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愛知県 豊田市

平成17年 7月臨時会(第1号 7月28日)




平成17年 7月臨時会(第1号 7月28日)





      平成17年7月豊田市議会臨時会会議録(第1号)





 平成17年7月28日午前10時、豊田市議会臨時会が豊田市役所議場に招集された。





 平成17年7月28日(木) 午前10時開議


 日程第1  会議録署名者の指名


 日程第2  会期の決定


 日程第3  報告第7号について


 日程第4  議案第110号から議案第112号までについて





 出席議員(46名)


    1番 鈴木  章


    2番 三江 弘海


    3番 清水 元久


    4番 阿垣 剛史


    5番 稲垣 幸保


    6番 三宅 正次


    7番 太田 博康


    8番 神谷 和利


    9番 日惠野雅俊


   10番 杉浦  昇


   11番 近藤 光良


   12番 小島 政直


   13番 佐藤 惠子


   14番 作元志津夫


   15番 庄司  章


   16番 内藤 貴充


   17番 都築 繁雄


   18番 杉浦 弘?


   19番 山田 和之


   20番 梅村 憲夫


   21番 加藤 昭孝


   22番 八木 哲也


   23番 清水 俊雅


   24番 松井 正衛


   25番 河合 芳弘


   26番 園田 昌康


   27番 梅村  進


   28番 加茂みきお


   29番 岩月 幸雄


   30番 湯本 芳平


   31番 田中 建三


   32番 山内 健二


   33番 中村  晋


   34番 岡田 耕一


   35番 大村 義則


   36番 外山 雅崇


   37番 篠田 忠信


   38番 山本 次豊


   39番 太田 之朗


   40番 湯浅 利衛


   41番 鈴木 伸介


   42番 中根  大


   43番 坂部 武臣


   44番 水野 慶一


   46番 光岡 保之


   47番 天野 弘治





 欠席議員(1名)


 45番 高木 キヨ子





 説明のために出席した者の職・氏名


   市     長    鈴木 公平


   助     役    中村紀世実


   助     役    菊地 春海


   収  入  役    宇井 ?之


   総合企画部長     小山 正之


   総 務 部 長    鈴村喜代雪


   市 民 部 長    岡田 鐵夫


   社 会 部 長    名倉 宣汎


   子ども部長      中根 宏昭


   環 境 部 長    愛知 康之


   福祉保健部長     岡田 勇夫


   保 健 所 長    若杉 英志


   産 業 部 長    伊藤喜代司


   都市整備部長     佐藤八十朗


   建 設 部 長    杉本 鉄美


   消  防  長    伊井 賢司


   教  育  長    吉田 允昭


   教 育 次 長    笠井 保弘


   専  門  監    神崎 恭紀


   上下水道局事業管理者 鈴木 善實


   上下水道局次長    木戸 淳二





 職務のために出席した事務局職員の職・氏名


   事 務 局 長  塚田 宏之


   局 長 補 佐  倉地 正道


   主     幹  塚本 伸宏


   主     幹  森  哲夫


   副  主  幹  窪谷 文克


   副  主  幹  杉山 基明


   副  主  幹  高橋 光弥


   係     長  光岡 正和


   主     査  伊藤 清人


   主     査  粕谷 忠弘


   主     査  寺田 洋子











○議長(湯浅利衛) 平成17年7月豊田市議会臨時会の開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。


 議員各位のご出席を賜り、ここに7月豊田市議会臨時会が開催できますことに厚くお礼申し上げます。


 本臨時会は、平成17年度豊田市公共下水道事業特別会計補正予算を始め3議案が提出されています。


 いずれも重要な案件でありますので、慎重審議いただきますようお願い申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。


 市長、あいさつをお願いします。


○市長(鈴木公平) 一言ごあいさつを申し上げます。


 本日、ここに平成17年7月市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆さまにおかれましては、急なお願いにもかかわらず定刻までにご参集をいただきましてありがとうございます。


