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愛知県 一宮市

平成13年  6月 定例会 06月15日−04号




平成13年  6月 定例会 − 06月15日−04号







平成13年  6月 定例会



             議事日程(第4号)

                     6月15日(金曜日)午前10時 開議

 1 一般質問について

 2 報告第12号 専決処分の報告について

 3 報告第13号 平成12年度愛知県一宮市一般会計継続費逓次繰越額の報告について

 4 報告第14号 平成12年度愛知県一宮市一般会計繰越明許費繰越額の報告について

 5 報告第15号 平成12年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計繰越明許費繰越額の報告について

 6 報告第16号 平成12年度愛知県一宮市水道事業会計予算繰越額の報告について

 7 報告第17号 平成12年度愛知県一宮市下水道事業会計予算繰越額の報告について

 8 報告第18号 財団法人一宮市学校給食会の経営状況の報告について

 9 報告第19号 一宮市土地開発公社の経営状況の報告について

10 報告第20号 財団法人一宮市民会館管理公社の経営状況の報告について

11 報告第21号 財団法人一宮スポーツ文化センターの経営状況の報告について

12 報告第22号 一宮地方総合卸売市場株式会社の経営状況の報告について

13 報告第23号 財団法人一宮地域職業訓練センター管理公社の経営状況の報告について

14 報告第24号 財団法人一宮地域文化広場管理公社の経営状況の報告について

15 報告第25号 財団法人一宮スポーツ施設管理公社の経営状況の報告について

16 報告第26号 財団法人一宮市ききょう会館管理公社の経営状況の報告について

17 議案第40号 平成13年度愛知県一宮市一般会計補正予算

18 議案第41号 平成13年度愛知県一宮市印田第1土地区画整理事業特別会計補正予算

19 議案第42号 平成13年度愛知県一宮市水道事業会計補正予算

20 議案第43号 一宮市萩の里特別養護老人ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

21 議案第44号 一宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

22 議案第45号 一宮市非常勤消防団員にかかる退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について

23 議案第46号 訴えの提起について

24 議案第47号 特例市の指定に係る申出について

25 議案第48号 市道路線の廃止及び認定について

26 承認第2号  専決処分の承認について

27 承認第3号  専決処分の承認について

28 承認第4号  専決処分の承認について

29 承認第5号  専決処分の承認について

30 議案第49号 環境センターごみ焼却施設定期修繕工事の請負契約の締結について

31 請願書(第17号・第18号)について

32 陳情書(第22号〜第26号)について

出席議員(34名)

   1番  太田文人君          2番  谷 祝夫君

   3番  瀬戸三朗君          4番  若山金茂君

   5番  小島 薫君          6番  原  勲君

   7番  尾関宗夫君          8番  服部修寛君

   9番  伊藤勝朗君         10番  古田芳子君

  11番  松井哲朗君         12番  浅井俊彦君

  14番  渡部 昭君         15番  小澤達弥君

  16番  中村欽哉君         17番  野田 実君

  18番  渡辺宣之君         19番  黒田徳已君

  20番  板倉正文君         21番  倉石義夫君

  22番  末松光生君         23番  野村直弘君

  24番  木村貞雄君         25番  神戸秀雄君

  26番  水野治一君         27番  林 光男君

  28番  浅野忠義君         29番  吉田勇吉君

  31番  横井俊一君         32番  梶田信三君

  33番  小島尊司君         34番  伊藤 俊君

  35番  細谷正明君         36番  浅野貞一君

欠席議員(1名)

  13番  稲葉富一君

欠番

  30番

説明のため出席した者

  市長         谷 一夫君

  助役         長尾博之君

  収入役        赤堀正弘君

  市長公室長      橋本博利君

  総務部長       木村謙一君

  市民部長       酒井孝嘉君

  環境部長       伊神利昌君

  福祉部長       真野幸雄君

  経済部長       篠田 惇君

  都市開発部長     渡辺秀雄君

  土木部長       脇田東吾君

  建築部長       高坂 勲君

  教育長        馬場康雄君

  教育委員会事務局長  長谷川美昭君

  水道事業等管理者   江崎義彦君

  消防長        棚橋 進君

  市民病院事務局長   川瀬正二君

  市民部次長      伊藤正博君

  環境部次長      石黒久伴君

  福祉部次長      神野重雄君

  経済部次長      伊藤徳義君

  都市開発部次長    宮田幸男君

  建築部次長      田中 学君

  下水道部次長     伊坂国男君

  消防本部次長     柿原史郎君

  市民病院事務局次長  野村秀樹君

  市民病院今伊勢分院

             石原幸市君

  事務局次長

事務局職員出席者

  議会事務局長     内田 充君

  議会事務局次長    真野 要君

  議事調査課長     後藤俊彦君

  議事調査課長補佐   岩田義和君

  議事調査課議事係長  岩田貞二君

  庶務係主任      岩田光弘君

  議事係主任      中村高規君

  調査係主任      大塚 孝君

  主事         加藤正樹君

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                             午前10時1分 開議



○議長(浅野貞一君) 

 ただいまの出席議員、31名であります。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって御報告にかえます。

 これより日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

 通告順により、順次発言を許します。

 19番 黒田徳已君。



◆19番(黒田徳已君) (登壇、拍手)

 お許しをいただきまして、ありがとうございました。

 通告順に従い、一般質問を行ってまいります。

 日ごろ市長を初め市職員におかれましては、厳しい社会状況の中、日夜を問わず市民生活の向上、福祉の充実、安全安心のまちづくりに御努力をいただき、心から感謝申し上げます。大変に御苦労さまでございます。

 過日、アールヌーボー展開催中の文字に引かれ、久しぶりに上野の東京美術館を訪れました。平日というのに人、人、人、その多さに驚きました。人気の高さを物語っていたようです。アールヌーボーの世界の芸術家たちの作品の源泉は自然と変化と自由であり、極限まで追求された美の世界は、まさにどの作品にも現代人に文明の命の隔世を告げるシグナルのように見えてなりませんでした。まさしく「故きを温ねて新しきを知る」とはこのことかと思った次第であります。

 さて、今回の私のテーマは「ボトムアップ一宮」であります。

 地域における政策決定をボトムアップに求めるものであり、その実践こそ21世紀のキーワードではないかと思います。

 それでは、質問に入ってまいります。

 (1) JR尾張一宮駅の建てかえについてお伺いいたします。

 この件については、再三再四、切りがないほど今まで駅ビルの建てかえ構想について、私見として質問、提案を重ねてまいりました。また、議会を初め当局、各種団体のJR東海への陳情に対して、心から敬意を表します。

 さて、時代も21世紀に移り変わっております。私は先ほど申しましたが、今回のテーマは「ボトムアップ一宮」といたしました。一宮市という伝統と歴史を築く基軸として、よいものは残し、スピーディーに進歩していかなければなりません。これからはコミュニティーによるまちづくりが強く望まれております。そのためにはボトムアップによるトップダウンを政策決定の手法として、その重要性がますます行政にも問われることでしょう。

 そこで、表題のJR尾張一宮駅に戻りますが、この建物は市民が自他ともに認める市の玄関であり、市の顔であります。今回は角度を変えてお尋ねいたします。

 ?駅ビルはどのような経緯でいつできたのか、?駅ビルはどこが所有しているのか、?尾張一宮駅及び新一宮駅のそれぞれの1日当たりの利用乗降客数はどれほどか、?今、駅ビルにはテナントが幾つ残っているのか、?駅ビル問題に関してJR東海側はどこが窓口になるのか、?今まで陳情に行かれてJR側はどのような考えを示しているのか。

 以上、6点についてお答えいただきたいと思います。



◎都市開発部長(渡辺秀雄君) 

 冒頭のねぎらいの言葉、本当にありがとうございました。

 まず、1点目の駅ビルの経緯でございます。この件につきましては、戦後間もなく始められました戦災復興の土地区画整理事業なども順調に進む中、繊維都市一宮市の表玄関にふさわしい駅舎建設推進の機運が盛り上がりまして、民間が主体で出資され、当時としては近代的なビルで、昭和26年と昭和27年2月の2回にわたる完成式典が催されまして、誕生したものでございます。

 次に、2点目の現在の駅ビルの所有者の件でございます。建物完成と同時に建物全体が当時の国鉄に寄附されまして、現在はJR東海の所有ということでございます。

 次に、3点目の尾張一宮駅と新一宮駅のそれぞれの1日当たりの乗降客数でございます。両駅合わせまして、1日約8万 1,000人の方が乗降されておりまして、その内訳は尾張一宮駅が約4万 8,000人、新一宮駅が約3万 3,000人でございます。

 次に、4点目の駅ビルの中に入っておるテナントの数でございます。現在1階はゼロ、それから2階は33室のうち16室、次に3階は29室のうち11室が利用されていますので、現在合計いたしますと、27室は使用中でございます。

 次に、5点目の駅ビルに対するJR東海の窓口の件でございますが、陳情、要望の窓口は広報部となっておりますが、実質的な担当は関連事業本部というところでございます。

 最後の6点目のJR側の考え方でございます。以前から今日まで一貫した考え方は4点ございまして、JR東海としてはリニア新幹線の問題、品川新駅の問題、現新幹線の利用客減に伴う収益減、そして名古屋に建設されましたツインタワーズのいずれもの経営の見通しが立たない中、尾張一宮駅の建てかえも改装も同じように考えておりまして、現在の経済状況からしてお金をかけてもどれだけ回収できるのか見通しもなく、現状としては難しいということでございます。

 以上、お答えとさせていただきます。



◆19番(黒田徳已君) 

 いろいろありがとうございました。

 今回はちょっと角度を変えての質問でございますので、次に3点にわたってお尋ねしてまいります。

 先ほどの答弁によりますと、JR尾張一宮駅は昭和27年2月に完成し、築50年を経過いたしております。そこで、お尋ねいたしますが、?建物として問題はないか、?耐震性は大丈夫か、?外面塗装の積算の経緯があると聞いているが、それぞれ御回答をいただきたいと思います。



◎建築部長(高坂勲君) 

 3点ほどのお尋ねをいただいております。それぞれについて順次お答えさせていただきます。

 まず、1点目の建物として問題はないかというお尋ねでございます。この件につきましては、建築基準法の防火避難に関する性能について考えてみますと、防火区画、階段の区画、避難のための階段については現法を満たしております。しかしながら、既存不適格と申しまして、法以前の建物ということで、それ以後法が定められたものでございますが、非常用照明とか、廊下の排煙設備、これらの不備は見られるところでございます。しかしながら、これは改修等で対応できるものと思われます。しかしながら、今後ともこの建物を使っていかれるということであれば再点検だとか、調整、整備、そういうものが必要であろうと考えます。

 また、消防法につきましては、現況消防用設備等は技術上の基準には適合しておりまして、適正に設置されており、消防法第17条3の3に基づく消防用設備等の点検の結果報告書も毎年提出されていると聞いております。

 また、2点目の耐震性についてでございます。耐震性につきましては、今駅ビルは先ほど都市開発部長もお答えさせていただきましたように、昭和26年の建設の建物でございますので、法的な関係については、2回ほど大幅な構造基準改正がされてきておるところでございますので、そのために現在の基準は満たしていないと考えられます。

 次に、3点目の外面塗装の積算の関係でございます。この件につきましては、やはり一宮市の玄関口として美観上外装の吹きかえ等の工事を行おうとしますと、やはり乗降客の人通りの多い場所であるということから、仮設工事については安全上十分な配慮が必要と思われます。

 そこで、その工事費でございますが、外壁の吹きかえと、既設がスチールサッシでございますので、それをアルミサッシに取りかえをいたしますと、おおむね 6,500万円程度となります。また、この既設のスチールサッシはそのままで、塗装と補修及び外壁の吹きかえでございますが、この関係だけでございますとおおむね 3,000万円程度になると思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 以上でございます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ただいま建築部長より、建物についていろいろお答えをいただいたわけでございます。何といっても、築50年になろうとしているような建物でございまして、先ほど答弁にもございましたように、やはり市の玄関口、また市の顔として、果たして現在のJR尾張一宮駅が適当であるかどうかということを考えていった場合、非常に不愉快を感ずる建物の1つではないかなと、私はいつも思うわけでございます。JR東海は、先ほどの都市開発部長の御答弁でございませんけれども、なかなか重い腰を上げないわけでございまして、行政といたしましても、何とか駅ビルの建てかえがしやすいように、やはりこちらからいろいろと企画と申しましょうか、プレゼンテーションをしてみたらどうかということで、大学の構想だとか、高等教育機関だとか、いろいろな提言をさせていただいたわけでございます。

 今回角度を変えてでございますので、私がここで一番懸念するのは、先ほどの都市開発部長の御答弁ではありませんけれども、やはり尾張一宮駅及び新一宮駅、それぞれ1日当たりの乗降客数が尾張一宮駅で約4万 8,000人、新一宮駅で約3万 3,000人、トータルで約8万 1,000人の利用者がいらっしゃるわけでございます。

 それと、建築部長にお答えいただきましたように、耐震性も満足しない、震度どれまで耐えられるのかちょっとわからないわけでございますけれども、耐震性的にも問題がある。そういうことで、一応民間の駅とはいえども、駅というものは公共性を帯びているわけでございますので、もしもの災害等があった場合に、どうなんだということを考えていった場合、いつまでもこのような状態で放置しておくということは、これはもう市民に対しても本当に申しわけないのではないかと思うわけでございます。

 両部長から御答弁をいただきましたので、あとは市長が行政の長として、尾張一宮駅の建てかえについて、JR東海にぜひお願いしていただきたいと思うわけでございますけれども、市長さんの御所見を承りたいと思います。



◎市長(谷一夫君) 

 JR尾張一宮駅の問題につきまして、大変多くの市民の方から御要望、苦情、さまざまいただいております。本当に一言で言って困ったものだと思っております。30万都市と言っていいかと思いますが、これだけの町の駅としてはまことにふつり合いなものでございまして、一刻も早く何とかしてほしいと心から願っております。

 神田前市長さんもJR東海に要望にお出かけになりましたし、私も一昨年伺ってまいりました。先ほど都市開発部長からお答えしたとおり、営利企業である株式会社JR東海として、回収の見込みの立たない投資をすることはなかなか難しいと、そういう一点張りでございます。その中でどう論破していくかということであります。JR側の言い分は駅周辺の開発がもっと進めば当然考えるという言い方でありますけれども、私どもから言わせればJRの駅があんなふうだから、なかなか開発は進まないのだということでありまして、これはお互いに責任をぶつけ合うような状態になっておろうかと思います。

 しかし、新一宮駅側は御承知のとおりきれいになりましたし、今、協議も整いつつありますので、ここ一、二年のうちには東側の広場もきれいになるだろうと想定いたしておりますが、もう周辺がこれでほぼ整備が完了いたしますので、JRとしてそういつまでもほっとくわけにはいかないだろうと私としては思っておるわけであります。

 いずれにいたしましても、もう2年ほど伺っておりませんし、先回伺ったときには高島屋の経営状態がどの程度いくかということを見きわめた上でというような言葉もございました。もうそろそろ高島屋の方も安定してきた時期に入っておろうかと思います。あるいは、先ほど申し上げました駅西広場等の整備が進んだということもございまして、かなり状況が変わってきておりますので、一度近いうちに商工会議所さんとも御相談をしながら、改めてお願いに上がろうというふうに思っておるわけでございます。今後ともよろしく御指導をお願いしたいと思います。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 ぜひJR側に足を運んでいただきたいと思います。

 過日、高島屋の経営に対する数値が出ておりまして、初年度黒字達成で弾みということで、累積損失も59億あったのが一気に50億に減るというような報道も出ておりまして、10年以内にこの赤字を一掃するというふうなことも報道されております。そういうことから、先ほどの市長さんの意を私も了とさせていただきますので、やはり市民の願いはあの駅を何とかしてもらいたいというものでございますので、よろしくお願い申し上げておきたいと思います。

 それでは、(2) の?精神対話士の施策についてであります。

 精神対話士(メンタルリスナー)についてお尋ねいたします。このことについては、平成7年9月議会より再三お尋ねいたしております。当局におかれましては、何なりと認識していただき、調査研究をしていただいていると思いますので、まず御所見をお伺いしたいと思います。



◎福祉部長(真野幸雄君) 

 お答えいたします。

 最近ひとり暮らしの高齢者や子育て不安に陥る母親、それから介護に疲れた家族等の心の支援が必要な方が多くなってきております。孤独感に陥りやすいひとり暮らしの高齢者の相談に乗ってあげたり、子育て不安を抱える母親に子育ての夢を持って、安心して子育てができるような施策が必要であると思っております。

 福祉部で現在行っておりますメンタル事業でございますが、ひとり暮らし老人に対します電話による安否確認や悩み事相談、民生児童委員による相談、ケースワーカーによる相談、ひとり暮らしの高齢者の家庭に昼食を届けて安否確認を行う給食サービス、家庭におきまして要介護者を介護してみえます方の心身の疲れをいやし、介護者が交流を図る家族介護者支援事業、ひとり暮らしの高齢者の家庭を在宅介護支援センターの職員が訪問しまして、日常生活の相談や支援を行います生活管理指導員派遣事業を行っております。

 また、最近子育てに不安を抱えます母親が非常に多くなってきておりまして、子育て支援センターでの相談件数は年々増加しております。さらに、各保育園におきましても、保育士が子育て相談に乗っておるような状況でございます。

 なお、平成14年度から精神障害者に対します相談業務、ホームヘルパーの派遣、ショートステイ、こういった在宅福祉サービスの精神保健福祉業務が県から移譲されまして、福祉部が担当する予定でございます。この事業におきまして、相談者の話を聞きまして、より一層心の支援ができることが要求されますので、職員配置につきまして検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 それなりに福祉部として、この対応をしていただいているような感じもいたします。先行きが不透明な現代社会、心の支えを求める人は世代の別なくふえております。

 こうした中で注目を集めているのが、だれかに話を聞いてほしいと願う人の話し相手を務める精神対話士です。精神対話士の仕事は心に孤独や寂しさを抱えるお年寄りなどに対話を通して安らぎと安心感を与え、前向きに生きる手助けをすることや、病院、老人施設などの法人に至るまで、派遣の要請は年々増加しているとのことであります。さらに、不登校児や被災者の相談にも応じるなど、その活動は広範になっております。

 ところで、精神対話士は末期医療や児童心理などを研究する医師らで1993年9月に設立された民間団体「メンタルケア協会」(本部、東京都渋谷区、市橋保雄会長、元慶応義塾大学病院長)が認定している資格であります。現在精神対話士は全国で約 370人ほどだそうです。年齢は20代から80代と幅広く、資格を取るにはまず協会が開いているメンタルケアのスペシャリスト養成講座を受講(有料)、基礎課程15講座、実践課程7講座、終了後資格取得試験に合格し、協会と業務委託を結ぶようになっております。

 今回の私の質問は精神対話士の養成であります。精神対話士の必要性や心の病について今まで述べております。その人材を養成するため、医療看護の従事者をメンタルケアスペシャリスト養成講座に受講させ、ぜひとも資格を取得させていただきたいと思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 精神対話士につきましては、一部マスコミでも御紹介されておりました。また、市民病院の医師にもいろいろ聞きましたところ、精神的に孤独感や挫折感を持った青少年、あるいは孤独感や喪失感を持ったお年寄り、病人などを介護して精神的に苦労してみえる方、あるいは入院や療養してみえて不安感や恐怖感を持ってみえる方など、対話することにより、いやしと申しますか、その気持ちを和らげてあげるなど、いろいろな方を対象に心を和らげてあげるものであります。また、対象とされる方は精神的な病を持った方ではなく、いわば精神的には健常な方であり、対話でもって治療するのではなく、心を和らげてあげることを使命とされているということでございます。したがいまして、対話を通じて病気の疑いがあれば医師に相談するということになろうかと思います。

 いずれにしましても、現代の複雑な社会の中ではこれからさらに注目される資格ではなかろうかと思っております。現在病院では精神対話士とは違いますが、臨床心理士により、病気やけがなどをしている人への心理的援助を行っております。

 病院における臨床心理士は医師からの指示により、患者さんの心理的要因を客観的に査定する心理検査、あるいは臨床心理士が聞き役的に面接し、患者さんの生活状況や心身の苦痛を語ることにより、心理的障害要因を探っていくということにより、治療に結びつけております。

 かような現状の中におきまして、病院として医療に従事する医師、あるいは看護婦がこの精神対話士の資格を取ることについてですが、最近の医療はインフォームド・コンセント、つまり患者さんと医師など医療人との相互理解により、治療を行うことが大変重要視されております。さらに、市民病院では看護婦による訪問看護も行っております。そんなときに、寝たきりの患者さんは無論のこと、介護していただいている御家族の方とも、看護あるいは看護以外についても、いろいろとコミュニケーションをとらせていただいております。

 このように患者さんと医師、あるいは看護婦とのコミュニケーション、いわばお話をするということは大変重要なことになっております。

 かような状況を見てみますと、将来的に精神対話士の資格を医師あるいは看護婦が取得しておれば、より効果的な治療あるいは看護が行えるということも十分に考えられますので、今後医師あるいは看護婦と将来の医療、看護を考える中で、精神対話士の資格についても研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 再三の質問でございますので、いよいよこの精神対話士がどういうものであるかということを御理解していただいておるような感じをいたすわけでございます。

 私は、確かに医療の分野でなくて、これからは精神の分野が病気の根本原因にもなっているというふうなことをよくお聞きするわけでございますので、ぜひ医療関係のお医者さん、看護婦さんがこのような精神対話士の資格を持っておれば、私は患者さんに対して、一石二鳥的な医療行為であり、精神のケアといいますか、心のケアができるのではないかなと思いまして、ぜひ先ほどの市民病院事務局長の御答弁ではございませんけれども、当市においても資格をぜひ取っていただきたいと思っておるわけでございます。

 次も似たような質問でございますけれども、?の音楽療法の制度化についてお伺いいたします。

 この件につきましても、何回となくお尋ねいたしております。私も春日井市の音楽療法士の御縁でこの音楽療法を体験いたしました。その模様を若干お話ししたいと思います。

 まず、施設でございますけれども、これはお年寄りの方が対象でございました。最初に「こんにちは赤ちゃん」の歌の替え歌で、「こんにちはお母さん、あなたの笑顔、こんにちはお父さん、あなたの優しさ」と歌い始めました。初めはみんなきょとんとしていましたが、何度も何度も歌ううちに、ほとんどの人がうなずき始めました。そして、手づくりで音の鳴るものをつくり、1人1人に持っていただき、リズムに合わせながら、大正、昭和の時代によく歌われてきた歌、季節に合った歌など、歴史をひもときながら歌います。

 障害の症状は1人1人違いますが、無理にそろえる必要はなく、歌おうという気持ちを引き出すことが大事であり、声が出なくても、また手拍子ができなくても体でリズムをとろうとします。やがて、むっつりした顔が笑顔や明るい表現に戻っていく姿を見て、音楽は障害者に何か特別な作用をもたらし、心を開く力があると実感し、涙を抑えることが精いっぱいでございました。

 最後に「さようなら、また会う日まで」を歌い、1時間があっという間に過ぎてしまいました。

 最近のことですが、ある施設長は「音楽療法はよいことがわかっているけれども、どうやっていいのかわからないので、今は皆さんのやることを見よう見まねでやっているんだ」と話していたとのことであります。

 また、ある子供の施設からは、「ぜひうちの施設でもやってくれませんか」との声も聞くようになり、何とかしなければならないと思っていると話されております。人生80年の時代に若さと健康をより健康に保つために、あるいは生まれながらして障害を持つ子供たちに希望と生きがいと勇気を与えるために、ぜひ音楽療法を制度化し、エンゼルプランあるいは福祉プランの中に組み入れて、研究・実施ができる拠点とシステムをぜひお願いしたいと思いますが、当局の現状を踏まえ、御所見をお伺いしたいと思います。



◎福祉部長(真野幸雄君) 

 お答えいたします。

 音楽療法に対します取り組み状況でございます。音楽療法につきましては、平成13年2月23日、特別養護老人ホーム、老人保健施設、在宅介護支援センター、デイサービスセンターなど17施設の指導員やケアワーカー26名を対象にしまして、音楽療法士によります音楽療法教室を開催いたしました。

