議事ロックス -地方議会議事録検索-


愛知県 一宮市

平成14年  6月 定例会 06月13日−03号




平成14年  6月 定例会 − 06月13日−03号







平成14年  6月 定例会



議事日程(第3号)

                     6月13日(木曜日)午前10時 開議

1 一般質問について

出席議員(35名)

   1番  太田文人君          2番  谷 祝夫君

   3番  瀬戸三朗君          4番  若山金茂君

   5番  小島 薫君          6番  原  勲君

   7番  尾関宗夫君          8番  服部修寛君

   9番  古田芳子君         10番  伊藤勝朗君

  11番  松井哲朗君         12番  浅井俊彦君

  13番  稲葉富一君         14番  小澤達弥君

  15番  中村欽哉君         16番  野田 実君

  17番  渡辺宣之君         18番  黒田徳已君

  19番  板倉正文君         20番  倉石義夫君

  21番  渡部 昭君         22番  末松光生君

  23番  野村直弘君         25番  神戸秀雄君

  26番  水野治一君         27番  林 光男君

  28番  浅野忠義君         29番  吉田勇吉君

  30番  横井俊一君         31番  梶田信三君

  32番  小島尊司君         33番  伊藤 俊君

  34番  木村貞雄君         35番  細谷正明君

  36番  浅野貞一君

欠席議員(なし)

欠番

  24番

説明のため出席した者

  市長         谷 一夫君

  助役         長尾博之君

  収入役        赤堀正弘君

  企画部長       橋本博利君

  総務部長       山口善司君

  市民福祉部長     酒井孝嘉君

  市民福祉部調整監   真野幸雄君

  環境部長       石黒久伴君

  経済部長       篠田 惇君

  建設部長       脇田東吾君

  建設部調整監     丹羽孝夫君

  教育長        馬場康雄君

  教育文化部長     長谷川美昭君

  水道事業等管理者   江崎義彦君

  消防長        川瀬正二君

  市民病院事務局長   野村秀樹君

  総務部次長      水野通彦君

  市民福祉部次長    伊藤正博君

  環境部次長      鬼頭邦昭君

  経済部次長      角田 章君

  建設部次長      田中 学君

  建設部次長      花木行信君

  消防本部次長     柿原史郎君

  今伊勢分院事務局次長 石原幸市君

事務局職員出席者

  議会事務局長     内田 充君

  議会事務局次長    今井 勝君

  議事調査課長     後藤俊彦君

  議事調査課長補佐   岩田義和君

  議事調査課議事係長  岩田貞二君

  議事係主任      中村高規君

  調査係主任      大塚 孝君

  主事         加藤正樹君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                               午前10時 開議



○議長(神戸秀雄君) 

 ただいまの出席議員、33名であります。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって御報告にかえます。

 これより日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

 通告順により、順次発言を許します。

 20番 倉石義夫君。



◆20番(倉石義夫君) (登壇、拍手)

 お許しをいただきましたので、今回は3点のことにつきまして質問、提案させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 また、本日は私にとりまして非常にありがたく、運よく一宮市16連区長の皆様の研修ということで、お忙しい中、連区長さんが議場に足をお運びいただいております。

 また、きょうの私の質問に興味と関心を持っておられる方々も傍聴席においでいただいております。的確な質問と提案をすることができるかどうか、甚だ心もとない状況ではありますが、与えられた時間精いっぱい進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それでは、早速1番目の項目に入ります。

 夏休み中の学校行事と地域の行事について、ある事例からという通告にしておりますが、事の流れと内容を簡単に御説明申し上げて、質疑に入りたいと思います。

 市街化区域のある町内の子ども会が盆休みの後のある1日、子ども会行事を計画して、生涯学習バス「マナビィ号」を借用することができたということでありました。その後、新学期も大分過ぎて、5月中旬、子ども会が通っている小学校の方から8月21日、22日、23日は小学校の方で水泳の検定をするという通知が入ったようであります。子ども会が実施をするバス旅行の日程は既に確定しておりましたし、保護者の方々も子供たちもとても喜んでおりましたやさきの連絡で非常にびっくり、がっかりということでありましたが、なぜ、このようなことが発生したのでありましょうか。

 だれがいつ、何をやるかというシステムをがっちり決めておかないと来年以降も同じ問題が発生する可能性があるわけでありますし、生涯学習課が担当してますバスの件についても、また小学校のもろもろの行事についても教育委員会の範疇、管轄の中に入っている内容であります。今回のトラブルについては基本的な問題を含んでおりますので、再発防止という観点から問題点として取り上げたわけであります。

 具体的に入りますと、生涯学習課が担当しております生涯学習バス「マナビィ号」は特に夏休み、季節のよいときには大人気のようであります。

 ところで、夏休みの8月については、募集の締め切りはいつになっているのか、まず、第一に申し込みから受け付け、締め切り、抽せんまでの流れについて御説明いただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 生涯学習バスの利用の件でございますが、全体の期間を3カ月ごとに区切らせていただいております。利用期間を4月から6月まで、7月から9月まで、10月から12月まで、1月かから3月までと4つの期間に分けております。そして、その利用希望の受付期間を3カ月前までということで、例えば4月から6月までですと10月1日から12月末まで、7月から9月までですと1月から3月末までという形で利用の希望受付期間を設けております。

 約3カ月前を抽せん日としまして、それぞれの月の10日、具体的には例えば4月から6月までの希望ですと1月10日に抽せんを行っております。7月から9月までですと4月10日という形で抽せんを行いまして、決定しましたら、その方に利用していただいておりますが、抽せん日までに公的行事のためにバスを運行する必要が生じた場合は公的行事を優先させていただきます。

 また、利用希望が重ならない場合は、その利用団体等に決定させていただいております。

 さらに利用希望がなかった場合につきましては、抽せん終了後に申し込み順で受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 該当の8月のスケジュールについては、3月末に締め切られて4月10日に抽せんということでありましたが、参考までに市民福祉部が管理しています福祉バスについても、申し込み、締め切り、抽せんについて同じ条件であるか、簡単に御説明をいただきたいと思います。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 お答えいたします。

 福祉バスの関係でございますが、申し込み、受け付けにつきましては利用日の2カ月前から行っているわけでございますが、2団体以上の利用希望があった場合につきましては、その場で抽せんを行っているのが現状でございます。

 以上でございます。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 先ほども経過説明しましたとおり、5月中旬に市街化地域のある小学校より8月21、22、23日に水泳の検定を行うという連絡が入って、せっかく決まっていた子ども会のバス行事ができなくなり困ったということでありました。

 「マナビィ号」を申し込むために、その町内の子ども会の行事は2月末には決められておりまして、生涯学習課にバス利用申請を提出し、先ほどの教育長のお話のように3月末に締め切られて、4月10日の抽せんで確定したわけであります。それなのに、5月中旬になって小学校から一方的に登校日、また水泳検定のスケジュールが発表されても、受ける方が困惑するのは当然であります。子供を通わせ、お世話になっている小学校から一方的に言われましたら、保護者にしてみればどうしようもなく、大きなプレッシャーの何物でもないと思うわけであります。

 この内容を学校教育課にぶつけましたところ、該当の小学校とも相談し、詳細調査するということでありました。

 その後、5月21日、学校教育課の責任者から報告をお聞きしましたが、8月21、22、23日を登校日にして、水泳の検定をすることについては、その学校傘下の全町内の子ども会に問い合わせをして、夏休み中の行事の有無を聞いたのではないということ、ほんの一部の方に御意見を聞いて判断をしたよしでありました。この小学校のその後のチェックで8月20日は子ども会、町内会等で行事がないようでありまして、1日ずらして8月20、21、22日を出校日にして、その3日間で水泳の検定をすることで解決を図ったという説明がありました。

 何とか今回生じた問題点の解決にはなったように思いますが、しかしながら、根本的な解決にはなっていないように思えてなりません。もし8月20日に大きいイベントやその小学校の地元の方で何らかの行事が入っておりましたら、どのようにしたでありましょうか。子供たちにしわ寄せをしながら、水泳検定日を2日を縮めて終わりにできたのでありましょうか。お盆休みを挟んだ10日間ぐらいは学校行事をつくらないと規定されておりますし、また子供たちの成長の度合いを確認する水泳検定もカリキュラムから外すわけにはいかない内容であると思います。

 夏休みの学校行事、また出校日等についてはいつの時点でだれが決めて、保護者の方々にどのように通知するのか、具体的にお教えいただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 夏休みの出校日でございますが、だれが決めて、いつどのように伝えるのかということでございます。基本的には学校長の責任において決めさせていただきます。

 現在、一宮市に限らず、周辺の市町村でも大体夏休み中に2回、普通は1回を全校出校日にし、もう1回は学年出校日という形をとっているようであります。今、御質問の該当校につきましても、8月後半のところで2学年ずつ3日間の学年出校日に水泳検定も兼ねて行うということです。

 長期休業中でございます。夏休みにつきましては、当然夏休みの生活目標を持って、そして計画的に自主的に過ごしていく、子供たちの自主性、自立性を養うにはいい機会でございますが、やはり学校としましても、子供たちの生活面の状況把握やさまざまな指導、それから次の学期に備えての学習準備等の指導もございますので、大体本市におきましては、毎年8月上旬に全市一斉の全校出校日、そして8月後半でそれぞれの学校におきまして、学年出校日を決めさせていただいております。

 本年におきましては、8月6日、一宮市全体で全校出校日、後半は8月19日から23日までの期間でそれぞれの学校が大体3日間ずつ学年別に分かれて、出校日を決めております。これらは例年でございます。

 ただ、今御指摘もありましたが、例えば本年は8月6日が全校出校日でございますが、全市そろってというわけには現実にはまいりません。といいますのは、キャンプ等、あるいは野外教育活動等がその中に入ってまいります。キャンプとか野外教育活動につきましては、例えば県の野外教育センターが3カ所ございます。また、郡上八幡のキャンプ場なども使っておりますが、昨年でいいますと全校出校日を全市一斉で8月7日にさせていただいたわけでありますが、9校がキャンプと重なりまして、その前後で行っております。翌日にしたり、あるいは前々日にしたりという形であります。どうしてもキャンプにつきましても、一斉に全部が行えば、当然キャンプ場やセンターは使用できないわけでありますので、それぞれ順番になってまいりますので、どうしても一斉ということはできません。

 したがいまして、大体毎年8月5日前後に全校出校日、そして8月20日過ぎに学年出校日をその週のところで決めさせていただくのが現状でございます。

 その中で、御指摘の子ども会の行事等々につきまして、できるだけ重ならないように努力してまいらなければならないと考えておりますが、出校日の決め方については、以上のようでございますので、よろしくお願いいたします。

 出校日を決める日にちでございますが、大体6月下旬の最終決定のところがほとんどでございます。といいますのは、夏休みには教員の関係の研修会がさまざまございます。県教委の主催の教育課程の講習会、教育研究会の講習会、教員の上級免許取得のための認定講習会、司書教諭の資格取得の講習会の日程が決まりますと、それに基づいてあいたところでさまざまな講習会を開きます。

 今、申しましたように学年出校日等ではできるだけ担任がいないと指導に難しい問題がございますので、担任が全部の研修会にそれぞれ分かれて出席しますので、重ならない日にちで学年出校日を決めさせていただきますので、大体の概要は6月段階では決めておりますが、最終的には6月下旬になる可能性が高いと思います。この該当の学校では5月中旬ぐらいに連絡させていただいたということですが、比較的早く知らせていただいたのではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 生涯学習課が担当しているバスの貸し出しは、先ほど御説明ありましたように8月分の使用については1月初めから3月31日までが申し込み期間、要するに夏休み中の子ども会等のバスの利用については、各町内の子ども会とも申し込みの日程を考えて、早いところでは旧年中、あるいは新年を迎えたら役員の方々が早々に決められて、3月末までには申し込みが完了していなければならないわけであります。バスの申し込み、抽せんといった一連のシステムについては市民全体、例えば子ども会、老人会、いろいろな団体に関係する内容でありますから、今の申し込み、締め切り、抽せんという一連の流れを遅くするということもできないでしょうから、それであれば夏休み中の一斉登校日や学校行事をそれより前に日程を決めておかないと、このような問題が毎年起こる可能性があるわけです。

 この該当の小学校では5月中旬に決められて、今の教育長のお答えでは、大体の日程が決まるのが6月下旬、かなりの日数のギャップがあるわけでありまして、教育委員会の管理の中でバスの運行もありますし、学校登校日の問題もありますし、その辺の調整については今までどのようにやってきたのか、今回の事例をもとにして、今後どのようにバッティングがないようにまとめられていくのか、その辺再度確認の意味で御答弁いただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 夏休みの出校日の決め方でございますが、先ほどの答弁と重なる面がございますが、8月上旬で全校出校日を、これは早いところで全市一斉という形で決めさせていただきます。

 ただ、先ほど申しましたように、ことしですと8月6日に全校というわけには、キャンプ等の日程が重なってまいりますので、当然、その該当校はずらせて決めますが、一応早い段階でこれは決めさせていただきます。

 大体8月20日からの週の月曜から金曜日までの3日間を使って学年出校日を決めさせていただいております。これは先ほどもちょっと申しましたが、例えばことしでも8月21日と23日に県の教育課程の講習会等がございます。そうしますと、だれが出席するかということについて、教科や学年などさまざまな条件で指定がまいって、出席者を報告したりとかがございます。そうしますと、ある学年に偏れば、その日は使えないとかの条件が出てまいりますので、どうしても早い段階で学校が最終的に決めることができません。一応この中のどこかをという形で予定させていただきますが、なかなか難しい面がございます。

 したがいまして、これまでは慣例的に子ども会の方々にも大体認識していただいていたわけでありますが、その点周知が不十分、あるいは不徹底だったということが、今回の問題を引き起こしたと思っております。

 今後も出校日の決定につきましては、今申しましたような形でございますので、指導する担任がいなくては出校日をしても意味が半減してしまいますので、やはりある程度の段階まではどうしても時間がかかります。

 その中で、今御指摘の生涯バスの利用規定も含めて、総合的に一度検討させていただいて、できるだけバッティングなどのないように、せっかく子供たちにとっても楽しみにしている子ども会の遠足でございますので、そういうことのないようにしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 このバスの運行についても総合的に検討する。また、連絡を密にするということでございますが、いろいろな関係がありますが、夏休み中の子ども会の行事については、子供たちが非常に期待を持って楽しみにしている内容であります。世話をされる保護者の方々も、場合によっては下見に出かけたりして、何とか楽しい行事にすべく一生懸命の状況の中で、後から「学校の出校日ですよ、行事ですよ」と言われたら、がっくり、びっくり、ひとたまりもありません。この問題は夏休みだけの問題ではないと思います。1年じゅうどこの時点でも発生する内容であります。綿密に連絡をとるという日常のベースとなる事柄のほかに、体制システムをどのように構築するかという基本的な問題を解決しないことには、これからもたびたび出てきて衝突が生じることと思います。

 教育長のリーダーシップのもと、関係者と細かく連携を保ってやっていただくように期待をして、この項目を終わりにしたいと思います。

 それでは、2番目の質問に入ります。

 役所の方では谷市長にかわられてから、「さわやか接遇推進運動」を実施されてきております。市役所に来られる多くの方々は、役所の方から見ますとお客様であるわけであります。

 一方、市民の方々は、役所というと固いところ、気難しいところ、一部ではちょっと行きにくいところというイメージが今でもかなりの部分で残っているものと思われます。それらのイメージを払拭するために、また市民と役所がより身近なものになるために言葉遣い、説明の要領もわかりやすく、また態度、身なりすべてに気を使おうということで「さわやか接遇」ということをスタートされたものと思います。

 この本会議でもたびたび役所は最大のサービス部門、サービス機関であると何回も指摘されておりますから、その結果として「さわやか接遇推進運動」が始められたものと思いますが、我々は窓口でさわやか接遇を受けたことが余りありませんので、初めにどのような内容であるか、簡単に御説明いただきたいと思います。

 まず、この運動はいつから始められたのか、ことしも例年と同じように実施されるのか、そしてまた職員の方々にはどのような教育をされているのか、あるいは何に一番気をつけなさいと言っているのか、何かマニュアルでもあるのか、その辺の御答弁をいただきたいと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 さわやか接遇推進運動についてのお尋ねでございます。

 御指摘のとおり、谷市長が就任されてから、平成11年度からさわやか接遇推進運動を実施させていただいているところでございます。

 接遇応対につきましては、職員研修を中心にいたしまして、職員1人1人の接遇に対する意識改革と接遇能力の向上に努めているところでございます。

 したがいまして、市長就任以来、毎年10月にさわやか接遇推進運動を全庁的に実施いたしているところでございます。

 今年度につきましても、引き続き10月にはさわやか接遇推進運動を実施してまいり、市民の皆様方に信頼され、親しまれる市役所を目指して、接遇能力の向上を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 さわやか接遇推進運動につきまして決定いたしますと、幹部会におきまして全庁的な周知を図りますとともに、それぞれの所属に対しましては、文書をもちましてその内容に沿って所属長を中心といたしました職場全体の接遇向上を目指すように徹底をさせていただいているところでございます。

 その一環といたしまして、職員が着用しております名札等に啓発用の台紙を挟み込むことによりまして、職員の接遇に対する意識の高揚を図ってまいっているところでございます。さわやか接遇推進運動期間におきます重点項目の徹底を図るために、所属長を中心としました職場内研修を随時実施するとともに、各職場で模範的かつ指導的役割を担う接遇リーダーを養成し、運動の推進役となっていただいているところでございます。

 また、さわやか応対マニュアルも作成し、その活用をお願いしているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 平成11年からやられて、ことしも10月にやられるということです。リーダーをつくって重点項目を決めてやられるということですが、さわやか接遇推進運動を実施した後で、市民の方々にアンケートを書いてもらっていたという記憶があるのですが、その結果がどのようなものであったのか、簡単に御説明いただきたい。

 接遇の中心におります職員の方々の反応がどのように変わったかということ、毎年やられた後に反省会や反省点というものを掘り起こして次年度につなげることをやっておられると思いますので、アンケートの件と職員の反応、意識、反省点のまとめのことについても簡単に御説明をいただきたいと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 接遇に対します市民アンケートの調査結果につきましては、平成12年9月から11月にかけまして3回ほど実施いたしたところでございます。

 調査項目につきましては、あいさつ、身だしなみ、言葉遣い、応対態度、説明、用件が済むまでの時間ということで、6項目につきまして来庁されました市民の方に御協力をいただきまして、各項目を5段階評価で記入していただきました。

 結果につきましては、全体の平均点は5段階中4.17点でございました。あいさつ、身だしなみ、用件が済むまでの時間の3項目につきましては、平均を下回ったところでございます。言葉遣い、応対態度、説明の3項目につきましては、平均を上回っておりました。

 こういった状況の中で、平成13年度の重点項目は、1番にさわやかあいさつ、2番目にさわやかな身だしなみ、3番目にさわやかで迅速な事務処理とさせていただいたところでございます。これらは先ほど申し上げました12年度のアンケート結果を踏まえての13年度の重点項目とさせていただいたところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 ことしも10月の1カ月間さわやか接遇推進運動月間として実施されるようでありますので、期待を込めて頑張ってもらうべく、エールを送りたいと思います。

 議事録を確認しておりまして、平成11年6月定例議会の6月17日、原議員が庁内のあいさつ運動についてを取り上げられておりまして、高浜市、江南市の実例を挙げて質問されておりましたので御紹介しておきます。

 何はともあれ、市の職員それぞれみんなが市民に対する応対をどのようにするかということ、これは非常に大切なことでありますが、そのことのほかに、私は独断と偏見を振りかざしまして、接遇という改まった内容以前の問題として、より基本的な2つのことについて、皆さんが我々とともに意識を持って毎日実行してくれたら常々ありがたいと思っておりました。

 その2つとは、1つは大きな声での「おはようございます」という言葉のかけ合い、もう1つは、くわえたばこで歩くことの禁止を推し進めようということであります。

 この2つのことにつきましては、本当に当たり前のこと、今さら言わなくてもわかり切っていること、改まって本会議で取り上げるべき内容なのかどうか、私自身思い続けてきたわけであります。

 ところが、本年5月10日金曜日の中日新聞の記事を見まして、これは何だと思いました。中央官庁の職員、官僚に対する記事であります。ここに持ってきておりますけれども、記事の上段の見出しは、「あいさつはわすれずに」と書いてありまして、右の方にまた大きな文字で「子供のしつけ?省の常識を正す」という見出しであります。

 初めの部分だけちょっと読んでみますと「登庁時、退庁時のあいさつを欠かすな。職員同士では過剰な敬称の使用をやめよ。川口順子外相の私的諮問機関考える会が9日まとめた外務省改革の中間報告には、子供のしつけと思えるようなことまで盛り込まれている。そこには、外務省職員の社会常識のなさが浮かび上がってくる」という記事でございました。

 今、話題に事欠かない外務省のことでありますが、上の方に行けば行くほど日常のごく当たり前の言葉が出てこないものなのでしょうか。

 私が言いたいことの1つ目は、朝の「おはようございます」を徹底しようということであります。多くの方々が経験されていると思いますが、学校、会社、職場でオアシス運動ということを多くやっております。中央官庁の外務省に対しても、子供のしつけと言われるようなことまで新聞に書かれているわけでありますから、何をかいわんや、企画部長にお聞きしますが、このオアシス運動なるもの、市で取り上げたことがおありかどうか、あるいは職場単位で部長、課長のリーダーシップの中でこのオアシス運動をやられた経緯はありますかどうか、参考までにお聞きするものであります。



◎企画部長(橋本博利君) 

 オアシス運動という形で推進をしたということはございませんけれども、実際問題といたしましては、オアシス運動に述べられております、あいさつの言葉を高唱するという形で毎朝、就業時前に職員が高唱する職場が現在でもございますので、「おはようございます」「ありがとうございます」「失礼します」「済みません」の4つの言葉につきまして、高唱している職場が現在もございますので、オアシス運動というとらえ方ではございませんけれども、議員お説の考え方に基づきまして、それぞれの職場で対応をさせていただいているのが現状でございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 今、部長が言われた「おはようございます」「ありがとうございます」「失礼しました」「済みません」が素直に出てくるように我々も頑張る必要があるわけでありますが、私は時々山に出かけますが、山ではすれ違う人、ほとんどすべての人が「おはようございます」「こんにちは」あるいは「気をつけて行ってらっしゃい」等々声をかけ合います。それも自然に声となって出てくるから不思議であります。森林が我々に送ってくれる、身体を活性化させる物質のなせるわざなのか、雰囲気がそうさせるのかであります。

 そして、下界におりてきて人間社会に戻ってくると、この「おはようございます」が声になって素直に自然に出てこない。出勤時間の朝の市役所の東玄関、西玄関の様子を見ていますと、私だけが感じているのかどうかわかりませんが、黙々と入ってくる人が何と多く見えることか。毎日見ている顔だから、今さら「おはようございます」なんてと思っているのかもしれません。

 急に教育長に話を振って申しわけありませんが、教育の現場であいさつ、「おはようございます」を実践された先輩として、毎朝の市役所の出勤状態をどのように見ておられるのか、忌憚のない御意見をお聞かせいただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 あいさつにつきましては、私も教育現場におりましたときは、今お説のようにオアシス運動等を進めてまいりました。とりわけ教員にもまず率先垂範ということで、子供たちに大きな声であいさつをしようと呼びかけてまいりました。

