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愛知県 一宮市

平成13年  3月 定例会 03月13日−05号




平成13年  3月 定例会 − 03月13日−05号







平成13年  3月 定例会



             議事日程(第5号)

                     3月13日(火曜日)午前10時 開議

 1 一般質問について

 2 報告第1号  専決処分の報告について

 3 報告第2号  専決処分の報告について

 4 報告第3号  財団法人一宮市学校給食会の経営状況の報告について

 5 報告第4号  一宮市土地開発公社の経営状況の報告について

 6 報告第5号  財団法人一宮市民会館管理公社の経営状況の報告について

 7 報告第6号  財団法人一宮スポーツ文化センターの経営状況の報告について

 8 報告第7号  一宮地方総合卸売市場株式会社の経営状況の報告について

 9 報告第8号  財団法人一宮地域職業訓練センター管理公社の経営状況の報告について

10 報告第9号  財団法人一宮地域文化広場管理公社の経営状況の報告について

11 報告第10号 財団法人一宮スポーツ施設管理公社の経営状況の報告について

12 報告第11号 財団法人一宮市ききょう会館管理公社の経営状況の報告について

13 議案第1号  平成13年度愛知県一宮市一般会計予算

14 議案第2号  平成13年度愛知県一宮市競輪事業特別会計予算

15 議案第3号  平成13年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計予算

16 議案第4号  平成13年度愛知県一宮市老人保健医療事業特別会計予算

17 議案第5号  平成13年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計予算

18 議案第6号  平成13年度愛知県一宮市印田第1土地区画整理事業特別会計予算

19 議案第7号  平成13年度愛知県一宮市簡易水道事業特別会計予算

20 議案第8号  平成13年度愛知県一宮市公共駐車場事業特別会計予算

21 議案第9号  平成13年度愛知県一宮市立病院事業会計予算

22 議案第10号 平成13年度愛知県一宮市水道事業会計予算

23 議案第11号 平成13年度愛知県一宮市下水道事業会計予算

24 議案第12号 平成12年度愛知県一宮市一般会計補正予算

25 議案第13号 平成12年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計補正予算

26 議案第14号 平成12年度愛知県一宮市老人保健医療事業特別会計補正予算

27 議案第15号 平成12年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計補正予算

28 議案第16号 平成12年度愛知県一宮市印田第1土地区画整理事業特別会計補正予算

29 議案第17号 平成12年度愛知県一宮市水道事業会計補正予算

30 議案第18号 平成12年度愛知県一宮市下水道事業会計補正予算

31 議案第19号 一宮市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

32 議案第20号 一宮市職員の再任用に関する条例の制定について

33 議案第21号 特別職員の給料及び調整手当の月額並びに期末手当の額の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について

34 議案第22号 一宮市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について

35 議案第23号 一宮市手数料条例の一部を改正する条例の制定について

36 議案第24号 一宮市知的障害者更生施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

37 議案第25号 一宮市保育所条例の一部を改正する条例の制定について

38 議案第26号 一宮市乳幼児医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の制定について

39 議案第27号 一宮市としよりの家等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

40 議案第28号 一宮市萩の里特別養護老人ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

41 議案第29号 一宮市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

42 議案第30号 一宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について

43 議案第31号 一宮市公衆便所条例の一部を改正する条例の制定について

44 議案第32号 私立高等学校の授業料負担者への助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について

45 議案第33号 一宮市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について

46 議案第34号 一宮市下水道条例の一部を改正する条例の制定について

47 議案第35号 財産の処分について

48 議案第36号 し尿の投入に関する事務受託について

49 議案第37号 可燃ごみの処分等に関する事務受託について

50 議案第38号 住居表示に伴う町の区域の設定及び変更について

51 議案第39号 市道路線の認定について

52 承認第1号  専決処分の承認について

53 請願書(第14号〜第16号)について

54 陳情書(第21号)について

出席議員(35名)

   1番  太田文人君          2番  谷 祝夫君

   3番  瀬戸三朗君          4番  若山金茂君

   5番  小島 薫君          6番  原  勲君

   7番  尾関宗夫君          8番  服部修寛君

   9番  伊藤勝朗君         10番  古田芳子君

  11番  松井哲朗君         12番  浅井俊彦君

  13番  稲葉富一君         14番  渡部 昭君

  15番  小澤達弥君         16番  中村欽哉君

  17番  野田 実君         18番  渡辺宣之君

  19番  黒田徳已君         20番  板倉正文君

  21番  倉石義夫君         22番  末松光生君

  23番  野村直弘君         24番  木村貞雄君

  25番  神戸秀雄君         26番  水野治一君

  27番  林 光男君         28番  浅野忠義君

  29番  吉田勇吉君         31番  横井俊一君

  32番  梶田信三君         33番  小島尊司君

  34番  伊藤 俊君         35番  細谷正明君

  36番  浅野貞一君

欠席議員(なし)

欠番

  30番

説明のため出席した者

  市長         谷 一夫君

  助役         長尾博之君

  収入役        赤堀正弘君

  市長公室長      安藤和夫君

  総務部長       木村謙一君

  市民部長       古田 淳君

  環境部長       伊神利昌君

  福祉部長       棚橋 進君

  経済部長       篠田 惇君

  都市開発部長     渡辺秀雄君

  土木部長       脇田東吾君

  建築部長       高坂 勲君

  教育長        馬場康雄君

  教育委員会事務局長  長谷川美昭君

  水道事業等管理者   江崎義彦君

  消防長        河合良和君

  市民病院事務局長   川瀬正二君

  総務部次長      山口善司君

  環境部次長      神野重雄君

  福祉部次長      真野幸雄君

  経済部次長      伊藤徳義君

  都市開発部次長    宮田幸男君

  土木部次長      西沢繁樹君

  建築部次長      田中 学君

  水道部次長      高城光昭君

  下水道部次長     伊坂国男君

  市民病院事務局次長  野村秀樹君

  市民病院今伊勢分院

             石原幸市君

  事務局次長

事務局職員出席者

  議会事務局長     内田 充君

  議会事務局次長    真野 要君

  議事調査課長     後藤俊彦君

  議事調査課長補佐   岩田義和君

  議事調査課議事係長  岩田貞二君

  庶務係主任      岩田光弘君

  議事係主任      中村高規君

  調査係主任      大塚 孝君

  主事         加藤正樹君

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                             午前10時1分 開議



○議長(中村欽哉君) 

 ただいまの出席議員、32名であります。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって御報告にかえます。

 これより日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

 通告順により、順次発言を許します。

 32番 梶田信三君。

 



◆32番(梶田信三君) (登壇、拍手)

 議長のお許しをいただきまして、一般質問させていただきます。

 私は、今回市政運営一般について、4点にわたって質問させていただきます。

 まず初めに、都市計画についてということで、都市景観の問題を御質問させていただきたいと思います。

 先日、ある市民の方からこのような御相談がございました。それは、東海北陸自動車道の一宮木曽川インターチェンジを東西に横断する地下道、アンダーパスに毎日のようにごみが放置されているので、何とかならないかという御相談でございました。

 早速現地を調査しましたところ、なるほどごみの袋がかなり多く放置され、散乱しておりました。私の感じでは、どうも朝の通勤途中で、車の窓からぽいと捨てていったような感じがいたしました。

 私たちが住む一宮市は、近年、当局の御努力によりまして、緑化の推進や美しい町並み、街路の形成の努力がされておりまして、都市景観の向上が図られております。

 しかしながら、その一方で、このような一部の心ない人々による道路わきや公園などへのごみの放置によって、景観が損なわれているのも事実であります。決してこれは見逃すことはできません。

 そこで、まずお尋ねいたしますが、当局は町の景観を守るためにどのような取り組みをなさっているのか、お教えいただきたいと思います。



◎都市開発部長(渡辺秀雄君) 

 都市景観上の見地からのお尋ねでございますので、都市景観条例の関係から私からお答えさせていただきます。

 御指摘のように、街路や公園内にごみのぽい捨てがされている現状は、美観面、衛生面で大変迷惑で不快な思いをされている方が多いと思います。一方、自分たちの町は自分たちの手でというお考えで、ボランティアで公共空間の清掃、美化に取り組んでいただいている地域の方々もお見えでございます。

 近年、ボランティアの新しい形態といたしまして、行政とボランティア団体が簡単な相互確認の上で行うアダプトプログラムという手法が各地で取り入れられ、話題となっております。

 このアダプトプログラムで活動する人には、腕章等の目印となるものをお渡しいたしまして、行政が関与するアダプトプログラムの1員であるということで、ごみや空き缶のぽい捨てなどをめぐり、以前よりも強めに注意することができたという記事が先日の新聞に紹介されておりました。

 実は、当市におきましても似たような事例がございまして、以前に犬のふんや魚釣りの件で公園愛護のボランティア団体の人が注意したら、逆に食ってかかられて、困り果てて市に相談がございました。そこで、公園愛護のボランティア団体に属する人だということがわかるようにということで、市から腕章をお渡しした事例がございます。

 この腕章という目印が、注意する側ではより積極的な働きかけに、また受ける側ではより従順に、ともに心持ちを変えることに役立っていると団体の人からお聞きいたしております。

 一宮市においても新しく取り組もうとしているアダプトプログラムは、ごみのぽい捨てをする人の意識改革につながり、市民の手による衛生的で美観が保たれたまちづくりに発展していくものと期待しておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。

 ただいまの御答弁によりますと、市長も広報で述べられておりましたけれども、新年度から取り組みを計画されておりますアダプトプログラムに、大きな期待を寄せられているようでございます。私も大いに注目をしているわけでございますが、どれだけ多くの市民の皆さんに参加していただけるか、まだまだ未知数でございます。

 また、どれだけの区域の美化に協力していただけるかもわかりません。ややもすると、自分たちの生活している身近なところ、すなわち町中の公園とか、道路とか、河川とかに偏るような気がいたしております。

 それはそれで、それなりの効果が期待できると思いますので、大いに進めていただきたいと思いますけれども、先ほどの例ではございませんが、ややもすると目立たないところ、人の目が届かないへんぴなところに、このようなごみが放置されております。このようなごみまで、市民の皆さんの協力を期待するのはいささかちょっと無理のように思います。

 私が市内各地のごみの放置状況の一部について調べました。特に、周辺部、高速道路の側道や側道のアンダーパスの部分、中小河川の河川敷、それからJRや名鉄の線路沿いなどにごみが放置されているのが目立っておりました。特に、名神高速道路の側道、高架下の道路部分等には、放置自動車を初め家具、廃材等、ありとあらゆるものが不法投棄されておりました。まるでここは本当の廃棄物のごみ捨て場ではないかと見間違うような状況でございました。改めて驚きを禁じ得ませんでした。

 これは景観を損なうなんていうものではございません。ここに写真がございますけれども、市長も十分御承知と思いますが、参考のため見てください。

 そこで、まずお尋ねいたしますけれども、このように不法に投棄されている廃棄物は、どのように処理されているのか、どこで処理しているのか、そしてまたその処理料は年間どのぐらいになるのか、それにかかる費用はどのぐらいか、お教えいただきたいと思います。



◎土木部長(脇田東吾君) 

 ただいまの議員の御指摘は、市内の至るところ、各所でごみの不法投棄が見られる。そういう中で、特に名神高速道路の側道、横断部の状況が非常に極端であるというお話でございますので、私どもの方でお答えさせていただきたいと思います。

 今、お写真もお示しいただいたところでございますが、大変大量な投棄がなされます。それも頻繁に発生するということで、その都度処理するという形がなかなか現状ではとれておりません。年間3回から4回、今年度も4回処理清掃を行ったところでございます。

 順序的にお話しいたしますと、もちろん道路パトロールも行っておりますし、また市民の皆様からもいろいろな苦情を含め、情報をちょうだいするわけでございます。そういったことを整理いたしまして、現地に警察の方も同行願いまして、これはいわゆる投棄物の物的証拠といったものの把握、あるいはきれいに清掃されていたというところを確認していただくとかの意味ですが、そして調査して処理計画を立ててまいります。

 私どもでは環境部と協議いたしておりまして、お互いの業務の範囲を決めたりするわけでございますが、土木部におきましては、まず量的にある程度少ないといいますか、場所的に限られるというような場合ですと、維持課の直営によりまして、トラックに積み込んで環境センターに運び、そして処分していただく。

 また、広く、非常に大量であるというケースでは、土木業者にトラックあるいは作業機械を借り上げるという形で委託いたしまして、やはりこれも環境センターへ運搬いたしまして処分しておるという状況でございます。

 年間の処理量、そして経費は、平成12年度の例で申し上げますと、まず最初に、市の直営で行うものが、2トンダンプカーで85台、それから土木業者の借り上げ運搬するものが、4トンダンプカーで約30台分ということでございます。

 したがいまして、経費の面で申し上げますと、この業者の機械借り上げ分が該当するわけでございまして、おおむね年 200万円から 300万円かけて処理させていただいているところでございます。

 以上でございます。



◆32番(梶田信三君) 

 ただいま御答弁によりますと、年三、四回処理している。直営の分が2トンダンプカーで85台ぐらい、業者の分が4トンダンプカーで約30台で、年間二、三百万円ということでありますが、業者に委託する分だけで二、三百万円ということですね。あとの2トンダンプカーで85台、この直営の分もただではありません。職員の皆さんが余分な仕事をやっているわけです、本来業務以外に。だから、実際にかかる経費は 500万円以上かかっていると思うのです。

 ですから、このようなことは、放置自動車もそうでありますが、出す、片づける、出す、片づける、追いかけっこみたいなものです。これを何とか出させないようにしなければならないと思うのです。

 先ほど例に申し上げましたけれども、名神高速道路の現場を見ますと、出させないようにするために、高速道路の高架下を閉鎖しまして、通れないようにされているようなところが何カ所かありました。

 これは地元の町内と協議されて、警察とも協議の上でそのようにされたということではありますが、本来道路というのは通行するのが目的でありまして、閉鎖するのは異常な話であります。道路交通法でいっても、道路管理者はその道路を良好に維持管理しなければならないと規定しております。

 本来の目的に使うべき道路を閉鎖してまで、ごみをほからせないようにする、規制をするというのは、何か異常な感じがします。正常な形でごみを出させないような取り組みが何としても必要だと思うのです。

 今までは処理するお話を聞きましたけれども、これらの不法投棄を防止するためにどのように取り組んでおられたのか。今の閉鎖も1つの方法でありますけれども、そのほかにいろいろな手だてがあると思うのですが、どのような手法をとられてきたのか、お教えいただきたいと思います。



◎土木部長(脇田東吾君) 

 今日までのそういった対策、取り締まりの方法についてお尋ねでございますが、少し経緯を御説明申し上げますと、平成に入ってから特に異常が目立ってきたところでございます。

 基本的な考え方は、投棄されたものを片づける、その場をきれいにするということで、心理的に捨てにくくする、投棄しにくくするという考え方で取り組んだところでございます。

 したがいまして、片づけた後で防止看板、注意看板といったものを設置してまいりました。このあたりは環境部ともいろいろ協議いたしまして、看板等の内容も考えてきたわけでございます。なかなか実質的な効果は見られないという状況が続いております。

 そのほか、月に2回ほどでございますが、維持課の道路パトロール車で巡回して、少しでも防止に役立てたいということで、そういったこともしております。

 こういったことと、先ほどお話がございましたように、いわゆる開口部、横断部分で非常に投棄が多く、地元の住民の方にしましても、結局投棄物で通行できない状況が生まれてしまうということで、横断箇所の場所的な問題もございますが、そういう中で御相談させていただいて、暫定的な閉鎖処置をとらせていただいているところでございます。

 法的な措置ということで、証拠を見つけるというようなことも努力してまいりましたけれども、現実的にはなかなか特定するというところまで至らないケースがほとんどでございまして、これからも努力していかなければならないと考えておるところでございます。よろしくお願いいたします。



◆32番(梶田信三君) 

 いろいろ努力されているということでありますが、これといった特効薬はなかなか見つからないというのが現状のようであります。

 これらの不法投棄は、法的に取り締まることができないでしょうか。どういう法律が適用されるかはわかりません。道路交通法、道路占用条例、その他いろいろあると思いますが、そういう法で取り締まることが可能かどうか。

 というのは、せんい団地の付近で、千間堀川沿いですが、この前見に行ったときはきれいでした。前は自動車やら家具やら、ありとあらゆるものがほうってありました。それはきれになりました。ところが、今度はパトロール中、監視区域、罰金だとかの看板がずらっと並んでますよね。見事なものでありましたけれども。

 その中の1つの看板に、ここにごみを投棄すると罰金 300万円または1年以下の懲役にするというような注意書きがございましたけれども、どういう法律に基づいて罰金 300万円または懲役1年以下というのが適用されるのでしょうか、お教えいただきたい。

 同時に、不法投棄に対する取り締まりができる法律があれば、お教えいただきたいと思います。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 例として千間堀川付近の不法投棄のお話がございました。あの地区につきましては、ただいまお話がありましたように、本当にイタチごっこと申しますか、土木部と一緒に片づけても、すぐ後から投棄されるという状況でございます。

 そういうようなことで、我々も常時そういう重点地域につきましてはパトロール等で監視もいたしておりますが、それだけでは十分でないということで、ロープを張ってできるだけ捨てられないように、罰金 300万円という看板も立て、不法投棄者に対して警告を行っておるわけでございますが、なかなか効果が上がらないというのが実情でございます。

 その中で、お尋ねの罰金 300万円につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の中に規定がございます。しかし、昨年12月6日に一部改正がございまして、5年以下の懲役もしくは 1,000万円以下の罰金ということになりましたので、新しい看板等を作製して、順次取りかえていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。



◎土木部長(脇田東吾君) 

 道路交通法あるいは道路占用条例のお話もいただきましたので、お答えしたいと思います。

 法的な取り締まりには、いろいろ適用法令があるわけでございます。この中で、道路交通法はいわゆる交通の妨害をなくすことを主眼といたしまして、第76条に禁止行為が定められております。そして、罰則も第 118条で6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金と定められております。

 それから、道路占用条例でございますけれども、この条例の目的はいわゆる占用物件、これは道路法に定められたものでございますが、これをどう取り扱うかということを定めているものでございまして、不法投棄等の事柄を対象としてはいないわけでございます。

 したがいまして、そういう場合は、道路管理者といたしまして道路法で対応するということになるわけでございます。道路法では、第43条で不法投棄を禁止行為としてうたっておりますし、また第 100条で罰則といたしまして、1年以下の懲役または20万円以下の罰金との定めが設けられておるところでございます。

 その他河川法も、また公園につきましても、条例等でそういった監督処分も含めまして規定があるわけでございます。いずれにいたしましても投棄者を特定しなければならない。現行犯あるいは確たる証拠をつかむということで、警察署の方の御協力もいただかなくてはならないということでございます。

 今後さらに連携を密にいたしまして、そういう特定に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(梶田信三君) 

 なかなか難しいようでございます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律で罰金が 1,000万円以下ということでありますが、どちらかというとこの法律は、今話題になっている山間部、僻地に廃材を捨てにいくとか、そういうことが多分 1,000万円の規定になると思うのです。そこら辺で少し捨てていくことについて、これが適用できるのかは疑問でありますが、いずれにいたしましても、なかなか道路法でも道路交通法でも、今の不法投棄の現状は、当初は想定できなかったようなことなので、なかなか戸惑いがあると思うのです。

 私、平成5年に、環境美化の問題で一般質問させていただきまして、そのときに空き缶等のぽい捨て条例をつくってはどうかという提案をしました。平成7年3月に当局の御努力をいただきまして、一宮市空き缶等ごみ散乱防止条例を制定していただきました。そういうもので規制できないのかなという気がいたします。

 といいますのは、名古屋市が同じように名古屋市空き缶等の散乱の防止に関する条例というものを制定しております。この中で、ごみをほうった者に改善を勧告します。その勧告を聞き入れない場合は、3万以下の罰金にすると規定しております。このようなことは、名古屋市以外でも、例えば春日井市でも同じように規定しております。

 先ほどおっしゃったように、条例をつくって罰則規定を設けても、特定できなければ何にもならないんじゃないかという話になるかもわかりませんが、少なくともこういう条例で罰則規定を設けることによって、先ほど部長もおっしゃいました心理的な防止効果がある程度あるのではないか。大いにそれを広報等でPRしてもらわないといけないんです。あっても、この空き缶の防止条例があるのは、きょうもたくさんの方が傍聴にお見えになりますが、多分どなたも御存じないと思います。だから、こういう条例がある、空き缶の罰則規定が設けられています、処罰されますよということを大いにPRをしていただく、これが必要だと思います。

 一宮市の場合ですと、適用できそうなのが、要するに廃棄物の処理及び清掃に関する法律を受けて、一宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例がございます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第5条の中には、何人も公園とか道路とかを汚してはいけないという規定があります。

 ところが、一宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例では、そのことが何もうたわれておりません。ごみを捨てた人にきれいにしなさいという勧告はすることができるとありますが、例えば江南市では同じような条例をつくっておりまして、その条例の中である程度の抑制力、規制力を求めております。従わなかったらその氏名を公表することができるというものです。一宮市の場合は、そういうものがありません。やはりこれではつくっても効果がないということでありまして、ぜひこの廃棄物の条例あるいは空き缶やごみのぽい捨て防止条例で、今の不法投棄をある程度の取り締まりの対象にできるかどうかはよくわかりませんが、何らかの規制をしていただきたいと思います。

 先ほども申し上げましたように、罰則があることで、出さないという心理的な抑止効果があると思いますので、その辺をぜひお願いしたいと思いますが、御所見をお聞かせください。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 身近なごみにつきましては、ただいま議員おっしゃいましたように、一宮市には一宮市空き缶等ごみ散乱防止条例が平成7年に制定されております。この条例が対象としているごみというのは、市民社会生活等の変化に伴って、市民等の日常生活から生ずるごみを規制の対象としておるわけでございまして、具体的には、人々の集まりが多い公共的な場所である道路、歩道、駅周辺での空き缶、空き瓶、たばこの吸い殻、紙くず等、つまりぽい捨てされやすいごみ等でございます。

 これらぽい捨てのごみにつきましては、大量生産、大量消費、大量廃棄に支えられた使い捨て社会の蔓延、あるいは車社会の発展、また街頭でのチラシ配りや自動販売機の普及等、現在の生活様式や社会の変化に伴い、近年目立つようになってまいったごみでございます。

 そのため、ごみのぽい捨ては、家庭系、事業系のいずれとも異なるもう1つのごみであるという認識のもとに、これに対応する新しいシステムを確立し、快適な市民生活を確立するため、市、市民、事業者、それぞれがお互いの責務を果たしていくことを目的に制定されたものでございます。

 したがいまして、この条例の中で、特にごみの散乱を防止し、環境美化を促進する必要があると認める地域につきましては、ごみ散乱防止重点地域として指定することができることとなっておりますが、今のところそういう指定はいたしてございません。

 いずれにいたしましても、この条例の罰則規定につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、または軽犯罪法、または道路法等多方面にわたり網がかかっておるわけでございますので、特にこの散乱防止条例については、現在そういう関係で規定はございませんが、今後これらのごみ、町の美化という観点から効果を上げるためにも、罰則等について各市の状況等を見ながら検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(梶田信三君) 

 ぜひお願いします。いろいろな関係法令があることはわかりますが、市独自の条例を定めてそういうものを制定すれば、もっと早く動きやすいと思うのです。各法令に照らしてどうこうというよりも、市独自で動けますので、ぜひお願いしたいと思います。

 最近、北方町の木曽川河川敷で、粗大ごみの不法投棄がふえていると新聞報道でもありました。4月から施行される家電リサイクル法で、エアコン、冷蔵庫等の4品目の処理が有料化される影響かとの新聞のコメントがありました。これに加えまして、4月から一宮市では粗大ごみの有料化も始まります。

 そういう意味から、ますます不法投棄の増大が懸念され、当局も大いに頭の痛いところでしょうが、ぜひいろいろな知恵を働かせながら、対処してほしいと思います。

 その1つ方法として提案でありますが、これについては、やはり市民の皆さんの御協力をいただきながら、そういう防止をしなければいけないと思うのです。その1つの例として、この前の新聞に、例えば岐阜県高富町では、郵便局の配達員が回っているときに、不法投棄をしているのを見つけたら、そこで通報していただくというような覚書が交わされたというニュースも出ておりました。

 また、群馬県桐生市では、ごみの不法投棄を見つけ、市の方に通報していただいた人には、1人1万円の報奨金を払うという新年度の予算案が市議会に提出されたと聞いています。そうしますと、1万円もらえるのですから、市民の皆さんこぞってちゃんと見張って、監視の目が行き届くのではないか、これも1つの心理的な効果であろうと思います。

 桐生市では、新年度は50件分で50万円を予算計上しておるようであります。そういうことも1つの方法です。それが妥当かどうか、ちょっと邪道という面もあるんでしょうけれども、それはどうかわかりませんが、ごみ不法投棄の防止策の1つとして考えることもできるのではないかと思います。

 そういう意味で、ぜひ市民の皆さんとタイアップをしながら、もう1つは、先ほどのアダプトプログラムではありませんが、市民の皆さんに御協力いただきながら、ボランティア的にパトロールしていただくとか、御協力いただくとか、ぜひそういうことも検討されて、不法投棄の問題、ごみの問題に対処していただきたい。

 もう1つは、犬、猫のふん害の件であります。

 私は、日曜日などに時々家からJR、名鉄線路沿いに野黒公園にかけて散歩しておりますけれども、線路沿いや公園の草むらに犬、猫、特に犬のふんがところどころに放置されています。私だけでなく、通勤途上の皆さんや公園で遊ぶ子供たちなど、多くの皆さんが大変不快な思いをいたしております。

 町内の皆さんからの要望もあり、何とかしなければということで、健康管理課から犬、猫のふんの後始末の指導を記載した看板をところどころに掲げて、注意を喚起しておりますけれども、一向に効き目がありません。

 犬を連れて散歩をしている人をよく見かけますが、手に何も持たずに散歩に出かける人も中にはいます。ところが、手にスコップやビニール袋を持って散歩している人もかなり多く見受けられます。しかしながら、スコップやビニール袋が1つのジェスチャーの道具になって、実質ビニール袋の中に、始末したものをお持ちになってみえるというのはなかなか少ない。もちろんきちっと処理されている人もいらっしゃることは十分承知しております。

 平成10年3月にまとめられました一宮市市民意識調査の報告書によりますと、あなたがお住まいの地域の身近な生活環境についてどのような評価をお持ちですかとの問いに対しまして、ペットのしつけ、マナーが、断トツで大きくマイナスの評価となっておりまして、このような成熟した今日の社会におけるペットブームに関して、飼い主に対するマナーの啓発、指導が必要であることをあらわしております。

 当局は、今までこのことに対してどのような啓発、指導活動を行っているのか、お教えいただきたいと思います。



◎市民部長(古田淳君) 

