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静岡県 掛川市

平成17年第 3回定例会( 9月)−09月14日-02号




平成17年第 3回定例会( 9月)

              平成17年第3回(9月)
            掛川市議会定例会会議録(第2号)

〇議事日程      平成17年9月14日(水) 午前9時30分  開議

 日程第1         一般質問

          ・ 20 番    高 塚 昌 彦  君

          ・ 18 番    豊 田 勝 義  君

          ・ 10 番    八 木 宏 之  君

          ・ 24 番    水 谷 陽 一  君

          ・  8 番    桑 原 百合子  君

          ・ 25 番    狩 野   恒  君


〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ

〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり

〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり

〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり



                   議 事
                 午前9時31分 開議
○議長(菅沼茂雄君) 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
△日程第1 一般質問
○議長(菅沼茂雄君) 日程第 1、一般質問を行います。
 今回の一般質問に際し、通告のありました議員は12名であります。お手元に配付いたしました発言順序表により、順次発言を許します。
 なお、議事の都合により、一般質問を行う各議員の質問時間は、再質問 2回を含めて、 1人30分以内といたします。
 第 1回目の質問については、議員及び答弁者はいずれも登壇することとし、再質問については、いずれも自席にて起立の上、お願いすることといたします。
               20番 高塚昌彦君の一般質問
○議長(菅沼茂雄君) それでは、まず、20番、高塚昌彦君、御登壇ください。
               〔20番 高塚昌彦君 登壇〕
◆20番(高塚昌彦君) 通告による質問の機会をいただきました。まことにありがとうございます。私は、市議会議員の選挙を通し、市民の皆さんに約束事として、合併協の約束事項早期実現、それから安心安全のまちづくり、さらには私自身38年間にわたる教員生活の経験を生かして学校教育への支援などを皆さんに訴え、その実行を約束してまいりました。今回は、安全安心のまちづくりの観点から 3点、それから教育現場への支援をする立場で 3点、 質問をさせていただきます。
 私はここに、2004年10月22日の朝日新聞社説の切り抜きを持ってまいりました。この社説に、「地球は怒っているのか」という見出しで、台風ラッシュについて述べています。確か昨年は10回の台風上陸があり、甚大な被害をもたらしたことは記憶に新しいところであります。
 この中で筆者は地球温暖化に触れ、このまま温暖化が進めば、世界各地で異常気象が原因の自然災害の多発が予想されると述べ、日本の台風、アメリカのハリケーン、欧州の猛暑並びに洪水、逆に小雨地域での砂漠化の進行などを上げ、地球温暖化による異常気象と自然災害の多発に警鐘を鳴らしています。
 現に、本年我が国に上陸した台風14号による九州地方の被害は、まことに甚大なものでした。ところによっては降水量 1,300ミリ以上というような、予測もつかないような集中豪雨で、この惨状はテレビでたびたび放映され、いまだに脳裏に焼きついています。温暖化は確実に進んでいるようでございます。
 そして、異常な気象現象が多発することが予想されますが、幸いにして、この地、ここ数年、甚大な被害を受けるような巨大な台風や地震に見舞われることなく、安穏に生活できていることは、まことにありがたいことで、幸運だと言えるでしょう。
 しかし、今世界各地で起きているようなさまざまな現象から、まさに地球は怒っていると、謙虚に受けとめなければならないのではないでしょうか。災害が起きてから、想定外のことだったでは済まされないときに至っているのではないかと思います。
 そこで、お願いの気持ちを込めて質問させていただきます。
 まず、下小笠川の改修のことについてでありますが、伺います。
  6月の定例議会で同僚の佐藤議員からも質問があり、市長から丁寧な回答をいただきました。また、国交省からも改修の概略については説明を受けていますが、捷水路の完成までに計画から10年以上も歳月がたったという現状の中から、これからいつ何時このような災害に見舞われるか、予測がつかないところであります。さきにも述べたとおり、異常気象が進行していると思われる今、どんな災害に遭遇しないとも限りません。国の直轄河川になっている部分、それより上流部分のこの改修計画については、どこまで進んでいるのか、伺います。
 また、土木工事では多大な残土が出ます。かなりの量になると思いますけれども、それにも困難を来すのではないかと思いますが、私たち地元の者としては、その処理について、何らかの協力をしていかなければならないと思います。私たちも地元民として、その処理場探しには全力で協力することをお約束しておきたいと思います。
 そのようなことも勘案して、ぜひ一刻も早いこの下小笠川の改修、上流部から下流、中流部に至るまでの改修を、できるだけ早期に実現していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 第 2に、予想される巨大地震による津波対策でありますけれども、今大須賀から大東までの海岸線は、非常にやせ細っております。砂が流され、そしてまた松林は松食い虫に冒され、 かなりの枯死した木があります。あの今の状態で巨大地震が発生し、仮に大津波が起こったら、どんな被害ができるか、これは想像できないと思います。あの海岸線、それから国道 150号線、それからその他の建物を守り、人命を守るためにも、もう一度巨大地震による津波の対策を立てなければならないと思います。現在、そのような計画が立てられているか、それを伺います。
 それから 3点目に、過日、防災訓練が行われました。私も防災訓練の現場を数カ所視察させていただきましたけれども、取り組みについてまことに不安を抱きました。各地バラバラの状態ではなかったでしょうか。ある地区は、もうサイレンが鳴る前にテントを立てているところがありました。そしてまた、サイレンが鳴ると同時にテントを出して行動を開始したところもございます。それからまた、あるところは 1人も予定された場所にいませんでした。後から聞いてみると、各家庭各自で行う、そういうことの説明でありました。また地区では、全く今回はやらない、そういう報告も聞きました。また、あるところは夜間に訓練をやるということで伺いました。
 このようなバラバラな状態での防災訓練でありましたけれども、当局はこれをどのように評価しているのか。そしてまた改善点はあるのかどうか。今後改善するとしたら、どんなところを改善しながら市民にこのことを下ろしていくか、伺いたいと思います。
 次に、学校教育に関連した質問に移らせていただきます。
 教育に関する関心が高いのは常のことでありますが、それにも増して、このところの関心の高まりは、まことに異常とも思われるほどであります。それは、毎日のようにこれほど新聞やテレビ、ラジオをにぎわし、また教育関連の事故、事件、また不祥事、はたまた目まぐるしく変わる教育課程の内容、教育基本法の改正などなど、教育に関する話題に事欠かないありさまでは、関心の高まりも当然のことと思います。
 私は、この夏の一時、掛川市で行われた全日中のソフトボール大会をいこいの広場で観戦しました。全国から集まった精鋭たちの戦いです。とても中学生とは思えない高度な技術を持った者たちの試合は、見る者に感動すら与えるものであると、久しぶりに実感いたしました。ひたむきに活動する若者の姿に感動したのは、私 1人ではないと思います。
 また、こうした大会観戦に恵まれましたことは、市当局や教育委員会の特別な計らいがあったればこそと、ありがたく思うところであります。この大会の運営に対して掛川市から多大な援助をいただき、大会を成功させていただいた、このことに対する謝意が多くの大会関係者から聞かされたことを申し添えておきます。
 16年度当初に出された、新市教育への提言があります。新市教育の基本目標及び基本方針の冒頭に、「夢実現に向かう心豊かで凛とした市民の育成」が上げられています。そしてまた「知性と創造性に優れ、豊かな心と穏やかな体を備えた自己実現を目指す自立した市民の育成」を基本方針に据えたものであります。この姿こそ、我々掛川市民の求める子供像であると言えましょう。
 さきに触れたソフトボールの大会で見た子供や生徒の姿、炎天下の猛暑も物ともせず、きびきびとした行動、はきはきとした言葉遣い、目の輝きなど、まさに凛とした姿そのものであったと思います。目的を持って鍛え上げることの大切さを感じました。
 教育委員会部局は、市長部局より独立した対等の立場にあります。直接銭、金を稼ぐ部局ではありませんが、成人した暁に世のため、人のために尽くし、稼ぐ人物を育成する、まちづくりの基礎部分を受け持つ最も大切な部局と受けとめています。教育長初め教育に携わる関係者の皆さん、まちづくりの基礎になる人材育成の自負を持って、凛とした市民の育成のために力強く取り組んでいただきたい、こういうふうに思います。小原國芳先生の薫陶を受けられた市長であります。理解をいただけるものと思います。私たち議員も協力や援助を惜しむものではありません。
 このような願いや期待を込めて、以下質問させていただきます。
 市町村合併によって、この地の教育環境もこれから大きく変わると思います。それは、静岡はもう既に政令市になりました。浜松市も政令市を目指しての合併が進められました。そうすると、教育事務所の枠組みも、再編をせざるを得なくなってくると思います。この掛川市は、東名のインターチェンジ、第二東名、それから新幹線、JRの駅、また天浜線と、交通の便に恵まれた地であります。必ずこの掛川市に教育事務所設置の白羽の矢が立てられると思います。ただ、気になるのは県の財政不足であります。新たに事務所を設置すると莫大な費用もかかると思いますが、その費用は別にして、幸い県知事もこの地から出ております。ぜひ市長初め教育長、知事にも働きかけをして、教育事務所の設置をこの掛川市に誘致する、そんな気持ちを持っていただきたいと思います。
このような教育環境の変化に対応するために、中西部の教育事務所をこの地に誘致するお気持ちがあるかないか、まず伺いたいと思います。ぜひこの地に誘致をお願いしたいものであります。
 次に、昨年当初に出された新市教育への提言、これについて、先ほども基本目標のところで触れましたけれども、大変すばらしい提言だと思います。これらをどのように生かしているのか、またどのように生かそうとしているのかを伺いたいと思います。
 最後に、小中学校のクラブ活動、部活動、スポーツ少年団の活動について、お願いやらお伺いをいたします。
 まず、今中学校で悩んでいることは、指導者の不足であります。教員の数はありますけれども、部活動を指導する指導者、この指導者探しに苦労するところであります。現に女子教員が半数を占めるまでに至っております。男女共同参画社会の中で、男女の差をつけることは好ましい発言ではないかと思いますけれども、女子教員にあの部活動の過酷な指導を強いることは本当に難しい、大変なことであります。そんなこと。
 それからスポーツ少年団の指導者、これも今指導者は保護者が中心になってやっておられると思いますけれども、指導を本当に適切に行うために、市として指導者養成をする気はあるのかどうか、伺いたいと思います。
 また、今新市になって、大東、大須賀の地で部活動を行っている先生方の悩みは、対外試合等で施設を使うときに、会場の手配、会場の使用で経費がかかるようになってしまった、そういうことも聞かされています。実際どうなのか、よくわかりませんけれども、ぜひ中学生や小学生が使う体育行事、それから音楽行事であるとか、いろいろな文化的な行事もあろうと思いますが、それらについてはできるだけ経費を軽減していただきたい、できれば無料で自由に使えるようにお計らいいただきたいと思います。
 そんなことで、まず指導者の養成、それから部活動に対する支援、それからクラブ活動に対する支援、それからスポーツ少年団に対する会場使用料等の支援、それらについてもう少し軽減していただきたいし、使いやすくしていただきたいということのお願いを込めて、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 高塚議員が御指摘のありました地球は怒っているということ、私は本当にそう思います。人類、もちろん生活は丸裸であったり、ジャングルであったり、大変な生活を私どもの先祖様はなさったわけですが、そういうころには今日のような問題は、まず起こらなかっただろうと思うわけであります。また起こったとしても、それはそれなりに自然に対処できる方法があったと思うわけでございますが、今日私たちの世代になりまして、文明社会が急速に進んだわけであります。私も議員も同じでございますが、生まれたときあたりから見れば、まだまだそういう科学の粋で生活したわけではないが、この私の人生65年間の間に、恐らく何十代という、場合によると何百代というくらいの人を飛び越えたような形の驚異的な文明社会、科学の進歩、こういう中で私たちは大変ありがたい毎日を送らせていただいている、夢のような生活を送らせていただいている、私はそう思っております。
 しかし、そのことの反面において、長いこと地球に蓄えてきた自然環境というものが大変な破壊をされ、地球が温暖化し、そのことによってお話の背景も台風も、これは昔からあったわけでありますが、今日異常に発生している、しかも、これからもそういう発生が予想されると考えなければならないのではないかと、私は思っております。
 地震のことは少々これとは違うわけでありまして、大昔から恐らく大きな地震が起こったりして地球がいろいろ変化して今日があると思いますので、大地震はこれとは関係はないような気もいたしますが、それにいたしましても、東海地方の大地震というのは、もう既に来てもいいけれども、どうしたわけか、よそのところが大地震が来て、ここはなかなか来ないでありがたいと、こういう時期ではないか。つまり、私たちがこの世でこうして生活させていただいている間に、ある日突然東海地震が起こっても少しもおかしくないという環境にあるのではないかと、私は考えております。
 そういう中で、最近アメリカでハリケーンが起こって、あの 3日間、 4日間というものが、一体みんな何をしているの、ブッシュ大統領とかアメリカの巨大な力とか財産とか、いろいろな物があったのにもかかわらず、あそこに残った人がどういうことになったのと、信じられないような状態が私たちの目の前に展開されていたわけであります。それがただいま議員が御指摘あったような問題ではないか。だから、もうこれは仕方がないでは済まされませんよと、本当にそういうふうに、私はあの場面を見て思ったわけであります。アメリカでさえもああいうことであるのだから、日本の場合には余程周到な準備をしていても、何かいろいろ落ちが起こる可能性があるということで、私どもとしては常にそういう心がけで万全を期していかなければならない。
 しかし、予算面とか、あるいは地震の観測とか、あるいはただいまお話がありましたような下小笠川のような例とかというようなことで、全部を満足して、皆さんが安心して生活をしていただけるには、まだ相当な努力が必要だとは思うわけでありますが、少なくとも心構えだけは、ただいま議員がお話があった、これは仕方がなかったでは済まされませんよというお言葉を大事にしながら、市役所を挙げて取り組んでいきたい、このように考えている次第でございます。
 そこで、この下小笠川の問題でございますが、先般佐藤議員から御指摘がありました後に、私もたびたび国交省名古屋、あるいは浜松、東京にも足を運びまして、いろいろな方々の御意見や対策も聞いてきたわけでございますが、先般までの答弁を申し上げました内容では、とりあえず、ともかくあそこに草がたくさん生えてしまって、水の流れを非常に遮っている。あれを整備するだけでもかなりのお金がかかるわけですが、これだけでもどうしてもやってほしいということで、国土交通省もそれはわかったと。しかし、あれを全部取ってしまうと、実は違うことが起こってくるかもしれないよという話がありまして、いろいろ調整は難しかったのですが、それは約束をしてくれて、それから漏水が仮にもし本当にあったというならば、すぐさま知らせてくれ、それは必ず国土交通省として緊急対策を講ずる。そこまでは約束してくださったわけですが、今の天井川を抜本的に改修してという話は、どうしても国土交通省、現状ではそれができない。
 そのできない最大の理由の 1つは、ここへ予算を持ってくるためには、整備計画というものを立てなければいけない。私が代議士当時、あの菊川の沿線につきまして、本線だけでなく支線も含めましてお手伝いさせていただいた。あのときにはいろいろ問題点を指摘して、菊川改修期成同盟会でここだ、ここだ、ここだというお話をして、整備計画の中に入れてもらって、それをやっと今日、御承知のとおり方々で完成できた記念の行事が行われているということであります。私の国会の歴史というのは、あの菊川の改修の歴史と一緒に来たと言ってもいいくらいだと私は思うのであります。
 ですから、下流の方にはかなり喜んでいただきました。しかし、今お話があった中流部、上流部、これは本当に申しわけない。私自身も、当時から国会におった者として本当に遅れてしまって申しわけないと思っているわけでありますが、議員御存じのとおり、下流の部分ができ上がったのが、やっとことしであります。
 そういうことで、国土交通省としてもようやく目が、中流部に予算が振り向けられる可能性が出てきた。こういうことで、ことしと来年、この 2年間、できればことし中ぐらいにも整備計画をつくりたい。今こういうことで、国土交通省浜松河川国道事務所で努力をしてくださっております。
 繰り返して申しわけないのですが、この整備計画にその部分を入れてもらわなければ、何度お百度しても、国会の方をお願いしても、それは無理なのでございまして、整備計画にきちんと場所を入れてもらって、その上で国会議員の皆様のお力をお借りするということになろうかと思います。
 しかし私どもは、今菊川改修期成同盟会、太田市長が会長、私が副会長、ともどもたびたび中部、あるいは本省等に参りまして、地元選出国会議員の方々の御案内もいただいたりいたしまして、やっているわけであります。
 先般も高塚議員からこういう御質問が出ますことがわかりましたので、太田市長にもお話しいたしまして、太田市長も、「よくわかった、それでは期成同盟会という形で、ひとつぜひやっていこう」という快諾もいただきましたので、議員も恐れ入りますが、一度太田市長にもお会いになっていただいて、その気持ちを訴えてくださったら大変ありがたいなと、このように思っているところでございます。
 ちなみに、10月いっぱいぐらいまでに、またこの菊川の関係で名古屋にも東京にも参りますので、今の議員のお話は十分通じて、この整備計画の中に入れていただけるようにしていきたい。そうなりますと、これができれば、予算が下流と同じような形で順々についてまいりますから、何年でできるということまではとてもここで今申し上げるわけにはいきませんが、相当なお金が投入されますので見通しは明るくなる、このようにお考えいただければと思っている次第であります。
 それから、きょうの御質問の中にはなかったのですが、通告の中に治山の問題がございました。あそこの川で非常に特徴がありますのは、雨が降り出しますと、どういうですわけか、一遍にわーっと水が増えてくる。最初はちょろちょろしていたと思ったら、一遍にぐーっと上がってきて、びっくりする。恐らく私は、高塚議員が御指摘だったのは、それをおっしゃりたかったのではないかな。つまり、上流の治山をやらなければ、水が一遍に出て来るという事態はそれですよという御指摘をなさりたかったのではないかと、私仄聞したのでございますが、 治山についてはこれをどういうふうに調整すれば水の調整ができるか、まだ正直私は素人でよくわかりません。わかりませんが、せっかく御通告もあったということでありますので、今後これも私は頭に入れておいて、また技術の者にも研究させたいと思っております。
 ただ、私のおじの戸塚九一郎が建設大臣当時よく言っておりましたのは、小笠山というのは自然をいつまでも大事にしなければいかんよ、あそこをもし何か形でおかしくいじったら、この地域の人がみんな災害を被ると、おじは繰り返して言っておりました。したがいまして、小笠山もかつては飛行場であるとかいろいろな構想もあったし、これからもまた小笠山というものに対していろいろな発展計画もあろうと思いますが、私はやはり今の天におりますおじが建設大臣当時に話しておった、自然災害を守るために小笠山は非常に役に立っているというその遺言のような言葉は、大事に考えていかなければいけないのではないか、このように考えている次第でございます。
 次に、巨大地震と津波の対策でございますが、これは事務方の方から少し、現在までやってきたことについてお話しさせていただきますが、できる限り最善を尽くしたいと思っております。
 私が市長に就任いたしましてから、津波の問題について、大東支所におきましてリーダーの方々、確かあのときは 150人ぐらいでしたか、集まっていただきまして、いざというときの対策その他について、 3時間ぐらいでございましたか、いろいろ研究したり、あるいは県の専門家に来ていただいて、いろいろ指導もしていただきました。
 そういうことで、来ていただいた方はかなり、地域の指導者でございましたのでよくわかってくださって、避難の方法その他についても十分考えるという姿勢でございましたが、今一番私どもが心配をしておりますのは、津波等の場合に、サーフィンに来たとか、車で海岸に遊びに来たというような、よそから来た人が、そういう一般的知識もなくやられてしまうという心配があるのではないか。こういうことを非常に私どもは心配をしておりまして、そういうことについてどう注意を喚起するか、こういう問題等について今後さらによく勉強していかなければいけないと考えている次第でございます。
 それから、海岸のことについてどうなっているのだというお話でございますが、これも 6月の議会で私、少しお話をしたと思うのですが、今旧大東、旧大須賀の海岸は、一応県が管理していることになっております。ごく一部は国が関与しているところもございますけれども、県が管理しておりまして、その県の中に、海岸についての調査の資料というものがかなり膨大にきちんとできているわけでございます。先般、都市建設部長と一緒に私もそれをずっと見たわけでありますが、結論だけ申し上げますと、旧大東、旧大須賀については、そこそこにまず安全だという姿になっているわけでございます。
 ところが、その後、福田の公民館におきまして県会議員の主催で研究会が開かれました際に、そうおっしゃっている袋井土木自身が、確か千浜の辺りだと思いましたけれども、堤防をスライドで見せまして、今このように削られているということを出されたわけでございます。片方では心配ないと言っていて、片方では心配だということでありますので、この調査はかなり年限がたっているのではないかというふうに思いまして、先般、都市建設部長と一緒に袋井土木事務所の所長にお会いしまして、これから私どもは海岸について県の本庁にも陳情にたびたび参りますけれども、「まずこの調査書と現実のずれというものを、よく所長さん考えてください。このままこれが上がってしまって、それで行けば、大東・大須賀に対する海岸の予算というものは、なかなかつかないよ。」と申し上げましたところ、「そうだな。」とおっしゃっておりましたので、この今の基本調査の資料にはこだわらずやっていただけるものと思っておりますが、私はかなりそういった意味で問題意識を持っておりますので、議員も御承知の上で今後対処していただきたいと思っているわけであります。
 なお、 9月 1日に湖西から御前崎までの西部の 7市長が福田に集まりまして、いろいろな話し合いをいたしました。今後、定期的に年 2回ぐらい懇談会を開いていくことになったわけでございますが、その大きなテーマが海岸を守ろうというテーマでございまして、今まで団結してやるということはなかったのでございますが、今回はみんな団結してやろうと。新居町にも呼びかけて、御前崎まですべての海岸の首長が結束するようにしよう。これを期成同盟会のような形にしていこうというところまで話ができまして、現在期成同盟会の設立総会を何日にやるかという時間の調整を行っているというのが、現在の状況であります。それぞれ地域によって違いがありますけれども、しかし、海岸を守ろうということで 7市長が結束をしたということは、非常に大きな出来事ではないかと思いまして、今後、国や県に対しても、このパワーも活用して努力をいたしていきたいと思っております。
 なお、今高塚議員が、残土の処分のことにつきましてお話がございました。こういうことを議場で言ってくださるような勇気のある御発言というのは、本当にありがたい。実は、今国土交通省の浜松河川国道事務所で一番困っておりますのは、当面菊川の河口等で土砂を取ってやりたいと思っても、その捨て場がない。県の方に行きますと、県の方では環境関係があるから、ここに捨ててはいかん、あそこに捨ててはいかんということで、同じ役所の中でもなかなかどうも捨てられない。捨てられないと、事業ができない。今佐久間ダムも、砂利その他、これを取らなければ、今後下流に住んでいる人たちに対して重大な支障があるということで、これを国にとしてはやりたくても、それを捨てる場所がない。こういうことで非常に困っているわけであります。
 こういうお話を、今、下小笠川でもしそういうことがあったときは、地域で協力して残土処分を手伝ってやるよというお言葉があったことも、私は必ず国交省の浜松の所長にお伝えするつもりでございますが、そういう住民の協力があってこそ改修を進めることができるということを考えまして、御質問の御発言に対して心から敬意を表したいと思っております。
 次に、 9月 1日の防災訓練のことでございますが、今回の防災訓練は、最初から市の関係者が、今回はそれぞれの取り組みを自由にやってください。平日でもあるし、それからまたいろいろ地域によって実情もあるでしょう。最近、南部の区長さん方もいろいろなことがあって、この間も私、生涯学習のことで聞いたときに、本当に夜も寝られないほど大変だとおっしゃっていました。そういうふうに仕事がふえてしまって大変でありますので、地域によって、やれるところはみんなでやっていただくし、そうでないところは中にはやらないところもあるかもしれないし、家庭家庭でやるということもあるというふうに、全くそれぞれ自由に考えてくださいと区長会の方に市の方からお願いをしたという経過がございます。
 それはなぜかと言いますと、12月 4日に防災訓練があります。これはもう一斉に、完全に、自主防を挙げてやっていただくということになっておりますので、年 2回というのは必要かもしれませんが、受ける側の立場のことを考えると、余り無理を言えないという気持ちだったというふうに思うのであります。この点ぜひひとつ議員にも御理解を願いまして、12月 4日には本格的に、全市民挙げてやっていただくように努力をいたしますので、どうぞ御了承願いたいと思う次第であります。
 なお、私はその日、本部が 8時半から始まりまして、大東支所、大須賀支所を視察をいたしまして、大東支所では地下の方にあります非常のいろいろな器具、食品等について点検をいたしました。そして大須賀の方におきましては、今まで私が見たこともないような防災無線、これはすばらしい放送施設でございますが、この施設を拝見いたしました。それから、上内田のトンネルがございます、今のところは地域の人たちだけが通るようなトンネルがございますが、その中で事故が起こったという想定をいたしまして、消防署、消防団が多数出まして、けが人の救出等の訓練をいたしておりましたが、これはかなり本格的なものでございました。それから東中に参りまして、東中の衛生室のところに、地域の方々が負傷などをした場合に備えて医療器具等が全部用意してございまして、そこに市の衛生関係の職員も詰めておりました。
