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静岡県 函南町

平成22年  9月 定例会 09月09日−01号




平成22年  9月 定例会 − 09月09日−01号









平成22年  9月 定例会



函南町告示第57号

 平成22年第3回(9月)函南町議会定例会を、次のとおり招集する。

  平成22年9月1日

                              函南町長 森 延彦

                    記

1 期日  平成22年9月9日

2 場所  函南町議会議場

               ◯応招・不応招議員

応招議員(18名)

   1番    鈴木晴範君        2番    松富 毅君

   3番    石川正洋君        4番    加藤常夫君

   5番    植松和子君        6番    高橋好彦君

   7番    服部堅二君        8番    長澤 務君

   9番    米山祐和君       10番    八木戸一重君

  11番    大庭桃子君       12番    露木義治君

  13番    杉村彰正君       14番    竹下初幸君

  15番    小西 晶君       16番    室伏正博君

  17番    市川勝美君       18番    塚平育世君

不応招議員(なし)

          平成22年第3回(9月)函南町議会定例会

議事日程(第1号)

                   平成22年9月9日(木曜日)午前9時開会

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 会期の決定について

日程第3 一般質問(通告順)

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本日の会議に付した事件

 議事日程に同じ

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出席議員(18名)

    1番    鈴木晴範君        2番    松富 毅君

    3番    石川正洋君        4番    加藤常夫君

    5番    植松和子君        6番    高橋好彦君

    7番    服部堅二君        8番    長澤 務君

    9番    米山祐和君       10番    八木戸一重君

   11番    大庭桃子君       12番    露木義治君

   13番    杉村彰正君       14番    竹下初幸君

   15番    小西 晶君       16番    室伏正博君

   17番    市川勝美君       18番    塚平育世君

欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名

 町長          森 延彦君   副町長         佐口則保君

 会計管理者       野田利右君   教育長         鈴木 忠君

 総務部長        室伏光男君   厚生部長        芹澤光雄君

 建設経済部長      坂上 操君   教育次長        高橋宗弘君

 総務課長        藤間秀忠君   企画財政課長      松下文幸君

 税務課長        与五澤栄堤君  管財課長        山下雅彦君

 住民課長        牧野 智君   情報政策課長      酒井 充君

 健康づくり課長     渡辺麻理君   福祉課長        高橋憲行君

 環境衛生課長      露木 章君   生涯学習課長      矢野正博君

 建設課長        室伏由之君   農林商工課長      遠藤 信君

 水道課長        西川富美雄君  下水道課長       安田好伸君

 都市計画課長      田口正啓君

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職務のため出席した者の職氏名

 事務局長        仁科喜世志   書記          岩谷智正

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△開会の宣告



○議長(八木戸一重君) 皆さん、おはようございます。

 ただいまの出席議員は18名です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成22年第3回函南町議会定例会を開会します。

                              (午前9時00分)

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△開議の宣告



○議長(八木戸一重君) これより本日の会議を開きます。

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△議事日程の報告



○議長(八木戸一重君) 本日の議事日程は、手元に配付したとおりです。

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△諸般の報告



○議長(八木戸一重君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。

 6月20日、函南町水防訓練が仁田来光川五反田橋上流部において開催され、これに他の議員とともに出席しました。

 6月21日、平成22年度富士山静岡空港利用促進協議会総会が、ホテルセンチュリー静岡において開催され、これに出席しました。

 6月22日、酪農王国株式会社取締役会が開催され、これに出席しました。

 6月25日、函南町シルバー人材センター第32回通常総会が開催され、これに文教厚生委員長とともに出席しました。

 6月29日、田方保健医療対策協会定例評議会が開催され、これに出席しました。

 7月1日、函南町自衛隊協力会総会が開催され、これに出席しました。

 7月4日、函南町青少年健全育成大会が開催され、これに他の議員とともに出席しました。

 7月9日、夏の交通安全県民運動街頭広報に、他の議員とともに参加しました。

 同じく9日、第1回(仮称)函南町図書館等複合施設管理運営方針検討委員会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。

 7月20日、箱根山殖山林組合議会臨時会が開催され、これに関係の議員が出席しました。

 7月23日、(仮称)阿弥陀・郷土資料展示館建設工事安全祈願祭が開催され、これに他の議員とともに出席しました。

 同じく23日、東部地区6市4町議会議長連絡会が清水町において開催され、これに副議長とともに出席しました。

 7月26日、函南町民生委員推薦会が開催され、これに文教厚生委員長とともに出席しました。

 同じく26日、平成22年度第1回地域福祉推進委員会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。

 7月30日、米国カーマン市教育研修訪問派遣団壮行会が開催され、これに副議長が出席しました。

 8月7日、共済福祉会「納涼の夕」が開催され、これに出席しました。

 8月11日、まちづくりセミナー「断ちきられた親と子の絆」が開催され、これに他の議員とともに出席しました。

 8月17日、平成22年度伊豆湘南道路建設促進期成同盟会総会・意見交換会が開催され、これに出席しました。

 8月18日、静岡県市町議会議員研修会が静岡市グランシップにて開催され、これに他の議員とともに出席しました。

 8月19日、酪農王国株式会社取締役会が開催され、これに出席しました。

 同じく19日、函南町老人クラブ連合会輪投げ大会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。

 同じく19日、米国カーマン市教育研修訪問派遣団帰国報告会が開催され、これに副議長が出席しました。

 8月20日、第2回(仮称)函南町図書館等複合施設管理運営方針検討委員会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。

 8月22日、町民の森づくり事業が町民の森において行われ、これに他の議員とともに参加しました。

 8月23日、第1回阿弥陀・郷土資料展示館管理運営検討委員会が開催され、これに文教厚生委員長が出席しました。

 8月25日、まちづくりセミナー「防災研修会」が開催され、これに他の議員とともに出席しました。

 8月26日、共同募金運営委員会が開催され、これに文教厚生委員長とともに出席しました。

 8月30日、函南町社会福祉協議会理事会・評議員会が開催され、これに文教厚生委員長とともに出席しました。

 同じく30日、田方地区消防組合議会定例会が開催され、これに関係の議員が出席しました。

 9月3日、函南町敬老会が開催され、これに他の議員とともに出席しました。

 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査等の結果報告書がお手元に配りましたとおり提出されています。朗読は省略します。

 次に、静岡県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙結果が届いております。なお、当選人の告示の写しについてはお手元に配付してありますので、ごらんください。

 以上で議員報告を終わります。

 次に、町長より行政報告を求められています。これを許可します。

 町長。

          〔町長 森 延彦君登壇〕



◎町長(森延彦君) 皆さん、おはようございます。

 6月定例会以降の行政報告をいたします。

 初めに、国・県に対する要望活動について報告いたします。

 7月13日、中部直轄河川治水期成同盟連合会定期総会が愛知県豊橋市で開催され、平成21年度事業報告及び収支決算が可決され、平成22年度事業計画及び予算案がそれぞれ承認されました。

 8月4日、全国簡易水道協会総会が東京で開催され、平成23年度政府予算編成に係る関係府省概算要求対策及び民主党役員、厚生労働省、総務省への要望活動を実施いたしました。

 8月18日、国土交通省中部地方整備局、8月19日、県選出国会議員に函南町治水対策の早期整備について要望をいたしました。

 8月31日、柿沢川治水組合、伊豆の国市長、地元の市・町議会議員とともに、静岡県交通基盤部長並びに関係部局、東部農林事務所長に湛水防除事業の推進について要望活動を行い、沼津土木事務所長には柿沢川に関する要望書の提出を行いました。

 続いて、広域関連の報告をいたします。

 7月6日、伊豆半島6市6町首長サミットが伊東市で開催され、伊豆半島6市6町首長会議ジオパーク分科会の設置、県の事業説明、消防救急広域化の進捗状況について話し合いがされました。

 7月9日、駿東伊豆地区消防救急広域化研究協議会設立総会が沼津市で開催され、平成24年度の消防救急広域化に向けた、駿東伊豆地区16市町の研究協議会が発足しました。

 8月17日、伊豆湘南道路建設促進期成同盟会の総会が函南町で開催され、平成21年度事業報告及び収支決算が可決され、平成22年度の事業計画及び予算が承認されました。

 次に、青少年健全育成大会について報告をいたします。

 7月4日、「地域のみんなで声掛け運動」をテーマに、函南町青少年健全育成大会が、各種団体関係者や小・中学校PTA会員など約500人の参加を得て、盛大に開催されました。町内小・中学校、田方農業高校の代表生徒による主張発表、社会を明るくする運動ポスターの受賞者の表彰が行われました。

 次に、都市交流事業について報告をいたします。

 7月30日から8月9日までの11日間、姉妹都市アメリカ・カリフォルニア州カーマン市へ、函南中学校5人、函南東中学校3人、函南東中教諭1人、町都市交流協会役員1人の合計10人を教育研修訪問団として派遣をいたしました。

 また、8月19日に役場2階大会議室で教育研修訪問派遣団の帰国報告会が行われ、ホームステイや異文化交流などに驚き、感謝の気持ちや英語の勉強への意欲など、貴重な体験をした11日間の報告がありました。

 次に、町民の森づくり事業について報告いたします。

 8月22日、町民の森づくり事業がダイヤランド東側の畑地区内で行われました。畑、丹那、ダイヤランド地区の住民の皆様や桑原育林組合関係者、町議会議員、町職員の約50人が参加し、町制40周年記念事業で植栽した木々の育成状況を確認し、下刈りを行いました。

 次に、防災事業関連について報告いたします。

 6月20日、函南町消防団員や各地区自主防災会、田方北消防署、函南町議会など約400人が参加し、来光川堤防で函南町水防訓練が行われました。積み土のう工法の実践訓練や国土交通省の災害対策用排水ポンプ車の排水能力の確認や、田方北消防署員による水難救助に係る実施訓練等により、実践的で充実した訓練が行われました。

 次に、建設事業関連について報告いたします。

 6月11日、函南町立西部保育園、7月23日(仮称)阿弥陀・郷土資料展示館の起工式が、それぞれ施工業者主催により挙行され、関係者出席の上、工事の安全祈願を行いました。

 次に、イベントの開催状況について報告します。

 7月6日、城山公民館、7月8日、パサディナ公民館において社会を明るくする運動地区集会が開催され、函南町内駐在所警官による「函南町の災害の状況について」と題した講話や地区住民の皆様、保護司による「安全・安心なまちづくりのために」と題した意見交換会、社会を明るくする運動啓発ビデオの上映が行われました。

 8月6日、町内防災協力会、水道工事業者、町内建設コンサルタント、町職員など約130人が参加し、剣道・町道路肩の草刈り、清掃を行いました。

 8月21日、函南町観光協会と函南町商工会青年部主催による「かんなみ猫おどり」が肥田簡易グラウンドを会場に、町内飲食店の出店や猫踊りコンテスト、打ち上げ花火などが行われ、多くの来場者のもと、にぎやかに開催されました。

 9月3日、熱海後楽園ホテルにおいて函南町敬老会が開催され、約750人の参加のもと、演芸や参加者有志による出し物などで楽しいひとときを過ごし、長寿を祝いました。

 以上で6月からの主たる事項について申し上げ、行政報告とさせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(八木戸一重君) 町長の行政報告を終わります。

 これで諸般の報告を終わります。

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△会議録署名議員の指名



○議長(八木戸一重君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により議長において

   9番 米山祐和君

   11番 大庭桃子君

   12番 露木義治君

 を指名します。

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△会期の決定



○議長(八木戸一重君) 日程第2、会期の決定を議題とします。

 お諮りします。今期定例会の会期は、本日から10月5日までの27日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う人あり〕



○議長(八木戸一重君) ご異議なしと認めます。よって、会期は27日間に決定しました。

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△一般質問



○議長(八木戸一重君) 日程第3、一般質問を行います。

 質問の通告がありますので、順次発言を許します。

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△米山祐和君



○議長(八木戸一重君) 最初に、9番、米山祐和議員の質問に入ります。

 9番、米山議員。

          〔9番 米山祐和君登壇〕



◆9番(米山祐和君) 皆さん、おはようございます。

 通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。

 4つありますが、1つから順次報告させていただきます。

 1番、教育と子育て支援について。

 当町は、教育施設等の耐震補強事業を他の事業に優先して取り組み、また、学童保育利用者の増員に対応した施設の増設、さらには図書館等複合施設の建設も今後の目玉事業として予定されております。これらの公共事業は、景気対策として、町内や近隣市町の業者に対しても影響がありますので、早期発注を町は心がけていると伺っております。

 昨年政権が交代し、「コンクリートから人へ」というスローガンにより、社会基盤施設の整備事業を箱物事業として忌避する風潮があります。ハード事業よりも人そのものに費用をかけるソフト事業を優先すべきとの考えが、このような風潮のもとにあると考えられます。

 そこで、町長につぎのことを伺います。

 ?子供たちの教育について、町はどのような方策をすべきと考えておりますか。

 ?子育て支援には、医療費の助成、育児相談体制などの整備が考えられますが、町はどのような支援策を考えていらっしゃいますか。

 2、高齢者対策について。

 新聞やニュースで100歳を超える方々の行方不明が報道されております。核家族化の進展と隣近所に住む人への無関心、さらには、何の手続もしなければ安定的に年金収入が振り込まれる制度等が起因して、このように家族そのものの崩壊が全国的な規模で発生していることについて、残念な気持ちでいっぱいであります。また、当町でも自治会に加入しないゼロ組世帯が多く、いろいろな組織を活用して、このようなことが起こらないようにと願っている一人であります。

 そこで、町長に次のことをお伺いいたします。

 ?防災上、整備が叫ばれている身体障害者等高齢者名簿の整備状況は。

 ?ひとり暮らし老人に対する町の対応策は。

 3、町の活性化策について。

 東駿河湾環状線の供用開始が数年先に見えてまいりました。町や関連団体は、通過車両をいかに町内の施設等にとめることができるかを検討していると伺っております。伊豆半島は観光で成り立っている市町が多く、玄関口でもある当町も近隣市町と協力し、観光客が広域で周遊できるような施設を展開すべきと考えます。また、県知事はジオパークに関心を持ち、その推進者であると伺っておりますが、当町におけるジオパークへの取り組みも含め、観光についてどのように取り組むのかをお伺いいたします。

 4、し尿処理場で生産されている液体肥料の利用について。

 汚水処理は、町民が安心して生活するためのライフラインとして欠かすことのできないものであります。現在の汚水処理は、公共下水、農業集落排水以外は町のし尿処理施設であるこだま苑へ搬入され、処理されているところであります。

 そこで、町長に次のことをお伺いいたします。

 ?こだま苑における生し尿処理及び浄化槽汚泥の搬入量及び生産される液体肥料の散布量は1日当たり平均して、それぞれ何キロリットルですか。

 ?こだま苑は昭和60年に建設され、20年余りの年数が経過しています。職員が丁寧に使っているので長期使用ができていますが、やはり施設の老朽化が懸念されます。今後のし尿処理の方向性は決まっておりますか。

 以上です。よろしくお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 質問1の?と?について、町長。

          〔町長 森 延彦君登壇〕



◎町長(森延彦君) 米山議員のご質問に対してお答えします。

 教育と子育て支援のうち、子供の教育について町はどのような方策をなすべきかについてお答え申し上げます。

 子供の教育について、町としてまずなすべきは、校舎・園舎などの教育施設を初め、教育環境の整備であります。とりわけ、阪神・淡路大震災を機に耐震基準が強化され、保育園、幼稚園、小・中学校の校舎、体育館など、子供たちの安全対策が急がれました。平成18年度から、耐震工事、老朽化の著しい建築物は建て替えなど、計画的かつ着実に進め、平成22年度末をもってすべて完了の運びとなります。また、函南中学校においては、運動場の拡張や駐車場、正門の整備なども終了をいたしました。園児から中学生まで、安全で安心して学べる環境が整います。これ以外にも、プール、学童保育施設、備品などの整備や維持にも適切に対処しております。

 次は、教育力向上のための環境整備です。本町の学校では、子供一人一人の成長を図るため、集団の中で個に応じた教育を行うことを目的として努力をしております。また、集団への適応が難しい子供たちにはチャレンジ教室を設置し、一人一人の子供に対処した指導をしております。大きな成果を上げているところでございます。

 一方、近年学校の先生方は、本務である授業以外にも事務処理等を抱え大変多忙で、子供と触れ合う時間を確保することが難しいのが現状です。これでは、子供一人一人に応じたきめ細やかな教育は難しいと言わざるを得ません。このため、町として支援できることは行ってまいりたいと考えてございます。学校の先生方には、研修を深め、力量を高めていただくのは当然であり、町としても研究会を開催しております。それとともに、先生方が子供と向き合えることができる環境整備を行うことが町としても重要であると考えております。

 具体的には、先生方を支援する環境整備として、学習支援員、特別支援教育支援員、学校図書館司書等の配置が重要であると考えます。また、学校支援地域本部の活動、すなわち地域住民が学校を支えていく体制づくりも拡充したいと考えております。現在でも防犯パトロールを初め多くの支援をいただいておるところでございますが、家庭・学校・地域・職場等が学び支えあう環境づくりが重要であり、町民の参加も得て拡充に努めてまいりたいと考えております。

 子供は町の宝であり、国の宝でございます。しかし、子供たちを取り巻く教育の現状は多くの課題を抱えております。それらの実態をしっかり見据え、函南町教育大綱に掲げる豊かな感性、確かな学力、健やかな心身の育成を通し、豊かな心とたくましく生きる力を持つ函南の子供を目標として、本町の教育の一層の推進を図りたいと考えております。

 次に、?の子育て支援についてお答えを申し上げます。

 子育て支援については、昨年度に平成17年度策定した函南町次世代支援行動計画を見直し、後期行動計画書を策定したところであります。この行動計画は、女性の社会進出や出生率の低下、核家族化の進展、さらには地域社会の人間関係の結びつきの希薄化等により子供を取り巻く環境の変化が顕著になっている中で、町民が安心して子供を産み育てられるような支援体制の充実を行い、次世代を担う子供たちが豊かな人間性をはぐくむことができる環境を整備充実し、町の活力を高め、明るい函南を目指して策定したものでございます。施策の体系は、地域における子育ての支援策等8つの施策体系からなり、母子保健、保育サービス、教育の充実、子供の安全性確保、要保護児童対策、経済支援対策等、次世代育成のための施策や方向、目標を総合的に定めたもので、部門別に具体的な役割を明確にするものです。この行動計画を基本に、具体的な施策展開を行っているところでございます。

 乳幼児医療費助成についてでありますが、現在、4月より対象者を通院3年生まで、入院を小学6年生までに拡大をいたしました。10月から実施される県の子ども医療費助成制度改正に合わせて、本町においても通院を小学3年生から小学6年生まで、入院については小学6年生から中学3年生まで対象を拡大してまいります。枠の拡大については、要望にこたえ、本議会で補正計上し、子育て世代の経済的支援の充実に努めてまいります。

 育児相談につきましては、乳幼児健康診査、4カ月、7カ月、10カ月、1歳6カ月、3歳児を毎月実施しておりますが、健康で発達のおくれや保護者の養育能力が心配される場合には、個別相談や家庭訪問でフォローしております。また、乳幼児事後教室、ぴよぴよクラブ、チューリップの会等、県東部保健所と共同開催で年2回、児童相談所と共催で年3回、発達相談を開催し、発達のおくれが心配される児童や育児の不安が強い保護者への支援を行っております。さらに、健診等未受診者や健診にて要フォローアップとなった家庭には訪問指導を実施しているところでございます。

 幼児虐待、DVにかかわります要保護児童の相談体制につきましては、フォロー児及びハイリスク家庭の増加により、本年8月1日付で認定心理士を有する職員を正規採用するとともに、保健師を臨時採用し、体制の強化を図ったところでございます。児童虐待防止については、専門家も交え、さらなる対策を講じてまいりたいと考えております。

 また、現在実施設計中の図書館等複合施設内に、子育て支援を受けたい人と行いたい人が会員登録し外出時の一時預かり等子育てについて助け合うファミリーサポートセンター、保護者同士の交流の場を提供し子育て不安の軽減や仲間づくりの支援を行う地域交流センター、子育て不安に対する相談や指導を行う子育て相談室等の設置を計画しているところでございます。

 子育て支援は、次世代を担う赤ちゃんから青少年の健全育成まで一貫して総合的に取り組む必要がございます。このため、町のプロジェクトチームや町民参加の提言チームなどで検討し、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) ?の1ということで、教育長さんにお願いしたいのですけれども、近年学校の先生方は授業以外にも事務処理を抱え、生徒との触れ合いの時間も少ないというようなことを伺っておりますが、先生方を支援する方策というのは具体的に考えられるでしょうか。お願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 教育長。