 お答えさせていただきます。

 最近、散歩中の犬のふんが家の前に散乱しているとか、不衛生というようなこと、あるいは知らない間に猫の排せつ物が庭にしてあり、臭くてたまらないといった苦情が増加してきておるわけであります。

 こうした苦情を受けますと、担当者が現場へ出向きまして、おびただしい量のふんの散乱と臭気に訴えられた方の心情がよく理解できるわけでございます。

 こうした寂しい状況に私たちができることはといえば、飼い犬のふんは必ず持ち帰りましょうといった看板を設置して、飼い主の自覚を促しているところでございます。

 また、これまでに少なくとも年に3回程度は、広報等を通じまして、飼い主の皆さんマナーの向上を訴えておるわけであります。

 市の広報では、昨年2月15日号に、犬や猫の飼い方のモラルやマナーにもっと心配りをしてくださいとのタイトルで、注意を喚起いたしました。また、昨年5月15日号では、飼い犬の予防注射や登録のPRとともに、犬や猫も家族の一員、飼い主の自覚と責任を持とうということで、訴えさせていただきました。

 さらに、健康管理課で発行いたしております健康ひろばでも、猫や犬の迷惑をなくそうと避妊手術補助の紹介にも踏み込みながら、あわせてPRに努めてまいっております。

 結果といたしましては、他人の迷惑を省みない一部の心ない飼い主の行為が、多くの善良な愛犬家等を批判の矢面に立たせているわけであります。最後は良識とマナーにかかわる問題になってしまうかもしれませんが、犬であれば散歩のときにしたふんは必ず持ち帰る。猫であればむやみに家の外へ放さないなどの責任ある飼育を、今後も訴えてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。先ほどもごみのぽい捨ての防止条例という紹介をいたしましたけれども、空き缶等のごみ散乱防止条例の中に、この犬、猫のふん害についても含まれるという解釈はできませんでしょうか。



◎市民部長(古田淳君) 

 ただいま市内における犬とか猫のふん害の現況につきましては、お話をさせていただきました。このことについての県下の条例等の制定状況を見てみますと、その流れは2つに大別できるのではないかと思っております。

 まず1つは、犬、猫のふん害も環境美化の観点からとらえ、空き缶等ごみ散乱防止条例の中にふん害の規定を設けて対処している事例でありまして、近隣では瀬戸市や春日井市で既に制定されております。

 もう1つは、犬山市のように、犬、猫のふん害を独自の観点でとらえ、飼い犬のふん害の防止に関する条例として、単独で制定されているものもあるわけであります。

 いずれにいたしましても、ふん害を規制する条例を制定しております市は、愛知県下31市のうち9市となっております。さらに、その条例の中に罰則規定を設けているのが3市となっております。

 また、近隣の市で、罰則規定をつけた単独の条例をこの3月定例会に上程する動きもあると聞いておるわけであります。

 以上が、犬、猫のふん害に対する条例制定の県下の状況でございます。

 平成7年4月施行いたしました当市の空き缶等ごみ散乱防止条例は、ただいま環境部長からもお話がございましたように、空き缶のぽい捨て、たばこの吸い殻の投げ捨てなど、家庭系のごみ、事業系のごみのいずれとも異なる現在の生活様式が生み出した新たなごみに対応するために制定しましたので、ふん害を規制する条項は加えられてはおりません。

 犬、猫の飼育、ふん害ということは、最終的には飼い主の良識とマナーにかかわる問題となりますが、今後につきましては県下には幾つもの先進都市もあるわけでありますので、調査いたしまして、どのような方法が一番いいのか、総合的に検討させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆32番(梶田信三君) 

 ぜひお考えいただきたいと思います。

 先ほど部長がお述べのように、ごみ散乱防止条例にふん害を含めている自治体は春日井市、瀬戸市、半田市、碧南市、日進市、小牧市、豊明市など、ふん害独自の条例を制定しているのは名古屋市、犬山市、津島市、尾西市等がございます。

 名古屋市は、先ほど申し上げました空き缶等のぽい捨てでも罰則規定がありましたけれども、飼い犬等のふん害を規制する条例の中でも、この条例に違反した者は3万円以下の罰金とか、犬山市は5万円でしたか、それぞれ条例があります。春日井市も先ほどの御答弁のように、ぽい捨て及びふん害の防止ということで、ぽい捨て条例、ふん害条例を一緒にしまして、これは5万円以下の罰金、2万円以下の罰金とか、いろいろな罰則規定も設けております。

 これらの実施状況を検討されまして、当市においても十分御検討いただきたい。これによって、直ちに犬、猫のふん害がなくなるかというと、なかなかそうはいきませんが、先ほど申し上げましたように、ごみ散乱と同様に罰則規定を設けることによって、飼い主に対して、最低限のマナーを守るというモラルを喚起することができるのではないかと思いますので、ぜひお取り組みをいただきたい。よろしくお願いします。

 次は、児童福祉についてで、ファミリーサポートセンターについてでございます。

 我が国における少子・高齢社会の急速な進展は、経済の停滞や社会保障制度全体への悪影響、さらには地域活性化の低下など、将来に大きな不安を投げかけており、安心して子供を産み育てられる環境を総合的に整備することが重要な課題となっております。

 その支援策の1つに、働く女性の仕事と育児の両立を支援するファミリーサポートセンターが全国に広がっております。ファミリーサポートセンターは、地域において育児の援助を受けたい人と育児の援助を行いたい人を結びつけ、住民の相互援助活動を促進する会員組織であります。

 相互援助活動は、保育園の終了後に子供を預けることや保育所への送迎など、多様となっております。政府においては2001年度予算案において、地域子育て支援センターなどにファミリーサポートセンターを併設する方式を取り入れ、設置数を現在の 102カ所から 657カ所へと飛躍的に拡大することとしております。

 さらには、今までは雇用労働者に限っていた対象者を専業主婦や自営業者にも広げ、子供を持つすべての人が利用できるようになる予定であります。

 女性雇用者数は毎年増加を続け、平成11年度現在では 2,116万人となり、雇用者総数の約4割近くを占める状況となっております。女性労働者は量的にも質的にも大きく変化しているとともに、我が国経済に果たす役割も大きいものとなっております。

 労働者の家庭面について見ますと、共働き世帯が非共働き世帯を上回っていることや、働き続けたいとする女性の割合が増加していくことに示されるように、男女がともに働く時代となっております。男女がともに働く時代であるとはいえ、男性は長時間労働のため、家庭で過ごす時間が少なく、また社会一般の意識、仕組みや制度の中には、女性が家庭にいるということを前提としているものがあり、そのために依然として育児等の家庭責任を女性が負わざるを得ず、女性が働き続ける上で大きな問題となっております。

 経済企画庁の国民生活先行度度調査によりますと、女性が働き続けるのを困難にしたり、障害になることとして、育児が76.3%、老人や病人の世話が53.8%、家事が33.2%などとなっております。

 そこで、働く意思がありながら、就業できないでいる原因を取り除くことが求められており、育児休業制度の定着を初めとして、職場における仕事と育児の両立のための環境整備が図られているところであります。また、各地においても、施設保育、サービス等の充実が図られているところでございます。

 しかしながら、保育施設や保育サービスの実施状況については、地域によりかなりの差があり、特に通勤時間の長時間化、勤務形態の多様化の中にあって、保育所の送り迎え、保育施設では応じきれない二重保育の保育需要について、地域における労働者の子育て支援が求められております。

 財団法人婦人少年協会の幼児期の子の親の生活と就業の実態に関する調査によりますと、幼児期の子供を預けるに当たって、困っていることについて見ると、病気のときに預かってもらえない、費用が高い、これに続き、時間の融通がきかない、利用できる時間帯が希望と合わない、日曜日の仕事のときに預かってもらえないなど、保育時間について困っているものの割合が高くなっています。

 以上のように、労働者が仕事を継続していく上で、育児との両立は大きな課題となっております。特に、施設保育では応じきれない二重保育や緊急の場合等の保育の受け入れ態勢の不備が、子を持つ労働者の悩みとしているところでございます。

 こうした変動的、変則的な保育需要については、かつては血縁、地縁で対応してきました。おばあちゃん、おじいちゃんも応援していただきました。しかしながら、近年の核家族化、都市化等を背景とした家庭機能の低下とともに、対応の難しい場合が多い状況になっております。

 また、1人の女性が生涯に産む子供の数、合計特殊出生率は減少し、平成10年には過去最低の1.38人となり、少子化の観点からも、働く人のための支援策が求められております。

 このような状況を踏まえて、労働省、今の厚生労働省でございますが、平成6年度に仕事と家庭両立支援特別援助事業、いわゆるファミリーサポートセンター事業を創設いたしました。ファミリーサポートセンター事業が創設されてから6年が経過いたしましたけれども、各センターでは活発な相互支援活動が行われており、働く人のサポーターとなっております。今後もファミリーサポートーセンターの円滑な運営、適切な対応が望まれるところでございます。

 このようなファミリーサポートセンターを当市においてもぜひ設置していただきたいと、多くの市民の皆さんからの要望がありまして、私たち公明党一宮支部は、本日傍聴していただいております女性の方々の御協力をいただきまして、ファミリーサポートーセンターの設置を求める署名活動を行いました。

 そして、短期間でありましたけれども、4万 7,980名という多くの皆さんの賛同をいただき、当局に要望したところであります。当局におかれましては、これらの多くの市民の皆さんの要望に対して、真摯に耳を傾けていただきまして、早速来年度から取り組んでいただけるということになりました。当局の英断に心から感謝申し上げるものでございます。

 さて、ファミリーサポートセンターの本格的な運用は、夏以降になるようでございますけれども、運用に当たっては、名古屋市を初め先進各地での取り組みを十分勉強していただきまして、市民の皆さんが利用しやすいシステムづくりに御努力をお願いします。

 それと、既に市内には、任意の組織としてボランティア的に子育て支援を実施しておられる団体がございます。保育園の送り迎えや緊急時の保育などを行っておみえになります。それらの団体の活動状況、ノウハウ、意見なども十分参考にしていただきたいとお願いするわけであります。

 同時に、当時の厚生省の方針によりますと、1つの市町村には1つのファミリーサポートセンターというのが基本となるようでございますが、これらの任意の団体は、一宮市がファミリーサポートセンターを立ち上げたときは、その中に統一されるのでしょうか、その点もお尋ねいたしたいと思います。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 ファミリーサポートセンターの設置の問題でございます。

 この事業につきましては、現在提案させていただいております予算に計上されておりますので、詳しくは御遠慮させていただきますけれども、この事業を我々が始めるに当たりましては、私どもの準備期間を設けておるところであります。この期間中におきまして、議員の御要望も参考に計画したいと思っております。



◆32番(梶田信三君) 

 そうではなく、まず1つお聞きしたいのは、法人格持っているのかどうかわかりませんが、現在任意の団体が市内で自主的におやりになっている団体の皆さんは、一宮市がこのファミリーサポートセンターを立ち上げたときに、その会員のメンバーとしてそこに統合されるのでしょうか。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 私どももそのような団体があることは承知しております。やはりそういうような方は、現実にもうおやりになって、かなりのノウハウを持ってみえると思いますので、私どもの方の会員に入っていただけるのか、それはもちろん御自由でございますが、私どもから話を持っていきたいと思っております。



◆32番(梶田信三君) 

 わかりました。

 いずれにしても話し合いをしていただいて、スムーズに運営できるように御努力いただきたい。

 先ほど紹介いたしました4万 7,980人という多くの署名をしていただいた方々の中には、尾西市や木曽川町など、一宮市以外の方の署名もかなり入っておりました。

 このような一宮市以外の方々も、例えば一宮市のファミリーサポートセンターの会員として登録し、サービスを受けられるようにすることはできないでしょうか。その点をお伺いします。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 私どもが現在わかっておりますところによりますと、市外の方も会員に入れるということは、国の方の方針といたしましても、これは肯定的に扱っていると思っておりますので、そのような近隣の方には何か考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。

 厚生労働省のファミリーサポートセンターの設立基準によりますと、ファミリーサポートセンターを設立できる市町村は、原則として人口5万人以上となっております。しかも、ファミリーサポートセンターの会員数は、育児の援助を行う者、育児の援助を受けたい人、その合計数が、基本的には原則として 300人以上とすることが示されております。

 先ほど申し上げましたこのような状況から言いますと、例えばお隣の木曽川町では、人口の面でも5万人以上が基準ですからちょっとこれはできません。それから、会員数の面でも非常に難しいと思うのです。

 要するにそういうことを考えたときに、ぜひ木曽川町に住んでおられる方々も一宮市のファミリーサポートセンターの会員として登録し、このサービスを受けられるようにしていただければ大変便利になります。まして、木曽川町から当一宮市内の会社に勤務されている方々もかなりおられることと思います。

 そうした意味からも、ぜひこのことを検討していただきたいわけで、実現のためにお願いしたいと思います。

 市長は、きのうの一般質問の尾西市や木曽川町との合併問題に関する質問の答弁の中で、要するに合併を前提とした議論をするのではないけれども、現在既に、例えば住民の健康診査とかは2市1町で協力してやっていると。それと新年度からは、図書館サービスについてもお互いに連携をとり合いながらやりたい。要するに、地域住民に密着した行政サービスの充実を図っていきたいと述べられておりました。

 そういう意味からも、このファミリーサポートセンターを一宮市以外の方でも大いに利用できるような形で、ぜひ実現のためにお願いしたいと思いますが、市長の御見解をお聞かせください。



◎市長(谷一夫君) 

 大変いい御提案をいただきまして、ありがとうございました。

 議員御指摘のとおり、今は御婦人方が働かれる時代になったわけでありまして、社会としてこれを支える仕組みが本当に必要なことであると考えております。

 ただいま部長から御答弁申し上げましたように、新年度にファミリーサポートセンター事業を行いたいと考えておりますが、その中で広域的な対応ということも、とてもこれからの時代に合ったいいテーマだと考えております。

 きのうの答弁でも申し上げましたとおり、住民サービスの向上という視点から広域行政に取り組みたいと考えておりますので、その中の1つとしてぜひ検討させていただきたいと思っております。ありがとうございました。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。ぜひ実現のために前向きに御努力いただきたい。市長から前向きの御答弁いただきましたので、この項につきまして質問を終わります。

 次は、学校教育について、学校トイレの問題でございます。

 この問題につきましては、我が党の原議員が非常に熱心に取り組んできたところでございまして、平成8年12月並びに昨年12月定例会で取り上げてまいったところです。

 学校トイレの重要性については、原議員の質問で明らかにされたとおりであり、当局も十分認識されていることと思います。多くを述べる必要はないと思いますが、再認識する意味で、ちょっとおさらいをさせていただきたいと思います。

 子供も大人も、健康な人も病気の人も、すべての人にとって、排せつは生きている上での生理現象でありまして、健康上非常に大切なものであります。排せつのためのトイレや施設は、生活上欠くことのできないものであります。人は排尿、排便のトイレットトレーニングを受け、朝起きたら排尿、排便をするなど、生活習慣としてリズム化しております。トイレットトレーニングの先生は親であり、家族であり、保育園、幼稚園、学校の先生などであります。

 生理現象である排尿や排便が生活でリズム化されることによって、健康のバロメーターとしての役割を果たしていきます。ですから、毎日利用するトイレというものは、大変重要な施設になるわけであります。家庭、学校、駅、公園、文化施設、高速道路のパーキングなど、人が生活するところ、行くところ、すべてにトイレ施設は不可欠であり、ただ単にトイレ施設があればよいというだけでなく、使いやすく、清潔で明るいトイレ施設が求められております。

 集団生活の具体的なしつけの場所である学校においても、教室や運動場と同じようにトイレは重要な教育施設であります。学校のトイレは、今まで5K、すなわち暗い、臭い、汚い、怖い、壊れていると言われてきました。

 その結果、トイレに行かない症候群というべき傾向が広まっていると言われております。これまでの学校トイレは、とにかく排せつできる空間があればよく、学校内の他の空間の中でもとりわけ老朽化が進んできております。このような老朽化した学校トイレが子供たちの心のバリアとなり、ストレスや登校拒否、さらには中学校、高校などでは、教師の目を盗んで、いじめや喫煙の場となったり、非行の温床になっている側面も見受けられます。

 また、無理に我慢して、健康に悪影響を与える例もあり、トイレの環境は子供たちにとって大問題であります。

 こうしたことから、今回私たち公明党愛知県本部は、まず県下の小学校のトイレの実態を明らかにするために、県下全小学校を対象に1万 9,995人の方から御協力いただきまして、トイレのアンケート調査を実施いたしました。

 県下の状況は、現在取りまとめ中で、まだ結果が出ておりませんけれども、一宮市においても本年2月に、先ほどのファミリーサポートセンターもそうでありますが、本日傍聴に来ておられる女性の皆さんを中心に御協力いただきまして、市内の全小学校32校を対象に、アンケート調査を実施いたしました。御協力いただきました女性の皆様に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 その結果を取りまとめましたので、お知らせいたしたいと思います。

 調査は、1小学校について、男女別に、低学年と高学年に分け、それぞれ5名ずつ計20名の児童に対し、それぞれのお母さんから聞き取ってもらう形で実施いたしました。

 小学校は全部で32校であります。1校当たり20名でありますから、全部で基本的には 640名となりますけれども、若干熱心さの余りオーバーいたしまして、 675名のアンケートが集まりました。本日持ってまいりました。

 これが全部です。 675名のアンケート結果であります。県で取りまとめておりますので、県の方へ送りまして、これはコピーしたものです。ぜひ参考にしてください。差し上げますので。

 一宮市における結果を取りまとめてみました。その結果を見ますと、まず、自宅のトイレの様式について尋ねてみますと、89%の方が洋式または洋式と和式の両方と答えており、和式との答えは11%でとどまっておりまして、現在の家庭のトイレの9割近くが洋式となっている実態が明らかになっております。

 一方、学校トイレの様式について見ますと、和式が41.2%、洋式が 4.1%、両方という答えが54.7%となっており、家庭と学校との様式にかなりのギャップがあることがよくわかります。

 また、和式、洋式のどちらが好きかとの問いかけに対して、和式が好きと答えた人が10.2%、洋式が好きと答えた人が72.3%、どちらでもよいという答えが17.5%になっておりまして、家庭のトイレが洋式だから、必ずしも洋式でなければならないということにはつながっていないという結果となっております。90%の家庭が洋式ではありますが、どちらでもいいという子供もいるということが明らかになっております。

 次に、学校のトイレについて満足しているかと聞いたところ、満足と答えた人はわずか4%しかありませんでした。ただ、不満との答えも31.7%にとどまり、どちらでもないとの答えが63.3%で最も多くなっております。

 このことがどういうことを意味するのかよくわかりませんが、トイレを利用したくないということと関係があるのかなという気もいたします。

 さらに、学校のトイレの印象について尋ねると、1番が臭い、2番が汚い、3番が古い、4番が狭い、5番が暗い、6番が怖い、7番が壊れているという順番になっておりました。今まで言われておりました5Kに加えて、古いと狭いという印象を強く持っていることが新たに明らかになりました。やはり大分古いのでしょうね。狭いのも確かですね。

 さらに、このようなトイレについて、行きやすいかとの問いに対しまして、行きやすいと答えた人が31.9%、行きにくいというのが27.9%、どちらでもないが40.2%となっておりました。行きにくいという答えは30%を切っておりました。

 次に、学校のトイレで大便をしたことがあるかとの問いに対して、あると答えた者が57.6%となっておりまして、ないという答えを上回っておりました。

 しかしながら、学校トイレで大便することをどう思うかという問いかけに対しまして、したくなったら当たり前と答えた人が29.6%、できるだけしたくないが51.4%、絶対にしたくないが19%となっておりまして、70%を超える子供が、学校では大便をしたくないと思っていることがわかりました。特に女子の高学年では80.5%と割合が高くなっております。

 では、なぜ学校のトイレで大便をしたくないか、その理由を聞いたところ、これは複数の回答でありますが、1番目として、人に見られると恥ずかしいが33.8%、2番目として、トイレが汚い、臭い、暗い、怖いと答えた人が25.2%、3番目として、冷やかされるのではないかと思うが18.1%、4番目として、学校のトイレが和式だからが 9.7%などとなっております。特に1番目の人に見られると恥ずかしいとか、3番目の冷やかされるのではないかと思うという項については、男子の高学年の割合がそれぞれ44.6%、22.6%と、平均を大きく上回っております。

 一方、2番目のトイレが臭い、汚い、暗い、怖いについては、16.1%と10ポイント近く高学年は下回っております。反面、女子について見ますと、2番目のトイレが汚い、臭い、暗い、怖いが29.3%と割合が高くなっておりました。

 意外なことに、学校トイレが和式だからとの理由でしたくないという答えは、全体で 9.7%となっておりまして、いささかちょっと予想外れというような感じがいたします。この和式だからしないという割合が、男女とも低学年ほど12.8%と高くなっておりまして、高学年では 7.3%ということも注目されるのではないでしょうか。高学年になるほど、逆に言えば、直接肌が触れる洋式トイレに対する若干の戸惑いというのがあるような感じがいたします。

 いずれにいたしましても、トイレの環境面での不備が、大便をすることの阻害要件となっていることは明らかでございます。

 また、トイレで排せつ以外に行うことを尋ねたところ、1番目として、おしゃべりが49.3%、2番目として、身だしなみを整えるが32.6%、3番目として、着がえが 8.9%などとなっており、トイレがある意味でコミュニティーの場ともなっているようでございます。この割合は、男女とも低学年において高くなっており、特に男子では64.8%と一段と高い割合となっております。

 一方、身だしなみとの答えは、さすがに女子で割合が高くなっておりまして、低学年女子では4割を超えておりました。

 このように、トイレは本来の排せつの用に供するのみだけでなく、利用する人によって、使い方が多岐多様にわたっているというような結果となっておりました。

 最後に、トイレにあるといいなと思うものを聞いたところ、1番目として、エアタオルが22.8%、2番目として、自動手洗いが22.6%、3番目として、BGMが11.7%、4番目として、花が 9.8%、5番目として、大きい鏡が 7.7%などとなっておりました。そのほかには、擬音装置、石けん水、荷物かけ、絵画という要望もありました。また、芳香剤、消臭スプレー、ウオッシュレット、便座シートなどがありまして、変わったところではテレビ、ゲーム機、本などといった意見も出されておりました。

 この項の質問では、男女とも余り変化は見られませんでしたけれども、女子に擬音装置、花といった要望が男子に比べて多くなっておりました。

 以上、長々とアンケート調査結果について述べてまいりましたけれども、当局の御感想をお聞かせいただきたいと思います。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 ただいま市内の全小学校の児童へのアンケート調査をいただきました。ただいま議員からはその結果の御紹介をいただき、さらに先ほど調査票もいただいたところでございます。調査票の中身につきましては、一度また眺めさせていただきたいと思っております。大変ありがとうございました。

 全般にわたる感想ということでございますので、お答えさせていただきたいと思います。

 まず、自宅のトイレの90%近くが洋式あるいは和式、洋式を兼ねた状況で、子供たちが生活しておる。家庭での衛生環境が水洗化されるとともに、和式が少なくて洋式トイレが主流であるということにつきまして、その比率の高さを改めて認識させていただいたところでございます。

 また、学校におきましては、家庭の今の高率な洋式の状況とは若干異にいたしております。不特定の大勢の方がそれぞれのトイレを利用されるという面がございますので、先ほども御紹介ありましたように、どうしても肌が直接触れる洋式タイプよりも和式タイプが好まれる要因等もございまして、現状におきましては、和式、洋式併用の形で整備させていただいておる状況にあるわけでございます。

 それから、アンケートの中で、学校トイレの不満というようなことで、約3人に1人が感じておるというデータが出ておりました。5Kで表現されております臭い、汚い、暗い、怖い、壊れている、こういうイメージのほかに、さらに古い、狭いという声もありまして、改善への要望の声がそこに示されている、こんな形で受けとめさせていただいたところでございます。

 さらには、学校トイレで大便をしたことがない児童が約40%ある、こういう数値も今、教えていただきましたが、個人的には、比率は高いという印象を持たせていただきました。

 それから、できるだけしたくない、絶対したくないと感じている児童が約70%で、非常に率が高いわけでございますが、施設の改善への要望も当然でございますが、それとは別に、人に見られるのが恥ずかしい、あるいは冷やかされるのではないか、そういう集団の中での心理的な要因も、今の児童の皆さん方が抱えているということも感じ取ったところでございます。

 トイレがおしゃべりなどの場でもあり、それからエアタオルとか自動手洗い、あるいはBGM、花など、清潔感や安らぎ、あるいは居心地のよさを子供たちが求めている様子もお聞かせいただいたところでございます。

 全体としましては、暗い、臭い、怖い、汚い、壊れている、こうした5Kのイメージのトイレでは、トイレへ行きたくない、あるいは我慢する、そうした心理的な影響が働いておりまして、児童の健康面から見て、良好で教育的な環境とはなかなか申し上げにくいところもございます。

 整備に向けての取り組みが大切なことであると十分認識をし、考えているところでございます。

 また、集団の中での心理的な影響もうかがわれるアンケートデータもありますので、児童に、排せつは自然な営みだという理解を深めていくように、学校あるいは家庭も含めて、指導が今後とも必要であると感じ取ったところでございます。

 以上でございます。よろしくお願いします。



◆32番(梶田信三君) 

 ぜひそのようにお願いしたいと思います。

 このアンケート結果に見られる問題点と申しますのは、今まで学校トイレが、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、子供たちにとって生活の場であるにもかかわらず、どちらかといえばこれらの問題に気づかず、手を打たないまま今日に至った結果と言っても過言ではないと思います。

 机に向かって落ちついて勉強するには、生理的現象を満たすことを大前提として考えなくてはなりません。先ほども述べましたが、これまでの学校トイレは、とにかく排せつのできる空間があればいいという考えでありまして、そこには心地よさまでは求められていませんでした。

 その一方で、アンケート結果からも明らかなように、子供たちは家に帰れば洋式トイレであったり水洗トイレであるため、心地よくかつ周囲に気づかうこともなく排せつができます。このように学校と自宅のトイレとの間には、次第に質的に大きな差が生じてしまった背景があると思います。

 くどいようですが、排せつは健康を維持するための重要な生理的行為でありまして、成長期にある子供たちにその行為を阻止するような要因があってはなりません。この要因を取り除くためにも、一刻も早くトイレ環境を整備することが何よりも大切であると思います。

 壊れているというのが結構ありました。そういうところは調査の上、早急に改善していただきたい。このこと含めて、トイレ環境の整備に対して、当局の御所見をお聞かせいただきたいと思います。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 先ほどのアンケート結果の感想でお答えさせていただきましたように、家庭の衛生環境が向上しております。

