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愛知県 名古屋市

平成17年  2月 定例会 02月16日−01号




平成17年  2月 定例会 − 02月16日−01号









平成17年  2月 定例会



          議事日程

     平成17年2月16日(水曜日)午前11時開議

第1 会期に関する件

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第2 平成17年 第1号議案 名古屋市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について

第3 同 第2号議案 名古屋市男女平等参画推進センター条例の一部改正について

第4 同 第3号議案 名古屋市産業廃棄物等の適正な処理及び資源化の促進に関する条例の一部改正について

第5 同 第4号議案 名古屋市障害者施策推進協議会条例の一部改正について

第6 同 第5号議案 名古屋市児童相談所条例等の一部改正について

第7 同 第6号議案 名古屋市児童福祉施設条例の一部改正について

第8 同 第7号議案 名古屋市とだがわこどもランド条例の一部改正について

第9 同 第8号議案 名古屋市休養温泉ホーム松ケ島条例の一部改正について

第10 同 第9号議案 名古屋市鯱城学園条例の一部改正について

第11 同 第10号議案 名古屋市母子家庭等医療費助成条例の一部改正について

第12 同 第11号議案 名古屋市老人の医療費の助成に関する条例の廃止について

第13 同 第12号議案 長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について

第14 同 第13号議案 名古屋市立学校設置条例の一部改正について

第15 同 第14号議案 名古屋市野外教育センター条例の一部改正について

第16 同 第15号議案 名古屋市文化財保護条例の一部改正について

第17 同 第16号議案 名古屋市農業委員会の委員の定数等に関する条例の一部改正について

第18 同 第17号議案 名古屋市開発行為の許可等に関する条例の一部改正について

第19 同 第18号議案 名古屋都市計画事業大曽根土地区画整理事業施行条例等の一部改正について

第20 同 第19号議案 名古屋市臨海部防災区域建築条例の一部改正について

第21 同 第20号議案 名古屋市中高層階住居専用地区建築条例等の一部改正について

第22 同 第21号議案 名古屋市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について

第23 同 第22号議案 火災予防条例の一部改正について

第24 同 第23号議案 平成16年度名古屋市一般会計補正予算(第4号)

第25 同 第24号議案 平成16年度名古屋市市立大学特別会計補正予算(第1号)

第26 同 第25号議案 平成16年度名古屋市介護保険特別会計補正予算(第1号)

第27 同 第26号議案 平成16年度名古屋市市場及びと畜場特別会計補正予算(第2号)

第28 同 第27号議案 平成16年度名古屋市市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)

第29 同 第28号議案 平成16年度名古屋市基金特別会計補正予算(第2号)

第30 同 第29号議案 平成16年度名古屋市公債特別会計補正予算(第2号)

第31 同 第30号議案 平成16年度名古屋市水道事業会計補正予算(第1号)

第32 同 第31号議案 平成16年度名古屋市下水道事業会計補正予算(第1号)

第33 同 第32号議案 平成16年度名古屋市高速度鉄道事業会計補正予算(第1号)

