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愛知県 犬山市

平成19年 2月定例会(第3日 3月 2日)




平成19年 2月定例会(第3日 3月 2日)





 
平成19年 2月定例会





 平成19年2月





              定 例 犬 山 市 議 会 会 議 録





                             第3号 3月2日(金曜日)





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〇議事日程 第3号 平成19年3月2日午前10時開議


  第1 一般質問


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〇本日の会議に付した案件


  日程第1 一般質問


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〇出席議員(21名)


   1番  宮 島   一 君       14番  大 島 金 次 君


   2番  高 間 信 雄 君       15番  原   欣 伸 君


   3番  山 本   誠 君       17番  小 池 昭 夫 君


   4番  住 野 龍之介 君       18番  大 脇 伸 孔 君


   5番  水 野 正 光 君       19番  岡     覚 君


   6番  東 海 孝 年 君       20番  山 下 一 枝 君


   7番  上 村 良 一 君       22番  福 冨   勉 君


   8番  三 浦 知 里 君       23番  熊 澤 宏 信 君


   9番  稲 垣 民 夫 君       24番  本 多 克 郎 君


   10番  宮 地 繁 誠 君       25番  堀 江 正 栄 君


   11番  松 浦 英 幸 君


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〇欠席議員(なし)


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〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名


 事務局長    長谷川   勲 君      次長      高 木 秀 仁 君


 次長補佐    後 藤   裕 君      統括主査    中 田 妙 子 君


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〇説明のため出席した者の職・氏名


 市長      田 中 志 典 君      助役      渡 邊 昭 美 君


 教育長     瀬見井   久 君      市長公室長   山 澄 俊 明 君


 総務部長    服 部 良 弘 君      民生部長    小 川 正 美 君


 環境部長    大 澤 繁 昌 君      都市整備部長  金 武 幹 男 君


 産業経済部長  番 家 敏 夫 君      学校教育部長  長谷川 隆 司 君


 生涯学習部長  鈴 木 勝 彦 君      水道部長    牧 野 一 夫 君


 消防長     松 田 一 雄 君      秘書広報課長  宮 島 敏 明 君


 企画調整課長  酒 井 美 彦 君      総務課長    大 鹿 俊 雄 君


 環境課長    小 川 正 博 君      都市計画課長  奥 村 照 行 君


 建設課長    河 村 敬 治 君      維持管理課長  古 橋 庄 一 君


 建築課長    松 山 和 彦 君      庁舎建設課長  森   富 幸 君


 農林商工課長  鈴 木 英 明 君      指導課長    滝     誠 君


 文化財課長   山 田   礎 君      下水道課長   城   佐重喜 君


           ********************


                 午前10時00分 開議





○議長(大脇伸孔君) おはようございます。ただいまの出席議員は、21名でございます。


 定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 議事日程に従いまして、会議を進めます。


           ********************








△日程第1 一般質問








○議長(大脇伸孔君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。


 25番 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) おはようございます。25番の堀江でございます。通告に従いまして4件の質問をさせていただきます。いずれの質問に対しましても、田中市長初め、市当局の誠意あるご答弁を期待するものでございます。


 初めに、東之宮古墳の整備についてでございますが、質問の要旨の?と?は関連しておりますので一括で質問させていただきます。


 私、先週の土曜日でございますが、お天気もよかったので、午前中に東之宮古墳のある白山平山へ本道の方から登っていきました。本道というのは南斜面のことですが、本道の方から登っていきまして、この本道の方はご承知のように、大変がらがら道で、大変急な道でございますので、息を切らしながら登ったわけでございますが、その道の西向いてから北へ向いていく道路のところへ、ちょうどそのお宮さんの鳥居がございます。ちょうどその鳥居のとこで、南の方、名古屋方面の方ですね、見ますと、実に、お天気がよかったせいですが、すばらしい景色、犬山のまちはもちろん、羽黒、楽田、そして小牧山、その奥にはツインタワーですね、そして新しく今できつつあるというか、できてますミッドランドスクエアも見事なもんでした。そんな気持ちよさを感じながら、東之宮古墳のある現場へ行ったわけでございます。


 この東之宮古墳のあるとこっていうのは、逆から見ますと、今の羽黒、楽田、名古屋もそうですが、白山平山が向こうからも当然見える場所ですので、改めて、こんなとこにこのすばらしい古墳をつくってくれたなと感心した次第でございます。さぞかし、名のある大王が、これをつくっていただいたと。


 そこへ、現場へ着きましたら、もちろん数名の方がお見えになってました。周りを見渡して、古墳を見てみえたというふうです。多くの皆さんが、少しずつですが、お見えになって、感心を持たれているということを改めて感じたわけでございます。


 その現場には、ことし発掘調査された後というんですかブルーシートがかけられ、ああ、ここが発掘調査された場所だなというのが見てとれます。


 そこで、お聞きいたしますが、昨年、そして本年度と、調査が行われてますが、その発掘調査について、そして今後の整備計画ですね、それについてお尋ねをさせていただきます。お願いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 鈴木生涯学習部長。


  〔生涯学習部長 鈴木君登壇〕








○生涯学習部長(鈴木勝彦君) おはようございます。よろしくお願い申し上げます。


 ただいまの東之宮古墳の2点のご質問に対してお答えを申し上げます。


 最初に、発掘調査の方からお答えを申し上げます。


 東之宮古墳の発掘調査は昨年度から着手をして、ことしで2年目を迎えております。とりあえず今回の調査の目的といいますのは、まず墳丘の規模と形ですね、これをきちっと確定をするということと、北東と北西側にちょっと平たい平たん部があるわけなんですが、この平たん部の性格がどんなものであったのかということの解明と、あとふき石、これ石でふかれております古墳ですので、そのふき石の残存状況、残りぐあいがどうだろうと、この辺を確認のために調査をしております。


 その調査結果でありますが、これはすそのところに基底石、40センチから60センチぐらいのちょっと大き目の石なんですが、これが周囲を取り巻いてる、これを基底石というんですが、これが石列として残っていると、これが確認をされております。これからいけば、大体墳丘の規模というのは確定をできるのではないかというふうに思っております。


 結果として、今指定地が、恐らく今よりは広がってくるだろうというふうに想定をし、もし広げて、保護していかなければならないということになれば、指定地の追加指定を申請するということになろうかというふうに思っております。


 もう一つは、築造とか、つくり方の方法なんですが、通常、山の上にある古墳というのは、山を削り出して形をつくっていくというのが大体多い手法らしいんですが、これは比較的平たいところへ、下から土を持ち上げて形をつくっていったということで、大変大きなエネルギーを費やす土木工事だろうということで、今、堀江議員のおっしゃったように、かなりの大王様のお墓ではないのか、そんな期待を持たせております。


 それと、ふき石の状況も比較的良好な状態で残っておりますので、これも築造当時の状況を大体確認ができたのではないのかなというふうに思っております。


 当初、昨年と今年度、2年間ということで予定をしておりましたが、文化庁の方からも現地指導の中で、もう1年詳細に調査をすべきだと、こういうご指導もありましたので、19年度も引き続き実施をするということで、範囲確認調査を3年連続で実施をするということになってきました。


 まず、発掘調査に関して言えば、今回だけではなくて、平成24年度から一応整備を予定をしておりますので、それに先立ちまして、この整備をするために、さらに詳細な調査ということで、平成22年から報告整備に先立つ発掘調査を実施するというような予定でおります。


 それから次に、整備計画に関してお答えを申し上げます。


 今、お話をしました発掘調査、この結果を踏まえまして、平成21年度に整備のための基本計画、これを策定をする予定であります。この基本計画の中に具体的な整備の方針あるいは計画、これを盛り込むということになっております。


 今は発掘調査というのは、その道の権威者であります奈良大学の文学部の白石という教授をリーダーとしてお願いをしております。このリーダーを中心に発掘の調査委員会という名称を使っておりますが、これは整備委員会というような形に移行して、その委員会の中で、先ほどお話ししました整備の基本計画、これを検討するということにしております。


 そういうことから、確定的に今はどうだっていうような、そういう形でお話をすることはちょっとできませんが、原則で、当時の原形ですね、これをまずきちっととらえるということで、その復元、これを原則。それからもう一つは、周囲の景観ですね、景観からいった調和、こういうものも前提として、地域の人に親しまれて、あるいは学習資源としても使えて、史跡の活用が十分見込めるような、そういう整備をしなければいけないのかなというふうに思ってます。


 そうしたことで、郷土の史跡のすばらしさ、そんなものを知っていただいて、そういうものが皆さんの交流の場になり、さらには結果として、風評が見学者の誘致、そういうものにつながっていく、そんな整備であればというふうに考えております。


 東之宮古墳の周辺というのは、比較的というか、かなり文化財が集積をしている、そういう場所でありますので、こういうものをいろんな形でネットワーク化をしまして、遊歩道等の中で結んで、学習、研究を兼ねた複合的な学習ができるような、そういうような整備を心がけていくというのも一つの大きな選択肢であろうというふうに考えております。


 今、ご承知のように東之宮古墳のほかに、これに先立って青塚古墳も整備をしております。将来的には、東之宮古墳の次には、県指定の妙感寺古墳あるいは羽黒の城屋敷古墳という、大きな古墳が市内に結構多くありますので、こういう古墳の整備を進めて、全市博物館構想で言う、いわゆる古墳のネットワークづくり、そういうものの一助にしていければというふうに考えております。いずれにしましても、犬山は余り知られておりませんが、非常に古墳が多い土地ということで、木曽川の扇状地の扇頂部分に開かれた古墳文化のメッカである犬山市、そういう犬山市の新しい顔、そんな創出に向けて努力していければいいのかなというふうに考えております。


 以上でございます。








○議長(大脇伸孔君) 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) また、来年度も調査の段階という、3年もしっかりとかけてやられるということですので、そういう関係から、3点ほど再質問をさせていただきます。


 現在の調査は、周辺部分に限られているようですが、昭和48年に発掘調査されたときには、鏡、三角縁神獣鏡等が出てきました頂頭部、主体部分ですね、その部分の調査はどんなふうに考えておみえになるのか。そして、整備完了までどのぐらいのスケジュールをお考えになっておるのか。これに合わせて、当然、何年かという年数がかかるわけですが、それに対しての費用、そういう経費、そんなもんはどこら辺まで見込んでおられるのかお示し願いたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 鈴木生涯学習部長。


  〔生涯学習部長 鈴木君登壇〕








○生涯学習部長(鈴木勝彦君) ただいまの再質問にお答えを申し上げます。


 3点あると思いますが、まず主体部の調査ということです。この主体部の調査というのは、現在、国、文化庁ですが、基本的には今の姿をそのまま将来へ伝えていけということで、そういう主体部については、特に学術的な感心の高さとか、興味本意とか、興味の高さ、こういうものだけでは、発掘をするなということで、非常に厳格に基準が設けられております。そういうことからいいますと、主体部のこの調査の実施というのは大変困難な状況にはあるわけなんですが、東之宮古墳の場合、ちょっと違うのは、過去に1度盗掘に遭ってるということで、1度あけられた経緯があるということ。あけられた経緯もあるということと、その後きちっとこれを将来に伝えていくという意味では、この主体部をいかに将来保存して、保護していくかということも含めて、そういう手当を考えなければいけないという、そういう前提に立ちますと、再調査の可能性というのは、そこそこ僕はあるんではないのかなというふうに思っております。そういうことも含めまして、文化庁へも協力にアピールをしまして、実現に向けて最大限の努力をしていきたいというふうに考えております。


 それから、タイムスケジュールです。今後のタイムスケジュールなんですが、整備完了は一応平成28年度を予定をして、調査の開始から完了まで、おおむね12年間ほど必要なのかなというふうに予定をしております。


 先ほどもちょっと触れましたが、平成21年度に整備の基本計画を策定をして、平成22年度、明くる年ですね、基本設計、その年から平成24年度の3年間にわたって調査、もう一度詳細な調査、保存調査といいますか、そういう調査を予定をするということでございます。この保存調査の結果を反映させて、平成23年度から平成26年度、この4年間で実施設計、その実施設計に基づいて平成24年度から平成26年度の3年間にわたって墳丘周辺地の整備工事を行う。オープンの1年前の平成27年度にガイダンス施設を建設をし、平成28年度中には何とかオープンできればというふうに考えてます。


 経費は極めて概算ですが、9億円程度はかかるのかなというふうに思っております。


 ちなみに、青塚の場合ですと、9億9,500万円、約10億円かかっておりますので、土地の購入費という部分がないということでいけば、むしろ労力的な経費がかかってくるだろうというような気がいたします。


 ただ、今お話し申し上げましたスケジュールとか、経費、これ両方ともそうなんですが、土の下のことですので、状況がわかりません。だから、いわゆる特別な措置というか、想定外の状況が生まれれば、特別な措置を講じなければならないということになれば、若干この期間と、あるいは経費、ともに流動的であるということだけお含みおきいただければというふうに思います。


 以上でございます。








○議長(大脇伸孔君) 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) 私からも答弁申し上げたいと思います。


 今、部長から答弁がありましたが、いずれにしましても東之宮古墳の価値といいますか、意義というのは、まだ解明されてない部分たくさんありますが、犬山市にとっても大きな財産であり、また国においても恐らく解明がされていく中で、大きな財産になろうかと思っております。そういった意味で、私も積極的にこの古墳の整備には全力を挙げていきたいと思います。


 今、お示しがありましたように、時間もかなりかかりますし、お金もかなりかかりますが、今、スケジュール的な答弁もありましたが、何とか平成26年ぐらいまでには、整備が終わって、平成28年度には完成式を迎えたいと思っております。


 また一方、古墳をネットワーク化するというお話もありました。私としましては、当然、妙感寺古墳あるいは青塚古墳というのがございますが、その周辺は、東之宮古墳周辺はご案内のとおり、成田山があり、モンキーパークがあり、そして瑞泉寺等の寺院がございます。私の政策の柱といいますか、歩くまち・歩いて見るまちという、それの観点から言っても、瑞泉寺のお寺群、そして成田山、そして東之宮古墳、そしてモンキーパークと、京都大学京霊長類研究所というのもあるかもしれませんが、その一帯が一つのルートで結ぶだけでも、かなり見ていただくには、格好の場所だと、時間を費やして犬山市の歴史や文化をいろいろと散策して勉強していただくにも格好の場所だというふうに思っておりますので、そういった意味で、遊歩道というふうになるかわかりませんが、そのネットワーク化も視野に入れて、その整備も含めて検討していきたいと思っております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) ありがとうございます。私も地元の議員として、そういう部分では一生懸命お手伝いできたらなと思っております。特に犬山城という、終生ですね、シンボルが犬山にございます。当然、今のお話でいきますと古代のシンボルというふうになり得る大きな歴史文化のにおう場所ですので、よろしくお願いしたいと思います。


 そこで、期待する部分からですが、地元からの声ということで再々質問をお願いしたいと思いますが、古墳の南西部分の方に、南西、すぐ隣なんですが、丸山地区の氏神様でございます東之宮社がございます。これは丸山地区でもこれから、この神社を含めてまつられてるのがあるんですが、神社を含めて、どのようになっていくのかという心配する声も上がっておりますので、この東之宮社初め、これからそこのすぐ隣接するとこなんですが、どのように当局としてはお考えになっておられるのか、お尋ねしたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 鈴木生涯学習部長。


  〔生涯学習部長 鈴木君登壇〕








○生涯学習部長(鈴木勝彦君) お答えを申し上げます。東之宮社に関してですが、恐らく東之宮社のエリアというのは、先ほどお答えをしました指定域を拡大をするということでいくと、今は入っておりませんが、指定域に入ってくる可能性というのは極めて高いと思われます。もし、指定域に入りますと、これは非常に文化庁とのやりとりが煩雑になりますし、いろんな事務手続等で、現状を変更する際に、少しでもさわろうということになると、大変な細かな労力が要るというようなことにもなってきます。


 それからもう一つは、地元の方の方からも、全体にお宮のお守りをしてみえる方が高齢化をして、あそこまで登っていくのはなかなかえらいというようなお声も一部聞いております。そういうことを前提として、できれば、整備の観点からも、あるいは景観の観点からも、むしろ東之宮社をどこかのところに移築をした方がいいのではないかとか、そんなことも少し考えております。いずれにしろ、これ地元の皆さんの共有物ということもございますので、私ども地元の皆さんと十分協議をして、地元の皆さんのご同意が得られれば、これは精査するっていうことは十分可能ですし、エリア地区に入ってくれば、補助対象にもなりますので、それは十分視野に入れて、今後移築を視野に入れて検討してまいりたいというふうに考えております。


 以上でございます。








○議長(大脇伸孔君) 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) どうもありがとうございました。地元の協力が得られる手法というんですかね、そういう形で進めていただくことをお願い申し上げまして、2番目の方に入らせていただきます。


 犬山祭の保存・伝承について質問させていただきます。


 間もなく桜の季節となります。ことしは暖冬で、少し早いかなというお話も聞かれます。桜の花が咲きますと、やはり犬山祭でございます。私の小学生のころは、犬山祭となると、平日でも学校の方はお休みで、露店を楽しみにしたり、そんなのが二、三日続いたような記憶をしております。


