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平成18年2月定例会(第10号) 本文




2006.03.24 : 平成18年2月定例会(第10号) 本文


    午前十時十分開議
◯議長(川上万一郎君) ただいまから会議を開きます。
 直ちに議事日程に従い会議を進めます。
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  日程第一 諸般の報告

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◯議長(川上万一郎君) この際、諸般の報告をいたします。
 本日長坂康正議員外十二名から提出されました議員提出第一号議案は、議席に配付いたしました。
 以上、御報告いたします。
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  日程第二 第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予
      算から第七十二号議案包括外部監査契約の締
      結についてまで及び第九十号議案副知事の選
      任についてから第九十三号議案愛知県病院事
      業の設置等に関する条例等の一部改正につい
      てまで

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◯議長(川上万一郎君) 次に、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算から第七十二号議案包括外部監査契約の締結についてまで及び第九十号議案副知事の選任についてから第九十三号議案愛知県病院事業の設置等に関する条例等の一部改正についてまでを一括議題といたします。
 直ちに各常任委員長の報告を求めます。
 企画環境委員長浜崎利生議員。

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◯三十七番(浜崎利生君) 企画環境委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外三件であります。
 第一号議案の一部につきましては、総務県民委員会と関係することから、愛知県議会会議規則第六十九条に基づき、連合審査会を開催いたしました。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第十九号議案、第三十九号議案及び第四十号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 健康福祉委員長米田展之議員。

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◯八十八番(米田展之君) 健康福祉委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外十三件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第四号議案、第十四号議案、第二十号議案、第四十一号議案から第四十七号議案まで、第五十五号議案、第六十号議案及び第九十三号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 産業労働委員長服部鉦臣議員。

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◯四十八番(服部鉦臣君) 産業労働委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外九件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第五号議案、第十五号議案から第十八号議案まで、第二十四号議案、第四十八号議案、第五十四号議案及び第七十号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告を申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 農林水産委員長水野豊明議員。

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◯三十六番(水野豊明君) 農林水産委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外十一件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第六号議案から第九号議案まで、第二十一号議案、第二十二号議案、第四十九号議案、第五十号議案及び第六十二号議案から第六十四号議案までは、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 建設委員長沢田丸四郎議員。

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◯三十番(沢田丸四郎君) 建設委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外十三件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第十号議案から第十二号議案まで、第二十三号議案、第五十一号議案から第五十三号議案まで、第六十一号議案、第六十五号議案から第六十八号議案まで及び第七十一号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 文教委員長田島ひろし議員。

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◯四十九番(田島ひろし君) 文教委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外二件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案、第五十六号議案及び第五十七号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 警察委員長田辺克宏議員。

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◯二十八番(田辺克宏君) 警察委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外一件であります。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案及び第五十八号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 総務県民委員長秋田政幸議員。

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◯六十三番(秋田政幸君) 総務県民委員会に付託されました議案は、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算外二十三件であります。
 第一号議案の一部につきましては、企画環境委員会と関係することから、愛知県議会会議規則第六十九条に基づき、連合審査会を開催いたしました。
 各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第一号議案から第三号議案まで、第十三号議案、第二十五号議案から第三十八号議案まで、第五十九号議案、第六十九号議案及び第七十二号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決し、第九十号議案から第九十二号議案までは、いずれも全員一致をもって同意すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。
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◯議長(川上万一郎君) これより第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算に対する討論に入ります。
 討論の通告により順次発言を許可いたします。
 外山半三議員。
    〔五十八番外山半三君登壇〕(拍手)

