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愛知県 名古屋市

平成16年  2月 定例会 02月20日−01号




平成16年  2月 定例会 − 02月20日−01号









平成16年  2月 定例会



          議事日程

     平成16年2月20日(金曜日)午前11時開議

第1 会期に関する件

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第2 平成16年請願第1号 精神障害者の医療費助成を求める件

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第3 常任委員の選任

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第4 特別委員の選任

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第5 平成16年 第1号議案 名古屋市外部監査契約に基づく監査に関する条例の一部改正について

第6 同 第2号議案 名古屋市保健衛生関係手数料条例及び名古屋市食品衛生法に基づく公衆衛生上講ずべき措置の基準に関する条例の一部改正について

第7 同 第3号議案 名古屋市児童福祉施設条例の一部改正について

第8 同 第4号議案 名古屋市風致地区内建築等規制条例の一部改正について

第9 同 第5号議案 名古屋市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について

第10 同 第6号議案 名古屋市中高層建築物日影規制条例の一部改正について

第11 同 第7号議案 名古屋市中高層階住居専用地区建築条例等の一部改正について

第12 同 第8号議案 平成15年度名古屋市一般会計補正予算(第8号)

第13 同 第9号議案 平成15年度名古屋市市場及びと畜場特別会計補正予算(第2号)

第14 同 第10号議案 平成15年度名古屋市市街地再開発事業特別会計補正予算(第2号)

第15 同 第11号議案 平成15年度名古屋市基金特別会計補正予算(第2号)

第16 同 第12号議案 平成15年度名古屋市公債特別会計補正予算(第2号)

第17 同 第13号議案 平成15年度名古屋市病院事業会計補正予算(第1号)

