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愛知県 豊田市

平成18年 6月定例会(第5号 6月23日)




平成18年 6月定例会(第5号 6月23日)





      平成18年6月豊田市議会定例会会議録(第5号)





 平成18年6月23日(金) 午前10時開議


 日程第1  議案第86号から議案第107号まで及び請願について


 日程第2  同意第4号について





 出席議員(47名)


    1番 鈴木  章


    2番 三江 弘海


    3番 清水 元久


    4番 阿垣 剛史


    5番 稲垣 幸保


    6番 三宅 正次


    7番 太田 博康


    8番 神谷 和利


    9番 日惠野雅俊


   10番 杉浦  昇


   11番 近藤 光良


   12番 小島 政直


   13番 佐藤 惠子


   14番 作元志津夫


   15番 庄司  章


   16番 内藤 貴充


   17番 都築 繁雄


   18番 杉浦 弘?


   19番 山田 和之


   20番 梅村 憲夫


   21番 加藤 昭孝


   22番 八木 哲也


   23番 清水 俊雅


   24番 松井 正衛


   25番 河合 芳弘


   26番 園田 昌康


   27番 梅村  進


   28番 加茂みきお


   29番 岩月 幸雄


   30番 湯本 芳平


   31番 田中 建三


   32番 山内 健二


   33番 中村  晋


   34番 岡田 耕一


   35番 大村 義則


   36番 外山 雅崇


   37番 篠田 忠信


   38番 山本 次豊


   39番 太田 之朗


   40番 湯浅 利衛


   41番 鈴木 伸介


   42番 中根  大


   43番 坂部 武臣


   44番 水野 慶一


   45番 高木キヨ子


   46番 光岡 保之


   47番 天野 弘治





 欠席議員(0名)





 説明のために出席した者の職・氏名


   市     長    鈴木 公平


   助     役    中村紀世実


   助     役    菊地 春海


   収  入  役    宇井 ?之


   総合企画部長     横地 清明


   総 務 部 長    鈴村喜代雪


   市 民 部 長    岡田 鐵夫


   社 会 部 長    名倉 宣汎


   子ども部長      中根 宏昭


   環 境 部 長    調  康雄


   福祉保健部長     鈴木 吉成


   保 健 所 長    若杉 英志


   産 業 部 長    伊藤喜代司


   都市整備部長     小野田武文


   建 設 部 長    杉本 鉄美


   消  防  長    伊井 賢司


   教  育  長    吉田万佐敏


   教 育 次 長    笠井 保弘


   専  門  監    神崎 恭紀


   上下水道局事業管理者 鈴木 善實


   上下水道局次長    木戸 淳二





 職務のために出席した事務局職員の職・氏名


   事 務 局 長  塚田 宏之


   局 長 補 佐  倉地 正道


   主     幹  塚本 伸宏


   主     幹  杉山 基明


   主     幹  高橋 光弥


   係     長  島村  勲


   主     査  粕谷 忠弘


   主     査  小野木洋子











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    ◎開議宣告





○議長(水野慶一) ただいまの出席議員は47名です。


 前会に引き続き会議を開きます。


                         開議 午前10時00分





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    ◎議事日程決定





○議長(水野慶一) 本日の議事日程は、お手元にご配付しました日程表のとおりですので、ご了承願います。





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    ◎議案第86号から議案第107号まで及び請願について





○議長(水野慶一) これより本日の日程に入ります。


 日程第1、議案第86号から議案第107号まで及び請願についてを議題とします。


 各常任委員長から審査結果の報告を求めます。


 園田産業建設委員長。


○産業建設委員長(園田昌康) 産業建設委員会の審査結果の報告を申し上げます。


 去る6月14日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第106号の1議案でした。


 6月15日の午前10時から南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。


 以下、主な審査経過について報告いたします。


 議案第106号市道の認定については、「浄水駅南通り線について、市道認定後の工事のスケジュールはどのようになっているか」という質疑があり、「今年度は加茂病院の地下工事にあわせて病院側取付け部分の40メートルを発注する。駅までの部分は継続工事として9月議会に上程予定である。加茂病院の開院に間に合うよう完成させる予定である」と答弁がありました。また「地下通路に売店の設置はできないか」という質疑があり、「この地下道は道路であるため売店の設置は法的に困難である。明るく通行しやすい通りになるよう設計している」と答弁がありました。また「最終電車通過後の夜間にも通行できるのか」という質疑があり、「市道なので24時間開放する予定である」と答弁がありました。


 このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり承認することに決定しました。


 以上をもちまして産業建設委員会の審査結果の報告とします。


○議長(水野慶一) 山本環境福祉委員長。


○環境福祉委員長(山本次豊) 環境福祉委員会の審査結果の報告を申し上げます。


 去る6月14日の本会議におきまして当委員会に付託となりました案件は、議案第89号始め3議案でした。


 6月16日午前10時から南71委員会室におきまして委員会を開催し、慎重審査しました結果、全会一致にてすべての原案を妥当と認め、承認することに決定しました。


 以下、主な審査経過についてご報告いたします。


 議案第89号豊田市医療費助成条例の一部を改正する条例については、「医療費について、他の市町村から住民票を移した人に対しては豊田市は医療費の支給を一切しないのか」という質疑があり、「都道府県ごとに住所地特例の導入に差があり、制度のはざまで不利益をこうむる方が発生してはいけないため、相手方の自治体と協議してどちらかで支給する」との答弁がありました。


