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愛知県 岡崎市

平成 4年  9月 定例会 09月03日−18号




平成 4年  9月 定例会 − 09月03日−18号







平成 4年  9月 定例会





△鈴木雅美議員の質問

             午前10時開議



○議長(岡村秀夫君) 出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから会議を開きます。

 本日出席を求めた理事者は、市長初め関係職員であります。

 なお、本日の議事日程は、お手元に配付の印刷物により御承知願います。

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○議長(岡村秀夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、1番 徳田 孟君、43番 八田二郎君の御両名を指名いたします。

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○議長(岡村秀夫君) 日程第2、一般質問を行います。

 あらかじめ定めた順序に従い、質問を許します。10番 鈴木雅美君。

     (10番 鈴木雅美君 登壇)



◆10番(鈴木雅美君) おはようございます。

 議長のお許しをいただき、今任期最後の一般質問に立たせていただきます。

 まず、日光東照宮レプリカの問題について、その真偽をお尋ねいたします。

 この問題につきましては、3月議会、6月議会と、2度にわたり御質問させていただいており、そのたびにほんの少しずつですが、真実が明らかになってきております。しかし、明らかになってきた過程において、残念ながら真実を隠蔽しようという意図もあわせて感じられ、この点においても、岡崎市政における市議会のあり方に思いをはせますと、非常に不本意なものがあったわけです。

 私たち議員は、市民の皆さんの信託を受け、議会に提出される案件の審議をする立場にあります。ここに提出される案件は、市民の皆さんの利益を損なうおそれのある問題以外、常に情報公開されるべきで、ましてや虚偽の報告はあってはならないのであります。それが守られない限り、市民の皆さんの利益のための審議、公益のための審議を行うことは到底不可能で、議会そのものの存在意義もむなしいものとなってしまうのであります。

 さきの参議院選挙においても、新間議員の経歴詐称問題がクローズアップされていることから考えても、市民の皆さんの真実を求める要求は大変に大きいものがあり、この傾向は時代とともに強くなっていくことは、十分おわかりいただけていることと思います。

 今回の答弁は、この点を踏まえられ、私ども議員の今任期最後の一般質問でありますので、明確に真実のみを答弁されるようお願いいたします。

 まず、6月議会最終日の全員協議会において報告された覚書解消の文書、いわゆるわび状についてであります。これは、ジャック・ウジモリ氏、大胡氏の意思ということで、書簡に目を通すことは拒否され、助役の口で読み上げられるのを私たちは聞くことができただけでありましたが、一応全員協議会の席で報告されたわけであります。これまでこの問題の調査を行ってきた私としては、その内容が非常に不可解に思われ、その席でも多くの質問をさせていただきましたが、納得のいく回答はいただけませんでした。理事者としては、これでレプリカ問題の終止符としたい意向を示されたわけですが、その後、わび状とされた文書が本人の自発的意思で書かれたものではなく、むしろ事務処理上必要ということで作成を依頼されたものであったことが判明したわけです。

 それが表面化した後の7月17日に開かれた代表者会議でもその経緯が説明され、その「葵博における日光東照宮レプリカの経緯」と表記された文書の中、平成4年5月19日の欄に、「大胡氏に連絡し、覚書に伴う協議をした。搬出以来4年有余経過し、この間何ら音さたのなかったレプリカについての覚書に基づいて収拾法を協議した。この結果、解消文書をもらうことになったが、その文面にわびを入れることについては、大胡氏いわく、一方的に代理人とされており、わびる筋合いはないとの見解であった」、このように記されています。これから見ますと、その文面にわびを入れることについては、岡崎市の方から要求しているわけで、依頼の方法に問題があり、また6月19日に発表された大胡氏からの文書をわび状とするには、無理があるように思われます。見解をお聞かせください。

 次に、ジャック・ウジモリ氏からのわび状とされる文書の翻訳文についてお尋ねします。助役さんが翻訳文を読み上げられるのが速くて、そのときはよく聞き取れず、理解できなかったのですが、後でテープをお借りして、よく聞き返してみると、日光東照宮模型の展示保管覚書についての説明の箇所で、「昭和62年6月27日に岡崎市長である貴殿と売り手である私の間で締結された書類」と聞こえるわけです。何度繰り返してもそのように言ってみえるのがわかるわけです。

 してみると、ジャック・ウジモリ氏は、図らずもこの手紙において明らかにしてくれたことは、これまでの市長や理事者の皆さんからの説明とは 180度食い違うわけで、これはむしろ、私が3月議会、6月議会でお尋ねしてきた売買の話としてこの問題があったことを裏づけているものと言えるわけです。この点についても御説明願います。

 そうなりますと、葵博閉幕時の岡崎市における恒久的な展示保管の発表セレモニーにはシナリオがあり、岡崎市の方が依頼したと思われますし、また昭和62年11月の岡崎市よりのレプリカの搬出、これは、売買が不成立であったことが原因で、「2年ほどで再び返ってくる」と議会で答弁されておりますが、これはとても考えられないことになります。この2点についても回答をお願いいたします。

 次に、大重地区のゴルフ場開発と水道水の農薬汚染についてお尋ねします。

 ゴルフ場のアクセス道路への市の対応をきっかけとして、この話は進展してしまったわけですが、さきの議会でも市長は「好むことではない」と回答し、また上級官庁の指導があったので、岡崎市に対する災害、公害、こういうものに対して全くないように調整しよう、こうならざるを得なかったと説明しているわけです。

 ところが、これは8月15日付の朝日新聞の夕刊の記事ですが、「雨降った直後のゴルフ場、農薬流出、国の指針超す、排水優先が原因」と、三重大学で環境生態学を研究されている谷山鉄郎教授の研究グループの調査結果が報道されていまして、これを読むと、水質汚染が全くないようにするなどということは、とても不可能に思えるわけです。谷山教授は、雨の降った直後のゴルフ場から高濃度の農薬が流出するのは、雨の日でもプレーできるようにするための排水優先のコースづくり、これが原因だと指摘しています。

 流出する農薬の調査は、降雨直後でなければ意味がないわけでして、谷山教授は調査してみえますが、それによると、三重県内の標準的なゴルフ場の排水溝で採取した排水 283サンプルについて、環境庁が認可した除草剤など15種類の農薬の有無を調べた結果、毎回何らかの農薬が検出されたという恐るべき結果となっています。除草剤が4回に1回、殺菌剤が2回に1回、殺虫剤が12回に1回の割合、これは約ですが、検出されているそうであります。

 そこで、現在の水質検査体制と、ここで指摘されているような降雨直後の検査体制がとれるのかどうか、また仮に農薬が検出された場合、水道水の供給にはどのような体制をとるのか、お尋ねいたします。

 次に、市長の政治姿勢についてお尋ねします。

 昨日の開会式での市長のあいさつや市長提案説明で、「初心に返って、市民の幸せと岡崎市発展のために全力を傾注していく覚悟」とか、「地方行政においても、地域での諸施策を展開していく過程の中で、専門家の意見などを聞くことも必要である。しかし、これにも増して大切なことは、実際にその地域に住み、地元の地理、歴史、習慣、いわゆる地域の生活を取り巻く環境や実態に最も精通している地元の市民の考え方や英知に耳を傾けることと思う」とされてみえますが、それには、これまで3期への反省があったと思います。反省点があれば、お聞かせください。

 また、既に初仕事として、友好都市フフホト市との提携5周年ということで、親善使節団の団長としての任務を果たされたわけですが、しかしその行程の中で、何日か別行動をとられたと仄聞しているわけです。それが事実かどうか。もしそうだとすると、団長として行かれているわけで、団員に対して最後まで責任を持った行動をとる必要があったかと思われますが、その点についての見解をお示しください。

 また、これまでの海外視察や親善使節のときでも、途中から別行動とか、途中から合流ということがほとんどであったとも聞いています。これは初心に返るときの反省点に入っているのかいないのか、その点もお伺いしておきます。

 以上で、第1回目の質問を終わります。どうもありがとうございました。

     (10番 鈴木雅美君 降壇)



○議長(岡村秀夫君) 経済部長。



◎経済部長(小嶋照男君) 日光東照宮レプリカの真偽について、4点の御質問にお答えをさせていただきます。

 第1点の、大胡氏は「わびる筋合いのものではない」と言っていることから、市の依頼に問題があったのではないかという御質問でございますが、報告書に記載いたしましたとおり、大胡氏と覚書の収拾について協議しました結果、解消したいということでございますものですから、市としては、搬出以来4年余を経過しておる中で、何ら連絡もなかったものでございますから、覚書解消の文書の中に一筆わびの文言を入れていただけないかとお願いしましたところ、大胡氏は、この覚書については関知していなかったので、わびる筋合いはないということで、わびを抜いた解消の意をあらわした文書を送付するということでございまして、市の依頼云々ということはございません。

 第2点のジャック・ウジモリ氏の書簡の内容、「売り手である私」とあることから、当初から売買が目的ではなかったかの御質問でございますが、葵博の目玉の一つとして展示するについて、あくまで借用が大前提であり、売買については一切触れておりません。

 それから、3点目の恒久的保存展示の発表セレモニーは市が依頼したとの御質問ですが、所有者ジャック・ウジモリ氏より、家康ゆかりの岡崎市に永久展示・保存してほしいとの申し入れに基づくものでございます。

 それから、4点目の搬出につきましては、やはりジャック・ウジモリ氏より現在申し込みを受けております都市の強い出展要請のため、搬出を許可してほしい旨の書簡に基づき搬出されましたものでございまして、その際、搬出先等は一切明らかにされず、またその後の経過につきましても、報告はございませんでした。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(萩原勉君) 農薬の関係、それから水道水ということでございますが、最初に私の方から、最近の行政対応についてお答えを申し上げたいと思います。

 先ほど御質問にありましたように、環境への影響の関係、影響が予測されるではないかというようなことと、それからこの地区の上流から水をとるということで、水道水の取り入れが大平地区にあるというようなことでの関連した御質問であるかと思いますが、こういった状況での開発でございますので、私どもといたしましては、6月の議会にお答えを申し上げましたように、住民の安全な生活を守るという立場に立って、本市といたしましても、起業者である株式会社松安産業と開発に関する協定書を締結する準備をいたしております。

 当然この協定書の中には、開発に係りますゴルフ場におけるいわゆる農薬使用に関する協定書の締結、それから直接利害関係にございます鶇巣、大幡両町及び上衣文の土地改良区、またこれらと起業者である松安との締結の内容を盛り込むとか、起業者にこういった責任を十分認識すべき内容を盛り込んでの協定書の締結を進めておるところでございます。また、開発地の額田町に対しましては、起業者へのいわゆる行政指導、監督等について、文書でもって厳しく要求をしてまいりたい。このような事務を進めているところでございます。

 私の方からは以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 環境衛生部長。



◎環境衛生部長(石原明次君) 2番の中で、雨の降った直後のゴルフ場農薬の検査体制はどうかということでございますが、愛知県のゴルフ場農薬適正使用指導要綱では、事業者に対しまして年2回以上、農薬の使用量の最も多い時期にその濃度を測定して、報告するというようなことでございまして、岡崎市の環境調査センターにおきましても、昨年度ガスクロマトグラフ質量計を導入いたしまして、環境庁の指定する30品目に対して18品目の農薬検査を行っておりますが、本年度9農薬の環境庁の追加がございまして、本年度10月からは27品目が検査できるということであります。

 降雨時の農薬の検査につきましては、今後検討し、また実施してまいりたいと考えております。



○議長(岡村秀夫君) 水道局長。



◎水道局長(木戸茂夫君) 2番のうち水道水の供給体制はという御質問でございますが、水道原水が万一汚染されました場合の対応としましては、さきの厚生省の通知に従いまして、男川浄水場において浄水方法の変更等によって、水道水中の当該農薬の低減化を図るものでございます。

 その手法といたしまして、活性炭注入処理による除去を行います。処理の方法といたしましては、男川浄水場の原水混和渠に粉末活性炭10ないし20ppmを注入しまして、混和渠フロック形成池において接触処理を行い、沈殿池において沈殿処理をし、除去するものでございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 市長公室長。



◎市長公室長(大塚希夫君) 私の方から、フフホトの方へ市長が行かれた関係につきまして御説明させていただきたいと思います。

 これは、団長として市長は行かれたわけでございますが、当然ながらフフホトとの友好関係もございまして、向こうの方のたってのお願いもあるということから、市長は特別にほかの方も視察をされたということでございます。団長さんとしての責任ということでございますが、そこには副団長さんもお見えになりますので、そのあれは代替ができるのではないかと、そんなふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) またしても、問題がないというようなレプリカの回答であったわけなんですけれども、私が直接6月26日東京の方へ出向きまして、大胡さんにいろいろ質問をしてきているわけです。そうしますと、今の御説明とはまるで食い違うわけです。当初から売買の話はあったと。なぜ大胡氏がそういうようなことを言われるかといいますと、昭和61年5月岡崎市は、当時ハワイにあった日光東照宮レプリカの調査に出かけられたわけなんですが、その直後ぐらいに新聞報道で我々はそのことを知ったわけですが、そのとき既に大胡氏は、ジャック・ウジモリ氏と同様、この日光東照宮レプリカの共同所有者となっていたわけです。また、代表権を大胡さんは持ってみえて、すべての交渉ということについては、ジャック・ウジモリ氏ではなく大胡氏が行うということになっていたと、そういう話を聞いたわけです。

 また、岡崎市との賃貸契約、これは表面的には電通映画社という形を実際にとっておるわけですが、その電通映画社の契約書の中にも、岡崎市までの輸送運賃は見積もりとして入っているが、岡崎市から出ていく、岡崎市からハワイへ返す運賃は計上されていないわけです。これは、岡崎市が購入を前提として話をしていたので起こったことだと認識しているわけで、その点について再度お尋ねしたいと思います。

 大重ゴルフ場についてですが、大重ゴルフ場が提出しています環境アセス、またその中に、ゴルフ場で使用する農薬について、こういうような農薬を使うということが書かれているわけです。これは除草剤ですが、発がん性を有すると、アメリカの科学アカデミーやEPA、環境保護庁ですが、これより警告されたニトロソアミンというものを含んだ農薬の使用ということが計画されているということです。このような計画がされるということは、現在の国の基準、これはクリアしている状況であろうと。先ほど説明があったように、このような農薬ということは、環境庁にしても、厚生省にしても、一定の形が、これでいいんだという形ではなく、調べてみたら、これもいけなかったというようなことで、どんどん追加されるというようなことがあるわけです。

 そうしますと、我々市民の日常飲んでおります水、これについて不安な状況をつくるようなことは、少なくとも地方自治体ではやるべきではないんではないか。上級官庁の指導があったからこうならざるを得なかったということは、これから求められる地方行政が乗り越えていかなければならない最も大切な問題と考えていますが、この点についてどのように考えられますでしょう。

 次に、市長の政治姿勢についてですが、これも仄聞したことなんですが、友好都市フフホトを訪問するに当たり、課長以上の方から餞別をいただいているということを聞きましたが、これは事実でしょうか。

 事実としますと、人事権を持ち、理事者の頂点に立ってみえる市長としては、厳に戒めなければならないことと考えますが、見解をお聞かせください。

 以上です。



○議長(岡村秀夫君) 経済部長。



◎経済部長(小嶋照男君) まず、当初から売買目的ではなかったかということでございますけれども、これにつきましては、葵博を共催いたしました新聞社が、当時「日光東照宮レプリカ物語」を25回にわたって掲載されましたけれども、その23回目、掲載日は61年12月23日でございます、葵博の前でございます。その中で、先ほど議員の言われましたハワイの後でございますが、「帰国した中根岡崎市長に記者の1人から冷ややかな質問が飛んだ。東照宮模型は10億円以上というが、税金のむだ遣いではないか」。その中根市長の返事でございますが、「『値のつけようがないと承知しているが、10億ということは知らない。借りたいと思っているが、買うと言った覚えはない』だった。今もこの言い方は変わっていない」と、こういうくだり。

 あわせまして、先ほどの運送費の関係で、片道ではないかということですが、これはあくまで電通と相手方の思惑で結ばれておると理解しております。

 以上です。



○議長(岡村秀夫君) 環境衛生部長。



◎環境衛生部長(石原明次君) 水道水の安全確保のために、ゴルフ場の農薬の使用についてでございますが、これは県の指導要綱、また本市と事業者との農薬使用に関する協定の中で指導、また監視を徹底してまいりたいと考えております。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私のフフホトの関係等に対しましての御質問でございますが、私から申し上げておきたいと思います。

 政治姿勢の中に、特に本団、親善使節団と別れた行動をとったが、反省しておるかということでございますが、特別反省する気持ちはございません。

 特に、親善都市の訪問を終えまして、そして文化視察ということで、北京、西安等を御視察願いたいという本団の一つの行動の中と、そしてまた私自身が中国はもう4回も5回も行っておりますものですから、なかんずく内蒙古自治区の中におきましては、旧満州、東北と言っております中におきまして、文革以後その3分の1が内蒙古自治区の中に含まれたわけでございます。そんな関係もございまして、私は特に観光的に、文化的には非常に見るべきものはないんだが、ハルビン、あるいはハイラル、こういう地域に対しまして足を延ばしてみよう。これがいわゆる内蒙古自治区の実態になろうということでもちまして、別行動をとったのが事実でございます。これらにつきましては、市民や議会に対しましても、内蒙古という実際の姿の中におきまして、つぶさに検討した御報告もしかるべき時期にさせていただきたい、こういうことでございます。

 次に、庁内におきますところの課長以上から餞別云々ということではございますが、特別に課長以上からとか云々でなくて、部長もございましたし、平の友人からもいただいた方もございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) ここにある「日光東照宮レプリカ物語」、これのことで言ってみえるわけなんですけれども、「値のつけようがないと承知しているが、10億ということは知らない。借りたいと思っているが、買うと言った覚えはない」ということは、ここに書いてあるから、言われなくてもわかっておるわけです。

 ただ、こちらの考えと向こうの考えが違うと。特に相手は、日系とはいえアメリカ人であるというような方が所有者の1人に含まれておるわけです。こちらの考えだけで、こちらは言った覚えがないから知らぬよという形で、果たして道義的に済むものかどうか。現実大胡さんは、売買の話がこのときから始まり、ずっとされておったと言っておるわけです。

 また、これはこの間お疲れになったばかりの市長選の終盤のあたりのことなんですが、私、東岡崎の駅前に住んでおりまして、そこに市長さんの街宣車も見えて、演説をされていったわけです。そのとき、保守系の議員の方お1人と、そうではない議員の方お1人と、そのお2人が駅前で演説されていきました。お1人は、日光東照宮レプリカの問題について話され、またお1人は三世代宅地供給事業について話されました。

 その日光東照宮レプリカに関しての話を要約して申しますと、「この話は当初より売買の話としてあった。岡崎市は結果的に買わなかった。ところが、日光東照宮レプリカを買った成田市はどうなっておるか。今議会が大騒ぎではないか。買うという判断が正しいのか、買わないと判断したことが正しいのか、賢明な市民の皆さんだったら御理解できることであろう」と演説をされてみえるわけです。これはまさに、我々が主張してきた、買う話であったということを、市長は選挙の中で、ある議員の口を通して明言してみえるわけです。この点については、市長より御答弁をお願いいたします。

 また、これは何といっても、大重ゴルフ場のことは行ったり来たりの話になってしまうと思いますが、8月15日の市政だより掲載の「よもやま日記」ですが、今回、しばらく前から「市長」とだけ書かれ、「中根鎭夫」という個人名は消えておりますので、これは一歩前進かなと評価いたします。その中で、「夢の水」というタイトルで文章を書いてみえるわけです。このようなすばらしいことが起きるということは、私にとっても望ましいことで、ただ市長という立場の方がこういうようなことを言われるからには、それなりに方向性があるだろうと。例えば、ゴルフ場でこういうものを使うということができるようになる見通しがあるとか、漢方農薬を使うという話も以前されましたが、そのような未来に明るい希望を持たせる話、それと現実の今の状況とは大きな隔離があるわけです。この点についての見解もお示し願います。

