議事ロックス -地方議会議事録検索-


愛知県 岡崎市

昭和56年  9月 定例会 09月09日−15号




昭和56年  9月 定例会 − 09月09日−15号







昭和56年  9月 定例会



             午前10時開会



○議長(加藤清市君) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより昭和56年9月岡崎市議会定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

 本日、議案説明のため出席を求めた理事者は、市長初め関係職員であります。

 なお、本日の議事日程はお手元に配付の印刷物により御承知願います。

 この際、諸般の報告をいたします。

 議案及び報告事項の受理、請願陳情の受理、閉会中に開催された各委員会の結果報告、並びに出納検査の結果報告等の受理状況は、お手元に配付した印刷物のとおりであります。

 以上、報告いたします。



○議長(加藤清市君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、20番村松武君、22番三島栄太郎君の御両名を指名いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(加藤清市君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から25日までの17日間にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(加藤清市君) 御異議なしと認めます。

 よって、今期定例会の会期は、本日から25日までの17日間に決しました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(加藤清市君) 日程第3、議会運営調査特別委員長報告及び議員提出第11号岡崎市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。

 委員長報告及び提案理由の説明を求めます。

 39番成田秋一郎君。

     (39番 成田秋一郎君 登壇)



◆39番(成田秋一郎君) ただいま議長より上程をいただきました議会運営調査特別委員会の委員長報告並びに特別委員会での審議決定に伴い、整備を必要とする岡崎市議会会議規則の一部改正については、お手元に配付の文書のとおりでありますが、これより私からそれについての提案説明をいたしたいと存じます。

 昭和55年12月25日の定例本会議において、議会運営の調査研究を付議事件とし、市政のより正常化を図るため、全会一致をもって設置された議会運営調査特別委員会は、今日まで先進都市である豊橋、西宮、豊中、千葉、船橋の各市議会の状況視察調査を初め、文書照会による人口20万人以上100万人未満の全国都市を対象とした実態調査を実施する中で、昭和56年2月9日の委員会で

 1、予算、決算特別委員会について

 2、委員会のあり方について

 3、質問について

 4、請願、陳情について

 5、意見書、決議について

 6、資料提出について

の、以上6項目を調査研究議題と決定し、以来14回にわたる委員会を開催し、慎重審議を重ねてまいりました。

 この間、昭和56年3月5日の3月定例本会議において、委員長の中間報告をいたし、議会運営について、すでに一定の改革を御了承をいただき、漸次実施いたしているところでありまして、この際、議員並びに理事者各位の御協力に深く敬意をあらわすとともに、各委員会における状況は委員会記録にありますので、個々具体的な報告は割愛をいたしますが、お手元に委員会の最終決定事項を配付いたした次第でございます。

 この委員会決定は、今後の議会運営に改善実施すべきものと委員会は決定をいたしました。

 以下、各項目について説明をいたします。

 1、ご案内のとおり予算特別委員会は、本年3月議会で一般会計の審査について行い、評価を得ておりますが、今後は、特別会計、企業会計、及び当該予算に関する条例案等も含めて、一括予算特別委員会で審査することといたしました。

 決算特別委員会についても、昨年は、異例の会期中の委員会運営をいたしましたが、委員の構成と、新しい運営も諮られております。

 今議会にも決算の認定が上程されますが、審査は、閉会中の継続事件とし、12月定例会で委員会の結果を再上程し、認定の可否を諮ることとしました。

 2、次に、委員会のあり方については、公開の問題、日程外質問、委員会記録、公聴会等々論議を進めた結果、すでに実施をしておりますが、閉会中において毎月1回委員会を開催する等常任委員会活動の一層の充実を図ることといたしました。

 3、質問については、代表質問制を含め、質問時間の配分等3月及び6月議会において実施してまいりました。

 委員会としては、これらの反省の上に立って、今後はさらに議員平等と公平性を堅持し、かつ議会運営の円滑化の見地から、一般質問は1人30分とすることにいたしました。

 なお、関連質問は、さきの中間報告で廃止をいたしましたが、議員各位からの要請により再検討し、認めることに決定をしております。

 4、請願は、特に紹介議員の委員会における趣旨説明を義務づけし、あわせて委員会の採択分につきまして、必要と認めるものは、法第125条の規定を付記し、処理報告の請求を行うこととし、議会の責任を明らかにする方法に改め、また、陳情は、その内容が主に市民生活に直結した行政上の諸問題によるところが多く、早期に願望されるものであるとの趣旨から、今後は、本会議におきまして委員会に付託することなく、議長において所管の委員会に送付し、毎月開催する委員会でも処理できるよう改めました。

 5、意見書、決議についてでありますが、議会の機関意思決定は、市民の声を代弁するものであります。したがいまして、今後は、原則として全会一致制により提出すべきものと結論を得ました。

 6、資料提出についてであります。

 議員活動の中で複雑多岐にわたる今日の行政実情のもと、議員として必要な資料を得ることは、きわめて重要であります。このため、今後の取扱方法について一定のルールを定め、議会審議に十分活用をする方途をはかりました。

 このほか、各派代表者会議の規約の設定を持つべきといたしました。

 以上、議会運営調査特別委員会における決定事項につきまして、審議経過の概要を含め申し上げた次第であります。

 また、あわせて上程されております議会会議規則の一部改正は、議員の質問回数と陳情の処理方法を改めるものであり、その内容に当たっては、委員長報告と表裏一体のものであります。

 各位の御賛同をお願いして、議会運営調査特別委員会の決定事項に関する委員長報告並びに議会会議規則の一部改正についての提案説明といたしたいと思います。

     (39番 成田秋一郎君 降壇)



○議長(加藤清市君) 委員長報告及び提案理由の説明は終わりました。

 ただいまの委員長報告及び提案理由の説明について、御質疑ありませんか。

     (「なし」の声あり)



○議長(加藤清市君) 御質疑なしと認めます。

 議員提出第11号、岡崎市議会会議規則の一部改正については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(加藤清市君) 御異議なしと認めます。

 よって、委員会付託を省略することに決しました。

 討論の通告がありますので、逐次発言を許します。

 13番尾藤輝夫君。

     (13番 尾藤輝夫君 登壇)



◆13番(尾藤輝夫君) 私は、日本共産党岡崎市議団と出直し議会に期待する市民の立場から、委員長報告と提案に対し、見解を明確にするとともに、主として反対の点について意見を申し上げ、討論に参加いたします。

 市民が出直し議会に寄せた期待は、なれ合いをなくし、徹底した審議を行い、チェック機関としての機能を十分果たすことでありました。

 わが党市議団は、以上の条件を保障する立場から、昨年11月5日、議会運営の民主的な改革案を発表し、その実現のために努めてきました。6月議会でも一部見解を述べてきたところであります。

 そして、市民の期待に逆行する一般質問の持ち時間制、つまり時間制限の採用などがありましたが、矛盾に満ちたものであることが明らかになりつつあるというのが、きょうの報告の中にもあらわれております。

 さて、決算特別委員会についてであります。決算特別委員会につきましては、予算審議を行ったメンバーで決算の審議をすべきと考えます。

 御承知のように、昨年の内田事件では、議員の4つの権利の1つであります執行機関に対する違反監督権、チェック機関としての機能が果たされていなかったと、市民各位の厳しい批判のあったところであります。

 決算には十分な体制で、十分な時間をかけ、徹底した審議を行うことこそが出直し議会の任務であることを、また議会の本務であることを強調しておきます。

 委員会の公開については、3月、6月と実質的には公開となりましたが、特別委員会では、「従来の委員長の許可事項を委員長は委員会に諮って許可する」と、委員長権限に新たな制限を加える内容となっていますが、先進市のように、委員会は原則として傍聴を許可するとすべきであります。

 委員会における日程外質問は、閉会中に開催する委員会に限られましたが、必要あるときは、定例会においても許可すべきであります。

 毎月1回委員会については、運営上非常に問題があります。地方自治法は、閉会中に開くことのできる常任委員会は、議会の議決を受けて付託された特定の案件だけしか審査できないと規制しており、抽象的でなく、具体的でなければならないとしております。常任委員会の組織と、当局の行政組織とそっくり対応しているため、執行権との関係では介入のおそれがあると指摘されておるところであります。実際の運営では、委員協議会、もしくは学習会的運営になりがちで、その上、癒着の危惧も指摘されておるところであります。

 市民からは、一見閉会中の活動をしている、結構なことだと思われがちでありますが、大変問題だと指摘されているのは御承知のとおりであります。

 本来は、定例会議の会期を長くして、会期中の委員会をみっちりやるべきであります。

 公聴会については、委員会の決定によると改めて確認するまでもない結論となりましたが、実際に行おうとすれば、少なくとも開会前の議運で日程の調整をしておかなければ、会期延長、もしくは継続番議などとなり、公聴会が持てるかどうか、困難な状態になります。公聴会実現については、まさに各党、各会派の姿勢にかかっていることを指摘しておきます。

 一般質問の時間制限は、当初、会派持ち時間制と、不公平きわまりないものでありましたが、論議の末、わが党の主張したごとく、議員平等の原則は無視できず、一応1議員30分となりましたが、言論の府として議会が最も尊重しなければならない言論に制限を加えたことは、出直し議会としては最悪の結論と言わざるを得ません。

 ちなみに今会議の一般質問通告者は14人。予定した3日間を、時間制限で2日間に短縮し、切り上げております。44人の議員の大多数が希望したため、時間調整をしなければならないような状態ではないことをあえて強調するものであります。

 陳情については、従来、請願と同様の位置にあったものを、審査処理の迅速化を図るとの理由で、本会議での委員会付託を省略し、軽く扱うことには反対であります。

 陳情についての一般的定義は、次のようであります。

 陳情も国または地方自治体に実情を訴え、適切な措置を要望することで、実質的には請願と同じです。陳情の場合は、請願ほど法律上の規定がありませんが、地方自治法で陳情の審査、公聴会を開き、などと規定しています。請願との違いは、紹介議員を必要としないこと。提出先が議会だけに限られておらず、執行機関でもよいことです。ところが、この違いから、一部には請願より軽く見る傾向があり、議会での取り扱いも別扱いにしているところもあります。

 しかし、県標準会議規則では、議長は、陳情またはこれに類するものは請願書の例により処理するものと定めており、陳情も請願に類するものとしています。つまり、岡崎市議会のいままでの扱いは正しく、今回の措置は誤りとも言えるものではないでしょうか。迅速云々については、議会が待てなければ、執行機関に出せばよいのであります。執行機関がサボっていれば、議会にも出せるとしておるわけであります。

 また、別の本でありますが、紹介議員がつかない場合や、紹介議員なしで審議してもらいたい場合なども、住民の権利が尊重されるとされております。

 とにかく議会に提出されたものは、議会として正規の取り扱いをすべきであります。

 今回の措置では、所属委員以外は審議に参加しにくく、迅速は一見よさそうに見えるが、実は、住民の権利を粗末に扱うことになります。

 意見書、決議等については、従来どおりを主張しておきます。

 また、各派代表者会議は、法的根拠のない非公式の会合であり、特定の規約など設定すべきではありません。

 最後に、この種の議会運営の問題は、その都度本会議で決着をつけるべきものでありますが、議運では、全会一致制でもって確認し合うべき内容のものでありますが、多数決でこのように定めていく、強行していくということは、非常に非民主的であると、こういう考え方を述べて、私の討論といたします。

     (13番 尾藤輝夫君 降壇)



○議長(加藤清市君) 44番渡辺五郎君。

     (44番 渡辺五郎君 登壇)



◆44番(渡辺五郎君) 私は、ただいまの議会運営調査特別委員長の御報告に対し、賛成の立場から討論を行います。

 去る6月議会でも討論をいたしたわけでありますので、簡単に行いたいと思うわけであります。

 今回の特別委員長の報告並びに提案内容は、昨年12月定例会において、議会運営全般の調査研究を行い、民主的かつ効率的な議会の運営を通じて、市政の正常化と発展を求めることを目的として、特別委員会の設置を全会一致で決定し、以来特別委員会は、多くの調査活動を行うとともに、14回にわたる委員会を開催し、慎重審議を重ねて、委員長報告のとおり、特別委員会として全体的な結論を得て、改善実施をしようとする内容のものであります。

 したがって、本年3月定例議会で中間報告として了承され、一部実施された内容についても、その後の運営経過を踏まえて、さらに検討を加えながら、今回の報告内容並びにこれに伴う会議規則と一部改正となったものであります。

 なお、今回の特別委員会は、さきにも触れましたように、昨年の混乱した市政の経過ののもとで、市政の正常化と、市民の市政に対する信頼回復のために、議会みずからそのあり方について調査検討をすることを目的として設置をしたものであります。

 また、調査検討事項の設定については、各会派、各委員の意見を完全に尊重して設定したものであります。

 また、審議日程も十分とりながら、委員会はすべて公開にして審議を行ってきたものであります。

 したがって、議員各位におかれては、すでに内容について十分御承知でありますので、具体的な内容については言及いたしませんが、委員長報告にありました各項目については、いずれも多年にわたる懸案の事項であって、これが特別委員会の慎重かつ精力的な審議によって、大幅な改善、改革への結論を得て実施されることは、大変喜ばしいことであります。

 しかしながら、今回の改革は、完全無比ということではなく、今後もさらに議会運営各般にわたる調査研究が必要であることは言うまでもありません。

 一方、いかなる制度に改善されても、そこには運営にかかわる多くの者の資質、良識の問題が問われることは必然であります。お互い観念的議論をこの際排して、積極的・建設的立場に立って、今後の運営に努力するならば、より大きな改善効果を期待できるものと確信をするものであります。

 以上、私の意見を申し述べ、委員長報告に対し全面的な賛成の意をあらわしながら、議員各位の満場の御賛同をお願いをいたしまして、討論を終わります。

     (44番 渡辺五郎君 降壇)



○議長(加藤清市君) 以上をもって討論は終結いたしました。

 これより採決いたします。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会運営調査特別委員長報告、及び議員提出第11号岡崎市議会会議規則の一部改正については、委員長報告及び原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(加藤清市君) 起立多数。

 よって、本件は可決されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(加藤清市君) 日程第4、市長の提案説明を求めます。

 市長。

     (市長 中根鎭夫君 登壇)



◎市長(中根鎭夫君) 9月定例議会へ提案をいたしました議案の大要と、あわせまして所信の一端を申し上げます。

 台風シーズンの真っ最中でございますが、現在のところ、関東、あるいは北海道では大きな災害をこうむっておりますが、幸い本市においては大した被害も出ず、安堵いたしておる次第でございます。

 しかしながら、「災害は忘れたころにやってくる」のことわざのとおり、台風、水害、地震などの災害は、人々の意識の中から薄れたころに突然やってまいります。

 本市におきましても、未曽有の大災害をこうむりました昭和34年の伊勢湾台風、昭和46年の台風23号の集中豪雨による水害などございましたが、この10年ほどは大した災害をこうむらずにおります。

 かような時期ではございますが、去る9月1日「防災の日」には、各地で東海大地震に備えて大規模な防災訓練が行われましたが、本市におきましても、矢作川の大聖寺河原で地震、台風、水害、火災など、あらゆる災害を想定いたしました総合防災訓練を実施いたしました。この訓練は、地元住民、土木建設災害安全協力会など民間団体も含めまして、30団体の参加、2,300余人、参加車両160台、訓練種目実に35項目にも及ぶ大がかりなもので、参加者は、日ごろの訓練の成果を十分発揮せられ、心強く感じるとともに、参加されました各位に対して厚く御礼を申し上げる次第でございます。

 また、「安全なまちづくりは家庭から」、これをモットーといたしまして、去る8月23日には、竜美丘、中之郷町、大和町で「婦人自主防災クラブ」が結成され、主婦の立場から安全な地域社会づくりに献身していただくほか、全国でも初めての地震震動に近い揺れ方を起こす起震車「マグマ号」の導入など、市民の防災意識の高揚に努め、都市災害の防止、市民の生命、財産の安全のために、なお一層の努力をしてまいりたいと存じます。

 ところで、この秋、政局の最大の焦点は、行政改革を実施に移すための行革関連法案を一括審議する臨時国会の成り行きでございます。

 わが国の財政は、昭和50年度以降、経済の停滞により国も地方も財源難に陥り、財源不足を補てんするための特別公債の発行、不況を克服し、景気を刺激するための公共事業の大幅な増額による建設公債の発行により、国債残額は約82兆円にも及び、財政の危機は一段と深刻なものになってまいっておりました。

 こうした状況下の中で、本年3月16日、第2次臨時行政調査会が設立され、内閣総理大臣から、行政の制度及び運営のあり方について諮問が行われました。

 これを受けた臨時行政調査会は、去る7月10日、第1、行政改革の理念と課題、第2、緊急に取り組むべき行革の方策、第3、今後の検討方針の3項目からなる行政改革についての答申をいたしております。

 赤字公債の依存から脱却し、増税なき財政再建を目指す答申は、当面の取り組むべき方策といたしまして、57年予算編成に向け、徹底した歳出の削減を求めております。

 政府も答申を最大限に尊重することとし、8月25日の閣議では、行政改革に関する当面の基本方針を、いわゆる行革大綱を決定し、36件の関係法案を一本化し、59年までの財政再建期間中の臨時特別措置法として、臨時国会に提出する方針を固めております。

 しかしながら、これら行政大綱の中には、教育、福祉、医療関係等歳出のカットを初め、財源の国から地方への負担転嫁などが見られ、地方公共団体の住民への負担増と、地方自治体にとっても看過し得ない件が憂慮されます。

 行政改革をするに当たりましては、経済の高度成長を通じ肥大化を続けてきた行政について見直しを行い、改めて行政は何をすべきか、民間との役割り分担はいかにあるべきかを問いただすことを始められるべきであり、地方6団体の行政改革推進特別委員会でもこのような意見も出しております。

 国の財政再建を急ぐ余り、国庫補助金等の削減のみが先行し、行政改革本来の理念が失われ、地方自治の本旨が損なわれるようなことがあってはなりません。

 自治省も補助率のかさ上げの引き下げ反対の態度をとり、大蔵省との折衝が行われておりますが、今後とも国の対応を見ながら、市長会等を通じ、地方自治擁護のために積極的に対処していきたいと存じます。

 私は、市長就任以来、市の行財政の改革につきましては、国の行政改革に先立ち、精力的に取り組んでまいりました。補助金の全面的な見直し、権限の委譲、行政機構の改革、現場事務所の統合による職員の効率的な配置など、でき得るものから逐次実施に移してまいりました。とりわけ全国でも類を見ない岡崎方式の一般競争入札制度は、各方面から高く評価されております。しかし、この制度が、最善で、改善の余地もないとは言いがたく、今後も検討を重ね、不備な点があれば改めてまいりたいと思いますが、一般競争入札の執行結果、特に技術卓越するものなどに対しまする指名制度も考えてはよいのではないかと思っております。

 一方、市民の奉仕者である職員の心構え、職務、執務態度についても、住民の立場に立って親切、能率、かつ清潔な行政を重点眼目の一つとして指導してまいりました。

 最近、地方公務員の給与水準、定員増に対する世論が一段と厳しい中で、臨時行政調査会の答申も、これらの是正を提言しておりますが、幸い本市は、関係者の理解と努力によりまして、かねてから職員定数、給与については国に準じた措置を講じており、地域、人口、財政規模から見ましても、中庸を保っているところであると確信しておりますが、なお一層市民の負託にこたえるよう努力をいたしてまいりたいと存じます。

 水道問題につきましては、都市生活にとりまして水道は不可決の要素であることは言を待ちませんが、市内全域に給水のできることが理想であり、第4次拡張工事も計画をいたしておりますところでございますが、この拡張と現給水区域の給水量の増加、今後におきますところの水需要の利用増加に対応するために、新たな水源の確保が必要でございます。この新水源の確保につきましては、議員各位からも御要望がございましたが、現在関係機関と協議を進めておるところでございまして、岩津用水の農水を転用する見通しにつきましても、明るい見通しになってまいりました。今後ともなお一層努力を重ね、水道水源に対するところの新たな水源の確保等を重点的に考え合わせ、水道の安定供給に努めてまいりたいと存じます。

 県営水道の給水契約につきましては、現契約は、年間において1日最大受水見込み量を基準として基本料金が設定され、これに基づいて料金を支払うことになっておりますが、この制度の改善につきましても、県当局に強く要望しておる次第でございます。

 また、市独自で非常用水の調査、研究を進めており、上水に対する市民の不安除去に心がけてまいる所存でございます。

 さて、定例議会において御審議をいただきまする諸案件は、一部人事案件を除き、すでにお手元に御送付を申し上げておるとおりでございますが、そのあらましについて御説明を申し上げます。

 認定議案につきましては、昭和55年度の一般会計を初め特別会計、企業会計の決算認定議案でございます。

 その他議案といたしましては、南部学校給食センター建設に伴う給食調理器具購入契約、農業共済事業にかかわる無事戻し、市道岡藤川線用地の財産取得議案等でございます。

 条例議案につきましては、昭和56年10月1日から建築物等の確認事務につきまして政令で指定する特定行政庁となりますが、これに伴う建築審査会を設置の条例制定の議案でございます。

 特別職報酬審議会の答申に基づく議員の報酬等に関する条例の一部改正案を初め、恩給法、共済組合法の改正に準ずる退隠料との年額の決定、南公園に新たに設置する遊具の使用料を規定する都市公園条例の一部改正案などでございます。

 補正予算につきましては、一般会計1億1,800余万円、特別会計3,900余万円と、企業会計3億3,900余万円の追加補正でございますが、その主なものについて御説明を申し上げます。

 一般関係の議会費では、議員の報酬等に関する条例の改正に伴う所要額を計上いたしました。

 総務関係では、去る7月17日施行の6選挙区、定員30名の農業委員会委員選挙も、全区無投票選挙となり、その経費の減額と、市税の納期前納付にかかわる報償金のほか、県費対象事業といたして、昨年に引き続き各市民センターを初め、婦人会館などで行う地域ぐるみの米消費拡大推進事業の開催経費160余万円を計上いたしました。

 民生費関係といたしましては、市民の心温まる寄付金を財源に、国際障害者年記念事業の一環といたしまして、目の不自由な方々に対するところの点字電話帳の作成、言語障害の方々の緊急カードの配付、障害者親子オリエンテーリングを初め、青年の集い等の記念行事の経費を計上しております。

 衛生関係では、現在、救急医療情報システムとして、市内113病院等に端末に設置されておりますが、さらに12病院に端末が増設されることにより、これに伴う運営費、負担金のほか、やすらぎ公園の墓園整備工事費を計上をいたしました。

 農林業費では、農用地高度利用促進事業の対象面積増加による奨励金の追加を初め、農業機械の適正導入、作業の安全、効率の利用のための指導、啓発経費、転作促進対策事業といたしまして、排水路改良4カ所、農道整備1カ所の工事請負経費、集団営農用機械設置、モデル展示ほかの設置費に対する助成、県費補助事業の確定に伴う畜産公害防除事業の助成のほか、農業構造改善事業といたしましては、東部農協が実施しております共同利用施設整備事業、営農用機械導入事業等に対して助成するための所要経費を、それぞれ計上いたしました。

 商工費では、市内に隠れ埋もれております観光資源等を発掘し、市内の観光資源として広く内外に宣伝、紹介をし、観光客の誘致を図るために、岡崎の観光100選調査選定委託料を計上をいたしました。

