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愛知県 岡崎市

平成 3年  6月 定例会 06月10日−12号




平成 3年  6月 定例会 − 06月10日−12号







平成 3年  6月 定例会



             午前10時1分開議



○議長(近藤隆志君) 出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから会議を開きます。

 本日出席を求めた理事者は、市長初め関係職員であります。

 なお、本日の議事日程は、お手元に配付の印刷物により御承知願います。

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○議長(近藤隆志君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、20番 小林邦夫君、21番 三浦 元君の御両名を指名いたします。

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△中根義一議員の質問



○議長(近藤隆志君) 日程第2、一般質問を行います。

 あらかじめ定めた順序に従い、質問を許します。7番 中根義一君。

     (7番 中根義一君 登壇)



◆7番(中根義一君) 本日ここに6月定例会の一般質問の開催をされるに当たりまして、昨年の12月の定例会に引き続きまして最初の質問者とさせていただきますことは、議員各位に深く感謝を申し上げる次第でございます。

 それでは、通告の順序に従いまして質問させていただきます。

 第1番目の質問は、美しいまちづくりについてでございます。

 ガーデンシティー、クライストチャーチは、市民全員が町を汚さないという、そういう取り組みをしております。町を美しくするには、まず汚さないのが基本ではなかろうかと思うわけでございます。日本でも去る5月30日、ごみゼロ運動が展開されました。本市におきましては、この運動に参画をされておりません。しかし、本市におかれましては、また特別な取り組みがなされているのではないかというふうに思うわけでございます。それぞれの自治体は、それぞれの特徴を持ってこの運動に携わっているわけでございますが、本市におかれましては、どのような取り組み方がされておるのか、その点についてお伺いさせていただきたいというふうに思います。

 続きまして、すばらしい施設を独自でつくってまいりました岡崎でございます。岡崎中央クリーンセンターを初め数々の諸施設を今日までつくってまいりましたが、本年は新たに空き缶プレスカーを7月に導入されますが、このプレスカーは、瓶、缶はそれぞれアルミ缶、スチール缶の3種選別ができる、しかもこの空き缶プレスカーは移動式でございますので、どこへでも持ち運びが可能だということでございます。従来の空き缶プレッサーは固定式でございますので、住民がそれぞれこの箇所へ持っていかなければならなかった。それが、今回は移動式のプレスカーを導入するということでございます。愛知県では、津島市が試行車1台を導入したのみでございます。こうした新しい企画に取り組みをなされる中で、今後目新しい運動がございましたら、お示し願いたいと思います。

 平成元年の岡崎市民生活から出されるごみは約11万トン、焼却炉の中で一番問題になりますのはビニールでございます。そのビニール類をどう減少するかということにより、市民の税金を少しでも安くするというふうにつながるんではないかというふうに思うわけでございます。イタリアや東京都の一部では、買い物のビニール袋に対してお金を徴収しております。しかし、本市においては、むしろ徴収というよりも、それに対する補助金、あるいは助成という立場から、ビニール袋を減らす方向に持っていかれたらいかがかというふうに思いますので、お伺いさせていただきます。

 さきの新規事業で、空き缶プレスカーを導入するに当たり、それぞれの職員の増員をしなければならない現状が生まれてくるのではないかというふうに思うわけでございます。こうした現在ごみ収集等に携わる人員は岡崎市は、どちらかというと他都市より少ない人員で対応されているようにお聞きしております。新規事業を増設すれば、あるいは増加すれば、それなりに人手がかかるわけでございます。その点についてどう対処されますのか、お伺いさせていただきます。

 本市は、毎月市政だよりで「ごみを考える快適環境の特別シリーズ」を行っておられます。11万トンのごみのうち、約 5.5%がリサイクルに回っていると聞き及んでおります。地球環境から、あるいは資源の有限という立場からも、どうかリサイクル運動をより一層展開されんことを願うわけでございますと同時に、第4次総合計画の中にも取り組まれておりますリサイクル施設の建設についてお伺いさせていただきます。

 今後このリサイクル施設については、どのような形で実現されていくか、お伺いいたします。

 ごみリサイクル運動は、息の長い運動であり、それぞれの都市において独自の特徴がある運動が進められておりますが、本市においては各学区への助成金を本年、例年よりも3倍にふやしました。そして、リサイクル運動をより一層展開する、そんな運びでございます。今後こういったリサイクル運動をますます展開されやすくするためには、ごみに対する認識、あるいは指導が必要ではなかろうかと思うわけでございます。その点におきまして、ごみの監視員、あるいはごみに対するモニター、あるいは指導員というような形での民間設置をお考えではないかということをお伺いさせていただきます。

 続きまして、2番目の安全なまちづくりについてでございます。

 岡崎市において、ここ10年間で救急車の出動回数は約 4,900回から 6,000回に増加しております。約1.22倍の増加でございます。しかも、その中で一番多いのは、急患に対する出動でございます。近年、それぞれビルが高層化してまいり、それに対する対応は大変かと思うわけでございます。

 また、交通事故が大型化してまいりましたのは、去る本年2月25日未明の東名高速道路においての事故が物語るように、県下60キロの間に4件、関連車両が71台、死者が9人、負傷者が97名の大事故が発生いたしました。その中において、岡崎署管内、本宿バス停付近で起きた事故は、車両が30台、死者が6名という惨事になり、本署の機敏な対応により適切な処理がなされたわけでございます。

 しかし、こうした惨事は、今後も発生する可能性は十分ございます。こうした事故発生の件数が増加するとともに、大型化に伴い、これに対応する方法はいかにあるか。この点についてお伺いさせていただきます。

 あわせて、本年4月23日の国会において、救急救命士法が可決、公布されております。当然この法に対しましての本岡崎市の対応もしていかなければならないと思いますが、こうした研修、あるいは受験のための出張等、長期欠席が生まれてくるのではないかと思うわけでございます。したがいまして、そうした長期欠席者、あるいは研修者が出た場合の対応については、どのように対応されていかれるのか、お考えを伺いたいというふうに思うわけでございます。

 二つ目の交通安全に対しては、現在多く叫ばれながらも、問題がまだまだ解決されていないのではないかというふうに思うわけでございます。特に暴走族の問題は、長く語られながらも、なかなか解決されていないのが現状ではないかというふうに思います。毎年夏になると、多発するこの暴走族に対してどう対応していくのか。

 ある町のおばあちゃんが切々と述べられました。深夜の眠りに入った時期に大きな音でいつも起こされる。何とかしていただけないだろうか。特に金曜、あるいは土曜の夜は、眠れない日が続くという訴えでございました。早速岡崎署へその旨を訴えさせていただきましたら、警察署としては、今最大限の努力をしておる。岡崎管内には約 100名、岡崎だけでも80名近くの暴走を行っておる青少年がおるというお話を聞きました。これは、ただ単に警察一局のみの対応ではなくて、行政当局並びに市民が一体となり対応をしていかなければならないことだというふうに思うわけでございます。どうかこの暴走族の撲滅のために、市民が立ち上がれる運動体制、行政としてどう指導していくのか、その点について伺わせていただきますと同時に、現状の実態をお示し願いたいと思います。

 3番目に、調和のまちづくりについてでございます。

 現在岡崎市は、市民から借地をし、そこに市の施設を建てている箇所が数多くございます。それぞれ目的が違うと同時に、それに供されるその扱い方も違っておるわけでございます。しかしながら、現在私どもで調べさせていただいた範囲では、学区こどもの家、あるいは学区市民ホームにおきましては、国の基準に従い、ある程度国家価格に準じているということでございます。しかし、学区運動広場においては、造成の経緯、いろいろありますが、固定資産税分を報償として、あと 5,000円あるいは1万円の謝礼ということで上乗せをされております。しかし、消防関係におきましては、謝礼の形で同じように出されているわけでございますが、その謝礼は固定資産税プラス1筆 1,000円という形です。市の中心街にあって、貴重な土地でありながらも、現況では1筆につき固定資産税プラス 1,000円の謝礼でございます。これは、火の見やぐら、詰所、車庫、そしてまた防火水槽、それぞれとは違いますが、 1,000円では余りにも安過ぎないだろうかというふうに思うわけでございます。

 こういった、同じような岡崎市の借地に対する考え方を一度見直す必要があるのではないかということを思うわけでございますので、この点について伺わせていただきます。

 4番目の楽しいまちづくり。

 岡崎市は、長い歴史の中にあって、英傑を何人か輩出してまいりました。特に徳川家康公は、世界に誇れる偉人ではなかろうかと思うわけでございます。家康公を中心とした史跡は、全国に各地ございます。しかしながら、家康公が生まれた地は、岡崎1市でございます。

 こうした中において、生誕 450年祭が展開されようとしております。来年12月26日が生誕の日でございますが、同じように商工会議所が来年11月15日に 100周年を迎えるわけでございます。岡崎商工会議所においても 100周年の記念事業を展開するということで、現在鋭意計画され、努力されております。その中においても、岡崎市と協力して 450年祭を推進するという項目もございます。したがいまして、岡崎市といたしましては、この 450年祭をどういう形で展開していかれるのか、その点についてお聞かせ願いたいというふうに思うわけでございます。

 と同時に、来年の1月からは、大河ドラマ「織田信長」がNHKで放映されます。まさに機会としては絶好の機会ではないかというふうに思うわけでございますと同時に、この運動は、ただ一過性のものに終えることなく、全国に「岡崎ここにあり」という形で、観光岡崎の名を高めていただくためにも、どうか抜本的な見直しと同時に、新しい取り組みがありましたら、どんどん取り入れて、一過性のものにしないでいただきたいということを思うわけでございます。

 続きまして、活力のまちづくりについてでございます。

 第4次総合計画は、「21世紀を拓く活力と創造のまちを目指して」というタイトルのもと、目標年次を2001年に定め、基本施策を五つ掲げて進められております。とりわけ、都市基盤の整備については、今考えなければならない時期ではなかろうかと思いまして、この土地利用についてのみ質問させていただきます。

 現在岡崎市には、市街化並びに市街化調整区域の区割りがされております。そして、市街化においては、問題になるのは、現在駐車場問題が早急に解決しなければならない問題であろうと思います。短期的には、駐車場案内システムの設置、あるいは現在ある既設の駐車場の改造、あるいは改築。しかし、中長期的に見れば、岡崎公園の地下駐車場の建設、地下交通のネットワーク、人工地盤等の複合基盤施設の建設等が望まれるわけでございます。こういったものに対して市民は早期な望みをかけておるわけでございます。市当局におかれましては、この点につきましてどのようなお考えであるかお伺いさせていただきます。

 とりわけ、昨年潤い緑景観モデル都市に全国で18市、県下では1市に選ばれました当岡崎市でございます。特に康生地区回廊構想、“ハイコンプレックス21”、こういった課題については、今後早期実現をお願いすると同時に、今後の対応についてお伺いさせていただきます。

 そして、もう一つの市街化調整区域の問題でございますが、現在市街化調整区域において、三世代宅地供給事業が展開され、山間地といたしましては、この開発事業に大きな期待を寄せるわけでございます。反面、市街化の隣接調整区域においては、幾つかの矛盾を生み、問題が起きております。この点、今後どう対応していくのか、お聞かせ願います。

 以上をもちまして、第1回目の質問を終わらせていただきます。

     (7番 中根義一君 降壇)



○議長(近藤隆志君) 環境衛生部長。



◎環境衛生部長(石原明次君) 御質問の1番、美しいまちづくりについて、 (1)ごみ収集とリサイクル問題の御質問の中で、各市はごみゼロ運動を実施していますが、岡崎市では行われていないが、これにかわるべき取り組みはどうかという御質問でございます。岡崎市といたしましては、ごみゼロ運動にかわるべき運動といたしまして、空き缶ぽい捨て防止等の岡崎クリーンキャンペーンを昭和63年度から実施しております。期間は、第1回目を4月1日から4月30日、第2回目を7月20日から9月9日までの期間を定めて実施しております。事業の内容といたしましては、ポスターの掲示、チラシ等の配布、主要駅、公園等において岡崎クリーンキャンペーンのたすきをかけ、標語入りのティッシュペーパーやごみ袋等を配布したり、また主要道路の陸橋やごみ収集車全車に横断幕を掲示して啓発活動を行っております。

 次に、ごみ減量対策として、新しい取り組みはどうかという御質問でございますが、本年度より新規事業といたしまして、ごみ減量化の一層の推進を図るため、市民の方々によるごみ問題を考える会を設立いたし、実践していただくためのモデル地区の選定、及びごみ減量運動実施団体、ボランティア団体による空き缶処理を側面的に援助する空き缶プレスカーの導入などの事業を取り進めているところでございます。

 次に、買い物にビニール袋のかわりに補助、助成する考えはないかという御質問でございますが、買い物に買い物袋を持参しての運動は、ノー包装運動の一環として既に婦連協の方々が実施しておられますが、店の袋を使わないかわりに対する補助、助成制度につきましては、各商店の理解と協力が必要でございますので、省資源の観点からも、またごみ減量化を図る上でも、今後関係業界と協議しながら研究を重ねてまいりたいと考えております。

 それから、ごみ処理に従事する職員数が他市より少ないと思われるが、その対処はどうかという御質問でございます。現在、ごみ処理に従事する岡崎市の職員数は 223名でございます。他市と比較ということでございますが、各市それぞれ独自性を発揮して行政を行っておりまして、収集も、4分別もあるところもあれば、5分別、また一部業務を民間委託しておるところもございます。本市におきましては、業務の執行に支障のないよう人員配置がされております。しかし、新規事業及び市民サービスの低下を招かないためにも、人員確保は今後必要かと考えております。

 次に、減量化のためのリサイクル施設の建設について御質問でございますが、ごみの減量化のためのリサイクル施設の建設につきましては、さきに厚生省におきましても、資源化、再利用を推進すべく、リサイクルシステムの確立に取り組みが行われております。本市におきましても、本年度ごみ処理計画の一環として、年々増加する不燃ごみを、資源になるものと埋め立てするものに分別し、資源の再利用及び埋立地の延命を図るため、リサイクル施設の建設策定調査委託を取り進めております。

 その調査内容といたしましては、不燃物のごみ質の分析を行い、将来の不燃物ごみ量の予測から、リサイクルする対象物を何にするか調査いたし、その日処理量はどの程度にするか、また現在の収集体制で対応ができるのか、そしてその処理体系はどのような方式がよいか、また建設年度はいつごろにするかなど、分析結果を参考に検討してまいりたいと考えております。

 次に、 (2)のごみモニターや監視員制度の御質問でございますが、ごみの減量や今後分別の細分化等の普及徹底を図る上では、市民の方々の御理解と御協力が必要であります。こうした監視員、モニター制度は、今後こうした減量化運動を推進する上で調査研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 消防長。



◎消防長(石川守君) 大きな2の安全なまちづくりについて、 (1)消防救急の問題についてお答え申し上げます。

 消防救急につきましては、先生御案内のように、救急出動件数につきましては、10年前と比較いたしますと、概算でございますけれども、約20%程度の増加をいたしております。したがいまして、1日当たりの出場件数につきましても、当然ながら増加をいたしておる、こういうのが現状でございます。

 また、災害の大型化につきましてということでございますが、本市におきましては、市民の皆様方の格別な御協力と御理解をいただいておりまして、必ずしも大型化はしてございませんけれども、今お話のございましたように、先般東名高速道路におきまして大変な事故がございました。こうした特異的な災害につきましては、愛知県下高速道路における消防相互応援協定が締結されておりまして、これを活用いたしましての豊川消防との相互協力によりまして対応いたしてまいりました。

 また、その他大きな災害につきましては、本市といたしましては、常備消防、そして非常備消防を持っておりまして、これらの消防力を対応いたしますのが当然でございますけれども、さらに大災害が発生したような場合には、愛知県下広域消防相互応援協定、あるいはこの近隣市町村の西三河地区消防相互応援協定、これらが締結してございまして、これらを活用いたしまして対応させていただきたい、このように思っております。

 次に、救急救命士の件でございますが、先生御案内のように、平成3年4月に国会において可決成立いたしました。これに伴いまして、5月15日に財団法人救急振興財団が設立されました。救急救命士の資格取得につきましては、こちらの団体におきまして教育訓練が行われる予定でございますが、この教育訓練の指針等が現時点におきましてまだ示されておりませんので、この辺の事情を踏まえまして、今後のこれらの動向を見きわめながら対応してまいりたい、このように考えております。このような現状の中でございますので、資格取得のために職員が今すぐに研修に出るということは当面ないようでございます。

 こうした長期にわたって職員を研修させた場合の補充はどうか、こういうことでございますが、暫定的には消防本部の日勤職員をもってこれに充当させるというようなことで、内部的な努力によって対応はいたしてまいる考えでございますけれども、こうした事情等を踏まえまして、私ども消防といたしましても、職員の増員につきましては、今後の推移を見きわめながら、慎重に検討してまいりたい、このように考えております。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 市民部長。



◎市民部長(渡辺康司君) 2番目の交通安全の問題、特に暴走族の問題でございますが、まず初めに暴走族の現状でございます。これは、先ほど議員も申されたとおり、岡崎市警察署の把握している市内のグループは、現在4グループ、約80名、そのメンバーでございます。これから夏に向けて増加することが懸念されておるところでございます。警察では、取り締まりの強化や個別指導により、グループの壊滅に努めております。しかしながら、小人数や単発でゲリラ的に深夜暴走する、迷惑性の高い暴走行為には、情報が大変乏しく、対策に苦慮していると伺っております。

 したがいまして、次に今後の対応でございます。暴走族の追放には、地域の住民からの暴走行為に関する多様な情報の提供が不可欠な問題でございます。したがいまして、市としましては、交通安全市民運動の中で、広報や啓発活動を通じ、市民に暴走族追放の意識を高めるとともに、情報提供の御協力を呼びかけし、それぞれの地域に応じた対策を市民、警察、行政が一体となって推進してまいりたいと、このように思っております。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 総務部長。



◎総務部長(天野正彦君) 3番目の調和のまちづくりについて、市の借地における問題、借地に対する考え方の見直しについてどうかという御質問でございます。これにつきましては、各課にわたる問題でございますので、私の方から一括してお答えさせていただきたいと思います。

 市が公共の施設をつくる場合、その用地が従前から市有地の場合もございます。それから、買収する場合もございますが、地元から借地で対応するという場合も数多くあるわけでございます。特に、地元にかかわりの深い施設、御質問の中にもございましたように、学区市民ホームだとか、学区こどもの家だとか、学区運動広場、こういったものにつきましては、地元の住民の皆様に御協力をいただくという例が多いわけでございます。

 この土地の貸し借りでございますが、私法関係に基づく契約が基本でございます。市も、一般私人同様、対等な立場で双務契約を結んでおるということでございます。予算科目でいきますと、14節の使用料及び賃借料、こういった節に予算が計上されておるわけでございます。市の普通財産を個人に貸す場合、これは大蔵省の貸付料算定基準というのがございます。これは、相続税評価額に一定の率を掛けたものでございますが、こういったものにおおむね準拠して貸付料を算定しておるということでございます。逆に、市が民間の方の土地を借り上げる場合も、これに準じておるということでございます。

 ただ、御指摘の消防施設でございます。この消防施設の借り上げにつきましては、予算の科目は8節報償費の節に計上してございます。報償費というものの性格ですが、役務の提供だとか、施設の利用などによって受けた利益に対する代償ということでございまして、協力者への謝礼という意味が含まれておるわけでございます。こういった考えでございますが、特に消防施設につきましては、従前から災害はみずからの手で守るという考えから、昭和44年までは、土地も含めて地元でこういった施設を設置しておったという経緯がございます。他都市を見てまいりましても、こういった消防施設につきましては無償で借り上げておるというところもございます。御質問の中にもございましたように、こういった消防施設の土地の借り上げですが、課税地、都市計画税だとか都市計画税、こういった課税される土地につきましては、こういった税相当に 1,000円、それから非課税地につきましては 1,000円という謝礼を支払っておるということでございます。この制度ですが、54年以来これが続いておるわけでございまして、その後の土地の価格の上昇だとか物価の上昇、あるいは地元負担、こういったことを考えますと、当然検討すべき時期に来ているというふうに認識しておりますので、御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 経済部長。



◎経済部長(山田銀作君) 4番の観光岡崎の今後でございますが、平成4年は、家康公生誕 450年でありまして、また御指摘のとおり、会議所創立 100周年に当たるわけでございます。過日、家康公生誕 450年祭実行委員会を設立いたしまして、官民一体となって記念事業を展開していく組織固めができたわけでございます。この 450年祭の会期は、家康公の誕生日が天文11年の12月26日で年末のため、年をまたがず、恒例の春の桜まつり、それから夏まつり、秋の市民まつり、これをベースに、趣向を凝らした 450年行事を織り込み、フィナーレは、家康誕生を祝うという形で事業を進めたいと考えます。

 今後は、これを契機にいたしまして、城址公園の整備が進みます岡崎公園を初め、5月26日にオープンいたしました中央総合公園の市民球場、また近く完成いたします施設等も、さらに岡崎世界子ども美術博物館など、文化と体育施設も、これらも観光の拠点といたしまして、春、夏、秋のイベント開催時以外にも誘客増進を図ってまいりたいと考えております。