第18 同 第14号議案 契約の締結について

第19 同 第15号議案 契約の一部変更について

第20 同 第16号議案 市道路線の認定及び廃止について

第21 同 第17号議案 指定管理者の指定について

第22 同 第18号議案 町の区域の設定について

第23 同 第19号議案 土地区画整理に伴う町の区域の設定について

第24 同 第20号議案 土地区画整理に伴う町の区域の設定について

第25 同 第21号議案 平成16年度名古屋市一般会計予算

第26 同 第22号議案 平成16年度名古屋市市立大学特別会計予算

第27 同 第23号議案 平成16年度名古屋市交通災害共済事業特別会計予算

第28 同 第24号議案 平成16年度名古屋市国民健康保険特別会計予算

第29 同 第25号議案 平成16年度名古屋市老人保健特別会計予算

第30 同 第26号議案 平成16年度名古屋市介護保険特別会計予算

第31 同 第27号議案 平成16年度名古屋市母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算

第32 同 第28号議案 平成16年度名古屋市農業共済事業特別会計予算

第33 同 第29号議案 平成16年度名古屋市市場及びと畜場特別会計予算

第34 同 第30号議案 平成16年度名古屋市土地区画整理組合貸付金特別会計予算

第35 同 第31号議案 平成16年度名古屋市市街地再開発事業特別会計予算

第36 同 第32号議案 平成16年度名古屋市墓地公園整備事業特別会計予算

第37 同 第33号議案 平成16年度名古屋市基金特別会計予算

第38 同 第34号議案 平成16年度名古屋市調達特別会計予算

第39 同 第35号議案 平成16年度名古屋市公債特別会計予算

第40 同 第36号議案 平成16年度名古屋市病院事業会計予算

第41 同 第37号議案 平成16年度名古屋市水道事業会計予算

第42 同 第38号議案 平成16年度名古屋市工業用水道事業会計予算

第43 同 第39号議案 平成16年度名古屋市下水道事業会計予算

第44 同 第40号議案 平成16年度名古屋市自動車運送事業会計予算

第45 同 第41号議案 平成16年度名古屋市高速度鉄道事業会計予算

第46 同 第42号議案 名古屋市情報あんしん条例の制定について

第47 同 第43号議案 名古屋市非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について

第48 同 第44号議案 職員退職手当条例の一部改正について

第49 同 第45号議案 名古屋市職員定数条例の一部改正について

第50 同 第46号議案 包括外部監査契約の締結について

第51 同 第47号議案 名古屋市使用済自動車解体業許可等申請手数料条例の制定について

第52 同 第48号議案 名古屋市子育て支援手当条例の制定について

第53 同 第49号議案 名古屋市敬老パス条例の制定について

第54 同 第50号議案 名古屋市障害者医療費助成条例の一部改正について

第55 同 第51号議案 名古屋市国民健康保険条例の一部改正について

第56 同 第52号議案 指定管理者の指定について

第57 同 第53号議案 指定管理者の指定について

第58 同 第54号議案 指定管理者の指定について

第59 同 第55号議案 指定管理者の指定について

第60 同 第56号議案 名古屋市市税条例の一部改正について

第61 同 第57号議案 名古屋市教育センター条例の一部改正について

第62 同 第58号議案 名古屋市立学校の授業料等に関する条例の一部改正について

第63 同 第59号議案 名古屋市入学準備金条例の制定について

第64 同 第60号議案 名古屋市博物館条例の一部改正について

第65 同 第61号議案 名古屋市美術館条例の一部改正について

第66 同 第62号議案 名古屋市科学館条例の一部改正について

第67 同 第63号議案 名古屋市図書館条例の一部改正について

第68 同 第64号議案 名古屋市生涯学習センター条例の一部改正について

第69 同 第65号議案 名古屋市女性会館条例の一部改正について

第70 同 第66号議案 名古屋市総合体育館条例の一部改正について

第71 同 第67号議案 名古屋市体育館条例の一部改正について

第72 同 第68号議案 名古屋市スポーツトレーニングセンター条例の一部改正について

第73 同 第69号議案 名古屋市瑞穂運動場条例の一部改正について

第74 同 第70号議案 名古屋市野外スポーツ・レクリエーションセンター条例の一部改正について

第75 同 第71号議案 名古屋市プール条例の一部改正について

第76 同 第72号議案 名古屋市東谷山フルーツパーク条例の一部改正について

第77 同 第73号議案 名古屋市農業文化園条例の一部改正について

第78 同 第74号議案 名古屋市農業共済事業条例の一部改正について

第79 同 第75号議案 名古屋市都市公園条例の一部改正について

第80 同 第76号議案 名古屋市みどりが丘公園条例の一部改正について

第81 同 第77号議案 なごやボランティア・NPOセンター条例の制定について

第82 同 第78号議案 名古屋市文化小劇場条例の一部改正について

第83 同 第79号議案 指定管理者の指定について

第84 同 第80号議案 名古屋市水道給水条例等の一部改正について

第85 同 第81号議案 名古屋市工業用水道給水条例の一部改正について

第86 同 第82号議案 名古屋市下水道条例等の一部改正について

第87 同 第83号議案 名古屋市旧川上貞奴邸条例の制定について

第88 同 第84号議案 名古屋市建築基準法施行条例の一部改正について

第89 同 第85号議案 名古屋市営住宅条例の一部改正について

第90 同 第86号議案 名古屋市定住促進住宅条例の一部改正について

第91 同 第87号議案 名古屋高速道路公社の基本財産の額の変更について

第92 同 第88号議案 名古屋市職員の倫理の保持に関する条例の制定について

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 出席議員

    木下広高君      工藤彰三君

    坂野公壽君      村松ひとし君

    ふじた和秀君     田島こうしん君

    中川貴元君      ちかざわ昌行君

    山本久樹君      鎌倉安男君

    杉山ひとし君     須原 章君

    渡辺房一君      吉田隆一君

    こんばのぶお君    長谷川由美子君

    中村 満君      小林祥子君

    木下 優君      山口清明君

    かとう典子君     田中せつ子君

    のりたけ勅仁君    冨田勝三君

    ばばのりこ君     服部将也君

    加藤一登君      前田有一君

    稲本和仁君      中田ちづこ君

    桜井治幸君      堀場 章君

    藤沢忠将君      横井利明君

    伊神邦彦君      岡地邦夫君

    浅井日出雄君     渡辺義郎君

    斉藤 実君      加藤 徹君

    坂崎巳代治君     梅村邦子君

    橋本静友君      佐橋典一君

    おくむら文洋君    吉田伸五君

    早川良行君      諸隈修身君

    村瀬博久君      郡司照三君

    久野浩平君      福田誠治君

    三輪芳裕君      小島七郎君

    西尾たか子君     江口文雄君

    加藤武夫君      梅原紀美子君

    黒田二郎君      村瀬たつじ君

    わしの恵子君     荒川直之君

    斎藤亮人君      梅村麻美子君

    うえぞのふさえ君   さとう典生君

    ひざわ孝彦君     うかい春美君

    田口一登君      林 孝則君

    田中里佳君      岡本善博君

    西村けんじ君     小林秀美君

 欠席議員

    小木曽康巳君

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 出席説明員

  市長        松原武久君    助役        鈴木勝久君

  助役        因田義男君    収入役       加藤公明君

  市長室長      岡田 大君    総務局長      諏訪一夫君

  財政局長      林 昭生君    市民経済局長    越智俊彦君

  環境局長      吉村正義君    健康福祉局長    木村 剛君

  住宅都市局長    一見昌幸君    緑政土木局長    森本保彦君

  市立大学事務局長  嶋田邦弘君    市長室秘書課長   宮下正史君

  総務局総務課長   新開輝夫君    財政局財政課長   住田代一君

  市民経済局総務課長 葛迫憲治君    環境局総務課長   西川 敏君

  健康福祉局総務課長 長谷川弘之君   住宅都市局総務課長 渡辺 博君

  緑政土木局総務課長 竹内和芳君    市立大学事務局総務課長

                               矢野秀則君

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  上下水道局長    山田雅雄君    上下水道局経営本部総務部総務課長

                               西部健次君

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  交通局長      塚本孝保君    交通局営業本部総務部総務課長

                               山内善一朗君

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  消防長       小川 誠君    消防局総務課長   安江 智君

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  監査委員      倉坪修一君    監査事務局長    吉井信雄君

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  選挙管理委員会委員 足立圭介君    選挙管理委員会事務局長

                               渡辺豊彦君

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  教育委員会委員   後藤澄江君

  教育長       加藤雄也君    教育委員会事務局総務部総務課長

                               別所眞三君

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  人事委員会委員   小林素文君    人事委員会事務局長 杉山七生君

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          平成16年2月20日午前11時開会



○議長(堀場章君) ただいまより定例会を開会いたします。

 最初に、名東区補欠選挙において御当選になり、民主党名古屋市会議員団に所属することになりました、ちかざわ昌行君を御紹介申し上げます。(拍手)

     〔ちかざわ昌行君起立〕



○議長(堀場章君) 次に、諸般の御報告をいたしておきます。

 市長より報告第1号より第8号までの8件が、監査委員より監査報告第1号及び検査報告第1号の2件が、外部監査人より外部監査報告第1号の1件がそれぞれ提出されております。

 詳細は、既にお手元に送付してあります。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の会議録署名者には岡地邦夫君、梅原紀美子さんの御両君にお願いいたします。

