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静岡県 伊豆の国市

平成26年  6月 定例会(第2回) 06月12日−04号




平成26年  6月 定例会(第2回) − 06月12日−04号









平成26年  6月 定例会(第2回)



          平成26年第2回(6月)伊豆の国市議会定例会

議事日程(第4号)

                    平成26年6月12日(木)午前9時開議

日程第1 一般質問

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本日の会議に付した事件

 議事日程に同じ

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出席議員(17名)

     1番  小澤五月江君     2番  内田隆久君

     3番  梅原秀宣君      4番  柴田三敏君

     5番  佐野之一君      6番  杉尾利治君

     7番  天野佐代里君     8番  渡邊俊一君

     9番  鈴木照久君     10番  柴田三智子君

    11番  後藤眞一君     12番  田中正男君

    13番  鈴木平一郎君    14番  山下孝志君

    15番  水口哲雄君     16番  三好陽子君

    17番  古屋鋭治君

欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

 市長      小野登志子君   副市長      鈴木好晴君

 教育長     河野眞人君    市長戦略部長   瀬嵜浩二君

                  市長戦略部

 市長戦略部参与 西島 康君             小野田勝文君

                  観光文化局長

 総務部長    萩原啓彰君    地域安全部長   八木基之君

                  市民福祉部

 市民福祉部長  菊地雅秋君             白井みち代君

                  福祉事務所長

 経済環境部長  吉村正信君    経済環境部参与  川口和彦君

 都市整備部長  田中敏幸君    会計管理者    鈴木俊治君

 教育部長    松本信秀君

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職務のため出席した者の職氏名

 議会事務局長  山田芳治     書記       井村美夫

 書記      日吉正幸     書記       小野間いづみ



△開議 午前9時00分



△開議の宣告



○議長(古屋鋭治君) それでは、皆さん改めましておはようございます。

 本日は大変ご苦労さまです。

 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

 ただいまから平成26年第2回伊豆の国市議会定例会を再開いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

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△答弁未回答部分の答弁



○議長(古屋鋭治君) なお、昨日、後藤議員の一般質問に対しまして未回答の部分がございますので、福祉事務所長より回答を受けます。

 ここで、福祉事務所長の発言を許可いたします。



◎市民福祉部福祉事務所長(白井みち代君) 昨日の児童発達支援センターの運用に係る事業収入の試算についてであります。追加説明といたしまして、給付事業と市の委託事業があります。給付事業につきましても、市の委託事業につきましても、事業の内容に多少誤差はありますが、おおむね国からの補助が2分の1、県からの補助が4分の1となりますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

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△議事日程の報告



○議長(古屋鋭治君) それでは、本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。

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△一般質問



○議長(古屋鋭治君) 日程第1、一般質問を行います。

 本日の一般質問につきましては、一昨日、昨日に引き続きFMいずのくにのご協力を得てFMの生放送がございます。

 今回の6月定例会で一般質問を行う議員数は、一昨日、10日が5名、昨日、11日が6名、本日、12日が2名、合計で13名となっております。

 本日一般質問を行う議員は2名です。

 議員名を報告させていただきます。1番目は山下孝志議員、2番目は天野佐代里議員となっております。あらかじめご承知おきください。

 なお、本日も傍聴者を初め多くの市民の皆さんが、行政と議員のやり取りに耳を傾けてくださるものと考えます。本日、質疑応答の発言を行う方は、議場の傍聴者やFM放送を聞いている市民の皆様にできるだけわかりやすい言葉で、簡潔な質疑応答に心がけていただきますよう、冒頭お願いを申し上げます。

 それでは、質問は受付順に発言を許可いたします。

 申し合わせにより質問は1問1答方式であり、再質問を含めて40分以内とされております。通告時間内でお願いいたします。

 なお、質問通告時間残り20分、10分、5分の表示をいたします。また、3分前と1分前にブザーにて残り時間をお知らせいたします。

 これより、順次質問を許します。

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△山下孝志君



○議長(古屋鋭治君) まず最初に、議席番号14番、山下孝志議員の登壇しての発言を許可いたします。

 14番、山下孝志議員。

         〔14番 山下孝志君登壇〕



◆14番(山下孝志君) 皆さん、おはようございます。公明党、14番の山下孝志です。よろしくお願いします。

 私は、通告してあります1件、2015年度から10年間の財政状況見通しについて質問いたします。

 まず、平成26年度伊豆の国市当初予算案の概要、記者発表資料を読ませていただきます。

 普通交付税の合併算定替終了に向けた取り組み。

 伊豆の国市は、合併算定替の優遇措置の段階的な縮小が平成28年度から始まり、平成33年度には、当初の一本算定で算定されるようになる。当市は現在、12億円強の合併算定替の優遇を受けている。この優遇措置は、平成28年度から段階的に縮小され、平成33年度当初予算では、普通交付税約12億円強が減額される中で予算編成をしなければならない。現在国においても、合併自治体の固有の財政需要等の算定に向け検討を進めているところであるが、その加算額は限定的と考えられる。そこで、平成26、27年度の2カ年のうちに、合併算定替終了に向けた対応策を検討していくものとする。

 なお、その足がかりとして、以下の取り組みを同時に進めていくこととする。

 1として、事業評価委員会での議論を踏まえた事務事業の見直し。2として、補助金の見直し。3として、歳入増の取り組みとあります。

 本題に入ります。

 地方交付税の合併特例措置の期限切れが目前に迫っています。そこで、2015年度から10年間の財政見通しを当局ではどのように試算されているのか伺います。

 2、現在事業が実施されている韮山反射炉総合整備、今後実施する事業として焼却場施設整備、庁舎、斎場があります。そこで、地方債の2015年度末見込み額から10年間の元利償還金額を伺います。

 3として、公共施設白書はできていますか。その内容はどのようになっていますか。

 4、歳入不足対策をどうしますか。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 山下議員、登壇しての発言が終了いたしましたので、これより答弁を受けます。

 答弁者、市長。

         〔市長 小野登志子君登壇〕



◎市長(小野登志子君) 山下議員のご質問にお答えします。

 初めに、2015年度から10年間の財政見通しのうち(1)試算状況についてであります。

 交付税の縮減に向けた財政計画については、来年度までに策定することとしておりますので、検討に着手した現段階でその見通しをお答えすることはできません。

 普通交付税の優遇措置について、平成27年度までの間は合併前の区域での算定の合算額とし、その後の激変緩和期間の5年間には、合併算定と一本算定の差額の9割、7割、5割、3割、1割というように、年々加算額の縮減が続き、その後は1本算定のみで算定するものであります。

 平成25年度の普通交付税額をもとに今後の交付税の減少見込みについて試算しますと、25年度との比較では、平成28年度で1億3,000万円の減少となり、優遇措置の終了する33年度には13億1,000万円の減少が見込まれております。

 三好議員のご質問にお答えしましたとおり、総務省において交付税算定の見直しを進める動きがあり、一定額の底上げは期待されるところでありますが、この試算額を見ても大きな影響があると言わざるを得ません。したがいまして、歳入確保策を積極的に進めることはもちろんですが、交付税額の減少に応じて予算規模を縮小しつつ、歳入歳出の均衡を図っていかざるを得ないと考えております。

 次に、(2)地方債の2015年度末の見込み額及び10年間の元利償還額についてであります。

 ご質問にありました今後実施する事業のうち、庁舎、斎場等の整備については、建設の可否、概要等が決定しておらず、事業費の見込みが現段階では全く立っていない状況にあります。

 そこで、韮山反射炉総合整備事業で4億6,000万円、焼却場施設整備事業のうち、伊豆の国市負担分21億5,000万円の地方債借入額の見込みを立て、これら以外の毎年度に実施する通常の建設事業債として、年間6億円程度の借入額を設定し、元利償還金のシミュレーションを行いました。その結果、27年度以降の元利償還金は、本年度当初予算と同規模の総額18億円を超える水準で推移し、平成32年度では19億2,000万円、平成36年度では21億4,000万円となる見込みであります。

 市債には臨時財政対策債が含まれておりますが、この償還金は後年度、交付税の基準財政需要額に算入されることになっております。また、大規模事業となる一般廃棄物処理施設整備事業債についても、その工事対象によって30%から50%の交付税算入が見込まれるところであります。しかしながら、これらの市債の元利償還金が、後年度の市の財政に影響を与えることは否定できません。したがいまして、中長期的な財政需要を勘案しながら、でき得る限りの平準化措置を図るなど、計画的な財政運営を行っていく必要があるとともに、財政規模縮小に向けた取り組みが必要になると判断しているところであります。

 次に、(3)公共施設白書についてであります。

 公共施設白書は、旧町時代を含め、これまで市が市民サービスの向上などを図るために整備してきた教育施設や福祉施設など、さまざまな公共施設について現状を把握し、それを評価・分析したもので、今後の公共施設の適正な配置や運営について検討を進めていくための基礎資料となるものと考えております。残念ながら、現時点では、公共施設白書あるいはそれにかわる資料はできておりません。

 内田議員の質問にもお答えしましたが、今後は公共施設の再配置とともに、維持管理・修繕、安全確保、耐震化、長寿命化などの方針を示す公共施設等総合管理計画として策定を進めてまいりたいと考えております。

 計画の内容が極めて広範にわたりますことから、これまで再配置計画について予定していた今年度内の策定完了は難しくなりましたが、総務省では、今年度以降3年間に限って、策定経費に対する特別交付税措置を行うこととしておりますので、その間に策定を終えたいと考えております。

 次に、(4)歳入不足対策についてであります。

 三好議員にお答えしましたとおり、基礎自治体として取り組める歳入確保策としては、企業誘致など税収増につながる取り組みのほか、受益者負担原則に基づく使用料・負担金等の見直し、未利用資産等の売却などが考えられるところであります。歳入確保策を積極的に進めるとともに、歳出規模の抑制を図り、持続可能な財政構造につなげていくことが重要であると考えているところであります。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) それでは、市長答弁が終了いたしましたので、これより14番、山下孝志議員の再質問を許可いたします。

