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愛知県 豊川市

平成16年 第2回臨時会(11月) 11月24日−01号




平成16年 第2回臨時会(11月) − 11月24日−01号







平成16年 第2回臨時会(11月)



豊川市議会第2回臨時会会議録   11月24日(水)

平成16年11月24日 午前9時58分開会

出席議員

   第1番  大倉 淳     第2番  野中泰志

   第3番  高橋智之     第4番  兼佐誠一

   第5番  平松保則     第6番  牧田千枝子

   第7番  藤原宏樹     第8番  鈴木彰伯

   第9番  中村直巳     第10番  大野良彦

   第11番  西川米子     第12番  佐藤郁恵

   第13番  坂本松次郎    第14番  川上陽子

   第15番  井上和也     第16番  波多野 年

   第17番  米谷俊子     第18番  鈴木義章

   第19番  石畔八良     第20番  鈴川智彦

   第21番  山脇 実     第22番  松井忠雄

   第23番  近田富王     第24番  永井信義

   第25番  山内 学     第26番  石黒規吉

   第27番  滝下充生     第28番  清水春男

欠席議員

   なし

地方自治法第121条の規定による説明のための出席者

   市長       中野勝之      助役       細井 正

   収入役      森岡俊介      企画部長     鈴木不二夫

   総務部長     鶴田 守      健康福祉部長   鈴木清市

   生活活性部長   武田久計      建設部長     寺部冨士雄

   市民病院事務局長 武田寅二      消防長      松田正一

   上下水道部長   牧野定雄      監査委員事務局長 早川善夫

   教育長      花井正文      教育部長     太田敏勝

出席した議会事務局職員

   議会事務局長   篠田 進      議事課長     足立昌弘

   議事課長補佐   赤谷雄助      庶務係長     星野和正

   議事調査係長   田中邦宏      書記       杉浦 傑

議事日程

   第1 会議録署名議員の指名

   第2 会期の決定について

   第3 第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)

   第4 第72号議案 豊川市・一宮町合併協議会の設置について

本日の会議に付した案件

   議事日程に同じ

  (午前9時58分 開会)



○山脇実議長 ただいまから平成16年豊川市議会第2回臨時会を開会し、本日の会議を開きます。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、西川米子議員、佐藤郁恵議員を指名します。

 日程第2、会期の決定についてを議題とします。

 お諮りします。今期臨時会の会期は本日1日にしたいと思います。異議はありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認めます。したがって、会期は本日1日に決定しました。

 日程第3、第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)を議題とします。

 提案者に説明をお願いします。

 総務部長。



◎鶴田守総務部長 第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。

 歳入歳出予算の補正でございますが、第1条のとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ850万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ393億5,396万8,000円とするものでございます。

 歳入歳出の補正予算につきまして説明書の方でご説明いたします。

 12ページをお開きください。歳出でございます。

 2款総務費、1項8目企画費850万円、これは豊川市・一宮町合併協議会負担金の追加でございます。

 1枚お戻りいただきまして、歳入でございます。

 1款市税、1項2目法人850万円、法人市民税現年課税分の追加でございます。

 以上で第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)についての説明を終わらさせていただきます。よろしくお願いします。



○山脇実議長 ただいまから質疑を行います。

 佐藤郁恵議員。



◆佐藤郁恵議員 まず、補正予算についてですが、合併協議会負担金850万円が計上されております。これは一宮町とあわせますと、全体では1,168万5,000円だというふうに伺っております。後の合併協議会設置議案もありますので、ここでは簡単に合併協議会の開催の日程、スケジュール等にかかわってどういう計画があるのか、お伺いしておきます。

 1問目は以上です。



○山脇実議長 企画部長。



◎鈴木不二夫企画部長 合併協議会の開催につきましては議決後12月から翌年3月までの間に9回の実施を予定しております。住民説明会の開催スケジュールが2月初旬となっておりますので、その前に7回ほどの協議を重ねて、協議を詰めていく予定となっております。

