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愛知県 豊橋市

平成10年  3月 定例会 03月02日−01号




平成10年  3月 定例会 − 03月02日−01号







平成10年  3月 定例会



議事日程(第1号)

                        平成10年3月2日 午後1時開議

第1 会議録署名議員の指名

第2 会期の決定

第3 議案第1号 平成10年度豊橋市一般会計予算

第4 議案第2号 平成10年度豊橋市競輪事業特別会計予算

第5 議案第3号 平成10年度豊橋市国民健康保険事業特別会計予算

第6 議案第4号 平成10年度豊橋市農業共済事業特別会計予算

第7 議案第5号 平成10年度豊橋市総合動植物公園事業特別会計予算

第8 議案第6号 平成10年度豊橋市公共駐車場事業特別会計予算

第9 議案第7号 平成10年度豊橋市地域下水道事業特別会計予算

第10 議案第8号 平成10年度豊橋市老人保健特別会計予算

第11 議案第9号 平成10年度豊橋市農業集落排水事業特別会計予算

第12 議案第10号 平成10年度豊橋市水道事業会計予算

第13 議案第11号 平成10年度豊橋市下水道事業会計予算

第14 議案第12号 平成10年度豊橋市病院事業会計予算

第15 議案第13号 平成9年度豊橋市一般会計補正予算(第4号)

第16 議案第14号 平成9年度豊橋市地域下水道事業特別会計補正予算(第2号)

第17 議案第15号 平成9年度豊橋市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)

第18 議案第16号 豊橋市職員定数条例の一部を改正する条例について

第19 議案第17号 豊橋市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例について

第20 議案第18号 豊橋市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について

第21 議案第19号 豊橋市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について

第22 議案第20号 固定資産評価員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について

第23 議案第21号 豊橋市常勤の監査委員の給与に関する条例の一部を改正する条例について

第24 議案第22号 豊橋市旅費支給条例の一部を改正する条例について

第25 議案第23号 豊橋市財政調整基金条例の一部を改正する条例について

第26 議案第24号 議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部を改正する条例について

第27 議案第25号 豊橋市市税条例の一部を改正する条例について

第28 議案第26号 豊橋市違法駐車等の防止に関する条例について

第29 議案第27号 豊橋市手数料条例の一部を改正する条例について

第30 議案第28号 豊橋市老人憩の家条例の一部を改正する条例について

第31 議案第29号 豊橋市保育所入所措置条例の一部を改正する条例について

第32 議案第30号 豊橋市心身障害者扶助料条例の一部を改正する条例について

第33 議案第31号 豊橋市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例について

第34 議案第32号 豊橋駅東西自由連絡通路条例の一部を改正する条例について

第35 議案第33号 豊橋市都市下水路条例の一部を改正する条例について

第36 議案第34号 豊橋リサーチパーク地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例について

第37 議案第35号 豊橋市営住宅条例の一部を改正する条例について

第38 議案第36号 豊橋市消防団条例の一部を改正する条例について

第39 議案第37号 豊橋市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について

第40 議案第38号 豊橋市火災予防条例の一部を改正する条例について

第41 議案第39号 豊橋市民館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

第42 議案第40号 豊橋市行政財産使用料条例の一部を改正する条例について

第43 議案第41号 豊橋市地区体育館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

第44 議案第42号 豊橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について

第45 議案第43号 豊橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例について

第46 議案第44号 豊橋市下水道条例の一部を改正する条例について

第47 議案第45号 豊橋渥美都市計画豊橋下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例について

第48 議案第46号 豊橋市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について

第49 議案第47号 市道の路線廃止について

           (花田町・駅前大通84号線以下6路線)

第50 議案第48号 市道の路線認定について

           (牧野町・西幸町36号線以下34路線)

第51 議案第49号 財産の取得について

           (神野新田町字ユノ割及び字メノ割地内 道路用地)

第52 議案第50号 財産の取得について

           (神野新田町字ユノ割地内 道路用地)

第53 議案第51号 財産の取得について

           (神野新田町地内 公園用地)

第54 議案第52号 損害賠償の和解及び額の決定について

           (市道車両破損事故)

第55 議案第53号 平成10年度豊橋市農業共済事業の事務費賦課金の賦課単価について

第56 議案第54号 平成10年度豊橋市農業共済事業の損害防止施設について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