 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 今回取り上げた問題については、内田議員、そして三好議員から質問されて、答弁されておりますので、まずその答弁内容を確認をしたいと思っていますので、間違っていたら正しく指摘していただきたいと思います。

 財政計画は、平成26、27年で計画し、平成28年からの5カ年計画とする。長期計画は見通す余裕がない。減収を賄う税増収は困難。財源確保は難しい。歳入に合わせた事業を行う。財源の裏づけのない事業はできない。

 そして、ただいま、一本算定の件ですけれども、平成26年の地方交付税で33億に対して、一本算定になった場合が19億、そしてその差額が13億1,000万円程度になると。

 そして、ただいま話があったように、総務省からの話を受けますと、支所数掛ける2億4,000万円ということで、2支所があるということで、4億8,000万円の増が見込まれるということで、13億1,000万円から4億8,000万円を引くと、おおよそ8億3,000万円になる。それが、平成28年が1割で8,400万円、平成29年が3割で2億4,900万円等々になって、平成33年には10割で、8億3,000万円の交付税減ということになるんですよね。

 そして、ただいまありましたように、公共施設配備総合管理計画をつくっていくということでありました。

 また、副市長あるいは部長のほうからでしたか、財政調整基金については20億円を確保したいというお話がありました。そこまではよろしいでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 昨日も申し上げたことですが、特にその合併算定替の終了に伴いますその影響額については、支所に関する経費、要する経費、そういった部分については、まだ不明確なわからない部分が多いということ、それから、困難ではありますが歳入確保に最善を尽くしていくということを除けば、議員のおっしゃるとおりだと思います。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) まず、1の歳入不足を補うためには、財政調整基金の取り崩しか、あるいは市債を発行して事業を行うしかありませんけれども、財政調整基金については、きのう副市長からお話がありましたように、伊豆の国市では、平成23年度末が34億ほどありました。その以後は、やはり例えばスポーツワールドの取得なんかにこの基金を取り崩したということで減額されていて、今現在では二十数億ということになっていると思います。

 財政調整基金については、これは参考で聞いていただければいいんですけれども、伊豆市のほうでは、本年度、湯の国会館財政調整基金を取り崩して一般会計財政調整基金に積み立てたということで、約38億7,000万円ほど伊豆市のほうでは確保しているということであります。伊豆の国市のほうでもこの基金は、県内の市においては高いほうだというふうに新聞で見たことがあります。

 そして、地方債の残高については、そんなにも変わらないと思ってお聞きしましたけれども、一つここでお聞きしたいのは、2番目の、まず今年度、来年度、この合併算定替が始まる前にやる事業として、韮山支所の移転がありまして、これは解体とするというような話になっていますけれども、この韮山支所の解体も、支所機能が全て移転すれば空家になりますので、ほっておくわけにはいかないと思いますね。そうすると、数年内には解体が始まると思うんですけれども、この韮山支所の解体についてはどのぐらいの予算を見積もっているんでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。

 市長戦略部参与。



◎市長戦略部参与(西島康君) お答えいたします。

 概算ですけれども、約2億2,000万前後かかるというふうに算出しております。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) この2億2,000万円解体する事業に対して、補助とか何かはあるんですか。国からの補助、あるいは県からの補助はどうなんでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 国あるいは県からの補助金というのはないものと承知しておりますけれども、総務省のほうの新しい財政措置として、先ほど来話に出ております、公共施設の総合管理計画に登載された上で、施設の適正配置等に伴って除却される建物については、新たに市債の発行は可能になるということは聞いております。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 続きまして、必ずやるというのが韮山反射炉整備でありますけれども、この事業については、今後は、本年度も起債をくんでやったわけですけれども、来年度ガイダンス施設の建設とか、土地購入というふうな計画がありますね。これをしなければ間に合わないわけですから、これも近年中、来年度には予算を組んでやるわけですけれども、これについてはどれぐらいの金額を見込んでいるのでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 観光文化局長。



◎市長戦略部観光文化局長(小野田勝文君) ガイダンス施設につきましては、内田議員の質問でもお答えいたしましたが、ガイダンス施設だけで4億3,600万円を予定しておりまして、それ以外の周辺整備事業につきましては1億4,800万円、これは基本設計の段階ですけれども、こちらぐらいの事業費を予定しておると思います。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) そのうち、伊豆の国市の負担はどれぐらいになるんでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 観光文化局長。



◎市長戦略部観光文化局長(小野田勝文君) 平成24年度から平成29年度まで、全体的な事業でございますけれども、この中での市の単独支出につきましては、おおよそ4億7,500万円ほどを予定しております。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) これは、さっき冒頭言いましたように、僕、これは必ずやらなければ、韮山庁舎の解体と反射炉整備はもう必ずやらなければならない事業ですから、今言われた金額については、来年度近々でやると、予算措置をしなければならないということになりますね。

 次に、今回の一般質問の中で聞いていましたのは、児童発達支援センターの件も出てきました。これはいい施設だと思っていますけれども、きのうの段階では、歳入7,200万円の9割は市の負担ではない、市の支援というか話があったんだけれども、ただいまちょっと変更がありましたけれども、大体そういう変更もありましたけれども、毎年、毎年、発達支援センターは継続して事業展開をするわけで、どれぐらいに、毎年市として、この削減について負担されていくんでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 福祉事務所長。



◎市民福祉部福祉事務所長(白井みち代君) 先ほど申しました補助金の概要を含めまして、ほぼ1,200万円を見込んでおります。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) きのうの段階では、7,200万円の9割ですから、7、9、63の6,300万円ぐらいというふうには思っていたんですけれども、今の説明の関係で、それが1,200万円程度、これは毎年、市のほうから支出していく、負担していくということであります。

 いずれにしても、済みません、もう一つお聞きしたい。反射炉じゃなくて広域廃棄物、これももう候補地域が決まって選定作業が始まっているわけですから、たしか平成33年ぐらいでしたか、運用開始は。そうすると、その前の段階で建設が、いろいろな事業が始まっているわけですけれども、聞くところによると、この施設については合併特例債は使えないというような話があるんですけれども、まず、その点はいかがでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 経済環境部長。



◎経済環境部長(吉村正信君) そのとおりです。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) まだ、これからの段階の話で申しわけないんですけれども、5万人と三万数千人の2つの市が運用する焼却場というのは、建設については、おおむねどれぐらいの金額がかかると考えていますか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 経済環境部長。



◎経済環境部長(吉村正信君) 現在での試算ですが、施設の処理方式もまだ決まっていない状況ですので、予測するごみの量から試算する処理ということで、おおよそ70億程度の総事業費を考えております。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 総事業費70億円のうち、建設に当たっては補助とかがあると思うんですけれども、実際に市の負担はどれぐらいなんでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 経済環境部長。



◎経済環境部長(吉村正信君) 市の単独費は約7億となります。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) これは、建設に当たって、整備しながら建設に当たっていく段階で、7億円ということで、ほぼ確定した金額ではないけれども、おおむねそれぐらいはかかるということで考えたらよろしいでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 経済環境部長。



◎経済環境部長(吉村正信君) すみません、ちょっと訂正をさせていただきます。70億のうちの約40億ぐらいが起債の借り入れになりまして、先ほど市長の答弁にもありました、21億5,000万というのが借入額になりますので、それから純然たる市単独費としての7億円が足されるわけで、28億5,000万というのは予定です。

 ただし、借入額については、市長答弁にもありましたように、30%から50%が、交付税措置が見込まれると予定をしております。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 今、一通り自分がこう考えるというか、近々やらなければならない、必ずやる事業というのはそんな感じかなと。新しくまた事業が展開されるかもしれません。また、平成26年度まで事業展開した事業においても、それが終わって減額されるものもあるかもしれませんけれども、いずれにしても、なかなか大変ですよね、これから本当に。相当気合いを入れて取り組まないと、夕張市のようになってしまう。変な、極端な話で申しわけないですけれども、そういうふうなことになりかねないように、しっかり取り組んでいただきたいということを思います。

 今、前から思っているんですけれども、平成28年というとあと2年後、33年というと7年後になりますけれども、7年後この議場に誰がいるんでしょうか。例えば職員の部長さんたちは、ほとんどもういませんよね。議員も7年の間に2回選挙がありますから、メンバーは変わってきます。ですから、今私たちの責任は、本当に合併算定替が始まることを見据えて、当局はもちろんですけれども、私たちもしっかりとチェックをしていく、意見を言っていくということで、今回3人もこのことについて取り上げたんじゃないかと思っています。

 ですから、これは本当に、市民の生活を守っていくお互いに責任がありますので、しっかりと私たちも見ていきたいなというふうに思っていますので、ぜひお願いしますけれども、その点について、市長のお考えはいかがでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(小野登志子君) 大変な時代を迎えているということは、議員の皆様も、そして、私どもはもちろん重く考えているわけでございます。この中で、これから積極的に予算を組んでやっていくということも、やはり将来を考えていくときしなければならないことでありますけれども、この合併算定替があるということ、すなわち33年以降はあめの時代は終わりですよ、元の時代に戻るんですよということは、昨日三好議員もおっしゃったように、合併以前からわかっていたこと、議員の皆様もよくご承知であったことと思います。もし、もう一歩踏み込んで言うならば、議員の皆様のほうがここで今まで長い間やってこられたわけですから、私よりもはるかに周知しているものと思っております。しかしながら、私は、これからこの伊豆の国市を背負って立っていくときに、今の状況、これはどうしても必要なこと、誰がやっても必要なこととして受けとめ、一生懸命やっていこうと思っております。よろしくお願いします。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 今回のこの合併算定替についても、望月体制の当時も、当時の議員さんが何回か取り上げて、現状どうなるかということは、一般質問でも取り上げていますので、そういうことは踏まえてきて、本当に間近に迫ったもので、今回3人の方がやったんじゃないかと思っています。

