議事ロックス -地方議会議事録検索-


愛知県 豊橋市

平成12年 12月 定例会 12月01日−01号




平成12年 12月 定例会 − 12月01日−01号







平成12年 12月 定例会



議事日程(第1号)

                       平成12年12月1日  午前10時開議

第1 議席の一部変更について

第2 会議録署名議員の指名

第3 会期の決定

第4 議会運営委員会委員の辞任について

第5 議会運営委員会委員の後任委員の選任について

第6 議案第111号 豊橋市基本構想について

第7 一般質問

   〔鈴木雅博議員〕………………………………………………………………9ページ

    1. 市政運営の基本姿勢について

   〔草野年彦議員〕………………………………………………………………16ぺージ

    1. 早川市政2期目スタートに当たって

   〔伊藤秀昭議員〕………………………………………………………………25ページ

    1. 21世紀初頭の市政運営を負託された2期目の早川市長の基本姿勢について

   〔伊達 勲議員〕………………………………………………………………33ページ

    1. 第4次豊橋市基本構想・基本計画案と市政運営の考え方について

   〔藤原孝夫議員〕………………………………………………………………40ページ

    1. 市長選挙を通して示した政治姿勢について

    2. 2期目を迎えた早川市政の諸課題について

本日の会議に付した事件

1 日程第1.議席の一部変更についてから日程第7.一般質問までの7件

2 基本構想特別委員会の設置

3 基本構想特別委員会委員の選任について

出席議員 40人

    1番  佐藤多一             2番  田中敏一

    3番  尾崎義明             4番  朝蔭芳治

    5番  丹羽洋章             6番  近田明久

    7番  鈴木義則             8番  宮澤佐知子

    9番  牧野英敏             10番  梅村直子

    11番  岩瀬 篤             12番  大橋正幸

    13番  大沢初男             14番  石倉健治

    15番  岩見征生             16番  村松千春

    17番  藤原孝夫             18番  岡本 泰

    19番  渡辺則子             20番  高柳大太郎

    21番  牧野鉄人             22番  鈴木道夫

    23番  市川健吾             24番  野末義正

    25番  北西義男             26番  山岡弘幸

    27番  伊藤秋男             28番  小田鍵三

    29番  伊達 勲             30番  鈴木雅博

    31番  清水ひろひさ             32番  夏目忠男

    33番  石黒 巌             34番  水鳥辰朗

    35番  原 基修             36番  小山晃一郎

    37番  伊藤秀昭             38番  菊池喜代子

    39番  草野年彦             40番  鈴木清博

欠席議員 なし

説明のため出席した者

    市長      早川 勝         助役      小出正司

    助役      寺本和子         収入役     坂部道夫

    総務部長    平松裕史         財務部長    加藤潤二

    企画部長    加藤三男         文化市民部長  前川文男

    福祉保健部長  田嶌紀六         環境部長    古関保治

    産業部長    河合孝之         建設部長    小林正己

                         市民病院

    都市計画部長  河井幸稔                 服部 達

                         事務局長

    水道局長    中村昭一         下水道局長   豊田修之

    消防長     太田敏明         教育長     地宗一郎

                         監査委員

    教育部長    市川勝太郎                加藤紀之

                         事務局長

    行政課長    堀内一孝         財政課長    宇野厚生

職務のため出席した者

    事務局長    金子一光         議事課長    四宮正恒

    庶務課長    山内充弘         議事課主幹   夏目好章

    議事課長補佐  塚田晴由         議事係長    寺山泰博

    調査係長    鈴木誠一郎

                午前10時開会



○清水ひろひさ議長 ただいまから平成12年12月豊橋市議会定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 これより日程に入ります。

 日程第1.議席の一部変更についてを議題といたします。

 お諮りいたします。議席の一部変更については、ただいま御着席のとおり変更したいと思います。これに御異議はありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 次に、日程第2.会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において牧野英敏議員及び鈴木雅博議員を指名いたします。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 次に、日程第3.会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から12月25日までの25日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 次に、日程第4.議会運営委員会委員の辞任についてを議題といたします。議会運営委員会委員の原 基修議員から、委員を辞任したい旨の申し出がありました。

 お諮りいたします。ただいまの願い出を許可することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 次に、日程第5.議会運営委員会委員の後任委員の選任についてを議題といたします。

 お諮りいたします。本委員会の後任の委員については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において藤原孝夫議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認めます。したがって、ただいまの指名のとおり、藤原孝夫議員を後任の委員とすることに決定いたしました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○清水ひろひさ議長 この際、議会運営委員会開催のため5分間休憩いたします。

              午前10時3分休憩

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

              午前10時8分再開



○清水ひろひさ議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 次に、日程第6.議案第111号豊橋市基本構想についてを議題といたします。

 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。市長。

      〔早川 勝市長登壇〕



◎早川勝市長 ただいま上程されました豊橋市基本構想についての提案説明に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。

 私は、今回、市長選挙におきまして、市民の皆様の温かい御支援をいただき、引き続き市長として21世紀初頭の豊橋のまちづくりを担当させていただくことになりました。市民の皆様方に深く感謝を申し上げますとともに、改めて37万市民の期待と信頼にこたえることができますよう全力を尽くして市政運営に邁進してまいりたいと考えております。

 私は、市長として1期4年間、二つの大きな目標に向かって市政運営に取り組んでまいりました。一つは、市政に対する市民の皆様の信頼回復であり、いま一つはこの豊橋を日本一住みよいまちにすることであります。信頼回復につきましては、市民の皆様との積極的な対話行政を進め、小さな声や遠くのつぶやきにも謙虚に耳を傾けるとともに、情報公開の推進にも意欲的に取り組むなど、市民に開かれた公正・透明な行政の推進に全力で取り組んでまいりました。また、日本一住みよいまちにしたいという私の願いにつきましては、この豊橋が活気にあふれ、市民の皆様が安心して暮らすことができますよう福祉、教育、環境、文化、国際化の推進など多くの事業を着実に実施するとともに、行政改革や健全財政の維持にも力を注いできたところでございます。そして、この4年間で取り組んでまいりました静かなる改革や諸事業をさらに次の4年間で発展、定着させ、この私の願いがやがて花を咲かせ、実を結ぶことができますよう全力を尽くし、市政運営を担ってまいりたいと考えております。

 来るべき21世紀は、社会経済全般にわたる変革の時代であると同時に、地方分権が時代の潮流となってまいります。地方の時代を迎え、地域の特色を生かしながら市民の望むまちづくりを進めるためには、みずからが地域経営を営んでいくという強い意欲と確かな方向性を持った行政運営が必要であります。そのためには時代の動きを見通す先見性とともに、変化に的確に対応する判断力や決断力を持ち、豊橋のあるべき姿に向けて具体的なビジョンを掲げ、市政運営のかじ取りを担っていかなければならないと考えております。

 長期的な視点から本市の進むべき道筋を明らかにし、市民のだれもが生き生きと生活を楽しみ、安心して笑顔で暮らすことができますよう、この豊橋を日本一住みよいまちへと発展させてまいる所存であります。今後とも議員各位の温かい御助言となお一層の御支援をお願い申し上げます。

 引き続きまして、豊橋市基本構想についての基本的な考え方について御説明申し上げます。

 本市の基本構想は、昭和45年の「風格ある豊橋」を目指した第1次の基本構想に始まり、今回が第4次の基本構想となります。この間、昭和54年の「豊かで住みよい豊橋」を基本指針とする第2次基本構想、そして平成元年に策定し、本年度が最終年度となります「豊かで住みよい緑と人のまち豊橋」を将来都市像とする第3次基本構想と、市民と行政が一体となったまちづくりを推進してまいりました。

 こうしたまちづくりをさらに着実なものにするとともに、21世紀の初頭において予想される大きな変革の流れの中で、本市行政の基本的な方向性を明らかにさせていただきましたのが、今回の第4次基本構想であります。

 平成元年度に策定いたしました第3次基本構想は、同構想がまとめられた直後にバブル経済の崩壊が我が国を襲い、そしてその後、現在に至るまで10年余にわたり引き続いている厳しい経済状況の中で、その施策の実現が求められてまいりました。平成6年度には一定の見直しを行う中で、10大プロジェクトを中心とした施策展開を目指してまいったところでありますが、予想を超えた経済的な苦境の中におきましても、市民の皆様の御理解のもと、一定の成果を上げることができました。

 さて、21世紀を目前に、我が国の社会は70年代、80年代の高度成長経済社会から、その社会構造やそれを支える考え方を含め根本から変わりつつあります。そして、私たちは21世紀に向けた新たな時代の第一歩を踏み出そうとしています。今回の基本構想は、豊橋市民にとって新しい航海に船出するときのように、進むべき海路をしっかりと見据えておくという大変重要な役割を持っております。

 今回の基本構想の策定に当たりましては、あらかじめ20年間を展望した21世紀ビジョンの策定を行うなど、準備段階も含め足掛け5年をその作業に費やしてまいりました。またこの間、公募制を取り入れた市民懇談会の設置やインターネットを利用した市民意見の公募など、あらゆる機会を通じ市民の方々の声を伺ってまいりました。

 一方、地方分権の流れの中で、平成11年4月には中核市の指定を受け、東三河のリーダー都市としての責務もより重くなり、東三河各市町村においても豊川を軸とした流域圏としての意識がより強まるなど、広域行政の展開における本市をめぐる環境も大きく変わりつつあります。

 こうした21世紀への展望と中核市としての自覚をもとに今回提案させていただきましたのが、平成22年度(西暦2010年度)を目標年次とし、将来人口を38万6,000人と想定した上で40万人規模のまちづくりを目指す第4次基本構想であります。「ともに生きるまち」を基本理念とし、その理念のもとに「笑顔がつなぐ緑と人のまち・豊橋」を将来都市像とさせていただいております。いいまちとは、笑顔の市民がたくさん見られるまちであります。すべての施策をこの都市像の実現に向け収れんさせていくとともに、基本構想の目指す10年後には今よりもっと多くの笑顔の市民がいるまちにすべく努力してまいりたいと考えております。

 21世紀初頭には環境問題、情報化、高齢化、国際化が大潮流になると言われています。市民の価値観も、「ものに対する豊かさ」から「心に実感できる豊かさ」へと大きく転換しつつあります。こうした時代の大きな流れの中で、豊かさを実感できるまちの実現に向け、今回の基本構想におきましては三つのまちづくりの基本的方向を掲げさせていただきました。

 一つ、環境にやさしく暮らすまちづくり(環境文化都市)、二つ、いきいきと生活を楽しむまちづくり(ゆとり生活都市)、そして三つ、魅力と活力あふれるまちづくり(活力創造都市)であります。

 さらに、こうした考え方に基づきまして、魅力と活力あふれるまち以下、五つの大項目と10の中項目による施策の大綱を提案させていただいております。

 新しい時代の行政運営に向け、市民とのパートナーシップによるまちづくりがこれまで以上に大切になっています。また、計画の実現に当たりましては、国・県にも一層の協力を要請してまいりますとともに、一方においては、大きな地方分権の流れの中でさらなる権限や財源の移譲を求め、東三河地域の中心都市として名実ともに備わった中核市を目指してまいりたいと考えております。

 基本構想につきましては以上の考え方により提案しておりますが、参考資料として、基本構想における将来都市像の実現に向けた総合的な施策を推進するため、現行基本構想・基本計画の構成と同様の考え方に立ち、施策の大綱に沿う基本計画を提出させていただいております。

 以下、具体的内容や詳細につきましては、議事の進行に伴いまして関係部課長より逐次説明させますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○清水ひろひさ議長 次に、日程第7.一般質問を行います。本日は代表質問を行います。順次質問を許します。初めに、鈴木雅博議員。

      〔鈴木雅博議員登壇〕



◆鈴木雅博議員 おはようございます。

 20世紀も残すところわずか1か月となり、21世紀のカウントダウンが始まっていますが、私は21世紀の豊かで住みよい豊橋づくりの橋渡しのために、議長のお許しを得て、自由民主党清志会を代表して20世紀最後の代表質問を行います。

 さきに通告をさせていただきました質問内容はただ1点、21世紀初頭の豊橋市政を運営される基本姿勢についてであります。

 早川市長は、このほど市民の信頼を得て再選を果たされ、2期目のスタートを切られたわけであります。さきに発表された国の資料によりますと、我が国経済は昨年春ごろを底に、緩やかながらも改善しつつある。また、今年の4月から6月期の国民所得統計速報によれば、実質経済成長率は年率4.2%に達し、また、企業収益は前年を大きく上回ってきているとされ、経済を確実で自立的な回復軌道に乗せるため、さらに政府は日本新生のための新発展政策を決定し、強力な推進を図ることを打ち出しています。しかし、私たちの身の回りでは依然として厳しさが続き、生活の実態としての上向きは実感として感じられないところであります。逆に、経済のグローバル化の進展で、生産拠点の海外移転、海外投資の増加、国内企業の取引系列の崩壊などの影響で、私たちのような地方での景気の厳しさはこれからが正念場の季節を迎えると認識しているところであります。

 中央の景気が立ち直るころ地方の景気は非常に厳しくなると言われるように、私たちのこの地方にも、経済活動の中にも、ひいては私たちの日常生活にもこれからさらに厳しい荒波がやってくると思っています。このように私たちを取り巻く厳しい環境やこれまでの積み残された課題を考えると、豊橋市政にとって進むべき道は決して平坦なものではないと認識しているところであります。

 そこで、厳しい環境を乗り切るとともに、課題を整理し、問題点を解決し、これからの豊橋のまちをさらに住みよくするために、そして、私たちの子孫がこの豊橋を胸を張って引き継げるようにするために、さらには、まさしく指呼の間に迫った21世紀を夢のある世紀にするためのスタートにするため、早川市長にはぜひとも積極的な市政のかじ取りを期待するところであります。

 市民の皆さんも御承知のとおり、今回の市長選挙前後を含めていろんな発言や公表された事柄が新聞記事などで紹介、報道されていました。早川市長の選挙公約は、第4次基本構想・基本計画そのものと言われ、具体的には子どもの交流・体験拠点づくりと中心市街地の活性化、福祉・保健の総合拠点づくりとネットワーク化、新焼却炉の余熱利用施設とエコビレッジ構想の具体化、豊橋らしさを教える教育環境の整備、三河港の国際自動車港の機能とインフラの充実、東三河・三遠南信・国際都市間の広域交流の推進、行政評価システム・PFI導入などによる新しい行政改革、2006年の市制100周年事業の具体化、東三河市を目指した合併問題の取り組みなどが選挙に絡む作成チラシに掲載されていると報道されました。また、1期目と違い、多くの箱ものの建設が基本構想・基本計画案の中に盛り込まれていることは承知しているところであります。

 市民に約束されましたこれらの多くの公約について改めて確認させていただくとともに、4年間の任期中に積極的に実行に移されることを期待するところであります。

 そこで、 (1)といたしまして、以上申し上げたような多くの市民に向けた約束を確実に推進することとあわせて、前期4年間の市政を担当されて、国政との違い、国会のような議員内閣制と地方の首長のような大統領制での運営の仕方の違い、国と地方の違いなど、これからの地方自治体のあるべき姿について十分感じておられるところが多いと思います。そうしたことをもとに、1期目と比較して異なる理念、職員の先頭に立っての旗振り方などを含め、これからの4年間、市政をどのように運営されるのか、かじを取られるお考えなのか、市政運営に当たっての基本理念をお伺いします。

  (2)番目といたしまして、多くの市民の皆さんと接し、受け止めた市民ニーズには具体的にどのように対応するのかでありますが、 (1)で申し上げた事柄以外に最近になって追加して報道された事柄として、この4年間に三河港の特定重要港湾への昇格、2番としまして農業大学の設置、3番といたしまして学校評議員制の導入を行うと市民に約束したと報道されていますが、これらにつきましては市民と接する中で打ち出されたものと理解しているところでありますが、これらを含めて多くの市民の皆さんと接し、受け止めた市民ニーズにはどのようものがあり、それらにどのように対応されるのか、実現するに当たっての考え方、プロセスをお伺いさせていただきます。

  (3)番目といたしまして、広域行政推進に取り組む基本的な考え方についてお伺いします。

 御承知のように、宝飯4町と豊川市の合併に向けた動きが出てきています。市民グループが住民投票に向けた取り組みを本格化しています。既に御承知のように、穂の国青年会議所が中心になって宝飯豊川合併協議会の設立を望む会が発足しました。住民、議会、行政、財界などが一体となって合併協議会を設立するため、住民への啓発活動や市・町への働きかけを行っています。こうした動きは関係自治体が発行する広報紙で関係する区域、手続きを含め大きく取り上げられているところであります。

 こうした動きを見据えながら、選挙公約または選挙を通じて発言されていた東三河市構想、東三河1市とはどのようなもので、それの関係市町とともにどのように実現していこうとする考えか。近隣市町の合併に向けた動きに影響を与えようとされているのか、考え方を伺います。

 また、広域行政を推進するため、市長の考え方、また現在考えられる問題点について伺います。

  (4)番目といたしまして、行政改革について

 総合的な総合行政いわゆる行政改革の取り組みについてであります。これまでの行政改革については、職員の皆さんの努力により一定の成果をおさめられていることを評価するところであります。しかし、私なりに内容を分析してみますと、これまで実行に移された行政改革につきましては、職員の努力の範疇で解決できたものがほとんどであると思うところであります。しかし、相変わらず市民の皆さんからの辛口の評判を耳にします。例えば、時代は変わっても役所は何十年も前から同じ発想、同じ仕事の仕方、非効率的な仕事の進め方をしているのかとも言われています。職員の皆さんが一生懸命努力してきても、相変わらずの評判をいただいています。

 そこで、今後の行政改革は第二段階、つまり職員の努力では限界の見えてくる難しい根本的な行政改革に取り組まなければ、真の行政改革にはなり得ないと思うところであります。市民とともに歩みができる市政が推進できるように、まさに行政改革の正念場という感じさえしているところであります。そこに首長としてのリーダーシップが問われるところだと考えているところであります。

 そこで、行政の簡素化、職員の削減、民間活力の活用、中でも直営で行うよりも半分の経費で行うことができるとも言われています給食業務、清掃業務などを民間に委託し、民間委託を拡大すべきという市民の意見にどのように対応する考えか。このように職員ではできない部分の行政改革についてどのように取り組まれる考えかお伺いいたしたいと思います。

 また、行政事務の効率化として、市長当選以降に電子市役所に向けた取り組みを行うと表明されていますが、電子市役所とはどのようなものなのか伺いたいと思います。豊橋市のIT化は近隣の蒲郡市、浜松市などの自治体と比べてもかなり遅れています。国のほとんどすべての機関で、ほかの自治体に比べて遅れています。このことについては十分承知のことと思います。仕事の進め方で民間に遅れないように民間のよいところを取り入れるような、小手先の改革ではなく、市民、民間と同じように積極的な改革に努力されるべきでありますが、この4年間でどのような改革をされるのか。考え方、進め方を含め行政改革に対する取り組みを伺います。

 以上、行政改革については、これまでのような職員の努力では限界がある行政改革、つまり第二段階の根本的な行政改革に取り組むべきだと思います。また、給食業務、清掃業務などの主要部分についても民間に委託する考えはおありになるのか。それぞれ認識と対応についてお伺いいたします。

 電子市役所づくりを目指すところでありますが、私はパソコンはあくまでもツール、道具であると思っています。どのような電子市役所づくりを目指し、行政事務の改革につなげるのか、基本的な考え方をお伺いします。

  (5)番目といたしまして、中心市街地の活性化についてでありますが、これまでの議論を整理しながら質問をさせていただきたいと思っています。

 まず、中心市街地の活性化そもそも論で見てきますと、まちとは何かというと、三つの要素があると思っています。第1点は、まちに住む人と来る人、両方がいるということです。2点目は、まちは入れ物、器ということです。3点目は、関係者が入れ替わっていくにもかかわらず、文化や気風やブランドといったものが抽象的に存在するということです。この3点が私はまちだと思っています。そして、このまちの中が空洞化しているということがよく言われます。現実にまちに住む人が減っています。どの都市も過去20年間で大体3割から4割人口が減っています。さらに、まちに来る人も減っています。公共施設についても、拡張したり再建築したりする際に郊外に移る例もあります。結果的にまちが器としての機能を失い、そうなると、そこに関係している人がいつも同じ顔ぶれになり、まちとして、器としての文化、気風、ブランドはもはやなくなってくるという状況になります。

 こうした空洞化の根本原因について改めて整理しますと、1点目は、店は中心市街地、住まいは郊外という風潮がありはしないということです。したがって、郊外型ショッピングセンターができたのは、中心市街地空洞化のきっかけであっても、原因だと決めつけるわけにはいかないと思っています。2点目は、まちなかでの営業活動が一般的に旧態依然であり、その結果、需要と供給がマッチしないという現象です。こうした要素が複合して空洞化になっているのではないかと考えています。

 したがって、例えば土地が高いという根本原因に目をつぶって郊外開発だけを規制しても、経済活動の基本から新しい機能はなかなか入ってこないのではないかと思っています。やはりここで目指すべきものは、郊外と市街地がお互いに器としての機能を分け、その結果として市街地と郊外と両方をTPOに応じて選べる地域というものができると思っています。欧米と違うのは、日本では中心街の方が器としての機能をなくしてしまい、本来中心市街地にあるべきものまで郊外に出ていってしまったと思うところであります。

