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平成29年6月定例会(第5号) 本文




2017.07.06 : 平成29年6月定例会(第5号) 本文


    午前十時十分開議
◯議長(中野治美君) おはようございます。
 ただいまから会議を開きます。
 直ちに議事日程に従い会議を進めます。
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  日程第一 第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会
      計補正予算から第百四号議案副知事の選任につ
      いてまで及び諮問第一号退職手当支給制限処分
      に係る審査請求に関する諮問について

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◯議長(中野治美君) 各常任委員会に付託をいたしました第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算から第百四号議案副知事の選任についてまで及び諮問第一号退職手当支給制限処分に係る審査請求に関する諮問についてを一括議題といたします。
 直ちに各常任委員長の報告を求めます。
 振興環境委員長寺西むつみ議員。

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◯四十七番(寺西むつみ君) 振興環境委員会に付託されました議案は、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算外二件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第八十四号議案及び第八十九号議案は賛成多数をもって、第九十五号議案は全員一致をもって、いずれも原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 健康福祉委員長山本浩史議員。

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◯四十五番(山本浩史君) 健康福祉委員会に付託されました議案は、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算外一件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第八十四号議案及び第九十三号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 産業労働委員長山下智也議員。

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◯四十四番(山下智也君) 産業労働委員会に付託されました議案は、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算一件であります。
 本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 建設委員長石塚吾歩路議員。

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◯四十六番(石塚吾歩路君) 建設委員会に付託されました議案は、第九十号議案愛知県流域下水道条例の一部改正について外三件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第九十号議案、第九十四号議案、第九十六号議案及び第百三号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 文教委員長渡会克明議員。

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◯九十番(渡会克明君) 文教委員会に付託されました議案は、第九十一号議案愛知県立学校条例の一部改正について外一件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第九十一号議案及び第九十七号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 警察委員長永井雅彦議員。

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◯三十三番(永井雅彦君) 警察委員会に付託されました議案は、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算外二件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第八十四号議案、第九十二号議案及び第九十八号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 総務県民委員長須崎かん議員。

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◯六十七番(須崎かん君) 総務県民委員会に付託されました議案は、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算外十一件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第八十四号議案から第八十八号議案まで、第九十九号議案、第百号議案及び第百三号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決し、第百一号議案、第百二号議案及び第百四号議案は、いずれも全員一致をもって同意すべきものと決し、諮問第一号は、全員一致をもって知事の裁決書案を適当と認めるべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。
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◯議長(中野治美君) これより第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算、第八十九号議案愛知県国際展示場条例の一部改正について、第九十七号議案訴えの提起について、第百三号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算、以上四件の議案に対する討論に入ります。
 討論の通告により順次発言を許可いたします。
 下奥奈歩議員。
    〔十三番下奥奈歩君登壇〕(拍手)