 それで、公共施設白書についてお伺いしますけれども、これについて私が目にしたのが最近のことで、公明党が発表する公明新聞からいろいろと情報を提供されます。あるいは身近では、伊豆日日新聞、これ三島市の県の東部では初めてというか、できたということで重ねて読ませていただいたんですけれども、これも何ですか、例えば3年間の、3年以内というか、そういうのがあるんですけれども、実際に取り組むのはいつから始まるんですか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 公共施設の総合管理計画ということで、総務大臣のほうから策定の要請を受けてまだ日が間もないものですから、正直なところ、具体的に、恐らくちょっと今年度中はかなり難しいかとは思っているんですけれども、来年度中に完璧なものができるかどうかというところまではまだ詰められていないのが現状ですけれども、せんだって来お答えしていますように、この公共施設の総合管理、なかんずく再配置というのは、本日も議論の的になっている財政5カ年計画を立てる上でも、どうしても外せない要因ですので、その5カ年計画を、平成28年度からそれに基づいて財政運営を行いたいと考えている以上は、やはり今年度、来年度のうちにこの公共施設の総合管理計画についてもおおむね目鼻をつけて、28年度からはそれに基づいたその施設の管理、あるいはその再配置等も必要であれば、そういったものの手当てということを進めていかなければいけないと考えております。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 先ほど言いました公明新聞の中には、やはりこの平成の大合併で、全国で合併が進んで、そして今現在、一本化に、算定一本のことを目前にして、それぞれの合併した町が大慌てというか、そういう感じがあるんですけれども、一つ、富士河口湖町というのがあるんですね。これも合併したんですけれども、この町も、うちより1年前、いわゆる伊豆市と同じ時期に合併しているんですよ。この町は、既に財政基本計画もつくったり、あるいはその白書もつくったりしているんです。そして、単年度収支差額の推移なんかもつくっていまして、2015年にはもう赤字に転落するという、もう試算が出ているところなんですよ。

 伊豆の国市の単年度収支は、今聞いて申しわけないんですけれども、いつごろ、いつの時点で本当に収支バランスが崩れて赤字になるということについて、計算したことがありますか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 私が知る限り、そうした試算は行っていないと思います。また、赤字に転落しないように財政5カ年計画、そういったものを策定していきたいというふうに考えております。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) わかりました。

 財政5カ年計画が完成するのはいつで、議会に報告できるのはいつですか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 答弁で申し上げていますとおり、今年度から来年度にかけて策定を進めますが、その次の年、平成28年度の予算編成のときには、その財政5カ年計画の内容がおおむね明らかになっていなければ、それに基づく予算編成というのは難しいと思っていますので、来年の秋ごろには策定したいというふうに考えております。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 来年の秋にはということですから、当然、公共施設白書についても、その前の段階には整っているということでよろしいでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 公共施設の総合管理計画につきましては、単にその施設の再配置等にとどまらず、その先最低でもたしか10年間ということが策定の要件として示されていたかと思いますが、にわたるその維持管理等のその計画をあわせて立てるということになっていますので、そういったものまで含めて、全てがその時点で完成しているかどうかは、すみません、今の時点ではちょっと申し上げられないんですけれども、少なくともその再配置ですとか、あるいはその施設の更新、そういったものについては、おおむねの時期というのは来年度までのうちに明らかにしたいというふうには考えております。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) わかりました。

 総務省から、今後の新地方公会計の推進に関する研究会というのがありまして、いわゆる財政の見える化ということであります。その中に、1として、全ての自治体に適用する新基準の策定、2として、固定資産台帳の整備、3として、複式簿記の導入、これは3点来ます。これは、すぐとは言われていませんけれども、来年早々には進めていくと、来るんじゃないかなと思っています。それを踏まえて、伊豆の国市でもやっていかなければならない。

 複式簿記の導入については、もう4年後には導入するということになっていますし、それから、この導入がされると、今まで財政、いろいろな指数が、今までは健全だったという指数が危険な数字に移行するというふうになりかねません。いずれにしても、それが、今まで何とかよかったかななんて思っていたものが、もっと厳しく、この台帳によってその市町の財政がどうかということが一つの基準として出てきますので、このことも国のほうから通達が来ると思いますので、これはしっかりと導入してください。

 一つ、固定資産の台帳については、やはりあれですか、民間へ委託するんですか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 議員がおっしゃったその固定資産の管理台帳というのは、今お話にありましたように、平成30年の3月末までに全国の自治体に導入をしたいと総務省が考えている新公会計システムの新公会計制度の基準モデルですか、に沿った財務諸表をつくる場合に、その前提となる固定資産の管理台帳ということかと思います。

 私が知る限りでは、ここでいうところの固定資産の管理台帳といいますのは、いわゆる我々が日常的に公共施設と呼んでいる、その狭い意味での公共施設と呼んでいる建物に加えて、広い意味での公共施設、土木関係、道路ですとか、橋梁、そういった資産、さらには、土地はもちろんそこに付随する牧畜、そういったものに、全ての固定資産に関するその評価額を伴った情報を整備するというのが、その台帳の内容と承知しております。

 特に建物ですとか土地といった、現在でも、使用目的、使用料金はさておき、そういった状況が整えば、処分しようと思えばできる資産については、比較的、今現在我々が事務の中でやっているように、そうした評価額というのはつかみやすいかと思うんですが、特に道路ですとか橋梁といったような土木関係の資産についてまではその評価額というのが、そもそもどう把握するのかということが、なかなか難しいかと思います。

 そこについても、恐らく今後国が主導して、全国の自治体にその基準モデルという財務諸表を導入する際に、一般的なその評価の仕方というのがあわせて示される、あるいはもしかしたら、すみません、私の勉強不足ですけれども、手法というのは示されているのかもしれないんですが、と思いますので、そういったものを見て、それが余りに作業量的に私ども職員で賄い切れないような作業量になるならば、それは、その通常の業務でやっていますとおり、外部委託をせざるを得ないのかなというふうに考えております。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 一応、新聞を読んでみますので、参考的に聞いてください。総務省は今後、財務書類や固定資産台帳の作成マニュアル、手引きなどを策定した上で、来年1月をめどに、新基準による地方公会計整備を各自治体に要請する。現制度からの移行期間は、おおむね3年間としており、自治体は2018年3月末、遅くとも20年3月末までに、新基準による財務書類を作成することが想定されている。ですから、多分、こういう感じで来ると思いますよ。

 それであともう一つ参考に言っておきます。固定資産台帳の整備を初めとする新地方公会計モデルのすぐれた導入、活用事例として全国から注目されているのが、千葉県習志野市ということらしいです。これは職員がやったんですよ、3人で。プロジェクトをつくって、市長の指示のもと。ですから、一回習志野市に職員を派遣して、どういうふうにやったのか検討をすることもいいんではないかというように思います。これを見ると、これを踏まえて、また国から来るモデルといいますか、それを考えて、職員にやってもらうか、あるいは委託をするのかというふうなことになるかと思います。それは、参考的に、質問ではありません。

 次に、4番目の歳入不足対策はどうしますか。これについては、庁舎内ではどうするんですか。庁舎内についてはどういうふうな感じで、経費削減については取り組んでいくんですか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 申しわけございません。その庁舎内における経費削減というのは、例えばどういうものを議員としてはイメージされているんでしょうか。済みません。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) なるべく委託をよして、業者でない、職員ができることは職員がやると、そういう方向性をとらないとだめですよ。

 柴田議員の質問でよくわかりました。道路のネーミング、愛称をつくるにおいて、委託をしてやっているという発言が出ましたね。副市長から内容の説明がありましたけれども。どこに委託があったんですか、これは、書類の中に。3月に平成26年度予算の審議をしたばっかりですよ。

 私たちは観光建設委員会に所属していますので、そこをちゃんと見ました。自分のメモでは、長岡地区の6つの道路、それも役場とか観光施設に沿った道路を選定して、名称を決めていくということでした。委託はどこにあるのかと思ったら、印刷製本費ですよ、多分。伊豆の国市では、印刷製本費を委託と呼ぶんですか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 都市整備部長。



◎都市整備部長(田中敏幸君) 今、山下議員のご質問ですが、まず1点、長岡地区の6本、7本というお話が今ありました。今うちのほうで考えているのは、別に長岡地区に何にもこだわっておりません。まず、伊豆の国市として今進めている韮山反射炉の関係がありますので、そこも入れていかなければならないだろう。江川邸反射炉間、伊豆長岡駅から古奈長岡温泉、別に路線を指定しているわけではございませんので、これから市民に公募をして、市民の方々と検討委員会を行って進めていくという考え方で、路線認定についてもネーミングについても、これから決めるという状況です。

 もう1点、当初予算におきましては、山下議員が言われるとおり、委託費として予算計上はしてありませんでした。印刷製本費等々の予算しか計上しておりませんでした。うちのほうの事務局のほうで、コンサルさんに、どういうコンサルトか、測量・設計コンサルさんというんですか、そういうところに出して、より伊豆の国市だけではなく、ほかの事例等も参考にさせていただく意味で、ある程度知識が広い、見聞を持ったコンサルさんに委託をしたほうがいのではないかということで、予算の組み替えということで、今回、今週末ですか、入札を行って委託を出したいということで、かえさせていただいた次第であります。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) 道路愛称選定事例について今審議するつもりはありませんけれども、自分のメモでは、長岡のみの6本、そして、公共施設あるいは観光施設に面した道路というふうにメモがありますので、取り上げました。

 いずれにしても、委託ですよ。委託のことをしっかり見直していただいて、やはり庁舎内でできることはみずからやるという姿勢が欲しいと思うんですけれども。何かあるようですね。

         〔「議長」の声あり〕



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 副市長。



◎副市長(鈴木好晴君) 委託について安易にやるというのは、やっぱりそれは避けなければいけないと思います。

 職員が実際に直接やる場合について、経費の面で安価になる場合もあります。しかしながら、やはり外部のほうが専門的な知識を持っている方が多いということとか、あるいは市の職員の場合には専門職がいないんです。特にその建設、都市計画の関係につきましては、ほとんど設計に当たられる者がほとんどいない。そういうような状況もあって、外部の事業者に委託をしているということでございますけれども、丸投げで委託するというのは、やっぱりこれは避けなければいけないと思っております。