 本市議会臨時会で提案させていただいております議案につきましては、平成17年度公共下水道事業並びに水道事業の補正予算及び勘八町地内の産業廃棄物処理施設にかかわる訴えの提起でございます。


 いずれも急を要する案件でございまして、何とぞ慎重審議をいただき、適切なるご決定をいただきますようにお願いを申し上げまして開会のごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。





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    ◎開議宣告





○議長(湯浅利衛) ただいまの出席議員は46名であります。


 ただいまから平成17年7月豊田市議会臨時会を開会します。


                      開会・開議 午前10時02分





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    ◎議事日程決定





○議長(湯浅利衛) これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配布しました日程表のとおりですので、ご了承願います。





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     ◎会議録署名者の指名





○議長(湯浅利衛) これより本日の日程に入ります。


 日程第1会議録署名者の指名を行います。


 会議録署名者は、豊田市議会会議規則第95条の規定により議長より、17番都築繁雄議員、37番篠田忠信議員を指名します。


 なお、地方自治法第121条の規定により、説明者として出席を求めました者は、お手元に配布しました表のとおりですのでご了承願います。





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    ◎会期の決定





○議長(湯浅利衛) 日程第2、会期の決定を議題とします。


 お諮りします。


 7月豊田市議会臨時会の会期は、本日の1日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


          〔「異議なし」の声起こる〕


○議長(湯浅利衛) ご異議なしと認めます。


 よって、会期は本日の1日間と決定しました。





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    ◎報告第7号について





○議長(湯浅利衛) 日程第3、報告第7号専決処分の報告についてを行います。


 報告第7号について、説明者、中村助役。


○助役(中村紀世実) 報告第7号についてご説明を申し上げます。


 資料1の1ページをお願いいたします。報告第7号専決処分の報告についてでございます。


 損害賠償額の決定で公用車による交通事故2件でございます。


 まず1件目は、本年6月10日午後1時10分ごろですが、稲武地区から本庁のほうに帰る公用車が藤岡地区内でいわゆる居眠り運転のために住宅の塀に衝突したものでございまして、損害賠償額11万250円、過失割合は豊田市100パーセントでございます。


 2件目は、同じく4月8日でございますが、陣中町地内、いわゆる堤防道路でございますが、いわゆる下のほうから進入してきた相手方車両が公用車のほうにぶつかったというものでございまして、過失割合は豊田市20パーセントということでございます。


 毎議会このような公用車による交通事故の専決処分の報告をさせていただいて誠に申しわけございませんが、特にこの1点目につきましては、やはり職員の不注意が非常に大きいということから、処分も含めたこれから厳格に指導してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(湯浅利衛) 以上で報告は終わりました。





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    ◎議案第110号から議案第112号までについて





○議長(湯浅利衛) 日程第4、議案第110号平成17年度豊田市公共下水道事業特別会計補正予算から議案第112号訴えの提起についてまでを議題とします。


 議案第110号から議案第112号までについて、説明者、中村助役。


○助役(中村紀世実) 議案第110号から議案第112号までについて説明をさせていただきます。


 議案の数が少のうございますのでちょっと丁寧に説明をさせていただきます。


 まず、議案第110号、議案第112号につきましては、資料2、予算関係議案の要旨の1ページをお願いいたします。


 議案第110号及び議案第111号の議案につきましては、平成17年度公共下水道事業特別会計及び水道事業会計の補正でございます。いずれも公営企業債借換えで本年度新たに認められました高金利対策の臨時特例措置を活用いたしまして、昭和55年度に公営企業金融公庫から借り入れた7.5パーセント以上の高利率のものを2パーセント前後の低利債に借換えさせていただくものでございます。


 2ページをお願いいたします。公共下水道事業特別会計でございます。借換額は6,570万円でございまして、これに合わせまして地方債の限度額も6,570万円増額させていただいております。


