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愛知県 西尾市

平成21年 市民病院改革特別委員会 本文




◎開会・議事の件について
◯委員長(中村眞一) 出席者全員ですので、これより委員会を開会します。
 お諮りします。向こう1年間は、委員会条例第19条第1項の規定により、市民及び市政記者の傍聴を許可することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   (「異議なし」の声あり)
 異議なしと認めます。よって向こう1年間、本委員会の傍聴を許可することに決定いたしました。
 本会議におきまして、本委員会に付託となりました案件は、さきに送付しました議案付託表のとおりです。
 お諮りします。本委員会の議事は、お手元にお配りいたしました次第の順序により進めてまいりたいと思います。これにご異議ございませんか。
   (「異議なし」の声あり)
 異議なしと認めます。よって、これより次第の順序により会議を行います。

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◯委員長(中村眞一) 議題1 議案第50号 損害賠償の額の決定についてを議題とします。本会議のほか、補足説明があれば説明を求めます。市民病院事務部長。

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◯病院事務部長(鈴木裕司) 特にございません。よろしくお願いします。

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◯委員長(中村眞一) 質疑はありませんか。

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◯委員(牧野次郎) 損害賠償の額の決定について、この議案については過日の本会議におきましても質問がなされて、事故後、損害賠償が確定するまでの大まかな経緯はご説明をいただきました。その説明をいただいた中で私がどうもわからなかったのが、事故から手術を経て、1年数カ月後に申し立てがあって確定してきた経過はわかったんですが、実際、どのような医療事故だったのかということが大変わかりにくい状況でありました。特に事故の状況で受傷した内容というのが、頸椎脱臼骨折手術ということでありますから、お話に聞いたところでは手術の際の説明で、そのリスクに合併症や術中の神経損傷なども起こり得るということも説明されるはずでありますから、そうした中でどうして今回、手術の中でミスがあったのか、そのミスがどのようなミスだったのか、それがどのように判明したのか、このことについてお知らせをいただきたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) 今回の事故の要因でありますけれども、頸椎のずれを直す手術の際に、骨を固定するために体内に入れたワイヤーが神経を傷つけた可能性が高いということで、麻痺が起こったということで考えております。その際、手術の操作中に骨折した椎弓を何らかの形で押していたのではないかと、その辺の操作ミスがあったのではないかということが後のレントゲン写真なり、そういったようなことで判断されました。その判断につきましては、手術に関する専門家等の意見も踏まえて、最終的には過失を認めざるを得ないという判断に至りました。

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◯委員(牧野次郎) 私は手術の詳しい内容というのはわかりませんが、一般的には頸椎脱臼骨折の手術において、今、言われたようにワイヤー等を通してやる手術ですから、当然、手術前に家族、本人も含めてなのか、この場合はどうだったかわかりませんが、同意を得ているということの中で、一般的にこうした手術はどうしても麻痺が起こりやすいと。当然、手術経過の中でも麻痺が起こるというのは、事故の損傷、あるいは手術の難易度によって神経への損傷というのは、ある程度、ミスの範囲でなくても起こり得る状況が、当然、予測されている手術だったのではないかというふうに思うわけであります。今回は、手術の中で神経の損傷が受傷したということが認められるというお話ですが、それは術後、あるいは治療後、程度が固定した後に何らかの判定をしたというふうに思うわけですが、その判定の方法、レントゲン等でやって、それが手術で受傷したものだと認められたという経緯、これが非常にわかりにくいというふうに思うんです。そこら辺が、どういう手だてでミスと認められる状況があったのか。また、ミスと認めた以上は、同時にそれの原因、なぜこういう医療事故が起きたのか。こういう事故は、本当になくしていただきたいというふうに思うわけですが、その医療事故の原因、それは手術をした医師の技術がまだ不足していたのか、あるいは軽易な何らか手術中のミスがあったのか、そういう事故調査はどのようにされているのか、お尋ねをしたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) 先ほどの手術に当たりましては、ご本人並びにご家族にその危険性等も含めて説明し、同意を得ております。ただ、同意を得ているからといって、仮に後のそういった障害等、当初予定していない事故等が起きても、それは逃れられるものではないというふうに理解しております。そうした中で、今回の手術中の操作の中で、先ほども申し上げましたように単純なミスなりがあったのではないか、例えばそういった手順がちょっと違っていたとか、そのようなことが専門家の意見の中では出されておりました。その辺の判断につきましては、最終的にはレントゲン写真等での判断でしかできないわけですけれども、最終的には、先ほど申し上げましたように2人ほどの専門家の意見を聞いております。その中で、ミスがあったというようなことも述べられておりますので、病院としては、当初は合併症という認識をしておりましたけれども、交渉する中でそういったことも含めまして、病院としてミスを認めて交渉に臨んだということであります。
 それと、原因の今後の対応とか分析についてでありますけれども、当初、担当医はそういったミスはないものとして考えておりました。そういった中、先ほど申し上げました専門家の意見というものを受けとめまして、担当医はそれを真摯に受けとめて今後の医療に役立てることとしておりますので、よろしくお願いいたします。
 それから、担当医の経験ですけれども、頸椎の手術というのは、通常、整形外科の中でも件数的には少ない方です。そういった中で、詳しい件数は把握しておりませんけれども、一般的な足、手、例えば腰とか、そういったところと比べますと件数的には少ないというふうに聞いております。
 以上です。