 以上でございます。



○山脇実議長 佐藤郁恵議員。



◆佐藤郁恵議員 そうしますと9回の開催予定ということです。それで、全員協議会の中でいただいた資料によりますと、合併協議会の期間そのものが3カ月という予定になっております。それで、これからの日程を見てみますと、12月、そして1月、2月、この3カ月になるわけですが、この間、正味2カ月半ほどとなると思われますが、そういう中で2月末には一宮町の住民投票があるというふうに伺っております。それで、実質2カ月半ほどの中、この短い期間に編入合併とはいえど調整は可能なのかどうか。その御認識についてお伺いしておきたいと思います。

 つまり、これまで1市4町の合併協議会の中では非常に長い時間を費やして協定項目、それから新市建設計画について論議を行ってまいりました。この2つの新市建設計画と調整項目はそれぞれ非常に内容も濃いものでありますし、この2カ月半の中でやっていくのは非常に無理があるのではないかと思います。そういう中で予想されますのは先送りの問題、それから無理な調整となる可能性というものが予想されるわけですが、その点で十分調整できるとは言いがたいと思われますが、どのように考えておられのか、お伺いしておきたいと思います。

 それから、2月末には住民投票の判断に足るものとして新市建設計画や合併協定項目のある程度のまとめが出される必要があると思いますが、それに間に合うのかどうか、お伺いしておきたいと思います。



○山脇実議長 企画部長。



◎鈴木不二夫企画部長 今回、編入合併ということで先ほど事前の6項目の協議を行っております。それから、1市4町合併協議の中で事務的に数々の必要資料等を収集しておりますので、それらを活用しながら、住民投票が一宮町で行われると想定されております2月末に向かって十分な協議を行っていけるというふうに考えております。

 以上でございます。



○山脇実議長 佐藤郁恵議員。



◆佐藤郁恵議員 1市4町のときの協議の中身があるので、それでやっていけるというふうなお話でありました。しかし、1市4町の枠組みでの協定項目というのは、例えば住民サービスの面でも4町側の高い方にあわせるですとか、こういういろんな配慮がされてきました。これは対等合併でありましたので、そういうこともできたわけです。

 しかし、今度は編入合併ですので、基本的にそういう対等な形で調整していくというスタンスにはなっていないと思います。しかし、そういう中で合併に向けてすり合わせをしていくということになりますと、いろいろ一宮町側からの要望も出てくるでしょうし、その点でのすり合わせというのが、いかに編入合併であろうと、難しい面が今後出てくるんじゃないかと思います。そういう点で本当に2カ月半でできるのか。1市4町をそのまま横滑りで協定項目ができるというふうに思えませんので、その点についてもう少しお伺いしておきたいと思います。

 それから、質疑としては最後の質疑になるんですが、今後の財政計画の問題です。合併後どうなるのかということを判断するのに財政計画というのが大変重要であると思います。それで、10年間支援策があるわけで、それ以降の姿を知ることが合併の問題を考える上で非常に大事だと思います。それで、財政計画は合併する場合、それから、しない場合、20年間をつくるべきだと思います。特に一宮町では住民投票が行われるわけですので、その判断材料として協議会の中でつくっていくことが必要だというふうに思いますが、そのあたりをどういうふうに見通しておられるのか、お伺いしておきたいと思います。

 もしそれがつくられないという可能性があるというふうにお考えであるとすれば、本市としてもつくる必要があると思いますが、どのように考えるか、お伺いしておきたいと思います。



○山脇実議長 企画部長。



◎鈴木不二夫企画部長 一宮町の調整でございますけど、調整する項目としては建設計画、それから協定項目、こういった中で調整をしてまいります。基本的に6項目の中でも言及しておりますように、生活分野の基盤整備、両市町で格差のあるものについては格差の是正に努める。あるいは、制度的に編入合併ですので、豊川市の制度によるものとなってまいります。ただし、大きな差異がある場合には法に合併に伴う特例の定めがある場合を除き合併年度に続く3年を限度とする緩和期間を検討するというようなことで基本的な協議がされてまいると思います。そんな中で、短期間でありますけど、実質的な協議をしてまいりたいと、協議会の中で協議がされるものというふうに判断をしております。