 以上、そういうところをずっーと見て回ったわけでございますが、それぞれの方が防災に取り組む意欲というものを感じた次第であります。
 次に、議員の御専門の教育問題でございます。
 新市の教育への提言につきましては、議員みずからがここで説明していただきましたので、私は重々申し上げません。
 私は、一応読ませていただきました。乳幼児教育から学校教育から社会教育に至るまで、それは私は大変理想的によくまとまっていると思います。この内容について、これはだめだということを言う方は恐らくないと、私は思います。しかし、これは比較的こうあればいいというようなことでありまして、これだけをもってこれからの教育はこうだというわけにはまいりませんので、もうちょっとこれをさらに具体的に推進していく場合にはどういうふうに考えていったらいいかとか、あるいは学校の施設をどうしたらいいかとか、いろいろそういったような多角的な面から考えていかなければならないと私は思っておりますが、おおむね現在までのここ数カ月を見ますと、私は新市教育への提言という方向で市の教育行政が行われていると、このように承知いたしております。
 しかし、今議員が小原國芳先生という私の恩師を御紹介くださいましたけれども、私はやはり今日、自分がこうして市長として議員の皆様にお答えできるのは、恩師小原國芳先生のおかげだと、もし玉川学園に行っていなかったら、私はこうなっていなかったのではないかと思っておりますので、教育というものがいかに、教育をする人、そして理想、そういうものが非常に高く掲げられて行われることが大事なのかということを、自分が身をもって体験いたしております。
 したがいまして、私は私なりの教育観というものがございます。私は近いうちに教育委員会におじゃまいたしまして、 5人の委員の方々に私の教育観をお話しさせていただきまして、できれば 2年間ぐらいかけて、私の教育観について少しでも掛川の教育の中に実現していくことができないか、お願いしていきたいと思っております。
 私は主として人づくり、つまり丈夫な体で、しかもまた健康、健康という意味は心の健康、本当に心の健康が大事でありまして、実際の健康と心の健康、本当に元気はつらつとして、学校教育も家庭教育、家庭においても社会においてもできるような、そういう子供、自分の個性をできるだけ伸ばしていただいて、例えば成績が少し悪くても、 1つの部門に非常に秀でていくということになれば、それに自信を持ってその子供はこれから伸びていくと思うのであります。個性をできる限り尊重してもらう教育はどうやったらいいだろうかなど、そうした問題について、近日中に教育委員会に私の考えをお話しするつもりでございます。
 教育事務所の件でございますけれども、これは19年に浜松が政令都市になりますと、好むと好まざるとに関わらず、今の静岡の教育事務所と浜松の教育事務所は統合せざるを得ないという状況になってくるかと、このように私も思っておりますし、私が県の方に問い合わせてみましたところ、そのような感じであります。
 そこで、そうなりましたときには、静岡に置くのか、浜松に置くのか、あるいは静岡と浜松の間に置くのか、 1つになることはほとんど間違いがないと思うのでありますが、まだ選択肢としては流動的な面があろうかと思います。
 そういう中で、議員が御指摘のように、政令都市でないところに置こうとすれば、当然新位置とすれば、掛川あたりも 1つの候補地として上がって少しもおかしくないのではないかと、私は思っているところでございます。
 県の立場からまいりますと、やはり条件的には、予算の関係もありまして、現在県の庁舎があり、そしてその県の庁舎におおむね40名程度の人が勤務できるような状態、そういうものを最もよしとするようであります。現在のところでは大体70人ぐらいの体制かというふうに思うわけでございますが、今度政令指定都市が 2つできてまいりますと、県としては大体一緒になった事務所は40人ぐらいの規模かなというような、これもまだおぼろげでございますけれども、そんな感じで今考えているというふうに、私なりにこう観測しているところでございます。
 この掛川には、知事のお考えもありまして、学校先生が 1年に必ず 1回は来られる教育センターもいこいの広場の隣にできております。それからまた、小笠というところは昔から教員が大変多いところでございまして、私が県会議員のころから調べてみましても、この小笠の地域の先生方というのは、下田の方まで勤めていただいております。そういう形で小笠は教育で本当に名を売ってきた地域だと、私は自負いたしております。
 そういう面から見て、教育事務所を掛川に置いていただくことは大変好ましいことだとは思うのでありますが、議員と少し違うところは、私がこれを誘致するために、うちわをあおいで一生懸命にやるという、果たしてこれはそういう性格のものかなと思っておりますので、既に私としては県の方に、保健所をやった建物がございます。あそこのところも今保健所の支所と食肉検査所があるだけでございますので、40人ぐらいならあそこでやっていただるのではないでしょうかというような、そういう程度のことは申しておりますけれども、かねや太鼓をたたいて来てくださいということはいかがか。これはやはり県の行政当局のお考えになることで、もし掛川にというような、そういう空気が出てきたら、一生懸命協力をして、その受け入れ態勢に対して御協力をする。私はそういう姿勢で行くべきではないかと思っておりまして、議員のお気持ちにあるいは全部沿いかねるかと思いますが、この点、私としてはそう考えておりますということを申し上げさせていただいた次第であります。
 最後に、クラブ活動とかスポーツ施設とか部活動の問題でございます。
 これは議員がお話のように、スポーツ関係では男子の先生、どうしてもそうなりがちでございますが、文化関係とかその他では女性の方も十分活用していただいておりますし、現に活躍していただいておる。それから、スポーツの面でも女性の教員の方も体協の役員とか、今度駅伝があるわけですが、その駅伝の役員にも女性の方がたくさんなってくださって頑張っていただいておりますので、ありがたいと思っておりますが、やはりスポーツは男性の教員が中心になって引っ張っていただいているのだと私は思います。
 しかし、なかなか指導する者が少ない、こういうことについては、本当におっしゃるとおりであります。手当のことについても、わずかばかりではありますが、出ておりますが、後ほど事務方から説明させます。
 それから、指導者の養成は、私は、できれば体協などでできる限りそういう指導者を養成できるように、これからも私、桑原会長にもよくお願いをいたしまして、体協の 1つの大きな仕事としてやっていただくようにしてまいりたいと思っております。
 ソフトボールを褒めていただいたことはありがたいのでありますが、これはやはり掛川が伝統的にソフトボール協会というものが非常にしっかりしておって、地域の人たちが本当に心から日本中から来る人たちを受け入れていただいたおかげで、これが立派にできたと、心から感謝いたしている次第であります。
 最後の最後に、議員の御質問に何か私が悪乗りするようで申しわけないのですが、私の夢だけ聞いていただければと思います。
 それは、掛川におきますスポーツ施設でございますけれども、テニスにつきましては、今議員から子供たちのことがお話ありましたが、今本格的にできるのは吉岡彌生記念館のところのあのコートだけでございまして、旧掛川の大人の人たちがたびたびあそこを貸していただいて、子供たちの日程に支障があるというお叱りもありました。旧掛川には、今のところ硬式テニスをまともにやれるところは全然なかったのでございます。今回 9月補正に 2面ぐらい、いこいの広場の補修をお願いをいたしまして、それでやっと 2面だけ確保できるわけでありますが、できれば 4面くらいは最低必要ではないかなと、私は思っております。
 さらに、掛川市には陸上で走ってもらうようなものが 1つもないのであります。近くにはエコパもありますから、エコパを借りるという手もありますが、お金もかかります。菊川にはあのような陸上競技場もございます。私はせめて 200メートルでもいいから、掛川の中に陸上の人たちが頑張ってもらえるような練習場があるといいなと、そういうことを何とかどこかの機会に見つけたらいいなと思っております。
 最後にもう 1つだけ申し上げますと、先ほどのソフトボールの会場で野球場のお話がありましたが、今高校野球で正式の野球場として使っていただいているところで、ナイター設備がないのは掛川の球場だけだと思います。私は本当にこの掛川に、野球の殿堂であるこの掛川にナイター設備でもあってくれれば、もっともっと野球を中心に皆さんが喜んでくれるのではないかなと思いますが、どのくらいかかるかと聞いたら、 4億 5,000万円ぐらいかかるというお話ですから、とても私の力で皆さんに御提案することは無理かなと思ってみましたり、あるいは多少はまた篤志でもお願いしてやるのも 1つの方法かなと、今頭の中ではそんなことを模索しているということであります。
 議員の直接の御質問でなかったことまで申し上げて失礼でございましたが、そういうことを考えております。
 なお、子供たちにそうした設備をできる限り無料に近く開放できるような努力は、今後もできる限りいたしてまいりたいと思います。
 残りの点は、部長等から答弁させます。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。教育長、佐藤忠夫君。
               〔教育長 佐藤忠夫君 登壇〕
◎教育長(佐藤忠夫君) それでは、答弁を申し上げます。
 まず第 1に、高塚議員からの御質問の内容でございますが、静岡、浜松両市が政令都市になることによって、教育事務所の枠組みが再編されるときが来るのではないか。これを見越して受け入れる構想はあるのか。中西部教育事務所の中心となるべく、気概を持って対応してもらいたいということでございますが、ただいま市長の方からも市長のお考えが述べられております。高塚議員の大変大局的な見地から貴重な御意見であった、こういうふうに承っております。
 現段階におきまして、県教委は何ら明らかにしておりませんが、高塚議員御指摘のとおり、静岡、浜松両市が政令都市に移行するに伴いまして、中部教育事務所と西部教育事務所を統合することについては、恐らく時間の問題だろうというふうに思われます。
 教育事務所が再編されるだろうということを見越して受け入れの構想はあるのかとの御質問でありますが、具体的には掛川市として新教育事務所を誘致する考えはあるのかということだと推察いたしますが、確かに両教育事務所が統合された暁には、掛川は地理的に見て新教育事務所管内のほぼ中心に位置することになります。また、新幹線や東名インターなど、交通の至便性を考えると、県教委としても掛川市に新教育事務所を置くことは何かと利点があるのではないかというふうに思うところでございます。
 いずれにいたしましても、もしそれが実現すれば、掛川市として、総合教育センターあすなろに続きましてもう 1つ教育の拠点が誕生することになり、結果といたしまして、本市の教育をより充実発展させる上で、その恩恵は計り知れないものがあるというふうに考えます。
 したがいまして、県教委の両教育事務所の統合計画に注視しつつ、市内に新教育事務所を設置したいという方針が示されたときは、積極的に協力してまいりたいというふうに考えております。
 それから、 2点目の新市教育への提言をどのように生かしているかという点について、お答えを申し上げます。
 合併教育関係協議会において昨年 4月 9日に提出された新市教育への提言、内容を本年の施策の重点に反映させ、その浸透に努めております。
 学校教育関係では、例えば豊かな心を育む読書活動の推進として、市内小中学校における朝読書や、教師、ボランティアによる読み聞かせを実施し、実施率は 100%で、国平均、県平均を上回っております。
 また、学校 2学期制の導入では、平成18年度から全校で導入が図られる見通しであります。
 一方、学校間ネットワークの構築とIT教育の推進では、旧掛川市内の小学校に校内のRAN(情報通信網)が設置されておらず、その推進の障害になっておりますので、平成18年度当初における予算確保に努め、早期の実現を目指してまいりたいと考えております。
 施設整備の関係では、良好な教育環境の維持保全を図るため、耐震化の推進や、老朽化が著しい施設の改築・改修を行い、教育環境の向上を図っております。
 学校管理については、学校備品の整備と管理、学校事務助手研修会の実施と、教職員、児童生徒の健康保持、増進等に努めております。
 また、安心安全な学校給食の推進としましては、 3給食センターと小学校給食の安定運営に努め、小学校給食のセンター化と地産地消を目指した学校給食の推進を検討してまいりたいと考えております。
 乳幼児教育関係では、具体的な施策として教育・保育の充実に主眼を置き、園長会を通じて教育・保育課程と指導計画の充実を図っております。また、保育の質の向上を図るためには職員の研修体制の確立が急務と考え、本年度は職種別研修、経験年数別研修や初任者研修などを実施しております。さらに、園環境の整備や家庭と地域の連携、幼保一元化の推進などの施策についても、提言に沿った計画推進を図っております。
 社会教育関係について、例えば全市一斉美化活動等、青少年健全育成の推進では、青少年の社会参加や奉仕活動、体験活動を行うため、家庭、学校、地域社会が連携し、さまざまな教育活動や学習環境の充実を図り、次世代を担う心豊かな青少年の育成に努めております。
 また、家庭教育学級、父親のための出前講座、 3歳児を持つ親の教室等、家庭教育の充実では、学習機会、情報と保護者同士の交流の場を提供し、家庭教育の充実や子育て支援を進めております。
 生涯スポーツの振興では、来る 9月24日に新市域を対象にスポーツ交流フェスティバルを開催するとともに、総合型地域スポーツクラブの掛川型であります掛川総合スポーツクラブを全市域に広げるよう、体育協会とともに努めております。
 また、スポーツ施設の整備につきましても、利用団体の意見を聞きながら、優先順位をつけた中で、整備を進めたいと考えております。
 いずれにいたしましても、新市教育への提言の内容については、それぞれ担当課におきまして着実な実践が行われるよう、教育委員会で検討、整備を図りながら、推進してまいりたいと考えております。
 続きまして、小中学校のクラブ活動、部活動、スポーツ少年団に物心両面の支援をということでございますが、この点につきましても、先ほど高塚議員のお話のとおりでございます。近年、部活動の適当な指導者がいなくなってきているという傾向にあります。どの中学校においても、顧問決定に大変苦慮しているという事実がございます。
 これは、広域人事交流によって遠距離通勤の教員がふえてきていること、中学校に女性教員がふえたこと、少子化に伴う若手教員の減少、教員の高齢化の影響が出ていることなどの人事面での問題が上げられております。
 また、保護者の目が肥え、高度な専門的指導を要求すること、勝利至上主義、結果主義の考え方が一部保護者に見られることなどの過剰な干渉、介入という指導者泣かせの問題。
 さらに、今日の大きな課題なっております学力低下論の中で、中学校では部活動への力を注ぐ余り、事実慢性的な疲労感による学習意欲の低下や減退を問題視することもあるなど、部活動のあり方そのものについて、全国的に見直しを図らなければならない時期にあるのではないかというふうにも考えられます。
 そこで、このような問題の解決を図るために、静岡県中学校体育連盟では、各顧問の指導技術の向上を目指して、指導者講習会を開催したり、合同練習会を開いたりするなどの研修機会を設ける支援をしています。
 また、各校の予算の範囲内で関係図書やビデオを購入し、顧問が指導法を勉強することができるよう、配慮しております。
 今後は指導者の負担を軽減することも考慮して、市として校長会と同一歩調で、部活動の指導者の手当支給について現行制度の見直しを図るよう、県教委へも要望していきたいと考えております。
 また、物質的な支援としては、部活動の内容に関係なく、部員数によって公平な学校予算措置がなされており、その予算範囲内で必要なものを購入し、運営しております。
 さらに公式戦や準公式戦への参加においても、各校で決められた範囲内でバス借り上げなどの援助がされるようになっております。これが東海、全国という大きな大会への参加となった場合は、市として交通費や宿泊費を援助するようにしております。
 一方、スポーツ少年団は、無料開放による市立学校体育館施設を拠点に各種の団体行動を行っており、指導者には資質の向上と健全育成に対する理解を深めるため認定制度があり、各団 1名以上の認定指導員の登録が義務づけられております。本部体制を取っております掛川スポーツ少年団では、育成研修会を毎年開催して、資質の向上に努めていただいております。
 スポーツ少年団に対しての助成金としましては、市が 3体育協会に委託しています市民生涯スポーツ競技力向上維持委託料の中から助成していただいておりますし、スポーツ大会への出場補助も行っております。
 少子化の進む中でスポーツ少年団活動のあり方も変わっていくと思いますので、上部組織であります体育協会とも連携を取りながら、その支援に今後とも努めてまいりたいと考えております。
 以上、お答えいたします。
○議長(菅沼茂雄君) 続いて答弁願います。中山総務部長。
              〔総務部長 中山礼行君 登壇〕
◎総務部長(中山礼行君) それでは、私から高塚議員の御質問の 1の (2)、それから (3)につきまして、答弁をさせていただきます。
 まず(2)でありますが、予想される巨大地震による津波対策は十分かということでありますが、静岡県が発表しました第三次被害想定では、東海地震が発生した場合、震源付近では地震発生から 2分から 3分、また他の場所でも20分程度の間に津波が到達すると予想されております。その津波の高さは 3メートルから 7メートル、ところによってはそれ以上にもなると想定をされております。
この被害想定の中で、大東支所、大須賀支所管内の沿岸部の建物被害及び人的被害については、いずれもゼロとの想定がなされているわけであります。
 また、堤防の高さでありますが、袋井土木事務所の管轄になりますが、大須賀海岸では津波の高さが約 5.9メートル、大浜海岸では津波の高さが 6.7メートルと想定されておりますが、堤防高につきましては、大須賀海岸では 7.4メートル、大浜では 7.5メートルということで、高さについては満足しているということになっているわけであります。
 ただ、大東支所管内の国安地内を流れる菊川の堤防高が、一部におきまして 6.2メートルから 5.2メートルと低く、下流部の右岸には一部未整備な箇所もあることから、津波対策として早急に堤防のかさ上げ、補強などを国土交通省に対して要望をしているところであります。
 現在、掛川市の津波対策としましては、地震発生後、津波緊急情報を大東支所、大須賀支所管内を対象として、同報無線で広報を周知することになっております。
 地震発生後の緊急情報の入手方法としましては、旧大東町より引き継いだ気象庁の発表を即時に感知します緊急情報受信システム、これを通称エミリスと言っておりますけれども、このエミリスが本庁 1階の地域防災無線室に備え付けてあるわけでありますが、このエミリスは津波の注意情報や警報等を感知すると、本庁舎内の交通防災課、守衛室、防災会議室の 3カ所に設置してあります警報ブザーが鳴るというシステムであります。
 しかしながら、緊急情報の市民への周知方法については、現時点では防災担当による手動操作でしか手法がありません。また、夜間の場合においては、守衛室で受信し、交通防災課長への連絡確認後の操作となるため、非常に遅くなりまして、迅速な対応ができない状況にあります。
 そこで、今 9月の議会に上程させていただいておりますが、気象庁からの緊急情報を受信後、即時に大東支所、大須賀支所管内の住民に同報無線を使って広報することができます自動通報装置を先ほど申し上げましたエミリスに伝導させまして、緊急時に迅速かつ適切な避難活動ができるよう対処したいと考えております。
 東海地震が発生して津波が襲ってきたときに、津波の特徴を知っているとか知らない、津波避難の知識がある、ないでは、命が助かる、助からないという重大な結果につながるということもあります。ことしの 7月にも実施しましたが、津波訓練の実施や、またこの11月には津波の研修会の開催も計画しておりまして、住民の意識の高揚、津波対策の一層の充実に努めてまいりたいと思っております。
 次に、 (3)の 9月 1日の防災訓練について、当局はどのように評価しているかということでありますが、先ほど市長が申し上げましたが、若干補足をさせていただきます。
 掛川市の防災訓練は、河川の決壊等を想定いたしまして 6月に実施します水防訓練、突然地震が発生して津波警報が発令されたことを想定しまして 7月の初旬に実施する津波避難訓練、それから予知型地震を想定して 9月 1日に実施する総合防災訓練、それから突然の地震を想定し、12月の第 1日曜日、12月 4日になりますけれども、実施する地域防災訓練等がありまして、それぞれ目的を持って訓練を実施しております。
 先般の 9月 1日に行いました総合防災訓練は、東海地震の発生が予知されたことを想定しまして、東海地震の観測情報の発表時、注意情報の発表時、警戒宣言の発令時や発災時に、国、県、市、防災関係機関、自主防災会など、それぞれの組織が計画している対策を訓練で行いまして、防災行動を身につけることを目標に実施しています。
 総合防災訓練は、平日の訓練のため、県下的に公的機関の連携を中心に訓練を実施しております。当市でも、合併に伴いまして地形的な特色や防災体制が再編成されたことを踏まえまして、配備基準の確認や災害時の事務分掌を確認しまして、公助的な活動の検証をいたしたところであります。
この訓練を通じて、参加職員 540名に対しては、防災体制の共通認識が図られたものと考えております。
 自主防災組織の活動状況については、41防災会、 4,851人の参加によりまして、防災資機材の点検等を主として実施をされました。激甚災害等が発生した場合、自主防災会を主体としたお互いに助け合う共助、そうした活動精神がなければ、災害時は絶対に乗り切れないのが現状でございます。災害発生から数日間は自主防災会を中心に自助とか共助で頑張っていただきまして、できるだけ早く公助体制を立ち上げていくことが肝要であると考えています。
 次に、12月の第 1日曜日に行う地域防災訓練は、突然東海地震クラスの大地震が発生したことを想定いたしまして、掛川市では市民の総参加により、自主防災会組織を中心に地震発生後の避難、消火、救護などの一連の実践的訓練を行います。それぞれの地域の特性を生かした訓練を実施する中で、自助、共助の防災活動を身につけていただくことを目標に実施していく計画でおります。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありますか。はい、20番、高塚議員。
◆20番(高塚昌彦君)  (1)の治山事業についてでありますが、下小笠川の天井川を解消していくためには、治山がどうしても必要なことだと思っています。ぜひ改修計画の中にこれも加えていただきたい、こんなふうに思います。
 それから、教育関係についてでありますが、教育事務所の誘致、これについて市長はいかがなものかというような答弁でありましたけれども、教育事務所が来ることによる効果、人材の育成とか、そういうものについての効果も考えて、ぜひこれは強力に推し進めていただきたい、こんなことを思います。
 これは要望ですので、答弁は結構でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(菅沼茂雄君) はい、市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) ただいまの治山の問題でございますが、下小笠川の改修の問題とあわせて整備計画の中でも考えてもらうように、国交省の方にもお話しいたします。しかし、できましたら議員の方でも、こういう場所、こういう点があればなおいいというような御提案がございましたら、ぜひひとつ私にもお教えいただければ幸いだと思っております。
 教育事務所のことは、私自身は既に掛川にはこういうところもありますよということまで申し上げているということだけ申し上げれば、私の気持ちはわかっていただけると思います。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありませんね。
 以上で、20番、高塚昌彦君の質問は終わります。
○議長(菅沼茂雄君) この際、暫時休憩いたします。
                午前10時49分 休憩
                午前11時 1分 開議
○議長(菅沼茂雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
               18番 豊田勝義君の一般質問
○議長(菅沼茂雄君) 18番、豊田勝義君の発言を許します。御登壇ください。
               〔18番 豊田勝義君 登壇〕
◆18番(豊田勝義君) 私は、合併いたしました定例議会に、初めて登壇させていただきます。大勢の傍聴者の前で、いささか緊張しておりますが、頑張ってまいります。
 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。私は、 1番目に 2学期制実施について、 2番目に西環状線建設と県道掛川天竜線整備計画について、 3番目に天竜浜名湖鉄道の経営方針について、そして 4番目として新掛川市の三役人事等についてお伺いいたします。
  1番目の 2学期制の実施について、市長は施政方針の中で、時代の変化に対応した主体性ある教育施策の実施のために、新市教育の基本目標として、「夢実現に向かう、心豊かで凛とした市民」、「知性と創造性にすぐれ、豊かな心と健やかな体を備えた、自己実現をめざす自立した市民」、学校教育では、「確かな学力」の向上を目指す学校、市教育センターについては、頼もしい先生を育成する、学校施設の整備、良好な教育環境、施設機能の維持、保全及び安全確保に努めて、財政状況は厳しいところ、子供たちの施設整備は最優先する。」市長が今年度の施政方針で述べた教育の基本目標であります。これからの時代を担っていく子供たちに期する思いが伝わってきます。
 そこで、旧掛川市においては、明治以来の教育のスタイルの変更、一大改革、平成18年度よりすべての小中学校の 2学期制を導入していく。試行校を決め、報告会を行い、それをもとに全校導入の方向に計画を立て進んでいるところでありますが、今なお 2学期制、 3学期制の方向づけとしていろいろな見方があり、時間的なゆとりができ、子供たちが余裕を持って学習に取り組めるという期待がある一方、短い区切りで子供たちを評価し、細やかな指導ができる 3学期制のよさを見つめ直す声もありますが、大きな改革ですので学校、保護者、子供の歯車がかみ合うことが大切であるとか、現場教師の強い意志とやる気が出しやすいシステムづくりなど、まだまだ意見の分かれるところでありますが、それぞれ学校単位で校長先生を中心にプランを立て、独自に取り組んでいるとのこと。各学校での特色ある地域性に合った、学校規模に見合う進め方、保護者としても期待を持っているのですが、小学校は比較的順応性はありましょうが、中学校ではかなり現場教師の負担が増すのでは、部活指導、それぞれ子供たちの進路問題も付加され、ある程度評価も余り長い間隔を空けずに伝える必要もあろうかと思います。
 以上の観点から、 1つ目、 2学期制検討委員会報告書に「ゆとりある教育」とあるが、いま一度 2学期制導入について、旧掛川市全小中学校導入への意気込みをお伺いいたします。
  2つ目に、試行校における実施報告書の中での成果と課題をお伺いします。
 3つ目に、 1市 2町合併に伴う旧大東、旧大須賀の小中学校の 2学期制への取り組み、実施計画についてお伺いいたします。
 大きな 2番としまして、西環状線建設と県道掛川天竜線整備計画についてであります。
