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静岡県 菊川市

平成 21年 6月定例会(第2回) 06月10日−03号




平成 21年 6月定例会(第2回) − 06月10日−03号









平成 21年 6月定例会(第2回)


平成21年第2回菊川市議会定例会会議録

議 事 日 程(第3号)

平成21年6月10日(水)午前9時開議 
日程第 1 諸報告
日程第 2 一般質問
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本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
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出席議員(17名)
     1番  高 柳 和 弘 君     2番  内 田   隆 君
     3番  水 野 貞 幸 君     4番  伊 藤 芳 男 君
     5番  宮 城 力 弘 君     6番  西 澤 和 弘 君
     7番  清 水 一 男 君     8番  鈴 木   榮 君
     9番  河原崎 光 雄 君    10番  伊 藤 壽 一 君
    11番  岡 本 徳 夫 君    12番  小笠原 宏 昌 君
    13番  落 合 良 子 君    14番  すずき 麗 華 君
    15番  田 島 允 雄 君    16番  岩 科 鉄 次 君
    17番  北 沢 俊 一 君    
欠席議員(なし)
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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
  市     長   太 田 順 一 君   副  市  長   石 田 辰 芳 君
  教  育  長   石 原   潔 君   総務企画 部長   中 山   勝 君
  小 笠 支所長   伊 藤   崇 君   市民生活 部長   伊 藤   茂 君
  建設経済 部長   笹 瀬   厚 君   教育文化 部長   中 山 安 代 君
  消  防  長   岡 本 吉 弘 君   市 立 病院長   村 田 英 之 君
  市立病院事務部長  赤 堀 弘 明 君   総 務 課 長   沢 崎 久 雄 君
  財 政 課 長   赤 堀 慎 吾 君   企画政策 課長   原 田 修 一 君
  安 全 課 長   赤 堀 正 人 君   健康長寿 課長   落 合 哲 郎 君
  都市計画 課長   織 部 文 雄 君   建 設 課 長   長谷山   勉 君
  商工観光 課長   浅 羽 睦 巳 君   農 林 課 長   広 瀬 勝 彦 君
  工事検査 室長   鈴 木 寿 美 君   社会教育 課長   妻 木   久 君
  会 計 管理者   内 田 勝 美 君   市立病院総務課長  野 賀   済 君
  消防総務 課長   横 山 克 喜 君
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事務局職員出席者
  議会事務局長    藤 田 一 郎     書記        堀 川 明 典


開議 午前 9時00分





△開議の宣告 



○議長(北沢俊一君) 改めましておはようございます。

 ただいまの出席議員は17名でございます。法第113条の規定による定足数に達しておりますので、平成21年第2回菊川市議会定例会第3日目の会議を開きます。

 なお、会議中の上着の着脱につきましては御随意にお願いをいたします。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりでございます。



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△諸報告 



○議長(北沢俊一君) 日程第1 諸報告を行います。

 私からも市長からもございません。

 以上で、諸報告を終わります。



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△一般質問 



○議長(北沢俊一君) 日程第2 一般質問を行います。

 昨日に引き続きまして一般質問を行いますが、本日は3人の方の質問をお受けいたします。質問時間は再質問含めて30分以内でお願いをいたします。

 それでは通告順に質問をお願いいたします。



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         △ す ず き 麗 華 君 



○議長(北沢俊一君) 最初に、14番 すずき麗華議員の質問をお願いいたします。すずき議員。

         〔14番 すずき麗華君登壇〕



◆14番(すずき麗華君) おはようございます。きょうは最初の質問ということで、元気に発言していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 昨日宣告されましたうっとうしい梅雨を吹き飛ばすようなさわやかな御答弁をよろしくお願いいたします。

 私は、石原教育長に駅南赤レンガ倉庫の文化的価値及び文化行政のあり方についての質問をさせていただきます。

 赤レンガ倉庫につきましては、たび重なる質問ではありますが、菊川市の茶業及び駅前の街形成の歴史上、貴重な文化遺産であると私は認識しておりまして、駅南の歴史、そして茶業史により深く触れるたびにすばらしい菊川市ならではの文化価値を確信してまいりました。

 ここで歴史的背景を語り伝えたいところではありますが、質問時間も限られておりますので、まずは通告による質問を述べさせていただきます。

 先月、5月11日の教育福祉委員会を傍聴させていただきました。赤レンガ倉庫の文化的価値について協議が行われ、出席議員より文化に対する行政のかかわり方や菊川市としての判断の基準など、的を得た熱心な質問が出されましたが、いま一つ教育委員会の考えが私も傍聴していて理解できませんでしたので、今議会でも続いて赤レンガ倉庫についての質問をさせていただくことにいたしました。

 教育委員会では、今後、この問題について話し合っていただけるとの答弁をいただいて閉会となりましたが、協議の場はどんな形で持たれるのでしょうか。

 文化財的な価値のある建築物とは認められないとした根拠はどこにあるのでしょうか。また、その基準とは何でしょうか。

 市民が保存を求めているこの課題に対して、教育委員会及び社会教育委員会で協議はされているのでしょうか。

 静岡県の茶業史や牧之原の茶業史、そして当地菊川市の茶業史において、関口隆吉、丸尾文六、松下幸作とともに原崎源作の業績は茶業発展の基礎となり、堀之内駅が設置された明治22年を過ぎたころ、国内はもとより世界に向けて活躍した富士再製が駅周辺の茶産業発展や工業、商業集結の吸引力となり、菊川の町並みが生まれたことは茶業誌にも示されています。

 つまり、お茶の菊川として今までの歴史を重要と見るとすれば、最後に一つだけ残されている菊川茶産業の発展における原点とも言える赤レンガ倉庫が都市計画において菊川市の顔を示すだけの価値は十分にあるのではと私は考えますが、教育長はどんな考えをお持ちなのかお聞かせください。

 茶業の振興は、農林課や茶業振興室の所管ですが、次世代を担う子供たちに菊川市がお茶の町だと自信を持って言える価値づくりは教育の所管としても考え、提言していくべきと思いますが、これはどう考えるのでしょうか。

 赤レンガ倉庫は、お茶の大イベント、ことしの秋に開催されます国民文化祭の駅前会場では使えないとの答弁をいただいておりますが、菊川市住民が所有する建物であり、お茶テーマとして最大の活用をして市民の協働を期待するイベントに使えないのはなぜでしょうか。

 最後に、菊川市の文化行政のあり方について教育長の考えをお聞かせください。

 そのわけを説明いたしますと、私は合併した4年前から、文化協会の役員として2人のすばらしい会長のもとで活動をさせていただくことができました。高齢化もありまして、合併時1,800人近くあった会員も、ことしは1,160人ほどと減少し、合併前の旧小笠町の文化協会会員数と同じくらいになってしまいました。つまり、人口3分の1の旧町のときと同じです。

 もちろん、多ければよいというわけではなく、社会教育課も文化協会もよく頑張っておりまして、予算についても配慮はしていただいております。しかし、それぞれに努力はされておりますが、基本となる菊川市の現状を見据えた独自の文化振興指針がなく、市民の躍動的な文化意欲が育ってこないように感じます。これは、私が前牧野教育長のころから提言してきたことではあります。

 そして、今回の赤レンガ倉庫問題のように、区画整理事業の問題に引きずられて文化振興を考える専門の立場にありながら、前向きな協議がされてこない現状がとても残念であります。

 さすが石原教育長、スポーツ的な見方だけではなく、広い文化の見識を持っていると思えるような力強い御答弁を期待いたしまして、登壇での質問を終わります。よろしくお願いします。



○議長(北沢俊一君) すずき議員の質問が終わりました。

 教育長の答弁を求めます。石原教育長。教育長。

         〔教育長 石原 潔君登壇〕



◎教育長(石原潔君) おはようございます。教育長の石原です。それでは、すずき麗華議員の御質問にお答えします。

 初めに、教育委員会での協議の場はどんな形で持たれるのか。教育委員会及び社会教育委員会での協議はされているのかとの御質問ですが、議会への提案事項や一般質問などがあった場合は、前後の定例教育委員会に口頭にて情報提供を行っていますが、社会教育委員会には行っていません。

 なお、赤レンガ倉庫の文化的価値に関する話題について、今後、現状報告として教育委員の皆様に説明したいと考えております。

 次に、文化財的な価値のある建造物として認められない根拠についてでありますが、以前からお答えしているとおり、静岡県の実施した近代化遺産調査の結果に基づき、希少価値はあるが文化財的価値は余りないと判断しております。当時の菊川町では、赤レンガ倉庫について、建築後50年以上を経過する建造物として回答しております市町村から提出された予備調査や県が持っていたデータなどにより作成された一次候補リストにはあるものの、以降、学識経験者の方々の調査結果として発刊された冊子には掲載されておらず、赤レンガ倉庫は現地調査などの本調査に入る前の段階で調査対象物件から除外されたと考えられることから、文化財的価値は低いと判断しているものであります。

 次に、都市計画において菊川市の顔を示すだけの価値があるのではないかとの御質問ですが、富士再製株式会社が菊川茶産業や駅前周辺の発展に寄与したことは議員御指摘のとおりであり、菊川町誌等にも記録保存されているところでありますが、まちづくりについては住環境と総合的に判断すべき事項であると考えます。

 次に、お茶の価値づくりは教育の所管としても考え、提言していくべきと思うがどうかとのことでありますが、郷土の特色ある産業や郷土の歴史、自然等について学習することはとても大切なことだと考えています。菊川市にとって茶産業は主幹産業であり、お茶に関する学習は郷土を知る学習として菊川市を愛する子供たちを育てるため必要なことと認識しており、小学校1、2年生の生活の授業を初め、小学校3年生以上の総合的な学習においても、工場見学などにより現地にも触れながら、総体的にお茶に関する授業を行っているところです。

 次に、国民文化祭に使えないのはなぜかとの御質問ですが、これについては、一般の建物と同様に所有者と市が補償契約を結び、所有者が移転または除去するものでありますので、赤レンガ倉庫を用いた事業計画は好ましくないとの認識から判断したところであります。

 国民文化祭の諸事業は、それ以降、事業別企画部会の皆さんが長い時間と検討を重ねて企画した事業計画に基づき実施されることとなっていることを御理解いただきたいと思います。

 最後に、文化行政のあり方についてですが、教育委員会では、歴史、文化遺産の継承と活用、市民文化芸術活動の推進と活動拠点の充実を重点として文化行政を進めているところです。

 また、文化行政の基礎は人材の育成にあると考えます。そのため、子供たちのみならず、大人も地域をもっともっと知り菊川の文化を育てることが大切であると考えます。特に、固有の自治会や地区のみで行われている特有な行事などもあり、その地域に長く守り伝えられている習慣などを後世に守り続けるためにも地域の人々の育成は大切であります。

 そのためにも地域における教育力をもっと高め、活用し、芸術文化の振興はもちろんのこと、こうした地域の文化を守り育てることのできる市民を育てることが菊川市の文化行政にとって必要なことであると考えます。

 以上、すずき麗華議員への答弁とさせていただきます。ありがとうございました。失礼します。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員、再質問がありますか。すすぎ議員。



◆14番(すずき麗華君) ありがとうございました。今、教育長さんは、今社会教育課ではこういう一般質問などを出した問題というものは協議をしないということですが、それはなぜでしょうか。



○議長(北沢俊一君) 質問が終わりました。

 答弁願います。妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 社会教育課長です。社会教育委員会のほうでは、議論しないというような御質問でよろしいでしょうか。

 社会教育委員会の職務といいますか、任務ということにつきましては、社会教育に関して教育長を経て教育委員会に助言するため、社会教育に関する諸計画の立案とか、教育委員会から諮問を受けた場合のその討議とするような格好になっております。

 そういう中で、協議事項として社会教育委員会で協議をするという問題とは若干違うのかなということと、それからもう1点は、文化財に関することにつきましては、文化財保護審議会というものがあります。そちらのほうで専門的に、いずれにしろ審議するというような形にもなっていますので、社会教育委員会で特に協議するというものではないものですから、そちらのほうにも報告ということもしてないというのが今の現状であります。

