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愛知県 豊橋市

平成13年  3月 定例会 03月28日−06号




平成13年  3月 定例会 − 03月28日−06号







平成13年  3月 定例会



議事日程(第6号)

                       平成13年3月28日  午後1時開議

第1 議案第1号  平成13年度豊橋市一般会計予算

第2 議案第2号  平成13年度豊橋市競輪事業特別会計予算

第3 議案第3号  平成13年度豊橋市国民健康保険事業特別会計予算

第4 議案第4号  平成13年度豊橋市農業共済事業特別会計予算

第5 議案第5号  平成13年度豊橋市総合動植物公園事業特別会計予算

第6 議案第6号  平成13年度豊橋市公共駐車場事業特別会計予算

第7 議案第7号  平成13年度豊橋市地域下水道事業特別会計予算

第8 議案第8号  平成13年度豊橋市老人保健特別会計予算

第9 議案第9号  平成13年度豊橋市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算

第10 議案第10号 平成13年度豊橋市介護保険特別会計予算

第11 議案第11号 平成13年度豊橋市土地区画整理換地清算費特別会計予算

第12 議案第12号 平成13年度豊橋市水道事業会計予算

第13 議案第13号 平成13年度豊橋市下水道事業会計予算

第14 議案第14号 平成13年度豊橋市病院事業会計予算

第15 議案第22号 豊橋市議会政務調査費の交付に関する条例について

第16 議案第23号 豊橋市行政手続条例の一部を改正する条例について

第17 議案第24号 豊橋市情報公開条例の一部を改正する条例について

第18 議案第25号 豊橋市職員定数条例の一部を改正する条例について

第19 議案第26号 豊橋市職員の再任用に関する条例について

第20 議案第27号 豊橋市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例について

第21 議案第28号 豊橋市旅費支給条例の一部を改正する条例について

第22 議案第29号 豊橋市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について

第23 議案第30号 豊橋市公会堂設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例について

第24 議案第31号 豊橋市市税条例の一部を改正する条例について

第25 議案第32号 豊橋市手数料条例の一部を改正する条例について

第26 議案第33号 豊橋市自然史博物館条例の一部を改正する条例について

第27 議案第34号 豊橋市保健所条例の一部を改正する条例について

第28 議案第35号 豊橋市動物の愛護及び管理に関する条例について

第29 議案第36号 豊橋市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例について

第30 議案第37号 商法の一部改正に伴う規定の整備に関する条例について

第31 議案第38号 豊橋市農業共済条例の一部を改正する条例について

第32 議案第39号 豊橋市漁港管理条例の一部を改正する条例について

第33 議案第40号 豊橋市営住宅条例の一部を改正する条例について

第34 議案第41号 豊橋市特定公共賃貸住宅条例について

第35 議案第42号 豊橋市多目的広場条例について

第36 議案第43号 豊橋市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について

第37 議案第44号 豊橋市地域下水道条例の一部を改正する条例について

第38 議案第45号 豊橋市消防団条例の一部を改正する条例について

第39 議案第46号 市道の路線廃止について

          (石巻本町324号線以下29路線)

第40 議案第47号 市道の路線認定について

          (植田町234号線以下228路線)

第41 議案第49号 包括外部監査契約の締結について

第42 議案第50号 平成13年度豊橋市農業共済事業の事務費賦課金の賦課単価について

第43 議案第51号 平成13年度豊橋市農業共済事業の損害防止施設について

第44 議案第48号 財産の取得について

          (弥生町地内 元豊橋市開拓農業協同組合事務所)

第45 議案第52号 助役の選任について

第46 議案第53号 収入役の選任について

第47 議案第54号 人権擁護委員候補者の推薦について

第48 議案第55号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

第49 報告第1号  専決処分の報告について

          (損害賠償の和解及び額の決定について)

本日の会議に付した事件

1 日程第1.議案第1号平成13年度豊橋市一般会計予算から日程第49.報告第1号専決処分の報告について (損害賠償の和解及び額の決定について)までの49件

2 議案会第1号 豊橋市議会委員会条例の一部を改正する条例について

3 議案会第2号 地方税財源の充実確保を求める意見書

4 議案会第3号 高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書

5 議案会第4号 鉄道線路及び駅舎構内における安全対策の強化を求める意見書

6 議案会第5号 食品の安全性確保の強化を求める意見書

7 議案会第6号 福祉医療制度の完全復活を求める意見書

8 議案第56号 工事請負契約締結について

         (高師小学校南校舎大規模改造工事)

9 議案第57号 工事請負契約締結について

         (石巻中学校北校舎大規模改造工事)

10 議案第58号 物品購入契約締結について

         (高規格救急自動車)

11 議案第59号 物品購入契約締結について

         (はしご付消防自動車)

12 議案第60号 助役の選任について

13 議案第61号 固定資産評価員の選任について

14 報告第2号 専決処分の報告について

         (損害賠償の和解及び額の決定について)

出席議員 40人

    1番  佐藤多一             2番  田中敏一

    3番  尾崎義明             4番  朝蔭芳治

    5番  丹羽洋章             6番  近田明久

    7番  鈴木義則             8番  宮澤佐知子

    9番  牧野英敏             10番  梅村直子

    11番  岩瀬 篤             12番  大橋正幸

    13番  大沢初男             14番  石倉健治

    15番  岩見征生             16番  村松千春

    17番  藤原孝夫             18番  岡本 泰

    19番  渡辺則子             20番  高柳大太郎

    21番  牧野鉄人             22番  野末義正

    23番  鈴木道夫             24番  市川健吾

    25番  北西義男             26番  山岡弘幸

    27番  伊藤秋男             28番  小田鍵三

    29番  伊達 勲             30番  鈴木雅博

    31番  清水ひろひさ             32番  夏目忠男

    33番  石黒 巌             34番  水鳥辰朗

    35番  原 基修             36番  小山晃一郎

    37番  伊藤秀昭             38番  菊池喜代子

    39番  草野年彦             40番  鈴木清博

欠席議員 なし

説明のため出席した者

    市長      早川 勝          助役      小出正司

    助役      寺本和子          総務部長    平松裕史

    財務部長    加藤潤二          企画部長    加藤三男

    文化市民部長  前川文男          福祉保健部長  田嶌紀六

    環境部長    古関保治          産業部長    河合孝之

    建設部長    小林正己          都市計画部長  河井幸稔

    市民病院

    事務局長    服部 達          水道局長    中村昭一

    下水道局長   豊田修之          消防長     太田敏明

    教育長     地宗一郎          教育部長    市川勝太郎

    監査委員

    事務局長    加藤紀之          行政課長    堀内一孝

    財政課長    宇野厚生

職務のため出席した者

    事務局長    金子一光          議事課長    四宮正恒

    庶務課長    山内充弘          議事課主幹   夏目好章

    議事課長補佐  塚田晴由          議事係長    寺山泰博

    調査係長    鈴木誠一郎

                午後1時開議



○清水ひろひさ議長 ただいまから本日の会議を開きます。

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 日程に入る前に御報告申し上げます。予算特別委員会及び議会運営委員会委員長から、去る3月9日の本会議において両委員会に送付いたしました陳情につきましては、当局において慎重に検討し、処置されるよう要望するなど決定した旨、報告がありました。

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 これより日程に入ります。

 日程第1.議案第1号平成13年度豊橋市一般会計予算から、日程第43.議案第51号平成13年度豊橋市農業共済事業の損害防止施設についてまでの以上43件を一括議題といたします。

 さきに審査を付託いたしました予算特別委員会委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長市川健吾議員。

    〔市川健吾予算特別委員長登壇〕



◆市川健吾予算特別委員長 本委員会に付託されました議案第1号平成13年度豊橋市一般会計予算をはじめとする43議案につきましては、3月23日に審査を終了いたしましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。

 各議案については、7日間にわたり委員会を開催し、当局から順次説明を聴取し、終始熱心かつ活発なる質疑応答が交わされた後、賛否意見の表明がなされました。

 では、採決の結果を申し上げます。

 初めに、議案第1号から議案第3号まで及び議案第41号の以上4件については、起立採決の結果、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に、議案第4号から議案第14号まで、議案第22号から議案第40号まで、議案第42号から議案第47号まで、及び議案第49号から議案第51号までの以上39件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 以上、御報告といたします。



○清水ひろひさ議長 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 これより討論に入ります。討論の通告がありますので発言を許します。初めに、高柳大太郎議員。

      〔高柳大太郎議員登壇〕



◆高柳大太郎議員 私は、日本共産党豊橋市議団を代表して、ただいま議題となっています諸議案について討論を行います。

 議案に対する態度は、議案第1号平成13年度一般会計予算、議案第2号平成13年度豊橋市競輪事業特別会計予算、議案第3号平成13年度豊橋市国民健康保険事業特別会計予算、議案第41号豊橋市特定公共賃貸住宅条例についての4件について反対であります。議案第10号平成13年度豊橋市介護保険特別会計予算、議案第12号平成13年度豊橋市水道事業会計予算、議案第13号平成13年度豊橋市下水道事業会計予算をはじめとした40件の議案については賛成であります。以下、その理由について述べていきます。

 最初に、議案第1号一般会計予算であります。

 長引く不況は市民の生活と経営を脅かしています。政府の新年度予算は景気と財政に配慮したものとしていますが、財政再建と言い社会保障予算の削減で国民負担を押しつけ、不況対策と言っては財政危機を無視して大型公共事業を推進するという、従来型の施策の方向であります。これではこれまでと同様であり、景気対策の上でも、財政立て直しの上でも、将来の見通しのない中身となっています。