 したがいまして、家庭と現在の学校トイレの環境の状況、さまざまなギャップがあるわけでございますが、学校で大便をすることを我慢したり、あるいは恥ずかしがったりするということは、できるだけなくしていくということが大事でありますので、子供たちにとって良好なトイレ環境を整備していくということは、大変大切であると考えておるところでございます。

 それから、一部壊れているようなところも見受けられるという御指摘でございますので、そういう部分につきましては調査させていただきまして、対応させていただくということでございます。よろしくお願いいたします。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございます。

 すぐ手を打てるところは打っていただきたい。同時に、トイレの環境整備については、重要なことであるという認識をお持ちのようでございますので、ぜひそのようにしていただきたいと思います。

 そこで、最近では清潔で快適な学校トイレの改修が全国的に広がっております。一宮市における今日までのトイレの改修の状況と今後の改修計画について、どのようにお考えになっているのか、お教えいただきたいと思います。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 当市におけるこれまでのトイレ改修の状況あるいは今後の改修計画というお尋ねでございます。

 これまでのトイレ改修の状況あるいは取り組みの考え方でございますが、以前から、校舎の大規模改修工事時をとらえて、トイレの改修工事を進めてきた経緯がございます。

 平成9年度以降のトイレ改修としましては、大便器の半数を洋式化にすることを目標にしながら、今日整備を進めている状況でございます。具体的な改修に係る取り組みといたしましては、蛍光灯の本数をふやしまして、ワット数を大きくし、明るいトイレに努めているところでございます。

 さらには、トイレの壁面をモルタル塗装から、明るくカラフルなタイル張りにしております。それから、大便器のトイレブースでございますが、これを木製から化粧鋼板に材質を変更いたしまして、あわせてスペースを従来よりやや広めにとるようにいたしておるところでございます。

 それから、廊下から便器までの動線でございますが、段差のないようにいたしまして、トイレの床は塩ビシートを敷きまして、さらに男女各1カ所には手すりをつけさせていただいておりまして、バリアフリーへの配慮も施し、明るく清潔で親しまれるトイレということで、心がけさせていただいております。

 これまでの改修状況でございますが、校舎関係につきましては、平成9年度に葉栗中学校、大和中学校、平成10年度に浅井北小学校、奥小学校、萩原中学校、それから大和西小学校の全面改築に伴う整備、これらを実施させていただいております。平成11年度につきましては、葉栗小学校、千秋小学校、平成12年度につきましては、末広小学校、丹陽中学校につきまして実施させていただきました。

 そのほか、屋外便所の設置、あるいは屋内運動場改築時でのトイレ整備も実施させていただいています。

 新年度につきましては、校舎関係としては、小学校1校、中学校1校を予定させていただいております。それから、屋外便所の設置工事につきましては、2カ所を予定いたしておる状況でございます。

 今後の改修計画でございますけれども、水回り関係の工事につきましては費用もかさみ、現在、年間数校ずつの対応で、段階的な整備という形で取り組みをさせていただいておるところでございます。

 現況におきましては、大変厳しい財政状況でございますので、一度に多くということは非常に難しい面もございますが、児童・生徒が、明るく清潔で親しみやすく安心感を持って使用できるということで、できる限りの整備に向けて今後、努力していきたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。

 今の御答弁は、昨年12月の原議員の質問に対する答弁と何ら中身は変わっていないような気がします。

 私が聞きたいのは、今まで、市内小学校32校、中学校15校のうち、改修が終わった学校が何校あるのか、今後それらの未改修については、どういう取り組みをされていく計画にあるのかということです。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 具体的な総体の箇所数はちょっと今把握いたしておりませんが、平成9年度以降、計画的に進めてきておる箇所数については、今お話をさせていただいたとおりでございます。

 小・中学校合わせて47校ございますが、洋式化率についてはかなり進度は遅いということで、例えば全面改築いたしました大和西小学校を見てみますと、洋式の大便器の設置率が53%で、和式、洋式の2分の1という目標については達成いたしておりますが、低いところでございますと、10%を切るレベルの学校もまだまだあります。

 今後、できるだけそうしたところは少しでも率が上がるように、努力していきたいと考えております。



◆32番(梶田信三君) 

 今後の改修計画についてのお尋ねもいたしましたけれども、現状がどうなっているかわからないのに、今後の改修はどうやってやるのですか。

 例えば古いとか、和式を洋式にするのは別として、いろいろなことをやるわけでしょう。現状を把握しないで、将来計画が立てられるわけがない。だから、まず現状を調べてください。当局は何も調べてない。

 我々は、参考になればと思ってアンケート調査をいたしました。それも含めて現状をきちんと把握して、何校やらなくてはいけないから何年にかけてやるんだとか、予算のことも踏まえながら計画を立ててほしいのです。そのことを申し上げているんですよ。

 ですから、今まで2校やったとか、3校やったとか言われましたが、それでは、47校全部改修するまでどれだけかかるのですか。何年かけてやっていただけますか。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 現状は先ほどお話しさせていただきましたが、やはりそれぞれの学校におきましても、校舎1つとりましても、1つの学校で複数の校舎もございます。そんな関係もございまして、非常にその進度につきましては遅いわけでございますが、現状での洋式便器も含めましての設置率でございますけれども、平成13年2月現在では小学校が17.8%、中学校もほぼ同じでございますが17.7%、小・中学校全体では17.7%というのが現在の進捗状況でございます。

 できる限りこの率が上がるように努力させていただきたいと思っています。



◆32番(梶田信三君) 

 そういうことはさておいて、現状をつぶさに把握していただきたい。洋式トイレにするだけがトイレの改修ではないのです。例えば大和西小学校を見に行きました。あそこは半数とは言いませんが、洋式と和式両方ありますね。きれいなトイレになれば、和式でも皆さん行っているんですよ。校長先生に聞きましたら、低学年だとどちらかといえば和式の方でしょうけれども、それぞれ皆さんが喜んで行くとおっしゃった。

 要するに汚いのです。汚い、狭い、暗い、怖い、臭い、そういう状況が子供たちにとって阻害になっていると、先ほど申し上げたアンケートのとおりであります。

 ですから、そういうことを踏まえて、洋式化が進めばそれでいいということではないのです。子供たちが安心して排便できる環境にすることが目的でしょう。洋式の率を上げることが目的ではありません。

 その点をぜひ考えていただいて、もう少し現状把握して、今後何年の間にこういうふうにやっていくというような、具体的な計画を立てていただきたいと思うのです。

 各地ではそのような取り組みがなされています。例えば東京都の世田谷区では、平成4年から老朽化した校舎の改築を順次始めて、いろいろやっておりますけれども、トイレから学校づくりをコンセプトに、平成10年に小・中学校トイレ改修検討委員会を発足させまして、アンケート調査をしました。それで改修に向かって、世田谷区立学校トイレ改修マニュアルというものを作成して、平成11年度が11校、平成12年度が16校のトイレ改修整備を実施したとあります。

 大阪府吹田市では、平成12年3月定例会で阪口市長が、トイレは文化という視点に立ち、学校トイレ改善を施政方針で表明しまして、市内全小・中学校児童・生徒を対象にアンケート調査を実施いたしました。6カ年計画、総事業費14億 2,000万円で全小・中学校55校のトイレ改修を行う。全市立幼稚園16園も平成13年度から改修するというような計画を立てております。

 だから、こういうようないろいろな問題がありますので、ぜひそういう計画を立てながら、全体的にいつまでにやるのか。いつまでになるかわからないけれども、毎年2校か3校ずつやると、そういうようなことではなくて、ぜひ全体的な計画を立てる上で、そういうことをやってほしいと思うわけであります。

 先ほど御答弁の中で、今までトイレの改修は、校舎の大規模改修に合わせて順次進めてきたという御説明でありました。大規模改修で改修をされたかどうかわかりませんが、先ほど平成12年度に改修されたと御説明がありました末広小学校へ、私も先日見に行きました。4階建ての校舎が1棟であります。その4階建ての校舎の各階の東西にトイレがありました。今回の改修は、2階を除く東側の各階のトイレが改修されておりました。要するに、校舎は全体で1棟しかありませんが、両方で8カ所トイレがありまして、2階のトイレは教職員用でしょうか、既に改修されておりましたが、1階、3階、4階の東側のトイレだけが平成12年度で改修されておったのです。

 私は西側のトイレも私は見に行きました。東側は快適でありますけれども、西側は全く臭くて、暗くて、本当に対照的なんです。校長先生に話を聞いたところ、全児童が東側のトイレを利用して、西側のトイレはほとんど利用していないというような状況でした。

 そういうことを考えたときに、なぜ、1棟しかない学校で、東側だけ改修して、西側だけはそのままになっているのかと非常に疑問を感じました。予算の問題とおっしゃるかもわかりませんけれども、なぜ片方だけをおやりになったのでしょうか。

 そんなような状況で、1校で片方だけだったら、それこそ全学校の全トイレの改修はもういつになるか、気の遠くなるような話であります。

 1つ聞きますが、トイレの改修費、これは建築部長が御専門でありますが、どのぐらいかかるのでしょうか、お教えいただけませんか。



◎建築部長(高坂勲君) 

 ただいま教育委員会事務局長がお答えいたしましたように、内容的なものも変わってきておるわけでございます。まことに申しわけございませんが、今のところ手元に金額的なものを持ち合わせておりませんので、後ほど調べてお答えさせていただきます。申しわけございません。



◆32番(梶田信三君) 

 突然で申しわけありません。本当は教育委員会事務局長に言ってありますので、多分知っているだろうと思います。

 事務局長、どのくらいかかりますか。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 費用の関係でございますが、具体的に末広小学校のトイレ改修費というお尋ねでございますので、1階と3階と4階の東側トイレの3カ所で、概算で 3,400万円余でございます。

 以上でございます。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。1階と3階と4階のトータルで 3,400万円ということですね。両方やればその倍、単純に 6,000万円余ということでありましょうが。

 学校トイレの問題といいますのは、教育委員会や自治体、建築関係者の間で関心が広がっておりまして、特に国の平成10年度の補正予算で、文部省がトイレ改築等に係る予算に対する補助制度を充実させて以来、関心が全国的に広がっております。

 さらに文部科学省は、平成13年度の公立学校施設整備予算 1,619億円のうち、大規模改造事業予算を前年度の倍増の約 113億円としております。

 先ほど事務局長からも御説明がありましたけれども、従来、学校施設の大規模改造事業においてトイレの改修がなされておりました。その改造事業は、学校1校当たりの事業費 2,000万円以上の場合に限って国の補助対象となっておりました。多分補助率は3分の1だと思います。

 学校における老朽トイレの改善を促進するため、このほど補助限度額を 2,000万円から 400万円に引き下げました。補助基本額は 400万円以上2億円以下としております。

 同時に、これまでトイレ改造事業が空き教室改造などとの複合事業が条件であったものが、今回は、学校トイレ改造工事を単独事業でも補助対象とする措置が図られることになっております。

 ですから、トイレ単独で改修されようとしてもそれに補助がつくと。先ほどの末広小学校ではたしか補助はついてませんね。大規模改造と一緒でありませんからついていません。これからは単独でも補助がつくようになる。要するに、それだけ改善がしやすくなったということが言えると思います。補助対象は小・中学校、幼稚園などとなっております。

 今回の予算化によりまして、全国の自治体でトイレ問題の解消に向けた動きが出てくると思われ、文部科学省の初等・中等教育局は、学校は勉強だけでなく、生活の場とも言えるので、きれいにするのが重要なことであり、積極的に推進してほしいと期待しているところであります。

 そこで、先ほど今後の改修についてのお話もございましたけれども、ぜひこの制度を積極的に活用していただきまして、トイレ改修にぜひ計画的に取り組んでいただきたいと思います。再度でございますが、御答弁いただきたいと思います。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 補助制度の点も踏まえてのお説でございます。全校速やかにトイレを整備していくということがもちろん望ましいわけでございますが、やはりどうしてもそれをクリアしていくためには財政状況も当然あるわけでございますので、なかなか多くの箇所の整備というのは困難な面もございます。

 先ほど、国の補助制度の改正措置が今度とられるというお話もございました。したがいまして、この制度そのものは今御紹介ございましたように、大規模工事と異なって、単独事業でも対象にするという中身のようでございます。

 また、現状では、私ども十分な把握ができておりませんが、こうした面での活用も今後十分念頭に置いて、有効な制度として考えていきたいという考え方を持っております。

 いずれにいたしまして、今後ともトイレの整備につきましては、できるだけ進むように努力してまいりたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。ぜひそのように取り組んでください。

 今まで全部が市費でありましたけれども、3分の1の補助がつくということは、それだけ余分にやれるということですから、今までと同じように2校なんておっしゃらずに、3校にふやすとか、その辺は全学校を見ながら、ぜひ計画的にぜひ進めていたきたいということをお願いしておきます。

 学校トイレを改修することは、ただ単にトイレがきれいになるというだけではありません。何遍も言いますが、トイレの改善が子供への心理的、教育的効果につながるとか、PTAや学校事務職員などにも関心が広がってきたとか、学校トイレのバリアフリー化、地域への開放、学校トイレづくりを総合学習に生かすといった、関連分野への付随的な効果についての評価も注目されてきております。心豊かな教育環境をつくるためにも、今まで言われてきた5Kから5A、すなわち新しく、明るく、安心でき、温かく、愛されるトイレづくりが今、求められております。

 トイレは学校全体からすればほんの一部分かもしれません。しかし、現実に困っている子供たちがいる以上、立派な教育問題の1つであり、こうした問題意識を持ち、教育行政として機敏に、誠実に対応していくことが、必ずや学校再生の1つにつながると信じます。日常の教育活動を通じて公徳心を養成するとともに、教育効果を高めるためにも、トイレの環境改善を推進、改修を推進することが重要であると思いますが、この学校トイレについて、教育長は教育問題としてどのようにとらえられているのか、御所見をお聞かせください。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、アンケート調査を踏まえまして、学校トイレにつきまして、さまざまな御指摘をいただきました。

 今、お話がありましたように、トイレは単なる生理的現象の場所ではなくて、子供たちにとって、やはり学校で安心して生活するための大切な空間であると考えております。

 したがいまして、トイレの改善は、やはり子供たちの学校生活を楽しくし、教育効果を高めることに通じるとの議員のお説のとおりだと思います。

 財政状況等で、現状では一度に整備できませんが、先ほど御指摘もいただきましたように、国の補助制度なども十分に検討させていただきまして、子供たちが安心してトイレに行けるように、順次整備を進めるよう努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 また、排せつ行為は、健康にとって非常に大切なことですので、恥ずかしがることとか、他人を冷やかしたりすることのないよう、マナーや人を思いやる心など、心理的な面あるいは意識の面でも十分指導してまいりたいと思います。

 いずれにしましても、子供たちにとって、学校がより楽しくなっていくということは非常に大事なことでありますので、今後十分努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。教育長からそのような前向きな答弁をいただきました。

 以上、トイレの問題について御質問申し上げましたけれども、事がトイレの問題だけに、臭い物にふたをしないように、ぜひ積極的にお取り組みをいただきたいとお願いしまして、次に問題に入らせていただきます。

 最後でありますが、商業振興についてお尋ねしてまいります。

 商店街の活性化、イメージアップについてということでございますが、本町通りのアーケード工事も着々と進行しておりまして、4月には完成の運びと聞いております。さぞかし立派なアーケードとして生まれ変わるものと、多くの市民の皆さんが期待しております。地元商店街の皆さんも、これを機会にかつてのにぎわいを取り戻せないかと期待もされていることと思います。

 昨年3月に策定されました一宮市中心市街地活性化基本計画によりますと、中心市街地の商店街への来街者は20年前の約半分に落ち込んでおりまして、回復の兆しがなかなか見られないという統計が出ておりました。

 一宮市の人口は、わずかながらでも着実に増加を続けておりますが、今では車での買い物が容易な郊外型のロードサイド店に人気が集まり、中心市街地の空洞化傾向が進んでいることが明らかとなっております。

 商業者の皆さんの意識調査を見ても、3年後の売り上げが減少するとの見方をする人が54.5%を占め、さらには後継者に事業を継がせる気はないという意見が26.4%もあることが注目されます。

 そして、転・廃業後の店舗については、35.5%の方が他の商業者に貸したいとしていますが、売却または賃貸契約を終了したいという方が27.5%、住居として使いたいという方が21.6%などとなっておりまして、このままでは商店街の空洞化はますます進展することが懸念されます。

 一宮市の商業統計を見てみましても、平成11年の小売り販売額は平成9年比 5.0%減と、調査開始以来初めてマイナスになり、事態の深刻さを裏づけております。

 このような状況を何とか打開しようと、一宮市では、先ほども申し上げましたが、昨年3月に中心市街地活性化基本計画を策定され、その後さらにこの計画の具体化を図るため、官民一体となった14名の委員からなる一宮市中心市街地推進協議会を組織し、既に今まで何回か会合を持たれたと聞いておりますが、協議会は今まで何回開催され、活性化実現に向け、具体的にどのような取り組みがなされているのか、まずお聞かせいただきたいと思います。



◎経済部長(篠田惇君) 

 一宮市の中心市街地活性化推進協議会につきましてのお尋ねでございますが、この推進協議会につきましては、中心市街地活性化基本計画を着実に進めるための連絡調整機関といたしまして、平成12年11月30日に第1回の会合を開催いたしました。

 委員の皆様方には、学識者、商業者、消費者、行政の方々にお願いいたしておるところでございます。

 会合は年間4回の開催予定でございまして、先ほど申しました第1回が平成12年11月30日、第2回が平成12年12月15日、第3回が平成13年2月6日と3回開催いたしまして、次回は平成13年3月22日を予定いたしておるところでございます。

 内容につきましては、基本計画の活性化事業につきまして、早期着手事業の絞り込みや今すぐしなければならないことなど、具体的には空き店舗の活用方法だとか、消費者の皆さんからの意見の反映方法、また店舗の改装など、活発な議論をいただいておるわけでございます。

 また、平成13年2月22日に、御承知のとおり中心市街地活性化シンポジウムを開催いたしましたが、その折にも協議会のメンバーの皆様方にも御参加いただいたところでございます。

 今後も中心市街地活性化に向けまして、官民一体となりまして取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。ぜひそのようにお取り組みいただきたい。

 せっかくつくられた基本計画であります。この中にはいろいろな具体的な施策が載っておりまして、これが全部実現すれば本当に活性化できると思います。

 ですから、この実現に向けてぜひお願いしたいと思います。計画倒れにならないようによろしくお願いします。

 そこで、1つお聞きしたいのですが、アーケード完成を間近にしておりまして、立派な姿がだんだん見えつつありますが、アーケードが完成した後の路面であります。今、電気、ガス、水道、下水道、NTTなどの埋設物の工事によって、掘削後ががたがたになっておりますが、この後はどのような計画になっているのか、お聞かせください。



◎土木部長(脇田東吾君) 

 お答えいたします。

 今回の本町アーケード改築工事に当たりまして、アーケード本体はもちろんのこと、それに伴います各種占用物件、占用許可申請が出ておりまして、必要な協議を進めてまいりました。

 当初の段階では、いわゆるコミュニティー道路の整備についてのお話もございまして、関係者と調整がなされたわけでございますが、最終的には新たな整備は断念するということでございまして、原則的な協議をさせていただいたわけでございます。

 この許可の中で、今お尋ねの道路の復旧方法でございますが、原形復旧ということでお話をさせていただいました。今回は歩道部と車道部ということになりますが、歩道部につきましては、現在の平板ブロックは、ごらんのとおりいろいろ切り込みを入れたり、小さく割られている状況で、再利用ができません。したがいまして、同等整備、これは滑りどめの溝模様入りという形のもので全面復旧する内容となっております。

 また、車道部につきましても、現表面を厚さ3センチメートル切削をいたしまして、その後、表層に密粒度アスファルトコンクリートによる舗装を5センチメートルで全面にかけさせていただくといった復旧の形で、協議が整っております。

 なお、施工時期につきましては、本町1丁目から4丁目、3月中旬からかかりまして最終的には七夕まつりの前、7月中旬までには完成する予定になっておるところでございます。

 以上でございます。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。

 アーケード改修が終われば、それなりの復旧をおやりになるということであります。

 ところが、この中心市街地活性化基本計画の中にもありますように、ただいま少し御説明がありましたけれども、本町通りは都心基幹道路等整備事業として、北行きの一方通行のコミュニティー道路しての整備をする。歩行者、自転車に重点を置いた歩道づくり、特に高齢者にも配慮した道路づくりをするというような計画がなされております。やはり市民の皆さんが期待して、皆さんがあそこで買い物して、策定の中でも市民とともに歩く商店街というような意見もあったようでありますが、市民の皆さんの意見も踏まえながら、そういうまちづくりをしていただきたい。その調査書の中にも、コミュニティー、いろいろな空間づくりを今度の商店街にもというような意見もいろいろありますね。そういうものをぜひしてほしいのに、なぜできなかったのか、非常に残念でありますけれども、どうしてできなかったのでしょうか。

 それと同時に、断念したとありますが、将来にわたってこれは断念したということなのでしょうか、その辺をお聞かせください。



◎都市開発部長(渡辺秀雄君) 

 ただいまの御質問の計画の断念、そして将来の実施の可能性についてお答えいたします。

 本町通り商店街と行政が、アーケード建設と道路整備での協議を平成8年から始めております。この折には、アーケード建設と道路整備を一連の工事として施工するという前提で協議を行ってまいりました。まず最初、道路地下に設けます電線類地中化の電線共同溝整備事業の施工に合わせまして、アーケードの基礎の新設、そして地下埋設占用物件の移設、いわゆる下部工事を行いまして、翌年にはアーケードの上部工事を施工してまいる。その後、コミュニティー道路整備事業を施工するという概略工程を想定いたしまして、国の補助等の関係もあって、最短でも4年間要するのではないかという予測をいたしておりました。

 アーケード建設計画はより具体化し、商店街内部で協議会やら説明会が頻繁に開催されるようになりますと、商店街からは、道路工事を含めた工事期間の長さが、不景気で客足の遠のいている商店街の現状では大変苦しいという様子がありました。

 その後、アーケードの構造上のことから、本町商店街から電線共同溝整備事業の断りの申し出がございました。これが平成10年でございました。このことにより、一たん道路整備事業から手が離れ今日の、先ほど土木部長が御説明申し上げました占用者だけによる工事となった状況でございます。

 しかし、市といたしましては、引き続き電線類共同溝整備事業から、本町1丁目から4丁目まで、議員お尋ねの今のコミュニティー道路として、アーケード工事完了後に再整備すべく、地元は言うに及ばず、国・県を初め、公安委員会などの関係機関と協議やら調整を行っておりましたが、本町1丁目から4丁目商店街区間、つまり真清田神社から伝馬通りの両信号の交差点の間が1つの事業単位であるということは動かしがたいものでございました。

 ところが、平成11年の年末には、本町1丁目商店街からアーケード工事の中断が表明されました。このことは、アーケード整備とあわせてコミュニティー道路整備事業を施工するという事業に対する基本的な部分にかかわるものでございました。

 その後、本町商店街から、現在の工事だけでも疲弊する商店街にとっては負担になる現状で、加えてコミュニティー道路整備事業を引き続いて施工すると、商業活動に支障を来すということから、中止してほしいという申し出がございました。

 市としましては、積極的に動いたつもりでございますけれども、以上のような経緯をもちまして、電線共同溝工事、それからコミュニティー道路整備事業を施工できなかったという背景がございます。

 次に、いつコミュニティー道路整備事業を施工するかということでございますけれども、ただいま申し上げましたこの中断の申し出の折に、本町商店街からは、コミュニティー道路整備事業を将来的に断念するのではなく、何年先かわからないが、経済情勢が好転し、かつ商業活動が活性化した時点で、改めて本町通り1丁目から4丁目の商店街がそろって要望に来ます、この言葉が添えられております。

 現時点では占用者による原形での復旧により、新たな歩道舗装が施工されます。仮に近々のうちにコミュニティー道路整備事業の申し出がございましても、原形復旧とは申せ、新しい材料による舗装復旧という社会投資がされた後の再整備ということになりますので、短期間での整備の困難性はあります。沿線商店街はもとより、地元周辺の住民の理解と合意が、事業着手の際に重要なこととなります。

 事業実施は、以上の点を再確認しながら、かつ地元意向、そして国・県の状況を十分に見きわめてまいりたいと考えております。

 短期間では難しい事業もございますけれども、決して将来ともやらないということではございませんので、御理解願いたいと思います。

 以上、お答えとさせていただきます。



◆32番(梶田信三君) 

 わかりました。断念したわけではない。将来の状況を見ながらということでありますが、私は、逆に言えば、状況を変えるためにこの際やった方がいいのではないかなという気が非常にしておりました。待っているというのは、非常に受動的で、もっとこちらから打って出るような形でやっていただくと非常にありがたい、これは私だけの意見かもわかりません。しかし、買い物するだけではないのです、そこを歩くことが楽しいというようなまちづくりがぜひとも必要だと思いますので、将来に向けて考えていただきたいと思います。

 もう1つは、現在の本町通りは、御案内のように夜7時ぐらいになると真っ暗になります。ですから、このアーケード建設の機会に、商店街をもっと明るくしていただくように、商店の皆さんとも御協力いただいて、例えば電灯料の補助をするなりして、そのような明るいまちづくりをお願いしたい。答弁は要りません。

 最後に、市長方から全般的にわたって何かございましたら、せっかく市民の皆さんも大勢見えるものですから、ぜひお願いします。



◎市長(谷一夫君) 

 4点にわたって、いずれも非常に重要な問題について御質問いただきまして、ありがとうございました。

 最初の都市景観、特にごみ等のぽい捨てあるいは不法投棄の問題、これは本当に心痛む話でございまして、モラルの低下に尽きるわけでありますが、それに対して私どもが何ができるか、これから真剣に議論していきたいと思っております。

 3番目の学校トイレの問題でございますが、大変膨大なアンケートをしていただきましてありがとうございました。参考にさせていただきたいと思います。

 私は約50年前に小学校に通ったことになりますが、当時のトイレはとても今からは考えられないわけでありまして、今の子供たちは、トイレに希望するものとして、自動手洗いとか、エアタオルとか、BGMとか、まさに隔世の感があるわけでありますが、確かにトイレ環境の整備は重要であると認識いたしております。

 話はちょっと違いますが、2年強前、私が就任いたしましたときに、たまたま学校プールの温水シャワーの設置の準備が進んでおりまして、3校ずつ整備するということでございました。ということは、10年かかるのですか、それはちょっといかに何でもと再検討させまして、10校ずつ整備することにいたしまして、そろそろ終了するわけでございます。

 トイレもやはり同じことでございまして、大変財政が苦しい中ではございますけれども、何とかやりくりして、少しでもスピードが速められるように工夫していきたいと考えております。