 土木費関係では、緊急交通安全対策事業といたしまして、大和町地帯におけるところの国鉄東海道線第4種無人踏切の廃止に伴うつけかえ道路整備費。

 道路新設改良工事費では、県道岡崎設楽線の改良による河合中学校線用地取得費。

 河川新設改良費では、県道名古屋岡崎線の道路築造工事に先行して実施する稲熊地内の排水路整備工事事業費2,000万円のほか、公園費では、現在、岡崎公園にあります動物園舎等を三河武士のやかた、家康館のオープンと、城址公園の整備にあわせ、東公園に移設するための設計委託料を計上いたしました。

 土地区画整理費では、去る7月30日をもって土地区画整理協会を開催し、組合連合会事務局が発足いたしましたが、組合費等につきまして、従来組合からの事務費負担金を廃止するとともに、組合の事務費補助金を減額いたしました。

 また、条例案の御説明を申し上げましたが、建築物等の確認事務の特定行政庁への移行に伴う所要経費も計上させております。

 教育関係費では、細川小学校の給食受入口の改善に伴う臨時受入設備としてプレハブ建物賃借料を、また、未給水地域における常盤南小学校のプール用水源調査費及び恵田小学校のプール用地造成費のほか、文化財保護といたしまして、高木遺跡発掘調査費の追加と、矢作川河床遺跡の試掘調査費などを計上しております。

 特別会計の主なものといたしましては、駐車場事業会計で、さきの臨時議会で債務負担行為の決定を賜りました東武ボウルの跡地にかかわる公共駐車場計画の設計委託料を、国民健康保険事業会計では、国民健康保険財政調整基金運営収益相当額の積立金を計上いたしました。

 農業共済会計では、水稲など無事戻し金の所要経費を、また、水道事業会計では、受託事業費といたしまして区画整理地域内の給水管取りつけのほか、水道拡張費といたしまして、第3次拡張計画の配水管設置の工事費などをそれぞれ計上いたしております。

 以上が公回定例議会に提案をいたしました議案の大要でございます。よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願いをいたします。

 以上を申し上げまして、私の提案の趣旨説明にかえさしていただきます。

     (市長 中根鎭夫君 降壇)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△奥村昭司議員の質問



○議長(加藤清市君) 日程第5、一般質問を行います。

 あらかじめ定めた順序に従い質問を許します。

 28番奥村昭司君。

     (28番 奥村昭司君 登壇)



◆28番(奥村昭司君) 私は、さきに通告いたしました4点についてお伺いいたします。

 その第1点目の甲山閣の今後の運営と、甲山公園を中心とするところの甲山一帯の整備についてお伺いいたします。

 まず、甲山閣の問題でありますが、御承知のごとくこの建物は、本市の最も中心市街地内にあり、また、景勝地で、岡崎城を眼下に見ることができる、岡崎市の建物としては唯一のものであります。

 面積1,114平方メートル、建物面積243.30平方メートル、木造かわらぶき2階建てで、昭和8年5月に大嶽久治郎氏より寄付をされたものであり、建築年月日は不明ということでありますが、恐らく建築されてから50有余年はたっておると、このように推察することができると思いますが、現在は老朽化が激しく、ひずみが多く、ふすま等においてもたてつけが悪く、危険性を帯びておるのが現状であります。

 この実情のもとで、市当局としては、今後、この甲山閣の運営と将来構想についてどのように考えておられるのか、お伺いいたします。

 なお、現在の利用状況等についても御説明願いたいと思います。

 次に、甲山一帯の問題でありますが、甲山公園を中心とした甲山一帯は、甲山閣同様本市の中心市街地内にある、きわめて貴重な緑の空間となっており、本市の景観上重要な地域となっております。

 この地域内には、岡崎市最古の史跡甲山1号古墳があり、歴史的に由緒ある地でもあり、昭和45年には、甲山一帯が風致地区として指定されておりますが、現実には、この一帯の山の樹木が繁茂し、草が生い茂っており、景観上芳しくない状態であり、また防火、防犯の面からも余り感心できない現状であります。

 地元住民の皆さんも、土地所有者の御意向並びに市当局とも十分なコンセンサスを得ながら、この甲山一帯の整備と今後の運営について、早急に考えていきたいとの御意向もあるやに聞いております。

 言うまでもなく風致地区は、できるだけ客観的に自然保護すると同時に、歴史的、または郷土的意義のある都市として、自然環境を有する趣等の主観的、情緒的概念をも含んだ価値を保全しようとすることは大事なことでありますが、先ほど申し上げました状態であり、防火、防犯の面からも、でき得れば貯水池とか自然遊歩道的なものを設置しながら、環境保全も含め整備してはいかがと思いますが、この点についてお伺いいたします。

 次に、第2点目の質問でありますが、本年は特に国障年として出発し、当市においても着実に取り組んでおられ、今議会においても、補正予算一般会計において、国障年記念事業として盲人用点字電話帳500部の作成や、聾唖者用緊急カード、シールを配布するなどの事業費95万円を上程されており、国障年に取り組むその熱意のほどがうかがわれ、高く評価するものでありますが、私は、これらの点を踏まえながら、通告いたしました身体障害者の方の駐車許可証についてお伺いいたします。

 この問題は、去る52年3月議会におきまして、公明党として質問しておりますが、再度市当局の御見解をお伺いいたしたいと思います。

 現在、市内において身体障害者の方及び戦傷病者の方で、普通乗用車及び軽自動車の保持者は約900名前後と聞いておりますが、そのうちの対象者は、身体障害者下肢4級以上、視力障害者4級以上、心臓、肝臓、または呼吸器1級者の方と、戦傷病者第2款傷以上の方となっております。御承知のごとく、年1回の交付、すなわち毎年更新するものであり、毎月15日までに名古屋市熱田区の健身会館へ提出、月末に健身会館、愛知県心身障害者厚生相談所において講習会が開かれ、そこで交付されるわけでありますが、しかしながら、当会館には、軽自動車が4台ほどしかとめられる駐車場しかなく、岡崎市内の障害者の方たちは、やむを得ず電車を利用するしかなく、非常に難渋をしておられ、なお、それも申請時と交付時の2回行く必要があるわけであり、重度の障害者の方が電車を利用して苦労しておられます姿を思いますと、何らかの対策の必要性を感ずるのは、私一人だけではないと思います。

 この問題は、県の公安委員会の問題であるというだけでなく、市当局としても、県当局に強く要望すべき問題点であると、このように思います。

 たとえば申請手続及び交付については、市の福祉事務所であるとか、また、交通指導を必要とする居住区の警察署で取り扱われるよう配慮してあげるべきではないか。

 特に岡崎市は「福祉モデル都市」と宣言しており、本年は「完全参加と平等」のテーマの国障年であります。県の行政管轄であるとはいえ、県・市の連係プレーを図ることにより、福祉行政への一歩前進になると考えるものであります。

 この点についての御見解をお伺いします。

 なお、この問題は、去る54年3月議会に、身体障害者に対する福祉政策の充実についてとして、521名の署名のもとに請願として提出されており、理事者において関係機関へ働きかけられたいとして採択しておる問題でもあります。市として、その後、関係機関へどのように働きかけられたのか。また、その経過についてどのような措置をとられたのか、お伺いしたい。

 次に、第3点目の通学道路の照明についてでありますが、市内小・中学校においては、それぞれ通学路を教育委員会で指定され、逐次舗装並びに交通安全施設を整備され、児童生徒の通学安全対策を講じておられることは、十分承知しておるところでありますが、しかし、通学道路に対して街路灯の設置は非常に要望が多いのが実態であり、また、なかなか設置できないのが現状ではないかと思います。

 御承知のとおり、学校におけるクラブ活動の活発化や、進学指導等に先生方が熱心に努力されればされるほど、学校より帰宅する時間が遅くなるのが現実であると思います。まだ1学期においては日照時間も長く、明るいうちに帰宅できるのですが、2学期以降の半年間は、日照時間も少なく、暗くなってからの帰宅が多くなるため、街路灯が必要となるわけであります。

 とりわけ昨今の新聞・テレビ等で報道しておりますように、学校周辺等における犯罪も多発化し、社会問題化されており、PTA、また社教委員会等の会合においても、通学路の安全確保のための街路灯設置の要望が強く出されておると聞いております。

 これらの諸事情から考え、通学路における照明については、今後どのように市は取り組むべきか、その対策を検討すべき時期ではないか、お伺いしたいと思います。

 市道における街路灯の新設は、以前、年間150灯でしたが、現在、年間200灯に増加され、毎年5月に総代さんを通じて要望を取りまとめ、市担当課で現地調査の上、設置されておるのが現状であると思いますが、何しろ市内の町内数441町内もあり、総代さんの要望もその半分しか通らないのが実情で、要望に対して、担当課も苦しい答弁をしており、ましてや通学道路までは手が回らないと聞いております。

 しかし、住民の要望が強い問題であるので、交通安全施設の一つとして考えるのか、担当の管理課の範躊の中の200灯の枠の中で対処するのか、それとも総枠を20灯でも30灯でもふやすのか、通学路整備補助事業の一環として通学路の照明灯として対処するのか、これらの点について、現実的な対処をすべき時期ではないかと考えますので、市当局の御見解をお伺いしたいと思います。

 次に、第4点目の予防医学による健康づくりについてでありますが、総括して質問したいと思います。

 厚生省では、昭和53年度から国民健康づくり計画を10年計画で発足させ、国民健康づくり運動を提唱してから3年を経過いたしました。そして、最近ようやく健康づくりという言葉が一般の人たちの間に普及し、自分の健康は自分の責任であるという考え方が広まってきたと言えそうですが、しかし、それではどうしたら自分の健康を守り育てていけるのか、その点についてはまだ戸惑いが見られるのではないでしょうか。

 確かに、ジョギング熱が高まり、ヨガ教室や、ゲートボールが盛え、健康食品や健康器具がちまたにはんらんするようになってはきましたが、しかし、ジョギングで死亡する人が相次いだり、怪しげな健康法に飛びつく人も少なくありません。健康は、一朝一夕に得られるものではなく、日常の心がけの中で、しっかりとした健康法を身につけることによって、初めて可能になるものと思います。

 健康づくりについては、個人の自覚と責任、及び社会システムの用意という2つの側面が不可決であると思います。個人個人がそれぞれの年齢に応じて、栄養、運動、休養のバランスをとることも、早期発見のための健康診断を適宜受けることも必要であると思います。

 しかし、みずからが進んでそのことに留意し、実行するといっても、健康知識を与え、予防接種を用意し、各種の健康診断を実施するための社会的システムが備わっていなければ、実行はむずかしいと思います。

 それでは、個人に対して、そのような正しい健康知識をだれが、どのようにして与え、また、必要な予防接種や健康診断を行えるようにだれが用意するんでしょうか。それはまさに国であり、県であり、市の行政であり、また、意欲を持った民間の諸団体であると思います。

 幸いにも、当市においては、昭和50年4月より保健課に健康管理係が設置され、また、55年1月より「岡崎市健康づくり推進協議会」が発足し、現在、9人の保健婦さんが献身的に活躍されており、特に、56年度は、健康づくり日程表も確立されており、初の試みとして、根石学区を「健康づくりモデル地区」に指定され、根石学区民の方々から非常に喜ばれておりますことは承知しておるところでありますが、国民健康づくりの基本的対策として、私は次の3つがあると思います。

 1つの柱は、生涯を通じての健康づくりの推進であります。

 その内容としては、ハートの健康管理、家庭婦人の健康確保、また、成人病の予防、精神面の衛生、老人保険とか、職場における健康づくり等が主眼となっておると思います。

 第2の柱は、健康づくりの基盤整備が挙げられると思います。

 国民健康づくりが提唱されてから、人口10万の地域に1カ所、10カ年計画で、市町村単位に保健センターの設立をすることになっておりますが、私は、岡崎市の立場からいろいろ考えまして、この点について、私の主観を申し述べるならば、岡崎市においては、27万都市にふさわしい、また福祉モデル都市にふさわしいセンターの設置をすべきではないかと思います。この点を御配慮の上、実施計画の樹立をお願いしたいと思います。

 第3の柱としては、健康づくりの啓蒙と普及であると思います。

 健康づくりの知識の啓蒙、普及は、国民健康づくりで一番大事な、基本的な課題であると思います。市民の一人一人が正しい保健の知識を持って、みずから保健活動に参加することが、健康づくりにとって大変大事なことであり、これらの啓蒙、普及の推進が一番大事なことであると思います。

 国民健康づくりの基本的対策として、私は、3つの柱について申し上げましたが、この点について市当局の御見解と、現在の実態についてお伺いしたいと思います。

 以上で私の第1回の質問を終わります。

     (28番 奥村昭司君 降壇)



○議長(加藤清市君) 暫時休憩をいたします。

             午前11時1分休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             午前11時11分再開



○議長(加藤清市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 奥村昭司君の答弁をお願いいたします。

 総務部長。



◎総務部長(加納厚君) 奥村議員から御質問のございました甲山閣の将来構想等につきまして、私から御答弁をさしていただきます。

 御指摘のとおり、甲山閣につきましては昭和8年5月に個人の方から寄贈をされた建物でございまして、建物の建築の年度、これは大正15年に建築をされておる建物で大変老朽化を来しておるということにつきましては、御指摘のとおりでございます。

 さて、この甲山閣を将来どういう建物にもっていくかと。老朽がしてまいってございますので、改築の要は今後将来あるわけでございます。理想的な建物にするにはどういうような利用計画を立てなければならないかという点が大切でございますので、今後十分煮詰めてまいりたいと存じてございます。ただ、現状は公会堂という形で運営をしてございまして、当面そういうような形でいきたいと、このように考えてございます。

 利用の状況はどうかということでございますが、55年の実績でまいりますと、延べ160回、利用人員は延べで2,461名、主にお茶、あるいはまた俳句の会といったのが92回利用されてございまして、以下研修会であるとか、あるいはまた一般の会、芸能といったような利用がなされておるようでございます。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 開発部長。



◎開発部長(石原武君) お答えいたします。

 お尋ねの第1点の後半の、甲山周辺整備の問題でございます。

 議員御指摘のように、昭和45年にあの貴重な緑の空間を風致地区として実は指定をしたわけでございます。面積も15.9ヘクタールということで、現在の市民会館及び教育大学の付属小学校も含めました形で指定がされておるわけでございます。もちろんこの中で甲山寺の用地を借地しての0.46ヘクタールの甲山公園も実はあるわけでございます。

 議員御指摘のような風致地区の定義から申し上げますと、なかなかいろんな制約もございまして、自然的なものを残すということに大きな大義名分ございますんでむずかしいわけでございます。あわせて、古くからの古墳も実はございます。今後この整備はどうかというような貯水池的なもの、あるいは遊歩道的なものをどうだというようなお尋ねでございますけれども、もちろん土地の所有者、あるいは地元の皆さんの十分なコンセンサスも得なければならないということも事実ではございますが、古来からいろんな伝説もございまして、現段階ではこの整備については慎重に対処してまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 福祉部長。



◎福祉部長(安達学君) 2番目の身体障害者の駐車許可書の交付についてのことでございます。

 御指摘もありましたように、この交付の関係につきましては身体障害者の手帳を持っておられる方、あるいは戦傷病者の方で、一定の条件と申しますか、そういう方に対して県の公安委員会の指定によって駐車禁止の指定場所があるわけでございますが、その場所においても2時間を限度として駐車ができると、こういうことでございます。

 しかしながら、これは申請によって交付をされるということでございまして、御指摘がありましたように、この申請の手続というのがいわゆる名古屋の健身会館で15日までにまとめて、そうしてそのまとまった分について次に講習会、講習会が終わりますと、いまの許可書と、こういうような段取りになるわけでありまして、健身会館へ申請されると、その後健身会館か、あるいは県の更生相談所、現在小坂井町にこの近くではあるわけでございますが、この2ヵ所のいずれかにおいて自分の指定するところへ行って講習会を受ける。そうすると、許可書がもらえる。こういう仕組みになっておるわけでございます。

 そこで、お尋ねの一番最初に申請の場合に健身会館まで身障者が行くということは大変であるから、ひとつこの申請の受け付けを市外まで行くではなくて、市内で、しかもお考えとしては福祉事務所、あるいは団体のどこかでというようなことの御指摘があったわけでございまして、それともう1つは請願の関係もあったわけでございますが、こういったようなことにつきましては、私の方の職員、私もそうでございますが、機会があるたびにその筋にはよく申請、あるいは要望をしたわけでございます。

 しかしながら、いずれにいたしましても、こういった取り扱いになりますと、御承知のように、県の公安委員会の関係に所属するということと、それから、福祉事務所でやるということになりますと、県下のそれぞれの福祉事務所というようなこともあるわけでございまして、それだからといって、私の方がこのことをやらないということではなくて、従来にもまして粘り強いところの交渉をしていきたい。できることならば何とか少しでもその要望にこたえるようなことをしていきたい、かように考えておるわけでございます。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 建設部長。



◎建設部長(大竹敏男君) 第3点目の通学路の照明対策についてでございますが、お説のように、市で関与しております街路灯につきましては200灯を年間新設いたしております。56年度末には4,000灯になるわけでございます。

 御質問の通学路に街路灯とのことでございますが、十分理解できることでございますけれども、毎年の要望灯数も多く、今後とも全市的な必要性の中でより効率的であるよう対処してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 厚生経済部長。



◎厚生経済部長(大河内喜代一君) 4番の予防医学による健康づくりについてお答え申し上げたいと思います。

 奥村議員さんには保健業務に格別の御理解をいただいておりまして、まことにありがたいことでございます。すでに御承知のとおり、市といたしましては保健事業の一層の充実を図るために今年4月の機構改革によりまして、保健課から国民健康保健事務を分離いたしまして、保健衛生部分のみの担当課といたしまして市民の健康を守る保健業務に取り組んでおるわけでございます。

 議員お話のように、特に保健の指導、あるいは健診業務を中心として活躍いたしますところの保健婦の数が県下各市の最高の9名であるというようなことも、岡崎市がいかに積極的に取り組んでおるという証拠だと思われるわけでございます。

 27万市民の健康を守るために病気を早期に発見するというようなことから、従来から乳幼児の健診だとか、あるいは成人病検診、胃がん、子宮がんなどの健康業務、それ等を加えまして健康相談、健康指導等を積極的に行っておるわけでございますが、せっかくこうした健診を行いましても実情のところ、受診率が大変低いというような実情でございますので、これを向上させることが大切だというふうに考えております。

 また、お話にもございましたように、特に本市では昭和54年度に健康づくり増進協議会を設置いたしまして、市民の一人一人が自分から自分の健康を守るという自覚と認識を持つことを趣旨といたしまして、健康づくりの対策要綱をつくりまして、毎年主な事業計画を作成いたしまして事業を行っておるわけでございますが、本年度の事業計画の主なものといたしましては、またこれも先生からお話がございましたけれども、みずからの健康づくり運動の重点地区といたしまして根石学区を選定したわけでございますが、婦人会を中心にいたしまして、根石学区の健康づくりと題しまして健康講話、健康相談、健康体操、成人病・肥満予防、あるいはまた塩分の調査、検査用の採血等々月別に行事目標を立てまして、多くの方々に御参加をいただきまして成果を上げておるということでございます。そのほか、従来からやっておりますところの成人病の検診、各種がんの実施、それから健康づくりに関しますところの知識の普及のために市広報、パンフレットなどの配布をいたしまして、知識の向上を図っておるものでございますが、今後は根石学区のみにかかわらず、これが運動を全市の各学区に逐次広げて、市民に正しい健康知識の普及と健康診査に積極的に参加していただきまして、みずからの健康増進を図るように、あらゆる機会を通じましてPRを行ってまいりたいと思うわけでございます。

 次に、保健センターの建設のことでございますが、55年末までに県内におきまして12市町村で保健センターを建設いたしておりますけれども、本市といたしましてはいますぐ建設するという計画はございませんけれども、医師会等に聞きますと、9月開催の国会に老人保健法というようなものが提案されるようでございまして、これらの成り行きを見まして慎重に配慮してまいりたいというふうに考えております。以上です。



○議長(加藤清市君) 28番奥村昭司君。



◆28番(奥村昭司君) 4点につきましてそれぞれ回答いただきましたが、第1番目の甲山閣の今後の構想についてでございますが、この点について市長にお伺いしたいと思います。

 私の主観を申し述べますから、それに対しての市長の構想がありましたら、また何らかの方法等考えていらっしゃいましたら、御回答願いたいと、このように思います。

 現在岡崎市には姉妹都市だとか、親善都市、そういうところから来客、来賓がお見えになりましても、市の施設に泊っていただくところがないわけでございます。名鉄ホテルだとか、または蒲郡だとか、そういうところへ泊っていただいておるのが現状ではないかと、このように思いますが、27万都市としてこういう姉妹都市、親善都市からの来客をお迎えする市の公舎としてこれを改善する御意思がありますかどうか。その点につきましては、御存じのように姉妹都市の福山市がりっぱなものをつくっております。だから、岡崎市もつくれという意味じゃございませんが、27万都市において1つぐらいこういうものがあってもいいんじゃないかと、このように思うわけでございます。迎賓館的なものに改善していく御意思があるかないか、その点についてちょっとお伺いしたいと、こういうふうに思います。

 それから、甲山一帯の件でございますが、第1質問で申し上げましたごとく、地元としても非常に関心度を持っているこの一帯でございます。先ほど申し上げましたように、貴重な緑の空間地帯であります。現実にマッチした地区として地元とも、地主とも、市とも、その三者が一体になって早急に整備されるよう、これは市の方からひとつ積極的に動いていただきたいと。地元におきましてもコンセンサスを得ながら活発に活動していただきたいと思っておりますから、これはひとつ要望しておきます。

 それから、第2番目の駐車許可書の問題でございますが、ただいま福祉部長から御回答ありましたが、粘り強く県当局に対して交渉をしていきたいと、こういう御回答ございました。代表質問で申し上げましたように、ことしは国障年の出発の年でもあります。何としても岡崎市にいらっしゃるそういう方たちの本当に身近な問題を1つずつ1つずつ解決してあげるのが、私は本当の国際障年の年ではないかと、このように思います。いろんな講習会だとか、講演だとかそういうことも必要でございますけど、本当に日常生活の中で困っていらっしゃる問題を1つずつ1つずつ本当に温かい気持ちで健康者が見てあげる。これが本当の国際障害者年じゃないかと、このように思いますから、今後も市当局として本当にひとつ県に対して岡崎市の福祉事務所だとか、警察で一括して申請ができ、交付できるような、そういう運動を強く−いま回答がありましたように、粘り強い交渉を今後とも要望しておきます。

 それから、3点目の小・中学校の照明でございますが、私が質問いたしました主眼点は、どうしても市の役所仕事といいますか、そういう点がひとつのこの問題を通していろんな角度から考えるわけでございますが、新設校におきましてもこれからできてくると思います。特に山間地帯、そういう点においても出てくると思いますが、そういう場合の通学路といいますか、こういう点についての考え方、教育委員会では学校内のことは教育委員会の所轄であると、これは当然であると思います。周囲を通っている道路は通学路専用道路じゃない、一般の公衆用道路といいますか、県道なり市道でございます。そうなりますと、教育委員会の管轄外になっていきます。そうすると、現在の担当課の管理課の所轄になってくるのか、こういうふうになってくるわけでございますが、その辺におきまして、現在の200灯の枠の中でそれをやれるのかやれないのか。もしやれないとするならば、現在の総枠の200灯を−代表質問で申し上げましたように、20でも30灯でもふやしてやっておくべきではないかと、そういうふうに思うわけです。200灯の中であれば、総代さんたちから要望して出されてくる441町内の数がもっと多いわけですから、その半分しかできない現状であるわけですから、その中であれば全市的な街灯の数が減ってくるわけです。そうなれば、総枠の200をふやす以外に私は方法はないんじゃないかと、こういうふうに思いますけど、その点について市長のお考えをお伺いしたいと思います。