 市役所の現状についてはどうかという御指摘でございますが、一般社会並みではないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 「親しき中に礼儀あり」とよく言われます。きょうも通勤の途中で、また玄関前で、初めて会った顔、顔、顔でありますから、きょう1日お互いに頑張ろうという相手に対するエールを含めて、会う人すべてに職員同士でも、また早朝から市役所に来られる市民の方々に対しても、こちらからみんながお互いに「おはようございます」と自然に言い合える世界をつくることができないものかであります。

 朝、学校に出て行く町内の子供たちに会いまして、こちらから「おはよう」と声をかけますと、初めのうちは戸惑っていた子供たちも、何回か行っているうちに自然に「おはようございます」と言ってくれるようになります。特に、管理職の人、上に立つ人が率先して言い出せないようでは困るわけであります。

 「おはようございます」と言ってもお金は全くかかりません。この不景気の世の中、大きい声で「おはようございます」と言い合って、空気だけでも明るくしようではありませんか。

 子供ではありませんし、あいさつ運動などは今さら言い出すのもむずがゆいわけでありましょうから、10月がさわやか接遇推進運動月間のようでありますから、何らかの形で具体的に繰り入れていただきたいものと思いますが、企画部長の御意見をお願いしたいと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 10月の強調月間につきましては、これから検討して重点項目等を決めさせていただきますので、議員お説の点につきまして十分に考慮し、強調月間の重点項目を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 ぜひそのようにお願いしたいと思います。何回も言いますが、この種の運動は非常にありがたいことにお金が全然かからないということであります。経済の低迷が10年以上も続き、中央の方では明るい兆しが出てきていると発表していますが、当地方では会社、工場の倒産、閉鎖、縮小が相も変わらず日常の出来事として発生し、経済の疲弊は底深く、深刻な状況が続いております。このような時期だからこそ、気分的にも軽やかになる、相手を少しでも明るくするためにお互いが大きな声を発する「おはようございます」のより一層の定着化を望みたいと思います。

 この項目の次に入ります。

 「くわえたばこで歩くことをやめよう」という提案であります。

 自動車、大型のもの、また燃えるごみ、燃えないごみ、意図的にごみを捨てていく人が後を絶たず、当局も日夜御尽力されており、本当に御苦労さまでございますが、一宮市ではごみ散乱防止を規定した条例が制定されておりますが、この内容について簡単に所管の部長から御説明をいただきたいと思います。



◎環境部長(石黒久伴君) 

 お答えさせていただきます。

 議員からのお話でいきますと、一宮市空き缶等のごみ散乱防止条例の概要をというお話でございます。

 この条例は、市民社会生活等の変化に伴いまして、市民等の日常生活から生じるごみで、空き缶、空き瓶、たばこの吸い殻、紙くず等のポイ捨てされやすいごみを対象といたしているものでございます。よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 ポイ捨てで多いのがたばこの吸い殻とガムであります。この2つについては小さいということもありまして、実際投げ捨てていく人も罪悪感が乏しいということでありましょうか。たばこのポイ捨ての大きい原因をつくっているのが、くわえたばこで歩くということであります。市役所の中でもくわえたばこをして歩く人はゼロではありません。町の中に出ますと市の職員でもたばこをくわえながら歩いている人を見かけることがあります。

 ところで、くわえたばこによりやけどをさせられたとか、目の中に火、灰が入った。また、衣服を焼かれた。何とか広報にでもPRをしてほしいという要望を市の方で今まで受けたことがあるかどうか、お尋ねしたいと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 くわえたばこの件につきましての実際の状況ということでございますけれども、そういった苦情を具体的に伺ったことは、把握をいたしておりませんけれども、くわえたばこそのものの原因であります喫煙につきましては、それぞれの職員に対しまして、現在、本庁等におきましては、各フロアに分煙機を設置させていただいているという形で、喫煙場所を限るという状況にいたしておりますので、くわえたばこに対します苦情、あるいはそれが原因で何かが起きたということは、具体的には私どもの方では掌握いたしておりません。



◆20番(倉石義夫君) 

 何もなかったということで、うれしいということかもしれませんが、映画、お芝居、ドラマの中でたばこをくわえて歩くシーンは格好がいいかもしれません。しかし、一般の生活の中ではやめてほしい光景であると、私は常々思ってきておりました。たばこを吸いながら歩いていれば、吸い殻はほとんど町のどこかに捨てなければなりませんし、不十分な消し方であれば火災の発生につながるかもしれません。

 また、人込みの中であれば、やけど、あるいは衣服を焦がされたという事故が発生する可能性もあるわけであります。個人個人のマナーの問題に帰着することかもしれませんが、何とか庁内はもちろんのこと、町の中でもくわえたばこをやめてもらうような方策はないものかと考え続けておりましたところ、いいタイミングで2つの新聞記事が目についたという次第であります。我が意を得たりという心境でありました。

 記事の1つは平成14年5月25日土曜日、中日新聞夕刊の「紙つぶて」というコラムにアナウンサーの広瀬久美子さんが「歩きタバコ」ということで書いておられましたし、続いて5月30日木曜日、朝日新聞の朝刊に「歩きたばこに注意報」という見出しで新聞のかなりのスペースを割いた記事がありました。

 広瀬久美子さんの記事をちょっと読んでみたいと思いますが、「人ごみの中、斜め前の男性が歩きながらタバコを吸っている。手を前後に振るので灰が飛び、それが私の目の中に入った。あまりの痛さにしばらく目が開かず、立ちどまったため犯人を逃した。折角「何でいい年をした大人が、人ごみの中でタバコなんかを吸うのよ」と、一言お話ししようと思ったのに。歩きタバコは、子供にとっても危険である。タバコを持つ手がちょうど子供の顔の位置。まぶたにヤケドを負ったケースもある。ちょっと間違えば失明することもあり得るのだ。近頃は女性の歩きたばこも増えた。男性でもみっともないのに、女性はなおのこと」とずっと記事が続くわけであります。

 この2つの記事で歩きたばこという表現になっておりますので、私は昔からくわえたばこと言っていましたが、次から歩きたばこと表現を変えさせていただきますが、一方、朝日新聞の記事をところどころピックアップして読んでみますと、初めの文章は「最近目につきませんか。歩きながらたばこを吸っている人、乗り物や職場、果ては我が家まで禁煙令を出され、気兼ねなく吸えるのは外だけ。そんな愛煙家の苦境はわかるが、人込みの中での喫煙はやはり迷惑。やけどなどのトラブルも絶えない。法律や条例で歩きたばこを規制する動きも出始めた。31日は世界禁煙デー、屋外も禁煙とならないようマナーには気をつけたい」「情けないことではあるが、喫煙者の緊張感を高めるためには法律が必要なのではないか。29日東京永田町の参議院会館で超党派の禁煙推進議員連盟の会合が開かれた」という記事もあります。「一方、千葉県船橋市の市民団体たばこ問題を考える会千葉は、昨年5月歩きたばこの被害調査をした。男女計 225人にアンケートしたところ、歩きたばこでやけどした経験があるのは16人、衣服を焦がされた経験は28人で、ほぼ9人に1人の割合、友人や家族で火傷をした人を知っているのは41人、友人や家族で衣服を焦がされた人を知っているのは43人に上がった。追い越したり、すれ違ったりした際に手の甲や衣服に触れたケースが多い。相手は気づかずに立ちどまり、気づいても謝るだけで、中には抗議をしたら、「おまえが当たった」と文句を言われた」こういう記事が朝日新聞の5月30日に出ているわけであります。条例化、法律を制定しようとする動きも出てきているわけであります。

 最終的には市民全体への啓蒙ということで、歩きたばこの自粛ということで何らかの方策を考え、つくらなければならないことと痛感いたしますが、一番身近な本庁舎、出先機関での歩きたばこの禁止、また市の職員は少なくとも外に出た場合、歩きたばこはしないといった個人個人の自己宣伝キャンペーンでもやって、それを市民に逆にPRして協力してもらう方策でもとれないものか。難しいことかもしれませんが、御所見を賜りたいと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 ただいまの歩きたばこ、くわえたばこの件でございます。

 先ほども議員から御指摘をいただきましたように、当市におきましては空き缶等ごみ散乱防止条例を制定した市でございます。そこの市の職員としての意識づけは当然必要と考えております。

 また、その条例におきまして、10月がたまたまごみ散乱防止月間となっているところでございます。このキャンペーンと私どものキャンペーンがございますので、そのあたりのところの整合性を図りながら、職員に対しますたばこのポイ捨ての原因となります歩きたばこ、くわえたばこの禁止についても、所管の部署とごみ散乱防止月間等との協調を図りながら検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 前向きに進めていただけるということなので、ぜひよろしくお願いしたいと思いますが、私はもっと強く進めるなら、平和都市宣言というように「歩きたばこをしない一宮市」といった決意宣言でもと思っておりますが、その件については大きい問題なので、これからいろいろと討議をしていただきたいと思います。

 人間1人1人のマナーに属する問題だけに取り組み方が非常に難しいと思います。法律化の動き、他市の条例等にも目を光らせておいてほしいと思いますし、この件に関しまして当市がいち早く前向きに進めていけば、ニュースバリューも大きいし、一宮市の宣伝にもつながるものではないかなと思います。関係各課と調整しながら、何とか具体的に運動キャンペーンにまでレベルを上げて実施してほしいと思っております。

 この項目は終わりまして、最後の3番目の質問に入ります。

 138タワーパーク及びその周辺公園のインフラ整備についてという質問項目でございます。この項目の大きい内容は3点ありまして、1つは渡橋の側道の件、2つ目は138タワーパークにバス路線を延長できないかということ。そして3番目は138タワーパークのパーキングに入るゲートオープンの時間の問題の3つがきょうの質問の中心であります。

 平成13年12月定例議会で私から138タワーパークについてということで、今まで本会議の一般質問で取り上げました質問内容とその御答弁について、並びにこれからの整備等についてお尋ねし、また以前にも、同じ会派の服部議員からも指摘されております木曽川の本流の南にあります、南派川にかけられている渡橋の側道の件について初めに取り上げてみたいと思います。

 渡橋を車で渡っているときに前から人、自転車が来ますと自然にスピードを緩め、注意をして通行しておりますが、反対に自分が歩いたり、自転車で走っている、そのすぐそばを車が通ると本当に怖い。ましてや、徐行もしてくれずにスピードを落とさないで走られると風圧も感じ、非常に恐ろしい。このような経験をされた方は私1人ではないと思います。歩く人、自転車に乗って往来する人のためにぜひ歩行者、自転車用の側道をつくってほしいと強く要望を出してきておりますし、あの渡橋を歩いたり、自転車で通行される多くの方々からたびたびお聞きをしている要望でございます。

 平成13年12月10日の私の質問に対し、時の丹羽都市開発部長は、渡橋の側道について次のように答弁されておられますので、議事録の一部を読んでみたいと思います。

 「これにつきましては私どもの市長から川島町長にもいろいろ御協議を申し上げまして、また関係機関へもいろいろ要望してまいりました。これによりまして、少し進展をいたしております。愛知県と岐阜県の協議がほぼ整っておりまして、これは県から聞いた話でございますが、工事といたしましては来年度から始まって、一応平成16年度末にその歩道の完成を目指して事業が進むということになっております。その内容でございますけれども、一応全体の事業費が約5億円ということでございます。その負担割合は愛知県と岐阜県が半々ということで各2億 5,000万円ということでございます。工事につきましては平成14年、15年、16年の3年でございまして、平成13年度には既に設計委託ということがございますので、これにつきましては約 5,000万円の予算でございますけれども、これも両県で半々の負担ということで、既に詳細設計と、地質の調査が必要でございますので、その関係の委託を11月に発注しております。来年度でございますけれども、とりあえず工事といたしましては橋梁の下部工を約 8,000万円の予定で工事発注いたします。これにつきましても費用は半々で 4,000万円ずつということでございます。あと、平成15年度には上部工を工事いたしまして、平成16年度に架設工事をやるという流れでございます。よろしくお願いいたします」というのが12月議会の御答弁でございました。具体的にわかりやすい御答弁をいただいたわけであります。

 ところで、本年度の国の予算のうち補助金になりますが、国土交通省の関係で平成14年度交通安全施設等整備事業費補助という項目の中に、都道府県道という種別に含まれておりまして、その中の工事の種類として自転車・歩行者道、一宮川島線が出ております。その工事箇所が一宮市光明寺という内容で事業費 4,000万円が具体的に計上されているわけであります。この件につきましては、通知が当市に来る筋合いのものなのかどうかについてはわかりませんが、当一宮市に一番関係の深い内容でありますから、 4,000万円という予算は十分にチェックをされておられることと思います。あるいは、県の方からでも内示が来ておりますか、お尋ねするものであります。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 お答えさせていただきます。

 ただいま、議員からお話がございました12月議会での私の答弁ということでございまして、その節は来年度の予定ということでお答えさせていただきました。

 ただいまの話でございますけれども、平成14年度の道路局、都市局の関係の国庫補助ということで、ただいま御紹介ございました一宮川島線の光明寺というところで 4,000万円の補助が確定しております。

 歩道橋の関係でございますけれども、私どもにございます138タワーパークと川島町にございます河川環境楽園とを最短で結ぶ重要なルートでございまして、そこに先ほどお話の渡橋がございまして、土曜、日曜、祝祭日のイベント等におきましても、もちろん日常的でございますけれども、現在、車道幅は6メートルということで、特に大型車がすれ違うのもなかなか困難という状況でございまして、大変交通渋滞とか、自転車、歩行者の方の安全確保に大変問題があると思いまして、私どもの市長から川島町長、また岐阜県の方へも、愛知県も含めましてお話をお願いいたしまして、だんだんと進展してきたわけでございます。

 今年度愛知県側が 4,000万円ということでございまして、同じく岐阜県側も 4,000万円ということでございまして、とりあえず今年度の当初の事業費は 8,000万円ということでございます。それで負担は、国の方で 2,000万円、県の方で 2,000万円、これは岐阜県側も同じで 2,000万円、 2,000万円ということでございます。

 今年度は橋梁の下部工ということで、昨年いろいろ地質調査とか、設計をいたしまして、当初は現在ございます橋の横にはりを持ち出しまして、片持ちばりのところに歩道を設置する予定でございましたが、いろいろその後の調査、設計の中で協議がございまして、単立のそれ専門の橋脚を立てるということで、全長で 264メートルの橋長でございますので、橋脚は5つでございますけれども、今年度工事にかかるということでございます。

 来年度は先ほどの話のとおりですが、上部工を全部完成いたしまして、平成16年度に供用開始ということでございまして、大変懸念されております車の渋滞、また大変危険がございますけれども、歩行者の方、自転車の方につきましても安全の確保ができるということでございますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

  4,000万円という国の予算がちゃんと確認されていますという答弁をいただいたら、その次はこういうふうに聞こうと思ったのが、調整監が全部しゃべっていただきましたので、こちらの質問の順番が狂った状況になりますが。

  4,000万円がまず間違いなく決まった。12月議会の御答弁で愛知県、岐阜県がそれぞれ半々ということでしたから、その 4,000万円というのは岐阜県に 2,000万円、愛知県に 2,000万円、それに上乗せをして愛知県が 2,000万円をもって、岐阜県も 2,000万円をもって、 4,000万円、 4,000万円の 8,000万円ということなのですね。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 仰せのとおりでございまして、合計で 8,000万円ということでございます。



◆20番(倉石義夫君) 

 わかりました。

 12月議会の御答弁のとおり平成14年度に 4,000万円の国の補助金がついて、 8,000万円の工事費がこれから使われる。14年度にやられる工事については、先ほどの御説明のように下部工事をやります。

 そこまでわかりましたが、15年度と16年度についてもちょっと触れられましたが、どういう工事をやって、今の状況では16年度、すなわち平成17年3月までには完成させるということで、ちょっと15年、16年の内容についても詳しくわかっておられれば説明をいただきたいと思います。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 お答えさせていただきます。

 橋の構造から申しまして、今年度下部工ということで橋脚工事をやってまいります。橋脚ができますと、今度は上部工で橋げたをかけてまいります。橋げたをかけましたら、あとは高欄とかいろいろなものも含めまして、そういう工事を含めて平成16年度までに終了させていただくという予定でございまして、確定しておりますのは、今年度の予算もついておりますので下部工ということでございます。

 当初の国の方からの予算でございますけれども、これは年度途中で、もし少しでも増額していただければ、その分前倒しして少しずつ前へ進むという工事でございます。

 よろしくお願いします。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 先ほど車道が6メートルというお話がありましたけれども、これからつくられる側道の幅が何メートルになるかお聞きしておりませんので、教えてほしいと思います。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 お答えさせていただきます。

 車道の方は現況6メートルでございまして、歩道の方は3メートルということになっております。

 よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 わかりました。

 車道が6メートル、これからつくられる歩道が3メートルということですから、3メートルであれば、自転車と自転車のすれ違い、追い越しについても問題はないということのようであります。

 特に、自然の中を歩く、また、自転車に乗るということは、これは言うまでもなく、健康の増進とリフレッシュ、精神的にも肉体的にもすばらしい効果があるわけであります。そして、歩いているとき、自転車に乗っているときには目の高さ、目線が車のときとは違いますから、車に乗っているときには見られない違った光景が自然に目の中に入ってくるわけでございます。そして、スピードがゆっくりしていますから、おのずと時間の流れが穏やかに感じられるわけでございまして、このことがまた脳に別の流れを与えるようでございます。

 平成16年度の竣工にこだわらずに1カ月でも一日でも早く渡橋に歩行者、自転車用の側道の完成を切望するものでありまして、関係者の積極的な特段の御努力を期待するものであります。よろしくお願いしたいと思います。

 そして、つけ加えて質問をさせていただきますと、南から北へ渡橋を渡り切って、平成橋に向かう途中に信号機がありまして、渡橋と信号機の間が狭く、その拡幅についても皆様方の御努力で大分整備がされてきております。もう少し整備が進みますと大型車の通行も可能になりまして、138タワーパークと河川環境楽園とのバスでの往来も可能になるわけであります。人の動きもより活発になること受け合いでございます。本当に短い区間でありますが、この道路の整備拡幅についても、平成13年12月議会で時の脇田土木部長がお答えになっておりますので、その後の進捗状況、整備状況についてお教えいただきたいと思います。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 お答えいたします。

 先般は土木部長からお答えいたしました。今回いろいろな関連で、私から御回答させていただきます。

 御質問の道路でございます、これは川島側にございまして、県道の川島三輪線という路線でございまして、事業の施行者は岐阜県でお願いしているわけでございます。

 この事業につきまして、現在のところ川島町にお聞きいたしまして、御存じのとおり用地買収等が済んでおりまして、北側の交差点から南へ約 100メートルのところの道路改良工事は完了してございます。引き続きまして、全線開通に向けて工事が進められていくわけでございます。

 この改良区間の南側、渡橋を渡り切ったところに交差点がございまして、この交差点は一応五差路になっておりまして、変則でございまして、北は道路改良の拡幅区間がございます。南側が渡橋でございまして、東西が木曽川の堤防上に町道がございます。1本、こちらから参りますと北東の方へ下がりまして、県道一宮川島線がずっと回ってまいります。

 先ほどの自転車・歩行者道の単独橋の工事の関係で現在、交差点につきましても関係機関と、河川協議とか交通安全の協議が必要でありますので、ただいまそれを進めている状況でございます。

 先ほどから申しましたように、いずれにいたしましても平成16年度末の供用開始を目指しておりますので、道路の改良工事と自転車・歩行者道単独橋の工事を鋭意進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 この道路に関しましても、ぜひ一刻も早く大型車が通行できるよう整備してもらいたい。138タワーパークと河川環境楽園が、県は違っても1つのものとして、一体化をした施設としてPRし、より多くの人々に来てもらって楽しんでもらい、お金を使っていただける。その2つの施設に誘導する大切な道路でありますから、頑張ってぜひ進めていただきたいと思います。

 次に、きょうの質問の大きい内容の1つに入ります。

 138タワーパーク、またその周りの施設を見たい、利用したい、ゆっくり遊びに行きたいという人たちにとって、1つネックとなっている大きい問題があります。

 それは皆様方も御存じのように138タワーパークに入る公共の交通アクセスが全くないということであります。一宮市のランドマークツインアーチ138がそびえ、日本屈指の大きな川、木曽川の南派川がすぐ北を流れ、自然に恵まれたこの138タワーパークに入ってくる公共のバスが1本もないという、何という寂しさ、貧弱さ、申しわけないという気持ちであります。名鉄の経営の問題にかかわることかもしれませんが、このバスの乗り入れについて独断と偏見でもって提案したいと思います。

 葉栗連区内の人にしかわからないローカルのバスストップの名前をこれから出すことになりますので申しわけありませんが、皆様方はツインアーチ138、138タワーパーク、光明寺公園、大野極楽寺公園、光明寺球技場等々には何回となく行かれておられますので、私のこれからの説明、話します位置、方向も御理解いただけるものと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 ところで、新一宮駅から宮西小学校の前を通り、タワー通りを北に向かって走り、ルート22を横断し、光明寺のお寺のそば、光明寺という標識があります交差点には信号機がありますが、この交差点を左に曲がって、東海北陸自動車道の側道にありますバスストップの名前が山郷西、そこを終点とする光明寺線が138タワーパーク、ツインアーチ138に入るバス路線としてパンフレットに明記されている路線であります。

 ツインアーチ138のパンフレットには、バス利用の場合ということで、名鉄新一宮駅バスターミナル3番乗り場より名鉄バス山郷西行き「光明寺」下車、徒歩5分という説明であります。138タワーパークより一番近い光明寺バス停から歩いて5分と書いてあります。この5分は実際に歩かれて書かれたのでしょうか、大体5分ぐらいにしておけということで書かれたのでしょうか。

 どうも頭の中で想像してみますと5分では行けないような感じがしたものですから、この際いい機会ですから運動も兼ねて光明寺の交差点からツインアーチ138に一番近いロータリーまで実際に私は歩いてみました。私が持っています万歩計ですが、1回だけの測定なので多少の誤差が出ていると思いますが、御容赦いただきまして、光明寺の交差点からツインアーチ138まで 992という数字が出まして、時間は8分15秒かかっております。反対にツインアーチ138を出発しまして光明寺の交差点まで万歩計の数字が 982、8分25秒かかりました。パンフレットの5分という説明はちょっと誇大表示ということになるのかどうか、関係者で一度チェックをしていただいて、私は足が長い方ではありませんが、それでも約8分30秒かかっておりますので、次にパンフレットをつくるときには、10分というのが一般的な数字ではなかろうかなと思います。

 これはきょうの本題ではありませんので、そういう結果だったということを御理解いただいて、ぜひパンフレット、印刷物をつくるときには、光明寺のバス停から5分ではなくて10分ということに直していただきたいと思います。

 光明寺交差点から北の堤防に上がって、今お話がありました渡橋の方向に進んで、すぐ左に折れまして、138タワーパークの西側のパーキングに入って西の方に進んで、大きいロータリーを回って、それから東の方に進んでツインアーチ138の下のロータリーまでの距離が、光明寺の交差点から登って西の方に曲がってぐるっと回ってツインアーチ138まで来る距離が、車のメーターではかりまして、ちょうど1キロであります。

 また、反対にツインアーチ138のすぐ下にありますロータリーを出発して光明寺交差点まで調べてみますと 0.7キロであります。この 0.7キロが、先ほど私が歩いて調べた結果、 982という数字と8分25秒という数字になるわけであります。例えば夏の暑い日、子供を連れて荷物を持って、光明寺バスストップからツインアーチ138まで歩くとなると、これは大変なことであります。ツインアーチ138まで 0.7キロもあるわけでございます。私も車の移動が多いものですから、さっと気軽にあちこちに行ってしまいますが、あのような大きい施設、公園があって、多くの人々に来てほしいとPR、宣伝に努めても何としたことか、1本のバスも入ってない、この根本的な問題に目を向けて何とか対策を考えていかなければならないと思います。

