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平成28年2月定例会(第10号) 本文




2016.03.25 : 平成28年2月定例会(第10号) 本文


    午前十時十分開議
◯議長(横井五六君) おはようございます。
 ただいまから会議を開きます。
 直ちに議事日程に従い会議を進めます。
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  日程第一 諸般の報告

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◯議長(横井五六君) この際、諸般の報告をいたします。
 知事から障害者基本法第十一条第八項の規定により、本県の障害者計画に位置づけられているあいち健康福祉ビジョンの報告がありましたので、これを各位のお手元に送付いたしました。
 次に、三月二十三日、議会運営委員会から提出されました委員会提出第一号議案は、各位のお手元に送付いたしました。
 以上、御報告いたします。
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  日程第二 第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予
      算から第六十四号議案包括外部監査契約の締結
      についてまで及び第八十六号議案教育委員会教
      育長の選任について

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◯議長(横井五六君) 次に、各常任委員会に付託いたしました第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算から第六十四号議案包括外部監査契約の締結についてまで及び第八十六号議案教育委員会教育長の選任についてを一括議題といたします。
 直ちに各常任委員長の報告を求めます。
 振興環境委員長飛田常年議員。

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◯六十三番(飛田常年君) 振興環境委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外二件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案及び第四十九号議案は賛成多数をもって、第六十三号議案は全員一致をもって、いずれも原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 健康福祉委員長佐藤一志議員。

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◯六十五番(佐藤一志君) 健康福祉委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外七件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第三十六号議案及び第五十一号議案は賛成多数をもって、第四号議案、第十三号議案、第三十五号議案、第三十七号議案及び第三十八号議案は全員一致をもって、いずれも原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 産業労働委員長水谷満信議員。

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◯三十八番(水谷満信君) 産業労働委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外八件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第五号議案、第十四号議案から第十六号議案まで、第三十九号議案から第四十一号議案まで及び第四十六号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 農林水産委員長天野正基議員。

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◯三十七番(天野正基君) 農林水産委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外十件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第六号議案から第九号議案まで、第四十二号議案、第五十号議案及び第五十三号議案から第五十六号議案までは、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 建設委員長青山省三議員。

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◯六十六番(青山省三君) 建設委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外十二件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第十号議案から第十二号議案まで、第四十三号議案から第四十五号議案まで、第五十二号議案、第五十七号議案から第六十号議案まで及び第六十二号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 文教委員長久野哲生議員。

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◯三十九番(久野哲生君) 文教委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外二件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第二十四号議案及び第四十七号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 警察委員長堀嵜純一議員。

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◯六十四番(堀嵜純一君) 警察委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外二件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第四十八号議案及び第六十一号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 総務県民委員長鈴木喜博議員。

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◯七十一番(鈴木喜博君) 総務県民委員会に付託されました議案は、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算外二十一件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案から第三号議案まで、第十七号議案から第二十三号議案まで、第二十五号議案から第三十四号議案まで及び第六十四号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決し、第八十六号議案は、全員一致をもって同意すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。
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◯議長(横井五六君) これより第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算に対する討論に入ります。
 討論の通告により順次発言を許可いたします。
 わしの恵子議員。
    〔十四番わしの恵子君登壇〕(拍手)

