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静岡県 掛川市

平成21年第 4回定例会( 6月)−07月07日-05号




平成21年第 4回定例会( 6月)

                平成21年第4回(6月)
              掛川市議会定例会会議録(第5号)

〇議事日程      平成21年7月7日(火) 午前9時30分 開議

 日程第1
   認 第  1号  平成20年度掛川市病院事業会計決算の認定について
   認 第  2号  平成20年度掛川市水道事業会計決算の認定について
             病院事業会計決算特別委員長 報告
             水道事業会計決算特別委員長 報告

 日程第2
   議案第 89号  平成21年度掛川市一般会計補正予算(第1号)について
              文教厚生 委員長 報告
              経済建設 委員長 報告
              総  務 委員長 報告

 日程第3
   議案第 90号  掛川市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定について
   議案第 91号  掛川市公民館条例の一部改正について
   議案第 92号  掛川市学校給食共同調理場に関する条例の一部改正について
   議案第 93号  掛川市・袋井市新病院建設事務組合の設置について
              経済建設 委員長 報告
              文教厚生 委員長 報告
              総  務 委員長 報告

 日程第4
   議員派遣について

 日程第5
   常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査申し出事項について


〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ

〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり

〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり

〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり



                   議 事
                 午前9時30分 開議
○議長(佐藤博俊君) 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
△日程第1 認第 1号、認第 2号
○議長(佐藤博俊君) 日程第 1、認第 1号及び認第 2号について、一括議題といたします。
 本 2件に関し、これより委員長の報告を求めます。
 まず、病院事業会計決算特別副委員長、鈴木正治君、御登壇願います。
 鈴木正治君。
         〔病院事業会計決算特別副委員長 鈴木正治君 登壇〕
◎病院事業会計決算特別副委員長(鈴木正治君) ただいま議長より報告を求められました認第 1号、平成20年度掛川市病院事業会計決算の認定について、病院事業会計決算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 本委員会は、去る 6月30日、午前 9時30分から第 2委員会室におきまして、全委員出席のもとで開会いたしました。
 委員会条例第10条第 2項の規定に基づき、山崎惠司委員が臨時委員長を務められ、委員長に高木敏男委員が指名され、委員長より副委員長に私、鈴木正治が指名されました。
 審査に先立ち、市長よりあいさつをいただき、直ちに審査に入り、当局より詳細にわたる説明を受け、審査いたしました。
 委員より、掛川市病院事業企業債明細書に未償還残高が31億39万 9,850円となっているが、平成24年度末に市立病院を閉院したときの未償還残高は幾らになるかとの質疑があり、当局より、12億 1,000万円程度を見込んでいるとの答弁がありました。
 委員より、平成19年度に 4億 5,000万円の赤字が20年度は 8億 3,000万円に増大した。患者数が落ち込んだのが赤字の要因の一つであり、医師の数は53人ということであるが、赤字と医師不足の関係、前年と比べた医師の体制をどう分析するかとの質疑があり、当局より、中堅の医師は診療技術が高いため、保険点数上も高い医療内容を扱うことができる。しかし、その医師の後任に臨床研修を終えたばかりの医師が採用された場合は、医師の人数が同じでも同等の医療内容を求めることはできず、診療水準によって収益に違いが出るという側面がある。また、今年度、数字の上では医師が 2人ふえたが、ほとんど休暇がとれない過重労働の状況は今も変わっていない。院内に委員会を設けて、医師不足を他の職員でどうカバーできるかという検討もしているとの答弁がありました。
 さらに委員より、紹介率および患者の動向について質疑があり、当局より、紹介率は、平成18年度が約35%、19年度が約41%、20年度には約44%となった。紹介率は、紹介されるにふさわしい医師がいなくては紹介されない。いかに優秀な医師を確保していくかが重要である。
 また、19年度の患者の動向調査によれば、掛川市民が掛川市立病院へかかっている率は約80%であり、袋井市民が袋井市民病院へかかっている率は約67%、磐田市民では約95%が地元の市立病院へかかっている。ただ、中東遠 6病院ではこのところ軒並み患者数が減少しているため、病院内に設置した経営改善グループが状況調査を始めているとの答弁がありました。
 委員より、慢性的な医師不足だが、市立病院に適切な医師の数はどれくらいか。黒字にする方法は何かとの質疑があり、当局より、当院は50人程度だが、 400から 500床なら80人くらいの医師が適切である。 100人を超す病院もあり、そういう病院は医師同士がお互いに研さんし合うので、診療技術も信頼度も上がり、結果として紹介患者も多くなる。また、黒字経営の病院は、高度な診療を必要とする患者さんが多く受診するため、ますます収益が上がる。当院は当面、医師の数をそろえることに重点を置かざるを得ないが、新病院には優秀な医師が集まってくるように、質の高い病院経営をすべきと考えるとの答弁がありました。