 また、岡崎観光文化百選の観光ルートの整備もいたしまして、お好みの観光ルートをゆっくり見学していただくような、そのようなコースも今後研究してまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(松林正八郎君) 5番目の活力のまちづくりについて、第4次総合計画の推進の中で、特に土地利用についてお尋ねでございます。第4次岡崎市総合計画では、第1編総論の第4章土地利用構想の中で記述がしてあるわけでございます。市民生活の基盤であり、新たに生産することのできない限りある資源である、こうした土地、こうしたものにつきまして、やはり計画的な利用をする必要があろうというように思うわけでございます。特に当市におきましては、全市域が都市計画区域になってございます。市街化区域は、おおむね市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域、また市街化調整区域は、市街化を構成すべき区域のことというようにうたわれておるわけでございます。したがいまして、本市の総合計画の中でも、土地利用につきまして、都市的な土地利用、あるいは農業的土地利用というような土地利用構想図が出ておるわけでございます。自然と調和をしながら、その地域にありましたような土地の利用というようなことが好ましいかというように思っております。

 土地利用の中で、特に康生地域におきますところの土地利用ということで、駐車場、あるいは人工地盤というようなお尋ねがございました。議員御指摘のように、いわゆる都心の再活性化といいますか、“ハイコン21”構想が6年ほど前に出されておるわけでございます。そうした中で、その地域の土地利用、こうしたものが、やはり今現在駐車場、あるいは交通の便が非常に困難、混雑をしておるというようなことから、私ども康生地域に回廊構想、人と車が共存するまちづくりを目指してというようなことで提唱してまいりました。そうした中で、建設省におきまして、複合空間の利用というようなことの位置づけもしていただきました。今御指摘をいただきました潤い、緑、景観モデルまちづくり、こうしたような指定も受けてまいったわけでございます。潤い、緑、景観モデル都市につきましては、東岡崎から康生周辺にかけまして、 150ヘクタールについてのこうした潤い、緑、景観を整備しようというものでございます。

 今また議員御指摘のこの地域におきますところの駐車場、あるいはその既存の駐車場との地下交通ネットワーク、こういうようなもの、あるいは人工地盤によりますところの複合基盤、こうした整備でございます。もちろん、こうした“ハイコンプレックス21”をつくりまして、これに基づいて地域を総活性化したいということでございます。したがいまして、今後とも公園下の地下駐車場、あるいは既存の駐車場との地下交通ネットワーク、こうしたようなものもつくってまいりたいというように思うわけでございますし、また先ほど申し上げました人と車が共存するまちづくりというようなことでまいりますと、やはり人が親しみながら、ここでショッピングできるようなモールをつくる必要があろうというように思うわけでございます。

 そうした“ハイコンプレックス21”の建設計画とあわせまして、駐車場、あるいは地下ネットワーク、あるいはペデストリアンデッキ、あるいはまたこうした交通に対しますところの駐車場案内システム、こういうようなものに本年から手がけて、入っておるわけでございます。したがいまして、今後ともいろいろ議会の方の御協力、あるいは御指導もいただきながら、こうしたまちづくりをしてまいりたいというように思っております。



○議長(近藤隆志君) 7番 中根義一君。



◆7番(中根義一君) ただいまの中で答弁漏れがございますので、再質問させていただきます。

 最後に言いました調整区域における開発問題でありますが、この点につきましてどうお考えか、いま一度お願いいたします。



○議長(近藤隆志君) 都市施設部長。



◎都市施設部長(柏木清次君) 調整区域内で最近高層な建物ができるということで問題を聞いておりますが、調整区域内の建築ができるものは、既存宅地と申しまして、その宅地において建築ができるということで、いろいろな制限が伴っておらないという土地でございます。特に私の方の考えといたしましては、マンション等の建築ができますときに、住環境の悪化が予想される場合につきましては、岡崎市の建築確認取扱要綱に基づき、建築主は地元総代及び近隣住宅民につきまして計画の内容を説明するよう指導し、地元からの苦情があったときは、建築主にその旨を伝え、十分な対応を行うよう指導しております。

 この指導要綱でございますけれども、いろいろございますが、最近、名古屋市だとか豊橋市が指導要綱をつくりましたが、この内容を調べてみますと、この宅地指導要綱には、公害防止・環境保全対策事前指導要綱……。失礼いたしました。本市におきましては指導要綱は制定しておりませんけれども、他市の指導要綱についていろいろ調べた中、当市は宅地開発指導要綱、公害防止・環境保全対策事前指導要綱、高層建築物防災計画指導要綱、建築確認事務取扱要綱のおのおのの項目でチェックを行っておるところでありまして、これらを一つの要綱にまとめるということは難しいことではありませんが、個々に検討すべきものがあり、調整を要するものでございます。要綱を制定しても、原則的には市の内部の事務処理方法についての取り決めであって、これに従って指導を行うものですが、これに従わないといって、建築確認をとめるということは、法の前にできないことでございます。対応に苦慮しておるのが現況でございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) ただいまの部長の方は、調整区域の開発というんですか、これらに対する問題の中におきまして、特殊な事例が頭に入っておったようでございまして、調整区域内の既存宅地の問題のみを取り上げましたが、恐らくこれは、中根義一議員さんの真の質問の要点がそこにあったのか、私は今の御発言を聞いておりますと、調整区域内におけるところの今後の開発、発展をどのように考えておるか、このように受けとめまして、後段の部分におきまして私からお答えさせていただきます。

 調整区域、市街化区域というのは、御承知のとおり、調整区域は市街化を抑制する区域であるわけでございまして、これは現在のところ法律的にも、調整区域に対しますところの開発行為、これを違法的に進めていくということは、当然でき得ないわけでございます。そうしますと、合法的な手法、こういうことが観測できるわけでございまして、これを重視いたしました方向といたしましては、執行いたしましたのが、三世代宅地供給事業、これらが一つの指針でございまして、国の現況の法律下におきますところの中で、合法的にこれらに対するところのバランスをとらせていただくという政策をとったわけでございます。基本的には、調整区域はあくまで都市化、開発を調整していく、この宿命を背負っておるということでございまして、議員さんも十分ひとつ御審査を願っておきたいと思うわけでございます。

 しかし、もう一方、そういう中におきましても、市街化を都市計画のされる、こういう場合におきましては、これまた合法的に調整区域でございましても、市街化区域に編入、こういうことも5年に1遍ずつの計画をませにしながら進める手法もあるわけでございまして、これは議員さん御存じのとおりであろうと思うわけでございますが、あえて御質問でございますから、私からこの問題は御答弁をさせていただくわけでございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 7番 中根義一君。



◆7番(中根義一君) ただいま都市施設部長の方からも一部お答えがありましたように記憶しておりますが、市長の方から答弁がありました三世代住宅についての今後の対応ということで、非常に期待をしております。

 と同時に、後半の部分で述べられました調整区域、あるいは市街化区域の問題でございます。この点について、一部地域において中高層マンションが建設されている部分があるわけでございますが、その部分についてでございますが、要するに岡崎市においては、そういった中高層マンションに対する一つの指導要綱というのが現在ないわけでございます。特に調整区域というのは、今市長が言われましたように、従来この目的というのは、そこに農地、あるいは山林があるから、豊かな自然を守れというのが基本的な考えであったわけでございまして、そういったものに対して、要するに従来宅地ができるのは、農家の次三男とか、あるいは新家を建てるとか、あるいはそのほか小屋とか、簡単なものしか認めないという現況があったわけでございます。

 こうした一つの従来の考え方の中で、法の一つのひずみが生まれてきているのではないかというのが、要するに市街化の隣接調整区域だというふうに思うわけでございます。この点について、この地に例えば高層マンションを建てるとか、そういった事態が起きた場合、今の法では何ら規制の方法がございません。そういったことによりまして、高層建築に対する一つの考え方を、きちっとした綱領等を出すべきではないか。そしてまた、市街化調整区域においてのあり方というものも今後検討していく必要があるのではないかということを再度御質問させていただきます。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) これ、質問者と答弁者が何か推察しまして、先に御質問の要項を答弁したようでございますものですから、何かここに違ったようでございます。あえて答弁申し上げますと、手法的には、部長がお答えしたとおり、そのような問題が出たわけでございますが、これは非常に難しい問題でございまして、いわゆる都市計画法の関係からいきますと、現況どうにもならない。新たに発生したことでなくて、これは前からずっとあったわけでございます。ただ、新たに発生した事態というのは、高層マンションという、こういう問題がここに発生したわけでございまして、これらに対しましては、私どもといたしましても、できるだけ指導要綱でいいのか、もう一歩踏み込んだ規制の措置のできるようなことも研究をしていきたい、こういうことで対応してまいりたい、ここで御答弁をさせていただいたわけでございます。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 7番 中根義一君。



◆7番(中根義一君) 一、二そのほかの問題について再度御質問させていただきます前に、ただいま市長の答弁の中で、再度検討してという言葉がございましたけれども、この点については、早急に対応をお願いしたいということを要望しておきます。

 そのほか、先ほどごみについての中で、ごみ問題を考える会を設立するというお答えがございましたが、あるいはこれについて、モデル施設を選定するというお答えもございました。一体どういう形でこれを進めていかれるのか、その点についてお願いいたします。

 それから、空き缶プレスカーの導入でございますが、当面1台ということでございますが、これの成績が上がれば、増設していくのかどうかについてお伺いいたします。

 それから、当然こういった増設をしていけば、市民サービスの低下を招かないように、人員確保をしていきたいという御答弁でございましたが、同じように消防の方からも今後人員の増加をしていきたいというお答えがありました。この点については、後ほど公室長にお願いしたいと思います。

 それから、ごみモニターの監視員のことについてでございますが、ごみモニター及び監視員、あるいは指導者というのは、先ほどごみ問題を考える会、あるいはそういった地区を選定すると言われましたけれども、そういった時点で、一度試行という形では、なっていた方には失礼かもしれませんが、まずそういった方々で一遍、モニターなり監視員なりも選定していかれたらどうかというふうに思うわけでございますので、この点あわせてお願いいたします。

 そして、人員の件につきましては、消防問題、あるいは先ほどの衛生関係の問題にも関連しておりますので、一度今後の対応はどうあるべきかをお聞かせ願いたいと思います。



○議長(近藤隆志君) 市長公室長。



◎市長公室長(柴田徳長君) 今消防士の関係とごみ収集職員の関係でお尋ねがございました。恐らくこれは、定数条例の関係の絡みで私の方へ振られたのではないかというふうに考えております。議員御案内のとおり、市長部局の中には、いわゆるクリーンセンターの職員が入ってございます。しかしながら、消防職員につきましては、これは単独でございまして、条例案の改定事項と、こういうふうになってまいります。

 先ほど消防長の方から御答弁させていただきましたように、救命士、これらの制度化、法律でこうなってきたということでございますが、当然のことながら、これに対する消防長が申し上げましたように推移、こういうことでございます。私の方も、その推移の中から、それから現在の現有の陣容の中から、どの程度そういう職員の派遣なり、それから新しくそういうものが何名要るだとか、または研修だとか、こういうのがあろうかと思います。私の方も、この推移を見ながら定数条例の改正もし、そういう時点といいますか、場合が来るなら検討してみたい、このように考えております。

 それから、ごみ収集員の関係、これは市長部局の中で大きな枠の中にございます。その中におきまして、例えば人事異動だとか、こういう中におきまして、できることならその中に考えてまいりたいし、なおそれでもちょっと無理があるということになるとするならば、その時点で考えたいんですが、現時点では市長部局の中でとらえてまいりたい、このように考えております。



○議長(近藤隆志君) 環境衛生部長。



◎環境衛生部長(石原明次君) ごみ問題を考える会の内容はどうかということでございますが、住民の方がみずから提言いたしまして、ごみ問題に対して実践していただくものでございまして、現在地区の選定につきましては、地元と折衝いたしておるところでございます。

 その中で、モデル地区の中で監視員、モニター制度を取り入れたらどうかという御質問でございますが、これにつきましては、その会の中で御提言をいただいて、御提言があれば、試行的に実施してまいりたいというふうに考えております。

 次に、空き缶プレスカーの要望が大変多くて、対応できなかった場合はどうかという御質問ですが、本年度の新規事業でございまして、実績等は今ございません。こういった場合につきましては、住民の方たちのごみ減量運動を支援する上にも、増車等も検討してまいりたいと考えております。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) おおむねお答えさせていただきましたが、非常にユニークというんですか、各細部にわたりましての御提案もあったわけでございまして、私どもといたしましても、十分ひとつ御研究をさせていただきたい、こう総体的には思うわけでございます。

 特に空き缶プレスカーの問題、あるいはごみのリサイクル問題、あるいは人員配置、これはただいま公室長が申し上げましたが、消防、ごみ、あるいは病院を含めましてでございます。私どもといたしましては、原則的には、ちょうど10年間人員の増加を抑えてきたわけでございます。何と申し上げましても、市民の税金を一番多く実務的に使おうといいますと、この人員増、これを抑えていくしか方法がなかったわけでございます。しかし、頑強にそれのみを主張してまいりますと、そこにいわゆる勤務体制のアンバランスが生ずるわけでございます。なかんずく今期におきましては、市民病院の病床の増加、あるいはこれらに対するところの一部どうしてもやむを得ない問題のみに対しまして定数増を御提案申し上げて、御承認願ったわけでございますが、あくまでは私どもといたしましては、この人員を増加すれば解決する、こういう安易な方法をできるだけ避けて通りたい。

 そのために、ごみ問題というのは大変大きな問題があるわけでございまして、何と申し上げましても、多くの市民の真の理解におきまして、これを分別収集なり何かしていただきませんときには、いかにこれを投入いたしましても、なかなか解決でき得ない問題であろうと思うわけでございます。多くの理解のもとにこれらの問題を処理していきたいと思うわけでございます。

 これを踏まえまして、監視員であるとか指導員という御提言でございましたし、担当課長も、これがあるならば云々と言っておりましたが、私も一つの方向だとは思いますが、市民の自主的な感覚をできるだけお願いしていきたい、その必要性をPRする中におきまして、真の御理解をしていただきたい。一片の規則や法律ではなかなか解決できない問題であるわけでございまして、多くの市民の皆さん方が真にこの問題を御理解いただくような体制に対しまして、十分ひとつ検索をさせていただきたいという基本方針を申し上げておきたいと思います。

 二つ目には、調和のあるまちづくりの中におきまして、消防関係の施設関係の賃借料、謝礼金の関係でございますが、これは私どもから見ましても、若干いつも問題があったわけでございます。ただ、なかなか体制できなかったのは、料金というんですか、謝礼金を上げますと、今度は賃借期間の問題が当然問題になってまいりまして、各団長さん方の御意向を聞きましても、現況は知りませんが、今までのような程度であると、お貸しいただく方々に対しましても、余り期間の制限がなかった。こういうものがあったからここまで来れたんだから、逆に謝礼金を多くいたしますと、当然ほかの問題と同じような一定の期間を拝借せざるを得ない、こういう問題が裏腹になるわけでございまして、これらの問題を十分精査しながら、適正な云々という見直しは、私どもとしてはやぶさかではございませんが、現実の問題におきましては、このような問題があったということを御理解願いたいと思うわけでございます。

 それから、調整区域におきます問題等に対しまして、早急に対応を要望するということでございますが、それを簡単にお受けできるかどうかという問題というのは、これはまた指導要綱でいくか、あるいは条例的な措置でいくか、こういうことになるわけでございまして、半面今度は私権の抑制にもなるわけでございまして、私の方に要望するという単なる問題でなくて、これはひとつ一歩しっかり踏み出しますと、これは相当私権の抑制にもつながるわけでございますから、議会の皆さん方とも十分ひとつ御理解を賜るべく、手法等に対しましても研究をさせていただきたい、こういうことをあえて申し上げておくわけでございます。よろしくお願い申し上げたいと思います。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 7番 中根義一君。



◆7番(中根義一君) 最後に、地下駐車場の問題でございますが、現段階において岡崎公園の地下駐車場に今後の進捗状態、公園の整備等に相まって、2層2階の約 700台の駐車場をつくるという構想が出ておるんですが、今後のこの対応についてお聞かせ願いたいと思います。



○議長(近藤隆志君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(松林正八郎君) 今議員御指摘の公園地下駐車場でございます。先ほど御説明申し上げましたこの地域の中心市街地に対する交通の全般対策という中から、こうした駐車場構想が出ておるということでございます。したがいまして、複合基盤の整備という中でこれを実施してまいるということでございまして、本年より駐車場に対する実施設計というような段階に入るわけでございます。

 ただ、こうしたようなものとあわせまして、先ほど若干触れましたこの駐車場に対する案内システムというようなものも、国の方の補助を受けながら構築をしておるという状況でございまして、これにつきましては、特に康生地域、あるいは東岡崎周辺というようなものを含めてのシステムの構築ということでございます。したがいまして、やはりこの中心市街地におきますところの“ハイコンプレックス21”、あるいはそうしたものとの今までの連携する駐車場、あるいは新設する駐車場、こうしたようなものが総体を兼ね合いまして、この事業を進める必要があろうかというように思っております。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 中根議員さん、これ、 700台というのは、公園地下駐車場の今暫定案、一つの案として出ておる数字でございまして、これは今後、今から詰めていく関係もございますものですから、ひとつこれにこだわらぬでいただきたい。地下駐車場をつくるという問題が一つ。二つ目には、この駐車場の上面は公園面積の延長として活用していきたい、こういうところでひとつお含みおきを願いたい。言い直しますと、 800台できるなら、別に 700台に抑える必要はない。それから、無理に景観上困るならば、もう少しカットする場合もある。できるだけ将来構想からいきまして、可能な限り将来的には大きな駐車場を確保する計画も検討していく必要があろう、ここまで私から御答弁をさせていただきます。



○議長(近藤隆志君) 暫時、休憩いたします。

             午前11時6分休憩

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△河合信輝議員の質問

             午前11時15分再開



○議長(近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 31番 河合信輝君。

     (31番 河合信輝君 登壇)



◆31番(河合信輝君) 通告の順序に従い質問いたします。今回の質問は、市民の方から寄せられた御相談の中から3点を取り上げお聞きいたします。

 第1番目は、全天候型ゲートボール場の建設についてであります。

 近年、特にゲートボールの普及は目覚ましく、市内各所で毎日朝早くからお年寄りがゲートボールを元気に楽しんでおられる光景を目の当たりにすることができます。私も、昭和53年5月からの1年間、議会選出の岡崎市体育指導員をさせていただきましたが、そのころから新しいスポーツとしてゲートボールを耳にし、六名公園で他の体育指導員の皆さんと一緒にゲートボールの講習を受けたことがあります。以来、ゲートボールの普及に伴い、適当なところで楽しめるゲートボール場の確保が地域の問題になりました。私は昭和56年、62年とゲートボール場の確保と整備について本定例会において質問をいたしました。以後、市当局により老人ゲートボール広場整備運営費補助金も実現し、地域ゲートボール場の整備充実については高く評価しているところであります。市の中央総合公園内に大会のできる全天候型を含む常設ゲートボール場の建設についてお尋ねいたします。

 岡崎市ゲートボール協会の事業報告書を見させていただきますと、ゲートボールの普及に伴い、毎年数多くの大会が市内、市外で実施されております。私たちの先輩の多くのお年寄りが元気にゲートボールを楽しんでもらっていることは本当にすばらしいことと思います。やはり大会ともなりますと、多面常設コートが必要であります。先日私は、蒲郡市の常設ゲートボール場を見てまきしたが、よく配慮されているように感じました。そこは、テント張りの全天候型コート2面と、ほか8面のコートが常設されており、他に必要に応じてはあと10面ほどとれる広場が併設されており、評判もよいようであります。本市においても、蒲郡市と同程度またはそれ以上の設備が望まれるところであります。21世紀の文化とスポーツの拠点を目指す中央総合公園内に全天候型を含む常設ゲートボール場の建設を要望いたしますが、市当局の御見解をお聞かせ願いたいと思います。

 次は、 (2)の桑谷山荘にゲートボールコートの建設についてであります。本市の桑谷山荘も近年、関係者の御努力により、利用者実績も伸びてきており、評価するものであります。岡崎市で唯一海の光景を楽しめる場所であり、さらに多くの人々に利用していただきたいものであります。この地には二つの駐車場があり、ウイークデーの昼間は第2駐車場の方は余り利用されていないように見受けます。そこで、第2駐車場の敷地の半分を使ってゲートボールコートを2面つくってはと提案するものであります。市当局の御見解をお聞かせください。

  (3)のお年寄りの各種スポーツに対する補助についてであります。高齢者福祉の対応としてはいろいろあるわけでありますが、特にゲートボールを含め、お年寄りが楽しむ他のスポーツについてもどのような補助がなされているのか、現況と今後の対応についてお聞かせ願いたいと思います。