 最後の商店街の件は、地元の皆様方の御意向もあって、今回議員の御意向に沿えないような形になりましたけれども、今後、恐らくまたいろいろと問題点が出てくるだろうと覚悟いたしております。その中で、地元の皆様方とも十分に協議しながら、本当に一宮市の商店街でございますので、何とか昔のにぎわいが少しでも取り戻せるように、私どももできる限りの工夫と努力、そして支援をしていきたいと考えておりますので、今後ともよろしく御指導いただきますようにお願いいたします。ありがとうございました。



◆32番(梶田信三君) 

 ありがとうございました。

 前向きな御答弁を市長からいただきました。

 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(中村欽哉君) 

 暫時、休憩いたします。

                              午後0時2分 休憩

                              午後1時1分 再開



○議長(中村欽哉君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 22番 末松光生君。



◆22番(末松光生君) (登壇、拍手)

 お許しをいただきまして、通告に従って質問させていただきます。

 まず最初に、市の税と料の収納率の向上策について質問させていだきます。

 昨今の経済の不況下、市税も伸びず、一宮市では横ばいの傾向だと言われていますが、そんな中で、県の補助金カットなどで、市としてのサービスを維持するには、カットされた分、とりわけ福祉分野への市税の配分を心がけているところであります。

 一方では、市税と料の収納率が年々悪化しているとも聞いています。それぞれの状況について、特に主なものとして、市税、国民健康保険税、市営住宅使用料、保育料、さらに水道料について御報告をお願いいたします。



◎総務部長(木村謙一君) 

 収納率についてお尋ねいただきました。

 私の方から、市税と国民健康保険税について御報告させていただきたいと思います。この後、各担当の方から住宅使用料とか保育料、上・下水道料について御報告させていただきたいと思います。

 まず、市税でございますけれども、現年課税分と滞納繰越分の合計でお答えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 経緯でございますけれども、この合計の収納率は、平成7年度が 95.26%、平成8年度が 94.80%、平成9年度が 94.31%、平成10年度が 93.64%、平成11年度が 92.92%ということでございまして、ずっと下がり続けている状況でございます。

 それから、国民健康保険税でございますが、こちらも現年課税分と滞納繰越分の合計でお答え申し上げます。

 平成7年度が 77.76%、平成8年度が 77.44%、平成9年度が 75.78%、平成10年度が 73.99%、平成11年度が 71.19%、いずれも平成7年度から下がり続けている結果となっております。

 以上でございます。



◎建築部長(高坂勲君) 

 それでは、市営住宅の家賃の収納状況について、総務部長よりお答えさせていただきましたように、平成7年度から平成11年度の分についての収納率を報告させていただきます。

 平成7年度は 96.52%、平成8年度は 95.94%、平成9年度は 95.33%、平成10年度は 93.27%、平成11年度は 91.88%、以上のように下降の状況でございます。

 以上でございます。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 保育料について御報告させていただきます。

 平成7年度が 99.33%、平成8年度が 99.36%、平成9年度が 99.19%、平成10年度が 98.85%、平成11年度は 98.59%、やはり徐々に収納率が下がっているのが現状でございます。



◎水道事業等管理者(江崎義彦君) 

 それでは、水道料金についてお答えいたします。

 水道料金の収納率でございますが、平成7年度は 99.26%、平成8年度は 99.21%、平成9年度は 99.05%、平成10年度は 99.07%、平成11年度は 99.11%でございます。

 水道につきましては、納付制と口座制と集金制ということでやっておりまして、それぞれのパーセントを平成11年度についてだけ申し上げさせていただきたいと思います。納付制が 97.01%、口座制が 99.66%、集金制が 99.58%で、全体収納率は 99.11%となっておりますので、よろしくお願いいたします。



◆22番(末松光生君) 

 ありがとうございました。

 なかなかパーセントではよくわからない。どれぐらい未納があるのかという面ではちょっとわかりづらいわけです。

 それぞれ時効というのがあると思います。したがって、時効が来れば不納欠損ということになると思いますので、不納欠損額についてお尋ねいたします。



◎総務部長(木村謙一君) 

 税の時効につきましては、御承知のように、地方税法第18条によりまして5年となっております。

 したがいまして、5年たったものが不納欠損額となるわけでございますけれども、これも5年間の経過を御説明した方がよろしいと思いますが、大きい単位で御説明申し上げます。

 不納欠損額は平成7年度が 5,064万円、平成8年度が 5,920万円、平成9年度が 7,950万円、平成10年度が 9,630万円、平成11年度は 8,510万円。これが市税でございます。

 それから、国民健康保険税について申し上げます。

 平成7年度が 9,280万円、平成8年度が1億 100万円、平成9年度が1億 1,280万円、平成10年度が1億 2,940万円、平成11年度は1億 8,380万円ということで、全体を眺めまして増加の傾向にございます。

 以上でございます。



◎建築部長(高坂勲君) 

 市営住宅の滞納家賃においては、公営住宅法上及び市営住宅条例上不納欠損とする処分規定はございませんが、民法上の規定によりまして、通常の退去者で、行方不明の場合については5年間の経過後、また裁判により明け渡しをした日から10年の経過後という時効制度を適用いたしまして、議会の議決をお願いして不納欠損とする基準としております。

 不納欠損額につきましては、平成7年度に29万 4,800円、平成8年度に8万 4,950円、この2件でございまして、それ以後はございません。合計37万 9,750円となっておりますので、よろしくお願いいたします。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 保育料について申し上げます。

 保育料の時効でございますが、地方自治法第 236条第1項の規定によりまして5年でございます。

 不納欠損でございますけれども、平成9年度と平成11年度の2回がございまして、平成9年度は3万 9,100円、平成11年度が9万 4,300円でございました。



◎水道事業等管理者(江崎義彦君) 

 それでは、水道料金についてお答えいたします。

 水道料金の時効は5年となっております。不納欠損額は、平成7年度は 134万 9,910円、平成8年度は 154万 4,046円、平成9年度は 148万 1,093円、平成10年度は 195万 2,116円、平成11年度は 245万 1,381円でございますので、よろしくお願いいたします。



◆22番(末松光生君) 

 今、不納欠損額をお聞きいたしましたが、これもちょっと不納欠損だけではわかりづらい面があって、少し資料をいただいておりますが、例えば住宅関係ですと、未収金という形で随分上がっています。市営住宅ですと、不納欠損は先ほどのような理由ですと、不納欠損をやるのには裁判だとか、10年かかるとか、民法上の行方不明で5年とか、こういうことがあるので、不納欠損というのはごくわずかですね。そうすると、市営住宅でお金が入らないということからすれば、未収金の方がわかりやすいですね。

 それから、保育料もそういうことですね。口座振替制度になってから不納欠損はごくわずかしかないわけでして、したがって未収金という形の方が、入るべき金が入らないという意味ではわかりやすいですね。

 市営住宅の家賃と保育料について、未収金の数字をお願いします。



◎建築部長(高坂勲君) 

 未収金について御報告させていただきますと、現年度と滞納分の合計でございますが、平成7年度は 1,580万 3,550円、平成8年度は 1,816万 1,150円、平成9年度は 2,116万 6,340円、平成10年度は 2,764万 4,610円、平成11年度 3,457万 9,980円、以上でございます。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 それでは、保育料の未収金についてお答えさせていただきます。

 各年度末でございますが、平成7年度 639万円、平成8年度 609万円、平成9年度 841万円、平成10年度 1,264万円、平成11年度 1,619万円。

 以上でございます。



◆22番(末松光生君) 

 不納欠損ということになれば、要するに帳簿上から落としているわけですから、それ以上徴収はしない。今、未収金ということで、例えば市営住宅とか保育料ということになりますと、これから徴収していく分も当然あるわけですので、正確にどれぐらい市に入るべきお金が入ってこなかったかという数字から言えば、不納欠損で見た方がいいのかなと思います。

 いずれにしても、税と料を合わせていきますと、大変な金額が毎年不納欠損という形で処理されております。したがって、それだけはもう入ってこないということでして、ちょっとその多さにびっくりしております。

 それから、少し違いますが、国民健康保険は外国人も加入できるようになっているのですが、加入条件と収納率関係がわかりましたら、報告いただきたいと思います。



◎市民部長(古田淳君) 

 お答えさせていただきます。

 外国人の方が国民健康保険の適用対象になるには、2つの条件がありまして、1つ目は外国人登録を行っていること、2つ目が在留期間が1年以上であること、この2つの要件を満たしたときに、国民健康保険の適用を受けることが可能となります。

 ちなみに平成12年12月末現在の人数を申し上げますと、外国人で国民健康保険の適用を受けておられる方は 1,144人ございます。被保険者の総数が9万 3,733人でございますので、全体の 1.2%を占めておることになります。

 また、外国人登録者の総数は 3,120人でございますので、そのうちの36.7%の方が国民健康保険にお入りになっているということでございます。

 なお、外国人だけの収納率については把握しておりませんので、よろしくお願いいたします。



◆22番(末松光生君) 

 ありがとうございました。

 それでは、収納率の向上策の中で、納税意識の高揚という意味で、一般向けの啓蒙ということがいろいろな方法でとられていると思いますが、それをお伺いしたい。それから、臨宅などの個々への働きかけがどのような方法で行われているのか、さらにその成果のほどはどの程度あるのか。

 それからもう1つ、国民健康保険について、短期保険証の発行ということがありますが、この効果のほどはどうなのか、お尋ねいたします。



◎総務部長(木村謙一君) 

 収納率向上策としてどんなことをやっているかとか、それから短期保険証の効果等についてお尋ねいただきました。

 まず、収納率向上策でございますけれども、現在継続的に行っている啓蒙活動といたしましては、各納期を市民の方にお知らせします納税ポスターを毎期作成いたしまして、市内の各施設とか市内金融機関等に掲示させていただいております。また、市の広報につきましても、納期月にその旨の掲載をいたしまして、納期のお知らせを行っているところでございます。さらに、各納期の10日前には、市の公用車を利用いたしまして、テープによる街宣活動等も行っております。

 さらに、今年度からは、税についての1年間の納付計画を立てていただきたいと考えまして、これは予算でもお認めいただきまして、納期の一覧表を印刷して各戸に配付させていただいております。

 そうしたことで、少しでも効果を上げたいと努めているところでございます。

 さらに、広報によりまして、市長から市民の皆様へということで、直接伝えていただくことも十分効果が期待できるということで、昨年5月15日号に、この収納率の内容も御説明する中で、県下でも収納率が悪い。だから納税に御協力いただきたいということを直接訴えていただきました。

 さらに、平成12年12月1日号の広報では、この国民健康保険税について細かく内容を御説明する中で、税の納入にも御協力いただくよう、直接訴えていただいたところでございます。

 また、それぞれの納税者への働きかけにつきましては、やはり基本は滞納者と直接面接することにあると考えておりまます。

 職員におきましても、日常業務の中で臨宅を行い、留守がちな滞納者に対しては電話などを利用して接触を図りながら、早期納付に結びつけるよう努めているところでございます。

 しかし、サラリーマンや夫婦共働きの増加等により、職員の勤務時間中に多くの納税者との接触を図るには限界がございますので、夜間における臨宅、夜間訪問でございますけれども、これを一斉に行っております。

 また、応援職員も動員いたしまして、休日における臨宅、休日訪問でございますが、これも行っているところでございます。

 今年度2月末までの結果につきまして御報告させていただきます。夜間における臨宅につきましては、延べ22日間、 1,943件の滞納者に対して訪問をさせていただきました。このうち74件より 350万円余の納付をいただいたところでございます。

 さらに、休日における臨宅は5日間行いまして、 5,766件の滞納者の訪問を行いまして、このうち 253件より 778万円余の納付をいただいたところでございます。

 また、臨宅における面接率でございますけれども、約30%でございまして、納付の約束を行ったり、今後の納付計画の相談を行うなど、その後の納付に大きな効果があったと考えております。

 最後に、国民健康保険の短期保険証についてお尋ねいただきました。

 御承知のように、国民健康保険証は平成10年8月から平成12年8月の2年間が有効期間として、1つのサイクルがございます。この期間で、平成10年8月の発行時に、過去1年間について納付がなかった方 991件につきまして短期保険証を発行いたしました。

 結果といたしまして、このうち完納いただきまして、正式な保険証に切りかえた方が91件ございます。それから、短期保険証の継続という形になりますけれども、分納いただいた方が 311件ございます。トータルで 402件は何がしかの納付をいただきました。したがいまして、 991件のうち 402件は完納ないし分納いただきましたので、40%近い実績があったということで、やはり短期保険証の効果については一応あったと考えておりますので、よろしくお願いします。



◆22番(末松光生君) 

 臨宅の関係での面接率30%というのは、非常に留守が多いということですね。恐らく予告してお伺いするということではないでしょう。予告して訪問すれば、留守になるという可能性が非常に強いと思いますので、そういう面ではそんなものかなというふうに思いますが、これも大変なことだと思うのです。

 したがって、効果は今御報告いただきましたように、夜間ですと 1,943件中74件、 350万円ほどとか、休日ですと 5,766件の滞納者を回っていますが、面接率からいけば30%ですから、それが実際にお会いできた件数ですね。これで 778万円ということですね。

 滞納率、滞納金額からすればそう大した金額ではないと思いますけれども、これはもちろん数字だけで評価するものではないというのはわかっていることでありまして、留守であろうと訪問したということがわかれば、納税意識の高揚ということにも結びつく効果があるということは十分わかっていますし、また今後もそれは必要だろうと思います。

 それと、短期保険証が意外にも、こんなに効果があったのかと、率直に思っているわけです。もう少し悪いと思いましたけれども、やはり保険証でありますので、それなりの効果があるということでは評価をしておきたいと思います。

 そこで、収納率は愛知県下31市の中で、一宮市は第何位ぐらいか。そして、そこの位置にあるというのは、一体どういうふうに分析されておるのか。

 それから、もう1つですが、最初に御報告いただきました収納率が非常に低下傾向になっておるということですね。これもどのように分析されているか、お尋ねいたします。



◎総務部長(木村謙一君) 

 収納率の愛知県下の順位についてお尋ねいただきました。

 平成11年度の実績で申し上げますと、収納率の順位は、当市は31市中28位でございます。国民健康保険税につきましては29位でございます。したがいまして、低い位置にあると思っております。税の収納状況につきましては、滞納繰越分が年々増加傾向をたどっておりまして、現年課税分、滞納繰越分ともに収納率が下がり続けております。今年度につきましてもその傾向が続いておりますが、一般市税の現年課税分に限って言えば、低下率が幾分下げどまってきている傾向にあるかなという感じはいたしますけれども、まだ改善したという段階までは至っておりません。

 いずれにいたしましても、景気が回復軌道に乗り切れていないというような状況の中で、御承知のように、当市の産業形態は、中小・零細企業が大きなウエートを占めているというような構造自体にも一因はあろうかと考えております。

 参考までに小澤議員、小島議員の一般質問の中でもございました一般所得との関係で、若干この辺を分析してみますと、収納率の悪いところで、特に近隣の産業形態がよく似ているところで申し上げます。市の名称を出しますけれども、決して悪く言うつもりはございませんので、事実だけ御報告しますので、その辺だけはよろしくお受け取りいただきたいと思います。

 お隣の尾西市は収納率の順位が27位、当市よりも1つ前でございます。それから、津島市が31位でございます。先日発表されました1人当たりの市民所得の順位は、御承知のように一宮市は愛知県下で23位でございました。津島市は28位、それから尾西市は30位でございました。

 したがいまして、やはりこうした似通った産業形態について、同じような状況にあるという感じがいたします。それぞれの市でどれだけのことができるかということは、大変厳しい状況にございますけれども、いずれにいたしましても収納率の向上には今後も切れ目なく取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上でございます。



◆22番(末松光生君) 

 原因分析としてはよくわからない部分もあろうかと思いますが、今、総務部長が言われましたように、近隣市で経済構造が似ているところは、大体同じような傾向をたどっているというようなことですので、そういうのも1つの原因かというふうに思います。

 そこでもう1つ、国民健康保険の収納率は29位と非常に悪いわけですが、少しこの点に触れてみたいと思います。

 国民健康保険の保険税は、もちろん国の交付金だとか、市の一般会計から繰り入れて全体が運営されておるわけですが、国民健康保険の保険税の収納率が悪ければ、その分は保険料に上乗せされるという解釈でいいのかどうか。例えば、一般会計からの繰り入れは固定しているとの前提条件でとりあえず考えていきますと、悪くなった分は一般会計から補充されず、保険税に上乗せされるというふうに解釈していいだろうと思いますが、考え方がそれでいいのかどうか確認しておきたいと思います。



◎市民部長(古田淳君) 

 ただいま議員御指摘のとおり、国民健康保険事業は、医療費等の保険給付費、老人保健拠出金、それから介護給付費拠出金など、必要な経費を一定の率で交付されます国庫支出金、あるいは支払基金交付金、及び国が定めた基準によります一般会計繰入金などを充当して、残りを保険税やルール外の一般会計繰入金で賄うことになっております。

 したがいまして、医療費等必要な経費に対しまして、収入が不足する場合、例えば税の収納率の低下や被保険者の所得階層の低下による税収の減少などによりまして、税率の改定問題が生じてくるということになるわけでございます。

 いずれにいたしましても、国民健康保険事業は互助制度でありまして、医療費の動向あるいは税収の状況、国の制度変更によりまして大きく左右されるわけでありますが、市としては、与えられた範囲内で、税の収納率の向上が重要な課題であるということで考えており、ただいま努力させていただいているところでございますので、よろしくお願いいたします。



◆22番(末松光生君) 

 大変な努力をされていることはよくわかるわけですが、国民健康保険の運営の原資はどこからかというとそういうことですね。したがって、非常に単純化して考えれば、収納率が悪ければ、次の保険税にはね返ってくるということに多分なるだろうと思います。

 これは介護保険の保険料と同じような仕組みだということですね。そいうふうに解釈してよろしいですか。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 介護保険は、3年間のスパンでもって、その3年間でどれだけの給付が予想されるかということでもって、逆算した介護保険料を設定しておりますので、いわゆる国民健康保険にオンされる部分と私ども高年福祉課での介護保険料とは若干違います。

 今、私どもが申し上げましたのは、第1号保険者である65歳以上の方の保険ということで、国民健康保険にオンされる部分は全国の方からの大きな計算でもってやりますので、若干違うかと思います。



◆22番(末松光生君) 

 多少の違いがあるけれども、要するに介護保険の保険料は、幾らということを国が人数で割り出してくると。国には 100%、全部払わないといけないわけですから、したがって収納率が悪い部分は一宮市の中で面倒見ろということになるわけですね。

 したがって、介護保険料にも当然はね返ってくる仕組みになる。それをどうするかは別ですが、そういう仕組みになっていることは間違いないと解釈します。

 次に、保育料の関係ですが、口座振替制度になってから何年になるのかということと、先ほど御報告いただきましたように、未収金がかなりの金額になるわけですが、原因分析、どういうことが考えられるかをお尋ねいたします。



◎福祉部長(棚橋進君) 

 お答えいたします。

 保育料の口座振替は平成7年4月から実施させていただいております。

 それで、先ほどの収納率でも申し上げましたように、平成9年度までは99%台を維持しておったわけですが、平成10年度から98%台に下がったということでございます。

 私どもが思っておりますのは、やはりこれも現在の世相を反映しているのかなと。不況が長引いております。それに伴って会社が倒産あるいはリストラ、あるいは最近でありますと離婚などの問題もあります。

 そのようなことが原因で、徐々に収納率が悪くなっていると考えておりますので、よろしくお願いします。



◆22番(末松光生君) 

 なぜ、この保育料のことで今、お尋ねしたかというと、部長言われましたように、ここに世相反映が如実にあらわれているのかなというふうに思うのです。恐らく保育料というのは、平成6年まではじかに保育園へ持っていった。それが口座振替に変わった途端に年々悪くなっているということですね。これは、納税意識が低下してきておるということを非常に雄弁に物語っておる1つの証拠ではないかということです。

 それだけに、市に入ってくるべきお金がだんだん少なくなっていくことになるわけです。大変危機的な状況になるというふうに思います。税の未納者が多くなればなるほど、まじめに納めている人からすれば、税の公平性から当然問題が出てくるわけでして、しかも市政の運営ということからすれば、入ってこない部分が年々ふえていくということになるわけでして、それは財政の硬直化にも当然結びつくわけですし、本来ならやるべき市民サービスの施策ができないという重大な問題をはらんでおると思います。

 それだけに、収納率の向上というのは、市にとっては大変重要で緊急な課題だと思います。

 そこで、徹底して収納率を上げようとすると、これはなかなか難しい問題があるわけです。昔でいえば悪代官の取り立てみたいなことになったら、これまた問題ですし、昨今のサラ金のように悪質な取り立てをやるのかということになると、行政という立場からはなかなかそうはいかないということになるわけです。

 だからといって、現在の状況でいいのだろうかとなると、少し考えなければならないというふうに思います。

 お金を納めていただくようにお願いに行ったときに、きつく言えば問題だし、やさしく言えば払ってもらえないという、まさにジレンマだろうと思います。したがって、悪代官にならないような、それでもなおかつ収納率を上げていくような何か工夫が、さらに考えられるのかどうかということです。

 他市を含めてそういうのがあれば、お考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎総務部長(木村謙一君) 

 収納率向上のための工夫は何かしているかというお尋ねをいただきました。

 これは過去から継続して取り組んでいるところでございます。市役所の中に、一宮市市税等収納率向上特別対策会議というものが、助役を座長に設けまして、収納率の向上に継続して取り組んでいるところでございます。やはり基本は面接率の向上でございますので、それに向けて、質の高い滞納整理を行うように努力、工夫しているところでございます。

 その中でも、今年度新しい具体的な取り組みといたしましては、去年12月から総務部の税関係以外の管理職も動員いたしまして、滞納整理に当たらせているという状況でございます。

 さらに、先ほど御報告いたしました休日臨宅につきましても、回数を多くすることによって会う機会をふやすということで、今年度から増加させていただいております。

 また、他市の例ということでございましたけれども、県下6市の徴収部門課長会議というのが毎年ございまして、ここで尾張部の類似市の税担当課長が集まりまして、情報交換や事例研究をしながら、収納率の向上に努めているところでございます。

 今後とも、少しでも効果が期待できることがあれば、根気よく小さなことでも挑戦し、取り入れていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆22番(末松光生君) 

 先ほど臨宅などを行っている報告もいただきましたし、去年12月から管理職の方も動員してやっているとのことですが、数字的な成果からいえば、それほど成果が上がってない。しかし、成果を上げるために大変御苦労されていることはよくわかるわけでして、督促での訪問先でいろいろな御苦労をされていると思います。簡単に納めてもらえるところはさっきの報告のとおり、そう大して数がないわけですね。それ以上に請求をするのが気の毒なところも幾つか出会っておるだろうと思いますし、逆に開き直られて、トラブルみたいなものもあるのではないかとお察しします。

 なぜこういうことを言うかといいますと、私も、前の職場のNTTで3年間、料金の滞納整理を中心とした仕事をやっていたので、そういう経験からしますと、管理職も含めた市の職員の皆さんの苦労が、我が身のように理解できるわけです。それだけに、現行の臨宅を中心とする体制では、やはり限界があるのではないだろうかという気がいたします。

 先ほど指摘しましたように、公務員ですから、悪代官にはなり切れないわけだし、それではやさしくするかというと、これまた何をしに行ったかわからないという、このジレンマというのは、市の職員では非常に難しいのではないかという気がします。

 それから、先ほど部長が答弁されましたように、面接率の向上が収納率の向上にかなり結びつくことは、私も経験上よくわかるわけでして、したがって市職員の臨宅とか、休日臨宅にしろ、管理職の動員にしろ、そのことで面接率の向上というほど収納率の向上にはならないだろうというふうに思うのですね。そこにやはり限界があるのではないだろうかと思います。ですから、その面では悪代官にならないとか、やさし過ぎないとか、そういうようなところで訪問督促をしながら収納率を上げていくという、大変難しい話ですが、解決する手だてを考えていくべきではないかというふうに思うわけです。

 さっき、部長の答弁の中で県下の徴収部門の担当課長会議を、6市で行われておるということですから、情報交換は随分されておるだろうと思います。これといった決め手がもちろんないから、こういうことになっておると思いますが、その中で多少参考になるような部分があったのかどうか、お尋ねしたいと思います。



◎総務部長(木村謙一君) 

 そこの中でいろいろと協議されているわけでございますが、まだ一宮市では取り入れておりませんけれども、嘱託徴収員制度を取り入れている市もございます。いわゆる嘱託職員によりまして、徴収業務を連続して、きめ細かくやっていただくという制度でございまして、この方法をとっている自治体は県下で20市ございます。市税と国民健康保険税の両方を扱っているのが4市でございます。国民健康保険税のみを扱っているのが16市、ですから20市のうち大半が国民健康保険税だけの嘱託徴収員という制度をとっているところでございます。

 この状況につきましても、表現が適当ではないかもわかりませんけれども、それなりの成果は上がっていると聞いておりますが、抜群の効果との報告がされていないために、今のところ研究中という状況でございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆22番(末松光生君) 

 決め手がないというのはお互いによくわかるわけですが、その中で工夫しながら、少しでもということになろうと思います。ですから、今、行っておる臨宅を私なりにわかりやすく整理すれば、第1次督促は職員による臨宅と。それから、それ以上難しいというか、いろいろな問題を持っている部分は第2次督促、要するに専担組織を設けて、そこが対処する。私のイメージでは今、部長が言うように嘱託職員だろうというふうに思うのですが、市のOBとか外部の人でそういう組織をつくって実施した方が、多少なりとも効果が上がるのではないか。

 先ほど言いましたように、1つは面接率がどれだけあるかということになれば、今は留守家庭が多い状況ですし、しかもこういうものは予告して行くものではない。予告して行けば、先ほど言いましたように留守になるわけですから、予告はしない。したがって、面接率を上げる、予告して行かないという方法としては、督促を専門的にやっていく部分をつくっていかなければならない。

 とりわけ16市が国保の関係でやっておるというのは、さっき言ったように国保の関係は、納めない人の分も納める人の分に上乗せされて保険税が決まっていくわけです。ですから、それはやはり各自治体がその問題を深刻に受け取られて、16市がいろいろ工夫されておるというふうに思うのです。したがって、私はそういうようなことを一宮市でも取り入れていくことができないかどうかということをお聞きしたい。

 納税意識の向上というのは、例えば私もNTTで仕事をやっていたときに、1円の電話料でも何百円かけてでも取ってこいと言われました。それは、1円取るために例えば 100円かかったから、したがってそんなことをやるべきではないということではなくて、納税という意識の高揚のために、それだけの経費をかけても会社的には損はないということになるわけですので、当然今の世情を反映して納税意識が非常に低下している中で、市では今言いましたような嘱託の徴収員制度というものを考えて、努力をされたらいかがかと思います。どうでしょうか。