 音楽療法は、議員おっしゃいましたように音楽特有のリズムが心に安らぎを与えまして、身体機能を活発にさせる効果があるということで、今年度につきましては、この中の3施設におきまして、入所してみえる方を対象に、音楽療法士によります音楽療法を実施すると聞いております。

 以上でございます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。現況についてお伺いいたしました。

 それでは次に、一宮市でも音楽療法士を養成する考えはないか、お尋ねいたします。



◎福祉部長(真野幸雄君) 

 お答えいたします。

 一宮市で音楽療法士を養成する考えはないかとのお尋ねでございます。音楽療養士の養成につきましては、この近辺では岐阜県の外郭団体でございます岐阜県音楽療法研究所がございます。そこにおきまして養成が行われているわけでございますが、養成に至るまでの時間数は 100時間程度必要でございまして、養成期間は1年となっております。

 一宮市で音楽療法士を養成する方法でございますが、一宮市で養成講座を開催する方法と、先ほど申しました岐阜県の音楽療法研究所におきまして音楽療法士の認定を取得していただく方法が考えられますが、一宮市で養成研修を開催するためには、会場の確保、講師の確保等の面で、現時点では非常に課題が多いものと考えております。

 したがいまして、岐阜県の音楽療法研究所におきまして、特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどの指導員やケアワーカー、あるいは一般市民に音楽療法士の認定を受けていただくよう、勧奨していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございます。

 一宮市でも過去何らかの形で病院や施設等で音楽療法を実施しているわけでございますけれども、何とか一宮市においても、このような講座を設置するなどして、この音楽療法士の養成をぜひお願いしたいと思っているわけでございます。

 しかしながら、先ほどの部長の御答弁によりますと、施設だとか、また人の問題とか、いろいろ含めまして、市内で即設けるということは難しいということで、岐阜県の音楽療法研究所に派遣してでも養成を行っていきたいというふうな答弁でございました。

 現在私は思うわけでございますけれども、ホームヘルパーの養成のために補助金を出しているわけでございますけれども、この音楽療法士の資格取得が取りやすいように、ぜひ助成などを考えていただきたいと思うわけでございますけれども、御答弁をお願いしたいと思います。



◎福祉部長(真野幸雄君) 

 お答えいたします。音楽療法士の養成講座受講者に対します助成についてのお尋ねでございます。

 先ほど申しました岐阜県の方へ行っていただきまして、取ってもらうわけでございますが、施設の指導員とか一般市民の方が音楽療法士の認定を取りやすいような方策について、研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(黒田徳已君) 

 「受けろ、受けろ」ということではいけませんので、少しでも多くの人材を養成していくという上からも、ぜひ何らかの助成策を今後考えていただきたいと思います。

 それでは、(2) の?妊婦・乳幼児健康診査の県外受診についてお伺いいたします。

 過日、若いお母さんよりこのような電話をいただきました。私は千秋町のIという者です。私は初めて妊婦となりました。保健センターで妊娠届提出のときに母子健康手帳と黄色い表紙の母と子のしおりの手帳をいただきました。ページをめくりながら、薄黄色の妊婦健康診査受診票を見ていたのですが、「妊婦さんへのお願い」の第1項に「この受診票を愛知県内の病院、診療所(医院)に提出して、妊婦の健康診査を受けてください」となっております。私は岐阜が実家ですので、岐阜の病院で出産しようと思っております。妊婦健康診査も岐阜の病院で受診したいと思います。他市で県外でも受診できるところがあると聞いたことがあります。一宮市でもぜひとも県外受診ができるようにお願いできないでしょうか、との内容の電話でありました。

 私も保健センターより母と子のしおりをいただいてまいりました。やはりこれを読んでみると、お電話をいただいた方と同じような内容になっております。そこで、保健センターの職員の方に、このような相談趣旨の内容の問い合わせがあるかどうかということでお尋ねしてみたわけでございますけれども、たまにあるとのことでございました。

 そこで、お尋ねいたしますが、他市の状況はどのようになっているのか、まずお聞かせ願いたいと思います。



◎市民部長(酒井孝嘉君) 

 お答えさせていただきます。

 他府県から一宮市へ転入された方が、出産のために他府県の実家へ戻ってそこで出産される。その際に健康診査をそちらの他府県の医療機関ないしは医院で受診できないかということでございます。他府県でやっておる市町はどこにあるか、近隣の状況でございますが、お答えいたしたいと思います。

 まず、この制度でございますけれども、妊婦・乳児健康診査と申しますのは、母子保健法の規定によりまして、医療機関に委託して実施する事業でございます。これは妊婦・乳児の健康の保持、増進、異常の発見、そういう場合の治療を図る、こういうことを目的といたしまして、妊婦・乳児各1名につき2回公費で受診していただくというものでございます。平成9年4月から市町村がその実施主体となってまいったところでございます。この制度は愛知県と愛知県の医師会とが健康診断の内容等につきまして、覚書を取り交わすことによりまして、県内全域の医療機関で受診できるというものでございます。

 ところで、他市町村でやっておるところでございますが、近隣で見ますと、尾西市、江南市、犬山市、稲沢市、木曽川町では現在実施されておりません。少し離れたところでございますが、津島市、春日井市、八開村においては実施されております。

 以上でございます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 近隣の尾西市、江南市、犬山市、稲沢市、木曽川町等では現在やられてないということでございまして、津島市、春日井市、八開村で実施されているところでございます。津島市等ではどういうふうな形で実施されているのか、お聞かせ願いたいと思います。



◎市民部長(酒井孝嘉君) 

 それでは、津島市の例をとって御説明申し上げたいと思います。

 津島市によりますと、まず妊婦さんに県外の受診申請書を津島市の保健センターへ提出してもらってみえます。これを受けまして、津島市の保健センターでは希望される県外の医療機関に連絡をとられまして、愛知県内と同一の条件−−これは検査項目、それから検査料金もそうでありますが、同一の条件で受診が可能かどうかを打診されます。そして、県外の医療機関と津島市との間で個別契約が締結できた場合には、つまり相手側の医療機関で、それで結構です、いいですという契約ができた場合には、申請者の方に連絡されまして、津島市の無料健康診査受診票を交付して、受診してもらう、こういうことをやっておみえでございます。しかし、県外の医療機関と個別契約ができなかったような場合は、県内の医療機関で受診してもらっているということでございましたので、御報告させていただきます。

 以上でございます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 ただいま津島市の例を挙げられまして、お答えいただいたわけでございます。尾張部で津島市、春日井市、八開村で実施されているわけでございます。一宮市においても、先ほどのお電話の方の相談、また保健センターにおいても、たまにそのような問い合わせの電話等が入るということでございまして、事例があるわけでございますので、何とか一宮市においても、ぜひ県外で妊婦・乳児の健康診査が受診できるようにしていただきたいと思うわけでございますけれども、御答弁をいただきたいと思います。



◎市民部長(酒井孝嘉君) 

 お話のように一宮市の保健センターでも時々問い合わせがございます。現在実施されております春日井市であるとか、それから津島市の実施の状況、あるいはまた内容をさらに詳しく調査させていただきまして、また関連の医師会などの関係機関とも十分協議させていただきまして、実施の方向に向けて検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 前向きな御答弁に感謝申し上げたいと思います。やはり一宮市というのは地形的に特に岐阜県に近うございまして、嫁に行ったり、また嫁に来たりとか、県外との交流が多い市でございます。私どもはかねてより、子育て支援事業ということで、サポートセンター等を提言させていただいているわけでございます。どうかこれも大きな子育て支援事業の一環になろうかと思いますので、より充実されることをお願い申し上げまして、質問を終わりたいと思います。

 次に、(3) の童謡・唱歌による潤いのあるまちづくりについてお伺いいたします。

 「夕焼け小焼けの赤とんぼ」、「海は広いな、大きいな」、「どんぐりころころ、どんぐりこ」と私は思っておったんですけれども、「どんぶりこ」でございまして、恥ずかしい思いをしてわけでございます。この季節だと蛍の歌など、祭りの夜をある時は旅先の風景などなど、この童謡・唱歌というものは私たちの心を表現してくれるわけでございます。

 童謡とは何だろう。唱歌といっているものもある。童謡といっているものもある。それから、新しい子供の歌といっている。童歌ともいっている。これらがみんな子供のための歌なんですとは童謡作家のこわせたまみ先生でございます。

 その童謡・唱歌の全国サミットが長崎県の佐世保市で10月13、14日に開催されます。ことしは第11回目で「輝け!21世紀の子どもたち」がテーマとなっております。

 さて、国際化、情報化、少子・高齢化が急速に進む中にあって、今日の日本の社会は消費社会や飽食の時代の言葉に代表されるように、飛躍的に経済、物質の両面の豊かさがもたらされています。

 一方では、人々の意識が多様化し、個性化するとともに、豊かさの基準も物質的なものから精神的なものへ、そして量から質、画一から選択へといったように、大きく変化してきております。

 人々が地域社会で安らぎを覚え、お互いに分かち合う心を保ち、生きがいのある人生を送るとともに、次代を担う子供たちの心豊かでたくましい人間性を育ていくためには、童謡・唱歌の果たす役割はますます重要になってきていると考えます。

 そこで、まずお尋ねいたしますが、小・中学校では現在童謡・唱歌について、どのように取り組まれているのか、お聞かせ願いたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 お答えさせていただきます。

 小・中学校では現在童謡・唱歌について、どのように取り組まれているかということでございます。お説のように次代を担う子供たちが心豊かでたくましい人間性をはぐくんでいくためには、童謡・唱歌の果たす役割は大変大きいと思います。現在小学校で児童が音楽の授業で学習する童謡・唱歌につきましては、今、御披露がありました「夕焼け小焼け」とか、あるいは「こいのぼり」「春の小川」「われは海の子」「ふるさと」など30数曲あります。全体から見ると、決して曲数は多くありませんけれども、日本人の心を伝え、豊かな感性を育てるために、歌ったり、あるいは器楽演奏したり、鑑賞したりするなど、丁寧に指導しております。また、そのほかにも童歌や古謡の鑑賞を通して、日本の音楽のよさも味わわせています。

 中学校では、日本の音楽の魅力をやはり生徒に伝えるために、童謡・唱歌に加えて、明治、大正、昭和と歌い継がれています愛唱歌、例えば「荒城の月」のようなものでございますが、「赤とんぼ」「さくらさくら」あるいは「浜辺の歌」「早春賦」「花」など10曲程度を取り上げて、日本の音楽の美しさやよさに触れ、味わわせるように指導しております。小・中学校合わせまして、愛唱歌も含めまして、童謡・唱歌につきましては40数曲を指導しております。

 私自身の体験でございますが、ちょうど現場におりました昨年3月のことでございますが、卒業生を送る会のフィナーレで、卒業生全員が「ふるさと」を歌いました。本当に心にしみ入るすばらしい歌声で、聞いていました1、2年生はもちろん、保護者もたくさん見えていたのですが、大変感動的な状態になりました。改めて、童謡・唱歌あるいは愛唱歌のよさを実感させられました。

 いずれにしましても、各学校では音楽集会や合唱祭など、行事でもいろいろ取り上げて、童謡・唱歌あるいは愛唱歌にできるだけ子供たちが触れるようにし、これらの歌を通して心豊かな児童・生徒になるよう努めておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 現在小・中学校においても、童謡・唱歌というものが大事に歌われているということでございます。しかし残念ながら、きょう私、図書館から大人のための教科書の歌という、この本を借りてきたわけでございますけれども、やはりだんだん歌われていたものが削られる。確かに時代の背景というものも加味されてのことだと思いますが、これは教科書の歌ということで、大人のためということで書かれている。大人がやはり歌い続けていって、子供たちにいろいろな今の日本の情緒というか、そういうものを伝えていこうということがこの本の中にうたわれておりました。

 もう1つは先ほど音楽療法でちょっとお話をしたわけでございますけれども、歌う町には福来るということで、これは奈良市の音声館、これも過去の質問の中で話させていただいたわけでございますけれども、この著書の荒井敦子さんという方はこの本の中で村おこし、まちおこし、童の歌で世代間交流というような形で、やはりこういう童歌を通してまちづくりというものも進めていただいておるわけでございます。

 よく童謡・唱歌は、先ほども申しましたように、年配者には愛唱されているが、子供の歌なのに子供は歌わないと言われております。教育の中でも余り多くは取り上げられておりません。

 そこで私は子供が歌える、覚える環境を意図的につくっていく必要があると思っております。そのためには、発表の場の提供であります。ステージでたくさんの人に聞いてもらえるのは大変にうれしいものであります。その場づくりとして、市民童謡祭りや童謡・唱歌による潤いのまちづくりシンポジウムなどの開催を提案するものですが、御所見をお伺いしたいと思います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいま童謡・唱歌によりますまちづくりについての御提言をいただきましたので、お答えさせていただきます。

 本年は市制80周年の記念の年であります。数々の記念事業をただいま展開中でございます。その一環といたしまして、一宮市制施行80周年記念式典を9月1日に予定し、その午後には小学生によります合唱祭を計画しておるところでございます。その準備を進めさせていただいております。合唱祭の内容といたしましては、神山小学校を初めとする市内の11校の児童 350名が4つのグループを編成いたしまして、それぞれの児童が選びました3曲を発表するというものでございます。現在各学校におかれまして、9月1日の本番に向けてその成果を披露すべく練習に励んでみえるところでございます。

 また、この合唱祭とあわせまして、市民の歌(シンボルソング)の発表会も開催する予定といたしているところでございます。御承知のように、この市民の歌の作成は、子供からお年寄りの方までどこでも気軽に歌っていただける、新しい市民のシンボルソングとしての定着を図ってまいりたいという趣旨で実施するものでございます。

 歌詞につきましては、全国から 178点の応募があり、去る5月26日に審査会を開催し、4点の入賞候補作品を決定したところでございます。特選1曲、あるいはその詞の作曲につきましては、ただいま進行中でございます。曲ができました後、合唱祭に参加する児童たちが練習を重ねてくれまして、合唱祭の中で発表するというスケジュールになっているところでございます。

 このシンボルソングの発表と合唱祭の開催は、議員が述べられましたように、次代を担う子供たちの心の豊かさ、たくましい人間性をはぐくんでいくために、大きな役割を果たすものと期待しているところでございます。

 また、市民会館の大ホールというステージで大勢の観客を前にしての発表は子供たちにとってこの上のない喜びとなるとともに、今後の彼ら、彼女たちの人生の大きな糧となるものと信じておるところでございます。

 折しも、今年度は本市のまちづくりの指針であります第5次一宮市総合計画の都市像も“「心のゆたかさ」があふれるまち”とさせていただきました。この合唱祭もまさにこの都市像の具現化を目指したものであり、ぜひとも成功させたいと考えております。

 さて、議員お説の童謡・唱歌によります潤いのあるまちづくりシンポジウムでありますが、趣旨といたしましては、この合唱祭と方向性を同じくするものであり、まことに時節を得たものであると考えております。ただ、今回の合唱祭も第1回目であり、今後の継続を含めまして、童謡・唱歌の持っております特性も十分考慮いたしまして、シンポジウムの開催も視野に入れながら、子供たちが歌える環境づくりを図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 やはり心のふるさとづくりと申しましょうか、心の豊かさがあふれるまちづくりと申しましょうか、そういう意味からいたしましても、やはり人間の心というものが童謡・唱歌に歌われているのではないかと私は思うわけでございます。

 今回全国童謡・唱歌サミットが、先ほど申しましたが長崎県佐世保市で行われるわけでございます。ここに持ってきているものは第9回の岩手大会の報告書でございますけれども、やはりこの童謡祭りだとか、シンポジウムとか、そういう中に流れているものは、中心人物になる人が必ずそこの中にはいらっしゃるということでございます。

 皆さん方ももう見られていると思いますけれども、ことし1月17日の中日新聞の「子は親の鏡」という記事で、鷲津名都江さん、つまり元歌手小鳩くるみさんが取り上げられていました。現在は目白大学の教授であるそうですが、この人は幸いにも一宮市御出身でございまして、「わらべうたとナーサリー・ライム」という本も書かれているわけでございます。

 我が郷土一宮市にこういうすばらしいお方がおられますので、先ほど潤いのあるまちづくりということを御提言させていただいておりますので、こういう方々にも何らかの形でコンタクトをとっていただいて、将来的にはやはり私が申しましたように、全国の童謡・唱歌のサミットに一宮市も参加したらどうかなと思います。今回の合唱祭等のお話もございました。そういう一つの励みの場と申しましょうか、そういうものを市民の方にも、また小・中学生の子供たちにも与えてあげたらどうかと思うわけでございますけれども、市長公室、教育委員会でも結構でございますので、お答えをいただければありがたいと思います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいま、具体的にこの事業をもし進めた場合に、中心的な役割を担っていただける方の御提言をいただきましたので、これからその方の情報につきましても十分収集に努め、さらに先ほどお話いただきましたように、全国でこういうサミットが開かれるということでございますので、合唱祭の成果等が上がりまして、子供たちが全国に発表の場を求めるような場ができればいいかと思っておりますので、少しずつではございますが、検討を重ねて充実に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(黒田徳已君) 

 これは大きな一つの財産になろうかと思いますので、ひとつ御検討、また研究をぜひ進めていただきたいと思います。

 それでは、(4) の学校ビオトープについてお伺いいたします。

 ここに、もう皆さんは御承知のプールのヤゴ救出作戦2001という冊子を持ってまいりました。プールのヤゴ救出作戦2001ということで、「大空を飛ぶ夢をかなえてあげよう」という表題の冊子でございます。これは県立一宮工業高等学校の科学部が作成したもので、これをずっと読ませていただいたわけでございます。高校生の方たちがプールのヤゴの救出作戦を通して、その命のとうとさとを学び、また小学生、中学生にも伝えていこうということに対しまして、私は大変感動を覚えたわけでございます。このことについては、6月1日の市広報でプールのヤゴの救出についてということで谷市長が御紹介されておりますので、皆さん方も御承知だと思います。

 現在、私は谷市長によってつくっていただいた平成ホタルの会の皆さんと暑い日も寒い日も雨の日も大野極楽寺公園の野鳥園の中で、蛍の人工飼育に取り組んでおります。命を育てる、またそのとうとさ、また自然と生物とのかかわり、そういう一つの大きな命の触れ合いというものを現在体験させていただいているわけでございます。また、この事業に対しまして、市職員の方々にサポートしていただいておることに対して、この場をおかりいたしまして、感謝いたしたいと思います。

 去る6月2日、大和西小学校の校長先生の許可をいただき、プールのヤゴの救出作戦に参加いたしました。当日は4年生の児童とその保護者の方で、初めに担当の先生よりプールのヤゴの救出方法の説明があり、その後一斉にプールに入り、たもでヤゴを救い出すという方法をとったわけでございます。「先生とれたよ。僕2匹、私は1匹」と大声が弾む。「お父さん、お父さん、お母さん、お母さん、早く来て来て」、たもの中に顔を食い入れるようにのぞき込む。「いる。いる。いる。」と大歓声が響く。皆初めての体験で、あっという1時限でございました。担任の先生は約 1,000匹のヤゴの救出ができた。あとはプールの清掃のときに多くのヤゴの救出をしたいとのことでありました。プールから救出したヤゴは大和西小学校ではミニトンボ池がつくられていて、そこへ放しておりますが、同様のヤゴの救出が市内小・中学校で行われていると思います。その状況についてお聞かせ願いたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 プールのヤゴの救出につきまして、お答えさせていただきます。

 服部議員さんにも回答させていただきましたが、ヤゴの保護、飼育活動につきましては、市内の小学校におきまして、昨年度は10校で行われました。本年度は5月29日の丹陽南小学校、西成東小学校を皮切りに、6月19日の萩原小学校まで市内すべての小学校において展開されております。

 多くの学校は生活科や理科、あるいは総合学習の一環として取り組んでおりまして、保護したヤゴはヤゴ専用の飼育池で育てたり、あるいは観察池や教室の水槽で学級や学年で育てたり、また希望する子供に配布しております。中には6年生が保護したヤゴを1年生が育てるというようにペア学年を組んでヤゴの飼育に全校で取り組んでいる学校もございます。

 ヤゴの保護、飼育活動は、先ほど議員からお話がありましたように、子供たちにとって非常にすばらしい体験で、命の大切さ、命の神秘さを実感させるのに非常に有効であります。今後も一宮市の全小学校の活動として一層推進してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(黒田徳已君) 

 先ほど大和西小学校のときの模様の写真を出し忘れましたけれども、このように元気はつらつとして、ヤゴの救出作戦を行っておりました。また、先ほど教育長からお話がございましたように、現在全小学校で実施されているということでございます。救出したヤゴは、皆さん御存じのこういう赤ちゃんプールみたいな、こういうものの中に現在放流されております。

 これでも十分間に合うと思いますけれども、今、都市環境下でビオトープが話題となっております。自然性の回復を目指す取り組みであります。限られたスペースに池や小川、水田、湿地などを配し、昆虫や植物など、さまざまな生き物が生息できる空間を創出する試みです。ビオトープとは、ドイツ語で野生生物の生息、空間を意味し、日本では1980年代後半から公園や河川敷で地域の自然の保全、復元が試みられ始めたと言われております。

 さて、学校ビオトープであります。学校の内外に林や水辺をつくり、生き物を呼び込もうということがここ二、三年急速に広がっております。来年度から小・中学校で総合的な学習の時間が実施されるため、学校の校庭にビオトープをつくり、地域住民に開放したり、逆に郊外の休耕田を利用したり、周囲の自然との一体化を目指しております。

 先ほど大和西小学校のプールからヤゴを救い出し、どこに放すのかということで、赤ちゃんが水遊びをするようなミニトンボ池のお話をしたわけでございますけれども、そういう中に若干の水草等を入れながら、そのヤゴを放しているというふうな状況であるわけでございます。

 先ほど私が申しました学校の敷地内及び近辺の休耕田を利用したりして、学校ビオトープをぜひつくっていただいて、自然とのかかわり合い、また命のとうとさというものをこのビオトープを通して、子供たちに体験していただくということを今回提案するものでございます。学校ビオトープを設置可能なところからぜひ進めていただきたいと思うわけでございますけれども、御所見をいただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 お答えさせていただきます。

 学校ビオトープの意義は、単にそこで自然観察をするだけでなく、子供自身の手で生き物の生息する場所づくりをすることによりまして、自然の仕組みや自然のすばらしさを体験することであると思います。

 現在一宮市内では、多く小学校が1人1鉢運動とか、あるいは稲やサツマイモなどの栽培とか、さまざまな栽培活動に取り組んでいます。また、先ほどのヤゴや小動物などの飼育活動にも取り組んでおります。まだ現在一宮市内の小学校には学校ビオトープと呼べるほどのものはございませんが、メダカやカエルが生息し、ガマやショウブなどの植物を植えた池、あるいはミニ水田、それから水田やホテイアオイのある観察池などのある学校もございます。また、休耕田を借りてレンゲを育てている学校もございます。

 このような取り組みの中から、今後は学校ビオトープづくりにも取り組む学校が出てくることを期待しておりますし、またそのような学校には私ども支援をしてまいりたいと考えております。

 いずれにしましても、総合的な学習の時間などを通しまして、学校において子供と職員、また保護者の方や地域の方の協力を得て、自然に触れる機会をふやし、自然を大切にする心を育てていくことは大変大事だと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 現況を踏まえながら、将来的にはそのような自然の中で一つの学びというか、遊びというか、そういうものをぜひ体験させていただきたいと思います。

 御案内のように、日本生態系協会が全国学校ビオトープコンクールということで、去年が第1回だったと思いますけれども、ことしで第2回目ということで、現在募集等を行っているわけでございます。その中では自然の仕組みを体験できる、学べる学校ビオトープということで、子供と野生の生き物が活動し、また子供が主役となって、それを大人たちがまたサポートしていくというような形で、環境教育を行っているわけでございます。ぜひ我が市においても、大変自然の少ない町でございますので、各学校で1つ1つつくるのは大変難しいかもしれません。

 岩倉市ではビオトープということで、平成8年ぐらいから進めておるわけでございます。どこかの1つの公園で、学校がそれぞれそこに行って観察し、また生き物を育てるというか、そういうこともできるのじゃないかなと思います。