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◯委員(牧野次郎) 今のご説明で気になったのは、手術中の過誤があったのではないか、何らかの手順や操作のミスがあったのではないかということで、これは外部の2名の専門的な知見を持つ方に見ていただいたということですが、これはあったのではないかではなくて、実際に判定の中であったということが認められたから、当然、損害賠償ということになってきたわけで、それは実際に起こり得ない場所の神経の損傷だということだろうと思いますが、そういうことですか。

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◯病院事務部次長(横山健一) 一応想定としては起こり得ない箇所ということで、担当医も手術に臨んでおります。
 以上です。

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◯委員(牧野次郎) 別のことでお尋ねをしたいと思います。
 本会議の場で後遺障害の程度、左上肢麻痺の程度を障害等級でということを本会議では言われましたが、実際に後遺障害の程度が麻痺と言われても、いろいろ程度がありますから、障害程度でどの程度だとか、あるいは認定されているならどういう認定だったのか、後遺障害の程度がどの程度なのか、状況がわかりましたらお知らせをいただきたい。
 それから、もう1点は、874万4,228円の損害賠償の額でありますが、この額の根拠。本来、障害が残る可能性はあったと、あるいは合併症の可能性があったという状況の中で、損害賠償の額が決定されたというふうに思いますが、その額の決定の根拠となる決定方法、これをお知らせいただきたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) 障害の程度でありますけれども、本会議でも申し上げましたように、例えば障害手帳の何級ということまでは把握しておりません。ただ、所見等では一般の男性の握力ですとか、腕の力というのは半分程度だというふうに聞いております。
 それから、次に損害賠償額の根拠でありますけれども、後遺障害に対する補償ということで、中身としては逸失利益と慰謝料が算定されております。それで、この874万4,228円の内訳でありますけれども、逸失利益といたしまして664万4,228円、慰謝料として210万円であります。この額につきましては、委員ご指摘のとおり後遺障害につきまして、その手術に伴っての障害が加算されているケースということで、その差について賠償額を算定しております。
 以上であります。

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◯委員(牧野次郎) 逸失利益とか慰謝料というお話であります。問題は、合併の障害、後遺障害ということで、その差が出ているというお話であります。これは、先ほどは障害の認定がどの程度なのかということではわからないというお話でしたが、一般的には損保協会なども交通事故等では障害等級がそれぞれ出ますよね。こういう判定ぐらいは、後遺障害が残った場合には普通されるはずなんですが、障害者の認定ではなくて、後遺障害の判定はどの程度だったのか。合併症どうのこうのではなくて、そこから出てくる損害賠償額がどれだけなのか、そのうち過重障害となった割合というのがどういうふうに認定されたのか、これをお知らせいただきたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) 6級と7級の差であります。それぞれ6級と7級の金額ですけれども、ケースによってその幅というのがあるようでして、その辺の細かい数字は弁護士等の話の中でも、できることなら公表しないでくれということでありましたので、差し控えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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◯委員長(中村眞一) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。
 ただいま委員外議員から発言の申し出がありました。
 お諮りします。発言を許可することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。よって、発言の許可をいたします。

