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愛知県 半田市

平成20年  6月 定例会(第4回) 06月20日−04号




平成20年  6月 定例会(第4回) − 06月20日−04号







平成20年  6月 定例会(第4回)



          平成20年6月20日 午後2時00分開議

1.議事日程(第4号)                     │付託委員会

 日程第1 議案第48号 平成20年度半田市一般会計補正予算第1号 │各常任委員会

 日程第2 議案第49号 平成20年度半田市下水道事業特別会計補正予│建設産業

            算第1号                │

 日程第3 議案第50号 平成20年度半田市立半田病院事業会計補正予│文教厚生

            算第1号                │

 日程第4 議案第51号 半田市手数料条例の一部改正について   │建設産業

 日程第5 議案第52号 半田市病院事業の設置等に関する条例の一部│文教厚生

            改正について              │

 日程第6 議案第53号 半田市消防団員等公務災害補償条例の一部改│総務

            正について               │

 日程第7 議案第54号 半田市土地開発公社定款の一部改正について│総務

 日程第8 議案第55号 乙川東小学校体育館等移転改築工事請負契約│文教厚生

            の締結について             │

 日程第9 半田市農業委員会委員の推薦について         │

 日程第10 意見書案第5号 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見│

              書の提出について          │

 日程第11 議員提出議案第1号 特別委員会の設置について    │

 日程第12 特別委員会委員の選任について            │

 日程第13 議員派遣について                  │

2.出席議員は次のとおりである(25名)

   1番  新美保博          2番  加藤 豊

   3番  小出義一          4番  中川健一

   5番  小栗佳仁          6番  竹内功治

   7番  澤田 勝          8番  中村宗雄

   9番  榊原安宏         10番  石川英之

  11番  久世孝宏         12番  渡辺昭司

  13番  伊東 英         14番  山本半治

  15番  山田清一         16番  山本博信

  17番  嶋崎昌弘         18番  榊原久美子

  19番  竹内康夫         20番  榊原伸行

  21番  榊原正幸         22番  堀嵜純一

  23番  松本如美         24番  榊原勝彦

  25番  山内 悟

3.欠席議員は次のとおりである(なし)

4.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(23名)

  市長        榊原伊三    副市長       榊原純夫

  企画部長      藤本哲史    総務部長      榊原直和

  市民経済部長    榊原春男    福祉部長      大久保雅章

  建設部長      小田隆司    水道部長      小笠原彰男

  病院事務局長    柴田克美    防災監       本間義正

  環境監       近藤恭行    高齢福祉監     水野 節

  市街地整備監    加藤千博    会計管理者     水野 茂

  企画課長      榊原康仁    総務課長      玉井義人

  財政課長      堀嵜敬雄    防災交通課長    加藤幸弘

  市民課長      杉浦厚子    病院管理課長    榊原一人

  教育長       石黒義朗    教育部長      天木 直

  学校教育課長    竹内 健

5.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名)

  議会事務局長    大坪由男    議事課長      竹内 進

  同主査       山田茂樹    同主査       柘植偉昭

  同主査       新美恭子    同書記       佐藤章貴

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             午後2時00分 開議



○議長(榊原正幸議員) 皆さん、こんにちは。

 本会議の開会に先立ちまして、去る14日に発生しました岩手・宮城内陸地震で尊い命をなくされました方々に対し、心からお悔やみを申し上げますとともに、被災地の一刻も早い復興を皆さんとともにお祈り申し上げたいと存じます。

 ただいま、出席議員25名です。

 直ちに本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。

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△日程第1 議案第48号 平成20年度半田市一般会計補正予算第1号