 それから、財政計画でございますが、当然、市町村建設計画の一部であるということで県との協議が必要になってまいります。そのことから、財政計画については1月に県との協議を予定しておりますので、年内に財政計画、それから建設計画の概要を策定しながら2月の住民説明会に向かって、また県との協議の中で変更、そういったものが出てくる可能性がありますので、住民説明会までには確定した財政計画になってまいるというふうに考えております。

 それから、財政計画の算定する期間でございますけど、市町村建設計画の期間である合併後10年に加えまして合併後11年目から16年目における地方交付税の合併算定がえに係る激変緩和措置期間及び期間終了後における交付税額の推移等についてもその試算を行う予定となっておりますので、実際には合併後16年間の財政計画になるものというふうに考えております。

 また、本市独自ということでございますけど、現在、国で検討しております三位一体の改革の動向など地方財政を取り巻く環境につきましては毎年大きく変化をしております。こんな中で長期間にわたる財政推計の意義あるいは必要性につきましては御意見が分かれることと思いますが、合併協議会で作成される財政推計、こういったものを特例制度あるいは合併算定がえなどに代表される制度に基づいて推計されますので、本市といたしましてもこの考えを支持してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○山脇実議長 質疑を終わります。

 お諮りします。ただいま質疑を終わりました第71号議案は委員会への付託を省略したいと思います。異議はありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認めます。したがって、委員会への付託は省略することに決定しました。

 それでは、第71号議案の討論を行います。

 佐藤郁恵議員。

  (佐藤郁恵議員 登壇)



◆佐藤郁恵議員 私は第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)について反対討論を行います。詳しい討論は次の議案で行い、ここでは協議会の日程等について触れておきます。

 豊川市・一宮町の合併協議会は実質2カ月半程度で9回の開催で協定項目、新市建設計画をまとめようというものです。1市4町の協議会での日程と比べてもほとんど豊川市にあわせるあるいは先送りするという内容にならざるを得ず、到底住民の納得のいく論議ができる内容になるとは思えません。同時に、一宮町では2月末に住民投票を控えていますが、新市建設計画のまとめも示されない可能性が強く、住民間で十分な論議をする間もないと言えます。ひたすら合併に向けて無理な日程で進める補正予算措置と言わざる得ません。

 以上、簡単ではありますが、私の反対討論といたします。

  (佐藤郁恵議員 降壇)



○山脇実議長 中村直巳議員。

  (中村直巳議員 登壇)



◆中村直巳議員 私は第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)について賛成の立場から討論を行います。

 今回の補正予算は豊川市・一宮町合併協議会設置に伴う本市分の負担金を計上したものであります。本市におきましては、ことしの2月に豊川宝飯合併協議会での住民意識調査が行われました。枠組みは違うものの1市4町の合併に対しまして約7割の豊川市民が賛成しております。この市民の思いを酌んで、豊川市では周辺の町に対して町民、町議会、職員を含めた町役場の意見をまとめていただけるならば、合併の門戸を広げて待っている姿勢を示してきたわけであります。そして、一昨日の22日、豊川市・一宮町合併協議会設置議案とそれに伴う関連補正予算が一宮町議会におきまして可決されております。一宮町議会で合併協議会設置議案が可決されたのであれば、これにこたえるべきであります。

 三位一体の改革が進められる中、多くの市町村では交付税の大幅削減により財政状況がひっ迫しております。その状況はますます悪化の一途をたどることが予想されます。より健全な行財政運営を目指すために、合併は避けて通れないものと考えます。このため、豊川市・一宮町合併協議会では今回のこの合併について十分な協議をするべきであり、そのための負担金を計上した第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)に賛成の意を表明し、私の賛成討論とさせていただきます。

  (中村直巳議員 降壇)



○山脇実議長 討論を終わり、採決を行います。

 本件は原案のとおり可決することに賛成の方は起立してください。

  (賛成者起立)

 起立多数です。したがって、第71号議案 平成16年度豊川市一般会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。

 次に、日程第4、第72号議案 豊川市・一宮町合併協議会の設置についてを議題とします。

 提案者に説明をお願いします。

 企画部長。



◎鈴木不二夫企画部長 それでは、第72号議案 豊川市・一宮町合併協議会の設置について御説明申し上げます。

 この議案は、豊川市と宝飯郡一宮町の合併に関する協議会を設置するため、地方自治法第252条の2第1項の規定に基づきまして規約を定めるとともに、同条第3項の規定に基づきまして議会に付議するものでございます。