 委員より、平成24年度までの間、現病院の維持費用はどれくらいか。また、減価償却費と累積欠損額は24年度にどれくらいになるかとの質疑があり、当局より、維持費用は年間 5,000万円程度を見込んでいる。電気・空調・衛生設備等、普段からメンテナンスをして大事に至る前に修理していく予定である。減価償却費は今後新たに大きな投資はないため、 3億 8,000万円程度になると見込んでいる。また、累積欠損額は37億円程度を推計している。なお、累積欠損額は、実際の支出を伴わない減価償却費などを含むため、実際に当院が閉院する際に負担すべき額は、経営改革プランどおりに収支が推移した場合には31億円程度になると見込んでいるとの答弁がありました。
 また、委員より、病院を閉院したとき処分できる用地などの固定資産はどれくらいかとの質疑があり、当局より、閉院のとき処分できるものとして土地を見ている。31億円相当には対応できると見込んでいる。との答弁がありました。
 以上で質疑を終結し、討論に付したところ、討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました認第 1号につきましては、賛成多数にて認定すべきものと決しました。
 以上、病院事業会計決算特別委員会の委員長報告といたします。ありがとうございました。
○議長(佐藤博俊君) 次に、水道事業会計決算特別委員長、豊田勝義君、御登壇願います。
 17番、豊田勝義君。
          〔水道事業会計決算特別委員長 豊田勝義君 登壇〕
◎水道事業会計決算特別委員長(豊田勝義君) ただいま議長より報告を求められました認第 2号、平成20年度掛川市水道事業会計決算の認定について、水道事業会計決算特別委員会における審査経過の概要と結果について御報告いたします。
 当委員会は、去る 6月30日、午前 9時30分から、第 3委員会室において、12名の委員出席のもとに開会をいたしました。
 委員会条例第10条第 2項の規定に基づき、大庭博雄委員が臨時委員長を務められ、委員長に不肖私が指名され、副委員長に大庭博雄委員を指名いたしました。
 審査に先立ち、山本副市長より、「まちづくりに対する市民満足度調査」の結果は、第 1位が「安全・安心で安定した上水道の供給」であった旨の報告があり、その後、当局から、決算にかかる詳細説明を聴取し、直ちに審査に入りました。
 委員より、水道料金の値上げがあり、純利益は 2,000万円ほどあるが、使用水量は減少となっている。昨年秋以降の不況により、企業の使用状況にどう影響を及ぼしているか。また、各家庭における節水意識の高揚が使用水量減になったとあるが、果たしてそうなのかとの質疑があり、当局より、景気の後退により、確かに企業の使用水量が減っている。また、南部の企業は東遠工業用水の使用を開始したところもあり、一層の減少となっている。一般の家庭分では下水道の料金も合わせて徴収しているので、家庭によってはかなりの値上がりとなり、節水意識がより高まったと思われる。さらに洗濯機やトイレ等の節水機器も普及しており、その影響も大きい。今後の経営は大変厳しく、収益は年々落ち込んでいる。水道部の職員の削減等で支出の削減に努めているが、安定的な経営のためには住宅施策・工場誘致等、市の施策によって対応していかなければならないと考えているとの答弁がありました。
 他の委員より、企業債の利率が上がっているが、これは金利と償還期間の関係なのか。金融公庫の利率と市中銀行の利率に差があるのはなぜか。また、今後の繰り上げ償還の予定はどうなっているのかとの質疑があり、当局より、20年度は企業債を 7億 9,000万円ほど借り入れた。このうち 2億円は市内の金融機関で入札を行い、掛川信用金庫が低い利率で貸し出してくれることになった。企業債の利率はその時の金利相場と償還期間によって決まり、償還期間が長いと利率は高くなる。繰り上げ償還は、国の指導により19年度から補償金なしで償還できることになり、高い利率のものを18件、12億 2,900万円実施する。21年度分の借りかえによる利率がまだ確定していないが、2.25%と想定すると約 2億 7,600万円のメリットが生ずる予定であるとの答弁がありました。
 他の委員より、経常収益が横ばいで、費用は年々増加している。このままでは、今まで健全な経営ができていた水道会計が21年度には赤字になるというところに来ている。来年から病院と同じようになって市税をつぎ込むことになるのか、大変心配であるとの質疑があり、当局より、収益が下がり費用が上がっている原因は、大井川広域水道から受水している費用がかなりのウエートを占めていることが挙げられる。費用を抑えるため、収納業務等のアウトソーシングも検討していきたい。水道会計は内部留保資金が 6億円余あり、直ちに一般会計から不足分を補てんしてもらうとか、料金改定をするということにはならないとの答弁がありました。
 他の委員より、経営分析表の企業債償還元金対料金収入比率は、20年では31.3%と上がっている。これは繰り上げ償還の影響と思うが、繰り上げ償還を除いた通常の比率はどれくらいなのか。21年度の見込みはどうか。また将来の見込みはどうか。限度はどのくらいととらえているのかとの質疑があり、当局より、繰り上げ償還を除いた率は 7.9%である。金額は 3億円ベースを考えている。率は若干ふえてくると思われる。償還のピークは28年である。料金収入との兼ね合いもあるが、最大でもこの率は12から15%になる。掛川市と同規模の水道事業体の平均は25.9%となっているので、かなり低い率であり、まだ大丈夫と考えているとの答弁がありました。
 さらに、今後、地震対策で老朽管の更新が出てくると思うが、進捗はどうかとの質疑があり、当局より、導送配水管の耐震化率は、 982キロのうち 4%となっている。全国平均は11%であり、今後積極的に取り組む必要があると考えている。20年度では12キロの工事を実施したので、 1.2%向上し、20年度末 5.2%の耐震化率である。今後は毎年10キロから11キロの耐震化を図っていくとの答弁がありました。
 また、水道料金の収納に関し委員より、未収金が 1億 2,600万円ある。滞納をふやさないということで努力されていると思うが、件数は何件あるのか。また今後の対応策をどのように考えているのかとの質疑があり、当局より、20年度末の未収件数は 9,240件、金額は 6,775万 1,107円。収納率は 97.66%である。これに15年度からの過年度分を含めると 1万 2,058件、 8,160万 7,755円となっている。滞納者の多くは納入意識の薄い人たちで、無断退去したり、転出先不明となっている。収納率の推移は若干ずつ悪くなっている。対策として、月末に給水停止措置をしながら滞納整理しているが、 3回料金を滞納すると給水停止の事前通知を発送して、その後直接伺って給水停止を行っている。ただ、今年度からは 2回滞納すると給水停止の事前通知を発送し、給水停止措置を行うことにした。早期に対応し、収納率の向上を図っていきたいと考えているとの答弁がありました。
