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静岡県 袋井市

平成17年6月定例会(第1号) 本文




2005.06.07 : 平成17年6月定例会(第1号) 本文


              会            議
               (午前9時00分 開会)
◯議長(永田勝美) これから、平成17年6月袋井市議会定例会を開会いたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、3番村松 尚議員、及び4番久保田龍平議員を指名いたします。
 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から6月24日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯議長(永田勝美) 御異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から6月24日までの18日間と決定いたしました。
 次に、日程第3、諸般の報告を事務局長からいたします。田中事務局長。
               〔田中事務局長 報告〕
   ………………………………………………………………………………………………
   ・市長提出議案の受理報告(議第14号〜議第32号)
   ・袋井地域土地開発公社関係報告
   ・議長会関係報告(第81回全国市議会議長会定期総会、静岡県地方議会連絡協議会定期
            総会)
   ・袋井市選挙管理委員会委員及び同補助員選挙通知報告
   ・陳情書の受理報告(1件)
   ・監査結果報告書の配付(平成16年度例月出納検査結果報告書(旧袋井市平成17年1月
               ・2月・3月分、旧浅羽町平成17年2月・3月分)
   ………………………………………………………………………………………………


◯議長(永田勝美) 次に、日程第4、議第14号から議第32号までの19議案を一括議題といたします。
 市長から、平成17年度施政方針及び提案理由の説明を求めます。原田市長。
               〔市長 原田英之 登壇〕


◯市長(原田英之) おはようございます。袋井市議会6月定例会の開会に当たり、市政に臨む所信を表明いたしますとともに、平成17年度予算編成の基本方針とその大要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。
 私は、去る4月24日の袋井市長選挙におきまして、市民の皆様を初め、関係の皆様からの厚い御支持をいただき、新しい袋井市のかじ取り役を担わせていただくことになりました。改めてその責任の重大さを認識し、本地域のさらなる発展と住民福祉の向上を図ることを使命として、全力を傾注してまいりますので、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 本年4月1日から、人口8万3,000余人の新しい袋井市がスタートいたしました。今回の合併の目的は、地方分権の推進と行財政の効率化を通して、多様化・高度化する住民ニーズを敏感にとらえ、柔軟かつ生産性の高い自治体の経営と、地域の特色を生かした個性的なまちづくりを進めることであります。このためには、市民の皆様との協働によるまちづくりを初め、従来の手法にとらわれることなく、新しい行政課題に果敢に挑戦すること、徹底した行財政改革が必要であると考えております。
 このようなことを念頭に、すべての施策につきまして、企画・立案の段階から広く市民の皆様の意見を取り入れ、反映させていくことはもとより、実施に当たりましても、可能な限り市民の皆様の御参加をいただくよう努めるとともに、私を含め、職員すべてが常に市民の視点で仕事をするように心がけてまいりたいと存じます。
 国や県との関係につきましては、地方分権の推進に伴って、市がみずからの権限で行う業務が拡大したことを認識し、補助金等につきましては、本市にとって真に必要なもののみを受け入れることとし、先駆的な事例につきましては、その手法やノウハウを積極的に学んでいくことが必要であると考えております。また、納税者の立場に立った行財政のあり方を常に意識して業務を進めるとともに、行財政の簡素化によりむだを省くことや、行政効率の向上を図るための徹底した見直しが必要であると考えているところであります。さらに、浅羽地区地域審議会の開催や浅羽支所内に市長室を設けることにより、可能な限り市民に身近なところで施策を考えていくように心がけてまいります。