 もう一つ、その経費の面だけではなくて、いわゆるその市民参加でいろいろな事業について組み立てていくということは、私必要だと思っています。それは経費の面だけではなくて、市民の人たちの意見を聞くと。ですから先ほどの愛称についても、事業者に丸投げで委託するということは絶対考えておりません。それについては、やっぱりどこの場所を決めるのか、そしてどういう名前にするのか、そういうことは市民参加の中で決めていくということが必要だと思っています。

 それから、庁内でどういう努力をしているかということでございましたけれども、例えば自動販売機の今使用料というのが、事業者から取っているわけですけれども、これを今まで入札でやっていたわけですけれども、これについて職員からの提案がございまして、公募でやったところ、全体で、都市公園の中に自動販売機が設置されているわけですけれども、その使用料が900万円ぐらい増収になりました。昨年度に比べて900万円上がりました。そういうようなことも、職員の中で意識が芽生えてきたのかなと思っております。

 現在、有料広告については、市民課の窓口封筒とか、あるいは回覧板とか、ホームページのバナー広告とか、そういうようなこともやっておりますし、それから、今後いろいろな形で事業者の広告というのを取り入れてやっていきたいと思っております。

 そして、ふるさと納税、これについても少し力を入れて、先進の自治体、非常にやっているところがあると思います。そういうところも参考にして、ぜひ市の大きなプロジェクトについては、市にゆかりのある方、観光で来た方、あるいは市の出身の方、あるいは市内にある高校を卒業された方、そういう方々に目を向けていただいて、伊豆の国市のファンになっていただけるように、ふるさと納税なども積極的にPRしていきたいと、かように考えております。

 以上でございます。



○議長(古屋鋭治君) 14番、山下議員。



◆14番(山下孝志君) ただいまの副市長のお話はよくわかります。

 合併の効果の中に、専門職の職員ができるというふうな、育てるというような話もありました。それが、まだ現在できていないということでありましたけれども、先ほど申し上げましたように、今いらっしゃる皆さん方が、申しわけないけれども、あと数年で退職される方々ですので、ぜひとも後任の若手の職員の人材育成にも努めていただいて、本当に伊豆の国市が継続していけるような感じにしてほしいと思っております。

 それと、非常に厳しい状況が目前に迫っていて、市長は、市長と議員の役割は当然違って、市長は予算の編成をし、提案をし執行すると。その中において、言ってみれば何でもできるんだけれども、やはり財政との絡みがあって、やりたくてもできないものがあるという、そういうふうなことも当然あるわけです。また私たちは、市がやろうとしている事業に対してチェックをしていくという、それはやはり大きな使命でありますので、お互いにそれぞれの立場をわきまえながら、今後も行きたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。ありがとうございました。



○議長(古屋鋭治君) これにて、14番、山下孝志議員の質問を終了いたします。

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△天野佐代里君



○議長(古屋鋭治君) 次に、議席ナンバー7番、天野佐代里議員の登壇しての発言を許可いたします。

 7番、天野佐代里議員。

         〔7番 天野佐代里君登壇〕



◆7番(天野佐代里君) 7番議員、天野佐代里です。

 議長より発言の許可がありましたので、平成26年6月定例会において、通告のとおり2件の質問をいたします。

 まず1件目、都市交流で地域の活性化を。

 合併10周年の節目を迎え、当市の都市交流のあり方について、日ごろ疑問に感じている点を質問いたします。

 当市の姉妹都市は唯一、京都長岡京市です。当市には姉妹都市交流・国際交流の関係団体として、友好都市交流協会と国際交流協会の2団体が存在しています。近隣市町では、姉妹都市交流については国際交流協会が窓口になっている場合が多く、広く見ると国際交流協会は全国組織です。

 国外の姉妹都市が存在しない現状や、これまでの経緯はあるにしても、韮山反射炉世界遺産登録で当市を内外にアピールしていく好機であることや、東日本大震災で、多賀城市との交流を踏まえた災害時の復旧支援など、今後の姉妹都市締結、災害協定締結等、想定される都市交流のあり方について、方向性を示す必要があると思います。

 また、都市交流を地域の活性化に生かしている事例として、群馬県川場村道の駅「田園プラザ川場」があります。緑豊かな5ヘクタールの広大な敷地に、宿泊施設、体験工房、広場、物産館、食事処、バーベキューコーナーなどが点在し、家族で一日中楽しめる施設で、平成23年に観光建設委員会で視察したときには、子供を中心に大変なにぎわいでした。当時の訪問客は97万人、韓国からの視察がふえているとのことでした。

 人口約4,000人の村が、昭和56年から東京世田谷区と市民レベルの交流を続け、第二のふるさとづくり「スローなまちづくり」として、冬場を除く8カ月間に3日に1回の割合で、児童が宿泊体験に訪れているとのことでした。また、地元で生産される米、野菜、乳製品など、そのほとんどが世田谷で消費されているということで、市民交流が観光を初め産業の活性化につながることで地域がにぎわい、30年以上にわたる都市交流が継続している点に感銘を受けました。

 当市が都市交流という有効な施策により、活性化につなげられることを期待して、次の質問をいたします。

 ?今のあり方についての現状と見解は。?都市交流を観光に生かす取り組みについて。?災害協定締結の取り組みは。?国際交流を含めた今後の展望について。

 2件目、歴史文化を生かした活性化策について。

 伊豆の国市は、豊富な歴史資源を活性化につなげる取り組みが足りないと感じています。当市は、国内でも有数の国指定重要文化財の保有市であるとともに、自然景観・観光資源に恵まれた類まれな地域です。しかし、あまりにも身近であるために、市民の意識が高くないように思います。他の観光地を訪問するときに感じるのは、少ない文化遺産でも、大きく取り上げて、外にアピールする取り組みがうまいということです。

 観光的な観点だけでなく、市民が子供から高齢者まで、誇らしい地域であるという認識を持つことが、外に発信するための原動力になるのではないでしょうか。

 韮山反射炉の世界遺産登録は最終着地点ではなく、活性化のための起爆剤だと思うのです。安心で住みよいまちづくりのために、当市の将来を見据え、英知を結集させた取り組みが、幾重にも必要と思われます。官民一体となり、老若男女あらゆる市民が、一つの目標を見据えて、この1年間を大切に活動していくことが、最高の結果をもたらしてくれることと信じています。地域経済にかかわる多くの市民が、当然のことながら、知恵を絞り汗を流して、流れに乗れるよう成果を期待しているものと思います。

 そこで伺います。

 ?現状についての見解は。?教育現場での取り組みは。?今後の展望については。

 質問は以上です。



○議長(古屋鋭治君) それでは、天野議員、登壇しての発言が終了いたしましたので、これより答弁を求めます。

 答弁者、市長。

         〔市長 小野登志子君登壇〕



◎市長(小野登志子君) 天野議員のご質問にお答えします。

 初めに、1、都市交流による地域の活性化についてのうち、1、今のあり方についての現状と見解についてであります。

 都市交流については、議員ご指摘のとおり、さまざまな切り口があります。現在姉妹都市としては長岡京市が1市、広域の協議会では、北条五代観光推進協議会が小田原市を初め11市町、あやめサミットが宮城県多賀城市を初め11市町、富士箱根伊豆交流圏市町村ネットワーク、通称SKY(スカイ)ですけれども、これが38市町の交流を行っています。このほか歴史的なつながりでは、群馬県の高崎市などとも交流しております。さらには、来年韮山反射炉を含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が世界文化遺産に登録された場合、萩市を初めとする10市との交流も予想されます。

 これら70を超える市町との交流は、各協議会の規約等に定められた趣旨や目的に沿って行われていますが、その具体的な内容は、長岡京市を除き、定例的な催事への職員や一部市民の参加にとどまり、交流の幅においても深さにおいても限定的なものとなっているのが現状であります。

 これらの市町の中で、去る5月11日には、天野議員を初めとする友好都市交流協会の皆様が、後北条氏や江川坦庵公の事績を通じて、当市とゆかりのある八王子市を訪れ、かの地の人々と親しく接する機会を持たれたのはすばらしいことと存じます。こうした出会いを重ねる中から、より広く深い交流のできる相手先がおのずと定まってくることを期待しております。

 次に、2、都市交流を観光に生かす取り組みについてであります。

 現在、長岡京市との姉妹都市交流では、毎年相互に友好都市交流協会を中心とした市民訪問団を組織し、訪問をしております。当市が訪問する際は、観光パンフレットを持参し、配布をさせていただいたり、お互いの主要施設へのパンフレットの配架をしておるところです。

 今後はさらに一歩踏み込み、長岡京市と合同の企画として、互いの市民に限定した特典を盛り込んだ観光ツアーの企画を検討するなど、姉妹都市ならではの関係を生かし、かつ、都市交流の裾野の拡大に寄与する観光交流に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、?災害協定の取り組みについてであります。

 現在、災害時の相互応援協定につきましては、姉妹都市の京都府長岡京市、全国あやめサミット連絡協議会を構成する11市町、富士箱根伊豆交流圏市町村ネットワーク会議を構成する37市町村、そして、静岡県東部の17市町と締結しております。

 今後、都市交流を進める中で、新たな相手先等がまとまれば、災害時の相互応援協定についても、あわせてお願いしてまいりたいと考えております。

 次に、?国際交流を含めた今後の展望についてであります。

 今年度の機構改革により新たに市長戦略部に都市交流室を設け、現在、伊豆の国市における都市交流の基本方針の策定に向けた検討を進めております。基本方針では、当市が都市交流を進める意義や目的を明確にした上で、交流の促進を図る分野や、そのための取り組み、そして国内外にわたる交流先の候補を掲げたいと考えております。