△日程第2 議案第49号 平成20年度半田市下水道事業特別会計補正予算第1号



△日程第3 議案第50号 平成20年度半田市立半田病院事業会計補正予算第1号



△日程第4 議案第51号 半田市手数料条例の一部改正について



△日程第5 議案第52号 半田市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について



△日程第6 議案第53号 半田市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について



△日程第7 議案第54号 半田市土地開発公社定款の一部改正について



△日程第8 議案第55号 乙川東小学校体育館等移転改築工事請負契約の締結について



○議長(榊原正幸議員) 日程第1から日程第8までの議案第48号を始め、8件を一括議題とします。

 以上の案件については、各委員会に付託し御審査をお願いしてありますので、その経過と結果について各委員長から報告をお願いします。

 初めに、総務委員長からお願いします。

          〔総務委員長 渡辺昭司議員 登壇〕



◆総務委員長(渡辺昭司議員) 当総務委員会に付託された案件については、6月12日午後3時から委員会室において、委員全員出席のもと慎重審査しましたので、その経過と結果を御報告申し上げます。

 初めに、議案第48号中、当委員会に分割付託されました案件について、補足説明の後、質疑に入り、主な質疑として、歳入事務電算処理業務委託料について、コンビニエンスストア収納の実施により、どの程度の収納率の向上を見込んでいるのか。とに対し、収納率がどれだけ上がるかは定かではありませんが、納税者の利便向上を図るものであり、特に若い世代の軽自動車税での利用が期待されます。とのこと。

 緑化基金積立金について、環境、緑化のための寄附となっているが、環境保全基金もあるが、なぜ緑化基金に積み立てるのか。とに対し、寄附者からの植樹のためにとの意向を伺っており、緑化基金に積み立てるものです。とのこと。

 安心・安全なまちづくり事業費について、半田1区に決まった過程、用途は何か。とに対し、事業について行政協力員会議で説明し、助成を希望する自治区を募集をしました。今年度の補助申請は、事前に準備を進めている自治区のうちで、半田1区のみが応募し、交付決定がされたものです。自主防災組織の活性化を目的とし、災害時の情報をいかに早く住民にお知らせするかを考え、主に無線機を購入します。とのことでした。

 その後、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定をしました。

 次に、議案第53号については、補足説明の後、質疑に入り、主な質疑として、改正内容は、消防作業従事者等の「等」を明確にするための改正と思うが、消防作業従事者、救急業務協力者、水防従事者もしくは応急措置従事者とは、それぞれどういう人か。とに対し、すべて民間の方を指しており、それぞれ消防作業、救急業務のお手伝いをいただく方、台風などの際、水防作業をお手伝いいただく方などであり、この方々がけが等をした場合に、公務災害として補償するものです。とのことでした。

 その後、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定をしました。

 次に、議案第54号については、補足説明の後、慎重審査し、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定をいたしました。

 以上、御報告を申し上げます。

          (降壇)



○議長(榊原正幸議員) 次に、文教厚生委員長からお願いします。

          〔文教厚生委員長 堀嵜純一議員 登壇〕



◆文教厚生委員長(堀嵜純一議員) 当文教厚生委員会に付託されました案件については、6月12日午後3時から全員協議会室において、委員全員出席のもと慎重審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 初めに、議案第48号中、当委員会に分割付託された案件については、補足説明の後、質疑に入り、主な質疑として社会福祉一般管理事務費のうち、寄附金で購入する車いすに関し、8台を新規で購入し、6台を廃棄するとのことだが、再利用は考えていないのか。とに対し、長年の使用で老朽化し、破損がひどく修繕ができないものとして廃棄処分したいと考えています。とのこと。

 学校教育指導等事業費のうち、幼児教育改善充実調査研究事業費に関し、保育カウンセラーを幼稚園、保育園10園に巡回指導するとのことだが、内訳はどのようになっているのか。とに対し、市内幼稚園7園及びこの事業を推進するに当たり、青山地区をモデル地区として、幼稚園、保育園、小学校の連携のあり方を探るため、地区に関連する板山保育園、花園第2保育園、同胞園を対象にしています。とのこと。