 愛知県は、この財政危機の中でも万博、中部新空港、設楽ダムなど大型公共事業を続け、福祉や私学助成など県民の暮らしにかかわる補助金をカットし、県民に犠牲を強いています。

 第一に、本市の新年度予算は、一部には市民要望にこたえたものもありますが、全体として見るならば国や県の意向に沿い、市民生活に厳しく、従来の公共事業推進、社会福祉抑制型の予算となっています。予算の構成は、第1位に民生費がありますが、第2位の土木費は前年度比で10億円の増、そして本市の公共事業評価の見直しをきちんと行わないまま総合スポーツ公園や豊橋駅周辺の整備をスタートさせ、今後、土木費は補正予算によって増額が見込まれ、民生費と変わらない状況になりそうであります。

 財源については、税収を前年度比3.6%増と見込んでいますが、不足分は借金として前年度より7億円多く見ています。基本構想の中期財政計画見通しの借金予定額よりも8億円多くなっている状況であります。市民に対しては、大きなごみの有料化、お年寄りに毎年支給していた長寿祝金を4年ごとの節目支給に後退、市民生活弱者が市営住宅や国民健康保険税をやむを得ず滞納したときに、厳しい制裁措置をとっていく施策を進めようとしています。

 市長は、新年度予算について「笑顔がつなぐまちづくり元年−安心生活型予算−」予算とその位置づけを述べていますが、市民にとってはとても「笑顔がつなぐ生活安心型予算」と言えないものであります。豊橋市が地方分権時代にふさわしい中核市として、国・県が進める住民いじめの施策の在り方から決別して、自治体は市民負担の軽減を進め、市民生活を守る「生活支援型」施策へ転換すべきであります。

 第二に、大型公共事業の見直しあるいは中止についてであります。公共事業の本来の目的は、市民生活を向上させるために必要な社会資本の整備を進めることにあります。近年、全国的に公共事業の規模が大型になり、また、国や県の補助金がつくからと、社会経済状況を考えずに計画があれば大型公共事業が先にありきで推進し、自治体財政を圧迫し、本来、地方自治体のやるべき福祉や教育などの仕事に制限が起きて、結果的には市民への過大な負担になってきています。これらを防ぐために、大型公共事業については一つ一つの事業の必要性、採算性、環境への影響も総点検し、不要不急の事業は後に回すことも含めて見直し、あるいは中止すべきであります。

 新年度予算において、県の橋梁工事に合わせて進める神野新田町48号線などの産業道路、幹線道路建設事業をはじめ、多大な費用がかかる電線共同溝の地中化事業、土地改良事業、農地整備事業などの土木事業が重視されています。また、環境破壊や乱開発につながる設楽ダム建設などの促進を図る豊川水源基金負担金、東三河地方拠点地域整備推進協議会負担金、第4次基本構想・基本計画に盛り込まれている総合スポーツ公園計画、表浜リゾート計画など、十分な見直しが行われないまま計上されていることは認めることができません。

 第三に、平和施策の推進についてであります。豊橋市は軍都として、戦争中は空襲によって多くの犠牲者を出した歴史を持っています。平和なくして市民が安全に安心して生活できません。平和施策の推進をまちづくりの基本に据えていくべきであります。しかしながら、日米新ガイドラインの強化の中で昨年、市内で自衛隊の訓練が行われたことに対し、その後の無批判な対応は問題であり、基本構想に「平和を願いながら」という言葉を入れながら具体的施策は不十分のままであります。

 また、非核平和都市宣言については市民の共通の願いであるにもかかわらず、宣言しないのは遺憾であります。

 ところで、日本共産党豊橋市議団として新年度予算に対して市民の意見を聞き、まとめ、要望書を提出いたしましたが、その中で愛知県補助金カットに対して市民に負担を転嫁しなかったこと、消防の前芝出張所に救急車の配備をしたこと、年々ふえている不登校児童への一歩踏み込んだ対応としての不登校対策検討委員会設置、学童保育所の増設など、幾つか市民要望に沿った事業があり、評価をさせていただきます。

 次に、議案第2号競輪事業特別会計予算についてであります。

 市民の中には競輪ファンが少なからずいますが、ギャンブル事業と見て批判や問題視する声もあります。健全な市民生活を推進するべき自治体の役割から見て賛成できません。

 次に、議案第3号国民健康保険事業についてであります。

 昨年、介護保険制度の実施に伴い、新たな負担が加わり、国民健康保険税と合わせ過大な税負担のために滞納が増大しています。本来、担税能力に応じて国保税を引き下げるべきであるにもかかわらず、滞納者に資格証明書の発行で対応することは本末転倒の内容と言わざるを得ません。国民皆保険制度の根幹を揺るがす内容は反対であります。

 次に、議案第41号豊橋市特定公共賃貸住宅条例についてであります。

 これまで市営住宅の入居は低所得者のみに提供されていましたが、一定の所得があっても入居できるようにとの要望があり、今回の対応はその要望にこたえるものと理解しますが、一方で複数の保証人が必要なこと、また、市内以外の人には入居が制限されることなど、住宅を必要としている人々に制限を与える内容を持っています。住宅は命の立場で建設の促進と、こうした制限項目は早急に改善が必要であり、賛成できません。

 賛成する議案のうち、水道事業会計は県の責任受水制の契約において改善を行い、水道料金の据置期間の延長をもつなど市民負担の軽減に努力したこと、地域下水道事業は石巻高井地区において新たに和田、長楽、馬越地区を編入し、地域の拡大を行ったが、地元負担や供用開始期日について、市民に負担をかけることなく市民要望に沿って推進していく努力について評価するものです。

 また、病院事業について、看護婦の増員、医療スタッフの充実を評価して賛成といたします。

 以上、討論といたします。



○清水ひろひさ議長 次に、大橋正幸議員。

      〔大橋正幸議員登壇〕



◆大橋正幸議員 私は、清志会を代表して、ただいま上程されております議案第1号平成13年度豊橋市一般会計予算をはじめとする全議案に対して賛成の立場で討論いたします。

 新世紀を迎えたとはいえ、株価の下落や公示価格の10年連続の下落が伝えられるなど、先行き不透明な経済情勢が国民の不安感を増長し、政府のさまざまな施策にかかわらず雇用不安、金融不安は払拭されていません。

 国は、新年度一般会計総額を82兆6,524億円とし、一般歳出を景気配慮型とし、過去最大の48兆6,589億円を確保した予算といたしました。一方、地方では環境問題をはじめとし少子高齢化、情報化、国際化の進展に伴うさまざまな社会変化への対応が迫られており、地方分権が実行の段階になり、自主的で自立した質の高いまちづくりを目指した動きの中で、その財政状況も地方財政計画では歳入歳出規模を89兆3,100億円とされ、前年度比0.4%増となり、98年に次ぐ低い伸び率となり、2年連続の抑制型となっており、相変わらず厳しい状況にあります。

 このような状況のもと、市長は2期目のスタートの年である本年度予算を「笑顔がつなぐまちづくり元年予算−安心生活型」と位置づけ、新世紀に踏み出す第一歩として五つの重点施策を述べられ、基本構想に基づく施策事業の展開を言明されました。

 そこで、本市の予算を見ますと、全体では前年度と比較して4%の伸びであり、一般会計の投資的経費は12年度に比べ4.3%の増加も見られ、積極性が見られます。その内容については、まず懸案であります中心市街地の活性化のために市民病院跡地の活用や東口駅南地区整備に向けての調整、TMOへの支援、商業インキュベータ事業補助などの施策が打ち出されており、評価いたしますが、特に施設計画への対応につきましては、交通アクセス問題及び周辺街区との影響や環境バランスなどの問題も考えられ、市民病院跡地の機能をどのようにするのか、配置論も含め各界各層の意見や市独自の費用対効果調査など一層の調査により、市民にわかるよう説明責任を果たされるよう望んでおきます。

 また、本市の産業振興につきましては、農産物の集出荷体制の合理化による農業振興の推進や企業誘致のさらなる促進、及び中小企業振興の推進により、本市産業の活性化に寄与できる施策に期待するものであります。

 健康・福祉関係では、乳幼児を持つ母親に対し心理相談員を配置するなど母子保健事業の充実、精神障害者ホームヘルパー派遣事業の施行など保健所事業の充実をはじめ、介護保険については介護相談員の配置により利用者の相談窓口の充実とともに、介護保険事業検討委員会を設け、制度の円滑な運営とサービス内容の検討が図られるほか、障害者施設への支援、児童の保育環境の改善や子育て支援事業への充実も図られるなど、これら効果に期待するものであります。

 なお、桜ヶ岡分院跡地に建設が予定されている新総合福祉センターの実施設計費でありますが、基本設計が明らかにされない状況での計上については大いに疑問が残るところであります。

 教育関係においては、情報教育の推進と情報活用能力の育成のために小学校に1人1台コンピュータが更新・配置されるとともに、英語活動の拡大、外国人児童生徒指導の充実、不登校対策の抜本的検討、学校評議員制度の調査研究が図られるなど、教育環境の整備充実など成果が期待されるところであります。

 このほか、自然環境に配慮した公園整備や市民ふれあいの森整備事業など、緑豊かな環境づくりや津波情報伝達システムの整備、消防緊急通信指令施設の更新、前芝消防署への高規格救急車の配置など安全で住みよいまちづくりが推進されるなど、評価したいと思います。

 一方、歳入面では、法人市民税の増収が見込まれるものの、決して明るい兆しが見えているとは考えられません。国・県補助金などの依存財源については確保に向けたさらなる取り組みとして、国が箇所づけしないことを基本とし、具体的事業箇所・内容について地方団体が自主的に定めることを基本的な仕組みとする統合補助金や、政策目的を実現するために複数の事業を一体的かつ主体的に実施することができる統合補助金なども本年創設され、新年度においても河川、海岸保全、農業振興整備事業等においても統合補助金制度が充実されることへも十分配慮されて積極的な対応を期待するものです。