 次に、議案第92号工事請負契約の締結については、「容器包装プラスチックごみ圧縮梱包施設の整備によってプラスチックごみの減量効果はどのように見込んでいるのか」という質疑があり、「実績から推定して施設が稼働する平成19年度では約3,000トンを処理する予定であり、可燃ごみ全体においては約3パーセントの減量効果を見込んでいる」との答弁がありました。


 また、プラスチックごみの選別作業にどのような人を何人充てる予定になっているのか」という質疑があり、「4人程度で手選別を行う予定をしている。作業内容は、搬入されたごみ袋を破り異物を取り除くというものである。作業員にはシルバー人材センターを活用することを想定しているが、障害者の雇用も可能であると考えている」との答弁がありました。


 次に、議案第107号財産の取得については、「購入予定のAEDの機種と選定理由は何か」という質疑があり、「フィリップスメディカルシステム社のハートスタートFR2という機種である。選定にあたっては、安全性、操作の確実性等の点を考慮し決定した」との答弁がありました。


 また、「AEDの配備基準と配備施設はどのようか」という質疑があり、「施設の持つ機能・役割から、市役所、交流館等に74台を配備する。そのほかに中央公園、中央図書館など年間10万人以上の不特定多数の人が利用する施設に27台を配備し、そのほかの施設に6台を配備する」との答弁がありました。


 また、「AEDの配備に対する市内の事業所へ指導はどうなっているのか」という質疑があり、「民間事業者への公費による配備は、現在のところ考えていない。市内における配備済みの施設をPRするなどの方法を検討したい」との答弁がありました。


 このほかにも審査の過程におきましてさまざまな質疑がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、委員会としてはいずれの議案も承認することに決定しました。


 以上をもちまして環境福祉委員会の審査結果の報告とします。


○議長(水野慶一) 梅村教育次世代委員長。


○教育次世代委員長(梅村 進) 教育次世代委員会の審査結果の報告を申し上げます。


 去る6月14日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第103号始め2議案でした。


 6月19日午前10時より南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。


 以下、主な審査経過について報告いたします。


 始めに、議案第103号工事請負契約の締結、(仮称)豊田市総合体育館周辺等整備工事については、「観客席などの安全策はどのようになっているか」という質疑があり、「火災対策として放水銃を設置し、転落防止用の手すりを最前列に配置するなど建築基準法及び消防法で定められた観客に対する安全対策を十分に満たした観客席になる」と答弁がありました。


 また、「契約内容に安全保障はあるのか。また瑕疵がある場合、契約解除の対象となるのか」という質疑があり、「安全保障はされており、契約の中に瑕疵担保の責任の期間が定めてある。ただし、これは設置後に生ずるものであると思うと答弁がありました。


 次に、議案第104号工事請負契約の締結、豊田市立美山小学校校舎増築工事は、「人口増が予測される学校に対してどのような対策を考えているのか」という質疑があり、「校舎の増築は、継続的に教室数が不足する場合に対応していきたいと考えている。ただ、人口推計だけでなく、地域ごとの社会的要因もあるので注意深く見ながら対応する。美山小学校については、場合によっては特別教室を普通教室に転用することも考えながら対応していく」と答弁がありました。


 また、「放課後児童クラブを考えて増築するのか」という質疑があり、「放課後児童クラブ対応のために増築するものではないが、数年間は余裕教室が発生するため、ニーズに合わせ、できる限り校舎内で対応したい」との答弁がありました。


 このほかにも審査の経過においてさまざまな質疑が出されましたが、慎重審査した結果、冒頭申し上げたとおり、委員会としてはいずれの議案も承認することに決定しました。


 以上をもちまして教育次世代委員会の審査結果の報告とします。


○議長(水野慶一) 田中生活社会委員長。


○生活社会委員長(田中建三) 生活社会委員会の審査結果の報告を申し上げます。


 去る6月14日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第91号始め12議案でした。


 6月20日午前10時から南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。


 以下、主な審査経過について報告いたします。


 議案第91号豊田市消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例については、「消防団の現状はどのようか」という質疑があり、「定員2,313人に対して実人員は2,156人である。今後は機能別団員など新しい形態も考えていきたい」との答弁がありました。


 次に、議案第93号工事請負契約の締結について、(仮称)大沼梶浄水場水処理機械設備工事は、「入札に参加しているのが2社だけだが、特殊性が高い工事なのか」という質疑があり、「膜の材質にセラミックスを採用している膜処理設備であるため、まだ実績豊富な業者が少ない。その中で管理技術者の確保ができないなどの理由で参加を見送った企業があり、2社の入札となった」との答弁がありました。


 次に、議案第105号財産の取得について、はしご付消防自動車は、「現在所有しているはしご付消防自動車で、市内の高層の建築物に対応できるか」という質疑があり、「通常はしご車で対応するのは30メートル級の10階建てまでであり、所有しているもので対応可能である。また、それ以上の高さの高層の建築物には法律で非常用エレベーターを設置しなくてはならないことになっており、それを使って対応することになる」と答弁がありました。


 また「随意契約になった理由は何か」という質疑があり、「予定価格を設定するにあたっては、他都市での同等のはしご車の購入実績を調査した上で過去の実績を勘案して価格を設定したが、結果として予定価格を下回る落札業者がいなかったためである」との答弁がありました。


 このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、委員会としてはいずれの議案も承認することに決定しました。