 以上で、質疑を終結し、討論に付したところ、討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました認第 2号、平成20年度掛川市水道事業会計決算の認定については、賛成多数にて認定すべきものと決しました。
 以上、水道事業会計決算特別委員長報告と致します。ありがとうございました。
○議長(佐藤博俊君) 以上で、委員長並びに副委員長の報告は終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。
 まず、認第 1号及び認第 2号について、 9番、柴田正美君、御登壇ください。
  9番、柴田正美君。
               〔9番 柴田正美君 登壇〕
◆9番(柴田正美君) 通告に従いまして、討論をいたします。
 認第 1号、平成20年度掛川市病院事業会計決算の認定について、反対する立場から討論をいたします。
 まず、経営改善中期計画。平成19年から23年でありますけれども、これに関連して申し上げます。
 国の医療制度改革大綱の方向性、これがまず大問題だと思います。保険者機能の強化と称して民間委託、あるいは個別契約の推進等を推奨しているわけでありまして、とりわけ病床数の削減をうたっている。これに基づいて、実は去年の 7月、実際に病床削減が行われました。掛川市立病院 3階病棟、西、東、 2つあったのが 1つになって、 450床が 410床に削減をされております。さらに、DPC体制への方向性も問題でございます。さらに、中期指標として掲げられました医業収益比率、総収支比率、あるいは材料比率、経費比率等も軒並み指標とはほど遠いものになっております。マンパワーの質と量の充実が欠かせないと目標を掲げながら、大変不十分でございます。その他経営分析等の指標でも、固定比率、流動比率、酸性試験比率、現金預金比率など、惨たんたるありさまだと言わなければなりません。さらに、給与等の適正化計画と称して独立行政法人化、こうしたことも方向性として志向しておりますけれども、これにも問題がございます。また、ことしから導入されようとしております時間外特定加算金の導入の方向、これも問題があります。さらに、地方公営企業法全部適用への方向性、これにも問題があろうかと思います。
 あと、いよいよ本題に入ります。
 委員長初め、幹部職員の危機に対する対処の方向性、これに大きな誤りがあると考えます。現在のこの危機の最大の原因は、政府の医療費抑制策にあると考えます。この危機を政府の思惑にぴったりはまる病院統合路線で解決しようとすることが問題です。これは、平成19年 1月に行いました市民アンケート、約60%の市民が、現在地において24時間の救命救急及びがん、脳卒中、心臓病の 3大疾患の早期対応ができる施設としてこれを存続してほしいと、こういうふうに求めておりますけれども、この結果にも沿っていないと考えます。病院長が統合の説明会に出る時間があるのであれば、何を置いても医師の確保、増員に奔走すべきであろうと考えます。結果として、今年度より、循環器系の救急体制が破綻をいたします。循環器系患者の増加が最大であるということを見込みながら、こうした失敗を犯すことになりました。住民の生命と安全にとって、まさに私は重大事態だというふうに思います。私は例えば、 1次救急の患者など追い返すような措置、それから、健康診断。サロンでもって異状が発見されても、市立病院を紹介するのではなくて開業医を紹介すると。新しくできた救急医療センターで、事もあろうに磐田市立病院を紹介するとかですね。院長の方針もしっかりと伝達をされていないわけであります。市立病院が市民にとって敷居の高いものになっていることは、大きな問題だと考えます。
 大赤字の要因というのは、もちろん政府の医療費抑制策、これが第 1ですけれども、過去のさまざまなツケが回ってきている。まず、開発公社への 5億円の貸し付け。一方、農協とか掛信などの縁故債、これを 6億円も借りていると。要は、この利息の違いですね。開発公社からいただく利息よりも多額の支払い利息を払って、繰り上げ償還をしてこなかった問題。それから、特定初診料の57%もの値上げ。診断書料等の値上げ。 1万 500円もの特別室料等の設定等々でありますけれども、こうした市民を遠ざけるようなツケが回ってきたものと考えます。患者数が前年対比 1万 3.560人も減りました。まさに、市民から愛される病院になっておりません。経常収益が 3億円も減り、 9億円の一般会計のお金をつぎ込んでも、純損失が 8億円あるという。医師数が同じでも、こういう状況であります。そして、累積欠損金は16億円余、まさに危機的状況でございます。猛省を促します。
 以上、申し上げて、反対討論といたします。
 続いて、引き続き認第 2号、平成20年度掛川市水道事業会計決算の認定についても、反対する立場から討論します。
 反対の理由は、まず第 1に、水道料金を値上げして、市民に大きな負担をかけての決算である、この点でございます。
 第 2番目に、本年大きく収益が減った、その原因は、受水費の 1億 5,000万円もの値上げでありまして、これに対して何も言えないと。もう受水費は変わらないものと。こういう視点を払拭することが必要だと思います。ただ住宅施策とか、工場誘致だけ、これを言っているのでは問題は解決しません。長島ダムの建設費分まで原価に組み入れた受水費の単価値下げ、これが肝要であるということを申し上げます。自己水源を何としても少しでもふやして、責任水量を減らすしか道はないと思います。そして、根本的には、大井川広水と関係ないダム負担金の返上をする方向、こういう方向しかないというふうに考えます。
 このような住民に対する水道料の値上げを行っても、経常利益は 8,400万円から 2,300万円へ、純利益は 8,300万円から 2,100万円、 6,000万円もの利益減でありまして、まさに激減でございます。先が思いやられること、この上ない。このままでは来年は赤字にもなりかねない事態でございます。
 自己水源の確保に全力で取り組むことを重ねて申し上げまして、反対の討論といたします。
○議長(佐藤博俊君) 次に、認第 1号について、13番、山崎惠司君、御登壇ください。
 13番、山崎惠司君。
               〔13番 山崎惠司君 登壇〕
◆13番(山崎惠司君) 認第 1号、平成20年度掛川市病院事業会計決算につきまして、認定することに賛成の立場から討論を行います。
 医療、病院を取り巻く厳しい環境は、連日マスコミでも取り上げられ、市民、国民共通の大きな課題となっております。