 理科支援員等配置事業委託料に関し、今回補正予算で計上する理由は何か。また、今後継続して他の教科を含めて行うのか。とに対し、この事業が示されたのが当初予算案編成の後であったため、今回補正予算として計上することとなりました。また、この事業は、理科教育の振興を目的に、必要な実験や観察など、準備などで手間のかかる授業を創意工夫して実践するための支援員配置に必要な経費を全額県費補助で充てるものであり、教科は理解のみですが、今後も継続して要望していきたいと考えています。とのことでした。

 その後、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定いたしました。

 次に、議案第50号につきましては、補足説明の後、質疑に入り、主な質疑として、今回の人工呼吸器の購入はどのような経緯で購入することとなったのか。とに対し、今回購入したいとするものは、気管挿管して行うもの2台と、マスクをして補助的に行うもの2台の計4台を購入したいとするものです。いずれもICUに配置されているもので、保守期間が過ぎ、部品の供給が今年度で切れてしまうため、もともと購入計画があったものです。とのことでした。

 その後、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定いたしました。

 次に、議案第52号につきましては、補足説明の後、質疑に入り、主な質疑として、科目が変わるということだが、管理体制についてはどのような変更していくのか。とに対し、それぞれの科に統括部長を配置しており、血管外科についても部長を配置することで、責任体制は変更していません。とのことでした。

 その後、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定いたしました。

 次に、議案第55号につきましては、補足説明の後、質疑に入り、主な質疑として、この議案の提出に至るまで、どのような経過を経てきたのか。とに対し、当初、制限つき一般競争入札で一定ランク以上の業者を対象に自由に参加できる方式で実施いたしましたが、予定価格が合わないことや技術者がそろわないことを理由に、申し出のあった7社がいずれも辞退したため不調となりました。そのため、完了予定である来年3月の卒業式までに完成させたいことから、設計を組み直さず当初設計どおりで、ほかの13社を指名して指名競争入札で行いました。その結果、11社が入札辞退、2社が応札して落札者が決定したもので、今回の議案提出となりました。とのこと。

 2回目の入札は、指名競争入札にしたとのことだが、業者選定に当たって問題はなかったのか。とに対し、指名業者選定に当たっては、半田市指名審査等事務取扱要綱に基づき、格付けされたランクの業者の中から指名審査会で決定しており、選定に問題はないものと認識しております。とのこと。

 今回の建設を進めていく中で、請負契約者に不測の事態も想定されないか。とに対し、落札者は本市での実績はないものの、施工実績、会社規模からも施工できる業者と判断をしております。とのこと。

 本契約の際には、契約を履行する保証は取りつけるのか。とに対し、契約に当たっては、履行保証保険を交わすことを要件に契約を結びます。とのこと。

 工事監理者はどのようになっているのか。とに対し、工事監理者については、工事施工監理を外部委託するため、その受託業者が指定する資格者をもって充てることとなります。とのことでした。

 その後、討論を省略し、挙手により採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定いたしました。

 以上、御報告申し上げます。

          (降壇)



○議長(榊原正幸議員) 次に、建設産業委員長からお願いします。

          〔建設産業委員長 伊東 英議員 登壇〕



◆建設産業委員長(伊東英議員) 当建設産業委員会に付託された案件については、6月12日午後3時から議会会議室において、委員全員出席のもと慎重審査しましたので、その経過と結果を御報告申し上げます。

 初めに、議案第49号については、補足説明の後、質疑に入り、主な質疑として、今回どのような経緯で再度設計業務を委託することとなったのか。とに対し、青山駅の改築に当たり、愛知県と名古屋鉄道との協議の中で急遽構造に変更が生じたため、駅舎に支障となる雨水管渠の移設に係る設計業務委託が再度必要となったものであり、今後については、県とも連携を図りながら調整をしてまいりたいと考えています。とのこと。