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◯十四番(わしの恵子君) おはようございます。
 私は、日本共産党県議団を代表して、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算について、反対討論を行います。
 消費税増税と社会保障の連続改悪は、県民生活を直撃しています。働く人の賃金は四年連続マイナスで、年収二百万円以下の働く貧困層と言われる人は史上最多に上っています。また、生活保護受給者も過去最高となっています。アベノミクスの破綻がいよいよ明らかになっています。
 暮らしが大変になっているときだからこそ、愛知県は、国の悪政から暮らしや福祉、医療、子育て、教育を守る防波堤の役割を果たすことが求められています。ところが、県の予算案はそういう立場に立っていません。
 以下、第一号議案に反対する主な理由を述べます。
 反対理由の第一は、県民の暮らしと福祉、教育を支えるべき地方自治体としての役割をないがしろにした予算となっていることです。
 国民に痛みを押しつけるばかりの安倍政権のもとで、消費税増税や景気悪化に苦しむ県民に追い打ちをかけるように、市町村国保の引き上げにつながるおそれがある国民健康保険の都道府県化や生活保護費の削減など、県民の暮らしや福祉は後退させられています。
 また、教育についても、高校進学率の改善は見られないことや、特別支援学校の老朽化の改善策は依然としておくれたままです。
 その問題を取り上げた我が党の本村衆議院議員の予算委員会での質問に対して、馳文科大臣は、愛知の特別支援学校の視察を約束、早速視察されました。
 三好特別支援学校を視察された際には、冷房が設置されていない教室があることについても言及があり、政府としてもより一層予算措置をしなければいけないとの発言がありました。
 本県では、肢体不自由児の特別支援学校への冷房設備の設置は完了していますが、知的障害児の特別支援学校の冷房設置率は一七・九%にすぎません。なぜそんなにおくれているのかといえば、冷房設置費は、特別支援学校費の維持修繕費から工面しなければならないからです。新年度の維持修繕費は一億一千四百万円ですので、この枠内では十分な対応はできないと思います。
 もうこれ以上待てないという実態ではないでしょうか。この夏にも間に合うように、特別支援学校の冷房設置を進めていただくよう強く求めるものです。
 県営住宅についても、建てかえや修繕がなかなか進まず、玄関ドアのペンキの剥げがひどく、ぼろぼろになっていても、議案質疑の答弁でもあったように、修繕は入居者の負担としています。
 このように、県民にさまざまな負担を強いている愛知県ですが、全国四十七の都道府県の中で全国屈指の財政力指数となっています。しかしながら、歳出に占める人口一人当たりの民生費の割合は四十一位、教育費はどうか、人口一人当たりの予算は四十三位と、やはり全国と比べると低い水準です。愛知県は、全国トップクラスの豊かな財政力を県民の福祉や教育等に使うべきです。
 反対理由の第二は、県政運営の重点が採算の見通しのない大型開発中心の大規模公共事業の推進となっていることです。以下、具体的に述べます。
 一点目は、国際展示場についてです。
 大規模展示場計画を愛知県も名古屋市も独自で進めていますが、県内に二つも必要でしょうか。三百五十億円という建設費も莫大ですが、さらに数百億円はかかると見られる用地取得費も含めると、さらなる県費が投入されます。また、四万平米規模の展示会を毎月実施すれば収支が賄えるとしていますが、現在稼働しているポートメッセなごやでの展示会は、年十四回のうち、四万平米規模の展示はたった三回にすぎません。名古屋市との調整を行わずに、採算の見通しも立たない計画は認められません。
 二点目は、リニア新幹線についてです。
 JR東海のリニア新幹線事業は、採算性の甘過ぎる見通し、深刻な環境破壊、電力エネルギーの浪費に電磁波の危険性、さらには、春日井市沿線の亜炭鉱掘削による空洞など、大きな問題が山積しているにもかかわらず、JRは、沿線住民への説明責任を誠実に果たそうとせず、強引に事業を進めています。それにもかかわらず、県はリニア推進の立場をとっています。
 三点目は、リニアインパクトを口実にした名古屋駅スーパーターミナル化、中部国際空港第二滑走路、西知多道路についてです。
 名古屋駅スーパーターミナル化は、一極集中のきわみではないでしょうか。三河部などからは、一層過疎化、人口減少が進むのではないかと心配の声が届いています。
 さらに、リニアインパクトに便乗して、中部国際空港第二滑走路、西知多道路が急浮上しています。
 中部国際空港は、国の審議会に示された千三百八十万人の需要予測さえ大きく下回っています。にもかかわらず、完全二十四時間化、大規模修繕を口実に第二滑走路は必要としています。
 国交省は、名古屋港で発生するしゅんせつ土砂を処分するため、中部地方整備局は中部空港沖を埋め立てるための環境影響評価を始めました。それは、第二滑走路につながるものと懸念します。
 マスコミ報道によれば、千七百億円もの巨額の事業費が求められる中部国際空港の第二滑走路は、必要性も採算性もないものです。
 さて、そんな状況にもかかわらず、さらに新空港と名古屋市をつなぐ二本目の幹線道路も始まろうとしています。総事業費千四百億円で、県はそのうち数百億円と言われる県費を投入することになります。
 しかし、直近の交通センサスでは交通量は減っており、現在の知多半島道路と国道百五十五号線、二百四十七号線で十分だと考えます。よって、中部国際空港の二本目滑走路、新しい地域高規格道路は不要です。
 四点目は、設楽ダムについてです。
 設楽ダムは、昨年の知事選前に、知事が中部地方整備局からの意見聴取に対し、意見なしと回答され、国は、新年度、ダム本体の工事のための転流工工事に着手します。
 知事が同意した理由は、二〇一三年の渇水も一つの要因でしたが、その当時でも、同流域の大島ダムの貯水率は四九%もあり、佐久間導水路や企業庁管理の連絡管などを活用すれば切り抜けられたと考えます。
 総事業費三千億円、愛知県負担千四百億円の浪費の問題はもちろん、天然記念物となっているネコギギなどの自然の宝庫、日本一のアサリ漁業を支える三河湾、六条干潟などを破壊するもので、乱開発は許されません。
 五点目は、名古屋空港周辺の整備についてです。
 本年度に続き、新年度予算も三菱重工小牧南工場に隣接する県営名古屋空港の駐機場整備に債務負担を含めて約二十四億円、航空ミュージアムに四十四億円など県税を投入する予定です。
 また、アジアナンバーワン航空宇宙特区と称する事業には、不動産取得税の免除などの優遇税制や各種の規制緩和策が設けられています。これらの大企業応援、個別の産業に特化させる施策には反対です。
 県営名古屋空港のあり方については、国会の論戦では、アメリカ国防省が小牧南工場をF35ステルス戦闘機の整備拠点に定めたこと、県営名古屋空港がその離発着に使用されること、既に小牧南工場は、自衛隊機用を名目に整備拠点として機材購入や施設改良が始まっていることが明らかになっています。
 このままでは、県営名古屋空港の上空を米軍機や他国の戦闘機も頻繁に飛び交う兵たん基地になりかねません。愛知県の軍事化が進むのではないかと懸念をします。県民の不安ははかり知れません。
 さらに、政府は、閣議決定で安保法制、私どもは戦争法と呼んでいますが、二十九日に施行することを定める政令を決定しました。同日午前零時に施行され、歴代政権が憲法違反と判断してきた集団的自衛権の行使や戦闘地域での米軍支援などが可能になるということです。
 反対理由の第三です。五兆円に及ぶ県債残高の要因の一つは、平成不況を口実に次々と財政投入した高規格道路などの不要不急な事業と万博、新空港へのインフラ事業にあります。
 第二の理由で述べた国際展示場、中部国際空港第二滑走路、西知多道路、設楽ダムなどは、まさに不要不急な事業であり、巨額の借金を上乗せするものにほかなりません。一方で、県民の切実な要求などに対しては、いつも財政は厳しいからと後継に追いやられています。そんな財政運営のあり方は問題です。
 以上、新年度予算に反対する理由を述べてまいりましたが、今、愛知県政に求められているのは、大型開発優先から暮らし、福祉優先へ税金の使い方を切りかえ、県民の切実な要求を実現することだと思います。
 高過ぎる国民健康保険料の引き下げ、安心して介護が受けられるよう特養ホームの増設や介護保険料、利用料の減免、軽減、子供の医療費無料化は入院、通院とも中学卒業までに拡大、どの子も希望する高校へ進学できるよう高校進学率を引き上げること、県立高校及び特別支援学校の老朽化対策、県営住宅の建てかえや修繕改修対策、そして、給付制の奨学金制度の創設やブラック企業対策など、若者の雇用を守ることなどは急務だと思います。
 日本共産党県会議員団は、県民の健康と暮らしを支え、憲法九条の立場で平和な社会を目指す愛知県政実現のために頑張る決意を表明し、討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 森下利久議員。
    〔八十三番森下利久君登壇〕(拍手)

