかと思うんですけれども、過去には300年ぐらい前に一度あったというようなことも聞いておりますけれども、これは駿河湾沖から四国沖を震源としたマグニチュード8.7の超巨大地震となった場合に、全国での死者数は2万5,000人、愛知県でも1,900人の方が亡くなるだろうということが言われております。そして愛知県内の全壊家屋は9万1,000棟というようなことが新聞報道されました。

     〔資料呈示〕



◆12番(沢田和延君) (続)もう一個、昨年5月のこれは中日新聞でありますけれども、見出しに「防災リーダー育成を」というふうにあるわけでありますけれども、内閣府の2010年の「防災白書」の中で、災害時に可能ならば救援物資の運搬や初期消火、避難誘導などを協力してもいいよというような考えを持ついわゆるボランティア市民の方が50%を超えると、そうしたアンケートを紹介しております。したがいまして、非常に市民の皆さん方はこうしたボランティアの意識が高くなってきているというふうに言えるのではないかと思うわけでありますけれども、そういったこともありまして先ほどからいろんなボランティア関係のこともお聞きをいたしましたし、初動体制等のことも聞いてまいりました。

 ただ、住民やボランティア、企業などとの連携がどうも不十分じゃないかというようなことも言われております。そうしたことで、いよいよ防災リーダーという人たちの役割が非常に重要じゃないかということがこの中日新聞の中で書かれておりますけれども、指摘をされております。これは内閣府の指摘だろうと思います。

 それで、今回の私が参加をいたしました5市町の防災カレッジも、防災リーダーの養成を目的という最初に答弁がございましたけれども、国が防災リーダーの育成が大変重要だと言っている割には5市町で交代で持ち回りで開催しているということについては、そんなに緊張感がないようにも思われて、本当にこれでいいのかなという疑念も持ちました。平成14年から平成18年までにつきましては県が主導いたしまして、大変厳しい日程の中での防災リーダーの育成だったというふうに聞いております。時間数も私が受講したような3日間というわけではなく、もっと日数も、10日間まではいかないかもしれませんけれども、かなりの日数の受講であったと聞いておりますし、さらにほかのカリキュラムも当てられているというふうに聞きました。

 これまで初動体制についていろいろとお聞きをしてまいりましたけれども、そこで防災リーダー、また地域の自主防災会の役割というのはいよいよ大事になってくると思っております。そうした中で、前にも一度お尋ねはしておりますけれども、現在、自主防災訓練を各学校区でやっておるわけなんですけれども、毎年毎年同じ訓練を繰り返してやっておると。中には、私のようなこうした講義を受講された方にも一部おられると聞いておりますけれども、こうしたマンネリした訓練はそろそろ変えていったらどうかというようなことが言われておりますけれども、そうした意見について市の考えは改めてどうか、お聞きをいたしたいと思います。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 各小学校下での自主防災訓練は、お地元から訓練会場まで避難訓練を初め、消火器取り扱い訓練、簡易消火栓取り扱い訓練、応急手当訓練、移動炊飯器取り扱い訓練、救助機器取り扱い訓練、テント組み立て取り扱い訓練を実施いたしておるところでございます。現在行っている訓練内容は、災害時における基本的な内容でございます。毎年参加者もかわられ、また毎年繰り返して行うことにより災害発生時に自然に対応できるようにすることが大切であるとは考えておりますが、今後においてもより効果的な訓練となるよう指導面・改善を図ってまいりたいと考えております。



◆12番(沢田和延君) 私もこうやって意見を言っておりますけれども、基本訓練でありますので、地域における自主防災訓練につきましては毎年同じ同じ訓練、繰り返し繰り返しでも構わない、そんなふうに思っております。参加される方が毎年同じでないということが一つの理由ですし、やはり繰り返しすることによってその意識も高まってくるということと、あくまでも基礎訓練でありますので、こうしたことが浸透していくということがまず大事ではないかなと思っておりますが、以前、防災リーダー会の方々に雨の日の講演をしていただいたというようなこともあったり、また現在、防災リーダーの方々には晴天時においては防災グッズを見ていただくようなブースをつくっていただいておると思うんですけれども、ただ持ってきてテントを立てて並べておられるということのようにしかお見受けをしません。特に何か説明があるというわけでもないような気がしておりますけれども、その辺のところの連携ということが市が行う自主防災会の訓練とうまく連動していないのかなというふうに少し心配をします。

 雨天のときに講演をしていただいた折には、非常に、私もたまたま雨天のときがありまして、正直言ってつまらなかったんですね。こんな訓練ならやらない方がと言ったら大変御無礼な言い方であるんですけれども、というのは、大きな震災についてはテレビだとか新聞だとか本とかで皆さんもう十分承知のことなんですね。プレートが動いて、それが潜り込んではね返って津波が起き、また地震が起きるんだというようなことだとか、P波の話とかS波の話にしてももう十分御承知だと思います。それから大体100年に1回とか150年に1回の周期で必ず大きな震災が来るんだよということだとか、一番新しいところでは、この先30年内に東海地震が来る確率は80%を超えるだとか、そういったようなことはもう聞かなくてもわかっているような、そういったようなことの残念ながらのお話でございました。

 せっかく防災リーダーの方がいろんな知識とか技術とかを身につけておられる中で、これから紹介をしたいと思いますけれども、こうしたハグだとかディグだとかいったような地図上の訓練というものが、全員参加のもとでやるには少し人数が多過ぎるわけなんですけれども、そうしたものもこうした地域における防災訓練の中に取り入れ、または防災訓練じゃなくても、自治会の中でだとか町内会だとか、それから私は地域のおじいちゃん、おばあちゃんを集めてサロンという活動もやっておりますけれども、日ごろは歌を歌ったり手品を見たり、遠足に行ったりというようなことをやっておりますが、こうしたサロンの中でハグゲームをやってもおもしろいかなというふうに思っておるところであります。

 要するに意識を高めなければいけない。100年に一遍しか来ないようなものをふだんから一生懸命訓練しても仕方がないだろうというのがどこかに人の中にはあるような気がしてなりませんけれども、そうしたことを日ごろから意識づけをしていくということがこれから大事で、ならばゲーム感覚でやっていくというのがおもしろいんじゃないかなというふうで思っております。

 ディグというものについて少し紹介をさせていただきます。これは災害図上訓練、先ほど言いましたけれども、ディザスター・イマジネーション・ゲームの頭文字をとったものであります。

 どうしたことをやるかといいますと、市内の地図、私は学校区ぐらいの地図がいいかなとは思っておるんですけれども、大きな地図を用意いたしまして、その地図の上にビニールシートをかぶせ、そこに万が一があったときのいろんな状況を、与えられたテーマでもう決められております。これは実際に名古屋市が災害図上訓練のマニュアルということでもう出しておるわけですけれども、そこの中には、用意するもの、ホワイトボード、マイク、それから地図、大きな地図ですね、透明シート、フェルトペン、これは何色かあった方がいいということで8色のフェルトペン、附せん、大体人数は6人から10人ぐらいを一グループとしたらどうでしょうかというようなことで、そういった中で地震の場合の例が与えられます。「何月何日金曜日午後6時ごろ岐阜県の揖斐川上流域でマグニチュード7.9の直下型の地震がありました」で、いろんなことができまして、何丁目のだれだれさんのお宅からどうも火災が発生したと。そのお隣には災害弱者の方が住んでみえるからそうした人をどうしましょうかというようなことだとか、塀が倒れて子供たちが下敷きになっただとか、そういったような地図上の情報をこの地図の上のビニールシートの上にどんどんどんどん落とし込んでいって、ある程度落ちついた段階で、余震がすごいので避難勧告が出ましたといったときにどういうふうに避難ルートを確保するかというようなことだとか、それからそのほかに危険箇所、特に液状化が起こりそうなそういった低い地域だとか、水、川の地域だとか、そういったことをどんどんどんどん地図上に落とし込んでいって訓練をしていくといったものであります。

