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愛知県 岡崎市

平成 4年  3月 定例会 03月02日−01号




平成 4年  3月 定例会 − 03月02日−01号







平成 4年  3月 定例会





◎事務局長(瀧本浩成君) ただいまから平成4年3月岡崎市議会定例会の開会式を行います。

 議長あいさつ。

     (議長 岡村秀夫君 登壇)



○議長(岡村秀夫君) おはようございます。

 3月定例会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 本定例会は、明年度の市政の方向を決定する重要な議会であり、平成4年度岡崎市一般会計予算を初め、条例の制定及び改正等、市民生活に密着した数多くの議案が提出されます。

 議員各位におかれましては、十分な御審議を賜り、適切な御議決をされますよう希望するものであります。

 また、議会運営につきましても、格別な御協力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

     (議長 岡村秀夫君 降壇)



◎事務局長(瀧本浩成君) 市長あいさつ。

     (市長 中根鎭夫君 登壇)



◎市長(中根鎭夫君) 本日ここに3月定例市議会が開催されるに当たりまして、私からも一言ごあいさつを申し上げます。

 議員各位におかれましては、公私ともに極めて御多忙の中を御出席賜り、厚くお礼を申し上げます。

 本定例市議会におきましては、平成4年度の予算案を初め多くの重要議案の御審議をお願いするものでございます。議案の内容等につきましては、今会期中におきまして順次御説明をさせていただきますので、何とぞよろしく御審議をいただき、御議決を賜りますようにお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつとかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。

     (市長 中根鎭夫君 降壇)



◎事務局長(瀧本浩成君) これをもちまして開会式を終わります。

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             午前10時6分開会



○議長(岡村秀夫君) 出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから平成4年3月岡崎市議会定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

 本日出席を求めた理事者は、市長初め関係職員であります。

 本日の議事日程は、お手元に配付の印刷物により御承知願います。

 この際、諸般の報告をいたします。

 議案の受理、議員辞職の許可、請願の受理、閉会中に開催された各委員会の結果報告、議決事件の処理、出納検査の結果報告の受理状況は、お手元に配付した印刷物のとおりであります。

 以上、報告いたします。



○議長(岡村秀夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、2番 加藤繁行君、39番 近藤隆志君の御両名を指名いたします。

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○議長(岡村秀夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から26日までの25日間といたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(岡村秀夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、今期定例会の会期は、本日から26日までの25日間と決しました。

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○議長(岡村秀夫君) 日程第3、第1号議案「物品の取得の変更について」外60件を上程し、市長の提案理由の説明を求めます。

 市長。

     (市長 中根鎭夫君 登壇)



◎市長(中根鎭夫君) 平成4年度の当初予算を初め、諸議案の御審議を賜ります3月の定例議会に当たりまして、市政の基本的な方針と当面する課題等につきまして、所信の一端と施策の大要を御説明申し上げます。

 時のたつのは速いものでございまして、昭和63年8月、市民の皆さん方の力強い御支援を賜りまして、私が市長として引き続き3期目の市政を担当させていただきましてから3年半、通算11年半の歳月が過ぎ去ったわけでございます。

 この間、私は31万の市民の皆さん方の幸せを心から願い、「明るく、住みよい、豊かな岡崎市」の実現のために、全力を投球してまいりました。幸いにいたしまして、推進してまいりました諸施策は、市政全般にわたって、それぞれの分野で成果を上げ、市民の皆さん方を初め各方面からの御評価もいただいておりますことは、まことに喜ばしい限りでございます。これもひとえに、議会を初め市民各位の深い御理解と温かい御支援、御協力のたまものでございまして、ここに改めて心から厚く感謝を申し上げる次第でございます。

 顧みますれば、市民の皆さん方と直接の触れ合いによりまして、生の声や地域の状況等をつぶさに見るにつけまして、市政担当者としての自覚と責任の重さを痛感するとともに、これらを諸施策の上にも、私なりに力いっぱい反映をさせていただき、市民福祉の向上のために身を投げ出して努力してまいりましたが、今後ともなお一層の精進をすべきであろうと、改めて身の引き締まる思いでいっぱいでございます。

 昭和55年、市政担当者といたしまして就任以来、手がけてまいりました数々の重点事業も着実に進行してまいりました。

 すなわち、都市基盤の整備では、市道並びに街路等の整備、駅西の土地区画整理事業を初めといたしました土地区画整理事業の促進、河川の改修、また市民の皆さん方の強い念願でもございました愛知環状鉄道やJRの西岡崎駅の開業、JR岡崎駅の自由通路、橋上駅化、さらには情報通信機能の整備のために、岡崎情報開発センターの設立や、CATVによるMICSへの資本参加、消防力の向上を目指した下青野出張所の開所など。

 生活環境の整備におきましては、上水道の拡張事業や公共下水道、矢作川流域下水道建設事業の促進、赤渋ポンプ場の完成や完成目前のし尿処理施設建設事業、また岡崎中央総合公園の市民球場、総合体育館の竣工、一般利用の開放、公営住宅の建設と三世代宅地分譲造成事業の促進等々。

 保健福祉の充実につきましては、救命救急センターの設置、病院の移転新築計画の決定、現病院の診療棟、病棟の改修や高度医療機器の整備充実、保育園の整備や母子寡婦福祉会館の開館、精神薄弱者の通所更生施設「そだちの家」や授産施設「のぞみの家」、総合老人福祉施設といたしましては、高年者センター岡崎、年金受給者住宅「ゆとりの里」、高齢者等の花園生きがいセンターの建設などを。

 また、産業の振興につきましては、繊維センターや地域職業訓練センターの建設、岡崎花園地区工業団地の稼働、インダストリアルパークを目指しました岡崎東部及び岡崎葵地区工業団地の推進、市政70周年記念として開催させていただきました「葵博−岡崎'87」の成功などのほかに、花園体育館、勤労者体育センター、勤労文化センター、上水道未給水地域の解消を目指した大柳地区営農飲雑用水施設の供用、奥殿陣屋の復元、三河武士のやかた家康館や茶室、二の丸能楽堂等岡崎城址公園整備などを進めてまいりました。

 さらに、教育文化の振興では、小中学校の建設、大規模改造校舎の整備、運動場夜間照明施設の設置、県立岡崎西高等学校、東海産業短期大学の誘致、地域文化広場の建設、学区こどもの家の建設、またコミュニティー活動の拠点といたしましては、学区市民ホームの全学区完成など、市民生活に直結いたしました市民本位の諸事業は計画に沿いまして実を結び、市民の皆さん方の御要望にこたえてまいりました。