  8月31日、掛川市文化会館シオーネで、掛川市南北幹線道路整備促進市民大会が、市長を初め市議、県議、県袋井土木事務所長、その他有力な組織の代表の皆様の出席のもと、盛会裏にとり行われました。
 その中で、市街地間ルートとして、大東より市街、大須賀より市街の南北道路整備計画を早急に一部バイパス等ルート設定し、着手していくことが決定、確認されました。合併重点プロジェクト、新市融合に向けた南北幹線道路と交通システムの整備の名称で大変うれしく、早期完成を望むものであります。
 そして、海山連携ルートとして、第二東名(仮称)森掛川インターチェンジより国道一号線を結ぶ南北幹線道路、掛川西環状線であります、海山幹線ルートとして、市民大会の資料の表紙には破線で示されております。第二東名工事の進捗が大分スローダウンでありますが、 6年後には一部供用開始目標と聞いております。
 西環状線の建設経過も平成 2年より新規路線として外環状道路 4車化を提案、平成 4年、第 3次掛川市総合計画地元説明会の開催、平成 6年、中東遠道路網計画策定調査、平成 8年、和田岡古墳群が国の史跡に指定、ルートの変更、平成12年、第 4次掛川市総合計画、第 2次掛川市国土利用計画、現在までにルート変更 4回を数え、地元の住民とも状況報告をしたわけでありますが、なかなかルート決定が示されていない現状であります。
 建設計画の道路は、自動車専用、また生活道路にしろ、道路の延長距離からして環境アセスメントが必要という対象になります。実施方法の選定、あるいは調査予測、そして評価という作業に約 3年間の期間が必要とのことを考えますと、相当先になってしまいます。地元の人たちにとっては、長年にわたり、今度こそはとルート変更等の説明を受けるたびごとに期待を膨らませてきたところでありますが、ことごとく時代の変化と申しますか、裏切られてきました。せめてルートだけでも決定してもらえれば、今後の生活設計にも、農業生産に対する気持ちが決められるのだがという思いを持っております。
 そこで、合併重点プロジェクトとして、市街地間ルート、そして海山連携ルート、西環状線でありますが、その建設に対する早期にルート決定を望むものであります。市長の御所見をお伺いいたします。
 そして、県道掛川天竜線の交通量は年々増加しております。正規の歩道もない道路で、子供たちの通学路として、また中学生の自転車通学、さらに高齢者の自転車往来と、危険極まりない状態であります。事故のないのが不思議なくらいです。
 こうした状況から、第二東名が供用開始となり、インターチェンジより自動車がこの県道に流入しますと、今約 8,000台の通行量が 1万 8,000から 2万 2,000台と予想されます。交通渋滞の箇所はふえ、地域住民の生活にも大いに支障が出てまいります。
 そこで、同時進行とは言いませんが、掛川天竜線の第二東名供用開始までに安心安全第一の歩道設置を含めた道路整備の見通しについて、あわせて市長のお考えをお伺いいたします。
  3番目といたしまして、天竜浜名湖鉄道についてであります。
 天竜浜名湖鉄道線は、掛川市と湖西市を結ぶ営業キロ67.7キロメートルの鉄道で、この鉄道の前身は国鉄二俣線で、昭和15年 6月全線開通以来、46年間にわたり地域公共交通の役割を果たしてきました。しかしながら、同線は昭和62年 3月14日をもって廃止、新たに同年 3月15日、第三セクターの天竜浜名湖鉄道として再出発し、沿線の公共交通機関として地域社会の振興、発展、公共福祉の増進に努め、開業以来、18周年を迎えるに至っております。
 全国の鉄道第三セクターとして存続運営をしている会社経営環境は、大変厳しいものがあります。御多分に漏れず天竜浜名湖鉄道も、沿線の環境変化により、道路整備とマイカーの普及や少子高齢化、過疎化等の影響を受け、数年来利用客は伸び悩み、基盤整備の老朽化、安全第一で補修費の負担も経営に影響し、企業努力により利用客の増収対策や人件費の抑制、管理費の削減など、合理化対策に取り組まれているにもかかわらず、経営収支改善の見通しが立たない現況であるということであります。
 この天竜浜名湖鉄道乗客数は年々減少の一途をたどり、平成16年は前年比96%の 181万人にまで減少、営業係数も 100円収入を得るのに 132円、今年度、平成17年度はさらに悪化する予想をしております。
 沿線住民の生活の足として、また地域振興の手段としてなくてはならない存在であります。少しでもこの天竜浜名湖鉄道が地域に密着した公共交通機関として大いに利用されることを願い、私たち地域住民がボランティア活動として年 2回ほど線路沿いの草刈り奉仕をしており、また天浜線を愛する会も組織的にバックアップをし、市側より補助金をつけてもらい、天浜線のあり方、位置づけ等認識を図り、活動PRに努めているところであります。
 こうした状況を踏まえて、 1つ目に、企業の技術努力、増収対策、経営のスリム化等と県及び沿線市町 6市 1町の財政支援で安全確保の運行は保たれていくか。 2つ目に、鉄道が走っているということで都市間競争でもイメージアップにつながると思うが、市長のお考えをお聞きいたします。
 最後の 4番目でありますが、質問内容をお聞きいただき、真意をお伺いいたします。
 新掛川市の三役人事等について、新掛川市のかじ取り役、戸塚市長の新掛川丸が船出して、 5カ月近くになりました。各方面から市長への反響、評判、要望、意見が出ておりましたが、市長相談日なる日を設けたり、市長への目安箱、相談事を受け入れたり、今までの市政とは大分違った新市長の姿勢があらわれてまいりました。
 合併記念式典には前市長、榛村純一氏に名誉市民賞を贈られたり、環境資源ギャラリーの竣工式には来賓として招待し、祝辞を述べていただいたり、また広報かけがわには、 9月 1日号より戸塚市長のエッセイ「実学・実践」を掲載、そして合併協議会の重点プロジェクトの推進、今までの重要な事業協定案件も実行、開発計画を推進していくと断言され、市民も合併してよかったという新都市建設に期待を膨らませているところであります。
 しかし、市長ひとりどんなに能力が優れていても、人口12万都市の長として、手足となれる参謀がいなくてはなりません。私も企業人として事業経営に関わっていましたが、やはり片腕となってくれる人が絶対に必要であります。
 前助役の小松正明氏の著書「掛川奮闘記」の中で、榛村純一前市長との思いを、次のように記述しております。「掛川にはめっぽう強い市長が、毎日夜遅くまで執務室で過ごす姿とその気力には感心してしまう。市長や助役といった市役所の特別職にある者は、一般の職員と違って出勤簿もなければ休暇簿もない。したがって、代休などというものもない。それは 1年 365日×24時間が掛川市のための存在であり、すべての時間とすべての能力を使って、市のため、市民のために働く立場だからである。」−中略−「私が、夜10時過ぎまで助役室で書き物やら資料整理をしていると、市長が私の意見を求めたり確認したかったりするときなどに、ときどきふらふらと助役室を訪ねてきてくれることがある。私も市長も日中はお互いのスケジュールが合わずに、なかなか意見交換の時間がとれない。このときばかりにまちづくりのコツや市政上の課題などについて質問や意見を市長にぶつけて、ときには 1時間以上も問答することがある。私はそれを夜中の榛村ゼミと呼んでおります。」
 このように著書の一部を御紹介させていただきましたが、戸塚市長、大倉助役には 1市 2町合併における新市の出発、大変な御苦労をなされていること、私たち議員も大いに承知しているところであります。
 さて過日、大倉助役におかれましては、森林組合の総会、大井川右岸土地改良区の会合、公の場で、来賓あいさつの中で、「朝の通勤に30分以上かかり、合併しなければよかった。」などの発言があったと、私を初め多くの議員が聞くところであります。責任ある市助役の立場である大倉助役の言動に、批判が出ております。
 また収入役人事においては、合併後、早 5カ月になろうとしていますが、いまだ空席状態であります。人口12万都市、法制上からも問題があろうかと思います。南北道路建設を初め、新市の諸課題が山積しており、早急に選任を願うものであります。
 市長、助役、収入役、教育長といった市の顔とも言うべき四役の信頼と結束、指導力とリーダーシップを、市民を初め職員、議会も強く望むものであります。
 そこで、収入役人事の見通しについてお伺いします。
 そして、合併について不適切な発言をされた大倉助役の真意をお伺いいたします。合併協議会にあって中心的な立場の大倉助役でありました。ただいま私の質問内容を含めて、役職を考え、誠意ある真意をお聞かせ願いたいと思います。
 以上で第 1回の質問を終わります。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 冒頭、豊田議員から私の活動につきまして評価をしていただきましたことを本当にありがたく、心から御礼申し上げ、さらに今後とも精進、努力させていただきたいと思います。
  2学期制の問題でございますが、実は私は偶然の機会に、ことしの 3月、戸塚正義議員がある会場で、御自分が地元で推進してこられた、西郷小学校で推進してこられた内容について、かなり熱い気持ちでスピーチをしておられたのを伺いまして、あぁ掛川ではこういうことをやっているのだなと、初めてそういう内容に触れたところでございます。
 ところで、 6月議会のときに、玉川学園の来年 4月 1日からの新しい教育について申し上げましたが、これは日本で初めて来年の 4月 1日から 4年、 4年、 4年と区切りました形で、小中高という呼び方をやめた一貫教育というものが始まるわけであります。そして 4年を低学年、 4年を中学年、 4年を高学年という呼び方をするそうでありまして、したがいまして、「あなたは何年生」と言うと「 8年生」とか、「あなたは何年生」と言うと「12年生」というふうな形になるということだそうであります。
 そしてその中で、中学年と高学年についてはすべて 2学期制、低学年については、やがて二、三年後には 2学期制になると思うけれども、やはり小さい子供は戸惑いを感ずると思うので、少しく準備期間を置くというために 3学期で始まるけれども、二、三年後には恐らく中学年、高学年と同じように 2学期制になるでしょう、玉川学園の教育担当者はそのような話をいたしておりました。
 私は決して玉川学園がやっていることだけがすべてと申し上げているわけではないのですが、日本の教育の比較的先進的なことをずーっと歴史的にやってきたのが玉川学園で、特に教師を養成するということでは日本でかなり有名な学校でございますので、こういうやり方を始めたということは、要するにこれからの日本の教育がこういう形で進むのではないかなという 1つの示唆ではないか。
 ちょうど議員さんたちと研修をさせていただきました翌日、私は東京都の品川区を訪ねました。品川区は、NHKの朝のニュースで、今度小中一環教育というものを公立で始める、初めての試みであります。これを都の教育委員会も認め、文部科学省も認めた。そしてその教育長は、あの大西先生が持ってきてくださった中教審の委員にもなっていらっしゃる若月先生という方であります。
 私はこの方からいろいろお話を伺い、小学校と中学校というものを今年度からほとんど同じ場所に建設をしていくということを、これから品川区からずっとやっていきたいというお話なども伺いまして、やはりこれからは傾向としてそういう傾向なのだなと。今までの小学校、中学校、高等学校という考え方の中では、なかなか本当の義務教育とか中等教育が非常に難しくなってきたということの 1つの示唆ではないかと、このように思った次第であります。
 ところで、 2学期制につきまして試行的にやってきたわけでありますが、私は試行的にやってまいりました学校の校長先生等の意見を聞いてみましたところ、校長先生から出てきた言葉は、「もう議論の余地はありません。今ここで、あれが悪いとかこれがいいと言っている問題ではない。やはりこのような形にしていくべきであります。」こういう非常な前向きな話でございました。そして「子供たちは 2学期制に十分対応しております。」こういうお話でございました。
 試しにと思って、「では、冬休みはどうするのですか。」と聞いたら、「いや冬休みはありますよ。ありますが、これは長期休暇という名前でございます。」だから、第 3学期の途中の休みということではなくて、そういう言い方でやっているということであります。
 なお、ちなみに欧米等の教育を見ますと、ほとんどが 2学期制、前期、後期という考え方のようでありますし、大学におきましては、単位等の計算でも前期、後期というふうなことでございましたので、学校の教育の中で義務教育等が 1学期、 2学期、 3学期とやってきたのは、日本的伝統の中の学期制ではなかったのかなという感じがするわけであります。
 したがいまして、今議員がいい面とかあるいは問題点とかということをちゃんと指摘してくださったわけでございますが、どうも今の掛川の状況は、もういいとか悪いの問題ではない、 2学期制にみんなが進んでいくのだという雰囲気になってきておりまして、学校長の間でも来年の 4月 1日から、少なくとも旧掛川においては全部 2学期制にしましょう。それから、さらに南部の方も伺ってみたわけでありますが、南部の方では一部はまだ少しそれに対応でききれない点もあるかもしれないから、一、二年の猶予を欲しいといったことを言っている方もあるそうでございますが、しかし、むしろそれよりも旧掛川市と完全に合わせて、完全に来年の 4月 1日から 2学期制にしてしまおう、こういうような考え方にほぼ統一されてきているようであります。
 したがいまして、私といたしましては、この制度は静岡県内では静岡市が完全に先行しておるわけであります。したがいまして、もし掛川市が旧大東、旧大須賀も含めまして完全に 2学期制に踏み切っていただけるならば、静岡市に次いで掛川市が 2番目の静岡県の都市ということになるのではなかろうかと思うわけでございますが、詳しいことは教育長から申し上げますけれども、私はこれだけ盛り上がった感じということでございますので、これを大事にしていただいて、来年の 4月 1日から旧大東、旧大須賀という垣根なく、新しい掛川市においては小中学校において 2学期制を実施していただく、こういう方向でそろえていただくように、市長、私の立場ではそのように期待をいたしているところでございます。
 それから 2番目の西環状線の問題でございます。
 これは今議員からお話のように、合併の際の南北道路というもののルートの中に、掛川駅のところから第二東名の方に至るようにずーっと筋が引いてございまして、この筋と、駅から南北の旧大東、旧大須賀に行く道路というふうにドラスチックに書いてあるわけでございます。
 ところで、先日、市内のトップを切りまして、地区の総代会が西山口地区で開かれました。その際に地元の代表からこっぴどく叱られまして、東環状線はどうしたと、こういうことを見ると、こういう道路とこういう道路で、ではこっちはどうしたということで、大変もなく叱られたわけでありますが、申しわけないが私は合併協議会に加わったわけではないし、この図面ができたときはまだ私も市長ではなかったので、どうかひとつそれは了解してほしい。しかし、今後掛川市として、新掛川市として考えるのであるならば、西環状線、東環状線、そしてこちらの南北の、従来最も重点的にやらなければならない道路というふうな形で図示するべきではないかと私は考えておりまして、そのことについて事務方に研究をするように、まず申している次第であります。
 東環状線は既に市の都市計画道路として線がちゃんと引いてあるわけでして、 6月の定例会で議員からも御質問が出たところであります。その後、私といたしましては、これを市でやっていくとか民間にやってもらうということは、今のところ不可能だという感じがいたしますので、早くこれを県道に取っていただいて、掛川大東線の延長という形で県道に認定していただく。この方法を一刻も早く実現しなければならないと考え、既に私自身も何回か袋井土木、県庁本庁にも足を伸ばしましてお願いをしているところでありますが、過般、菅沼議長を初め有志の議員が石川知事にまでそういう要望も出していただけたということで、本当にありがたいと心から感謝をいたしているところであります。
 ところで、東環状線の方はそういうわけで、これがすぐできるというわけではなくても、ちゃんと路線が引いてあってここだとわかるわけでありますが、西環状線の方は議員からお話のように、いろいろな経過が今まであって、結局はお話のように、まだ完全にここだというルートが定まらないできた、こういう話を私も事務方から聞いたところであります。
 その上に、先日豊田議員が、私の市長相談日に個人の方を、あの和田岡の古墳に関してお連れくださいました。この方のお話を聞くと、これはまた古墳のことと道路の関係が大変もないことだなと、私は本当にしみじみそのときそう思いました。同じ道路であっても、古墳でつくった道路は道路ではないと、そういうことになってきた場合には、これは一体これからどういうふうに考えていったらいいだろうと、私は新しい問題点に直面したような感じがしたわけであります。
 こういう問題と今のお話のございましたバイパスと申しますか、今の掛天線とは違う新しい形で通そうという道路が、非常にいろいろな面で支障が今まで起きていると、都市建設部長からもそういう報告を受けたところであります。
 しかし、いつまでもいつまでもそういうことを言い暮らしていたのでは仕方がないので、議員がお話のように、環境アセスメントの調査を一刻も早く市として決断して始める。これがやはり必要ではないか。来年度から予算をきちんとつけて、 3年間でこれを完成させる。そして私の任期の最後になりますが、このルートをはっきり確定させて、そしてそれを県道にしていただく。失礼ですが、市の方でこれをやるということは非常に難しいことでございますので、県道にしていただく。こういう形にしようと考え、先日袋井土木の所長に会いまして、今度の議会でこういう御質問がありますので、私はこう答弁したいと申しましたところ、所長個人としては「わかりましたよ」と、こういうお話であります。したがいまして、きょうこの場では、私としてそういう決断をさせていただきたいということを申し上げさせていただきたいと思います。
 環境アセスメントがなぜ 3年もかかるかという点については、御参考のために都市建設部長から補足して説明させたいと思っております。
 次に、現道についての安全性でありますが、お話のとおりでございます。一部歩道はできております。しかし、大多数ができていないというふうに申し上げて過言ではないと思います。
 先日私は、部長と 2人でこの道路を見てまいりました。そうしましたところ、ありがたいことに、用地を買わなくても歩道の、要するに建設予算さえつけてもらえればいけるというところが、非常に多いわけであります。いこいの広場の手前とか、崖がこうなっているとか、そういうような一部の場面はあります。ありますが、ほとんどがいける。それから豊田議員のお住まいのお仕事の御近所辺りは、北側が田んぼで、全然家もありません。そういうところは御勘弁いただくということで片側かもしれませんが、お金を用地に投入しなくても、ほとんどやれるのではないか。したがって、県の方では、用地を買うということになるとなかなかできないが、用地をいいというならば、歩道は順次やりますよという姿勢を示してくれておりますので、私は早速、来年度からでも計画的にやっていただけるような施策をこれから進めていきたい。これは県のやることですから、私がここでやりますと断定できる話ではございませんが、来年度からどんどんやっていただけるように、そのような御期待に沿うようにいたしたい。
 なお、用地を買わなければならない点については、今後またその部分にいったときにいろいろ考えて、市で協力ができるものなら協力するとか、今度の千羽のところなんかはそうでございますので、そういったような形でやれるものだったら、市の方も協力してやってもらうとかという形を考えたいなと思っております。
 なお、議員御存じのとおり、いこいの広場の少し手前のところに和田岡の方へ行く踏切があるわけでございますが、私は自分がドライバーで、あそこに行くたびに恐怖心を感ずるわけです。和田岡の方からあの県道に出て来るとき、電車が来ないかどうかというだけならいいですが、向こうの広い通りの車とぶつかりはしないか、これが一番怖いわけでして、あそこはどうしたらいいか。信号をつけたくてもあれでは無理かなと思ったり、踏切を広くすればできるのかなと思ってみたりしておりますが、できれば議員もお力をお貸していただいて、今後あそこの安全対策は考えていかなければいけないのではないかなというふうに思っているところでございます。
 それから、次に天浜線の問題でございます。
 天浜線につきましては、今までは天竜市の市長が社長でございましたが、天竜市が合併をいたしました関係で社長を降りられまして、今度県の局長職ですか、やっていらっしゃった方が専任の社長としておいでになりました。そして会社の会長に浜松の市長が就任され、不肖私が副社長、名前だけいただいただけでも大変なことだと思っているわけですが、そういう立場に私は今回なったわけであります。しかし、今までまだ一度も取締役会はございません。来月の中旬に、浜松市役所で第 1回の取締役会が予定されております。
 先日、天竜市におきまして、そうした社長の交代等のことがございました。その際に私は、大変差し出がましいようでございましたけれども、私としての天浜線の 1つの夢、理想みたいなものを書面で提出いたしました。
 それはどういうことかと申し上げますと、旧二俣線というのは、戦争の当時に、東海道線がもしやられてしまったら、こっちの鉄道でやれるという意図があってつくったと、私は伺っております。その後になりまして、今の第三セクターになっていったわけでありますが、この鉄道は使い方次第ではものすごくおもしろい、高齢化社会の観光的鉄道とか、あるいは子供たちがはしゃいで喜ぶような鉄道とか、あるいは地域地域の名所を訪ねる鉄道とか、あるいはまた何と大井川鉄道から名古屋までつなげられる鉄道だ、こんなふうに実は私は考えているわけであります。
 私が代議士当時、東遠地域経済研究会という会をつくっていただきまして、経済人の方で一緒に地域のことを考えていて、それが新幹線や東名をつくるときに大変力添えをしていただいたわけでございますが、私は当時から、大井川鉄道を掛川の駅まで延ばして、掛川から出るということを提案してきたわけでありますが、JRの方はそれはもうとても協力的でございまして、線路もほとんど同じに使えるし、それから金谷のところも簡単にやれる。よかったら明日からでも始めてもいいと当時お話があったのでありますが、当時の金谷の関係の方々が、金谷から掛川に行ってしまうと、素通りされて商店街が困ってしまうというお話があって、結局できなかったわけであります。
 今回、また大井川鉄道の関係の会がありましたので、私が参りましてその話をしましたら、本川根の町長とかそういう方々は、「戸塚進也さんの言ったとおりだ、我々川根筋の者は、掛川の新幹線から大鉄をつないでもらうことを期待している。」と、こういうお話が出ましたので、非常に喜んだのですが、そこで島田の市長が「ちょっと待った、そうなると新金谷の商店街の人が困るよ。」と一言ありましたので、簡単ではないなとは思ったのでありますが、しかし、こういう話が上手にできていけば、まずそこまで行ける。
 今度は、そこまで行ったものを、あれは確か大井川鉄道は名鉄の関係の資本も入っているかと思いますので、今度は今の掛川から天浜線の方に乗り入れてもらいまして、そして西鹿島のところで浜松の方に行く電車と交流できますので、一部は今度は浜松の新浜松まで行けるような形。
 それから、新所原のところはもうちょっと行けば豊橋でございますので、そこをJRと乗り入れすれば、結局大井川鉄道から豊橋までつながるということになりますと、これは本当にすばらしいものだなどと私が申しましたので、またいつものが始まったと笑われるかもしれません。しかしこれは、私が生きている間はできないかもしれませんが、そのくらいの気持ちでこの天浜線というものを、将来本当に夢のあるものに育てていくのがいいのではないかと、私は考えている次第であります。
 私は副社長というのは名前ばかりだと思いますし、まだ大鉄の方は何もやっていませんけれども、私がその発言をしたら、わざわざ大鉄の偉い人たちがみんなで市長室に来てくれまして、「非常にうれしかった」と言ってくれましたが、どうも天浜線の方はいろいろ御提案しても、ちっとも反応がないので、ちょっと残念です。しかし、取締役会でははっきりそういうことを申し上げて、今の豊田議員の天浜線に対する大変な熱情もお伝えいたしたいと思っておる次第であります。
 それで、私が今天浜線で当面考えていることは、 1両はいろいろな方々が乗るのですが、そこに必ず 1両後ろにつけて、この 1両は貸し切りとか、あるいは何か夏であればビアパーティをやるとか、あるいはみんなで歌を歌う列車とか、このごろ子供たちが乗る物がありまして、三ヶ日の方に行くのですけれども、トロッコとかに乗ったりするのですけれども、それをうちの者が申し込んだら、もう満員でございますと言って断られてしまったのです。ですから、そういうとても人気番組があります。
 それから、私はサイクリング協会の会長をしておりますが、私のところでは、まず片道自転車を載せまして、それでこっちから走る。そして、また逆に、今度向こうへ走った人は、帰りはこっちに自転車を載せて帰ってくる。そういうことも何回かいたしているわけでございますけれども、そういうことをこれからも私としてはできたら考えていったらどうだろうな。いろいろなイベントとあわせてやっていったらいいのではないかというふうに考えておる次第であります。
 答弁は簡潔にしなさいというお話でございまして、まことに申しわけございません。これが私の天浜線に対する考え方でございます。
 最後に三役の問題でございますが、収入役につきましては、御心配をいただきましたけれども、このたび内部から登用させていただきたいと考えまして、具体的な方のお名前等については、本日の本会議が終わりました後の議会運営委員会にお示しをして、できれば今度の議会の最終で御同意をいただきたいというお願いをいたしたいと思っておりますので、この場では特定の名前は控えさせていただきたいと思っておりますが、時間がかかりましたことをお詫び申し上げ、できれば満場一致で御同意いただけるようになっていただければありがたいと考えているところでございます。
 それから、助役の発言につきましては、先般の議会運営委員会でも御指摘がございました。私からも、その後十分お気をつけになっていただきたいということは申し上げ、御本人も議会運営委員会の際も 2回も自分の言ったことは軽率であったということをきちんとお話されておったわけでありますが、ただ、私が別の会場で伺ったときも、実は自分のところから今の掛川市内のところを来ると何十分かかる。ほかの市のところを通ってくれば、それよりも20分も25分も早く来る。そう考えてみると、おれはばかをみたやというふうに思うけれども、私は掛川市民だ、だから時間がかかってもやはり私はこの道を通りたい。こういうふうに実は助役は言っておられたのでございまして、決してそれ以上の他意があったことではなく、この地域の南北道路を一刻も早くやっていかなければいかんという気持ちが、言葉が足らなかったのではないかと考えておりますので、本当に真面目に毎日やっていただいております。私どもは三役会も 1週間に 1回、部課長会 1週間に 1回やっておりますが、すべて御一緒にいろいろな問題も相談いたしておりますし、大東、大須賀の問題についても、本当に連日、毎日のように、一生懸命に地域の方々のことについて心配もしていただいております。お人柄であります、本当にそのお人柄でございます。どうかそういうことでありますので、言葉については十分今後気をつけていただきますが、本人のそういう真意をぜひ御理解いただきまして、御寛容いただければと思っております。
○議長(菅沼茂雄君) 続いて答弁願います。助役、大倉重信君。
               〔助役 大倉重信君 登壇〕
◎助役(大倉重信君) 今、市長が私のおやじさんのようなことでお話いただきまして、大変恐縮しております。
 私も、議員から御指摘をいただきましたように、合併の大東の責任者として、 1年余、皆様方と協議をしてきたところでございます。