 以上です。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 再質問。すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) これは、菊川市第一次総合計画の中にも、文化財の掘り起こしをするとともに、これは歴史文化遺産の継承と活用というところなんですけどね。これを文化財の掘り起こしをするとともに、かけがえのない歴史的遺産や伝統的な郷土工芸、芸能、行事を学校の総合学習や地域における生涯学習、観光に活用して継承、保護、保存に努めるという。そうした目的をしっかりこの合併してから示してあります。

 ですから、それについては、社会教育委員会の役目は、これはこれに準じて本当はやらなきゃいけない。そうした問題に遭遇したときには、ただ一応行政のほうの財政の形だけじゃなくて、しっかりとした社会教育の研究の場としてこれを活用していくべきだなあと思いますけど、それはいかがでしょうか。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 社会教育課長です。協議をするということにつきましては、社会教育委員会もそうですが、定例の教育委員会においてもそうですが、その協議の場に該当する案件として上がってきた場合に、その協議に入るという中で、先ほど教育長のほうからも答弁のほうをいたしましたけども、定例教育委員会におきましても、その協議に該当する案件として出てきた場合について協議になるということで、それによりまして出てくる案件が、現在においても報告の段階の事項という形で、定例教育委員会でも報告をしているという段階ですので、社会教育委員会においても、そういうふうな協議の場に接する問題として提起されてくれば、当然協議をする可能性というものは出てくると思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) ということは、これ最初から、これは受け付けてはいないということになると思いますね。それじゃ、そうことですね。

 これは、今、教育長さんが、今文化遺産というか、近代化遺産、それに認められなかったからということで、今これ菊川市の教育委員会では認めないという、そういう判断で今お話しされましたけどね、これは実際に認められなかったその理由というものは、しっかり確認をしておりますか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 妻木課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 社会教育課長です。先ほど、教育長のほうから答弁をしました認められなかったという、近代化遺産の調査についてのところの判断の点ですが、近代化遺産調査のほうで結果において価値がないということで判断をしているわけですが、近代化遺産のほうの調査の進展といいますか、調査概要のほうから見ていきましても、一番最初に第2回の調査委員会というところで、市町村教育委員会への予備調査表を出して得て、それをもとに作成された一次調査リストというものが存在をしていると思います。

 その中で、そのリストをもとにして一次調査のほうが行われました。その一次リストにおきましては、リストに掲載されている物件のすべてに対して実施して、総合調査表、それから調査員の評価、その評価理由の提出のほうを依頼したという形でしるされております。

 その中で、その調査員の一次リストに基づく評価によりまして、引き続き、それ以降の調査委員会において詳細調査物件を選出したという形になっております。この段階で、詳細調査物件に基づきまして二次調査を実施したということですが、その二次調査のほうでは、調査委員会で選出された詳細調査物件について報告書の個別物件候補としての調査を依頼したという形になっております。

 ということは、それ以降、最後の第12回の調査委員会までを経まして報告書としては冊子が完成しているわけですが、とういうことを考えますと、その一時調査でリストに掲載されている物件すべてに対して実施した調査員の評価をもとにして詳細調査物件が選出されているということで、これが最終的に報告書の個別物件候補となっているわけですが、赤レンガ倉庫が、この報告書の最終的な冊子に載っていないということは、この一次調査の段階で詳細調査物件にはならなかったと考えられると思います。

 ということで、教育委員会として言っております文化財的評価の価値が低かったというような判断をしているということでございます。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 すすぎ議員。



◆14番(すずき麗華君) そういったことは、県の見方、そしてまたこの市の見方、これはいろいろあると思いますけど、市の見方は一切してない。県から、この建物を見る見方しかしてないということでいいですか。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 妻木課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 社会教育課長です。市としましては、これに関しての専門的な調査をするということの、実際にこれまでの現実的にその調査したというようなことはないと思います。

 そういう中で、県のその専門の調査員の方が調査した結果に基づいて評価をしているというところであります。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 すすぎ議員。



◆14番(すずき麗華君) 私たちが大事なのは、自分たちが自分たちの遺産に、文化に誇りを持つということなんですよ。人から認められたから、それがいいものじゃなくて、価値観というのは自分たちの地域でつくらなきゃならない。そして、自分たちの地域で守っていくことによって、その価値が全国に広がるものも出てきます。

 この近代化遺産の各論編の中に、本来ならば、調査を行い報告すべき対象物であるが、諸般の事情によって調査をすることがかなわなかったということ書いてあります。

 私も、県の教育委員会で、その当時の様子をいろいろと調べてきました。しかし、県では現地に行ってしっかり調べたわけではないということを言ってます。だから、この赤レンガ倉庫が文化遺産ではないというそういうものは一言も言ってないという、そういうことを言ってます。そしてまた、だから当時の記録もありませんということ。そういうことを言ってますが、それについてどうですか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 答弁願います。妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 社会教育課長です。今の県のほうでは現地に行ってるかどうかはわからないというような回答だったというようなことですが、社会教育課の担当としまして、県のほうへも、その点については確認をしましたけども、今おっしゃられましたように、その当時の資料というものは現在ないということで、県として詳細な経緯についてはわからないというような回答をうちのほうとしましては受け取っております。

 ですから、その当時の調査の経緯がどうなって細かい調査結果がどうなったということについては、県に確認した段階においてもわからないという回答であります。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) 今月、この通告を出してから、県の、これは衆議員の柳沢伯夫先生の代表としてなっているその発行者等になっている県の茶業史、「お茶」というこういう本ができました。その本の中に、静大の二村准教授の説明が出ています。

 それを少しこう朗読させていただきますと、「この赤レンガ倉庫は、菊川市はもとより静岡県の歴史的建造物として十分に価値がある」といってます。そして、「赤レンガ建物は、規模も県下の他の建物に決して劣るものではない。特に、菊川市の近代建築では群を抜く存在と考えるべきである。静岡県下の茶産業にかかわる建築物として貴重な遺構だ」と。

 そして、まとめでこう言ってます。「この地域がかつて茶で潤っていたという事実を子供たちは本で読むことしか知ることができない。大人には、子供たちにその歴史を伝承していく役割があると。そして、国土の歴史的景観に寄与している。現在では見られなくなった構造体をレンガのみで構成するという再現をすることが容易でないものとして貴重な遺構である。間違いなく、静岡茶を知る断片として重要な建物である。」つまり、この赤レンガはコンクリートを使ってない。しかし、コンクリートは大正時代から使われている。だから、コンクリートをここに使われてないということは、その以前の貴重なこれは建築の文化遺産だということです。

 そして最後に、「茶業にかかわる人々には、かつて隆盛を誇り世界一の静岡茶と言われた時代をほうふつとさせるこの建物の保存、活用にぜひ力をお貸し願いたい。」こう言ってます。

 それを、県の文化近代化遺産のそれに認められなかったからということで、私たちが住んでいる、赤レンガがあるこの菊川市がそれを認めないということはどうですか。そういうことについておかしいと思いませんか。ぜひ、その考えをお聞かせください。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 社会教育課長です。今、お話がありました二村教授の関係の調査報告というものは、若干出てまいったものは拝見をしております。そういう中で、調査結果が出たというか、先日の文献といいますか、出された資料によりますと、今年度8月以降ですか、学会っていいましたか、発表があるというようなことも書かれておりましたけども、その調査結果というものについての詳細というものは、うちのほうまだすべて把握しておりませんし、今まだ出てないんではないかと思います。

 そういうような中での今の総論といいますか、解説だったと思いますが、この辺につきましては、その調査結果等の詳細が出た段階においては、市としてまたその内容について調査といいますか、確認のほうをしてから、また状況によってはこちらとしての行動も発生するかとは思いますけども、現状においては、その調査をされたということですが、その詳細な結果、それからどういうものだったということまで出てないというところから、現状の判断としてはこれまでの判断のままで行かざるを得ないというところと考えております。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) この資料の内容については、教育委員会のほうにも渡してありますので、これは読んでいただいたと思います。

 しかし、こういったしっかりした、むしろ皆さんが認めていくような大学の教授とか、そういうような人の言った意見というものが、これが、これで新しい菊川の文化として考えていくという、そういうことで、これからそれじゃ協議をされていくということでよろしいでしょうかね。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 答弁お願いします。妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 社会教育課長です。文化財のほうの協議というものは、一番最初に申し上げましたように、協議に入っていくということになりますと、定例の教育委員会からスタートしていくと思いますが、その内部としてのそれ以前の調査といいますか──ということにつきましては、先ほどのその文献による内容の調査確認ということは当然参考としてしていくべきだと思います。

 そういう中で、正規の教育委員会としての協議をしていくかということにつきましては、その調査資料とか、結果によって、正規に教育委員会にかけられる案件として出できた場合には当然対応をするようにはなると思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) それは、社会教育委員の人たち、これは何のためにこの人たちがあるのか。私も、今の中でこういう話し合いもないということになれば、実際はわからない部分もあるんですけど、その社会教育委員会とか、そういうところでもしっかり教育委員会の内部だけではなくて、そういうところでもしっかり話し合っていくということでよろしいでしょうか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりましたが、答弁お願いします。

 妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 一番最初にも申し上げたかと思いますけども、社会教育委員会ではなくて、その前の段階としまして、定例の教育委員会なり、そちらのほうから順次、その協議等が始まると思います。

 それからまた社会教育委員会のほうへ、もしこの話が出ていくとすれば、その現状の報告というような形の出方になるかと思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) それで教育長さんにお伺いします。教育長さんは、とにかく教育委員会という別の一応組織というものを、これを持ってます。そして、部署が分かれているということは、教育委員会のものは、むしろ市の行政の、財政の影響とか、そういうものが余り影響しないように、そういうのならないように、それによって縮こまらないように、そういう別の立場というものになってます。その代表に教育長さんがいます。

 だから、この問題は教育長さんがそれを持ち上げるか。それを課題の中に入れるか。それ一つだと思います。今、こうして、中身が非常に貴重なものになってきた。そして、市民もたくさんの署名も集め、そして運動が始まってます。今やってます。そういう中で、これを見て見ぬふりをして、これを認めないという形で過ごすというのは、僕は教育長さんとしてはこれはどうかなと思いますが、その点どうでしょうか。



○議長(北沢俊一君) 教育長。



◎教育長(石原潔君) 教育長です。今のお話がありましたように、教育委員会は別の部分になっておりますので、それは当然教育委員会としての独自の考えも持っておかなくてはいけないとは思ってますが、私の個人的な判断だけではそれが決定できませんので、教育委員会の中で話をしていきたいと思っていますし、また今の話の中で、調査結果が出てきた段階の中で、今担当が答えましたように判断がだんだんなされていくと思っています。

 以上です。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すすぎ議員。



◆14番(すずき麗華君) 今、その調査結果というんですけど、その調査結果は市独自で行うものですか。それとも、この二村教授の調査を調べるということでしょうか。どっちでしょう。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 教育長。石原教育長。



◎教育長(石原潔君) 済いません。もう少し詳しく言えばよかったんですが、今担当のほうから答えましたように、二村教授の調査結果が詳しいものが上がってきた時点で、それを拝見させた中で判断をしていくという答えになります。

 以上です。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) これは、私たちがこの文化というものに少しこう違う形を持ってると思います。

 実は、今最後に私が文化行政のあり方を教育長にお聞きしました。これはなぜかといいますと、平成18年ころかな、私は東京都のほうから都の施設を使っている立場として、その指針の一応、見ることを依頼されました。そのときに、前牧野教育長に文化振興指針という、そういった文化の道しるべですね、それをしっかりやったほうがいいじゃないかということで質問したことがありました。

 そのときに、牧野教育長は、東京からその書類を寄せて、そしてしっかりそのことについて御答弁もいただきました。そういった前向きなことがやっぱり行政では、僕は必要じゃないかと思います。