 以上をもちまして生活社会委員会の審査結果の報告とします。


○議長(水野慶一) 加茂企画総務委員長。


○企画総務委員長(加茂みきお) 企画総務委員会の審査結果を報告いたします。


 去る6月14日の本会議において当委員会に付託された案件は、議案第86号始め4議案及び請願1件であります。


 6月21日午前10時より南71委員会室におきまして委員会を開催し、慎重審査しました結果、議案第88号につきましては賛成多数、その他の議案は全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。


 また、請願受理番号第1号につきましては、賛成少数にて不採択とすることにいたしました。


 以下、主な審査経過について報告します。


 始めに、議案第86号豊田市附属機関条例の一部を改正する条例につきまして、「豊田市老人ホーム入所判定委員会の委員定数が6人から7人に変更されているが、7人の構成はどのようになっているか」という質疑がありました。これに対して、「国の指針により、医師、社会福祉主事、養護老人ホームの施設長等に、今回、地域包括支援センターの長を新たに追加するものである」との答弁がありました。


 続いて、「入所判定委員会が緊急的に高齢者を早く入所させる必要があると判定した場合は、本人や家族の申請に基づいて行われるのか」という質疑があり、これに対して「ひとり暮らしの高齢者で家族や支援する人がいないという場合や高齢者虐待の場合は、行政の判断から一時的に施設に入ってもらうことが想定される」との答弁がありました。


 続いて、議案第88号豊田市市税条例の一部を改正する条例について、「地方税法の改正により、個人市民税の所得割税率と税額が変わることになるが、その結果、福祉など他の制度へ影響することに伴う制度の条例改正は行われるのか」という質疑があり、これに対して「それぞれの所管で改正が必要と判断すれば手続がとられると考えられる」との答弁がありました。


 続いて、「地震保険料控除が創設されると現行の損害保険料控除はどうなるのか」という質疑があり、これに対して「平成18年12月31日までに締結された長期の損害保険料控除については、今までどおり控除が認められる。ただし、地震保険料控除とあわせて上限が2万5,000円となる」との答弁がありました。


 続いて、請願受理番号第1号、小泉首相に靖国参拝の中止を求める意見書提出についての請願については、賛成の立場の委員から、「小泉首相が靖国神社に参拝することは、二度とあのような侵略戦争を許さないという戦後の国際秩序を土台から否定する行為にほかならず、参拝という行為そのものが客観的に持っている政治的意味は、日本外交と国際秩序を危うくし、国際的な問題になっている。よって、請願を採択し意見書を提出すべきである」との意見がありました。


 次に、不同意の立場の委員から、「もともとは戊辰戦争の犠牲者や、その他の戦争の戦士が多く祀られ、たくさんの遺族が平和を祈っている神社である。戦争を推し進めるのではなく、第2次世界大戦の反省をもとに1個人として参拝してるということであるので、憲法第20条に違憲であるとは決してないと思われる」との意見があり、また、同じく不同意の立場の委員から、「本件はいろいろな背景が絡んでおり、憲法判断も正確になされていない段階において世論も二分されている。こういう問題を地方議会で判断をして国に意見書を出すことになじむかどうかということを考えたときに、なじまないだろうと判断する」との意見が出されました。


 このほかにも審査の過程におきましてさまざまな質疑がありましたが、冒頭申し上げましたとおり、本委員会としては、いずれの議案も承認することに決定し、また、請願については不採択といたしました。


 以上をもちまして企画総務委員会の審査結果の報告といたします。


○議長(水野慶一) 以上で各常任委員長の報告を終わります。


 ただいまの各常任委員長の報告に対する質疑を許します。


 質疑ありませんか。


           〔「進行」の声起こる〕


○議長(水野慶一) ないようですので、以上で質疑を終わります。


 これより討論に入ります。


 討論の通告がありますので順次発言を許します。


 35番、大村義則議員。


○35番(大村義則) 私は、まず議案第88号豊田市市税条例の一部を改正する条例について、反対すべきとする意見を述べたいと思います。


 反対の最大の理由は、この条例案が定率減税の廃止を盛り込んでいることであります。定率減税の廃止は、全国で2年間に3.4兆円の大増税になり、その88パーセントがサラリーマン増税であります。この改定で豊田市には13億円の歳入増になるという説明がありましたが、これはとりもなおさず市民への13億円の負担増ということではありませんか。


 昨年の総選挙で政府与党は、「サラリーマン増税を行うとの政府税調の考え方はとらない」と明確に政権公約に掲げながら、今回の所得税、住民税の定率減税廃止を行いました。明白なる公約違反であり、こうした市民、国民をあざむく行為は、与党の政治姿勢そのものが問われる行為であります。


 その一方で34.5パーセントから30パーセントに引き下げられた法人税減税を恒久措置として継続し、史上空前の利益を上げている大企業を応援することはあまりに極端な優遇政策ではありませんか。


 市民には大増税、大企業には減税のまま、このような定率減税廃止の内容を含む本条例案は反対すべきであることを強く訴えるものであります。


 続いて、議案第92号の工事請負契約の締結について、賛成の立場で意見を申し上げます。これは容器包装プラスチックごみ圧縮梱包施設整備工事の請負契約であります。


 石油を原料とするプラスチックの焼却は、ダイオキシンや重金属類、化学物質などの有害物質の発生源となり、焼却による生物への影響や地球温暖化などの環境破壊、環境汚染の問題を一層深刻にいたします。


 今回、豊田市として容器包装プラスチックごみを分別収集し、再資源化につなげる圧縮梱包施設を設置することは重要であり、本議案は賛成すべき事案であります。私は、本会議の質疑でも指摘をしましたが、運用にあたっては杉並病の経験をよく研究し、有害な化学物質を出して影響を与えることがないように厳密な対応をされることを強く求めておきます。