 138タワーパークは国営公園でありますが、国土交通省は何を考えているのかとほとんどの人は思いません。外から見ますと一宮市は何をやっているのか、どんなふうに考えているのかと多くの人は思います。

 今、私がるる述べました138タワーパークにバスが1本も入ってこないという根本的なことにつきましては、担当部長、調整監、どのように考えておられるのか、常々考えられておられる忌憚のない御意見をお聞かせいただきたいと思います。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 ただいまは交通アクセスということでございまして、特にバスの件につきましては専門の部でございます企画部長の方でお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



◎企画部長(橋本博利君) 

 ただいま、138タワーパークの周辺整備、さらにはそれに伴う交通アクセスについていろいろと御提言いただいて、それに対する市民の皆様方の御参加をいただく、あるいはお越しいただくための公共交通機関の整備ということでお話を伺ったわけでございます。

 いずれにいたしましても、議員御指摘のとおり、交通の事業者がございますので、事業者との協議が必要となってまいります。ただいま御提案いただきましたことにつきまして事業者と協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 事業者と協議をされるということですが、これからちょっと提案になりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 何とか138タワーパーク、ツインアーチ138までバスをもってきたい。現在走っております光明寺線のバスをぜひ138タワーパークまで延長するように努力してほしいということであります。

 私が車のメーターで確認しました、光明寺の交差点から北の方に向かって左折して、138タワーパークに入り進行に従い、西の方に走ってロータリーを回って、東の方に向かいツインアーチ138の下にありますロータリーまでちょうど1キロであります。

 一方、現在のバス路線について走ってみますと、光明寺の交差点から左に折れて山郷というバスストップを通りまして、終点の山郷西まで 800ないし 900メートルという状況であります。思いますに、やはり新一宮駅をバスがスタートして、タワー通りを走り、光明寺交差点をすぐ曲がる現在の路線のほかに、ぜひ光明寺の交差点からツインアーチ138まで走ってもらい、そしてもう一回光明寺の交差点に戻ってきて山郷のバスストップ、そして終点の山郷西というコースで走ることができないか、ぜひ一部を追加して路線を確定してもらえないかという提案であります。

 そして反対に一宮駅に向かうバス、これは山郷西をスタートしまして、山郷、そして光明寺の交差点、そこからすぐ駅の方に向かうわけでありますが、帰りのバスもこの光明寺の交差点から、また北上をしてツインアーチ138まで走ってもらって、タワーで待っている人たちを乗せて光明寺に戻り、一宮駅に向かうというコースにならないかという提案であります。

 ツインアーチ138・光明寺間、一方が1キロ、一方が 0.7キロですから、 1.7キロメートルを追加して、ぜひ138タワーパークにバスの乗り入れを強力にプッシュしてもらいたいものと切望いたしますが、担当部長、このような検討をされたことがあるのかどうか、どのように考えられるのか、忌憚のない御意見をお聞きしたいと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 ただいま御提案をいただきましたコースそのものについて具体的に今までに検討したことがあるかということにつきましては、具体的に検討いたしておりません。

 議員から御提案をいただきましたただいまの内容につきましては、これから事業者と協議する必要がある内容でございますので、事業者と協議をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。相手があることですが、ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。

 今、お話ししましたバス路線に上り・下りという表現は使わないかもしれませんが、光明寺の交差点から138タワーパーク、ツインアーチ138を行きも帰りも往復する、今の私の提案がもし気に入らないと言われるなら、ツインアーチ138をバスストップの終点とする別の方法もあるわけであります。それは当たり前のことですが、今の終点山郷西から東海北陸自動車道の側道を北上しまして、堤防との交差点には信号機があります。ここを北の方へおりて通称馬場グラウンドのそばを通って、東に向かってツインアーチ138まで行くというものですが、この距離につきましても自動車の距離計ではかってみましたが、大体想像で何キロぐらいあると思いますか。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 実は私も光明寺地区の公園用地の買収にお邪魔しておりまして、先ほどの渡島の橋もよく歩いて渡りまして、大変危険を感じたということで、その当時の勘で申しますと、ぐるっと回りますと2キロぐらいかと思っております。



◆20番(倉石義夫君) 

 やはり昔いろいろと仕事をされた人ですから、僕の車ではかって約 1.5キロであります。ですから、このコースで山郷西からツインアーチ138まで行って、待っておられる人を乗せて山郷西まで戻ってきて、その往復をつけ加えますと3キロが余分になるということであります。初めの案では、光明寺からツインアーチ138に行って、また光明寺に戻って走ると 1.7キロでありますから、一宮駅を出たバスがタワー通りを北に走って光明寺を通って、ツインアーチ138に入って光明寺に戻り、また山郷西のターミナルに着く。また、反対に一宮駅に向かう車は、山郷西をスタートしたバスも光明寺からまたツインアーチにもう一回入って、光明寺に戻りタワー通りを南に走って、一宮の駅に行くとすれば 3.4キロの追加ということになるわけであります。

 私は今言いました2つの案のどちらの方法でも結構ですから、何とかツインアーチ138まで路線バスを入れてほしいということでございます。

 最初の案は往復 3.4キロ、もう1つの案は 3.0キロの追加でございます。バスで走ればわずかの時間だと思います。バスの行く先表示にもツインアーチ138経由と入れてもらえれば宣伝にもなりますし、一石二鳥ということになると思います。

 今、提案しております2つの案の場合、バスの料金がどのようになるのかについてはわかりませんが、2つの案で名鉄バスと前向きに交渉してもらいたいと思いますが、この件について2つの案を出しておりますので、再度御答弁をいただきたいなと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 2つの案を提案していただきました。バス料金等を含めまして、交通事業者であります名鉄と協議を進めていくということになると思いますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうござました。ぜひ前向きに早急によろしくお願いしたいと思います。

 138タワーパークと河川環境楽園との一体化、交流ということでレンタサイクル、循環バスという考えも以前に提案させてもらっておりますし、ほかの議員の方々からも出されております。それと、初めに話題に取り上げました渡橋を渡ったすぐ北の川島町の道路が広がれば大型バスの運行が可能になるわけでありまして、その暁には今の提案しておりますバス路線を138タワーパークから延長して河川環境楽園まで伸ばして運行するということも視野に入れて交渉してほしいと思います。ぜひその辺もよろしくお願いしたいと思います。

 138タワーパークと河川環境楽園を一体化して考えてみた場合、この2つの施設を同時に見たいという人のために光明寺、138タワーパーク、河川環境楽園という流れになることがベターだと思うわけであります。

 すぐにはできないということであれば、1つトーンダウンをして次のようなステップで事を運んでいただければいいのかなと、個人的に思います。すなわち 365日すべて138タワーパークに入るということではなくて、とりあえず土曜日、日曜日、祝日だけでも光明寺線を138タワーパークまで乗り入れるということで進めていただいても結構ではないかと思うわけであります。

 平成14年4月1日から小・中学校はすべての土曜日が休みになりましたし、来園者は平日より土曜日、日曜日、祝日の方が多いわけでありますから、第1ステップは何とか土曜日、日曜日、祝日だけでも138タワーパークにバスが入れば大きい進展だと思うわけであります。

 その次のステップとして、これは希望になりますけれども、土曜日、日曜日、祝日だけでも138タワーパークを通過して河川環境楽園まで乗り入れる。そして第3番目としまして、今言いました1点、2点でおおよその内容が把握できるわけでありますから、その後にウイークデーを含めて 365日すべてをどのようにするか、検討していったらよいと思うわけであります。

 川島町の道路の拡幅が完成するまでは何とも動きができないわけでありまして、テストを行いながら、方策をぜひ考えてほしいと思うわけであります。

 それでは次に、きょうの質問の大きい内容の1つに移りますが、138タワーパークに入るゲートの開閉時間の問題であります。

 この件につきましては、今初めて持ち出した内容ではありません。138タワーパーク内のパーキングに車を置いて健康の維持増進を図るためにジョギングをしたり、ウオーキングをする人のためにぜひゲートの開門を早めてくれるように国の方と交渉してほしいと、以前にもこの本会議で1度となく問題点として取り上げ、前向きに折衝してくれるようにお願いしておきましたが、この件に関しまして、その後、いつ、どことどのように話をされたのか、会合の具体的な内容を御説明いただきたいと思います。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 お答えさせていただきます。

 ただいまの御質問のゲートの開門時間も含めまして、国営公園の管理運営につきましてはいろいろ御要望がございまして、その都度国の方へいろいろとお話をしておりまして、例えば具体的には、国営公園の関係の管理運営に関する協議でございまして、毎月1回でございますけれども定例会を開いておりまして、これには木曽川上流工事事務所、管理しているタワーパークの事務所、いろいろな関係のところの方が集まられまして協議をいたします中で、私どもは大変地元から、もちろん議会筋からもこういう御要望があるというお話をしております。あと年に4回でございますけれども、あそこのイベントの実行委員会の幹事会というものがございまして、この場でもいろいろこちらの地域の状況をお話ししているわけでございます。

 全国に16カ所の国営公園がございますけれども、私どもとしましては、ここはここということと、いろいろ地元の御意見があるという話をその都度しておりまして、例えば名古屋にございます中部整備局でございますけれども、何かの折に、植樹祭などのときも向こうの幹部職員もこちらへお見えになりますので、その都度そういう方にもお話ししてございまして、現在のところは整備局の上層部まではお話をお願いしている状況でございます。よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 機会あるごとに取り上げてお願いしているが、まだまだ進まないという御答弁のようでありますが、24時間ゲートをオープンにしておいたら、あのように木がうっそうと茂っている場所でありますし、また広い道路が走っておりますので暴走族グループの格好の場所になりかねないという御心配もわかります。とにかく太陽が上がってきて明るくなってくれば、よからぬグループも影を潜めてしまいます。

 そして、門の開閉を外部に委託しているようでありますが、そこに支払うお金を地元の責任を持ってやっていただける方にお支払いして、ゲートの開門をやっていただいたらどうですかという提案もさせてもらいました。

 現在、138タワーパークに入るためのゲートは何カ所あるか、その辺をお答えいただきたいと思います。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 ゲートの数でございますが、先ほどの川島に行きます渡橋の手前のところ、あの南北線のところにちょうど堤防を上がりまして、まっすぐ行って左へおりるところに入口が1カ所ございます。ずっと行ってロータリーを回りまして、川島へ行きます橋の下にもゲートが1つあります。向こうから来た場合も入口・出口で2カ所、入口・出口が4カ所とその下にゲートが1カ所ございます。そこでまず5カ所ございます。

 それから、西へまいりまして東海北陸道のところに信号がございまして、堤防を越えて下へおりる道ですが、そこが1カ所ございます。一番西の方でございますけれども、大日のところでございますが、堤防から下へ下がるところにゲートが1カ所ということで、計7カ所ということでございます。



◆20番(倉石義夫君) 

 今、調整監から3つのエリアに分けて、開門しなければならないゲートがトータルで7カ所という御説明がありました。このゲートの開閉についても具体的に1つの提案したいと思います。

 すべてのゲートを早朝からオープンしますと朝早く通勤される方が車のスピードを上げて138タワーパーク内、また光明寺公園内を通行するので危険だという声も聞かれます。そのことを受けまして、逆にすべてのゲートを一律にクローズにしてしまうということも意味がないだろうと思うわけであります。現在、国内には国営公園が16ありまして、門の開閉時間についても他の国営公園との絡みといいますか、横にらみをしなければならないということもないだろうと調整監がおっしゃっていましたが、138タワーパークだけが突出したこともできないという今までの考えもありました。

 多くの人は他の15の国営公園がどこにあって、それらの開門・閉門の時間がどのようになっているのかもわからないわけであります。138タワーパークが国営木曽三川公園三派川地区センターの中にあって、三派川地区センターの中に138タワーパーク、そのほかに河川環境楽園、またかさだ地区も入っているということも、多くの方々はそこまで詳しく御存じないわけでありまして、なぜ一宮市にある公園で、一宮市が独自でゲートのオープン時間、閉門時間を決めることができないのか。それは不都合だ、おかしいという話に一般的にはなってくるわけであります。

 非常に環境のよい場所で、自然に恵まれて自分のペースで思う存分歩いたり、走ったりすることができるすばらしい138タワーパーク、そして光明寺公園、大野極楽寺公園と一体化して利用することができるからこそ、市民の興味と関心をそそるわけで、そこを利用してリフレッシュされる方々の気持ちを十分酌んであげられるようなゲートのオープン時間にしてあげたいものと切に思うわけであります。

 今の時期ですと太陽がかなり高くなっております。ゲートのオープンについても1つの提案をしたいと思います。少し妥協してしまいますが、先ほど調整監から御説明がありました3つの場所にあるゲートのうち、一番初めに御説明のありました一宮川島線から出入りするゲートだけでもいいですから、今の時期ですと朝5時、6時にゲートをあける、冬期間であれば6時、7時でも仕方がありません。この1つの場所だけでも何とかあけられないかということで交渉に当たってもらいたいと切に思うわけであります。交渉するだけでなく、国土交通省、一宮市、関係する全員の方に集まっていただいて、現地を見ながら、現場を確認しながら立ち会って協議をしてもらって、何とか一宮川島線のゲートだけでもあけてもらうように交渉してほしいと思いますが、その辺のお考えはいかがでしょうか。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 ただいまは大変積極的なお話でございまして、最近では健康増進ということで本当に早朝から皆様方、よく町を歩いておみえになります。早朝でございましても結構車も多く走っておりまして、車は早朝は人が余りいないと思ってかなりスピードを上げて走っておりますので、歩く動線と車の動線が交差するのは大変危険ということは一般的に思うわけでございます。

 ただいまのお話でございますけれども、一宮市にはこういう大変いい場所もございますので、これも含めまして国土交通省の方、いろいろな方にお話を私ども進めまして、大変希望が多いということをお伝えしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。



◆20番(倉石義夫君) 

 積極的に前向きに取り組んでいただけるようなので期待したいと思います。

 もう1つつけ加えますと、当たり前のことですが、このゲートの開閉の問題が解決しないことには、さきに問題提起しました138タワーパークにまでバス路線を延長してもらう交渉も成り立たないわけであります。

 説明をしますとちょっと時間がかかりますので割愛しますが、光明寺線のターミナルであります山郷西はバスストップが同じ名前で2カ所ありまして、このバスストップの平日の一番早い時間は6時42分、続きまして7時2分、7時22分、7時42分というようにバス時間があるわけですが、夜は最終が20時43分であります。土曜日、日曜日、祝日は朝の一番早いバスが7時にスタートでありまして、その次は7時30分、土曜日、日曜日、祝日も最終が20時43分であります。前から問題提起しておりました138タワーパークのゲートの開閉問題について何とか早くオープンができないか、別の切り口はないか常々考えておりました。事あるごとに地域の方々から138タワーパークのゲートをもっと早くオープンしてくれたら、タワーの下のパーキングに車を置いて、あちこちにエリアを広げてウオーキング、ジョギングをすることができるのにという強いプレッシャーを感じながら、一方、ランドマークでありますツインアーチ138を擁しながら、138タワーパークという立派な広い国営公園があるのに、その公園に入る公共のアクセスが全然ないという貧弱さは残念に思っておりましたので、バス路線の延長、ゲートの開閉、2つをくっつけて御提案させていただきました。

 関係者の方々のいま一層の御努力を期待いたしますが、前日の黒田議員の御質問で谷市長は2期目に意欲的に挑戦される旨表明されましたので、お気持ちも新たに私のきょうの質問の全体の御所見をいただければありがたいと思います。



◎市長(谷一夫君) 

 教育の問題から市役所の職員の問題、それからタワーパークに関連しての公共の交通機関の問題、さまざまな視点から御質問をいただきましてありがとうございました。

 いずれも非常に重要な問題でございますので、幹部職員とも協議をしながら進めていきたいと思っております。

 どうもありがとうございました。



◆20番(倉石義夫君) 

 ありがとうございました。

 初めに教育委員会に関係する問題、次にモラルに関する提案、最後に138タワーパークへのバスの乗り入れ、またゲートのオープン時間の問題、取りとめのない話になりましたが、それでもいつも問題意識は持ち続けていきたいと思っております。

 傍聴に来ていただいた多くの方々も長時間のおつき合い本当にありがとうございました。

 これで私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)

         (「議長、関連」と呼ぶ者あり)



○議長(神戸秀雄君) 

 8番 服部修寛君。



◆8番(服部修寛君) 

 先ほどの倉石議員のくわえたばこに関しましてのことと138タワーパーク及びその周辺公園のインフラ整備につきましてお尋ねいたします。

 1点目は、先ほど企画部長はくわえたばこにつきまして聞いたことがないというお話でございましたが、平成11年9月7日の定例会の一般質問におきまして、私の禁煙・分煙対策の質問のときでありますが、私は歩行喫煙という表現をさせていただきましたが、先ほど倉石議員がお話をいただきました事故につきましても報告をさせていただきまして、御理解をいただいていると思っております。

 あわせましてですが、このときに千葉県松戸市の事例でございますが、駅周辺のポイ捨ての状況を報告させていただきました。たばこの吸い殻が約 3,900本あった。2位の空き缶、空き瓶につきましては 231個であった。大変たばこのポイ捨てが多いということで、この事例につきましても現在のポイ捨ての1つの指標にしていただいたのではないかと理解しておりますので、御理解をお願いしたいと思っております。

 138タワーパーク及びその周辺公園のインフラ整備につきましてお尋ねを申し上げますが、大野極楽寺公園周辺につきましても整備を進められていますので大変感謝を申し上げておりますが、現況を見ておりますと絶対的な駐車場不足、また最近の屋外レジャー、特にバーベキューが大変盛んでございまして、そのために駐車場からわざわざバーベキューの場所まで物を運ぶということが不便ということもございましょうが、公園のすぐ南の堤防の道路にずっと車がとまっている状況が見られます。この道路も大変狭い道路でございまして、車をとめられますと1台の車が通るのがやっとでございますし、大体は右側にとめられますけれども、中には左側にとめられまして、車が右往左往の状況でございます。

 それから、ある別の時期でございますが、大野の交差点は、西向きの一方通行でございますので、入り口のところにパトカーがとまっておりまして、何かと思いましたら、西から逆走してくる車がおりまして、たまたま目につきまして、2台すぐにつかまりましたけれども、そういった状況も見られる、大変危険な状況であると思っております。

 この辺の現況の認識、またどのような整備が必要とお考えかをお尋ねしたいと思います。



◎建設部調整監(丹羽孝夫君) 

 まず1点目でございますけれども、駐車場が少ないということがございまして、堤防上の路上駐車があるということと、もう1点は一方通行でありますけれども、逆走する車があるというようなことでございます。

 以前は、この公園整備する前は、私どもは先ほどの話で用地の関係でお邪魔しているときに、信号がないということで、皆様方は下の道を通らずに堤防上を通って浅井の方へ抜けるということでございました。実際のところ、堤防上の道幅は約7メートルございますが、路肩等がやはりだんだんと弱くなっておりますし、実質はもう少し狭いわけですから、6メートルぐらいあるかないかというところですから、実際に片側駐車をいたしますと大変交通支障になりますし、カーブが多うございますので非常に危ないということでございます。

 駐車場の関係でございますけれども、現在、大野の方にソフトボールができますグラウンドが3面ございまして、そちらをイベントの折には適宜臨時駐車場として使わせていただくということでございます。

 何と申しましても車社会でございますし、バーベキューとかをなさるには、皆さん自家用車でお見えになるわけでございます。それだけ公園はお客様が集まっていただいて大変いいわけでございますけれども、それに駐車場とかいろいろな道路整備が追いつかない部分がございます。

 それと1つには、堤防上の一方通行の強化ということで、標識等も設置し、イベントのときには交通誘導員という形で交通指導も含めて今後はやってまいりたいと思っております。

 特に、これから花火大会等もございますので、大変貴重な御意見をありがとうございました。



○議長(神戸秀雄君) 

 暫時、休憩いたします。

                            午前11時52分 休憩

                              午後1時1分 再開



○副議長(細谷正明君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 19番 板倉正文君。



◆19番(板倉正文君) (登壇、拍手)

 それでは、通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。

 まず、質問とは関係ありませんけれども、昨日も学校からうちの娘が佐野由香利ちゃんのチラシを親に渡してくださいということで持ってきまして、突然申しわけないのですけれども、なかなか報告とかそういうものが議場でありませんので、議長のお許しがいただければと思いますけれども、そのことについて報告があれば教えていただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 中島小学校の現在5年生になります佐野由香利さんの件につきましては、大変御心配をおかけいたしております。

 昨年11月12日に下校して、そしてうちから遊びに行くといって行方不明になっております。12月定例会の総務文教委員会で文書も配らせていただいて、それなりの経過等を報告させていただきました。また、今般の総務文教委員会でその後の経過について御報告をさせていただく予定でしたが、今、御質問を受けましたので、概略を報告させていただきます。

 警察もその後必死になって捜索していただいておりますが、依然として手がかりがございません。うちから出るときに、なぜかかばんをかけたまま本人が出ておりますので、そのかばん等、そういうものも発見できないかということでさまざまな情報を呼びかけておりますが、警察にお聞きしましても、 100件以上のそういう情報があったようですが、1つずつシラミつぶしにしていって、今のところ手がかりがない状況でございます。

 学校はその後、毎月12日を期しまして学校の職員、PTAなどが集まりましてJR稲沢駅、名鉄国府宮駅、一宮駅まで出かけまして、ビラなどで呼びかけをいたしております。

 また、私どもも尾西市、稲沢市の教育委員会にもお願いいたしまして、昨年になりますが、情報呼びかけのビラを全校に、尾西市、稲沢市にも配らせていただきました。警察からもたくさんのビラを配布させていただいて、これまでいろいろな呼びかけをいたしておりますが、依然として手がかりがございません。今後も中島小学校はそのように継続されていく予定でおりますし、私どもとしましても全校に呼びかけて、毎月12日を佐野由香利さんの情報と同時にほかの子供たちも安全に留意し、また親御さん方にも十分気をつけていただくということをお願いするために今後も呼びかけをしていきたいと予定しております。

 いずれにしましても、何らかの手がかりがあるのではないかということで警察も必死に捜索していただいているようですけれども、依然として手がかりがなく、大変皆様に御心配をかけているような状況でございますので、現在までの御報告をさせていただきます。ありがとうございました。



◆19番(板倉正文君) 

 私たちで何ができるかなということになると、本当に佐野由香利ちゃんのことを忘れないで、いつでも気にとめて待っているということと、毎回こういうふうに取り上げていきたいと思っています。

 では、内容に入っていきたいと思います。

 まず、1番の人事についてですけれども、これは3月議会のときに質問いたしまして、その続きであります。

 常勤臨時職の雇用制度、給与制度についてであります。

 臨時保育士を希望される方への用紙、これは3月議会に取り上げたのですけれども、今の時点でも変わっておりません。

 当局のこの間の臨時職の雇用制度に対する考え方は変わっていないのかどうか、お聞きしたいと思います。



◎企画部長(橋本博利君) 