 中心市街地にある小学校、中学校ではそういうものはなかなか難しいと思いますので、先ほどちょっと教育長もおっしゃいましたけれども、休耕田等の中で、またそういう湿地帯があるようなところで、一宮市の学校ビオトープという施設ができるといいなと思うわけでございます。教育長の先ほどの御答弁を了といたします。将来的には一宮市全体で考えるような学校ビオトープをぜひ考えていただきたいと思います。

 それでは、最後の質問に入ります。

 (5) シンボリック性を生かしたまちづくり138についてお伺いいたします。市の花キキョウのブランド化であります。

 市の花のキキョウは秋の七草の1つとして、万葉のころから愛されている日本人好みの花でございます。ちょっと残念ながら、これをお借りしてきたんですけれども、ちょっとくたびれてしまいました。これがキキョウでございます。日本人好みの花で秋の七草といっても、早いものは6月ごろから咲き始め、7月中旬から下旬にはピークを迎えます。英名はバルーンフラワーで、これはつぼみの形を風船に見立ててのことらしい。基本種は紫色の一種だが、八重、白花などの変異種もあり、庭植えにし、植え広がると自然に変異種が出てくる。現在、園芸的に改良されたものも多く、ピンク、二重咲き、絞り、そして矮性種などが販売されております。これも矮性種の一種でございます。矮性種とは、背が低く、園芸的に改良されたものを矮性種と言っているそうです。そのキキョウの花が多くの市民の皆さんの投票によって、昭和49年9月1日に市の花に制定されて、今日まであらゆる行政紙にはこのキキョウの花のデザインが掲載されております。

 だが、キキョウの花が市内でほとんど見られないということはまことに残念であり、当時は花いっぱい運動の先駆けに皆さんの家庭、保育園、幼稚園、小・中学校、その他公共施設にもキキョウの花をということだったと思います。なぜ私たちの生活空間からこのキキョウの花の姿が消えてしまったのか、お聞かせ願いたいと思います。



◎経済部長(篠田惇君) 

 お答えさせていただきます。

 ただいま市の花のキキョウが余り見られなくなったということでございます。キキョウは青紫色の清楚な花でございまして、先ほど議員からも御紹介がございましたように、秋の七草の1つとして、古くからなじみのある花でもあるわけでございます。

 市の花の制定につきましては、議員のお話のとおり、昭和49年に市民投票により制定されたわけでございます。キキョウ、桃、菊、ダリアの4候補に対しまして、計 5,657通の応募がございましたが、そのうち 2,254通を占めましたキキョウが第1位となり、市の花に制定されたわけでございます。

 もともとキキョウは市内で大量に栽培されている花ではございませんし、またどこの家庭にもあるというわけではございませんでした。制定当時は各御家庭で切り花用のキキョウを植えていただこうという思いもあったかとは思いますが、昨今は庭に切り花用の花を植える家庭が減ってきておりまして、むしろ鉢花や花壇で花を楽しむようになったこと、あるいはキキョウが風や雨で倒れやすいことなどが、いま一つキキョウが普及しなかった一因ではなかろうかと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 そこで、私は市の花キキョウを何とかブランド化できないものかということで、提案させていただくわけでございます。せっかく市の花キキョウということで、昭和49年に多くの市民の方々の投票によって制定されたわけでございますけれども、皮肉っていけませんけれども、現在は死の花になってきているのではないかなと思って、デッドフラワーというような形で私は言っているんですけれども、本当に市の花がデッドフラワーになってしまったらどうするんだというふうな感じから提案しているわけでございます。

 これはあくまでも私の提案でございますが、市の花キキョウの蘇生プロジェクトを結成し、部門別のワークショップの設置であります。例えば、図をつくってみました。関係者に渡しているわけですけれども、まず最初に、プロジェクトをつくります。そこの中にキキョウ畑グループ、キキョウグッズグループ、キキョウグルメグループ、キキョウ花グループ、インターネットグループをつくります。キキョウ畑グループにはJA、農業者、キキョウグッズグループはおもちゃメーカー、キキョウグルメグループは食品組合、キキョウ花グループは園芸研究所・園芸店、インターネットはメディア、IT。このように市の花キキョウの蘇生プロジェクトということで、それぞれ部門別のワークショップを考えてみました。

 そこで、幾つかの質問をしてまいりたいと思います。まず、先ほど申しましたキキョウ畑グループのJA、農業者、これにつきまして、現在市内でのキキョウの栽培状況はどのようになっているのか、これが1点でございます。

 その次に、行政として市の花の普及、推進についてどういう努力をされているのか、今後の対応、施策。

 それから、今後JAや生産者、さらに先ほどグループと申しましたけれども、園芸研究所・園芸店の働きかけで市の花のキキョウの栽培、販売をふやしていく考えはないのか。

 もう1つ最後になりますけれども、市民の方々にたくさん来ていただけるような、例えば138タワーパークのあたりにキキョウの群生地、キキョウ畑がつくれないものかどうか。このような点についてお答えをいただきたいと思います。



◎経済部長(篠田惇君) 

 キキョウの件で数点お尋ねがあったわけでございます。

 まず、1点目の市内でのキキョウの栽培状況でございますが、市の花の制定当時は切り花用のキキョウを栽培していた農家も少しはございましたが、現在は切り花用としての栽培はされておりません。議員の手元にある花でございますが、矮性の品種に矮花剤を用いました鉢花のキキョウが年間 3,000から 3,500鉢ほど栽培をされております。草花には多種多様な種類がございます。大量に栽培、販売される種類は限られておりまして、キキョウは需要がそれほど多くない花でございます。したがいまして、生産者としてはある程度販売先のめどを立ててからでないと、大量栽培に踏み切れない面があるわけでございます。また、播種から定植を経て出荷するまで、長い期間を要するわけで、このため、結果的に生産コストがかかりまして、このことが市内でのキキョウ栽培が限定的なものになっているのではなかろうかと考えるわけでございます。

 そしてもう1点、市として市の花の普及、促進、また今後どのような施策をというお尋ねでございます。

 制定以来公共施設等におけるキキョウの植栽や市民への配布に努めてまいりました。農務課におきましても、過去には花いっぱい運動やいちのみやみどりとくらし展等におきまして、キキョウを配布しておったところでございます。

 現在は福祉部が担当していただいております一宮市高齢者の生きがいと健康づくり推進協議会の花いっぱい運動の花壇用の花苗としてキキョウを配布していただいておりまして、今年度は今月下旬に約 900鉢を配布されると聞いております。

 また、教育委員会生涯学習課が公民館活動の中で、キキョウの球根を記念品として配布されておるようで、平成12年度は 900個を配布されたと聞いております。

 また、現在農務課におきましても、花いっぱい運動で、小学校、中学校、保育園、幼稚園等に花苗等を配布しておりますが、今後キキョウを配布物に加えることを検討してまいりたいと考えておりますし、また私ども経済部のみならず、関係部局で協議しながら、キキョウを幅広く市民に普及する取り組みを研究してまいりたいと考えております。

 もう1点の今後農協、生産者、また園芸研究所、園芸店などに働きかけて市の花の栽培等をふやしていけるかどうかということでございます。現在市内には花卉、植木生産者の団体でございます一宮緑と花の診療所が組織されておりまして、切り花や鉢物、花壇用花苗が栽培されておるわけでございます。

 先ほど申し上げましたように、キキョウの栽培は現状では多くないわけでございますが、栽培技術上の問題点はございませんので、キキョウが普及し、需要が増大すればそれに見合った栽培は十分可能ではなかろうかと考えるわけでございます。

 また、近年消費者の方の嗜好も多様化しておりまして、珍しいもの、人とは違ったものが求められておるわけでございまして、キキョウに限らず、種苗会社や試験場等で新品種の開発がなされており、花卉栽培農家におきましても、新品種の導入や新しい栽培体系への取り組みは積極的でございます。キキョウにつきましても、新品種がきっかけとなり、普及が進んだと思っておるところでございます。

 また、畑等にキキョウ畑をということでございますが、キキョウを他の休耕地に植え、景観の向上を図るということも考えられるわけでございますが、若干難しい点がございます。キキョウはコスモスやレンゲと違いまして、直まき、すなわち種を直接まく方法では十分に生育しませんので、稚苗を定植する必要があるわけでございます。これに伴いまして、大変な手間と費用が発生するわけでございまして、畑や用排水分離がなされている水田はいいのでございますが、それ以外ですと、湿害によりまして根腐れを起こすおそれがあるわけでございます。これらをどう克服していったらいいのか、農協や普及センターとも協議し、研究を進めてまいりたいと考えておるわけでございます。

 もう1点、群生地ということの御質問もあったかとは思いますが、例えば138タワーパーク等に群生地をつくって市の花のPRをというようなことでございますが、これも一度138タワーパークを管理してみえる関係機関とも協議をいたしまして、今後研究させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆19番(黒田徳已君) 

 ありがとうございました。

 いずれにいたしましても、私たちの庭の会の方にこのキキョウの花についてどう思われますかということをお尋ねしたわけでございます。現在非常にあでやかな色の花がたくさん売られ、またガーデニング等で使われているわけでございますけれども、このキキョウの花というものは何か引き立て役の花だそうです。例えば1輪の花を生けるにしても、やはりこのキキョウの花がないと画竜点睛を欠くではございませんけれども、何か魂が抜けたというような話をしておりました。一宮市のキキョウの花、一宮市はいつまでもわき役かというような、これは冗談でございますけれども、そのような話もしていたわけでございます。

 いろいろな子供たちにも聞きましたけれども、ほとんど知りません。また、大人の方もどこにあるかなというふうな形で、昭和49年当時は本当に群生地があったようでございまして、広報等の写真を見ましても、本当にキキョウ畑の群生地というか、そういうものが掲載されております。何とか、市の花であるキキョウを表舞台に出しまして、一宮市のまちづくりの一つの素材にできないかなということで、再びといった方がいいでしょうか、国体のときにも提案させていただき、今回質問をさせていただいたわけでございます。

 やはりまちづくりの中で私は思うわけでございますけれども、やはり市長が今回市制80周年記念のテーマの中にふるさと再発見ということをおっしゃっていらっしゃるわけです。もとからないものをつくり出すというのは大変難しいわけでございまして、まずどのような素地を見つけるかということが大事ではないかと思うわけでございます。素地を見つけましたら、今度は熟成あるいは蘇生させて、どう物をつくり上げていくか。横文字で申しますと、インキュベーションであり、インキュベーター、このようなシステムを私はこの一つのまちづくりの中に導入していく上において大事なことではないかと思うわけでございまして、私は今回キキョウの花をまちづくりの素地として取り上げさせていただいたわけでございます。どうかことしは折しも市制80周年でございまして、いろいろな記念事業が行われるわけでございます。そういう中にぜひまたこのキキョウの花も文字どおり花を添えるような役目を果たしてくれればありがたいと思うわけでございます。

 5項目にわたって質問をさせていただいたわけでございますけれども、第1項につきましては、市長からお答えをいただきましたので、あとの関係でもし市長から御所見がいただける項目がございましたら、承りまして、質問を終わりたいと思います。



◎市長(谷一夫君) 

 市制80周年の記念事業のコンセプトであります「ふるさと再発見」、あるいは第5次総合計画に掲げております当市が目指すべき都市像であります“「心のゆたかさ」があふれるまち”、こういったものにつながるようなさまざまな御質問をいただきまして、大変興味深く拝聴させていただきました。いずれも黒田議員のお人柄があふれるような大変感性に富んだ御質問であったと思います。中には大変示唆に富んだ御質問もございましたので、これらにつきましては真摯に受けとめさせていただいて研究、勉強、そして検討させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。



◆19番(黒田徳已君) 

 どうもありがとうございました。(拍手)



○議長(浅野貞一君) 

 暫時、休憩いたします。

                            午前11時38分 休憩

                            午後1時 再開



○副議長(渡部昭君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 2番 谷 祝夫君。



◆2番(谷祝夫君) (登壇、拍手)

 お許しをいただきましたので、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。

 質問に入ります前に、一言感謝を申し述べさせていただきたいと存じます。

 先般の3月議会におきまして、市民病院と大学病院との密接なる連携のもとでの一つのすばらしい事例を申し上げました。ある有名大学病院から当一宮市の市民病院へ転入院されたときは車いす状態、家族は21歳の娘さんの将来も車いすを覚悟されておりました。ドクターの「引き受けましょう」の一言が、患者並びに家族をどれほど勇気づけたことかはかり知れません。患者の治りたい、ドクターの治したいの関係が信頼の糸で結ばれ、この4月下旬患者は歩いて退院されました。約60日間の闘病生活でありました。今後は二、三カ月の通院治療を要するとのことでした。家族の話によれば、当初は主治医の先生を初め、名大附属病院の先生方も平日は無論のこと、土曜日、日曜日においても、治療に専念していただいたとお聞きいたしております。主治医の先生並びに名大専門医療スタッフの皆様方に対しまして、この場をおかりし、患者並びに家族に成りかわり、心から厚く感謝とお礼を申し上げさせていただきます。本当にありがとうございました。

 2年前、新人議員研修の際にいただきました、きょうも持ってきておりますが、この詳解議員提要にはこんなことが書いてあります。議会は地方公共団体の意思決定機関であるが、執行機関を批判し、監視し、かつ牽制し、議決機関と執行機関は常に車の両輪のごとく、相交わることなく、並列対等であり、究極的には地域社会の住民福祉の増進に寄与する使命を帯びていると記述されており、また続けて議会はその団体の諸施策に関しては、住民代表として意見、報告等が行われるとしても、執行機関ではないから、直接政策立案に当たることができない。最も具体的な施策としてあらわされるものに予算があるが、予算の編成権と提出権は長に専属しており、議会は予算に対し修正し、かつ可否を決定する権限がある。その決定の前提として、資料を必要とすることと行政執行の批判、監視の権限行使に当たり、必要な説明、報告等を執行機関に求めることができると記されております。

 今回の一般質問はこのことを強く意識しながら進めさせていただきますので、御理解の上、御答弁をよろしくお願い申し上げておきます。そしてまた、本日のことは私の市政報告として理解した範囲内で後援会の皆様にお配りさせていただきますので、あわせてよろしくお願い申し上げます。

 まず第1項目、市民病院についてでありますが、私は5月10日の臨時議会におきまして、厚生委員会委員の皆様の互選により委員長に推挙され、議会におきまして御承認賜り、委員長に就任させていただきましたが、質問は委員長という立場ではなく、一議員として質問させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

 私は昨年から病院問題に取り組んでまいりましたが、立場の関係から細部にわたっての質問は差し控えさせていただきますが、今回の一般質問に当たって、私は市民病院長の出席要求を事前に打診いたしましたところ、いろいろな事情によりかなえられませんでした。

 なぜに出席要求かと申し上げますと、1つ目は素朴な疑問であります。2つ目は市民病院の将来という重要な問題だからであります。

 最初の素朴な疑問でございますが、ここに平成13年4月1日現在の一宮市行政機構図があります。私から議長に向かって左の当局席には市長、助役、収入役を初め市長部局のそれぞれの所管の長が議長の出席要求に基づいてお見えになっております。そして、右側については教育長に対する事務委任規則に基づいての教育長と事務局長、水道事業等管理者、そして次は病院長ではなくて、なぜか病院事務局長であります。そして、消防長が出席要求のもとに出席されております。1つを除いて、それぞれ該当部局の最高責任者であります。

 議会開会日にその旨述べられますが、地方自治法第 121条には議長から出席を求められたときは、議場に出席しなければならない旨が規定されておりますが、病院長出席の是非については規定はありません。法解釈からすれば、出席要求があれば当然に出席するべきという見解でもあります。当一宮市においてはもちろんその前例はありませんが、全国にはその例はあるということを申し上げ、同時に次なる機会にはぜひとも実現の方向で御検討いただきたいと申し上げておきます。

 市長は、市長になられる前はお医者さんであり、一宮市医師会の会長でありましたが、現在は医者である前に市長であります。市民病院の設置者であり、そして病院長は医者であり、市民病院の管理、運営の実務としての最高責任者だと理解しておりますが、まず1点お伺いいたします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 ただいまの御質問にお答えさせていただきます。

 市長は確かに設置者でありまして、院長はその運営をつかさどる責任者であることは間違いございません。



◆2番(谷祝夫君) 

 他の部局の例からしても、この場に最高責任者としての病院長が出席していないということに疑問を感じた次第であります。前回、前々回の事務局長答弁の歯切れが悪かったのは、これが原因かなと勝手に理解した次第であります。

 次に、出席要求理由のもう一面ですが、病院長は昭和49年3月に脳神経外科医長として市民病院に入職され、昭和63年10月に副院長に、そして平成4年10月に病院長になられました。入職以来今日までの27年間、この尾張地区では随一の脳外科専門医としての評価を受けておられます。すなわち原先生に診ていただいての結果ならば、患者本人だけでなく、家族や友人など、周囲の人たちも納得したり、安心したり、希望を与えられたりという状況が一宮市民の間では27年間も続いているということであります。これは本当にすごいことだと思っております。一宮市民の1人として大変にうれしく、また誇りにさえ覚えるものがあります。現在も医師として、病院長として、いろいろな要職につかれておられます。

 ちなみに最近の先生の業績を振り返りますと、オーダリングシステムの導入や入院患者の皆さんに対する選択給食メニュー制度の採用、夕食の提供時間の繰り下げ、そして今市民の間で評判の高い神経内科の設置、消化器内科の独立、CTスキャナーやMRI装置の導入、院内学級や中央看護専門学校の開設、そしてとりわけ全国の自治体病院の多くが赤字経営を余儀なくされている中、当一宮市立市民病院もその例に漏れず、毎年赤字を創出する体質であったものを、病院経営にもその手腕を遺憾なく発揮された結果、市民病院の営業実績を院長就任2年目の平成6年度には黒字転換させ、その後5カ年連続の黒字経営、その結果25億円あった累積欠損金も平成11年度にはきれいに一掃され、逆に3億円余の剰余金を計上するまでにされました。

 このように、先生の業績の大きさは枚挙にいとまがないところであります。この院長先生が来年3月めでたく定年を迎えられ、一宮市民病院を去られるということだそうですが、私はさきにも申し上げました先生の数々の業績は名誉市民の称号に値するものだとも確信いたしております。私はここで1つの提案をしたいと思っておりますが、それは名誉市民の称号をお贈りしてはどうかということであります。

 このように我が市民病院に偉大な功績を残されようとしている院長先生にこの議会にぜひとも御出席いただいて、市民病院の改築問題や、特に他都市との共同での新病院建設問題などに関して、院長先生の御高説を市議会議員としても一度ぐらい拝聴したいと思うのは、私だけに限らずここにおられます先輩、同僚議員の皆様も同じであると感じた次第であります。

 以上が出席要求理由の2番目であります。したがって、出席要求がかなわなかったので、事務局長に前もってお願いしておきました。事務局長さんは日常的に病院長と接触を密になさっておられると思いますので、病院長のコメントなり、常々言っておられることを病院長に成りかわって御答弁いただければ非常にありがたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 お答えさせていただきます。

 市民病院の将来構想については、日ごろ院長がいろいろ申し述べておりますが、改めて院長より聞いてまいりましたものをまとめたものが手元にございます。これを御報告させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

 市民病院は市民を初め地域住民の健康を守るとりでであり、この地域内の住民の方々が他の地域の病院へ行かずに済む病院として、いつでもだれでも安心してかかることができる病院であり、決して医療レベルの低い病院ではなく、さりとて大学病院のような特別あるいは格別な病院として考えるわけでもなく、近隣の春日井市、小牧市などと同様のレベルを持ち備え、公的病院としての使命を果たすことのできる病院としていきたいと考えています。また、施設面では病院の施設が余りにも古いとなれば、大学からの優秀な医師が来なくなるので、医療設備の充実を図っていくべきものと考えています。さらに職員全員が自信を持って働ける病院としていきたいとも考えております。

 以上が病院長の将来構想ということで御報告させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 どうもありがとうございました。

 病院長のお話として承っておきます。

 次に、3月議会でお尋ねしたことについて、中村前議長からも御指摘いただいた経緯もあり、いまだ未回答の部分がございますので、本議会で御回答いただけますか。3月議会の議事録を精査されたと思いますので、よろしくお願いいたします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 3月議会での未回答部分についてお答えさせていただきます。

 さきの議会におきましては、私ども十分な資料を取りそろえておらず、御質問にお答えできなかったことについては深くおわび申し上げます。

 初めに開業医から緊急の要請があれば、市民病院のドクターが行くということであるが、どのような病気あるいはけがについての要請かということでございます。

 1点目としまして、市内の産婦人科から当院の未熟児センターへの搬送件数などについてお答えさせていただきます。

 平成11年度で当院への受け入れが18件ございました。その内容としましては、ウイルス性感染症、呼吸窮迫症候群、細気管支炎、敗血症など大変多岐にわたっております。また、平成12年度につきましては、2月途中までの件数でお答えさせていただいておりましたが、現時点では3月まで出ており、平成12年度で16件ございました。その内容につきましては、超低出生体重児、新生児一過性多呼吸など大変多岐になっています。

 また、産婦人科以外の他の中小病院、あるいは開業医からどのような病気、けがについて、市民病院のドクターに派遣要請があるのかでございます。

 まず、産婦人科への派遣につきましては、特に統計をとっておりませんので、明確な数字はわかりませんが、大体年間30から50件あるということを医師及び看護婦から聴取しております。

 御質問をいただいています産婦人科以外ではといいますと、これも特に統計をとっておりませんので、明確な数字はわかりませんが、ちなみに外科のドクターから聴取いたしましたところ、現行では御要請をいただいていないということでございますが、要請があれば当然地域の病院として応じてまいりたいとした考えを持っていますので、よろしくお願い申し上げます。

 次に2点目としまして、脳神経外科の医師の数についての御質問でございますが、平成13年5月1日現在の資料が出ておりますので、その資料に基づいてお答えさせていただきます。脳神経外科の医師は6名でございますので、よろしくお願い申し上げます。

 次に3点目としまして、県立尾張病院への医師の派遣について、平成7年4月以前の派遣状況についてお尋ねがありましたが、その後いろいろ調査いたしたところでございます。県立尾張病院の脳神経外科が開設されたのが平成7年4月からで、それ以降について協定書により派遣いたしておりますが、それ以前につきましては、脳神経外科の患者さんを確保するために派遣したことはあるようでございます。その詳細につきましては、特に当時の文書もなく、掌握ができませんので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。

 4点目としまして、県立尾張病院の派遣協定書についての詳細をお尋ねでございます。最初の協定年月日は平成7年4月1日付でございます。その後毎年更新いたしております。派遣内容につきましては、週1回午前9時から12時までの外来診療業務に従事することになっております。また、派遣費用につきましては、1人1回 3,500円となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 5点目としまして、過去も含めて県立尾張病院と県立愛知病院以外には派遣はなかったかということでございます。その後調査いたしましたところ、昭和47年脳神経外科開設当時につきましては、近隣のほとんどの病院、例えば稲沢市民病院、津島市民病院、尾西市民病院、陶生病院、小牧市民病院、春日井市民病院、済生会病院、昭和病院、愛北病院、済衆館病院などの要請を受けて派遣いたしておりました。このことは当時としては、尾張地方の脳神経外科の中心となる病院としての役割を担っておりましたのと、脳神経外科患者さんの症例が当時としてはまだ理解されておらず、症例が少なかったこともあり、積極的に派遣治療に当たったとともに、当院の脳神経外科の患者確保に努めていたということでございます。

 以降各病院も次第に充実され、現在では済衆館病院、愛北病院へ病院間連携といった意味あるいは当院で手術した後、済衆館病院、愛北病院へ帰られた患者さんの診療のために派遣いたしております。ただ、この場合、協定などについては取り交わしておりませんので、今後尾張病院と同様の協定書を取り交わすなりしまして、早急に整備してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 6点目としまして、市民病院に市民病院の概要版のようなものを置くつもりはないかという御質問で、研究させていただきたいということで御回答させていただきましたが、病院に来られる患者さん等に対して、病院案内として診療科目、診療担当者名、市民病院への案内図、外来案内、診療科の位置図、駐車場案内等が掲載された病院案内を受付等のカウンターに置いたり、総合受付等で患者さんなどからお尋ねいただいたときに、御利用していただけるよう7月から置く準備をいたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 なお、今伊勢分院につきましても、同様の準備をしてまいりたいと思いますので、あわせてお願い申し上げます。