 本題に入らせていただきますが、犬山祭は昨年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されましたことはご承知のとおりでございます。400年の長きにわたり、連綿と受け継がれてきましたそのありようが評価をいただいたということで、これは大いに私どもが誇れることと思います。城下町も街なみが整備されつつあり、電線の地中化も進められており、より一層車山の似合うまちに変わりつつあります。また、ことしは名古屋鉄道も春のキャンペーンということで大々的にお城と城下町を中心に宣伝を組んでいただいているという、大いに期待できるのだと思っております。


 ところで、国の重要無形民俗文化財に指定されてるとなりますと、これからが大変ではないかと思います。祭の形態をきちっとした形で、将来へつなげていかねばならないということでございます。これは、車山のある13町内、練り物のある3町内だけでは担い切れないのだと思っております。こういうことに対しまして、市当局は、どのように犬山祭の保存・伝承をさせていこうとお考えなのかお示しをいただきたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 鈴木生涯学習部長。


  〔生涯学習部長 鈴木君登壇〕








○生涯学習部長(鈴木勝彦君) お答えをいたします。


 現在、全国で山ほこ、屋台と言われる車山の曳行が祭行事の中心になっている、そうしたお祭が1,500件ほどだというふうに言われております。その中で、犬山祭を含めて29が国指定を受けているという、こういう事実からいきましても、犬山祭の国指定というのは、祭の真価とか、そういうものが理解・評価をされた、そういう結果だろうということで、これをきちっと将来に伝えていくという、大きな責任が伴うものだろうと、十分認識をしております。


 基本的にこういう無形の文化財の保存・伝承ということでいけば、これは今の状態、今の姿をきちっと記録をして、こういうものに基づいて、できるところはきちっとして、将来へ正しく残していく、こういう手段・方法が大きなものだろうというふうに考えております。記録をしていくということでいけば、先般、調査の折に出版をしました、犬山祭の総合調査報告書、これが最たるものでございますが、これがすべてを網羅しているという状況ではございません。いろんな、時間とか、経費とか、等々、諸般の関係がありまして、これがすべてを網羅しておりませんので、引き続き必要な調査は実施していくというふうに思っております。


 そのほかに、からくりとか、祭の映像化、あるいは万が一があったときに、きちっと車山が復元できるほどの詳細な設計図面等々、こういうものも資料として整えていく必要があろうということで、今、着々とそれを進めつつございます。


 こうした祭に関して、修理・保存というものが大きな要素になってくるわけなんですが、そうした車山の修理・保存に関しましても、犬山祭の保存修理委員会という、これを設置をしております。これは国の文化審議会の元の専門委員であります、植木という先生にお願いをして、文化庁にもコネクションの強い方でございますが、こうした専門家、それとか保存会の役員さん含めて15人ほどで設置をしております。この保存修理委員会も既に活動開始をして、いろんなところで車山の修理・保存等に関しましてもきちっとした指導・助言をいただいております。そういう意味では、うまく保存・伝承に向けてのレールが敷かれかかっているのではないかという、我々はそういう認識を持っております。


 さらに、我々だけではなくて、民間レベルでも十分その体制を整える必要があろうかということで、国指定で言う保存団体、いわゆる犬山祭の保存会ですね、この保存会の方も、保存会の中に犬山祭の改善検討委員会という、こういう組織を設置をされまして、いろんな問題点の洗い出しとか、また車山とか、からくり人形、幕の実態調査、こういうものの実施をして、将来に向けて責任ある提言をしていこうということで、今活動中でありまして、民衆、いわゆる町方のレベルでも自分たちの手できちっと伝承・保存をしていこうと、そんな機運がうかがわれるんじゃないかと、そんなふうに認識をしております。


 この保存会も、今お話しした29の国指定の無形文化財を持っている団体で組織をしております全国の山・鉾・屋台保存連合会という組織があるんですが、そういうところへも会員となりまして、情報発信あるいは情報交換、それから具体的には、車山の修理・保存の技術の習得、これは文化庁等の補助事業として入ってる分もありますが、そういうことに向けて、積極的な取り組みを始めてみえます。


 さらに、お祭というのは後継者というのが大切ですので、実際にその後継者についても、現在、犬山中学校とか、あるいは犬山南小学校、犬山高校なんかでも、からくり技術のために、一生懸命練習して、部活動として展開しているというような、そういう学校もございますので、こういう彼らが保存会の育成者、指導のもとに育っていってくれる、そんなことも大いに期待をしたいというふうに考えています。


 いずれにしましても、私どもだけではなくて、あるいは民間ということだけではなくて、やっぱり官民協力の中で、国指定の名に恥じないような、そうした祭の保存・伝承に向けて努力をしていかなければならないというふうに考えております。


 以上でございます。








○議長(大脇伸孔君) 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) ぜひとも恥じないやり方をということでお願いしたいと思いますが、ひとつそういう部分では、1点ご提案という形になるかと思いますが、城下町というのは、犬山城と犬山祭であると思っております。これを言いかえれば、武家文化と町衆文化というふうな分け方ができるかなと思います。この二つを切り分けることが必要ではないかと思っております。


 昨日も、上村議員の方からも、文化史料館の利用方法のようなこともご提案がございました。私の方もそういう観点から、犬山城というのは本来城郭内で、文化史料館は今でいきますと、昔の城郭内にありますが、今は、犬山城とそれから白帝文庫を中心とした武家文化を文化史料館に、そして本町筋にあるどんでん館、これは車山とからくりを中心とした祭文化と、旧磯部邸を合わせて町衆文化というふうに切り分けて、犬山祭の保存・伝承につなげていけるというような考え方だと思っておりますが、そんなような考えはあるのか。そんなふうな思いはあるのかお聞かせを願いたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 鈴木生涯学習部長。


  〔生涯学習部長 鈴木君登壇〕








○生涯学習部長(鈴木勝彦君) お答えを申し上げます。


 犬山市の文化というのをわかりやすく、そして的確に情報発信していくという、そういう視点から、ご指摘のように、犬山市の文化を二つの視点からとらえるというのは、これは大変有効な方法ではないのかなというふうには思っております。


 きのう、上村議員にもお答えを申し上げたんですが、文化史料館というのは、犬山城と連携した運営、白帝文庫による、成瀬家、いわゆるこれは堀江議員おっしゃるように武家文化というふうに、表現すればそうなるだろうと思いますが、そういうものの史料研究とか、情報発信の拠点として機能させていきたいと、これはそんなふうに十分考えております。


 これに対比をさせまして、どんでん館、旧磯部邸等々、犬山祭を初めとする町衆文化の情報発信拠点として活用していくことに関しましては、これは十分視野に入れておりますし、また若干、文化史料館の人的配置、あるいはどんでん館、旧磯部邸等々の現状の運営体制等、若干の問題もありますので、現在、鋭意検討をしつつあるという状況で、なるべく早い将来、そういう形、ご指摘のような形になっていけばというふうに、努力をしていきたいというふうに考えております。


 ただ、犬山祭の保存・伝承ということに関していえば、最初の質問でお答えを申し上げました、これがまずありきですので、その辺のところも十分ご理解をいただきたいというふうに思います。


 以上でございます。








○議長(大脇伸孔君) 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) どうもありがとうございました。


 3点目の方に入らせていただきます。


 尾張パークウェイ無料化に伴う対応でございます。栗栖犬山線の拡幅整備構想についてお伺いをいたします。


 ご案内のとおり、尾張パークウェイは平成20年6月からの無料開放となっております。この尾張パークウェイは各務原市・犬山市方面と、小牧市・春日井市・多治見市方面を結ぶ重要な路線であり、無料化されれば、通行量は相当増加するものと思われます。また、犬山市にとっても、小牧東インターから観光客等、来訪者を受け入れられる重要な路線になることも明らかでございます。しかしながら、継鹿尾の官林交差点から犬山方面に向けては、まだまだ未整備というような状況、今の道路状況、特にサンパーク犬山から官林交差点までの栗栖犬山線の道路状況では、この増加車両に対応するには、甚だ心もとない状況と考えられます。道路幅も狭く、歩道もない、さらに土曜日、日曜日には、モンキーパークへの来園者による渋滞は避けられない、そんな思いでおります。そういうことで大変な混雑も予想されると思います。ですから、尾張パークウェイ、あるいは尾張パークウェイからの車両をスムーズに流すのが必要であるかと思います。例えば、旧41号線への接続も重要であります。したがいまして、この尾張パークウェイ、あるいは尾張パークウェイからの接続を抜本的に考えていくことが必要であると考えます。


 そこでお尋ねいたします。尾張パークウェイ、また尾張パークウェイからの接続路線となります栗栖犬山線、特に官林交差点からサンパーク犬山前と旧41号線への接続に当たって、整備構想を明確にし、対処していくことが肝要だと思います。市当局の方のお考えをお示し願いたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) 尾張パークウェイの無料化に伴う対応につきましてお答えをさせていただきます。


 尾張パークウェイにつきましては、現在、1日当たり交通量が約1,700台となっております。ただいまのご質問にございましたように、この道路につきましては、犬山市と小牧市方面を結びます非常に重要な機能になる幹線道路であるというふうに認識をしております。平成20年6月に、一応、無料開放されるということになっております。それの対応で、市といたしましても、先ほどご指摘にございましたように、無料化をされることによりまして、観光や通過交通等による、交通量の増加というのは当然予測されまして、それで県におきましても、昨年、丸山地区の現況道路の交通の実態調査も行われたというふうに伺っております。そして、行楽シーズンには、特にラインパークというのを控えておりまして、観光客が非常に多く訪れまして、これによりまして、多くの車が流入します。そして、尾張パークウェイの継鹿尾の出口からアクセス道路となっております市道の方へ、非常に車が流れるということで混雑いたしまして、当然ながら、地域の皆様方への影響を大変懸念をしているところであります。


 そこで、尾張パークウェイから出ます道路の交通処理のルートにつきまして、現在考えられますのは三つのルートが考えられると思っております。


 まず、一つ目のルートにつきましては、氷室の交差点から木曽川沿いを通りまして、犬山橋のルートでございます。これは、ご存じのように、木曽川沿いといいますのは、非常に道路が狭く、拡幅が必要でございます。それと、名勝木曽川の指定を受けているため、現在でも非常に拡幅の要望が強いわけですけど、非常にその事業が、この法を受けることが非常に壁になっておりまして、大変困難であるということが今の状況でございます。


 それと、二つ目の都市計画道路、富岡荒井線を北へ延伸しまして、尾張パークウェイと直接に連絡するルートも考えられます。これの整備には相当な年数が必要となりますが、不可能ではないルートかと思っております。


 それと、議員ご指摘のように、三つ目のルートはサンパーク犬山を経まして、成田山の前を通り、内田の交差点へのルートでございます。これは、現在の段階では一番最良なルートであるというふうに考えております。このルートにつきましては、サンパーク犬山までは市道栗栖犬山線という名前がございまして、この先は成田山を経由しまして、主要地方道春日井各務原線で、幅員23メートルの都市計画道路の成田富士入鹿線でございます。そこで、私どもは、それを受けまして、すべて完全に拡幅ができれば、市の予算でできれば非常にいいわけですけど、現在の市の財政的な観点からと、そしてこの道路につきましては、広域的な交通処理の観点から考えますと、現在、市道でありまして、県道に移管をしまして、できましたら県に整備をしていただくということが犬山市にとっても非常にメリットがあり、早期に実現できることではないかというふうに思っております。


 この考え方につきましては、既に県に打診しているところでありまして、非常に、県当局も財政的に難しい面があると思いますけど、非常にハードルは高いと思いますけど、この実現に向けまして、現在努力しているところでございます。


 まずは、尾張パークウェイからサンパーク犬山までの道路拡幅の整備ができれば、接続する都市計画道路の名古屋犬山線を経由いたしまして、国道41号線へのルートも確保できるというふうに考えておりまして、暫定的ではございますけど、当面は交通混雑の緩和の対策ができるのではないかと考えております。


 いずれにいたしましても、早急に県と協議を行いまして、整備に向けて、誠意を持って取り組んでまいりますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。


 以上、答弁とします。








○議長(大脇伸孔君) 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) 私からもお答え申し上げたいと思います。


 今、尾張パークウェイの無料化につきましては、私が県会議員をやっておりましたので、既にもう情報として何年か前から知り得た立場でございました。その折、私としましても、この、いわゆる受け皿をどうするかということについて、私なりに努力をしてまいりまして、今、部長が答弁しましたような、いろんな考え方で、どういう整備がいいかということを検討してまいりました。その中で、考えられて、一番現実的な話が氷室の交差点から尾張パークウェイの方に向かって、官林の交差点を経由して、モンキーパークの入り口、そしてサンパーク犬山、そして内田の交差点と、ここ、今は市道でございますが、それを県道読みかえにして、県で整備してもらうのが一番いいのではないかと、私はそういう考え方でこれまで県とも折衝をしてまいりました。ただ、まだ結論は出ておりませんので、この堀江議員の質問に対して明確な答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、県に対しては、積極的にこの案を受け入れていただき、そしてできれば、サンパーク犬山から内田の交差点までの道路改良も視野に入れて、これからも積極的に県に働きかけていきたいと思っております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) どうもありがとうございます。地元の人にとっても、生活道路が脅かされないように、といいますのも、もう来年度というタイムリミットもございますので、ぜひとも精力的に当局の方にご協力をお願いしたいと思います。


 続きまして、最後の新庁舎建設について入らせていただきます。


 これも?から?までございますが、一括で質問させていただきますので、そのようにご了解いただきたいと思います。


 新庁舎建設につきましては、昨日も、山本議員からの質問もございましたが、私は、庁舎建設特別委員会のメンバーでもございますので、庁舎建設は50年に1度の大事業でもありますし、議員の皆さん、そして市民の皆さんにとっても、非常に関心事であります。特別委員会でも、私たちの議論を踏まえまして、あえて本会議の方で質問させていただきます。


 まず、新庁舎の規模についてお尋ねいたします。


 検討中の規模は9,335?、図面等で見ましても、これは狭いと感じます。視察した岩倉市の庁舎は約1万?でありました。岩倉市の人口は4万8,000人ですが、人口がどうのということではございませんが、それも一つの考え方かなということです。


 現実問題といたしまして、新庁舎を論じるには、やはり10年先、20年先に行政需要がどのようになっていくのか、市民サービスがどう変化していくかということを十分考慮していくことが重要であると思います。


 将来のことを考えるに、特にこれからは高齢者が非常な勢いでふえていきます。そうすると、行政サービスも高齢者へのサービス、あるいは行政需要が増大していくであろうということも思われます。そういうことを考え合わせれば、これら市民サービス、高齢者サービスを充実させるには、1階のフロアを広くすることが重要であると考えます。南側の駐車場の1階を執務スペースにするなど、そんな考え方も一考かと思います。


 いずれにしましても、検討案の約9,300?にこだわらず、本当に使いやすく、市民のための庁舎とするため、規模について、よくよく検討いただきたいと思います。そういう部分では、この規模、面積についてどのようにお考えになっているのか、お示しいただきたいと思います。


 次に、新庁舎のデザイン、外観でございます。これについては、まだ決まっているわけではありませんので、ご提案をさせていただきたいと思います。犬山市は、景観条例を制定し、景観に配慮したまちづくりを進めております。この観点から申し上げれば、新庁舎は十分に景観に配慮したデザイン、外観であるべきだと考えます。当然、当局も検討されていると思いますがご提案申し上げたい一例を申し上げます。


 犬山の景観の特徴はかわら屋根であります。したがいまして、新庁舎もかわら屋根が最適だと思います。耐久性もベスト。したがいまして、今提案されてますような陸屋根ではなく、かわら屋根とすべきと考えます。


 そこで、かわら屋根も含めて、新庁舎のデザイン、外観については、どのようにお考えになっているのかお示しいただきたいと思います。


 3点目の壁面等の有効利用について、提案も含めてお尋ねをいたします。


 今、検討中の案では、6階建て、高さ約30メートルの庁舎ということですが、新庁舎に少し遊びの部分を取り入れてはどうかということの提案でございます。例えば、30メートルの壁面ができるということになりますので、この壁面を、今人気のありますフリークライミングができるスポーツ施設として活用する考え方、また環境に配慮し、壁面緑化等ができないのかという工夫もされてもよいかとも思いますが、これについてもいかがなお考えなのかお示しをお願いしたいと思います。


 最後になりますが、建設資金についてであります。


 今、1番から3番までご提案やらお尋ねをしました。これらを実現するには、当然、今あります数字、33億円では不足を来すと思いますが、庁舎建設には起債が可能だと聞いております。聞くところによれば、10億円程度可能というお話も聞いております。


 庁舎は、一度建設すれば、50年は使用する建物でございますから、金額ありきの建設ではなく、本当に市民にとっての庁舎、より使いやすく、より市民サービスの提供できる新庁舎を建設すべきと思います。その場合、必要ならば、起債も活用し、犬山市民と犬山市に相応した新庁舎を建設すべきと考えますが、いかがお考えなのか、お示しいただきたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) それでは、新庁舎の建設につきまして、ご質問は4点でございましたので、お答えをいたします。