 一方、都市景観環境条例の制定によるまちづくり、ふるさとの森や名木の保存、観光文化百選の選定、整備、国際化の時代に対応して、外国の都市との提携やゆかりのまちとの交流、CATVにパブリックチャンネルを開設し、映像による市政だよりの放映、さらには福祉の充実を目指して、心身障害者のタクシー助成、障害児就学奨励金、老人友愛訪問事業、ゲートボール広場、ボラントピア事業や老人性白内障眼内レンズ挿入手術費等への助成等々ソフト事業にも十分配慮し、市民の皆さん方の福祉の向上、生活環境の改善に努めながら、諸施策全般にわたって積極的に展開してまいりました。

 今後におきましても、市民福祉向上のために、均衡と調和の基本姿勢のもとに、諸施策を強力に展開してまいる所存でございます。この点よろしく御理解を賜りたいと存じます。

 さて、我が国の経済は、個人消費や設備投資に依然底がたさは見えますものの、住宅建設の減少など、このところ拡大テンポが減速しつつございます。しかし、有効求人倍率は高い水準でございまして、いわば完全雇用を維持しながら、インフレなき持続可能な成長に移行する過程にあるとも言われております。

 反面、1人当たりの国民所得は世界最高水準にあるとされていますが、生活の豊かさに結びついたものとは必ずしも言い切れません。このために、経済社会のあり方を企業中心的なものから、消費者や国民生活を重視したものへと転換するとともに、質の高い生活や潤いのある生活実現を図り、国民が豊かさを実感でき、多様な価値観を実現できる公正な社会といたしまして、生活大国の形成に努めなければならないと存じております。

 この実現に向けまして、社会資本の整備や住生活の充実を図る一方、今後人口の急速な高齢化を迎えるとともに、経済の活力を失わないために、租税等の国民負担率の上昇を極力抑制するとともに、急速に財政の健全化を図ることが重要になってきております。

 このような基本認識のもとに、さきに発表されました平成4年度の政府経済見通しは、国民総生産が 483兆 7,000億円程度、実質成長率は 3.5%程度が見込まれるところとなっております。

 また、国の予算は、バブル経済の崩壊による税不足を反映いたしまして、抑制基調を堅持した72兆 2,180億の規模で、前年度対比 2.7%増の5年ぶりの低い伸びとなっておりますが、政策的経費であります一般歳出は、 4.5%の増が確保されております。

 税不足を補てんするために、公共事業費に見合う限度枠いっぱいの建設国債の発行などによって歳入を確保する一方、徹底した経費の節減、合理化に努め、社会保障関係費や防衛費、政府開発援助など、聖域とされた項目も全般的に見直しがなされようとされております。

 反面、公共事業関係費は、日米構造協議に基づく社会資本の整備充実のために、生活関連重点化枠に続く公共投資充実臨時特別措置枠が新設されたこともあって 5.3%の増を、さらには第2の予算と言われております財政投融資計画の積極的な対応と相まちまして、減速傾向を強めております景気浮揚の配慮が示された内容となっております。

 また、地方財政計画は、その規模におきまして、国の予算を上回る74兆 3,651億円として、住民生活の質の向上に向けまして、社会資本の整備の促進や地域経済の維持拡大に資するために、投資的経費で 7.6%増を見込み、事業量の確保を要請しております。また、地方債計画におきましても、これら公共事業の推進のための措置を講じているところでもございます。

 本市におきましても、引き続き行財政事務の簡素化、効率化を図り、経費の節約、合理化を基本に、効率的な半分に配慮し、健全財政の保持に努め、総合計画に盛られました事業の具体化、あるいは完成などに意を用いるところでございます。

 ところで、高齢化、国際化、高度情報化という時代の波は、21世紀に向けましてますます速くなってまいることが予想されます。先行き不透明感を伴う社会経済情勢の中にございまして、時代の流れ、情勢の変化に絶えず留意しながら、都市の全体像を考えたまちづくりの展開や、市民と一体となった事業の展開に、柔軟かつ積極的に対応し、地域の活性化、市勢の伸展を図っていくことが、都市活性化に不可欠であると思うわけでございます。

 本市の平成4年度予算におきましては、このような考え方を踏まえまして、国の経済の見通しや予算、地方財政計画などを参考に、予算編成方針や、さきに発表させていただきました第4次総合計画の第2期実施計画、さらには市議会各会派の御要望はもちろんのこと、議員各位並びに市民要望などを十分に尊重しながら編成した次第でございます。

 特に本年は、私も、議員各位におかれましても、一つの区切りの年でございます。しかし、現在継続的に進めております重点事業を初め諸事業は、すべて議会でお認めをいただいたものでございまして、市民の生活環境の改善、福祉の充実、向上を基本とした第4次総合計画に沿いまして、全体の動きの中で進めるものでございまして、引き続き推進しなければならないものばかりでございます。さらに、市議会各会派の御要望もございまして、通常の考え方で年間総合予算を編成させていただいた次第でもございます。この点につきましても、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。

 それでは、平成4年度予算につきまして概要を御説明申し上げます。

 当初予算規模は、一般会計、特別会計、企業会計の各会計を合わせまして、総額 1,557億 5,066万円で、平成3年度と対比いたしまして 109億 5,030万円、率にいたしまして 7.6%増でございまして、生活環境の改善、福祉の充実など、市民生活密着型の予算であろうと思っております。

 新年度の重点事業の主なものといたしましては、占部川上流低地部におきます浸水対策といたしまして、六名貯留池の3カ年継続事業に着手してまいります。

 また、矢作川堤防リフレッシュ事業といたしまして、堤防道路の交通安全と遊歩道化を建設省とともに共同で計画的に進めてまいりたいと考えております。

 さらには、中央総合公園東公園線のルートである高隆寺大橋の建設促進、老朽化が著しい美保橋を3カ年の継続事業としてかけかえしてまいります。

 公園の整備では、愛知のふるさとづくり事業として進めております岡崎城址公園の大手門や周辺整備の完成を目指すほか、中央総合公園のテニスコート、弓道場の建設などに積極的に対応し、スポーツ西ゾーンの整備を進めてまいります。