 国際交流につきましても、この基本方針を検討する中で具体的な取り組みを明らかにしてまいりますが、交流先としては、台湾やモンゴル国が選択肢の一つであると考えております。ともに静岡県との交流があり、台湾嘉義県は本年1月、私を含め6名で台湾嘉義県政府を訪問した後、3月には嘉義県知事一行に本市を訪問していただきました。モンゴル国は、昨年8月に在大阪モンゴル国総領事のチョノイ・クランダ氏が、静岡県庁訪問後、伊豆の国市を表敬訪問していただきました。両国とも親日的であり、県の地域外交としても力を入れている地域でもあります。

 また、当市としても、2020年の東京オリンピックの事前合宿誘致にも取り組んでいきたいと考えており、両国はその有力な国と考えております。

 次に、2、歴史文化を生かした活性化策についてお答えします。

 まず、?現状の見解についてであります。

 伊豆の国市内には、国、県、市指定の文化財が合計57件あり、文化財に大変恵まれた環境にあると言えます。しかしながら、天野議員おっしゃるように、この豊富な歴史文化資源である文化財を、観光資源として有効に活用し、また、市民の地域への愛着につながるような取り組みについては、まだまだ足りないのではないかと感じております。

 次に、?教育現場での取り組みについてであります。

 昨年度、市内の全小中学校が韮山反射炉応援団に団体登録し、世界遺産登録に向けての機運を盛り上げております。また、願成就院の仏像群の国宝指定を受け、市内全ての小学校及び韮山中学校が、「韮山史跡めぐり」で、韮山反射炉、願成就院、江川邸を訪れ、歴史遺産や文化遺産としてのすばらしさを学んでいると聞いております。

 このようにして、市内のすぐれた歴史遺産や文化遺産について学んだ子供たちは、高校、大学へ進学し、あるいは社会人になって、伊豆の国市には国宝の仏像群がある、世界遺産の韮山反射炉がある、お台場をつくったのは江川坦庵等々、友人、知人に誇らしげに話し、外に向けた発信役になってくれるものと考えております。

 次に、今後の展望についてであります。

 日々、文化財の持つ価値の検証については、有識者による調査や研究を進めている傍ら、その正しい認識が市民へ浸透しているのか、それらに親しむ環境づくりは十分であるのか、情報を発信し、観光面に寄与する的確な施策がとれているかなどについては、今一度検証することが必要なのではないかと考えております。あわせて、今日までの行政主体による施策推進の形態についても、限界があるのではないかとも考えております。

 これらの課題に対応するためには、行政を含めた各分野が独立した施策を進めるのではなく、市民や観光客の声を聞き、専門家の協力を得ながら、協調して施策に取り組むことが重要であると認識しております。

 皆様にもお渡ししているので、読んでいただいておると存じますけれども、静岡県でも初の「伊豆の国市歴史文化基本構想」ができ上がりました。これは、中心となって構想を練っていただきました家永教授のお話によると、日本の宝となるものであるそうなので、これにのっとって周辺整備及び観光施策も進めていきたいと思っています。

 行政と市民、市民組織や民間団体が互いに連携し、おのおのの独自性・専門性を生かしながら、役割を分担し協力する協働体制のもと、将来にわたり、市民が地域に誇りを持ち、愛着を感じるような歴史文化施策を推進してまいりたいと考えるものであります。

 加えて言いますならば、観光とは全く不思議なところがあります。

 高知県のはりまや橋の「坊さんかんざし買うを見た」、あれが、本当かうそかわからないことでも、本当にすごい観光を行っているわけでありますし、愛知県江南市で発祥した阿波踊りを、徳島県があれだけ徳島のものとしてしまったわけです。この観光にはわからない部分も多くありますけれども、観光というもので見ますならば、やはりこれぐらいの、この観光四国といわれるように、これぐらいの図々しさを持ってやらなければならないと思いますし、しかしながら、我々はそれと同時に、大変な宝物を持っているということを誇りに、これから観光元年としてみんなで頑張ってまいりましょう。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。



○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしました。

 ここで暫時休憩といたします。

 休憩時間は10時30分までといたします。

 以上です。



△休憩 午前10時15分



△再開 午前10時29分



○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。

 天野議員に対する市長答弁が終了しておりますので、これより天野議員の再質問を許可いたします。

 7番、天野議員。



◆7番(天野佐代里君) 7番です。

 それでは、順を追って再質問をさせていただきます。

 一般質問、きょう最後の質問者ということで、3日間いろいろな質問がされていますけれども、多分今回の質問の中で、やはりこれからの市の方向性あるいはその財政的なことで、大変不安をお持ちになる市民の方も多いと思います。

 ただ、私は今回この都市交流という質問として、歴史文化を生かした活性化ということについては、やはりもう少し、何といいますか、方向を見据えて希望的観測を持ちながら、伊豆の国市には、まだまだこれからもっと大きく変わっていける機会がある地域であるということを皆さんが感じて、やはりそういう地域を住んでいる皆さんで何とかしていくことも、まず一番大切なことであるという観点から、こういう質問をさせていただいています。

 そういう意味では、先ほどの都市交流のご答弁にありました。多くの都市ときっかけがあるということなんですが、現実にそのことが市民の方に余り知られていないことも多いと思います。例えば、長岡京市の市民団の方との交流も積極的にされていますが、やはりその都市交流の組織にかかわっていない人にとりましては、市民団がどのように、いつこちらから伺って、またあちらからみえているという、かなりの交流がされているにもかかわらず、知られていないこともあると思います。

 また、スポーツの交流が盛んな当市においても、いろいろな多賀城市あるいは長岡京市からも、子供たちがスポーツ交流のために試合に訪れています。こういうことが、やはり宿泊に結びついたり当市を知っていただくきっかけになっています。ペタンクの大会も盛んです。特に、このペタンクは高齢者の方がかかわっていらっしゃいまして、うちの母なんかも80を過ぎて、障害者ですけれども、ペタンクは一生懸命行っています。こういう盛んな活動も行われています。

 あるいは、俳句の会があります。俳句は、おおひと梅まつり、大仁神社の梅まつりのときには、この句を皆さんが投句して、そして、句会が開かれています。その句は、選ばれた句が梅林の中に掲示されるようなこともされていますし、その大会を、全国大会のようなものも伊豆の国市で行われたというお話も聞いていますし、せっかくこれだけの人が訪れているのだから、もっと伊豆の国市のPRをしたほうがいいんだけれどもという関係者の話も伺いました。

 これは、どうしてこういう盛んにもかかわらず、なかなかこのことが皆さんに周知されないのかというのが、やはりこの活動自体が、例えば社会教育の関係ですとか生涯学習の関係、あるいは商工の関係だったり、そういう個々の活動になっていて、その市民交流という横軸、そこをやはり通していく。多分、今回の機構改革で市長のお考えは、そういう意味の都市交流室ということだと思います。ですから、現状で本当に多くの市民交流がされていますので、そこのところをまず掘り起こすということが必要ではないかと思います。

 私もかかわっております商工会の女性部が、今全国展開しているおもてなし事業ということで、視察の受け入れを行っています。6カ所くらい、あらゆるところから女性部の皆さんをお迎えして、また市長もその場にお越しいただいて、ご挨拶をいただいたりしておりますけれども、その活動も通してみるに、やはり物すごく伊豆の国というのは、皆さんいい場所だという大変いい感触を持ってお帰りになります。食べるものもおいしい、そして、いろいろな資源があって、また訪れたい。

 今回も、先週静岡県の役員の方をやはり受け入れしました。その中で浜松の天竜の方が、この15日に予定を変更して反射炉に寄りますというお話もいただいています。

 そういう現実があるにもかかわらず、なかなかこれが機能していない、そんなふうに感じるんですけれども、その点については、行政側としてはどのように感じておられるでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(小野登志子君) ありがとうございます。

 たくさんお話になったもので、ちょっと少しずつお話をさせていただきますと、私も天野議員と同じように、長い間何でこれができないのかなと思っていたのが、その旧韮山町時代にこの各歴史遺産のところに、投句箱と申しまして、こういうものがありまして、ここに俳句を入れていってくださいという、こんなすてきなことをやっていたわけですよ。ぜひこの投句箱の中から1年間あけてみて、すばらしい人たちに優勝その他を決めて、お招きしたらどうでしょうかというのが、全くずっとこの長い間通らなかったというか、そういうところまで市の文化度が至らなかったというのでしょうか、それとも市民の動きが鈍かったというのでしょうか。市民の動きが鈍かったと言うには、余りにもそれはかわいそうなことなのではないかと思っておりますけれども、市民のこの地道なあるいは地味なというか、そういうところにも大きな文化があるわけなんですよ。それをぜひこれからも出していきたい。

 それには、さっき話題になりました道の通りです。例えば大仁神社の前をこのうたまち通りとか、そういう名前をつけていくのも一つ大切だと思いますし、いろいろ掘り起こすことはたくさんあると思っております。

 また、天野さん属する商工会女性部のおもてなし事業、大変な意気込みでおやりいただいて、大勢の方を呼んでいただいているのを目の当たりにし、大変感謝しているところでありますけれども、先ほどおっしゃいましたように、それらがばらばらだったものをこれから一つにしていかなければならないということで、市長戦略部を設け、その中に観光を置かせていただき、掘り起こしたもの、そしてすばらしいもの、今あるもの、これからのもの、そういうものを観光につなげていくことがとても大切だと思っております。ありがとうございます。



○議長(古屋鋭治君) 7番、天野議員。



◆7番(天野佐代里君) 今、ご答弁いただきました。

 本当に、江川坦庵公の功績だけでも、本当にいろいろな地域につながりがあるものが多いということもありますし、まだまだ生かされていないということが、逆にもしかしたら早かったのかなと。余りにも先進すぎて、それが、今そういうタイミングが来ているのかなという。何事もやはりよく考えなければいけないと思いますし、まだまだこれから磨きをかけられる地域だというふうに考えますと、今まで実際にされていたことを見直し、見直しというかもう一度見詰め直して、それに光を当てていくということがすごく大事なことだと思います。