 それから、市長は、部長から、課長から、それから平の職員の方からも餞別をいただいておる、友人からもらっているんだというようなことを言われましたけれども、人事権を持ってみえる方というのは、それなりに身を慎まなければならない、そういうところがあると思うんです。職員の方の中から、だれかお1人が深い考えもなく、市長が行かれるから餞別を送ってはどうだというような話が起こったとしますと、もし仮に餞別を送る必要がない、そういうふうに思ってみえる方でも、これを断るということについては、勇気が要る行動になるわけです。自分の下で働いてくれる方にそのような考えを、そのような悩みを持たせるということは、非常にまずいことでもあり、このようなことは、岡崎市政そのものが市民の信頼を失う一つのきっかけになる、そういうおそれがあると思うわけです。

 そういうところで、例えば4期目の初仕事であったフフホト市の訪問が、この中にこのようなことがあったということは、僕は反省する必要があることではないかなと思うわけですが、その見解をお示しください。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私の海外に対するところの餞別の関係で非常に御追及なさるようでございますが、私は、これは部長とか課長とかが集めて云々でなくて、全くそういうことにしない部も課もあるわけでございまして、もちろんでございます。たしか議会の方も、親和会の名前で議会全体からもいただいておるじゃないかと思いますが、これはある意味におきましては、日本人の美風とも言えますし、あるいは今鈴木さんがおっしゃいましたように、そういうことをした職員に対しまして、一つの過大な圧迫感を加えますと、問題になるじゃないかなということもございますから、ひとつ十分反省はいたしますが、これらに対しましては、十分美風は残しながら進ませていただきたいと思います。

 それから、特に日光東照宮のレプリカの売買関係ということでございますが、私からもたびたび申し上げておるとおりでございまして、これは当初からあれは借用ということではございますが、その中におきまして、アメリカ、あそこの国におきますところの中で日本語学校を開催する、そういう場合におきましては、その日本語学校にしかるべき寄附をさせていただく、こういう検討もさせていただくということが交渉の中に出たことは事実でございますが、扱っておりました天台宗のお寺の関係と向こうの御都合で、そういう日本語学校の開催ということが中止になったようでございます。

 その後、向こうの方々の一つの願望の中に、それであるならば、いっそ売った方がいいんじゃないか、こういう関係があったんじゃないか。我々も、これが適正な価格で、しかも文化庁あたりが一つの格をつけてくれる、こういうことになれば、議会ともお話を申し上げようということで、文化庁とも協議した関係がございますが、これらに対しましても、それはない、こういうことから、これは借用のままできた、こういうことでございまして、あえて詭弁を申し上げる気はございません。

 それから、最後の「夢の水」という私の記事に対しまして、こんな夢の水が本当にあるかということが、私は、あるかないか知りません。しかし、これは2回にわたりましてテレビ放映をされた関係でございまして、この放映の記事の中におきましては、既に二、三の茨城県下におきますゴルフ場で試験的に採用しておる。それから、農場、温室園芸の中でやっておるという写真も出ておりました。これらをもちまして私は記事にさせていただいたということでございまして、単なる風聞の記事ではございません。

 それから、選挙中に云々ということでございますが、私も選挙中には大変なことを言われまして、本当に残念でございましたが、あえて申し上げません。

 以上。



○議長(岡村秀夫君) 経済部長。



◎経済部長(小嶋照男君) レプリカの売買については、先ほどから申しておりますとおり、売買の話は一切ございません。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) 「選挙中のことは、私も大変なことを言われまして、何も申すことはございません」というんですが、僕は具体的にお伺いしているわけです。漠然とお伺いしているわけではなくて、具体的にこういう話が市長の街宣車からされたが、それは事実かどうか。例えば、新間さんでも、今大変な問題になっているわけですよ。それを、選挙の最中に、こうだということで言ったことが、それが、「私も大変なことを言われまして、もう言うことはございません」じゃ困るわけでして、やはりそこのところはきちっと回答をいただきたい。でないと、議会で僕たちがどうして追及してきたかということも、結局意味がないということになってしまうわけですね。

 餞別については、美風を残すということで言ってみえるんですけれども、これが美風かどうかという見解はまた別にして、業者の方からも餞別をいただいているということも仄聞しておりますが、その点はいかがでしょう、お尋ねします。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 業者の方は、1人もございません。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) 選挙中のことは、どうしてお答えにならないのか、答えるとまずいのかなと、そういうふうに思ってしまうわけなんですけれども、再度お尋ねしたいと思います。

 それから、くしくもフフホト市の関係なんですが、昭和62年、フフホト市との友好親善都市の締結、これに出かけられたときのことなんですが、このときに、建設関係の業者の方から餞別を集めてみえるわけです。N組、M建設、A工業、D建設、また大手ゼネコンと、そういう方の名前が挙がっておるんですが、この事実については、これはこのときにやっただけで、それ以降は建設関係の方から餞別はいただいてないということでしょうか、お答えください。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 選挙中のことを私があえて御答弁を避けておるという気はございません。選挙でございましても、私が市民の皆さん方、有権者に申し上げたことは私の責任でございます。

 ただ、私の関係の方々の中で、議会の議員さん方やおのおのの応援弁士の方々がおっしゃったことを、私が責任を持っておると、ここまでは私はどうしてもでき得ません。おのおのの人たちが、おのおのの主観によって申されたことでありまして、それを私が責任を持つということはでき得ません。これは申し上げておきたいと思います。

 それから、たびたび学歴詐称の問題を鈴木さんおっしゃいますが、こんなことのないようにしたいと思っておりますが、何か私も、私の選挙中にはちょっとそれに似たことがあったんじゃないかと、こういうことを私は感じております。あえて申し上げませんが、感じております。ここまで申し上げておきたいと思います。

 それから、業者の関係との餞別ということにつきましては、特に私は、そういうことを反省しながら、特に今期におきましては、友人であっても、業界の方々からは餞別はいただかないと、こういうことで強く突っぱねたと、こういうことでございますし、今後もこの姿勢は堅持していきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) ということは、応援弁士の方がどのようなことを街頭で公衆を相手にして言われようが、それは一切関係ないということでいいわけですか。

 そうすると、どうでしょう、それを信じて投票した人は、言うことが違うじゃないか、おかしいじゃないかということになりませんか。これは行政の問題ですから、かなり大きな問題だと思いますよ。

 それから、今回もらってないということを言ってみえるわけですけれども、昭和62年当時、フフホト市との友好親善都市締結のとき、このときはもらったということは認められるわけですか、認められないんですか、お答えください。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私は、60年時分でございますと、一部もらったのがあるかもしれません。率直に申し上げます。

 ただ、これらに対しましては、これが今後の問題に後を引かないように、おのおの面倒ではございますが、お土産というんですか、こういうものを全部お返しするということでございまして、これが非常に煩雑でございますから、私もお断りしたと、こういうことでございますから、申し上げておきます。

 それから、選挙中におのおのの応援弁士の方が申されたのを、全部これの責任を持てということとは別であろうと思うわけでございまして、必ずしもその陣営の方がおっしゃったことを全部私が責任を持つということは申し上げません。しかし、我々といたしましては、私を支援していただきます、しかも私どもよりも、場合によりますと、社会的に地位もある、あるいは学識もある、こういう方々がおのおのの形でもちまして演説をされる、その演説内容におきましては、個人の主観の部分も入ると思うわけでございまして、これらにつきましては、私が言及すべき問題ではなかろうと思うわけでございまして、またそれを判断される有権者も、それは十分判断され得ると思うわけでございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) 昭和60年当時、一部もらったかもしれないということは認めていただいたわけですが、僕は、職員の方、部長、課長、それ以下の職責の方、そういう方から、全員からいただくということではなく、個別にいただく、この方はくれるけれども、この方はくれないと、そういうことがあるとしますと、人事権を持ってみえる市長としては、これは本当に冷静に考えて、いいことか悪いことか、これはおわかりいただけるんじゃないかなと思うわけです。業者の方を、そういうような形で、幾ら友人といえども辞退するというようにされたと。それと同じようにすべきではないかなと。今後このようなことがないようにしていただきたいと思います。

 また、親和会の方から餞別ということのお話が出ましたが、これは、私は市長の下で働いているわけではなく、むしろ議会という場で、市長を初め理事者の皆さんがおやりになる市政が本当に市民のためになるかどうか審議する、そういう立場にありまして、よく車の両輪に例えられますが、これは儀礼的なとか、美風とか、そのようなことで判断しても一向に差し支えない、そういう範疇だと思いますが、事人事権を握ってみえる方と、その下で働いてみえる方と、この問題とは話が違うと思います。

 日光東照宮レプリカに関しては、常に話がなかったと、そういうふうに言ってみえるんですが、ジャック・ウジモリ氏の書かれたわび状とされる文章、英文のやつがあるんですが、これなんかですと、確実に岡崎市長と私という形で、これを「Between you as mayor of Okazaki city and myself as a seller」と言ってみえるわけです。これだけ明確にジャック・ウジモリ氏は言ってみえる。また、大胡氏も、売買の話で始まったというふうに理解してみえる。ところが、岡崎市の方は、そんなつもりはなかったと。そういうことでよろしいんでしょうか。国際問題、国際問題ということを一時言われた時期もありましたが、これこそ本当に国際問題になるということじゃないでしょうか。

 議会からジャック・ウジモリさんを当時訪ねたら、その方の失言と、それが問題だというふうに言ってみえますけれども、大胡さんにお尋ねしたわけです。「ジャック・ウジモリさんのところを訪ねたときに、ジャック・ウジモリさんは怒ってみえたということが言われていますけれども、それは本当ですか」と聞きましたら、「それは本当だ」と言われたわけです。で、私、びっくりしました。「そんなことがあったのかな。これは困ったことだ」と。

 だけど、対象が違いました。ジャック・ウジモリさんのお宅を訪ねられた議員さんには非常にうれしかったと。訪ねてきてくれたと。料理を用意して待っておったと。そこを訪ねてきてくれた。だけど、「聞いたことない。そんなことは聞いておらぬ」と言って、来てくれなかった人がおったと。また、来るに当たって、空港でもめたと。そのことについて、来てくれなかったことを怒っておったと、そういうふうに言ってみえるわけです。そうすると、これまで国際問題ということで説明されたこともまるきり違うと思うんですが、その点について、これは最後になりますが、お答えをお願いしたいと思います。



○議長(岡村秀夫君) 経済部長。



◎経済部長(小嶋照男君) 議員の言われますのは、ハワイでの市議会議員の方の訪問の関係でございますか。それについては、私どもはきちんと詳しく知りませんので、申しわけございません。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 別に私から答えなくても、部長が答えたものがございましても、これを私の答弁として受け取っていただいて結構でございます。

 ただ、あくまで申し上げておきたいと思っておりますが、先方側の希望的な気持ちの発言と、こちら側の問題とは食い違いがあったことは認めましょう。しかし、私どもも、国際的な問題でございますから、これを売買に持ち込まないように、こういうことは非常に配慮してございますから、今度は逆なことを申し上げますと、それがために、うちからも一時積み出しの願いというものを向こうは出しておるわけでございます。岡崎と売買契約を結んだものならば、岡崎と売買の契約を詰め込んでくるはずでございます。少なくとも私は、成田のどこかへ売るということもなかったはずでございます。

 これらにつきましては、全く先方の希望はある程度推定はできますが、我々というものはそういう話でなかったと。あくまで最初から、ハワイのジャックさんの御寄附があるとするならば、これに対しまして、日本語学校の寄附をさせていただく、この東照宮が非常に価値があるものだという場合におきまして、議会と御相談申し上げましょう、こういうことで進んできたわけでございますものですから、これは正直に申し上げておきたいと思うわけでございます。たびたび申し上げて、説明しておることでございます。

 それから、今、そのほかの関係等につきましては、視察団の方々が、行かれた人が喜ばれたのか、行かない人が怒っておられるのか、こういう問題につきましては、個人主観がございますから、あえて申し上げません。私はこの問題につきましても、私が先方から聞いたことではございません。御同行されました議員の方々から御報告の中にありましたと、こういうことでございましたから、ここまででございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) ある程度しっかりとした調査をもとに発言されるのが市長の立場であろうと僕は思いますし、でありますから、一議員である僕としても、しっかり調査をしてお話をしているわけです。

 国際問題になるということで言われたことが、ただ議員の方から仄聞しただけで、責任を持てないと言われますと、市長のどの話を信用して我々議員は審議をしていったらいいのか、わからなくなるわけであります。4期の始められるしょっぱなでこういうことでは、我々としても非常にこれから先の岡崎市の運営を懸念するわけであります。

 今後、今私が申し述べましたことをどの程度しんしゃくされるかわかりませんが、しんしゃくされて、市政に励まれんことを希望いたします。

 以上で、私の一般質問を終わります。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 大変鋭い中にも、将来の岡崎市を思っての御発言でございまして、他山の石といたしまして、十分心していきたいと思います。

 ただ、今、一つの一議員の報告を云々とおっしゃいましたが、私どもといたしましても、公人である、同行されました議員の方々の御報告、こういうことに対しましては、少なくとも個人の資格ではございましても、調査団の議員の方々の御報告でございますから、これは十分拝聴しておる、こういうことは今後とも姿勢として続けていきたい、これは申し上げておきたいと思うわけでございます。

 以上。



○議長(岡村秀夫君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) それでしたら、一議員の方の市長応援演説についても、それなりの責任をとっていただきたいと思いますし、私の意見としては、まるで違っておりましたので、それだけは申し添えておきます。



○議長(岡村秀夫君) 暫時、休憩いたします。

             午前10時53分休憩

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△大久保正議員の質問

             午前11時5分再開



○議長(岡村秀夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 16番 大久保 正君。

     (16番 大久保 正君 登壇)



◆16番(大久保正君) 通告しました順序に従い質問をいたします。

 質問の第1は、市長の政治姿勢についてであります。

 どうしてこうも金権腐敗事件が続くのか。リクルート、共和、佐川急便と、相次ぐ政界事件に多くの国民が抱いている実感であります。8月27日、佐川急便からの5億円の献金の事実を認めた上で、自民党最高実力者の金丸 信氏が副総裁と経世会会長を辞任するという表明をし、9月1日には、89年6月の新潟県知事選をめぐり、佐川急便グループから金子 清知事陣営へ3億円が提供された疑惑で、金子知事が辞表を提出しました。

 金丸氏が5億円を受け取った時期は、自民党が殊さらに政治改革を叫んでいたときであります。自民党は88年のリクルート事件発覚で窮地に立ち、89年5月に政治改革大綱を決定、事件への反省を口にし、特に政治資金について、収入は公正明瞭な資金によるべきであり、卑しくも不当、違法なもの、疑惑を招くようなかかわりは厳に慎むと宣言していました。89年末には、総選挙に向けて政治改革推進重点項目を発表し、ここでも市民の理解を超えるほど政治資金の肥大化が進んでいるとして、その改革を公約しました。まさにこの時期に、自民党最大派閥、竹下派の会長だった金丸氏が佐川の汚れた金に手を染めていたことは、反省が国民だましの方便に過ぎないことを示すものであります。

 佐川急便疑惑は既に昨年から金丸氏個人のかかわりも含めて取りざたされてきた問題であり、にもかかわらず、金丸氏は逃れない事実が摘発されるまで、真相をみずから明らかにする態度はいささかも示さず、事実が明らかになった後でも、迷惑と否定するほど国民を欺き続けてきました。金子新潟県知事も「佐川からの献金は一切ありません」と一点張りでありました。

 佐川グループ総帥・佐川 清前会長は、「税金を払うぐらいなら、その分政治家に使った方がいい。何ぼか安く済む。金は生かして使え」と側近に向かって語っていたといいます。佐川急便はなぜ億単位の巨額な金を政界にばらまくのか、割が合うのかという疑問は、佐川氏のこの言葉で解けます。税金、死に金という特異な納税観を地でいった佐川急便は繰り返し脱税、申告漏れを摘発されてきた札つきの会社であります。しかし、80年以降は刑事告発されることなく、甘い行政処分のみで済んでいます。

 1990年4月7日、岡崎市は岡崎公園内の三河武士のやかた家康館で徳川家康公と十六神将の画像の除幕式を行いました。肖像画は全日本肖像美術協会総裁の馬堀法眼喜孝、本名喜三郎氏の制作で、油絵で 100号の家康像と酒井忠継、本田忠勝ら、家康を支えた三河武士16人の像、各60号の計17点、岡崎市は約 2,000万円の費用で制作を依頼したものであります。なお、除幕式の中で、馬堀氏制作の玄々斉宗室肖像画が佐川急便グループ佐川 清会長から岡崎市に贈られたと新聞で報道されています。

 なぜこのように佐川急便グループから岡崎市へプレゼントされたのか、馬堀法眼氏とはどういう関係なのか疑問を持ち、岡崎市市立図書館で調べました。蔵書の不足で必要とする書籍がなく苦労しましたが、1976年に馬堀喜三郎氏に比叡山延暦寺より法眼の号が贈られていること。佐川 清氏の著書「裸一貫の帝王学」に比叡山の東塔の再建に関する建設費用はほとんど佐川グループが寄進させていただいたと書かれていることを知りました。

 岡崎市と佐川急便グループ佐川 清会長との結びつきについて、さきの3月定例会で鈴木雅美議員も質問していますが、情勢の新たな発展の中で質問いたします。

 玄々斎宗室の肖像画は1990年4月7日に寄贈されておるわけですが、それ以前、大給恒公の肖像画を1989年8月31日に新聞に肖像画が佐川急便グループより寄贈されたと報道されています。徳川家康公の肖像画が寄贈されたのはいつであったのか、明らかにしてください。

 また、どういういきさつでたびたび佐川グループから寄贈されるようになったかを説明してください。

 岡崎の美術協会の方に、徳川家康公と十六神将画像について感想を求めたところ、「絵はよくない。どうしてあんなものに 2,000万円もかけてかいてもらったのか。化け物屋敷の感がする」などということでした。どういう経過で購入が決められ、制作が依頼になったのか説明してください。

 3月定例会で市長は、「佐川急便さんの関係等に対して、お行き会いした覚えがない」との答弁ですが、岡崎市が寄贈を受けて当然感謝状も出されていると思います。市長はだれに出されていたのか答えてください。

 1990年の5月23日、岡崎市稲熊町竹道1の1の学校用地が中京佐川急便株式会社が買われて、91年の12月13日に宅地に地目変更されています。佐川急便のトラックターミナルについては、当然、佐川商法といいますか、経営戦略といいますか、佐川急便グループから寄贈されています絵画を、市長はそれを受け取っておいて、「私は砂糖1斤もらっておりません」ということでよいのかどうか、市長の政治姿勢について、その見解を伺います。

 佐川急便グループから寄贈された絵を奥殿陣屋と三河武士のやかた家康館に展示されていますが、佐川急便グループから寄贈された絵を岡崎市民や市外から来られた方々に見てもらうために展示しておくのか、それとも佐川急便の方へお返しするのか、市長の見解を伺います。

 東京佐川急便事件は、企業献金が政治腐敗を招く元凶であることを改めて示しました。諸悪の根源になっている企業、団体献金の禁止の実現は待ったなしの課題になっています。市長はこの問題に対する見解を改めて伺います。

 次に、市長の4期目の抱負について。“ハイコンプレックス21”構想を支える康生地区回廊構想の実現を掲げておられます。“ハイコンプレックス21”は3期目の重点施策の一つでもあります。1987年3月、“ハイコンプレックス21”の概要と開発プログラムを年次計画も示して発表されました。その後は何ら示されないままになっているため、周辺住民は家を直すこともできない。市から説明もないと不満が聞かれます。問題点を多く持つ事業だけに住民合意が求められていると考えます。改めてこの4年間どのように進めていくのか明らかにしてください。

 次に、市立岡崎病院の移転は建築許可が出次第着工する。跡地については地域医療のための医療施設をつくりたいとのことであります。愛知県の地域保健医療計画、5年計画の見直しが行われました。日本共産党岡崎市議団は8月31日に県庁で衛生部医務課に交渉を持ちました。西三河南部医療圏は3月31日現在で 198床不足している。岡崎市へベッドをふやすように申し入れました。県は要請があれば検討すると答えています。病院設置者からの開設許可申請が必要であります。急ぎ進めていくことが必要と考えますが、市長の見解を伺います。