 特に、公共下水道築造事業におきましては、平成5年度早期の矢作川流域下水道の供用開始に向けまして、国費、県費、起債を主財源とした管渠築造では、前年度比28.1%の増を、流域下水道第1期供用開始に対応した雨水吐室の設置等による 380.5%の増、浸水解消対策に向けましては、 547.6%の増、大規模団地の汚水処理施設の移管に向けました調査などに対応するために、大幅な事業費の確保とともに、下水道の行政組織の改正もあわせて実施し、積極的な推進を図ってまいります。

 また、藤川台団地の汚水処理施設の運営管理を、特別会計を設置し、愛知県から引き継いでまいります。

 保健福祉の充実面におきましては、新病院の建設に向けまして、病院建設基金の積み増しを初め、用地の取得や建物の実施設計等を進め、さらに具体化してまいりたいと思います。

 さらに、民間福祉活動の活発化を促進する福祉拠点施設といたしまして福祉会館建設へのくわ入れを初め、地域から御要望の強い地域福祉センターの建設設計にも着手するなど、愛と希望に満ちた生きがいのある都市づくりを目指してまいりたいと考えております。

 産業の振興策などとしては、農業バイオセンター関連施設の建設、設計や農村地域の生活環境の改善のために、下水道施設の整備といたしまして農業集落排水事業などに取り組んでまいるほか、中小企業の活性化等を図るために、各種資金の増額、あるいは助成制度の新設に努めてまいります。

 また、「岡崎−昔、今、そして未来へ」をテーマといたしました家康公生誕 450年祭を、季節の祭りをベースに盛り上げ、家康と三河武士のふるさと岡崎のイメージアップと観光客の誘致にも努め、活性化を図ってまいりたいと考えております。

 それでは初めに、一般会計から御説明申し上げます。

 予算規模は 836億 2,000万円で、前年度対比 3.8%増となっております。

 まず、民生費でございますが、前年度対比16.8%と、大幅な伸びとなっております。

 福祉社会のより一層の充実と向上を図り、民間福祉活動の活発化を促す総合拠点施設といたしまして福祉会館の建設着手、さらには地域住民から御要望の高い地域福祉センターの建設に向けまして設計を進めてまいります。また、高齢者の生活実態や多様な福祉ニーズに対応し、保健福祉計画の策定、常勤家庭奉仕員を増員した家庭奉仕員派遣事業やデイサービス、ショートステーのいわゆる在宅3本柱の推進を図ってまいります。

 さらに、長寿化社会への対応と地域福祉の振興に資するために、地域福祉基金を創設し、民間福祉活動への支援を積極的に進めてまいります。

 また、寝たきり老人への見舞い金の増額と所得制限の廃止や老人クラブへの補助金の増額等もいたしております。

 障害者福祉につきましては、心身障害者タクシー料金の助成として、対象者の拡大と交付枚数の増を初めといたしまして、授産所通所奨励金、障害児就学奨励金、心身障害者小規模授産事業委託料等の増額もいたしております。新規事業では、民間社会福祉施設整備費助成事業といたしまして、藤花荘の改築事業に対する補助金や精神薄弱者を、職業を持った私人の事業主のもとに預け、職業訓練を行う職親制度を取り入れてまいります。

 福祉の村では、心身障害児及び高齢者の方々が明るく豊かな生活ができるように、デイサービス事業の充実に努めてまいります。

 また、精神薄弱者授産施設を岡崎市福祉事業団に運営委託して2年目を迎えておりますが、より一層の運営向上を図ってまいります。

 福祉医療制度に関しましては、老人性白内障手術費の助成を平成3年10月から実施し、さらに内容の拡大充実を予定しておりましたが、厚生省の諮問に応じ、中央社会保険医療協議会から、平成4年4月1日から保険適用とするように答申が出されておりますので、この状況を見守り、予算の執行等に対応してまいりたいと思っております。

 次に、福祉手当の関係につきましては、心身障害者福祉扶助料につきまして、完全参加と平等を目標とし、障害者が家庭生活や社会生活を可能な限り一般市民と同じように営むために、公的年金の受給者にも支給し、また所得制限も廃止し、障害を持つすべての方々に等しく扶助料を支給することによりまして、より一層の福祉の向上を図ってまいります。

 児童手当におきましては、法律の改正により、支給対象範囲、期間及び支給金額が改正され、次代を担う児童の育児支援の強化に努めてまいります。

 保育事業につきましては、新年度から施行してまいります育児休業法に係る休業明け保育について、いつでも、どこの保育園でも受け入れる体制を堅持することを基本といたしまして、ますます多くなる延長保育の需要にこたえるために、延長保育指定園を新たに3カ所ふやすとともに、この3月からスタートいたしました長時間保育の本格実施を図ってまいります。

 また、子育て支援が今日的役割であることを理解しながら、一時的保育や地域活動事業実施園をふやすなど、特別保育事業のさらなる充実を計画しております。

 保育事業も、これら多様な事業を促進する時代となり、その内容も複雑になってきているために、各園にファックスを導入し、迅速で正確な情報の伝達を図るとともに、増加する外国籍児童対策として、保育用の外国語による保育所日常生活用語集の作成や研修などを、公私の格差なく進めてまいりたいと考えております。

 また一方、施設整備の面におきましては、園児が急増しつつある藤川保育園の増築や根石保育園の移転用地の取得も進めてまいります。

 次に、土木費でございますが、全体では前年度対比 1.5%の伸びの 216億 7,110余万円となっております。

 全国の交通死亡事故は、4年連続1万人を超え、第2次交通戦争と言われる厳しい状況が続いております。本市におきましても、懸命の努力にもかかわらず、昨年は前年より8名多い28名の方々が犠牲になり、まことに残念な結果でございました。このような交通事故の実態を踏まえ、安全かつ快適な交通社会の実現を目指しまして、積極的に取り組んでまいる所存でございます。

 対策の実施に当たっては、第5次岡崎市交通安全計画に基づき、諸施策を鋭意推進してまいりますが、特にいま一度「みんなで考える交通安全」をテーマにして、家族で参加できる交通安全ファミリーフェスティバルの開催や高齢者交通安全決起大会を実施するなど、交通安全意識の高揚にも努めてまいります。

 また、園児を中心とした幼児交通安全クラブの充実や交通少年団、交通指導員の活動を支援してまいります。

 施設の整備充実では、自転車歩行者道の整備を初め、交通渋滞を解消するための右折レーンの設置や交差点改良を行うほか、自転車駐車場の整備を図ってまいります。さらには、交差点の発光標識の設置や道路センター点滅びょうの増設など、夜間対策にも取り組み、一般道路、通学路、シルバーロード等において、それぞれの用途に応じたきめの細かな安全施設の整備充実に努めてまいります。