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◯十三番(下奥奈歩君) 日本共産党、下奥奈歩です。
 私は、日本共産党愛知県議員団を代表して、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算(第一号)について、第九十七号議案訴えの提起(奨学金貸付金返還請求事件)について、反対の立場から討論を行います。
 最初に、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算(第一号)についてです。
 まず、愛知県国際展示場整備事業費についてです。
 これは、愛知県国際展示場の多彩なニーズに応えるため、当初の計画から変わって機能面の充実を図るとして、展示ホールAの天井高を十四メートルから二十メートルに変更されるというものです。
 今まで県が事前調査をしてきて、天井高が十四メートルで適切だと言ってきたものが、ここへ来て、イベント主催者等からの意見を踏まえ、変更が行われました。これは、県の調査の仕方に問題があり、この突然の変更は、計画そのものが極めてずさんであるということです。
 そして、振興環境委員会では、展示ホールとしては十四メートルが適切だったけど、コンサートもできるように二十メートルにしたと回答されましたが、展示ホールという性格が変わったということです。
 計画を変更することによって新たな需要がふえると考え、もうけるためにどんどん際限なく費用をかけてもいいというやり方は、まさに危険な展示場ビジネスでしかありません。そんなことのために県民の税金を湯水のように使われることは許せません。
 今回のように、今後も変更が行われていく可能性があるのではと危惧されます。県民の負担がふえるばかりで、文字どおり、無駄な大型開発です。よって、本議案には賛成できません。
 次に、同じく補正予算でプロフェッショナル人材戦略拠点運営委託事業費についてです。
 これは、都市部大企業などからプロフェッショナル人材と言われる方を中小企業に派遣し、大企業と中小企業との人材交流を促進するというものです。
 大企業から派遣されるということで、単価をたたかれる、納期を早められることになるなどさまざまな問題がある大企業と中小企業の関係が対等にならないということが懸念をされ、抜本的な中小企業支援とは言いがたいと思います。
 中小企業は日本経済の根幹であり、社会の主役として地域社会と住民生活に貢献する存在です。中小企業が元気になってこそ、日本経済の再生の道が開かれます。大企業がよくなれば中小企業もよくなるという大企業中心の経済政策を根本的に改め、中小企業を日本経済の根幹に位置づけ、それにふさわしい振興・支援策を進めるときです。また、地方経済の主役である小規模事業者を支えることが地方の活性化につながります。
 以上の理由により、本議案には賛成できません。
 第九十七号議案訴えの提起(奨学金貸付金返還請求事件)についてです。
 これは、愛知県から貸与を受けた国公立高等学校等奨学金貸付金、または高等学校等奨学金貸付金の返還を延滞している方に対し、貸付金の返還を求めるというものです。
 我が党はこの議案に対し、毎回反対をしております。引き続きまた今回も、全く何の改善もなく同じ内容で、訴えの提起として議案に上げられてきました。
 何度も申し上げておりますように、今日では格差や貧困の増大、非正規雇用の増大など、ますます若者たちの経済状況は深刻になってきています。これから次の世代を担っていく若者に対し、丁寧で慎重な対応が必要だと考えます。滞納者に対し、訴えの提起を行うことは、返済に苦しんでいる人にますます大きな不安を与えてしまうことになります。
 憲法二十六条は、教育の機会均等を保障しています。愛知県高等学校等奨学金制度を教育の機会均等を保障するにふさわしい制度となるよう、制度の改善を図るべきではないでしょうか。また、誰もが安心して高校へ通えるために、奨学金給付制度や返済支援制度の創設、高校の授業料無償化が求められております。
 未来を担う子供たちが安心して勉学に励めるように、憲法が定める教育の機会均等への責任をしっかりと果たすべきだということを強く申し上げ、以上の理由から、本議案には賛成できません。
 以上、若い世代を含め、県民の願いとは逆行する補正予算と今述べてきました議案に対し、反対であることを表明し、若者に希望ある県政、県民の福祉、暮らし、教育最優先の県政と、そして平和を願う県政にしていくべきであることを申し添えまして、日本共産党県議団を代表しての反対討論とさせていただきます。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 佐藤一志議員。
    〔六十三番佐藤一志君登壇〕(拍手)