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◯委員外議員(鈴木規子) では、何点かお尋ねをしたいと思います。
 まず、あっせん仲裁の申し立てがあって、こういう事故があったということがわかったということでありましたけれども、治療を終了してからあっせん仲裁の申し立てまで1年3カ月ございました。この間、この方がほかの医療機関にかかったかどうかということについては、把握をしておられますでしょうか。

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◯病院事務部次長(横山健一) 他の医院にかかったかどうかというのは把握しておりません。ただ、その間の治療、リハビリ中につきましては、この患者さんと主治医との信頼関係はあったということで理解しておりますので、他にかかってはいないと思います。
 以上です。

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◯委員外議員(鈴木規子) では、この間、リハビリ的なことはなかったということですね。私は、特に市民病院と関係が悪かったかどうかということを聞いているわけではなく、この方がほかの医療機関にかかったかどうかということ、リハビリ等を続けておられたかどうかを確認されたかどうかというふうにお尋ねをしたことですので、お願いします。

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◯病院事務部次長(横山健一) 申しわけありません、ちょっと質問の理解を間違っておりました。把握はしておりません。

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◯委員外議員(鈴木規子) それでは、市の顧問弁護士には相談をされたのか、どのような相談をされたのか。これは通知がありましてから6月20日、11月28日で、3回目で合意をしておられるわけですが、その間、顧問弁護士とのやりとりはどうであったのか。また、顧問弁護士は代理人になったのかどうか、この点をお尋ねします。

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◯病院事務部次長(横山健一) 弁護士の相談につきましては、病院で顧問弁護士と契約をしております。
 したがいまして、市の弁護士の方には相談はしておりません。ただ、病院としては医療事故ということで、ある程度、専門性が非常に高いということで、そういった精通した弁護士の方にお願いをしております。

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◯委員外議員(鈴木規子) 相談をされたことはわかりました。代理人になられたかどうか。

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◯病院事務部次長(横山健一) 代理人になっております。

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◯委員外議員(鈴木規子) それでは、第三者に意見を聞いたということでありますが、2名ということでしたが、これは差し支えなければお聞かせをいただきたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) お一人は名古屋大学整形外科の準教授です。名前は差し控えさせていただきます。もうお一方は中部防災病院のドクターであります。

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◯委員外議員(鈴木規子) この医療過誤について知識のある弁護人が代理人として、すべての話し合いに参加をされたのでしょうか。その上での損害賠償の金額の合意になったのかどうかということを、再度確認をしたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) すべて委任して交渉に当たっていただきました。

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◯委員外議員(鈴木規子) 今回、氏名も伏せられているわけでありますが、あっせん仲裁センターといいますのは、こちら側がそれなりの方に依頼をされたということで一部安心はするわけでありますが、あっせん仲裁というのは過失割合、その他についてを協議するというよりも、損害賠償額をいかに決定するかというところが大きな、ほとんどの役割でありますので、私はこういった医療過誤、損害賠償事案については公平な第三者の判断を仰ぐべきではないかというふうに思うわけですが、その点についてはいかがでしょうか。要するに、ただの和解ではなく、裁判官を入れた和解というのもあるわけですので、あっせん仲裁からの申し立てに、そのまま応じるというだけではいかがなものかという考えがあるかと思いますが、いかがでしょうか。