 雨水管の移設工事は、いつ開始し、いつ完了する予定なのか。とに対し、設計業務委託が完了次第、工事を発注し、今年度中に完了する予定をしています。とのこと。

 設計業務委託料310万円の根拠は。とに対し、市のほうで積算した額を計上しておりますが、精算により実際に要した費用を県からの委託金といたします。とのことでした。

 その後、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定しました。

 次に、議案第51号については、補足説明の後、慎重審査し、討論を省略し、採決した結果、委員全員をもって原案のとおり可と認めることに決定しました。

 以上、御報告申し上げます。

          (降壇)



○議長(榊原正幸議員) 以上で、各委員長の報告は終わりました。

 ただいまから質疑に入ります。

 御質疑ありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 御質疑なしと認めます。

 これで質疑を終わります。

 これより討論に入るのでありますが、ただいまところ通告はありませんので、討論を省略し、直ちに採決します。

 議案第48号、第49号、第50号、第51号、第52号、第53号、第54号、第55号、以上の8議案を一括採決します。

 各議案については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、議案第48号から議案第55号までの8議案は、原案のとおり可決しました。

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△日程第9 半田市農業委員会委員の推薦について



○議長(榊原正幸議員) 日程第9、半田市農業委員会委員の推薦についてを行います。

 平成20年7月19日をもって現在の半田市農業委員会委員は、任期満了となりますので、農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定によって、半田市農業委員会委員を議会として推薦するものです。

 お諮りします。

 推薦の方法につきましては、議長から指名したいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定しました。

 事務局長に朗読させます。



◎議会事務局長(大坪由男君) 〔朗読〕

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│   半田市農業委員会委員(委員4人)              │

│半田市彦洲町一丁目 215番地        半田市長根町一丁目11番地│

│          榊原友己             稲生茂子  │

│半田市岩滑東町五丁目30番地の1      半田市緑ケ丘四丁目62番地│

│          小栗佐智子            神谷敏男  │

+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+



○議長(榊原正幸議員) お諮りします。

 ただいま読み上げた方々を推薦することに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、ただいま読み上げました方々を半田市農業委員会委員に推薦することに決定しました。

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△日程第10 意見書案第5号 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書の提出について



○議長(榊原正幸議員) 日程第10、意見書案第5号を議題とします。

 提出者の山内悟議員に提案説明を求めます。



◆25番(山内悟議員) ただいま上程されました意見書案第5号後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書案につきまして、提出者を代表して提案説明をさせていただきます。

 本案は、国に対し後期高齢者医療制度を中止してもとに戻し、あるべき医療制度について、財政問題も含めて国民的な議論を行うよう求める意見書案です。

 本年4月から実施された後期高齢者医療制度は、政府歳出の医療費削減を大きな目的とし、別枠の医療制度に囲い込み、高齢者と障害者に大きな負担と医療内容の制限が大きな特徴です。

 意見書案の案文はお手元に配付させていただいたとおりです。

 何とぞ議員各位の御賛同をいただきますようお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。

 以上です。



○議長(榊原正幸議員) 提案説明は終わりました。

 ただいまから質疑に入ります。

 御質疑ありませんか。

          〔発言する者なし〕

 御質疑なしと認めます。

 これで質疑を終わります。

 お諮りします。

 ただいま議題となっている意見書案第5号は、委員会への付託を省略したいと思います。

 御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定しました。

 これより討論に入ります。

 本案について討論の通告があります。

 加藤豊議員の発言を許します。

          〔2番 加藤 豊議員 登壇〕(拍手)



◆2番(加藤豊議員) 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書につきまして、私は以下のとおり賛成討論をいたします。

 第1、老人福祉法の理念について述べます。

 老人福祉法は、老人福祉の基本理念として第2条において、老人は多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとうたっています。格調ある表現で、年寄りは深くうなずくものであります。