 一般的に空洞化対策の処方せんは、売れるもの、売れないものなどの需要と供給をきちっと把握すべきだ。根本原因にきちっとした対策を立てずにいるのではないか。歩行動線とアクセス動線を把握すべきなどが言われておりますが、こうしたことも勘案しながら本市の中心市街地の活性化を考えるとき、もう一度原点に返って、小手先のことでなく、目先のことでなく、基本的なところを十二分に分析、検討して、中心市街地の活性化についてのコンセプトをきちっと立てて、あるべき方向にかじ取りをするのが行政の役割ではないかと考えるところであります。

 そうしたことを踏まえながら、中心市街地の活性化に向けての基本的な認識と対応をお伺いしたいと思います。

 まずは中心市街地が空洞化した原因は何か。イメージ的な分析ではなく、現況分析と統計に基づき、何が中心市街地空洞化の原因であるか、十分把握されておられることと思います。こうした原因分析のもとに、選挙の際に議論となった市民病院跡地でのこども関連施設建設についてでありますが、建設に当たっては中心市街地活性化と関連性を持たせて、中心市街地活性化を重視したものとなるのかどうかお伺いしたいと思います。

 市内の郊外にある商店街からなぜ豊橋駅周辺の市街地の活性化のためだけに集中的に市の税金を資本投下するのかという小さな疑問の声が寄せられています。私自身、中心部に一定の公共施設を整備することは、市内の交通体系からしても、パーソントリップから見ても活性化に効果的なものと思っておりますが、中心市街地で整備する公共施設としてまず要るものはどのようなものがあるのか、認識と整備への対応の基本的な考え方についてお伺いいたします。

 以上で私の第1問といたします。



◎早川勝市長 鈴木議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず、最初の市政運営の基本理念についてでございます。

 21世紀は参加、責任、連携の社会となり、ボランティアの社会、情報通信技術を利用したネットワーク化の社会になってまいります。また、行政の面では地方分権の社会というより、地方主体の社会へと移ってまいります。そして、地域の特性を生かし、地域が目指すまちづくりを進めるために、自主性と自立が求められる厳しい時代を迎えるわけでございます。そういたしますと、市政運営に当たっての基本姿勢といたしましては、やはり市民の目線に立った行政施策の推進が必要不可欠になってまいります。「主役は市民、行政は対話、市政はガラス張り」と申してまいりましたが、小さな声にも耳を傾け、より広く、より多くの人々と対話し、意見を聞くとともに、市民、事業者、行政とがそれぞれ知恵を出し合いながら、協働、協調、協創のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

 そして、今後、次期基本構想・基本計画に基づきまして、各分野における行政サービスの充実に努め、すべての人々が健康で明るく暮らせる生き生きとした豊橋をつくり上げるため全力を尽くし、市政運営を担ってまいりたいと考えております。

 次に、 (2)番目の市民ニーズへの対応につきましてお答えをいたします。

 大きな時代変革を地方行政としてしっかりと受け止めていくというスタンスに立ちまして、第4次基本構想の策定に職員とともに取り組んでまいりました。今回の選挙戦を通じて直接多くの市民の方々と接触をする中で、厳しい時代の変化に身をさらしている市民の方々のたくましくまた生き生きとした声を聞かせていただきました。このことは、この4年間の行政を振り返りまして新しい心構えで次の4年間に向かうという意味において、大変貴重な経験をさせていただきました。

 特に今後における豊橋の大きな産業基盤であるとともに、ドイツはもとより国内においても注目を浴び始めております世界のゲートウエーとしての三河港の存在につきましては、産業界からの強い期待の声と、顔のないと言われる豊橋にもやっと顔ができつつあるという、プライドを持った市民からの強い声が寄せられたわけでございます。こうした声にこたえていくために、さらなる三河港の充実を図っていく必要を感じたところでございます。そうした施策の実現の第一歩となるのが特定重要港湾の指定であります。みずからが先頭に立ちまして、ぜひ実現していきたいと考えております。

 また、農業日本一を続けている豊橋の農家の方々からは、そうした方々の思いを引き継ぐ後継者の問題について、切実な気持ちを各所で訴えられたわけでございます。かねてより豊橋・渥美という日本一・二の農業地帯にこそ、農業の新しい技術やノウハウを持った研究・教育機関が必要だという政治家としての考えを温めてきたところでございまして、こうした農家の人たちの声にこたえるべく、将来ぜひ実現を図っていきたい構想として語らせていただいた大学等の問題がございます。実現までには乗り越えるべき多くの課題があることは十分承知をしていますが、当面は私がこれまで築いてきた多くのつながりを通じ、実現に向けた調整に力を注いでいきたいと考えております。可能性が見えた時点で基本計画の一つとして取り入れていければと考えております。

 こうした声とはまた別でございますが、変化の激しい社会の中で、子どもたちを取り巻く環境と、その子どもたちを必死に守り育てようとする親たちの切実な声を耳にいたしました。時代の変化に合わせ、学校も先生も変わろうといたしております。子どもを持つ両親や地域の人たちも変わろうといたしております。こうした両者の思いをつなげる場、すなわち学校評議員制こそが求められているとの考えを強くしたところでございます。機関相互の総合調整の立場から、制度の実現に向け教育委員会に対しましてもそうした思いを伝えていきたいと考えております。

 続きまして、 (3)番目の広域行政推進に取り組む考え方についてお答えをいたします。

 私たちの日常生活、経済活動は、交通・通信手段等の発展によりましてますます広域化し、地方分権の推進に伴い自己決定、自己責任が拡大をし、それぞれ自主的、主体的な判断のもとで行政の役割や責任が求められるとともに、非常に厳しい財政状況のもと、より一層の効率的な行財政運営が求められるようになってまいりました。

 このような状況の中で、1市3町による豊橋渥美広域市町村圏、東三河19市町村による東三河地方拠点都市地域、さらに愛知県、静岡県、長野県の59市町村による三遠南信地域といった重層的、広域的な連携を行ってまいりましたが、今後はますます広域的なニーズの増大及び区域の広域化が進む中、地域連携による環境活動の推進及び広域的な基盤整備の促進が求められてまいります。これらに対応する手段といたしまして、連携の強化はもちろん、職員の派遣、事務の委託、協議会、広域連合、合併等が考えられますが、それぞれの行政課題に最適な手法をとっていきたいと考えております。

 また、合併の問題につきましては、住民意識の醸成が必要不可欠であり、また、長期的な課題であると考えております。三河市というのは東三河の中核市として、東三河は一つであるという気持ちから、水問題を含め上流地域と下流地域が一体となって広域的な行政を行っていくことが大切であると考えております。

 次に、 (4)番目の行政改革につきましてお答えをいたします。

 現在、平成8年度から12年度までの5か年の計画で積極的に取り組んでいるところでございまして、大きな成果を上げてきているものと認識をいたしております。しかしながら、この間にも社会経済環境は変化し、行政需要もますます多様化してきておりまして、今後も時代を見据えてさらなる改革に取り組んでいかなければならないと考えているところでございます。

 本市におきましては、今年度から全国の自治体に先駆けまして行政事務を全般にわたり市民の視点から見直し、行政経営の質的な向上と継続的な改革を図る行政評価システムの構築に取り組んだところでございます。また、委託化の推進につきましては、これまでも積極的に取り組んできたところでございますが、今後におきましても行政責任の確保を図りつつ、効率的な行政運営に向けて積極的に推進してまいりたいと考えております。IT化につきましても、行政情報管理システムの構築に向けた取り組みを始めたところでございますが、市民が情報化の便益を享受できるよう多様な分野での推進を図ってまいりたいと考えております。こうしたさまざまな取り組みを通しまして、今後、新しい時代の行政改革に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 最後に、中心市街地の活性化についてでございます。中心市街地の空洞化は、都市全体の活力喪失につながるだけでなく、固有の都市文化を失うことも意味いたします。私たちのまちが活力を持って新しい時代を切り拓くためには、にぎわいと魅力あふれる中心市街地が必要であると考えております。中心市街地の活性化には、商業・業務機能や娯楽・文化機能などを中心としたさまざまな都市機能の集積と拠点性の高まりが必要でございます。今回の基本計画では、行政が整えるべき機能として、総合文化学習センターやこども関連施設等の建設を位置づけており、交流促進に大いに寄与するものと考えております。中心市街地の活性化は、商業の活性化や都心居住の推進など、事業者や住民と一体となって総合的に推進していくことが何よりも重要であると認識をいたしております。

 以上でございます。



◆鈴木雅博議員 それぞれお答えをいただいたわけでございますけれども、2問目に入らせていただきたいと思います。

 まず初めに、 (1)番、市政運営の基本理念についてであります。「主役は市民、行政は対話、市政はガラス張り」との答弁でありました。そこでお伺いしたいのは、1回目の質問で申し上げましたが、選挙公約として非常に多くの事業を実行すると約束され、この中に多くの箱ものの建設が盛り込まれております。しかし、問題なのは厳しい財政状況の中であるにもかかわらず、多くの事業を実施するための財政的な視点についての考え方が示されておりません。限られた収入の中で大丈夫なのだろうかという疑問を感じるところであります。それぞれの事業の質を低くすれば実行できるというのでは困ります。この点についての考え方をお伺いしたいと思います。

 3点についてお答えをいただいたわけですけれども、特定重要港湾問題でございますけれども、この4年間に市長は昇格をされると言われておりますけれども、県から国への要望事項の中でそういった要望は確かに出ておりますけれども、そのことは長期的課題となっているわけです。そういった要望が出ているわけです。私もきのう、その資料を見させていただきました。そういったことで、大丈夫なのかなと思いますが、認識と対応についてお伺いしたいと思います。

 農業大学問題ですが、清水議長が清志会の会長時代の3期目の代表質問の中で、農業粗生産額日本一の豊橋の農業を守るため、研究機関的なものを市長に提案した事実があります。そういうことを勘案し基本構想・基本計画に取り入れたのなら理解いたすわけですが、唐突に農業大学問題が出てきたのでは理解できません。早川市長は考えを温めてきたとのことですが、そのようなことは一度も聞いておりません。どうして急に基本構想にない農業大学問題を取り上げられたのか、真意をお伺いしたいと思います。

 次に、 (3)点目でございますけれども、東三河市構想、東三河1市についてであります。

 三河市とは東三河の一つということをあらわしたものとお答えをいただきましたが、三河には岡崎、豊田を含む西三河があり、そして私ども豊橋を含むのが東三河であるというような理解をしておりましたが、選挙公約として報道されました東三河市を目指した合併問題の取り組みについてお伺いさせていただきます。

 東三河1市構想の推進を議論する前に、現在、宝飯郡4町と豊川市の合併の動きに加速がかかっていると側聞していますが、その動きに合わせて私自身危惧している問題として、宝飯郡4町と豊川市の合併の動きに加わっていない蒲郡市はどうなるのかなという思いがあります。東三河で蒲郡市の行方が気になるところであります。東三河のリーダー都市として、今回の選挙を通して近隣市町の豊橋市長のリーダーシップに期待するコメントが寄せられていましたが、近隣市町から頼りにされているリーダー都市のトップとして、宝飯郡4町と豊川市の合併の動きと蒲郡市について、どのように対応されようとしているのかお伺いしたいと思います。

 次に、 (4)番目の行政改革につきましては、全国的に先駆けた取り組み、時代を見据えた取り組み、新しい時代の行政改革などという答弁でありました。今回は私に与えられた時間の制約もありますので、ただ1点、IT化の推進いわゆる電子市役所づくりに向けた取り組みについて伺いたいと思います。

 私は導入が予定されていますパソコンはあくまでもツール、道具であると思っています。どのような電子市役所づくりを目指し、行政事務の改革につなげていく考えがあるのかを伺いたいと思います。

 次に、中心市街地活性化についてでありますが、中心市街地の空洞化原因につきまして、イメージ的な分析でなく、詳細な現状分析と統計に基づく科学的分析を含めて、改めて実施することを検討してはとの提言を行いながら1問目の質問をさせていただきました。

 そこで、2問目といたしまして、市民病院跡地でのこども関連施設は、中心市街地活性化を重視したものなのかお伺いしたいと思います。

 また、さまざまな都市機能を集積等の答弁がありましたが、豊橋駅周辺にはどのような都市機能を整備していくことがふさわしいか、改めて今後の整備の基本的な在り方についてお伺いしたいと思います。



◎早川勝市長 鈴木議員の2回目の御質問にお答えを申し上げます。

 最初は、財政の裏づけの問題でございます。次期基本構想の中でもお示しをしてありますように、今後の健全な財政運営を堅持することを基本にしながら、予定をいたしております事業の確実な実施を保証する観点から、財政的な裏づけとなる財政計画を策定しているところでございます。とは言いましても、今後の景気の動向を踏まえますと、今後とも厳しい財政運営が見込まれますので、建設事業の推進に当たりましては、国・県の補助金の確保あるいは後年度負担を考慮いたしました地方債の計画的な活用、あるいは財政調整基金などの効率的な運用、活用等を図るなどいたしまして、財源確保に努めてまいります。

 また、事業の手法についても、民間資金を活用するPFIの導入など積極的に検討しながら、事業内容の質を十分に確保した上での事業実施に努めてまいりたいと考えております。

 次に、特定重要港湾の問題でございますが、通常、これまでは大体10年ぐらいかかるだろうと一般に言われているわけでございますが、世の中一般がスピードの時代と言われる一般的な風潮の中で、従来型の発想で10年をかけようということは、今の21世紀の、また港の指定のありようにつきましても時間が長過ぎるというのが私の考え方でございまして、短縮、早期ということで最大限の努力をしてまいりたいと私は考えております。

 それから、農業大学の問題、今年の3月の質疑の中でもございましたが、温めるという問題は、実は市長になった当初から、渥美の首長さんたちといろんな機会で懇談する時間がございました。そういった中で、これだけ豊かな農業地帯でありながら研究機関、国も県もございますけれども、学校と言いますと渥美の農業高校でございまして、やはり必要ではないのかなということを話し合いの中で交わしたことがございます。そういった意味でございまして、私の気持ちの中では、先ほどもちょっと触れましたけれども、唐突ということは考えておりません。

 問題は、どういう形でつくるかというのは、今、プログラムの中でこうだということが、まだそこまで行っておりませんので、長期計画として、長期というと大体10年を超えるというのが私の認識でございまして、そういった意味で基本構想の中では盛り込んで言及をさせていただいておりません。

 4点目になりますが、隣の市町での合併についての対応はというお尋ねだと思いますが、豊川市と宝飯郡4町との合併の問題につきましては、住民の発議による署名活動を既に開始したと伺っておりますが、この署名活動が順調にいけば、来年の21世紀のそれぞれの議会で協議会の設立等の問題が審議されるかなという思いで見ておりますし、注目をいたしております。

 また、蒲郡市の問題がございますが、合併の問題につきましては、とにかく何よりも当該地域の住民の皆さんの気持ちが最優先されるということは当然でございますので、これを強い関心を持って見守ってまいりたいと考えております。

 次に、電子市役所の問題についてのお尋ねにお答えいたします。

 電子市役所の情報基盤となります庁内のネットワーク化が構築されまして、職員の情報処理能力が向上していきますと、庁内の情報共有や情報流通が促進されていくと同時に、全国の自治体間との電子情報の相互利用も進みます。行政事務の効率化、簡素化が一層促進されてまいります。また、インターネットの活用によりまして、社会の情勢や動向の把握も容易となります。そしてまた、組織の意思決定が迅速化、スピード化されるなど、電子市役所の構築が推進されていくに従いまして、行政事務の改革に大きく寄与していくものと認識をいたしております。

 最後に、中心市街地の問題での再質問にお答えをいたします。

 基本構想における中心市街地活性化についての考え方は、基本的には平成12年3月作成の「豊橋文化を発信するにぎわい交流空間」を基本コンセプトとする中心市街地活性化基本計画に基づいております。御質問のありましたこども関連施設は、本計画の中において生涯学習施設や図書館、ホール、ギャラリーなど市民の文化交流を支えるさまざまな都市機能の一つとして想定させていただいておりまして、中心市街地活性化を推進するための重要な施設であると考えております。

 今後、豊橋駅周辺には商工会議所や地元商店街との連携の中で、中心市街地活性化基本計画に基づいた考え方を基本に、商業・業務機能や文化交流を中心とする公共機能を集約的に整備し、交流人口の拡大を図る中で中心市街地の活性化を推進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆鈴木雅博議員 もう私は再度質問はいたしませんけれども、最後に市長に申し上げたいことがあります。多くの議員と市長は腹を割って話されたことがありますか。私ども清志会といたしましても、幾度となく、再三再四、市長に「たまには遊びにきてくださいよ」ということを申し上げたわけです。それでも、「わかった、わかった」とその都度返事をしながら来ていただけなかったという事実があるわけです。もし来ていただいていたとしたならば、コミュニケーションづくりもできたのではないかと思っております。そうすれば、もっと気持ちがお互いに通じたのではないかなと思っております。私どもも市民の代表でありますので、ぜひともそういったことをお忘れなくお願いしたいと思います。

 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○清水ひろひさ議長 次に、草野年彦議員。

      〔草野年彦議員登壇〕



◆草野年彦議員 ただいま議長からお許しをいただきましたので、まちフォーラムを代表して早川市政2期目スタートに当たっての基本的姿勢について以下、通告順に質問をさせていただきます。

 さきの選挙戦におきまして、見事、豊橋市民の信任を受け、再び豊橋市政のかじ取り役として再選された早川市長に、まずもって敬意を表したいと思います。

 投票率50%を割ったということに対しましては若干、残念な気もいたしますけれども、ほぼ半分の市民に投票所に出かけていただき、その有効投票数の過半数の支持を得たという事実が示されました。このことは、早川市政のこれまでの4年間の経過と実績に及第点がつけられ、さらに21世紀初頭の本市のかじ取り役として早川市長の手腕に大いなる期待が寄せられたものと判断しているところでございます。

 市政は特定の声の大きな人のためだけにあるのではなく、小さな声に耳を傾ける公平さが必要という主張は多くの市民の共感を呼び、市民とともに歩む協働、協調、協創の精神が受け入れられたものであると拝察している次第でございます。

 また、一方で東三河19市町村の各首長さんから、東三河のリーダー都市豊橋としての早川市政に対する大いなる期待が寄せられたことも事実でございました。

 まず冒頭にこのことを申し上げ、どうか37万市民は言うに及ばず、東三河の各市町村の先頭に立って奮闘されんことを期待させていただくところでございます。

 さて、いよいよ早川市政の2期目がスタートいたしました。言うまでもありませんけれども、事実上、選挙戦での公約ともなりました第4次基本構想・基本計画を軸に、今後の豊橋市政が運営されていくわけでございます。そこで、既に明らかにされておりますこれら構想・計画を中心にしながら、一部中・長期的展望を持った早川構想案を示されておりますので、そのことも含めて以下、基本姿勢をお聞かせいただきたいと存じます。

  (1)番、私はさきの9月議会におきまして、早川市政の4年間の総括と今後の決意をお聞かせいただきましたけれども、その際、早川市長から基本構想・基本計画を進める上での基本的な考え方として、一つは市民参加の推進、二つ目に開かれた市政の推進、三つ目としまして効率的かつ効果的な行財政運営の推進の3点が示されました。選挙戦でのキャッチコピーの一つに、「市民参加市政へ第2章」というのがございました。そしてさらに、早川 勝の進める市政の基本姿勢として、先ほども披瀝がございました「主役は市民、行政は対話、市政はガラス張り」との主張がされてきたと思います。私は、第2章を進めるに当たってのこの基本認識を再確認させていただきたいわけでございます。どうかこの三つの基本姿勢の踏み込んだ見解をお聞かせいただきたいと思います。

  (2)番、同じく9月議会におきまして示されました個々の政策課題の中から、次の点の認識を深めたいと思いますので、それぞれの課題についてどのような考えのもとで進められていくのかお聞かせいただきたいと存じます。

 最初に、保健・福祉の拠点づくりについて

 次に、環境問題への対応の中で、特に環境にやさしい交通体系の構築についての部分をお聞かせいただきたいと思います。

 次に、国際化社会に対応する諸事業及び今後の友好・姉妹都市提携について

 次に、電子市役所について。先ほども若干のやりとりがありましたけれども、重ねてお伺いしたいわけでございます。

 次に、教育環境の整備及び子どもたちへのプレゼントについて。これはこども関連施設のことを指しているわけですけれども、この辺の認識を深めたいというように思います。

  (3)番、早川市長は、次世代社会のまちづくりの方向性として、未来を見据えた体力づくりという位置づけのもとの前期計画とあわせまして、新しい時代への対応として、中・長期を展望した夢を示しておりました。きょうはその中から以下の2点をお聞かせいただきたいと思います。

 先ほども質疑がありましたけれども、一つは三河市の関係、それからもう一つは農業大学、福祉大学の設立についてでございます。私なりの問題認識もありますので、引き続きお答えをいただきたいと思います。

 それから、最後ですけれども、厳しい選挙戦を戦ってまいりましたけれども、この選挙戦を通じて得た教訓点は何か、率直な感想をお聞かせいただければ幸いでございます。

 以上で私の第1回目の質問とさせていただきます。



◎早川勝市長 草野議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、第1のこれからの基本的な考え方でございますが、社会が複雑化し、市民ニーズも多様化する中で、これからの行政施策の推進に当たりましては、市民、事業者、行政の役割分担に基づいたパートナーシップによるまちづくりが重要になってまいります。