出席議員 43人

    1番  藤原孝夫君           2番  岩瀬 篤君

    3番  大橋正幸君           4番  石倉健治君

    5番  岩見征生君           6番  村松千春君

    7番  山岡弘幸君           8番  伊藤秋男君

    9番  渡辺則子君           10番  高柳大太郎君

    11番  岡本 泰君           12番  大沢初男君

    13番  牧野鉄人君           14番  野末義正君

    15番  鈴木道夫君           16番  清水ひろひさ君

    17番  市川健吾君           18番  佐藤巧宜君

    19番  鈴木雅博君           20番  草野年彦君

    21番  豊田八千代君          22番  伊達 勲君

    23番  小田鍵三君           24番  北西義男君

    25番  石黒 巌君           26番  石田勝朗君

    27番  山本栄之亟君          28番  伴 哲夫君

    29番  原 基修君           30番  夏目忠男君

    31番  鈴木孝昌君           32番  辻村良夫君

    33番  伊藤秀昭君           34番  小野田温康君

    35番  菊池喜代子君          36番  鈴木清博君

    37番  坂口好孝君           38番  白井信夫君

    39番  水鳥辰朗君           40番  小山晃一郎君

    41番  近田泰彦君           42番  稲田益児君

    43番  浜本国光君

欠席議員 なし

説明のため出席した者

    市長      早川 勝君       助役      小出正司君

    助役      山木善行君       総務部長    佐野昌宏君

    財務部長    佐々木時雄君      企画部長    大羽和雄君

    税務部長    倉地広定君       市民部長    谷野仁朗君

    福祉部長    服部 達君       保健環境部長  山田昌弌君

    環境事業部長  田嶌紀六君       商工部長    酒井正男君

    農政部長    大木達雄君       土木部長    小林正己君

    建築部長    小野栄二君       都市計画部長  豊田修之君

                        市民病院

    都市整備部長  河井幸稔君               平松裕史君

                        事務局長

    水道局長    杉浦正明君       下水道局長   中村昭一君

    教育長     河合康道君       学校教育部長  河合孝之君

                        監査委員

    生涯学習部長  榎島宗次君               遠山新太郎君

                        事務局長

    財政監     加藤紀之君       行政課長    市川勝太郎君

職務のため出席した者

    事務局長    森嶋茂信君       議事課長    高須 温君

    庶務課長    鈴木新一君       議事課主幹   清水利男君

    議事課長補佐  夏目好章君       議事係長    塚田晴由君

    調査係長    寺山泰博君       速記士     神戸トクヱ君

     午後1時開会



○議長(辻村良夫君) ただいまから平成10年3月豊橋市議会定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

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 これより日程に入ります。

 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において佐藤巧宜議員及び石田勝朗議員を指名いたします。

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 次に、日程第2.会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月26日までの25日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(辻村良夫君) 御異議なしと認め、そのように決定しました。

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 次に、日程第3.議案第1号平成10年度豊橋市一般会計予算から、日程第56.議案第54号平成10年度豊橋市農業共済事業の損害防止施設についてまでの54件を一括議題といたします。

 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。市長。

  〔市長 早川 勝君登壇〕



◎市長(早川勝君) 本日、ここに平成10年3月市議会定例会を招集し、新年度予算の御審議をお願いするに当たり、今後の市政に臨む私の所信の一端と予算の大綱を説明させていただき、議員各位をはじめとする市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

 私は、平成8年11月、国政から離れ、美しい自然にあふれたこの愛すべきわがふるさと豊橋の政治にかかわる決意をし、多くの市民の皆様方の温かい御支持、御支援を賜り、豊橋市長に就任をさせていただきました。就任以来、市政に対する市民の信頼回復を最大の課題とし、市民に開かれ、市民が参加し、透明で平等、公正な市政の推進に全力を挙げて取り組んでまいりました。この間、多くの市民の皆様と接し、市政に対する様々な意見、要望あるいは励ましの声を聞くことができました。そうした市民一人ひとりの声が私の市政への取り組みの大きな力となり、また、市民の皆様との信頼をより一層深めることができたものと思っております。

 行政への市民参加につきましては、「市長への手紙」をはじめとして、各種審議会委員などの任命における重複委嘱や在任期間の制限、また公募制の導入も図るなど、幅広い「市民の声」を市政へ反映するよう努めてきたところでございます。これからは単なる市政への参加でなく、市民自らが望むまちづくりに、市民と行政が一体となって、協働して取り組んでいく時代となり、行政としては、市政に関する知識、情報をあらゆる分野で積極的に提供し、市民と行政のパートナーシップを更に深めていきたいと考えております。

 「信は地より重く、礼は身より尊し」という言葉もありますように、人の信頼ほど重いものはなく、また人との調和が何より大切です。今後とも、市民の皆様と行政の“信頼の絆”を更に大切にしながら、一人ひとりの声を真摯に受け止め、市民が創造し、市民が望むまちづくりに引き続き邁進してまいりたいと考えております。私は、豊橋には潜在的な可能性を秘めた多くの“創造の芽”があると申してまいりました。行政はそうした潜在力を掘り起こし、新たにチャレンジする人づくり、モノづくりを積極的に支援し、様々な分野で創造し発信するまちをつくり上げると同時に、市民の皆様が全国に向けて“市民が誇りとするまち豊橋”と言えるよう全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。

 21世紀を間近にした転換期の中で、時代はまさに変革の時を迎えております。これまで、急速な経済発展を遂げてまいりました日本社会は、バブル経済崩壊後の景気回復への対応、諸外国に例を見ないほど急速に進む少子高齢化に伴う影響、また高度情報化社会の進展や環境破壊、再資源化に対する取り組みなど、ありとあらゆる分野で大きな変化が生じ、今までの既成の概念や思考の延長では、これらの問題の解決やこれからの社会発展は難しい状況に直面しています。そして、これらの変化は地方自治体にとりましても、否応なしに新たな課題となって押し寄せてまいります。こうした背景の中で、これからの行政に携わる者は、自らの意識改革を徹底するとともに、新たな発想としなやかで柔軟な対応を図っていかなければなりません。21世紀は地方主体の社会になると言われています。一地域にとどまらず、地域を越えた経済、文化、教育などの交流が一段と活発になり、地域から全国へ、また世界へつながる都市として大きく発展していかなければならないと考えています。本市は、これまで多くの先人たちの努力により、東三河の産業、経済、文化の中心都市として、また、バランスのとれた全国的にも住みよい都市として着実に発展を続けております。今後も自然との調和を図りながら、環境に配慮した温かみと安らぎにあふれ、また市民だれもがゆとりを持ち、安心して快適に暮らせるまちづくりを目指してまいりたいと考えています。本市が持っている有利な地理的条件や美しい自然など、この地域の特色を最大限に生かすとともに、豊橋の将来像を常に念頭に置きながら「21世紀のモデル都市豊橋」をつくり上げることが私に与えられた使命であると考えております。今後とも、市民の皆様方とともに、豊橋の将来に夢と希望を持ち、未来に羽ばたく日本一住みよいまちを目指し、豊橋に住んでよかったと思えるまち、また、住んでみたくなるまちをつくり上げてまいりたいと思っております。

