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愛知県 豊川市

平成16年 第4回定例会(12月) 12月14日−05号




平成16年 第4回定例会(12月) − 12月14日−05号







平成16年 第4回定例会(12月)



豊川市議会第4回定例会会議録   12月14日(火)第5号

平成16年12月14日 午後1時28分開議

出席議員

   第1番  大倉 淳     第2番  野中泰志

   第3番  高橋智之     第4番  兼佐誠一

   第5番  平松保則     第6番  牧田千枝子

   第7番  藤原宏樹     第8番  鈴木彰伯

   第9番  中村直巳     第10番  大野良彦

   第11番  西川米子     第12番  佐藤郁恵

   第13番  坂本松次郎    第14番  川上陽子

   第15番  井上和也     第16番  波多野 年

   第17番  米谷俊子     第18番  鈴木義章

   第19番  石畔八良     第20番  鈴川智彦

   第21番  山脇 実     第22番  松井忠雄

   第23番  近田富王     第24番  永井信義

   第25番  山内 学     第26番  石黒規吉

   第27番  滝下充生     第28番  清水春男

欠席議員

   なし

地方自治法第121条の規定による説明のための出席者

   市長       中野勝之      助役       細井 正

   収入役      森岡俊介      企画部長     鈴木不二夫

   総務部長     鶴田 守      健康福祉部長   鈴木清市

   生活活性部長   武田久計      建設部長     寺部冨士雄

   市民病院事務局長 武田寅二      消防長      松田正一

   上下水道部長   牧野定雄      監査委員事務局長 早川善夫

   教育長      花井正文      教育部長     太田敏勝

出席した議会事務局職員

   議会事務局長   篠田 進      議事課長     足立昌弘

   議事課長補佐   赤谷雄助      庶務係長     星野和正

   議事調査係長   田中邦宏      書記       杉浦 傑

議事日程

   第1 会議録署名議員の指名

   第2 第77号議案 豊川市個人情報保護条例の全部改正について

   第3 第79号議案 豊川市都市公園条例の一部改正について

   第4 議発第4号議案 議員派遣について

本日の会議に付した案件

   議事日程に同じ

  (午後1時28分 開議)



○山脇実議長 ただいまから本日の会議を開きます。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、近田富王議員、永井信義議員を指名します。

 日程第2、第77号議案 豊川市個人情報保護条例の全部改正についてを議題とします。

 総務文教委員会の審査の経過と結果について、委員長の報告をお願いします。

 川上陽子委員長。

  (川上陽子委員長 登壇)



◆川上陽子委員長 総務文教委員会に付託されました第77号議案につきましては、去る12月9日に委員会を開催して、慎重に審査を行いました。その審査経過と結果について報告します。

 議案について、野中委員、牧田委員、鈴木義章委員、大野委員から質疑があり、当局からそれぞれ答弁がありましたので、その主な内容について申し上げます。

 まず、「今回の改正では個人情報の安全確保が努力規定から義務規定に改正されるが、業務受託者等について、安全確保の措置をどう講ずるのか」との質疑があり、「受託者と契約を結ぶ際は、約款の中で個人情報の漏えいの防止や適正管理に努め、目的以外の使用の禁止を明確にしていく。これらが守られない場合は、契約解除や損害賠償を行っていく。また、今回の改正で職員と同様の罰則が及ぶことになる」との答弁がありました。

 続いて、「今回の条例改正を適正に運用するためには、市民や個人情報を扱う職員等へ制度の周知徹底を図る必要があるが、どのようにするのか」との質疑があり、「市民には、市の広報やホームページを使って啓発を図り、職員には事務手引書の全面改訂と説明会を実施していく」との答弁がありました。

 次に、「今回、新しく罰則規定が2年以下の懲役または100万円以下の罰金から、5万円以下の過料まで4段階で指定されている。条例で罰則規定を設定できる根拠は何か」との質疑があり、「地方自治法第14条第3項の地方公共団体は、法令に特別の定めがあるものを除いては懲役、禁錮や罰金等の規定を設けることができるを根拠として、自治法の上限の罰則で定めた」との答弁がありました。

 続いて「第50条の罰則規定及び実施機関の職員もしくは職員であった者の範囲はどこまでなのか」との質疑があり、「常勤または非常勤の一般職員と特別職のすべてを含むため、審議会の委員やパート等の臨時職員まで含まれる。なお、同様の条例の制定や改正は、県内では豊田市を始め4市で既に行われており、罰則の規定は本市と同様となっている」との答弁がありました。