 これは地震だけに限らず、水害の場合、風水害の場合ですね、それから警戒宣言が出た場合だとか、いろんなことで想定をしたこうしたマニュアルができております。既にたくさんの自治体の中で、町内会を相手にだとか、例えばPTAだとか、そういったようなところで実施をされており、最終的にはこの皆さん方と地域の防災マップをつくっていくというようなこともやっているところがございます。これがいわゆる災害図上訓練というディグというものであります。

 もう一つが、ハグと言われる避難所運営ゲームであります。こちらの方につきましては本当にゲーム感覚が非常に強くて、これは実際には静岡県の方で開発されたというものでありますけれども、セットとして売っております。

 そのセット内容につきましては、30分の1の学校の校舎の平面図、校庭の30分の1の図面、それから体育館の平面図、30分の1です。そういったものがコピーして後で使えるような原本、それから250枚の、ちょうど花札ぐらいの大きさのもの250枚が一つの組になりますけれども、これが4セット、要するに4組ぐらいでこのゲームができるという代物でありますけれども、現物を見てもらった方がいいということで私は取り寄せようと思ったんですが、静岡の授産施設でつくってもらってNPOが販売しているようでありますけれども、大変人気があるということで3月過ぎないと入らないということがわかりました。防災リーダーの方々が持ってみえますので借りてこようかなとも思ったわけですけれども、先ほど言いましたようにサロンで使ってみようかなと思ったもんですから、借りるようなことはせずにいずれは買おうかなというふうには思っておりますけれども、大して高いものではございません。

 それで、そのカードというのが、実際に避難所でもし避難をした場合に人一人に確保されなければいけないと言われている2メートル掛ける1メートル35の30分の1に当たる6.7センチ・4.5センチのこうした花札状のカードでありますけれども、そこにはカード一枚一枚に名前、性別、年齢、住所、住んでいる地域、それから被害を受けた状況、全壊なのか半壊なのか、それから家族構成、障害はお持ちなのかどうかというようなことが一人ひとりの情報として書き込んであります。そうした個人個人の情報とは別に、いろんな状況、例えば災害救援物資が届きました、これを運ぶのに人を用意してくださいだとか、それからトイレが水洗トイレを使用してしまったために水が流れなくて悪臭が出ていますだとか、そうしたカードがその250枚の中に人の情報とともに一緒に入っております。そういったカードを1人の読み手が読んで、一番最初に「65歳の男性、60歳の女性の夫婦が避難をしてみえました。男性の方は少し足が悪いような状況であります」ということを読み上げ、この方の自宅は例えば全焼だったといった場合に、もう住むうちがないわけですから校舎の方へ避難させるのがいいか体育館の方に避難をさせるかというようなことを瞬時に判断していって、この1枚の紙を長期にわたりそうですので体育館の方に二つ並べておいてスペースを確保していくというようなことをこうやってやっていくわけであります。

 この一つ一つのカードには、通常、健常者ばかりならいいんですけれども、例えば認知症の御家族を持ってみえる方が避難してみえました、さあどうしましょうか。車で来ちゃいけませんのに車で来てしまいました、さあどうしましょうか。ペットを連れてきました、大型犬です、どうしましょうか。ハムスターです、どうしましょうか。そういったようなことが、本当に迷うようなことがいっぱい250枚の紙の中に書いてあって、瞬時に判断してどこへ避難をしてもらおうかというようなことをこうやってやっていくゲームであります。

 こういったものを1時間から2時間ぐらいの間をかけてグループの中で皆さんとワイワイワイワイやりながら、この方はこちらの方がいいでしょう、この方は今風邪を引いてみえるので保健師の近くがいいでしょうだとか、そういったようなことを模擬的にやっていくゲームでありますけれども、こうしたものを経験を私はしてまいりました。

 このゲームそのものがゲーム感覚でやれるということがありますし、ふだん想定ができないようなことが書いてあったりします。自然とそうした中で覚えていけるような、そうしたゲームだというふうに感じ取らせていただきました。こうしたものを地域の防災訓練の中で取り入れたり、先ほども言いました、繰り返しになるかもしれませんけれども、自治会の方でやってみたりということも非常に有効な手段ではないかなというふうに思っておりますけれども、感想はいかがでしょうか。



◎生活産業部長(奥村哲司君) ただいま議員から御紹介をいただきました、被災地や避難所の疑似体験をすることができるこの訓練は、防災意識の向上を図る上でも大変有意義であると考えております。今後は、こうした活動に積極的に取り組んでいる自治体の調査などを行いまして、効果的な利用方法について調査をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。



◆12番(沢田和延君) ぜひ、本当に百聞は一見にしかずで見てもらうとよかったんですけれども、なかなか言葉で説明するのは難しくて、絵だとか写真とかあればよかったなと思っております。

 最後に、防災関係について1点だけお聞きをいたします。

 消防庁のホームページにe−カレッジというホームページがございます。これは私が参加したカレッジの中でも紹介をされておりまして、県が防災リーダーをつくろうとしていたときの必須のものだというふうに聞きましたけれども、早速ホームページを見せていただきましたら、地方公務員用だとか消防署職員用、または消防団員用というようなことで、この防災について学べるようなものがホームページ上で公開をされております。こうしたe−カレッジを利用するということもこれからの防災行政については大事なことじゃないかなというふうに思うわけですけれども、いかがでしょうか。



◎生活産業部長(奥村哲司君) e−カレッジにつきましては、5市町で順次開催しております防災カレッジの中でも扱うことができないか他の自治体と協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆12番(沢田和延君) ありがとうございました。



○議長(岩田一洋君) 沢田さんの質問中でありますが、暫時休憩いたします。

     午後2時48分 休憩

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     午後3時07分 開議



○議長(岩田一洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 沢田和延さん。

     〔12番 沢田和延君 登壇〕



◆12番(沢田和延君) では後半部分でありますけれども、過去の一般質問ということで2点ほど通告をさせていただきました。

 一つは、クレドカードであります。

 御承知のように、皆さん方にも配られておるわけでありますけれども、私も手帳に挟んでいつも持っておりますけれども、このクレドカード、昨年の3月の一般質問で江南市としても導入したらどうかというようなことで提案をさせていただいたわけでありますけれども、ことしの1月には臨時職員さんを含めます全職員に配付をされたということであります。私たちもいただいておるわけでありますけれども、このクレドカードについて何点か質問をいたしますので、よろしくお願いをいたします。

 クレドカードについてでありますけれども、前にもお話をさせていただいたように、ザ・リッツ・カールトンホテル東京の開業に当たってこのクレドカードというものが取り入れられまして、これが非常に接客業を営むホテルにとりましては業務遂行上また従業員の意識改革に大変有効なツールだということで紹介をされたところ、本当に多くの企業で取り入れられたというものであります。

 まず、江南市ではこのクレドカード作成に当たりましてどのような体制で行ってきたか、お尋ねをいたします。



◎経営企画部長(大島茂樹君) クレドカードでございますが、これは単に作成するだけで終わることのないようにするためには、やはりクレドカードに掲げている内容を職員がどれだけ納得して業務に従事するかが重要になってまいるということでございます。そのために、トップダウンによるものではなく、職員がいかにカード作成にかかわっていくかが大切であるというふうに考えまして、業務改善研究会という組織におきましてこのクレドカードを作成したものでございます。

