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愛知県 犬山市

平成17年 9月定例会(第4日 9月 9日)




平成17年 9月定例会(第4日 9月 9日)





 
平成17年9月定例会





 平成17年9月





           定 例 犬 山 市 議 会 会 議 録





                            第4号 9月9日(金曜日)


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〇議事日程 第4号 平成17年9月9日午前10時開議


 第1 一般質問


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〇本日の会議に付した案件


 日程第1 一般質問


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〇出席議員(25名)


   1番  宮 島   一 君       14番  大 島 金 次 君


   2番  高 間 信 雄 君       15番  原   欣 伸 君


   3番  山 本   誠 君       16番  ビアンキ アンソニー 君


   4番  住 野 龍之介 君       17番  小 池 昭 夫 君


   5番  水 野 正 光 君       18番  大 脇 伸 孔 君


   6番  東 海 孝 年 君       19番  岡     覚 君


   7番  上 村 良 一 君       20番  山 下 一 枝 君


   8番  三 浦 知 里 君       21番  前 田 幸 雄 君


   9番  稲 垣 民 夫 君       22番  福 冨   勉 君


   10番  宮 地 繁 誠 君       23番  熊 澤 宏 信 君


   11番  松 浦 英 幸 君       24番  本 多 克 郎 君


   12番  山 田 拓 郎 君       25番  堀 江 正 栄 君


   13番  川 村 佳代子 君


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〇欠席議員(なし)


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〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名


 事務局長    長谷川   勲 君      次長      ? 木 秀 仁 君


 次長補佐    後 藤   裕 君      統括主査    中 田 妙 子 君


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〇説明のため出席した者の職・氏名


 市長       石 田 芳 弘 君     助役      渡 邊 昭 美 君


 収入役      加 藤 博 之 君     教育長     瀬見井   久 君


 市長公室長    大 澤 繁 昌 君     総務部長    山 澄 俊 明 君


 民生部長     小 川 正 美 君     環境部長    牧 野 一 夫 君


 都市整備部長   金 武 幹 男 君     都市整備部次長 ? 木 金 彦 君


 産業経済部長   番 家 敏 夫 君     学校教育部長  長谷川 隆 司 君


 生涯学習部長   鈴 木 勝 彦 君     水道部長    陸 浦 公 延 君


 消防長      渡 辺 孝 雄 君     秘書広報課長  宮 島 敏 明 君


 企画調整課長   酒 井 美 彦 君     総務課長    服 部 良 弘 君


 情報管理課長   鈴 木 健 夫 君     市民課長    兼 松 幸 男 君


 こども未来課長  安 藤 迪 子 君     環境課長    小 川 正 博 君


 都市計画課長   奥 村 照 行 君     維持管理課長  古 橋 庄 一 君


 庁舎・まちづくり 森   富 幸 君     農林商工課長  鈴 木 英 明 君


 プロジェクト課長


 観光交流課長   中 田 哲 夫 君     庶務課長    勝 野 輝 男 君


 指導課長     滝     誠 君     文化財課長   大 鹿 俊 雄 君


 水道課長     余 語 延 孝 君     下水道課長   山 田   礎 君


          ********************


                午前10時00分 開議


○議長(堀江正栄君) ただいまの出席議員は、25名でございます。


 定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。


 議事日程に従いまして、会議を進めます。


          ********************








△日程第1 一般質問








○議長(堀江正栄君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。


 議員各位に申し上げます。3番 山本議員から一般質問に関連する資料を配付した旨、申し出がありましたので、これを許可いたしました。


 3番 山本 誠議員。


○3番(山本 誠君) おはようございます。3番 山本 誠です。通告に従いまして2件の質問をさせていただきます。


 初めに、1件目の財政についての、財政計画と数値目標についてお尋ねいたします。


 最近の日本経済は、雇用、所得環境の改善により、引き続き民間事業中心の穏やかな回復が続くものと見込まれております。また、政府、日銀が一体となった取り組みにより、デフレからの脱却に向けた進展も見込まれているところでございます。


 こうした結果、平成17年度の国内総生産の実質成長率は1.6%程度、名目成長率は1.3%程度となるものと見込まれております。他方で、今後の石油価格や世界経済の動向など、我が国の経済に与える影響に留意する必要があります。


 しかし、国の財政状況は平成16年度予算において公債依存度が44.6%に及ぶなど先進国のいずれの国と比較しても、極めて深刻な状況となっています。


 また、歳入歳出構造はますます硬直化しており、財政構造の思い切った見直しがなければ、歳出と税収のギャップは年々拡大していく可能性が高い状況となっています。


 こうした中、国は平成17年度予算は歳出改革路線を堅持・強化する方針のもと、一般歳出は3年ぶりに前年度の水準以下に抑制されました。また、三位一体の改革については、先送りされた事項もございますが、地方自治と国が対等に論議できたことは地方自治の歴史にとって大きな一歩をしるしたものと思います。


 さて、地方経済は、我が国の経済の厳しい状況に反映し、地方税収などが低迷する一方で、数次の景気対策による公共事業の追加や減税の実施などにより、地方財政全体の借入金残高が平成16年度末で204兆円に達する見込みとなっています。今後、その元利償還が財政を圧迫する要因になることから、構造的に見て、極めて厳しい状況にあります。


 一方、本市の財政状況についても、地方分権の進展や少子・高齢化の進行、県の財政改革による影響など、本市を取り巻く社会環境は変化していく中で、今後、本市の財政構造も大きく変化していくことが予測され、財政状況は非常に厳しいものとなっております。これまで事務事業の見直し、人員削減、外部委託等の行政改革など、さまざまな努力がされました。しかし、今後の財政状況はさらに厳しくなると予測され、今まで以上に効率的な財政運営が必要です。


 そこでお尋ねいたします。財政状況がどのように推移していくのか、今後の財政計画についてお聞かせください。


 また、今後の的確な財政運営に向けて、自治体の財政の弾力性を判断する指標である経常収支比率についてお聞きします。


 通常は70%から80%範囲が適正範囲と言われております。また、公債費に充当された一般財源の一般財源総額に占める割合の公債費比率は15%が警戒ライン、20%が危険ラインとされていますが、今後の財政計画の中で、それぞれの目標値をどのようにとらえていくのか、またどのように考えているのかお聞かせください。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) 財政計画と目標値についてお答えをいたします。


 まず、先ほど経常収支比率とか、公債費比率とか、財政関係の指数が出ましたので、まずそれからお答えをさせていただきます。


 当市の数値と比較をするために、全国の市の平均と、それからわかるものにつきましては、犬山市が全国の市の中でどれくらいのランキングにいるかというようなことをお示しをして、答弁をさせていただきたいと思います。


 データにつきましては、平成15年度の決算で申し上げます。なお、日本経済新聞社の日経総合データバンキングシステムによる比較を使って説明をさせていただきます。


 まず、財政力指数でありますが、ご承知のとおり1.0が交付、不交付の分かれ目になります。15年度、当市単年度ですが、0.93となっておりまして、全国平均は0.68というふうになっております。ランクの方は、これ3カ年平均で申し上げますが、0.91という当市の数値に対して、ランクが103位というふうになっております。


 続きまして、公債費負担比率、これは起債の返済負担の重さ、要するに借金の返済負担の重さを示す数値でありますが、これが当市が8.9であります。全国平均が17.26で、ランクは31位になっております。これは、先ほど議員の方からもご質問にありました15%がイエローラインで、20%がレッドラインというふうに言われますが、全国平均は既にイエローラインを超えて17.26というようなことで、レッドラインに迫るような勢いで、上昇をしております。


 それからもう一つですが、義務的経費比率というのがありますが、これは扶助費と公債費と人件費の合計であります。これが犬山市が46.3%でありまして、全国平均が46.85という数字で、若干平均に近くなっておりますが、ランクが397位となっております。


 先ほどちょっと言い忘れましたが、これ全国の689市が対象です。689市中、397位というランクです。


 それから次に、人件費比率というのがありますが、これが人件費の重さをはかるわけですが、犬山市が27.4%で、全国平均が19.8ということで、ランクが643位ということで、これは退職金の関係もありますので、退職者の数で若干年々動きますが、平均より高い数値を示しております。


 それから、経常収支比率、先ほど出ましたが、これが義務的経費、扶助費、公債費と人件費に固定費、他の固定費等をプラスしたものですが、これが犬山市は80.8%というふうになっておりまして、全国平均が87.61ということであります。ランク別でいきますと90位ということです。先ほど、義務的経費比率はかなり高いわけですが、経常収支比率で80.8%ということで、全国よりかなり低くなっておりますので、他の固定費等でかなり節減をしてるのではないかというふうに思っております。


 それから最終的なとこ、投資的経費比率ってありますが、建設事業に充てる部分でありますが、これが犬山市が10.9ということで、全国平均が16.35で、ランクが570位ということで、これが若干低くなっております。したがいまして、目標値ですが、義務的経費の削減あるいは投資的経費のアップと、こういう部分で改善をしていくことが必要であろうというふうに思っております。


 続きまして、今後の財政状況についてでありますが、財政計画も含めてですが、ご承知のとおり、18年度で第一弾の三位一体計画の最終年になります。補助金の削減とか、税源移譲とか、さらなる改革が進むっていうふうに思っております。そして、19年度からは第2弾の三位一体改革も計画がされておるようでありますが、なおこれにつきましては詳細がまだ不明であります。こういう中で、国の方を見てみましても、1時間に10億円、これは何かといいますと、国債の利息の支払いの金額だそうですが1時間に10億円だそうであります。大体10億円といいますと、平均的な小学校の建設ができる金額というふうに言われておりますが、そういう状況で、国と地方を合わせた長期債務の残高が今年度末で770兆円になるだろうというふうに言われております。したがいまして、地方は先ほど議員からありましたように、204兆円というような数字になるわけですが、こういうことで改革は必要不可欠であろうというふうに思いますし、改革を行えば、当然痛みはつきものになってきますので、今が我慢のしどころだろうというふうに思っております。ここしばらく先行きが見えないわけですが、いつも申し上げますように、入りをはかりて出ずるを制するというのが財政運営の基本でありますので、厳しい中にもめり張りのある、持続可能な行財政運営を心がけていきたいというふうに思っております。


 それから、財政計画でありますが、非常に今言いましたように、先行きが不透明でありますが、向こう3カ年の事業を織り込んだ実施計画を今作成をいたしておりますので、これにあわせまして当然財政計画もついてまいりますので、お示しをしていきたいというふうに思っております。


○議長(堀江正栄君) 山本議員。


○3番(山本 誠君) ありがとうございました。今のご答弁の中で、他の市町と比較して、まだまだいい市ですよということが十分わかりましたので、次の質問に移りたいと思います。


 二つ目の財産状況についてお尋ねいたします。


 本市では、市の財政状況を今までと違った視点からとらえるために、企業が取り入れているバランスシート、皆さん方のちょっとお手元に配付させていただいた資料でございますけれども、それを作成しております。従来、市などの決算は家計簿と同じように、その年に市税などのお金が幾ら入り、幾ら使ったかという単年度のお金の出し入れしかわかりません。これに対して、バランスシートは、市民が安心して、快適に生活するための学校や保育所、公園、道路、あるいは消防車などの資産と、それを取得するために必要としたお金や市債、負債を対比したものであります。15年度の犬山市のバランスシートを見ますと、資産は約639億9,000万円あります。市民1人当たりに換算しますと、約86万5,000円となります。当然のこととはいえ、建物や土地などの有形固定資産が約558億8,000万円で、資産全体の87.3%を占めております。その内訳の主なものとして、老人福祉センターなどの民生関係の資産が約42億8,000万円あります。道路などの土木関係の資産が約202億4,000万円あり、学校図書館などの教育関係の資産が約199億円となっています。また、基金、貸付金、未収入金等の投資流動資産が約81億1,000万円となっています。また、将来の市民が負担する負債では約202億5,000万円あります。その主なものとして、地方債これが122億7,000万円、退職給与引当金、これが52億9,000万円となっております。これも市民1人当たりに換算しますと、約27万3,000円の負債があるということです。資産から負債を引いた正味資産では、合計で約437億4,000万円あります。これも1人当たりに換算しますと、59万1,000円ということです。国、県、そして市民がお金を出し合って437億4,000万円の資産を形成したということが言えます。


 私は、この平成14年度と平成15年度のバランスシートを比較してみますと、幾つかの問題点が浮かんでまいります。まず1点目は、有形固定資産、建物とか土地とかというものでございますけれども、4億2,000万円減少しているということから、社会資本の整備が進んでないということが言えると思います。


 それから、2点目、社会資本形成の世代間負担比率が増大している、いわゆる将来への負債がふえているということです。3点目は、資産合計が3億8,300万円ふえましたが、負債の合計が8億4,700万円ふえたため、差し引き資産が4億6,400万円減少したということです。これを市民1人当たりに換算しますと、6,270円資産が減ったということになります。


 そして、4点目、地方税の未収入金、これが15年度で7億1,300万円あり、ここ2年、毎年4,300万円程度増加傾向にあります。以上のことがこのバランスシートから読み取ることができます。


 資産の減少の一番の要因は、平成13年度、平成14年度の地方債翌年度償還予定額、これが過去10億数千万円だったものが、平成15年度では一気に26億7,000万円に膨れ上がったことが原因と思います。


 そこで、お尋ねいたします。1つ目は、今後のバランスシートから見た地方債翌年度償還予定額、これがどういう形で推移していくのか。それから、財産状況についてもどのように推移していくのかお聞かせください。


 2点目は、15年度で7億1,300万円あります地方税の未収入金、これの回収率は平年どの程度になっているのか。仮に不可能な場合は、早期に不良債権として損金として処理することはできないのかどうかということです。


 三つ目は、このバランスシートにはあらわれてないリース契約についてお尋ねいたします。


 本市における最近の購入の形態として、リース契約を多く見受けられるようになりました。リース契約は毎月使用料を経費として支払うものですが、その陰には4年から5年のリース残金が残ります。私は、リース契約は固定負債と同じような見方をしなければいけないというふうに考えております。


 そこで、本市における現状のリース残高はどれくらいあるのかお聞かせください。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) 財産状況についてお答えをさせていただきます。


 先ほど、議員からも貸借対照表の紹介がありましたが、自治体におきます一般会計の決算は、毎年度の収支はわかりますが、累計でどれほどの資産を所有しているかということはわかりません。また、負債の額がどれくらいあるのかということもわかりません。そこで、資産や負債の状況をバランスシートという形で情報の開示をしております。内容につきましては、いろいろと説明がありましたので、私からは省略をさせていただきますが、1点のみ、犬山市を株式会社と見立てて、じゃあ、その価値はどれくらいかということをこのバランスシートから算定をいたしますと、資産と負債の差し引きが正味資産というふうになるわけですが、市民1人が犬山市の株主というふうにして、1人が1株を持ってるというふうに計算をしますと、犬山市の1株は平成15年度では60万2,000円と、こういう金額になります。なお、人口につきましては、外人を抜いた数字で計算をいたしております。


 今度、ご質問の方へちょっと入らせていただきますが、ご質問の平成15年度の地方債翌年度償還予定額が、これは平成16年度の償還額でありますが、26億7,000万円と膨れ上がっておりますのは、16年度には減税補てん債等の借りかえがありました。15億6,640万円の借りかえ分を計上いたしておりますので、これで膨らんだわけでありまして、この現象は、この年度のみの特有の現象というふうにご理解をいただきたいと思います。


 しかし、償還金につきましては、これから数年は臨時財政対策債とか、市民税減税補てん債の、いわゆる制度債で借り入れをしてきましたものの償還が出てまいりますので、ふえていくという傾向にあります。


 次に、未収金でありますが、これは市税の滞納繰越分であります。議員おっしゃるとおり、年々ふえておりますことは、大変遺憾なことでありますが、回収率でありますが、ここ、過去5年間ぐらいの間では、大体20%から15%の間で推移をいたしております。


 それから、リース残高のお尋ねでありますが、例えば情報管理課で、コンピューターとか周辺機器等をリースで借りとるわけでありますが、これが情報管理課の、例えばリース料でいきますと、18年度以降の分としては5億8,000万円ございます。そのほか、コピー機ですね、あれも一括で総務課でリースで借りておりますので、そういうものも当然、リースとして、残高として残ってまいります。


 なお、先ほどバランスシートの中で、若干有形固定資産がマイナスになっとるということがありましたが、当然、有形固定資産は投資的経費比率、先ほど申し上げました投資的経費比率が上がって、社会資本整備というか、そういうものの建設が進まないと、当然年々減価償却を見ておりますから、その分だけはマイナスになってきますので、そこの数字と行って来いの関係にありますので、そちらの方が上がらないと減っていくというような形になっております。


○議長(堀江正栄君) 山本議員。


○3番(山本 誠君) ありがとうございました。それでは、何点か再質問をさせていただきたいと思います。


 やっぱり、一番私どもが心配するのは、将来に向けた借金がどれだけ膨らんでいくかということだと思います。先ほどお話がございました社会資本形成の世代間負担比率、いわゆる将来への負債への比率が現状、私の計算では31.6%あるというふうに考えます。この数字をいかに減らしていくか、ふやさないかということがとても大切なことだと思いますが、これからの資産運営について、そういうお考えがあるのかどうかということをまず1点お伺いします。


 それから、2点目の未収金についてということでございます。


 これ、今、資産の中でこの未収入金、要は回収できるお金も財産として見てます。実質、今、先ほどのお話で、回収率は15%から20%程度ですか、その程度の回収しかないということで、実際は不良債権ではないのかなというふうに私は考えますんで、そのあたりが、きのうでしたかね、何か人材を入れて回収の強化をしたいというようなお話もございました。実際問題、人を1人入れた場合、どれぐらいの回収が可能になるのか、そこら辺もちょっとお聞かせ願いたいと思います。


 それから、三つ目は、リース物件のことでございます。電算課というか、情報管理課ですか、そちらの数字は出ましたけれども、全庁挙げての数字が、やっぱりきちっと掌握されてないんじゃないかなということがあります。私はやっぱり、いろんな予算を組み立てするとこに、今はそういうリースの残高もしっかり掌握しながら組み立てをしていく必要があるんじゃないかなと。そのことを総務部でできたらやっていただきたいと、そういうことをちょっとお願いいたします。それができるかどうか。


 以上、3点についてお尋ねいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) まず、1点目の借金のお話からさせていただきます。


 先ほども、公債費負担比率のところで申し上げましたが、当市の償還、公債費ですが、決して高い数字にはなっておりません。ただ、あくまで借金は借金ですので、当然、事業を遂行していくには、後年度負担も必要でありますし、そういうもののバランスをとりながら適正な形で、借りれるものは借りて行っていくという、そういうようなことに考えております。


 それから、未収金でありますが、先ほど申し上げましたように、税の滞納分でありますが、これにつきましては、取れない分というか、例えば会社が倒産をしまして、当然、取り立て不能になる部分もあるわけですが、こういうものは不納欠損という形で、バランスシートでいくと損金扱いというんですかね、そういう形で当然、処理はいたしております。


 いずれにしても収納率は上げなきゃいけないというふうには思っておりますが、人を1人というようなお話がありましたが、平均すると、大体800万円ぐらいになります。したがいまして、きのうもお答えをさせていただきましたが、一番いいのは国税のOBの方をお願いができれば、非常勤というような形でお願いをできたらいうふうに思っておりますが、他市もそういう形でお願いをしているところがありますので、そういうところに倣って収納率の向上に努めていきたいというふうに思っております。


 それから、3点目のリース物件の話ですが、全体額の把握はいたしておりません。したがいまして、当然、今後の財政を考えていく上には必要な事項ですので、予算の査定時にきちっとした形で把握をしていきたいと、こんなふうに思っております。


○議長(堀江正栄君) 山本議員。


○3番(山本 誠君) ありがとうございました。


 それでは、次へ移ります。三つ目の基金についてお尋ねいたします。


 バランスシートを見ますと、現金以外の市民にとって大きな財産は二つあります。一つは、サービスを提供してくれる市職員。もう一つは、公共施設があります。初めに、市職員の退職引当金基金についてお尋ねいたします。


 団塊の世代が定年退職を迎える平成19年度から平成22年度の4年間で、相当額の退職金が必要となります。バランスシートにおける退職給与引当金に相当する一定の基金積み立てが必要であると思います。平成15年度の退職給与引当金は52億9,700万円必要となっておりますが、現状の積立金と数年後の支出ピーク時での基金積み立ての計画についてお聞かせください。


 それからまた、もう一つの市民の財産であります公共施設についてお尋ねいたします。


 市民の安全かつ快適な利用を図るために、公共施設の維持補修費等の財源として、バランスシート上で掌握可能な減価償却費の一定割合を基金に積み立てることなど、対応が必要になってくると思います。公共施設の建設、維持補修を目的とした基金の創設について、当局のお考えをお聞かせください。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) 退職基金についてお答えをさせていただきます。


 平成15年度のバランスシート中におきまして、今ご指摘がありました退職給与引当金が52億9,700万円というふうになっております。これは平成16年3月31日現在に全職員が退職をしたらという仮定の額であります。全職員が退職するとこれだけ要ると、こういうことであります。これは、あり得ない話でありますので、当然、年々退職をしていくわけでありますが、現在、退職基金の方の残高9億円を積み立てておりますが、議員ご指摘のとおり、平成19年度から団塊の世代の退職に入ります。参考までに申し上げますと、平成19年度で34人で、退職金が8億8,000万円、それから平成20年度で28人で7億4,000万円、それから21年度が19人で4億8,000万円、以下、6億円、7億円、5億円というような、そんな数字が続いていきます。これに向けて、現在、毎年度2億円ずつ積み立てをしてきております。計画では、平成18年度までに12億6,000万円を積み立てまして、19年度から取り崩しをし、支払いに対応していこうと、こういう計画を持っております。


 次に、維持補修基金の話でありますが、公共施設の建設の基金、基金は二色ありまして、特定目的基金というものと、財政調整基金等のようなものとあるわけですが、公共施設の建設ですね、特に大きな資金を必要とするものにつきましては、基金を設けて積み立てをしております。例えば、庁舎の建設基金とか、学校施設整備基金等があります。これに対して、いわゆる貯金的なもの、財源不足に対応していくものにつきましては、財政調整基金という形で財源を持っております。したがいまして、年々の、例えば財源不足に対応していくのは、この財政調整基金で対応していくべきものだろうというふうに思っておりますが、これから各施設の維持補修が必要になってきます。議員のおっしゃるような考え方もあろうかと思いますので、一度研究をしてまいりたいというふうに考えております。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 財政運用については、非常に大事な議論だと思いますので、私の立場からもお答えしたいと思います。