 こうした考え方をもとに、人の和、地域の和を大切にして、中東遠地域における中核的都市としてのさらなる飛躍と、合併してよかったと実感できる袋井市を実現してまいりたいと考えております。
 さて、我が国を取り巻く国際情勢は、イラク問題や北朝鮮問題に加え、中国、韓国における反日行動など、緊張した状況が続いております。一方、国内におきましては、少子高齢化の進行と、国、地方を合わせて700兆円を超える未曾有の累積赤字の解消などが課題であり、成熟型社会への移行に伴う制度、仕組みの再構築が求められております。政府は、改革なくして成長なし、民間にできることは民間に、地方にできることは地方にとの方針のもと、三位一体改革や郵政民営化など、構造改革の取り組みを推進しております。国の平成17年度予算を見ますと、一般会計総額で82兆1,829億円と前年度対比0.1%増でありますが、一般歳出は0.7%減となり、これまでの改革断行予算の基本路線が継承されております。
 こうした状況の中、本市の平成17年度の予算につきましては、引き続き健全財政の保持と新しいまちづくりのため、事業の重要性や緊急性に配慮した財源配分を行うとともに、人件費、物件費の抑制などに鋭意努め、次の施策を基本に編成したところであります。
 まず、健康寿命の延伸を目標とする市民の健康づくりを推進するとともに、子育て支援や高齢者福祉体制の充実に努め、心身ともに健康で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。また、特色ある学校づくりの推進や文化・スポーツ・レクリエーション活動を楽しむ機会の拡充など、心豊かな人材の育成に努めてまいります。
 次に、治水対策を積極的に進め、常襲冠水地域の速やかな解消を図ってまいります。また、住宅等の耐震性向上事業や教育施設などの耐震化事業を進めるとともに、防災体制や資機材の充実に努め、安全に暮らせるまちづくりを進めてまいります。
 次に、企業誘致や産業振興事業を進め、交流人口の増加を図るとともに、地域経済の活性化に努めてまいります。また、JR袋井駅南整備や主要幹線道路の整備を促進するとともに、上下水道や焼却施設などの生活基盤整備を進め、利便性や快適性の向上に努めてまいります。
 次に、積極的な情報公開による開かれた市政のもとに、市民活動への支援や市民の行政参加の促進など、市民とともにまちづくりを進めてまいります。
 それでは、新市建設計画の基本目標に沿って、主要な事業につきまして順次御説明を申し上げます。
 初めに、「健やか いきいき 心やすらぐまちづくり」について申し上げます。
 少子高齢化や核家族化の進行、価値観や就業形態の多様化、ライフスタイルの変化など、市民生活を取り巻く環境が大きく変化している中、だれもが安らぎを感じ、健康で安心して生活できる環境づくりが求められております。市民みずからが取り組める健康づくりを推進するとともに、子育て支援や高齢者福祉の充実を図ってまいります。
 まず、生涯にわたる健康づくりの推進について申し上げます。日本一医療費の少ない、かからない町を目指し、各種健康診査体制を充実させ、生活習慣病の早期発見・早期治療を促すとともに、基本健康診査の結果に基づき、集団及び個別の健康教室を実施するほか、幼稚園児や保育園児を対象とした食育推進事業を積極的に進めてまいります。
 また、公会堂や公民館での健康教室、南部健康プラザにおける健康ライフアップセミナーの開催、袋井保健センター分室での中高齢者を対象とした貯筋健康教室、ウオーキングキャラバンの実施など、市民一人一人が生活習慣を改善し、みずから健康増進に取り組むことができるよう、袋井市スポーツ協会、保健委員、食生活推進協議会など、市民の皆様の御協力をいただきながら、正しい知識の普及や実践指導を行ってまいります。
 さらに、市民の健康実践意識の向上を図るため、運動、栄養、健診に重点を置いた健康づくり計画の策定を初め、市民とともに健康づくりに取り組むため、新市誕生記念のイベントとして、7月3日にはNHK健康フェアを開催いたします。
 次に、高齢者や障害のある人など人に優しい福祉体制の充実についてでありますが、高齢者保健福祉計画を策定するとともに、来年開催のねんりんピック静岡2006に向け、リハーサル大会を実施いたします。