 4ページをお願いいたします。水道事業会計でございます。借換額は6,450万円でございまして、合わせて地方債の限度額も増額させていただいております。


 また、資本的支出の償還金のうち端数の4万1,000円は、今回の借換えに合わせて繰上償還させていただくものでございます。


 以上で議案第110号、議案第111号の提案説明とさせていただきまして、資料1のほうにお願いいたします。提出議案の要旨2ページをお願いいたします。議案第112号訴えの提起についてでございます。


 市が株式会社東和総業開発の実質的経営者である朴本洪秀氏らにかわり勘八町地内の株式会社東和総業開発の産業廃棄物処理施設に過剰保管されている産業廃棄物の撤去等を行った場合の費用を担保するために、名古屋地方裁判所岡崎支部に対し、市を債権者とし、朴本氏を債務者とする不動産仮差押え命令の申立てを行い、これが平成17年5月2日に同裁判所の仮差押え決定を受けているところでございます。


 さて、平成17年6月29日に至り、同裁判所は、朴本氏の申立てにより、市に対し1か月以内、市に送達されたのが7月2日ですので、これから起算いたしますと期限は8月2日ということになりますが、この1か月以内に本案訴訟を提起するよう起訴命令を発しました。債権者市におきましては、本案訴訟を提起しない場合は、前述の5月2日に決定をいただきました不動産仮差押え命令が取り消されることがあるため、市は朴本氏を相手方として費用償還請求訴訟を提起することといたします。


 訴えの趣旨といたしましては、朴本氏に対し、市が朴本氏らにかわり実施する産業廃棄物処理施設に不適正に保管された産業廃棄物の撤去及び周辺環境保全のための各種造成工事並びにこれらの工事を行うための調査費用の内金として金2億712万4,370円の支払いを求めるというものでございます。よろしくお願いいたします。


○議長(湯浅利衛) 以上で説明が終わりました。


 続いて、質疑に入ります。


 質疑の通告がありますので順次発言を許します。


 議案第110号から議案第112号までについて、36番、外山雅崇議員。


○36番(外山雅崇) では、議案第112号について3点ばかり質問をさせていただきます。


 詳細につきましては、我がクラブの篠田代表からまた委員会のほうで質問があると思いますのでかいつまんで3点についてお伺いをしていきたいと思います。


 まず、第1点でございます。先程助役のほうからご説明がございましたように、債務者の申立てによって仮差押えが取り消されるということを防ぐためにも、民法第37条の規定によって提訴に至ったわけでございます。これはご説明のとおりだと思います。ただし、情報によりますと、長い間約12万立方メートル、これは見かけの姿でありますが、実質的には7,000トン、あるいはまた8,000トンとも言われるかもしれませんが、この実情については我々は全く知らないという状況にあるわけです。


 しかし、このような状況がかなり長い間続いてまいりました。この期間に数回の措置命令が出されましたけれども、相手方はそれに誠実に対応するという姿勢を示さなかったと。


しかしながら、現実的には、こうした大量の違法な産業廃棄物が保管をされているという状況が現実にあるということは、これは行政の側にとっても責任があるのではないかという根拠だと私は考えるわけでありますけれども、本訴訟の中で行政に対する姿勢、あるいはこの違法性について、相手方は争ってくると、こういう姿勢と我々は見ているわけでありますけれども、この訴訟に対して十分我々行政として対応できる、こういう資料、あるいは準備といいますか、そういうものができているかどうか、まず第1点目にお聞きをいたしたいと思います。


○議長(湯浅利衛) 鈴村総務部長。


○総務部長(鈴村喜代雪) 訴訟の準備は十分できているかということでございます。


 訴訟代理人弁護士と密接に協力をいたしまして、現段階から相手方の主張を想定いたしまして市側の主張の準備を進めております。


 以上でございます。


○議長(湯浅利衛) 外山議員。


○36番(外山雅崇) 2回までしか質問できませんので念を押す意味で確認をしておきますが、十分勝訴するという確証、確信はおありになるのかということだけお聞きしたいと思います。