 実際、この市議会でも、市民の皆さんでもいろいろな議論があります。いろいろな議論がありますが、じゃあ、いざその議論を踏まえて予算編成をするという過程では、今答弁申し上げた総務部長が中心となって、そして助役、大変な苦労しています。本当に大変な苦労してます。私は、市長として基本は一つです。収入と支出のバランスをとることです、これは。収入の限度内で財政支出をすること。これが基本です。いわゆるプライマリーバランスをとるということですね。ところが、収入が三位一体論の中から、地方へ税源をおろすということ、それから補助金、交付金の整理がですね、非常に不透明です。その中で、予算編成をするということは、ほんとうに至難に近いことだと思っています。


 企業会計のヒントを取り入れたり、あらゆる努力はしておりますが、もう少し私どもも、山本議員にもお願いしたいことは、議会でもスクラップの部分ですね、借金をふやさないということは、簡単に言うと、そのプライマリーバランスをとるということは、二つしかないわけですね、行政サービスを縮めるか、新しい税をつくるかと、こういうことですね。私どもも、絶えず何か犬山市独自で、いっとき外形課税という課題がもてはやされましたが、犬山市独自の課税をするアイデアはないのか、市民の納得を得ながら課税する方法はないのか、それと、それからもう一つ、行政サービスをスクラップしていく、例えば成人式なんか、数百万円のものがほとんどゼロになりましたね。例えば、私は毎年敬老会やめられないかと、こういう提案をしとるんです。担当者はどうしてもその踏ん切りがつかない。つかないから、私もあえて押し切っていくことをもう数年間やめてますけども、相変わらずやってますが、例えば敬老会の実態は、本当は一つの家族が敬老精神をあらわさなきゃね、敬老の意味ないんです。子どもが、例えば敬老会だったら、その日は仕事を休んで、親をどこかに連れていくとか、親に感謝の気持ちをしなきゃね、敬老会の本来の意味はないんですが、今は全部とは言いません。ほとんどの方が行政任せです、敬老会を。行政任せです。これも随分と節約はしてきましたがね、果たして行政が税金を使ってやるべきものなのか。そういうこともやっぱりそろそろ、突っ込んで議論をする時代になってきたのではないかなということを思っています。


 私最近ね、月刊「現代」、ぜひ山本議員もごらんになるとおもしろいですが、月刊「現代」に、あと10年先かな、これは経済産業省が余りにも反響が多過ぎるからといって、密封したという情報がついてましたが、完全に消えてなくなる自治体名がずっとついてるんですよ、経済産業省がシミュレーションしました。私読みましたがね、実におもしろいですがね、全国の自治体が必死の努力をしないと、財政運用で、まさしく立ち行かない、消えてなくなる自治体ができるのではないか。犬山も必死の努力をして、存続しなければならないというふうに思っています。とても大事なご指摘だと思っています。


○議長(堀江正栄君) 山本議員。


○3番(山本 誠君) ありがとうございました。このバランスシートを見ますと、平成15年度では、いろんな基金とか、現金等々で、8億ですかね、お金をきちっと積み立てられてるという部分、非常に評価できると思いますので、今後もそういう方向で頑張っていただきたいというふうに思います。


 あと1点だけ再質問させていただきます。


 基本的には、限られた財源の中で事業を実施していくためには、事業の必要度に応じて、やっぱり選択して実施していくことがとても必要になるんじゃないかなと思います。そう。した中、こういう改革を推進するためには、市民の協力が不可欠だと思います。本市の基金や財政状況の現状を的確に市民に伝え、市政に対する理解を得ることがとても重要になってくると思います。現状では、広報にて市のバランスシートを掲載してますが、市民の方にもっとわかりやすくするために、1人当たりの資産状況をきちっと提供する、そしてまたホームページ等々でも、そこの内容をきちっと紹介していくことがとても大事だというふうに私は考えますので、そういうことについて当局のお考えをお聞かせください。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) バランスシートにつきましては、現在、広報に掲載をしております。昨年は12月1日号に載せておりますので、私も見てみましたが、説明がなく、非常にわかりづらいものとなっております。


 先ほども私が申し上げたようなことも入れまして、もうちょっとわかりやすい記事にしていきたいというふうに思っております。


○議長(堀江正栄君) 山本議員。


○3番(山本 誠君) ありがとうございました。


 次に、2件目の国民健康保険についての財政状況についてお尋ねいたします。


 国民健康保険は、若い人に比べて医療費の高い高齢者や低所得者の加入割合が高いことから、ほかの医療保険に比較して、財政基盤が非常に弱いものとなっております。全国に3,144ある市町村国保のうち、その70%が赤字ということでございます。


 厚生労働省は財政安定化をねらい、周辺市町村との事業統合をする広域化再編を医療制度改革の検討に掲げました。犬山市の国保でも、医療費が年々ふえ続けていることや景気の低迷による保険料減免額の増加などにより、財政収支は悪化の傾向にあります。今後の財政状況の見通しと、国保事業基金、約1億6,900万円あると思いますが、それの取り扱いについてお尋ねいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 小川民生部長。


  〔民生部長 小川君登壇〕


○民生部長(小川正美君) それでは、お答えをしたいと思います。


 まず初めに、今年度の予算につきましてご説明をさせていただきたいと思います。


 予算の規模といたしましては、収入、支出ともに62億5,614万4,000円となっているところでございます。


 収入につきましては、国民健康保険税が決算値から3%ほどの伸びを見込んで、23億3,365万2,000円、国庫補助金が3%ほどの減の17億1,618万4,000円、療養給付費等交付金が20%ほど増の15億2,868万6,000円を計上させていただきました。支出では、保険給付費が決算値12%増の42億5,998万5,000円、老人保健拠出金が昨年度並みの14億4,920万7,000円を計上したところでございます。このように、予算編成時点では、支出の大半を占める医療費の伸びが著しい一方で、収入の中心である国保税の伸びが小さいと判断したため、これまで積み立てしていました基金、ご質問の1億6,896万9,000円を取り崩して収入に充てる手法で予算編成をしたわけでございます。


 現在のところ、医療費に充てる支出につきましては、昨年同時期に比較いたしまして10%以上伸びており、予断を許さない状況でございますが、予算編成時の見込みよりも、国からの調整交付金が多くなったことや、その結果としての繰越金が多く残ったことなどから、何とか基金に手をつけずにやりくりができないかなと、今考えているところでございます。


 次に、将来の予想についてお答えをさせていただきたいと思います。


 先ほど申し上げましたとおり、平成13年度決算時の繰越金は5億9,913万2,000円でありましたが、その後、平成14年度につきましては5億5,659万9,000円、平成15年度につきましては、4億6,611万5,000円、平成16年度の決算は4億2,140万9,000円と、毎年減ってきておる状況でございます。現状のままでは、国保税の増加は余り見込めず、一方で、支出の大半を占めます医療費に充てる保険給付費は、先ほどお話ししましたように、毎年1割以上膨らむ状況が続いております。このまま、制度改正がなく、この状態が続くと想定いたしますと、平成18年度までは何とか持ちこたえられるのではないかなと、平成19年度にはもはや繰越金も見込めないような状況じゃないかなと予測をいたしているところでございます。


 したがって、将来にわたって健全な国民健康保険財政を維持していくためには、昨日の高間議員のご質問にもお答えしましたように、やはり加入者の健康の保持・増進のための健康づくり事業を健康館を中心に積極的に進めていくことが必要ではないかなと認識いたしております。


 また、あわせまして、国民健康保険税の税率や一般会計からの繰り入れ等についても幅広い見地から見直しも必要になってまいるのではないかなと思っておりますので、今後、国民健康保険運営協議会の委員の皆様方にもお諮りをいたしまして、よりよい方向を探ってまいりたいなと考えております。


 また、ここ数年来、国保運営の広域化や新しい保険制度の創設など、国レベルでの社会保障制度全体の見直しが進められておりますので、こうした動向についても注意深く見守ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 山本議員。


○3番(山本 誠君) ありがとうございました。1点だけ再質問させていただきたいと思います。


 今のお話で、このまま推移すれば、今年度はよくても、平成18年度にはこの基金の取り崩しをまず行わなくてはならないんじゃないかなということを思います。


 平成19年度からは赤字に陥っていくという形だと思います。最終的には、歳出を抑制できなければ、保険料を上げるのか、それから一般財源か補てんするのか、どちらかだというふうに思います。国の動向は別として。その決断をある時期しなければいけないと思うわけですが、いつの段階でその決断をしなければいけないのか、お答えください。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 小川民生部長。


  〔民生部長 小川君登壇〕


○民生部長(小川正美君) それでは、お答えをしたいと思います。


 先ほど申し上げましたように、このままの推移が続きますと、想定した場合でございますが、19年度には財政的に非常に厳しいということで先ほどお話ししたわけでございますが、そのために繰越金や基金を投入しながらやりくりして一方、来年度、平成18年度には国民健康保険運営協議会を今以上に活発に開催をして、保険料率や一般会計からの繰り入れも含めまして検討を重ね、諮問の答申をいただく中で、一定の方向性を市として出していきたいなと考えておりますので、よろしくひとつお願いしたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 国保のことは私も重大な関心持っています。ただ、国保だけにこだわることなく、きのう、高間議員の議論もありましたが、犬山市の医療行政の中から考えていくということで、せっかくあの健康館つくったもんですから、あそこを今、私としては健康の駅という構想があるんです、これは厚生労働省でね。それともう一つは、統合医療という考え方も、これは厚生労働省は拒んでますよ、拒んでますけれども、統合医療というのは、要するに東洋医学とか、はりとか、あんまとかマッサージとか、最近の足つぼとか、ああいうのも健康なんですよ、実は。温泉も健康なんです。そういうことをきちっと今の西洋医学と同じぐらい、医学の中に位置づけて、それが統合医療と言うんです。今は、もう完全に西洋医学なんです、主流はね。病気にかかったら治すと、こういうことなんです。その前に、いやしだとか、病気にかからないとか、そういうものも医学で包含していくのが統合医療というんですが、そういうものもひっくるめてフィットネスだとか、健康の駅をつくろうという構想があるんです。全国、そういうことに目覚めた自治体をネットワークしていって、今、研究中です。


 それから、犬山市の場合は国保にお金がかかると言いましても、私は犬山市は市民病院ないんです。私ども市長が集まる会合で、いろいろな話題出ますけれどもね、市民病院持ってるところはみんなこぼしてるんです。隣の小牧がちょっと例外なんですけども、あとはほとんど例外なく、市民病院には金が食う、金が食うばっかりです。これも医療費としてカウントされてるんですよ。犬山はそのカウントがありませんから、そういうことを考えると、あながち、税金で医療費に投入しておるのが高い市だとは僕は思いません。きちっと数字出したわけじゃありませんが。


 そういう中で、いろいろ総合的な医療行政の中で、国保のことも、今、小川部長が申し上げましたが、もう少し広範な議論をしながら決めるべきだと思っています。


 ただ、きのう高間さんの出した資料の中で、なるほどと思ったんですが、犬山市の市民は病院にかかる率が多いのも事実ですね、そういうのを抑制していくということも必要ですね。その教育はやっておると思うんですがね、健康館を中心に、一生懸命その啓蒙活動をやっておると思うんですが、それには、きのう申し上げたんですがやはり受益者負担を上げれば、すぐ抑制になりますよ、そりゃあ。そういう方法もひっくるめて、もう少し広範な議論をしなきゃいけないと思ってます。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 山本議員。


○3番(山本 誠君) どうもありがとうございました。


 きょうは、財政について、全般についていろいろお聞きしました。非常にやっぱり不透明な時代がどんどんこれからはやってくる、そういう中で、やはり市民の方にしっかりと情報を伝えるということが一番大事じゃないかなというふうに私は思いますので、その点を切にお願い申し上げ、私の一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。


○議長(堀江正栄君) 3番 山本議員の質問は終わりました。


 15番 原議員。


○15番(原 欣伸君) 15番 原 欣伸です。通告に従いまして、2件の質問をさせていただきます。


 まず1点目は、住居表示の地名変更についてお尋ねをいたします。


 この件に関しましては、以前も質問をいたしました。旧犬山町の市街地は住居表示に古券番地の正式な住居表示と通称名による表示の表記が2種類あり、観光客ばかりではなく、そこに住む住民でさえわかりにくい状況にあるということ、また町内名の由来には歴史があり、ストーリーがあり、文化があること、そして新たなまちづくりを展開するために、町内名復活の質問をいたしました。


 さらに、今、国会から地方の時代へと、大きな流れが生まれました。ただ、中央の行政効率を上げる目的で地名がマニュアル化された住居表示法に従うのではなく、犬山に必要なまちづくりとして主張する、それにより地方分権の精神で歴史を語り、文化を引き継ぐ町内名を復活させるべきです。また、前回の答弁の中で、古券は江戸時代から歴史的呼称としての答弁でした。しかし、古券は江戸時代に土地売買で財産目録として使われただけの意味であることもわかりました。古券は江戸時代に使われた歴史があるだけで、文化的な意味は余りありません。だからこそ、町衆の営みと情景を写す由緒ある町名、町内名の復活の必要を改めて感じました。


 そこで、2点お尋ねいたします。1点目として、前回の答弁で、住居表示研究会を一部進めている、有効な手段を研究するとの答弁でした。その後の経過、進捗状況と、どんな研究がされてきたのかお聞かせをください。


 2点目は、改めて伺いますが、住居表示の町内通称名の復活について、当局の見解をお聞かせください。


 以上、2点お願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) 住居表示のご質問にお答えをさせていただきます。


 ご質問の住居表示研究会は、土地の名称をわかりやすく整理する、そういう目的で平成14年10月に庁内各課の職員でスタートをしております。これにつきましては、過去昭和30年代から何度も研究を繰り返しているというような経過はありますが、最新のところは、そういう形でスタートしております。


 しかしながら、旧犬山町の市街地では、その地域特有の歴史的背景、これは先ほど議員がおっしゃったようなことですが、小字境や犬山祭の車山、さらには集会所などの町内の財産など、幾つかの要素が絡み合いまして、これはという結論が出ないまま現在に至っているというのが現状でございます。


 それから、2点目の町内通称名を用いることにつきましては、ご承知のとおり住居表示に関しては二通りの方法がございます。一つは、街区方式と呼ばれるもので、市街地を対象としまして、道路とか、水路とか、線路とか、そういう明瞭に区切られた区画を1区画としまして、それを対象に建物に表示番号をつけていくというやり方であります。道路方式というものもありますが、これは道路に名称をつけて、それを基準に一連の住居番号、これも建物に番号をつけていくというものであります。これ、どちらの方式をとるにしましても、地図上の区割りでありまして、江戸時代の町衆から受け継がれてきました犬山祭に代表される地域文化等をはぐくんできた人のつながりを分断するという、そういうおそれもあります。特に、犬山の旧市街地につきましては、文献によれば、先ほど話がありました沽券地というふうに表示がありまして、これは江戸時代初期からのもので、町奉行が一手支配を行う屋敷地でありまして、永代売買が許された土地、要するに売り買いのできる土地というものでありまして、当然、他の土地とは区別をされたものであります。


 男のこけんにかかわるというような表現があると思いますが、多分ここから出てきたんではないかというふうに思いますが、この呼称につきましては、江戸とか、京都とか、大阪、こういうところで、歴史的な地域に限って見られるものでありまして、どこにでもあるというものではありません。通称町名も、歴史的な観点から、ともに大事なもので、残すべきものだというふうには考えております。


 市街地以外の地域につきましても、それぞれ由来があり、画一的に整理することが大変難しいというのが現状であります。特に、地名は、そこに由来する多くのことを語る生き証人であり、極めて文化的な問題であるという、こういう認識のもとに、旧城下町エリアに限らず、現在、大字とか小字という、そういう使い方がされておりますが、これらのあり方につきましても、いま一度、地域の皆さん、例えば町会長さん等とのご意見をお聞きしまして、市域全体をどうしていくかという、こういう観点で改めて検討をしていくべきではないかというふうに思っております。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) 2件ほどの再質問をさせていただきます。


 研究会の方が余り機能していなかったという実情をお聞きしました。先ほどもお話が出てましたが、住居表示法には2種類、街区方式と道路方式の2種類があり、これはどちらかを選んで住居表示をするものであって、混在するものは認められていません。そういう事実はありますが、先ほども言いました町内が分断される可能性があるという話でした。その中で、例えば、街区方式と道路方式が、もし混在することが許されるのであれば、町内名復活の幅、手法が広がるのではないかという考えがあります。今、地方分権や規制緩和の全国的な流れの中にいます。ですから、街区方式と道路方式の混在が認められる特区申請を視野に入れた手法が調査会の方で研究・調査に取り組む価値があるんではないかと私は考えますが、その点の見解をお聞かせください。


 2点目は、全市的に進めるというご答弁でした。例えば、ならば、モデル地区として城下町を選定できないか、それも城下町全体だけではなく、やはりこれは住民の機運やら、盛り上がりも必要不可欠です。ですから、例えば、先ほども部長の方からは、町会長の方にも一度話をしたいとかというご答弁も出てまいりました。城下町地区全域に限らず、城下町の一部の町内名を復活をする希望のある町内、これに対してモデル地域として選定して、そこをまず第一歩として、モデル事業が考えられないか、この2点をお聞かせください。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) 再質問にお答えをいたします。


 まず、1点目の特区申請の話であります。先ほどの答弁で、過去もこういう検討がされたということを申し上げましたが、昭和39年に犬山市の住居表示審議会条例というのを設けまして、そういう審議会の中で議論がされたことがあります。その後、昭和58年、昭和60年、平成元年というふうに、いろいろ何回もこういう形でプロジェクト等が設けられて検討がされてきておりますが、そこで一番ネックになってますのが、何かと申し上げますと、住居表示はあくまで本籍地とか、住所とか、建物に番号を打ちますから、それが違うということですね、ですから底地と建物の番号、今は一緒ですが、それが違ってくるという、一番大きな、そういう欠点があります。そういうところが非常にネックになっておりまして、住居表示が進んでいなかったということもありまして、住居表示を一番中心になって進めたのが郵便局でありまして、郵便が配りにくい等の理由によってそういうこともあったかと思いますが、確かに、建物は非常にわかりやすくなりますので、メリットもありますが、そういう状況がありまして進んでないということもありますが、もう一つですが、平成4年にアンケートを行っております。これは、犬山線の北側を対象にして、63町内で約4,600世帯を対象に行っておりますが、このときの回答の中で、市全体で統一した表示方法で整理した方がよいというのが73%ございます。こういうこともございますので、先ほど特区の話もありましたが、特区でやる場合は、いずれにしても住居表示の対象ということになりますので、底地と建物の表示が違ってくるという、そういう不都合があります。したがいまして、市域全体を見込んで、これは私の個人的な見解になりますが、やはり底地と上のものとは一緒になるのが一番わかりやすくていいだろうというふうに思いますので、そういう方法でいけば、地方自治法による町の区域の設定という、そういう形をとらなきゃいけないわけですが、これをやるのがいいのではないかというふうに思っております。しかし、これには先ほども言いましたように、いろんな皆様のご意見を伺って、どうするというような形で決めていくべきだというふうに思いますので、しばらく時間をちょっと時間を要しますが、そういう形で城下町地区を取り込んで、市域全体で見直しを進めていきたいというふうに思っております。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 原議員、常にこのテーマを追い続けています。私も大変関心持っていますが、一言でいうと、行政の論理と住民の論理とがぶつかるテーマです。行政というのは、なるべくマニュアル化して、統一化して、単純化して、そうしたいと、これが行政の論理でしてね、住民の論理は文化を大事にする。文化というのは、個々のありようですからね、統一しない方がいいと、こういう真っ向から異文化がぶつかり合う、オーバーに言うとそういうテーマであるというふうに思っています。


 例えば、私はこれに非常に関心持っていますのは、このごろ合併で自治体の名前どんどんどんどん固有の名詞を消していくところに住民が随分反乱起こしてますね。近くは南セントレアとつけたらいかんということで、これがとんざしましたがね、やはり住民パワーが強いかどうかということではないかと思います。


 今、総務部長が申し上げましたように、この問題は、歴史も深いです、いろいろ討議しながら、私は今こそ、国土交通省もほんとにここんとこ変わってきました。美しいまちづくりをしようというキャッチフレーズを掲げましてね、その前に品格のあると、こう言ってるんです。品格というのはね、そら歴史認識を大事にするということです。特に、原議員のご質問の場所は城下町再生ですから、今、犬山市も城下町再生やろうと言ってますから、行政がね、都市計画道路を見直した、都市計画道路を、計画全体を見直した、これ小十年かかりましたが、大事業でした。全国に先駆けて、都市計画道路を撤回するという、全国でも例のないことに先鞭をつけました。それから、これ全国展開していく先鞭になりますが、電柱を埋設をしていくということですね。お城も法人化されましたし、犬山祭も、これも国の文化財になるだろうというところへ来てますからね、全体的に歴史回帰の方へ大きくぐっと今かじを切りつつありますから、ここで町名も、いい町名ですよね、魚屋町なんていうのはね、練屋町、鍛冶屋町、もうまちの記憶を継承させますね。こういう我々自身はどういうものかと、いわゆるアイデンティティーへの回帰はエネルギーを生みますからね。今、ご質問のテーマは、逆に、住んでおる人のエネルギーを引っ張り出すという形から、今申し上げた研究会を真剣にやっていこうと思っています。今まで何かぶら下がってたような研究会ですがね、これを地に足をつけて、本気で研究会やってみようと思っています。ここで私自身がお約束をしたいと思っています。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) 再々質問をさせていただきます。


 市域全体でというご答弁だったもんですから、どんな気の長い話になるのかなという思いもしながら、市長自身から真剣に研究会をやっていくという力強い答弁がありました。しかし、それは非常にありがたいことで、ぜひ研究会を全力で取り組んでいただきたいというのは、当然のことなんですが、やはり町内名の復活に関して、やはり一番思いが強いのは城下町地区の方だというのは、やっぱり犬山市全域を見ても、ほぼ間違いない状況であると思います。それで、やはり行政としても、これから真剣に研究会を進め、町内名について研究をしていくという強い思いをいただけるのであれば、例えば、市長の、僕の前も一緒なんですけど、あそこの通り、城下町には通りがいっぱいあります。道路がいっぱいありますが、あそこは新町線です。しかし、実を言うと、魚屋町も、当然、途中に魚屋町の全世帯が新町線に住んでいます。ですから、例えば、城下町内の道路に町内名を活用することができないか。町内名を道路の通称として利用できる方針が考えられないか、行政は、町内名について、ここまで考えているんだという意思表示にもつながりますし、今後の城下町地区の士気にも大いにかかわってくることなので、この点について、どうお考えになるか、何とかできないかどうか、再々質問をいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) ご質問にお答えいたします。