 また、認知症予防教室や転倒予防教室を開催するとともに、ひとり暮らしの高齢者世帯への訪問指導など、高齢期を健康で安心して生活が送れるよう介護予防にも努めてまいるとともに民間事業者が進める特別養護老人ホームの建設促進なども行ってまいります。
 障害のある方に対しましては、居宅生活や施設訓練等の支援を行うとともに、中東遠地域障害者就労支援など、自立に向けた取り組みを行ってまいります。
 また、新たに発達支援ネットワーク連絡会を組織し、障害のある児童一人一人に即して早期療育を進めるとともに、心身の発達や保護者の介護負担の軽減を図るため、引き続き児童デイサービスを実施してまいります。
 次に、子供を安心して産み育てられる環境の整備についてでありますが、今や我が国の最大政策課題となっており、官民挙げて対策が急がれる少子化問題に対応して、新たにJR袋井駅前に子育て支援の中核施設を設置するとともに、地域の御協力をいただきながら、公民館や公会堂など、身近なところで利用できる地域子育て支援センターを実施するほか、袋井北小学校区において、放課後児童クラブハウスを建設してまいります。
 また、預かり保育を実施する幼稚園数をふやし、保護者の社会参加と子育ての両立を支援するとともに、幼保一元化に向けた検討を進めてまいります。
 さらに、虐待の被害児を一時的に保護する施設の建設に対して助成を行うとともに、次世代育成支援として、不妊治療をされている方の負担の軽減を図るため、特定不妊治療費助成事業を開始いたします。
 次に、いつでも安心して受けられる医療サービスの充実についてでありますが、市民病院につきましては、さらなる医療サービスの向上を目指し、効率的な経営と療養環境の改善に努めてまいります。
 次に、「夢とふるさとをはぐくむ 心豊かな人づくり」について申し上げます。
 将来を担う子供たちがふるさとに誇りと愛着を持ち、健やかな成長をすることは、地域全体の財産であり、喜びでもあります。地域の自然や歴史、文化などを学習する機会の拡充や教育環境の充実、生涯学習の推進などに取り組んでまいります。
 まず、確かな学力と豊かな心をはぐくむ学校教育の推進についてでありますが、学校、地域家庭の連携を一層深め、地域に開かれた学校・幼稚園づくりを進めるとともに、地域の特色を生かした体験活動や創意工夫をこらした教育活動により、市内すべての小中学校や幼稚園で、元気な学校づくり、幼稚園づくりを推進してまいります。
 また、食育につきましては、学校を中心とした食育推進事業の実践校において、栄養指導や体験学習など、食に関する取り組みが着実に進められておりますことから、食生活推進協議会や食育ボランティア、農業生産者等の御協力をいただき、その取り組みを市内全域へ浸透させてまいります。
 施設整備につきましては、袋井北小学校と三川小学校の校地拡張に向けた取り組みや、浅羽中学校の体育館の建てかえのための実施設計、袋井南幼稚園や田原幼稚園の保育室の増築など教育環境の充実に努めてまいります。
 次に、生涯にわたりみずから学び、個性が輝く生涯学習の推進とスポーツの振興につきましては、月見の里学遊館と浅羽会館における各種講座や公民館活動の充実など、市民各層に対応した生涯学習の推進を図ってまいります。
 また、袋井市スポーツ協会を初めとする各種団体や体育指導員との連携を深めながら、スポーツ・レクリエーション活動に親しむ機会の拡充に努めるとともに、青少年のスポーツメッカをつくることを目指すスポーツ拠点づくり推進事業を活用いたしまして、全国ジュニア・ユースエアロビック選手権大会を開催するほか、世界少年サッカー大会チームの受け入れなど、スポーツの振興を図ってまいります。
 さらに、浅羽球技場テニスコートの夜間照明施設の改修や浅羽北多目的運動広場グラウンドの整備設計など、施設の充実を図ってまいります。
 次に、歴史・文化の保存・継承と新たな地域文化の創造・発信についてでありますが、袋井市文化協会など民間団体の活動を支援するとともに、久野城址など歴史的・文化的な構造物や史跡の保護と、これら資源の活用に努めてまいります。
 次に、「知恵集め 技磨き明日を拓く産業づくり」について申し上げます。
 活力ある経済活動は、人々の暮らしに豊かさを与え、地域発展の重要な基盤となるものであります。企業誘致を積極的に進めるとともに、大学や研究機関との連携、異業種交流を促進し新たな産業の創造を図るなど、地域産業のより一層の発展と地域経済の活性化に努めてまいります。