 このような状況下、収益的収支決算では、一般会計繰入金の会計処理を変更したこともあり、平成19年度より 3億 7,704万円多い 8億 2,637万円という赤字額を出したものの、すべての診療科において医療体制を維持できたことは、急性期病院として地域の中核病院としての役割を果たしたものと思います。
 平成20年度の取り組みとしては、総務省が示した公立病院改革ガイドラインに沿って、本年 3月に掛川市立総合病院経営改善計画を策定し、既に具体的な取り組みを行っております。
 まず、医師確保については、全国的に医師不足、医師の偏在化という状況下の中で、その確保は非常に困難をきわめるところですが、病院内に医師確保対策委員会を設置し、あらゆる角度から具体的な確保策を検討されています。今後成果があらわれ、新病院につながることを望むところです。
 また、同じく看護師の確保については、院内保育園を設置し、育児を理由とした離職率の低下及び就業機会の改善が図られました。
 患者の確保という面では、入院、外来とも患者数は前年度を下回ったところですが、今後は特に内科系医師の確保を図り、目標としている患者数の確保を望むところです。
 ただ、紹介率が前年度を上回っていることは、病診連携や病病連携の取り組みをより推進した結果であると思います。この取り組みが今後さらに推進されていくことが、新病院の健全経営につながるものと思います。
 収支の面ですが、国の医療費抑制方針により、平成20年 4月の診療報酬の改定はマイナス0.82%で、平成14年から 4回連続のマイナス改定となり、収入確保については非常に厳しい環境となっております。その中でも、今の病院が持つ人やモノなどの資源を最大限に活用し、各種加算につながる数多くの届け出を行い、収入確保を図っています。また、人間ドッグ収入が前年度より増加したのは、利用者が前年度を上回ったためであり、市民の皆様の健康維持に大きく貢献したものと思います。
 一方、歳出ですが、薬品の購入など材料費の削減を図ったことや、高金利の企業債を低金利に借りかえるなどして、経費削減に努めています。これらも職員一人一人のコスト意識を高め、今後もさまざまな角度から経費削減をお願いするところであります。
 以上、市立病院を取り巻く厳しい環境下の中、医師を初めとした病院職員の努力を高く評価し、今後も、地域住民に安心、信頼いただける病院経営を目指していかれることをお願いし、平成20年度掛川市病院事業会計決算の認定について、賛成の討論とさせていただきます。
○議長(佐藤博俊君) 続いて、認第 2号について、19番、大庭博雄君、御登壇ください。
 19番、大庭博雄君。
               〔19番 大庭博雄君 登壇〕
◆19番(大庭博雄君) 私は、認第 2号、平成20年度掛川市水道事業会計決算の認定について賛成の立場から意見を述べさせていただき、議員各位の御賛同を得るものであります。
 料金改正が行われました平成20年度は、一般家庭ではより節水意識が高まったこと、業務用においては景気の後退による使用水量の減少、あるいは東遠工業用水道への切りかえなどによって、給水量は前年度比 1.6%の減となりました。自己水源のほか、大井川広域水道の水源を確保するとともに、昼夜の適切な維持管理により、安全な水を安定的に供給することができました。水源に恵まれない当市にとって、年間配水量の85%を依存している長島ダムを水源とする大井川広域水道に心から感謝するところであります。
 さて、平成20年度の掛川市水道事業は、水道事業収益が給水量の減少などにより、28億 3,498万円と、これは対前年度比で 1.6%の減となりますが、そうなったものの、水道事業費用は28億 1,308万円、 0.6%の増となりました。収益的収支では、当年度の純利益が 2,190万円を計上するということができました。今後の見通しは厳しいものとも考えております。この中の費用増につきましては、受水費及び減価償却費の増加というのが大きく効いています。
 費用増の中にあって、人件費、修繕費の削減等経営の努力が見られるということがあります。20年度の水道会計については、経営の長期安全性を示す自己資本構成比率、これは高い値を示しています。支払い能力を示す流動比率、これも適正な水準を保っております。財務状況、経営の効率性もよく、安定した経営が維持されていると言えます。これらは、受益者負担と独立採算性を基本にした計画的な水道経営と経営努力のたまものであると、こういうふうに感じているところでございます。
 水道事業は、市民の生活はもとより、社会経済活動に欠かせない重要な事業であります。平成20年度の市民満足度調査においては、安全・安心で安定した上水道の供給と、これがランキングの 1位になっております。このことは、水道事業が市民に信頼されているあかしであるというふうに考えます。
 今後も、景気低迷など先行き不透明な社会情勢下ではありますが、長期的展望に立った計画的、効率的な企業経営を推進していただき、より市民に信頼される水道となることを一層の努力をお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。
○議長(佐藤博俊君) 以上で通告による討論は終わりました。
 そのほか討論ありませんか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、認第 1号について採決いたします。
 本 2件に対する委員長の報告は認定すべきとするものであります。本 2件は委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
                  〔賛成者起立〕
○議長(佐藤博俊君) ありがとうございました。
 起立多数であります。
 よって、本 2件は認定することに決しました。
 この際、暫時休憩といたします。
                午前10時11分 休憩
                午前10時20分 開議
○議長(佐藤博俊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第2 議案第89号
○議長(佐藤博俊君) 日程第 2、議案第89号を議題といたします。
 本件に関し、これより委員長の報告を求めます。
 まず、文教厚生委員長、内藤澄夫君、御登壇願います。
 20番、内藤澄夫君。
             〔文教厚生委員長 内藤澄夫君 登壇〕
◎文教厚生委員長(内藤澄夫君) ただいま議長より報告を求められました議案第89号、平成21年度掛川市一般会計補正予算(第 1号)中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 3款民生費、第 4款衛生費、第10款教育費について、審査の概要と結果について、御報告を申し上げます。