 現在の市立病院跡地には、医療機関ではありませんが、老健法で言う中間施設を設置し、社会福祉法人をつくって運営することが求められていると思います。市長の見解を伺います。

 次に、今9月定例会に乳幼児医療無料制度の2歳児までの拡大を求める請願書が出されています。これまでも日本共産党岡崎市議団は市長に、乳幼児医療無料制度を拡大するよう一般質問で取り上げてきました。4期目を迎えた最初の議会で改めて市長のこの問題に対する見解を伺います。

 ここ数年間に県の制度の枠を超えて乳幼児医療無料制度を拡大する自治体が大幅にふえています。昨年10月には市長会も2歳児までの医療費無料化を県へ要求する決議を行っています。厚生省にもその写しを送っています。このような情勢の中で実施をしている市よりも財政力豊かな岡崎市で制度の枠を拡大することを要望し、市長の見解を伺うものであります。

 質問の第2は、不況対策についてであります。昨日、市長の提案説明で述べられています政府自民党の総合経済対策は中小企業の経営危機打開、国民購買力の向上など、国民的要求を全く無視し、10兆 7,000億円と過去最大の資金を主に財界とアメリカのために注ぎ込もうとするものであります。とりわけ大銀行、大企業の株と土地をめぐるバブル投機失敗のつけをバブルの一方的被害者である国民に押しつけるものであります。

 日本共産党岡崎市議団は、市長の言われるこうした国の景気対策に沿ってではなく、中小企業の経営を守る緊急措置を実施すること、そのために、金融対策を強化する、固定資産税を緊急に引き下げ、国保の減免対象の拡大、大企業の下請けいじめをやめさせ、中小企業の仕事をふやすなどであります。国民購買力を向上させる真の内需拡大策、消費税食料品非課税を含む1兆 5,000億円の減税、労働時間の短縮のために労働基準法の抜本改正を要求していくことであります。公共投資の生活密着型への転換を図り、公共住宅の建設を倍増すること、高齢者福祉施設の大量建設に踏み出すこと、身近な建設を重視することなどであります。経済財政政策の自主性回復を求め、アメリカの言いなりになるのではなく、アメリカから自動車部品の 190億ドル購入公約を破棄する、大店法骨抜き廃止の対米公約を破棄するなど、大企業救済ではなく、国民の暮らしと経営を守る不況対策を求められていると考えます。岡崎市としての見解を伺います。

 質問の第3は、国道1号線拡幅についてであります。

 2月25日に建設省が計画している国道1号線環境整備事業の都市計画案等の説明会が持たれましたが、その後、説明を求める市民に対して延び延びとなってきました。このままの拡幅計画を進められると、騒音、排気ガス、振動がひどくなり、住めない物件になってしまうのではと心配しています。住民合意の事業として進めていくため、今後どのように進めていくのか、伺います。

 以上で第1回目の質問といたします。

     (16番 大久保 正君 降壇)



○議長(岡村秀夫君) 市長公室長。



◎市長公室長(大塚希夫君) 私どもの方でお答えする今の御質問の中で、市長の政治姿勢ということでありますが、各部に多岐にわたって出てまいりましたので、私の方から御説明することにつきましては、佐川急便の関係でございまして、この関係の寄附の感謝状をだれに渡したかと、こういうことでございますが、これにつきましては、私どもの方は佐川と馬堀さんのお二人にお渡しをしております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 市立岡崎病院事務局長。



◎市立岡崎病院事務局長(鈴木昭雄君) 議員御指摘の南部医療圏の見直しでございまして、ベッド数の不足ということは十分承知をしておりまして、現在、事務的には増床を含めた移転の計画をしております。御理解を願いたいと思います。



○議長(岡村秀夫君) 総務部長。



◎総務部長(柴田敏夫君) 2番の不況対策の中で、岡崎市の対応ということでございます。これにつきましては、今年度初め、3月31日に政府の閣僚会議で決定されました緊急経済対策に呼応しまして、本市におきましても、年度初めから関係各課に上半期における工事計画についての75%を上回ることを目途に施行の促進をお願いしたところでございまして、また、現在も計画の進捗についても順調であるというように担当から報告を受けております。

 また、7月22日付で自治省の財政課長内簡でもちまして市の単独事業の積極的推進ということで協力要請も参っておりまして、この9月補正でも対応いたしておるところでございます。

 また、8月28日に決定しました総合経済対策におきましても、今後国の補正予算の編成を初め対策が講じられることになりまして、状況に応じまして私どもの方も積極的かつ弾力的な措置をしてまいりたいと思っております。

 以上です。



○議長(岡村秀夫君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(萩原勉君) 私の方から“ハイコン21”の現況と今後どうだというお尋ねに対して御答弁を申し上げたいと思います。

 “ハイコン21”につきましては、昭和62年に構想を出して以来、その実現につきましていろんな問題点の解決のために努力をしてきているところでございまして、康生地区回廊構想だとか、公園地下駐車場計画等、総合的な計画について進めてきたところでございまして、こうした中で、回廊構想の実現に向けての国の支援を求め、また、さきの総合空間基盤施設整備事業としての認定も受け、調査等も進めてまいっております。

 それから、このほかにも実現に向けての種々の作業を進めてまいってきたところでございますが、さきの6月の議会にもちょっと触れさせていただきましたが、ハイコンに関する国の支援策を模索中だというようなお話を申し上げたと思いますが、このことにつきましては、先日8月27日付の新聞発表にもありましたように、“ハイコン21”を中心としました康生地区の開発につきまして、建設省の新しい施策でございます都市拠点総合整備事業の実施の認定等もいただいたところでございます。今後、この実現につきまして、具体的な作業に入ってまいるわけでございますが、一つには、民間活力の活用という観点からは、経済情勢も十分踏まえながら、“ハイコン21”、回廊構想、公園地下駐車場等、状況を勘案しながら、何から優先するかというようなことも、全体のスケジュール等も調整をしながら、今後取りかかってまいりたいと、かように存じております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 福祉部長。



◎福祉部長(野本昇平君) 乳幼児医療の年齢の拡大について見解をということでございますので、お答えを申し上げます。

 現在は岡崎市乳児医療助成条例に基づきまして、0歳児を対象に助成をしているところでございまして、これは県の助成基準と同じ基準ということで、岡崎市を初め豊橋市など、県下では15市、半数の市がこの基準で行っているわけでございます。こういった乳児を初めといたしました福祉医療につきましては、広い範囲で広域的に実施することが望ましいということで、今まで考えをお答えをさせていただいておったわけでございますが、最近になりまして、拡大の動き等が県下にございまして、担当者の会議等でこういった問題も話し合われておりますので、今後は拡大については県の動向を見ながら慎重に検討してまいりたいと、かように考えております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 経済部長。



◎経済部長(小嶋照男君) 馬堀法眼氏の関係につきましてお答えいたします。

 ちょっと手元に資料がございませんので、はっきりしたことは言えないですけれども、まず、御質問の家康の肖像画の寄附の年月日はいつかということでございますけれども、これはたしか私の記憶でございますと、市民会館に当時飾ってございまして、ちょうど家康館がことしで12年になるわけですけれども、家康館のできましたときにこちらに持ってきたと思うものですから、寄附の年月日については10年以上は少なくともたっておると思います。

 それから、三河武士のやかた家康館になぜ十六神将かということでございますが、やはり三河武士のやかた家康館は三河武士関係の関連の遺品が少のうございますから、肖像画の権威者でございます馬堀先生にお願いをしたということです。それから、金額につきましては、美術年鑑の数字は、ここに資料がないのでなんとも言えないですけれども、美術年鑑をどれだけ割り引いても、それ以下でかいていただいておるということでございます。それらが馬堀さんに関係することにつきましてです。

 続きまして、質問2番の不況対策について、中小企業の仕事量の増加と金融対策の強化についてお答えいたします。

 今回の不況につきましては、毎月発表されます統計を見ましても、相当長期にわたると予想されており、産業界におきましては、大企業、中小企業それぞれ対策に苦慮されていると考えられます。しかし、これに対して市の方の対応となりますと限度がございまして、現行といたしましては、中小企業に対する金融における融資制度を重点に行っているところでございます。

 そこで、本市独自の融資制度でございます中小企業事業資金、通称マル岡と呼ばれているものでございますが、中小企業事業資金の現況を申し上げます。預託額は6億円で融資限度額は14億 4,000万円に対しまして、8月現在の融資額は7億 9,350万円で、融資限度額の55.1%の借入率でございます。ですから、この中小企業事業資金につきましては、融資限度額を上回ると予想されますので、融資状況を見ながら、各金融機関に融資限度額の拡大を図りまして、預託額の増額も変更いたしたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) 国道1号線の矢作地区の拡幅についてでございますが、拡幅の計画案といたしまして、矢作橋から矢作町字小河原地内まで、延長約 1.7キロメートルの区間につきまして、現況18メートルの幅員を30メートルに拡幅いたしまして、建設省の直轄工事として環境整備を図ろうとするものでございます。このことについての説明会は議員お話しのように2月25日に関係者全員を対象として実施したところでございますが、その後、3地区に分けて説明会を開催いたしております。3月10日には矢作橋東詰めの関係者を対象といたしまして八帖の諏訪公民館で、4月22日には矢作東学区市民ホール、5月19日には矢作の?樹神社で行ってまいりました。今後とも地域の皆さんの理解を得るよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 16番 大久保 正君。



◆16番(大久保正君) 3月議会のときの市長の答弁ですと、佐川急便さんとの関係について、「お行き会いした覚えはたしかないと思うわけですが」ということですが、佐川急便のトラックターミナルがつくられようとする時期とほぼ同じというんですか、89年、90年というような形で相次いで寄贈されてきている。当然、市長としては佐川急便に感謝状を出しておられると思うんです。そういう点では、3月議会のときと比べてみると、もっとその後も調査されていると思いますし、佐川急便グループが地方自治体、そしてまた、その長に対してどう接近してくるかということも新潟県の状況を見ただけでも明らかだと思うんです。そういう面で、市長はこれらのことに対してどのような見解を持っておられるのかということについて、お聞かせ願いたいと思います。

 それから、こうしたいわくつきの絵が贈られてくる場合、岡崎市が購入したのは別です、買ったんですから、だけど、そういうねらいを込めて贈られていると推察できるような絵を奥殿陣屋や家康館なり、とりわけ私たちも誘ったときに、そういう絵だというような形で見られるのは、つまり、もらったという形で、あくまでそのまま今も展示されているわけですから、これに対してどういう対応をしていかれるのか、お答え願いたいと思います。

 それから、企業献金、団体献金がこういう癒着を生んでいく根源になっているということは明らかだと思うんですけれども、このことに対する市長の見解を改めて伺いたいと思います。

 それから、市長が公約とされている中身、とりわけ“ハイコン21”計画は、市有地ですし、市の中心部ですし、本当に市民が集えるような公共施設ということが追求されないと、民間会社に任せてしまうということでは、しっかりしたまちづくりはできないと思いますから、そういう面も含めて、長い年月かけて当然論議をされてきていると思います。これについても市長は改選期のたびごとに、ここは私の重要な仕事だということを言われているわけですから、この点についてもその抱負を明らかにしていただきたいと思います。

 それから、乳幼児の医療費についてですけれども、これは今の部長からの答弁ですと、つまり情勢は変わってきて、そういう点での拡大は進んできている。そういう面で、県の動向を見てという形ですけれども、県の動向を見て検討していきたいということですが、岡崎市はどうなんだと、岡崎市はもちろん市長会で県に要請しているし、厚生省にも要請しているんだから、その姿勢だということですけれども、他市がそれを待ってではなくて、実際実施してきている。そういう点で、岡崎市は豊かな財政力を持っているわけですし、子供たちの出生率が年々低下する中で、子供たちに対する、とりわけ3歳児までの健康というのは一生に影響を与えるわけですから、その面で岡崎市としてどういう対応をされるか、その面で4期目の最初の議会で市長の決意をお聞きしたいと思います。

 それから、地域医療計画の中で、増床、これは市長も同じ意見でおられるわけですが、建築確認とかその他ではなくて、まずその申請を出していく。8月31日に発表されているわけですから、そういう面で岡崎市として、市立病院の設置者としてまず出して、もちろん医療圏の中にはいろんな点で 198床の枠内でということでの調整とか合意は進められると思いますけれども、岡崎市としてはこれだけ必要としているということについては明らかにして、県への要請をしなければならないと考えています。その点について、どういう手順か、お聞かせください。

 それから、移転後の跡地について、市長は医療施設という表現をされていたんですけれども、つまり増床できないと、しかし、中間施設だったら、そういう枠ではない、ベッドではない、つまり定員ではかられているわけですから、そういう面も含めて、どのような手順で地元との合意を進めながらやっていかれるか、その点についてお聞かせ願いたいと思います。

 それから、2番目の不況対策についてですが、これは西三河の場合ですと、トヨタの動向が大きな影響を与えるわけですし、そこの仕事が減れば、1次のところは今まで下へおろしていたのが、そこで賄えちゃうということで、孫や、本当に家内労働者や市民が勤めているところでは仕事がないという状況が出てくると思うんです。このごろでは機械と車はきれいなものだというようなことを言っておられますけれども、そうしたところに対する対策、岡崎市として、国の対策がいろんな問題を持っているわけですし、これについては先ほど共産党の見解を述べましたように、中小企業や岡崎市のところに来るかという、巨額なお金が使われるけれども、そのつけだけが回ってくるということで、国の方針に沿ってではだめだという見解を持っているわけです。岡崎市としてのきめ細かな対策が求められているということを考えるわけです。

 先ほど部長から金融対策の面で、それは今の状況を一つは反映していると思うんです。それ以外にも、福祉の分野だとか、税制の分野とか、また国に対して、岡崎市としても、そういう市民の営業を守っていく、生活を守っていくという点から意見も述べるというようなことが求められていると思うんですが、その点についてもお聞かせ願いたいと思います。

 3番目の国道1号の拡幅については、そういう形で説明会が持たれてきて、なお幾つかの住民からの要望に対して要請にこたえていくということで、岡崎市も建設省との折衝をしておられると思うんですが、そうした住民、せっかくマンションを買ったんだけれども、マンションの顔と言えるようなところがつぶされて、実際もろに騒音とか、とりわけ今、窒素酸化物の影響が取りざたされているときですし、そうした面や何か、いろんな点で不安と心配を持っておられると思うんです。そういう面で、今後とも積極的に住民の意見や要望が反映されるように、計画が決定してからでは遅いですから、ぜひそういう面で、そういう機会を旺盛に持っていただきたいということを要望しておきたいと思います。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 特に佐川急便と本市との関係でございますが、申し上げたこともあろうと思いますが、私の方が佐川さんからの寄附の申し込みというものを受けたのではなくて、馬堀さんの個人的というんですか、支援者が佐川急便さんである。こういうことから、馬堀さんが岡崎市に対して二つの絵を寄附する。馬堀さんの後援者、支援者である佐川さんが、ある意味におきましては、絵の具代や額縁を出してくれるということもとっていただいて、感謝状だけは、馬堀さんと佐川さんと両方に出してくれぬか、こういうことが最終的にお話があったわけでございます。それを受けまして、私の方も、記者などにも報告をさせていただいたということでございますから、岡崎市が佐川急便さんから寄附を受ける、こういう話の段階は全くなかったわけでございます。それを受けまして、特に佐川さんが寄附した絵であるから、返納してしまうかということでございますが、こういう意味からいきまして、当時の関係からもいきましても、寄附採納を受納したわけでございますから、今のところお返しする気はございません。こういうことを申し添えておきたいと思うわけでございます。

 なお、トラックターミナルの関係というのが、おおむね時期が一致したようでございまして、大きな疑惑を持たれたような関係もございまして、私も非常に心配いたしまして、各地域あるいは内部をずっと調べてみましたが、全く市があっせんしたとか云々というのは全くないわけでございます。私はたまたまこれらに対しましては、稲熊へ行きましてお話を聞きましたら、不動産関係の人が、「実際、岡崎市は関係ないはずだ。我々のグループであっせんした」、こういう方があったわけでございます。あえて申し上げるならば、このトラックターミナルに対しまして、市側がかかわったということは、事務的にしなきゃならぬというのは、国土法の関係と建築基準の関係でございますから、ともに私の方へは、市の関係等に対しまする決裁事項ではないわけでございまして、これらに対しまして事務的に処理したという経過はありますが、寄附行為云々というのは全くございません。これだけをはっきり申し添えておきたいと思うわけでございます。

 なお、市民病院を含めましての病院の将来問題、そしてまた、西三河西部医療圏の増床問題等に対しましては、最大の努力をして、この地域におきますところの医療行政の充実に対しまして十分配慮していきたい、このような考え方で事務的に詰めてまいる最中でございます。

 それから、“ハイコンプレックス21”等に対しましては、これまた非常に難しい時期を迎えたわけでございます。御承知のとおり、いわゆる経済が鎮静化してきた、こういう時期でございまして、民間の進出あるいは民間との合弁、こういうことが非常に困難なことが予測できる時期を迎えておるわけでございますから、そういう問題等に対しまして、慎重な中に、地域に対しても非常に大きな期待の持てる、そういうような問題を十分ひとつ洗い直しながら、一部修正も加えながら考えていく時期が来ているのではないかと、私はこう考えておるわけでございます。急ぐばっかりではなくて、十分慎重な態度でこの“ハイコン21”は計画を練り直し、そして同時にまた、強力に進行もしていかなければならない、この二面性を持っておるわけでございます。私から以上を申し上げておくわけでございます。



○議長(岡村秀夫君) 福祉部長。



◎福祉部長(野本昇平君) 乳幼児医療の拡大について市の考えはということでございますので、お答えを申し上げます。

 現在、先ほどお答えいたしましたように、年齢を拡大しております15の市がございますが、内容を見ますと、年齢につきましても、また助成の内容等につきましても、例えて言いますと、入院のみとか、一様に差がございますので、今後詰めていく中で、先ほど申し上げたように、広い範囲で実施するということで、県の基準等を慎重に検討しまして、そういった拡大についてはまいりたいということでございまして、そのような考えでございますので、御了解いただきたいと思います。

 以上です。



○議長(岡村秀夫君) 16番 大久保 正君。



◆16番(大久保正君) 佐川急便については、市長は、馬堀さんの支援者ということで、また向こうの要請から感謝状を出しているという関係だということで出されているわけですが、事態がこういう、つまり経営戦略と納税哲学というか、観というのか、そういうことがますます明らかになってきている。そういう面で子供たちや多くの市民の人たちに、そうした教材という形で、それからまた、実際そういうねらいを込められて受け取ったものだということで市民に示していくのか、実際、こういう経過の中で寄贈された絵というのは、市民にとっては許せないというような感じのものだと思うんです。こういう事態が明らかになり、その一つの岡崎市として計画的に出されてきているというものについては検討し、きちっと解決した方がいいというように考えているわけです。そういう面で、もらったものだからという形が市長の見解ですけれども、実際これは検討していただく内容だと考えています。

 それから、企業献金、団体献金がこういう事態になっている中で、6月議会でも出したんですけれども、まだ市議会は市との委託金、市との補助金をもらっているところが、その予算を審議する議員が兼ねるとか、また、そういう関係を持つとか、また、そこから金をもらったり、選挙でお世話になって出てくるということは、やはり議会としてのチェック機能を失ってしまうのではないかということで、みずからただす形の努力をしているわけです。だから、まだ企業献金、団体献金の完全禁止のところまで合意はできていませんけれども、市長としては諸悪の根源といいますか、この問題についてどのような見解を持っておられるか、お聞かせ願いたいと思います。