 この業務改善研究会と申しますのは、職員からの提案による業務改善を定着させるために必要な調査・研究をするための組織ということでございまして、副主幹以下の職員から公募された職員15人で構成しておりまして、今回のような業務改善運動に取り組んだり、市民文化会館で開催いたしますsmartカップ開催の支援をしているという組織でございます。



◆12番(沢田和延君) 特定の部署が集中してこのクレドカードを作成したということではなくて、今お話がございましたけれども、業務改善委員会というところで作成したということでございます。

 業務改善委員会のメンバーというのは、当然複数の部課グループに所属されておるわけでありまして、会議を開くにも大変苦労されたんじゃないかなというふうに思っております。それぞれ仕事を持ちながらの中での策定ということであって、大変な御苦労もあったんじゃないかなと思っております。そしてさらに、行政の仕事としては、少し嫌みのようなことを言うかもしれませんけれども、大変短い期間での完成ということで、昨年の3月に言ったものがことしの1月にはもう完成品として出てきた。お聞きをしますと、横断的なメンバーで大変精力的にやられたというようなことをお聞きいたしました。

 それで次に、どれくらいの時間をかけて、大変短い間での完成ではあったと思いますけれども、どういった形で時間をかけて策定をされたのか、お尋ねをいたします。



◎経営企画部長(大島茂樹君) この研究会におきまして、昨年4月から12月までの期間で14回に及ぶ会議を開催いたしまして、民間企業のクレドカードを研究し、江南市版のクレドカード作成について検討を重ねてまいったということでございます。

 その検討の中身でございますが、15人の研究会を三つのチームに分けまして、案を作成して、それぞれのいいところを取り入れて一つにまとめ上げるという手法で取り組んでまいったということでございます。例を挙げますと、五つのスローガンと七つの誓いで「57(コーナン)」であるとか、各職員の自署、自分で名前を入れるとか、あいさつからつながりまでの起承転結の構成をするとか、さまざまな意見を結集してつくられたということでございまして、その作成に当たりましては、今議員もおっしゃられましたように、仕事の終了後も各チームで自主的に何度も集まりまして意見交換を行って、精力的に熱い思いを持って取り組んできたと聞いております。



◆12番(沢田和延君) ありがとうございます。

 実際に携わった業務改善委員会のメンバーの方とお会いする機会もございまして、いろんな苦労話も聞かせていただいたわけでありますけれども、とにかく本当に今大島部長も言われたように、非常に精力的に前向きな気持ちでもって自分たちでつくり上げていくんだということが、完成後にもそういった姿が見えまして、その後でも引き続きメンバーの皆さん方とはいろんな意味でおつき合いできたらなというふうに思っておるわけでありますけれども、大変明るく過ごしたのではないかな、競い合いながらもその中で、単に競っていくだけじゃなくて、お互いのいい面を認め合いながらやっていくということは、カードをつくるという作業、完成してしまえばそれでいいというものではなくて、つくるところに本当に大きな意義があるということは、メンバーの皆さん方を見させていただいてそういうふうに思わせていただきました。

 行政として最初にクレドをつくったと言われております大阪府狭山市というところは、いわゆる市長さんのトップダウンでつくられたということも言われておりますけれども、江南市の場合は今お話がございましたように、15人の公募メンバーとボトムアップ方式により作成したということであります。このことは、昨年3月の社本参事の答弁にもありましたように、現場の職員がみずから作成にかかわることに価値があり、それにより意識を高揚させ、初めて動機づけが高まるという、そういった意味で本当に大きな意義があったんではないかというふうに思っております。

 それでは、現在、クレドカードをどのように運用しているかをお尋ねいたします。



◎経営企画部長(大島茂樹君) この運用ですが、ことしの仕事始め式で市長の訓示とともにパート職員、再任用職員等を含めた全職員に配付をしております。それで、このクレドカードの内容を全職員が共有して、自分の行動を振り返ることができるよう常に名札入れに入れて携帯し、毎日朝礼で唱和するなど、啓発を実施しているところでございます。



◆12番(沢田和延君) 今、朝礼で唱和という答弁がありましたけれども、どのようなものでしょうか。



◎経営企画部長(大島茂樹君) まずはこのクレドカードの意味を理解して常に意識する習慣をつくるために、1月の段階では、クレドカードの各ページの唱和を各課の朝礼で実施したということでございます。2月はさらに進みまして、七つの誓いの中から一つ選んで、その日の目標とそれに関する自身の思いを朝礼で話すことを実施したということ。3月からは、各職員が考えるクレドカードの活用方法を朝礼で発表するといった取り組みをしておるところでございます。



◆12番(沢田和延君) 少し聞きにくいことも聞かなきゃいけませんけれども、これで作成して2ヵ月がたったわけでありますけれども、クレドカードの導入目的であります職員の意識、それから市民サービスの向上ということが上げられますけれども、成果、効果というものはあったんでしょうか。



◎経営企画部長(大島茂樹君) クレドカードをつくりまして3ヵ月でございますけど、すぐに効果が上がってくるものとは考えておりません。しかしながら、このカードに込められました信条や志を共有して、自分自身の行動を振り返ることによって必ず成果があらわれてくると信じております。3月までの活用方法につきましては先ほど申し上げましたとおり実施しているということでございますが、4月以降につきましても、このカードの作成に携わりました業務改善研究会で、クレドカードがより効果的に機能するよう活用方法について検討してまいりたいと。また、クレドカードを用いました職員研修も実施いたしまして、職員の意識開発を進めて市民の皆様の満足度の向上につなげてまいりたいと考えているところでございます。



◆12番(沢田和延君) 私は感じておることなんですけれども、このクレドカードができたせいかどうかわかりませんが、職員の方たちと廊下、階段ですれ違ったときに、以前よりも大きな声で「おはようございます」「こんにちは」という声が聞こえていると私は思っています。皆さん方はそういう印象があるかどうかわかりませんけれども、私自身も逆に大きな声で言うようになりますし、言いかえれば、自分で提案しておっておかしな話なんですけど、たかがこんなカードでそういった効果というものは、やっぱり心、意識というものを変える本当にいい例じゃないかなというふうに思っております。そうしたことで、必ず効果というものは接客サービスに出てくると思いますので、引き続きよろしくお願いしたいというふうに思います。

 それで、首都大学東京というんですか、これは以前の都立大学だと思うんですが、そこで政治学都市行政論を専門分野としている松井 望准教授のホームページ、ブログというものを見させていただいたところ、江南市のクレドカードを取り上げておられました。これは都立大学の教授ですのでそこそこ研究されている方だと思いますけれども、そのまま読ませていただきますが、ちょっとわかりにくい文章ではありますけれども、内容です。「やや一般性が高い内容とは思わなくはないものの、道徳的費用逓減を図り、地域社会の基礎的価値に確実に調和させるためには、一般的にしか語れないのかもしれない。これは考えてみたい課題である」と。要するに、一般的な内容なんだけれども、一般的でもいいんじゃないかと。こういったことを考えてみたい課題じゃないかなというふうな、そんなふうに私は読ませていただきました。こうした一定の評価をしながらも、そして続きますが、「職員行動の価値・規範の文書化とその携帯の慣行を経て、職員の日常行動が携帯なくとも習慣化へ至るかは興味深い」というふうに締めくくっており、このクレドカードの行く末、効果というものを行政学者として興味を持って見ていただいているというふうに思います。