 そういう考え方の一つとして、先日サンフロント21の関係で、東京大学の教授の講演会がありました。資料をいただいてあるんですけれども、副市長も参加されていたというお話はその方から伺っていますけれども、このガラパゴス日本ということで、今ガラパゴス化が日本で始まっているのではないか。これは、ガラパゴス化というのは、取り残されたという意味も一つはあるとは思いますけれども、逆に、別ないい見方として、その限られた地域の中でどんどん高度化されていったという、そしてまたそれを独自の進化を遂げているという表現も、このガラパゴス化というふうにも、それを含むということなんですけれども、例えば今まで日本というのは、やはりいろいろな段階を経て、体力をつける、筋力をつける、そしてお金の力、財力をつけるという方向から、これからは知力の時代になっていくというお話がありました。そしてまたその力をつける、経済力をつけることから技術を発展させ、そして今、文化力ということが言われてきているということでした。

 先ほど俳句のお話がありました。文化協会の会長をされている山岸先生、たしか4月6日の市の行事の際にご挨拶された中に、やはりこれからは文化力で伊豆の国市は発信していく、それによって活性化につながっていくのではないかというお話がありました。大変それも今のこの状況に合った的確なお話だったと思っています。そういう意味では、投句、いろいろな場所に、いろいろな句、そこを訪れた方が投句していただく、そういうことも、これからまた新たに、さらに進化させていく一つのテーマではないかと思いますし、先日私も松崎町を研修で訪れました。あそこもやはり俳句のまちということで、かなり大きなイベントをされていました。あそこは、宿泊施設ですとか町内の重立った観光施設の入り口に、やはりこの句を書いた、何といいますか、玄関に簡単に、こう、明かりのようなものを置いてありまして、夕方になるとそれに明かりをつけて、句がこう浮き出るようなものをあらゆるところに置いてありました。やはりそれもきっかけは、句会などを通してまちを訪れてくれる方が、その自分の投句したものがそこに飾られているということで、リピーターになっていただけているというようなお話でした。これからはやはりそういうリピーター、もちろん新しく来ていただくことも大事なんですけれども、やはり2度、3度訪れていただけるような、そういった方向も必要ではないかと思います。

 そんな中で、今スポーツの関係のお話、あと文化的な交流の話が出ましたけれども、これからこういう都市交流室が設立されたことにおいて、具体的に、つまりどういうことをしながら、どういう方向に持っていくのかという、そういう戦略的な考え方についてはいかがでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長戦略部長。



◎市長戦略部長(瀬嵜浩二君) 市長の答弁にもありましたように、ただいま当市としての国内外合わせて、今後のいわゆる都市交流のあり方について基本的な方針を定めるように、作業に着手したところです。

 その中では、まずは、我々は何のためにほかの都市と交流をするのかというその目的をはっきりさせたいというふうに考えています。漠然と、特にその国際交流という面では、1980年代ぐらいにたしかすごく伸びてきた時期だと思うんですが、まだそのころはいわゆる交流ということで、とにかく行って会って話をするというようなところから始まってきたんだろうと思います。ただ、恐らく当市においても、過去国際交流としておつき合いしたにもかかわらず、その合併前後に相次いでその関係が薄くなってしまったところもあります。そういったことが、とにかくまずは交流するということが先に立つ余り、我々はそこから具体的に何を得ようとするのかというその目的意識が、少し薄かったのではないかというようなことを私は考えています。

 そこで、繰り返しになりますが、交流の中で何を得ようとするのかというそれによって、特に力を入れたい交流の分野、これまで天野議員のほうからもたくさんお話が出ました。教育であるのか、スポーツであるのか、文化であるのか、できればその先には、先ほど群馬県のあれと世田谷区のほうの事例でも出ましたように、そういった交流の先に経済的なある程度の実利が伴うというようなところが見えてくれば、恐らく一番成功だろうというふうに思います。

 なかなか、今の時点で具体的にそれらはどの国や、あるいはどこの地域ということを今ここでお示しすることができないのは申しわけないんですけれども、考え方としては、目的をはっきりさせた上で、それに伴う力を入れる国や、それについて明確に定めた上で、それから、例えばこういったことが、行政が幾らそういったことを理想として掲げても、やはりなかなかうまくいかないんだと。

 そこで、先ほど天野議員からもお話がありましたように、今回も、例えば都市交流協会がどこそこに行って交流をしたというような情報は、当然のことながらすぐに我々のところに入ってくるわけなんですが、正直申し上げまして、一般の市民の方がいろいろな分野でどういった地域と交流を得ているのかという情報が、なかなか我々としてもつかみ切れていないところもあるかと思います。市長の答弁にもありましたように、本来は我々がその理念、目的、戦略を掲げる一方で、現在市民の皆さんが行っている交流の中から、実際のそのおつき合いをそうしたその理念や目的を持って深めていくというのが、一番交流が長く続くような形ではないかなというところがありますので、そういった天野議員からもいいヒントをいただきましたので、そういった市民の皆さんが実際に行っている交流に関する情報を我々もこれから積極的に集めて、そうした中から、今後の具体的な交流のあり方について絞り込みをしていきたいというふうに今考えているところです。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 7番、天野議員。



◆7番(天野佐代里君) 組織でされていたことなので、やはりそのとき、そのときの状況にあって形を変えていくということが必要だと思います。

 合併当初の経緯を知る人も多いとは思いますけれども、やはりそのときはその形でよかったと思いますけれども、私もこの協会の活動に何度か参加していて、やはりその市民交流というのが、5万人の都市と八王子のような人口が10倍強の自治体では、全然考え方が違っています。また、市が主導するべきものと、そのほうが効果的であるものと、逆に市民が自主自立した交流を進めていくほうが効果的であるものと、その辺がやはり当市、5万人規模の市ですと、なかなか市民活動といっても自主自立している団体も少ないですから、その過程の今真っただ中であると思うんです。ですから、姉妹都市、国際姉妹都市、これからそういった話も出てくるでしょうし、そのときに、今の都市交流協会がその受け皿の組織となっていくのか、あるいはまた違った組織をつくるべきなのか、どういうものにしたほうがいいのか、その辺はしっかりとここでお考えいただく必要があると思いますし、今、部長がおっしゃられたように、まずその市民交流がされているそのデータ収集、現状を知っていただくということが大変大事だと思っています。

 自治体というのを企業に今よく例えます。こんな時代ですから、これまでの議員の質問の中にも多くありますように、経費を減らすか、あるいは収入をふやす、なかなか収入をふやすという議論はありませんけれども、それもやっていかなければ、これから当市の現状というのはなかなか厳しい。そういった意味で、一つの自治体を企業に例えるなら、やはり企画の部分というのは営業部であると思いますし、一人一人のお客様を口コミで当市の宣伝をしていただくには、やはりそういう取りこぼすことなく、そういった活動につなげていくことが大事だと思います。ぜひその辺の取り組みを早急に、そして、より効果的な組織になるように検討いただくことを望みます。

 先ほどの川場の例で、なぜここがこれだけの活動につながったのか。それは、やはり川場というすごく小さなまちですし、雪も多いです。逆に東京の雪の降らないところで育っている子供たちが、その自然の景観、普段自分たちが見たことのないような光景、あるいは食べるもの、なっている、つくられているところ、そういうものを体験するのに、とても刺激があったということです。

 ただ、最初のきっかけというのは、たまたまおいでいただいた方に、本当に一般の村の方たちが、こんなものがとれましたのでどうぞ食べてくださいと、例えば柿ですとかお米ですとか、送っていたんだそうです。そのうちに、おいしいからもっと送ってくださいことになってきて、それではうちだけのものでは足りないから、ちょっとほかの農家さんからもいただきましょう。余り今度多く送っていただくんだったら、もうお金を取ってくださいと。送料もかかりますから、それなりのものを注文しますからということになってきて、どんどんその量がふえていったんだそうです。

 そのうちに、その柿がなっているところを子供が見たいと言っている。ぜひ、そういうときに行かせてください。あるいはお米を植える体験をさせてください。それで、田植えの時期には子供たちが早乙女の格好をして、男性も女性も一緒になって田植えをする。今ここでは、地元のお米が5キロ4,170円で販売されているんです。これが売れているんです。ですから、そういうことが、その方たちが最初はそういうことに発展するとは考えていなかった。ただ、そのおもてなしの心で、本当に素朴に来ていただいてありがとうという気持ちが、どんどんそれに発展していったというんです。

 今となれば、本当に3日に1回、私は子供たちが余りたくさんいたので、どこかの近所の学校で社会科体験、遠足か何かで来ているのかと思ったら、いつもこんな状態なんですということなのです。当然ですよね、やっぱり人口が多い自治体から来るわけですから、1つの学校が順番に来たとしても、相当な数の子供たちが訪れるわけです。また、その子供たちが帰って親御さんにお話をしたりしている間に、どんどん広がっていくということなんです。

 ですから、当市が今取りこぼしているのは、せっかくそのスポーツ、バレーボールも盛んです、野球の試合もサッカーもやっています。都市交流でも、たしか長岡京市の子供さんたちが来るときには、補助金を出して何かお土産、あるいは何か補助的なもので支援しているというふうに聞いています。そういうこともされているんですから、そういう一人一人の皆さんが、もしその口コミでそれが広がるとしたら、相当な効果があると思うんです。ぜひ、そこのところをつなげていただくような施策をお願いしたいと思います。

 そして、この災害協定、かなり多くの市町と今結んでいるということでした。ただ、これまでの市内の活動の中で、私が直接かかわったのは、多賀城から被災者の方がお見えに、お見えになるというか、宿泊をこちらでしてくださいということで、市が補助金を出して、自主的に自主財源でやった事業でしたけれども、本当に旅館さんにも協力いただいて、たしか踊りの会の方たちが輪になって皆さんと一緒に踊りをしたり、あと文化協会の皆さんが芸能の披露をしたり、そんなことをあやめ会館でして、あとは宿でゆっくり休んでもらって、6泊とか7泊とか、そういう間ゆっくり体を休めていただいたということもありました。