 規約の内容といたしましては、第1条は合併協議会の設置の規定でありまして、地方自治法第252条の2第1項及び市町村の合併の特例に関する法律、いわゆる合併特例法の第3条第1項の規定に基づき設置するものであります。

 第2条では協議会の名称を定めております。

 第3条は協議会の行う所掌事務であります。第1号では合併に関する協議、第2号では合併特例法に基づく市町村建設計画、そして第3号では前2号以外の事項について協議することを規定しています。

 第4条は事務所でありまして、豊川市役所内に置くこととしております。

 第5条の組織についてですが、協議会は会長、そして副会長を含めた委員で組織することを定めたものであります。

 第6条では協議会の会長及び副会長について規定をしておりまして、第1項で会長は豊川市長、第2項で副会長は一宮町長をもって充てるというふうに規定しております。第3項は会長の職務、第4項は副会長の職務を規定しており、第5項は会長及び副会長は非常勤であることを定めたものでございます。

 第7条は委員に関する規定で、第1項は協議会を構成する委員について定めておりまして、第1号では副会長の一宮町長、第2号では両市町の助役、第3号では両市町の議会の議長及び両市町の議会ごとに選出された議員各2名、第4号では両市町の長が協議して定めた学識経験者若干名としております。第2項は、委員は非常勤であることを定めております。

 第8条は会議の運営方法などを規定したものでございまして、第1項で会議は会長が招集すると規定し、第2項では会議の定足数を委員の3分の2以上と定めております。第3項は会議の開催手続についての規定であります。

 第9条では委員以外の者の出席を求めて意見等の聴取ができることを定めたものであります。

 第10条は顧問に関する規定でありまして、第1項で協議会に顧問を置くことができると規定し、第2項で顧問は会議で意見を述べることができると定めております。第3項は顧問は非常勤であることを定めております。

 第11条では必要に応じ小委員会を設置することができるとしております。小委員会では協議会で協議する事項の一部について調査または審議をいたします。

 第12条は幹事会に関する規定であります。第1項で協議会に幹事会を置くこととし、第2項で幹事会の組織などの必要な事項については会長が別に定めることとしております。

 第13条は事務局の設置規定でありまして、第1項で協議会に事務局を置くこととし、第2項で事務局に関し必要な事項は会長が別に定めることとしております。

 第14条は事務局の職員について定めたものであります。

 第15条は協議会に要する経費について定めたものでございます。

 第16条は監査に関する規定でございまして、第1項で協議会の出納は豊川市の監査委員に委嘱して監査をすることを定め、第2項は監査報告について定めております。

 第17条は協議会の財務について規定しております。

 第18条は費用弁償等についての規定でございまして、第1項につきましては会長、委員、顧問及び監査委員は費用弁償などを受けることができることを定めております。第2項は第9条の出席者は費用弁償などを受け取ることができることを定めております。また、第3項は前2項の費用弁償などの額や支給方法などを定めたものでございます。

 第19条は協議会を廃止した場合の措置について定めてあります。

 第20条は雑則の規定でございます。

 なお、附則ですが、この規約は平成16年11月25日から施行するものでございます。

 以上で第72号議案につきましての御説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。



○山脇実議長 ただいまから質疑を行います。

 佐藤郁恵議員。



◆佐藤郁恵議員 それでは、1つ目なんですが、まずこの規約の前の段階の話ですが、考え方を1つ伺っておきたいと思います。

 先ほど中村議員の討論の中でもあったんですが、2月の住民意識調査結果では一宮町の反対票が5,681票で、賛成票は4,623票でした。そういう点で反対票が大きく上回っていたわけです。それで、今回の合併についての賛同署名は4,535筆ということが9月議会の時点で言われておりまして、反対票に届いてはおりません。それで、一宮町長と、それから町議会がいわば前回の住民投票結果を尊重せずに町民の意思に反して申し入れてきたという、こういうことになると思うわけですが、その点についてどういう判断をして今回の協議会の設置議案を提出するに至ったのか。その考え方についてお伺いしておきたいと思います。