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◯六十三番(佐藤一志君) 私は、自由民主党愛知県議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算(第一号)、第八十九号議案愛知県国際展示場条例の一部改正について及び第百三号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算(第二号)、以上三件の議案について賛成の立場から意見を申し述べ、議員各位の御賛同を賜りたいと存じます。
 初めに、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算(第一号)及び第八十九号議案愛知県国際展示場条例の一部改正についてを申し述べます。
 まず、愛知県国際展示場の整備についてでありますが、目標に掲げる平成三十一年秋の開業に向け、現在、実施設計を行っており、ことしの秋には建築工事に着手する見込みであります。
 また、運営面では、四月にPFI法に基づくコンセッションの実施方針を、六月には募集要項案を公表しております。この要項案では、国際展示場を日本で初となる常設型の保税展示場とし、国際空港に隣接する展示場としての地の利を最大限活用する制度を取り入れるなど、新たな取り組みも掲げられております。
 そして、今月三日に名古屋で開催されたコンセッション事業者の募集のための説明会においては、県内はもとより、首都圏からも多くの民間事業者の方々に御参加をいただいたとお伺いいたしており、本県の国際展示場に大きな期待が寄せられていることが感じられます。
 こうした中、今回の補正予算で計上した愛知県国際展示場整備費については、積極的な営業活動を展開する中、コンサート等の主催者から寄せられた声を踏まえ、音響・照明機材について設置の自由度を高めることとし、展示場施設の天井高を変更するものであります。
 また、愛知県国際展示場条例の一部改正については、屋外の平面利用の料金を設定するものでありますが、これにより屋外展示や屋外イベントの開催が可能となるなど、施設の使い勝手が高まりますので、多くの企業や県民の皆様方に御利用いただくことを期待いたします。
 国際展示場は新しい時代に飛躍する愛知づくりを推進していく上で、その核となる重要な施設であります。我が党県議団といたしましても、よりよい施設が整備され、活発な交流が生み出されるよう取り組んでいただきたいと考えます。
 次に、プロフェッショナル人材戦略拠点運営委託事業費について申し述べます。
 平成二十七年十二月から運営されておりますプロフェッショナル人材戦略拠点は、県が委嘱したプロフェッショナル人材戦略マネージャー等による県内の中小企業への訪問相談を通じて、中小企業の成長に必要な人材と求職者とのマッチングを民間人材ビジネス事業者を介して行うものであり、これまでに多くのマッチングを実現し、成果を上げてまいりました。
 しかしながら、県内では中小企業を中心に人手不足が深刻であり、中小企業の持つ力を十分に引き出し、さらなる成長につなげていくためには、新たな視点からの専門人材の確保が喫緊の課題であります。
 今回の補正予算は、大企業から中小企業への出向や研修といった新たな形での人材交流を促進するため、企業への訪問相談を強化するとともに、交流マッチング会やセミナー開催などの取り組みを追加し、プロフェッショナル人材の活用をさらに拡充するものであります。
 この取り組みにより、県内中小企業において大企業の専門性の高い人材の活用の機会が生まれ、また、そうした人材がこれまで培ってきた多様なネットワークの構築も期待できるところであります。
 今後も人材ニーズの発掘やマッチング支援にしっかりと取り組み、引き続き日本一の産業力を支える本県の中小企業の成長につなげていただきたいと思います。
 最後に、第百三号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算(第二号)のジブリパーク(仮称)構想検討調査費について申し述べます。
 愛・地球博記念公園内にスタジオジブリの作品群を保存し、多くの皆様方に見て楽しんでいただけるジブリパークを二〇二〇年代初頭に開設することを打ち出されております。
 日本が世界に誇る文化の一つであるアニメ、その代表格であるスタジオジブリが提供する作品には、人、生き物、地球に対する愛が一貫して脈々と描かれております。
 私もとなりのトトロは大好きな映画であります。子供たちの生き生きとした表情や動作、懐かしさを感じる里山や自然の風景といった映像が思い出されます。
 また、愛・地球博記念公園には、万博時に好評を博したサツキとメイの家があり、現在も幅広い年代の方々がたくさん訪れておられます。
 さらに、万博十周年の節目である二〇一五年に全国都市緑化フェアに合わせて開催されたジブリの大博覧会も大変盛況でありました。
 今回の補正予算に計上されております調査費は、ジブリパークの構想の具体化に向けて、愛・地球博記念公園の現況調査と施設配置などの検討調査を実施するためのものであります。
 ジブリパークが愛知万博の理念と成果を次世代へ継承するとともに、子供から大人まで家族そろって楽しめる魅力的なものになるよう、関係する地域や団体の声に十分に耳を傾けながら庁内外の体制を整え、しっかりと検討していただきたいと思います。
 以上、議場の皆様方の御賛同を賜りますよう切にお願いし、私の賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 まず、第八十四号議案平成二十九年度愛知県一般会計補正予算、第八十九号議案愛知県国際展示場条例の一部改正について、第九十七号議案訴えの提起について、以上三件の議案を一括起立により採決をいたします。
 各常任委員長の報告のとおり、第八十四号議案、第八十九号議案及び第九十七号議案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

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◯議長(中野治美君) 起立多数と認めます。よって、第八十四号議案、第八十九号議案及び第九十七議案は原案のとおり可決されました。
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◯議長(中野治美君) 次に、第百三号議案を採決いたします。
 総務県民委員長及び建設委員長の報告のとおり、第百三号議案は原案のとおり可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、第百三号議案は原案のとおり可決されました。
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◯四十番(中根義高君) 各常任委員長の報告のとおり、第八十五号議案から第八十八号議案まで、第九十号議案から第九十六号議案まで及び第九十八号議案から第百号議案までは原案のとおり可決され、第百一号議案、第百二号議案及び第百四号議案は同意され、諮問第一号は知事の裁決書案を適当と認めることとされたいという動議を提出いたします。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 中根義高議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、第八十五号議案から第八十八号議案まで、第九十号議案から第九十六号議案まで及び第九十八号議案から第百号議案までは原案のとおり可決され、第百一号議案、第百二号議案及び第百四号議案は同意され、諮問第一号は知事の裁決書案を適当と認めるとされました。
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  日程第二 意見書案(ギャンブル等依存症対策の強化に
      ついて外五件)