 この災害協定の関係ですけれども、今周辺、東部の市町、あるいはあやめサミットの関係、市町会の関係などで取り決めがあるということでしたけれども、今道路の関係で、これから北関東との距離も近くなってきています。例えば災害が起こったときに、この身近なところの自治体と協定を結んでいても、なかなかこれは効果的に機能するかという問題もあると思います。そして、東日本大震災のような大きな災害になりますと、やはり道路が通れないと、せっかく協定を結んでいても効力を発揮しないということもあります。ですから、この点についても、もう少し地区をいろいろ精査した上で、例えば山梨県、群馬県、長野県、その辺の北関東の地域、その辺を見据えた協定についてはどのような見解をお持ちでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 地域安全部長。



◎地域安全部長(八木基之君) 災害協定ということで、どのくらいの位置が妥当かというような見解かなと思って、今聞かせてもらっていたわけですけれども、確かに今私どもが協定を結んでいる、あやめサミットの関係あるいは富士箱根、あるいはこの近隣と、いろいろなところと結んでいるわけなんですけれども、例えば県内であるならば、やはり東海、東南海等の地震というのが想定されている中で、余り近いというのもやはりいろいろな問題がある。といって、北海道、九州、そういう遠いというのもいろいろ問題があるという中で、今、議員の言われるその関東圏というかその山梨県、そういうようなところが距離的には妥当だろうなと。ただ、それがどういう関係でおつき合いをしていくのかという、まずその前の前提があろうかと思っております。

 今、あやめサミット自身でも、新潟新発田市あるいは長井市等、それぞれ距離的には妥当なところも含まれていると。決して今の扱っている件数がパーフェクトだとは思ってはおりません。ですから、市長戦略部長が申しましたように、今後目的を持った中でおつき合いができる市町があるならば、災害協定を結びながらやっていきたいというように思っております。

 以上でございます。

         〔「ちょっと」の声あり〕



○議長(古屋鋭治君) 引き続き、市長。



◎市長(小野登志子君) 今の答弁はそれでよろしいんですけれども、先ほどちょっとつけ加えさせていただきたいことがあるのは、3.11です。あのときに、民間交流のほうがはるかに早く取り組んだんです。これはもう、NPOそれから民間が、本当に驚くほど一生懸命やってくれたんですよね、交流。そして、宮城県の方たちが、次から次へ、バスで旅館さんのほうに泊まらせていただく、この宿泊おもてなし事業を始めたわけです。

 それで、この多賀城市とは、その後、この市もかかわったようです。ようですと言ったら失礼ですけれども、これはある特異な方がおりまして、1,000万寄附します、ぜひ市で使ってください、この1,000万をこの市の旅館とそれから災害地とが結ぶように、そういうもので使ってくださいという、これはお一人の方の強い願いがあって実現したわけですので、そこはその方に対して、ぜひ知っていただきたいのでつけ加えさせていただきました。

 以上です。



○議長(古屋鋭治君) 7番、天野議員。



◆7番(天野佐代里君) わかりました。

 災害地というのは、本当にどんな状況になるか想像も、なかなか予想していたような、想定外ということがよく言われますので、今、市長もおっしゃられていた、確かにそういうこともありました。議会でもたしか報告がありまして、今そんなふうに思いました。

 民間の確かにNPOの方も、それは県費で、本当に国の助成金ですとかNPOに大きく補助金がつきましたので、いろいろな活動も活発にされていました。本当にそういう意味でも、市民レベルの民間の交流のほうが、もしかしたらこういう有事の際にも効力があるのかなというふうにも感じます。そのためにも、ぜひまたそういった制度、その辺を早急に具体化していただくことを強く望みまして、次の質問に行きたいと思います。

 2点目の歴史文化を生かした活性化策ということなんですけれども、この間の宿泊の関係の観光関係の業者さんですとか、これまでの一般質問の中でもいろいろな取り組みについて質問されていました。

 私たちも実は、地元にいながら、合併をして、それぞれの地域の歴史に文化、資源について、なかなかわかっているようでわかっていないところが多いです。反射炉も、もちろんこれを契機に初めて見に来たという市民の方もいらっしゃいますし、以前に、東日本大震災の話が出ましたので、その年に日帰りの研修旅行を商工会の女性部で計画していました。ただそのときに、旅館さんが本当に打撃を受けて、宿泊減になったということで、その年はあえて市内の歴史名所をめぐり、長岡の旅館で芸者さんに来ていただいて宴会をしました、女性だけで。そのときに、歴史めぐりをするというのも、地元を回るものですから、余り今関心が皆さん薄いのではないのかなと思っていたんですけれども、実は逆で、高齢の部員さんなんかが、逆にまだ知らないところがあるのでとても今回よかった、地域の中でもいろいろ知れてよかった、伊豆の国市にもまだこんなところがあるとまだ私たちも気がついていなかったんだから、本当にもっと宣伝したほうがいいですよねというお話を伺いました。

 もともと、なかなか地元にいて気がついていないのは私自身もそうなんですけれども、余りにも小さいころから身近でしたので、それがもう当たり前のように反射炉の周辺で遊んでいましたし、今さわれないようなものにも自由に子供たちがさわっていました。だから、それが今特別なものだというふうに言われてなかなかピンとこないところもあるんですけれども、やはりこういうことは、小さいときから子供さんたちなんかが、教育現場での取り組みとしていろいろ周知を図って、そしてまた、先ほど市長の答弁にもありましたように、その子供さんたちの成長に応じて、またその方たちが自分たちのふるさとを愛する気持ちの中でいろいろ広まっていく、これはとてもいい形であると思います。

 それで、反射炉応援団に、先ほどのご答弁ですと、子供たちが皆入ってくれたというお話がありまして、この間も今、反射炉の世界遺産登録の関係で、子供たちの意識といいますか、教育現場での、学校の勉強とはまた別な部分になると思いますけれども、そういう自発的な活動について、何かこう具体的に、実際こう変わって、こういうことが今行われてくるようになりましたというようなことが、具体例としてありますでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 教育長。



◎教育長(河野眞人君) 私も反射炉応援団の一員ですけれども、市内の4年生から6年生までの子供たちに、反射炉の絵画を募集をしました。そして今、反射炉応援団で卓上のカレンダーの中にそれが入っていると思いますけれども、そんなことで、まず反射炉を知ってもらおうということで、反射炉に行ってそういう絵を描いていただくというようなことをやりました。

 それから、ことしの11月26日でありますけれども、市内の中学2年生、韮山、大仁、長岡の2年生に、「オペラ坦庵」をダイジェスト版で見せて、いわゆる坦庵とはどういう人であったのか、あの江戸時代末期、黒船が押し寄せる中で反射炉をつくった意義、海防に非常に力を尽くした、そんなことも子供たちに、本当は全部の中学生に知ってもらいたかったんですけれども、キャパシティの関係とかいろいろなことがありまして、中学2年生に、11月26日にアクシスかつらぎで、伊豆市民オペラ協会の方に協力をいただいて、オペラを見せます。そんな啓発活動を行っております。



○議長(古屋鋭治君) 7番、天野議員。



◆7番(天野佐代里君) わかりました。

 なかなか親御さんでも気づかないようなことが、そのままやはり子供たちに伝わっていないことも多くあります。そういうことを、やはりいろいろな教育の現場で、いろいろな活動につなげていただくということがとても大事なことだと思いますし、以前に、たしか委員会のやはり視察で平泉を訪れたときがありました。そのときに、たしかその前の年に平泉が世界文化遺産登録が決定したときで、実は、そのさかのぼる3年前には、一度候補から落ちてしまいました。なぜ3年後に再度復活できたかという中に、教育、学校での取り組み、いろいろな副読本をつくったり、子供たちが行事として、平泉はあれだけのところでしたので、絶対その登録に間違いないという、そういう自負があったと。それをまた改めて見直して、子供たちあるいは議会も、議員が、全員が特別委員会をつくって、岩手県、全部の県内の議会にお願いに歩いたということもありました。そんな話も伺いました。そういう地道な取り組みが功を奏して、3年後には復活できたという話も伺いました。

 やはり子供さんたちがかかわってくれて、にぎやかに活動していただくということは、見ているだけでも周りも元気をいただきますし、特にこの反射炉応援団、これから大変活動も忙しく、あと、あるいは外にアピールした活動になってくると思いますので、そんな中に子供さんたちが多くかかわっていただくというのは、とても心強いと思います。

 それで、婚活の話が、今回の一般質問の中にも市長の答弁の中にも出てきました。この間TBSの婚活番組が取材の段階で、私も実行委員でかかわっていましたけれども、実はスタッフが伊豆の国市は海があると思っていたそうなんです。私もびっくりしましたけれども、伊豆の国市というのは、伊豆というのはそういうイメージがあって、まだまだ伊豆の国市というものが本当に伝わっていないというか、外にアピールできていないなと思いましたし、ただ、このプロデューサーに当市で番組をしていただくきっかけ、この決定されたことの決め手は何だったんでしょうかというふうにお尋ねしたら、伊豆ブランドというのは大変やはりいいもので、まだこの伊豆ブランドというものが視聴率も稼げるんではないかという、そういうお話もしていらっしゃいました。そういう意味では、まだ伊豆の国市というのが外に周知するための活動というのが、大変大事になってくると思います。

 先日の柴田三敏議員の質問の中に、宿泊につながるやはり活動ということで、観光産業にも、大変大事な市が行うイベント、あるいはこれから世界遺産を見据えた活動の中で、大変期待しているものがあるというお話がありました。

 私も、この宿泊をなりわいとしているおかみさんたちに直接伺ってみました。どういうやはりものが、皆さんは必要とされているんでしょうか。あやめ祭はもちろんありますけれども、一つ市の大きな行事あるいはイベント、これからどういうものが必要と思われますかということを伺いました。そうしましたら、やはり大きなイベント、何か行事を、ぜひ市のほうが主導してやっていただきたいと。