○山脇実議長 企画部長。



◎鈴木不二夫企画部長 ただいま住民意識調査で反対が上回った一宮町からの町長、議長、議会からの申し入れを受けた理由ということになると思うんですが、本年8月4日付で一宮町議会議長あてに提出されました市町村合併推進に関する請願書におきまして、三位一体改革による地方への影響が予想よりも大きく、一宮町単独で自立していくには住民の負担増は避けられない。また、生活基盤の大幅な整備のおくれが考えられる。地域の将来を考えるなら合併して財政基盤を強化して活力ある住みやすい地域づくりを目指すべきであり、現行合併特例法の財政支援を受けるためにも早急に合併協議会の設置を要望するということで、豊川市との合併の必要性が記述されております。

 本市はこれまで豊川宝飯合併協議会住民意識調査の結果が拮抗しております3町に、職員を含めた役場、町民、町議会の意見をまとめていただければ、豊川市としては合併の門戸を広げて待つという姿勢をとってまいりました。それに対して今回、一宮町長、それから議長から申し入れがあったもので、申し入れの理由につきましては財政基盤の強化を目的として合併申し入れに至ったと認識しておるところでございます。

 以上でございます。



○山脇実議長 佐藤郁恵議員。



◆佐藤郁恵議員 町民の意思との乖離についてその部分をどういうふうに判断したかということについては明確に御答弁いただけていないと思うんですが、その点でもう少し明確な御答弁をいただきたいと思います。

 それから、2点目に入るんですが、地方交付税につきましては今後縮小が言われており、廃止ということまで述べられているところがあるわけですが、これはこれで大変大問題なわけです。しかし、そういった状況を考えますと、合併特例債を今後、限度額いっぱい使った場合に、地方交付税の算入の見通しというものが非常におぼつかない、場合によって地方交付税の算入というのがある時点からなくなるということは可能性として考えておくべきだと思うわけです。その点、どういうふうに考えておられるのか、お伺いしておきたいと思います。

 それから、限度額いっぱい使った場合に借金負担の見通しがどういうふうになっているのか。この点についてもお伺いしておきたいと思います。

 それから、もう一点になるんですが、協議会の委員の構成につきましては規約の中で触れられております。その中で、特に今回新たに県の職員の方が顧問になることになっております。これは顧問という位置づけが新たになされまして、この間の協議会の中で県の職員が入るということをお聞きしたわけですが、この顧問を置く理由と、それから役割についてお伺いしておきたいと思います。



○山脇実議長 企画部長。



◎鈴木不二夫企画部長 町民との意思の乖離についての視点ということでもう少し詳しくということですが、前回の合併協議会につきましては1市4町、今回につきましては豊川市との合併ということがございます。それから、前回の協議以降、先ほど申しましたけど、三位一体改革、それから地方交付税の関係の財政措置の変化、こういったものから一宮町あるいは議会の方で必要性を感じて、豊川市との編入合併を申し入れてきたものだというふうに考えております。

 それから、地方交付税の関係でございますけど、今後どのようにこういった地方交付税が担保されていくかということだと思いますが、これにつきましても今後の国全体の財政状況等の中で現在の制度の中でこういった交付税措置がとられていくということでございますので、その点については国を信用するといいますか、そういったことで今後の協議も進めていけばというふうに考えております。

 それから、特例債につきまして限度額でございますが、一宮町との合併の場合、約209億円の特例債限度額がございます。この中で借金といいますか、市としての実質的な借金はどうだということでございますけど、63億円ぐらいが市の借金になるということになろうかと思います。

 それから、もう一点ですが、委員の構成、その中で県の職員を顧問ということにしてございます。この理由といいますか、町村におかれましては県がいろいろな行政事務の窓口ということにもなっており、ほとんどがそれぞれの所属の事務所、例えば一宮町ですと東三事務所が窓口となっております。そういったようなことがございます。それから、合併に関する情報等につきましても総務省からいち早く入手できるというようなことで、豊川市と一宮町の合併の場合ですと東三事務所の所長に顧問をお願いして、アドバイザーの立場で参加していただくということを考えております。