 第2番目は、無公園地域の解消についてであります。

 第4次岡崎市総合計画においても、本市は、公園緑地は子供の安全な遊び場、青少年の運動広場、老人の憩いの場など、市民の大切な社会生活の場であるとともに、地震、災害などの避難所、さらに市民のコミュニケーションの場としても大きな役割を果たすほか、都市景観の面からも欠かすことができない多面的な効用を持つ重要な都市施設であるととらえ、地域的な配置を考慮しながら、2001年の目標年度末には市民1人当たりの公園面積を20.1平方メートルにするよう基本構想が打ち出されており、大きく期待し、評価しているところであります。

 まず、(1) の各種公園の現況と今後の対応についてであります。公園行政を進めるに当たって、本市の現在の各種公園の数、面積、1人当たりの公園面積、また抱える問題と今後の対応についてお聞かせ願いたいと思います。

 次は、 (2)の児童に対する公園行政、各学区における児童対象の公園面積と児童数との比であります。

 今回、私のところへ寄せられた意見の中で、大人が利用する公園等は充実してきたが、子供が毎日遊ぶ場所、すなわち公園が不足している。子供たちの、市の中心部や区画整理区域は子供の遊べる公園が多いが、市の周辺部においては不足しているとの意見も多く、周辺部の子供のための公園の充実が要望されております。質問のタイトルを無公園地域の解消についてとしたのもこのためであります。本市には、児童を対象とした児童公園、児童遊園、子供広場がありますが、その内容と現況についてお示し願いたいと思います。また、各学区における児童対象公園の面積と児童数との比はどうなっているのか、また、この数値から何がわかるか、お示し願いたいと思います。

  (3)の公園遊具の現況と対応についてであります。現在設置されている公園遊具の現況はどうなっているか、子供の意見等は取り入れられているのかどうか、今後の対応はどのようにされるのか、お示し願いたいと思います。

 第3番目は、父子福祉についてであります。

 第4次岡崎市総合計画においても、母子・父子福祉として取り上げてあり、それぞれの充実に向けての施策の基本方針が述べられておりますが、母子家庭に比較し、父子福祉の対応はなかなか難しい感がいたします。我が会派も予算要望書において、父子家庭対策の確立を取り上げているところであります。

 まず、 (1)の父子家庭の現況と対応であります。母子家庭と父子家庭の数については母子家庭の方が圧倒的に多いようでありますが、現在の本市における父子家庭の数はどのように把握され、どのように対応されているのか、また、母子家庭との比較ができればお示し願いたいと思います。

 次は (2)の父子寮、地域介護制度を考えるについてであります。あえて考えるとしたのは、なかなか難しい問題であるからであります。先日も母が急死し、子供が中学生、小学生の男の子2人で、父の仕事は朝早くから夜まで働かなければならないという父子家庭の事例がありました。身近に手伝ってくれる親戚等があればまだしも、そうでなかったため、随分苦労している様子であります。そんなときには、父子寮とか地域介護制度が話題になるわけでありますが、なかなか対応が難しいためにそのままになってしまうのが現状であります。父子寮といっても、もちろん母子寮とは内容が違うわけでありまして、父子の食事、洗濯等の身の回りの世話をする介護等が要求されるわけでありまして、一定期間、父子の面倒が見れるような施設が用意できないものかどうか、また、希望者については市営住宅入居を優先し、その地域内の介護人の手をかりる等の地域介護人制度を考えることはできないかどうか、市当局の御見解を伺っておきます。

 次は (3)の遺児手当の現況と対応についてであります。両親もしくは父親または母親のどちらかがいない児童を養育している方に、市及び県の遺児手当がそれぞれ支給されていますが、本年度予算化されている 1,808人のうち、手当を受けることができる父子家庭は何人で、また所得制限で受けられないのは何人か、お示し願いたいと思います。

 なお、本市の遺児手当については遺児の支給年齢を県の18歳に合わせるべく、3年間で15歳から18歳に拡大されることは評価しておりますが、手当の支給開始月が、本市は申請した翌月から、県は申請月からとなっておりますが、これも検討の余地があると考えられますが、御見解を伺っておきます。

 以上で第1質問を終わります。

     (31番 河合信輝君 降壇)



○議長(近藤隆志君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) まず最初に、ゲートボール場の関係で、中央総合公園内に常設のゲートボール場の建設を要望するということでの市の考え方はどうかということでございますが、現況を申し上げますと、現在、私ども中央総合公園内でゲートボール場を考えておりますのは、今議会でも工事請負の契約の関係で上程、提案させていただいております多目的広場、こちらの方で活用できるようにしたいという考え方を持っておりますが、ただ現在のところ、その設計図としてはまだできていないというのが現状でございます。

 それから、この中で、屋根つきのコートというお話がございましたが、これも実は多目的広場という性格から、ほかの競技とのバランスを考えて検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、次に2番目の公園の関係でございます。その (1)番の各種公園の現況ということでございますが、現在、都市計画決定をされた公園、そのほかに区画整理でできた公園等たくさんございます。現況でございますが、公園の種別ごとに申し上げますと、児童公園が 108カ所、それから近隣公園が15カ所、地区公園が2カ所、総合公園が2カ所、風致公園が1カ所、歴史公園が3カ所、墓園が1カ所、都市緑地として9カ所、緑道が5カ所、合計いたしますと 146カ所で、このトータルが176.33ヘクタールというのが、これが現在供用開始をして告示をしてある部分の公園でございます。そのほかにまだ一部供用ということで、用地は確保してありますが、告示のしてない公園、それから例えて言いますと、中央総合公園が現在数字がゼロになっております。それから、県営グラウンドもあれも実は龍北公園ということで公園になってございます。それを足しまして、なお、後からの質問の中に出てまいりました児童遊園、それから子供広場、そういったものを全部トータルいたしますと、 295.6ヘクタールという数字になります。これを現在の岡崎市の人口30万 9,405人で割り返しますと、市民1人当たりの面積は9.55平米ということになります。現在、全国的に平均をしてみますと、ただこれは昭和63年度末の統計しかございませんが、これでいきますと、全国平均で市民1人当たり5.62平米という数字がございます。それで、これも先ほど申し上げました告示済みの岡崎市の公園の面積というものを申し上げますと、1人当たり 5.7平米という状況でございます。なお、議員言われましたように、岡崎市第4次総合計画というものが定めてございます。それに基づきまして今後も事業の進捗を図ってまいりたいというふうに考えております。

 それから、次に遊具の現況ということでございますが、遊具の関係は都市公園法でいきますと、児童公園に設けるべき遊具といたしまして、少なくとも広場、植裁、ブランコ、滑り台、砂場、ベンチ及び便所を設けるものとするというようなことになっておるわけでございます。本市では、このほかにその公園の広さ、それから地形等に応じまして、先ほど申し上げましたもののほかに、鉄棒とかシーソー、ジャングルジムといったようなものを設置いたしております。なお、この遊具の保守点検に関しましては専門業者に委託いたしまして、年6回の点検をいたしておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 経済部長。



◎経済部長(山田銀作君) 一番の (2)でございますが、国民宿舎桑谷山荘の第2駐車場の約半分を利用してゲートボール場の2面を建設してはどうかというご提言でございますが、この第2駐車場は、過去におきまして桑谷山荘を御利用いただくマイカーの利用客から駐車場の設置をという強い要望がありましてつくったいきさつがございます。この点、面積的にも多くを必要とするコートの2面を建設するということになりますと、現在の駐車場利用の面からも大変支障を来すと考えられますので、非常に難しい問題と思っております。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) 全天候型ゲートボール場の建設の中で (3)のお年寄りの各種スポーツに対する補助はどうかということでございますが、本市の高齢者人口は65歳以上の方が2万 8,984人で、人口に対する構成比は 9.3%となっております。老人のスポーツに対する補助の現状でございますが、全市的な行事といたしましては老人クラブ連合会のスポーツ大会がございます。そのほか学区老人クラブ及び単位老人クラブにはスポーツ奨励費として補助をいたしております。これはもちろんゲートボールを含む全スポーツでございまして、特に種別を設定しておるわけではございませんが、スポーツ奨励費を学区におきましては3万円、単位老人クラブにおきましては1単位 7,000円を助成を図っております。そのほかにゲートボール広場の整備及び運営費に助成をいたしておりまして、ゲートボール広場につきましては今までに25カ所を1カ所8万 5,000円の枠の範囲の中で補助をしております。運営費につきましても助成をいたしておりまして、現在、16カ所の助成をいたしております。今後も健康増進のためのスポーツ奨励の助成は各種その他の団体、青少年団体とか婦人団体等の均衡を保ちながら、今後も進めてまいりたいと思います。

 次に、大きい2番のうちの (2)の児童に対する公園行政、各学区における児童対象の公園面積ということでございます。児童に対する公園広場には、先ほど開発部長の方から話がございました児童公園と、児童遊園、子供広場がございまして、全体の状況につきましては、児童公園が 108カ所、30万 200平方メートル、児童遊園、子供広場は 306カ所、16万 4,500平方メートル、合計 414カ所で46万 4,700平方メートルとなっております。ちなみに児童1人当たり、これは3歳から小学校6年生までございますが、児童1人当たりに換算をいたしますと、 12.52平方メートルでございます。そのうち児童遊園と子供広場につきましては、幼児と小学校の低学年を対象にしたものでございまして、これは3歳から8歳までを対象としておるという計算をいたしておるわけでございまして、児童数で計算しますと1人当たり 6.6平方メートル、1学区当たり平均 7.5カ所となってございます。先ほどの児童公園も含めまして、その数で割りますと、1人当たり 18.56、1学区当たり約10カ所ということになっております。学区別1人当たりの面積ということでございますが、これにつきましては、児童公園を含めますと5平米未満の学区が6学区、10平米未満の学区が8学区、15平米未満の学区が15学区、15平米以上が12学区となってございます。そのほかに子供の遊び場といたしましては、御案内のように学区子供の家が1館約 500平方メートルでして、平成3年度には全学区に建設される予定となっております。今後の対応につきましては、地元において用地の確保等ができれば、設置についての検討をしてまいりたいと、かように考えております。

 次に、公園遊具の現況と対応でございますが、遊具がどのぐらいあるかと、保守管理はどうかということでございますが、児童遊園の設置基準で申しますと、ブランコ、滑り台、砂場等を含めまして7ないし8点でございます。子供広場につきましては、ブランコ、滑り台、鉄棒、シーソー等の4点を基本としてございます。さらに木製遊具としまして、昭和62年度から設置を図って現在21カ所設置をされておりまして、平成3年度、本年度は8カ所を予定をいたしております。遊具の保守管理につきましては、遊具の塗装を5年に1回、保守点検は年に4回実施いたしまして、修繕につきましては、その必要に応じまして随時対応いたしております。

 次に、大きい3番目の父子福祉についてでございますが、 (1)の父子家庭の現況と対応でございます。父子家庭の現況は、昨年5月に調査したものでございますが、5月現在で世帯数が 334世帯、平成元年度は 371世帯でございましたので、約10%の減少をいたしております。児童数は 495人で、同じく43人減少となっております。また、住宅の状況でございますが、これは持ち家が 208世帯、借家は94世帯、その他が32世帯となっております。

 それから、父子家庭対策といたしましてはどうかというお尋ねでございますが、まず母子家庭等介護人派遣制度といたしまして、母子家庭、父子家庭、あるいは寡婦家庭等を対象に一時的な傷病とか冠婚葬祭への出席や出張とか学校等の公的な事業の方々の参加のために介護人を派遣する制度でございますが、これは母子寡婦福祉会が県から委託を受けてやっております。

 次に、家庭養育支援事業といたしまして、これは短期保護制度でございますが、保護者の疾病、出産、事故などの一時的養育困難な場合に宿泊養育をする制度でございます。

 次に、養護施設でございます。これは長期保護施設でございまして、何らかの事情で養護に欠ける家庭の児童で、事情については特に定めておりませんが、宿泊養護する施設がございます。乳児の場合は乳児院、児童の場合は岡崎の場合は米山寮とか平和学園ということになっております。こうした場合には、児童相談所へ御相談をしていただくようなシステムになってございます。

 それから、先ほど母子家庭と父子家庭の世帯の差はどうかというお尋ねでございますが、母子家庭は 1,449世帯でございまして、父子家庭は 334世帯でございます。

 次に、父子寮、地域介護制度を考えてはどうかというお尋ねでございます。父子寮につきましては、県下にもこうした施設がないと思われます。全国的にもちょっと今のところ話を聞いておりませんが、先ほど申し上げました昭和55年度から父子家庭への介護人派遣制度ができましたが、父子家庭の登録もほとんどございませんし、昭和58年に1件、介護人派遣をした程度でございます。また、地域の介護制度につきましても同様に、この対応については今後の推移をまちながら、先生の御提言を承っておきたいと思うわけでございます。

 次に、遺児手当の現況と対応でございますが、遺児手当につきましては、先ほど御指摘のように、県は昭和45年に制定をした当時は申請のあった翌月として岡崎市と同じような支給システムを持っておったわけでございますが、昭和49年に制度を改正したときに経過措置として当月から支給開始月としたということがございまして、寝たきり老人見舞い金を除くすべての諸手当、こういったものの手当はすべて翌月から支給するようになっております。他市の状況を見ましても、尾張の方で3市ぐらいが当月となっておりまして、あとは全部翌月支給ということになっております。したがいまして、遺児手当の増額とか、あるいはこういう支給対象の月の拡大、そういうものにつきましても、今後の研究課題とさせていただきたいと思うわけでございます。

 なお、遺児手当受給世帯の所得制限による受給できない世帯ということでございますが、受給世帯58世帯のうち16世帯が受給できない世帯となっておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 31番 河合信輝君。



◆31番(河合信輝君) まず、全天候型ゲートボール場建設について再度質問させていただきますが、今答弁の中で、多目的広場を活用したいという話がありまして、また屋根つきのものについては他の競技種目との兼ね合いを検討ということで答弁がありましたが、要するに、先ほど私質問で申し上げましたように、常設のものが要るんであろうといった観点から質問をさせてもらっておりまして、この多目的広場の利用というのは、今六名公園で使っていますように、その公園をそのときそのときにコートをつくってゲームをする。しかし、多目的広場につきましては多くの競技をするわけでありますので、なかなかすぐゲートボールのコートとしてはふさわしくないんじゃないかなというふうに考えております。そういった意味で、この検討が常設の方向で検討されるのか、その点を明確にお答え願いたいと思います。

 桑谷山荘にゲートボールコートの建設ということで、私現場を見てまいりまして、ゲートボールをやってみえる方をお連れして見たわけですが、たまたま行ったときに車がとまってなかったものですから、これがウイークデーはほとんど昼間あいておるとするならば、敷地の半分をとって2面つくってもやれそうだなと、そんな気がしたわけですが、1週間のトータル的に随分車が利用するとなれば、2面でなくても1面ぐらいはとれないかなと、そんな希望を持っておりますが、その点についてお答え願いたいと思います。

 お年寄りの各種スポーツについては、今るる説明いただきましたので、今後ともこれについてはさらなる充実をお願いしておきたい、このように思います。

 まず、以上お聞かせください。



○議長(近藤隆志君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) 中央総合公園の多目的広場を利用してという中で、私検討ということを申し上げたわけですが、実は蒲郡のゲートボール場をちょっと調査させていただいたわけでございます。確かに蒲郡は常設の屋根つきのコートが2面ございます。それから私どもの方の調査では、そのほかに常設としては2面あった。それ以外のコートはソフトボールとかほかの球技に利用して多目的に使っておったというふうに私どもはとらえてまいったわけでございます。それで、実は中央総合公園の関係でございますが、今回造成します多目的広場は中央総合公園の地形上、不整形の形の部分がかなりございますので、そういった部分の利用を考える中で常設ができるかどうかということで検討していきたいということでございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 経済部長。



◎経済部長(山田銀作君) 桑谷山荘の駐車場にゲートボール場を2面という御要望でございましたが、2面でちょっと無理なら1面つくってもらえぬかということだと思います。御案内のとおり、第2駐車場は全体に北側に傾斜しておりまして、また山間部のため、非常に北風がよく当たるということ、それから冬場になりますと凍結予防というようなこともございまして、そのような起こらないような予防策が必要となるわけでございまして、そのほか、肝心のお客様用の駐車場の減少というようなこともございますので、非常に問題もありますので、一度考えさせていただきたいと思います。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 特にゲートボールを中心とされましたところの中央総合公園の問題を私からちょっと基本的に触れておきたいと思います。まず、私どもが中央総合公園構想の最終段階、第3次構想というのは、実はドーム化ということが提案をされておるわけでございまして、これはまだ1次計画でございまして、3次計画まではちょっと遠いわけでございますが、特に私は、今ゲートボール云々ということのみを申し上げませんが、できるだけ新しい手法でもちまして案外経済的にドーム化ができるというならば、積極的に考える必要があろうと思うわけでございまして、特に考えておりますのは、現在つくりつつありますところの施設等に対しましても、非常に魅力ある大会というんですか、大きな大会を受ける場合におきまして、すぐに問題になりますのが雨天の場合におきまして予備日を何日とらせてくれと、こうなるわけでございます。こうしますと、予備日なんかをとられてしまいますと、賃借料金からいきますと、高いとか安いとかという論議は別といたしまして、その日しかとれない。あるいはとった予備日まで料金をいだくかと、こうなってしまうわけてございます。もしも使わない場合におきましては、この予備日はだれも使えないわけでございます。こういう問題というのが恐らく今後ずっと各施設おのおのに対しましても、雨の多い日本におきますところの問題は、最大の一つのネックになってこようと思います。いわゆるグレードアップしたところの高度な施設であればあるほど、こういう問題に立ち入らざるを得ないわけでございます。私どもといたしましては、ゲートボールの云々のみでなくて、全体的な安易な方法というんですか、経済的にメリットのある方法でもちまして、ドーム化ができるものであるならば、これはいつどういう設計を立てるのではなくて、十分ひとつ情報収集しながら研究を前向きにしていきたい、こういう方針のみを申し上げておきたいと思うわけでございます。

 それから、桑谷山荘に対するゲートボールの御提言でございまして、これは担当課長がいろいろ駐車場との関連で申し上げておきましたが、私は、駐車場のところへやるがいいか別といたしまして、もう少し上へ行きますと、公園にいたしましたところのいいところがあるわけでございます。これらが本当に利用していただけるならば、今の御提案のようなものを考えてもいいなと思うわけでございますが、特にこれはまた冬は一たん景色を変えたほど厳しい環境になってしまう。こういうこともあるわけでございまして、これは十分ひとつ研究させていただきたいと思います。

 最後でございますが、遊具等に対しましても御注意等を兼ねましての関係でございますが、ひとつ基本的に申し上げますと、固定いたしました三種の神器的な遊具のみを設置しておいて、そしてこの管理監督を十分すればこれでいいかといいますと、もう一つ私は足らないのが、何か幼児期に対するところの創造性をつくる遊具、こういうものを本当につくっていきたいなと、こういうものが何であろうか、こういうことに対しましても、また今後研究をさせていただきたいし、またいろいろ御情報がございましたら御提言を賜りたい、こんなつもりのことも申し添えておきたいと思います。

 私からは以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 31番 河合信輝君。



◆31番(河合信輝君) 全天候型ゲートボール場の建設につきましては、了解しました。いずれにしましても、中央総合公園の中に検討してもらうということで、特に21世紀になれば、65歳以上の方が4分の1を占めるという、そういった状況になってきます。そういった意味で、あのすばらしい総合公園の中にそういうお年寄りの競技場、常設したものがないということは非常に寂しいと、そういうふうに判断されますので、ゲートボール場に限らず、ゲートボール場を含めて、お年寄りの皆さんのためのそういった広場といいますか、コートをぜひ御検討願いたい、このように思います。

 それから、桑谷山荘の件につきましては、駐車場以外のところでということで市長から答弁がありましたので、ぜひ期待をいたしておきます。

 2番の方の無公園地域の解消についてでありますが、これはるる数字を挙げていただきました。各種公園の現状については理解いたしましたので、さらなる充実が望まれるところであります。特に、このメーンテーマであります無公園地域ということで、それぞれ数をいただきましたが、部長の方から今後地元において用地の確保ができればというふうにお答えがありましたが、今このデータを見まして、部長サイドとしては無公園地域という、そういった地域が果たしてあるのかないのか、これは無公園地域と言えぬのだというふうに理解されるのか、その点1点、御判断をお示し願いたいと思います。

 それから、遊具の件ですが、これは名古屋の名東区なんかでは、児童のアイデアをどんどん取り入れてやっておると、そういった実例もありますし、公園はあるけれども、なかなか子供が遊んでいないという、そういった利用率の低いところも中にはございますので、そういった意味では、十分なる遊具に対する対応もお願いしておきたい思います。

 まず、無公園地域の面について部長からお願いします。



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) 先ほどの学区の中で無公園地区があるかというお尋ねでございまして、児童公園を含めますと全学区にあるわけでございますが、子供広場と児童遊園ということであれば、1カ所、地域としましては愛宕地域に2カ所、無公園といいますか、児童遊園、子供広場がないということでございます。全市的に見ますと、先ほど申し上げました数値でございますが、全学区にそれなりの公園、広場があるということでございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 助役。