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◯八十三番(森下利久君) おはようございます。
 私は、自由民主党愛知県議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算について、賛成の立場から意見を申し述べます。
 我が党県議団は、当初予算編成に当たり、県政調査会や政調会などを通じ、精力的な調査活動を行ってまいりました。そして、県民の安全・安心な暮らしを確保する施策や、愛知県の将来の発展に資する施策に重点的に取り組むことを求める要望書をまとめ、去る一月二十五日、知事に対して申し入れを行ったところであります。
 こうした中、知事は、今議会の提案説明におきまして、物づくりを初め、日本一の産業力をさらに強くすることで、働く場所をつくり、人を呼び込み、また、新たな産業、雇用を生む好循環を継続、加速させたい、そして、若者、女性、子供や高齢者、障害者、外国人など全ての人が輝き、全ての人が活躍をする愛知をつくりたいとの思いで、新年度予算の編成に当たったと表明をされております。
 我が党は、こうした点も踏まえつつ、本予算案につきまして、本会議、委員会を通じ、さまざまな角度から慎重に検討を重ねるとともに、党内議論を進めてまいりました。
 その結果、本予算案につきましては、社会資本の整備や防災・減災対策の推進など、日々の安全で安心な暮らしを支える施策を着実に推進するとともに、世界をリードする日本一の産業の革新・創造拠点づくりやリニア開業を見据えた大都市圏づくりなど、愛知の将来の発展に向けた施策に積極的に取り組む内容となっており、県民の皆様の理解は得られるものと判断をいたしております。
 そこで、本議案に賛成する主な理由を八点にわたって順次申し述べます。
 まず、第一点は、社会資本整備の推進についてであります。
 我が党は、地域の実情に応じた社会基盤の整備を促進するため、公共事業及び単独事業の予算を積極的に確保するとともに、水害・土砂災害対策や道路、港湾、農業の基盤施設等の計画的な整備に積極的に取り組むよう強く要望いたしたところであります。
 今回の予算案は、二十七年度当初予算を上回る規模の予算額が確保され、地域の安全確保と活性化が期待できるものであり、大いに評価するものであります。
 また、リニア中央新幹線につきましては、中京大都市圏の玄関口となる名古屋駅のスーパーターミナル化や四十分交通圏の拡大を目指した取り組みなど、二十七年度の開業を見据えた地域づくりを推進する内容となっており、今後の取り組みに期待をいたすところでございます。
 第二点は、防災・減災対策及び環境対策の推進についてであります。
 この三月、東日本大震災の発生から早くも五年となりました。多くの犠牲のもとに得られた貴重な教訓を決して風化させることなく、防災・減災対策を今後も強力に推進していかなければなりません。
 今回の予算案は、第三次あいち地震対策アクションプランに基づき、住宅、建築物、河川・海岸堤防の耐震化等の対策を進めるとともに、ゼロメートル地帯において、円滑な救出・救助活動に必要となる広域的な防災活動拠点の整備に向けた取り組みを推進するとしており、事業の着実な推進をお願いいたします。
 また、消防団への加入促進を図るため、市町村が行う消防団の加入促進の取り組みを支援する助成制度を創設するなど、地域防災力の充実強化に向けた取り組みを行うこととされており、その成果に期待をするものであります。
 環境分野では、引き続き次世代自動車の普及促進に向けたFCVなどの導入を支援するとともに、低炭素水素のサプライチェーンの構築、事業化に向けた検討などに積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 第三点は、行財政改革及び広域連携の推進についてであります。
 日本一元気な愛知の実現に向けた政策展開を支える行財政体制を確立するには、PFIの手法による施設整備や県有施設の長寿命化を図るなど、しなやか県庁創造プランに基づく行財政改革の一層の推進を期待するものであります。
 なお、地方法人課税の見直しにつきましては、平成二十八年度税制改正において、地方法人特別税等の撤廃が実現する一方、法人住民税法人税割の国税化の割合が拡大されるとともに、市町村への減収補填の措置として、都道府県の法人事業税の一部を市町村への交付金とする措置が講じられることになっております。
 この措置は地方分権に逆行するものであり、本県及び県内市町村の財政運営に悪影響を生じさせないために、県議会におきましても、意見書を国に提出したところでありますが、県当局におかれましても、国に対して、引き続き強く必要な対策を講じるよう求めていただくようお願いをいたします。
 第四点は、産業・雇用対策の推進についてであります。
 知事は、愛知県の経済、産業力を強くしていく中で、若者や女性の雇用をふやし、人づくりを進め、全ての人が活躍をし、人が輝く愛知をつくっていく、そのことで地域を元気にするという好循環をさらに前進させ、日本一元気な愛知と豊かさを実感できる県民の生活の実現を目指したいといたしております。
 自動車産業のさらなる発展の下支えに加え、地場産業や航空宇宙産業の振興など、地域全体の産業活性化と就業促進に向けた総合的な取り組みを推進するとともに、喫緊の課題となっている産業人材の育成・強化や女性の活躍促進についても、積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 観光につきましては、本年二月に策定されたあいち観光戦略において、平成三十二年までの五年間で来県者数五千万人、観光消費額一兆円が目標とされており、国内観光客だけでなく、外国人観光客の誘客やMICEの誘致を積極的に進め、本県にふさわしい観光振興を推進されるよう強く要望をいたします。
 農林水産業では、県産の農林水産物のブランド力強化、輸出促進に取り組むとともに、愛知の花の需要拡大やICT等の活用により、生産性を向上させるあいち型植物工場の整備を支援するとされており、その取り組みの成果に期待をするものであります。
 第五点は、医療、福祉の充実についてであります。
 全ての人が活躍をする人が輝く愛知を実現するためには、県民の皆様の健康を支える医療、福祉の充実が欠かせません。
 そこで、健康寿命日本一、生涯を通じた健康づくりやシニア世代の生きがいづくりを推進するとともに、本格的な超高齢化社会に向けて、地域包括ケアシステムの構築を図るとされており、その取り組みの成果に期待をするものであります。
 また、子ども・子育て支援新制度の着実な推進を図り、保育サービスの充実や待機児童の解消に向け、しっかりと取り組んでいただきたいと存じます。
 第六点は、学校教育の充実と文化、芸術の振興についてであります。
 本年四月には、愛知総合工科高等学校が開校し、専攻科の公設民営化に向けた準備が進められるとともに、特別支援教育につきましては、大府市と瀬戸市においても、新たな知的障害の特別支援学校の整備を行うとされており、事業の着実な推進を期待するものであります。
 私学助成につきましては、議会として、昨年十二月に請願を採択するなど、その充実を強く要望してきたところであります。厳しい財政の中で、補助単価の拡充など、予算の確保を図られたことについて評価するものであります。
 また、本年は、本県にとって芸術、アートの年であり、あいちトリエンナーレ二〇一六、第三十一回国民文化祭・あいち二〇一六、第十六回全国障害者芸術・文化祭あいち大会、三つの大規模な文化イベントが連続して開催されることから、県内外から大勢の人に来ていただけるよう積極的なPRを要望いたします。
 第七点は、治安対策の充実についてであります。
 我が党は、県民の皆様の切なる願いであります交通事故のない安全で安心な愛知の実現に向けて、道路標識など交通安全施設の計画的な更新や、信号灯器のLED化を強く要望してきたところであります。今回の予算案では、昨年度を上回る予算が確保されており、評価するものであります。
 引き続き、子供や高齢者を交通事故から守る取り組みや、自転車の安全利用に向けた対策を強力に推進していただくようお願いをいたします。
 また、警察施設につきましては、大規模災害の発生時に防災拠点としての機能も期待されますので、計画的な改築や施設整備を迅速に進められるよう要望をいたします。
 最後に、県内の各地域における振興策の充実についてであります。
 あいちビジョン二〇二〇の実現に向けて、各部局が十分に連携を図り、施策、事業を積極的に展開するとともに、地方創生に向けて、愛知県人口ビジョン・まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、持続的でバランスのある愛知の発展を図られるよう要望をいたします。
 空港関連では、県営名古屋空港について、民間航空機の生産・整備拠点の形成に向けた整備を進めるとともに、航空機をテーマとした見学者の受け入れ施設として、あいち航空ミュージアム(仮称)を整備するといたしております。
 また、中部国際空港については、二本目滑走路の早期実現と国際交流の拡大に向けた取り組みを進めるといたしております。加えて、中部国際空港の隣接地における大規模展示場の整備事業費が計上されており、今後の取り組みに期待をするものであります。
 スポーツ大会を生かした地域振興では、ラグビーワールドカップ二〇一九の開催準備やFIFAフットサルワールドカップ二〇二〇の招致を着実に進めるとともに、アジア競技大会を初めとするさまざまな国際的スポーツ大会の開催可能性の調査検討を進められるよう要望をいたします。
 さらに、本年五月に開催される伊勢志摩サミットでは、サミットの関係者の受け入れ、歓迎を万全な体勢で行うとともに、愛知の魅力を世界に発信することによって、国際的な知名度向上を図られるよう期待をいたしております。
 以上、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算につきまして、賛成の立場から意見を述べてまいりました。
 議会の最大会派である我が党自民党県議団は、愛知の未来を力強く切り開いていくため、今後も常に県民の皆様の声にしっかりと耳を傾けながら、建設的な提言、提案を行い、知事と議論を尽くしてまいりたいと考えております。
 知事におかれましても、県政の発展と県民福祉の向上に向けて、今後も我々県議会と十分な議論を重ねながら、県民の負託にしっかりと応えられるよう御尽力をいただきたいと存じます。
 最後に、満場の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、賛成討論を終わります。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 高木ひろし議員。
    〔七十八番高木ひろし君登壇〕(拍手)