○議長(湯浅利衛) 鈴村総務部長。


○総務部長(鈴村喜代雪) そのように確信しております。


○議長(湯浅利衛) 外山議員。


○36番(外山雅崇) では、二つ目にお聞きをいたしておきます。説明でもありましたように差押え物件が約2億円余ということでございます。この対象となる土地は、栄町地内及び日南町地内の2件でございます。この評価の仕方についてお聞きをしておきたいわけでありますが、この日南町を除きます、いわゆる栄町の元銀行の土地だと私は思いますが、この土地の評価はどのようにされておられるかということでございます。


 通常は、土地の評価と言いますと、建物を撤去した時点でのいわゆる更地の状態での評価ということになろうかと思いますが、この栄町の銀行については、地下に巨大な金庫がございます。したがって、この金庫等を撤去するには相当の費用がかかると思います。


 一つだけ聞きますが、この栄町の土地、建物について更地にするまで、つまり上部の建物を撤去するということ、それから地下に埋蔵されております地下金庫を撤去するのにどのぐらいの費用がかかるのか。したがって、差引きしますと実質ではこの評価額はどのようになるかということをお聞きをしたいと思います。


 それから3点目は、今回の提訴はそう数多く豊田市が提起をするということにはならないだろうと思うんです。仮差押えを本提訴にいわゆる訴訟を起こしたわけでありますけれども、2億円余でこの代執行の費用が捻出できるかどうかということになります。これは本議会におきましても当局の皆さん方がそれだけではとても不可能だよということをおっしゃっておみえになります。


 そこでなぜいわゆる歴代の措置命令を下した対象者に対して同じような訴訟を起こさないのかということであります。これまで措置命令が下された会社並びに個人について申し上げますと全部で7件ございます。今回の訴訟対象者は、ご存じのように朴本洪秀氏でございます。これは措置命令が出されたのは平成15年12月18日でございます。その後、措置命令が出された方に、資産をお持ちになっていると私は思うんですけれども、平成16年1月6日に出されました大地さんという方がおみえになりますが、こういう方も含めましてなぜ資産の差押え等を行わないのか。


 株式会社枝下の場合は総額で4億5,000万円ほどの費用がかかっているわけでありますから、今回の量の膨大さから考えますと、4億6,000万円でこれが措置をすると誰も思っていないだろう。恐らくそれ以上の費用がかかる可能性があるので、2億円余の差押えにとどめたということはどういうことであろうかと。


 私が申し上げたいのは、この東和総業開発の会社、それから土地の所有者である深谷さん、それから同じく先程申し上げました大地さんだとか、その他の方々に対しても同じように資産の調査をなされて民法上の事務管理をして、これに基づいて調査をされたと。なぜいわゆる仮差押えを行わなかったのか、この点についてお聞きをしておきたいと思います。


 以上お聞かせください。


○議長(湯浅利衛) 鈴村総務部長。


○総務部長(鈴村喜代雪) まず、栄町の土地及び建物の評価でございます。


 今回算出をいたしましておりますところの数字につきましては、土地につきましては通常市が一般の市民の皆さんの土地を買いに入るときの値段のつけ方、これと同じやり方、標準値から批准していくやり方ですね、これに基づいて算出をいたしております。


 それから、建物の件につきましては、残存価格を見るという形で時価の7割相当ということで積算をいたしております。したがって、建物を取り除く費用ということの差引きは実は行っておりません。


 それから、朴本氏以外の措置命令を受けている会社と、それから個人、これらの人たちの財産に係る差押えをしなかった理由は何かということでございますけれども、現在の段階では、預貯金ですとか、給与ですとか、その他の債権ですね、これらの探索、これは非常に困難ということがございます。


 それから、調査を広げてまいりますと、市の動きが察知されるというようなこともございまして、今回は市の独自取材によりまして確認をいたしました朴本氏の不動産につきまして、これは抵当権が設定されていないというようなことも確認をいたしましたので、それに基づいて回収の可能性が非常に高いということで仮差押えをしたということでございます。


 それから、ご質問の中に代執行をした場合にこの2億円でおさまるのかということがございましたけれども、この点につきましては、現在、技術検討委員会のほうでどの程度のどれだけの代執行を行うのかということを検討中でございますので、その検討結果を待って判断をしていきたいと考えております。