◎教育長(鈴木忠君) お答えします。

 先生方を支援する方策というご質問でございます。本町の小・中学校の子供たちの様子を見ますと、一人一人の子供に手厚く指導をしていく環境をつくっていかなければならないというのが、最近強く感じるところでございます。個性の伸長という教育方針で、子供たちが非常に多様なあらわれを示すようになってまいりました。かつては日本の学校教育というのは、40人、50人を1人の教員で一斉指導で教育効果を上げてきたのが、非常に誇りとしてきた経緯がありますけれども、最近は子供たちが非常に個性が豊かといいましょうか、また、一斉の指導ではなかなか対応し切れないという子供が多くなった。そのために学校への支援員の配置がどうしても必要と考えて、教育委員会としては、学校の先生方を支援する意味でも順次進めているところでございます。

 現在学校にどういう支援員を配置しているかということを申し上げます。

 まず、特別支援学級、昔は知的の特殊学級と呼んでいた時代もありましたが、今は特別支援学級と呼んでいますが、この介助員として小学校5名、中学校3名、合計8名配置しています。それから、普通学級在籍の特別支援が必要な児童・生徒に対する支援員。この特別支援が必要な児童・生徒というのは、自閉症的な子、それから、多動性でいすに座っていられない授業中動き回ってしまうような子、それから、教科によっては学習障害的に非常に不得意なあらわれを起こす子、知的にはひどく障害はないのですけれども、そういう発達障害と言われる子たちが最近ふえてまいりました。その学級に対する支援員、小学校に6名、中学校に1名、合計7名を配置しています。それから、障害を持った児童に対する支援員、これは車いすの子供、あるいはダウン症の子供に対する介助員ですが、これが小学校に2名。それから、正規の先生と協力して授業を行う支援員、これは学習支援員といいますが、小学校4名、中学校2名、合計6名。それから、学校図書館司書として3名、これは小学校に2名、中学校1名が順次巡回しながらお勤めいただいています。あわせて、合計26名の支援員を現在配置しているところでございます。

 この支援員は、学校にとりましても大変強い要望がありまして、なくてはならないという状況にあります。例えば、特別支援教育支援員ですが、近年、特に小学校低学年では支援員が必要な児童が増加の傾向にございます。支援員の一人一人に応じたきめ細かな指導、支援があって、落ちついた授業が行われているという状況でございます。そういう支援員をつけることによって、授業中に動き回る子を支援員が個別に指導しながら、ほかの子たちになるべく迷惑をかけない、そしてその子の成長も果たすために、支援員というのは学校の雰囲気のためにも貢献している事業でございます。

 このような傾向は函南町だけではございません。全国的な傾向です。今、日本の社会的な状況、家庭の状況が変化している。学校に入ってくる前に身につけなければならないものが十分ではないという面もございます。その点を学校の教育の中で支援していかなければならないという状況が背景にございます。この問題は静岡県の教育委員会も認識しておりまして、本年度は1学級34人以上の小学校1年、2年の学級に小学校低学年支援員を県費で配置していただいております。しかし、該当となっているのは町内5校中2校、東小に2名、西小に3名のみで十分ではございません。また、集団に溶け込めない児童・生徒が別室で学習するというような状況も近年増加傾向にあります。このような児童・生徒に対するためにも、支援員の配置は必要でございます。今後とも支援員の充実を図り、一人一人の子供に対応した指導ができるように努めてまいりたいと存じております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) 小・中学校の義務教育の教育というのは、予想も想像もつかないようなさまざまなことが起きるのが実情ではないかと思いますが、そういうときに、もし万が一さまざまなことで相談事があったら、ぜひ教育委員会としても、要望事項に対して敏速に、また前向きに検討して、父兄、また学校のご相談に乗っていただき、函南町の教育が一層発展するようにお願いしたいと思います。

 それから、これに関連しまして、子ども医療費の助成について伺います。

 子ども医療費の助成の拡大については、10月から実施される県の子ども医療費助成制度の改正に合わせて、通院を小学3年生から小学6年生まで、入院については小学6年生から中学3年生まで対象を拡大することでありますが、それに伴いまして、町内では、人数及び費用、また県の補助金はどのくらいになるか、もし試算ができていましたらお知らせ願いたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 入院を小学校6年生から中学3年生まで拡大した場合にかかる1,120人分の追加経費を10月から年度末まで半年間で試算したものでございますが、医療費については201万7,000円、事務手数料を含めて202万4,000円が入院の追加分でございます。また、通院につきましては小学校6年生まで拡大いたしますので、3年生からの対象人数が1,094人、その経費が半年間で、医療費につきましては684万3,000円、事務手数料が145万1,000円、合計829万4,000円が必要と見込んでございます。入院につきましては、拡大した県の補助制度等を試算いたしますと、中学生、小学生分あわせまして合計193万5,000円を見込んでおります。これについては、10月適正に執行できるように準備をしたいと思っております。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) これで町費から、別に町政に対して大きな影響がなければ、実行していただきたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 質問2の?と?について、町長。

          〔町長 森 延彦君登壇〕



◎町長(森延彦君) 高齢者対策のうち、防災上整備が叫ばれている身体障害者等高齢者名簿の整備の状況についてお答えを申し上げます。

 函南町では、65歳以上の方が9,100人余り、全人口の23.6%を占めてございます。70歳以上の方は6,100人余り、16%おいでになります。そして、高齢者を取り巻く環境は、介護を行う家族の高齢化、核家族化に伴う同居率の低下、右肩上がりの成長が望めない経済成長状況や雇用の不安など、大きな変化が生じております。また、昨今は高齢者の行方不明者や戸籍上死亡の処理をされていない超高齢者についても新聞・テレビでたびたび報道されており、高齢者に対しては、福祉・医療・介護・年金など総合的な施策の推進が必要とされているところです。

 質問1の身体障害者等高齢者名簿の整備状況についてでありますが、災害時の要援護者名簿については、一昨年度、社会福祉協議会及び民生委員協議会の調整等を図ってまいりましたが、災害など非常時にのみ使用することを前提として、本年度、要援護者の名簿及びその世帯の地図が各地区ごとに町内全域で作成されました。災害が発生したときには自助が基本ですので、健常者の世帯ではふだんから準備などを心がけていただきたいものですが、要援護者の世帯では自助が非常に困難な状況にございます。避難勧告や避難指示などを町が発令したとき、または災害発生直後での避難や救援等は、地域の皆さんによる各地区の自主防災組織を主にした共助活動が中心となり、一朝有事の際には、地域の活動は必要不可欠なものだと認識をしております。今回名簿が作成されましたので、各自主防災組織と地区の民生委員が地域の皆さんの協力を得て、要援護者に対する災害時の支援を行ってもらえるよう、関係する皆さんにご理解、ご協力をお願いしたいと考えております。

 次に、ひとり暮らし老人に対する町の対応策でございます。

 ひとり暮らし老人に対する町の対応策は、高齢者の方は平成22年度4月1日現在の民生児童委員の福祉登録者は353人となっております。高齢者の多くは、住みなれた家族や地域の中で暮らし続けることを願っています。そのためには、一人一人が生きがいを持つとともに介護予防を努めることが大切であり、たとえ要介護状態になったとしても、身近な場所で適切な介護サービスや保健福祉サービスを選択して利用できる支援体制の構築が重要であると考えております。

 町では、これらのサービスを計画的に整備するため函南町高齢者福祉計画並びに函南町介護保険事業計画を策定し、各種サービスの充実に努めているところであります。特に、ひとり暮らし高齢者のサービスとしては、町の単独事業で食事の宅配を行うことにより、食生活の改善、安否確認、孤独感の解消を行う食の自立支援事業、軽易な日常生活の支援を行うことにより、在宅のひとり暮らし高齢者への自立した生活の継続を可能にするとともに、要介護状況への進行を防止するため、軽度生活援助事業を実施しているところであります。町で補助している社会福祉協議会の事業では、ひとり暮らし高齢者懇親会の開催、ガス器具点検等の実施、ガス漏れ警報器の設置、緊急通報システムの設置等、住みなれた地域において安心して暮らすことのできるよう、支援体制の充実を図っているところであります。

 また、民生児童委員協議会では、ひとり暮らし高齢者を定期的に訪問し、安否の確認、相談等も行っております。いずれにいたしましても、ひとり暮らしの高齢者の方が住みなれた地域において生きがいを持って安心して暮らすことのできるよう、地域と一体となった充実を図ってまいります。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) 要援護者の名簿及び地図が作成されたとのことで、災害弱者の方々への避難等の支援体制づくりも一歩踏み出されたことと思いますが、高齢者の皆さんも心強く感じていると思います。そういう意味で、この運用は、個人情報等の観点からも慎重な取り扱いが要求されると思いますが、そこで1点だけ質問させていただきます。名簿の作成、使用は災害時・非常時のみとすることが、名簿の保管を初め、具体的な運用方法は決まっておるでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 総務部長。



◎総務部長(室伏光男君) 民生児童委員さんによります名簿の作成につきましては、先ほど町長が回答したとおりでございますが、本年の8月にすべての町内会においてそれができたというものでございます。ご質問の名簿の保管等具体的な運用ということでございますけれども、これから民生児童委員協議会の検討会において具体的な内容を検討していくという状況になっております。議員ご指摘のとおり、名簿自体が個人情報の最たるものでございますので、その扱いは慎重にしなければなりませんが、それを使うときは緊急事態の状況でもありますので、民生委員さんから地区の自主防にスムーズな提出ができるように、町としても調整を図っていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) 避難基準マニュアルの作成が県内では余り進んでいないというような報道がありますが、当町の作成のめどはいつごろを想定されておるでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 総務部長。



◎総務部長(室伏光男君) 避難勧告等の基準のマニュアルにつきましては、つい最近の新聞でも、県内では大変進んでいないという報道がございました。このマニュアルの種類でございますけれども、水害と土砂災害の2つがあるということでございまして、県内の市町村では袋井市と富士市と三島市の3市だけが2つをつくっているというような状況の中で、全国的にも、静岡県は青森県に続いてワースト2位であるというような報道がされたばかりでございまして、当町におきましても、これらにつきましては、町長から早急につくるように指示をいただいております。

 ただ、避難勧告等の基準というのを出すのは、タイミングが非常に難しいことと、また、出したときにそれを町民の皆様にお伝えする手段というものが、風雨が強いときにはなかなか一律にできないというようなこと、また、その避難をするエリア、範囲も災害の程度によって異なるというような状況から、非常に難しいというようには思っておりますが、昨今のゲリラ豪雨やいつ発生してもおかしくない東海地震等の情報がございますので、町としましては、町の職員でつくっておりますプロジェクトチームの防災対策部会におきまして早急にこれらを検討し、来年度には完成をするような形をもって臨みたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 次に、質問3について、町長。

          〔町長 森 延彦君登壇〕



◎町長(森延彦君) 町の活性化策についてお答えをいたします。

 町の活性化にとって観光が重要な政策であることは、議員ご指摘のとおりでございます。また、東駿河湾環状道路の開通は、函南町のみならず伊豆地域にとっても、観光による交流人口の増大による地域活性化の千載一遇の機会であります。函南町の豊かな自然や景観、さらには歴史・文化資産など恵まれた資産を掘り起こし、また、十国峠、オラッチェなど既存資産とのネットワーク化を図ることが必要であります。また、富士山静岡空港の利活用による国際観光や、伊豆地域全体の観光ネットワークの中に位置づけるなど、具体的な戦略展開が必要でございます。このためプロジェクトチームを設置したところでありますが、町民の参加を得て、また、商工会のまち創り函との連携を図るなど、早急に戦略プランを策定し、具体化に向けて積極的に取り組んでまいります。

 県が積極的に推進しているジオパーク構想については、貴重な美しい地形や地質を含めた自然遺産を保全しつつ、地球科学の普及や環境教育を行い、さらに、これらの遺産を観光資源として活用し地域社会の活性化目指すプロジェクトです。当町では、丹那断層や田代の火雷神社、十国峠などが考えられますが、さらに(仮称)阿弥陀・郷土資料展示館、柏谷公園百穴群などもリンクさせ、観光資源として活用できればいいと考えております。ジオパークの取り組みについては、近く静岡大学の小山教授を講師にお招きして地域研究会を開催するなど、具体的な取り組みを始めます。今後の伊豆地域全体の中で函南町としても積極的に参加し、取り組んでまいります。

 観光の語源は「国の光を見る」でございます。函南町固有の特色を光り輝かせ、多くの人々に訪れてもらう、そのことは地域の活性化につながり、函南町を国内外にPRすることになります。いずれにいたしましても、風光明媚、豊かな自然、すぐれた歴史、恵まれた特産品など、函南町の魅力を再認識し、従来型の観光ではなく、観光・文化の振興を図ることが重要であると考えております。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) このような構想は県知事の提案によるものとして、イメージとして地質学的な世界遺産登録のようなものでございますが、伊豆半島の生い立ちをベースにしているとの認識を持っているわけですが、そうなると、伊豆地域の6市6町の首長さんの足並みがそろわないとなかなかこの構想は進まないと思いますが、関係首長さん方の反応はいかがでしょうか。わかりましたら聞かせてください。



○議長(八木戸一重君) 町長。



◎町長(森延彦君) 本年2月に6市6町の首長による勉強会がございました。また、先ほども行政報告で申し上げましたが、7月には伊東市で首長会議がございまして、その席で分科会の設置が決定してございまして、今後ジオパークに向けてみんなで議論していくという足並みがそろっているところでございます。しかしながら、いまだ具体的な取り組みの方向が出ている状況ではございませんので、今後の動きに合わせて、首長はむろんでございますが、伊豆地域全体の課題として取りまとめていくことに函南町としても積極的に参加してまいりたい、かように思っております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) そうなりますと、函南町の観光振興に、そしてまた地震防災上のためにも、このジオパーク構想は大変寄与するかと思います。これからは、中国や韓国など外国のお客さんをいかに呼び込んでいくのかが函南町の観光の一つのキーワードになるかと思いますが、富士山静岡空港の利活用による観光誘致も含めて、函南町単独だけではなく、伊豆全体を一つのブロックとして取り組むとうまくいくような気がします。よって、これからは伊豆は一つというようなコンセプトで、関係市町や県との連携をもとにジオパーク構想を実現化するに向けて、積極的に町長さんのお働きをお願いするわけでございます。

 この項はこれで終わります。



○議長(八木戸一重君) 議事の中途ですが、ここで10分間休憩をいたします。

                              (午前9時55分)

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○議長(八木戸一重君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。

                             (午前10時05分)

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○議長(八木戸一重君) 質問4の?と?について、厚生部長。

          〔厚生部長 芹澤光雄君登壇〕



◎厚生部長(芹澤光雄君) 米山議員の4のし尿処理場にかかわります質問について回答させていただきます。

 こだま苑は昭和60年3月に竣工し、処理能力は日量20キリリットルの生し尿及び浄化槽汚泥を処理し液体肥料を生産し、水田、畑、竹林等の地力増進に役立てている施設でございます。リサイクル思想に基づき、し尿処理とともに地元農林業を支えてきておるところでございます。

 平成21年度の実績の関係でございますけれども、生し尿等の搬入量は、238日で1日当たり約17キロリットルで年間4,036キロリットルでございます。また、液体肥料の散布量は、183日で1日当たり約20キロリットルで年間3,756キロリットルでございました。

 今後のし尿処理の方向性でございますけれども、公共下水等の供用区域が拡大されれば、こだま苑が受け入れる生し尿等の量は減少していくものと予想していましたが、建築基準法等の改正で合併浄化槽の導入により浄化槽1基当たりの汚泥量が多くなってしまうなど、引き続きし尿処理の必要性が継続しておるところでございます。し尿処理施設の新設及び浄化方式の変更等の計画は現在ありませんが、既に建設後25年を経過し、担当職員も毎日の点検をし、施設の計画的な修繕及びメンテナンスを行うことにより延命化を図っているところでございます。今後も関連事業と連携し、環境に留意して、安全で効率的なし尿処理のあり方を検討していきたいと考えております。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) こだま苑の取り扱い量というのは公共下水道が普及するにつれて減少すると今まで聞いていましたが、ここ数年の動向というのがわかったらお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 過去5年間の平均取り扱い量でございますけれども、年によって若干の増減がございますけれども、4,322キロリットルでございました。その前の5年間の平均より若干減少している傾向にはなってございます。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) 貯留槽にとめておくにも限界があると思いますが、その他に使用する方法は今のところどういうものがあるか、もしわかったらお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 貯留槽にとめおくというのも一つの方法でございますけれども、また、液肥の農林業への使用のほかに、焼却炉の中でのダイオキシン発生を考えた上で、急冷の必要性があるというところで、大きな水を使うというシステムがございます。そこの中に、水道水の代替の一部に液肥を利用し、液肥を使うことによっての県の許可等も確認をしてございますので、一部の液肥を冷却する施設へ使うことによっての水道水の代替ということで、水道水の節約も考えているということでございます。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) これは一石二鳥かもしれませんが、液肥の利用、冷却の水道水の減ということで、ぜひこの方法が良い方法なら、進めていただきたいと思います。

 それからまた、こだま苑を維持するには今後とも機械のメンテナンスが欠かせないと思いますが、平成21年度の修繕費というのは幾らぐらいだったでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 決算数値で見ますと751万円ぐらいの修繕をしてございます。これについても、一定程度タイミングを図りながら、その機器の耐用年数のことを考えて年間計画を立てての修繕をしているところでございます。第5、第6成熟槽の水中エアレーターの2台、消泡機2台の更新、また攪拌装置に関する設備の修繕というものが実施してございまして、液肥製造の安定を図りながら機械のメンテナンスを計画的に行っているところでございます。



○議長(八木戸一重君) 9番、米山議員。



◆9番(米山祐和君) ここにいらっしゃる方は皆さんご承知かもしれませんが、みどりまつり等のときにこだま苑の液肥を無料配布しておりますが、見ていますと人気があるようで、ペットボトルに配布するのが時間的にも一番早く終わるようなことを感じておりますが、今後とも家庭菜園等がふえる傾向にありますので、ぜひそういう有効利用ということも今後ともPRしていったらどうかなと思いますが、その辺のことで一言お願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 液肥の利用につきましては、職員が各農家へ散布先の確保ということで動いてございます。また、みどりまつり等においても、液肥を各町民の皆様に幅広く利用していただける形でのPRをしているところでございます。

 また、こだま苑につきましては、その敷地内に500リットルのタンクを設け、容器を持ってきていただければ、町民の皆様がそこへ行ってタンクからご自由に使用できる形で設備がございますので、それらのし尿処理場への案内図なり、500リットルの液肥の利用の促進を関係の広報を通じて幅広くPRしていきたいと思っております。



○議長(八木戸一重君) 以上で、9番議員の質問を終わります。

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△小西晶君



○議長(八木戸一重君) 次に、15番、小西晶議員の質問に入ります。

 15番、小西議員。

          〔15番 小西 晶君登壇〕



◆15番(小西晶君) それでは、議長のお許しを得ましたので、一般質問を行います。

 私は、医療費の助成の拡大について2点お伺いしたいと思います。厳しい町財政状況のもとで、住民の要望の多い医療費の助成拡大について考えを伺います。

 1番目は、子宮頸がん予防ワクチン接種についてであります。

 子宮頸がんは、我が国では年間1万5,000人が発症し、3,500人が死亡していると推計され、近年若い女性の罹患が急増、死亡率も高いことから、女性の健康に深刻な影響を与えています。しかし、ワクチン接種と定期検診で予防ができる唯一のがんと言われています。費用対効果の面から見ても、12歳の女性へのワクチン一斉接種に必要な国費は210億円、一方、節約できる医療費は約400億円で、予防措置費用の2倍の効果がほぼ立証されております。最近、近隣の市町でもワクチンの接種の公費助成に大きく関心を持たれておりますが、当町のお考えを伺います。

 2番目は、子ども医療費の助成拡大についてであります。

 経済的に安心して子育てできる環境を支援するため、乳幼児の医療費助成の拡大で保護者の負担軽減を図り健やかな成長に寄与するとともに、さらに早期発見・早期治療で全体の医療費削減に役立つと思いますが、所見をお伺いいたします。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 質問1の?と?について、厚生部長。

          〔厚生部長 芹澤光雄君登壇〕



◎厚生部長(芹澤光雄君) 医療費助成の拡大について、子宮頸がんの関係でございますけれども、子宮頸がんは、以前は50歳代にピークのある病気でございましたが、最近ではその様相が変わり、30歳代、若い人では20歳代の層が急激に増加してきた病気でございます。その原因は、ヒトパピローマウイルスというウイルスの感染です。そこで、2006年6月にヒトパピローマウイルスの4つの型の感染を防ぐワクチンが初めてアメリカで認可されました。また、日本でも2009年10月に承認され、12月に販売され、このワクチンと子宮がん検診によりほぼ100%の予防が可能となりました。

 子宮頸がん予防ワクチンにつきましては、日本産科婦人科学会の提言をもとに、第一に接種すべき推奨年齢であります11歳から14歳の女児を対象に、平成22年度より公費負担を実施する自治体、近隣では三島市、長泉町、裾野市等がございます。ワクチン接種の公費助成については、国において、子宮頸がん予防対策強化事業としてワクチン接種費用を助成する市町への3分の1の補助を検討しているとの情報を踏まえまして、現在、伊豆市、伊豆の国市並びに田方医師会と接種費用、対象年齢、その助成割合等を検討しているところでございます。