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◯七十八番(高木ひろし君) 私は、民主党愛知県議員団を代表して、ただいま議題となっております第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算について、賛成の立場から討論を行います。
 まず、新年度予算案にかかわる財政問題について、幾つか触れておきたいと思います。
 一つは、構造的な地方財源の不足によって、一貫してふえ続けてきた本県の県債残高が平成二十八年度末に減少に転じるという見込みが立っていることであります。実に四十七年ぶりのことであります。それでも、五兆三千三十六億円、県民一人当たり約七十万円という借金の額は県税収入の四年分以上にも当たり、決して少ない額とは言えませんが、平成十年の危機的な財政状況の緊急アピールを経て、継続してまいりました行財政改革、持続可能な県財政への地道な努力の一つの結果として評価できるものと考えます。
 そこで問題になるのが、その県債残高の中身であります。学校を建てたり、道路や河川を整備するなど、主に建設事業にかかわる財源確保のために発行する通常の県債よりも、臨時財政対策債などの特例的な県債の残高が大きくなり、金額で二兆七千八百九十二億円、県債残高全体の五二・六%と半分以上を占めるようになったということであります。
 臨時財政対策債につきましては、我が党の塚本団長の代表質問でも取り上げ、知事からは、この廃止に向けて引き続き国に働きかけていくという力強い決意を示していただきました。
 改めて、この臨財債とは一体何でしょうか。これは、本来、国が地方財政計画の中で地方交付税として計上すべき金額を地方が借金として一時的に立てかえるものでありまして、平成十三年にあくまで臨時の措置として導入されたものが実に十五年間も続いてきている異常事態であります。そして、その発行割合は、財政力の高い自治体ほど大きくなるという仕組みとされているために、本県は最も多く臨財債を発行させられてきた自治体の一つであります。
 そもそも地方交付税法には、こうした構造的な財源不足の場合、地方交付税の原資である国税四税、所得税、法人税、酒税及び消費税、これらから振り向ける法定率を引き上げるなどの措置によって、地方財源の不足に対処する旨の規定がございます。
 しかし、国は、財政的困難を理由にこれをせずに、臨財債をずるずると延長するばかりか、逆に偏在是正の名のもとに、各自治体の税収をつけかえる地方財源内部の調整で地方財源全体の不足を覆い隠そうとしているのであります。
 臨財債の問題や一連の地方税の国税化の問題につきましては、一部の豊かな自治体だけが文句を言っているのではないかという皮相な見方がまだまだ多いように思われます。
 しかし、決してそうではありません。これらは、地方分権改革の本旨に反する国の責任放棄であり、それぞれの自治体ごとの創意工夫の努力、自立への意欲をそいでしまうということにもなりかねない、地方自治の重大問題であります。
 こうしたことを是正させるために、知事の立場から国や知事会に対し、今後も強い発信を続けていただくことをお願いすると同時に、私たち民主党県議団も知事に協力していくことをお約束したいと思います。
 私たち民主党県議団は、昨年十月に平成二十八年度施策及び当初予算に対する提言といたしまして、県民の命、雇用、暮らしを守る観点から、八テーマ、四十一項目にわたる要望を知事に提出してきております。これに沿いまして、予算案の主な点に対する評価を述べさせていただきたいと思います。
 まずは、南海トラフ巨大地震などに備え、県民の命と財産を守るための施策についてです。
 平成二十四年に策定しましたあいち建築減災プラン二〇二〇や平成二十六年度に策定した第三次あいち地震対策アクションプランに沿って、各種建築物の耐震化などを着実に進めるとともに、特に深刻な津波被害が心配されるゼロメートル地帯において、広域的な防災活動拠点の整備に具体的に着手する事業などが評価できます。
 また、道路、橋梁、学校、病院など公共性の高い社会インフラの老朽化に対しては、平成二十七年三月に策定いたしました愛知県公共施設等総合管理計画に基づき、予防保全型の維持管理を基本とした長寿命化対策を着実に進めていただくよう要望しておきます。また、災害時に予想される大量の廃棄物の処理計画や、これに含まれるアスベストなどの有害廃棄物の飛散防止に備える対策も必要であることを指摘しておきます。
 県民が安全・安心に暮らせる地域づくりの観点では、高どまりしております侵入盗などの犯罪撲滅に向けては、私たちが提言した防犯カメラの設置促進や交番、駐在所の建てかえにかかわる予算などが盛り込まれました。
 交通死亡事故ワーストワン返上に向けても、信号機のLED化や道路標示・標識の更新などが予算化されていますが、歩車分離型信号への転換や市町村、民間などとの協力をさらに加速して、一人でも歩行者などの犠牲を少なくする努力を改めて要望しておきます。
 次に、産業振興と経済の好循環で元気な愛知づくりを目指す施策についてであります。
 国産初のジェット旅客機(MRJ)に象徴される航空宇宙産業、世界初の燃料電池自動車MIRAIに象徴される次世代自動車産業に加えまして、健康長寿、ロボット産業など、この地域がこれからも物づくりの国内最大拠点であり続けるために、特区制度を活用しつつ、自治体として求められるさまざまなインフラの整備に取り組む事業を評価いたします。
 また、総合工科高校の開校や技能五輪の開催などによる物づくり人材の養成にも一層注力していただくよう要望しておきます。
 また、本県の新たな産業の柱としての観光対策につきましては、「ハート・オブ・ジャパン〜テクノロジー&トラディション」というキャッチワードを活用して、これまで以上に県のPR力を存分に発揮し、本県への誘客促進の実を上げなければなりません。
 そのためにも必要となるインフラとして、東京オリンピック・パラリンピック開催時に伴って不足する施設需要に対応できるよう、六万平米の大規模展示場を空港島内に整備する準備につきましては、時宜を得た判断として評価いたします。
 また、二〇二〇年以降も首都圏に並ぶ交流拠点として活用されるような展示場となるよう、運営体制の構築をしっかり行っていただきたいと思います。
 このため、国内の展示場はもとより、アジアで稼働率の高い展示場の経営手法や誘致活動をしっかりと調査していただく必要があることを申し添えておきます。
 二〇二七年度のリニア開業を見据えての名古屋駅を起点とする交通ネットワークの整備も極めて重要な事業であり、名古屋市を初め、関係自治体や事業者との緊密な連携を重ねて要望しておきます。
 次に、誰もが生き生きと元気に暮らせる社会づくりについてです。
 物づくり愛知を支える県の役割として、人づくりが重要であり、子供たちの教育環境の整備と安定した雇用の場の確保については、かねてから私たちが最も重点を置いて提言、要望してきたところであります。
 学校教育では、小中学校でのいじめ・不登校問題に対応する教員の増員、県立学校でのスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの配置が評価できます。
 労働対策では、愛知労働局と共同によるヤング・ジョブ・あいちなどの取り組みのほか、キャリア教育推進のための事業、産業人材の育成、確保、中小企業の女性活躍支援などの施策による効果が期待されます。
 また、障害者差別解消法、愛知県障害者差別解消推進条例並びに改正障害者雇用促進法もこの四月から施行されることから、障害のある子供たちや障害のある人々が排除されず、ひとしく生きられるような教育の場、就労の場が保障され、インクルーシブな社会となるよう、県の一層の努力を要望しておきます。
 子育て支援の充実につきましては、子ども・子育て支援新制度に基づき、認定こども園や幼稚園、保育所などへの支援を継続するとともに、病児・病後児保育にも対応する支援が盛り込まれました。放課後児童クラブの設置促進と質の向上についても、県の役割がより重要なものとなっております。
 小児三次救急が開始されましたあいち小児保健医療総合センターに新たに周産期部門が加わり、安全で質の高い新生児医療に県内外からの注目と期待が集まっております。
 団塊の世代が七十五歳以上となる平成三十七年、あと十年後でありますが、これに向けまして、地域医療介護総合確保基金を活用した医療・介護サービスの提供体制の改革に取り組むことを評価し、生活支援や住まいなどもあわせた地域包括ケアが一層推進されるよう強く期待をいたします。
 次に、環境首都あいちの確立に向けた取り組みであります。
 二〇〇五年、愛・地球博を契機といたしました自然環境保全の取り組みやあいち地球温暖化防止戦略二〇二〇、そして、あいち自動車環境戦略二〇二〇などの本県の環境問題への取り組みは、国内外から高い評価を受けてまいりました。
 これらをさらに発展させる形で、本年十二月にメキシコ・カンクンで開かれるCOP13に向けて、生物多様性保全に取り組む海外の地域と連携、協働する意欲を評価し、私たちもぜひ協力したいと思います。
 低炭素社会の実現に向けて、バイオマスや廃棄物焼却炉の廃熱など、未利用エネルギーを活用した低炭素水素サプライチェーンを構築するなどの新たな事業化にも期待をいたすところであります。
 最後に、未来に責任を負う行政づくりについてであります。
 昨年十月に策定をいたしました愛知県人口ビジョン・まち・ひと・しごと創生総合戦略では、二〇六〇年に七百万人程度の人口を確保するという目標を掲げました。
 そのためには、雇用の場の確保、結婚や子育てがしやすい環境の整備、愛知という地域の魅力度のアップなど、さまざまな施策に取り組んでいかなければならないとして、今後五年間に達成すべき、出生率を含めてさまざまな分野の数値目標を打ち出したところであります。
 これらの実現は、いずれも生易しいものではなく、時代や環境の変化に対するしなやかな対応によって、愛知が持つ強みを今後も持続的に発揮させていくために、県が持てる政策手段を総動員することが必要になると考えます。
 そうした対応の一つが、本議会に提案されている愛知県公契約条例であると思います。この条例は、公共事業の発注や業務委託、物品購入など、さまざま民間と県が結ぶ契約の相手方事業者に県が目指す社会的価値の実現、すなわち公正な労働環境の整備、環境への配慮、障害者雇用の促進、男女共同参画などの実現に協力していただくことを求めております。
 このような条例が必要となってきた背景には、行き過ぎた価格競争の結果、公共サービスに従事する労働者の労働環境にしわ寄せされたり、公共サービスの質が損なわれるなど、住民福祉の向上や地域社会の持続的な発展への影響が危惧されるような事態になってきたからであります。
 無論、この条例は、無駄を省き、透明性を高めて、持続可能な県財政を実現する行財政改革と矛盾するものではなく、これを両立させるべきものであることは言をまちません。
 今回の公契約条例、そして、長年の懸案であった県議会議員選挙における選挙公報の発行、また、さきの議会における愛知県障害者差別解消推進条例は、いずれも私たち民主党県議団が知事に要望してきたものであり、強いリーダーシップのもとで、議会への提案に向けて調整に当たられた知事の労を多とし、感謝するものであります。
 これらの提案に共通して流れている価値観は、愛知という地域社会における多様性(ダイバーシティー)を尊重し、その持続可能性(サステーナビリティー)を追求するという政治姿勢であり、本予算案にも全体としてそうした価値観が貫かれているものと判断をいたしました。
 以上、第一号議案平成二十八年度一般会計予算に賛成の理由を述べてまいりました。満場の皆さんの御賛同をお願いし、私の賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 市川英男議員。
    〔五十二番市川英男君登壇〕(拍手)