 それから、乳幼児の医療制度については、行政によってさまざまな内容になっていることは言われるとおりだと思うんです。岡崎市としては、岡崎の子供たちに対してどういう対応をしていこう、どういう方針で臨んでいこうと思っていると。よその行政のやり方をとってみて、県の動向を見ながら岡崎の行政を決めるのではなくて、本当に岡崎としての確固とした方針を持って対応されることが必要だと考えますが、この点について、市長から今期再選されてこられた中で、どういう決意で対応されるか、お聞かせ願いたいと思います。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 佐川急便の額をどうするということでございますが、これは議会の方で、一遍返せとおっしゃいましても、これは別にお二人でかかれたものでございまして、ただ、年次的にも相当済んでしまって、当時の気持ちとしては、私は別に佐川さんに好意を持つわけではございませんが、こういう文化人の応援というのは、この会社のある分野におきましてはいいことじゃないかと思っております。ただ、今やられておるような政治絡みの関係というのは本当に大きな問題であろうと思いますが、文化人の個人応援というのは私は個人的にはそれほど悪いことではなかったであろうと思うわけでございまして、一つの問題を見る場合に、いい面と悪い面があるわけでございますから、悪い面につきましては、あくまでも追求もし、修正もしていく必要があろうと思います。今の佐川急便さんが馬堀さんの応援者であったと、そして結局、見ておられたからということの感謝状を出したに過ぎなくて、このうちの幾らの分が云々かとも判断をしかねるわけでございますから、これはできるだけそっとしておきたいなと思うわけでございます。

 それから、企業献金云々ということでございますが、私は私の立場で云々を申し上げる時期ではなかろうと思います。少なくとも、公選法に触れるようなもの、あるいは違反に問われるおそれのあるものというのは、これはともに自戒すべきであろう、ここまで申し上げておきたいと思うわけでございます。

 それから、特に今後の福祉関係等の行政につきましては、ここで一つの方向を出せということでございますが、これは単に乳幼児の問題だけではなくて、たくさんの問題があるわけでございまして、私どもといたしましても、ひとつ新しい視点でもって、福祉行政も十分ひとつ考えていきたい、こういうことでございます。これは、私のみが今新しい4期目になったからといって出せる時期と、今度は議会の皆さん方もあるわけでございまして、うまく両方で出し得る時期を考え合わせながら考えていきたい、このように私からは御答弁させていただくわけでございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 16番 大久保 正君。



◆16番(大久保正君) 文化人の寄附なら受けていこうということではなくて、本当に寄附については慎重に検討しなきゃならぬということが教訓としてあると思うんです。岡崎のまちづくりをどう進めていくかという点では、人の哲学というのか、市民の合意を、とりわけ美術協会や文化協会、市民の人たちの合意で、何であんなことをやっているのか、あんなところへあんなものを何でつくったというような声が寄せられたり、岡崎のまちづくりについて絶望するのではなくて、本当に市民の総意をつくっていく上からも、ぜひ市長としてはこれを教訓にしてきちっとした対応が求められていると考えます。そういう点でお願いしたいと思います。



○議長(岡村秀夫君) 昼食のため、暫時休憩をいたします。

 再開は午後1時といたします。

             午前11時54分休憩

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△鈴木擴議員の質問

             午後1時1分再開



○議長(岡村秀夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 14番 鈴木 擴君。

     (14番 鈴木 擴君 登壇)



◆14番(鈴木擴君) 大変多くの方に拍手いただきまして、ありがとうございます。

 議長のお許しを得まして、通告の順に質問させていただきますが、今期これが最後の一般質問となり、また私自身も、もうしたくてもできない状態になるやもしれませんので、通告が大変抽象的で、多岐にわたりましたが、御容赦をいただいて、お答えをお願いいたします。

 大きな第1質問で、岡崎の教育について。

  (1)自衛教育。自衛教育とは、自分の力で自分を守ること、このことを教えることであります。昨年の12月のことですが、伝統あるロンドン動物園が閉園の危機にあるという記事を見ました。一つには国の補助がなくなったこと、二つには観客の激減のためだそうです。

 この入園者が減った理由が振るっています。いわく、動物たちが野性を失い、親や仲間から学習する機会が少ないので、せっかく子供を産んでも、子育てのすべを全く知らないものがふえており、例えばゴリラなどは、飼育係の人としか接触しないので、自分がゴリラだか人間だか、よくわかっていないそうであります。結局、観客の減少の真の原因は、野性を失った動物を見ることに人間たちが飽きてきたということだそうです。

 翻って、私たち人間もすっかり野性を失って、自分たちが動物であることを忘れてしまっているのではないでしょうか。日々食べているものがどのようにしてつくられているかを知らない。野や山で、食べられるものと食べられないものの区別がつかない。また、薬草を知らない。どういうことをしたら病気になるか、病気がうつるかを知らない。火の起こし方、御飯の炊き方、縄の縛り方、ひもの結び方を知らない。これでは、一たん緩急の際、我が民族が生き残れるかどうか心配するのは、杞憂でありましょうか。

 これらは、学校教育というより、もともと家庭教育の問題かもしれませんが、健康のための自衛教育の基本として、私は学校でも今後ぜひ力を入れて注意してほしいのは、子供たちが皆背骨が少しゆがんでいる。それがために、いろいろな健康上の弊害が起きている。そして、視力が低下しているという現実であります。これは、彼らが皆姿勢が悪いということからも、大いに原因があると思っております。

 私どもの子供のころは、授業中でもチョークが飛んできたり、二言目には注意をされたものでした。このことは、教師や生徒同士が注意をし合えばよいことで、難しいことではないと思います。「よい姿勢運動」でも展開していただいたらと思いますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。

 それから、これも今申し上げたことと関連がありますが、毎年夏休みのラジオ体操を見ていて、体操が余り上手ではないなと思っています。あれでは余り意味がない。私ども子供のころは、何のために体操をするのかをよく理解させた上で、朝礼のときとか、体育の授業の始まりと終わりに必ず正しい体操をした記憶がありますが、今の体操教育はどうなっているのかをお伺いいたします。

 次に、エイズであります。この問題も、既に各議員から何度も聞かれていますが、1981年、アメリカで初めて報告されて10年で、世界を恐怖に陥れ、我が国でも60年春に第1号が発見、次第に増加をしております。また、強力エイズとか、タイA型とか、あるいはアメリカでは、エイズと同症状を引き起こす新しいウイルスが発見されたとか、はたまたエイズ検査では陰性反応が出ているのに、エイズ特有の症状を示している人があらわれたり、まさに混乱の極に達しています。

 そういった意味では、まず大人に啓蒙しなければなりませんが、それはそれとして、国も本腰を入れてきています。何といっても、地方行政で早急に対策に着手しなければならないと思います。

 ここでは、学校教育として、中学校の保体の教科書にも既に記述としては載せられていますが、今のところ不可逆的な病気であり、通り一遍ではならないと思います。小中学校のエイズからの自衛教育として、本市の現状と計画があれば、お教えください。

 そして、やはり子供が自分をみずから守れるようになるのは、幼児期からの家庭教育であることは、言うまでもありません。最近では、高所平気症といって、余りの過保護で、廊下とかベッドから幼児期に落ちたことがないために、高いところから落ちると痛いという経験がないので、高所が平気で、初めて落ちたときは死であったなどという極端な例もあります。今ごろの若い親の中には、前述の動物園の動物ではありませんが、極度の過保護とか、逆に嗜虐的になるとか、子育てのすべをよく知らない親がふえてきていると言われています。

 本市においては、社会教育の推進として、家庭教育相談、家庭教育学級、婦人悩み事相談等が開設されておりますが、いま一つ、幼児を持つ親を対象とした学習の場として、青少年健全育成地域懇談会が開かれておりますが、その内容と成果についてお教えください。

 また、昭和42年7月、県によって設置された地域推進委員の活動状況と県青少年育成県民運動の現況についてもお伺いをいたします。

  (2)教師の研修。子供は伸び伸びと育てる、こういうことを標榜している家庭や学校は、子供を厳しく統制し、その行為を規制するのは封建時代の遺風で、好ましいことではないと思ってみえるのでしょうか。厳しく子供を縛るのは、古い儒教に災いされた教育観、人間性無視の道徳観に立脚するものだといった民主教育のために、戦後の子供たちは、家庭や学校や社会からの厳しさから解放されました。戦後日本に入ったアメリカの教育は、伸び伸びとしていて、決して子供を縛らないと言われ、無理をしないのが民主教育であり、生活も学習も、子供の自主性に任せ、子供がみずから伸びるのを助けるのが教育の本来の姿であるとも教えられました。

 しかし、それらの一方の面のみを取り入れたのが、今の日本の教育のような気がしてなりません。戦前も戦後も、どちらも両極端であったと思われてなりません。確かに子供はみずから伸びる。けれども、これはみずから伸びることを何物からも阻害されないように守ってやることが前提になると思います。周囲からさまざまな悪影響を受け、活動を制限されるような被害を受けては伸びられない、放任している学校の子供こそ、いじめなどの多くの被害を受けているように感じます。厳しく生活を指導し、逸脱する子供を規制しなければ、伸びる子供が伸びられない。第一、行動を踏み違えている子供を速やかに軌道に戻す努力をしなければ、基本的に教育とは言えないと思います。

 諸外国の学校における生活指導は厳しいと聞いています。アメリカの学校では、生活指導が行き届いていて、日本が考えているようなわがままは決して許さないそうであります。行儀が悪いと、すぐ副校長が校長室に呼んで、厳しい指導をし、母親を呼んで注意を与える。子供が悪いことをしても、学校が厳しく指導しないと、その家庭から抗議が来る。うちの子も人並みに心身の健全な発育を遂げる権利がある。悪いときは厳しくしかってくれなければ直らない。学校は怠慢であるというのだそうであります。

 教育問題は、中央、地方、それぞれのレベルで、それこそかんかんがくがく、論議検討されていますが、教育問題は、1、基本的な生活習慣の徹底を図る、2、道徳教育の充実、人の心の痛みのわかる児童生徒を育てる、3、わかる授業を行う、4、教師と生徒の信頼関係の向上を図る、5、問題行動の早期発見、早期治療の努力と言われていますが、どれも言うはやすく、行うは大変なことであります。

 例えば、3のわかる授業でも、あるアメリカの高等学校では、同じ学校内で、小学校レベルの数学の教科書を使って授業をしているクラス、そして大学のテキストを使っている生物のクラスというようなクラス編成をしています。日本では大問題だといったら、能力に応じてクラス分けし、わかる授業をすることが子供たちの幸せで、全く問題はないと言われたとか、我が国の現状では、クラス全員がわかる授業をするためには、わかり過ぎる生徒が今度は問題になってしまう。いずれにしても、前述五つの教育問題を少しでも理想に近く実行するのは、一にかかって、現場の教師の能力と情熱にあるのであり、それを見分けるのが管理職であり、そしてまた教育委員会の御指導にあると考えます。

 そこで、お伺いします。忙しい先生方に大変だろうと思いますが、やはり研修ということが大事だと思います。現在先生方の研修にはどんなものがあるのか、お伺いをいたします。

  (3)教育施設の充実。本市は、教育環境、教育効果の向上を図るために、鋭意校舎の新増改築、大規模改築事業を進めてこられ、評価するものであります。そして、ややおくればせながらでありますが、職員室への空調の設置も、2カ年計画ではありますけれども、進められております。あれをやればこれをと、なかなか忙しいわけですが、やはり一度おろせば古くなるわけで、備品等も次々と更新していかなくてはならないわけですが、この学校備品購入システムについてお伺いをいたします。

 市立図書館が、夏休み、冬休みは、9時開館を8時から並ぶといったぐあいで、大変込み合います。新図書館構想も、市内数カ所に悪環境のもとで保管されている貴重な文化財を保存すべき有用施設であった収蔵庫の建設が残念ながら延期で、見通しが立ちません。学校図書館へも早く空調を設置し、高校の図書館のように、学校も夏季、冬季の長期休みについては、学校図書館を利用させるということが考えられないか、お伺いをいたします。

 大きな2、行政改革について。

  (1)行政は「経営」か。オイルショック、今となると大変懐かしい言葉となりましたが、それ以降、各地方公共団体においては、厳しい財政状況のもとで、住民ニーズの多様化、高齢化、国際化、技術革新等々と、高度化する行政需要や諸経費の高騰に適切に対処するとともに、財政構造の硬直化を打開し、効率的、弾力的な行財政運営を確保するために、昭和50年ごろから、いわゆる行政改革に取り組むようになってまいりました。本市においても、昭和56年4月、行政監察室を発足、次いで同年、職員による行財政検討会議、昭和57年、市民各層から成る市行財政調査会を組織し、いち早く調査検討をされ、昭和60年1月の地方行革大綱が発表されるや、早速市行政改革大綱をなし、行財政推進本部を設置、行財政全般にわたって数々の改革を実施され、効率化を図ってこられました。

 行革といいますと、今さら私が申し上げるまでもなく、大きくは、一つ、組織機構の簡素合理化、二つ、事務事業の見直し、三つ、定員管理の適正化の三つであると言われています。しかし、いかなる改革に着手しようと、これまた申し上げるまでもなく、結局最後は、それに携わる人次第ということになるわけであります。

 かつて私は、行政は管理でなく経営であるという言葉を聞いたことがあります。この場合の「経営」という言葉の意味は、どう理解すべきでしょうか。私にはよくわかりませんが、一定の目的を達成するために組織された組織体が、工夫を凝らして事業を営むといったような意味でしょうか。少なくとも私企業の経営とは基本的に異なるところがあると思います。それは、倒産がないということであります。つぶれる恐怖、主力商品が、ある日突然ほかからよい商品が出て、売れなくなったらどうするのか。お客が来てくれなくなったらどうするか。そこで、商品開発やサービス研究を日夜努力するものであります。民間企業では、ここにすべての発想の原点があるのであります。

 この経営という言葉の意味の違いを理解の上で、先ほど人次第だと申し上げました組織目的を実現するために、人的資源をどのように活用すべきかという課題は、官民共通であります。既に本市においては、56年からの提案制度、59年からの民間企業の派遣研修、小集団活動、そして数々の研修を実施されています。研修は、職員の能力開発に、提案制度や小集団活動は、職員の創造的能力を活用するに効力があり、評価をするものですが、まずそれらの現状についてお伺いをいたします。

 次に、そのような能力開発、能力活用も重要ではありますが、やはり合理的な人事管理が大切であります。やる気の出る人事管理、それには戦略的人事管理、つまり人事管理に民間的手法を導入してはどうかという問題であります。いわゆる従来からの静態的年功序列型ばかりでなく、能力主義的人事管理の取り組みが必要であります。

 さらには、職員の能力開発と同時に、外部からの採用、中途採用も積極的に検討すべき時期に来ていると思います。経営というからには、これぐらいのことをしなければなるまいと思います。また、能力主義を取り入れると、勤務評定者の公正、公平さがさらに大事になるので、評定者訓練をする必要も生じてまいります。そして、勤務評定の結果は、昇進、昇給、手当、配転、研修など、人事管理のあらゆる局面で活用し、中途採用も評定者が行う方法がとれます。

 以上、能力主義的人事管理の導入について、及び中途採用の実施についての見解をお伺いいたします。

  (2)協会のあり方。前問で、行革の大きな柱、一つ、組織、機構の簡素合理化、二つ、事務事業の見直し、三つ、定員管理の適正化を申し上げました。そして、組織、機構の管理合理化では、局、部、課、室の統合等簡素合理化、出先機関の統廃合等簡素合理化、審議会等の統廃合等簡素合理化、外郭団体の統廃合等簡素合理化、二つの事務事業の見直しでは、事務事業の整理合理化、事務事業の民間等への委託、広域による事務事業の共同処理、事務処理の機械化、補助金等の整理合理化、三つ目の定員管理の適正化では、定員削減、定員削減計画、高齢者の離職促進、新規採用の抑制、職員配置の適正化、その他定員管理の適正化であると言われています。本市におかれては、それぞれ御努力いただいていますが、私がちょっと気になる2点についてお聞きしたいと思います。

 つまり、外郭団体、いわゆる協会及び民間委託についてであります。本市においては、現在10の協会があり、それぞれ目的を持ち運営されていますが、中には、設立の目的、業務の性格、活動の実態、その果たしている機能等を見ますと、類似の業務を行うものがあると思われます。また、広域的な共同設立が適当だと思われるものもあると思います。これらの統廃合、改組のお考えはないか。また、すべての協会の事務管理部門についてのみ統合という手法もあるかと思いますが、この点についてのお考えをお聞きします。

 さらには、他市町村では既に民間委託している分野の協会もあるかと思います。このことについての御見解をお伺いします。

 次いで、給与等の適正化という問題ですが、約半数を超える協会採用職員も見えるということであります。やはりそれなりの採用考査を行い、諸手当も市職員に準拠し、査定も行い、あとは能力主義と、むしろ協会だけに民間手法の導入がしやすく、やはりよくやる者をよく見るといった基本原則が大事だと思いますが、御見解をお伺いします。

 次に、市営施設の利用、特に附属設備の使用のことですが、中総体育館等は、かなり詳細に使用料金が決められております。これはこれでよいと思いますが、反対に、一部の会館の場合は、附属設備に関しほとんど決めがありません。臨機応変ということもよい面もありますが、例えば空調などは、時間料金制にした方が、準備、利用のときとか、また空調を入れる、入れないを利用者が選択できる便があり、合理的かもしれません。規則や条例も、時の経過とともにその見直しが必要な場合があると思いますが、再検討ということをされるお考えがあるか、お伺いをいたします。

 大きな3、魅力あるまちづくりについて。

 市民への啓蒙。市長は、本年の3月議会の提案理由説明の最後に、「昨今しばしば地域学という言葉を耳にするようになりました」云々と申されました。この「地域学」という言葉ですが、私はまことに浅学にして、それまで全く知らなかった言葉であり、その後調べてもわかりませんでしたので、何かこの地域学の定義というか、どういうような学問なのかをお教えいただきたく、まず質問させていただきます。

 また、本市の場合は、当面市民まちづくり研究会が持たれており、昨年9月の岡村現議長の質問で、三つの考える会が発足、ほかに四つの会ができる予定になっているとのお答えがありましたが、その後の状況についてお教えください。

 そして、まちづくり研究会は、行政と市民の情報交流の場であるとも言われましたが、それぞれの会と市との現在でのかかわり合いと今後について何か御計画がありましたら、お示しください。

 さらには、本市は健康文化都市、「明るく、住みよい、豊かな岡崎市」を標榜し、61年3月には、全国でもユニークな岡崎市都市景観環境条例を制定、平成3年3月、建設省より県内ただ1市、全国18市のうちの1市として「第1回うるおい・緑・景観モデル都市」に指定されました。このことは大変名誉なことであります。行政と市民が力を合わせて、個性を最大限に生かして、都市の活性化を図ることの一環として、ちょうどただいま募集されている町並み写真コンテスト、まちづくりアイデア、これも、前者は2回目、後者は4回目となり、定着しつつあるところですが、それぞれ過去の応募数とその結果、そしてそういった事業を行っていることのPRをどのようにされてきたかをお示しください。

 また、魅力あるまちづくりは、本市の場合は、とりわけ歴史豊かな町であり、市の歴史を市民に深く知っていただく、そういった啓蒙から、さらに多くの市民参加が得られると思います。大事業でありました市史編さんも、全20巻、間もなく完了ということでございます。大変御苦労さまでございました。しかし、余りにも大作で、一般的には買うこと、読むこと、なかなか大変であろうと思います。これのダイジェスト版として、1冊の本に集大成し、1世帯に1冊配布するお気持ちはないか。1億円ぐらいの事業費が必要かと思いますが、いかがでございましょうか。

 次に、長く教材等に使われてきた、市民にも好評であったと聞いています昭和50年刊の「岡崎の歴史物語」、51年刊の「岡崎の歴史」、54年刊の「岡崎の人物史」、それぞれ既に絶版と聞いております。ちなみに、私も残念ながら人物史を持っておりません。これらの改訂版の発刊の計画はないか、お伺いをいたします。

 大きな4、消費者行政について。本当の消費者の利益とは何か。

 消費者行政は比較的新しい分野であるが、今や社会問題は消費者問題であると言われるほどであります。そして、地方公共団体が住民にとって一番身近な行政機関であり、地域の実情に応じてきめ細かい政策の展開ができるということから、その果たすべき役割が非常に大きく、消費者行政にかかわる比重がどんどん高まってきています。

 消費者には五つの責任と四つの権利があると言われます。つまり、批判、行動、社会への関心、環境への関心、連帯の責任でございます。そして、安全を求める権利、知らされる権利、選ぶ権利、意見を聞いてもらう権利であります。そして、私は、真に消費者の利益となるのは、これら責任と権利をよく知らしめる、つまり消費者教育にあると考えます。賢い消費者から自立する消費者へ、いわゆるもっと賢い消費者、闘う消費者になっていただく、このことであります。