 子ども医療費の助成拡大につきましては米山議員の質問に回答いたしましたが、乳幼児の疾病の早期発見、早期の適切な治療、疾病の慢性化の予防につなげ、また保護者の経済的負担軽減を図るため、医療費の補助を実施しておるところでございます。

 なお、函南町では県の未就学児童の補助を拡大し、入院1日につき500円、通院1回につき500円の自己負担を無料、さらに所得制限を適用しないこととし、乳幼児保護者の医療費負担軽減を図っております。さらに、平成19年10月1日から入院時食事療養費標準負担額を町で助成、医療費補助の拡大をしてきたところでございます。平成21年4月からは対象を小学校1年まで、平成22年4月からは対象を通院小学校3年生まで、入院につきましては小学校6年生まで拡大いたしました。10月から実施されます県の子ども医療費助成制度の改正に合わせ、本町においても通院を小学3年生から小学6年生まで、入院については小学6年生から中学3年生まで対象を拡大してまいりたいと考えております。



○議長(八木戸一重君) 15番、小西議員。



◆15番(小西晶君) なぜ私がこれを急ぐかというのは、このワクチンは、もともと早く認可されないかということが申されて、ずっときょうまでまいりました。ようやく昨年の暮れに日本でも許可になって、各地方でもこれを公費助成して大々的にやっているということは、皆さんご案内のとおりであります。

 このワクチンをちょっと勉強しますと、許可になった期間というのは非常に問題であります。今既にこのワクチンは世界で110カ国が承認されておるんです。だから、日本はワクチンの後進国というふうに世界では言われております。このワクチンも許可になるのに大体4年有余かかっておりますし、今また別に問題になっています、一番大事な子供の細菌性髄膜炎、これも5年かかってようやく許可になりました。特に、子供の髄膜炎のワクチンにつきましたら、この間も「テレビタックル」でお父さんが出ていましたけれども、「このワクチンさえ早く許可になっておればうちの子供は」という切実な痛みを聞いた方もあるかと思います。

 参考に、薬が許可になるというのはどれくらいかかるのかということを調べてみましたら、アメリカで1.2年です。イギリスが1.3年、ドイツが1.4年、フランスが2.2年、これに対して日本は4.7年であります。これは平均であります。いかに薬に対する許可制というのは日本がおくれているかということは、この数字でもわかると思います。理由にはいろいろあると思うんです。副作用があるかどうか臨床実験を何回もやるということにもあるんですが、あのときのテレビでは、やはり、天下りの一番決裁している人が、余り医療に詳しくない人が、薬関係のいろいろな関係があっておくれるんだというような結論は出ておりましたけれども、それは、いずれにしても、非常に時間がかかる。だからこそ、許可になったらできるだけ早くこの恩恵に浴してあげたいと思うのは、私だけではないと思うのであります。

 このワクチンは100%効果があるというふうに、今部長が答弁されました。これは私の意見と全く共有していますよね。それだけ大事やと思うには、答弁の最後に何でしたっけ、「検討します」というふうに言われましたね。行政の「検討します」とか「前向きにやります」というのは、大体一般の人はこれは否定だと。国会の答弁を聞いていてもそうですよね。「前向きに検討します」「すぐに検討します」ということは、大体やらないほうだというふうに勘違いされたら困りますので、部長その点をはっきり、国の補助も決まりそうだとしたんだから、はっきりおっしゃっていただかないと、これ議会だよりに書く方法がないではないですか。やるのかやらないのか、検討か、この辺ひとつはっきり言うてもらえませんか。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 国と連動して、子供たちのためのワクチン接種について、さまざまな機関、また関係市町と協議し、前向きに検討していきたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 15番、小西議員。



◆15番(小西晶君) 今、予算の申請の時期に入っていると思います。それと、部長は、これは予算には申請はしてもらうんですか。もし部長が申請してだめなら副町長か町長が削ったと、こう見る形になりますけれども、その点いかがですか。その前に、では、どれぐらい予算がかるんですか、まずそこからいきましょう。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 先ほど言いましたように、対象年齢、また補助割合等が国も定まっておりませんし、まだ我々のところでも定まっておりませんけれども、推奨年齢を中学1年から3年までと想定した計算でございますけれども、中学1年生から3年生の女子でございますけれども、544人ほど生徒がございます。それらの女子生徒に対しまして3回ほど接種が必要でございます。その3回ほどの合計金額が4万9,350円でございます。その3回分の合計で対象人数を掛けますと、2,684万6,000円ぐらいが必要とされるところでございます。以上が人数及びかかる経費の試算の状況でございます。



○議長(八木戸一重君) 15番、小西議員。



◆15番(小西晶君) もう予算も算出しているというところは、予算に入れていただけるのかなというふうにして、これは前向きとおっしゃいましたけれども、前向きに実行するというふうに、私は私なりに判断をさせていただきましたから、ひとつ年末までの期間、ぜひ部長の頑張りをお願いしておきます。

 医療費の対応につきまして、いろいろと申し上げたいことがございますので2番目と一緒にやりますので、2番へ進んでください。

 ?番の子ども医療費の助成拡大についてであります。これと医療費の拡大については非常に似ていますので一緒にやりたいと思います。

 今度大きく拡大をしていただけるということは、先ほど米山議員への答弁でもしていただきました。私は非常にそれを評価しますし、子供さんを持っている親御さんはこの話を聞いて非常に喜んでいただけると思います。しかし、私からいえば、今までが低過ぎた。県の医療費の資料がありますけれども、函南町はこの近辺では一番おくれていましたよね。これは否定できないと思います、資料がありますから。今回それをようやく皆さんと同じまで行ったということは、トラックの競技でいえば、今まで1周おくれだったと思うんです。ところが、ゴールへみんなが早く入ったけれども、函南町も遅まきながらようやくゴールに入ったと、数字から見ても、決して過言ではないと思います。

 そこで伺いますけれども、先ほど費用が幾らかかると言いましたけれども、ここでちょっと申し上げたいのは、費用対効果、そのために全然効果がないというなら別ですけれども、効果というのがあると思うんです。それは保険料が安くなるという、その効果というのは全然見込んでいないですか。伺います。



○議長(八木戸一重君) 厚生部長。



◎厚生部長(芹澤光雄君) 医療費助成につきましては、保護者の医療負担の経済的支援、また、医療費そのものが、早目に軽度のときに医療にかかりまして重度化を防ぐ。そうすることによって、お子さまが大病にならずに初期の時点で治療が行われて終わるということになれば、医療費の軽減につながるということで、医療費の軽減と保護者の経済的負担を軽減すると、一石二鳥、三鳥を考えた上での医療費補助制度の拡大でございまして、それらに向かって、その効果は出ているという考えでおります。



○議長(八木戸一重君) 15番、小西議員。



◆15番(小西晶君) そういうことだと思うんです。一遍そういう数字をつかんでみるのも必要かと思います。

 私の経験で申し上げますと、古い話になりますけれども、当時会社は政府管掌の健康保険に入っていまして、それを各企業で健康保険組合をつくっていいという条例が出まして、私の勤めた小さい会社も会社で健康保険をつくりました。そして、我々事務屋が集まって、ここで余り病気にかかると、赤字になると保険料を上げないかんということで、何とか保険料を安くするためにはどうしたらいいんだということをみんなで話し合ったとき、できるだけ医者にかからんほうがいいやろうという結論が出まして、結果的には、1年間1回も病院にかからない人ということを優秀な人いうて社内に大きく張り出した。この人は一遍もかかってないいうて、それで表彰して賞品をやったんです。そうすると、どんどんかからない人がふえてきました。ところが、内容は決して良くなってこない。大病する人がふえてきた。そこで、この方法は間違っているのではないかと思って、今度はどうしたかというと、健康診査を全員受けろということになりました。今までは希望者だけ受けていたのが今度は100%、もし受けなかったらその課長が責任をとれというほど、毎月毎月、何人中何人受けたかという名前を出させました。そうすると、反対に中身がよくなったんです。

 皆さんご存じのように、箱根とか伊豆へ行くと何とか会社の健康保険組合の山の家なんていうのは、あれは全部利益を出してつくるんです。健康以外に使ってはいかんという規定がありますから、だから、運動用具を買ったり、海の家をつくったり、山の家をつくったり、そういうことには使っても良いという。だから、これがみんな利益を出している。

 事ほどさように、予防ということが医療費の削減に大きな意味を持つ。子供さんを持っている人は、今は医療費が高いですから、熱ぐらいは少しぐらいはいいやろう、一晩寝れば治るだろうということではなしに、やはりすぐに早期に治療してもらって、早期発見・早期治療というのが非常に大事ではないかと思うのであります。ぜひこの辺の数字も、大まかでいいですけれども掌握されれば費用対効果のほうも。いつも聞くと、いやそれは1,000万円かかるんです、2,000万円かかるとかかるほうだけ言いますけれども、そのために幾ら効果があるかということも、これからは参考までにいつも答弁の中に入れていただきたいと思います。

 先ほど、6年生まで、あるいは中学3年生までということで、非常に喜ぶお母さんが多いかと思いますけれども、1周おくれでようやくゴールしたと申しましたけれども、この新聞に西伊豆町、ご存じですね、高校生まで。西伊豆町というのは、函南町やこの辺の市町に比べたら、財政の中身はまるっきり悪いです。これは大きく痛いです。自主財源が三十何%、なかなか自分の町だけではやっていけないぐらいの低い財政状況ですが、高校3年生までやるということであります。それも10月から。普通は4月からですよね、やるのは。ここで補正を組んで160万円計上しました。ちょっと聞いてみましたら、西伊豆町は財政が厳しいから、町自体が疲弊してこの金もないということだったけれども、ここで高校生までやったということが新聞紙上には「県内初」と大きく出ました。静岡新聞に。これで向こうがわーっと燃えて、西伊豆町は子供に対する町のやり方がいいんだというように、一遍に評価を得たというふうに地元の方に聞いてまいりました。

 そのことから見ても、行政の人は、福祉は公共団体で競争すべきではないという方がいます。そんなことで競争したら財政がたまらん。しかし、それはいかがかと思います。何かというと、同じ財政を使うんだったら知恵を使えるだろうということであります。

 一、二、例を出してみましょう。子宮頸がんでは全国一番というのは、これはみんな知っとるんですよ。長野県の米の産地ですね。あそこが一番。静岡県では川根本町、これが日本で一番早く。それから魚沼町、これが日本一です。一番早くやった。ところが、県内で一番早いのは、近くでは三島市です。今部長はおっしゃいました。県がやることが決まったからうちもやった。三島市は違いましたね。向こうは6月の議会では子宮頸がんを補助する予定はなかった。しかし、聞くと、国が1つの党でなしに超党派でこの問題を法律で出すということが新聞に出ました。各党派ともこれはやるということがマニフェストに出ていましたから、これは絶対国がやるだろうということを、6月に三島市の行政の方がそれをつかんで、6月にやりますということを言った。これが県下で一番。この辺で大きく新聞に、3紙に出ました。三島市が早い。これからは、福祉もこの手を使って町をイメージアップをねらわないかんと思って、どうせやるなら新聞に大きく載せてもらうように、イメージアップをねらわないかんと。各企業はそれをやっていましたから、我々は。行政も同じように、それをやるべしではないかと思うんです。

 なぜ私がそれを言いますかというと、三島市は子宮頸がんを補助する。これは、内容は函南町とは違うんです。向こうは中学3年生と小学6年生の2年間だけ。うちは中学3年生まで3カ年、内容が全然違う。それから、先ほど言いましたように、日本で一番早くやったという魚沼町、これは1年だけです。それから、川根本町も負担がある。函南町が一番内容がいいんですよ。まだ発表していませんけれども、長泉町と裾野市もひょっとしたら函南町と同じ内容になるかもしれませんけれども、中身は日本一なんです、函南町は3年もやるというのは。三島市はこんな2つやって、毎年毎年こうして全部やっていくというんですよ。3年かかるんですよ。それを函南町は1年でやってしまう。そんなことはだれも知らない。よほど向こうはそういうことがうまいのかということは、ここで勉強せないかんと思います。

 そういう意味でこれから、函南町は、今のところは子供の支援がおくれているというのはみんな言うてますよね。子供の支援については長泉町は日本一だと言われている。新聞に出ていました。だから、今人口は長泉町はふえています。理由は何かと聞きましたら、裾野市に関東自動車とかトヨタの人がどんどん愛知県から引っ越してくる。住まいは長泉町に住む。なぜかというと、裾野市に比べて暖かいということと、子供の支援が日本一だと聞いていますと。だから、長泉町は今マンションとかアパートが不足しているということも不動産屋で聞きました。長泉町は、やり方がうまい。

 もう一つ、裾野市が、この間、中身は忘れましたけれども、福祉のことを発表する町長の会見がありました。そのときに町長が最後にこう言いました。「この発表を県下で一番でやろうと思ったけれども、二、三日前に長泉町に先を越されて残念無念」とこう言うたんですよ。これが本当の行政のイメージアップをする知恵の働きやと思います。競争するというのは。先に発表されて無念だと、県下で一番ということになりたかったということを裾野市長が、新聞紙上に出ていましたけれども、そういうことから見ると、イメージアップということをこれからやはり考えて、総務部門でしょうかね、答弁いただきませんけれども、ぜひ考えてもらいたい。もし、函南町が福祉でやるとなったら、すぐに新聞で発表してもらったり、広報で発表してもらったり、来年からこれをやりますよということを早く発表する。函南町は、職員は県内でも一番少ない、仕事はよくやっている。堅実にやっています。これは評価します。しかし、そういう一つの知恵を働かせて、よその町村にもこれが有利だということがわかるようにぜひ聞いてもらいたい。

 長泉町は日本一だと言われますけれども、函南町と福祉を比較してみたら、そんなに差がないと思います。日本一と言われて、こっちが日本のびりというほど差はないですよ。大して変わりはないですよ。でもなぜでしょうか、ムードです。長泉町は何から住みやすい町だ、何とかいう町は何か知らないけれども住みやすい町だ、皆がいいと言うている。こういうことを、これからの行政は考えていかないかん。

 あと1つだけ、私はテレビを買う人に「何でこのテレビを買いましたか」と聞くんです。「Aというメーカーはいいんですか」と言うと、「何か知らんが昔からこのAというテレビはいいと思うんです」。Bという車を買いました。「これは故障しないから」、そんなことを言うたら今は笑われますよね。長持ちする車、えんこしない車なんて今ありませんから、えんこしたらその会社はつぶれますから、なぜかしら、この車がいいという、そんな感じですというムードなんですよ。会社でいうと社風です。何かしらあの会社はいいような気がする、あそこの製品はいいような気がする。そういうムードをこれからの行政は利用していかないかんというふうに思います。これからの福祉、いろいろ要望があると思いますけれども、早く打ち出して、早く住民からよくやっていただいているというふうな感じを受けると思うんですが、これからこの発表について、総務部門のほうでは、私の今の言葉について何かお考えがあるでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 副町長。



◎副町長(佐口則保君) 今小西議員から近隣のお話も聞かせていただきました。例えば、南の伊豆のほうでは、人口が少ないということがありまして、先ほどの例でいきますと高校生が20人ぐらいでしたらば160万円ぐらいの予算で済むだろうということもあります。函南町の場合には、そこの層が1,000人以上は確実にいるわけでして、一概にそことの比較でどうのこうのという話は申し上げませんけれども、先ほど町長も米山議員のところでお答えしていますように、住民の皆さんが安心して暮らせる町、これを目指すには相違ないことですので、それについては、長泉町も函南町も、住民の福利の向上ということについては、どこの自治体も目指すものは一緒でありますので、そこに競争心があるかないかというのは、やはり、先ほどから申します財政力、その辺がいかに左右するかということは皆さんご存じかと思いますが、それに負けずに鋭意努力をしていきたいというふうに考えております。



○議長(八木戸一重君) 15番、小西議員。



◆15番(小西晶君) 最後に1点だけ申します。

 先ほど川根の話をしましたけれども、町長も先ほど答弁がありましたけれども、次世代の健康を守るというのは、川根でもそれをうたっているんです。ここは、それを着実に実践をされておって、だから、今回ワクチンは例外かなと思ったらそうではなしに、いろいろここは手を。それはなぜかというと、がんの発生率が全国を100とした場合に、川根本町は56.8で断トツなんです。がんになっていない。それはお茶だと思っていました。お茶を飲んでおるのかなと思ったら、それは胃がんだけです。やはり、がん全体となったら、この川根本町は健康について非常に町自体が関心を持ってやっているというふうに思いました。それから、けさ出かけようと思ったら、静岡新聞をちょっと見ました。「富士宮市肺炎球菌のワクチン県内初」、やはり、県内初というのは、中身なんか見ない、関係ないですよ。「うちの町はいいことをやってくれる」というだけなんですよ。中身はよくわからん。ともかく県内初だと大きな字で書いておる。そのように、よそに負けないようなアピール法をぜひこれからも考えてやっていただいて、住民が「函南町は何かしら住みやすい町やで」ということを言われるような町にしていっていただきたいということをお願いして終わります。



○議長(八木戸一重君) 以上で、15番議員の質問を終わります。

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△服部堅二君



○議長(八木戸一重君) 次に、7番、服部堅二の質問に入ります。

 7番、服部議員。

          〔7番 服部堅二君登壇〕



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) それでは、通告に基づきまして、3点について質問させていただきます。

 1、子供の食育推進について。

 平成17年7月、食育基本法施行に基づき静岡県函南町は平成19年度より食育推進計画を策定し、具体的なかなか取り組みがされており、食育の理解も深まっています。静岡県は「0歳から始まるしずおかの食育」を合い言葉に、「食を知る」「食をつくる」「食を楽しむ」ことを通じて健康な心と体を養い、豊かな人間性をはぐくむことを目指しています。最近親と子のきずなの断絶による虐待が多発しており、親と子の触れ合いをサポートしていくためにも、食育について一度原点に帰って考え直す時期に来ています。函南町は現在、離乳食講習会、食育かるた、親子料理コンテスト、食育クラブほか、各種料理教室などを行っていますが、子供、特に幼児の徹底した食育推進などを図っていくべきと思いますが、以下お伺いします。

 1点目は、キッズキッチンの義務食育化についてです。

 幼児自身が食材を知り、料理し、おいしく食べる料理体験を通して、自分の力でできたという明確な達成感や満足感を得て、子供たちは劇的に成長します。また、それを見守る親の喜び、驚きを持った優しいまなざし、子供との一体感、信頼感が生まれます。このキッズキッチンが全国的な広がりを見せている中、函南町も常勤ンの管理栄養士のもと、キッチンボランティア、食推協などの協力で、町内すべての保育園、幼稚園の年間行事に組み込み、義務食育化の方向に持っていけるよう検討していただきたい。

 2点目は、ジュニアキッチンの推進と完全米飯給食化についてです。

 学童期の子供たちの食育の重要性は、食を通して命の大切さを理解することであり、関連の学外活動の拡大とジュニアキッチンの推進を図ることです。また、子供の肥満、生活習慣病も相変わらず多く、朝食のとり方も問題になっている中、函南町も栄養バランスのとれた完全米飯給食化に踏み切るべきだと思います。

 3点目は、食育の日の活用についてです。

 食育の日(19日)、例えば、親子で弁当をつくって学校に持参し、夕食も家族全員でつくり、食べる、団らん、触れ合いの場を広げる運動に活用できます。

 2番、全国ヤーコンサミットについてです。

 第6回全国ヤーコンサミットinかんなみ2010が11月20日、酪農王国オラッチェ、農村改善センターで行われます。ヤーコンについては、10年ぐらい前から、県東部(伊豆市、三島市、函南町)で本格的な栽培が普及してきました。食育としての健康野菜ヤーコンの認知度は上がってきましたが、さまざまな料理方法、地域産業化などの取り組みは不十分です。今大会は、「ヤーコンと健康」「ヤーコンで産学連携」をテーマに開かれます。これを機会に函南町でヤーコンでまちおこしを期待するものですが、以下お伺いします。

 1点目は、ヤーコンサミットの町の具体的支援についてです。

 2点目は、当面の活用策、学校給食、料理教室など。

 3点目は、今後のヤーコン振興策、ヤーコンフェアの開催とか産業化などについてです。

 3番、老人福祉事業の見直しについてです。

 高齢化、長寿社会の到来とともに、医療費の大幅増や保険財政の大幅悪化が見込まれる中、予防医療、介護予防、各種検診の受診率アップなど、各事業を展開することによって、元気で明るく楽しい高齢化社会をつくっていくことがますます重要となってきました。高齢者(65歳以上)、後期高齢者(75歳以上)の区分けも過去のものとなってきており、また、厳しい財政運営からも、真の老人福祉、医療支援を行っていくべきと思いますが、以下ご検討いただけるかお伺いします。