 まず、市道には、種類別に分けまして、1級幹線、2級幹線及びその他市道ということに区分をされております。その中で、1級、2級幹線の道路につきましては、名称をつけて今実施をしております。その他市道につきましては、市内で路線が2,816路線ということで、非常に膨大な路線になっております。その中で、道路管理を的確に行っていくために、犬山でいいますと、現在は犬山何号線という名前をつけております。これは地区名と番号による、表示に統一しているということでございます。


 そこで、ご質問の城下町の中の市道につきましては、今、ご質問にございましたように、都市計画道路と重複している、これがいわゆる1級、2級幹線でありますけど、いわゆる本町通線、新町線、通称名で新町線も魚新通りとも言われておりますけど、こういう名称がつけられておるわけです。それで、城下町のその他の道路、ほとんどがその他市道に当たるということで、先ほど申し上げましたような、合理的な地区名と番号で管理しているというのが現状でございます。


 そのため、その他市道ということにつきましては、正式な道路名称として、町内の通称名を使った道路認定というのは、現在のところは考えておりません。しかし、住民の中から、従来からの通りの名称が定着しているということで、住民の皆さんの中の意思によりまして、城下町のまちづくりとして、非常に必要であるということであれば、一定の路線につきまして、町内の通称名や歴史的な通り名を、いわゆる正式な名称ではございませんけど、愛称名として使用していくということについては、可能だというふうに考えております。


 以上、答弁といたします。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 確かに、道路もね、僕は時々疑問に思うことがあるんです。実は、お城の前からずっと、本町、中本町、下本町、外町、出来町、犬山口までをかつては犬山街道と言ってたんですよ、五郎丸あたりから。これはいい名称だと思うんです。そういうものを復活させる。私もね、事あるごとに、歴史研究会や市民団体へ行くとね、皆さん出してくださいと、例えば羽黒の日の出住宅のあたりはね、ヒトツバタゴ通りとつけたらどうですかと、投げかけてるんですがね、なかなか皆さんの方からそれの盛り上がりがない。例えば、各務原市へ行きますと、ニンジン通りと、きちっとつけてあるんですよ、ニンジン畑のところ、ああいう名称をあんまり行政からつけるよりも、皆さんの盛り上がり、あうんの呼吸でね、こっちから言うともなく、市民から言うともなく、そういうことでつけた方がいいと思うんです。ですから、ぜひ市民運動を盛り上げていただきたいというふうに思っています。


 さっきの町名のこともね、まだ全国の例を、私それほど研究したわけじゃありませんが、金沢市がダブルスタンダードです。行政のいわゆる総務部長あたりの言う管理する名称の上に、江戸時代の町名を使って、ちゃんと表示してあります。ダブルスタンダードです。犬山もダブルスタンダードでいくのかなという気がしてますけど、まあ研究してみたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) 私自身も議員として城下町地区の機運が高まるように、最大限の努力をし、この質問に関しましては、また再度取り組む思いで努めさせていただきます。


 2件目の教育環境整備について、アスベストについてお尋ねをいたします。


 きのう、岡議員の方からアスベストについての質問がされました。ですから、重ならないように私が聞きたいことを単刀直入に2点ほどお聞きします。


 きのうの答弁の中で、アスベストの調査状況は建築士とともに建築年度と使用資材の確認をし、疑わしい施設は目視調査が終了し、正式な分析調査を依頼するだけとの答弁でした。


 学校というものは、子どもたちにとって安心して学び、生活できる場でなければならないこと、そして子どもを預かる立場として、子どもたちの安全対策に万全を期する必要があること、この観点からお尋ねをいたします。


 1点目は、目視の段階で疑わしい施設が17施設あるとのことでしたが、小・中学校は対象になった学校があるのかどうか、体育館や含有建築材も含め、アスベスト調査の具体的な結果をお聞かせください。


 2点目は、その結果を踏まえ、もしあるのであれば、どんな状況に対してどう考えるのか、この2点についてお尋ねをいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 長谷川学校教育部長。


  〔学校教育部長 長谷川君登壇〕


○学校教育部長(長谷川隆司君) お答えをさせていただきます。


 アスベストに関してでございますけども、アスベストは昭和62年に社会問題となった折に、すべての学校で、主に子どもの所在する場所を点検し、その結果を受けて、除去作業を行い、学校現場の安全性を確保しているところでございます。この昭和62年のときには、羽黒小学校の体育館、舞台裏2階袖ギャラリーの天井250?を除去しております。


 ことし、アスベストの吸引による健康被害が社会問題になったことを受けまして、この8月、改めて犬山幼稚園を含む市内全15校を犬山市建築設計事務所協会の協力により調査をいたしました。


 その結果、8校において、通常、児童・生徒が利用しない機械室、それから浄化槽のポンプ室の壁、天井の一部にアスベストの疑いのある繊維が含まれていることがわかりました。これら機械室、ポンプ室には立ち入らないということを学校側と確認しております。


 また、その8校のうち、昭和54年に竣工した東小学校では、体育館の天井の使用材料が無機質繊維吹きつけとなっており、アスベストを含んでいる疑いがあることがわかったために、健康第一と考えまして、東小学校では、調査の結果が出るまで、今月、9月2日から体育館の使用を禁止しております。


 このようなことから、早急に調査・分析を行い、アスベストを含んでいることが判明した場合には、直ちに除去等の工事を施行したいというふうに考えております。よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) 再質問をさせていただきます。


 学校側は8校で機械室、ポンプ室にアスベストの疑いがある資材が使われているということでしたが、それぞれ答弁をお聞きしてますと、学校側の対策に任せているような気がいたしますが、その辺の確認を学校の対応に任せているのかどうか、私としては、学校側の裁量で対応を任せる問題じゃないんじゃないかなと。やはり、これだけ社会的問題にもなっているアスベストでありますので、教育委員会の指導のもと、その8校に対しては徹底して統一すべきと思いますが、その点についてどうお考えになるか。


 それから、体育館の、今、東小学校の方が9月2日から体育館を使用できなくなっている状況です。ほんと、今アスベスト業者は対応し切れない状態になりつつあり、今言われますのは、1年待ち、2年待ちになるだろうというふうにまでも言われています。


 それで、きのうのご答弁でもありましたように、正式な分析調査結果までは1カ月かかると、まだ1カ月先のことであります。やはり、体育館というものは、子どもたちにとってこれからのシーズンですね、例えば、今、学芸会やら、また卒業式という大イベント、子どもたちの思い出となる場所として体育館が使われている現実もあります。その工事に着工したとして、いつごろ着工できて、その除去作業がいつごろ終わるのか、その想定までされているのかどうか、その確認をさせていただき、2点の再質問といたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 長谷川学校教育部長。


  〔学校教育部長 長谷川君登壇〕


○学校教育部長(長谷川隆司君) 再質問にお答えさせていただきます。


 子どもたちの毎日の生活において健康を守るということは大変大切なことであります。教育委員会、特に庶務課、それから指導課、この両面、それから犬山市建築協会、密に連絡をとりまして、実際に学校に行って目視し、また校長とも話し合いをしまして対応しておるところでございます。


 特に、一部機械室、そのところについてもしっかりと見、状況に応じてカバーで覆う等の対処もしております。


 それから、この東小学校の体育館ですけれども、現在子どもたちは使用しておりませんし、また夜間の開放ということでも使用しておりません。非常に不自由をかけているということで、大変申しわけなく思っているところでございますけども、この東小学校のアスベスト対策につきましては、アスベスト対策全体を通して、10月上旬までには結果が出る予定ということを聞いておりますけども、非常に現在使わないということで、不自由をかけているということで、最優先で分析調査をお願いしているところでございます。その結果を受けて、今申しました時期よりも早くなるようにということで、その結果を受けて、必要ならば直ちに除去作業に移るということであります。


 除去作業の工事日程については、現在のところ確認しておりません。よろしくお願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 山澄総務部長。


  〔総務部長 山澄君登壇〕


○総務部長(山澄俊明君) 東小学校の体育館につきましては、先行調査を実施いたしております。ほかの施設に先立ちまして、先に調査を行っておるということでございます。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) よく理解できました。1点だけ、再々質問をさせていただきます。


 やはり、今までトータル的にお話を聞いてますと、このアスベスト対策については、スピーディーな行動と、それに関しては、もう先行調査もしていただいてるということで、十分納得いたしました。


 もう一つ必要なものは、やはり誤解なく、安心いただくために情報公開が必要なのじゃないかなという、そんな考えを持っています。保護者といたしましても、子どもを預けている場所ですから、大丈夫という口コミだけのお話では、やはり当然安心はできないと思っております。やはり、きっちりした含有材も含めて、正確な説明で情報公開が必要ではないかというふうに思いますが、その情報公開についてどうお考えになるのか、その点を再々質問いたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 長谷川学校教育部長。


  〔学校教育部長 長谷川君登壇〕


○学校教育部長(長谷川隆司君) お答えをさせていただきます。


 子どもたちのやっぱり健康と安全、子どもたちはもちろんですけども、保護者に対しても、不安を抱くということは決して望ましいことではございません。学校側といたしましては、PTAとの連絡もとり、また文書による連絡、あるいは今後ホームページ等、活用ができれば、そういったところでまた公開していくというふうにしていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) ありがとうございました。では、2点目の情報化への対応についてお聞きいたします。


 今年度予算でも予算組みがされ、パソコンの設置が学校でされてきています。高度情報通信ネットワークが進み続ける現代社会で、子どもがパソコンやインターネットを活用し、情報社会に対応する能力を育成することは非常に重要なことです。また、社会や理科の授業でITを活用することにより、教科に対する関心、意欲、態度の変化など、学力が向上すると評価され、IT活用で知識と理解を深める効果も認められています。


 そこで、犬山市の情報化への対応について3点お聞きいたします。


 1点目は、e−ジャパン重点計画に基づいた教育用のコンピューターの整備やインターネットへの接続、教員研修の充実など、授業等においてコンピューターを活用できる環境整備について、犬山市の達成度はどれくらいなのか、1点目としてお聞かせください。


 2点目に具体的にパソコンを活用した授業内容があれば、ぜひお聞かせください。


 3点目は、専門講師と授業でパソコンを使って指導できる教師は各学校においてどんな状況になっているのか、把握されているのかどうかお知らせください。


 以上、3点お願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 長谷川学校教育部長。


  〔学校教育部長 長谷川君登壇〕


○学校教育部長(長谷川隆司君) 情報教育の整備についてお答えさせていただきます。


 子どもたちがみずから意欲的に学習に取り組む、そのためには、いつでもどこでもだれでもが主体的に取り組むことができる教育ネットワークシステムの構築、環境整備、これが必要でございます。校長会から出された答申を踏まえて、教育委員会、それから校長会、情報管理課で協議を重ねて、ミレニアムプロジェクト、国の施策ですけども、その実現に向けて取り組んでまいりました。


 今回の整備でございますけども、犬山北小学校のサーバールームを通して、全小・中学校と情報を交換、共有しており、国のe−ジャパン戦略?に沿う高度な整備というふうに考えております。


 インターネットの接続の高速化を図るために、光ファイバーに切りかえました。これによって、より鮮明な画像や情報が瞬時に受信できることが可能となりました。今回の整備にあわせて、これまで学校間でさまざまなソフトを使っておりますけども、各種ソフトの調整を図り、全小・中学校が同じソフトを共有する、こういった基盤もつくりました。


 具体的な配置でございますけども、市内小・中学校のパソコン教室に小規模校で15台、それからその他の学校には35台から40台のコンピューターを設置し、児童・生徒1人に1台という条件の整備が整いました。それから、普通教室に1台、それから校長室、図書室、保健室に各1台、そしてさらに、全教職員にそれぞれ1台ずつ配付をしました。全教職員に1台はノート型パソコンでありまして、普通教室でも、あるいは特別教室へも持ち運びが可能ということから、市内全小・中学校であらゆる授業においてコンピューターを活用できる環境が整いました。


 こういったことから、達成率でございますけども、犬山市の達成率は情報管理課の協力も得まして、ほぼ100%に近い状況であるというふうにとらえております。


 それから、2点目に授業のことのご質問がございました。これにつきましては、具体的な事業内容ということでは、ちょうど今整備がされたばかりということでありまして、今後のことということでございますけども、どんなような事業が可能となるかということでお話をさせていただきたいと思います。


 学校の中のコンピューターをつないだ校内LAN、それからさらに犬山市内の小・中学校すべてをつなぐイントラネットの構築、このことによって子どもたちは総合的な学習を初め、各教科あるいは日ごろの生活の中でも情報を有効に活用できる、こういった体制を整えることができました。


 例えば、授業の中では、特に総合的な学習というのが非常に多く使われるんですけども、課題、あるいは子どもたちが見つけてきた問題を解決するための情報の収集、それから、これも例えばですけども、ある学校の先生が作成した資料あるいは教材、こういったものを別の学校の先生に送って情報の共有化を図るといった、いわゆるコンテンツによる学習の教材、こういったことを提供する、さらには電子メールによる意見交換、あるいは電子掲示板による連絡、質問等の問い合わせ、それからホームページによる情報の発信・受信、事務処理の効率化と、さまざまなことができるようになってまいりました。


 こういったことを踏まえて、より高度情報化社会に対応できる授業というものもさらに研究していきたいというふうに思っています。


 それから、3点目でございますけども、講師のことでございます。専門講師と絡めて、これは教師の指導ということが深くかかわってきますので、その点からご答弁させていただきたいと思います。


 現在は、小学校10校を2名の情報教育アシスタント、この者が年間計画に沿って、各校を回って、学級担任とTTという形で情報教育に当たっております。教職員のコンピューターの指導技術の向上に向けては、主に夏休み等を初め、長期休業中に校長会の中に犬山市コンピューター教育研究委員会というのがございますけども、その委員を中心として、各学校単位で研修を行ってきております。今回の整備によって、教職員の一層の指導技術を高めるために、より研修の充実を図っていきたいというふうに考えております。


 以上でございます。よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) ありがとうございました。情報化への対応については、ハード面に関しては100%という、すばらしく設備されたのをよく理解しました。今後の課題はソフト面であります。やはり、その答弁の中で、今人材育成のためにいろいろ先生方で勉強し合ってるとか、セミナーに参加しているということでしたので、その辺をどんどん深めていただく必要があるという指摘をいたしまして、次、3点目の学校選択制についてお尋ねをいたします。


 今議会前に楽田原町内会から交通・防犯問題や、通学距離の問題から小学校区の自由学区制適用を求める請願書が提出されようとしていました。以前から教育委員会に請願されていましたが、教育委員会が対処することで請願書が出される経緯には至りませんでした。その点も含め、お尋ねをいたします。


 1点目は、今後要望される自由学区制適用に対して、速やかに対応をするべきと思いますが、今後の対応と考え方をお示しください。


 また、要望があり得る地域を想定してるのかどうかお聞かせください。


 2点目は、今後も自由学区制適用が求められるケースも考えられます。ならば、もっと犬山市の教育として、大きく市民みずから選択でき、今以上の特色ある質の高い教育活動が進められ、生き生きと個性を伸ばせる学校生活を過ごすことのできる学校選択制が考えられないものか、手法によっては、今後教室不足が予想される問題や、いじめ・不登校問題も解消するやもしれません。学校選択制の導入について、犬山市としてどのようにお考えになるのかお聞かせください。


 以上、2点お願いします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 長谷川学校教育部長。


  〔学校教育部長 長谷川君登壇〕


○学校教育部長(長谷川隆司君) お答えをさせていただきます。


 楽田原地区に係る自由学区制のことと、それから学校選択制のご質問でございました。


 まず、基本的な考え方というのをお話しさせていただいて、そして自由学区制についてお答えをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 今、ご存じのように社会の急激な変化というのは、子どもたちの人間関係づくりの面からも、人とのかかわり方、あるいは接し方に戸惑いを感じていることを非常に多く感じます。このような中で、全国では学区に弾力性を持たせて、学校選択制を採用している地域というのもあります。この学校選択制に対してでございますけども、結論といたしまして、現在のところ学校選択制を導入するという考えは持っておりません。


 学校選択制というのは、メリットということで、保護者や子どもが学校を選択できるという利点は確かにあります。しかし、犬山市では、市場原理というか、競争原理、そういった考え方によらない学校の自己改革、これによって子どもたちにみずから学び、みずから考える力の育成、教師の指導力の向上に努めております。選択制によって競争をあおると、学校間の格差を生むという、こういったデメリットも生じてまいります。つまり、犬山市では、子どもたちの授業を進めていく際に、学習集団と生活集団の一体化を図る少人数学級を実施することによって、子どもたちの心の安定を図り、地域や学校との連携の中でみずから学ぶ力を持った子どもの育成に努めております。能力別学級編制だとか、あるいは習熟度別学習とは、これは大局にある試みでございます。子どもたちの人格形成に重きを置いた取り組みをしております。


 したがいまして、犬山市では、義務教育のねらいである教育の機会均等、教育水準の維持・向上に向け、どこの小・中学校でも質の高い義務教育が提供できると確信しております。


 子どもたちの教育には、学校教育はもちろんのこと、学区、地域、通学区域における教育が大変重要であります。したがいまして、それぞれの地域の歴史的・伝統的な環境を生かして地域・学区が一つの教室であるという考え方のもとに、学校選択制によらない現在の学区を基本として、地域コミュニティに重点を置いた地域とともに歩む開かれた学校づくりに努めていきたいと、こんなふうに考えております。


 ただ、卒業間近の転居による転校だとか、あるいは特殊教育が必要な子、近くの学校に特殊学級が設置されていないだとか、そういった特別な事情がある場合については、その都度、関係機関の協議によって柔軟に対処・対応していくというのが現状のところでございます。


 こういった基本的な考え方を受けまして、自由学区制適用の要望に対して、今後の市の対応ということでございますけども、本市では地域固有の文化、伝統によってつながれた地区を尊重する立場から校区を設定しております。地域固有のコミュニティ、このことを十分に尊重しつつ、その中に登下校に大変危険な状況が存在する場合には、そうした危険な状況を取り除いてやるということは言うまでもございません。単に学校に近いだとか、遠いという問題ではございません。


 少し具体的にお話をさせていただきます。自由学区制の要望がございました楽田原地区のことでございますけども、ここのところ、実際に見てみますと、児童が通う県道、それから西北の善師野線の幅員が十分に確保されていないと、最も狭い箇所で4.35メートルと、大変危険であるということ、そして歩車道の分離ブロックもなくて、道が不規則にうねっていると。しかも、朝の通勤ラッシュ時には、旧国道41号線への抜け道として、児童の横を車が激しく往来している、そういった現状がございます。さらに、田んぼの中を通るということで、人けのない一本道では、過去にも不審者が出没しておるということを聞いてます。児童の安全確保にも限界があるのではないかというふうにとらえております。


 特に、今回は5名の新1年生が入学します平成19年度から、この子どもたちのために小学校をこれまでの楽田小学校から羽黒小学校、そして2年生以上の児童はしばらくの間、楽田小学校、羽黒小学校の自由学区というふうにしたものでございます。


 先ほども申しましたように、コミュニティを重視するという観点から、このことに関しまして、楽田原地区に対しては、これまで以上に羽黒、楽田双方の地域コミュニティを発展させ、良好なコミュニティを継続して維持していただけるようにということで、強くお願いをしているところでございます。


 こういった背景の中で、今後のことでございますけども、今後、校区の見直しを要求する地域があった場合についてはて、その取り巻く環境を客観的・総合的に判断して対応していかなければならないというふうに考えております。現在のところ、想定した地区ということはとらえておりません。


 以上で答弁とさせていただきます。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) この学校の選択制については、これ大きな課題を含んでおりますので、市長の立場からも答弁したいと思います。


 これはね、決定的な差があるんです。今は、学校教育の立場から長谷川部長がコミュニティを、要するに学校同士の競争になるというような論点から言いましたが、学校選択制にしますとね、コミュニティが破壊していきます。それはやっぱり、子ども、特に小学校なんていうのは、子ども同士の親のつき合いが物すごく密接になりますからね、それがコミュニティの共同体を支えていくんです。これ学校選択制にしますとね、必ず、微妙に微妙にコミュニティの力が弱まります。ですからね、決定打です、これは。私は、市長として、教育長は教育長で、ピシャッと私と考え方合ってますけれども、絶対に自由選択制はとらないと、こういう立場です。


 それから、我が犬山市の学校教育の一番の哲学は、自分のまちの子どもは自分たちで育てるですからね、地域も担っていただくということですね。選択制は、今、教育部長が申し上げましたが、競争させて、外からやっぱり刺激を与えるということでしょ、子どもに。やっぱり犬山市の教育の哲学は内発性です、内発性、気がつく、そうか、腑に落ちる、ひざを打つ、こういう内発性です。これはね、競争から、上から押しつけて教わるものじゃないんです。そういう真の学力をつけるために少人数授業という手段を使って徹底的に自己変革しておるわけです。ですからね、学校選択制は大きな問題です。これテーマとしては、うちの犬山市の進めようとする教育とまちづくりに関して、技術論としてはとても大きなテーマですが、私は市長として、学校選択制は絶対にとるまいというぐらいのかたい気持ちでおります。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) ありがとうございました。よく理解できました。


 最後の障害児教育のための教員の配属についてお尋ねをいたします。


 障害のある子どもは健常児と同じ体験をするのが何よりの勉強であり、将来的には健常者の中で生活していかなければならない。健常児は、社会には障害者もいるのが当たり前だということを日常の中で学ぶことで、弱い仲間をいたわる優しさも覚える。また、地域で見守る必要性を訴え、健常児のための教育として、この3月議会で統合教育の質問をしました。


 今回は、統合教育につながる障害児教育の施策として、教員の配属について提案質問いたします。


 5年間で児童は60万人減少するのに対し、逆に障害児は年々増加していきます。これからの障害児教育のあり方は、学習障害や多動性障害があるボーダーと言われる知的障害児にも対応していかなければなりません。そして、より多くの親学級と交流授業をふやし、安心して、同じ体験ができる授業が受けられる教育の環境整備を整えることが必要不可欠です。しかし、それには教員の配属が必要です。


 そこで、障害児と健常児がともに学びともに育つ学びの学校づくりを考え、例えば、これは本当に提案です。拠点校を決めて、教員の配属ができないものか。障害のある児童は校区が違っても、拠点校が先ほども話がありましたが、拠点校が選択できるシステムや、拠点校に通えない児童は配属教員が巡回する手法をとれば、平等な障害児教育が確立されると考えます。障害児教育のための教員の配属ができないものか、これからの障害児がふえる社会現象を考えますと、私は必要と考えますが、当局のご見解をお聞かせください。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 長谷川学校教育部長。