 7点目としまして、改築に係る各部・科からの要望についてということでございますが、ここで最初の要望として提出されましたものについてお話をさせていただきます。

 初めに、リハビリテーション科でございます。防音した言語室、小児プレールーム、作業療法室などリハビリ科として積極的に今後取り組みたいとした要望が出ております。また、神経内科につきましては、やはり広いスペースのもと、自律神経検査室などの要望が出ております。血液内科につきましては、無菌室5床を含む30床の病床数を確保したいなどの要望が出ております。産婦人科につきましても、重症患者用の個室などの要望がございます。呼吸器内科につきましては、レスピレーター室(人口呼吸室)などが出ております。

 それぞれ各科、あるいは各部門から種々の要望が出されておりまして、医師、看護婦、理学療法士などが病院改築に当たり新規事業に取り組みたいなど、積極的な気持ちが反映されたものと思っております。

 8点目としまして、県立尾張病院、山下病院、大雄会病院の院外処方せん率の御質問でございますが、県立尾張病院90.8%、総合大雄会病院87.5%、大雄会第一病院84.9%、山下病院 100%です。

 以上お答えさせていただきましたので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 どうもありがとうございました。

 過去においても、現在においても、県立尾張病院のほかに派遣されておるということでございました。いろいろ問題もあるかと思いますので、その辺の整備の方をあえてよろしくお願い申し上げておきます。

 これに関連することでございますけれども、市民病院の将来については、3市3町の問題もあって、受動的にしか決まらないような状況でありますが、去る5月31日、当初予算に計上されました尾張西部広域行政圏協議会の中に、尾張西部医療圏における広域医療体制の整備に係る検討部会の初会合が一宮市医師会館において開催され、検討部会委員は医療関係者10名のほかに、3市3町の事務方委員16名の合計26名並びに尾張西部広域行政圏協議会会長という立場から一宮市長、そして同じく事務局として市長公室長が出席され、いよいよもって3市3町広域の病院建設に向かって、その第一歩を踏み出した記念すべき日でもあり、大変喜ばしいと思う次第であります。

 この検討部会での議論には当然医療専門用語が縦横に出てくるものと思われますが、事務方委員には医療経験者が少ないように思われます。このメンバー構成はどこがされたのですか。そして、この検討部会での意見取りまとめはいつごろをめどにされておりますか、お尋ねいたします。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 尾張西部広域行政圏につきましては、事務局が市長公室になっておりますので、私の方からお答えさせていただきます。

 去る5月31日に第1回目の検討部会が開催されたわけでございます。委員のメンバーにつきましても、医療関係者あるいは事務担当者の人数は先ほど議員言われたところでございまして、医療関係者がそれぞれ入ってございますので、先ほどの御質問にありましたように、専門用語に対する理解が欠落するのではないかという御心配は今のところ私どもとしてはいたしておりません。委員におなりいただきました先生方の造詣に基づきまして、それぞれの検討に対する支障はないものと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 私が心配しておるのは事務方委員ということでございますけれども。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 検討部会そのもので事務方委員という分類はございません。検討部会の委員として、それぞれお医者さん、あるいは健康管理の専門員、行政側の専門員、職員といいますか、そういう形での検討部会を発足させていただいたところでございます。事務方の委員がもし企画関係の職員を指しているということであれば、それは検討部会の中でいずれ一部事務組合、あるいはいろいろな手法の中で、財政的なこと、いろいろなこれからの検討の中ではそれぞれの役割分担もあり、それぞれが相互にその持っている能力を発揮することによって、検討に対する意見が集約され、より適切なものが形成されるのではないかと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 自由濶達な意見により、すばらしい取りまとめができ上がることを希望させていただきます。

 その中で、協議会会長としてのごあいさつで、私は医療のプロであるという発言をされたやに聞いておりますが、それを言われてしまうと権限のない技師、事務方は発言を控えられてしまうのではないかというような心配もされます。そんなこともあって、関係市町の首長にもいろいろと御配慮された発言もあったやに聞いております。これも参加されました複数の方からそのようなこともお聞きしたわけです。いずれにいたしましても、実り多い成果が出ますことを期待しておきます。病院関係の質問はこれで終わらせていただきます。

 2番目の職員についてでございます。まず、職員の新規採用についてお尋ねいたします。

 誤解を招くといけませんので、事の発端をまず申し述べさせていただきます。第1に、採用された職員の同級生でパート職員として勤務された人が「なぜあの人だけが市職員に簡単になれるのか」という発言がありました。第2に、部長相当職の方からの発言ですが、それはオフレコになっておるというようなことも聞きました。第3に、一宮市を退職された方等にもお会いし、入念に調査いたしました事項であることをあらかじめ申し上げておきます。

 まず、一宮市における職員の新規採用の基本はどのようになっておりますか。募集から4月1日までの任用までについて手順を追って簡単に御説明いただけますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまのお尋ねは、募集から4月1日の任用までの手順を追ってということでございます。

 当市における新規採用職員の基本的な考え方につきましては、定年退職等によります退職者補充を原則的に考えまして、採用計画を立案し、採用を行っているところでございます。事務職、技術職等の大学卒業者対象の採用試験におきましては、本日募集要項を発表いたしたところでございますけれども、学歴別に受験資格を定めておりまして、各学歴とも卒業後2年以内、また年齢におきましては、普通に卒業された方から見た場合には4歳年上までの方を対象に受験を認めているところでございます。

 本年度におきましては、その具体的な手順、あるいはスケジュールを御説明させていただきますが、大学、短大卒業者対象の採用試験につきましては、先ほども申し上げましたが、6月15日、本日でございますが、募集要項を発表させていただいたところでございます。7月2日まで受け付けをさせていただくことになっております。第1次試験は8月5日に北部中学校において実施し、その合否決定を8月下旬に予定いたしております。第1次合格者に対します第2次試験は9月初中旬に実施を予定し、最終的な採用内定者の決定は10月上旬をめどとしてまいりたいと考えております。

 次に、高校卒業者対象の採用試験についてでございますが、7月16日月曜日に募集要項の発表を予定いたしております。8月6日まで申し込みの受け付けをさせていただきます。第1次試験を9月16日に市役所において実施し、その合否決定を10月中旬に予定いたしております。第1次合格者に対します第2次試験は10月下旬から11月初旬に実施し、最終的な採用内定者の決定を11月中旬にはしてまいりたいと考えております。

 以上が、本年度における内容及びスケジュールでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 それは新規の採用でございますけれども、そのほかに募集はございませんか。それと、もう1つ年齢的なことですが、例えば行政職(1) と行(2) と両方あるわけですけれども、これの年齢制限について、何歳ということでお答えいただけますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいま申し上げました新規採用につきましては、行政職(1) 表を基準にお話を申し上げたところでございます。行政職(2) 表につきましてはそれぞれの欠員補充、採用の基本原則は先ほども申し上げましたように、欠員が生じた場合の採用を予定させていただいておりますので、その都度広報等において行政職(2) 表の欠員補充の募集もさせていただいているところでございます。

 もう1つのお尋ねの年齢でございますが、通常でいきますと、大学卒業者の方ですと、学校を22歳で御卒業されると思いますが、それから見た場合には4つ年上ということになりますので、平成14年度につきましては、昭和50年4月2日以降に生まれた方が大学の卒業、それから短大の方でいきますと、昭和52年4月2日以降にお生まれになった方という年齢制限になっておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 行政職(2) の方の年齢制限はどうなっていますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、申しわけございませんが、年齢ははっきり申し上げられません。



○副議長(渡部昭君) 

 後で調べて御報告願います。



◆2番(谷祝夫君) 

 給料表には医療職も載っておるように思うのですが、医療職の方は特にそういった制限はございませんか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 先ほど申し上げましたように、欠員が生じた場合にそれぞれの専門職のそれぞれの採用がございます。ただいまは医療職ということでの御質問でございまして、一宮市の職員採用規則の中に、行政職(2) 表あるいは医療職の場合にどういう形で採用するのかということが明記してございまして、その採用の方法は先ほど申し上げましたように、一般行政職につきましては、競争試験でもって採用させていただくものもありますし、選考という地方公務員法で定められた方法を用いるというような形で、それぞれの職種に応じて採用の方法も少しずつ変わっているのが現実でございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 わかりましたです。今お述べになられましたことをちょっと前提にしまして、御質問させていただきます。

 平成12年4月1日、市内萩原町にあります一宮市立看護専門学校に新しく教務、いわゆる先生としてある方が採用されました。この方は同年3月末ごろ、卒業式後であると推察されますが、一宮市医師会設立の一宮准看護婦学校を退職されたばかりでありました。それはこの准看護婦学校は平成12年度限り、すなわち平成13年3月で廃校となることが決定されており、したがって平成12年4月の入学者はありません。この関係から一部の教務は退職し、再就職されましたが、この方は決まりかけた再就職が立ち消えとなり、関係者の働きかけにより、一宮市立看護専門学校へ就職されたものであります。

 一方、一宮市立看護専門学校は平成12年3月の時点では、こちらも極めて近い将来の廃校が予定されておりました。現時点では平成15年度末廃校が決定していると聞いております。たとえ教務に1名の欠員があったとしても、廃校を決めた公立の看護学校に教務の補充新規採用の必然性が本当にあったのでしょうか。ほかに方法がなかったのか、疑問の残るところであります。これまでは一宮市立看護専門学校において、もし教務に欠員が生じた場合は、事務局長、もしくは学校長、この場合は一宮市立市民病院副院長でありますが、この方々から市長公室人事課に対して欠員補充の申請を行い、人事課は一宮市立市民病院、または一宮市立市民病院今伊勢分院の総婦長にそれぞれの病院の看護婦の中から候補者の推薦を求め、それに応じた病院は看護婦に欠員が生じるため、一宮市広報に欠員のための募集記事を掲載することで実施していた。

 すなわち一宮市立看護専門学校の教務は両病院の看護婦から補充していたのであります。したがって、この件に関しては、看護学校教務の欠員募集及び看護婦の欠員募集は、広報はもちろんのこと、一切表に出ていない事実です。なのに採用された職員はどうして市の看護学校に欠員が生じて、採用予定があることを知り、応募したのか、不思議に思えてなりません。だれかの何らかの働きかけがない以上、絶対に不可能なことであります。

 今回も前例に従って、人事当局から病院へ指示があり、病院は人選するよう両病院の総婦長にその旨の指示という一連の手続が進められていたのであります。この時点でも、両病院を通じて教育資格をお持ちの看護婦さんは5名ほどお見えになりました。というのは、こんなときのためかどうか、または看護部長の推薦によるかどうかは知りませんが、事前に資格取得を公費でもって実施されているにもかかわらずであります。

 ちなみに申し上げておきますと、一宮市立看護専門学校は一宮市立市民病院で働いていただく正看護婦を養成するための学校でもあります。そして、一宮市医師会設立経営の一宮准看護婦学校は一宮市近郊で開業している病院や医院、診療所で働いていただくための准看護婦を養成し、あっせんするための学校であると位置づけられております。

 なぜにそういった准看護婦を養成する学校の一教務を正看護婦を養成するための、しかも公立の看護学校の教務として、それも係長待遇で迎え入れなければならなかったのか。そして、先ほど冒頭でお尋ねした行政職の年齢制限26歳をはるかに超えた人を廃校が決まっている学校に、従前の方法を中止してまでも採用しなければならなかったのか、この理由を明確に御答弁願います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御質問は看護専門学校の職員の採用の件かと存じます。基本的には先ほど申し上げましたように、採用につきましては欠員補充ということでございますので、先ほど御指摘がありましたように、専門学校の課長職の職員が退職したわけでございますので、欠員が生じたわけでございます。

 その後は、それぞれ先ほどお話がありましたように、関係者に対しまして、欠員補充についての人選を指示し、協力をお願いしたところでございます。その中でお1人の方が受験が可能だということでございましたので、その方に対し試験を行い、採用したところでございます。よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 人事当局から病院の方へ推薦をお願いされておりますが、それが途中で中止の指令が出ておるというようなことも聞いておりますが、その辺はいかがですか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 中止という言葉が適切かどうかわかりませんけれども、相談を申し上げております中での相互のやりとりの中で、受験資格者が見つかったということです。事務局ではそれまでに受験候補者が上がっていなかったということで、受験したいという方がお見えになったということを申し上げたという形になるかと思います。



◆2番(谷祝夫君) 

 欠員募集について、これは一切表に出ていない話ですが、その方はどうしてそのことを知り得たか、ちょっと私としては不思議に思うのですが。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまも申し上げましたように、専門職でございます。専門職の方に対しましては、それぞれの専門の部署の方へ退職者があるということで情報提供し、これからの採用について協議しておりますので、専門職で有資格者にもある程度周知されていったのではないかというふうに考えております。



◆2番(谷祝夫君) 

 従来の方法ですと、両病院の総婦長にお願いして、教務資格を持った職員の中から人選をされて、そういった推薦を行っていたということでございますけれども、今回そういった手続がとられていたにもかかわらず、途中でそういったことが中止になっておるわけです。

 私が今ここに持ってきております昨年5月の「教養」、これは人事課発行です。ここに新入職員の紹介の欄がありますけれども、事務職の欄にその方が載っております。はるかに年齢制限を超えておるんですが、これはどういうふうに説明していただけますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまは「教養」の方の掲載のことかと存じます。基本的に先ほど説明させていただいておりますように、専門職の方につきましては、任命権者が選考によって採用することができるという規則になっておりまして、採用させていただいたところでございます。しかしながら、今、議員御指摘のように「教養」の分類の中で事務職の欄に該当者が掲載されたことにつきましては、事務局としておわびを申し上げ、訂正させていただくということでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 人事課でこういう初歩的な誤りをしていただくと、この先ちょっと進みにくうございます。

 看護学校の教務という資格は正看護婦の資格があれば短期の講習、約8カ月の講習と聞いておりますが、これを受講することで取得でき、正看護婦の方にとってみれば特殊な専門性を必要とするとは思えない資格だと聞いております。現に教務の資格をお持ちの方もお見えになっており、この方たちに支出された公費はどのように理解したらよろしいですか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 いずれ教鞭をとっていただけるような職員を養成していくということにつきましては、これからの変化に対応しながら、業務を適切に行っていくためにはより上位の、あるいは有効な資格を取っていただくということで、それぞれの先生方にそういう資格のコースがあれば、それぞれ適切に資格をお取りいただいて、次の職務に対応していただく必要があると考え、現在でも教務資格をお取りいただくようにお願いしているところでございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 今回のこのことにつきまして、教務の資格をお持ちの方がお見えになったにもかかわらず、年齢制限をはるかに超えた方を採用しなければならなかった理由、その辺をはっきりと言っていただけませんか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 理由といいますか、応募していただきました方に対する資質ということでございますので、適切な方の受験申し込みがございましたので、その方に対する選考を適切に行って、その方に職務をお願いしていくということでございますので、選考に基づいた採用を行わせていただいたということでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 今、応募されたというふうにお伺いしましたけれども、その応募は広報とか、そういったものには出ておりませんけれども、その方はどうしてその募集を知り得たのですか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 先ほどもお答えをさせていただきましたけれども、専門職に欠員が生じましたということでそれぞれの関係者の方に相談を持ちかけておりますので、そのあたりのところからの情報をキャッチされまして、受験をしたいという申し込みがありましたので、受験していただいて選考を行ったということでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 公共工事で随意契約を締結する際にも、法律、条例で定められた正当な理由があることはごく当たり前のことであります。入札の方法など、行政全般について透明性が問われているこの時期に再度申し上げますが、廃校が決定している公立の看護学校に、准看を育てる先生が正看を育てる先生に、年齢制限をはるかに超えた人を、資格を持った推薦されるべき看護婦がいたにもかかわらず、従来の採用方法を中止してまでも、しかも係長待遇でなぜ採用しなければならなかったのか。これはいわゆる情実採用としか思えないような職員採用を行ったことについて、行政の責任はどこにあるのか、明確にもう一度御答弁願います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 何度も申し上げて申しわけございませんけれども、職員の採用につきましては、地方公務員法に定められておりますし、一宮市職員採用規則に定められております。それに基づきまして、ただいまの事例につきましては、適正な選考を行って採用したところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 最後に、過去において市民病院の看護婦を確保するために看護婦学校が設立され、そして看護婦寮も建設してきたはずでありますが、ここに至って一宮市立看護専門学校の廃校を決定し、病院改築に伴い、看護婦寮を解体するということは、当時の看護婦不足は既に解消しているとの判断であると思われます。

 したがって、教務の補充については新規採用ではなく、前例に倣っての市民病院、または今伊勢分院の看護婦から補充する、それとも一時的に教務を兼務していただく方法でも対応できたのではないかと思いますが、いかがですか。御答弁願います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいま御指摘いただきました手法、方法論につきましては、これからの中でまた参考にさせていただくとともに、それぞれの採用のときに適正な執行に努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 時間も過ぎてしまいますので、次に移ります。

 次に再雇用・再任用制度についてお伺いいたします。

 人として生涯現役でおられるということは大変意義深いことと私は思っております。最近の世情からつらつら考えますと、現行の再雇用制度は本当にこれでよいのだろうかと疑問を感ぜざるを得ません。一宮公共職業安定所の発行する業務月報ハローワーク一宮によりますと、ちなみに一宮職安の管内はと言いますと、一宮市、稲沢市、尾西市、木曽川町、祖父江町の3市2町であります。この管内の失業保険給付者数を見てみますと、今年1月は 3,835名、2月は 3,651名、そして3月は 3,656名となっており、これらの人に支払われる給付額の総額は1月は6億 3,044万 9,000円、2月は6億 3,751万 1,000円、3月は6億 1,995万 6,000円となっております。これだけの方が職を求めておられ、毎月6億円以上ものお金が支払われているわけであります。1カ月1人平均17万円前後の計算になりますが、この額を支給されながら、必死に職を求めておられます。安定所内は毎日人でごった返しております。これは一宮管内だけの現象ではなく、全国的な現象であろうことは容易に想像されます。

 こうした状況下にありながら、本年4月には雇用保険法の一部改正がなされ、給付日数が大幅に短縮されてしまいました。本年3月までは最高 300日であったものが 180日になったのであります。失業されている方は家族を抱え、どれほどつらい毎日を送っておられることか、大変に厳しい現実がここにあります。

 このような厳しい現実を踏まえ、自治体の動向を新聞等から引用いたしますと、本年4月14日付朝日新聞には「公務員再任用ノー続出」の見出しで、定年退職した公務員を再任用する制度導入に議会がノーという動きで首都圏で相次いでいる。千葉などでは導入のための条例案を否決した市町があるほか、東京、埼玉では議会への提案を見送ったところが続出していると記述され、その理由及びその背景にはこんなことが書いてありました。民間が苦しいのにとか、民間より高い給料なのにさらに退職後まで優遇されていいのか。また、高齢者を採用することで若者の就職先を奪うようなことをしてもいいのか。かなりきつい御意見のもとに、否決ないしは条例案の提出を見送ったとしてありました。

 ちなみに埼玉県内の3分の2ぐらいの市町村が見送り、東京都では23区を除く39市町村中36市町村が議会提案を見送ったとしてありました。本年4月2日付毎日新聞は、愛知県は公務員ばかりが再就職で優遇されているとの批判があったため、2002年度から縁故やOB職員の再就職が中心だった嘱託職員の採用方法を、公募で民間出身者にも機会を広げることになったと記述されておりました。

 一宮市におきましては、3月議会におきまして、定年後の再任用制度が上程、可決され、平成14年4月1日施行となっており、そしてその運用については今後周辺市町の動向を見守りながら検討するということになっておりますが、この再任用制度について現時点ではどのようなお考えをお持ちなのか、お尋ねいたします。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいま議員の御質問の中で関係市町、あるいは全国的な再任用に対します状況を御説明いただいたところでございます。当市におきましては、去る3月議会におきまして御審議いただき、条例を可決していただいたところでございます。その条例の施行につきましては、そのときにも平成14年4月1日の施行でお願いしたいと申し上げましたけれども、関係市町あるいは県内の状況等を把握しながら、施行につきましては検討してまいりたいということでございますが、3月の時点からの変更はございませんので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 次に、従来の再雇用制度と再任用制度とはどこがどう違うのか、その相違点を具体的に御説明いただけませんか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 先ほど御指摘いただきました再任用制度と、現在あります再雇用制度の相違点を基本的なことから順番に説明させていただきます。

 身分につきましては、両制度とも一般職員ということになります。雇用期間につきましては、再雇用につきましては1年間、なお更新ということで2年間の雇用が可能となります。再任用につきましては、年金の支給開始年齢によって異なりますので、制度発足当初は1年間でございますが、段階的に定年退職から年金満額支給開始年齢までの関係がございますので、5年間に引き上げられるところでございます。

 次に、定数に対する考え方でございますが、再雇用につきましては、定数外職員となります。再任用につきましては、基本的には定数の対象となるところでございます。国におきましては、常勤職員については定数ということを明確に言っておりますが、短期間雇用者につきましては、まだきちんとした通知が来てございませんので、基本的には定数の対象ということでお答えさせていただきたいと思います。

 続いて、勤務日数あるいは勤務時間についてでございますが、両制度とも常勤の方につきましては、一般職に準じた内容の勤務時間をお勤めいただくということになります。再雇用の方の非常勤の方につきましては、1日5時間の毎日勤務、あるいは1日フル時間の月14日勤務というような形を現在予定させていただいておるところでございます。再任用の短時間勤務につきましては、1週間当たり16時間から32時間というふうに来ておりますので、これから規則で定めさせていただくことになります。

 次に、給料の格付でございますが、再雇用につきましては、現在常勤、非常勤ごとに一律の定額を設定させていただいております。常勤につきましては月額16万 7,200円、非常勤につきましては11万 1,500円の給料となっておるところでございます。

 また、再任用につきましては、職種別に給料表が設けられておりまして、正規職員と同様職務の内容に応じてその格付がなされる内容となっております。例えば、行政職(1) 表の場合におきましては、1級から11級までの職務に応じた格付がされておりますので、それぞれの格付に応じた給料が定められているところでございます。

 なお、短時間勤務職員につきましては、常勤職員に対する勤務時間の割合に応じて給料が決定されるところになります。

 また、諸手当についてでございますが、再雇用につきましては現在、役職手当、通勤手当、期末勤勉手当、退職手当等の支給を行っております。また、非常勤の場合は通勤手当のみの支給をいたしておるところでございます。

 再任用につきましては、常勤の場合はおおむね正規職員に準じた手当が支給される予定でございます。扶養、住居、退職手当については、支給がございません。また、短時間勤務の職員につきましては、常勤勤務に対する勤務時間の割合に応じてその支給が決定されるところでございます。

 最後に、福利厚生関係でございますが、健康保険、厚生年金等につきましては、両制度ともそれぞれに加入していただくことになります。

 相違点につきましては、おおむね以上のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 現行の再雇用制度に限ってお伺いいたしますが、行(1) 、行(2) を含めて年間の定年退職者は何名ほどになりますか。そして、そのうち再雇用を希望される方は何名程度ありますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 とりあえず資料といたしましては、平成12年度の関係は把握しておりますので、それを申し上げますが、定年退職者は59名でありました。そのうち再雇用希望者は39名でありましたので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 常勤再雇用者のポストは現在どれくらい用意されておりますか。そのうち役職手当の支給されるポストがあるはずですが、そのポストは幾つで、年間支給総額は大体幾らぐらいになりますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御質問は現在の雇用ポストということですが、現在は65ございます。そのうち、役職手当を支給させていただいているポストは12ございます。これに支払われます年間支給総額は 3,701万 8,080円となっておるところでございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 かなり莫大な金額が支払われているということでございますけれども、大体再雇用ポストというと、外郭団体が多いわけですけれども、市の外郭団体におけるそれぞれの任命権者はどなたになっておるか、幾つか例を挙げてお答えいただきたいと思います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御質問はそれぞれの外郭団体の任命権者についてでございます。基本的に外郭団体の任命権者につきましては、各団体の定款あるいは寄附行為において定められているところでございますので、その代表者がそれぞれの団体の任命権者におなりになっているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 それぞれの団体によって任命権者が違うと理解するわけですけれども、再雇用ですと任期が1年ということですが、2年目に入る人がほかへ移るということがよくあるわけですけれども、こういうのはどういうふうに理解すればよろしいでしょうか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御質問ですが、再雇用者がそれぞれの公社間で異動があるということに対してのお答えとさせていただきます。それは、それぞれの団体の任命権者がそれぞれの職員の方と交わされることでございまして、それぞれの任命権者ごとに御相談され、あるいは連絡調整され、より適切な雇用を行うということで異動される方も現実にはございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 そういうふうにとりあえず理解しておきます。