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◯病院事務部次長(横山健一) あっせん仲裁センターにつきましては、相手方が申し出をしておりまして、そこからある程度案件をセンターの方で協議し、内容について損害賠償の可能性があるということで判断されて、当院に通知が来たというふうに1つは理解しております。
 それで、あっせん仲裁センターにつきましては、その担当者の方というのはベテランの弁護士で、中立中正の立場の方が立つということを聞いておりますので、私どもの方の顧問弁護士と仲裁の相手との交渉の中で決めてまいりましたので、今回の損害賠償額については妥当だろうという判断をいたしました。

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◯委員外議員(鈴木規子) あっせん仲裁センターというのは、これはややもすると双方の言い分を聞いて、ではこうしましょうというふうに決めるという比較的軽い機関なんです。もちろん相手方は弁護士ではありますが、必ずしも医療関係について知識を持っている人ばかりではありません。それと、向こう側からの通知があったということは、あっせん仲裁センターの弁護士は向こう側の代理人ということになりますので、私があえて申し上げたのは単なる和解ではなく裁判官も入れた、要するに過失割合を判断する第三者がいるところでの合意をするべきではなかったかと思うわけですが、その点についてはいかがでしょうか。

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◯病院事務部長(鈴木裕司) あっせん仲裁センター自体が、国の裁判の手続を簡素化しようといいますか、民事上のトラブルを裁判の手続を経ないで、簡単な手続によってなるべく早く解決しようという制度でできておりまして、その相手方がこの制度を選択されたと。本裁判になりますと、当然、患者さんも弁護士を雇って多額の費用になりますし、裁判になりますと我々も当然、合併症という形を貫き通すということで、非常に時間がかかり費用もかかります。それを避けるためにこういうセンターができておりまして、それを相手方が選択されたと。そういった、せっかくできたものを相手方が利用されて、我々がそれを拒否するということについては、公立病院としてはとるべき態度ではないというふうに顧問弁護士の助言もありましたので、テーブルに着きましょうという形で進めておりますので、裁判と同じ効果が生じると。相手側にとっても当初は幾らという形ではなくて、相当の額を補償してほしいという程度の話でございましたので、話し合いのテーブルに着いたと、わざわざ裁判ざたにするまでもないというふうに判断させていただいております。

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◯委員長(中村眞一) 以上をもって、質疑を終了します。
 これより、議案第50号を採決いたします。
 本案につきましては、原案どおり決することに賛成の諸君の挙手を願います。
   (賛成者 挙手)
 挙手全員であります。よって議案第50号は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。

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◯委員長(中村眞一) 第2 議案第52号 平成21年度西尾市病院事業会計補正予算(第1号)を議題とします。本会議のほか、補足説明があれば説明を求めます。病院事務部長。

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◯病院事務部長(鈴木裕司) 特にございません。

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◯委員長(中村眞一) 質疑はありませんか。

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◯委員(牧野次郎) 1点だけ、お尋ねをいたします。
 今回の補正については、先ほど議案のありました損害賠償の額を、収入支出でそれぞれ874万5,000円追加をするという内容でありますが、予算説明書の4ページの収入の方で、1款1項の医業収益874万5,000円、これは全額保険料収入ということであります。これは当然のことだろうと思いますが、その保険の種類、内容等わかりましたらご説明をいただきたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) 保険の種類でありますけれども、病院賠償責任保険で、保険契約者は社団法人全国自治体病院協議会であります。
 なお、引受け保険会社は株式会社損保ジャパンであります。
 保証内容でありますけれども、医療に基づく事故では1事故につき1億円、1年間につき3億円、あと医療施設使用・管理上の事故及び給食等による事故につきましては、対人で1名につき1億5,000万円、1事故につき9億円などとなっております。
 以上であります。

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◯委員(牧野次郎) ただいまの保険の状況、掛けている保険の種類等はわかりましたが、保険料は年額幾らでございましょうか。

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◯病院事務部次長(横山健一) 21年度におきましては889万6,000円であります。
 以上です。

