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愛知県 岡崎市

平成19年 12月 公共交通対策特別委員会 12月14日−01号




平成19年 12月 公共交通対策特別委員会 − 12月14日−01号







平成19年 12月 公共交通対策特別委員会



               平成19年

          岡崎市議会公共交通対策特別委員会記録

                       平成19年12月14日(金曜日)

本日の出席委員(12名)

 委員長     園山康男

 副委員長    井手瀬絹子

 委員      中根義金

  同      鈴木雅子

  同      田口正夫

  同      竹下寅生

  同      太田俊昭

  同      鈴木 豊

  同      杉浦立美

  同      岡崎冨雄

  同      加納吉久

  同      澤  豊

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 議長      山本雅宏

 副議長     稲垣良美

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欠席委員(なし)

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傍聴議員(4名)

         加藤繁行

         大原昌幸

         山崎泰信

         蜂須賀喜久好

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説明のため出席した者

 副市長     石川 優

 副市長     加藤邦彦

 企画政策部長  太田恒治

 企画政策部

 次長兼     齋藤理彦

 政策推進課長

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職務のため出席した者

 議会事務局長  小田一三

 議会事務局

 次長兼     市川博幸

 議事課長

 総務課長    鈴木清治

 議事課

 議事調査班   小田成孝

 班長

 議事調査班

         近藤秀行

 主任主査

 議事調査班

         天野正徳

 主任主査

 議事調査班

         鈴木久美子

 主査

 議事調査班

         大竹正倫

 主査

               午前10時開会



○委員長(園山康男) 出席委員が定足数に達しておりますので、ただいまから公共交通対策特別委員会を開会いたします。

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○委員長(園山康男) 本日の議題は、12月10日の本会議において本委員会に付託されました請願1件の審査であります。

 請願第5号「公共交通の充実を求めることについて」を議題といたします。

 なお、本件につきましては、12月11日に47人の追加署名簿が提出され、計1,176名が署名者となっておりまので、御報告いたします。

 本件について理事者の説明を求めます。

 齋藤企画政策部次長。



◎企画政策部次長(齋藤理彦) それでは、請願第5号「公共交通の充実を求めることについて」説明をさせていただきます。

 本市では、これまでも廃止路線への対応といたしまして、バス事業者の運行する採算が合わない路線に対しまして、利用率であるとか特殊性を考慮いたしまして、その欠損額を補助することで交通弱者と言われる市民の方々の日常生活に必要な足としてバス路線の維持確保を図っていくため、バス路線対策事業を進めてきたところでございます。

 今回、名鉄バス株式会社から廃止したいと申し出のありました路線は、平均乗車密度が5未満の14路線で、このうち東岡崎とフタバ産業を結びます岡崎線以外の13路線は、既に市あるいは国・県の補助対象路線で、平成18年度実績で市の補助金が11路線、5,688万6,000円、国県補助金が2路線で1,320万4,000円となっております。

 このように補助制度によって生活交通の確保を図ってきておりますが、バス利用者は年々減り続けておりまして、本市のバス利用者数を平成15年と平成19年を比較した場合、約9%の減少でございまして、7月に実施いたしましたアンケート調査の結果によれば、市全体で6割近くの方が1年以上バスを利用したことがないという極めて危険な状況でございます。また、路線バスの維持に税金の投入を続けていくべきと思う人の割合は57%、これに対しまして約20%の人が税金の投入をやめるべきだと答えております。

 名鉄バスからの廃止申し出を受けまして、バス利用に関するアンケートの調査結果や路線バスの現状を広く周知いたしますとともに、地域ごとの路線バスに関する意見を把握するため、9月から「路線バスの維持に関する懇談会」を13会場で実施いたしております。参加された皆さんから寄せられた御意見につきましては、広く周知するため、ホームページに掲載するとともに、交通政策会議や総務企画委員会などで既に御報告させていただいております。