 それから、第4番目の予防医学の健康づくりについてでございますが、私も長々と説明申し上げましたが、この3本柱の基本線、この点について51年1月に岡崎市健康づくり推進協議会が発足しましてから、1年半以上過ぎたわけですが、この間の岡崎市の実績といいますか、成果について数字的なものをお持ちでございましたら発表していただきたいと、このように思います。

 それから、保健センターの設置でございますが、これは代表質問で申し上げましたように、私は急いでつくってくださいと、そういう意味もありますけれども、実際は急いで小さなものをつくっていただくよりも、本当に27万都市にふさわしい、福祉モデル都市にふさわしい、そういうものをつくっていただきたいと、こういう念願でございます。

 1つの案でございますが、現在岡崎市には市民センターが、岡崎市中心部を除いてそれぞれ建設されております。中心部には市民センターを建設する場所だとか、いろんな点から考えましてなかなか実現がむずかしいんではないかと、このように思いますけどが、中心部であります根石、愛宕、連尺、この学区の住民の皆さんは非常に要望していらっしゃいます。そういう点から考えまして、この保健センターというものも交通の便のいいとこ、そういうところが私は理想ではないかと、このように考えるわけでございます。それゆえに、できれば中心部の市民センターと保健センターと合同庁舎でもそういうものをひとつつくっていただきたいと、このように思うわけでございます。なぜならば、市民センターの中には料理講習会だとか、婦人相談だとか、いろいろな行事があるわけです。その場と同じように、その場に保健センターがあれば、先ほど申し上げました栄養問題だとか、予防医学の問題だとか、そういうものが同じ健物の中で講習ができ、予備知識を市民の皆さんに与えていくことができると思うわけです。そういう観点から、市の中心部にそういうものを保健センター、市民センターと合わせた合同庁舎というものを本当に27万都市にふさわしい、そういうものをつくっていってはどうかと、こういうふうに思うわけでございます。この点について市長のお考えをお伺いしたいと思います。

 第2回目の質問をこれで終わります。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 再質問という立場で、特に私という名指しでございますが、私でなくても部長がお答えしたことは私の答えであると、こういうことで、部長の答弁でございますから、私は知りませんなんということは一切言わないのが私の性格でございまして、部長答弁が私の答弁であろう、こういうことで答弁をさせておりますものですから、御理解を願いたいと思っております。なお、私の意思に反した場合におきましては直ちに私の名前で私が発言を求めまして訂正をいたしますのですが、特に奥村議員から私に一遍立てというお話だと思いますものですから、御要望でございますもんですから、この点につきまして率直にお答えさせていただきたいと思っております。私が率直にお答えいたしますと、これ若干問題があらへんかと思いまして、むしろ部長の答弁の方がやわらかいんじゃないかと思って、私は配慮しておりましたんですが、特に御指名でございますもんですから、お答えさしていただきますが、甲山閣の関係につきましてはいろいろお話を申し上げまして御理解は賜ったと思いますが、奥村議員お話の甲山閣は、岡崎城が眼下に見渡せる唯一の土地であるということでございますが、私も当時、昔はよく議会であそこを使いまして、岡崎城が眼下に見おろせるところのいいところであろうと、こう思っておりました。私は市長に就任いたしまして、将来どうしようなということであそこへ直に入りましたら、岡崎城全然見えませんもんですから、この辺のところは御理解を賜りたいと思っております。

 そんなことを踏まえながら、将来に対応するところの方向は何であろうかということを考えますと、もう基盤的な問題は1つございます。いわゆる基盤は相当金入れませんと、大変ひとつ危険である。じゃ、もう少し手を入れて暫定的でも直そうかといってやりましたら、一つの軽い見積もりではございますが、ちょっと修繕するのも、実はあれはあれぐらいの規模で新しくつくるのもほとんど同額がかかってしまう。こんな問題もございまして、今後の研究課題と、こういうことで担当部長が御答弁をいたしましたんですが、これが実態でございます。

 なお、福山市は迎賓館があると、こういうことでございますが、福山市の迎賓館もやはりこれは泊る施設でなくて、当時結婚式とか云々ということをしながら、その一画を迎賓館的に使っておると、このようなものでございまして、あれは御承知のとおり、福山城の一角でございますものですから、こういうことまたふさわしいかと思っておりますが、あのようなところにそういうような、いま第2臨調非常に厳しい中に、外来のお客さんに対するところの迎賓館的な性格にするということは、私は実は考えておらないと、こういうことでございまして、しかし、この甲山閣、こういういわくの大変問題のある建物でございますものですから、私はこれを何とかの形におきまして市民にふさわしい施設といたしましての手も入れていかにゃならないじゃないか、こういうことでございまして、これら全体の工法等を考え合わせながら検討をしておるということでございまして、この点の御理解を賜りたいと思っております。

 なお、甲山の周辺整備の関係でございますが、私はお説の中に、いわゆる市の公園にしておる分野におきましては、これは行政が責任を持ってその整理、草刈りであろうとか、一旦という場合におけるところの清掃、こういうことは考えていくのが当然であろうと思っておりますが、ほかの関係に開発という名のつく問題というのは、これは私がおたくの学区へ行きましても大変な御要望が出ましたんですが、これは自然公園という趣旨からいきまして、開発ということは非常にむずかしいんじゃないかと思う次第でございます。しかし、岡崎の大変な1つの名所でございますもんですから、それにふさわしい中の整理とか、こういうことは必要であろうと、かように存じ上げている次第でございます。

 2つ目の、身障者の皆さん方に対しますところの駐車場交付の手続等に対しまして、大変奥村議員さんは昔から努力しておられるらしゅうございまして、御造詣でございまして、その御努力を高く評価いたしますんですが、実は私はこの問題というのは大変大きな問題が含まれておりまして、単に身体障害者の方々だけの駐車場の許可書の交付、これも大事でございますんですが、同時にまた、これらの方々に対しますところの制限上の特別許可といいまして、昔は300cc以下の車に乗って結構だ。この車がなくなりますと、今度は次に500cc以内ならいいと。この500ccがのうなりますとどうだと、こういう問題がございました。これらの問題に対しましても大変厳しい試験と、こういう問題がございますし、あるいは身体障害者の方々が特に改造を要する車をお買いになる場合の、これの結局手続とその時点の問題、こういうことに対しましても大変な不合理がございまして、これは私の方も十分な調査をいたしまして、むしろ積極的にこれらの問題の不合理点を追求しながら是正をしておるということは、私の県会議員当時からの使命でございますものですから、当時幾らやりましても、国の法律的な問題点もございますものですから、ここに突き当たる次第でございますものですから、どうぞまた奥村議員も公明党議員団を通じまして県・国に対しましても大いに働きかけていただきたいと、私の方からむしろお願いを申し上げたいと思っている次第でございます。

 同時に、これらの問題というのは、皆さん方が御承知のとおり、単純に岡崎市でやればいいんじゃないかと、こういう話が出てくると思いますですが、御承知だと思います。私は常に申し上げておるんでございますが、岡崎市内の道路でございましても、市道でございましても、道路管理者は岡崎市長、私でございますが、この中を通行するところのバスの路線決定一つにいたしましても、何ら私の方に権利がない。大臣許可と、こういうことになっておる次第でございまして、これらの問題はむしろ言いますと、第2臨調、行政改革でむしろ地方自治の私の方へ、あれは受けたいんであると、かようなことを思っている次第でございまして、これらの問題等があることを御承知願いたいと思っている次第でございます。

 それから、同時に小・中学校周辺の街路灯の設置の問題でございますが、私は奥村議員の言われておるのは、学区で御要望のございましたあの学校のちょっとぐろの1灯かなんかじゃないかと思っておりましたが、大変大きな構想でございますものですから、私がお答えいたしますんですが、御承知のとおり全市の、特に中山間地帯等におきますところの学校の通学路、これに対するところの暗やみ、こんなものをも調査しましたら、いま200灯をちょっと20灯か30灯ふやせば何とかとおっしゃいましたんですが、これは10倍にいたしましても、全市の通学路を明るくする、こんなことは本当にできません。私も調査いたしましたんですが、大変な問題でございますもんですから、20灯、30灯ふやしたくらいでは、これはずっと岡崎のこの広い地域を見ますと、大変な危険な場所がたくさんございますもんですから、ただ単に私はこういうことがどうかという問題になってまいります。そういう僻地というんですか、少ないところはそういう犯罪も少ないんじゃないかと、こういうことが逆に言えますんですが、私もこれでも考えましたんですが、しかし、起きるとするならば、大変大きな事故がそういうところに起きる可能性があると、こういうこともございますもんですから、やはりこれらのことも考え合わせながら、学校の通学用の関係等に対しまする安全施設、こういうことにつきましては事務執行上、全部を見合わせながら、できるだけこれを見ていきたいと、かように思っておりますし、また同時に、学校関係の問題につきましては特定な地域等に対しましては、奥村議員さんがおっしゃいました、いわゆるこの200灯以外の方法も考える必要があろうと、こういうことで考えておるということでございまして、これは特定な地域と、こういうことを付記さしていただく次第でございます。

 なお、ここでもう一言だけつけ加えさせていただくのは、町内等におきまして、自主的にもう1つの町内で30灯、あるいは50灯、70灯、こういういわゆる街路灯を自主的につくっていただいております町内もございます。そうしますと、そういう町内はそのままにしておきまして、要望のあったところだけつくるということが均衡と調和の中で果たしてどうだろうかと、こういうこともやはり検討せざるを得ない、こういうこともひとつ御理解を願いたいと思う次第でございます。

 それから、最後の予防医学ということでございますが、大変御造詣の深い各種の御意見を賜りまして、私も大変参考いたしまして、私自身も十分ひとつ健康と予防医学に留意しなきゃいかないな、こう思っている次第でございます。そういう中に私の私見を申し上げるならば、なるほどいまのお話のような、そういうことは大変必要なことでございます。特に予防医学と、こういう言葉が適切であるかいなか、私は医学的に素人でございまして、どうも判然といたしませんですが、私は少しこの中におきましては予防薬であるとか、自然食であるとか、健康食であるとか、こういう名のもとに、さもこれが健康の基準であるような商業ベースの関係に余り巻き込まれるということは一つの問題点ではなかろうか、かように思っておること自身を訴えたいと思っております。

 同時にまた、この命の問題というのは、これは本当は行政も担当しなきゃならん問題でございますが、担当しましても、いま部長が言いましたように、果たしてその行政効果、利用していただけるのがどのくらいだろうか、こういう実態を踏まえませんと、これ非常に問題が起きるおそれもございますものですから、この問題は行政とか、この健康管理というのは国であり、県がやり、市がやるべきである、こういう御指摘ではございますが、私は基本的には国民一人一人がみずからのものをやっていただく、そうしてそれに対しまして、行政がどのような立場でこれを支えていくか、こういう視点に変えませんと、一人一人の健康のことを国が直接やり、県がやり、市がやると。人のためにやるような問題ではないんじゃないか、こういうことを踏まえながら考えていく必要があろうかと思っている次第でございまして、しかし、これらに対するところの行政側か担当するにふさわしい、いわゆるこういうことにつきましては、いま奥村議員のおっしゃいましたこと等を参考にさしていただきながら、対応していく必要があろうかと存じておる次第でございます。

 なお、この保健センターに対しましては大変御理解ある御発言でございまして、余り急ぐ必要はないととれる御発言でございますものですから、私はむしろ急がなくて、ゆっくりしてしっかりしたものをつくれと、こういうことでございますものですから、私も一遍そのお説のように、私もちょっと腰を落ちつけながらしっかりしたものを考えていきたい、かように思っている次第でございます。

 なお、その御説の中にございましたところの合同庁舎の関係ということは、いまのところ考えておらないと、こういうことを申し上げておきたいと思っております。

 以上、私から御答弁さしていただきました。



○議長(加藤清市君) 厚生経済部長。



◎厚生経済部長(大河内喜代一君) お尋ねの健康づくりの成果でございますが、健康づくり推進協議会の要綱ができましたのが55年1月でございまして、2月に協議会をつくったということでございますので、実質は55年から活動を始めたということでございまして、55年度の実績を申し上げますと、まず母子関係といたしまして母親教室でございますが、妊娠中の健康管理等々を含めまして年間22回開催いたしまして、参加者が400名でございます。その次に乳幼児の健康相談でございますが、4歳児を中心といたしまして乳児の疾病予防、栄養教育というようなことでございますが、年間160回開催いたしまして、相談にお見えになった方は、約9,000名と大変大ぜいでございます。次に、1歳6ヵ月児の健康診査でございますが、年間78回開催いたしまして、受診者が約4,000名と。次に、成人病関係でございますが、老人を含めまして健康相談を医師と保健婦とによって毎月2回母子老人保健センターで行っておるわけでございますが、年間24回開催いたしまして、相談にお見えになった方は約800名ということでございます。そのほか貧血講座と−主婦の方の貧血の検査を行いまして、日常生活の上において、これを指導するというようなことで、年4回開催いたしましたところ200名の参加がございました。それから、住民の健康の診査でございますが、7月と8月を市民の定期健康診査期間といたしまして成人病とか結核等の健康診査を行ったわけでございますが、成人病の方の受診者が7,000人、結核の方は非常に多くて3万人以上の方がお見えになったわけでございます。それから、人間ドックの関係でございますが、これは医師会との協定をしておるわけでございますが、まだ設備が完全でございませんので、年間に554人ということでございます。がんの検診でございますが、各種がんのうちで胃がんの検診受診者が2,810人、子宮がんが2,800人、乳がんが150人ということでございます。

 そのほかに健康づくりの指導員の研修会を行っておるわけでございまして、これは県の方の開催に婦人会の役員等を参加させまして、実技、栄養学等について研修をさしておるわけでございますが、いままでに73名の者を参加さしておるわけでございます。

 それから、56年度といたしまして、先ほど申し上げました根石学区のモデルの関係でございますが、6月が乳がんの自己検診といたしまして、講話を行うとともに婦人会の参加していただきました方が22名、8月が母と子の楽しい遊び方といたしまして1歳から3歳児をお持ちの方に御出席をいただいたわけでございますが、78名。8月が、婦人の方も家族もでございますが、採血をいたしまして血液から健康を判断するという検査用の採血を行いましたのが、非常に多く御参加いただきまして200名というようなことでございます。9月が貧血だというように、今後月々に即応した健康づくりの行事を行っていくという予定でございます。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 28番奥村昭司君。



◆28番(奥村昭司君) 第1番目の甲山閣の問題につきましては、市長答弁で市民にふさわしいものをつくると、そういう今後検討していきたいということでございますから、この点もひとつ要望にかえておきます。

 それから、甲山一帯の整備につきましても、岡崎にふさわしい、そういう点を考えながらしていきたいということでございますから、この辺につきましてもひとつ地元とも、また地主ともよく御相談いただきまして慎重に検討していただきたいと、このように要望しておきます。

 それから、2番目の問題でございますけれども、市長の見解をお聞きしましたが、この点につきましては本当に健常者のわれわれが身体障害者、精薄者の方たちの立場になって本当に物事を考えていくべきが本当の国際障害者年ではないかと、くどいようですが、私はそういう立場からひとつ粘り強い交渉で何とか国障年の行事の一環としてこれを取り上げていただきたいということを強く、これも要望しておきます。

 3番目の問題でございますが、確かに市長の答弁のとおりでございますが、今後の新設校の問題だとか、そういう点をいろいろ考えますと、確かに20、30灯ふやしてもどうしようもないということでございますが、それでも私は逐次そうして長い年数をかけながらでもそれを実行すべきではないかと、私はこのように思います。また、特定地域については200灯以外で検討していきたいということでございますから、この辺は期待をして、これについては以上で終わります。

 それから、4番目の問題でございますが、ただいま成果等をもって説明ございましたが、これは本当に市長もいまおっしゃいましたけど、行政側の立場と、それから受ける市民の個人個人の立場というものが非常に、これはそこの呼吸の合い方といいますか、この辺が非常にむずかしい問題と思います。幾ら行政側でりっぱな施設、人員等ふやして対処していきたいと思いましても、受診者側かその気になってくれなかったならば、なかなかむずかしい問題があると思います。そういう点におきまして、国民健康づくりといっても一人一人の市民の人たちが本当に他人事ではないんだと、自分のことなんだという観念に立っていけるような、そういう啓蒙と普及と、そういうものを粘り強くこれもやっていっていただきたいと、一朝一夕で健康ができるわけじゃございませんから、そういう点につきましては一朝一夕でできない問題でございますが、ひとつ粘り強くそれをやっていただくことが医療費の軽減にもこれはつながってくる問題であると、こういうふうに思います。この点についても本当にひとつ真剣に取り組んでいっていただきたいと、このように思います。

 以上で私の質問を終わります。



○議長(加藤清市君) 昼食のため休憩いたします。再開は午後1時といたします。

             午前11時52分休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             午後1時再開



○議長(加藤清市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 15番加藤繁行君。

     (15番 加藤繁行君 登壇)



◆15番(加藤繁行君) 通告順に従いまして簡潔に質問をさせていただきます。

 まず、今回の行革と本市とのかかわり合いでございますが、先ほどの市長の所信表明の中で今回の行革に対する本市の基本的な考えと対処をはっきりお聞かせいただきましたので、私の質問は大方これで済んだわけでございますが、いま1つだけお尋ねをしておきたいと思います。

 臨調の答申から行政改革大綱が閣議決定をされ、現在これをもとに法制化の準備がされているわけでございますけれども、もしこれがこのまま臨時国会で通過するということになりますれば、本市にとりましても大変大きな影響、影響と申しましょうか、打撃があろうと思います。したがいまして、この点につきましていかなる個所で、どのような影響を来すのか。いままでにお調べいただいておるとするならば、お聞かせをいただきたいと思います。

 次に、治水の問題でございますが、先般16年ぶりの大型台風15号に襲われました関東地方を初めとする東日本一帯各地で大変大きな被害を受けたわけでございますが、とりわけ茨城県の利根川支流の小貝川の堤防の決壊は周辺地域2,600戸水浸しにいたしまして、5,000世帯2万人が避難するという大変大きな被害と問題を残しました。聞くところによりますと、この小貝川は建設省の管理でございます1級河川でありますが、全長が100キロ、決壊した現場付近は川幅が180メートル、緩やかにカーブしておりまして、その外側が決壊したわけでございます。この堤防は大正12年につくられまして、昭和10年に1回、今回から下流100メートルのところで決壊をし、25年に反対側も決壊をしたという歴史的な経過があるわけでございますが、昭和33年に一大補強工事がなされまして、堤防も厚くなってしっかりし、強靭になったわけでございます。また、昭和51年には地盤の弱さが若干指摘されまして、鉄板を地中に打ち、これまた一段と補強が加えられたわけでございます。そして、加えて治水対策を考える安全基準の基礎となります計画最高水位は、この個所では9メーター79センチであるわけでございます。ところが、決壊したときの水位は8メーター74であったそうであります。計画最高水位より1メートルも低いのに堤防が破れてしまった、こういう状況であるわけです。

 テレビでちょうどこの決壊した状況を見たわけでございますが、とにかくすさまじい濁流が市街地へ流れ込んで、これも真っ最中でございましたが、自然の大きな力の前にわれわれ人聞はなすべきもなく、ただ茫然とながめているのみ、そのような状態でございました。このように自然はわれわれ人間の能力と判断をはるかに越える強大な力を発揮をするのでありますが、われわれはこれを知恵と備えで阻止していかなければならないわけです。

 そこで、建設省の管理ではありますが、当地最大河川であります矢作川、近年は大きな災害もございませんで、穏やかに推移をしておるわけでございますが、先ほどの市長のお話ではありませんが、災害は忘れたころにやってくる。思わぬとき、突然の襲来に対し備えは万全であろうか。平素の管理、点検は行き届いておるであろうか。本市として安全に対する御判断、また治水の考え方についてお伺いをさしていただきたいと思います。

 続きまして、腎不全の対策といたしまして人工腎臓による血液の透析設備についてお伺いをさせていただきます。

 現在県下で透析を受けてみえる患者の皆さんは約2,300名おみえになるわけです。これで年々300名ほどふえておるということでございまして、大変憂慮されておるわけでございます。この腎不全というのはさしたる自覚症状がないまま、気がついたときには手おくれ、そういうような状況がかなりあるわけです。そういう意味では大変こわい病気、こういうふうに言われておるわけであります。そうして、一度かかったら完治するのはなかなかむずかしい。現在この治療の方法は2つございまして、腎臓の移植と人工腎臓による血液の透析の方法であります。腎臓の移植は、これまた大変むずかしゅうございまして、どなたの腎臓でもええというものじゃなくて、提供者と被提供者との組織適合が必要でありまして、また費用の問題とか、あるいは成功率の問題とか、たくさんむずかしい問題がございまして、現在県下では350名の方が登録をして移植を希望してみえるそうでございます。残りの方は人工透析によって生命を保っておる、そういう現状でございます。

 透析というのは、大体週に3回ないし4回行わなければ生命が維持できません。1回当たり5時間から6時間ベッドに寝て、自分の血液をすべて総がえ、総がえと申しましょうか、血液を外へ出して老廃物、水を分離して、また自分の体の中へ入れるという大変な作業でございます。

 そこで、現在本市におきましてはこの装置を民間の医療機関に1カ所この腎臓透析の装置が備わっております。そこへ約80名の方が透析を受けていらっしゃる。これが現状でございます。このように腎不全患者にとりましては、透析は命そのものであって欠くことのできないものであります。したがいまして、市民の健康と生命を守る使命を担う公的病院の中においてこの腎臓透析の装置を建設をされまして、安全にしてゆとりある治療をもって腎不全者の皆さんに希望を与え、そして社会復帰に対処するお考えがあるかどうか、お伺いをさしていただきたいと思います。

 次に、スポーツ広場の問題でございます。

 今日スポーツの振興は大変著しいものがございまして、老若男女を問わず全市民の日常の中に溶け込んでおる、こう申しても過言ではないだろうと思います。しかし、地域においてスポーツ広場、運動広場の確保はなかなか思うに任せません。いまこのような市民の皆さんが一致した願いは、何とかして運動広場、スポーツ広場が確保できないものか、この願いが非常に大きいわけでございます。

 そこでお伺いをさしていただくわけですが、昨年連尺小学校に照明装置が設置をされまして夜間の使用が可能になったわけでございます。非常に適切な、当を得た措置であろうと思うわけでございますが、今後もこのような装置を、継続して設備を設置するお考えがあるのかどうなのか、この点をひとつお伺いをさせていただきたいと思います。

 以上で第1回の質問を終わらさせていただきます。

     (15番 加藤繁行君 降壇)



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) いまの加藤議員さんの御質問に対しまして、私からお答えすべきものが適当と思われる部分につきまして、私から率直にお答え申し上げたいと思っております。