 また、今通常国会で改正容器包装リサイクル法が成立いたしましたが、プラスチックごみのリサイクル費用の負担割合が自治体に極端に過重となっている点は一考に改まっておりません。同法は事業者への拡大生産者責任が徹底されていないため、ごみ減量には結果的につながらず、収集・分別・保管を行う自治体ばかりに負担がかかり、環境省の試算でも自治体の費用負担3,056億円に対し事業者負担は451億円にすぎないのであります。この機会に国に対してこのような問題を根本的に解決するための枠組みをつくることを豊田市議会としも執行部と一緒にさらに求めていこうではありませんか。


 以上で議案第92号の賛成討論といたします。


 続いて、請願受理番号第1号に対する賛成討論を行います。


 請願者は、小泉首相に靖国神社の参拝を中止するように意見書を提出することを求めています。


 まず、小泉首相に靖国参拝をやめるように求めているのは、請願者にとどまらず、立場を超えた非常に広い層の人々であるということを述べておきたいと思います。自民党内の有力政治家からもその声はたくさん出されております。例えば先日亡くなった後藤田正晴元副総理は、小泉首相に対して「個人の信条と首相としての立場を混交している」と厳しく批判いたしました。財界にも広がっています。かねてより小泉首相の靖国参拝に苦言を呈していた日本経団連の奥田名誉会長は、つい今月の15日、TBSの番組収録で、次期首相に靖国不参拝、靖国を参拝しないように求めたと報じられております。このような広がりは、言論界、ジャーナリズム界など非常に大きく広がっていることをまず申し上げておきたいと思います。


 では、なぜこのように靖国参拝を中止する声が広がっているのか、ここであります。何よりもこの神社自体が太平洋戦争で日本が行った侵略戦争を正しい戦争として内外に宣伝する最大の宣伝センターになっているからであります。例えば靖国神社の中心的な刊行物で宮司が特別のあいさつを書いている靖国神社遊就館図録という本があります。ここには日米開戦の責任がアメリカ政府の側にある、こういう主張があからさまな形で書かれています。この主張というのは、日米開戦当時、すなわち真珠湾攻撃にあたって、日本の軍国主義の戦争指導者たちが述べたことそのままであります。このような形での主張は、靖国神社に併設される遊就館で毎日流されているドキュメント映画「私たちは忘れない」などさまざまな方法で内外に靖国神社が発信しています。だからこそ中国、韓国のみならず、アメリカでもニューヨークタイムズが昨年、靖国神社を「日本のために無罪判決を求める戦争神社」という見出しをつけた大きな特集記事を組んで、靖国史観はほとんどのアジア人、アメリカ人が受け入れることができないものとして指摘しているのであります。


 また、小泉首相が同盟国と言って頼りにしているアメリカの政権の中枢からも、例えばブッシュ大統領は昨年、対日戦勝60周年の記念演説で、アジア解放のための戦争という靖国神社がたっている侵略戦争正当化論を厳しく批判しました。首相の連続参拝に対してアメリカ下院のハイド外交委員長は、遺憾の意を伝える書簡を日本政府に寄せました。これが世界が見ているこの問題に対するリアルな見解なのであります。


 靖国神社は、英霊の顕彰施設だと自らを位置づけています。英霊の顕彰というのは、靖国神社の言葉を借りれば、戦争による武勲をほめたたえるということであって、戦没者を追悼するという神社ではないということであります。では、一体靖国神社とは何か、それは特定の政治目的を持った運動体とも言うべき存在であります。その政治目的とは、日本の戦争は正しかったという立場を日本の国民に吹き込むことであって、そのよってたつ精神は、ヨーロッパで言えば、ネオ・ナチの精神に匹敵すると思います。こういうところに首相として5年連続参拝を行い、さらに繰り返すということがあれば、日本政府がこのような考えに公認のお墨付きを与え、今後こういう考えで国際社会で活動していきますと内外に宣言することになるではありませんか。


 戦後の国際秩序は、かつて日独伊が行った戦争が侵略戦争であったという共通の認識に立ち、二度とこうした戦争は許さないという決意の上に成り立っております。靖国神社に首相が参拝することは、この戦後の国際秩序を土台から否定する行為にほかなりません。だから小泉首相がいくら心の問題であるだとか、二度と戦争をしてはならない、そういう気持ちで参拝すると口先でいくら言ったとしても、参拝という行為そのものが客観的に持っている政治的な意味が日本外交と国際秩序を危うくする国際的な問題となっているのであります。後藤田さんが厳しく批判したように、個人の信条と首相としての立場を混交しているのであります。


 よって、請願を採択し、しかるべき手続にのっとって小泉首相に靖国神社の参拝を中止するように意見書を提出すべきことを述べて賛成の討論といたします。


 以上であります。


○議長(水野慶一) 24番、松井正衛議員。


○24番(松井正衛) 私は、自民クラブ議員団を代表して今定例会に上程されています全議案については賛成の立場で、また請願受理番号第1号については反対の立場で討論をいたします。


 まず、議案第88号豊田市市税条例の一部を改正する条例についてであります。


 国は、「国から地方へ」をスローガンに、地方の行政サービスにおける国の関与を縮小し、地方の権限と責任を拡大するため、財政面における具体策として、国庫補助金の削減、地方交付税制度の見直し、国から地方への税源移譲の三位一体改革を進めてきました。