 この場合、会議規則第2条の規定により、議席の一部変更及び指定を行います。

 市会公報第3号でお知らせいたしましたとおり、本日より山本久樹君初め27名の方の議席を変更し、ちかざわ昌行君の議席を8番と決定いたします。

 市会公報第1号及び第2号でお知らせいたしましたとおり、平成15年陳情第8号「戦闘状態が続くイラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書提出に関する件」初め2件を受理しましたので、会議規則第60条の規定により所管の常任委員会に送付いたします。

 なお、両件の審査に当たっては、市会閉会中も委員会を開会できるようにいたしまして、御異議ありませんか。

     〔「異議なし」〕



○議長(堀場章君) 御異議なしと認めて、さよう取り計らいます。

 これより日程に入ります。

 最初に、日程第1「会期に関する件」についてお諮りいたします。

 今回の会期は、28日間といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

     〔「異議なし」〕



○議長(堀場章君) 御異議なしと認めて、さよう決定いたします。

 次に、日程第2、請願第1号「精神障害者の医療費助成を求める件」を議題に供します。

 本請願書は、慎重審査のため所管の常任委員会に付議いたします。

 なお、本件の審査に当たっては、市会閉会中も委員会を開会できるようにいたしまして御異議ありませんか。

     〔「異議なし」〕



○議長(堀場章君) 御異議なしと認めて、さよう取り計らいます。

 次に、日程第3「常任委員の選任」を行います。

 委員会条例第2条の2第1項の規定により、議長より指名いたします。

 ちかざわ昌行君を経済水道委員に指名いたします。

 次に、日程第4「特別委員の選任」を行います。

 委員会条例第2条の2第1項の規定により、議長より指名いたします。

 ちかざわ昌行君を国際都市建設促進特別委員に指名いたします。

 次に、日程第5より第92まで、すなわち第1号議案「名古屋市外部監査契約に基づく監査に関する条例の一部改正について」より第88号議案「名古屋市職員の倫理の保持に関する条例の制定について」まで、以上88件を一括議題に供します。

 この場合、市長より提案説明を求めます。

     〔市長松原武久君登壇〕



◎市長(松原武久君) このたびの定例会で御審議をお願いいたします案件のうち、まず初めに、平成16年度当初予算に関係のない案件20件につきまして、その概要を御説明申し上げます。

 まず、第1号議案「名古屋市外部監査契約に基づく監査に関する条例の一部改正について」でございます。これは、地方自治法の一部改正により公の施設の管理委託制度が改められたことに伴い、規定の整理を行うものでございます。

 次に、第2号議案「名古屋市保健衛生関係手数料条例及び名古屋市食品衛生法に基づく公衆衛生上講ずべき措置の基準に関する条例の一部改正について」でございます。これは、食品衛生法等の一部改正に伴い、条例中に引用している条項の規定の整理を行うものでございます。

 次に、第3号議案「名古屋市児童福祉施設条例の一部改正について」でございます。これは、児童交通遊園を廃止するものでございます。

 次に、第4号議案「名古屋市風致地区内建築等規制条例の一部改正について」でございます。これは、風致地区内における建築等の規制の基準を定める政令の一部改正に伴い規定を整備するとともに、種別を追加する等の改正を行うものでございます。

 次に、第5号議案「名古屋市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」でございます。これは、ささしまライブ24地区整備計画区域等における建築物の制限に関し、必要な改正を行うものでございます。

 次に、第6号議案「名古屋市中高層建築物日影規制条例の一部改正について」でございます。これは、建築基準法の一部改正に伴い、日影による中高層の建築物の制限について、規定の整備を行うものでございます。

 次に、第7号議案「名古屋市中高層階住居専用地区建築条例等の一部改正について」でございます。これは、建築基準法施行令の一部改正に伴い、名古屋市中高層階住居専用地区建築条例初め4条例について、それぞれ条例中に引用している条項等の規定の整備を行うものでございます。

 続きまして、第8号議案「平成15年度名古屋市一般会計補正予算」から第13号議案「平成15年度名古屋市病院事業会計補正予算」までの補正予算6件につきまして御説明いたします。

 初めに、一般会計についてでございます。

 まず、国の補正予算による公共事業等といたしまして、名古屋港の保安施設整備に伴う名古屋港管理組合負担金の増額のほか、公営住宅の建設、都心共同住宅の供給助成、特別養護老人ホーム等の整備を促進することといたしました。また、堀川納屋橋地区の用地や、ほのか小学校移転先拡張用地等の取得を予定いたしました。

 次に、福祉・医療関係経費といたしまして、対象件数等の増加見込みに伴い生活保護、成人基本健康診査、インフルエンザ予防接種などの義務的経費の追加を予定いたしました。

 このほか、中部国際空港連絡鉄道及び西名古屋港線につきまして、事業費の縮減に伴い、建設費補助金などを減額することといたしました。

 これらに対応する財源につきましては、特定財源として国庫支出金及び市債を、一般財源として市税、地方特例交付金、臨時財政対策債などの増額を予定する一方、地方交付税、公債償還基金からの借り入れを減額することといたしました。

 以上の歳入歳出予算のほか、14件の繰越明許費及び西区役所等移転用地の先行取得に係る債務負担行為を予定いたしております。

 続いて、特別会計でございます。

 市場及びと畜場会計で1件の繰越明許費を、市街地再開発事業会計で2件の繰越明許費をそれぞれ予定するほか、基金会計では公債償還基金の一般会計への貸付金の減額を、公債会計では必要な起債額を計上いたしました。