 まず、1点目の新庁舎の規模についてお答えをいたします。


 これは既に皆さんにもお話をしたと思いますけど、新庁舎の建設の基本計画の案によりまして、建物の概要としましては、敷地面積約9,700?、延べ床面積が9,335?でございます。それで、鉄骨造りの地上6階建ての、一部2階建てでございます。そして、駐車場につきましては、170台の駐車スペースを確保するということで、平面駐車場と鉄骨造りの2層の立体駐車場を考えておるところでございます。


 1階部分には、市民が最も多く利用される窓口部門、民生部と税務課、収納課、会計課等を配置しまして、床面積は2,050?ということでございます。


 それで、基本計画の中では、市民サービスのさらなる向上を図るため、昨日の山本議員にもお答えいたしましたけど、現在、幾つも課が分散しておりまして、それを集約したということでございます。それと、庁舎建設基金内で建設を行うという設定条件が今現在ございます。そういうことによりまして、全課にわたりまして、必ずしも、今回の今までの計画はゆとりを持った配置になっていないというのも事実でございます。特に、先ほどいいました1階に配置します窓口を担当する部とか課につきましては、今までいろいろ打ち合わせを行ってますけど、事務スペースの拡大について、今強い要望が出てるというのも現状でございます。


 今後は、市民サービスの向上や高齢者のサービスの充実の必要性は十分認識をいたしておりますので、議会の庁舎建設特別委員会での協議もいただきまして、あと市民や議会の皆様方のご理解が得られれば、建設の規模の拡大をできればしたいというふうに考えております。


 それと、2点目のデザイン、外観につきましてお答えをいたします。


 一応、新庁舎基本設計者の選定プロポーザルというのを行いまして、その設定条件の中では、犬山城下町の一角をなし、都市景観の形成をリードする庁舎ということの位置づけをしております。ですから、歴史的な地区と調和いたしました都市景観形成を先導する庁舎とすることを建設の基本方針としております。


 そこで、ご質問のかわら屋根につきましては、城下町地区における街なみの特徴の一つがかわら屋根であるということは、我々も認識をしております。それで、新庁舎の、全体というのはなかなか難しいでしょうけど、一部に、何か取り入れることができないかということを考えてるところでございます。具体的には、これから実施設計を行っていきますけど、その段階での専門家のご意見や、議会などのご意見を踏まえまして、デザイン、外観は特に慎重に検討していきたいというふうに思っております。


 それと、3点目の壁面等の有効活用でございます。


 これは、地球温暖化防止のための努力は、まず公共施設から配慮しなければいけないということは十分認識しております。その取り組みの一環といたしまして、太陽光発電などのクリーンエネルギーシステムの導入や、壁面緑化の環境に配慮した、名前をイメージ的に言いますと、環境負荷抑制型のエコ庁舎ということの建設を検討していきたいというふうに考えております。


 それともう1点、特にご質問ございましたフリークライミングにつきましては、さきにお答えいたしましたデザインや、外観の観点から、環境配慮の観点もありますけど、さらに、それと安全性の観点もございますので、現在のところ、不可能というふうに考えさせていただきたいと思っております。


 それと、4点目につきまして、建設資金でございます。


 現在の基本設計の中で、各階の配置計画や構造関係、設備関係の詰めは行っております。これが、おおむね固まった段階で、概算事業費の積算を行っていきます。私ども、できる限りスリムで、むだのない庁舎というのを考えておりますけど、議員のご指摘のとおり、将来を見据えた適正な規模の庁舎を建設するということも必要であるということもあわせて考えております。いずれにいたしましても、庁舎建設の内容をほぼ固めた段階で、改めて建設規模や建設資金、財源内訳などにつきまして、議会の庁舎建設特別委員会で協議をしていただきたいというふうに考えております。


 以上、回答といたします。








○議長(大脇伸孔君) 堀江議員。








○25番(堀江正栄君) 当局の、久しぶりに庁舎に関しての強い意思を感じたというふうで、ぜひともまた委員会の方でもいろいろ議論し合って、すばらしいものをつくれることをお約束したいと思います。


 これで質問を終わります。ありがとうございました。








○議長(大脇伸孔君) 25番 堀江議員の質問は終わりました。


 続いて、5番 水野議員。








○5番(水野正光君) 5番 水野正光でございます。通告に従いまして4件の一般質問をさせていただきます。


 まず、1件目の防災計画についてお尋ねいたします。


 けさの新聞にも報道されましたように、この冬は大変暖かく、暖冬であったということが報道されてます。そうした中で、多くの方から何かおかしい、変だとか、あるいは地震が起こるのではないかとか、そういった不安の声が寄せられています。また、世界各地で異常気象による異変が報道され、地球温暖化が指摘されております。


 また、東海・東南海地震がいつ起きることや、異常気象が発生することを想定すれば、犬山市は地盤がかたいから心配ないとか、あるいはこの河川は大丈夫だ、このがけはまだ一度も崩れたことがないから、心配ないという、そういった長年の常識が通用しなくなったわけです。地域住民の生命と財産を守るために、万全の備えが求められています。


 そこで、要旨?の防災マップについてお尋ねいたします。


 防災マップは、防災の基本となるものであります。犬山市における洪水、土砂、地震などのハザードマップ等の現在の状況はどのようになっているのか。さらに、当面といいますか、今後の計画についてどのようになっているのかお尋ねいたします。


 そして、防災マップは総合的で、多岐にわたる部署で作成することになりますが、関係部署、総務、消防、都市計画、建築、維持管理、民生部、水道、そういった関係をどのような連携調整されるのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 服部総務部長。


  〔総務部長 服部君登壇〕








○総務部長(服部良弘君) それでは、ご質問にお答えしたいと思いますが、まず最初に、防災マップについてでございますが、一般的に防災マップというのは、災害による被害を軽減するために、皆さん方が自分の住んでいるところの災害の危険性や避難所、それから備蓄倉庫といった、防災上、重要な施設を地図上に示したものでございます。


 犬山市では、平成12年の東海豪雨を機会に、平成14年度に犬山市防災マップを作成いたしました。それには、市内の避難所、それから備蓄倉庫に加えまして、昭和51年の大雨や平成12年に起こりました東海豪雨、それの浸水地域や土砂災害危険箇所などを盛り込みました。


 そして、平成14年7月に、市内全戸に配布しておりますし、それ以後、市内に転入された方については、その都度、市民課の方で配布させていただいております。


 それから、ハザードマップについてでありますが、これは自然災害による被害を予測して、その被害範囲、それから程度を、より詳しく地図化にしたものでございます。住民の方にとっても、事前に万一の場合に備えて、日ごろからその状況を把握しておくためのものでございまして、今、犬山市はハザードマップを3種類、今考えておりますが、まず洪水のハザードマップ、それから土砂災害、それから地震のハザードマップ、この三つがありますが、洪水のハザードマップは、大雨により、河川がはんらんした場合に備えるもので、この洪水のハザードマップは、現在作成はしておりませんが、新川流域と木曽川流域という、市内の二つの流域河川の洪水はんらんシミュレーションを検討して、平成20年度を目標に作成する予定でおります。


 二つ目の土砂災害のハザードマップは、土石流あるいはがけ崩れ、地すべり等の危険性に備えるもので、この土砂災害のハザードマップにつきましては、平成17年3月に作成して、平成17年7月1日に危険区域内の全世帯、これは769世帯ありますが、それと55の町内が関係しますが、それぞれの町会長さんにお配りをしておるところでございます。


 それから、三つ目の地震のハザードマップ、これは地震の際に、住宅や建物の倒壊等による被害を最小限にするためのもので、平成19年度に市内の地震動予測などを示したマップを作成する予定でおります。


 現在は、地震のハザードマップにかわるものとして、市のホームページをごらんいただきますと、500メートルメッシュで東海地震、それから東南海地震、それからこれら二つが連動した場合の震度予想図を今公開しておりまして、それらを周知して、市民の皆さんの防災意識を高めるように努めていきたいと思っております。


 それから、庁内の関係部署の連携調整でございますが、犬山市の地域防災計画の中でも、各部署の役割、それから連携、それから協力について体系的に示しておりまして、災害時には、既に市の防災組織全体が一丸となって、応急・復旧活動を行う体制をとっておりますので、よろしくお願い申し上げます。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) 再質問させていただきます。


 三つのハザードマップが作成されるということです。犬山市は火山とか津波が心配ないので、三つだと思いますが、従来、洪水とか土砂がメインでありましたけども、今、国の方では、耐震改修促進法で、県でも第2次アクションプランということで、地震のハザードマップをつくることが推進されてます。そういった点で、今後、地震ということが大きな課題になってくるわけです。いずれにしても、予防こそが災害対策の基本ということであります。ハザードマップができ上がって、それについて問題箇所を改修あるいは改良することが先決であります。せっかくハザードマップをつくっても、絵にかいたもちになっては、何もならないわけありますが、そういったことで、このマップを具体的な予防対策といいますか、災害対策にどう活用していく考えであるかお伺いいたします。


 それから、それぞれ洪水に関しては、都市計画課、土砂については維持管理課、地震に関しては建築課ということで作成されるわけでありますが、その作成に当たって、やっぱり住民参加といいますか、市民参加が大事でありますが、そういったことで、より一層理解していただくと思いますが、この計画策定に対して、市民参加をどのようにされているのかお伺いいたします。


 もう1点、ホームページの話がありましたが、地震の500メートルメッシュということがホームページに載っております。こういった小さな網の目にされてますが、これ見ただけでは、実際、どうしたらいいのかわからないわけであります。それから、後で出てきます避難所についても、ホームページでは、こうした一覧表で避難所、どこの住民はどこということで書いてあるわけですけども、場所とか、地図とか、そういったものが載ってないわけであります。先ほどありました平成14年度に作成された、このマップですね、14年度ということでありますけども、地図として、きちっとされてますし、避難場所等も記載され、いろんな注意事項もあるわけですが、そういったものをホームページに、これをもとにホームページに載せていただいた方が、よりわかりやすいんじゃないかと思いますが、どのようにお考えなのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 服部総務部長。


  〔総務部長 服部君登壇〕








○総務部長(服部良弘君) それでは、再質問にお答えしていきたいと思いますが、まず、ハザードマップの活用ですが、災害予防対策にどういうふうに活用していくかということですが、このハザードマップというのは、災害の被害の範囲や、あるいは程度、それから避難場所を地図上に記載したものですから、迅速・的確な避難が可能になる、そして2次災害を防ぐことにも有効であろうと考えております。


 市民の方にとっては、自宅とか、あるいは学校、職場、そういうところから災害の具体的な危険性と、避難場所への安全な経路、これを把握することができて、常日ごろから、災害に対する備えができるものだろうと、こんなふうに考えております。


 これによりまして、防災上の警報や避難勧告等が発令された場合、住民が適切な行動を素早く実施できるようになり、また被害想定に対して対応した対策がとれるようになると、こんなふうに考えております。


 市としましても、避難の時期や範囲など、災害対策の基礎資料として活用できることがありますし、また災害危険箇所につきましては、想定被害が大きいものから対策を行っていきたいと思っておりますし、河川等につきましては、それぞれ所管している国や県の方に要望していきたいと思っております。


 議員ご指摘のとおり、災害はもう行政だけでは対応できません。より多くの市民の方の協力が必要ですし、それによって被害を最小限度にとどめていくということが必要だと思っております。そうした観点から、災害に対して、毎年犬山市の防災会議を開催しております。内容について検討しておりまして、この防災会議の委員には、行政だけでなくて、ライフライン、電気・水道・ガス等の関係者、それから婦人会、それから町内会、市民のいろんな各層のご参加をいただいて、市民の目線で、現場にあって、その実情に即した検討や議論をいただいておるところでございます。


 今後も、それを充実させて、防災対策に万全を期したいと考えております。


 それから、今ご指摘の防災マップをホームページに載せたらどうだと、こういうことですが、防災マップ、確かに今はメッシュで見にくいことは事実なもんですから、一応ホームページに載せる、それから避難所の場所も地図上で示せるということですね、住所じゃなくて、そういう部分も含めて検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) いろんな調整や、住民等の参加と、防災会議でということですが、防災会議は、事実上、年1回であり、形式的ではないかというふうに思いますので、そういった防災会議でなくて、防災に対する連携といいますか、そういう組織が必要であると思います。それは指摘させていただきます。


 それで、今の三つのハザードマップに入ってないもので、住民が不安に感じるものとして、池ですね、犬山市には非常にため池が多い、150以上あるということですが、入鹿池については、以前ここでも論議されたと思いますが、震度6には耐えられるということですが、一般のため池、かなり大きい池もあるわけですが、その池の地震に対する決壊の心配はないのか、そういったことに対してどう対応されているのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) ご質問の、ため池の耐震の状況でございます。


 これは、昨年国で定められましたけど、東南海・南海地震に係る地震の中心地域内におきまして、池の貯水量が10万立米未満と人家が10戸以上、農地が10ヘクタール以上に被害をもたらすおそれがある、そしてかつ昭和57年以降に改修をされていないため池につきましてということです。これは、平成19年度から国、県の全額の負担、市の負担はございません。耐震診断を行う事業が実施されるということが予定をされております。


 そこで、当市といたしましては、これはこの地域に該当いたしますので、今年度、愛知県から採択条件に合う事業箇所の候補地の選出をしていただきたいという依頼がございました。そこで、私ども、この条件にはまる池の調査をいたしましたところ、ため池規模と人家の戸数が多い、特に池でいいますと、中島池、そして大黒池、蓮池等、8カ所の池を選出をしております。このため池を耐震診断をしていただきますよう、愛知県へ要望したところでございます。まだ結果につきましては、報告ございませんけども、とりあえずは要望いたしております。


 以上でございます。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) ありがとうございました。いずれにしても、今の池も城東地区に多いんですけども、防災マップに一緒に載せて注意していくといいますか、対策をとっていっていただきたいというふうに思います。


 次に、避難所の見直しについてでありますが、市民の災害への関心が高まるにつれて、万一に備えて、避難したり、被災したときに一時的に住まいとなる避難所について、耐震性は大丈夫かとか、あるいは全員収容できるのか、遠くて行けないのでないかと、避難所がまたどこにあるのかよくわからないと、そういった声が聞かれるわけであります。そういった点で、現在の避難所の設定基準や、どういう考えでこの避難所が設定されているのかお伺いします。


 それから、住宅の戸数とか、あるいは距離とか、災害内容、災害弱者など、そういったことを勘案するならば、今の避難所を早急に見直すべきであると思いますが、そういった点についてどうお考えなのかお伺いいたします。


 それから、なかなか避難所についてふだん関心持ってないと、どこかということがなかなか周知徹底されてないわけですが、そういった点で周知徹底の方法はどのように考えてみえるのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 服部総務部長。


  〔総務部長 服部君登壇〕








○総務部長(服部良弘君) それでは、2点目の避難所の見直しについてお答えしたいと思いますが、まず避難所の設定基準、考え方でありますが、現在、市が指定した避難所は愛知県が今示しておりますが、東海あるいは東南海地震における震度予想や、あるいは風水害における被害の想定のもと、人口の10%の避難者を想定して、現在では市内の小・中学校の体育館を中心として23カ所指定しております。


 避難所を開設する場合には、災害対策本部との連絡を密にして、避難する住民の方へ迅速な対応を図るため、市の職員2名をそれぞれ配置することにしております。


 それから、地域の戸数あるいは距離、災害内容あるいは災害弱者などに配慮した避難所の見直しについてでありますが、まず現在の避難所の指定基準としまして、各避難所の周辺人口のおおよそ10%を網羅して、さらには高齢者や障害者など、災害弱者の搬送等にも対応できるよう、徒歩圏内での場所を指定しております。しかし、被害の想定を超えるような災害の発生も考えられますので、災害内容とか、災害の発生箇所に応じた避難所の開設が当然必要になってくる場合もあるというふうに考えております。


 したがいまして、被害想定を超えたような災害や、避難住民の実情に応じまして、二次的に市の公共施設を臨時的な緊急避難所として開設できるよう、今後は検討していきたいと、こんなふうに思っております。


 同時に、市民の方への周知徹底につきましては、市内各地区、今、23カ所でありますが、それと広域避難所というのがあるわけなんですが、これが7カ所であります。それの所在については、毎年市の広報や、市のホームページでその周知を図っていきたいと、こんなふうに考えております。


 それから、避難所の開設につきましては、避難勧告等が発令された場合は、該当する地域の町会長さんへの連絡とか、あるいは公用車による広報の実施のほか、ケーブルテレビとか、コミュニティFM、あるいは地元メディアやテレビ局といった報道機関、こういうところとの連絡を密にして、積極的に活用を図っていきたい。そして、住民の方へ周知徹底していきたいと、こういうふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) 検討していくということですが、積極的にという印象は受けなかったわけですが、いずれにしても、この避難が10%、人口の10%を想定ということですが、この10%、いろんなケースがありますので、例えば洪水が危ないということで、その地域、例えば新郷瀬川が決壊するよというときに、日の出団地か犬山ニュータウンが危ないというときに、そこの10%ではとても、全員が避難せんといかんということにもなると思いますし、土砂の場合は限られた地域ですから、その全体からいくと、10%にならないにしても、その地域は100%避難しないかんということになりますが、そういう点で一律の10%というのは、どうかなと思いますけれども、そういった10%、どういう根拠でされているのかということです。