 また、町内会などからの御要望の強い街路灯は、引き続き 550灯を予定し、安全で快適な環境整備にも努めてまいります。

 舗装や側溝の整備費につきましては、2けた台の伸びを確保し、市全体にわたって快適な道路の整備を進めてまいります。また、都市景観環境関連事業といたしまして、伝馬町線、連尺通1号線など4路線を整備し、美しいまちづくりに取り組んでまいりますほか、準市道及び生活道につきましても、市民の皆さん方の御協力を得ながら、なお一層の整備に努めてまいります。

 また、市街化区域内の土地の宅地化が促進されますと、河川整備のおくれている一部の低地部におきましては、一時的に雨水を貯留する調整池的な機能を有する土地が減少することになり、浸水被害を広げることになりかねません。このようなことが憂慮される地域において、保水能力を有する土地の所有者に対して、排水能力が整備されるまで当分の間、その湛水被害の抑制を図るために、新たに浸水防止奨励金制度を設けてまいります。

 道路の新設改良では、国県補助の7路線、単市の14路線の整備とともに、改良用地の買収基準等の見直しも図ってまいります。

 また、新たに矢作川の防災機能の向上と、植栽、ベンチなどを配した市民の憩いのある都市空間の創出と堤防道路の交通安全を確保し、南北交通の利便を図る矢作川堤防リフレッシュ事業を建設省とともに計画を進めてまいります。

 橋梁の新設改良事業といたしましては、都市景観に合わせた坂谷橋、吹矢橋などの改築等を引き続き進めます。

 河川改修では、8河川13排水路の改修を初め、特に市道に沿った用排水路で、市道として活用できる用排水路につきましては、これを暗渠化し、道路または歩道として有効活用を図ってまいります。このほか、占部川上流の低地部におきます浸水対策といたしまして、六名貯留池の建設、占部川上流遊水地の築造に全力を上げて取り組んでまいります。

 次に、都市計画費でございます。

 農業と調和した潤いのある良好な都市環境の形成を図るために、生産緑地の指定、また中心市街地の交通混雑の改善のために、駐車場案内システムを推進してまいります。

 都市景観環境事業につきましては、大樹寺、岡崎城眺望ラインの景観保全実態調査を行い、その保全施策の検討や城下町岡崎のイメージアップを図るために、歴史的景観修景工事、公募によるまちづくりあいであ事業、私の好きな町並み、街角写真コンテストなどを実施し、官民一体となった都市景観の向上に努めてまいります。さらには、愛知県都市景観整備モデル事業として、東岡崎、康生周辺地区の修景工事も実施し、計画的な都市計画の形成を図ってまいります。

 街路事業では、岡崎環状線を初め9路線の整備を進めるほか、美保橋の改築、真福寺川にかかる橋梁の新設や高隆寺大橋の建設を進めてまいります。

 東岡崎周辺地区整備につきましては、乙川の水辺を活用した駅周辺整備の調査や国庫補助事業による東岡崎駅南線の用地取得も進めてまいります。

 岡崎中央総合公園でございますが、市民待望の野球場並びに総合体育館が相次いで一般開放され、多くの市民の皆さん方に御利用いただいているところでございます。新年度につきましては、総合体育館の周辺整備を初め、全天候型のテニスコート13面の整備や弓道場の建設、サブグラウンド、中央広場の整備工事などを計画的に進めるほか、中央総合公園スポーツ施設運営管理協会の充実を図り、市民の皆さん方の各種の御要望にこたえてまいります。

 公園緑地につきましては、緑豊かな生活環境を確保するために、公園整備や緑化の推進を図り、大きな成果を上げてまいりました。

 特に岡崎公園につきましては、愛知のふるさとづくり事業の一環として整備をしております城壁、散策歩道、お堀とせせらぎなどの整備も順調に進み、引き続き大手門の建設と周辺整備に努めてまいります。また、東公園内の文化施設を訪れやすいよう、散歩道に案内板の設置、本多光太郎氏の勉強部屋を改造し、氏の遺徳を広く紹介してまいります。このほか、新たに小美公園、あおい公園などの整備に着手してまいります。

 緑化の推進では、ふるさとの森、ふるさとの名木の保存とともに、名木見学会や緑化植物展示会、愛知県植樹祭の開催など、緑化の啓蒙に努めてまいります。

 土地区画整理事業でございますが、岡崎駅西土地区画整理事業につきましては、面的な整備率も約98%の進捗を見ており、駅西広場のシンボルとなるモニュメントも完成し、平成5年度の事業終局を目指しております。

 一方、岡崎駅東土地区画整理事業につきましては、平成3年1月に事業認可を得まして、土地区画整理審議会及び評価委員会の発足とともに、物件調査などを初めとする各種事業の推進を、また占部川左岸土地区画整理事業につきましても、平成5年度事業認可に向けまして、事業の一層の具体化に鋭意努力してまいります。

 さらに、新規事業といたしまして、東海道本線新駅周辺都市基盤整備に係る予定地の市街地基本調査を実施し、その実現性を研究してまいります。

 組合施行によるところの土地区画整理事業につきましては、現在6組合で 144.1ヘクタールの事業を施行中でございますが、本年度中に1組合、新年度中に1組合が事業認可の予定でございまして、円滑な組合事業の推進のために、各種助成等に対しましても十分対応してまいります。

 「明るく、住みよい、豊かな岡崎市」の基本的な施策のもとに、住宅にお困りの方のために、市営住宅の建設や改修等住環境の整備に努めております。東山団地につきましては、最終年度に当たりまして、12戸分を建設し、計画の60戸の完成を目指します。

 また、生活水準の向上に資するとともに、高齢化社会の進展などに伴い、老人対応住宅等を考慮した公営住宅を建設すべく、天神団地の建てかえに伴う実施設計、造成工事費等を計上してございます。

 このほか、住宅宅地資金預託金の融資枠を拡大して、利用者の増加に対応してまいります。

 続いて、教育費でございます。

 対前年度の比較では、六ツ美北中学校の建設が終わったことによりまして、 7.2%の減となっております。

 香り高い文化の都市づくりを図るためには、健全で社会性豊かな人間を育成することが最も重要であると理解しておりまして、教育行政における数々の対策を積極的に推進してまいりたいと思います。