 1点目は、敬老お祝いについてです。

 対象を喜寿、米寿、白寿及び満100歳以上とする。

 喜寿、米寿、白寿の方は、町職員、民生委員が訪問お祝いするか、敬老会でお祝いする。

 満100歳以上の方は、町長みずから訪問、お祝いする。

 2点目は、福祉タクシーの助成についてです。

 対象を喜寿以上とする。

 3点目は、医療費無料化についてです。

 満100歳以上の方の医療費無料化を図る。

 以上でございます。よろしくお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 質問1の?から?について、教育次長。

          〔教育次長 高橋宗弘君登壇〕



◎教育次長(高橋宗弘君) 服部議員の質問にお答えいたします。

 食は心身の健康の増進と豊かな人間形成にとって欠かすことのできないものであります。ことに成長途上の児童・生徒にとって大変重要であるとの観点から、函南町におきましても、ご質問にもありましたが、平成19年食育推進計画を策定しまして、食育を推進しているところでございます。

 まず、最初のキッズキッチン義務食育化でございますけれども、キッズキッチンですが、現状では義務食育化を考えておりません。幼稚園・保育園において、施設面で実施が難しいのが現状でございます。

 次に、2番目のジュニアキッチンの推進と完全米飯給食化についてでございますけれども、ジュニアキッチンについてですが、小・中学校においては、家庭科で食育及び調理実習が実施されております。また、総合的な学習の時間との組み合わせで、食材の栽培から調理までを一貫して行う活動も行っております。さらに、親子で考えるレシピ募集の活動も行っており、キッチンの活動と同様の活動ができていると認識しております。キッチンの活動については、大変有意義な活動であると思います。現在実施しております町のクッキング教室への参加を今後とも一層奨励してまいりたいと存じます。

 次に、完全米飯への切りかえに関するご質問ですが、3月議会で小西議員からのご質問にもお答えしましたとおり、現在の段階では考えておりません。学校給食は、地産地消を取り入れながら、栄養のバランスがすぐれ、児童・生徒が喜ぶ多彩なメニューの確保との兼ね合いも考えながら、工夫して実施しております。

 3番目の食育の日の活用についてでございますが、食育の日についてですが、町内の学校では、ふるさと給食月間、6月の第3週を定め、食育について考える月にしております。また、毎月10日は「弁当の日」と決めている学校もございます。すべての学校において19日を親子で弁当をつくって持参することが可能かということになりますと、町内は勤労者世帯が多く、各校の実情も踏まえ、慎重に判断していく必要があるかと存じます。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) もう少し前向きな答えが出るんだと思ったんですけれども、はっきり言って全くやる気がないということの一言です。これも、先ほど小西議員がおっしゃったように、函南町自身が、これはファルマバレーとも関係するんですけれども、食育そのものをどう考えているかなんです。子供たちの今後の、もちろん学校の先生とかいろいろ教育面もありますけれども、心身ともに成長させていくための原点は何だということで問いかけたわけです。だから、実は、健康づくり課を中心にこの食育についてはいろいろやっていらっしゃるし、次世代支援後期行動計画の中でも重要な位置づけとしてあったように記憶しております。今のお答えは教育事業、この件について健康づくり課とよく検討されましたか。



○議長(八木戸一重君) 教育次長。



◎教育次長(高橋宗弘君) ただいまの回答でございますけれども、これは学校教育の中での食育の内容をご説明しましたものでございまして、町といたしましては、食育は推進しているのは事実でございます。これは町の事業として町全体で取り組んでおるものでございますので、そちらのほうへの参加等につきましては、学校の校長会等を通じて協力しているところが現状でございます。また、学校教育のカリキュラムの中に食育は当然入っております。栄養士を交え、先生と学校で食育の教室、これは総合的な学習の時間等を利用して、しているのが現実でございます。その辺をご理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) 最初のキッズキッチンについてが、この項目では一番重要視しているんですけれども、要は小学校に上がるまで、子供たちがこういう食育、自分で食材を知って料理し、おいしく食べるというのがいかに大事かという。これは、実はこちらの食育クラブの方々が、杉山さんを中心に10年ぐらいずっとやっていらっしゃる。先日丹那で見学してきたんですけれども、お子さん方、あのときは小学生なんですけれども、非常に目の輝きとか、親御さんのあれというのは、見ると、これは幼児の時代から、親御さんは、例えば豆腐を切っておみそ汁をつくるのに、おみそ汁の具材まで持っていくというようなことはさせていないでしょうね。つまり、幼児の時代に。若いボランティアの方々がそういう体験をさせていくということが非常に重要なんです。これが「考えていない」と一言で断られますと。例えば、町内すべての保育園・幼稚園であわせたら何名ぐらいいらっしゃいましたっけ。



○議長(八木戸一重君) 教育次長。



◎教育次長(高橋宗弘君) 手元の資料では、幼稚園で541名でございます。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) 保育園、幼稚園あわせて1,000名ぐらいだと思うんです。要は、できないという一言なんだけれども、例えば、この子たちを具体的なこの事業というものに転換したときには、週に2回ぐらいで、1年間の行事予定が全員参加型で組めるんですよね。だから、考えていないということなのでそれ以上のことは申し上げませんが、やはり再度再考していただきたい。

 もう一つは、これは健康づくり課の問題なんだけれども、今、管理栄養士は常勤はゼロだよね。基本的にお頼みしているんだけれども。これも前回の一般質問のときにお聞きしたんですけれども、これとも関係しているんですけれども、来年度の常勤の管理栄養士の採用についてはいかがなんですか。



○議長(八木戸一重君) 副町長。



◎副町長(佐口則保君) 現在職員の中に1人有資格者はおりますけれども、そういうことで雇っているわけではなくて、一般事務として雇っておりますので、その活用ができる段階があれば、それは活用していきたいというふうに考えております。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) ありがとうございます。それも考えていただいて、もう少し再考していただきたいと思います。

 それと、完全米飯給食化で、これもにべもない言葉なんですけれども、現在これについて、完全米飯給食をやっている学校はありますか。どこですか。



○議長(八木戸一重君) 教育次長。



◎教育次長(高橋宗弘君) 町内の小・中学校では完全米飯は実施しておりませんけれども、ふるさと給食等を進めている関係上、約8割以上の米飯化は進めております。100%ということになりますと、他のメニュー、うどんとかパンというものを廃絶することになりますので、多彩なメニューから米飯のメニューに移っていくということで、ご質問の内容からも若干、米飯の比率は高くなっておりますけれども、100%米飯化については考えていない、そういうふうにお答えしているものでございます。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) そういうことですけれども、またお隣を出しますけれども、三島市は食育宣言都市です。これは後の問題になるけれども、来年第6回の食育大会を三島市でやられるというようなこともあって、例えば、19日の食育の日の関係も、町外に出て勤務する人が多い。それは、例えば、19日を制限しようと思ったら説得しなければ、これはわかります。逆に、函南町で働いている三島市の人たちは、実は、この19日は必ず定時に帰れるようにしているんです。やはり、こんなものは町の考え方一つですよ。今「弁当の日」とかいろいろおっしゃったけれども、これは県が食育の日と決めているわけですから、やはり、函南町も19日はみんな食育の日やでと、特に、せめてお子さんと一緒にしようぜと、学校もそれについてはやりましょうということが基本的な政策であるべきやと思うんですが、どうですか。再度、例えば、19日の日については考えはないですか。



○議長(八木戸一重君) 教育次長。



◎教育次長(高橋宗弘君) ご質問の内容は、食育の日、19日に親子で弁当をつくって持参することが食育の日の事業というふうにとらえましたので、それについては、勤労者世帯が多くて、実際にご父兄のご負担が大変だろうというふうに考えて回答したのでございまして、食育の日に決めるということにつきましては別に問題はないかと思いますけれども、これについても、学校、ご父兄とも相談しながら決めていくことだと考えております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) とにかく、これについて再度検討願いたいんです。再質問は一応終わりますけれども、私、以前、お子さんの肥満、生活習慣病について質問させていただいたと思うんだけれども、どうも、その後も小・中学校の大体6%ぐらいの方々が肥満、生活習慣病予備軍であると。これは結構大きいですよね、200名前後という計算になりますから。これは再度またお尋ねすることになるかもしれませんが、朝食のありようも、恐らく朝食の分析、アンケートは余りできていないと思うので、例えば、朝はとにかくコンビニで買って置いておくとか、親はとにかく三島へ勤めに出て、家はお子さんが食べるのがあって、ほったらかしでと、そういうあれで、これについても、その後の教育委員会の肥満、生活習慣病についても、ぜひ取り組みのほどをお願いして、これで終わります。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 議事の中途ですが、ここで10分間休憩をします。

                             (午前11時06分)

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○議長(八木戸一重君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。

                             (午前11時16分)

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○議長(八木戸一重君) 質問2の?から?について、建設経済部長。

          〔建設経済部長 坂上 操君登壇〕



◎建設経済部長(坂上操君) 服部議員の質問の2、全国ヤーコンサミットについてお答えをさせていただきます。

 最初の質問の?のヤーコンサミットへの町の具体的支援につきましてお答えさせていただきます。

 現在このサミットは、11月20日、21日の2日の開催に向け、実行委員会を中心として準備が進められているところでございます。当町では、このヤーコンサミット開催につきまして、後援という立ち位置で支援をしてまいります。このサミットを成功させるために積極的な支援をしていきたいと考えております。

 具体的には、実行委員会との打ち合わせの中で、現在、町のバスによる役場から会場までのシャトルバスの運行、職員の配置、これはシャトルバスへの添乗とか、あるいは救護所を設けて保健師等の配置等があります。そういう職員の配置。それから、周知として、町の広報の10月号でPRをしたいと思っています。また、町のホームページへの掲載も考えております。そしてまた、ポスター等ができれば、公共施設での掲示などもやっていきたいと思っております。町内の各種団体への参加の呼びかけや、その他外郭団体等への働きかけについても、実行委員会と打ち合わせをしながら進めていきたいと考えております。今後も実行委員会と協議を進めながら、町で支援できることについては協力をしていきたいと考えています。

 次に、?の当面の活性化策でございます。

 当町では、次の時代を担う子供たちが、豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身につけていくために、基本となる食を通じて知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるため、函南町食育推進計画に基づき、食育推進委員会や関連団体等と連携協力して食育事業を展開しております。その中で、ヤーコンに関連した今年度の食育事業といたしましては、男性のお料理教室の中でヤーコンの効能や料理方法を学ぶ講座を予定しております。

 また、函南町の地場産品を使った料理コンテストを9月に開催予定で、町内の幼稚園・保育園園児、小・中学生とその父母や町民を対象に作品を募集しておりますが、現在265人から277作品の応募があります。食材に地場産品や自分でつくった野菜や果物を使用することが条件ですが、ヤーコンを使った料理を提案する方もあるかもしれません。さらに、入賞作品のうち学校給食に活用できるものがあれば、給食に採用していただけるよう検討していただきます。

 ?の今後のヤーコン振興策についてでございます。

 ヤーコンは、繊維質やポリフェノール、フラクトオリゴ糖などの健康成分が豊富で、生活習慣病の予防に効果がある健康野菜であると言われております。これらのヤーコンの効能につきましては、食育推進委員会や食生活改善推進協議会などの団体を通して、また各種フェアへの参加により、今後とも、この作物の有効性など、住民等へのPRに努めていきたいと思っております。

 ヤーコンを広く振興するには、ヤーコンを産業として成り立たせなければなりません。栽培の適地性、あるいは高い品質の栽培方法などの栽培技術、また、生産者、農家の方々へのPR。また、ヤーコンは大体11月中旬から12月までが収穫期であるということで、また長期保存が難しいために、ヤーコンの加工施設や貯蔵施設、さらに収穫車や加工品の販売経路の確保などの課題もあります。とりわけ販路の開拓が重要となると思います。農協などの販売・流通にかかわる人たちも仲間になっていただかないと難しいものと考えますが、町としても、協力できるものは支援をしていきたいと考えております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) ヤーコンについては、ちょうど2年前にヤーコンの振興についてということで一般質問をさせていただいたと思うんですけれども、そのころに、毎年1回サミットが開かれている中で、そろそろ伊豆半島でやったらどうだということで手を挙げさせていただいた、誘致させていただいたというのが実現したという意味で、実は、第6回が開かれる。先ほど申し上げましたけれども、たまたま来年6月に、これも第6回の全国食育大会が三島市で行われるということで、県を挙げて来年6月の食育大会も支援されるということなんですけれども、そういう意味では、たまたまプレイベント的な様相になってきている。そういう意味では、県の東部の支援局もそうですし、それから、日大も、がんセンターも、今回のヤーコンサミットについてはかなり注目されて、それぞれ参加していただくという方向にもあるわけです。

 それと、先ほど部長からいただいたとおり、広報「かんなみ」の10月号とかポスター云々で支援していただけることで、ありがとうございました。今回、恐らく函南町だけではなくて、周辺の住民の方々がこれについて興味があるのは、また当日催しがされますけれども、レシピの販売も含めてバザーと、それから、前もって申し込まなければいかんのですけれども、13種類のヤーコン料理。それから、今丹那盆地でこれ用に4,000株植えているんです。その4,000株を、芋掘りを中心として住民の方々に行ってもらう。これが住民の方々に楽しんでいただくサミットになろうかと思うんです。

 ちなみに、広報、バスの運行、ホームページ、人材支援ということなんですが、人材は具体的に決まっていますか。これは健康づくり課と農林商工課だと思うんだけれども、具体的な人数は決まっていますか。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) バスには、町のバスですから添乗させなければなりません。それが1人。また、その発着所にも案内係をつけないといけませんので。それから、救護所も2人は必要だと思っています。あとそのほかに、まだこれから実行委員会とも詰めますが、この間のかんなみワクワク猫おどりも見ていまして、やはり、受付といいますか、本部といいますか、規模は全然違くて、それはあれなんですが、要は、規模が小さくても、落とし物があったとか、あるいはなくしたとかということもいろいろありますから、やはり、本部なんかにもつける必要があるのではないかと考えています。ですから、町のテントを出すことも、それから本部についての要員を出すことも全然やぶさかではございませんので、その辺も含めて、総合的に何人要るかということも、また実行委員会とも詰めて、実行委員会の希望に沿うような形で進めたいと考えております。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

 今回これについて、日大にかなりいろいろな面で支援していただけるということで、私も以前から聞いていたんですけれども、食育に関しては、日大は全国的にも非常に先端を行っていらっしゃるので、例えば、今回講演をしていただける日大の吉田教授なんかは、三島市の学校給食に全部活用したいということがあるんですけれども、学校給食について、何か教育委員会で考え方はありますか。



○議長(八木戸一重君) 教育次長。



◎教育次長(高橋宗弘君) 今のところ、ヤーコンサミットの結果を見て、先ほどもございましたけれども、レシピの募集等、学校給食に活用できるものについては採用していくことになろうかと思います。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) ありがとうございます。

 2番についてはこれで再質問を終わりますけれども、料理教室なんかも、実は、先ほど出ました食育クラブも、来年3月だったか、実は、石黒さんに講師になってもらって、子供たちにヤーコンのがあります。だから、学校も、給食のこともありますが、先ほどもいろいろ、学校ごとに、こういう料理教室なんかもありますのでぜひ、いつでも派遣してもらえるそうですから、せっかく収穫、11月、12月、遅くても3月ぐらいまでに、ぜひご検討いただければと思います。

 それから、ヤーコンフェアと書いてしまったんですけれども、食育の一環で函南町から発信する中で、たまたま今回ヤーコンサミットをこちらでやるので、これからご相談していくことになると思うんですけれども、できればオラッチェなんかで年に1回、伊豆周辺でヤーコンに関して何らかのフェアをやりたいなと。ヤーコンの商品そのものは、例えば、商工会まつりなんかには出せるんですけれども、実際の料理そのほかは、部長がおっしゃったように収穫以降の問題になりますので、これは、全く相談していませんけれども、例えばオラッチェでやろうと思ったら、ちょうど11月の時期には盆地まつりとか、そのほかと重なる点がありますので、今回、実はこのサミットをこの日にやるということで、盆地まつりは1週間ずらしていただいた経緯もありまして、そういう意味では、これから、何だったらこういうものも一緒にやっていきたいと思っています。そのときにはご相談させていただきたいと思います。また実行委員会からそういう話があると思います。

 それと、産業化です。これは全くこれからだと思うんですけれども、これもたまたま今回日大の室伏教授といろいろな話をしている中で、室伏教授はご存じのとおり、みしまコロッケそのほかの、いわゆる食育と食べ物と産業化ということでコラボレーションをやっているトップの方ですけれども、実は、ヤーコンについてもいろいろこれから検討したいということもおっしゃっていますので。また今後、もちろん事業者と流通系統が問題になるんですけれども、その前に、やはりどういうものでまちおこしに発信していくかという、加工のこともあるんです。食材の加工。ここらあたりは、今回日大とかなり縁ができましたので、ぜひその点よろしくお願いしたいと思います。

 それと、最後に一言でいいので、先ほど1の子供の食育のこともあるんですけれども、きょうとっぱしめに町長からお伺いしました今後の方向とかあるんですけれども、要は、函南町が今後のまちづくりにおいてどういうイメージ、どういう戦略、ドメインを描いているかというのが非常に重要なんです。それを、先ほどは、文化とか観光をおっしゃっていましたけれども、食に関しても、非常に恵まれた食材を持っていますので重要やと思うんですけれども、町長から食育に関して一言だけお聞きして終わりたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 町長。



◎町長(森延彦君) お答え申し上げます。

 先ほどの1のご質問に対しましては、若干答弁が至らない点がありましたことをまずおわび申し上げたいと思います。端的に申し上げまして、キッズの食育もしっかりやっております。後ほど健康づくり課に来ていただければ、情報がたくさんございますので、ぜひその取り組みはご理解いただきたい、かように思っております。

 それから、今のご質問でございますが、健康と食育というのは非常に大切だと考えてございます。当ヤーコンサミットも、単にヤーコンのサミットであるというだけではなくて、全国大会が函南町で開かれることの意味、それから、ファルマバレーセンター並びに日本大学、それから田方農高の特殊支援学級の生徒さん等とのかかわりの中で開かれるということの意味の大きさを感じてございまして、いずれにいたしましても、健康と食育は大きなキーワードとして積極的に取り組んでまいりたい、かように思っております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 次に、質問3の?から?について、厚生部長。

          〔厚生部長 芹澤光雄君登壇〕



◎厚生部長(芹澤光雄君) 老人福祉事業の見直しについての件で、敬老お祝いの件でございます。

 敬老のお祝いの対象を喜寿、米寿、白寿及び満100歳以上とすることについてでございますが、町の敬老祝い金の支給につきましては、当該年の9月15日より前1年以上引き続き函南町に居住されております満70歳以上の方に、5,000円のお祝い金か湯〜トピアかんなみの利用券を選択していただき、お送りしておるところでございます。平成21年度は5,793人に支給し、2,896万5,000円を支出したところでございます。対象者に大変喜ばれている事業であり、現在は対象年齢等を変更することは考えておりませんが、今後の検討課題であると認識してございます。

 喜寿、米寿、白寿の方は、町職員、民生委員が訪問お祝いするか敬老会でお祝いすることについてでございますが、敬老祝い金の受け取りにつきましては、職員が各地区の公民館を回っております。また、役場福祉課窓口でお受け取りをいただいております。どうしても受け取り場所に来られない方につきましては、役場職員がご自宅までお伺いし、お受け取りいただいております。また、敬老会では、74歳の新規対象者、88歳の米寿、90歳以上の長寿の方に対して式典の中で代表者に記念品をお送りしてございます。健康状態や式典の時間の都合もあるため、この対象の方たち全員をご紹介することはできないと考えております。

 喜寿、米寿、白寿の人は、町職員、民生委員が訪問お祝いするとの提案でございますが、現在の実施方法で特に問題もなく行えるため、今までと同じ方法でお送りしたいと考えております。

 満100歳以上の方は町長みずから訪問、お祝いする件につきましては、平成12年ごろまで100歳以上の方のおたくに町長が訪問し、お祝いしていたところでございますが、対象宅の訪問については、本人の健康状態、家族のご意向や住居の状況等さまざまであり、お断りされる方が多くなったため、現在の方法となったものでございます。

 なお、100歳以上につきましては県がお祝い品を贈呈しておりますが、対象となるご家族の同意が得られた場合には、町職員も同行し、お祝いをしているところでございます。

 福祉タクシーの助成の件でございますけれども、福祉タクシーの年齢を喜寿以上とすることについてのご提案ですが、高齢者福祉タクシーは、平成4年度から事業を開始し、当初は対象年齢が基準日現在85歳以上でしたが年齢を段階的に引き下げ、平成20年度に現在の対象年齢となる80歳に引き下げて、小型タクシーの初乗り基本料金を年間24回補助するよう利用券を交付しております。基準日である平成22年4月1日現在、対象者は2,202人、男性731人、女性1,471人で、平成22年7月31日現在で995人が申請し、5,751件の利用がございまして、382万260円の支出をしてございます。また、平成21年度につきましては1,902人の対象者に対して977人の申請、1万3,223件の利用があり、880万310円の支出がございました。対象年齢の引き上げにつきましては、諸般の事情を考え、現在考えておりません。