 次に、「今回の改正で、個人情報の定義は生存する個人に関する情報と限定されたが、その理由は何か」との質疑があり、「開示請求等は、本人の請求を原則としており、死者の情報を開示するには請求者の範囲をどうするかという問題があり、法的に未解決な部分が多く残されている。また、国においても生存する個人に関する情報としている。個人情報保護条例の趣旨からすると、死者の情報は対象にしないことが適当と判断した」との答弁がありました。

 最後に、「第19条の裁量的開示と第20条の保有個人情報の存否に関する情報は、どういう場合に適用するのか」との質疑があり、「第19条の裁量的開示とは、個々の具体的な事情により、開示することの利益が非開示とすることの利益より優先すると認められることはあり得るので、このような規定を定めている。第20条の個人情報の存否に関する情報においては、存否をこたえることにより、結果的に開示と同じ情報を与えてしまう場合などに開示を拒否することを想定している」との答弁がありました。

 討論はなく、採決しましたところ、全員一致で原案のとおり可決しました。

 以上、報告します。

  (川上陽子委員長 降壇)



○山脇実議長 ただいまの委員長の報告について質疑はありませんか。

  (「進行」と呼ぶ者あり)

 質疑を終わります。

 それでは、第77号議案の討論を行います。

 佐藤郁恵議員。

  (佐藤郁恵議員 登壇)



◆佐藤郁恵議員 私は、第77号議案 豊川市個人情報保護条例の全部改正についての反対討論を行います。

 初めに、質疑の中でもありましたように、今回の改正については前進面等が含まれており、そのことについて初めに触れておきます。

 1つに、第35条から第40条、利用停止請求権が追加され、個人情報が違反して保有されているとき、また利用されているときの利用停止または消去の規定が新たにできました。これまでの開示請求権、訂正請求権とあわせて請求権として認められたことは、必要な措置でありました。また、第5条第4項、思想、信条及び信教に関する個人情報等の保有の原則禁止の規定は従来と同内容ですが、国よりも厳格な規定となっており、評価すべき点です。

 また、9条、安全確保の措置では、実施機関は保有個人情報の漏えい、滅失またはき損の防止その他の保有個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならないと、従来努力義務であったものを義務として規定された点も必要な措置でありました。

 また、13条、電子計算組織の結合の禁止では、3項で個人情報の保護に重大な支障を及ぼすおそれがあると認めるときは、直ちに通信回線を遮断することができると、外部の電子計算組織と結合した場合の遮断の規定を設けられ、これも必要なことであります。

 さて、以上述べてきたことなど、評価すべき点は幾つかありますが、個人情報保護の厳格な規定が全体として貫かれていない、国の機関から地方自治体まで個人の情報が使い回される心配のあるあいまいな規定の存在の問題です。

 以下、幾つか触れておきます。

 まず、第1条、目的についてです。

 従来の条例の規定では、実施機関の保有する個人情報の開示、訂正及び削除を請求する個人の権利を明らかにするとともに、個人情報の適正な取り扱いに関し、必要な事項を定めることにより個人情報を保護し、もって個人の権利利益を擁護することを目的とするとありました。今回の改正では、特に最後の部分ですが、個人の権利利益を保護しつつ、市政の適正かつ円滑な運営を図ることを目的とすると、個人の権利利益の擁護は述べるものの、市政運営の円滑を図る一文を入れ、そこに重きを置く改正となっております。目的規定は、それ以下の条文解釈の方向性を示すものとして重要な意味を持ち、見逃せない改悪となる規定と言えます。

 目的で大事なことは、個人の権利利益の中心が憲法13条、個人の尊重から導かれる情報プライバシーの権利の保護のための制度であることを明確にし、その重要性を意識した制度運営が将来にわたって行われるような規定こそ求められるでしょう。

 第2に、11条2項、利用目的以外の利用、提供についてです。

 従来の条例では、この利用目的以外の利用、提供については、第1号、法令の定めがあるとき始め6号まで規定をしておりました。このときも、拡大解釈が可能で歯どめにならないと討論を述べてきたところですが、今回は8号までふやし、7号では本人以外の者に提供することが明らかに本人の利益になることを入れ、さらに拡大解釈可能な改正を行うものです。

 11条2項2号では、実施機関が法令等の定める所管、掌握事務の遂行に必要な限度で保有個人情報を内部で利用する場合であって、当該保有情報を利用することについて、相当の理由があるときに目的外利用ができることになっております。

 また、4号ではほかの実施機関、国等に保有個人情報を提供する場合において、提供を受ける者が法令等の定める事務または事業の遂行に必要な限度で提供にかかわる個人情報を利用し、かつ利用することについて相当の理由があるときに他機関に情報提供できることになっております。