 ホームページでクレドカード、「江南市」と入れないで「クレドカード」というふうで検索をしていきますと、ヤフーにしましても、グーグルにしましても、結構上の方で出てきます。最後の方は私がしょっちゅう見ておりましたので1ページ目の上位に上がってきたということもあるかもしれませんけれども、いきなり見ても2ページ目の上位の方には検索すると江南市のこのカードが出てまいります。そういった意味でも結構皆さん方から興味深く見ていただいているんじゃないかなというふうに思っておりますし、行政の中ではこうしたお話もつながっていくと思います。聞くところによりますと、この江南市のクレドカードを題材に研修に取り上げるやにも聞いておりますので、本当にこうしたことは精神的な面での高揚につながっていき、しかも大してお金はかかっていないというか、非常に効果があるものじゃないかなというふうに思っております。

 もう1点、3月の質問の折には学校でのクレドカードも紹介をいたしました。学校によっては独自にクレドというものをつくっているところもありますけれども、カードというものではなくて一枚の紙で当時は紹介をさせていただきましたが、学校の方にもこのクレドカードは配付されているというふうに聞いておりますし、なかなか先生方のお忙しい中で独自につくっていくということは本当に難しいことかもしれませんけれども、意識の問題でもありますので、トップダウンでそれこそ言う話でもございませんので、そうした現場からの意識発揚というものも今後期待したいというふうに思っております。

 大変このクレドカードに関しましてはお疲れさまでしたというか、その苦労が非常に見えましたので、途中途中報告もいただいたということもありますので、提案したということもありまして感謝を申し上げます。いずれにしましても、有用に有効に活用していただくということを祈念申し上げます。

 最後に、機構の変更ということについて上げさせていただいております。

 このことについては何回も何回も、こちらの方は少し苦言めいたようなことも言っておるわけでありますけれども、江南市はずうっと構造改革を進めてまいりました。構造改革の行き着く先には戦略計画、よその市町でいきましたら総合計画に当たるわけなんですけれども、江南市の戦略計画というのは10年後の姿、あるべき姿だとか理想の姿とか、いろんな見方があるかもしれませんけれども、そうしたものを追い求めた総合計画になっておるわけであります。

 その総合計画の分野というものが市の機構でいいますと部であり、戦略計画の中のそれぞれの分野の柱というものが市でいきます課というようなことは、これは何度も説明を聞いておりまして、そうした流れからいけばある程度仕方がないのかなと思わなくもないんですが、内部から見た場合に、果たして効率的な合理的な、またグループ制ということもしいておりますので、果たしてこれがうまく機能していく組織であるかどうかということは疑問を持たせていただいております。

 いつもお話をさせていただくのが、都市整備部の中の水道、下水道もそうですけれども、旧の水道部関係であります。それから税務課における収納部門、それから土木建築課、この二つの分野ということについて分けたらどうかと、はっきり言って。分けたらどうかというような、仕事も全然違う、グループ制をしいていても、なかなかグループとして、今までの縦割り行政ということでなくて、少し膨らみを持たせた、幅を持たせた業務ができるというのがグループ制でありますけれども、なかなか今上げたような部と課におきましてはグループ制もうまくというか、機能していないんじゃないかというふうに思うわけであります。

 そうしたことで二度三度と声を上げさせていただいたわけでありますが、このたびの、議案になってまいりますので控えなければいけませんけれども、7級制から8級制にという話だとか、これも私の方からも提案をさせていただきましてこのたび議案になっているわけでありますけれども、職員さんのいわゆるモチベーションを考えたり、また他市との比較、それから愛知県下の平均値との問題だとかいろんなこともあって、こちらの方については改善がなされたというふうに思っておりますし、グループ制においても、試行期間を置いて平成20年からこの総合計画、戦略計画に合わせるような形でグループ制が導入されてきて、いわゆるフラット化というようなことで業務の迅速化、そういったものが図られるというようなことで導入をされてきたわけでありますけれども、この一方で先ほど言ったような、部課において少し業務をうまく運用できないような組織ではないかなというふうに個人的に思うわけでありますけれども、この辺につきまして改めてお考えをお聞きしたいと思います。



◎経営企画部長(大島茂樹君) 今議員から御紹介がありました市の組織につきましては、江南市戦略計画と連動したものとなっております。組織が成果を重視した組織運営を行うために、戦略計画の取り組みを受け持つ分野ごとに部というものを設置し、また分野の成果を具体化するための柱として課を設置しているというものでございます。したがいまして、組織を見直すためには、戦略計画の柱の体系を修正することも必要となってまいるというものでございます。

 今回、平成23年度以降の第1次改訂基本計画につきましては、戦略計画に基づいた組織編成が3年目を迎えたところでございまして、検証の期間としては短いということもありまして、柱の体系は修正はしておりません。したがいまして、中期の期間におきましては現行の組織体制で進めてまいるというものでございます。

 しかしながら、組織の目指す目標を検討し、その実現に向けて行動しやすい組織にしていくことの検討は必要でございますので、平成23年度から3年間の経営改革プラン行動計画の組織の開発の項目の中では平成25年度に組織づくりを検討するということを盛り込んでおります。したがいまして、見直す必要が出てまいりました場合には、組織の編成も含めて第2次改訂基本計画において体系を見直してまいることになると現段階では考えております。



◆12番(沢田和延君) 平成21年6月にこの質問をした折に、当時の副市長さんの答弁では、戦略計画の前期・中期・後期、今のおっしゃられた3年・3年・4年と、そのスパンに区切っていて、その都度見直していくんだというようなことで、前期についてはこの体制で進めますという答弁がございました。それだけ聞けば中期で直るのかなと思ってみても、いろんな質問の折に、まだつくったばっかりだとか、今の柱と分野ということが連動しているというようなことだとか、いつも聞く説明は同じなんですけれども、なかなか理解がしにくい。いわゆる現場から見たときに、本当にそうだろうかなというふうにいつも思わせていただいております。

 もし柱とか分野、柱ですね、柱ということでよく税務課のことをお話しさせていただきますけれども、いわゆる収納、要するに税金を徴収するに当たって、収納率がどんどん落ちたりだとか、そう落ちないようにだとか、いろんな努力を現場でされております。一生懸命努力されている姿も見ておりますし、先日も難しい案件が何とかなりましたという報告もいただいたりして私も一緒に喜んだわけでありますけれども、そうした成果ということも出ておるわけなんですけれども、さらにやりやすいような方向で、中西議員ともよく話をしておりますけれども、例えば収納対策室みたいなものをつくったらどうかと。それは税務課の中につくっていけばいいという話でもあるわけなんですが、ただ収納課を独立させるというようなことでは、ちょっと戦略計画の柱という意味からは少しずれますねみたいな、そういうことがいつも言われていますね。

 ならば、税務課の名前はそのまま使いまして、税務課その1、その2でもいいじゃないですか。税務1課、税務2課でもいいじゃないですか。そういったような方法もやろうと思えばやれますし、それから、そこには必ず課ができれば課長さんができてくる。現在は今の収納部門につきましては主幹という形でありますけれども、職務は課長さんと同じ内容になってまいりましたけれども、やはり課長さんという立場の方が、さまざまな意味でも、ポストの意味でもモチベーションも上がってくると思いますし、いつもいつも税務課の話で恐縮でありますけれども、そういったことが表へ出てくればアナウンス効果もあって収納もむしろしやすくなるんじゃないかな、そんないろんな効果を考えて提案をさせていただいております。

 確かに先日の戦略計画の変更の折にこの部分については変更がなかったということも承知しておりまして、心の中では正直がっかりはしておりましたけれども、いろんな人のお話を聞きますと、それぞれ私の言っていることには理解を示していただいておりますし、これは一回決めた機構ということでありますので、理解した上でよりよい組織運営をしていただきたいな、そんなふうに思います。よろしくお願いいたします。