 当委員会は、去る 6月29日、午前10時10分から第 2委員会室において、全委員出席のもと、開会をいたしました。
 冒頭、杉浦教育長からあいさつをいただき、その後、当局各担当課から説明を受けた後、審査に入りました。
 まず、歳出中、第 3款民生費については、特に質疑なく、次に、歳出中、第 4款衛生費、地域医療対策費について、委員より、救急医療薬品を市が直接購入できないのはなぜかとの質疑があり、当局より、薬事法第26第 3項により、卸業者から薬品を購入できるのは薬局の開設者・病院・診療所に限定をされていて、市は該当しないためである。なお、ワクチンや災害用医薬品の場合は市も直接購入できるとの答弁がありました。
 さらに、委員より、間接的に購入すると価格が高くならないかとの質疑があり、急患診療室を開設している掛川医療センターが卸業者から直接購入をし、その購入諸費と同額を市から掛川医療センターに負担金として支払うため高くなることはないとの答弁がございました。
 次に、感染症予防費について、委員より、新型インフルエンザ予防対策の備蓄品、耐用年数はどのくらいかとの質疑があり、当局より、医療用のN95マスク 400枚、一般用サージカルマスク 3万3,500枚、防護服セット 282着を用意する。マスクの耐用年数は約 5年である。今回は弱毒性の豚インフルエンザ対策として補正予算をお願いしたが、今後、豚インフルエンザの毒性が強く変異するおそれもある。さらに、強毒性の鳥インフルエンザが発生した場合、マスクと防護服がないと対応ができないため、十分な備蓄と関係機関との連携をしっかりやっていきたいとの答弁がございました。
 次に、歳出中、第10款教育費、魅力ある中学校づくり推進費のうち、学校評価研究事業について、委員より、桜が丘中、桜木小、和田岡小の学校評価研究の期間はどれくらいか、また、他の学校でも評価研究をするのかとの質疑があり、当局より、今回 3校を研究校に指定した期間は 1年間であり、この研究をもとにすべての学校で行う学校評価がよりよいものになるようにしていきたいとの答弁がございました。
 同じく魅力ある中学校づくり推進費のうち、問題を抱える子供等の自立支援事業において、委員より、雇用する非常勤職員の勤務形態と時間単価について質疑があり、当局より、 1日 5時間勤務で90日、 1時間につき 1,040円であるとの答弁がございました。
 さらに、委員より、不登校を解決するのは難しいことだと思うが、問題を抱える子供に対応できる専門的な知識を有する方を人選できるかとの質疑があり、当局より、今回は相談業務の経験が豊富な掛川市教育センターの相談員を予定している。不登校の原因、対応は多岐にわたり、掛川市要支援児童等対策連絡協議会、掛川市教育センターに適応指導教室、全小中学校にスクールカウンセラー、 3中学校にスクールソーシャルワーカーなど、各関係機関でも対応に当たっているとの答弁がございました。
 以上で質疑を終結し、討論に付したところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第89号については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、文教厚生委員会の委員長報告といたします。ありがとうございました。
○議長(佐藤博俊君) 次に、経済建設委員長、堀内武治君、御登壇願います。
 12番、堀内武治君。
             〔経済建設委員長 堀内武治君 登壇〕
◎経済建設委員長(堀内武治君) ただいま議長より報告を求められました議案第89号、平成21年度掛川市一般会計補正予算(第 1号)中、当委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 5款労働費、第 7款商工費、第 8款土木費について、審査の概要と結果について御報告いたします。
 当委員会は、去る 6月29日、午前10時 8分から第 1委員会室において、全委員出席のもと開会いたしました。
 冒頭、山本副市長からあいさつをいただき、その後、当局各担当課から説明を受けた後、審査に入りました。
 まず、歳出中、第 5款労働費、緊急雇用対策事業について、委員より、短期雇用後は自助努力で就職活動するのかとの質疑があり、当局より、緊急雇用創出事業は、次の雇用までの短期の雇用・就業機会であるため、その後は自助努力で就職活動していただくことになるとの答弁がありました。
 さらに、委員より、失業者等の弱者層を対象とすべきと考えるがいかがかとの質疑があり、当局より、離職した非正規労働者や中高年齢者などの失業者を優先的に雇用に充てていきたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、歳出中、第 7款商工費については、特に質疑はありませんでした。
 さらに、歳出中、第 8款土木費、都市計画道路整備事業費について、委員より、杉谷家代線の事業計画推進についての質疑があり、当局より、平成21年度、22年度の 2カ年で用地買収、物件移転補償を行い、平成23年度の 1カ年で工事を完了する計画であるとの答弁がありました。
 以上で質疑を終結し、討論に付したところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第89号については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、経済建設委員長報告といたします。
 以上です。
○議長(佐藤博俊君) 続いて、総務委員長、大石與志登君、御登壇願います。
 22番、大石與志登君。
             〔総務委員長 大石與志登君 登壇〕
◎総務委員長(大石與志登君) ただいま議長より報告を求められました議案第89号、平成21年度掛川市一般会計補正予算(第 1号)中、当委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 2款総務費、13款予備費について、審査の概要と結果につきまして御報告申し上げます。
 当委員会は、去る 6月26日、午前10時10分から第 3委員会室におきまして、全委員出席のもと、開会いたしました。
 冒頭、松井市長からあいさつをいただき、その後、当局各担当課から、それぞれ説明を受けた後、審査に入りました。
 質疑を求めたところ、特に申し上けるべき質疑なく、討論に付したところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第89号については、全会―致にて原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、総務委員会委員長報告といたします。