 以上でございます。



○山脇実議長 佐藤郁恵議員。



◆佐藤郁恵議員 まず、住民との意識の乖離の問題につきましては枠組みが違うというお話がありました。しかし、前回2月の住民投票、意識調査につきましては一宮町側の方々のお考えとして、当然豊川市が中心になりますので、豊川市との合併を念頭に置いた判断というものがかなり色濃く出ていると思います。そういう点で、この乖離の問題についてそう簡単に枠組みが違うからと言えるような問題ではないというふうに思うわけです。

 それで、財政事情の変化等につきましても言われているわけですが、いずれにしましても住民投票結果が公表されてからまだ半年若干過ぎた時点というふうに思うわけで、その点で大きな変化が特にあるというふうに思えませんので、そういう点での問題は残ると思うわけです。

 それで、2つ目の問題ですが、地方交付税のことにつきましては今後どうなるかという点で、今、御答弁をちょっと濁されましたけども、要するに大変心配な状況であると思うわけです。これから10年間特例債を借りて、その後、交付税の算入が徐々に行われていくという見通しで計画を立てられるわけですが、これは本当に10年間、またそれ以降も計画を立てて実行されるかどうかというのは大変、先の見通しは暗いと言うとなんですが、困難な見通しであるというふうに思うわけで、その点は厳然としてあると思いますので、また討論の場でもそれは触れておきたいと思います。

 それから、協議会の委員の構成の関係ですが、県の職員の方が顧問となるということについて理由は2つ述べられました。1つは事務的な問題の窓口になられるということ。それから、もう一つは合併に関する情報を入手できるということでお話がありました。

 しかし、私が思いますのに、顧問という制度は、これは法律の用語の関係でちょっと調べますと、専門的立場から勧告ができる、こういうことが述べられております。つまり、愛知県の職員であるということでありますので、合併について推進の立場でいろいろ情報も持っておられるわけで、そういう点では合併についていろいろな立場で勧告ができるという立場にあるわけです。

 それで、これまで合併協では県の職員の方が県とのパイプ役ということで事務局の中でそういう役割を果たしてこられました。今度はそれプラス顧問として協議会の委員として参加されてくるということですので、国・県の意向をより協議会の中でも率直に意見を述べられるという、こういう立場にあると思うわけです。そういう点で顧問という重みがあると思いますので、その点でのどういう御認識をお持ちか、お伺いしておきたいと思います。

 あわせまして、県下で恐らく顧問と、それから参与という形でいろんな協議会の中に入ってこられていると思うわけですが、参与というよりも顧問の方が位置づけは重いと思いますので、その辺、参与、顧問の配置状況、県下の協議会の配置状況についてお伺いしておきたいと思います。



○山脇実議長 企画部長。



◎鈴木不二夫企画部長 顧問の位置づけといいますか、あくまでもアドバイザーとして意見を述べるということで議決権は持っておりませんので、やっぱり本市と一宮町の合併に関するいろんなアドバイスをしていただくという考えでおります。

 それから、県下の顧問あるいは参与の設置状況の御質疑ですが、今現在、法定合併協議会が12カ所で進行をしております。その中で参与という形で県のそれぞれの事務所長が参加している団体が6団体ございます。それから、顧問という形で加わっている団体が1団体ということで、12団体中7団体に県の方が参与あるいは顧問として加入をしておるというような状況でございます。

 以上でございます。



○山脇実議長 質疑を終わります。

 お諮りします。ただいま質疑を終わりました第72号議案は委員会への付託を省略したいと思います。異議はありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認めます。したがって、委員会への付託は省略することに決定しました。

 それでは、第72号議案の討論を行います。

 佐藤郁恵議員。

  (佐藤郁恵議員 登壇)



◆佐藤郁恵議員 私は第72号議案 豊川市・一宮町合併協議会の設置について反対討論を行います。

 そもそも今回の豊川市・一宮町の合併協議会の設置については一宮町が編入合併を申し入れてきた経過、背景が一宮町の合併を非とした2月の住民意識調査結果に反する異常な民主主義軽視の問題があります。本市として申し入れがあったからと簡単に認めるべきでなく、またそれ以前に、3月での住民意識調査結果発表後の門戸を広げると言いつつ一宮町にも働きかけた市長の発言あるいは一宮町の中で豊川市からの強い働きかけがあった等の発言等から、一宮町との合併を誘導する役割も一定担ってきた重大な責任があります。