 こうした基本的な姿勢のもと、諸課題の解決に向け積極的な対応を図ってまいりますが、新年度の重点課題として考えております中核市への移行、福祉、教育、環境、国際交流などにつきまして、その基本的な考え方を申し述べたいと思います。

 まず、これからの豊橋が大きく飛躍する第一歩となります中核市への移行問題であります。昨年3月、平成11年度に中核市移行を表明して以来、準備体制の充実を図りながら、精力的な取り組みを行ってまいりました。新年度には、人的体制の整備や移譲事務処理の実務研修を実施するとともに、職員の行政能力や資質の向上を図りながら、移行に向けての準備を着実に進めてまいります。そして、効率的な組織機構の検討も行い、多くの移譲事務を市民に身近な形で的確に処理するとともに、中核市として更に一段とレベルアップした個性的なまちづくりに挑戦してまいりたいと考えております。

 続いて、福祉の問題であります。少子高齢化の進展などにより、わが国における社会保障や社会福祉制度が大きく転換をしようとしております。これからの福祉の在り方は、一部の人ではなく、多くの市民の方々に直接かかわってくる問題として受け止めなければなりません。特に、平成12年度の介護保険制度導入に万全の態勢で臨むとともに、時代を見通した高齢者に対するきめ細かな福祉サービスの充実を図ってまいりたいと考えております。そして、子供にやさしい環境づくりや子育てに対する支援など福祉全般にわたる施策の充実を図り、安心して生き生きと暮らせる地域福祉社会の実現を目指してまいります。

 次に、教育についてであります。これからの社会を築く子供たちが、心身ともに健全で、やさしさと強さをあわせ持ち、視野の広い人間に成長するため、教育の充実は何より重要であると考えます。情報化や国際化など大きく変化する時代に柔軟に適応し、豊橋の将来を担う子供たちがゆとりを持ち、一人ひとりの個性を伸ばし、たくましく成長することを願いながら、特に、登校拒否やいじめの問題に意を用いるなど、教育環境の充実に全力を尽くしてまいりたいと考えております。

 更に、環境の問題であります。現在、地球規模の問題から地域のレベルまで、あらゆる分野において環境を意識した施策の対応が迫られていると考えます。自然環境の保全、資源リサイクルなど資源循環型社会の構築が喫緊の課題とされる中で、グローバルな視点を持ちつつ、個人意識のレベルでも環境問題に取り組むことが求められています。本市は、自然環境に恵まれ、自然と共生する農業の豊かな地域であると同時に、ユーレックス事業への取り組みや530運動発祥の地といった、環境面で見ても先進的な歴史を持っています。加えて、技術科学、人文社会科学、経営情報などの知的、学的集団やサイエンス・クリエイト等のシンクタンクもあります。本市の環境に対する今日までの歩みや現在持てる能力、そして未来への責任を踏まえ、行政として、市民生活と企業活動との連携、個人と地域との協力、あるいは事業経営と専門知識との結合など、それぞれの関係を深め、具体化を進めることによって“環境文化都市”を目指し、実現してまいりたいと考えております。環境に配慮しない21世紀の文化はあり得ないし、環境と調和したまちなくして文化の大きく花開くことはできないと思っております。多くの環境事業が創出され、環境を重視した企業が発展し、経済的にも活力ある地域となるよう期待いたしております。このような展望に立ち、環境の多くの分野で先進的に取り組み、環境と共生し、更には環境を創造する都市となることが必要であると考えています。現在、環境に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、環境基本計画を策定しておりますが、新たに環境重点施策検討のための調査を実施し、環境都市づくりに向けた施策の可能性を検討するなど、様々な分野における環境対策に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。なお、環境問題として重要課題であります資源化センター焼却炉の更新につきましては、これまで本会議や廃棄物処理調査特別委員会におきまして、様々な議論、検討をいただいているところでございます。現施設の老朽化やごみ量の増加などに対応するため、新年度から次世代型と呼ばれる“熱分解+高温燃焼(溶融)炉”の整備費をお願いしておりますが、廃棄物の安定処理に向けまして全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。

 続いて、国際化への対応であります。地域における国際化がますます進展する中で、地域からの活発な国際交流活動の展開や国際化にふさわしいまちづくりが求められています。本市も多くの外国人の方が住み、また臨海部における外資系企業の進出など、世界とのつながりがより深くなってきています。今後とも市民同士のふれあいの場や様々な交流の機会を増やすなど、国際交流の推進に積極的に取り組んでまいります。そして、新たな友好親善のための都市や交流内容を検討するなど、「国際的都市豊橋」の実現に向けた諸施策を積極的に展開してまいりたいと考えています。

 次に、昨年、策定した行政改革大綱に基づき、実施に移しております行政改革でございますが、いかなる困難があろうと確実に実行していかなければなりません。市民の期待にこたえ、簡素で効率的な行政システムをつくり上げるとともに、職員の意識改革を徹底するなど、固い信念を持って改革に取り組み、新しい時代の変化に柔軟に対応した適宜適切な施策の選択と実践に努めてまいりたいと思います。また、自立した行政運営のためには、財政の自立が必要であり、安定した財政基盤の確立が求められております。今後とも、財政の健全性を維持し、地方分権にふさわしい財政基盤の確立を図るべく、中長期的な観点も踏まえ、対処してまいりたいと考えております。