 医療費無料化の関係ですが、高齢者医療制度が、昭和48年4月に老人福祉法の改正により自己負担が無料化されたことに始まり、昭和58年2月の老人保健法の施行により自己負担額を外来月400円、入院1日800円に改正され、医療費の増大に合わせ自己負担金が上がってまいりました。平成14年9月からは自己負担金を1割の定率負担とするとともに、対象年齢の引き上げが行われました。さらに、平成20年4月、医療制度改革により老人保健制度から後期高齢者医療制度が創設され、75歳以上を対象とした原則1割負担の制度となっております。しかし、この制度の見直しを図るべく、厚生労働省も平成25年度をめどに新たな高齢者医療制度の創設に向けて検討しているとのことでございます。そういう状況を見まして、100歳以上の方の医療費無料化については、現在考えておりません。



○議長(八木戸一重君) 7番、服部議員。



◆7番(服部堅二君) 私が何でこれを出したかというと、毎年上下はありますけれども、この事業は1億円なんです。それで、私は函南町に住んでから常に思っていたんだけれども、ばらまきとは言わないけれども、私が書いたように、大体10歳とは大まかだけれども、還暦と古希が、昔からいくと大体同じような。もちろん障害者とか病人の方がいろいろいらっしゃるけれども、全体で見ると10歳ぐらいお元気、長寿の世界に入っているんです。

 そうすると、こういうのもいつまでも、それは5,000円でももらったほうがいいですよね。でも、やはりこういう時期ですから。これは最後に町長にお聞きしたいのですけれども、こういうものを見直すというは、失礼だけれども、やはり町長が変わられたときとか、何かきっかけがないとあかんのですよね。それで、こういう長寿社会の福祉事業も、財政が厳しいから、そうそうお金も突っ込んでいる場合やないですよね。でも、減らしてくれとか、ふやしてくれとかという論議ではないんです。要は、一つの基準の提案でして、この福祉タクシーの助成についても、同じ敬老でやるなら、喜寿なら喜寿ではっきり統一化してほしいんです。これは何歳から、これは何歳からとか、ややこしいですよ。だから、やはり町民にわかりやすいようにどうだ。

 例えば、敬老会でも、確かに人数が多いから、今はずっと熱海でやっているんだと。それでいいんでしょうかね。これは、やはり財政状況だけやなくて、本当の。それから、先ほど言いましたように、何ちゅうかな、受け取りに来いとか、町の職員の方も受け身、受動ではなくて、やはり、本当の敬老でお祝いに行くんだと。今いろいろな事件があるではないですか、不明だとか戸籍がどうのこうのって。そういう見守りもそうだけれども、とにかく、悪いんだけれども、町長も含めて、福祉の方々も、敬老に対しては前向きに自分で動いて行かなきゃ。やはり、中の組み替えをして統一的にやってもらいたいと思うんですけれども、長くなりましたけれども、最後に町長に、この事業の見直しについて一言お願いします。



○議長(八木戸一重君) 町長。



◎町長(森延彦君) お答え申し上げます。

 全体につきましては部長が答弁したとおりでございますが、今後の課題として大いに受けとめさせていただきまして、全体的な枠組みの中も含めまして検討はいたします。しかし、ご答弁の内容に関しましては、今時点では部長がご答弁したとおりでございます。

 以上でございます。



◆7番(服部堅二君) ありがとうございました。



○議長(八木戸一重君) 以上で、7番議員の質問を終わります。

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△長澤務君



○議長(八木戸一重君) 次に、8番、長澤務議員の質問に入ります。

 8番、長澤議員。

          〔8番 長澤 務君登壇〕



◆8番(長澤務君) それでは、通告書に基づき、私から2点ご質問をさせていただきます。

 まず、1項目め、中心市街地まちづくり基本構想について。

 平成19年度から3カ年をかけ、昨年10月に策定された函南町都市計画マスタープランは、町や県の上位計画に即して、おおむね20年後の平成40年を目標に、都市計画に関する基本的な方針として位置づけられております。全体構想では、5つの分野別基本方針が示されており、地域別構想では、各小学校区ごとに5つの分野についてさらに検討され、それぞれ方針が示されております。函南町の今後の都市計画やまちづくりには、このマスタープランに示された種々な基本方針を根拠として進められることになるとされております。

 現在、早期完成を目指して急ピッチで進められております東駿河湾環状道路建設工事ですが、森町長の施政方針でも述べられたとおり、町にとって千載一遇の機会として、行政を初め各種団体ではまちづくりの検討が行われております。その一つとして、町では中心市街地まちづくり基本構想の策定に取りかかっていると聞いておりますが、以下の点についてお伺いをいたします。

 ?中心市街地まちづくり基本構想の概要と策定の手法及びスケジュールは。

 ?都市計画マスタープランとの整合性について。

 ?この基本構想を今後どのように展開していくのか。

 続いて、2項目め、治水対策の進捗は。

 今年も全国各地では豪雨災害が多発しております。函南町では甚大な被害はないものの、排水機場の稼働があり、水に対する備えが常に必要とされております。6月定例会にも質問が出ましたが、函南観音川を含む大場川左岸下流域の豪雨災害対策アクションプランがスタートし、町内においても各種対策が具体的に動き出しております。そこで、以下の点についてお伺いをいたします。

 ?アクションプランの国・県・市町での本年度の対策と進捗状況は。

 ?次年度以降の見通しは。

 以上であります。よろしくお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 議事の中途ですが、ここで昼食休憩といたします。

 午後の会議は1時から行います。

                             (午前11時46分)

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○議長(八木戸一重君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。

                              (午後1時00分)

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○議長(八木戸一重君) 質問1の?から?について、建設経済部長。

          〔建設経済部長 坂上 操君登壇〕



◎建設経済部長(坂上操君) 長澤議員さんの中心市街地まちづくり基本構想についてお答えをさせていただきます。

 最初に、?の基本構想の概要と策定の手法、スケジュールはについてお答えします。

 中心市街地まちづくり基本構想を策定するに先立ちまして、平成20年度に熱函中央商店会の方々や商工会青年部の方々、まち創り函、近隣住民、国土交通省、沼津土木等、官民の協働によります中心市街地まちづくり町民ワークショップを開催いたしました。中心市街地まちづくり町民ワークショップは、函南町の中心市街地のまちづくりの目標やその目標を踏まえたまちづくりの方向性など、基本構想へ反映すべく具体的な提案がされております。

 このため、基本構想案を作成するに当たりましては、いただきました提案を取り入れながら、中心市街地のまちづくりの目標を広域圏の中で恵まれた交通条件を生かし、函南町の中心市街地としてにぎわいや活力のある町をつくると定めております。また、目標を踏まえたまちづくりの方向性では、函南町の中心市街地を伊豆の拠点やにぎわいの拠点、あるいは町民の憩いの空間として整備形成するために、東駿河湾環状線沿線の各ブロックごとのにぎわいづくりや市街地づくりの方向性や具体的な内容を盛り込んでおります。

 次に、策定の手法につきましては、策定いたしました基本構想案をもとに、より具体的なご意見、提案をいただくべく、中心市街地まちづくりワークショップを本年8月2日より、現在2回ほど開催しております。このワークショップでは、東駿河湾環状道路沿線につきまして、東区域のにぎわいづくり、西区域のにぎわいづくり、町中の住環境の向上、塚本インターチェンジ付近のにぎわいづくり、歩行者でにぎわう市街地づくりをテーマに意見交換をいただいております。今後、いただきました意見をもとに、環状道路沿線の用途変更を含めて、どのような土地利用の誘導策を講じたら良いかなどもワークショップで意見交換してもらうことにしております。

 また、スケジュールにつきましては、本年度中心市街地まちづくりワークショップにおきまして環状道路沿線のより具体的なにぎわいづくりなどに関してのご意見をいただくとともに、近隣商業圏への用途変更や地区計画についても本年度おおむねの方針を決定した中で、次年度以降静岡県とも協議を進めながら手続を進めていきたいと考えています。なお、近隣商業系への用途地域の変更を行う場合のスケジュールにつきましては、住民の方々への公聴会の後、案の公告、縦覧、町の都市計画審議会を経て、県の同意を得た後、町にて都市計画決定を行うことになります。用途変更及び地区計画の指定につきましては、東駿河湾環状線の供用開始までには手続を完了する予定で現在考えております。

 次に、都市計画マスタープランとの整合についてであります。

 都市計画マスタープランでは、大きく分けて、全体構想、地域別構想、まちづくりの実現に向けての3部構成で策定されております。全体構想では、活力とにぎわいをつくり出す魅力的な都市づくりを実現するために、広域幹線道路などの整備に合わせた既存商業地の再編を進め、産業の力強い発展に寄与する都市づくりを進めることとしております。また、地域別構想では、小学校区ごとの地域づくりのテーマと、将来、まちづくり構想図が示され、東駿河湾環状道路沿線の中心市街地における活力とにぎわいの創出を図るため、中心市街地の土地利用の再編と商業・業務施設の集積によるにぎわいの創出を目指しております。このため、中心市街地まちづくり基本構想につきましても、都市計画マスタープランに示されております種々の基本方針を根拠として策定され、整合がとれたものとなっております。

 次に、?の基本構想をどのように展開していくかでございますが、中心市街地の土地利用の再編と商業・業務施設の集積を図り、にぎわいの創出を目指すため、ワークショップなどでいただいたご意見、ご提案をもとに、規制・誘導策に沿った土地利用の誘導を図る必要があるものと考えています。このため、東駿河湾環状道路の供用開始を見据えて、環状道路沿線の現在の第2種中高層住居専用地域、そして第1種住居地域について、近隣商業地域への用途の指定替えや、あわせて地区計画の指定についても次年度以降手続を進めていくものと考えています。なお、用途の指定替えや地区計画の指定を進めるに当たっては、土地所有者の方々や住民の方々のコンセンサスが得られるよう説明会等を開催し、十分に説明し理解をいただき進めていきたいと考えております。

 以上です。よろしくお願いします。



○議長(八木戸一重君) 8番、長澤議員。



◆8番(長澤務君) ただいま建設経済部長よりお答えをいただきましたが、これまで町民ワークショップを開きさまざまな提案がなされ、これらの提案を取り入れながら目標を定めたということで、昨年まとめられました都市計画マスタープランでも、同様に町民意向調査などを行い、地域協議会を立ち上げ、案に対してのパブリックコメントを実施して広く町民の声を生かしたプランとなっているということでありますが、現実には、町民はほとんど周知していないのが実情ではないかというふうに思います。環状道路周辺では、プランの一部がひとり歩きをしているという声も上がってきております。

 そこで、今回の中心市街地まちづくり構想はより具体的な内容が盛り込まれているとのことでありますが、この中心市街地まちづくり構想の策定に当たりどのような構想を立てたのか、具体的にご説明をお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) 平成20年度に実施しました町民参加のワークショップでございますが、この構想の提案を踏まえまして、まちづくりの基本的な方向性といいますか、コンセプトを整理した上で、土地利用、例えば用途区域の見直しでありますとか、都市施設計画、例えば、店から店への通路が欲しいとか、大きな店舗が建ち並んだ場合には共同の駐車場が欲しいとか、そういうような形のものの提案を受けて、この政策をしております。町並みの景観整備計画というのもありまして、町並みの景観のイメージですとか、それから公共施設などの景観イメージも作成をいたしました。それから、その実現へ向けての誘導方策につきましては、先ほども述べましたけれども、用途区域の見直しでありますとか、あるいは地区計画、それから、その他の事業としまして、例えば、壁面は皆さん一律に後退したほうがいいとか、あるいは、広い幅の遊歩道といいますか、プロムナードというんですが、そういうことについても整理をしております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 8番、長澤議員。



◆8番(長澤務君) 東駿河湾環状道路の供用に合わせた用途地域の変更を考えているということでありますが、これは具体的にどのあたりをどのような理由で変更するのか、また、具体的な用途規制の変更点についても、あわせてお伺いをいたします。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) 現在の熱函道路は、いわゆる近隣商業地域になっております。その南側は、いわゆる住居系のところになっているんです。今度その住居系のところを東駿河湾環状線が通るわけですので、東駿河湾環状線ができたときに、現在の熱函道路も含めて、住居系ではなくて、やはり、にぎわいのある空間にするためには商業系にしたほうが良いだろうということで、東駿河湾環状線が供用されるに際しては、東駿河湾環状線沿線を含めた周辺土地利用の誘導方針といいますか、それを定める必要があるということで、くどいですが、函南町の中心市街地にふさわしいといいますか、にぎわいの集積を誘導するというんでしょうか、そういうようなことで、そういうものの用途区域に変更していきたいというふうに考えております。現在の環状線のところは、住居系と言いましたが、詳しく言いますと第2種中高層住居専用地域、また第1種住居地域ということになっていますので、これを商業系に変更したいというふうに思っています。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 8番、長澤議員。



◆8番(長澤務君) 今、用途地域の変更の話がたびたび出ておりますが、現実に用途地域の変更を行うに当たって、恐らく予想される問題点等が幾つかあるのではないかというふうに思いますが、どのようなものを想定しているか、現段階でお考えのところがあればお聞かせ願いたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) 現在の住居系を近隣商業といいますか、そういう商業系にしますと、今までできなかったものが今度は新たにできるような形になっていくわけです。それが場合によっては、現在は住居地域でそこに暮らしているわけですから、その人たちにも問題を与えるものも間々あることも十分考えられます。逆に、良い点としましては、現在第2種中高層の場合ですと床面積が1,500平米で抑えられていますけれども、今度は1万平米までオーケーというような形になるわけですけれども、先ほど言いましたように、遊戯施設ですか、馬券売り場ですとか、あるいは麻雀荘だとか、そういうものも、今後は逆に、そのままだとできることになってしまうわけです。また、工場なんかも可能になってきてしまいます。ですから、そういうことが問題点ということになると思います。

 それを、ではどういうふうにすればクリアできるかということにつきましては、いわゆる地区計画というもので、今後は逆線引きといいましょうか、規制をして、用途区域ではこういうものはオーケーだけれども、地区計画でこれとこれはだめですよという形で問題点をなくしていきたいと、こういうふうなつもりでおります。



○議長(八木戸一重君) 8番、長澤議員。



◆8番(長澤務君) この環状道路の周辺には、先ほども述べられましたが、住宅地及び学校等がございます。この点からも、十分な配慮が必要になってくるというふうに感じております。本年度、この基本構想を策定するために、先ほどの答弁の中にもございましたが、中心市街地まちづくりワークショップを既に開催しているということでありますが、この出席者はどのようなメンバーで、全部で何回予定しているのか、既に開催されている席上でどのような意見が多く出されているか、お答えいただきたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 都市計画課長。



◎都市計画課長(田口正啓君) それでは、私からお答えさせていただきます。

 既に行っております中心市街地まちづくりワークショップの開催ですけれども、8月2日から、既に今回2回ほど開催しております。2回目は9月8日ということです。全部で3回を計画しておりまして、ワークショップに出席されています方々ですけれども、関係いたします区長さん、例えば、間宮区さん、仁田区さん、大土肥区さん、塚本区さん、八ツ溝区さん、上沢区の区長さんや近隣のエスポットさん、キミサワさん、マックスバリューさん、駿河銀行さん等各種関係者、それから、商工会、まち創り函、JA三島函南、東部農協、交通安全母の会や周辺居住者の皆様方にも今回ご出席を願っております。

 第1回目につきましては、4つのグループに分けていただきまして、東区域のにぎわいづくり、町中の住環境の向上、西地区のにぎわいづくり、塚本インターチェンジ付近のにぎわいづくりについて、より具体的な意見をいただいております。一例を申しますと、東地区のにぎわいづくりといたしまして、ゆっくり過ごせる買い物・公園ゾーンが欲しいとか、そのためには歩いて楽しい町とするということや、自転車も使いやすい町、イベント空間づくり、安心して遊べる公園、個性ある個店を集めた集客あるショッピングゾーンなどについて、どう展開していったら良いかというようなご意見をいただいております。

 今後は、いただきました提案をより具現化するために、用途規制、あるいは現在考えられます法的措置など提示しながら、どのような土地利用の誘導を図ったら良いかというようなご意見をいただいて進めたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 8番、長澤議員。



◆8番(長澤務君) ありがとうございました。

 函南町の中心市街地のまちづくりは、東駿河湾環状道路の供用開始に向けて着実に進展させる事業だということで、私自身も常々感じているところであります。森町長も、前々からこのチャンスを生かすために積極的に取り組んでおられます。本日の回答の中で、中心市街地におけるまちづくりの問題点やそれらに対する解決策として、用途地域の変更や地区計画、区域内における建築物の制限など伺い、ワークショップにおける委員の意見なども伺ったところであります。今後は、そこに住んでいる方のみならず土地所有者に対しても、この点が非常に重要だと思います。土地所有者に対しても十分意見を酌み取るなど広報・広聴に努めていただき、東駿河湾環状道路を単なる通過交通路線としてとらえるのではなく、この沿線地区を町の中心的なにぎわいのある市街地に発展させていただくよう期待いたしまして、この項の質問を終わります。



○議長(八木戸一重君) 次に、質問2の?と?について、建設経済部長。

          〔建設経済部長 坂上 操君登壇〕



◎建設経済部長(坂上操君) 質問2、治水対策につきましてお答えさせていただきます。

 まず、?のアクションプランの国・県・市町での本年度の対策、進捗でございます。

 町といたしましても、大場川左岸下流域の治水対策については長年の懸案事項であり、重要な課題として取り組んでいます。地元からの強い要望を受け、関係機関への働きかけも行っております。ご質問の豪雨災害対策アクションプランにつきましては、本年3月に、今後5年間を対象として、床上浸水をおおむね解消することを目的に策定され、国・県・三島市・函南町がそれぞれ行うメニューが載せてございます。

 本年度の対策と進捗状況ですが、ハード対策については、国においては、函南観音川機場のポンプ増設に伴う詳細設計委託を8月に発注したと聞き及んでおります。また、県においては、函南観音川の堆積土砂の除去で、既に実施済みとなっています。また、同じく護岸のかさ上げを実施中です。大場川流水の来光川放流先変更につきましては、現在検討中です。三島市においては六反田川河川改修を35メートル、また、東大場調整池への道路雨水を引き込むための横断側溝設置の工事を実施するため、現在設計中とのことであります。函南町におきましては、間宮地区公民館へ雨水貯留施設を設置するため、現在設計中です。また、パッケージポンプの購入につきましては、既に発注済みとなっております。ソフト対策につきましては、主なものは、三島市、函南町ともに宅内浸透ますや貯留施設にする場合の補助金制度の推進などがあり、今後も毎年実施してまいります。

 ?の次年度以降の見通しについてはでございますが、ポンプ場の増設につきましては、国交省において早期に着工していただけるよう積極的に働きかけを行ってまいります。県においては、大洞川放流先変更を引き続き検討、また、新しく東駿河湾環状道路調整池の工事、田方農業高校貯留施設の設置に入っていきたいとのことであります。三島市においては、六反田川河川改修及び東大場調整池の横断側溝設置について、引き続き実施していくとのことです。函南町においては、間宮幼稚園など8カ所の雨水貯留施設の設置、パサディナ第2調整池のしゅんせつなどを実施していきます。

 以上です。よろしくお願いします。



○議長(八木戸一重君) 8番、長澤議員。



◆8番(長澤務君) ただいまお答えいただきまして、長年にわたります地元の強い要望が着実に実を結びつつあることに、町当局並びに関係機関の粘り強い努力を高く評価するとともに、深く感謝を申し上げます。今後は、観音川の機場のポンプ増設、これが一日も早く実現するよう、さらなる努力を期待するところであります。来年度以降も、このアクションプランが確実に実施されることをまず願うところではありますが、環状道路の建設工事も進んできております。これの雨水対策もあわせて行っていく必要があります。まだまだ町内においては対策が必要な地区が何カ所かございます。余り間宮の地区を中心に要望するのも何だとは思うんですけれども、やはり、そこに住んでいる人たちの安心・安全を優先して要望していくというのも私の義務だというふうに考えておりますので、その点もあわせて今後もよろしくお願いしたいと思います。私の質問はこれにて終わりにいたします。ありがとうございました。



○議長(八木戸一重君) 以上で8番議員の質問を終わります。

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△室伏正博君



○議長(八木戸一重君) 次に、16番、室伏正博議員の質問に入ります。

 16番、室伏議員。

          〔16番 室伏正博君登壇〕



◆16番(室伏正博君) 1点ほどお伺いいたします。

 文化振興とまちづくり施策は。

 文化庁が提案した「文化のまちづくり事業」が1996年から展開された。しかし、まちづくり事業における文化振興にはさまざまな課題が残る。財政的に厳しくなってきた今日、理念も戦略もなく、ただ予算的視野からだけで実施してきた多くの自治体は、文化事業の停滞を余儀なくされている。