第34 同 第33号議案 契約の締結について

第35 同 第34号議案 契約の締結について

第36 同 第35号議案 契約の締結について

第37 同 第36号議案 契約の締結について

第38 同 第37号議案 契約の締結について

第39 同 第38号議案 契約の締結について

第40 同 第39号議案 契約の一部変更について

第41 同 第40号議案 契約の一部変更について

第42 同 第41号議案 土地の無償貸付について

第43 同 第42号議案 訴訟上の和解について

第44 同 第43号議案 市道路線の認定及び廃止について

第45 同 第44号議案 町の区域の設定及び変更について

第46 同 第45号議案 町の区域の設定について

第47 同 第46号議案 町の区域の設定及び変更について

第48 同 第47号議案 平成17年度名古屋市一般会計予算

第49 同 第48号議案 平成17年度名古屋市市立大学特別会計予算

第50 同 第49号議案 平成17年度名古屋市交通災害共済事業特別会計予算

第51 同 第50号議案 平成17年度名古屋市国民健康保険特別会計予算

第52 同 第51号議案 平成17年度名古屋市老人保健特別会計予算

第53 同 第52号議案 平成17年度名古屋市介護保険特別会計予算

第54 同 第53号議案 平成17年度名古屋市母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算

第55 同 第54号議案 平成17年度名古屋市農業共済事業特別会計予算

第56 同 第55号議案 平成17年度名古屋市市場及びと畜場特別会計予算

第57 同 第56号議案 平成17年度名古屋市土地区画整理組合貸付金特別会計予算

第58 同 第57号議案 平成17年度名古屋市市街地再開発事業特別会計予算

第59 同 第58号議案 平成17年度名古屋市墓地公園整備事業特別会計予算

第60 同 第59号議案 平成17年度名古屋市基金特別会計予算

第61 同 第60号議案 平成17年度名古屋市用地先行取得特別会計予算

第62 同 第61号議案 平成17年度名古屋市公債特別会計予算

第63 同 第62号議案 平成17年度名古屋市病院事業会計予算

第64 同 第63号議案 平成17年度名古屋市水道事業会計予算

第65 同 第64号議案 平成17年度名古屋市工業用水道事業会計予算

第66 同 第65号議案 平成17年度名古屋市下水道事業会計予算

第67 同 第66号議案 平成17年度名古屋市自動車運送事業会計予算

第68 同 第67号議案 平成17年度名古屋市高速度鉄道事業会計予算

第69 同 第68号議案 職員の給与に関する条例の一部改正について

第70 同 第69号議案 名古屋市非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について

第71 同 第70号議案 市長の退職手当の特例に関する条例の制定について

第72 同 第71号議案 名古屋市職員定数条例の一部改正について

第73 同 第72号議案 包括外部監査契約の締結について

第74 同 第73号議案 結核診査協議会条例の一部改正について

第75 同 第74号議案 福祉事務所設置条例の一部改正について

第76 同 第75号議案 名古屋市老人福祉施設条例の一部改正について

第77 同 第76号議案 名古屋市介護保険条例の一部改正について

第78 同 第77号議案 名古屋市国民健康保険条例の一部改正について

第79 同 第78号議案 名古屋市立中央看護専門学校条例の一部改正について

第80 同 第79号議案 指定管理者の指定について

第81 同 第80号議案 指定管理者の指定について

第82 同 第81号議案 指定管理者の指定について

第83 同 第82号議案 指定管理者の指定について

第84 同 第83号議案 損害賠償の額の決定について

第85 同 第84号議案 名古屋市立大学の授業料等徴収条例の一部改正について

第86 同 第85号議案 名古屋市特別会計条例の一部改正について

第87 同 第86号議案 全国自治宝くじ事務協議会への静岡市の加入及びこれに伴う全国自治宝くじ事務協議会規約の一部改正について

第88 同 第87号議案 関東・中部・東北自治宝くじ事務協議会への静岡市の加入及びこれに伴う関東・中部・東北自治宝くじ事務協議会規約の一部改正について

第89 同 第88号議案 名古屋市図書館条例の一部改正について

第90 同 第89号議案 名古屋市青年の家条例の一部改正について

第91 同 第90号議案 指定管理者の指定について

第92 同 第91号議案 緑のまちづくり条例の制定について

第93 同 第92号議案 道路の占用料等に関する条例の一部改正について

第94 同 第93号議案 乗合自動車乗車料条例の一部改正について

第95 同 第94号議案 区役所支所の設置並びに名称及び所管区域に関する条例の一部改正について

第96 同 第95号議案 名古屋市交通災害共済事業条例の一部改正について

第97 同 第96号議案 名古屋市個人情報保護条例の制定について

第98 同 第97号議案 名古屋市情報公開条例の一部改正について

第99 同 第98号議案 名古屋市中央卸売市場業務条例の一部改正について

第100 同 第99号議案 指定管理者の指定について

第101 同 第100号議案 名古屋市建築基準法施行条例の一部改正について

第102 同 第101号議案 名古屋市営住宅条例の一部改正について

第103 同 第102号議案 名古屋高速道路公社の基本財産の額の変更について

第104 同 第103号議案 愛知県競馬組合規約の一部改正について

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   出席議員

    ちかざわ昌行君    山本久樹君

    服部将也君      加藤一登君

    うかい春美君     梅村麻美子君

    うえぞのふさえ君   西川ひさし君

    工藤彰三君      村松ひとし君

    ふじた和秀君     稲本和仁君

    田島こうしん君    藤沢忠将君

    こんばのぶお君    長谷川 由美子君

    中村 満君      小林祥子君

    木下 優君      山口清明君

    かとう典子君     田中せつ子君

    のりたけ勅仁君    冨田勝三君

    三輪芳裕君      鎌倉安男君

    杉山ひとし君     坂野公壽君

    前田有一君      中川貴元君

    伊神邦彦君      桜井治幸君

    吉田隆一君      小林秀美君

    佐橋典一君      おくむら文洋君

    吉田伸五君      早川良行君

    諸隈修身君      村瀬博久君

    郡司照三君      久野浩平君

    西村けんじ君     横井利明君

    坂崎巳代治君     堀場 章君

    岡地邦夫君      浅井日出雄君

    渡辺義郎君      斉藤 実君

    加藤 徹君      福田誠治君

    ひざわ孝彦君     林 孝則君

    西尾たか子君     江口文雄君

    加藤武夫君      梅原紀美子君

    黒田二郎君      村瀬たつじ君

    わしの恵子君     荒川直之君

    斎藤亮人君      須原 章君

    梅村邦子君      さとう典生君

    ばばのりこ君     渡辺房一君

    田口一登君      小島七郎君

    橋本静友君      中田ちづこ君

    岡本善博君      田中里佳君

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   出席説明員

市長        松原武久君    助役        因田義男君

助役        塚本孝保君    収入役       加藤公明君

市長室長      岡田 大君    総務局長      鴨下乃夫君

財政局長      林 昭生君    市民経済局長    杉浦雅樹君

環境局長      大井治夫君    健康福祉局長    木村 剛君

住宅都市局長    一見昌幸君    緑政土木局長    森本保彦君

市立大学事務局   長嶋田邦弘君   収入役室出納課長  岸上幹央君

市長室秘書課長   宮下正史君    総務局総務課長   二神 望君

財政局財政課長   住田代一君    市民経済局総務課長 葛迫憲治君

環境局総務課長   西川 敏君    健康福祉局総務課長 森 雅行君

住宅都市局総務課長 柴田良雄君    緑政土木局総務課長 竹内和芳君

市立大学事務局総務課長

          上川幸延君

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上下水道局長    山田雅雄君    上下水道局経営本部総務部総務課長

                             佐治享一君

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交通局長      吉井信雄君    交通局営業本部総務部総務課長

                             中根卓郎君

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消防長       田中辰雄君    消防局総務部長   近藤淑徳君

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監査委員      加藤雄也君    監査事務局長    村木愼一君

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選挙管理委員会委員 高取隆吉君    選挙管理委員会事務局長

                             日沖 勉君

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教育委員会委員長  後藤澄江君

教育長       大野重忠君    教育委員会事務局総務部総務課長

                             横井政和君

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人事委員会委員   小林素文君    人事委員会事務局長 杉山七生君

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         平成17年2月16日 午前11時開会



○議長(桜井治幸君) ただいまより定例会を開会いたします。

 最初に、諸般の御報告をいたしておきます。

 市長より報告第1号より第7号までの7件が、監査委員より監査報告第1号及び検査報告第1号の2件が、外部監査人より外部監査報告第1号の1件がそれぞれ提出されております。