 去る3月議会におきまして御指摘をいただきました以降、鋭意検討いたしております。今日的には非常勤の保育士につきましては、現行では日々雇用の6カ月でお願いしておりますので、契約の更新時期は9月末で、10月からお願いするという形になりますので、それまでに結論を出すように検討いたしておりますので、今御指摘のように用紙については、現在まだ変更がされておりませんので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 まず考え方ですけれども、退職手当というのは最初に契約するときに不支給とするべきものなのかどうか。最初から「退職手当はあなたはありませんよ」と不支給にしているわけです。そういうものなのでしょうか。

 要するに退職規定は、1カ月18日以上、12カ月を超える仕事をした人に出るという規定になっています。ですから、最初からこんな規定を設けるものではないと思っております。その点も3月議会で指摘しました。しかし、いまだにこの不支給は変わっていない。退職手当というのは最初から不支給と決めてやれるものなのですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 議員御指摘のとおり、現行制度の中におきましては、退職手当の支給につきましては、1年以上の実績のもとに翌年度から支給されるというものでございます。

 しかしながら、現在私どもが臨時保育士としてお願いいたしております業務につきましては、それぞれの園児数、あるいは職員の休暇等によります補充でございますので、基本的には1年が必要な業務となるわけでございます。したがいまして、お願いいたすときには、1年間職についていただくわけでございますので、退職手当上1年経過後、翌年以降の雇用が継続した場合に退職手当の支給ということになるわけでございますので、初年度におきまして退職手当の支給を確約することは極めて困難であると考えているところでございます。よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 私は退職手当の確約をせよなんて言っていません。退職手当を最初から不支給にしている。しかし、退職手当というのは結果で、例えば2年働いた、3年働いたと連続して働くことがあった場合に、それに該当する人に出すのではないか。最初から不支給というのはおかしくないかと言っているのですけれども。

 質問に答えていただきたいと思います。私はそのように確約せよとは言った覚えはありませんけれども、どうですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 先ほどから申し上げておりますように、臨時保育士としてお願いをいたしますのは、その年度で業務が終了する職にお願いいたしておりますので、退職手当の支給が予測されるような状況での契約をお願いいたしておりません。業務は1年ということでお願いしておりますので、直ちに退職手当の支給条件には該当しないということで、支給はいたしませんということでお話を申し上げているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 答弁が変わっていますよ。あなたたちの契約は1年ではなくて半年ではないですか。何で変えるのですか。半年という契約を続けているのではないですか。前回の3月議会のときもそうでしたよ。半年ごとの契約だと言っているんです。1年の契約になったのですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 大変失礼いたしました。

 業務の性格としてクラスとかいろいろなことがありますが、雇用契約につきましては臨時職員ということで6カ月を前提にし、さらに6カ月の雇用期間を延長することができるという地方自治法上の制度になっておりますので、1年間については雇用ができるという意味で申し上げましたが、誤解を招き大変失礼いたしました。

 基本的には、日々雇用で6カ月間を基本とし、更新をし、1年間の雇用をお願いするという形になっているところでございます。



◆19番(板倉正文君) 

 そうしましたら、その1年が過ぎてさらに連続雇用になった場合はどうなるのですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 条件設定の御質問でございますので、退職手当に該当するような状況がまいれば、そのあたりのところは検討するということで前回のときにもお答えし、現在も結果に基づく継続が認められる場合については検討していくということでお答えをさせていただいているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 だったら、こんなふうに退職手当不支給ということで、最初に雇用するときに決めなくてもいいのではないですか。その方が1年を超える可能性が出てきた場合にもこういうふうに決めているのですよ。



◎企画部長(橋本博利君) 

 何度も申し上げますけれども、臨時保育士としての職につきましては、クラス編成上、あるいは育休等の取得によります保育職員の補充、臨時的な職についていただくということでございますので、あくまで毎年度、それぞれの必要保育士数が決まってくるわけでございます。そのときに補充すべき臨時職員をお願いいたしておりますので、次年度以降引き続き必ず該当する、そういう状況にはございませんので、それを想定して事務を進めるという形にはなっておりません。基本的には単年度ごとの御契約を御理解いただいてお願いしているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 病院の臨時職員の場合は、どういう雇用形態になっていますか。



◎市民病院事務局長(野村秀樹君) 

 お答えします。

 常勤的臨時職員の退職手当につきましては、一宮市職員の退職手当に関する条例の規定に従い支給をさせていただいているのが現状でございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 そうすると、条例どおりにいきますと、臨時雇用者に対してどういうふうに説明されるのですか。1年以上超えた場合に退職金が支給されるという説明なのですか。



◎市民病院事務局長(野村秀樹君) 

 採用に当たりましては、それぞれ面接を行っておりますが、その面接のときにはそういった細かいお話もさせていただいているのが現状でございます。よろしくお願いします。



◆19番(板倉正文君) 

 結局、1年以上あれば退職手当規定に準じて出しているのです。保育園の方は半年ごとの雇用だからといっても、連続していけば退職手当規定に当てはまるわけです。当てはまった人が今までいないのですか、どうですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 退職手当の件でございますが、1年間常勤職員と同じように引き続き12カ月勤務していただいた方が、その日以後、引き続き同じような条件で翌年度も雇用された場合に退職手当が支給されます。

 何度も申し上げますように保育士の職としては、クラス担任、園児数等によりお願いいたしておりますので、必ずしも翌年度にその方にお願いするような状況にはなっておりません。結果として今御指摘のように、今日的には臨時保育士をお願いしているという事実はございますので、そのあたりについて検討させていただくということで、前回もお願いさせていただいたところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 もし、それでやらなかったら条例違反ではないですか。

 ですから、この問題は条例がしっかりあるのにそのとおりにやっていないわけです。3月議会にそれを指摘したわけです。それを皆さん、これで2カ月過ぎて、検討されて、どういう事態だか調べたと思います。皆さんの考えが条例違反かどうかも調べたでしょう。

 退職手当規定でいえば、月に18日以上、12カ月以上働いた場合に出るんですよ。最初から不支給なんていうこともしなくていい。病院ではそんなことはしていません。結果的に1年以内で退職した場合は出ないわけです。病院だって出ない。わざわざ最初から不支給なんて書かないんです。なぜわざわざ不支給と書くのですか。退職手当規定というのは、ずっと働いて、連続雇用して出たときに「規定に当てはまるから出ますよ」と、「あなたは出ませんよ」となるんです。最初から決められることではないのです。私はこのやり方は全くおかしいと思っているんです。ほかの理由があるのならともかく、3月議会にも言いましたけれども、正直言って働きたくて、保育士の仕事をやりたくて、このようなものは踏み絵です、退職金出ませんよと。正直言って何年も働いている方がいらっしゃいます。去年臨時雇用で90人です。人数が足らないんです。ことしになってゼロになりますか。それだけ募集してくれましたか。だから、こういう連続雇用の問題が起こるわけです。そうしたときにこんな「不支給ですよ」という雇用契約がありますか、条例違反ですよ。



◎企画部長(橋本博利君) 

 退職手当条例の適用につきましては、先ほど申し上げておりますように、私どもとしては非常勤臨時職員の雇用及び給与等に関する規則、あるいは先ほどお尋ねの臨時看護師につきましては、常勤的嘱託職員等の雇用及び給与等の規則を適用されるということで、よって立つ規則が違います。その理由は先ほどから申し上げておりますように、保育士の職の特性によりまして、非常勤臨時職員の雇用及び給与等に関する規則を適用させていただいているところでございますので、その規則の適用からいきますと退職手当の支給につきましては想定いたしておりませんし、その適用については私どもとしては、退職手当に違反するというような状況ではない。

 結果として、今御指摘のような状況があるということも事実でございますけれども、適用基準といたしましては、非常勤臨時職員の雇用及び給与等に対する規則を適用させていただいておりますので、この適用と常勤的嘱託職員等の雇用の関係で病院との相違があるということは事実でございますので、このあたりの整合性につきましても検討させていただくということで、よろしくお願い申し上げたいと思います。



◆19番(板倉正文君) 

 自分たちが決めた常勤パートの方は適用しないんだと、ところが常勤雇用されているわけです。実態はもう常勤雇用と一緒です。自分たちが勝手に臨時職員だと言っているだけの話です。だから、退職手当規定に当てはまらないのだと。実態からしたら全然違うではないですか。1クラスを持って、1年間見て、引き続き職員が足らないから1クラス持って1年間見る。こういう雇用形態になっているではないですか。それをあなたたちが勝手に半年雇用でやっているだけですよ。こんなの実態から見たっておかしいんです。

 それから、この間のパートの皆さんは長時間パートになってきているわけです。3時間、4時間パートもいましたよ。しかし、方針転換して、それだと常勤職員が困るからということで、なるべく長時間パートに切りかえて常勤パート化してきたではないですか。それはあなたたちの政策ですよ。

 だから、あなたが言うように臨時職員だという言い逃れは、これは受け入れられない。しかも、退職手当規定の8時間労働で月18日以上、12カ月という部分については正確に把握されて、ちゃんと対応されるべきだ。これは全く条例違反だと思います。この2カ月の検討でそこまでの検討だったら全く許されないし、いまだにこのような雇用契約でやっていたのではだめだと私は思いますよ。対応する処置はないのですか。何も発展性がないですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 ただいま申し上げましたように、3月のときも御指摘いただきまして、それ以後、検討いたしておりますので、先ほど申し上げましたように臨時看護師と非常勤の臨時保育士との差異があるということと、実態の勤務形態が類似しているにもかかわらず、適用する規則が異なっているという御指摘でございますので、そのあたりについて検討し、常勤的臨時看護師に類するというような合意が生まれてまいりました場合には、常勤的臨時看護師と同じように常勤的嘱託職員の方の規則を適用することによって退職手当の支給が可能になるという方法論もあるというところまでは研究をいたしているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 現場の実態をよく確かめていただいて、今言った方向でぜひ解決していただきたい。今までの部分についても、どのようにするかの問題も解決していただきたい。

 いずれにしても、ずっと働いて常勤と同じようにやっている方たちがいらっしゃるわけで、それに対して退職手当規定があるわけで、それに当てはめたら、それは当然クリアする中身ですから、それを検討してください。9月議会までにぜひやってもらわないと、10月からまた契約書を交わすというわけですから、それは幾ら何でも9月議会までには明らかにしていただきたい。よろしくお願いいたします。

 続きまして、2番の国民健康保険税についてお尋ねいたします。

 国民健康保険法第44条では、「保険者は、特別の理由がある被保険者で、保険医療機関等に第42条又は前条の規定による一部負担金を支払うことが困難であると認められるものに対し、次の各号の措置を採ることができる。」として、「1、一部負担金を減額すること。2、一部負担金の支払いを免除すること。3、保険医療機関等に対する支払に代えて、一部負担金を直接に徴収することとし、その徴収を猶予すること。」となっています。

 一部窓口の負担金を減額することができるし、免除することができるし、支払いにかえて猶予することができるという規定になっております。それに該当する一宮市の条例はどのようになっておりますか。



◎市民福祉部長(酒井孝嘉君) 

 お答えいたします。

 国民健康保険法第44条は、「次の各号の措置を採ることができる。」という、できる規定になっておりますので、条例もしくは規則というもので具体的に定めるということではなくて、私どももそういう規定は具体的にはとっておりません。

 ただ、これを受けまして、国民健康保険条例施行規則で、具体的な基準ということではございませんけれども、第44条に書いてございますことを列挙いたしまして、例えば震災、風水害、火災というようなときとか、干ばつ、冷害、霜害、事業または業務の休廃止、失業等により収入が減少したとき、あるいはこれに類するようなとき、生活が著しく困難になった場合には、一部負担金の徴収の猶予を受けることができる。それからまた、一部負担金の減免も申請することができるという規定になっております。

 以上でございます。



◆19番(板倉正文君) 

 今、言われましたけれども、施行規則第15条で「一部負担金の支払又は給付の義務を負う世帯主が、次の各号のいずれかに該当したことにより、その生活が著しく困難になった場合において、一部負担金の徴収の猶予を受けようとするときは、市長に申請しなければならない。」ということになっています。

 その中身は4つに分かれています。1は震災、風水害、火災その他これらに類する災害により死亡し、身体障害者となり、または資産に重大な損害を受けたとき。2は干ばつ、冷害、霜害等による農作物の不作その他これに類する事由により収入が減少したとき。3は事業または業務の休廃止、失業等により収入が著しく減少したとき。4は前3号に掲げる事由に類する事由があったときということを規定しております。

 先日、市内の企業が倒産いたしまして、自営業者の方たちが困って市県民税、国民健康保険税等の減免について一宮市に来まして、要請がありました。そのときの回答が、市県民税、国民健康保険税の減免については、「現行の条例及び規則の規定に基づき適用します」と書かれています。この場合、国民健康保険税のことかもしれません。しかし、ここに書いてあるように、事業または業務の休廃止、失業等により収入が著しく減少したときということも書かれておりますので、一部負担金についてどのようなときにこれに該当するのか、教えていただきたいと思います。



◎市民福祉部長(酒井孝嘉君) 

 税につきましては、事細かに規則の中で基準等々を定めております。しかし、一部負担金、つまり医療機関へ行って、国民健康保険で7割公費負担、そして3割自己負担という部分の3割自己負担の部分については、現在のところ、これに基づいて減免してほしいとか、そういうような実態は、今まではございません。

 ただ、これは一昨年でございますけれども、東海豪雨がございましたときに、一宮市も甚大な被害を受けたわけでございますけれども、名古屋市内、それから周辺の市町村におきまして、床上浸水、床下浸水、いろいろ出ました。そこで、ある意味で県下統一的と申しますか、そういうこともございましょうけれども、それまで各市では実態としてはございませんでしたけれども、そういう災害のときの一部負担金の減免の要綱、取扱基準というものを一斉に定めました。一宮市も定めてございます。

 しかしまだ、そういう事業の休廃止によって、いわゆる収入がなくなった。生活が圧迫されたという部分についての細かい基準、規定というようなものは、まだ一宮市の場合は設けてございませんので、よろしくお願いします。



◆19番(板倉正文君) 

 具体的な事例でいきますと市内で親会社が倒産して、そういう人たちが失業して、窓口へ来て、何とかしてほしいと来たときに、答えようがないわけですか。この条例には、減少したときと書いてあるのです。どのぐらい減少したときとか、そういうことについての基本的な窓口規定について、3カ月も収入ないけれども、毎週1回医療費がかかるということで何とかしてほしいと来たときに、一部負担金の減免についての規定がないので、窓口では「はい、さようなら」という話になるわけですか。



◎市民福祉部長(酒井孝嘉君) 

 もし、そういうことが起こったらということでございますけれども、実態をお聞きするということが第一条件だろうと思いますので、どういうふうに生活が困難か、あるいは所得が減って医療費が払えないかというようなことも大切なことであります。

 いずれにしましても、国民健康保険法、それから私どもの国民健康保険条例施行規則でも同様、災害の場合、事業または業務の休廃止により収入が著しく減少した場合にどうするかというようなことがありまして、実態として災害のときにも定めましたので、これからも事業の休廃止によって所得が減少するというような内容のお話があろうかと思いますので、一応今後の方向としては災害の場合に準じて、何らかの基準、要綱というようなものの準備に取りかかりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 わかりました。

 まだ、前例がない。そこまで踏み込んで考えていないわけで、この間の東海豪雨の場合でもそのときにつくられた。結局、今は基準がないということはわかりましたので、これについては早急につくっていただきたい。東海豪雨のときもすぐつくったわけですから、今、企業で倒産して困っている人たちから相談を受けているわけですから、ぜひ早急につくっていただきたいと思います。

 市民福祉部長の答弁では研究ということですが、研究するではなく、早急につくっていただきたいと思いますが、どうですか。



◎市民福祉部長(酒井孝嘉君) 

 実は、この基準につきましては、私どもも県下の状況をつぶさに調べてみました。私どもと同じように規則で細かい基準はありませんけれども、一宮市と同様な文言で表現してございますところは岡崎市がございます。それから、半田市は要綱ということになっておりますけれども、豊川市も規則でございまして、我々と同様でございます。

 ただ、名古屋市の場合は、規則、要綱で定まっておりますけれども、それ以外のところでは実際のところ、全然そういう規則というものも定めていないとか、基準、要綱もないというのが実態でございましたので、これから早速準備にかかりたいと思いますけれども、やはり慎重に中身のことまで吟味いたしまして、できるだけ努力をして早くつくるようにはいたしたいと思いますので、よろしくお願いします。



◆19番(板倉正文君) 

 ほかの自治体がやっていないからといって安心しないで、実際にそのように困っている人が出てきているわけですから、今言われたように、すぐに対応できるようにしていただきたいと思います。

 それから、受領委任払制度ですけれども、今回通告しましたけれども、陳情が出てきておりますので、厚生委員会での審議内容でもあります。ですから、この場で回答というわけにはいかないと思いますけれども、受領委任払制度についてここだけははっきりしておきたいのですけれども、結局は患者の方が窓口で払うお金と高額医療費の問題、手続等をやって、大変な思いをするわけです。結局、高額医療費以上については後で戻ってくるにしろ、多額なお金が一挙に要るわけで、そこを手続上受領委任払にした場合、市の窓口での業務の増大といいますか、その点は大変になるのか、そんなにも業務量がふえて困るという状態ではないのか。そこら辺を明らかにしていただきたいと思うのですけれども、その点だけ答えていただけませんか。



◎市民福祉部長(酒井孝嘉君) 

 各市で既にやってみえるところも何市かあるわけでございまして、県下で6市ほどございます。聞いてみますと、手続的にはそれぞれ市のやり方というのがあるでしょうけれども、べらぼうに事務量がふえるとか、そういうことは聞いておりません。



◆19番(板倉正文君) 

 わかりました。

 厚生委員会でも、これについては市民が助かることですので、ぜひ実現に向けて議論を深めたいと思います。

 3番目に移ります。

 教育問題についてですけれども、今回、私は教育の内容に介入する気は毛頭ありません。

 提案したいのは、今、社会問題になっておりますカードローンとか、20歳前から仕事を始めれば年金、国保とか社会保険の問題、政府管掌保険の問題等あります。ところが、こういった内容について学校で、私自身も学んだ記憶がありませんし、今、娘たちもそうですけれども、そんなことを学んできたという話も聞いておりませんので、そういったことを学ぶ機会はないかということであります。

 特に、カードローンとか、サラ金みたいな問題でいきますと、そういったCMがテレビではんらんしております。そういったことの影響は受けているけれども、これに対してどういうものなのかということを、家庭の教育にさせるかどうか。うちではこういう仕事をやっているものですから、いろいろなことも言いますけれども、実際、多くの方がカードをどんどんふやしていってしまうというようなことで、破産とかの道を歩む方も多いわけで、それについてのカリキュラムといいますか、学ぶ機会をつくっていただきたいという提案ですけれども、いかがでしょうか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、御指摘のカードローンとかサラ金とか、例えば携帯電話を最近は使う子もおりまして、中には生徒指導面で大変心配しているケースもございます。携帯電話をたくさん使って電話料金の請求がたくさんあったというようなことも現実に起きております。

 今、御指摘の内容でございますが、現在、中学校3年生の社会科の中で、私たちの暮らしと経済という大きな単元の中で、消費と貯蓄、消費者の権利と保護という単元がございまして、その中で合理的な消費者ということで、予算に従って合理的な選択を行うのが望ましい消費活動だと、そういう前提の上で消費、今の携帯電話を頻繁に使って多額の料金を請求されたとか、あるいはクレジットカードを使用する場合に多額の請求をされたというようなことが出てまいります。

 ただ、時間的な問題で、恐らくさらっと触れていくだけで深くはないと思いますが、まず一つ、クレジットカードとか携帯電話のことにつきましては、そういう形で出ております。

 それからもう一つ、消費者の権利と保護という形で、いわゆるさまざまなセールスに対して、マルチまがい商法とか、キャッチセールス、あるいはアポイントメントセールス、あるいは電話勧誘商法など、これはちょっとした絵にしていろいろな悪徳商法についてどう対応していくかというようなことが出ております。このような学習をいたしております。

 それからもう一つ、社会保障と国民の福祉という単元のところで、社会保障とはということで、大きな意味での公的扶助、社会保険、社会福祉、公衆衛生の4つの基本的な柱としているということで、その中の内容として社会保険が医療保険、介護保険、年金保険、雇用保険、労災保険などがあるというようなことが出ております。

 年金については、文言が載っているだけで詳しくは出ておりませんが、ただ、介護保険の問題等は当然介護の問題を考えてみようというところで出てまいると思います。

 それから、技術家庭科の方で、私たちの消費と環境という単元がございまして、この中で、消費者としての自覚を持とうということで、消費者を取り巻く問題ということで、悪質商法に対してどんなことがあるか。先ほどの社会科とほとんど同じでございますが、悪質な訪問販売とかネガティブオプション、具体的なケースを上げて出しております。そしてまたクーリングオフ制度、消費者の権利と保護ということで消費者の4つの権利を学習する場面がございます。時間的な問題があって表面的になっているので、なかなか子供たちにとっては実感を持って受けとめられないかもしれませんけれども、子供たちが一応の形では学習する形になっておりますので、よろしくお願いします。



◆19番(板倉正文君) 

 例えば生活保護というのは、ぎりぎりになったときに最終的に救う手だてです。餓死して若くして親子で亡くなった事件がありましたけれども、生活保護を受ければよかったではないかという知識のある人と、そういうことを知らなかった人たちがあるわけです。それで、最終的なところは市の窓口に行って、相談する窓口を教えてあげることが必要だと思います。

 それから、サラ金関係でいくとやみ金融があります。この間、維持課の人に外してもらったのですが、ガードレールに携帯電話の番号の看板が取りつけられています。あれはほとんどやみ金融です。携帯電話でかけて、そして3万円、5万円をすぐ貸してくれる。そのときに1週間で 5,000円の利息だよということで3万円のうち、2万 5,000円しか渡されない、1週間分の利息をもらうんだと、こういう事例がたくさんあるわけです。そのときに出てくるのは、領収書を発行しないとか、要するに携帯電話ですので、どこに事務所があるのかもわからないのです。借りるときにどういう人たちから借りるのかという面でも、基本的なことですが、そういうところから借りたら大変なことになるということです。しかし、それはそれで法律的に言うとすぐ罰せられる人たちなんだけれども。

 そういったことを本当に伝えていかないと、どんどんはんらんしているものですから、小さい紙切れの広告がうちの団地にも1週間に1回は入るぐらいで、そういうことで宣伝をしています。ですから、本当にそういったものが毎週のように入ってくると、いいものか、悪いものかの判断を子供たちがするかどうかなのです。子供たちもこれは悪いものだという判断が本当にできるかどうかなのです。そういったことも本当は伝えてくれないと、社会に出ていってすぐに対応できないです。

 大学へ行って1人でアパートで生活していくところにそういうチラシが入ってくる。お金が必要になってくるとか、授業料払えない。親の方が倒産したり、いろいろな理由で仕送りがないとか、そういうときにいろいろなことが起こってくるわけです。本当に若いうちからいろいろな問題にぶち当たっていくということでありますし、年金の問題はことしから新しく変わりまして、今度は全額免除とか半額免除とか新しいことになって、国の規定になりまして、そういった申請用紙さえ送ってきません。

 ですから、いろいろなことで市民の方が知らなければならない情報を知らされない事態に今ありますから、ぜひ学校教育の中で、そういったことを含めて、どういう勉強がいいだろうかということで先生たちで検討していただきたい。

 また、そういったことでは、出前講座もありますから、そういったものも利用していただいて先生たちがそれで学んでもらう。そして、子供たちに伝えていただくというような方法もとって、ぜひこの中身を充実させていただきたいと思います。