 まず第1の、今日進行中の行政機構改革と本市に対するところの影響でございますんですが、これは一つの考え方の基本というものがございますもんですから、非常にむずかしい問題ではございますが、言うならば影響はどこへ集中するかというような主体だと思うんでございますが、これは見方によりますと、全部に影響いたしますと、こういう見方もできるわけでございますですが、これは常識的に考えますときにおきましては、相当大きな影響力があるおそれがあると、こういうことでございます。これは全般に対する影響力が予測できると、こういうこともまた視点の事実でございますんですが、特にそれらの問題の中で私が非常に関心を持っておりますのは、やはり国民健康保険であるとか、あるいは学校の増改築問題であるとか、あるいは本市がいま取り組んでおりますところの土地改良の問題、あるいは流域下水道の問題、各所に影響力を予測しながらこれに対応するところの手段、方法、こういうことを内部的に詰めている次第でございますが、これまた見方を変えますと、それほどこの影響力ばっかりおじけづいてしまうと、こういうこともひとつ問題ございまして、私はさっきの私の説明の中でも申し上げましたとおり、これに対しましてはいわゆる地方6団体、知事会、市長会、議長会等の地方6団体を中心といたしまして、自治省に対しましての対応、これを自治省が受けて立ち上がりまして、自治省自身が地方にかわりまして各省庁に対するところの意見、運動、要望、これを展開しておりますことはすでに御承知のとおりでございますんですが、これらの関係等につきましても、一部燭光めいておることも事実でございまして、本市におきましては特に中部圏ということで、言うならば地域の特例な地域になっておりますもんですから、これらが一部新聞なんかで御報告ございましたとおり、地域かさ上げのこれが引き下げと、こういうことになってまいりますと、これはすべて大きな問題に影響してまいります。これは本市といたしましても特にごみの焼却場であるとか、現在の八帖町の処理場、こういう問題の建築中の問題に対しましても非常に心配があったわけでございますが、その後、これらの関係が地方6団体の要望も自治省そのものが肩がわりをする形におきまして各省庁との折衝を重ねた結果におきまして、最終的には言うならば6分の1云々ということで、この引き下げ関係というものが一つの成案を見る段階になってまいりましたんですが、これも実は特定な土地でございまして、政令都市以上でございますから、内容的に申し上げるならば、これらの関係につきましても、本市のような一般地方都市というのは、これはこの問題からは対象外でございますもんですから、これもひとつ安心もできるという段階というまではいっておりませんですが、ここに見るべき成果を見ておったと、こういうことも事実でございますもんですから、これらの評価というものを大きく考え合わせながら、細心の注意をし、これに対応するところの一つの考え方を持っていかなならん。同時にまた、この行政改革、これ自身は総論的に大変必要なことであろう、かように思っておりますもんですから、本市におきましてもこれに対応するところの行政の一つの変革、こういうものも余儀なくされてくるんではないかと、こういうことが当然ではございますが、考えられる次第でございます。

 2つ目の、大型の河川の災害防除に対する御意見でございますが、御高説もっともでございまして、私も全く同感でございます。ただ1つ問題は、私の私見を交えて申し上げるならば、近時の土木技術というものは、これに対するところの鉄とコンクリート、これの強度、あるいはこれに対する工法の過信と、こういうことから率直に申し上げまして、自然の地形、あるいは地質、過去の災害の実態、こういうものを無視した工法というものを施すと、こういうことが必ずしもないとは言えないんじゃないかと、ここに近代土木工法の過信から逆に非常に危険なことが出ておるというのは、各種の災害の発生状況から見ても言えることでございます。もちろんこの大型河川等につきましては、われわれが口をはさむべき問題でなくて、専門の建設省の直接の管理河川ではございますが、私はそういう、いわゆる鉄とコンクリートの強度を過信した土木技術でなくて、古来からの災害の経験、あるいはその流れ方、あるいはこれに対するところの地質上の問題、これらの自然環境というものを取り入れたところの工法というものを、本市の管理河川においては十分取り上げてこの防災対策を考えるべきであろう、かように私は思いまして、これらの基本的な問題につきましては、私はそのような姿勢でもって担当課に指示しておる、こういうことでございます。

 あわせまして申し上げたいのは、特に問題になりますのは、大型河川ということで大変な御心配でございますが、私がいま一番心配しておりますのは、実はこの大型河川、矢作川、乙川というのは一応いまから10年前の災害、20年前の災害、あるいは50年、100年前の降雨量、こういうものを算定する、調査することによって一つの防災的な基本理念というもの、工法が生まれてまいりますんですが、本市の中にこれらをさかのぼればさかのぼるほど安全なデータが出てしまって、むしろ現今のが危険であるという河川がございます。これは申し上げるまでもございませんが、言うならば、広田川の支流と、こういうことで特に福岡から六ツ美に流れておりますところの砂川流域というのは、実は過去におきましては全部がほとんど農地でございまして、池があり、水田ありというところでございましたんですが、これはほとんど都市化によりましてある程度宅地化にしておる。その完成いたしましてからの後というものは、大雨らしい雨が降っておらない、こういうことからむしろデータのない危険地域だと、かようなことを心配しする次第でございまして、私はこれの防災関係を踏まえまして、的確な考え方を持たにゃいかないということで、実は岡崎市の地形の立体模型、こういうものをつくって、しかも、これに対しましてできるならば、地質も参考に入れるんだと、織り込んだところの立体模型をつくる。そして、それに対しまして、その流域、上流におけるところの降雨、雨を人工的に模型の上に降らせまして、どこがどのように危険であろうかと、こういうものができんだろうか。こういうことを担当課に命じまして調査をさせましたんですが、一応概略といたしましては、これをつくりますと6,000万円ぐらいは当然かかるだろうということが出てまいりまして、今度は6,000万円を投じてもどの程度適確なものができるかということで、これまた調査に入ってまいりますと、現段階におきましてはそれほど精巧な一つの模型というものをつくっておる例がないから、相当長時間と研究が必要であるということで、なかなかこれの問題にはたといま困っておるということよりも、一つの技術的な壁に突き当たっておると、こういうことではございますが、お説のように、今後におけますところの治水体制、こういうことに対しましては大幅な、全市的な視野、あるいは流域的な視野からこれらに対しまして相当新しい考え方を持って対応せざるを得ない、かように思っておるということで、内部的にはこれらの関係を含めまして大幅な検討に入っているということも申し上げたいと思っております。

 なお、お説のとおり、これらの大型河川に対するところの災害というものもこれまた大変な問題でございまして、十分踏まえまして、担当建設省を初めといたしまして、関係官庁等に対しましては能動的に働きかけてまいりたい、かように思っている次第でございます。

 なお、人工透析の問題等につきましては、これは御承知だと思いますが、いま岡崎に1ヵ所ございまして、何か38のベッドというんですか、対応しておられるようでございますが、この9月2日から岡崎ももう1つ病院がこれを対応するということで、10ふえますようでございまして、これは48の対応ができると、こういうことがニュースとしては入っておりますんです。ただ、民間がこうやっておるから、公立市民病院は、民間関係にのみ任しておいて、こういう重大な問題を手をこまねいておるのかと、こういう御意向もあろうかと思っておりますんですが、御承知のとおり、医師会との関係等もございますし、また、あわせまして、特に本市といたしましては、大きな問題といたしまして、救命救急センター等を、これは本市が引き受けておるということでございまして、これは、まだ皆さん方に対しまして的確な数字等を申し上げる時期ではございませんが、御参考までに私がいま試算をしております段階で申し上げますと、私は、庁内全般におきましては、こういう時期でございますから、1人の増員も認めない、こういうことで各部署の職員に対しますところの一つの事務の消化能力と、こういうことに対しましての的確な合理化を強いておる次第でございますですが、この救命救急センターにおきますと、場合によりますと、これは大幅な増員を対応せざるを得ない。これも10人や20人じゃなくて、恐らく50名、60名という人員増加をしないことには、この救命救急センター自身のこの使命を体するためにおきましては、これは至難ではないかと、かようなことがいま研究段階として生まれておる次第でございまして、これらを踏まえまして試算をいたしますと、恐らく1億から2億円ぐらい、大幅な赤字ということも覚悟をしなきゃならないと、こういうような問題が出るおそれがある。こういうことも踏まえながら、これは、一面におきましては、命は金で買えない、こういうこともございますですが、この救命救急センターというものの効果と、これに対するところの行政といたしまして、最大限の努力を現況せざるを得ない、こういう時期でもございますもんですから、正直に申し上げまして、直ちにこれに対応するところの当市の関係の施設、これを持ってくるということは、若干現段階においては、財政的な視点から申し上げまして、ちょっと無理ではないかと、かようなことを率直に申し上げる次第でございまして、御理解を賜りたいと思っております。

 残余の問題につきましては、担当の部長からお答えをさしていただきたいと思っております。



○議長(加藤清市君) 教育次長。



◎教育次長(横田忠男君) 加藤議員の第4番目の地域運動広場の積極的な確保について、夜間照明設備の設置については、今後どういうような考えを持っておるかということにつきまして、お答えを申し上げたいと思います。

 体育、スポーツへの関心、欲求が高まっております今日、体育、スポーツ施設の整備、充実は非常に重要であるということは十分認識をいたしておるわけでございます。そうした面につきまして努力をいたしておりますが、今後十分煮詰めていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 15番加藤繁行君。



◆15番(加藤繁行君) 大型河川の問題でございますけれども、たとえば、ちょうど議長の住んでみえるあの辺でございますが、あの辺は、川の中に大きな中洲がございまして、そこに木が生えておる。先ほど申しました小貝川の決壊の原因も、建設省の河川局が言っておりますのは、何らかの状況で、流れがちょうど渦を巻いてカーブしておる堤防に直撃したようなかっこうになって、それで決壊したんじゃないかというようなことも言っておりますのを聞きますと、あのように川の中に木が生えておるということは、やはり通常の川の流れをかなり予想できないような流れに変えるおそれがあるんじゃないかというような点も考えますので、その辺も踏まえていただいての対策と申しましょうか、ひとつお考えをいただいたらありがたい、かように思っております。

 それから、ちょっと前後いたしましたが、いま市長、答弁いただきました臨調の問題でございますけれども、総論賛成各論反対、その各論反対ということが、何となく言ってみれば非国民みたいなような、そういうようなムードづくりと申しましょうか、そういうようなきらいもないことはないと思うわけです。

 そこで、やはり言うべきことは言わなきゃならんわけですが、そういうムードの中に埋没して、結局は、言うべきことも言えずじまいというようなことでは大変でございますので、やはりその辺をしっかりしていかなきゃならんのじゃないかと思うわけです。

 それに現時点でも、結局3割自治というようなことを言われまして、地方自治体は、その独自性が大変窮屈になっておるわけでございますけれども、あのような行革の中で、これまた、国の肩がわりということで、財政的な負担をおっかぶさせられまして、つけ加えて、話に聞けば、交付税の実質的な減額になるんじゃないかと思うんですが、交付税の借入金の金利の半分を地方が持てというような話も取りざたされておるというような話を聞きますと、とにかく地方の時代とはいま言っておりますけれども、地方をなくする時代じゃないかしらんと思うような状況もあるやに感じますので、ひとつ先ほど市長が申されましたように、言うべきことはきちっと言って対処していただくということを、これは要望としてつけ加えさしていただいておきます。

 それから、透析でございますけれども、市長から答弁をいただいて、事情はよくわかるわけです。

 病院も、公的病院は公的病院のよさがある。民間の病院は民間の病院のよさがある。お互いによさがあるわけですが、透析の患者の方に聞いてみますと、透析装置は公的病院が最適だというような御意見もございますので、ひとつ財政的な問題よくわかりますが、ぜひひとつまたどっかに置いといていただきまして、前向きにひとつ取り組んでいただきたい、かように思います。

 以上です。以上で質問をこれで終わりますので。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 御理解ある御質問でございまして、大変私も安堵いたしましたんですが、特にいまお話のございました大型河川のうちの、いわゆる川の中のそういう樹木等の繁茂というもんがどのように影響するかということは、大変またこれは、河川上貴重な御意見だと思っておりますもんですから、私の方も、担当技術者を通じまして、関係官庁に対しまして、これらに対応するところの御意見の趣旨に対応する工法、考え方等につきましても詰めてまいりたい、かように申し上げて、御答弁にかえさしていただきます。

 なお、第2臨調等の問題につきましては、これは、遠慮なく言えということでございまして、私は、議会答弁は、これは大分遠慮しておりますんですが、ほかの関係等につきましては遠慮なく申し上げるのが私の生命でございますもんですから、この点につきましては御安心していただきたいと思っておりますが、しかし、申し上げたいのは、個々の政党、イデオロギーに立脚した方々が、おれの思いどおりに言ってくれれば、これは、結局遠慮なく言ったことだと、それでないと遠慮なく言ったことと認めないという見解でもって見られますと、これは困りますもんですから、私は私の見解におきまして、十分申し上げることは申し上げると、こういうことをはっきり申し上げておきたいと思っております。御理解賜りたいと思います。



○議長(加藤清市君) 建設部長。



◎建設部長(大竹敏男君) 加藤議員が申されました矢作川の河川の中の中洲でございますが、このことにつきましては、建設省へ申し入れをしておるところでございますが、考え方としましては、その付近の堤防の腹づけ、それから護岸等を施行いたしまして後に中洲を取り除くという考えのようでございます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△八田廣子議員の質問



○議長(加藤清市君) 次、12番八田廣子君。

     (12番 八田廣子君 登壇)



◆12番(八田廣子君) お許しを得まして、通告をいたしました項目につきまして、順序を追って質問をいたします。市長並びに関係理事者の答弁をお願いいたします。

 まず、依佐美アメリカ海軍通信基地について、市民とのかかわり合いについて市長にお尋ねいたします。

 米海軍基地依佐美送信所という名称にはなじみが薄い方も、矢作の西にあります鉄塔、名鉄電車で名古屋方面に向かう際、左側に見える8本の鉄塔と言えば、大方の市民が知っておられます。

 4月9日の米海軍ポラリス原潜による「日昇丸当て逃げ事件」から、マスコミには、たびたびこの基地が登場いたします。4月21日付毎日新聞では、横須賀の在日米海軍通信隊から依佐美を経て、ジョージ・ワシントン号に発信した電信記録が、どんなことがあっても守らなければならない軍事最高機密であったと報道をし、7月11日付の朝日新聞の「核攻撃を受けたら米大統領は空中指令機に」という記事では、核戦略の中枢が通信システムであることが読み取れます。指令機から横須賀の米海軍指令部へ、そして、依佐美送信所へ、依佐美から潜水鑑へと指令が伝わるわけです。核に関する日本国内の地図を詳しく報道した朝日新聞の記事にも、依佐美は明記されていました。

 7月26日付毎日新聞では「1メガトンの爆発で煮えたぎる都市一瞬消える」と、想像を絶する核兵器の被害を報じ、核戦争勃発のとき、日本ではまず依佐美が攻撃されると、沢田昭二明大理学部助教授の原子物理学者としての発言を伝えています。1メガトンで、全身やけどで住民が倒れるのは、爆心地から25キロの範囲、岡崎市はすっぽりとこの中に入ります。

 原子力潜水鑑は、レーダーも探知できない海の底に1カ月以上ももぐりっ放しといい、その隠密性において最もすぐれた核戦力であります。このもぐりっ放しの潜水鑑には、超長波以外の電波は届かない。したがって、超長波で指令を送る依佐美基地が決定的な重要さを持ちます。

 この施設の主要な役割りというのは、核攻撃開始前の期間に日々潜水鑑の居どころを隠しておくことにあります。現にアメリカ海軍は、超長波の送信所が攻撃され、破壊されることを想定し、大型輸送飛行機で編成されましたタカモと呼ばれるバックアップシステムを持っており、そのうち1機ずつが、きょうも太平洋、大西洋を飛んでおります。地上の通信システム依佐美が爆破されたら、かわって潜水鑑に核兵器の発射を命ずるためであります。

 核兵器勃発に際して、第1の攻撃目標の1つとなる依佐美基地、しかも、そのとき、岡崎は36年前の広島、長崎となる。考えただけでも身の毛のよだつことです。

 広島市長は、ことし、平和宣言の中で、「核兵器の廃絶こそが安全を保障し、平和への道に通じる。わが国はその扇動者となることを期待する」と訴え、長崎市長は、「核兵器をなくし、完全軍縮の実現こそが、人類が未来に生き残る唯一の道であることを、子供たちにすべてを優先して教えてほしい。戦争放棄と永久の平和確立を誓った日本国憲法の精神を思い起こし、将来にわたって核兵器の廃絶、完全軍縮、恒久平和を国是として積極的に外交を進め、決してどの国をも敵視しない国の方針を打ち立ててください。日本本土とその周辺を非核武装地帯とすることを宣言してください」と訴えています。

 アメリカ海軍所属の依佐美送信所については、ただいま申し上げましたように、大変な被害を受ける岡崎市の市長として、撤去させる立場を明確にしていただきたいが、市長の見解を伺います。

 2番目に、県立普通高校誘致についてであります。

 中根市長就任直後の最初の議会で、公立普通高校増設について、用地の確保、62年度までの見通しを伺いましたところ、58年開校をめどに詰め寄っているとのことでした。58年度に始まります第2次高校生急増対策を検討していた県は、8月末に8つの高校を58年度に開校と内定しました。岡崎市はその中に入っておりません。

 そこで、(1)58年度開校の見通しをお伺いいたします。

 (2)は、高校生急増対策であります。ここでは2つの問題を伺います。

 1つには、県の急増対策について、岡崎市の実情からどのような見解を持たれ、対処されておるのか。

 いま1つは、第2次臨時行政調査会部会答申による高校急増対策の後退によるわが市への影響であります。

 県の急増対策は、公立2、私立1の比率は従来どおりとして、県立高校の新設のほか、既設の高校の学級増と、学級定員増、この3本柱と聞いておりますが、現況から、早い時期に高校建設がどうしても必要と思われます。

 一方、臨調部会報告では、公立高校40人学級計画の実施の停止、生徒増に伴う増員措置大幅削減というものであります。ピーク時には、社会増を考えなくても、また、進学率を90%と低く見積もっても、約1万4,000人の高校生が岡崎の高校生となります。1学年、実に1,700人も増加する、この実際と対比してお答えいただきたいと思います。

 3番目は、学童保育でございます。

 学童保育の現況は、昭和51年に現在の都市児童健全育成事業の国の補助金がつきまして、当初1カ所でありました岡崎市の学童保育、現況は6カ所であります。全国47都道府県、557市町村、3,988カ所の学童保育、この急激な増加というのは、社会情勢の変化も相まっての学童保育に対する大きな要求でございます。

 現在、岡崎市では、共同保育という運営形態をとり、国・県の補助、あるいは県の補助の申請をしております。かぎっ子の実態というのは、教育委員会では、大体どの学校も10から15%のかぎっ子がいるというふうにお答えいただいております。

 そこで、第1番、民間学童保育への援助であります。

 現在、岡崎市の学童保育の抱える困難は、適切な場所確保の困難、2番目は過重な父母負担、3番目は指導員の確保、内容のある保育内容の実現であります。

 とりわけ2番目の過重な父母負担、これは、現在行われております6カ所の学童保育のうち、1カ月に3万円を超える保育料の必要である学童保育も出ており、国・県・市の補助金を受け取っている学童保育所でも、実際には、年平均50万以上の赤字が出、これを物品販売などで補っているわけであります。

 ちなみに、豊橋市などは、14クラブあります中で10クラブ、国と県の補助を持ち、単市で補助をして、全額80万という、こういう補助をしております。

 子供たちを取り巻く環境の悪化から、今後ますますこのような学童保育が必要と存じますが、補助金という形ばかりではなく、教育の面、あるいは福祉の面として、真剣にお考え願いたいと思います。

 2番、3番は、そのような考え方から、小学生、とりわけ小学校低学年の留守家庭児童に対する施策をどのようにお考えか。下校後の子供たちへの教育的配慮として、学童保育を含め、どのような方針で今後お進めになるのか。

 また、3番の学童保育についての市長の見解は、児童館等も含めた子供の健全育成についてお伺いいたします。

 4番目の寝たきり老人入浴事業についてであります。

 出生率の低下や、医学の進歩など、さまざまな要因で人口に占める高齢者の割合はふえてまいります。老後の不安を軽くするための施策は今後一層強く求められ、全市民的要望として、これにこたえなくてはならぬ1つと言えましょう。

 とりわけ老齢で寝たきりになった方々は、家族の努力をもってしても、入浴さえ思うに任せない。衛生面だけでなく、心身のくつろぎをも入浴に求める日本人の生活習慣からして、おふろに入れるのは極楽と喜ばれております入浴事業であります。

 寝たきりになった市内のお年寄りは、入院されております方を除いて、家族などからの申請のありました方だけでも、7月末には339名に上り、そのうち26名がこの制度を利用されていると伺いました。市内の65歳以上の方は2万人を超し、70歳以上でも1万2,675人もおいでです。元気な方も多数おられるでしょうが、寝たきりの方は339名以上であることは推察されます。

 さて、26名の方が1カ月に1度、月に1度の入浴もできない。これは、昨年12月議会に改善を求めたものでありますが、現状も変わっておりません。入浴のための輸送車は、週2日走って、1週間に四、五名の方しか入浴できないからです。

 形態は違いますが、たとえばお隣の豊田市は、273名の寝たきり老人のうち103名が、1カ月に2回ほど入浴をできます。

 同規模の人口で、老齢人口も多い、対象者も多い岡崎市が、1カ月に1度も入れない。しかも、27名、4分の1の方でもこの程度しか入浴できないのは、余りにも申しわけありません。

 健康なお年寄りには、月2回、無料で入浴していただく制度が設けられ、喜ばれております。また、福祉の村「老人福祉センター」まで行けば自由に入浴できると、これまた好評です。

 夏の暑い期間、1カ月も入浴されない方がこの議場に果たしてお見えでしょうか。ましてや寝たきりで、自分の意思だけでは入浴できない方々です。改善、拡充を求めるものでありますが、障害になっている事柄、また、現在の進行状況、見通しと見解をお答えください。

 以上で私の第1回目の質問を終わります。

     (12番 八田廣子君 降壇)



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 八田廣子議員の御質問に対しまして、お名指しもあったようではございますが、私からお答えすべき問題、ちょっと私は疑義をはさんでおりますんですが、特に、外交、国防上の論議というものは、私自身が、一地方市長がこれらに対しますところの的確な意思の表明、こういうものをすべきことが適当であろうか、あるいはこれはすべきでないんじゃないのか、こういう2つの論法がございまして、私は、むしろ専門家でもない者が、外交、国防上の問題を軽々しくその発言をするということは慎みたいと、かように思うのでございますもんですから、ひとつその点につきましては御理解を願いたいと思いますし、同時に、依佐美のこの無線電信というのは、八田廣子議員は、なじみの薄いものであってということで、場所までお教えくださいましたんですが、われわれ戦前派の人間にとりましては、当時、依佐美の無線電信というのは、ある意味におきましたら、日本の科学の象徴であるというような感覚を持っておりまして、ようく存じ上げておりますもんですから、場所等別に教えていただかなくても知っておる次第でございますんですが、ただ、刈谷市にあるもの、これを岡崎市長が、適当であるとかないとか、あるいは豊川市に自衛隊がある、これはまたどっかから攻めてくると、爆弾が落ちるからあいつは適当でない、こういうことを言うことがいいか悪いか、こういうことにも私は非常に一つの疑念を持っておる次第でございまして、また、いまのお話しのように、危ないとするならば、私は外交、国防の専門じゃございませんですからわからんですが、どこから一体攻めてくるんでございましょうか。どこの国の飛行機から、どこの国から攻めてくるんでございましょうか。この辺に、逆に聞かしていただきたいなあと、こういう感じがいたしまして、こういう論議を余りやっておりますと、そんな危ないことなら、もっと核の武装をせないかんとか何とかいうことになってまいりますと、私は、平和論者でございまして、こういう問題に対しましてはきらいでございますもんですから、平和を一番愛するという原則から申し上げまして、前段に返りまして、私は、これらの問題につきまして、外交、国防上の問題は軽々しく論じるべきでない、私はかように思っておりますもんですから、御答弁はこの程度にお許し願いたいと思っております。