○議長(佐藤博俊君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。本件に対する討論の通告はありません。討論はありませんか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。
 これより議案第89号について採決いたします。
 本件に対する各委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。
 本件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。
△日程第3 議案第90号〜議案第93号
○議長(佐藤博俊君) 日程第 3、議案90号から議案第93号までの 4件について、一括議題といたします。
 本 4件に関し、これより委員長の報告を求めます。
 まず、経済建設委員長、堀内武治君、御登壇願います。
 12番、堀内武治君。
             〔経済建設委員長 堀内武治君 登壇〕
◎経済建設委員長(堀内武治君) ただいま議長より報告を求められました議案第90号につきまして、経済建設委員会における審査の概要と結果について、御報告申し上げます。
 本件は議案第89号に引き続き審査いたしました。
 当局より、説明を受けた後、直ちに審査に入りました。
 委員より、城下町風まちづくり地区計画との整合性について質疑があり、当局より、城下町風まちづくり地区計画の重点地区では、建築物の意匠規制があるほか、 1階部分について壁面後退の規制があり、駅前東街区では、現状、街区全体が高度利用地区に指定されていることにより、壁面後退の規制がかかっているとの答弁がありました。
 委員より、駅前東街区再開発事業の実施に伴う条例の制定なのかとの質疑があり、当局より、東街区全体の高度利用地区指定を再開発事業区域のみに縮小し、区域外の壁面後退のみ建築制限をして景観の統一性を保つとともに、小規模敷地における建てかえの支障を勘案したとの答弁がありました。
 委員より、壁面位置が 3メートルから 1メートルに変更した理由を伺うとの質疑があり、当局より、再開発事業区域の変更に伴い水路整備計画を変更したためであるとの答弁がありました。
 以上で質疑を終結し、討論に付したところ討論なく、採決の結果、議案第90号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で、経済建設委員会委員長報告といたします。
○議長(佐藤博俊君) 次に、文教厚生委員長、内藤澄夫君、御登壇願います。
 20番、内藤澄夫君。
             〔文教厚生委員長 内藤澄夫君 登壇〕
◎文教厚生委員長(内藤澄夫君) ただいま議長より報告を求められました議案第91号、議案第92号の 2件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果について、御報告申し上げます。
 本 2件は、一般会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。
 まず、議案第91号、掛川市公民館条例の一部改正について、御報告を申し上げます。
 当局より、説明を受けた後、直ちに審査に入りました。
 委員より、調理室の使用料の場合、午前の 3時間、午後の 4時間、夜間の 4時間で単価が違うのはなぜかとの質疑があり、当局より、午後は使用可能時間が 1時間長いため午前の基本料金の 1.3倍、夜間は照明等があるため午前に対して 1.6倍とする。ほかの施設と同等の料金設定となっているとの答弁がありました。
 以上で質疑を終結し、討論に付したところ、討論なく、採決の結果、議案第91号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第92号、掛川市学校給食共同調理場に関する条例の一部改正についてを御報告申し上げます。
 当局より、説明を受けた後、直ちに審査に入りましたが、特に申し上げるべき質疑なく、討論に付しましたところ、討論はなく、採決の結果、議案第92号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で、文教厚生委員会の委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(佐藤博俊君) 続いて、総務委員長、大石與志登君、御登壇願います。
 22番、大石與志登君。
             〔総務委員長 大石與志登君 登壇〕
◎総務委員長(大石與志登君) ただいま議長より報告を求められました、議案第93号、掛川市・袋井市新病院建設事務組合の設置について、総務委員会における審査の概要と結果につきまして、御報告申し上げます。
 本件は、議案第89号に引き続き、審査いたしました。
 当局担当課長から説明を受けた後、直ちに審査に入りました。
 質疑を求めたところ、委員より、病院を建つとなると 100億円余の借金をしなければいけなくなるが、市長のマニフェストには10年で 100億円の借入金の削減をするとある。都合 200億円の削減をすることとなるが、どのように考えているのかとの質疑があり、市長より、今新しい財政計画を策定している最中である。補助金等あらゆる支出を見直した中で削減に努めていきたい。病院建設は一部事務組合ができた段階で、組合がお金を借りて返済をしていく手法であり、市からの繰り出しもあるが、国・県の財政支援を含め、あらゆる方策を立てながら事業費を生み出していきたいとの答弁がありました。
 また、委員より、この組合の経費の負担割合は掛川市60、袋井市40となっているが、組合議員の人数は 5対 5であり、この経費負担割合は妥当と言えるのか。根拠となるものは何かとの質疑があり、当局より、掛川市と袋井市の人口比は約58対42であり、この人口比を基本としている。掛川市長と袋井市長との間で、切りのいいところで60対40と決めた。建設費とか用地費の問題は、おおむね人口割合を前提に、今後いろいろな要素も出てくるので、組合議会の中で議論し、それを各市議会に持ち帰って決定していくという手法をとっていく。基本ベースは人口割であるが、両市の関係もあり、いろんな要因を取り入れることも議論していくことになるとの答弁がありました。
 ほかには特に申し上げるべき質疑はなく、討論を求めたところ、討論もなく、採決の結果、議案第93号につきましては、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、総務委員会委員長報告といたします。