 確かに時間に追われて大変かと思いますけれども、その辺も含めて勉強していく必要があるのではないかと思います。20歳から年金に入るわけですから、例えば1カ月で事故に遭って障害を受けたときに、ちゃんと入っていれば障害年金の対象になりますし、さまざまな問題もあるわけですから、ぜひもう少し教育委員会で検討していただきたいと思いますが。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、具体的な形でいろいろ御指摘いただきました。

 教科書をコピーして持ってきているのですが、4月から使っている教科書でありますが割と具体的に出ております。例えば悪質な訪問販売ということで絵がありまして、家庭や職場などを訪問し、無理に商品の購入や契約をさせる商法。親が留守のときに新聞の販売員が来て、いつもとっている新聞の更新のようなことを言ったので、書類に印を押した。後で別の新聞だと気がついたとか、あるいはキャッチセールスなどで喫茶店や店舗に連れ込み、商品などを購入させる商法ということで、トラブル例ということで駅の近くのアンケートに答えてほしいと声をかけられる。アンケートに答えた後、映画のチケットがほしくないかと言われて、2枚ほしいといったら 4,000円払えと言われ、それなら要らないと言ったら、3人の販売員に囲まれ怖くなってお金を払ってしまったとか、非常に具体的に出ております。

 今、御指摘のケースなどもこれに加えてということになろうかと思います。一度社会科部会などで実際の授業に当たっている先生方に研究を進めてもらって、実際に子供たちにどのように指導していけるのか、研究に当たってまいりたいと思います。

 いずれにしましても、子供たちが将来賢い消費者となって、またいろいろな生活面で、生きていく上で大切な知恵だと思います。そういうことを身につけさせていくことは大事だと思っております。

 ただ、時間的な問題もございますので、すべてということは難しいかと思いますが、しかし、現状の中で少しでも子供たちがきちっと生活していくことができるようなことを身につけていくことは大切だと思っておりますので、早速研究に当たってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 それから、もう一つお願いしたいのは平和の問題です。

 戦争の生の体験を話せる方たちが今、本当に少なくなってきているわけです。それで、広島、長崎の被爆体験の方たちも年齢を重ねてきておりますので、そうした体験をぜひこの機会に多くの先生に聞いていただきたい。要するに先生たちに聞いていただいて、先生たちが伝えていく方法しかないと思うのです。それから、被爆者の皆さんのいろいろな文集がありますから、そういったものを読んでいくことも大切だと思います。

 これは官房長官が非核三原則の見直しを言ったから言うわけではないんです。その前からこういう提案したかったのですけれども、時あたかもそういった事態も国の方で起こっておりますので、ぜひともそういった被爆者の皆さんの体験を子供たちに伝えることも大切ですし、先生たちにも伝えていく。先生たちが大体、今60歳ぐらいの方でも終戦時は3歳ぐらいですから、ぜひそういったことにも注意していただいて、その体験記を聞いていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 平和につきましては、すべての方の願いであろうと思います。

 一宮市も大きな戦災に遭っております。身近なところでまだまだたくさんの記憶、体験された方が見えるはずであります。そういう方にいろいろとそういうことを聞くということは子供たちにとって大事な教育であると考えております。

 今、地域の方々にいろいろと学校に入っていただいて、昔話だとか昔の遊び等々やっていただいておりますが、その中にそういう戦争体験の話をしていただいているケースもあるようでありますので、ぜひそういうことも進めてまいりたいと思います。

 また、教科書でも広島、長崎の原爆のことが載っております。今、原爆の問題につきましても、いろいろと御提言いただきましたけれども、今後も平和教育についてはきちっと推進してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 続きまして、教育振興会についてお尋ねします。

 3月議会で小島尊司議員が問題提起いたしました。教育長は教育振興会と市教育委員会とは全く関係ないのだということを言われております。

 教育振興会から、教育長も経験あるということで、2万円から3万円ぐらいの振興費というのが入ってくる。そのお金はどのように入ってきて、学校ごとできちっと管理するのでしょうけれども、どのような管理をされて、どのように使われたということを学校に報告があるのでしょうか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 教育振興会の件につきましては、3月議会でも小島尊司議員から御質問を受けました。組織的に直接には関係ありません。ただ、今御指摘のように教育振興費という形で1校当たり1万数千円から3万円弱ぐらいだと思いますが、2万円程度教育振興費という形で学校にまいります。これは一宮支部の方に来て、そして各学校にまた来るという形であります。

 私自身の体験をお話しさせていただきますと、支部長から必ず金銭の取り扱いは厳密にしてほしい、当然子供たちのために使う。そして通帳や出納簿をつくって必ず管理してほしいという話がありまして、それぞれ私も通帳、それから出納簿をつくって、そして子供たちが使うものは何がいいかということで学校内で相談して、大抵は子供たちの雑誌や図書を買う形になって毎年使用しておりました。学校によって多少は違うかと思いますが、そんな形で行っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 要するに教育振興会から、小・中の明るい心、小・中の理科の観察と実験というノート、健康手帳、ことばの広場、はばたく中学生、これは全部公費になってますけれども、そういったものを買うわけです。それで、教育委員会とは一切関係ない。教育振興会というのは知事が認可した財団法人ですけれども、要するにそこへ注文、発注をしているわけです。

 普通の企業と違うのは、財団法人という知事の認可のことだけなんです。そこがお金を各学校にくれて、余ったかどうか知りませんけれども、事業収入から出してくれる。それを各学校が受け取って本を買っている仕組みです。しかも最初は、道徳、明るい心、理科ノート、健康手帳だって実費だったのが、結局それが公費負担になってきたわけです。

 例えば、道徳の本はここにしかないんだとか言ってきているのですけれども、最近はほかの出版社でも出しているわけです。どうも聞くと、値段が安いんだということだけです。ただ、ほかの教科書も検討委員会で検討されて、本当にこれが上がってきているのか。そういったことも含めてしっかりしていかないと、公のわいろではないかとか言われてしまう可能性が出てくるわけです。ですから、皆さん方が各学校で審議したかという中身になるわけです。ほかの教科書については、もっと広いところで教科書が選ばれて、それを購入する形になるんだけれども、これは各学校単位で、その辺においてどういう審議がされているのか、教えていただけますか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、教育振興会の件についてさまざまなお話がございました。最終的にどのように各学校で審議しているのかということでございますが、少し流れを説明させていただきますと、教育振興会は3月議会でもお答えさせていただきましたので重なる答弁になるかと思いますが、昭和32年当時だったと思いますが、いわゆる学校関係で道徳の本だとか、あるいは理科やいろいろな補助教材等々いいものはないかという形で財団法人として設立されました。

 法人の目的は御承知かと思いますが、愛知県内の教育振興充実を図ることを目的として、先ほどの教育振興費につきましても、それぞれ教育振興を図るための形でお金が出されているわけであります。

 今、御指摘の例えば道徳におきましては、愛知県内の全市町村立学校で実際に採用されて使っております。たしか津島市以外は全部公費負担をいたしていると思います。それぞれの市町が判断して公費負担という形になっております。道徳の教科書に近い読み物資料でございますが、愛知県が最も古くからそういうものをつくって道徳教育を推進しようという形でまいったと思います。

 今、御指摘のように現在は教材等の出版社から他の道徳の読み物等も出ております。私もかつてそれを見せていただいていろいろ比較したことがございます。内容、値段というようなものからトータルで、やはり現状では小学校は明るい心、中学校は明るい人生というのが、今 380円でございますが、安価で良質なものだと私も当時認識いたしました。

 したがいまして、それぞれの学校で毎年教科書以外のものにつきましては、学校で補助教材等使うものにつきましては、補助教材採択委員会を組織しまして、これは校長、教頭、教務主任、校務主任に、学校によって多少違いますが、学年主任とか教科主任が入って、どういうものを使うのかということを多くの学校は大抵年間3回ほどではないかと思いますが、1学期、2学期、3学期に開いて、例えば夏休みにどんなものを使うとか、あるいは冬休みにこういうものを使うとか、そういうものを含めて検討して、そして次年度にどんなものを使っていくかを決める。最終的には校長の責任において、教科書がない場合には、教科書的に使うものについては、教育委員会に許可を受けなければならなくなっています。それから、算数や数学のドリルにつきましては、補助教材という形で届け出になっております。そういうことを教育委員会に提出し、この明るい人生、明るい心につきましては、認可という形で、私ども教育委員会から認可して、その上で使用するという形になっておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 もう一つ詳しく聞きたいのは、各学校での審査内容ですが、3回ぐらいやっているようですが、そのときに明るい心以外に、ほかの出版社の道徳の本が一緒に提示されて検討されているのですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 実態としては、明るい心、明るい人生が中心だと思います。

 私のかつてのケースでございますが、二、三社をぜひ見てみたいということで見ましたけれども、実際は明るい心、明るい人生が中心になって、それを承認するかどうかになっていると思いますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 そこが問題なのです。もし、ほかの教科書が選ばれてきたときに、これは公費負担になるのですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 明るい心、明るい人生につきましては、今申し上げましたような形で、各校から承認申請が出まして承認を出しております。今までのところ、校長会、あるいは3月議会でもお答えさせていただきましたが、組合が2つありますが、1つの方の組合ですが、ぜひ公費負担にしてほしいと、保護者の経済的負担の軽減という形で要望も出ております。そのことも勘案しまして、明るい心、明るい人生が現実には他に比較して良質で安価であるということで承認し、さらに保護者の経済負担を軽減するという意味で、現在公費負担とさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 これはおかしいんですよ。教育委員会が明るい心、明るい人生が先にありきなのです。だけど、本当は各学校ごとで決められるわけです。それが筋ですよ。ですから、それ以外だと公費負担にならなくて、明るい心と明るい人生は公費負担している。これはちゃんとしていかないとまずいと思います。しかも、教育振興会から2万円ぐらい各学校に教育振興費だと渡されているわけです。それはどんなお金なのか、正直言ってさっぱりわからないです。どういうふうにして出てきているのか。教育振興費と言いながら教育委員会は全然通ってないわけです。ある財団法人というところからお金が来て、ばらまかれているわけです。教育委員会が知らないうちに。ですから、こういうのは怖いんです。だけど、公費負担にしちゃう。すごく不思議な仕組みではないですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 公費負担の件でございますが、一応各学校から次年度の4月から使用するという形で、1月ごろに承認申請が出てまいります。その折に今御指摘のように明るい心や明るい人生が入っていなければ、当然明るい心や明るい人生は公費負担は理論的にできないわけであります。全校から明るい心、明るい人生の承認申請が出てまいります。将来的に仮に違うものが出てくれば、また、その時点で当然対応していかなければならないと思っております。

 ですから、仮に半数の学校しか使わないということになれば、これは全然違ってくると思います。一応システムとしましては、各学校から補助教材採択委員会を経て、校長が決定し、校長から教育委員会に承認申請が出てまいります。それを受けて、道徳教育を推進していくためには、現実的には教科書的なものがある方が望ましいと私ども考えておりますので、現状では明るい心、明るい人生を公費負担とさせていただいておりますのでよろしくお願いします。



◆19番(板倉正文君) 

 どうも納得いかないのです。最初から教育振興会が出している本を公費負担にしているものですから。各学校で本当は精査して、この本がいいとして上がってきた場合に、それが50%になるか、30%になるかわからないんです。ところが 100%なんです。 100%ということは、それについては公費負担になるからです。内容的にいいというかもしれないけれども、しかし 100%になってくる理由があるわけです。保護者に対する負担を和らげていく場合は、これだったら 100%公費負担になるから。審査するときに、例えば 380円なら 380円は負担をしましょうということだと、例えば出る分が 120円かも、 200円かもわからん。しかし、そういうふうになってくると考える余地が出てくる可能性があるではないですか。ところが 100%公費負担なんだと最初から決めているわけですから、各学校で精査して、それで明るい心と明るい人生が出てくるのですよ。今のシステムだったらいつまでたったって新しい本は出てこないと思いますよ。



◎教育長(馬場康雄君) 

 若干補足の説明させていただきます。

 たまたま明るい心、明るい人生が教育振興会から出ておりますが、例えば中学生の進路とかを活用いたしております。これは私どもの問題でもあるのですが、実は、中学生の進路というのは、教育振興会ではございません。他社が作成したものであります。これにつきましては、例えば江南市などは公費負担にいたしております。これは全校が使っているということで、それぞれ市の財政状況やその内容によって含まれているわけです。

 したがいまして、教育振興会だけを対象にしているわけではなくて、トータルで出てきたものの中で、全校が使っている、あるいはこういうものであるからという形で公費負担をしてほしいという要望がありまして、その中で財政状況等、あるいは内容も含めてトータルで考えているわけであります。

 したがいまして、例えば中学生の進路につきましては、本市では公費負担をいたしておりませんが、例えば江南市などでは公費負担しているという形であります。本市でも財政的な余裕があれば、本当ならばそういうことも考えていかなければならないとは考えております。

 以上でありますので、よろしくお願いします。



◆19番(板倉正文君) 

 私はそういうことを言っているのではないんですけれども、今のシステム上の問題を言っているのです。今回支部長になられている人も校長会の会長でしょう。校長会の会長だということを知っているから、その人のところに来るわけです。歴代そうだと思います。要するに校長会をまとめている会長のところに教育振興会の支部長の兼職を求めてくるわけでしょう。そういったことをわかっているわけでしょう。こういうシステムになっているということが、おかしいのではないかということになる。

 もう一つは、教育振興費として校長会の会長のところへお金が来るわけです、各学校に何万円か分ける。それを支部長さんが分けるわけです。そうなってくると、本当にこの兼職としての役割は正しいかと思います。

 ですから、そういうことも含めて、教育振興会との関係をどう持っていくかということは、しっかりとした線引きをしないとまずいのではないかと思うのです。



◎教育長(馬場康雄君) 

 教育振興会から発刊されておりましたものをすべて公費負担にしているわけではございません。例えば、ことばの広場、小学校の作文教育に使うものでございますが、これは公費負担をいたしておりません。先ほど言いましたように他の出版社等が出しているものでも、他市などでは公費負担をしているものもたくさんございます。

 ですから、まずシステム的には各学校から上がってきて、全校でぜひ使いたいという形で出てきたものについて、公費負担をしてほしいという要望が当然出てまいりますが、その中で財政状況、あるいは内容等勘案させていただきまして、必要なものについてできるだけ公費負担をしているというのが現状であります。

 それから、教育振興会につきましては、目的や事業内容の中に当然教育的な刊行物の発行、教育に関する調査研究、あるいは教育振興に必要と認めるような事業だとか、さまざまな事業がございます。その一環として教育振興費という形で各支部に送られてまいるものだと思います。

 設立の経過から、校長会とかPTA等が中心になってかかわっておりますので、そういう形になっているのかと思います。もちろんいろいろな面で厳正にしていかなければならないことは当然でございますので、とりわけ先ほどの2万円程度の教育振興費でございますが、金銭の取り扱いについてはきちっとしておくべきでありますし、また子供たちのために使うのは当然でありますので、そういうことについては校長会等を通じて徹底的に指導してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 この問題はこれで終わりますけれども、現場の校長先生が任命されて支部長になるという問題で、教育振興会というのがいかにそういうものを使ってきているかということなのです。校長先生たちを抑えれば、いろいろできますよ。ですから、そういうところに現職の校長を携わらせてはいけないと思うのです。それは個人の自由かもわからんけれども。しかし、私はそういったところに、何らかの問題になるかもわからないところには、現職の校長が踏み込むべきではないということだけ問題提起しておきたいと思います。

 続きまして、「日の丸」「君が代」についてお尋ねいたします。

 5月25日、消防の企画がありましたときに「日の丸」と「君が代」が「御起立を願います」ということで歌われました。出初め式のときもやられるのですけれども、小学校、中学校の卒業式のときにもやられます。しかし、小学校、中学校で斉唱をやられますけれども、ただ、あのときの問題は、開会の言葉で、「一同起立」「一同礼」で、その後着席ではなくて、式次第によっては起立、着席をやりますけれども、君が代のときだけはやらない。開会で起立したままで着席なしで国歌斉唱ということになっています。

 こういうふうに市の行事等でやらない場合もあるし、やる場合もある。もう1つ僕が携わってやるのが保育園の運動会、あのときにやるんです。そういった「日の丸」「君が代」のことでどのような認識で取り組んでいるのかということをお聞きしたい。



◎消防長(川瀬正二君) 

 さきの一宮市消防団操法大会の開会式、あるいは閉会式におきまして、式典の中で国旗掲揚、降納のときに「恐れ入りますが、御起立をお願いいたします」という言葉を申し上げました。そういう言葉が強制した言葉になるかどうかですが、あくまでも儀式の中の一般的な考え方の中で使用させていただいたというように認識しておりますので、よろしくお願いします。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、小・中学校の卒業式や入学式等のお話がございました。御指摘のように最初に子供たち全体が立って、そして礼をして、その後引き続いて国歌斉唱に移ると思います。儀式の中の一連の流れの中で余りそういうことを意識せずに行っていると現実には思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 お答えします。

 保育所におきます運動会等におきましても、先ほど消防長や教育長からございましたように儀式の一環ということで行っていると認識しておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 この問題は法制化するときに国会でも相当議論になったわけです。法制化の議論をすることによって国民的な議論になってきた問題だと思うのです。この場所でこういう提案をするのは初めてですし、この問題でどうなのかということも初めて皆さんとやりとりをしたいわけです。

 当初は法制化ではなくて、自民党政府によってずっと押しつけられてきたわけです。押しつけられてくる中で、どうしても「君が代」と「日の丸」を国歌と国旗にということになってきた。しかし、多くの皆さんが歌っているからということで、法制化するという形で議論をしていくべきではないかということで自民党政府は提案してきたのです。

 その経過でいくと、法制化してなかったからだめなんだという言い方に自民党が変わってきたのだけれども、しかし、「日の丸」と「君が代」というのが日本の歴史の中でどういう役割をしたかということを本当はもっと議論して、本当に今の憲法の中でふさわしいのかという議論をすべきだと思うのです。儀式の流れの中で問題がないというのではなくて、なぜこれを使わなくてはいけないのかということです。

 私は卒業式で座ります。どうしてもこれは立って歌えないし、正直言って歌わないです。そういったことを言うと内心の自由の問題で問われるわけです。子供たちにしても同じことです。これは国歌斉唱をしろとしたことによって、内心の自由を奪うことにもなるわけです。歌わない自由も損なわれるわけですから。そこの問題を本当に議論していくべきではないかと思います。学校側がどういうふうに議論して、そしてこういった式典に出してきているか。私はそこが問題だと思っているのです。いかがでしょうか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 国旗・国歌の問題で、とりわけ国歌でございますが、これは前にも議論が、議会でもあったのではないかと思いますけれども、学習指導要領におきまして入学式や卒業式などにおいてはその意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに国歌を斉唱するように指導するものとするとなっております。それに倣いまして、現在の文部科学省でございますが、そのことの取り扱いについての解説も出ております。当然、その線に従って、各学校は実施をいたしております。

 今、議員は議論をというお話でございますが、基本的には各学校がそれぞれ学習指導要領にのっとって儀式等で国歌を歌っていると思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 学習指導要領の問題からすると、国歌と国旗については強制ではないと思うのですけれども、そういう認識でいいですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 強制の反対の言葉は自由ということになるのでしょうか。いわゆる指導というのは強制でもありませんし、また逆に放任というか、自由にするということでもないと思います。やはりその内容について、特に国旗・国歌については日本人としての自覚を養い、やはり国を愛する心を育てるととも、児童・生徒が将来国際社会において信頼される日本人として成長していくためには、日本の国旗・国歌だけでなく、諸外国の国旗・国歌に対しても尊重する態度を持って対応していけるようにということを指導していく形になると思います。

 そんな中で、とりわけ入学式や卒業式、厳粛な中で行っていきたいということで現実行っております。その中で子供たちに強制するとか、あるいは自由にやるということではなくて、現場では子供たちに国歌を斉唱するように当然指導するという形ですので、強制という言葉の問題がなかなか難しいわけですが、中には歌わない子もあるかもしれません。ですから、何が何でも歌えということではなくて、国旗・国歌については尊重し、国歌を斉唱するように指導しているということが現状でございますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 卒業式のときに「君が代」を歌いましょう。歌うか歌わないかの問題が出てくる。それから、立つか座るか、それぞれの意思表示を大勢の前でやらなければならない。それについては、個人の意思表現というのはすごくストレスです。正直言って、私は来賓で行って、開会のあいさつ、一同礼です。そのまま立ったまま国歌斉唱となるわけです。来賓で前のところにおって、私は座るわけです。これはすごくストレスたまります。あとから、「何で板倉は歌わないのだ」と言われるわけです。それは本当に大変なことです。

 指導だと言われるけれども、歌いたくない子供たちだっているわけです。だけど、それを本当に国歌斉唱で強制したら、これは内心の自由の憲法第19条違反です。ですから、そこに立ち入るかどうかの問題で言ったときに、あなたたちの指導は、こういう歌う機会があって、式典で歌わなければならない。しかし、君たちの自由にしなさいという指導をしているのですか。指導というのは、君たち、歌うのも歌わないのも自由だよと言っているのですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 私どもは歌うように指導しております。

 ただし、そのことについて歌わない子がいるからといって、強制的に歌えと言っているわけではありません。国歌を斉唱するように指導しておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(板倉正文君) 

 それは今言ったように国歌斉唱となるわけですから、これはどう考えても内心の自由を揺るがせます。歌うように指導するのではなくて、この歌についてこういう歌だよと内容をはっきり言って、どういう歌詞だとはっきり言って、こういう歌だから国歌だ。歌いますよということではないですか、指導というのは。私はその点では平行線になると思いますので、これ以上やるつもりはないけれども、6月5日の衆議院の文部科学委員会で、この問題を我が党の児玉代議士が取り上げました。これは北海道の札幌南高校の例を取り上げまして、新任の校長がことし3月の卒業式から新たに「君が代」斉唱実施の意向を示したことから、高校3年生が意見をまとめました。それは卒業式の場で「君が代」を流すと歌うか歌わないか、立つか座るかの意思表示を大勢の前でしなければならなくなり、個人の意思について表現したくない人まで表現を強制させられるということで意見を出してきた。

 遠山文部科学相は、良心あるいは思想の自由は憲法上の個人の内心の自由として絶対に守られなくてはならないと答えている。最終的に学校における国旗・国歌の指導は学習指導要領に基づき強制ではないと答えております。

 しかし、強制ではないという中身を議論すべきところなのです。先生たちの中で、本当にこの問題を強制しないようにという議論をすべきなのです。教育長の言うように、その指導という名前をかりて強制してしまうことにならないようにということなのです。それが非常に難しいところなのです。だから、議論を重ねなくてはいけないと私は思っています。また、次の段階で議論を重ねたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。

 続きまして、有事法制についてお伺いいたします。

 実は、これはきょうの中日新聞ですけれども、「有事法制で意見交換会、役割見えず戸惑う知事」ということで出ておりました。疑問の声が噴出ということで、4知事は審議が不十分という声を上げております。

 このアンケート調査というのは有事法制に対する中部6県知事アンケートという中で、?武力攻撃事態に備える法律制定は必要か。?今国会での有事法制の成立が必要か。?有事法制に関する審議は十分かという問いかけだったものですから、田中康夫長野県知事は、「議論すべき国民の安全の問題と、特定の法案を混同しており答えられない」ということで答えていないのです。ほかの知事は答えておりますけれども、前提が武力攻撃事態に備える法律制定が必要かという問いかけですので、必要だということで4人が丸印を打っております。