 最後に、公営企業会計でございます。

 病院事業会計におきまして、城北病院の入院収益の増加に伴う診療材料費の増額を予定いたしました。

 以上の結果、今回の補正予算は、

  一般会計   67億9600余万円

  特別会計   46億7300万円

  公営企業会計  1億円

  総計     115億6900余万円

と相なった次第でございます。

 続きまして、第14号議案「契約の締結について」でございます。これは、2005年日本国際博覧会名古屋市パビリオン展示制作業務の委託契約の締結を行うものでございます。

 次に、第15号議案「契約の一部変更について」でございます。これは、小田井雨水貯留管築造工事の請負契約につきまして、完成予定期日を変更するものでございます。

 次に、第16号議案「市道路線の認定及び廃止について」でございます。これは、長須賀第19号線初め150路線を新たに市道として認定し、服部長須賀線初め35路線の一部または全部を廃止するものでございます。

 次に、第17号議案「指定管理者の指定について」でございます。これは、名古屋市飯田コミュニティセンターの指定管理者を指定するものでございます。

 次に、第18号議案「町の区域の設定について」でございます。これは、守山区の一部の区域において、町の区域の設定を行うものでございます。

 次に、第19号議案及び第20号議案の「土地区画整理に伴う町の区域の設定について」でございます。これらは、中川区の一部の区域において、土地区画整理に伴う町の区域の設定を行うものでございます。

 以上、当初予算に関係のない案件につきまして、その概要を御説明申し上げました。

 引き続き、平成16年度当初予算及びその関連議案につきまして、その大要を御説明申し上げます。

 21世紀の本格的な成熟社会を迎え、持続可能な行財政運営への転換を図るため、国も地方も抜本的なシステム改革が求められております。国における年金制度改革を初めとする社会保障制度改革など、少子・高齢化に向けたシステム改革は必然となっております。また、国と地方の関係でいえば、地方主権の時代を目指した国庫補助負担金の改革、税源移譲、地方交付税の改革の三位一体の改革についても、その方針は示されておりますが、国の財政再建が優先され、地方への負担転嫁が先行いたしております。こうした中、本市の行財政運営を振り返ってみますと、少子・高齢化やグローバル化の進展、地球環境問題の顕在化などに対応し、さまざまなシステム改革に取り組んでまいりましたが、いまだ改革半ばであり、これらの改革の道筋を確かなものとしなければなりません。このためには、法令遵守と情報公開を進め、市政への信頼を確保するとともに、市民の皆様を初めボランティア、NPO、企業の方々と行政との協働によるまちづくりが不可欠でございます。地方分権の進展に伴い、今後激化が予想される都市間競争に勝ち抜く都市づくり、安心・安全で快適なまちづくりを協働により進めてまいりたいと考えております。

 平成16年度の本市の財政状況を見通すと、三位一体改革により、国庫補助負担金の廃止・縮減額に対し、所得譲与税で財源措置される額はその一部にとどまっていることに加え、地方交付税や臨時財政対策債についても総額が圧縮されております。また、歳入の根幹であります市税収入でございますが、法人市民税では企業収益の改善に伴い増収が見込まれる一方で、個人市民税では賃上げ率の低迷や厳しい雇用情勢により減収が見込まれるのに加え、固定資産税でも地価の下落による評価額の見直しにより減収の見込みとなっております。そのため、市税収入全体では前年度予算を確保するのが精いっぱいという状況でございます。

 平成16年度予算編成に当たりましては、このような極めて厳しい財政状況の中で、財政健全化計画を強力に推進するとともに、名古屋新世紀計画2010第2次実施計画を策定し、生活、環境、文化、産業のすべての分野にわたって調和のとれた、誇りと愛着の持てるまち・名古屋の実現を図ることといたしました。そのため、安心・安全、環境、教育、産業、魅力の五つを重点方針として、限られた財源の効率的、重点的な配分に努めることといたしました。

 財政健全化への取り組みといたしまして、まず予算編成システムの改革では、平成15年度に引き続き、財源配分型の予算編成を実施いたしました。中期的な財政収支見通しを作成し、新年度の課題について全庁的な議論を踏まえ、重点化の基本的方針を定めるとともに、財源を各局に配分し、各局が経営感覚を発揮して自主的な予算編成に取り組んだところでございます。

 次に、行政評価による施策のシフトでは、平成15年度に全事業で実施した行政評価の結果を踏まえ、優先度が低いもの、不要不急のもの、効果の小さい施策・事務事業は廃止または縮小することにより、限られた財源を重点施策に配分いたしました。また、持続的、安定的な福祉の確立と負担の公平化の観点から、敬老パスについて一部負担金を導入するなど、少子化対策にシフトすることといたしました。

 事務事業の効率化とコスト縮減では、人件費について、定員管理計画に基づき事務の電算化、民間委託や嘱託化の推進などにより、703人の大幅な定員削減を行いました。また、投資的経費や経常経費につきましては、一層の節減、効率化に努めるとともに、未利用土地の積極的な売却による財源確保、公営企業に対する財政援助の見直しを図ることといたしました。

 受益者負担の適正化では、国の基準との均衡を図るため、高等学校授業料や幼稚園授業料の改定及び保育料の改定を実施するとともに、市民利用施設の高齢者の料金について、統一化を図ることといたしました。

 また、外郭団体の効率的経営では、外郭団体改革実行プランに基づき、経常的な経費の削減を行うとともに、自主的な経営努力を図るため、文化小劇場などにおいて利用料金制度を試行的に導入することといたしました。

 このほか、公の施設の管理運営に民間の能力を活用し、住民サービスの向上や経費の節減等を図るため、指定管理者制度やPFI手法を導入することといたしました。

 このような財政健全化の取り組みを強力に推進してもなお生じる財源不足につきましては、引き続き財政健全化債の発行や、満期一括償還のために積み立てた公債償還基金からの借り入れなどにより収支を償うことといたしたところでございます。