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◯五十八番(外山半三君) 私は、自由民主党愛知県議員団を代表して、ただいま議題となっております第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算について、賛成の立場から意見を申し述べます。
 我が党は当初予算の編成に当たり、調査会、政調会を通じて精力的な調査活動を行い、要望を取りまとめ、去る一月二十三日、知事に申し入れを行いました。
 その内容といたしましては、景気の力強い回復に向けて引き続き全力で取り組むことを強く要望するとともに、愛知万博と中部国際空港の二大事業の理念と成果を生かした新しい時代に飛躍する愛知づくりなど八つの柱から成る重点要望事項を掲げ、県民の皆様の期待と信頼にこたえる県政の力強い推進を求めたところであります。
 とりわけ、平成十八年度は二大事業の理念と成果を生かしつつ新しい地域づくりに総力を結集して取り組み、本県が二十一世紀においても豊かな地域として発展し、県民の皆様が安全で安心して暮らせる基礎を築くための極めて重要な年であります。
 神田知事は今議会の冒頭におきまして、来年度予算は安心・安全を確保し、次の時代に向けた挑戦と位置づけられ、時代が大きく動き、地域間の競争が強まる中で、「今を越える」ことが必要であるとして、一段と高い目標に向け積極果敢に挑戦する姿勢を力強く表明されたところであります。
 我が党は、本予算案につきまして、本会議、委員会を通じてさまざまな角度から検討を重ねるとともに、党内議論を深めてまいりました。
 その結果、本予算案につきましては、中・長期的な財政見通しのもと、県債の発行を大幅に抑制した平成十七年度よりさらに抑制して予算を編成するなど、着実に財政健全化を推進するとともに、真に必要な分野への重点化を一層進め、限られた財源を重点的かつ効率的に配分するなど、広範にわたる県政の重要課題に適切に対処されており、県民の皆様の理解は十分に得られるものと判断したところであります。
 それでは、本議案に賛成する主な理由を八点にわたって順次申し述べます。
 まず第一点は、新しい時代に飛躍する愛知づくりについてであります。
 我が党は、愛知万博の開催で得られた世界との交流をさらに深めるなど、万博を大きなステップとして、地域の一層の飛躍と発展を目指した施策の展開を強く要望してきたところであります。
 知事は、今回の予算で産・学・行政の連携による研究開発力の一層の強化を図るとともに、次世代物づくり技術の創造、発信を行う知の拠点の整備に向けた取り組みに着手することを表明されました。この知の拠点については、既に大学などの研究機関において成果を上げているところもありますので、先行する組織を超えた世界最先端の拠点整備を目指していただくよう強く要望しておきます。
 また、すべての人が国籍を問わず、安心して暮らせる多文化共生社会づくりの推進を初め、中部国際空港の拠点機能を生かした世界的な規模のイベントやコンベンションの誘致、さらには二大事業で高まった愛知の知名度を生かした国際観光の振興など、世界から注目される魅力ある地域づくりに積極的に取り組むこととされており、大いに期待するところであります。
 次に第二点は、暮らしの安全と安心の確保についてであります。
 県民の皆様の生命、財産を守ることは県政の最重要課題であり、今回の予算では、治安対策において、ことしを治安回復元年と位置づけられ、警察官の増員や県民生活部の組織体制の強化を図られております。
 治安を回復し、安全なまちづくりを推進するためには、県民の皆様方がみずからの防犯意識を高めるとともに、地域の自主防犯活動を活発化させることが不可欠でありますので、県民挙げての活動を積極的に展開されますよう要望しておきます。
 また、この地域は東海・東南海地震など大規模な地震の発生の可能性が高く、総合的かつ計画的な地震防災対策を着実に推進していく必要があります。今回の予算では、次期「あいち地震対策アクションプラン」の策定を初め、木造住宅の耐震診断と耐震改修の支援を拡大されており、県民の関心を高め、耐震化をより一層促進されるよう要望しておきます。
 さらに、大きな社会問題となっております建築物の耐震強度偽装問題については、審査体制の強化、専門家による相談窓口の拡充などが図られております。行政に対する信頼の回復と再発防止に全力で取り組んでいただきたいと存じます。
 次に第三点は、地域の活性化の推進についてであります。
 県民生活に密着する道路、河川、治山、砂防などの社会基盤の整備や維持管理は、地域の安全の確保と活性化を図るために欠かすことのできない事業であります。
 知事は、道路整備について、幹線道路、ネットワークの強化に引き続き取り組まれるとともに、地域住民に密着する生活道路や山間道路、さらには合併後の市町村のまちづくりを支える道路などの整備に力を注がれております。
 また、三河港にガントリークレーンを増設するとともに、設楽ダム建設事業の促進のための予算を計上され、地域の均衡ある発展に努められております。
 知事が社会資本の整備のための予算について、国の公共事業が落ち込む中で、県単独事業を積極的に確保されたことは高く評価できるものであります。二大事業終了後の県土の均衡ある発展を図るために、引き続き県民の皆様の期待にこたえていただきたいと存じます。