 第2として、後期高齢者医療制度により、ついに高齢者の堪忍袋の緒が切れたことについて述べます。

 ところが、細かい点はここでは省略し、原則的な点にとどめますが、平成18年老人保健法が高齢者の医療の確保に関する法律と改称され、その改悪により75歳以上の高齢者及び65歳から74歳までの一定の障害を有する者、医療費がかさむからとの実質的な理由により、従前の国民健康保険から切り離し、後期高齢者医療保険の対象、被保険者として別扱いにして健康保険証も別にすることとなりました。かつて老人医療は無料でしたが、一部負担金として窓口で自己負担分を医療費の1割払うように、さらに今般、保険料について国民年金から天引きして特別徴収することとなりました。保険料に不払いがあると保険証を取り上げるとも聞くのであります。老人に対する医療が削減されることともなっています。

 ここに至って、高齢者は前記老人福祉法の理念、特に老人の社会貢献及び老人に対する敬愛は根底から破壊されて、「けいろう」とは老人を軽んじるもの、老人が心身ともに衰えて医療を利用する機会の多くなること及び老人に限らずおよそ人の生命、健康は他の何をおいても優先し、価値序列の1番であることは、自明なことであるにもかかわらず、医療費がかさむから医療を利用することは遠慮してと言わんばかりであると憤慨しています。最低限度の生活を保障する趣旨の国民年金の天引きに至っては、そうまでして老人を邪魔者扱いにし、福祉を切り捨てるのか、ついに老人の堪忍袋の緒が切れて、高齢者の怒りが爆発しています。

 国民年金の差し押さえについて述べます。

 およそ年金なるものは、受給権者の最低限度の生活を保障するもので、本来、いかなる租税債権をもってしても、差し押さえ禁止財産であります。ところが、国民年金法では、老齢基礎年金及びその関連の付加年金だけは、他の年金とは異なって差し押さえが可能となっています。これは、合理的な理由のない不当な差別であり、不合理な差別を禁じた憲法第14条違反の疑いが濃厚です。ここで既に、老人はいわれなき差別を受けてきているものであります。

 加えて、今般の高齢者の医療の確保に関する法律では、第62条で医療などの給付の受給権につき差し押さえを禁止し、第63条で支給を受けた金品につき租税を課することはできないとして、あたかも受給権を保護するかのようなことを規定していますが、第107条で回りくどい表現になっていますが、要するに、保険料の徴収につき特別徴収として、老齢等年金から天引きで徴収することとなり、受給権の保護が吹っ飛びました。面倒な差し押さえの手続を省き、老齢年金等の給付につき、実施以前の受給権の段階で有無を言わさず天引きするという、差し押さえよりもさらに強力な徴収方法をとったのであります。かくして不当な差別はさらに悪化しました。

 このような老人福祉の切り捨ては今に始まったことではなく、いわゆる小泉改革の中で、社会保障費を毎年2,200億円削減するという弱者切り捨ての政策が現在進行中で、その一環であります。ついに国民年金にまで手をつけた本件は、小泉改革のいわば陰の部分が行き着いた先のものであります。

 3番目に、国民の生活実態及びその意識、心情について、少し長いですが、申し述べます。

 私は弁護士として仕事柄、多数の相続案件、遺言案件を取り扱って、多数の老人に接し、つくづく思うものであります。すなわち我が国においては、老人の医療、介護と財産相続とは密接、不可分の関係にあるのであります。

 老人は75歳ともなれば、体力も気力も衰えて、年金以外に収入の道もなく、資産があってもだれを頼るかといえば、それは自分たちが産んで育てた子であり、自分たちはその扶養家族となって、残された短い余生を安らかに過ごしたいというものであります。老いては子に従えとし、財産も子らに相続させるは、この趣旨であります。この考え方は、日本国民の国民性とも言うべく、欧米流の親と成人に達した子がおのおの独立して別個に暮らし、それぞれの財産はそれぞれに別個に処分、管理する生活とは著しく異なるものであります。