 私の発言でございますけれども、大変不適切な発言であったというふうに深く反省をしておるところでございます。
 私の今の立場といたしましては、私どもの地域のことも含めまして、できるだけ早い時期に懸案の問題を解決していきたいなと、そういう思いがいっぱいであるわけでございます。
 もう 1点は、今市長からも、私が通勤するルートは 3つほどございます。私どもの地域の議員も含めてそれぞれそうだと思いますけれども、 1つは、菊川市を若干通らせていただきますと、このルートが時間的には一番早いわけでございます。しかしながら、どうしても自分の地域内を通って通勤をしたいなというのが本音でございますので、そうしますと若干時間はかかってきております。
 そんな経過がございますけれども、いずれにいたしましても、非常に軽率な発言であったということを十分に反省をしておりまして、議員からもそういうことで御指摘をいただいております。
 今後とも十分に気をつけながら、早い時期の南北道の実現に向けて努力をしていきたいと思っておりますので、お許しをいただきたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(菅沼茂雄君) 続いて答弁願います。教育長、佐藤忠夫君。
               〔教育長 佐藤忠夫君 登壇〕
◎教育長(佐藤忠夫君) それでは、豊田議員の御質問にお答えいたしたいと思います。
 まず 2学期制についてでございますが、先ほど市長からは 2学期制に期待するというようなお話がございました。
 なお、お答えに入る前に、先ほど豊田議員からのお話の中にも出てきました言葉、「ゆとり」、「確かな学力」というのがございましたが、この点について、まず「ゆとり」とは、考えるゆとり、感じるゆとりであるということをまず知っておいていただきたい。「確かな学力」というのは、思考力、判断力、表現力、関心、意欲、これも含めた総合的なものである。これが確かな学力。そういう言葉の意味を踏まえてお答えいたします。
 2002年スタートの新学習指導要領では、ゆとりの中で 1人 1人の子供たちに生きる力を育む新しい学校教育を目指しています。これまで多くの知識を教え込みがちであった教育から、子供たちにみずから学び、みずから考える力を育成する教育へと転換し、確かな学力を身につけさせることを大きな柱としております。
 ゆとりの中で、確かな学力や生きる力を育成する教育改革の 1つとして、 2学期制が考えられます。また、 2学期制を導入することで、各学校において教師の意識改革が図られ、授業改善や行事、活動の見直しが進み、学校が活性化します。つまり、 2学期制の導入を新しい学校づくりの好機と考えています。
 研究指定校の 9校以外に、市内の 4校も加わり、平成16年度から実践研究を積極的に進めてまいりました。
 各学校からは、2学期制の意義やメリットを生かして、子供たちにとってよりよい教育課程を編成していこうとする気運が高まり、今まさに 2学期制の導入を機に、再度教育改革に向けて取り組んでいるところであります。 2学期制は、学校をより魅力あるものに変える 1つの起爆剤であると、ただいまのは豊田議員の旧掛川市、全小中学校の取り組みへの意気込みを伺うということに関するお答えでした。
 次に、試行校における実施報告の中での成果と課題を問う、これについてお答えいたします。
 まず、 2学期制の試行校においては、時間が生み出せます。教師が子供と過ごす時間がふえたり、行事、体験的な活動や反復練習などの時間に当てたりと、有効に活用しています。
 評価の点では、長い期間でじっくりと評価ができ、充実した評価で指導に生かすことができます。
 その次に、新たに学校行事が見直されます。区切りが 2つに減ることにより、行事などの組み方が自在にできます。特に 7月、12月にも行事を組むことができます。
 次に、授業や学習面でのよさは、ゆとりの中で理解や習熟の程度に応じた指導、個別指導や繰り返しの指導が一層しやすくなり、基礎基本の確実な定着を図ることができます。それから、体験的な活動や問題解決的な学習にもじっくりと取り組むことができ、継続したプランが立てやすくなったということであります。子供たちは楽しんで意欲的に学び、思考力、判断力、表現力などの確かな学力を育成しやすくなります。
  7月に夏休みの指導を十分にすることができます。自己課題を持って夏休みに入り、生涯学習に生きる「みずから学ぶ」が、より一層育まれます。
 それから、長いスパンの学習計画を立て、わかるまで確実に指導できます。
 さらに、そして何と言っても、全職員の総意で学校を改革していこうとする意識が高まってきたことです。魅力ある学校づくりが進んでおります。
 また、 2学期制導入前の保護者の不安を取り除くように、努力してまいりました。特に夏休み前に通信票がないので、子供の評価と課題がつかみにくいという点については、面談を設け、きめ細やかに子供の今を伝えるように努めました。その課題として、 1として、前期と後期の気持ちの切りかえが難しい。 2として、秋休みの設定については工夫を要するなどが上がってきておりますが、これらの課題につきましても、今後、各試行校で対策を練って、よりよい 2学期制をしようと創意工夫をしてまいります。 2学期制の課題を魅力ある学校づくりへの挑戦としてとらえ、保護者や地域の理解を得ながら、果敢に進めてまいりました。
 続きまして、 1市 2町合併に伴う旧大東、旧大須賀の小中学校への 2学期制への取り組み、実施計画について伺うとありますので、その点についてお答え申し上げます。
 昨年度から、大東、大須賀地区でも学校 2学期制検討会がスタートし、近い将来の実施に向けて 2学期制の研究を進めてまいりました。本年度からは研究指定校として千浜小が加わり、より充実した 2学期制を求めて進めております。
 当初は、掛川地区については平成18年度より、大東、大須賀地区につきましては平成19年度より実施という方向で進めてまいりましたが、大東、大須賀地区でも平成18年度から実施できるように、 2学期制のよさを生かす教育課程編成をしております。来年度からは、市内小中学校32校が、 2学期制を実施できる予定であります。
 今後も保護者や地域の理解を得ながら、新掛川市の教育改革の一環として進めてまいりたいと考えております。
 以上、お答え申し上げます。
○議長(菅沼茂雄君) 続いて答弁願います。山本都市建設部長。
             〔都市建設部長 山本君治君 登壇〕
◎都市建設部長(山本君治君) 私からは、豊田議員の御質問の西環状線建設につきまして、補足説明をさせていただきます。
 まず、先ほど市長から東環状線の設置についてでありますが、掛川大東線の延長として設置をしたい、こういうような答弁だったのですが、少し訂正をさせていただきまして、県道磐田掛川、東環状ですので東の方です、県道磐田掛川、これはエコパの前の道路でありますが、この道路の終点が掛川大東線になるわけでありまして、その大東線の交差点から千羽インターに向けて、県道磐田掛川線の終点を延長をするというようなことで訂正をしていただきたいと思います。
 それから、西環状線の関係でありますが、具体的に御説明をしていただきまして、まことにありがとうございました。
 この道路につきましては、県道掛川天竜線の混雑を解消いたしまして、第一東名掛川インターと第二東名、仮称でありますが森掛川インターを結ぶ延長15.6キロメートルの、海山連携ルートの主要幹線道路であります。東遠地区からの通過交通を緩和させる主要幹線道路として位置づけをしているところであります。
 そのうち掛川大東線から国道 1号南環状線、エコパ道路延長 6.3キロの完成と、森掛川インターから主要地方道掛川天竜線まで、掛川インター通り線といたしまして約 1キロ間の延長でありますが、都市計画決定を平成10年にしたところであります。残りは 8.3キロあるわけでございまして、西環状線の設置計画ですが、ルートにつきましては、過去 3回ほど案をつくりまして検討したわけでございますが、現在では吉岡原を通るルート案を有力視いたしまして、農業調整をしているところであります。特に広大な農用地がありまして、御質問のように古墳群があるわけでございまして、そういうことでルート設定に非常に苦慮をしているというような状況であります。
 また、本路線の都市計画の決定に当たっては、合併に伴います上位計画東遠マスタープラン、これは静岡県決定でありますが、その位置づけが必要となることや、加えましてただいま市長からも話がありましたように、本格的な環境アセスメントの調査が必要であります。このことが一番の課題になってきまして、 3年から 4年かかるというようなことであります。
 この内容でございますが、なぜこんなにかかるかということでありますが、まず初年度は、静岡県と下協議をいたします。その中で警察の関係、公安協議、交差点の関係もありますので、そういう協議があります。それから、第一東名の関係もありますので、公団とまた協議が必要になってきます。それから国道協議、第一東名と第二東名を結びますので、公団との協議ということであります。それから国道の交差もありますので、これは松浦梱包のところでありますが、その協議がやはり必要になってきます。それから県道の協議、河川の協議、これは原野谷川でございますが、それから天浜線の交差の関係の協議の下協議を行いまして、そして方法書の作成をその年に行っていきたい。これは、地元の説明会を開催いたしまして、公告縦覧をいたします。その方法書を市民に広く縦覧をして、公表する。
 そして 2年目は、四季の調査をやりなさいと、春夏秋冬の調査をやりなさいと、これが 1年かかります。その調査を行うということであります。
  3年目は、前年度の調査結果を踏まえて評価書を作成して、市民の皆様方に縦覧をいたしまして、たくさん意見書が出れば問題があるわけでございますが、意見書がなければ知事へ申請をして、決定をする。
 こういう手続きでありまして、この環境アセスメントの調査の法律というか、これは条例に基づいて行うわけでございますが、静岡県環境影響評価条例という条例がありまして、それに基づく調査であります。
 この西環状線は高規格道路でありまして、 4車の通りであります。東環状については延長が短いものですから要らないということでございますが、延長が長いということで手続きを必要とし、約 3年半から 4年かかる、こういうことであります。
 ただいま市長より早急に進めたいという答弁がありましたので、当調査の推進計画を担当課の方で早急に立てたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありますか。はい、18番、豊田議員。
◆18番(豊田勝義君)  1点だけお伺いいたします。
 掛川天竜線の整備でありますが、市長も現地を見ていただいて、ありがたく思っております。
 通学路において、掛川天竜線と焼津森線の交差点ですけれども、本郷地内にあるのですけれども、これはもうちょっと変則的な交差点でありまして、小学生が通学する時間帯に原谷の駐在さんが交通整理をしていただいて通学しているような状況であります。中央に信号待ちする滞留地があります。そこに15人から20人の子供たちが信号待ちをするということで、その滞留地の前後を車が、本当に何ら躊躇することもなく、走り過ぎて行っております。非常に危険であります。大人が見ても危険ということで本当に思っているものですから、子供にすれば、なおさらのことだと思います。
 平日の 7時35分ころ、市長に一度確認をしていただいて、市内にもこんな危険な箇所があるのだなということをできれば見ていただいて、きっと驚かれると思います。ちなみにこの交差点は、朝 7時から 8時ごろ、この交差点を 1,700台という車が通過をしております。まだまだ、車の通行量が多くなることと思います。
 ぜひ子供たちの安全に対する市長の気持ち、お考えをお伺いし、ぜひ現地を一度確認していただければと、こう思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(菅沼茂雄君) はい、答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) 貴重なことを教えていただきましたけれども、あそこはこちらにガソリンスタンドがあって、向こう桜木の方に行って、こっちが原田の方に行って、ここが原谷の駅の方に行く。本当に私が見ても、信号を見るだけでも難しいなと思う場所でございまして、 7時35分ごろ、また議員とお打ち合わせをして伺って、また学校の先生とか警察とか、いろいろな方と一緒に勉強させていただきたいと思います。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありますか。
 以上で、18番、豊田勝義君の質問は終わりました。
○議長(菅沼茂雄君) この際、暫時休憩いたします。
                 午後0時9分 休憩
                 午後1時0分 開議
○副議長(鈴木治弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○副議長(鈴木治弘君) 一般質問を継続いたします。
               10番 八木宏之君の一般質問
○副議長(鈴木治弘君) 10番、八木宏之君の発言を許します。御登壇ください。
               〔10番 八木宏之君 登壇〕
◆10番(八木宏之君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。
 合併をし、新掛川市が誕生以来、早半年が過ぎ、 1市 2町からの持ち寄り予算を主体として編成された当初予算も、まずは計画的に執行されつつあります点、行政執行者である市長初め市当局の皆さんに改めて敬意を申し上げます。
 それにしても、合併半年間を振り返ってみて、生涯学習運動と社会教育活動の取り組みを初め、自治会活動の中で行われる地域防災訓練、敬老会の取り組み等、行政手法の違いをまざまざと感じ、よしあしは別として、同じ地方行政を執り行うにもこれほど差があるのかということを改めて感じた半年間でありました。
 新市の建設計画の序文には、 1市 2町が 1つになり、11万 5,000余の市民が等しく求める利便性の高いまちづくりを進めることを基本とされておりますので、その点に重き置き、次の 6項目について質問させていただきます。
 まず第 1は、健全財政維持について伺います。
 旧掛川市では、夢と理想を求めて他に先駆けた特色ある政策が展開され、次々と社会資本の整備がされてきましたが、一方ではこれが足かせとなって市の台所事情が心配されます。
 平成16年度の一般会計決算から見て、義務的経費とされる公債費の占める割合が約20%に達し、非常に高い点がうかがわれます。特に当該年度は減税補填債の一括償還のため、同額の借換債を発行したとのことですが、厳しい財政事情の中で財源確保の知恵がうかがわれますが、こうした手法が、逆にこれからの財政を圧迫していくのではないかと心配されますが、いかがでしょうか。
 特に市長は 6月議会で、掛川市の財政は非常に心配だ、精査してみるとのことでしたが、精査の結果はどうであったか、伺います。
  次に、下水道について伺います。
 地球的規模で環境問題が叫ばれている中で、旧大東町では 1級河川菊川の浄化のため、下水道エリア、農業集落排水エリア、合併浄化槽エリアに区分をして全町下水道化計画を策定し、それにより三点セットで事業が推進されてきました。その結果、今までに公共下水道の進捗率60%、土方地区の農集排が73%に達し、順調に推移してまいりました。
 さらに、計画では中地区、佐束地区を農集排エリアとして取り組むことになっていますが、これが新市としての対応のため他地区との整合が必要となり、先行き不透明な状況とのことであり、関係する地域住民は大変に心配をしております。今後、中、佐束地区をどのような手法で進めるのか、また、合併浄化槽のエリアの組織化はどのようになっているのかを、あわせて伺います。
 さらに関連して、使用料金についても伺いますが、合併一元化計画では 3年後に調整するとありますが、同じ市の中で、水道料金等もそうですが、幾つかの公共料金の違いがあっては矛盾を感じますので、互いに経過や考え方の相違点等を調整して、 3年を待たずしてできるだけ早い機会に統一できるよう要望をいたしますが、いかがですか。
 次に、介護保険制度について伺います。
 少子高齢化の社会現象は、ますます深刻化してくると思います。我が国の男性の平均寿命は78歳、とりわけ女性の平均寿命は85歳で、世界一の長寿国となりました。これは、我が国の医療や福祉制度が世界的に見ても充実していることがわかります。
 一方では、老人医療制度や介護保険制度でこれを支える側に立って考えるとき、何か複雑な気持ちを抱かざるを得ません。
 平成12年度からスタートした介護保険も、特に施設サービス利用者が多く、早くもこの10月から一部制度改正がされると伺います。介護は原則として在宅介護が基本でありますが、介護度が高まれば高まるほど家族の負担は大きく、これが長期化すれば、家庭崩壊にもなりかねません。
 このようなことから、施設サービスに頼る傾向がさらに高まっていくと思いますが、介護老人福祉施設への入所判定会では、家庭の事情や状況を考慮して優先順位が決まるようですが、家族に介護ができる人がいる場合は優先順位が下がるような矛盾があるようですが、いかがでしょうか。
 人間、だれもが平等に年を取って、やがては老いていくわけですが、高齢化問題をいろいろ考えるとき、健康寿命を長くして、寝たきりや認知症で過ごす期間も世界で一番と言われるこの平均寿命と健康寿命の格差を、いかにして縮めるかが課題とされます。寝たきり老人にならないため、予防対策も健康なうちに啓蒙していかなければ意味がありません。どのような指導をされているのか、伺います。
 また、命の尊さから考えれば、延命措置なる言葉を軽々に使うべきではありませんが、全く治癒する見込みのない患者に高額医療を用いて治療する行為の実態を思うとき、我が国の老人医療制度のあり方に疑問を抱かざるを得ませんし、長い人生をプライドを持ちながら、自分の人生に誇りと自信を持って社会で活躍してきた姿を思うときに、尊厳死とか延命措置について複雑な思いがしますが、どのように考えるか、伺います。
 次に、海岸保安林の松食い虫防除対策について伺います。
 ことしもまた松食い虫の被害があちこちに、赤茶けた被害木が目につきます。白砂青松とうたわれた海岸線一帯の松並みは、先人たちの努力により人工的に植えられたもので、その結果が海岸線を保全し、海岸砂地農業を守り育ててきたものです。私どもにとってはかけがえのないものであります。
 しかし、ここ数年、特に見る見るうちに被害を拡大していく松並みが、全滅寸前となりました。環境問題との狭間の中で、ヘリコプターによる空中散布のエリアも縮小され、枯死した樹木を伐採して消毒し、被害の拡大防止を図る。いわば気休め程度の方法しか対応策がなく、抜本的な対策が見い出せないまま、今日に及んでいます。かけがえのない白砂青松の保護のため、抜本的な対策を検討願いたく、伺います。
 次に、荒れ地対策について伺います。
 田や畑の整備された田園風景は、四季において装いも新たな、美しい国土保全の立役者であると思います。しかし、農家の後継者不足が原因で年々荒廃農地が目立って、美しい景観や環境を損なっていることは、まことに残念であります。
 大東地区では、行政と農協が協力して、農業振興を目的とした「農業活性化やる気塾」という名称で組織ができています。例えば、荒れ地所有の地権者との調整を図りながら、担い手に土地集積をして耕作を頼む制度を支援しながら、効果を上げておりますが、そうした農業全般にわたる問題の研究制度をどのように考えるか、伺います。また、支援体制も含めてお答えをください。
 最後に、全市統一しての防災訓練を実施することを提唱します。
 この間の 9月 1日の防災訓練は地震予知訓練でありましたので、小規模な訓練に終わったものと解釈をしております。しかし、地震防災を初め災害への備えは、合併によってすべて新しい縦割り組織が編成されましたので、市、消防、自治会の統一された組織の中で十分な訓練を行い、一朝有事に備えるべきと思いますが、いかがですか。
 以上で、私の 1回目の質問を終わります。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 まず、八木議員が見識を持って今後の市の財政を御心配いただきましたことに敬意を表し、また議員の立場で分析をなさったことについても非常に正しい分析ではないかと私は思い、敬意を表する次第でございます。
 これから申し上げることは、旧掛川市財政についての私の考えというふうにお聞き取り願いとうございます。旧大東、旧大須賀については、大体一般の自治体とほとんど変わらない形ではないか。今度の決算をごらんいただきましてもそんなふうに思いますので、主としてこれから私が自分の感じとして申し上げることは、旧掛川市であるというふうに御判断いただきとうございます。
 先日、内藤総務委員長を初め総務委員会の方々が北海道に視察をしてくださいまして、夕張のお話を御報告くださいました。ここはかねては炭坑でものすごい勢いで繁盛していたところが、炭坑がなくなり、人も減り、それこそ言葉で言えば倒産寸前のような形になって、本当に気の毒なような状態であった。しかし、その中に病院も 3つもあって、どうやってやっていけるのかと思ったと委員長がお話くださったのであります。
 これと比べますと、掛川市の場合には、議員が御指摘にありましたように、社会資本の充実とか、あるいは日本全国に例のないようないろいろな考え方をされましてまちづくりを励んでこられたわけでありますから、決してこのことが夕張のような形になっていると申し上げるわけではない。そこにそれなりにちゃんと将来のまちづくりのために掛川のお金は生きて使われていたと、私はそのように承知いたしております。しかし、だからといって、この財政をそのままにしておいてもいいというものではないような気がするのであります。
 以下、私の考え方を申し上げますと、第 1に当初予算でも 440億円のうちの66億が公債費でございます。先ほど議員が20%という御指摘もございましたが、こうしたことは隣に御前崎市のような裕福なまちが存在する関係で、これはやはり本当に真剣にこの比率を考えていかなければいけないのではないか。
 次に、掛川市で起債をする場合に、すべて総務省に伺わなければならないという指数は20でございますが、今このまちは12から13と伺っております。したがいまして、まだその間には 7、8というゆとりがあるわけでありますが、知らないうちにゆとりがいつの間にかなくなってしまうことも考えられますので、決してこれも等閑視できないというふうに考えなければいけないのではないかと私は思っている次第でございます。
 次に、当市の一番特徴は開発公社にあります。この開発公社の中には、前 6月の議会や全協でも御報告しましたように、 3つの性質がございます。 1つは、これから事業をやるためにあらかじめ取得しておく事業、もう 1つは、これは一時取得しておくけれども、将来どこかに売り払うという形のもの、これは私は 2つともやむを得ないと思うのでございます。
 一番の問題は、既に例えば学校施設とか幼稚園施設とか、その他のいろいろな公共施設で、もう施設として使っているもの、つまり当然一般会計の予算で処理していなければならないものが、いまだに開発公社の中に存在しているのが、約でございますが、20億円ぐらいあろうかと思うのでございます。今、私は事務方に命じまして、県内の同一例を調べさせましたが、 1つもございません。全国全部を調べればまだあるのかもしれませんが、少なくとも県内にはそういう例はないわけであります。
 私は、近いうちに監査委員の方、お二人にお願いいたしまして、このことについてどう処理したらいいか、御指導を得たいと思っております。今度の16年度の監査報告の中にも、監査委員からこのことについて触れられておりまして、これはすぐにはできないかもしれないが、だんだんに解消しなさいと、こういうような御指示が載っていたかと私は思うのですが、私の市長の任期は 4年でございます。私は、できればこれを 4年間ぐらいの間には、20億を 5億円ぐらいずつでも一般会計の中に、元に、正常な形に戻していったらどうだろう。しかし、 1年間に 5億円というお金が、もう先に使ってしまったものを予算に入れていくわけでありますから、これはすこぶるなかなか、またこの20億円が大きな負担になる可能性もありますが、いつまでもこれを置いておいたのでは、次の掛川市政をやっていただく方が非常に困るだろうと思いますので、私は監査委員の御意見を伺って、措置をさせていただきたいと思っている次第でございます。
 次に、過年度支出というものでございます。これは今度幼保園が一番わかりやすい例でございますけれども、要するに民間の幼保園をつくることを社会福祉法人にお願いして、例えば 5億なら 5億のお金を仮にそこで使ったといたしますと、それを20年ぐらいかけて市の方はこれを返していきます。だから、 5億円というお金が一遍にかかるのではなくて、25年間ですから、 1年間では元金だけ言えば 2,000万円ずつということになると思います。 2,000万円ずつ25回払えば 5億円だと。もちろん金利もかかりますから、それよりもっとかかるわけでありますが、元だけ言えばそうであります。
 しかし、それが 1つならば、毎年 2,000万円でいいわけですが、それが 6つ、 7つというふうにずっとなってきて、それがずーっと後年度負担ということになってまいりますと、やがてこの年は何億、この年は何億というふうに、どうしても負担しなければならないものがずーっと重なってきてしまう。こういう形のものは、実は掛川の財政の中には今までも存在したわけでありまして、今度幼保園というものが出てまいりましたときに、その負担を考えていかなければならないという問題があるわけであります。
 これも、私は自分の任期が 4年ということを考えてみますと、その中でいろいろ考えていくと、非常に複雑なものを感じて、後の市長なり後の議員に、このものを全部借金をお願いしなければならないというと非常に心が痛む面もあるので、したがって、これをやらないわけではありませんが、そういうことも十分考えて、秩序正しくやっていかなければならないのではないかというふうに考えているとふうに御解釈いただきとうございます。
 それと、今議員から御指摘がありましたが、私が今一番今心を痛めている問題は、総務部長から、子供たちの体育館の補強とか、あるいは学校の耐震の補強とか、給食関係も非常に傷んできておりますので、その給食を共同にしたりいろいろする場合の費用が、全体の今までの財政計画の中にまだ入っていません。こういう話があるわけであります。今私はそれを取り寄せまして、この議会でも終わりましたら、真剣にこれをどうやって、何年度にこれを入れたらいいか、計画にないものを入れるわけでございますから、したがってそれだけ財政負担はふえていきますが、子供のことについてだけは、私はどんなことがあっても何とかしてあげたい、自分の気持ちはそう思っておりますが、実際にはそのような形で相当大きな財政負担をこれから伴ってこなければならない。
 以上、こういうことを考えますと、掛川市財政というものは本当にこれは厳しく考えて、これからできる限りの節約に努めたり、あるいはまた借入金をなるべく少なくしていくように考えていくべきではないかと考えている次第であります。
 なお、国の方からも行革の方針が示され、県から指示がありまして、ことし中には、当市の財政状況とか、議員とか三役の報酬とか、市役所の職員の退職金の平均とか、あるいは給与の平均とか、そういったものをすべて公表しなければならないことになっております。これを公表しなければ、国の交付金を出さない。これほど厳しく言われておるわけでございますので、今度の16年度決算を議会で御認定いただきましたならば、その御認定いただいた内容も含めまして、11月 1日の広報かけがわにおきまして、市民の皆様に掛川市の財政状況をできる限りわかりやすく公表させていただく、こういうことにさせていただきたいと現在考えている次第でございます。
 次に、下水道の事業のことでございます。
 下水道整備につきましては、合併協議会におきまして、現在の計画を尊重し、新市において策定する事業計画に基づき、速やかに統一を図ることが確認されております。新市における下水道整備計画につきましては、平成19年度策定を目指し、作業を進めておる状況でございます。