  〔学校教育部長 長谷川君登壇〕


○学校教育部長(長谷川隆司君) お答えさせていただきます。


 障害児教育のための教員の配属というご提案をいただきました。本当に今、軽度発達障害の子どもたちがふえております。こういった子どもたちに合った教育のためにということで、非常に思いを持ってこの問題とらえております。今、犬山市の障害児教育というのは、市内小・中学校で知的障害学級が10学級、それから情緒障害学級が6学級、16学級を設置しております。その中で、45名の児童・生徒の教育を行っております。特殊学級に在籍する子どもたちが交流を通して、普通学級、通常学級で学ぶ、こういった取り組みを行っておりますけども、この時間は週平均で6から7時間ございます。こういった交流を通して、子どもたちの適応能力の向上に努めるとともに、普通学級在籍児童・生徒の障害児理解にも努めているというところでございます。


 今現在、普通学級に在籍する軽度発達障害、こういった児童、特にLDだとか、あるいはADHD高機能自閉症、こういった子どもたちに対しても指導ということ、これから大変大切なことでございます。犬山市では、少人数学級、それから少人数授業あるいはTT、こういった取り組みを通して、きめ細かな対応をしておりますけども、このことによって子どもたちにかかわる時間、場というものを多く持てる、こういった利点を生かして、少しでも軽度発達障害の子にも生かしていこうという努力を現場ではしております。


 中には、取り出しの形で一、二、非常勤講師によりまして、個別指導を実施している、こういった学校もございますけども、今、原議員ご指摘のように、こういったことについては積極的な取り組みが今後必要ではないかということを思っております。


 また、軽度発達障害の子どもたちに対して、より専門的に個別指導ができるようなということで準備を進めております。情緒障害と言語障害の、これは通級学級ですけども、通級学級の新設を計画しておりますけども、これを進めるに当たって、今、原議員が提案されました拠点校方式というのも視野に入れて進めていきたいというふうに考えております。


 以上でございます。よろしくお願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 原議員。


○15番(原 欣伸君) では、1点だけ再質問をお願いをいたします。


 障害児教育に対しまして、本当に非常に理解あるご答弁をいただきまして本当にありがとうございます。その中で、今、障害児、特殊学級もそうですが、特殊学級の先生も、義務教育課程を修了した先生が犬山の場合はほとんど、ほぼ全員だという僕は認識をしています。しかし、今、義務教育を修了した先生が認定講習を受けることで、特殊教育課程が取得できるシステムがあります。それほどの特殊教育のお考えをお持ちいただけるならば、ぜひ犬山独自の人材育成として、そういった特殊教育課程が取得できるような先生たちのシステム等もお考えをいただきたいと思いますが、その点についての考えを1点だけお聞きいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 長谷川学校教育部長。


  〔学校教育部長 長谷川君登壇〕


○学校教育部長(長谷川隆司君) 特殊教育の免許を持った先生がすべての学校に配置できるということが理想でございますけども、なかなかそうはいきません。現時点では、こんな考えで臨んでおります。免許を持っているということにこしたことはございませんけども、先生方はいろんな子どもを見てきたという経験、それを生かして研修の機会を充実させていきたいというふうに思っております。特に、犬山市には、特殊学級連絡協議会、それから特殊教育研究委員会というのがございます。ここのところでは教師の主体的な研修、それから教育委員会もかかわってということで、研修を進めております。今後、さらにその充実を図るようにということで進めさせていただきます。よろしくお願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 15番 原議員の質問は終わりました。


 お諮りいたします。午前中の会議はこれをもって打ち切り、午後1時まで休憩したいと思いますが、これにご異議ございませんか。


  〔「異議なし」の声起こる〕


○議長(堀江正栄君) 異議なしと認め、さよう決しました。


 午後1時まで休憩いたします。


                午前11時51分 休憩











                 再     開


                午後1時00分 開議


○議長(堀江正栄君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。


 一般質問を続行いたします。


 10番 宮地議員。


○10番(宮地繁誠君) 10番 宮地繁誠です。通告をいたしました2件の一般質問をさせていただきます。


 1点目は、新庁舎建設についてであります。


 新庁舎建設については、8月1日の広報で、現在地での建設を進めていくと、このような表明がなされ、また今議会の補正予算の中に、そうした関連の予算が計上されてまいりました。そこで、私はこの庁舎、現在地での建て替えに至るまでの環境の整備が十分になされているのかどうか、私は今回、そのことに限ってのみ一般質問をしたいと思っております。


 私が考えてみるだけでも、4点ぐらいの問題を整理する必要があるんじゃないかというふうに感じております。順次、そのことについて質問をさせていただきますが、第1点目は、これまでの庁舎建設の足跡を振り返ってみますと、庁内では平成12年にプロジェクトチームが編成をされました。対市民に向けては、アンケート調査が実施され、そしてワークショップが各地で展開をされ、それを集約する庁舎建設の推進協議会が設置をされ、この推進協議会で答申を得て、平成15年に移転を決定をした、こういう経緯がございます。


 そして、この当初案については、平成15年12月に、一たん立ちどまって検討するという状況に入り、なお、昨年はこの庁舎周辺で新築をするという案が浮上してきたわけであります。こういった経緯をたどっておりますが、今回のこの地での新築に際し、まず1点目は、こういった市民の皆さんと協議をいただいた、とりわけ推進協議会の皆さん方には、こうした状況がきちっと経緯が説明され、またご理解をいただいてるのかどうか。ご意見もあったかどうか、こういった点について整理がされているのかどうか、この点が心配でありまして、今回お尋ねの一つといたします。


 2点目は、駅西再整備についてであります。


 駅西再整備事業につきましては、当初は庁舎移転とセットで検討されてきた課題であります。駅西再整備は、市が主導で計画が作成をされました。これには区画整理をするという、大変大規模な駅前の整備であったわけでありますが、どうもこの駅前再整備につきましても、反対の地権者の皆さん等々があって、立ちどまってしまったという状況になっております。これは、前の助役との話の中にあったことでありますが、駅西再整備と庁舎建設、両方一緒にやっていくということは財政的に非常に困難だと、とりわけ駅西については、部分的に第1次、第2次、第3次、第4次というような、分割した開発がどうしても必要ではないかというような話も聞いたことがございます。しかしながら、そういった展開も地元の皆さんの反対があったのかどうか、その辺はいきさつがよくわかりませんが、こちらの問題が立ちどまってしまって、今回犬山市の庁舎がこちらへ来るという見直しがされた、これは一つの大きな要因になっているのではないかというふうに私は感じているところであります。


 この駅西再整備を、ではここに庁舎をつくるとすると、今後どうするかという点であります。この点につきましては、一昨日、小池議員が質問をされまして、当局から二つの答弁が出ております。一つは、駅西整備は行うということと、もう一つは、では、いつやるかという点でありますが、庁舎が具体的になった時点に検討に入ると、こういう答弁が一昨日なされました。私は、これはむしろ逆ではないかというふうな気がいたします。これまでセットで進められたこの駅西再整備は、あくまでも、ここに移ったとしても、セットで同時に、庁舎と同時に考えを進めていかなければならない課題ではないかというふうに感じております。この点について、どのように、現在地元の皆さんとの協議がなされ、今後どのように進められていこうとされているのか、この点についてお聞かせをいただきたいと思います。


 3点目は、去る8月10日に、特別委員会に提出されましたスケジュール案であります。一昨日も、当局から説明がありましたが、不整形な土地を整理するという意味合いから、東と南の土地を購入等をしていきたいという方針が示されました。もちろん、これも一つの方策だろうというふうに私は思っておりましたが、どうもその話し合いが買収あるいは移転ということになろうかと思いますが、まだきちっと話し合いができてないというような説明もありましたが、今回、補正予算に物件調査等も含めて、調査委託料が組まれているわけでありますから、私は表向きはそういうことになっておっても、現実には99%話し合いができているのではないかなという、こんな気がしておりましたんですが、どうも話を聞いていると、まんざらその話も、どうも確定的なものではないというような状況になっておりました。その点について、現状、どの程度話し合いがなされているのか、真相することはできませんけれども、少なくとも不整形な土地を整理して、今後建設を進めていくということになりますれば、庁舎そのものの位置というのは、おのずとこの庁舎の東側が候補地になろうかというふうに考えられます。そうなりますと、これまで言われてきたこの庁舎の北側の民地を移動してもらって、建設をするという話とは若干変わってまいりまして、この東の地区には、すぐ近くに住民が住んでみえますし、また町内も、一つの大きな町内がございます。かつて犬山市は駐車場を整備する段階で、この町内との車の出入りの問題がありまして、現在のように南西の駐車場から横の道への出入りはとめてあるわけです。これも地域の皆さんとの協議の上、ああいうふうになったわけでありますが、そういった建設が東側にされるということになっていきますと、当然、この地域の皆さんとの協議が必要になってくるわけですが、このことについて、ある程度そういった話し合いができているのか、今後されていこうとしているのか、またその辺の考え方、方針についてお聞かせいただきたいと思います。


 4点目は、先ほども申しましたように、庁舎建設特別委員会に提出をされましたスケジュール案であります。このスケジュール案に1案、2案として出ております。この1案につきましては、2案はほとんどスケジュールとしては、ほとんど一緒ですが、内容として1案については、東側の土地を整形して、取り込んで建設する案であります。2案につきましては、現在地での建て替えの案が示されております。スケジュールはほとんど一緒ですが、最終的に庁舎の建築が完了する年度が1案では平成20年度、2案では平成21年度と、1年延びるわけであります。こういった二つの案が示されております。私は、庁舎を建設し、公表していくということになってきますれば、私はこれはこの1案、2案というのは、どういう関係にあるのか、例えば、1案ができない場合、2案に入っていくという考え方なのか、あるいはこの1案に対して、参考に2案が出されているという程度のものなのか。この1案、2案の位置づけについて、当局の見解をお示しいただきたいと思います。


 以上、当初の質問といたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) ご質問にお答えをいたします。


 まず、1点目の、前の推進協議会でいろいろ検討されました事項について、今回変更するということでございますけど、それの協議会にきちっと整理をされているかということでございます。新庁舎建設事業推進協議会の皆様には、平成12年度から14年度まで、新庁舎の建設場所を初め、新しいまちづくりと施設内容、事業手法などの詳細な検討をしていただきました。そして、この調査・研究をもとに、平成15年7月に新庁舎の建設事業基本計画を策定いたしました。そういうことの経過を踏まえましたけれど、今回財政上の問題などから、計画の再検討を行うことが必要になったということで、昨年11月に推進協議会の委員の皆さんに検討の経過説明を行う場を設けまして、現在地での検討結果についてご説明を申し上げました。そのところ、前の会長並びに委員の皆さんには、好意的に理解を得たというふうに考えております。


 今後は、この推進協議会からいただいた提案や、市民会議の皆さんからいただいたご意見を今後の庁舎建設事業や新しいまちづくり計画に反映させてまいりたいと考えております。


 それと、2点目の駅西再整備の関係でございます。ここにかかわった方は、もうたくさんお見えになりまして、周辺町内、そして住民の皆さんに対する対応でございますけど、新庁舎を現在地で建設することによりまして、当初の駅西の再整備事業計画、これは前の小池議員にもお答えいたしましたけど、再検討をする必要があるというふうに思っております。しかしながら、現在は、新庁舎の建設用地につきまして、周辺の地権者の方と協議を具体的に進めていこうという段階でございます。そういうことでございますので、今後、新庁舎の全体像が具体化してきた段階で、この駅西再整備事業にかかわった皆さんに新庁舎の事業の説明をいたしまして、改めてご理解を求めていきたいと考えております。


 それと、周辺環境への影響でございます。先ほどの進入路の話もございますが、これにつきましては、想定されます周辺環境への影響は、計画段階から十分配慮をして事業を推進をしていきたいと。当然のことですが、関係町内の方、そして周辺住民の方にご説明して、改めて理解を得てまいりたいというふうに考えております。


 それと、敷地の問題でございます。敷地の問題につきましては、将来の土地活用を考えれば、本庁舎の敷地はできるだけ整形にしたいというふうに思っております。あと、役所の東側と南側の方につきましては、今まで折衝いたしておりまして、私どもが受ける感覚としましては、かなり高い確度でご協力がいただけるという感触を得ております。


 私ども、小池議員のご質問にもお答えいたしましたが、この周辺の方々につきましては、年内に話をつけるという意思で進めておりまして、これからこの用地交渉に全力を注いでいこうというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。


 1案、2案につきましては、今、裏の土地と現庁舎ということですけど、これは今言いましたように、我々積極的に東の土地を買収、買収といいますか、折衝しまして、その辺のところが一応計画の中に入るということで、もしだめだという想定はいたしませんけど、現状敷地での建て替えというのも、まだ現在の段階では案としては持っております。


○議長(堀江正栄君) 宮地議員。


○10番(宮地繁誠君) 再質問させていただきます。


 まず、1点目の関連でありますが、協議会の方とは、昨年の11月、経過を説明し、理解を得たと。今後、いただいた意見を建設に反映していきたいということのようであります。


 私は、この点をきちっとご理解をいただき、ご納得をいただいておるということであれば、それでこの問題は了といたします。


 しかし、2点目の、この駅西再整備については、再検討の段階だという答弁であります。私は、同時進行、いわゆるセットでこの問題を進める必要があるのではないか、でないとするならば、ある程度、この再検討というものがどういうものであるのか、地域の皆さんに十分説明をし、納得をしていただいての上で進行を図らなければならないというふうに考えております。例えて言いますと、再検討した結果が地域の皆さんに十分納得のいただけるような再整備になるのかどうか、また地域の皆さんがどういう判断をされるのかということは、大変大きな課題ではないかというふうに感じております。この点についての考え、いわゆる再検討というのは、この計画が実現していく段階でやるということではなくて、そういった同時にやることについてできない理由があれば、その点についてお示しをいただきたい。私はできない理由としては、例えば、庁舎の東側の移転の問題があろうかと思うんですね。どこへ移転を希望されるかというようなことが今後大きな問題になってくると思います。それによって、駅西再整備が本当に取り組めるのかどうかという問題にもつながってくるのではないかと、こんなことが想定されますので、やはり駅西の皆さんについては、駅西の皆さんの考えを事前に把握をしておくという、このことが私は大切ではないかというふうに感じておりますので、この点について、再度お聞かせをいただきたいと思います。


 次に、3点目ですが、計画の段階から関係町内の皆さんに行うということは、当然必要になってくるわけでありますから、私はこれまでも三笠町や、あるいは内田のマンション計画で計画が変更されたというような、過去の例がございます。庁舎たりといえども地域の住民の皆さんの考えは、いろいろあろうかと思いますので、皆さん方の環境が変わるということには間違いないわけですから、そういった関係者の皆さんの協議も十分必要ではないかと思っておりますので、ぜひこの点については進めていただきたいと思います。


 4点目の点についてお尋ねをいたします。


 今のお話ですと、この第2案というのは、参考の資料ではないというような、場合によっては、この2案もあるというような説明のようでしたんですが、私は庁舎建設、大変大きな問題ですから、これは1案でいくのか、2案でいくのかというのは、当局はもちろん、方針を定め、そして議会の庁舎建設特別委員会も一体どの案でいくのかということをきちっと確認をし合いながら進めていく必要があろうかというふうに考えておりますか、私も庁舎建設特別委員会の状況を確認いたしましたところ、この案の説明があっただけで、どちらでいくという方針は聞いてないということでありましたんで、今回、質問に入れさせていただいたわけでありますが、私は1案でいくなら1案でいくという形で進めていくべきで、二つの案を持って同時に進むということは、極めて異例ではないかというふうに感じますので、この点について、再度お聞かせをいただきたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 渡邊助役。


  〔助役 渡邊君登壇〕


○助役(渡邊昭美君) ただいまの再質問で、3点のことについてお答えをしたいというふうに思います。


 まず、駅西の再整備事業であります。これは、もともとこの庁舎も含めまして、病院も含めまして、再開発をすると、再整備をするという事業でございました。この問題につきましては、病院の問題、あるいは地権者の同意が非常に困難だということ、とりわけ一番大きい事業主といいますか、かかわりがあります病院があのような結果になったということから、この計画はなくなったというふうに考えております。


 それと同時に、駅西整備計画の今後でございますけれども、当然、今ご指摘がございましたように、庁舎の位置、あるいは用地整理がきちっとされれば、当然庁舎の具体的な計画が進めるわけでありますけれども、その段階で、当然並行して駅西のあり方について検討をしていきたいというふうに考えております。したがいまして、駅西に大きなものを建てるということではなくて、犬山の玄関口にふさわしい整備方法を考えるということになるのではないかなというふうに思っております。


 当然、駅西といいましても、駅前側とこちら側ですね、西側と両方あるわけでありまして、地元の方からのいろいろの要望もお聞きをしております。その段階で、こちらの市の庁舎の用地がきちっとなった段階で地元の方たちの意見もちょうだいをしながら、計画の具体化をしていきたいというふうに考えております。


 それと同時に、今、東側に資料館といいますか、博物館があるわけでございますけれども、地権者の要望としましては、駅西については、この庁舎から離れているところについての移転では協力はできないということでございます。したがいまして、この庁舎に隣接したところでの移転なら協力を考えてもいいと。具体的にいいますと、北庁舎のところとか、ある程度もう少しこちらに来ますけれども、面積がかなり広うございますので、そのあたりに代替地として、代替地といいますか、交換地を用意をしながら考えていきたいというふうに考えているところでございます。


 したがいまして、地権者の方もそういう協力なら一度検討したいというようなことでございます。そんなようなことを考えておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。


 それから、地元あるいは地域の方への説明でございますけれども、用地がまだ不確定でございます。したがいまして、今、私どもがご提案を申し上げてます東側あるいは南側の用地が一定のめどがつけば、当然地元の方との協議をしながら、理解を得て整備を進めていきたいと、そのように考えております。


 それから、3点目でございます。スケジュールの第1案、第2案でございます。基本的には、私どもとしましては、用地が整理つけば、第1案でいくということで、庁舎建設特別委員会でもご説明を申し上げましたし、現在でもそのように考えているところでございます。ただ、隣地の方との用地が進まない場合で、現在の地形でやりますと、非常に不整形でございますし、用地が狭いわけでありまして、一気に建物を建てることが不可能であります。ここを取り壊して仮設をつくれば可能でございますけれども、そういうことが不可能でございますから、2期工事でやらざるを得ないと。それも最終的には、設計者とご相談を申し上げて、どういう格好がいいかはわかりませんけれども、ここの庁舎を残しながらやろうとすると、1期に北側につくって、2期にこちら側を壊してつくるということにならざるを得ないと思うんです。そうしますと、やっぱり工期が長くかかるということで第2案ということでございまして、基本的には用地をきちっと整理をしまして第1案でいきたいというのが私どもの考えでございます。よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 宮地議員。


○10番(宮地繁誠君) 再々になりますが、助役に質問させていただきたいと思います。


 2点お尋ねします。まず、駅西再整備については、地権者の同意が得られなくって、この計画がなくなったというふうな説明がされました。この駅西再整備の計画がなくなったということは、今までこれらに関係された皆さんが、またすべてご了承済みでしょうか。そういう状況にあって、新たに駅西再整備に取り組んでいくという考え方なのか、あるいはきのうは、継続していくような、きのうじゃない、一昨日の状況では、とんざし、なくなるのではないかというような質問に対して、駅西再整備は行っていくというような答弁があったというふうに記憶しておりますが、これは一たん白紙にして、周辺の皆さん、地権者の皆さんは白紙にしたいということをご了解されているのかどうか、この点について。また機会があれば、次の段階でここの庁舎の状況によって再整備問題を改めて検討していくという話し合いになってるのか、その辺、ちょっと状況をお聞かせいただきたいと思います。


 それから、最後の4点目ですが、今、初めてお聞きしたんですが、地権者の方は移転するのは北庁舎の位置ということを希望されてるということのようでありますが、計画として、それでは一番今後の取り扱いが問題になるのがユニーの跡地だろうなという気がします。この辺については、再整備地域として考えられていくのか、あるいは市の駐車場とか、そういうようなことに検討されているのか、その辺の市の方針が立てられているなら、その辺の考えをお示しいただきたいと思います。


 もう一つ、この二つの案の関連ですが、私はやっぱり1案でいくなら1案でいくということで、やはり庁舎建設特別委員会にも、そういったきちっとした説明をし、また庁舎建設特別委員会の意見を聞いていただく、このことも必要ではないかと思うんです。事と次第によっては、この2案があるというようなことではなくて、1案なら1案でいくということで進めていくべきではないか、そんなふうに私は考えております。その辺について、この辺の整備がされてないというような気がしますが、その辺に対する助役のお考えを再度お聞かせいただきたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 渡邊助役。


  〔助役 渡邊君登壇〕


○助役(渡邊昭美君) お答えをいたします。


 まず、駅西の再整備計画の件でございます。きちっとした協議会という格好での議論といいますか、報告はしておりませんけれども、関係者の方について意見はちょうだいをしたり、市の意見については述べさせていただいております。正式な場でございませんけれども、一応、ほぼこの計画についてご了解をいただいてるというふうに思っております。もう少し整理がつきましたら、また関係者の方に集まっていただいて、ご説明を申し上げていきたいというふうに思っております。


 それと、再整備計画のきのうの答弁でございますけれども、再整備計画の見直しという言い方をしたというふうに思っております。当然、ここに庁舎ができれば、できなくなりますし、ユニーの跡地の活用についても、当然、検討をしなければいけない課題であります。それを再整備というような表現をしましたけれども、いずれにしても、あそこ、ユニー跡地については整備をしていかなければならない課題でありますし、当然市の中心部でありますから、有効活用をするということが必要になってくるというふうに思います。


 当然、この庁舎の検討の中で、とりわけユニー跡地の西側につきましては、現在も公共駐車場的に利用していただいております。したがいまして、そこのあり方、市の駐車場にするのか、あるいは公共的な駐車場にするのか、あるいは都市としての整備をどうするかということもあわせて検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。


 それから、スケジュールについて申し上げますけれども、基本的には第1案ということでございます。第2案は、先ほど言いましたように、現在地のままで建設をしようと思いますと、第2期にわたってでないとできなくなるということでございまして、用地の整理がつけば、当然、第1案でいきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 宮地議員。


○10番(宮地繁誠君) 庁舎問題については、3回の質問をいたしましたので、これ以上できませんが、ぜひとも駅西の問題につきましては、まだ正式には話はしてないが、一定の方には話がしてあるということですが、やはりこれは行政の正式な事業でありますので、ひとつ方針が決まっていれば、早急にこの問題を提起されて、駅西関係者の皆さんの意向も早急につかんでおいていただくことが必要ではないかなと思っておりますので、ぜひそうした行政の対応をお願いしたいと思います。