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◯議長(中野治美君) 次に、意見書案についてであります。ギャンブル等依存症対策の強化について、チーム学校推進法の制定について、以上二件の意見書案がいずれも成規の手続を経て提出されております。
 これを直ちに議題として提案者から提案理由の説明を求めます。
 岡明彦議員。
    〔十二番岡明彦君登壇〕(拍手)

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◯十二番(岡明彦君) 私は、自由民主党愛知県議団、民進党愛知県議団並びに公明党愛知県議団の三会派で共同提案しておりますギャンブル等依存症対策の強化についての意見書案及びチーム学校推進法の制定についての意見書案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 各意見書案の文案につきましては、お手元に配付してあるとおりであります。
 まず初めに、ギャンブル等依存症対策の強化についての意見書案についてであります。
 我が国では、競馬や競輪などの公営競技やパチンコなどの遊技が娯楽の一つとして定着しており、多くの人々が楽しんでおりますが、それらにのめり込むことで日常生活に支障が生じる状態、いわゆるギャンブル等依存症に陥ってしまう人々の存在が問題となっております。
 ギャンブル等依存症は、適切な治療と支援により回復が十分に可能でありますが、我が国ではその実態把握や対策が不十分であり、依存症患者が必要な治療等を受けられていない状況にあります。
 こうした中、昨年十二月、特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律が成立し、ギャンブル等依存症対策の強化を求める旨の附帯決議がなされております。
 これを受け、国はギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議を立ち上げ、関係行政機関の連携のもと、実態調査の実施や対策強化に関する検討に取り組んでいるところであります。
 一方で、競馬は農林水産省、パチンコは警察庁のように、公営競技や遊技の所管は複数の省庁にまたがることから、ギャンブル等依存症対策の推進を図るためには関係省庁が連携するだけでは不十分であります。
 そこで、本意見書案は、国に対し、ギャンブル等依存症対策の一元的な推進体制を整備することや、実態調査の結果を踏まえ、具体的な対策やその実施方法を早急に検討することなどを要望するものであります。
 次に、チーム学校推進法の制定についての意見書案についてであります。
 グローバル化や家族形態の変容などに伴い、学校現場が抱える課題や役割が複雑化、多様化しており、学校や教員だけでは解決できない課題が増大しております。
 一方で、教員の勤務実態に関する国内外の調査によれば、我が国における教員は、授業だけではなく、部活動や学校行事を初めとした課外活動などに追われ、長時間勤務となっている実態が明らかになっており、待ったなしの改革が必要であります。
 こうした中、学校が新しい時代の子供たちに必要な資質、能力を育むとともに、複雑化、多様化した課題を解決していくためには、教員とスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを初めとした専門スタッフなどが一つのチームとして連携、分担して不登校やいじめ等の諸課題に取り組むことができるよう、学校の体制を構築していく必要がございます。
 そこで、本意見書案は、国に対し、教職員体制の整備、充実を図るとともに、心理、福祉等の専門スタッフが学校の諸活動に参画するチーム学校の実現を図るため、チーム学校の推進に必要となる法整備などを関係者の意見を十分に踏まえ行うことなどを要望するものであります。
 以上、各意見書案について提案理由を述べてまいりましたが、切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。(拍手)
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◯議長(中野治美君) これより両意見書案に対する討論に入ります。
 討論の通告により発言を許可いたします。
 わしの恵子議員。
    〔十四番わしの恵子君登壇〕(拍手)