 今回の市税条例の主な改正は、その三位一体改革の一環である国から地方への税源移譲を実現するための改正であります。具体的には、所得税から個人住民税への3兆円規模の税源を移譲するため、現在3段階になっている市民税所得割の税率をフラット化し一律6パーセントに、県民税と合わせると一律10パーセントにするというものであります。この改正により市税収入は約38億円の増収が見込まれております。多くの市民の方は地方税の負担が増えることになりますが、所得税法の改正と今回新たに設けられた調整控除により所得税と地方税を合わせた税負担は改正前と変わらないように措置がされております。


 今回の定率減税の廃止やたばこ税の値上げという愛煙家にとっては痛い負担増になる改正内容も含まれておりますが、定率減税は停滞した経済活動の回復のため緊急避難的に講じられた景気対策のための措置であり、経済状況が改善されてきている現在、国、地方の財政状況等から廃止もやむを得ないと考えます。この定率減税の廃止等により地方自治体にとっては自主財源が増加します。地方の自立のための税財源の確保、地方財政の健全化という観点から見直しが図られたものと思います。


 今回の改正により市の自主財源は増加し、自主・自立的な行政施策を推進することが可能となり、財政面における地方分権が一歩前進することになります。一方、個人市民税の額が増加することから、市民の行財政運営に関する関心は一層高まってまいります。


 市におかれては、税源移譲に満足することなく、市民の信頼を得るためにも一層の効率的な行財政運営に取り組んでいかれることをお願いし、本議案の賛成討論といたします。


 次に、議案第92号(仮称)豊田市容器包装プラスチックごみ圧縮梱包施設の工事請負契約についてであります。


 ごみ処理の問題は、快適で安全な市民生活を確保していく上で非常に重要なものとなっております。ごみの適正処理と減量化を推進する上でごみ処理施設の整備は不可欠であります。


 また、循環型社会形成の推進に向けて社会が一体となってごみの排出抑制への取組と、リデュース・リユース・リサイクルの促進が求められております。本市においてもごみの分別収集やリサイクルの推進に力を入れているところでありますが、ごみ量は増加傾向を続けており、なかなか歯止めがかからないのが現状であることから一層の対策が必要となっております。特にプラスチック類は生活のあらゆる面で利用されていることから、プラスチック類のごみはごみ量全体の15.4パーセントを占める状況となっております。こうした背景の中で、ごみ減量を実効性あるものにするために、燃やすごみのプラスチック類の大半を占めるプラスチック製容器包装を新たに資源化する対象として取り扱うことになったわけであります。


 今回の圧縮梱包施設の整備により約3,700トン程度の資源化が見込めることから、減量効果も高く、施設整備についてはむしろ遅すぎたぐらいだと感じておりますが、歓迎するものであります。


 今後、ごみの分別区分が変更され、新たにプラスチック製容器包装という分別種類が追加されますと、市民にかなりの混乱等が起きることが予想されます。プラスチック製品の種類も多岐にわたり、出せるものと出せないものの判断も必要となってきます。スムーズな導入ができるよう周知活動を徹底していただくようお願い申し上げます。


 あわせて臭気や粉じんなどの環境対策にも十分配慮した施設整備をお願いしておきます。


 以上、主な2議案について賛意を表明し、全議案に議員各位のご理解とご賛同をお願いして賛成の討論といたします。


 続いて、提出されております請願受理番号1号については、反対の立場で討論いたします。


 請願にもありますが、憲法第20条は、信教の自由を無条件で認めており、国及びその機関はいかなる宗教的活動もしてはならないと政教分離を規定しております。小泉総理は、靖国神社に参拝する目的について、祖国のために心ならずも戦場に赴き、命を落とされた方々に対し、心からの哀悼と敬意及び感謝の気持ちを捧げるとともに、日本の平和と繁栄を守ることの重要性を自覚し、不戦の誓いを込めて一国民としての立場で靖国神社に参拝しているとされております。


 豊田市議会自民クラブとしましても、私的な立場での靖国神社参拝という社会的儀礼は違憲にならないと判断していることから、請願にある国への意見書提出については不採択とします。


 以上で私からの討論を終わります。


○議長(水野慶一) 34番、岡田耕一議員。


○34番(岡田耕一) 私は、外山議員とともに請願受理番号第1号小泉首相に靖国参拝の中止を求める意見書提出についての請願書を採択すべきとの立場から討論いたします。


 私は、この問題について三つの視点から討論させていただきます。


 まず、靖国神社に対する私の思いを述べさせていただきます。


 私の父方の祖父も昭和20年3月に南方で亡くなっております。父は昭和16年10月生まれですので戦地に赴く前の父親、私にとっては祖父ですが、全く記憶がないそうであります。そんな父も遺族であり、私も遺族の1人であり、祖父は英霊として靖国神社に祀られていることになっております。


 私自身祖父がさきの大戦で亡くなっているにもかかわらず、今まで靖国神社に参拝していなかったこともありましたので、今回、請願を考える上で急きょ6月18日に参拝してまいりました。靖国神社に到着すると、まず本殿に参拝し、散華された戦没者への感謝とご冥福を祈り、再び戦争の惨禍に巻き込まれることのないように祈念申し上げました。


 そして、靖国神社の思いの集大成とも言える遊就館を見てまいりました。遊就館は明治15年、我が国最初で最古の軍事博物館として開館以来一貫して殉国の英霊を慰霊顕彰すること、近代史の真実を明らかにするという立場を貫いています。そして、近代国家成立のため、我が国の自存自営のため、さらに世界史的に見れば、皮膚の色とは関係のない自由で平等な世界を達成するため避け得なかった多くの戦いがあり、それらの戦いに尊い命を捧げられたのが英霊であり、その英霊の武勲、ご遺徳を顕彰し、英霊が歩まれた近代史の真実を明らかにするのが使命と言っております。