 また、最後の4点目の計画案でありますけれども、1案でいきたいということが前提であるということであれば、やはり1案を実施できるように、全力を挙げて取り組んでいただかなければならないわけでありますが、ひとつこの2案も持ちながらということではなく、2案は捨てて、1案で全力を挙げてやっていただきたい。そうでないと、この庁舎問題がとんざしますと、恐らくこの2案でいくという案は、とてもじゃないが、防災の拠点となり得るような施設にはなっていかないわけでありますから、大きな欠陥のある庁舎と言わざるを得ないような状況になっても、これはまた目的をも失う庁舎にならないような建設をぜひ目指していただきたいということを申し上げて、この質問を終わりたいと思います。


 次に、2点目の新総合計画についてお尋ねをいたします。


 この件につきましては、去る3月議会でも一般質問をいたしましたけれども、3月議会では、余りたくさんの方向性を出しましたんで、再質問ができない状況でありました。今回は、第1章と、それから第2章に絞って質問をしたいと思います。そのうちでも、第1章では、土地利用についてをお尋ねをします。それから、第2章の暮らしのもりの中では、緊急性のあります都市計画道路の見直しについてと、それから農業振興地域の見直しについて、この二つが緊急な課題であろうということで、取り上げをさせていただきました。


 まず最初に、この総合計画は、平成11年3月に策定をされたわけであります。これは、約2年半にわたって作成がされたわけでありますけれども、各地区の懇談会が2回にわたって各地区で開催され、また審議会の審議も20回にわたって審議がされ、文字どおり行政と市民の皆さんとの手づくりによる、犬山市政の基本中の基本の施策であろうというふうに位置づけがされておるわけであります。


 これが、現在、ちょうど7年を経過いたしたわけで、本来ならば、一度中間点で総括して、社会情勢の変化等々を見ながら、見直しをしていくという点も必要ではないかというふうなことを前回申し上げましたが、そういったことがされておらず、個別に、個々に対応してきたということであります。これは、今後もそういった方針でいかれるのかどうか、その辺ちょっとわかりませんが、これまでの成果あるいは達成度はどの程度に達成をしておるのかという、この辺の点について、まず1点目としてお尋ねをさせていただきます。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 大澤市長公室長。


  〔市長公室長 大澤君登壇〕


○市長公室長(大澤繁昌君) お答えいたします。


 今、ご質問がありましたように、この総合計画は石田市長になりましてから、平成8年、9年、10年、足かけ3年をかけまして審議、市民の皆さんと一緒につくったものでございまして、平成11年度を初年度といたしまして、平成22年度を目標年度とする12年の計画でございます。


 ご案内のように、将来像は「木曽の流れに古城が映え ふれあい豊かな もりのまち 犬山」こう掲げておりまして、その実現に向け、諸施策の展開をしてきておるところでございます。


 ご指摘のとおり、12年のスパンでありながら、既に7年半を過ぎてまいりました。特に、土地利用の関係でご指摘でありますが、計画では、市域を生活交流ゾーン、自然共生ゾーン、水と緑の保全活用ゾーンの三つのゾーンに分けて、各ゾーン別に土地利用の方向性を定めてきております。さらに、ゾーン別のほかに、南北都市軸を設定しまして、既存の土地利用規制の枠を超えた新しい考え方をも示しております。これは名鉄小牧線沿いの犬山、羽黒、楽田のおのおのの地域に既成市街地が分散しているのを連檐化させようといったものでございまして、現在厳しい土地利用規制の中ではありますが、推し進めております橋爪・五郎丸地区の新たなまちづくり事業や、羽黒駅、楽田駅周辺の整備を促進しまして、市街化の拡大を進め、分散した既成市街地を一体化させることが申し上げております南北都市軸形成に向けた方策であろうとは考えております。


 実情といたしましては、遅々としたところがございますけれども、特に橋爪・五郎丸地区の新たなまちづくりを突破口にできれば、1点突破全面展開となるようなふうに尽力しているところであります。


 次に、成果といったお話ですが、なかなか点数でお示しはできませんが、羅列いたしておりますそれぞれのまちづくりについて、若干、部門別の重点施策の中から主なものを申し上げたいと思います。


 一つに、市民生活を支える魅力あるまちづくりの分野では、特に城下町の整備が挙げられます。道路の美装化やポケットパークの整備を行う街なみ環境整備事業、歴史のまちのみちづくり事業、町家まちづくり拠点維持管理事業など、住民との協働による事業推進を積極的に図っておる。


 二つ目に、優しさと生きがいのあるまちづくりでございますが、ここでは特に、前原橋爪山地区ですね、保健福祉ゾーンの整備ということで、保健医療福祉のサービス拠点として、さら・さくらを整備し、ここを中心に市民交流の場を展開している。


 三つに、歴史と文化を伝える豊かな心をはぐくむまちづくりにおいては、歴史文化のネットワークづくり、特色ある学校づくり等の施策を掲げておりまして、全市博物館構想や教育改革を強力に推し進めている。


 四つ目ですが、自然の環境と調和するまちづくりでは、犬山の自然を推進するため、仮称でございますが、犬山里山学センターの建設に本年着手するといったことで、自然環境整備に取り組んでいるところであります。


 五つ目に活力とにぎわいのある産業・観光まちづくりでございますが、企業誘致を積極的に推進すると、あるいは観光資源の整備を進めるということで、特にご案内の高根洞工業団地においては、ことし、14区画中でございますが、既に10区画において企業進出を見ていると。着実に実を上げているところでございます。


 以上が主なハードの事業のところでございますが、ハード・ソフトを問わず、住民参画の中で積極的にこの事業、計画に沿って進めていきたいと思います。


 最後に、見直しについても触れられましたが、3月のときにも若干お答えいたしたと思いますが、近年の地方分権の推進、そして三位一体改革に伴う国と地方の関係構図の変化、地方交付税改革やローカルマニフェスト、さらには行財政改革の推進など挙げられますが、こういった関係、社会政治情勢は大きく変わりつつありまして、現この4次の計画の作成しました平成8年、9年ころに想定した社会的な動向とはかなり変わってきてるように思います。したがいまして、見直しは一部修正していくという手法もございますが、次の新たな総合計画の策定を視野に入れて検討する時期にあるように思います。時代の流れに即応し、市長や議員の任期に照らし、またそれにリンクしたような総合計画のありようが必要かと思っております。


 以上でございます。


○議長(堀江正栄君) 宮地議員。


○10番(宮地繁誠君) ちょっと議長にお取り計らいをお願いしたいんですが、私は通告しておった1点目の建設の時期についてを落としておりました。お許しをいただいてその問題に入りたいと思いますが、よろしいでしょうか。


 ありがとうございます。大変申しわけありません。建設の時期についての質問を落としておりましたので、その点についてお尋ねをさせていただきます。


 建設の時期については、これによりますと、後年度にこの調査をして、そして来年に設計に入るというようなタイムスケジュールがとられております。先ほど申しましたように、この1案でいくにすると、特に、2案であれば、問題ないかもしれませんが、1案でいくとすると、かなり解決しなければならない課題が起きてくるんじゃないかなと、こういうことが想定されます。私は、この1案の示してあります設計を平成18年度で行うという、この4月に行うという、この計画をできれば、1年延長して、平成19年度にこの設計に入ったらどうかということを申し上げます。この点につきましては、今申しましたように、環境の整備が必要であるということと同時に、当初に申しましたように、これまでの庁舎建設については、市民の皆さんの合意を得て積み上げられた計画であります。しかしながら、今回のこの案は、市民の皆さんからすれば、当初の案と大きく変更された案であります。したがって、この市民合意をどう得ていくかということでありますので、私はちょうど平成19年が市長も、また我々議会も市民の皆さんの洗礼を受ける年になるわけでありますから、ちょうどこの切りかわりの年は、できれば避けて、平成19年度に設計に入って、市長の公約としてでもお示しをいただき、そして建設をしていくというのが順当ではないかと、こんなような感覚があります。この点についての当局のお考えをお聞かせいただきたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 選挙という単語が出ましたので、私から答えますが、私は毎回、自分が立候補するときに、庁舎建設はしたいとこう思ってきましたし、昭和56年から庁舎建設基金積み立ててるんですよね。だからね、これはもうベストを尽くさなきゃいけません。一日も早くベストを尽くさなきゃいけません。そんな次の選挙でどうこうっていう考えは一切ありません。


○議長(堀江正栄君) 宮地議員。


○10番(宮地繁誠君) 一切ないという理由ですが、時間がないというようなことのようでありますが、私はこの基本的な計画が変更された以上、そういった手段をとられるのが妥当ではないかということだけ申し述べておきます。


 それでは、先ほどの質問に返らせていただきますが、2点目と3点目については、関連をしておりますので一括して質問をいたします。


 まず、都市計画道路の見直しについてであります。この都市計画道路の見直しについては、愛知県で昨年と今年、この2カ年かけて県の都市計画道路の見直しがされております。したがって、犬山市にもこの影響が出てくるし、また犬山市の都市計画道路をどうするかということの協議が来年度から正式に入っていくわけであります。今から犬山市としても、その準備が必要ではないかというふうに考えております。これに対する、県の状況あるいは今後の方針、時には見直しをし、廃止をされる路線も出てくるのではないかなという、こんな懸念もしておりますので、その辺について取り組みをご説明をいただきたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) ご質問にお答えをいたします。


 まず、市内の都市計画道路の現状でございますけど、都市計画道路は24路線ございまして、延長が69.02キロメートルということで、そのうち36.84キロメートルが整備済みでございます。それで、約53%の整備率となっているということでございます。ちなみに、愛知県の整備率は60%ということで、犬山市が少し低い状況でございます。


 今、ご質問にございました都市計画道路でございますけど、従来は都市計画決定された道路というのは、いろいろ都市計画道路には問題ございまして、見直しの議論がたくさんありました。ところが、実際の我々の変更の実務としてできなかったというのが実情でございます。そこで、やっとといいますか、今になりまして、平成15年度から国や県におきまして、社会情勢の変化に対応するため、従来の都市計画道路に対する見直しですね、方針の見直しが検討をされ始めたというところでございます。今まで国や県につきましては、この都市計画道路の変更につきましては、かたくななまでに拒絶をされてまいりました。それで、今回のような緩和施策が打ち出されたことは、理由の一つとしましては、道路整備が思うように進まない、なかなか進まないというのが実情ではないかなと思っております。ご承知のように、このような厳しい状況の中で、私ども市におきましては、城下町再生を進めるために、都市計画道路、新町線と本町通線につきまして、平成10年度から現在の道路幅員へ変更することに挑戦をしてまいりました。しかし、この間、国や県の厚い壁に阻まれまして困難を来してまいりましたが、これで大体7年間、活動をやってきまして、やっと生かされまして、今年の3月11日に念願の都市計画道路幅員が16メートルから現道へ変更ができたということでございます。


 この変更につきましては、特に愛知県の都市計画のモデルケースとしまして、歴史のまちづくりに位置づけされまして、都市計画の変更モデルとしまして、全国に発信されてるということでございます。


 それで、県の状況でございますけど、今年3月に、県は今後の都市計画道路の見直しについて検討を進めていくという方針を決定されました。それで、今回の県の都市計画道路の変更の主眼としましては、現在計画決定している都市計画道路をいろいろ指針によりまして見直しを行いまして、都市計画道路の廃止を検討していくというものでございます。このため、市も平成9年度に都市計画道路網の再検討を1回行っております。その経緯もありまして、これらを参考に、今後見直しに向けた検討を進めていくということになります。


 以上でございます。


○議長(堀江正栄君) 宮地議員。


○10番(宮地繁誠君) 都市計画道路の今廃止もされるということになりますと、これまで都市計画道路に関係された方でセットバックをされているという方もたくさんお見えになります。その方たちの対応をどうするかという大きな課題も抱えております。ぜひこの問題は関係者の皆さんと十分審議をし、早急の対応をしていただきたいというふうにお願いをして、この問題を終わります。


 それから最後に、農業振興地域の見直しについても、犬山市は来年度、5年に1度の見直しがされます。当初申しましたように、総合計画の中で分断された南北軸を1本にしていくという、壮大な計画があるわけです。この見直しについては、できる限り、担当部署でこの問題を解決するのではなく、全庁的な見直しが必要だというふうに考えております。この辺の対応をどのようにされていくのか、答弁をお願いしたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 番家産業経済部長。


  〔産業経済部長 番家君登壇〕


○産業経済部長(番家敏夫君) 時間の制約もございますもので、重点項目だけお答えします。


 まず、基本的な考え方なんですが、農業振興地域の見直しにつきましては、あくまでも上位計画、すなわち最上位に位置します犬山市総合計画、そして地方計画等の関連もありますが、例えば城下町の再生計画の外縁部構想等がございますが、そういう中で具体的な計画が示されれば、農業振興地域計画の変更は進めるというのが基本的なスタンスであります。


 なお、小牧線各駅を中心とした基盤整備によるまちづくりを進めること、いろいろこれからも課題が出てきますが、それを踏まえて、見直し計画は進めていくということであります。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 10番 宮地議員の質問は終わりました。


 続きまして、6番 東海議員。


○6番(東海孝年君) 6番の東海孝年でございます。通告に従いまして、以下4件の質問をさせていただきます。


 1件目は、既にお二人の方が質問されてみえます庁舎・駅西問題でございますが、私は私で、今までの私ども日本共産党の主張を踏まえて、庁舎・駅西問題の検討経過を振り返ってみたいわけでございます。


 私どもは、1999年12月に市長に提出しました2000年度の予算に対する予算要求の中で、こう求めました。財政的に厳しい状況の中で、市民生活を最優先に考え、庁舎問題は今日の財政状況を踏まえ、移転を前提としての計画はやめ、市民合意で必要最小限の増改築を求めたわけでございます。


 2000年12月、新庁舎建設で私ども5点の問題提起を行い、独自に市庁舎問題を考える集いなどを開くなどして、広く市民に検討を呼びかけました。一つは、財政面での検討、裏づけが不可欠であること。二つ目に、将来にわたって適正規模の庁舎を考えること。三つ目に、市民の暮らしにかかわる予算の確保を最優先に考えること。四つ目に、本当に移転新築でいいのか。これは現在必要なくなったわけでございますが、五つ目に市民的な検討の保障と合意形成が必要であること。そういった問題提起を行ってきました。この点は、現在に至っても価値のある提起だと確信しているわけでございます。


 私たちはその後も、財政面からも、現在地での増改築を検討すべきと、再三主張し、申し入れも行ってきましたが、現在地での検討はされず、橋爪・五郎丸先にありきで進んできたわけでございます。


 2002年5月には、私たちは現在地での増改築を具体的に提案して、市民の論議を呼びかけました。独自に専門家集団の知恵や力もかりて、具体的な見取り図や青写真もつくり、移転新築に対し、現在地での検討をするよう求めました。


 その後、いろいろの経過を踏まえて、市長の移転リセットの後も、真に市民的検討を保障し、複数の案、現在地での建て替え、あるいは増改築、文化会館周辺での新築などの案も提示して、市政の課題、財政状況も示しながら、とにかく全市民的な検討を進めるよう求めてきたわけでございます。


 私たちはこのように一貫して現在地での提案をしながら、市民の検討を保障するよう求めてきたわけでございます。


 現在、現在地周辺での検討が始まるわけでございますが、その点では、多くの市民の合意は得られるものと私どもは確信しております。現在地周辺での増改築あるいは新築、その方針を早期に確立して、庁舎問題の解決を図っていくべきだと考えるわけでございます。


 以下、私からは、3点について質問させていただきます。


 現在地周辺での建設について、私、再三質問してまいっておりますが、どう合意形成を図っていくのか、その点であります。


 それから、財政問題でございますが、今回移転を取りやめたという大きな理由の一つになんておりますけども、庁舎建設は、現在の積立金の範囲内で進めるということについて、その方針については今後も変わりないのかどうか。それから、庁舎の規模や中身の検討については、今後どのように進めるのか。また、市民の検討の場を設けるのかどうか、そういったことについてお尋ねしたいと思います。


 以上、よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) まず、市民の合意形成のご質問でございます。


 庁舎は市民の共有の財産でありまして、市民サービスの総合拠点でありますので、いつまでにどのような庁舎を建設していくかということは、市広報やホームページを通じまして情報発信をするとともに、町会長会などの機会をとらえましてお知らせをしていきたいというふうに思っております。


 そこで、市民の方の合意形成でございますけど、新庁舎建設事業基本計画の策定に当たりましては、新庁舎建設事業推進協議会やその研究部会におきまして、市民参画によって検討を行っていただきました。これは4回行ったわけですけど、本年の3月議会でもお答えしましたように、改めて市民組織を設け、検討する考えはございませんが、今後は、いわゆる市民からの意見提出制度、いわゆるパブリックコメントと言っておりますけど、などの手法によりまして、市民から広く意見をお伺いしまして、建設設計の参考にしていきたいというふうに考えております。


 それと、2点目の財源でございます。2点目の財源につきましては、非常に財政状況が厳しいということは承知しております。それで、新庁舎の建設に当たりましては、できるだけ華美ではなく、質素でもいいんですけど、低廉で良質な庁舎の建設手法を取り入れていきたいというふうに思っております。今後は、建設費をしっかり精査をいたしまして、庁舎の建設基金の範囲で考えてまいりたいというふうに思っております。


 それと、庁舎の規模、内容につきましては、一番当初の計画どおり、まずコンセプトはスリムでスマートな市民のもり、市民に親しまれる庁舎ということがコンセプトでございまして、これをもとに、以前にも庁舎の建設特別委員会にもお示ししておりますけど、新庁舎の建設事業基本計画というのがもう既にこの推進協議会で提案を受けましたので、そのものを参考にしていきたいということでございます。


 それと、先ほど市民からのいろいろなご意見をお伺いするということで、その辺のご意見を踏まえまして、再度検討してまいりたいというふうに考えております。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) まず、財政問題ですが、積立金の範囲で考えていきたいということの答弁がありましたが、その点、今、現在地で建て替えする場合に、土地の整除等々の検討がされようとしておりますが、そういった土地の整除、土地を購入することにもなるのかどうか定かではありませんが、そういったこと、あるいは周辺整備も含めての庁舎建設にかかわる費用ですね、そういったものが現在の積立金の範囲内で検討されるということを再度確認させていただきたいと思います。


 それから、市民への情報発信ですが、市民への情報発信で、一番端的なのが市のホームページなわけでございますが、市のホームページを見ますと、犬山市のまちづくりの庁舎建設は、平成15年7月の基本計画が最後なんですね。駅西の整備に至っては、もっと前の7月に出されたものが最後でホームページは終わってるんです。その後の情報発信はもちろんありませんし、市民の意見を、先ほど集約していくと言われましたが、ホームページ、この間でも2年間、既にもう空白になってるわけです。そういった姿勢が問題ではないかと思うわけですが、その点、しっかり今後進めていきたいと思いますが、その点もう一度質問させていただきます。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) 財源の問題でございます。


 先ほども申し上げましたように、建設費すべて含めて基金の範囲内で検討していきたいというふうに思っております。


 それと、2点目の、ホームページのお話でございます。


 ホームページが私ども、以前の計画がそのまま載っておるということで、非常に申しわけなく思っております。早急に、新しい、現在といいますか、これからも計画してまいりますけど、その計画をできるだけタイムリーにすべて載せていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) それでは次に、2件目の子育て支援についてお尋ねします。


 まず、子育て支援といいますと、やはり国の動向が気になるわけでございますので、国の子育て支援の方向について、若干触れてみたいと思います。


 今の政治戦の中で各党が子育て支援を競い合っているわけでございます。しかしながら、子育て支援は税や手当だけでできるものではございません。雇用や労働条件の改善、保育所、育児休業制度、乳幼児医療、子育て世代の住宅確保など、いろいろな施策が必要であることは言うまでもございません。しかし、今回、税と手当に限って子育て支援を考えてみたいと思うわけですが、日本の場合、欧米諸国に比べて、大変おくれているというのが私の実感でございます。


 大きく言って、所得保障の措置としては、日本のような扶養控除というような形で、所得から控除する所得控除方式、それから税を計算した後に税金から控除する税額控除方式、そして児童手当など手当を支給するという、大きな三つの方法があろうかと思います。


 一番おくれているということで指摘したいのは、子どもを育てている親自身への所得保障、生活保障でございます。親の基礎控除がイギリスやドイツに比べて非常に低いわけですから、出発点からおくれているわけですが、それを前提にした上で、子どもに対する措置を見ますと、所得控除と税額控除と児童手当のうちで、所得控除は欧米と同程度と言えるんではないかと思いますが、税額控除は今のところありませんし、児童手当は月額5,000円、年間6万円という金額も少なくて、小学校3年生までですから、年齢の点からも貧弱であるというふうに思うわけでございます。


 与党の政府税制調査会は配偶者控除や扶養控除をなくすかわりに、子育て世代への税額控除を提案しております。また、民主党も所得控除を廃止するかわりに、それを財源に子ども手当を支給すると言っております。税額控除か手当かという違いはありますが、どちらも子育て支援をやると言っております。しかし、はっきり言えることは、控除廃止と引きかえに子育て支援をやるということですから、何も支援にはならないんではないかというのが私の感想でございます。


 税制調査会の論点整理で出された提言がサラリーマン増税、庶民増税だと指摘されている点の一番の問題は所得控除や扶養控除、配偶者控除など、各種の人的控除の見直し・廃止が打ち出されていることにあります。その後には消費税の増税であります。


 控除が減らされると、課税最低限が下がり、今まで税金がかからなかった人にまで税金がかかってしまいます。今度の政府税制調査会による控除を廃止することによる増税計画は低所得者にほど負担が重くなりますし、お金持ちにはほとんど影響がない、そういう増税計画でありますから、今、20代や30代を中心とした子育て世代にとって、増税という重い負担が押しつけられる結果になるんではないか。そう思うわけでございます。わずかの手当を支給されても、子育て支援にはほど遠いというふうな思いがするわけです。


 さて、今回の質問の本題に入りますが、6月議会で私は乳幼児医療費無料制度について取り上げました。さきの答弁で、小川部長は乳幼児医療費の助成を拡充することは少子化対策の重要な柱であるということは十二分に承知している。子育て家庭の負担を軽減し、未来を支える子どもの育成支援対策の一つと考えていると答弁されました。一方、石田市長は、何でもかんでも無料にすることはよく考えないといけない。子育て支援に本当になるのかということはよく検証しなければいけないと思っていると答弁されました。大きな食い違いがあると思いますので、乳幼児医療費無料制度が子育て支援になるのかならないのか、その点、検証したいわけでございます。


 乳幼児医療費無料制度については、国の制度にはなっていませんので、地方自治体の独自制度として進められております。さきにるる述べましたが、児童手当などとは違い、今は県の基準を超える分について、全額市費で負担しなければならないわけですから、国の制度として早期に創設することが求められているわけでございます。