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◯委員(牧野次郎) 大体、今回支出される金額と保険料が同額と、それは直接リンクするものではありませんけれども、お聞きしたいのは、今回のこうした保険の給付を受けていると、一般的には自動車保険だとか、そういうものでは保険料率が変わってきて、保険料も変動していくわけでありますが、こうした病院の賠償責任保険についても、例えば今回、補正で支給を受けるわけですが、保険料についても変動していくものなのかどうか。これは何らか病院の事故率だとか、そういうものによって料率が変動されるものなのか、そういう性格の保険なのかどうかも確認をさせていただきたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) 保険料の算定につきましては、委員ご指摘のとおり、この保険の支払いに応じて保険料というものは影響してまいります。
 参考までに内容でありますけれども、過去5年の保険金の支払額に応じて算定されます。
 以上であります。

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◯委員長(中村眞一) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。
 これより、議案第52号を採決いたします。
 本案につきましては、原案どおり決することに賛成の諸君の挙手を願います。
   (賛成者 挙手)
 挙手全員であります。よって議案第52号は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。

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◯委員長(中村眞一) 第3 所管事務について、(1)市民病院改革プランについてを議題といたします。説明を求めます。病院事務部次長。

(1) 市民病院改革プランについて


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◯病院事務部次長(横山健一) ただいま議題となりました市民病院改革プランについて、ご説明申し上げます。
 議題3(1)資料をごらんください。
 この計画は、近年、医師不足の深刻化や地方財政悪化の影響を受けて、公立病院の経営環境は極めて厳しいものとなっております。こうした中、総務省は平成19年12月、公立病院改革ガイドラインを策定し、公立病院経営の改革に取り組むよう要請しており、この要請に基づき、平成19年3月策定の西尾市民病院将来計画を補完、見直しを行い、本年3月に策定したものであります。
 なお、この計画書につきましては3月末にお配りしておりますが、市議会選挙の執行、また委員会委員の変更がございましたので、ご報告させていただくものであります。
 本日は、計画の概要について説明させていただきますので、概要版をごらんください。
 1 計画の趣旨といたしましては、西尾市民病院の理念である「温かい心と確かな技術、めざそう人に優しい医療」を実現するため、今後、重点的に取り組むべき事業を定めるものとしております。
 次に、2 計画の期間では、この計画に定める事業の実施期間は、平成19年度から25年度としております。
 次に、3 市民病院の将来像=目標として、1)地域の安心、安全のため特別な疾病を除き、対応可能な医療機能を確保する。2)急性期の入院中心とした医療を行う。3)二次救急病院としての役割を果す。4)災害拠点病院として、大規模地震災害などの発生時に対応可能な病院機能を整備するの4項目を掲げております。
 次の、4 目標達成のための取組につきましては、(1)病院機能向上への取組については、医師のマンパワーの確保初め10項目、(2)経営改善への取組については、職員の意識改革初め10項目を掲げております。
 次の、5 数値目標では、(2)財務で経常収支比率、平成25年度の目標を100.5とし、黒字化を目指すものとしております。
 6 計画を推進するためにでは、計画の進捗状況の点検、評価をする有識者及び地域住民の参加を得て組織する委員会を設置し、進捗状況を毎年1回公表するものとしております。
 以上、まことに簡単でございますが説明を終わらせていただきます。

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◯委員長(中村眞一) 説明は終わりました。質疑はありませんか。

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◯委員(牧野次郎) これは19年からつくられてきて、その都度、一部分手直しもされながら進められているものでありますが、この計画は前期は21年度までで、その間に重点項目として高額医療機器及び施設の整備、2点目としてコストを削減。それから22年度から25年度に向けて、この計画の後期として、重点項目として医師などマンパワーの確保と医療機能の充実、2として経営形態の見直しというふうに移ってまいります。先ほど説明の最後の方で、毎年、プラン評価委員会を置いて点検評価、あるいはプランの進捗状況がというお話であります。
 これは大ざっぱにお聞きをするわけですが、前期の21年度までの重点項目の達成状況は計画どおり進んでいるのか、また達成状況はどのようになっているのか、お尋ねをしておきます。