     (拍手)



○議長(岩田一洋君) 6番、小林弘子さん。

     〔18番 小林弘子君 登壇〕

     (拍手)



◆18番(小林弘子君) よろしくお願いいたします。

 もうそろそろ皆さん6時間目になりましたのでお疲れかと思いますが、少しだけ、先ほど山議員も取り上げましたし、いろんな方が人に優しいまちづくりに関連するような形でバリアフリーであったりグローバルデザインということを取り上げていらっしゃいましたけれども、本当にグローバルデザインという言葉は言ってみると30年ぐらい前から欧米では出てきていまして、日本がやっとそのバリアフリーをもっと、今まで考えていたような障害者施策という狭い中ではなく、もっと広げる意味でグローバルデザインという言葉を使い出したんですけれども、30年前は私は議員じゃありませんでしたけど、びっくりしました。ボランティアをやっていたころですけれども、本当にトイレ、トイレはよく山議員が性同一者のノーマライゼーションなんていうお話をなさいますけれども、前をU字型に必ずアメリカではする。男性も女性も同じような使い方ができるようにということで、今、日本では大抵御家庭にあるエチケットトイレは全部O字型になっているのが多いと思いますが、U字型で前が割れたのを設定する。左ききの人のための冷蔵庫、左ききの人のためのドアというのは全部グローバルデザインであったわけです。それを今、江南市のグローバルデザインをどれだと言われても、かなり難しいと思います。

     〔他に発言する者あり〕



◆18番(小林弘子君) (続)ユニバーサルデザインです。すみません。もっと地球的に言ってしまいました。失礼しました。ユニバーサルデザインです。そんなことで、少しは目がお覚めになったでしょうか。

 私の最初の質問をさせていただきます。

 行政施策全般における達成意識の確認についてという、少しちょっと大きな大上段に言ったと思いますけれども、そんなことではなく、先ほど来沢田議員も話題にされておりましたクレドというような、そんなところに落ちつくと思いますが、市長さんが、いろんな形で江南市がいろんな行動計画をおやりになり、行財政戦略につきましても本当に全庁挙げて血のにじむような努力をして目標を達成なさったというふうに先般もおっしゃっておりましたし、これからもいろんな意味で職員一人ひとりの能力の向上を図って、さらにそうした形を推し進めていくというふうにおっしゃいました。

 私は、能力ということは当然、江南市の市の職員の皆さんはそれなりに難しい試験をお受けになって、それだけの能力の方たちを採用してくださっていると思っております。そこを申し上げているのではなくて、私が言いたいのは、いわゆるやっぱりその施策、条例、そうした一つ一つのものの精神的なもの、それの根源にあった、なぜそれが市民に必要だというふうに制定されたか、それからその施策がつくられたかというところの意義をしっかりとどこで把握するか。把握したら、心の中にしっかりいつも受けとめていて、その意識を持って達成の努力をするかどうかということがさらに大事だと思います。

 そのことに関連して少し申し上げたいと思ったんですが、今まで私が何度かいろんな形で申し上げてきた中の、私が取り上げるのですから、先ほど沢田さんが収納のことばかりとおっしゃいましたが、私はいつも福祉的な問題とかで何か申し上げてきたと思います。大きな予算のかかることではなく、市のいろいろな形での努力の中で達成できることじゃないかということを毎回、何年たってもそのことを取り上げ続けてきたと思います。それでもなおかつこんなこともあったということを少し申し上げさせていただきたいと思います。

 例えば、これは一番最初に出てきちゃうんですけれども、車いす、公共施設の中に常設してくださっている車いすの問題です。これについての点検の問題。

 それから、江南市民の行動するためのライフラインとも言うべき、いわゆる歩道がないところのライフライン、側溝のふたです。側溝のふたの点検についても、目視ではなく、おりて上を歩いてほしいというようなことを何度も申し上げていますが、その辺がどうなっていたか。

 それから、例えばよく市の職員の方が資源ごみの回収の日にどんなふうになっているかというのを見に来てくださることがあります。でも、これもいつも初動の一番大変なところではなく、途中でおいでになって、そして最後のまた一番始末の大変なところでは市に戻る時間だからということでいらっしゃらなくなってしまう。そういう、何となく私たち市民の皆様から見ると、本当のところを、大変なところを見てほしいよというような声も聞かれるような、言ってみると少し中途半端ではないかというような思いもあったりします。

 それから、文化会館の車いすのスペース、小ホールのことでしたけれども、アリーナに車いすを入れると。これは消防上いけないというふうなお答えがこの間ありましたけれども、車いす2台が十分すれ違えるんですね、アリーナの一番最後の車いすの席。2階の一番上のすき間に車いすを並べたらかえって狭くて危ないし、同じ料金を払って音楽なり演劇なり鑑賞に行っても必ずいつでも一番後ろにしか入れないという、市民にとってはとても不公平なこと、そういうようなことがなかなか解消されていかない。もし何だったらアリーナの一番後ろの席をなくせばいいじゃないかと言いたいんですけれども、それはまたいつか具体的なところでお話しするとしても、そんなことなども何かと不備な部分があって、それと、これは担当の人にお話ししてしまったので割愛しようと思ったんですが、実は民生委員の方の所在と電話番号などを広報に毎年暮れにでも載せてほしいということも、1回やってくださったんですけれども、その後なかなかその暮れというのができない。よその市町村では必ず12月1日号ぐらいに最初の方に載せてくださって、民生委員さんは「福祉のともしび」というように、そのころに必要な人たちが民生委員さんを心の頼りにしてお宅に訪問したいと思ってもどこだかわからないとか、それから保育園の入園のためのお願いに行ったりするのも、そういうところがいつもわかっていることがなぜいけないんだろうというふうに思っていました。

 そんなことなどもいろいろ申し上げましたが、中で一つだけ、どういうふうにそれではその各担当が、その達成のためにどういう意識を持って、どんな手順で対応してくださっているかについて少し具体的にお尋ねしたいと思うのですが、車いすが、前に取り上げたときに、もう本会議でこんなことは言いたくないと言いながらお願いしたと思います。障害者の会が残存機能訓練のためにバスツアーに出かけますときに、いつも大体4台車いすを市の方からお借りします。借りて出かけましたときに、その車いすが行った先で動かないものですから、空気が抜けているというので、そこで空気を入れました。入れましたが、パンクしていまして、これ以上空気は入りませんと。その行った先で借りた空気入れをやってくだった方が、もうこれはしようがないから私どもに設置している車いすを、それでも2台しかお借りできませんでした、4台必要だったんですけれども、貸してくださった。そういうことがありましたので、点検はどういうふうにしているんですかということを申し上げました。

 その車いすは、実はいつも市役所のロビーに常設している車いすでしたので、ここに来庁している方たちもお使いになっていたはずで、もしかなり体重の重い人ですと、幾ら市役所の床がつるつるしていても、空気の抜けている車いすはとても動くのに抵抗があって不自由です。そのことを申し上げましたし、実はそのことが先日またもう一度起きてしまいまして、そのときは、また同じように2台はパンクしていましたし、2台は空気が抜けていたんです。それを使うことが、とても不自由で、できなかった。体重の重い方がいらっしゃるので動かなかったんですけれども、そのことも帰ってきてから報告はいたしました。