 残余の問題につきましては、担当の部長からお答えさしていただきます。



○議長(加藤清市君) 教育委員会指導部長。



◎教育委員会指導部長(藤井清君) 県立高校、普通高校の誘致についての御質問でございますけれども、御承知のように、58年度開校の見通しは、私たち全市を挙げて58年度以降の開校をめどに努力をしてまいりまして、新聞で御承知のように、現時点では、58年度の本市内新設の見通しはきわめて暗くなったように考えております。

 それから、高校生急増対策の御質問でございますけれども、八田議員御指摘のとおり、現在の小学校1、2、3年生が中学生になるとき、本市の中学校の生徒数がピークに達することはよくわかっております。

 したがって、各市の教育団体、あるいは機関の御協力を仰ぎながら、県当局に対し誘致運動を強力に進めてまいりたいと思っております。

 なお、御指摘の学級定数等の問題も含めて県の方に働きかけたいと思っております。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 福祉部長。



◎福祉部長(安達学君) 大きい3の学童保育についてでございますが、このうちの援助の関係、(1)の関係になりますが、このことにつきましては、八田議員が御指摘になりましたとおり、現在は、この学童保育につきましては、国・県・市の行政によります都市児童の健全育成事業、これと、それから、県費の助成による社会福祉総合助成事業、この2つがあるわけでございまして、当市もこの事業に該当して認められておるというクラブもあるわけでございます。

 したがいまして、今後は、従来も同様でございますが、この児童福祉の本旨と申しましょうか、理念を守っていきながら、事業の効果とか、あるいは公平、平等ということを十分検討してまいりたいと、このように考えております。

 次に、4の寝たきり老人の入浴の関係でございます。

 この関係につきましても、八田議員御指摘のとおり、在宅の寝たきり老人の家庭から、医師の入浴に対する所見を記入をして、申請をしてもらう。で、その申請によりまして、県の方の老人ホームの岡崎寮に行きまして、あの入浴の施設を利用して、社会福祉協議会をもってそれに当たらしておるということでございまして、現在の入浴の申請者も26名ということでございます。

 従来、この26名が、県の寮の方の関係もありまして、月、木の2回の午前中に実施をしておったわけでございます。したがって、1週間に2人ということでございます。おおむね、従来も申し上げておるわけでございますが、1カ月半に1回というような入浴の状態であったわけでございました。

 そこで、何とかこれを改善できないだろうかということで、岡崎寮の寮長に、もっと短期間でできるようにひとつしてほしいと、こういうことを交渉したわけでございますけれども、向こうにもいろいろの事情等があるし、あるいは入寮者の関係もあって、非常に難航をしたわけでございますが、ようやくその結果として、まあそれならば、日にちをふやすということは、現在の状況からできない。で、実施時間の延長ではどうだろうか、こういうことになったわけでございます。

 そこで、具体的なことについては今後ということになりますが、交渉のときには、利用する日にちは同じ日にちで、従来午前中であったというのを4時ぐらいまで延長いたしましょうと、こういうことで了解が得られたわけでございまして、現在は、具体的な実施方法をどうするかということを福祉協議会で検討をいたしまして、実施に移してまいる予定でございます。

 もし、これが実現するということになりますと、約倍の人員が消化できるということでございますので、現在の人員から推していくならば20日か二十二、三日で1回は入浴ができると、こういうことになるわけで、一歩前進したというように考えておるわけでございます。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 教育委員会指導部長。



◎教育委員会指導部長(藤井清君) 学童保育について、小学校の現状についての御質問でございますけれども、小学校1年から3年の留守家庭数は毎年調査をしてございますけれども、特に増加の傾向は見られません。

 それから、各学校におきましては、安全指導の面から、低学年の留守家庭について、親御さん、子供さんの両面にわたり、特別な配慮と、適切な措置を講じておる状況でございます。

 こういうことから、学童保育についての要望、そういうものは現在学校からも、PTAの方からも全く聞いておりません。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 12番八田廣子君。



◆12番(八田廣子君) 2回目の質問をさせていただきます。

 まず第1に、1番目が、米依佐美通信基地の質問に対して、市長にお答えをいただいたわけなんですけれども、私どもは、私ども市民、岡崎市民がアメリカとソ連の核戦争に巻き込まれるという危険のある、そういうものに対して大変心配をして、しかも、それに対して、直接市民にかかわること、生命、財産にかかわることでありますので、市長としての見解を伺ったわけであります。

 で、市長はそのように、外交的な問題だから答えはしないというようなことをおっしゃったんですけれども、外交とか、国防とか、そういうことを私は伺っておるわけじゃありません。現に質問のときにも申しましたけれども、依佐美は攻撃されるという想定のもとにアメリカ軍が置いておるわけでございます。で、あれを実際に最初建設したのは、ドイツであろうと、日本の科学であろうと、そういうことを問題にしているとか、そういうことでは決してないわけであります。で、非同盟中立というのが私どもは一番大切だと思いまして、それは何も国政の問題だけではなく、1人1人の国民が憲法のもとで平和を愛する、平和を積極的につくっていく、これは当然岡崎市長の責務でもあるかと思って、御質問したわけでありますので、ぜひともそういう観点で御答弁をいただきたいと思います。

 それから、2番目の問題なんですけれども、高等学校の建設の問題で、学級定員増ですか、いま45人あります学級の定員増というのはやらないように、そういう働きかけをするという御答弁がありまして、その点については了解いたします。そういう方向でぜひお願いしたいと思います。

 ただ、現状、よく教育委員会の方でもおつかみの人数の点で、どのように高校へ吸収させるか、そういう具体的なその計画というのは、市教委の方でどういうふうに思っておられるのか、その具体的なことを伺いたいと思います。

 それから、3番目の学童保育についてでありますけれども、学校関係では、PTA、それから校長会だと思いますけれども、学校関係からはそういう要望はないということをいま御答弁をいただきました。

 ところが、現実には、学童保育を必要とする人はずっといるわけですね。これ減っているということはないわけなんです。そういうものに対して、どのように教育的見地から対処をされるのか、そういうことを伺ったわけであります。

 で、学校施設をお借りするだとか、それから、社会教育施設をお借りするだとか、これは、全国的に言えば学校施設、社教施設、つまり教育委員会関係施設で学童保育をやっているところが、割合としては多うございます。ただ、岡崎市としてどういう形にするかということは、まだそこまで論議が進んでおりませんので、どうこうしろということは私は申しませんが、施設の面でも考えていただきたい。それは、学校関係だけで考えるのではなく、福祉の問題、児童館なり、また、新しい市民ホーム、そういうような市の持っている施設の中で児童福祉をどういうふうに考えるか、そういうことをお聞かせ願いたいというふうに思いました。

 それで、また、お金の面で言えば、補助金などの獲得については御努力いただいているということで聞いておりますけれども、やはり学童保育という制度をどのようにとらえて、どういうふうにいくかということをぜひ御答弁いただきたいと思います。

 それから、寝たきり老人入浴事業については、現状では倍の受け入れ態勢になるということで、大変ありがたいことだと思います。

 ただ、これ将来的に、先ほども豊田の例を出したんですけれども、申し込むと入浴させていただくということが広く市民的にわかってきますと、もっともっと利用状況が多くなるということが考えられます。また、人口増ということからも、将来的にいまのままで果たしていいかどうか。将来のことも考えて、たとえば老人福祉センターの入浴事業に併設をするとか、そういうことも考えるべきではないかと思いまして、将来構想も含めて、もしお考えの点があればお願いしたいと思って、第2回の質問を終わります。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私の方からお答えいたします。

 特に、寝たきり老人の入浴施設に対する将来問題といたしましては、これは、行政的に考える必要もある時点もあろうかと思いますんですが、これは、市民の隣り合い、あるいは近隣で助け合う、そういうモラルが確定することが、将来としては一番望ましいところの社会像であろう、理想像であろう、かように思っている次第でございます。

 それから、第1問の依佐美の海軍基地無線電信に対する再度の御質問でございますんですが、私は、市民個々の命にかかわる問題である、ですから、こういう問題から市長答えろと、こういうことではございますが、この前に私は、いわゆる地方自治のわれわれに課せられております権能と、こういう問題からいきまして、これは、どんな問題であろうとも命にかかわると、こういう論法を加えるならば、国防から外交、すべての問題がここにひっついてくると思っております。

 私は、むしろやはり地方自治というものの本旨からいきまして、こういう国防、外交問題というのは国でやるべきである。また、一面、地方自治が完全に対応しなきゃならんというものを、国が余りにもこれに排除してくるということは、排除していく。むしろ自主的な地方自治に対しますところの意欲的な権能というものを広げていきたい、かように思っておる次第でございますもんですから、この点につきましては、くどいようでございますが、再質問でございまして、お答えしておきたいと思っております。

 なお、私の、見方を変えますと、大変私が無能でございまして、国防、外交を論ずるほどの能力もございませんし、私は、そういうことで、立候補いたすに対しましても、これらの国防、外交問題等、これを演説をやったことは一遍もございません。この辺もひとつ御理解を願いたいと思っております。素人がなまはんじゃくなことをやって、大きな混乱に陥れる、あるいは架空的ないわゆる危機感というものを訴えることによりまして、むしろ逆に国防論議を沸騰させると、こういうことを私は明白であろうと、こういう視点もあるということをお含みおき願いたいと思っております。

 以上。



○議長(加藤清市君) 教育委員会指導部長。



◎教育委員会指導部長(藤井清君) 先ほど具体的に、人数の点で具体的にというお話でございますが、中学校の生徒増についてでございますが、現在、約各学年4,000、現在の1年生、2年生、3年生あたりが中学生になるときにはおよそ5,000、したがって、1学年あたり1,000名の生徒増になることは目に見えておるわけでございます。

 そういうことを控えて、先ほども申し上げましたように、全力を挙げて高校誘致に努力をしてまいりたい。先生の御指摘のとおりでございます。

 それから、学校施設を学童保育に使うという御質問でございましたけれども、これにつきましては、現在、先ほども申し上げましたように、学校として、教員もかなり授業後の生徒指導に、あるいは児童の指導に当たっておるわけでございますし、具体的に先ほどは申し上げませんでしたけれども、努力をしておるわけでございます。

 そういう意味から言って、さらにその上に学校の施設というものをお使いになるということになりますと、学校の中が非常に混乱をいたします。

 そういった意味で、現時点ではそういうようなことは考えておりません。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 12番八田廣子君。



◆12番(八田廣子君) 依佐美の基地のことにつきましては、平行線になりますので、これ以上市長に何を言ってもしようがないと、非常に残念ではありますが、私ども、要望としてでは、いま本当に核廃絶というのが国民的な世論になっておりますし、一応国是としてはそういうことでございますので、そういうことも市長さんとしては考えていただきたいと、きのうお亡くなりになりました湯川秀樹博士が、ことしの6月に核廃絶のことを科学者会議でやられて、私たちは、焦眉の急としてわが国の内部に起こりつつある軍事化の動きを阻止し、これを逆転させて世界の平和に積極的に寄与する道を開かなければならないと思いますと、こういうような1節があるわけなんですけれども、ぜひともこういうことも市長もお考えいただきたいと要望をして、平行線ですので打ち切ります。

 2番目の県立高校の誘致について、御努力は非常にただいまの答弁でしていらっしゃるということがわかります。

 ただ、実際問題、いまの全体の動きとしましては、高校生急増対策というのを、たとえば3本柱にもありますように、私立高校に依存をするという方向、あるいは1戸当たりの学費をふやすやり方で切り抜けようという、もしこういうことが実際に行われますと、教育の質の低下を招くということは明らかなわけなんです。

 また、市として県に対して具体的に詰めていただいているとは思うんですけれども、実際問題、私学があるからとか、ほかの要素があるからということで、実数をお考えいただく前に弱腰になるというようなことがないように強く要望をしていきたいと思います。

 それから、寝たきり老人の入浴事業についてでございますけれども、市長が、寝たきり老人の入浴事業というのは、近隣の助け合いというようなことをおっしゃいました。これにつきましては、私、非常に残念に思います。と言いますのは、寝たきり老人の実態というのは、実際に家庭のおふろに家の者で入れれない。まあ市長のお宅のおふろがどの程度広いか知りませんですけれども、一般の家庭のおふろというのはそれほど大きくないわけなんですね。実際にそれを、完全に寝たきりになってしまったお年寄りを2人、3人で抱えて入れるということはとてもできないわけで、ですから寝たきり老人の入浴事業というのを各市で取り上げ、また、岡崎市でもやっていただいているということで、それに対する感謝というのは、非常に大きなものがあるわけなんです。これに対して担当でも非常に前向きに取り組んでいただいているわけなんですけれども、これを将来的に老齢化社会を迎える中でどういうふうに取り組んでいくのかという姿勢、そういうのをお伺いしましたのに、近隣の助け合いだというふうに、そういうお答えでは、この事業を、せっかくいい事業をやっているのに、非常に後ろ向きのお答えだと思いますので、再度お答え願いたいと思います。

 それから、学童保育について、学校の中だけでやっていただきたいというふうに私申し上げたわけではありません。学校の中も含めて、それは学校の中の事情がありますので、実際にできないことはできません。ただ、学校の中で先生がおやりになるという意味ではなく、学校の中も使っての学童保育も含めて、いわゆるいろんな社会教育施設とか、そうのもありますけれども、そういうのも含めて、市教委だけの管轄ではなくって、教育、福祉の管轄で考えていただきたいと、そういうことをお願いしたわけです。

 それには、岡崎には児童館が、児童センターという名前1つあるだけなわけなんですけれど、こういう児童センターをつくることばかりがいいというふうには思えません。けれども、こういう児童センター的なものも含めての健全育成事業、これについてお伺いしているんですが、両方の部署にかかることですので、市長にお答えいただければありがたいと思うんですけれども、こういうことをどういうふうにお考えになるのか、これが1点。

 それから、実際問題として、父母負担というのは過重になってきまして、これは、51年から、毎年1つずつというわけではありませんけれども、6倍になっているわけです。で、実際に今後もいろいろな学区に広がっていくのではないかと思いますけれども、これに対して、やはりさっき申しました適切な場所、あるいは市として、現金は出せないけれども、何か援助ができることを、そういうことも含めてお考えいただきたい。

 それで、実質的に援助をしている市町村というのは、県下にはたくさんございます。たまたま同じ規模だということで豊橋の例を私は申し上げただけなんですけれども、そういう意味で、広い意味での学童保育というのをお考えいただきたいと思いまして、この2点をお願いいたします。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 2点とおっしゃいましたが、私は3点お答えいたしたいと思っております。

 県立普通高校の誘致問題につきましては、これは、言葉の上の問題でなくて、私は、実質的な問題といたしまして取り組んでおると、こういうことだけは申し上げておきたいと思っております。

 なお、高校の新設と、それから急増対策、これはひとつ全然相反した性格を持っております。急増対策ということになってまいりますと、これは、既存の高等学校に対しまして、まず教室を増加する、定員増加、こういうことで一応対応はできますんですが、これ軽はずみに考えますと、逆に新設高校に対するブレーキがかかってくる、こういうことでもございますもんですから、これは、高度な行政判断をしながら、実効的な方法をもって臨みたいと、かように思っておる次第でございます。

 それから、学童保育につきましての、御質問でございますが、十分検討さしていただいておると、こういうことでございます。

 それから、寝たきり老人の関係の入浴に対しまして、私の大変不見識であるというようなお答えでございましたんですが、私は、実に心外でございまして、私は、当初から、行政で担当すべきものは担当するとして、これは研究さしていただくと、同時に、理想といたしましては、近隣及び家族がこれらに手を差し伸べる社会が望ましいと、かように申し上げたのでございまして、一般のふろだと入れんとおっしゃいましたけれども、私に対しまして市長のふろ場はということでございましたから、固有名詞を使っての御質問でございますから、お答えいたします。

 私は、年老いた私の母と、それから、ほかにおば2人を世話をいたしまして、このうち2人が、昔で言う中風にかかりまして、ほとんど8年間寝たきりの状態でございましたんですが、私は、決して大きなふろじゃございません。このふろでございましても、私のおばではございましたが、私は、8年間これを支えまして、ふろへ毎晩入れました覚えがございます。私も家内もやりました。これが言うならば理想の社会であろうか、こういうことを私自身がやっておりますもんですから、これは申し上げたいと思っております。



○議長(加藤清市君) 12番八田廣子君。



◆12番(八田廣子君) ただいま市長が、寝たきり老人について、御自分の例を挙げておっしゃいましたので、私も自分の例を挙げて申し上げますけれども、私も実際に2人の寝たきり老人を抱えておりました。けれども、現実にはとても、たまたま私のうちのおふろが小さ過ぎたのかもしれませんですけれども、3人もおふろに入れないわけなんですね。それで、そのおふろの構造というのもありますし、実際に一概にそういうふうにおっしゃっては、やっぱり市の行政というのは成り立っていかないと思います。

 また、岡崎市民というのは、自分でできることを市の行政に押しつける、そんなふうには私は思いたくございませんので、寝たきり老人のこの入浴事業というのは、市でできることでありますので、将来的にもふやしていただきたいと、そういうことを御質問したんであります。

 で、将来的にこの寝たきり老人の入浴事業というのを、いまの特老だけでなく、ほかのところでも広げるとか、そういうことをお考えかどうかという質問についてはお答えが出ないのでお願いします。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 再々度の御質問でございますが、お答えしたとおりでございまして、行政で担当するが適当であろうと、こういうものに対しましては、最初から検討さしていただいておりまして、ただ、理想像といたしましては、行政だけにこれを任せるということじゃなくて、市民全体から、あるいは家族を含めまして、そういう方々に対する大きな思いやりの社会、こういうものが理想であろう、こう思っておるのでございまして、そういう論法でいきますと、八田廣子議員さんは、行政ばっかりでやりゃいいと、家族はみんなほかっときゃいいと、こういう論議になりますもんですから、私はそういう社会は好まない。これはどっかの国でやっておることでございまして、岡崎という町、そして、自由主義の日本におきましては、行政は、担当すべきものということに対しましては、これは担当さしていただく。ただし、それ以上に大切なことは、家族、市民を含めましての真の福祉の社会と、こういうものをつくりたいと、こういうことを再三申し上げておりますんですが、なかなか御理解を賜らぬようでございまして、まことに残念でございます。



○議長(加藤清市君) 12番八田廣子君。



◆12番(八田廣子君) 時間ももうありませんので、市長と私は同じことを言っているんではないかと私は思うわけなんです。ところが、市長は非常に意地を張って、わかってくださらないと言いますけれども、自分たちでできる福祉というのは、岡崎市民は一生懸命やっていると思います。ほかのどこの市に負けないほど一生懸命やっていると思います。ただ、行政でやれることを将来計画としてどうですかと私が聞いているだけで、質問を打ち切りますけれども、将来計画というのは、遠い将来もあれば、近い将来もある。来年度の予算もあると、いろいろあります。そういうことで私は伺っているだけでありまして、意地の張り合いはこの辺でやめていただきたいと、質問を打ち切ります。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私も別に意地の張り合いをやっておるわけでございませんが、よく御理解をしておっていただけるようでございまして、安心いたしましたが、ただ、福祉行政というのは、ふろへ入れやいいという問題ではございません。たくさんの広い視点におきまして行政を考えていきたい、こういうことから慎重な御発言をさしていただいております。御理解を願いたいと思います。



○議長(加藤清市君) 暫時休憩をいたします。

             午後2時14分休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             午後2時24分再開



△加納登議員の質問



○議長(加藤清市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 33番加納登君。

     (33番 加納 登君 登壇)



◆33番(加納登君) さきに通告しました順番に従い質問をいたしますので、市長並びに理事者の誠意ある御答弁をお願いいたします。

 城祉公園として整備についてであります。

 わがふるさと岡崎は、徳川家康公の生誕の地岡崎公園は、四季を通じての市民憩いの公園であり、岡崎城が復興し、観光の拠点として、岡崎公園を城祉公園と趣を変えての構想で整備に取り組む。非常に大きな期待を持つものであります。

 来年度には、市民待望の家康館、三河武士のやかたの開館に合わせて、城址公園として面目を一新し、観光都市の名を高め、観光客の誘致に輝かしい大きな花を咲くことを期待し、私の城址公園整備について質問をいたします。

 まず第1点は、園内には、送電線、電話線の電柱が25本架線されております。岡崎城をながめる場所によっては、これらの電柱や架線が視界を妨げ、岡崎城の景観を損ねているのであります。これらを地下へ埋設し、岡崎城址公園としてのふさわしい風格を高めるべきではないでしょうか。

 第2点、園内には、売店、食堂が6店が開業をなさっているわけでありますが、城址公園として見る立場、角度、場所によっては、美観を損ねている個所が見受けられますが、売店、食堂の今後のあり方について、どのように考えておられますか、お伺いをいたします。

 第3点、龍城橋東側寄りの入口寄りに閉鎖売店があり、その売店の看板には、入園売店と書いてありますが、このような閉鎖売店はいまのまま放置しておくのか。何か利用するのか。

 なお、小動物園跡地は、何らかの計画がありますか、お伺いいたします。

 家康館、三河武士のやかたが来年開館するわけでありますが、岡崎城家康館建設整備委員会展示部会で展示内容を検討中であると、6月議会で市長より聞き及んでおりますが、その後の進行状況と、展示内容関係についてお伺いいたします。

 障害者年についてで、「完全参加と平等」の名テーマのもとに国際障害者年の記念行事をお祭り的行事に終わらせない。障害者のささやかな声までも行政に反映し、10カ年計画を立て、福祉行政を十分見直し、基礎的なデータを集め、そして、聞違いのない計画を立てると、さきの議会で市長は申されました。

 私が申し上げるまでもなく、完全参加とは、障害者が完全に社会生活が営めることであり、障害者もともに共同生活ができるようにすることであります。

 岡崎市が他都市に先駆けて「福祉モデル都市」を宣言した福祉行政が、障害者年にふさわしい夢と希望に満ちた福祉のまちづくりは、障害者の方たちの期待するところであろうと思います。

 そこで、私は、障害者のささやかな声の中から幾つかの問題点について申し上げますので、お答えください。

 第1点、障害者年記念福祉関係の行事が今後も催されますが、行事参加通知が障害者に適確に通知漏れのないようにすべきと思いますが、どのように考えておられますか、お伺いいたします。

 第2点、障害者が悩み事に相談に乗っていただく身障相談員は、市内で8名でありますが、岡崎市の障害者は4,000余名でありますので、少ないように思われますので、増員すべきではないでしょうか、お伺いいたします。

 第3点、岡崎身体障害者福祉協会が創立し、このたび仮称「岡崎市身体障害者福祉刷新連盟」が結成されましたが、行政サイドから、このような事態をどのように見ておられますか、お伺いいたします。

 次に、手話通訳者養成であります。

 当福祉課に1名の方が手話通訳者として勤務をしておられますが、市職員の中から手話通訳者を募集して、手話通訳者の講習、技能を習得して、聴覚障害者に対応する考えはないか、お伺いいたします。

 次に、大型小売店店舗進出についてであります。

 五万石城下岡崎は、東海道の宿場として盛え、商工業の旺盛な西三河中心の町として繁栄してきた城下町であります。第2次大戦により、市街中心部の大半を焼失したわけでありますが、しかし、勤勉なる市民の汗と努力と、敗戦の中から立ち上がり、復興に市民が協力し、都市再開発事業の推進と、行政指導により、その変貌は目を奪うばかりの復興であります。