 そこで、本市における消費者教育政策はどうなっているかをお伺いいたします。

 大きな5、地域コミュニティー施設について。

  (1)地域集会施設。本市は、地域コミュニティー施設については、学区市民ホームあり、学区こどもの家がありで、大変な先進都市であり、評価をするものですが、しかしなお地域コミュニティーの原点は、各町単位にありと言われており、また前述の2館とは用途も異なり、利用頻度の高い施設であります地域集会施設、いわゆる各町公民館についてお伺いいたします。

 これらについてもよく理解していただいており、補助金の額も年々増加されており、好評であります。昭和61年3月の質問で、昭和50年から60年の間の新築補助73館、増改築補助99館とのお答えがありましたが、その後のそれぞれの数字がどうなっているのかをお教えください。

 次いで、昨年4月から施行された地縁による団体の法人化についてですが、本市においての現況についてお伺いをいたします。

  (2)学区運動広場。学区運動広場の場合は、市民ホームやこどもの家と違って、広い用地が必要であり、用地取得の困難、またその代用策としての夜間照明も、住居が学校の近くに密集していると、難しい面があろうかと思いますが、次の3点についてお伺いをいたします。1、学区運動広場と学校夜間照明施設の現況。2、学区運動広場設置基準に適合する数と場所。3、設定基準はどうなっているかをお示しください。

 大きな6、地域の問題について。地域の諸問題、いわゆる地元の関係で3点お伺いします。

  (1)都市計画道路岡崎環状線のうち中町部分、延長 450メートルについてでございますが、この部分も、ほとんど立ち退きや移転で御当局の労苦は本当に大変であったことと拝察をいたします。62年度より買収に入り、一見すると、大方の買収も済んだようで、草覆いになったり、みっともない部分があったり、また危険な状態のところもあります。まだ手がつけられない問題点があるのか、今後の見通しについてお伺いいたします。

  (2)更沙川流路工事。昭和61年度計画され、県事業として施行されている更沙川流路整備事業について、現在までの進捗状況と今後の見通しについてお示しください。

  (3)小呂川河川改修。やはり市事業であり、昭和63年度より国の補助事業として進めておっていただきます小呂川の河川改修の進捗状況と今後の計画についてお示しいただきたいと思います。

 以上でございます。よろしくお願いします。

     (14番 鈴木 擴君 降壇)



○議長(岡村秀夫君) 教育委員会指導部長。



◎教育委員会指導部長(岩月健君) 最初の岡崎の教育について。

  (1)の自衛教育の中に三つございましたが、最初に、姿勢についてお答えをいたしたいと思います。

 正しい姿勢を保つということは、そういう能力を育てていくことは、漢字を書いたり、計算ができるというような能力を育てることと同じでありまして、学校教育の中では基礎的、基本的な事項というふうに考えております。日常の指導の中で、先生のお話を聞くときの姿勢、あるいは書くときの姿勢、鉛筆の持ち方、それらは、その場面場面に応じて、それぞれの教室で先生方に御指導いただいているわけでありますが、徹底ということになりますと、なかなか難しい問題もございます。議員おっしゃるように、今後も姿勢につきましては、学校に限らず、父母の御理解、啓蒙もいたしながら進めていきたいというふうに思っております。

 それから、体操教育の現状ということでありますが、体育という分野で体操というのは、体力の向上、あるいは体の矯正という目的を持って行われておりまして、従来は準備運動にラジオ体操をやるというような体育の授業が多かったわけでありますが、最近は授業の内容に合わせまして、例えばきょうは陸上競技の走ることを勉強する、きょうはバスケットボールの勉強をする。そうしますと、それに応じた筋肉をほぐすというようなウオーミングアップを行うことが多くなっておりますので、一律に初めと終わりにラジオ体操をやるというような準備運動、整理運動というのはなかなか行っておりません。運動会の全校体操というので、初めと終わりにやることをよくお見かけになるかと思いますが、そういったときの指導はまた別に行っておりますが、現状ではややラジオ体操そのものの指導は減っているというのが現状でございます。

 それから、エイズ教育についてでありますが、保健教育の指導内容として、エイズを何年生のどこで位置づけて指導していくかということは、まだ指導要領の中に示されておりません。したがいまして、最近の性教育の紹介、あるいはエイズ教育の紹介等は、どちらかというとマスコミの先行的な報道になっておるわけであります。

 私どもの資料で一つの考え方をお話ししますと、本年8月に行われました第22回全国性教育研究大会、この中で、平山宗宏日本総合愛育研究所長が、学校教育におけるエイズ予防について、このように一つの考え方を述べておられます。小学校では、エイズについて特に教える必要はなく、手洗いの習慣や出血時の心得などを保健のしつけとして教えるほか、エイズがいじめの言葉にならないように、そういう配慮でいいのではないか。中学校では、性感染症の一種として教えればいいのではないか。したがいまして、具体的に性行為として教えるのは高校期が適当であると、このような一つの考え方を出しておられます。

 いろいろな問題といいますか、御意見があるわけでありますが、要するに私どもが常識的な生活をすれば、感染する可能性は非常に低いと、こういうことを子供たちに理解させていけば、予防に一番つながっていくのではないかというふうに考えております。

 それから、教師の研修にどんなものがあるかということでございますが、国で決められております初任者研修、それから6年たった先生が研修を受けます教職経験者研修、そういったもののほかに、本市では独自に、教頭の研修会、教務主任研修会、校務主任研修会、校務補佐研修会、女性教員の研修会、中学年担当者の研修会、今申し上げたのは、いずれも自主的に行われているものであります。

 それから、現職教育の各部と申しますと、例えば国語の先生が集まる、社会科の先生が集まるというような専門的な勉強をする研修、それから夏休みに毎年行っております、例えば理科の実技講習とか家庭科の実技講習、実技を伴う研修、そういったものが専門的な研修として行われております。

 また、そのほかに直接教職とか専門の研修ではありませんが、市民大学とか冬季研修会とか、観劇や旅行、あるいは絵や習字などを勉強するというような、できるだけ幅広い体験や研修をしていただくようにお願いをしているところであります。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 市民部長。



◎市民部長(山田銀作君) 1番の岡崎の教育について、 (1)の自衛教育でございますが、この中で、青少年健全育成地域懇談会が開かれておるが、その内容と成果はどうかというお尋ねでございますが、この地域青少年健全育成懇談会は、地域ぐるみで非行を防止する等、青少年健全育成活動の活性化を図るために開催されておるわけでございまして、開催の方法は、3年を1単位としまして、41小学校区の中から5学区を限度としまして、毎年7月、8月の青少年を非行から守る強調月間の期間中にそれぞれ学区に依頼をしまして、実施しておるわけでございます。

 内容的には、青少年非行防止や健全育成を実践していただくため、子を持つ親を初め、全学区民を対象に子供のしつけや登校拒否、家庭や地域の役割など身近な問題について、専門の講師による講演会や映画の上映などを行っておるわけでございまして、その成果につきましては、本年度は現在まで3学区で実施しまして、各学区平均70人の方が出席をされております。地域の皆さんに、こうした懇談会を通して青少年の健全育成について御理解を深めていただいているものと認識しておるわけでございます。

 同じ自衛教育の中で、地域推進委員の活動状況と、県青少年育成県民運動の現況についての御質問でございましたが、議員御承知のように、地域推進委員は、愛知県青少年保護育成県民運動地域推進委員設置要綱に基づきまして、県下の市町村に設置されておるわけでございます。県下では 455人が委嘱され、本市においても各中学校区に1名、18人が委嘱されております。

 地域推進委員の職務の内容ですが、一つは、青少年育成県民運動の地域への普及、二つ目は、青少年育成県民運動の地域推進について、関係行政の行政機関及び団体との連携調整に関することが主な職務でございまして、特に本年度は、家庭教育機能向上の推進のため、家庭訪問による啓発活動を積極的に行うこととしております。

 次に、県青少年育成県民運動の現況についてでございますが、この運動は、運動期間を設けて、それぞれ実施されております。具体的には、7月1日から8月31日まで、青少年を非行から守る運動、また10月1日から10月31日までは、青少年によい本を勧める運動、それから11月1日から11月30日までは、青少年健全育成運動、12月11日から1月10日まで、愛のパトロール運動、最後に、2月1日から2月28日まで、家庭の日の運動の、大きく分けて五つの運動が県下一斉に展開されております。

 本市においても、こうした運動に呼応した青少年非行防止や健全育成にかかわる啓発用品の作成、それから配布、懇談会の開催、有害図書自動販売機の実態調査、愛の一声運動の実施、また大門公園青少年キャンプ場の開設等を行い、青少年の健全育成の実践に努めておるわけでございます。

 それから、大きい2番の行政改革についての中の (2)の協会のあり方の中で、一部市営施設の利用で、特に空調等の使用に関し決めがないので、利用規則等を検討したらどうかというお尋ねでございましたが、これにつきましては、現在の料金体系の中で、不都合な点を早急に調査いたしまして、研究してまいりたいと思います。

 次に、4番の消費者行政についての中で、本当の消費者の利益とは何かということで、本市の消費者教育政策はどのようになっているかというお尋ねでございますが、本市の消費者行政の基本は、議員御指摘の主体性のある、賢い消費者の育成と、消費生活にかかわるトラブルから市民を守る消費者保護の強化の2点にあると考えております。

 御質問の消費者教育の現状について御説明いたしますと、まず初めに、専門講座の開催でございます。これは、消費生活に関する専門的な知識を身につけ、賢い消費者を育成するため、一般市民を対象に、1回当たり10日、10講座をもって年2回開催しておりまして、平成3年度の受講者は 114人ありました。そのほかに、消費者育成事業といたしましては、「暮らしの豆知識」、または「ストップ・ザ・悪徳商法」などの小冊子の発行、消費生活1日講座の開催、消費生活モニターの委嘱、または婦人連絡協議会を初め消費者団体、市内の企業、県市が合同で実行委員会を組織しまして開催いたします消費生活展などが挙げられると思います。今後も、主体性のある賢い消費者の育成を目指しまして、努力してまいりたいと思います。

 続きまして、5番の地域コミュニティー施設についての中で、 (1)でございますが、地域集会施設、この中で、地区集会施設整備費の補助金状況が、昭和61年以降どのような状況になっておるかというお尋ねでございましたが、昭和61年度から平成3年度までの6年間の建物の新築、増築及び改築のそれぞれの件数と補助金の合計を申し上げますと、新築の場合は24件で 9,786万 8,000円でございました。次に、増改築の場合は35件で 2,134万 9,000円となっております。新築、増改築合わせまして、件数は59件で、1億 1,921万 7,000円ということになっております。

 それから、地縁団体の法人格取得認可申請状況についてのお尋ねでございましたが、平成3年4月に地方自治法の一部改正がされまして、自治会、町内会、いわゆる地縁による団体が一定の手続のもとに法人格を取得できる規定が盛り込まれましたが、本市においては、現在までに相談は15団体からございました。しかし、認可申請書の提出は現在までございません。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 教育次長。



◎教育次長(佐野欽也君) 御質問1番の (3)教育施設の充実で、学校の備品等を買いかえる場合における購入のシステムについてお尋ねでございますが、学校用の機器等備品の買いかえ購入につきましては、買いかえの前年に、買いかえを必要とする機器等備品の買いかえ理由及び購入の時期、修繕、補修による対応策など、学校を交えて検討した上で予算化を図り、対応をしているところであります。したがって、単に古いとか、経過年数を経過したということだけでは買いかえはいたしておりません。

 また、購入の手続については、1件5万円以下の備品であれば、学校長の専決により購入をすることができることになっております。5万円を超えるものについては、教育委員会を経て管財課で購入すると、このようなシステムになっております。

 次に、学校図書室の冷暖房設備と夏冬の長期休み中の図書室の利用についてでございますが、学校施設の冷暖房設備は、当初計画の中で、職員室、応接室、校長室、図書室を挙げまして、この中で、PTA、学校現場の要望の強かった職員室、応接室、校長室を、さきに議員おっしゃいましたように、本年度より2カ年計画で着手いたしておりますが、図書室も設置について計画をいたしております。

 それから、図書室の長期休み中の利用については、現在も開放しておりますので、利用しやすい図書室として整備を図ってまいります。

 それから、御質問項目の3番目の魅力あるまちづくりについてということで、本市の歴史を市民に啓蒙するために、市史のダイジェスト版をとの御提言でございますが、「新編岡崎市史」全20巻については、議員御案内のとおり、あと原始古代、近世、総集編の3巻を残すのみとなりました。このうちの1巻であります総集編は、事典として、人、人物、事として岡崎であった事件、物として神社仏閣、名所旧跡など、五十音順で岡崎市史全巻を対象とした字引ということにもなっておりまして、簡単な説明も付記されております。あわせて、本市の詳細な歴史年表、それから各種の一覧表も掲載した内容になっております。岡崎の歴史や文化の概略は、この1冊でほぼ知ることが可能でありまして、議員御提言のダイジェスト版にかなったものになるのではないかと思っております。

 市史は単巻でもお分けをいたしておりまして、未発刊の総集編ほか2巻についても、予約を承っておりますので、御案内をさせていただきます。

 なお、各世帯に配布してはとのことでございますが、家庭に保存をしていただく本は、やはりお買い求めをいただいた方が意義があるのではないかと、このように考えております。

 それから、以前刊行いたしました「岡崎の人物史」などの改訂版の発刊につきましては、需要と要望状況を参考に検討させていただきます。

 続きまして、大きい御質問番号の5の (2)学区運動広場についてお答えさせていただきます。

 まず、学区運動広場と学校夜間照明施設の現況でございますが、現在学区運動広場は15カ所でございます。昨年度までは16カ所でございましたが、地主の都合で本年3月末、1カ所契約を解消いたしております。昨年度の利用状況は 3,532件、15万 2,280人という数字でございます。学校夜間照明施設の設置状況は、小学校が17校、中学校1校、中学は矢作北中学でございます、合わせて18校で、年間利用状況は 454件、約15万人ほどでございます。

 次に、学区運動広場の設置基準でございますが、基準と申しますか、要件といたしましては、運動場として整備して、10年以上の借用ができること、土地所有者はもちろんでございますが、隣接地の方の同意も必要といたしております。有効面積は 6,000平方メートル以上で、造成や利用に適した場所などを条件といたしております。現在この基準運動広場は、大幡、舞木、奥殿、美合、藤川の5運動広場でございます。

 今後の設置計画等でございますが、現在学区運動広場においては、地元の要望により、地元の理解がいただけ、用地の確保ができる学区について設置を進めておりますが、用地の確保の得られない学区については、学校に夜間照明設備を設置し、対応しております。特に夜間照明は、周辺住民の御理解がなければできませんので、地元の御協力をお願いし、設置を図るように努めてまいります。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 市長公室長。



◎市長公室長(大塚希夫君) 大きい2番の行政改革についての中の (1)の行政は「経営」かという中から、初めに、民間企業派遣研修、小集団活動、職員提案などの研修の実績についてということでお答えさせていただきます。

 本市の行政事務を効率的に進めるために、全職員が2年から3年に1回は研修を受けられるような、毎年職員の研修計画を立てまして、人材育成に現在努めているところでございます。

 その研修の実績でございますが、民間企業派遣研修につきましては、昭和59年度から平成3年度までに26事業所に65名の職員を派遣いたしております。また、小集団活動につきましては、昭和59年度から平成3年度までに、リーダー養成 183名、結成サークルが 179サークル、発表サークル24サークルの、これらの小集団関係の研修を行っております。

 それから、職員提案につきましては、昭和56年度からでございますが、平成3年度までに 843件の職員提案がなされております。

 ちなみに、平成3年度に研修を受講いたしました延べ人員は、階層別研修が 842名、課題別研修が 2,276名、派遣研修が 104名、自己研修が77名、合わせて 3,299名が受講しておるのが実情でございます。

 引き続きまして、次に能力主義的人事管理の導入と中途採用についてということでございますが、これにつきましては、人事管理につきましては、従来から職員の能力、知識、経験などを総合的に判断いたしまして、適材適所に登用いたしておるところでございます。

 なお、中途採用につきましては、初任給の問題だとか年金の問題など、身分上の問題等もありますが、採用試験等によりまして優秀な人材を確保いたしますとともに、多様化する市民ニーズを的確に判断するために、対応できるような優秀な人材を育成するために、専門職の研修を含めた職員研修などを一層充実して、適正な人事管理をいたしてまいりたいと、そんなふうに考えております。

 次が、 (2)の協会のあり方ということで、協会の一部統合というようなお尋ねでございますが、協会の一部統合につきましては、各協会はそれぞれ所管課があり、その中で法律による運営、また営利的目的をする運営、サービス業、それから労務提供など、おのおの独自性や特徴があるわけでございまして、統合については、これらを含めまして慎重を期していく面があるのではないかと、そんなふうに考えております。

 しかしながら、経費の節減だとか、協会職員の人事管理、労働条件の統一化を含めまして、統合についても今後研究をしてまいりたいと、そんなふうに考えております。

 次が、大きい3番目の魅力あるまちづくりについてということで、地域学の定義と市民まちづくり研究会の状況についてということでございますが、これについてお答えをさせていただきます。

 地域学の「学」は、学問というより、むしろ学習といったような意味合いがあるのではないかというふうに理解をいたしております。

 この地域学を提唱されました、実践したまちづくりを進めておられる横浜市立大学の加藤祐三教授によりますと、地域学の内容につきましては、第1に、そこに住む人々が中心になって、時には他の地域と比較したりして、その地域の研究を行うことにより、自分の地域の特性と欠陥などを明らかにしようとする試みである。第2番目としましては、これは学者による特定の学問に頼ることなく、まず生活に密着したさまざまな問題を掘り起こし、それを実証的に分析することにより、その地域の活力を引き出すことを目的とする。そして、この地域学に取り組むことは、今後地域の文化や学問の発展にも大きく寄与することが期待できると、こう述べられております。

 それから、市民まちづくり研究会につきましては、昨年9月議会以降五つの研究会が発足いたしまして、合計八つの会が年度末までに設立されました。このうち三つのごみ問題を考える会は、その後担当課においてモデル地区に指定いたしまして、ごみ問題に対して実践的な活動を継続しております。そのほか四つの会につきましては、一応の結論を出しまして、オブザーバーとして参加いたしました職員を中心に、担当課におきまして、行政として何ができるかというようなことを検討しているところでございます。それから、残る一つの会につきましては、引き続き本年度も継続して事業を行っております。

 なお、本年度につきましては、現在継続中のこの一つの会と、新たに発足いたしましたもう一つの会を合わせた二つの会が現在活動を行っている状況でございます。

 今後、この市民まちづくり研究会の趣旨に御賛同され、会の設立を希望される地域につきましては、積極的に対応してまいりたいと考えております。

 なお、私の方といたしましては、この市民まちづくり研究会も地域学の一部と、いわゆる岡崎学の一つというふうに考えておるのが実情でございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) 大きい3番の魅力あるまちづくりについての中の町並み写真コンテストの応募状況並びにPRについての御質問がございました。都市景観環境の向上の一環といたしまして、「私の好きな町並み」というテーマで現在募集をしておるわけですが、こういう「私の好きな町並み」というのみでなく、「私の好きな建築物」、「私の好きな道」、「緑の景観」といったようなテーマで、昭和60年から写真コンテストを行ってきたところでございます。

 この毎年度の応募状況でございますが、昭和60年が68点、昭和61年が 141点、昭和62年が86点、昭和63年が 148点、平成元年は飛びまして、平成2年が 100点、3年が37点という数字でございます。

 このコンテストの入賞作品につきましては、新聞報道の発表、市政だより掲載、CATVMICSでの放映、それから消費生活展、市民ロビーでの展示といったようなことでPRに努めておるところでございます。

 それから次に、まちづくりアイデアについてでございますが、平成元年度26点、平成2年度32点、平成3年度47点ということで、回を重ねるごとに応募がふえてまいりました。このまちづくりアイデアにつきましては、各年度の優秀な作品のうち1点を次年度で事業化いたしております。平成2年度は、国道1号の暮戸の地下道の壁画と照明、それから平成3年度は伊賀川の桜堤、猿橋の高欄の修景を行いました。