 詳細は、既にお手元に送付してあります。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の会議録署名者にはふじた和秀君、山口清明君の御両君にお願いいたします。

 この場合、議席の一部を変更いたします。

 市会公報第2号でお知らせいたしましたとおり、坂崎巳代治君初め7名の方の議席を本日より変更いたします。

 市会公報第1号及び第2号でお知らせいたしましたとおり、陳情第1号「安全安心で快適なまちづくりを求める件」初め3件を受理しましたので、会議規則第60条の規定により所管の常任委員会に送付いたします。

 なお、各件の審査に当たっては、市会閉会中も委員会を開会できるようにいたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」〕



○議長(桜井治幸君) 御異議なしと認めて、さよう取り計らいます。

 これより日程に入ります。

 最初に、日程第1「会期に関する件」についてお諮りいたします。

 今回の会期は、30日間といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

     〔「異議なし」〕



○議長(桜井治幸君) 御異議なしと認めて、さよう決定いたします。

 次に、日程第2より第104まで、すなわち第1号議案「名古屋市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について」より第103号議案「愛知県競馬組合規約の一部改正について」まで、以上103件を一括議題に供します。

 この場合、市長より提案説明を求めます。

     〔市長松原武久君登壇〕



◎市長(松原武久君) このたびの定例会で御審議をお願いいたします案件のうち、まず初めに、平成17年度当初予算に関係のない案件46件につきまして、その概要を御説明申し上げます。

 まず、第1号議案「名古屋市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について」でございます。これは、地方公務員法の一部改正に伴い、人事行政の運営等の状況の公表に関し、必要な事項を定めるものでございます。

 次に、第2号議案「名古屋市男女平等参画推進センター条例の一部改正について」でございます。これは、名古屋市男女平等参画推進センターにつきまして、施設の管理を指定管理者に行わせるため、必要な事項を定めるものでございます。

 次に、第3号議案「名古屋市産業廃棄物等の適正な処理及び資源化の促進に関する条例の一部改正について」でございます。これは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、規定を整理するものでございます。

 次に、第4号議案「名古屋市障害者施策推進協議会条例の一部改正について」でございます。これは、障害者基本法の一部改正に伴い、規定を整理するものでございます。

 次に、第5号議案「名古屋市児童相談所条例等の一部改正について」でございます。これは、児童福祉法の一部改正に伴い、名古屋市児童相談所条例初め3条例について、規定を整理するものでございます。

 次に、第6号議案「名古屋市児童福祉施設条例の一部改正について」から第9号議案「名古屋市鯱城学園条例の一部改正について」までの4件でございます。これらは、名古屋市にじが丘荘、名古屋市とだがわこどもランド、名古屋市休養温泉ホーム松ケ島及び名古屋市鯱城学園につきまして、これらの施設の管理を指定管理者に行わせるため、必要な事項を定めるものでございます。

 次に、第10号議案「名古屋市母子家庭等医療費助成条例の一部改正について」でございます。これは、本市におけるひとり親家庭自立促進計画の策定に伴い、規定を整備するものでございます。

 次に、第11号議案「名古屋市老人の医療費の助成に関する条例の廃止について」でございます。これは、老人に対する医療費の助成制度につきまして、平成16年10月1日以降、助成対象者がなくなりましたことから、制度を廃止するものでございます。

 次に、第12号議案「長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について」でございます。これは、地方自治法等の一部改正に伴い、長期継続契約を締結することができる契約の範囲を定めるものでございます。

 次に、第13号議案「名古屋市立学校設置条例の一部改正について」でございます。これは、名古屋市立ほのか小学校の改築移転に伴い、位置の表示を変更するため、規定を整理するものでございます。

 次に、第14号議案「名古屋市野外教育センター条例の一部改正について」でございます。これは、市町村の廃置分合に伴い、名古屋市稲武野外教育センター及び名古屋市野外学習センターの位置の表示を変更するため、規定を整理するものでございます。

 次に、第15号議案「名古屋市文化財保護条例の一部改正について」でございます。これは、文化財保護法の一部改正に伴い、規定を整理するものでございます。

 次に、第16号議案「名古屋市農業委員会の委員の定数等に関する条例の一部改正について」でございます。これは、名古屋市農業委員会の部会を構成する委員の定数を変更するものでございます。

 次に、第17号議案「名古屋市開発行為の許可等に関する条例の一部改正について」でございます。これは、租税特別措置法等の一部改正に伴い、規定を整理するものでございます。

 次に、第18号議案「名古屋都市計画事業大曽根土地区画整理事業施行条例等の一部改正について」でございます。これは、不動産登記法の全部改正に伴い、名古屋都市計画事業大曽根土地区画整理事業施行条例初め8条例について、規定を整理するものでございます。

 次に、第19号議案「名古屋市臨海部防災区域建築条例の一部改正について」でございます。これは、建築基準法等の一部改正に伴い、規定を整理するものでございます。

 次に、第20号議案「名古屋市中高層階住居専用地区建築条例等の一部改正について」でございます。これは、建築基準法の一部改正に伴い、名古屋市中高層階住居専用地区建築条例初め4条例について、規定の整備等を行うものでございます。

 次に、第21号議案「名古屋市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」でございます。これは、建築基準法の一部改正に伴い、規定の整備等を行うとともに、高見二丁目地区整備計画区域等における建築物の制限に関し、必要な事項を定めるものでございます。

 次に、第22号議案「火災予防条例の一部改正について」でございます。これは、消防法の一部改正に伴い、規定の整備等を行うものでございます。

 続きまして、第23号議案「平成16年度名古屋市一般会計補正予算」から第32号議案「平成16年度名古屋市高速度鉄道事業会計補正予算」までの補正予算10件につきまして、御説明いたします。