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◯十四番(わしの恵子君) 私は、日本共産党愛知県議員団を代表して、ギャンブル等依存症対策の強化についての意見書案及びチーム学校推進法の制定についての意見書案に反対する立場から討論を行います。
 最初に、ギャンブル等依存症対策の強化についての意見書案についてです。
 いわゆるカジノ解禁推進法が成立し、国はカジノ施設を含む統合型リゾートの整備を図ることを目的に、ギャンブル依存症対策を進めようとしています。
 日本は、世界最悪のギャンブル依存症被害を抱える国です。二〇一三年、厚労省の科学研究費補助金を受け、日本の成人の飲酒行動や他の依存等に関する実態調査を行った研究チームは、日本のギャンブル依存症有病率は成人人口の四・八%、五百三十六万人という調査結果を発表しました。諸外国の有病率はいずれも一%前後なのに、日本はその五、六倍と高率です。
 なぜこれほど恐ろしい事態になったのか。政府も自治体もギャンブル依存症問題に目を塞ぎ、欧米やアジア各国では当たり前になっている水準の対策もやってこなかったからです。にもかかわらず、形ばかりの依存症対策を持ち出し、それをカジノ合法化の方便に使うのは、余りに無責任です。
 政府はカジノを機に包括的なギャンブル依存症対策を行うと言いますが、それならなぜ今まで手をこまねいてきたのかが問われます。
 カジノ解禁推進法は、カジノ施設の目的を財政の改善に資するとしています。カジノを財源として当てにするのは危険であり、これでは国や地方自治体がますますギャンブル依存体質になり、ギャンブル利用者拡大政策に乗り出しかねません。
 そもそもカジノと絡めてギャンブル依存症対策を語るというのが間違っています。カジノが生み出す依存症を防ぐためには、カジノを上陸させないのが一番です。
 多重債務、家庭崩壊、失職、犯罪、自死と、ギャンブル依存症はこの社会に多くの不幸を日々引き起こしています。ギャンブル依存症の実態把握、相談窓口や治療の体制整備、予防教育や広報で社会の偏見を取り除くこと、これまで野放しだったギャンブルへの強い規制など、課題は山積しています。国はカジノ合法化の地ならしという不当なやり方ではなく、独自にギャンブル依存症対策を進める必要があります。
 以上の理由から、この意見書案には賛同できません。
 次に、チーム学校推進法の制定についての意見書案についてです。
 チーム学校運営を推進するチーム学校運営の推進等に関する法律案は、一昨年十二月に開催された中央教育審議会総会において決定された三つの答申の一つ、チームとしての学校の在り方と今後の改善方策についてを具体化したものです。この答申は、養護教諭や栄養教諭等の配置基準の改善、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、部活動指導員などを法に位置づけるという方向性となっています。
 確かに、養護教諭や栄養教諭等の配置基準の改善は必要です。しかし、大きな問題点として、管理職層の配置をふやすなど、学校長のマネジメント力を強化するものとなっており、チームワークが大切にされなければならない学校職場の協働を阻害するものと言わざるを得ません。
 現在、国会で継続審議となっている同法案は、基本理念で、校長の監督のもとに校務を分担し、連携、協働するとなっており、さらに条文では、国及び地方公共団体が、校長に対し必要な権限を付与するよう努めるとあるように、学校の管理運営を強化し、校長中心の管理統制型の学校づくりを一層推し進めるものです。
 この法律案は、少子・高齢化やグローバル化などに対応した人材育成を行うことを目的とするものです。そして、子供と教育をめぐる困難の打開を専ら子供と父母、保護者、学校と教職員、地域住民の責任として、これらの社会的要因をつくり出してきた国や行政の責任を不問に付すものです。
 今、求められていることは、国の責任で三十人学級を実施するなど、学級定員をOECD諸国並みに引き下げることです。全国学力テストなど競争主義的な教育を改めること、教職員の長時間過密労働を抜本的に改善すること、学校や教職員への統制ではなく、自主性や自由な議論を尊重することなど、子供と教育にゆとりを取り戻すことです。
 以上の理由から、この意見書案には賛同できないことを申し上げ、私の反対討論といたします。(拍手)

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◯議長(中野治美君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これをもって討論を終結いたします。
 両案は一括起立により採決いたします。
 両意見書案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

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◯議長(中野治美君) 起立多数と認めます。よって、ギャンブル等依存症対策の強化について、チーム学校推進法の制定について、以上二件の意見書案は可決されました。
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◯議長(中野治美君) 次に、踏切の安全対策の推進について、待機児童問題の解決について、鳥獣被害防止対策の強化について、性的少数者に対して理解のある社会の形成について、以上四件の意見書案がいずれも成規の手続を経て提出されております。
 これを直ちに議題として提案者から提案理由の説明を求めます。