 こうしたことから、第1に、地域コミュニティやNPO、ボランティア活動への支援を通じ、行政への市民の参加を推進できる仕組みづくりが必要だと考えております。第2に、一方におきまして市民の行政への参加を求めていくためには、行政が今何を考え、何をしようとしているかを市民が知ることができる、そういった仕組みづくりが前提となります。こうした観点から、情報公開や積極的な広報・広聴活動によって市民に開かれた行政の推進を図っていくことがますます重要になってまいりました。第3に、また時代の変化に合わせた市民の要望にこたえる行政施策の展開のためには、行政のスリム化を図るための「行政効率」という視点に加えまして、質の高い行政サービスを提供し、市民の満足度を高めることが求められております。こうした観点から、行政評価等の導入によりまして、「行政効果」という側面から見た行財政運営の推進が必要になってまいります。

 今後、基本構想・基本計画の推進に当たりましては、こうした三つの視点を大切にして計画的な行政運営を図っていきたいと考えております。

 次に、保健・福祉の拠点づくりについてでございますが、だれもが安心と生きがいを感じながら生活し、長い人生を元気で楽しく過ごすことができるようなまちづくりを目指すために、保健・福祉相互の連携を図りながら、拠点施設の整備を図ってまいります。

 そこで、国立病院統合移転後の跡地においては、保健所・保健センターの建設にあわせ、障害児の早期発見や治療のため、診療、相談、訓練などを行う地域療育センターの建設を、また、桜ヶ岡分院の跡地には市民福祉の一層の向上を図ることを目的に、本市の福祉行政の中核となる新総合福祉センターの建設を計画いたしております。なお、新総合福祉センターには、手狭となった身体障害者総合福祉会館との機能分担を図るため、軽作業、機能訓練、言語訓練などの生活支援センター機能を位置づけていきたいと考えております。

 この保健・医療・福祉関連施設の総合的、一体的な整備を行うことにより、保健・福祉の拠点づくりの確立を図ってまいります。

 次に、環境にやさしい交通体系の構築についてでございます。私たちを取り巻く交通環境は、地球レベルで考えなければならない状況にあります。また、エネルギーの効率的な使用、排出ガスの削減などが重要視されまして、自動車交通に過度に依存しない都市交通施策が求められるようになってきております。

 そこで、本市の交通体系を考えた場合、道路網の整備、自動車利用の適正化、公共交通の利便性向上、交通結節点の整備、自転車・歩行者ネットワークの確立などの施策を講じることが必要であります。各種交通機関のバランスのとれた交通体系を確立し、利用者がその目的や必要性に応じて適切な交通機関を選択することによりまして、効率的で環境への負荷も少ない都市の実現が図られるものと考えております。

 なお、市民の通勤、通学、生活の足として、また高齢者や環境にもやさしい移動手段として公共交通機関の重要性が高まってきております。路面電車の一層の利用促進や郊外駅のパークアンドライド、サイクルアンドライド駐車場の整備については、できるだけ早い時期に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、国際化に関する御質問でございますが、国際化に向けた友好都市、姉妹都市との友好関係の樹立、中学生などの海外派遣、国際理解教育、留学生の交流など、国際社会にふさわしい人材の育成及び外国語版広報の発行や外国人相談など、在住外国人が安心して生活できる環境づくりの推進を図っているところでございます。

 特に学術、文化、教育など行政の国際化の推進を図るため、市内に在住する外国人の方の声を聞くことが必要であり、国際会議を開催し、外国人の住みやすいまちづくりの推進を図っていきたいと考えております。

 なお、友好・姉妹都市提携につきましては、現在、ドイツのブレーメン市から姉妹都市提携の話もあり、国際交流室を窓口に都市相互の交流の在り方やその進め方、また相手都市の実情把握に努めながら、関係諸団体などの理解と協力も得て、姉妹都市提携の実現に向けて交流の推進を一層深めてまいりたいと考えております。

 続きまして、電子市役所についてのお尋ねでございます。自治体において情報技術いわゆるITの活用を進めていくことの意義は、行政の簡素化や効率化及び透明性だけにとどめることなく、ネットワーク化のメリットを最大限に活用して、市民生活の視点から見た行政サービスの向上と市民の満足度を高めていくことだと考えております。そのためにも、紙による情報管理から情報通信ネットワークを駆使した電子的な情報管理へ移行させることによりまして、行政手続き等を電子化して、高度に情報化された自治体すなわち電子市役所の推進が重要な課題となっております。

 そこで、すべての市民が情報化の便益を享受できるような基盤づくり実現のために、多様な分野でITの活用を進め、総合的な情報推進施策の展開を図っていく所存でございます。

 教育問題は教育長の方からお答えいたします。

 次に、子どもたちへのプレゼントに関連してでございますが、こども関連施設につきましては、今後さまざまな形で各界各層の方々からいろいろな意見、提案をいただく中で、じっくりと内容を詰めていきたいと考えておりますが、現時点での整備方針、3点ございまして、一つは子どもを中心に人々が集まる文化交流施設であること、二つに、子どもはもとより世代を超えて楽しめる参加体験型の施設であること、3点目は、本市だけでなく広域的な利用が期待でき、中心市街地の活性化に貢献できる施設であることなどが挙げられると思っております。

 具体的イメージといたしましては、例えばさまざまなテーマによりまして世界を学ぶことができる展示施設や、コンピュータ機器をはじめ科学的な体験ができる施設、そして美術工芸、マルチメディアなどに自由に参加できる工房、子どものための図書館、親子劇場、おもちゃ館、ギャラリーなどが考えられますが、これらは今後の検討によりまして具体化されるべき内容であると思っております。

 次に、市町村合併に関連してでございますが、市町村合併については時代の流れでございまして、いずれその時期が来る。あるいは既に来ていると認識をいたしております。合併の形、在り方につきましては、水問題を含め上流地域と下流地域が一体となって広域的な行政を行っていくことがベストであり、規模的にも政令指定都市に準じた規模になるものと考えております。あくまで私の長期的な夢でございまして、名称は三河港などから「三河市」がふさわしいと考えたわけでございます。

 次に、農業大学、福祉大学の設立に関しての御質問でございます。当地域では、日本一の農業地帯として後継者の育成や多様な担い手の確保が必要となる一方、福祉の需要についても今後ますます増大することが予測されることから、農業大学や福祉大学の必要性が高まってくるものと考えております。いずれについても誘致に向けた調整を広域的なネットワークの中で図っていかなければならないものであると考えております。また、必ずしも独立した学校だけではなく、既設校への学部の新設などさまざまなケースが想定されるわけでございます。当面は私がこれまで築いてまいりました人脈を通じ、実現に向けた調整を図る所存でございまして、いましばらくはいわば種をまくという段階であると考えていただきたいと思います。

 合併、農業大学、福祉大学はいずれもこの10年間で実施できるという具体的な見通しは立てておりませんが、可能性が見えた段階で基本計画にも盛り込みたいと考えております。

 最後の御質問でございますが、選挙戦を通じての教訓点でございますが、市民の厳粛な審判の結果については謙虚に受け止めさせていただいております。特に公開討論会の場において他の候補者の意見をお伺いする機会もございました。それぞれが市民の幸せのために尽力しようといった情熱は共通するものがあったと認識をいたしております。具体的な施策という点に関しましては少なかったと思っておりますが、考え方につきましては今後の参考にさせていただきたいと思っております。

 なお、候補者、政治家としてこの選挙戦を通じて私が得た教訓は、改めてやはり誠実であればいい、誠実こそすべてのことをなし得るのではないか。「百術不如一誠」という言葉がございました。それの次の段階で「一誠は百事をなす」という言葉もまた教えられたことがございます。一つの誠実が百のことをなす。改めてそういう思いをこの選挙戦を通じて私は新たにし、また確信を抱いた次第でございます。

 私からは以上でございます。



◎地宗一郎教育長 残されました (2)のオ、前段部分、教育環境の整備につきまして私から答弁をさせていただきます。

 間近に迫った21世紀は、少子化、国際化、情報化の進展がますます加速することが予測され、子どもたちがそうした社会で生き抜く力を培うことは今日的な教育課題となっております。そうした中、2002年からは「ゆとりの中で生きる力を」をキーワードに、完全学校週5日制のもとで新しい学習指導要領が実施されます。教育委員会といたしましても、2002年を目指した教育改革推進プログラムを立ち上げ、ハード・ソフト両面からさまざまな教育環境の整備を進めてまいってきております。

 具体的には、国際的なコミュニケーション手段としての英語に早い時期から慣れ親しむために、小学校英語活動の充実・拡大を進めておりますし、総合的な学習の時間を中心に、各学校が特色ある教育活動を展開できますよう、特色ある学校づくり推進事業への補助を行っております。さらには、地域の中で子どもを育てるという環境を整えるために、家庭、地域の教育力の回復を図るべく、学校と地域との双方向からの情報発信がスムーズにできるための切り込み口として、学校新聞を校区全世帯へ配布する等々の施策を行ってきております。

 現在、教育改革への準備も最終段階に入りまして、学校を支える基盤整備を中心に据え、学校評議員制の導入を含めた開かれた学校づくりや不登校対策、部活動と生涯スポーツの在り方等を柱に、教育改革実行委員会で審議を重ねております。今後、年度末の答申を受けて具体的な施策として反映させてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆草野年彦議員 それぞれお答えをいただきましたので、第2回目の質問をさせていただきます。

 まず (1)番、基本構想・基本計画を進める上での基本的な考え方三つ、市民参加の推進、それから開かれた市政の推進、それから効率かつ効果的な行財政運営の推進と、このことに対する踏み込んだ見解ということでお聞かせを賜ったわけでございます。

 2回目の質問では、特に市民参加をどのように進めていくかというところにこだわってみたいというように思っております。

 実は、この3月議会でございましたけれども、代表質問を通じまして、市民参加の推進ということに関連してNPO等々、市民活動支援の在り方についてという切り口から質問をさせていただきました。その際、全国的に先進事例がたくさんありまして、その辺も紹介しながら、実にさまざまな形でもってそれぞれの各自治体が知恵を出し合いながら進められているということがわかったわけですけれども、特にその中で感じましたのは、それぞれの市町の首長さんの熱意、やる気、このことが大きくものを言っているというのがよくわかったわけでございます。

 早川市長は、市長就任以来、行政を運営するに当たって市民参加を積極的に言ってきているというように思いますし、そのための前提条件になります情報公開の一層の推進ということも進めてきたのではないかというように私は思っているわけですけれども、そういう思いの中から、3月議会では今後の方向性をもっとはっきりしてほしいという話だとか、それからぜひ基本構想・基本計画にもそのことを盛り込んでいただきたいということを注文させていただきましたけれども、この点に関してさきに議案として出ております構想・計画の中では、しっかりと項目を起こしてこのことが触れられておりまして、その点大いに評価をしたいというように思っております。

 重ねての指摘になりますけれども、21世紀、地方分権の時代を迎えるわけですけれども、このまちづくりには市民の市政への参加というのは欠かせないというように思いますし、逆に言いますと、行政主導のまちづくりでは活力がなくなっていくのではないかというように私は判断をしてるわけでございますけれども、そこで2回目の質問としては、ぜひ今後4年間ということでよろしいですけれども、具体的な市民参加のためのメニューだとか施策、どんなことを考えているかをお示しいただきたいというように思います。

 この4年間では具体的な方策として「市長への手紙」でありますとか、地域懇談会の夜間開催、それから各種委員会や懇談会へなるべく多くの方が参加していただくようにということで、参加方法の改善もされてきたというように思いますし、それから女性委員の参加率の向上ということで、目に見える形でそういう意味では施策の推進が行われてまいりましたので、2期目の出発に当たって、ぜひとも新しい取り組みとしてどんなことを考えられているかお聞かせいただきたいというように思います。

 それから、次に (2)番では、各分野別の各種施策についてお聞かせを賜りました。これもさきの9月議会の中で2期目に当たる各事業の重点的に考えていることは何かということでお聞かせを賜ったところなんですけれども、そこにも触れられてきた課題もございます。

 まず、保健・福祉の拠点づくりについてはどうなのかということでお尋ねをさせていただいたわけでございます。恐らくこの基本構想・基本計画を見ておりますと、早川市政の2期目の重点事業の中でも目玉の一つになるのではないかなというように私は判断をしているわけでございます。

 この事業の推進には、前提として、当然の話ですけれども、国立病院の統合問題というのがありまして、この大きな難問が前へ進んだということによって、大きくこれまた踏み出し得たというように思うわけでございます。

 特に保健事業の拠点になります保健所・保健センターでございますけれども、この建設に当たっては、先ほど答弁がありましたように、地域療育センターが併設をされるということでございまして、これは本市の長年の懸案事項が解決をされるということでありまして、市民からは大歓迎を受けるのではないかなというように思っているところでございます。療育センターと保健センターがうまく相互にかみ合っていくというようになるわけでありまして、相互機能が十分果たされていくのではないかなというように思います。そういう意味では、中野の国立病院の跡地の活用については一石二鳥でもあり、一石三鳥にもなるということで確認をさせていただいているわけでございます。この点は評価をさせていただいて、終わっておきたいというように思います。

 それから、二つ目に環境問題に関連をしまして、特に環境にやさしい交通体系の構築というテーマに絞らせていただきました。もちろん、当面する環境問題というようになりますと、本市では今後間違いなく全国発信されるというように思いますけれども、エコビレッジ構想をはじめとして幾つかの施策が予定をされているというように思いますけれども、今回は交通体系の分野に絞ってお聞かせを賜ったわけであります。

 答弁にもありましたけれども、本市は路面電車という、これまた全国発信する文化を持っているわけでありまして、公共交通の面から環境問題へのアピールができるのではないかという特性を持ったまちだというように思っております。

 この公共交通に関する問題としまして、これまで駅周辺への車の流入をおさえるといった視点から、パーク・アンド・ライドなどの方式がずっと議論されてきたというように思います。この問題が議論の俎上に上がってからもう既に何年かたつわけでありますし、私ども議会としましても、海外にこの先進事例を求めて勉強してきたというような経過も持っているわけであります。いよいよ21世紀を目前にしまして、この課題をいつまでも議論している段階ではなくなってきたというように思っておりまして、その辺の方向性について明らかにさせていただくために今回取り上げたわけでございますけれども、答弁では、基本的な方向と同時に、具体的な形でこのパーク・アンド・ライドあるいはサイクル・アンド・ライド方式が展開されていくということをお示しいただきました。一層の拡大・充実を求めておきたいというように思います。この問題も終わらせていただきます。

 次、国際化社会への対応と、それから交流事業の今後についてということでお伺いをさせていただきました。この場所で過去にも披瀝をさせていただいたことがあるというように思いますけれども、私の住む東岩田町は、本当に外国籍の市民・住民が大変多い地区でありまして、今でもどんどんワンルームのアパートが建っている状況にございます。近くに人材派遣業者の方が事務所を構えているということもあると思うんですけれども、そんな地域の事情でありますので、最近、縁がありまして特に南米系の皆さんと話をする機会がありました。片言の英語を交えながらの会話になったわけですけれども、話をしてみると本当に気さくな方たちばかりでございました。よく言われますけれども、一定の距離を持っているとどうしてもそういう形になってしまいますけれども、こちらから親しく話しかけていくと、本当に気さくな方たちばかりでありますし、むしろ彼らも日本人とのコミュニケーションを図っていきたいという意識を常に持っているということが手にとるようにわかったわけでございます。

 答弁の中で、外国人の方たちの住みやすいまちづくりということで、これは新たな試みになると思いますけれども、国際会議の開催のことが触れられました。私は、このことをすごく期待しておりますし、これは双方にとって大変メリットのある施策であるというように強調しながら、これまた豊橋特有の事例になっていくのではないかなということで、御期待を申し上げさせていただきたいというように思います。

 もう一方の広域交流、国際交流の関係について、2問目としてお聞かせいただいたわけですけれども、第3の提携先ということでブレーメン市の話も出ましたけれども、方向が確認されました。この問題につきましても、実は3月議会でトリード市を訪問させていただいた経験談ということで、トリード市のサマージャンボリーの例を挙げて、ぜひ広域な形で国際交流事業を取り組んでいくべきだということで提案をさせていただきました。この中では、当時の答弁の中で各市町村に対して実務的な検討をしていくということで御答弁がありましたので、その辺のその後の状況を聞きながら、ぜひ本市がその先導役を果たしてほしいと思いますけれども、その辺の考え方をお聞かせいただきたいというように思います。

 それから、次、電子市役所に関して、答弁の中にございましたけれども、本市が向かっている方向、一口に言えば紙による情報管理から通信ネットワークを駆使した電子的な情報管理への移行ということだと思います。このIT関係の進み具合を見ておりますと、日進月歩どころか、秒進分歩という言葉が最近あるようでございますけれども、そのようにも思いますし、また今では、この間テレビで言っていたんですけれども、ドッグイヤーなんて言葉があるそうで、1年が7〜8年ぐらい過ぎてしまうというようなことを象徴する言葉として言っておりましたけれども、まさにこの情報化、IT化の話はそういうことが言えるのではないかというように思います。

 きょうは、言わば基本構想ということである程度の長期スパンを展望した話になるところでございますけれども、このIT化の話だけは近未来といいますか来年度、特に目指しているものがあればぜひお示しをいただきたいということで、ここは具体的なお話をお聞かせいただきたいと思います。

 それから、次に教育関係でございますけれども、教育長の方から教育現場のお話をお聞かせいただきました。2002年、学校週5日制がこれで本格実施をするわけでございますけれども、それを目前にして教育改革が大きく進んでいるという様子が明らかにされました。本市は、こうした時代背景がもちろんありますけれども、これを先取りするような形でいろんな教育環境の整備が行われてきたというように確信をしているわけでございます。2、3の具体的な例が先ほど示されました。

 過日、牟呂小学校で女性ボランティアグループが特別授業を行ったということで新聞報道されました。大変興味がありまして、直接この女性グループの皆さんとお話をしましたら、子どもさんたちから感想文が寄せられて、それを読ませてもらいましたけれども、本当にすばらしいことが実践されているなというように思っております。総合的学習の時間という範囲での実践だというように思うんですけれども、教育現場が、私どもの昔のことを思うと本当に様変わりしていることがつぶさにわかったわけでありまして、そのことを再認識させられたところでございます。

 開かれた学校づくりということが言えようかと思うんですけれども、その中で学校評議員制度の問題に先ほど触れられたと思います。これからはまさに学校だけではなくて、地域と一体となった学校運営というようになるかと思うんですけれども、そういう意味でこの学校評議員制度が一つの焦点にはなっておりますけれども、大いに期待をさせていただきたいというように思いますし、2002年、学校週5日制、2年後ですので、ぜひ万全な体制で迎えていただけるように御期待を申し上げているところでございます。

 この学校教育関係はそこら辺で終わらせていただきまして、もう一方のこども関連施設の関係は2回目の質問をお願いをしたいというように思いますけれども、どうしても、選挙戦を通じてもそうでしたけれども、こども関連施設という話題にはなっているけれども、一体どんなものが建設されるのかなということで、イメージがどうもすっきりしない部分がありましたけれども、先ほど御答弁をいただきまして、イメージが徐々にわかってきたというように思います。

 整備方針が三つ語られましたけれども、子どもを中心に人が集まる文化交流施設、当然のことだと思いますけれども、それから子どもだけではなくて大人も楽しめる参加体験型ということと、それから、これは本市だけではなくて広域的な集客を目指しているということと、当然のこととして、その大前提だと思いますけれども、中心市街地の活性化に貢献できるということだと思っております。

 具体的なイメージとしてもさまざまな形で示されました。そこで、お聞きしたいのは、十分そういう意味では話題となって議論をされてまいりましたけれども、最も肝心なところが、あの市民病院なき後の松葉町かいわいがどのようににぎわいを取り戻すことができるのかというところだと私は思っておりまして、何よりも優先する問題として、集客機能をどこまで持たせることができるかということだと思うわけですけれども、その点に関してどのように想定をされているか、ぜひ当局のお考えをお聞かせいただきたいというように思います。

 それから、次、 (3)番は1問でも申し上げましたように、市長の中・長期の夢にかかわるところでございますけれども、まず市町村合併に関する問題で、三河市構想についてお尋ねをさせていただきました。先ほど清志会会長さんからも話があったところでありますけれども、先日、ある東京の会合がありまして、自治省の行政局行政課の理事官という方の市町村合併の講演をお聞かせいただきました。自治省本省の考えている合併問題ということでありまして、そういう意味では話としてはあまりおもしろくありませんでしたけれども、そのときにいただいた資料の中に、合併といいましてもいろんな人口規模があるわけでありまして、その人口規模に着目した合併の類型がありまして、その中でそれぞれの規模別のテーマが記載してございました。

 それを見ますと、本市にこの三河市構想ということで当てはめた場合、当然、人口規模からいいまして50万人以上ということになるかと思いますし、その意味では、答弁でもありましたように指定都市を目指すというように具体的にはなると思います。そこで、20万や30万を目指すというのとはちょっと次元が違う話だというように思っているわけですね。先ほど紹介しました資料にもありますけれども、そうなりますと、三河経済圏の確立というような話にもなりますし、都市機能といった点からも、もっともっと高次元のものが集積をされていくというように思うわけでございます。言ってみればこれ以上の組織はないわけでありまして、最高の地方組織を目指していくということになるわけでございます。もちろん、現時点では市長自身の長期的な夢というようになっているわけでありますけれども、先ほどの話ではありませんけれども、本市周辺の合併問題に一石が投じられたということは間違いのない事実だというように思っているわけでございます。