 私は、乳幼児医療費無料制度がなぜ子育て支援になるのか。親に対する財政支援もありますが、何と言っても子育てに対する安心の保障になると考えるからでございます。子育てには大きな不安の一つに子どもの病気の問題がございます。乳幼児期は特にいろんな病気にかかりやすく、まだ抵抗力が弱いために重症化するということも多く、病気の早期発見・早期治療を支える環境が非常に大切であります。その一つとして、子どもの医療費の心配をなくすことは非常に大きな子育て支援になると考えます。乳幼児医療費無料制度は程度の差はありますが、既に全都道府県、全市区町村で実施されているわけでありますし、国の制度創設を求める意見書は、4割を超える都道府県議会、市区町村議会で採択され、国に提出されております。安心して子どもを産み育てることのできる社会としていくために、乳幼児医療費無料制度は重点的に取り組んでいくべき課題ではないかと考えるわけですが、医療費無料制度の拡充が子育て支援になるのかどうか、当局の、あるいは市長の見解を伺いたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 小川民生部長。


  〔民生部長 小川君登壇〕


○民生部長(小川正美君) それでは、お答えをしたいと思います。


 今、ご質問にありましたように、6月議会において私どもの方でお答えいたしましたように、乳幼児医療費の助成につきましては、当然、子育て家庭の経済的負担を軽減し、未来を担う子どもを健やかに育てる施策の一つであるということであり、少子化対策の重要な柱の一つであるということは十分認識しているわけでございますが、犬山市では子どもの健全育成のために、いわゆる経済的な支援ばかりではなく、子育て中の親の負担、不安感を緩和することにも重点を置いてるわけでございます。親子が集まれる身近な場所で相談をしたり、情報を得られる場の提供をすることなどで安心して子育てができる環境づくりにも努めているわけでございます。


 例えば、保育園、児童館、児童センター、あるいは子育て支援センター等におきまして就学前の親子を対象にした遊びの提供や育児相談、各種講演会等を行ったり、あるいはこすもす園では、障害を持った乳幼児の療育と親の指導等も行っているところでございます。


 したがいまして、6月議会でご答弁申し上げましたように、近隣市町の状況を勘案しながら、子育て支援には犬山市次世代育成支援推進協議機会等もございますので、そちらの意見も取れ入れながら、総合的に検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 行政はシステムとして一つの考え方を統一しなきゃならないことは基本的なことですが、しかし、システムとしての考え方以前に、個人としての考え方もできる限り尊重していかなきゃいけないと私は思っています。


 地方行政というのは、中央と違って、縦割りではなくて、総合行政とは申すものの、それぞれの担当者というのは、その仕事を与えられていますから、その仕事の立場で発言をしていく傾向が強いというふうに思っています。ですから、民生部長と私の発言が多少差異が出るということも、私はやむを得ないというふうに思っています。


 私の考え方は、これは子育て支援ということにスポットを当てるのではなくて、福祉とそれから財政運用と申しますか、そういうものとのバランスを考えますと、必ずしも乳幼児医療費を無料制度にしていくということについては慎重にならざるを得ません。これは、まず第一に、今話がちょっとそれますが、犬山の教育改革を検証してますね、少人数授業というのはどういう効果があるのか、犬山で自立した教育をやってるのはどういう効果があるのかということを今、東京大学の大学院と組んで詳細な検討をしています。そういうことでね、必ず行政は検証するという態度が必要だと思うんです。この乳幼児医療費制度を無料化していくということが果たして子育て支援になるのかどうかということは、やはり私は検証する必要がある、日本じゅう、どこもやってません、これは。こういう検証やってません。ただ、雰囲気とムードで、そりゃあいい、そりゃあいいと言うだけでね、科学的なデータもありません。


 私がひっかかるのはね、これは今、ちょっと角度が違いますが振り込め詐欺というやつありますね。何か全国では100億円単位の詐欺があるんですが、このことについて、この間、文化庁の長官が、河合長官がちょっとコメントをしてまして、私非常に共鳴したんですが、日本全体がもう金で解決すればいいと、少々我慢したり、考えたりするよりも、金で解決した方がいいんだということがこの振り込め詐欺を助長しているんだという解説してました。確かにそうですね。詐欺の手口も、そら巧妙ですがね、そういうことをまず自分で考えてどうかなと。これが本当かどうかな、自分の孫のことかなと考えるプロセスが日本人全体から消えちゃってるんですよ。詐欺の話とこれ全然関係ないですよ、関係ないですが、根底の問題は、お金だけでいいのかということなんです、お金だけでいいのかと、子育てだとかね、子どもを産むということが、東海議員まさしくおっしゃった、税や手当だけでいいとは思わないと、こうおっしゃいましたがね、私はそこのところを慎重に慎重に行かないと、日本全体が今、戦後特に、喪失してまった、物よりも金、金の方が大事だと、金ですべて解決していくんだという風潮に拍車がかからないかということが心配で慎重になってるわけです。


 総論として子育ては大事です。少子化対策も大事です。大事ですが、それよりもやっぱり国がどう思おうと、県がどう思おうと、それは市が大事です。我々が大事です。地域社会が大事です。地域社会の我々犬山市民が子育てのことを本当にどう思っているのかということを考えますとね、やっぱりそのお金だけで解決するという前に、もうちょっとみんなが努力をして、汗流して、コミュニティやら、近所の皆さんやら、地域社会やら、そういうところが子育てに苦労しておる母親にもうちょっと、目を向けるということが大事じゃないかと私は思っています。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) 再質問させていただきます。


 実は税や手当だけではないと私が申したところにこの乳幼児医療費無料制度があると考えるわけでございます。そういう意味では、今、児童手当の拡充だとか、子ども手当だとか、手当を支給するということで子育て支援を考えようというところがございますが、それは親にとって、収入があるということはうれしいことでございます。しかし、その手当は親の考え方によって子どもにすべてが使われるとは限らないわけです。ですが、乳幼児医療費については、すべてが子どもに使われるわけです。そして、医療について、病気について言いますと、我慢することで手おくれになる、そういったことがこの乳幼児医療費の無料制度を拡充しようとする大きな意味があると考えるわけです。私自身も、最近子どものことで、子育てしてるのは母親だけではございません。父親も子育てしておりますので、私の経験で申すわけでございますが、小学校6年生の息子が何日か前から目やにが出るようになって、おかしいおかしいと。もうちょっと様子見ようということで、様子を見たけども、なかなか改善しないんで、医者へ連れていったらはやり目だというふうに、ウイルス性の結膜炎というふうに診断されたわけです。これは、ウイルス性ですから、ほかの人にもうつっていく病気だということで、これは大変だというふうになったわけですが、結果的には先生の誤診だったもんですから、何なきを得たわけでございますが、家庭の中でそういったことの心配があるわけです、実際に。もう少し早く連れていけばよかったというようなことが、これは私の笑い話で済むわけですが、そういうことがあります。これは詐欺に例えるわけにはいきません。医療の、病気の早期発見・早期治療というのは重要な子育て支援だというふうに私は考えるわけでございます。


 先ほども言いましたように、児童手当は国の制度であり、乳幼児医療費無料制度は国の制度になってません。ですから、市の負担が大変だということは重々承知しております。ですから、国の制度として創設できるように各地方自治体が国に働きかけているわけです。そこは、児童手当と違って、もっともっと深いそういった意味があるというふうに私は思うわけです。


 とりあえず、再質問については、愛知県下で、6月の答弁でもございましたように、市段階でも就学前までの通院について無料になっているところの方が多数になってきて、犬山市のようなところはもう少数になっている状況の中で、これからもまだ実施していないところについても検討が進められているわけですが、犬山市について今後検討する用意があるのかどうか、その点について再質問させていただきます。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 子育て支援とかね、そういうことは一生懸命やらなきゃいけません。決して否定するものじゃありませんが、その方法論ですね。今、東海さんのお話の言葉じりとらえるようですがね、ただだから医者へ連れていく、金かかるから連れていかない、そこが問題ですよ、そんなことは。そんなふうになっちゃうからいかんのですよ。


 それからもう一つ、さっきの1回目のご質問でおっしゃったんですがね、貧乏人から金取るということですがね、そういうことじゃ私はないと思いますよ。どこで税負担するかという議論をもうちょっとやらなきゃ。共産党としては、金持ちから金取れ、企業から金取れということでしょうがね。それはもうちょっと広範な、納税の負担と受益の議論をもうちょっと深めないといけないというふうに思っています。


 繰り返しますが、原則として、もう一度確認ですが、子育てや乳幼児を持った母親を支援する体制は必要です。その方法をもっと真剣に、単に制度つくってお金を行政が出すだけではなくって、社会全体として、自分の身として、子どもはどうやって育てていくかという議論をもうちょっとやっぱり時間かけて密度を高めないと私はいけないというふうに思っています。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) 再々質問をさせていただきます。


 一つは、税負担の問題がありましたので、その点、今例えば、定率減税の実施が、半減がされますけれども、定率減税を実施したときに、法人減税等々実施されているわけです。ところが、今回見直しは、定率減税だけだということ。大もうけしてる企業や大金持ちにはそのままだということを指摘しておきたいと思います。


 それで、今回の子ども支援につきまして、お金かかるから医者に連れていかない、そういう親の姿勢が問題だという指摘があったわけですが、私自身はそういうことではございませんが、実際にやっぱり医者に行けば医療費がかかる、そういうことをちゅうちょする親は私は実際にいると思いますよ。その親の姿勢が悪いというふうに私は思わないです。そういったことで子育てが、安心して産み育てられる社会づくり、私は必要だというふうに思いますので、その点、拡充について、再度当局より答弁いただきたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 今さっき申し上げたのと一緒のこと、以上のことは申し上げる気持ちもありませんし、以下の気持ちもありません。さっき申し上げたとおりのことです。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) それでは、3件目の次世代育成支援についてであります。


 時間がなくなってきましたので、この点について幾つか、次世代育成支援、4月から計画がスタートしたわけでありますし、市長は冒頭で次世代育成支援というテーマは我々のまちにとって最重要テーマであり、自治体にとって究極のテーマであると述べられています。私もそのとおりだと思いますし、従いまして、子どもが市政の中心に据わるように、私も精いっぱい取り組んでいきたいと考えているところでございます。計画がスタートし、今後どう実行されていくのか、何をどう取り組んでいくのか、次世代育成支援計画を施策として実りあるものにしていく必要があると思いますので、以下4点について質問させていただきます。


 次世代育成、子育て支援の情報発信をどのようにされているのか、この点、市民が次世代育成について関心を持ち、協働して取り組んでいくために市民に対して情報発信を行う必要があろうかと思います。行政として、どう取り組んでいるのか伺います。


 二つ目に、最重要テーマであるという以上、推進体制の抜本的な改善が必要かなというふうに思いますが、その点、今どう進められているのか。


 三つ目に、推進協議会の今後の取り組みについてでございます。


 四つ目には、この計画をつくっていくに当たっては、子どもの参加や子どもの意見を集約していくということはなかっただろうというふうに思いますが、計画を具体的に進めるに当たって、子どもの意見を集約していく場、それをどうつくっていくのかということでございます。


 今後、子どもの意見表明権をはぐくんでいくという点でも必要な課題であると思いますので、その点、どうお考えか伺います。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 小川民生部長。


  〔民生部長 小川君登壇〕


○民生部長(小川正美君) それでは、お答えをしたいと思います。


 若干、答弁の順序が若干ずれるところがございますが、ちょっとご承知おき願いたいと思います。


 まず、1点目でございますが子育てに関する情報発信の方法についてでございますが、子育て家庭に対しまして、子育て支援や保育サービスの情報を提供するために、未来を担う犬山子育てガイド「さくらんぼ」というものを作成いたしまして、保健センターが中心となってつくっておるわけでございますが、7歳半までの児童のいる家庭に対して配布しているところでございます。


 また、あわせまして子育て支援センターあるいは各保育園、児童センター、あるいはこすもす園等で毎月あるいは隔月にパンフレットとか、チラシ等によりまして、子育て家庭に情報を提供しているところでございます。


 また、今後でございますが、子育て支援センターが中心となりまして、子育て支援を行っている施設と連携をし、子育て中の保護者にわかりやすい情報が提供できるよう、庁内での連携をとりながら、引き続き新しい情報の提供に努めてまいりたいと思っております。


 さらには、最新の情報が提供できるように、広報あるいはホームページ等への掲載等についても検討してまいりたいと考えております。


 2番目でございますが、重点施策ということでございますが、今回の平成16年度に作成いたしました次世代支援行動計画につきましては、特に二つの重点項目がございます。一つは、地域活動や既存施設の有効利用による子育て支援、二つ目として、乳幼児期における教育と保育への新たなまなざしということで、この2点を重点施策として実は施策を推進しているわけでございますが、このための具体的な推進窓口といたしまして、今年4月より担当部局を強化するために、民生部にこども未来課を新設いたしまして、子育て推進に関する各種事業を行っているところでございます。


 3点目の具体的な推進体制ということでございますが、実は次世代支援行動計画を作成するときに、次世代支援行動計画作成委員会というのを、いわゆる庁内、市内の各子育て関係者等集まって作成いたしました委員会がございますので、具体的にはこちらの委員会の意見を尊重しながら計画を進めてまいりたいと思っております。


 それから、4点目でございますが、いわゆる子どもの意見を聞くような機会はあるのかというご質問かと思いますが、この計画では、子どもが健やかに成長できるように、子どもの視点に立ち、周りの大人が子育て支援にかかわるような、先ほども市長が申し上げましたように、いわゆる地域力を育てていくことが必要ではないかなと思っております。子どもたちがこの計画の具体的な取り組みをどう受けとめていくかを認識することが今後の対策と見直しに必要不可欠なものと認識をいたしているところでございます。子どもたちの意見を聞く機会といたしましては、児童館の利用時に子どもの声を聞いたり、いろんな催し物に参加したときにアンケートを行ったりして、いろんな子どもさんの意見を聞きたいなというふうに考えております。今後も、地域の子ども会、児童センターの集まり、子ども議会などを通じまして、できるだけ多くの意見を子どもたちから直接聞いて次世代育成支援の推進につなげていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) 1点だけ、子どもが中心に据わるという点で、すぐにでも実行していただきたいというふうに考えるのが、市のホームページであります。


 市のホームページを開いても、子どものことはトップページには一切載ってませんでした。今回の質問するに当たって指摘したところ、子育て支援計画について、お知らせで、9月5日付でトップに載りました。ありがとうございます。


 しかし、私以前、子どもの権利条例をつくった川崎市のことを取り上げたことがございますが、川崎市のホームページのトップ、子どものことがクリックできるところが4カ所、トップページにございます。その一番大きなのが、子どもページというところです。これはまさしく子どもが犬山市のホームページを開いて、子どもに対していろんな情報発信やら意見を聞く場が、子どもの言葉で書かれているページが出てくるんですね。そういったことは、今後のホームページで、子どもにもわかりやすいホームページの場は、子どもは、今、小学校低学年でも結構パソコンを使いますので、そういった情報提供の場があれば見るし、子どもの意見を表明する場もつくれるんじゃないか、そういったことを思うわけですか、ぜひ私は、ちょっと川崎の例だけを挙げましたけども、そういった子どものことが中心に据わる子育て支援、あるいはいろんな情報がホームページからもすぐにわかるような、そういったホームページづくりをしていただきたいというふうに考えるわけですが、その点の見解を伺いたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 小川民生部長。


  〔民生部長 小川君登壇〕


○民生部長(小川正美君) お答えをしたいと思います。


 先ほどの答弁にもお答えいたしましたように、ホームページの開設については検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) ぜひ、子どもがわかる、子どもがクリックできる、子どものページをつくっていただきたい、そういうふうに指摘して、4件目の、戦後60年被爆60年の今、憲法9条を守る取り組みについて伺います。


 戦後60年被爆60年のことし、5月1日、全世界で働く人たちが人間らしく働けるように、基本的人権を求めて声を上げるメーデーの日、ニューヨークでは4万人の人たちが核兵器ノー戦争ノーと、各国の言葉で叫び、プラカードを掲げて、国連ビルからマンハッタンを道いっぱい広がってアピールしました。日本からも1,000人近い代表団が参加し、1970年に発効した核不拡散条約再検討会議に向けて、今核兵器の廃絶をの署名580万筆余を国連に届けました。ノーモア広島・長崎、核兵器も戦争もない世界へ、そういった声は全世界の諸国民の声となっております。その中でなお、ブッシュ政権の言いなりに大儀なきイラク戦争を支持し、自衛隊をいつまでも、どこでも米軍とともに海外派兵できるよう、憲法の明文改悪までやろうとしているのが日本の現在の政府であります。


 終戦後の歩みを振り返ってみます。国民は飢えていましたが、民主主義は一歩ずつ前進してきました。1946年4月には選挙法が改正され、婦人参政権が実現した戦後発の総選挙が行われました。39名の女性議員が当選しました。日本国憲法が公布されたのは11月、そこに至るまでにはいろんな論議がありました。


 ポツダム宣言無視の日本が余りにひどかったので、占領軍が素案を示し、これをもとに政府案や各党も案を出しましたが、いずれも天皇主権論の域を出ず、日本共産党のみが主権在民と戦争放棄、侵略戦争の禁止の具体的措置を主張し、また地方自治の理念や基本的人権、男女同権など、平和と民主主義の基礎を提案し、主張しました。


 主権在民は、議会が明記を無視したために論戦の最大争点となり、国民の強い支持により憲法前文と第1条に主権在民の原則が追加して書き込まれたわけでございます。


 この憲法を受けて、1947年3月、教育基本法が公布され、5月3日に日本国憲法が施行されました。文部省は中学生に向けて、副読本「新しい憲法の話」を配布しました。その中には、こう書かれております。「これから先、日本には陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄と言います。放棄とは捨ててしまうということです。しかし、皆さんは決して心細く思うことはありません。日本は正しいことをほかの国より先に行ったのです。世の中に正しいことぐらい強いものはありません。」この精神で60年間教育が進んでいれば、今日の悩みはなかったでしょうが、占領政策は日本国民の真の民主化を望みませんでした。


 憲法施行後の1948年早々から、アメリカ軍部と政府との間で日本の憲法を何とかしなければならないという議論が始まりました。アメリカ政府の中では、1948年には日本国憲法は失敗だったという評価にがらりと変わるのです。政府関係文書として後に公表されているもので、日本と西ドイツの再軍備、そういった問題が研究され、答申されております。まだ日本では憲法施行1周年とか、2周年とか言って祝っていた時期に、アメリカでは、既に日本の再軍備の方針が決められていたわけでございます。日本に軍隊を持たせなければならないというのが根本の大方針です。日本国憲法やポツダム宣言があって、今すぐにはやれないから、まず警察力の形で軍隊に準ずる組織をつくって、それを育てながら、将来、憲法を改定して、本格的に軍隊を持たせる準備をしていこう、こういったことがアメリカの長期の方針として、その時点で既に明記されていたのが公式文書でございます。


 この方針がその後の日本における憲法改定の動きの一貫した原動力になっていると考えるわけでございます。


 イラク戦争までは憲法改定のねらいを自衛という看板で押し隠す議論が随分ありましたが、イラク戦争以後の現実の動きは、日本の自衛とは全く関係のないところで進んでいます。先制攻撃戦略に基づくアメリカの戦争、国連憲章で正当化することは絶対にできない侵略戦争に日本が戦争をやれる軍隊を持って参加すること、憲法改定によって、そのための憲法上の条件をつくり出すこと。第9条に矛先を定めた憲法改定論の最大のねらいがそこにあるわけでございます。アメリカの一体不可分の同盟軍として行動できるようになれば、日本の21世紀の未来にとってどんなに深刻な陰を落とすことになるのか、本当に真剣に考えなければならないと思うわけでございます。


 そこで、当局として平和都市宣言20周年を踏まえて、今後平和の取り組み、憲法9条を守る取り組みをどう進められていくのか伺います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 大澤市長公室長。


  〔市長公室長 大澤君登壇〕


○市長公室長(大澤繁昌君) いろいろと勉強させていただきました。憲法9条をめぐる動向ということですが、特に、これにとらえて、取り組んでおるということではございません。日本国憲法前文の中ほどのくだりに、「日本国民は恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」とあります。憲法の中で戦争の放棄と平和の推進に対する重要度が十分うたわれておると思います。平和について我々国民が強く意識していくべきものなっておるわけです。


 近年、各政党や国会議員、有識者によってこの憲法9条について活発な議論があることは承知はいたしておりますが、市民の皆さんにとって平和とは、安全・安心なまちが保たれまして、日々の暮らしが平穏かつ快適であればよいとしたものではないでしょうか。そんなふうに思います。


 犬山市は戦後40年に当たる昭和60年に平和都市宣言を行いました。戦争のない世界、原水爆のない世界は全人類の悲願である云々と、格調高くうたい、恒久平和を強く念願しております。


 ことしはご指摘のように戦後60年、平和都市宣言20周年という節目の年でもあります。平和事業として恒例となっております平和パネル展に加えまして20周年記念事業としまして、去る8月7日、被爆者の体験講話と朗読劇から戦争を知る機会として、語り継ぐ平和、これを開催いたしました。また、市の広報による平和特集や戦争体験文の募集、終戦記念日における黙祷等々、平和事業を種々展開していることはご承知だと思います。


 こうした事業を通して、市民一人一人が平和のとうとさを再認識していくことが最も重要なことではないかと思います。今後も、犬山市が平和都市宣言のまちとして、国際平和をいつまでも希求する強い信念を持って平和のとうとさ、ありがたさを広く啓発・啓蒙し、関係事業を推し進めていくことが重要かつ必要なことであろうと、こんなふうに受けとめております。


 イデオロギーのいろいろの差はあるかもしれませんが、平和を念願する気持ちは全くだれも変わらないものと思います。いずれにいたしましても、こうした展開が議員ご指摘のような取り組みの根幹ではなかろうかと、こんなふうに理解をし、またその旨で進めてまいりたいと思っております。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 東海議員。


○6番(東海孝年君) 日本が今後また戦争をする国にならないように、憲法9条を守る取り組みをしっかり行っていただきたいことを指摘して、私の質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(堀江正栄君) 6番 東海議員の質問は終わりました。


 議事の進行上、暫時休憩いたします。


                午後2時56分 休憩











                 再     開


                午後3時10分 開議


○議長(堀江正栄君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。


 一般質問を続行いたします。


 1番 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 1番の宮島 一でございます。通告をいたしました4点について一般質問をさせていただきます。


 いずれも身近な問題でございますから当局におかれましては、的確なご答弁を願いたいと思います。


 では、最初に日の出団地の汚水処理の状況、現状と下水道の接続についてお尋ねをいたします。


 日の出団地の汚水処理施設は、日の出団地が愛知県の住宅供給公社により建設され、はや30年以上たっております。汚水処理施設についても、同様に経過しております。近年、団地内の道路で汚水管の修理でいろいろ事業がなされております。これは施設の老朽化を意味するものでございます。