 なぜ、この東京の文化振興指針ですけど、これは単なる文化ではなくて都市経営の戦略です。結局、400万もある東京の人口ですけど、今必要なことは、暮らす人々が愛着や誇りを持つためには、寄せ集めの文化ではなく、独自の文化を育てて、豊かさを誇る、そういった地域にしたいという。

 今までは、東京は周りの人たちがつくってくれました。しかし、東京都は、これから自分たちがつくらなきゃならないという。結局、文化的な魅力は観光や産業振興と結びつき、にぎわいの創出など、都市経済を生む。その中には、東京駅の赤レンガ駅舎の保存なんかも、これ含まれております。

 そして文化の振興は、単に文化政策だけにとどまらず、産業や観光、まちづくりなど、総合的な都市経営戦略としてこれは取り組むべき施策。

 だから、この私たちの地域がお茶を基幹産業としてます。しかし、掛川や島田、牧之原、それぞれがお茶を基幹産業としています。だけど、その人たち以上のお茶としての茶どころとしての個性をこの菊川市が出せるかということになりますと、知名度やいろんなものに比べましても非常に難しい。

 しかし、こうした一つのものは、赤レンガ倉庫がある菊川市の駅前と、何であるんだろう。これは菊川市がお茶の発展に非常に尽くしたところだ。牧之原開拓の中で。その後の横浜のほうからお茶を輸出していたものを今度は清水港から輸出できるようにそれを変えていった。それには、この堀之内駅が、駅周辺が非常に大きな役目を持ったという。そういったものを育てなければいけないと思います。

 これはただ、教育委員会だけのことじゃない。やはり茶業振興課とか、いろんなところがそれが応援して、そしてその保存を考えて、ただ保存はお金がかかるからやめるじゃなくて、もっとそれをどういうふうに生かすかというのを住民の間で話し合っていくという。そういったのが文化づくりだと思います。

 やはり躍動的というのは、例えば演劇をやってもそうですけど、それを企画する人、そして活動する人、そしてそれを盛り上げてくれる人、この3つがなければ一つの演劇も成功しません。教育委員会が非常に評価を高く高く持ってることは、先日の評価の表を見るとわかります。しかし、そういったことがなされていないのが現実だと思いますが、その点について教育長はどうでしょうか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 石原教育長。教育長。



◎教育長(石原潔君) 最後に、先日の評価のことについても聞かれましたが、きのう伊藤議員からも話がありましたように、あの評価につきましては、ことし初めてでしたので、まだ完璧なもんではありません。ですので、それが私たちも完璧に評価をしてきたかというと、そういう点についてはまだ未熟だったかなということできのうお話をしたとおりです。

 以上です。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すすぎ議員。



◆14番(すずき麗華君) 完璧な評価ではないということですけど、やはりこれは市全体の中でも、そういった連携みたいなものの中で、ただあれは、今教育委員会は、最初は、あれは区画整理のことだから私たちがどうこう言うべきじゃないという、そういうことで、一応離れたところで見てました。しかしそうではなくて、やはり教育に関しても、これは区画整理の中で非常にこれからの菊川市の中で非常に大切なことじゃないかと思います。

 私も、なぜこの赤レンガ倉庫のことについて、いろいろ興味を持ったかというのは、正直言ってこれは国文祭の企画に関連したからです。国文祭で赤レンガ倉庫というものを駅前にあるあれを使ったらおもしろいということで、その部員が発案した部分を、それを取り消してきた。なぜ取り消したのかということから私はこの赤レンガの調査をするようになりました。

 住民みずからがいろんなことを考えてもらうのが協働じゃないかなと思います。それが、これから市民の盛り上げにつながっていると思いますけど、これは質問は教育長さんに言いましたけど、市長さん、どうでしょうか、その点は。どういうふうに思いますか、それを。要するに、協働というのはどういうことでしょうか。ちょっとお聞かせいただけませんか。



○議長(北沢俊一君) 質問が終わりましたが、市長、よろしいですか。協働、つまりまちづくりについての話じゃないでしょうか、今。

 市長。



◎市長(太田順一君) そのとおりだと思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) それでは、この赤レンガ倉庫は、今後、もしそこで認められていく中では、国文祭のほうで活用していただけるのでしょうか。ということは、今駅前に大イベントを仕掛ける。そして、駅前の住民に協力してもらわなければならない。今、駅前にそうしたお茶を代表する建物があるということを、見て見ぬふりしてこの国文祭をやるというのは私はおかしいのではないかと思いますので、その活用をこれからできるのでしょうか、ちょっとお聞かせいただけますか。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 御回答をお願いします。妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 先ほど教育長のほうの答弁のほうでもさせていただきましたけれども、現在においては、所有者の方と市が補償契約を結んで、今いろいろな会話といいますか、交渉といいますか、話し合いをされているという中で、この国民文化祭のときに、これがそのとおりに活用していけるのかどうかというような問題点等もありまして、前回のときの答弁でも、活用のほうはできないというような答弁をしたところです。

 そういう中で、国民文化祭の事業につきましては、議員さんも入っていただいていろいろ御協力いただいておりますが、実際に実施される事業計画というものにつきましては多くの企業別の企画委員さんの企画と努力によって長い時間をかけて今まで編成をされてきて、いよいよ実際にスタートするというものですので、その中にこれから含めていくことができるかどうかという、そのような、どちらかというような問題につきましては、この場ではちょっと回答はできかねると思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 すずき議員、あと2分少々。



◆14番(すずき麗華君) それでは、これは企画部会のほうで認めていただければよいということですか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 答弁願います。妻木課長。



◎社会教育課長(妻木久君) ちょっと言い方が悪かったかもしれませんが、全体のほうでも申し上げましたように、今、所有者の方等との話し合い等が進んでいる中で、そういう中の総合的な判断から赤レンガ倉庫は外したほうがいいじゃないかという結論になっておりますので、ではこれからの企画委員会のほうへそれをもう一度提案して、じゃすぐ使えるかという問題とはちょっと違うかと思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) 活用するということに、今本人が、持ち主が、所有者がそういうものを活用していいと。先日も、マリンバの大嶽實穂さんかな、それがコンサートをそこでやりました。非常に音響もいい。そして、内部のほうで展示会とかいろんなことをやりましたが、非常に評判がいいです。あそこにあふれるぐらいの人が集まってきた。だから、そういうことを今現在そうやってやっているんです。それを使えないということはないんじゃないかと思います。だから、それは市がそれをむしろ押さえつけているというような形に見えてしまいます。その点どうでしょうか。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 答弁を願います。妻木課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 今の御質問なんですけれども、今現在も活用されているということは私のほうも新聞等で何回か拝見しております。そういう中で、建物自体もうちょっと国文祭とはちょっと離れるかもしれませんけれども、他方でですけれども、建物の耐震性だとか安全関係の問題もあったやにちょっと聞いていますが、そういう中で現在使われているということですが、安全問題等がクリアされていないと仮定しますと、その中に不特定多数の人間、皆、国文祭の会場のときに入る、それから関係するということについての保障、安全という面につきましては、国文祭のものとして使った場合には市の責任といいますか、それが当然発生するかと思いますので、そういう面におきましては、使用していいというところはちょっと言えないんじゃないかというふうに考えます。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員。



◆14番(すずき麗華君) これは安全性の問題をいいますと、2日間のイベントです。そのイベントの中でお茶のブースとかいろんなものをこれからつくっていかなきゃならない。安全性というと、この前も文化協会のほうの会合の中でも、安全性の問題が言われました。建築の基準とかそういうものを言われまして、そうすると、今まで計画したものができなくなるという可能性も出てきます。この最大の、あるものを利用し、そして安全性ということだけじゃなくて、それがこれからの要するにまちづくりに必要なら、多少はそれを使っていく。野外にいても危険はありますので、そういうふうな形で考えなければ、イベントなんていうのは僕はできないと思います。すべて安全性を言ってたら、いろんなほうに物言いが入るだけだと思いますけど、それはどうでしょうか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 答弁願います。妻木社会教育課長。



◎社会教育課長(妻木久君) 今議員さんがおっしゃられましたことも、それは方法論としては1つあるかと思いますけれども、市としての行事として今回実施しております。そういうことを考えましたときに、少しぐらいはいいだろうは通らないんではないかと考えます。

 以上です。



○議長(北沢俊一君) 笹瀬部長、補足説明をお願いします。



◎建設経済部長(笹瀬厚君) 建設経済部長でございます。今、いわゆる赤レンガ倉庫の国文祭での会場使用というお話がございました。これまでは個人的にあの建物を利用してさまざまなイベントといいましょうか、そういったものをやってこられたということは、少なからず認識をしております。

 ただ、これが今答弁がありましたように、菊川市としてあの建物を使っていくということになりますと、やはり用途の問題が発生いたしまして、あの建物そのものはあくまでも倉庫ということになっておりまして、あの建物を不特定多数の方が使用すると、いわばイベント会場といいましょうか、集会所といいましょうか。そういったものになりますと、当然そこで用途の変更という問題が出てまいります。建築基準法上の問題が出てまいります。それに伴うところのさまざまな法律的な問題が出てまいります。そういったことを考えていただきますと、行政が少なからずかかわる問題としては、これを自由に使っていいと、それを使って行政として何か起こしていこうということについてはやはり問題があるではないかということでもって、妻木課長とはお話をしたことがございます。

 以上でございます。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 すずき議員、あと30秒ですが。



◆14番(すずき麗華君) 個人のうちでも今いろんなことをやっています。僕もこういうイベントには必ずいろんなところで出させてもらって、参加させてもらっているものもたくさんありますけど、確かに民家でも今耐震性が認められないような民家でも、今いろんな活動をしています。しかし、今現在になって、耐震性は認められなくても、これは今まで人が、たくさんの人たちが利用してきたものです。



○議長(北沢俊一君) 時間ですので、もう少しで終わってください。



◆14番(すずき麗華君) ぜひそういった、大きな目で見ながら、そしてこれからの菊川市をしっかり考えていっていただきたいと思います。ありがとうございました。



○議長(北沢俊一君) 以上で、14番 すずき麗華議員の質問を終了します。

 ここで、10時5分まで休憩といたします。



休憩 午前 9時55分



再開 午前10時05分





○議長(北沢俊一君) それでは、休憩前に引き続きまして会議を開きます。



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         △田 島 允 雄 君 



○議長(北沢俊一君) 続きまして、15番 田島允雄議員の質問をお願いいたします。15番 田島議員。

         〔15番 田島允雄君登壇〕



◆15番(田島允雄君) 私は、6月定例会に臨みまして3問質問をいたします。

 最初は、菊川病院に関して質問いたします。

 今、菊川病院が医師不足と病院経営で大変な状況にあり、市長はその中で、公立病院としての菊川病院を守り、その危機の打開のために住民と行政と両者の連携を訴えております。市民向けシンポジウムを開催し、菊川病院など自治体病院の現状を明らかにして、市民の理解と参加のもとに菊川病院を守ろうとする方針については、私は賛同をいたします。そして市長はこの菊川病院をどう乗り切っていくのか、医療者、専門家、市民間のある中期計画策定協議会に諮問して、菊川病院中期計画を決定しました。

 そこで、この中期計画に関して3点質問いたします。

 1つは、中期計画の中の重要な事業である「菊茶香ねっと」──仮称ですが──についてです。菊川病院は、いきいき人生、生涯現役への支援ができる診療体制を目指すと方針を決め、保健、医療、福祉までを対応した切れ目なく提供できる地域包括ネットワーク仮称「菊茶香ねっと」を整備すると決めました。これは市民の望むものであり、その早期の実現を願うものです。

 そこで、次の点について質問します。

 1つは、実現のための具体的な計画、基本計画、実施計画はどのようになっているのでしょうか。

 2番目、このネットワークは病院の主導のものでしょうか。行政側はどのようにかかわるのでしょうか。

 3つ目、どのような検討組織なのですか。今までの会合の経過はどうでしょうか。

 4番目が、県かまたは全国的な先進例はどこにあるんでしょうか。

 2点目です。中期計画の協議会の報告書についてです。

 同報告の5、組織運営についての項目で、「平成23年度末時点で収支改善がもくろめない場合には総務省が提案している組織運営の変更についても討論を開始することを求める」とありますが、この組織の変更とはどういうことでしょうか。