 それでは、予算の具体的内容につきまして、重点方針に沿って、一般会計から順次御説明をいたします。

 第1は、安心・安全についてでございます。

 将来にわたり不安のない安心できる名古屋、地震などもしものときも安全な名古屋を目指し、安心・安全で快適なまちづくり、地震防災対策、少子・高齢化への対応に努めてまいります。

 まず、安心・安全で快適なまちづくりについてでございます。

 市民と行政との協働を一層深め、より実効性のある市民運動を展開するために、平成16年度に市民参画での安心・安全で快適なまちづくり条例(仮称)の制定を予定いたしております。条例制定に向け、その準備を進めるとともに、落書き消し隊や防犯パトロールなどの自発的な地域の活動に対し支援を行うことといたしました。また、地域ごとの防災対策を推進するため、震度分布、液状化予測などに基づく地震ハザードマップを作成し、全世帯に配布するとともに、警戒宣言時に公共交通機関の停止などにより帰宅が困難となる人々に対応するため、帰宅支援マップの作成を予定いたしました。このほか、市民との協働による防災備蓄モデル事業や企業防災ガイドラインの作成を予定いたしたところでございます。

 また、震災発生時に市民の安全確保を図り、災害応急対策活動を円滑に行うため、市役所の耐震改修に向けた設計、区役所、保健所、消防署、学校施設、福祉施設の耐震改修、耐震診断を着実に推進するとともに、橋梁の改築、耐震補強を進めることといたしました。このほか、小学校校舎の改築、熱田消防署の改築、西区役所移転改築の基本設計や、避難場所となる中学校への地域防災無線の設置を進めてまいります。

 次に、少子・高齢化への対応でございます。

 子供を生み育てやすいまちを目指し、社会全体で子育てを支援するため、新たに3歳未満児の児童を含む3人以上の児童を養育する世帯に対し、子育て支援手当を支給するとともに、3歳未満児の第3子以降の保育料を無料とすることといたしました。また、入所待機児童の解消を目指した保育所の新設のほか、新たに不妊治療費の一部を助成することといたしました。

 高齢化への対応では、介護を要する高齢者に必要なサービスを提供するため、引き続き特別養護老人ホーム、介護老人保健施設の整備を着実に進めてまいります。また、すべての人に優しい福祉のまちづくりを推進するため、交通バリアフリー法に基づく重点整備地区において、民間鉄道駅舎にエレベーターなどを設置するとともに、歩道の段差解消などを行うほか、引き続き地下鉄駅へのエレベーター設置、ノンステップバスの導入など福祉環境の整備を進めることといたしました。

 第2に、環境でございます。

 かけがえのない地球環境を次世代に伝えていくため、環境への負荷の少ない持続的な発展が可能な環境首都名古屋を目指してまいります。日本の環境首都コンテストに積極的に参加するとともに、引き続き市民、企業、大学、行政の協働により新たな環境学習の場を創出するなごや環境大学の開講に向けて取り組むことといたしました。また、資源・エネルギー循環型社会に向けたモデル住宅の整備を進めることといたしました。ごみ減量とリサイクルシステムを構築するため、生ごみの資源化を推進するほか、山田工場の溶融処理施設への用途変更のための調査を実施してまいります。

 さらに、人と環境に優しい交通社会の構築を目指す高度道路交通システム、いわゆるITSの社会実験を行うとともに、新たに自然の水循環機能を回復、保全することにより、水のつながるまちを目指したなごや水の環復活プランの策定を予定いたしたところでございます。

 第3に、教育でございます。

 豊かな心と夢や希望を持って世界に羽ばたく、新世紀にふさわしい人材をはぐくむ名古屋を目指し、学校、家庭、地域が力を合わせて教育に取り組むことといたしました。

 小中学校での英会話指導を充実し、英語が話せるなごやっ子の育成を進めるとともに、「愛・地球博」を契機として環境問題や国際問題に対する理解を深めることを目指し、小中学校において、参加国との交流事業を実施することといたしました。また、南養護学校の移転改築に着手するとともに、養護学校の高等部に新たに重複障害学級を設置してまいります。このほか、平成17年度に向け、中央高等学校昼間定時制を拡充し、夜間定時制を含む3部制とするとともに、西陵商業高等学校を、生徒が進路に応じ履修科目を選択できる総合学科に改編するための準備を進めることといたしました。さらに、トワイライトスクール実施校を拡大するとともに、新たな青少年教育の中核施設の実施設計を予定いたしました。

 第4に、産業でございます。

 産業の創出、活性化を促進し、雇用機会の確保を図るため、企業誘致や地域の研究開発機能の強化、産・学・行政の連携に努め、元気な名古屋を目指してまいります。

 企業誘致を計画的に実施するため、産業活性化プランを策定するとともに、サイエンスパークにおけるテクノヒル名古屋への企業誘致、サイエンス交流プラザの運営、大学連携型ベンチャー企業の起業促進に向けた調査を予定いたしました。このほか、中高齢者向けの操作が容易なパソコンソフト「らくらくパソコンe−なもくん」の開発や、その普及に向けた取り組みを実施してまいります。また、電子市役所の実現に向けて、基盤整備として光ファイバー網の整備を進めるほか、電子調達システム及び市税電子申告システムの開発、福祉総合情報システムの2次開発、電子申請システムの開発調査を進めることといたしました。