 さて、今回新たに制定される豊橋市動物の愛護及び管理に関する条例については、この条例の趣旨から言って表現に一部ふさわしくない文言が使われていることを指摘しておきます。市長は、21世紀は成熟社会への移行の中で心の豊かさが求められる時代と、地方分権による地方の時代を標榜され、行政のキーワードは「連携と協働」と述べられております。これらのことも重ね合わせれば、本条例が市民にとって理解され、見やすく、わかりやすいものと言えるかが問われることにもなり、さらに検討する必要があったと思われます。

 以上、諸議案に対する考え方でありますが、本予算は豊橋の向こう10年の第一歩となるものであり、基本構想(附帯事項)・基本計画を着実に推進していくためには、行財政改革、地域経済の活性化、中心市街地の活性化、環境・教育・福祉の充実と職員の意識改革など、多くの課題が山積みしていますが、市民一人一人が住んでいてよかったと言われるまちづくりを行うために、市長の充実した調査計画に基づいた責任ある決断と実行を期待いたします。

 なお、最後にこの3月をもって勇退される小出助役、寺本助役、収入役をはじめ市政発展に貢献された多くの職員の方々の今後の御健勝と御活躍を祈念申し上げまして、私の討論といたします。



○清水ひろひさ議長 次に、山岡弘幸議員。

      〔山岡弘幸議員登壇〕



◆山岡弘幸議員 まちフォーラムを代表して、ただいま上程されております議案第1号平成13年度豊橋市一般会計予算をはじめとする諸議案に対し、いずれも賛成の立場から討論をいたします。

 まず最初に、新年度予算は平成22年までの中期財政見通しに基づく第4次基本構想・基本計画の初年度に当たり、10のリーディングプロジェクトをはじめとする各種諸事業に対する積極策と行政評価システムの導入に向けてのさらなる展開など、事務事業の効率化と事業進捗の把握など、透明性と市民満足度を高める努力が見受けられます。

 主だったものを挙げると、福祉環境整備事業において、福祉施設の核となる新総合福祉センター(仮称)の実施設計費や、最終年度となる資源化センター施設整備費、余熱利用のエコビレッジ構想ではPFI導入の可能性を求めた調査費など、着実な方向性を示しています。

 また、国の基本方針から15年、紆余曲折を経てようやく新国立病院の建設に動き出す事務推進費と周辺道路整備など、懸案事項についてもその全容が見えてまいりました。

 産業の振興では、三河港を核とした背後地整備や地場産業の育成に努めるとともに、三遠南信など広域的な港の活用と親しまれる港づくりの促進、また、農村振興基本計画の策定やTMO事業への支援など地域の特性を生かした産業活性化策がとられようとしております。

 安心・安全な暮らしのまちづくりでは、交通安全対策や新総合通信ネットワークの整備をはじめ、東海豪雨で評価された本市の先駆的洪水ハザードマップの作成を二級主要河川に広げるなど、災害に対する市民意識の向上を図りながらの推進も理解をしたいと思います。

 教育費では、平成14年度からの指導要領の改革に合わせた学校評議員制度の調査研究にモデル校を設定し、取り組まれようとしておりますし、IT関連では、現在1小学校8台のコンピュータを児童1人に1台の学習可能な配置が計画されております。

 また、国際的な文化交流でのトリード市への海外派遣事業など、明日を担う青少年の育成活動にも重要な視点と、市民みずからの参画に重点が置かれたものとなっております。

 最後に、平成13年度は過去の世紀を教訓とした新未来型社会への始まりの年であります。市民がともに公正な負担のもとで、だれもが「一番住みやすいまち豊橋」と実感できるまちづくりの諸施策を進めるに当たり、十分な市民のコンセンサスを得ながらより積極的に取り組まれるよう申し添え、討論といたします。

 なお、今年度末で退任あるいはそれぞれの立場で新たな人生に進まれる方々に対し、これまでの御功績に感謝し、今後の活躍と御健勝を心より祈念申し上げます。ありがとうございました。



○清水ひろひさ議長 次に、伊藤秀昭議員。

      〔伊藤秀昭議員登壇〕



◆伊藤秀昭議員 議長のお許しを得て、公明党豊橋市議団を代表して討論させていただきます。

 上程されています議案第1号平成13年度豊橋市一般会計予算をはじめとする全議案に対し賛成の立場でございますので、ポイントを絞って討論させていただきます。

 平成13年度の新年度予算は、第4次基本構想・基本計画の初年度として、リーディングプロジェクトを中心に主要施策に具体的に踏み出す予算であり、長引く景気低迷により厳しい財政運営を余儀なくされる中で、どのようにやり繰りし、市民の笑顔をつないでいくのか、その意味において市民が大いに注目するところであります。

 市長は、自主的・自立的な行財政運営のもと、主要施策の積極的な推進を図ることとし、安心生活型として新年度予算を編成したと表明されますが、歳入面では、法人市民税に支えられ、財政調整基金の取り崩しや地方財政対策に基づく臨時財政対策債の活用を図り、一定の財源確保に努められ、総額で4%の伸びの予算を組まれました。

 特に注目するのは、向こう3年間の期限つきの新しい臨時財政対策債であります。国は、地方の財源不足のために借金する地方交付税特別会計借入は限界に来たとの危機感を強め、これからは地方負担分の借入金については各自治体が独自に地方債を発行する。このことにより借金の責任を明確に、透明にするという制度への変更であります。もっとも、この変更は帳簿上だけで、各自治体が発行する臨時財政対策債の元金と利子は翌年度の地方交付税交付金で配り、国から地方への金の流れは変わらないことになっています。

 だから、本当の問題解決はこの先にあります。自治体は国や地方の財源不足を埋めることに変わりないと考えるのか、そうまでして国がなぜ自治体の財源不足を埋めるのかという素朴な疑問も残ります。結局、問われているのはあいまいになっている国と地方の責任分担をこの機会に明確にすることであり、権限の部分では、地方分権推進法により機関委任事務が自治事務などに移されたりして、少しずつではありますけれども、地方に独自の行政権限が渡されることが進んでいますが、それに伴う財政措置は、国の財政が悪いことを反映してか、具体的な論議になっていません。住民が税負担と受益を自分で決定するのが目指す地方分権であり、今回の特例地方債制度を契機に、地方分権への本格的な改革に向けた取り組みを期待するものであります。

 また、その上に立って、新年度予算では総合文化学習センター、新総合福祉センター、市民プールを念頭にした総合スポーツ公園、またこども関連施設を中心とした市民病院跡地利用、豊橋東口駅南地区整備事業、エコビレッジ基本構想の推進など、主要施策の具体化に向け踏み出すわけですが、膨大な財源を伴うだけに慎重な財政計画とともに、それぞれの施設のコンセプトをさらに掘り下げて、次代に引き継ぐ公共インフラのありようを追求していただきたいと考えます。

 また、そのためにも新年度、行政評価システムを全庁的に導入することになりますが、事務事業評価から本来の目的である政策評価へ移行できるように、総力を挙げて取り組んでいただきたいと期待するものであります。

 新年度は、循環型社会へ向けて食品リサイクル法、グリーン購入法、資源有効利用促進法、家電リサイクル法のリサイクル関連法が施行されていきます。市内における大量の大型ごみの駆け込み排出は、今までの資源浪費型社会の断面を如実に示しています。また、補正予算でのプラスチックごみの中間処理委託が減額補正しなければならないような現実もあり、循環型社会への道のりは決して容易ではありません。530運動発祥の地豊橋には、文字どおりごみゼロのまちを目指して先進的に取り組む使命と責任があると考えます。

 新焼却炉の稼働に向けた取り組み、周辺一帯のエコビレッジ構想の推進とあわせ、環境と調和した地域経済をつくっていくエコタウン事業や、市民意識の啓発・高揚に向けISO14001の取得を契機に、さらなる取り組みに期待するものです。

 また、介護保険2年目を迎え、家族介護慰労金支給事業を要介護3まで拡大されることや、介護相談員の設置や介護保険事業検討委員会の設置など、新たに取り組まれることには大いに評価するものではありますが、10月からは本来の保険料の徴収も始まることから、1年間の教訓を生かし、利用者の側、介護の現場に立って走りながら考えるさらなるきめ細かい取り組みに期待するものであります。

 また、子育て支援策もこの2〜3年で大きく前進しましたが、私どものアンケート調査では、一時保育やファミリーサポートセンター事業などのさまざまなメニューも、子育て世代には利用したいが利用の仕方がわからないといったPR不足の面も浮かび上がっています。広報広聴活動も含めた取り組みをお願いいたします。

 次に、教育の問題です。さまざまな青少年を取り巻く問題の中で、社会全体の教育力の衰弱が大きな課題であります。よって、私たちは教育を指弾視してきた社会の風潮を改め、教育ヘの社会の転換が教育改革の根本課題だという視点から取り組んでおります。その上に立って、本会議でも予算委員会でも実態調査に基づいてトイレの問題を取り上げましたが、子どもたちにとってトイレは大切な生活空間であり、トイレの快適性は子どもたちの健康面や生活面に密接にかかわっています。トイレ問題は教育問題そのものであるという認識から議論させていただきました。国の補助下限額の引き下げや単独でも補助対象とすることなど、一層の整備の推進が図られるよう措置されたことと連動して、計画的、積極的な取り組みをお願いするものであります。