 次に第四点は、産業の創造と育成についてであります。
 本県が二大事業の成果を生かし力強く発展していくためには、既存の産業の競争力の強化を図るとともに、次世代産業の創造と集積が不可欠であります。
 知事は、今回の予算で、中部臨空都市における新エネルギーの実証研究の実施や関連産業の集積に関する予算を計上するとともに、国内外からの大型先端企業や研究所の誘致に積極的に取り組む姿勢を示され、大いに期待するところであります。
 また、中心市街地を含めた商店街の活性化を図るため、まちづくり三法の見直しなどを踏まえ、にぎわいのあるまちづくり、創意と工夫を生かした商店街の魅力づくりに取り組んでおられますが、これまでの取り組みを検証して、実効性のある事業を推進されるよう要望しておきます。
 さらに、農林水産業の振興を図るため、生産基盤の整備などを進めるとともに、多様な働き方が選択できる雇用環境づくりなどの雇用対策に取り組もうとしておられる、その成果に期待するものであります。
 次に第五点は、健康・福祉社会づくりについてであります。
 我が党は、「二十一世紀あいち福祉ビジョン」及び「健康日本21あいち計画」の着実な推進により、医療を初め、高齢者、障害者及び幼児、児童等に十分配慮した福祉施策の総合的な推進を求めてまいりました。
 今回の予算は、少子化対策について昨年度に策定した「あいち子育て・子育ち応援プラン」に基づき、子供を産み育てやすい環境づくりを一層進められております。常に施策を点検し、効果的な施策を実施されるよう要望しておきます。
 また、児童虐待については、児童福祉司を指導するスーパーバイザーを増員し体制の強化を図られておりますが、痛ましい事件の再発防止に全力で取り組んでいただきたいと存じます。
 次に第六点は、教育改革の推進についてであります。
 次代を担う児童生徒の健全な育成を図るためには、学校、家庭、地域が一体となって取り組む必要があります。
 こうした中、愛知の教育を考える懇談会の提言に沿った事業を本格的に実施されるとともに、私学助成については、私学学校の振興と父母負担の軽減に引き続き取り組んでおられます。
 また、県立三大学につきましては、平成十九年度の公立大学法人の設立に向けた準備に着手されており、地域に貢献し、魅力ある大学づくりに努めていただきたいと存じます。
 申すまでもなく、教育の成否は教員の資質、能力に負うところが大きいことから、今後とも教員の資質向上に積極的に対応されるよう強く要望しておきます。
 次に第七点は、環境先進県づくりについてであります。
 環境をテーマとした愛知万博の理念と成果を継承し、将来に豊かで快適な環境を残すことは開催県としての責務であり、環境先進県にふさわしい施策の一層の充実を図る必要があります。
 知事は、循環型社会の形成に向けた取り組みを初め、「あいち地球温暖化防止戦略」や「あいち新世紀自動車環境戦略」に基づく環境対策に積極的な姿勢を示されており、その成果に大いに期待するものでありますが、環境万博の開催県として、我が国、さらには世界をリードする取り組みに積極的に挑戦していただきたいと存じます。
 最後に第八点は、行財政改革の推進であります。
 行財政改革を断行し、簡素で効率的な行政システムを構築することは、県政に対する県民の切実な要請にこたえる上で喫緊の問題であります。
 知事は、「あいち行革大綱二〇〇五」に基づき、本庁組織の見直しに取り組まれるとともに、市町村の合併については、引き続き合併特例交付金制度を維持するなど、合併支援のための予算を計上されております。
 今後、地方分権に関しては、国における三位一体改革の第二期改革や地方制度調査会の答申を受けた道州制の議論など、将来の分権型社会のあり方を左右する課題が控えておりますが、知事はさまざまな機会を通じて積極的に意見を表明するなど、引き続き適切な対応をされるよう要望しておきます。
 以上、第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算について賛成の立場から意見を述べてまいりました。
 我が党におきましては、「愛知の未来を拓く調査研究会 夢あいち21」において、本年の六月を目途に二大事業後の当地域の将来ビジョンを取りまとめており、県民の皆様が夢と希望の持てる明るい未来を切り開くための政策を提言することとしております。
 神田知事には、愛知万博と中部国際空港の二大事業終了後の新しい施策の展開を初め、県政を取り巻く諸課題が山積する中で強力なリーダーシップの発揮が強く求められており、我が自由民主党愛知県議員団は、責任ある県政与党として本年度も引き続き神田県政を全力で支える所存であります。
 どうか神田知事におかれましては、新たに選任される予定の西村、稲垣両副知事を初め、意欲あふれる県職員の力を最大限に活用して、新しい時代に飛躍する愛知づくりのために、より一層の御努力、御尽力を願うものであります。
 最後に、満場の皆様方の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、私の賛成討論を終わります。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 原田信夫議員。
    〔五十四番原田信夫君登壇〕(拍手)