 初めに、地域社会・消費者と結びついた農業の振興についてでありますが、生産量、産出額ともに日本一を誇る温室メロンや質の高いお茶、お米の振興を図るとともに、有機栽培や低農薬栽培などの安全で安心な農産物の普及に努めるほか、地産地消を積極的に推進するため、新鮮市などの支援をしてまいります。
 農業基盤の整備につきましては、笠原三沢地区のふるさと農道整備事業を進めるとともに、春岡地区と山崎地区において経営体育成基盤整備事業に取り組んでまいります。
 また、鳥羽野排水機場の修繕を初め、山田原農道と木原北農道の改良工事や鳴沢池堤体改修のための設計などを進めてまいります。
 次に、魅力ある商業・サービス業の振興につきましては、新たに、有識者、各種団体の代表市民代表などからなる商業まちづくり懇話会を組織し、当面している大規模小売店問題等、新しいまちづくりにおける商業・サービスのあり方について検討してまいります。
 次に、自然や歴史・文化・産業を生かした観光の振興についてでありますが、市内の各所に豊かな自然やめぐれまた歴史・文化的資源を生かした観光ウオーキングコースを数多く設定しウオーキングのメッカづくりに努めるとともに、コスモスまつりやふれあい夢市場などのイベントを開催し、まちの魅力づくりと地域の活性化を図り、市内外へ情報を発信してまいります
 次に、時代に対応した高付加価値型産業の創出につきましては、農業、工業、商業がバランスよく立地したこの地域の産業の特徴を生かし、異業種間の交流、連携を促進し、新たな産業の創造を図るとともに、引き続き静岡理工科大学を軸とする地域産業活性化産学官連携推進協議会の活動を通して、起業家の育成や先進的な事業の創造などを支援してまいります。また、山科東工業団地の造成を進めるとともに、引き続き企業誘致を推進するほか、新たな工業団地の候補地の選定などを行ってまいります。
 次に、「住んでみたい 住み続けたい 潤いのあるまちづくり」について申し上げます。
 人々が安らぎとゆとりを実感しながら生活するためには、快適な生活環境と美しい都市景観を備えた居住環境が必要であります。道路整備事業や区画整理事業、上下水道事業を初めとする都市基盤づくりを推進し、利便性や快適性の向上に努めてまいります。
 初めに、潤いのある自然環境との共生についてでありますが、海岸地域の松林の保全のため市民の皆様の御協力をいただき、松くい虫に強いクロマツを5,000本植栽するとともに、海岸浸食の防止、海浜の再生、海岸の環境保全について、近隣自治体との連携を図り、関係機関へ強く要望してまいります。
 次に、景観に配慮した美しい生活空間の形成につきましては、本市の市民1人当たりの都市公園の面積は全国的にも最上位にランクされており、住みよいまちづくりの基本となっておりますが、上石野公園や天王森公園、春岡多目的広場の整備を初め、二瀬公園の芝張り緑化工事など、だれもが気軽に利用できる公園の整備を計画的に進めてまいります。
 同時に、各種の緑化講座を開催するとともに、地域による緑化活動を支援、推進し、全市緑化に取り組んでまいります。
 次に、利便性の高い交通体系の整備についてでありますが、都市計画道路につきましては、西通新池線を初め、川井山梨線や村松山科線など6路線を整備し、市道につきましては、湊中新田線を初め、東同笠江之端線、平宇線などの整備を進めるとともに、安全かつ円滑な交通を確保するため、生活関連道路の維持補修にも最大限意を配してまいります。
 また、新市の一体性を確保し、南部地域の利便性の向上を図るため、JR袋井駅の駅舎改築を初めとする駅南地区整備の計画づくりや調査を進めてまいります。
 さらに、自主運行バス、フーちゃん号とメローバスの運行により、高齢者等の交通弱者の支援に努めるとともに、多くの市民の意見を反映させた運行ルート等の見直しを行ってまいります。
 次に、快適な暮らしを支える居住環境の整備につきましては、引き続き駅前第二地区を初め上山梨第二地区、春岡地区、上石野地区、久能向地区の区画整理事業を進めてまいります。
 公共下水道事業につきましては、袋井処理区と浅羽処理区の管渠整備を着実に進めるとともに、アクアパークあさばの水処理施設機器を増設してまいります。
 また、南町の下水道管の補修工事や浅羽団地のマンホールふた取りかえと管路の修繕工事を行ってまいります。
 さらに、河川の水質浄化を推進するため、引き続き合併処理槽の設置に対して助成を行ってまいります。
 上水道事業につきましては、良質な水の安定供給のため、各地区の土地区画整理事業や道路改良工事にあわせ、計画的に配水管を整備するとともに、引き続き笠原地区の簡易水道統合整備事業を推進してまいります。