 私はこの議論の中で非常に問題だというのは、「どこかが攻めてきたらどうするんだ」という問いかけです。それは守らなくてはいけないということになるわけです。

 もう一つは、「そうならないためにどうするか」という議論を本当はすべきではないか。戦争を体験して21世紀は本当に国際民主主義を確立していくためにどういう努力をするのかということだと思いますけれども、例えば備えあれば憂いなしの問題で、パキスタンとインドは核兵器まで備えているわけです。戦争でいえば最大、最強の兵器です。しかし、これが衝突したら核戦争になって大変な事態になる。備えあれば憂いなしが、備えがあったがために大変なことになってしまったという備えの問題です。武器を備えるとそういうことになってくる。冷戦がそういう行動で中性子爆弾まで突き進みましたけれども、衛星から撃つことまで考えられましたけれども、そういった備えが本当に世界平和をもたらすのかどうかという問題も含めて、この有事法制の問題は考えていかなければならないと思っております。

 私ども市長に、有事法制の問題で何とか国に意見をということも提案してまいりました。今、市長としては、この有事法制についてどのようにお考えでしょうか。



◎市長(谷一夫君) 

 ただいま議員御指摘の1つの例でありますが、「敵が攻めてきたらどうするんだ」という問いかけではなくて、「敵が攻めてこないようにどうすべきか議論すべきだ」というお話でございました。これはいささか矛盾でありまして、盾と矛の議論、まさにそのとおりだと思います。したがいまして、当然敵が攻めてきたらどうするのかという前に、攻められないような世界情勢をつくるという努力をする、これは当たり前のことでありまして、それが前提の上に今の議論が当然なされていると思います。

 そして、いかなる努力を重ねても、人類の歴史を見れば、やはり常に戦争が行われてきたわけでありまして、私もこんなことはあってはならないし、あってほしくないし、願っておりますが、それでは絶対ないかと問われますと絶対ないだろうと断言する自信も勇気もないわけでございまして、やはり万一を考えて、こうした平時の冷静なときに十分に議論しておくということは必要なことであろうと基本的にはそういう考えを持っております。



◆19番(板倉正文君) 

 周辺事態法のときに、市長は「戦争はやってはいけない」ということで、そういう立場を明らかにされました。もちろん戦争はやってはいけないことだと思いますし、私どもも戦争に反対し続けてきた政党であります。

 今回の有事法制について、非常に注意して見ておかなければならないことがあると思うのです。

 1つは、自衛隊法では武力行使の要件を、「武力行使に際しては、国際の法規及び慣例によるべき場合にあつてはこれは遵守し、かつ、事態に応じ合理的に必要と判断される限度をこえてはならないものとする。」と書かれております。ところが今度の武力攻撃事態法案の第3条第3項を読みますと、「武力の行使は、事態に応じ合理的に必要と判断される限度においてなされなければならない。」と書いてあるのです。実は、「国際の法規及び慣例によるべき場合にあつてはこれを遵守し、かつ、」という言葉が今度の武力攻撃事態法案の中には抜けているのです。これが非常に重要なことです。この言葉をなぜ抜いたのかというのが一番最初の総括審議の中で問題になりました。そして、これをなぜ抜いたのかということについて、政府は答弁不能に陥りました。ここに一番大きな問題があります。これは非常に重要な問題であります。なぜ取り外したのかという理由を政府は言わないのです。

 おそれ、予測、武力の行使をやったら先制攻撃になる。国際法違反になるということを承知で抜いているのです。おそれの状態と予測の状態、武力の行使の状態の3つが今回定義されました。この中で、おそれと予測の状態で先制攻撃ができる。これをやるというのが今度の有事法案の中身です。この言葉を抜いたがためにそれができるわけです。これは恐ろしい問題だと思うのです。ですから、この問題について本当に地方から声を上げていく必要があると思うのです。

 6月5日、全国市長会で要望が上がったと思いますが、いかがですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 市長会の事務を担当させていただいておりますので、お答えさせていただきます。

 詳細については承知をいたしておりませんけれども、今日的な課題としてそれぞれの場でこのようなことについては審議、協議をしてまいっているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 全国市長会で86項目のうちの1つに、有事法制については懸念して、慎重審議をすべきだという要望が上がっています。これを知らないのですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 御指摘のとおり、事務局といたしましてそれぞれの資料をいただいておりますが、たまたまその資料を持ち合わせておりませんので、明確なお答えはできませんけれども、先ほど申し上げましたように、時節の事情、あるいは時勢の課題につきましては、適宜議題に上げ、研究、討議をさせていただいているところでございますので、今日的な課題であるということで、当然審議課題に上がっているものと思っているところでございます。



◆19番(板倉正文君) 

 今回この有事法制の中で、地方自治体についてもいろいろな中身が触れられておりますが、それは御存じですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 法に基づくそれぞれの公共団体の役割等、あるいは関係の資料につきましては、御指摘のように市長会あるいは関係行政官庁から私どもの方にいろいろな資料がまいりますので、その範囲での把握には努めているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 この法案の中で地方自治体はどうなるんだということを認識していますか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 有事法制は単独で存在するものではなくて、それぞれの関連の法令との相互作用、関連部分を持っております。そのあたりのことが今日審議をされておりますし、議論の的になっておりますし、先ほど議員お説のように今日的には十分な審議がされているかどうかという疑義をお持ちの方もたくさんございますので、そのような中で、きちっとした整合性を持った法案、あるいは法案に基づいた施行規則等、政令等が検討されて、もう少し見えてきました場合には、それを明確に把握することができるという状況でございまして、今日的にはそれぞれの法律についての関連性等については具体的に明快にお答えすることはできませんけれども、その調整段階にあるという認識でおりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 地方自治体にとっては、周辺事態法と今度の武力攻撃事態法の違いは明らかでしょう。どういうふうに違うか、わかっていないのですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 今回の有事法制の中に入っております、先ほど御指摘いただきました第3条、あるいはそれぞれの中での自治体の役割ということにつきましては、明確にうたってございます。具体的に想定されておみえになりますのは指示とか勧告とか、そのあたりのところかと思いますけれども、詳細に関連法案すべてを掌握いたしておりませんので、明確にお答えすることができませんので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 一番重要な問題は、今までの周辺事態法だと国は、もし有事のときに地方自治体に協力を求めることができたのだけれども、地方自治体は協力を拒否することができた。今度の武力攻撃事態法では、地方自治体に協力を求めてきたときに、これを拒否することができるけれども、拒否しても国が指示し実施できる。内閣総理大臣が市長のかわりに実施できる。だから、その権限が地方自治体にはなくなるわけです。

 周辺事態法では、小島議員が質問したときに、道路を使ってどうのこうのというときに拒否したときに、「私たちは市長守りましょう」というような議論になりました。それはできるのだけれども、今度は守ってもどうしようもなくて、権限は内閣総理大臣にあるわけです。幾ら地方自治体が反対したって、「うちは通らないでください」と言ったって無理なのです。そういう中身でしょう。これは承知されていると思うのですけれども、いいですね。



◎企画部長(橋本博利君) 

 その点については承知いたしておりますけれども、総合調整の中に市町村長の意見を聞くという部分もございまして、いろいろな取り扱いの形がございます。確かにお説のとおり、指示、勧告、その後の取り扱いも今回の有事法制の中で、うたっている部分が明確になっておりますので、その点についての論議が今日的にも行われていると承知をいたしております。



◆19番(板倉正文君) 

 地方自治体も黙っていられるような法案ではないのです。憲法に保障された地方自治の権限が、この問題についてはまるっきり通用しないのです。市民の安全、福祉のことについてだって非常に問題になるわけです。

 それで、武力攻撃事態法第8条の中で、国民の協力というところがあるのですけれども、「国民は、国及び国民の安全を確保することの重要性にかんがみ、指定行政機関、地方公共団体又は指定公共機関が対処措置を実施する際は、必要な協力をするよう努めるものとする。」となっていて、国民は努めなければならないと規定されているのですが、これまた非常に怖い中身であります。

 例えばこれが通ってしまった場合、戦争協力努力義務ですから、教科書に協力義務が書き込まれて、そうなったときは協力しなければならないとなったときは、教師はそのとおりに教えることが強制されるわけです。これに違反すると30万円の罰金と6カ月の禁固刑です。こういう罰則が今度ついたわけです。ですから、もしこれが教科書にも明記されて、これを教えなかったらそういう形になるわけです。平時においても緊張する中身になっていく法案だということが明らかになってきたわけです。だから、教育関係においても、自治体においても、市の関係のあらゆるところにおいて非常な問題が出てくる。

 それから、市の職員がもし協力せよという形で、昔は赤紙を配ったわけですけれども、そういった形で協力を要請されたときも拒否することができない。拒否してもいいですけれども、30万円罰金を払って拒否しようかとなるかどうかわかりませんけれども、いずれにしてもそういう事態になるわけです。

 ですから、いろいろ考えていったときに、これは知らないでは済まされない問題になってきていると思うのですけれども、今の話を聞いていかがですか。



◎企画部長(橋本博利君) 

 先ほどからお話を伺っておりますように、あるいは私どもも機関も通じて資料がまいっておりますが、大変に重要な法案であり、関係機関、あるいは私どもとしても、それに傾聴して私どもの考え方、あるいはそれぞれの考え方を構築していくということは基本的には必要であり、そのような中で公聴会が予定されるところもあるようでございますので、そのような中で皆さん方がお考えになることを、私どもでいけば市長会、あるいは組織の中で検討して、意見交換して、よりよいものにしていくということについては認識いたしているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(板倉正文君) 

 今、法案審議をやっています。国会もあとわずかになってきて、延長国会になるかどうかの状況です。そのときに、これについて、宗教団体からも反対決議が上がるという気運が高まってきてます。毎日新聞に書いてあったのですけれども、5月24日に「STOP!有事法制」という大集会がもたれました。これは朝日新聞と毎日新聞しか報道しなかったんです。もちろん赤旗新聞は一面トップで報道しましたけれども、中日新聞、読売新聞は報道しない。5万人の大集会だったんです。こういったものが報道されないので、毎日新聞のコラム欄に、「どうしてこういったものをもっと大きく扱わないのか」と、毎日新聞も9行しか扱っていない。こういった本当に危険な中身をもっと大きく扱ってほしいという記事が載りました。そのぐらい多くの人に知られていない事態なんです。ですから、企画部長も余り知らないと同じように、本当にまだ知らされていない中身がたくさんあるのです。

 今回、私は非常に問題だと思っているのは、例えば今までの周辺事態法だったら、自衛隊は危険状況になったら逃げていたんです。ところが、今度は逃げないんです。そこも日本だということで一緒に攻撃してもいいことになるのです。非常に怖い話だと思うのです。

 それから、先ほど言いました物資の取り扱いの問題で、自衛隊法改正案第 125条には、取扱物資の保管命令に違反した者は、六月以下の懲役又は30万円以下の罰金となっています。取り扱い物資というのがこれまた問題で、食料、水、燃料、建設資材等なのかということを聞いたところ、この物資というのは自衛隊の行動に必要なものだ、となると全部なのです。そういうふうに中身を読んでいけば読んでいくほど恐ろしい中身だということがわかります。

 先ほど言いました「国際の法規及び慣例によるべき場合にあつてはこれを遵守し、」が抜けたもう一つの原因が、アメリカの戦争に協力できる中身だということです。要するにアメリカの戦争に国際法規を守らずにいろいろやるわけです。ですから、そうなってくると、これを守っていたらアメリカと一緒に戦争ができないのです。協力できないのです。ですから、これを除いていくという中身ではないでしょうか。

 ですから、こういったことを本当に地方自治体も知って、これに対して明確な答えを出していく必要があると思うのです。一宮市としても十分にこの有事法制について検討していただきたいと思います。

 最後、罰則で国民に強制するということは、さきの強制と重なりますけれども、これは許されないことだと思います。

 日本は憲法第9条を持つ国ですから、戦争をやってはならない、戦争に協力してもならない。戦争をやることが犯罪だというのが憲法第9条の立場だと思います。憲法第9条を持つ国が戦争に協力するようなことを決めてはならないという立場に立つべきではないでしょうか。

 日本国憲法が保障する国民の自由と権利に制限が加えられようとしているわけですから、やはりこれに対して明確な対応を地方自治体としてもしていく必要があるだろうと思います。

 最後に、核兵器の問題で、官房長官や安倍副官房長官などが「小規模な核兵器などを持ってもいいのだ」というような非核三原則見直しの発言をするまでに至りました。ですから、こうしたことも出てくる。国会で国会議員の多数を持っていて、それを強行突破すればできるわけですけれども、国会の公聴会の日程は強行で決めましたけれども、結局反発に遭って、金沢で地方公聴会やりました。金沢でやったら、賛成派の公述人がいなかったというわけですから、これはまたひどい話で、鳥取でやったときに鳥取県の知事も賛成の立場で出ましたけれども、これについては不十分なものがあるし、政府の答弁がくるくる変わるということで、こんなことでは今国会の成立は無理だろうという発言までしているわけです、賛成の立場の方たちがです。

 ですから、世論を盛り上げて、基本的人権が危うい状況になる可能性が十分あるわけですから、ぜひとも市長が先頭になってこの問題について、有事法制についての学習を進めていただきたいと思いますけれども、いかがですか。



◎市長(谷一夫君) 

 ただいまの議員の議論は入口と申しますか、前提の部分がこの新聞の記事の表現を使えば、生煮えということではないかと思います。やはり、日本じゅうでこの問題に関して議論が行われているわけでありますが、まだ今はすべてが生煮えであろうと思います。

 したがいまして、私どもといたしましては、先ほども基本的な姿勢については申し上げましたが、それ以降のことについては、まだ白紙の状態で判断できかねる状態でございまして、本当にどういう事態を想定して議論をすればいいのかという部分すら明確になっていないと思っております。

 もし、外国の軍隊が日本に入ってきて、そして戦車が一宮市に迫るという事態になったときを想定すればどうなのかということまで考えますと、なかなかこれは難しいことになってくるわけでございまして、そのあたりの前提と申しますか、事態の議論を十分にし、もっと時間をかけて、国民全体で議論をする必要があるだろうと考えております。

 しかし、基本的な姿勢は冒頭申し上げたとおりでございまして、やはりこういう時期をとらえて、しっかりみんなで考えるということは必要なことだと考えております。



◆19番(板倉正文君) 

 先ほど市長は万一と言われましたけれども、福田赳夫さんは万万万万が一ということで、万を4つ言ったんです。今の政府高官が外国が攻めてくるということは1人も言っていないのです。外国が攻めてくるとか、どこが恐怖だとか、脅威だとか、そういうようなことを言っているのは、週刊誌等で言っているかもわかりませんけれども、政府高官からは1つも出ていないのです。今回、有事法制をなぜつくらなければならないかというと、アメリカの戦争を日本が協力していくということだけです。そこが今度の有事法制について中身を本当に知っていただきたいと思うのです。

 ですから、地方自治体としてどういうことになってしまうかという視点からでも検討すべきだと思うのです。

 戦争は嫌いだし、戦争をやらない方がいいと言って、周辺事態法のときに言われているわけだから、そのときの市長の文章をもう1回読み直しました。その立場に立ったとしたら、この問題は有事ですから、戦争法案です。戦争法案に対して、賛成する立場ではないと思っています。

 確かに自民、公明、保守の3党が提案しています。きのう公明党の黒田議員から「市長、どうですか」と言われていますが、戦争法案を通そうとする側から推薦を受けようとされているかもわからない。しかし、そういう立場でないということは明らかだと私は思っています。

 中央の問題で言っても、歴史的には社会党が自民党とくっついておかしくなったように、今は中央の方ではおかしくなっているかわからないです。僕らがいつも話をしているここの議員さんたちは、そんな戦争をやりたい人だと思いません。しかし、本当にそういったことについて思想信条を乗り越えて、二度と戦争を繰り返さない立場に立った憲法を守っていくということでは、私はみんなで力を合わせる必要があるのではないかなと思います。

 こういった質問はなかなか難しいわけですけれども、二度と戦争を繰り返さないという点と、私はこの間長野県にあります無言館という美術館を見てまいりました。美大の学生が第2次世界大戦のときに学校を途中でやめて戦争に行って帰らぬ人となったわけですけれども、その人たちがかいた絵を見てきました。自画像が多いです。自分をその絵に残して、そして死ぬだろうということで戦争に出かけていった若い人たちが多く亡くなって、その人たちの絵が飾られていました。日本全国から集められた絵です。確かに内容的にはプロがかくほどの絵ではないかもしれませんけれども、それは本当に最後の力で、死んでもう二度と戻れないだろうからということでかいた絵です。そういった上につくられた憲法、 2,000万人のアジアの諸国民の皆さんの戦争で亡くなった人たちの上につくられた日本国憲法を新たな法律によってないがしろにするようなことがないように、しっかりと反対するところは反対し、意見を言うときは意見を言うという地方自治体のトップとして、ぜひともそういう立場で頑張っていただきたいということをお願いいたしまして、最後に言うことはありますか。



◎市長(谷一夫君) 

 私は今おっしゃった無言館というところへは行ったことはありませんが、知覧へは二、三回行ったことがございます。そこには御承知のように特攻隊で命を失った方々のさまざまな遺品、あるいは文章等も残されておりますが、涙なしでは見られないものでございまして、私も戦争に対しては決して賛成ではありません。絶対反対であります。

 そしてまた、きのうの黒田議員の質問ときょうの質問については全く何の関係もございませんので、この場をおかりして、改めて再確認させていただきたいと思います。



◆19番(板倉正文君) 

 別に関係づけようと思っているわけではないです。

 要するに、出している側とそうでない側、しかし、その周りの人たちは、それについて私は話せばわかる人たちだと思っています。だから本当に二度と戦争を起こさないために頑張ろうではないかという提案であります。

 私のおじさんは潜水艦に乗ったまま、呉港を出発してそのまま帰らぬ人となりまして、いまだにその潜水艦も見つかりませんし、私ども板倉家については戦争は終わっておりません。ですから、本当にそういう方はたくさんいらっしゃると思いますし、二度と戦争をしないために頑張るであろうし、日本国憲法を持っている国だからこそ、インドやパキスタンについてもしっかりと物を言って、核戦争をやらないようにということと平和的な解決を望んでいく。

 21世紀が本当に民主主義が守られる、そして国際民主主義を本当にもっと確立していくための時代にしていく必要があると思いますし、そういった意味で日本政府の非核三原則の見直しや核兵器容認や、そういった新たな戦争への道を歩もうとするときに、やはり地方からそういったものを食いとめる世論もつくっていくべきだと思います。

 以上で終わります。ありがとうございました。(拍手)

         (「議長、関連」と呼ぶ者あり)



○副議長(細谷正明君) 

 18番 黒田徳已君。



◆18番(黒田徳已君) 

 先ほど、昨日の谷市長の再出馬に対しての質問に対して、板倉議員から戦争を推進する公明党とのニュアンスがございましたが、全く我々といたしましては、世界平和、戦争放棄の政党でございまして、そういうことで谷市長の再出馬に対することで申し上げたわけでございませんので、ここで開陳をいたします。

 以上です。

         (「議長、関連」と呼ぶ者あり)



○副議長(細谷正明君) 

 8番 服部修寛君。



◆8番(服部修寛君) 

 平成11年9月議会でございますが、ちょうどそのときに8月9日国旗国歌法案が国会で成立いたしまして、8月13日に公布施行されましたことを受けまして、教育長に学校教育現場においての指導について質問をさせていただきました。

 現行におきましては、その要望がなされていることに大変理解しておりますので感謝を申し上げておりますが、そのときに申し上げましたのは、今の板倉議員の質問にもありましたが、自由と勝手ということにどうもきちっと定義ができていないのではないかという思いがいたしますし、あした日本対チュニジア戦のワールドカップがありますので、本当に御理解をいただけると思っておりますが、学習指導要領の中に、自分の国の国旗、国歌を尊重するとともに、世界じゅうの国々の国旗、国歌も尊重しましょうと記載されていると思います。あしたはそれぞれの国の国歌が演奏されるわけでありますが、日本のときには立って、チュニジアのときには相手は敵だから座るというようなことは、やはりそれは大変失礼なことだと私は認識しておりますが、この点、教育長、いかがでございましょうか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 先ほどの答弁の中でもお話申し上げたと思いますが、日本の国旗・国歌に対して正しい認識を持つと同時に、諸外国の国旗・国歌に対しても尊重する態度を育てていくということが大事だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

         (「議長、関連」と呼ぶ者あり)



○副議長(細谷正明君) 

 32番 小島尊司君。



◆32番(小島尊司君) 

 国旗、国歌についてでありますけれども、今、教育長が言いましたように、また服部議員さんが質問しましたように、もちろん誇りを持つということは大切だと思います。しかし、この「日の丸」が本当に誇りが持てるか。これは太平洋戦争、いわゆる日本の侵略の旗印として使われたのです。今、憲法はあの太平洋戦争の痛苦の経験の上に憲法第9条、戦争を放棄する。日本は二度と戦争をしないという国であることを世界に宣言をしておるんです。そういう中で、あの国旗、また、今度の有事法制でありませんか。

 私は公務員の中立性というのは何ぞやということをつくづくきょうは感じました。このように大事な憲法を踏みにじるような有事法制が、堂々と国会にまかり通るような事態の中で、その中身すら正確に掌握していない企画部長の態度、これが果たして公務員の中立性ですか。それが中立性であったら、公務員とは何ぞや。自治体一宮市があるいは市の職員が、一宮の市民が、この案を通されたらどんなことになるか。罰則と言いました。これが戦時立法の特徴なのです。協力を拒否したら罰則。

 だから、中立性というのは何ぞやということをもっと深くわきまえる必要がある。ろくに議論もされずにこんなことが平気で通されて、あとになってあの第2次世界大戦、太平洋戦争の同じ痛苦の経験を、我々は味わわなければならないのですか。

 だから、中立性について言ってください。今の「日の丸」と国歌の意味を、正しい意味を教えてください。



◎教育長(馬場康雄君) 

 先ほどから答弁させてもらっているように、私どもは学習指導要領にのっとって指導いたしております。当然公務員としまして憲法を尊重し、また教育基本法を尊重し、あるいは各法令を尊重するのは当然だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◎企画部長(橋本博利君) 

 地方公務員法等に政治活動の制限、あるいは命令に従う義務の中でも、それぞれの中で法令に違反するようなものには従わなくてもいい部分もございます。したがいまして、詳細について承知していなかったことにつきましては、私個人のことでございまして、行政のそれぞれの審議の中で、法制ができ、施行令ができ、それぞれの規則ができという、今日的な法制度の体系の中で、まだ法を提案され、詳細について、先ほどの議員の御指摘の中でも生活物資は何かという御質問の中でも、細則等が具体的に出てくるわけですから、その前に意見を述べるということは、いろいろな会議でそれぞれの立場で上げていくということで、その後でのそれぞれの中で政治活動の制限等につきましては、それぞれの法制を擁護、遂行していくというのも地方公務員でございますので、現行法制上、それぞれの法ができた場合には法を適切に執行するという立場であることは、またこれを守るということが立場上の中立性ではないかと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



○副議長(細谷正明君) 

 暫時、休憩いたします。

                              午後3時3分 休憩

                             午後3時30分 再開



○副議長(細谷正明君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 32番 小島尊司君。



◆32番(小島尊司君) (登壇、拍手)

 通告順に従い質問いたします。

 断っておきますけれども、わずかさきの数分間の関連質問において、私としては相当精魂を込めたと思っています。だから、本番の質問はさらっといきたいところでありますけれども、答弁によってはそんなわけにいかない面があろうかと思いますので、何とぞひとつよろしくお願いいたします。