 今後の地域づくりに当たっては、それぞれの地域が連携を深め、各地域の特色を最大限に生かした広域行政の必要性がますます高まってきております。本市は東三河のリーダー都市としての役割を十二分に発揮し、活力ある地域社会の形成に努めてまいりたいと考えます。折しも、2005年に愛知県で開催されます日本国際博覧会や中部国際空港の建設など、この地域を飛躍的に発展させるビッグプロジェクトが進行しつつあります。県や関係市町村との連携を強化しながら、東三河の一体的な発展につながる事業の推進や諸課題の解決に全力を傾けてまいりたいと考えております。

 特に、昨年、開港25周年を迎えました豊橋港は、日本でも有数の自動車流通港湾として発展を遂げてまいりましたが、待望久しかったコンテナターミナルが神野西埠頭に設置され、今年秋には稼働するなど懸案事項が大きく進展しております。そうした中で「国際自動車コンプレックス計画」の積極的な推進を図るなど、港を核にした地域経済の活性化に全力を挙げて取り組む決意でございます。

 続いて、国土の重要な地域連携軸として大きな躍進が期待されております三遠南信地域整備であります。昨年、本市において開催されました三遠南信サミット&シンポジウムでは、三圏域の特性を生かした新たな連携や循環型社会の構築と活力の創造がテーマとなりましたが、三遠南信自動車道をはじめとする道路整備の促進や様々な分野における地域間交流など、引き続き圏域全体の発展に努め、この地域が全国でのモデル地域となるよう、交流、連携の輪を拡げてまいりたいと考えております。

 また、水資源問題につきましても、水源地域の方々の御理解を得ながら、引き続き上下流一体となった水の安定供給と確保に努めるとともに、流域全体の活性化に寄与してまいりたいと考えております。昨年、「穂の国森づくりの会」が設立され、水資源の涵養と意識高揚を図るための活発な活動が展開されておりますが、本市としましても、水源地域の方々との交流や三河材の利用促進などを積極的に進めるとともに、下流域としての新たな取り組みも検討してまいりたいと考えています。

 そのほか、首都機能移転につきましては、本年1月に東三河南部地域が調査対象地域の一つとして選定され、本市としましても、県をはじめ関係機関との連携を図りながら、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上述べましたほか、市政にはまだ多くの懸案事項が山積しております。市民病院の跡地活用問題をはじめとして、豊橋駅周辺の再開発など中心市街地の活性化に引き続き努めなければなりませんし、中核市移行に伴い新たに保健所等の建設問題も浮上いたしております。そして、きめ細かな生活関連施設の整備や地域経済の活性化など、数々の諸課題に対しまして積極果敢に取り組み、着実に市政を推進してまいりたいと考えております。議員各位をはじめ、市民の皆様方の力強い御支援をよろしくお願い申し上げます。

 新年度におきます国、地方を取り巻く財政状況につきましては、公的債務残高の累増などにより大変厳しい状況から、国、地方を通じた財政構造改革の推進が急務の課題となっております。このことは、地方財政にも、あらゆる分野で影響を及ぼすこととなり、新年度におきます本市の財政状況も大変厳しい状況にあると言わざるを得ません。しかし、このような厳しい状況の中にあるときこそ、長期的、計画的な行財政運営に配慮しながら、積極的な予算編成に努め、先ほど申しました福祉、教育、環境といった時代の要請に応じた施策を中心に据え、「新時代に向かって躍進する市民福祉型予算」として編成したところでございます。

 以下、基本構想に基づく政策体系別に、主な施策の内容につきまして御説明申し上げます。

 本格的な高齢社会の到来に備えた社会保障構造改革の第一歩であります介護保険制度への取り組みにつきましては、準備体制の充実を図るため、新たに介護保険準備室を設置し、新年度から2か年かけて具体的な介護保険事業計画の策定を行ってまいりますとともに、円滑な事業実施に向け、要介護認定や介護サービス計画作成のモデル事業として高齢者介護サービス体制整備支援事業を実施してまいります。次に、在宅福祉の充実につきましては、利用者の要望にこたえホームヘルパーを増員するとともに、早朝や夜間派遣も本格的に実施することとしております。また、家庭介護の困難な痴呆性老人の福祉推進を図るため、新たに共同生活援助事業を実施してまいります。そして、いよいよ本年10月31日より“ねんりんピック'98愛知・名古屋大会”が開催され、本市においてもソフトバレーボール交流大会が開かれますので、多くの市民の皆様に参加していただき、高齢者の健康づくりと生涯スポーツの推進を図りながら、あらゆる世代が、生涯にわたっての健康と生きがいについて考えていただく機会にしてまいりたいと考えております。

 障害者福祉対策でございますが、今年度から取り組んでおります障害者福祉計画につきましては、新年度に計画策定を行い、総合的な障害者福祉施策の指針としてまいりたいと考えております。また、2か年事業で社会福祉法人が実施しております身体障害者療護施設並びにデイサービスセンターの建設に引き続き助成措置を講じてまいりますほか、言語訓練事業や手話奉仕員派遣事業の充実、あるいは視覚障害者用ワープロシステムの導入など、きめ細かな対応も図っております。単独扶助料につきましては、新たに精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方も対象とし、新年度から支給することとしております。

 児童福祉対策につきましては、少子化や共働き家庭の増加など子供と家庭を取り巻く環境の変化に柔軟に対応し、一時保育や延長保育サービスを拡大するなど、子育て支援サービスの充実を図ってまいります。また、法人保育所の園舎増築に対する助成など保育環境の改善を図ってまいりますほか、地域の要望にこたえ、児童クラブを計画的に増設するとともに、民間児童クラブの施設改善に対する助成措置を新たに講ずることとしております。