 第5に、魅力でございます。

 「愛・地球博」を契機に、歴史や文化など名古屋の個性と魅力を発信し、魅力ある名古屋の実現に向け、交流基盤づくりやイベントに取り組むことといたしました。

 「愛・地球博」へ出展する名古屋市パビリオンは世界最大の万華鏡で、光と風と水による演出により、訪れた人々にゆとりや優しさを感じていただけることと思います。また、ささしまサテライト事業、ネキスポシティ・シンフォニー事業、東山グリーンウェイ及びホスピタリティ・ゲートの整備、1,000人ホームステイボランティアなど、市民とともに歓迎、交流を推進してまいります。

 また、活気と魅力にあふれた交流基盤づくりを目指し、広小路ルネサンス事業を進めるとともに、栄角地を含む栄交流コアの整備検討調査、21世紀にふさわしい大人の知の拠点として、教育館の改築調査を実施することといたしました。このほか、科学館改築の基本構想の策定や、金山北地区に公共施設整備を進めてまいります。さらに、名古屋の歴史・文化を情報発信するため、世界に誇り得る歴史文化公園としての徳川園や蓬左文庫、郷土ゆかりの文学資料室などを備えた旧川上貞奴邸を開設するとともに、ITS世界会議、新世紀・名古屋城博、旅フェア2004の開催や、日本文化デザイン会議の開催準備を予定いたしたところでございます。

 以上の重点施策への取り組みのほか、生活、環境、文化、産業のすべての分野にわたって調和のとれたまちづくりを実現するため、名古屋新世紀計画2010第2次実施計画を策定し、着実に実行することといたしました。

 市民の福祉と健康では、福祉給付金において、一部対象者の支給開始年齢の引き上げを緩和するほか、10月に開通予定の西名古屋港線に敬老パス及び福祉特別乗車券を適用し、料金の軽減を図ることといたしました。また、はつらつ長寿プランなごや2006の策定調査のほか、バリアフリーなどに配慮した高齢者向け優良賃貸住宅の供給を進めることといたしました。

 児童福祉では、子育て支援コーディネート事業や、子育て支援サークルなどへの運営費助成、子育て支援センター事業を実施するとともに、公立保育所の入所枠の拡大や、延長保育実施園の拡大など保育の充実を図ることといたしました。また、放課後の留守家庭児童健全育成事業において時間延長を予定したほか、国の制度改正に伴い、児童手当の支給対象を就学前から小学校3年生まで拡大することといたしました。このほか、児童虐待への対応を強化するため、児童虐待対応協力員の増員や仮設一時保護所の整備を行うとともに、児童福祉センター移転改築に向けた調査を予定したところでございます。

 障害者福祉では、障害者が自立した生活を送ることができるよう、知的障害者の通所授産施設、小規模通所授産施設、通所更生施設及び精神障害者の社会復帰施設を整備するとともに、精神障害者保健福祉手帳1級所持者を障害者医療費助成の対象といたしました。また、簡易宿泊所を更生施設に転用し、あわせてホームレスの自立支援事業を実施するとともに、第2緊急一時宿泊施設の運営を開始することといたしました。このほか、高岳福祉会館・児童館・東区在宅サービスセンター整備の実施設計を予定いたしました。

 すべての市民が健康で明るく元気に生活できるよう、健康なごやプラン21を推進するとともに、保健・医療・福祉の総合的エリアとして整備するクオリティライフ21城北全体計画の策定調査を実施することといたしました。また、SARS(新型肺炎)対策として検査体制の整備を行うほか、瑞穂保健所の移転改築、新斎場整備に関する調査を予定いたしました。

 次に、都市の安全と環境では、消防力の強化を目指し消防車両を整備するとともに、救急救命士の処置範囲の拡大に伴い、教育体制を整備するなど、救急業務の高度化を推進することといたしました。また、耐震性防火水槽の設置や民間木造住宅の無料耐震診断及び耐震改修助成を実施してまいります。

 東海豪雨を踏まえた浸水対策といたしまして、緊急雨水整備事業の着実な推進を図るため、雨水ポンプの増強、貯留管の設置、河川のしゅんせつなどを行うとともに、都市基盤河川の整備、丘陵地・低地地区の雨水対策、ため池の整備、校庭の雨水貯留施設の整備など大雨に強いまちづくりを進めることといたしました。

 環境の保全では、二酸化炭素排出量の削減を目指し、ヤングなごやISO、3世代エコライフチャレンジなど、なごやエコ・ルネサンス事業を実施するとともに、ダイオキシン類対策、大気・水質の常時監視を予定いたしました。また、民間ディーゼル貨物自動車の買いかえ促進など、低公害車の普及促進に努めることといたしました。ごみ減量対策といたしまして、レジ袋の削減運動、家庭用生ごみ処理機等の購入補助、南リサイクルプラザの建設、五条川工場の溶融スラグの有効利用を行うとともに、安全で適正なごみ処理を図るため、五条川工場、第一処分場の稼働を予定いたしました。また、緑豊かなまちを目指し、市民とのパートナーシップによる花のまちづくりや森づくりを進めるとともに、オアシスの森づくりを進めるため、東山公園や荒池緑地の基本設計を予定いたしました。

 続いて、市民の教育と文化でございます。

 小学校1年生での30人学級や基礎学力向上などのための学習支援講師の配置、特色ある学校づくりを目指すマイスクールプラン、気軽な遊び相手となるボランティアを派遣するふれあいフレンド事業のほか、中学校において教員指導者にかわる部活動顧問の派遣事業を実施することといたしました。また、子供の体力や運動機能の向上を目指し、新たに元気いっぱいなごやっ子の育成を予定するとともに、ほのか小学校の建設や稲武野外教育センター第一本館の改築など、良好な教育環境の確保に努めてまいります。また、肢体不自由障害児学級を増設するとともに、引き続き学校生活介助アシスタントを派遣することといたしました。