 第1回全国文化行政シンポジウムでは、その町にふさわしい個性的な地域文化をはぐくみながら、住民がその町に住み続け、誇りと思えるような地域社会をつくり出すことと定義された。町の文化事業の基本理念はいかがか。町にある文化資源や阿弥陀仏展示館をどのように生かしていくか。地域主権が叫ばれているが、まちづくりとしてどう取り組むか、当町の文化行政・文化施策はどうかお伺いいたします。ご答弁のほどをよろしくお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 質問1について、教育長。

          〔教育長 鈴木 忠君登壇〕



◎教育長(鈴木忠君) お尋ねの本町の文化事業の基本的な考え方と文化行政・文化施策についてお答えいたします。

 21世紀は文化力の時代と言われますように、本町のまちづくりの発展を支える社会的基盤としての文化の振興を一層図りたいと考えているところでございます。

 そのために、まず1つとして、町民にとってひとしく文化活動に参加できるような環境の整備が必要であります。多くの町民が長年待望しておりました町立図書館が(仮称)函南町図書館等複合施設として平成25年春の開館を目途に準備を着実に進めております。この施設は、隣接する中央公民館の施設や敷地の一体利用及び機能の総合活用ということで、この場所を函南町の文化センターゾーンとして位置づけ、東駿河湾環状道路の開通と相まって、文化・学習・交流の拠点としての相乗効果も期待できると考えております。

 2つには、本町の文化遺産が町民の共有の財産として将来に渡って引き継がれるようにすることが重要です。本町には国指定の重要文化財である阿弥陀三尊像を初めとした、函南町が保有する桑原薬師堂内の仏像群を町民の財産として後世に長く保存継承する施設として、また、町内の文化財や出土品、貴重な仏像群の資料や映像等を放映し、国内外に広くPRする観光拠点施設としての(仮称)阿弥陀・郷土資料展示館が平成24年春の開館を目途に工事に着工しております。

 3つは、町民一人一人の自主性及び創造性を尊重する視点から、町民文化祭を開催し、町民が文化を創造する活動と、それを鑑賞する活動を支援し、町民全員が文化活動に参加することを目指しております。

 4つは、町民の多様な学習と文化活動のニーズにこたえるために、本町では平成12年度から生涯学習塾をスタートして11年目を迎え、町民の参加は年々増加しております。他市町のお手本になると評価されている事業でもございます。受講した人たちの中には、創造的な文化活動へ発展する方も出てまいりました。

 5つは、本町の地域の伝統的な文化を継承することも取り組んでおります。民話をもとにした猫おどりは、町民の参加はもとより、年々盛んになって、県内外からの参加もあると聞いています。

 昨年の国民文化祭では、多数の美術・工芸展が寄せられ、展示されました。また、大ホールでは大盛況の中でパフォーマンスフェスティバルが行われ、韓国の人間国宝イム・イジョ先生の舞踊団のときには超満員になるということが見られました。町民の文化・芸術に対する関心の強さをかいま見ることができました。昨年の国民文化祭をきっかけとして、町民参加の文化活動を振興し、すべての町民が文化活動に参加する町になるよう、今後も施策を進め、まちづくりに寄与できるよう努めてまいりたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 16番、室伏議員。



◆16番(室伏正博君) ただいま教育長から、5項目にわたり町の文化への取り組みの姿勢が説明されました。確かに、今月の25日から始まる文化祭は第42回を数えます。2年後には阿弥陀仏・郷土資料展示館ができるわけでありますが、一般的に、今日文化事業の停滞している自治体は大変多くあります。その主な理由としては、まず第一に文化事業に対する理念がないこと。これまでは、ただ単に予算的にゆとりがあるとか、あるいは高齢化社会だとか、あるいは余暇社会だからとか、脆弱な理由で行われてきたことが大きな要因となっておるようでありますが、さまざまな住民ニーズを的確に把握せず、箱物だけで終わっているケースが大変多いようであります。住民意識と行政とのギャップが生じたためだともよく言われます。

 ただいま教育長のご答弁では、社会的基盤としての文化の振興を図りたいと、冒頭このようなご答弁があったわけでありますが、函南町に住んで良かった、あるいは、函南町に済むことを誇りと思えるような地域社会、まちづくりが求められるわけでありますが、そのためには、文化行政は、トップの理念に基づき、町に合った個性的な文化をはぐくむことが大事だと思われます。まちづくりには6つの基本構想があるわけでありますが、文化施策は、自然環境、健康、人間、産業・経済、安全・安心、協働、この6つの基本構想とそれぞれ密接な関係があるわけであります。まちづくりにおいて文化の理念をどのように反映させていくのか、その概念的なものでも結構ですので、お伺いしたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 町長。



◎町長(森延彦君) 私からお答えを申し上げます。

 私は、文化の振興に関しまして、2つの観点から重要だろうと認識をしてございます。まず1つが、円熟化社会を迎えまして、不透明感、人々の意識の閉塞感が若干目立ってきてございます。こういう中において、潤いやゆとり、あるいは心の豊かさを打破するには、文化力が極めて重要だろうというふうに考えているところでございます。日本の伝統的歴史・文化、あるいは函南固有の歴史・文化を生かす中で、伝統的創造力に裏付けられた文化的創造力が、より次の時代を開くという認識をしているところでございます。また同時に、地域の発展を支える、先ほど教育長が答弁いたしました創造的な社会基盤になり得るだろうということが1つの認識でございます。

 2つ目は、経済的な行き詰まりが若干見えている中で、地域経済の活性化を文化・観光資源としての文化力で明るい社会を築いていったらどうだというのが2点目の観点でございまして、議員ご指摘のように、文化にはお金がかかるという認識ではなくて、総合的な施策展開の中で文化と関連することによって、よりよい、明るい希望のあるまちづくりができるのではないか、かように認識しているところでございます。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 16番、室伏議員。



◆16番(室伏正博君) ただいま町長から、今日の不透明感のある社会の中で、潤い、あるいはゆとりというものが非常に大事であり、伝統的な文化を通してこれらを培っていきたいというようなご答弁だったかと思います。文化行政とまちづくりは確かに切っても切り離せない関係にあるわけでありますが、これまでの文化事業は、理念の欠如、あるいは狭い視野での文化行政の位置づけなどの課題がある一方で、文化庁は高レベルの芸術振興を基軸としております。総務省、国交省の地域振興に比べますと大変視野が狭く、地域社会、あるいは生活文化の充実などの配慮に欠ける面もあるわけであります。このことは、地域住民と行政の文化施策の遊離する要因ともなる言えるわけであります。

 このような2つの指針は、まちづくりにおいて町の理念を反映させる上での難しさとなっておるのではないでしょうか。この点についてどうお考えになっているのか。町としても、先ほど教育長、町長の理念はお伺いしたわけでありますが、地域社会・生活文化の充実から見てのまちづくりにおいて、先ほどの国交省は地域振興を視野に入れている、ところが文化庁はハイアートを基軸とした視野の狭いものになっている。すそ野の広い文化行政というものが必要だと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 教育次長。



◎教育次長(高橋宗弘君) 国交省等を引き合いに出されておりますけれども、文化そのもののとらえ方が、町としての文化ということでございますので、その文化の目的に沿えば、すべて同じものだと考えておりますので、そこに相違があるというのは考えておりません。



○議長(八木戸一重君) 16番、室伏議員。



◆16番(室伏正博君) ちょっと私の言い方が悪かったかもしれませんけれども、要するに、文化庁はハイレベルの、高次の文化を基準としている。ところが、一方、まちづくりという観点から考えますと、総務省、国交省は決してそうではない。底辺の広い地域振興というものを目指している。ですから、町の行政としては非常にやりにくい面があるのではないのかという質問をしたわけであります。それならそれで結構です。

 文化事業は、今日社会資本形成という視野に立つことが、今も申しましたけれども、大変重要である。このことは先ほど町長も同じようなご答弁だったかと思われますけれども、単なる文化的なインフラとしての博物館、あるいは文化ホール、展示場などのハードウエアの形成だけではなくて、ソフトウエアとして、例えば、倫理意識・美意識の向上や地域コミュニティ、NPO、生涯学習の活性化など、こういうものを含めた社会的共通資本として位置づけということが非常に大事だというようなことだと思います。

 文化資源は、文化財や美術品だけではなくて、文化活動、芸術活動、活動そのものを含めた包括的なものすべてであり、当町では、先ほどの話にありますように、例えば、民話をもとにした猫おどり、あるいは竹林劇場、シャギリなど、さまざまな町の文化資源がありまして、町外からも多く参加しておるようであります。文化財としての再開発と活性化が大事であり、参加者・鑑賞者の開発を地域密着型にしてすそ野を広くするように取り組むべきだと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 町長。



◎町長(森延彦君) 私からお答え申し上げます。

 議員ご指摘のように、先ほどもお答えしましたように、豊かな人間性を確保するための理念は確かにハイレベルなものでございます。ただ、私が先ほど申し上げましたのは、ともに生きる社会基盤の形成といった点から含めますると、人間相互の結びつきとか、人間関係の構築であるとかいった、まさに実体的に結びついたものでなければならないというふうに考えているところでございます。さらには、後段で申し上げました経済活動等の話の中では、質の高い経済活動が実現されるわけでございまして、新たな需要なり高付加価値を生んでいくという形の中では、これもまた実践的なまちづくりの中で反省されるべきものという認識でございます。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 16番、室伏議員。



◆16番(室伏正博君) 2年後には阿弥陀仏の郷土資料展示館ができるわけでありますが、町内には阿弥陀仏以外にも、例えば塚本の興聖寺のマリア観音、先ほどの竹林劇場、猫おどりなど、豊富な文化財があるわけでありますが、社会資本の形成としてこれらの文化資源を生かすことが非常に大事であります。阿弥陀仏・郷土資料展示館の位置づけでありますが、先ほど教育長のご答弁の中では、図書館等複合施設が1つの文化エリアとなるようなご答弁だったと思いますが、阿弥陀仏・郷土資料展示館については、どのような位置づけがなされるのかお伺いします。



○議長(八木戸一重君) 教育次長。



◎教育次長(高橋宗弘君) 阿弥陀仏・郷土資料展示館の位置づけでございますけれども、文化の伝統の継承、それから美術工芸品の鑑賞、これをもとにこの施設を有効活用しまして、地元の地域の活性化、それから、それをつなぎまして、県にもお願いしてありますけれども、函南域周辺の観光拠点としての拠点化、もろもろ経済活動の活性化につながるような計画に位置づけております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 16番、室伏議員。



◆16番(室伏正博君) 阿弥陀仏の展示館は、伝統の継承の場、あるいは観光の拠点としての位置づけというようなことでありましたが、文化政策の範疇にある観光産業でありますが、自然環境へのあこがれ、あるいはいやしなど、外部訪問者を集客する一つの文化資源でもあります。文化施策を文化産業や観光産業の振興、まちおこし、これらの観点から見ますと、地域主権が叫ばれている今日、これからの地域間競争、あるいは都市間競争には、町の持つ文化施策の水準がその優劣に大変大きな影響を与えています。また、それは、ひいては町の地価にも影響を与えるようになっておるようでありますが、この点から見ましても、町の産業振興政策として文化政策も展開されるべきだと思いますが、この点についてはどうお考えでしょうか。

 もう少し具体的に説明しますと、がんセンターを中心としましたファルマバレー構想があります。首都圏からの参加者は、東駿河湾地域の文化資源、文化施設、文化レベル、これらは首都圏に比べると劣っておるわけでありますが、文化的資源に接することが少ないと、こういうことが一つの理由になって人口の呼び込みを難しくしている要因にもなっている、このように聞いております。外部訪問者の集客、転入人口増など、観光産業と同じく、文化施策の水準も、これからは地域間・都市間の競争においてもさらに重要になってくると思われます。文化施策の水準についてはどうお考えになっているのかお伺いします。



○議長(八木戸一重君) 町長。



◎町長(森延彦君) これも私からお答え申し上げます。

 今議員ご指摘のとおりでございまして、やはり、文化を支える部分の中で、先ほど来議論になりましたし、午前中に米山議員のご質問に答えましたが、私は、観光文化という言葉を使わせていただいてございます。観光と文化を一体化することによって、さらに活性化なり文化の継承ができるという認識でございます。したがいまして、先ほど来お答えしてございますように、やはり、基本的な函南町の持てる資産を文化的に、あるいはそれを観光とどう結びつけるかということで、冒頭お答え申し上げました地域活性化につながるものと、かように考えてございます。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 16番、室伏議員。



◆16番(室伏正博君) ただいまのご答弁のとおり、確かにこれからは、文化施策の水準、町の文化レベルというものは、文化だけではなくて、社会的にも産業的にも非常に大きな影響を持つというようなことをぜひ理解していただければと思うわけであります。これまで一般的には、自治体の職員は、経済・産業振興には直結しない文化活動を余り歓迎しない向きもあったわけでありますが、これからの文化施設の運営は、その運営の硬直化を防ぎ、社会資本として産業振興からも文化資源を開発し、参加者・鑑賞者の増加を図ることが非常に大事であると思います。そのためにも、人材育成、あるいは職員の意識改革が大事でありますが、この点はどうでありますか。この辺を確認して私の質問を終わります。



○議長(八木戸一重君) 副町長。



◎副町長(佐口則保君) 先ほど来町長も述べておりますように、ご質問者が言われるとおり、あるいは芸術・文化、これらの振興と継承をしていくことが町の責務というふうに考えます。当然それには職員のそれなりの能力開発といいますか、研修も必要となりますので、今後はこれらについて随時取り入れながら進めていきたいというふうには考えております。



○議長(八木戸一重君) 以上で16番議員の質問を終わります。

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△松富毅君



○議長(八木戸一重君) 次に、2番、松富毅君の質問に入ります。

 2番、松富議員。

          〔2番 松富 毅君登壇〕



◆2番(松富毅君) それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。

 1、町長の政治姿勢について。

 今後のまちづくり計画について。

 ?サイエンスパーク構想の今後について。

 「先端技術産業と公園などの自然環境をあわせ持つ企業集積地の函南町における構想」と第五次函南町総合計画にありますが、その具体的な実現方法と今後の実施計画は。

 2、観光行政について。

 函南町における観光とは。

 ?第五次函南町総合計画に「多彩な産業発展のために」「観光の振興と活用」とありますが、具体的に前期では何を取り組み、後期計画では何をどのように取り組んでいくのか、具体的な実施計画はあるのでしょうか。

 ?伊豆ジオパーク構想について。

 函南町には川勝知事が提唱しているジオパーク構想に重要な地質遺産があります。率先して町民との協働体制を整え、火山が生んだ大地の魅力を積極的に売り出し、意識啓発とともに新たな観光需要を発掘していくことが極めて重要であると考えます。ユネスコは、世界各地の地形・地質遺産をジオパークとして指定し、地域の自然の保全と観光振興に生かしていく仕組みをスタートさせました。日本でも、洞爺湖、島原、箱根、霧島などの名だたる火山観光地が、地域一丸となって指定を目指した活動に取り組んでおります。一部もう指定されているところもありますが、函南町はこの流れに乗りおくれてはならないと考えていますが、いかがでしょうか。

 ?伊豆全体で行われる構想の「ツール・ド・伊豆」自転車ロードレースやサイクリングイベントについて。

 日本各地では、自転車ブームに乗り、地域活性化の手段として自転車のロードレースやサイクリングが開催され始めています。例えば、富士吉田市では7年前から富士スバルラインを使った、一部公道を封鎖してのヒルクライムロードレース、坂道を上がっていくロードレースですが、開催されております。開催5年目となる平成20年から2日間の開催で、その経済効果が毎年1億3,700万円以上、交流人口は2万人を超す成功をおさめています。新たな施設をつくることなく、地元にある道路を使って開催でき、住民との協働が図れるすばらしい観光イベントです。函南町でもすぐにでも取り組むことができますが、いかがでしょうか。

 教育行政について。

 学校教育における函南町での重点取り組みは。

 ?自主自立を養うための取り組み。

 第五次函南町総合計画に「考え決断できる資質を養うための基礎、基本を段階的に身につけ、学習への意欲を養い、みずからが考え・学ぶことを習得させる教育内容を研究し、学習環境の整備に努めます」とありますが、これまでに取り組んでこられた内容と実績は。

 ?今年名古屋では、名古屋市の開府400年記念事業で「名古屋子供city」が開催されました。この事業は、子供たちが遊びながら、仕事をすることや社会の仕組み、コミュニケーションを学んでいく、子供たちのまちづくり体験空間です。この見本になるイベントが、ドイツのミュンヘン市で行われている「ミニミュンヘン」です。ドイツでは今年も行われ、30年以上続けられています。名古屋では15日間行われ、子供の入場者数は2万人を超しました。私も視察に行き、「全日本こどもがつくる町サミット」に参加し、昨年私が函南町で行った「子供たちの就業・企業体験プログラム」を紹介し、多くの賛同を得てきました。この全国で行われている「子供がつくる町事業」は、函南町が目指す子供たちのみずから考え・学ぶことを体感して学ぶことができる事業であると考えますが、町はどう考えるでしょうか。よろしくお願いします。



○議長(八木戸一重君) 議事の中途ですが、ここで10分間休憩をします。

                              (午後1時55分)

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○議長(八木戸一重君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。

                              (午後2時05分)

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○議長(八木戸一重君) 質問1について、建設経済部長。

          〔建設経済部長 坂上 操君登壇〕



◎建設経済部長(坂上操君) 松富議員さんの町長の政治姿勢についてお答えをさせていただきます。

 最初に、サイエンスパークの今後についてでございます。

 サイエンスパーク構想につきましては、平成5年当時、町が策定したホープ計画で位置づけられ、定住促進のための住宅計画と一体のものとして構想案が作成されたものです。その後、社会情勢の変化とともに農業を取り巻く環境が大きく変化し、平井耕地における稲作中心の農業は、後継者不足に加え、高齢化の進展により農業継続ができない農家が多くなったことから、農地以外への土地利用転換を望む声が多くなり、町へ土地の有効利用を望む要望書が提出されました。

 これを受けまして、町では平井耕地を含めた開発の可能性を調査することとして、平成19年に委託業務を実施しまして、地元において開発推進委員会が組織されました。開発候補地としては、東駿河湾環状道路の整備の進捗や鉄道駅に近いことなど公共交通のアクセスが有利なことから平井耕地を実施することとし、開発に必要な他機関との協議に着手いたしました。平井耕地は都市計画法による市街化調整区域であります。農業振興整備計画による農用地区域に指定されていることや河川の一部が未整備であることから、農用地以外にも土地利用を図るには、法で許容される施設のほかは河川や道路といった社会基盤を整備するための開発の担保をした中で市街化編入の手続を進める必要があります。

 現在、農振農用地の除外や治水対策について県の関係機関と調整をしている段階でございます。調整が整えば、都市計画に基づいた手続を進めたいと考えています。近年の経済情勢から、企業誘致は現段階では難しい状況ではありますが、県が推進していますファルマバレープロジェクトとも連携を図りながら、また、商業施設や他の公共施設などの誘致も視野に入れ、町の産業振興に寄与できるような開発の可能性を模索していきたいと考えています。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) ご説明ありがとうございました。

 丁寧にご説明していただきまして、その経緯等々も詳しく教えていただきました。その中で、農業をこれからしていくのが難しいということからの平井耕地のサイエンスパーク構想ということは昔から言われていたんですが、しかし、最近の経済状況等々のこともあるんですが、とにかくバブルが崩壊してから各地域で行われておりましたサイエンスパーク構想、そして工業団地化という部分が非常に鈍化しているといいますか、活発に動いていません。その中で、函南町にとってせっかくの農地をそういう形でサイエンスパーク構想をしていくのが本当に正しいのかどうかということをもう一度再考するときが来ているのではないかというふうな感じがいたしました。

 その中で、サイエンスパークとして国内で成功している例と言われているところにかながわサイエンスパークがございます。これは敷地面積が約5万5,000平方メートル、総事業費約650億円をかけまして、神奈川、川崎、その中で働く人たちは約4,500人、90社以上の入居があって運営されている場所なんですが、最近は、そこに出てくるベンチャー企業等は、逆に海外、中国やインドのほうに進出する人が多く、退去していく人たちが今ふえてしまって困っているという話を聞いてきました。

 ここは、もともと1978年に当時の神奈川県知事が、神奈川県の、もともとここでは鉄鋼業をやっていたんです。その鉄鋼業がやめる工場跡地を使って、何とか新しい産業をつくっていかなくてはいけないということで頭脳センター構想というものを打ち出して、かながわサイエンスパーク構想を打ち出して、1986年12月に行い始めたそうです。現在まで運営をされてきまして、運営会社としまして、今は株式会社ケイエスピーというところが行っているんですが、ここは第3セクターでして、神奈川県と川崎市、途中から日本政策投資銀行が入って運営をされているそうなんですが、ここも場所的には非常に恵まれていながら、鉄道もある道路もあるというところで、場所的には非常にいいところなんですが、利益を黒字化するまでには16年かかったと聞かされました。