◎小島秀光助役 公園の問題でございますが、公園というのはやはりそれぞれ告示されまして、いわゆる面積が 250平米でございますから、近隣の 250メートル以内の児童を遊ばせるのが児童公園でございまして、大体基準といたしましては 2,500平米、坪数にしますと 750坪以上でございまして、これは先ほど部長が申し上げましたような都市公園法によりますところの 108カ所あるわけでありまして、それを広く適用いたしまして、市街化区域、調整区域含めて全学区へ適用しようということできめ細かくやっておりますのが児童遊園と子供広場であるわけであります。子供広場というのは 266カ所あるわけでありますが、大体 150平米から 500平米でございますので、大体 150坪でございますが、こういうところがあれば、これは主に市有地ではなくて借地でございますが、そういうものを御利用させていただいておるわけでございます。したがって、そういう土地を貸していただく方があれば、そういうことをしていきたい。それから、 500平米、約 150坪を含めまして 300坪、いわゆる 1,000平米でございますが、それを児童遊園と言っておるわけでございまして、単独市でもちまして、主に市有地でございますけれども、これを児童遊園とさせていただいておりますのが41カ所あるわけでございます。したがって、それ以上の 1,000平米を超えるものが都市公園としての児童遊園と位置づけさせていただいておるわけでございまして、非常に細かく私どもは公園施設は整備されておるものと思うわけでございまして、ただいま開発部長が申し上げましたように、市民1人当たり 9.55 平米というのは、県で平均いたしますと 4.8平米であるわけでございますし、全国平均でも5.何がし平米でございますので、かなり充実しているものと考えておるわけであります。



○議長(近藤隆志君) 31番 河合信輝君。



◆31番(河合信輝君) 今、公園行政の件でずっとデータをお示し願いまして、充実してきておるというふうに理解しております。マクロ的に見てそういうふうになりますが、私、今回この問題を取り上げるときに、もう少し、児童対象の公園面積云々ということじゃなくして、もう1点、特に教育委員会の方にお願いしたかったんですが、子供さんが自分の家から、例えば先ほど児童公園は 250メートルといわれましたので、仮に 250メートルとか、児童遊園とかそういうものを加味して、自分の家から 150メートル以内にそういった公園があるかないか、そういったようなアンケートを一遍とってみると、意外と分布性がわかるんじゃないか。面積で割っていきますと、確かに全部ありますが、しかし、私が今回取り上げた問題というのは、町中の子と比べると私たちは公園がないという、そういった意見から取り上げておりますので、そういったアンケートなんかも必要ではないのかなと、こんな気がいたしておりますので、教育委員会の方からその点だけお答え願いたいと思います。

 それから、3の父子福祉の方に入りますが、最初申し上げましたように、父子家庭の方は数か少ないわけでありますが、介護人制度につきましては、過去に1件しかなかった。これも所得制限がありますので、父子家庭においては所得制限を恐らくほとんどが外れてしまうんじゃないかなと、そういった懸念があります。そういった意味で、介護人制度はあるけれども、父子家庭には当てはまらないのではないだろうかと、金があるから自分で雇ったらどうだというふうな理念かもわかりませんが、現状には介護人を簡単にお願いできる状況ではありませんので、そういったことで、介護人制度があるからいいんだというふうには今なっていないと、このように思っております。それについての見解がございましたら、お答え願いたいと思いますし、特に父子寮、地域介護制度につきましては非常に難しいことは事実でありますが、先ほど部長が地域介護制度については聞いておくといいますか、考えると言われましたが、今後の検討課題にぜひしていただきたいと思います。

 それから、支給開始月については、これは一番最初に申請するときの受ける側の感情というのは、やはり市の方は今月申請したから来月からですよ、県の方は今月申請したら今月もらえますよと、これで大きな感情的に差があります。そういった意味では早急にこれは検討していただきたい。これについても御回答もお願いいたします。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 教育次長。



◎教育次長(大塚希夫君) 先生の先ほどの御質問の中で、学区で大体 150メートル以内に子供が通える公園とかがどのぐらいあるかというようなことでございますが、これらにつきましては一度調査をしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) 先ほどの介護人制度は一切無料でございまして、どなたでも別に所得制限とかそういうものは一切ございません。取り扱いは母子寡婦福祉会が県の委託を受けて行っておる事業でございます。

 それから、支給月の件でございますが、これにつきましても先ほど県下の状況をちょっとお話し申し上げましたですが、再度検討させていただくということで了解していただきたいと思います。



○議長(近藤隆志君) 31番 河合信輝君。



◆31番(河合信輝君) 今部長が言われた母子家庭等介護人派遣事業については、所得制限以下の家庭となっておりますので、制限があります。

 それから、さっき教育長が言われた件につきましては、早急にお願いしたいと思いますし、遺児手当の月おくれといいますか、申請月の翌月というのも早い時点で解決できるようにお願いしたいと思います。



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) 介護人制度につきましてでございますが、申しわけありません。これはやはり遺児手当支給規則第3条第1項のただし書きに定める所得制限額内の家庭ということでございます。私もちょっとうっかりしておりまして、申しわけありませんでした。これにつきましては、従来1件あっただけということでございます。



○議長(近藤隆志君) 31番 河合信輝君。



◆31番(河合信輝君) 要するに、介護人制度はあるけれども、所得制限等に引っかかって現実、利用者がないよと、だから過去に1件あった、そういう該当者がないんだではなくして、対応してもらいたいけれども、所得制限が引っかかってできないんだということにおいては、この制度というのは余り価値がないんではないかなという、そういった評価になりますよと、そういった意味で、父子寮とかそういった地域介護人制度等も今後は十二分に御検討を願いたいと思います。父子寮においては母子寮と全然違いますので、違った形でもって検討をぜひやっていただきたい、このように要望しておきます。

 それから、先ほどのゲートボール場の件ですが、蒲郡市の件ですが、何か全天候2面の常設が2面と言われましたが、たしか8面あったと記憶しておりますが、その点は別としまして、規模の大きいものを、大会に十分に対応できるようなものをぜひ総合公園の中で考えていただきたいということを御検討いただけるということで、質問を終わります。



○議長(近藤隆志君) 昼食のため、休憩をいたします。

             午後0時6分休憩

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△中根勝美議員の質問

             午後1時再開



○議長(近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 41番 中根勝美君。

     (41番 中根勝美君 登壇)



◆41番(中根勝美君) 通告に従いまして質問させていただきます。

 まず1番目に、公共用地確保対策について質問をいたします。

 土地は、埋め立てとか、地盤隆起などによる以外は、原則的には生み出すことのできない資源であります。また、個々人の生活の基盤であり、また経済活動のもとをなす重要なものです。多様化する市民ニーズに対応するための社会資本充実のためには、公共用地としての土地確保が不可欠と思います。危険な経済活動をするより、土地を保有して値上がりを待った方が財の形成には有効であるという風潮や、事実そのような現象が生じて、経済活動のみならず社会全般にゆがみが生じてきました。

 少しでもゆがみを是正すべく、種々の方策がとられてきました。平成3年1月11日閣議決定がされた新しい土地税制も、いよいよ始動の運びとなりました。しかし、従来の土地神話が現実に崩れ、また個々人の気持ちの中で崩れるには、時間が少し必要かと思います。行政当局には、今後とも公共用地確保には大変な御努力が必要であり、期待をするものです。

 さて、このような背景のもとに、公共用地の確保に関し次の質問をいたします。

 まず第1に、去る平成2年8月に発表されました21世紀を見定めた第4次岡崎市総合計画は、目標年次を平成13年、西暦2001年と定めていますが、その第4次総合計画達成のためには、おおむねどの程度の公共用地確保が必要か、お答えください。

 また、現在計画達成のためにストックしている公共用地がどの程度あるか、お知らせください。

 次に、行政当局におかれては、日々公共用地確保のため努力をしていただいていますが、近時の年間データで次の点を聞かせてください。

 公共用地買収の件数並びに地権者数、そしてその地権者数のうち代替地の要望があった割合、そして要望にこたえられた割合についてお聞かせください。

 公共用地確保は、その成否が事業の成否に直結した重要な仕事であります。最近、用地買収交渉に伴い、代替の土地を探してほしい要望をよく聞きます。日本国憲法第12条は、自由及び権利の保持について、権利の乱用の防止、公共の福祉の優先を国民の責任としていますが、これを理解し、公共用地確保に御協力していただける方に、少しでも要望を満たしていただくため、市当局においても代替地の情報網を充実していただきたい。そのため、土地所有者で、公共用地買収に伴う代替地として所有している土地を、条件次第で提供してもよいという人を登録する制度を創設していただきたいと思います。行政当局の見解を聞かせてください。

 次に、公共用地確保並びに代替地確保のため、民間業者の情報網活用についてお聞きします。不動産流通業界は、非常に業界独特のファクターがあり、対処に苦慮することがありましたが、建設省が指導して、昭和57年不動産媒介契約制度が創設され、不動産流通の整備近代化がなされました。また、昭和63年の改正により、専属専任媒介契約制度が創設され、平成2年6月より施行されたのに伴い、建設省と財団法人不動産流通近代化センターが共同設計開発して、不動産流通標準情報システム、すなわちレインズシステムができ、情報の標準化、安全性が確保されました。この機に本市においても、不動産流通の民間業者、すなわち宅地建物取引業者の情報網を活用されてはと思い、行政当局の見解を聞かせてください。

 次に、事務処理一元化についてお尋ねします。公共用地確保のため、地権者と折衝する部局が市の中にはいろいろあります。その相互の連絡調整は、公有財産評議会や価格調整会議等を通じて実施できるわけですが、県、国の取引の実態、民間取引の実態については、いかにして情報を入手され、調整資料にされていますか。また、そのような業務処理は、市当局において一元化がなされていますか、お聞かせください。

 土地を手放す側は、いろいろな情報を入手しています。交渉に当たるためには、的確な情報がないと、成功はおぼつかないと思います。

 次に、公共事業に伴う建設残土処理についてお尋ねいたします。

 近ごろ、ごみ処理やリサイクルが私たちの生活環境保全のため重要な要因であるとの認識から、いろいろの方策がとられたり、また研究が進んでいます。私はここで、公共事業により出る建設残土についてお尋ねします。本市の大型事業については、その工事区域内の建設残土はその工事区域内で利用し、工事区域外に原則的には出さない方策をとられています。第1メカトロピア造成、中央総合公園の工事などは、その方法で実施されていると聞いています。ここでお尋ねするのは、そのような対応のできない公共工事の残土についてお聞きします。

 まず、残土処理の現状についてお尋ねします。年間出される建設残土の量、そして再利用可能の量と、その利用状況についてお聞かせください。

 次に、再利用についての情報システムについてお尋ねします。現在残土処理については、残土処理委員会が設けられ、残土対策を講じられていますが、その実績がおわかりでしたら、お答え願いたいと思います。再利用の量とか、どのような委員会の結果が出ているか、お聞かせ願いたいと思います。

 また、県並びに国の工事や民間工事の残土についての関係については、どのような方策をとっているか、お聞かせ願いたいと思います。

 3番目、城館跡の保存、整備についてお尋ねいたします。

 私たちは、ふるさと岡崎を紹介するときに、家康と三河武士のふるさとといえば、日本はおろか外国でも、日本の歴史、文化に少しでも関心を持っている人であればわかるぐらい有名であり、またそれを私たちは誇りとしているわけです。室町幕府を開いた足利尊氏が北条打倒を決意したのは岡崎の矢作の地であったと言われています。それは、承久の乱の後、足利氏が5代 100年にわたって三河の守護をして、天下統一には、三河における一族、家臣の大きな支援がよりどころであったからだと思われています。またその後、戦国乱世を平定し、 260余年にわたる日本の平和と文化をつくり、近代国家のもとを築いた英傑徳川家康公並びに祖先の諸侯が、家臣団と艱難辛苦の道を歩んだのも、この三河岡崎が中心でありました。

 このように、我が岡崎は、足利、徳川と、2度にわたって天下を制した三河武士の栄光と苦闘の国とりドラマが壮大に繰り広げられた歴史の表舞台と言われています。新編岡崎市史編さん事業は昭和52年に開始され、20巻中既に16巻が発刊されています。いずれの巻も、身近で興味深い内容であり、わかりやすい解説も挿入、編さんされて、関係者の御努力に感謝申し上げる次第です。

 私は、徳川家康公生誕 450年祭の記念行事を迎えるに当たり、家康公を生んだ中世の岡崎についての記載がある新編岡崎市史第2巻「中世」をひもとき、岡崎市内には幾つかの城館跡の場所の特定がしてあることに驚かされました。私の住んでいる近くにも山中城址があり、学区歩け歩け大会とか写生大会で何度も訪れ、中世の城館跡には興味を持っていましたが、岡崎市内に 111カ所もあるとは驚くとともに、岡崎の中世の歴史に占める重さを感じました。

 そこで、次のお尋ねをします。

 まず、 111カ所の場所が特定されていますが、遺構等が残っている場所は何カ所ありますか。そのうち、測量調査等を実施した場所、そして文化財に指定されている場所、また条件が許せば、今後文化財指定をしたい場所等についてお聞かせください。

 次に、この貴重な城館跡の保存並びに活用についてはどのような考えを市当局はお持ちか、または検討されているかをお聞かせいただきたいと思います。

 以上で第1回の質問を終わります。

     (41番 中根勝美君 降壇)



○議長(近藤隆志君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(松林正八郎君) 第1の質問の公共用地の確保対策についてということでございます。今議員御指摘のように、公共用地の先行取得、非常に大変でございます。したがいまして、国におきましても、いわゆる公有地の拡大に関する法律というようなものも設定しながら、各自治体も対応しておるところでございます。

 質問の第1点は、第4次岡崎市総合計画に必要な公共用地、いわゆる全体計画では、公共用地面積はどの程度かというお尋ねだろうと思うわけでございます。この第4次総合計画でございますけれども、基本構想の中で基本計画、あるいは実施計画というような段階を踏まえるわけでございまして、総合計画におきましては、一つの基本となる方策を総合的かつ体系的に示しておるということでございます。したがいまして、3年ごとのローリング計画、いわゆる実施計画、財政計画、こうした中でそうしたものをやはり検討しながら、その地域、あるいは議会の要望、こうしたものを踏まえましての数をまとめていくということになろうかというように思うわけでございます。したがいまして、今現段階で、平成13年までにこの用地がいかほど必要かというのは、ちょっと算定が難しいかというように思っております。

 二つ目の公共用地の確保の実態ということで、年間における公共用地の買収、いわゆる量、あるいは面積、あるいは地権者数、あるいはどうした事業の数があったかというお尋ねだと思います。これは実は、決算統計、いわゆる平成元年度の一般会計におけるところの決算統計による数字をここで今読んでみたいと思います。公共用地の取得は、平成元年におきまして、一般会計では、事業数にして46件でございます。面積では45.2ヘクタールというような面積でございまして、地権者の数につきましては、今ちょっと資料が手持ちにございません。かなりこの平成元年におきましても45.2ヘクタール、45町歩強ということでございまして、大きな公共用地を確保しておるのが実態でございます。

 続きまして、三つ目でございます。公共用地の確保についての代替地の登録ということでございますが、実は私どももいろいろそうしたことにも研究をしておるわけでございます。議員御指摘のように、横浜でありますとか、あるいは川崎、あるいは佐世保、こうしたようなところでは、そうした登録制度を導入しておるようでございまして、これは各地域の状況、人口、面積、あるいは市街化の状況、こういうような条件もあるわけでございます。私どもも、今後そうした先進都市等の状況も見ながら、こうしたものについても、こうした制度の研究をしていきたい、このように思っております。

 それから、四つ目の公共用地の確保について、民間業者の情報網を活用してはどうかというお話だと思います。実は国におきましても、建設省が代替地探しに宅建業者を活用したらどうかというようなことも言っておるわけでございます。実はもう岡崎市におきましても、平成元年でございますけれども、岡崎市公有地取得及び公有地取得に伴う代替地のあっせん委託、こういうような事務要綱も設定いたしておるわけでございまして、市内の宅地建物取引業の協会の方ともお話の中で、こうした要綱を設定し、この資格を有する者からのあっせんの業務を委託するというようなことができる方途も行っておるわけでございます。こうしたようなものにつきましても、やはり代替地、あるいは取得につきまして、公共だけではなかなか対応が非常に困難であるということも十分認識の中で、こうした方策も考えておるということでございます。

 それから、5番目の公共用地の取得状況を1カ所でその結果をまとめておかぬと、いろいろ不都合ではないかということでございます。今議員御指摘があったわけでございますが、当市には岡崎市公有財産管理規則というようなものがございます。この中で、公有財産評価員という制度があるわけでございます。こうしたいわゆる公有財産評価にかかわります評価調書、こうしたようなものはすべて市の公有財産、いわゆる取得で申しますと、購入でありますとか、あるいは寄附、あるいは交換というようなものがあるわけでございますが、それについてはすべてこの公有財産評価員の評価調書をつける。また、売り払いあるいは譲与、こうしたものにつきましても、この評価調書をつけるということになっておるわけでございます。

 なお、そうしたようなものを庁内に総体的にこれを統括するということでございまして、実は岡崎市土地価格調整会議というような設置要綱も設けてございます。これは、助役を議長といたしまして、それぞれの所管が入りまして、この価格につきまして調整をするわけでございます。そうした中で、例えば国土利用計画法に基づくところの土地取引というような届け出も市の方へあるわけでございます。したがいまして、そうしたようなもの、あるいは国における公示価格、県による比準価格、こうしたものもすべて一元化して管理をしておるところでございまして、そうしたものの中で、例えば国土法の届け出の状況の中で、平成2年、国土法による届け出の数は 719件、うち価格指導件数が 353件、約半数が指導価格を伴っておるというようなことでございます。こういうようなものにつきましても、私どもの方で記録をしておるところでございます。したがいまして、土地の価格、あるいは役所の中、もちろん県、国につきましても、そうした情報をなるべく得るように努力をしておるわけでございますが、今御指摘をいただきましたように、私どもといたしましては、この事務の処理、いわゆる取得等の現況につきまして、1カ所で集中管理をしておるというような状況を御報告申し上げます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 建設部長。



◎建設部長(矢野孝君) 2番の公共事業に伴う建設残土処理につきまして、最初に再利用のための情報システムから御説明を申し上げます。このことにつきましては、御指摘のように、昭和54年度から岡崎市残土等利用推進連絡会議を設置しておりまして、岡崎市全体の残土と不足土の相互利用調整をしているものでございます。また、国、県との関係につきましては、昭和56年度以来、岡崎地域残土処理連絡部会を設置いたしまして、県と市相互の残土利用の促進を図っているところでございます。この加入メンバーでございますが、県土木事務所初め岡崎、西尾、一色、吉良、幡豆、幸田、額田、それと土木事務所管内の市町をすべて含むものでございます。また、国につきましては、このような組織はまだ設けてございません。

 それから、残土処理の現状と実績についてでございますが、各種の工事によりまして発生いたします残土は、まずそれぞれの担当課内での他の工事との相互流用を図りまして、利用できない分につきまして、その残土量及び不足土の予定量を、その必要時期と土量とを土木維持課の方でこれをまとめまして、連絡会議に諮って、有効利用に努めているところでございます。

 昨年の例で申し上げますと、会議に付託されました他への流用可能な良質残土は、3万 3,130立米で、一方不足土として受け入れ可能量は4万 1,600立米でございました。これを会議に諮りまして、それぞれの発生時期、受け入れ可能時期、運搬距離等を考慮いたしまして、利用いたしました土量が1万 6,550立米でございまして、約50%を利用することができたものでございます。また、その後に県との連絡会議におきまして、約 5,000立米の残土を受け入れまして、経費の節減を図ったところでございます。

 今年度におきましても、去る4月25日にこの会議を設けまして、調整をいたしましたところで、今後ともできる限りの有効利用に努めてまいりたいと考えております。

  (3)の民間工事との関係でございますが、このことにつきましては、理論的には可能でございまして、実施をしたらということは考えられるわけでございますが、これは一面疑惑を招くおそれもありまして、危険もあるのではないかと思われます。例えば、契約後施工条件が異なりましたような場合、これが市でございますと、当然設計変更いたしまして、契約変更するわけでありますが、これが民間工事の場合でございますと、少々の場合、往々にしてそのままの契約で過ごしてしまうということが多いのではないかと思われます。このような場合に、市が関係しておりますと、批判を受けるというようなこともあり得ますので、このことにつきましては、よほど慎重に考えてまいらなければならない問題だと思います。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 教育次長。



◎教育次長(大塚希夫君) 3番目の城館跡の保存整備についてお答えをさせていただきます。

 まず、 (1)の城館遺構の現況でございますが、現在城館跡で文化財として指定されておりますものは、岡崎城跡と山中城跡の二つがあるわけでございますが、また測量したものにつきましては、山中城跡と岩津の城跡の二つがあるわけでございます。

 また、遺構が幾つぐらいあるかというようなお話でございますが、遺構につきましては、遺構が残っているものとしては、部分的に遺構が残っているものを含めまして、現在約30カ所ほどあるのではないかというふうに思われております。