 なお、保育料でございますが、さきの児童福祉法の改正に伴い、今後の保育料負担の在り方については、子供の年齢等に応じた保育費用をもとに定めることを原則としつつ、家計に与える影響も考慮しながら徐々に均一化が図られることになっております。そこで、本市の保育料も、所得階層区分を15階層から10階層に見直しを行いながら、保育料単価の改定をお願いしておりますが、一方、軽減額の増額も図り、負担緩和に努めることといたしております。

 健康はすべての市民が生活を送る上での基本であり、市民の健康に対する関心もますます高まってきている中で、生涯にわたって健康で明るい生活が送れますよう、行政として様々な施策を講じてまいります。新たに成人歯科健診を実施し、成人保健、母子保健事業とあわせまして、総合的な保健事業の推進を図るとともに、受診率の向上に努めてまいります。

 また、多くの市民の皆様に御利用いただいております市民病院でございますが、新年度も引き続き医療スタッフ、医療機器等の充実を図り、この東三河地方の基幹病院にふさわしい体制と機能を整備しながら、地域の医療需要にこたえるとともに、経営健全化にも一層配慮してまいりたいと考えております。

 国民健康保険事業でございますが、医療費の増加や被保険者の高齢化等により、国民健康保険財政を取り巻く環境は引き続き厳しい状況下に置かれております。新年度の保険税につきましては、税負担の適正化と安定した財政運営の確保を図るため、課税限度額の引上げと住民税特別減税の影響に対応するための所得割税率の引上げをお願いすることといたしております。

 年々増加しております登校拒否やいじめ問題などの対応でございますが、教育相談員の増員や心理カウンセラーによる相談事業を充実していくほか、新たに2か所目の適応指導教室を設置し、学校復帰を目指しての相談活動の充実を図ってまいります。また、急増している外国籍児童生徒の対応につきましても、学校生活にできる限り早く適応できるよう相談業務の充実を図ってまいります。そして、豊かな国際感覚の基礎を培うため、小学校6年生を対象に外国人の英語指導助手を派遣してまいりますほか、学校夢づくり推進事業費補助金として助成措置を講じ、児童生徒自らの提案により魅力的な活力ある学校づくりに努めてまいりたいと考えています。

 教育環境の整備につきましては、新川小学校の戦前校舎等の全面改築を2か年事業で実施するほか、前芝小学校校舎の増築も行なってまいります。そのほか小中学校校舎の大規模改造も計画的に実施いたしますとともに、中学校の保健室、コンピュータ室へ冷暖房機の設置も行なってまいります。

 中学校学習用コンピュータの更新につきましては、今年度、新機種で教員研修を実施するなど準備を進めてきましたが、新年度には全中学校に生徒1人に1台で学習ができるよう、これからの情報化の進展に合わせた教育施設の整備充実を図ってまいります。

 昭和63年5月開館以来、多くの市民の皆様に御利用いただいております自然史博物館でございますが、新年度は開館10周年記念特別企画展を開催いたしますほか、オリエンテーションホールの展示改装を行なうなど、更に魅力ある博物館を目指してまいります。

 なお、桜丘中学校の校舎増築事業に対しまして助成措置を講ずるなど、私学の振興にも寄与してまいりたいと考えております。

 そして、全般的な生涯学習の推進でございます。広く市民の皆様の要望にこたえ、生涯学習市民大学をはじめとして各種講座の充実を図ってまいりますとともに、新規に子育て情報紙の発行や親子参加型の事業を導入するなど、時代に沿ったきめ細かな学習内容の充実に努めております。また、本市は「大口コレクション」として数多くの世界の人形や郷土玩具などを所有しておりますが、おもちゃを通した子供たちの創造性や情操性を育む「おもちゃ館」構想の調査検討を進めていきたいと考えています。

 また、本市のスポーツ振興に係る基本的な施策の指針となります生涯スポーツ推進計画を2か年で策定し、本市の特色を生かしたスポーツ振興を図ってまいります。

 行政として市民の文化活動が生き生きと展開されるような環境整備に努め、幅広く文化の振興を図ってまいりますが、新年度も、海外から著名なオーケストラ等を招いて豊橋音楽祭を開催いたしますほか、多くの文化活動に対する助成を行うなど、市民の皆様に様々な芸術、文化を提供してまいります。美術博物館や二川宿本陣資料館におきましても、多くの企画展を計画しておりますほか、平成11年度に予定しております絵画公募展「トリエンナーレ豊橋」の準備も進めることといたしております。また、羽田八幡宮文庫開設150周年記念展を開催するなど、図書館活動の充実にも努めてまいりますほか、新たに文化懇談会を開催し、各分野で活躍している本市出身の文化人の方々や、地元において文化活動を実践している人たちから、将来における本市の文化の在り方など貴重な御意見を伺ってまいりたいと考えております。

 多くの市民に愛され親しまれている公会堂につきましては、外壁補修をはじめといたします改修工事の実施設計費を計上しておりますが、今後、建物及び敷地の整備を計画的に実施し、その歴史的、文化的価値を大切に保存してまいりたいと考えております。

 続いて、国際交流の推進でございます。昨年、友好都市提携10周年を迎えました中国南通市をはじめ、世界各国の方々との交流活動を引き続き推進してまいりますが、新たにアメリカ合衆国オハイオ州トリード市の調査を行ないたいと考えております。そして、民間レベルでの交流活動を活発に展開しております国際交流協会が設立10周年を迎えますことから、記念事業をはじめとして多くのイベントを開催いたしますので、市民の皆様方の積極的な御参加をお願いしたいと存じます。また、市民相談室における外国人相談の充実を図りますともに、国際交流協会におきまして、専任の外国人相談員を配置し、日常生活における様々な問題や相談など、外国人の方々へのきめ細かな対応に努めてまいります。