 それで、これらの各種啓蒙のためのコンテストの案内でございますが、市政だよりに掲載し、また報道発表も行っております。応募用紙を、都市計画課、それから市役所ロビー、各支所に置くといったようなことで、PRに努めておるところでございます。

 それから次に、大きい6番の地域の諸問題についてという中で、都市計画道路岡崎環状線の中町地内の工事の進捗状況でございますが、この区間での未施工区間は 350メートルでございます。そのうち平成4年度に、今年度でございますが、擁壁工事を 115メートル、それから道路改良工事を南の方から約 140メートル施工するという計画でございます。この擁壁工事につきましては、既に業者発注が済んでおるところでございます。

 また、何か仕事をする上で問題があるかというお尋ねでございましたが、一部用地買収が難航いたしまして、現在に至ったところでございますが、明るい見通しも出てまいりました。今後とも引き続き交渉を続け、完成に向けて努力いたしてまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 建設部長。



◎建設部長(杉田勇雄君) 6の地域の諸問題、 (2)、 (3)の更沙川流路工事及び小呂川の河川改修工事についてお答えをいたします。

 更沙川は、御存じのとおり流域面積が 570ヘクタール、流路の長さが 5.1キロの普通河川でございます。下流の乙川合流点から 800メートルは準用河川に指定、これは1級河川、2級河川以外の河川で、市町村長が指定した河川で、2級河川の規定を準用する川が準用河川でございます。これに指定いたしまして、市施工で改修工事が完了しております。残り 4.3キロメートルは、砂防指定河川で、高隆寺橋までの 2.4キロメートルは、県の砂防事業により流路の整備が概成しております。60年度に完了しております。高隆寺橋から上流 690メートルの区間は、県により、いわゆる超過課税を財源とした緊急防災対策砂防工事として流路整備が行われておりまして、平成元年度までに 244メートルが完成しております。事業費は約1億円でございます。残りの 446メートルにつきましても、引き続き事業が進められておりまして、2年度に測量設計、3年度に用地丈量が済んでおります。今後の計画につきましては、今年度用地買収を行いまして、約50メートル区間の工事に着手すると聞いております。

 なお、事業の進捗を早めるために、引き続き県へ強く要望してまいりたいと思っております。

 次に、小呂川の改修工事についてお答えいたします。小呂川は、流域面積が 320ヘクタール、流路の長さが 2.9キロメートルの、これも普通河川でございます。このうち下流部の1.89キロメートルは準用河川に指定されております。昭和49年に準用河川の指定とともに、改修計画を立案しまして、準用河川改修事業として国県の補助を受け、昭和51年度から事業に着手しております。

 現在の進捗状況でございますが、伊賀川合流点から都市計画道路の岡崎環状線までの区間 950メートルにつきましては、平成4年6月に改修工事が完了しております。このトータル事業費は約3億 3,000万円となっております。

 これより上流の区間 940メートルにつきましても、2期工事区間として事業を進めてまいりまして、平成2年度に測量、基本設計を終えまして、国、県と計画の調整をしております。今後の計画につきましては、今年度実施設計、用地測量を行い、平成5年度以降、それまで用地買収をしていきまして、用地がある程度買えた時点で、引き続き下流より改修工事を進めてまいりたいと思います。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 14番 鈴木 擴君。



◆14番(鈴木擴君) 本当に多岐にわたりまして御回答いただきまして、ありがとうございました。第2質問を一部させていただきます。

 初めに、教育の先生方の研修の件でございますが、いろいろやっていらっしゃるということで、大変結構だと思いますけれども、外へ出て研修に行くということと、それからかねていろいろ質問もありましたが、研修センターというのが考えられるわけであります。これも中総文化ゾーンへというふうにお聞きしておりますが、60年度には教育センターの調査費予算が計上されたこともございまして、その後調査がどの程度進展しておるのかというようなことをちょっとお聞かせください。

 それから、大変失礼な言い方かもしれませんけれども、どうしても閉鎖的になりがちな先生方の世界というか、そんな感じもするわけでございまして、先ほどの行政改革じゃありませんけれども、教員というのは、一般社会にも教職の免許を持っている方があるわけでございますので、社会人を登用するという考えについてはいかがでしょうか、ちょっと御見解をお聞きしたいと思います。

 それから、行政改革の一環として、63年の1月26日に政府閣議が決定されて、全国的、持続的にさわやか行政サービス運動というものが取り組まれておるかと思います。これは、窓口や公共施設を利用する場合、その他公務サービスをする場合の心構えとして、わかりやすい、便利である、迅速な、清潔な、丁寧な、安全な、そして人間性に配慮した行政サービスを行うべきであるというようなスローガンで進められておると思いますけれども、この辺の本市の取り組みについてお教えいただきたいと思います。

 それから、今の市民まちづくり研究会でございますけれども、五つできたというお答えでございましたが、もし差し支えなかったら、お名前を……。前にお聞きしたときには、岩津地区商店街発展を考える会、岡崎の名物料理を考える会、滝新町のごみ問題を考える会と、こういうふうにお答えいただいておりますので、それぞれの名前と発足日と構成員と担当課をひとつお教えいただきたいと思います。

 それから、消費者行政についてですけれども、それぞれ消費生活専門講座とか、いろいろやっていただいておるわけですけれども、この消費生活展についてひとつお教えいただきたいんです。これは、今回、ことしは22回ということと、家康の生誕 450年祭にも関係があって、10月29日から3日間体育館で行われるということを聞いております。しかし、毎年は1回松坂屋とかで行われておるはずでして、こういった場合の協賛の出展希望者の申し込み方法と、何か申し込むのに資格が必要なのかどうか、どこでそういうことを選定しておいでるかということをちょっとお教えいただきたいと思います。

 それから、地域コミュニティーの問題で、公民館ですけれども、全市 456カ町の中で7割ぐらい普及しているということをお聞きしたことがあります。いずれにしても、数は多少狂っても、3割近くまだ公民館がないという実情で、これはそれぞれの町でつくるものだということで、補助もあるわけでありますが、実際補助をいただいても、なかなか手が出ないと。

 例えば、これは全くの例ですけれども、仮定の例として、 200世帯ぐらいの町内にたまたま中古の建物の売り物があったと。土地つき、これも仮定に 1,500万と考えたときに、建物の評価とか、いろいろ細かいことが補助基準にあると思いますけれども、ざっと10分の3補助が出るということで計算しまして、 1,000万近いお金が足らないと。こういったときに、町内で負担すると、 200世帯とすると、1世帯5万円ずつ出さなければいかんということで、これがなかなかまとめるのに大変であると思います。受益者負担でありますから、当然町内で負担をある程度することになるわけですけれども、この補助率が3割というのを、4割とか5割とか、もう少しアップするお考えはないか、お聞きしたいと思います。

 それから、ことしはとりわけ残暑が厳しいわけでありますけれども、また公民館にエアコンのないところがあるようです。これはまた自前でやって、中古とかいろいろやっておるわけですけれども、これも何といっても、最近では何十万もかかるということで、しかし「地域コミュニティーの原点は各町単位にあり」でございますので、何がしか別枠で補助するとか、あるいは無利子で貸し付けて、年幾らということで返させるというような、そんな手法が考えられないか。

 とりあえず、以上第2質問にさせていただきます。



○議長(岡村秀夫君) 教育委員会指導部長。



◎教育委員会指導部長(岩月健君) 研修の拠点として研修センターの設立ということでございますが、これにつきましては、校長会などからも要望が出ておりまして、これまでのところ、校長会にお願いいたしまして、設立準備委員会というものをつくっております。主に先進地の視察などをしながら、現在は資料を収集しているという段階でございます。

 それから、社会人の登用ということでございますが、教職員の任用は県が行っておりますので、私どもが勝手に任用するということは、現実の問題としてできません。しかし、民間の方のお力をおかりしたいということで、現在英語の方ではAETが2名、それから外国人子弟の指導者として1名、また部活動の柔道、剣道など、特別な技術の要るものにつきまして、14名の方にお願いするというようなことで、指導の充実を図っております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 市長公室長。



◎市長公室長(大塚希夫君) まちづくり研究会の名称でございますが、この八つの名称であります。岩津地域商店街の発展を考える会、これが商工労政課の担当でございます。大谷池周辺の環境を考える会、これは環境課でございます。小美地区の生活排水を考える会、これは農地改良課でございます。合歓木地区の工専土地利用を考える会、これは都市計画課でございます。滝新町ごみ問題を考える会、舞木・羽栗町のごみ問題を考える会、青野・高橋町のごみ問題を考える会、これはいずれも衛生課でございます。最後が岡崎の名物料理を考える会、これは観光課と保健課が担当いたしております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 市民部長。



◎市民部長(山田銀作君) 消費者行政の中で、消費生活展の申し込み方法または選定基準はどのようにしたらいいかという御質問でございましたが、先ほど御説明させていただきましたとおり、消費生活展は、実行委員会を設けて開催をしていきますので、当然申し込みまたは選定基準は、実行委員会で行われます。

 それから、5番の中の地域集会施設の補助金の補助率をもう少しアップしたらどうかという御質問でございましたが、この補助金制度は、昭和50年度に始まりまして、補助金限度額または補助率も、そのときに応じて見直しを行ってまいりまして、本年度も補助限度額の増額見直しをいたしましたところでございますので、いましばらく様子を見たいと思っております。

 次に、集会施設にエアコン等を導入する場合に、また別に補助の考えはないかという御質問でございましたが、このエアコンとか、また備品購入等の、当然備品購入等も対象となるわけでございますので、今後研究課題としたいと考えております。

 以上です。



○議長(岡村秀夫君) 総務部長。



◎総務部長(柴田敏夫君) さわやか行政サービス運動の本市の取り組みということでございますが、先ほど議員おっしゃっておられましたとおり、窓口での公共施設の対応ということで、7項目ございまして、わかりやすい、便利な、迅速な、清潔な、丁寧な、安全な、人間性に配慮した行政サービスということでございまして、まさにこの言葉のとおりでございますが、私どもの分野におきましては、部、課の案内表示、窓口の表示等、できるだけわかりやすく、統一的なものを考えております。また、申請書類等におきましても、簡素化なども常に見直しを行い、改善を図っております。

 このようなハード面ばかりでなく、議員御指摘のように、人の問題ということになろうかと思います。これも、研修等によって資質向上に努めるということでございますが、ちなみに本年も県の主催でもちまして、さわやか行政サービス運動の講演会が行われまして、窓口担当職員もこれに出席させていただいております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 14番 鈴木 擴君。



◆14番(鈴木擴君) 時間がありませんので、要望みたいなことでまとめておきたいと思います。

 自衛教育というところで私が体操云々と申し上げたのは、ラジオ体操をやれという意味じゃなくて、体操そのものが余り上手じゃない、本来の体操の目的に合ったような体操をしていないじゃないかというような、その辺のお教えをもう少ししっかりしていただきたいと、そういう気持ちで申し上げたわけであります。

 それから、行政改革のところで、人材の育成ということをいつも申し上げるわけでありますけれども、たまたま人材には四つあると。皆「ジンザイ」と読むわけですけれども、一番いいジンザイは「人財」で、これは現に輝いて、いい仕事をしている人だと。それから次が、いわゆるジンザイの「人材」で、磨けば、鍛えれば光る人をいう。それから次は、「人在」ですけれども、これはただいるだけの人だと。それから最後は、「人罪」で、これは、いて、罪つくりをしている人と。こんなようなことを言われております。一番いいのは「人財」、「人材」、こういう方を1人でもふやしていくことが必要かと思います。

 私は、あるホテルへ行ったときに、フロントにこんなことが書いてありました。「来る人も、また来る人も福の神。心尽くしてあすの日も待つ」と、こう書いてありました。このホテルの心構えでありましたが、私も今後の自戒としたいと思いますけれども、いずれにしても役所の活性化は、基本的には市長と職員の意欲と力量にかかっていると言われております。今後ともひとつ御努力をお願い申し上げたいと思います。

 終わります。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 鈴木 擴議員さんから多岐にわたりまして、いろいろな御提言や御意見を賜りましたが、私は、最終的に申されました行政の一つの大きな問題で、難しい問題ではございますが、私ども行政を担当する者、そしてまた個々の職員、窓口はおろか、現業職員まですべてが、明るい中に活力のあるサービスができる、そして今おっしゃいましたようなどんな人も本当に財産としての人材になっていただく、このような心づもりをしながら行政を運営をしていかなければならないと、つくづく感ずるわけでございます。

 御提言に対しましてお礼を申し上げまして、私の御回答にもさせていただくわけでございます。



○議長(岡村秀夫君) 暫時、休憩いたします。

             午後2時18分休憩

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△中根義一議員の質問

             午後2時30分再開



○議長(岡村秀夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 12番 中根義一君。

     (12番 中根義一君 登壇)



◆12番(中根義一君) さきの選挙で4選を果たされ、本定例会で提案説明の中で、「初心に返って新たに市民の幸せと岡崎市の発展に全力を傾注する」という冒頭の言葉があったわけでございますが、ここに4選を果たされた市長に対して、今後一層岡崎市の市民のために努力されんことを冒頭にお願い申し上げる次第でございます。

 通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。

 初めに、第2東海道、要するに第2東名の進捗状態と近接する都市計画道路の問題についてでございます。

 第2東名は既に事業の概要が発表され、そして車線は6車線、設計速度は 120キロ、計画交通量は2010年で額田インターで5万 6,000台、豊田ジャンクションで6万 7,000台と発表されておるわけでございますが、これが2010年、平成22年にこの交通量が想定されているということは、とりもなおさず、2010年には供用を開始するという判断に立つわけでございます。現在、この建設状況あるいは建設の流れがどこまで進んでおるのか、そして今後どういった形で進んでいくのか、お示し願いたいというふうに思います。

 そして、2番目に、水質汚濁調査地点、霞川に隣接する土地、この土地というのはまだ公表はされておりませんが、サービスエリアができるという形で今後進んでいくのではないかというふうに思うわけでございます。現在の東名高速道路におきますサービスエリアというのは、ただ単に休憩と食事をするという施設でございますが、今後、第2東名におけるサービスエリアの考え方あるいは方向というのは大きく見直されていくのではないかと思うわけです。

 その一つに、現在全国22カ所で構想が発表されておりますハイウエーオアシスという考え方でございます。このハイウエーオアシスというのは、その路線の最も拠点となるところで、それぞれの特徴を生かしてしていく。例えば北海道の砂川ハイウエーオアシスの場合は、子供の国方式をとっていく。あるいは長野県の佐久では、ハイウエーオアシスから隣接したスキー場へ出ていけるという大きな構想を持っているわけです。いわゆるハイウエーオアシスというのはただ単なるパーキングではなくて、そこからも出入りもできる、そしてそこで1日暮らせる、あるいはそこで十分なるレジャーもできるという、そういった構想なわけでございます。

 したがいまして、第2東名における霞川地点におきましては、こういった構想をぜひ取り入れるべきではないか、そういうものをぜひ建設省に推進するべきではないかということを思うわけでございます。また、ハイウエーオアシスができれば、即インターチェンジになり得る可能性もあるわけです。その地点から、要するにハイウエーから出入りができるということは、とりもなおさず、岡崎にインターができない現状においては、ぜひこれは必要なことではないかというふうに思うわけでございます。こういった考え方を進めていく中で、現在お持ちであるかどうかということをお尋ねいたします。

 そして、もう1点は、その地点の第2東名に近接しておる都市計画道路、この道路は現在ではまだほとんどが未着工の部分でございます。しかし、これは第2東名の側道が多分不可能であろうと考えるならば、少なくともこれが側道的な要素を持てるのではないか。具体的に奥殿線、南大須鴨田線、そして秦梨線、それらの点を結んでいきますと、豊田のインターから額田のインターまで非常に近づいていく、そういった一つの構想をぜひ実現するべきではないか。そしてまた、これは岡崎市における外環状線としての機能も十分果たし得るというふうに思うわけでございます。この都市計画道路は昭和36年に計画をされたわけでございます。したがいまして、30年近くが経過しておる今日においては、この点について十分なる見直しと、そして進捗を図る必要があるのではないかというふうに思います。この点についてお尋ねいたします。

 2番目の都市計画道路井田町線の今後についてということでございますが、一番初めの真福寺川と青木川の間における用地取得の状況、この井田町線は起点が名古屋岡崎線から終点が長沢蔵前線までの約 2,700メートルでございます。この真福寺川と青木川の間は約 1,000メートルあるわけでございますが、この用地の買収状況がどうなっておるか、あるいは今後どういう形で進んでいくかということがお尋ねでございます。聾学校が途中ございます。聾学校からも児童の安全を期すためにぜひ促進をしていただきたいという陳情が参っておるはずでございます。ただ一つ、この地の中に県有地が現在あるわけでございます。民間の協力はそれぞれ市の職員の方が努力して現在進んでおると思いますが、県有地についてはどういった努力をされておるか。お聞きするところによりますと、県が何かまだこの点についての協力が得られていないと。一般に道路をつくる場合、民間が協力をしておって、公共団体が不協力だということがあり得るだろうかと、不思議なことを思わせるような事態が現在あるのではないかというふうに思いますので、この点についてお尋ねをいたします。

 3番目の世代宅地供給事業と勤労者宅地の供給事業についてでございますが、さきに予約を締め切られた開元の里は、76区画に対し 467件、約6.14倍ということが先回発表されました。この高い競争率に対して、中心はどの世代が中心になっておるか、そして今後どういった形で対応されていくのか、そしてまた、この開元の里以外に、お聞きするところによりますと6カ所ぐらい候補地があるというお話も聞いております。この候補地の今後の進捗をどうされていくかということをお尋ねいたします。

 そして、2番目の勤労者宅地供給事業でございますが、現在岡崎市はこのような事業は手がけてはおらないわけでございます。しかし、今後、勤労者の方々の少しでも安い宅地を供給するということは、一つには、三世代と違った意味で大切なことではないかというふうに思うわけでございます。仮に三世代が坪18万 5,900円、これが 150坪といたしますと、約 2,800万円、 2,000万の家を建てたとしても 4,800万から 5,000万ぐらいの価格になってしまうということです。しかし、それでは勤労者で直ちにそれが手が出せるかというと非常に難しい面もあります。

 したがって、坪数も少なく60坪ぐらいで、価格は1坪当たりの単価が多少高くても、そういった全体トータルでみると安くなるという形の考え方はないだろうか。仮に坪25万として、これが60坪の区画で約 1,500万円、それで 2,000万の家を建てると 3,500万、トータルでは約 1,000万から 1,500万の安さになるわけでございます。そうした今後市としての対応が必要になってくると思いますので、この勤労者の宅地供給事業についての取り組みがどうなされていくか、あるいはその点についてのお考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。

 4番目の第4次総合計画の推進と“ハイコンプレックス21”構想の進捗についてでございます。

  (1)の第4次総合計画の強力な推進と新たなる方向ということでございますが、現在の第4次総合計画の中での大きな取り組みの中の目玉は、市民病院とハイコンであろうというふうに思います。市民病院については4万坪の用地が買収され、そこに現在、建築のための手段がとられておるはずでございます。しかし、この地においても、やはり現存の考えられる最高の粋をもって臨まれると思いますが、もう一度、病床だとか、あるいはそれに対する附帯施設の検討をされ、よりすばらしいものにしていただくことをお願いすると同時に、“ハイコンプレックス21”につきましては、先ほど建設省の都市拠点整備事業の認定を受けたという企画部長の話もございました。したがいまして、これは言ってみれば、国家が認知した建物になるわけでございます。

 現在、岡崎市の中では、この地域において駐車場が 700台、そして大手門の建設、せせらぎ、そして城址公園の整備と進んでおるわけでございます。しかし、この問題はただ単に整備をするだけで済む問題ではございません。ハイコンというのは、要するに母屋でございます。城址公園の中のそういった駐車場あるいは地下ネットワークを進めるについても、あくまでもこれは附帯事業であり、附帯設備になってくるわけでございます。したがいまして、先ほど市長の答弁の中でもありましたが、慎重な上にも早く促進したいというお言葉があったわけでございますが、康生回廊構想と結びつけた新たなる方向での進捗を促進する必要があるのではないかというふうに思うわけでございます。要するに、建設省の都市拠点整備事業の中での進め方、今後どういう形で進めていくのかということをお尋ね申し上げます。