○議長(佐藤博俊君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
 討論の通告がありますので、これを許します。
 まず、議案第93号について、 7番、川瀬守弘君、御登壇ください。
  7番、川瀬守弘君。
               〔7番 川瀬守弘君 登壇〕
◆7番(川瀬守弘君) 私は、 6月定例会議案第93号、掛川市・袋井市新病院建設事務組合の設置について、反対の討論を行います。
 市長は、 3月初め、前市長との公開討論会において、病院の統合は袋井市からの要請で協議がスタートしたこと、新病院建設の負担割合は当然均等でなければならないこと、掛川市も袋井市も大変な借金を抱えている現状から、最少の経費で最大の市民サービスを提供することが行政の責務であること、この観点からすれば、用地取得費やアクセス道路の新設が必要のない現在の市立病院の跡地利用を再検討すべきである。削減できた経費の一部を医師確保の経費に回すべきであると考えると述べられました。新病院建設問題について、掛川市長としての見識を述べられたと私は理解いたしました。選挙結果にあらわれた現職市長と新人市長との予想を超える大きな票差は、公開討論会でのこの発言で、市立病院を現在地で残してほしい、借金を孫子の代まで残すべきでない、財政が心配だという世論の期待票が一気に動いた。マスコミも、市民は変革を望んだと報道したところであります。負担割合も明確でないまま、土地購入に走った前市長の統合病院建設の路線を、市民は明確に拒否したのであります。
 松井市長が公開討論会で述べられた主張、すなわち公約をいかに実現していくか。このままでは、明白な公約違反であり、市長を信頼して投票した多くの市民に対してどう説明するのか。選挙をやり直せとの声が聞こえてまいります。政治家の公約に対して、多くの有権者が厳しい目を向け始めております。全国的にも多くの市町で劇的な変化があらわれてきました。掛川市も例外ではありません。
  6月 1日、新病院建設だよりで市長が述べられた、まず必要なことは、袋井市との信頼関係を構築する。お互いに心から信頼し合える関係づくりに取り組むと言われました。この点で、私は、まず公約に期待し、松井市長を実現させた掛川市民との信頼関係こそ重視しなければならないと思うものであります。
 前市長の路線を引き継ぐ一部事務組合の設立について、反対を表明いたします。
 この事務組合規約第 4章組合の経費(組合の経費の支弁方法)の別表でございます。別表の負担割合。松井市長の主張で、均等でなければならないと言明した点からも、掛川市60%、袋井市40%の負担割合、 6対 4は論外であります。
 以上、申し上げて、反対討論といたします。
○議長(佐藤博俊君) 同じく議案第93号について、19番、大庭博雄君、御登壇ください。
 19番、大庭博雄君。
               〔19番 大庭博雄君 登壇〕
◆19番(大庭博雄君) 私は、ただいま議題になっております議案第93号、掛川市・袋井市新病院建設事務組合の設置について、賛成の立場から意見を申し上げます。
 新病院の建設に向けたこれまでの経緯については、掛川市と袋井市の間で十分な協議が行われ、我が掛川市議会においても議論をし尽くされた経緯を踏まえ、今日に至っているものと考えます。
 平成17年度は新市立総合病院問題特別委員会、平成18年度は広域行政問題特別委員会を設置し、市立総合病院問題に関し、過去の特別委員会やあり方検討委員会の提言を踏まえ、さらには、19年度に入り設置された病院問題特別委員会においても、継続的にあらゆる観点からこの問題についての研究・検討を重ねてきました。その間、19年 8月には、賛同する自治体と連携を密に具体的な協議に入ること、合併協議会的組織の立ち上げをすべきとの特別委員会の意見を当局に申し上げました。平成19年12月には、掛川市・袋井市新病院建設協議会が設置され、両市民を初め中東遠地域の質の高い医療を将来にわたり確保するため、総勢36名の委員により、約 1年間にわたる協議が開始されました。市議会としても、協議会と並行し、一つ一つ丁寧に、また慎重に検討をし、掛川市民の立場に立った熟慮を重ねた上で意見を申し上げてきました。最終的には、委員各位の英知の結集と粘り強い話し合いの結果として、新病院基本構想がまとめられ、両市に対し、協議の報告がなされました。市議会としても、この協議結果を尊重し、議会として、基本構想に基づき両市による新病院の建設に関する協定書の締結について了承するという非常に大きな決断をいたしました。本年 1月 8日には、新病院建設に関する協定書が締結され、本議案である新病院建設のための一部事務組合の設置、これは市民への将来にわたる質の高い医療を確保するという目的を達成するための手段として当然の手続であり、一刻も早い建設に向けて事業を推進していくべきであると考えております。
 次に、規約内容についての意見を述べます。
 組合議員を 5人ずつとしたことについては、これまで両市が対等の立場で協議を進めてきた経緯からも至極当然なことであり、今後とも両市が互いに信頼し合い、同じ目的に向かってよりよい議論を進めていくためには、それ以外の選択はないものと考えております。
 また、組合運営にかかわる費用につきましても、両市民が対等の立場で平等に負担し合うことが最適であり、その点から申し上げましても、人口割を基本とした上で、掛川市60%、袋井市40%としたことは、極めて妥当な判断であると考えているところであります。
 本規約案に基づく掛川市・袋井市新病院建設事務組合の設置は、質の高い医療を将来にわたり両市民が互いに協力して確保していこうと、そういう趣旨に真に合致した提案であるものと確信するものであります。
 最後になりますが、財源の確保が非常に厳しい中、今回の病院統合によるスケールメリットを十分に生かし、投資効果を見きわめた上で、徹底した経費縮減を行うとともに、効率的な運営に努め、新病院の建設推進を図られますよう強く要望し、賛成討論といたします。
○議長(佐藤博俊君) 以上で、通告による討論は終わりました。
 そのほか討論はありませんか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第93号について採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は、可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                  〔賛成者起立〕
○議長(佐藤博俊君) ありがとうございます。
 起立多数であります。
 よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。