 一宮空襲と言われている昭和20年7月28日から29日の未明にかけての空襲、その1週間前の23日、私の方の地域は空襲で人が死に、うちが焼けました。そして、逃げ惑う私は、目の前に大型の焼夷弾が落ちまして、命拾いをした体験をしています。朝、ひりひりとあごが痛みますので、はっと気がついたらそのときの焼夷弾から飛び散った黄燐がべったりとあごについていました。これがもとでいまだに私は昼間にひげをそることはできません。必ず夜ふろに入ったときにしかひげをそりません。なぜか、刃をかえれば一面あごから血がたれるのです。そういう体験者の1人であります。言ってみれば、原爆ではありませんけれども、私も被爆者の1人です。

 だから、私は戦争について、子供ながらにあの恐ろしさ、悲惨さ、これをだれよりも身にしみて感じているだけに、さきの関連質問のようになった次第であります。みっともないと思われた方は、あしからず私のそういう心境をぜひお察しいただきたいと思います。

 質問を始めます。

 再度入札制度の改善についてであります。

 まず、限りなく 100%に近い落札率の改革についてであります。

 3月の定例会では平成13年度の主要工事、都市開発部、建築部、上・下水道部については1億円以上、そして土木部の事業については 1,000万円以上、そういう資料をもとに質問を開陳いたしました。その中で、1億円以上が6件ございまして、その平均の落札率が 98.64%、そして6件のうち、最高は 99.42%、最低でも 97.96%という数字を示しています。また、 1,000万円以上の工事については26件ありまして、これも平均は 98.81%、最高が 99.61%、最低が 97.47%、これは紹介いたしました。

 たまたま今回質問をするに当たりまして、平成14年4月1日より14年6月7日までの前と同じような資料をいただきました。1億円以上は水道部で2件、下水道部で2件ございまして、平均は 98.45%、最高は 99.05%、最低は97.3%という数字を示しています。また、土木工事は 1,000万円以上が4件ございまして、1億円以上のその他の工事が3件ございまして、これの平均は 95.02%、そして猿海道地区調整池設置工事についてはコンペでやられたわけでありますけれども、 99.99%を示しています。このように限りなく 100%に近い状態がまさに当たり前のような、すなわち常の状態になっていることについて、一向に改善をされていないと私はつくづくと思っておりますけれども、この点について、まず当局はどうお考えになっているのか、まず最初にお伺いします。



◎建設部長(脇田東吾君) 

 前年の実績に引き続いて今年4月、5月の2カ月でございますが、その落札率について依然 100%に近いということでのお尋ねをいただきました。

 猿海道地区調整池は随契という形になっておりますけれども、競争入札等別の形のものも含まれているわけでございますが、いずれにいたしましても、私どももそれぞれ基準に基づきまして精いっぱい適切な価格の算定に努めているところでございまして、実際にやはり業者のいろいろ御都合もあるわけですが、大変厳しい状態の中で仕事を進めていただく形になっております。このようにとらえているところでございますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 どうも今の答弁を聞いている限りでは、こういう状態というのはこれからも限りなく続くような気もするわけです。

 しかし、平成14年度の数少ない工事の中で、1つだけ注目に値するのは丹陽西小学校の校舎増改築工事であります。これは落札率 76.01%になっています。予定価格は1億 5,654万円、そして落札価格は1億 1,900万円、約 5,000万円の開きが出て 76.01%の落札率。私はこれに注目し、常にこういうことがあってもいいのではないか、あって当然だと私は思っています。

 しかし、こういう事例は何年に1回、いわゆるまれな事例ということが私はまず問題ではないかと思っています。資料によれば、突出して低い落札価格になっていますけれども、この間の事情はわかりますか。



◎建設部長(脇田東吾君) 

  76.01%の落札率が出ました背景といいますか、そういったことについてお尋ねでございます。

 この入札は建築工事のBランク工事ということで、12者の指名によって行われたところでございます。既に落札の状況につきましては公表されておりますので、御案内のことかと思いますけれども、その中で、この 76.01%も含めまして数社が80%前後の入札をされたということでございます。こういったクラスでの工事数というのは確かに少ないわけでございまして、いろいろ業者さんの御都合があったといいましても、まれなケースで、お話のとおりでございます。全般的にこういう経済状況とか、現在の各業者の経営状況等の背景など、我々として単純には読み取れないところがございます。詳しいところまでは承知いたしておりませんので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 さきに私は東大阪市へ行政調査に行きまして、いろいろと学んでまいりました。そういうことは後でまとめて言いますけれども、言ってみれば、発注する市の方というのは、どのような事業にしてもいいものをつくってほしい。それともう一つは、やはり業者は業者でいいものをつくりたい。しかし、この関係が、つくってほしい、つくりたい、どうもこれが予定価格目いっぱいに、やはりいいものをつくりたいが、どうも悪用されているような、言ってみれば、当局は業界からなめられているのではないか。

 これまでに契約前に談合情報というのが、私たちにも投書がまいりまして、何件かありました。例えばごみ焼却施設の建設工事です。よう忘れませんけれども、あのときは村山内閣の時代でしたから、3月末までに国会の予算は通過せずに結局6月に確定したのです。しかし、3月どころか、もう2月の段階で談合のうわさが出てきましたから、その問題を取り上げたときも改めて業者を呼んで、「談合をやりましたか」という調査した。業者に「談合やりましたか」と聞いて、「やりました」と正直に答える業者がどこにあるのですか。その結果、もし談合の形跡があった場合は、契約を取り消すという念書を書いた。それもいいでしょう。こんなことは何の役にも立ちません。結局、2月時点で出てきたうわさの業者が、きちっと落札したという結果があるのです。

 また、先般の委員会においては助役さんは堂々と「談合はやられていません」とはっきりお答えになりました。談合がやられている証拠をつかもうとせず、限りなく 100%に近い状態が続いていても、私は当局の一つの怠慢だと思いますが、いかがですか。



◎建設部長(脇田東吾君) 

 いろいろ工事を計画し進めるに当たりまして、その前からいろいろそういった業者名が取りざたされるということについてでございます。

 談合という状態をどこで、どの時点でとらえるかとか、いろいろなとらえ方もあるかと思いますけれども、何分私ども発注者側に捜査権といいますか、どんどん介入してという権限がないことは議員にも十分承知していただいているところでございます。

 そういう意味で、そういった情報への対応にも限度があるわけでございます。当時も、現在も、その対応マニュアルというようなものに従って私どもは進めて、あるいは、それに合った対応をしているところでございますので、談合という問題につきましては、我々はもちろんあってもならないし、してはならないということで、ふだん仕事を進めているわけでございます。

 しかしながら、今までもそうでございましたし、今後も大変苦慮しなければならない問題であるととらえているところでございます。いろいろな対策は今後講じていかなければならない。いろいろなところでの例も出ておりますので、そういったことは十分注意を払っているところでございますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 何も捜査権のないものを捜査権を持てとは言っていません。毅然とした態度が確立されていないのです。だから、いつまでたっても 100%に近い状態が続くのです。今は予定価格と最低制限価格は事前公表しているでしょう。この意義をもう一度、私は当局が本当にかみしめてみなければいけないと思うのです。そこには捜査権ではなくして、行政権をきちっと持って、業者に対する行政指導をしなければいけないと思うのです。

 この事前公表の意義をどういうふうに感じておられるのですか。



◎建設部長(脇田東吾君) 

 予定価格の事前公表についてでございます。

 いろいろな機会に、そういった目的といいますか、その得るところについては御説明を申し上げてきたところでございます。この意義についてはやはり、まず入札の結果を含めまして公開するということでの透明性、そして公平性、それから一番私ども大きくとらえておりますのは、いわゆる予定価格を事前に知ろうとするいろいろな不正な動きを排除できている、これを大きな意義として今とらえているわけでございます。

 落札率というのは、競争性の結果として出るとらえ方も確かにございますけれども、そればかりでもない、一つの結果として私どもは受けとめているところでございます。よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 おっしゃったようなことを私も感じていますけれども、何よりもやはり事前公表することにより、これは公明正大だということなのです。

 それと関係の職員の精神的なストレスというのは、相当これによって余りたまらないようになったということも、そういう意味で、この問題を見てます。大体事前公表制は、最初旧建設省がこれをやるというと、どこもかしこも相当の圧力があったのです。そういう中でやったのです。そして、その圧力に屈せずやったところは、大体私は調査へ行ってきますと、非公開のときと事前公表制のときでは、やはり数%からの落札率の差が出ているのですよ。

 しかし、一宮市に限っては、そういう気配も出ていないという、まことにこれは不思議なことで、これはやはり私はひとつは当局の姿勢にかかっていると思います。

 だから、談合防止の対策についての提案を東大阪市に学んでさせていただきますけれども、当市が実施していないような事前公表制を東大阪市はやってます。

 1番目は、3月議会では水道事業等管理者が正直に歩切りをやっているということを言われました。私は歩切りはやめてほしい。設計価格イコール予定価格にしてほしい。この歩切りというのは、我が党は歩切りは認めていないんです。あったとしてもせいぜいそれは 1,000円単位の端数、だから、設計価格イコール予定価格にすれば、今言った公明性がさらに拡大されると思うのです。だから、歩切りをやると業者と当局の腹の探り合いになって、そういう面が出てくるんです、どうしたって。だから、正直に設計価格イコール予定価格にしてください。それで入札にかける。

 それから、2番目が大事です。やはり入札のときは市民にこれを公開する。市民が自由に入札場所に来て、市民参加のもとで公明正大な入札を実施する。これは東大阪市がやっていますよ。

 それから、3番目は一般競争入札、指名競争入札を問わず、競争入札の対象範囲を拡大するということです。これは予定価格の規模によってでありますけれども、予定価格が高い金額の場合、高ければ高いほど参入業者をふやす。東大阪市は都市規模も大きいですから、ここでは2億円以上の工事だったら、大体70者ぐらいが対象になると言っています。本市はそんなわけにはいきませんから、Aランクの工事だったらAランク全部いく、予定価格の規模によっては対象を広げる。

 最後に4つ目です。談合情報を的確に正確につかむ方法を確立する。それで、東大阪市はこういうことを言っています。大体予定価格の95%で入れるような場合は、まず談合の結果だと見ていい。この辺のところをきちっとチェックしています。それで1回目に95%を入れた、いわゆる最初の入札機会に95%で入れたときは、次の入札機会にまた95%を入れた業者、これはもう頭から排除する。このくらいきつい態度を示しているのです。

 談合情報がうわさの範囲であっても入札時に参入した業者は振り落とす、そして入札の場で今度は抽せんによって半分の業者を振り落とす。ここまでやっています。

 それから、もう一つが大事です。窓口営業の厳格化。例えば有力者あるいはバッチをつけた人、そういう人たちを頼んで、そういう人たちの口利き、こういう場合はまず慎重審議して、9割以上は振り落とす。ここまでやっています。

 これは全国に知られておりますけれども、東大阪市というのは前市長がこういう工事契約をめぐって大変な汚職事件を犯して、それでやめて、当時日本共産党の議員団長であった現在の長尾市長が誕生したのです。6月30日が投票日らしいんですけれども、4年間かかって、こういう入札制度を改善してきた。

 このようなことを言うと、当局の職員の皆さんに失礼かと思うけれども、これまで31年間、方々へ行政調査に行きましたけれども、担当の課長が的確にこういう改善策をとって現実にやっているという毅然とした態度には私は感服しました。だから、これほどまでに徹底した課長、31年間に何百市を調査訪問したか数知れないんですけれども、初めてお目にかかれたという気持ちでいるのです。やはり当局の態度次第です。毅然としている。

 こんなことはなかろうと思うけれども、来年の市長選挙を控えて、谷市長を東大阪市のような憂き目に遭わせないためにも、ここはひとつ助役さん、私が今提案しましたことについてどう思われますか。



◎助役(長尾博之君) 

 ただいま東大阪市の実情を踏まえて、大変示唆に富んだお話かと思います。

 まず落札率、それから歩切り、調整率のお話があったと思います。

 確かに当市においては、設計金額につきまして、ある程度の調整率を設けまして、それをもって予定価格としておりまして、それに対する落札率でございます。もし、小島議員がおっしゃるように設計金額そのものをもって予定価格にしたならば、恐らくその率はかなり下がるのではないかと思います。しかし、やはり設計金額の中身からいろいろ考えたり、社会情勢を思うときに、その都度何がしの調整率がある方がそのときにふさわしいものではないかと、このように私は考えている次第でございます。

 それと、もう一つおっしゃいました、東大阪市においては95%を云々しますと次にはというお話でございましたが、これは私どもとはちょっと違うかもしれませんが、その95%の取り方がいろいろあるかと思いますが、これはある意味において歩切り的な考えがあるのではないかなと、そういう点では私どもが考えているのとさほど違いがないのではないかなと思います。そこら辺の東大阪市のとっておられます95%云々ということについては、さらに私も勉強したいと思っているところでございます。

 それから、予定価格の公表でございますが、先ほど議員おっしゃるように、実はこれが伏せられているがためにいろいろな新聞記事での問題があると思います。いろいろな方からそういうことについて口が入るというおそれがありますが、こういう点において、職員が救われていることはもちろんでございますが、業者の方も救われていると思います。それと第三者の方もはっきり見ることができますので、どこから見ましても、やはり今の段階においては、現在とっている態度をなお続けていきたいと思っております。

 談合の情報につきまして先ほど部長も申しましたが、いろいろ調べ方もあるかと思いますが、入り切れない問題があることも事実ですし、何をもって談合情報とするかという問題もあります。しかし、やはりいろいろな疑いのあるものに対しては、今後ともどう対処をしていったらいいか、恐らくこれは今後、いろいろな場面でまだまだ考えていかなければならない問題だと思っておりますが、また、いろいろなお知恵をちょうだいしたりして努力してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 公開入札はどうですか。



◎建設部長(脇田東吾君) 

 入札の公開制につきましては、ちょっといつの時点だったか、記憶が定かでなく申しわけございません。既にそういう対応をとっておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 これは市民に対してどういうふうに告知されるのですか。



◎建設部長(脇田東吾君) 

 その入札の都度すべて、例えば特別の情報の媒体を通じてお知らせするということは行っていないわけです。市民課窓口の市資料コーナーでの一般の情報公開の中で、入札日があるということをお知りいただくという形になっておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 もっと市民が気軽に自由に入札場所へ足を運べるよう、徹底の仕方も考えてもらう必要があるのではないかと思います。

 それと、歩切りの問題ですけれども、調整率と言われていますけれども、これはやはりやめた方がいいです。東大阪市は全体としての落札率は平均88%と聞いています。赤旗の報道によりますと92%とあったのだけれども、実際に担当課長に聞いてきたのは88%、だからこれは効果を上げているのです。やはり歩切りは取っ払って設計価格イコール予定価格、思い切ってそうやった方が私はいいと思うのです。そうすれば、業者の方だって市は正直に数字を出してくれたなと、業者との信頼関係ですよ。

 もう一つは、業界がきちっとしたモラルを確立してもらわないといけない面はあると思うのです。同時に当局と業界の信頼関係です。だから、それを仕立てるためには、調整率といって歩切りを当たり前のようにしてやるなどは、業界からも信用されないですよ。

 そういうことでございますので、明けても暮れても98%台、99%台が主力なんていうことは少なくとも相当考えて、改善しなければならないと思いますけれども、どうでしょうか。



◎助役(長尾博之君) 

 特に調整率についてのお話でございましたが、現時点におきましては、やはり設計の仕方からいろいろ考えてみますときに、その時点その時点で世の中動いておりますので、調整率というものは現時点ではやはり必要かと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 私は1つの提案でございまして、それをいつまでも突っ込んでおったって切りはないと思いますが、やはりこの落札率そのものを、こういう事態を続けているという、事前公表制をやったところは本当に明くる年から変わっているのです。ところが、本市の場合は変わらないでしょう。そういう事態の中から、やはり当局もそういう進んだところの資料をとりながら、あるいは現地に行ってもらってもいいから、よく研究してほしいと思う。検討というと一般的になりますから、篤と研究してください。



◎建設部長(脇田東吾君) 

 きょうは東大阪市を1つの例とされまして、いろいろとお話をいただきました。私どもは今後もいろいろ各方面、国・県はもちろんのこと、そういった特に自由な発想で動いております自治体の状況の情報を得まして、いろいろ研究し、改善に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。



◆32番(小島尊司君) 

 この辺にして、次の質問にいきますけれども、学校給食の問題です。

 平成13年度から給食調理場が3場から2場になりました。この2場化による変化は当然あるわけです。1つは給食数が南部で1万 3,226食、去年までは第2給食調理場といいまして 8,602食、北部では1万 3,440食、去年までは 9,388食、南部においては1.53倍、北部においては1.43倍の給食数に変化しました。

 職員についてであります。技能員と調理員は平成12年度まで各場26人ずつでありましたが、これが南部で39人、北部で39人、1場分の26人の半分の13人を各場に配置した。これは 1.5倍になります。

 それから、ここが問題です。細かく検討すると嘱託パートです。平成12年度までは各場4人ずつの12人おりまして、1人ずつ減らされて南部で3人、北部で3人、12人から一遍に6人になってしまった。半分に減らされた。ボイラー技術士と事務職員が全体として10人から8人、次に栄養士は嘱託パート2人を含んで、これまでの総勢15人から12人、この数字は間違いありませんね。



◎教育長(馬場康雄君) 

 平成12年度までの3場体制から、13年4月から2場体制になりました。その時点で今、議員言われました数字で間違いございません。



◆32番(小島尊司君) 

 学校給食調理場にこういう変化が出ました。この変化については、当然労働条件の変化にもつながるわけでありますけれども、そういう点では職員労働組合との何らかの協議と何らかの取り決めがされたことはありますか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 職員労働組合とも協議をし、当然、人事課を通して了解を得て実施いたしておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 一応組合合意になっていますね。それを前提にしますけれども、よく調べてみると最近給食がうまくなくなったということを私は聞いています。5月中旬にある中学校へ行って、給食を呼ばれました。そのときは私はいつものようにうまいと思いました。学校給食も変わったな。戦後の脱脂粉乳のミルクと運動場でとれたサツマイモをゆでたもの、進駐軍からの調達物資で缶詰のどろどろになったみそ汁だけの給食を食った私から言えば、昭和46年に議員として出てきて、最初の施設見学で給食センターで呼ばれた給食は、こんなにもうまくなったかと。以来、私は言ってみれば給食ファンになっております。

 しかし、その給食が最近うまくないという評判が出てきているのです。私は10日に 192円払って呼ばれました。そのときは、余りおなかもすいてなかったせいもあるだろうと思うんです。ソフトめんだったんです。カレー煮のスープにそのソフトめんを入れて食べる。私は小学校用だったんですけれども、隣の課長が一緒に食べていて、「このソフトめんというのは子供たちに人気があるのですよ」と言われましたけれども、心なしか5月にある中学校で呼ばれた給食よりは、率直に言いまして余り食欲をそそらなかったのです。

 忙しい中を調理員が2人、センターの食堂で忙しく食器などをちゃんとそろえてやってくれましたので、私は黙って課長と2人で食べておりましたけれども、余りうまくなかったんです。むしろ、ある中学校で呼ばれたときは、これは米飯だったから、そういう違いはあるけれども、そんな感じを率直に受けました。

 私は一部の調理員からも直接聞きました。やはり労働条件と労働時間が給食のうまい、まずいに微妙に関係しているなということがわかりました。

 始業は8時30分です。それで、つくって各校に搬送する1回目は10時過ぎ、2回目は11時前後、3回目の最終は11時30分です。だから、各校へ搬送するために、給食は全体として11時過ぎまでには全部完了しなければ最終の11時30分には間に合わないということです。ここに大きな変化があるのです。助役さん、察しがつきますか。3場時代にはなかった。14かまが南北でそれぞれあるのです、28かま。7かまは二度がまです。こういう変化は教育長、御存じですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 私どもの把握では、14かまあるうち2かまのみが2回調理していると把握しておりますので、よろしくお願いします。



◆32番(小島尊司君) 

 半分は間違いなかったはずです。2かまではないのです。いずれにしても二度がまなんです。3場時代にはなかったんです。だから、ここだけ見ると労働量は実質 1.5倍になります。

 食数の増加に伴って、職員配置を 1.5倍にしたからといって、二度がまは実質 1.5倍の労働量と、2時間30分の間に一定量が 1.5倍にふえれば、時間的な制約にとらわれるということは当たり前ではないですか。だから、これがやはりおいしいはずの給食がまずくなった原因だと思います。いかがですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 議員がおっしゃいます、給食がうまくなくなったということはどこから出たのか、ちょっと私は把握しておりません。昨年度におきまして、2場化になってからですが、1年行ったわけですけれども、試食会を保護者等の参加で59回行いまして、 2,508人の方に試食をしていただいております。大人の味かもしれませんけれども、大変おいしいということで御好評をいただいております。

 それから、先ほどちょっとお話がありましたソフトめんでございますが、二、三年ほど前に子供たちのそういう好みの調査をしたものがございまして、御飯、パン、ソフトめんで、中学生は御飯が第1位で49%、ソフトめんが33%、パンが18%ということですが、小学生になりますと、ソフトめんが49%、御飯が33%、パンが18%と変わっております。私自身もずっと給食を食べてまいりましたが、大変個人的な好みですが、ソフトめんはちょっと苦手でございまして、御飯になるとうれしかったものであります。

 ですから、多少好みの問題もございますので、味つけの問題とはちょっと違うのではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 せっかく現地の課長がつき合ってくれたので、私は黙って食べましたけれども、ある中学校で食べたときの雰囲気からして、そういう感じを率直に持ちました。

 調理場という職場の性質上、職員衛生管理上、いささかのミスも許されない特殊性を持っています。これまで取りざたされるような事故もなかったことは事実、それだけやはり関係の職員が精魂込めて、衛生管理上から神経を使いながら給食づくりに励んでくれたたまものだと思います。

 しかし、1日がそれで終わりかといったら、今度は野菜を中心とした翌日分の準備が、朝の始業時から始まっているのです。課長に聞いたら、1人でも手が余っていたら、すぐ翌日分の野菜の準備にかかっている。なるほど私が実際見たのは、4人の調理員さんがせっせと翌日分の準備をする。それから、北部へ行ったら、これもまた翌日分を3人だったのですが、そういう状態です。そして、これがまた1日じゅうかかるんです。そうすると、たった3人といえど、嘱託パートの臨時職員は、まだ忙しいさなかの2時30分に「お先に失礼します」という状態だと、2時30分を過ぎると、今度は目いっぱい5時まで3人のパートさんの分まで調理職員の肩にのしかかってくる。これは言いようのない重労働です。

 だから、私は現地を見て、なるほどうわさにある、まずくなったという給食の意味がわかるような気がしました。

 だから私は、二度がまは、かまをふやしてでもやめてほしい。これは焼け石に水かもしれませんけれども、2時30分からのパートさんが引き揚げる後の時間の補充を直ちにやってもらわないといけない。でき得ればもっと職員を、単純に 1.5倍になったから人員を 1.5倍というのは、これは計算上成り立っても、既にこれまで3場時代から労働強化というのは、そうやって強いられてきているわけですから。おまけに3場時代にはなかった二度がまが出てきた。全くこれは余分な労働量を使うことになるのです。私はそう思いましたけれども、いかがですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 議論が、うまくない問題と労働上の問題と調理場の問題、さまざま入っておりますが、まず、おいしいかおいしくないかにつきましては、私どもの把握では昨年度1年間やってまいり、また、今年度もスタートしておりますが、これまで献立作成委員会を毎月開いておりまして、各学校の給食主任の代表者が出て、さまざまな声を受けとめて、その委員会に反映して献立作成をしております。その際、そういうようなことがあれば当然出てまいるわけでございますが、そういう話を今のところ聞いておりません。大変おいしいという形で伺っております。