 常勤的再雇用嘱託職員の身分は一般職の職員とすると規定されておりますが、これは地方公務員法の適用もしくは準用を受けると解釈してよろしいですか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御質問でございますが、再雇用職員の身分は基本的には一般職の公務員となりますので、地方公務員法の適用を受けることになりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 地方公務員法の適用を受けるということですね。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御確認でございますが、間違いございません。ただ、議員が今想定されていることかどうかはわかりませんけれども、先ほどからの流れでいきますと、公社、外郭団体ということになりますと、それぞれ外郭団体の職員という身分になられますので、地方公務員法の適用はございません。

 しかしながら、準公務員あるいはみなし公務員というような言葉を使われて、外郭団体に対する地方公務員に準用するような形でのいろいろな制限といいますか、市民から信頼を得るために関係の拘束等が準用というような形で行われていることも予測するところでございます。基本的にはそれぞれの公社の就業規則、あるいは公社の雇用関係になりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 それで理解できました。

 組織的なことはそれで終わらせていただきますけれども、再雇用された方たちの口からはやるべき仕事もないとか、暇でしようがないとか、給料が少なくてばかばかしいなどの発言を私みずから耳にいたしております。そして、この3月上旬には次の再雇用先がさも決まっているかのように、「そこの仕事はえらくないか」という問い合わせ発言とか、「まあ、2年間ゆっくりするわ」と言われた方等もありました。問い合わせされた方はこの4月からその職場にお見えになっております。

 私は以前よりこのようなことを耳にしていた関係もあって、折を見て、あるいは機会あるごとに外郭団体をそれとなく気にして訪れておりました。本当に仕事があり、一生懸命与えられた職務を精力的におやりになっておられる方もお見えでした。しかしながら、あるときこのことに関し、ある外郭団体に深く関係されている民間団体の代表者から何とかしてほしいとの相談がありましたことも事実でありますので、申し添えておきます。

 また、別の面から一般の職員からすれば、きのうまで部長、次長、課長であった人がきょうからは一般事務職として来られて、ちょっとしたことでもお願いしづらい、皆一様に思っている正直な感想であると思った次第であります。悪いことに退職時の役職の気持ちをそのままお持ちになっておられる方もお見えです。気持ちを素直に入れかえていただきたいと思う次第であります。

 市の行政というものは言うまでもなく、途切れることなく将来に向かって永遠に続いていくものであります。行政の継続性は何も特定の個人でなくてもよいわけであります。そのために職員には定年退職の制度があり、市長や我々市議会議員、行政委員にも任期というものが定められているわけであります。この定年制度や任期というものは、個人の能力として公務に集中して携わることができる体力とか、精神力とか、時代に対する判断力とか、情報力などから定められておるのではないかと考えております。

 なぜかといいますと、その機関の新陳代謝が自然に、あるいは自動的に行われることが必要だからであります。また、当市の年2回の定年退職制度も職員の新陳代謝をよくするためと、過去の一般質問の中で御答弁されております。なるほどと思います。仮に再任用制度が実施されますと、最終的には単純に考えても 200弱のポストを用意しなければなりません。そうなりますと、いよいよ新陳代謝はもちろんのこと、行政サービスの向上は望み得ませんことは自明の理であると思う次第であります。

 行・財政改革が声高に叫ばれている現在、これらのポストは本当に必要欠くべからざるポストかどうか疑問に思うわけであります。5月23日付朝日新聞にも市行政改革推進委員会から鋭い指摘を受けたという記事も載っておりました。

 過去5年間の再雇用者の雇用推移を見てみますと、ポストがあったりなかったり、ふえたり減ったりして、仕事のためのポストではなくて、人のためにあるポストではないかと感じざるを得ません。政治とか行政とかは個人の寿命とは関係なく、ただ流れる水のごとく永遠に続くのであります。そこで、その流れる水に乗るために船が必要となるわけであります。その船こそ行政でいえば国や県、市町村の機関であり、民間でいえば各種の会社など法人機関であります。

 民間の中にはそういった船はなく、手こぎのいかだ程度の能力の自営のなりわいで生活する人が大部分であります。こうした方は自分自身の寿命とイコールなのであります。自分が死ねば、以上終わりです。

 こういったことから、途切れることなく、しかもよどみなく永遠に流れ続けさせるためには若いエネルギーを間断なく注入していく、これが真の新陳代謝であります。人間の皮膚細胞と同じであります。すなわち下からどんどん新しい細胞が創出され、表面の老細胞が皮膚から離れていく現象と同じことであります。逆に言えば、定年制度こそが自然に組織の活性化、サービスの向上につながるわけであります。

 我々議員には4年に1回の選挙があります。市民のチェックを受けなければなりません。次の4年間の働きを保証し、約束しなければなりません。今、この一宮市役所の職員の定年制度はどのようなものか。市政功労者となっても再任用で給料がいただける定年制度は、バブル崩壊から約10年を経過した現在の市民感情に照らすと、果たして妥当で、納税する市民の皆様に納得していただける制度と言えるでしょうか。よくよくお考えいただきたい。市議会議員経験者の市政功労者はその職を退いたときだけ礼遇されるだけで、その後は無報酬であります。これは至極当然なことだと思っております。また、民間会社の多くの社員も同様であります。

 平成12年10月1日付では希望者全員が一般事務職として再雇用され、これを知った職員はこれを絶賛したということもお聞きいたしました。再任用制度も来年4月から施行の運びとなっております。

 以上のことを踏まえ、納税される市民の皆様に御納得していただける実りある制度となるよう、運用面でお考えいただきたい。その前提として現行の再雇用制度と外郭団体との関係を再度御検討いただきたいことを要望し、この項の質問を終わらせていただきますが、一言あればお願いいたします。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御意見は3月議会の中でもいろいろと御審議いただき、御討議いただいた内容でございます。改めて意見をいただきましたので、十分にかみしめまして、平成14年4月からの施行、運用に当たってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 次に、服務規律の周知文書についてお尋ねします。

 地方公務員法第6節第30条から第38条までには職員の基本的な服務が規定されております。職員の方はこれらの規定を当然熟知されていることと思います。例えば、第30条には服務の根本基準として、「すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。」と規定され、続く第31条には服務の宣誓として、「職員は、条例の定めるところにより、服務の宣誓をしなければならない。」と規定され、これを受けて昭和26年4月1日付一宮市条例第6号、職員の服務の宣誓に関する条例として制定されております。これの第2条には、「新たに職員となつた者は任命権者又は任命権者の定める上級の地方公務員の面前において、別記様式による宣誓書に署名なつ印してからでなければ、その職務を行つてはならない。」と規定され、任用後最初の仕事が宣誓書への署名、捺印であります。

 さらに続けて地公法では、第32条には法令等及び上司の職務上の命令に従う義務、第33条には信用失墜行為の禁止、第34条には秘密を守る義務、第35条には職務に専念する義務、そのほか政治的行為の制限、争議行為等の禁止、営利企業等の従事制限、以上9カ条にわたって公務員としての基本、基準が厳格に規定されておるわけであります。

 また、地公法第5節には分限及び懲戒として、第27条から第29条までの5カ条にわたって職員の身分保証及び懲戒の基準が明記されております。また、これらの服務と分限及び懲戒については、市条例並びに規則にも詳細に規定されております。

 次に、一宮市職員服務規則第5条に、このような規定があります。「職員は勤務時間中、次の事項を守らなければならない」として、第1号から5号まで例示されており、第2項は「職員は、職務の遂行に当たり、次の事項を守らなければならない」。第1号から第6号まで規定され、第1号には「外来者に対しては、礼儀正しく、親切丁寧に応待すること」と規定されております。全体の奉仕者としてごくごく基本的な姿勢をあえて規定したものと理解するわけであります。それほどこの姿勢が大事だということであります。それがゆえに、地公法第29条には、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった場合は、懲戒処分として戒告、減給、停職または免職の処分をすることができるとあります。

 これらについて、冒頭でも申し上げましたように、全職員が熟知され、日常業務の際はもちろんのこと、休日においても常に頭に置いて行動されていることと思いますが、去る5月17日、新聞等で報道されたような起きてはならない事件が発生してしまいました。まことに残念なことであります。これらの不祥事再発防止に向けて対策を発表されました。この対策について御説明いただけませんか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまは市職員の不祥事に対します御意見でございます。まずもって、市民の皆様方、関係者に対しまして、おわびを申し上げます。

 ただいまはその不祥事に対します再発防止策についてということでございました。緊急幹部会議を開催いたしまして、助役名で職員の服務規律の確保に係る文書通達を行いました。それから、職員の相談体制の服務規律の徹底に係る具体的な取り組みをいたしました。それから、職員の宣誓の項目を書いたカードを作成し、それぞれの職員に配付をさせていただいたところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 宣誓書を書いたカードを1人1人に携帯させるということですが、これも1つの方法かとは思います。配られたカードには、間違いとまでは言いませんが、字句のダブりと表現方法に違和感がある部分がありました。これからその部分を読みますので、じっくり聞いていただきたいと思います。

 宣誓書の方の字句のダブりについては、これは指摘するまでもないもので、省きます。「私たち職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ、職務の遂行に当っては、全力を挙げてこれに専念しなければなりません」と書かれており、下に箇条書きで3つあります。そのうちの1つ、一番上の文ですが、「私は、市民から信用を損なわないようにします」。どう思われますか。何かおかしくないですか。

 ちょっと申し上げますと、「私たち職員は、全体の奉仕者として」という文言ですが、これは地公法第30条の「すべて職員は、全体の奉仕者として」を「私たち職員」というのを置きかえただけです。もう1カ所、先ほど申しました「私は、市民から信用を損なわないようにします」は、「私は、市民の信用を損なわないようにします」というのが適切な表現ではないかと思います。「から」というのを生かそうと思えば、「市民から見放されないようにします」というふうに言うのが適切かというふうに私は思うのです。

 このカードの作成部署はどこですか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 私が所管いたします市長公室でございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 最終的には当然チェックされたと思いますが、職員の意識啓発を促すには、この間違いは、意気込んで作成し、素早く配付した割には拍子抜けの感じがしてなりません。地公法第35条、職務に専念する義務の中にこんな表現があります。「職員は、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用いなければならない」と規定されております。全力を挙げて専念しているとは到底思えませんし、職責を十分に発揮されているとも思われません。啓発を促す部署がこのありさまですから、これを受け取った他の部署の職員はどのように思っているか、あるいは、どのようなことを言っているか御存じですか。あえては言いません。この文章が市民向けならば、市として大変な恥とむだ遣いをしたことになり、市民の皆様から激しい攻撃を受けることは必至であると思う次第であります。

 私は、ある学校の国語の先生に見てもらいました。その先生は、「ただ単なる文章だけで判断すれば 100%間違いではないが、このカードを出すに至った背景からすれば、主語と述語の関係がねじれておかしい。まるで人ごとですね」と言われました。これを聞いて、どう思われますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいまの御指摘でございますか、我々職員は全力を挙げてその職務を遂行させていただいていることは間違いでございません。しかしながら、結果において、ただいま御指摘をいただきましたような誤りがあった、あるいは文章上の御指摘があるということでございますので、その点については伺っておきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 先ほども言いましたけれども、この文章は地公法第30条、服務の根本基準の条文の「すべて職員は」を「私たち職員は」に置きかえただけの安易な方法をとったからこのようになったのであります。その意味では、この文章はもう既に死んでおります。職員みずからが戒めを感ずる生きた文章ではありません。これらについてどのようにお考えですか。それとも再作成するお考えはありますか。

 今回のこのカードは、事の内容から言ったら、5月17日の事件とはミスマッチで、むしろ4月の件の直後、可及的速やかに出すべきではなかったですか。消防では、朝礼の際、あのカードを市民憲章のように全員で唱和していることもお聞きしたことから考えると、5月17日の事件は起きていなかった可能性もなきにしもあらずと思いますが、責任者の判断としてどうですか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 起きてはいけない不祥事が起きたということに対します私どもの対応の仕方、手法はそれぞれの時点で適切であるべき方法をとらせていただいてきたところでございます。しかしながら、御指摘いただいたような問題があったということにつきましては、今申し上げましたように、伺っていくということで、このカードの作成につきましては、次の機会があれば、御指摘いただいた内容につきましてもう少し精査しながら、職員の信頼あるいは市民の方からの信頼を受けるような形にしてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 それでは、よろしくお願いいたしたいと思います。

 次の次期公害防止計画についてお尋ねいたします。

 5月3日付読売新聞の記事を引用させていただきますと、「国が公害の著しい地域を指定し、重点的に環境改善を図る次期公害防止計画の中から、これまで指定されていた愛知地域の一部と、三重県の四日市地域全体が、対象外になっていることが、2日明らかになった。指定地域では、廃棄物処理場などの建設に高い補助率が適用されていたため、補助金がカットされる市町村では、新たな財源の確保が急務になっている。環境省では5年に一度、対象地域の見直しをしており、次期計画では、今年夏ごろまでに最終決定する方針だが、これまでに愛知地域は一宮市や江南市など計26市町村、四日市地域は4市町すべてが環境基準をクリアしているとし、対象外として内示した」と書かれておりました。

 一宮市において環境基準がクリアしたということは、市としても担当課としても大変喜ばしいことではありますが、反面、最終処分場の問題を抱えている当市にとって、この内示は即、補助金減額ということであるから、環境行政にとって甚大なる損害だと受けとめられもします。

 このような内示に至ったことの経緯、経過を御説明いただけませんか。あわせて、指定外になれば補助金はどのようになるのか、そして、当市にとって今後5年間どのような影響を及ぼすのか、かいつまんで御答弁願います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 御答弁させていただく前にひとつ、先ほどの行政職(2) 表の年齢は37歳でございますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、今回の御質問であります次期公害防止計画について、その経過を御説明申し上げます。

 公害防止計画につきましては、環境基本法の規定に基づきまして、現に公害が著しくかつ公害防止に関する施策を総合的に講じなければ公害の防止を図ることが著しく困難な地域及び、人口・産業の急速な集中、その他の事情により公害が著しくなるおそれがあり、かつ公害の防止に関する施策を総合的に講じなければ公害の防止を図ることが著しく困難だと認められる地域の関係都道府県知事に対しまして、その地域における公害の防止に関する施策の基本方針を示して、その施策に係る計画の策定を指示するものでございます。

 本県におきましても、これを受けて、基本方針に基づき、公害防止計画の策定がされてきたところでございます。この計画は5年ごとの見直しがなされており、従来の計画は平成12年度までとなっており、今回平成13年度から平成17年度までの計画が現在、国の基本方針を待って作成されるところでございます。

 こうしたことから、昨年7月に公害防止計画の見直しを進めるため、県環境部が従来の指定地域−−本市を含めまして66市町村の担当課長を招集し、説明会が開催されたところでございます。その後、66市町村で構成されております愛知県公害防止計画推進市町村協議会においても、この計画についての協議を進めてまいったところでございます。

 さらに、本年1月に県環境部より公害防止計画地域の指定作業の参考にするために、大気、水質、騒音、振動等のデータの提出をしてくださいという要請があり、2月19日に本市におけるデータの提出を行ったところでございます。その後、3月19日に、提出済みのデータでは地域指定がなされるには大変厳しい状況にあるという説明があり、道路交通騒音のデータを早急に追加するという形をお願いし、4月3日に提出させていただいたところでございます。

 以後、近隣市町村とも情報交換しながら状況を見ておりましたところ、先ほど御指摘いただきましたように5月3日の新聞報道、さらには5月7日付の県環境部からの事務連絡で、本市が愛知県公害防止計画の地域指定から外れるという情報を得たところでございます。

 以上がこれまでの経過でございます。

 もう1点御質問いただきました、その結果による影響につきましては、公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律というものがございます。市町村が公害防止のために整備いたします最終処分場等あるいは焼却施設に対する補助金のかさ上げ部分があるわけでございます。通常ですと4分の1の補助事業でございますが、指定を受けますと、さらに4分の1がかさ上げされ、全体で2分の1の補助がいただけるという制度でございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 続けて、新聞は「関係市町村は7日、同省に対し、再指定を求めて陳情する」としてありました。当然に陳情されたと思いますが、いかがですか。

 続いて、5月30日付の同じ読売新聞にはこのようなことが書いてありました。「国の次期公害防止計画から愛知地域の一部市町村が対象外になっていた問題で、環境省は29日、データを再検討した結果、愛知県大口町、扶桑町、東浦町の3町を復活させ、対象地域に含めることを決めた」とし、「対象外とされた自治体は、自民党県議や各市町村長らが今月7日、同省に指定継続を求め陳情していた。このうち大口町など3町は、データを総合的に分析するとともに、地元の意向も考慮し判断した」とありました。ここで肝心なのは「地元の意向を考慮し」であります。聞くところによりますと、この内示情報をいち早く入手し、早くからそれなりの動きをしていた自治体もあるということも聞いております。

 この意味では、当市は立ちおくれたのではないかとも、取り組みが甘かったのではないかとも思われますが、いかがですか。このことについて、市当局は指定復活に向けてどのような対策を講じられましたか。そして、8月の決定までにどのようなことをなされようとされておるのか。以上、2点につきお尋ねいたします。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 先ほども申し上げましたように、5月7日の時点、あるいはただいま御指摘をいただきました5月30日の時点ということで、5月7日につきましては一宮市が外れましたという情報、あるいは5月30日については追加の市町がありましたという情報が新聞紙上等であったわけでございます。5月7日の通知につきましては、県からの通知が来たわけでございますが、5月30日の情報につきましては、新聞紙上で把握する段階でございまして、具体的に何を理由として追加認定されたか、今のところはまだ定かではございません。しかしながら、そういう新聞記事でございましたので、追加認定されたということになるかと思いますが、はっきりした結論はまだいただいておりませんので、わかりません。

 しかしながら、ただいま御指摘をいただきましたように、県の指定を受けるためのこれからの努力ということにつきましては、最終決定まで時間があれば、これからも関係機関に対しまして強力にお願いしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 最終処分場に限定して言いますと、補助対象事業費は14億円、指定されれば2分の1の補助で、金額にしますと7億円の補助になります。今回のように指定を外された場合は、4分の1の3億 5,000万円の補助というふうに、減額分は当然に市民の税金投入ということになるかと思います。指定復活に向けて最善の努力をお願いしておきます。

 最後に、児童虐待防止についてお尋ねいたします。

 私の有力なる後援者の嫁に出した一人の娘さんに起きた事例を御紹介いたします。先月上旬、生後1年に満たない子がベビーカーに乗っておりました。どうした拍子かわからないが、突然ベビーカーが倒れました。運の悪いことに、倒れた先に庭に埋め込まれた玉石があり、それに側頭部を打ち、大きなこぶができたのでした。最初は、驚きと痛さのため相当に泣いたのです。しばらく泣いた後、痛さもとれ始めるとともに泣かなくなりはしましたが、依然こぶは大きいままでありました。その後、日がたってくるとこぶは徐々に小さくなり、今度は少しくぼんだ状態になったので、逆に心配になって市内のある病院へ診てもらいに行ったのであります。医師はその状態を見るなり、即座に「これは児童虐待だ」と断定され、ほかに傷はないか体じゅうをチェックされたが、ほかに傷はなかったが児童虐待の断定を覆そうとはしなかったのであります。このときの医師の診断は「鈍器状のもので殴打した」でありました。この後の医師の処置は、「こんな母親には看病させるわけにはいかない」と言って、一切子供には近づけさせず、会わせもさせない扱いを受けたのであります。医師いわく「この子は年子で生まれたため、母親が育児を放棄したのではないか」とまで言われ、「児童相談所へ通報し、その結果によってはこの子供を保護する」とまでエスカレートしたのであります。

 母親は思ってもいない扱いを受け、どれほど悲しい、どれほどつらい思いをしたことでしょう。通報により児童相談所から派遣されてきた相談員は、傷の状態、家族から事情を聴取した結果、児童虐待ではないと結論づけられ、一応事なきを得たものでありましたが、相談員は「それでも念のため」と言って、「退院後、家庭の状況等を調査に伺います」とのことでした。付近も調査されたとのことです。

 これは単なる1つの事例ではありますが、事と次第によっては、とんでもない方向に導かれることを示唆している事例となったのであります。

 ここに1つの文書があります。平成13年6月4日付、あて先は各課(公所)長様、発信人は家庭児童課長並びに健康管理課長となっており、表題はといいますと、一宮市児童虐待防止に関する情報提供の協力についてのお願い文書であります。

 幹部会で相当議論された結果、出された文書であると理解いたしますが、この文書の意図するものは何ですか。そして、文書上は2人の課長名となっておりますが、重大な問題です。こういった文書の場合、市長名か担当部長名で出すのが本位と思いますが、この場合、2人の課長が責任をとるのですか、お伺いいたします。



◎市民部長(酒井孝嘉君) 

 お答えさせていただきます。

 確かに6月4日付で家庭児童課長名と健康管理課長名で各課(公所)長あて、情報提供の協力依頼というものを行っております。既に御案内のとおり、今、新聞紙上に児童虐待の載らない日はないわけであります。それほどたくさんの事例が発生しております。一般的に虐待は、日々その内容がエスカレートしていくというような傾向を有しておりますし、放置しておけば児童を死に至らしめるというような悲惨な結果に結びつくおそれも伴っております。こうした児童をいっときでも早く発見をして適切な対応をとること、これが問題解決の第一歩であると私どもは認識しております。

 しかしながら、虐待を早く発見するということは、子供さんに接しておみえの方、それから近隣地域の方々など、広く皆様方からの情報提供に頼らざるを得ないところであります。

 こうしたことからも、6月4日付の文書で、説明不足の点はあったかもしれませんけれども、職員においてもそれぞれの業務の中で、また地域で見聞きしたようなときに、虐待と思われるような事例がありましたら、わかる範囲で情報提供に御協力をくださいというのが、この文書の真意でございます。

 こうした趣旨で6月4日付で発信させていただきましたけれども、発信者名は家庭児童課長と健康管理課長ですが、文書上の責任者はだれかということであれば、両名であるということでありますけれども、私どもではこういう特殊な事例、緊急性のあるものにつきましては、幹部会がございますので、このような文書の内容をそこで示しまして、こういうことで担当課長名でそれぞれの所属長に対して発信してよろしいかというような協議を行ってから発信をするものであります。

 以上でございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 私なりに解釈いたしますと、武豊町では児童虐待が起きたが、一宮市ではまだ起きておりません。未然に防ぐため、情報を提供してほしいと言っているのではないでしょうか。児童虐待の防止等に関する法律の第5条には、児童虐待の早期発見として、「学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師、保健婦、弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者は、児童虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、児童虐待の早期発見に努めなければならない」と規定されております。厚生省児童家庭局長通達の施行についての解説によれば、法律に直接規定されている者のほかに、職務上関係のある者として、児童委員、警察職員、人権擁護委員、精神保健福祉相談員、母子相談員、婦人相談員、家庭裁判所調査官等が規定されておりますが、どこにも市役所職員を対象にしなさいとは規定されておりません。

 児童虐待情報連絡票をつぶさに見てみますと、「日常職務の際」となっておりますが、仕事をしながら記入できる内容ではありません。児童虐待かどうかの判断は極めて専門性を有し、それなりの知識を要求されるものと理解いたしますが、そのような知識を全職員に徹底されましたか、お伺いいたします。児童虐待とは何かをレクチャーされましたか。昨年12月1日の広報には児童虐待について掲載されておりますが、特に職員向けにそういったレクチャーはされておりますか、お尋ねします。



◎市民部長(酒井孝嘉君) 

 職員向けに児童虐待のレクチャーをしたかということでございます。

 議員御指摘のとおり、児童虐待というものは、非常にその判定について難しい部分があることは事実でございます。しかし、虐待と思われるような事例を目の当たりにしましても、それが、いわゆる教育的なしつけであるのか、あるいは虐待であるのか、その局面の事象だけではなかなか判断がつきません。また、体に残るような傷とかあざとか、そういうものを見つけても、それが事故によるものなのか、あるいは虐待によるものなのかということは、その場で判定はなかなか難しいと思います。