 初めに、一般会計についてでございます。

 まず、国の補正予算などにより、公共事業の追加を行うことといたしました。防災対策といたしまして、川名公園の整備、橋梁改築等受託工事、耐震性防火水槽の設置、小中学校校舎等の耐震補強工事及び東区役所、保健所の耐震改修工事の増額を行うことといたしました。このほか、国直轄道路事業負担金、道路改良事業を追加するとともに、児童福祉センターの一時保護所用地を取得することといたしました。

 次に、福祉・医療関係経費など義務的経費の追加として、対象件数などの増加に伴う身体障害者居宅介護支援費や介護保険会計への財源繰り出しを予定いたしました。

 このほか、国庫補助による特定資金公共事業債の繰上償還、市税の還付、加算金の増額を予定いたしました。

 これらに対応する財源につきましては、特定財源として国庫支出金や市債などを、一般財源として市税、県税交付金などの増額を予定する一方、地方交付税を減額することといたしました。

 以上の歳入歳出予算のほか、13件の繰越明許費を予定いたしております。

 続いて、特別会計でございます。

 市立大学会計では医療事故の賠償金を、介護保険会計では保険給付費の追加を、市場及びと畜場会計では国の認証による中央卸売市場南部市場(仮称)整備費の追加及び繰越明許費を、市街地再開発事業会計では2件の繰越明許費を予定いたしました。このほか、基金会計では介護給付のための財源繰り出しを、公債会計では所要の起債額及び償還額を計上いたしました。

 最後に、公営企業会計でございます。

 水道事業会計におきましては、土地売却益の基金への積み立てを、下水道事業会計及び高速度鉄道事業会計では国庫補助による特定資金公共事業債の繰上償還を予定いたしました。

 以上の結果、今回の補正予算は、

  一般会計     96億4900余万円

  特別会計    173億9800余万円

  公営企業会計   40億3000余万円

  総計      310億7700余万円

と相なった次第でございます。

 続きまして、第33号議案から第38号議案までの「契約の締結について」の6件でございます。これらは、本市で初めて、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用するPFI事業として、鳴海工場の設計、建設、運営及び維持管理に係る事業契約を締結するほか、名古屋市立大学病院外来診療棟改築工事、中央卸売市場南部市場(仮称)における本館棟新築工事、本館棟電気設備工事、本館棟空気調和及び冷凍冷蔵設備工事、本館棟衛生設備工事の請負契約の締結を行うものでございます。

 次に、第39号議案及び第40号議案「契約の一部変更について」でございます。これらは、小田井雨水貯留管築造工事の請負契約につきまして、完成予定期日を、鳴海工場解体工事の請負契約につきまして、契約金額及び完了予定期日を、それぞれ変更するものでございます。

 次に、第41号議案「土地の無償貸付について」でございます。これは、鳴海工場をPFIで整備するため、建設期間中、事業者に対して土地を無償で貸し付けるものでございます。

 次に、第42号議案「訴訟上の和解について」でございます。これは、名古屋市立大学病院における医療事故に関して提起された訴訟につきまして、裁判所からの勧告に基づき、訴訟上の和解を行うものでございます。

 次に、第43号議案「市道路線の認定及び廃止について」でございます。これは、新家第65号線初め108路線を新たに市道として認定し、千音寺新家線初め68路線の一部または全部を廃止するものでございます。

 次に、第44号議案及び第46号議案「町の区域の設定及び変更について」でございます。これらは、千種区及び天白区の一部の区域において、町の区域の設定及び変更を行うものでございます。

 次に、第45号議案「町の区域の設定について」でございます。これは、守山区の一部の区域において、町の区域の設定を行うものでございます。

 以上、当初予算に関係のない案件につきまして、その概要を御説明申し上げました。

 引き続き、平成17年度当初予算及びその関連議案につきまして、その大要を御説明申し上げます。

 私が平成13年に市民の皆様から再度の信任をいただきまして以来、4年の歳月が過ぎようとしております。平成13年は西暦2001年、21世紀の幕あけの年であり、右肩上がりの経済成長が望めなくなった中で、少子・高齢化の急速な進展や、市民の価値観やニーズの多様化などへの対応が問われ、物の豊かさより心の豊かさが大切だと考える本格的な成熟社会の到来を告げる、まさに時代の大きな転換期でございました。

 この間、年金制度を初めとする社会保障制度の改革、地方分権の確立に向けた国の三位一体の改革など、これまでの社会経済システムが通用しない時代の到来を身をもって感じ、これらの変化に対応するため、行財政システム、予算編成システム、さらには市政の信頼回復に向けた抜本的なシステム改革を積極的に推進してまいりました。

 また、名古屋新世紀計画2010の着実な推進を図るため、第1次実施計画に続き第2次実施計画を策定し、少子・高齢化や地震防災対策などの行政課題に積極的に取り組み、誇りと愛着の持てるまち・名古屋の実現に向け全力で取り組んでまいったところでございます。

 成熟社会のさらなる進展、本格的な分権型社会の到来など今後も引き続く変革の時代にあって、創意と工夫に富んだ住民本位のまちづくりが求められており、市民の力を結集し地域力を高め、安心・安全を支え合うまちづくりを初め、高齢者が役立ち感を持って生き生きと暮らせるまちづくりや、社会全体で子育てを支援する環境を整えるため次世代育成支援策を推し進めると同時に、地域の個性や魅力を発信していくことが重要な課題であると認識いたしております。

 引き続き市政のシステム改革を推進し、一刻の猶予も停滞することもなく、さまざまな課題に真正面から取り組み、時代の変化に柔軟に対応できる市政運営を目指し、豊かさの実感できる名古屋の未来を創造してまいります。