 時の流れとともに、人口増加に伴い、市内各所に岡崎特有の共同店舗が開設、開業され、市民生活の供給源として、大きな役割りを占めているわけであります。

 昭和40年代に入り、急速なる宅地造成、区画整理事業などによって、消費人口は急激な上昇を見たのであります。

 このような環境の中で、商店街が地元の消費者に親しまれる店として行政指導に切磋琢磨し、販売促進事業に活発に経営に取り組んでいるわけであります。

 岡崎市の人口増加に伴い、大企業は岡崎へ目を向け、商業調査し、資本力を持って市内に進出してきたのであります。車社会に対応する駐車場を設け、売り場面積の拡大と、宣伝力によって、商店、商店街へ大きな影響が出てきたのであります。まさに商業戦争であり、このあおりで多くの人たちが廃業に追い込まれ、犠牲店舗が出たこともまだ記憶するところであります。

 岡崎商工会議所の調査によると、昭和45年の大型のシェアはわずか3.8%であり、昭和54年の調査では33.7%であり、このような高いシェアの中で商店経営者は寝食を忘れて販売促進に取り組んでいるわけであります。

 岡崎市はこれまで西三河の中核都市として繁栄してきたが、最近の商業環境を見ると、活動はいま一つぱっとしないと言われているが、以前は岡崎市の周辺都市である豊田、安城、西尾、刈谷市では「お買い物は岡崎で」というムードであったが、53年をピークにして岡崎の商圏が狭められてきたため、周辺都市に大手スーパー、ショッピングセンターが建設され、各市に核となる店舗ができ上がっており、しかも新しい店は大規模な駐車場を設けた郊外型の店舗が多く、したがって、岡崎の商圏は非常に狭められております。

 日本商業立地プロシフト主席黒須靖之氏は「商店街の生きる道、大型店対策」について「大型店の進出は全面的に悪いとは言えない。しかし、地元競業は避られず、地元店の体質の弱化は避られない。51年以降、大型店と商店街は共存した例はない。また地域社会などへの悪影響も数多い。しかし、それにもかかわらず大型店問題は解決しておらず、商業者の自助努力し、そして消費者の理解を得ていかなければならない。大型店の共存共栄は、ある一定の限度シェア30%前後である」と述べておられます。

 このような非常に厳しい岡崎の商業者、商店街の育成指導をどのような方向に、また大型店進出についてどのように考えておられますか、お伺いいたします。

 姉妹親善都市についてであります。

 姉妹都市として岡崎市が、北欧スエーデン西海岸に位置するウッデバラ市と昭和45年9月17日に姉妹都市の提携をし、両国市民の政治・経済・文化の交流を深め、提携以来相互訪問し、温かい友情交流行事も行われ、国際親善に大きな成果を上げているところを喜ぶものであります。

 親善都市として沖縄県石垣市、広島県福山市、親善都市の提携がなされています。岡崎市が日本最南端の都市・石垣市と昭和44年2月19日、米国占領下における石垣市と親善都市として提携し、両々市民が政治・経済・文化の交流を深め、相互訪問団が訪問し、姉妹校の提携、児童生徒の交換などの友好を深めていることは、非常に意義の深いものであります。

 過日、同僚議員と沖縄石垣行政視察に参加し、沖縄の戦跡地を訪れ、戦争で亡くなられた犠牲者の冥福を祈り、沖縄県民が大きな犠牲と苦しみ耐え忍んだ祖国復帰への地の叫びを訴える、そのバスガイドからの説明を聞き、感涙したものであります。

 沖縄県民は、本土を母の国と呼び、第2次大戦の日本最前戦基地として日本本土決戦の危機を救い、母の国である本土の安全を守り、砲炎、銃爆、号音と火炎の交差の中で、沖縄県民が尊い血潮に染まった沖縄を米国占領から祖国復帰に地の叫びを続けてきた、母の国なる、母ならばこそ、沖縄の同胞の叫びを投げ出しても救うべきだと共感し、岡崎市民が米国占領下における沖縄県民、石垣市民と固い契りの縁結びをされたことであろうと思います。

 岡崎市から石垣市に1,200万円の基金を送り、石垣市はその基金で「岡崎会館」と名づけて建設され、広く市民団体の催しの会場として利用している石垣市民の笑顔を現実に見たとき、同じ日本人として温かい友情の手を差し伸べて、縁結びに助力せられた先輩関係各位に敬意を表すものであります。

 沖縄県民の悲願・祖国復帰が昭和47年5月に実現し、ますます市民交流が活発に、両市の友好親善に役立っていることを喜ぶものであります。

 福山市と岡崎市が昭和46年11月9日、親善都市の提携をされ、徳川家康の発祥の地・岡崎と、徳川譜代の家臣水野勝成公の城下町・福山市とも親善友好に大きな成果を上げているものであります。

 このような姉妹親善都市が提携され、矢作川の流れは世界の海に通ずるごとく、非常に意義の深いものであります。岡崎市が広く内外にも紹介され、80年代から21世紀に向かって大きく羽ばたくにも、新たに姉妹親善都市を選ぶ考えはありませんか、お伺いいたします。

 市民病院並びに市民病院の防災対策であります。

 市民病院、市内の病院に病気のために多くの入院患者が病と闘い、あすへの希望を持って療養生活をしているわけであります。入院患者、治療・診察に携わっている関係の多くの人たちがそれぞれの任務についているわけであります。突然予告もなく一瞬に起こる災害が発生したとき、万全なる体制で敏速に処理し、安全な場所へ避難しなければならないと思いますが、1つの判断、処理を誤れば大惨事ともなると思われます。病人というハンディを持っている人たちに、恐怖心と動揺を抑えて安心感を与えるべきであります。

 それには常に防災知識の普及、指導訓練など、防災対策の重要課題であろうと思います。高層建築の市民病院、市内の病院はどのように対応しておられますか、お伺いします。

 消防署は、市民病院並びに市内の病院の防火対策にどのように努めておられますか、お伺いします。

 以上をもって私の第1回の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。

     (33番 加納 登君 降壇)



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 加納登議員からたくさんの御質問をいただきましたんですが、その中の第1点、岡崎公園を城址公園としての整備についてということで大変な御卓見を賜りましたんですが、しかも公園の中の電柱の数までお勘定されましての質問でございまして、大変な御勉強でございまして敬服をいたしました。

 御説の中に各種の御意見等もございましたんですが、これはどれ1つ取り上げましても大変大きな問題でもございますし、同時に関連性もございますもんですから、私は基本的なことを申し上げるならば、しかるべきときに議会側の御協力を得ながら特別委員会等の御設置を賜るならば、これの委員会の皆様方とこの城址公園、あるいはほかの問題もございますんですが、そういう一連の問題も御協議を申し上げる、また御指導も賜りたい。そういうことにおきまして基本的に考えていきたい、こう思っておりますもんですから、部分につきましての御答弁はちょっと避けさしていただきたい、かように思っている次第でございます。

 それから、2つ目の国際障害者年についてでございますんですが、これはたびたび申し上げておりますとおり、これは本当に10ヵ年という長い歳月でございますんですが、これは適確な方途、何をすべきかということに対しまして大変私も苦労しながらその実態に対する方法を編み出したい。また、何が一番必要であろうか、こういうことを踏まえまして、私は先週も部長会等で各内部的に、国際障害者年にふさわしいところの一つの方法、施策を提案してくれ、こういうことでいま内部的に出しましたところ、各種の意見も上がってきておるようでございますんですが、これらのことを内部的には内部的に詰め、そしてまた、いまの御質問を賜りましたような、議会の皆さん方に対しますところの関係で、専門的にこれらに対しまする御造詣な方々の御意見も賜り、また同時にこういう障害者団体の方々、こういう方々からの意見も聞かせていただく。そういう意味におきまして適確な方向というものを求めながら全市的に考えていきたい、かように思っている次第でございまして、これはけさも施政演説の中で申し上げましたとおり、ことしにおきましても、新しい視点といたしまして、目の見えない方々に対しますところの点字電話帳であろうとか、ほかの一連の関係、結婚、将来へと、こう考えましたところの若い人たちのお集まりに対しまするところの助成の方途、こういうことに対しましても検討をさしていただき、予算として上程さしていただいておる、かようなことでございます。

 なおまた、本市といたしましても、こういう年でもございますから、私は本市の職員定数、こういうものに対するところの増加は認めませんが、その中におきまして、身障者の各位におきましても、できるならば新しい方法といたしまして別枠の採用と、こういうことを目下検討しておる体制でございます。こういうことを通じながら、これらの方々に対するところの完全参加、こういう問題に対する行政としての一つの姿、方向づけ、こういうことに対しまして積極的に考えていきたい、かように思っておる次第でございますので御理解賜りたいと思っております。

 3つ目の大型店の進出問題でございますが、これは率直に申し上げまして、岡崎の商圏というものが大変狭められておるということは、加納議員さん御指摘のとおりでございまして、これは私も常に一番心配しておる問題でございます。そういう意味からいきますと、私は各種の議論もあろうかと思いますが、私はこれ以上の大型店の進出ということにつきましては、これは好まないということよりも、これは本当に反対いたしたいと、このような信条でございます。しかし、一面考えますと、消費者の立場からこの御要望が出てまいる、こういうこともうらはらの要望が出てくる可能性もございますもんですから、あわせまして本市の既往の商業関係の団体、あるいは商業に対するところの御認識の各位が、そのような、仮に申し上げるならば、大型商店がねらうような地域があるとするならば、それ以前に本市の中で積極的にこれに対応するところの方途も編み出していただきませんと、大型店の進出については行政でもって抑えろ、これだけでは多様化するところの市民の御要望に対応するには若干問題があろうかと思いますもんですから、格別の御理解をひとつ賜りたいと思っております。

 なお、これらの問題を含めまして、いままでのように共同店舗によるところの一つの商店のあり方、こういうことも一つのそれなりの効果はありましたんですが、私は「共同商店街方式」、こういう新しい方式を持ちながら、新しい、この岡崎の町にふさわしい商店の将来像、こういうものも見詰めていきたい、また模索をしていきたい、かように考えておる次第でございます。

 それから、姉妹親善都市等につきましては、これは端的に申し上げまして、私は目下のところ、英語圏を対象にして、岡崎と経済・文化の交流がふさわしいところがあるとするならば、これを検討していきたい、かように考えておる。

 以上申し上げまして私の答弁にさしていただきたいと思います。



○議長(加藤清市君) 病院事務局長。



◎病院事務局長(喜多村末尾君) 病院の入院患者に対します防災意識指導方法等のお尋ねでございます。

 これは数年前に、北海道のある民間病院で火災がございまして、非常に大きな災害が出たことがございますが、それ以後、特に病院の施設面におきまして建設省並びに消防当局からの御指導もございまして、消防法の改正によりますところの施設の改修等、病院側では努めてまいったわけでございます。

 それで、具体的に入院時の患者さんに対しまする防災意識の指導方法等でございますが、入院されましたときに、入室の指導を看護婦等からいたすわけでございますが、その中に喫煙の場所、それから災害等、特に火災の問題でございますが、火災が起きましたときの避難の場所、避難の方法、非常階段等、あるいは避難袋等が設置してあるわけでございますが、そうしたものの方法等御指導申し上げまして、それから院内の図面等もお示ししまして、一たん災害が起きたときに、動ける患者さんにつきましてはこういったことで御協力をいただくようにいたしております。

 それから、特にこれは自分で動ける方が非常に少ないもんですから、やはりこれに携りますところの職員のそういった防災意識が非常に重要性を持ってまいりますので、院内におきましては、防火管理機構といたしまして自衛消防組織をつくっております。それぞれ通報、非常招集、消火、避難とか、いろいろ分担を設けまして、一たんのときに対応をするようにいたしておりますが、これらも常時の訓練が必要でございますが、何せああいった大きな患者さんも抱えておりますので、ただいまのところ2年ないし3年に1回ずつ訓練を消防署と組みまして実施いたしておるのが実情でございます。いずれにいたしましても、こういった災害が起きないようなことをするのが大事かと思いますので、その辺のことを十分留意して進めてまいりたいと、かように思っております。



○議長(加藤清市君) 消防長。



◎消防長(柴田進君) ただいま病院事務局長から答弁がありましたように、入院患者を扱う医療機関は消防法第8条によって指定されますところの、特別防火対象物でありまして、その防火防災の管理につきましては法的に厳しく規制されております。

 加納議員御質問の、入院患者への防災の直接指導は、それぞれの病院等の防火管理者によって行われておりますが、消防本部ではその防火管理者の教育のために、年1回、防火管理者講習会を開催しましてその指導に努めております。

 なお、消防職員による防火査察も随時行っておりまするが、また入院設備のある市内45の病院等に対しましては、特定防火対象物につきまして年計画によりまして特別防火査察を、ちょうどただいま9月、10月にかけて実施中でございます。今後も入院患者の自力避難の困難性を重点にとらえまして、日ごろの安全と、一たん災害が発生した場合には、病人、子供、老人を先に避難させるという観念で防災指導に努めたいと思います。

 以上であります。



○議長(加藤清市君) 開発部長。



◎開発部長(石原武君) 最初にお尋ねの城址公園としての整備の中の、4つほどございましたが、その中の3点目に龍城橋東詰め、南にございます閉鎖されておる売店のことについてお答えをいたします。

 これは現在市の普通財産ということで管理をしておるわけでありまして、これは最初に消防詰め所として利用されておったものが、昭和40年になりまして、康生町の町営売店として利用されたようであります。その後、同町の公民館として利用されて、昭和54年10月にこれが利用としては終わっておるわけであります。以後は閉鎖されておりまして大分老朽化いたしておりますので、近々動物園を移転する構想がございます。その段階で取り壊しをしたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 厚生経済部長。



◎厚生経済部長(大河内喜代一君) 1の(2)家康館、三河武士の展示資料につきまして御説明申し上げたいと思います。

 本当にりっぱにできました三河武士のやかた、家康館の開館につきましては、お説のように57年の秋に予定をしておるわけでございますが、現在、展示部会におきまして計画を積極的に進めておりますが、展示部会は愛知県教育大学の歴史の先生でございますところの新行教授を部会長といたしまして、市内の郷土の歴史の研究家の先生方、また観光事業に造詣の深い先生、10人の委員をお願いいたしまして研究を進めておるわけでございますが、三河武士の生い立ちから家康公の苦難の道、またこれを助けましたところの三河武士の姿を全国に紹介いたしまして、岡崎の観光の中心としたいという委員さんのお考えで、きわめて熱意を持って熱心に検討を進めていただいておるわけでございます。

 いままでに大体主なテーマが決まったわけでございますが、「三河武士の源流」「松平家7代とその家臣」「家康公の生い立ち」「人質と三河家臣の苦難」「家康公の三河平定と三河武士の活躍」「徳川300年の基を築いた家康と譜代大名の活躍」「家康の晩年」、こういうふうに一連に分けまして流れをもって展示したいというふうなお考えでございまして、そのように進めてまいりたいと思います。

 議員御承知のように、何といたしましても家康公が岡崎に誕生いたしましても、幼少のころ、あるいは苦難のころを岡崎で過ごされまして、成功のときには江戸、あるいは晩年は静岡というようなことにおきまして、岡崎市にはじきじきの委員は少ないようでございます。そこで、展示資料につきまして一部徳川関係の資料も購入さしていただきました。展示計画の内容に合わせまして日光東照宮、あるいは久能山東照宮、徳川美術館等の関係品をたくさんお持ちの所有者の方々の御理解と御協力を得ながら、三河武士のやかた、家康館にふさわしいりっぱな展示をいたしたいというふうに計画しておるわけでございますが、また一般市民の方でお持ちの方がございましたらこれもお借りをしたいというふうに考えております。

 そこで、いままでに購入いたしました展示備品でございますが、尾張藩の初代城主の義直公の母でございますが、これは家康公の側室だそうでございます、そのようなことで若干の備品も購入をさせていただいております。

 次に、3番の(2)商店街の育成指導でございますが、市といたしましては、商店街の育成のために店舗の近代化、あるいは総合店舗化、協業化等の指導を行っておりますが、特に専門家によりますところの経営の合理化のための経営講座、経営相談、自主的同一企業の研究会・講習会には積極的に御協力を申し上げておるわけでございますが、いずれにいたしましても、中小企業につきましては業種も多く、置かれる状態も違いますので、市の指導には限界があると思われます。補助金を出すのみが指導ではないと思われますので、同一業種の方々が積極的に商工会議所、あるいはまた4月にオープンいたしましたところの中小企業中央会の西三河支所の診断員、相談員の方々とよく相談されまして、おのおのの企業の発展に御努力いただくようにお願いいたしたいと思うわけでございます。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 福祉部長。



◎福祉部長(安達学君) 2の障害者年のことにつきまして、細かく項目別に御質問がございましたので、担当としてお答えをしたいと思います。

 初めに、記念行事に対するところの通知漏れと申しますか、そういったようなことがないようにしてほしいということでございます。これは当然でございまして、私の方、市の主催でこういった行事を行う場合においてはいろいろと検討して、そういう手落ちのないように考えておるわけでございますが、もちろん国障年のテーマにも沿わないということになりますので、たとえば「市政だより」というようなものを通じまして、今後そういうことのないようにやっていきたいと、このように考えております。

 それから、相談員の関係について、8人じゃ少ないから増員をしてほしいというような、こういうことなんですが、実はこの8名の相談員というのが、もちろん私の方を経由して知事の方へ出すわけでございますが、これは知事の委託というような業務をやるということになりますので、一度よく県の方と話し合ってみたい、こういうことでございます。

 次に、身体障害者の福祉刷新連盟と福祉協会との関係でございますが、これは御承知のとおり、自主組織の団体でございます。したがいまして、自由でございますので、行政側としてとやかく申し上げるということはございません。

 それから次に、手話の通訳者の養成を職員でやったらどうかということでございますが、加納議員も言われましたように、すでに当市におきましては福祉課の中に1人の専門の方がおられるわけで、私の方は他の課で手話を必要とするならばその方に言って仲介の労をとってもらう、こういうことを考えておりますが、いまのところそういうような要望もありません。

 それと同時にもう1つは、ことし福祉協議会の方でボランティア活動というようなことから手話の研修会と申しましょうか、講習会と申しましょうか、こういったことを4月から7月にわたりまして実施をしたわけでございまして、非常に盛況であったということがあるわけでございまして、要望によっては来年も実施をしていきたいと、このように考えておるわけでございます。

 したがいまして、職員についてもこういったような機会にひとつボランティア活動として参加をしていただくということはどうだろうかということは、今後検討してまいりたいと思いますが、現在はこの手話ということが、いわゆる文部省の指導科目というんですか、そういうものの中に入ってないというようなことから、学校の方においても現在はそういうことを教えてないというようなことがあるわけでございます。それではどうするかということでございますが、実際には口の動かし方、大きな口をあけて、そうしてその口の動かし方で自分の意思を伝えるというような、こういうことになっておるようでございます。

 したがいまして、それはとにかくといたしましても、私の方は今後考えまして、そういったボランティア活動として福祉協議会の講習会に参加するというようなことについては十分検討してまいりたい、このように思います。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 33番加納登君。



◆33番(加納登君) 大変いろいろと御答弁をいただきましてありがとうございます。

 一、二の点につきまして、岡崎城のお城へ入るところの入場者の人員がこの54年、55年でどれくらいあるかということの資料をお聞きして、それから、お城のお堀が非常に濁っておるように見受けるわけでございますが、何にしても加賀百万石の兼六公園と違いまして、小藩の5万石であったもので、いまさら死んだ家康公を恨んでも仕方ないわけで、矢作川の水から取って兼六と同じように家康公がやっておいていただければ、このようなことなく、美観も、お堀の水もきれいであっただろうというふうに思うわけでございますが、東北の方にハスなんかも大分繁殖しておるわけで、非常に水が濁っておるというか、よどんでおるというか、そういうようなことで何とか水を循環しないもんだから、そういうようなことも今後一応検討していただいたらどうかなというふうに思うわけで、花の咲いておる桜だとかツツジだとか、そういうような花の時期には花の美しさにそういう悪い個所が隠されているというんですか、余り見落ちしないわけですけれども、花もなくなっていまのような時期になると、悪い面が出てくるというようなことも思いますので、大変だろうと思いますが、ひとつ城址公園としてこれからそういうような市外から多くの方が見えるだろうということも感じられますので、その点をひとつ整備していただきたい。

 それから、身障者の相談員が8名で4,000名の方たちのことを、悩みごとの相談を受けておられるわけでございますが、一応県の方の管轄になるということでございますが、ひとつ8名の方が身障者の方たちからどれぐらい悩みごとが来ておるのか、あるいはその悩みごとのうちでどういうようなことが一番来ておるかということを一、二挙げていただいて、私のあとの大型店舗、それから姉妹都市、市民病院の方はいろいろ御答弁いただきましたので、この点を集約しまして、私の質問を終わらせていただきます。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私の方から1点だけお答えさしていただきたいと思いますが、城址公園としての堀の水の関係でございますが、いま加納議員おっしゃいましたとおり、私もこれらの問題に対しまして、現況は水道の水を噴水で使っておりますもんですから、これはことしの夏もちょっとございましたんですが、水の少ないときなんかは、これらもまた1つの批判になるおそれもございますということから、むしろ伊賀川の水をこちらへ引き込むと、こういう方向をいたしまして、そうして結局逆に菅生川へ放流する、こういうルートはどうだろうかということで、内部的にずっと設計を考えさせましたんですが、これは上流から持ってこないと自然流下は望めないと、こういうことから大幅な予算がかかってしまうと、こういうことを発見されましたもんですから、そこでその対応策としてどうするか、こういうことをちょっと前段で申しまし上げましたように、岡崎城の城址公園全体のケースとあわせまして、そして議会を中心とした特別委員会の皆さん方とこれらを御協議を申し上げながら考えていきたい、かように思っている次第でございますもんですから、お含みおきを賜りたいと思っております。



○議長(加藤清市君) 福祉部長。



◎福祉部長(安達学君) 身体障害者の悩み事と申しますか、相談の内容についてということでございますので、お答えをいたしたいと思います。

 この相談の内容というのは、よく私が聞いたのがありますので、間違っておらないということになりますが、件数につきましては、私の調査したと申しましょうか、現在持っておる資料でちょっと申し上げますので、御了解を得たいと思います。

 項目といたしましては、身体障害者の手帳の交付の相談、それから補装具の交付、更生医療の関係、それから施設入所の関係、福祉措置と申しまして運賃の割引だとか、あるいは資金の貸し付け、年金、こういったようなことになるわけですが、こういう福祉の措置、それから職業更生、結婚生活、その他、こういうことに分かれておるということは、これははっきりいたしております。

 そこで、55年度で一体どのくらいあっただろうかということでございますが、合計が私のところにある資料によりますと420件ということでございます。このうちで一番多いのが福祉措置の関係でございますが、135件。その次が、障害者手帳の交付関係で68件。あとは補装具の交付関係58、結婚56というような順位で件数でございます。

 これは毎月報告をいただいておるわけでございますが、現在7月までの資料で私申し上げますので、御了解いただきたいと思いますが、7月までのいま申し上げました相談区分に従って一番多いのは福祉措置の18件、その次が結婚で13件、それから身体障害者の手帳の関係とその他が11件で大体3位ぐらいと、こういうことでございます。これは56年度の4月から7月までの第1・四半期という統計でございますので御了承を得たいと思います。