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◯五十二番(市川英男君) 私は、公明党愛知県議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算について、賛成の立場から意見を申し述べます。
 我が党愛知県議員団は、平成二十八年度当初予算の編成に当たり、人口減少・超高齢社会などの地域における大きな課題を克服し、活気ある温かな地域づくりを目指して、地域でお互いに支え合いながら、若者も高齢者も元気に安心して暮らせ、さらには、女性や青年が大きく活躍できる地域づくりを進めるため、生活者優先の視点に立った予算を編成するよう要望書を取りまとめ、去る一月二十五日に大村知事へ提出をいたしました。
 平成二十八年度は、日本経済が力強さを増すかどうかの正念場の年であり、県民の誰もが安全・安心に暮らすことができ、活力と豊かさに満ちた社会を築いていくためには、さまざまな施策を創意工夫し、積極果敢に展開していくことが重要であります。
 知事は、今議会の提案説明において、日本一の産業力をさらに強くし、働く場をつくる、さらに、子供・子育て支援、教育、医療、福祉等を充実させる、そして、日本一元気な愛知をつくり、ここ愛知から日本の未来をつくると説明されました。
 そこで、この予算案を見てまいりますと、依然として厳しい財政状況が続いているにもかかわらず、我が党の要望をしっかりと踏まえていただいており、県民の皆様の理解は十分に得られるものと判断したところであります。
 それでは、本予算案に賛成する理由について、我が党の主な要望項目に沿って順次申し述べてまいります。
 第一は、支え合う地域づくりを推進するための取り組みについてであります。
 我が党は、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らすことができるよう、医療、介護、予防、生活支援、住まいを地域で切れ目なく一体的に提供する地域包括ケアシステムの県内全域への構築や、障害のある方へのきめ細かな支援などを求めてまいりました。
 本予算案では、地域包括ケアシステムのモデル事業として、生活支援の強化策及び高齢者の住まいの確保に向けた具体的な取り組みを実施するとともに、市町村からの問い合わせに対応する相談窓口の設置やモデル事業の報告会を開催することなどにより、県内全市町村における地域包括ケアシステムの構築を進めることとされており、その成果に期待をするところであります。
 また、団塊の世代が七十五歳以上となる平成三十七年に向け、医療・介護サービスの提供体制の改革を推進するため、地域医療介護総合確保基金を活用して、病床の機能分化、連携や在宅医療の充実、介護施設等の整備、医療・介護従事者の確保に向けた取り組みを進めることとされており、賛意を表するものであります。
 さらに、障害のある方が身近な地域で医療、療育が受けられる体制づくりを推進するため、障害者施設やグループホームの整備費に対する助成を行うとともに、医療療育総合センター(仮称)を地域で生活する障害のある方を支援する障害者医療及び療育の拠点として整備を進めるなど、障害者への支援強化に取り組まれており、評価をいたします。
 第二は、魅力ある地域づくりを推進するための取り組みについてであります。
 我が党は、中小企業支援策の充実を図り、さらには、若者や女性を初めとする県民の雇用を拡大し、県民一人一人の所得の向上につなげることにより、経済の好循環を実現し、景気回復を実感できる施策を推進することや、農林水産業の高付加価値化及び輸出拡大による地域活性化の推進、さらには、世界に通用する魅力ある観光地域づくりを進めていくことなどを求めてまいりました。
 本予算案では、中小企業に対する支援として、創業等支援資金に日本政策金融公庫との協調推進枠を新設するとともに、パワーアップ資金において、さらなる設備投資や経営革新計画に基づく新事業展開を促進するため、金利を引き下げるなど、中小企業の資金繰りをきめ細かく支援していくこととされており、その成果に期待をするところであります。
 また、県産農林水産物のイメージアップと知名度向上のために、名古屋コーチン、花、抹茶、アサリ、ウナギ、小麦など主要品目のブランド力強化を進め、需要の拡大を図るとともに、マレーシアにおいて、販売促進会と商談会を行う愛知フェアを開催するなど、県産農林水産物等の輸出を促進することとされており、評価をいたします。
 さらに、観光産業を本県の新たな成長産業と位置づけ、あいち観光戦略を策定し、平成三十二年度までの五年間で来県者数五千万人、このうち外国人を四百万人、観光消費額は一兆円を目標に、訪日外客誘致の強化など、戦略的に観光振興の推進を図っていくこととしており、賛意を表するものであります。
 第三は、安心な地域づくりを推進するための取り組みについてであります。
 我が党は、防災、減災に資する愛知県地域強靱化計画に基づき、南海トラフ地震などの巨大災害への対策を進めることや、安全で快適な交通社会を確立するため、交通事故死者数の減少に向けた交通安全対策を推進することなどを求めてまいりました。
 本予算案では、南海トラフ地震により浸水が予想されるゼロメートル地帯における広域的な防災活動拠点の整備に向けた取り組みを推進するとともに、名古屋飛行場に災害用の航空燃料を備蓄するためのタンクを整備するほか、民間住宅、建築物の耐震化や家具等の転倒防止対策に取り組むなど、地震対策を推進することとされており、評価をいたします。
 交通安全対策につきましては、交通事故死者数の減少を目指し、交通安全県民運動を中心とした取り組みを展開するとともに、高齢者の事故防止や法令違反、悪質な危険運転の根絶に向けた啓発活動を実施し、また、信号灯器の視認性を高めるLED化や、横断歩道を初めとした道路標示、道路標識の整備など、交通安全施設の整備を進め、交通事故の抑止に積極的に取り組むこととしており、賛意を表するものであります。
 第四は、活力ある地域づくりを推進するための取り組みについてであります。
 我が党は、社会全体、地域全体での子育てを進め、教育活動の質の向上を図るため、外部の人材を活用して教員を支援するチーム学校の実現に向けた取り組みや、子育て支援、若者雇用対策の推進などを求めてまいりました。
 本予算案では、いじめ、不登校の対策として、生徒の生活環境等の改善を図り、学校への適応や社会的な自立を支援するため、スクールソーシャルワーカーの県立高校への配置を拡大するとともに、スクールソーシャルワーカーを配置する市町村に対する補助制度を創設し、教育相談体制のさらなる充実を図ることとされており、我が党の姿勢と一致するものであり、着実な取り組みを期待いたします。
 また、次代の担い手である子供を安心して産み育てることができる環境づくりを進め、待機児童対策を初めとした子供や子育てをめぐるさまざまな課題を解決するため、子ども・子育て支援新制度に基づき、認定こども園、幼稚園、保育所の運営費の一部を負担するとともに、放課後児童クラブについては、小一の壁の解消を図るため、引き続き設置を促進していくこととされており、評価をいたします。
 さらに、若者雇用対策については、未就職卒業者等を初めとする若年求職者を対象に職場体験等を行う就職支援塾を開催し、就職や就職後の職場への定着を支援していくこととされており、賛意を表するものであります。
 以上、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算について、賛成の立場から意見を申し述べてまいりました。
 今後は、本予算案に盛り込まれた施策が着実に実施されるよう強く要望いたします。
 そして、我が党も生活者優先の視点に立ち、県民の皆様方の暮らしを向上させるため、尽力していく所存であります。
 最後に、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)