 近年、職場環境が改善される中で、空調機器の設置は時代の流れと思うところでございまして、新年度より小中学校の職員室等に2カ年計画で進め、先生方の健康管理に配慮してまいります。また、文部省の新学習指導要領に基づきまして、平成2年度より進めてまいりました中学校へのパソコンネットワークシステムにつきましては、残り5校を新年度に配備完了いたしてまいります。

 保護者負担の軽減のために、昭和63年度より実施しておりますところの私立高等学校授業料補助金や学校給食費補助金等の増額などに努め、また新たに児童生徒用補助教材の日誌についても、公費負担といたしまして、さらに保護者負担の軽減を図ってまいります。

 学校施設関係につきましては、よりよい教育環境と教育効果の向上を図るために、学校施設の整備充実に努めてまいります。

 大樹寺小学校におきましては、景観環境整備事業といたしまして築地塀を設置し、周辺の景観と調和を図ってまいります。

 中学校では、城北、岩津の各中学校の大規模改造、六ツ美中学校の分離新設に伴い、母体校である六ツ美中学校の大規模改造の設計や屋内運動場の充実を図るために、葵、甲山各中学校の屋内運動場の増改築及び柔剣道場の新築事業にも着手してまいります。

 また、プール建設事業では、根石小学校を初め4月開校の六ツ美北中学校で進めてまいります。このほか、運動場の有効利用を図るために、校地整備、排水整備、拡張整備事業や、既設校舎の整備充実も図ってまいります。

 学校教育でございますが、新設の大学、短期大学各1校を加え、設置者の運営費補助を行い、保護者負担の軽減に努めてまいるほか、小学校では、増加する外国籍児童の日本語教育を行うために、新たに講師を巡回派遣し、早期習得に努めてまいります。

 学校給食におきましては、給食センター施設の整備や牛乳保冷庫の更新などのほか、新年度は全小中学校生徒、児童の食器の更新をいたし、楽しい給食時間の実現を図ってまいります。

 市民の余暇時間の増大や社会の高齢化が急速に進む今日、心身の健康と体力の保持、増進のために、みずからスポーツを実践しようとする機運が高まる中に、市民がいつ、どこにおいても利用できる施設が求められております。こうした市民ニーズにこたえるべく、学校運動場に夜間照明施設の設置や既存施設の整備充実に努め、市民の皆さん方の利用しやすい施設づくりやスポーツ、レクリエーション活動を中心とした各種のスポーツ大会並びに行事の充実と、地域に密着したスポーツ振興のために、指導者の育成強化にも努力してまいります。

 また、平成6年開催の愛知国体に向けまして、受け入れ体制や市民の国体に対する意識高揚を初め、競技団体の育成並びに競技役員、補助員の養成のほかに、会場ともなります岡崎市体育館の施設整備を図り、準備に万全を期してまいりたいと考えております。

 社会教育活動を推進発展させるために、各市民センターの定期講座の見直しを行い、あわせて各市民センターの総合作品展を充実するなど、市民学習意欲の助長に努めるとともに、生涯学習時代に向けまして、学区社会教育委員長連絡協議会の助成の充実も図り、地域社会教育事業の展開を図ってまいります。

 少年自然の家では、野外展望遊具の設置を、視聴覚ライブラリーにおきましては、一層の視聴覚機器の整備充実に努めてまいります。

 ところで、文化面の一大事業でございます美術館・博物館の建設でございますが、今後、関係の委員会や団体などからの御意見、御要望を積極的に聴取し、実施設計の早期完了を図り、この実現に努めてまいりたいと存じますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。

 文化団体であります文化協会、美術協会などへの助成によりまして、文化活動の発展を図るとともに、文化財の保存修理、有形・無形文化財の保存、伝承に努めるほか、市史編さん事業の完結を目指しております。

 図書館におきましては、図書等の充実、新聞光ディスク化の推進や図書の利用、貸し出しなどを迅速に行うために、電子計算機の効率的な活用とともに、読書推進のための各種講座、ミニイベントを開催し、利用者の拡大に努めてまいります。このほか、図書館建設基金を創設し、西三河の中核的都市としてふさわしい図書館の建設を目指してまいりたいと考えております。

 開館20周年を迎えた美術館では、特別企画展事業として「ルオー名作版画展」を予定しております。また、各企画展によりまして、すぐれた芸術文化に接する機会と現代美術の動向の紹介、郷土ゆかりの作家の作品展示と秀作の収集や市民ギャラリーとして創作活動の発表の場を提供するほか、絵画教室や美術講演会等の開催により、地域文化の普及及び高揚に尽力してまいりたいと考えております。

 岡崎地域文化広場におきましては、子供からお年寄りまで、見る楽しみと自分自身でつくる喜びを同時に体験できるユニークな施設といたしまして、世界に類例のない存在でございます。本年3月には、子供たちに夢のある施設といたしまして「妖精の棲む浮かぶ島」も完成の運びとなり、館内外ともに充実した施設となります。また、4月には入館者が 100万人を突破する予定でございまして、これらを節目として、31万都市岡崎をアピールしてまいりたいと思っております。

 次に、衛生費でございます。

 長寿化社会に向けまして、健康づくりが重要な課題となっており、基本健康診査の検査項目の充実や住民検診の事後フォローに生活習慣改善事業を新たに導入し、健康の保持、増進に配慮するほか、寝たきり老人に対しましても、訪問回数をふやすとともに、医療機関と福祉関係者との連絡調整を図り、適切な介護に努めてまいります。

 また、日本脳炎、インフルエンザの予防接種料金の無料化を図りまして、接種率の向上と疾病の予防、父母負担の軽減を図ってまいります。

 岡崎墓園につきましては、第2期墓園整備事業に基づくところの用地取得や納骨堂等基本構想に基づく葬祭施設と併用できる短期預かりの納骨堂や無縁仏を集積する納骨堂の建設に向けまして、実施設計等を進めてまいります。