 この早川私案に対してはいろんな意味で近隣市町の運動も含めた注目が集まっていると思いますけれども、この長期展望に立ってまず何を手がけるのかということでお聞かせいただきたいと思います。

 それから、中・長期の展望の二つ目で、大学構想が二つ選挙公約を通じて明らかにされました。一つは農業大学でありまして、もう一つは福祉大学ということで、二つの大学が表面化してきたわけでありますけれども、先ほど農業大学の件につきましては一定のものが披瀝をされましたけれども、ぜひこの際でございますのでもう少し、これは市長自身の構想だというように思いますけれども、なぜここで農業・福祉大学を表面化させたのか、その思いをお聞かせいただきたいというように思います。

 最後の選挙戦を通じての総括視点というところに関しましては、実は45%の市民の方々からは批判票ということで出たわけでありますけれども、謙虚に受け止めるという姿勢が披瀝されました。これ以上の話はほかの質問者が具体的にされておりますので、そちらの方に譲りたいというように思います。

 以上、2回目の質問とさせていただきます。



◎早川勝市長 草野議員の2問目の御質問にお答えを申し上げます。

 まず、最初は市民参加の仕組みづくりの問題でございますが、先ほども触れさせてもらいましたが、ボランティアあるいはNPOの育成、さらには再々この場でも御指摘をされてまいりましたが、広報・広聴の仕方についても検討を実は始めておりまして、よりよいものにというように考えております。それから、各種懇談会への公募も、そんなに多くはございませんでしたが、前期でやってまいりました。これもできる限りやっていきたいなということは考えております。

 その中で、まず一つは、市役所をよく知っていただこうという思いが実はあります。そんなことを考えておりますので、市政の課題を市民に知ってもらうということで、オープンな形の講座というのができないかなと思います。といいますのは、この5月にトリードへ行ってきたわけですが、あちらでは3か月に1度ずつオープンな形で担当部長が報告しているんですね。今、行政はこういうプログラムを組んで、3か月間でここまで進みましたと。必ずホテルの一室、講堂のような広いところですからだれでも聞けるわけでございますが、それをやっていたわけですね。スライドを使って説明する部長さんもいますし、数字でもって説明をした部長さんもみえました。そういったことも大変に参考になったわけでございますので、市民に、講座というと固いわけですが、市が直接その場をつくってそして知らせるということも必要ではないかなと思います。

 それから、4年間という話がございましたので、ボランティア情報センターを市の中へつくりまして今年で2年目になります。初年度は市のボランティア活動の人たちのデータ集めをしました。今年は市の担当のところで市の中でのボランティア活動はこういうことがあります、それから夜7時にボランティアの皆さん方、集まって声を聞かせてくださいということで、庁内の窓口として活動を2年間積み上げてまいりました。この4年間の中では具体的な場を提供するという形で、名称はともかくとして、そういうセンター的なものをつくれないかなと思いますし、でき得れば基金ということも考えていかなければいけないのではないかなと思っております。

 それから、2点目の広域的な国際交流の問題についてでございますが、国際交流は、言うまでもないわけですが、未来の子どもに向けて現役の私たち、社会の中枢を担っている大人の責任だと思っておりますし、そういったことを含めまして国際交流を大いに広げた方がいいというのが再三申し上げている私の考え方でございます。

 そこで、国際交流は現在、東三河各市町村がいろんな形でやっておりますので、広域的な連携が効果的だろうということを考えてお話をいたしておりまして、現在、姉妹都市や在住外国人施策の現状を把握しているところでございます。今後は各自治体の施策の現状を踏まえた中で、本市を含めました19市町村が意見交換、情報提供を行いまして、広域的な枠組みでそれぞれの行っている国際交流の特性を生かしながら、協力可能な事業としてどんなものがあるか、そんなものを組み立てていきたいなと思っております。そういった中で、この東三河、この地域全体が国際的な地域だよというような特徴づけができればなと思っております。

 それから、3点目になりますが、電子市役所の問題でございますが、まず新年度の取り組みでございます。電子市役所の情報基盤となります行政情報管理システムをつくり上げまして、自治体行政の神経ともなります庁内のネットワークを整備いたします。そして、職員の情報処理能力の向上に努めてまいります。この庁内ネットワークは、平成15年度には全国自治体間を結ぶ総合行政ネットワークとも接続されまして、電子情報の相互利用による行政事務の効率化、迅速化を一層促進させていくものと考えております。

 また、インターネットを中心としたオープンなネットワークと接続していきますと、市民と行政との相互通信が可能となりまして、申請、届け出等が電子化されるなど、ITを活用した情報化のメリットを最大限に高めまして、行政サービスの向上に努めていきたいと考えております。

 次に、4点目になりますが、こども関連施設への集客効果、活性化とある面で裏腹の関係になりますが、先ほど具体的なメニューを公表させていただきましたが、常々言っているように本物をつくればいい。本物をつくれば子ども、子どもといっても例えば6歳から18歳と、ちょっと幅広さがある。あるいは中学生などと対象の広さがありますが、きちんとしたものをつくり上げれば、当然、若い両親もまた祖父母も足を運んでいただけるでしょうし、それ以外の大人も当然、魅力あるものをしていければ十分な効果を期待できると考えております。

 合併問題については、実は先ほど清志会の鈴木議員の質問にもお答えをさせていただきましたが、具体的には二段階になるか一段階になるか、そういう問題になると思います。私は二段階になってもいい。例えば宝飯のところが合併されて、その上で、目指すのはやはり政令指定都市ですね。地方主体の時代を考えますと、今の国・県・市の三層構造の中で、より地方が生活拠点のそこは中心になった方がいいと考えますと、今の制度では政令指定都市、人口50万人以上が対象になりますが、それを目指すべきだと考えております。

 農業大学の問題につきましては、先ほど答弁させていただきましたが、これは農協の方々とも協力をし、理解をしていただく中で具体化に向けて取り組んでまいりたいと思っております。

 また、福祉大学につきましても、近隣の市に、あるいは町に短期大学がそれぞれここ数年の間にできましたね。せっかくそういうものと、それから施設がこの東三河に充実されてきているという現状を考えますと、福祉のそういう豊かな地域でもありたいなというように考えます。そういった中で大学をという夢を持っているわけでございまして、これまた実現のために粘り強く、ゆっくりであっても確実に進んでまいりたいと思っております。

 2問目の質問に対する私からの答弁は以上でございます。



◆草野年彦議員 約束の時間が近づいてまいりましたので、まとめたいというように思いますけれども、まず、最初の市民参加の推進のための具体的なメニュー、施策の関係でございます。トリード市の部長さんの話がありましたけれども、私どもが行ったときもそんな話がありまして、ああいいなということでお聞かせいただきましたけれども、市政を知っていただくためのオープン講座ということでお話がございました。ぜひ御期待させていただきたいというように思います。このためには、情報公開ということもついて回る話でございますけれども、期待をしているところでございます。

 それから、今、市長答弁にも具体的な形で出てきましたけれども、基本計画の中には、市民参加いわゆるボランティアだとか市民活動支援のための具体的なメニューが載っておりまして、例えば場所の確保の問題だとか、それから情報の提供だとか、それから基金の検討の話もございました。21世紀の市政を進めるためには市民とのパートナーシップ抜きには考えられないというように思っておりまして、市民参加市政の第2章、ぜひ続けていっていただきたいと思います。

 それから、 (2)番の方で、まず国際交流のことについて、広域国際交流の考え方、お聞かせを賜りました。この意味はより多くの、より幅広い交流のために広域的な連携をするんだよということだと思いますし、私は、そういう意味でこれは全国的にも注目される事業ではないかなというように実は期待をさせていただいているところでございます。今のところは近隣市町村との情報交換ということで行われているようでございますけれども、ぜひ早期に実現できますように、これも期待をしているところでございます。

 それから、当面する重点課題の中で、二つ目、情報化の問題が電子市役所ということで御答弁がございました。本市も遅ればせながら1人1台パソコン時代を迎えるということでお聞きをしておりますし、ぜひ議会も乗り遅れないようにしていきたいものだというように思います。先ほど言いましたように、日進月歩、秒進分歩の時代でこのIT化が進められていくわけですけれども、ぜひ御期待させていただきたいというように思います。

 それから、こども関連施設ということで、果して集客の面についてはどうなのかということで賜ったわけでありますけれども、問題は中身だというように思います。そしてまた、リピーターをどのように確保していくかということも、恐らく大きな課題になるというように思いますし、その意味でその施設の能力だとか機能、これが大きな課題になっていくというように思います。

 現在、さまざまな構想のもとにいろんなイメージが入ってまいりまして、進められていくわけでございますけれども、言ってみれば本市の当面する施策としては最大の焦点になっている施設でもあるわけでありまして、どうか悔いの残らないように立派な施設をつくって、大人も含めてですけれども、プレゼントをしていただきたいなというように思っているところでございます。

 三河市構想と、それから農業・福祉大学の中・長期の市長の構想をお答えいただきましたけれども、いずれも現状の課題・問題と当然マッチングをさせていかなければならないわけでございまして、その辺、十分に精査する中で、答弁にもありましたように、確実に進めていってほしいものだというように思います。

 以上をもちまして私の質問を終わります。



○清水ひろひさ議長 この際休憩をいたします。

              午前11時51分休憩

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                午後1時再開



○清水ひろひさ議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 次に、伊藤秀昭議員。

      〔伊藤秀昭議員登壇〕



◆伊藤秀昭議員 近づく新世紀に胸踊らせる5人の公明党市議団を代表して、2期目のスタートを切る早川市長の施政方針について質問させていただきます。

 さきの9月定例議会において、私は29回目の一般質問に登壇させていただきました。それは私にとってある重大な決意を持っての一般質問でした。どんなときでも運命は突然に扉を開きます。それまでの4か月間、私の体は万が一、いや千が一、百が一という切実な状況に追い込まれていました。その中で6月議会を乗り切り、夏を乗り切り、これが最後になるかもしれないと覚悟した上での9月議会での一般質問でした。そして今、元気に、そして万感の思いで30回目の登壇をさせていただきました。元気に戻って来られた喜びをまちづくりの情熱に変えて、しっかり頑張っていく所存でございます。

 質問に入ります。

 市長選が終わり、きょうから師走、ポインセチアの赤い花があちこちに並び、まちにはジングルベルが流れ始めました。もうすぐクリスマス、サンタクロースがトナカイに乗ってやってきます。そのサンタクロースが、今、地球上で存亡の危機にあるといいます。サンタクロースは、子どもたちに夢を与え、子どもたちの未来をかなえる大人が1人ふえれば、その思いの強さから地球上に1人サンタクロースは生まれるといいます。逆に、子どもたちに失望を与え、夢を摘み取り、未来をふさぐような大人が1人ふえれば、サンタクロースは地球上で1人消えるといいます。このサンタクロースが年々絶滅の危機にあるといいます。

 サンタクロースの仕事は二つ、一つはプレゼント、もう一つはギフト。サッカーボールを欲しがる子どもにサッカーボールを贈るのがプレゼント。実はその子どもはサッカーボールでお父さんと一緒に遊んでもらいたい、お父さんと取っ組み合いの相撲をしたいのであり、それを用意するのがギフト。ギフトとは、だれもが持って生まれてきた夢や願い、それを実現しようと生き生きと生きるには、最低1人の大人が無条件にものと心の両面のサポートをすることが必要だといいます。

 サンタクロースを市長に置きかえ、子どもを子どもを含めた豊橋市民に置きかえ、プレゼントを市民への施策に置きかえ、ギフトを施策を実現していくための仕組みづくりと置きかえるならば、早川サンタクロースの使命と責任は重いものがあります。将来に不安だらけ、その上とめどもなく漂流するこの国の政治に不信感をあらわにしながらも、豊橋市民は地域の活性化を望み、将来にわたるセーフティ・ネットを心から待ち望んでいます。そして始まった豊橋市の早川体制2期に希望を託す市民に、市長はいかなるプレゼント、いやいかなるギフトをトナカイに積んで市民の中に入り、市民とともに「笑顔がつなぐ緑と人のまち・豊橋」のまちづくりに向かわれようとしているのか、以下、市長の認識と対応をお聞かせください。

  (1)市長選を通じて4年間をどう総括し、これからの4年間に何をどこまで、どのような体制でなされようとしているのかお伺いします。

  (2)長引く不況感とあわせ、市政の停滞感を持つ市民は多い。今回の選挙結果で市民が示した45%の批判票について

  (3)特に対立候補側についた経済界への市長の対応について、地域経済活性化、民間活力の展開の面からお伺いします。

  (4)市長は選挙戦中、「静かなる改革」「やさしさ」を強調されましたが、意味する具体的施策について

  (5)豊橋だけでなく東三河全域の活性化、共通課題へのリーダーシップを期待する声は大きい。この認識と対応をお伺いします。

  (6)豊橋渥美の広域行政圏の立場から、この4年間に豊橋市と渥美町の首長が逮捕されるという不祥事が相次ぎましたが、この地方の政治風土と開かれた地域への改革についてお伺いいたします。

 以上が私の第1問でございます。市長の的確な、みずからの言葉での答弁をお願いします。



◎早川勝市長 伊藤議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず1点目、これからの4年間についての御質問でございます。私は市長就任以来1期4年間、市民に開かれ、市民が参加し、そして清潔で信頼される行政の推進に、全力を挙げて市政の信頼回復と効率的な行政の実現をはじめといたしまして教育、環境、福祉、国際化あるいは中心市街地活性化など、多くの改革と事業実施を図りながら、37万市民が安心して生き生きと暮らせるまちづくりを進めてまいりました。また、時代の大きな流れの中で、行政にとりましても地方分権、地方主体の時代となりますが、本市におきましても、昨年4月、中核市に移行し、自主的で自立できる行政の推進に大きく踏み出しており、この4年間で積み上げてまいりました改革や事業をさらに次の4年間で定着、発展させ、この豊橋を日本一住みよいまちへとつくり上げてまいりたいと考えているところでございます。

 そこで、具体的な事業推進につきましては、次期基本構想・基本計画に掲げました内容になるわけでありますが、特に前期計画につきましては、未来を見据えた体力づくりと位置づけ、行政需要の多様化に応じた柔軟な推進体制も検討しながら、この4年間でできる限りの事業進捗に努めてまいりたいと考えております。

 次に、選挙結果についての御質問ですが、まず私に寄せられた55%の支持者に心から感謝をしておりますし、その思いを大切にしていきたいと思っております。そして、45%の非早川票につきましては謙虚に受け止めております。なお、投票にいろんな事情でもってお出かけになられなかった方の思いもまた大切にして取り組んでいきたいと思っております。

 そこで、さらに御指摘の不況感、停滞感を今後どれだけ打破できるかというのは、私に課せられた課題であると考えております。それには次期基本構想・基本計画を積極的に推進するとともに、できる限り多くの市民の皆様の声に耳を傾け、知恵を結集してよりよい豊橋を創造してまいりたいと考えております。

 3問目の経済界への対応についての御質問ですが、経済界は地域の発展を支える重要な役割を担っておられます。行政にとりましても、まちづくりを進める上での大切なパートナーであると考えております。今後とも協力、連携を図ってまいりたいと考えております。

 次に、4番目の御質問でございます。「静かなる改革」「やさしさ」ということに関連してでございますが、私はこれまで常に「政は正なり」を基本に、公正で明るい地域社会をつくるために全力で市政運営に取り組んでまいりました。子どもからお年寄り、ハンディキャップを負った人まですべての人々が強く結びつき、お互いが助け合い、協力し合いながら生き生き暮らせる、環境にも生活にもやさしいまちづくりを目指してきたところでございます。また、さまざまな取り組みを通してより広く、より多くの市民参加を得ながら緩やかな改革を進め、福祉、教育、環境の充実したまちづくりを進めてまいったところでございます。今後におきましても、行政のあらゆる分野において市民生活のさらなる向上のために、新しい時代の改革を一歩一歩、着実に進めてまいりたいと考えているところでございます。

 5番目の東三河全域の活性化に関連しての御質問ですが、水問題、道路問題、港湾整備、環境問題等々、一市町村を超える問題が山積をいたしております。事業を促進しなければならないもの、調査研究しなければならないもの等々、数多くございます。言うまでもないことでございますが、豊橋市の発展は東三河全体の発展なくしてはあり得ないと認識をいたしておりまして、関係市町村の皆様方の御意見をよくお伺いする中で全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。

 最後の御質問でございます。この地域は、多くの非常に立派な政治家を輩出してきた地域でございます。その業績の恩恵があって今日があると私は認識をいたしております。しかしながら、当市におきまして、不幸な事件により市民の皆様が大きなダメージを受けたことはまだまだ記憶に新しいところでございます。先ほど申し上げましたが、私は「政は正なり」の信念のもとに、与えられた使命に全力投球する中で、開かれた市政を推進し、人心にいささかもよどみが生じないよう改革に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆伊藤秀昭議員 市長から六つの各論についての質問にお答えいただきましたが、ある面では時間の制約も今回に限ってはございますので、まとめた形で2問を質問させていただきたいと思います。

 きょうの本会議、午前中から37万市民という言葉が出てきておりますけれども、11月1日現在で豊橋市の人口は36万9,636人、長く36万都市という言葉を使ってきたのが間違いであるということを私自身も改めて気がつきまして、もはや37万市民の時代に入っているという認識を新たにしているわけでございます。そのれっきとした愛知県2番目の都市の、中核市豊橋市のいよいよ新世紀を迎えようとしているわけですから、そのリーダーに早川市長が選ばれた、託されたわけですから、ぜひとも堂々と37万市民の先頭に立って市政運営をまずお願いしたい。ホイッスルは鳴ったわけでありますので、ラグビーで言えばノーサイド、敵も味方も互いに健闘を認め合って、また次の栄光目指して頑張っていくというフェアプレーが、公私ともどもぜひともあってもらいたいなと思うわけであります。

 今の答弁では、4年間の総括として4年間で積み上げてきた改革や事業をさらにこの4年間で定着、発展させ、この豊橋を日本一住みよいまちへつくり上げていきたいというお答えだったかと思いますが、選挙中しばしば報じられた言葉に、1期目ではとにかく種をまいてきた。特に福祉、環境、教育、この部分に種をまいてきた。2期目で花を咲かせ、実をならせたいと。この実をならせるのが3期目まで視野に入れてかもしれませんけれども、そういう市長の言葉がよく聞こえてきました。「源遠ければ流れ長し。根深ければ枝茂し」といいますけれども、果して4年間まいてこられた種が枯れずに見事に花を咲かせるかどうかは後世の歴史が証明することかもしれませんけれども、であるがゆえに、私は一面で市長の強い、あるいはまた静かな中にもしなやかなリーダーシップを求めるわけであります。

 それで、非早川票というお言葉を使われましたが、反早川票ではなくて、よりましな選択として市民が選んだとするならば、その表現も当たっているかもしれませんし、むしろ投票された市民の皆様のそういう考え方からいけば、そういう表現の方が、すなわち早川票ではない票という表現の方がむしろ当たっているのかもしれないと、私も反省もしますけれども、ただ、市の職員であった太田氏が「現状変革」を訴え、「このままでは10年後には差がついてしまう」という豊橋市を思う情熱から、45歳の人生勝負に出たとするなら、彼が言おうとしたこと、やろうとしたこと、一体何であったのか、このことに思いを馳せるわけです。山崎氏が、豊橋空襲で空が真っ赤に染まったことを鮮明に覚えている戦中派であるというみずからの思いを託しながら、平和への思いを託しながら、「暮らし優先の市政に」と真面目に、真剣に2度にわたって挑戦された、そのことは一体何だったのだろうかと思いを馳せるわけです。そのことを知るすべもありませんが、2人もまたこの豊橋市を思う熱い情熱で行動されたのではなかったのかなと。この2人に寄せられた合わせて45%の票は、やはり私は非常に重いものがあると思います。

 選挙中よく言われたことに、市長のリーダーシップがよく見えないとか、そういう言葉がございました。私自身は、この4年間でも、例えば次世代型焼却炉の問題、あるいはまた私どもが提案させていただきました自然環境村、豊橋環境村構想は、エコビレッジ構想として位置づけられて、今回の基本計画の中でもリーディング・プロジェクトに位置づけて具体的に踏み込まれようとしている。あるいはまた、県財政が厳しい中で、県の補助金カットには市単独補助で福祉を後退させなかった。その意味で私は市長のリーダーシップとか、あるいは失礼かもしれませんが、決断力がないのではないかという表現が当たっていないのかなと思っています。

 ただ、市民の側から見たときにどう映るかが問題だと思います。私たちは市役所の中にいるから、絶えず議会で論議しているからわかることが、ところが市民の皆さんに置きかえるとなかなかわからないことが多いと思います。よって、私は目に見えるリーダーシップに取り組んだらどうかと申し上げさせていただきたいのです。