 さて、平成17年度の本市の財政状況を見通すと、歳入の根幹であります市税収入は、個人市民税、固定資産税ではわずかな増収が見込まれることに加え、法人市民税では企業業績が好調に推移し、相当の増収が見込まれることから、市税収入全体では4年ぶりの増収に転じたところでございます。一方、地方交付税は平成16年度交付実績並みと、当初予算との比較では大幅な減収になるものと見込まれます。

 また、懸案となっております三位一体の改革では、平成16年度のような地方を無視した一方的な削減は回避され、平成17年度の国庫補助負担金の改革において、所得譲与税により一定の税源移譲がなされる一方で、スリム化されるものについては、事業の圧縮やシフトなどにより対応せざるを得ない状況にございます。また、生活保護費の国庫負担率引き下げなど、平成18年度へ先送りされた課題もあり、引き続き予断を許さない状況にあると認識いたしております。

 平成17年度の予算編成に当たりましては、依然として厳しい財政状況の中で、財政健全化計画に掲げた目標の達成を目指すとともに、名古屋新世紀計画2010第2次実施計画を着実に実行し、生活、環境、文化、産業のすべての分野にわたって調和のとれた、誇りと愛着の持てるまち・名古屋の実現を図ることといたしました。そのため、安心・安全をささえあうまち、環境と個性のとけあうまち、人と産業をはぐくむまちの三つを重点テーマとして、未来への布石、協働性、緊急性の三つの視点から、限られた財源の効率的、重点的な配分に努めることといたしました。

 財政健全化への取り組みといたしまして、まず予算編成システムの改革では、引き続き財源配分型の予算編成を実施いたしました。中期的な財政収支見通しを作成し、あらかじめ重点化の基本的方針を定めるとともに、財源を各局に配分し、各局が経営感覚を発揮して自主的な予算編成に取り組んだところでございます。

 事務事業の効率化とコスト縮減では、人件費につきまして、定員管理計画に基づき、事務の集約化、民間委託や嘱託化の推進などにより570人の大幅な定員削減を行いました。その結果、平成14年度から17年度までの計画期間における定員削減は合わせて2,300人となりました。

 また、投資的経費や経常経費の一層の節減・効率化や、行政評価の結果を踏まえた施策のシフト、外郭団体改革実行プランに基づく経常的な委託料や補助金の削減のほか、受益者負担の適正化では国の基準との均衡を図ることといたしました。さらに、民間の能力を活用する観点から、引き続き指定管理者制度を導入するとともに、PFI手法の導入を検討することといたしました。

 こうした財政健全化の取り組みに加え、未利用土地の売却や財政健全化債の発行などの財源確保を図ることにより、公債償還基金からの借り入れを行わない予算を編成したところでございます。

 それでは、予算の具体的内容につきまして、重点テーマに沿って一般会計から順次御説明をいたします。

 第1は、安心・安全をささえあうまちについてでございます。

 少子・高齢化対策を初めとする福祉や防災などで、市民がお互いに支え合い、身近な安心・安全を築き、安心して暮らせる地域社会を目指すことといたしました。

 まず、少子社会への対応でございます。

 子供が健やかに生まれ育成されるまちを目指し、次世代育成支援に積極的に取り組むこととし、病気の回復期にあり集団保育の困難な児童の保育に対応するため、病後児保育モデル事業を実施するとともに、保育所等で子育てについての相談や情報提供を行う地域子育て支援センター事業の拡充を予定いたしました。また、のびのび子育てサポート事業について新たに4支部を設置するほか、児童福祉センター移転改築に向けた調査や民間保育所の整備、ひとり親家庭などに対する自立支援事業を実施することといたしました。

 次に、支え合う福祉のまちづくりでは、高齢者虐待に対応するため相談支援事業を実施するとともに、児童虐待への対応として児童相談所における虐待防止班の増強を行うことといたしました。また、障害のある中学生・高校生を対象に放課後支援事業の実施を予定いたしました。

 保健・医療・福祉の基盤づくりとして、クオリティライフ21城北の全体計画策定に向けた調査を実施することといたしました。また、介護を要する高齢者が必要なサービスを受けられるよう、引き続き特別養護老人ホームの整備を進めてまいります。

 地域住民が支え合う地域力が発揮できる仕組みづくりとして、安心・安全・快適まちづくり活動補助金を創設するとともに、路上禁煙地区における広報啓発や地区内の巡回パトロールのほか、放置自動車対策を市民、事業者との協働により推進することといたしました。

 地震・水害対策の基盤づくりとして、震災発生時に市民の安全確保を図り、災害応急対策活動を円滑に行うため、市役所、区役所、保健所、環境事業所、福祉施設、学校施設等の耐震改修及び設計を着実に推進するとともに、橋梁の耐震補強・改築、小学校校舎の改築、熱田消防署の改築、西区役所・保健所の移転改築の実施設計を予定いたしました。また、耐震性防火水槽の設置や防災備蓄倉庫モデル事業の実施、民間木造住宅の無料耐震診断及び耐震改修助成、民間保育所などの耐震診断助成のほか、津波情報伝達装置の設置を進めることといたしました。東海豪雨を踏まえた浸水対策では、貯留管の設置や河川のしゅんせつなど、引き続き緊急雨水整備事業を進めてまいります。

 第2に、環境と個性のとけあうまちでございます。

 市民一人一人が地球環境を考え、行動するとともに、都市魅力を発信し、環境に優しい活動と地域個性が融合したまちづくりを目指すことといたしました。

 まず、環境首都を目指したまちづくりといたしまして、市民、企業、大学、行政の協働により新たな環境学習の場を創出するなごや環境大学を推進するとともに、環境デーなごや、なごやエコツアーを実施することといたしました。また、ごみ減量とリサイクルシステムを構築するため、生ごみ資源化施設の整備手法の検討や、山田工場の溶融処理施設への用途変更調査を行うことといたしました。

 自然を身近に感じるまちづくりでは、市民とのパートナーシップによる花のまちづくりや森づくりを進めるとともに、潤いのある水辺環境を創出するため、堀川の河川環境の改善や、なごや水の環復活プランの策定を予定いたしました。