 以上でございます。


○議長(湯浅利衛) 外山議員。


○36番(外山雅崇) 差押えの金額、いわゆる訴訟を訴えた金額が2億円少しになるわけですね。今ご答弁にありましたように、建物については堀を取り壊した場合にはいくらであるのか、それから地下に埋設をされている巨大な金庫、これを撤去するのにいくらであるのかということがあなたたちがわからないという状況では、更地にした状態では土地の評価額というのは決まらないのではないですか。


 常識的に申し上げますと、今、部長がおっしゃいましたように、土地の価格を評価するときには、これは土地の表示価格、あるいは路線価、それからこの近隣の土地の売買の実例だとか、あるいは鑑定士の評価等をもとにしてこれを決めるというのが常識的なやり方だろうと思います。


 こういうやり方をやった上で、さらに私が申し上げましたように、その地上に建っている建物、銀行の場合は普通の建物ではないですから、特別なセキュリティーが施されている。


したがって、建物も、今何もあなたは申されませんでしたけれども、地下にある金庫、これは一体撤去するのにいくらかかるのかということ。せっかくあなたたちが差押えしたけれども、日南町と栄町の土地を2億円のうち半々としても1億円、1億円のうちうら単純に引いて建物の撤去費用、取り壊し費用、それから地下の金庫の撤去に大変な金がかかります。これを差し引いた更地として金がいくらだというのを我々議会に提示してくれなけば十分対応のしようがないではないですか。ですから、まずその工事費を全部差し引いて実際の更地にした土地の評価額というのはいくらになったのかということをここで示していただきたいということです。


 それから、2点目に再度お聞きをしておくんですが、会社1件入れまして6人の方の資産調査、これはなかなか現段階ではできないというお話の中で、担保が全く徹底されていない朴本洪秀氏について、二つの土地、物件を差し押さえたと。ほかの方、例えばこれは深谷さんという方、土地を所有している方です。この土地の所有者に対してもあなたたちは措置命令を出している。措置命令を出した方は全部対象者です。何のためにあなたたちは措置命令を出したのか。深谷さんについては抵当権の設定なんかはしていないではないですか。だからもう1人、大地さんという方は、現実に調べられたということではなくて調べなかったということなんでしょう。だから今後も今、措置命令を下された方について、もうやらないのかと。朴本洪秀氏だけの土地2点についてだけに終わるのか。それなら後のこれからかかる費用の大部分は、これは国、あるいは豊田市民の税金で賄わなければならないということになるわけであります。


 したがって、はっきり答弁していただきたい。今回の差押えというのはこの2件だけで終わってしまうのか。そうではなくて、あらゆる手立てを下してこの地権者も含め措置命令を下した皆さん方に対して応分の費用負担を求める訴えというものを起こしていくのかどうかというところを聞かせていただきたい。


○議長(湯浅利衛) 鈴村総務部長。


○総務部長(鈴村喜代雪) まず、朴本氏以外の方の調査ですね、これは行っていないということではなくて、朴本氏と同じように行っております。その結果、今回の朴本氏と同じような形の不動産はなかったという確認をしております。それが1点でございます。


 それから、建物の取壊し、取壊しということでおっしゃってみえるんですが、私たちは建物には一定の価値があると現時点ではみなしております。ということで2億円の数字を算定しております。


 このことにつきましては、今、外山議員おっしゃいますように、実際に換価できるのかどうかということにつきましては、換価できない可能性もあるかもしれないということは思っておりますけれども、現時点では一定の価値があるということでこの訴訟は進めていきたいという考え方でございます。


 それから、申し付け加えておきますけれども、現在行っております訴えは、あくまでも仮差押えで得ました権限を留保するというために行っております。最終的には、代執行を行いますと、その後につきましては市が独自にいろいろな調査がかけれる形になってまいりますので、場合によってはこの2億円を超えていろいろな形で債権の回収をするという道が開けてまいります。現在はまだ代執行しておりませんので、その間の当面の債権が発生すると予定されるものについての一定の債権予定額の留保という形で進めておりますので、よろしくお願いしたいと思います。