 以上をもちまして第1回目の質問とさせていただきます。

     (12番 中根義一君 降壇)



○議長(岡村秀夫君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) 最初の第2東名の進捗についてでございますが、環境影響評価準備書の説明会がなされたのが平成2年の10月22日から24日まで、3会場で行われました。これらの結果を踏まえまして、環境影響評価の縦覧が平成3年の7月15日から8月15日まで行われました。その後、国土開発幹線自動車建設審議会、いわゆる国幹審でございますが、この議を経まして、平成3年の12月3日に整備計画の決定がなされました。その整備計画を受けまして、建設省から道路公団に対しまして、平成3年12月12日に調査指示がなされております。現在、道路公団におきまして、環境アセスのルートを中心に幅 400メートルの間の道路、河川、水路、文化財等、調査中でございます。今後の予定といたしましては、現在行っております調査結果を建設省に報告いたしますと、その調査結果に基づきまして建設大臣から道路公団に施行命令が出されます。施行命令を受けた道路公団は実施計画を立案し、建設大臣の認可を受け、その後、路線の発表、測量調査、設計協議、幅杭の設置といった手順を踏みまして、用地の取得にかかるということになります。用地の取得ができますれば、当然工事に入るわけでございますが、先ほど言われましたように、21世紀初頭を目標にということで進んでおるところでございます。

 それから、一つ飛びますが、近接都市計画道路の見直しと促進についてでございます。本市の市街化調整区域の東北部におきます外側を回る都市計画道路といたしましては、議員のお話のように、奥殿線、南大須鴨田線、秦梨線の3路線が決定されておるわけでございます。市街化調整区域のうち、特に山間部におきます道路網につきましては、非常に地形の影響を受けるわけでございます。県道、市道、林道、都市計画道路といったようなものすべてを総合的に見まして、その整備ルート、手法、時期等を考えていかなければならないかと思いますが、第2東名の路線発表、設計協議等がなされた時点で検討してまいりたいというふうに考えております。

 それから、大きい2番の井田町線の関係でございます。真福寺川と青木川の間における区間につきましては、延長が約 880メートルということでございます。用地の取得は約68%が完了いたしております。この中で聾学校がまだかということでございますが、今後ともお話を進めていきたいというふうに考えております。道路の改良の予定といたしましては、今年度、真福寺川の橋梁の下部工事を行いまして、平成5年度以降、橋の上部を施工いたします。そして、北の方から改良工事を進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(萩原勉君) 質問事項の大きい1番の (2)についてお答えを申し上げます。

 議員御指摘のように、いよいよ本格的な高速交通時代になり、本市及び本市の周辺にも第2東名、それから伊勢湾岸道路だとか、いろいろ計画がされており、こうした中で本市といたしましても、このような計画された道路との接続の強化だとか整備促進を図るとともに、これらの道路網と単なる通過車両でなく、また交通のハードとしてではなく、地域の特性、活性化等を目途とした位置づけについて検討をする必要があるのではないかというような御質問の趣旨かと思います。

 先ほど議員おっしゃったように、全国では22カ所が計画、要望がされているという状態でございますが、本市につきましては、この構想について都市公園などを設置し、人々のレジャー、レクリエーション、いわゆるレクリエーション基地、オアシスとしての位置づけ、また地域の特性、環境等も、各沿線で計画されておる中には、やはり地域の環境、特性というものも十分生かされての検討かと思います。岡崎市にいたしましても、こういった新しい構想につきまして、今後、研究、検討を進めてまいりたいと存じております。

 続きまして、大きい3の (1)の三世代宅地供給事業についてでございますが、先ほど議員の方からお話のありましたように、6.14倍ということで、予想しましたより非常に関心が高かったと、かように存じております。この中で中心となると申しますか、一番申し出の多かったのはどの辺だというようなお尋ねでございますが、世代別には二世代が 315件、67.5%です。それから、年齢別には、20から30歳代が 263件、56.3%という状況でございました。それから、今後の進め方でございますが、4区分で第1次の申し込みをしておりますが、これをそれぞれの4区分への区画数割りと申しますか、これを9月の中旬までにつくりまして、10月上旬に公開抽選というような予定で、年内にはきちっと当選者を決めていきたいと、このような計画を立てておるところでございます。

 それから、次期候補地等についてはどうかというお尋ねでございますが、現在、二、三カ所について候補地を絞り、調査、検討を進めておるという状況でございます。

 続きまして、勤労者向けの宅地提供の考え等はどうだというお尋ねでございます。今回の開元の里の応募状況の中から見ますと、先ほど申し上げましたように二世代の方が60%を超え一番多かったということ、それから、受け付けの中で、安い宅地の供給についていろいろ考えてほしいというような意見も多々ございました。今後、安く広い土地を提供する、いわゆる世代宅地と、また先ほどお話もございましたが、狭いが取得しやすい勤労者向けの宅地の提供、この両面を今後考えてまいりたいと存じております。

 続きまして、第4次総合計画関係と“ハイコン21”構想の進捗についてということでございます。

  (1)の総合計画の推進でございますが、岡崎市第4次総合計画につきましては、平成13年度を目標に基本構想、基本計画の主要事業が盛り込まれているものでございまして、21世紀を展望した明るい住みよい豊かな岡崎市実現のために計画がされ、それぞれ各分野において進められている状況でございます。これらの事業の計画推進に当たりましては、当然、技術革新だとか高度情報化、国際化、長寿化といった社会情勢の変化に、また市民ニーズの多様化等を的確に把握して進める必要があるということから、岡崎市では3年間のローリング方式による実施計画を策定し、進めているところでございまして、今後も市民要望、財政事情等も踏まえまして、事業の見直しも含め、毎年度ローリングしながら実施計画の推進に努めてまいりたいと、かように存じております。

 次に、“ハイコン21”につきまして、大久保議員の御質問にもお答えを申し上げておりますように、また市長からも御答弁がございましたし、それから議員の御質問の中に、都市拠点総合整備事業についてという御質問が主ではないかと存じますので、このことについて御説明を申し上げます。

 “ハイコン21”計画の推進について要望をしましたのが都市拠点総合整備事業でございまして、都市の開発可能な地を活用して地域の個性と創意工夫を生かしつつ、地域社会の中核となる新たな都市拠点の形成を推進するため、高次都市基盤施設、公共施設の整備等を総合的に行う事業に対する補助制度でございまして、本市もこの制度の適用に向けた国の理解も得られたところでございます。さきに大久保議員からの御質問のお答えの中でも、今後、社会情勢、経済情勢、金融の情勢等、大きく変化しつつございますし、また民間における事業対応も大変厳しい中でございます。今後も、さきに述べました建設省事業である都市拠点総合整備事業の採択に向けて、周辺の関係者ニーズも踏まえ、また国県の指導や援助等も検討しながら、慎重に進めてまいりたいと、かように存じております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 12番 中根義一君。



◆12番(中根義一君) お答えいただきました中で、二、三点、第2質問をさせていただきます。

 井田町線につきましては、本年度、橋げたをつくるということで、平成5年度から橋げたをかけた後、供用に入っていくわけでございますが、橋をつくっただけでは道路というのは通れないものですから、橋げたをつくると同時に、橋をかけたと同時に、現道までのタッチということで、用地買収ではなくて、早急に工事にかかれるような状態も検討していただけないかということでございます。この点についてどのように考えておられるか、質問させていただきます。

 そして、ハイウエーオアシスの件でございますが、これは岡崎市としては都市公園的な要素を持ったものを考えていくという今のお答えでございましたが、今後、やはり一つには、インターチェンジ的な要素も果たしていくのではないかということで、あわせて、その周辺の道路整備等も十分考えていく必要があるのではないかということを思いますので、そこら辺の考え方をお聞かせ願いたいと思います。

 そして、勤労者の宅地供給でございますが、これはぜひ進めていただきたいというふうに思っております。

 それから、第4次総合計画の中で、3年ごとのローリングをしていくということでございますが、3年ごとのローリングと同時に、5年スパンぐらいの考え方を持っていく必要があるんではないかというふうに思います。そういったことのお考えがあるかないかということについてお尋ねをいたします。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) 最初の井田町線の関係でございますが、平成5年度に橋梁の上部工ができ上がる予定をいたしておりますが、当然道路の改良もあわせて進めるわけでございまして、北の方から約 350メートルほど行きますと、聾学校のところで現道にタッチするわけでございまして、その改良事業について今鋭意努力をいたしておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(萩原勉君) 先ほどの大きい1番の (2)でございますが、ハイウエーオアシスについての位置づけとしては、都市公園などを設置することによって、人々のレジャーだとかレクリエーションなど、いわゆるレクリエーション基地として位置づけがされておるということでございまして、本市といたしましても、こういったことを踏まえまして、地域活性化等の拠点として特性あるものを研究、検討していきたいと、かように改めて考えを含めまして申し上げておきたいと思います。

 続きまして、勤労者向けの住宅地を進めてほしいという御要望ですが、先ほど申し上げましたように、安く広い土地の提供、それから求めやすい五、六十坪の勤労者向けという、今後両面の調査、研究等もしてまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。

 それから、大きい4番の3年のローリングではなくて、5年目の、5年と申しますとちょうど折り返し地点になるわけですが、このときに、また3年のローリング以外に考えはないかというようなお尋ねですが、今後、実施計画の査定また内容等も含めまして、こういったことも十分検討しながら、今後の実施計画に当たっていきたい。現在、各課に実施計画の提出依頼がしてございますので、今後、そういった見直し等も含めて進めてまいりたいと存じております。よろしくお願いいたします。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) いろいろ広範囲にわたりまして、新しい構想も御提案の上の御質問でございまして、おおむね各担当部長からお答えさせていただきましたが、若干私からお答えさせていただきたいと思うわけでございます。

 まず、第1問でございますところのハイウエーオアシスの問題、これは高速道路におきましては、なるほど全国的な構想の中に、一部担当といたしましてのこの構想が出ておることは事実でございましょう。同時にまた、既往の高速道路、あるいは国道等に対しましては、道の駅という構想が出ておるわけでございます。これらのハイウエーオアシスの構想と道の駅という構想、こういうものが新しく出てきたということでございまして、これらに対しましては十分、今後の新東名の着工あるいは基本計画、これらと相まちまして、功罪を十分調査した上で考えていきたい、こういうことでございます。我々といたしましては、本市の実情等を考えた上におきまして、非常にいいことが多いということであるならば、十分ひとつこれを入れていきたいと思うわけでございますが、慎重に検討をしていく必要があろう、このように申し上げておきたいと思うわけでございます。

 それから、もう一つ、勤労者向けの住宅の関係につきまして、中根義一さんからの御提案でございまして、私は実はほっとしたわけでございます。実は、三世代宅地供給事業を出しました一つの現況の中におきましては、土地が安いけれども面積がある、こういうことでございますから、これは買いにくい、広過ぎる、こういうものが当然出てまいりますが、今度は逆に、受けていただきます地元に対しまして、一般の土地を買えない人ばっかりが集まってしまう、こういうことが言われるんじゃないかという心配があったわけでございます。しかし、大変御認識を賜りまして、そういう50坪程度のことがいいんじゃないかと、私も実は必要であろうと思うわけでございまして、ぜひ進めてまいりたいと思いますから、よろしく御協力を賜りたいと思うわけでございます。

 それから、最後でございましたが、第4次総合計画につきまして、5年をスパンにおきまして見直してはどうかと、これに対しまして、今担当部長は、私が聞いておりましても、何かわかったようなわからぬような気がいたしますから、私から総体的にお答えさせていただきますが、これは5年スパンで見直すということでなくて、見直しが必要な社会経済情勢があるならば、3年であっても5年であっても7年であっても見直さなきゃならない。これが岡崎市におきまして、過去におきまして総合計画を見直してきた経過でございますから、社会的な構造変化におきまして、必要なときにおきましては見直していく、こういうことでひとつ御理解を願いたいと思うわけでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 12番 中根義一君。



◆12番(中根義一君) 市長からもお答えをいただきまして、おおむね理解をするわけでございます。

 ただ、総合計画につきまして、2番目のハイコンのことでございますが、ただハイコンのみではなくて全体計画、要するに今現在、公園の地下駐車場を建設に向けて進んでおるわけでございます。そして、大手門等もでき、あの一角というのは、一つには大きく変わろうとしている中で、今回、建設省の都市拠点総合整備事業の認定を受けたということは、とりもなおさず、今後これは進めていかなきゃならないということであろうと思うわけでございます。もう一つは、岡崎市には川の対岸にダイエーが進出しようとしている現状がある。あるいは戸崎町にはジャスコが出ようとしている。そして、西友はもうじき開店をしようとしているのが現実でございます。そういうものと相まって、あそこへただ単に百貨店を持ってくればいいんじゃないかという考え方は余りにも安直過ぎるのではないかというふうに思うわけでございます。

 したがって、今後の進め方というのは、やはり市長もそこで、慎重な上にも促進をしたいという言葉の中には、かなりそこら辺を含んでいるのではないかなというふうに理解するわけでございますが、そうした大きな多岐にわたっての考え方を一度しなきゃならない時代が来るだろうというふうに思うわけです。これはいってみれば、昭和62年から発表されて、今日までで5年を経過しておるわけでございます。しかし、今後この問題は、5年前の計画と今後このまま進める計画とは大きく変わっていかなきゃならない時期が来るのではないかなというふうに思うわけでございます。こういった岡崎の情勢の変化、要するに先ほど言われました第4次総合計画も当然、7年で見直すものは見直す、2年で見直すものは見直す、そういったお考えを提案されたわけでございますので、これについても十分なる検討をいただきたいというふうに思うわけでございます。

 特に、そういったことで、一度見直すためには、総合的な分野に立って、ある意味では、一つの室をつくっても、このハイコンからすべて都市計画の関係上を調べて、あるいは調査し、そしてどう進めていくかということの1室をつくってもいいのではないか、そういう時代が来るのではないかというふうに思うわけです。例えば、中央総合公園事業室というのがあるわけでございます。この事業室は総合公園に対する考え方、各課分担してやるのではなくて、公園というものを全体計画の中でどう進めていくかということでこの事業室というのがあるわけでございますので、こういった要するに康生地区の再開発と申しますか、そういった大きな観点に立って、もう一度これを見直す必要がある。それは周辺の百貨店あるいはスーパー等の進出状態も十分懸案した中で、どう岡崎市は対応していくべきかという、そういう検討をするときが来ているのではないかというふうに思うわけでございます。

 したがいまして、今後、こういった一つの考え方をきちっと整理していくということが、私たち市民にとって一番わかりやすいだろうというふうに思うわけですので、そういったことのお考えはいかがかということを質問させていただきます。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) お説のように、“ハイコンプレックス21”の構想等に対しましては、一番大きな問題というのは、やはり社会的な要望と経済的な陳腐化の現況の中におきまして、残念ながら相当見直さざるを得ないという客観情勢を私は感じておるわけでございます。これを踏まえまして、さきの私の施政報告の中にも細部にわたりましての私の考え方を網羅させていただいたわけでございますが、今のお説のような問題というのは当然あろうと思うわけでございます。ただしかし、早急に室をつくる、こういうことは一つの構想がまとまって、これを推進していくと、こうなるわけでございまして、我々といたしましては、慎重にこれらの全体構想、ただいまおっしゃいましたような問題等に対しまして、実に 100年の構想になるわけでございますから、私はむしろ若干の時間をいただき、そしてまた議会の御理解を得る中におきまして、十分に詰めてまいりたい、このような考え方を重ねて申し上げておきたいと思うわけでございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 暫時、休憩いたします。

             午後3時15分休憩

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△加藤繁行議員の質問

             午後3時26分再開



○議長(岡村秀夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 2番 加藤繁行君。

     (2番 加藤繁行君 登壇)



◆2番(加藤繁行君) 光陰矢のごとし。時の流れは水の流れのごとく、川辺をさわり、底を打ちながら、さらさらと流れいく。そのうちに気がついてみれば、はや大河に至れる。我々もその任期残すところわずかと相なったわけでありまして、今こそ、さようなら、さようなら、任期最終の本会議と相なったわけでわけであります。

 そこで、私は私なりに、締めくくりというようなことを含めまして、今日までいろいろとお尋ねをした事柄の中から、あるいは確認をさせてもらいたい事柄等々につきまして、通告いたしました順に従って質問をさせていただきたいと思います。

 まず最初に、先人だれもが成し得なかった4選を立派に果たされました市長にまずもってお喜びを申し上げるところであります。人間えてして全知全能をもってきわめつけの難関を乗り切ったとき、ふっと気の抜ける、そういう状況に陥ることが間々あるわけであります。そこで判断を誤ると、再び危機を招いてしまう。高校野球など見ておると、そういうことがよくあるわけであります。ファインプレーも凡プレーも気というものが心を操り、心が身体を動かす。そういう人間の仕組みの中で、気の張りぐあいが分かれ道に相なるわけであります。その点、市長、気の張りぐあいが非常にいい。感心をしたところであります。気の張りぐあいは、弓の弦のごとく、張り過ぎればさおが折れ、張らな過ぎれば役立たずということであります。ほどよき張りぐあい、これで10月に相立ち向かえれば、百戦して危うからず。ただし、ほどよき張りぐあいというのは目に見えませんから、これが世の無情であるわけであります。市長は昨日、着任初の所信の表明の中、「初心に立ち返り、地域市民の皆さんの声に耳を傾け、21世紀に対応するまちづくりに邁進する」と、かなり気を入れられましての御発言がございました。その際、「政策の見直しも含めて」とつけ加えられたわけでございます。

 そこで、お伺いするわけでありますが、市長の今後の市政の進展は、過去12年間の軌跡あるいは足跡等々を踏まえる中、一味乗せたまちづくりの意欲というものを感じたわけでありますけれども、その点につきまして、今後の市政、そして21世紀に向けての対応につきまして、その抱負をお聞かせいただきたいと思うわけであります。

 次に、市庁舎の件でありますが、これも時々話題に乗る事件でございます。市庁舎は市民の皆さん方の生活の拠点の場でなきゃならぬわけであります。また、情報の発信地でもあるわけであります。そのためには、施設そして機能の充実、そして市民の皆さんのシンボルとしてのたたずまいが確保されなければならないわけであります。

 そこで、本市は市民ロビーの改良、改築を初め、1階部分の改修等々努力をしつつ、かつまたあわせまして、機会あるごとに周辺の用地の確保も積極的になされているわけであります。また、エリア内には福祉会館、そして立体駐車場、これも建設の運びになったわけであります。加えまして、次に庁舎の中を見ますれば、これは手狭という感を禁じ得ないわけでございまして、特に北庁舎の過密状態は、作業能率、市民サービスに差し支えるのではないかと思われる点もあるわけでございます。

 そこで、お伺いするわけでありますが、今申し上げました福祉会館あるいは立駐、この配置、完成等々と対置をいたしまして、いささかの計画があるやに仄聞をいたしておるわけでありまするが、その点の一段としての計画があればお知らせいただきたいと思います。また、将来に向けての理想的な庁舎はいかなる考え方を持っていらっしゃるのか、構想等があればお聞かせをいただきたいと思うわけであります。

 次に、東岡崎です。市庁舎が市民の皆さんのシンボルとするならば、東岡崎の駅は本市の一つの顔であり、玄関であるわけであります。東岡崎並びに周辺整備の見通し、これは前回も質問があったわけでありますが、最後でございますので、お伺いをさせていただきたいと思うわけです。まずその一つは、駅南線の整備の進捗状況、それからいま一つは、駅北側の整備とリバーフロント構想の見通し、まずもってこれについてお答えをいただきたいと思います。

 次に、さきの本会議で御質問をさせていただいたわけですが、鹿乗の活性なるか、矢作地区の浸水避け得られるかというテーマで、実は鹿乗川のずっと下にあります安城地内にあります木戸のポンプ場の活用について質問をさせていただいたわけであります。いろいろ調査をしていただくということに相なっておりましたので、ただしこれは行政区も違いますし、事業主体も農発というような上部官庁ということもありまして、調査そのものも非常に手間取るであろうとは思うわけでありますけれども、何か明らかになった点があればひとつお知らせをいただきたいと思います。