 そういう中にありまして、私ども市職員にお願いいたしましたことは、職務を遂行していく上において、常識的な線上で虐待と思われるようなところでお気づきの点があれば、わかる範囲でお知らせを願いたいということでございます。具体的にそのレクチャーといいますか、虐待はこういうものである、こういうものが想定されるというようなことは、確かにまだ説明をしておりませんので、今後、その趣旨を十分に理解してもらうために、虐待防止に関するパンフレットを配付いたしまして、周知を図っていこうと考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。



◆2番(谷祝夫君) 

 先ほどの事例ではありませんが、この協力制度は一つの誤った判断がとんでもない方向に進みかねない要素をはらんでおります。誤った判断で進んでいってしまった場合の責任はどこにありますか、お答え願います。



◎市民部長(酒井孝嘉君) 

 お答えいたします。

 誤った通報がされた場合、その責任はどこかというような御質問でございます。まず、虐待を発見したり、あるいは虐待と疑われるような場合には、速やかに児童相談所か福祉事務所へ通告してもらうということになっております。これは児童福祉法第25条、それから児童虐待の防止等に関する法律の第6条において、そのように規定されておるわけでございます。

 しかし、この場合、虐待かどうかという立証でございますが、これは、いわゆる通告者に負わせるということではありませんで、その判断は通告を受けた機関−−通常の場合は児童相談所でございますが、児童相談所が判断を行うわけでございます。よって、その通告がもし誤っておったとしても、その責任自体は通告者にはないということになりますので、ひとつよろしくお願いいたします。

 しかしながら、先ほど議員が具体的な事例としてお触れになりましたようなこともなきにしもあらずということでございますので、通告をする場合には、その御家族に対する配慮も十分していただきますように、法の運用もとであります児童相談所にも今後お願いしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございます。

 児童虐待について確定させるためには、立ち入り調査ができ、正当な理由なくして拒んだ場合、強制立ち入りもでき、正当防衛として許されもするし、また、警察官の援助のもと実力行使も可能とあります。そして、面会も遮断されます。今回の事例も、医師の誤った判断から親子は隔離され、自宅及び付近の調査までもされた事実から考えますと、この協力要請について一考を要すと考えますが、いかがですか、お尋ねいたします。

 そして最後に、私が武豊町町民なら、この文書に抗議を申し入れますが、いかがですか。



◎市民部長(酒井孝嘉君) 

 再度のお答えになるかもしれませんけれども、法の運用もとである児童相談所に、こういう周囲の御家族様のこともよく考えて、通報、通告等をお願いいたしてまいる所存でございます。それから、私どもでネットワーク会議というようなものも組織しておりますので、その場においてもお願いしていきたいと考えております。

 それから、6月4日の通知文の中で、「武豊町の例」というような書き出しをいたしました。これは、いわゆる児童虐待防止法が昨年11月20日に施行されまして、その直後であります12月でございますが、議員の皆さん御案内のように、武豊町で児童が箱の中に入れられて餓死するというような事件が発生しまして、大変マスコミ等でも大きく取り上げられました。そういうようなこともございまして、一つの象徴的な例として武豊町の事件というような表現をさせていただいたということでございますので、特に武豊町に対してどうこうとかいう他意はございませんでしたので、その点よろしく御理解をお願いいたしたいと思います。

 以上でございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 どうもありがとうございました。

 子供たちのために、虐待を何とか未然に防ぎたいという市の姿勢、気持ちは痛いほどよくわかるわけでありますが、何分にも虐待か虐待でないかの判断は、ただ一つの現象だけでは確定できません。子供を取り巻くいろいろな状況を調査し、その結果として虐待と認定されるわけでありますが、この問題は即、人権問題に直結いたしますので、くれぐれも慎重に対処していただきたいことを申し上げ、この項を終わらせていただきます。

 今回の一般質問は、質問の冒頭に申し上げましたように、批判、監視、牽制の立場から質問させていただきましたが、今後とも市民のためによりよい市政執行をお願い申し上げまして、一般質問を終わらせていただきます。どうも長時間ありがとうございました。(拍手)

         (「議長、関連」と呼ぶ者あり)



○副議長(渡部昭君) 

 21番 倉石義夫君。



◆21番(倉石義夫君) 

 職員の新規採用について、関連質問を簡単にさせていただきます。

 谷議員の論旨とはちょっと違うかもしれませんが、新規職員の年齢制限の件で、過去に私から、年齢制限を上げたらどうかという提案をさせてもらいました。賢明な市長公室長ですから、前にどういう質問があって、本会議で議論されているか、もう熟知されていると思います。現在、新規大卒の入職試験は、26歳の年齢制限がかかっております。その26歳の年齢制限をもうちょっと上げたらどうかという質問を過去にさせていただいております。

 例えば理工系の学生なんかですと、18歳で大学に入って22歳で卒業して、大学院に行くと前期が2年、さらに後期があるわけです。後期に行く人は少ないですが、それでも前期だと卒業時は24歳になります。1年か2年浪人すると、26歳という年齢にすぐなってしまう。また、一たん社会に出て、もう一回役所に勤めたいという人があっても、そういう条件がありますと、もう26歳がすぐ過ぎてしまう。

 そういう中で、私の提案は広い人材を得るために、少なくとも30歳ぐらいまでどうか。それができないようでしたら、段階的にでも28歳ぐらいまで試験の年齢制限を上げたらどうかという提案を過去にさせてもらいましたが、相変わらずことしも26歳かというふうに思っていましたが、その後どういう議論をされて26歳のままでおるのか、全然議論されなかったのか、これからまたその辺について検討されるのか、簡単に御説明いただきたい。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 新規採用あるいは中途採用、いろいろな採用の方法がございまして、それぞれの採用に基づき、長期的な採用あるいは職員構成のあり方、そのあたりを全体的な形で見てまいります。あるいは、特殊な職務、能力、そういうものを総合的にいろいろ勘案して、近隣の市町村でも実施しているところもありますし、それぞれの市町村の特性といいますか、職員の構成等を判断しながら、それぞれ取り入れておみえになる市町村もございますので、そのあたりの研究をさせていただきながら、一度勉強させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

         (「議長、関連」と呼ぶ者あり)



○副議長(渡部昭君) 

 20番 板倉正文君。



◆20番(板倉正文君) 

 先ほどの谷議員の採用の質問の中で、選考にかかわる問題で、適切に行われたと答弁されておりましたが、谷議員は選考のところでどういう基準があるのかということを質問していたと思うのです。そこが明確でないために、私たちも聞いていて、適切な対応をしたというようなことだけではちょっとわからないのです。

 ですから、当局の職員採用のところで、選考により行うことができるとありますけれども、その選考というのはどういう形でやるのか。そこが明確にされないと、今回の場合、病院の方に推薦を求めたけれども、途中で打ち切ったとかが谷議員から明らかにされたわけですから、そこを明らかにしてもらわないと、なかなか私たちも理解できないというふうに思いますので、そこを明らかにしていただきたいと思います。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 基本的には、まず応募していただきますときに、私どもがお願いをする職務に適切な、例えば今回ですと、資格があるかどうか、適切なものをお持ちになっているかどうかという書類選考がまずございます。その後は面接による選考という形で、それぞれの面接を行いまして、それぞれの評価表がございますけれども、その質問点あるいは評価表に基づきまして、それぞれの選考委員が評価をし、採点をしていくという形になっておりますので、よろしくお願い申し上げます。



○副議長(渡部昭君) 

 暫時、休憩いたします。

                             午後3時6分 休憩

                             午後3時35分 再開



○議長(浅野貞一君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 33番 小島尊司君。



◆33番(小島尊司君) (登壇、拍手)

 通告に基づきまして、一般質問をいたします。

 「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書についてであります。

 この教科書は市販本で、初めての例として、採択前にこういう本が出回りました。だから、私は歴史の事実と真実に照らしての問題点について、まず指摘しておきたいと思います。

 この教科書は、検定合格を文部科学省が与えました。これに対する内外の批判が、大変広がっております。これほどまで、国内はもとより、内外から批判を受けた教科書はないように私は思っておりますけれども、いかがですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 お答えさせていただきます。

 今、議員御指摘の新しい歴史教科書でございますが、さまざまな批判なり、あるいはまた逆の面の評価なり、いろいろなことが起きていることは承知しております。



◆33番(小島尊司君) 

 4月25日、日本の7人の歴史学者は、文部科学大臣に対して51項目について問題点を指摘して、その検討を求めました。また、国外では、2月28日、韓国国会が抗議の決議を採択いたしております。そして、5月8日には、韓国政府は25項目にわたっての再修正を要求してきました。そして、5月16日には、中国政府から8項目の修正が要求されておるわけであります。抗議は、こういったところから国際的にますます広がっているわけであります。

 もともとこの教科書は、文部科学省によって 137カ所もの修正を求められた上で、今回検定合格となったものでありますけれども、これまでに 137カ所という多きにわたって修正を求められた教科書はありますか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 検定にかかわる内容につきましては、私どもも、率直に言いまして、細かいことはわかりません。したがいまして、いわゆる新聞等の報道で知る限りでございますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 新聞等で知る限り、 137という多きにわたって、その上で検定合格した教科書がありますか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 修正箇所を1つ1つ比較したことがございませんが、 137カ所の修正を求められたということについては十分承知しておりますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 だから、これほどこの教科書が誤りだらけで、教科書の資格を持たないものであることを示しておるのではないか。同時に、この教科書をつくる会そのものが、何としても今回は、検定のテーブルに乗ればいいというような意図的なこともあってのことを聞いておりますけれども、いかがですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今の過程につきましては、それぞれの思いがございますでしょうし、私どもとしましては、現在、検定を合格したものについて、当然、公正、厳正に対処していく以外ございませんので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 だから、私は最後に言いますけれども、結論的に、私はこの教科書を採択するとかしないとかという以前に、政府は検定合格を撤回していただきたい。これはやはり多くの良心的な現場の先生方や多くの日本国民として、私はそういう措置をとっていただきたいと思っています。

 この教科書が内外からの批判の的になっておるのは、いわゆる近現代史であります。そこで、私なりに次のようにまとめてみました。

 最初は、明治以降の日本がたどった道として、私なりに整理をいたしますと、明治以降、アジアで西欧の植民地あるいは半植民地にならず独立を守り通してきたというのが、我が国の大きな歴史だと思っています。そして、資本主義と西欧文明を取り入れ、日本はアジアで最も進んだ経済国、近代国家に発展し、世界の5大国の一国に挙げられるに至ったと思います。

 しかし、それは第1に、西欧帝国主義の極東の憲兵の役割を果たしながら、戦争と植民地支配によって、アジア諸国民を犠牲にしての発展であった。第2には、国内では労働者、勤労者に対する、あの戦前の過酷な植民地的賃金と言われる搾取と収奪によるものである。いわゆる、専門用語でいきますと原始的蓄積と一面言われるような状態だった。

 だから、日本は、明治の初めから、征韓論、台湾出兵、義和団弾圧戦争、日露戦争、そして第1次世界大戦に参戦、シベリア出兵など、相次ぐ戦争によって世界的に好戦国だというレッテルを張られ、好戦国と言われ続けてきた。こんな歴史をたどっておるのではないか。そして、あげくは、その帰結として、国内 310万人と 2,000万人を超えるアジア・太平洋諸国民を犠牲にした、あのアジア・太平洋戦争。そして、日本はアジアと世界じゅうから批判される国となった。同時に労働運動、農民運動が起こり、戦争と植民地侵略に反対する国民の声と運動があったことも非常に重要な歴史の内容であります。

 近現代史の教育となれば、日本がこの間になし遂げた成果と到達点を本当に正しく伝えることは当然としても、今述べた基本点は、どうしても明らかにすべきことではないでしょうか。そう思いませんか、教育長。



◎教育長(馬場康雄君) 

 ただいま小島議員から、明治以降、太平洋戦争に至るまで、歴史に対する見方をお話ししていただきました。率直に申しまして、さまざまな御意見がありますが、今、その内容について述べることが、教科書そのものの評価につながってまいるおそれもございます。教育委員会が最終的には採択権限を持つわけでございますので、現実に今の採択期間中につきましては、やはり公正、厳正を期するためにも、評価は避けたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



◆33番(小島尊司君) 

 そういうふうに出られるということは、あらかじめ私もわかっておりました。しかし、厳正、公正にと言われる限り、私も力を込めて、厳正、公正な判断が出るような、そういう形で私も一定の勉強をしてきましたので、間違いは間違いとしてはっきりとおっしゃっていただいて結構だと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 歴史からの教訓、とりわけ双方からの侵略戦争であった日清、日露戦争と違いまして、第1次世界大戦後の戦争違法化という歴史の流れにも反して、日独伊のファシズムと軍国主義が、軍事同盟を結んで開始した第2次世界大戦の教訓を明らかにし、今日に生かせるものとすることが、教科書としての役割を本当に果たせるのではないか。残念かな、この教科書からは、そういう役割を果たすということは、間違っても出ないと私は確信しております。

 だから、こういったことを、反省もしないで居直っておる国、それが今の日本ではないかと思っています。今でも侵略戦争を反省しないで居直っておる国との国際的批判を受け続けておるわけであります。その点で言うならば、どうしてそうなのかという4つほどの問題点があります。

 1つ目は、戦後の日本の内閣で、アジア・太平洋戦争を侵略戦争とはっきり認めた内閣は、これまでないんです。やっと1995年、村山首相が、いわゆる終戦記念日の談話の中で「侵略」という言葉を使ったのが初めてなんです。

 2つ目は、日本国民とアジア・太平洋諸国民にもはかり知れない被害を与えた戦争の責任者がだれかを今でも明らかにしていない国だということです。ドイツの戦争犯罪の責任の追及は、今もこれには時効がないと言われておる。こういうドイツの立場と、根本的なやっぱり違いを見せておるんではないか。

 3つ目は、東京裁判で有罪として処刑された戦犯が、国会本会議で「犠牲者」と呼ばれ、靖国神社に祭られ、A級戦犯容疑者が首相に、有罪判決を受けた者が閣僚にもなっておる。

 4つ目は、従軍慰安婦などを法的には解決済みだとして、国家による謝罪と償いを依然として拒否している。政治的にはこういう背景があるんです。朝鮮植民地支配については、日本政府は1995年まで、武力で強制した韓国併合条約を、自由な意思、対等な立場で結んだ条約と言い続けてきました。この立場が、この教科書にもはっきりとあらわれておるんです。

 以上のように、侵略戦争と植民地支配への無反省は、日本国内はもとより世界、とりわけアジア諸国からも厳しい批判、糾弾を受けてきました。その結果、政府は1980年代に至って、公式に一定の反省と謝罪を表明せざるを得なくなったわけであります。

 その最初が1982年であります。教科書の記述への中国・韓国などの批判を受けて、「過去において、我が国の行為が、韓国・中国を含むアジアの国々の国民に多大の苦痛と損害を与えたことを深く自覚し」−−こういう当時の官房長官談話を発表して、教科書検定についての、歴史教科書についての近隣諸国条項をここで設けておるんです。

 また、1992年1月11日には宮沢首相が韓国の国会での演説で、「歴史上の一時期に、我が国が加害者であり、貴国がその被害者だったという事実があります。我々は歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を長く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないというかたい決意を改めて表明する」と韓国国会で述べております。

 そして、1995年8月15日、当時の村山首相が終戦50周年に際しての談話の中で、「我が国は遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで、国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国民の人に対して多大の苦痛を与えました」と述べ、痛切な反省と心からのおわびを初めて表明しておるんです。1995年でありますから、戦後、ちょうど50年目にしてのことなんです。

 また、1998年10月には、小渕首相と金大中韓国大統領との間で、日韓共同宣言が発せられました。また、同年11月には、小渕首相と江沢民中国国家首席との間で、日中共同宣言が明らかにされました。いずれも、日本の反省とおわびを前提とする今後の関係発展について合意の上で発せられたものであります。

 そして、2001年3月19日、参議院の予算委員会におきまして、我が党の阿部幸代議員の質問に、これらの日韓、日中の共同宣言、そして発するまでの首相の言明が、今でも生きているということをはっきりと答弁として明らかにされました。侵略戦争、植民地支配を美化するものと内外から批判が強まっていたこの教科書が検定合格したことは、政府の表明してきた日韓、日中の共同宣言による合意に反するものとして厳しい批判を受けるのは、今、私は当然ではないかと思っています。

 そこで、具体的な問題点を幾つか指摘したいと思います。

 1つは、日清、日露戦争。この日清、日露戦争というのは、性格的には双方からの侵略です。しかし、第1次世界大戦をこの教科書は「成功」といっておるんです。第1次大戦だけではなく、日清、日露、第1次大戦までをそう言っております。それは、1894年の日清戦争についての勝因として、「日本人が自国のために献身する国民になっていた」と。いわゆる国威発揚を、ここで評価としてこういうことをいっています。教科書 218ページです。

 これについて言えば、陸奥宗光氏−−これは当時の外務大臣です。この教科書は写真入りです。この外務大臣の秘書官も務めた中田敬義氏が、1938年、要するに日清戦争から40年余りたった外務省の聞き取りに対して、「事実においては、見方次第で侵略となっていると思う」と述べて、その理由に、朝鮮の独立を維持すると最初は言ったが、最後にはほぼ合併するという結末、これをとってはっきりと侵略だった、こういうことも述べています。

 また、 223ページには、日露戦争についての記述があります。日露戦争は、この教科書では、「日本の生き残りをかけた壮大な国民戦争だった」と描き、さらに第1次大戦に「参戦した日本は、少ない犠牲で戦勝国となることにも成功した」と、 247ページに堂々とこういうことを書いております。また「日本は第1次世界大戦によって日清・日露に続く第三の成功をおさめた」と、 249ページに書かれています。

 当時の参謀本部の日清戦争史草案、これは福島県立図書館に今もありますが、これによりますと、参謀本部内で、開戦直後の1894年8月、戦争目的を朝鮮に限定せず、澎湖島や台湾の占有、さらに将来のフィリピン占領構想が、東亜の覇権を握り、太平洋の海上を制するものとして、はっきりと論じられています。大東亜共栄圏の構想の原型とも言うべき構想を、軍首脳が日清戦争開始時に持っていた。これが史実としてはっきりと残っています。

 だから、こういう問題点が残っておりますけれども、教育長どうですか、御感想は。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、小島議員から新しい歴史教科書について詳細な分析をお聞かせいただきました。さまざまな御議論があり、またさまざまな考え方があり、いろいろなことがあるということは十分承知いたしております。私どもとしましては、学習指導要領の目標及び内容に即して、十分それぞれの教科書を研究させていただいて、そして採択に当たっていくということでございます。1つ1つの内容についての評価につきましては、コメントを避けさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 第2の問題点です。

 アジア・太平洋での侵略戦争についてです。これは日本とアジア・太平洋諸国民にとっても、この問題は最大の問題だと私は思っています。しかし、その原因を中国の反日運動とアメリカの排日政策に求めているということであります。

 満州事変を中国の反日運動のせいにしておる。そもそも満州事変というのは、関東軍が鉄道を爆破し、これを中国によるものとして軍隊を出動させるという謀略に始まったんです。このことについては 266ページで触れております。そして、同じ 266ページで、「こうした中で、石原莞爾ら関東軍の一部将校は」ということで、結局、一部将校が動かざるを得なかったと印象づけておるわけです。ここらは非常に恣意的です。この教科書をずっと読んでみると、そういう恣意的な手法というのは、この教科書の一貫した特徴になっている。

 それで、この点については、中国政府の修正要求はこういうふうに言っています。「日本の中国に対する侵食と勢力拡大が、中国人民を反抗に追いやった主な原因であるとの歴史の事実を隠ぺいするものである」。そして、さらに「過激という言葉を用いて、中国の民衆の日本勢力拡大に反対する正義の闘争を形容することは、日本軍国主義が中国の東北部において行ったさまざまな悪行を正当化しようとたくらむものである」という、非常に手厳しい中国からの修正要求なんです。

 そして、2番目の問題点は、満州国のかいらいの事実には触れてないということなんです。要するに、あの満州事変で軍事占領した日本は、かいらい国家満州国をつくった。ここには、国号、国旗、国家機構、人事のすべてを関東軍が決めたんです。これはだからにせの国であって、偽国であって、満州国は独立国では決してないんです。

 それで、あらかじめ教育長にもお渡ししておきましたけれども、これについて常用語でひとつ御回答をいただきたいと思います。すなわち、満州国の皇帝の条件を関東軍が規定をしておるんです。これを見ますと、「満州国皇帝は、天意、すなわち天皇の大御心に基づき皇位につきたるものにして、皇道連邦の中心たる天皇に仕へ、天皇の大御心をもって心とすることを在位の条件となすものなり。天皇の大御心をもって心とせざるに至るがごとき場合においては、天意によりその地位を失ふべきもの」云々。これは教育長にちょっとお渡ししておきましたので、わかりやすい言葉でひとつお願いしたいです。



◎教育長(馬場康雄君) 

 小島議員から事前にいただきましたが、残念ながら、私、浅学ですので、この文書の出典がわかりません。したがいまして、一般的な直訳になってしまいますので、お許しをいただきたいと思います。

 満州国の皇帝の位は、天皇の意思に基づいてついたものである。したがって、その在位の条件は、皇道連邦の中心である天皇に仕え、天皇の意思をいただいて、それを自分の心とすることが在位の条件である。もし、天皇の意思をみずからの心とできない場合は天意、すなわち天皇の意思によって、その位を失うというような意味ではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 私もそういうことだろうと思うのです。

 だから、大陸につくった満州国が、日本の天皇の意にそぐわないやつは皇位につけないなんていう、こんな残酷なことはないです。だから、さっきも言いましたように、中田敬義氏はこれについて、満州のことについて言うならば、「満州にしてもまたしかりである」「日本が自由の手腕を振るうこともできないではないであって、見れば、これは見方によって侵略である」と、はっきりと当時の関係者が認めておるんです。

 しかし、教科書の 268ページではこれと対照的に、「満州国は、五族協和、王道楽土建設をスローガンに、日本の重工業の進出などにより経済成長を遂げ、中国人などの著しい人口の流入があった」と。この教科書は満州建国が成功したことを描こうとしておるのです。たしか原文では、これはもっと、満州は「人々の生活は向上し」と、こういうことが書かれておったわけでありますが、文部科学省もこれは言い過ぎということで、この原文は修正され、削除されたという経過があるようです。

 だから、このことを見ても、事実と真実は隠ぺいされてしまっておる、はっきりとこういうことが言えるのではないでしょうか。中国は、日本が永久に友好を深めていかなければならない隣国であります。この教科書でのこうした歴史教育が日中の友好を深めることにふさわしい教育と言えるか、大変な疑問になっておるわけであります。

 次に、3つ目の問題点、日米開戦であります。

 これは、今も言いましたように、排日政策ということで、相手に責任を押しつける、そういう書き方がしてあります。アメリカにその責任があるように、非常に印象づけておるということが特徴であります。これは 257ページにこう書かれています。日露戦争後アメリカが極めて露骨な反日政策をとった。それで、1907年にアメリカは、日本と戦争になった場合の作戦計画、いわゆるオレンジ計画というのを公にしております。ここには日本人移民排斥を主とする、こういうオレンジ計画というものを発表しています。これは教科書の 257から 258ページにかけて叙述してあります。

 それから、1921年12月、ワシントンで海軍軍縮会議が開かれまして、海軍軍縮などについて詳しく述べています。片や日本は1907年に帝国国防方針なるものをつくりまして、ここで初めて仮想敵国の1つとしてアメリカを明記しています。日清戦争の勝利で自信を強めた日本には、ハワイ、フィリピン支配論まで生まれ、これをめぐって、日米間は激しく対立し、首相候補にも挙げられた宇垣一成は、「アメリカ及び南洋諸島を移植地としてもっとも有望なものなり」と、アメリカ植民地化論を堂々と提唱しております。

 それで、 259ページでは「日英同盟の廃棄はイギリスも望まず、アメリカの強い意思によるもので、日米の未来に暗い影を投げかけた」ということを言っています。要するに日露戦争後、日米の矛盾は相当広がってきておることは事実なんです。そして、満蒙の権益をめぐって、太平洋をめぐる帝国主義的な矛盾と対立なんです。