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◯五十四番(原田信夫君) 私は、民主党愛知県議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算につきまして、賛成の立場から意見を述べてまいります。
 民主党愛知県議員団は、平成十八年度当初予算の編成に当たりまして、新しい時代に飛躍するあいちづくり、教育の新生、県民の安全・安心の確保、産業活動活性化対策の推進、環境先進県づくりなど、十項目にわたります要望を神田知事に提出してまいりました。また、ポスト万博の政策指針といたしまして、「持続する愛知へ」と題し、人的資源立県を柱にした「愛知ビジョン二〇二〇」を取りまとめたところであります。本会議や委員会などを通じまして、これらの要望や指針の趣旨が予算に生かされているのかにつきまして、あらゆる角度から検討を重ねてまいりました。その結果、本予算案は、限られた財源の中で、治安対策を初め県民の生活に直結いたします喫緊の課題への対応、そして二大プロジェクト後の新たな愛知づくりの播種、すなわち種まきとなる事業の組み込みなど工夫が図られていることなどから、私たちの団としても県民の理解が得られるものと判断をしたところであります。
 以下、本予算案に対しまして賛成するに至った主な理由について説明をしてまいります。
 最初は、県民の安全・安心の確保に向けました治安回復、交通安全、防災対策についてであります。
 本県では、自動車盗の多発、児童が被害者となる痛ましい事件、昨年の交通事故死者数全国ワーストワンなど、依然厳しい状況が続いております。また、地震時における防災対策も急を要しております。
 これに対し、本予算案での治安面に対しては、一つには、十年間で犯罪認知件数を半減させることを目標に、警察官の二百四十人の増員、知事部局の組織体制の強化、二つには、三カ年の緊急戦略といたしまして、県内すべての小学校区に自主防犯団体の設立支援、三つには、交通安全対策におきまして、事故多発箇所の分析によります対策や交通事故死者数に占める高齢者の割合の高さを踏まえまして、高齢者交通安全リーダーの養成など、かなり力が入っております。そして、防災面におきましては約七百七十八億円もの財源を投下し、「あいち地震対策アクションプラン」のきめ細かい事業の推進に加えまして、震災時の復旧マニュアルの策定など、そのレベルアップに腐心している状況が十分にうかがうことができます。
 以上のように、本年を治安回復元年といたしまして、治安対策を県政の緊急かつ最重要課題と位置づけ、さらに、安全対策はもとより防災対策にも積極的に取り組む姿勢を打ち出すなど、安心・安全への確立に並々ならぬ決意をあらわしていると受けとめます。
 二番目には、愛知の活力、力強さのさらなる拡大と戦略的な産業活性化対策であります。
 空港と万博の二大プロジェクトを成功させた今、日本一元気な愛知を将来にわたって持続、発展させるためには、企業誘致活動の積極的な展開とともに、次世代産業の育成が不可欠となっております。
 本予算案は、企業立地サポートステーションを設けるなど企業誘致体制を強化し、外資系企業にも新たに補助制度を設け、国内外からの企業誘致を積極的に取り組もうとしております。また、将来のかぎを握ります新エネルギー産業の育成につきましては、水素を利用いたしました燃料電池の実証研究を万博会場から中部臨空都市に引き継ぎ、周辺地域での関連産業の集積をも計画に組み込んでいるところであります。さらに、ナノテク、IT、バイオといった基礎技術を強化する世界最先端の研究機能や研究者の人材育成など、次世代物づくり技術の創造、発信を行う科学技術の知の拠点づくりに力を注ぎ込む姿勢を明確にしております。
 これらの事業は、県民生活を安定、向上させる雇用の機会をふやすということはもとよりでありますが、本県産業の活力維持と活性化、既存産業の競争力の強化、そして、産・学・官の連携によります次世代における産業基盤の充実を図る上で極めて効果的であると言えるわけであります。
 三番目には、教育の新生、人づくりへの取り組みであります。
 私たち県議団は、いつも真ん中には人がいると訴え続け、冒頭でも申し上げましたように人的資源こそ持続する愛知の源泉だと位置づけまして、人づくりを強力に推し進めることが何にも増して重要であると確信をしております。
 その意味で、愛知の教育を考える会の提言内容は極めて重要な事柄を提起しておりまして、とりわけ命を大切にする教育の充実や社会で役立つための意欲、力を身につける事業などの積極的な取り組みこそが不可欠となります。
 本予算案では、第一に、幼児期から高等学校まで一貫して小動物の飼育から命への共感やいたわりの養成、また、お年寄りとの交流などから生きることの意味や命のとうとさを学ぶ実践活動、第二には、あいち・出会いと体験の道場では、中学生が働くことの意義や社会性を身につけるため、地域の商店、企業などで大人たちと一緒に体を使い、汗を流して仕事の厳しさの体験、第三に、小学生から高校生までの異なる年齢の子供たちによる合宿や交流、父親の教育への参加推進、高齢者や地域が連携して行う世代間交流。
 以上申し上げましたこれらの事業は、子供たちが自分自身で命の大切さを考えまして、なおかつ年齢や職業の異なる人々と接することにより人間力を養うことが期待できるなど、あすの愛知の人づくりに向けた効果が大いに発揮されるものと私は受けとめております。
 四番目は、環境先進県づくりへの取り組みであります。
 「自然の叡智」をテーマといたしまして愛知万博で深まりました環境に対する意識を持続させ、一段と進化させることが求められておりまして、それにこたえるには県民が自発的に参加する意識の啓発や資源循環型社会の確立に向けました先導的な取り組みの推進が必要であります。
 そうした観点で本予算案を見ますと、第一に、あいち環境学習プラザの設置、万博エコ体験教室の開催、廃棄物活用の新エネルギー技術や資源の地域内循環構想策定についての着手、第二に、地球温暖化防止戦略に基づきます民間住宅への太陽光発電施設に対する助成の継続実施、さらに、万博で気温上昇緩和効果が実証されました垂直緑化壁の愛知県体育館への導入、第三は、産業廃棄物税の導入によりまして財源を確保しながら、産業廃棄物の発生の抑制、再使用及び再生利用の促進への転換。これらの事業はいずれも、愛知万博、環境万博の開催県として、その理念、成果をしっかり生かし、積極的に環境先進県あいちを実現しようとしておりまして、その姿勢が鮮明になっていると判断できます。
 まとめに入ります。これまで、県政の喫緊の課題に対する取り組み、そして新たな愛知づくりに向けました芽出し事業を軸に吟味をしてまいりましたが、結論は、厳しい財政の制約下で今後の県政を見据えた重点的な財源配分が行われるなど、本予算案はまずまずの中身として評価できるものであります。
 以上、第一号議案に対します我々の賛成理由を申し述べてまいりました。満場の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。ありがとうございました。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 桂俊弘議員。
    〔三十一番桂俊弘君登壇〕(拍手)