 今回の合併協議の背景には、国の地方財政削減、建設事業推進のため、国・県言いなりに何が何でも合併という立場が色濃く出ております。合併特例債の地方交付税算入は今後、不交付団体がふえる見通しの中、計画どおり入る可能性は薄いと言えます。国・地方の財政悪化の原因は国の誘導によりバブル期以降アメリカとの公共事業630兆円を行う約束のもと大型開発、公共事業を多く行ってきたことにあり、そこに根本的な反省なしに最大の行革と言われる合併で地方住民に負担を押しつけるものとなっております。

 本市でも借金の増大はそのような経過をたどってきたものです。東西2つの区画整理事業の見直しが今回ありましたが、財政難でも国のまちづくり交付金をさらに使って行っていく予定であり、抜本的な反省はありません。

 国・県の押しつけの姿勢は県の職員を協議会の顧問にすることにも端的にあらわれております。これまで1市4町の協議会での県職員が事務局に入り、国・県とのパイプ役として合併推進のために専門的な役割を果たしてきましたが、今度は協議会の顧問として入ってくるということであります。顧問は参与より重みがあり、専門的立場から勧告することもできる立場にあります。協議会本体における合併推進に向けた専門的な人を配置するということであり、調整が難航した場合、勧告し得る立場の人を置くことは、自主的合併の建前をも踏みにじるものであると言わざるを得ません。

 また、顧問につきましては田原市・渥美町の協議会の中で顧問という立場が置かれておりますが、あとの協議会については参与という位置づけであるようです。

 以上をもちまして、簡単ではありますが、私の反対討論といたします。

  (佐藤郁恵議員 降壇)



○山脇実議長 坂本松次郎議員。

  (坂本松次郎議員 登壇)



◆坂本松次郎議員 私は第72号議案 豊川市・一宮町合併協議会の設置について賛成の立場から討論を行います。

 本市と一宮町の合併につきましては本年8月に一宮町の住民11名の連名で市町村合併推進に関する請願書が一宮町議会に提出され、9月町議会本会議において採択されました。町議会に提出された合併推進の署名は最終的に4,535人に及び、今月22日に一宮町議会において豊川市・一宮町合併協議会設置議案が既に可決されております。

 また、議案提出に先立って行われた主な協議事項についての事前調整では合併の方式等6項目が確認されております。その中で、合併スケジュールについては現合併特例法の最大限の財政支援措置を得るため平成17年3月に両市町の議会で合併関連議案を可決することを目標としております。また、議員の定数及び任期については現一宮町議会議員の在任特例を採用せず、増員選挙の定数も両市町の人口比例による4人とするなど、行政経費の節減を推進するものとなっております。

 構造改革や三位一体の改革が進められる中、国・地方ともより一層簡素で効率的な行財政運営が求められるとともに、住民に身近な行政である市町村の役割が増し、行財政基盤の強化が不可欠になっております。そのため、手段として有効なのが市町村合併と言われております。このため、豊川市・一宮町合併協議会で議論を交わしていただき、一宮町編入後の豊川市の財政計画、市町村建設計画を策定することでこの地域の将来像を描き、一体的な発展の可能性を検証していくことが重要と考えます。

 以上によりまして豊川市・一宮町合併協議会を設置する第72号議案の賛成討論とさせていただきます。

  (坂本松次郎議員 降壇)



○山脇実議長 討論を終わり、採決を行います。

 本件は原案のとおり可決することに賛成の方は起立してください。

  (賛成者起立)

 起立多数です。したがって、第72号議案 豊川市・一宮町合併協議会の設置については原案のとおり可決されました。

 以上で今期臨時会に提出されました案件の審議はすべて終わりました。

 これで平成16年豊川市議会第2回臨時会を閉会します。

  (午前10時42分 閉会)

 上記会議の顛末を記録し、その相違なきを証するため、ここに署名する。

  平成16年11月24日

     豊川市議会議長

          山脇 実

     豊川市議会議員

          西川米子

     豊川市議会議員

          佐藤郁恵