 これらは、実質的には極めて緩い条件で目的外利用、外部提供を容認しております。いわば行政事務の便宜に配慮し過ぎる規定になっており、歯どめになっているとは言えません。目的外利用、外部規定の例外を厳格にするという点では、1つ、法令に基づく利用・提供、2つ、本人の同意がある場合、3つ、生命、身体への危険を防ぐため等緊急性のある場合、4つ、第三者機関が必要性を認めた場合でも十分に対応できる問題であります。極力絞り込むべきでしょう。

 同様に第3として、6条の個人情報の本人取得の原則の例外規定も、従来6号まであったものが8号となり、2号追加されております。5号では、評価、診断、選考、指導、相談、交渉、争訟等にかかわる事務に関し、その公正かつ円滑な遂行に支障を及ぼすおそれ、その他事務または事業の性質上本人から個人情報を取得することが事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるときが新たにつけ加わっております。

 争訟などの場合、本人が隠す情報は裁判所を通じて提出を求められるものであり、現行で十分対応し得るものと思います。個人情報の保有は、個人情報の提供を法的に強制される場合が多く、行政機関が圧倒的に保有できるものです。個人のプライバシー権を侵害する可能性は民間よりはるかに高いのが実態であり、また拡大解釈される可能性がこのように多い規定は問題であります。

 あわせまして、その他オンラインの結合について、すべての場合に第三者機関の意見を聞くようにすること、委託者の立入調査権限を設けること、非開示事由の極力限定的規定の問題等、条例の趣旨にのっとった厳密な運営を確保する上で幾つかの課題もありますことを指摘しまして、本条例案に対する私の反対討論といたします。

  (佐藤郁恵議員 降壇)



○山脇実議長 野中泰志議員。

  (野中泰志議員 登壇)



◆野中泰志議員 私は、第77号議案 豊川市個人情報保護条例の全部改正について、賛成の立場で討論を行います。

 本市の個人情報保護条例は、平成5年4月に施行されてから11年が経過しております。この間、社会の高度情報化の進展は目覚ましいものがあり、コンピューターによる情報処理技術が急速に発達し、行政においても大量の個人情報を広範囲に電子化して利用することが多くなっております。また、個人情報に対する市民の意識も大きく変化しました。

 こうした状況を踏まえ、平成17年4月1日から施行される国の行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律との整合性を図るために、大学教授、弁護士、市民を含む第三者機関である情報公開・個人情報保護審査会から市民の目線による個人情報保護のあり方についての意見を受け、なお一層個人の権利利益を保護し、より市民に信頼される制度にする必要から今回の改正が行われるものであると理解しております。

 今回の改正により、個人情報が適切に扱われていないと思われる場合に利用や提供の停止を請求する権利を新たに保障するとともに、個人情報保護の実効性をより高めるため、職員、業務受託者及び指定管理者にまで地方自治法で規定されている上限の罰則が設けられております。

 また、オンライン結合で情報の漏えいや改ざん等の個人情報に関する重大な事故が起こった場合は、直ちにオンラインを遮断する権限を規定するなど、多くの個人情報保護のための措置が設けられております。

 また、国の法律にはない思想、信条、信教や社会的差別の原因となる個人情報の取得の原則禁止や、第三者機関である情報公開・個人情報保護審査会への諮問、不服申し立てなど自分の情報の取り扱いに本人が関与し、選択できる権利も引き続き規定されており、評価できるものと考えます。

 以上述べましたとおり、今回の全部改正により個人情報の保護措置は高まることになり、個人の権利利益を保護し、より市民に信頼される制度となり、市民が期待する適正かつ円滑な市政運営がされるものと確信するものであります。制度上の改正のみならず、住基ネットの普及等市民の理解を求め、実効が上がるようしっかり運用していただくことをお願いし、私の賛成討論とします。

  (野中泰志議員 降壇)



○山脇実議長 討論を終わり、採決を行います。

 本件についての委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり原案を可決することに賛成の方は起立してください。

  (賛成者起立)

 起立多数です。したがって、第77号議案 豊川市個人情報保護条例の全部改正については、原案のとおり可決されました。

 次に、日程第3、第79号議案 豊川市都市公園条例の一部改正についてを議題とします。

 建設委員会の審査の経過と結果について、委員長の報告をお願いします。

 石畔八良委員長。

  (石畔八良委員長 登壇)



◆石畔八良委員長 建設委員会に付託されました第79号議案 豊川市都市公園条例の一部改正につきましては、去る12月10日、委員会を開催し、慎重に審査を行いました。その審査の経過と結果について報告します。