 そんなときです。例えば私が最初にそのことを指摘した場合に、その課ではその内容についてどなたがその課の中で確認し合うのか。その次に、その対応をどのようにアクションとしてつなげるのか。今のそのアクションにつなげたときに、空気が入っているかどうかということですから、毎日の例えば点検にいたしますということであれば、担当者を決めなくちゃいけませんよね。だれが、交代ででもいいです。スタッフ2人とかチームの中で決めるとかして交代で見ましょうね、例えば何曜日に見ましょうとか、そういうことを決める。それでもし空気が抜けていたら、その人が入れる。それで空気が入らなければパンクしていることがわかりますから、どこかに修理に出すと思いますよね。それで御自分たちで直すのか、それとも外注に出すか、そのぐらいまでのアクションというのは、できたらそこでマニュアルとして決めていただきたいと思うんです。

 とても簡単なことを申し上げているんですね。たった一つのこれは簡単なことなんです。市においでになる人、足の不自由な人だけじゃなくて、高齢者の人なんかでも中で複数の課を回ったりするときには、待っている時間や中を移動するのに車いすがあればかなり便利ですし、あると思っていらっしゃいますしね。それが動きが悪いということであれば、やはり不便な思いをかけている。そんな思いをさせてはいけないと思うのが担当者じゃないんでしょうか。

 そんなこともありまして、この辺の、よく中学生がクイズでやっていますけど、いつ、どこで、だれが、だれと何をしたというのがあるんですけど、そういうぐらいのしっかりとしたマニュアルに分けて課で指導ができないかどうか。というか、現在どのようにしていたのかも含めてお答えいただければと思いますが、よろしくお願いいたします。



◎健康福祉部長(滝正直君) 車いすを利用する際にタイヤの空気が入っていなかったということにつきまして、大変御迷惑をおかけしましてまことに申しわけありませんでした。

 車いすの点検につきましては、福祉課の障害者支援グループ職員の5人で実は毎月の月初めにタイヤの空気などを点検し、管理をしている状況でございます。またパンクの場合は、自転車の修理に、外注ですけれども、そういう形で修理をしていただいております。今後につきましては、議員御指摘のように、毎月ではなくて、例えば週1回だとか、そういうような形で随時タイヤの空気圧を見て回るとか、そういうような形をしていきたいし、それから事前に団体の方から申し込みがあった場合にも、その前日に点検をして借りていただくというような対応をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。



◆18番(小林弘子君) すっごい簡単なことなんですよね。これをその5人の方がスタッフとして点検してくださっているとおっしゃいましたけれども、その方たちが本当に心の中で大変だろうと思ってくだされば、必ずこんなことはまず起きないと思うんです。そして、もしそういう、ハートで思えないとしても、マニュアルがちゃんとしていて、それがしっかりとした形でできていたら不備はないと、間違いは起きないと思うんですね。そこを申し上げたかったんです。ここで謝っていただきたいとかということではなくて、とっても大切なことだと思うんです。このことだけではなく、どんないろんなことについても、最初にじゃあどこかからクレームが来たときに課としてどんなふうに受けとめて、さっき申し上げました順番をどのようなマニュアルでやっているかということが問題だったと思うんです。

 先日、もう一度お借りする機会がありましたが、たまたま投票日でしたので市の常設のはお借りできない、社会福祉協議会からお借りすることになりまして、そちらのを市役所まで届けていただいて、とても手厚くですけれども、届けていただいてお借りできたんです。そちらはハードタイヤですので、いわゆるパンクが起きるとかそういうのではない、新しい機種の車いすでした。たまたま参加してきた障害者の方たちが、前のことを知っていますので、今度の車いすは大丈夫かと朝言われたんですけれども、これは実は社会福祉協議会からお借りしてきていて、これはハードタイヤだからパンクとかそういう心配はないですというふうにお答えしながら、とても寂しい悲しい思いがいたしました。

 できることなら市も、例えばそのパンクしたのは直しながら大切に使うということもとても大切なんですけれども、そういうところの改善はできないかどうかなどということも例えばその課の中でお話し合いをしていただけるとか、こういう一つの何かのことで順番に、せっかく市民のために用意しているこれは優しい施策だと思うんです。それをちゃんとそのとおりに受け取ってもらうための達成の意識といいますか、そういうことをお互いに確認し合う。それは、例えばそのリーダーの人が時々そのマニュアルを点検できるのかどうか。そういうことを、もしこれが車いすのことではなくて、もっと大きな意味での施策だったり、例えば補助事業の一つだったりした場合には、こんなことでは済まないというふうに思うんです。ですから、その5人の方たちに、例えばリーダーの人がこのことについてどうなっているとか、前にこんなことがあったけれど大丈夫かとかというような形で、まず1番目のマニュアルといいますか、段階としてそういうことをやっていけますかというか、やっていただきたいのですが、いかがでしょうか。



◎健康福祉部長(滝正直君) 議員御指摘のマニュアル等につきましては、今後、担当課の方でグループリーダーも交えまして検討していきたいと思います。よろしくお願いします。



◆18番(小林弘子君) 期待しています。

 それから、少し取り上げたので、側溝のふたの点検ですけれども、車や自転車で走り抜けて目視なのか、本当にそういう上に上がってがたがたを点検していらっしゃるかどうかなどについても、前に私が何度もがたがたがあるというふうに申し上げたときに、それは担当課の方ではどのようにとらえて、どこにどういうふうにその点検のマニュアルが発せられているかどうかについても、もしお答えいただければと思います。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 側溝のふたの点検方法でございますが、本年度からでございますけれども、緊急雇用創出事業によりまして臨時職員を雇用いたしております。その臨時職員2名でございますが、自転車にて道路パトロールを実施しております。その実施しているときに、がたつきなどがある、ふたの上を自転車で乗ったりなんかしてがたつきがあるものについては、実際におりてみたりして点検をしております。その結果、危険箇所を未然に防ぐことができておりまして、集計はできておりませんけれども、苦情の件数も前年と思いますとかなり減少しているという状況でございます。今後、来年度も継続して実施してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆18番(小林弘子君) その受けたクレームを、だれが受けて、だれに伝えて順番に行くという、そのマニュアルは当然あるわけですね。どこから入ってくるかわからないですよね、区長さんからかもしれないし、通行人からかもしれないし。



◎都市整備部長(暮石浩章君) 今は緊急雇用でその点検の話をいたしましたけれども、点検については、当然点検したものを点検した臨時職員が担当の職員に連絡をして、記録をして、修理箇所のところも記録をしていくという流れで手続をやっております。それと、市民から電話等で苦情があった場合につきましても、担当の職員を決めてその記録を残す、残してやったかどうかの確認もするという手続を今やっております。



◆18番(小林弘子君) わかりました。

 先ほど申し上げたことは、全部一つずつお聞きしようとしたのではなくて、全庁でやっているどの施策についても、私どもがこの議会でも皆さん24名の方がいろんな形で提案をし、やってきた。その一つ一つについて、その入っていった課が、先ほど申し上げましたように、ちゃんとしたマニュアルで最後の最後まで到達する、そういう達成の意識を全員が持っていただきたい。そうじゃなければ、同じ過ちを今回したわけですから、それ以前にもあったことかもしれないんですけれども、庁内で動かしている分にはわかりにくい。ましてや市役所の庁内じゃなくて、よその公共施設に設置されている車いすや歩行器なんかがありますけれども、そういうのなんかは一体どういうふうになっているんだろう、本当に考えるととても心配になってきます。

 先ほど申し上げましたように、そんなに大きな予算がかかることではない。人の注意、考え方、そしてちょっとした心遣いで幾らでも市民に対するサービスを充実させることができる、そういうことがほかにもたくさんあると思うんですね。そういうことを職員の皆さんが、もちろんもともと、さっきも申し上げましたとおり、一流の能力を持っている方たちなのですから、少し意識を変えてくだされば本当に市民サービスがいい形で達成されていくのではないかというふうに思いまして、この質問にさせていただきました。