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◯議長(横井五六君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 本案は起立により採決いたします。
 各常任委員長の報告のとおり、第一号議案平成二十八年度愛知県一般会計予算を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

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◯議長(横井五六君) 起立多数と認めます。よって、第一号議案は原案のとおり可決されました。
 次に、第二号議案平成二十八年度愛知県公債管理特別会計予算、第十一号議案平成二十八年度愛知県流域下水道事業特別会計予算、第十四号議案平成二十八年度愛知県水道事業会計予算、第十五号議案平成二十八年度愛知県工業用水道事業会計予算、第十六号議案平成二十八年度愛知県用地造成事業会計予算、第二十四号議案指定公立国際教育学校等管理法人による愛知県立愛知総合工科高等学校の専攻科の管理に関する条例の制定について、第二十八号議案愛知県職員定数条例の一部改正について、第二十九号議案職員の給与に関する条例の一部改正について、第三十六号議案愛知県病院事業の設置等に関する条例及び愛知県心身障害者コロニー条例の一部改正について、第三十九号議案産業立地の促進のための不動産取得税の減額等に関する条例の一部改正について、第四十六号議案愛知県公営企業の設置等に関する条例の一部改正について、第四十七号議案愛知県体育施設及び社会教育施設条例の一部改正について、第四十九号議案愛知県ふれあい広場条例の廃止について、第五十一号議案財産の売払いについて、第五十二号議案名古屋高速道路公社の基本財産の額の変更について、第五十三号議案独立行政法人水資源機構かんがい排水事業に対する市町村の負担金について、第五十四号議案県の行う土地改良事業に対する市町村の負担金について、第五十五号議案県の行う農村総合環境整備事業に対する市町村の負担金について、第五十六号議案県の行う林道事業に対する市町村の負担金について、第五十七号議案県の行う土木事業に対する市町村の負担金について、第五十八号議案県の行う流域下水道事業に対する市町村の負担金について、第六十号議案国の行う公園事業に対する名古屋市の負担金について、以上二十二件の議案を一括起立により採決いたします。
 各常任委員長の報告のとおり、第二号議案、第十一号議案、第十四号議案から第十六号議案まで、第二十四号議案、第二十八号議案、第二十九号議案、第三十六号議案、第三十九号議案、第四十六号議案、第四十七号議案、第四十九号議案、第五十一号議案から第五十八号議案まで及び第六十号議案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