 総務省の提案している公立病院改革プランでは、経営形態の見直しとは、1つは地方独立行政法人化、2番目が指定管理者制度の導入、3番目は民間譲渡を挙げており、いずれも市として病院経営の責任の放棄につながるものですが、これについて検討を開始するというものでしょうか。

 3点目です。自治体病院崩壊の原因についてです。

 広報菊川2009年3月号は、「菊川市民の命のとりでの菊川病院がSOSを発信している。財政問題と医師不足の2つの危機に直面し、岐路に立たされている」と報道しています。広報では、この5年間で自治体病院が85も減少し、崩壊寸前であり、主な原因は医師不足、診療報酬の改定、地方財政の悪化を挙げております。市長はこの自治体病院の崩壊の原因がどこから生まれているのか、国の医療政策との関連でどのように考えているのか、その見解をお伺いします。

 大きな2問目は、新型インフルエンザの問題です。

 新型インフルエンザは、人類が免疫を持たない新しい感染症で、発生すると短期間で世界的に拡大するおそれがあると言われております。国も、大流行は将来確実に起こり得る出来事として、感染症等の法改正をして、新型インフルエンザ対策行動計画を策定して対策を進めております。

 国の被害想定は、過去に流行した弱毒性の新型インフルエンザ、いわゆるスペイン風邪の被害を想定して、発症は全人口の25%、入院は53万から200万、死亡者は17万人から64万人としております。この新型インフルエンザが対策の柱であるワクチンなどの医薬品の体制が整わないうちに、4月25日メキシコで発生し、目に見えない恐怖と不安が世界に広がりました。

 5月9日、国内でもカナダ留学の大学生、大阪の高校生の感染が初めて確認され、さらに5月27日、県内初の感染が静岡市で確認されました。

 今回の新型インフルエンザは、政府の予想した鳥インフルエンザウイルスと異なり、感染力が強いが弱毒性で国内に大流行という事態にはなっておりません。兵庫や大阪の休校していた学校も再開し、安心宣言を出す自治体もあり、小康状態が続いております。しかし、世界的に感染者は拡大しており、日本でも秋から冬にはインフルエンザが流行することを念頭に、備えを整えることが大切と思います。そこで質問いたします。

 1つは、当市で感染者が発生し、感染が広まった場合の対策はどうなっているんでしょうか。医薬品もマスク等の対策はあるんでしょうか。感染予防、患者輸送、医療入院体制、生活支援体制など具体的な対策はどうなっているのでしょうか。

 2つ目です。国や県、あるいは他市で制定されている新型インフルエンザ対策行動計画の策定はどのようにお考えでしょうか。菊川市においても新型インフルエンザの脅威から市民の健康を守り、安心・安全を確保するためにも早急に対策すべきと思うがいかがでしょうか。

 最後の3番目は赤レンガ問題。

 私は、この赤レンガの問題について2つ問題があると思います。1つは文化的価値の問題、それからもう一つは駅南区画整理事業の基本計画の決定時に地元との保存の約束があったという問題についてです。それにお伺いします。

 市は、地元との保存の約束がないと主張して、保存会や所有者と対立をしております。私はこれまで2度一般質問でも取り上げ、当局の資料に基づき、また保存会や所有者の話も聞き、基本計画決定時、地元と保存の約束があった経過について質問してきました。当局にも当時の資料を提供し、調査と検討を要望してきましたが、市は、調査も当時の関係者や保存会との話し合いもせず、かたくなに保存の約束はなかったの一辺倒です。

 そこで今回、3度目となりますが、今回は当局の発行した3つの公文書について、当局の見解をお伺いし、地元との保存の約束の問題を明らかにしたいというふうに思います。この3つの公文書は、既に当局に提供してあります。

 第1の公文書は、基本計画の基礎資料です。これについて質問します。この基礎資料の作成年月日はいつでしょうか。駅南土地区画整理事業の研究会の発足の後でしょうか前でしょうか。その当時赤レンガ倉庫が問題になっていたのでしょうか。

 市長は、12月議会で基本計画決定時、赤レンガ倉庫は移転の対象になっていた。補償費も計上してあるから保存の約束はない。保存するなら移転の対象にもならず補償費も計上していないはずだというふうに答弁しました。そして課長は、その根拠はこの基礎資料だと答えました。

 そして、さらに市は、この基礎資料というのは事業全体の移転家屋数や補償費が、仮にどのくらいかかるのか、その概算を得るための資料であり、赤レンガ倉庫など個々の建物の移転や補償を決定したものではないとも答弁をいたしました。それなら、個々の建物の正式の移転や補償費の決定ではなく、概算を調査した基礎資料の中に入っていたというだけで、地元との保存の約束はなかったというのは余りにも根拠が薄く、証明にはならないのではないでしょうか。市長の見解をお伺いします。

 第2の公文書は、ポケットパークの位置の変更を指示した当局の通知です。本通り線二丁目の歩行者専用道路、グリーンモールと呼ばれますが──のポケットパークの位置が赤レンガ倉庫に変更した経緯と理由について、市は、ただ単にこれは歩行者の誘導と動線を考慮したものだというふうに12月答弁で答えました。とても納得できるものではありません。当時の市の通知、昭和59年11月2日付、菊川駅南土地区画整理事業研究会の通知ですが、それにその経過と理由が明らかになっておりますが、この通知に対する市の見解をお伺いいたします。

 第3の公文書は、地元との保存の約束を認めている当局自身の公文書です。当局自身が事業計画決定時、保存する計画があったことを認めた公文書があります。これについて市はどのような見解なのかをお伺いします。12月議会で笹瀬部長は、そのペーパーの存在は初めて聞いた。改めて調査をさせていただくと答弁しました。調査の結果をお伺いしたいと思います。

 以上で私の質問を終わります。再質問の用意もありますので、よろしくお願いいたします。



○議長(北沢俊一君) 田島議員の質問が終わりました。

 市長の答弁をお願いします。市長。

         〔市長 太田順一君登壇〕



◎市長(太田順一君) おはようございます。きょう初めて答弁させていただきますので、ごあいさつを。

 田島議員の御質問にお答えします。

 まず1つ目の「菊茶香ねっと」──仮称ですが──についてお答えします。具体的な計画は、との御質問ですが、市立病院では、この中期計画において、平成22年度から順次話を進めていくこととなっており、具体的な計画はこれからということになっております。

 次に、ネットワークは病院主導か、行政側はどのようにかかわっていくかについてでございますが、医療機関や福祉機関を初め市役所の健康長寿課、福祉課との連携や協議を重ねながら制度をつくりたいと考えております。

 次に、どのような検討組織か、また経過は、についてですが、組織等はまだ検討段階でございます。疾病予防、救急医療から在宅復帰を支援する、支援を行う人の輪を中心とするネットワークを念頭に置き、病院と連携しながら、高齢者医療と地域包括のケアシステムをつくっていきたいと考えております。

 次に、先進地は、についてですが、県内では特に進んでいるところはないと聞いております。全国的な先進例としましては、平成17年3月に尾道市に編入合併した広島県御調町が公立御調病院と連携し事業を実施していると聞いております。

 次に、2つ目の御質問の運営組織の変更についてお答えします。

 昨年の12月に開催されました中期計画策定協議会におきまして、今後の市立病院の運営形態について検討が行われ、報告を受けたところでございます。また、総務省が策定を促しております公立病院改革プランでは将来における運営形態を紹介する項目もあります。しかし、菊川市立病院は、健全経営への努力を図り、今後とも市が運営していきたいと考えております。

 次に、3つ目の自治体病院崩壊の原因についての御質問にお答えします。

 平成16年から開始された新臨床研修制度によりまして、大学病院から地方の公立病院へ医師を派遣することが困難となり、いわゆる医師不足が起こり、診療報酬の基準額が引き下げられるなど、医療改革の影響で全国的に病院経営が圧迫されているのが現状であります。

 一方、病院利用者である市民が自己都合で時間外に受診する、いわゆるコンビニ受診により、限られた医師が辟易し、公立病院から医師が離れていってしまうケースも少なくありません。このようなことが経営を悪化している原因でもあります。

 このように、全国的にも医療を取り巻く状況は厳しさを増しています。しかし、菊川市立総合病院では、院長をリーダーとして、現在勤務している医師が継続して診療できる環境を整え、また、循環器や研修医の医師が増員するとも聞いておりますが、今後も医師の確保に努め、また回復期リハビリテーション病棟の新設や精神科病棟の改修などにより病床利用率の向上を図るなど、健全経営を果たすよう努力しておりますので、今後とも、議会を初め市民の皆さんの御理解をお願いいたします。

 次に、新型インフルエンザに対する対応ですが、現在作成してある応急的な対応マニュアルにより感染拡大の防止のための行動をとることにしております。市内で患者が確認された場合は、そのマニュアルに従い、市民、企業等に対して同報無線や広報等で外出、集会の自粛、うがい、手洗い、マスクの着用などの感染の予防を呼びかけるとともに、発生初期の段階で少数の患者であれば西部保健所の指示により封じ込め対策などを行います。

 また、菊川病院では発熱外来の設置、学校関係は県教育委員会の指示に従い、学校の閉鎖等措置を実施いたします。

 次に、医薬品の対応ですが、インフルエンザ剤のタミフルにつきましては、国、県の備蓄での対応とされており、菊川市立総合病院では1,300錠ほど確保しております。マスクについては、市は1万2,000枚、菊川病院は5,000枚程度、消防所は4,300枚を保有しております。保護服につきましては市は60着、菊川病院は20着、消防署は197着保有しております。

 次に、感染予防、患者搬送、医療入院、生活支援など具体的な対策ですが、感染予防策は新聞及び広報菊川での注意喚起のチラシを折り込み、さらに県内発生段階から同報無線による呼びかけを実施しているところであります。

 患者搬送は、基本的には家族が運転する自家用車を使用することとし、場合によっては西部保健事務所の指示により消防署の新型インフルエンザ専用の救急車を使用することもあります。医療入院は西部保健所の指示により、指定の新型インフルエンザ対応病院でその対応に当たりますが、感染が広がってからは軽症患者は自宅療養、重症患者は入院治療という対応になります。

 なお、菊川病院では、新型インフルエンザ患者及び疑い患者が発生した場合は、国の新型インフルエンザ対策行動計画に基づいた対応を行うため、入院治療は実施いたしません。したがいまして、今回、菊川病院で診察を行う患者は、海外渡航歴のない入りインフルエンザ疑いのある方を対象に実施しております。生活支援関係では、ライフラインの維持の要請や災害時の要支援者リストにより弱者の保護、災害時の備蓄食品を使用して対応をしてまいります。

 次に、新型インフルエンザ対策行動計画の策定でありますが、本年3月に厚生労働省の新型インフルエンザ対策行動計画の改定があり、本市においても国、県の行動計画を研究しつつ策定作業を進め、8月末までには策定をしたいと、そのように考えております。

 続きまして、赤レンガ倉庫の質問にお答えします。

 最初に、基礎資料の作成年月日は研究会発足の前か後か。またその当時、赤レンガ倉庫が問題になっていたという御質問ですが、基礎資料とは基本計画を立てるときの基礎となる資料であり、昭和56年5月ごろの資料であるため、研究会の発足前と推察いたします。また、研究会発足も昭和57年5月ということで、確かな記録もありませんので、赤レンガ倉庫が問題になっていたかどうかはわかりません。

 次に、正式な決定でなく調書に入っていたといって移転や補償費が正式に決定していたのだから、地元との保存の約束はないということは根拠が薄く、証明にならないのではないかという質問でありますが、昨年の12月並びに本年3月の議会でもお答えしたように、基礎資料をもとに策定した基本計画の中で、赤レンガ倉庫についても、他の個人所有の建物と同様に移転対象として補償費を計上しております。現在地での保存の約束をした建物であるならば補償費は計上してないはずであります。