 それから、近くに収容できる一時避難所といいますか、そういったことや、高齢者や障害者や、災害弱者と呼ばれる方ですね、それが避難されるには、遠いところへは当然行けないわけですが、そういった近くでの避難所の設定ということについては、具体的にどのように考えておみえになるのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 服部総務部長。


  〔総務部長 服部君登壇〕








○総務部長(服部良弘君) それでは、再質問にお答えしたいと思いますが、災害対策の中で、避難者率という言葉がありまして、これはどこでもそうなんですが、市域全体の人口に対して、自宅から出て避難した人の割合を言うものがあるわけなんですが、あの阪神・淡路の大震災のときは、例えば神戸の避難者率は、あの状態で6.2%という数字でした。犬山市にあっては、愛知県が平成14年から平成15年にかけて実施しました想定したことなんですが、東海、東南海と連動地震の被害の予測調査結果では、自宅の建物の被害による避難者の生活者が犬山市内では全体で20人程度と、こんなふうな予測がされているのは前にもお話しした通りでありますが、こういうふうに比較的、地震の災害には強いと言われることですので、そういう意味から、避難者率を神戸のときよりも高い10%というふうに一応想定はさせていただいておると、こういうことでございます。


 避難につきましては、当然、家族全員の安全のためにも、地域でまとまって避難することが一番重要だろうと思っております。こういうことから、災害のときには、支援を要する人をその地域でお互いにやっぱり支え合って、安全で確実な避難ができるということが一番大事だろうと、こういうふうに思います。そのために、それぞれの地域の実情があろうかと思いますが、比較的安全で、集まりやすい場所を一時避難所として、地元で自主的に定めていただいて、自主防災組織なんかを活用して、お互いに助け合って、避難場所に集団で避難していくということが一番大事だろうと思います。


 それで、ここで申し上げました一時避難所の場所は、やっぱり地域の実情が全部違うもんですから、やはり地域の実情は異なっているということから、それぞれの町内会あるいは地域の自主防災組織の中で最もふさわしい場所をそれぞれ地元の実情が一番よくわかっているところで選定していただいて、自助、それから互助、そういう精神で高めていただきたい。行政も一体になって考えていきたいというふうに考えております。


 それから、議員ご指摘の災害弱者の避難場所ですが、福祉避難所としては、例えば養護老人ホームなんかを今考えておるところでありますが、どのような形で利用が可能なのか、あるいは災害弱者が通常に近い状態で生活できるように、関係部署、特に民生関係と今調整しておるところでございます。


 当然、これらの施設が人の症状とか、あるいは障害の状態に適応可能かどうか、それから施設の収容能力に限界があるということから、民間の福祉施設とか、宿泊所、そういうところに対しても、災害時の要援護者の支援や協力を得られるよう、民生部局と総務の方で今連携して進めておるところですので、よろしくお願い申し上げます。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) 場合によって検討されてるということですが、地震とか洪水とか、そういったこと、それから地域的な問題、そういったことを総合的に見直す必要があると思います。例えば、羽黒小学校が地震の避難所になってますけども、地震の場合、羽黒小学校、耐震まだできてないもんですから、そこへ地震で避難したら、学校が地震に遭っとったということではいけません。逆に言うと、東部中学が今は洪水の危険があるということで避難所になってませんけれども、地震のときは、逆に言うと東部中学の方がいいということもあります。


 それから、城東地域、かなり、城東小学校、中学校で、一つのとこへ、かなり広い範囲から行かなきゃいかんわけですが、そういった点でいけば、富岡あたりは、出張所に老人憩いの家がありますので、そういったところ、老人憩いの家も、市内に老人福祉センターとか、憩いの家はたくさんあると思います。そういった点で、そういった箇所も含めて、この避難所を抜本的に、総合的に見直す必要があるということを指摘させていただいて、次の防災コミュニティセンターの問題に移りたいと思います。


 先年10月に総務委員会の視察で、仙台市と盛岡市ヘ行ってまいりました。仙台市は市民センターやコミュニティセンターに防災資材倉庫を併設したものをコミュニティ防災センターとして自主防災活動と位置づけられ、指定避難所を補完する収容避難所として使われていました。盛岡市は消防団の分団の倉庫に防災資材、それから集会所が一体となったコミュニティ防災センターが自主防災の拠点として、消防団と地域住民が一緒に活動するという形になっておりました。それぞれ各地で特徴や違いがありますが、この防災コミュニティセンター、全国的に今、できてきてるわけです。そういった点で、犬山市において各地域にそういった防災コミュニティセンターを設置していく考えについてどうなのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 服部総務部長。


  〔総務部長 服部君登壇〕








○総務部長(服部良弘君) それでは、3点目の防災コミュニティセンターの建設についてお答えしたいと思いますが、議員ご指摘のように、防災コミュニティセンターというのは、地域のコミュニティ施設に防災機能あるいは避難所としての機能を持たせたものというふうに理解をしておりますので、犬山市では、既に公共施設を中心に避難所を市内23カ所、今指定しておりますので、市内に一つの大きな中核的な防災コミュニティセンターを建設するというより、むしろ身近な避難所の方が有効であろうと考えております。したがって、新たなコミュニティセンターを建設するということよりも、むしろ避難所に対して、救助の資機材、例えば非常食、発電機、投光機、簡易トイレ、こういうものを現在の23カ所の避難所に充実させることや、あるいはこれから公共施設が新たにつくられる場合は、避難所としての利用も視野に入れがてら、建設することが現実的でないかなと、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) 今言われたように、まさに大きな中核的な施設をつくるということではなくて、身近な地域に避難所を兼ねてそういう施設ということだと思います。現在、避難所と防災倉庫とか、そういうことがばらばらといいますか、そういうことだろうと思いますし、身近で考えれば、新庁舎ができたときに、今の水道部ですね、消防署の北出張所ですか、そういったところもそういった形のものが考えられると思いますし、それから地域でいけば、善師野、四季の丘やもえぎヶ丘ができているわけですが、そこにはそういった施設が今ないわけです。善師野公民館が避難所になってますけども、四季の丘やもえぎヶ丘まで入れたら、当然、先ほど10%ということですが、それにも収容し切れないという状況にあるわけです。そういった点から考えれば、四季の丘に保育園用地が市の用地としてあるわけです。民生部の所管でありますから、児童館とか、老人福祉センターとか、そういったものと併設して、防災機能を備えて、そういった形のものが、いわゆる複合施設ですね、そういったものが建設できないかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 小川民生部長。


  〔民生部長 小川君登壇〕








○民生部長(小川正美君) それでは、四季の丘の保育園用地につきましては、民生部の所管でございますので、私の方から再質問についてお答えをしたいと思います。


 城東地区の児童及び高齢者の施設の現状でございますが、児童の施設といたしましては、塔野地地区に児童館がございます。また、高齢者の施設といたしましては、今井に老人福祉センター、富岡と前原に老人憩いの家を設置し、高齢者等の活動の場を提供してるわけでございますが、現在のところ、城東地区での既存の児童館、老人福祉センター等で地区内の利用者の対応はできていると考えておりますので、今後の利用者数が増加した場合につきましては、できる限り既存の施設の改修や地域の公共施設の有効利用などで対応していきたいと考えております。したがいまして、四季の丘にあります保育園用地につきましては、保育園も含めて、現在のところ、新しい福祉施設等を建設する考えはございませんので、よろしくお願いをしたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) どうしても縦割り行政というか、そういうことになると、こういう複合施設ということが難しいということですが、この防災というもので考えますと、そういった縦割りの行政でやった場合には進んでいかないというふうに思います。


 そこで、再々質問ですが、助役にお伺いしたいと思いますが、そういった点で、この防災について庁内でも先ほど言いましたようにいろんな部署が分かれる、今、民生部の話が出ましたけども、防災、今回の広報に入ってましたけども、ボランティアでこういったことをやられるとなると、企画の部分が担当だろうし、そういった形で、いろんな、庁内でも管轄といいますか、またぐわけであります。そういった点で、そのことを強力にリーダーシップをとっていく部署が必要だと思いますし、市民は参加していくということは大事なことですから、そういった体制をとっていくには、現在の総務課の防災担当が、事実上1人しかみえないという状況では、この防災は進まないと思います。そういった点で、一つは、そういった組織的に、総務部防災課という一つの独立したもの、あるいは交通防犯課が環境部にありますけども、そこを含めて一つの交通防犯防災課という考え方もあるかと思いますが、そういった形で、今、担当してみえる方が消防からきてみえますけども、その方が仮に、また帰られたら、また一から振り出しに戻るということになりますので、そういった体制をひとつお願いしたいと思います。


 それから、防災計画については、各部署から人材を集めて、検討委員会なり、プロジェクトなり、そういった形で進めていかないと、大きな防災というものが進んでいかないんじゃないかと思いますが、そういった点、今後どのように考えてみえるか、助役にお伺いしたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 渡邊助役。


  〔助役 渡邊君登壇〕








○助役(渡邊昭美君) 水野議員の再々質問についてお答えをしたいというふうに思います。


 災害から市民の生命を守ることは、自治体の使命だということは十分承知をしているところでございます。今、ご発言がございましたように、行政は縦割りということでございますけれども、それぞれの課で所管をしながら、連絡・調整をしていくのが役所の中でも、連絡会議等を持って行ってるわけでございます。そういう点で交通防災課ということで、交通の方で担当しておりましたのを総務の方へ平成18年度に移動をしました。それは、やっぱり全庁的に把握をするという意味合いから、総務課へ持ってきたわけでございまして、そういう点で対応をしているということであります。また、消防にも防災担当がございまして、実労部隊といいますか、そういう部分については、当然、消防の方の対応も必要になってくるということでございます。したがいまして、それぞれ必要に応じて、総務部あるいは市長の命のもとに、集中的に議論をしていくということになるというふうに思っております。


 当然、防災体制の本部長は市長でありますから、そういうことで対応をしているということでございます。


 また、計画についても、今申し上げましたように、それぞれ担当部局あるいは市の経営会議、幹部会議の中でも十分議論をしながら、方向づけはしていきたいというふうに思っております。事務の効率化につきましては、当然、それぞれの社会の変化に基づきまして、住民ニーズに対応できるように、その都度、議論をしながら、最善の機構のあり方について議論をして、必要に応じて、機構改革もしていくことはやぶさかでないというふうに考えております。今、貴重な意見をいただきましたので、そういう意見も踏まえながら、今後、十分検討していきたいと、貴重な意見として受けとめてまいりたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いします。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) いずれにしても、市民の生命・財産を守るという点で、大きな事業だというふうに思いますのでお願いしたいと思います。


 次に、市営住宅の整備計画についてであります。


 今、格差社会が広がる中で、公営住宅の入居を希望する方がふえてきております。今、国会でも論戦されておりますように、母子家庭や障害者、高齢者がなかなか入居できない、入居を断られるという事態も出てきてるということであります。現に、4月に、家を変わらなきゃいかんけども、次のとこが決まってないというお話や、アパートやマンション、高くて入れないという声も聞いております。犬山市でいけば、県営住宅、雇用促進住宅があるわけですが、県営住宅は、特に楽田の方は大きな県営住宅があるわけですが、最近は外国の方が多くて、なかなか地域の方が入居できないということを聞きます。


 それから、雇用促進住宅についても、会社が雇用保険の加入者でないと入れないという問題や、羽黒の金屋団地は、広いですけども、なかなか空きが出ない。塔野地の長見団地は、空きはありますけども、狭くて入れないといった声も聞かれます。いわゆる公団住宅は、犬山市にはないわけですが、そういった点で、市営住宅ということになるわけですけども、大変古くて、あちこちに分散してるということですが、現在の市営住宅の状況はどういう状況になってるかお伺いします。


 それから、平成16年12月議会で、山下議員の質問で、平成17年中には方向を出したいという答弁をされていましたが、今後の計画は、どのようになっているのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) 市営住宅の状況につきまして、2点のご質問にお答えいたします。


 まず初めに、市営住宅の管理戸数と入居世帯の概要、現在の状況についてお答えをいたします。


 当市の市営住宅につきましては、先ほどのご質問にございましたように、非常に古く、昭和25年から昭和34年に建設されたものであります。木造平家建ての2戸で1棟形式のものということでありまして、市内に9カ所の団地がございます。住宅の総数でございますけど、現在で144戸でございます。ですが、これまでに焼失や用途廃止によりまして、現在は121戸、棟数で63棟を管理しているというものでございます。このうち、入居しているのは72戸であります。


 それで、入居者の状況をご説明いたしますと、世帯別、年代別の構成で見てみますと、65歳以上の単身あるいは高齢者だけの世帯は30戸となっております。非常に高齢化が進んでいるというのが現状であると思っております。


 それと、今後の整備計画でございますけど、これは公営住宅法に基づく市営住宅でありまして、低額の所得者に対して低廉な家賃で賃貸をするということを目的にしております。こうした生活支援のための住宅は、当市におきましても必要性というのは十分感じておるわけでございます。そうした中、市営住宅の利活用につきまして、庁内の検討部会を設置してまいりました。それで、平成15年から平成17年の3カ年をかけまして、いろいろ検討していきました。その中で、この検討結果につきましては、現在の市の財政状況によりまして、市営住宅を建てかえをするというのが非常に困難であるということの結論が出ております。小規模団地の入居者を比較的大きな団地であります市営住宅の向米野住宅、上野にございます、の方へ集約をいたしまして、できるだけスリム化を図っていこうということの検討結果が出ております。


 集約に際しましては、入居者の高齢化を考慮いたしまして、手すりの設置などのバリアフリーの改善も含めました全面的な改善を行うとともに、残った市営住宅の団地でございます。それは、建物の取り壊しをいたしまして、広場や防火水槽、そして収用事業、いわゆる土地買収の収用事業の代替地等に活用していくということにしております。


 また、随時建て替えの考え方もありますが、費用対効果の面や、中層住宅を建てる場合に、非常に小規模な住宅の土地でございますので、日照問題等の、近隣の方との解決というのをしていかなければならなく、非常に問題が多いというのが実情でございます。


 それと、平成13年に、今現在入居してみえます方にアンケートをとりました結果、新しい住宅への入居には、家賃が大幅に上がるということの理由によりまして、約半数の世帯が現状維持を望んでいるという結果も出ております。したがいまして、現時点におきましては、これまで同様に入居者の自然の退去といいますか、自然に出ていただくというのを待ちまして、順次、集約移転の交渉を進めていくという方法が最善であるというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。


 以上、答弁とします。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) 集約して、ほかの利用にするということですが、このままいくと、市営住宅がなくなるということになってしまうと思います。私は、費用対効果もありますけども、現在、住まわれなくなった家をそのままやっぱり防火対策とか、費用がかかるかもしれませんけども、やっぱり建てていくということにしないと、どんどん削ってなくしていくということでは、市営住宅も福祉の一部ですから、そういったことがなくなっていくんじゃないかというふうに思います。


 そういうことを指摘しまして、もう1点、災害時や緊急時にこの市営住宅というのは、以前は役割を果たしてきたわけですけども、それがなくなるということになります。1月にも、火災がありまして、高齢者の方でしたので、老人ホームとか、特別養護老人ホームとかいうことで対応を長寿社会課の方でお骨折りいただいたわけですけども、通常の方ですと、家が必要となった場合、この市営住宅が有効でありますけども、そういった点についてはどのようにお考えなのか、お伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) 災害時、緊急時の対応についてということでございます。


 現在、戸数でいきますと、49戸の空き家がございます。当市の市営住宅は、老朽化が進んでいると言いつつも、役所の内部で、私どもで耐震診断を実施いたしました。非常に、私どもは市営住宅が古いもんですから、耐震はないだろうというふうに判断をしておりましたところが、4段階の段階で上位である、非常に安全というふうに分類をされまして、一部は損傷しているものの、倒壊に至る住宅はほとんどないというふうに判断をされました。これはどういうことかといいますと、非常に古い建物でございますけど、平家であるということ、それと、昔の建物ですので、壁が意外に多いと。耐震の基準といいますと、まずは壁の量を一番算定をいたしますので、非常に壁が多いということと、屋根がわらがスレートかわらになっておりますので、そういうものが軽いということも想定されたのではないかなというふうに思っております。


 したがいまして、大規模な地震などによりまして、市内で甚大な被害が発生しましたら、当然、仮設住宅の需要が生じてまいります。その場合はこの空き家を応急的な一時住宅として提供していくということも、非常に古い建物ですけど、可能であるというふうに考えております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) 耐震性は大丈夫だから、今のところ使えるということですが、いつまで続くかと、使えるかという問題になってまいります。いずれにしても、市営住宅も基盤整備という点からいって、市長が言われる、福祉につながる点では、大事な基盤整備だと思いますので、このきちっとした方向を出す必要があることを指摘しまして、次の3番目の家賃補助制度の新設についてお伺いいたします。