 そこで再質問なんですが、かながわサイエンスパークは、バブル期から計画されて、設立までに9年、設立して16年と、25年かかってようやく運営ができるような状況であると聞いてきました。函南町でサイエンスパークをつくり黒字化させていくまでどのくらいかかるのかなというのが非常に心配になってくる話でした。函南町では、そのサイエンスパークのグランドデザイン、そして、そのような形での黒字化を見込むための事業としてはどんなことを考えられているのかということをお聞きしたいのですが、いかがでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) グランドデザインという話がありましたが、その前に経済状況によっていろいろ事情も変わっていると、そのことも十分承知はしております。ここの場所は、議員さんもご承知のとおり、今度は東駿河湾環状線のインターもすぐあります。それから、函南駅もすぐあります。それからまた、逆に農業耕作には向かない土地でありますので、どうしてもほかには開発のしようがないのかなということは、議員ご承知のとおりでございますので、当然この40ヘクタールについては開発の方向で進んでいくことになります。そのグランドデザインにつきましては、現在はまだ地元の人たちともいろいろ協議をして、どういう手法で持っていくかということは、まだ協議をしていく段階です。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) 運営をしていく中で、函南町においては運営主体となるところはどこがやるんですか。その運営主体がしっかりしていないと非常に大変なことになってきます。それが、単なる地元の地権者の人たちがつくるような組合だけでは、なかなか前には進んでいかない、利益が出ないような状況になってしまう可能性がある。それなりのシンクタンク等を入れてこれから協議もされていくと思うんですが、運営主体としてはどのような形を考えられているのかということが、もし計画があれば教えてください。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) 運営主体につきましては、いろいろな方法が考えられます。行政が直接やる場合もありますし、そういった地権者が組合をつくってやる場合もありますし、また、先ほど言いましたように3セクのような場合もあるかもしれませんが、いずれにしても、市街化調整区域、農業振興整備区域という2つの大きなハードルがありますので、それをクリアするための方策なども横で頭に入れておきながら、地権者等ともこれから協議をしていくことになります。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) わかりました。とにかく、地元の人たちとの協議もそうなんですが、成功できる方法というものを何とか探っていきながら、せっかくの函南町にある47ヘクタールという土地を生かしていただきたいと思います。

 その中で1つ、これは千葉のほうで行われたサイエンスパークですが、これは失敗例です。実は、千葉県にあるかずさアカデミーパークというところは、平井耕地の約6倍、それだけの広さのところを千葉県木更津市の上総というところでやったんです。房総半島の中心から西側に向かって海岸よりのところなんですが、千葉の新産業三角構想というものがありまして、1983年に策定されました。1991年にかずさアカデミーパークというところが建設されまして、千葉県が35.9%出資、そのほか木更津市や君津市なども出資する第3セクターをつくって、そこのサイエンスパークを進めていっておりました。

 そこでは、新しい道路体系によって三角形に結ばれる3つの核都市を中心に先端技術産業の集積を図ることとして、幕張新都心構想、かずさアカデミー構想、そして成田国際空港の都市構想のプロジェクトを中心にして、それを結んだ三角形の中で何とか産業を発展させていこうということのプロジェクトが進んでおりました。このかずさアカデミーパーク構想は、美しい自然環境に恵まれて、東京都、アクアライン等の幹線道路の整備によって東京都心及び成田・羽田両空港へのアクセスが飛躍的に向上し、大きな発展の可能性があるということで運営をされてきました。

 函南町にとっても同じなんです。新しく東駿河湾環状道路ができて、そして鉄道もある。その中でつくられる山の中のサイエンスパークなんですけれども、函南町は本当に似ているなということで行ってみましたところ、まさしく、高速道路がありまして、東京湾アクアラインからつながっている高速道路の下を走る低速路帯びが2車線ずつあって、そこの土地まで進んでいくようなところでした。東駿河湾環状道路ができたら、函南町の都市もこういう形にでき上がるのかなと思ったんですが、千葉に関しましては、周りは田畑のみでほかに開発はされていないのですけれども、見る景色としては、きっとこういうものができ上がるんだろうなというものは感じました。

 そこでは、とにかくバイオに特化した形でサイエンスパークを運営をしていこうということで始まったんですが、結果的に、この施設、アカデミーセンターですとかホール、会議室、それからホテルですとかスポーツクラブ等が運営されていたんですが、ここは開業して18年間ずっと赤字のたらい流しです。担当者のほうに聞いたんですけれども、最大の失敗は企業誘致のときの施策だったというふうに言われました。これは千葉県庁のほうに行って担当者の方々にいろいろお話を伺ったんですけれども、まず、発案されたときがバブルのときで、区画整理をした約35個の区画それぞれを、企業が来る場合にはそれぞれに配当金みたいな形で、必ず自分たちの土地の広さに合わせた配当金をもらっていたと。それに関しては、30年間預かりを受けて無利子で運用させてもらうという形で最初スタートしたらしいんです。そのもらったお金によって、最初に言ったアカデミーセンター、ホール、会議室、ホテル等を運営していく予定だったものが、もともと35社入る予定で契約をしていたんですが、結局、バブル崩壊後、いきなり皆さんが契約解除をして、違約金等ももらったんですけれども、11社しか残らなかったということで、みんな出ていってしまった後、ほかの企業はなかなかその土地に入らなかったという経緯があったそうです。とにかく、バイオテクノロジーですとか、いろいろな形でその場所を特化して企業誘致をかけようとして一生懸命やってきたんだけれども、なかなか企業がつかない。

 函南町も静岡がんセンターを中心に行われますファルマバレー構想に従って、県のほうからの指導等がありながら、医療関係の企業を中心に誘致するようなサイエンスパークを今にらんでいますけれども、実際そういう特定の職種の企業誘致がうまくいかなかった場合、その土地自身が、今利用変更等をかけていますけれども、その企業たちだけではだめで、また別の企業を呼びたいというときに、土地利用をまた変えなければいけない、変更をしなければいけないというようなことが起こって、実際、このかずさのほうでもかなり困ったそうです。実際、函南町では、そういった部分もにらみながらの都市計画をされていく予定にはなっているんでしょうか。教えていただければ。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) 実際のやり方の手法がまだ決定しているわけではないものですから、その辺は言えないのですが、いわゆる外堀はずっと埋めてきているわけです。市街化区域にするための、いわゆるホープ計画であるとか、あるいは国土利用計画法の中での位置づけもしました。ご承知のとおり、町の総合計画の中でも議決をいただいています。それから、都市計画マスタープランの中でもそうやって位置づけをしておりますので、着実に開発に向けてのプロセスは歩んでおりますので。ですから、実際に区画はどうだとか、特定の企業誘致というのは、まだこれからの話になりますし、先ほどの失敗例なんかも、これからもいろいろなそういう事例も収集して、失敗のないような形で関係者の方々、あるいは県等も含めて協議をして具現化に努めていく、こういうようなロードマップになると思います。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) わかりました。

 もう一つの、これは千葉県のほうからのご提案だったんですけれども、企業説明会をかなり行ったらしいんです。バスでその場所に企業さんたち、京浜のほうから来るような人たちを連れて行って見学をさせたりしたらしいんですけれども、まず、その見学会に来てから決まった例は一例もなかったらしいです。まず1つは、時間なんです。こちらの行政のほうが何月何日の何時から行いますということでバスを用意して、一日かけて説明するらしいですが、企業にとっては一日かけてその場所を説明されるような時間はないと。やるのであれば、企業側のほうが指定した日にちで、約半日で終わるような形の素早い説明会をやってくれないと来ないというようなことがあったそうです。ですので、そういったものも皆さんも参考にしていただきながらやっていただければいいのではないかというふうに思います。

 もう一つ、やはり、企業誘致する場合に一番大切になってくるのは、首長主導によって企業誘致を活発にしていかない限り、なかなか企業は来ないと。ほとんどのものが、だれだれさんの知り合いで、この企業の社長さんが行ってやりたいと言っているから来たいんだというような形での成立がほとんどだったらしいんです。そうなってきますと、やはり、ここで函南町を代表する森町長のリーダーシップが非常に大切になってくると思われるんですが、町長としましてはその辺をどのようにお考えになられるでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 副町長。



◎副町長(佐口則保君) 先ほどからいろいろな例をいただいておりますけれども、先ほど建設経済部長が申しましたとおり、これらの開発の手法、あるいは主体等、まだ何ら決まっているところではございません。今、首長の手法というようなお話がありましたけれども、その時期が来ましたならば、もちろん首長が先頭になってやっていくことについては間違いございません。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) とにかく、東駿河湾環状道路の供用が3年後に迫っているということで、時間的にももう余りない状況になってきていると思いますので、そういった部分では緊張感を持った形で、あるいは早急に進めていくべき案件ではないかと思いますので、ぜひ町長のリーダーシップのもと頑張って、政策のほうをよろしくお願いいたします。

 最初の質問については以上です。



○議長(八木戸一重君) 次に、質問2の?から?について、建設経済部長。

          〔建設経済部長 坂上 操君登壇〕



◎建設経済部長(坂上操君) 松富議員さんの観光行政につきましてお答えをさせていただきます。

 最初に、?の第五次函南町総合計画の取り組みについてであります。

 第五次函南町総合計画の前期基本計画における函南の観光の振興と活用につきましては、観光設備の整備として(仮称)阿弥陀・郷土資料展示館を建設しているところでございます。観光誘客の促進として、中伊豆・西伊豆観光宣伝協議会、函南町観光協会などと連携をとり、JRの主要駅、例えば新宿駅、横浜駅、静岡駅などで観光PRキャンペーンを実施したところでございます。また、外国人観光客を視野に入れた伊豆地域のパンフレットの作成などもしております。温泉を利用した健康づくりシステムの促進といたしまして、湯〜トピアかんなみで笑いの健康相談、湯〜トピアかんなみ寄席、水中運動教室などを実施いたしました。また、JR東海のさわやかウオーキングのコースにも組み込むようにさせていただきました。

 第五次総合計画後期基本計画につきましては、本年度と来年度で計画策定を実施いたします。前期基本計画の実施状況を省みまして、計画策定にこれを反映していきたいと考えております。

 次に、?の伊豆ジオパーク構想についてでございます。

 ジオとは、ギリシャ語で地球や地質を意味する言葉で、ジオパークとは、地質学や地球科学の見地から重要とされる地層、岩石、地形などを貴重な遺産と考え、保護と活用を図る自然公園のことをいいます。伊豆半島ジオパーク構想は、貴重な美しい地質や地形を含めた自然遺産を保全するとともに、ジオツーリズムを通じ、地球科学の普及や環境教育を行い、さらに、これらの遺産を観光資源として活用し、地域社会の活性化を目指すものでございます。

 現在、日本国内では11の地域が日本ジオパークの認定をされております。昨年、そのうち洞爺湖有珠山ジオパーク、糸魚川ジオパーク、島原半島ジオパークの3つのジオパークが世界ジオパークネットワーク加盟のジオパークとして正式認定され、世界ジオパークと名乗ることを認められております。また、山陰海岸ジオパークが今後の認定を目指して申請手続を進めているところでございます。

 川勝県知事は、伊豆半島をジオパークとして、これに次ぐ世界ジオパークとして認定を目指して、伊豆の持っているいろいろな可能性をそれぞれの人が共有して、宝物をお互いに知って一つになっていくような試みとして、ジオパーク認定に向けてできる限り援助・支援をしていきたいと考えているようでございます。今年の7月6日に開催されました伊豆半島6市6町首長会議におきまして、伊豆半島6市6町首長会議ジオパーク分科会の設置が決まりました。これにより、伊豆半島の6市6町で世界ジオパークの認定に向け推進していくことになりました。

 函南町におきましては丹那断層がこれに該当し、丹那断層公園、田代の火雷神社などを観光資源として活用できればと考えておりますので、積極的に取り組んでいきます。このジオパークの取り組みについては、今月24日に函南町役場の2階大会議室を会場に静岡大学の小山教授を講師に招き、地域研究会を開催することになっております。

 次に、?の「ツール・ド・伊豆」等のサイクリングイベントについてでございます。

 平成17年5月21日に伊豆サイクルフェスティバルが開催されました。第9回ツアー・オブ・ジャパン伊豆ステージをメインイベントとして、市民レースやサイクリング大会を実施しました。メインイベントであるツアー・オブ・ジャパンは国際自転車競技連盟の公式レースであり、国内で開催される自転車ロードレースでは最も格式の高いレースの一つと言われています。平成16年度に静岡東部行政センターからツアー・オブ・ジャパン伊豆ステージの創設について検討会の開催が提案され、函南町、韮山町、大仁町、伊豆市が出席しています。このときの構想では、それまで伊豆サイクルスポーツセンター内を周遊コースで開催されていたツアー・オブ・ジャパン修善寺ステージを多くの観光客が集まる伊豆の戦略的なイベントとするため、伊豆スカイラインをメインルートとする伊豆ステージに発展させることをもくろんでおりました。当初、伊豆サイクルスポーツセンターをスタートし、ゴールする全長160キロメートルのコース案でしたが、警察などとの協議の結果、道路が急勾配であり、危険である箇所などによりコース変更を余儀なくされ、全長130.35キロメートルのコースで実施されました。主催者が発表した来場者数は1万5,000人でした。

 その後、平成18年度、19年度と伊豆サイクルフェスティバルを開催いたしましたが、静岡県の補助金が打ち切りとなったことにあわせ、函南町と伊豆の国市もこのイベントの支出を打ち切りました。函南町では、このイベントへの負担として多額の費用を支出しております。この自転車ロードレース大会を観光イベントとして函南町が主催することにつきましては、行政が主体となって取り組む考えはありません。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) ありがとうございました。

 函南町におけます観光は、これから、とにかく観光により函南町が直接利益を受けるものというのは少ないのですが、やはり、東駿河湾環状道路の開通をにらんでのまちづくりの中での観光による収入というものはかなり大きくなってくる可能性はありますし、その辺での収益が見込まれているというのもよくわかっている。

 その中で、まず第1番目のジオパークなんですが、ヨーロッパのほうでは非常に注目を浴びておりまして、ジオパーク認定を受けたところへの観光客が非常にふえているという現状がございます。そして、今静岡県では、やはり、静岡空港を使ってのインバウンドということで、韓国、中国からの観光客を誘客しようということを非常に考えております。

 その中で、やはり函南町としては、丹那断層、それから田代神社です。PRしていきながら、観光としてお客様に来ていただく体制を早くに整えていかないといけないと私自身は思っております。ただ、その中で、単に場所を整備し、何か看板を立てておくだけでは、やはり観光としては弱いというふうに考えております。その辺は、今言われたように静岡大学の教授の小山先生ともいろいろお話しをさせてもらい、そして、伊豆半島内で私の母校であります伊豆総合高校では、地質研究部というようなものができて、ジオパークについて上西先生という方を中心に部活動を行っていて、これも小山先生との連携によりまして、伊豆の中を案内することを昨年度から始めております。そういう形で、地元の人たちと協働していきながら、その場所の良さというものを説明できる人たちを町を挙げてつくり上げていかなければいけないというふうに思います。

 そういった意味で、今成功されているところに瀬戸内国際芸術祭2010ということで、瀬戸内海に浮かんでいる島々を結んだ国際芸術祭が今年行われております。その中で、小豆島ですとか、直島、そういうところを使って、島を挙げて芸術の町ということで取り組んで行っております。特に、直島につきましては、前身は藤田観光さんが入って、昭和40年代に観光を主としてやったんですが、一度失敗しまして、その後ベネッセコーポレーションが入って、芸術の町にするんだということで一大芸術の町をつくり上げました。私も行きまして視察してきたんですが、それぞれの芸術施設、観光施設を町民のおじいさん、おばあさん方がきちんと説明をしてくれるんです。それぞれの町の家屋の中を、空き家になっていたところを改装し美術館に変えて、そこの近所に住んでいるおじさん、おばさん方が入り口に立っていまして、「ここはね」と言って中を案内してくれるんです。非常に親近感もわきますし、町ぐるみで取り組んでいて、この町を盛り上げていくんだという活気にあふれている状況をすごく感じました。

 函南町にとっても、やはり住民の方々がそういう、丹那断層、そこに住まわれてきたおじいさん、おばあさん方が、どういうふうな経緯でこの土地がなったんだよということを知っている方もまだ残っていられると思うんです。そういう方々が自分たちの経験から、あるいは日頃の環境からそういう部分をきちんと説明できる方々がいてくれることが非常に大切になってくると思うんです。それらを当局の方々を中心に、もちろん、町のボランティアをしているNPOですとか、そういう方々も中心になってやっていかなければいけないんですが、とにかく住民との協働という部分の一つの施策として、そういった部分を取り組んでいただきたいと思うんですけれども、その辺に関しまして町としてはどうお考えでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) まず最初には、そういうことをする前に、ジオパーク推進協議会を立ち上げることが事務的には必要なんです。それによってしっかりとやっていくんだということが目に見えた段階からの第2次の事務になると思いますが、当然その中では、人材の育成といいますか、ガイド、そういうものも必要です。それから、最近観光地でも説明ボランティアなんかもありますが、そういうことも含めた、そういう地元の説明ボランティアさんの活用なども考えるのも人材育成の一つですから、当然、ジオパークをするには、ただそこの現場に看板を掲げてすればいいんだではなくて、そういう地域の人たちも当然一体となって、町長の言う新しい観光文化の創設をしていかなければならないということで計画を立ち上げていきたいと思っています。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) ありがとうございました。

 とにかく地元の人たちが活気を持ってその場所を案内しているというところは、黒川温泉を代表として活気があります。そういう部分も含めまして、函南町がこれからさらに活気がつくように、地元の方々との協働を積極的に行政の方々も、何か行政の方々は住民の人たちに協力をお願いするのがまずいのかなという形で遠慮がちになっているような感じを非常に受けるんですけれども、そうでもなく、若い人たちも十分協力したいという人たちもたくさんいますので、どんどん声をかけて、皆さんとともに町をつくり上げていくということを進めていただきたいというふうに思っております。

 次の質問に移りますが、伊豆全域で行われる予定になっている「ツール・ド・伊豆」、これは自転車のロードレースなんですが、ロードレースというのは何か特別な人がやっているものではないのかというふうなイメージがあるとは思うんですけれども、確かにそうです。しかし、これからの観光というのは、そのコアなユーザーです。何かに夢中になっている人たちを呼び寄せるような形での観光というものが非常に重要になってくると思います。

 スポーツというものは、非常に収益の上がるものだということでイベントになってきているということは、皆さんもご承知のとおりだと思います。特に東京マラソン、あれには非常に大きな金額の予算もかかってはいるものの、それを行うことによっての観光としての収益も非常に上がっております。ほかの小さい自治体のほうでは、やはり、マラソン大会、こういう自転車のサイクリングイベント等によってかなりの収益が上がってきています。ただ、この収益を上げるためにはそれなりの手法・手段というものが必要になってきて、これらにたけている企業さん、こういったところとの提携も必要になってくるのではないかとは思います。

 それらの人たちとも話を聞いてきたんですけれども、伊豆半島内でいいますと、特に狩野川100キロサイクリングということで伊豆の国市さんが前々から進めておりまして、最近では泊まりでそれを行うことによって、宿泊施設がかなり埋まってきている。そして、日帰りではあるものの、交流人口の人たちがふえるということで、かなり伊豆というものが注目を浴びるようになってきました。それらの良いところとしましては、やはり、新しいハードをつくらなくても、マラソンであったって、自転車だったり、ウオーキングもそうなんですが、でき上がるということ。それによってその地域を本当に細かく見てくれる。車と違って、歩くスピード、自転車のスピードというのは町をしっかり見てくれることができる。そういうことを繰り返し行うことによって、この函南町が、「やはり住むところにいいのかな」「いい町だね」と思ってもらえるような事業をこれから細かくやっていく必要があるのではないかというふうに思います。

 コアなユーザーといいますか、そういった部分で成功した例としまして、隣の熱海市なんですが、皆さんもご存じかなと思うのですが、「ラブプラス」という任天堂DSというゲームのソフトなんですが、その中に出てくる女の子とデートするためにいろいろなことをしていきますと、その子とおつき合いができるようになりますよというようなゲームソフトがあるんですが、それと熱海市が組みまして、AR、拡張現実というものを取り入れて、例えば、あるホテルさんに行きまして、そこでARというものを撮影してやると、そこに出てくる現実と自分とが入り込んで、その子といかにもデートをしているような感じになると。あるホテルさんでは、1人でそこに宿泊にいくと、その子とお泊まりができたような形につくってくれるような施設もあるんです。布団を2つ敷いてあるとか、変な話ですけれども、そういうこともしていると。それとか、初島のほうでは、そういうところに行きますと、新しい観光としてからお客さんがかなりふえた。そういう人たちも必要なのと思うかもしれないですが、やはり、オタク文化ではないですが、秋葉原等でもそういうふうなことで仕掛けをして、きちんとそれが観光になっている部分もあります。