 さらには、新病院建設に向けまして、20億円の病院建設基金の予算積み立てや、用地取得のために17億円余の出資金を計上し、資金面に配慮しております。

 看護専門学校では、新年度より授業を昼間定時制に移行し、看護学生が一層就学しやすい環境づくりに努めてまいります。

 また、看護婦不足の解消のために、平成5年度から准看護士も募集し、看護士の資格を修得できるようにするために、看護専門学校条例の一部改正案を提案しております。

 廃棄物対策の中で、ごみ減量対策事業といたしまして、新たに生ごみ減量化を図るために、生ごみ処理容器購入補助事業を行ってまいります。また、資源回収運動に対する助成措置を拡大し、それぞれ個別の団体に対しまして援助ができるようにいたし、分別収集等のモデル地区も3地区ふやしてまいります。

 ごみ量の増加に対処するために、老朽化した八帖クリーンセンター1号炉の更新計画やごみ収集の能率化を図るため、2カ年計画で収集車両に無線機の配備、さらには資源を再利用するためのリサイクル施設の実施設計や産業廃棄物の実態調査も実施してまいります。

 環境推進対策といたしましては、合併処理浄化槽設置費補助金の増額やストレーナー等の設置の促進を図る一方、駅周辺の放置自転車の解消に努めてまいります。

 次に、労働費でございます。

 労働団体への助成の拡大など、労働行政の推進や会員数 4,700人を目標とした岡崎市勤労者共済会の福祉共済行政の拡大も図ってまいります。

 また、産業界におきましては、雇用の確保はまだまだ困難な状況にあり、雇用対策協議会を中心として、商工会議所、公共職業安定所など、関係機関との連携を強化し、雇用の安定、高年齢者、女性などの雇用環境の改善にも努めてまいりたいと考えております。

 働く婦人会館におきましては、開設以来20年の冷暖房機器を全面的に取りかえまして、各種講座等の環境改善に努めてまいります。

 農林業費でございます。

 昨年末のガット農業交渉の最終調停案によりまして、米の市場開放が迫られております。こうした農業情勢の中にあって、本市といたしましても、水田農業の確立のために、利用増進事業による中核農業への土地の集積と地域を単位として稲作を考える地域農業システム化事業を継続して実施し、稲作経営の安定化を図ってまいります。

 また、農林産物の産地間競争に勝ち抜くために、農林産物ブランド化推進事業の一層の充実や温室花卉の新技術導入事業等を新規に実施してまいります。

 さらに、新技術導入のための農業バイオセンターにつきましては、キノコ培養施設、イチゴ育苗施設の建設に続き、本館の実施設計や用地の取得、造成、市民触れ合いゾーンの設計等を進めてまいります。

 農業基盤整備事業につきましては、県営・団体営圃場整備事業の推進と土地改良事業に対する各改良区への補助、緊急農地等防災事業を積極的に進めるほか、用排水路の整備につきましては、県費補助事業の確保とともに、単市工事によるところの有蓋化の促進にも努めてまいります。

 また、農村総合整備モデル事業につきましては、圃場整備や農道整備を、営農飲雑用水施設整備につきましては、認可の見通しがつきましたので、具体的に着工してまいります。

 続いて、商工費でございます。

 大型店の進出が目覚ましく、周辺商店街、中心商業地などの活性化が迫られております。商工診断の充実や商業集積まちづくりといたしまして、地域の特性を生かした魅力あるまちづくりなどの支援を図り、対処してまいります。

 また、商工フェアを3日間に延長し、一味違ったイベントを計画するほか、新たにJR岡崎駅物産紹介コーナーを設置し、物産品の販路拡張など、地場産業の振興に努めてまいりたいと思います。

 中小企業対策といたしましては、小規模事業者の経営、技術の改善、発達などの事業の充実や大型店対策などの指導を推進している商工会議所等に対する補助金の補助率、補助限度額の引き上げ、また本市独自の制度でもございます中小企業事業資金の預託額の増額を図るとともに、中小企業事業資金保証料補助金につきましても、拡大を図ってまいります。

 さらに、新たに市内の商工業者が近代化、合理化によりまして活性化を図るための資金、商店の店舗改造資金、雇用確保のための働く者の厚生施設資金といたしまして、工業者にあっては 500万円以上1億円以内、商業者やその他にありましては 500万円以上 3,000万円以内の施設整備資金といたしまして、金融機関より借り入れる場合の愛知県信用保証協会に対する保証料の50%相当を援助する制度を発足してまいります。

 工場誘致対策費でございますが、産業構造の高次化、先端化に対応する技術産業の誘致育成に努め、雇用機会の拡大、自主財源の充実、都市機能の活性化に資するために、岡崎東部地区、岡崎葵地区工業団地等、メカトロピア岡崎の建設を推進してまいります。

 観光対策でございますが、本年は郷土の英傑徳川家康公の生誕 450年の記念すべき年に当たり、家康公生誕 450年祭実行委員会により検討されました記念事業を展開してまいります。

 「岡崎−昔、今、そして未来へ」をテーマにいたしまして、季節の祭りをベースに、生誕 450年にふさわしい記念事業と観光協会委託の恒例の観光事業と相まって祭りを盛り上げ、家康と三河武士のふるさと岡崎のイメージアップと観光客誘致に努めてまいります。

 記念事業の主なものといたしましては、花のお城まつり、五万石全国大会、乙川ライトアップ、家康と三河武士のシンポジウム等の開催、家康行列には徳川 300年の時代絵巻列、親善ゆかりのまち列を加え、花火大会には、仕掛け花火による家康公の一生を織り込む等、恒例行事につきましても、 450年の意義づけを図り、21世紀に向けまして、夢をつなぐイベントといたしてまいります。

 三河武士のやかた家康館は、本年開館10周年に当たり、常設展示の手直しや立体映像システム、関ケ原の戦いのグレードアップ、さらには歴史クイズQ&A、歴史検索システムの導入により、楽しく学ぶことのできる歴史資料館としてのイメージアップも図ってまいります。

 次に、消防費でございます。

 常備消防におきましては、消防ポンプ自動車等の更新を初め、人命救助用器具といたしまして救急救助用レスキューシュート等の導入整備や、救命効率を高めるために、救急救命士を養成し、救急体制の充実を図ってまいります。消防団につきましても、消防ポンプ自動車等の更新配備などを初め、消防団員の報酬を引き上げるなど、待遇の改善意を用い、士気の高揚を図ってまいります。

 また、消防広場、各種講習会等の開催、さらには婦人自主防災クラブを初めとする自主防災組織の活性化と強化充実のほかに、防災マニュアルの全世帯への配布など、防災意識の高揚、啓蒙啓発に努めてまいります。