 今、住宅にもありましたように、格差社会の中で、今非正規雇用の方が大変ふえてきます。ワーキングプアーと言われる方で、結婚しないといいますか、パートナーがいてもできない、あるいは結婚しても子どもをつくらないという方もみえるわけですけども、そういった点で、今、大阪とか、関東の自治体で、若い人の雇用や少子化対策、子育て支援に有効な新婚世帯の家賃を補助する制度がされてますが、犬山市においても、そういった雇用、少子化対策として、この家賃補助制度を新設できないかどうかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 番家産業経済部長。


  〔産業経済部長 番家君登壇〕








○産業経済部長(番家敏夫君) 議員もご承知のとおり、雇用の安定策としまして、当市では、勤労者一般退職金共済等加入促進補助金制度を設けておりまして、毎年30人から40人程度の雇用安定に寄与しているところであります。


 さらに、同一事業所内において1年以上勤めている、これは対象は本採用ということになりますが、そういう方々についての新築・増改築の資金使途を目的にしまして、1,000万円を限度としまして、住宅融資制度は設けております。しかし、議員ご提案の、雇用の安定に資するための新婚世帯等への家賃制度については、制度は設けておりません。


 若年労働者の雇用の安定につきましては、企業の経営安定にもつながることでありますし、企業が従業員の方々に対しまして福利厚生制度を積極的に周知するとともに、こういう新たな制度を設けるということは、これからの一つの選択肢ではなかろうかと考えております。


 犬山市の家賃補助制度のような、そういう制度的な部分の考え方として、市の活性化につながるということは十分理解はしております。


 新婚世帯等への補助制度に係る全国の実例におきましては、先ほど議員もご指摘のとおり、一つでは、過疎地での人口の減少防止策としてあります。そしてまた、全く逆なんですが、大都市間の家賃の是正、余りにも家賃が高騰しておるというところの是正策として実施されております。


 ちなみに、東京都では、大阪府との対比の中で、数万円程度、大阪府の方が安い、東京都の方が高いという、そういう部分の是正策として、数万円程度、新婚世帯に対して行っておみえになります。これは、全国で見れば少数の自治体で行われておるということです。


 そういうことを踏まえまして、一方では、行政サービスの平等性を確保するという側面も、自治体では当然のことながら、税金の使途ということでは考えなければなりませんし、例えば、この制度を活用された新婚さんが離婚されたとか、それから、例えばもう一つは、再婚された世帯をどう、新婚さんなのかという、そういう枝葉の部分ではございますが、そういう判断基準等も、やはり平等性の原則からは、やはりきっちりしていかなければならないということはございます。


 いずれにしましても、住宅政策は、総合的な市の施策の一環でありますし、行政内においても、福祉の部分とか、都市整備部の部分とか、いろいろなかかわりがありますから、実現の可否については、関係部課と、これからも協議をする、研究課題としていきたいと思います。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員に申し上げます。質問時間は残り3分になりましたので、簡潔にお願いします。


 水野議員。








○5番(水野正光君) おっしゃるように、まだこれが実施されてるところは少ないわけでありますが、今、若い人はどこに住むかということを選ぶのに、そういった情報を、いわゆる住宅会社もそういう情報を流してますので、そういった点で、結婚するなら犬山市へ行こうという方が出るように、検討していただきたいと思います。


 次に、4番目の県道長洞犬山線の今井地区のバイパスの促進についてであります。


 皆さんご存じのように、城東地区や池野地区は、可児市方面からの車が多くて、交通安全や子どもの通学路に大変苦慮しているわけですが、そういった点で、今井は朝の1時間の間に1,000台以上通過するということで、住民の皆さんから不安の声が出てるわけです。そういった点で、今、バイパスの促進と、つくってほしいという要望が出されております。それについて、現状はどのように認識されてるのか、あるいは県道にするという方向ですので、県の考えはどうなのか。それから計画案はどうなっているのかお伺いいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) 今井の県道長洞犬山線でございます。今、議員ご指摘のとおり、非常に交通量が多くなりまして、今井地区の皆さんは、通常の我慢の限界を超えつつあるということを伺っております。


 そこで、昨年8月に今井地区の住民の方から、県へ要望書が出されました。これは、バイパスを早いこと計画をしてくださいと、そういう要望でございました。


 そこで、県といたしましては、いろいろ複数の路線がございますけど、住民の皆さんの熱意等を勘案いたしまして、順位優先をできるだけ上へ繰り上げまして、整備路線を決定していくということで伺っておりまして、必ずしも、このバイパスを進めるということではございません。優先順位を上げるというふうに伺っております。


 市といたしましても、この今井地区の方々の長年の要望にこたえるために、市の最優先路線としても、早期に事業化をしていただくよう、県に強く要望していきたいというふうに思っております。


 以上でございます。








○議長(大脇伸孔君) 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) 私からもお答え申し上げたいと思います。


 この今井地区の問題は、昭和40年代からもう既に問題が起きておりまして、私事で恐縮でございますが、平成7年に県会議員をさせていただいて、平成8年ごろにバイパスの計画がほぼでき上がって、地域の皆さんに、どのルートで地域の方が選択をしていただけるか、そのところまでいったことがございます。しかし、平成10年、平成11年と愛知県が赤字決済をしたときから、新規事業は全部ストップと、愛知県の土木関係の新規事業はすべてストップということになりまして、まさに計画ができて、さあというときに、事業化が実行できなかったという経緯がございます。私としましても、長年この地域の問題として、バイパス建設には、積極的にかかわってきただけに、これからも一層この事業が進捗できるように、事業化ができるように努力をしてまいりたいと思います。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 水野議員。








○5番(水野正光君) ありがとうございました。








○議長(大脇伸孔君) 5番 水野議員の質問は終わりました。


 お諮りいたします。午前中の会議はこれをもって打ち切り、午後1時まで休憩いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」の声起こる〕








○議長(大脇伸孔君) 異議なしと認め、さよう決しました。


 午後1時まで休憩いたします。


                 午前11時57分 休憩











                  再     開


                 午後1時00分 開議








○議長(大脇伸孔君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。


 一般質問を続行します。


 11番 松浦議員。








○11番(松浦英幸君) 11番 松浦英幸です。通告に従いまして、私からは3件の一般質問をさせていただこうと思います。


 まず、1件目ですが、安定した財源の確保についてでございます。


 ご承知のように、税制のあり方が大きく変化しまして、地方は財源も含めて自立を求められていることはご承知のとおりです。そんな中で、三位一体改革、補助金、交付金のカットによって、自前の財源がいかに重要になってくるかということの観点で質問いたしたいと思います。


 ちなみに、犬山市の場合、平成19年度の当初予算は197億円です。平成18年度の当初予算では187億円ということで、ほぼ10億円、予算規模が大きくなったということがございます。その内訳を見てみますと、収入の方の面ですが、大きな柱となるのは市税ですね。その市税が今年度は116億円、昨年度は106億円ということで、9億6,000万円ほど市税収入がふえているということで、それがそのまま当初予算の比較で10億円に移行しているわけですから、まさに自主財源そのものが予算規模に反映しているということがうかがえると思います。


 その上で、地方を取り巻く環境というか、市民あるいは私ども議員のニーズというのも非常に多岐にわたって、あれもこれもというような状況が起こってるのも事実です。その中で、取捨選択をして、いかに効率よく予算執行を図るかということなんですが、それにしても、入りをはかることの重要性なしには出ずるを語ることはできないという観点で、自治体の経営にとって、犬山市の今後の財政の見通しと、財源を確保していく手だてについてお尋ねをいたします。余り細かい数字のことまでは伺うつもりはございませんので、大きな方向性をお示しいただければというふうに考えております。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 服部総務部長。


  〔総務部長 服部君登壇〕








○総務部長(服部良弘君) それでは、私の方から安定した財源の確保という視点でのご質問にお答えしていきたいと思いますが、我々の自治体の経営の基本はやっぱり適切な財政運営であり、それを支えていく財源確保であるということは言うまでもないと思っております。平成17年12月に出されました第28次の地方制度調査会の答申では、やはり地方分権の推進に資するとともに、地方のことは地方で考えて、財政破綻を来すことのないような、地方の責任で地方の運営をしていくということが強く求められております。国と地方との役割分担の原則の上に立ちまして、制度としての権限と財源の移譲等、地方公共団体を取り巻く環境の変化に的確かつ柔軟に対応していくことが一番求められているとこであります。


 そうした中、昨今の、議員おっしゃったような税財政改正、あるいは三位一体の改革などで、地方を取り巻く税財政のあり方は大きく今変わるところであります。自治体の経営機能といいますか、マネジメント機能の強化を図りつつ、将来を見据えた財政運営を適切に進めることが最も重要なことだというふうに認識しております。


 具体的には、予算編成に当たりまして、経常経費の節減を行うことは当然のことですが、それに伴って、投資事業への充当ができるように、常に財政担当としましては、日ごろから財政の分析を行って、その傾向を把握しながら、財政計画による将来のシミュレーションを立てて、どういうふうに財務の体質が変化していくかということを検証していくことが大切ですし、それに伴って、後年度負担の軽減を図っていくと、こういうことが一番重要だというふうに考えております。


 現在の、我々が、財政担当がつくるというんですか、シミュレーションは、その財政計画のシミュレーションにおいては、今、市税の収入はほぼ横ばいというふうに考えておりまして、普通建設事業費などでは、庁舎建設事業とか、あるいは学校の校舎耐震化事業など、そのほかいろんな事業が、大規模な事業が予定されている、かなり投資事業として将来大きく伸びていくんではないかなと、こんなふうに考えております。


 そういうような大きな事業を展開していく上で、まず裏づけとなる財源としては、一般財源を確保していくということは、議員おっしゃるように非常に重要なことなんですが、その歳入の根幹である市税の確保が第一でありまして、我々はその収納率の向上に最大限の努力をしていきたいと、こんなふうに考えております。


 それから、市内の未利用地の活用を図れるように社会基盤整備を行いたい、それによって将来の税収入の拡大を図っていきたいと考えております。


 さらに、市が今保有しておりますが、すぐに使う目的がないような遊休地の売却、あるいは工業団地への工場誘致など、将来的な税収増につながるような方策を推進していきたいと、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。








○議長(大脇伸孔君) 松浦議員。








○11番(松浦英幸君) 再質問をお願いしたいと思いますが、今の答弁ですと、市税収入はほぼ横ばいというのがポイントだと思いますね。それに対して、支出の方は庁舎とか学校の関係で、大きな伸びが見込まれるということですが、ここで合わなくなってきますね、理論的には。そんな中で、収納率の向上の努力をなさるとか、遊休地の売却、遊休地は売ってしまえば、それで終わりですから、一過性ではあると思いますが、最後に、工業団地の工場の誘致っていうのがありました。よく、企業、法人税っていうのは、一般の市民に比べると、非常に市にとって安定した財源になるということは一般的に聞きます。


 そこで、今、高根洞の工業団地がまだあって、2区画ほどはあいてるかとは思うんですが、好調な企業実績あるいは景気を背景にしまして、この工業団地が今どんなような状況で、それから今はまだ固定資産税等の優遇措置が図られておりますから、直接的な税収には反映してないかもしれませんが、その優遇措置が終わった段階では、一体どれくらいの市税が、その高根洞工業団地から上がってくるのかということをお尋ねしたいと思います。


 それとあわせて、まだ2区画残ってるわけですけれども、これがほぼ完売状態になりまして、そうなった場合には、また新たな工業団地等の推進を図っていく必要があると思いますが、これは県の企業庁が行っている事業だとは思いますが、それには犬山市としては、どういうような手順を踏んで県に要望していくのか、そういった手続的なことも含めてお尋ねしたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 山澄市長公室長。


  〔市長公室長 山澄君登壇〕








○市長公室長(山澄俊明君) 先ほど入りをはかりてというお話がありました。今までの財政運営というのは、出ずるをはかりて、入りを工面すると、そういう状況であったわけですが、例えば、減税補てん債とか臨時財政対策債というようなものがありましたが、これからこういうものはなくなってきます。当然、いつも申し上げとったんですが、入りをはかりて出ずるを制すると、そういう形に当然なっていくんだろうというふうに思います。


 余分な話はこれぐらいにしまして、高根洞の件でありますが、ご案内のとおり、今現在、8社の企業に操業をしていただいております。雇用の面も大変重要ですので、少し雇用の面も申し上げますが、地元からの雇用が、正社員とか、パートとか、アルバイトがありますが、合わせて121人というふうになっています。税の方でありますが、現在、今、8社、すべて合わせて約6,800万円ほどの税収になっております。そのうち、先ほども話がありました立地奨励金がありますが、これは土地家屋の固定資産税と都市計画税を7年ないし8年お返しするというふうになっておりまして、これが約半分の3,500万円という形になっております。これが期限が来れば、丸々それは収入というような形で、直接的な財源として活用ができていくと、そういうふうに思っております。


 このほかに、間接的な経済効果もあるというふうに思ってまして、例えば、先ほど言った方たちが地元でガソリンを買ったりとか、それからお昼の弁当も当然、地元で購入してみえるということで、そういう間接的な経済効果も出ているのではないかというふうに思っております。


 あと、2区画が残っております。これにつきましては、今、先ほどお話のありましたように、税収確保の面からも企業庁の方と積極的に交渉をしておりまして、2.4haの区画の方は、間もなくまとまるのではないかなというような状況になっております。


 これから、今後のことですが、先ほどご指摘がありましたように、やはり安定した財源の確保というのに、やはり工業団地というのは欠かせないというふうに思っております。じゃあ、どこをどうするかっていう話になりますと、ご承知のとおり用途規制等ありまして、いろいろ厳しい状況がありますが、ちょうど用途の見直しが間もなくあります。そういうことも踏まえまして、そういう工業用地が確保できるところを何とか新しい工業団地として計画をしていきたいと、そんなふうに考えております。








○議長(大脇伸孔君) 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) 私からも答弁を申し上げたいと思いますが、まず基本的には少子・高齢社会にどう対応するかということも全部ひっくるめて、財源の確保というのは欠かせない大問題だというふうに思っております。人口が減少していくという、日本の社会の中で、どう財源を確保するかというのは、極めてどこの自治体も、あるいは国もそういった意味では、大変なことだと思いますが、犬山市においても今後、いかなる時代が訪れようとも、そういった意味での財源確保には十分いろいろ研究をして、積極的にそのための努力をしていきたいと思っております。


 その中で、高根洞のご指摘がありましたが、企業庁が内陸用地造成事業あるいは臨海の造成事業をやってきましたが、景気のいいときに愛知県が土地を確保して、そして景気が、バブルがはじけた後、なかなか売れなかったという現実の中で、愛知県企業庁としては、今、内陸用地造成事業も含めて工業団地の造成には、ちょっと慎重でございます。


 そうした中で、犬山市として愛知県にどう働きかけていくかという問題については、若干検討が必要かと思いますが、犬山市で造成するという意味ではありませんけども、犬山市の中でも、工場等、誘致ができるような状況であれば、前向きに検討してまいりたいと思っております。








○議長(大脇伸孔君) 松浦議員。








○11番(松浦英幸君) 理解ができましたので、まちというのは、やはり私はバランスだと思うんですね。バランス、イコール安定ということになるわけですから、住居系も充実する、そして企業イコール働く場ですね、そういったものも当然視野に入れて、都市の経営をしていくということが私は大事だと思っております。それがすなわち安定につながるというふうに思っております。今のご答弁については理解しておりますので、その旨、お進めいただければ結構だと思います。


 2件目の質問に入ります。


 市街化区域の拡大についてということですが、これも財源と関連したという観点で、市街化区域の拡大についてということをお尋ねするわけですが、昨年度のことでしたけど、まちづくり三法の見直しというのがありまして、市街化調整区域内での大規模な開発というのが原則的に禁止になってくるということは、市街化区域でないと開発とか、建築とか、これが原則なんですけど、そこでやれということになってくるわけですね。そういうことを踏まえて、犬山市を見てみますと、犬山市の市街化区域というのは、たしか14%ぐらいだというふうに思います。単純な比較はできませんけれどね、地形が違ったり、面積が違いますから、他市とどうこうとはなかなか比較はしにくいんですけれども、単純に数字の14というのは、数字から受ける印象としては、非常に少ないという印象を受ける数字だろうと、私は思っております。そういった意味で、また市民の方からも、もう少し市街化がふえた方が発展するわなと、これは市民感覚ですよ、そういったご意見をちょうだいすることが多いのが現実です。


 そこで、現在の犬山市の市街化の状況、14%程度という状況を踏まえて、私はもう少し市街化をふやしていくことが、犬山市の活力、ひいてはさっきの財源の安定確保につながっていくという観点で、市街化区域の拡大についてお尋ねをしたいと思います。