◎総務部長(木村謙一君) 

 先ほどお答え申し上げましたように、市の職員での徴収業務は過去からも精いっぱい努力を続けているところでございます。今後も無限に努力を続けてまいりますけれども、正直申し上げまして、ある程度限界を感じているのも事実でございます。

 したがいまして、他市の例もございますので、嘱託職員による徴収制度についても前向きに、積極的に検討してみたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆22番(末松光生君) 

 ありがとうございます。何度も言いますが、これといった決め手がない中ででも、工夫しながら収納率を上げていかなければ、市財政の硬直化がますますひどくなるわけでして、市職員の皆様も大変ですが、さらに加えて嘱託徴収員制度を含めて検討していただけるということでありますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 続きまして、2つ目の小・中学校への教師の増配置をということで、これもまとめて一括でやっていきますので、よろしくお願いいたします。

 この質問を行うに当たって、当初は教師の皆さんの忙しさの実態を明らかにして、そのことが教育現場に大きな影を落としているのではと考えていたわけです。もちろん、それはそれであるわけですが、昨今いろいろと新聞とか雑誌を読んでいきますと、来年4月からの新学習指導要領の実施ということがあるわけです。その前年である本年4月から前倒しで実施している自治体もあるではないかということが報道されています。

 したがって、一宮市における現在の先生方の忙しさの実態と、加えて新学習指導要領での内容、それから先生方の人数がふえるということになると思いますが、そういうようなことをお尋ねしていくことにいたします。

 そこで、まず実態という点からお尋ねしてまいりたいと思います。時間の関係もございますので、まとめて幾つか質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 1つ目は、小・中学校の教師の授業時間と勤務時間。

 2つ目は、1時限の授業を行うに当たって、どれぐらいの準備時間を見られているのか。

 3つ目は、先生の休暇の取得の実態と、1日休まれたときの補充体制はどうなっておるのか。

 4つ目は、夏・冬・春休みの中の先生方の休暇と勤務状況。

 5つ目は、教師の研修はどういうものがあり、どのように参加しているのか。

 6つ目は、小・中学校へのTT及び英語講師などの配置状況、そしてその先生の役割。

 7つ目は、学級の人数は大体どれぐらいなのか。

 8つ目は、部活担当の教師は、授業終了後とか土曜日が中心だと思いますが、どの程度部活に時間を割かれておるのか。

 まとめて8点について質問させていただきます。



◎教育長(馬場康雄君) 

 それでは、お答えさせていただきます。

 まず最初に、小学校教師の週担当時間でございますが、大体平均二十四、五時間程度でございます。また中学校教師の週担当時間は大体平均20時間程度でございます。勤務時間は小・中学校とも学校40時間勤務でございます。しかしながら、現在は土曜日が授業の週がありますので、その週は44時間勤務となります。その4時間分につきましては、夏季、冬季などの長期休業中に週休日のまとめどりという形でとっております。

 2点目の教師の休暇の取得の実態及び休暇の補充体制でございます。公務員は皆同じだと思いますが、年次休暇、療養休暇、産休・育休等の特別休暇、あるいは介護休暇等々がございます。基本的に特別、学校運営の妨げにならない限り、普通に認めております。

 それで、教員の休暇に伴います補充でございますが、長期にわたります療養休暇とか産休・育休の場合は、当然県が採用しております臨時講師を充て、それに対応しております。ただ、日常の年次休暇等につきましては現実に補充がございませんので、その際には時間割りの組みかえをしたり、あるいは授業時間でない教員がその授業を補欠するという方法で対応しております。

 次に、長期休業中の教師の休暇と勤務状況でございます。長期休業中につきましては、基本的に月曜日から金曜日までは勤務日になっております。しかし、先ほど申し上げましたように土曜日の分の勤務の振りかえとか、あるいは家族休暇、いわゆる夏季休暇等で年間9日とれるわけでございますが、そういう休暇をこの期間にとるケースが多い状況であります。

 それで勤務実態ですが、夏休みを例にとりましておおむねですが、中学校ですと7月は夏の部活動の大会がございます。その後、8月前半は出校日だとか研修会がございます。8月10日から19日までは、県全体でこの期間は原則として行事を設定しないということになっております。ここで休暇をとるケースが多いわけでございます。それから、8月後半も出校日がございまして、2学期の準備とか、中学校ですと教育課程の講習会という研修会等がございます。

 それから、小学校ですと7月の段階で実務講習などの教育課程講習会、あるいはキャンプを持つ学校も多くございます。それから、8月1日に水泳選手権がございますので、水泳の指導に当たるケースが多くございます。8月前半は、やはり中学校と同じように出校日がございまして、それ前後に指導あるいは研修会等がございます。それから、8月10日から19日までは中学校と同じように原則として行事を持たないというでことで、ここで多く休暇をとるケースがございます。20日過ぎからは小学校も出校日があって、2学期の準備のための学校内での職員会とかいろいろな会合、それから研修会等がございます。

 次に、教師の研修でございます。実践的な指導力などの資質向上を図る研修、それから今さまざまな教育課題がございますが、その解決に対処するための研修、それから、いわゆる新しい教育課程の実施に対応するための研修が今、重点でございまして、県教委、市教委、各学校が中心となって全体として計画的、体系的に研修を実施しております。

 その概要ですが、まず基本研修としましては、教職経験1年目は初任者研修と申しまして、1年間にわたって、校内ではベテラン教員に指導を受ける。それから、それぞれ県の教育センター中心の指導、宿泊研修、それから市教委を中心とする研修等、多岐にわたって教師としての基本的な素養、指導法、あるいは一宮市の場合ですと一宮養護学校、聾学校あるいは児童館等、異なった学校だとか、異なった立場に立った面での指導、さまざまな研修を行っております。

 それから、教職6年目の研修、11年目の研修が県下一斉に行われております。当然、教科の指導法はございますが、6年目はいじめや不登校に対する研修、それからコンピューター研修などが中心になってまいります。11年目研修はボランティア体験などの社会貢献活動とか、あるいはセミナーのような形で研究発表したりとか、いろいろな形での研修が行われております。

 それから、職務研修といいまして、校長、教頭なり教務主任とか生徒指導主事、進路指導主事等々それぞれの職務に関する課題に対応することができるような資質、能力の向上を図る研修でございますが、それが県の総合教育センターを中心としまして、市教委でも行っております。それから、県の総合教育センターで課題研修、専門研修、長期研修等を行っております。

 先ほども夏休みの中で申し上げましたが、教育課程講習会といいまして、大体全員が3年ないし4年で一巡する講習会でございます。これを夏季休業中に小学校では全教科、中学校では道徳、特別活動、教科別に分かれて実施いたしております。

 そのほか、市が中心になって行うものに、冬季休業中には生徒指導講座といいまして、専門家を指導者に迎えて、不登校やいじめの事例を中心に研修を行っております。それから、指定研究といいまして、教員から市に応募してもらって、その中で研究論文を作成し、優秀論文の表彰と研究発表会を市民会館で年1回行っております。その際には、今日的な課題に対応できる講師をお招きして、現職教育講演会という形で全職員を集めて研修会を行っております。

 それから、一宮市教育研究会を中心とします研修ということで各領域−−生徒指導とか、不登校対策とか、いじめ対策、あるいはパソコン、さまざまな分野に分かれたもの、それから教科に分かれたもの等の研修を、年間を通じて事例研究、指導法の研究等を中心にしまして、実施しております。それから、各校では、校内で年間の現職教育のテーマを決めて、年間を通しての研修を行っております。

 いずれにしましても、全体として偏りがないようにバランスをとって、計画的に資質向上を目指して研修を実施いたしております。

 続きまして、小・中学校へのTT、英語講師などの配置状況でございます。現在、TTは中学校で14名、小学校で16名配置されております。それから、中学校には御承知のように英語指導助手AETを5名派遣いたしております。

 TTの授業につきましては、1人の教師が授業をした場合、もう1人が補助的に個別指導を行う。または到達度別に分かれて、そしてきめ細かく指導する。そういうような形態をとってTTを行っております。

 それから、AETの場合は日本人英語教師と組みまして、生徒の発音指導あるいは英会話レッスンなどを通じて、生徒に生の英語に触れる機会をできるだけ与えるような形で行っております。それから、テストのリスニングの問題の作成に協力してもらったり、英語能力コンテストに出場する生徒の指導にも当たってもらっております。

 なお、小学校にも、中学校がテストなどでAETの授業がないときに、希望に応じて派遣しておりまして、平成12年度につきましては24の小学校に派遣いたしました。主としてゲームや歌などを通して、AETの母国の文化や習慣を伝えて、国際理解教育の一環として行ってまいりました。

 続きまして、1学級の人数でございます。平成12年5月1日現在の子供の総数を学級数で割りますと、小学校で平均30.3人でございます。中学校が33.8人でございます。

 それから、部活動の指導の問題でございます。これは主に中学校が中心でありますが、原則として、平日にしろ土日にしろ、日没30分前までには終了するということで実施しております。したがいまして、冬などは非常に制限されて、15分ほどで終わってしまうというようなケースも当然ございます。全体として、年間で平均すれば、全くおおよそでありますが1日平均1時間強ぐらいになるのではないかと見ております。

 以上でございます。



◆22番(末松光生君) 

 はい、わかりました。

 次に、いじめとか不登校ということがよく言われてまして、最近もその状況は変わらないというようなことが言われてます。一宮市におけるそういった情報がわかりましたら、御報告をお願いします。

 またマスコミでは、いわゆる学級崩壊というような言い方をしてますが、そういうことがあるのかどうか。どの程度あるんだろうかということです。

 それから、保健室登校がどういう状況になっているのかということを質問させていただきます。

 その3点についてよろしくお願いします。



◎教育長(馬場康雄君) 

 いじめ、不登校でございますが、いじめにつきまして、文部省と同じような形での調査ですと平成11年度は75件、平成12年度が1月までに98件でございます。それから、不登校でございますが、平成11年度の30日以上の欠席者は 388名、平成12年度は12月末までで 335名でございます。

 それから、学級崩壊でございますが、学級崩壊に関する調査という言葉ではありませんが、平成11年10月に文部省から、子供たちが教室内で勝手に行動して教師の指導に従わず授業が成立しないとか、学級担任による通常の手法では問題解決できない状態があるかどうかの調査が全小学校を対象にありました。その際の回答では、一応そのような学級はないということでありました。

 しかし、現状はそこまでひどくないけれども、一時的に一部の子供が授業に集中できないとか、ときには勝手に私語をするというようなことはございます。そういうような場合は担任だけでなく、他の教師も協力して指導に当たって、いわゆる学級崩壊と言われるような状態にならないように努力いたしております。

 それから、保健室登校の状況でございますが、保健室または相談室合わせての人数でございますが、本年度2月末までに68名ございます。当然、ずっといる子とか一部とか、さまざまでございます。今のところ、68名のうち9名は完全に教室へ戻ることができたとの報告を受けております。

 以上でございます。



◆22番(末松光生君) 

 なかなか大変な数字のようですが、先生たちも大変御苦労されておると思います。こういう事象について、いろいろ対応策があると思いますが、カウンセラーなどが対応していると思いますので、その点も御報告をお願いします。



◎教育長(馬場康雄君) 

 カウンセラーの件でございますが、現在、県からスクールカウンセラーが中学校1校に入っております。それから、同じく心の教室相談員ということで14名、14校の中学校に配属されております。スクールカウンセラーは臨床心理士でございます。心の教室相談員につきましては元教員だとか講師、それから心理学や養護を専攻とします大学院生、そのOB、それからスポーツの指導者等が相談員として今、相談に当たっております。

 いずれにしましても、子供たちが悩みを気軽に話せる、あるいは相談できるということを通して、ときには保護者ともに相談に当たって、子供たちの心を受けとめて、そして悩みあるいはストレスが少しでも和らぐことのできるような援助を行って、大変有効というか、効果が高いと各学校から報告を受けております。

 以上でございます。



◆22番(末松光生君) 

 ありがとうございます。

 少し質問させていただきますが、TT16人は小学校全32校のうち16校に配置されていると考えればいいのですか。それから、中学校は全15校のうち14人、14校ですから、1校残っておるということになります。中学校の場合はあと1人ですので、すぐにでも配置されるのかどうか。それから、小学校の対応はどうされるのか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今のTT教員の加配でございますが、現在は小学校が16人、中学校が14人ということでございます。これは国、県の配置基準で、おおむね小学校で16学級程度、中学校で大体9学級程度のところに配置されておりますので、中学校では1校だけ配置されておりません。

 このことにつきましては、今のところ県教委と話し合いをしておりますが、残りの学校にいつ配置するのかとかいうことはまだ決まっておりません。

 以上でございます。



◆22番(末松光生君) 

 今のお話を伺いますと、国と県の配置基準にのっとってということです。したがって、一宮市単独で配置している人はいないというふうに解釈します。

 教師の皆さんが大変多忙であり、それに加えて問題生徒への指導も行わなければならない。最近の風潮では、問題を起こすのは学校に、さらには先生に責任があるというような言われ方もして大変だと思いますが、地域社会とか親の責任が、ある面では放棄されておる部門もあろうかと思います。しかし、責任はすぐ学校にあるというような嫌いがあります。

 先日の伊藤俊議員の質問で教育長から、問題児への先生の涙ぐましい対応が報告されましたが、そのような学校現場にどのような改善策をしていくのかは、社会全体の責任であると思いますし、とりわけ政治の責任が大きいと思います。

 明るい21世紀の幕あけとか、いろいろ言われますが、当面する経済の不況のみならず、21世紀は地球環境の危機と言えます。まさに人類の生存条件に危機が迫っておるということだと思います。だれのせいでもなくて、私たち人類そのものがつくり出したみずからの危機であるわけです。そういうことからすれば、グローバルな視点を持って、この危機を克服していかなければならない。その意味で、21世紀を担う子供たちの教育が、今日ほど重要になってきているときはほかにないと思います。

 そんな大きな目標を達成するには、1つずつの具体的な施策の実行がなければ空論であり、何の意味もないわけです。そんな視点から、若干質問を続けさせていただきたいと思います。

 特に来年度から新学習指導要領が実施されるわけですが、その中の総合学習が一番の目玉だろうと思います。総合学習とは一体どういうものなのか。その学習方法と、ねらいは何なのか。さらに、そのカリキュラムについてだれが作成していくのかということについて、お答えいただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 総合的な学習のねらいでございますが、基本的に、みずから課題を見つけ、みずから学び、みずから考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること。それからもう1つ、学び方やものの考え方を身につけ、問題の解決や探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えるようにすること。非常に高い目標を持っております。

 そして、具体的には総合的な学習の時間において、まず1点目は、国際理解、情報、環境、福祉、健康などの総合的な課題、それから2点目としまして、児童・生徒の興味や関心に基づく課題、それから3点目としまして、地域や学校の特色に応じた課題でございます。このような課題の中から具体的な課題を見つけ、その課題の解決に向けてグループ活動あるいは調べ学習、体験的な学習などを取り入れて、学習活動を展開していくものでございます。

 そして、カリキュラムでございますが、基本的にはそれぞれの学校が、それぞれの地域の実態に応じて、あるいは児童・生徒の実態に応じて、特色あるカリキュラムをつくるということになっております。

 しかしながら、現実にそこの学校だけではできないケースもございますので、一宮市としましては、それぞれの学校が今さまざまな形で取り組んでおりますので、出された事例を冊子にしまして、総合的な学習の専門委員会がございますので、事例集として各校に配付し、そのいいところを取り上げて、それぞれの学校で推進してまいる予定でございます。

 指導に当たりましては、特定の教員、担任だけではなく、全教職員が一体となって、それぞれ計画的に指導に取り組んでいく予定でございます。

 それから、学力低下等の問題でございますが、確かに今度の新学習指導要領におきまして、教育内容の厳選によりまして、学ぶ量は大分減りました。約3割近く減ったわけでございます。やはりどんな時代でも読むこと、書くこと、計算するという基礎・基本は非常に大切だと思います。やはり基礎・基本をきちんと身につけさせていくことが、何よりのベースであると私は考えております。これは校長会などでも繰り返しお願いして、各学校で今度始まります新学習指導要領になっても、基礎・基本をきちんとしていくということをベースにしていきたいと考えております。

 ただ、学力につきましては、従来はどちらかというと知識偏重であったものから、みずから学び、みずから考える力を育てていくということも非常に大事だと思います。そういう意味で、総合的な学習は非常に大切だと思います。まさに基礎・基本と総合的な学習というのは、いわば車の両輪ではないかと思っております。そんなことを通じて、子供たちが意欲的、主体的に学習に取り組むような形で教育を進めてまいりたいと思います。

 いずれにしましても、学校で教えてもらうことがいいかげんになったので塾へ行くということがないように、一宮市の教育が本当に信頼されるようなものにしていきたいという強い意思でおります。現場と協力し合って、頑張って努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



◆22番(末松光生君) 

 今、教育長から決意も含めて、いろいろな考え方が述べられました。

 総合学習というのは、今お聞きしまして、これは大変な課題だなと思いますが、反面、教育長は学力の低下は心配ない、読み、書き、そろばんの基礎・基本はきちんと教える。それと総合学習は車の両輪だというようなことを言われました。いろいろ懸念する意見も相当あります。各教科の時間数が押しなべて3割減、これにも随分意見があるようですね。数学、理科、英語、国語も全部3割減って、音楽とか美術が同じように減る。音楽とか美術を軽視せよと言ってる意味ではないですが、優先的にやるべきことがあるのではないかと指摘する学者も随分いるようです。それはきょうの主題ではありませんので、総合学習とか新学習指導要領の問題点を指摘するわけではないです。

 今、教育長が言われましたような決意と熱意で、ぜひ成果あるものにしていただきたいと思いますし、当然土曜日が休みになることから、塾通いもふえるということが予測されますが、今、教育長はそうさせないように頑張りたいということでありますので、ぜひお願いしたいと思います。

 問題は、今の総合学習の中身、カリキュラムをどういうふうに立ててとか、だれが具体的に指導していくかということをお聞きすればするほど、先生の負担というのは随分大変なものになるのではないかという気がしますが、教科の分量が3割減ることで、何とか相殺できていくのかどうか、それをお尋ねします。



◎教育長(馬場康雄君) 

 御指摘のように、切りかえの時期でございますので、当然新しい課題に直面する場合は、負担が増加する可能性も十分あります。

 ただ、逆に総合的な学習というのは、ある面教師の想像性というか、アイデアを生かすこともできて、また、やりがいのあるものでもあります。したがいまして、移行期間中できる限りそういう負担が起きないように、先ほど事例集の御紹介をさせていただきましたが、3年かかって各学校で、いわゆる無理のないように段階的に現在取り組んでおります。その内容を各学校に情報として出しまして、そしてその中でスムーズに移行できるようなことを考えてまいりたいと思います。

 今、御指摘ありました教科の3割減について、基礎教科のさまざまな問題点が新聞紙上でも言われております。しかしながら、逆に選択の時間とか、あるいは基礎的なものを応用する時間とか、統合する時間とか、そういうものが総合的な学習の時間などで出てまいりました。先ほどお答えさせていただきましたように、基礎・基本を本当にきちんと身につけさせていくこと、それが総合的な学習の時間などで活用されて、そしてまた基礎・基本に戻ることが本当の意味で身につく、これからの時代に対応できる力を育てていくことになると思っております。

 ただ、教育がそんなふうに何事もうまくいくものではございません。できるだけそういう面を十分配慮しながらスムーズに移行し、新しい教育課題に向かっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆22番(末松光生君) 

 次に、少人数学級ということが今度の新学習指導要領の中でもうたわれています。これはよくわからないのですが、第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善、要するに第7次定数改善計画がどういうものになるのか。例えば一宮市でいうと、定数改善は少人数学級ということで、先生の数がふえるのか。

 ところが今、町村文部科学大臣が、全国でそれをやったら1兆円の金かかると言ってみえるんですね、新聞のインタビューでは。そうすると、少人数学級の運営といいますか、やり方というのは必ずしも20人学級にするとかではなくて、複数とか、TTとか、いろいろな方法があると思うのです。それを教えていただきたいと思います。



◎教育長(馬場康雄君) 

 第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画というのが平成13年度から平成17年度までの5カ年計画で行われます。簡単に言いまして、児童・生徒数が減りますので、教員が余るという状況です。正直言って、それを緩和するためでもあります。

 具体的な内容でございますが、基本的な3教科、小学校では国語、算数、理科、中学校では英語、数学、理科で、20人程度の少人数による授業を行うなど、教科の特性に応じて、きめ細かな指導を行う学校の取り組みに対する支援として配置するということで、5カ年間で全国で総数2万 2,500人、小学校に 8,600人、中学校に1万 3,900人を配置するものです。本市におきましても、やっと先週末に通知がございましたが、一応小・中学校で合わせて6名、小学校2名、中学校4名ですが、配置される予定です。

 今後の見通しにつきましては、詳細についてはまだ全くわかっておりませんが、このペースで行けば、5年間で小・中学校合わせて30名ほどが配置されるのではないかと推定いたしております。



◆22番(末松光生君) 

 1年間で6人ということですね。先ほど小学校と中学校に配置される数を言われましたが、ちょっとコメントできないぐらいの数です。

 各自治体によっては、文部科学省の2002年4月からの実施を前倒しして、来年度から先生の増配置を行っていく自治体が新聞でも報じられています。かいま見ただけでは三重県、恐らくこれは県単位でしょう。それから名古屋市、近くでは犬山市がそういう方向で具体的にそれぞれ単独の予算の中で、多分臨時講師という形でしょうが、配置していくということが言われています。このことについて、どういう感想をお持ちですか。



◎教育長(馬場康雄君) 

 今、御指摘のように、県単位あるいは市単位などによる少人数学級の対応でございますが、これは非常に難しい問題でして、まず費用の問題が大きいわけです。

 それともう1つは、先ほどのTTでも、実は非常に矛盾をはらんでおります。24学級ある学校でも12学級ある学校でも1名ずつの配置であります。本来なら当然人数にもっと差があってもいいわけであります。したがいまして、配置だけでは、率直に言って少人数学級やチーム・ティーチングがスムーズに行われるものではございません。あくまで導水というか、それを1つのきっかけとして、学校全体で教師が協力し合って、子供たちの学力向上、あるいはさまざまな指導に取り組んでいくことが大切であろうと思っております。

 したがいまして、犬山市や名古屋市等のこれからの対応につきましては、十分私たちも研究させていただいて、もし取り入れて、より効果があるものならば今後研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



◆22番(末松光生君) 

 まとめに入っていきたいと思います。

 一宮市において新年度の施政方針で市長が触れていますが、今日的課題であるいじめ・不登校対策についてもスクールカウンセラーの活用、心の教室相談員の充実、臨床心理士2名の新規配置、適応学級の増設により児童・生徒の心のケアを図るとしています。高く評価するものです。同時に、これら施策の一層の充実をお願いしたいと思います。

 例えば、心の教室相談員は中学校に配置するだけで、小学校には配置しないということになっておりますが、隣の江南市では小学校にも相談員を平成13年度から配置するようであります。そのようなことも御紹介しておきます。

 それから、先ほどから先生方の多忙な状況についてお伺いいたしましたが、特に、新学習指導要領の中での総合学習に力を入れていけばいくほど、当然ですが多岐にわたる能力が要求されると思いますし、研修や自己研さんが非常に多く求められていくと思います。教師の数をふやすことにより、子供との接点を多く持ち、さらに、先生の数をふやすことによって、先生方は心に多少のゆとりを持つ中で指導していくということが非常に重要ではないか。そういう環境を整備することが政治の責任だと思いますし、とりわけ一宮市で言えば一宮市行政の責任ということだと思います。

 そこで、先ほど言った犬山市、名古屋市、三重県なんかは1年前倒しで臨時講師等を配置していくわけです。さらに第7次の教員定数については、先ほど御報告ありましたように5年間かけて、1年間に6人ずつしか来ないということです。さらに、先ほど教育長から報告がありましたTTについても、中学校、小学校の配置基準は国、県の基準だけということです。でも、よそは、例えば犬山市もそれぞれ頑張ってやっておるわけですので、そういう方向にならないだろうかと思います。

 それから、心の教室相談員の充実でも、江南市は小学校にも配置しているということでありますので、そういう手を一宮市で少し打ち始められないのかどうか。新学習指導要領が始まったからといって、国や県の基準でも5年間たたなければ30人はふえていかないということですので、教育長の方へ向いても金がないと言われれば終わりですので、この点は市の方でお答えいただきたいと思います。



◎市長(谷一夫君) 

 教育に関する御質問でございますので、本来この部分については教育委員会にお任せしておるわけでございまして、私どもができることは教育委員会の御要望にこたえて、予算面でいかにバックアップするかということだと考えております。

 議員御指摘のように、名古屋市、犬山市等で先進的な試みがなされておることは十分に承知いたしております。これは、やはりその自治体でさまざまな条件があるわけでございまして、その条件によってそれぞれの自治体の御工夫があるだろうと理解いたしております。

 先ほど議員も少し御紹介いただきましたように、私どものところでも新年度にさまざまな新しい試みを考えておるわけでございまして、それは御評価いただいておるようでございますので、感謝申し上げたいと思います。

 教育長ともよく話をするわけでありますが、実効ある教員配置をしないと、やったと言っても内容はピンからキリまであるわけでして、現場に本当に意味のある加配をしないと、これは意味がないということでございます。そのあたりは十分に吟味する必要があるのではなかろうかと考えております。

 いずれにしましても、今後も教育現場からの声に十分に耳を傾けながら、私どもとしても十分な策をとるように努力したいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。



◆22番(末松光生君) 

 ありがとうございます。ぜひ前向きにお願いしたいと思います。

 きょうの質問は、先生の多忙な実態を明らかにする中で、その改善方法、特に先生の増配置ということを中心にお願いしたわけでありますが、昨今の財政は逼迫状況の中にありますが、教育は国、社会の基本であるということからすれば、優先順位からすると最優先に考えていくべきことではないかと思います。そのことを最後に言わせていただきまして、質問を終わりたいと思います。

 ありがとうございました。(拍手)



○議長(中村欽哉君) 

 暫時、休憩いたします。

                             午後2時39分 休憩

                             午後3時10分 再開



○議長(中村欽哉君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 2番 谷 祝夫君。



◆2番(谷祝夫君) (登壇、拍手)

 お許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。

 昨年12月定例会で質問させていただきました。そして当局より誠心誠意の御答弁をいただき、まことにありがとうございました。定例会終了直後、発足間もない後援会の皆様数百名に「谷祝夫市政報告」と題して、質問要旨とそれに対する答弁要旨をA4判5ページにわたって書き、議会での活動報告は、激戦の中を送り出していただきました皆様に対する私の義務と考えておりましたから、御報告させていただきました。その反響には私自身大変驚いております。