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◯四十一番(近藤ひろひと君) ただいま議題となりました四件の意見書案中初めの二件について、私から提案理由の説明をいたします。
 文案はお手元に配付してあるとおりであります。
 まず初めに、踏切の安全対策の推進についての意見書案についてであります。
 平成二十八年に踏切道改良促進法が改正され、課題のある踏切は、道路管理者と鉄道事業者との間で改良の方法が合意されていなくとも、国土交通大臣が指定し、平成三十二年度までに地域の実情に応じた対策をとることが義務づけられることとなりました。
 本県においては、本年一月の第二次指定で全国最多の六十九カ所が指定されたところでありますが、改良方法の検討には道路管理者や鉄道事業者を初めとする多様な主体がかかわり、さまざまな手法も考えられることから、限られた期間での対策の立案、調整及びその実施には困難を伴います。
 そこで、本意見書案は、国に対し、法に定める期限までに地域の実情に応じた対策が確実に実施できるよう十分な財政措置を講じることや、多様な主体が連携し、さまざまな手法を検討、実施できるよう、積極的な役割を果たすことを要望するものであります。
 次に、待機児童問題の解決についての意見書案についてであります。
 少子・高齢化が進む我が国にあって、子供を産み育てやすい環境の整備は喫緊の課題であり、地域の子育て支援のさらなる充実が求められております。
 国は待機児童の解消に向けて保育所等の整備を行っておりますが、平成二十八年四月一日現在における全国の待機児童数は二万三千人を超えている状況にあります。
 さらに、保育所等に入れずに市町村が独自に取り組む保育サービスを利用する場合や希望する特定の保育所等に入れない場合など、潜在的な待機児童の存在も指摘されており、その数は六万七千超にも及んでおります。
 そこで、本意見書案は、国に対し、実態に即した全国一律の判断基準による待機児童数の把握を行い、必要とされる保育所等の整備目標を定めることや、保育士等の処遇改善を進めることなどを要望するものであります。
 以上、二件の意見書案について提案理由の説明をいたしました。
 なお、提出先及び字句の整理については議長に一任いたしたいと思います。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。

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◯四十番(中根義高君) 次に、残りの意見書案二件について、私から提案理由の説明をいたします。
 文案はお手元に配付してあるとおりであります。
 まず初めに、鳥獣被害防止対策の強化についての意見書案についてであります。
 近年、イノシシやニホンジカ等の鳥獣による農作物被害が全国各地で深刻化しておりますが、本県においては、イノシシの生息域が尾張東部や東三河の平野部にも拡大しております。
 本県では、本年三月に新たな第二種特定鳥獣管理計画を策定し、イノシシとニホンジカについては捕獲目標頭数を引き上げ、農林業被害等の防止はもとより、分布域の縮減を図ることとしておりますが、狩猟者の高齢化もあって、捕獲頭数を大幅にふやすことは難しい状況にあります。
 そこで、本意見書は、国に対し、柵、わなの設置による防御、捕獲等の被害防止対策に対する財政的支援の拡充を図ることや、狩猟者の確保、育成に向けた対策の強化を図ることなどを要望するものであります。
 次に、性的少数者に対して理解のある社会の形成についての意見書案についてであります。
 政府が掲げる誰もが活躍できる社会を実現するためには、一人一人の個性を尊重し、多様な生き方を認め合うことが重要であります。
 平成二十七年に行われた民間調査において、LGBTを初めとする性的少数者は人口の七・六%に該当することが報告されておりますが、我が国ではいまだ性的少数者であることが否定的に捉えられ、学校や職場などにおいて不当な扱いを受けて苦しんでいる人々がおり、社会全体として性的少数者に対する理解をさらに深めていく必要があります。
 そこで、本意見書は、国に対し、性的少数者が生活の各場面で不当な扱いを受けることがないよう、法の整備など環境整備を推進することや、学校教育や社会教育等の機会を通じた普及啓発を強化することを要望するものであります。
 以上、二件の意見書案について提案理由の説明をいたました。
 なお、提出先及び字句の整理については議長に一任いたしたいと思います。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
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◯議長(中野治美君) ただいま提案者から説明がありました四件の意見書案は可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、四件の意見書案は可決されました。
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  日程第三 請願(八件)