 ポケットパークの位置変更を指示した当初の当局の通知に対する市の見解についてですが、研究委員会において歩行者専用道路は本通り線と区画道路との幅員4メートルで結ぶことで基本的に合意を受けましたが、その後の県との協議により、枝状に伸びた幅員4メートル部分は都市施設としての歩行者専用道路には採択できない。地方都市における商業地域へのモールとしての熟成度を高める演出が必要と指定を受けたため、位置、形を変えてポケットパークに変更したものと推察しております。その経緯を示したものが議員御提示の資料2と理解しております。

 当局自身の公文書の見解ということですが、議員御提示の資料3の1の保存する計画、3の2の保存の話は、区画整理事業が開始されてからつくられた各種計画、昭和62年のビューティフルタウン菊川、平成8年のふるさとの川づくり計画、平成9年のポトムショップタウン計画、平成11年3月の花とアートの似合う欧風のまちづくり計画などの中で保存し活用するという計画が載っているということを指しているものでありまして、区画整理事業の当初計画、すなわち事業計画決定時に保存する計画があったものではないと理解しております。

 以上、田島議員への答弁とさせていたます。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員、再質問がありますか。田島議員。



◆15番(田島允雄君) 最初からやりますと、「菊茶香ねっと」、つまり保健や医療や福祉の切れ目ない地域包括ネットワークをつくるってほんとに大事な問題で、改めて22年度からこれを現実的につくる体制をつくるのは明らかになっているんですから、今は詳しいことはわからんけれども、ぜひこういう作戦をやってもらいたい。

 実は、きのうの朝ですか、ある市民の方から、菊川病院に入院していたと。熱が高くてほんとに再入院で大変だったけど、もう熱が下がった途端に出ていってもらいたいと、強要されたと。患者が。わかるんですよ、今の病院の実情を見ても、そういうふうに一方的に言う気持ちも。しかし、患者はほんとにあとどうするんだと、途端に途方にくれる。そういう対応が現実にはやられているけれども、今の状況の中で。しかしお互いにやっぱりこういうのをしっかりつくられていれば、もっと患者も家族も安心して対応できると、そういうことがあってはならんためにも、このネットワークを広島の御調町、かつての御調町です。今は尾道市になっているというから。前からこれ確かにこのネットワークが高く評価されているわけです。私も一度行ったこともあります。これをぜひこれからの高齢者のためにもしっかりつくってもらいたいというように思いますので、市長、改めてそのことだけ決意を確認したいんです。必要と決意を。どうですか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 市長、いいですか。答弁願います。太田市長。



◎市長(太田順一君) 決意というのは何の決意。

         〔「やりますと、絶対やりますと」と呼ぶ者あり〕



◎市長(太田順一君) 絶対やりますっていうことよりも、今、この病院の状況を判断しながら、また中長期的な計画も今市と病院といろんな団体の皆さんとこれからの姿というものをきちんと出しながら、市民の皆さんにも理解をしていただくということで、そのように今後も進めていきたいと思います。



○議長(北沢俊一君) 田島議員。



◆15番(田島允雄君) ほんとに切実な問題だもんで、22年からやりますというならちょうどきょう院長さんも、私忙しいのに来てくれんでもいいじゃないかと思ったが、参加されたもんですから、市民の声として、議会の声としてもぜひこれを、具体的なのはこれからだけれども、つくり上げていく体制を整えるのを改めて要求したいと。

 その次に、菊川病院を守るかどうかというのがもっと心配になっているわけです。この公立菊川病院を守るということを市長も言ってだし、私もそれを支持している。ほんとに大変な状況の中で、今菊川病院を守るためにちょっとお医者さんの数を今までの資料で調べてびっくりしたですけど、市長、ここの中東遠のお医者さんの数というのはどのくらいか。多いか少ないかというのは御存じですか。



○議長(北沢俊一君) 太田市長。



◎市長(太田順一君) 私なりに承知しているつもりでございます。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) 多いですか少ないですか。



○議長(北沢俊一君) 市長。



◎市長(太田順一君) 県内における医師数は、この中東遠が一番、市民あたりの医師の数が少ないということでございます。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) そうですね。私もびっくりして、協議会でも報告されたが、47都道府県ある中で静岡県財政力が高いけんが、医師数というのは下から4番目です。43位。県が。さらに県内で2次医療圏、保健所の管内、ここら辺じゃ中東遠って言って、磐田からここら辺までの。この中で県内8つの医療圏の中で中東遠というのは、10万人当たりですか、最下位です。112.4人ということで。さらに中東遠の中の自治体病院で、大きさからいくとベッド数がずっと一般じゃなくて全部のベッド数でいくと菊川は210で、磐田とか掛川とか袋井、榛原あって、6番目で、7番目森なんで、下のほうで、つまり医者も少なく、貴重な公立病院だと、命を守る重要なとりでだというのは明らかになっているもんですからね。これをどうしても守り抜く、公立病院で。その私は市長が政治生命かけてでも、この厳しいあらしのような海に乗り出していく菊川病院の船長だと。政治生命かけてもこれ守り抜くということをお願いしたいと思っているが、市長はここで、今後もこの市の運営で頑張り抜きたいという表明なのでね。それでいいか、もう一遍これ確認したい。



○議長(北沢俊一君) 再質問ありました。

 太田市長。



◎市長(太田順一君) これは田島議員と余り意見が合わないところですが、ここだけは合うわけです。やはり菊川病院地域医療としての選択をしたわけでありまして、それはきょう出席させていただいております村田院長も全く同じ方向を見ていただいておりますので、これから菊川市民の医療を守るための拠点病院として、これから取り組んでいきたいと思います。

 ただ、病院は医師につきましては、今100%が──ほぼ100%が浜松医大からの派遣でございます。したがって、今回の医療制度の改革によりまして、浜松医大でさえも医師不足ということでございますので、非常に近い将来というか、先行きの見えない今状況であるということは御承知をいただきたいと思います。

 今、院長と話し合いをする中で、いろいろな病院改革、あるいは医療体制、いろいろな先ほどもお話ししましたように、回復期のリハビリテーション病棟をつくったり、あるいは精神科を改造したり、あるいは将来、近い将来、また新たな医療体系というものも考えておりまして、病院の経営につきましては今最重要課題として取り組んでおりますので、また議員の皆さんにも、また市民の皆さんにもその病院経営というものについてはぜひ御理解をいただきたいと、そのように思っております。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) 本当に大変な状況だけれども、その中で市民も協力しながら、理解と参加のもとで何とかこれ乗り切っていくという方針で頑張っていただきたいと。

 その次に何でこうなったかと。お医者さんが過労死するほどの状況だよね。それで、病院は自治体病院がどんどん廃止していくと。原因について、病院の閉鎖。私は市長は、医者の研修、インターン制度に原因があるというね。これ見方が狭いと思うんだよ。これ一連の、今までの、今は、まあ天下をとってるのは自民党だもんで、自民党や財界が一緒になって推進してきた医療費抑制政策、労政、医療費なんか、とにかく抑えようと。一貫して臨調は80年代の行革からこの路線は一貫しているわけです。

 病院の先生なんか、百も承知だから、このこと余り言わないだけんさ、そういうふうな中の結果だと。

 例えば、お医者さんが減ったのも、全体今国際的な、例えばこのOECDというか、この協力の中でこれ大体先進国30カ国入ってる。かつて1960年は、日本は10万人当たり100人で、そのOECDの平均は110だった。今はどうなったかと、これ60年代だから今は6年なら、OECDでは310人だから日本は210人、つまり全体としては13万人も不足してると。医療政策、抑制政策をとって医師をつくるなと。

 例えば、80年代──82年、医師数を抑制する閣議決定をしたと。大学の病院の医学部なんか、これ以上ふやすなと。さらにそれを、さらに輪をかけて86年には輪をかけてさらに10%、医者の新規参入最小権10%削減するなんて、そういう厚生省が検討したとか。

 それで、97年には、引き続き医学部定員削減に取り組むことを決めたという、明らかに、これは今の政策上の大問題の中で、中でこの現状が生まれてきたと。ですから、私はシンポジウムを開いて、今当面、これを市民と協力して乗り切るかということは、それは大事だし、一番の原因を明らかにしないで、しないで方針を出すのは誤りだと。まず、今の医療制度を本当に変えていくことこそ、お医者さんが過労死になるような状態が防げるし、我々が安心して、公立病院の任務である難しいのに責任持てるそれが発揮できるんだと。その原因は、やっぱりはっきりさせにゃまずいと。

 ここはちょっと意見違うとこですね。だから、どっちが正しいか、市民が判断すると。いい、答えたきゃ答えてもいいけどね。時間がないもんで。これだけは上げます。

 それでもう1点はインフルエンザの問題が、やはり菊川でも私が一番強調したいのは、新型インフルエンザ対策行動計画を、こういう事態でつくるべきだと。これマニュアル、しっかりしたね。これは8月までにつくるということで、ぜひ頑張ってもらいたいと。

 あと11分あるもんで、赤レンガ問題について移りたいと思います。

 私は、前のすずき麗華議員への答弁聞いていて、まあ問題点等、あれは前進面を感じたが、とにかく今はだめだ。今まではつぶすというのが教育委員会もね。二村教授のこの調査結果に基づいて判断をすると。それも教育委員会を開いて判断をするという点は前進面だと思います。

 ただ、県に聞いて、県があれを価値のないものだと判断したと。県に聞いたら、県はわからないと言ったと。それを、県の教育委員会が価値がないと判断したというのは、全くの独断だよね。それなら、これには私も県に聞いたわけですよ。県の教育委員会も、やっぱり昔のことなのでわからないが、それなら調べたこの近代化遺産、静岡県の近代化遺産という調査の、これに書かれていることが今の県の方針だということを明確にしているんですね。

 何が書かれてるかといえば、結局これに載らない、本来なら調査を行い、報告すべき対象物があるけれども、諸般の事情によって調査することがかなわなかったと。つまり、調査はしなかったと。これが今県の現状だと。あなたは、その調査した結果、今は県が、これは県が価値がないもんだと言ったと。全然、天と地ほど判断が狂うと。そこが問題点だというふうに思いますけどね。これは私の質問事項じゃないもんで、私の質問事項についてやりたいと思いますが。

 一つはやはり一番問題なのは、市長はね、市長に聞きたい。私は、保存会も所有者もあったと言ってるわけじゃねえ、あの建設当時、保存の約束は。それを市長がないといった根拠が、その基礎調査に移転補償費に乗ってたからだということじゃね。なら聞くけど、基礎調査に乗ってたこの移転補償費というのは幾らだと思いますか。赤レンガは。市長さん。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 答弁求めます。織部課長。いいですか。



◎都市計画課長(織部文雄君) 都市計画課長です。基礎調査のときには──ちょっとお待ちくださいね。幾らというのは、ちょっと、今のところは、ちょっと資料がありませんのであれですが、基本的には乗ってたということでお願いいたしたいと思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) 資料がないと、資料はちゃんとそっちへやってあるもんで、そっちの資料だもんでね。そのぐらいのこと調べて答弁してもらわないと、またこれ問題が延びると。

 それで、私はその調査を見せてもらってね。つまり戸々1件幾らだとか、そういう額が出てないわけでしょ。概算だと。399軒の移転家屋があってね、1軒平均幾らで、それを掛けた概算の移転補償費が乗ってると。そういうことを12月の前の議会で課長さん答弁してるですよ。違いますか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 都市計画課長。答弁願います。織部課長。