 次に、人と環境に優しい交通体系・歩いて楽しいまちづくりといたしまして、自動車依存型の交通体系を改善し、公共交通と自動車の利用割合を4対6にするため、なごや交通戦略を推進することといたしました。都心における違法駐車の抑制や、市内周辺部でのパークアンドライド駐車場の整備を行うとともに、エコポイントTDMの実用化に向けた実験、都心でのカーフリーデーの実施を予定いたしました。このほか、活気と魅力にあふれた歩行者空間づくりを目指し、広小路ルネサンスの推進を図ることといたしたところでございます。

 地域の文化資産や個性を生かしたまちづくりを進めるため、物づくり文化の継承・発信を目指す産業技術未来博物館構想の基礎調査、本丸御殿復元に向けた名古屋城の全体整備計画の策定、東山動植物園再生プランの策定、揚輝荘の保存活用方策の検討を行うことといたしました。また、活気ある都市空間の形成を目指し、栄交流コアの整備検討調査や、ささしまライブ24地区において椿町線オーバーパスの設計や土地活用の検討を進めることといたしました。

 「愛・地球博」の開催にあわせた交流促進として、「愛・地球博」への名古屋市パビリオンの出展、ささしまサテライト事業、ネキスポシティ・シンフォニー事業、シスターシティフェスティバル2005や新世紀・名古屋城博の開催などを予定いたしました。また、セントレアの開港を契機として、国際的な観光拠点を目指し、名古屋の魅力を世界に向けて発信するため、観光交流推進事業調査を実施するほか、白鳥地区に進出を予定している大学への貸付用地を取得し、地域の活性化や交流を促進することといたしました。

 第3に、人と産業をはぐくむまちでございます。

 教育改革の推進など、子供から大人まで自分の可能性を伸ばすための挑戦に対する支援と、新産業の創出、産業の活性化を目指してまいります。

 まず、21世紀を担うなごやっ子の教育といたしまして、豊かな心をはぐくみ、夢や希望を持って世界に羽ばたく人材を育てるため、「愛・地球博」への児童生徒の参加や、小学校1年生に加え、新たに小学校2年生での30人学級を実施することといたしました。また、トワイライトスクール実施校を拡大するほか、小学校新設校の建設などを予定いたしました。

 次に、市民活動・生きがい実感への支援では、市民の生涯学習を支援するための大人の知の拠点づくりや、科学館改築の基本構想の策定を進めることといたしました。また、青年の家の統合に伴う青少年教育施設の建設や、PFI手法による守山スポーツセンターの整備・管理の検討を行うほか、NPO活動支援施設を整備することといたしました。

 また、元気が出る産業おこしといたしまして、産業の創出・活性化を促進し、雇用機会の確保を図るため、産業立地促進助成制度の創設やシティセールス事業による積極的な企業誘致を展開するとともに、サイエンスパークにおけるテクノヒル名古屋への企業誘致、大学連携型起業家育成施設入居者への支援、地域密着型ビジネス創業支援施設の整備を予定いたしました。このほか、電子市役所の実現に向け、光ファイバー網の整備、電子調達システム及び市税電子申告システムの開発・運用を進めることといたしたところでございます。

 以上の重点テーマへの取り組みのほか、生活、環境、文化、産業のすべての分野にわたって調和のとれたまちづくりを実現するため、名古屋新世紀計画2010第2次実施計画を着実に実行することといたしました。

 市民の福祉と健康では、高齢者福祉として、介護保険事業を円滑に推進し、高齢者の保健福祉施策を充実するため、はつらつ長寿プランなごや2006を策定するほか、バリアフリーなどに配慮した高齢者向け優良賃貸住宅の供給を進めることといたしました。

 児童福祉では、放課後の留守家庭児童健全育成事業を充実するほか、公立保育所の入所枠や延長保育実施園の拡大、児童養護施設の移転改築を予定いたしました。

 障害者福祉では、障害者が自立した生活を送ることができるよう、身体障害者の療護施設、福祉ホーム、知的障害者の通所授産施設、通所更生施設及び精神障害者の社会復帰施設を整備することといたしました。また、総合リハビリテーションセンター退院後の脳血管疾患などによる障害者を対象に障害者アフターケア事業を実施するとともに、自閉症や発達障害の児童などを対象に相談支援事業を予定いたしました。

 このほか、高岳福祉会館・児童館の改築及び東区在宅サービスセンターの整備や、新斎場整備に関する調査を進めることといたしました。

 次に、都市の安全と環境では、消防力の強化を目指し消防車両を整備するとともに、消防隊に自動体外式除細動器を配備することといたしました。また、総合防災情報システムの更新に向けた調査や、消防航空隊庁舎の移転改築を行うほか、国民保護法の施行に伴い、市民の生命・財産を守るための計画策定に向けた準備を進めることといたしました。

 また、大雨に強いまちづくりを目指し、引き続き都市基盤河川の整備、丘陵地・低地地区の雨水対策、ため池の整備などを推進してまいります。

 環境の保全では、ヤングなごやISO、3世代エコライフチャレンジなどのなごやエコ・ルネサンス事業を推進するとともに、ダイオキシン類対策、大気・水質の常時監視を予定いたしました。また、民間ディーゼル貨物自動車の代替促進や低公害バスの導入など、低公害車の普及促進に努めてまいります。

 緑化推進では、東山公園や荒池緑地でのオアシスの森づくりを進めるため、実施設計を予定いたしました。

 ごみ減量対策といたしまして、レジ袋の削減運動、家庭用生ごみ処理機等の購入補助を行うほか、安全で適正なごみ処理を図るため、PFI手法による鳴海工場の改築、旧南陽工場の解体及び跡地整備を予定いたしました。