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◯三十一番(桂俊弘君) 私は、公明党愛知県議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております第一号議案平成十八年度愛知県一般会計予算について、賛成の立場から意見を申し述べたいと存じます。
 我が党は、去る一月二十三日、平成十八年度の当初予算編成に当たり、生活者優先の視点に立った諸施策の実施を要望したところであります。そして、本県の将来のさらなる発展の礎となる諸事業を積極的に推進するとともに、中小企業の支援、新産業の育成はもとより、芸術文化の振興を通じて、ゆとりと潤いのある安心・はつらつ社会の愛知を実現するため、元気、快適、安心を柱に据えて各種事業を実施されるよう強く要望したところであります。
 知事から提案された一般会計の予算案は、我が党の要望を踏まえ、県民の安全・安心の確保、環境先進県あいちづくり、あるいは新たな産業の創造の分野に重点的な財源配分がなされており、まさに安全・安心を確保し、次の時代に向けた挑戦をキーワードとした予算となっております。
 最初は、行財政改革、分権改革の推進についてであります。
 昨年、三位一体の改革における三兆円の税源移譲が政府、与党間で合意されました。地方分権を推進する上で大きな前進ではありますが、さらなる改革を推進し、補助金の削減や税源移譲を引き続き国に働きかけていくことが必要であります。
 他方、県としても行財政改革については、「あいち行革大綱二〇〇五」を着実に推進しなければなりません。特に、県の役割や機能のあり方を初め、公の施設や県の地方機関の見直しについて民間活力の活用など、新しい視点や切り口による改革を推進することが必要であります。
 これにこたえて本予算案では、「あいち行革大綱二〇〇五」の推進に取り組み、公の施設の管理運営に民間事業者やNPOを活用した指定管理者制度を導入するほか、内部管理事務合理化のための総務事務センターの開設など、積極的に諸施策を推進されようとしております。我が党といたしましても、今後とも行財政改革が一層推進されるよう期待するものであります。
 第二に、本県経済の安定と雇用対策の強化についてであります。
 本県の雇用情勢は、他の地域に比べ良好な水準にあるものの、若年者の早期退職やフリーターなどの増加傾向がますます顕著になっており、求人と雇用のミスマッチが問題となっております。
 そこで、我が党は、離職者に対する再就職支援策の強化や新たな雇用就業機会の創出など、若年者対策や雇用セーフティーネットの整備に引き続き取り組むことを求めてまいりました。また、厳しい経営環境にある中小企業に対する公的金融支援策や経営革新及び新産業創出に向けた施策を強化することも求めてまいりました。
 本予算案では、若年者の総合的な就職支援を行う「ヤング・ジョブ・あいち」のサテライト事業を県内全域で実施するなど、若年者への就職支援施策を強化されております。また、中小企業金融対策についても、中小企業者の資金需要にこたえるため融資枠が確保されるなど、金融支援面での配慮がなされているところであります。さらに、水素を利用した燃料電池などの新エネルギー産業の育成にも取り組むなど、愛知を担う次世代産業の創出が期待されるところであります。
 第三は、二大プロジェクトの成果を生かした地域づくりであります。
 万博、空港の二大プロジェクトの成果を生かした本県の将来像と取り組み方策を明らかにするための新たな政策課題への対応を求めてまいりましたが、本予算案では、各所に将来を見据えた芽出しが見えるものとなっております。
 また、万博の長久手会場跡地につきましては、博覧会の成果と理念を生かした記念すべき公園として整備することを求めてまいりましたが、これにつきましても、万博の理念を継承する愛・地球博記念公園として整備することとされております。
 第四に、東海地震等への対応を初めとする防災対策の強化についてであります。
 県民の安心・安全の確保のため、地震防災対策のさらなる強化が求められております。そのため、防災局を中心とした総合的な危機管理体制の強化を要望してまいりました。さらに、昨年問題となった建築物の耐震強度偽装問題についても早急な対策を求めてまいりました。
 本予算案では、地震防災対策について、「あいち地震対策アクションプラン」に基づき、引き続きハード、ソフト両面にわたって事業を推進するほか、新たに自主防災組織、NPO、企業などの地域防災関係組織のネットワークの構築を推進するなど、持続的かつ効果的な活動を推進されております。また、建物の耐震強度偽装問題につきましても審査体制の強化を図り、再発防止に向けた対応をなされるなど、県民の安全・安心に幅広く取り組むこととされております。