 現在の汚水処理場と管路の状況について説明してください。また今後の予定は汚水処理施設を修繕しながら使用されるのか、下水道への接続をされるのか、まずお伺いいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 牧野環境部長。


  〔環境部長 牧野君登壇〕


○環境部長(牧野一夫君) お答えいたします。


 議員ご指摘のとおり、日の出団地の汚水処理施設は、稼働後36年目を迎え、処理場、汚水管、それぞれ老朽化も進んでおり、維持管理に苦慮しているところであります。


 特に、汚水管は紙製といいますか、ゼットパイプのため、大変老朽化が激しく、平成11年度から平成16年度までに4,334万円をかけて、延長約700メートルの布設がえを行っております。


 団地の中央を流れております半ノ木川より南側地域は陥没などの応急対策だけで今後布設がえを行う必要に迫られております。こういったものに多額の維持補修費の支出が予想されております。


 また、処理場につきましても、愛知県の第5次水質総量規制によります排水基準の強化がされており、今後老朽化が進みますと、現在の水質を維持することが困難となります。この基準をクリアするために、施設整備に数千万円単位の投資が必要になると思われています。現在、一般家庭の方には1カ月3,020円の定額使用料を負担していただいております。しかし、今後汚水管の布設がえを順次行って、処理施設の適切な維持管理を行うには、利用者の方々に使用料の値上げをお願いせざるを得ないという状況にあります。


 したがいまして、こうしたことから、日の出団地の汚水処理を早期に公共下水道に接続し、処理するよう、現在検討しているところでございます。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 再質問をいたします。


 先ほどの答弁で公共下水道へ接続する予定であると聞きました。公共下水道に接続する場合は、住民への周知はどのようにお考えになっていますか、説明をお願いいたします。


 公共下水道へ接続すると、現在の処理場が不要となってまいりますが、その跡地の利活用についてはどうお考えになっておりますか。日の出団地の集会所の敷地などに貸し出されるようなお考えはないでしょうか、お尋ねいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 牧野環境部長。


  〔環境部長 牧野君登壇〕


○環境部長(牧野一夫君) お答えいたします。


 住民の方々への周知につきましては、計画あるいは接続時期が決まりましたら、各街区の役員さんへの説明会あるいは回覧などによる周知を考えております。もし、ご希望があれば、一般の方々への説明会も開催したいと、このように考えております。


 施設の跡地利用と集会所の用地に貸し出す考えはないかということについてお答えします。


 施設の跡地の利活用につきましては、まだ下水道の接続時期が確定いたしておりませんので、いまだ検討はいたしておりません。接続時期が明らかになった時点で地元の方のご意見を伺いながら、集会所の敷地も含め、いろいろ検討してまいりたいと考えております。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 次に、下水道の接続予定と、接続による受益者負担金、使用料などについてはどうなるかお伺いをいたします。


 現在、日の出団地の北側の県道に下水の汚水管が布設されております。また、同様に団地南側の市道にも汚水管が布設されております。日の出団地の公共下水道への接続の時期はいつごろか、また方法はどのように行われますか。現在、日の出団地の汚水処理施設は市営でございます。市によって管理されております。これが公共下水道に切りかえられても、市による管理に変わりはありません。団地の住民は、受益者負担金を納める必要はないと思いますが、その点はどうなんでしょうか。


 また、現在汚水処理費として1カ月、1世帯当たり3,020円を負担をして、市に納めております。公共下水道になった場合、現在の使用料と下水道使用料と比較した場合、団地の住民への負担がふえるようなことにはならないでしょうか。もしも、ふえるようなことがあれば理解が得られないと考えております。そこで、公共下水道への接続に伴う受益者負担金と、下水道使用料についてはどうなるか、お尋ねをいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 陸浦水道部長。


  〔水道部長 陸浦君登壇〕


○水道部長(陸浦公延君) ご質問は4点あったかと思いますが、私の方からご説明をさせていただきたいと思います。


 まず、接続時期についてでございますけれども、この件に関しましては、関係側で協議をいたしまして、平成18年度事業として実施計画に上げております。部長調整までは終了しておりますが、今後、来年度予算の調整の中で接続時期については明らかになるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


 2点目は、接続方法はどのようになるかというご質問かと思います。


 議員のご質問の中にもございましたように、日の出団地の公共下水道の接続につきましては、団地内を東西に流れております半ノ木川を境としまして、団地の北側につきましては、既設管路の取りかえ工事がほぼ完了しております。現在使われております管路を利用して県道長洞犬山線に埋設しております犬山汚水幹線への接続を考えております。さらに、半ノ木川から南側につきましては、既設汚水管の取りかえ工事がほとんど行われていなく、老朽化しておりますので、新しく下水道管を埋設し、団地南側の市道富岡荒井線に埋設しております汚水枝線の方へ接続をしたいと考えております。


 それから、3点目のご質問は受益者負担金は不必要ではないかというご質問かと思いますが、接続による受益者負担金につきましては、犬山市下水道事業受益者負担条例に基づきまして、工事完了の翌年度に賦課させていただきます。この区域の負担金額は1平方メートル当たり530円でございます。ただし、日の出団地におきましては、先ほど環境部長から答えがございましたが、現在、団地の方から使用料を支払っていただいてるわけなんですが、それを財源といたしまして、汚水管の取りかえや補修工事の対応がされておりますので、受益者負担金相当額よりこの工事に投入されました費用を控除いたします。ただし、まだ受益者負担相当額まで、受益者のご負担していただく金額まで工事費が達しておりませんので、その差額分については、環境課を初め、庁内で協議をして、対処したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


 4点目は、下水道料金はどうなるかというご質問かと思いますが、現在、日の出団地においては、汚水の排水量の多いとか少ないということは関係なくして、使用料が定額の料金体系になっております。公共下水道は各家庭において上水道の使用した量を排水した量として算定を行っております。その水量に応じた料金体系で2カ月ごとに徴収をしております。したがいまして、日の出団地の住民の方々の現在までの、私どもの調べた範囲の中では、2カ月分の水道使用料は大半の家庭において公共下水道使用料の方が安くなるというふうに思っております。いずれにしましても、下水道事業につきましては、接続していただく住民の方々の理解と協力が極めて重要な事業でございますので、今後ともよろしくお願いいたしたいと思います。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 日の出団地の公共下水道のことにつきましては、大体わかりましたが、わかってないのは、地元負担金のことでございますが、これもまた庁内で検討するというお話もございます。日の出団地の皆さん方とも、このことについてはよくご相談をいただきまして決めていただきたいと考えております。


 では、次に移ります。犬山ニュータウンの上下水道の現状と見通しについてお尋ねをいたします。


 日の出団地と県道を隔てた犬山ニュータウンの上下水道の現状、そして将来についてはどんな見通しでしょうか。


 犬山ニュータウンの水道は自己水源であります。下水道は自治会の管理している状況でありますが、上水道と下水道の現状と今後の見通しについてご説明を願います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 陸浦水道部長。


  〔水道部長 陸浦君登壇〕


○水道部長(陸浦公延君) お答えいたします。


 犬山ニュータウンにつきましては昭和45年、団地造成完了以来、上下水道とも自治会独自で施設の維持管理をして、料金徴収も行っております。簡単に、現在の犬山ニュータウンの水道施設の状況を申し上げますと、団地内の155?の敷地内に深さ24メートルの井戸とポンプ、各家庭に配水するために、配水池やろ過池、圧力タンクなどを備えており、県から日量600トンの揚水許可を得ております。262世帯の住民の皆さんに水が供給されていると伺っております。私どもの手元の資料によりますと、団地自治会では、既に昭和60年代から施設の老朽化対策として、市の上水道接続について検討されており、何度か水道課の窓口の方へもご相談にお見えになっておりますが、団地住民全体としての合意が得られないということで、現在に至っております。


 自治会としては、今後も継続して、独自の水道で井戸や配水管を管理していくのか、あるいは工事負担金、分担金、設計審査手数料などを負担して、市の上水道を導入していくのか、現在選択検討されているところでございます。


 次に、下水道の使用料の算定につきましては、議員ご承知かと思いますが、市の上水道のメーターによって使用水量を基本としております。公共下水道の接続につきましては、基本的には個人の住宅地では上下水道と一体として接続を考えております。したがって、下水道を先にやるということは現在考えておりません。いずれにしましても、この事業につきましては、団地皆さんというか、全員の方の合意と協力が絶対必要な事業でございます。私ども引き続き、地域の住民の皆さん方とともに積極的な支援をしてまいりますので、今後ともよろしくお願いをいたします。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 犬山ニュータウンのことについては、より以上、地元の皆さん方とご相談いただきまして、早急に解決していただきたいと考えております。


 では、次に移ります。今井開拓パイロット内における開発行為でございます。


 昨年、平成16年12月2日の新聞報道によりますと、犬山市が申請した構造改革特別区域計画並びに地域再生計画の「観光・健康さあ行こう!みんな来る!来る!サイクルタウンいぬやま計画」が国に認定され、農業体験などによる都市と農村の交流施策の強化や来訪者による物品購入の増加を目指すと報じられておりました。さらに、翌12月3日の中日新聞には、サイクルタウン犬山計画の認定を受け、自然豊かな里山に囲まれた市東部でマウンテンバイク大会の開催を通じて、地域の活性化を目指すことにより、新年度予算に事業費を盛り込む方針であることが報じられております。加えて、記事には、特区計画では、県が農家の規模拡大をしようと開拓パイロット事業で造成した今井地区で既存の市道や農道を生かし、1周4.1キロのマウンテンバイクコースを整備し、来年度後半に愛好者らが参加する大会を開く、起伏に富む絶好のコースであると、大会が盛況なれば、休憩所やロッカー、トイレ、シャワーなどの附帯設備のほかに、宿泊施設の整備も検討されると報じられておりました。その後、平成17年度に入り、市が中心となって具体的な企画案を進め、11月下旬の大会に向けて具体的な調整を進めていると聞いております。


 そこで、質問いたします。サイクルタウン犬山計画の進捗状況と今後の進め方についてご説明を願います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 大澤市長公室長。


  〔市長公室長 大澤君登壇〕


○市長公室長(大澤繁昌君) お答えいたします。


 「観光・健康さあ行こう!みんな来る!来る!サイクルタウンいぬやま計画」についてですが、昨年の12月に構造改革特別区域法に基づきまして、計画の認定を受けました。この計画は、今井開拓パイロット地域がここの農業従事者が高齢などにより、農地の遊休化が進んでいると、こういうような現状でございますが、とはいえ、全域が国定公園に指定されており、豊かな自然に恵まれ、周囲には明治村、リトルワールド、レジャーセンターなどの観光スポット、アミューズメント施設もあります。加えて交通アクセスも比較的よいんではないかと、こうした条件のもとに自然活用のイベントや農業体験を初めとする都市と農村地域との交流を促し、地域の活性をつなげようと、こういったものでございまして、このたびマウンテンバイクの大会を開催してはどうかと、こういうことで進めております。


 ご質問の、この計画の進捗状況と今後の進め方、計画が認定されました昨年の12月以降、地元に入りまして、このパイロット地域でマウンテンバイクの大会を実施したいと、こういうことで同意等々、説明いたしておりますが、地元の皆さんで組織される今井開拓パイロット将来計画検討協議会、それから愛知県自転車競技連盟、こういったところと協議を重ねて、大会ができるところまで進めてまいりました。


 イベントの名称は、まだ案でございますが、第1回犬山マウンテンバイクフェスティバル今井ステージ、こんなふうでいこうかなと。11月27日に実施したい予定であります。


 概要につきましては、簡単に申し上げます。この地域内の市道を利用して、1周約4キロのマウンテンバイク特設コースを設置いたします。エンデューロやクロスカントリーなどの競技種目を10部門程度に分けて実施するもので、小学生未満の参加者や初心者を初め、三、四名のチームで5時間をリレー形式で回る愛好者など、男女を問わず幅広い参加者を募集する計画です。近々大会に向けての実行委員会を組織し、もちろん地元の方々も入っていただきますが、関係団体の支援を得ながら行いたい。コース、それから駐車場の整備につきましても、お手伝いいただくボランティアなども募集し、みんなで盛り上げていただこうと、こんなふうな計画でおります。よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 自転車競技連盟によって今までは入鹿の高洞地域で行われておりました。今度は、今まで何ともならなかった、あの今井のパイロットでそんな大会ができるということは、本当に喜ばしいことであると思いますが、この大会の当日、今井開拓パイロット地内へ進入できなくなるのではないかと考えられます。地元、今井地区の住民への周知及び警察の協議はどうなっているかお尋ねをいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 大澤市長公室長。


  〔市長公室長 大澤君登壇〕


○市長公室長(大澤繁昌君) お答えします。


 先ほども申し上げましたように、地元へは昨年の12月以降、何度も説明に入っておりますし、一度やってみるといいではないかと、こういった賛同の意思をいただいておりますし、聞こえるところによっては反対のお話はございません。また、11月の下旬にということは、農繁期も終わりまして、地元の皆さんにもご迷惑かけないときであろうということで、時期も設定などいたしておりますので、それから交通規制でございますが、既に犬山署と可児署にこういった計画を進めてるということで協議を行っております。両警察署とも、交通どめもいいだろうと、こういうような了解を得ておりますので、あとは万端不行き届きのないようにやれば、成功するであろうと、こう思っておりますし、また継続してこれはやっていかなきゃ意味がございませんので、ぜひ今回を成功に導いて、地域の活力あるところを見せたいと、こんなふうに思っておりますのでご理解をお願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 今井開拓パイロットをマウンテンバイク大会を起爆剤として、今後この地域が有効に活用されることを願って、この問題は終わります。


 続いて、観光便所の整備についてお尋ねをいたします。


 だれしもが使用する公衆便所はいつもきれいに整備されている便所に入ったときは心が和みます。犬山市の公衆便所の整備はどのようになっておりますか、観光交流課に所属する観光便所は、四十数カ所あると聞いております。すべてをアメニティー協会に清掃と管理を委託されておりますが、その中で十分清掃ができない、古くて、くみ取りの、しかも仮設の便所があると聞いております。その中で、入鹿の農業集落排水の本管が通っている入鹿地区センターの横にある仮設の公衆便所は、中央道の小牧東インターに通ずる犬山市の東玄関であります。中央道を利用する人々が利用される便所です。その便所が仮設で、くみ取りで、古く、アメニティーの人たちが一生懸命清掃されても、きれいにならない、しかも悪臭がきつく、夏場にはウジさえ生ずる便所で、利用者に本当に不快感を与えております。


 この地区の集落排水が整備され、汚水の取り入れ口も取りつけられており、早急に整備が必要であると思われます。いつごろ整備されますか、お尋ねをいたします。


 あわせて入鹿の便所と同様に仮設便所やくみ取りで下水に接続されていない観光便所は幾つありますか。なぜ接続できないものか、お尋ねをいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 番家産業経済部長。


  〔産業経済部長 番家君登壇〕


○産業経済部長(番家敏夫君) 議員ご指摘の入鹿地区センター内のトイレでありますが、おっしゃるとおりに、かなり老朽化は進んでおりまして、昭和50年代に設置したものであります。


 それを私どもも確認をしておりまして、何とかせにゃいかんなということは常に思っておりますが、当面は、整備等でしのいできたわけです。それで、今後のことになりますが、新たな恒久的なトイレの建設につきましては、財政面で、これからも維持管理費等も発生いたします、そこでその利用者数等の多いか少ないかということも十分勘案しつつ、今後においても実施計画等で建設についての要求は継続をしてまいる考えであります。


 接続されてない部分の簡易トイレ等については、東部丘陵地域の自然歩道等でございますが、そこについては、当然下水等の部分は、これは不可能でありますもんですから、そういうところは6カ所ばかりございます。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 入鹿の公衆便所は、地元の皆さん方とのお約束で、平成11年に実施計画が上がり、平成13年度に設計、14年度に実施の計画がありました。それが実現もされておりませんが、その実施計画は平成15年まで実施計画に上げられております。そのために、農業集落排水に接続できるように農業集落排水の方で準備が整っております。こうしたことは、この計画はどうなっているでしょうか。農業集落排水事業の投資効果からも、一日も早く接続できるような公衆便所をつくっていただきたいと考えておりますが、いかがでございますか。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 番家産業経済部長。


  〔産業経済部長 番家君登壇〕


○産業経済部長(番家敏夫君) まず、実施計画のあり方に言及したいと思いますが、実施計画はそもそも総合計画の実践する計画でありまして、そこに11年度から観光トイレの一応建設ということで要望をしてまいりました。それで、それは継続はしておるわけですが、社会経済情勢とか、財政状況等によりまして、これは事業の選択でありますから、そこで優先度が決められてくると。市域全域の事業の中で言うなれば、順番が決まってくるということでありまして、決して平成11年からの実施計画から消えたわけでもございませんし、一応継続はしておりますが、今後優先度を高めるよう努力してまいります。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 宮島議員。


○1番(宮島 一君) 質問を終わります。


○議長(堀江正栄君) 1番 宮島議員の質問は終わりました。


 続いて、24番 本多議員。


○24番(本多克郎君) 24番 本多克郎でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に沿って質問をさせていただきます。


 まず、冒頭に私が18名中の一番ラストを受け持つわけでございますが、これに関して少し議長にお許しを願いまして、トップバッターを取るのは非常に難しくて、抽せんもあります。最近は18名からなりますと、私が今まで最後を取るというのは簡単に取れとったわけなんですが、今回はこのラストを取るのに4時59分まで待ってもまだ決まらないということで、私本当に事務局に対して申しわけないなと、このように反省をしております。というのは、その5時から、やはり書類をつくって、そして明くる日の10時までにやろうという事務局のその苦労というものを私なりにはっと気がつきまして、次からはラストは取りません。約束しておきます。


 そんなことで本題に入りたいと思います。1件目は、アダプトプログラム活動についてお尋ねをいたします。


 1件目のアダプトプログラム活動をお尋ねいたしますが、このアダプトプログラムというものは、市と市民との協働による、ボランティア活動であり、市が管理する道路、河川、公園など、公共施設の清掃美化、雇用及びボランティア活動の活性化を図る市民との協働による美しい住みよいまちづくりに寄与するという目的であるということは承知をいたしております。


 そこでお尋ねいたします。この犬山市のアダプトプログラムが発足されたのはいつごろか、また現在の活動団体の件数、それに会員の総数を教えていただきたいのであります。今後、アダプトプログラム活動に加盟する団体の関心を深めるために宣伝方法をお聞かせください。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) アダプトプログラムのまず1点目ですね、活動についてでございます。


 これは平成16年に開始をいたしました。それで、参加団体と会員数につきましては、9月1日現在で24グループの719人の方に参加をいただいております。


 2点目の参加団体のPR方法につきましてですけど、アダプトプログラムは先ほどのご質問にございましたように、市民と行政が協働して、美しく住みよいまちづくりを推進するということを目的にしております。今後、私ども多くの皆さんに参加をしていただくことが非常に重要であるというふうに考えております。したがいまして、できるだけ多くの方に参加していただくためには、市の広報はもちろんです。それとホームページ、そういうものに説明やら、新たな参加団体の応募、あるいはこれまでの活動状況を含めまして、積極的にPRをしてまいりたいと考えております。


 また、地域の皆さんが集まる機会におきまして、呼びかけをいたしましたり、市の窓口におきましてもPR活動を実施していきたいというふうに思っております。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 本多議員。


○24番(本多克郎君) ありがとうございました。大変719名からのお方が一生懸命アダプトプログラム活動でお金をかけない、市民の手で手助けをするという気持ちになってきた団体、これは大切にし、今後どんどんお金ばっかり要求するんでなくして、こういう団体にPRしていただいて、どんどん輪を広げていけば、今やすばらしい犬山になると思います。


 そこで、1点目のくすのき公園の利活用についてであります。


 私も、このアダプトプログラム活動に参加をいたしております。昨年6月議会で質問させていただきました。このくすのき公園ができて約14年がたちますが、管理・維持に大変費用がかかります。そのため、年々荒れ放題になり、夜など、浮浪者、あるいはシンナーを吸うお方、やはり不気味な公園になってしまい、近隣の住民や町内から、本当に困りものの公園になってしまいました。そこで、私たちが住む町内や隣接の老人会があります。この老人会の名前を少し紹介しておきますと、百年会と言いまして、百年まで元気で暮らそうという意味だそうであります。それが、会長である南徳明町の澤田会長の呼びかけで、このくすのき公園を会員61名ほどの百年会の手で何とかこの公園を昔すばらしかったこの公園を我々の手で取り戻そうとして、このアダプトプログラム活動に加盟をいたしました。


 理解ある会員の有志が結束され、見事に今やくすのき公園に復活いたしました。


 また、植物や数々の花いっぱいで、それも皆さんが花、花木など、とてもめずらしい植物を持ち寄って、長寿社会の楽しさ、生きがいを味わって今やはつらつとした動きが感じられます。百年会アダプトチームによって、皆さんが意気投合すれば、ここまでできるのと、私はエールを送りたいものであります。陣頭指揮を取られている澤田会長の努力も大きいと思いますが、そこでお尋ねをいたします。


 当局は今後、活動団体に対して、このくすのき公園の管理・維持をどのように支援をしていかれるのかお聞かせをいただきたいのであります。


 また、このくすのき公園を老人会や市民の協力によって公共の清掃美化のモデル公園にしていただいたらと提案をしていきます。これだけのすばらしいくすのき公園が戻ってまいりました。今までのような、あの寂れた公園でなく、いろいろと規約上、厳しい制約がありまして、この利活用がどんどんされなくなったこの公園が、これからは忘れてしまったような公園を利活用によって、皆さんに使っていただかなければ何もなりません。花いっぱいの植物公園として、小学校や隣の犬山南地区学習等供用施設の協力もいただいて、野外学習でも利活用ができると思います。南まちづくりの拠点施設として、発展会、各町内会、婦人会、子ども会、いろんなイベントの広場に市民開放をしていただかなければなりません。アダプトプログラム活動の管理によって協力団体がふえることをお願いしたいと思います。


 当局は、この利活用を今後どのように考えられておるのか、お聞かせを願います。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) 今、ご質問ございましたように、くすのき公園は14年経過しておりまして、私も14年前にちょうど丸の内緑地とくすのき公園が同時に開園いたしまして、一緒に完成式をやったということも覚えてございます。それ以降、非常に申しわけないんですけど、水の流れを主体にしてましたくすのき公園でしたけど、非常に水もとまりまして、私ども管理について非常に苦労しておったというところでございます。