 新年度も計画的に緑化事業や公園整備の推進を図ってまいりますが、市中心部の桜ケ丘公園につきましては、市民の皆様の御意見も反映しながら、障害者の方も安心して利用できる公園として再整備することとしております。また、公園内に三河材を活用した明るく温かみのあるトイレを設置し、市民の皆様に快適に御利用いただくとともに、その他の公共施設においても三河材の利用促進を図り、優れた景観と文化としての役割を担いながら、東三河の森林資源の有効活用と上下流地域の一層の信頼感の醸成に努めてまいります。そして、懸案となっております総合スポーツ公園でございますが、多目的広場として暫定利用を図るべく整備を進めることといたしております。また、都市景観につきましては、シンボルロードを中心にして、周辺地区の方々とともに景観に配慮したまちづくりを着実に進めているところでありますが、新たに広小路四・五丁目景観形成地区におきまして整備計画の策定作業を進めていくこととしております。

 生活環境の優れた住みよいまちづくりのため、それぞれの地域の方々と一体となって、住環境の整備を積極的に進めてまいります。土地区画整理事業につきましては、地域の方々の理解を得ながら重点的に取り組んでいるところでございますが、市施行の前田南、牟呂両地区につきまして、引き続き事業進捗を図りますとともに、新たに牟呂坂津地区の調査を実施するなど、新規計画地区につきましても、事業実施に向け積極的な対応を図ることとしております。

 次に、公営住宅でございますが、今年度から建替事業を実施しております大岩町の東山住宅につきまして、1号棟の建設を進めるほか、2号棟の実施設計にも入ってまいります。なお、2号棟におきましては、新たに特定公共賃貸住宅を併設し、中堅所得者層向けの優良な住宅確保を図ってまいります。

 水道事業につきましては、引き続き第8次拡張事業を推進し、安定給水の確保と水資源の有効活用を図ってまいりますが、新年度には小鷹野浄水場増補改良工事や池上給水所築造工事などを行なうこととしております。また、夜間、休日でも水道料金や下水道使用料の支払いができるよう収納窓口の拡大を図り、市民サービスの向上に努めてまいります。

 続いて、下水道事業につきましては、快適な生活環境だけでなく良好な水環境の確保の観点からも、これまで積極的な事業推進を図ってきたところでございます。新年度から新たに第6次拡張事業に取り組むこととし、江島、高師南地区等の排水管整備や中島処理場汚泥乾燥設備の整備など計画的に実施してまいります。なお、受益者負担金についてでありますが、拡張事業におきます事業コスト等の高騰に伴い、今回、単位負担金額の改定をお願いすることとしております。

 地域下水道事業につきましては、引き続き大村地区の整備を進めるとともに、農業集落排水事業につきましても、雲谷・中原地区とあわせ、神野新田五号地区の整備を実施し、計画的に事業進捗を図ってまいります。

 本市産業の重要な位置を占めております農業でございますが、農業粗生産額全国一を維持しているとはいうものの、農業を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあると認識いたしております。新年度も担い手農家の育成を図り、効率的かつ安定的な農業経営に向けて支援してまいりますとともに、国の新たな緊急生産調整推進対策の円滑な実施に向け、加工用米の生産農家に対しまして、主食用米との価格差の縮小を図るため、新たに加工用米生産事業補助金を交付することといたしております。また、豊橋農業体験交流事業に対する助成を行い、消費者と豊橋農業とのふれあいを深め、本市の特産農産物の育成を図ってまいります。そして、引き続き土地改良事業による農地の基盤整備を進め、優良農地の確保を図ってまいりますほか、環境保全型農業の推進にも意を用いてまいりたいと考えております。

 なお、三河材流通加工センター(仮称)でございますが、新年度から建設が始まりますので、負担割合に基づく助成措置を講じ、この地域の林業経営の安定化に寄与してまいります。

 一方、商工業の振興でございます。長期にわたって低迷を続けております景気の状況や郊外型大型店の進出が相次ぐなど、本市の商工業におきましても引き続き厳しい状況が続いております。新年度におきましては、活気とにぎわいのある商店街づくりを促進するため、商業団体共同事業補助金の増額を図ることとしております。また、市内中小企業の経営安定化に向け、金融対策としまして、商業近代化特別資金の融資限度額を拡大するとともに、従業員独立開業資金を開業支援資金と名称を改め、融資対象者と融資限度額を拡大し、利用者の利便を図ることといたしております。また、優れた「モノづくり」の技術を体得した熟練技術者を対象に「とよはしの匠」顕彰制度を発足させ、地域産業の育成支援を図ってまいります。

 また、勤労者対策としましては、多様化する勤労者の方々の声を十分踏まえた上で、新たに勤労者福祉振興計画を策定し、これからの時代を見据えた勤労者福祉に関する諸施策の推進に努めてまいります。

 企業誘致でございますが、引き続き、外資系企業を含めた優良企業の誘致活動を積極的に展開してまいりますほか、西幸町の豊橋リサーチパークが新年度早々には完成いたしますので、地域産業の活性化に寄与する先端技術産業をはじめとした企業の誘致活動を積極的に進めてまいります。

 また、観光行政につきましては、21世紀に向けた本市の観光施策の指針となります観光基本計画を新年度から2か年かけて策定するほか、昨年設立した豊橋観光コンベンション協会や東三河の各市町村とも連携をとりながら、地域全体の観光資源や地域資源を活用した観光誘致を積極的に進めてまいります。