◎都市計画課長(織部文雄君) 済いませんでした。基礎資料の中では金額が載っておりませんので、今現在ちょっと資料がないということで御理解をお願いしたいと思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) 概算の費用、あれはそういうもんでしょう。今、じゃ市長さんは移転補償費は計上されてたというふうに言ってるもんですからね。じゃ、その移転費用というのは、戸々赤レンガは幾らですかじゃなくて、300何戸移転の家屋がある、その概算のでじゃないですかと聞いておるわけですよ。市長はちゃんと答弁してるだもんで。それを裏づけることを言ってもらわにゃ困るんじゃ。



○議長(北沢俊一君) 笹瀬部長。



◎建設経済部長(笹瀬厚君) 建設経済部長でございます。ただいまの件につきましては、議員御発言のとおり、基本計画の中におきましては、対象460戸ということで、概算で幾らという表示の仕方がしてあるものでありまして、戸々の建物については、その後において具体の積算が発生してまいりますので、ここの時点におきましては合せて幾らと。およそ幾らというのが、いわゆる基本計画そのものの性格がそういったものでありますので、戸々のものについて幾らという形での計上はされておりません。



○議長(北沢俊一君) 答弁終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) 市長、今聞いたように、全体で幾らかかりますよという補償費に乗ってただけで、市長の言うのは、もうこれが具体的に、この赤レンガは幾らですよという戸々のあれが乗ってたというふうに聞こえるわけだよね。全然違うわけじゃん。戸々でちゃんと調べてあるならまだしも、確かにその当時乗ってたとなるが、概算の中で乗ってたなんていうのは、それが乗ってたから、つまり乗ってるから、つまり保存というふうに乗ってるから、これは地元との約束はないという論理は成り立たんじゃないですか。市長は勘違いしてるじゃないのかなあ。戸々のちゃんと決定してあったそういう価格だと思ってると。違いますか。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 笹瀬部長。



◎建設経済部長(笹瀬厚君) 戸々の建物なりの金額につきましては、計画書の中にある時点でもって、すべてを調査を行って幾らと、詳細に出るというものではありませんで、これまで今議会の中でも議論がされて質問がありましたように、例えば、櫻井さんなりのほかのレンガ以外の建物もあったわけでございまして、そのときも建物については、そこの時点で積算をしていくもんですから幾らですよというのは、何ていうんですか、早い段階でもって460戸、あるいは399戸について、すべてについて金額を戸々に計算していくという形ではありませんので、その具体の数字というのは、何ですかね、基本計画なりを作成した後の段階でもって、個別の建物の交渉なりが始まる。あるいはそれ以前の段階でもって、戸々の建物の補償金額は積算がされていくと、そういった仕組みになっていることは間違いございません。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) それはわかってるわけですよ。戸々の建物をやるには換地計画、設計をした上で、駅南の区画整理の手法だもんで、ずっとあったの。平成3年ぐらいに初めてそれが戸々に決定すると。概算で、幾らぐらいかかるかという補償費が、計画決定で入ったのは、何って証拠になるかと。ただ、それだけの話じゃない。それを聞いてるですよ。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 答弁願います。笹瀬部長。



◎建設経済部長(笹瀬厚君) 戸々の積算の関係は今お話ししたとおりでございます。区画整理事業の展開につきましては、まさに基本計画があり、それから事業計画があり、実施計画があると、こういった流れの中でいくわけでありまして、基本計画の段階で、いわゆる対象となる建物が460戸というのは出てます。

 それから事業計画の中においても同様に460戸、それから実施計画の段階にいきますと、それが399戸に数字が減っております。これは何かということでありますけども、460から399戸に減ったそこの中におきまして、いわゆる不要移転、区画整理事業およそ移転をしていただいて区画整理をするわけでありますけれども、その中で不要移転として扱ったのが白翁会のあそこの施設であります。それ以外のものについては、いわゆる減価補償と申しまして、区画整理の区域内に今後住まないと、住む予定はないという方の土地について、当時の菊川町が購入したということでありまして、そういったものを差し引きますと、いわゆる移転の対象と、補償の対象といったものが399戸ということになります。

 したがいまして、その399戸の中には、当然ながら赤レンガも含まれていたということでございます。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) 含まれてるのは当たり前、当然だよね。決定もしてないもんでね、そこを聞いてるから、一貫して答えないとは。何だかんだほかのことを言っちゃあ、その一番肝心なことの答えをそらすと。そんな調査じゃだめだよ。

 それともう一つ、56年でしょ、これをやったのは。それで、基礎調査が、基本計画が決定したのは60年の5月ですよ。4年も前の話でね、駅南土地区画整理事業研究会が本格的にまだ市民との間で話にもなってない基礎調査のとき。そのときに、赤レンガ問題というのは、もっと60年の基本計画のときに発生したわけじゃない。そのずうっと前は、まだそういう問題発生してなかった。当然、概算調査のときに入ってると。そのときに入ってたといってね、約束なかったというのはとんでもない見解だと。市長、そう思いませんか。



○議長(北沢俊一君) 再質問が終わりました。

 答弁お願いします。いいですか。

 ちょっと資料調査してますので、暫時休憩といたします。そのままお待ちください。



休憩 午前10時49分



再開 午前10時57分





○議長(北沢俊一君) 休憩を閉じまして会議を再開いたします。

 答弁をお願いいたします。笹瀬部長。



◎建設経済部長(笹瀬厚君) 大変申しわけございませんでした。

 議員御質問の中で言っておられます基本計画のいわゆる基礎資料、ここの表示の仕方と調査の中身でございますが、街区別建物調書というのがありまして、ここの中におきましては、町名、字名、所在、地番、家屋、家屋番号、用途、構造、階数、床面積、建築日、番号、氏名、所有者の氏名、こういったものによって構成がされております。

 したがいまして、冒頭申し上げましたように、戸々の建物について幾らという積算は当然されておりませんで、これが460戸ありますと、それに対して床面積でおよそ平均幾らだろうから、これを掛けると幾らになりますよと、こういった形でもって、基本計画の中では、移転といたしまして460戸、それから59億400万ちょっと、1戸当たり1,283万5,000円という単価でもって計算がしてあるということであります。

 したがいまして、12月、昨年の12月の議会におきまして、当時の長谷山室長がお答えをいたしましたとおり基本計画時に、あくまでも事業費は概算、移転先、これについてはその後、あと国で認めてもらう後に換地計画を組んで移転先を決めていくものですよと。そういうことで、基本計画時にはあくまでも事業費は概算ですよということであります。

 そういうことで、今申し上げました1戸当たり1,283万5,000円掛けるおよそ460戸、その460戸の中に、先ほどの一覧表の中に、いわゆる赤レンガ倉庫も入っているということでもって、基本計画にも赤レンガの分は積算がされてますよと、そういう説明であったというように理解をしてるところでございます。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) それは散々聞いてるわけ。入ってるのは当たり前だというふうに私も言ってるわけ。概算の調査だもんでね。入れにゃいかんわけじゃん。そんなものが、それでさっきも言ったように、まだそんな赤レンガ問題にもなってなかった。4年前の話だから、基本計画の。

 それを、市長は、その辺、概算調査の中に入ってたので、これは残すようになってたので、保存の約束なかったと言ってるのは根拠にはならんよと言ってるんです。入ってるのは当たり前だもんでね。それについて、こんな前から聞いてるのは、すぐ答弁できんような不誠実な、調査に真剣にその問題をやってないという態度は、今のなかなか答弁できなかったのにあらわれてると思うよ。つまり、本当に基本的な問題を、真剣に調査、資料もやってない、調査しなかったと。そういうことですよ。



○議長(北沢俊一君) 再質問終わりました。

 答弁願います。笹瀬部長。



◎建設経済部長(笹瀬厚君) この赤レンガの件につきまして、私の指示でもちまして、現在の都市計画課の区画整理の担当職員に倉庫のほうに行って、とにかく関係する書類を全部あらえということで調査をさせました。

 そういうことで、まず今回の区画整理事業につきましては、およそ四半世紀前の話でございますけども、区画整理事業を実施するための地区地元の説明会が昭和56年ごろから始まったと。これについては、当時の菊川町の広報誌の中に確認ができました。

 それから、駅南区画整理事業の研究会、これが議員御指摘の中では昭和57年5月に設立されたということのようでありますけども、この研究会にかかわるところの設立、あるいは、それ以降の会議メモ、こういったものについては確認が全くできない。こういう状況にございます。

 ただ、私どものほうで確認ができましたのは、平成8年3月にふるさとの顔づくり計画というものができ上がっております。このふるさとの顔づくり計画につきましては、区画整理事業でやる中身の、いわゆる上物だとか、道路だとか、そういったものについて、いわゆるグレードアップを図っていくと、それを図る上での一つの計画になるわけでありまして、この計画が、申しましたように、平成8年3月に計画書そのものはできておりますけども、その前段階で、いわゆるふるさとの顔づくりのモデル地区の指定がされておりまして、それが昭和63年の2月に指定がされております。

 この指定の前の段階、平成元年におきまして、このいわゆる指定に向けて地元の商店街の皆さんだとか、そういった方たちと行政が一緒になってどういった区画整理事業をやっていくんだというところをお話をしてございます。

 とりわけ、今回のレンガ倉庫の扱いにつきましては、いわゆる商工振興、とりわけ商店街振興に何とか活用できないかと、そういう議論は、私どもが確認できる限りにおいては、今申し上げました平成元年ぐらいのふるさとの顔づくりの事業をこれからやっていく上でのどうする、こうするという議論の中で、何とか商店街振興のために赤レンガ使えないかと、こういう議論がされたことは間違いございません。それは確認できます。

 ただ、それがずうっとつながってまいりまして、平成16年の4月の23日の日に、商店街組合の皆さんを中心に赤レンガ倉庫についての保存といいましょうか、そういった要望書が出てきておりますけども、少なからず、そこの時点までは行政もしかり、行政内部におきましても、赤レンガ倉庫を商店街振興に何とか活用できないかと、そういった側面を持っての議論はありました。

 ただ、区画整理事業につきましては、基本計画が昭和60年の5月1日に建設省から、当時の建設省から承認がされまして、事業計画につきましては昭和61年3月31日に県知事から認可を受けた。

 それから、実施計画が平成2年の2月16日に、旧の建設省から承認を受けたということでずうっと来ておりまして、現在までに事業計画、それから実施計画、これは事業計画、実施計画につきましては、具体的に事業をどうやって回していくかという性格のものでありまして、そういったものについては、これまで変更が行われてきております。事業計画につきましては、これまで5回行われておりますし、実施計画については4回実施計画の変更が行われております。

 そういうことで、当然ながら、この今言ったこちら側で、商店街振興のために何とか使えないかという議論がされたことは間違いありません。ただ、ここの議論の結果が、意思決定がきちっとされて、じゃこれを商店街振興のために何とかしようということがきちっと、どこで意思決定されるのか一応私存じ上げませんけども、少なからずそれが意思決定がされていれば、こちらの区画整理事業のほうの事業計画、あるいは実施計画、こういった中での、いわゆる事業の変更が当然行われるべき話でありまして、そこでもって変更が行われていないということは間違いない事実でございますので、そういった観点から私どもといたしましては、議論はあったけども議員御指摘の約束があったかどうかということについては確認ができないと。

 約束があるとすれば、きちっとそこでもって、約束に基づいてレンガ倉庫を商店街振興に使おうということが約束に基づいて意思決定がきちっとされていれば、当然にこちらに反映されているべきではないかということで、それが反映されていないという事実がありますので、私どもといたしましては約束はなかったと、そういうことでございますので御理解をいただきたいと思います。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 田島議員。



◆15番(田島允雄君) 今の部長の答弁で、よくわかったと。つまり、地元とのほとんど約束がないという市側の経過がよくわかったと。ですから、私が言ってる一番肝心な、その後地元との約束を協議した60年代、基本計画決定時の経過は何も知らないということよね。今言ったものですから。一番肝心なとこは知らないで、こんだけあそこなかったということを盛んに主張してるということがはっきりわかったということですよ。

 恐らく、そうすると、この地元として保存会とか、今話をしないわけでしょ。保存会と話をすれば、そんなことはないよといってすぐ言いますよ。答えてくれますよ。保存会とも話をして、経過を。ぜひすべきだと。