 最後に、新年度いよいよIT講習会が始まり、国を挙げてのIT国家への取り組みが身近な地域で具体的に始まります。住民のIT社会参加の基盤を構築する画期的事業であり、その対応に十分意を注いでいただきたいと同時に、教育のIT化もインフラ整備が進むことになり、行政情報管理システムを中心に電子市役所への取り組みなどとあわせて、地域のIT化への取り組みをお願いするものであります。

 最後に、今年度末で退職される小出助役、寺本助役、坂部収入役をはじめ職員の皆様に心からお礼申し上げるとともに、新たなる早川新体制で笑顔がつなぐまちづくりに向け総力で邁進されますよう御期待し、討論といたします。



○清水ひろひさ議長 次に、近田明久議員。

      〔近田明久議員登壇〕



◆近田明久議員 私は、自由民主党豊橋市議団を代表いたしまして討論いたします。

 議案に対する態度は、ただいま上程されております平成13年度一般会計予算をはじめとして、その他の予算案、条例案、単行案につきましてすべて賛成であります。

 市長は、昨年12月議会において可決されました基本構想を軸に、歳入見込みを厳しく把握した上で、歳出において投資的経費が4%増の予算案を示したところであり、このことは10年の線路をまず引き始めなければならないとの積極姿勢がうかがえるものであり、以下、具体的課題について会派として議論してきた点を中心に意見を申し上げたいと思います。

 まず、地域経済の活性化策でありますが、中長期の展望として、三河港のコンテナ機能や係留施設、工業用地の整備など港湾施設整備充実の推進と関連する道路網の整備は、豊橋経済の明日を左右するものであり、国の深いかかわりは必要不可欠であります。近い将来での特定重要港湾への昇格実現に向けた政治行動を引き続き力強く展開されることを期待いたします。あわせて、国内外のポートセールスや企業誘致活動の地道な展開が途切れなく続けられることを切願しておきたいと思います。

 また、サイエンスコアを中心とした中小企業への技術移転や研修事業も、その内容において時代に適応したいわゆる地域版TLOなるものへと、その実を上げるべく変貌を遂げていくよう期待するものであります。

 特に、答弁に当たって、IT農業研究会のごとく豊橋の農業、工業、商業のバランスある発展と質的発展の上に相互が協力した有機的連携の可能性を追求していくことは評価したいと思います。

 制度融資について、中心市街地の商業者向け融資を加えているものの、昨今の融資額の実績や中小の商工業者の実情からすると、制度の中身を見直していく必要性を感じるところであり、この点の今後の検討を期待するものであります。

 次に、中心市街地の活性化でありますが、商店街や商業振興については、TMO(まちなか活性化センター)を中心として事業メニューを提示しつつも、まず地域の商業者や住民がまちおこしの主人公となっての行動が最も大事であります。行政としてのスタンスからでき得る支援をし、活性化の機運が高まるよう啓発と誘導策を進めていくことを期待するものであります。

 旧市民病院跡地にはこども関連を中心とする施設、豊橋駅南の区画整理後の用地の公共部分については、地域図書館、芸術ホールなど総合学習文化センターとの方針を答弁の中で改めて打ち出されました。課題としては、それぞれの施設が目指す機能集積をより高めていくために研究を重ね、指針をしっかり示しながら、市民や専門家の意見を糾合していくこと。また、これらいずれの諸施設においても期待されるものが豊橋文化と交流の創造の場である一方、中心市街地への集客性も欠かせない点であることから、人々の回遊性の確保と交通懸念について検討を重ねつつ、特に豊橋駅南の施設整備については交通結節点の利便性を最大限に生かした施策が講じられることを期待するものであります。

 また、市街地再開発事業についても、協議が進行しつつあることも聞き及ぶところでありますが、行政として精一杯の支援策を示しながら、権利者への考え方の幅広い理解や意欲の増進等を引き続き図っていかれることをやはり期待するものであります。

 さらにもう1点、何と言っても市民全体がさらなる投資が伴う中心市街地活性化について、答弁のごとく「豊橋市の都市機能のアップまた市民全体の文化創造と交流のステージ」との理解が得られるように、施策の展開を期待しておきたい。このことはあえて申し上げておきたいと思います。

 次に、保健・福祉・医療の施策の充実と連携についてでありますが、各種の計画策定費が計上されている一方、施設整備において、桜ヶ岡分院跡地に既存の障害者会館や地域福祉センターとも連携した総合的な拠点施設として、新総合福祉センターの実施設計費が予算で示されております。また、基本計画には国立病院移転後の跡地に保健所、休日夜間診療所、地域療育センターなどのメディカルセンター構想が打ち出されております。

 そうした中、長く示されながらもこれまで手がつけられなかった精神障害者への施策において、ホームヘルパー派遣が試行的であるにせよ一歩進められたことは評価するものの、今後において社会復帰施設や福祉医療についてさらに推し進められ、あわせて精神障害者への市民的なバリアフリーが図られるよう施策が講じられることを期待するものであります。

 高齢者福祉、介護施策については、介護保険での介護事業と家族介護や有料サービスなどのコミュニティケア、あるいは市としての福祉施策との関係を本格的に精査していく中で、豊橋にふさわしい介護社会が創設されることを期待する一方、時代が求める施策としての高齢者の各種予防介護施策が充実されるものと考えるものであります。

 次に、教育であります。教育改革が叫ばれ、その全容が明らかになりつつあり、新事業としても各種予算づけがなされております。絵に描いたごとく、その実行において新しい学力観、生きる力が青少年の心の中に芽生えてくるかどうかは、学校・地域・家庭の連携の強化と、子どもたちへのアプローチにかかっていると思われます。対症療法的な施策から体験重視の教育活動、地域健全育成活動や地域スポーツ活動とも連携した諸活動が一層強く発展される方向になろうかと思いますが、いよいよ1年後には教育改革完全実施であり、その準備と本格活動及び徹底啓発に努めてもらいたいと思います。

 次に、環境施策であります。注目される新資源化センターの工事完成は、先行都市の事例からも成功するものと確信しておりますが、余熱利用の施設整備につきましては、PFIの導入の可能性調査結果がいかようであっても、やはり成功するには民間のノウハウが必要不可欠であることから、その点を最大限配慮するよう期待しておきたいと思います。

 また、地域資源回収団体への奨励金について、従量額を1円引き下げたことによって市民のリサイクル意欲が損なわれるよりも、例えば均等割の引き上げによってカバーするなどの今後の対応が必要かと考えられるものであります。

 次に、歳入の見通しと財政展望及び新しい行政経営の導入についてであります。

 歳入環境は依存財源としての地方交付税が臨時財政対策債の発行とともに構造改変が進められる中、特に景気に左右される法人市民税の所得割や、今や絶対の安定財源との神話が崩れつつある固定資産税など、不安定要素が高まる一方でありますが、まず自主財源を確保するという観点から、市民の理解を得つつ収入率向上に向けた取り組みを期待するものであります。

 率直に言って先の見えない財政展望の中で、行政評価と財政と人事管理と基本構想・基本計画の進捗管理などをリンクさせる行政経営が、この姿として市民にもわかりやすい指標で示されるよう成果を期待いたします。

 第4次基本構想・基本計画の10年間は、政治的判断が途切れもなく繰り返されなければならない年月であることを予感せざるを得ません。早川市長のリーダーシップと時々の政治判断と政治行動にまず期待を寄せつつ、示された「安心生活型」予算が少しなりとも市民の心に安らぎを与えるような実のある成果を期待したいと思います。

 終わりに、小出助役、寺本助役、坂部収入役のこの3月いっぱいでの退任に当たり、これまでの多大なお力添えに深く感謝を申し上げるとともに、あわせて退職される幹部職員をはじめとした職員の皆様に対して心からお礼を申し上げ、私の討論といたします。



○清水ひろひさ議長 次に、渡辺則子議員。

      〔渡辺則子議員登壇〕



◆渡辺則子議員 とよはし市民会議は、全議案に賛成の立場から、予算特別委員会での質疑を踏まえて討論します。

 国全体の負債総額を1,000兆円と試算する考えによれば、3年以内に構造改革を行い、公共事業から人への投資へと変換しなければ、日本初の世界大恐慌もあり得るとまで言われています。愛知県では、県民1人当たりの借金が45万円と言われながら、巨額の予算と年月がかかる道路及びダム建設をはじめとして空港、万博の諸計画が進められています。景気対策として公共投資を続けても回復が期待できないことは既に証明されたにもかかわらず、起爆剤として土建業を重視する考えからの脱却が図られることはありません。

 本市では、新年度、市民1人当たりの負債は30万円と試算されます。第4次基本構想・基本計画の事業展開初年度に当たり、これらの情報を白書やバランスシートの公表を通して市民と共有しようとする取り組みを歓迎します。事業の一つ一つを点検、検討し、実現可能な形を市民と行政のパートナーシップでつくり出すためのプロセスを決めるときが熟しつつあると考え、新年度予算に賛同する根拠を以下3点に絞って申し上げます。

 1、子どもの問題が一歩前進したこと

 家庭と地域で育つ1万6,000人余りの乳幼児と母親、計3万人を対象とする子育て支援センターが、市域260平方キロメートルの本市に現在一つである状況が、新年度大きく変わろうとしています。本市では、生涯学習はゼロ歳から始められることになっていますが、いよいよ生活家庭館において、自立した母親と行政の協働による子育てセンターへの確かな一歩が始まると予感します。乳幼児を抱えた母親たちの意欲やエネルギーが、21世紀豊橋のまちづくりに果たす役割を大いに期待したいところです。