 まず、議案については、兼佐委員、平松委員から質疑がありましたので、その主な内容について申し上げます。

 「今回の都市公園条例の改正は、公園管理者が行う工作物等の除去処分に関する規定が都市公園法に整備されたため、これを受けて改正を行うということだが、道路における放置車両等の取り扱いと相違点があるのか」との質疑があり、「今回改正された都市公園法の内容は、道路法の第44条の2に規定されている違法放置物件に対する措置とほぼ同様の内容である」との答弁がありました。

 引き続き、「今回、都市公園法が改正されるに至った背景は何か」との質疑があり、「全国各地で美しい景観と豊かな緑の形成を促進させて、世界に誇る観光立国の実現を目指すため、景観に関する基本的な法制度の整備や緑豊かなまちづくりのための制度の充実が国の重要な政策課題として位置づけられたことから、所要の制度の強化、充実を図ることを目的として今回の法改正に至った」との答弁がありました。

 討論はなく、採決をしましたところ、全員一致で原案のとおり可決しました。

 以上、報告します。

  (石畔八良委員長 降壇)



○山脇実議長 ただいまの委員長の報告について質疑はありませんか。

  (「進行」と呼ぶ者あり)

 質疑を終わります。

 それでは、第79号議案の討論を行います。

  (「進行」と呼ぶ者あり)

 討論を終わり、採決を行います。

 本件についての委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり原案を可決することに異議はありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認めます。したがって、第79号議案 豊川市都市公園条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。

 次に、日程第4、議発第4号議案 議員派遣についてを議題とします。

 提案者に説明をお願いします。

 近田富王議員。

  (近田富王議員 登壇)



◆近田富王議員 ただいま議題となりました議発第4号議案につきまして、提案者を代表いたしまして提案説明を行います。

 今回の議員派遣につきましては、地方自治法第100条第12項及び豊川市議会会議規則第157条の規定により、議会の議決で議員派遣の決定をお願いするものでございます。

 その内容は、平成17年1月7日に豊橋市で開催されます東三河5市町4郡町村会長を囲む新春懇談会及び1月28日に瀬戸市で開催されます愛知県市議会議長会第3回理事会及び第105回愛知県市議会議長会の会議の構成員として出席するに当たりまして、地方自治法第100条第12項及び豊川市議会会議規則第157条の規定によりまして、鈴川智彦議員の議員派遣をお願いしたいというものでございます。

 以上で、議発第4号議案につきましての説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。

  (近田富王議員 降壇)



○山脇実議長 ただいまの説明について質疑はありませんか。

  (「進行」と呼ぶ者あり)

 質疑を終わります。

 お諮りします。ただいま質疑を終わりました議発第4号議案は、委員会への付託を省略したいと思います。異議はありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認めます。したがって、委員会への付託は省略することに決定しました。

 議発第4号議案の討論を行います。

  (「進行」と呼ぶ者あり)

 討論を終わり、採決を行います。本件は原案のとおり可決することに異議はありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認めます。したがって、議発第4号議案 議員派遣については、原案のとおり可決しました。

 お諮りします。ただいま議決しました議員派遣について、やむを得ず変更が生じる場合は議長に一任をお願いしたいと思いますが、異議はありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認めます。したがって、やむを得ず変更が生じる場合は、議長に一任することに決定しました。

 以上で、今期定例会に提出されました案件の審議はすべて終わりました。

 ここで、市長から発言の申し出がありますので、許可します。

 中野市長。



◎中野勝之市長 第4回の定例会の閉会に当たりまして、一言お礼を申し上げます。

 先月29日に開会しました今議会も本日で16日間の会期を終えようとしております。今回、御審議をお願いいたしました補正予算を始めとする全議案につきましては、いずれも可決、同意をいただき、まことにありがとうございました。

 三位一体改革によります補助金の削減内容、地方交付税の動向、また一宮町との合併協議など、今後の行財政運営に影響を及ぼす課題が多くありますが、議会の皆様にも御協力をいただきながら進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 平成16年度もあと2週間余りで幕をおろそうとしております。来るべき新年が皆様にとって、そして豊川市にとってすばらしい年になりますよう心から祈念いたしまして、お礼のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。



○山脇実議長 これで平成16年豊川市議会第4回定例会を閉会します。

  (午後1時54分 閉会)

 上記会議の顛末を記録し、その相違なきを証するため、ここに署名する。

  平成16年12月14日

     豊川市議会議長

          山脇 実

     豊川市議会議員

          近田富王

     豊川市議会議員

          永井信義