 先日、福祉教育委員会の視察で相模原市役所に行きました。市役所前広場に立ちましたら、まず飛び込んできたのは立派な庁舎、50万都市ですから、庁舎のそこに横断幕が掲げてある。「ただいまISO14001に挑戦中」とあるんですね。そして、役所に向かう市役所前広場、私ども豊橋市役所でいう市民広場、そこの横には「福祉のことは」「税金のことは」「教育のことは」という大きなパネルがあって、市役所の建物別の階層の絵が書いてあって、それはしっかりとした大きなものです。それがきちっと並べてあるんですね。だから、歩きながら、市役所に向かいながら、来た目的を果たすためにはどこへ行ったらいいかというのが一目瞭然でわかるようになっているんです。どうしてこういうことをやったんですかと相模原市職員の方に聞きましたら、ここの市長、小川さんという方が市長なんですが、人間都市相模原を目指しておられると。その表現だと言って、市役所に来られる市民の皆さんに、歩いているうちに目的を果たすためにどこへ行ったらいいかというのを明確に案内しているんだというように言っておられました。

 隣の豊川市では、すべての施設に、それこそ小さな封筒に至るまで、あの「TOYOKAWA」のアルファベットのマークをつけているわけです。二つ目の「O」のところは豊川の桜並木や桜トンネルを象徴した桜と、その下に川をイメージしているんだそうですけれども、私どもが下条のところから向こうへ、すなわち豊川へ入ったらすぐ目に浮かぶのが河川敷広場、あるいは豊川市、あるいは地区市民館、市営住宅、全部あのマークがついているわけですね。さりげなくすきっとついているわけです。

 私は、やはりこうした手段というのは、早川市政の取り組みの中で、特に納税者である市民に市長が今何に向かっている、豊橋市は今何に頑張っている、こういうことはもっと明確に打ち出す必要がある。私はたびたびお知らせ広報ではなくて考える広報、市民とともに行動する広報活動を主張してきましたけれども、もっと大事なのは、市民に見える広報活動、それから市民がダイレクトに市のやる気が実感できる広報活動、これが欠けているのではないかなと思います。このことを私は提案したいんです。目に見えるリーダーシップ、例えばシティ・アイデンティティのようなもので。あるいは市庁舎に掲げるそういう横断幕の問題。

 開票速報があって当選されたときの次の日の新聞では、早川選挙事務所の喜びの表情が映っておりまして、それを見ますと、ちゃんと書いてあるんですね、大きな文字で。「戻しますか、4年前の豊橋に」とか、書いてあるんですね。その前で万歳をしている写真があるんですね。ああ市長は、ちゃんと自分の選挙事務所では自分のスローガンをぱちっとやるんだなと思ったわけですけれども、せめてこうした37万市民にわかりやすい市が取り組んでいること、これは手段はいろいろあるかと思いますけれども、もっと明確にする必要があると私は思います。

 次ですけれども、答弁では柔軟な推進体制ということが言われました。それは一体何なのかということです。3年前、21世紀の豊橋研究班が分厚い報告書を3冊にまとめられました。あれを読み返してみますと、画期的な提案の数々があります。また、基本構想・基本計画を策定するに当たっては、このとよはし21世紀ビジョンも非常にユニークな提案が散りばめてあります。これらは、市職員の特に若手で構成されたワーキンググループが、それこそ不眠不休で取り組んでつくり上げられたと聞いております。この若い職員の英知、これはこれからもっともっと表舞台に出す必要があるのではないか。もう一つ逆に、今回、9・11東海豪雨で豊橋市のあるものが一躍脚光を浴びました。それは豊橋市のハザードマップなんです。しかし、この豊橋のハザードマップは、長く公務に取り組んでこられた職員のベテランの皆さんが知恵を結集してつくられたと聞いております。この若手の柔軟性そしてベテランの経験、これを本当にどう生かすか、これは非常に大事な資源だと思っています。二つ目の質問ですが、市長の考え方をお聞かせください。

 それから、12月議会では一般会計の決算審査が行われることになっていますが、例えば、法人市民税は過去10年の間に7年間、前年比減です。約9,600社の法人登録のうち、利益が出た分から納める法人税割の税金を納めている法人は、豊橋市では3分の1しかありません。深刻な不況感が豊橋市の中小企業を覆っています。早川市長が出てこられるまでは、市民病院、競輪場、豊橋駅、市役所、動植物公園、合わせれば2,000億円を超える公共事業がメジロ押しだったわけです。それで一定、21世紀の基盤整備がなされた。ついでに不幸な結末も一つありましたけれども、それで早川市長の時代になって、そういう基盤整備の上に生活密着型の、特にソフトパワー重視の時代がこの4年間続いた。国の方も、公共工事の見直しというのがどんどん行われていて、中身が変わってきている。そういう作業が始まっている。

 そうした中で、豊橋市の場合は、産業集積度も低くて、豊橋市民の約5割がいわゆる建設業関連の業種に携わっている。家族も含めるとですよ。そういう実態があるわけですね。また、その7割が公共工事に依存している。そういう実態があるわけです。ところが、なかなかこの分野というのは異業種交流だとか、あるいは新産業創出だとか、そういうことを言ってもなかなかそう簡単には転換できない。だから停滞感、不況感というのがどうしても根強くなるわけです。かといって、かつてのような、高橋市長の時代のような、どんどん公共工事を発注していくような時代に戻すことは当然できるわけではありません。このことはまた、この停滞感、不況感というのは早川市長の責任でもないけれども、ここがダブるわけですね。市民にとっては。だから、答弁では「御指摘の不況感、停滞感を今後どれだけ打破できるかが私に課せられた課題だ」とおっしゃる。ならば、その突破口は何かというところにどのようなお考えがあるのか、お尋ねしておきたいと思います。

 それから、次にですが、9月議会で私は基本構想・基本計画の素案について十分論議させていただきました。今回は市長の施政方針というものに沿って、施政方針を通じて質問させていただいているわけですけれども、9月議会で主張したことは3点あります。

 一つはIT革命で電子自治体を目指すということ。合理化して余った人員は福祉、教育の人手がかかるところにもっともっと注ぎ込むべきだ。二つ目は、地域の自主性、主体性が決め手であって、地方分権一括法の問題もあって、勝ち組と負け組の自治体の大競争時代に入ってきた。だから、首長イコール豊橋で言えば市長の責任は重大であるということを論議させていただきました。三つ目は、グローバルに進む産業構造変化の中で、国際交流も含めて地域経済の活性化のためにもっと民間資源の活用を考えたらどうかということを申し上げさせていただきました。

 まとめて言えば、地域間競争に勝ち抜くためにも市長はリーダーシップを発揮して、経済界も行政も市民も一体になって知恵を発揮して、総力戦でこれから頑張っていかなければいけない、そういう時代に入ってきたよということを確認させていただきたいんですけれども、その観点から、今回、一部経済界が市長をかえようと動いた。答弁では、まちづくりを進める大事なパートナーだとおっしゃる。この答弁をちょっと言い換えれば、まちづくりを進めるためには大事なパートナーだから、大事なパートナーが横を向いてくれていてはまちづくりは進まないということになります。それで、当選後の記者会見では、経済界との関係修復については市長から積極的に動くようなことはないというような表現が新聞に載っておりました。私、直接聞いておりませんので、このニュアンスはわかりません。

 選挙が終わって10日後の11月22日、豊橋商工会議所が開いた受章祝賀会に、市長は当選後、初めて出向かれた。そして、佐藤会頭は元気のあるまちづくりを進めてほしいとエールを送ったと地元紙は報じております。これも私は舞台裏にいたので雰囲気はわかりません。

 4年前の、市長が初めて市長になられたときの12月議会の議事録にもありますが、衆議院選挙の立候補をやめて市長選に立候補する旨を明確にされてから、自分がやろうとする政策を持って真っ先に出かけられたのは商工会議所であったと議事録には残っています。4年たつとこうも状況が変わるのか。当選してから10日もたたなければあいさつに行けない関係になったのは、どこに問題があるのか。あるいは問題があるとするならば、その問題は何なのか。意図するところがあればお示し願いたいと思います。

  (4)番、 (5)番はまとめてお聞きいたしますが、21世紀のKという問題があります。環境、教育、介護、健康、高齢化、国際化、高度化、活性化、すべてKがつくわけです。先日、朝まで国民をつき合わせた茶番劇の主人公もKがつきましたし、政治のかぎを握るある政党もKがつきますが、その代表もKがつきますが、それはともかく、これからKがつく21世紀のキーワードは、急激な変化を求めてはいけないと、私はそう思っています。その意味で、市長が示された「静かなる改革」、「やさしさ」が必要だと思います。おっしゃるように、「やさしさ」は「強さ」を超えるということもあると思います。しかし、一方で周辺市町村から寄せられた早川市長当選へのお祝いとコメントが地元紙に載っておりましたけれども、奥三河の過疎対策、豊川下流の水不足、中流域の産業振興など、非常に広域的な課題が交錯する豊橋市に寄せる期待は非常に強いものがあるということを感じますが、中でも中野豊川市長は、「中央に陳情の際は早川市長の実績が役立ってくれるような政治を期待している。」あるいはまた金原蒲郡市長は、「この地方全体の活性化に取り組んでいただきたい」とリーダーシップを要請している。山本新城市長は、「県内市長の牽引役として強いリーダーシップ」を求めている。加藤津具村村長は、「この4年間は積極性に欠ける市政運営であったように感じた。豊橋は東三河のかなめ、地域を引っ張ってほしい」というように、強い豊橋、ダイナミックな行政展開を望む声も強いわけです。

 また、今回示される基本構想・基本計画に盛り込まれた、例えば国立病院、総合保健センター、総合福祉センターなどの保健・福祉・医療のネットワークづくりでも、あるいはまちなか文化の創造、にぎわいを取り戻すための総合文化学習センターでも、こども関連施設でも、あるいはまたエコビレッジ構想でも、国際的港づくりについても、産業活力の活性化でも、市長の強い政治力、市長の強いリーダーシップが発揮されなければ一歩も進まない案件ばかりだと思っております。

 この「静かなる改革」と「ダイナミックな牽引者」、「やさしさ」と「強さ」、この両面を時代は市長に求めているわけです。市長みずから提案されたこの基本構想・基本計画も、それは果して静かなる改革とやさしさだけできちっと実現していけるのかどうか。当然、時には強いダイナミックなものもあるのではないか。意図するところがあれば考え方をお聞かせ願いたいと思います。

 その上で、市長の政治精神は、政治に貫いた「政は正なり」とおっしゃる。これは全く同感でありますし、過日、あっせん利得処罰法が成立しました。日本の政治の質を変える画期的な成果だと私たちは思っています。しかし、一方でまた渥美町のような事件も現実でございます。答弁では、渥美町のことについては触れられておりませんが、豊橋市という一地方行政体がそのことに言及することは避けられたのだという認識でおりますけれども、しかし、このことはよその地域のことでなくて、4年前の豊橋がそうです。かつて私たちの先人は、豊川は濁ってもまちは汚れていけないから、「とよばし」とせずに「とよはし」とこの地の地名をつけたという話がございます。しかし、あのときは「どよばし」になってしまったというように思っています。渥美が生んだ作家・杉浦明平先生は、50年前に「ノリソダ騒動記」を書かれました。渥美地域の現実の渦中の中で、身を乗り出してのまんじどもえの活劇の傑作で、今改めて読みましても、実に新鮮な感動を覚えるわけです。この町で起こったこと、この地で起こったことは日本のどの市町村でも起こり得るできごとであり、同じような政治構造、同じような精神文化が日本全国に広がっています。

 インターネット上に「知ればだれもがあきれてしまう!そんな地方の政治のできごとを地方紙や地方版から探し出し、報告するミニミニニュース」というのがありまして、毎週1回送られてきます。その「チホウなチホウの政治」というのは、チホウは地方行政の「地方」ですけれども、もう一つのチホウは痴呆老人の「痴呆」なんです。すなわち、地方(痴呆)ニュースなんですね。最近ので言えば、県財政をチェックする外部監査に県が批判的な意見書提出(青森県)。アムロに酔って抱きついた「セクハラ」議長が辞職(沖縄県佐敷町)。集会所として払い下げた旧公舎が元所有者の議長邸に。これは島根県の川本町。教育長が中学校長時代に納入業者からリベートをもらう(福岡県飯塚市)。破産した三セクに社長を派遣していた県が連帯保証金を負担(沖縄県)等々、毎週毎週すごいまでにこういう痴呆なニュースが載ってくるわけです。地方の痴呆なニュースが送られてくるわけです。すなわち、本質的にはなれ合いという風土を持っていて、そうした何事も「なあなあ」で済ませてしまう日本的風土、50年近く前の「ノリソダ騒動記」がいまだに新鮮に読めるということは、日本のそうした村議会、町議会、市議会などの地方議会の政治がなかなか変わっていないということを示しているのではないかなと思います。

 オランダのジャーナリスト・ウォルフレンは、「人間を幸福にしない日本というシステム」を書きましたが、そこの中で「日本が市民の国になるためには弊害になるに決まっている生き方がいまだ正しいとされている。それは“シカタガナイ”という生き方である」と書いています。シカタガナイという政治学が日本を不幸にしているという厳しい指摘です。「なあなあ」と「シカタガナイ」合わさった後に、「のんほい」が続けばぴったりなんですね。この繰り返される日本各地の、地方の時代でありながら、地方分権の時代でありながら、「まさか」と「またか」が繰り返される。

 こうしたことを考えるときに、私は地域を改革するために最も取り組まなければいけないことが一つあると思っています。それは、それぞれの議会がもっともっと住民の意思を反映して、一つも二つも階段を上ることだというように、政治に携わる一人の人間としては思っています。

 その意味で、今回の市長選で市議会の最大会派が候補者擁立に走って一戦を交えたという経過もありますけれども、そうした経過も踏まえて、市長の意図する市長と議会との関係を、改めて2期目のスタートに当たってお聞かせ願いたいと思います。

 以上で私の第2問といたします。



◎早川勝市長 伊藤議員の2問目の御質問にお答えを申し上げます。

 この機会を含めまして伊藤議員には再々、広報・広聴、特に広報のありようについていろんな機会に御提言をいただきました。また、今回もしかりでございます。4年間何もやらなかったということはないわけでございまして、それをいかに市民に、参加してもらうということと、情報提供とか情報公開という言葉がございますが、現実にそれほど大仰なものでなくても、何をやっているかということをきちっと示すという必要性を改めて痛感しております。

 再々指摘されておりまして、議員の表現を使わせていただきますと「お知らせ広報ではなくて考える広報」とか、あるいは「市民とともに活動する広報」、つまり確かに今現在もそうですが、そういうお知らせ広報的な側面が非常に強いということで、実は今年の年度のスタートから、一度、市が行っている広報というのは一体どういうものがあるか、いろんな部・課でやっています。引き合いに出された豊川市のこのシンボル的なものは、例えば下水道局は下水道局でやっているわけですね。そういうことを含めまして、一度、全部トータルに点検してほしいと、これは広報広聴課に申しておりまして、そういった意味でこれからの広報のありようについてということで検討しておりますので、御提言を含めての御質問でございますので、前向きに対応してまいりたいと思っております。

 2番目の若手の柔軟性とベテランの経験ということでございますが、これは両者が相まって、また役所というのはおよそ3,500人近くの職員が仕事をしております。年齢構成含めまして、まさにベテランと若手のミックスされた職場でございます。そういうことで、縦割りの世界がどうしてもあるわけでございますが、それをどうして横につなげてということで、プロジェクトを使えばそれは横につながっていくだろうと。これはベテランも若手もそうですが、そういうミックスもできるだろうということでございます。

 そしてまた、今年度の行政改革でたしか係制を一部でありますが、外しました。できるだけ縦のそこだけでやるのではなくて横とのつながりをということを含めまして、まず横との関係で仕事をするようにということと、今、御提言がありましたような若手の柔軟性とベテランの経験をうまくミックスしたトータルな行政サービスの向上に努めてまいりたいと思っております。

 3問目でございます。不況感、停滞感の打破についてですが、1点目は企業誘致が一つの課題だと思っております。誘致条例を実は改正いたしまして条件を整えたわけでございまして、これは日本でも恥ずかしくない一級の内容になっております。テーマを与えた誘致条例という意味であります。ということで、内陸部、臨海部に残された企業用地もまだ多くございますので、企業誘致に対しましてまず努力をしてまいりたいと考えております。

 2点目は中小企業の振興でございまして、言うまでもなく本市の場合、全企業の98%を中小企業が占めております。これからの企業の活性化を図るために、人材育成、経営革新に向けた総合的な支援を行いたいと思っておりますし、また、環境分野をはじめとした新規産業の創出などにも支援、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 4点目でございます。経済界への対応でございますが、基本的な考え方をまず申し上げます。本市の経済界の声を代表する組織でございます商工会議所は大きな組織であり、大きな団体でございます。そして、その背後には数多くの事業者、労働者、そして家族の皆さんがおられます。経済界を代表する皆様も、また私も、豊橋の発展を思う気持ちにはいささかの変わりもないと思っております。今後とも協力関係を維持していきたいと考えております。それが第1点目です。

 2点目、記者会見のことを引用されましたが、私は修復という言葉は妥当ではないというように基本的に考えております。

 3点目、10日目の話が出ましたが、13日の深夜に私は当選を確定させていただきました。したがいまして、翌日から14、15、16、3日間、あいさつ回りをいたしました。14日は市内あいさつ、マスコミの方が中心ですが、その際、商工会議所にもあいさつに行きますと私は申し上げました。そうしたら、来ていただいたということで、大変恐縮しております。そういう事実関係を申し上げます。ということで、決して10日間も何らの交流もないとか、意思の疎通がないということではございませんので、そういうことです。

 3点申し上げましたが、そういうことであります。

 それから、静かな改革とダイナミックな牽引者、やさしさも、私は両立するものだと。また、そうしなければいけないなと。行政を進める、物事を実現するためには両面を持っている、欠かせないという基本的な認識をいたしております。

 行政改革に午前中からも質問がございましたが、またそこでお答えをさせていただきましたが、行政改革一つとっても、あるいは行政のありようにとっても、常套語になって恐縮なんですが、20世紀型の時代から21世紀型と。行政スリム化が主目的なのが20世紀型とすれば、行政評価を含めて行政のサービスをどう評価していくかという、中身が変わってきている。電子市役所の問題についてもしかりでございまして、言わば20世紀型の行政運営から21世紀型の行政運営へ求められるといった時代の変化の認識をいたしまして取り組んでいきたいと思っております。

 そのための具体的な内容が、提案させていただきました第4次基本構想・基本計画案でございまして、そしてまた、東三河の広域的な関係につきましても申し上げてまいりましたが、そういった中でリーダーとしての、また豊橋市の置かれた立場を十分認識をいたして取り組んでまいりたいと考えております。

 最後になりますが、議会との関係でございますが、基本的にはそれぞれ市民に託されて、そしてまた、それにこたえるためにそれぞれ議会がありまして、また行政もあるというのが基本的な考え方でございます。そして、行政責任の長という立場でございまして、対議会につきましては厳粛な審査をお願いしてきておりますし、それが基本には変わりございません。

 ただ、車の両輪の話がよくございまして、私なりの解釈をこれまでもさせていただきました。一言で言えばいい緊張関係で仕事をしたいということでございます。例えはあまりよくないかもしれませんが、いつも同じスピードで両輪が回っていれば物事は真っ直ぐしか進まないわけですね。時代の変化というのは右へ回る場合もあるだろうし、左に曲がる必要を求められる場合もあるでしょう。そして議会の方から提案をいただく場合もあるでしょう。私たちの提案を吟味していただく関係もありましょう。ということを考えて、やはり、極端に言いますと、行政がすべて最先端の情報を持っているというようには、そこまでのおごりはございません。見聞は議会の皆さん、議員さんの方がたくさん持っているかもしれません。よきものは提案していただければそれは行政の方が、それは両輪論で言えば議会のわだちの方が先へ進んで初めて、いや、それじゃこっちへ行った方がいいじゃないですかというようになるわけです。逆もあるかもしれませんね。そういう私なりの両輪論。だから、お互いの持つよさ、責任を含めまして、そういった意味でのいい関係を持ちながら仕事を進めていけたらなと。そして、一番の審判官、審判官というのは変な表現でございますが、言うなれば市民がいる。市民のためのものなんだというのが原点であり、そして最終目標にあるのが市民だというように私は考えております。

 以上、2問目のお答えとさせていただきます。



◆伊藤秀昭議員 一定、幾つかの質問について市長自身の言葉でお答えいただいたと思っておりますし、一定、理解するものでありますが、ただ、この不況感、停滞感というものを私が質問させていただいたのは、そういう豊橋の中小企業対策のことをお聞きしているのではなくして、豊橋の市民の大半を占めている、寄りかかっている、すなわちいわゆる建設業関連、産業集積度の低い豊橋市では、この建設業関連で働いておられる市民の皆さん、あるいはまたそれに付随してというとおかしいですけれども、御家族の皆さん、こうした人たちのトータルは大体5割を超える。それは型枠大工さんから左官さんから、そういう作業着を売っている御商売まで含めて、そういう人たちが公共工事のこうした変化の中で、あるいはかつての高橋市長の時代のハード中心で公共事業を発注されたときとは違って、下水道だとか公園だとか歩道整備だとか、そういうことに質が変わってきている。そういう中で、おっしゃるように新産業創出とか、そういうようになかなか転換できない。そういう人たちが非常に今、仕事を求め、困っている。経営のやり繰りに本当に困っている。こういう状況の中、ここのところが豊橋の地域経済活性化を考えるときに、将来のIT技術とか、そういうことは言えますけれども、そういう人たちの直面している現在のこの停滞感、それが非常に強いものがあるのではないか。そのことに対する突破口は何ですかとお聞きしているわけですから、もしもあれば示していただければと思うわけですが、それほど、逆にそんな簡単なものではないよということかもしれませんけれども、そういうことだと思います。