 ここのその次の公文書2ですね。これもそうすると説明できないわね、きっと。市長は、この59年のね。つまり、これが地元との決定をした経過ですよ。緑道をね、一丁目の本通り線をただ単なる緑道で出したら、それはだめだと言われたわけじゃん。県の指導で。それで、県の指導でもっと変えなさいと、成熟度の高いショッピングモールにしなさいと。ベンチがあったり、植木があったり、その指示まで出てるわけじゃん。ポケットモールをつくってと。それに基づいて地元が検討して、最初は静銀のとこに3つの編成の地図出したでしょ。あった街路、この街路道路、区画道路、この位置を変えて、わざわざこのポケットモールということで、赤レンガ倉庫の上に持ってきて、この赤レンガ倉庫を保存して、これを活用しながらそのショッピングモールを成熟度の高いものにすると。これを翌年の県の都市計審議会に出して承認されたと。

 これが経過でね、一番肝心な経過を研究もしなかったということで──いうことで、約束がなかったというのは、これは研究不足であれですよ──言った答弁だったと、市長答弁はね。それを今証明したというふうに考えますよ。

 もう1点、その文書についてですね。公文書ナンバー3の、今のものだと、これは今部長が言ったように、平成年代、10何年入って、いろんな近代化協議会の建設の中で出てきたのを指摘したもんだっていうふうに言ったわけでしょ。そうじゃないじゃん、ちゃんとこれ文書読んだかと言いたいわけね。最初の文章ですよ。資料3の1、区画整理事業、計画時において保存するという計画がありましたと。近代化協議会を決定するときにあったじゃなくて、赤レンガ倉庫は区画整理事業の計画時においてありましたというのが、その当時の区画整理課換地補償係の見解なわけじゃん。いったのが、これを出した文書が、その何ていうか、2004年5月の20日だっていうだけの話でね。中身が問題ですよ。

 それからもう一つ、土蔵の補償、つまり赤レンガですか、赤レンガですね。事業の当初から保存の話がありますと。



○議長(北沢俊一君) 田島議員、あと30秒です。



◆15番(田島允雄君) 当時の8月、これも区画整理があります。まだあるでしょう。



○議長(北沢俊一君) 30秒です。



◆15番(田島允雄君) これについてね、もう一遍答弁を願いたいと。

 それで、最後に言わせてもらいますが、こんな不誠実なあいまいな答弁の中で、最初から約束がなかったなんてね言うことは許されない市として、市長の公約としてね。



○議長(北沢俊一君) はい、時間です。



◆15番(田島允雄君) 市民協働の、市民と一緒になってまちづくりをするというその公約にも違反するということをして、これは当然、もう一遍調査をし直すべきだということを要望して終わります。答弁してください。



○議長(北沢俊一君) 答弁願います。笹瀬部長。



◎建設経済部長(笹瀬厚君) 資料2の研究会の関係につきましては、先ほど申し上げましたように、この研究会での、いわゆるどういう議論がされたのか、全く私どものほうには資料として確認ができませんので、詳細についてはお答えすることができませんのでお許しをいただきたい。

 ただ、確認、これについて確認をしたんですが、この資料の後ろに添付書類の当初ずっとついておりますけども、ここにつきましては、後ろについてるやつは区画整理事業での話でありまして、前段のやつについては、推測でございますが、これを受けて県との事前協議に入る。この事前協議っていったい何なんだろうかということで内部でもって検討したわけですけども、これについては、およそ都市計画決定の話ではないかということで確認をいたしたところでございます。と申しますのは、都市計画決定されたのが、本通り線の都市計画決定が昭和60年8月1日でありまして、それ以前に区画整理事業の都市計画決定につきましては、それ以前、59年の昭和59年の12月21日の日に計画決定がされているということであります。

 それから、その後段の資料3につきましてあります。ここで3の1につきましては、区画整理事業計画時において保存するという計画でありました。それから、資料3の2につきましては、事業の当初からの話、保存がありますのでということで言われているかと思いますけども、ここについて一括で時系列で申し上げますと、資料3の2のほうが先であって、その次が1になるわけでございますが、ここの見ていただきたいのは、括弧書きで区画整理事業としての方向性が定まっていないということがここに書いてはあります。

 これにつきまして、先ほど私がお話しさせていただきましたように、区画整理事業としては──区画整理事業といたしましては、その実施計画の段階において事業計画が460戸、実施計画の段階で399戸に対象が減ってると。その中でもって、先ほど言いましたように、白翁会の建物とあとは減価補償でもって減っていって399戸、その399戸の中には、赤レンガ倉庫も含まれてるということは、前提の中で区画整理は進んできてる。

 ただ、反対側では、何とかレンガ倉庫を商店街振興に使えないものだろうかという議論がされてきてる。そういう中において、同じ建物の中で仕事をしてる人間が隣でそういった議論をしてるよということであれば、区画整理の担当といえども、やっぱりそこについて引っぽかしておいて、自分の区画整理の論理でもってすべてを答えてく。そういう話にはできません。したがって、そこについて、ここに書いてありますように、区画整理事業としての方向が定まっていないということはそういう意味でございます。

 したがいまして、この平成15年8月、それから2004年5月20日の書類のいずれも、事業の当初から、あるいは区画整理の発足当時からというのは、区画整理事業とは別にこちら側でそういった議論があったことは間違いない話でありますので、そこのところを指しているのであって、区画整理事業の中で初めからそれが保存が約束されてる。あるいは保存することになってたと、そういった意味で書かれたものではないということで、資料3の1については現職として職員がおりますので確認をしたところでございます。

 以上です。



○議長(北沢俊一君) 以上で、15番 田島議員の質問を終了します。



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         △ 水 野 貞 幸 君 



○議長(北沢俊一君) 続いて、3番 水野貞幸議員の質問をお願いいたします。水野議員。

         〔3番 水野貞幸君登壇〕



◆3番(水野貞幸君) 今回、歴史ある菊川市議会のこの議場におきまして、登壇が許され、そしてつたない発言ではありますけれども発言する機会を与えていただきましてまことにありがとうございます。市民の皆様、それから関係各位に厚く御礼申し上げるところでございます。

 それでは3問質問をさせていただきます。

 水害対策について、まずお尋ねいたします。私は、堤防に囲まれた非常に低いところに住んでおる者としまして、5月の水防月間にいろいろなことを考えました。子供のころから雨が降ると水が出ると。そのようなところに住んでおる者として、議員になって、これはどういう方向から考えていこうかと、そういうようなことから考え始めました。台風や大雨などの自然災害に対して、これまで多くの人たちの努力と協力で河川の改良、改修が続いております。約10種類の関係記録やパンフレットに目を通すと、その歴史と重要性を十分理解することができます。

 そして、中心となる菊川水系関連事業費は、昭和8年から平成15年の間の70年間に約507億円が投入されております。そして、毎年、国への要望書も提出されておるのが現実でございます。そうやって、いろいろ改良が重ねられている中で、そこに住む者としては、大雨が降ると非常に不安になります。それはなぜかというと、平成10年の9月には、この菊川地方にも110ミリという記録的な豪雨が記録されております。

 そして、菊川の支流であります私の近くを流れている黒沢川ですが、これは昨年の6月に時間雨量44ミリで、一部に道路冠水が出ました。そのような水量的なものからいっても、非常に不安になるということでございます。

 その黒沢川でございますが、牛渕川と丹野川の間で、ほぼ同じ場所で合流しております。そして、洪水の流下、流れが遅くなったり、潮時とか、そういうところで遅くなったり、そして逆流が起こります。そのたびに、数年置きに台風や大雨で被害が発生して、その中には岳洋中学生徒さんがいるところもあります。そういう安全性を特に確保せにゃいけない地域になっております。

 その地域におきましては、常時、土のうを用意しております。近年では非常に床下を高くした土盛りをした住宅がふえているのも事実でございます。

 他方、集中豪雨も非常に昔と違ってゲリラ化しているというか、非常に局地的になってきて量もふえてきてると、そういう状況にあって、そしてまた、開発によって社会的、そして地理的な変化も大きくなっております。特に、県道バイパスは既存の道路より約1メートル高いところがあります。そうすると、今までの水の流れ、そういうものが変わってくるんじゃないかという地域の心配もあります。

 これは地域にとって、堤防、その他そういうものが完備されても、ある意味危険度は増していると私は考えるものです。

 そのような観点から、まだまだ安心・安全の実現については道半ばであるという感想を持っております。そのような感想の中から、市民が安心して生活できるための最小限のこと、絞り込んでただいまから御質問を申し上げる次第です。

 1つ、市内の地形・高低差、いろいろな気象条件、そういうものを勘案して、流れている河川の流下能力、それから逆流とかそういうものを加味した立体的なシミュレーション、これをぜひ構築していただいて、それをベースにこれから今後菊川市の水害に対して備えをしていっていただきたいということを強く希望しまして、このことについてもお答え願いたいと思います。

 続きまして、2番、先ほど申し上げました立体的な現代の文明を活用したシミュレーションに基づいて、雨量計とか河川の水位状況、そういうものを組み込んだ情報連絡を市民に行っていただきたい。最近のネット公開とかそういうような形で、いながらにして情報を得ると、わざわざ川に行って水かさを確認してということでない、そういう現代的なものをひとつお考えいただきたい。

 3、ハザードマップの見直しと周知徹底をこの際行っていただきたい。特に菊川市の中でも都市部と農村部、いろいろ分かれております。地域ごとの特性をとらえた立体的な分析をもとにした、そして地域の課題を体系的に市民に示していただきたいということでございます。

 4、毎年2度ほど要望書、これは菊川改修期成同盟会から提出されているということですが、その要望事項がどのように実現、そして改修その他が促進されているか。特に私どもの近くにある黒沢川の改修の促進、その中の項目に入っております。それを中心にお尋ねしたいと思います。

 5、地域の水害対策で、黒沢川排水機場というものがあるわけですが、これは非常に重要なポイントになる施設でございます。その管理状況とこれからの問題点についてお尋ねしたいと思います。

 それから6、この地域の水害対策を都市計画マスタープランに組み入れていただいて、今後継続的に検討していっていただきたいというところでございます。

 私もこの地域のこと、菊川市の水防について、災害対策について勉強していく意味で、以上6点のことについて、今までの経過とか現状、それから問題点、将来に向かっての考え方、そういうものをお話、お答えいただいて、これから取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 続きまして、企業誘致の計画についてお尋ねいたします。

 市民の満足度を高めるためには、強固な財政基盤に基づく市政の実現が不可欠であることはだれもが認めるところでございます。そのためには、有力な企業の進出や発掘は重要な要素であると考えております。最近の経済情勢の変化でその見きわめは難しくなっておりますが、各自治体も同様な観点から、誘致等を計画していると思われます。そこで、日本の優良企業の動向が注目され、地方自治体間での獲得競争が激しくなるものと思われます。交通網の発達などで地価の高い都市部を地方へ、また分散した工場を地価の安い地方に集約、負担の少ない方法を模索して、そしてあらゆる情報を駆使してこの不況を乗り切ろうとしている話も耳にします。

 菊川市の豊かな将来像を描くためにはほかの市に先んじてその競争に打ち勝って、いい企業を獲得していかなければなりません。そこで、だれもが積極的に取り組むということができ、幅広く豊富な情報を得ることが不可欠と考えております。具体的に言えば、私がいろいろなところへ行って企業の方、先輩、いろいろな人、そこらで、私のところにはこういう用地があって、こういう企業を探しているんですが、来ませんかという、要するに売り込みができる資料を欲しいということでございます。

 そのような観点から、以下の質問をいたしますので、御理解いただきたいと思います。

 1、菊川市ではどのような将来展望と誘致構想を持って取り組んでおられるのかお尋ねします。

 2、現在、どのような工場用地を現に保有し、確保しているか。そして、この菊川市において将来、工場なり商業用、いろいろなものが誘致できる余地がどのぐらいあるかお尋ねします。