 新年度は、36万都市豊橋の顔である豊橋駅並びに駅前広場整備が整い、東三河の中核都市として、新たな第一歩を踏み出す年となります。この豊橋市が更に大きく発展することを願い、21世紀に向けて、都市基盤の充実した魅力ある都市づくりを目指してまいります。

 道路をはじめとする市民生活に密着した基盤施設の整備を着実に推進するとともに、地域経済の活性化にも寄与してまいりたいと考えます。そして、完成いたしました駅前広場をはじめとする駅周辺施設の管理につきましては、豊橋市駐車場公社の充実を図り、一体的な管理体制を敷く中で、市民の皆様に安心して御利用いただきますよう万全を期してまいります。また、東口駅南地区や西口駅前地区の整備につきましても、それぞれ事業化に向けた調査等を引き続き実施することといたしております。なお、二川駅周辺整備におきましても、二川南駅前通(仮称)の整備に着手するなど、計画的な対応を図りますとともに、新たに、豊橋新駅建設促進期成同盟会(仮称)に対する負担金を計上し、新駅建設に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 次に、重要な懸案事項の一つであります市民病院の跡地活用問題でございます。今年度、庁内に市民病院跡地検討会議を設置し、跡地活用の基本方針に関する考え方などを検討してまいりましたが、豊橋駅周辺地域整備調査特別委員会の意見もいただく中で、新年度には、民間、公共を問わず中心市街地の活性化を念頭にした事業の可能性について調査を行うとともに、市民の皆様の御意見も伺いながら慎重に検討を進めてまいります。また、あわせて桜ケ岡分院跡地につきましても、活用策の検討を進めることとしております。

 続いて、この地域における重要課題であります水問題につきましては、新年度も引き続き豊川水源基金を通じた地域振興策を講ずるほか、水源地域の方々の理解も得ながら、本市として可能な森林保全や水資源涵養にかかわる対応策の調査研究を進めてまいります。そして、今後とも、市民、企業、行政が一体となって、流域全体で森林資源の涵養と意識の高揚に努めてまいりたいと考えております。

 また、港湾関連対策でございますが、三河港豊橋コンテナ埠頭建設推進協議会負担金の増額を図り、コンテナターミナルの整備に伴うポートセールスをはじめとした諸活動を積極的に展開してまいりますほか、後背地であります神野新田地区を含めた神野地区の活用基礎調査を実施することとしております。

 地域情報化の推進につきましては、豊橋ケーブルネットワークを活用した市政ニュースや生涯学習情報の提供に加え、新たに市政の概要等を紹介するホームページを開設し、インターネットを利用した情報発信に努めてまいります。

 都市化の進展など、災害に対する対応も複雑かつ多様化してきており、総合的な防災対策や消防力の強化、救助救急活動の高度化など、災害に強いまちづくりを進めてまいります。新年度は、救急業務の充実を図るため、高度な救急活動が行える資格者を大幅に養成するとともに、新たに地域防災無線を整備し、大規模災害時における市、防災機関、病院などの生活関連機関との通信体制の確保を図り、総合的な防災体制を確立してまいります。また、自治体消防が確立以来50周年を迎えますことから、記念事業を開催し、市民の消防行政に対する理解を深めるとともに、今後の消防業務の充実に寄与してまいりたいと考えております。

 また、交通安全対策につきましては、全校区におきまして、地域ぐるみの交通安全啓発運動の展開をお願いし、子供から高齢者に至るまで交通安全意識の高揚と自主的な活動を進めていただきたいと考えています。また、違法駐車防止対策につきましては、今議会におきまして「豊橋市違法駐車等の防止に関する条例」の制定をお願いしております。豊橋駅周辺を重点地域として指定し、違法駐車等の防止を広く啓発することにより、適正な交通秩序の確立を図るなど安全で快適な都市環境を確保してまいります。

 かけがえのない豊かな環境を次代に引き継いでいくことは私たちに与えられた責務であり、現在、環境基本計画の策定に取り組んでいるところでございますが、新年度におきましては、環境重点施策の検討調査を実施しますほか、本市が事業者・消費者として環境保全に取り組むための率先行動計画も策定してまいります。また、環境保全啓発活動に関するイベントとして「エコサイエンス・ライブinとよはし」を開催するほか、公用車に天然ガス自動車などの低公害車を導入し、環境への市民意識の高揚を図ってまいります。そして、三河湾の水質改善を図るため、引き続き下水道の整備をはじめとして合併処理浄化槽の普及や梅田川水質改善推進事業の実施など多くの浄化対策を講じてまいりたいと考えております。

 また、人にやさしいまちづくり推進事業でありますが、市民意見交換会などに加え、新たに市民グループによる巡回講座を実施するなど、住みやすく活動しやすいまちづくりに向けて市民意識の高揚を図ってまいります。

 そして、清掃問題でございますが、新年度は、地域資源回収団体奨励金を増額するなど、引き続きごみ減量施策を推進するとともに、新たにペットボトル回収事業に取り組み、再生資源の有効利用に努めてまいります。なお、資源化センター施設整備事業でございますが、焼却施設・再利用施設の建設につきまして、新年度から4か年事業で実施するとともに、し尿処理施設の基幹的整備につきましても、新年度から3か年事業で計画的に整備を進めるべく予算をお願いいたしております。

 続きまして、中核市移行に関する全般的な取り組みでございますが、移譲事務にかかわります実務研修など、移行に向けた準備経費をお願いするとともに、市民の皆様にも中核市制度を御理解いただくため、積極的に広報活動を行なっていきたいと考えております。なお、保健所につきましては、新たに保健所準備室を設け、業務の円滑な移行を目指してまいります。地域保健にかかわるサービスが市民の皆様により身近な形で、統一的に提供できるよう万全を期してまいりたいと考えております。