 高齢者は、自分に必要な医療と介護について、子らが世話をしてくれることを望んでいるのです。もとより子らに保険料などで負担をかけることは分かっておりますが、その負担を差し引いても余りある財産を少しでも多く残してやりたいと考え、質素な生活に耐えてきているのであります。家庭内暴力にも転んだと言って我が子をかばい、不肖の子といえども我が子には変わりないと考え、無条件、無限定の情愛、慈しみを施しているのであります。海よりも深く、山よりも高い親の恩とはこのことをいうのであります。子らもそのような父母の生活実態及び意識、心情を受け継ぎ、これが代々繰り返されるものと考え、父母が自分の扶養家族となることに何の抵抗もなかったものであります。ところが、今般の制度、法律は、この国民生活の実態及びその意識、心情を無視し、この麗しい親子関係を分断するという、国民生活に重大な変更をもたらすものであります。

 国民生活のありようは、官僚や政治家が勝手に決めるものにあらず、特に、本件のような国民の生活の仕方に重大な影響を与える案件については、そのことを争点とする総選挙を経て、国民の賛同を得て初めてなし得るものであります。これぞ民主主義というべきであります。

 福田首相は、廃止して何かよいものがあるか、無謀な意見だと言い、古賀衆議院議員は、廃止論は感情論とまで言っていますが、いずれも国民大衆の生活実態と意識、心情を全然理解しない発言で失望を買っています。本件については、政府与党の自民党の多くの有力者からも異論が示されています。

 次に、財源論について申し述べます。

 高齢者の医療費の増加について、その財源をどうするかの指摘がありますが、この点については、以下のとおりであります。

 まず、医療費全体について適切な削減策が検討されてしかるべきであります。後発医薬品を欧米並みの40%にするなどして、1兆4,400億円が削減できるとの試算もあります。(平成20年6月9日、日経夕刊)

 常に指摘されるのは、官の無駄使いです。毎年、会計検査院で指摘されながらも放置され、それも氷山の一角とされています。これを徹底的に洗い直して、財源の捻出を図るべきです。道路特定財源を一般財源化し、福祉予算、なかんずく医療費に多く充てる。霞ケ関埋蔵金と言われるものにざっと1兆ドル(100兆円)もの外貨準備高があります。この外貨準備高は、今は決済資金というよりも、為替相場の介入に用いる外貨ですが、為替相場の投機資金が余りに巨額で、この外貨でも焼け石に水で、既に歴史的な役割を終えたものですから、福祉予算に回すべきで、これだけで老人医療費の10年分ぐらいは賄えそうです。

 医療収入につき、余りにも高率の経費を認める医師優遇税制も改めるべきです。利子・配当所得に関する税率も1割でなく、もとの2割に早く戻して、金持ち優遇税制を改めるべきです。無駄な防衛予算も削減すべきです。仮想敵国よりも一層強力な武器を求めて核競争にまで及んだことの反省から、もはや軍備で対抗することの無意味なことを自覚し、経済、文化の交流を深めることこそ、平和の正しい手段として、防衛予算の削減を進めるべきです。

 その他にも税源は考えられるところ、それでも足りなければ、老人が他界して残していった相続財産の相続税について、その計算上の控除額を引き下げたり、税率を引き上げるなどして相続税を増額して医療費を賄うべきです。