 第五に、治安・防犯対策の強化など安心あいちの実現についてであります。
 我が党は、凶悪犯罪などの撲滅に向けて、犯罪取り締まり体制の強化や地域の防犯力向上のために、地域住民との協力体制の再構築に取り組むことなど求めてまいりました。また、昨年の交通事故死者数全国一の汚名返上に向けた総合的な交通安全対策の推進を求めたところであります。
 本予算案では、警察官の増員や県内すべての小学校区に自主防犯団体を設立するための支援を行うなど、安全なまちづくりの推進に積極的に取り組んでおられます。また、交通安全対策についても、交通弱者である高齢者を対象とした高齢者交通安全リーダーの育成など、交通死亡事故者数ワーストワンの返上に向けた意気込みが感じられるものとなっております。
 第六に、生活基盤の充実と地球的視野に立った環境施策の推進についてであります。
 我が党は、公共交通網などの促進や環境先進県あいちを目指した自動車環境戦略の推進などの各種施策の推進を求めてまいりました。
 本予算案では、生活基盤の充実に向けて引き続き所要の予算措置が行われるほか、環境施策の面でも、「あいち地球温暖化防止戦略」に基づく取り組みの推進について所要の予算が盛り込まれているほか、海上の森に県民参加による森林や里山に関する学習や交流の拠点施設としてあいち海上の森センターを設置するなど、万博の理念、成果の実現に向けたものとなっております。
 第七として、チャイルドファースト社会、子供優先社会の構築と男女共同参画社会の進展についてであります。
 我が党は、二十一世紀における本県の福祉の進むべき方向を明らかにした「二十一世紀あいち福祉ビジョン」をもとに、急速に進行する少子・高齢社会や、着実に進展している男女共同参画社会を展望した福祉社会の構築に向けて取り組むことを求めてまいりました。
 本予算案では、昨年度作成した「あいち子育て・子育ち応援プラン」の一層の推進や、子育てを支援するNPOやボランティアと市町村が協働して行う取り組みを支援するなど、少子化対策に積極的に取り組んでおられます。
 最後に第八として、生涯学習社会・教育立県あいちの実現についてであります。
 我が党は、教育の新生に向けた取り組みの推進や学校の安全管理体制を再点検し、学校における子供の安全対策などを求めてまいりました。
 本予算案では、次世代を支える心豊かな子供たちを育成するため、命を大切にする心をはぐくむ教育、豊かな心をはぐくむ学校づくりや中学生が職場体験をするあいち・出会いと体験の道場の実施など、学校、家庭、地域が一体となった取り組みを推進されております。また、学校の安全対策については、スクールガードリーダーによる巡回指導の実施や地域住民を対象とした子ども安全フォーラムを開催するなど、地域全体で子供を守るための体制の整備を推進されております。
 以上、主要分野について意見を述べてまいりましたが、提案された本予算案は我が党の要望の大半を盛り込んだ予算措置が講じられており、評価するものでございます。今後は、本予算案に盛り込まれました施策が着実に実施されるよう強く要望をいたします。
 最後に、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 各常任委員長の報告のとおり、第一号議案は原案のとおり可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 御異議なしと認めます。よって、第一号議案は原案のとおり可決されました。
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◯四十番(三浦孝司君) 各常任委員長の報告のとおり、第二号議案から第七十二号議案まで及び第九十三号議案は原案のとおり可決され、第九十号議案から第九十二号議案までは同意されたいという動議を提出いたします。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 三浦孝司議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 御異議なしと認めます。よって、第二号議案から第七十二号議案まで及び第九十三号議案は原案のとおり可決され、第九十号議案から第九十二号議案までは同意されました。
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  日程第三 議員提出第一号議案愛知県議会委員会条例
      の一部改正について