 生涯学習では、山田支所管内における図書館の建設を行うとともに、志段味図書館を開館するなど、学習活動の場の充実に努めることといたしました。さらに、家庭や地域における教育力の向上を目指し、土曜日の子供の活動の場や機会を提供する土曜日の体験活動推進事業や、子供がスポーツに親しむ契機となる子どもスポーツフェスタの開催を予定いたしました。

 コミュニティー、市民活動の支援では、コミュニティセンターの建設、特色ある区づくりの推進を図ることといたしました。このほか、国際交流の推進を図るため、ロサンゼルス市姉妹都市提携45周年を記念して、公式代表団の派遣などを予定いたしました。

 続いて、市街地の整備でございます。

 都心域を中心に、土地の高度利用や効率的利用による機能の更新、集積などにより都市の再生を図るため、栄三丁目6番地区、名駅四丁目7番地区、牛島南地区、納屋橋西地区、千種駅南地区、大曽根駅前地区の整備を推進することといたしました。また、安全で快適な既成市街地の形成を図るため、大曽根地区、鳴海地区、有松地区、ささしまライブ24地区、八田地区の整備を進めるとともに、西名古屋港線の開通に向けた稲永地区、東部丘陵線の開通に向けた藤ケ丘駅前周辺施設の整備を予定いたしました。さらに、大曽根駅前地下駐車場等の整備や、志段味地区などでの土地区画整理事業、茶屋新田地区及び下之一色南部地区での土地区画整理事業調査を予定したほか、納屋橋地区近代建築物・旧加藤商会ビルの修復を進めることといたしました。住宅では、都心共同住宅供給事業など良質な住宅の形成に努めてまいります。

 また、総合交通体系の形成を目指し、西名古屋港線及び東部丘陵線の整備、開通を予定するとともに、都市高速道路、名古屋環状2号線、広小路線初めの幹線道路、南陽大橋初めの橋梁の整備、JR関西本線、近鉄名古屋線初めの連続立体交差化などを進めることといたしました。

 続いて、市民の経済でございます。

 金融対策では、中小企業の資金調達が依然として厳しい状況にあることから、融資制度における融資限度額の引き上げや、新たに中小企業向けのローン担保証券融資に対応するなど、中小企業の資金供給の円滑化に努めることといたしました。また、地域商業地づくりでは、中心市街地活性化事業を進めてまいります。

 観光では、名古屋城本丸御殿障壁画の復元模写・保存修理、本丸御殿積立基金への積み立てを行うとともに、名古屋城天守閣に本丸御殿を紹介する立体映像コーナーの設置を予定いたしました。

 都市農業の振興では、市民が農業と触れ合える農園のあるまちづくり事業を推進するとともに、輸入急増農産物対策事業のほか、地元消費者が市内産農産物についての理解を深めるよう、地産地消の推進を図ることといたしました。

 最後に、人権と市民サービスでございます。

 人権施策の推進を図るため、市民参加による人権尊重のまちづくりのための教育、啓発事業を予定いたしました。また、市民サービスの向上を図るため、山田支所の移転改築、緑区東部における支所及び地区会館の基本・実施設計を予定するとともに、新たに市税のコンビニエンスストアでの収納システムの開発を進めることといたしました。このほか、参議院議員通常選挙の執行、名古屋市長選挙の執行準備を予定いたしました。

 以上、一般会計で予定した施策・事業について、その概要を御説明いたしましたが、次に、これらに対する財源について御説明いたします。

 まず、市税でございますが、個人市民税については、課税の基礎となる平成15年中の個人所得の動向などを、また法人市民税については、企業収益の見込みや景気の動向を踏まえ計上いたしました。

 固定資産税及び都市計画税は、地価の下落に伴う土地の評価額の見直しや、家屋の平成15年の新増築などを考慮し、その他の税目については平成15年度の収入見込みや最近の動向などを勘案して計上いたしました。

 国庫補助負担金の廃止・縮減に伴う税源移譲として創設された所得譲与税初めの地方譲与税、利子割交付金などの県税交付金及び地方特例交付金は、国の地方財政計画などに基づき計上いたしました。地方交付税は、平成15年度の交付見込み額をもとに、臨時財政対策債への振りかえなど地方財政計画を勘案して計上いたしました。

 市債については、臨時財政対策債、減税補てん債のほか、適債事業について見込み得る範囲で計上いたしました。さらに、財源不足を補うため、財政健全化債を引き続き発行するとともに、未利用地の売り払い、財政調整基金、土地基金の取り崩し、公債償還基金からの借り入れを予定したところでございます。

 続きまして、特別会計の主なものについて御説明いたします。

 初めに、市立大学会計でございます。

 市立大学が自主的、自律的な運営のもとで個性と活力を発揮できるよう、地方独立行政法人化の準備を進めてまいります。また、大学院経済学研究科の拡充に向けた準備、大学院看護学研究科博士課程の設置準備、薬学部校舎改築の調査を行うなど、教育、研究体制の充実を図ることといたしました。このほか、平成16年1月に開設いたしました病棟、中央診療棟に引き続き、外来診療棟の改築を進めることといたしました。

 国民健康保険会計では、保険給付費、老人保健拠出金、介護納付金などの必要な額を計上するとともに、財政基盤の健全化を図るため、一般会計から財源を繰り入れることといたしました。なお、75歳以上の方に対する保険料減免の収入基準の引き下げなど、減免制度の見直しを実施することといたしました。