 そんな中で、地元の皆さんがアダプトプログラムでいろいろきれいにしていただいていることにつきましては、非常に感謝申し上げております。


 そこで、くすのき公園をアダプトプログラムのモデル的な公園ということでございますけど、これは参加団体と市とが協働して施設管理を行うというのが原則でございます。そういうことでございまして、くすのき公園の利活用につきましては、地域住民のための公園として、市内に点在しているということで、行政と我々が手を携えて管理運営を行っていくということが求められております。


 そこで、今私ども、公園につきましては、公園条例というのがございまして、いろいろ規制がございます。それは一定のルールがございますけど、その中で、一定のルールの中で利活用の方法も検討していただければ、市といたしましても積極的に協力をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 本多議員。


○24番(本多克郎君) 再々質問をお願いいたします。


 公園内にあります楠の大きな、もう15メートルぐらいあるでしょうか、それが二、三本、隣の民家にかかるような大きな木がありますね。それがもう楠というのは葉っぱが非常に落ちて、隣のといとか、あの辺のところ、葉っぱが非常に落ちて、また枝があれ弱いんですね。特に枝とか、そういうものが散らばって、大変ご近所にはご迷惑かかっておる。そういったものの剪定ということで3年ぐらい前、思い切って切っていただいたんです。本当に木の軸だけ残したような感じになったんですが、今や成長も激しい、私のような成長激しいあれですから、どんどん太っていくんですね。ですから、それを今後思い切って、上からスポンと切るぐらいの、この前、満濃池公園へ一緒に行かれたから知ってみえますが、もう本当にこのぐらいのところまで切って、何でこんなところで切るんですかと言ったら、これテーブルがわりにしておりますって、こんな大きな木をあれされた、そうは私の方は考えておりませんが、そういったことも剪定のうちに計画をして、これは早くしていただかんといけないということと、水をポンプでどんどん循環していましたが、あの機械の設備といったら、こんな大きな鉄の管とか、いろんなもう本当に恐ろしいような、一つの工場のような組織があるんですね。あれもあのままではちょっと私は撤去をする必要があるし、またあそこにあるために水がもう全然流れていかない。そのためにため池と言われればため池ですが、やはりそれはもう今度なくして、どんどん水を放出するようなことはできないか、お尋ねをいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) くすのき公園という名前でございますので、楠が、大木がございます。楠というのは非常に大木になりまして、日本でも古い大木は全部楠だということでございます。それで、今ご指摘ございましたように、アダプトの中で、皆さんにあれだけの大木を手作業で切っていただくというのは非常に大変なことで、危険も伴ってまいります。ですから、あのような大きなものにつきましては、やはり私どもで、直接工事の中で処理をすると。切ることにつきましては非常に私ども抵抗ございますけど、ここで即決は避けたいと思いますけど、いろいろそのあたりは検討させていただきたいと思います。


 それと、くすのき公園につきましては、先ほど言いましたように、水の流れが主体でございまして、ちょうど水の落ちるところに裏側に大きな機械がございます。実際に、あの公園につきまして、水をためて機械をとめますともう何年かとまっておりますので、実際にはあの機械は申しわけないんですけど、使い物にならないといいますか、そういうものでございます。ですから、いろいろそのほかの用途にかえるべきことができれば、いろいろな方法で何か違った方法も考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 本多議員に聞いて、くすのき公園、私も行きましたが、ちょうど百年会の人たちがボランティア活動をやっておられて、本当に感動しました。特に、高齢者と犬山南小学校の子どもたちと一緒にやってましてね、本当に感動的でした。


 私は市長に就任して直後、イギリスから輸入されたグラウンドワークでまちつくろうと思ってね、あちこちで仕掛けたんですが、これはもうなかなか火がつきませんでした。例えば、塔野地の中島池の森の会でもね、あれグラウンドワーク手法で何とかやれないかなと思ったんですが、ほど遠い形になってしまいましてね、なかなか難しいですが、このアダプトプログラムは、これはなかなか順調に成長してます。とてもありがたいことだなと思っています。くすのき公園の利活用、本多さん中心になっていただいておりますが、ほかの議員さんの中にも24のアダプトプログラムの中心人物になっていただいている方もいらっしゃいまして、本当に感謝してます。


 日本人は何かこれ、これもアダプトプログラムというのも、1字間違うと偉いことになりますけどね、なかなかこなれが悪いです、言葉がね。たから何か、これもうちょっと日本的なものあるんですよね。私は前ね、岐阜県の白川村へ行きましたときね、結という、結ぶという字書きますけどね、結の思想でコミュニティをつくると。これは宮崎県の綾という町も有名ですが、結の思想でつくっている。これはアダプトプログラムによく似たようなことです。みんなで協働してですね、行政も一緒になって。


 それから静岡県の掛川市に行きましたときに、報徳の思想、これ二宮金次郎の思想です。二宮金次郎の経済思想です。こういうことを考えますと、日本でいうと、コミュニティ、協同体という考え方かなと思ってましてね、協同体というのは、やっぱり支え合う思想ですね、お互いに支え合う、自主的に、行政とは関係ないところで自分たちで支え合う、報徳の思想の中には、講というのがありますね、日本の伝統的なね、みんなでお金ちょっと掛けといて、困った人が落とすとね、お互いに支え合っていく協同体の思想ですね、こういうものにこのアダプトプログラムもだんだん発展していくといいなと、こんなふうに思っています。


 行政で最初お願いをした考え方ですが、今や行政を離れて、むしろ住民の皆さんの側の力が強くなりつつありますので、このアダプトプログラムはぜひ期待感を込めて見守っていきたいと思いますし、これからもぜひ本多議員もこの運動にご支援を賜りたいと思っています。よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 本多議員。


○24番(本多克郎君) 2件目の犬山南まちづくりについてお尋ねをいたします。


 1件目の犬山城の城下町計画についてであります。


 犬山南まちづくり活動が今年5月28日に、犬山南まちづくりを考える会が設立をされました。今や、犬山北まちづくり、南まちづくりで市民が熱く燃えております。犬山城下から犬山口までの街なみの活性化と全市博物館の構想として、少しずつではありますが、その景観が進行しております。その中で、前回の議会で、今後は南まちづくりの活動に力を入れていきたいと答弁がありましたが、当局は今後どのように進めていかれるのかお尋ねをいたします。


 一昨日、山田議員の質問に対して、少し答弁がありましたが、今後南まちづくりに取り組みをしていくことになると思いますが、北まちづくりの城下町のように、電柱地中化あるいは美装化などのように進められていくのか、お尋ねをいたします。


 また、南まちづくり、北まちづくりとも続きになると思われますが、下大本町、下本町、南熊野町、愛宕町、木下、薬師が南地区の先頭になってまいりますが、私は下大本町通りに対してお聞きをいたします。


 次の2点目の質問にも関連がありますので、犬山北まちづくりの本町通りと鍛冶屋町、あるいは寺内町、いろんなところが美装化になってまいりまして、完成も間近であります。先日、下大本町の町内会から今度は我が町内が美装化の番だと、期待を大きくしておみえになりました。この下大本町通りを少し紹介をしておきます。


 この下大本町には、室町時代、1394年から1573年、本院というナン寺がありました。ここでこの名がつけられ、犬山城主、平岩親吉が慶長年間1596年〜1615年に町民と移転をし、そこに武家屋敷をつくったのであります。全国にめずらしい三差路の北向きの庚申堂があります。この南北通りは、明治、大正を機に盛り場として栄え、また芝居小屋などもあり、なかなかの活気のあるまちでもありました。


 1596年〜1615年時代には、室町時代から桃山時代のことであります。豊臣秀吉が全国を統一することになり、1600年には、あの関が原の戦いがあった、それよりも古いことになります。まさに武家屋敷で、武士がいかに多かったかということになります。まちづくりの下大本町の由緒ある歴史を、また全市博物館とするならば、この庚申堂を中心に南まちづくり構想を進めてほしいものであります。北まちづくりのような美装化は望んではいない。現在、下大本町通りは、夜になると全く暗い、気味の悪い町通りになったのであります。照明を見直してほしい、歴史ある文化の庚申堂を生かしたまちづくり構想を取り入れてほしいという町内が既に当局にも申請を出されておるようであります。下大本町通りに対する計画をお知らせください。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) 南のまちづくりのうち、城下町計画についてのご質問ということでございます。


 犬山南地区につきましては、歴史のみちづくり整備計画におきまして、犬山北地区と一体的に城下町として整備していくという方向性については現在まだ示されておりません。具体的な整備計画も現在ございません。したがいまして、現在犬山北地区で進めています道路の美装化等の整備事業につきましては、この地区の今後の課題となってくるかなというふうに思っております。しかしながら、犬山南地区につきましては、城下町の南の玄関口でありまして、これから城下町再生を考える上には、非常に重要な位置を占める地区であるということは認識しております。先ほどご質問にございましたように、この地区には寺社、お寺ですね、お寺とか、武家屋敷、そして南の木戸跡もございます。こういうような歴史的な資源が非常に多く存在しているということで、これらの資源を活用することによって、まちの再生に大きく寄与できるものと思っております。


 そこで、5月28日に犬山南のまちづくりを考える会が設立されまして、住民の方による自分たちのまちのあり方について議論が始まったところでございます。その考える会の中で、これを中心にしまして、地元住民の意向、そしてこの地区で予定しています整備計画の中で、できる限り尊重しながらまちづくりを進めていくということが重要であるというふうに考えております。


 それと、下大本町の美装化よりも街路灯という話でございますけど、これにつきましては、街路灯も非常にまちの景観からいきまして、非常に重要な役割を占めるものであるということを認識しておりますので、犬山南のまちづくりを考える会の中で、このことも検討をしていただき、今後の課題とさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。


○議長(堀江正栄君) 本多議員。


○24番(本多克郎君) ありがとうございました。ぜひ町内からも傍聴に来てお見えになります。当局に申請も出してあるようですから、早急に検討をしてあげてほしいと思っております。


 では、2点目の歴史ある南木戸口と武家屋敷保存についてお尋ねをいたします。


 この南地区は、犬山城下町の入り口であります。ちょうど、豊臣秀吉が生まれた1537年にこの犬山城が築城され、今468年ぐらいたちますかね、そのころを思い出して、これからちょっと聞いとっていただきたいと思いますが、この犬山城下町の入り口でもありました成瀬の2代目、正虎時代には、武士や職人が非常に多い下町でありました。1722年ごろからできたまちが出来町だったとか、専正寺さんというお寺が、大分大きなお寺がありまして、それがまた専正寺さんというようなまちになったとか、いろいろルーツを尋ねていくと、おもしろいことばっかりがあるわけですね。この名栗はお城内になるんですが、ここには慶長3年ごろには針綱神社がここにあったようで、針綱神社はそこに名栗にあったように聞いております。この南の木戸口があったところに、私、現在、猪ノ子町に住んでおりまして、この猪ノ子町の入り口がちょうどその今の木戸口に当たるということであります。


 この木戸口は今駐車場になっておりますけどね、そんなことで、この名栗と猪ノ子町の間にはお堀がありました。今現在もそのお堀が境として、お堀が残っております。そうした由緒あるところで、お堀から南が外の町、だから外町と言うんじゃないかなと、私勝手につけておるんですが、外町、できた町で出来町だとか、猪ノ子町はどういうことになるかといいますと、猪ノ子町はイノシシですね、イノシシの向こう見ずのそういう武士がおって、真っすぐに突き進んでいく、そういった意味で、猪ノ子町、これは猪ノ子町は後でついたものですが、前は長屋部落でありまして、その長屋部落には、非常に武士がたくさんおった、そしてまた商人、職人ですね、そういったのがあのお堀から外ですね、犬山口のところまでは、それが武家のまちだったと思っております。ですから、お城を守るのには、我々の猪ノ子町から向こうが、そういう武家が住んでおったと。特に、私が思いますのは、全市博物館というなら、今、南地区にはお寺が5軒からありまして、そこのまず一角だけでも掘り起こすと、実におもしろい。私がこれをなぜ説明していくかといいますと、猪ノ子町などは、だれが住んどるかわからん、前ですよ、だれが住んどるかわからなんだぐらいの武士、いろんなそういう人たちがおりまして、そして道路を見ても、今道路残ってるんですが、あれ忍者通りと言いましてね、そして忍者屋敷、どこへ隠れるやらわからん、すぐ出たら、この前も言いましたが、パッと借金取り来たら裏へピュッと逃げれる、裏にも道路があるというような、いろいろこういうところ、今でも残っとるんです。そこの一角に木戸口がありました。これはですね、成瀬の3代になりますが、この3代がぜひ木戸口を各所につくれと、守るためにつくれということで、できたそうです。ですから、その横にきのうからずっと出ております堀部邸、堀部邸と出ておりますが、あの堀部邸という武家屋敷の長屋部落の下長屋、今恐らく管理人といいますか、町内会長といいますか、そんな格式の高い武士がちょうど、そのところに住んでおって、今現在堀部邸ということで武家屋敷があそこだけ残っとるんです。あとはもう、それぞれだれがどこへ売ったかわからん、夜逃げしていった人もおって、辛うじて本多家が残ってるようなことでありますがね。私とこも夜逃げしていって、出来町へ入っていったかもしれませんが、そんなことで、由緒ある武家屋敷なんです。それが最近になりまして、あの武家屋敷をいろんなお方が分けてもらえんか、少し地所がありますから、それを切り売りしてもらえんかと、どんどんどんどん行かれまして、もう何の話も聞いてもらえなんだ、そんな重要な武家屋敷で、私も長年ずっと住んでおりますが、もう50年以上あれしますがね、一度もそこの中に入れてもらったことないんです。町内の方も、まあ恐らく入ったことないぐらいの格式のある堀部邸なんでした。この堀部さんの長男さんが今東京に在住してみえましてね、そして相続人です。そのお方が最近、他界されました、残念です。そして、お母様が94歳、これ残っておりましてね、このお母様も後を追うように、94歳で他界されました。猪ノ子町に対しては本当に貢献された堀部さんでしたから、尊敬もいたしておりまして、残念だなという気持ちであります。ここに最近、いろんな業界が入りましてね、これを買って、そこへマンション、壊してマンションつくるとかですね、いろんな水面下で話が聞こえてくるんです。ですから、こんなすばらしい猪ノ子町のこの武家屋敷、いろんな南地区にこんなすばらしいものがあるのに、マンションをつくるのは本当に残念だと。これを何とか保存していただいて、またできるならば、これを文化財、きのうも言っておりました、50年以上たてば文化財というようなこともあります。何とか、守り切る方法はないのかということを前置きしまして、この価値観を申し述べましたが、ぜひ何とかしていただきたいと思って、今回は取り上げましたが、当局はどのような考えをお持ちで、保存をしてみえるのか、マンション建ってもいいと思ってみえるのか、早急の話です。あっと気がついたら、トンビに油揚さらわれとっては何ともなりませんから、ひとつそのよしをどの辺までキャッチしてみえるかお願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 金武都市整備部長。


  〔都市整備部長 金武君登壇〕


○都市整備部長(金武幹男君) 歴史ある南木戸口と武家屋敷の保存ということでございます。


 ただいまお話ございましたように、この家屋は猪ノ子町にございまして、通称武家屋敷で呼ばれてまして、堀部邸でございます。現在の所有者は、今ご質問にございましたように、東京にお見えになりまして、今回、家庭の事情により手放されるという予定であります。そこで、その東京在住の方から、依頼を受けました不動産業者は、早速、市へも聞き取りに参りましたけど、ここの地に今の家を壊してマンションを建設を予定してるということでございます。あわせて、このマンション計画につきましては、議員も今ご指摘のとおり、昔からある地区のシンボル的で歴史的な建物であるということで、ぜひとも残してほしいという意向もございます。それを受けまして、市から、私どもですけど、所有者に対しまして、東京まで行きましたけど、ぜひ残していただけないかということを伝えましたが、家庭の事情によりまして、家屋を早急に取り壊し処分したいという回答がございました。


 そこで、どうしても私どもも残していただきたいということで、歴史的な建造物として検証できないかということで、8月の末でしたけど、先ほどの話に非常に立ち入りも困難でございましたけど、やっと本人の了解を得まして、建物内部への立入調査を実施させていただきました。現在、その調査に基づきまして、歴史的建造物としての裏づけ作業を行っているというところでございます。


 城下町には、町家はたくさん残されておりますけど、武家屋敷と名のつく家屋は市内にほとんど現存してないというのが現状でありまして、この建物は唯一の建物じゃないかというふうに思っております。このことから、これから南木戸口の復原とあわせて、この貴重な建物である武家屋敷につきましては、犬山南のまちづくりを考える会の中で住民の皆さんもこの辺の重要性と必要性の深い議論を重ねていただきまして、犬山南地区の城下町再生という流れの中で、所有者の理解を得ながら、何とか保存できないかという道も探ってまいりたい。そして調査研究もしてまいりたいというふうに考えております。


 以上であります。


○議長(堀江正栄君) 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 城下町の北地区に関する議論は割合議会でも出ましたが、南地区に関する議論は初めてです。とても結構なことだと思ってますし、現実にも南のまちづくりという組織ができました。城下町再生が徐々に徐々に確実に広がっているという確信を得まして、とても今、本多議員のご質問は興味深く聞きました。


 結局古いものを、歴史的な建造物を大事にすることは、まちの記憶を語っていく仕掛けになるんですよ。非常に大事なことですね。私は、今ご質問の猪ノ子町の武家屋敷をどうするかということに、今まさしく犬山の全体の市民も行政もひっくるめて、犬山人の文化レベルが問われているというくらい大事に思っています。チャンス訪れたわけですからね、これをどういうふうに記憶をとどめてやっていくかということが大事なことです。それで、城下町を基本的に、?の方の城下町計画の方のご質問にも返るわけですが、やはり城下町は囲わなきゃだめです。枠をつくらなきゃ。ボーダーをつくるということですね。おっしゃる木戸口、ここからは木戸口、ここからは城下町の中でした、外でしたと、こういう枠をつくらないかん。絵でもね、額が大事なんです、額が。100号の額で見るか10号の額で見るかということで全然違ってくるんですよ。だからね、城下町も枠をつくる、枠をつくって、その枠内で城下町をもう一遍再生していくということが大事ですね。別に外をほかっていくというわけじゃないですよ。ボーダーをつくることによって内外がまた光ってくると、こういう意味です。


 ですからね、あそこの木戸口、南木戸口から猪ノ子町は物すごいポイントです。物すごいポイントだと思ってます。江戸時代の古地図見ましてもね、ほとんど今の猪ノ子町、変わってません。武家屋敷の跡が残ってますからね、私はおっしゃる、ご指摘の猪ノ子町は非常にこれから大事になってくるなという認識です。


 それから、多少戻りますがね、道路の美装化も大事ですね、道路をどう考えるか、都市計画道路の拡幅をやめたということが物すごく大事なんです、これは。道路をどうとらえるかということがね、もう決定打になりますね、公的空間ですから。歩くまちづくりということで。


 それから、さっき下大本町の話出ました。これ大事ですね。大本町といったら、特に上本町、下大本町っていうのはね、花柳界なんです。江戸時代の城下町には必ず天守とそういう花柳界つくったんです、ワンセットなんです、これ。ですからね、下大本町、それから上大本町ひっくるめて、大本町通りの城下町文化は、これはもう一遍再生しなきゃいけませんね、非常に大事なポイントです。猪ノ子町と大本町通り、これ非常に大事なポイントだと思っていますので、ご質問、とてもいいとこ突いておられるなと思って関心しております。


○議長(堀江正栄君) 本多議員。


○24番(本多克郎君) 一つ、当局にお尋ねいたしますがね、先ほど、あそこの中に立ち入って、そして調べさせていただいた、私も全然入ったことないですから、どんな様子かそれはわからない。恐らく行政が入って、許可を得て入れてもらえた、幸せだなと、こう思っておりますが、磯部邸のように、中から何もかも年数たってるために、直して、土台から何もかも、後の内装がかかるとかですね、そんなんだったら、やっぱり取り壊して、そういったもののビデオでも何でもいい、そういう南の木戸口を拠点施設のようなものをやって、そういうものを放映してみんなに、昔はこうだったよというようなね、そういうことも必要だし、ぜひあそこの、先ほど市長も言われましたが、あの通りは本当に有名な、絵にも出てくる、芝居にも出てくる、あれ道路の真ん中に井戸ばっかりがあるんですよ。だから、班ごとに、恐らく井戸がありましてね、昔ね、おーい、勝兵衛、ちょっと行ってくるでなと言ってね、長屋から出ていって、そして家におるおっかたちはですね、おっかたちがみんなたらいや、洗い回しして、しゃべる、それが井戸端会議というのが残ってるんです。ですからもう猪ノ子町には、道路の真ん中、井戸まるけなんです。ですから、いかに井戸というものが、先ほど水のサミットやりましたが、犬山は水がすばらしい、いい水がある、金明水がある、銀明水がすぐそばにある、そんなことで重要なとこですから、ひとつ残していただいて、都市整備部長、それから次長、福々しい顔しとってですね、お互いに金を持ってるじゃないですか、金彦や金武、持っとるんじゃないですか、やっぱり頭を使っていただいて、再生計画、町家まちづくりのそういう金を引っ張ってきて、歯切れのいい、これを何とかしますとか、あれはちょっと土台から何もかも磯部邸でちょっと困った、あんなようなものですというような、見てきた感想をお聞かせいただいて、私も決心をしたいと思いますで、重要なことですから、お願いいたします。


○議長(堀江正栄君) 答弁を求めます。


 石田市長。


  〔市長 石田君登壇〕


○市長(石田芳弘君) 見てきました、あそこ。すごいです。それはね、入り口にね、もう入ったところに刀や槍を掛けるやつがありましてね、明治村の学芸員の長谷川さんと一緒に行きまして、長谷川さんが検証してくれました。もう堂々たる武家屋敷だと。


 私の推測では、本多家はあそこへ、ハハーッと頭下げていかなきゃいけない格の堀部家ではなかったかなというふうに思っています。


 今後のことですがね、さっき金武都市整備部長が、大体今の交渉の経緯を申し上げましたが、まだ確定的なことに至っておりませんが、まず、犬山市の意思として、購入したいという意思は持ってます。そういう方向で交渉していきたいというふうに思っています。


 以上です。


○議長(堀江正栄君) 本多議員。


○24番(本多克郎君) 先ほど言いましたように、頭を使っていただいて、そして金の出てくるところは政治力、あるいはいろんなこともあると思いますし、ぜひ残せるものなら守っていただきたい、保存していただく方向で向かっていただいて、私の一般質問を終わります。


○議長(堀江正栄君) 24番 本多議員の質問は終わりました。


 以上で通告による一般質問は全部終了いたしました。来週12日午前10時から本会議を再開いたしまして、議案に対する質疑を行います。


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○議長(堀江正栄君) 本日は、これをもって散会いたします。


                午後4時40分 散会