 市長の好きな言葉に「大衆に学ぶ」と、それから「川の流れのように」というのが新聞に載っておりましたけれども、答弁の中でも同じスピードで走っていてはいけないとおっしゃる。時には早く、時には遅く。だから、そういう面ではやはり市長のリーダーシップの中にそういうメリハリ、それは声の大きさだけではなくして、やはり政治的ないろんなパワーを含めたメリハリというのを私は強く求めたいわけですし、いよいよ2期目ですから、自信を持ってその先頭に立っていただきたいと思うわけでございます。

 そうしたことで、地域経済活性化の中で特に絞り込んで言えば、豊橋市の場合は公共工事に依存している建設業関連の、いろんな金物屋さんも含めて、そういう業種の人たちがいっぱい今、この不況感、停滞感をもろに受けている。ここにやはり一定の施策の展開はできないのかということを3問目に質問させていただきたいと思います。



◎早川勝市長 3問目にお答えを申し上げます。

 まず、この4年間の私が予算編成で心がけた一つには、今、議員が御指摘になりました不況の問題で、建設事業者が豊橋市には多いということも事実でございまして、知っています。その中で二つ、まず前年度より公共事業投資を市は下げないという基本で取り組んだことは御承知のとおりです。そして、補正予算編成を含めて、対前年度から減らさないというのが予算編成の私が心がけた一つです。2番目、これは県に向かって担当者にも言っているわけですが、国の補助金を、実際にはほかの自治体で消化できないところがございます。豊橋は全部受けますということで、この4年間やってきました。それは補正予算などにプラスとしてオンされてきたというのが実情であります。

 それから、これからの問題で、率直に言いましてやはりだんだん内容が変わっていかざるを得ない。事業内容がですね。これは避けられない。不可避だと思います。とはいえ、これは緩やかな形でいくのが社会的な摩擦を少なく、小さくするには必要だ。これも事実ですね。これからの基本構想の中で、第4次の中で、ある面でお叱りを言う人もいるわけです。余りに多過ぎるのではないか。箱もの事業だとか。私は常々申していますけれども、必要なものはつくるんだと。それがサービスに欠かせないんだ。欲しいものは本当に欲しいのか十分に吟味しようではないかということをやっています。第4次基本構想におきましても、それはきちんと必要なもので配慮は今までどおりさせていただくということでつくられておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 以上です。



◆伊藤秀昭議員 先ほど商工会議所との関係のことはあえて3問目では触れませんでしたけれども、どうかあうんの呼吸で、総力戦で21世紀の豊橋に、ほかの地域に負けないような、勝ち組の自治体になるように総力戦でかじを取っていただきたいということを確認させていただいて、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○清水ひろひさ議長 次に、伊達 勲議員。

      〔伊達 勲議員登壇〕



◆伊達勲議員 私は、日本共産党豊橋市議団を代表し、早川市長に第4次豊橋市基本構想・基本計画案と2期目の市政運営の考え方について質問いたします。

 最初に、基本構想・基本計画についてお尋ねいたします。

 第4次基本構想・基本計画は、くしくも20世紀を終え、新しい21世紀の出発点となりました。このことは、単に豊橋市の10年間をデザインするのみにとどまらず、世界と日本そして豊橋市における20世紀はどのような時代であったかを総括し、21世紀に引き継ぐべき前進面と、問題点や課題を明確にし、それに対応したものでなければなりません。

 同時に、第3次基本構想・基本計画の11年間は日本中がバブル経済に踊らされ、国と自治体が一緒になって大規模開発と公共事業優先に取り組み、ゼネコン奉仕の開発会社化し、国と自治体合わせて645兆円、国民1人当たり510万円という途方もない借金と乱開発による環境破壊をもたらしたこともきちんと総括し、その反省から事業計画の全面的見直しをしたものでなければなりません。

 私は、以上の視点に立って、基本構想・基本計画の策定に当たっては、20世紀から学び、21世紀における自治体のあるべき都市づくりの理念と方向性を国際的にも誇れる平和理念を持った憲法に基づき、第1に核兵器と戦争のない世界平和への寄与、第2に基本的人権の尊重と社会保障の確立、第3に市民参加とコミュニティに根差した民主主義と自治の推進を基調にしたものでなければならないと思います。この3点は、いかなる時代であっても世界の人々と共有すべき普遍的な理念であり、私たちが21世紀の中で高く掲げる都市づくりの指針としなければなりません。

 そして、21世紀の豊橋市に求められている今日的課題は、市民の生存と生活基盤にかかわる介護・福祉・医療・年金などの社会保障、子どもと教育、少子化、農林漁業と食糧問題、地域経済、環境問題、産業対策、IT、平和などへの対応と解決策であります。自然と人間との調和が図られた魅力ある豊橋市を未来に向けてつくり続けることが必要であります。

 以下、第4次基本構想・基本計画策定に当たり、次の点についてお伺いいたします。

  (1)市民からの意見をどのような基準に基づいて反映されてきたのかお伺いいたします。

  (2)今、公共事業の在り方が問われています。投資的経費の見込みなど中期財政計画などについて、第3次基本構想・基本計画の評価と問題点についてどのように認識し、反映されたのかお伺いいたします。

  (3)20世紀の世界、日本において社会保障や人権などの社会進歩に貢献された側面と、戦争、環境破壊などの負の側面についてどのように認識し、反映されたのかお伺いします。

  (4)基本理念は、いかなる時代においても世界の人々と共有できる普遍的な理念を基調とすべきであると思いますが、第3次基本構想と違う理念をどのような認識のもとで掲げられたのかお伺いいたします。

 次に、 (5)市長の選挙公約と市政運営の考え方についてお伺いします。

 市長は、このたびの選挙の第一声で、特定の人に開かれた市政はだめだ、必ず不祥事の温床になる。一人一人の市民に開かれた市政であるべきである。また、福祉を後退させてはいけないとし、子どもやハンディキャップを負った人たちと高齢者に対して行政の責任を果たさなければならないとし、1人が元気であとの9人が悲しんでいたのでは元気なまちではないと演説したと新聞に報道されていました。この点に限って言えば同感であります。

 しかし、今、市民生活の中で負担が重くのしかかっている介護保険の利用料や保険料の問題、お年寄りや乳幼児、ハンディキャップを持っている人たちの医療費負担、リストラ・合理化による失業と収入の減少、中小企業や農家の経営悪化など、まさに9人の人たちが悲しんでいる状況が起きております。改めて市長の市政運営に対する基本的な考え方と、悲しんでいる9人の人たちへの具体的な対応策についてお聞かせください。

 1回目の質問とさせていただきます。



◎早川勝市長 伊達議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず最初の御質問ですが、市民からの意見につきましては、素案の作成段階におきまして、公募制を取り入れた豊橋市まちづくり市民懇談会を設けまして、100の提言をいただきました。また、素案作成後においては、インターネット、ファックス、あるいは地元説明会等を通じまして約300に上る意見をいただいたわけでございます。今回いただいたこの300の意見につきましては、市政全般に対する意見として今後、参考とさせていただくもの、既に今回の基本構想で対応済みの施策に関するものを除きまして、特に要望の多かった意見、IT関連などこの間の社会的な動向が著しく変化したものといった視点から検討を行ったわけでございます。

 この結果、市民からの要望も多く、さらに力点を置いた施策の展開が必要と判断された学校図書館機能の充実や、国による電子政府の推進宣言により、今後、地方行政においても協調対応が求められることが予想されますIT関連の推進について、より前出しするなど追加見直しを行ったものでございます。

 次に、2番目の第3次基本構想・基本計画の評価と問題点についてですが、第3次基本構想・基本計画につきましては、平成元年度に策定した直後の経済情勢の大きな変化に伴いまして、平成6年度に一定の見直しを行う中で、10大プロジェクトを中心に各施策の実現に努めてまいりました。結果といたしまして、平成11年11月末現在で307事業のうち、完了・一部完了が239事業でありまして、全体の約8割がほぼ目標を達しています。厳しい経済的な環境の中であったことを思いますと、皆さんの協力によりまして一定の目標は達成できたと考えております。

 また、未着手、検討中、調査中の事業43につきましては、社会的な動向やそれに伴う市民ニーズの変化を勘案する中で、その必要性について精査し、引き続き実現を目指す必要があると判断されるものにつきましては、第4次基本計画事業として位置づけさせていただいたところでございます。

 続きまして、3番目の20世紀の認識のお尋ねでございます。今世紀は、世界的には二つの大戦を経験したかつてない戦争の世紀であるとともに、科学技術の飛躍的な発展によりまして、巨大な物質文明を現出した時代でありました。我が国においては、明治、大正、昭和、平成へと移り、軍国主義から民主主義、そして敗戦からの復興と、激動の時代であったと認識いたしております。その結果、今日、物質的には世界でも有数の豊かな国となりましたが、数多くの矛盾が生じております。心の問題、環境の問題など、我が国の将来また地球全体の未来にとりまして憂慮すべき問題が生じております。

 本市といたしましては、未来を託す青少年への責任といたしまして、教育、環境など解決すべき問題に一つ一つ取り組んでいかなければならないと考えております。そうした観点に立って基本構想・基本計画の原案を策定いたしたところでございます。

 次に、4番目の問題でございます。第4次基本構想の理念の関係でございます。地域経済社会の長期的変動を見通しまして、真に住民の負託にこたえ、適切な地域社会の経営を果たすための基本方針を確立することが基本構想策定の目的でございますが、こうした点から、基本構想の期間につきましてはおおむね10年程度が望ましいと言われております。こうした観点から見ますと、将来都市像同様、基本理念につきましても基本構想策定の都度、長期的な社会動向を見通す中で、時代の意識を市民生活に的確に反映していくことができるものとして、そういった考え方で対処していく必要があると考えております。

 今回の基本構想策定に当たりましては、21世紀へ時代が変わる、この時代変わりに当たりまして大きな変化を考慮いたしまして、あらかじめ20年間を見通した21世紀ビジョンを策定いたしました。こうした準備作業の積み重ねの上に立ちまして、21世紀ビジョンのまちづくりの理念、「ともに生きるまち・とよはし」を第4次基本構想の基本理念といたしました。なお、「ともに生きるまち」という理念は、社会、経済、環境などのグローバルな課題に対しまして、ともに手を携えて取り組んでいく姿勢を示したものでございます。

 最後の5点目の選挙公約と市政運営の考え方についてお答えを申し上げます。

 市長再選に向けての私の思いは、4年前の市長就任後、市民に開かれ、市民が参加し、清潔で信頼される市政の確立に向けたさまざまな改革、取り組みをさらに定着、発展させるとともに、この豊橋を日本一住みよいまちにつくり上げたいと考えてまいったわけでございます。そして、市民の皆様の温かい御支援によりまして、再び市長として今後4年間の市政運営を担当させていただくことになったわけでございます。

 これまでの改革、実績を踏まえ、地方分権という大きな流れの中で、より自主性と自立性を発揮しながら、市民の目線に立った行政の推進に取り組んでまいりたいと考えております。小さな声にも耳を傾けまして、より広くより多くの人と対話し、意見を聞くとともに、市民、事業者、行政がそれぞれ知恵を出し合いながら協働、協調、協創のまちづくりを進めてまいります。

 具体的な事業推進につきましては、次期基本構想・基本計画におきます各分野における主要施策の着実な実施に全力を尽くしてまいりたいと考えております。

 以上、お答えとさせていただきます。



◆伊達勲議員 1回目の質問に対してそれぞれお答えいただきました。お答えいただいた中身に沿いながら、もう少し詳しくお尋ねしてまいりたいと思います。

 最初に、市民からの意見の反映の在り方であります。今回、市民懇談会とかで準備してきた。また、素案発表後においては地元説明会、ファックスやインターネットなどを通じて約300項目の意見が寄せられてきた。これを改めて今度の原案提案に当たって一定の、IT問題や、あるいは学校図書館等を入れてきたということであります。

 それはそれとして大事でありますし、市民が本当に参加した、市民が自分たちのものとしての基本構想や基本計画、これに向けての取り組みは評価できます。ただ、300項目の意見が寄せられてきた中で、一定、反映されたと。そうすると、反映されていないものの中には、特に施策の中において批判的な意見についてはこたえられていない。先ほどの答弁では、今後、そういうものについては参考にさせていただきたいという形で答弁されたわけですが、この基本構想・基本計画に述べられている中で、市民の中から批判的なものの項目というものに対してどういうように受け止めて、そして今後の施策に反映されようとしているのかお伺いしたいと思います。

 次に、第3次基本構想・基本計画の評価と問題点についてであります。第3次基本構想・基本計画の達成率は80%、一定、目標は達成してきたと。あと残りが43事業ということでの答弁でありました。今後、この43事業においては、社会的な動向や市民ニーズの変化の中、その必要性について精査しながら取り組んでまいりたいということでありました。

 私は今度の第3次基本構想・基本計画から見て、第4次基本構想・基本計画に当たっては、今、特に公共事業の在り方が問われていると思います。最近、国においても、建設省の中でもこの公共事業の在り方を問い直して、中止したもの、延期したものという形で具体的な取り組みが国の中でも行われてきております。まだまだ問題点や課題のある見直しでありますが、しかし、主体的にそれが選ばれ、検討され始めたということは評価してよかろうと思うんです。

 ところが、今度の基本構想・基本計画の中を見てみますと、第3次基本構想・基本計画でやってきた事業をどう評価し、そしてこれからの21世紀に向けた第4次基本構想・基本計画の中では、どういう事業を中止するのか、どういう事業を延期するのか、そういう点では不十分だと思います。

 具体的にお伺いしたいわけですが、この基本計画の中に、全国的にも破綻が明らかになって、リゾート計画を推進してきた自治体が財政問題も含めて深刻な事態に陥っている。にもかかわらず、本市の引き続いての基本計画の中には表浜リゾート計画の推進が述べられる。あるいは、過大な貨物量を想定しての三河湾の埋め立てを前提とした三河港の整備を、きょうの午前の議論にもありましたように、特定重要港湾まで引き上げていくという問題。また、過大で豪華と思われる総合スポーツ公園の中でのスポーツ施設、これは当初の計画があって、そして第3次の途中においても、施設の在り方について見直しを行うというように述べているにもかかわらず、そのまま、どういう具体的見直しを行ったのか明らかにされないまま、第4次にも引き続いて同じ内容を示したスポーツ公園構想が位置づけられる。また、過大な水需要等、環境影響を見直さなければならないダム問題についても、特に今回は設楽ダムの周辺にクマタカ3ペア、オオタカ1ペア以上が確認された。こういうように環境に与える影響が明らかになってきたにもかかわらず、引き続いて設楽ダム建設を推進する。また、住民合意が不十分なままで強行しようとしている土地区画整理事業。何一つ、反省されてこの問題についてはまずストップをかけようとか、あるいは一定、白紙に戻して進めるというような事業見直しがどこに見当たるのか、本当に疑問に思う中身であります。

 そういう点で、公共事業の在り方について今問われて、そして再検討が各地で行われている中で、なぜ本市の第4次の基本構想・基本計画にはそれの検討の跡がないままで、そのまま第3次からの事業内容が示されてくるのか。なぜなのか教えていただきたいと思います。

 もう一つ、その関係で、先ほどの伊藤議員の質問の中で、公共事業の在り方の関係で、今まで4年間、予算編成に当たって公共事業は前年度からは下げない、国が補助金をつけると言うとすべて受け取るという形で進めてきたと言われております。第3次基本構想・基本計画の中において、投資的経費そして市債の発行の状況が異常なまでに膨らんできた。ところが、第4次においてもそれと等しいぐらい、それにまさるほどの投資的経費を投入しようとしております。

 例えば、第4次基本構想・基本計画の中期財政見通しの資料の中からいきますと、投資的経費の総額が2,817億8,400万円に上る。第3次基本構想・基本計画、これは12年度で11年間の期間になりますが、これが実際からいくと3,091億6,300万円、10年間だけの単位で見ますと2,877億6,560万円ということで、第3次基本構想・基本計画によって市長が最初の選挙のときに高橋市政を指して箱もの行政といった形で批判し、財政再建もうたわれてきました。今度の選挙に当たっては、4年前に戻してはならないと。しかし、これを見ますと、4年前どころか、高橋市政のときにつくった第3次基本構想・基本計画と同じような投資的経費を投入している。公共事業最優先にされている。そしてその結果、市債発行高におきますと、第3次基本構想・基本計画において10年間での発行額は939億円ほど。ところが、今度の第4次基本構想・基本計画を見ますと、1,082億円と、上回る借金をつくっていく。こういう形で第4次の基本構想・基本計画が提案されてきたのであります。

 これらを全面的に見直しして、本当に福祉や教育、暮らしを優先にした基本構想・基本計画にすべきであると思います。今後、この基本構想・基本計画ですね、一つは修正の考えを持つべきであると思いますが、そのことについてと、基本計画の実際の事業実行に当たりまして、具体的にこの10年間の中で膨らんできた公共事業費そして借金をどういう形で第4次の中で整理し、借金を少なくしていくか、財政をきちんとしていくか。そういうことはどのように考えられているのかお伺いしたいと思います。

  (3)と (4)の関係では、基本理念との関係で一つお伺いしたいと思います。

 基本理念は、長期的な社会動向を見通す中で、10年間を見通して立てられた。今回はその中でも「ともに生きるまち」という形で示されました。基本構想を見てまいりますと、ともに生きるという、その「とも」の中身が六つの点で述べられております。「すべての人とともに」、これは市民参加を意味することではないかなと思いますが、それから「地域とともに」そして「時代とともに」「自然とともに」「平和を願いながら世界とともに」「夢とともに」、こういう形で六つの「とも」を合わせて「ともに生きるまち」をイメージした基本理念を示されました。しかし、基本理念は、確かにこれからも基本構想・基本計画で示される10年間の方向性と同時に、やはり豊橋市が長期にわたって、前段でも申し上げましたように、世界の人たちと共通するもの、普遍的なものとしての基本理念を明確にしながら、そしてそのもとでの10年間をどうするのかというデザインをつくっていくべきではなかろうかと思います。そういう点から見ると、単に10年間だけを想定してのその理念問題は、結局、10年ごとにころころ変わっていくというようになろうかと思います。

 特にその中で、たくさんございますが、私は平和問題について改めてお尋ねしたいと思います。9月議会において私は基本構想・基本計画の中の平和行政に対する考え方をお伺いしました。そのときに市長はこういうように答弁されているんですね。「平和行政につきましては、行政が取り組まなければならない大切な課題の一つであります。とりわけ大きな戦災を受けました本市にとりまして、風化させることなく後世に伝えていかなければならないと認識しております。そこで、基本構想の考え方につきましては、今後、平和のとうとさについて表現する方向で検討してまいりたいと考えております。」こういうように9月議会において私の質問に対して答弁されました。

 しかし、今度の提案された基本構想における理念の中には、確かに素案のときにはなかった「ともに生きる」中に、「平和を願いながら世界とともに」、「平和を願いながら」という言葉がつけ加えられました。それで事足れりというわけではないと思います。戦災に遭った豊橋市が、平和施策をどういうように進めていくのか。その後の具体的なまちづくりの基本的な方向にも、あるいは施策の大綱にも一言も平和施策の問題について触れておりません。本当に市長は9月議会での答弁に対して責任を持った形で、平和行政の在り方について責任を持ってやろうとされているのかどうか、疑問を持たざるを得ません。10年間だけではなくして、世界平和との関係、これは本市にとっても地方自治体から常に発信し続けなければならない課題であろうと思います。国に任せておけばよろしいというわけにはいかない。そういう視点から見て改めて、なぜ9月議会の答弁がありながら、平和施策について具体的な施策内容に踏み込まれなかったのか。そこをお伺いしたいと思います。

 選挙公約と市政運営の考え方についてでありますが、具体的な取り組みについては、今後、次期基本構想・基本計画において主要施策を着実に実施していくと。これは予算を伴っていくわけですので、来年度予算との関係での、あるいは今後の施策に置きかえなければならないかと思います。しかし、私が前段で述べましたように、今、多くの市民の人たちが暮らしの問題や福祉の問題、教育の問題など本当に困っている人が多くあります。ここに対して具体的な施策をまず第一にすべきであろうと思います。これを第一にとった後に、そしてあと投資的経費の関係で、箱ものと言われる施設関係は一つ一つ優先度を明確にしながら、十分吟味して取り組んでいただくことを期待して、ここは終わっておきたいと思います。