 もう一つ、財政的な部分から、これを申し上げますと、土地から上がってくるものは固定資産税ですね、簡単に言いますとね。平成19年度で固定資産税が51億円、平成17年度も51億9,000万円ということで、この間、先ほどの法人税とか、個人の市民税というのは、3割ぐらい実は上がってるんですけどね、2年前に比べて。固定資産税というのは、ほとんど横ばいというのは、安定してるってことが言えると思いますので、そういった意味で、固定資産税が上がって喜ぶ人はおりませんけれども、都市経営という観点からいいますと、非常に安定した財源が固定資産税。それと、景気によっていいときもあり、悪いときもあるというのが市民税ですね、個人・法人税。ですから、そういった意味で、財政的な安定ということも踏まえた中で市街化区域の拡大について私は必要だと思いますが、これについては財政ではなくて、都市整備部の方からお答えをいただきたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) それでは、2点目の市街化区域の拡大についてお答えをいたします。


 まず、その前に、犬山市の土地利用の状況でございます。市街化区域は、1,057ヘクタールでありまして、後の残り部分が市街化調整区域の6,440ヘクタールでございます。今、ご質問にございましたように、市街化区域は、率からいきますと14.1%という状況でございます。これは、周辺の市町から見ても非常に、大変といいますかね、低いような数字でございます。一見、その市街化区域につきましては、財政的な見地からすれば、市街化区域の拡大に伴いまして、定住者がふえます。そして、都市計画税の税収も増加するということが見込まれます。一方では、都市化が進展しないということは、裏返してみれば、自然環境が非常に多いと、恵まれているということにもなろうかと思います。また、定住者がふえることによりまして、学校や保育園等の公共施設の整備に伴う経費がふえることになります。総合的な見地から判断していく必要があるというふうに思っております。


 そこで、ご質問の市街化の拡大でございます。手続のご説明をいたしますと、まず、これは愛知県が定める市街化区域及び市街化調整区域に関する都市計画の見直しに当たっての基本事項というのがございます。それに照らし合わせて進めていくということになります。


 まず、大きな視点から、市の総合的な土地利用に立ちまして、市街化区域拡大の必要性というのが一番言われます。そのために、県とのいろいろ話をする中のうちにおいて理論武装をかなりする必要が生じてくるということになっております。


 その上で、今後の土地利用計画に基づく市街化区域拡大の方針をまずは愛知県が定める都市計画マスタープラン及び犬山市の都市計画マスタープランへ位置づけが必要となってまいります。


 そこで、市街化区域の編入の主な要件でございますけど、想定される区域がございます。それは、市街化区域に隣接している既成市街地を編入する場合、その場合は、現在丸山地区で行ってますように、区画道路や公園などを計画的に配置していく、地区計画制度というのがございます。そのものを活用していくというのがまず第一でございます。


 次の事例は、既に開発されました住宅団地などの場合でございます。市街化区域と連担をしているか、飛び地の場合は、おおむね50ヘクタール以上の面積が確保されているということが挙げられております。これは、いわゆる大きな団地で、もう既にでき上がってる部分、たとえて言いますと、日の出団地とか、そういうものについてのものでございます。


 次に、既成市街地や住宅団地以外の農用地として利用されている区域でございます。この場合は、当然ながら農地でございますので、犬山市の場合は農振・農用地域に該当しておりますので、そのための除外や、農地転用に当たっての農林との調整、そして基盤整備を進めていくための土地区画整理事業の施行が求められるということになります。


 そういうことの想定をいたしまして、事業の採算性や減歩などの面で、地権者の合意形成が当然ながら必要になってまいります。それには、市の財政的な投資もかなり伴うということで、長期的な取り組みが求められるということになってまいります。


 それと、市街化区域の拡大につきましては、第4次総合計画においても、南北都市軸の連担がうたわれているとおり、安定した財源確保の有力な手段の一つであるということは間違いございません。そこで、市街化区域内の拡大よりも、今は市街化区域内の未利用地の有効活用に向けた取り組みをまず優先にするということを私どもは考えておるわけでございます。その上で、既成市街地以外の一団の農地等の編入については、今後の社会状況や経済状況を見据えながら、総合的かつ長期的な視野に立ちまして、検討していくということが必要だと考えております。


 以上、答弁とします。








○議長(大脇伸孔君) 松浦議員。








○11番(松浦英幸君) 市街化の編入というのは、まちの姿をつくるわけですから、総合的な見地に立ってというお答えではありました。


 それで、再質問に入りますけれども、犬山市にはマスタープランというのがございまして、ご存じだとは思います、マスターなプランですね。それを見ますと、やっぱり犬山市のグランドデザインというのが書かれているわけですが、その中に、これは10年単位でつくってるもんですから、平成22年度を一つの区切りとしておりますが、こううたってありました。やっぱり、先ほども部長から答弁がありましたが、南北軸の連担という言葉がありました。わかりやすく、あえて説明をしますと、市街化区域が島のように犬山市はなってますね、簡単に言いますと、五郎丸地区が市街化区域で、その次が羽黒、その次が楽田ということで、そこを線でつなぐということを推進したいというような表現がマスタープランの中にはうたってありました。ですから、犬山市としても、市街化を拡大していくということに関しては、大筋では、そういう考え方を持ってるというふうに判断をしております。


 それで、さっきも申し上げましたけど、マスタープランは平成22年度を一つの区切りとしておりますから、今、平成19年度に入るわけですから、あと3年で平成22年が参ってしまうんですが、ちょっとその計画、今の南北をずっと市街化で連ねるというのには、ちょっと3年では、私は難しかろうと、あえてここで助け船を出しておきますけれども、年度の目標はさることながら、五郎丸地区、羽黒地区、楽田地区を連続した市街化に向けての取り組みというものをお尋ねをしたいというふうに思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) 市街化区域の連担ということのご質問でございます。


 先ほども申し上げましたように、犬山市の市街化区域は非常に面積的に少ないということも、他市の例のないといいますか、一番、余り面積的に他市に比べて劣るという部分でございます。それと、今ご指摘のございましたように、当市の市街化区域は、犬山、羽黒、楽田ということで、当時の市街化区域編入のときの問題は少し、今理解はできませんけど、実際に3カ所に分かれているということで、大体他市の例でいきますと、既に市街化編入は連担してるという形が多いわけですね。そういうことで、当時はそれでよかったと思いますけど、今の時期になりますと、非常に、連担をしていないことにおいて事業が、市街化区域内の事業は犬山、楽田、羽黒ということで、それぞれ連続性がなくなってしまうということがございます。連担するということは、今の交通軸からいいましても、県道春日井各務原線、そして名古屋鉄道小牧線と、総合的に一体化が図られて、南北の都市軸が形成できるということでございます。


 それと、有効的な土地利用や都市基盤を進めていく上で、効率的に事業投資ができるということで、効率的な都市経営にもつながるということが連担のメリットでございます。


 このような考え方から、今ご質問ございましたように、第4次総合計画の中と都市計画のマスタープランの中でも平成22年度を目標に、南北の都市軸の形成として犬山、羽黒、楽田の市街化区域を連担していくということを位置づけていました。これにつきましては、一番もとになっておりますのは、人口フレームというのがもとになっておりまして、想定人口が8万5,000人を目標にした考えに基づくというものでございます。しかし、現実的に見ますと、いわゆる民間の開発がこの当時の都市マスタープラン、総合計画の中で示してございますように、計画的に思うように進んでいかなかったということでございます。それと、区画整理の整備手法も進んでいないということで、それが現実として、市街化区域の拡大が進んでいないというのが現状でございます。


 今後予定されています総合計画の見直しに合わせまして、都市計画マスタープランの見直しもこれから行っていきます。見直しに当たっては、現在の人口の減少や、中心市街地を中心とした、いわゆるコンパクトなまちづくりの考え方も今出てきておりますので、そういう考え方も見据えながら、犬山市のまちの将来像を検討していきたいというふうに考えております。


 以上、答弁とします。








○議長(大脇伸孔君) 松浦議員。








○11番(松浦英幸君) もう半分時間が終わってしまいましたので、急ぎます。積極的に進めていただきたいということを添えておきます。


 ただ、私、先ほどから人口減少時代というのがよく出てきますけどね、これ国挙げて言ってますけど、もう一つ、今のこの国のキーワードは二極化ですから、私は犬山市に限っては、まだふえるポテンシャルが十分にあるというのが市場の声としてお伝えをしていきたいと思います。提供するものがないからふえてないという考え方もありますのでね。市場の声、これも21世紀のキーワードですね、市場や現場の声ですね。


 それでは、三つ目の未利用地の利活用についてということなんですが、これは市街化区域内の未利用地ということを指しております。先ほどの市街化編入に関しては、最終的には県の許可権限というふうに、よく出てきまして、その中で、市街化の中でまだまだ利用してない土地がたくさんあるのに、市街化を編入というか、ふやしていくというのはいかがなものかというような理由をつけられるということを聞いたことがありますが、それが事実かどうかということをお答えいただくことと同時に、それであるならば、自分たちで未利用地をやっぱり利活用していくというのは、犬山市にとって大変重要な施策ですから、市街化区域内の未利用地の利活用に対しては、犬山市としては、今どんな方策を持っているのか、あるいは実績も含めてお尋ねいたします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) 3点目の市街化区域の未利用地の利活用でございます。


 今、ご質問にございましたように、先ほど少しご説明は忘れましたけど、市街化編入の要件の中で、いろいろ県と折衝する中においては、まだその市街化区域内に未利用地があるから、まずそこを充足してからという話も、担当レベルの部分では、ちょっと出てまいります。ですから、今のご質問だと思いますけど、今、市街化区域内の未利用地の現状でございます。市街化区域は1,057ヘクタールでございます。そのうち、約94.66ヘクタールが未利用地となっておりまして、市街化区域全体の8.95%ということでございます。それを地区別に申し上げますと、犬山地区が約52.43ヘクタール、羽黒地区が約18.6ヘクタール、楽田地区が約23.6ヘクタールということの未利用地がまだ存在しております。これらを1団地ごとに見た場合は、いずれも面積が非常に狭くて、まちづくりの有効な手法であります土地区画整理事業ですね、それの対象の区域になかなかなれないということで、現状として、面的な整備が図れてないのが現状でございます。


 そこで、そのままほっておくわけにはいきませんので、犬山市では、面的整備が図れない市街化区域内の未利用地内の有効利用を図るために、平成5年8月に市街化区域内農地等の整備促進に関する指導要綱というのを制定いたしました。この制度は、区域の面積が0.5ヘクタール以上1ヘクタール未満の農用地を対象にいたしまして、地権者がみずから整地等の整備を行っていただきまして、それと道路用地は市へご寄附をいただきます。そして、その道路整備につきましては、市が行うというものでございます。いわゆる市の予算は、道路整備のみということの整備でございます。


 この指導要綱を活用いたしました例といたしましては、平成6年に楽田保育園の南側を一体整備いたしました。それと、平成14年に上野の小巾、兼若というところでございます。その前に、平成11年に名鉄小牧線の西側の面整備いたしました犬山の赤鍋地区でございます。その地区が既に完了しておるということでございます。


 現在は、名鉄犬山線の東側に当たる赤鍋、その2地区が事業の進捗中でございます。


 今後予定されているところにつきましては、犬山線の木津用水駅の近くでございます。上野の南向井地区及び犬山ガスの南側の橋爪北中野地区の2地区が整備が今、関係地権者より計画されているということでございます。


 今言いました市街化区域内の未利用地の整備につきましては、非常に不整形な土地が皆さんの手で整形になるということで、宅地化の促進にもつながってきまして、それが財源の安定化を図るという手段でございますので、この方法につきましては、市としては住民といいますか、市民の皆さん方には積極的な指導をしていきたいというふうに思っております。


 以上、答弁とします。








○議長(大脇伸孔君) 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) 私からも、お答えを申し上げたいと思いますが、今、部長からの答弁のとおりでございまして、重複をいたしますが、県の基本的な考え方としては、市街化区域内の農地、未利用地等をいかに活用して、その市街化区域内の未利用地を早く埋めてほしいと。その中で、市街化をふやすとかいう段階になってくるという説明でございますので、何とか、私の公約の中にも、基盤整備をしながら都市基盤の整備を図りつつ、若い人にも住んでいただけるように、道路を1本新設するだけでかなり利用価値が高まってきますので、市街化区域内の住宅の促進を積極的に図っていけば、議員のご指摘のとおり、税源の確保、税収の確保にもつながっていく。


 そして私はもう一つ、若い人にも住んでいただければ、地域の人口バランス、若い人、中堅の方、そして年配の方と、こういうことで若い人が住んでいただければ、またそこにお子さんが生まれると、こういったいろんな意味でのメリットが出てくると思っておりますので、そういう視点から積極的に、まず未利用地の活用に努力をしていきたいと思っております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 松浦議員。








○11番(松浦英幸君) 答弁は理解できました。


 ただ、私は市街化区域内の未利用地の割合が8.95%ですから、そんなにたくさん残ってるわけではないなという印象、数字の印象ですね、これもね、とは思っておりますが、現実には無道路地とか、道路が狭いけれども、固定資産税はいっぱしにかかって困ってるというお声もたくさん聞きますので、個人のことだけではないですが、その地域に土地が有効に利用できることを積極的に図っていきたいと思いますし、そういう指導をお願いしたい。また、議員というのもいろんな関係でいろんなご相談を受けますので、私どもとしても、協力して、こういった情報をお伝えしていきたいと思います。


 2件目に移ります。


 駅西の再整備についてということで、今後の計画についてですけれども、駅西再整備はユニーの跡地を買ってから、大体7年ぐらいたちました。当初と思うと、随分計画自体が変わってまいりました。当初は、庁舎も移転して、ここ一体をというとこからスタートしましたから、大ざっぱに1万坪ぐらいの対象面積で考えた記憶がございますが、きょう現在に至りましては、松浦病院さんは、今大改装中で、ここに根をおろして、地域に合わせた、高齢者を対象にしたというか、ウエイトを置いた医療をやっていただくということです。ですから、駅西再整備と申し上げても、ユニーの跡地だけと言った方がいいですかね。900坪ぐらいの面積という、駅西再整備という言葉が当てはまりにくいぐらいの面積にはなってまいりましたが、いずれにしても、駅前にある一団の土地であることには変わりがありません。私は、常々この質問をしてまいりましたが、2年ほど前の答弁は、庁舎が具体的になってくれば、おのずと駅西の像が見えてくるという前市長の答弁があったと思います。


 そこで、庁舎はこれで具体的になります。ここで建つわけですから、庁舎というのはいわゆる官の機能ですね。官の機能はここで充実することが決まったわけですから、それ以外の機能を持たせるということでおのずと見えてきたのかなというふうに思います。


 そういったことで、いろいろ状況が変わってきておりますので、今現在、具体的なお示しができることは難しいかもしれませんけれども、まさに今後の計画についてお答えをいただくタイミングだということで、お尋ねをいたします。


 あと、名古屋鉄道の立体駐車場とは隣接になりますので、そういったことも含めてお答えできることがあればと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕








○都市整備部長(金武幹男君) 駅西整備の今後の計画についてでございます。


 ご質問の中にもございましたように、駅西整備につきましては、当初は新庁舎の移転を前提に、駅前通りから市役所までということで、約3ヘクタール余りを土地区画整理事業と市街地再開発で再整備しようという計画を検討してまいりました。


 しかし、話にございましたように、新庁舎の現在地での建て替えの方針転換、それに伴う土地交換、そして病院の状況の変化などから、かつての計画のような、ある程度まとまった土地を一体的に整備するような方向性は、現状の中では見出せない状況になってきたということでございます。


 そこで、土地開発公社の所有地の利活用も課題になっています。今後は、もう少しこのユニーの跡地、いわゆる土地開発公社所有地の利活用に特化いたしまして、検討していくことが必要ではないかというふうに考えております。


 それと、名古屋鉄道の関係でございますけど、立体駐車場がなくなりまして、これからもまた名古屋鉄道は立体駐車場を考えるということで、当然ながら、庁舎の建設にあわせて、そして駅西の整備を合わせたようなことで、いろいろ名古屋鉄道とは調整をとりながら進めていくということになっておりますので、よろしくお願いします。


 以上、答弁とします。








○議長(大脇伸孔君) 松浦議員。








○11番(松浦英幸君) じゃあ、新しい気持ちでぜひ向かっていただきたいと思います。


 ただ、1点、何遍も言いました。官の機能はこの庁舎が担うわけですから、それ以外の機能、駅前らしい機能、にぎわいのある機能、市民が利用しやすい機能というものをお考えいただくということと同時に、今度出先の課が全部本庁に入りますから、そうすると、例えば教育委員会のスペースとか、水道課のスペースとか、あるいはフロイデのスペースとか、そういったものも、広い意味の駅西というか、駅前の活用の中に入ってくると思いますので、そういったことまで視野に入れてご検討いただくということを指摘します。


 それでは、3件目になります。


 全国学力・学習状況調査についてということですが、きのう、小池議員の質問を初めとして、かなり細かく突っ込んだ質問がされましたので、私自身も、何が残ってるのかということを考えながらの質問でありますから、少しまとまりがないのかと思いますが、お許しいただきたいと思いますが、きのうの教育長のお話を聞いてまして、教育長の理論のポイントは、競争原理というのが一番最初にあるというふうに感じました。競争原理は悪だというところから入られますとね、ほとんど議論ができないというのが私の印象でした。