 遊就館での私は、1時間弱のドキュメント映画「私たちは忘れない−感謝と祈りと誇りを−」、また昭和32年に公開されました映画「明治天皇と日露大戦争」も約2時間鑑賞いたしました。三国干渉後の国民の強い臥薪嘗胆の思いから、国民の戦争突入への世論の意思形成過程を見ますと、昨今の隣国に対する強いナショナリズムからの強硬な姿勢と重なる思いでありました。


 そして、展示物並びにこうした各種映像を見るにつけ、戦没者に対する畏敬の念を持ちつつも、さきの大戦すべてを肯定する姿勢には違和感がありました。また、近隣諸国に対する日本の加害者としての立場、歴史認識が全くございませんでした。そして、遊就館には英霊の写真はあっても日本が侵略した国々の人たちの姿はありません。加害者としての事実を無視し、戦争をアジア諸国独立のきっかけという一方的な美談にしております。


 よく言われることに、殴ったほうは忘れても殴られたほうは忘れないということがございます。まさしく現在の日本はこれではないでしょうか。被害を受けた国々は忘れることはできません。一方的に消し去ることはできないのであります。


 確かに国家の命令で上官の命令で戦地に赴いた多くの先人に対しては、故郷を思い、家族を思うさまざまな思いを考えれば、私自身も言葉にならない感もあります。しかし、そうした戦争に無謀な形で突入するとともに、終戦、停戦を敗戦濃厚の末期になるまで考えず、近隣諸国のみならず、日本国民に非常に多くの犠牲をもたらした当時の国家指導者、軍幹部に対する指導者としての責任は免れないないと私は思っております。


 私は、単純にA級戦犯とひとくくりにするつもりはありません。しかし、そうした戦争指導者も合祀しているのがこの靖国神社であり、さきの大戦をすべて肯定しているのが遊就館であります。


 そして、今これらの事実が再度認識され、近隣諸国からの小泉首相の靖国神社への参拝は取りやめてほしいという思いは戦争被害を受けた近隣諸国だけではなく、遺族でさえもそうした思いの方々も多くおられます。そして、何より戦没された英霊たちもこうした近隣諸国との緊張関係に快い思いはしていないのではないでしょうか。


 戦争被害を受けた近隣諸国の皆さんが、また多くの日本国民が戦争指導者が合祀されている靖国神社には政治家のトップである総理大臣には参拝してほしくないという気持ちを持つことは自然な姿ではないでしょうか。そうした思いを理解するのも政治家としての品格、器量ではないでしょうか。


 首相は衆議院予算委員会での答弁で、靖国神社について、「戦没者に対する哀悼のまことを捧げ、二度とあのような戦争を起こしてはならないという気持ちで参拝している」と説明しています。


 また、外務省のウェブサイトを見ますと、靖国神社参拝に関する政府の基本立場として次のように掲載されております。「小泉総理は、今日の日本の平和と繁栄が戦没者の尊い犠牲の上に成り立っているとの強い思いを抱いている。そして、祖国のため心ならずも戦場に赴き、命を落とさなければならなかった方々に対し、心からの哀悼、敬意及び感謝の気持ちを捧げるとともに、戦没者が目にすることができなかった今日の日本の平和と繁栄を守ることの重要性を自覚し、不戦の誓いを込めて、総理の職務としてではなく、1人の国民としての立場で靖国神社を参拝している。」


 小泉総理の靖国神社参拝が過去の軍国主義を美化しようとする試みでないかという見方は誤りであり、総理はかねて靖国神社への参拝は多くの戦没者に敬意と感謝の意を表するためのものであり、A級戦犯のために参拝しているのではなく、また、日本が極東国際軍事裁判の結果を受け入れていることを明言しています。総理は、また我が国が植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたことを認め、歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切なる反省と心からのおわびの気持ちを常に心に刻むことや、世界の国々との信頼関係を大切にし、世界の平和と繁栄に貢献していく決意であることを繰り返し表明しております。もしそうであるならば、近隣諸国の被害者としての気持ちをもう少し理解し、行動として参拝しないという判断をしていただくことを期待するものであります。


 そして、2点目、経済的な損失から考えての靖国神社参拝の中止についてであります。


 近隣諸国の中で特に強く批判してる中国、韓国とは、戦争の被害者、加害者というだけでなく、領土問題や経済問題という国益にかかわる課題も山積しております。中国とは尖閣諸島や東シナ海のガス油田問題、韓国とは竹島問題や排他的経済水域の境界線をめぐる漁業権交渉等であります。そうした課題に対して靖国神社の問題で足もとを見られ、日本が強く主張できず、経済的な損失をこうむっているように思えてなりません。特定の企業が現地で不利益を受けるからということではなく、これらの問題に対して明確に日本の主張を示し、それらを実現するためにも小泉首相の靖国神社参拝はやめるべきと思います。


 最後に3点目、外交的な損失から考えての参拝中止についてであります。


 現在、特に強く批判している中国、韓国、北朝鮮という国々だけではなく、他の友好国からも疑問の声が上がっています。先ほどは大村議員よりアメリカからの声が紹介されましたが、私からは、3月27日、読売新聞、論点でのヒュー・コータッツイ元イギリス駐日大使の言葉を紹介いたします。「首相の靖国神社参拝が中韓両国で挑発的と受け取られるのは、A級戦犯の合祀だけが問題ではない。靖国神社の博物館(遊就館)が戦争での日本の行動を美化しているかのように見えるからである。これらのことは日本政府が戦争責任、あるいは東京裁判の合法性を認めていないという印象を内外に与えている」というものであります。こうした批判的な発言には非常に説得力があります。