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◯議長(中野治美君) 次に、請願八件を一括議題といたします。
 請願については、各常任委員長から審査結果の報告がありましたので、詳細は一覧表として議席に配付いたしました。
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◯議長(中野治美君) これより採決いたします。
 請願第一号「『消費税一〇%増税の中止を求める意見書』採択を求める」について、請願第二号「テロ等組織犯罪準備罪法(共謀罪)廃止を国に求める」について、請願第三号「『共謀罪』法の廃止を国に求める意見書提出」について、請願第四号「設楽ダム事業からの撤退を求める」について、請願第五号「国民健康保険都道府県単位化に係る意見書採択」について、請願第六号「介護保険制度の抜本的な改善を求める」について、請願第七号「農業外国人特区への慎重な対応を求める」について、請願第八号「農業者戸別所得補償制度の復活をもとめる」について、以上八件の請願を一括起立により採決いたします。
 八件の請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

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◯議長(中野治美君) 起立少数と認めます。よって、八件の請願は不採択と決定いたしました。
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  日程第四 議員定数等調査特別委員会の設置について

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◯議長(中野治美君) 次に、議員定数等調査特別委員会の設置についての動議が成規の手続を経て提出されておりますので、本動議を議題といたします。
 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。

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◯四十一番(近藤ひろひと君) ただいま議題となりました議員定数等調査特別委員会の設置についての提案理由の説明をいたします。
 本案を提案した理由は、平成三十一年四月の愛知県議会議員一般選挙における議員定数並びに選挙区及び各選挙区の議員の数に関する調査を行うため、委員十四名による議員定数等調査特別委員会を新たに設置しようとするものであります。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
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◯議長(中野治美君) ただいま提案者から説明のありました本動議は可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、議員定数等調査特別委員会の設置についての動議は可決されました。
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  日程追加 議員定数等調査特別委員会委員の選任

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◯議長(中野治美君) 次に、議員定数等調査特別委員会委員の選任を日程に追加し、直ちにこれを行うことに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、議員定数等調査特別委員会委員の選任を日程に追加し、直ちにこれを行うことといたします。
 お諮りいたします。議員定数等調査特別委員会委員の選任については、議席に配付してあります文書のとおり指名いたしまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、委員は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定いたしました。
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  議員定数等調査特別委員会委員
   直江 弘文    水野 富夫
   岩村 進次    小林  功
   三浦 孝司    松川 浩明
   石井 芳樹    飛田 常年
   中村 友美    鈴木  純
   西久保ながし   佐波 和則
   市川 英男    下奥 奈歩
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  日程追加 議員定数等調査特別委員会の正副委員長の選
      任

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◯議長(中野治美君) 次に、議員定数等調査特別委員会の正副委員長の選任を日程に追加し、直ちにこれを行うことに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、議員定数等調査特別委員会の正副委員長の選任を日程に追加し、直ちにこれを行うことといたします。
 お諮りいたします。議員定数等調査特別委員会の正副委員長の選任については、議席に配付してあります文書のとおり指名をいたしまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、正副委員長は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定をいたしました。
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  議員定数等調査特別委員会の委員長及び副委員長
   委員長  岩村 進次
   副委員長 中村 友美
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  日程第五 各常任委員会及び議会運営委員会における閉
      会中の継続調査について

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◯議長(中野治美君) 次に、各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の継続調査についてを議題といたします。
 各常任委員長及び議会運営委員長から議席に配付してあります一覧表のとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。
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◯議長(中野治美君) 各委員長の申し出のとおり決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査を決定いたしました。
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  日程第六 議員の派遣について

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◯議長(中野治美君) 次に、議員の派遣についてを議題といたします。
 お諮りいたします。議席に配付してあります文書のとおり議員を派遣することに決定いたしまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(中野治美君) 御異議なしと認めます。よって、議席に配付してあります文書のとおり議員を派遣することに決定をいたしました。
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◯議長(中野治美君) 以上で本議会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 これをもって本日の会議を閉じ、平成二十九年六月定例愛知県議会を閉会いたします。
    午前十時五十七分閉会
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    閉  会  式
    午前十時五十七分開式