 それで、日本学者の修正要求でも指摘をしているように、すなわちワシントン会議では日英米仏四国条約が締結され、日英同盟が廃棄されたと、ここにもまたこの教科書には意図的なものを非常に感ずるわけです。ワシントン会議では太平洋方面における島嶼なる領地に関する条約、すなわち日英米仏四国条約が結ばれたわけでありますから、この条約の中に日英条約というのは、その内容が含まれておるわけですから、そういうことで、あくまでも日英同盟協約は廃棄をされておるんです。だから、この廃棄をされておるということは、いわゆるアメリカの意思みたいな、アメリカの責任でこれが廃棄されたというようなことを、この教科書は叙述している。要するにこの教科書は、日米開戦をこうしたアメリカの対日政策の行き着くところとして描こうとしておるわけなんです。これも、事実と真実の大きな開きがあるということです。

 そして、1941年11月、当時のアメリカ国務長官ハルは、ハル・ノートというのを明らかにしました。これは 275ページに書かれておりますが、「ハル・ノートは、日本が中国から無条件で即時撤退することを要求していた。この要求に応じることが対米屈服を意味すると考えた日本政府は、最終的に対米開戦を決意した」というふうに書かれておるんです。今、言いましたように、要するに、アメリカと日本の対立と矛盾というのは、あくまでもそういう帝国主義列強間の矛盾なんです。しかし、こういうことで結局、日本はアメリカを相手にするということを、このときにもう明らかにしておるわけなんです。だから、そうしかけたのはアメリカなんだということ。だから、ああいう真珠湾のような奇襲攻撃をやらかしたわけなんです。

 同時に、これに先立って、当時はもう既に、日本の中国侵略はどんどんと拡大しておったんです。そして、中国どころか、仏印進駐に対してアメリカは、ハル・ノートというのは、要するに中国、仏印からの日本の撤退を求めたのです。だから、日本がそういう不当な侵略をやっておるわけですから、中国や仏印から撤退すれば、第2次世界大戦が起こらずに済んだかもしれません。これはそういう問題です。だから、日本が中国侵略をやめて撤退すれば、この問題そのものは片づいた問題なんです。

 それで、これを根拠づける記録があるのです。当時の東郷外相の報告で、1941年12月1日の御前会議でこのように報告されています。1、一切の国家の領土保全及び主権尊重、2、他国の内政不干渉、3、通商上の無差別待遇、4、平和手段によるのほか太平洋における現状不変更、要するに平和4原則の適応を日本に迫ったということなんです、ハル・ノートは。教育長、どう思いますか。これ事実なんですから。



◎教育長(馬場康雄君) 

 開戦時の東郷外相のことにつきまして、どう思われるかという御質問でございます。東郷外務大臣が、くしくも開戦時の外務大臣であり、また終戦時の外務大臣である。また、鹿児島の、いわゆる豊臣秀吉の朝鮮出兵の折の末裔であられることも知っておりますが、その内容につきましては、これもコメントを避けさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 それで、教科書でも言っておるのですけれども、この事実は、中国侵略を拡大しておる日本政府にとっては、確かに厳しいと思うのです。しかし、客観的に見ればこれは決して不当な要求ではないのです。日本かわいさに、多少は色をつけたとしても、平和4原則をはっきりとこの当時に提起をされておるわけです。

 それから、1941年8月11日には米英による大西洋憲章が発表されました。また、翌1942年1月1日には連合国共同宣言が発表されています。言ってみれば、この2つの中間に当たる時期のハル・ノートは、これらの宣言と基調を同じくして、その後の国際関係の原則的基準となるようなものを、はっきりと含んでおったということなんです。だから、中国侵略の際と同じく、日本の戦争開始が日本の責任にかかるものでなく、アメリカ側にあるように描こうとする手法が、ここでもこの教科書にはっきりとあらわれておるのです。だから、責任を相手国に押しつけるような教科書からは決して反省が生まれる余地はないのです。だから、日本の戦争犯罪も問題にならないし、歴史の教訓も残らない。これがこの教科書の特徴の1つになっておるということです。

 4点目の問題は、日本軍の加害行為には全くほおかむり。いわゆる、現在各国から訴訟まで起きている強制連行と従軍慰安婦などの加害行為について、一切ここには書かれていません。

 一方で、 228ページには人種差別に反対という国の方針で、満州国の入国を認め、ユダヤ人を助けたとする当時の陸軍少将樋口季一郎、それから、リトアニア駐在領事の杉原千畝の例は美談として紹介されております。

 しかし、日本が過去の侵略戦争と植民地支配の明確な清算をしてこそ、こういう美談は初めて、そしてさらに生きるというふうに私は思うが、いかがですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、小島議員から本当に詳しく、いろいろなことを検討していただいたことにつきまして、大変感銘を受けております。歴史につきましては、本当にさまざまな埋もれた事実もたくさんあると思います。私ども、いろいろな御意見、いろいろなお立場、いろいろな考え方を聞きながら、そういうことは受けとめながらも、私どもとしてはきちんとした形で、厳正、公正に対処していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 それからもう1つ、これはどうしても、日本の近現代史の歴史の柱として位置づけなければならない問題がある。これは南京大虐殺の問題です。

 これについても、東京裁判証言に異論を唱えるということと並べて書かれておるのです。これは内外からも一番注目された事件です。それが 295ページには、「多数の中国人民衆を殺害したと認定した(南京事件)」、こういうふうに書かれておるだけなんです。この事件の実態については、東京裁判の認定に異を唱え、原文ではこういうふうになっておったらしいのです。「この事件の疑問点は多く、今も論争が続いている。戦争中だから、何がしかの殺害があったとしても、ホロコーストのような種類のものではない」と。原文ですから、ここには修正されていますけれども、こういう考えに基づいて原文は書かれておったそうです。

 私はこの一文をとって見ても、これは大変な恐ろしさを感じます。少なくとも小学校の3年間は私は戦争実体験者です。落とされた焼夷弾から飛び散った黄リンをこのあごにかぶって、私は原爆ではありませんけど、被爆者なんです。私のひげはむらになっています。だから、私は昼間にひげをそることはできません。なぜか、すぐ血が出るわけです。私はひげをそるときは必ず夜なんです。そういう経験をしておる者としても、私は、日本国憲法の立場で、いかなる戦争といえども、再び戦争を起こしてはならないかたい決意のもとで、また同時に、この間の戦争の評価の中で、この南京大虐殺の問題は相当大きな位置を占めるというふうに思っております。

 極東国際軍事裁判速記録(全10巻、雄松堂書店)によれば、謀略事件の柳条湖事件の真相、満州侵略、フィリピンの虐殺事件、各地での捕虜虐待など侵略と戦争についての具体的な証言が、この東京裁判では何人もの証人によってなされています。東京裁判は1947年7月25日から29日の間、さらに8月7日、8月15日、8月16日、同事件の証人の証言が行われました。南京の町が日本軍によって、文字どおり生き地獄と化した姿を生々しく証言されています。これには、戦犯容疑者の弁護人の反対尋問は、手も足も出なかったという様子がうかがえます。特に8月16日の法廷においては、ウェッブ裁判長が、「これ以上弁護側が質問をお続けになりますと、それだけ弁護側の不利になるように思われます」と助け船を出して、弁護人が尋問を打ち切った場面もはっきりと書かれているのです。これほど事件が、要するに東京裁判の戦争犯罪の責任が、この南京大虐殺事件が主なものになっているのです。

 ここにどうしても紹介しておきたい本があります。これは記録ではありません。いわゆる昭和天皇の末弟である三笠宮崇仁殿下が書かれた「古代オリエント史と私」、学生社1984年6月刊です。この中の「1、なぜ私は歴史に関心をもったか」で、三笠宮は、皇族身位令による義務で、軍人への道を進むことになり、1943年1月、支那派遣軍参謀に補せられ、南京の総司令部に赴任したときに、日本軍の残虐行為を知らされました。ごくわずかしか例を挙げられませんが、それはまさに氷山の一角にすぎないものとお考えくださいと、こういう前置きをして、次のように書かれています。「ある青年将校−−私の陸士時代の同期生だったからショックも強かったのです−−から、兵隊の胆力を養成するには生きた捕虜を銃剣で突きささせるにかぎる、と聞きました。また、多数の中国人捕虜を貨車やトラックに積んで満州の荒野に連行し、毒ガスの生体実験をしている映画も見せられました。その実験に参加したある高級軍医は、かつて満州事変を調査するために国際連盟から派遣されたリットン卿の一行に、コレラ菌を付けた果物を出したが成功しなかった、と語っていました」。リットン卿は、この教科書にも出ております。また、このリットン卿の提案を日本は拒否しておるのです。「聖戦のかげに、じつはこんなことがあったのでした」。いずれも驚くべき事実です。日本軍の残虐行為は南京事件だけではなかったのです。これが日本軍の中国侵略の実態だったのです。三笠宮は「今もなお良心の苛責にたえないのは、戦争の罪悪性を十分に認識していなかったことです」。こう述べておられるのです。これは皇族も皇族、当時の天皇の末弟に当たる人がこうまで書いておるのです。だから、この実態を、事もあろうに、異を唱える−−そういう書き方は、余りにもけしからん。私はそう思います。

 細かいことを言えば、このアジア・太平洋戦争を大東亜戦争と、そして括弧してアジア・太平洋戦争と書く。それから、戦後即時廃棄された教育勅語。これの全文が写真入りであらわされるとか、こういうところを見ても、まことにこれは、今の世界と日本の歴史の中で、歴史の歯車をもとに戻すような大それた方向に、いわゆる21世紀を担う子供たちの教育のために、教科書として出されたというのがこの本なんです。

 まだたくさんありますけれども、余り飽きられてもいけませんので、この程度にしておきます。教育委員会に採択権があるんです。その前に、教科書採択協議会という機構があるようです。私は、この協議会に参加をされる現職の先生方を信頼申し上げておるわけです。願わくば、その上に、採択協議会として、できるものなら政府に対して、こんな教科書は子供の教育にとって害悪をもたらすことはあっても、何ら役には立たない、歴史の事実、真実を隠ぺいするような教科書が教育の現場に出回るような事態は、私は日本の教育の悲劇といいますか、そういう問題だと思います。

 だから、採択協議会においては、政府に対して検定合格撤回を求めてほしい。これが私の意見です。同時に、それができなければ、採択権を持った教育委員会においても、政府に対してそういう要望をされたい。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、小島議員から、新しい歴史教科書の内容につきまして、さまざまな観点からお話をいただきました。また、最後には、採択協議会から政府に向けて要望を出せというようなお話もございました。今のところ、そういう要望を出す予定も意思もございません。

 ただ、先ほどございましたように、今、歴史教科書はその教科書を含めて8社ございます。8社の教科書について、やはり私どもとしましては冷静な目で客観的に、そして学習指導要領の目標として、少し読み上げさせていただきますが、社会科の中学校の目標ですが、広い視野に立って社会に対する関心を高め、諸資料に基づいて多面的、多角的に考察し、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を深め、公民としての基礎的教養を培い、国際社会に生きる民主的、平和的な国家、社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養うとあります。この目標及び内容に即して、適した教科書を公正、厳正な目で採択してまいりたいと思います。

 なお、採択協議会は法的に決まっておりまして、いわゆる義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律で、都道府県教育委員会が教科用図書採択地区を設定しなければならないということで、県の教育委員会告示で、愛知県下につきましては9地区に分かれております。本市は尾張西部地区の採択協議会ということで、6市5町と一緒に採択を行うことになっております。その内容につきまして協議し、この場合、同一の教科用図書を採択しなければならないということになっておりますので、この教科書を採択した上で、最終的には一宮市教育委員会として主体的に決めさせていただく、そういう思いでおります。

 いずれにしましても、今、小島議員からるるございました。また、さまざまなお立場の方から、大変強い関心を持って、今回の社会科の教科書について、あるいはまた、ほかの教科書についても、さまざまな形でいろいろ御意見をいただいております。最初に申し上げましたが、公正、厳正な立場で私どもは採択に当たっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 もう1点だけ。

 日本国憲法の制定されるまでの、いわゆる当時のGHQからの働きかけです。 292ページです。「GHQはみずから作成した憲法草案を日本政府に示して憲法改正を強く迫った。政府はGHQが示した憲法草案の内容に衝撃を受けたが、それを拒否した場合、天皇の地位や占領下の日本へのよりきびしい事態が予想された。そこで、GHQの草案に基づいて政府は憲法案をつくり、帝国議会の審議をへて、1946年11月3日、日本国憲法が公布をされた」と、こういう書き方をしておるのです。すなわち、この言いわけですが、天皇の地位や占領下の日本へのよりきびしい事態が予想されたから、やむなくのんだ。いかにもアメリカからの押しつけ憲法だということが、この教科書からにじみ出ておるのです。これは大事な問題なんです。

 それにつけ加えてもう少し言いますと、第1次大戦後の世界の流れというのは、戦争の合法から、第1次大戦、ロシア革命を通じて、戦争は非合法だ、こういう世界の常識が流れてきておるのです。だから、国際連盟の成立も、そういう流れの中であります。しかも国際連盟は、日本がアメリカを相手にするために脱退し、そしてドイツとイタリアが当時それに倣って脱退し、言ってみれば、国際連盟の日本の脱退というのは、世界の流れに逆行する先駆的な役割を果たしておるということなんです。その教訓が国際連合に発展しておるのです。

 その国際連合では、創立当初に、要するに軍事同盟から集団的安全保障という問題。それから、戦争は、いわゆる日本の憲法にそれは集約をされておるんですけれども、武力の不保持、交戦権の否定。これは国連憲章に基づいて、さらに発展して、日本国憲法というのは世界に誇る、こういう世界の大きな流れの中できておるんです。

 その憲法の制定に際して、経過は一面の事実でしょうけれども、いかにもそれはアメリカから押しつけられたということがにじみ出るような書き方をするなんていうのは、こんなむちゃなことは私はないと思うんです。

 これを読んで、本当に日本国民として、いまだにこんな考え方で凝り固まった執筆人が、どういう学者か知りませんが、日本の歴史のレの字も論ずる資格がないというふうに、私はあえて論断をしておきたい。この教科書は教科書としての資格そのものがないものです。私はそう思いますから、その点ひとつ、篤と御承知おき願いたい。だから、その点ではまさに厳正、公正に判断して、特に歴史教科書についてはそうしていただきたいと思いますが、いかがですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 再三にわたって申し上げておりますが、現在、採択に向けてさまざまな取り組みをしております。いずれにしましても、現在、文部科学省の検定に通ったのが8社ございます。その8社を全部冷静な目で客観的に比較させていただいて、公正、厳正な目で採択してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 はっきりと教育長の本音を伺うことは、残念ながらできませんでした。しかし、私の意とするところも十分に受けとめていただけた上での厳正、公正という表現を私は信頼して、この質問をひとまず終わります。



○議長(浅野貞一君) 

 本日の会議は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。



◆33番(小島尊司君) 

 続いて、消防力の整備の問題であります。

 1つは、さきの谷議員の一般質問の中でも出てまいりました。今回の消防職員の不祥事の問題です。

 市長公室長の答弁を聞いていますと、谷議員も指摘されておったように、その文言上の問題はあろうかと思います。聞いておって、私もやっぱり不適切な面があるなと思いました。同時に、消防職員においては、この服務規程を毎日、朝礼で唱和しておるのですか。



◎消防長(棚橋進君) 

 そのように指示いたしております。



◆33番(小島尊司君) 

 私はそれはそれで否定するものではありません。しかし、職員というのは、採用された日から、やっぱり職員として服務規程に含まれている内容を、自覚しておると思います。だから、形式的にそれを、毎朝、毎朝、明けても暮れても、始業前に復唱する。それで、職員としての、全体の奉仕者としての自覚がそんなに向上するか。常に職員としての自覚を持って職務に専念するということは大事なことなんです。言ってみれば、今回の不祥事は消防職員 240人の中の1人だった。だから、こういう不祥事を起こす職員は、そうざらにはいないんです。ここにやっぱり、ほとんどの職員が服務規程に誠実に服しておるということを、1つは私は見ないといかん。これは職員に対する、私は信頼だと思うのです。

 私は10数年前にも、ちょうど森市長時代です。当時はちょっと性格が違いまして、わずか2年半の間に中堅の職員が、1人は交通事故、あとの5人の職員が循環器系統の病でばたばたと倒れた。そのときに私は質問しましたけれども、言ってみれば、公務員というのは非常に日常的にストレスがたまる部類なんです。しかも、現場を預かり、24時間勤務体制の消防職員はなおさらです。保育園の先生、小学校・中学校の先生、消防職員は公務員の中でも一番ストレスがたまる。それはなぜか。私は職場環境だと思うのです。

 私はその不祥事はあってはならないけれども、時にこういう不祥事が起きてくる職場の環境は万全か。現状は、決してそうじゃないのです。全体を通して言えば、一宮市の消防力の現状は国基準の 71.95%です。だから、国基準でいけば、現在の一宮市の消防は 353人の陣容でなければならないのです。間違いありませんか、消防長。



◎消防長(棚橋進君) 

 充足率 71.95%のことでございます。議員も御案内だと思いますけれども、国の消防力の基準が、平成12年1月20日付の消防庁告示第1号によりまして全面改正されておりまして、その改正後の数字でもって、私ども 71.95%が出してあるわけでございます。若干、この基準改正についての国の考え方を申し述べたいと思っております。

 今までの国の基準は、考え方としては、基準の数値というのが最小限度という意味を含んでおったわけでございますけれども、今度は、いわゆる指針になるということでございます。その理由といたしまして、昭和36年に制定されて以来、ずっとその基準でやってきて、今回平成12年に改正されました。

 その理由でございますけれども、近年の都市構造の変化、消防需要の変化、さらには地方分権の動きに対応し、各自治体の実態に即した合理的な基準をということで、平成12年1月に全面改正されたということでございます。

 今、言いましたように、従前の基準の定義は最小限度という表現でございましたけれども、今度は、適正な規模の消防力を整備するに当たっての指針ということでの位置づけをされておりまして、ある意味では、この数字はいわゆる努力目標というふうな表現になっておるわけでございます。

 また、議員よく御存じでして、新米の消防長の私よりはるか以前から、この消防力のことについてはいろいろと御指導いただいておるかと思います。それで、以前の平成5年当時の私どもの充足率は81.3%でございました。ところが、平成8年は64.8%ということに下がってきておる。64.8%のときの全国充足率が71.9%ということでありました。ということは、当時も私どもの充足率は、平均的な各市町の消防本部と比較いたしましても、余り遜色のない充足率でやってきておるわけでございます。ただ、新しい消防力の指針による基準の平均がまだ出されておりませんけれども、現在のいわゆる指針的な基準でいきますと、議員おっしゃるとおり 71.95%の陣容でもって動いておりますので、よろしくお願いいたします。



◆33番(小島尊司君) 

 消防長の答弁を聞いておると、この 71.95%でまあまあやっていける、これで大丈夫だと。これには、私はマンネリを非常に感じるのです。

 消防は何年市民をだまし続けるのですか。今、消防車1台に5人の体制でしょう。それで、24時間の2交代ですから、各出張所は10人です。10人ですから、1週間7日間のうち、5人がこの出張所に顔をそろえるということは1日もないでしょう。確かに緊急出動のときは、消防車1台が立派に出ます。中身はと言えば、最高 0.8台じゃないですか。最低で3人、 0.6台です。こんな姿をいつまで、20世紀はるか前からこの21世紀まで、市民にいつまでそういう姿を見せつけるつもりですか。

 だから、消防長の答弁はマンネリ。今、お世辞で私の方が詳しいなんて褒められたけれども、考え方としたら私の方が新しいんじゃないですか。新しい消防長が、そんなことに気づかずにどうしますか。私がきょう言いたいのはこれなんです。市長、こういう事態をどう思われますか。消防車を切り刻むわけにいきません、そうなったら動きませんから。しかし、中身は 0.8台や 0.6台。常時こういう姿を市民に見せつけておるんですから。いかがですか。



◎市長(谷一夫君) 

 消防職員は、最近の火災等の発生状況の中で、精いっぱい努力してやってくれております。本当に市民の皆様も、そのおかげでまずまず安心して日常生活を送っておられるのではないかというふうに思っております。人員的にいささか乏しいのではないかという御指摘でございますが、いろいろと事情がございますので、ぼちぼちと見直ししていきたいというふうに思っております。



◆33番(小島尊司君) 

 きょう、来年度の職員採用の案内を見ましたら、消防職員は14人です。しかし、14人では足りないです。

 出勤する消防車が、最高で 0.8台、通常は 0.6台です。消防業務だけの出張所が10ある。そこで、この消防出張所は、一たん出動したら、事務所は空っぽじゃないですか。1人もいないんです。おりようがないんです。3人しか出勤していないので、1人残して2人で行く、そんなわけにいかないでしょう。3人おったときは3人全員消防車に乗る、4人おったときも4人全員消防車に乗っていく。そうやっておるんじゃないですか。いわゆる勤務しておるその事務所が、一たん事があったら空っぽになってしまう。こういう状態こそ、私はこれは不自然だと思うのです。そう思いませんか。



◎市長(谷一夫君) 

 先ほど、来年度の職員採用14人という数字を御紹介いただきました。実は、まだ大卒の分しか公表しておりませんので、私から申し上げるのは控えておりましたが、議員がおっしゃっていただきましたので、ありがたく思っております。先ほど申し上げましたように、ぼちぼちとこれからやっていきたいというふうに申し上げた意味がおわかりいただけたというふうに思っております。

 今、3人なら3人の職員が全員出てしまうということでありますが、これはたとえ5人、6人配備したとしましても、住民の方の家が丸焼けになろうかというときに、6人おるから1人は留守番するというわけにはいきません。6人おれば全員やっぱり乗っていかなきゃいけないわけでありまして、6人おろうが空っぽになって全員出ていってやるというのが、これはもう当たり前でございまして、むしろそこに1人か2人おったら、何であそこにおるんだということで、これはおしかりを受ける可能性もあるわけでございまして、これはもう常に空っぽになるという宿命でございます。私はそのように思っております。



◆33番(小島尊司君) 

 いいことを市長は言われた。ぜひ、6人なら6人の体制をつくってください。とにかく、今5人の体制だけれども、5人が一遍に1台の消防車に乗って出動したことは、何十年とのこれまでの間、1日もなかったわけですから。6人も一遍に1台に乗っていくようなことになれば、これは一大革命だと私は思います。だから、ぜひそうしてください、市長。



◎市長(谷一夫君) 

 ちょっと今、言葉が走りまして、申しわけございませんでした。6人というのは訂正させていただきます。



◆33番(小島尊司君) 

 質問でこういう場面があってもいいですね。訂正されるというのは、一面正解だと思います。現に、やっぱり1台5人の体制ですから。

 5人体制だけれども、今、言いましたように、5人がそろって1台の消防車に乗って出動したことは、一宮市消防の歴史の中で一度もなかったでしょう。これまで1回もなかったでしょう。



◎消防長(棚橋進君) 

 5人配置をしておりますけれども、土日相当の休みがありますので、5人が一遍に行くということはできません。



◆33番(小島尊司君) 

 そういうふうですから、国の基準が指針に変わったわけですが、やっぱり指針といっても、要するに国基準の指針というものは、これだけあれば、まあまあそれこそやっていけれますよというふうに見たならば、 71.95%という、ほかのところも似たりよったりだという、そんなマンネリな考え方を持っておっては私はだめだと思う。

 私どもは一宮市の行革大綱に反対しておるんですけれども、あの行革大綱の中にある職員の適正配置ということについては、大いに賛成するんです。それは立場として違うかもしれませんけれども、文字どおり、適正配置というのは、何か事があっても、市民の期待にこたえられるような、仕事がやり遂げられる職員の配置、これが現実的に適正配置じゃないですか。堂々と1台の消防車が行っておるけれども、5人の定数の中で5人が一遍にそろって1台の消防車に乗っていけない、そんな日は1日もなかったということ、これが本当の適正配置ですか。どう思いますか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 ただいま消防本部の出動体制あるいは勤務公所での人数等についての御指摘でございます。

 先ほど消防長が御説明しましたように、基準につきましては努力目標という言葉に変わってきたということでございます。それはなぜ変わってきたかというと、環境の変化に伴ってそれぞれの基準等が変化をしてくるというのが、やはり時代の趨勢でございまして、それに対応して適正配置もしていくということが、やはり大事かと思います。