 それから、運動広場の件でございますが、今聞きましたら本市の人口は、7月末現在で31万 5,755人ということであります。住みよいまち岡崎づくり、これを本市は進めておるわけでありまして、その本市に市外あるいは県外から移り住まわれた方々が、かなりその世帯もいらっしゃるであろうと思うわけであります。ちなみに、私の住んでおります村というですか、町というですか、 600戸ぐらいですが、申し上げますと、現在の町の全戸数は、生えつきの方の10倍以上になっているわけです。大変な進歩発展ということに相なるわけでございます。もちろん、地域差はございますけれども、いずれにいたしましても、そういう状況というのはあちこちにあろうかと思うわけであります。旧来の人、そして新しく来られた人々、その方々の交流と融和こそ、その居住拠点におけるまちづくり、暮らし向きの向上、これに欠かせない大きなことであるわけであります。このコミュニティーの最大の媒体と相なりますものは、やはりスポーツであろうと私は確信をするわけであります。スポーツで顔を知り、スポーツで話し合い、スポーツで家族づきあいと、そんなふうに輪は、これを媒体として大きく、今までも、またこれからも広がっていくことであろうと思うわけであります。

 そこで、1学区1運動広場の具現化、この重要性というものが大きくクローズアップされるところであろうと思うわけです。いつか少し前、この問題を取り上げまして質問をさせていただいておるわけですが、今日、地権者が運動広場を提供されるとするならば、その地権者に対する対価措置はどのようになっているのか、いま一度ひとつお聞かせをいただきたいと思います。

 以上で第1回目の質問を終わります。どうも御清聴ありがとうございました。

     (2番 加藤繁行君 降壇)



○議長(岡村秀夫君) 総務部長。



◎総務部長(柴田敏夫君) 2番目の市庁舎の問題についてでございます。本庁舎が建てられましたのが昭和46年10月でありまして、ちょうど21年目になります。北庁舎については昭和33年12月に建設されまして、昭和44年10月に拡張部分が完成いたしまして、それからでも23年目となります。岡崎市の人口も本庁舎建設時には21万 2,000人余でございましたが、現在、8月1日で31万 5,755人となりまして、総合計画におきましても、平成13年には35万 6,900人を予想しておりまして、部や課の組織とか職員等も若干増加いたしてきております。議員おっしゃるとおり、行政需要の増加とか、そういうこともありまして、事務室のスペースも狭隘になってきておることも確かでございます。ことし着工が予定されております福祉会館につきましても、福祉活動の拠点となる施設でありますが、一部の事務部門につきましては、これを移動させるよう検討に入っておりますが、市庁舎の全体面積の不足の緩和にはなるというふうに思っております。

 また、市庁舎整備には周辺用地の未買収の早期解決が第一でございまして、今回、完成が間近となってまいりました立体駐車場、建設を始めます福祉会館の着工が間近いわけでございます。これらも全体構想案の中で具体化したものでございまして、今後も庁舎整備計画を詰めてまいりますとともに、議会の御理解をいただきながら整備を進めてまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(岡村秀夫君) 都市施設部長。



◎都市施設部長(山田光春君) 3点目の東岡崎駅及び周辺整備の見通しについてでございます。そのうち2点の御質問があったわけでございますが、初めの1点、東岡崎駅南線の整備はどうなっているか、こういうことでございますが、現在の進捗状況は、南線につきましては、延長 460メートル、幅員12メートルから16メートルで、事業年度は昭和62年から平成5年度まででございます。用地買収としまして、対象の面積は 4,000平米でございます。そのうちの 2,604平米を買収いたしておりまして、現在、進捗率は65.1%でございます。

 続いて、2点目の駅の北側の整備とリバーフロント構想の見通しについてどうか、こういうことでございます。駅の北側につきましては、現在、県西三河総合庁舎の建設に合わせまして、今年度は昨年に引き続きまして、乙川左岸堤線の調査、測量を行っていきたい、かように思っております。また、リバーフロント構想につきましては、河川の空間活用について、河川部局の意見が非常に厳しいのが実情でありまして、立地条件を理解していただくために、今も引き続き粘り強く交渉しておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 建設部長。



◎建設部長(杉田勇雄君) 木戸ポンプ場の治水対策上の可能性の調査結果についてお答えいたします。

 まず、現在、調査、検討途上でございますことをお断り申し上げまして、お話を申し上げます。

 6月議会終了後、7月2日に現地を調査いたしました。この湛水防除事業の建設の概要は、御高承のとおり、流域面積 4,303ヘクタール、受益面積が 1,448ヘクタールでございまして、排水機毎分 300立米、これは秒に直しますと、1秒に5トンの排水能力を有する排水機が3台、イコール15トンの排水能力を持っております。排水路は幹線が 2,702メートル、西支線が 2,945メートル、東支線が 2,683メートルでございます。施設は第1期事業としてポンプ場の建設が39年から43年度の5カ年、第2期事業として排水路の建設が45年から56年、12年間を要してそれぞれ国庫補助事業で県営にて建設が完了しております。総事業費は18億 1,511万 4,000円と聞いております。施設の運営につきましては、安城市、岡崎市、豊田市、及び明治用水土地改良区の4団体の負担金で執行しております。ちなみに昨年の運転状況を調べましたが、平成3年8月31日の台風14号、9月14日の台風17号、9月19日の台風18号、11月28日の大雨、4回の運転をしております。

 なお、御高承のとおり、ポンプ場の事業の目的は、農地の湛水防除を目的に築造されたものであります。現在の幹線排水路は平坦地を流下しておりまして、排水機場の給水位、いわゆるポンプを運転する水位を下げた場合、低下させて運転した場合、水利学上はどうかということを考えるときに、一般的には排水路水位というのは上流に向かうほど、等流水位、これは河床勾配と同じ水位勾配になってくるということが言われております。それに近づきまして、初め給水しましたときには、不等流で、吸ったところが低くなりますが、長い距離行きますと、これが等流の水位になって、河床勾配と同じ水位になってくるのが常識的な考えである。運転水位を低下させて稼働したとしても、効果は余り期待できません。

 現在の木戸ポンプ場の規模をいいますと、規模については比流量という言葉であらわしておりまして、ある地点の流量を、その地点までの流域面積で割ったもの、これを比流量と申しておりまして、これが大きくなるほど危険な地域と、例えば5だとか6という比流量、これは 100ヘクタール当たりの5、3、2、1という数字になっております。これが大きいほど非常に危険な場所ということで、河川あたりではそういう言葉を使っております。この木戸ポンブ場の比流量を計算しますと、先ほどの流れる量を面積で割るわけですから、15トンの排水能力がありますから、15トンを受益面積 1,448、いわゆる 14.48キロ平米で割りますと、1近い数字になります。1というのは湛水防除で使っておる数字が排水機場として大体1ぐらい使っております。しかし、治水対策におけるポンプの規模としましては、水田で2ないし3立米/キロ平米、 100ヘクタール2から3という数字が排水規模としては実際の治水対策としては必要ではないか。それから、市街地におきましては、5ぐらいの数字が一般的に使われております。ということから、1の比流量の排水機場の能力しか現在ありません。そのようなことから、非常に治水効果はポンプ場のみでは期待できないではないか。

 しかしながら、今後引き続きまして、水利学上より可能性について調査、検討をしてまいりたいと思いますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 教育次長。



◎教育次長(佐野欽也君) 5番目の学区運動広場の現行借地対価でございますが、現行では固定資産税の相当額を借地料としてお支払いをしまして、お礼といたしまして報償金を借地料10万円未満の方は 5,000円、10万円以上の方は1万円をお届けいたしております。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 第1問でございますところの私の4選に対しますところの決意と抱負ということでございますが、今おっしゃいましたように、気の張りぐあいは極めてよろしいと御評価を賜りましたが、なかなかそういかぬわけでございまして、疲れがなかなか取れないというのが、やはりこの年でございますから、慎重な中にも適当な張りぐあいを堅持していきたいな、こう思っておるわけでございまして、よろしくひとつお助けを賜りたいと思うわけでございます。

 私は、21世紀に対します抱負といたしましては、特別に御立派なことを申し上げるということよりも、私は8月17日の初登庁におきまして、職員に申し上げたのは、新しい21世紀を担当するとなってまいりますと、内部的には若手の職員、いわゆる係長補佐クラスの若手の職員の発想というものを十分にひとつ盛り上げていただくような、そういう組織を検討していきたい、こういうことを申し上げたのが私の今期の初登庁の一つの内部的な指示であったわけでございます。それは何かと申し上げますと、新しい21世紀に対しましては、内部的にも若い職員の発想、考え方、こういうものを原点に考えていきたい、こういうことがあえて申し上げるならば、21世紀に対する私の一つの抱負の原点になろうと思うわけでございまして、これらに対しまして、内部的に十分詰めてまいりたいと思うわけでございます。

 それから、部長がお答えさせていただきましたが、二つ目の市庁舎問題等に対しましては、加藤議員さんお知りかと思いますが、完成年度と都市の人口を申し上げましたが、実は市庁舎を計画いたしましたのは、ちょうどいわゆる18万の岡崎市の人口のときに、この市庁舎の新館を計画したわけでございまして、そうしますと、当時18万の時代におきまして、30万になりましても十分対応できる市庁舎を先輩はつくってくれたわけでございますから、我々も新しい時代に対しまして申し上げるならば、50万都市ということを想定したような配置を基本的に考えていかないといかぬじゃないかな、こういうことを私は気持ちの中に持っておることも申し添えておきたいと思うわけでございます。

 ただしかし、広くすればよろしい、大きくすればよろしいということのみではないわけでございます。なかんずく、本庁等へ参られますと、非常に危惧に感じますのは、あれほど狭い、机のすき間がないほど、あのところでほとんどの本庁の各部局というのは生活し事務をとっているわけでございます。そういう意味からいきますと、地方の方がまだゆとりがあるはずでございますが、それぞれの行政需要との関係もございますから、私は本庁の職員のあの過密をあえて肯定するという意味ではございません。基本的にはやはり50万都市に対応した一つの構想は持ちながら、逐次これらに対しまして、用地の問題あるいはこれを建てますところの施設と将来構想、こういうものを順に詰めながら進めてまいりたい、こういうことが一つの行政の基本である。こういうことを信じまして進んでおるということだけは申し添えておきたいと思うわけでございます。

 以上、私からお答えさせていただきました。



○議長(岡村秀夫君) 2番 加藤繁行君。



◆2番(加藤繁行君) それぞれお答えをいただきましてありがとうございました。

 まず、市庁舎の問題は今市長が将来を見越しての御発言がありまして、本庁舎の例を挙げられての御答弁でございます。そのとおりだと思うんですが、末端自治体は市民の皆さんの出入りも非常に多うございますので、その点が若干違っておるという点もあろうかと思いますので、当初申されました路線の中でひとつ大いに研究、検討して、次は私らはどうなるかわからぬけれども、ひとつぜひ頑張っていただきたいと思います。

 その次、東岡崎駅周辺の関係ですが、それぞれに事業進捗のために努力していただいておるわけですが、これは今のお話ですと、南線ですけれども、かなり用地買収も進んでおるわけですが、いかがでしょうか、事業年度内に完了するという見通しについてはどのような押さえをしていらっしゃるのか、その点をひとつお伺いしたいと思います。

 それと、鹿乗川の件でございますが、まだ途中と言われて、今日的段階の中でしっかり調べていただきまして、御苦労さまでございました。今の段階ですと、なかなか頭の中で考えたようなわけにはいかないというような点も多々あるようであります。結局、木戸のポンプ場の排水は、何を出すかというと、鹿乗川に並行して走る幹線の水を吐き出すというところにその任務を持っておるやに、構造を見ますと思うわけです。したがって、鹿乗本流の水をあのポンプ場で排水するということではないなと、構造上、素人ですけれどもそんな気がするわけです。

 しかし、現実の問題として今御報告がありましたように、少なくとも1分間に 900立方、そうすると10メートル、10メートル、9メートルの升になるんじゃないですか。それだけのものが1分間に矢作川に出るということになると、10メートル、9メートルでもいいですが、鉄筋で言いますと4階建てか5階建て、そこまでいかんか知らぬですが、かなりの水の量が、とにかく排水できる能力があることは事実でありまして、それも4日しか運転していない、これも事実であります。そうはいいながら、距離もありますし、「水の流れはさらさらと」と先ほど申し上げましたけれども、まさに本質的にはそういうことであろうと思うんです。しかし、鹿乗川の本流の水をもう少しポンプ場の方に誘導できる、そういう構造的な変革ができれば、私は何とかなるじゃないかなと思うわけです。

 また、もし機会があれば聞かせてもらうかどうかわからぬけれども、ちょっと2点ばかり調査事項をお願いをさせていただきたいと思います。

 まず一つは、東鹿乗、西鹿乗の合流点で、それぞれの側線排水路が特に西の側線排水路が合流点で東の方へサイフォンで合流をいたしまして、そこで幹線となって一直線にポンプ場へ行くわけであります。その川幅はまさに8メートル、鹿乗本流とそんなに変わらないコンクリートの立派な川であります。そこで、本流の水をまだそんなに水位が上がらぬうちに、そこで本流の水を西鹿乗の側線の水だけではなくて、鹿乗の本流の水をそこで幹線に放流することができぬかどうか。そうすると、かなり距離も短くなって、効率もよくなり、効果も考えられるんじゃないかと思うことが1点。

 それから、先ほど申し上げました鹿乗本流の水をポンプ場へ誘導することができるかどうか。写真を撮ってきて見てみると、全く鹿乗本流の水をかえって入れないようにするような島ができておりますから、これは自然にできた島か、その思いでつくったのかわかりませんが、これを見てみると、途中までコンクリートで、あとは自然と堆積した土があって、その上に草が生えておる。本来は、これをカットしなきゃならんじゃないかと思うわけです。その点をひとつぜひ、また機会を設けて調べていただきたいと思いますが、ひとつそこら辺のお答えをいただきたい。調べてくれるかどうか、念を押しておきたいと思います。

 それから、運動広場でございますが、先ほど申し上げましたように、本市は各般にわたってそれぞれ重要な施策があるわけでありますけれども、その中で忘れることのできない一つの大きな施策は、この運動広場も入ろうかと思うわけであります。

 今生産緑地法がしかれまして、生産緑地にした方は税金もそのままということに相なるわけですが、生産緑地にせずに、市街化区域で現在、実際農地でやっておって、生産緑地にするのは30年も農業をやらないかんでどうもならぬといってやめて、申し込みをせんで、かといって、なかなか有効活用も非常に難しい。ちょっと手当てがあれば市へ貸してあげてもいいなというような方もところによってはいらっしゃるのではないか。特に、矢作六ツ美、矢作西部、南部、この辺は田園地帯が町になったわけでありますから、まだまだ空地もたくさんある。川東はそれなりに都市施設として運動広場並びに公園も立派に整備がされておるという状況の中で、やはり土地柄に合った政策、1学区1運動広場といいながら、やはり土地柄に合った対応をやっていってもらうというような考え方でぜひ対応してもらいたいと思うわけです。

 それには、今言われたように、公課相当量というのは、それは当然ですけれども、それに対して報償金がいくらのことにもいってみれば安いじゃないか。もちろん、運動広場と申しますと面積も大きゅうございますし、建物を建てるわけではありませんから、現在行われております学区市民ホームだとかこどもの家というような積算基礎でやってくださいと言っておるわけじゃなくて、一段としてしかるべき算定方法を編み出していただきたい、こういうふうに思うわけですが、その点ひとつ、いま一度御見解をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(岡村秀夫君) 都市施設部長。



◎都市施設部長(山田光春君) 東岡崎駅南線の事業年度内の完了はどうか、こういうことでございますけれども、現在、進捗をしておりますペースは、国庫補助金がついてまいります作業量についてはやっとやっておるというのが現状でございまして、各それぞれの買収地主、非常に立地条件のよい場所に住んでおられます。それで、現在においてはそれぞれがそういう場所の代替用地を希望される方が多くなってきております。通常の用地買収でございますと、その土地を買えばよろしいと、こういうことになるわけですけれども、現在、そういうように代替用地ということになりますと、東岡崎駅南線、非常にいい場所でございますので、なかなか代替用地も難しいということで、今後のことを考えますと、多少事業年度は延長せざるを得ぬではないか、このように考えております。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 建設部長。



◎建設部長(杉田勇雄君) 今の2点については調査をさせていただきます。

 それから、その問題について非常に難しい問題があろうかと思います。というのは、農林水産行政と建設省の行政との多行政でございます。その辺が非常に、調査して果たして鹿乗川の水を水路に乗せることができるかどうか、これについても今後十分関係省庁と協議していかなければいかん問題であると思いますが、調査をいたします。

 以上でございます。



○議長(岡村秀夫君) 教育次長。



◎教育次長(佐野欽也君) 学区運動広場の現行賃借料の見直しにつきましては、御質問の御趣旨を踏まえまして、十分検討させていただきます。なお、今後も新しい地主の御協力を得られる方策も考え合わせながら検討いたし、事業の推進に努めてまいります。



○議長(岡村秀夫君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私から今の最後の1学区1運動広場の新しい構想等に対しまして、ただいま教育次長がお答えいたしましたように、今後ともに地域の実情に合わせた方向等を積極的に検討していきたい、こういうことでございますが、その具体的な問題は何かと申し上げますと、実はある市におきまして、休耕田に盛り土をして多目的の広場をつくる試みがされまして、営農スポーツ広場設置事業、こういうことで執行しておられるようでございます。これらに対しましては、言うならば、輪作と転作等をうまく持ち合わせながら、休耕田を活用していくという方向でございまして、例えて申し上げるならば、こういう方向につきましても研究を命じておる、ここまで私から申し上げておきたいと思うわけでございます。要は、今加藤議員さんがおっしゃいました、地域の実情に合わせた方向を検討していきたい、こういうことでございますから、ここまで申し上げておきたいと思うわけでございます。



○議長(岡村秀夫君) 2番 加藤繁行君。



◆2番(加藤繁行君) 時間も大分過ぎまして、誠に恐縮でございます。大体お答えをちょうだいいたしました。

 市庁舎の問題につきましては、現実に位置が特定され、エリアの中に建物ができつつある、そういうもろもろも将来構想の接続点を持って対応していただくようにやっていらっしゃると思いますが、その点も十分配慮してやっていただきたいと思うわけでございます。

 東岡崎の駅の北側の問題でございますが、なかなかこれはそう簡単にいくところではなかろうと承知をいたしておるわけでありますが、これから勘考しておいてもらいたいと思うんですが、構想として一応絵があって、将来そのようにやっていくということになれば、できるところから、例えば具体的に言うと、駅のビルの接続点等々、将来接続ができるような構造物にして対応するとかいうような考え方も上乗せして、今後構想と計画を進めていってもらえたらどうかな、そんなようにも考えますので、その点もひとつお願いをしたいと思います。

 鹿乗川のポンプ場につきましては、申されましたとおり、各省庁いろいろ入り組んでおりまして、これは非常に難しい問題であろうということは承知しておりますが、不可能を可能にするというほどのことではなかろうかと思いますので、ぜひひとつ、いろんな正攻法のみならず、あの菅生川へ大噴水をつくられた、あの手法等々も相合わせながら、ひとつ縦から横から斜めから、それぞれ攻めていただいて、ぜひひとつ活用できるような方法を編み出していただけたら大変ありがたいと思います。

 また、学区運動広場につきましても、今お答えをいただいたとおり、前向きにひとつ御検討をいただくということで、ぜひひとつお願いを申し上げたいと思います。

 以上で今回最後の質問でございましたが、我々はこれで一応任期切れということであるわけですが、皆々様の一層の御発展を心から祈念をいたしまして、質問を終わらせていただきます。



○議長(岡村秀夫君) お諮りいたします。

 本日の一般質問はこの程度にとどめたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(岡村秀夫君) 異議なしと認めます。

 よって、明4日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。

             午後4時6分散会

 地方自治法第 123条第2項の規定により、ここに署名する。

         議長   岡村秀夫

         署名者  徳田 孟

         署名者  八田二郎