 今回も1人の方にお願いしたわけですが、その関心の高さからか、大勢の皆様が傍聴に来てみえます。そうした中の数人の方からは、今後も続けてくれとか、議員としての君の活動がよくわかるとか、またいろいろな御意見、御注文もいただきました。意を強くして、今回もう一度確認やら要望やらをるる述べさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 12月定例会に引き続いての病院問題、関係当局におかれましてはまたかとお思いでしょうが、何分にも多額な税金の投入と市民の健康と命にかかわることでありますので、よろしく御理解賜りたく思っております。

 この市政報告は、年4回の定例会終了後の発行を予定いたしております。なお、今回の質問、答弁も、後援会の皆様には私がとらえた範囲内で御報告させていただきますので、わかりやすく御答弁いただきたいと申し上げ、質問に入らせていただきます。

 まず最初に、緊急時専門医の派遣についてであります。

 ここに1つの冊子があります。病院概要1999年版であります。この表紙の裏に、こんな文章が書いてあります。初めにとして、「尾張平野の西北部に位置する一宮市立市民病院は、この地域の中核病院として医療の高度化、専門化、多様化に対応した医療体制の充実と、MRIをはじめCT、リニアック治療機、多目的血管造影システム、体外衝撃波結石破砕装置、ハイパーサーミア装置など最新鋭の医療機器を完備し、高い医療の実践と地域住民のニーズにこたえる医療サービスの運営をしています。また、看護学校3校の実習病院として看護教育の一翼も担っています。これからも病診連携を強め、施設及び医療機器の整備に努め、総合医療センターとして地域住民に信頼され、温かくかつ親しみやすい病院を目指しています」、このように崇高にうたわれた市民病院は、名実ともに尾張西北部の中核病院として存在しているわけであります。そして、市民病院にはその名にふさわしい専門医も大勢お見えになっているということもお聞きいたしております。

 これからお話しすることは、私の数少ない知人、友人から聞いた話の中でも、大変すばらしいと思いましたことを、まず御紹介させていただきます。

 1つは本院と分院との関係であります。私の友人のお子さんがある病気にかかり、市民病院の小児科にかかりました。この病気について、市民病院の医師は分院の精神科医と臨床心理士に応援を求め、患者のためによりよい治療をされたとお聞きいたしております。分院と一体となってのチーム医療、「初めに」でいう総合医療センターの機能を十分に発揮されているのではないかと感じた次第であります。

 ここでお尋ねいたします。分院との関係で、このようなすばらしい事例はほかにもありますか。大変いいことなので、あれば教えていただきたいと思います。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 お尋ねは、本院と分院との間の医療連携と考えまして、お答えさせていただきます。

 市民病院と今伊勢分院の医療連携につきましては、今伊勢分院の精神科医1名と臨床心理士1名に、毎週水曜日に市民病院の小児科のカウンセリングをお願いしております。そのほかには、今伊勢分院から毎週水曜日と金曜日に、整形外科の医師1名に外来診療及び手術を、また毎週月曜日、水曜日、金曜日には、眼科の医師1名に手術の応援をお願いいたしております。

 逆に市民病院から今伊勢分院へ、小児科の医師1名が火曜日、水曜日、金曜日に、外来診療の応援に行っております。

 このように、本院、分院におきましては、医療連携を常に図っていますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 どうもありがとうございました。

 続いて、もう1例挙げさせていただきます。これは市民病院と開業医との関係かと思いますが、いつごろだったか記憶は定かではありませんが、今では私の大事な後援者の1人ともなっております。

 市内の産科病院で1人のお子さんが誕生いたしました。あろうことか未熟児だったのであります。産科病院からの緊急要請で、そのとき保育器持参でお見えになったのは、たしか市民病院の医師と看護婦さんだったと聞いております。素早い対応で未熟児の命は救われたわけでありますが、この事例も大変すばらしいことであります。まさに病診連携の典型であると感じた次第であります。

 まずお尋ねします。未熟児とはどんな場合のことを言うのですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 お答えさせていただきます。

 この問題につきましては未熟児の定義というとらえ方でございますので、専門の医師から聞き及んできましたことを御報告させていただきたいと思います。

 未熟児とは、体重が 2,500グラム未満の低出生体重児の赤ちゃん、または、在胎37週未満で出生の赤ちゃんのことを言うということでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 病院概要に平成10年度の状況が載っておりますけれども、これを見ますと28床で1日平均患者数29名ということになっておりますけれども、最近の状況はどんなものですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 28床で29名というのは未熟児センターの人数ではないかと思いますが、最近でもそのような状況でございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 市民病院には28床の未熟児センターがありますが、未熟児をここへ収容しないと、時間的なことも含めてどんな危険がありますか。そして、ここではどんな処置をしておりますか、お尋ねいたします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 お答えさせていただきます。

 未熟児センターへ収容しないと、どんな危険があるかというようなことでございますが、これも医師の分野になりますので、医師より聞き及んできたことを御報告させていただきたいと思います。

 主に、未熟児の症状及び処置としましては、呼吸不全の状態には酸素投与を行い、また無呼吸のときには心電図モニターあるいは酸素飽和モニターの装着をし、未熟児網膜症のときには人工呼吸管理を行い、さらに低血糖のときには点滴等を行っておるということでございます。

 このような処置をしない場合には患者さんはどのようになるかという御質問でございますが、低酸素血漿により中枢神経障害を生じ、運動機能障害あるいは脳性麻痺などの後遺症が起きたり、さらには死に至ることがあるということでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 他の未熟児センターでは、こういう場合小児科医と眼科医もチームとして加わるということを聞いておりますけれども、当病院でもそのような対応はされておりますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 市民病院では未熟児センターと眼科もそろっておりますので、当然、科間の連携はとっておるということでございますので、よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 市内及び地域の産科病院から、年間どれくらいのこういった要請がありますか。そして、要請があった場合にはどのように対応されておりますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 市内の地域の産婦人科からどのぐらいの要請があるかということでございますが、市内の産婦人科から市民病院の未熟児センターへの依頼の件数は平成11年度で 127件でございます。また、平成12年度の4月から2月まででは95件です。場合によっては、先ほど議員言われましたようにドクター、看護婦がこちらから出向いて、そこで診療し、その後緊急を要するということであれば、そのまま市民病院の未熟児センターに入院していただくことになるという状況でございます。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 こうやってみると、相当年間にこういった事例があるように思います。本当に未熟児センターの機能がいかんなく発揮されているように思うわけですが、産科に限らず、他の中小病院及び開業医から、これに類するような緊急要請はございますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 御質問は、産婦人科以外の他の中小病院あるいは開業医からの緊急要請はあるかということでございますが、地域の中小病院あるいは産婦人科以外からの要請は、平成11年度で18件ございました。平成12年度は途中でございますが、4月から2月までで15件ございました。



◆2番(谷祝夫君) 

 平成11年度が18件、平成12年度が現在のところ15件ということですが、どのような病気といいますか、けがといいますか、そういうことはわかりますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 緊急の要請があれば、開業医へドクターが行くということでございますが、細かい内容につきましては資料を持ち合わせておりませんので、まことに申しわけございません。



◆2番(谷祝夫君) 

 もしわかれば後ほどでいいですから、よろしくお願いします。

 少子の時代、命に重い軽いはありません。この世に生を受けたとうとい命を、願わくばこの未熟児センターの機能がいかんなく発揮され、収容された赤ちゃんすべてが健やかに成長されんことをお祈り申し上げたいと思いまして、この項は終わらせていただきます。

 次に、視点を変えて市民病院と大学病院との関係で1つの事例を御紹介したいと思います。

 最近のことであります。私の知り合いの21歳の娘さんがことし初め、勤務地浜松から原因不明の病気で一宮市内のある病院へ入院いたしました。いろいろ検査するも原因不明、その間に病状はどんどん進行し、2週間後には車いす状態になってしまい、県内のある上級病院へ転院いたしましたが、ここでも高度な検査をするも原因不明、何の治療も施されず、また病状等の詳細な説明もなされず、そのことで患者を初め、家族が医師及び病院不信に陥ってしまい、相談がありました。

 たまたま患者のお姉さんが看護婦の卵として勉強中でありましたから、病院での検査、処置、投薬等について、すべて日付ごとに本当に詳細に記録しておりましたので、それを持って一宮市立市民病院のあるドクターにお見せし、御相談申し上げましたところ、大変この病気は難しいが、そういう状態なら、そして本人、家族さえ了解なら引き受けましょうと即座に御返事をいただきました。このドクターにはこの場をおかりし、心より感謝申し上げたいと思う次第であります。一宮市立市民病院にはこんなにもすばらしいドクターがお見えになっていることに、私は大いに満足し、自慢したいと思っております。この話を伝えましたら、患者を含めて家族全員が、暗やみから朝日が上るがごとく、一度に表情が一変し明るくなりました。原因不明ではあるが、これで半分病気が治った気分ですと言われました。

 現在、市民病院に入院加療中です。患者、家族と医師及び病院との信頼関係がいかに大事かを思い知った次第であります。

 入院3日後、担当ドクターから詳細説明がありました。その場に偶然居合わせることになり、説明を一緒にお聞きいたしました。いまだ原因不明ですが、ある検査をしたい。それには名大から専門医を招聘しますと言われ、私がそのとき頭に浮かんだのは、お金は幾らかかるだろうかということです。このような場合、昔は幾らか要るように聞いたことがありましたからです。ドクターは、この気持ちを察してかどうかは知るよしもありませんが、このことの費用面については、何ら心配していただかなくても結構ですよと言われております。

 ここでお尋ねいたします。このような事例の場合を含めて、市民病院としての手続はどのようになされておりますか。要するに、こういった場合に招聘する権限者といいますか、そういった面をお聞きしたいと思います。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 市民病院におきましては、大きな手術あるいは特殊な手術等行う場合には、議員言われましたように名古屋大学医学部の医局及び名古屋市立大学医学部の医局に対して、院長あるいは診療部の部長の判断によって応援派遣をお願いしておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 昔聞いたことからすると、そういう場合、無料ということではないと思いますが、その点はいかがですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 お尋ねの件は大学から来ていただくときの費用であると思いますが、無料ではありません。ドクターの経験年数とか、そういうもので段階的に相当分かれております。詳細につきましては今現在手元に資料がございません。まことに申しわけございませんが、御了承願いたいと思います。



◆2番(谷祝夫君) 

 そういった場合は、額は別にして、市民病院の経費として払っておられるのですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 市民病院へ来院していただきました応援医師の報酬につきましては、平成11年度では 126名の方に来ていただいております。金額でございますが 428万円余をお支払いしておるところでございますので、よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 その支払いについて、どこといいますか、だれといいますか、支払い先を教えていただけませんか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 これについては、会計簿を持ってきておりませんが、大学の方へ要請するということになっておりますので、御理解のほどお願いしたいと思います。



◆2番(谷祝夫君) 

 大学の方というと医局ですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 先ほど申し上げましたように医局でございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 再度聞きますけれども、個人ではないですね。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 支払い先は、個人ではないと思っております。



◆2番(谷祝夫君) 

 先ほど、招聘する先生によっては違いがあると言われましたけれども、大体どれくらいに分かれておりますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 段階は年数とかでいろいろありますが、金額的には1万 8,000円から5万 1,000円相当までの段階に分かれております。



◆2番(谷祝夫君) 

 わかりました。

 このように、患者にとってすばらしいドクターがお見えになる市民病院、形はどうあれ高い医療を実践することにより、一宮市民に愛され、信頼される病院となること間違いなしと確信するものであります。

 最後に、今とは逆の事例を御紹介いたしたいと思います。県立尾張病院と一宮市立市民病院との関係です。

 昨年12月、親友を見舞いに県立尾張病院を訪れました。20年ほど前に1回見舞いで訪れたことがあるだけで、それ以来1度も訪問したことはなかったわけでありますが、久方ぶりに行ってびっくりした次第です。見違えるほどのすばらしい病院に生まれ変わっていたのであります。見舞いに行く前に、1階をくまなく見学させていただきました。一宮市立市民病院とは打って変わって、広々とした通路、ゆったりとしたロビー、大変落ちついて物静かな雰囲気がありました。さすがに県立病院だと思った次第であります。そして、ここに3市3町の新病院が建設されるのかなとも思った次第であります。

 玄関を入って右の方へ行きますと、そこには脳神経外科がありました。担当医師1名の名前が書いてあり、注意書きとしてたしか、水曜日午前のみで、その他の曜日の診察はできませんので御了解をお願いしますと書いてあったように記憶しております。見舞いを終え、玄関から出るとき、出る手前の左に尾張病院の診療科目と担当医師の名前を書き込んだ表示板があり、先ほどの脳神経外科のところには嘱託医の名前が書いてありました。何となく気になり、家に帰って、ある名簿を見てみますと同じ名前がありました。

 市民病院の脳神経外科は、院長を初めとして自他ともに認める優秀なるドクターが6名もお見えになっております。そのことについて間違いはないですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 人数については、ちょっと今名簿を持っておりませんので、申しわけございません。後から調べまして御報告させていただきます。



◆2番(谷祝夫君) 

 それで、まず確認させていただきますが、市民病院から尾張病院の脳神経外科へ医師を派遣されておりますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 県立尾張病院につきましては、平成7年4月から派遣依頼を受け、協定書を結びまして、外来診療のため脳神経外科の医師1名を、先ほど申し上げられました毎週水曜日に派遣いたしております。



◆2番(谷祝夫君) 

 私はこのことについて、市民病院のドクターが嘱託医にしろ、県立病院へ診察に出向くということは大変すばらしいことだと思っております。これも自慢に値することだと思っております。

 この派遣はどういう経緯で、いつごろからか、もう一度お聞かせください。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 平成7年4月から派遣依頼を受けまして、それから1名を派遣しておるということでございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 平成7年からに間違いないですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 平成7年4月からと聞いております。



◆2番(谷祝夫君) 

 私がいろいろと調査したところによりますと、それ以前からということも聞いております。

 再度、確認します。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 調査させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 調査ということですので、その調査の結果については必ず御報告していただくようお願いします。



○議長(中村欽哉君) 

 市民病院事務局長、今の結果はきちんと報告方お願いいたします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 調査させていただきます。

 それから、先ほど私ちょっと勘違いしまして申しわけございません。名古屋大学附属病院への支払いでございますが、個人に支払っておるということでございます。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 個人で間違いないですね。わかりました。

 尾張病院の場をおかりして診察しているのが、どういった契約とか、あるいは約束なのか、その内容について、わかれば詳細に御説明願います。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 協定書を結んでおりますが、本日ここに協定書を持っておりません。これもあわせて後日御報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 どうも、持っていないという回答ばかりで、なかなかこの先に進みにくいですが。

 先ほど平成7年からということでございましたけれども、それは県立尾張病院から市民病院に、どういう形でお金は入っておりますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 これは市民病院事業会計の方に入っております。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 例えば県立尾張病院の患者が手術という場合、その手術は一宮市立市民病院か県立尾張病院のどちらでなさいますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 県立尾張病院で診察させていただきまして、入院あるいは手術ということになれば当市民病院へ転送して行うというようにドクターからは聞いておりますので、よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 一宮市立市民病院はこの地域の中核病院として位置づけられておる関係から、地域の公立病院そして中小の病院からこのような形の要請があっても、何も不思議ではないと思っております。ほかにこのような例はございますか、お尋ねします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 他の例としましては、平成9年4月から派遣依頼がありまして、やはり協定書に基づきまして、県立愛知病院の方へリューマチ診療のため整形外科医1名を毎月1回派遣いたしておりましたが、この派遣につきましては平成12年12月で終了しております。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 再度確認ですが、過去も含めて、県立尾張病院と県立愛知病院以外に派遣はないということですね。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 過去と言われましても、ずっと前はちょっとわかりませんが、最近の事例では県立尾張病院と県立愛知病院でございます。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 市民病院でのいろいろな書類の保管期間は何年でございますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 保管については、カルテ等は5年が法律上義務づけられておりますので、5年間保管しております。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 10年というようなことも聞いておるのですが、5年ということですね。

 先ほども言いましたけれども、協定書と平成7年4月以前のことですね、そういったことも含めて後日、御回答いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、この項をひとまず区切りとさせていただきます。

 次の問題でございますけれども、市民病院の将来構想と3市3町高機能病院との関係について、特に市民病院改築についてお伺いいたします。

 一般質問通告後、一真会神戸会長を初め複数の方からも、3市3町の高機能病院との関係がもやもやとしているので、整合性をぜひとも詰めてくれとか、はっきりさせてくれというお言葉もいただいております。本定例会に病院改築の基本計画と設計委託等が予算計上されております。そのことについて質問することはだめだとあらかじめ注意を受けており、逆にどの範囲ならいいかと伺いましたら、設計工事等直接予算に関係してくる事項はだめで、理念・概念、要望・希望等を述べるについては問題ありませんとお聞きいたしましたので、意を強くして進めてまいりたいと思っております。

 何せ経験不足、勉強不足でありますので、勇み足があるかもしれません。議長にお願いですが、大相撲の行司よろしく御指導賜りますよう、前もってお願い申し上げておきます。何分にも結果的に多額な税金投入と、市民の健康と命にかかわることでありますので、よろしく御理解賜りたくお願いします。

 昨年12月定例会の厚生委員会で、付託案件終了後、市民病院事務局長から報告事項として第1病棟と第2病棟の改築が発表されました。夢のある研究に値する案でもある3市3町高機能病院の建設、今回の建てかえは、この高機能病院を前提に市民病院を位置づけているのか、それともマスタープランで言う、性格と役割を担った病院にしていくのか。この兼ね合いで二重投資にならないようにということも聞いております。

 お尋ねいたします。改築決定に至った経緯はどのようでしたか、お教え願います。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 改築に至った経緯でございますが、市民病院の現状を見ますと、昭和28年建築の第2病棟あるいは昭和29年建築の第1病棟は、既に建築後46年ないし47年経過しておりまして、老朽化が著しいものがあります。無論、今まで改修などメンテナンスもしてまいりましたが、今後さらに改修などをいたしましても効果が期待できないのではないかということで、建物本体が老朽化していると考えております。

 かような状況を踏まえまして、具体的には昭和28年建築の第2病棟、昭和29年建築の第1病棟につきましては、現存の看護婦寮、つまり病院敷地の南西部分に建てかえしたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 次に、2月2日付の建通新聞に市民病院の改築計画が記事として掲載されておりました。今後のスケジュールについて、市は平成13年度中に実施設計と看護婦寮2棟を解体し、平成14年度から2カ年かけて新病棟を建設し、新病棟の完成後に既設の第1・第2病棟を解体する。同跡地の利用方法については未定と書いてあり、続いて、なお今回の改築計画に当たり耐震補強での大改修案の検討も行ったが、利便性や効果性などを考慮した結果、改築することにしたと記述されておりました。

 このことに関して、建通新聞はどこの部署へ取材に来ましたか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 新聞社の取材に当たりましては、病院の事務局へお見えになりました。そのときのお話の内容につきましては、12月の厚生委員会で御報告させていただいた内容についてお話しさせていただきました。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 新聞には病院概要に載っている配置図がそのまま利用されているように思いますが、そのとき、この概要は渡されましたか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 概要は私の方でお渡ししたと思っております。



◆2番(谷祝夫君) 

 こういった概要は、主にどのような方に今まで配布されておりますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 主に、市民病院へ見えていろいろ御質問等をいただいた方にお渡しするとか、あるいは他の市町村の方が見えたときにお渡ししておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 広く市民の皆様には配布されておりませんか。それとも何かかわるものがありますか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 概要につきましては、市民の皆様方全員には配っておりません。よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 市民病院の宣伝効果もあるかと思いますが、市民の方もこういった詳しいものを見れば安心するという面もあるかと思います。

 こういうものを受付カウンターに置かれるようなおつもりはございませんか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 市民病院のカウンターへ置いたらというお説でございますが、やはり相当の冊数が必要になろうかと思いますので。その点につきましては今後研究させていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 これは収支等いろいろ載っておりますので差しさわりがあるかもしれませんけれども、これにかわるような概要版といいますか、そういったものを置くつもりはございませんか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 今後、それもあわせまして研究させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 わかりました。それではよろしくお願いいたします。

 新聞記事の後段に、大規模改修の検討を行ったとありますが、だれがどのように検討したのですか、具体的に御説明をお願いします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 大規模改修の検討についてでございますが、過去に第1病棟、第2病棟の本体あるいは設備についての改修は何回も行ってきております。ちなみに申し上げますと、第1病棟では昭和49年10月に窓枠あるいは間仕切りの改修、昭和58年3月にはサッシの取りかえあるいは屋上防水、平成元年3月には病棟改修、平成2年3月にはトイレの改修など。

 また、第2病棟におきましては昭和49年10月に窓枠あるいは間仕切り、昭和57年1月にはサッシの取りかえ、あるいは平成2年……。



○議長(中村欽哉君) 

 質問内容と中身が違いますが。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 大規模改修の検討はしたかということでございます。こうしたいろいろの改修の内容を考えたときに検討をしたわけでございますが、大規模改修を行うか否かの検討はしておりませんので、よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 この場合、市民病院の改築か大規模改修かの比較だと思うのですが、その点はいかがですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 前の12月定例会で御報告申し上げたのは、現在の病棟そのものが非常に古くなって、築40年以上もたっておる。そういう中で、外壁の欠落とか病室の壁から雨漏りなど、いわゆるコンクリート内部からの要因による欠損も多々出ておりますので、そういう中で本体の老朽化が著しいということで建てかえをお願いしたいということで御報告させていただいております。よろしくお願いします。



○議長(中村欽哉君) 

 今の質問は、どなたがだれと相談したか、どういう方向でしたかということですので、的確に御返答をお願いします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 これは市の上層部と相談して、検討してまいったところでございますので、よろしくお願いします。



◎助役(長尾博之君) 

 ただいまのお話の点でございますが、既に御承知のように、市民病院の改築につきましてはマスタープランがつくられておりまして、これは前市長の時代につくられたものでございますが、それがそのまま踏襲されてきておりました。特に古い病棟はこのままにしておけない状態だと判断しましたので、今回、予算でお願いするような方向で御提案申し上げておるところでございます。よろしく御理解いただきたいと思います。

 なお、局長の答弁が資料不足で、大変御迷惑をおかけしておりまして、申しわけございません。

 それから、文書の保存につきましては文書管理規則がございますので、すべてを5年とか1年で保存しておりません。病院にも市と共通の庶務的な文書もございますし、後で局長が御報告すると言っておりますので、そのように報告させますが、5年と一概に決めたものでないことだけ、おわびして訂正しておきます。



◆2番(谷祝夫君) 

 文書保存で10年というようなことも聞いたことがありますので、10年と5年とではこちらの質問が全然変わってしまうものですから、その辺は後ではっきりと御返事をいただきたいと思います。それによっては6月もやらないといけないものですから。

 そうすると、大規模改修を検討したということですが、改築を決定するに当たって、こういった検討をしたことはないということですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 改築に当たりまして、大規模改修を行えるかどうかの検討はしておりません。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 ということは、建通新聞の内容はうそということですね。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 新聞社の書かれたことにつきまして、今現在私の方から言いますと、そこの点については少し差異があるのではないかと思っております。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 これについて抗議されましたか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 抗議はしておりません。



◆2番(谷祝夫君) 

 こういう言ってもおらぬこと、やってもおらぬようなことを書かれても、何とも思わないのですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 内容的に検討したかしないかということでございますので、その点につきまして普通そういうときは抗議するのが常であろうというようなお説でございますが、抗議はしていないということでございますので、よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 わかりました。

 実を言いますと、この場合、私はむしろ新聞の方が正当ではないかと思うのです。検討するべきであったと思いますが、いかがですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 既にマスタープランができておりまして、そういう中に乗っていくということを考えましたので、検討はしておりません。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 多額な税金をかける工事です。病院が古いということは認めます。でも、改修して、もつかもしれないということを普通は検討するべきだと思うのです。その後に3市3町の病院建設問題も控えておりますし、二重投資とか、いろいろなことにもかかわってくるものですから、一番大事なところだと思うのですが、どうですか。



◎建築部長(高坂勲君) 

 建物の耐震性の問題云々という耐力度の関係とか、そういうようなことにかかわってくるかと思いますので、私の方から現在の第1病棟、第2病棟の建物の関係について、少し御答弁させていただきます。

 先ほど来、市民病院の局長から御説明しておるように、改造、改修というのは現在まで進めてきております。実は建設年度も非常に古い建物であるということから、以前、御存じのように阪神大震災の折に、公共施設について診断したことがございます。その折に第1病棟、第2病棟につきましては、やはり新耐震における基準にそぐわない。耐力不足であるということから、当然この建物の建てかえの関係についてどうだというようなことで、早急にやるべきではないかといういろいろな御意見もいただきました。

 その折にも、市民病院については建てかえ計画があるから、現状のところでとりあえずは進めていきたい。近い時期にそういう建てかえの計画を持っておるからということで、現在に至っておるようなケースになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



◆2番(谷祝夫君) 

 改築について大規模改修の検討はとりたててやってないということですね。私は重要なことだと思いますが。

 医療現場で従事している人の中には、市民病院の将来構想がはっきり決まるまで、改築すべきではないという意見をお持ちの方もお見えです。将来のビジョン的なものがまるで見えてこないということを言っておられたことも聞きました。そして、3月6日の一真会勉強会に改築予定位置図と、その裏面に改築工事計画案が提示されました。それによりますと、本年10月には基本計画、基本設計の完成とあり、さらに平成14年6月には第1期分改築工事着工となっております。

 これからお尋ねすることは、今回の私の最重要ポイントと位置づけておりますので、よろしくお願いします。

 市長は平成11年10月15日の市広報の市民の皆様へで、「市民病院の建てかえは、これから数十年にわたって、市民の健康と命をどう守っていくかという、非常に重大な問題です」と位置づけられております。3市3町の高機能病院関連で申し上げますと、平成11年9月定例会において神戸議員の質問に対して、市長は「当医療圏における公立病院の機能の一部、つまり救急医療あるいは高度医療、特殊医療といった部分を統合して1つの新しい病院をつくるということも、まさにこれは機能の分担ということでありまして、現在、各市の市民病院あるいは町立病院が行っております医療のうちの最もお金のかかる部分を共同でつくって運営する。そうすれば現在の 530床の規模からかなり縮小することも可能であるし、敷地の中である程度駐車場の確保も可能になると」、そして続けて「急性期病床と慢性期病床とを分けるという医療審議会の中間報告等から、一宮市民病院の改築問題は、そういう意味では大変いいタイミングかもしれません。ある意味でグッドタイミングであると感じている」と述べられております。

 それに対し、高機能の新病院については、尾張西部広域行政圏協議会が策定した第3次尾張西部広域行政圏計画案には次のように記載されております。保健、医療の施策として、1番目には地域医療のネットワークの充実、2番目に、圏域内医療体制の整備推進として、高度医療、特殊医療や第3次救急医療に対応した、圏域内医療体制の整備を推進する、を受けて、新年度予算には広域病院検討会開催経費が計上されておりますことから、前向きに取り組まれようとされていることは一応理解できます。これから正式に検討の段階になるということだと思います。