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◯議長(横井五六君) 起立多数と認めます。よって、第二号議案、第十一号議案、第十四号議案から第十六号議案まで、第二十四号議案、第二十八号議案、第二十九号議案、第三十六号議案、第三十九号議案、第四十六号議案、第四十七号議案、第四十九号議案、第五十一号議案から第五十八号議案まで及び第六十号議案は原案のとおり可決されました。
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◯四十一番(石塚吾歩路君) 各常任委員長の報告のとおり、第三号議案から第十号議案まで、第十二号議案、第十三号議案、第十七号議案から第二十三号議案まで、第二十五号議案から第二十七号議案まで、第三十号議案から第三十五号議案まで、第三十七号議案、第三十八号議案、第四十号議案から第四十五号議案まで、第四十八号議案、第五十号議案、第五十九号議案及び第六十一号議案から第六十四号議案までは原案のとおり可決され、第八十六号議案は同意されたいという動議を提出いたします。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(横井五六君) 石塚吾歩路議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(横井五六君) 御異議なしと認めます。よって、第三号議案から第十号議案まで、第十二号議案、第十三号議案、第十七号議案から第二十三号議案まで、第二十五号議案から第二十七号議案まで、第三十号議案から第三十五号議案まで、第三十七号議案、第三十八号議案、第四十号議案から第四十五号議案まで、第四十八号議案、第五十号議案、第五十九号議案及び第六十一号議案から第六十四号議案までは原案のとおり可決され、第八十六号議案は同意されました。
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  日程第三 委員会提出第一号議案愛知県議会委員会条例
      の一部改正について

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◯議長(横井五六君) 次に、委員会提出第一号議案愛知県議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。
 議会運営委員長伊藤勝人議員。
    〔七十九番伊藤勝人君登壇〕(拍手)

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◯七十九番(伊藤勝人君) ただいま議題となっております委員会提出第一号議案愛知県議会委員会条例の一部改正について、提案理由の説明を行います。
 本県議会では、常任委員及び議会運営委員の任期について、委員会条例で一年とすると定められていることから、例年、任期の満了する翌日に招集される五月臨時議会において、委員の改選を行ってきたところであります。
 今回の改正は、その任期満了前に五月臨時会が招集される場合にあっても、この常任委員等の任期満了による後任者の選任を行うことができるようにするため、所要の改正を行うものであります。
 具体的には、委員の選任について規定している第五条の第三項に、常任委員及び議会運営委員の任期満了による後任者の選任は、その任期満了の日前に行うことができるとする規定を追加するとともに、この場合において、任期の起算日を明確にするため、常任委員の任期について規定している第三条の第二項に、常任委員の任期は、選任の日から起算する、ただし、第五条第三項の規定により選任された委員の任期は、前任者の任期満了の日の翌日から起算するとの規定を追加する内容となっております。
 なお、施行期日につきましては、公布の日からとしております。
 以上、委員会提出第一号議案について提案理由の説明を申し上げました。満場の御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。(拍手)
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    〔委員会提出議案は別冊付録に掲載〕
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◯議長(横井五六君) これより採決いたします。
 委員会提出第一号議案は原案のとおり可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(横井五六君) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出第一号議案は原案のとおり可決されました。
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  日程第四 意見書案(中部国際空港の二本目滑走路の建
      設促進について外五件)

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◯議長(横井五六君) 次に、意見書案でありますが、中部国際空港の二本目滑走路の建設促進についての意見書案が成規の手続を経て提出されております。
 これを直ちに議題として提案者から提案理由の説明を求めます。
 安藤正明議員。
    〔四十八番安藤正明君登壇〕(拍手)

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◯四十八番(安藤正明君) 私は、自由民主党愛知県議員団、民主党愛知県議員団並びに公明党愛知県議員団の三会派で共同提案いたしております中部国際空港の二本目滑走路の建設促進についての意見書案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 意見書案の文案につきましてはお手元に配付してあるとおりであります。
 中部国際空港は、平成十七年二月の開港以来、成田、関西と並ぶ国際拠点空港として、我が国の航空輸送とこの地域の発展に重要な役割を果たしております。
 また、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、今後も航空旅客の大幅な伸びが見込まれる中、訪日外国人数四百万人、国際航空貨物取扱量二十四万トンを取り込むことを二〇一九年度までの目標として、国や関係機関とも連携、協力しながら、地域一丸となって需要拡大に向けた取り組みを進めているところであります。
 近年では、中国を初めとする新規路線の就航が相次いでおり、今後の格安航空会社、いわゆるLCCの拠点化等を見据えると、旅客数や離着陸回数は今後も順調に伸びていくことが予想されます。
 二十四時間運用の利点を生かした深夜・早朝時間便の増加が続く現状を踏まえますと、近い将来、滑走路のメンテナンス時間の確保が今まで以上に困難になり、さらなるコストの増加や迅速な修繕ができない等の支障が生じかねない状況にあります。
 また、二〇二七年度に品川─名古屋間でリニア中央新幹線の開業も予定され、首都圏と直結した巨大都市圏の誕生による大きなインパクトを活用するとともに、世界をリードする産業首都づくりを目指していくためにも、中部国際空港の二本目滑走路の早期整備が不可欠であります。
 加えて、二〇一九年秋に、空港に直結する用地に大規模展示場が整備されれば、国際的な展示会や大規模イベントの開催によって、国内外から多くの方が利用されることでしょう。
 そこで、国に対して、我が国の国際拠点空港として国内外の人、物の交流に大きく貢献していくため、中部国際空港の二本目滑走路の建設を促進されるよう強く要望するものであります。
 以上、本意見書案について提案理由を述べてまいりましたが、切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。(拍手)
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◯議長(横井五六君) 本案は起立により採決いたします。
 本意見書案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

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◯議長(横井五六君) 起立多数と認めます。よって、中部国際空港の二本目滑走路の建設促進についての意見書案は可決されました。
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◯議長(横井五六君) 次に、社会インフラの老朽化対策の充実について、子ども・子育て支援の拡充について、児童虐待防止対策の充実・強化について、性犯罪被害者に対する支援の充実について、地方大学の機能充実について、以上五件の意見書案がいずれも成規の手続を経て提出されております。
 これを直ちに議題として提案者から提案理由の説明を求めます。

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◯四十番(須崎かん君) ただいま議題となりました五件の意見書案中初めの三件について、私から提案理由の説明をいたします。
 文案はお手元に配付してあるとおりであります。
 まず初めに、社会インフラの老朽化対策の充実についての意見書案であります。
 我が国では、戦後、学校、公営住宅等の社会インフラを集中的に整備してきましたが、これらの施設が耐用年数を迎えつつあり、近い将来には多額の更新費用が必要になると見込まれております。
 こうした中、既存のインフラだけではなく、今後新設するものも含めて対策を実施するためには、点検、診断結果を集約し、設計等の技術指針に反映することが重要であり、必要な基準、指針の整備や財政措置など、国からの継続的な支援が不可欠であります。
 また、地方が施設の維持管理、更新を効率的に行うためには、膨大な数のインフラの点検等を正確かつ迅速に行えるICT技術の開発等を進めていく必要があります。
 そこで、国に対し、社会インフラの老朽化対策の充実を図るため、安定的な財政支援を講ずるとともに、必要な基準、指針の整備など技術的な支援を充実することや、維持管理業務の効率化に資する技術開発を推進することを要望するものであります。
 次に、子ども・子育て支援の拡充についての意見書案についてであります。
 近年、働きながら子育てをする保護者が増加する中で、保育所等への入所希望が年々増加するとともに、多様なニーズが求められており、幼児教育、保育、子育て支援の充実が喫緊の課題となっております。
 昨年四月から本格実施されている子ども・子育て支援新制度では、これらの取り組みに一兆円を超える財源が必要とされておりますが、その一部が確保されていない状況であります。
 また、国は、待機児童の解消に向けた地方自治体の取り組みを支援しているところでありますが、いまだ解消に至っておらず、受け入れ児童数の拡大や地域型保育事業の充実が求められております。
 そこで、国に対し、子ども・子育て支援の拡充を図るため、低年齢児保育の職員配置の改善等を実施できるよう、速やかに恒久的、安定的な財源の確保を図ることや、待機児童の解消に向けて保育所等の整備を促進することなどを要望するものであります。
 次に、児童虐待防止対策の充実・強化についての意見書案についてであります。
 家庭、地域における養育力の低下や子育ての孤立化等により、児童虐待の相談対応件数は増加の一途をたどっており、本年一月には、埼玉県と東京都で児童虐待によって幼い命が奪われるという深刻な事件が発生しております。
 国は、昨年末に児童虐待防止対策強化プロジェクトを策定したところであり、そこで示された施策の方向性を踏まえながら、児童虐待の発生予防から発生時の迅速、的確な対応、自立支援に至るまでの一連の対策を強力に推進していく必要があります。
 そこで、国に対し、児童虐待防止対策の充実・強化を図るため、子育て世代包括支援センターを法定化し、全国展開を図ることや、子育ての不安や悩み等を抱える家庭への養育支援訪問事業等を全ての自治体で実施できるようにすることなどを要望するものであります。
 以上、三件の意見書案について提案理由の説明をいたしました。
 なお、提出先及び字句の整理については議長に一任したいと思います。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。