 そのためには、まずこれからの5年間、子ども中心の施策が身近なところで進められることが必要です。こども関連施設整備に対する市民の関心が高まることは間違いないと考えます。既存のこども施設である児童文化センターや交通児童館のハード・ソフト両面の充実を一層進め、加えて地域の子どものための身近な公園整備に対する行政の認識を改めていただく必要があります。

 また、子どもの教育・保育施設における問題は、認可、無認可を問わず視野に入れた豊橋の新エンゼルプランを、児童虐待をはじめとする子どもの問題を未然に防ぐ方策が子どもの人権をベースに策定されることを願います。

 2、教育現場で人への投資が進んだこと

 学校を中心にIT化が急激に進められている日本では、パソコンの普及は二けたの成長を続けていますが、世帯普及率6割近くなった先進国アメリカでは、ニューエコノミーと呼ばれた空前の好景気に陰りが出てきました。インターネットはコミュニケーションの画期的な手段ではあるが万能ではないことがわかってきたと報道されています。国レベルでは、学校図書館新5か年計画の策定をはじめ、読書振興法制定に向けての歓迎すべき動きが出ている中、本市の学校司書配置の取り組みが去る26日、東京で文部科学省・総務省の担当課長参加のフォーラムで報告されたと伺っています。小中学校2校において、新年度予算では時間枠の拡大が手堅く図られました。これを全校配置に向けての貴重な一歩と受け止め、早急に学校図書館司書配置計画の策定が進められることを期待します。

 学校図書館や社会教育施設における急激なパソコン導入により、施設利用が制限される事態も起きているとき、市民図書館の基礎を築いた先人の言葉を思い出します。元伊万里市立図書館館長森田一雄氏は、芭蕉の言葉である「不易と流行」を図書館の在り方に重ね、「時代の変化と要求に敏感でありながらも、不変な価値への目配りを忘れてはならない」と言われました。本市の中央図書館では、館長が週2日勤務の嘱託となり、学校図書館との連携が図られる計画が提案されました。歓迎すべき点を含みつつも、本市の生涯学習推進にとって図書館館長の役割は重要であると考えます。今後、地域図書館建設構想とともに、館長の位置づけが変更されることを期待し、課題とさせていただきます。

 3、市民の声を生かしたまちづくりが進みはじめたこと

 健康ビジョン、廃棄物総合計画、文化振興指針などをはじめとする市民生活に身近な計画が勢ぞろいし、市民、行政、事業者の三者の協働に支えられる中核市3年目のまちづくりがいよいよ始まろうとしています。行政評価の実施、健康推進計画、環境保全推進会議の編成、総合文化学習センターをはじめとする公園、美術博物館等の調査検討などへのさまざまな形での市民参加は、ボランティア情報センターの独立と相まって一層進むことが期待されます。今後、校区・地区市民館に生涯学習担当の専門員を配置し、今日まで地道に活動を積み重ねてきた多くの市民の活力を活用する仕組みをつくる必要があります。また、分散した予算を一本化することで効率よく市民への情報を的確に周知徹底することも考えられます。行政はもっと市民の生活の中へ、市民はもっと行政の中へ、以上述べました3点は、人づくり、まちづくりの根幹をなすものであり、協働のまちづくりが全市域において年じゅう進められることになることを確信いたします。

 最後に、新型焼却炉稼働に関して一言申し上げます。安全・安定稼働の確保に続き、安価な施設とするためには、契約時に約束されたように、企業論理によらない徹底した豊橋版情報公開の必要を要望します。国レベルでのごみ関連法は、産業優先、生命と環境の軽視、国の責任を地方に転嫁する問題や矛盾を抱えたままで進んできています。不法投棄をはじめ解決困難な問題が山積しています。今、私たちすべてに求められていることは、行政、市民、事業者の三者がごみ問題を共有し、それぞれの責務と限界を明らかにし、問題解決に向けて率先行動することです。福祉と環境の問題がきれいな言葉で語られ、具体性を持たないとき、実現される見通しにはほど遠いことは明らかです。介護保険、ごみ有料化による税負担が増大したことにより、法整備をはじめとするさまざまな問題も見えてきました。まちづくりを協働して進める機運も熟してきた今、新年度の本市の取り組みが市民の笑顔につながることを期待して、とよはし市民会議の討論を終わります。

 ありがとうございました。



○清水ひろひさ議長 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決に入ります。

 初めに、議案第1号から議案第3号まで、及び議案第41号の以上4件を一括起立により採決いたします。各案に対する委員長の報告は可決であります。各案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

        〔賛成者起立〕



○清水ひろひさ議長 起立多数であります。したがって、各案は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第4号から議案第14号まで、議案第22号から議案第40号まで、議案第42号から議案第47号まで、及び議案第49号から議案第51号までの以上39件を一括採決いたします。各案に対する委員長の報告は可決であります。各案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって各案は原案のとおり可決されました。

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 次に、議案第48号財産の取得についての審議に入りますが、土地開発公社の理事の方は除斥対象となりますので、御退席くださるようお願いいたします。



〔尾崎義明議員、宮澤佐知子議員、村松千春議員、夏目忠男議員、草野年彦議員退席〕



○清水ひろひさ議長 それでは、日程第44.議案第48号財産の取得についてを議題といたします。

 さきに審査を付託いたしました予算特別委員会委員長から報告を求めます。予算特別委員会委員長市川健吾議員。

    〔市川健吾予算特別委員長登壇〕



◆市川健吾予算特別委員長 本委員会に付託されました議案第48号財産の取得については、3月23日に審査を終了いたしましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。

 本案については、当局から説明を求め審査いたしました結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 以上、報告といたします。



○清水ひろひさ議長 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 これより討論に入ります。討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

〔尾崎義明議員、宮澤佐知子議員、村松千春議員、夏目忠男議員、草野年彦議員入場〕

〔産業部長 河合孝之、総務部長 平松裕史退席〕



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○清水ひろひさ議長 次に、日程第45.議案第52号助役の選任について及び日程第46.議案第53号収入役の選任についての両案を一括議題といたします。

 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。市長。



◎早川勝市長 助役及び収入役の選任議案について御説明を申し上げます。水色の議案つづりの95ページをお願いいたします。

 まず、議案第52号助役の選任についてでございます。小出助役が3月31日をもちまして任期満了となり、その後任として河合孝之氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。

 河合氏の略歴につきましては、次のページに記載をいたしてございますので御参照いただきたいと思います。

 続きまして、97ページの議案第53号収入役の選任についてでございます。坂部収入役が3月31日をもちまして任期満了となり、その後任として平松裕史氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。

 平松氏の略歴につきましては、次のページに記載してございますので御参照いただきたいと思います。

 以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。



○清水ひろひさ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております両案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより討論に入ります。討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決に入ります。議案第52号及び議案第53号の両案を一括採決いたします。両案はこれに同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、両案はこれに同意することに決定しました。

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〔産業部長 河合孝之、総務部長 平松裕史入場〕

 次に、日程第47.議案第54号人権擁護委員候補者の推薦について及び日程第48.議案第55号固定資産評価審査委員会委員の選任についての両案を一括議題といたします。

 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。総務部長。



◎平松裕史総務部長 それでは、ただいま上程されました第54号議案及び第55号議案につきまして御説明をしたいと思います。

 議案つづりの99ページをお願いいたします。まず、議案第54号人権擁護委員候補者の推薦についてでございますが、平成13年6月30日をもちまして相澤久弘さん、杉浦 章さん、小澤桂子さんの3名の委員が任期満了となります。相澤さんにつきましては再推薦といたし、杉浦さんの後任といたしまして木村正親さん、小澤さんの後任といたしましては豊田洋子さんを新たにお願いいたしたく、議会の意見を求めるものでございます。

 なお、3人の略歴につきましては、100ページと101ページに、人権擁護委員の概要につきましては102ページに記載してございますので、御参照いただきたいと思います。

 続きまして、103ページをお願いいたします。議案第55号固定資産評価審査委員会委員の選任についてでございますが、平成13年3月28日をもちまして任期満了となります薗田和江さんを再任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。

 なお、薗田さんの略歴につきましては104ページ、固定資産評価審査委員会委員の概要につきましては105ページに記載してございますので御参照いただきたいと思います。

 以上でございます。



○清水ひろひさ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております両案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより討論に入ります。討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決に入ります。

 初めに、議案第54号を採決いたします。本案は異議はない旨、回答することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、本案は異議はない旨、回答することと決定いたしました。

 次に、議案第55号を採決いたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、本案はこれに同意することに決定いたしました。

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 次に、日程第49.報告第1号専決処分の報告についてを議題といたします。

 直ちに報告を求めます。財務部長。



◎加藤潤二財務部長 それでは、水色の議案つづりの107ページをお願いいたします。

 報告第1号専決処分の報告についてでございます。地方自治法第180条第1項の規定に基づく昭和38年会第2号議決により、損害賠償の和解及び額の決定について次ページのとおり専決処分したもので、同条第2項の規定により報告させていただくものでございます。

 処分内容について御説明いたしますので、108ページをお願いいたします。専決処分したものは、交通事故の関係で2件と道路照明灯関係によるもの1件の計3件でございます。

 1件目は、平成12年11月9日、豊橋市東田町87番地に所在する豊橋競輪場の敷地内において、本市職員の運転する小型貨物自動車が後退したところ、駐車中の相手方小型乗用自動車に誤って接触し、相手方車両を損傷させたものであります。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分したものであります。

 2件目は、平成12年12月5日、豊橋市下地町字橋口46番地の1に所在する駐車場において、本市職員の運転するごみ収集車が停車中の車両を避けて前進したところ、相手方所有の店舗のひさしに誤って接触し、当該店舗の一部を損傷させたものであります。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分したものであります。