 具体的な廃止申し出の対応方策につきましては、積極的に名鉄バスに呼びかけを行いまして、まず基本的な方向を協議するとともに、安城市、豊田市など関係いたします周辺都市とも情報交換など連携しながら検討を進めてまいりました。

 こうした中、11月26日に開催いたしました第7回岡崎市交通政策会議におきまして、「沿線住民や利用者のバス確保への意向や路線バスが廃止された場合の市民生活への影響を踏まえ、当面はさらなる補助金により現行路線の維持確保を図っていくこととすること。及び当面は既存路線を維持する一方で、全市的なバス等公共交通ネットワークの再構築について検討を進め、今後二、三年をめどに地域と市、交通事業者が協働して地域の特性や利用者のニーズに合った持続可能なサービスに見直していくことを対応の基本方針にすること」を議題として提案させいただき、全会一致で承認をいただきました。これを受けまして、今12月定例会冒頭で市長から提案説明で、その旨をお知らせするとともに、今後細部につきまして名鉄バスと協議を進めてまいります。また、廃止申し出に対する検討の進め方やバスネットワーク整備の進め方、バスの利用促進に向けた施策の方向についても、あわせて交通政策会議におきまして、市の基本的な考え方をたたき台としてお示しをさせていただいており、引き続きその内容について検討を進め、きちっとした対応をとっていく考えでございます。

 以上でございます。



○委員長(園山康男) 説明は終わりました。

 ただいまの説明に対し御質疑はありませんか。

 鈴木雅子委員。



◆委員(鈴木雅子) 請願署名数ですけれども、岡崎市は、議会のほうでそうなんですが、県下ではほとんど行われていないような押印というのが条件にされています。今回寄せられた押印をされた署名数というのは1,176だったと思うんですが、全合計数としてはどれだけだったのか、事務局から御答弁をお願いします。



○委員長(園山康男) 事務局長。



◎事務局長(小田一三) 今、先ほどの1,176名のほかに、11月29日に無効となったものが95名、それから12月11日に無効となったものが7名。ですから、無効となったものの合計は102名でございます。そして、1,176名と無効のものを合わせますと、1,278名ということでございます。

 以上でございます。



○委員長(園山康男) 御質疑は終わりました。

 本件について賛否の御意見の陳述を願います。

 まず初めに、紹介議員であります鈴木雅子委員。



◆委員(鈴木雅子) ただいま議題となっております請願第5号「公共交通の充実を求める請願書」に対し、請願採択の立場から、紹介議員として皆様に御採択のお願いを申し上げます。

 請願趣旨に書かれておりますとおり、来年4月から名鉄バスは市内14路線の廃止申し出を昨年2月に行いました。そして今御説明がありましたように、10月に行われました総務企画委員会と、また先日の市長の提案説明の御答弁の中でも、当面二、三年の間、継続をし、その間に廃止か継続か変更かということを検討していくという御説明もいただきました。

 私ども日本共産党市議団は、昨年12月議会においても、東部、矢作、六ツ美地域における具体的な路線案を示しながら、巡回バスの実施について提案をさせていただきました。御存じのように、西三河8市の中で、巡回バス、コミュニティーバスの開始が一番おくれたのは、この岡崎です。安城市、知立市、碧南市などでは、人口を超える1年間の乗車人数があります。それは、市域のほとんどが平地であるとか、市域が狭いなどという条件もありますが、市民の声を聞きながら改善を重ね、バス停の位置や路線など、変更を重ねてつくり上げてきたからです。何よりも、巡回バスを充実させたいという市の姿勢と情熱があったことが大きいと思います。

 岡崎市は市域も広く、山坂ありで、単純な巡回バスを走らせればよいとは思いません。請願項目2にもありますように、周辺地域はデマンド式や巡回式の福祉タクシーを利用すればできると思います。また、職員二、三名のみでかかわるには、余りにも大きなプロジェクトとも思います。

 しかし、この施策は現在自動車に乗ってみえる方たちも便利だからといって、バスに乗りかえられるようなことになれば、地球環境への負荷軽減にも大きく貢献できるわけです。一大プロジェクトとして、職員を増員して取り上げていただきたいと思います。このことは、昨日の総務企画委員会の中でも「交通対策課を立ち上げてほしい」という意見もありました。私もそう思います。