 御質問の公共下水道大東処理区につきましては、平成 7年度から事業に着手し、平成16年度末の進捗率は60%となっております。残る未整備区域につきましては、本年度に最終事業認可を取得して、新市下水道整備計画との整合を図りながら、当初計画の平成25年度事業完了を最終目標とし、早期完了を目指してまいりたいと考えております。
 農業集落排水事業土方地区につきましても、平成10年度から事業に着手し、昨年度当初に処理施設を暫定供用開始し、来年度の事業完了を目指して未整備区域の管路埋設工事を進めているところでございます。
 中、佐束地区につきましては、旧大東町での農業集落排水事業計画を念頭に置き、投資効果や財政計画及び事業手法等の検討を重ね、新たに策定する新市下水道整備計画の中で検討してまいりたいと考えております。
 使用料の一元化につきましても、合併協議会におきまして、合併時はそれぞれ現行のとおりとし、新市において下水道計画を策定した上で統一に向け調整すると確認がされております。使用料につきましても、策定する新市下水道整備計画と密接に関連しているため、同時に作業を行っていく計画であります。
 合併浄化槽の組織化はどのようになっているのかとの御質問でございますが、これは旧大東町におきまして公共下水道及び農業集落排水施設等の集合処理以外の地域につきましては、合併浄化槽による下水処理とし、その維持管理について管理組合を設立し、運営していこうというものでございます。これにつきましては、新市下水道整備計画の中で検討してまいりたいと考えております。
 次に水道でございますけれども、水道がどのくらいの状態で完璧になるのかという点につきましては水道部長から説明をさせますが、今アスベスト問題も言われております。石綿問題でございます。さらにまた、管の老朽化の問題でございます。これは、おかげさまで掛川市全体とするとかなり進んでおりますので、これをできる限り早く実現いたしまして、市民の皆さんが安心して水を使っていただけるような形を一刻も早くやりたいと思っております。
 料金の問題でございますが、これがまだ非常に難しゅうございまして、議員御案内のとおり、旧掛川市の場合は、言うならば自分で歩くと言いますか、自立的な会計という形の中でやってまいりました。
 大須賀町につきましては、要するに水道にこれだけお金が足らなくなると言えば、一般会計会からこれだけお金を出しましょうというような、そういう姿の計算でやってきたわけであります。
 大東町につきましては、その中間と言いますか、そんな感じでやってこられましたが、大東町の場合には、使う水の性格、飲む水とか工業用とか、いろいろあると思いますが、そういったことによっての料金の違いもあったようでございます。
 そのようことで、この全く違っているものをこれを 1つにして料金を一体化するということは、大変難しい問題でございますので、平成19年度に大井川企業水道の水道の単価が相当値上げされると予想されております。そういうときまでには 1市 2町のそれぞれ違った形の中での調整も含めまして、そしてできる限り速やかに 1つの料金でやっていけると。その場合も、できるならば、水道料金もできるだけ値上げしないようにと思っていますが、今回の企業水道の値上げはかなり大幅だということも聞いておりますので、その辺のことなども注意深く考えながら、できる限り早く水道料金が統一できるように努力いたしていきたいと考えております。
 それから特養ホームのことは、最も私たちが関心が深い問題でございますが、これは先議会でも申し上げましたように、国の方針が、子供たちの身障の方も含めまして、できる限り家庭でやってくれと、もうみんな預かるということは限界だよというような、そういう指導がここ二、三年、ずっと強くなっておるのが実情でございます。
 しかも、公的病院に行きましても、病気で入院したと言っても、これ以上よくなる見込みはないから、悪いけど早くかわってくださいというような形で、病院を転院せざるを得ない方もいるということも非常に大きな社会問題であります。
 そして、そういう状況ではあり、また家庭で一生懸命世話をしてはいるのですが、いまだにどうしても入れてもらいたいという方が、この掛川市内にもまだ施設に対してはかなり残っている。
 こういう状況でございますので、民間の方の今やろうとしている施設も含めまして、できる限りお困りの方は収容できるように、私どもも今後努力をしていくべきだと、このように考えております。
 同時に、健康で、長く生きることは結構ですけれども、健康を損ねて本当に自分自身もつらい、家族もつらいという感じで長生きしても、果たして本当にそれが幸せな長生きかということになると、とても難しいわけであります。
 ですから、そうならないようにするためには、まず自分が気をつける。それから家族が気をつけてもらうわけですが、こういった公の立場でもぜひラジオ体操をやってくださいと私が申し上げておりますのは、これか大変効果があるようでございますので、 各地区で高齢者の方にラジオ体操をやっていただくということで、最近静岡の指導者で、掛川の葛川出身の松井さんという方に来ていただいて、各地でお年寄りの方にラジオ体操の講習をしていただいておりますけれども、これも 1つの方法かと考えておりまして、できるだけ健康でいられるようにという形の中で、私どもも行政の中でできることは精いっぱいやらせていただく。
 さらにまた、今度ごみの焼却場、環境資源ギャラリーのところにはプールもできるわけでありますが、そのプールはお年寄りの方が歩いて歩行の強化をする、これも大変にいいようでございます。
したがいまして、プール、泳ぐプールではなくて歩くプール、こういうものについても、民間が持っているものも含めて、市内の高齢者の方ができるだけ使っていただけるように、私は最善の努力をしていきたい。
 さらにまた、できるならば大東温泉とか、あるいはまたならここの温泉とかというような準公営の温泉につきましては、市内のお年寄りの方ができるだけ入っていただきやすいような環境というものを一刻も早く整備して、お年寄りの方に温泉で養生をしていただいて、病気にならないようにするなどのような、私どもでできる方法は、ありとあらゆることを考えていきたいと考えております。
 それから、尊厳死についてお話がございましたが、これは国会で相当議論があり、恐らく近い将来、法制化されるのではないかと私は見ておるわけであります。特に今回、与党が大勝した安定した国会になりましたので、こういう問題について、恐らく相当にじっくりと、与野党で話し合ってもらえる雰囲気になるのではないか。
 そしてこれはお年寄りだけでなく、若くても全く 3年も 5年も眠り続けたままずーっといてというような方も中にはあるわけでありまして、こういう方についてもどうしたらいいのか。これについて、本当に国会でよく法制化をしてやっていただきたい。
 私はこう思っているわけですが、ただ、私が個人としてどこまでも考えていることは、この問題は個人差があるわけでありまして、例えば80歳なら80歳になったらもういいとか、そういうべきものではない。人間の死というものに対しての考え方は、医師というきちっとした資格を持った方があるわけでありますから、この医師の判断というものをどこまでも大事にしなければいけない。それから、年齢が90であろうと80であろうと、それだからもうどうなってもいいというようなことでは私はいけないと、このように思っているわけであります。
 人間は、八木議員御自身も近所をごらんになっても、あの人が70というけど、ばかにふけているなという場合と、あの人は90になったって本当かな、まだ75じゃないかというふうに、個人差がものすごくあるわけであります。したがいまして、それぞれがみんな長生きのために、健康のために頑張ってもらうわけでして、それがあと、この人はもう無理だという判断は、素人でなく医師がやるべきだと、私は考えておる次第であります。
 それから松食い虫につきましては、先般も 7市の市長会でも非常に話題になったわけでありますが、最近、松食い虫に強い松というものが出てきたそうでございまして、これから植える場合は徹底的にこれを植える。
 それと、議員から通告がありましたように雑木も入れるべきだという、これが大変役立つそうであります。したがいまして、このことについても、御指摘のような形のことを十分考えていきたいと思っております。事務方から答弁させたいと思います。
 最後の農業のことについてでございますが、これは議員の御専門でございまして、やる気塾というのは議員が中心になってやっていただいたと承っておりまして、非常に成功して、旧大東の農業が今日までどこにも負けないと言われている根底の中には、こうした農業に専業して熱心なリーダーとして仲間をつくってやっていく、この考え方が非常にいいということは十分知っております。
 それがもう関係の人たちに鳴り響いておりますので、旧大須賀、旧掛川でも、来年度くらいからはこの旧大東でやっていらっしゃった制度を、全部ではなくても各地区でもって一部でも取り上げて、この精神でやっていくということを既に考えている人たちもおりますし、行政もそのことに対して財政の御協力もさせていただきたい、このように考えている次第でございます。
 担い手の問題につきましては、つい数日前、いよいよ国が農業に株式会社を導入するということを認めるというふうな制度になってまいりました。今までは特区ということでございましたが、今度は全国で認める。こういうことになってきたわけでありまして、新しい時代と考えております。
 私は20年ぐらい前から、農業に株式会社というものがあっても悪くはないのではないかと、個人では思っておりました。ただ、それは当時は、それをやられると小さい農家というのはひとたまりもない。農業がみんなそういう会社の大きい商社などにやられてしまうという思想がありまして、なかなかできなかったわけでありますが、今日は農家の方自身が株式化していただく、こういう考え方が一番大事ではないかと思っているわけでありまして、現に有限会社等では、清水辺りのお茶工場でも大成功しているところもございます。これからは国が認めたこういう制度というものを、できる限り農家の方自体が活用していただくように私はお勧めしたいと、このように考えております。
 同時に、どうしてももうこれは持っていけないという農地については、やはりやる気のある方に、農協等に中に入っていただいて、そして円満に使っていただけるような方法、なかなか売買は難しいと思います。貸していただくことが多いと思いますが、その貸せるということが、一般にはそう簡単に言っても、貸せる側にはなかなか複雑な気持ちがあると聞いております。そこら辺をもうちょっとみんなで話し合い、農協の協同精神を発揮していただきまして、せっかくの農地を荒らさないで、お茶にしましても、あるいは野菜にしましても、立派に作っていっていただけるような、そういう制度というものを掛川市農協も夢咲農協もやっていただきたいと考え、私もそれには全面的に協力していきたいと考えております。
 残余のことにつきましては、関係部長からお答えさせていただきます。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁願います。中山水道部長。
              〔水道部長 中山幸男君 登壇〕
◎水道部長(中山幸男君) 私からは、 3の (1)料金の統一の見通しについて、市長の答弁に補足説明を申し上げます。
 水道料金については、合併協議会の調整方針に基づき、現在、合併前の掛川、大東、大須賀の地域別の料金を適用しており、現在 1市 3料金制となっております。
 水道料金の統一については、ただいま市長からお答えしたとおりでこざいますけれども、水道使用者の公平性と水道事業の一体的な発展を図るためにも、必要であると考えている次第であります。
 御案内のとおり、水道事業は地方公営企業法に基づく公営企業としまして、受益者負担と独立採算性を原則に経営が行われており、水道料金の統一には料金算定が必要になってきます。その料金算定でありますけれども、水需要の予測と、これに対応する施設計画を前提としまして、人件費や受水費、修繕費、減価償却費等々の営業費用と施設の維持拡張に必要な支払利息や資産維持費であります資本費用の合計額を基本として行われるのが基本であります。したがいまして、本年度は資本費用算出の元になります水道施設の整備計画を含む水道基本計画を策定していくことになっております。来年度は、この計画に基づいて施設の整備計画、あるいは財政計画、経営の効率化計画、そういったものを策定し、料金統一の準備を進めてまいりたいと考えております。
 料金統一には、 1市 2町のこれまでの水道の歴史の違いによります料金体系とか、いろいろな違いが存在しますし、広域水道料金の改定等による水道財政への影響もいろいろ考えられますので、そういった多くの課題を今後十分検討し、水道料金の統一を進めていく、こういうことであります。
 以上で私からの補足説明とさせていただきます。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁を願います。松永健康福祉部長。
             〔健康福祉部長 松永正志君 登壇〕
◎健康福祉部長(松永正志君) 私からは、特別養護老人ホームの入所基準と優先順位について、お答えいたします。
 現状につきましては、平成15年 4月 1日から県により示されました優先入所指針に基づいて実施をしております。優先入所指針では、介護度、家族の状況、住所地の 3項目を点数化しまして、それぞれの施設内の優先入所検討委員会において判断し、入所順位を決めております。この委員会は、施設長、生活相談員、介護職員、看護職員、そして介護支援専門員等、そして施設外で医師等の第三者を加えまして、公平性を保つように配慮されております。
 以上で、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁を願います。鳥井農林商工部長。
             〔農林商工部長 鳥井 暹君 登壇〕
◎農林商工部長(鳥井暹君) 八木議員の質問の 5番目でございますが、海岸保安林の松食い虫対策につきまして、補足説明をさせていただきます。
 新掛川市につきましては、約10キロの海岸を有するわけでございます。この海岸部には白砂青松と言われる松林が二重、三重にも重なりまして、昔から風、砂、塩の害から海岸付近の住民と農作物を守ってまいりました。しかし、近年は、御指摘のとおり松食い虫による松枯れが多く発生いたしまして、海岸防災林の機能が著しく低下しているのが現状でございます。
 このため、以前から春に行います予防剤の空中散布を中心とする予防と、秋の枯れた松を伐採する駆除の 2つの防除事業を実施してまいりました。近年の環境への住民意識の変化と、森林の管理の不徹底、それから整備の遅れ、これらから実質的には効果が上がっていないのが現状でございます。
 御提案いただきました松食い虫による被害から松を守るために、松食い虫に強い松の植林とあわせまして、松以外の広葉樹への樹種転換を含めた事業を現在、保安林を管理する県の調査に基づきまして、検討または一部で実施をしているところでございます。
 これからの松食い虫対策事業及び海岸防災林事業の保育事業等につきましては、去る 8月24日に発足をいたしました海岸地域住民で組織いたします掛川市海岸防災林保護組合を中心とした住民参加による事業を実施し、松林の保全に努めてまいりたいというふうに考えております。
 次に、質問の 6番目にございます農業についてでございます。
 まず第 1番目には、荒れ地の問題を集積をし、担い手に渡すその支援策ということでございますが、現在、御存じのように農業経営を取り巻く状況の厳しさから、全国的に耕作放棄地というのはふえる傾向にあるわけでございます。本市においても、平成12年の調査でございますが、 317ヘクタールが荒れ地になっております。これは耕地面積の 7.5%に当たり、さらに増加の傾向にあるのが現状でございます。
 この耕作放棄をされます農地につきましては、もともと土地の形状が悪かったり、日当たりや土質が悪かったり等、耕作条件が非常に悪いという農地が多いわけでございます。したがいまして、新しい借り手がなかなか見つからないのが現状でございます。
  現在の市の考え方といたしましては、まず第 1に、地域の一番の担い手である認定農家にこの農地を集積をし、この方々に耕作をしてもらうことをまず第一に考えているわけでございます。次に、農業法人のような組織に担ってもらうということも考えているわけでございます。そしてまた、集落全体を組織としてとらえる集落営農による農地保全の方法も、今後推進してまいりたいというふうに考えております。次に答弁申し上げますやる気塾等で、これらはそれぞれの地域の実情を踏まえた中で考えてまいりたいというふうに考えております。
 このような取り組みをするためには、事業の円滑な推進のためのソフト事業や、もちろんハードである基盤整備事業等、双方を国県の支援をいただきながら、最も地域に適した手法を選択してまいりたいというふうに考えております。
 次に、農業活性化やる気塾の関係でございますが、新掛川市でどのように考えているかというような御質問でございます。
 平成 5年に、旧大東町におきまして、大東町農業の将来展望を描いた新農業ビジョンを策定し、この推進組織として大東町農業活性化やる気塾を発足をし、現在に至っております。本年13年目を迎えているわけでございますが、この組織につきましては、本部塾と地域塾で構成をされておりまして、構成員は農家だけではなくて、農家の代表、そして消費者代表、県、町、農協により構成をされております。
 本部塾につきましては、町が事務局、地域塾は農協の各支店が事務局となり、これまで旧大東では 6地区でこの運営に当たってまいりました。地域塾については、個人で解決できない農業問題を地域全体で考えたり、地域農業の活性化を地域全体で模索していくことが、この塾活動の目的となっております。また本部塾では、各地域塾と本部塾での活動を相互に確認しあい、各地域の農業状況を把握しつつ、必要な手だてを加えることを目的に活動を展開しております。
 このハード事業といたしましては、水田のパイプライン化、そして暗渠排水、排水路や農道等の整備、数々の事業を実施しているわけでございます。加えまして、ソフト事業として、農事組合法人の大東農産や有限会社の佐束ファーム、そして農地の流動化による集積等に成果を上げておるのが実態でございます。
 この組織、仕組みにつきましては、先ほど市長からもお話がありましたとおり、県でも大変評価をいただいておりますので、今後は旧掛川市と旧大須賀町に同じような組織を設立して、拡大をしてまいりたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、農協の御支援をいただきながら、市としても進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。はい、10番、八木宏之君。
◆10番(八木宏之君) 新掛川市になって半年が過ぎるわけですが、隣同士とは言え、政治手法は随分違うなと思っております。
 そういう中で、新幹線の掛川駅も東名の掛川インターも市立総合病院も、また高校も 3校もあるし、横須賀高校を入れると 4校になるわけですが、そういうことを考え合わせれば、市民としては非常に大きな魅力を感ずるとともに、誇りだと私は思っております。
 そういう中で、中心部は旧掛川市についても区画整理事業の真っ最中ですし、ちょっと郊外に出れば道路幅員は急に狭くなり、バランスに欠け、また幼保一元化についてもモデルができているというだけで、これから夢と理想に向かって進むわけですが、そういう中で、市長も葛ヶ丘幼稚園についても親の代からの思いもあるというようなこともおっしゃっていますし、10年来の懸案だった葛川下俣線についても、市長の通る道だということで設計もされるということで、そういった発言を考えると、新市の財政計画を考えた中で、いずれにしても合併直後でございますので、南北のバランスを考えながら事業を今後進めていっていただきたいと私は願っておりますので、市長のお考えをお聞きしたいと思います。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) 葛川下俣線は私の通る道路ではございませんで、掛川というまちが市街地の改造を始めまして以来、最大の懸案がこれでございます。これはなぜ合併協議会に出なかったかということについてある席でお話があったときに、確か戸塚正義議員だと思いましたが、それは出す以前の問題で、とても恥ずかしくてこんなことを言えるようなものではなかったというようなことの御発言が、確か委員会であったかと思います。それほどに市民としては、どうしてそこが 155メートルそのままになっているのだろうと、こういうことはまちをつくっていく上での最低の条件であります。決して戸塚進也が通るからつくるわけではございませんで、どうぞこの点はお考えを変えていただきたいと思います。
 なお、私は道路にいたしましても、旧大東、旧大須賀との道路というものを最大に考えますということは、 8月31日にはっきり申し上げておきました。私は、それを越えるようなことを旧掛川市でしようとは思いません。
 しかし、今議員もお話があったように、東名もあり、新幹線もある魅力のあるまちだと、同時に第二東名の森掛川のインターも掛川にできるわけであります。また、東の方もこれなりに、また相当、今後オール掛川を考えときに、必要な部分も多いわけでございます。ですから、東環状線、西環状線ということについても、すぐにはできないかもしれませんが、将来に向けての目標として、それをきちっと掲げてやっていくことは大切なことではないか。しかもどこまでも、まず 8月31日に申し上げたように、旧大東、旧大須賀の道路を最優先して考えるということは、全く変わっておりません。どうぞ、その点については御理解いただきたいと思います。
○副議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。10番、八木宏之君。
◆10番(八木宏之君) いずれにしても合併した直後でございますので、くどいようですが、南北のいろいろな事業についても、バランスのとれた、南北というのは私は掛川の北の方も言っているわけですが、そういう中でバランスのとれた事業推進をしていただきたいと再度お願いをして、答弁はしていただきたいと思います。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) ただいま議員がお話しいただいたことをよく頭に置いて、行政をやらせていただきます。
○副議長(鈴木治弘君) 以上で、10番、八木宏之君の質問は終わりました。
               24番 水谷陽一君の一般質問
○議長(菅沼茂雄君) 次に、24番、水谷陽一君の発言を許します。御登壇ください。
               〔24番 水谷陽一君 登壇〕
◆24番(水谷陽一君) 通告に従いまして、一般質問をいたします。
 最初は、市長相談日についてであります。
 市長の施策として、毎月 1回、市長相談日を設けて市民から直接要望を聞く、これは大変いいことだと思います。市民からも大変歓迎をされていて、大変わかりやすいと評判でもあります。それを評価した上で、幾つかの点を伺うわけであります。
 今まで、この市長相談日を市長就任以来、何回開いて、そして何人の方が訪れた。そしてその相談内容や要望、そしてまた市長がどう回答したのか。そしてまた、これらを一連にだれが取りまとめているのかということであります。
 前市長時代、これは各小学校区ごとに開かれた市民総代会で出された要求を回答と載せて、このような冊子にして、市長区長交流控帖という冊子にして、私ども議員などに配られたものであります。このこと自体は大変いいことで、各小学校区ごとに何が話されてきたのか、市政にどんなことが要求されているのか、そんなことが書かれていて、大変参考になります。
 こういう形で、市長の相談会で出された問題も、もちろん個人的なことやプライバシーに関することは明らかにすべきでありませんが、市政をよくするために意見が述べられたり、そういう点についての意見はどんどんこういう文書にして、ぜひ議員や市の職員等々にも知らせることが必要だと思いますが、この点について伺うものであります。
 そしてまた、市民から出されてくる要望と、担当課との連携には問題はないのか。あるいは、一部から市長は補助金のばらまきをしているのではないかという批判も聞くわけでありますが、今ま
で市長自身が新たに、前市長時代になかった補助金等々、どこの団体に、どの程度の支出を約束したり支出をしたのかという点についても、ぜひ伺いたいと思うわけであります。
 次の質問は、市長の政治姿勢について伺います。
 当選直後、あるいは市長の発言、あるいは全員協議会や 6月議会での答弁などから、最近少し意見が異なってきたという幾つかの点について伺うものであります。
 最初は大河ドラマ館です。
 当初市長は、前市長が、これは正規に議会にもかけなかったわけですけれども、計画したこの事業をこう述べていたわけです。「私は選挙公約で健全財政を公約にした。この計画を赤字を出さずに成功させる自信はない。」こう述べておったわけであります。これは総額 1億 6,100万円で、入場料から計算すれば、平成18年 2月からの10カ月間で、25万人という入場者が来なくてはならないことになります。
 私は最初に、市長が健全財政の上からもいかがなものかと言ったこの話を聞いたとき、前市長時代のような有名指向ではない、まさに地に着いた行政姿勢を感じ、大変新鮮な印象を受けました。それが、いつの間にやら当たり前のように実施する。市長として25万人の見通しの展望がいかに開かれたのか、伺うものであります。
 次は、22世紀の丘公園であります。
 これも前市長と地元との協定で決まったこととは言え、総額45億円もの大事業であります。掛川市の財政規模からも、あるいは合併をした大東、大須賀町民、そうした全市民の要望の順位からも、改めてこの計画の時期等々、検討が必要だと思うわけでありますが、市長が 6月議会で述べた答弁は、「来年度以降に清掃センターの周辺を緑化するなど、公園化を順次進める。」こう述べてきたわけであります。ところが最近は、計画どおり進めるというような発言になっております。改めて、22世紀の丘公園を何年度の計画にしようとするのかを伺うものであります。
 関連する事業として、新エコポリスについてであります。これは総額41億円であります。
 これも当初、市長は、「半年の猶予を与えてほしい。その間に企業を回って、見通しを探ってみたい。」このような見解を示したところであります。ところが最近になって、今 9月から事業が開始をされました。
 私は全員協議会で、どうして態度を変えたのか、そして企業が進出する見通しがあるのかと聞きましたら、市長は、「私を信じてくれ」、こういう答弁であります。まさに私を信じてくれという答弁で、全市民の財政問題も含め、納得するにはほど遠いものであります。
 さらに掛川市の財政問題でありますけれども、一般会計で市が借金をして開発事業を推し進めれば、起債制限比率等々で規制を受けるために、それを回避するために開発公社や良質市街地公社をつくって借金をして、事業を推進してきた。これは先ほどの同僚議員の質問に市長が答弁してきた中にあったことであります。
 さらに、この 2つの公社が、借金の相手が、例えば市の市立総合病院の預金を使ったり、水道会計からも運用する。さらに社会福祉協議会からの基金を運用する。こういうもので財源が成り立って事業を推進することに、健全性という点で見れば問題があるのではないか。こういうふうに述べていたわけでありますが、先ほどの答弁も含めて、もう少しこうした掛川市の財政のあり方について、市長の見解を伺うものであります。
 改めて私は、市長がこの間、議会で所信表明をされたわけでありますが、それをぜひ想起をしていただきたいと思うわけであります。こう述べています。「合併後の新掛川市の財政状況はかなり厳しいものがあり、加えて三位一体改革が進む中で、健全財政を貫いていかなければならないことをかたく心に誓っているところであります。市民の皆様が御苦労して出してくださった税金を、 1円たりともむだにすることなく、有効に使わせていただく。」このように述べているわけであります。こうしたあなたに政治姿勢が、まさにさきの市長選挙での、前市長からあなたに投票した市民の願いであったのではないでしょうか。