 以上のような理由でございます。



○議長(加藤清市君) 厚生経済部長。



◎厚生経済部長(大河内喜代一君) 岡崎城の入場者数でございますが、54年度が15万9,869人、55年度が17万2,896人、56年8月末までが9万7,791人でございます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△大久保正議員の質問



○議長(加藤清市君) 14番大久保正君。

     (14番 大久保 正君 登壇)



◆14番(大久保正君) 質問第1の第2次臨時行政調査会第1次答申と市長の政治姿勢についてお尋ねします。

 第2臨調第1次答申は増税なき再建どころか、57年度予算で3兆円の実質増税と1兆5,000億円の国民負担の増加で、国民1人当たり約3万9,000円、4人家族でしたら、年間15万以上の出費がかさむ内容です。その内容を項目1つ1つが国会で審議されると、国民の大きな抵抗に合うと見て、分野も性質も全く違う36本の法案を財政再建法によって一本化し、一気に臨時国会を押し通そうとしています。これはもう行政改革に名をかりた国民大収奪計画書です。第2臨調答申に対して全国市町会を初め、地方6団体が相次いで決議を行い、働きかけていることは承知していますが、何よりも第2臨調答申がそのまま実行に移されたら、岡崎市と岡崎市民にどのような負担と被害をこうむってしまうかを明らかにして、市民とともに行動すべきではないでしょうか。

 岡崎市民に具体的にどのような負担がかかってくるか。第2臨調答申の内容を本定例会に配付された岡崎市一般会計、特別会計、企業会計決算に基づいて試算いたしますと次のようになると思います。限られた時間と資料に基づいての試算ですから、理事者側でわかっていたら、各項目に対する指摘や数字の訂正はお願いしたいと思います。

 第2臨調が岡崎市政、市民生活にもたらす影響としてまず第1に、補助金が一律10%カット、これ55年度決算で一般会計の国庫支出金は49億3,500万円、そのうち生保負担金等で19億3,600万円ありますから、それを除いた1割カットは約3億円です。特別会計35億7,100万円、そのうち国保を除いては−国保については別項目で挙げていますから、公共下水道の分だけで3億8,400万円、1割カット約3,800万円です。企業会計、病院で1億1,500万円、1割カット約1,100万円。合計3億5,000万円が削られるわけです。国民健康保険については事務費国庫負担の保険料財源への切りかえ、これは1億300万円切りかえられるということです。療養給付費28億4,569万円、給付費の一部都道府県肩がわりが5%、これは1億4,200万円。助産費補助金、財政調整交付金、臨時財政調整交付金で2億3,000万円、補助金1割カットで2,300万円、合計2億6,800万円です。高額医療費自己負担額の引き上げ、厚生省案で3万9,000円を5万1,000円に、これは1カ月医療費13万円以上が17万円以上の分だけ対象と、大変なことになります。老人保険法案の早期成立によって患者の一部負担導入で、岡崎市も患者個人も負担増になります。

 岡崎市民の運動で当時は日本一の老人医療と言われた制度も、地方公共団体の単独上積み措置の廃止、これは助成額11億6,000万円のうち県と市で2億6,600万円が対象になります。保育料は父母負担の増加がD6、D7、D8の階層の分だけで1,189万円になります。児童手当は低所得者世帯に限定されると、じゃ外された世帯は子供3人の場合は6万円、4人の場合は12万円の給付が削減されます。児童扶養手当と特別扶養手当、これは支給額は国から直接本人の支給のために20%自治体負担と、500億円を世帯数で割って2,700円負担増に相当するわけですから、合わせて255万円です。

 それでは、公立文教施設の整備の面ではどうでしょうか。補助対象基準5,500点を4,500点以下に基準を引き下げられた場合、55年度の岡崎市の実績で計算します。増改築された羽根小学校、広幡小学校、六ツ美北部小学校、福岡小学校、愛宕小学校、美合小学校、六ツ美中部小学校の7校、このうち4,500点以下は愛宕小学校、美合小学校の2校ですから、国庫補助1億5,000万円のうち2校の分4,300万円だけです。1億700万円は打ち切られることになります。1億円なら体育館1つ、教室なら廊下を含んで11教室できます。公共事業の前年度と同額以下に抑制と、新規事業の極力抑制と。これは55年度一般会計の建設省概算要求額の伸び率はゼロですから、単価アップだけダウンになります。都市下水道、占部など新規の事業がむずかしくなってきます。6月定例会で市長は、市独自の処理場をつくりたいと感情的な心情を持っていると答弁されましたが、2大ゾーンを初め、夢とロマンも幻になる厳しさです。農業や中小企業関係についても大変です。こう見てきますと、答申は岡崎市政にとっても市民の生活にとっても重大な内容です。行政改革、第2臨調と新聞に書かれない日はないほどですが、その中身は十分知らされていません。国民に知られれば大きな抵抗に合うからです。

 市民が期待した行政改革は、税金が政府によってむだなく、暮らしに役立つよう使われ、汚職や腐敗事件の温床をなくしてほしい。複雑な官庁、役所の手続の仕組みを簡素にガラス張りにしてほしい。大企業には至れり尽くせりという税制の不公正をなくし、軍事費を削って暮らしに回して、値上げや増税をなしに国の財政の赤字をなくしてほしいということです。

 昨年の内田事件を体験している岡崎市民にとってはなおさらです。57年度予算編成を前にして中根市長の政治姿勢を明らかにしてください。

 次に、議員報酬引き上げについて質問いたします。

 この件につきましては、本定例会の議案として出されていますし、日本共産党市議団としての見解は8月3日に市長に、また特別職報酬等審議会の各委員及び市議会各会派に文書で明らかにしています。ここでお尋ねしたいのは、議案審議の前提として市長の提案の姿勢についてであります。中根市長としては初めての議員報酬引き上げの提案ですが、いままでの市長のやり方を踏襲されたのですか。それとも市民の声を聞くための努力をされたのか、お聞きいたします。

 7月29日清潔で民主的な岡崎をつくる市民会議、小田公平代表より審議会を市民に公開し、十分な審議を尽くされたい。公聴会やアンケートなどにより広く市民の意見を反映されたいとの申し入れかなされたのですが、これに対して市長はどう対処されたのですか、また市長は審議会に市民の意向がわかるような資料を提出されたのですか。あるいは、審議会が岡崎市の区域内の公共的団体の代表者で構成されているのですから、委員の所属団体でどのように意見の集約がなされ、審議に生かされたのか、お尋ねいたします。

 最後に、護国神社奉賛会と総代会について質問いたします。

 愛知県護国神社奉賛会の募金趣意書が愛知県知事仲谷義明氏を会長とし、岡崎市総代会連絡協議会長深津時二郎氏を岡崎支部長として総代を通じて全世帯に配付され、奉賛募金運動が進められております。御承知のとおり、靖国神社の事実上の地方分所としての役割りを持っている護国神社に公共的性格を持たせようとする策動が強められていますが、戦前、戦中における神社、神道と国家権力との結合がもたらした種々の弊害の関連で日本国憲法に信教の自由を明確に保障し、その必要不可決の条件として政教分離に厳格に否定されていることを思い起こさなければなりません。

 行政を補助する公共的性格を持っている町内会が神社の下請機関のような寄付金集めはいけない。町内会で募金活動をやると。本来各個人の自由であり、外見上強制でないような装いを持っている場合でも、それが町内会のルートに乗って行われると、強制力を伴っているかのような、これを拒むには大きな抵抗と恐れを感じさせるとして、募金を委託業務から外したのではないでしょうか。それを奉賛会取り扱い要領でも明らかなように、総代会と奉賛会の2つの肩書きを使い分けて進めるのは適切でないと思うがどう思われますか。

 市は関与してないというだけでなしに、業務の提携契約をしている当事者として改めるよう意見を言うべきだと考えるが、市長はどう思われますか。以上お尋ねして第1回の質問を終わります。

     (14番 大久保 正君 降壇)



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 大久保正議員からの御質問に対しまして、私の方からお答えをさしていただきます。

 第1問の、第2臨調に対するところの私の政治姿勢でございますが、私は今回のこの定例本会議の劈頭にこれらの問題に対するところの私の政治姿勢というのはつぶさに申し上げておりますものですから、重複を避けたいと存じ上げまして、御理解を賜りたいと思っておりますが、ただこれは、私はこれらの問題に対しましては十分ひとつ個々のケースという問題で対応を考えたいと思っておりまして、私はいま大久保議員さんのおっしゃいましたように、3億云々とこういう数宇もひとつつかまれましたんですが、私はこの第2臨調よりも、これを踏まえますところの行政的な、政治的な判断におきまして3億や5億ではもう済まないと、こういう厳しい、きつい見方も考えておる次第でございます。

 また一方、これに対応する新しい方途といたしまして、これを補完的に新しく政策を出すことによりまして、逆にそれほど大した問題にならなくて済むんではないかという期待も持っておる、これが政治でございますもんですから、これらの問題を踏まえながら考えていきたい、かように思っている次第でございます。

 第2問の、議員の皆さん方に対します報酬の値上げでございますんですが、これは別に私はいままでの市長の方法を踏襲したとか云々じゃございません。私は全国的の関係から考え、県下の実態から考え、あわせまして議員各位が大変本市の出直し議会ということで努力をしておられる、大変な努力をしておられると、こういうことが1つ。また、活動も他市に見られないところの常時の委員会活動等も積極的にしておられる。これらの行動を考え合わせまして、大変私は能力的にやっておられるということを認めまして、同時にこれに対応する一つの基本的な問題といたしまして、議員歳費というのが、これは1つの各市の実態でございます。すでに去年ないしおととし、このように訂正さしてあるのが実態でございますが、本市はこれがあれらの事件を踏まえまして、一切改正さしておらない、こういう事態を踏まえまして、私はできるだけ多くの市民層の代表、各界の代表ということで、労働組合からあらゆる福祉協議会の会長さんまでも含めまして、新しい方向におきましての審議会をお願いをしたと、こういうことでございまして、私は過去にない方向でもってこれらの問題に対します得る御審議をお願いしたと、これが私の政治の姿勢でございます。

 なお、私は特にこれらの問題に対しまして考慮いたしましたのは、議員の皆さん方に対しまして、報酬審議会等を踏まえまして、議員の歳費を値上げる、市長はそのままにしておくということになってまいりますと、何か私だけがいい子になっておくというような印象を受けるおそれが非常にございましたものですから、私は正直に申し上げるならば、私自身の財布はどうであろうか、こういうことも検討いたしましたんですが、私の現況の歳費の関係でございますので、これは愛知県下平均、全国平均ベースとこういうことが出ておりましたものですから、私はこれは提案すべきでないと、こういうことでみずから抑えたということでございまして、決して私はそういう政治配慮を持ってやったということでなくて、むしろこれは純然たる事務行政といたしまして、この平均的な一つの指数、こういうことに対しましてお願いをしたというにすぎません。

 なお、これらの問題に対しまして、私は審議会へお願いする態度といたしましては一切白紙でお願いをしておる。このたびの原案がどうであろうとか、云々かというものを一切含まずして白紙でお願いしておる、こういうことを踏まえまして御答弁さしていただきたいと思っております。

 なお、これに対しまして私はもう少し上げるべきか、答申に対しまして下げた数字を皆さん方に上程すべきか、幾つかの見方もできますんですが、私はこれは一応審議会の答申案と、このものを、原案をそのまま提案をさしていただいた、こういうことでございまして、御理解を賜りたいと思っております。

 なお、護国神社の関係でございますんですが、何かこれ総代会と云々と、これ大分大きな御関心があるようでございますが、これは詳しくは担当の部長からお答えさしていただきたいと思いますですが、本市の岡崎市におきますところの新しい総代会の皆さん方に対するところの、この行政との対応というのはお仕事に対しましても委任、委託いたします仕事は、これはその仕事個々に御委嘱を申し上げる、御委託を申し上げるという新しい方式をお願いしておる次第でございます。

 なおまた、総代さんがこの護国神社の袋なんかを持って歩いたら、市民の皆さん方が断り切れないというようなお話でございますが、私はこの新生岡崎市の皆さん方というのは自主的にお選びになった総代さん方がこれが回ってこられましても、これは総代さん、私たちが選んだ総代さんがこういうことをおやりになっちや困るんじゃないかとか、あるいは私は反対であるとか、あるいはこれまた護国神社は昔、県民が一緒に建てたからこれはいいことだとか、あるいはいろいろの御意見があろうかと思います。これらの問題に対します関係で、各自主組織とされましての的確な御運営と、こういうことをされるべきではないかと思っております。

 なお、つけ加えて申し上げるならば、これは総代会という立場で全市的におやりになるということは行政上好ましくないと思いますが、これらに対しますところの一つのブレーキのかけ方、あるいはこれに対するところの指導の仕方によりましては、逆に総代会に対しましてこの自主団体に対しまして圧力をかける、こういうことになる次第でございまして、私はできるだけこの自主団体というものはあくまで自主的な団体の中に新しい視点を求めながら、住民自治の原則にしたところの御協力をお願いしたい。かような考え方を持っている次第でございます。

 以上、私から申し上げまして御答弁にかえさせていただきます。



○議長(加藤清市君) 市民部長。



◎市民部長(内田鎮夫君) 概要につきましてはすでに市長からお話がございましたので、補足といいますか、申し上げたいと思いますが、総代会の学区は38、町内会は442でございますが、ただいまお話のありましたとおり、自主運営をされておる組織でありまして、市の外郭団体でないということは御承知のとおりでございます。

 それから、市と総代会の関係についてもお触れになっておりますが、これは市は総代会の組織に市の事業を委託しておると、御協力いただいておるというような団体でございますので、さらに奉賛会によって護国神社の募金等をやっておみえになるというようなお話でございますが、行政としては全くこのことについては関知しておりませんので、たまたま報道されております新聞による等について私どもも承知しておるというような状況でございますので、御了承いただきたいと思います。



○議長(加藤清市君) 14番大久保正君。



◆14番(大久保正君) 市長から第2臨調に対して厳しい側面が出てくると、ぼくはいろいろな分野で言っているから、補助金のカット分だけを言っているわけじゃないんですけど、出てくると。しかし、新しい補完的な手だてでやっていくのが行政だということで言っておられるわけですけど、この第2臨調が出てくるその背景というんですか、この問題に対して正確にとっていないと。じゃ、運動したから地域特例は今度外されるとか、それから国保の問題も今年末まで検討課題だからというような形で安易に受けとるというのは、本当に市民のことを考え、行政を進めていく上ではまずいじゃないかと考えるわけです。それは何といってもこれが出てくる点では、施政方針の中でも触れられましたように、今年度末で82兆円、1人当たり約75万円の借金を抱えておると、財政危機の状況にあるんだからということで言われているわけですけれども、しかし、それだけではないわけです。実は大量に発行された赤字国債が本格的に償還するのは昭和60年から最も深刻な第2の財政危機が始まると。つまり昭和60年から69年までに返さなければならない借金、10年間の国債費は189兆円と天文学的な数字があるわけです。だから、そういうのを背景にしているだけに今度厳しい形で、そして今度の場合の臨調も行政改革を進めるじゃなくて全部肩がわりをさしてくれと。地方自治体や国民にかけてくるという状況。そして一方では軍事予算だけはどんどんふやす。大企業に対する優遇措置は全く聖域にされている。こういう問題に対して岡崎市の市長としてどう対処されるかと。鈴木総理はこの行革に政治生命をかけると言ってきているわけです。政治生命をかけるというのはそういう財政再建を全部国民の犠牲の上にやっていこうという答えが出されてきていると、こういうことに対して中根市長としては本当に国が破れてもなおわが町ありというような気迫、何よりも大切なのはこの岡崎だというぐらいの気骨あるところを見せてほしいと思っていたわけです。

 それから、議員歳費の引き上げについては議案で出てきていますから、その場で審議を深めたいと思っています。

 それから、総代会の問題ですね、この問題については自主的に運営しているんだと、だからブレーキをかけるのはまずいということなんだけど、契約している当事者、この前3月議会のときに募金の問題はまずいからということで、わざわざ削除したという経過から見ても、そのことは正確に伝えていかなければいけないと思うんです。それは奉賛会の委員長でございましてとか、支部長でございましてと言われても、それは総代会長が直接あの要綱を見られても明らかなように、つまり委員長と呼んでいるのは学区の総代会長ですね。岡崎の支部の各委員というのは総代を指しているわけですね。こういう状況の中では真に出直しになってないじゃないかと、だから当然岡崎市としては、この点ではっきり言うことは、こんなことでびびってはならんと思うんです。そのことになかったら、本当に出直しを岡崎市も市議会もやっていくと、だけど総代会の方も地域としてもそこの面でもただしていこうじゃないかということは当然言うべきだと思います。そこの点で遠慮してたら、ほんとによいまちにはならないと考えます。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 第1の第2臨調に対する考え方でございますが、私はくどいことを言いましても、またすれ違いがありますとなんでございますから、私は岡崎市の市長としてこれは有利なことにあり、あるいは忍ばなきゃならない問題に対しては忍ぶという用意もございます。また、これが大きな損失を招くということになりますれば最大限の努力をするということが、いわゆる行政であると、かような立場でございます。

 ただ1点、いま大久保議員おっしゃいました「国破れてもこれを阻止するという気迫を持て」ということでございますが、私は日本の国が破れて、そしてこの岡崎市だけがあろうというような軽率な考え方は持っておりませんもんですから、国破れても岡崎市ありと、こういう考え方ではございません。やはり国がありまして岡崎市でございますから、こういう考え方で持っていきたいと思っております。

 なお、護国神社の関係でございますが、一面におきましてはお説のようでございまして、私もこんなことで問題にならんようにしていただきたいなと思っておりますが、ただこの出直しと、ばかにこの総代さんの護国神社とひっつけられまして考えておられるようでございますが、もう1遍見ていただきたいのは護国神社の奉賛会の会長さんは仲谷知事さんがやっておられますが、岡崎は私の名前じゃございませんもんですから、この点も十分配慮しておるということをよく御認識賜りたいと思っておりまして、これは自主的に考えておるということでございますもんですから、どうぞひとつよろしくお願いいたしたいと思います。



○議長(加藤清市君) 14番大久保正君。



◆14番(大久保正君) いま「国破れてもわが町あり」という点で言ってるのは、つまりいま出されてきている施策についてね、本当に岡崎市民にとって暮らしの上でも営業の上でもどうなんだと、底がつぶれていくのに国が栄えるということはないと、じゃあそのことでいまやっている軍事予算をどんどんふやしていくという方向が本当に岡崎市民を守る立場、日本を愛する立場に立っているかどうかと、そういう面で言っているわけです。そういう面で岡崎市長として岡崎市民に責任を持っていると、岡崎の発展のために全力を挙げて奮闘するという気追を持って当たってほしいと。選挙のときに「私は自民党政府を保証人として立候補さしてもらった」ということなんですけど、保証人が市長の夢をつぶしていくようなことになってきているんだから、それについてはっきりこう言える姿勢をとってもらいたいということです。

 それから、3番目の問題ですけど、市長としてこのことがはっきり言えるような状況になきゃいかんと。市長に言っているのは総代会長に対してもこういうことを言ってほしいと、そういう点の過ちは、それは深津時二郎先生はぼく学校時代の先生ですから、だからよく知ってますし、それから話も十分しているんですけど、それは自分が書いたらこんなこと書かないということで言っておられたし、自分がそんな立場に立たない方が本当は自分の気持ちをあらわすことができるということを言っておられるわけですね。だから、そういう面でいままでどおりの神社側のやり方、遺族会のやり方で乗っかっちゃったということは事実ですから、それを改めてくれということを言っているわけです。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) どうもすれ違いの論議になるおそれがございますから、大変御理解を賜りたいと思いますが、私は気追におきましてはだれにも負けないつもりでございます。ただ気追を持って物を左右できるということではございませんもんですから、この点に対しても慎重に配慮をしながら真に岡崎市民のためになる行政、こういうことを考えていることは言をまたない、こういうことでございます。

 なお、「自民党云々」ということでございますが、自民党という党はあれは大変、別に自民党の宣伝をする気じゃございませんが、この党に対しましては公認を受けましても、推薦を受けましても、何ら足かせ首かせのない党でございまして、私は現実に自民党の政策に対しまして好ましくないものは平気で反対しておりましても、これは除名にならない党でございまして、まことに民主的な党でございますから、いまのところそう邪魔になっとらんということでございまして、同時にこれらの問題に対しましては毫もこれらの問題を考慮するとか、心の中にとめまして圧力を受ける、こういうことは毛頭ございませんものですから、はっきり申し上げておきたいと思っております。

 なお、総代会と何かこうばかにひっつけたように思っておられますんですが、私の方も好ましくないことは好ましくない程度のことは申し上げられますんですが、これを「やっちゃいかんよ」なんと言いますと、これは逆に大変な政治圧力にもなるおそれもございまして、世界のうちで常識的にはいわゆる宗教であるとか、信仰であるとか、精神文化と、こういうものも見直されておる時点でございまして、あるいは各町内にありますところの鎮守の森というものも、当時はあれは宗教団体云々ということもございましたんですが、このごろはまた違ったベースもあるようでございまして、これとこの私は護国神社とをあえて一緒にしようというすりかえ論議ではございませんが、ただこの辺の土地につきましては余りにも行政的に「これをやっちゃいかない」「あれをやっちゃいかないよ」というような指令的な言葉を吐くことは好ましくない。自主的な判断におきましての、いわゆる自主団体としての性格のある行為をお願いする、こういう程度で考えたいと思っておるのが実態でございます。

 しかし、寄付行為云々ということにつきましては、本市の関係等につきましては、特に全市的なデータを見ますと、募金等を正式に委託しておる全市が、市の自治体と、いわゆる自主団体とが契約をしておるところは大変多ございまして、実質の数字はこれはいま帳簿を持っていませんが、70%に近い各市がこういう自治体と募金等の関係の契約をしておるようでございますが、本市におきましては、こういう問題とも絡み合わせまして、これは委託条件とははずしておる、こういう新しい方向も待っておるということを御理解願いたいと思っておりまして、その中にあえておやりになるやつをこれはまた「やっちゃ間違いじゃないか」、これは好ましくないという発言ぐらいでお許しを得たいというのが、真に民主的な自主団体を育て得る立場の方向ではなかろうか、かように思っておる次第でございますものですから御理解賜りたいと思います。



○議長(加藤清市君) 暫時休憩いたします。

             午後3時42分休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             午後3時55分再開



△天野良雄君議員の質問



○議長(加藤清市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 31番天野良雄君。

     (31番 天野良雄君 登壇)



◆31番(天野良雄君) 私は質問通告書のとおり4項目にわたって理事者側に質問をいたしますので、よろしく御回答をお願いします。

 第1点、ゆとりある教育についてお伺いします。

 現在の学校教育は知識偏重、詰め込み式の教育で、子供の適正を無視して英語や数学の受験技術だけに秀でた者が人間として最もすぐれているような錯覚で子供を評価し、また学校、家庭、社会がこぞってエリート校への合格競争をあおり立てております。その結果、子供は灰色の青春を押しつけられ、競争に敗れた者は反社会的、非社会的行動へと走り、落ちこぼれ、登校拒否、校内暴力等の悲劇を繰り広げ、「学校は荒廃した」「学校は死んだ」と世の人々を嘆かせている現状であります。その裏づけとして学歴偏重主義社会が実存していることは否めない事実であります。いまこそみんなでこの実態をよく見つめて反省をし、子供の個性と適正を尊重して、伸び伸びと楽しく学べる、ゆとりある教育の推進を図るべく学校環境をつくり上げることが急務であると思います。