 最後に、どうしても足りないのであれば……

          〔発言する者あり〕



○議長(榊原正幸議員) 発言中ですので、静粛にお願いします。



◆2番(加藤豊議員) 財源論についていろいろな反論が出ていますので、それについて申し述べたものです。御理解をお願いします。



○議長(榊原正幸議員) 加藤議員に申し上げます。

 討論は議案に対する賛否を表明し、議員の賛同を得るためのものでありますので、その趣旨に沿って論点を整理して発言されるようお願いします。



◆2番(加藤豊議員) 趣旨に沿っておるつもりでございます。御理解お願いします。

 最後に、どうしても足りないのであれば、老人医療、介護費用の目的税とした消費税が最後の手段となります。

 このように財源が十分にあるのですから、医療費の財源論は、本件後期高齢者医療制度を設ける理由にはなりません。

 医療費のツケを後生の世代に残すなとの世代論のまやかしがあります。

 医療費のツケを後生の世代に残すなとの世代論については、老人たちが残していく巨額の財産を後生の世代が受け継ぐのですから、後生の世代に不満はないはずであると老人は胸を張って言うことができます。もし、どうしても医療費のツケを回すなというのであれば、ざっと1,500兆円もの国民、個人の金融資産のうち、その多くは今の老人たちが稼いだもので、富の偏在を考慮しても、それだけで必要な医療費の50年分ぐらいは賄えそうです。父母たちは自分たちの医療費や介護費のために金融資産を使い果たしていくが、それでよいか。それでも足りなければ、同じく父母たちが働いて取得した不動産を売却して、その売却代金から賄うがそれがよいかと言えば、孫子の不安そうな顔が目に浮かびます。

 それなら、財産を残していくから、医療費、介護費は自分たちの収入の中から払うなり、相続財産の中から払うなり、おまえたちで判断しなさいという父母の言に、何の間違いや不満があるというのでしょうか。医療費のツケを後生の世代に残すななどという論理が、国民を欺くまやかしであるとすぐに分かる次第です。日本の父母は、孫子に不当な負担を残すわけがない、そのような無責任な父母ではないのです。

 要は、医療費について、福祉の削減に発し、医療保険の財政の枠内で独立して収支の均衡を図ろうとした考えがそもそも間違いで、上記のとおり財源を確保し、福祉予算として一般会計から多く拠出して収支のバランスを図るべきものなのであります。

 最後に、中央に物申すときについて述べます。

 中央が間違っているときには地方から物申すべきです。最近の事例としては、御承知のとおり、教科書検定で沖縄県民が声を上げて、これを改めさせた事例があります。

 後期高齢者医療制度の廃止も同様と考えます。高齢者の負担について9割もの削減策を検討すると報じられているようですし、問題点は運用でカバーするなどという官僚の常套手段である逃げ口上もありますが、そのようなことでは制度自体の意味が失われますし、制度の根幹が間違っているのですから、一部見直しや制度の運用などの範疇の問題でもありません。立法、政策の過ちを素直に認めて、この制度を廃止すべきです。

 今後、中央の情勢いかんで当市を取り巻く政治情勢が変わることが予想されます。

 当市は、当地域の中核都市として、本件高齢者医療制度を速やかに廃止して、もとの老人保健法の理想に戻し、今後、所要の対策を講じるよう中央に物申すべきと考えます。

 平成20年6月18日、半田市議会議員、加藤豊。

 以上であります。

          (拍手・降壇)



○議長(榊原正幸議員) 以上で通告による討論は終わりました。

 これで討論を終了します。

 意見書案第5号を採決します。

 本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の挙手をお願いします。

          〔賛成者挙手〕

 ありがとうございました。賛成議員少数です。よって、意見書案第5号は否決しました。

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△日程第11 議員提出議案第1号 特別委員会の設置について



○議長(榊原正幸議員) 日程第11、議員提出議案第1号を議題とします。

 提出者の石川英之議員に提案説明を求めます。



◆10番(石川英之議員) ただいま上程されました議員提出議員第1号について、提出者を代表して提案説明を申し上げます。

 本案は、委員会条例第6条の規定により、次の特別委員会を設置し、設置目的終了まで議会閉会中の継続調査に付することにしたいものであります。

 設置する特別委員会は、

 1.総合防災特別委員会(委員8人)、設置目的は災害時の初動対策について。

 2.3R推進特別委員会(委員7人)、設置目的は循環型社会の形成について。

の2委員会であります。

 何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案説明といたします。



○議長(榊原正幸議員) 提案説明は終わりました。

 ただいまから質疑に入ります。

 御質疑ありませんか。

          〔発言する者なし〕

 御質疑なしと認めます。

 これで質疑を終わります。

 お諮りします。

 ただいま議題となっている議員提出議案第1号については、委員会への付託を省略したいと思います。

 御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定しました。

 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、討論を省略し、直ちに採決します。

 議員提出議案第1号を採決します。

 本案は、原案のとおり特別委員会を設置し、調査目的終了まで閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり特別委員会を設置し、調査目的終了まで閉会中の継続調査に付することに決定しました。