 宿泊業の後ろには、本当に200も300も大変多くの事業者さんがかかわっています。宿泊をとるだけの事業ではありません。この観光のための事業というのは、本当に、目に見えるところは宿泊の確保ということがありますけれども、地域の中でなぜこの観光ということに力をいれなければいけないかということは、そういうことなんです。それをなりわいとして、見えない部分にかかわっていらっしゃる業者さんは非常に多い。そういう方たちが普段ものを食し、そして、車にガソリンを入れ、新聞を読み、そういう業者さんたちが全部かかわってきているわけなんです。ですから、私の周りも商売をやっている方たちが多いですので、そういう方たちの中には、やはりこういう大きなイベントを期待している声が大きいです。

 そういう意味で、今反射炉応援団の話が出ました。せっかく子供さんたちがこれだけかかわってくれている応援団という組織があります。これから大きな花火を上げる、発信していくことが大事です。先ほど市長のご答弁にもありましたこの冊子、立派なものができました。ただ、この答弁の中にも、できました、これは構想です、これをどうやって具現化していくか、それを発信力につなげていかないと、せっかくこれだけの大事ないい資料ができても役に立たない。これはそのための資料でありますし、たしか新聞の報道にもありましたけれども、まずこれを知ること、そして守っていくこと、そしてこれを生かす、広めていくことが大事なんだということであります。

 それで、これから多くの10周年、今10周年は今この1年です。来年の4月2日以降は、もう11周年になってしまうわけですから、大きな花火を打ち上げることも必要だと思います。冠事業も大いに必要だと思います。何もしなければ、今のまま何も起こりませんし、このいい機運が来ている。これを私は事業者の立場で思います。商売というのは、チャンスを逃したらなかなか次の機会は来ません。そういうやっぱり商勘といいますか、機運がそこに乗ることが大事だと思っております。

 ですから、商工会で今、反射炉プロジェクトといって、反射炉の登録を目指す、それももちろん一つの目的ではありますけれども、その背後には、それにうまく乗って自分たちも商売繁盛したい、それは当然のことです。商売が繁盛するということは、それだけ多くの方がこの土地を訪れて、そして、消費をしてくださる、あるいは内外にそれを知らしめるきっかけになるということです。これは国内だけではありません。国外、もうこれからの観光、それはもう国外がターゲットなんです。こんな近隣の市町で競争していたってしようがないんです。そのぐらい伊豆の国市というのは、もう国外に発信できるものがあるということなんですよ。

 それで、市長どうなんでしょう。この、いろいろ検討会とか10周年の冠事業の計画も今募集が始まっていますけれども、この反射炉応援団の皆さんを実行委員会にして、その大きな花火を打ち上げるというようなお考えについては、何か、こう、市長はいろいろアイデアがおありですので、その辺については何かお考えはありますでしょうか。



○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(小野登志子君) たくさんの内容をありがとうございました。

 先ほど、早過ぎたのかと、伊豆の国市の取り組みがとか、旧韮山町だったと思いますけれども、早過ぎたのかということで、この機運あるいはチャンスが大事だというお話をいただきまして、実にそれは大事なことだなと思いました。

 と申しますのは、数年前に静岡県の教育委員会で、この歴史遺産ということで、韮山反射炉の子供たちに絵画を募集したんですよ。そして、それを皆さんに知らしめるために、伊豆箱根鉄道の中に張りますから、ぜひ子供たちに描いてくださいということで、県の教育委員の方は、何度もこの伊豆の国市の学校に見えたり、説明してまいりました。それで、私もそれに協力したんですけれども、本当に残念なことに、伊豆の国市からは1枚も子供たちの反射炉の絵が出てきませんでした。本当に私もがっかりしまして、それで、これに関して言いますと、それから伊豆箱根鉄道に、反射炉の絵やその韮山の江川太郎左衛門のエピソードの絵がずっと張られていたんですよ。これで多かったのは、沼津市、三島市ということで、こんなものかということをそのとき本当に感じました。

 この早過ぎたのかという、機運、チャンスを捉えなければいけないというのは、そのときだってまさにチャンスがあったわけなんですけれども、しかし、過去のことを言っていてもしようがありませんから、チャンスを生かす方向に行きたいと、やらなければいけないと思っております。

 世田谷区との交流という、お野菜交流ですか、これも一社一村運動で、県のほうで浮橋地区のほうへ行きまして、どうですかというお話、世田谷区のある区との交流をして、お野菜を持っていきましょうというお話もいただきましたけれども、これも足りないんですよ、この伊豆の国市は。確かに農業はブランドですから、その製品、物が足りない、農産物が足りないということで、これが、なかなか交流ができなかったということが一つあります。

 最初の交流ということでお話するならば、世界にでも日本でも、これはtwo−wayですから、決して損ではないんですよ。行き帰りで、損でも得でもないというところだから、どんどんこれは、交流はやっていかなければいけないなということで、ぜひ議会の皆様のご理解をいただきたい。

 その上で申し上げますならば、モンゴルのチョノイ・クランダさんは、もう既に3回もこの伊豆の国市に来ております。それぐらい総領事、このまちが大好きだということで、これを誇りに思わなければいけないと思っています。台湾にも観光協会の副会長さんと一緒に、何ですか、旅行社へお伺いしましたところ、ファントリップで来ていただいた私が余りにも反射炉、反射炉と言ったもので、反射炉とは何だか見たいと言って、来たわけです。そうしたら、その反射炉を見まして、反射炉がすばらしかったのか、「てつざえもん」がよかったのかわからないですけれども、ぜひ、「てつざえもん」を台湾へ持ってきてくださいというお話を今いただいているところで、いや、これでも、これもすばらしいことだと私は思うんですけれども。

 この海外との交流につきましては、どこかというと、やはり熱いところ、熱いところか寒いところとやっぱり考えなくては、この気候のよい伊豆の国をわかっていただくには一番いいと思いますし、交流に関していいますならば、経済、教育、そしてスポーツ、観光、歴史交流があります。ここで忘れてはならないのは、これ医療の交流という、これも入れていきますと、この市がやらなければならない、行政主体でやっていくのは、やはり教育交流、医療、それから経済。それで経済もまた、民間から始まり、特にスポーツ、LT貿易、ピンポン外交がありましたように、スポーツ交流は大事だと思っています。そして歴史で、観光交流というのは実は最後になるんですけれども、これのためにいろいろな努力をしていかなければならないのではないかと思っております。

 さて、その早過ぎたということを、さっきの話に戻りますけれども、皆さんにお配りしました家永先生の歴史文化基本構想というのが、もうちょっと早く皆様のところに行き渡って読んでいただければ、あれをまさに形としてわかりやすく市民に示すものですよというのが、今新たな名前で、何ですか、これは検討会が重ねられている、私が最初提唱しました大時代祭は、まさに歴史文化基本構想、これを具現化して、子供でも誰でもわかりやすくするものは見ていただく、わかっていただく、ここから始めなければならないものなのでありますけれども、歴史文化基本構想が後から出てきてしまったために、チャンスを逃したのかと思うと残念でなりませんけれども、議員が提案してくださいました反射炉応援団を中心としたそういうものも、もう上げていかなければいけないと思っております。

 昨日の柴田議員のお話しにも、一の矢、二の矢、三の矢、次々と観光は打っていかなければいけない、まさにそのとおりだと思っておりますので、議員の皆様にもぜひこの歴史文化基本構想、これのうちのどの一つをとっても、物語があり、それから広がっていくものができてくるわけですよね。殊に、ここに家永教授も、私も長くなりますけれども、最後に言いますけれども、おっしゃられたのは、その江川太郎左衛門これが、千年の歴史があるこれが全て源頼朝にも、そして北條早雲にも、そういう歴史の隅々までかかわり合っているということのすばらしさを、もうちょっと皆さんに知らせてくださいというお話をいただきました。肝に銘じて、これからも推進していこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。



○議長(古屋鋭治君) 7番、天野議員。



◆7番(天野佐代里君) 最後になりますので、意見で終わりたいと思います。

 今、市長ご答弁ありました。機を逃してしまったかというお話でした。

 私は、このイベントについて、議会でもいろいろな見解があると思います。ただ、事業者としていろいろな方に意見を伺いました。

 きのう柴田議員がとてもいい表現をされていました。やはり家を出ていった子供たちが、一年に一度帰ってくるイベントが欲しい。私も本当にそう思います。今、旧の町でそれぞれ行われている行事、重複しているものが非常に多いです。ですから、本当に、一体となった形での行事というものも大変望まれるところです。

 それで、やはりこの10周年とともに世界遺産登録という大事な時期を迎えている。これを一つのやっぱり力を結集して、そして、それにふさわしいようなものにしていく。それによって、やはり経済にも勢いが生まれる、あるいは子供たちのいろいろな活動もそこで表面化してくる。それをまた、伊豆の国市を外に表現していく、最もふさわしいタイミングでありますし、時期であると思います。それは、27年4月1日までです。10周年というのはそういうことだと思います。ですから、私は議員の一人として、このイベントをぜひ実施していただく方向でお願いしたいということを希望しまして、質問を終わりにします。



○議長(古屋鋭治君) これにて、7番、天野佐代里議員の質問を終了いたします。

 これにて、今定例会における一般質問通告のありました13名議員全て終了いたします。

 10日から本日12日まで3日間、FM放送にご協力いただきましたFMいずのくにの皆様に感謝を申し上げるとともに、議場に傍聴に来ていただきました皆様、またFM放送を聞いていただきました市民の皆様に深く感謝を申し上げます。

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△休会の件



○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。

 お諮りいたします。議案の審議を行うため、あす6月13日から6月22日まで休会としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

         〔「異議なし」の声あり〕



○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。

 次の本会議は6月23日月曜日、午後1時30分から開きます。この席より告知いたします。

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△散会の宣告



○議長(古屋鋭治君) 本日はこれにて散会いたします。

 ご苦労さまでした。



△散会 午前11時23分