 次は、総務費でございます。

 都市交流につきましては、とりわけ本年は、フフホト市と友好都市の提携以来5周年を迎えますので、従来からの中学生の派遣に加えて、市民代表による使節団を派遣するとともに、使節団を迎え、一層の友好親善を図ってまいります。また、姉妹都市ニューポートビーチ市との間にも、公募による市民海外派遣や中学生の相互派遣の実施や、桜まつりに合わせて親善使節団の来岡も予定されており、交流の輪がますます広がっていくことを期待しております。このほか、海外労働事情調査団の派遣につきましても、引き続き実施してまいります。

 近年の外国人労働者の増加にかんがみ、関係外国語講座の開設を支援するために、岡崎市国際交流協会への補助金を増額し、市民の語学習得に資するとともに、外国人労働者への市民の温かい対応を期待するものでございます。

 大学設置問題につきましても、昨年12月には大学設置検討百人会議からいただきました建議書の内容を十分に尊重するとともに、次の段階として、アドバイザー等による専門的、実務的な調査検討を進めてまいります。

 第4次岡崎市総合計画では、「21世紀を拓く、活力と創造のまち」の実現を目指し、積極的なまちづくりのために施策を掲げておりますが、優先的に取り組むべき課題の一つといたしまして、急速に進むところの長寿化社会に対応する情報通信システムの構築など、多様化する社会経済情勢の変化に対応し、地域情報化の効果的、計画的な推進を図ってまいります。

 また、長年の念願でありましたJR岡崎駅自由通路、橋上駅舎も完成し、市民の利便に供しておりますが、多核都市岡崎としてさらなる発展のために、東海道本線周辺の開発構想にも取り組んでまいります。

 自治振興につきましては、総代委託料業務の増加に伴うところの委託料の見直しや、町内規模に応じた地区集会施設整備費の補助金の限度額の引き上げを図るなど、地域の振興及びコミュニティー活動の充実に努めてまいります。

 学区市民ホームの整備では、会議室に引き続きまして全41館の和室に冷暖房器具を設置してまいります。

 また、学区こどもの家につきましては、残る2館の建設を初め、市民の皆さん方から大変御要望の強い図書室兼造形室等に冷暖房機器を2カ年計画で設置を進めてまいりたいと考えております。

 市庁舎の周辺整備につきましては、隣接用地の取得や継続事業の立体駐車場の完成に向けまして、鋭意進捗を図ります。

 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の施行に伴いまして、財団法人暴力追放愛知県民会議の設立が予定されており、その基本財産の一部として、人口割等による出捐を予定しております。

 選挙費では、7月7日任期満了によります参議院議員の通常選挙費、8月16日に任期満了によるところの市長選挙費及び10月25日任期満了となる市議会議員一般選挙費を計上しております。

 戸籍住民基本台帳及び外国人登録事務費等につきましても、窓口の混乱を解消し、市民サービスの一層の向上を目指すために、模写電送網の改善事業や外国人登録事務処理システムを構築してまいります。

 広報費につきましては、市民の皆さん方の日常の生活にかかわる手続の情報をまとめた「市民便利帳」を作成し、全戸配布するとともに、国際化時代の中で、漸増しつつある外国人の方々の母国語による暮らしの案内書といたしまして、6カ国語の「岡崎ガイド」の作成を計画しております。

 また、市民に親しまれる広報紙づくりや映像広報事業の充実に努めるとともに、市長と話し合う会、おいでん施設めぐり等を通じ、行政と市民の情報交流を積極的に進めてまいります。

 本市におきますホストコンピューターは、中央演算処理装置の二重化が図られた大型汎用コンピューターが本年1月に稼働し、安全性が確保されてまいりました。

 オンライン業務の需要拡大に伴い、端末機や携帯型ワープロ専用機のほかに、土木費におきましては、設計積算システムを導入し、行政事務の迅速化、合理化を積極的に進めてまいります。

 また、職員研修事業では、多様化する市民ニーズに対応するために、豊かな人間性と幅広い視野を持ち、豊かな創造力と問題解決能力を備え、公務員として自覚と強い使命感に燃え、積極的に行動する職員の育成に努めてまいります。

 監査委員費では、さきの地方自治法の改正により、平成5年1月5日から識見を有する者のうちから選任された監査委員のうち1名が、常勤として監査事務の充実を図ってまいります。

 議会費でございます。

 議事録検索システムの導入に続きまして、議会先例検索システム、新聞情報検索システム等を導入し、議会総合情報システムを構築し、事務の迅速化を図ってまいります。

 以上が、一般会計の歳出予算の概要でございますが、この主な財源といたしましては、市税等を初め、国県支出金や市債の確保に努めるほか、各種の基金の取り崩しを予定いたしておりまして、収支の均衡を図っております。

 次に、特別会計につきまして概要を御説明申し上げます。

 まず、食肉センター会計では、引き続き環境の整備を進めてまいります。

 桑谷山荘会計につきましては、利用客のサービスに努めるべく、広間の改装や宿泊棟内のサービスステーションの改修を行い、快適で健全な宿泊、休憩施設として利用客の増加を図ってまいります。

 下水道会計では、矢作川流域下水道の平成5年度早期の供用開始に向けまして、関連の面積整備に対応するために、国の生活関連重点化枠、公共投資充実臨時特別措置枠の施策を踏まえまして、管渠建設費では、前年度対比18.2%増と大幅に伸ばし、積極的に推進してまいります。

 また、矢作川流域下水道の右岸幹線も含めた建設事業費負担金や浄化センター周辺の環境整備事業に対する負担金も計上しております。このほか、乙川の水質汚濁防止のために、生活雑排水浄化施設の築造や平成5年度より市に移管を検討中の北斗台団地、滝団地、本宿グリーンランド等の下水処理施設の管渠流入水の調査に要する経費を含めまして、66億 7,900余万円を計上しております。

 駐車場事業会計といたしましては、回廊構想の推進と相まって、中心市街地における道路交通の円滑化と駐車場需要に対する公共駐車場としての岡崎公園地下駐車場の建設を目指しまして、実施設計を進めてまいります。

 競艇事業会計でございますが、ファンサービスの充実のために、3年計画で「明るく、清潔で楽しい雰囲気」を目指しました大規模施設改善を完了し、気軽に利用できる健全なレジャーといたしまして、順調な売り上げの伸びを示しております。平成4年度の売上額は、前年度当初に対比いたしまして12.5%の増を見込み、計上しております。