 続いて、市民の教育と文化でございます。

 英語が話せるなごやっ子を育成するため小中学校の英会話指導を拡充するほか、特色ある学校づくりを目指すマイスクールプランの充実、基礎学力向上を目指す学習支援講師の配置、ふれあいフレンド事業、元気いっぱいなごやっ子の育成、部活動顧問派遣事業を実施することといたしました。

 また、稲武野外教育センター第一本館の改築、南養護学校の移転改築とともに、養護学校高等部の重複学級を新増設することといたしました。

 私学助成につきましては、保護者負担の公私格差を是正するため、高等学校及び幼稚園の授業料補助を拡充することといたしました。

 さらに、家庭や地域における教育力の向上を目指し、学校週5日制に対応した土曜日の体験活動推進事業を実施するほか、子供がスポーツに親しむ契機となる子どもスポーツフェスタの開催を予定いたしました。

 コミュニティー・市民活動の支援では、コミュニティセンターの建設、特色あるまちづくりの推進を図ることといたしました。

 国際交流の推進を図るため、トリノ市との姉妹都市提携に当たり記念事業等を実施するとともに、シドニー市との姉妹都市提携25周年を記念して、公式代表団を派遣することといたしました。

 続いて、市街地の整備でございます。

 土地の高度利用や効率的利用による機能の更新・集積などにより都市の再生を図るため、名駅四丁目7番地区、牛島南地区、納屋橋西地区、大曽根駅前地区、名駅四丁目27番地区の整備を推進することといたしました。また、安全で快適な既成市街地の形成を図るため、大曽根地区、鳴海地区、有松地区、八田地区、大曽根駅前地下駐車場等の整備を進めるとともに、志段味地区などでの土地区画整理事業、茶屋新田地区及び下之一色南部地区での土地区画整理事業の推進に向けた調査を予定いたしました。さらに、都心共同住宅供給事業など良質な住宅の形成に努めてまいります。

 総合交通体系の形成を目指し、都市高速道路、名古屋環状2号線、江川線初めの幹線道路、三階橋初めの橋梁の整備、JR関西本線・近鉄名古屋線初めの連続立体交差事業などを進めることといたしました。また、名鉄名古屋本線・山崎川−天白川間の連続立体交差事業の検討調査や、東名高速道路守山パーキングエリアでのスマートインターチェンジの検討調査を実施することといたしました。

 続いて、市民の経済でございます。

 金融対策では、中小企業の資金供給の円滑化を図るため、大学等の研究機関との連携による研究開発に対する融資の創設や、ものづくり産業支援資金の融資限度額の引き上げを予定いたしました。

 また、地域商業地づくりでは、商店街再生事業や中心市街地活性化推進事業などを進めてまいります。

 都市農業の振興では、新農業振興基本方針を策定するとともに、市民が農業と触れ合えるよう農園のあるまちづくり事業を推進するほか、市内産農産物について消費者の理解を深めるよう、地産地消の推進を図ることといたしました。

 消費生活の安定・向上では、消費者被害に的確に対応するため、相談体制の強化を図ることといたしました。

 雇用・就業機会の創出では、近年増加するフリーターやニートの勤労意欲の醸成、確立を図るため、若年者就労支援事業を実施することといたしました。

 最後に、人権と市民サービスでございます。

 人権施策の推進を図るため、人権尊重のまちづくりのための教育・啓発事業などを予定いたしました。

 また、市民サービスの向上を図るため、インターネットにより市議会本会議を中継するとともに、市税のコンビニエンスストアでの収納、戸籍事務の電算化に関する調査、緑区東部における支所及び地区会館の実施設計を行うことといたしました。

 このほか、名古屋市長選挙、市議会議員緑区の補欠選挙の執行、国勢調査の実施を予定いたしました。

 以上、一般会計で予定した施策、事業について、その概要を御説明いたしましたが、次に、これらに対する財源について御説明いたします。

 まず、市税でございますが、個人市民税については、課税の基礎となる平成16年中の個人所得の動向などを、法人市民税については、企業収益の見込みや景気の動向を踏まえ、計上いたしました。

 固定資産税及び都市計画税は、地価の下落に伴う土地の評価額の見直しや、家屋の平成16年の新増築などを考慮し、その他の税目については、平成16年度の収入見込みや最近の動向などを勘案して計上いたしました。

 国庫補助負担金の廃止・縮減に伴う移譲税源としての所得譲与税初めの地方譲与税、利子割交付金など県税交付金及び地方特例交付金は、国の地方財政計画などに基づき計上いたしました。

 地方交付税は、平成16年度の交付実績をもとに、臨時財政対策債への振りかえなど地方財政計画を勘案して計上いたしました。

 市債については適債事業について見込み得る範囲で計上するとともに、財政健全化債の発行、未利用地の売り払い、財政調整基金の取り崩しなどを予定したところでございます。

 続きまして、特別会計の主なものについて御説明いたします。

 初めに、市立大学会計でございます。

 個性と活力のある大学を目指し、平成18年4月の地方独立行政法人化に向け準備を進めてまいります。また、大学院では、経済学研究科の拡充や看護学研究科に博士課程を設置するとともに、薬学部6年制学科設置に向けた準備、薬学部校舎改築の基本設計、留学生宿舎の開設を予定するなど、教育・研究体制の充実を図ることといたしました。このほか、大学病院において外来診療棟の改築を進めることといたしました。

 国民健康保険会計では、保険給付費、老人保健拠出金、介護納付金などに必要な額を計上するとともに、財政基盤の健全化を図るため、一般会計から財源を繰り入れることといたしました。また、国民健康保険料のコンビニエンスストアでの収納の実施に向け、システム開発を進めることといたしました。