 また、まちなかバスも空バスでむだだという声も聞こえてこないわけではありませんが、今回げんき館への接続も含めて、今後どういう施策を展開されるのか、市民に見えてこないからこそ、こうした批判が生まれてくると考え、私は、今回の巡回バス、むだではなく、どう広げていくか、その一番の足がかりに足をかけていただいたところだと思っています。

 なお、私どもは日本共産党岡崎市委員会としてバスアンケートを独自に行いました。その中には、高齢者と思われますが、「バスがなくなるのは死活問題。もしバスがなくなったら、だれも知らないところでこっそりと死にたい」とか、切実な声が何本も寄せられています。御参考までに、私たちが行ったアンケートの結果について、お知らせをしたいと思います。

 アンケートは主に廃止対象となっている地域で行いました。まず「希望する料金は」という問いに、「100円」というのが36%、「200円」というのが40%、「バスを利用して行きたいところは」という問いに、「買い物」が27%、「病院」が24%、「最寄り駅」が18%、「バスを利用しない理由は」という質問に対し、「本数が少ない」が23%、「自動車に乗れるから」が18%、「路線がない」が12%、「荷物が運べない」が10%でした。私どもがこのアンケートを実施しようと思いましたのは、市が行ったアンケートで私は本当にこういう声を集約していただきたかったです。しかし、残念ながら、市のアンケートの中には、例えば、「自分たちの地域で走らせるときに、自分が参加できますか」ということや、「税金投入が是か非か」などというように、のど元にナイフを突きつけるようなアンケートになっていたところが、本当に残念でした。今後は、こうした利用促進の立場に立ったアンケートを実施していただきたいと思います。

 当面、現状存続と言われていますが、次の方策をどうしていくのか、今すぐに決断をし、市民にお約束する時期に入ってきたのではないでしょうか。名鉄バスを一律に切り捨ててもよいということではありません。基幹バスと巡回バスや福祉タクシーをうまく組み合わせて、市内の公共施設、最寄り駅などにだれもが行けるような巡回バスの実現を早急に求めます。

 請願3項目には、その意図が含まれていると思います。ぜひ委員の皆様方の御採択をお願い申し上げます。



○委員長(園山康男) 田口委員。



◆委員(田口正夫) ただいま議題となっております請願第5号「公共交通の充実を求めることについて」、自民清風会を代表いたしまして意見を申し上げます。

 廃止申し出のバス路線への対策については、市長みずからが「沿線住民の方や利用される方の意向、廃止される場合の皆さんの生活への影響を考慮し、当面、市が赤字を補てんすることで来年3月末以降も14路線を存続させる」という方針を提案説明の中で正式に表明されました。これは、廃止申し出を心配されていた多くの皆様にとって、大変ありがたく、心強い決定であると思っております。

 しかし、市長は、現行路線を維持していく一方で、2年から3年を目途に、市民の皆さんと行政、交通事業者が協働しながら、地域の公共交通を検討し、持続可能な交通サービスに見直していきたいとも述べておられます。

 高齢化社会における公共交通の確保は、非常に大きな課題であることから、本市では既に昨年7月に交通政策会議を立ち上げ、将来を見据えた公共交通の検討を進めておられます。

 こうしたことから、既にきちんとした基本方針を持って対応を進めておられると認識しております。引き続き本市の公共交通について行政、交通事業者、市民が協働しながら、鋭意検討を進めていただきたいと思います。要望活動で路線バスが維持できる時代は終わり、みんなでバスに乗るという行動を基本として、市民参加の中でバスをつくり、育て、守る時代になっております。