 こうした点も含めて、改めて一連の事業計画に対する態度を伺うものであります。
 市長の政治姿勢の質問で最後は、幼保園についてであります。
 今日、国からの補助金が削られる等々に直面していて、大変厳しい事態になっているわけでありますが、改めて私は、例えば幼保園になって、大規模になって、運動会に家族で行きたくても、 1家族 1人とか、あるいは地域から子供の声がなくってしまった、非常に寂しい。そしてまた、 1人 1人の子供たちに、なかなか大規模になったために目が届かない。そしてまた、幼児期の教育専門家に言わせれば、 3歳児までの幼児期に必要なことは、たくさんの人たちが集まる中で切磋琢磨することだけではない。その 1人 1人の個性を大事にすることだ。そういうことも、依然として教育評論の上からも述べられているところであります。
 こういう点から見て、しかも国からの補助金も削られるという事態の中で、例えば 115年の歴史を持つ掛川幼稚園、これが幼保園計画ではなくなってしまうわけであります。これが掛川市の幼児教育の歴史を含めて、本当にいいのだろうか、正しいことなのだろうか、改めて考えていただきたいと思います。
 そしてまた、公立保育園に対する大変な市民の入所希望が多い中で、本当に統廃合してしまっていいのかどうか、その点についても伺うものであります。
 次に、高齢者支援策について伺います。
 とりわけ高齢者外出支援サービス事業についてであります。この目的は、一般の交通機関または交通手段による外出が困難な高齢者に対し、医療機関やその他外出の支援をすることにより、高齢者の日常生活の利便性を確保し、生活圏の拡大を図ることを目的とするものであります。
 事業内容は、福祉車両を用いておおむね週 2回程度、医療機関等々への送迎を行う。送迎の範囲は、本市と隣接する市及び町の区域とする、こうなっているわけであります。
 問題は、利用の対象者であります。特に私が問題だと感じた点は、送迎が可能な同居または近隣の親族がいない者、そしてまた介護度 3以上の者、そしてまた掛川市重度心身障害者タクシー利用助成金券要綱による助成の対象でない者、こういう言ってみれば高いハードルをかけて、せっかくのこのすばらしい高齢者外出支援サービス事業が、実態としてどうなっているのか。例えばことしの 4月から今日まで、何人の方が利用されているのか、伺うものであります。
 高齢者や障害者の社会参加、簡単に一口で言いますが、交通手段が断たれている現状の中から、これを何とかしようという制度でありますから、この制度が現実としてどうなっているのか、まず伺うものであります。
 次に、高齢者の配食事業サービスについてであります。調理が困難な要援護高齢者及び 1人暮らし高齢者に対して、平成13年度から実施しているもので、栄養バランス、食事提供、また利用者の安否確認などが目的であります。
 合併前は掛川市は週 3日、 1食 350円、合併後は週 5日以内で、 300円になったわけであります。この点については旧大東町が大変優れておりまして、週 7日以内、しかも 1日 2食提供してきたのです。しかも、大東の場合は老人施設に中でつくっているということもありまして、大変メニューも豊富で、利用者から大変評判がいいわけであります。
 今日、掛川での利用者の意見を聞きますと、揚げ物が多い、固い、味が濃い等々で、さらに 1日 2食への展望を何とかしてほしい、こういう意見もあるわけですけれども、合併協議会の方向では大東町に統一していくという方向でありますが、この点についてどう改善するのか、伺うものであります。
 最後は、原発問題です。
 今日も開会前に、恐らく中部電力を通じて資料が出ましたけれども、それほどお金もかけて、我々に対する配慮も含めて気を遣っているという、それくらい言ってみればこの内容が極めて微妙だ、そういうところにもあるわけであります。
 実は昨日、新聞等でも出ましたけれども、「中部電力が浜岡原発に2010年度までにプルサーマル燃料装荷を目指して、静岡県に対して報告をした」、こういうふうに出たわけであります。
 このプルサーマルは、原発の使用済み核燃料を再処理して抽出したプルトニウムをウランとの混合酸化物燃料、MOX燃料にして、軽水炉原発で燃やすものであります。現在は、ウラン燃料を使用していますが、このプルトニウムを使うことによりまして、放射能はウランの20万倍と強くなります。原子炉で燃やすことで、より体内摂取のときには危険が大きくなる。α線、γ線、中性子線が格段にふえてしまう。その危険度はウラン燃料より著しく大きくなるようであります。もし放射能が拡散する苛酷事故が発生すれば、ごく微量でもガンによる死亡が10%から98%にもなると言われています。
 欧米の主要国では、経済性や安全性から、このプルサーマル計画から撤退をしています。市長は少なくとも住民の安全とだれもが心配のないという状態まで、掛川市として原発立地の中電側に立つのではなく、市民の立場をまず重視すべきだと思いますが、これは通告外ではありますけれども、原発問題でありますから、このプルサーマル計画についてどんな認識をしているのか、まず伺うものであります。
 次に、女川原発について伺います。
 去る 8月16日に起きた宮城県沖地震は、女川原発が設定上想定していた揺れの強さを上回るものでありました。そして、この原発使用者が説明しているように、原発の耐震基準は、過去 1万年間に周辺で起きた地震や活断層の状態などから、起こり得る最大の揺れを設計用最強地震と定め、これを満たすように建て屋などの構造を決めている。さらに、原子炉格納容器などの重要施設については、過去 5万年までさかのぼり、直下型地震も考慮して限界地震を設定、この揺れが起きても安全を確保できるように設計されている。こういうふうに女川原発は地震のときにも説明している。
これはまさに中電でもよく説明することでありますが、原発立地側の説明教科書マニュアルのようであります。まさに中身がないことがわかります。
 そこで市長の見解を伺いますが、過去 1万年間で最も大きい揺れが、こんなにあっさり越えられてしまっていいものでしょうか。しかも、今回 8月16日に起きた宮城県沖地震は、想定されている約37年周期で起きると言われている宮城地震ではないのです。想定されている地震はマグニチュード 7.5、それに対して今回の地震のマグニチュードは 7.2でした。わずか 0.3の違いに見えますが、地震のエネルギーは 2.8倍ほどにも違うようであります。まさに、前座の地震で設計用最強地震の数値を既に上回っているのです。安全審査、耐震基準がいかにあいまいであるかを示したものと思います。
 現在、女川原発の1号機から 3号機は、すべて停止しています。こうした一連の問題を市長としてどう認識しているか、伺います。
 次に、浜岡原発の危険性についてです。
 そもそも浜岡原発がどういう経過で立地されてきたのか。当時からかかわってきた、そしてまたこの問題に詳しい旧小笠町の岩科鉄次さんが述べています。
 その弁を読みますと、「今から40年前に、浜岡町に原発計画が決まった。その背景には、佐倉というところに日本経団連の中心人物である水野氏がいて、その人の出身地であることだった。原発のこの地は、旧日本軍の射爆着弾地であったこと、つまり大東町の睦浜から発射した砲弾が、今原発が建っている佐倉に着弾をする。その後は、戦後は荒れ地でずっとなっていた。しかし、岩盤は表面上は非常に固くなっている。そういうことから、この原発立地計画が進められたというわけであります。つまり、安全の検査や耐震診断など、そうしたすべての手を尽くして、この地がいいと確認した。そういう計画ではなかったということであります。まさに経済効果や開発事業の立場から、企業ペースでどんどん進められてきた。県も町も企業に追随し、その手法も含めて、すべて追認をしてきた。そして地元住民の意思や意向は聞かれたことも、また積極的に意見を表明する機会もなかった。そして 1号機の話が始まってから、わずか 4カ月で設置が決定され、短期間に完成した。」こう述べているわけであります。
 その後、 2号機ができ、稼働してから、ここで初めて、当時東大の助教授だった石橋先生が、東海地震説を発表するわけであります。にわかに原発と東海地震が取り上げられるようになってくるわけであります。
  1、 2号機の建設時には、この原発の真下に地震を引き起こすプレート境界があることを、だれも知らなかった。しかし、幸い今まで大地震が発生してこなかったからよかったのでありますが、浜岡原発は、今現在もそうですけれども、国が特別の法律までつくって警戒するマグニチュード 8クラスの東海地震が30年以内に84%の高い確率で発生すると、だれもが明らかにしているところであります。これほど危ない状況の原発は世界にないと、これは茂木清夫教授、茂木教授は地震強化地域判定会の前の会長であります。その人が再々言っているわけであります。
 改めて、この12万掛川市民の命を守る市長として、こうした浜岡原発の状況についてどう考えているのか、伺います。
 以上で、私の第 1回目の質問とさせていただきます。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁を願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 まず、市長相談日についてでございます。
 私は選挙に当たりまして、私のような者でも市長にしていただいたら、市民の皆さんの悩み事、困り事、私でできないこともあるかもしれないけれども、せめて月に 1回ぐらいは、市民の皆さんとそういうことをしんみりお話を聞く機会もあってもいいのではないか。あるいは、私が実際に市長になってみましたら、本当にこの市長職というのは、いかに時間がとれない職であるか。自分の体でありながら、自分の体でない。先ほどどなたかが、市長というのは 365日やるべきものだと、そういうことのお話がありましたが、そこまではいかないにしても、本当に土曜、日曜でまともに自分のために休む日もない。こういう状況の中ですから、どなたかから会いたいと言われても、なかなか時間が上手に設定できない。そこで、こういう相談日を使ってもらえれば、30分間、どういう団体でも、市民である限りにおいては、皆さんのお声を聞きますよというような発想から、 6月から始めた次第であります。
 これまでに来ていただいた方は、個人で13人、団体で18団体、合計31組ということになっております。
 だれが日程をつくるかは、秘書課の広報の係長がやっております。また、その方のまとめも広報の係長がやってくれまして、相談に来た案件によりまして、担当課の人もそこに同席をして話を聞いてくれたり、アドバイスをしてくれたりしている、こういうことであります。
 補助金のばらまきというお話につきましては、そういうことをおっしゃる方もあるかもしれませんが、到底考えられません。
 それから、この内容を公表するかというお話でございますけれども、これは市長に対して個人として話したいということで来た方については、プライバシーを守らせていただきたいと思います。
個人の方のお名前とかそういうことは、これはどなた様にも申し上げる気持ちはございません。団体に方につきましても、これは市長に対して団体として来られたわけでありますから、要求があれば申し上げますけれども、要求がなければ、私はあえて申し上げる必要はないと思っております。
 しかし、11日から西山口地区から始まりました総代会については、公の会であります。部課長も一緒にいて、地域の方々が出て来る会であります。これについては、前の市長がどんなことをおやりになったか知りませんが、私は私として、当日どんな話題が出たか、どんな答弁をしたか、またこれを将来どのように処理したか、処理できなかったか、こういう点についてきちんと記録をつくって、これはどなた様にもお分けしようと思いますが、全市民にお分けするわけにはいきませんので、議員さんとか区長さんとか、そういう責任ある指導者の方々にはお分けするようにしたいと考えております。
 市長相談というのは、あくまで市長に対して相談をしてくれたことでありますので、これは市民総代会とは区分けして考えるべきものだと考えております。しかし、きょうは議員からせっかくどういう内容だと言われましたので、団体についてどういう団体が来られたか、申し上げたいと思います。
 まず 6月でございますが、関 七郎さんという代表の方を含め、掛川の郷土研究、歴史等をやっている代表の方々が、これから掛川と大東、大須賀の歴史研究家が一緒になって、そういう歴史を研究してまいりますということをお話しされました。
 次は、松尾町でございまして、これは皆様方に御報告しましたように、みんなから早く、役所からもつぶせと言われるし、つぶれたのでは公会堂がなくなってしまうので、もうとても待ってはおられないから、どうにもしょうがないから自分たちでやらざるを得ないが、助けてほしいと。これは皆様に全協でお話ししまして、今度の補正にお願いをいたしましたら、松尾町の公民館の代表の方がお見えになりました。
 次に、佐束の自治会の方が小貫川の改修のことにつきまして、地域の皆さんの要望を持ってこられました。水谷議員も御一緒されたと思います。
 手をつなぐ育成会、これは育成会という会の趣旨を御説明に来てくださいました。
 倉真まちづくり委員会、これは先週の土曜日でございましたか、倉真地区でお年寄りの方々のまちづくりがありまして、そのことをボランティアでやっておられる御婦人の方々が、「市長さん、ともかくこの姿、見てちょうだい、来てちょうだい。」と言って、予約に来てくれたということであります。私はそこへまいりました。この内容は中日新聞等に出ております。
 東遠学園手をつなぐ親の会、このお母さんたちが、今度来年の 3月31日までに五、六人の方が施設から出なければならない。グループホームと言っているけれども、グループホームというものをつくりたくても、近所の人の賛成を得られなくて、私たちはどうしたらいいでしょうという相談があり、これはその後いろいろいたしまして、今後目安がつくようにいろいろ指導をさせていただきました。
 それから、掛川市民オーケストラ協会というのが来られまして、おかげさまで掛川でもオーケストラをやりますから、市長も音楽が好きだから協力してくださいと、こういう趣旨であります。
 以上が 6月であります。
  7月でございますけれども、 7月は、あそこにただ 1人、人力車の方がおります。あの人力車を維持していくだけでもとてつもない大変だということで、人力車の人を助ける会ができて、今度「功名が辻〜一豊の妻」に向かって、一生懸命になってあの人力車を残していくので、何とか名物をなくさないようにしてくださいという趣旨で、何人かがお見えになりました。
 次に、掛川の北病院を利用する方々の代表の方々が、バスを何とか掛川の北病院の前にとめてもらえないかと言って来られました。
 次は、掛川市の士業、行政書士とか宅建とか、いろいろな士と名のつく方々の代表の方々が、市の行政と士の方々が行政改革もあることだによって、これから連絡を取りながら掛川市の行政に協力をしたいという話で来られました。
 次に、新日本婦人の会の代表の方が、数十項目、いろいろ市長に要求したいというお話がありましたが、私では到底できないことが多かったので、申しわけなかったけれども、できない部分が多いということを申し上げ、これは研究しますと申し上げたこともございます。
 それから、掛川市の視聴覚障害の方々でございまして、これは目の不自由な方、視覚障害でございます。盲人の方々でございます。この方々が、いろいろ点字の問題でありますとか、いろいろなバリアフリーの問題でありますとか、そういう一般的な御要望がございました。
 それから、掛川身体障害者ろうあ部の手話通訳団という方がいらっしゃいまして、これは現に聾唖の方々自身もそういうことをやっていらっしゃたり、一緒になってこられまして、これからもっと聾唖の人たちのために手話通訳の人をふやしていくようなことを考えてくださいというお話がございました。
 以上が 7月であります。
 続いて 8月は、掛川小笠地区精神保健福祉会ひまわり会という、精神の病気をお持ちの御家族の方々が、ともかく今の社会の中で本当につらい思いをしていると言ってお訴えがございました。
 次は青葉台の方々が、宮脇の区画整理が遅れるそうだけれども、そうなると、約束されていた宮脇秋葉線というものが通らなくなると、信号機もつかない。こんなことでは困ると言って来られました。これは、今回の補正で皆様が認めてくだされば、この方々の待望の旭ヶ丘のところからずっと道路が宮脇につながるわけでありますが、そのことについての陳情にお見えになりました。
 次に、掛川市子どもの読書活動を考える会ということで、子供にもっと読書をさせたい、そういうことについてのお話がございました。
 次に、大須賀の三社囃子の保存会の方々が、今度、旧大須賀の方々が東京の千代田区のお招きで日比谷公園にまいりますので、そのときのお話で来られました。
 次に、劇団掛川座、掛川文学の会という会は、演劇の好きな方のグループでございますが、主になっている先生は高等学校の先生でございまして、この先生の今後に掛川における芸術のあり方について聞いてくれということでお話がございました。
 大変長くなってすみませんが、以上が今まで 6、 7、 8であったことでございます。非常に勉強になりました。ですから、もしこれからも議員さんたちから要求があれば、いつ何時でも団体の問題については披露させていただきますが、私はこれを公のところへ持っていってどうするという考えはございません。ぜひこの点は御理解をいただきたいと思います。
 次に、私の政治姿勢が変わったのではないかと、こういうことでございますが、私は水谷議員のお父様の代から市会議員をやらせていただいて、それから26年、ずっと議員活動をいたしまして今日までまいりましたが、私の考え方は終始一貫していると自分は考えております。
 私はどちらかというと、物事を後ろ向きより前向きに見たい方でございますので、道路をつくったり、橋を架けたり、新幹線を通したり、東名を通したり、あるいはまたどぶ板行政だと言われても、皆さんが不自由していれば、それはとんでいってもなおしてあげたいと、どちらかというとそっちの方でございまして、余り私が後ろ向きにあれもやりたくない、これもやりたくないという性格ではございません。
 しかし、非常に大事なことは、だからといって、いいわいいわと言ってやってはいけない。しかもまた、華美に走ってはいけない。同じ仕事をやるのだったら、最小限の経費でやるようにしなければならないということを信念に、今日までまいりました。そして、市長就任の際から今日まで、私は一貫してそういうつもりでやってきたつもりでございます。
 今、最初にお話のございました大河ドラマのことでございますけれども、これは確かに前市長時代から決められたことであります。しかし、私がもしそのとき市長であったとしても、私はこのお話を議員の皆さんに、ぜひこれは地域興しでいいことだから、やってくださいとお願いしたと思います。またとない、 1年間を通じて掛川市を世界中の人に知ってもらうために、またとない機会だ。私は、後ほどの御質問にも出ますが、この間、大西珠枝さんから皆さんお話を聞いたと思いますが、あの方が言っていらっしゃる「小泉さんがこれから観光としてやろうとしていることは、世界の人を日本に呼ぶことです。」とおっしゃっていました。だから、私は今度、外国版の英語版とか韓国版とか中国版というのをビデオにしていただいて、それを外国に行くときにはお土産のかわりに持っていけば、 1枚 1,000円なら十分に使えますから、そういうことででも掛川をもっともっと知ってもらって、世界中からもたくさんの人に来てもらおう。もしそれがうまくいけば、国から観光奨励の補助金もいただけるかもしれない。これはわかりません。わかりませんけれども、そういう外国の方も含めて、この掛川を知ってもらうまたとない機会ではないか。この機会を逃してしまったら、掛川の沈静は続いてしまう。この 1年間を通じて掛川を知ってもらって、それから、大河ドラマはなくなっても、何遍も何遍も掛川に来てもらえるような、その突破口にしよう。
 そのためには 1億 6,000万円のお金をお願いしても、 500円×20万人なら 1億だ。しかし、 3回ほど模様がえしなければなりませんので、少し費用もふえましたから、これは 500円×25万人ぐらい来ていただかないと、確かに私の責任は果たせないかもしれません。しかし、お城が今現状で 8万人の方が有料で上がっているわけでありますから、私どもが市民の皆さんと一緒に心を込めてやれば、25万人は私は達成できる。こういう自分なりの考えを持って、市民の皆さんのたくさんの方のお力をお借りしてこれをやりたい、こういうふうに思っているところであります。私は、これに使うお金というものは、全市民が認めていただけるところだと思っております。
 同時に、市民の方にはお 1人に 1枚ずつ、大河ドラマ館とお城と美術館を無料で見ていただく券を、皆様の御了解を先般得られましたので、お配りするという準備を現在しているということでございます。
 次に、ごみの焼却施設、環境資源ギャラリーに関することでございますけれども、これは今議長はお見えになりませんが、先日、まだこの施設が始まる前に満水の公会堂に私は呼ばれまして、地域の皆様からいろいろ市長としての姿勢を追求されました。その席には竹嶋議員と鷲山議員もいらっしゃいましたので、よく御存じだと思います。
 私は65年間生きてきましたが、あれだけの、私も考えてもいなかったようなことを言われて、それについての弁明も許されなかったという会は初めてであります。しかし、これを私が我慢することによって、旧掛川や菊川の市民の皆さん、そしてまた将来は旧大東、大須賀の皆さんのごみがうまく処理できると考えたら、どんなことを言われてもこれを耐えなければならないと思って、私は聞いておりました。
 そのときには、「前の市長と約束した満水の道路については、おまえはめくら判を押せ。」と言われました。「市長が一々そんな道路の小さいところまで見ていたらどうするんだ。」というお叱りまでいただきました。
 しかし、私は市長であって、そういう責任がある限り、めくら判を押すことは絶対にしない。私はそういうつもりで、自分で道路を見て回ってまいりました。見て回ってまいりましたら、本当に 7割は、これは条件の話ではない。ほかの地域ならとっくにできていたことが、いまだにできていないのだと。だから、これは当然して差し上げるのが当たり前のことだ。これはごみの焼き場が行ったからということではないと、私は思いました。それほどに遅れていたから、満水の方々もいろいろ考えて、ここへごみの焼き場が来れば、そうすれば自分たちの地域がよくなるとお考えになったのも無理もないなと、私はそんな感じがいたしました。それは10年間の仕事であります。これから10年間かけて、こういう仕事をやれということでございました。そのうちの 7割は、私が今申し上げたとおりであります。あとの 3割は、これはやってもやらなくてもという感じは、正直受けました。しかし、約束でありますから、やることは構わないと思いますが、私の市長在任中でない期間になるのではないかと思います。少なくとも私が市長である限り、年度別に予算をつけて、そして満水の皆さんの御厚意に対しては報いるのは当然なことだと思いました。その金額が約10億円くらいかと思います。
 それから、今 2年間かけて、老人福祉施設というものをつくる。これは満水の方のためにつくるわけではありません。板沢の施設がもう老朽化して、壊さなければならない。今掛川市には 1つもないわけであります。そういう施設をつくるのに18億円くらい、これが管理棟とか何とかと言って名前がついていますから誤解がありますが、管理棟ではない。これは掛川市老人福祉センターであります。そして男女15人ずつ入れるお風呂がついて、そして歩くプールもつくという施設であります。一般の方は若干使用料もいただくかもしれませんが、老人クラブの方とか何かには、できる限り無料開放させていただくことがいいのではないかと思っております。
 そして、そのあとの残りの分の中で先ほどの公園の話があるわけでありますが、私は公園については、華美なものは考えておりません。既に都市再生機構に対して、華美なことはやめてもらいたい、お金を節約したいということを申し上げて、それなりの今設計ができつつあります。近いうちにその設計を自分なりに見て、そして納得したら、こういう仕事をまた何年かかけてやらせていただきたいと思いますが、基本的には、緑があって、そして御厚意があって桜の木もいっぱい植わると。そしてお年寄りの方かゲートボールとかグラウンドゴルフとか、先ほど私が申し上げた、せめてできれば 200メートルくらいみんなが走れるようなところであればいいですが、そういったような簡素なものをやろう、このように思っているわけでありまして、華美なことをやる考えはございません。
 それから、エコポリスのことにつきましても、これは私なりに方々、いろいろな方に話を聞いてみましたが、坪 8万円というものはとても安い、非常に魅力がある、こういうことが 1点であります。
 さらにもう 1点申し上げるならば、中小企業の方の団地みたいなものが、掛川には 1つもありません。しかも、先日は西山口の総代会で、東の方には量販店らしいものはほとんどないではないか。何で西の方ばかりいってしまったのだ。これでは東の人たちは困るから、せめてそういうものができたら、そこに量販店でもつくってもらったらどうだという御意見が出ました。これも 1つの見識ある意見だと私は思います。
 というふうに、多角的にこれを使わせていただいて、そして残った部分があれば企業の方に来ていただくようにするということで、ちょうどまた私の任期が終わるくらいまでにこの分譲ができるのではないかと思うわけです。ですから、私はこれをただつくるだけつくって、そのままほっぽらかしていこうとは考えておりません。自分の任期の間にできる限り、坪 8万円で市民のために役に立つようなところにして、そして次にバトンをタッチしていこう、こういうふうに考えているところであります。
 もちろん、これが 100%全部できるかどうかはわかりません。今後の農振除外とかそういう手続きもありますから、こういう問題等も含めて考えますと、必ずそうできると約束はできませんけれども、そういう形になるように極力させていただきたい。
 それについては、次の全協にお諮りして、前のときもそうでしたけれども、大きい道路とか、当然皆さんが使う道路とかという部分は、これは市で見ていかなければなりません。そういうことについて、これを近いうちの全協でお諮りをして、これは来年の話ではありません、 2年後、 3年後、そういうことをちゃんと全協にお諮りした上で、この仕事にかかりたいと考えております。
 重ねて申し上げますが、私は水谷議員のお父さんの代から、ちっとも変わっておりません。どうかこれは誤解なさらないようにしていただきたいというふうに思います。
 次は、幼保園のことでございます。これも、私が市長にさせていただく前に、 8園計画というものが、水谷議員自身が賛成したか反対したかは知りませんけれども、ともかく旧掛川の議会として皆さんが 7年も 8年もかけて考えてこられたことであります。そのことを私が市長になったからといって頭から否定してかかるということは、これは行政の継続性から見ていかがなものかと、このように考えております。
 したがって、(仮称)南部幼保園、(仮称)西部幼保園、それから次に(仮称)原谷幼保園は、もう完全に準備で立ち上がっているわけであります。そこまでは少なくとも私は来年度の新規の要望として要望を出したい、そう考えております。
 その後のことにつきましては、まだ時間もあることでございますから、私なりに一園一園、現在の全部の状況を見て回って、そしてそれが本当に妥当であるかどうかをしっかり見た上で、議会の皆さんとも御相談をしたい、このように考えている次第でございます。
 次に、高齢者の問題につきましては部長から答弁させたいと思いますが、食事のことにつきましては、向こう 3年間の間に御指摘のありました大東方式という非常にサービスのいい内容に全部を変えていく、こういう方針を立ててしっかりやっていきたいと考えております。