 客観的に見れば、日本は第二次世界大戦について正当防衛だとし、美化していると映ってしまうのです。そのような思想で成り立っている靖国神社に参拝し続ける小泉首相を問題視していることにほかならないのです。


 再度彼の言葉をかりれば、1931年から44年までに生じた事態を客観的に分析すれば、日本の指導者たちの行為が彼らだけの責任ではないにせよ、結果として何千万人という死と筆舌に尽くしがたい苦痛をもたらしたことは間違いないというものであります。


 こうした各方面からの声も厳粛に受け止めていただき、日本が国際的に孤立しないためにも小泉総理が靖国神社に参拝しないことを求めたいと思います。


 最後につけ加えますが、こうした問題を地方議会として判断して意見書を出すことはなじまないという考え方もございますが、近隣自治体を見ますと、東郷町議会が、今定例会で衆参両議長並びに小泉内閣総理大臣に対しまして、原案を修正しつつも次のような意見書を提出しております。「靖国神社に日本国の首長である内閣総理大臣が参拝を繰り返すのは、日本の外交的、経済的な国益を大きく損なうことは明らかである。よって、小泉首相は靖国神社に参拝しないよう強く要請する。」


 また、昨年9月定例会では、武豊町議会が、「靖国神社には日本の侵略戦争に責任を負うべきA級戦犯14人が合祀されている。靖国神社に国を代表する総理大臣が参拝を繰り返すのは政教分離を定めた憲法上からも疑義が指摘されている。また甚大な犠牲をこうむった中国や韓国が靖国神社への参拝中止を繰り返し求め大きな外交問題となっている。よって、小泉首相は絶対に靖国神社に参拝しないよう強く要請する。」という意見書を提出されておられます。


 こうした真に日本を愛する国益を考える多くの声を小泉内閣総理大臣に届けるべく本市議会におきましても本請願に全議員の賛同を得て採択されることを期待し、賛成討論といたします。


○議長(水野慶一) 31番、田中建三議員。


○31番(田中建三) 私は、市民フォーラムを代表して今議会に上程されたすべての議案に賛成の立場で、また請願受理番号1号については反対の立場で討論をさせていただきます。


 まず、議案第88号豊田市市税条例の一部を改正する条例について申し上げます。


 今回の条例改正は、国の三位一体改革の中の国から地方に対する税源移譲に係るものであります。もとよりこの三位一体改革の目指すところは、国の財政の健全化にあり、国から地方への権限・財源移譲によって地方の自立した基盤を形成することにあります。したがって、地方議会の議論としては、市民の財政負担や本市の財政への影響もさることながら、税源移譲による本市の自立性の促進といった視点もかんがみ議論する必要があります。


 その視点からまず所得割の税率の変更については、これによる市税の影響は38億円の増収が見込まれるとの説明がありました。補助金の削減と交付税の見直しによる歳入の減少が想定される一方で、今回の税源移譲による自主財源の増加は、先ほど申し上げた地方の自立した基盤の形成に寄与するものと判断できます。


 また、市民への影響という視点では、個人市民税と所得税との増減税によって個人の負担が増えないように調整控除も創設され、個人に対する影響を最小限にとどめた点は理解できます。


 次に、この条例には三位一体以外に定率減税の廃止やたばこ税の引上げによる国民への負担増の内容も盛り込まれています。私たちはこれまでも国民への負担増を強いる前にまず国の税に関する無駄遣いを徹底的に削減すること、その上で公平・公正な税制への見直しを含めて国民の協力を求めていくべきと、これまで一貫して訴えてきました。その点では、今回上程された議案は増税論が先行しており、納税者にとっては不満の残る非常に厳しい内容と言わざるを得ません。


 ただ、先ほど申し上げたように、膨れ上がる一方の国の借金体質に歯止めをかけ、その大きな要因である国と地方の権限・財源のあり方に見直しを加えるという三位一体の趣旨からすると、動き始めた地方分権の流れをあるべき姿の軌道に乗せることの必要性を重視し、同時に、今後とも国の無駄遣いの徹底的な削減を求めて納税者の理解を少しでも前進させていくこともあわせ、本議案はやむを得ないものとして受け入れていきたいと考えます。


 次に、請願受理番号1号小泉首相に靖国参拝の中止を求める意見書提出について申し上げます。


 内閣総理大臣による靖国神社参拝については、請願者が指摘している政教分離の憲法上の問題に加え、いわゆるA級戦犯者の扱い、それに伴うアジア外交への影響などさまざまな問題を抱える現実と、その一方で戦争で亡くなられた方を追悼する国民の思いとは錯綜する内政・外交両面に係る重要な課題と理解しています。


 こうした国民世論を二分し、また議会の総意として集約することが困難な国の重要政策について意見書を国に提出することは、地方議会として適さないと判断し、私ども市民フォーラムは、本請願による国への意見書の提出について反対の態度を表明いたします。