 2番目の保存状況と今後の対応でございますが、現在私どもの方が考えております保存したい遺構といたしましては、岩津城跡が、徳川家康の礎となりました松平3代信光の居城であり、重要な文化財として考えておりますので、これらを保存したいというふうに考えてございます。今後は、市の文化財としての指定要件の手順などに基づきまして、保存について検討してまいりたい、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 41番 中根勝美君。



◆41番(中根勝美君) それぞれお答えいただきました。

 まず、一番最初の第4次総合計画における公有地がどれぐらいかという質問に対してお答えですが、3年ぐらいのローリングでいろいろ決定していくという御回答をいただきましたが、私は先般実は横浜の方へ行きまして、横浜の状況をちょっと調べましたところ、横浜には港21世紀の都市づくりということで、その中に用途別土地利用というのがあって、昭和64年、平成元年でございますが、それから目標年次を平成12年、2000年に定めておりますが、それで公共用地については、昭和64年に1万 3,885ヘクタールを2000年には1万 6,573ヘクタールにふやすという計画をとってみえるようです。

 本市も3年ぐらいずつでいろいろ要望に沿って検討していくということでございますが、この公共用地というのが、非常に取得が難しいという時代に現在なっているわけでございまして、何か自治省も平成3年度の地方債許可方針ということで、今までは許可は用地取得から事業化までの期間が5年というものを、現況を見ると10年にしようと。それから、具体的な建設計画を立てなければいけないというのを、建設計画は基本的内容だけでよろしいというように条件を緩めたようでございまして、日本の地方団体が用地をストックしているのが、昭和50年から54年の5年間の平均で1万 6,000ヘクタールだったのが、59年から63年には1万 3,000ヘクタールに減少していて、今後もこれが非常に厳しくなるだろうということでございます。本市も、第4次総合計画というのは、もう10年先でございますから、この自治省の方針から言っても、今からこの第4次総合計画達成のため、用地を確保していかなければならないと思いますが、その点の見解をお聞かせ願いたいと思います。

 それから、2番目でございますが、代替地登録制度についてですが、この制度はやはり取得とあわせて非常に大切なものですから、今部長の答弁にありましたように、横浜市でスタートしてから半年で53件が登録されたというような非常にいい成績を上げているようですから、本市もこれに積極的に取り組んでいただきたいと思っております。

 それから、民間業者の情報網活用については、今先ほど答弁がありまして、利用しているということでございますから、これからも大いにやっていただきたいと思っております。

 それから、大きな2番、公共事業に伴う建設残土処理についてですが、非常にたくさんの再利用ということで使ってみえるということで安心したわけでございますが、これは良質土だけですが、残土の中には、土質系と、それからコンクリとかアスファルトとか、そういうものも出てくると思いますが、それについては業者に任せ切りなのか、何かそのことについて、再利用について何か指導してみえるのか、その点についてお聞かせ願いたいと思います。

 それから、3番目の城館跡の保存、整備についてでございますが、これについては、遺構が残っているのが30カ所ぐらいですか、非常に少ないということで、心配しておるわけでございますが、これも昭和40年代に高度成長をしたとき、大規模な開発が行われてなくなってしまったじゃないかと思っておりますが、事実私の近くに、本宿に古城というのがありましたけれども、昭和43年、東名高速道路でなくなってしまっていますし、52年には生田城というのが圃場整備のため遺構がなくなっている。柱村古屋敷というのもなくなってしまっているということで、今岩津城址ということを言われましたが、これも市の指定文化財には加えられていないけれども、非常に良質なもので、重要なものだということですから、ぜひこれを保存の方に持っていっていただきたいと思います。

 それから、一つ文化財に指定してあります山中城ですが、これは私のうちの近くで、よく知っておりますが、文化財に指定されておりますけれども、まだ何も、清掃等はもちろんこれは地元でやっておりますけれども、いま一歩の活用ということについては考えてみえますかどうか、お尋ねしたいわけです。

 と申しますのは、文部省が城址などについて、史跡を公園として生涯学習や憩いの場所として使うために、予算に特別の枠を設けたというようなことも聞いておりますが、この山中城跡、岩津城跡については、このような方策で活用できないものかということで、その点についてもお尋ねしたいわけです。



○議長(近藤隆志君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(松林正八郎君) 最初のいわゆる総合計画におけるところの用地でございます。総合計画では、大要といたしまして、農用地、あるいは道路、宅地というようなことで、平成61年を基準年といたしまして、平成13年にはこのようになるだろうという、いわゆる土地利用の規模について構想が出ておるわけでございます。

 ただ、その中で、公共用地がどうかということでございます。私どもも、そうした点では、鋭意こうした施策につきまして確定をしながら、この用地計画も立ててまいりたいというように思っております。

 それから、二つ目の代替地等に対しましての登録制度でございます。御指摘をいただきましたように、こうしたものが非常にうまく運営されるというようなことになりますれば、これも一つは公共用地の先行取得に非常に都合がいいではないかというように思うわけでございます。したがいまして、今後こうしたものにつきまして、十分研究をしてまいりたい、このように思っております。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 中根議員さんから項目は少ないようでございますが、本市の将来に対するところの大きな視点に対しましての御質問を兼ねました一つの構想、考え方でございまして、私どもといたしましても、十分そういう考え方を、おっしゃいましたような考え方を十分持ち込んでいきたいと思っておるわけでございます。

 ちなみに、申し上げますと、第4次総合計画におきますところの必要な公用土地、こういうことではございますが、よその都市と比べまして、3次と4次と、こういう体制でもちまして、4次は将来の土地であるという印象を受けやすいわけでございますが、既に本市におきましては、第3次段階におきまして4次段階の土地を取得しておる。一例を申し上げますと、八ツ木の土地なんかは実は4次計画に入るわけでございまして、こういう配慮をしながら、ひとつ大幅な公共用地の取得に対しましては、新しい視点も求めてまいりたいと思うわけでございます。

 部長が申し上げましたように、本市におきましても、今まではほとんど不動産関係、あるいはこういう方から御提言がございましても、お礼を申し上げまして、そしてこれを全く市が単独買収という形でもちまして、申し上げるならば、当然でございますところのあっせん手数料等も差し上げた実績がないわけでございましたが、これを体しまして、民間不動産業者等の情報提供に対しましても、これを採用させていただく場合におきましては、同じような手数料を差し上げる、このようなことを踏まえまして、民間の御意思を活用していきたい、こういう姿勢を出してあるわけでございます。将来的には、今議員さんがおっしゃいましたような方法等、あるいは農協の不動産部、こういうものとの競合性、こういうものを体しながら、一層体制を整えながら前向きに検討していきたい、こんなことを申し添えまして、私からの答弁にかえさせていただきます。



○議長(近藤隆志君) 建設部長。



◎建設部長(矢野孝君) 残土の中の建設廃材としてのアスファルト及びコンクリートの処分についてでございますが、この廃材の中でも特に量が多いのが、このアスファルトとコンクリートでございます。このアスファルトにつきましては、すべて再利用を前提に、リサイクルセンターへ持ち込むように設計をいたしております。このリサイクルセンターでは、再生アスコンを生産しておりますので、現場によりましては、これらの再生アスコンを使うというような工事も実施しているところでございます。

 また、コンクリート廃材につきましては、現段階では県の設計基準で、例えば構造物の基礎に利用するというようなことがまだ認められておりません。そういたしますので、利用できるところとしましては、例えば幹線以外の道路での路盤工というような程度でございます。このような施工例も実際に岡崎市としてはあるわけでございまして、今後いろんな面で利用できるように努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 教育次長。



◎教育次長(大塚希夫君) 文化財指定の城館跡につきましては、いろいろ指定文化財につきましては、いろいろな条件もございますでしょうから、今後ともそれぞれ文化財保護審議会の先生方の御意見をお伺いしながら、その中で整備に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、お願いします。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 41番 中根勝美君。



◆41番(中根勝美君) それぞれお答えいただきました。

 第1点の公共用地確保対策についてでございますが、これは本当にこれから非常な困難が伴うと思いますが、ひとつやっていただきたいと思います。

 この3番の代替地登録制度でございますが、これについては、収用法の適用の場合、やはり地方公共団体または地方公共団体が財産を提供してつくった団体等が間に入らないと、税金が安くならないということがありますから、ぜひこれについては実施していただきたく、要望しておきます。

 それから、公共事業に伴う建設残土処理についてですが、今後も大変、コンクリートについては再生したのは余り、公共事業について使えないということでございますが、今後やはりこれを公共事業が率先して使うという方向になっていかないと、本当のリサイクルとか、そういう環境保全のため、地方公共団体がやるべきことだと思いますから、それについても今後働きかけて、そのような利用の仕方ができるようにやっていただきたいと思っております。

 最後、城館跡の保存、整備についてでございますが、いろいろ説明していただきましたが、岩津城と岡崎城、山中城、出てきましたが、岡崎の観光文化百選の中には城址として五つありますね。そのほかには姫ケ城とかいうのも、岡城跡というのもありますが、そんなところも、壊れてしまうと、二度とこれはできないことでございます。

 この前中日新聞に、尾張の方の城館跡についての調査した資料が載っておりました。ちょうどその中で、信長と秀吉が活躍したところであるから、非常にたくさんあって、郷土の誇りだというので、これを保存していこうというようなことを書いてありました。岡崎も大変城館が残っております。まだ30残っておるようでございますが、これも大切にしていただきたいと思っております。

 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(近藤隆志君) 暫時、休憩いたします。

             午後1時41分休憩

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△木全昭子議員の質問

             午後1時50分再開



○議長(近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 15番 木全昭子君。

     (15番 木全昭子君 登壇)



◆15番(木全昭子君) 通告に従いまして質問してまいります。

 在宅福祉を支える制度の充実についてであります。

 老人福祉法は第2条で、「老人は多年にわたり社会の発展に寄与してきた者として敬愛され、かつ健全で安らかな生活を保障される」と定められています。しかし現実は、自力で勝手に生きていけ、それができなければ身内で面倒見ろと、自立、自助を高齢者に押しつけ、老人保健法を改悪して有料化し、さらに値上げをねらっています。病院から完治しないでカテーテルなどをぶら下げ、またリハビリも十分されずに家に帰されたお年寄りの福祉のためにと打ち上げてきたのが在宅福祉10カ年戦略です。しかし、体はきかなくても、住みなれた家や地域で老後を送りたいというのも多くの高齢者の願いではあります。この願いをかなえるためにも、在宅福祉を真に充実させていかなくてはなりません。

 さて、一つ目に、介護支援システム化についてであります。平成3年より本市におきましても在宅福祉支援センターが発足しましたが、支援センターの構成員等、具体的仕事は何をされているのか伺いたいと思います。

 二つ目は、ヘルパーの身分保障と評価であります。福祉は人です。ホームヘルパーだけでなく、高齢者が地域で生きていくには、看護婦、理学療養士、作業療養士、ケースワーカーなど専門職員の養成と確保が在宅福祉充実の大きなかぎだと考えます。本市においては、ことし1月より登録ヘルパー制が導入され、6月現在63名が登録をされ、安否の確認や32名の家事介護に携わり、常勤20名のヘルパーさんは 120名のお年寄りの介護をされています。介護や援助の仕事を人の命にかかかわる仕事として、また高齢者の尊厳を守る専門性を持った仕事として社会的に高く評価し、それにふさわしい待遇を保障し、系統的な研修を充実することによってこそ、仕事に自信と誇りを持つことができるのではないでしょうか。本市のヘルパーさんの研修はどのような状況でしょうか、常勤、登録別々にお答えください。また、身分保障の現状と今後の方向性もお示しください。

 三つ目に、入浴サービスについてであります。現在、在宅については民間委託で月に2回ということでありますが、幾ら寝ているとはいっても、汗もかきます、汚れもします。せめて週1回ぐらい入れてあげたいと考えられませんでしょうか、いかがでしょうか。

 四つ目に、特養老人ホームの建設についてであります。

 5月14日、91歳の夫が寝たきりの妻、90歳を手おのでなぐり殺すという記事が新聞に載った翌日、私はある老夫婦に会いました。その老夫婦は奥さんが寝たきりで、御主人も常にニトログリセリンを身につけて持ち歩いているわけですが、その御主人がこう言われました。今まで2人で何とか生活してきたが、この事件はショックでした。近所の人にあんなに仲のいい2人だったのにと言われながら、おのを振り上げさせたものは何だったのでしょうか。自分たちもせっぱ詰まったとき、預かってもらえる施設があるということがわかっていたらどんなに心安らぐだろうと。だれもが通る老いの道です。その道で一つの心の安らぎとなるのが施設だと言われるこのお年寄りのお気持ち、おわかりいただけますでしょうか。

 現在、岡崎市民のお年寄り 132名が県下17の特養ホームに入ってみえます。そのうち岡崎市内の岡崎寮に60名、72名は豊橋や蒲郡など他市にお世話になっています。待機者は現在14名、岡崎寮では現在12名待機されていますが、昨年、岡崎寮では、1年間待機者のうち6名入寮できたということです。だれもせっぱ詰まって施設に入れないかと相談にみえますから、とても入れないと、高い差額ベットやおむつ代等を払って老人病院に行かれた人など、潜在的入寮希望者は多いと思います。同じ30万都市豊橋には3カ所、 190人定員の施設で、痴呆性老人用は52ベッド、ショートステーは8人分が確保されていますが、岡崎市は 100名定員で痴呆性老人はゼロ、ショートステーも3人分です。元年12月議会において、今後必要とされるならば増設等を県に要望してまいりたいとお答えいただいています。この実態から、岡崎市にも特別養護老人ホームの建設が急がれるとお考えにならないでしょうか、お考えをお聞かせください。

 次に、子供たちを安心して産み育てるための制度の充実についてです。

 まず、国民健康保険加入者の出産手当を社会保険並みにしていただきたいという点についてであります。御存じのように、現行法においては、社会保険の出産手当は20万円でありますが、国民健康保険においては、国の基準に対してそれぞれの自治体が上乗せをして出産費用の実態に合わせて加入者に便宜を図っております。しかし、岡崎市においては、昭和60年3月に改定されてから、13万円を手当として支給しているだけです。実際、現在出産にかかる費用を市民病院や民間の産婦人科病院などにお聞きしますと、普通分娩ですと市民病院で28万円、民間ですと医師会規定で30万円前後、それに夜間や土日など、時間外の場合は上乗せ料金がプラスされます。国民健康保険に若い人で加入しているということは、多くが自営業者か零細企業に働く人々で、それぞれ高い保険料にあえいでいます。社会保険と国保とかかわる保険制度は異なっても産まれ出る子供たちにとって、その命の重みは変わりませんが、どのようにお考えですか。国保加入者の出産手当金の引き上げも実態に見合うよう引き上げをしていただきたいと思います。

 乳幼児医療費の無料化制度の適用を、3歳未満児まで拡大をしていただきたいということで伺います。

 この制度は昭和48年3月に条例化され、現在に至っています。乳児を保護している者に対して、その保護する乳児の医療費を助成することにより、乳児の保健の向上を図り、福祉の増進に寄与するという目的を条例に掲げています。岡崎市では県並みのゼロ歳児だけの適用であります。平成元年度決算を見ますと、受診件数4万 1,301件で、受診率89.7%、1人当たり助成金は 2,803円と多くの方々に利用され、喜ばれています。ゼロ歳児は母親からの免疫があり、病気になりにくく、またなっても早く治りますが、1、2歳となりますと、よちよち外遊びが始まり、友達との遊びの中で病気をうつされたりうつしたり、ころんだりと、病気が多くなってきます。県下でも蒲郡市の3歳未満児までの適用を初めとして、尾張旭市は入院時4歳未満児まで行うなど、子育てに不安な若い親たちに、大事に至らない間に病院に行けると大変喜ばれています。西三河におきましても、安城市は昭和63年4月に乳幼児医療費助成と改め、ゼロ歳、1歳、2歳と3歳未満児の乳幼児についてその費用を助成するとしています。刈谷や碧南なども適用年齢を引き上げています。岡崎市においてもぜひ対象を拡大していただき、乳幼児の健康保持を図り、福祉を増進させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 最後に、地球環境への深い関心と結びついて、今全国各地で消費者、住民と清掃労働者が手を結んだ真剣な取り組みが進んできているごみ問題についてであります。

 国民の生活水準、消費水準が向上すれば、ごみがふえるというのは一般的に言えることであります。しかし、今の実態を生み出している主要な原因は、一つには日本の経済のメカニズムに消費生活を便利に、コストを安くなどいう消費構造が組み込まれているということです。二つ目は、ごみについて日本ほど大企業の社会的責任があいまいにされている国はないということです。処理が困難な製品や有害物質を含む製品を売っても、もうける限り企業は回収処分に責任を負うのは当然だと思うのですが、もうけさえすれば、後は野となれ山となれ式のやり方によるものです。三つ目は、わずかばかりの補助金を出すだけで、企業によるごみたれ流しを野放しにし、ごみ対策抜きの開発計画を打ち出してごみ対策の責任を一切自治体と住民に押しつけてきた政府の姿勢、このようなごみをつくり出す社会の構造全体を抜本的に改めていかなければなりません。そのためには第1に、何としてもごみの減量とリサイクルに本格的に取り組むこと。第2に、ごみの最終処分場を確保し、延命させることのあらゆる手だてを行うこと。第3に、これらを保障するために、企業の社会的責任、国の責任を明確にさせていくことが必要です。これら総合的対策をとらなくては、最終的にごみの問題を解決していくことはできないと考えます。

 さて、岡崎市におきましては、幸いにして平成11年までの埋立地の確保はされているわけでありますが、91年度予算におきまして、リサイクルセンターの調査費や分別収集の細分化、資源化などの試みがモデル地域によって行われるということであります。まず一歩ごみ行政が進んだと喜んでおります。中根議員に重複する部分については割愛をしてまいりますが、このモデル地域の設定の進みぐあい、またどのような方々を対象にして、どのような減量、資源化を提案されるのでしょうか、具体的にお示しをいただきたいと思います。

 また、リサイクルセンターにつきましては、調査結果の出たところで考えるということでありますが、センターの建設をどれぐらいの時期をめどとして計画をされておるのでしょうか、また事業のアウトライン、方向性をお示しください。

 ごみは資源ということで、減量とリサイクルが全国各地の自治体で模索しながらも、今までの議会でも明らかになったように、西宮市や沼津市、藤沢市、津島市などでは分別収集を徹底的に取り組んで大きな成果を上げています。しかし、これらの成果の大きな要は住民参加であり、現場で働く職員や行政側の取り組みの姿勢だと思います。まさに住民参加と行政のやる気は車の両輪であります。

 さて、そこで、住民参加を活発にさせるために何点かお伺いをいたします。

 一つ目に、モデル地域設定につきまして、行政がどの地域にお願いをするというだけでなく、広く市民に呼びかけ、みずからモデル地域候補にと名のりを上げていただくということはできるのでしょうか。

 二つ目、各学区で子供会、保育園とさまざまな団体が資源回収に携わっていただいていますが、この回収に対する補助金が現在、社協など一括で出されています。本来、汗水流して働いている各団体に協力金、奨励金として出すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 三つ目は、子供たちは中央クリーンセンターの見学をしたり、子供会、小中学校で回収やリサイクルなどの活動に参加していますが、よりごみの減量や環境を守ることを身につけてもらい、住民参加の将来の担い手として育てるために何かお考えでしょうか。

 四つ目、竜美丘地域に行きますと、ガレージの中や軒下に「牛乳パックをお入れください」と書かれた箱を見受けます。牛乳パックや空き缶回収をボランティアでやってくださる方々に回収ボックスのようなものを配布して、より多くの市民の皆さんに御協力いただけるようにしてはどうかと考えますが、いかがでしょう。

 五つ目、年々ごみはふえ続け、ごみ質も多様化していますが、本市の59年から平成1年の5年間のごみの収集量は、清掃事業概要で見ますと、家庭からのごみ総量は、昭和59年8万 1,938トン、平成元年8万 4,040トンと 2.5%の伸びですが、事業系廃棄物は 7,188トンが1万 3,658トンと47.4%も伸びております。一般廃棄物の中に含まれる事業系を加えれば、さらにその伸び率は大きなものです。事業系廃棄物の中でも、例えば建築廃材はリサイクルできるものが多いですし、多くの化学廃液も残留有効成分を取り出し、再利用することは可能です。地球環境のためにも、安全対策の上からも、種類ごとにリサイクル目標を定め、特に埋立地での丸投げを規制するなど、事業所に実現させるべきと考えますが、いかがでしょうか。また、病院から出る医療産廃の処理はどのようになっていますか。

 六つ目、ごみはふえ続けているのに自治体の清掃職員は地方行革の名のもとで、住民サービスの切り捨てによって過去10年間で全国で7万 5,000人から6万 5,000人と1万人も減らされています。午前中の市長の答弁によりますと、原則として岡崎市においても市民の税金を使って人員を安易にふやせないでやってきたということでありますが、岡崎市においても、市内の30%を焼却している八帖では、焼却部門では14人で3人体制を組んで月に6日から7日間の夜勤を行っている人もいます。昨年まで灰の運搬は埋め立ての方でやっていましたが、ことし4月より焼却で1人配置することになり、実質人が減らされています。ごみ行政に本腰を入れて取り組んでいただくためにも、現場で働く人々が安心して働き続けられる職場づくりをしていかなくてはならないと考えますが、現場での職員配置はこれで十分とお考えでしょうか。