 最後の原発の問題でございますが、これはもう25年前に、私は通産政務次官として、中曽根さんがぶんなぐられたという芦浜の方まで足を運んで、原発をお願いしてきた立場であります。私は、原子力発電以外に日本で本当に画期的な発電が行われるのだったら、原子力発電でない方がいいと思います。当時、25年前には、25年したら核融合というものができて、それによって画期的なエネルギーができると私どもは言われて、その核融合の議員のグループに、加藤紘一さんなんかと一緒に入って一生懸命やりましたが、今日、核融合のかの字も言わなくなってしまったということであります。つまり、新しいエネルギーというものを考えるのは、いかに難しいことかということであります。
 もちろん最悪の最悪を考えれば、危険性等御指摘があれば、それはないとは絶対言えないかもしれませんが、私は相当において安心だというところまで、しかも地震がある強度でくれば、たちどころに運転がとまるという施設構造になっていることは、議員が御承知のとおりでございます。
 また、プルサーマルということにつきましても、これは、資源が無限ではないわけでありますから、資源は有限でありますから、これを有効に、しかも安全に活用する。いわゆるリサイクル活用するということは、これからの時代の事業としては、すこぶる私は当然のあるべき姿ではないかと思うのでありますが、しかし、まだこれは世界的にもそうたくさんやっていることではないものですから、十分その安全性等につきましても、十分すぎるくらい考えてやっていかなければいけないと、私は思っております。
 また、中部電力には、私はそういう通産政務次官以来の立場ではありましたが、嫌われるほど毎回言っております。議会が始まるたびにこうやって議員から御指摘がされるけれども、中部電力自身も考えてください。大体50年したら、 1号炉というものは廃屋になることはわかっている。それがもう近づいてきているのです。そういうときに、廃屋になった跡地はどういうふうになったら絶対安全なんだ。そんなことも早く、人に言われる前にちゃんと明らかにしていくべきです。安全性のことについても、人から指摘されてから言うのではなくて、もっと積極的に前に出て皆さんにPRすべきですと。
 それからおととい、今皆さんに資料をお示ししましたが、安全協議会が県で開かれまして、この「原子力だより」というのは原稿でございまして、まだ県民に出ておりません。初めてゲラ刷りが出ましたので、きょう水谷議員からせっかく御質問があったので、環境調査についてのものを持ってきましたし、もう 1つは、 1号から 5号炉までが今どうなっているかもここに書いてございます。これもひとつ御参考にしていただきたいと思いますが、中電は中電なりに、かなり努力もしておりますが、まだまだ足らない。そのときに私は申し上げました。私と議長だけがこの席にいて話を聞いているのではなくて、市会議員の方々に、中電がお願いして、こういう話を皆さんに聞いてもらいなさい。そして、そういうときに今の水谷議員がおっしゃったような厳しい目の御意見も聞いて、そしてそれを謙虚に聞いた上でこの仕事をやりなさいということを言いましたところ、副知事が会長席におりまして、大変いいことを言った。これからは中電と県と相談して、そういう議員の方々の希望があるところは全部やりましょう。こういう話もありましたので、どうか私のような素人からお聞きになるのではなくて、そういう専門家にも来ていただいて、ぜひ皆さんで研究会をやって、市民の安全を図っていただきたい、心からお願いいたします。
 あとは関係部長から答弁させていただきます。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁願います。松永健康福祉部長。
             〔健康福祉部長 松永正志君 登壇〕
◎健康福祉部長(松永正志君) 私から、高齢者支援策 2点につきまして、お答えいたします。
  1点目でございますが、高齢者の外出支援、送迎サービスの現状と問題点について、お答えいたします。
 高齢者の外出支援サービスにつきましては、65歳以上の外出困難な高齢者を対象に、病院等への通院を無料で実施しております。
 合併前の 1市 2町の状況につきましては、サービスの内容に違いがありますが、旧掛川市、旧大東町につきましては、類似の事業を実施しておりました。旧大須賀町につきましては、未実施の状況でございました。合併後の本事業の実施につきましては、市内に住所を有する65歳以上の者で、一般の交通機関または交通手段を利用することが困難な者、一人暮らしの者、または高齢者世帯に属する者で日常の外出が困難な者、送迎が可能な同居または近隣に親族がいない者など、条件を満たす方について、サービスの提供をいたすことといたしました。
 利用者につきましては、平成16年度の実績で20人でございました。そして、ことしの 4月から 8月の間では、10人の方が57回利用されております。
 なお、来年 4月からは大須賀支所から掛川駅までの民間バスの運行が予定されております。そういうことで、大須賀地域から大東地域の中、佐束の高齢者の足についても、今よりも改善されると予想されております。
 なお、県では要介護者、要支援者等の移動制約者が、社会福祉法人並びにNPO法人等の非営利法人の実施する福祉有償輸送サービスの事業、こういう事業を新しく起こしたいということで、その事業を実施するために静岡県福祉有償運送セダン型車両特区計画、これの認定申請を行う予定ということで聞いております。
  2点目でございます。高齢者配食サービスの現状と問題点について、お答えいたします。
 高齢者配食サービスにつきましては、高齢者の福祉増進を図るために、65歳以上の在宅独居等老人で調理の困難な方を対象に、合併前から 1市 2町で、実施内容に差はあるものの、同様の事業に取り組んでおります。
 ことしは旧掛川市、旧大須賀町につきましては、昼食を週 5回、日曜日から金曜日です、配食し、利用料については 1食 300円で統一いたしたところでございます。今後は、夕食の配食について問題とか課題等検討しつつ、旧大東町の水準に 3年をめどに引き上げる予定でございます。
 なお、高齢者に合った味づけとか刻み食等、きめ細かい食事内容につきましても、全市的に取り組むように努力していきたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
○副議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。はい、24番、水谷陽一君。
               〔24番 水谷陽一君 登壇〕
◆24番(水谷陽一君) 市長の情熱のある答弁で幾つか疑問が解消されたところもあるわけですけれども、いずれにしても最初の市長相談日の、市長がおっしゃっていた今までの団体の皆さんから寄せられる意見というのは、聞いていても私自身も大変参考になる。これは、戸塚進也氏個人に対して相談しているわけではないわけです。掛川市長として相談を受けているわけですから、しかもきちっとした勤務の時間の中でやっているわけですから、市長としてどう答えたのかというのは、極めて全市民的にも重要なことだと思うのです。だから、これは、できればぜひ全協等の資料などにも出していただいて、全体を情報公開すると同時に、今の市民のニーズが何なのかということも含めて、知る必要があるのではないか。
 例えば、私もこういう話し合いの中で、後で聞いてなるほどと思ったのは、例えば当初予算にもあったわけですが、ラジオ体操に50万円補助金を出す。あるいは理容組合が家庭介護の方に頭を散髪に行くのに、理容の業者に 2,000円の手当を出す。これも聞きましたし、あるいは防犯協会の犬のおまわりさんですか、そういう幾つかの、市長がこういう相談日等々で新たに補助金を出していこうと。それから、こういうものがいいじゃないかということについては、できる限り我々もぜひ知りたいということでありますし、そこがよりよい市政をつくっていくことになりますので、ぜひ情報を出していただきたいというふうに思います。
 それから、市長の政治姿勢についても、基本的には、スタンスとしてはわかるわけですけれども、いずれにしても財政問題を背景にした今日の状況の中で、ぜひ当初言っていた市長の財政の健全化ということも含めて、よろしくお願いをしたい。改めてまた具体的な問題があれば、指摘をしたいと思います。
 それから、高齢者の問題で部長から答弁がありましたけれども、 4月から57回利用しているということでありますけれども、これは掛川市では何回なのか。それから、57回の内訳はどうなのかということ、そういうことをもう少し聞かせていただきたい。
 利用されている方の人数を、配食サービスを含めて、もう少しつかんでいるのかどうか、そこら辺もお聞きしたいと思います。
 社会福祉協議会が外出支援サービスはやっているわけですが、改めてどの程度利用者がいるのか、教えてください。
 それから、最後の原発の問題ですけれども、これは一たん事故が起きてしまえば、それまでになってしまいます。数百万人の犠牲者が出ると言っているわけですが、例えばいろいろなグループがありまして、原発の地域で桜のソメイヨシノを専門にずーっと研究しているグループがあるわけです。そうすると、原発の地域の桜と原発地域から離れた地域の桜のおしべとめしべの変化が、極端に違うという例もあるわけです。だから、本当に低レベルの中でも、微妙に植物の中での変化があらわれたり、いろいろな形で出ているわけです。
 しかも、最近のアメリカの研究発表で、低レベルの放射能でもガンになるという危険性が非常にあるということが発表されました。ですから、そういうものを受けて、日本でもX線のレントゲン写真をやめるというところも出てきているわけです。
 そういうことですので、今の放射能を含めた原発問題というのは、本当にそこは真剣に考えなくてはならないのではないかということで、改めて市長の決意を聞きたいと思います。
 以上です。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) ロシアのチェルノブイリのああいう悲惨な姿も見ているわけでありますので、水谷議員の今の御指摘は、本当に私も胸を刺すようによくわかるわけであります。
 現実として、地域の皆さんに原子力発電所を理解して協力していただく限りにおいて、その安全性について、ありとあらゆる角度から考えなければならない。今の桜の話も勉強いたしますが、ありとあらゆる角度から考えていかなければならないという点がありますので、私はたえずこのことを中部電力の関係者には、もう口が酸っぱくなるほど、これからも繰り返してお話をして、私なりの責任は果たしていきたいと考えております。
 次に、市長相談日のことにつきまして、水谷議員のお話は本当にごもっともなのでございます。しかし、議員、よく考えてみてください。私のところへは四六時中、いろいろな団体の関係の方が来ておられるわけです。そうすると、もしこの市長相談日の方を言うとなると、その四六時中、全部来ている方も書かなければ、結局この方々だけをことさら取り上げて、市長相談日に来たからみんなオープンにするということでは、それはみなオープンにするのだったら、私はやめたということになるかもしれませんし、本来の姿ではないと思うのです。
 ですから、私は秘密にしようとは決して思っておりません。だから、議員から要求があれば、こういう方と会いましたということは申し上げますけれども、これを全部公開してこうするということになると、市長相談日の持つ意味というものがなくなってしまうと思いますので、本当に真面目な御質問に対して私も真面目にお答えするつもりで、そういう点を御理解いただきたいということで、お話を申し上げた次第であります。
 高齢者のことにつきましては、私としてできるだけの高齢者のサービスに尽くしていきたいというふうに思っておりますし、それから財政に対する心構え、それから今の大きなプロジェクトに対する心構え、これは私は何も変わることはありませんので、そういう姿勢を貫いてまいりたいと考えております。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁を願います。松永健康福祉部長。
◎健康福祉部長(松永正志君) それでは外出支援の関係でございますが、きょうは詳しい資料を持参しておりませんので、この内容については、また後ほどにさせていただきます。
 そして、もう 1点の配食サービスの関係でございます。16年度の実績を申し上げますが、旧掛川市では調理はいわきゅう、配食はシルバー人材センターでお願いしておりまして、旧大東については調理は大浜給食、配送については大東福祉会でございます。大須賀地区につきましては、調理がエームサービスでございまして、配達がエームサービスでございます。
 その実績内容でございますが、旧掛川市では配食件数として 7,584件、実人員で 136人でございます。旧大東町が 1万 4,878食、56名でございます。旧大須賀町が配食件数で 7,624件、人員で70人でございます。配食件数合計で 3万 104件でございまして、実人員で 262人というのが実績でございます。
○副議長(鈴木治弘君) 再質問ありますか。24番、水谷陽一君。
◆24番(水谷陽一君) おっしゃったように、送迎サービスが57回やられている。私も当然こういう質問をしますから、社会福祉協議会へ行って聞くわけです。 4月から 1回だけですよ、利用者が、本当なんですよ。だから、そこに問題があるからこの問題を取り上げたわけですよ。ですから、後日でいいですから、これはきちんと調べてください。 1回だけですよ。せっかくできているいい制度が、利用者が 1回だけで済んでしまっている。その最大の問題が、大変クリアしなければならない、例えば送迎が可能な同居または近隣に親族等がいない者、これはだれも好きこのんで積極的にやろうとしている人は少ないと思うのです。だから、こういうクリアできないようなハードルをつけてしまうのではなくて、せっかくの制度ですから、もっと利用しやすいものにしたらどうですか。例えば大須賀から掛川の病院まで来るのに、確かにバスは出ていると思いますが、七百数十円かかるわけです。この制度は無料ですから、そういう点も含めて考えるべきではないかと思いますけれども、どうですか。
○副議長(鈴木治弘君) 答弁願います。松永健康福祉部長。
◎健康福祉部長(松永正志君) 全体ではその数でございますが、旧掛川の利用が非常に少ないということは事実のようでございます。以上でございます。
○副議長(鈴木治弘君) 以上で、24番、水谷陽一君の質問は終わりました。
○副議長(鈴木治弘君) この際、暫時休憩いたします。
                 午後3時 0分 休憩
                 午後3時10分 開議
○議長(菅沼茂雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(菅沼茂雄君) 一般質問を継続いたします。
               8番 桑原百合子君の一般質問
○議長(菅沼茂雄君)  8番、桑原百合子さんの発言を許します。御登壇ください。
               〔8番 桑原百合子君 登壇〕
◆8番(桑原百合子君) 通告に従いまして、質問をさせていただきます。きょうの一般質問も 5人目となり、市当局もお疲れ様でございますが、どうぞよろしくお願いします。
 私は、大きく 2つのことについてお伺いします。まず最初に、教育に関することでございます。 2番目には、大雨対策についてお尋ねします。
 では最初に、教育に関することでございます。
 市長は合唱が大好きでいらっしゃるそうですね。ヴェートーベンの第九を 150回もステージに立たれたとか。私も、カラオケは全くだめですが、若いときから合唱が大好きで、歌ったり聞いたりしてきました。先日も、「うたごえ喫茶」などを 1カ月に 1回一晩開いている掛川のあるお店で、みんなで歌っていましたら、そのうち市長もお見えになって、いい声で歌っていらっしゃいましたので、びっくりいたしました。
 私は今、ある合唱団に入っております。月 2回、すばらしい先生のもとで、叱咤激励されながら楽しく歌っております。年に 1回、掛川市の合唱祭が開かれますが、ことしも 8月 7日に行われました。ことしは大須賀からマリーンコーラスが初めて参加し、大東の80人の大混声合唱もありました。とてもすばらしい発表会でした。市長も開会式にいらしてお祝いの言葉を述べてくださいましたが、そのときおっしゃったことを中心にお尋ねいたします。
 市長は、御自分が歌が大好きで、合唱も大好きなので、教育長も教育委員長も音楽の先生にお願いしましたという趣旨の発言をなさいました。合唱にいた四、五百人の聴衆も、みんな聞いたと思います。
 そもそも教育委員会とは何でしょうか。地方自治法によると、教育委員会は、学校その他の教育機関を管理し、学校の組織編成、教育課程、教科書その他の教材の取り扱い、及び教育職員の身分取り扱いに関する事務を行い、並びに社会教育、その他教育、学術及び文化に関する事務を管理し、及びこれを執行するとされています。教育委員会は 5人の教育委員からなり、その長は教育委員長であり、一般職の地方公務員である常勤の教育長も教育委員を兼務し、教育委員会事務局のヘッドとなります。
 掛川市の教育環境を見てみますと、市立小中学校が32校、幼稚園、保育園等が37園、市立図書館、美術館、資料館、地域学習センターや公民館、体育館、文化財などなどで、教育委員会が手がけなくてはならない分野はまことに幅広く、市民生活に密着しています。市民の教育行政に関する思いは、深く重いものです。
 このように非常に重要な教育委員会の長たる委員長や教育委員会事務局の長たる常勤の教育長となるべき人物を、音楽を考えて選任したと市民に公表なさった市長の教育に対する考えを、お聞かせください。
  6月の市長の所信表明の中で、音楽をどのように生かそうとなさっているのか調べてみましたが、御自分のラジオ体操、合唱、演劇を例にとり、全人教育こそ教育の理想とおっしゃっているのみでした。小中学校教育にも幼児教育にも、社会教育の中の芸術文化活動においても、音楽に対する施策は見あたりませんでした。
 現在、市民は、今の小中学生の学力低下や人間形成、乳幼児の家庭のしつけの不安など、子供に対する思いに自信をなくしています。子供がきちんと育ち、社会人となって一人前になれるか、引きこもりやニートにならないか、そして大人になっても健康で生涯にわたって幸せに暮らしていけるか、それらを考えて実行していくのが生涯教育ではないでしょうか。
 乳幼児教育、学校教育も含めて生涯学習を考え、政策を考えていくのが掛川の社会教育の役割だと私は考えておりますが、市長は掛川の教育をどのようにしたいと考えて教育委員を選任なさったのか、お伺いいたします。
 次に教育関係でございますが、これはぜひ教育長にお答えいただきたいと思います。
 保育園、幼稚園、小中学校における紫外線対策についてです。
 現在、さまざまな地球規模の環境問題が取りざたされております。先日のアメリカのハリケーンカトリーナも、日本の台風や豪雨も、地球温暖化のせいで激しくなったと言われています。熱帯雨林の減少、砂漠の増大などとともに、オゾン層の減少も問題視され、オーストラリア大陸やニュージーランドでは紫外線が社会問題となっていると聞きます。
 私の知り合いの眼鏡屋さんは、1992年から1998年までの 7年間にわたり、 1日 3回、朝の 8時と11時、午後 2時、この 3回ですが、紫外線の強さを図りました。そしてわかったことを次のように教えてくれました。
  1、紫外線は春先から晩秋にかけて強い。 7、 8月がピーク。 1、 2月は弱い。 2、 1日のうちでは11時から13時が強い。 3、薄曇りの日もかなり強く、雨が降った後の晴天は特に強い。
 そして、こんな歌を教えてくれました。「六つは丸く、五つ、七つは卵、 四つ、八つは柿の種にて、九つは針、」これは何でしょう。これは、忍者が猫の目を見て時刻を知る忍者の時刻の歌と言われています。六つは朝と晩の 6時ごろ、五つと七つは午前 8時と午後 4時、四つと八つは午前10時と午後 2時、九つは正午となります。昼間12時、正午が一番日差しが強いことを言っています。
日差しの一番強いときは、猫の瞳も針のように細くなっているということです。
 日差しが強いということは紫外線も強いので、この眼鏡屋さんはウォーキングや散歩は10時から 3時ごろまではしないよう、アドバイスをしているそうです。
 私も自転車で走り回っているものですから、顔や腕が真っ黒です。日焼けどめクリーム,帽子、手袋、長袖と防ぐのですが、なかなか守れません。
 紫外線は何が危険なのでしょうか。紫外線は波長の長さによりA、B、Cと分かれていて、 1番短いCは上空で吸収されてしまいますので、地表には届きません。紫外線Aは90%から95%ですが、余り悪さをしません。しかし、紫外線Bは、パーセントは少なくても危険度はAの 1,000倍もあって、非常に有害です。どういうふうに有害かと申しますと、免疫力の低下を起こす、シミやしわを引き起こす、またとても怖いのは皮膚ガンを起こす、また白内障を起こすというように、非常に紫外線の害が今言われております。ここ何十年かのフロンの使用でオゾン層が薄くなって、地表に届くようになってしまったそうです。今フロンの使用が禁止になりましたが、今までのフロンを適正に処理しないと、オゾン層をこれからもどんどん破壊してしまうほど、フロンの破壊力はすごいのです。
 紫外線の怖さは、私たちは美容上でしか考えていませんでした。昔は赤ちゃんを日光浴をさせろ、ビタミンDの作用で骨が丈夫になると言われていました。もちろん、私も子育てのときに日光浴をさせました。
 しかし、今は違います。母子手帳も外気浴となったそうで、日光浴は勧めていません。乳幼児は皮膚も薄く、弱く、免疫力も育っていないので、紫外線の悪影響を受けやすいのです。しかも、乳幼児から18歳までに受けた紫外線の量は、その人の一生分の七、八十%になるという計算があるそうです。しかし、乳幼児も小中学生も、外で元気に活動してもらわなくてはなりません。紫外線を怖がって家の中にばかり閉じこめる子育てをしてはならない、そこが難しくてと、聞きに行った徳育保健センターでは話をしてくれました。
 そこで、幼稚園、保育園での集団の中で先生方もきちんと紫外線を勉強し、子供たちが安心して屋外活動を送れるように進めてほしいと思います。集団の中で帽子をかぶること、紫外線の多い時間や施設や場所を知ることは、保護者にも伝わり、知識として広がります。小学校、中学校も養護の先生を中心に研究し、できる対策を取るべきだと思いますが、教育長の御所見をお伺いいたします。
 もう 1つ教育の問題として 2学期制を、これも教育長に御回答をお願いします。
 先ほど豊田議員が 2学期制について質問をなさり、いろいろ詳しいお話を教育長からお聞きしました。私はちょっと視点を変えて質問をしたいと思います。
 平成15年 9月、旧掛川市議会において、私は 2学期制について一般質問をいたしました。そのとき栄川中学校区、北中学校区において、16年度試行して、掛川独自の魅力ある 2学期制の報告をまとめたいと回答をいただきました。
  2学期制は、子供たちにゆとりができる。みずから考え、課題解決する力、思いやりの心、心身ともに健康な体、これらを言葉をかえて言えば、生きる力とでも言いましょうか、子供にゆとりができれば、この生きる力がつくとのことでした。この新しい学校教育の目標、生きる力を伸ばすため、子供たちにゆとりを持たせたい。そのためには 2学期制がよいとの判断を教育委員会はした。それで研究試行すると 2年前はおっしゃっていましたので、その成果はどうであったか、お伺いいたします。
 平成16年からの研究成果から、17年度は新たに取り入れた小中学校もあるように聞いておりますが、どのような状況なのでしょうか。
 教育委員会は、16年度までの評価と今後の取り組みの予定について、市民に公表すべきであると思われますが、それについてはどうお考えでしょうか。
 小中学校の 3学期制は、日本では 100年以上も続いている制度であります。それらを変えていくというのは、とても大切な大きな仕事です。市民にはほとんど知らされず、あるとき一斉に変わってしまうのは許されないことだと私は考えますが、いかがでしょうか。教育委員会として市民にきちんと説明すべき責任があると考えますが、今後どのように対応するのか、お考えをお聞かせください。
 教育問題は以上で、次に大きい 2番に移ります。
 掛川市の大雨対策についてです。紫外線のときにも申し上げましたように、近ごろの天気は全く予想外のことばかり起こります。先日の台風14号時の豪雨でも、宮崎県南郷村では 5カ月分の雨が 3時間で降ったということです。先ほど高塚議員が 1,300ミリと言ったのは、このときのことだと思います。
 掛川でも昨年11月記録的な豪雨があり、あちこちで道路は冠水、床下浸水になったお宅もありました。城北地域でも、弥生町で 2軒のお宅が床下浸水に見舞われました。そのとき、市民総代会地区集会があり、前市長や市の職員に現地を視察してもらいました。城北地域の排水の不十分さを理解してもらったように思いました。
 また、ことしの 7月、戸塚市長と城北地域の役員との朝食会のときにも、現地をじっくり見ていただきました。その後、道路河川課の職員にも現状視察をしてもらいまして、本当にありがとうございました。
 昨年11月被害が出た緑ヶ丘や城北地域は、二十数年前の七夕豪雨や三島の大場川の氾濫などの後から法の規制がだんだん出てきたのですが、それ以前の住宅密集地域です。調整池等の整備はなされておりません。北門、弥生町、柳町、中宿、城北町に降った雨は、ほとんど城北町と中宿間にできている排水路を通って、二瀬川の水門から倉真川へ入ります。
 25年ぐらい前までは、この辺り一帯、まだ田んぼもたくさんあり、倉真川沿いに農家が点在して、ゆったりとしたのどかな郊外でした。大雨が降っても、田んぼが立派に調整池の役割を果たしていました。今この地域は 1,000軒ほどの家が建っていまして、田んぼはほとんど見あたりません。それぞれのお宅もコンクリートの駐車場などがあって、水がしみこむような土地が非常に少なくなっております。
 ここの大雨対策を考えると、もう 1本排水路をつくるか、大きな調整池をつくるしかありませんが、それには莫大なお金が必要です。すぐにはできそうもありません。
 そこで、次善の策として、倉真川に水門にポンプをつけて、排水をよくすること、もう 1つは、天水桶などの雨水タンクを各戸に配置してもらうということを提案しますが、市長の御所見はいかがでしょうか。
 もちろん雨水タンクの設置は市民にも応分の費用は出してもらうことになりますが、倉真川の水門にポンプをつけるということは、大雨が降って倉真川が水かさがふえると、逆流しないように排水路の水門が閉まってしまうようになっているのです。ですから、ポンプで排水路の水を倉真川に流すようにしてほしいということです。
 それから雨水タンクについては、 2つの方法があります。17年度から17、18、19の 3年間にかけて、中宿、柳町、弥生町、城北町は公共下水道にかわります。城北町はコミュニティープラントですが、中宿、柳町、弥生町は単純浄化槽が各戸にありますので、それを雨水タンクとします。コミプラの城北町と下水道整備がずっと先になる北門については、天水桶を設置します。たまった雨水は、庭にまいたり、洗車や掃除の雑用水として使えます。災害のときの水にも使えます。実は我が家は 5年ほど前、板金屋さんに頼んで天水桶をつくり、愛用しております。この地域全体で屋根に降る雨を各戸で貯めてもらえば、大きな調整池をつくる、それ以上かどうかは私はよくわかりませんが、それでも大きな調整の役割は果たせると思います。しかも、その水が普段は有効利用できるわけです。水道部長には申しわけなく思いますが、住宅密集地域の大雨対策としては費用も余りかからず、効果は大と考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。
 これで第 1回の質問を終わります。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 私が掛川市合唱祭の際にごあさつを申し上げた中身の最初の部分が欠落しておりますので、そこから申し上げさせていただきます。