 3、菊川市にはどのような、進出企業やこれから大きくなろうとする企業に特典や、特に菊川市としての特徴ある施策で誘致活動を行っているかお尋ねしたいと思います。

 4、現在どのような企業、業種、規模をターゲットにしてその獲得を進めているか、これをお尋ねします。

 5、現在、地元企業でこれから規模拡大や雇用の拡大を見込める先がどのぐらいあるか。せんだっても70社、従業員30人以上という数字が出ていますけれども、そういった先から、これから将来大きくなる企業はどの程度見込めるか、どういう考え方で見ているか、その辺をお聞きしたいと思います。

 また、6、企業進出の情報入手方法はどのようにしているのか、その方法は特に有効に機能しているのか、その点をお尋ねします。

 7番目、官民一帯となって取り組む施策はあるのかないのか、そして検討されているのかどうか、実行されているのかどうか、その点をお尋ねします。

 以上、このような情報をいただいて、お答えをいただいて、あすからでも今からでも企業誘致の活動ができると。そして菊川市の経済力発展のために私どもが力を出すことができれば非常に将来明るくなるものと思っております。

 続きまして、身近な例としてジャンボタニシの食害から稲作を守るということでお尋ねをいたします。

 農業の経営環境は年々厳しくなっている状況の中で、食に関する安全性の要求はますます高まっております。私たちは地元でとれた作物を地産地消できるようになっておりまして、非常に恵まれていると、日ごろから住んでいながら感謝しているところでございます。これも効率化を図って熱心に取り組んでいる方がおられるからだと考えております。

 中でも稲作は農業の中心をなすものです。しかしながら、自然環境が非常に変わってきております。それから動物の生態系も変化しております。そのような中で、私が住んでいる平川から南の地域において、ジャンボタニシが非常に繁殖しております。植えて1週間ぐらいたった苗が、日ごとに本数がふえていくわけですが、それが1本だけで残っているというようなのが非常に多く見られます。タニシのほうはそれを食べて大きくなっているというのが実情です。

 同時に、ピンク色の卵を無数に用水路、それから草の上、そういうところに産みつけております。ここ数年で顕著になり、お米の収穫量は確実に減っていると聞いております。私も昨年、袋井土木事務所の職員の方と道を歩いていて、水路にピンクの卵が無数に産みつけられて、そのときに、「これがジャンボタニシの卵だよ」っていうことを教えていただきました。それ以来非常に気になっておりました。

 どうしてかっていうのを一応考えますと、人手を少なくして機械化をした農業を現在行っているわけですが、その駆除等については農家の皆さんだけではそういう人手不足、機械化された状況では根絶は難しいじゃないかと言われております。それからまた、鳥とかそういう天敵がいないようで、減る要素はない。そうすると、これから稲作に重大な影響が出てくると、これは至急対策を立てて、地域で取り組んでいかなきゃいけないというふうに思います。

 そしてまた、新聞紙上でも投書欄にお声を出しているという人もいるということも聞いております。そのようなことから、現状把握、それから原因究明、これからの駆除対策、どのように行っているかお尋ねいたします。

 つたない質問でしたが、以上で登壇からの質問といたします。ありがとうございます。



○議長(北沢俊一君) 水野議員の質問が終わりました。

 市長、答弁願います。市長。

         〔市長 太田順一君登壇〕



◎市長(太田順一君) 水野議員から3点の質問をいただいておりますので、答弁申し上げます。

 最初に、水害対策についてお答えします。

 先般の水防訓練では、ほんと多くの市民の皆さんが河川敷にお出かけいただきまして、水防に対する関心の深さ、それから高さというものを再認識したところでございます。今後ともいろいろな面で、議会あるいは水防団、自主防災の皆さんにはまた今後ともいろんな面で御協力・御理解を賜りたいと、そのように思います。

 河川菊川は、延長が27.6キロ、流域面積が158平方キロの1級河川であります。河口から富田までの本線と牛渕川、丹野川、黒沢川、下小笠川の一部を直轄区間として国交省が管理をして、それ以外の指定区間を県が管理しております。

 河川延長1.3キロ、流域面積3.8平方キロの黒沢川につきましては、ただいま申し上げたとおり、国交省が牛渕川合流点から450メートル、その上流850メートルを静岡県が管理しており、国、県いずれの管理区間も改修済みとなっております。議員御質問にあります黒沢川等の排水機場につきましては、昭和30年代から40年代にかけて浸水被害を受けて昭和57年に建設されたもので、当初は毎秒2.5トンの排出量でありましたが、その後、増設され、現在は毎秒5トンの排水能力を有し、国交省の河川基本整備方針案の中で見込んでいるポンプ規模を満たしているものであります。

 御心配をおかけしております掛浜バイパス築造に伴う黒沢川流域への影響につきましては、この工事により流域面積及び流出係数の増加による流量増はあるものの、計画流量を上回るものでなく、その影響はわずかなものと認識しております。しかし、河川延長が短いため、一たんの降雨により短時間に増水するなど、市民生活に不安を与えていることも承知しております。菊川改修同盟会では、年2回、国交省本省を初め、財務省、県選出国会議員等に菊川改修の要望活動を行っており、平成19年度からは黒沢川の改修を1つの項目として掲げ、要望してきております。しかし、黒沢川の改修は、菊川本線や牛渕川の改修が進まないことには直ちに解決できないこともあり、流域全体での対応策についても今後検討していかなければならないと考えております。

 また、黒沢川排水機場につきましては、常勤でお1人の方、非常勤で3名の方で運転管理をお願いしておりますが、発電機など施設の老朽化も見受けられますので、これら施設の更新要請とあわせ、操作員の確保対策に努めることとしております。

 続いて、市民への河川状況の提供でありますが、市民への水防に対する情報提供は非常に大切であり重要なものであると私も認識しております。また、この菊川市における河川情報におきましては、市内4カ所での降雨観測及び4カ所の水位観測を川の防災情報として国交省から提供されているわけでございます。本日提案のありました立体シミュレーションの提案につきましては、今後この水防・防災情報提供についていろいろな面で検討はしていきたいと考えております。

 降水ハザードマップにつきましては、平成12年に菊川改修期成同盟会が作成し、各戸に配布をしております。見直しにつきましては、新たな浸水想定区域図が国交省から近いうちに公表されると思いますので、公表されたら、水防法に基づき対応してまいりたいと、そのように考えております。

 また、雨量や河川水位の情報につきましては、菊川市のホームページ内の暮らしの便利帳「防災」からのリンク先であるサイポスレーダーと静岡県の気象状況からリアルタイムで確認することができます。また、サイポスレーダーにつきましては、携帯電話からも閲覧できますので、場所を選ばず情報を得ることが可能となっております。

 都市計画マスタープランへの水害対策の取り組みにつきましては、現在、各地でマスタープランを構成する地域別構想を協議会の皆様と協議しているところでございます。

 次に、企業誘致に係る御質問にお答えします。

 企業誘致につきましては、特に工業団地の開発計画は持っておりませんが、工業専用地域として指定した半済地域、赤土地域がありますので、優先的に開発できるよう働きかけていきたいと思います。

 菊川市としては、他市でも実施されている地域産業立地事業費補助金のほかに、原子力発電関連での電力料の軽減措置、富士山静岡空港周辺地域で策定した周辺地域基本計画による課税の特例や融資制度、農地転用事務の手続の迅速化など、企業側からメリットを感じていただけるような制度を盛り込んでおります。特に業種については特定する考え方は持っておりませんが、バランスのいい企業の分布を目指す必要があると考えられますので、新しい業種の動向については注意していきたいと考えております。

 地元企業の規模拡大については、過去には拡張計画があったものの現在はなくなったなど大きく変化している状況で、積極的に相談などに対応していきたいと思います。

 企業の進出状況は広範囲のものは県の企業誘致担当から、近隣の状況は金融機関等から情報を収集しております。また、遊休用地がある場合には所有者にその利用方法を確認し、必要に応じて情報として発信しています。適時適切な情報提供ができるよう努めております。

 その他企業情報をいち早く収集するため、職員に積極的に企業訪問をさせております。その結果、ここ2年の間には5社が進出を表明し、うち2社が操業を開始していただきました。今年度は広範囲となります地域経済活性化懇話会を立ち上げ、農業、商業、工業、観光など各分野から移転をお聞きしながら、新しい連携事業などを模索していきたいと思います。

 過去の企業誘致であれば多少のリスクを抱えても大きく工業団地を造成すれば企業が進出してくるものと考えられました。しかしながら、企業側としても現状でいかに条件のいい候補地を探す時代となっており、開発優先型の誘致は難しくなってまいりました。したがいまして、開発環境を事前に整え、企業進出にあわせて用地開発を行う必要がありますので、今後は情報収集、事前の調査、調査などを努めてまいりたいと思います。また、今後もそのような情報を市民の皆さんあるいは議員の皆さんにも提供させていただきますので、またぜひ御協力をお願いしたいと思います。

 3点目のジャンボタニシに関する質問にお答えします。

 議員の御指摘のとおり、ジャンボタニシはこの数年、菊川市内においても発生が見られ、特に小笠地域の水田を中心に増殖が顕著になってきています。被害は田植え後二、三週間ぐらいまでに発生する状況が多いと伺っております。現状で被害を把握している水田は、堂山新田地区が最も被害が大きく、次いで嶺田地区、池村地区、赤土地区及び棚草地区の一部に被害が見られているところであります。

 被害が拡大している要因は、用水路を通じたタニシの移動や農機具の移動時に一緒に運ばれるのではないかと考えられております。

 駆除対策としましては、農協や中遠農林事務所の市道による農家個々の対策にゆだねている状況であります。具体的には田植え前の耕起作業による破壊、フクミノンや石灰窒素等の農薬による駆除、田植え後の浅水管理による活動の阻害、手作業による網での捕獲など対策としているところでございます。

 以上、水野議員への答弁とさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(北沢俊一君) 市長答弁が終わりました。

 水野議員、再質問ありますか。水野議員。



◆3番(水野貞幸君) 非常に懇切丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。

 ジャンボタニシについてちょっとお尋ねしたいんですが、あるところで、できるだけ素手でさわらないほうがいいよということを聞きました。そうなると、集めてもそれを今度焼却するなり廃棄する。そのような必要が、非常に注目されるわけです。その点についてちょっとお尋ねしたい。具体的にきょうあすそういうことをやっていくについて、注意事項がありましたら、そういうことも含めてお答え願いたいと思います。



○議長(北沢俊一君) 再質問がありました。

 広瀬農林課長。



◎農林課長(広瀬勝彦君) 今議員がおっしゃられました素手でさわらないようにというようなことでございます。このジャンボタニシというものは、確かに害もあるようにも聞いておりますが、そもそもは1980年代に食用というようなことでアジア各地に持ち込まれた経緯があるものだと思います。正式名称はスクミリンゴガイと言われている種類だと思います。そういうようなこともあります。確かに安全のためには素手でさわらないほうもいいと思いますので、網とかなにかだというようなもので捕獲するのも1つの方法かと思います。

 実際そのものが処理の仕方をどうすればいいか、捕獲した後というようなものについては、もう相談があればまた検討したいと思います。

 以上です。



○議長(北沢俊一君) 答弁が終わりました。

 水野議員、再質問ありますか。水野議員。



◆3番(水野貞幸君) お時間も迫っておりますので、次回また水害対策も一生懸命勉強しまして、継続的に私は取り組んでいきたいと思いますので、それを申し上げまして、終了とさせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(北沢俊一君) 以上で、3番 水野議員の質問を終了します。

 途中、休憩もとらずに走りましたが、おわび申し上げます。



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△散会の宣告 



○議長(北沢俊一君) 以上で、本日予定いたしました日程をすべて終了といたしました。

 次の会議は18日午前9時からでございます。当議場で開催いたします。定刻までに御参集くださいますようにお願いし、本日はこれをもって散会といたします。お疲れさまでございました。



散会 午前11時48分