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◯病院事務部次長(横山健一) まず、前期であります高額医療機器及び施設整備につきましては、一応計画どおり進めさせていただいております。
 なお、コスト削減につきましては実現可能なものから適宜、実施しておりまして、例えば人件費でいけば診療手当の見直しですとか、委託料等につきましてはできるだけ価格を下げる交渉をいたしまして、ある程度の成果を出しておりますけれども、本日、具体的な数値的に集約した資料を持っておりませんので、申しわけありませんけれどもよろしくお願いいたします。

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◯委員(牧野次郎) 進捗状況を毎年1回、公表するとなっておりますが、これは存じませんでした。公表の方法はどのようにされているのか、お聞きをしておきます。

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◯病院事務部次長(横山健一) 委員会の公表につきましては本年度からということで、今まで委員会というのはございませんでした。

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◯委員長(中村眞一) ほかに質疑もないようでありますから、本件についてはこれをもって質疑を終わります。
 (2)市民病院救急外来等改修工事の入札結果についてを議題とします。説明を求めます。病院事務部次長。

(2) 市民病院救急外来等改修工事の入札結果について


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◯病院事務部次長(横山健一) ただいま議題となりました市民病院救急外来等改修工事の入札結果について、ご説明申し上げます。
 議題3(2)資料をごらんください。
 市民病院救急外来等改修工事を、去る5月29日に一般競争入札に付したところ、次のとおりの結果となりましたのでご報告いたします。
 救急外来等改修工事は1億2,390万円で西尾市花ノ木町1丁目8番地、山旺建設株式会社が落札いたしました。電気設備工事は6,867万円で西尾市永吉町735番地、鈴木電気工事株式会社が、空調設備工事は4,620万円で西尾市桜町中新田62番地、辻村工業株式会社が、衛生設備工事は2,698万5,000円で西尾市住吉町4丁目12番地、株式会社オケスエがそれぞれ落札いたしました。
 契約金額の合計は2億6,575万5,000円でございます。
 工事の概要でございますが、改修の延べ床面積は約1,100平方メートルで、救急外来診察室の拡充や化学療法室の新設など、病院機能の向上のために改修するものでございます。
 なお、血液浄化センターにつきましては、担当医師の採用が平成22年秋と見込まれるため、来年度に整備してまいります。
 なお、この工期につきましては、平成22年2月25日までとしております。
 資料2枚目以降に、改修工事、電気設備工事、空調設備工事及び衛生設備工事の入札てん末書をご配付させていただきました。
 以上、まことに簡単でございますが説明を終わらせていただきます。

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◯委員長(中村眞一) 説明は終わりました。質疑はありませんか。

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◯委員(牧野次郎) まず、救急外来等改修工事の事業内容をもう少し詳しく説明をいただきたい。
 それから、今回、入札したそれぞれの落札率、予定価格に対する落札価格がどれだけであったか、お知らせをください。

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◯病院事務部次長(横山健一) 救急外来の内容でございますけれども、拡充ということで手術室を救急外来に1つ設けてまいります。それと点滴室ということで、今までは診察室等のところで点滴をしていたわけですけれども、点滴を中心にやるエリアを新たに設けたりして、今の救急外来の全体では約4倍ぐらいの広さになります。
 次に、各工事の落札率でありますけれども、本体であります改修工事は98.24、電気設備工事につきましては93.46、空調設備工事につきましては75.63、衛生設備工事は81.95です。
 以上であります。

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◯委員(牧野次郎) 今回の救急外来等の事業は、おおむね手術室と救急外来時の診療施設が整備されるという内容でわかりましたが、今回、それに伴う、工事名で言うと外来等改修工事が1億2,390万円で、今のご説明ですと98.24%で落札をされたというお話です。本来、建屋自体は旧来のものというお話であろうかと思いますし、今回の1番目の入札に係る事業、救急外来等改修工事というのはどのようなものでしょうか。

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◯病院事務部次長(横山健一) 今回の場合、改修ということで、もちろん基本的には今の病院の建物の中の工事であります。それで、一度壁等を除去したり、新たに間仕切り等を設けていくということで、工事としては一たん壊す工事と、新たに設ける工事ということで、その点で工事費としては少し割高になるかと思います。
 以上であります。