 このAR拡張現実というのは、丹那断層のところでも十分生かせます。もともとその地域でどういう地質だったのかというものを、AR技術を使うことによって、自分が今立っているところがどういうところだったのかということを、映像と自分とが入り込んで体験できるんです。そういったものをきちんと整理しながらやっていきますと、新しい観光として、ただ単にそこの場所を見に行くだけではなく自分の持っているアイテムを使って楽しむことができる、そのような観光も生まれてくると思いますので、そんなこともぜひ念頭に置きながら、今後函南町の観光というものを盛り上げていっていただけたらと思います。

 質問は以上です。



○議長(八木戸一重君) 次に、質問3の?と?について、教育長。

          〔教育長 鈴木 忠君登壇〕



◎教育長(鈴木忠君) 松富議員の教育行政について、?自主自立を養うための取り組みはいかがかということでございます。

 第五次総合計画に記載してありますように、学校教育においては、子供たちに学習への意欲を養い、みずからが考え、学ぶことを習得させることが重要であります。町内の各小・中学校では、教職員が県の総合教育センターの支援を受け、生徒の主体的な学習を促し、課題を解決する能力を培う課題解決型学習の研修に取り組み、授業実践を積み重ねております。また、本町では幼稚園、小学校、中学校の先生方が組織しております函南町教育研究会という組織がございますが、この組織でも函南町の幼・小・中の一貫教育を目指して、講師の違う学校に先生方がお互い交流をしながら、幼稚園の先生が小学校1年生の教室に行って指導したり、支援をしたり、また、小学校1年の先生が幼稚園に行って交流したり、そうしながら、講師の違うところから子供の様子を見ながら、この函南町の子供たちに自主的な心をどう育てていくかというようなことも研究しているところでございます。各学校ごと、校内研修でも研修を進めております。また、総合的な学習の時間とあわせて、児童・生徒がみずから考え学ぶために大変有効に進めております。

 ?の子供がつくる町事業についてでございます。

 松富議員が推奨する子供への体験する活動を、そういう機会をつくってあげたいという気持ちは私もよく理解できます。今の子供たちが体験不足のために、いろいろ伸びていく能力というか、資質というか、そういう潜在的なものが伸びないで終わっているのかもしれないという危惧がありますので、子供たちの体験が不足しているという現状から見れば、議員のその気持ちはよくわかります。

 本町では、平成16年度から3年間、文部科学省のキャリア教育推進地域指定というものを受けました。このとき、平成16年度、17年度、18年度ですけれども、函南小学校と東中学校と田方農業高校の、この地域で小・中・高で、今日本の若者にニートとか、引きこもりとか、職業を持たないで親のすねをかじっている子供がふえているという現状が、文科省、総務省、厚労省、いろいろなところで話題になりまして、各研究指定をして、子供たちに将来にそういう職業観をしっかり持つようにするためには、小学校、中学校、高校の段階でどんな指導ができるか研究してくれというのがねらいでございました。

 函南町は他地域に率先してその指定を受けましたので、これを機会に町内の小・中学校全部にキャリア教育連絡委員会を立ち上げまして、全校で取り組むようにいたしました。したがって、現在も全部の小・中学校でキャリア教育を進めています。小学校では、自分から決定する力を育てる、それから自分の考えを表現する力を育てる。こういうような、職業観をきちんと、自分がどういう人間で将来どういう活躍をするかという、その基盤としては、そういう基本的なものを育てるのが一番大事だというのが研究成果でございました。中学校では職業体験もやりまして、そして、いろいろな職業を見たり実践して、一つの職業観、それから勤労意欲、そういうことを養うことが大事だというのが研究成果でございました。その辺を取り入れまして、現在も小・中学校全部で子供たちが将来自分の職業をしっかり見つけて進んでくれるように進めているところでございます。

 現在、進路とか職業学習を実施しておりますけれども、例えば、函南中学校と東中学校は中学2年のときに、地域の60から70の事業所にお願いして職業体験を実施しております。3日間、弁当持ちでその職場へ行って、実際に商店のところでやっている子もいますし、ガソリンスタンドで体験している子もいます。あるいは、トマトのハウス栽培の農家で体験する子もいますし、あるいは床屋さんのお手伝いをしながら体験している子もいます。子供たちにとって、それを第3希望ぐらいまで偏らないように、そして数名ずつ60から70の事業所の協力を得て職業体験をしているところでございます。

 また、小学校でも、職業体験は函南小学校で一時進めていました。最近の様子を見ますと、小学校の5つのうち4校は修学旅行のときに、先ほどの遊びながら職業体験という紹介がありましたけれども、東京にそういう好きな職業を体験しながら社会の仕組みを学ぶことができる施設がございます。名前は言いませんけれども、そこに子供たちを入場させて、思い思いに子供が興味のある職業を擬似体験といいましょうか、そういうことをしながら、遊びながら体験するというコースも取り入れております。

 キャリア教育は、本町において、他地域に率先して文科省の指定を受けて、将来職業をしっかり持つような子供を育てるためには小学校、中学校で何が必要かという研究をしてきましたので、これは重要な遺産としてこれからも進めていく予定でおります。また、学校支援地域本部と連携しながら支援していきたいと考えているところです。

 名古屋市の開府400年記念事業として「名古屋子供city」というのが開かれているとの話がありました。函南町も、東駿河湾環状道路が開通して商業地域もぐっと発展して、子供たちの周りにそういう子供たち自身が市街化の中心に行っていろいろな体験ができる条件があればまちづくり事業も効果が出るかなと思いますけれども、現在それをすぐやるかというと、行政が主導でやるというのはまだ早いのではないかというふうに考えるところでございます。それよりも、学校のカリキュラムの中でキャリア教育を強く進めていくのが大事かなと考えているところでございます。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) ありがとうございました。

 現状まで行われてこられました函南町のキャリア教育についてご説明をいただきました。確かに、今、まず、キャリア教育よりも勉強のほうがおくれてしまっている、他国に比べて学力が落ちてしまっている日本をどうするんだというような部分も言われておりますが、やはり、基本の勉強を生かすためにも、自分が何者になりたいか、だれになりたいのかという部分を養っていくものは、やはり小学生ぐらいから少しずつ教育といいますか、体験ができるものを町のほうでも取り組めていけたらいいと思うんです。

 確かに、その主体となる団体がなかったりですとか、場所がなかったりですとかという部分の問題もあるかと思います。ただ、今後函南町では図書館ができまして、そこの中に子育て支援センターができると思います。そこの中に、ぜひ児童館というような形の役割をもし果たしてもらえるようでしたら、そのようなことは可能になってくるのではないかと考えております。

 今、日本全国で約16カ所ぐらいで子供がつくる町事業というものを行っております。先日管外視察でも行きました京都のほうでも、行った1週間後には子供の町は開かれる予定でした。お会いしてお話を伺ってきましたけれども、子供たちが目を輝かしてその準備に取り組んでおりました。それ以外にも、もともとそういうふうな子供の町をつくる前身になっているのが、児童館で子供たちが過ごすときにどんなものを取り組んだらいいんだろうということで、児童館での行事の一つとして、お店づくりですとか職業体験ですとかということを小学生の段階で行っていたそうです。そうしますと、やはり、中学生に上がったときの勉強意欲、高校生になるときの高校を選ぶときの動機、そういったものがはっきりしてきて、それぞれの夢がはっきりしてくるというようなことを言われておりました。ぜひ、今後つくられます図書館にできます子育て支援センターの中に、できれば児童館的な役割を持たせることができればうれしいと思うのですが、その辺に関しましては、町長いかがでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 教育長。



◎教育長(鈴木忠君) 今、(仮称)函南町図書館等複合施設ということで、1階部分を子育て支援の役割を担う施設として運営の検討委員会を立ち上げて、集まっていろいろな方に意見を聴取しているところでございます。子育ての相談がまず必要だと。今、若い核家族の若い親御さんが子育てについて非常に悩んでいる。それがまかり間違うと虐待とか、そういうようなことに行ってしまうことも危惧されるので、子育て支援センター的な役割が意見の中で第一に挙げられています。

 それから、子供同士が交流するような場にも使わせてもらいたいという意見もございます。2階は一般の図書館でも、1階部分にそういう子供の交流、あるいは子育て世代の若いお母さんとかお父さんが寄り添って、子供もどんなふうに育てているかと、自由に悩んでいることを出し合いながら、そこで自分の子育てについて見直して心の安定を図っていくような、そういう子育ての場もつくると。

 それから、多目的室をつくって、そこで多少のイベントもして、町民の交流も図れるようにしてほしいという意見もあります。今はまだ結論は出ていませんので、児童館的なという要望がありますけれども、また運営検討委員会の中で練って決めていきたいということでございます。



○議長(八木戸一重君) 2番、松富議員。



◆2番(松富毅君) わかりました。今こちらのほうでご提案しましたようなことも、ぜひ勘案していただきながら、いい施設をつくっていただきたいと思います。また、東駿河湾環状道路の開通がちょうど2013年、函南町の50周年に当たる年であります。ぜひそのときには先ほどご提案をさせていただきました自転車のロードレース等を、できれば東駿河湾環状道路、伊豆縦貫道を完全封鎖しまして自転車のロードレースをやる、あるいはインターチェンジができました函南町のまちづくりができましたさまざまな施設の中に子供たちがつくるようなお店ができ上がるというようなことができましたら非常に楽しい町ができるのではないかと思いますので、ぜひともそんなようなことも考えていただきながら、これからのまちづくりに取り組んでいただければと思います。

 私の質問を終わります。以上です。



○議長(八木戸一重君) 以上で、2番議員の質問を終わります。

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△高橋好彦君



○議長(八木戸一重君) 次に、6番、高橋好彦議員の質問に入ります。

 6番、高橋議員。

          〔6番 高橋好彦君登壇〕



◆6番(高橋好彦君) 最後の登壇のようでございますから、しばらく時間をかしていただきたいと思います。

 通告に基づきまして1点ばかり質問させていただきます。

 都市計画道路の溝八ツ溝仁田線についてでございます。

 町内の道路整備につきましては、東駿河湾環状道路を初め、これに関連する周辺道路の整備が厳しい財政の中で着々と進んでいるところでございます。道路整備につきましては、森町長が提唱しておる「新生かんなみ」のまちづくりを推進する上でも大きな役割を担うものであります。その中で、都市計画道路八ツ溝仁田線は、平成7年に都市計画決定し、幅員16メートル、延長が1,230メートルの2車線で、平成9年度から工事を着工して、現在に至っているところでございます。そこで、次の点について質問いたします。

 1つ目といたしましては、現在までの進捗状況と今後の計画はどのようになっているか。

 2つ目といたしましては、町道1−4号線との交差点は、仁田橋から距離が短く急坂であり、交通事故の危険性が非常に心配されるわけでございます。したがって、信号機や横断歩道の設置はどのように考えておられるのか。

 それから、3つ目といたしましては、道路と並行いたしまして八ツ溝用水組合の水路が併設されています。この水路整備についてどのように考えておられるのか。

 それから、最後に、第2期工事ということで、八ツ溝インター線の先が仁田北線というような話も聞いていますが、いわゆる市街化調整区域の国道136号線までの接点といいますか、接続する部分につきましてはどのような計画で進めていくか、よろしくお願いいたします。



○議長(八木戸一重君) 質問1の?から?について、建設経済部長。

          〔建設経済部長 坂上 操君登壇〕



◎建設経済部長(坂上操君) 高橋議員さんの都市計画道路八ツ溝仁田線につきましてお答えをさせていただきます。

 ?の現在までの進捗状況と今後の計画でございます。都市計画道路八ツ溝仁田線は、キミサワ付近の東駿河湾環状道路から函南小学校プール西側を通り仁田耕地へ続く延長1.23キロメートル、幅員16メートルで両側歩道の2車線道路として平成7年に都市計画決定をされています。平成21年度までの進捗状況ですが、この事業は平成9年度から事業着手しております。内訳は、平成9年度から用地取得を開始し、工事は平成12年度から着手し、延長365メートルが供用開始となっております。今年度は、事業費3,000万円で用地買収及び工事を施行し、仁田橋からデンノウへ下った交差点から南側へ1軒置いたところからアパートまでの171メートルを計画しております。今後の計画ですが、平成26年度までに東駿河湾環状道路からさきに述べましたアパートまでの延長783メートルの区間を開通させる予定です。

 次に、2番目の町道1−4号線との交差点に信号機や横断歩道はということですが、この交差点は現在北側のみに横断歩道がありますが、交差点完成時には南側にも横断歩道をつける予定です。信号機につきましては、現在仁田橋に信号機があり、接近していることから設置が難しいとの回答を公安委員会から得ております。

 次に、八ツ溝用水組合の水路はどのように整備するのかですが、先ほどのアパートから先の水路につきましてはまだ測量等が済んでいませんから、道路と重複する場合は、交差点北側の前年度施行区間と同じように歩道の下へボックスカルバート方式で施工していく予定でいます。

 ?の第2期事業の国道136号までの整備ですが、現在やっているところは都市計画事業として、アパートのある市街化区域までを第1期事業としております。これは平成26年度までの完成を目指しているところでありますが、それ以降の国道136号の蛇ケ橋までにつきましては、今度は調整区域を通る形になりますけれども、今やっているところは市街化区域ですから都市計画事業でやっていますが、そこから先は、今度は通常の道路事業という形になると思いますが、財政を勘案しながら、引き続き整備はしていきたいとは考えております。

 以上です。



○議長(八木戸一重君) 6番、高橋議員。



◆6番(高橋好彦君) ?の問題でございますけれども、平成9年から工事が進められておるわけでございまして、今の説明ですと平成26年ごろに当初の計画を完成するというようなお話を伺ったところでございますけれども、具体的に、当然道路を整備すると用地補償の問題とか用地買収、もちろん工事費もかかるわけでございますけれども、今までの平成21年度の実績、それから今年、それから26年度までの今後の計画もあわせまして、おおむね予算的にどのぐらい事業費がかかるのか、買収費、あるいは補償費も含めて、もしわかれば教えていただきたいと思います。



○議長(八木戸一重君) 建設課長。



◎建設課長(室伏由之君) この街路事業につきましては、先ほども申し上げましたとおり、平成9年度から行っております。最初のころは主に用地買収、それから物件移転補償費というものがかかっております。平成9年度から平成21年度までの用地買収費、それから物件補償費をあわせまして約12億8,000万円でございます。工事につきましては、平成12年度から着手をしております。平成18年度、平成20年度、平成21年度実施しておりまして、工事費が約2億300万円かかっております。これに測量費、事務費等をあわせまして、事業費の総合計といたしましては約15億2,000万円となっております。その先の、今後の平成26年度までの予定ですが、事業費といたしましては約2億1,000万円ほどかかる予定でございます。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 6番、高橋議員。



◆6番(高橋好彦君) わかりました。ありがとうございました。

 質問の2の問題でございますけれども、交差点の関係でございますけれども、先ほどの答弁ですと横断歩道は南側につくっていただくというようなお話を伺ったわけでございますけれども、信号機の問題につきましては、現在ある来光川の右岸側、仁田橋のところに信号機があるということで、それと接近しているというような話もございましたけれども、将来的に見ますと、当然16メートル歩道つきの2車線道路でセンターラインができるわけでございまして、ご存じのように、そこは通勤通学路でもございますし、非常に危険を伴いますし、なおかつ距離が短くて坂道だということで、かなり車がスピードを出しているというような問題もございます。公安委員会では設置の問題については余り良い返事がないというような状況のようでございますけれども、ぜひ早い、工事が完成してから云々ではなく、完成する前から県の公安委員会にいろいろな手続をとって働きかけていただくようにお願いしたいと思っています。と申しますのは、平成19年のときに仁田橋の横断歩道の問題で私も質問したんですけれども、既に工事が完成しておって、その後の話で、なかなか設置が難しくて、ようやくできたというような状況もございますから、完成する前に並行して進めていただきたいと思います。

 あわせて、函南小学校の第2グラウンド、いわゆる五反田橋から入ってくる十字路がございますけれども、その旧道との取り合い道へ新しくこの都市計画道路がぶつかるわけです。その辺のところの交差点につきましてはどういうようなことを考えておるのか、現在の十字路が五叉路になると我々は考えるわけだが、その辺のところはどういう整備を考えておるのかお願いします。



○議長(八木戸一重君) 建設経済部長。



◎建設経済部長(坂上操君) 現在の八ツ溝から仁田方向へ来る、仁田橋へ向かって来る道と、そのプールのところがYの字にぶつかるわけです。そうすると、そのままだともろにYの字でぶつかりますので非常に交通上危険ですので、ぐっと片方を曲げて一たん停止にするか、こういう線引きを考えている。その場所は、先ほど言ったのは学習塾のあるあれから橋へ向かうあそこの交差点のことですよね。ですから、そこではなくて、確かにそこへぶつかってしまったら五叉路みたいになってしまいますから、それから50メートル仁田橋側のところへぐっと道を曲げて、Tの字のような形でぶつかるような形になります。



○議長(八木戸一重君) 6番、高橋議員。



◆6番(高橋好彦君) ぜひ、そういうことで取り組んでいただくようにお願いしたいということでございます。

 3番目の質問ですけれども、八ツ溝用水の関係にカルバートでやるというようなことで、当然車道とか歩道の中にその水路が隠れてしまうという話になると思います。現在、仁田区の防災倉庫が2基ばかり堀の上につくられているわけですけれども、この辺のところはどのように町は考えておられるのか。当然そこへ設置しておくということは難しくなると思いますし、それから場所の確保等の問題もあると思いますが、どのように考えておられるでしょうか。



○議長(八木戸一重君) 建設課長。



◎建設課長(室伏由之君) 今年度予定しております先にアパートがございまして、そこのところに防災倉庫等があるかと思います。今年度工事をやりますと、その計画のところが道路の残地が残ります。今のところは、これは今後用水組合とも協議をしなければなりませんが、あいた道路の残地にそれを移転したらどうかということで、今検討しております。



○議長(八木戸一重君) 6番、高橋議員。



◆6番(高橋好彦君) 函南小学校のプールの北側に町営のテニスコートがあるわけですが、この移転整備というような問題も当然今回の道路整備との関連がありますし、それから運動公園の整備との問題もあると思うのですが、まず1点は、テニスコートの移転というのはどのように、いつごろを考えているのかということです。

 それから、函南小学校の児童が、今現在来光川右岸側、これは具体的に言いますと上沢とか八ツ溝、それから新幹線の方も一部いると思うのですが、そこを通学路にして使っているわけですけれども、将来的にこの都市計画道路が整備されれば、通学路の変更、あるいはそういうことはどのように考えておられるのかということでございます。



○議長(八木戸一重君) 建設課長。



◎建設課長(室伏由之君) ご存じのように、今の計画の中では函南小学校のテニスコートのところがぶつかる予定になっております。テニスコートを移動しなければなりませんが、ぜひそのままテニスコートが継続でできるようにしてもらいたいという要望のもとに、運動公園のほうのテニスコートができ次第、そちらのほうが運営され次第、こちらのテニスコートのほうを撤去させていただいて道路をつくる予定でおります。

 それから、通学路の関係ですけれども、もちろん新しくこの路線ができますと両側に歩道ができますので、通学路の変更は可能かと考えます。



○議長(八木戸一重君) 6番、高橋議員。



◆6番(高橋好彦君) 道路整備につきましては、特に市街化区域ですと多額な予算が必要となるわけでございますけれども、平成26年度までには市街化区域の道路整備は完了するというような形でございますけれども、町の三大事業でございます運動公園、そして阿弥陀三尊、それから図書館につきましては、一応平成26年度まで行けば完了するというような考えがあると理解をしておるところでございます。したがって、ハード事業も一区切りするのではないのかというようなことを考えているところでございます。

 函南町は、財政的にも決して豊かではないけれども健全であるというようなことをよく伺いますけれども、いずれにいたしましても、せっかくすばらしい道路ができるわけですし、なおかつ136号線までの接続につきましては、ご案内のように平成10年の災害で伊豆箱根鉄道のかさ上げも完了はしておるわけでございますし、それから、さくら公園の移転した住宅のところにつきましても一部用地は確保されておるわけでございますから、調整区域のほうですから一部当然住宅もかかるわけでございますけれども、できるだけ早く136号線まで接続できるように強く要望してこの質問を終わります。

 以上でございます。



○議長(八木戸一重君) 以上で、6番議員の質問を終わります。

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△延会の宣告



○議長(八木戸一重君) お諮りします。一般質問の中途ですが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。ご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う人あり〕



○議長(八木戸一重君) ご異議なしと認めます。

 よって、本日はこれにて延会することに決定しました。

 本日はこれにて延会します。

 あすの会議は午前9時からです。

 ご苦労さまでした。

                              (午後3時15分)