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◯議長(川上万一郎君) 次に、議員提出第一号議案愛知県議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。

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◯三十九番(藤川政人君) ただいま議題となっております議員提出第一号議案愛知県議会委員会条例の一部改正について、私から提案理由の説明をいたします。
 平成十八年四月一日から愛知県部局設置条例の一部改正により本庁組織の見直しが行われることに伴い、本県議会の常任委員会についてもこれに対応して委員会の名称及び所管する事項について所要の改正を行うものであります。
 なお、附則において平成十八年四月一日から施行することとしておりますが、経過措置を設け、五月臨時議会における委員の改選までの間、常任委員会の開催に支障のないよう規定しております。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
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    〔議員提出議案は別冊付録に掲載〕
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◯四十番(三浦孝司君) ただいま議題となっております議員提出第一号議案は委員会の付託を省略されたいという動議を提出いたします。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 三浦孝司議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております議員提出第一号議案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより採決いたします。
 議員提出第一号議案は原案のとおり可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出第一号議案は原案のとおり可決されました。
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  日程第四 意見書案(教育基本法の改正について外五
      件)

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◯議長(川上万一郎君) 次に、意見書案でありますが、教育基本法の改正について、医療制度改革について、総合的な少子化対策の推進について、愛知厚生年金会館の存続について、インターネットにおける有害情報の規制強化等について、都市農業振興策の確立について、以上六件の意見書案が、いずれも成規の手続を経て提出されております。
 これを直ちに議題として、提案者から提案理由の説明を求めます。

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◯三十九番(藤川政人君) ただいま議題となりました六件の意見書案中、初めの三件について私から提案理由の説明をいたします。
 文案はお手元に配付してあるとおりでございます。
 まず初めに、教育基本法の改正についての意見書案についてであります。
 我が国の教育は、昭和二十二年に制定された教育基本法に基づき教育水準の向上が図られ、社会経済の発展に大きく貢献してきたところであります。
 しかしながら、半世紀を経て、我が国の教育は多くの課題を抱えており、教育改革は国民的な課題となっております。
 こうした中、平成十五年三月の中央教育審議会の答申では、教育基本法の改正が提唱されており、今こそ青少年の健全育成のあり方を初めとする教育課題に国として積極的に取り組む必要があります。
 そこで、国に対し、国民的議論を踏まえた上で教育基本法の改正に取り組まれるよう要望するものであります。
 次に、医療制度改革についての意見書案についてであります。
 我が国では、急速な少子・高齢化の進展など社会情勢が大きく変化する中で、国民皆保険制度を堅持しつつ、将来にわたり持続可能な医療制度の構築が急務となっております。
 こうした中、昨年十二月に「医療制度改革大綱」が取りまとめられ、政府はこれに基づき、今国会に関連法案を提出したところであります。
 しかしながら、今後、施策の具体化においては、医療提供体制の構築のための法的整備が不十分なことや医療費適正化計画における都道府県への責任転嫁などが懸念されています。
 そこで、国に対し、国民に広く情報を開示した上で、都道府県へ負担を転嫁することなく、国の責任において持続可能な医療制度改革を実現されるよう要望するものであります。
 次に、総合的な少子化対策の推進についての意見書案についてであります。
 昨年の少子化白書では、我が国を初めて超少子化国と位置づけ、また、人口動態統計によると、我が国は初めて人口減少社会を迎えたとされております。
 こうした中、国においては、さまざまな少子化対策を講じてきたところでありますが、少子化傾向に歯どめがかかっていないことから、効果的な子育て支援策のさらなる検討が求められております。また、将来を担う子供たちの健やかな成長のためには、社会全体で子育てを支える体制の構築が不可欠であります。
 そこで、国に対し、子育てへの経済的支援の充実を初めとする総合的な少子化対策の推進を要望するものであります。
 以上、三件の意見書案について提案理由の説明をいたしました。
 なお、提出先及び字句の整理については議長に一任いたしたいと思います。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。