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◯事務局長(横井篤史君) ただいまから閉会式を行います。御起立願います。
    〔全員起立〕
    〔議長中野治美君登壇〕

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◯議長(中野治美君) 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
 議員各位には、六月定例愛知県議会に付議されました諸議案を初め、当面する県政の重要課題について、終始御熱心に審議を進められましたことに対し、衷心より敬意と謝意を表するところであります。
 当局におかれましては、会期中に各議員から述べられました意見を十分に尊重され、県政の運営に格段の御尽力をいただきますよう希望するものであります。
 今議会の運営に当たり、議員各位を初め理事者並びに関係各位の御協力に対し、心から感謝を申し上げます。
 厳しい暑さに向かう折から、皆様方にはますます御自愛をいただき、県政進展に一層の御活躍を賜りますようお願いを申し上げて、閉会の挨拶といたします。(拍手)
    〔知事大村秀章君登壇〕

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◯知事(大村秀章君) 閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
 まずは、大雨による災害等について申し上げます。
 台風第三号及び梅雨前線に伴う大雨により、全国各地で被害が発生しております。本県でも建物や道路の被害が発生いたしましたが、幸い人的被害はありませんでした。
 こうした中で、福岡、大分を中心に九州北部では、昨日からの記録的な大雨により、河川の氾濫、土砂崩れなど重大な被害が発生をしており、多数が孤立、安否不明者も出ております。テレビ、新聞等の報道でも御案内のとおりであります。
 そういう中で特別警報が発令される中、昨日の深夜、十時十分ごろでありますが、消防庁から本県に対しまして緊急消防援助隊の出動要請がありました。
 これを受けまして、七隊三十二人で構成する愛知県大隊が本日未明、一時過ぎでありますが、この愛知を出発し、現在、大分県に向かっているところであります。これには全国で唯一岡崎市消防本部に配備されております全地形対応車、通称レッドサラマンダーも含まれております。
 けさは広島あたりを西に向かっているという報告がありました。本日午後には現地、大分に着いて、救助活動を開始する予定となっております。
 梅雨はまだ続き、これから本格的な台風シーズンを迎えます。県民の皆様には、台風など水害の発生が予想される場合は不要不急の外出を避けるとともに、気象情報や自治体から提供される情報に注意をし、早目の避難を心がけていただくようお願いをいたします。
 さて、このたびの定例県議会に提案をいたしました各議案につきましては、議員の皆様方に十分御審議をいただき、また、各議案は全て御議決をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 御議決をいただきました各議案は、審議経過を十分尊重いたしまして、適切な運用をしてまいります。また、御要望いただきました各事項につきましては、今後慎重に検討をし、努力をしてまいります。
 さて、もう一つ申し上げます。
 先月二十六日、本県出身の藤井聡太四段が将棋の公式戦で最多連勝記録を更新する二十九連勝を達成されましたことについて心からお祝いを申し上げます。
 先日の対局では熱闘の末、惜しくも敗れまして、大変残念でありますけれども、藤井四段の活躍は今や地元愛知だけではなく、日本中が注目をし、多くの人に夢や希望を与えてくれております。
 昨年十一月にプロ棋士昇格の報告で私のところに訪問いただいた際の、今は実力をつけるときだと思っています、もっと強くなりたいですと語っていた初々しい姿が思い出されます。その際いただきました色紙の難しい詰め将棋は、今ではすっかりお宝となりました。
 これからもしっかりと精進され、さらに実力をつけて大きくなっていただくよう祈念します。そして、一日も早くタイトルを取って、二十一世紀を代表する将棋界のレジェンドとなられることを大いに期待しながら、しっかりと応援をしてまいりたいと思っております。
 これから本格的な夏に向かってまいります。ことしの夏は猛暑になるのではないかと言われております。先日も高校野球愛知県大会の開会式で激励の挨拶と始球式を行いましたが、その際、私の目の前で、高校球児を含む数名が体調不良となりました。
 そういう時代なんだと改めて思わせていただきました。そのことも含めまして、熱中症に対する注意喚起を広く県民の皆様にしてまいりたいと存じます。
 また、議員の皆様方には、健康に十分御留意の上、県政発展のために格別の御尽力を賜りますようにお願いを申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

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◯事務局長(横井篤史君) これをもちまして閉会式を終わります。ありがとうございました。
    午前十一時二分閉式