 3件目でございますが、平成13年1月3日、豊橋市向草間町字向西47番地1地先の市道に設置されている道路照明灯が根元の腐食により倒れたため、電柱からの引込線がたるみ、当該引込線が走行中の相手方小型乗用自動車に接触し、相手方車両を損傷させたものであります。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分したものであります。

 相手の方々に対しましては、多大な御迷惑をおかけしましたことを深くおわびいたしますとともに、職員の交通事故等につきましては、今後ともあらゆる機会を通じまして注意を喚起し、安全運転等の徹底を図るとともに、再発防止について一層の努力を払ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上で報告を終わります。



○清水ひろひさ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 これにて報告を終わります。

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 ただいま大橋正幸議員ほか10名から、議案会第1号豊橋市議会委員会条例の一部を改正する条例についてが提出されました。

 お諮りいたします。この際、本案を日程に追加し議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 ただちに本案を議題といたします。

 お諮りいたします。本案については、会議規則第37条第2項の規定により提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより討論に入ります。討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決に入ります。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

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 ただいま大橋正幸議員ほか10名から、議案会第2号地方税財源の充実確保を求める意見書、議案会第3号高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書、議案会第4号鉄道線路及び駅舎構内における安全対策の強化を求める意見書、議案会第5号食品の安全性確保の強化を求める意見書及び議案会第6号福祉医療制度の完全復活を求める意見書が提出されました。

 お諮りいたします。この際、各案を日程に追加し議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 直ちに各案を一括議題といたします。事務局書記に各案の要旨を朗読させます。議事課長。



◎四宮正恒議事課長 (要旨朗読)

      〔全文は以下のとおり〕



議案会第2号

  地方税財源の充実確保を求める意見書

 地方分権を推進し、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現に責任を持って取り組むためには、地方自治体の財政面における自己決定権と自己責任をより拡充することが重要であることから、権限と税源の移譲は切り離すことのできない密接不可分なものです。

 しかし、地方における歳出規模と地方税収入には大きな乖離があり、地方自治体が住民の要請にこたえてその機能を適切に果たしていくためには、財政体質の健全化に努めつつ、積極的な施策の展開が可能となるよう地方税財源の充実確保が求められています。

 よって、国におかれましては、地方税財源の充実確保のため、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。

           記

1 地方税について、地方における歳出規模と地方税収入の乖離を極力縮小する方向で、国と地方自治体の役割分担を踏まえた国と地方の税源配分について見直しを行い、税源移譲などにより早急に地方税源を拡充強化すること。

1 特定の施策を奨励するなどの国庫補助金については、原則として廃止・縮減を図るとともに、その一般財源化を推進すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成13年3月28日

              豊橋市議会

衆議院議長 +

参議院議長 |

内閣総理大臣|あて

総務大臣  |

財務大臣  +



議案会第3号

  高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書

 長期の経済低迷が続く中で、雇用情勢は依然として厳しいものがあります。我が国においては、定年制や終身雇用といった長年の雇用慣行があり、それらは一定の年齢まで安心して勤務できるというメリットがある反面、採用時の年齢制限が、高齢者の雇用を一層厳しくしています。

 こうした高齢者の厳しい雇用状況を改善するために、政府は、年金の支給開始年齢65歳に伴う定年制の延長や、再雇用及び継続雇用制度の充実など、あらゆる方策を講ずるべきです。また、高齢者に対しても、雇用の機会均等を保障するために、米国におけるような雇用における年齢差別を制限する「年齢差別禁止法」(1967年)の制定も考えるべきです。

 一方、障害者雇用においては、企業に対し、法定障害者雇用率1.8%が設定されておりながら、単なる努力目標であるために、多くの企業において目標を大きく下回っています。この問題についても、政府はもっと実効性のある対策を打ち出すべきです。

 よって、国におかれましては、21世紀の少子高齢社会において、今後我が国の労働人口の減少が確実に見込まれることから、高齢者及び障害者などの雇用を促進するために、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。

           記

1 高齢者の雇用を促進するために、雇用における年齢制限に対する見直しを行うこと。

1 年金支給年齢に応じた65歳までの定年の延長、継続雇用及び再雇用を促進するための実効性のある対策を講ずること。

1 法定障害者雇用率(1.8%)を達成するために必要な実効性のある施策を講ずること。

1 障害者の働く場となっている作業所に対する支援策を強化するとともに、障害者に対するIT講習やパソコン購入の補助及び障害者用ソフトの開発・助成を行うこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成13年3月28日

              豊橋市議会

衆議院議長 +

参議院議長 |

内閣総理大臣|あて

総務大臣  |

厚生労働大臣+



議案会第4号

  鉄道線路及び駅舎構内における安全対策の強化を求める意見書

 去る1月26日にJR山手線新大久保駅で、線路に落ちた人を助けるために飛び込んだ2人も含め、3人全員が電車にひかれて死亡した事故は、内外に沈痛とともに、大きな衝撃を与えたところであります。

 この事件において、見ず知らずの人のために、危険を顧みず飛び込んだ韓国の若い友人ら、この2人に対し、内外から多くの賞賛が寄せられていますが、改めて線路やプラットホーム等の駅構内における安全対策を早急に考える必要があります。

 近年、一部の駅舎等において、バリアフリー等の身体障害者や高齢者等のための安全対策が講じられつつあるものの、多くの駅舎等においてはまだまだ不十分です。特に視覚障害者用の点字ブロックや手すり等が未整備であるとともに、線路内においては、転落検知マットや転落等、万が一の場合に避難場所が不備であるなど、安全対策に多くの問題点があります。

 「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」が制定され、今後駅舎内や駅周辺のバリアフリー対策が漸次実施されていくこととなっているが、あわせて線路、プラットホーム及び駅構内における安全対策の強化を図る必要があります。

 よって、国におかれましては、今後こうした事故の再発を防ぐためにも、各鉄道経営者に対し、線路内及び駅構内の安全対策の総点検を行わせるとともに、できるだけ速やかに対策を講ずるよう求めていくことを強く要望します。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成13年3月28日

              豊橋市議会

衆議院議長 +

参議院議長 |

内閣総理大臣|あて

総務大臣  |

国土交通大臣+



議案会第5号

  食品の安全性確保の強化を求める意見書

 適正な栄養の摂取とともに、食品の安全性の確保は、国民の健康にとっても極めて重要な課題です。特に近年において、従来の農薬や化学肥料による食品汚染に加え、O−157や狂牛病の発生、ダイオキシンや環境ホルモンなどによる食品・環境汚染、あるいは遺伝子組み換え食品の登場、さらには大手食品メーカーのずさんな製品管理による大規模な食中毒事故の発生などの問題も加わり、国民の間から食品の安全性確保を求める声が一層強まっています。

 今日、遺伝子組み換え技術等の新しい技術を活用した食品の開発も、内外問わず行われ、かつ我が国においては海外からの輸入食品が急増しており、それらの食品の安全性確保に対する不安も、国民の間に広がっています。

 よって、国におかれましては、食品のより一層の安全性を確保するために、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。

           記

1 食品行政に国民の意見・要望を広く反映するためにパブリック・コメント(国民の意見申し出)制度の充実を図るとともに、食品行政への国民参加の充実を促進すること。

1 遺伝子組み換え食品やアレルギー原因食品の表示の義務づけを拡大するとともに、遺伝子組み換え等の技術による食品の長期にわたる安全性や環境に与える影響を調査研究し、安全確保対策に万全を期すこと。

1 農薬・動物用医薬品の残留基準の対象品目を拡大するとともに、食品添加物の指定制度の充実を図ること。

1 食品安全行政に関しての情報公開を一層進めるとともに、食品メーカーに対する抜き打ち調査等、チェック体制を強化すること。

1 昨年12月末に厚生労働省が発表した「食の安全推進アクションプラン」の着実な実施を図り、その結果を国民に公表すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成13年3月28日

              豊橋市議会

衆議院議長 +

参議院議長 |

内閣総理大臣|あて

総務大臣  |

厚生労働大臣+



議案会第6号

  福祉医療制度の完全復活を求める意見書

 愛知県は、福祉医療への補助金を昨年8月からカットしました。昨年12月定例県議会で福祉医療の一部負担金制度を平成13年度から当分の間凍結することを発表し、2月定例県議会に、補助金復活の予算を提案しました。

 しかし、市町村に対して補助金交付率を90%とすることや福祉医療制度の在り方を今後検討することなど、十分な内容ではありません。

 よって、愛知県におかれましては、福祉医療制度充実のために、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。

           記

1 平成13年度予算において、福祉医療制度・福祉給付金制度に対する補助金を平成12年8月以前と同様に完全復活すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成13年3月28日

              豊橋市議会

愛知県知事あて





○清水ひろひさ議長 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案については、会議規則第37条第2項の規定により提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより討論に入ります。討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決いたします。各案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、各案は原案のとおり可決されました。

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 ただいま市長から、議案第56号及び議案第57号の工事請負契約締結について、議案第58号及び議案第59号の物品購入契約締結について、議案第60号助役の選任について、議案第61号固定資産評価員の選任について並びに報告第2号専決処分の報告についての以上7件が提出されました。

 お諮りいたします。この際、各案を日程に追加し議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 初めに、議案第56号工事請負契約締結についてから、議案第59号物品購入契約締結についてまでの4件を一括議題といたします。

 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。財務部長。



◎加藤潤二財務部長 それでは、ただいま上程されました議案第56号、57号の工事請負契約締結、議案第58号、59号の物品購入契約締結につきまして御説明いたします。

 なお、これらの契約案件につきましては、今議会で補正予算の御先議をいただいたものでございます。

 それでは、追加議案の冊子の1ページをお願いいたします。議案第56号の工事請負契約の締結についてでございますが、上野町地内の高師小学校南校舎大規模改造工事の施行に関しまして、指名競争入札に付しましたところ落札者が決定いたしましたので、ここに記載の契約価格、請負人と契約を締結いたしたいとするものでございます。