 また、耐久年数を過ぎ、エアカーテンも壊れたままといった八帖でありますが、昨年の夏、高知県土佐清水市、また神奈川県の津久井町のごみ焼却場の灰から高濃度のダイオキシンが相次いで検出されました。従事者の吸収量が問題となりましたが、岡崎市での二つの焼却施設についての安全性をどのようにお考えでしょうか。また、八帖の施設の改築について具体的にどのようにお考えでしょうか。

 以上で、私の1回目の質問とさせていただきます。

     (15番 木全昭子君 降壇)



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) 大きい1番の在宅福祉を支える制度の充実について。 (1)介護人支援システム化で安心して在宅できる体制という御質問でございます。

 在宅要介護老人への積極的訪問活動ができる体制づくりのため、昨年から高齢者保健福祉10カ年戦略を受けて、家庭奉仕員の増員を行っております。さらに本年度も増員を図ってまいる予定でございますが、本市も市の保健婦等々と連携を図りながら、効果的な要介護対策の充実を今後進めてまいりたいと存じております。

 また、本年度から、岡崎医師会が中心となりまして、在宅ケア新システム事業を保健所、岡崎市及び岡崎市社会福祉協議会などの関係者が連携し、医療、介護、相談等の支援事業を実施しております。支援センターにつきましては、岡崎市医師会の難病相談室が担当しておるわけでございます。

 次に、在宅福祉を支える制度の充実の中の (2)マン・パワーの身分保障と評価でございます。登録ヘルパーの勤務状況につきましては、1単位を3時間、1週2ないし3日としてサービスを提供しておるところでございまして、平成3年5月末日現在におきましては64名でございます。保障制度といたしましては、在宅福祉サービス総合保険に公費で加入し、保障対象は家庭奉仕活動時間中あるいは勤務途上、研修会等の参加も含まれてございます。また、研修制度でございますが、県、市主催の研修会への参加は公費負担を原則として積極的な参加を図っております。先ほど常勤と登録ヘルパーの研修の状況はどうかというお尋ねでございますが、別々にこれは記録してございませんが、県主催事業と、それから市主催事業、デイサービスの実習、豊田のサンルームへの実習等、合わせまして 114名の者が参っております。延べ人員でいきますと 381名ということになります。

 それから、入浴サービスの回数の増加でございますが、デイサービス施設での利用につきましては、高年者センターにつきましては平成元年度につきましては1人月平均 1.5回でありましたが、平成3年5月現在では1人月平均 2.7回と増加を図っておるところでございます。また、昨年の11月から始めました清楽荘では、一応4回となっております。老人に対する入浴回数は、それぞれ健康状態によって異なりますが、1週間から10日程度の間隔が必要との判断で行っております。現在、在宅入浴につきましては月2回として実施をいたしておるところでございます。

 次に、 (4)の特別養護老人施設の建設ということでございますが、県下には公私合わせまして、名古屋市を除きまして40カ所の特別養護老人ホームがございます。そのうち本市から措置委託施設は17カ所、措置人員は 132名でございます。特別養護老人ホームの設置につきましては、3月定例会のときにもお答え申し上げましたが、県が地域的な配慮を行いつつ設置がされております。本市には県立の特別養護老人ホームが設置されているが、今後、民間福祉法人等の建設希望があれば、県と協議を図りながら、国・県への条件整備について協力をしてまいりたいと、かように思います。

 次に、大きい2番目の子供たちを安心して産み育てるための制度の充実についての (2)でございますが、乳幼児医療費の無料化制度を3歳未満児まで拡大をという御質問でございますが、本市の福祉医療制度は県の補助金交付対象制度の枠内で近隣市町村とのバランスを保持して実施しております。県下のほとんどの自治体ではゼロ歳児のみ無料化を実施しており、県においても年齢拡大の動きは見られない状態でございます。特に3歳児までの拡大する考えは現在持っておりません。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 市民部長。



◎市民部長(渡辺康司君) 2番目の子供たちを安心して産み育てるための制度の充実についての (1)番でございますが、それに先立ちまして、県下の助産費の支給状況を申し上げたいと思います。13万円というところは30市中21市、15万円が8市、18万円が1市でございまして、これからはこの都市をよく調査しながら、前向きに検討してまいりたい、このように思っております。



○議長(近藤隆志君) 環境衛生部長。



◎環境衛生部長(石原明次君) 質問が多岐にわたっておりますので、順序はちょっと入れかわるかもわかりませんが、ひとつ御了承いただきたいと思います。

 初めに、モデル地区の選定はどうかということでございますが、現在取り進めておるわけですが、考える会の地域の中心でモデル地区を町、地域を対象にして選定をいたしたいと考えております。

 次に、各学区の中で推薦を受けた団体に助成されているか、ボランティア団体にも報賞金というようなお話でございますが、現行の補助制度としては難しい面もございますので、補助規定を見直しいたしまして、検討いたし実施してまいりたいと考えております。

 次に、ごみ問題は幼少のころより教育するということでございまして、今後教育委員会とよく協議しながら研究をしてまいりたいと思います。

 それから、医療廃棄物の処理方法の御質問でございますが、国の方の医療廃棄物処理対策検討会において、平成元年11月3日付で医療廃棄物の適正な処理の確保に関する方策について通知がありまして、平成2年4月1日より実施できるよう指示がありました。岡崎市においては、平成3年4月より、感染性のものについては医療廃棄物ガイドラインに基づき岡崎医師会が責任を持って運搬をしてきたものを処理、処分をいたしております。

 それから、八帖クリーンセンターの焼却炉の職員の関係でございますが、7人であったのが6人体制になったのはなぜかと、こういうことでございますが、2炉稼働時は1炉3人体制で2炉6人と主任が2炉を保守点検しながら面倒を見ておりましたが、平成元年、中央クリーンセンター稼働で1炉運転となりましたので、1炉3人と主任1人の計4名にて現在受け持っております。

 それから、牛乳パックの回収に市内各所に受け箱をと、こういう御質問でございますが、御提案の受け箱につきましては、ごみ減量の一環でございますので、今後調査研究をいたしたいと思いますが、牛乳パックにつきましては、ごみ減量運動の中で出していただくようにお願いをいたしているところでございます。

 それから、八帖クリーンセンター焼却炉の更新計画でございますが、昭和40年と48年に設置した2炉がございまして、40年の方が今現在中止しております。これの更新につきまして、本年度より基本計画の策定をするために調査委託に入っております。工事につきましては、平成5年度より7年度までの3カ年継続事業といたし、日量 120トン1基を計画しております。

 もう一つ、焼却炉から出るダイオキシン問題でございますが、これにつきましては、厚生省の方から通達がございまして、焼却炉の燃焼温度を 250度以上、完全燃焼するということで指導を得ておりますので、これらのことも含めて今後国の指導などを得ながらやってまいりたいと考えております。



○議長(近藤隆志君) 15番 木全昭子君。



◆15番(木全昭子君) 介護人システムについてですけれども、ここで答弁漏れですので、ぜひ医師会がやり出しましたこのことについての構成員について、具体的にお示しをいただきたいと思います。

 それから、ヘルパーについてなんですけれども、県、市の主催でやっていると、それは積極的に参加をしていただいているということなんですけれども、それぞれ県と市の中身が違うと思うんです。県は18日間ですし、市の方は1日ですので、それぞれについてぜひ数字を出していただきたいと思います。たしかつかんでいらっしゃると思いますので。ヘルパーの問題で、昨年の11月の6日に全国のホームヘルパーのセミナーが全国の社会協議会や全国ホームヘルパー協議会などの主催で開かれていますけれども、ここの中で出されているのは、パートや非常勤がふえているだけでは住民への責任が果たしにくいことや、またその仕事への魅力を持てる労働条件をつくってほしいということが全国社協会などが主催した会でも訴えられているんですね。先日の新聞に載っていたんですけれども、人口34万人の長野市では、現在、 121名のヘルパーが配置されています。それも89年4月から全員公務員並みの給与が保障され、常勤の社協の職員です。こういう待遇改善をされたことによって、看護婦の資格を持っていた方々や福祉大学を出た専門職の方、そういう男性も含めて応募があったということで、ヘルパーの仕事を自分の人生をかけてやるに足りる仕事だということでヘルパーを選んだということが記事に載っていたんですけれども、本当に一通りの研修だけでなくて、すべての人たちが専門職を身につけられるような研修体制を組まなければならないと思うんです、そういう点で言えば、今御答弁にありましたように、県と市を一括して研修された方たちの数字を示していただくんじゃなくて、やはりきちっと責任を持ったヘルパーさんを育てていただく立場からも、それぞれについての研修の参加者と、それから県と市の研修のカリキュラムの中身について教えていただきたいと思います。

 それから、入浴回数についてでありますけれども、今御説明された中の大部分がデイサービスで行われる中身だと思います。そこの中で言われたのに、1週間から10日間ぐらいの間隔をあけた方がお年寄りにとってはいいんだよということですけれども、それじゃ在宅の福祉人たちにとってはどうなのか、月に2回ですね、こういう計算でいけば、最低3日は欲しいなというふうに思うんですけれども、改めて御答弁をいただきたいと思います。

 それから、特養についてでありますけれども、県の方に希望者があれば要望していくということをまた御答弁いただいたんですけれども、今ずっと実態を報告する中で、岡崎のお年寄りの 132名の方が、60名の方は岡崎市内にいらっしゃるけれども、あとは皆さんほかのところに72名の方たちはお世話していただいているという、そういう実態の中で、これでも岡崎市はもう一つ必要ないのかというところですね。例えば、今度91年度でも県下というか、この西三河で碧南市、刈谷市、安城市などがつくっております。そこの中で、6万 5,000人の碧南市は80名定員の施設をつくり、痴呆性が32名です。ショートステーは20床です。また12万弱の人口の刈谷市では、 100名定員で痴呆性40名を抱えています。先ほどいいましたように、岡崎寮は痴呆性はゼロです。ショートステーも3床しかありません。そういう現状から見てどうなのかと、こういう点でいって、市の福祉行政をやっておられる立場から、岡崎にもう一つ特養をつくってほしいということでありますけれども、もう一度、この数字を踏まえて御答弁いただきたいと思います。

 それから、乳幼児医療費無料化制度の適用についてでありますけれども、これも県がゼロ歳から動かないから、他市もまだやっていないところもたくさんあるということでありますけれども、御存じのように、平成元年は1.57ショックとか、平成2年1.53大ショックという、そういういろんなことが言われて、年々出生率が下がっています。岡崎でも、御存じのように、出生率は下がっています。こういう産めない状況にはいろいろあると思うんですけれども、まず第一に、保育園などの施設の不足とか産休、育休の保障がなくて、続いて働くことができないという、そういうことや、もう一つは、育児や教育にお金がかかり過ぎるという経済的理由があると思うんですね。そういう産めない条件を産めるような状況に変える一つの施策として、この医療費無料化制度の適用の拡大はどうなのかということを提案をしておるわけですね。具体的に、安城や蒲郡というのを今までの議会でも挙げていますので、そういう点で、例えば蒲郡の3歳未満児のその枠でやったら岡崎の予算ではどれだけなんだ、安城も3歳未満児までは入院時についてだけ医療費無料ですけれども、それについても岡崎の子供たちの数でやったらどれぐらいになるのかと、その上で予算を出していただいて、やる必要がないというのか、それとも予算が高過ぎるからやれないのか、その二つについて御答弁をいただきたいと思います。

 それから、国保の出産手当の社会保険並みについてでありますけれども、国保に入っていらっしゃる方で平成元年度の出産者は何名かということをお聞きしたいと思います。

 それから、ごみについてでありますけれども、モデル地域の設定なんですけれども、これは先ほど言いましたように、本当にいいことだと思うんです。ただ、今の御答弁の中には、この中で行政側がどういうことを具体的に提案していくのかというのがありません。それについて具体的にお示しをいただきたいと思います。

 それから、モデル地域の候補者に自薦はだめかという部分については、答弁がありませんでしたので、よろしくお願いします。

 報賞金についてでありますけれども、いろんな新聞なんかに出ていますし、今までにもありますように、岡崎市は大変補助金という名目で出されているお金が低いです。安城市と比べましても、平成元年度の決算で70団体に1キロ2円で 843万 4,000円の報賞金を出しています。これも平成3年には1キロ3円、つまり1トン 3,000円で岡崎市の10倍の予算を組んでいます。これは蒲郡市がこの4月からやっています。これは新聞にも載っていましたので御存じだと思いますけれども、この中で本当に報賞金をふやすと同時に、本当にやっている人たち、集めている人たちのところにお金を協力金なり何なりにしておろしていただきたいということですね。それと同時に、報賞金については、今蒲郡がやっているのに、ボランティアのグループや、例えば生協のグループとか、そういうグループで集められたものに対しても報賞金を出されているんです。そういう点についても岡崎でも御検討いただきたいと思います。それについてもお答えをいただきたいと思います。

 それから、子供たちにどう環境を守るか、ごみの減量を身につけさせるための教育をしていただくかという、そういうことなんですけれども、これも検討を加えていきたいということでありますけれども、これも他の市の例でいえば、豊田さんなんかは、文太と良夫の環境問題を訴えるアニメ制作をされるなど、そういう形で、本当に子供たちに身近なところでごみ問題、減量問題、環境を守ることを教えています。そういう手だてについて、もっと斬新な具体的なものをいただきたいなというように思います。

 それから、回収ボックスについてですけれども、これについても各家庭で今資源ごみを1カ月以上も保管するのは、そのスペースも大変だと思うんです。例えば豊田市では、このために今年度から、町内に1カ所そういうスペース、倉庫ですけれども、つくるということをいっていますけれども、そういう中で、市民の人たちが自発的に回収ボックスをやって集めていらっしゃる缶や牛乳パックですけれども、一方では、悪意ではないんですけれども、地域の人たちに余り理解されていないというところがあるもんですから、ぜひこの回収ボックスを市の名前が入っているようなもので、本当に公に認められたような形でやれるともっとたくさんの方たちが参加できるのではないかというふうに思うんです。そういう点でもぜひ御考慮をいただきたいと思います。

 それから、医療産廃についですけれども、これは厚生省のガイドラインに基づいてやっているということなんですけれども、これは一般のごみと同じように八帖の炉の中に入っておりますね。そういう中で、一番下の延焼ストーカーというのがありますけれども、下から空気を送り込んで空気を調節して全部燃やすという作業がされているわけです。そのストーカーの間に注射器やメスが落ちるのではないかという不安があるんですね。そういう点で、今度新しく建てられる八帖の炉については、ぜひ医療廃棄物だけを処理する小さな炉でもつくるべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

 それから、現場の職員配置についてなんですけれども、先ほどおっしゃいました分についても、八帖は2炉で焼却しているときは8名で業務しておりました。それを段階的に7名にして、それが今度、中央センターと分かれたときに4名でなく3名にしたわけですね。だけど一方では、ごみはふえ続けているわけです。ごみの質も変化しています。そういう点でも仕事内容が大変きつくなっています。そこで、焼却部門だけを見ましても、61年の主任、副主任を含めた数が30名ですね、環境作業員が、それで平成元年度はまた同じように30名です。しかし、燃やすものについては量がふえています。そういう点で労働強化になっているんじゃないかなということで、職員をふやしていただきたいということです。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) 第2質問にお答えを申し上げます。

 まず、介護支援システムの構成でございますが、これは医師会につきましては医師、家庭奉仕員、保健所、保健課等につきましては保健婦というのが構成員になっております。

 2番目のヘルパーの研修でございますが、常勤ヘルパーにつきましては、総合研修を終了しておる者が21名ございます。県の主催には2名受講中でございまして、講義は 180時間、実技が 100時間、実習が80時間というようになっています。また、痴呆性老人介護研修につきましても、これも県が主催しておるものでございまして、2名参加を予定しております。それから、上級ヘルパーの中央研修でございますが、これは5日間、1名、10年以上の経験者が全社協の主催で行う研修でございます。

 次に、特別養護老人ホームの岡崎寮につきましては、定員が 100名でございます。岡崎市に関係する人が何名おるかというのは、60名ということで御案内のとおりでございますが、全部で17施設、 132名入ってございますが、これは特別に、岡崎市内は岡崎市のということではございませんし、この近辺あるいは豊橋、西三河地区、あるいは豊田等の各養護老人ホームへ入所しておるところでございまして、それぞれ分散をされておるものでございます。したがいまして、特老につきましては、区域の特別制限はございませんので、そういった面では、民間の特老のホームへも行っておるところでございます。

 次に、在宅入浴について2回を3回にしたらということでございますが、現段階では近隣の市町村もそうでございますが、現在、2回ということで実施をしておるところでございますので、御了解をいただきたいと思います。

 それから、先ほどちょっと漏らしました特老の建設でございますが、県の方針としましては、民間の活力により運営等を奨励をしているということでございますので、市もその方針に従っておるところでございます。

 それから、痴呆性老人のベッド数につきましては、定員の40%ぐらいが設置基準ということで決まっておるようでございます。

 それから、3歳児乳幼児の医療費の無料化でございますが、これも研究課題であると思いますが、いずれにしましても、ゼロ歳児医療費の無料化ということで、現在県下のほとんどの市が行っておりますので、岡崎市も予算的な問題とかそういうことではなくて、現段階では拡大の考えは特に持っておりませんので、御了解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 市民部長。



◎市民部長(渡辺康司君) 国民健康保険加入者の助産費の平成元年度の支給件数でございますが、 561件でございます。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 環境衛生部長。



◎環境衛生部長(石原明次君) 御質問の1点目、モデル地区の設定についてのごみ問題を考える会の行政側の提言はどうかということでございますが、行政側としては一応アドバイザーというような形で進めていきたいというふうに考えております。

 それから、事業系のごみの増大に対する今後の対応ということで、事業系のごみもかなりふえてきておるわけでございまして、今後事業者に対しまして、ごみの減量化、資源の再利用等に努めていただくようお願いいたし、持ち込み等の規制につきましても、今後検討してまいりたいと考えております。

 それから、資源回収事業の補助事業、ごみ減量運動の補助金か安いということで、他市とはかなりかけ離れておりますが、市のいろいろの行政事情等ございまして、岡崎市は以前からそうした方向で進めておるわけでございますが、今後また検討は進めさせていただきます。

 それから、回収運動を実際にやっている実施団体へ直接交付できないかということでございますが、今までずっと53年度から続いておるわけでございまして、学区の代表者の方々と協議しながら、今後積極的に検討してまいりたいと考えております。

 それから、もう1点のボランティア団体にも補助金をと、こういうことでございますが、ボランティア団体といえども、資源の再利用、ごみの減量化という見地から申し上げますと、対象にするよう検討させていただきたいというふうに思います。

 それから、もう1点でございますが、牛乳パックの回収ボックスでございますが、これらもごみの減量化を図る上で検討してまいりたいと思います。

 それから、医療廃棄物の専用炉はどうかということでございますが、八帖クリーンセンター整備計画の中で検討してまいりたいと、こういうふうに考えております。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 私から1点、ごみ問題のみ御答弁をさせていただきます。

 いろいろ今木全議員さんから御提言も出ましたし、あるいは収集団体に対しまする補助金が少ない、こういう御指摘もあったわけでございますが、これは二面性があろうと思っております。単に補助金のみを上げてこの問題は解決すべき問題かという問題が一つ。二つ目には、ボランティア団体云々、どの団体か知りませんが、これは一方的に申し上げるのではございません。集めたことによって若干でも利潤がある、こういうごみと、集めれば集めるほど何らいわゆる返ってくるものがない、こういうごみの関係、二つあるわけでございます。若干でも価値がある、こういうことに対しましては、これは利用すべき手法等がございましても、全くいわゆる価値のないものを集めておる、この方が非常に効率というんですか、ごみ問題の解決には力を持っておられるわけでございます。私はなぜこんなことを申し上げるかというと、ごみ問題というのは本当に過去の経緯をひとつ白紙にして、新しいごみ問題、ごみの資源の再活用、こういう問題に対しまして、市民も議会も一緒なられまして、ひとつ新しい模索を考えていただく時期であろうと思うわけでございまして、その端的な例といたしましては、私は補助金のみで住民を誘発すると、こういう手段よりも、根本問題を考えたい。同時に資源をごみを集めるところの業者の関係、それをフォローしてくれる団体の関係、いわゆる二面性を持って解決する手法しかないではなかろうかと思うわけでございます。多くは申し上げませんが、非常にこの問題は難しい問題があるわけでございまして、例えて申し上げますと、コピー用紙の関係の再利用、私どもといたしましても非常にすばらしいものになると思ったわけでございますが、資源回収の業者の立場からいけば、すべてが雑用紙ということで、最も低減な価格の価値にしかならないものに全部なってしまったわけでございます。反面聞きますと、この再生紙にすることによって、非常に大きな功績があると信じておったわけでございますが、これが逆に再生業者からいきますと最も魅力のない資源になってしまう。こういうこともあるわけでございます。この資源の活用、あるいは資源再利用ということに対しましては、相当国を挙げて一つの方向づけが順次なされるようでございますが、国におかれましても、各省庁におきまして、その方途がまだ一つの統一的な見解もまだ出ておらないようでございます。今まさに新しい時代に対応いたしまして、ごみ問題というのは国を挙げ、地方自治体を挙げ、そして各国民が一緒なりまして解決すべき大きな問題であろうと思うわけでございまして、これらの問題等に対しまして、新しい視点を求めてまいりたい、こういうのがいわゆるごみ問題を考える会、こういうところに一つの視点を上げさせていただいたということでございまして、御理解を賜りたいと思うわけでございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 15番 木全昭子君。