 先ほどのソフトめんの問題で多少好みの問題もございますので、私自身も先ほど言いましたように余り芳しいことではないですが、ソフトめんは余り好きではありませんでしたので、昔からおいしいと感じないと思っておりましたので、現在もそんなに変わったとは思っておりません。

 いずれにしましても、現状、先ほど申しましたように試食会の参加の方やあるいは学校現場の給食主任等々からも聞きましても、味覚の問題については順調に給食はおいしいなということで聞いております。とりわけ、ひじきだとかワカメ御飯だとか、この前も市長と試食会にお邪魔して食べさせていただきましたけれども、そのときも大変おいしいと思って食べました。

 給食がうまいかうまくないかの問題につきましては、今後も子供たちのアンケートを一遍とるなり調査をしていかなければならないと思っております

 それから、二度がま云々の問題で、それでうまくなくなったのではないかという指摘であります。なかなかそれは、ちょっと見解の相違といいますか、私どもはうまいと感じておりますので、そのことが原因なのかどうかということについては、今のところ順調に来ていると思っております。

 ただ、先ほど調理場の問題で労働強化ではないかというようなお話でございますが、全体の勤務時間は不変でございます。先ほど議員からもお話がありましたが、技能員、調理員、また栄養士等々本当に職員全員が一生懸命やって努力をしてくれて、安全でおいしい栄養価も高い給食を提供してくれると思っております。

 また、何か問題点があれば、学校給食課長を通していろいろと努力をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 献立の問題が言われました。残菜の量が多過ぎると思うのですけれども、教育長、どう思っておられます。



◎教育長(馬場康雄君) 

 残菜の量も率直に言って多い、少ない、いろいろあります。トータルで平成13年度ですと17万 4,982キログラム、1人当たりにしますと1日1食34グラムという形になります。1食が大体 340グラムですので、残菜がほぼ1割出ているということです。9割は食べていて、1割残しているということでございます。

 平成11年度に残す理由ということでアンケート調査をしておりますが、小学生で一番大きな理由は嫌いだからが36%、量が多いからが29%、それから中学生でやはり第1位が嫌いだから49%、量が多いからが29%でございます。やはり、子供たちの嗜好の問題も確かにございます。御承知のように食教育も必要だと強く叫ばれておりますが、子供たちの食の偏りが出ておりまして、自分にとって嫌いなものは食べないというような子供たちがふえております。そういうことを踏まえまして、いろいろと工夫をして、少しでも残菜量を減らすような努力をしております。

 今年度もこれまでのパンの種類をさらにふやして4種類から12種類にふやしました。これがいいかどうかは難しい問題がございますが、ロールパン、チーズロールパン、クロスロールパン、かぼちゃロールパンとか、さまざまなパンをふやしました。めんも3種類から5種類にしております。中華めん、チャンポンめん、きしめんとか、さまざまございます。

 それから、量が多いからということがありましたので、中学校の御飯の量を10グラム減らして90グラムにいたしております。それから、中学校のソフトスパゲッティ式めんもやはり20グラム減らして 100グラムにする等改善の努力をいたしております。本市の給食の内容につきましては、栄養士もかわってきておりますので、それぞれプライドを持って仕事をしているわけですから、なかなか難しい面がございますけれども、非常に本市の給食はおいしいと聞いております。

 ですから、残す量につきましては、大変多いわけですが、指導の問題も多々あるかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 相当きめ細かく献立づくりをやる必要があるのではないか。これは形式的かもしれませんけれども、全校に給食主任の先生がおられるのです。年2回給食主任者会をやっているようです。私は回数をふやせばいいとは思いませんけれども、1年3学期あるわけだから3回ぐらいはやって、子供の食動向をいかに正確に掌握するかという点に相当注意を払う必要があるのではないか。これは、野方図に子供の好きなものを与えることでは決してないと思う。中には「給食の献立は先生好みではないか」という陰口をたたかれる面があるようです。実際に私は聞きました。

 それこそ学校給食は教育の一環なんです。学校給食の教育的な立場の発想が今必要ではないか。だから、好き嫌いはあっても、嫌いなものをちょっとしたきっかけで好きになったと言えないまでも、食べるようになった例は幾らでもあるはずです。もちろんこういうことは学校でいつも努力をされているだろうとは思いますけれども、この点からいけば、私どもは戦中戦後、食を選んでいたら何も食べるものはなくなるのです。その当時の習性がいまだに残っていますから、どこへ行っても、出されたものは、口に入るものはすべて平らげる、古いといえば古い人間だけれども、そういうことから考えると残菜の量というのが非常に多いのではないかなと思います。いかがですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 まず、献立でございますが、かなり子供たちの食動向を踏まえた上で立てていると思います。先生好みというお話がございましたが、私は逆に本当に子供たち中心で、もう少し職員のことも考えてほしいと思ったこともございます。といいますのは、子供たちは9年間だけれども、我々は30年、40年食べます。どちらかというとやや子供向きで大人には向かないのではないかといつも感じておりました。

 平成11年度の調査でも、好きなおかずの第1位、小学生はカレー、2番目タコ焼き、3番目ジャガイモのベーコン焼き、中学生の第1位はジャガイモのベーコン焼き、カレー、照り鳥、何かほかの調査で見たのですが、やはり中学生ぐらいに聞きますとカレーライスとハンバーグがやはり多いということです。そこで嫌いなおかずの第1位は小・中学生ともサラダであります。小学校の第2位は八宝菜、第3位がイカフライ、中学校の2番はビーンズサラダ、3番は昆布巻きのてんぷら、嫌いな食材の第1位は小・中学生ともピーマン、第2位は小・中学生ともグリーンピース、第3位はしいたけであります。それで、これは非常に教育的な問題で、こういうことについては何とかして食べやすいようにしようとか、そういう調査を踏まえた上で努力をしているわけですので、今議員からいろいろ御指摘を受けましたけれども、やはり子供たちの好みに合わせながらも、やはりピーマン、グリーンピース、しいたけというのは非常に栄養価のあるものでありまして、これをどうやって食べさせていくか、非常に苦労しているのが実情でございます。

 ですから、先生好みというよりは、むしろそれをどうしていくかということで大変苦労していることも御理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 わかりました。

 そういうことはみんなでよく考えて、残菜を見ているとつくづくおしいなと思うのですよ。おかげで現在は残菜を豚が食べてくれるわけでありますけれども、これも長続きしません。一時は20軒もあった養豚農家が今では3軒か4軒でしょう。もう先は見えてくるのです。では残菜をどうするのか、この処理に困るのです。

 私は南北の調理場へ10日に行きましたけれども、北部で残菜の処理を見ていました。1人平均1日の残菜は34グラム、これは水分も入っているということを課長に聞かされたのだけれども、実際見たら、水分は入っていないのです。水気を抜いてドラム缶の中に入れられるわけですから、34グラムというのは、食べ物の正味で出ているわけですから、1割というのは、やはり私は多いと思います。

 私は当日見受けなかったけれども、現場の調理員の声を聞きますと、その残菜の仕分け、残菜の中にビニールの袋が平気で入っていたり、時には、はしまでその残菜と一緒に入っているというようなときもあるようです。やはり残菜の仕分けなどは、現場の先生の教育が必要ではないですか。だから、これはよく注意をしていただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 残菜の中にビニールやはしが入っていたということは本当にとんでもないことでありまして、子供たちの指導をしっかりしていかなければならないと思います。

 率直に言って、現場のことを思いますと大変だと思います。給食中の教員はてんてこ舞いでありますので、現場への先生の指導が必要だということにつきましては、毎日そういう仕分けについては給食主任等から連絡がありまして、用紙も配られたりして、そのとおりやっているわけですが、四六時中子供を見ているわけにはいきませんので、どうしても食間のところにいれば、こちらがだめということもございます。

 いずれにしましても、現場でどんなふうにきちっと指導できるか、また十分研究して、少しでもそういうことのないように指導してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



○副議長(細谷正明君) 

 本日の会議は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。



◎市長(谷一夫君) 

 大体の論争は片がついたような気がいたしますが、私も給食がうまいかまずいかについては一言言わせていただきたいと思います。

 平成11年から毎年1月に学校給食を食べる会がございまして、4回食べました。先日も6月3日だったと思いますが、地場の大根を使った給食を食べようということで小学校にお邪魔いたしまして、都合5回給食をいただいております。

 毎回私だけではなくて、教育委員初め、第三者の方が一緒でございますが、全員口をそろえて、「こんなにおいしい給食なのか」と皆さんが感激をされるわけでございまして、大体小島議員と同年配の方が多うございますので、多分昔の給食と比べてということだと思いますけれども、いずれにしましても大変おいしいという評価をいただいております。

 特に先日の6月3日には照り鳥というメニューが出まして、チキンの照り焼きでありますが、これは本当に町のレストランで出しても十分売れるだろうというぐらい本当においしかったです。

 そういうことで、調理師さん、栄養士さんの大変な御苦労に私は大変感謝をいたしておりますので、一言つけ加えさせていただきたいと思います。



◆32番(小島尊司君) 

 パンがそのまま手もつけられずに残されて、ビニール袋に入れられてくるということもしょっちゅうのようです。この辺も現地では十分に気をつけなければならない問題だと思いました。

 問題は残菜、残飯のこれからをどう考えているか。聞きましたところ、消滅型を考えられておるようです。そうすると、消滅型は下水道を使うのです。一般家庭から出る排水とは性質が違って、いろいろと予測のできない問題が出てくるような気がするのです。いかがですか。



◎水道事業等管理者(江崎義彦君) 

 確かに下水道へそういった残飯とか、いろいろ流されるということがすごく問題になるわけです。いま一つありますのが、ディスポーザーというものがございまして、そういう残飯等を細かく砕けばいいだろうということで、そういうのを取り入れてやられる民間の給食会社なんかもあります。そういうものは非常に下水道に対して悪いものになりまして、それぞれ流れてきたものがきれいに処理できないという状況も出てきますので、今後ともそういうことが問題になってくると思います。十分気をつけてやっていただきたいと思っております。



◆32番(小島尊司君) 

 そういう意味では渡りに船みたいな形の環境循環型農業試験事業というのが、きちっと計画を立てられて、既に一部実施をされているのです。これは生ごみ堆肥化試験及び栽培試験、そのほかせん定枝葉チップ堆肥化試験がありまして、事業主体は一宮地域環境循環型農業研究会です。これは私は卸売市場へ行って、去る3月定例会当時の経済衛生委員会に資料として出されたものでありますから、御存じの方も多いようです。

 既に、大型堆肥製造機を備えて、また堆肥製造機のところまで運んでいく、下沼3、4町内会とか、あるいは一般家庭50戸とか、既に実施をされているのです。市の公共施設としては、市民病院と給食センターを除いて、この大型堆肥製造機へ残飯、残菜が運ばれていって堆肥化をされるようになっています。

 市の公共施設としては市民病院と給食センターだけが、養豚農家に現在は搬送して、その養豚農家の豚のえさに提供されておるのです。

 しかし、今言いましたように、養豚農家の方々にも非常に厳しい条件が降りかかっている状況ですから、当然この残菜の処理を考えなければいけないと思っています。1つの流れを言いますと、大型堆肥製造機で堆肥をつくって、そして、花苗、ナス、ネギ、キャベツ、ホウレンソウ、春大根、秋大根、これだけが具体的に栽培試験の段階にあるわけです。一宮タイムスにも出ました市長の給食交歓会、これはここの事業主体の関係者が地場産物を学校給食にということで、西成東小学校で給食交歓会がやられたということです。

 私もうっかりしておりましたけれども、もう20年にもなると思うのですけれども、地場産物を学校給食の食材に使う、そういう意味では当時第2給食センター、今の南部調理場の隣合わせの浮野養鶏場の卵が1つも来てなかったのです。市内の子供たちの給食に供されてなかったのです。そういう事態の中で、なぜ、あの浮野の卵を給食に使わないのかとやった覚えがあるのです。いつからかは知りませんけれども、今、学校給食の卵はすべて浮野の「うきうき卵」を採用されているようで、非常に感慨無量な感じを持っております。

 課長と話をしている中で、堆肥にしても量が多いから大変ではないかと危惧をする気持ちがありました。しかし、市場の当局者に聞いてみると、どれだけあってもいい、量は問わないということを聞きまして、だから私は消滅型ということで、あえて下水道当局も懸念をされている予期しない特別な問題が出る前に、すっきりと循環型に切りかえて、栽培試験でやられる地場産物をすべて学校給食の食材に採用する。残菜から始まってまた給食に帰ってくるということはどうですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、給食の残菜が非常に多いということで、それをどうするかということでいろいろと御提言をいただきました。今のところ、地場産の野菜等をできるだけ一宮の子供たちに食べさせたいということで、まだ緒についたばかりでございますが、この3月には地場産のネギを実施させていただいて、まず、毎学期1回程度でも地場産の物を少しでもというような思いで、今後努力してまいりたいと思っております。

 今の残菜のことでございますが、環境循環型農業試験事業とタイアップして、どうしていくかというようなことも大きな研究課題だと思っております。いずれにしましても、これだけの大きなものを子供たちの教育的な問題から見ても、あるいは現実的な問題から見ても、非常に環境問題として大事だと思っております。今後、研究課題として早速取り組んでまいりたいと考えております。

 なお、先ほどビニールとかはしとか、残菜の中に入っているという問題もございます。このことにつきましては、一度学校関係でいろいろと検討し、そういうことのないようにしてまいりたいと思います。

 学校現場では、率直に言いまして、学校給食の時間が一番忙しいわけでありです。私自身の体験で言いますと、給食のない時代はほぼ弁当ですので、20分ぐらいで済んで、あとは子供たちも30分以上遊べたわけですが、今は大体小一時間は教員にとっては一番緊張する時間になっております。といいますのは、食に関することでありますので、安全に対する配慮、あるいはしつけの指導、残菜のさまざま仕分け等々で大変でございます。そういう現場の状況も見きわめた上で、どう対応していったらいいかということについても研究してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 給食時間が学校現場では一番忙しい。それをつくる調理現場もさらに緊張と忙しさがあるということを肝に銘じてほしい。その上で、そういう実態を善処してほしいと思います。学校現場で給食時が一番忙しい。学校事務員を引き揚げる、用務員をパート化する、これは返す返すも将来に汚点を残すことではないかと思っております。

 いずれにしても、この残菜処理について言うならば、消滅型は考えませんか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 いずれにしましても、さまざまなことにつきまして一度検討し、総合的にどうしていくかということを考えてまいりたいと思います。今のところ、これにするという形ではまだ回答できませんので、よろしくお願いいたします。



◆32番(小島尊司君) 

 地場野菜を採用することはいいですね。



◎教育長(馬場康雄君) 

 先ほどもちょっと申し上げましたが、地場野菜につきましては、まず、学期に1回ずつ指定して今のところ進めてまいりたいと思っております。率直に言いまして、費用の問題もございますので、現在入札でやっております。したがいまして、どうしてもほかの材料が入ってまいって、その方が安いということもございますので、当面は学期に1回ずつ指定させていただいて、少しでも地元の野菜を一宮の子供たちに食べさせてやりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



◆32番(小島尊司君) 

 私の思いとしまして、我がふるさと一宮の大地でとれた野菜を給食に、残菜の処理をめぐって、そんな思いをめぐらせているわけでございます。

 ぜひそういう点で、今まで本当に給食がうまくなったなと思っていたやさきに、そういうことも取りざたされたので、これはと思ってきょうこの質問を取り上げたわけでございます。いずれにしましても、いろいろな条件はあろうかと思いますけれども、改善すべきは1つ1つ改善をし、そして本当に楽しく、おいしく食べられる給食の実現をお互いに目指していきたいと思っております。

 次の質問に移りますが、生活資金融資制度についてでございますけれども、融資限度額の20万円は、市が業務委託しております社会福祉協議会の生活資金融資制度であります。

 これはいつ創設されましたか。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 生活資金でございますが、創設は昭和54年1月でございます。



◆32番(小島尊司君) 

 昭和54年1月といいますともう23年前です。当初から限度額は20万円だったです。最近の具体的な事例からいきますと、前々からも限度額20万円では、つなぎ資金にしても、事と次第によっては非常に物足りないなという感じを持ってまいりました。最近、市内の大手の染色会社が倒産したのはいつだったですか。



◎経済部長(篠田惇君) 

 3月18日でございます。



◆32番(小島尊司君) 

 あそこの下請の工賃は20日締め切りです。倒産が3月18日でしょう。そうするとその月も含めて2カ月間の工賃が不払いなのです。その2カ月間の工賃不払いは、額にすると約70万円ある。こういう事態の中で、この生活資金融資制度を申し込みされたわけです。

 もう一つは、県社協がやっている生活資金の10万円は、一宮市社協が窓口になっておりますけれども、この併給をお願いしたら、併給はできませんという返事だったのです。

 単純にいって70万円の工賃不払い。その中で社協の20万円と県社協の10万円、70万円の半分にも満たない30万円だけれども、なぜそれができないかということなのです。お答えください。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 お答えします。

 一宮市社会福祉協議会が支給しております生活資金と県社会福祉協議会の生活資金の併給でございますが、これはできないわけでございますが、県社協の貸付金はこの生活資金のほかに8種類ございます。この中で、目的がいろいろと分かれておりまして、生活資金以外につきましては併給が可能でございますが、県社協の生活資金につきましては、正業を営みもしくは就職するために必要な知識、技能を習得している期間中6カ月間、月額6万 8,000円が貸し付け可能でございます。したがいまして、一宮市社協が行っております生活資金は20万円でございますが、これとは別個の県社協が行っております生活資金を借りていただければ6万 8,000円を6カ月間借りていただけるということでございます。

 それから、法令等で技能とか知識を習得するために必要な期間が6カ月を超える場合がございます。こういった場合につきましては、6カ月以上の期間が可能でございまして最長で3年でございます。このようになっておりますので、よろしくお願いします。



◆32番(小島尊司君) 

 そうすると、県社協の生活資金の併給はできないけれども、そのほかは併給できるということですか。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 お答えします。

 結論から申しますと生活資金同士では併給できません。一宮市社協の生活資金と併給できますのは、県社協の更生資金とか障害者更生資金、福祉資金とかがあるわけでございますが、生活資金以外の7つの貸付金につきましては併給が可能でございます。

 したがいまして、先ほど私が申し上げましたのは、20万円以上になります県社協の貸付金を御利用していただくのがいいのではないかということで答弁したわけでございます。



◆32番(小島尊司君) 

 だから、生活資金としては併給が難しい。だから、一宮市社協の20万円の生活資金限度額をもっと上げてほしいというのがきょうの質問なんです。

 なぜかといいますと、融資を受ける方は20万円でもありがたいんですが、20万円限度額いっぱい借りる時点では、その20万円は瞬く間に出ていってしまう。ということは、それだけ実情は支払いがたまっているということでもあるのです。20万円借りても、もう明くる日、それこそ20万円は全部、これまで支払いがたまっていたところに出ていく。これは別にサラ金とかというものではないのです。普通に生活したって、やはりたまってくる。その借金だけで目いっぱいだ。だから、生活資金としての役割を果たさないものであるからこそ、この限度額を50万円なら50万円、もっと引き上げていただくことはできないかということなのです。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 お答えします。

 生活資金の目的でございますが、あくまでも不時の支出とか一時的な収入減によりまして生活に困ったり、資金の貸し付けと援助指導によりまして、経済的自立ができる低所得世帯とか身体障害者世帯、高齢者世帯等でございます。したがいまして、この20万円が低いか、多いかというのは別にしまして、今のところでは私どもとしましては、一時的な収入減によります補てんということで、20万円でいきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。



◆32番(小島尊司君) 

 くどくどと言いたくありませんけれども、一時的なつなぎと言ったら、今言ったように20万円借りたときは、もう支払いがたまってしまっている。それでは、一時的にしろ、これまでたまった支払いをこの20万円で返す、それだけなんです。それ以後どうするか、生活に困らなければならない人が大体借りるのです。また、そういう人が対象になっている。

 やはりこの限度額を引き上げるに当局として引っかかっているのは焦げつき問題だと思うのです。確かに焦げつきはあるだろうと思うのです。どれだけありますか。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 未償還残高でございますが、現在のところ、 111件で 1,599万 3,000円でございます。



◆32番(小島尊司君) 

 23年間で 111件、 1,599万円余。これは多いと言えば多いけれども、23年間かかってこれだけですから、その点はもっと市民の生活実態、また急な変化による生活困窮という実態を思いやったらと思うのです。

 もう一つは、生活資金について言うならば、運用資金の原資は 1,800万円です。だから、この原資をもっとふやしてでも限度額を引き上げてほしいというのが私の本当の気持ちなのですが、どうですか。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 お答えします。

 再度の答弁でございますが、実は昨年の12月補正において生活資金につきましては原資を 300万円増額したわけでございます。したがいまして、現在のところは20万円を限度額としていきたいと考えてますので、よろしくお願いします。



◆32番(小島尊司君) 

 堂々めぐりみたいになってしまいますけれども、もともとこれを創設した、要するに低所得者の生活の変化によって生活資金を援助するという出発点に立つならば、私は原資を1億円ぐらいにふやしてでも、そういう低所得者の生活困窮の実態にこたえるというのが本来ではないかと思うだけに、だめだとは思いつつも執拗に迫るわけです。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 お答えします。

 今回の染色会社の倒産に伴うお方につきましての救済の方法でございますが、1つ方法としましては、先ほど申しました県社協の貸付金以外に離職者支援資金という制度がございます。これは、廃業届、失業の届けが必要でございますが、この離職者支援資金でございますが、月額20万円で1年間の貸し付けができるものでございます。これにつきましては社会福祉協議会で受け付けを行っておりますので、よろしくお願いします。



◆32番(小島尊司君) 

 これは国の制度ですね。県が窓口になっていますか。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 そのとおりでございます。

 国の制度でございまして、県社協の委託を受けまして、一宮市社協でやっております。



◆32番(小島尊司君) 

 これはたしか金利年3%で、月額20万円借りられる。これはこれとして、やはり利用できる面は大いに利用していただく。しかし、何カ月後となるとそれだけ金額も大きくなります。だから、借金の支払いの方も大変になってくる面があるわけですから、私はこういう他力本願ではなくして、市の方で何とか独自の道を切り開いてもらえないかというのがきょうの質問なのです。

 これもいいですよ。月額20万円ずつ借りられるのは期間はどのくらいですか。



◎市民福祉部調整監(真野幸雄君) 

 離職者支援資金でございますが、1年間でございます。



◆32番(小島尊司君) 

 そういう点では、離職者となるとこれまた対象が限定されてくるわけでありますから、そういう点ではきょうは何とかいい返事ももらいたいなと思ったけれども、余り受け入れてもらえそうにもないんですけれども、いずれ考えてもらわなければならないときが、近いうちに来ると思います。

 また次にやる場合もありますので、その辺をきちっと心づもりをしながら、心構えなどを決めていただかないといけないと思いますので、どうぞひとつ真剣な検討を要望いたしまして、本日の一般質問を以上で終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○副議長(細谷正明君) 

 お諮りいたします。

 議事の都合により本日はこの程度にとどめ、明日午前10時より会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。

         (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

 本日はこれをもって散会いたします。

                             午後5時28分 散会