 なお、議案参考資料が裏面2ページに記載してございますのでご覧いただきたいと思います。

 次に、3ページをお願いいたします。議案第57号の工事請負契約の締結についてでございますが、石巻本町地内の石巻中学校北校舎大規模改造工事の施行に関しまして、指名競争入札に付しましたところ落札者が決定いたしましたので、ここに記載の契約価格、請負人と契約を締結いたしたいとするものでございます。

 なお、議案参考資料が裏面4ページに記載してございますのでご覧いただきたいと思います。

 次に、5ページをお願いいたします。議案第58号の物品購入契約の締結についてでございますが、中消防署前芝出張所及び南消防署二川出張所に高規格救急自動車を配備するため、物品購入契約を締結いたしたいとするものでございます。数量は2台でございまして、以下、契約価格、購入先、契約方法につきましてはここに記載のとおりでございます。

 議案参考資料が裏面6ページに記載してございますのでご覧いただきたいと思います。

 次に、7ページをお願いいたします。議案第59号の物品購入契約の締結についてでございますが、中消防署に配置されておりますはしご付消防自動車の老朽化に伴う更新のため、はしご付消防自動車の物品購入契約を締結いたしたいとするものでございます。数量は1台でございます。以下、契約価格、購入先、契約方法につきましてはここに記載のとおりでございます。

 なお、議案参考資料が裏面8ページに記載してございますのでご覧いただきたいと思います。

 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。



○清水ひろひさ議長 これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので発言を許します。伊達 勲議員。



◆伊達勲議員 それでは、4件の契約締結議案について質疑させていただきたいと思います。

 最初に、議案第56号高師小学校大規模改造工事及び議案第57号石巻中学校大規模改造工事の工事請負契約についてであります。

 まず、それぞれの落札率、それから予定価格を上回った業者数、それから入札の最高率についてまず1点お聞かせください。

 2点目は、平成12年度の5月臨時議会におきまして、豊岡中学校の大規模改造工事と、それから平成11年度での新川小学校体育館工事における入札は、一般競争入札で入札を執行しました。しかし、今回の2件はいずれも指名競争入札で行われております。その理由についてお聞かせください。

 続いて、議案第58号高規格救急自動車2台の購入契約及び議案第59号はしご付消防自動車購入契約についてであります。

 これについても、それぞれの落札率、最高率、予定価格を超えた業者数を教えていただきたいと思います。

 2点目は、高規格救急自動車において2台を一括して購入されております。2台を一括購入された理由と、そのメリットについて教えていただきたいと思います。

 それから、3点目が、高規格救急自動車におきまして、分離発注してもよいと思われます装備、それから高度救命用資機材が一括発注されております。その理由とメリットについてお聞かせください。

 まず1回目、教えていただきたいと思います。



◎加藤潤二財務部長 それでは、初めに落札率等でございますが、まず高師小学校南校舎大規模改造工事の落札率でございますが、97.1%、それから予定価格を上回った業者数は12社中11社でございます。それから、入札の最高につきましては109.6%でございます。

 次に、石巻中学校北校舎の大規模改造工事の落札率でございますが、89.6%、予定価格を上回った業者数につきましては12社中1社でございます。入札の最高につきましては105.9%でございます。

 次に、今回、指名競争入札にした理由でございますが、この工事につきましては、3月の補正予算で御審議いただきました補助事業でございまして、補正予算成立後、入札までの日程の関係で指名競争で入札を行わせていただいたものでございます。

 次に、高規格救急自動車とはしご付消防自動車の購入関係でございますが、まず落札率でございますが、高規格救急自動車につきましては98.7%、最高率は110.6%です。予定価格を超えたものは1社でございました。

 それから、次にはしご付消防自動車の落札率でございますが、96.8%で、最高率は104.4%でございました。予定価格を超えたものは6社でございました。

 次に、2問目の2台一括購入する理由でございますが、取り扱い可能業者が3社と少数でありまして、また2台まとめて購入することによる経済性を考慮いたしまして、一括発注をしたものでございます。

 なお、3問目につきましては消防長の方から御答弁させていただきますので、よろしくお願いします。



◎太田敏明消防長 それでは、私から救命用の資機材一括発注の理由とメリットについて答弁させていただきます。救急車に載せますすべての資機材は、救急救命士が活動しやすいように配置をしたり、あるいは走行中の振動にも耐え得るように固定あるいは収納箱に適切におさめる必要がございます。そういう意味から一括発注をするわけでございますが、救急高度化に伴いまして、現在、積載機材は56品目に増材しております。そういう中で、限られた車内スペースに効率よくおさめるということが必要でございます。そんな意味から、資機材の形状と車体の構造双方をよく知った業者を選定する必要があるということから、一括発注をしているものでございます。

 また、高度救命用資機材につきましては、直接車に固定したり、あるいは配線工事をしたり、さらには配管工事が伴うものがございます。そういう面で、救急車内ではプラスチックで成形加工するというようなものもございますので、その成形の段階から資機材に合わせた加工が必要であるということになってまいりますので、同一業者に発注をしております。

 したがいまして、救急救命士の活動に合わせた使い勝手のよい救急車とすることができるという理由とメリットがあろうかと思います。

 以上であります。



◆伊達勲議員 最初に56号、57号の関係でありますが、それぞれの落札率それから予定価格を上回った業者数、最高率をまず第1点目、お聞かせ願ったわけなんですが、ちょっと今伺いますと、高師小学校の入札に当たっては、予定価格を超えたのが12社中11社、つまり落札業者だけが予定価格以内で入札の札を入れた。石巻中学校の方は、逆に予定価格を超えたのが1社だけ。11社が予定価格以内で、そして89.6%と、一定の競争性も反映されてきた。

 結果において、いろいろと見方もあろうかと思いますが、それは別にして、予定価格を上回ったのが高師小学校では12社中11社、そして、石巻中学校は12社中1社だけ。こう見た場合、予定価格の設定にどういう差異があったのか。同じような工事内容であるにもかかわらず、これだけの違いが出てくる。そうなった場合、高師中学校と石巻中学校においての予定価格の設定に何らかの問題があったのではないかというように私は感じるわけですね。この違いについてどのように分析されて、普通だと同じような工事内容は同じような傾向を示されても、また指名についてもそう普段と変わらない業者が指名されておりますので、特別、算定が業者によって違ってきたとなれば、設計金額の設定の段階、入札価格の設定の段階で何らかのもっと検討すべき行為があったのではないかというように思われるわけです。ちょっとそこを教えていただきたいということと、もう一つは、今年度の5月の臨時議会に提案された豊岡中学校の入札は一般競争であった。しかし、今回は指名競争であった。その理由はと伺ったら、3月補正後間もないので指名でさせていただきましたと。これでは理由にならないですね。

 今まで、一般競争入札ということで競争性の発揮だとか、あるいは参加の業者を多くして入札機会を多く与えるということで進めてきたんですね。何が何でもこの3月定例会の最終日に間に合わせるためにという前提に立っての指名競争入札。ただそれだけの理由なんですか。今までの一般競争入札、もちろん制限つきでありますが、一般競争入札をとってきたその在り方と方向転換なのか、たまたま時間的な問題で今回は特例中の特例で指名競争入札にされたのかどうか。この辺の理由を定かにしていただかないとわかりませんので、改めてお伺いしたいと思います。

 それから、高規格救急車とはしご車についてであります。はしご車の方はわかりますので、高規格についてであります。

 高規格についてでありますが、2台一括の購入の経済性、1台それぞれ購入契約を結ぶより2台一括にした方が経済的と、俗な言葉で言うとまけていただける率が多くなるだろうということで一般的に社会通念上は考えられますので、そのことと、資機材の関係はよくわかりました。

 ただし、入札に当たりまして、高規格救急車は3社を指名いたしました。1回の入札行為を行って、そしてそのうちの1社が98.7%を入れてこれが落札いたしました。そして、もう1社が110.6%で最高額を入れて、これら落札に失敗しました。ところがもう1社ですね、入札金額を入れないまま、直接、入札辞退をしますという入札札を入れられたというように伺っているんですね。この業者が1社あるわけです。もちろん、法的には、この入札辞退札を直接入れたからといってそれが法律違反だとか、あるいはペナルティを課さなければならない状況に当てはまっているというようにはならないわけなんですが、しかし、公平な入札を行っていく、つまり指名競争をしたということは、そこも入って公平な入札行為を3社でやってほしいと、市の意向がそこにあるにもかかわらず、1社が金額を入れないまま辞退いたしますと。こういう方法が横行したのでは、今後、公平な入札を行うのにはいささか疑問を持ってきます。

 1回目を高目入札、予定価格より上回った入札札を入れる。2回目を入れる。そして、どうしても予定価格より下の金額を入れる自信がないからということで辞退札を入れるということは、今までもよくあったケースだと思います。1回の入札行為で、その最初の段階で金額を入れずに、指名された業者が辞退をいたしますと。辞退するんだったら指名を受けた段階で辞退をすべきであって、入札のときに何の連絡もないまま直接入れるなんて、そういうことがまかり通ったのでは、私は納得ができません。今後の入札の在り方にもかかわると思いますので、その辞退札を入れられた理由を明確にしていくべきであると思いますが、どういうように伺い、そして今後の対処についてどういうようにされようとしているのかお伺いしておきます。



◎加藤潤二財務部長 まず、1点目の予定価格の設定に問題はなかったということでございますけれども、今回、入札回数それぞれ1回でありました。そういったことを見ましても、予定価格の設定は妥当であったのではないかというように考えております。