◆15番(木全昭子君) 今の市長の答弁なんですけれども、それを踏まえまして、モデル地域の参加の仕方が提言がアドバイザーとして市が参加するという、そういう中身はちょっと弱いのではないかと思うんです。きちっとした姿勢を示して行政と住民が一緒になってごみを考えていくという姿勢が必要だと思います。

 それから、お年寄りが地域に本当に住み続けていくためには、先ほど言いました介護体制のシステム化をきちっとしていかないといけないと思うんです。ここの中で構成員についておっしゃいませんでしたけれども、愛知病院や市民病院も入っております。そういう点から、市民病院を持つ行政が訪問介護をどう体制をつくっていくのかということについて再度お聞きをいたしまして、終わりにします。



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) 市民病院とか愛知病院の病院の関係のことが出ましたが、先ほどの医師会の在宅支援システムの中にも当然、病院関係で市民病院も医師会に所属しておりますので、これも一つの構成員の中に入るわけでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(近藤隆志君) 15番 木全昭子君。



◆15番(木全昭子君) 今の答弁では答弁になっておらないと思うんです。構成員として入っているのなら、どうやるのかということをお聞きをしたんです。



○議長(近藤隆志君) 福祉部長。



◎福祉部長(鈴木清君) この支援センターにつきましては、もちろん先ほどの支援システムの小委員会、これは医師会が主催しておりますので、そのメンバーの一員では県立あるいは市立岡崎病院の看護婦等の婦長が参加しております。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 十分御存じの上の御質問だと思いますが、私は、福祉行政の中でなかんずく理想というのは、少なくとも全国統一の行政が一番好ましいことでございます。しかし、その中におきまして、最小限の単位といたしましても、県下の一つのレベル、愛知県政のレベル、こういうところに集約していきませんと、本当の福祉はできないと思うわけでございまして、我々といたしましても県レベルの関係、特に県が対応していただける問題につきましては、一層のフォローをさせていただきたいと思うわけでございます。特にこの問題はあえて申し上げませんが、このぐらいのことをしていきませんと、例えていえば、隣の町からこっちに見えましたら全く違う、こちらがおくれておる、こちらが悪い、これだけの論議では済まないわけでございまして、特に岡崎市のように、産業、経済が進んでいる町におきましは、少なくとも県下同じレベルの関係の福祉、こういうことに対しまして、いわゆる県の福祉行政をフォローしてまいりたい、同時にまた、近隣関係の愛知県の各市が一つのレベルアップをしながらも統一的な施策を堅持していくべきであろう、こういうことも申し添えておきたいと思うわけでございます。

 それから、ごみの問題等に対しまして、具体的なアドバイザー云々ということもございましたが、これらに対しましては、担当部が公正な立場におきまして、最も意欲的な環境モデル地区を公正に指定していきたい、こういうことも申し添えておきたいと思うわけでございます。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 暫時、休憩をいたします。

             午後2時45分休憩

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△鈴木雅美議員の質問

             午後2時55分再開



○議長(近藤隆志君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 10番 鈴木雅美君。

     (10番 鈴木雅美君 登壇)



◆10番(鈴木雅美君) 朝方はたくさん見えた傍聴の方も、今は数少なくなりまして、ただ我々のこの議会には、30万市民の幸せがかかっておりますので、最後までおつき合い願いとう存じます。

 それでは、通告の順に従いまして質問させていただきます。

 最初は、シーボルトの矢作橋の件でございます。

 シーボルトといいますと、幕末に、本当はドイツなんですけれども、オランダ人と偽って長崎出島に医師として参った、あの有名なシーボルトのことでございます。そのシーボルトが、彼は非常に博物学に興味があって、その研究をされたということもあるわけなんですけれども、1923年、オランダ領東インド総督のファンデル・カペルレン男爵という人に会いまして、日本をちょっと調べてこいというようなことを言われて来日しておるわけです。ですから、出島におっただけでは、日本のことはわからないということで、当時は4年置きぐらいに出島のオランダ商館長が江戸を参府するという習慣がございましたので、1826年がちょうどその年に当たるということで、それよりちょっと前ということで、1823年に来日しておるわけです。

 ですから、1826年、その待望の江戸参府があった折に、当岡崎も通りまして、岡崎を通ったときには、矢作川を細かく測量していったわけです。その測量した結果をもとにしまして図面をつくり、また図面だけでは飽き足らず、大工に模型をつくらせておるということがあるわけです。この模型が今、オランダはライデンの国立民族学博物館に所蔵されておりまして、これをぜひこの岡崎の市民の方に広く見ていただきたいと思うわけであります。これは、非常に歴史的な価値の高いものではないかなというふうに確信もいたしますし、また当時日本におきまして最も大きな橋として有名であったわけでありまして、シーボルトも彼の著書で、「江戸参府紀行」というものの中で、「朝6時に知立を立ち、低い松林のある幅広い道を三河藩主の城下町岡崎に向かった。この町の手前に、砂州がところどころにある広い川床を矢作川が流れ、日本最大の橋がかかっている」と記しておるわけであります。

 また、シーボルトは、彼の著書で、日本の運命を変えたといっても過言ではない「日本」という本におきましても、この矢作橋の略図、及び当時親交のあった画家で川原慶賀にスケッチをさせた絵をこの「日本」にも収蔵しておるわけです。そのように、矢作橋というのは非常にシーボルト自身も大きく扱っておるわけですし、またこの矢作橋自体は、安藤広重の浮世絵にも書かれておりますし、やはり大田南畝の「改元紀行」という著作においても記されておるわけです。矢作橋というのは、江戸時代の旅人にとっては、岡崎のイメージそのものというくらいのものであったと思うわけです。

 これを何とか岡崎市民の目に触れるようにするには、方法として、家康公生誕 450年祭、このときにこれをお借りして、シーボルトがほかに集めておる周辺のものがあるわけです。岡崎ではこのときに、キツネとタヌキの剥製をたしか買い求めておるわけなんですが、そういうようなものも残っておりましたら、そういうようなものも含めて、シーボルトと岡崎の関係を展覧会にできたらおもしろいんではないかなというふうに考えておるわけです。そのことについてどのような思われるか、御意見をお伺いしたいなと思います。

 また、これはちょっと後でも重複するんですが、岡崎の美術博物館構想の中で、博物館のテーマが16.5世紀となっておりますが、この16.5世紀ということを、ちょっと解釈を広げますと、江戸時代ということになるか思いますので、当時の日本、それと世界を結ぶかけ橋として、矢作橋は一つテーマとしてもいいんではないかなということで、これは合致するのかどうか、どう思われるかということをちょっとお伺いしたいと思います。

 それから、岡崎市美術館・博物館、ミュージアムパークについて御質問させていただきます。これは、計画の中間報告を拝見したんですが、なかなか楽しめるものになるんではないかなというふうに思うわけなんですが、美術館・博物館といいますと、一番最初の博物館、美術館といいますのは、欧米のものを取り入れて、欧米のやり方にならうというような形から始まるわけです。その次に、啓蒙普及型というような形に変わりまして、どちらかというと勉強を教えてやるぞというような、見せる側の論理が強い博物館、多少はわかりやすくなるんですが、まだ見せる側の論理が強い美術館、博物館というものになるわけです。

 第3世代の博物館、美術館といいますのは、どちらかというと、見る側の文化的欲求を満足させる、楽しませる、驚かせる、喜ばせる、そういうようなことに重点を置いた、言ってみれば博覧会的な楽しさのある美術館、博物館というようなものになってくるわけで、これが第3世代の美術館、博物館と言われておるんですが、どうも岡崎のこの計画は、第3世代を目指しておるなというようなことが、計画の中間報告の中で感じられますので、その点は非常にいいんではないかなと評価させていただきます。

 しかし、この美術館、博物館に関しまして、今のところ言っておるのが収蔵庫の建設と軽く言ってみえるわけなんですが、全体を読んでみますと、非常に大きな計画で、おもしろい計画の割には、収蔵庫というぐらいではなかなか一般市民の皆さんの興味を引かないんじゃないかなと。呼び方をもう少し考えた方がよろしかろうと、そのように思いますので、それは基本計画、中間報告の中でも、適当なネーミングが必要というようなことを書いておられますので、その点について、もうそろそろそういう時期だと思いますが、ネーミングを変える、呼び方を変えるということについての御意見をお伺いしたいと思うわけです。

 それから、博物館、先ほど16.5世紀がテーマとなっておるというふうにお話ししましたが、この意図、16.5世紀というのは一体どういうことを通して16.5世紀というようなことがコンセプトとして出てきたのか。もしかしたら、それは江戸時代ということから出てきているのかどうか、その点お伺いしたいと思うわけです。

 美術館、博物館、これの周辺、それを含めた大きな公園として、ミュージアムパークというものを提案されておるんですが、このミュージアムパーク、これは主として、内容を読んでみますと、各国の歴史的、伝統的な美術的価値のある石像品、そのようなものを野外展示するということが書かれておりますが、これは芸術家の作品ではなく、職人の技術の粋を結集した、最も歴史的に長い過程があるわけで、その時代その時代の職人の技術の粋を結集した、そのようなものが展示されるというふうに理解しますが、その理念となったのは何でしょうか。芸術作品ではなく、そのようなものを収蔵しよう、また展示しようとされた理念は一体どこにあるのかということをお伺いしたいと思います。

 それについて若干考えてみますと、岡崎というのは、石の都でありまして、石の加工技術というものは世界的に最も高い水準にあると理解しております。これまでも技能オリンピックで、48年、54年、59年と、3人も金メダリストが誕生しておりますし、50年には銀メダル1人、62年には銅メダル1人と、多くの優秀な人材を輩出しております。しかし、今この石の業界にも、人手不足、後継者不足というようなことはついて回っておりまして、今後も人材を輩出できるかということについては、若干の不安があるわけです。この計画の中で、デザインプロムナードということが提唱され、その中においては、岡崎の石彫関係者がかかわることになっていますが、このかかわる中で、伝統的な技術、一度絶やしてしまったら、また二度と取り戻すのは難しい技術を射程距離に入れた検討がなされておるのかいないのか、その点についてお伺いしたいと思うわけです。

 また、収蔵対象となっている石像品、これは歴史的ということをやってきますと、必然的になってしまうんですが、宗教に基づく作品というものが非常に多くあるわけです。これは芸術作品と違った取り扱いが求められるわけでして、相手国側の宗教観、そのようなものによって展示という形も変わってくるんではないかなと思うわけです。そういう点について注意が求められると思うわけですが、その点検討されることを望みながら、またその点についてどのように考えてみえるか、お伺いしたい思うわけであります。

 それから、このミュージアムパークの各国に分かれて、恩賜池を中心に、それを大海に見立てて、各地域地域の石像品が配置されるわけなんですが、日本の石彫やアジアの石彫がテーマ、シンボルゾーンというところからかなり離れたところにあるわけです。これはどうもおかしいなと、不思議に思うわけでして、国際交流に寄与するということを言ってみえる宿泊つきのアトリエと、ここからも離れているわけでして、考え方からしますと、そのような国際交流がされるような場所でしたら、自国の文化というものを最も近いところに置いて、それを通しながら国際交流をされるのが本当ではないかなと。自分の国の文化について誇りを持って対応できるような、そういう国際交流でない限り、猿まねの形では、世界から評価される、真の国際交流ができるものにはならないと思うわけで、その点について大丈夫かなというぐあいに不安を持っているわけです。その点についてもお考えをお伺いしたいと思うわけであります。

 次は、アクアパーク構想と岡崎城のお堀の浄化ということについて御質問させていただきます。

 アクアパーク構想の大手門ができる位置というのは、国道1号線に沿っているわけでして、これは非常にいい計画だと。国道1号線を通られる方がアクアパークを見、大手門を見ると、「岡崎ってこういうところなんだ」ということがイメージできるようになるんではないかなと思っておるわけなんですが、大手門の位置というのは、あそこにあった、今の計画されているところにあったわけではなくて、別なわけですよね。大手門というのはどういうように位置づけてみえるのか。岡崎城の場合、完全な復元という形ではなく、どちらかというと、いわゆる文化施設というようなところだと思いますが、その位置づけをどのようにされているのか、お伺いしたい思うわけでございます。

 それから、お堀の浄化なんですが、なぜこれが必要かというふうに考えるかと申しますと、仮にアクアパークのせせらぎを見て、きれいな水を見て大手門を入ってきた人が、お堀まで来て、そのお堀の水を見てどう思うだろうか。入り口ではすごくきれいで、中へ入ったらえらく汚いというんじゃ、これは詐欺だというふうに思う方も見えるんではないかなと思うわけです。やはりそこのところに整合性を持たせるためにも、お堀の浄化ということは早急に必要だろうと考えます。

 今年度予算で、お堀のヘドロのしゅんせつ、これを行うわけなんですが、これは一度しゅんせつしても、大体二、三年、三、四年、それぐらいでもとのもくあみになってしまうわけです。抜本的な対策にはなり得ないわけです。川の水を取り入れて循環させるということも考えられると思いますし、川の水を取り入れるということを今までやってこれなかったのは、かなり難しいからだと思うわけでして、お堀自体を閉鎖水域として考えて浄化を考えるのか、そのことをお聞かせ願いたいと思います。

 また、浄化のシステムについては、最近いろんな取り組みがされていると思いますので、研究も進んでいるかと思います。その現況をお聞かせください。

 私の調べたところで、東京都が台東区上野不忍池の浄化、これに取り組み出したと。これは湖沼浄化システムでして、閉鎖水域の水を、生態系を復活させるという中で、自然の浄化能力を助けて、自浄作用を高めるというシステムだというふうに聞いております。これは、我が国では最初だというふうに聞いておりますが、海外においては実績のあるシステムもあるというふうに聞いておりますので、調査をなさってみえると思います。この点について、その現況をお教えください。

 それから、城址公園の整備計画ということが進んでおるわけなんですが、城址公園の整備計画の中で、お堀の水の浄化というのは、果たして検討されたのかされないのか、それをお教え願いたいと思いますし、岡崎市として、市民の側から見たイメージを大切にするということでしたら、アクアパーク、お城のお堀、これは一つの例なんですが、割と市民の側から関連しやすい問題だと思うわけなんですが、こういうようなときに、部や課の枠組みを越えたプロジェクトというものはつくれるのか、またつくることは考えられるのかられないのか、お聞かせください。

 それから、アクアパーク事業で工事が始まるのが、ことしから2年間にわたる事業ということなんですが、これはちょうど家康公生誕 450年祭の最中に当たるんじゃないかなと。そうしたら、そのときどういうような状態になっておるのか、その対策はどういうふうに考えてみえるのか、お伺いしたいと思います。

 それから、岡崎市のCIと個性ということについてお伺いいたします。

 3月の定例議会において、岡崎市CI事業ということで、岡崎議員の一般質問がございまして、さすが民間で鍛えられているだけありまして、実際の経験を踏まえた、迫力のあるもので、岡崎市の方としてはそれに答えて「研究をする」というお答えがいただけたと思うわけです。これで、岡崎の役所のイメージも一新されるというふうに期待するわけなんですが、その岡崎議員の言われた中に、CI事業推進の3本の柱ということがございます。1に、岡崎らしさを象徴するイメージとは何かということを策定する。2に、視覚的行政ビジョンや理念を表現し、展開する。3に、行政内活性化推進運動を行う。こういうようなことを言われたと思うんです。

 2番、3番、2番の視覚的行政ビジョンや理念を表現し、展開する、3番の行政内活性化推進運動をするということについては、割と明確なお答えがいただけていたんですけれども、岡崎らしさを象徴するイメージとは何かということについては、どうもいま一私には明確な答えに思えなかった。といいますのは、私自身、CIを制作するということも職業の中でやっておりまして、CIを制作する側からしますと、そういうものがはっきりしていないと、つくれといってもつくれるものじゃない、絵をかけといってもかけるものじゃないということがあるわけで、その岡崎らしさを、例えば会社に見立てますと、市長は社長ですし、その社長は岡崎らしさをどう考えてみえるのかということについてお尋ねいたします。

 第4次総合計画の中で、明るく住みよい豊かな岡崎というような表現が岡崎に添えられておるんですが、これは言ってみれば基盤整備みたいなものでございまして、個性というのとはちょっと違うわけであります。ほかの都市になく、岡崎だけにある、それは一体何かということについてお伺いしたいと思うわけであります。

 きょうの質問でまさか出ないと思ったんですけれども、しょっぱなの中根義一議員、その後の中根勝美議員、両方が、家康公を生んだのは世界で岡崎だけだということを言ってみえるわけです。私は3番目で、本当に出ばなをくじかれてしまったわけなんですが、私も、家康公を生んだ岡崎というのは、岡崎の大きな個性ではないかなと思う1人でありまして、市長自体も、家康館、それに冠して「三河武士のやかた」というものをかぶせておるわけです。このネーミングといいますのは、家康公の偉業というのは1人だけのものではない。家康を中心とした集団の力という認識からだというふうに理解しておりますが、この集団がつくり出したのが江戸時代という、 260余年にわたる平和の時代であります。この時代は大きな文化も、世界においては、これが日本だと言われるような文化を生んだ時代でもあります。

 江戸時代というものを考えてみますと、今まで議会でいろいろと語られてきた問題、例えばエコロジー、これについても、今よりはるかに完成された形で、それも民間主導型でエコロジーが達成されていた、そういう文化があった時代であります。また、封建時代というふうに言われますが、地方分権、これを完成して、地方において文化を開花させた時代でもあるわけです。また、高齢者福祉ということが言われておりますが、具体的に何をしたという形ではございませんが、朱子学を取り入れておりまして、高齢者を尊敬すると、精神面での高齢者福祉が行われた時代でもあるわけです。また、庶民の文化が非常に伸びたということも、コミュニティー活動が活発であったというふうに考えるわけです。

 三世代住宅を供給するということを今岡崎市は取り組んでいるわけなんですけれども、これは言ってみれば、普通だったら住めないようなところを住めるような状態をつくる、そこに人を移すということで、言ってみればいい意味で封建時代のやり方と封建時代の理念を生かしてみえるというふうに考えるわけです。そういうような、割と僕が考えるには、岡崎のCIの中にぜひ「江戸時代」という切り口が入れてほしいなということを思うわけなんですが、それについてどのようにお考えか、市長にお伺いしたいと思います。

 これで1回目の質問を終わらせていただきます。

     (10番 鈴木雅美君 降壇)



○議長(近藤隆志君) 経済部長。



◎経済部長(山田銀作君) 一番初めの1番でございますが、家康公生誕 450年祭の目玉として、このシーボルトの矢作橋等を目玉としてはどうかという御提案でございますが、この貴重なシーボルトの矢作橋の模型だとか図面、スケッチでございますが、この橋は、昨年の8月から11月まで長崎県の県立博物館で展示された実績があるわけでございまして、非常に興味のある話と思われます。しかし、所蔵しますオランダのライデン国立民族学博物館、この当局が貸し出し等をするかということ。また、レプリカ等をつくらせてくれるかというような、こういう大きな問題があるわけでございまして、機会を見まして、 450年祭の行催事計画の一つとして考えを、実行委員会等に提案しまして、検討させていただきたいなと思います。

 以上です。



○議長(近藤隆志君) 教育次長。



◎教育次長(大塚希夫君) いろいろ御提言やら御質問やらでございますけれども、現在私どもの方が美術館、博物館の建設にかかわりまして、それぞれ考え方を基本的に御説明させていただきたいと思います。

 まず、進捗状況でございますが、美術館、博物館の建設の進捗状況につきましては、現在第1期工事の実施設計を発注する段階に参っております。それに伴いまして、収蔵庫の外部の階段展示等、実施設計及び設備備品等についても順次設計に入りたいというふうに考えております。

 御指摘の収蔵庫ということでございますが、これはあくまでも美術館全体を考えての第1期工事は収蔵庫を行うということでございまして、第1期工事につきましては、収蔵庫とサービス部門の建設を進めてまいりたいと、そんなふうに考えております。

 次に、工事の本館建設までは展示等ができませんので、収蔵庫の一部を展示室といたしまして、利用させていただきたいというふうな予定をいたしております。

 なお、石の野外展示の関係につきましては、一応私どもの考え方といたしましては、石都岡崎を紹介しつつ、世界の石の歴史的遺産を通して、石の文化を広く高揚するために、恩賜池周辺を石の野外ミュージアムとして位置づけを行っておるものでございます。