 老人保健会計では医療給付に必要な額を、介護保険会計では在宅サービスや施設サービスなど介護に係る保険給付などに必要な額を、それぞれ計上いたしました。

 市場及びと畜場会計では、安全で安定した生鮮食料品などの供給に努めるとともに、中央卸売市場南部市場(仮称)の建設を進めることといたしました。

 市街地再開発事業会計では、鳴海駅前において施設棟の建設、有松駅前において住宅棟の建設を進めるとともに、日比野地区では特定建築者によるC棟の建設にあわせ、地下鉄出入り口の整備を予定いたしました。

 墓地公園整備事業会計では、引き続き事業用地の取得及び施設整備を進め、新規貸し付けを予定いたしました。

 基金会計では、公債償還基金への満期一括償還のための積み立て、取り崩しを予定するとともに、一般会計への財源繰り出しなどを予定いたしました。

 用地先行取得会計では公共事業用地の先行取得などを、公債会計では全会計の起債額の繰り出し及び元利償還金などを計上いたしました。

 次に、公営企業会計について御説明いたします。

 病院事業会計では、クオリティライフ21城北において中核施設となる新病院の建設に向けた実施設計を進めるほか、東市民病院では病院情報システムの導入や耐震改修、緑市民病院では耐震改修の実施設計を行うことといたしました。また、繁忙内科系病棟の看護体制の充実や高度医療機器の充実など、医療水準の向上に努めてまいります。

 水道事業会計では、浄水場及び配水場など基幹施設の整備、老朽配水管の布設がえにあわせ耐震整備を進め、安全でおいしい水がいつでも得られるよう、安定した給水サービスの確保に努めてまいります。また、市民サービスの向上を図るため、電話総合窓口の整備を進めることといたしました。

 工業用水道事業会計では、配水管整備など工業用水の安定供給に努め、地盤沈下の防止を図ってまいります。

 下水道事業会計では、緊急雨水整備事業を初めとする浸水対策事業を着実に推進するとともに、下水道普及区域の拡大を目指し、引き続き庄内川西部流域、志段味地区、桶狭間地区での下水道整備を進めることといたしました。

 自動車運送事業会計では、購入車両のすべてについてバリアフリー対策としてノンステップバスにするとともに、環境保全対策としてCNGバスあるいはアイドリングストップバスとすることといたしました。なお、地域巡回バスを初めとした市バスのネットワークにより公共交通機関としての役割を果たすため、地域巡回路線等維持補助金を一般会計から繰り入れることといたしております。

 高速度鉄道事業会計では、地下鉄6号線野並−徳重間の建設に着手することといたしました。また、バリアフリー対策として駅のエレベーターなどの整備を行うほか、排煙設備の整備など地下駅の火災対策を進めることといたしました。

 以上の結果、平成17年度の予算額は、

  一般会計       9887億1700万円

  特別会計      1兆3361億9000余万円

  公営企業会計     4907億3300余万円

  総計        2兆8156億4100余万円

と相なった次第でございます。

 次に、予算関連議案について御説明いたします。

 職員定数を定めるものとして「名古屋市職員定数条例の一部改正について」などを、使用料・手数料の新設・改定に係るものとして「名古屋市立大学の授業料等徴収条例の一部改正について」などを、施設の開設などに伴う規定の整備を図るものとして「名古屋市図書館条例の一部改正について」などを提案いたしております。また、緑の保全や創出を図るため「緑のまちづくり条例の制定について」を、個人情報の保護の一層の充実を図るため「名古屋市個人情報保護条例の制定について」を、競馬事業の再建に資するための「愛知県競馬組合規約の一部改正について」を提案いたしております。そのほか、私の退職手当についてさまざまな御意見をいただいたところであり、みずから総合的に考慮し、支給額を3割減とするため「市長の退職手当の特例に関する条例の制定について」を、また職員の特殊勤務手当について、現下の諸情勢を踏まえ今後とも見直しを進める必要があることから「職員の給与に関する条例の一部改正について」を提案いたしており、全体で36件となっております。

 以上、平成17年度当初予算に関係のない案件並びに平成17年度の当初予算及び関連議案につきまして、その大要を御説明申し上げました。

 「愛・地球博」の開催まであと一月余りとなりました。「愛・地球博」の開催にあわせ、市内でも多くのイベントの開催を予定いたしております。多くの人々が集うことで、今元気だと言われる名古屋のまちはますます元気づくことと思います。私は、この元気を一過性のものとして終わらせることなく、未来に向け元気を持続的に発信していくために、未来への布石という視点でのまちづくりにも全力で取り組み、名古屋の将来にわたる発展の礎を築いてまいりたいと考えております。

 そのためには、市議会、市民の皆様、事業者の方々との協働がぜひとも必要でございます。協働によるまちづくりを進め、明るい未来へつながる道を切り開いてまいりたいと考えております。

 何とぞよろしく御審議をいただき、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。(拍手)



○議長(桜井治幸君) この場合、関係議案について人事委員会の意見を求めます。



◎人事委員会委員(小林素文君) ただいまお尋ねのありました第68号議案に対する人事委員会の意見を申し上げます。

 第68号議案の職員の給与に関する条例の一部改正につきましては、職員に支給する特殊勤務手当につきまして、支給基準の見直し等を行うものであり、本委員会といたしましては異議ございません。

 以上、意見を申し上げます。



◆(中田ちづこ君) ただいま市長より提案説明がございましたが、明2月17日、18日及び21日は議案精読の期間とし、2月22日午前10時より本会議を開くこととして、本日はこれをもって散会されんことの動議を提出いたします。

     〔「賛成」〕



○議長(桜井治幸君) ただいまの中田ちづこさんの動議に御異議ありませんか。

     〔「異議なし」〕



○議長(桜井治幸君) 御異議なしと認めて、さよう決定し、本日はこれをもって散会いたします。

         午前11時49分散会

          市会議員   ふじた和秀

          市会議員   山口清明

          市会議長   桜井治幸