 私は競争原理というのは、必ずしも悪いとは思いません。むしろ、悪いというよりは、世の中に存在するものだという感覚を持ってますから、必要悪とまで言いませんよ、もっと人間の根幹にかかわる心理・原理だというふうに思っております。


 話変わりますけど、教育長の言い方ですと、競争原理というのは、市場の原理とか、企業の原理ということで、不易と流行の、流行のような言い方をされておりますけれども、私は、競争原理というのは、実はすべての生き物は生まれたときから持っている原理だと思いますね。ここでたとえがいいのか悪いのかわかりませんけど、おしべとめしべとか、精子と卵子が結合していくときに、たくさんのおしべがめしべに向かって、そこで何億というものの中から淘汰されて一つの生命が生まれるわけですよね。これまさに競争原理だと思うんですね。ですから、私は競争原理というのは、ある種、不易とか、生命が持っている原理原則だというふうにとらえておりますけど、これも私のへ理屈かもしれませんが、しかし、一方的に突っ張った議論をしていても始まりませんので、私は半歩譲ります。


 子どもの世界に競争原理を持ち込むことは半歩譲って、よしとしません。しないようにしましょう。まず、その上で、この学力テスト、状況調査というのは、私は子どもの評価であるよりも、学校の評価、大人の評価であるという観点を持っています。これ、実は私3年前に教育の質問をしたときのことなんですが、3年前、私の娘は中学3年生で、犬山中学校でした。その子のときの印象なんですが、通知表をもらってまいります。勉強は余り得意でなかったもんですから、1とか2が三つぐらいありました。私に似たのでしょう、多分。そのときに、親としての感情は、1をつけた教育は、親から見ると1に思いました。2をつけた先生は2に思いました。5をつけていただいた先生は5と思えました。これは感情です。ですから、通知表というのは、子どもの評価であると同時に、親から見ると先生の評価であったり、学校の評価という見方、これは手前勝手なもんですよ、親というか、人間の心理というのは。かわいがってもらえたら、相手もかわいいと思うのと一緒でしてね。その個人的なことはいいんですが、ある意味、子どもの評価イコール学校の評価だという裏返しの通知表であるという感覚を私は持ちました。


 そういった意味で、この全国学力テストというのは、きのうからの議論をきいていると、子どもを守る、子どもを守るの一点張りだと思うんですが、私はそうではなくて、学校の評価、教師の評価という言葉は悪いかもしれませんよ、一つの材料であるという使い方ができるのではないのかと思うんですね。多分、こうやって言うと、結局、先生を競争させることによって、それが子どもにはね返ってということをお答えになられるかもしれませんけれども、私はそうは思いません。先生というのは、大変な専門家であり、知識を持った方であり、当然大人であります。ですから、子どもと同じように、競争から守る、競争を避けるという理屈は成り立たないと思います。そういったことをそしゃくして、かみ砕いて、そして出た材料を利用して学習に生かせるという、そういった見識のある人が私は教師だと思っておりますから、大人である、専門家である教師には、一定の競争という言葉はいけませんかね、一定の切磋琢磨をする材料としてとらえてはいかがかというふうに考えております。


 まず、こういう考え方に対してお答えを教育長にいただきたいと思いますが、もう1点、きのうも犬山市には大変たくさんの市町から議員やら教育関係者が視察に来たという話があります。事実です。それなのに、なぜ見られた方たちは、今回のテストは参加ということで、犬山だけが不参加になったんであろうと。どっちが正しくて、どっちが間違ってるかはわかりませんけれどね、3割ぐらい態度保留していた教育委員会があったのに、結果的には一つになるという、ここにはやっぱり単純に、うちだけが正しいという論理を持ち込むことは私は難しい、そのあたりについてはて、教育長はどのような見解をお持ちなのかということ、2点ですね。教師の評価に使うべきということと、よそのことはどうでもいいかもしれませんが、一応、他教育委員会の考え方というものをお尋ねします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 瀬見井教育長。


  〔教育長 瀬見井君登壇〕








○教育長(瀬見井久君) 1点、競争原理の導入の競争の考え方についてだったと思うんですけれども、競争という概念を否定しているわけではないんです。私がきのう競争原理という言葉を使いましたのは、公教育、義務教育ですね、そこへ競争原理を導入するということについて、いかがなものかという問題を提起したんです。ですから、例えば、教育一般に競争原理を導入することについて決して反対しているわけではございません。


 例えば、教育一般と言ったときに、高等教育から社会教育から、その他、いろいろ教育というのはございます。例えば、高等教育、これはもう競争原理そのもので結構です。競い合わなければいけないです。それで結構なんです。けれどもという話なんですよ。義務教育というのは公教育ですから、公教育の中に、一つ重要な原則があるんですよ。それは、きのうも申しましたように、すべての子どもに学力を保障するというのが公教育の重要な原則なんです。


 そうすると、すべての子どもに学力を保障するという考え方からいきましたときに、競争原理を導入するということは、すべての子どもに学力を保障するということと、真っ向から矛盾をすると。ですから、公教育の中に競争原理を導入するということについてはいかがなものかと言ってるんでして、ほかの教育一般について競争原理を競い合わせるということが、それを否定しているわけではないんです。ここをきちっと、やはり区別して考えておかなきゃいかんと思ってるんです。なぜかといったときに、もう少しくどい言い方をしますと、公教育は制度にのっとって、国が学力を子どもに保障するという、そういう場面なんです。そこに例えば、社会一般の競争原理をそのまま持ち込むということは、これはあってはいけないことなんです。


 それで、例えば、今僕が言ったのは、理屈を言っておるんですけれども、現実、それじゃ、実態、どういうことになってるかといいますと、日本の教育改革で競争原理を教育に持ち込むという前に、これは先進国では、イギリスがそれをもう15年前に、サッチャー政権時代に使っている、今、どういう状況かということは、これはもう、競争原理を公教育、すなわちイギリスの義務教育ですね、そこへ導入することについては、国内的にもいろいろ議論がありまして、否定する方向が大勢の大きな流れなんです。


 日本があえて、イギリスで、明らかに僕は失敗しつつあると思われるその考え方をそのまま取り入れることについてという問題、それからさらにいけないのは、この競争原理を導入するプロセスですよ。これはね、財界の……。


  〔「短くお願いできますかね。まだ聞きたいことがありますので」の声起こる〕








○教育長(瀬見井久君) そうですね。


 それで、他市町の問題ですけれども、他市町の問題は、これも一番重要なことは、どういうことかといいますと、他市町の問題で、これ他市町と言わず、きのう一つ例出しました。文部省の直接の担当課長が去年の4月に来たと言いましたですね。というのは、マル・ペケテストについて反対をするということを少し新聞記事に書かれたもんですから、当時の文部大臣が、ちょっと注目しまして、それですぐ担当課長が犬山市へ来ました。それで、犬山市へ来て、犬山中学校を見て、そして僕のところへ来てやりとりをしました。


 これは、恐らくどうして来たかといいますと、説得するために来たと思うんですよ。ぜひやれという方向で……。


  〔「1分ぐらいでまとめてもらえませんか。もう時間がないので」の声起こる〕








○教育長(瀬見井久君) 来たと思うんですよ。ところが、犬山中学校の教室の風景を見て、犬山市の考え方をやりとりする中で、これわかりましたと言って帰っていって、その後、文部科学省はこの方針について、担当課長段階では、もうこれは了解をしたというふうな、そういう空気ができました。要するに、そういうことなんです。








○議長(大脇伸孔君) 松浦議員、あと3分です。








○11番(松浦英幸君) わかりました。立派なご高説だとは思いました。ただ、私が聞いててることとずれてるんですね、少しね。そこに問題がある。


 教育者はやっぱり小学生、中学生と向かい合ってるわけですから、やっぱり彼らにわかる言葉で語るということが一つポイントで、私自身は、うまく言えないけど、ずれてる。そこは大きな問題であろうと思います。子どもと向き合って、子どもの言葉で語ってほしいです。


 最後になってしまいますが、ここから見てると、ちょうど対称の位置関係に市長と教育長がお見えになるわけですが、私はどっちを向いてしゃべったらいいのかというのが、非常に悩んでしまうときがあります。これは、多分市民の方、皆さんがそうだと思うんですが、どちらが正しいとか、どちらが間違いという言い方はあれなんですけどね、この市民自身が迷う状況ということについては、私は憂慮すべき問題であるというふうに考えておりますが、これは最後に市長にそれをお尋ねしましょうかね。こういう長と名がつく人の答弁が二つに分かれてる状況というものをどうお考えになるかということですが、それと、私、最後ですから、これ言いっ放しにしますけどね、きのう、私は子どものテストのことで質問したんですけどね、ローマ帝国の話とか、国家存亡の危機という話までいってしまいました。やっぱりそれはずれたと思います。私の言葉は足りないけど、聞きたいことに対してやっぱり明確にお答えをしてほしかった。国家存亡の危機よりも、ご自身の進退の危機を私はお考えになってもいいのではないかというふうに思っておりますが、意見が二人違うということに対して、これは市長に答弁いただきたいと思います。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) お答え申し上げたいと思います。


 私は個人的な見解を今まで述べたことは一度もありません。私は、市長選挙を通して、あるいは当選後も、市民の声をまず第一に考え、市長としてどうあるべきかということで、いろいろ皆さんの前でお話をしてまいりました。ですから、行政がどうあるべきか、教育行政とはどういうものか、絶えずその視点で私は教育委員会にも物を申し上げてきたわけでございます。ですから、理念とか、哲学をいろいろと語ってきたつもりは一切ございませんで、ただ、今の現状を考えた場合は、要するに市民の声をいかに吸い上げて、教育行政をやっていただけるか、この1点であります。


 もし、一つ、私が個人的な意見を申し上げるならば、この全国学力テストの決定の過程が、これは教育委員会がやってきたことは、これは間違いであると私は言わざるを得ない。それは、一つ、簡単に言えば、決定をしてから、そして市民の皆さんに教育委員会の考え方を説明している、私はむしろ、説明をきちっとした上で、参加かどうか、きちっと市民の声を聞いてから決定すべきではなかったかと思っております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 11番 松浦議員の質問は終わりました。


 続いて、8番 三浦議員。








○8番(三浦知里君) 8番 三浦知里です。議長さんのお許しをいただきまして、さきに通告をしました1件、質問要旨4件について質問をいたします。


 市民生活を支える魅力あるまちづくりには、さまざまな整備が必要であります。


 今回、私は生活基盤の整備、中でも暮らしを守る水環境の整備について質問をしたいと思います。


 犬山市の将来像は、「木曽の流れに古城が映え ふれあい豊かな もりのまち」であります。美しい木曽川の流れと、古い歴史を持つ犬山城のコラボレーションは、1年を通して、このまちを訪れる皆さんが感激されるところであり、間もなく、桜の咲く春には、またたくさんの人でにぎわうことと思います。


 また、先日は、木曽川中流域、犬山城、城下町が美しい日本の歴史的風土百選に選ばれたとの報道もございました。しかし、残念ながら、近年の川や海の汚れの大きな原因は、家庭から出る雑排水と言われております。例えば、米のとぎ汁であったり、みそ汁やラーメンの残りのスープなど、私たちはなにげなく台所で流しております。また、洗濯、ふろなどで、汚れた湯水も流しております。


 私も、主婦の立場として、いろいろと気をつけてはいますが、ふだんの生活を送る上で仕方なく出てしまう雑排水であります。こうしたことが毎日、何百世帯、何千世帯で行われているのですから、川が自然の浄化力を失い、汚れていくのは当たり前かもしれません。


 そこで、生活環境の豊かさを実感し、充実させるには、下水道の整備が必要不可欠ではないかとの観点から、幾つかの質問をさせていただきます。


 昭和57年に下水道事業に着手されて以来、平成元年に楽田地域を供用開始し、順次、整備区域を拡張し、今年度末には、五条川左岸流域に属する市街化区域の整備が完了するとお聞きし、これからはまち本来の健全な環境が整っていくものと確信しております。


 そういった目線で楽田や羽黒地域を歩いてみますと、従来当たり前のようにあった道路側溝の生活排水である汚水は見られなくなりましたし、川の魚も見られるようになったとの声も聞かれます。下水道事業が整い、下水道に接続された方は、敷地内の浄化槽もなくなり、地区全体の環境もよくなったと喜んではみえますが、市民の方からのご相談の中には、自分の家の前の側溝に、いまだまだ接続されていない家庭からの汚水が、わずかではあるが流れてくる、何とかならないかとのご相談もございます。


 そこで質問をいたします。現在の普及率や水洗化率はどれくらいなのか。また、接続されていない家庭への対応はどのようになされているのかお聞かせください。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 牧野水道部長。


  〔水道部長 牧野君登壇〕








○水道部長(牧野一夫君) それでは、ご質問に、まだ2月末現在の数字が出ておりませんので、1月31日現在でお答えさせていただきます。


 まず、普及率につきましては、50.6%となっております。これは、1月31日現在の人口7万5,133人に対し、同日に下水道が整備された区域にお住まいの人口3万8,033人の割合より算出いたしております。


 次に、水洗化率につきましては、84.1%となっております。これは同じく、同日現在で整備区域にお住まいの方々のうち、既にご利用いただいている人口、3万1,988人、これの割合より算出いたしております。


 下水道の水洗化率は、供用開始が早かった楽田や羽黒地区では95%を超えておりますが、開始が遅くなった犬山地区では、現在70%程度となっております。


 ご質問の未接続家庭への対応につきましては、供用開始後、3年目に戸別訪問により早期の接続をお願いいたしております。これは、下水道法11条の3によります処理区域内にくみ取り便所が設けられている建物を所有する者は、汚水管が公共下水道に連結された場合、公示された日から3年以内に水洗便所に改造しなければならない、こういう規定に準じて実施しているものでございます。


 なお、3年を超えても接続していただけないご家庭に対しましては、順次繰り返し戸別訪問をして、下水道へ接続していただくようPRに努めているところでございますので、よろしくご理解をお願い申し上げます。








○議長(大脇伸孔君) 三浦議員。








○8番(三浦知里君) ありがとうございます。未接続の方、それぞれ個々には理由があるとは思いますが、せっかく整備されたのでありますので、一日も早く接続していただけるよう、続けてのご努力をよろしくお願いいたします。


 次に、2点目としまして、市街化調整区域の下水道整備についてお尋ねをいたします。


 調整区域は平成17年に楽田、羽黒、前原地区の事業認可を受けられ、整備できることとなり、既に楽田南ニュータウンや楽田二宮団地、羽黒星和苑を整備され、この4月から日の出団地が接続されると聞いております。下水道に切りかえられた団地は、大変喜んでみえますが、私が住む前原台や犬山ニュータウン、つつじヶ丘団地はまだ整備がされておりません。こうした団地は早いところですと、昭和40年代の後期に造成された住宅もあり、汚水処理施設は非常に老朽化しております。私の住む前原台でも、毎年毎年、自治会役員が苦労しながら、何とか管理し、延命を図っている状態です。一日も早い下水道整備・接続を望んでいるところであります。


 そこで、お尋ねをいたします。羽黒幹線は、緑ヶ丘まで来ておりますが、その先の前原幹線の整備と前原団地の接続はいつごろになるのか、具体的な時期がおわかりでしたらお聞かせください。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 牧野水道部長。


  〔水道部長 牧野君登壇〕








○水道部長(牧野一夫君) ご質問にお答えいたします。


 ご質問にございましたように、前原台団地地域は、平成16年度末に下水道事業認可を取得し、羽黒汚水幹線は緑ヶ丘入り口の赤坂交差点まで整備が終わっております。ここから前原地区を迎えに行く前原1号汚水幹線を整備し、前原台団地内の下水道整備へと進めていくことになります。しかしながら、近年の財政状況と補助金の削減に伴い、なかなか思うように進んでいないのが現状でございます。


 今後は、五条側右岸処理区の市街化区域を優先しながらも、事業認可を取得しながら整備を進める関係上、全体事業が停滞しないように、左岸処理区の調整区域内の一団地を形成する地区についても、費用対効果の面からも、なるべく早く整備ができるよう進めてまいりたいと、このように考えております。


 ご質問の前原台団地の接続の時期につきましては、施行年度が現時点では、確定しておりません。しかし、他の地区の整備状況と財政状況等を考慮しながら、事業認可取得済みの区域につきましては、積極的に取り組んでまいりたいと、このように思っております。








○議長(大脇伸孔君) 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) 私からもお答え申し上げたいと思います。


 ご指摘がありましたように、前原台団地、そしてまた犬山ニュータウンや楽田、つつじヶ丘、こういった、いわゆる団地のところにどう接続するかという課題が残っております。この問題は、今、部長が答弁したとおりでございますけど、とりわけ全体計画と、それから財政状況との兼ね合いがまず第一でありますけれども、議員ご指摘の、特に前原台団地につきましては、これからどういうふうに進めていくかということを、まだきちっと計画という意味では、私どもすり合わせをしてまいりたいと思っておりますので、財政状況を勘案し、先ほど申し上げたように、五条川右岸を今優先的に行っておりますので、左岸地域についても、同時並行でやれるところからやらせていただきたいと思っております。ぜひとも、また地元の皆さんの協力もお願いしたいと思っております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 三浦議員。