○議長(湯浅利衛) 以上で質疑を終わります。


 ただいま議題となっています議案第110号から議案第112号までについては、お手元にご配布してあります議案付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託します。


 企画総務委員会を南71委員会室、生活社会委員会を南72委員会室で開催します。


 暫時休憩します。


                         休憩 午前10時29分


                         再開 午前11時05分


○議長(湯浅利衛) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 各常任委員長から審査結果の報告を求めます。


 山本生活社会委員長。


○生活社会委員長(山本次豊) 生活社会委員会の審査結果のご報告を申し上げます。


 先程の本会議におきまして当委員会に付託となりました案件は、議案第110号始め2議案でありました。


 ただいま本会議休憩中に南72委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、全会一致にて原案を妥当と認め承認することに決定いたしました。


 以下、主な審査経過について報告いたします。


 議案第110号平成17年度豊田市公共下水道事業特別会計補正予算については、「今回の借換債の制度は初めての制度か」という質疑があり、これに対し、「従来からの制度については本市では対象とならなかったが、平成17年度限りの臨時特例措置を活用して2パーセント前後の低金利債に借換えした」と答弁がありました。


 また、議案第111号平成17年度豊田市水道事業会計補正予算については、「補正予算で計上した借換債は、元はいつ借りて、金額、金利はどのようになっているか」という質疑があり、これに対し、「昭和56年に7.6パーセントで借入れ、平成21年が最終償還日となっている。借換えにより借換え後の金利予測を1.95パーセントと見ると約800万円の軽減になります」と答弁がありました。


 また、「今後の起債の方針はどのようか」という質疑があり、これに対し、「料金改定や経営計画の見直しに基づき、企業債を有効に活用していきたい」との答弁がありました。


 慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、委員会としてはいずれの議案も承認することに決定いたしました。


 以上をもちまして生活社会委員会の審査結果の報告といたします。


○議長(湯浅利衛) 坂部企画総務委員長。


○企画総務委員長(坂部武臣) 企画総務委員会の審査結果のご報告を申し上げます。


 先程の本会議におきまして当委員会に付託されました案件は、議案第112号の1議案でした。


 ただいま本会議休憩中に南71委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、議案第112号について全会一致にて原案を妥当と認め承認することに決定しました。


 以下、主な審査経過についてご報告させていただきます。


 始めに、議案第112号訴えの提起については、現在の産業廃棄物の保管状況に至った原因と行政としての責任についてはどのように考えているか」という質疑があり、これに対し、「現在、調査委員会で調査中であり、結果が出次第ご報告します」との答弁がありました。


 また、委員から「強制代執行にはばく大な経費がかかる。多くの税金を使うことになるので、今後は公務員として法に従い業務に励んでいただきたい」と要望する意見が出されました。


 このほかにも質疑が多く出され、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、委員会としては、議案第112号について承認することに決定いたしました。


 以上をもちまして企画総務委員会の審査結果のご報告といたします。


○議長(湯浅利衛) 以上で各常任委員長の報告を終わります。


 ただいまの各常任委員長の報告に対する質疑を許します。


 質疑ありませんか。


           〔「進行」の声起こる〕


○議長(湯浅利衛) ないようですので、質疑なきものと認め、以上で質疑を終わります。


 これより討論に入ります。


 討論の通告がありますので順次発言を許します。


 36番、外山雅崇議員。


○36番(外山雅崇) 私は、新政クラブを代表いたしまして平成17年7月豊田市議会臨時会に上程されました議案のうち、議案第112号について賛成の立場で討論をしてまいります。


 議案第112号は、勘八町地内産業廃棄物埋立処分施設及び中間処理施設内の不適正に保管をされている産業廃棄物の撤去及び周辺環境の保全のための各種造成工事並びにこれらの工事を行うためのボーリング調査費用の支払いを求める訴訟の提起でございます。