 それから、次のなぜ一般競争入札としなかったか、理由ということでございますが、先ほど申し上げましたものと合わせまして、一般競争入札の場合、見積り期間が、公告から入札までの期間はおおむね40日から50日間くらいの期間を必要とするために、今回そういったことで指名競争入札とさせていただいたものでございます。

 それから、次の58号の関係で、辞退でございますけれども、今回、納期までに納品できないという理由で辞退されているわけでございますけれども、入札指名通知につきましては、これは契約の申し込みの誘因といいましょうか、そういったものを前提としたものでございますので、これは双方、対等な立場での契約が基本ではないかというように考えておりますので、入札辞退というのも自由であってもいいのではないかと思います。

 それから、その辞退することによって今後、指名に不利益な取り扱いといったようなことも、これは対等な立場での契約が基本でございますので、そういったことをしてはならないというように考えております。

 以上でございます。



◆伊達勲議員 56・57号の関係なんですが、今回の入札は1回であって、1回であったから予定価格の設定は妥当だと。私は1回だからどうだとか、複数回数の入札行為が行われなかったからどうのこうの言っているのではないんです。予定価格に対して、同じような仕事の内容ですね、事業内容、工事内容であるにもかかわらず、予定価格を上回ったのが12社中11社のところと、12社中1社だけだった。しかも、それが98〜99%から102〜103%、このわずかの間でたまたまこうなったというんですが、10数%離れているわけですので、そういう点から見ても、予定価格の設定は、全く違う工事内容、契約内容であればそれはそういうこともありますねということになるんですが、同じ仕事内容で大体同じような学校校舎において、これだけ業者が違った見方をされたというわけですので、そういう点での予定価格の設定についてはもう少し精査していただくべきであろうというように思います。今後、もうちょっと具体的にこの要因といいますか、背景を調査研究していただくことを期待して終わります。

 それから、指名競争にされた理由は、一般競争では見積り期間は40日から50日かかるから、今度は指名競争にしたんだということなんですが、私はなぜこの議会にと。だったら通常どおり、例年どおりに一般競争入札を施行するということで、5月の臨時議会に提案されたってよかったのではないですか。あえてこの期間に持ってこなければならなかった、あえて指名競争をしなければならなかった、そうせざるを得ないんだと。その関係になると、例えば今回は緊急にどうしても春休みの段階から工事にかかっていくために、従来の方針は一般競争入札をやりながら、今回のケースは特別に指名競争にしたんだと答えれば、それはそれでわかるんです。今後は、こういう形で、たまたま3月の補正に出されて、そしてこの3月議会のさなかに契約締結議案まで持ってくるという短期間であったわけなんですが、今後ともこの種の工事関係は指名競争入札の方向でいくというように方向転換したという入札の在り方ですか。それとも今回は特別、ケース・バイ・ケースという答弁に恐らくなろうと思うんですが、今回今までと違った形でなぜ急いだんだ、なぜ指名にしたんだということでありますので、もう少し明確に答えていただきたいと思います。

 それから、58号の高規格自動車の辞退札を入れたものであります。理由が納期限までに納入できないからということなんですが、これについても、それは確かに伺いますと、3月14日に指名をして19日に入札を行うということで、わずか仕様書の見方でその見積りを出すのに5日しかない。これだけと。では他社の方は、簡単にこの5日間でぱっぱっとできるような、それで工事してどうのこうのと。もう少しそういう点での検討期間なり、そういうのがなければ、もう少し競争性の発揮には3社だけではなくてもうちょっとふやす。登録業者をふやすしかないわけですが、そういう方向なども検討して、競争性と同時に安全、安心な救急自動車を購入していくべきであろうと思うんですよ。

 指名を受けて、その入札の現場に来て初めて辞退しますという札を直接入れられたという行為が対等・平等であろうかと思いますが、しかし、それは気持ちいいものではなかろうと思うんですよ。そういう点では、きちんと業者の方へも指導とか在り方というのを検討していくべきであろうと思います。これも期待して終わります。

 1点だけお願いします。



◎加藤潤二財務部長 指名にした理由を明確にということでございますが、先ほど申し上げましたように、国の補正の関係もございまして、期間といったことから考えまして、今回については指名入札ということにさせていただいたものですので、御理解いただきたいと思います。



○清水ひろひさ議長 伊達議員、今の答弁でいいですか。

 これから指名にしていくのかどうかという聞き方をされたですね。再答弁を願います。今後、指名にしていくのかどうかということをお尋ねになっていますから、そういう側面から。財務部長。



◎加藤潤二財務部長 今後、こういうようにしていくのか、それとも今回特別かということでございますが、今回、先ほどからちょっと何度も言って恐縮でございますが、国のこういった2次補正にわたってやっていくということでございますので、今回、こういった特例的にやらせていただいているというものでございます。

 以上でございます。



◆伊達勲議員 56・57号関係の入札の一般競争入札から今回、指名競争入札をやったのは、国の2次補正がついてきて、年度内に執行ということもあって、特例として今回、指名競争ということで、一般競争入札から指名競争入札への方向転換ではないということを確認させていただいて、私の質疑を終わります。



○清水ひろひさ議長 以上で通告による質疑は終わりました。ほかに質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより討論に入ります。討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決いたします。各案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、各案は原案のとおり可決されました。

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 次に、議案第60号助役の選任についてを議題といたします。

 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。市長。



◎早川勝市長 ただいま上程されました第60号議案につきまして御説明をいたしたいと思いますので、追加議案つづりの9ページをお願いいたします。

 議案第60号助役の選任についてでございますが、寺本助役の退任に伴いまして、その後任として吉岡淳氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。

 次の10ページに吉岡氏の略歴を添付してございますが、昭和57年4月建設省に入省以来、国土整備行政に携わってこられております。その経験、知識、企画力を十分生かしていただけるものと確信をいたしております。

 以上、よろしくお願いいたします。



○清水ひろひさ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 これより討論に入ります。討論の通告がありますので発言を許します。伊達 勲議員。

      〔伊達 勲議員登壇〕



◆伊達勲議員 私は、日本共産党豊橋市議団を代表し、ただいま議題となっています議案第60号助役の選任について討論を行います。

 議案に対する態度は、残念ながら不同意であります。以下、その理由を述べます。

 第一に、今回の提案も、今までと同じ国土交通省、前の建設省から助役を迎えることには異論であります。市長は、国土交通省から迎える理由として、三河港の整備促進、伊勢湾口道路などの高規格道路の整備促進、設楽ダム建設推進を図るためと述べられております。これらの大規模開発、大型公共事業は、20世紀の中で環境破壊、税金の無駄遣いの事業として全面的に見直しをすべき事業であります。このことを反省せずに、あくまでも大規模開発、大型公共事業を推進するために、その推進する所管官庁から助役を迎えることには同意できません。ましてや3年サイクル人事であってはなりません。

 第二に、市長は現在、行財政改革の取り組みとして職員の削減と市民サービスの切り詰めを行っているところであります。いかに地方分権時代、中核市になったからといって、助役が2人いなければならない理由にはなりません。市民と職員に我慢を強いているときに、助役は1人で市政運営を行うべきであります。

 以上、不同意の理由といたします。



○清水ひろひさ議長 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより本案を起立により採決いたします。本案はこれに同意することに賛成の方の起立を求めます。

        〔賛成者起立〕



○清水ひろひさ議長 起立多数であります。したがって、本案はこれに同意することに決定いたしました。

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 次に、議案第61号固定資産評価員の選任についてを議題といたします。

 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。総務部長。



◎平松裕史総務部長 それでは、ただいま上程されました第61号議案につきまして御説明をしたいと思いますので、追加議案つづり11ページをお願いいたします。

 議案第61号固定資産評価員の選任についてでございますが、平成13年3月31日をもちまして退任されます三宅 斈さんの後任といたしまして、坂部道夫さんを新たにお願いいたしたく、議会の同意を求めるものでございます。

 なお、坂部さんの略歴につきましては、次のページに記載してございますので御参照いただきたいと思います。

 以上でございます。



○清水ひろひさ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。

 これより討論に入ります。討論はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。

 これより採決いたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、本案はこれに同意することに決定しました。

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 次に、報告第2号専決処分の報告についてを議題といたします。

 直ちに報告を求めます。財務部長。



◎加藤潤二財務部長 それでは、議案つづりの13ページをお願いいたします。

 報告第2号専決処分の報告についてでございます。地方自治法第180条第1項の規定に基づく昭和38年会第2号議決により、損害賠償の和解及び額の決定について専決処分したもので、同条第2項の規定により報告させていただくものでございます。

 内容でございますが、平成12年11月18日豊橋市西小鷹野二丁目1番1地先の市道上におきまして、相手方普通乗用自動車が道路面のひずみ等によって突出していたマンホールのふたに接触し、車両下部を損傷したものであります。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分したものであります。

 相手の方に対しましては多大な御迷惑をおかけしたことを深くおわびいたしますとともに、道路管理につきましては今後ともあらゆる機会を通じまして注意を喚起し、再発防止について一層の努力を払ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上で報告を終わります。



○清水ひろひさ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。

 これにて報告を終わります。

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 以上で本定例会に付議された事件の審議はすべて終了いたしました。

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 これにて平成13年3月豊橋市議会定例会を閉会いたします。

              午後2時55分閉会



 以上のとおり会議の次第を記録し、これを証するため署名する。

 豊橋市議会議長  清水ひろひさ

 豊橋市議会副議長 牧野鉄人

 豊橋市議会議員  梅村直子

 豊橋市議会議員  伊達 勲