○8番(三浦知里君) ありがとうございました。はっきりした時期は示せないということでありますけれども、市長からも答弁ありましたように、団地のような本当に大きなコミュニティプラントというのは、個人のものとは違い、汚水処理施設が本当に壊れたときのことを考えますと、大変に心配であります。


 また、今、皆さんが入りつつある四季の丘やもえぎヶ丘など、世帯の大きな団地は、いずれは年数が経過すれば、犬山ニュータウンや、うちの前原台団地のようなことになっていきますので、先を見通した計画を重ねて要望いたしたいと思います。


 続きまして、3点目の合併処理浄化槽の推進についてお尋ねをいたします。


 私は、小さいときに今井で育ちました。カヤぶき屋根の並ぶ集落の中、成沢川で魚をつかえまえ、春にはツクシ、夏にはホタルが飛び交い、秋には真っ赤なヒガンバナが咲き、自然いっぱいの里山の風景そのものがそこにはありました。しかし、残念ながら時が経た今では、住環境の改善に伴い、暮らすことはとても便利になりましたが、成沢川も護岸工事がなされ、ホタルの数が減り、自然が少しずつ遠ざかりつつあります。今井や栗栖のような、犬山市の財産である里山を大切にするためにも、下水道事業が困難な場所、農業集落排水事業は計画されていても、いつ整備されるか全くわからない地域においては、合併処理浄化槽の普及促進を強く推進するべきではないかとの観点から、何点か質問させていただきます。


 1点目に、市内のし尿くみ取りの戸数、世帯と単独処理浄化槽、また合併処理浄化槽、それぞれの設置数はどれだけあるか。


 また、2点目に単独から合併への切りかえは、ここ数年でどれぐらい進んでいるのか。


 3点目に、単独から合併に切りかえるに当たって、市としてはどのような補助がされているのか。また、その補助を受けた件数もお知らせください。お願いします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 大澤環境部長。


  〔環境部長 大澤君登壇〕








○環境部長(大澤繁昌君) お答えさせていただきます。


 ご指摘のように、良好な水環境の保全はとても重要なことと思います。家庭雑排水の水質の汚濁度は合併浄化槽を通したものと比べますと、8倍から10倍と言われまして、河川を汚す最大の悪水ではないかと、環境問題の中でも最も身近に実践できる改善課題であると受けとめてはおります。


 お尋ねの、し尿くみ取りの戸数でございますが、平成18年4月時点で938戸でございます。市内の全戸数の3.4%に当たります。人口数では2,580人程度ということでございます。また、浄化槽の設置数は単独浄化槽が6,001基、合併浄化槽は1,392基、また議員のお住まいのような前原台ですね、こういったコミュニティプラントの集中浄化槽が15基で、合計7,408基となっております。


 次に、単独浄化槽から合併浄化槽への切りかえの状況はということでございますが、まず、単独浄化槽は平成15年4月時点では6,119基、平成18年4月には6,001基と、3カ年で118基の減少となっております。逆に、合併浄化槽は、平成15年4月に1,110基であったものが平成18年4月には1,392基となっておりまして、282基の増加となっております。数字で見る限り、切りかえは順調に進んでおるのではないか、あわせて水質汚濁についても改善がなされつつあるように思います。


 それから、市の補助についてでございますが、市の補助要綱、合併浄化槽設置整備事業補助金交付要綱、これに基づきまして支援をいたしておるわけでございますが、対称は市の公共下水道事業の認可区域と農業集落排水計画地内である神尾地区を除いた地域、そこで既設の単独浄化槽からの合併への切りかえと、くみ取りの便所から新たに合併浄化槽に改善される方ということにしております。


 実績についてのお尋ねですが、平成15年度が10基で272万円、平成16年度では8基で221万4,000円、平成17年度では6基で159万2,000円、平成18年度では、現在のところ2基の申請でございまして50万4,000円の支出をいたしております。こういった状況になっております。ちなみに、この財源は、国が3分の1、県が5分の1で残りが市ということになっております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 三浦議員。








○8番(三浦知里君) 3年間で単独浄化槽が118基減少となり、合併浄化槽が282基増加になったということですが、家を新築された方は当然合併処理浄化槽を設置されるでしょうし、単独が減ってはきてると言っても、依然6,000基、またくみ取り式を入れますと7,000基弱あるわけであります。


 先ほど、ご答弁にもございましたけれども、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換促進というのは、排出される汚濁負荷が単独処理浄化槽に比べ、合併処理浄化槽は約8分の1と言われております。水質保全の点から有効な方策であると思います。


 そこで、より積極的に切りかえを進めていただくためにも、市としてどのような対策・対応をなされているのか、その点をお聞きしたいと思います。


 また、単独から合併への補助金を使える条件が先ほどお聞きしましたが、なかなか使えないようでありますので、利用された件数がこの3年で16基と、大変少ないようですけれども、環境省が昨年4月から始めた新しい事業としまして、単独処理浄化槽撤去費の助成というのがございます。撤去費用として、1基当たり最大9万円を上限に助成をするもので、撤去費用というものは、全国平均額が約9万円ということですので、ほぼ満たすことになるのではないかと思います。市として積極的に切りかえを進めようとしている姿勢を見せる上からも、この助成措置を取り入れるべきではないかとご提案させていただきますが、いかがでしょうか。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 大澤環境部長。


  〔環境部長 大澤君登壇〕








○環境部長(大澤繁昌君) お答えをいたします。


 まず、切りかえを推進するための啓発についてのお尋ねでございますが、毎年10月1日は浄化槽の日として、環境省などが推奨しておりまして、その趣旨を市の広報に啓発するとともに、市の助成制度もあわせて周知いたしております。


 また、私どもの環境課の窓口でも合併浄化槽への切りかえの必要性や補助制度を記したパンフレットを用意し、訪問者には推奨いたしているというのが現状でございます。


 今後、もっと積極的にということでもありますし、また当然と思います。ホームページなどを活用し、また関係業者の皆さんにもこういった補助制度があることを強くやっぱり周知をしていく必要があるかと、かように考えております。


 次に、撤去費用の助成制度についてのことでございましたが、お話がありましたように、国においては昨年4月に水質浄化が必要とされる地域で使用開始から10年以内、平成19年度からは20年以内というようなことですが、単独浄化槽を撤去する場合に、最大9万円の3分の1の補助を設けると、こういうことになっております。この制度は何か公明党が物すごく頑張られて、獲得なさったというようなお話を聞きますが、いずれにいたしましても、3分の1は国でございまして、3分の2は地方という負担になっておりますので、3分の2を地方が抱えるというのも大変ですから、県はどう考えるということで、ちょっと電話照会をいたしました。県は、平成19年度にこの関係の補助要綱を変えて創設していくような話ぶりでございました。したがいまして、犬山市も各市の状況を勘案しつつ、やっぱり考慮しなきゃならないんだろうと、かように考えております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 三浦議員。








○8番(三浦知里君) ありがとうございます。いずれにしましても、個人が設置するには経済的に厳しいところがまだまだあるようでございます。


 そこで、質問要旨の4点目に入ります。


 浄化槽市町村整備推進事業についてであります。合併処理浄化槽については、経費、効率性、環境貢献等の利点が多くあります。しかし、個人設置型では、個人負担が60%と大きく、維持管理も施主の理解不足もあって、なかなか進んでいないのが現状であり、環境保全の面では疑問が残ります。


 そこで、家屋が集中する地域と、そうでない地域とで下水道整備と合併処理浄化槽をすみ分けをして、併用していくことによって経費、工期、環境貢献において格段に向上するものと考えます。


 今、環境省が積極的に推し進めているのが、浄化槽市町村整備推進事業であります。わかりやすくいいますと、個人設置型ではなく、市町村設置型の合併処理浄化槽の整備事業であります。私は、昨年の夏、この事業を採用しております郡上市、旧八幡町に視察に行ってまいりました。郡上市では「郡上市の清流を未来へ」をキャッチフレーズに下水道整備計画に浄化槽市町村整備推進事業を盛り込み、計画を変更し、平成15年から推進をしておるとのことでした。個人負担が10%と軽く、維持管理も市町村主導で行う事業ですので、環境面も良好であります。整備区域をきちんと定め、区域内の全戸に1件につき1基、合併処理浄化槽を整備いたします。住民のご協力をいただいて、効率的な維持管理を実施し、下水道と同じように、市が住民から料金をいただき、公営企業として実施をしておりました。


 メリットは、個人が設置する事業に比べ、国庫補助額がふえ、住民の負担が軽くなり、起債や交付税措置により市の負担を軽くしておりました。この4年間で200基設置できたと伺いました。実際に、設置されたご家庭も見せていただきましたが、住んでいる方も大変に喜んでみえました。


 郡上市には、また宗祇水と言われる日本の名水百選に指定された名水があり、訪ねた日にもたくさんの観光客でにぎわっておりました。驚いたことには、道路のわきを流れる水路にはコイやアマゴが泳いでいて、吉田川では元気に水遊びをする子どもたちの姿も見られました。もっと滞在したいな、また訪ねてみたいなと思えるような魅力のあるまちでした。家屋が点在する郡上市では、下水道事業の見直しをし、この事業を採用し、経済比較をされた結果、4年間で何と25億円のメリットがあったと伺い、びっくりいたしました。


 犬山市にあっても、地形的に公共下水では難しいところもたくさんあるのではないかと思います。ぜひこの市町村整備推進事業を進めるお考えがないかどうかお聞きします。よろしくお願いします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 大澤環境部長。


  〔環境部長 大澤君登壇〕








○環境部長(大澤繁昌君) お答えをいたします。


 私も以前、水道部長のときに下水を担当し、ちょうどこの事業もやってるまちがあったようで、こういうことも考える必要があるのではないかということを思ったことはありました。そんなこともございましたがご指摘のように、この事業は環境大臣が生活排水処理を緊急に推し進める必要があると認める地域を単位として、市町村が実施主体となって実施した場合に、いわゆる補助が出る。全国的にも、数十カ所程度というようなことでございます。愛知県下では、まだ実施自治体はございませんが、新城市が近年これを取り入れるということで模索をしているように聞き及んでおります。


 事業は、国庫補助金が3分の1、設置者である市が10分の1、残りを水道事業債で賄えるということでございまして、下水道事業債についても、償還金の50%は交付税措置だということですので、大変財政的には魅力を感ずるものではあります。3年前でしたか、ちょうど下水の関係でご質問がありました際に、公共下水道では市費で換算して1戸当たり205万円かかると。それから農業集落排水では414万円かかってると、こういったご答弁を申し上げた記憶がございます。そのことを考えますと、この事業は、おっしゃるとおり、大変大きなコストを要しないということで一考の余地はあろうと思います。


 いずれにいたしましても、全国で新城市や郡上市を参考にさせていただきながら、この事業が犬山市にとって該当するものなのか、補助要件は本当に充足するものなのか、よく調査してみることと、現在推進しております公共下水道、農業集落排水の事業、この制度と十分整合をとる必要があろうかと、そういった課題もございます。


 また、下水道事業同様、長期的な財政計画のもとで総合計画等も視野にといいますか、そういった位置づけで全庁的に検討してみる必要があると、かように思います。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 田中市長。


  〔市長 田中君登壇〕








○市長(田中志典君) 私からも答弁申し上げたいと思います。


 いずれにしましても、浄化槽市町村整備事業というのは、今答弁がありましたように、まだ実施してる自治体もまだ少ないということで、検討する余地があると、私は思っております。そういった意味で、私もまだ勉強不足でございまして、一度よくこのことにつきましては、検討させていただき、調査研究の中で、これが犬山市の中で、適用できるかどうか、適用できる地域があるか、そういうことも踏まえて検討をさせていただきたいと思っております。


 以上です。








○議長(大脇伸孔君) 三浦議員。








○8番(三浦知里君) ありがとうございます。「百聞は一見にしかず」でございますので、ぜひ郡上市の方へお出かけになって、ちょっとお勉強してきていただきたいなと思います。


 市長からご答弁をいただいて、申しわけないんですが、財政面ということで、最後にちょっと助役にお聞きをしたいと思います。


 私が、今回この問題を取り上げようと思いましたのは、楽田の山ノ鼻に住む若いご夫婦からお手紙をいただいたのがきっかけでございました。このご夫婦は、市内の違うところからこの山ノ鼻の中古の住宅を買われて入られたわけなんですが、入ってみたらくみ取り式であったと。若い夫婦であり、子どもも小さいこともあったので、浄化槽を設置しようとしたんですが、下水道の計画区域であったために、何の補助も得られずに、結局90万円かかってしまったという、そういう切実なお手紙であり、ちょっと矛盾を感じるというお手紙をいただきましたので、今回、こういう質問をさせていただきました。私も生活排水事業というのは、受益者負担の原則と公共サービスの住民間のバランスの中で考えなければいけないのではないか。公共下水であれ、農業集落排水事業であれ、合併浄化槽であれ、住民側としては、処理方式が異なるだけで、受けるサービスが公平でなければならないのではないかということを思っております。市長が今お答えいただきましたけれども、田中新市政となり、基本方針として、都市基盤整備の推進、中でも道路網の基盤整備を挙げられ、今議会でもたくさん取り上げられております。今回、金武都市整備部長のご登壇が多いのもそのせいかとも思いますけれども、目には見えないんですが、生活する上で大切な部分、将来その結果が必ずや子や孫に返ってくるであろう下水道整備、浄化槽の普及促進についても、重要な基盤整備として積極的に進めることが必要ではないかと思い、また最少の経費で最大の効果を生み出すためにも、里山文化の保全のためにも、ぜひ経済比較をして、下水道の計画をきちんと見直してみることが必要ではないかと思います。


 各課にまたがる事業でもありますし、財政面でのご見解を助役の方からお聞きします。








○議長(大脇伸孔君) 答弁を求めます。


 渡邊助役。


  〔助役 渡邊君登壇〕








○助役(渡邊昭美君) ご指名をいただきましたので、私の方からお答えをしたいというふうに思います。


 都市整備、都市の基盤整備、とりわけ下水道整備事業につきましては、環境保全にとって非常に重要な課題だというふうに思っております。ご指摘のとおり、浄化槽市町村整備促進事業でございますけれども、これはまさにお話の中でもございましたように、今井や栗栖など、里山が豊かな地域、とりわけ各戸が点在している地域にとって、費用的にも非常に効果的な事業であるというふうに考えております。先ほど、部長も答えましたけれども、事業の概要を見てみますと、対象地域は、水道原水水質保全事業の実施の促進に関する法律に基づく都道府県での計画が定められた地域、あるいは下水道の認可を受けた事業計画に定められた予定処理区域以外の地域であっても、次のいずれかということで書いてあるわけでございますけれども、湖等水質保全の特別措置法に定める地域とか、水質汚濁防止法第4条に指定された区域とか、そのように、それとか、あるいは過疎地域の自立促進特別措置法で規定する過疎地域等々ございます。犬山市で該当すると思われますのは、自然公園法に規定する自然公園区域であること、あるいは浄化槽による汚水処理が経済的に効率的な地域であって、1年当たりに換算した建設費、維持費等が合併浄化槽、集中浄化槽より比較して経済的な地域ということでございます。とりわけ今申し上げましたように、経済的な地域には該当するというふうに思っております。それと同時に事業の要件を見てみますと、5点にわたってクリアをしなければいけないということであります。これは事業主体は自治体ということは先ほど部長も申したとおりでありますけれども、原則として、事業全体計画において事業実施地域内の全戸に戸別に浄化槽を整備するということでございます。したがいまして、地域住民の合意が全体的に必要だということでありまして、全戸に設置を、即できないにしても、一定期間のうちに整備をするというようなことがございますし、さらには市町村の公営事業として実施をする、特別会計を持って経理をしていくというようなことでございます。個々の負担金につきましては、今、郡上市では10%ということをお聞きしましたけれども、全国的には工事費の中で一部負担金、例えば15万円とか、20万円の負担によって市が実施をするということでございます。水道の使用料等も決めなければいけないということでございます。非常に財政的にいいますと、効率的な事業でありますし、地域の合意が得られればできていく事業だというふうにも思っております。したがいまして、地域の選定あるいは住民合意も含めて十分検討をしてまいりたいというふうに思います。よろしくお願いします。








○議長(大脇伸孔君) 三浦議員。








○8番(三浦知里君) ありがとうございました。








○議長(大脇伸孔君) 8番 三浦議員の質問は終わりました。


 お諮りいたします。本日の一般質問はこれをもって打ち切り、来週5日午前10時から本会議を再開いたしまして、一般質問を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」の声起こる〕








○議長(大脇伸孔君) 異議なしと認め、さよう決しました。


           ********************








○議長(大脇伸孔君) 本日は、これをもって散会いたします。


                 午後2時37分 散会