 また、尾張西部医療圏協議会からは、尾張西部医療圏保健医療計画が近々出てくるということはかねがね言われております。恐らくここでは高度先進医療病院、救急救命センターの必要性と、これを中心に各医療機関の機能分担体制の確立、そして急性期、慢性期の明確な区分への移行等が、平成11年7月に出された夢のある案、すなわち要望書の裏づけとして提言されるとも想像されます。

 そして、平成11年9月定例会において神戸議員の一般質問終了後、板倉議員の関連質問、すなわち尾張西部医療圏医療協議会からの要望書の高機能病院設置プランに対し、市長は「これはあくまで私としては最後に出てきた選択肢、恐らくこれから以後、プランが出ることはないと思っておりますが、マスタープランとこれとで皆様から御議論をいただいて、どれを選択するかということをお決めいただきたいと思います」と答弁されております。

 市広報で市長はこう言っておられます。「周辺市町でつくる研究会の議論とこれまでの経過を踏まえて、最終的にどの案を選択するか、議会で御検討をいただくことになります」。市民病院そのものの建てかえについては決して反対するものではありませんが、いずれにしても莫大な資金投入、すなわち市民の税金を投入するわけですから、そこにはいささかのむだがあってはならないと思うので、あえて今般、注意を受ける危険を覚悟で質問させていただきました。

 私は、このように過去の定例会での答弁、市広報に書かれたことから、今回の改築決定を考えますと、何か方向転換をなさったように感じられてしようがないのですが、いかがですか。



◎市長(谷一夫君) 

 私からお答えさせていただきます。

 ただいま議員から、これまでの経緯について細かくお話をいただきました。今回、市民病院の第1病棟、第2病棟の建てかえについて議会に御提案させていただき、御審議をお願いしたわけでございますが、その件について議案審議に係る部分もあるかもしれませんが、大変皆様方の御関心が強いところだと思いますので、お許しをいただいて少しお話しさせていただきたいと思います。

 一昨年の平成11年9月定例会で、いわゆる広域の新病院構想についてお話しさせていただきました。それについて現在も研究会を設けまして勉強しておるわけでございますが、先ほど議員おっしゃいましたように、これも来年度は公的なものとして、さらに研究を進めていきたいと考えております。

 これまでは主に事務方の職員による協議でございました。医療圏の医療協議会でも二、三回非公式にお話しいただきましたけれども、これはあくまで非公式でございました。来年度は、まだこれから詰めなければいけませんが、できれば医療協議会とも合同で研究会をやっていきたいと考えております。

 理想を言えば、協議会との合同の研究会で意見がまとまり、構想が固まって議会の御理解をいただき、市民の御理解をいただき、しかる後にそれぞれの市あるいは町の公立病院の整備にかかるというのが筋であろうと思います。

 しかし、ここしばらくの間の市民病院第1病棟、第2病棟の状況を見ておりますと、先ほど局長の答弁でもお答えいたしましたように、9月の豪雨のときにはかなりの雨漏りがございました。また、南側の道路を歩いておった方からは、ばらばらとコンクリートのかけらが落ちてきたというような御指摘もいただいております。あるいは入院しておられる患者さんからお手紙をいただきまして、市長は私たちが入院しているところを一遍見にきてほしい、どういうところで入院しておるか一遍見てほしいというお声もいただいたわけでございます。

 理想論を言っておりますと、いつまでも劣悪な療養環境で患者さんに我慢していただかなければならないわけでございまして、その期間について今、確たるお約束ができないわけでございます。それが3年なり4年なり5年なり、ある程度はっきりとお約束できればまだ我慢していただけるかもしれませんが、先ほど申し上げましたような事情でまだこれから公式に検討に入る段階でございますので、その構想がまとまるのに、できるだけ早くしたいとは思っておりますが、正確なお約束ができないわけでございまして、その時点でお待ちくださいということはなかなか言えないということでございます。したがいまして、非常に劣悪な療養環境であります第1病棟、第2病棟について、やはり早期にこれは改善すべきであろうと。

 先ほど改修というお尋ねもございましたが、これはマスタープランが作成されましたときに、当然大改修と改築等を検討されてマスタープランができたと私は理解いたしております。あの状態の病棟を改修いたしましても、現在の療養環境の基準には全く合致しないわけでございます。例えば、幾ら改修しても廊下の幅あるいは部屋の大きさ等は直しようがないわけでございまして、改修がなじむとは考えられません。建てかえ以外に方法はないと思っております。したがいまして、早晩改築するものであれば、早く改築させていただいた方が患者さんにとっては福音であろうと判断いたしました。

 そして、改築の内容についてでございますが、あくまで療養環境の改善ということを主眼にしたいと考えておりまして、これから後、御議論いただくであろう新病院の機能がどのようになるのか、そしてそれが既存の病院にどういうふうに関係を及ぼすのか、これは正確な意味ではまだ不明でございます。不明の中でそういう計画をしていいのかという御批判はあろうかと思いますけれども、ある程度の見当はついておるわけでございまして、あくまで療養環境の改善ということ、そして療養するための基準というのは厚生省が示しておりますので、それに沿った整備を進めていくことによって、将来の二重投資になることは防げるであろうと確信いたしております。

 そういう考え方で今回提案させていただきました。よろしく御理解賜りたいと思います。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 先ほどちょっと御紹介いたしました板倉議員の関連質問で市長がお答えになっております。「これはあくまで私としては最後に出てきた選択肢、恐らくこれから以後、プランが出ることはないと思っておりますが、マスタープランとこれとで皆様から御議論をいただいて」の「これとで」というのはどう理解していいですか。



◎市長(谷一夫君) 

 マスタープランは、要するに市民病院を現在地で建てかえようというプランでございます。その中に二、三のバリエーションがございました。例えば南側の公園の一部を取り込んではどうかとか、あるいは設計の方法を変えて、いわゆる建ぺい率、容積率を少しふやすような方法もあるというようなことでございましたが、基本的に今の場所で建てかえようというのがマスタープランの骨子でございます。

 そして、板倉議員の関連質問にお答えしましたのは、現在地ではなくて新たに場所を求めて、そこに広域的な視野から見た救命救急センターを備えた高機能病院をつくってはどうかというプランでございます。現在地でやるかほかの場所でつくるかという大きく分ければ2つしかあり得ないわけでございまして、現在地と他の場所という2つの場所で建てかえるという2つのプランが出そろいましたので、これ以外に選択肢はまずないだろうと思うわけであります。

 現在地で建てかえするか新しく移すかということでございますが、市民病院そのものを新しく移すということではなくて、市民病院はあくまで今の場所に置いておく。そして、広域的な合意に基づいて整備を進めていく。その一方で、新たな場所で広域的な医療体制を検討した上で、救命救急センターを備えた高機能病院を力を合わせて3市3町でつくっていこうではないか、そういう2つの並行した案でございまして、そういうことをお話ししたつもりでございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 提示された市民病院改築工事計画案によりますと、本年10月には基本計画、基本設計の完成となっております。しかも来年6月には第1期分改築工事着工となっております。1期ということは、当然2期、3期があると想像することは自然ではないかと思います。例えば時之島の市営住宅も1期から4期までという全体計画があって1期があると思うわけです。いただきました計画案によりますと1期工事着工と銘打ってありますが、2期、3期のことについてお伺いします。



◎助役(長尾博之君) 

 先ほど申しました、マスタープランに基いた第1・第2病棟を建てかえるというプランにつきましては、第1期工事という表現がマスタープランの中に出ておりましたので、それが今の計画案に使われているわけでございます。第2期、第3期ということについては今の段階で考えておりません。

 それからもう1つ、基本計画につきましては、既にマスタープランを基本計画と考えておりますので、あとは基本設計、それから実施設計というふうに今回予算をお願いしておる次第でございますので、よろしくお願いいたします。



◆2番(谷祝夫君) 

 基本計画と基本設計の完成が10月ということになってますから、半年で全体を見た基本計画ができるのかなと、ちょっと時間的なことで不思議に思っておったのですが。



◎助役(長尾博之君) 

 何度も申しますように、基本的なものにつきまして、今回かかるのは病棟の改築でございますけれども、マスタープランというものをベースに置いておるという意味でございますので、御理解のほどお願いいたします。



◆2番(谷祝夫君) 

 ということは、今回の第1期と書いてあるのは間違いですか。



◎市長(谷一夫君) 

 私からお答えさせていただきます。

 少し混乱があるようでございますので、整理させていただきます。

 市民病院の整備につきましては、平成8年度でしたか、議会で議論されましたマスタープランがございまして、私としては、このマスタープランは大変よくできたプランであると考えております。ただ、現在の敷地ですべて、駐車場も含めて賄えるかということになりますと大変疑問があるわけですが、しかし、そうかといってそれほど広い土地がすぐ手に入るわけではありませんので、何とか現実的に対処しなければいけないというふうに考えております。

 その中で、現在の市民病院をなくす、あるいは全く違う病院の形に衣がえするということは恐らくないだろうと、かなり今の機能に近いもので存続するであろうと考えておるわけでありますが、その整備についてはマスタープランに沿った形で始めていきたいと考えておるわけであります。それと並行して、決してこれは市民病院の整備と整合性を欠くということは全くないと考えておりますが、広域的な医療体制の整備ももちろん絶対必要であると思っておりますので、これは並行して進めていきたいと考えております。広域的な医療体制のビジョンができるまで時間をかけるわけにはいかないということは、先ほどお話ししたとおりでございます。したがいまして、既存の市民病院の整備につきましては、議員の皆様方に大変御議論いただきましたマスタープランを生かして、それに沿った形で整備を始めさせていただきたい。

 そして、第2期、第3期というふうに表現してございますが、実はまだ本館部分が残っておるわけでありまして、あれがもう既に20数年たっておる古い建物でございます。これもいずれそれほど遠くない将来に建てかえが必要になるだろうと考えておりまして、そのときにはマスタープランでいいます第2期・第3期整備計画がまた生きてくることになるのではないか。多分そのころには、もし今の計画がうまく進めば、広域医療体制の整備も進んでいくだろうと思っておりますので、その時点でまた整合性のとれた若干の手直しが必要になるだろうというふうには思っておりますけれども、そういった形で整備を進めていってはどうかというふうに考えておるわけでございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 要するに、第1期という言葉は消しておいてもらわないといけないですね。とりあえずは1病棟、2病棟の純然たる建てかえというふうに位置づけてよろしいですね。



◎市長(谷一夫君) 

 とりあえず、それでよろしいわけですが、やはり役所のやる仕事でございますので全体がはっきり見えないと部分の議論ができません。例えば配管をどうするかというような話まで含めますと、あるいは建物を将来どちらへ伸ばすのかというような議論までしてまいりますと、取りつけの部分の工事の設計等がやはり影響してまいりますので、そういう意味で、本館がもし将来古くなったときには南側に建てかえして北側をあけますというようなところまで、ある程度絵をかいておかないと計画ができないということがございます。そういう意味で2期、3期という表現をさせていただきまして、そのあたりは御理解賜ればと思っております。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 市広報の最後には「市民の皆様の十分な御理解を得るために、これからも機会を見て、御説明しながら進めていきたいと考えています」と書かれています。今回の市民病院の建てかえについて市民の皆様も気になっているところでありますが、もう一度広報に書かれるおつもりはありますか。



◎市長(谷一夫君) 

 もちろん広報に書きたいと思っておりますが、もう少し市民の皆様に御説明できる段階まで事態が進みませんと、今のここ一、二カ月ぐらいではちょっと書けないかなと思っております。なるべく早い機会に書きたいと思っております。



◆2番(谷祝夫君) 

 よろしくお願いいたします。

 それでは、次に移ります。

 市民病院の建てかえに関して、市長は医師会長時代のことを言っておられるのではないかと思うのですが、こんなことを言っておられます。私どもの具体的な意見を求められたことはない。そしてまた、医療からの声がほとんど反映されていないのではないか、という議員の意見にも半ば同調されております。

 今般改築を実施するに当たり、こうした市長の発言、お考え等を取り入れられ、市民病院の医療現場スタッフ、すなわちドクター、看護部、検査科そして事務方等から意見、要望等を聴取されたとお聞きいたしましたが、こうした意見、要望の集約につきましては病院長、事務局長あるいは昨年10月に新設されました次長のうちの、どなたがお取りまとめなさいましたか、参考までにお聞かせください。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 現行の院内に医師、看護婦、薬局、放射線科とか検査技師、事務員などで構成されてます建設準備委員会というのがあります。この委員会で担当セクションからの要望などを聞いて進めているところでございます。

 準備委員会の取りまとめは私がやっておりますので、よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 ありがとうございました。

 このような意見、要望には、医療に対する姿勢あるいは患者に対する姿勢がよく出てくるものと思っておりますので、どのような要望、意見であったのか、各科別に御紹介いただけませんか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 要望につきましても現在、いろいろなセクションから意見を聞いておるところでございますので、まだここでどのようなものがあるかというような発表は差し控えたいと思います。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 2月初めに提出されておるようなこともちょっと聞いたのですが、まだ集約されていないという意味ですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 取りまとめはいたしました。ただ、その意見を具体的にと言われましても、やはり検査技師さんからは面積を広くしてくださいだとか、そういう要望は聞いております。よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 私が知りたいのは、先ほども言いましたように、そういった意見、要望の中には姿勢が出てくるのですね。医療とか患者に対してどういう姿勢をお持ちなのかということを、ちょっと知りたかったものですから。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 やはり、建設準備委員会の中で、医師等から、患者さんには今までも診療部のところには迷惑をかけるとか、あるいはトイレの要望とか、そういうのは入っておりますし、またドクターの方からも面積とか、そういうような要望を承っております。

 以上でございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 集約できましたら、恐れ入りますが一度お見せいただきたいと思いますが、いかがですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 集約させていただきまして、それを建築部の方へお願いするということになりますが、集約させていただいたものをお見せするというよりも、まとめたものを報告させていただくというようなことでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 できれば生の要望といいますか、そういったものの方が参考になるかと思いますので、よろしくお願いします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 そのものをお見せしろということでございますが、いろいろな意見や要望がふくそうした形で出てきておりますので、集約したものでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 わかりました。それでも結構ですので、お願いいたします。

 そういった意見をもとに、設計に当たっては担当ドクターと意見調整を綿密に行っていただき、建てかえが患者にとっても医療現場スタッフにとっても、最大限の効果があるように、よろしくお願いしておきます。

 それから市長も言っておられましたが、医師会、地域内の中小病院の意見等も当然聴取されたと推測いたしますが、この点はどうですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 医師会につきましては、病診連携という点からも御意見を伺っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆2番(谷祝夫君) 

 どことは言いませんが、最近耳にしたことではありますが、市民病院へ御意見を提出されたと聞いております。あわせていかがですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 市民病院をどうしてくれとかいうような御意見は、他の病院からは伺っておりませんのでよろしくお願いします。



◎市長(谷一夫君) 

 今、議員がおっしゃいましたある中小病院からの意見というのは、私のところへ実は来ておりまして、多分そのことだというふうに思います。恐らく市民病院の院長のところへ直接行っておると思いますので、事務局長は知らないだろうというふうに思っております。

 いずれにしましても、ただいまの御質問は、新年度になりませんと私どもとしては中小病院の先生あるいは医師会の先生方の御意見を正式に聞くことができません。要するに、ただいま議案で出しておりますものが議会で認められませんと、そういうことは動けませんので、意見を聞いたかと言われましても、それは聞けないわけでございます。それは御理解賜りたいと思います。



◆2番(谷祝夫君) 

 市長が医師会長時代に、何も聞いてもらえなかったということも言っておられたものですから、そのこともあわせてよろしくお願いいたします。



◎市長(谷一夫君) 

 それは先ほど申し上げましたように、ただいま提出しております議案がお認めいただければ、新年度に尾張西部広域行政圏の中で尾張西部医療圏の先生方にもテーブルに加わっていただいて、御協議していきたいというふうに先ほど申し上げたとおりでございまして、十分に官民の意見を調整しながらやっていきたいと思っております。



◆2番(谷祝夫君) 

 次も最近耳にしたことであります。これも真偽は定かではありませんが、市内のある病院が平成14年度以降に何か計画があるやに聞いております。近い将来、医療圏全域に適切な医療を提供するために、各医療機関の機能分担の明確化と、相互に補完し合い、一体として機能するシステムが構築されようとしております関係から、このことが市民病院の建てかえ及び全体計画に暗雲が立ち込めてもの老婆心からお尋ねいたします。御存じですか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 ある病院ということでございますが、確かにそういう話は、議員の質問の中でそういうとろがあるかどうかというお話がありまして、聞かせていただきました。

 そういう中で、その病院は平成16年度に着工するという計画でございますが、病床数もそのままで計画を立てておるというような形でございます。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 病院は昼間一流、夜三流とも言われておりますことから、勝手な想像ですが、平成16年度以降という話はどうも24時間体制というようなこともちらっと耳にしたわけですが、その辺は確認されていませんか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 診療時間というか、そういうことについては確認がとれておりません。



◆2番(谷祝夫君) 

 わかりました。とにかく、そういう動きがあるということですが、常日ごろからアンテナを高く張って、情報の収集に努めていただきたいということを要望しておきます。

 市民病院の建てかえは、これから数十年にわたって市民の健康と命をどう守っていくかという非常に重大な問題です。そしてまた、莫大な税金投入をすることからして、市民の御理解は言うに及ばず、今後の病院経営そのものは、今以上に経営感覚を要求されることは間違いのない事実であります。公立病院としての宿命はあるものの、決して赤字でいいわけではありません。

 ここで、自治体病院経営研究会が編集された本の中から引用させていただきます。当然御承知になっていて失礼とは思いますが、まず自治体病院のあり方について、自治体病院の本来の使命は当該地域住民の医療を確保し、あわせて医師の実地教育、医療従事者の教育、医学・医術の進歩のための研究、住民の健康保持のための公衆衛生活動等を行うことによって、地域住民の福祉の増進に資することであると述べられております。また、地方財政法第6条には「地方公共団体が運営する病院事業は、地方財政制度上公営企業に位置づけられる」と規定され、そして地方公営企業法第2条第2項には地方公営企業法の財務規定が適用され、同法第3条には「経営の基本原則」として、「常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならない」と規定されております。

 このことに関し、地方公営企業制度調査会は次のように述べております。従来、地方公営企業の運営は、その公共性の名のもとに合理的、能率的な経営がおざなりにされ、それが地方公営企業の経営悪化に拍車をかける結果となったことは否めない。地方公営企業の場合には、利潤の追求が目的ではないために、また地方公共団体が経営しているため、倒産の心配がないということのために、ともすれば経営の合理化、能率化の努力が怠りがちである。しかし、その目的の公共性のゆえに、地方公営企業の合理的、能率的運営が阻害されるということは全く筋違いであって、合理的、能率的運営により、最小の経費で最大の効果を上げることこそ公共性の確保につながるものである。公営企業にあっては、民間企業のような生存をかけての競争原理が働きにくいため、経費の節減、収入の確保、労務管理等に不十分な業務運営が行われやすく、このためいわゆる親方日の丸的経営としばしば非難されるのであります。企業の経済性を確保するためには、経営のあらゆる分野において厳しい効率性の追求がなされなければなりません。このことが結果的に公共性につながり、その本来の目的である公共の福祉の増進になるわけであります。

 この意味で、12月定例会で市民病院の黒字転換の理由についてお聞きいたしましたが、その後調査、分析等をなされましたか。再度でまことに申しわけありませんが、お答えいただきたいと思います。何度も申し上げて恐縮ですが、何分にも建てかえ等は莫大な資金、すなわち税金の投入となりますから、心配の余りということで御理解ください。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 病院経営の調査、分析につきましては、愛知県地方課、現行の市町村課から平成10年度の決算状況を踏まえ、病院の経営分析を送付してきております。内容は、平成8年度から10年度の対比を行い、推移状態を示されております。それと、類似病院との比較分析も行われております。この分析結果を院内の経営管理会議で協議あるいは検討いたしております。

 病院としましては、今触れました院内の経営管理会議を月に1回、さらに院内幹部会議を週1回それぞれ定期に開催しております。今後も運営や経営につきましては検討、協議を行っていきたいと思っております。

 また、市民病院の経営内容につきましても、今申し上げました院内の経営管理会議や幹部会議の経営についての検討、協議あるいは最新の医療機器の導入などが市民サービスの向上などに貢献した結果、患者さんが増加し、現行の経営内容につながっているものと考えております。また、今伊勢分院についても同様に経営努力はいたしておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆2番(谷祝夫君) 

 最後となりますが、これも12月定例会でお尋ねしたことです。医薬分業、すなわち院外処方せんの取り組みについてであります。

 愛知県の平成11年3月現在の医薬分業率は21.6%であり、全国平均の34.5%に比べ低い数値となっております。当医療圏の分業率は23.2%で県下では高いレベルにあります。ちなみに一宮市は27.7%で非常に高いレベルであります。先般お聞きした市民病院の分業率はたしか 0.6%だったと記憶いたしておりますが、間違いはありませんか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

  0.6%でございます。



◆2番(谷祝夫君) 

 市民病院を除く他の病院がいかに高い分業率かということを物語っております。メリット、デメリットを十分調査してという御答弁でありました。その後、この問題についてどのように取り組んでおられますか、まずは経過報告で結構ですので、お聞きいたします。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 院内で組織しております院外処方せん検討委員会で、医師、薬局、看護婦、それから事務局職員によります患者さんへのメリット、デメリット、また周知の方法、あるいは必要備品、かかる経費などをまだ調査、検討中でございますので、よろしくお願い申し上げます。

 また、この会議には、ときとして市内の薬剤師会の方にもおいでいただいて、検討いたしておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(中村欽哉君) 

 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。



◆2番(谷祝夫君) 

 一宮市は27.7%の分業率でありますが、それに対して市民病院が 0.6%です。市内3大病院と言われております県立尾張病院、山下病院、大雄会病院の分業率をもし把握されておりましたら、教えていただけませんか。



◎市民病院事務局長(川瀬正二君) 

 各病院の院外処方せん率につきましては、ちょっと今現在、資料が手元にございませんので申しわけございません。よろしくお願いします。



◆2番(谷祝夫君) 

 それもまた後日よろしくお願いします。

 市民病院の建てかえについては、先ほど市長からいろいろとお聞きしましたので大体理解できたつもりでございますが、市民の皆様も理解できるように、よろしくお願いいたしたいと思います。

 それで、仮に市民病院の全面建てかえということを前提とした場合、私はいろいろな方と患者にとってよい病院とは何かをディスカッションし、それをまとめてみました。私の若干の希望、要望を加えて箇条書きで申し述べさせていただきます。これについてはもちろん答弁は要りませんが、なるほどと思われたことについては、どうかお酌み取りいただきますようお願い申し上げます。

 箇条書きですから簡単にいきます。1つ目に医療内容、医療の考え方について。診療内容で特色を出し、地域住民とのコミュニケーションを大切にしている。患者のニーズと地域の要請とを正しくとらえ、福祉とオーバーラップするところまで踏み込んで、プライマリーケア中心の医療を実行している。情報の正確性と迅速性を向上させるために、他の医療機関との症例検討会を行い、トータル医療システムをつくり上げている。患者の苦しみや悩みについての相談を医療の中心に置き、それに沿った医療システムをつくり上げている。薬の副作用や患者の精神の不安定状態の早期発見と処置に、高い能力を持つエキスパート看護婦の養成に力を入れている。院内感染の防止に十分配慮し、清潔感があふれている。患者の権利を具体的に実現させるために、院内のサービス改善検討委員会を設置している。

 2つ目として、施設、設備とサービスについて。外来待合室が広く、いす、廊下にも新患と再入院の身体状態と心に配慮した設計になっている。診察室と予診室が区切られており、検査室も転々としないで済むように設計されている。プライバシーが守られながら、患者と家族、友達、看護婦との対話が弾むような中庭や談話室等、患者にとっていやしの空間が設けてある。臨床検査室が整っている。2025年には高齢者人口が4人に1人の時代を迎えると言われており、リハビリを要する患者数もふえてくることが予想されます。そのためにもリハビリ関係施設の拡張、充実を考えてほしい。鹿教湯温泉病院とまでは言いませんが、必要かつ最大限の考慮をしていただきたい。現在の市民病院は病気で入院しても病気になるとも言われております。すべてが画一的で、しかも色がない。文字と数字だけではなく、色彩で識別できる工夫をしていただきたい。電話による予約制を導入できないか。

 3つ目は医師について。医療チームのやる気、結束を第1のものと心得て、難事手術に備え、他科、専門医との日常交流、情報検討を密に行っている。終末医療で激痛に襲われ苦しんでいる患者の苦痛を和らげ、生命力を与えてくれる専門医がいる。病気の内容はもちろんのこと、治療経過内容を患者にわかりやすく説明してくれる。診療の途中で中断したり、席を立つようなことがない。機械的、高圧的な話し方をしない。これまで服用した薬や服用中の薬、病歴などについて詳しく質問してくれる。

 4つ目は薬局について。薬を渡すとき処方内容についてよく説明する。副作用についての質問にもよく答えてくれる。特に4種類以上の薬を渡すときは服用、投与の用量と回数について、患者が遵守するように専門的立場で納得のできる説明をする。

 以上、箇条書きで23項目申し上げましたが、今や患者が病院、医師を選ぶ時代。基本設計に当たっては何をおいても患者本位、患者は病院にとって大事なお客様であります。入院環境、療養環境を最優先していただき、間違っても、事務部門が建てかえになる新病棟に、それも景観すばらしき位置に入ることのないよう配慮していただきますよう、くれぐれもお願い申し上げておきます。

 最近出た本ですけれども「文藝春秋」というのがあります。「病院に殺されないために」ということが特集で載っておりますので、御紹介だけさせていただきます。

 長々としゃべってきましたけれども、最後に一言。

 本定例会が最後となります当局側のお三方、すなわち消防長の河合良和さん、市民部長の古田淳さん、そして市長公室長の安藤和夫さんにおかれましては、あと20日間弱でこのたびめでたく定年を迎えられる由、本当に長い間、市民のため、市政のために御尽力まことに御苦労さまでございました。今後ますますの御活躍と御家族様ともどもの御健勝、御多幸を御祈念申し上げ、一般質問を終わらせていただきます。

 どうもありがとうございました。(拍手)



○議長(中村欽哉君) 

 質問も尽きたようでありますので、これをもって一般質問を終結いたします。

 暫時、休憩いたします。

                             午後5時5分 休憩

                             午後5時15分 再開



○議長(中村欽哉君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第2より日程第12まで、すなわち報告第1号より報告第11号までを一括議題といたします。