 先ほどの5人体制の出張所では、発生時には全員が消火活動に従事していくということは、そのとおりでございまして、その後に職員がいないことにつきましては、先ほど市長が御説明したとおりでございますので、できる範囲の中で、努力目標に向かって職員を充実、適正に配置していくということになるかと思います。よろしくお願い申し上げます。



◆33番(小島尊司君) 

 そこで、提案しますけれども、いわゆる消防士としての職員が、それこそ3人、4人で5人はそろったことがないわけですし、そうした場合でも、やっぱり全員駆けつけなきゃいかん。

 だから、これはひとつの提案ですけれども、各消防出張所に事務職兼務の消防職員を配置するということはできませんか。



◎市長公室長(橋本博利君) 

 事務職員兼務の消防職員ということでございます。

 国の基準の中にも庶務の処理等の人員という項目がございます。実際に出動していただく以外のところで、一宮市の場合につきましては、その庶務の処理等の人員につきましては、国基準が20名で、現在、当市が配置をさせていただいているのも20名ということで、この庶務の関係の事務につきましては、十分に充足させていただいているところでございます。

 しかしながら、先ほど兼務の消防職員ということでございますが、充実ができるならば、やはり本筋の消防職員の方の努力目標に向かって進むべきではないかなと思っておりますので、事務兼務というようなことよりも、事務の関係の職員は充足しているというふうに今のところ考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆33番(小島尊司君) 

 うまいこと逃げられたような感じがするけれども、この庶務の処理等の人員というのは、みんな本部の職員でしょう。



◎消防長(棚橋進君) 

 おっしゃるとおりでございます。



◆33番(小島尊司君) 

 だから、各消防出張所にそういう庶務の処理等の人員を配置していただきたい。そうすると、庶務で処理するものはないとか言いかけるかもしれんけれども、十分庶務で処理をするものはあると思うのです。どうですか。



◎消防長(棚橋進君) 

 現在でも配置しております5人の中で、出勤している人間が、今おっしゃいますように、その署所の事務処理はやっております。新たに庶務兼務というようなことで、例えばそういうことになりましたといたしましても、先ほど市長が言いましたように、災害があったときは全員出ていくということになろうかと思いますので、やはりそういうことになったといたしましても、空っぽになるということには変わらないと思っております。



◆33番(小島尊司君) 

 だから、それは規則というか、そういうものをつくって、やっぱり庶務処理の職員をちゃんと配置してほしい。全員が出ていってしまった空っぽの出張所に、市民が用事があって来る場合だってあるでしょう。そんなことだって皆無とは言えないでしょう。だから、それは市民に対するサービス、市民からの信頼をかち取る問題としてとらえないと、それこそ型にはまった行革の、私どもが中身として反対をしておる行革の適正配置になっちゃうんです。最初の消防長の答弁で大体察しがついたけれども、やっぱり考え方に新鮮さをもっと持ってください。今までこうやってきたから、もうこれでいい、そんなマンネリ的な、そういう考え方はやっぱり今、脱皮しなきゃいかん。私はそう思います。

 だから、そういう新しい考え方で、本当に全体の奉仕者として全部の消防職員を、そういう日常環境から、やっぱりきちんと整備をしていく。これは管理職に与えられた、それこそ責務ではないか。また、その最高の責任者である市長として、常にそういう職員に対して細かい目の配り方をしていただきたい、私はこんなことを思っておりますけれども、いかがですか。



◎市長(谷一夫君) 

 心して当たりたいと思います。



◆33番(小島尊司君) 

 言えば切りがありません。しかし、余り期待するほどの答弁も返ってこないようでありますから、以上で私の質問を終わります。(拍手)



○議長(浅野貞一君) 

 質問も尽きたようでありますので、これをもって一般質問を終結いたします。

 日程第2より日程第16まで、すなわち報告第12号より報告第26号までを一括議題といたします。

 ただいま議題といたしました各議案については、去る8日の本会議において既に報告の説明がなされておりますので、これより質疑に入ります。

 通告により、発言を許します。

 20番 板倉正文君。



◆20番(板倉正文君) (登壇、拍手)

 報告第17号、平成12年度愛知県一宮市下水道事業会計予算繰越額の報告について、まず質疑いたします。

 繰越額の説明に、工事施工沿線の一部住民より生活道路確保の必要性から工事施工反対の意見が出され云々とあります。この説明と同じものが8件。また、工事説明会で一部住民の理解が得られずというのが9件。ちょっと文言は違いますけれども、それに類するものが9件あります。それから、一部住民より生活道路確保の必要性から車両通行止め反対され云々というのが3件。ここに出されている31件中20件が、住民との合意の問題ですけれども、住民への説明は十分やっているのか。こういったことが出てきますと疑問ですので、教えていただきたいと思います。



◎水道事業等管理者(江崎義彦君) 

 お答えいたします。

 下水道事業につきましては、大変住民の皆様に工事中は御迷惑をかけるということでございますので、工事に入ります前には、すべて工事説明会というものをさせていただいております。ただ、下水道事業の性格上、ある一定の区域に集中的に入っていくということがございまして、町内会単位あるいは複数の町内会を一緒に集めて説明会をさせていただいているところでございます。そういった中での御質問等につきましては、やはり受益者負担あるいは水洗便所改造、そういったような費用の面の御質問が多うございまして、工事につきましての御質問は、やはり実際に入っていかないとないというような状況でございますが、すべて工事説明会はさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(板倉正文君) 

 わかりました。ただ、工事説明会をやるけれども、直接工事が始まらないと意見が出てこないということですね。わかりやすい説明会をしていただきたいと思います。

 次に、報告第18号の財団法人一宮市学校給食会の経営状況の報告についてです。

 正直言って、水道等の説明文章からすれば、なかなかこの報告は説明がしっかりされていないと私は思っております。特に、(3) 学校給食についての調査研究、普及充実に関する事業について、アからオまでありますけれども、この説明をお願いいたします。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 平成12年度の学校給食会の事業報告でございますが、今、御指摘の(3) 学校給食についての調査研究、普及充実に関する事業についてのお尋ねでございます。

 まず最初に、アの物資納入業者の施設、衛生状況の調査の中身でございます。これにつきましては、物資納入希望者の追加受け付けをいたしました業者が3社ございまして、その3社に対しまして、施設設備あるいは衛生管理状況等の現地調査を実施させていただきました。それぞれの状況については、すべて適正でありました。したがいまして、業者選定委員会を開催し、それぞれ業者としての決定をさせていただいたというものでございます。

 それから、イの他都市の学校給食状況視察でございます。これにつきましては、愛知県の学校給食会連絡協議会が主催する行事でございますが、それに学校給食会の職員が参加いたしまして、神奈川県綾瀬市の第一学校給食センターの状況を見てきたものでございます。

 それから、ウの食品工場の視察でございますが、株式会社ソイフードにつきましては、静岡県富士市にございます。大豆の加工品、豆腐類の製造販売を行う会社でございます。これにつきましても、愛知県学校給食会連絡協議会の主催のイの視察事業と連動して、工場の視察をしたものでございます。状況としましては、最新設備を導入して、製造から出荷までのすぐれた管理施設を見てまいりました。食品製造についての品質管理のありよう、こんなことを勉強させていただく機会でございました。

 それから、盛田株式会社でございますが、これは常滑市のみそあるいは酒等の製造販売の会社でございますが、これの視察につきましては、一宮市学校給食会の主催事業として、そこへの参加につきましては、理事の方々が、市が使用しておる食品の製造過程あるいは工場の設備、こうしたところを視察させていただきまして、直接製造に係る職員に対する理解を深めさせていただいたというものでございます。

 それから、エの各種研究協議会への参加でございます。これにつきましては、そこに記載のとおり学校給食会連絡協議会への出席で、3回ほど出席させていただいたものでございます。

 それから、県市教育委員会の開催につきましては、具体的には、一宮市の学校給食献立作成委員会に参加させていただいておるものでございます。

 それから、愛知県学校給食会主催の研究会でございますが、中身としましては、第50回学校給食研究大会に参加させていただきまして、記念講演あるいはシンポジウム、研究発表、そうしたものを学んできたところでございます。

 そのほかに連絡会等へ参加させていただいておるというものでございます。

 それから、最下段のオの市内小中学校児童生徒PTA等の施設見学、試食会時における事業ということで、それぞれ施設を見学していただいております。内容につきましては、そこに記載のとおりの人員の方々に視察していただき、また試食していただいたということでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 そうしますと綾瀬市と株式会社ソイフードは、県の主催事業であった。それから、一宮市のものは、盛田株式会社だけですね。それから、オの施設見学ですけれども、これは一宮市の学校給食のことを指すのか、理事の皆さんで行った盛田株式会社のことを指すのか。

 もう1つ、これは2年前の質疑のときも問題にしたけれども、要するに、1日かけて盛田株式会社へ行っているわけなんですけれども、それでどういう成果が得られたのか。ただ、一宮市の子供たちが食べているみそがどういうふうにつくられているかを見に行ったということだけの研修ならば、疑問があるんですけれども。

 要するに、そういうことを全く報告で書かれないと、事業報告書としてなかなか意味をなさないんじゃないかと思うんです。私はそういうことを具体的に書いてほしいと思うんです。今回はこれで仕方ないと思いますが、いずれにしても、何々会社へ行ったというだけではわからないわけです。ぜひ、改善をお願いしたいと思います。

 次に、報告第22号の一宮地方総合卸売市場株式会社の経営状況の報告についてです。

 1、営業報告のところの(1) 営業の概要で、?職員体制の変換というところがありまして、ここの3行目に、「又、市からの開設会社への補助金も無くなり、そういった意味では自立の方向をたどり、厳しい経営努力を行ってはまいりましたが、依然として様々な問題があり、それらの解決のためには、抜本的な対策を講ずる必要があると思われます。」と書いてあります。このさまざまな問題が、一宮市にとって、どういうふうにやっていかなきゃならないのかということで、今後携わってきます。このさまざまな問題というのをお伺いしたいと思います。



◎経済部長(篠田惇君) 

 総合卸売市場の今回の営業報告の中で、さまざまな問題点があり、その解決のため抜本的な対策を講ずる必要があるというようなことを記載させていただいております。

 具体的にさまざまな問題と申しますと、長引く不況によります取扱高の減少傾向、あるいは付属営業人の撤退によります施設使用料の減収等、こういう問題点がございます。

 その対策といたしまして、市から市場に貸し付けてございます貸付金の返済を平成13年度から5年間、返済猶予させていただくわけでございますが、その5年間の中で一般管理費の削減、また市場内施設の有効利用、地場野菜の集荷促進等必要なあらゆる改善策、これらを平成13年度に向けて対応していきたいというようなことで書かせていただいたものでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 もう1つですけれども、平成12年度の事業計画の中には、市場活性化事業として、1つは日曜新鮮市の問題と、もう1つは市場活性化委員会を設置して行うということがありました。その報告は今回書かれておりませんが、それはどうなったのでしょうか。



◎経済部長(篠田惇君) 

 平成12年度におきまして、当初に、市場内に市場活性化委員会を設置するということで報告させていただいたわけでございますが、当面いたします市場活性化策を検討するために、市場における行政関与と再構築のあり方の報告書、いわゆる太田報告を検討するために、市と市場が一体的に取り組む必要が生じましたため、結果的に、この市場活性化委員会を設けられなかったわけでございます。市と市場の間に設けています定期協議を前後数回にかけて開催いたしまして、市場活性化の方向を協議いたしたわけでございます。

 ただ、言えますことは、今回のところに市場活性化委員会云々という文言が入っておりません。これは私どもの注意も足らなかったわけでございますし、市場の方にも今後注意をするよう申していこうと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 営業損益の問題で 911万円余の当期利益が書かれておりますが、私は、外国からの輸入の問題と各スーパーの独自の搬入の問題等で、一宮総合卸売市場からいろいろなものが出ているとは思いませんし、魚の問題でも、非常に厳しい状況だと思います。

 こういった形でさまざまな問題があってということで、補助金等が一切打ち切られておりますけれども、ぜひとも、急激なことにならないようにしていただきたいと思います。

 以上で終わります。(拍手)



○議長(浅野貞一君) 

 質疑も尽きたようでありますので、これをもって報告を終わります。

 日程第17より日程第29まで、すなわち議案第40号より議案第48号まで、及び承認第2号より承認第5号までを一括議題といたします。

 ただいま議題といたしました各議案については、去る8日の本会議において既に提案理由の説明がなされておりますので、これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので質疑を終結し、お手元に配付してあります議案付託表のとおりそれぞれ所管の委員会に付託いたします。

 日程第30、議案第49号を議題といたします。

 当局より、提案理由の説明を求めます。



◎総務部長(木村謙一君) 

 ただいま追加上程いただきました議案について御説明を申し上げます。

 お手元の議案をごらんいただきたいと思います。

 議案第49号、環境センターごみ焼却施設定期修繕工事の請負契約の締結について、議決をお願い申し上げるものでございます。

 1、工事名称、環境センターごみ焼却施設定期修繕工事。2、工事場所、一宮市奥町字六丁山52番地。3、工事の概要でございますが、下に掲げてございますごみ焼却施設の12の各施設・整備の分解、整備及び調整に伴う定期修繕工事でございます。4、契約の方法は随意契約。5、契約金額は2億 4,675万円でございます。6、契約の相手方は名古屋市の日本鋼管株式会社名古屋支社、支社長塚越健次でございます。

 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。



○議長(浅野貞一君) 

 これより質疑に入ります。

 通告により、発言を許します。

 20番 板倉正文君。



◆20番(板倉正文君) (登壇、拍手)

 議案第49号、環境センターごみ焼却施設定期修繕工事の請負契約の締結について質疑いたします。

 まず、日本鋼管株式会社というのは以前、一宮市が指名停止を行った企業でしょうか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 今回、受注いたします日本鋼管でございますが、平成11年8月13日に公正取引委員会によって談合の疑いがあるというような勧告を受けまして、平成11年8月21日に公正取引委員会が審判の開始を決定したのを受けて、一宮市におきましては、業者指名選定委員会を開き、指名停止処分を行っております。期間は平成11年9月9日から同年12月8日までの3カ月間でございます。



◆20番(板倉正文君) 

 要するに、全国で問題になった焼却場建設談合問題で日立、三菱、川崎、日本鋼管、もう1社ありましたけれども、それの問題で指名停止になりました。残念ながら、一宮市の焼却場がつくられた後のことですけれども、そういうことが発覚いたしました。その後の金額を見ますと、 250億円もするようなものより大分安くなっております。大体同じようなものを全国の資料から見ますと、50億円ぐらい安いんじゃないかなというようなことが見られます。それはさておき、そういった業者です。

 それから、今回の随意契約ですけれども、どうして随意契約になるのですか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 この業者の入札時におきまして、当時関係各部・次長のプロジェクトチームをつくりまして、5社に選定を絞ったわけでございます。それは、先ほど議員おっしゃいましたように、三菱重工業、日立造船、川崎重工業、日本鋼管、タクマでございます。その中の日本鋼管が落札いたしたわけでございます。今回、この業者等を発注する場合には、焼却施設の本施設を発注仕様方式で建設した施工業者であり、施工内容に熟知、精通しており、また他業者が施工した場合は、性能の確保に著しい支障を来すおそれがあるため、今回、随意契約ということでお願いするわけでございます。



◆20番(板倉正文君) 

 結局つくったのは日本鋼管だから、しっかり知っているだろうということで随意契約だということです。

 それで、金額が2億 4,675万円ですけれども、この金額は、当初予算のときは全部の修繕費用が含まれていると思うのですが、たしか予算書では3億 5,600万円ぐらい組んでありましたが、当初、この契約の予定額は、どのぐらいだったんでしょうか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 この定期修繕の予算額といたしましては、2億 7,840万円でございます。



◆20番(板倉正文君) 

 そうすると、その後、見積もりをプロジェクトチームで調べて、検討されたと思うのです。当初予算は当初予算で、さらにプロジェクトチームを組んでやられていると思うのです。それで、日本鋼管と折衝して安くなったということだと思うんですけれども、当初、日本鋼管としてはどのぐらいを提示しているんですか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 当初と言いましたのは建設時のことでございますので、今回の発注に際しましては、各社から見積もりをとったということではございません。今回は日本鋼管1社からの見積もりということでございます。



◆20番(板倉正文君) 

 随意契約ですから、そういうことですね。

 いずれにしても、明確にはなっておりませんけれども、談合で疑惑があった業者がうちでは 250億円でつくった。この間のこうした定期修繕工事のことをちょっと調べてみました。同じストーカー式で、安城市は 120トンで2基あり、1日 240トンで2億 2,785万円。それから、松戸市にあります和名ケ谷クリーンセンターというところですけれども、これも 100トンで3基あり、1日 300トンで、これは平成7年から運転しておりますけれども、この定期修繕工事が1億 5,000万円です。規模の差はありますけれども、一宮市の2億 4,675万円が妥当かどうかということを、ぜひとも検討していただきたいと思っております。

 さらなる検討をお願いしまして、質疑を終わります。(拍手)



○議長(浅野貞一君) 

 質疑も尽きたようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議案は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり所管の委員会に付託いたします。

 日程第31、請願書第17号及び請願書第18号を議題といたします。

 お手元に配付してあります文書表のとおり、請願書が提出されましたので御報告いたします。

 各請願書はそれぞれ所管の委員会に付託いたします。

 日程第32、陳情書第22号より陳情書第26号までを議題といたします。

 お手元に配付してあります文書表のとおり、陳情書が提出されましたので御報告いたします。

 各陳情書はそれぞれ所管の委員会に付託いたします。

 委員会審査のため、明日より26日までは休会とし、27日午前10時より会議を開きます。

 本日はこれをもって散会いたします。

                             午後5時48分 散会

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             平成13年6月定例会議案付託表

◯総務文教委員会

議案第40号 平成13年度愛知県一宮市一般会計補正予算

 第1表 歳入歳出予算補正

  第2款  総務費

  第10款 教育費

  第12款 諸支出金

………………………………………………関係歳入……………………………………………

議案第44号 一宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

議案第45号 一宮市非常勤消防団員にかかる退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第46号 訴えの提起について

議案第47号 特例市の指定に係る申出について

承認第2号  専決処分の承認について

承認第4号  専決処分の承認について

◯厚生委員会

議案第40号 平成13年度愛知県一宮市一般会計補正予算

 第1表 歳入歳出予算補正

  第3款 民生費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

 第2表 地方債補正(関係分)

議案第43号 一宮市萩の里特別養護老人ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

承認第5号  専決処分の承認について

◯経済衛生委員会

議案第49号 環境センターごみ焼却施設定期修繕工事の請負契約の締結について

◯建設委員会

議案第40号 平成13年度愛知県一宮市一般会計補正予算

 第1表 歳入歳出予算補正

  第8款 土木費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

 第2表 地方債補正(関係分)

議案第41号 平成13年度愛知県一宮市印田第1土地区画整理事業特別会計補正予算

議案第42号 平成13年度愛知県一宮市水道事業会計補正予算

議案第48号 市道路線の廃止及び認定について

承認第3号  専決処分の承認について

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                請願文書表

1 受理番号    第17号

  (件名) 乳幼児医療費の無料化を国として行うことを求める意見書提出に関する件

2 受理年月日   平成13年6月12日

3 提出者住所氏名 一宮市大江2丁目7の24番地

           新日本婦人の会愛知県本部一宮支部

            代表 彦坂和子

4 紹介議員    尾関宗夫,小島尊司

5 要旨      乳幼児医療費無料化を国として行うことを求める意見書を国に対して提出されたい。

6 付託委員会   厚生委員会

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                請願文書表

1 受理番号    第18号

  (件名) 丹陽南小学校下に児童クラブを求める件

2 受理年月日   平成13年6月12日

3 提出者住所氏名 一宮市丹陽町五日市場字屋敷130

           児童クラブ運営委員会

            代表 池山洋子 外1,237名

4 紹介議員    尾関宗夫,小島尊司

5 要旨      1 丹陽南小学校下に一日も早く児童クラブをつくられたい。

          2 特に、夏休みに利用できるよう緊急対応されたい。

6 付託委員会   厚生委員会

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                陳情文書表

1 受理番号    第22号

  (件名) 一宮市議会委員会を構成する委員の適性を求める件

2 受理年月日   平成13年5月1日

3 提出者住所氏名 一宮市今伊勢町馬寄字郷前53−5

           安江 定 外563名

4 要旨       一宮市議会議員が、一宮市議会委員会の委員に所属される場合、本人もしくは同居の親族が、一宮市の指名業者及び一宮市から補助金を受給している団体において経営にかかわる地位または役員についている場合には、関係する所管の委員会への所属を自重されたい。

5 付託委員会   議会運営委員会

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                陳情文書表

1 受理番号    第23号

  (件名) トラック輸送における安全確保・排ガス防止に関する件

2 受理年月日   平成13年5月24日

3 提出者住所氏名 名古屋市中川区宮脇町2−99−2

           全日本建設交運一般労働組合愛知県本部

            執行委員長代行 日下二郎

4 要旨       下記事項について、国に対して意見書を提出されたい。

                記

          1 政府は、過積載・スピード超過・過労運転等の防止に努めるとともに、関係当局とも連携し運賃取引関係の実態を調査・把握し、荷主の運賃引き下げ強要によって売り上げを量で確保する等の違法行為については、荷主指導を適切に行うこと。

          2 国と地方における貨物の搬出、搬入に関しては、過積載やスピード超過、過労運転等につながる不正常な契約、取引条例を排除し、届出運賃の厳守を図るよう指導、通達の徹底を初め必要な措置を講ずること。

          3 国会決議に従いトラックにおける産業別最低賃金制度の確立による賃金及び運賃の下支えを図り、自動車運転者の労働条件の向上を図ることを目的とすると定めた改善基準告示の遵守によって早急に労働時間短縮を図ること。

          4 ディーゼル車の排ガス規制のために、政府とメーカーの責任で低公害車の開発、軽油の良質化を図ると同時に中小トラック業者への適切な援助を実施すること。

5 付託委員会   経済衛生委員会

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                陳情文書表

1 受理番号    第24号

  (件名) 緊急地域雇用特別交付金事業の改善・継続と緊急の就労事業の意見書提出を求める件

2 受理年月日   平成13年5月24日

3 提出者住所氏名 名古屋市中川区宮脇町2−99−2

           全日本建設交運一般労働組合愛知県本部

            執行委員長代行 日下二郎

4 要旨       下記事項について、国に対して意見書を提出されたい。

                記

          1 緊急地域雇用特別交付金を大幅に増額するとともに、事業内容の改善と運用の緩和によって、各自治体が有効に活用できるように改善し、2002年度以降も事業を継続すること。

          2 失業者・高齢者に対する緊急の就労事業をつくること。

5 付託委員会   経済衛生委員会

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                陳情文書表

1 受理番号    第25号

  (件名) 学童保育の充実と発展に関する件

2 受理年月日   平成13年5月24日

3 提出者住所氏名 名古屋市中川区宮脇町2−99−2

           全日本建設交運一般労働組合愛知県本部

            執行委員長代行 日下二郎

4 要旨      1 学童保育に対する予算増及び施策の充実を図られたい。

          2 次の事項について、国に対して意見書を提出されたい。

           (1) 指導員の人件費単価を複数・常勤で積算すること。

           (2) 学童保育の施設整備費に対する予算化をすること。

           (3) 20人未満の学童保育に対する補助を改善・拡充すること。

           (4) 障害児に対する補助基準を現行4人以上から1人以上にすること。

5 付託委員会   厚生委員会

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                陳情文書表

1 受理番号    第26号

  (件名) 議会の土曜日・日曜日開催及び陳情者に対する規則の運用変更に関する件

2 受理年月日   平成13年6月11日

3 提出者住所氏名 一宮市宮地1−7−22

           岩花豊彦 外314名

4 要旨      1 市民に身近な議会にするため、多くの市民が議会を傍聴できるよう、議会を土曜日・日曜日に開催されたい。

          2 委員会では現在、陳情者の発言は許可されていないので、陳情者も発言できるようにし、陳情者と議員が行政側の責任問題を共有し、追及することができるよう、一宮市議会会議規則の運用方法を変更されたい。

5 付託委員会   議会運営委員会