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◯委員(牧野次郎) 多少、割高になるというお話でありましたが、参考までに、工事面積に対して今回の工事費用は面積単位当たりでいかほどになるか教えてください。

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◯病院事務部次長(横山健一) 本体工事部分では、平方メートル当たり6万8,050円であります。

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◯委員(牧野次郎) ちなみに、1ページの入札てん末書の本体の改修工事の落札率が98.24%、大変高額ではないかというお話であります。それも1回目の入札書記載金額を見ますと、一番高額なのは、これはひょっとして予定価格を上回るかきりきりになろうかと思いますが、これは予定価格内の落札業者数、落札の的中率と申しましょうか、要するに何パーセント内に落札が集中しているのかというのはわかりますでしょうか。それと、最高額の入札者の落札率がわかりましたらお知らせいただきたい。

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◯病院事務部次長(横山健一) 落札の的中率とか、その辺のことはどういうものをもとにしているのかよくわかりませんが、この入札につきましては電子入札ということで、総務部の財政課の方でやっていただいておりまして、その辺の詳細につきましてはわかりませんので、よろしくお願いいたします。

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◯委員(工藤光雄) 先ほどの説明の中で、血液浄化センターのお話が少し触れられていたと思うんですが、医師が22年度の秋に配置されるという理由から、今回は血液浄化センターは22年度にやらせていただくという説明があったかと思うんですけれども、仮に今年度やった場合と、ついでにやるというような形になろうかと思うんですが、また改めて22年度にやるのとでは、その辺でのコストが変わってくるのではないかなというふうに考えるわけですが、そういったところで改修工事費の影響というのはどのように考えていらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) 委員のお話の中の、時期によってコストに差があるのではないかということでありますけれども、場所につきましては、今回やる工事と場所が少し離れているということもありまして、そのような影響はないのではないかというふうに思っております。
 以上であります。

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◯委員長(中村眞一) ほかに質疑もないようでありますから、本件についてはこれをもって質疑を終わります。
 ただいま委員外議員から発言の申し出がありました。
 お諮りします。発言を許可することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。よって、発言の許可をいたします。

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◯委員外議員(鈴木規子) 2点だけ、お尋ねをいたします。
 現在の4倍の広さになるということで、大変市民にとっても喜ばしいことだと思うわけですが、救急車の横づけ状態、これまで複数車両が着くと大変だったということがあるわけですが、これは具体的にどのように改善されるのか。
 それから、もう1点は、家族の待合についてはどのように改善されるのか、これだけお願いいたします。

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◯病院事務部次長(横山健一) 1点目の救急車の搬入でありますけれども、搬入路につきましては今までの救急夜間での扱いとなります。
 したがいまして、特に今回の改修で救急車の横づけが数台一度でできるということではありません。ただ、雨天等につきましては屋根を広げまして、濡れないような形にはしていくということで計画をしております。
 それで、先ほどの救急外来の入り口ということでありますけれども、ここは救急車専用入り口ということで、今までは一般の救急外来の方や見舞いの方の来院者も使っておりましたけれども、救急車専用口となります。
 それと、患者及び家族の待合でありますけれども、今現在の救急外来の診察室の中に中待合室というものを設けてまいります。ただ、他の患者さん並びに家族につきましては、今の外科の待合室を活用するということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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◯委員外議員(鈴木規子) これまでは回転ができないと、突っ込んだら突っ込んだままで非常に救急車は動きにくいということがあったわけですが、それは入る台数が少なくなるということで回避されるということなのでしょうか。

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◯病院事務部次長(横山健一) 救急車の台数が減るとか、そういうことはもちろん考えておりません。むしろ、ふやしていきたいというふうに考えております。
 それで、ご指摘の回転はできませんけれども、退避して方向変換をするエリアというものを設けておりますので、多少そういったことで不便さはあるかもしれませんけれども、今後の救急外来が円滑に進めれるように、またいろいろ検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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◯委員長(中村眞一) 以上をもって質疑を終了いたします。