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◯四十一番(石塚吾歩路君) 次に、残りの意見書案二件について、私から提案理由の説明をいたします。
 文案はお手元に配付してあるとおりであります。
 まず初めに、性犯罪被害者に対する支援の拡充についての意見書案についてであります。
 性犯罪は、個人の尊厳を害し、心身に深刻な被害を及ぼす重大な犯罪でありますが、被害者の多くは誰にも相談できず、事件が潜在化する傾向にあります。
 国は、被害直後からの総合的な支援をできる限り一カ所で提供するワンストップ支援センターの開設を全国各地で促進しておりますが、いまだに設置が進んでいないのが実情であります。
 また、本県では、ハートフルステーション・あいちを開設して、被害者に対するワンストップ支援を行っておりますが、支援を受けた被害者からは、相談受け付け時間外の対応や自宅近くでの支援を求める声が上がっております。
 そこで、国に対し、性犯罪被害者に対する支援の充実を図るため、既存のワンストップ支援センターにおいて、早期に二十四時間体制を構築できるよう財政的支援や人材の確保を図ることや、ワンストップ支援センターの開設を一層促進することなどを要望するものであります。
 次に、地方大学の機能充実についての意見書案についてであります。
 国のまち・ひと・しごと創生総合戦略において、地方大学の果たす役割は重視されており、特に地域課題の解決への貢献や地域ニーズに対応した人材育成など、これまで以上の取り組みが期待されております。
 しかしながら、少子化の進展により、将来的に学生数の減少が見込まれており、地方大学が引き続き地域と連携しながら、地方創生に向けた役割を果たしていくためには、国による支援が不可欠であります。
 また、より多くの若者が地域の課題に目を向け、みずから進んで社会に参画していくためには、地方大学と連携した取り組みが必要であります。
 そこで、国に対し、地方大学の機能充実を図るため、地方創生に貢献する地方大学の取り組みを支援することや、若者の積極的な社会参加を促していけるよう、地方大学と連携した取り組みを推進することなどを要望するものであります。
 以上、二件の意見書について提案理由の説明をいたしました。
 なお、提出先及び字句の整理については議長に一任したいと思います。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
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◯議長(横井五六君) ただいま提案者から説明がありました五件の意見書案は可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(横井五六君) 御異議なしと認めます。よって、五件の意見書案は可決されました。
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  日程第五 請願(五件)

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◯議長(横井五六君) 次に、請願五件を一括議題といたします。
 請願については、各常任委員長から審査結果の報告がありましたので、詳細は一覧表として議席に配付いたしました。
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◯議長(横井五六君) これより採決いたします。
 請願第二十七号「消費税一〇%増税の中止を求める意見書採択を求める」について、請願第二十八号「公契約条例に賃金下限設定など労働者保護を盛り込むことを求める」について、請願第二十九号「日韓合意(慰安婦問題)によるすみやかな解決を政府に求める」について、請願第三十号「県営大高緑地へのディノアドベンチャーライド名古屋(恐竜パーク)の誘致の中止を求める」について、請願第三十一号「ディノアドベンチャーライド名古屋の建設凍結を求める」について、以上五件の請願を一括起立により採決いたします。
 五件の請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

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◯議長(横井五六君) 起立少数と認めます。よって、五件の請願は不採択と決定いたしました。
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  日程第六 各常任委員会及び議会運営委員会における閉
      会中の継続調査について

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◯議長(横井五六君) 次に、各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の継続調査についてを議題といたします。
 各常任委員長及び議会運営委員長から議席に配付してあります一覧表のとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。
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◯議長(横井五六君) 各委員長の申し出のとおり決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(横井五六君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査を決定いたしました。
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  日程第七 議員の派遣について

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◯議長(横井五六君) 次に、議員の派遣についてを議題といたします。
 お諮りいたします。議席に配付してあります文書のとおり議員を派遣することに決定いたしまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(横井五六君) 御異議なしと認めます。よって、議席に配付してあります文書のとおり議員を派遣することに決定いたしました。
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◯議長(横井五六君) 以上で本議会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 これをもって本日の会議を閉じ、平成二十八年二月定例愛知県議会を閉会いたします。
    午前十一時三十九分閉会
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    閉  会  式
    午前十一時三十九分開式

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◯事務局長(篠田信示君) ただいまから閉会式を行います。御起立願います。
    〔全員起立〕
    〔議長横井五六君登壇〕

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◯議長(横井五六君) 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
 議員各位には、二月定例愛知県議会に付議されました平成二十八年度一般会計予算を初め、県政各般にわたる重要案件について、終始御熱心に審議を進められましたことに対し、衷心より敬意と謝意を表するところであります。
 当局におかれましては、会期中に各議員から述べられた意見を十分に尊重され、県政の運営に格段の御尽力をいただきますよう希望するものであります。
 今議会の運営に当たり、議員各位を初め理事者並びに関係各位の御協力に対し、心から感謝を申し上げます。
 陽春を迎え、皆様方には御自愛の上、一層御活躍を賜りますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶といたします。大変ありがとうございました。(拍手)
    〔知事大村秀章君登壇〕

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◯知事(大村秀章君) 閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
 このたびの定例県議会に提案をいたしました各議案につきましては、議員の皆様方におきまして十分な御審議をいただき、また、各議案は全て御議決をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 御議決いただきました各議案は、審議経過を十分尊重の上、適切な運用をしてまいります。また、御要望いただきました各事項につきましては、今後慎重に検討し、努力をしてまいります。
 日増しに春らしくなってまいりました。来週には桜も満開になると予想されておりますので、多くの県民の皆様にこの春を楽しんでいただきたいと思います。
 議員の皆様方には、季節の変わり目でもございますので、十分健康に御留意をいただき、県政発展のために引き続き格別の御尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

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◯事務局長(篠田信示君) これをもちまして閉会式を終わります。どうもありがとうございました。
    午前十一時四十二分閉式