 本当に日ごろのお忙しい中で、これもやらなくちゃいけない、あれもやらなくちゃいけないというときに、もしかしたらその意識はどこかにいくかもしれない。そのときに、こうやらなくちゃいけないというマニュアルがあれば、そのとおりにやれば失敗がないという、そういうものを何とか考えて遂行しながらつくっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。これは全庁の全部門に対して申し上げていることですので、よろしくお願い申し上げます。

 それから、次に上げさせていただいた質問でございます。図書館事業の改善についてです。

 図書館につきましては、いろいろ今、本をふやしてくださったり、いろいろな形での議案が出てまいりまして、それについてはとても喜ばしいんですけれども、本の数ではなくて、読む場所、そしてその本を読む、雰囲気のあるところでの情緒といいますか、そういうものの涵養のためには、やはり図書館の空間のゆとりも必要なのではないかと。

 先般から、先ほども出ましたけれども、図書館で読み聞かせをしているボランティアの方、それから点訳をさせていただいているボランティアの皆さん、そういう人たちからいろいろ話が出まして、あの図書館の西側になりますか、手前、左側のところですけれども、あそこに古いちょっと崩れかかったうちなど、そして竹とかが生えているスペースがあるんですけれども、あそこの土地にできたら子供図書館を建てることはできないのかと。そういう形での使い方はできないか、そうすると今の図書館の中からそこに、子供たちが例えばじゅうたんの上に寝転がって本を読んで上げるときにそれを聞くとか、自分たちもそうやって子供同士で好きな本を選んでそこで読むとかというような、そんなスペースがつくれるんですけれどねというふうに大分提言をいただいております。かなり前からです。あれはどうなっているんですかというふうに聞かれておりまして、あのだれも住んでいない家と、ちょっと壊れかかったあそこの部分については、どんなふうなものになっているのかについてお尋ねしたいと思います。



◎教育部長(三ツ口和男君) 図書館東側の隣接地でございます。7筆ございます。面積は山林で68平米、宅地で1,182.96平米、合計で1,250.96平米でございます。所有者の方は、すべて東京在住の方と名古屋在住の方の共有名義となっております。また、家屋につきましても5棟ございまして、面積は合わせまして366平米ございます。所有者は主に土地の所有者と同じでございますが、1棟のみ既にお亡くなりになってみえる方の名義でございます。



◆18番(小林弘子君) いわゆる一般に図書館に出入りしている市民の方たちから見ると、ここはどうしてこんなままでいつもあるんだろうと。図書館がこんなに狭い狭い、一時は駐車場ということも皆さんお考えになったようですけれども、駐車場はこのたび違うところにつくっていただけるというお話も出ておりまして、それで、ここについて、できたら今の旧館から簡単な渡り廊下なり何なりで歩いて行ける子供図書館的なものをつくって、できたら2階建てにすれば上は児童館で使えますよねと言われたんです。その渡ってくる廊下の途中には子供たちの絵でも飾るとか、そういうとても楽しい夢のような話をお聞きしまして、何とか活用できないのかと。

 それで、建物も地主さんが御一緒でということであれば、そこは何も使っていない場所として、その家屋は、例えば地主さんが行方不明の人の家が一つあるために、ずうっとこのままでということですか。亡くなられて、それだけじゃなくて、だって、お身内がわからないからそのままになっているわけですね、ほかの方は。



◎教育部長(三ツ口和男君) 決して相手がわからないとか、そういう話ではございません。ただ、遠方でございまして、なかなかお話がうまくできないという部分や、また名古屋の方もお見えになるということがございまして、そういうことでございます。



◆18番(小林弘子君) そうしますと、ここの活用という意味になりますとちょっと難しい話になるんですね。

 そこがとても難しい状況であるのであれば、もう一つ提案が出てきておりまして、これは江政クラブがやりましたタウンミーティングのときにもかなりの方から言われたんですが、例えば大きな店舗で、元アピタ・今ピアゴとかいうようなところがたくさんあると思うんですけど、そういうところの2階が丸々あいているとか、そういう空きスペースを借りて、そこに子供図書館をつくったり、おもちゃ図書館をつくったり、それから今、情報センターが、いわゆる相談業務のためのスペースが大きくなっちゃいまして、今までみたいな市民の作品の展示の場所とかというところがとても狭くなり、場所もちょっと端の方になってしまって、その展示場として魅力がない。みんなが絵を見に行ってもその絵がはえないとか、飾り方もとても難しいというようなことを市民の皆様から言われていまして、そういうような合同の文化スペースにお借りすることができないかどうか。そういうところがほかに行くとあるんですよね。いわゆる「イ」とかついたりするところの大きいスーパーなんかへ行きますと、シティホールというような形で作品展示をさせてくださるようなところを店の中につくっている。そういうところもあって、そういうお借りの仕方ができないかと。

 もう一つは、前に、厚生病院の近くのアピタですけれども、昔のアピタ、あそこは2階に子供図書館がありました。それは業者の方が自発的につくってくださっていまして、とても明るいガラス張りで子供たちが本を読んでいるのがよく見えるようになっていて、お母さんたちが安心して買い物ができる。そして本屋さんもありますから、そこからいい本が入っていまして、そこのお世話をするのに、江南市内の図書館情報部とかに司書の勉強に行っていた女子大生の人たちとかがボランティアでそこに交代で何人かずついて、自分たちも勉強になり、子供たちの相手をしながら、そこで本を整理するお仕事をしていました。

 今、残念なことに、子供たちを待たせるのにゲームコーナーとかばっかりがたくさんできてしまって、お母さんたちが小さい子にお金を渡して、子供たちが、本当はそんな小さい子が自分でお金をじゃらじゃら入れて遊ぶような、そんなしつけは私たちはしていなかった時代の人間ですけれども、持たせて幾らも幾らもそのゲームにお金を使ってしまって、せっかくスーパーで安いものを買ってもしようがないわというお母さんがいまして、それは何か環境そのものがいけないという思いがいたしまして、そういう提案があったのをちょうどいいなと思いまして、このことについて将来的にお考えできないかどうかについてお尋ねします。



◎教育部長(三ツ口和男君) 議員の方からは、いろいろと提案をたくさんいただいたということでございます。まず隣といいますか、東側の土地については、先ほど申しましたように、まだ他人の土地でございます。そうした中で、積極的に我々の方が方針を決めていない段階で交渉に行くというようなこともまだできておりません。ですから、一つの策として私たちの頭の中に入れさせていただくことは可能であるとは思いますが、また空き店舗の活用につきましても、継続的に賃借料が発生したり、またそこに張りつく人員や駐車場の確保、その他まだ問題はいろいろあるかと思っております。そうした中でも、議員さんの提案につきまして、今後、どちらにしましても新図書館を含めました今後の図書館のあり方については一定の方向づけをしていかなければならない時期は来ます。そんな中の一つの施策として我々の方も考えさせていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。