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△日程第12 特別委員会委員の選任について



○議長(榊原正幸議員) 日程第12、特別委員会委員の選任をついてを行います。

 ただいま設置されました、総合防災特別委員会及び3R推進特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により議長が指名します。

 事務局長に朗読させます。



◎議会事務局長(大坪由男君) 〔朗読〕

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│  総合防災特別委員会(委員8人)                │

│         小栗佳仁議員         竹内功治議員   │

│         澤田 勝議員         石川英之議員   │

│         久世孝宏議員         山田清一議員   │

│         山本博信議員         山内 悟議員   │

│  3R推進特別委員会(委員7人)                │

│         小出義一議員         中川健一議員   │

│         榊原安宏議員         渡辺昭司議員   │

│         伊東 英議員         榊原久美子議員  │

│         榊原勝彦議員                  │

+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+



○議長(榊原正幸議員) お諮りします。

 以上のとおり指名したいと思います。

 御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した議員を各特別委員会の委員に選任することに決定しました。

 しばらく休憩します。

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             午後2時40分 休憩

             午後2時52分 再開

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○議長(榊原正幸議員) 会議を再開します。

 ただいまの休憩中に各特別委員会が開催され、正・副委員長の互選が行われました。その結果が報告されましたので、事務局長に朗読させます。



◎議会事務局長(大坪由男君) 〔朗読〕

+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

│ 総合防災特別委員会                       │

│   委員長    久世孝宏議員   副委員長   山田清一議員 │

+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

│  3R推進特別委員会                      │

│   委員長    小出義一議員   副委員長   榊原安宏議員 │

+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+



○議長(榊原正幸議員) 以上のとおりです。

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△日程第13 議員派遣について



○議長(榊原正幸議員) 日程第13、議員派遣についてを議題とします。

 本件については、お手元にお配りしたとおり、地方自治法第100条及び会議規則第158条の規定により議員を派遣したいと思います。

 なお、内容に変更が生じた場合は議長に一任いただきたいと思います。

 御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、本件については、お手元にお配りしたとおり議員を派遣することに決定しました。

 以上で今期定例会に付議された事件の議事はすべて終了しました。

 市長から発言の申し出がありますので、これを許します。



◎市長(榊原伊三君) 平成20年第4回半田市議会定例会の閉会に当たり、議長のお許しをいただき、一言お礼のごあいさつを申し上げます。

 去る6月10日から始まりました今定例会では、本日までの11日間にわたり本会議、委員会等におきまして終始御熱心に慎重審議を賜り、また、ただいまは各補正予算案を始め、御提案いたしました数多くの議案に対しまして、適切なる御議決をいただき、まことにありがとうございました。

 この間の御審議を通じ、あるいは御質問の中で皆様から御指摘並びに御要望いただきました事項につきましては、今後の市政運営に十分生かしてまいりたいと存じます。

 終わりに、何よりも12万半田市民の皆様方の幸せと市政のさらなる発展のため、今後とも皆様方のさらなる御指導、御協力をお願い申し上げますとともに、会期中の熱心なる御審議に改めてお礼を申し上げ、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(榊原正幸議員) これにて平成20年第4回半田市議会定例会を閉会します。

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             午後2時55分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

    平成20年 月 日

             半田市議会議長  榊原正幸

             会議録署名議員  伊東 英

             会議録署名議員  山本半治

             会議録署名議員  嶋崎昌弘