 次に、環境負荷の少ない資源循環型社会の形成についてでありますが、本年2月に地球温暖化防止に関する京都議定書が発効され、地球規模での環境保全意識が高まりを見せております環境に対する市民意識の高揚を図るため、ごみの減量化対策や地域や学校での環境学習など、市民と協働して環境問題に取り組むとともに、次期ごみ焼却施設建設事業を推進してまいります。
 また、引き続き住宅用太陽光発電システムや生ごみ処理機の設置に対する補助を行ってまいりますとともに、広く環境保全に対する啓発活動を行ってまいります。
 さらに、市役所におきましては、環境管理の国際規格「ISO14001」に基づき、継続的に改善を推進し、環境負荷の低減に努めてまいります。
 次に、「みんなで築く 安全で 安心して暮らせるまちづくり」について申し上げます。
 活力ある地域社会を確立するためには、市民一人一人が安全で安心して暮らせる環境の中でお互いに理解し合い、それぞれの個性や能力を生かし、生き生きと活動できること、また、市民と行政とがそれぞれの持つ力を十分に発揮し、協働でまちづくりに取り組むことが重要であります。安全な環境を整えるため、治水対策や地震対策を推進し、防災体制の強化を図るとともに、市民活動の支援や市民と行政の協働体制の充実など、市民の視点に立った市政運営を心がけてまいります。
 初めに、市民主体の地域づくり活動の支援についてでありますが、市民の活力にあふれたまちづくりを進めるため、引き続き自治会を初め、地域づくりを行う各種団体への支援を行うとともに、地域づくりの拠点である公会堂の整備・改修にも意を配してまいります。
 次に、市民と行政の協働体制の充実につきましては、NPOに関する情報紙の発行や活動展ボランティア講座の開催など、引き続き市民活動の啓発事業を実施してまいります。
 また、市内のNPO団体が設立を進める袋井市NPO連絡協議会との連携によりまして、一層の協働事業の促進を図るとともに、市民活動を推進するための基本指針を策定してまいります。
 さらに、市章や市歌、市民憲章を制定し、新市における市民意識の高揚と一体感の醸成を図ってまいります。
 次に、男女共同参画社会の実現につきましても、フォーラムやセミナーなど、啓発活動を積極的に行い、市民の意識向上を図ってまりいます。
 次に、防災対策の推進についてでありますが、常襲的な冠水地域の解消に向け、松橋川流域の総合治水計画の策定を初め、沖之川流域の水田貯留や田原地区の内水排水計画の詳細設計などに取り組むとともに、早い時期の着工に向け、最大限意を配してまいります。
 また、駅南地区の市有地の暫定掘削や上田町グラウンドの流出調整工事のほか、村松下排水路改修、江川排水路と鳥羽野排水路護岸工事などの治水対策を進めてまいります。
 地震対策につきましては、自主防の充実に加えて、NPO、企業との連携を強化するとともに、広愛大橋の耐震工事や市民体育館の耐震補強計画を初め、小学校や公民館におけるガラス飛散防止フィルムの施工など、引き続き公共施設の耐震化に取り組んでまいります。
 また、木造住宅の耐震補強工事に対する助成を増額し、住宅の耐震補強を促進するとともに災害情報等収集用防災ラジオの普及や家庭内の家具等固定事業など、家庭における対策も積極的に進めてまいります。さらに、地域防災力を強化するため、自主防災組織の資機材や耐震性貯水槽の防災施設の充実を図ってまいります。
 次に、消防・救急体制の充実についてでありますが、消防団関係事業につきましては、消防ポンプ車の更新や資機材の充実など、引き続き安全かつ迅速な消防活動が行われるよう支援してまいります。
 また、常備消防につきましては、浅羽分署の消防ポンプ自動車の更新を初め、引き続き市民に信頼される消防体制の強化に努めてまいります。
 次に、防犯対策の推進についてでありますが、市民が安心して暮らせる、犯罪のないまちを目指し、警察署の設置促進を要望するとともに、防犯推進協会を初め、関係機関と連携した防犯対策に努めるほか、自治会の防犯灯設置を支援してまいります。
 今年度、警察庁の地域安全安心ステーションモデル事業に今井地区が指定されたほか、県と市が進める地域防犯活動支援事業に先進的に取り組んでいる三川地区と同様、本年度新たに、今井、袋井北、笠原の3地区においても地域の自主的な防犯づくりを支援し、促進してまいります。
 次に、交通安全対策の推進についてでありますが、袋井市交通安全会連合会を中心に、交通安全啓発事業を推進するとともに、山梨浅羽線の深見地内交差点の改良工事を初め、防護さくや区画線、道路反射鏡の設置など、交通安全施設の整備を進め、交通事故の防止に努めてまいります。