 以上の理由により、自民清風会としては、この請願については既にきちんとした方針を持って対応を進められており、採択の必要はないと考えます。

 以上です。



○委員長(園山康男) 太田委員。



◆委員(太田俊昭) ただいま議題となっております請願第5号「公共交通の充実を求めることについて」、ゆうあい21の意見を申し上げます。

 既に廃止申し出バス路線の対策については、先ほども田口委員のほうから話がありましたけれども、12月定例会で市長が来年3月以降にも14路線を存続させるという方針を正式に表明をされており、請願の趣旨は既に達成されていると思います。そしてまた議会でも、公共交通対策特別委員会を設置して行政と一緒になって真剣に将来の公共交通について検討をしていこうと考えているところでもございます。

 また、高齢社会へ向けて、公共交通システムをどうしていくのかという点については、非常に重要な課題であり、要望という旧来型の市民参加でなくて、市民協働という計画段階から市民の参画がなければ、地域交通の持続可能にもならないというふうに考えます。例えば、北斗台団地においては、北斗台団地地域交通協議会を設立して、地域住民がこれからのバス路線に対してどういうふうにしようかということで、いろいろと協議をしています。そういう中では、地域が一体となって、必ず乗るという方向でバスを通したと。しかしながら、バスに乗れなかった場合については、1年で廃止になるということも実際には行っていると。今後においては、そういう地域協議会を立ち上げて、やっぱり空気を運ぶバスは走らないと、そういうことに市民が積極的になっていただいて、乗るという方向づけをきちっとした中で、バス路線を進めていくべきだということを踏まえて、この請願については反対です。

 以上です。



○委員長(園山康男) 井手瀬委員。



◆委員(井手瀬絹子) 請願第5号「公共交通の充実を求めることについて」、公明党の意見を申し上げます。

 本請願書では、市当局の対応がなければ、2008年4月から、これらのバス路線が完全に廃止となります。また、本当に必要としている周辺地域への計画は現在白紙状態とありますが、市当局としては、廃止申し出を受けて、バス利用に関するアンケート調査を行うとともに、9月下旬から市内13カ所の会場で路線バスの維持に関する懇談会を開催し、参加者から直接意見を聞き、内容を公表されています。

 具体的な廃止申し出への対応方策については、11月に開催されました交通政策会議において、当面は市が赤字を補てんして現行路線の維持確保を図っていくことと、今後二、三年を目途に地区別交通検討会を実施し、地域と市、交通事業者が協働して、地域の特性や交通弱者、また本当に必要としている利用者のニーズに合った持続可能な交通サービスに見直していくことを対応の基本方針として承認しています。廃止申し出がある地域で、特にバス交通の維持確保へのニーズが高い地域をモデル地区とし、市民協働、市民主導による地域ごとの実施に向けた検討が進められているとお聞きしています。

 本市においても、住民参加としての試みをされている北斗台団地では、住民提案協働型バス路線を先導的に運行されています。請願の趣旨は、理解できるところもありますが、今後地区別検討会において、より地域のニーズに合った交通対策ができるよう見守りたいと思います。今ここであえて賛成させていただくことは控えさせていただきます。

 以上です。



○委員長(園山康男) 御意見の陳述は終わりました。

 これより採決いたします。

 請願第5号は、採択することに賛成の委員の挙手を求めます。

     (賛成者挙手)



○委員長(園山康男) 挙手少数。

 よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で本委員会に付託されました請願の審査は終了いたしました。

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○委員長(園山康男) 次に、1月の委員会の日程について申し上げます。

 1月31日(木曜日)午前10時より、バス路線対策の現状についてを議題とし開催いたしますので、よろしくお願いをいたします。



○委員長(園山康男) お諮りいたします。

 委員会条例第38条による条項、字句、数字、その他の整理及び第39条による委員会報告書の作成は、委員長に委任されたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○委員長(園山康男) 御異議なしと認めます。

 よって、条項、字句、数字、その他の整理及び委員会報告書の作成は委員長に委任されました。

 本日審査すべき事件は終了しました。

 委員並びに副市長初め関係職員の御協力、ありがとうございました。

 これにて公共交通対策特別委員会を閉会いたします。

             午前10時18分閉会