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◯四十番(三浦孝司君) 次に、残りの意見書案三件について私から提案理由の説明をいたします。
 文案はお手元に配付してあるとおりであります。
 まず初めに、愛知厚生年金会館の存続についての意見書案についてであります。
 愛知厚生年金会館は、国の整理合理化計画により、平成二十二年九月末までに民間等に譲渡または廃止される見通しにあります。
 しかしながら、本会館は年間利用者数が約六十万人に上り、安定した経営を続けており、多くの人々が気軽に利用できる極めて公共性の高い施設であるとともに、地元経済への貢献も大きく、当地域に欠かすことができない施設であります。
 そこで、国に対し、年金福祉施設の整理合理化の検討に当たっては、愛知厚生年金会館の機能を存続されるよう要望するものであります。
 次に、インターネットにおける有害情報の規制強化等についての意見書案についてであります。
 インターネットの急速な発達、普及は、大きな利便性をもたらす一方で、違法、有害な情報は発達期の青少年の安全かつ健全な成長を阻害するおそれがあり、早急な対策が求められております。
 国においては、有害な情報への対処方法などを検討しておりますが、その規制については、インターネット接続業者などの自主規制に負うところが多く、一般家庭では情報を取捨選択する仕組みの導入が進んでいないのが現状であります。
 そこで、国に対し、青少年がインターネット上の情報を適正に取捨選択できる能力を育成する教育などを充実強化するとともに、犯罪を誘発する情報への規制強化などを早急に講じられるよう要望するものであります。
 次に、都市農業振興策の確立についての意見書案についてであります。
 都市農業は、消費者に新鮮で安全な農作物を供給するとともに、緑地としての環境保全、災害時の緊急避難場所などの多面的な機能を担っております。近年、まちづくりを進める上で、都市農業の役割が再評価されるとともに、食料・農業・農村基本法においても、都市農業の振興が国の責務と明記されたところであります。
 しかしながら、都市農業関連の現行法制や税制の根幹部分は、宅地化優先の価値観を色濃く残したままであることから、持続可能な都市農業の実現に向けた取り組みが緊急の課題となっております。
 そこで、国に対し、新法制定も視野に入れた法制の見直しを初めとする抜本的な都市農業振興策の確立を要望するものであります。
 以上、三件の意見書案について提案理由の説明をいたしました。
 なお、提出先及び字句の整理については議長に一任いたしたいと思います。
 切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
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◯議長(川上万一郎君) ただいま提案者から説明がありました六件の意見書案は可決することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 御異議なしと認めます。よって、六件の意見書案は可決されました。
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  日程第五 請願(一件)

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◯議長(川上万一郎君) 次に、請願第四号「脳脊髄液減少症の治療推進についての意見書の提出を求める」についてを議題といたします。
 本請願につきましては、健康福祉委員長から審査結果の報告がありましたので、議席に配付いたしてあります。
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◯議長(川上万一郎君) これより採決いたします。
 請願第四号「脳脊髄液減少症の治療推進についての意見書の提出を求める」についてを採択することに決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 御異議なしと認めます。よって、請願第四号は採択と決定いたしました。
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  日程第六 各常任委員会及び議会運営委員会における
      閉会中の継続調査について

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◯議長(川上万一郎君) 次に、各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の継続調査についてを議題といたします。
 各常任委員長及び議会運営委員長から、議席に配付いたしました一覧表のとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。
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◯議長(川上万一郎君) 各委員長の申し出のとおり決しまして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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◯議長(川上万一郎君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査を決定いたしました。
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◯議長(川上万一郎君) 以上で、本議会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
 これをもって本日の会議を閉じ、平成十八年二月定例愛知県議会を閉会いたします。
    午前十一時十七分散会・閉会
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    閉  会  式
    午前十一時十八分開式

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◯事務局長(島田孝一君) ただいまから閉会式を行います。
 御起立願います。
    〔全員起立〕
    〔議長川上万一郎君登壇〕(拍手)

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◯議長(川上万一郎君) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 議員各位には、二月定例愛知県議会に付議されました平成十八年度一般会計予算を初め、県政各般にわたる重要案件について終始御熱心に審議を進められましたことに対し、衷心より敬意と謝意を表する次第でございます。
 当局におかれましては、会期中に各議員から述べられました意見を十分に尊重され、県政の運営に格段の御尽力をいただきますよう希望するものであります。
 本日までの議会運営に当たり、議員各位を初め理事者並びに関係各位の御協力に対し、心から感謝を申し上げる次第でございます。
 陽春を迎え、皆様方には御自愛の上、一層御活躍を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
    〔知事神田真秋君登壇〕(拍手)

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◯知事(神田真秋君) 閉会に当たり、私からも一言ごあいさつを申し上げます。
 このたびの定例県議会に提案をいたしました各議案につきましては、議員の皆様方に長時間にわたり熱心に御審議をいただきました。心からお礼を申し上げます。
 また、各議案はすべて議決をいただき、ここに定例県議会を終了することができました。重ねてお礼を申し上げる次第であります。
 御議決いただきました各議案は、審議経過を十分尊重の上、適切に運用してまいる所存であります。また、御要望を賜りました各事項につきましては、今後慎重に検討し、努力を重ねてまいりたいと存じます。
 さて、先日、野球のワールド・ベースボール・クラシックにおいて日本チームが見事初代の世界王者に輝くといううれしいニュースがございました。地元出身のイチロー選手や中日の福留選手などの国際舞台での大活躍を本当に誇らしく思いましたし、私たちもしっかり頑張れと励まされる思いでございます。ますます元気な愛知に、そして「今を越える」愛知づくりにさらに力いっぱい取り組んでまいる所存であります。
 どうか議員の皆様方におかれましても、今後とも県政発展のために格別の御尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

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◯事務局長(島田孝一君) これをもちまして閉会式を終わります。
    午前十一時二十二分閉式