 続いて、議案第90号及び91号、並びに議案第92号の 3件について、一括採決いたします。
 本 3件に対する委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。本 3件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本 3件は原案のとおり可決することに決しました。
△日程第4 議員派遣について
○議長(佐藤博俊君) 日程第 4、議員派遣についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 本件は、地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本件はお手元に配付のとおり議員を派遣することに決しました。
△日程第5 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項について
○議長(佐藤博俊君) 日程第 5、常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを議題といたします。
 各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査に付することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」との声あり〕
○議長(佐藤博俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、申し出のとおり、閉会中継続調査に付することに決しました。
 以上で本日の日程全部を終了いたしました。
 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
 市長、松井三郎君。
               〔市長 松井三郎君 登壇〕
◎市長(松井三郎君)  6月定例会の閉会に際しまして、市長として一言ごあいさつをさせていただきます。
 今回、市長として初めての定例会でございましたが、議員の皆様の慎重な御審議をいただき、お願いをいたしましたすべての議案をいずれもお認めいただき、心から厚く感謝を申し上げます。
 一般質問につきましても、10人の議員の皆様から、私の政治姿勢を初め、新病院の建設など、重要な問題につきまして御質問をいただきました。ありがとうございました。いずれの質問につきましても、議員皆様の発言を大切にし、今後の市政の運営に最善の努力をいたしたいというふうに考えております。
 最近の経済情勢につきましては、日銀の 6月の金融経済月報では、 5月の下げどまりから持ち直しに転じていくということから、持ち直しを続けるに、判断を情報修正し、在庫調整の進展などを背景に、生産の回復基調が今年度後半ごろから続くという判断がなされております。しかしながら、掛川市を取り巻く地域の経済状況は一向に回復の兆しを見せない状況にあり、この 6月末の法人市民税の概要の報告を受けましたが、企業の状況は極めて厳しく、掛川市の税収に対してこれまで考えてきた以上の影響があるものと思われます。財政状況につきましては、一般質問でお答えした時点と比べ、さらに憂慮すべき段階に近づいてきているというふうに思います。このことを踏まえ、当初予算に計上いたしました事業につきましても、事業の延伸、減額等々、対応が不可欠と考えます。
 また、こういう状況でありますので、何とぞ議員各位、市民の皆様の御理解、御協力を賜りたく存じます。
 また、定例会の冒頭に市長として、これからの市政運営に向けて基本姿勢と所信の一端を申し述べさせていただきました。私はその中で、特に重要と考えております財政問題と行財政改革、新病院建設と地域医療、環境政策など、重要案件の推進につきまして全力投球をしていく決意でございます。
 以上のことを申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。
○議長(佐藤博俊君) 私からもごあいさつを申し上げます。
               〔議長 佐藤博俊君 登壇〕
○議長(佐藤博俊君)  6月定例会も皆様方の御協力、御理解のもとで、ただいま閉会を迎えようといたしております。
 企業会計決算の認定 2件、 7,500万円足らずの補正ではありましたが、各位の熱心な審議、審査がなされました。
 特に、新議員 9名の活躍は十分でありました。一般質問でも、多少とまどいもありましたが、大変さわやかで、時に新しい視点からの質問は的確であったと思います。
 次に、議案第93号の新病院建設の事務組合設置の規約制定は、新しい掛川市、袋井市の医療方向であり、今後進める行程で多くの諸課題が生じますが、全議員による特別委員会に期待をゆだねる所存であります。
 少々長くなりますが、 1点申し添えます。
 22日間の本会議中、大きな変化が生じました。それは県知事選であります。石川県政は、御承知のとおり、党派にこだわらず、県民に広く公平で着々と進める、全国的に誇り高き県政であったと思います。私は今こそ落ちついた県政が大切だったと望んでおりました。間違いでしょうか。今の政治を変えるの一言で、わずか 1万 5,000票差といえ、県外在住者が突然知事として誕生したことが、さきに申し上げた大変大きな変化ということであります。川勝知事は、日本の理想をつくろう、静岡に、と申しています。掛川市の理想は何だろう。今のところはわかりません。
 結びに申し上げます。
 市長も今申されましたが、私を含め24名の議員は、 2カ月前、市民の負託を受け「掛川丸」に乗り込んだのであります。市長は船長です。ぼちぼち市民に見える方針、方策を出すときが近づいてきたのかなと推察しております。
 以上、申し上げて、 6月議会閉会の言葉といたします。
 これにて本日の会議を閉じ、平成21年第 4回掛川市議会定例会を閉会といたします。
                午前11時05分 閉会



 [ 署  名 ]




 以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。


          平成   年   月   日




               掛川市議会議長        佐 藤 博 俊





               掛川市議会副議長       竹 嶋 善 彦






 [ 署 名 議 員 ]



               掛川市議会議員        山 本 行 男






               掛川市議会議員        鈴 木 正 治