 なお、屋内展示につきましては、シーボルトのお話も出まして、御提言をいただいたわけでございますが、ちょうど私どもがこれを考えております16.5世紀のいわゆる江戸時代のこととあわせますと、非常に合致をするわけでございますが、何にいたしましても、これから展示の部分につきましては、美術館・博物館建設推進委員会の先生方、また専門家の御意見など、いろいろお聞きしながら、実施設計の中で検討もさせていただきたいと、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) 2番目の岡崎城の関係についてお答えをいたします。

 最初に、アクアパーク構想というお話でございますが、実は私どもあそこでやります仕事が、建設省が行いますアクアパークモデル事業というものと、それから愛知県が補助してくれます愛知のふるさとづくり事業というのが二つ重なっておるということをまず申し上げておきたいと思います。

 それで、アクアパーク構想というものは、実は下水道とか公園事業というのは非常に重要な都市施設である、そういうことで、建設省が平成2年度にアクアパークモデル事業という制度を創設したわけでございます。その中で、岡崎の八帖処理場の処理水を岡崎公園のせせらぎの用水として利用するということが取り上げられて、事業化がされたわけでございますが、これは平成2年度から3年度の2カ年計画ということでございまして、この水を受けまして、今度は愛知県が制度化いたしました愛知のふるさとづくり事業ということで、岡崎公園のお堀、せせらぎと、城壁、大手門をつくるという事業が、これは今度平成3年度、4年度の2カ年の事業で進めることになったわけでございます。

 それで、その大手門の位置づけでございますが、実はこの大手門の歴史的な資料というのは、明確なものがございません。ただ、昔の平面図といいますか、絵図でございますか、それと戦前の岡崎市の道路網等を比較してみますと、当時は大手門の位置は、今でいいますとセルビとジャスコの間、あの6本榎のお寺のある辺、あの辺が大手門の位置ではなかろうかというふうに推察されるわけでございます。岡崎城の整備をいたしますのに、公園の正面が非常に寂しいと。今まで国道1号線沿いは民家でずっと隠されておりましたが、今回おかげさまで用地買収もできましたので、公園の正面を整備しようということで、この愛知のふるさとづくり事業として進めたわけでございますが、先ほどお話のありましたように、大手門というのは、実は私どもは公園の入り口の門をつくる、観光的な門であるというふうに考えております。

 ただ、あそこにつくりましたときに、史実と違うじゃないかというような話が出た場合にどうするかという問題がございますが、それにはひとつ、先ほど言いましたような、史実では、もっと東北の方にありましたというような注釈をつけることも必要じゃないかというようなことも考えておるわけでございます。

 それから次に、今度つくりますせせらぎと、今までありますお堀の水が余りにも違い過ぎるというようなことでございますが、私どもも、既設のお堀の浄化につきましては、ずっと調査研究を進めてきたところでございまして、その一環といたしまして、先ほどお話のありましたように、ヘドロのしゅんせつを行うということでございます。このしゅんせつは、実は過去2回やっておりまして、昭和32年度と昭和56年度に行っております。もとのもくあみにという言葉でございますが、私ども、このたまりましたヘドロというのは、やはりお堀の水を悪くするもとであろうというふうに考えておりますので、しゅんせつはぜひ行っていきたい。

 ただ、しゅんせつのみでいいとは考えておりません。先ほども言いましたように、その浄化については今研究中でございますが、早急に方向づけを行って、浄化に取り組んでいきたいというふうに考えております。

 それから次に、既設のお堀でございますが、御承知のようにあそこは閉鎖水域でございまして、水源といたしましては、流れ込む雨水だけでございます。そういったことで、私どもは、少しでも水の循環ができるようにということで、お堀の近くに井戸を掘りまして、その井戸水をくみ上げた水を補充しておるというのが現状でございます。

 それから、東京都で取り組んでおります上野不忍池の浄化の関係でございますが、これも海外では実績があるというふうに聞いておりますので、この問題についても今後研究をしていきたいというふうに考えております。

 このお堀の水につきまして、城址公園の整備計画の中で考えたことがあるかというようなお話でございましたが、この城址公園整備計画の中では、この問題は最大の課題として取り組んできた問題でございます。先進都市のお堀、池、そういったようなものの対策等もそのときに調査をしたわけでございます。

 それから、アクアパークと、それから愛知のふるさとづくり、これ私、別の事業だと申しました。そのことで、それぞれ担当する部署が違うと、横の連絡はどうかというお尋ねでございますが、私どもは、当然担当部署と連絡を密にいたしまして事業を進めておるところでございますが、特に部や課の枠組みを越えたプロジェクトといったようなものは現在考えてございません。幸い、北庁舎の方に全員おりますし、同じ土木系の職員が担当しておりますので、その辺の連絡はうまくいくのではなかろうかというふうに考えております。

 それから最後に、家康公生誕 450年祭の最中での事業ということで、この影響はどうかというお話でございますが、私ども、できるだけ影響のないように進めていきたいというふうに考えております。ただ、公園の入り口の近くでの大手門の工事が平成4年度に予定されておりますので、影響ゼロというわけにはいかないかと思いますが、今まで検討した中では、影響は少なくて済むであろうというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(近藤隆志君) 企画調整部長。



◎企画調整部長(松林正八郎君) 3番目の岡崎市のCIと個性についてのお尋ねでございます。自治体におきますところのCI、これは地域づくりに対する理念を明確にしながら、みずからの力で編み出していかなければならないというように思っております。その自治体の主体性、御指摘の個性、こうしたものの再認識、あるいは再構築の上に立ったものでなければならぬというように思っております。ここで言うならば、岡崎らしさということでございます。

 第4次総合計画の中にも、こうした岡崎らしさを生かしたまちづくりということで記載してございます。緑豊かな丘陵地と矢作川、男川を初めとする水辺環境、自然と景観、また三河武士発祥の地、徳川家康生誕の地、こうした伝統と歴史に培われた文化の町というような位置づけ、これは自然環境や歴史的な遺産、こうしたものが岡崎らしさというように思っております。

 したがいまして、こうしたものを生かした、岡崎はこんないいものがあるんだ、あるいは住んでよかったというような町だという岡崎の個性を認識した上で、市のイメージアップを図っていくというような、こういうコーポレートアンデンティティー、こうしたようなものをつくる必要があろうというように思うわけでございます。

 また、御指摘いただきましたように、来年は家康公生誕 450年祭、こういう計画もございます。こうした歴史的な遺産を見直すことも、また恵まれた自然環境を生かすことも、これは岡崎の個性だろうというように思うわけでございまして、ちょうど本年はまちづくりのシンポジウムを開催したいというように考えておるわけでございまして、今後市民の皆さん方の多くの御意見、もちろんこれには、市民の皆さんの御支援と協力、あるいは積極的な参加、こういうものが必要なわけでございまして、他都市が持っていない、岡崎の持ち味を生かしたCIをつくっていきたいと、このように思っております。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) おおむねおのおの答えさせていただきましたが、せっかくの御提言でございますから、私からも若干の問題を踏まえまして、御答弁させていただきます。

 まず第1に、シーボルトの矢作橋の模型の関係でございますが、私も実は、日本におきます博覧会がありましたときに、たしかうちの職員がこれを写してまいりました資料を持ってまいりましたのを初めて情報として知りました。

 2人目が実は鈴木議員さんでありまして、ともに非常に感銘を受けたわけでございます。十分御承知だと思いますが、我々がイメージに描いておりましたところの矢作橋とシーボルトがつくりました矢作橋と大きな差があるわけでございます。その差の最たるものは何かと申し上げますと、ちょうど橋のたもとに橋小屋をつくるスペースが四角く残っておるわけでございまして、これがいわゆる矢作橋の橋の橋小屋をつくったのであろう、橋番所をつくったのであろうと言われておるところであるわけでございます。こういう仕掛けがあるわけでございまして、こんな橋は、今お説のように、日本でも非常に珍しいわけでございますから、私どもといたしましても、これは何かの形におきまして、これらの矢作橋は幾つかの橋があったはずでございますが、なかんずくいわゆる外国人でありますシーボルトが日本一の橋として認めた、その根拠の中には、幾つかあろうと思いますが、構築美、あるいは建造の美術、あるいは橋梁技術としてのすぐれた点、これらを評価しておるわけでございます。これらにいたしましても、何らかの形におきましてこれを積極的に研究してまいりたい、ここまで申し上げまして、私の考え方の御披露にかえさせていただきます。

 それから、16.5世紀、これに対しまして、江戸時代を想定しておるではないかという御指摘でございますが、私も感覚的にはそのような受けとめ方をいたします。何と申し上げましても、16.5世紀というのは、お決めになった方々の御発想というのは、御承知のとおり、徳川家康公の生誕の一生というものにサイドを当てまして、16.5世紀、こういうことを御指摘なさったようでございますから、それを延長してまいりますと、同時に江戸時代、こういうものに入るわけでございます。しかし、美術博物館構想等におきまして、私から軽はずみに、16.5世紀とはこれから後、江戸時代だという認識をこういう席で申し上げますと、これまた大きな間違いで、指摘を受けるわけでございます。これに対しましては、当然さかのぼるところの過去に対し、一層太古に対する問題等に対しましても、これは決して却下するという問題ではないわけでございます。岡崎という町、そして3番目に申されましたところのCIとの関係等を考えましても、岡崎が家康公の生誕の地であり、そして三河武士という言葉の中におきましては、この地を代表する一般市民、当時の市民、こういう方々の一つの結晶であろうという誇りが岡崎市民の中に当然あるわけでございます。これらのことにつきましては、十分ひとつ体してまいりたいと思うわけでございます。

 なお、これらに対しまして、CIとは直接の関係もある分野もございますが、私は少なくともこういう関係におきまして、愛称というものもぜひつくっていきたいなということもこの席で申し上げておきたいと思うわけでございます。御評価賜りましたところの岡崎市中央総合公園市民球場、こんな長たらしい名前を言うよりも、本当に短い中で、本当にお嬢さん、娘さんたちも、若い青年もすぐにわかるような愛称、こういうものをどうしてもネーミングとしてひとつ取り上げたいなと思うわけでございまして、これも申し上げておきたいと思うわけでございます。

 これらを通しまして、決してこれは新しい問題じゃなくて、実はこれらの構想に対しましては、例えて申し上げますと、歴史的な経過の中におきましては、あの幸田5万石なんていうのは、岡崎の文化を象徴するところの一つの象徴にもなっておろうと思うわけでございます。これらをさかのぼることによりまして、かえって新しい、いわゆるCIの構想、こういう問題と、歴史的な中に積み上げますところの構想、これを交錯してまいりたい、こういうことも私の考え方として申し上げておきたいと思うわけでございます。

 最後でございますが、アクアパークとの関係等に対しまして、これまたひとつ私から申し上げておきたいと思います。城址公園の一環といたしましたところのこの塀、大手門、あるいはアクアパークとの関係でございますが、これは位置づけといたしましては、私どもは、城址公園の交通動態に対します区分体、こういう位置づけをしておるわけでございます。これを具体的に申し上げますと、城址公園と国道1号線との区分帯であると、こういう位置づけをしておるわけでございまして、決して歴史的な景観上の問題ではないわけでございます。これはさっき部長が申し上げたとおりでございます。

 ただ、ここでもう一言申し上げておきたいと思いますことは、アクアパークの水はきれいなんだが、城の堀の水が非常に汚いという心配でございましたが、これは私も大変心配しておることでございます。しかし、アクアパークに流れますところのこれが完全にいいかといいますと、これ実は私頭が痛いわけでございます。何といいましても、第3次処理をした水を薄くいたしまして、こうして流しますときに、しかも夏なんかは太陽光線を十分吸収する。この場合に本当におっしゃいますように、対照的にきれいな水が流れるであろうか、こういうことに対しましても、私は当初からこの計画に非常に心配しておるわけでございます。しかし、そういう中におきまして、少しでもきれいな水を流したい、こういうことを技術担当には研究を広範囲に広げながら、さっきおっしゃいましたような担当を越えての研修をしろ、こういう部面におきましては、一部そのような指示もしたわけでございます。

 しかし、それよりも大きな問題といたしましては、当然ではございますが、静止水路でございますところの堀の水という問題でございますが、これらに対しましては、鈴木議員さんもこれらに対しまして一かどの御見識も持っておられるようでございまして、皆さん方の御指導、あるいは資料の提供等をもちまして、十分ひとつ今後ともに調査をさせていただきたい、こういうことをお約束申し上げ、お願いも申し上げておくわけでございます。

 何と申し上げましても、日本の河川というのは自浄能力が非常に進んでおりまして、これはおおむね河川の浮遊物等が沈殿をさせまして、10分の1、いわゆる1割減らすには二、三日あれば十分だというデータでございますが、これはアメリカ、ヨーロッパでは5日から10日かかる、こういうことが逆にいいますと、日本では非常に自然な川と景観を堅持しておるという自然体系があるわけでございます。これらの関係等に対しましても、十分ひとつ、河川流域、自然浄化能力、こういう問題に対しましても新しい視点で研究をしてまいりたい、こういう問題もつけ加えながら、十分ひとつ御意見を体しまして進ませていただきたいと思うわけでございます。

 それからもう一つだけ、落としましたんですが、実は美術博物館の構想に対しましての関係でございますが、収蔵庫に対しますところの今御提言のございましたように、愛称か何かをちょっと持って、暫定的な美術館としての位置づけという考え方、これは十分ひとつ研究させていただきたいと思います。私もそのように考えております。

 ただ、石の関係等に対しまして、ミュージアムパークとするかどうかという問題でございますが、実は鈴木議員さんのおっしゃいましたのは、私も実は驚いたわけでございます。まだ一つのたたき台の内々の資料でございまして、議会の皆さん方にも御相談申し上げた覚えはございませんわけでございまして、こんなものが何で知っておられるかなと思って、私の方が大変びっくりしたわけでございます。これは内部的に検討しておる資料の一環ということであろうということでございます。今後ともどもに、これらに対しましては、ミュージアムパークという位置づけをするか、あるいは中央総合公園の中央部におきますところの遊歩道的な外苑要素、こういうことでするか、幾つかの観点があるわけでございまして、まだ確定要素もございませんし、当然ではございますが、この岡崎の市民の方々の石の展示会場が適当な場所でないなんておっしゃいましたが、そんなことはまだ決めておらぬわけでございます。そういうものも一部どこかへ入れる必要があるじゃないかという、作文か何かの本をごらんになったんじゃないかと思いますが、私のところはまだそこまでとてもいっておらぬわけでございます。これを申し上げておきたいと思うわけでございます。

 ただ、基本的に一つの構想、研究テーマといたしまして進んでおる、この段階でございます。よろしくひとつお願いいたします。



○議長(近藤隆志君) 10番 鈴木雅美君。



◆10番(鈴木雅美君) シーボルトの矢作橋に関しましては、本当に研究していただけるような状態とお伺いしましたので、これは非常に資料的価値も高いものだというふうに確信しておりますので、ぜひとも前向きな進め方をお願い申し上げます。

 それから、岡崎市美術館・博物館、これについて何で知っているんだというようなお話があったわけなんですけれども、仮に内部的に検討している最中というようなことに関しましても、最初の考え方が変なふうにつまずいていますと、大きなロスを生みますし、また問題も大きくなります。また英語で言ったというふうにしかられますけれども、ミュージアムアイデンティティーという考え方もありまして、理念がしっかりしたものをつくることをもってしか、これからの文化行政はやっていけないんじゃないかというふうに思いますので、ぜひともMI、ミュージアムアイデンティティーということをお忘れないようお願い申し上げます。

 それから、アクアパーク構想なんですが、我が国においては、水質の浄化ということについてなんですが、我が国においては、確かに実績というのはまだまだないというふうには聞いております。ただ、自然の生態系を大事にして自然の浄化能力を高めようという動きは、海外の方においてはかなり進んでおりまして、そういうものについて研究をしていただきたいというふうにお願いしてあったんですが、それでたしか、その結果が来ていると思うんですが、それが恐らく答弁漏れになっていると思いますので、もう一度お伺いいたします。

 それから、岡崎市のCIということについて、確かにいろんな方から話が出ると思いますし、ましてや市長という立場で、岡崎の個性はこういうものだと思うと、軽々しく言うことはまずかろうと思いますので、これ以上お伺いいたしませんが、基本的には岡崎にしかないということが大事かと思います。緑にしても、青空にしても、清流にしても、明るく住みよい豊かなという、このようなことは、どちらかというと行政用語というような感じで思いますし、CIについては、今後岡崎らしさの検討を、市民を広く巻き込む形で御検討願いたいというふうに思います。ですから、アクアパーク関係のことで、自然浄化能力の海外の実績ということについてもう一度お尋ねいたします。



○議長(近藤隆志君) 開発部長。



◎開発部長(加藤主計君) ただいまの海外の実績はということでございますが、私、お答えできるような資料の持ち合わせがないわけでございまして、先ほど御提案のありました東京都の取り入れました不忍池の方式、これは海外でも実績があるという話を聞いておりますが、そのほかにつきましては、まだやはり余り実績がないというふうに聞いております。

 お堀の浄化でございますが、閉鎖系の水系を浄化する方法はどうかという問題でございますが、実は一応2通りの方法がございまして、水の入れかえをするという方法が一つ。それから、今ある水を直接施設なり薬品なり、いろんなものを使いまして、その水を直接浄化するという、二つの方向があるだろうというふうに思うわけです。水を入れかえするということにつきましては、たくさんの水がありますればいいわけですが、例えば川の水を引き込んでというような方法。ただ、これにつきましては、川の水というのは、御承知のように水利権とか、いろいろ問題がございまして、まず現在のところ不可能でございます。それで、私どもとしては井戸水を掘って、地下水をくみ上げてやっておるわけですが、これにも量に問題があるということでございます。

 そういったことで、堀の水の直接浄化をということを考えておるわけでございますが、何にしましても、水鳥だとか、魚のえさやふん、それから周辺にあります樹木の落ち葉だとか、そういったいろんなものが流れ込みまして、水質が富栄養化といいますか、悪化しておるわけでございます。

 そういったことで、植物プランクトンの増殖が非常に盛んになっておるというようなことで、アオコの発生、水の色の濁りというようなことが起きておるわけでございますので、これをどうするかという問題で、あの公園の周辺の景観を害することなく浄化するにはどうしたらいいのかということをただいま研究中でございますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(近藤隆志君) 市長。



◎市長(中根鎭夫君) 担当部長、何か難しいことを言っておりましたが、ずばり申し上げまして、海外におけるところの日本の浄化システムの評価、幾つかあろうと思っております。また、逆に申し上げますと、海外のシステムにおきましても、日本が勉強しなければならぬ問題があろうと思っております。鈴木議員さん十分御承知だと思いますが、幸いなことに、いわゆる公害関係、浄化関係におきまして、相当量まで大きなウエートを持っておりますのが、実はスウェーデンであるわけでございまして、これらに対する問題というのは、案外入手しやすい体制にあるということでございます。

 二つ目には、岡崎市内の企業におきましても、物理的な関係等におきますところの操作というんですか、その部品、こういうものを製造しておる企業も岡崎市内にあるわけでございます。こういう問題も十分御承知を申し上げておる。

 三つ目には、その手法の中におきまして、バクテリア手法というのに対しましては、御承知のとおり、好気性のバクテリアを活用するシステムと、嫌気性のバクテリアを活用するシステムの二つに分かれましょう。

 ここにもう一つ加わりますのは、物理的要素の中におきまして、薬品関係の問題と、このごろ新しく出てまいりましたのが、光線殺菌の問題、光の関係でございます。

 これらを総合的にやるシステムもございますし、また同時に、この中部地方におきましては、例のばくはん石という、あの浄化手法というものも生まれてきたわけでございます。こういう構想の中におきまして、果たしてどれがいいかということがなかなか選定が難しいという中でございまして、どうぞひとつ議員さん方も、新しいシステム等におきましても、また入手したい資料等を御明示願いまして、我々に対しますところの研究の指針もお教え願うならば、幸いといたしまして、前向きにこれらに対しまして研究していきたい、意欲を申し上げまして、御答弁とかえさせていただく次第でございます。よろしくお願いいたします。



○議長(近藤隆志君) 10番 鈴木雅美君。



◆1番(徳田孟君) 先ほど海外の実績ということでお伺いしました。東京都台東区の不忍池なんですけれども、2月に工事が始まり、3月に終わったと思うんですが、今現在透明度が5センチ上がったというふうに聞いております。また、これを3年間続けますとどうなるかといったら、透明度は40センチまでは高まるだろうと。これは、海外で3年間やった結果が、大体40センチまで3年間でいくよというような報告をいただいております。

 これがベストというわけではございませんが、水に取り組む問題ということは、その町の文化に対する取り組みという面でも、市民の方に大きく評価されるところではないかなと思うわけですので、今後一層水に対して皆さん一丸となって取り組んでいかれることをお願い申し上げて、質問を終わらせていただきます。



○議長(近藤隆志君) お諮りいたします。

 本日の一般質問はこの程度にとどめたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(近藤隆志君) 御異議なしと認めます。

 よって、6月11日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。

             午後3時54分散会

 地方自治法第 123条第2項の規定により、ここに署名する。

         議長   近藤隆志

         署名者  小林邦夫

         署名者  三浦 元