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◯委員長(中村眞一) その他でありますが、理事者側には別段ないようですから、委員の方で何かございましたらご発言を願います。

(3) コンビニエンスストアの看板設置について及び西尾市民病院の将来を考える会に
 ついて


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◯委員(工藤光雄) 私の方から、2点ほどお知らせしていただきたいことがありまして、まず1点目ですが、先回、増築されました建屋の上にローソンの看板があったかと思うんですが、あれは契約上、あのように設置してもいいことになっているのかどうか、そうでなかったら撤去できるものなのかどうか、その辺をお尋ねしたいと思います。
 それから、もう1つは、名前が正式ではないかもしれませんが、市民病院の将来を考える会について、今後どのように考えてみえるのかお尋ねしたいと思います。

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◯病院事務部次長(横山健一) ローソンの外の看板でありますけれども、これにつきましては、ここに売店があるという案内表示という形で位置づけておりまして、例えば広告掲載というような形ではとらえておりません。
 それと、市民病院の将来を考える会につきましては、引き続き西尾市民病院のために、この会を存続させていただくということで活動をお願いしております。
 なお、今年につきましてもいろいろな病院の行事ですとか、そういったことについても参画をしていただいたり、またこの8月には合同で研修会も開くということで準備を進めております。
 以上であります。

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◯委員(工藤光雄) ローソンの看板についてですが、この自治体病院には余りふさわしくないのではないかという声もあるわけですけれども、その辺のところでご一考を願いたいというお話もありますので、それに対して検討ができるのかどうか。
 それから、もう1つは、今の市民病院の将来を考える会について、余り意味をなしていないのではないかという声も上がっているわけですが、今後、継続していかれるというような考えがあるようですが、本当にそれでいいのかどうか。それと、議会との連携も余りないようですので、今後そういったことも含めて考えているのかどうか、その辺の考えをお聞かせ願いたいと思います。

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◯病院事務部長(鈴木裕司) ローソンの看板につきましては、ローソンと病院との話し合いで表示したということで、売店はどういう店がやっているか明示するという部分で病院が認めていきました。すこし話は違うかもわかりませんけれども、広報にしおに広告もやっておりますし、ほかの公立病院でも看板を掲げている病院もありますので、特に我々としては問題はないというふうに判断して、そのままでいきたいと思っています。
 それから、将来を考える会ですが、いろいろと会員の方々には温度差がありまして、具体的にはアイシンエーアイの周防社長がおっしゃられているのは、事業を継続するためには従業員、家族が健康でなければいけないので、病院というのはしっかりしていてもらわなければ困ると、それを支援していくという考え方で、我々もそれは非常にありがたく思っておりまして、そういう趣旨で進めていきたいと。ただ一部で、誘われて寄附したからそれでいいのではないかというような会員の方もみえますので、アイシンエーアイの社長の考え方を浸透させるといいますか、その趣旨で将来を考える会を進めていきたいと。
 それから、この会があること自体が大学病院とか、地域に支援されている病院だということで、非常にいい印象を与えておりますので、その存続そのものを大事にしていきたいと、なるべく目立つような活動もいろいろと図っていきたいということで、先ほど次長が言いましたように、市民病院の将来を考える会と市民病院の協賛で、西尾市民病院のがん治療についてというテーマで講演会をうちの副院長が講師でやりますが、それは患者さん、あるいは市民の方、将来を考える会の会員だけでなくて広く一般の市民の方に案内して来ていただいて、市民病院のがん治療はここまでできるというようなことを将来を考える会との協賛で進めていきたいと。いろいろな催しは将来を考える会の方々の協力を得て進めていきたいと思っておりますので、市民病院の後援会でございますので、それは大事にしていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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◯委員長(中村眞一) ほかに質疑もないようですから、本件についてはこれをもって終わります。
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◯委員長(中村眞一) 以上をもちまして本委員会に付託されました案件の審議は全部終了いたしました。
 これをもちまして委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。



                            終