 豊田市において株式会社枝下に続く最も重要な環境に関する案件であり、行政の環境に対する取り組みや危機管理、監督責任等が問われるものであります。


 まず、本案について豊田市は民法上の事務管理の費用の一部として仮差押えをしたわけでありますが、地元住民を含めて情報の開示や重要な部分の論議は十分に行われているとは思われません。


措置命令期間中の豊田市の対応についてでございますが、廃棄物の内容物の確認、その全容、処分方法、処理費用、有害性などの結果はいまだに公表されていないということは、行政側はすぐ「業者がやることで行政がやれない」と言いますけれども、行政処分中であるわけでありますから強い姿勢で業者に調査を求めるべきであり、市は逆に業者に強い姿勢で臨まれているのではないか、こうにも思われてなりません。


 この措置命令期間中に何の進展もせずにごみは増え続け、期限が迫り慌てて差押えという状況ではないかと思えてなりません。


 いまだに処理費用や、あるいは処理方法、廃棄物の全容がわかっていない中での措置命令を出すということはまさに空虚に値するものでありました。業者の提出した排出計画書は正当なものであるかの判断もつかないはずであります。


 また、危機管理においても、ご承知のとおり、火災が10回、長時間にわたって起きているわけでありますが、その後の空気中のダイオキシン、あるいは地中の調査はしておりませんでした。豊田市といたしまして、事務管理という難しい法律を知っているわけでありますから、善良たる管理者としてダイオキシン類の調査をし、その費用を業者に請求をするというのが当然であります。廃棄物の調査も現状人体と環境に与える被害は抜き差しならない状態であるわけでありますから、緊急に行わなければならないことは明白でございます。


 これまでの市の態度は、業者との癒着を疑われても仕方がないということを指摘をする市民の多くがございます。私たちは、第三者の調査期間を早急に作り、行政の責任や、あるいは再発の防止などを行うべきであろうと考えております。


 先程の委員会の理事者側の答弁にもありましたように、結果が出次第に報告をするということを申されておりますけれども、行政の責任について、豊田市過剰保管廃棄物処理適正検討委員会なるものは、それらの問題に触れることは恐らくないと思われます。


つまりこの要綱を見てみますと、その中には「法的及び技術的見地から、これを調査し、及び検討する」ということが明記されており、これまでの行政の責任等についての調査事項は一切記載をされていないわけでありますから、まさに期待するわけにはまいりません。


 したがって、私が申し上げましたように、第三者の調査期間を早急に作り、行政の責任や再発の防止策などをしっかりと検討を行うべきであると考えます。


 差押えについてもいささか問題点がございます。処分費用の総額が不明な中では全く話にならないわけでありますが、処理費用が高額と予想されることは間違いなく、差し押さえられた財産だけでは足りず、その差額はどのように捻出をするのか不明であります。請求していても支払いが行われなければ、ただ公金が投入された業者のやり得ではないですか。


 また、その土地の価値についても疑問が残ります。今回なぜ差押えをこの程度しか行わなかったのかということであります。過去歴代の代表者、役員等の不動産や動産、給与、有価証券などすべての財産を差し押さえるべきだと考えます。民法上で必要最低限は保護されますが、すべて差し押さえるべきであります。土地の所有者においても賃料を受け取っていたわけでありますから、その責任は無論同様にあると考えられます。


 そして、関係者が意図的に名義変更などをしている場合や、意図的に名義変更をしていない場合にも調査をして対応すると。豊田市のき然とした態度、姿勢を期待をするわけであります。


 業者側もあれだけ大きな廃棄物の山でありますから、当然処理料を受け取っていたわけでありまして、実質的オーナーは高額納税者のいわゆる長者番付にもランキングされていたわけであります。この状態での未回収には納得いきませんが、また寄附行為もあり経済状況は極めてよいと推測をされます。適切な措置を最後に求めておきたいと思います。