 ただいま議題といたしました各議案については、去る1日の本会議において既に報告の説明がなされておりますので、これより質疑に入ります。

 通告により、発言を許します。

 20番 板倉正文君。



◆20番(板倉正文君) (登壇、拍手)

 まず、報告第3号、財団法人一宮市学校給食会の経営状況の報告について質疑いたします。

 歳入2款事業収入、1項事業収入、1目給食費収入、1節給食費収入の説明の書き方が前年度と違っております。前年度は月額だったのですけれども、今回は1食の費用に変わったようです。その説明と人数が書かれておりますが、その内訳はどうなっているのか教えてください。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 給食費収入のところでございますが、従来は今お話がありましたように小学校・中学校それぞれ月額で給食費をいただいておったということでございます。これにつきましては、給食回数が現実には月ごとに変動いたしておるわけでございまして、その月の食数の回数に関係なく、定額で一律月額徴収という形で給食費をお願いいたしておりましたが、これは給食の実態と現実の問題との不均衡があるというようなことで、年間給食費を年間給食回数で割りかえしました日額単価で新年度からお願いするというものでございます。

 小学校の単価でございますが、 192円でございます。それから1万 4,970人という人数につきましては、小学校1年生から5年生の児童分が1万 3,998人、小学校の教職員分が 844人分、それから給食センターの職員 128人分がそこに含まれておりまして、合計で1万 4,970人ということでございます。

 それから、 2,728人につきましては小学校6年生の給食人数でございます。これを別書きにしておりますのは、6年生につきましてはいろいろ学校の行事、特に修学旅行等他の学年と異なる行事がございますので実施回数も減っております。

 それから、中学校につきましては日額単価 223円でございます。それから 6,321人の給食対象人数につきましては、中学校1年生から2年生分としまして 5,797人でございます。それから中学校の教職員関連で 524人をそこに合わせて計上させていただいております。

 それから、下段につきましては中学校3年生の生徒分といたしまして 2,792人でございます。これにつきましても小学校同様、中学校3年生につきましては修学旅行あるいは入学試験等で給食を食さない回数がございますので、別建てで計上させていただいております。

 以上でございます。



◆20番(板倉正文君) 

 確認ですけれども、例えば1食休んだときに、小学生ですと 192円掛ける食べた数が給食費になるということですね。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 今お説のとおりでございまして、実際に食した回数として給食費をいただくということでございます。よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 わかりました。

 続きまして、報告第5号、財団法人一宮市民会館管理公社の経営状況の報告についてであります。

 事業の概要で、一宮市民会館の管理運営の中に「豊かな心を創造するため自主文化事業を行い、市民の文化、教養の向上に努める」とあります。各種自主文化事業の実施計画が6企画書かれております。例えば郷ひろみさんのですと前年度もやられておりますし、よしもと新喜劇も毎年やられておるのです。同じようなものの繰り返しになってきているのではないかと思うのですが、こういう企画がどのように計画されているのか知りたいのですが。



◎総務部長(木村謙一君) 

 市民会館の自主事業を決めていく方法についてお尋ねいただきました。

 自主事業につきましては、回数というのは大体7回程度、これはずっと毎年同じようでございますけれども、そんな程度で実施させていただいておりまして、出し物につきましては、一応公社内部でつくっております自主事業検討委員会で検討いたしまして、理事会に諮って決めていくという状況でございます。よろしくお願いいたします。



◆20番(板倉正文君) 

 平成13年度一般会計予算の支出の部の1款受託事業費、1項事業費用、2目施設管理費ですが、エレベーターが今年度設置されました。予算では光熱水費が 100万 8,000円のマイナス、委託料は 102万 1,000円のプラスで、どのようにこの中にエレベーター費用が含まれているのかわかりませんが、ただ、エレベーターの設置によって障害者の方たちも利用できるようになってきたと思いますし、新年度は循環バスも市民会館の近くを通りまして、障害者も利用しやすくなっているのですけれども、その点での具体的な中身というのがちょっとわからないんです。何か障害者向けには具体的にはないですか。事業計画の中では市民会館は考えているかどうかだけでいいのですが難しいですか。

 6企画あるのですけれども、直接的にはないように思うのですね。しかし、そういう中で障害者は参加しやすくなるという期待はしておりますので、ぜひエレベーターの宣伝もしていただきたいと思います。

 それで、平成13年度特別会計予算で入場料収入が 485万円の増となっています。支出の部では1款自主事業費、1項事業費用、1目公演費中委託料で 496万 8,000円の増です。自主文化事業で 500万円近くふやした企画と、一方で使用料及び賃借料で10万 3,000円の減収となっています。映画などはアニメなど子供に人気がありますので、こうしたものをぜひということは前から言われておりますが、2つの節での増減の内容を説明していただけないかと思います。



◎総務部長(木村謙一君) 

 自主事業の経費のうちで委託料については約 500万円増加しています。それから使用料、これはフィルム等の使用料等も入っておりますが、それで10万円程度減っているということでございます。これは、先ほど申し上げましたように7事業ございまして、その出し物といいますか興行の種類によりまして出演料等の高い安い、フィルム等も物によって高い安いがございますので、特に今年度いいものだから高くなる、悪いものだから安くなるという意味ではなくて、偶然こういうプラス・マイナスが出たという状況でございますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(板倉正文君) 

 フィルムも内容がわかっていたら、ぜひ企画の中身でここに書いていただけるとよかったと思います。

 報告第6号、財団法人一宮スポーツ文化センターの経営状況の報告について質疑いたします。

 収益的収入の部、1款スポーツ文化センター事業収益、1項センター営業収益、1目センター使用料は、すべて前年度より減収見込みです。ということは、使用回数が減るという見込みですが、どのように見込んだのか教えていただきたい。

 また、4目整理場受託料は 267万 4,000円の収入減、説明では大宮公園自動車整理場管理受託料となっていますが、収入が減するというのはどういうことなのかということであります。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 まず、センター使用料、施設使用料あるいは附属設備等を含めましての減額の主な要因につきましては、いわゆるそれぞれの施設の営業的な利用といいますか、そういった団体につきましては通常よりも率の高い使用料をいただいておるわけでございますが、そういう利用関係が若干減少の見込みがあるということで、使用料につきましては対前年度よりも低く見積もりさせていただいているところであります。

 それから、大宮公園の自動車整理場管理受託料、一宮市からの分でございます。これが減額になるということでございますが、スポーツ文化センターと大宮公園自動車整理場共通で対応しておる管理システムを昨年10月から自動精算方式へ変更したことによりまして、それに伴う管理料が減額になってまいりますので、一宮市からの整理場の受託料収入につきましては、対前年度で比較いたしますと減額になるというものでございます。よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 それから2項スケート場営業収益、1目スケート場使用料が増額されている中で、4節滑走入会金収入、5節滑走会員会費収入、6節貸切料収入が減収見込みです。月額料金で割安になっている部分が減っていることは残念なことだと思うのです。この月額料金は、個人的に充実して練習する、あるいはスケートを得意とする子供たちといいますか、そういう特技を伸ばすものなんですが、これが減っているので何か問題があるのでしょうか。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 滑走に伴う収入関連で、会員収入が若干でございますが減少いたしております。この会員収入といいますのは、規定の月額料金でその月、回数に関係なく滑ることができるというものでございます。これにつきましては、現実には会員として利用されるスケートクラブという団体がありまして、その会員の方々が主として御利用いただいておると理解いたしております。そのスケートクラブの会員の状況がここ数カ年を眺めてみますと、やはり若干減少傾向が見られるということで、これに伴う収入見積もりにつきましても、過去3カ年間の平均を一応求めてみまして、この額で計上させていただいたということでございます。よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 これは別の話ですけれども、スケート場に関しては青少年公園が万博の関係で使用できなくなるということもありますので、ほかの部分からも来て、練習してもらえればと思ったりしております。

 続きまして、収入の部の 2,674万円の減額は、大部分は3項営業外収益、2目運動費補助金の 2,414万円です。

 支出の部に移りますが、支出は2目営業管理費、1節給料と2節職員手当等で 1,560万 2,000円の減額です。公社職員10名、市職員8名はどのようになったのでしょうか。

 それから、24節負担金の説明は会費・出席負担金他とあります。前年度より 607万 6,000円も減額になっています。この説明をお願いいたします。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 まず最初に、営業管理費の中の人件費関連でございますが、1節給料の減額につきましては、公社関連職員の人件費を10名分計上いたしております。この公社職員の内訳としまして正規の職員、それからいわゆる嘱託職員と二通りあるわけでございますが、正規の職員が2名減になり、嘱託の方が2名増という職員構成の中で、給料については減額になっております。

 それから、職員手当等につきましては、平成12年度は退職者が3名ございました。したがいまして、それに係る退職手当が平成12年度では大きな要素を占めておりましたので、今回職員手当等の中におきましては減額となっております。

 それから、24節負担金の減額についてのお尋ねでございますが、平成12年度はスポーツ文化センターに従来テレビ共聴アンテナを設置いたしておりましたが、これが老朽化によりまして復旧できないということでございました。したがいまして、それに係る電波対策といたしましてアイ・シー・シーの引き込み工事を実施させていただきました。それに係る臨時的な経費が平成12年度はございましたので、新年度におきましては減額になるということでございます。よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 報告第9号、財団法人一宮地域文化広場管理公社の経営状況の報告についてです。

 予算書の収入の部では 792万 8,000円の増ですけれども、支出の部では1款受託事業費、1項事業費用、1目職員給与費、節で給料で 305万 4,000円の減ですが、諸手当は 1,220万 3,000円の支出増となっており、収入の増はこの諸手当で消えるわけです。新たな事業や今までの企画の充実でないということがこれでわかりますが、諸手当の説明では扶養手当、調整手当、期末勤勉手当、通勤手当、住居手当他となっております。 1,220万円余の増額となる手当は他の部分になるわけですが、今のスポーツ文化センターと同じ理由ですか。



◎教育委員会事務局長(長谷川美昭君) 

 諸手当の説明欄でございますが、表示が適切でなかったかと思います。その点では申しわけないと思います。

 この 1,200万円余の増の主な要因といたしましては、地域文化広場におきましては当該年度におきまして3名の退職者が見込まれております。したがいまして、その3名に係る退職手当がそこに含まれておりますので大きな増額になっております。

 したがいまして、説明欄はもう少しはっきり明示するなら、退職手当をやはり表記すべきだと理解いたしております。よろしくお願いたします。



◆20番(板倉正文君) 

 以上で終わります。(拍手)



○議長(中村欽哉君) 

 質疑も尽きたようでありますので、これをもって報告を終わります。

 日程第13より日程第52まで、すなわち議案第1号より議案第39号まで、及び承認第1号を一括議題といたします。

 ただいま議題といたしました各議案については、去る1日の本会議において既に提案理由の説明がなされておりますので、これより質疑に入ります。

 通告により、発言を許します。

 20番 板倉正文君。



◆20番(板倉正文君) (登壇、拍手)

 議案第1号、平成13年度愛知県一宮市一般会計予算、歳出4款衛生費、2項清掃費、2目塵芥処理費について質疑いたします。

 概要説明資料の87ページですけれども、新規事業の粗大ごみ処理手数料収納業務委託料(コンビニ・スーパー等約90カ所)、この部分であります。ここでスーパー等というふうに書いてありますが、ほかにどのような業種を指しておりますか。

 そして、今回の委託料 388万 1,000円はどういう計算から出されたのか教えてください。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 第1点目の粗大ごみ処理手数料納付券の取扱場所ということでございますが、これはスーパー、コンビニのほか、市役所、出張所はもちろんですが、そのほか尾張農協本支店です。八百屋さんとか酒屋さん、雑貨屋さんのような個々の商店ということではなく、それらの組合のようなものを通じて申し込みがあった場合、そういうことも考慮するということで、「等」ということで書かせていただいております。

 また、委託料の 388万 1,000円につきましては、コンビニ等での取り扱い委託料として1枚につき11%の金額を計上させていただいております。



◆20番(板倉正文君) 

 委託料というのは今までの委託料とちょっと違うのではないかなと思うのです。要するに、チケット1枚に対して11%の手数料をもらうけれども、その手数料が委託料ということですか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 納付券を販売していただくということを委託するということでございますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(板倉正文君) 

 ぜひ委員会で御検討いただきたいと思います。つまり、今までの委託の関係とちょっと違うのは、枚数が売れれば売れるだけ委託料はふえますね。ですから、例えば1社に幾らで委託しているわけではなくて、売れば売るほどふえていく形になっていく委託料だと思うのです。ですから、委託料という名称がいいか私はわからないのですけれども、そういうふうに受け取りました。

 ただ、先ほどの「等」というところで市役所、出張所、農協ということでありますが、地域商店街の名前が出てきていないのですけれども、地域商店街の方から、募集するかどうかは知りませんけれども、私のところも扱っていいよというふうに手が挙がれば、それは受け入れるということですか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 先ほどもちょっと申しましたが、地域商店街の個々の店が手を上げていただくということになると、大変私どもの事務も煩雑になるというようなことで、先ほど例として、例えば酒屋でしたら全市内の小売販売店の組合を通じてとか、薬屋でしたら薬屋の協同組合といいますか、そういうような組織を通じて、どなたか代表みたいな方が取り扱いをやっていただくという窓口みたいなものをつくって申し込んでいただいた場合、そういう取り扱いについて考えさせていただくということでございます。



◆20番(板倉正文君) 

 それから、1件当たり 800円ということでありますけれども、消費税というのは、例えばこれは買い物をするわけですから、個人が買うときにコンビニで 840円ということはないわけですよね。消費税がついてくることはないですね。

 消費税はつかないわけですけれども、手数料11%に消費税がつくのですか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 販売していただいた店については当然消費税はつきます。



◆20番(板倉正文君) 

 わかりました。

 住民にはつかないが、それを販売する方にはつくわけですね。ですから、11%ですから88円の5%で92円を市役所の方から払うということですね。

 それから、ペットボトル回収関係経費とトレー回収関係経費ですけれども、資源ごみの回収事業でペットボトル等の回収をやってきたんですけれども、去年の途中からですから予算的にはプラス・マイナスはあると思いますが、今のペットボトル回収事業の回収場所がふえるとか、そういうことはちょっとここではわからないのですけれども、そういうことはどうなっているでしょうか。



◎環境部長(伊神利昌君) 

 設置箇所、収集箇所については、ペットボトルにつきましてはスーパー等で現在28カ所、それから公共施設、保育園とか出張所で25カ所、トレー関係につきましては公共施設、出張所等で25カ所ということで、去年10月からの数字と変わっておりません。



◆20番(板倉正文君) 

 前進していただきたいと思いますけれども、わかりました。

 次に、議案第12号、平成12年度愛知県一宮市一般会計補正予算で、歳入14款財産収入、2項財産売払収入、1目不動産売払収入について、これは議案第35号、財産の処分についてと関連しますので、これを含んで質疑いたします。

 国営木曽三川公園三派川地区センター用地売払収入で4億 4,979万 8,000円が入ってくるということですが、今まではこの売払収入はツインアーチ138の賃借料で返していく部分に充てられてきたのですけれども、この間の説明ですと、そういう補てんではなくて、今回は全額市財政に歳入されるということです。

 ところで、歳出10款教育費、6項保健体育費、5目体育施設費の総合体育館等体育施設建設基金積立金に3億円、歳出12款諸支出金、4項大規模事業推進基金費、1目大規模事業推進基金費に3億円、合わせて6億円の基金の積み立てです。

 この1年間を考えても、きょうの一般質問での市長の答弁でも、すべての学校・保育園等々を平等に対応していくことは財政的に難しいということで、年々やっていかなくてはならない問題もあります。そうした残課題がある中で、どうしてもこの基金に積み立てをしなければならないのでしょうか。



◎総務部長(木村謙一君) 

 議案質疑でございますので、審議に入らないようにお答えしたいと思いますけれども、財源をどういうふうに使っていくかというのはいろいろな方法がありますけれども、今回はそういうふうに使わせていただきたいということで、提案させていただいたものでございます。



◆20番(板倉正文君) 

 非常に大きな金額です。意見を述べる場ではありませんが、6億円のうち1億円使えばいろいろなことができて、基金はそれぞれ2億 5,000万円ずつでもいいのではないかと思います。

 私は基金に反対するつもりはありませんけれども、市民の皆さんの要望の残課題がたくさん残っていて、いつもお金がない、お金がないということでやれないということをよく聞きますので、そう思いました。

 最後に、7款商工費、1項商工費、1目商工総務費についてお尋ねします。

 19節負担金、補助及び交付金で減額 203万 3,000円とあります。この説明欄では、バス路線経過的維持対策等特別補助金ということになってます。具体的に今年度バス路線は廃止されておりますけれども、どこの路線の補助事業がここに載っているのか、教えていただけますか。



◎経済部長(篠田惇君) 

 今回減額補正をお願いしました路線は萩原線と古知野(C)線の2線でございますので、よろしくお願い申し上げます。



◆20番(板倉正文君) 

 これは平成11年度の部分がかかわってきているわけですね。

 以上で終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(中村欽哉君) 

 質疑も尽きたようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております各議案は、お手元に配付してあります議案付託表のとおりそれぞれ所管の委員会に付託いたします。

 日程第53、請願書第14号より請願書第16号までを議題といたします。

 お手元に配付してあります文書表のとおり、請願書が提出されましたので御報告いたします。

 各請願書はそれぞれ所管の委員会に付託いたします。

 日程第54、陳情書第21号を議題といたします。

 お手元に配付してあります文書表のとおり、陳情書が提出されましたので御報告いたします。

 本陳情書は所管の委員会に付託いたします。

 委員会審査のため、明日より26日までは休会とし、27日午前10時より会議を開きます。

 本日はこれをもって散会いたします。

                             午後5時51分 散会

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             平成13年3月定例会議案付託表

◯総務文教委員会

議案第1号 平成13年度愛知県一宮市一般会計予算

 第1表 歳入歳出予算

  第1款  議会費

  第2款  総務費(うち、第3項戸籍住民登録費、第5項統計調査費中第2目人口動態統計調査費、第3目人口動向統計調査費を除く)

  第9款  消防費

  第10款 教育費

  第11款 公債費

  第12款 諸支出金

  第13款 予備費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

 第2表 継続費

 第3表 債務負担行為(関係分)

 第4表 地方債(関係分)

議案第12号 平成12年度愛知県一宮市一般会計補正予算

 第1表 歳入歳出予算補正

  第2款  総務費(うち、第3項戸籍住民登録費を除く)

  第10款 教育費

  第12款 諸支出金

………………………………………………関係歳入……………………………………………

 第4表 地方債補正(関係分)

議案第19号 一宮市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

議案第20号 一宮市職員の再任用に関する条例の制定について

議案第21号 特別職員の給料及び調整手当の月額並びに期末手当の額の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第22号 一宮市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第32号 私立高等学校の授業料負担者への助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第35号 財産の処分について

◯厚生委員会

議案第1号 平成13年度愛知県一宮市一般会計予算

 第1表 歳入歳出予算

  第3款 民生費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

議案第3号  平成13年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計予算

議案第4号  平成13年度愛知県一宮市老人保健医療事業特別会計予算

議案第5号  平成13年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計予算

議案第9号  平成13年度愛知県一宮市立病院事業会計予算

議案第12号 平成12年度愛知県一宮市一般会計補正予算

 第1表 歳入歳出予算補正

  第3款 民生費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

議案第13号 平成12年度愛知県一宮市国民健康保険事業特別会計補正予算

議案第14号 平成12年度愛知県一宮市老人保健医療事業特別会計補正予算

議案第15号 平成12年度愛知県一宮市介護保険事業特別会計補正予算

議案第24号 一宮市知的障害者更生施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第25号 一宮市保育所条例の一部を改正する条例の制定について

議案第26号 一宮市乳幼児医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の制定について

議案第27号 一宮市としよりの家等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第28号 一宮市萩の里特別養護老人ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第29号 一宮市心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

承認第1号  専決処分の承認について

◯経済衛生委員会

議案第1号 平成13年度愛知県一宮市一般会計予算

 第1表 歳入歳出予算

  第2款 総務費

   第3項 戸籍住民登録費

   第5項 統計調査費

    第2目 人口動態統計調査費

    第3目 人口動向統計調査費

  第4款 衛生費

  第5款 労働費

  第6款 農林水産業費

  第7款 商工費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

 第3表 債務負担行為(関係分)

議案第2号  平成13年度愛知県一宮市競輪事業特別会計予算

議案第12号 平成12年度愛知県一宮市一般会計補正予算

 第1表 歳入歳出予算補正

  第2款 総務費

   第3項 戸籍住民登録費

  第4款 衛生費

  第6款 農林水産業費

  第7款 商工費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

議案第23号 一宮市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(関係分)

議案第30号 一宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第31号 一宮市公衆便所条例の一部を改正する条例の制定について

議案第36号 し尿の投入に関する事務受託について

議案第37号 可燃ごみの処分等に関する事務受託について

◯建設委員会

議案第1号 平成13年度愛知県一宮市一般会計予算

 第1表 歳入歳出予算

  第8款 土木費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

 第3表 債務負担行為(関係分)

 第4表 地方債(関係分)

議案第6号  平成13年度愛知県一宮市印田第1土地区画整理事業特別会計予算

議案第7号  平成13年度愛知県一宮市簡易水道事業特別会計予算

議案第8号  平成13年度愛知県一宮市公共駐車場事業特別会計予算

議案第10号 平成13年度愛知県一宮市水道事業会計予算

議案第11号 平成13年度愛知県一宮市下水道事業会計予算

議案第12号 平成12年度愛知県一宮市一般会計補正予算

 第1表 歳入歳出予算補正

  第8款 土木費

………………………………………………関係歳入……………………………………………

 第2表 繰越明許費

 第3表 債務負担行為補正

 第4表 地方債補正(関係分)

議案第16号 平成12年度愛知県一宮市印田第1土地区画整理事業特別会計補正予算

議案第17号 平成12年度愛知県一宮市水道事業会計補正予算

議案第18号 平成12年度愛知県一宮市下水道事業会計補正予算

議案第23号 一宮市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(関係分)

議案第33号 一宮市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について

議案第34号 一宮市下水道条例の一部を改正する条例の制定について

議案第38号 住居表示に伴う町の区域の設定及び変更について

議案第39号 市道路線の認定について

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                請願文書表

1 受理番号    第14号

  (件名)公共交通の充実で、市民の足の確保を求める件

2 受理年月日   平成13年3月6日

3 提出者住所氏名 一宮市大和町戸塚字町長42−59

            山口敏子 外449名

4 紹介議員    尾関宗夫,板倉正文

5 要旨      1 市民の足を確保するために、市としての対応を行われたい。

          2 バス路線が廃止されても、市民が困らないように対応されたい。

          3 市内循環バスの路線を早期にふやされたい。

6 付託委員会   3 総務文教委員会

          1 2  経済衛生委員会

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                請願文書表

1 受理番号    第15号

  (件名)全国一律最低賃金制度の確立等を国に要請する意見書提出に関する件

2 受理年月日   平成13年3月6日

3 提出者住所氏名 一宮市大江2丁目7−24

           一宮地区労働組合総連合

            議長 小杉恒男

4 紹介議員    尾関宗夫

5 要旨       次の事項について、国に対して意見書を提出されたい。

           現行の「最低賃金法」を全面改正し、全国一律の新しい最低賃金制を確立すること。この法制化に当たっては、金額は生計費を基礎に労使の団体交渉を中心に決めるとともに、監督と罰則を厳しくし、これが年金支給額や生活保護基準、下請単価、米価の労賃などナショナル・ミニマム(すべての生活保障の最低基準)の基軸となることなどを原則とすること。

           愛知県の地域包括最低賃金の格付を現行の「Bランク」から「Aランク」に引き上げること。

           また、地域包括最低賃金は、法律どおり月額表示をすることとし、月額17万円に引き上げること。日額 8,000円、時間額 1,000円とすること。

           最低賃金は、本来最低生計費であり、非課税とすること。また、課税最低限度額は、 180万円以上に引き上げること。

6 付託委員会   経済衛生委員会

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                請願文書表

1 受理番号    第16号

  (件名)不払い・サービス残業根絶を国に要請する意見書提出に関する件

2 受理年月日   平成13年3月6日

3 提出者住所氏名 一宮市大江2丁目7−24

           一宮地区労働組合総連合

            議長 小杉恒男

4 紹介議員    尾関宗夫

5 要旨       次の事項について、国に対して意見書を提出されたい。

           リストラで職を追われる中高年の激増、高校・大学卒業者のかつてない就職難など、戦後最悪の雇用・失業問題の解決のためにも労働時間の短縮に努め、政府公約の「年間労働時間 1,800時間」を早急に実現すること。

           とりわけ「法律違反の不払い(サービス)残業」については、事務所に「労働時間管理台帳」の設置を義務づけるなど具体的な手だてを講じ、その根絶を図ること。

6 付託委員会   経済衛生委員会

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                陳情文書表

1 受理番号    第21号

  (件名)市長、助役、総務部長の減俸を求める件

2 受理年月日   平成13年3月6日

3 提出者住所氏名 一宮市宮地1丁目7−22

           岩花豊彦

4 要旨       私は、平成12年9月11日、当日午後5時20分に会社を退社し、丹羽郡大口町より自宅の一宮市宮地地内に車で向かっていたが、一宮市泉付近で道路が冠水したため、車の通行が不可能になった。そのために泉3丁目で車を現地に置き、歩いて脱出しようと思ったが、腰まで水位があり、危険な状態で脱出しました。

           この状態を行政側に話をし、当日、行政側はどのようにして市民の安全・生命・財産を守ってくれたかを再三再四説明を求めたが、責任ある発言がなかった。そのため再度の説明を求めたところ、市民の安全・生命・財産を守ることをしなかったと発言を受けました。

           私は12月議会議事録及び行政側の発言には、市民を守る意志、責任感がなかったと思います。当日の集中豪雨について行政側の初動体制のミス、怠慢により、市民の安全、生命、財産を守ることができなかったわけですから、大変重大な責任を感じる必要がある。

           私は、助役・総務部長・市長公室長と再々話し合いをしたが、 100年に一度の大雨などと責任回避の言動しか聞こえてこない。特に総務部長は市民の安全、生命、財産を守らなかったと発言されている。市長は、自分の体と自宅のことしか頭になく、市民の安全、生命、財産を守らなかったと判断しなければならない。

           以上のことから、市長、助役、総務部長は平成13年度の歳費を20%減俸すべきと考え、陳情します。

           助役本人からは、減俸のことは発言できないため、議会の判断を受けたいと発言されました。議会が議決をしたときは、それに従いますと発言されました。議会での議論をよろしくお願いします。

           なお、以上のことを陳情したく、ぜひ委員会に出席させていただきたいと思います。

5 付託委員会   総務文教委員会