 以上、よろしくお願いします。



◎早川勝市長 伊達議員の2問目の御質問にお答えをさせていただきますが、2点質問があったと思いますので、お答えをいたします。

 第1点は、この基本構想・基本計画に対して市民の批判的な意見の反映の仕方についての御質問でした。これは参考にさせていただくということで、一言で実は終わるわけですね。つまり、市としてこういう構想・計画案を議会に出す場合、ベストだと思って出させていただいております。そのときに、意見を広く集めたときに、批判的なものをそこへ盛り込むというのは、ご存じのように非常に難しいわけですね。こういうスタンスで書いているものにそれはだめだという意見が来たときに、私たちは素案をつくるときにも素案として自信を持って出しているわけです。そして、そこで欠けているものだとか、百パーセント間違えているというものがあれば、これは真摯に受けることをいたします。しかし、そういうものでなければ、これはやはり参考意見としてこれから基本計画、あるいは単年度で執行させていただきますが、そういう形で反映をさせてもらうという域にとどまるというように御理解をいただきたいと思います。

 それから、公共事業の見直しの御質問ですが、御質問なのか御意見なのか、ちょっとわかりかねたのですが、財政の問題をこういうように一点考えていただきたいのですが、10年間の財政見通しをいたします。そのときに財政規模は当然変わります。絶対額の比較を今されました。1,082億円と1,008億円の市債の問題等ですが、私の記憶ですと、10年間の財政計画のシミュレーションで一番伸び率が高いのは扶助費。わかりやすく言いますと福祉関係費です。ぜひご覧になっていただきたいと思います。平成13年度から22年度の一般会計の財政支出構造をご覧になっていただきますと、一番高いのが扶助費、福祉関係費でございます。そういった意味でのウエートは、投資的経費は若干下がっているのではないかと私は記憶をしております。ということで、財政の運営については、そういう構造的な中身になっております。

 それから、公共事業の見直しの問題については、再三申し上げておりますが、保健所等含めまして本当に必要なものは、やはり行政の責任として市民に提供していくのが責務だろう、義務だろうと私は思っております。あればいいなという問題については、本当に必要かというのを十分吟味しようではないかという、こういう基本的な考え方が2点ございます。そして同時に、その中での生活基盤投資がウエートとして高まっているということは御理解いただいていると思いますし、この4年間で教育だとか住宅だとか生活関係だとか、そういうことで比重を置きながら取り組んできたことも事実でございまして、そういった形での10年間の構想・計画が盛り込まれておりますので、御理解をいただきたいと思っております。

 3点目でございますが、平和の問題についての御質問です。言うまでもないわけでございますが、平和を願う気持ち、これは普遍的なものでございまして、すべての行政施策の根底に流れるものであると私は考えております。そうしたことから、基本構想ではまちづくりの基本理念の中にその思いを盛り込むことが適当であると考えたわけでございます。今ここで、すべての行政施策の根底に流れるものであると私は考えておりますが、例えば国際交流の問題を一つとっても、あるいは教育の場での国際理解教育がなされているわけでございますが、やはり戦争は心の中から起きると、ご存じのような言葉がございます。やはり相手をよく、相手をというより世界の人をよく知るということがまず必要ではないかなと、私などは常々そう思います。より多くの人、それは世界の人と交流した方がいい。いろんな分野の人とというのを常々思います。学校における国際理解教育もそうですが、そういった意味での国際交流も私はより多くすることが必要だ。お互い理解してもらえるし、することもできる。人を理解する。その文化を理解することができる。私はそう思っております。それが、言葉は短いわけでございますけれども、「平和を願いながら」という表現でございますが、御理解をいただきたいと思います。

 以上、2回目の答弁とさせていただきます。



◆伊達勲議員 それぞれ答弁いただきました。

 一つは、批判的な意見については、これに関してなんですが、もちろん市長が提案されたのは、市長自身がこれがベストだということで提案された。それはその立場にあれば当然であろうと思います。ただ、今度の市民から意見を述べていただいて、取り入れるものは取り入れましたよというように記載されて、私どもにもその資料が示されました。ところが、その批判的な意見に対しては、何らコメントがないままで、なぜそれが市長の立場からいけないのか、そういうのは採用できないのか、そして、これについてはもっと検討を要するものなのかどうなのか。いろんな意見を聞きながら議論しながらやることが必要だろうと思うんですね。

 私は9月議会のときに、この基本構想・基本計画の策定に当たっては、ただ意見を聞くというワンウエー、一方通行のやり方ではなくして、公聴会だとかさまざまな形で意見交換をしながら、大いにそれを基本構想・基本計画の中に生かしていく。つまり批判的な意見も聞いて、それを理解も深めながらどう取り組んでいくのか、こうすべきだというように提案させていただきました。ただ、それは市長は採用せずに、一方的に説明をする、あるいは意見を聞くという形になってきたのだろうと思うんですね。

 ただ、ここで基本構想が確定したからといって、それがまたすべてではない。いろんな社会や時代の変化のもとで、それまで正しいと市長が思っていた事業が、社会的な変化や市民の意識のもとで変えていかなければいけないという事業が当然出てこようかと思います。これについては本当に十分な、先ほど十分な吟味をしながら進めていくんだと公共事業の在り方について述べられましたが、ぜひそれはそういうようにしていただきたいわけであります。実際の実行計画に当たって、計画であるからと、計画ありきで事業を進めるというやり方は十分に戒めていただきたい。そのことについての姿勢を改めてお伺いしておきたいと思います。

 投資的経費の問題と公共事業の在り方であります。本当に必要なものは、私も本当に必要な行政施設については、それは借金がどういう事態にあっても、借金してでもそれをつくって、市民のサービスに寄与するのは必要になろうかと思うんですね。ただ、先ほど私が幾つかの点を申し上げました事業においては、市長が社会的変化、あるいはあればというような中で、十分吟味しなければならない。にもかかわらず、第3次基本構想・基本計画に載っていたからということで、それをそのまま引き継ぐような形で第4次の事業にのせていく、位置づけるというやり方は問題があろうと思うんですね。意見のある問題について、あるいは大きな課題が残されていると思ったときは、いったんそれは取り下げて、そして十分な議論をしながら、合意を得られる中でその次の計画に持っていくなり、あるいは途中の、当然5年ごとのローリングが行われようと思いますので、そのときに改めて追加事業にするかどうか、そうすべきであろうと思います。そういう手法での今度の具体的な事業名が幾つか、まだたくさんありますが、大きな点で示されました。その点ではどういうような考えのもとで第3次の事業を見直されてきたのか。本当に必要なものばかりということで第4次の中に入れたのか。あるいは、これからまだ十分吟味しながら方向性についてはいま一度検討し直して、実施に当たっては急がないという形での載せ方なのか。その辺を改めてお伺いしておきたいと思います。

 それから、基本理念の中での平和問題であります。市長は、行政のすべての中での根底に流れるものと位置づけられました。見解としては私も同意できるものであります。ただ問題が、なぜ具体的であれば行政施策の中にうたわれないのか。なぜ具体的に基本構想の中に打ち出されなかったのか。

 今、市長は戦争は心の中で生まれると言いました。戦争は心の中で生まれるものではないです。政治の責任であり、戦争を起こすか起こさないかは国民の責任ではないです。国や世界にとって、本当に戦争のない社会をつくるということは、単なる心の中だけではなくして、具体的にそれを言葉に移し、行動をとっていく。その中で市民の、あるいは国民や世界じゅうの人たちの理解も生まれてくるし、戦争を進めようという勢力を押しとどめるという、そういう問題だろうと思うんですね。心の問題だけで片づけて具体的な行動や行政としてやるべきことを明確にされないというやり方は、私は行政のすべての中の根底に流れるものという見解とは、実践段階では不十分ではなかろうかと思います。そういう点で、行政のまちづくりの基本的な方向だとか施策の大綱の中に一言も触れない。9月議会の答弁の域から見ても問題があろうかと思います。なぜ入れなかったのかということを改めてお伺いしたいと思います。

 以上です。



◎早川勝市長 3問目の御質問にお答えを申し上げます。

 基本構想そしてまた言わば実施計画、基本計画になるわけですが、これを10年計画で提案をさせていただいておりますが、御承知のように、それを実現していくには毎年度予算編成をして、そして具体的な施策を皆さん方の前に提示させていただいて、そして了承をいただくというステップをまさに実施、具体化の中ではそういうプロセスがございますので、その中でお互いに私たちはベストのものとして提案させていただき、そして吟味をいただければ幸いでございます。したがって、初めに計画ありきとか、初めに計画があるのは事実なわけでございまして、それをどういう時間の中で、どういう財政状況、社会状況の中で実現していくかということは、つまり中間でローリングはかかりますが、でも予算編成の中では毎年かかっているようなものなんですね、実際には。そういうことで取り組んでいきたいというのが基本的な考え方でございます。

 それから、これと重複するわけですが、やはり物事を進めていく場合には、財政状況と時間の要素がどうしても入ります。必要性の問題と。そして、同時に社会変化、需要変化があることも事実でございます。したがって、物事をやるときには本当に厳しい姿勢で必要性、そしてまた市民の需要にきちんとこたえられるか、理解を求められるかどうかということを不断に点検をしながら進めてまいりたいと思っております。

 3点目は、先ほどと答弁が全く同じになるわけでございますが、すべての行政施策の根底に流れるものであると考えております。したがって、まちづくりの基本理念の中にその思いを盛り込むことが適当であると考えたわけでございます。

 なお、若干、議員と私の理解に、心の中から起こるということで理解がちょっと違ったようでございまして、ぜひ平和のとうとさだとか人の命のたっとさだとか、そういうことは、やはり一人一人の心でその重さをぜひお互いに教育を通じたり、いろんな活動等で理解しようということでございまして、戦争そのものは公権力の発動とか、そういうレベルの問題でないことは御承知だと思います。

 以上で私の答弁とさせていただきます。



◆伊達勲議員 今回、基本構想・基本計画が市長の方から提案されて、10年に1度の議論がされていく。そして、市長においても、また議会においても、市民に対してよりよい豊かで安心できる豊橋をつくるために大いに議論しながら、そしてあるべき行政の姿というのを示していくことが必要であろうと思います。

 月曜日からこの基本構想・基本計画の特別委員会が開かれて、より詳しく議論がされようと思いますので、私もその委員になる予定でありますので、改めてその場で今後、具体的な裏づけ等も議論させていただきたいと思います。きょうはこれで終わります。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○清水ひろひさ議長 この際15分間休憩いたします。

              午後2時41分休憩

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                午後3時再開



○清水ひろひさ議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 次に、藤原孝夫議員。

      〔藤原孝夫議員登壇〕



◆藤原孝夫議員 本日最後の代表質問でございます。私は、自由民主党豊橋市議団を代表して質問をさせていただきます。

 去る11月5日告示、同12日投票の豊橋市長選挙において、早川 勝氏は7万2,840票で有効投票の55%を獲得し、厚い信任を受けながら見事2期目を再選されました。選挙のさなか、それぞれの候補者が同じく豊橋市政への熱い思いを持って市民党を名乗り、リーダーシップや活力、4年前の市政運営に戻してはいけない、旧市民病院跡地や東口駅南地区の用地活用等々、数々の論点をめぐり激しく論争したところであります。結果、早川 勝氏が再選されたことは、これまでの4年間の市政運営について市民は改めて信任したことであり、せっかく種をまいてきたものに第2章の花を咲かせてみようではないかということであろうかと考えます。

 いよいよ2期目の早川市政のスタートであります。今後においては、すべてが早川カラーであり、批判票の意味するところも踏まえつつ、堅実かつ着実な実績をつくり出していく市政運営を望みたいと思います。

 折しも、公約ともなった第4次基本構想・基本計画のスタート地点であり、政策や施策がすべて網羅されているところであり、「笑顔がつなぐ緑と人のまち・豊橋」に込められた早川市長の思いの展開が始まるのであります。

 そこで、選挙戦を通して示してきた基本的な政治姿勢並びに市政の諸課題について、以下のとおり総括的にお聞かせいただきたいと存じます。

 大きい1、市長選挙を通して示した政治姿勢について

  (1)「やさしさは強さを超えている」論、「特定の声の大きな人のためだけでなく、小さな声に耳を傾ける公正な市政」論について

  (2)選挙結果において、有効投票の55%を得たことや批判票の意味をどう受け止め認識しているか。

 大きい2、2期目を迎えた早川市政の諸課題について

  (1)2期目を迎えた早川市政に臨む所信と決意について

  (2)選挙公約になった第4次基本構想・基本計画に注入された「早川カラー」の思いについて

  (3)論点になった旧市民病院の跡地と東口駅南地区、今後出てくる国立病院の跡地、桜ヶ岡分院跡地でのそれぞれの活用と相互関連について

  (4)第4次基本構想・基本計画の初年度となる平成13年度予算編成の基本方針と重要施策について、及び若手登用も含めた人事の刷新について

  (5)「豊川の明日を考える流域委員会」が佳境を迎えていると聞くが、その進捗と新たなステップについて、及び豊川総合用水事業、豊川用水二期工事について

  (6)平成14年度をスタートとしている「教育改革」のプログラムの準備が、本市でも大詰めを迎えていると思うが、その基本的な考え方と具体策について、及び歴史教育について

  (7)農業・工業・商業がバランスある発展を遂げてきたことが本市の特徴とも言われるが、今日の国際的な過当競争においてこそ「ものづくり」産業の基盤整備と人づくり及び物流機能の強化が肝要と考えるが、本市の施策について

  (8)平成8年度から進めている行政改革が質・量とも一定の効果を上げて最終年度を迎えているが、来年度以降の行政改革と新たな行政経営システムの導入の展望について

 以上、第1問目とさせていただきます。なお、本日は5人目であり、質問も多岐にわたっており、重なる部分はできる限り簡潔に答弁願いたいと思います。



◎早川勝市長 藤原議員の御質問にお答えを申し上げます。

 まず、市長選挙に関連して2点御質問がございましたが、第1点についてでございます。私は、これまで「主役は市民、行政は対話、市政はガラス張り」ということを信条といたしまして市政運営に取り組んでまいったわけでございます。それは、子どもから高齢者まですべての世代が笑顔で生き生きと暮らせるまちを築くためには、人々が強く結びつき助け合う対話と協働の社会の実現が必要でありまして、その実現には強さよりもお互いを思いやるやさしさが何にも増して強い力となると考えているからにほかなりません。また、大きい声だけを聞くのではなく、弱い立場の人、ハンディキャップを持つ人など、すべての人に平等に開かれ、小さな声に耳を傾け、より多くの人のための公正な市政を推進していくことが何よりも重要であると認識をいたしております。

 次に、選挙結果に関連しての御質問でございます。有効投票数の過半数をいただいたことは、この4年間取り組んできました市政運営の成果に対して、市民の皆さんから一定の評価をいただいた結果であると感謝し、うれしく受け止めております。もちろん、批判票ということもあるでしょうが、それはそれとして厳粛に受け止めなければならないものと考えております。したがいまして、今後の市政運営におきましても、いろんな多様な意見を謙虚にお聞きし、できる限り市政に反映させてまいりたいと考えております。

 次に、2期目の早川市政の諸課題に関連して、まず所信と決意の御質問にお答えをいたします。私は、市長として2期目を担当させていただくわけでございますが、就任以来、これまで4年間取り組んでまいりました市民に開かれ、市民が参加し、清潔で信頼される市政の確立に向けたさまざまな取り組みを、次の4年間におきましても引き続き前進、定着させるとともに、先人の英知と努力によって築き上げられた歴史と伝統を大切にしながら、この豊橋を何より誇りとして日本一住みよいまちへ発展させてまいりたいと考えております。

 21世紀初頭における具体的なまちづくりの方向性につきましては、次期基本構想・基本計画に私の思いが込められておりますが、今後4年間でできる限りの事業進捗に努め、この豊橋をやさしく生き生きとした、すべての人々の笑顔があふれるまちにするために全力を尽くして市政運営を担ってまいりたいと考えているところでございます。

 次に、いわゆる早川カラーについての御質問にお答えをいたします。私は、常々一人一人の市民の声を大切にしていくことを、市政を預かる者の信条としてこれまで4年間、そうした思いを折あるごとに職員に語ってまいりました。こうした思いが職員に理解され、また浸透し、今回の基本構想・基本計画の隅々に反映されてきたと考えております。早川カラーという色があるとすれば、そうした色、思いではないかと思っております。

 未知に対する不安から、私たちはどうしても現状維持の方向に傾く傾向がございます。結果として時代の流れに沿った行政の対応も後追いになりがちでございます。「考え方が世界を変える」という言葉がございますが、時代の流れに沿って行政対応を大きく変えていくためには、それに携わる行政マンの考え方がまず変わることが必要でございます。こうしたことから、静かな変革、改革ということを述べさせていただきました。この4年間に職員に伝えてきた私の思いが熟成し、今回の基本構想・基本計画の各施策に芽吹いてまいったと思っております。今後は、こうした芽を出した施策の一つ一つを花にしていくことが、市長2期目における私の使命だと考えております。

 続きまして、旧市民病院跡地、東口駅南地区、国立病院跡地、桜ヶ岡分院跡地、それぞれの活用と相互関連についてお答えをいたします。

 今回の基本計画では、まちづくりの施設配置について二つの考え方を示させていただきました。一つは、まちなか文化の創造という考え方から、市民の共有財産となる文化関連施設等を都心部へ配置するという考え方であり、こうした観点から、旧市民病院跡地、東口駅南、豊橋公園などの用地を有する都心部へ総合文化学習センター、こども関連施設と美術博物館等を提案させていただきました。いま一つは、健康・福祉のまちづくりの推進を図るという観点からの健康・福祉の拠点づくりという考え方でございます。市の西部に医療拠点として現在、豊橋の市民病院があります。市の東部に新しい国立病院を建設していただき、そしてその二つの医療機関を結ぶ中央に福祉の拠点として桜ヶ岡分院跡地を、そして、南部に位置いたします現国立病院移転後の跡地には保健所・保健センター、地域療育センターなどの集約された健康・福祉拠点を整備いたしまして、健康・福祉・医療という観点から、それぞれの拠点のネットワーク化を推進していきたいと思っております。ぜひ豊橋の地理的な西、東、南部というこの地域性も考慮に入れて御理解をいただきたいと思います。

 次に、4点目の人事刷新等についてお答えを申し上げます。まず、新年度は第4次基本構想・基本計画の初年度に当たりますので、基本計画に盛られました諸施策の実現に向けて精力的に取り組んでまいります。財政見通しにつきましては依然として厳しい状況にありますことから、より一層計画的・効率的な行財政運営に努めるとともに、自主的・自立的な観点から、前例踏襲でない知恵と創造力を十分に発揮しながら予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。

 また、重要施策の具体的な内容につきましては、今後、予算編成の中で煮詰めてまいりますが、これまでも重点的に進めてまいりました市民生活に密着した福祉、環境、教育、中心市街地活性化策などが中心になりますほか、基本計画に盛られた新規主要施策の積極的な取り組みを図ってまいりたいと考えております。

 次に、若手登用も含めた人事の刷新についてでございますが、地方分権の推進や新たな行政課題に対応していくためには、職員の意識改革と組織の活性化が極めて重要であると認識をいたしております。そのためには、職場に新しい風を吹き込むことが必要であり、柔軟な発想と経営センスを兼ね備えた能力ある若手職員の抜てきにも心がけ、組織の活性化と行政課題の前進に努めてまいりたいと考えております。

 次に、豊川の明日を考える流域委員会と豊川総合用水事業に関連してお答えを申し上げます。

 平成10年12月に組織をされました豊川の明日を考える流域委員会も、当初予定の委員任期2年間という期限が目前に迫っておりまして、委員会の開催も先週の会合で13回目を数えております。途中の平成11年12月に中央の河川審議会の答申を受けまして、豊川水系河川整備基本方針が策定され、これに沿って治水、利水、環境の各方面に対しまして、向こう20年から30年を目標にした河川整備計画策定に向けて、いろんな角度から掘り下げ、議論がなされております。

 大きな問題といたしましては、設楽ダムの建設、霞堤の取り扱い、利水の需要予測、豊川を取り巻く環境保全等が挙げられますが、これらの諸問題については今後とも沿川住民にとっては大きな課題でございまして、議論が進むにつれまして問題点が浮き彫りになってきたというのが今日の段階でございます。これからは当然、委員の任期延長が考えられます。新しいステップに向けて踏み出すわけで、早期に河川整備計画が策定されますよう、委員会を支えていきたいと思います。

 次に、豊川総合用水事業についてでございますが、東三河地域の恒常的な水不足を解消するため、昭和55年度に国営かんがい排水事業として事業着手されたもので、現在までに寒狭川頭首工をはじめ万場調整池、大原調整池、蒲郡調整池、芦ヶ池調整池などが完成し、残りの大島ダムについても本年度10月1日から試験湛水中でございまして、現時点での貯水率は40%前後で推移をしております。本格的な供用開始は平成13年度中ごろの予定となっております。

 また、豊川用水二期事業は、老朽化した施設の改廃を行うことにより、用水の安定供給を図ることを目的に、平成11年に事業着手されたものでございまして、初年度は事業費5億円で東西幹線及び牟呂松原幹線などの測量、調査、設計を実施いたしております。本年度は約33億円の事業費で幹支線の管水路工事に着手しており、12年度末見込みとして約3.4%の進捗となっております。

 大きな (6)の教育問題については教育長の方に答弁をゆだねます。

 ものづくり事業に関連してお答えを申し上げます。中小企業の技術力、組織力の向上を図り、企業活動の高度化を図ることが、ものづくり産業の基盤整備であると考えております。サイエンス・クリエイト21計画に基づく産・学・官の連携によります中小企業への技術移転の促進や、中小企業技術者研修などによりまして、人づくりを進めてまいりたいと考えております。