 次に、平成7年度より実施してまいりました公共建築物耐震調査でございますが、調査結果がまとまりましたので、耐震補強が必要な施設につきまして、新年度から3か年で計画的に補強工事を実施してまいります。

 最後に、財政問題への対応でございます。今年度、財政問題懇談会を設置し、本市における財政の現状や今後の財政運営の視点につきまして御意見をいただいておりますので、その御意見を踏まえ、早期に対応できるものから取り組んでまいりますと思います。新年度におきましては、地方債の繰上償還を予定しておりますほか、「豊橋市財政調整基金条例」の改正をお願いし、年度間の財政調整機能を高めるなど、安定的かつ健全な財政運営の確保に努めることとしております。

 以上、御説明申し上げました施策を盛り込み、編成をいたしました新年度予算でございますが、一般会計は1,009億2,000万円、特別会計は637億3,500万円、企業会計は487億8,400万円、そして、全会計では2,134億3,900万円となったものでございます。慎重な御審議をいただき適切なる御議決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 来るべき21世紀まであとわずかでございます。これからは地方の時代と言われる中で、それでれの地域がいかに個性豊かで活力にあふれた地域社会を創造し、きめ細かな行政運営ができるかどうかが、大きな課題となっております。新年度には、市民各層の御意見も伺いながら、本市の長期的な都市像となる21世紀ビジョンを策定してまいりますが、同時に、第4次基本構想・基本計画の策定準備も始めるなど、常に時代の先を見通し、名実ともに東三河の中核都市として大きく飛躍し、発展する1年としてまいりたいと思っております。そして、市民の皆様とともに「明日に向けて羽ばたく活力あるまち豊橋」をつくり上げるため、全力を傾注して市政に取り組む決意でございます。

 どうか、御臨席の議員各位をはじめとして市民の皆様方には、今後とも市政に対する深い御理解と力強い御協力、御支援を賜りますようお願い申し上げ、私の予算大綱説明とさせていただきます。

 続きまして、平成9年度の補正予算の説明をさせていただきます。

 今回は、一般会計におきまして13億810万余円、特別会計におきまして5,000万円、合計では13億5,810万余円の増額補正をお願いするものでございます。

 以下、主な内容につきまして御説明申し上げます。

 まず、国県補助事業でございますが、さきの国の補正予算の成立に伴う内示を含め、補助事業費の確定に伴う補正をお願いしております。河川、公園、農業集落排水事業におきまして、国の補助内示に伴う債務負担行為の設定をお願いいたしますほか、県営土地改良事業負担金及び補助金、道路、河川、街路、地域下水道事業におきまして、それぞれ補助事業費の確定に伴う増額あるいは減額補正をお願いしております。なお、増額補正をお願いしている事業のうち一部につきましては、時期的に今年度内の執行が不可能でありますことから、繰越明許費の設定をお願いいたしております。また、そのほかの道路改良事業や街路事業、法人保育所建設費補助金につきましても、それぞれやむを得ない事由により繰越明許費の設定をお願いすることとしておりますので、御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。

 次に、民生費の関係でございますが、保育所の措置児童数の増加に伴います措置委託料等の補正をお願いするとともに、生活保護費が不足する見通しとなりましたので増額補正をお願いしております。

 続きまして、衛生費の資源化センター施設整備事業費におきますごみ処理施設調査費でございますが、ドイツ・フィルト市におきますごみ焼却施設が、一部設備の改造工事を行なうこととなり、予定しておりました調査を今年度中に実施することができなくなりましたことから、調査費の全額を減額することとしております。

 農林水産業費のうち、豊川用水施設緊急改築事業補助金でございますが、全体事業費や負担割合の確定などに伴う減額補正をお願いしますほか、団体施行土地改良事業費につきましては、事業費の確定に伴い、市補助金を増額するものでございます。

 そのほか、豊橋駅東西自由連絡通路、橋上駅舎建設事業につきましては、事業の完了に伴い事業費が確定しましたことから、減額補正をお願いするとともに、豊橋東口駅前広場整備事業や豊橋リサーチパーク造成事業につきましては、入札結果等により継続費の総額と年割額の変更をお願いしております。また、前田南土地区画整理事業費におきましても、補償費の確定などにより減額するものでございます。

 道路事故損害賠償金でございますが、和解案を受け入れることで合意に達しましたので、単行案とあわせて補正予算もお願いいたしております。

 そして、一般職員の退職手当につきましても不足を生じますことから、増額補正をお願いいたしますほか、今回も篤志の方々から御寄附をいただいておりますので、それぞれ御意向に沿い、豊橋善意銀行に対する寄附金や福祉、文化、体育各振興基金の積立金に充てることとして補正をお願いしております。

 財政調整基金積立金につきましては、将来の安定的な財政運営に資するため、収支見通しを勘案して積立てをお願いするものでございます。

 以上が今回の補正予算の主な内容でございますが、このほか、今議会には多くの条例案や単行案も提出をしております。詳細につきましては、議事の進行に伴いまして関係部課長からそれぞれ説明をさせたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(辻村良夫君) ただいま議題となっております各案については、本日は提案理由の説明にとどめることといたします。

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 以上で本日の日程は終了いたしました。

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 お諮りいたします。議案精読のため、明3月3日から3月5日までの3日間は休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(辻村良夫君) 御異議なしと認め、そのように決定しました。

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 本日はこれにて散会いたします。

     午後1時54分散会