 そこで、次の2点について当局にお尋ねいたします。

 その1つは新教育課程の実施でございます。文部省もゆとりある教育の必要性を受けとめて、知識偏重、詰め込み教育を改められ、基礎教育の精選をしてわかりやすい内容を原則として、小学校は昭和55年度、中学校は昭和56年度、高等学校は57年度より新教育課程の実施に踏み切りました。小学校は4年、5年、6年生を対象に、中学校は全学年を対象に、1週3時間ずつゆとりの時間を、すなわち学校長の自由裁量時間でございますが、これを設けて、健康で思いやりのある、情緒豊かで協調性に富み、喜んで社会奉仕のできるような人間をつくる教育を目的としておりますが、この制度ができまして日まだ浅いときだけに、この3時間の活用時間についてとかく各職場で問題があるかのように聞いております。そこで、市内の小・中学校のこの時間の指導の実態と今後の指導方針について当局のお考えをお尋ねいたします。

 その2は、学区制の見直しについてであります。戦後昭和23年、アメリカ進駐軍の指導によって高等学校教育制度が発足しました。すなわち小学区制、総合制、男女共学制で発足しましたが、この制度はよく考えてみますと、子供に学校の選択の自由と進学の自由を与えないと、また勉学の熱意がどうも起こらないというような理由で、反省の上に廃止されて、昭和31年大学区制なるものが制定されました。ここは問題でございます。すなわち小・中学校等においては、エリート校へ入れんがための過熱競争を強いるようになりました。したがって、子供は親子ともども受験地獄を生み出す結果になったのであります。

 そこで、昭和48年、この反省の上に立たれて、現在の学校群制度に改革をされたのであります。確かにこの制度は、超エリート校がなくなって学校間の学力の均衡は解決されましたが、さらにそれでは群に入れなかった学校、また新設校等はどうしてくれるんだと、われわれは学校群でないんだというような学校間の格差の問題等は根本的に解決されておらない現状であります。

 現行制度は、御承知のように、現愛知県知事仲谷氏が県教育長の当時に発想されてできておるものであります。そのときの仲谷氏の言われるのには、「やがて高校進学率が95%になった場合にはまたもとへ戻して、中・高一貫の小学区制にすべきだ」と述べております。学区制の見直しも、ゆとりある教育に深い関係があると私は思いますので、この点を取り上げさしていただいております。

 さて、当局におかれてはこの現学区制についてどのような見解を持っておられまするか、お尋ねをいたします。

 第2点目の義務教育の老朽校舎の改善について質問します。

 中根市長は、昭和56年度「信頼と調和」をモットーに「公平と平等」の原則に立って、教育の機会均等を図るため、過大校については分離、新設を進め、過小校については小規模校にふさわしい施設設備を進行され、豊かな人づくりと香り高い文化のまちづくりにその意を反映され、着々と実行に移してこられたことは高く評価するところであります。私も教育福祉委員の一員として、この夏6日間にわたり、市内55校の小・中学校の教育施設の視察に参加をいたしました。この目で実態を把握することができ、大変参考になりました。この実態を踏まえて、今後の教育の施設改善の面に生かしていきたいと思っております。

 そこで、義務教育危険校舎改築について市長にお伺いいたします。

 園田文部大臣が、昭和53年から3ヵ年計画、56年度も継続として実施してこられた改築基準が、第2次臨調の答申により、現行5,000点以下を昭和57年度より4,500点以下に引き下げ、補助金を削られると聞いております。ちなみに岡崎市教育委員会の56年5月1日現在の調査によりますと、市内の小学校で4,501点から5,500点の老朽校舎が根石、福岡、秦梨、常磐東、奥殿、細川、岩津、矢作東、六ツ美中部、六ツ美北部小学校の11校6、214平米で、中学校では美川、竜海、福岡、東海、矢作の5校2,931平米、小・中学校の合計9,145平米があります。

 いつ東海大地震が押し寄せてくるとも予測できない今日、先生や生徒が安心して勉強のできる校舎の改築をしてあげなくてはならないと痛感しております。国の行財政の負担軽減の立場のみを先行させ、地方公共団体と十分な協議もせずに、教育福祉のような弱い立場にある予算を一方的に削減するような行革は納得できません。

 そこで、当局にお伺いいたします。従前どおりの改築基準と国庫補助が受けられるように御尽力をお願いするとともに、昭和57年度の改築基準、岡崎市で行われるところのその要点、概略で結構でございますが、どういう方針でやられるかという点についてお伺いいたします。

 第3点目に、岡崎少年愛護センターの建設について。

 御承知のように、岡崎少年補導センターは昭和39年7月1日、明大寺町の奈良井の西三河少年補導センター内に間借りの形で設置されたのであります。以来今日まで、社会教育の一端を担い、激増しつつある青少年の街頭補導や少年相談、補導連絡、有害環境浄化活動の推進にと、「愛の一声運動」をモットーにして、青少年の健全育成に各種団体が協力一致してりっぱな成果を上げてこられたことは、周知のとおりであります。

 ところが、西三河少年補導センターの建物が昭和36年5月1日に建築されたものであり、老朽化しております。私も一昨日行って見てまいりましたが、2階の縁板が落ちそうになり、昨年東南隅に一時的に修理をされておりました。市長は幸い、各種団体の代表委員の要職におられますので、何とか21世紀を担う青少年の健全育成のために、岡崎少年愛護センターの建設を一日も早くしていただくよう要望いたすものであります。

 現に、さらに言うなれば、現在岡崎消防本部に設けられている心の電話も青少年補導の一環として新設の愛護センターに設置をされたならば、より便利で、より効果的ではないかと思いますが、当局の見解を賜ります。

 最後に、第4項目、地震対策について。

 駿河湾から遠州灘にかけてマグニチュード8程度の東海地震が発生すると予想されております。国は東海地震が発生した場合、震度6を超えると予定される地域として、静岡県下の全部170市、愛知県では新城市が地震防火対策強化地域に指定されておりますが、愛知県防災会議では県下全域にわたって、「震度5ないし6の揺れが予想されるんじゃないか」というような発表をしております。

 地震防火対策強化地域としてと同じような対策を講じ、地震防災に万全を期することになっておりますが、わが岡崎市においても市当局並びに消防本部、防災防火協会連合会が中心となられて、各種のパンフレットや防災読本等を発行配布して、防災の対策についてPRを積極的に進められておられる。また、8月27日には起震車、上下、水平、波状動の会得できる「マグマ号」を購入、消防本部に配備され、8月29日には自主婦人防災クラブの結成式も行われ、9月1日には大聖寺河原で総合防災訓練が行われる等、市民に地震意識の高揚を図り、家庭、職場を災害から守り、安全な地域社会づくりに努力しておられるところは評価いたしますが、今後はさらに市民一人一人が真に防災の必要性を感じて、非常時の際に災害を最小限度に食いとめられるようなきめ細かい行政指導が必要かと思います。そこで、そのような指導計画が当局にあればお示し願いたい。

 そこで、消防長に質問します。市内に防災防犯協会連合会、学区単位で38、区町村単位436の組織がありますが、この団体が昭和55年度において行われた行事や事業の概略を説明お願いいたします。

 次に、開発部長にお願いします。災害時に備えて危険ブロックべいの生けがき化について本年度も157万円の補助金の予算づけをされましたが、現在までの希望申し込み件数と実績を御発表願います。

 最後に、総務部長にお願いします。豊田市等においては非常袋を市民全戸に配付し、市民に防災意識の向上を図っております。本市ではその意図と計画があるか、お聞かせ願いたい。

 以上で、第1回の私の質問を終わります。

     (31番 天野良雄君 降壇)



○議長(加藤清市君) 市長、お願いします。



◎市長(中根鎭夫君) では、天野議員さんから御質問のうち、私の方から3つの問題につきましてちょっとお答えをさしていただきます。

 義務教育の老朽校舎の改築という表題のもとに、このたびの行革の問題を大変心配されての御発言でございます。私もこのような問題に対しましては大変心配しておる、こういうことでございます。感覚的には、これはいま現況でございますところの特例法でございます5,500点を、できるなら6,000点でも上げていただけるなら大変ありがたいなあという問題も1つございます。逆なことを申し上げますと、4,500点というのはこれは基本でございまして、ただ臨時的に5,500点までを認めようという特例を国がしたわけでございます。これがために逆に言うならば大きな財源の赤字になったと、こういうことも逆に言えるわけでございますですが、こんなことは説明の仕方によって変わってくると思いますが、基本的には4,500点というのがこれが過去から踏襲いたしてまいりました基本でございます。これに暫定的に、臨時といたしまして5,500点制度というものを入れたということでございます。これはもとへ戻るという見解もとれんことはございません。

 また、同時に岡崎市におきましてどの程度実害があるかということになってまいりますと、これはいま天野議員さんが御調査なさったとおり、現在は5,500点でございましても4,500点以下のまだ学校が残っておるということは、国が認めてくれても市の財政から言って追い込みがつかなかったと、これも事実でございますもんですから、これらの問題というのはやはり全体的なベースの中で考え合わせながら、これは教育第一主義と、こういうことで考えていきたいという基本姿勢を持っておりますが、できることなら私はこの枠は大きい方がいいということを当然望んでいきたいと、かようなことでございます。

 それから、第3問でございますところの岡崎の愛護センターの関係でございますが、これは天野議員さん御承知のとおり、私が運営協議会の議長か何かなっているようでございますですが、これは大変むずかしい問題を含めております。と申し上げますのは、こういうように特殊な地形に、岡崎市の土地に、そして各関係市が当時負担をしてつくったというこの愛護センターというのは、実は大変珍しいケースでございます。当時、いわゆる岡崎市が100万、岡崎市以外の市町村で100万、中学校のPTAが60万、高等学校のPTAが60万、西三河婦人団体連絡協議会が12万5,000円、豊田関係8者が60万と、こういうような関係でもってこれを基につくりましたこの少年補導センターでございまして、ですから土地代は岡崎市でございますもんですから、岡崎市に対しまして土地代が入ってくる。

 そしてまた、この中に岡崎市のいわゆる使っておる部面というものがございますもんですから、これはまた借りておるということでございます。これを借り料を払うことによりましてこの西三河の関係もある程度運営ができておったという実態もございますんですが、ところが、それと反面、各市におきましては、みんな各市が単独なというんですか、市の施設の併設したところの施設を持っておりまして、いまからこれを新しくしようということで私が旗を振りましてもなかなか各市が、自分の市へ持つなら別といたしまして、岡崎へ持つやつに対しましてもう1偏考えてくれるということは、なかなか実質的においては問題があろうかと思っております。

 また同時に、岡崎のこの場所が岡崎の図書館の前でございますもんですから、これらを踏まえて考えますときに、どのようなことがいいだろうかなあということを一応研究課題といたしまして私は前から検討しておる。現況まだ結論は出ておりませんですが、検討はしていきたいと、かようなことだけは申し上げたいと思っております。

 それから、これに対しまして心の電話を愛護センターへ持っていってはどうかという御発想でございますが、私はこの心の電話の設置場所ということに対しまして大変細かい神経を使ったわけでございまして、これは女性の方、あるいは男性の方等皆さんボランティアでございますし、同時に後の防火管理の問題、あるいは暖冷房の問題、これらの問題を考えますときに、これは一番留守番がいつもおるところである、こういうことを踏まえながら、場違いではございますが、これはむしろ税金の一番節約な方法と、こういうことを考え消防本部の消防団長室と、こういうところに設定をいたしたわけでございまして、これは一面におきましては補導業務であるから心の電話もこの中がふさわしいんではないかという御発想でございますが、この補導を主体としておりますところへこの心の電話を設置いたしますと、利用する子供の立場からいきますと補導関係で、補導関係というのは、御承知のとおり、警察の少年課等が事務を担当しておりますもんですから、みずからその犯罪なり悩みを妙なところへ訴えると、こういう一つの心証的な弊害も出てくるんじゃないかというおそれがございますもんですから、そういうことを配慮いたしまして、全然関係のない、むしろ純然たる心の悩みをどんなことでも打ち明けられるということで、むしろこれを避けたということが実態でございまして、こういうことでひとつ御理解を願いたいと思っております。

 あとの関係等につきましてはおおむね担当からお答えさしていただきたいと思いますが、この最後の地震火災対策の中で非常持ち出し袋の云々ということでございますが、私も隣の町で大分こうやられましたもんですから、私もやってはどうかなあということで大変心配しながら意欲的に検討してまいりましたんですが、隣の町でけちのついたものをまたうちでやってけちをついちゃ大騒ぎでございますし、また同時にこれに対応するほどりっぱなものを出しますと大変な予算が要りますもんですから、これが果たして適確であろうかなかろうかと、こういう問題に対しましてはたと当惑しておりまして、まだこれらに対しましての結論は出ておらないと、こういうことだけを申し上げておきたいと思っております。



○議長(加藤清市君) 教育委員会指導部長。



◎教育委員会指導部長(藤井清君) 1番のゆとりある教育についてお答えを申し上げます。

 3点ほどの問題があろうかと思うわけでありますが、まず自由裁量の時間、私たち現場ではゆとりの時間と、こういうふうに申しておるわけでございますが、天野市議さんおっしゃいましたように、いままでの学校教育のひずみ、それを是正するために新しい指導要領によってゆとりのある時間が設定をされたわけでございます。

 この実際的な運用につきましては、主として教務主任が中心になってそれぞれ研究をしておってくれるわけでございます。ここにもちょうどその資料がございますが、「自由裁量時間活用の現状と今後の構想」というような冊子も岡崎教務主任会が出しておってくれるわけでございますが、いま一生懸命で研究をしておるわけでございます。

 また、それぞれの実際的な成果につきましては、年12校の研究校がそれぞれそれらのことについて発表をしておって、それぞれのまた先生方が参加をして検討をするというようにしておりますし、それから新聞紙上などにもその実績をときどき報道していただいておるわけでございます。そういうのをひとつ見ていただきまして、その実績をひとつ買っていただけたらと思うわけでございます。

 それから、今後の問題、指導方針ということをお尋ねでございますが、これはゆとりの時間の設定された意義にのっとりまして、単に先生方が埋め合わせに使うような時間にならないように、あるいはまた逆に先生がおっしゃいましたように学力補充の時間にまた逆戻りをしないように、あるいは無為無計画に流れてしまわないように、教育委員会としては目を光らせて指導をしてまいると、そして本来の子供たちが充実するためのゆとりの時間であるようにというように心がけていきたいと思っております。

 それから、学区制の問題でございますが、これも天野市議さんが申されましたように、大学区制をしいた、しかしそこにはいろいろな問題が出てくるということで群制度を導入いたしまして、そしてその欠陥がある程度是正されたわけでございますけれども、それでもなお御指摘のように学校群校とそれから単独校との間にはいまだ格差がございますし、それから通学時間にも無理があるというようなこともございますし、それから普通課程の高校と職業課程の高校にも相当な格差が出ております。それから、地元の収容率ということからいいましても問題があるように思います。そういうようなことでございますので、こういう問題を都市教育長会、あるいは県Pの組織、あるいは教職員組合も関心を持っておりますので、そういうような団体を通して高校問題特別委員会、あるいは略して入選協と申しておりますけれども高校入学者選抜協議会、こういうところにも具申をしてこういう問題の是正に努めたいと、こういうふうに考えております。よろしくお願いをいたします。



○議長(加藤清市君) 開発部長。



◎開発部長(石原武君) 4点目の危険ブロックの生けがき化の問題でございます。その進捗状況はどうかということだと思いますが、この56年度から発足をいたしました生けがき設置奨励補助金交付制度は、当初予算157万ほど計上さしていただいたわけでございます。9月1日現在では交付決定をいたしましたのは62件、うちブロックから生けがきにされた方が2件でございますけども、現在までに交付決定をいたしました額は、139万9,430円でございまして、88.8%になろうと思います。現在の状況でございますと、年度内ではこの当初予算の額が足りなくなるであろうというふうに考えております。

 以上です。



○議長(加藤清市君) 消防長。



◎消防長(柴田進君) お尋ねの防災防犯協会についてでございますが、防災防犯協会は昭和23年に発足したものでございまして、大規模地震対策特別措置法の施行によりまして認識が高まっております、いわゆる自主防災組織で、本市は各町単位といたしまして、439協会でございます。それぞれの地域ごとに防災に努めておられます。

 天野議員御質問の各協会の昨年の活動状況でございますが、昨年昭和55年中を対象にしまして、主に昨年の9月1日防災の日を中心にそれぞれ防災訓練を行われたものを含めまして全協会の約半数の201協会が、2回もあると思いますが、行われております。参加人員は延べで1万4,922人となっております。これは総数約2分の1でありまするので、2分の1ということは半分でございますけれども、従来の意識からは高まっておるかと思っております。

 なお、その他各事業所、学校、幼稚園、保育所等を含めました防災訓練等の延べ実施回数は507回でございまして、1年じゅうの総参加人員は8万3,571人となっております。でありまするので、おおむね市内の1世帯には1人以上の方が昨年中に何らかの防災訓練等に参加されたということになると思います。

 なお、今後は先日御配備いただきました起震車マグマ号や「市政だより岡崎」や防災のチラシ等を防災の指導材料としまして、各防災防犯協会等を通じまして防災活動の推進を図るとともに、さらに一歩進めまして各家庭がみずから行う防災委託についても意を用いて努めたいと思っております。

 以上であります。



○議長(加藤清市君) 31番天野良雄君。



◆31番(天野良雄君) 第2回目の質問をお願いいたします。

 ゆとりある教育について適切なる教育委員会指導部長の方から御回答をいただいて、非常によくやっておっていただけるという点については了解いたしました。どうかひとつこの問題は、ゆとりある教育については非常に重要な問題であると存じまするので、今後もよろしくひとつ御指導をお願いしたいというように切にお願いをしておきますのでお願いします。

 なお、蛇足でございまするが、国政レベルにおかれてもこの6・3・3・4年制問題等についても行革とあわせて重要な問題であるということで、国会の場でもうすでに検討をしようかというような時期が来ておるやさきでございますので、地方自治体におかれても、特に市町村等の教育委員会におかれてもこの問題についてはよくひとつ前向きの姿勢で取り組んでいただいて、答申等についてはふさわしいりっぱな御回答を願って、高校側と同時に歩調を合わせられて適切なる問題を解決していただければと、かように思っておりますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 それから、地震問題でございまするが、開発部長の言によりますと、157万の予算の実態等についても大分要望があって88.8%の費用が実績を残されたという点についてはまことに結構だと思いまするが、来年度においてもこの予算をさらに増額の予定があるかないかという点についてはちょっと予定を聞いておりませんので、この場では何かとは存じますが、意のあるところで結構でございますので、もし開発部長が答えなければ市長でも結構でございますが、積極的に増額をする意思があるのかないのか、これの回答がありませんでしたので、ひとつこれを回答願いたいと思います。

 次に、岡崎少年補導センターの建設の問題でございますが、ただいま市長の御発言によりまして非常に意を強くしたものでございます。この問題はやらなければならないことを、西三河と岡崎市と両面にまたがっておるという関係上いろいろな利益相反し、なおふくそうしておるという点は私よく存じておりまするが、いずれにいたしましても中根市長はこの西三河センターの代表委員であります。ですから、市長が先頭に立ってひとつ旗を振っていただいて西三河の各所、警察、消防、なかなかむずかしい要望かと思いますが、現市長ならば必ず私はやれるというふうに信じておりますので、ひとつぜひその手腕を見せていただきたい、かように思いますので、なお市長は前向きの姿勢で検討はするというお答えは聞いておりますので、私も安心をしております。どうかひとつ青少年の健全育成、特に社会教育の面における大きな担い手でございまするので、この問題を政治的にむずかしいからといって永久に葬っておいては、これは私はいけないと思いますので、葬ったと言ってまことに失礼な言い分かもしれませんが、よろしくひとつその辺をおくみ取り願ってぜひお願いしたいと思います。

 最後に、心の電話の問題でございますが、このカウンセラーの問題で、現在そのカウンセラーが何か現場の生徒指導等に非常に精通しておられる方が適当じゃないかというような声もちょっと耳にいたしておりますので、市当局でこの選任についてはいろいろ熟慮断行されたということは考えられまするが、それらの選考基準等についてひとつ納得のいく御回答がいただければありがたいと思います。

 以上、第2の質問を終わります。



○議長(加藤清市君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 大変御理解賜りましてありがとうございますですが、ゆとりのある教育につきましては、これはあえて御質問はないようでございますが、私からひとつ見解をお話を申し上げますと、いわゆる学校でゆとりのある時間をつくりましても、家庭におきまして塾通いと、こういうことになってしまいますと、これは真実のゆとりのある教育になりませんもんですから、また皆さん方や市民各位の御理解を賜りたいと思っておりますが、特にこれらの問題は学歴偏重社会ということに対しましては、皆さん方の御理解も賜りまして、本市は中学卒業で、しかも家庭的に恵まれない方々に対しまして、市の公務員としての採用の道というものを全国で初めて手がけたわけでございまして、これは給与表もないということでございまして、これを新しくつくりながら考えておるということでございますもんですから、これらをバックアップしながらこの教育の谷間、こういうことに対しましても考えておるということでございまして、御理解を賜りたいと思っております。

 生けがきの件につきましては、来年度予算につきましてはこれは増額するか、あるいはやめちまうか、これはいまから考えていきたいと思っております。この辺でひとつお許し願いたいと思っております。

 それから、少年愛護センターの問題でございますが、大変御期待も大きいようでございまして、私もこの少年問題というのは大変ないま時期でございますもんですから、前向きに研究検討してまいりたいと、かように思っておる次第でございますが、ただむしろここで問題になりますのは、西三河少年補導センター、こういう施設というものはむしろ私は県がやってくれていいんじゃないかと、こう思っておる次第でございます。これと同居しておりますところの岡崎少年愛護センター、これはむしろ岡崎市がこれは考えにゃいかんじゃないかなあ、こういう考え方も持っておるということを御参考にしていただきたいと思っておりまして、どっちにいたしましてもこれらの少年愛護の問題ということに対しましては、ひとつ私なりに前向きに検討していきたいと、かような考え方を持っておることは事実でございます。

 あとの心の電話のこの担当してくれますボランティアの関係等につきましては、これは私の方からはこれはあくまでボランティアであるんだからこれは御本人の志望、希望によりまして、そしてその学校教育に特別支障がないということを十分検討して、そして結局その方がたとえ初めてこういうことに参画される方であっても事前に教育をしていただくと、こういうことによりまして担当さしていただいたということを指示しておりますんですが、これは私の指示どおり動いておるか、あるいはどうかということにつきましては、また教育長からお答えさしていただいて結構だと思っております。

 以上、私からはお答えさしていただきます。



○議長(加藤清市君) 教育委員会指導部長。



◎教育委員会指導部長(藤井清君) ただいま心の電話につきましては、市長が申されたとおりでございます。先生がおっしゃいましたように生徒指導、あるいは教科の指導、あるいは県のサービスセンター、つまりもとの方で訓練を積んできた者などを含めて、市長が申されましたように2度3度研修をして臨んでおります。

 以上でございます。



○議長(加藤清市君) 31番天野良雄君。



◆31番(天野良雄君) ただいまはまことに当を得た納得のいくような御説明をいただきましてよくわかりました。ありがとうございました。それでは、私の質問を以上で終わらせていただきます。



○議長(加藤清市君) お諮りいたします。

 本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(加藤清市君) 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれにて延会することに決しました。

 明10日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。御苦労さんでございました。

             午後4時34分散会

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

         議長   加藤清市

         署名者  村松 武

         署名者  三島栄太郎