 次に、消費者対策の推進につきましては、消費生活相談件数の増加や相談内容の多様化に対応するため、消費生活相談体制の充実を図るとともに、近年増加する悪質犯罪の被害を未然に防ぐため、市民への広報啓発活動にも積極的に取り組んでまいります。
 次に、住民サービスの充実と効率的な行財政運営の推進についてでありますが、市北部の拠点であります月見の里学遊館において、新たに住民票等の証明書発行窓口を開設し、窓口サービスの拡充を図ってまいります。
 また、地方分権時代にふさわしい自立型のまちを目指し、常にコスト意識と問題意識を持って事業実施に当たるとともに、さらなる行財政改革を推進するため、新たに行政改革推進委員会を設置し、市民の視点に立った行財政の改革を行ってまいります。
 さらに、新しいまちづくりの指針となる袋井市総合計画につきましては、新市建設計画を基本に、市民総参加と市民との対話に重点を置いて、市民の皆様とともに、まちづくりの戦略計画書としてその策定に着手をしてまいります。
 以上、平成17年度における施政方針について、その概要を申し上げました。「人も自然も美しく 活気あふれる 健康文化都市」の実現を目指し、職員一丸となって全力を挙げて取り組んでまいる所存でありますので、議員各位を初め、市民の皆様の御理解と御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げる次第でございます。
 それでは、ただいま提案をいたしました各議案につきまして、御説明を申し上げます。
 まず最初に、議第14号 平成17年度袋井市一般会計予算について申し上げます。
 一般会計の予算総額は262億8,000万円で、合併前の旧袋井市及び旧浅羽町の平成16年度当初予算の合計額と比較をいたしますと、0.8%の増となっております。これは合併に伴い、旧袋井市と浅羽町の未収金及び未払金などを引き継いだことによる増加の要因と、前年度、16年度は旧袋井市で減税補てん債10億円の一括償還があったことなどの減額要因、これらを除きますと、実質的には1.8%の増でございます。
 その主な財源といたしましては、市税が135億2,000万円余、地方譲与税が9億円余、地方消費税交付金が8億円、地方交付税が12億円、国庫支出金が17億6,000万円余、県支出金が21億円余、市債が23億6,000万円余などでございます。これを性質的に申し上げますと、自主財源が61.8%を占めておりまして、依存財源が38.2%ということになります。また、歳出につきましては、消費的経費が181億7,000万円余、投資的経費が50億8,000万円余などでございます。
 合併前と比較いたしますと、消費的経費につきましては、物件費が新電算システムの開発費などの未払金を計上したことや、袋井市森町浅羽町広域行政組合から引き継いだクリーンセンター中遠の管理運営費を計上したこと等によりまして、8億5,000万円余の大幅な増となりました。扶助費は、保育所運営費の増加や乳幼児医療費の対象年齢の引き上げなどによりまして2億4,000万円余の増です。補助費は、浅羽中学校組合とクリーンセンター中遠などの負担金が合併によりなくなったことに伴いまして、5億6,000万円余の減額でございます。公債費はクリーンセンター中遠分と浅羽中学校分を引き継ぎましたが、旧袋井市が昨年度末に、先ほど申し上げました減税補てん債10億円を一括償還したことなどから、利払費は7億5,000万円余の減額となっております。投資的経費につきましては、合併前とほぼ同額でございます。
 債務負担行為につきましては、公共用地の先行取得や企業誘致のための工業団地造成分譲などの事業展開に際しまして、袋井地域土地開発公社の活用を予定しておりますことから、その借入金に対しまして、今後10年間、最大80億円まで債務保証額を拡大いたしたものでございます。
 次に、議第15号 平成17年度袋井市土地取得特別会計予算について申し上げます。
 歳入の主なものといたしましては、前年度及び当年度に取得した土地の売り払い収入が2億1,000万円余、土地開発基金からの借入金が2億1,000万円余でございます。歳出の主なものといたしましては、公共用地取得事業費として、土地購入費が1億1,000万円余、物件補償費が1億円余、土地開発基金への借入金の償還が2億1,000万円余、予算総額では4億3,000万円となるものでございます。