 以上、議員各位の賛同をお願いして討論といたします。


○議長(水野慶一) 以上で討論を終わります。


 これより採決します。


 始めに、議案第86号及び議案第87号について採決します。


 議案第86号及び議案第87号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。


             〔挙手 全員〕


○議長(水野慶一) 挙手全員です。


 よって、議案第86号及び議案第87号については、原案のとおり可決されました。


 続いて、議案第88号について採決します。


 議案第88号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。


             〔挙手 多数〕


○議長(水野慶一) 挙手多数です。


 よって、議案第88号については、原案のとおり可決されました。


 続いて、議案第89号から議案第107号までについて採決します。


 議案第89号から議案第107号までについては、各委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。


             〔挙手 全員〕


○議長(水野慶一) 挙手全員です。


 よって、議案第89号から議案第107号までについては、原案のとおり可決されました。


 続いて、平成18年請願受理番号第1号小泉首相に靖国参拝の中止を求める意見書提出についての請願について採決します。


 本請願の委員長報告は不採択でしたが、採択を可とするほうを先に採決します。


 本請願について採択とすることに賛成の議員の挙手を求めます。


             〔挙手 少数〕


○議長(水野慶一) 挙手少数です。


 続いて、お諮りします。


 本請願について不採択とすることに賛成の議員の挙手を求めます。


             〔挙手 多数〕


○議長(水野慶一) 挙手多数です。


 よって、平成18年請願受理番号第1号については、不採択とすることに決定しました。





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    ◎同意第4号について





○議長(水野慶一) 日程第2、同意第4号人権擁護委員の推薦についてを議題とします。


 同意第4号について、説明者、鈴木市長。


○市長(鈴木公平) 同意第4号は、人権擁護委員の推薦についてでございます。


 人権擁護委員28名のうち、平成18年9月30日をもって3名の委員、また平成18年12月31日をもって2名の委員がそれぞれ任期満了になられます。よって、再度、川上政夫さんの1名を、また新たに岩月 基さん、後藤冷子さん、佐野隆啓さん、丹羽千鶴子さんの4名を人権擁護委員として推薦したいので提案をさせていただくものでございます。よろしくご審議を賜ります。


○議長(水野慶一) 以上で説明が終わりました。


 ただいまの説明に対し、ご意見はありませんか。


           〔「進行」の声起こる〕


○議長(水野慶一) ご意見ないようですので採決します。


 お諮りします。


 同意第4号については、市長提案のとおり選任同意することにご異議ありませんか。


          〔「異議なし」の声起こる〕


○議長(水野慶一) ご異議なしと認めます。


 よって、同意第4号については、川上政夫さん、岩月 基さん、後藤冷子さん、佐野隆啓さん、丹羽千鶴子さんを選任同意することに決定しました。





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    ◎閉会宣告





○議長(水野慶一) 以上で本日の議事日程は終了し、本会議に付されました案件すべてを議了しました。


 よって、会議を閉じ、平成18年6月豊田市議会定例会を閉会とします。


                         閉会 午前11時03分





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○議長(水野慶一) 市長、閉会のごあいさつをお願いします。


○市長(鈴木公平) 平成18年6月市議会定例会の閉会にあたりまして、一言あいさつを申し上げます。


 先ほどは今議会に提案させていただきましたすべての案件につきまして、熱心にご審議を賜り、すべてのご決定をいただきました。深く感謝申し上げます。


 さて、昨日、三州足助屋敷におきまして、ことし2月に「むらの伝統文化顕彰」で単独で最高賞となる農林水産大臣賞を受賞されたことなどを機会にされまして感謝の集いが催されました。あいにくの天候でございましたけれども、関係の方々がたくさんお集まりになられました。地域の皆さんの知恵と行動が高く評価されたものだと改めて感じとってまいりました。


 このようにそれぞれの地域が自立的に個性を生かして活発な活動が展開されるなど、生き生きと暮らせるまちづくりを目指して第7次豊田市総合計画の策定を進めてまいりたいと思います。


 最後になりますが、いよいよ暑さも本番を迎えます。議員の皆さまにおかれましては、健康には十分ご留意を賜り、市政に対しましてもより一層のご理解とご協力を賜りますようにお願い申し上げまして閉会のごあいさつといたします。


○議長(水野慶一) 本日、ここに平成18年6月豊田市議会定例会を閉じるにあたり、一言あいさつ申し上げます。


 会期中におきます議員各位の活発なご審議によりまして、本定例会に提出されました案件すべてを議了し、ここに閉会することができましたことに心から御礼申し上げます。


 さて、今月1日の厚生労働省の発表によりますと、昨年の合計特殊出生率は、5年連続して過去最低を更新する1.25となり、少子化に歯止めがかからない状況が続いているようです。


 このような中、本市においては、昨年2月に策定した「とよた子どもスマイルプラン」の推進事業を着実に展開し、先進的な少子化対策に努めているところです。特に妊娠イメージキャラクターの「まーむ(母夢)」は、豊田市駅周辺を始め、市内各所において見かけることができます。私は、市民の誰しもがこのキャラクターから感じられる「優しさ」と「温かみ」を持って妊婦や子どもたちに接することのできる社会になってほしいと願っています。


 少子化対策は、親ばかりの問題でなく、一人ひとりの市民を始めとした社会全体で見守る環境が必要です。改めて関係者のご努力に敬意を表するとともに、今後の取組に期待したいと思います。


 毎日蒸し暑い日が続いております。議員、そして執行部の皆さまには、健康にご留意され、ますますご活躍されることを祈念しまして閉会のあいさつとさせていただきます。














 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


 平成18年6月23日


          豊田市議会議長  水 野 慶 一





          豊田市議会議員  清 水 俊 雅





          豊田市議会議員  坂 部 武 臣