 また、地域経済の発展のためには、物流条件の整備が不可欠でございます。生産技術や情報技術が進歩していく中で、物流対策は今後重要な施策になってくると認識をいたしております。主要交通の結節点であり、港湾機能を備えた本市におきましては、今後、物流インフラの整備を含めた物流基盤の強化、充実を促進して、広域物流の拠点として高度化した物流サービスやニーズに対応してまいりたいと考えております。

 次に、最後になりますが、来年度以降の行政改革に関連してお答えを申し上げます。現在取り組んでおります行政改革も、大きな成果を上げつつ最終年度を迎えております。しかしながら、言うまでもございませんが、行政の質的・継続的な改革は自治体運営にとりましては常に取り組むべき大きな課題でございまして、改革に終わりはないということでございます。また、地方分権の進展によりまして、自立的な自治体運営がこれまでにも増して求められており、市民の視点に立った、また「行政運営」から「行政経営」という視点に立った新たな行政改革の展開を図っていかなければならないと認識をいたしております。

 今年度から行政評価への取り組みを始めたわけでございますが、行政評価システムの構築は自治体経営の質的な、また継続的な改革を行っていくための極めて有効な手法であります。新たな自治体経営システムの核となるものと考えております。今後、市民満足度の高い施策を市民との協働により展開をして、これまでの行政改革で得た教訓を生かし、また懇談会や市議会の御意見を踏まえながら、行政評価やPFIの活用、IT化の推進などによりまして、新しい時代の行政改革に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上、私からの答弁とさせていただきます。



◎地宗一郎教育長 大きな2番の (6)の御質問に対しまして私から答弁をさせていただきます。教育改革の基本的な考え方につきましては、間近に迫った完全学校週5日制を視野に入れまして、ゆとりの中で生きる力をはぐくむことを願っており、さまざまな角度から推進してきております。現在、教育改革への取り組みも第2期の段階に入りまして、学校を支える基盤整備を中心に据えまして、開かれた学校づくり、学校評議員制度の在り方、不登校対策、地域連携、生涯スポーツと部活動の在り方などを柱としまして、教育改革実行委員会で審議を進めており、平成13年3月をめどに答申を受ける運びとなっております。

 歴史教育につきましては、知識重視の歴史教育から正しい事実認識をもとに、みずから考え、判断する歴史教育への転換が必要であるものと認識しております。歴史を身近に感じ、歴史から未来を展望する子どもを育てていくことが、心豊かな子どもの育成につながるものと考えております。

 以上でございます。



◆藤原孝夫議員 第1問目をお答えいただきましたので、それでは2問目に入らせていただきますけれども、私できょうは5人目でございまして、かなり重なる部分がございますので、簡潔にさせていただきたいと思っておりますが、まず最初の大きい1でございますが、ここらは先ほど来出ていることでございまして、市長が立候補の前も、そしてまた立候補後も、そして本日の答弁におきましてもございましたように、「百術不如一誠」、この言葉のとおり市民に対して誠を持って接していく、一視同仁に慈しみを持って接していくということだろうというように思っております。いかなる市民に対しても一定の距離で、そしてまた一視同仁に慈しみを持ってと、ここらがポイントではないかなというように思いますが、先ほど来の議論のとおり、少しみずから足を運んでいただいて、距離感をそれでも全体的に縮めていただくこともいいのかなと。これは投げかけさせていただいておきたいと存じます。

 それから、2期目を迎えた早川市政の諸課題ということで、それぞれ所信を伺いました。

 これも (1) (2)は、先ほどの大きい1の (1) (2)とそう変わりませんので、簡単に済まさせていただきますが、要は一人一人の声を大事にしていくこと、それが職員の皆さんの中にも浸透して、その上で施策に反映していっている、このことが静かな改革なんだということだと理解をさせていただきますが、この早川カラーを、あえて早川カラーと言ってさらにこのことを進めていただきたいと、このことは改めて期待をさせていただいておきます。

 それで、若干、各論に入ってまいりますが、 (3)の旧市民病院の跡地、東口駅南、それから国立病院の跡地、桜ヶ岡分院の跡地、これらの活用ですね、おおむね言われました。これまでも議会の答弁や、それから今回出ている基本構想・基本計画、それらを含めて大体、箇所指定もされてきているように存じております。要するに、中心市街地活性化基本計画のコンセプトが、豊橋文化を発信するにぎわいのある文化交流空間をつくるんだと。まちなかから文化を発信するんだということだというように規定されて、それも過去、幾度となくワーキンググループの中で会議所の関係の皆さんや市民の皆さんや、それぞれの関係の皆さんともよく協議をして、その計画がつくられてきたということの経過報告もございました。

 そこで、市長は8月の特別委員会でこども関連施設を市民病院跡地にということで提案されたのは、いろいろ揺れた経緯もあるわけですが、考えれば考えるほど、ああ、なかなか当を得ているなと、私はだんだん納得してきているわけでございます。それは、先ほど市長が最後に言われましたが、西に市民病院、東に新しい国立病院、それから現国立病院跡地、この三角形のトライアングルの中にいわゆる福祉・保健・医療のネットワークの拠点施設ができていく。先ほど来の答弁のとおりでございます。そして、その中に先ほどの中心市街地の活性化のコンセプトを、あくまでもそれを実行していくということでこども関連施設や総合学習センターやさまざまな提案がされたということだろうというように思っております。

 ただ、そこでちょっと伺っておきたいのは、こども関連施設というと、私ども議員からすると、当初はいわゆるおもちゃ館を想定したんです。おもちゃ館を想定して、きょう草野議員への答弁にもあったように、いろんな複合的な要素があって、今後においてもいろんな議論がある中で、さらにその複合を考えていくというような趣旨の答弁だったと思いますが、ここらの、改めて既存の案のおもちゃ館ではないんだと、市長には特別な思いがあってそういうものを提案しているんだと、私、市長のいろんな場所での発言を聞いていると、海外でその姿を見てきたという話も聞きました。改めて、いわゆる「こども関連施設など」というように入っていますけれども、ここらの中身を、先ほど草野議員からもありましたので、軽く簡単に伺っておきたいと思います。

 それから、もう一つは、特に市民病院の跡地には複合の観点が残っているということで、これからいろんな意見を聞いていく、その用意があるんだというように私は理解しましたが、どの程度用意があって、議論をどういうように進めていくのか。ここらを一度、当然これから特別委員会もあるわけですが、当然特別委員会のみならず、これは基本構想ですから、基本計画ではありませんので、いろんな角度から議論を進めて、その内容の充実のための議論の展開というか、受け入れていく部分はどこら辺にあるのかということをどういうように進めていくのか、ということを一定、聞いておきたいと思います。

 それから、予算編成と重要施策、それから人事の刷新ということで、これは先ほど来出ていましたように、福祉、環境、教育、中心市街地活性化などだということで、実施初年度を来年迎えられますので、大変財政環境は厳しいわけでありますが、着実な運びを期待しておきたいというように思います。

 人事について、若手登用ということで、庁内の議論というのはいろんな議論があっていいと思うんです。右も左もあってもいい。けれども、重要施策が出たときには一丸となって前へ進むということが大事だと思うんですが、そういう意味では、先ほど伊藤議員の中でもありましたが、庁内がどうしても逆三角形の年齢構成になっている部分もあるわけですが、そういう中でも若手の闊達な、斬新な発案を導入するための登用というものを、せっかく来年度が初年度でございますので、実行していくべきではないのかなというように思いますが、これは実行を見守っていきたいということで投げかけさせていただいておきます。

 それから、豊川の明日を考える流域委員会ということで、そのほか豊川総合用水事業、豊川用水二期工事についても現在の進捗を伺いました。これは総合的に水問題ということだと思いますが、特にハード面での水問題だというように理解しておりますが、今、佳境を迎えているということで、きょうの新聞報道にもございました。大変、一定の過渡期を迎えているなと。昨年12月に河川整備の基本方針が発表されて、あの基本方針であれば当然大きなダムが必要だなと私どもは理解していますが、その具体的な整備計画を今打ち立てる中で、議論としてはものすごく多方面からされている。環境問題や、それから受益者のこの地域の経済の問題や、そのほかさまざまな角度から議論されているということで、最近はダム問題に集中しているということだと思います。

 そこで、その佳境を迎えている状況の中で、特にきょう、新聞報道で設楽町の後藤町長さんがいろんな発言をされて、そのことが載っておりましたが、ここらの報道にあったような町長の発言に対する感想も含めて、最終局面を迎えている市長の思いのほどと、今後リーダーとして取り組みをどうしていくのかということを伺っておきたいと思います。

 それから、教育改革のことでございます。先ほどのお話によれば、平成14年から学校週5日制が着実に実施される運びになるかと思いますが、そのための教育改革実行委員会が豊橋市としても今、議論されて、五つの部会が答申に向けて進んでいるということで、学校評議員制、これも先ほどからございました。それから総合学習や教職研修や教育課程のことや地域の教育ボランティアや、さまざまな角度から議論展開がされているということでありましたが、新しいいろんな角度からのやり方が出てきた。けれども、結局は何がポイントかというと、当初から、この教育改革が進む前からあったのは心の教育、生きる力をどうはぐくんでいくかということだと思います。そのためには、カリキュラムを少し少なくして、地域にも教育に参画してもらって、そして学校の個性ある運営を図りながら子どもたちに生きる力を与えていくということだと思いますが、そこで伺いたいのは、今、この制度が一定の成果を持ってあらわれてくることが着実になされているわけですが、そういう制度の中でも、要するに感性をよくするんだとか、自然体験をさせて感性を豊かにする、そういう今の時空間というか今の時代に、今の状況の中で自然と接する、人と接する、ボランティアをする。今の世代の中でいろんな体験をさせて、そして子どもたちの心の豊かさをつくっていこうというものだと思います。

 そこで、もう一つ私が思うに、私の個人的な体験でございますが、私も田舎で、いろんな遊びをする中で、やはりときどき家に帰って、夜おやじから昔の刀を見せてもらって、実はおれの家は35代続いているんだと。そういう言葉を聞くと、威信というか誇りというか、これは自然に備わってくるんですね。不思議なものであります。それは、やはりだれだってそういう過去がずっとあるんですね。種がずっとさかのぼっているに違いない話なわけでございまして、そういう横と縦の軸がしっかりと子どもたちの心の中にはぐくまれて、例えばおじいちゃん、おばあちゃんの話を聞くとか、そのほか先祖参りをするとか、昔、素朴に行われていたことが今のこの世代の中で、核家族化が進んでいますから、そういう体験はなかなか場がありませんから、そういう施策の展開というのがあってしかるべきだというように思うわけですが、そういった縦と横を結ぶというか、そういう教育的視点というか教育的な策というものはどうなっているのか、どう推し進めていくのか伺っておきたいと思います。

 それから、ものづくりでございますが、今、豊橋もものづくりについて大変熱心に施策が展開されております。サイエンス・クリエイトもそうですが、物流については港にガントリークレーンを設置したり、23号バイパスをはじめとする交通インフラも整備したり、それから新農業従事者というか、これから農業をやろうとする人にはそのための研修というか、38万円で今年は補助金をつけましたけれども、そういうものをやったりとか、産業全般に多方面からいろんな助成をしている。これはいいことですね。ただ、そういう取り組みの最終的に中核的なものになっていくのが、やはり私はサイエンス・クリエイトだというように思います。今年はリサーチ・パークに日本オペレーターという温室の日照や湿度や温度を自動的に調整していく、こういう開発をするところが誘致で入ってきたわけですね。そういうことで、大変いいものがそこにはある。

 そこで、これまで6,680万円の毎年毎年助成をしたり、産業プラザに県から一千数百万円の助成が毎年されていろんな展開をしてきたわけですが、平成4年にできて、今平成12年で8年、来年は9年目で、今、国の施策としてはIT産業やベンチャー企業の育成なんていうことが言われていますけれども、豊橋でのこの施設の取り組みの成果から新しい動きなり息吹が起こっていないのか。せっかくこれまでこれだけの投資をしてきましたので、そこらの中身はどうなのか。それから、これらに対する施策のこれからの展望はどうなのか。過去何度も聞いていますけれども、改めてお聞かせいただきたいと思います。

 ものづくり等についてはこれで終わらせていただいて、あと行政経営についてでありますが、これは、要は来年から本格的に行政経営システムを入れて一つずつの事務事業についてチェックをしていく。指標をつくって住民満足度がどの程度進んでいるのか、施策の重要度はどうなのかということをチェックしていく。これが予算にも反映されていくということだろうと思いますが、行政の姿が変わって、これからボランティアを育成したりNPOを育成したりするということも一方では言われて、それが一体的になって行政が何でもかんでもやるという時代ではなくなったということだと思うわけですが、これは今年も試行的に進めているということでお聞きしておりますので、期待して終わっておきます。

 以上、2問目とさせていただきます。



◎早川勝市長 藤原議員の2問目の御質問にお答えを申し上げます。

 まず第1点は、市民病院跡地活用の問題でございますが、基本的には皆さん方の御意見を伺う中で質の高いこども関連施設を整備してまいりたいと考えております。もちろん内容については、草野議員の質問にもお答えをいたしましたが、それらの複合的な施設整備ということを考えております。そういったことで、議会はもちろんそうでございますが、関係団体あるいは子どもたちの意見もお聞きする中で、しっかりしたものをつくっていきたいと思っております。

 子どもは言うまでもなく未来の担い手でございますので、未来を発信する一つの箇所づくり、拠点づくりだと、そんな思いを込めてきちんとしたものにしてまいりたいと考えているところでございます。

 第2点目について、流域委員会に関連してお答えを申し上げますが、先ほど流域委員会の現状についてはお答えを申し上げましたので、私の立場は下流域住民の言わば自治体の代表という形で委員となっております。そういった意味で、上流地域と連携をとって、ダム建設実現を含めまして早期の整備計画策定のために努力をしてまいりたいと思っております。

 具体的に設楽町長の発言について言及をされましたのでお答えを申し上げます。感想的なことでということでもございますので、お答えをさせていただきます。

 設楽ダムにつきましては、本当に長い期間にわたりまして設楽町の方々に大変な御心労をおかけしております。設楽町の皆さんは一日も一刻も早い結論を望まれているというように私は理解をいたしております。言うまでもないわけでございますが、全国的に見てもダムの建設というのは、大変地元の方々の御理解を得るのが難しい問題でございますが、幸い、現在、設楽町では町長さんをはじめ町民の方々にも設楽ダムに対し好意的な状況が見られます。これも全国的に東三河の水事情が厳しいということに対する御理解をいただいている結果だと思っております。物事にはだんだん判断の潮どき、決断のときが近づいてきているわけでございまして、上流域も下流域も同じ方向を向いていただいている今、そのときではないかなと、そんな判断をいたしております。

 流域委員会におきましては、そうした行政としての考え方を積極的に伝えたいと思っております。そして、設楽町に対しましては、国・県と力を合わせまして、下流4市7町が一体となって約束の山村都市交流拠点施設整備、まちの地域振興計画等に対しまして誠心誠意、心を尽くしてまいりたいと考えております。

 3点目にお答えを申し上げます。豊橋サイエンスコアは、ご存じのように中小企業の人材育成事業、情報提供、異業種交流事業などを行っております。IT関連産業振興策につきまして、中小企業技術者研修の中で、またベンチャー企業向けの支援といたしましては、本年4月よりSOHO、スモールオフィス・ホームオフィスのためのオフィスを開設いたしまして、新しい動きといたしましては学生ベンチャーがサイエンスコア内で起業をいたしております。

 LL事業を含めましてのこれからの国際化の中での中小企業という問題だと思いますが、産業交流を一つは期待をしております。中小企業が小回りのきくという特性、特徴、長所があるわけでございまして、そういったものを生かして、国際化の中で連携をしつつ、また競争に打ち勝てるような製品の品質向上、技術の特質化、高度化が必要になると思いますし、その中でのサイエンスコアの役割に期待を申し上げていきたいと思っております。

 私からは以上でございます。



◎地宗一郎教育長 教育問題に対する第2問にお答えをさせていただきます。

 議員御指摘の感性教育における横糸と縦糸の充実につきましては、子どもたちの生きる力をはぐくむという教育的な視点におきまして大変重要なものであると認識をしております。生命の誕生はおよそ33億年前と言われております。その長い長い生命の歴史の中に、人間としての命を受け継いだ自分が今生きているんだという実感を持つことが、子どもたちに命の大切さへの目を開いて、ともに生きる周囲の人々や自然への思いを深めていくもとになるのではないかと確信をしております。豊かな心を育てるという意味で、これからの時代はさまざまな角度から命の大切さを考えさせる教育活動がますます必要になってくるものと考えております。

 このような教育的な視点に立ちまして、縦糸による深まりを視野に入れながら、地域の人々との触れ合いを大切にした事業の創造、生々しい感動体験を味わうような教育活動の展開、地域に密着した総合的な学習や先人の生き方を探求する歴史学習の推進などに、今後とも積極的に取り組むよう支援してまいりたいと考えております。

 以上です。



◆藤原孝夫議員 最初に教育の方なんですが、今、横軸と縦軸ということの視点を言っていただきました。当然そうなんです。これからはその視点を持ってどう施策に反映させていくかということで、先ほど学校評議員制度や総合学習やいろんなものがあった。もちろん、私が何回か質問している教科書の問題も、これからその問題の視点として当然出てくるであろうということで、これは今後の視点の展開として投げかけさせていただいておきます。

 それから、先ほど来扱っています中心市街地の案件や、それからダムの問題、それから豊川用水、それらの総合的な水問題、それからものづくり、今、学生ベンチャー、これは最近登場してきたというように聞いておりますが、なかなか成果が上がってきたなというように理解しておりますが、こういう施策、それから今言った教育的な施策、これらはきょうなぜこの問題を扱わせていただいたかというと、やはり先ほど来ずっと出ておりますように、大変停滞感があって、そして何とか元気なまちをつくっていきたい、そして活力もつくっていきたいということで、元気、活力というのは何も経済だけではございません。生きがいとか、そういう目に見えない活力も元気なのでございまして、そういう意味で元気と活力のあるまちづくり、ここらが一つの角度としてはその姿の内容というか、そのありようというのがどういう内容なのかということが一番21世紀の初頭には、時代の曲がり角としてはとらえどころとして大変重要なところではないのかなというように思いますが、ここらの元気と活力のまちづくりという点について、市長の所見、取り組み等伺っておきたいと思います。

 第3問目です。



◎早川勝市長 元気と活力のまちというのは、議員と全く共通認識をいたしまして、経済はベース、基本ではあると思いますけれども、やはり日本のこの50年というのは、結局は大ざっぱな言い方で経済主義だったと私は思います。心の豊かさが実感できるという答弁を先ほどさせていただきましたが、やはりこれからの世紀、環境問題一つとっても、量的な世界から質的な世界に変わらざるを得ないということですね。そういったことを考えると、やはり今回の基本構想の中に、将来像で笑顔がという、私は表情に、顔にあらわれると思うんですね。豊橋の市民あるいは豊橋で生活する人は笑顔で、心身の発露が顔だとか表情にあらわれるわけでして、やはりそのための機会、チャンス、一方で社会参加の仕方もボランティアという形態もあるでしょうし、福祉の世界でもハンディを負った人も自信を持って、誇りを持って生活してほしいと私は思うんです。そして一方で、まちづくりの三つ目に活力創造都市というまちへのイメージを出しました。やはり小さなものから大きなものに新たなものが生まれる。非常に乱暴な言い方をしますと、あるものをそのまま持続するより新しいものを生み出した方の喜びがはるかに大きいということも事実だと思います。そういったことのチャンスを与える場所、そういうまち、そういうところだというのが本当の活力のあるまち、生き生きとしたまちになるんだろうと。私の考え方でございます。

 以上です。



◆藤原孝夫議員 21世紀の初頭に市政運営を担うことになった早川市長におかれて、時代認識を改めて伺ったわけでございますが、もちろん経済をできる限り堅実な発展をさせていくということは、今後におけるそれも一つの課題でございます。

 ただ、やるべきハード整備はしながらも、この曲がり角に今言われた生きがいある社会づくりに向けての頑張りに期待したいと思いますし、政治姿勢については「百術不如一誠」と、この言葉のごとくの市政を4年間貫いていただくことを期待申し上げまして私の代表質問とさせていただきます。ありがとうございました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○清水ひろひさ議長 これにて代表質問を終わります。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 これより議案第111号豊橋市基本構想についての質疑に入ります。質疑はありませんか。

     〔「進行」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 質疑なしと認め、質疑を終わります。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第111号豊橋市基本構想については、21人の委員をもって構成する基本構想特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。

 お諮りいたします。ただいま設置されました基本構想特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において田中敏一議員、尾崎義明議員、近田明久議員、宮澤佐知子議員、牧野英敏議員、大橋正幸議員、大沢初男議員、石倉健治議員、藤原孝夫議員、岡本 泰議員、渡辺則子議員、鈴木道夫議員、市川健吾議員、山岡弘幸議員、小田鍵三議員、伊達 勲議員、鈴木雅博議員、夏目忠男議員、原 基修議員、伊藤秀昭議員、草野年彦議員の以上21名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 以上で本日の日程は終了いたしました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 お諮りいたします。委員会審査のため、明2日から11日までの10日間は休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○清水ひろひさ議長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 本日はこれにて散会いたします。

              午後3時52分散会