◆18番(小林弘子君) ありがとうございます。本当にボランティアの人たちは、本の整理だとか、ちょっとした傷んだ本の修理とか、そういうこともしに行ってあげたいんだけれどと。今の図書館ではなかなか場所がない。それから点訳している人たちも、なかなか大変だったり、ボランティアセンターでも場所がないときもありますし、本当に最初のころに、点訳のボランティアの人たちは活動の場所がないときから訓練を始めて、本当にたくさんの本をつくりました。点訳ですと、1冊の本を6冊か、長い本ですと7冊ぐらいつくらないと一巻終わらないわけですよね。そういうたくさんの量の本をいつもどこに置くんだといって悩んでいらっしゃいましたし、講座をやるのも、一時は市長さんのところの喫茶店の2階を借りて私は講座をやったこともあるんです。初心者講座をやったこともあるぐらい、みんな苦労して今をつくり上げてきた人たちが図書館を支えていて、その人たちから出た提言ですので、ぜひともいい形でお考えいただきたいと思います。

 それじゃあ三つ目です。

 ちょっと皆さん御自分のお近くのコンビニを思い浮かべていただくといいんですけれども、今、コンビニの駐車場ってすごく広いですよね。3方があいていて、お店の面積の本当に10倍ぐらいの駐車場があります。

 たまたま私の近くの方のコンビニでは、前の道の方には歩道があって、その歩道からすぐに駐車場がつながっているんですね、側溝が手前にあって。その3方の反対側の角の方、角にコンビニがあるシチュエーションのところが多いと思うんですけれど、そこが片一方の角から表の通りにつながる道は路側帯があって、そこを子供たちや普通に通行する人が通っています。私は歩道の方から歩いていたんですけれども、その交差点から路側帯に向けて普通に車が、ちょっとでもコンビニ目がけて近道を通って、表の通りに縁石がありますよね。ですから縁石を避けて、その何もない路側帯の方からいきなり斜めに車が入っていく。子供たちがひゃあと言ってとまりました。そういう冷やっとするような情景を一度ならず見る。私も出くわすんです。よく歩いていますから、私は。

 そんなことを、お近くのコンビニの状況を頭に描いていただくとわかると思うんですけれども、そういうところに対して、例えば安全管理という形で何か市として今まで例えば助言するなり何なりということはおやりになったんでしょうか。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 交差点の横断歩道、交差点のところからそのまま駐車場に入ってくるというような例だと思います。議員御指摘のとおり、コンビニ店の駐車場への車両の出入りにおきまして、運転者は歩行者の通行を妨げないように注意をして進入するのが当然であると思いますが、交差点の角にあるコンビニ店への駐車場へは、一般的には道路に面した方から入ってくると、2方向から入ってくるというのが一般的でございます。しかし、中には心ない一部のドライバーが歩行者の予期しない交差点の中から駐車場へ入ってくるということも現実でありまして、歩行者にとっては大変危険であると思っております。近くに小学校もあるということでございますので、小学校の通学路や周辺でそうした危険箇所の情報は、学校を通じて保護者に注意喚起をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。



◆18番(小林弘子君) 例えばほかのコンビニについても、かなり以前からあるところもありますので、例えば近所でそういうようなお話は出ていなかったんでしょうか。コンビニといいましても今は3通りも4通りもあって、きのうまで違う名前だったところが違うコンビニになるなどということが最近しょっちゅう起きていますので、通学路のところに例えば信号でもあって、ちゃんと横断歩道がはっきりしているところは運転者も子供たちを避けて入ると思うんですね、コンビニに入るときには。それと、その縁石が分かれているところがはっきりしていて、道の例えばその店の周りぐるりがそうなっていればいいんですけれど、後ろ側や横側になりますと縁石もなく、普通の道路からつながってコンビニの駐車場がありますので、そこからも入ってきちゃう。ですから3方からその可能性があるもんですから、もちろんコンビニをつくる側に対して市が何か指導するということは当然できませんよね。そういう営業ですからできませんよね。ただ、通学路とか歩道のつけ方とかについて何か配慮できることとかはありますでしょうか。



◎生活産業部長(奥村哲司君) 市内の交差点角にあるコンビニ店には、中には店のロゴマークを入れて駐車場の出入り口を標示している、そうした看板を設置している店もございます。いずれにしましても、交差点内からの駐車場への進入は危険と思われますので、コンビニ店にもそうした進入ができないような方法がないかお願いしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆18番(小林弘子君) 実は一つ、そういう意味でちゃんとできているところがあったんです。

     〔資料呈示〕



◆18番(小林弘子君) (続)ちょうど縁石が分かれているところに、両面に黄色い、はっきりわかりやすい、入り口を決めて、パーキングの「P」というマークを自分たちの自前で立てて、わかりやすくして、ちょっと遠くてお見えにならないと思いますけれども、やっていまして、ここはどういうふうにこれができたのかということを聞いてまいりました。

 ここは、実は道がY字型になっているところの三角の真ん中、底辺のあたりに店があって、後ろにも道がある。やっぱりいろんなところから入ってくるので、この場所を決めたと言っています、2ヵ所。定員が、そういうマナーの悪い人たちが入ってきてお客さんが危ない思いをしているのでと、わざわざ本部に連絡して、これはちゃんときちんと業者につくらせたという、とてもいい形でやっております。

 2ヵ所、縁石の分かれ目に黄色い、とってもよく目立ちます。これは雨が降っているときに撮りましたけれども、きっちり見えて、入ってくるところを2ヵ所決めて、店はこの手前にあります。その後ろ側にも道があります。そっちには全く何もありません。側溝があるだけです。ですから、どちらからでも車は入ってくるんですけれども、こういうふうに明示したことによって車は必ずこちらから入ってくるというふうになっているそうです。営業は、もちろん商売ですから、江南市の中で、それぞれの才覚の中で皆さんは仕事をしています。でも、そこを往来しているのは江南市民ですから、江南市民の安全という意味ではいい例を御指導くださって、便利に、本当にコンビニに、前も申し上げましたけれども、お年寄りが行って、そこでペットボトルのふたをあけてもらって、ありがとうと帰るときに、いろんなところから車が飛び込んでくるようではとても心配で、簡単なコンビニ一つの問題ではないというふうに、さっきも申し上げましたが、人にやさしい街づくりを推進する条例というのは愛知県の条例で、それを受けて江南市はしっかりつくったはずです。ですから、この間御説明をお聞きしましたら、1,000平米以上の駐車場じゃなければ市がいろいろ指導することはできないんだそうですね。その車いす用の駐車場をつくれとか、ここにフェンスをやれとかということは言えない。このコンビニについてはその範疇にはないというふうに言われました。言われましたけれども、努力は市もできるし、企業もできると思うんです。

 その県条例ですけれども、江南市もそれを受けてちゃんとつくったはずです。何度も申し上げましたが、自動ドアの幅なども車いすがちゃんと通れる幅に何とかその条例を変えてほしい、県条例が変わらないんなら江南市の条例だけでも変えてほしいということも何度も申し上げました。例えばここにいる沢田さんなんかの体格のいい方はあんな80センチでは通れません、自動ドア。それで90センチになっています。1メーター以上にしてくれと言っています。そうしますと、自動ドアをひじを出しても通れるような幅につくる。そういうことは、今、都市整備部ですか、建築の方で設計図が出ると確認してちゃんとチェックするとおっしゃっていましたけれども、まだまだそれがちゃんとなっていないところがあるんです。その辺をやっぱり、何がその条例・規則のもとであったか、補助施策のもとであったかというところにいつも返って、しっかりと心の中で意識して達成していただけるようによろしくお願い申し上げます。それで以上です。ありがとうございます。

     (拍手)



○議長(岩田一洋君) 本日予定の一般質問は終了いたしました。

 あす3日午前9時から本会議を開き、一般質問を続行いたします。

 本日はこれにて散会いたします。

     午後4時14分 散会

   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

           江南市議会議長    岩田一洋

           江南市議会議員    鈴木 貢

           江南市議会議員    福田三千男