 国民健康保険事業会計でございますが、近年、退職医療制度や老人保健法など、数次にわたる制度改革が行われまして、これらの財政効果によりまして比較的に安定した推移を保っている現況でございます。

 こうした中で、従来国が負担していた国保事務費のうち人件費分や助産費補助金等を一般財源化し、その財源を地方交付税等で措置されることとなりまして、普通交付税を受けない本市にとりましては、大きな財政負担を強いられる結果となりました。しかしながら、かねがね御要望の強かった助産費の引き上げにつきましては、助産費の交付税算入基準額24万円となったことを受けまして、本市の国保事業におきましても、現行の13万円から24万円に引き上げ、また葬祭費につきましても、現行4万円を6万円の支給に改定させていただいております。

 老人保健会計につきましては、老人保健制度の長期安定や医療給付の健全な財政を確保するために、老人保健法の改正に伴う一部負担金の見直し等を行うことによりまして、老人医療の適正な運営及び福祉の増進に努めてまいります。

 次に、新設の会計につきまして御説明を申し上げます。

 まず、農業集落排水事業会計でございますが、農村地域の生活環境の向上と公共用水域の水質保全を図るために、団体営農村総合整備モデル事業による竜泉寺地区及び及び農業集落排水事業による小美地区の下水道整備を積極的に推進してまいるものでございます。

 また、地域汚水処理施設会計では、藤川台団地汚水処理施設の運営管理を愛知県より引き継いでまいるものでございます。

 続きまして、企業会計の病院事業会計でございます。

 本年度の予算規模は 130億 493万円余で、前年度対比27.8%の大きな伸びとなっております。これにつきましては、既に御承認をいただいておりますところの病院の移転建設事業をさらに具体化するために、土地開発公社におきまして先行取得いたしました建設用地の取得費と建設計画を推進するため、測量、設計等の委託につきましての予算措置が主な要因でございます。

 また、高齢化の進展に伴う医療需要の変化、向上する医療技術への対応、人件費の増や依然とした医療費抑制基調など、病院事業を取り巻く経営環境が厳しさを増す中にございまして、市立病院は、西三河地域の中核的な総合病院として、医療サービスの質的水準を向上させ、先駆的高度医療の充実にも努めなければなりません。これらの多種多様な課題に積極的に取り組むとともに、さらに一層きめ細かな患者本位の医療の実践を心がけてまいります。

 第3次救急医療体制のもとに、救急重篤患者への対応といたしましては、これまでどおり24時間体制で救命救急センターの運営を行ってまいります。このために、開設当初に設置いたしました患者総合監視システム及び救急外来におけるところのCTスキャナー装置等の更新整備を初めといたしまして、各医療機器の整備充実を進め、医療需要に万全を期してまいるものでございます。さらに、患者の方々の待ち時間の短縮につきましては、これまでも努力を重ねてまいりましたが、本年度は新たに薬袋プリントシステム及び投薬表示装置を薬局に整備し、所要時間の短縮を図ってまいりたいと考えております。

 最後に、水道事業会計でございますが、予算規模は69億 5,781万余円で、3年度に対比いたしまして 7.4%の伸びでございます。

 主要な建設改良事業につきましては、第4期拡張事業は、新たに日影地区の水道施設工事、古部地区水道施設実施設計業務に着手するとともに、設計事務の合理化のために、工事設計積算電算システムの導入を図ってまいります。

 また、配水管幹線の布設工事を初め、老朽管更新事業といたしまして、石綿管の布設替えや耐震対策といたしまして緊急遮断弁設置工事によるところの2次災害防止措置を引き続き実施し、災害時の飲料水を確保するために、緊急給水拠点確保事業等一層の整備にも努めてまいります。

 このほか、漏水調査や管の更生工事等を積極的に推進し、公営企業といたしましての充実、水道水の安定確保になお一層の努力をしてまいる所存でございます。

 以上が、平成4年度の予算の大要でございます。

 条例関係といたしましては、民間が行う福祉を推進する事業を助成するための資金を積み立てる地域福祉基金条例の制定、浸水防止対策を行う必要のある地域内の保水能力を有する市街化区域内の土地の所有者に奨励金を交付することにより、保水能力のある土地を確保し、水災の未然防止を図るための浸水防止奨励条例の制定、地域汚水処理施設の使用料及び管理につきまして必要な事項を定めた地域汚水処理施設条例、またこの管理に関して経理を明確にするための特別会計条例などを新規に制定するほか、市税の減免事由の該当要件を拡大するところの市税条例、助産費及び葬祭費の給付額を引き上げ、納期をふやすこととするための国民健康保険条例、美合学区ほか6学区にこどもの家を新たに設置する学区こどもの家条例、扶助料の支給範囲を拡大するための心身障害者福祉扶助料条例の一部改正などが主なものでございまして、23件を提案いたしております。

 その他の議案といたしましては、市道路線の廃止及び認定の議案なども提案しております。

 よろしく御審議を賜りますようにお願いを申し上げます。

 なお、平成3年度の3月補正予算につきましては、工場等の新増設に係る工場等建設事業奨励金の増額、病院建設基金の積み立てのほかに、繰越明許費の設定及び変更、さらには工事の契約差金等による補正をいたしておりますので、あわせまして御審議をお願い申し上げます。

 昨今、しばしば「地域学」という言葉を耳にするようになりました。岡崎市でも、昨年各地で「市民まちづくり研究会」が発足してまいりましたが、市民の皆さん方がみずからの地域の特性や問題点をとらえ、自分の住む町の来し方、行く末に思いをめぐらす、いわば「岡崎学」を学ばれることは、地域の活力や文化を高める上でも極めて意義深いことと考えております。

 私どもは今後とも、市議会を初め市民の皆さん方の御意見に十分に耳を傾け、来るべき21世紀に向けまして積極的な施策を展開してまいる所存でございます。

 市議会を初め市民の皆さん方の絶大な御支援、御協力を心からお願い申し上げる次第でございます。

 終わりに、今般提案をいたしております諸議案につきまして、よろしく御審議の上御議決を賜りますよう重ね重ねお願いを申し上げまして、説明を終わらせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。

     (市長 中根鎭夫君 降壇)



○議長(岡村秀夫君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。

 なお、明日3日は議案精読のため休会、3月4日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。

             午前11時22分散会

 地方自治法第 123条第2項の規定により、ここに署名する。

         議長   岡村秀夫

         署名者  加藤繁行

         署名者  近藤隆志