 次に、議第16号 平成17年度袋井市国民健康保険特別会計予算について申し上げます。
 予算総額は61億6,500万円で、歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税が22億5,000万円余、国庫支出金が17億3,000万円余、療養給付費交付金が13億4,000万円余、一般会計からの繰入金が4億3,000万円余でございます。歳出の主なものといたしましては、保険給付費が41億9,000万円余、老人保健拠出金が12億8,000万円余、介護納付金が4億円余などでございます。
 次に、議第17号 平成17年度袋井市老人保健特別会計予算について申し上げます。
 予算総額は57億3,600万円で、歳入の主なものといたしましては、社会保険診療報酬支払基金からの交付金が34億6,000万円余、国庫支出金が14億6,000万円余、一般会計からの繰入金が3億6,000万円余などでございます。歳出の主なものといたしましては、医療諸費の57億2,000万円余などでございます。
 次に、議第18号 平成17年度袋井市介護保険特別会計予算について申し上げます。
 予算総額は38億5,500万円で、歳入の主なものといたしましては、保険料が4億9,000万円余国庫支出金が8億6,000万円余、介護給付費支払基金交付金が11億7,000万円余、繰入金が7億4,000万円余でございます。歳出の主なものといたしましては、総務費が1億6,000万円余、保険給付費が36億7,000万円余でございます。
 次に、議第19号 平成17年度袋井市簡易水道事業特別会計予算について申し上げます。
 本会計は、簡易水道施設の維持管理及び平成16年度から整備を進めております笠原地区簡易水道統合整備に要する経費を計上し、予算総額は4億8,800万円でございます。歳入の主なものといたしましては、水道使用料等が693万円余、国庫支出金が1億2,000万円余、一般会計からの繰入金が5,000万円、市債が2億7,000万円余でございます。歳出の主なものといたしましては、統合整備事業を含む建設改良費が4億7,000万円余でございます。
 次に、議第20号 平成17年度袋井市公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。
 予算総額は31億4,900万円で、歳入の主なものといたしましては、国庫支出金が5億5,000万円余、一般会計繰入金が10億3,000万円余、市債が11億2,000万円余でございます。歳出の主なものといたしましては、浄化センター等の維持管理費などの業務費が4億1,000万円余、管渠等の下水道建設費が18億5,000万円余、市債の元利償還金が8億7,000万円余でございます。
 次に、議第21号 平成17年度袋井市農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。
 予算総額は2,100万円で、歳入の主なものといたしましては、施設使用料が259万円余、一般会計繰入金が1,660万円でございます。歳出の主なものといたしましては、汚水処理施設の維持管理費が568万円余、市債の元利償還金が1,285万円余でございます。
 次に、議第22号 平成17年度袋井市駐車場事業特別会計予算について申し上げます。
 予算総額は9,100万円で、歳入の主なものといたしましては、駐車場使用料が7,777万円余、諸収入のうち歳計剰余金が1,300万円でございます。歳出の主なものといたしましては、管理運営に係る業務費が5,164万円余、駐車場事業基金への積立金が1,600万円、一般会計への繰出金が1,457万円でございます。
 次に、議第23号 平成17年度袋井市訪問看護事業特別会計予算について申し上げます。
 予算総額は3,300万円で、歳入の主なものといたしましては、訪問看護療養費が427万円余、介護保険療養費が1,980万円余でございます。歳出の主なものといたしましては、訪問看護事業費の3,279万円余でございます。
 次に、議第24号 平成17年度袋井市水道事業会計予算について申し上げます。
 まず、収益的収支でございますが、予算総額が14億円余、収入の内訳といたしましては、営業収益が14億円余でございます。支出の主なものといたしましては、遠州広域水道受水費が4億円余、減価償却費が4億3,000万円余、退職給与金等を含む職員給与費が1億5,000万円余、企業債利息等が1億6,000万円余となっております。