 本議案に対しまして、以上、所感を申し上げまして、豊田市は手ぬるいと、行政の責任に尽きると、こういうことがこれ以上市民からやゆされないような対応をしていただくことを繰り返し申し述べまして賛成討論といたします。


○議長(湯浅利衛) 22番、八木哲也議員。


○22番(八木哲也) 私は、自民クラブ議員団を代表して今臨時議会に上程されました3件の議案について、賛成の立場でさきに通告してあります議案第112号訴えの提起について討論させていただきます。


 本市は、平成15年、産業廃棄物の不適正処理に関し、生活環境保全上の支障除去のため行政代執行をいたしました。いわゆる枝下町の産廃問題で記憶に新しいところであります。


行政代執行に要した費用は、国や県の支援があったとはいえ多額の市民の税金が投入されたにもかかわらず、相手方に適切な資産がなく、いまだ費用の徴収ができていない状況であります。


 今回の勘八町の産業廃棄物処理施設における過剰保管状況について、自民クラブとして現場視察を行い、その産廃の山の大きさに改めて周辺住民の生活環境の保全を図るため、措置命令期限のいかんにかかわらず早急に解決しなければならない問題であると考えます。


 枝下と同様に再び行政が代執行を視野に入れた行動をせざるを得なくなったことは、監督官庁である豊田市の責務が十分果たされたかどうかを問題調査委員会で、また代執行を行う場合の除去方法等について、技術検討委員会でそれぞれ徹底した審議をする必要があります。


豊田市が代執行を行う場合、施設の設置者からその費用を請求するため、平成17年4月28日に裁判所に朴本氏所有の土地及び建物の不動産仮差押え命令の申立てを行ったことは、市税の持ち出しを少しでも少なくするという点で妥当な判断であったと同時に、朴本氏に対し履行を間接的に強制するとともに、自己の財産を隠匿、散逸させる前に措置費用の財源の一部としてこれを保全したことは、枝下の教訓が一部生かされたと評価いたします。


 そして、今回の訴えの提起は、裁判所からの起訴命令によるものであり、本訴をしなければ仮差押えが無効になることから、本市として当然訴えなければならないものであります。したがって、本議案に賛成いたします。


 今後、8月末までを期限に問題調査委員会及び技術検討委員会で十二分慎重に審議し、早急に周辺住民が安心して暮らせる生活環境の保全を図ることができるよう努力していただきたい。


 以上、申し添え賛成討論といたします。


○議長(湯浅利衛) 以上で討論を終わります。


 これより採決します。


 議案第110号から議案第112号までについては、各委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。


             〔挙手 全員〕


○議長(湯浅利衛) 挙手全員です。


 よって、議案第110号から議案第112号までについては、原案のとおり可決されました。





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    ◎閉会宣告





○議長(湯浅利衛) 以上で本日の議事日程は終了し、本会議に付託されました案件すべてを議了しました。


 よって、会議を閉じ、平成17年7月豊田市議会臨時会を閉会します。


 市長、閉会のごあいさつをお願いします。


○市長(鈴木公平) 一言お礼を申し上げます。


 提案をいたしました案件につきまして、ご審議を賜り、すべてのご決定をいただきました。深く感謝申し上げたいと存じます。


 明日からは、本市の一大イベントでもあります「おいでんまつり」が開催されます。台風一過のよい天候となりますように願っております。市民の皆さま、また議員の皆さまにおかれましてもぜひ多くのご参加をお待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。


 本日は、臨時会にご参集、ご決定いただきましたことに重ねてお礼申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。


○議長(湯浅利衛) 平成17年7月豊田市議会臨時会を閉じるにあたり一言ごあいさつ申し上げます。


 慎重審議いただき、本臨時会に提出されました案件のすべてを議了し、ここに閉会することができましたことを心よりお礼を申し上げます。


 今後も理事者の皆さまにおかれましては、市政の発展に一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。





 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。


  平成17年7月28日


           豊田市議会議長  湯 浅 利 衛





           豊田市議会議員  都 築 繁 雄





           豊田市議会議員  篠 田 忠 信