 老人保健会計では、医療給付費に必要な額を計上いたしました。

 介護保険会計では、在宅サービスや施設サービスなど介護に係る保険給付費などに必要な額を計上いたしました。

 市場及びと畜場会計では、安全で安定した生鮮食料品などの供給に努めるとともに、食肉中央卸売市場南部市場(仮称)の建設を進めることといたしました。

 市街地再開発事業会計では、引き続き有松駅前において商業棟などの建設を進めるとともに、鳴海駅前において施設棟の建設を進めることといたしました。

 墓地公園整備事業会計では、引き続き事業用地の取得及び施設整備を進め、新規貸し付けを予定いたしました。

 基金会計では、公債償還基金への満期一括償還のための積み立て、取り崩しを予定するとともに、一般会計への財源貸し付けなどを予定いたしました。

 調達会計では、公共事業用地の先行取得などを、公債会計では、全会計の起債額の繰り出し及び元利償還金などを計上いたしました。

 次に、公営企業会計についてでございます。

 病院事業会計では、東市民病院において新たにオーダリング・電子カルテシステムの導入に向けた調査を行うとともに、耐震改修やSARS(新型肺炎)対策として感染症部門の改修を行うことといたしました。また、クオリティライフ21城北の中核施設となる新病院建設の基本設計を実施することといたしました。このほか、繁忙外科病棟の看護体制の充実や、高度医療機器の充実など医療水準の向上に努めてまいります。

 水道事業会計では、浄水場及び配水場など基幹施設の整備、老朽配水管の布設がえにあわせ耐震整備を進め、安全でおいしい水がいつでも得られるよう、安定した給水サービスの確保に努めることといたしました。

 工業用水道事業会計では、配水管整備など工業用水の安定供給に努め、地盤沈下の防止を図ってまいります。

 下水道事業会計では、緊急雨水整備事業を初めとする浸水対策事業を着実に推進するとともに、下水道普及区域の拡大を目指し、引き続き庄内川西部流域、志段味地区、桶狭間地区での下水道整備を進めることといたしました。

 自動車運送事業会計では、地下鉄及び西名古屋港線の開通に合わせバス路線の再編成などを予定するほか、購入車両のすべてをバリアフリー対策としてノンステップバスにするとともに、環境保全対策として、CNGバスあるいはアイドリングストップバスとすることといたしました。

 高速度鉄道事業会計では、名古屋大学−新瑞橋間の開通による名城線の環状化を予定するほか、地下鉄6号線野並−徳重間の調査設計を予定いたしました。また、バリアフリー対策として、駅のエレベーターなどの整備を推進するほか、新たに地下駅の火災対策を進めることとし、排煙設備の整備などを予定いたしました。

 以上の結果、平成16年度の予算額は、

  一般会計   1兆 112億3800万円

  特別会計   1兆2807億7900余万円

  公営企業会計   4623億4900余万円

  総計     2兆7543億6700余万円

と相なった次第でございます。

 次に、予算関連議案について御説明いたします。

 職員定数を定めるものとして、「名古屋市職員定数条例の一部改正について」を、使用料・手数料の新設、改定に係るものとして「名古屋市立学校の授業料等に関する条例の一部改正について」などを、施設の開設などに伴う規定の整備を図るものとして「なごやボランティア・NPOセンター条例の制定について」などを提案いたしております。また、去る2月10日の公正職務執行提言委員会の緊急提言を踏まえ、市民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図り、市政運営に対する市民の信頼を確保するため、職員が遵守すべき倫理原則等を定める「名古屋市職員の倫理の保持に関する条例の制定について」を提案いたしております。そのほか、本市の保有する情報の保護及び管理に関する基本的仕組みを定め、市民の安心と信頼を確保するための「名古屋市情報あんしん条例の制定について」などを含め、全体で47件を提案いたしております。

 以上、平成16年度当初予算に関係のない案件並びに平成16年度の当初予算及び関連議案につきまして、その大要を御説明申し上げました。

 平成16年度には、いよいよ「愛・地球博」が開催されます。多くの人々が行き交い、触れ合うこの機会に、歴史や文化など名古屋の個性と魅力を発信し、にぎわいと活力ある交流基盤づくりを進めてまいります。また、名古屋新世紀計画2010第2次実施計画を策定し、協働なごやで元気発信を目標に掲げ、豊かさを実感できる元気な名古屋を実現していかねばなりません。こうしたまちづくりは、ひとり行政だけで実現できるものではなく、市議会を初め市民の皆様との協働がぜひとも必要でございます。協働による大きな力で、未来への道を切り開いてまいりたいと考えております。

 何とぞ、私の意のあるところをお酌み取りいただきまして、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(堀場章君) この場合、関係議案について人事委員会の意見を求めます。



◎人事委員会委員(小林素文君) ただいまお尋ねのありました第44号議案及び第88号議案に対する人事委員会の意見を申し上げます。

 まず、第44号議案の職員退職手当条例の一部改正につきましては、国及び他の地方公共団体の状況を考慮して、退職手当の支給率の改正等を行うものであり、本委員会としましては妥当なものと考えます。

 次に、第88号議案の名古屋市職員の倫理の保持に関する条例の制定につきましては、公務に対する市民の信頼を確保するために職員の倫理の保持に関して必要な事項を定めるものであり、本委員会としましては妥当なものと考えます。

 以上、意見を申し上げます。



◆(岡本善博君) ただいま市長より提案説明がございましたが、2月23日及び24日は議案精読の期間とし、2月25日午前10時より本会議を開くこととして、本日はこれをもって散会されんことの動議を提出いたします。

     〔「賛成」〕



○議長(堀場章君) ただいまの岡本善博君の動議に御異議ありませんか。

     〔「異議なし」〕



○議長(堀場章君) 御異議なしと認めて、さよう決定し、本日はこれをもって散会いたします。

          午前11時50分散会

   市会議員   岡地邦夫

   市会議員   梅原紀美子

   市会議長   堀場 章