 次に、資本的収支についてでございますが、収入の総額は2億9,800万円でございます。支出の主なものといたしましては、施設改良工事費が6億円余、第6期拡張費が6,000万円余、企業債元金償還金が1億7,000万円余で、総額が9億3,300万円でございます。
 この結果、資本的収支不足額6億3,500万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、並びに過年度分損益勘定留保資金をもって補てんするものでございます。
 次に、議第25号 平成17年度袋井市病院事業会計予算について申し上げます。
 まず、収益的収支につきましては、総額77億8,200万円で、平成16年度当初予算と比較いたしますと0.4%の減額となりました。収益の主なものといたしましては、入院収益が46億5,000万円余、外来収益が22億8,000万円余で、費用の主なものといたしましては、給与費が36億8,000万円余、医薬品などの材料費が21億3,000万円余、委託料などの経費が11億3,000万円余でございます。
 次に、資本的収支でございますが、収入は一般会計からの出資金など、総額で1億2,000万円余、支出は建設改良費が2億円余、企業債償還金が5億7,000万円余、総額7億8,400万円でございます。
 この結果、資本的収支の不足額6億6,000万円余は、過年度分損益勘定留保資金で補てんをするものでございます。
 次に、議第26号 袋井市表彰条例の制定について申し上げます。
 本案は、市政の進展に特に功績のあった方の表彰に関し、表彰の基準及び方法などについて必要な事項を定めるものでございます。
 次に、議第27号 袋井市名誉市民条例の制定について申し上げます。
 本案は、市政の進展に功績が顕著で、郷土の誇りと認められる市民等に袋井市名誉市民の称号を贈るため、その決定及び待遇などについて必要な事項を定めるものでございます。
 次に、議第28号 袋井市総合計画審議会条例の制定について申し上げます。
 本案は、総合計画の策定に当たり、市民を初め、各界各層の方々から幅広く意見を伺うとともに、多面的な検討を行っていくため、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく審議会を設置することについて、必要な事項を定めるものでございます。
 次に、議第29号 袋井市行政改革推進委員会条例の制定について申し上げます。
 本案は、簡素で効率的な行政の確立、柔軟で機敏な自治体経営を推進するため、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく機関として、袋井市行政改革推進委員会を設置することについて必要な事項を定めるものでございます。
 次に、議第30号 袋井市外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部改正について申し上げます。
 本案は、人事院規則の一部改正に準じて、派遣期間を3年から5年に見直すとともに、ただし書きによる例外規定を追加するため、所要の改正を行うものでございます。
 次に、議第31号 袋井市職員の給与に関する条例の一部改正について申し上げます。
 本案は、徒歩通勤及び通勤距離2キロメートル未満における通勤手当の支給を廃止するため所要の改正を行うものでございます。
 次に、議第32号 袋井市道路線の認定について申し上げます。
 本案は、敷地川にかかる大谷橋のかけかえ工事による代替道路新設に伴う大谷40号線と、宅地造成による道路の寄附に伴う川井74号線の、合わせて2路線を認定するものでございます。
 以上、各議案の提案理由について御説明を申し上げました。よろしく御審議の上、御可決を賜りますようお願いを申し上げます。
 以上で、私の施政方針と提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決を賜りますようお願いを申し上げまして、終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯議長(永田勝美) 以上で、平成17年度施政方針及び提案理由の説明を終わります。
 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
 次回は、6月13日午前9時から会議を開き、市政に対する一般質問を行います。
 本日は、これで散会いたします。
               (午前9時52分 散会)