 「私は玉川学園という学校に学びまして、小学校のころ、城ヶ島の雨とか沖の小島というような歌を作った梁田 貞先生という先生に教えていただきました。そしてその後、どじょっこふなっことか、そうした世界的に有名になったものを作曲された岡本敏明先生につくことができました。同時に、西崎嘉太郎先生という、新国民歌という、君が代にかわる歌がないかということでサントリーが募集した、その第 1位になった先生に教えてもらうことができました。高等学校に入ってからは、小山章三先生という、現在でも日本の合唱界のトップにいらっしゃいますが、今、国立音楽大学の名誉教授になっている先生に、高等部で教えてもらいました。もし私がそういうことがなかったら、健康でこのような毎日を、しかも幸せな境地を持って暮らしているとは思えません。合唱というものは、それだけ大事なものだと思います。たまたま今掛川市の教育長や教育委員長をやっていらっしゃる方は音楽の専門家です。私は心から信頼してお願いいたしました。こういう先生方がいらっしゃるときに、合唱団の方ももっともっとふえたり、あるいは外へ出て行って、そして皆さん大いにひとつ合唱の楽しさをたくさんの方に教えてあげていただきたいと思います。」と申し上げたつもりでございます。
 その部分の中で、なぜ音楽の先生が教育長かとおっしゃいますが、桑原議員も十分御存じのとおり、今の教育長のお父様は佐藤金一郎先生とおっしゃって、ちょうど私が37年前、市会議員のときの教育長ございました。この方は音楽家でございましたけれども、あの伊藤京子先生という世界的なソプラノ歌手をお育てになったのは、この佐藤先生でございます。佐藤先生がいらっしゃらなかったら、伊藤京子さんはなかったと思います。
 また、今の教育委員長のお母様は小澤はなよ先生でございまして、日本的に有名な幼稚園をおつくりになって、今の小澤先生は、日本国内で最も有名な、音楽感覚を使って幼児を本当に見違えるようにするというような、そういう教育をしていらっしゃることは、御近所にお住まいの議員はよく御存じだと思います。
 私は別に音楽だけをことさらにいいものだ、それがすべてだとは申しません。しかし、何かのことにしっかり秀でている方が、しかも教育の中でずっと過ごしてきた方が、この掛川市内の教育の行政を預かってくださることは、私は大変適切なことではないか。私は、立派な教育長をいただき、また教育委員の方々も、それぞれ昔教育の立場にあったり、あるいはまた実業の社会の中にあったり、JCにあったり、そういう人たちが総合的に掛川の子供たちのことを見てくれているのだと、このように信頼申し上げているつもりでございます。
 最近は、教育長というのは公募が多くなりました。会社の社長とか、あるいはまた本当に若いまだ30代の方とか、全く教育界とは関係のない方が全国津々浦々で教育長になられております。また、過去に前市長は、文部科学省から教育長をお選びになりました。この方は教育家ではなく、行政官でございます。しかし文部科学省という、そういう関係があったからということでお呼びになったと私は思います。
 したがいまして、教育長とか教育委員とかという方については、特別こういう方でなければならないとか、こういう決まりはないと私は思っております。人間的に優れ、人の上に立って教育を指導していただける方として適切であるならば、私は特別にこういう条件がなければいけないという決まりはないと、このように考えております。
 そして、議員も合唱団に入っていらっしゃっておわかりだと思いますが、掛川市の合唱団の特徴があります。それは、せっかく一生懸命歌っておられても、お母さんコーラスとか県の合唱祭とか、そういうところに出てきてくださる方が非常に少ないのです。同じ人口規模のまちでも、ほかの市では 2つ 3つと、そういうふうに団が出てきてくれますが、掛川の場合は、私が一生懸命プログラムを見ても、たった 1カ所ぐらいやっと出てくる、こういう状況です。
 また、高等学校と何かも、昔はもっとたくさん出てきてくれたのですけれども、このごろは減ってきました。、いろいろな事情があると思います。
 でも掛川という方の市民性というのは、せっかくいいことを持っていても、外へもっと出て行って、自分たちが、自分のいいところを見せてあげよう、自分たちがこういう活躍をしているところを見せようというところが、音楽だけではない、ほかのいろいろな部分で私は少し足らないのではないかと、こう思っております。出しゃばれという意味ではございません。出しゃばりではございませんけれども、もっと自分たちの持っているものを、県民各位、あるいはできるなら全国の方々に知らしめていただく。そのことが、私は将来の掛川のまちづくりには非常に大事だと考えておりますので、今の教育長や教育委員長がいらっしゃる間に、もっともっと広くたくさんの方が外に出ていただいて、芸術活動もやっていただくようにしていただけたらと、このように期待をしているところであります。
 議員から、私がどういう教育の理念を持っているかというふうにお尋ねでございましたが、午前中にお答えしましたように、私は自分なりに感じていることを、来週でございましたか、ちょっと日取りは忘れましたが、教育委員の方々にお目にかかりまして、 1時間ほど時間をいただきまして、自分なりにはこんなふうに考えておりますと申し上げ、しかしそれをすぐさまここでやってくれということは到底無理でありまして、約 2年間ぐらいは委員会で委員の方々がフリートーキングをしたり各方面の意見を聞いていただいて、取り上げていただけるものであるならば、その一部でも取り上げていただけたらありがたいと、申し上げるつもりでございます。
 大きくは、先ほど来、品川区の教育長のお話をいたしましたが、これからは小中ができる限り垣根を取って一貫教育をするということが、日本の国の 1つの義務教育の姿になってくるだろう。これは時間の問題だと思います。掛川市と静岡市が 2学期制をやると申し上げましたけれども、これも私はどんどん広まっていくだろうと思います。そういうふうなことで、新しい教育のやり方というものは、今までの 1つの殻の中ではなくて、大きくまた羽ばたいていくものだと思っておりますので、そういう角度から大局的に考えてほしいと願っていることが 1つ。
 もう 1つは、先ほど来、学問というお話も出ておりまして、もちろん学力がつくことは言うことはありません。最近、全国的に見て学力の低下がいろいろ言われていることも承知いたしております。しかし私は、学力ということの中にも、詰め込み的学力と、自分に合っている自由研究とか、自分の個性を生かした部分の勉強をもっともっと伸ばしていく。そのことがその子供に自信を与え、そしてまた 1つの専門についてはだれにも負けないというような、そういう人間性を培っていくものだと思いますので、私は個性尊重の教育、自由研究の教育、こういうものを非常に大事だと考えております。
 それから、明日、東堂議員から道徳倫理の御質問がありますので、その際に譲りたいと思いますが、私はすこぶる道徳教育は大事な部分ではないかと考えております。
 さらに芸術、そしてまた働く喜び、今の子供たちに働く喜びが少なくなっていると思います。だからフリーターになると思います。こういう点をもっと学校教育の中で取り上げていくことができないだろうか。
 同時に、スポーツ、体育、こういう面についても、本当に子供の実になる体育とはどういうものであるかというようなことについて、いろいろな角度から考えていくべきではないかと思っております。
 先日、大須賀のお母様から投書をいただきました。「夏休みにラジオ体操をやっていたら、 1年生から 3年生までは本当に真面目にきちんとやっている。にもかかかわらず、 4年生から 6年生はたらんたらんたらんたらんしてしまって、一体これはどうなっているのかと思うほどに違うのです。どうして 4年生からこんなに変わってくるのでしょうかという疑問をかけながら、親として考えるのに、どうもこれは親が子供の鏡になっているのではないかという感じもしてなりません。 4年生ぐらいになると、だんだん親がこうやっているのだから、こうすればいいよという感じになって、それが何となくたらんたらんするようなことになってくるのではないか。と思うと、これは家庭の中の親、社会の中の大人、こういう面についてももっと考えていくべきではないか」という投書をいただきました。私は、これも 1つのいい勉強だなと思って、拝見した次第であります。
 そういうことも考え、さらに英語教育につきましては、私は自分が英語ができないために非常につらい思いをしてきました。もっと英語ができたら、私はもっと出世したかもしれません。そうして考えてみると、本当に英語ほど大事なものはないと思っております。外国のパーティーに行って、そして角で三、四人、こそこそいて、だれも人と交わらない、あの人が日本人と。欧米の人は、黄色い顔をする人がいると、そういう人だけを日本人と思っているそうであります。
 やはり国際用語としての英語、これを小学校の低学年のうちぐらいからしっかり覚えてもらうというような、そういうことは今全国で随分始めてきております。こういうことも掛川の中でできることがあるならば、取り入れたらどうかと考えている次第であります。
 先日、品川区の若月教育長に聞いてみますと、最近、国や東京都の指導が非常に枠が外れてきて、その地域の独自性と申しますか、例えば品川区で申し上げますと、小学校と中学校を同じ場所につくる、くっついている、こういうものもよろしいと。そういうふうに、許すと言いますか、そんな時代になってきました。ですから、教育の面について、市長として、区長として、こうありたいということを考えれば、かなりの部分までやることができるのですよというようなアドバイスまでいただきました。
 したがって、私は今の法律の許す限りにおいて、掛川市の子供たちのためになるように、それは本当にお恥ずかしい話ですけれども、自分の体験の中から通ずるということは、これは必ずしもいいばかりではないかもしれませんが、しかし私は65年間人生を生きてきて、本当に幸せだった。その幸せだったのは、玉川学園という学校で全人教育ということを受けた。そのことが私の今日の人間形成に、全くこれは健康も含めて私を形成していると思っておりますので、私の幸せをたくさんの人に分けたい、こんな感じを持っておる次第であります。
 それから、あとの紫外線と 2学期制につきましては、教育長にお願いすることにいたします。
 最後の大雨対策でございますが、先日、議員と一緒に地元の方と歩かせていただきまして、私はしみじみ感じたことは、議員がここで申し上げたように、全く昔というか、私が15年、20年前に見たあの地域というのは、田んぼがあったり畑があったり、それはそれはのどかな田園風景でございました。しかし、今日はもう田んぼ、畑なんて、探して、あっ、あったというふうにびっくりするぐらいのことで、みんな家が立て込んでおります。
 あそこは区画整理をやった地域でありますけれども、最初の随分早い時分でございましたので、まさかあんなに全部連檐してしまうとは思わなかったでしょうし、当時は調整池とかそういうものについても、お話があったように法的にも比較的緩和されておりましたので、そういう部分を取るとどうも減歩が多くなってしまうということで、結局だんだん減らしてかかってきたことが、今日になって今のような問題になっていると、このように私は見ているわけであります。
 したがいまして、部長とも相談をいたしましたが、どこの場所につくるのがいいかはわかりませんが、北門からあの辺まで全部含めた形の中で、いずれかのところに、単数では足らない、複数以上の調整池的なものを考えていく必要があるのではないか。これをひとつ、できる限り早く計画を立てることが必要だ。
  2つ目は、議員と一緒に歩かせていただいたときに、橋が横に架かったりいたしまして、ああいうものが水をいざというときに大変遮ることになりますので、できればそれを早く直すような形にすべきではないか。
  3つ目は、あの中でも比較的簡易に水路を直す部分が、できそうな部分もありますので、そういう部分はできたらなおしたらどうか。
 とりあえずはそういうすぐできそうなことと、比較的時間はかかるけれども、やらなければならないという事項について分けて考えたらどうかというのが、あのときの結論でございました。
 しかし、きょう改めてポンプのお話が出てまいりました。ポンプのお話は、倉真川のあそこのところの七夕集中豪雨で、あそこは農地の関係の激特に当てていただいて改修をしたわけでございますけれども、その時代からポンプの話が出ておりまして、確か、私間違えていたら失礼ですけれども、中宿の辺りか何かにはポンプがあったような記憶もするのでございますが、今の議員の御指摘の場所にもつくるべきだという話が随分あったのでございますが、当時、どういう理由でございましたでしょうか、途中で立ち消えになってしまったということであります。
 したがいまして、ポンプがもしあれば、かなり役に立つなという感じはいたしているところでありますが、何しろあそこは農地のサイドで改修した川でございますので、土木サイドで今さわれる状態は非常に限られていると思いますので、この点よく勉強させていただいて、ポンプについては、本当にできるものならば私は役に立つと思っておりますので、真剣に考えさせていただきたいと思います。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。教育長、佐藤忠夫君。
               〔教育長 佐藤忠夫君 登壇〕
◎教育長(佐藤忠夫君) それでは、答弁を申し上げます。何か急にここに洗い出されてしまったような感じがいたしまして、少しこわばった気持ちになりましたが、議員お尋ねの保育園、幼稚園、学校における紫外線対策についての御質問について、お答えを申し上げます。
 御指摘のように、近年、オゾン層の破壊によります紫外線増加といった環境問題や、紫外線の浴びすぎによる健康への影響、並びに防御への関心が少しずつ高まってきております。
 一方、この紫外線に関しての情報は、少ないのが現状でございます。平成16年 4月に環境省が作成をいたしました紫外線保健指導マニュアル、こういうのがございますが、こういうマニュアルでも紫外線及びその健康への影響並びに防御についての正しい知識を持ち、上手につき合うことが最も大切であるとし、紫外線を浴びすぎるとさまざまな悪影響があるが、過剰に反応せず、適切な指導が必要と指摘されているところであります。
 こうしたことから、本市におきましても、教職員及び保育士に対して、紫外線の正しい知識を伝え、野外での帽子着用の励行を初め、必要に応じた対策を講じるように指導し、実行しております。具体的には、各学校では登下校時、野外活動での帽子の着用、プールでのTシャツ、日焼けどめクリーム等の許可、男子生徒への上半身用の水着の着用や、日陰を多くつくるなどであります。
 また、対策について、学校薬剤師等との話し合いや、保健だよりで全校生徒に注意を呼びかける等の対策も取っております。
 なお、日よけテントの設置等につきましては、紫外線の強さの状況や健康への影響、及び防御方法などを検討するとともに、学習形態や学習方法の工夫により対応してまいりたいと考えております。
 また、室内での紫外線対策は、飛散防止フィルムを張ることによって、紫外線を99%以上カットすることができます。当市においては、大東、大須賀地区の小中学校においてすべて完了しており、本年度に第一小、中央小、第二小、西山口小、曽我小、和田岡小の 6校に施行する予定となっており、今後におきましは、残りの16校を順次施行してまいりたいと考えております。
 しかし、紫外線は太陽光に含まれているだけではなく、室内の蛍光灯などからも発することなどから、完全に防ぐことは困難とされております。UVカット製品は既存の窓ガラスと比べて高価であることや、すだれやカーテンの併用で大幅に紫外線をカットすることが可能であるとされていることなどから、現時点では、強化ガラスを除いた窓ガラスに飛散防止フィルムを施行して対応してまいります。
 これからの季節も残暑が厳しく、直接肌を紫外線にさらす機会がありますので、体育及び課外活動等、野外での場合の対策と指導を、校長会及び園長会でさらに要請してまいりたいと考えております。
 なお、ここには幼稚園、保育園の紫外線対策、実施していることについての報告書が全部出ております。
 続きまして、 2学期制研究を試行してどのような成果を得たか、今後の掛川市の小中学校教育でそれをどのように生かそうとしているかというようなお伺いでございます。
 午前中にも豊田議員からの 2学期制の問題で、るる御説明申し上げましたので、ダブる点があると思いますけれども、御承知おきいただきたいと思いますが、議員の今までの成果とか今後の予定について、市民に公開していく必要があるのではないかということについては、前もってお話しいたしますが、16年度からの試行に当たっては、旧掛川市での広報かけがわで市民に既にお知らせしてあります。それから、18年度からの市内32校での取り組みの実施、これについては改めて広報かけがわで市民にお知らせしたいと思っております。
 平成15年度に 2学期制検討委員会を立ち上げてから、平成16年度からは栄川中学校区、北中学校区で 2学期制を試行し、さらに本年度17年度は千浜小学校も加わって、市内小中合わせて 9校で実践研究を進めているところでございます。また、自主的に取り組んでいる学校も 4校あります。西中、第二小、中央小、曽我小であります。
 その成果として、子供たちにより多くの学習時間を確保して、余裕を持って学習活動が展開できること。 2つ目には、時間のゆとりだけではなく心のゆとりが生まれること。 3つ目には、新しい枠組みの中で核となる行事や活動の見直しができること。 4つ目に、評価が長い時間を通してじっくりと評価でき、指導に生かすことができることなどが上げられております。
 また、導入時当初心配されました長期休業前の評価については、面談を取り入れて子供たちの課題と評価を伝えております。
 どの試行校も、子供たちにとって楽しく、豊かな学びのある教育課程編成のあり方を各学校で創意工夫するように指導しております。
  2学期制を生かすには、単に導入するだけでは効果がありません。むしろ、新しい学校づくりのいい機会でチャンスであると考えて、教職員の意識改革をして、子供たちにとって授業や幼児などの教育活動をさらに魅力あるものにと願って進めていかなければならないというふうに思います。
この 2学期制の実施を、新掛川市の教育の充実の一貫として進めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありますか。はい、8番、桑原百合子さん。
◆8番(桑原百合子君) それでは、 4つほどお尋ねします。
 まず、市長の掛川市の教育についてのお話を聞きまして、教育委員会に市長の考えを申し述べて 2年間ぐらいでだんだん変えていく、それはすばらしいことでよかったなと私思っておりますが、私は教育委員長、教育長についても、人間的にはすばらしい方だと思っております。私は教育長にもコーラスを教わりまして、教育長が教えてくださると本当に声がよく出て、とても気持ちよく歌えるのです。そういうことについては、本当に市長のおっしゃるとおり、人格的にどうとか、人間的にどうとかということは一切申し上げません。それはすばらしい方たちです。ただ、私が思いますのには、教育委員長は、学校法人くるみ学園の理事長でいらっしゃいますよね。そこには公費で交付金、補助金が出ているわけなんです。そういう方を教育委員長にして、これはいいものだろうか。私は、これはいいことではないのではないかというふうに思っているわけです。それから、教育長の御子息が学校教育課の指導主事としていらっしゃるという話も聞きました。こういうことも常識的には余りよくないのではないか。ここが市民の人たちからいろいろ批判をされているところだというふうに私思っておりますので、こういうことをわかって市長は教育委員として選任したのか、それは非常に不満に思ったわけでございます。それについてどう思っているのか、お聞きしたいと思います。
 また、教育長がいろいろな場で、当て馬だとか、すぐやめるとか言っているというのも、市民の方から聞いております。もしそれが本当でしたら、選ばれた教育長がそういうことをいろいろな会で言っているというのは、それはよくないと私は思っております。それの真意をあわせてお聞かせいただきたいと思います。
 それから、紫外線のお話、そのようにやってくださっているというのは非常にうれしく思いまして、それではちゃんと対応しているのだなと思いましたが、実は市民の保育園の保護者の方から聞いたので、どこの保育園かは私は聞きませんでしたけれども、その保育園に言ったら、けんもほろろに紫外線のことは取り扱ってもらえなかったということでした。ですので、園によっては、そういうところが教職員にきちんとまだ伝わっていないのではないかということを私は感じたわけです。そこのところを、やはり園長なり長だけがわかっているのではなくて、職員皆さんがそのことについてわかって対応していただきたいと思います。
 それからもう 1つ、 2学期制のことについてですが、とにかく 2学期制は非常にいいものだということを、先ほどから豊田議員のときもおっしゃいましたし、今もそうでした。でも、どんな制度にしても、メリット、デメリットはあるものだと思います。デメリットがあることもしっかり考えて、それについてはこういう施策をしていくという、そういう姿勢が私は必要だと思うのです。
 しかも、それをどうやってアンケートを取っているか。実は私も、先生とか校長先生とか親、子供たちにいろいろ聞いていったわけです。そうすると、いいことも悪いこともありました。それで校長先生方も一生懸命やってくださっているということは非常によくわかりましたけれども、アンケートを無記名で、本音が出るようなアンケートをきちんと取りまして、それで 2学期制のここのところは改善しなくてはいけないという、そういうものを教育委員会が持たないといけないと思うのです。どうもそういう姿勢が先ほどから聞いておりますとわからなかったものですから、そこのところはどういう調査をしているのか、そこのところをお聞きしたいと思います。
 もう 1つ、大雨対策、複数の調整池を考えているというすばらしい回答をいただきまして、非常に喜んでおります。
 それで、雨水タンクのことを申し上げたのですが、そのことについては一切御返事がなかったものですから、雨水タンクについてはどう考えるか、それもお聞かせいただきたいと思います。
 以上です。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。はい、市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) 最初に私の答弁の訂正をさせていただきます。先ほど倉真川のことにつきまして激甚というふうに申し上げましたが、これは誤りでございまして、大規模灌排、要するに七夕集中豪雨であの辺りが全部、西郷から水が浸かってしまいまして、あれを河川の改修としてやろうとしたのですが、どうしても土木にとってもらえなかったものですから、当時の県の農地の課長が山崎さんという松ヶ岡様の方で、後に掛川の助役になっていただいたわけですが、その方に私からお願いをして、そしてそういう大規模灌排のような大きな事業を国から持ってきてもらってやっていただいたというのが正確なことでございますので、激甚ではございませんので、お詫びをいたします。
 それから、今の議員のお話を承っておるわけでございますけれども、くるみ幼稚園の園長さんのところに公費が出ているとか、あるいは教育長の息子さんが指導主事であるとかということについてのお尋ねでございますけれども、それは私はその人たちがそういう立場であることをしっかり自覚してやっていただいていれば、別にそのことをとやかくいうことはないと考えておりまして、全国的にもそういう例は幾つもある。このことについては、ひとつぜひ御寛容に考えてやっていただきたいなと、私は心からお願いしたいと思っております。そういうことを聞かれた御当人としては、どんなに胸が張り裂けるようにつらいかということも、ぜひ議員もひとつお考えいただけたらなというふうに思っております。
 それから、教育長がいろいろなことをおっしゃるということでございますが、これは、私が最初教育長をお願いするときに、自分があと10年若ければ、戸塚市長の言ったことを快く引き受けた。だけど、自分の年を考えると、果たして本当に自分に務まるかどうかと言って、固辞されました。固辞されましたが、私は佐藤さんのような立派な方が、その前に私が考えてお願いしようと思った方が教育事務所外にあるというような御指摘もありまして、私は佐藤先生にお願いするほかないとこのように確信しておりました。でございますので、どうかひとつ、ぜひ今までの先生の功績から見て、しかも、御年配より若く見えるということもあるので、ぜひひとつやってくださいということを再三お願いして、そして御本人も決心をしていただいたことであります。
 したがいまして、就任してから、私は自由人という立場できたので、こうやってやることが果たして本当に自分でやりきれるかしらということおっしゃったことは事実であり、しかも私のところへも何度かそういったようなお話もございましたが、佐藤先生、ぜひここは踏ん張って、しっかり頑張ってやってください、お願いしますよということで、私はお願いをして、御本人も朝から晩まで、きちんと職務をこなしてやっていただいている。本当によくこれだけのことをやっていただけるなと思うほど、教育長としての仕事だけでなく、私ども三役会なども欠かしたことはございません。そのように毎日しっかりやっていただいているわけでございますので、どうかむしろ逆に議員から激励してやっていただきたい、しっかりやりなさいと激励してやっていただきたい、私はそのように思っているところでございます。
 なお、 2年間で変えると今議員がおっしゃいましたが、私はそういう答弁を申し上げたのではなくて、これは大事な問題なので、 2年間ぐらいは委員の方なんかでいろいろ議論をしていただいて、その結果、市長の言ったことの中で、せめてこのこととこのことはいいのではないですか、できるのではないですかというようなことが出ましたら、それをまた議会へも御相談をした上で、慎重にやっていきたい。私が軽はずみにあれだ、これだということでやるべきでない。ということで、近々教育委員の方々に私の考えを申し上げようとしたのであります。決して 2年間の間にちょこちょこちょこちょこつまみ食いをするという考えは、全然持っておりません。
 それから、調整池のことにつきましては、 2ついただいてうれしいとおっしゃいましたけれども、うれしいというのはできてからの話でありまして、まだこれから、要するにこの問題の一番難しいところは場所です。議員自身もあちこちお歩きになって、私もあのときにあちこち歩きました。そして部長とも、やっぱり調整池しかないと、しかし場所はどこだと。まさか建っている家を壊して池というわけにはいきません。ですから、そうなってくると非常に限られているわけであります。したがいまして、城北だけにこだわらず、北門とか、龍尾山の下とか辺りまで広く考えてやって、それも 1つではなくて、小さくても複数以上やっていって効果を与えたらどうかと、こういうことをこれから考えていきたいと思っているわけであります。
 それから、雨水の桶につきましては、総務部長が実際家で使っているそうですから、部長から効果を聞きたいと思うのですけれども、部内で検討したときは、悪くはない。悪くはないけれども、これを市で補助して、桶を 1人 1人どうですかというのもちょっと、もうちょっと検討してはどうでしょうという部内の話でございましたので、貴重な御意見として検討させていただきたいと思います。桶の効果は部長から答弁いたします。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。教育長、佐藤忠夫君。
◎教育長(佐藤忠夫君) それでは、まず 2学期制の問題ですけれども、これは学校教育課の方で 2学期制をやりなさいというふうに指導して一律にやるということではなくて、その 2学期制についてお話しした中で各学校で自主的に取り組むという形になっておりますので、その点、誤解のないようにお願いしたいと思います。
 それから紫外線対策のことですが、これは学校によって徹底していなかったということだろうと思いますが、上層部でなくて、先生あるいは保護者までにこの話が徹底するように、またこれは伝えておきたいと思います。
 それから、私が各所で、市長がただいまお話がございましたけれども、最初の教育長職を受けるについての私自身の自問自答という問題もありますし、決してこの立場になってからも、実は就任についての記者会見のときにも、市長がそのときに任期等について記者発表しておられますよね。そういうこともございまして、私自身、いろいろな点でやはりこれでいいのか、あるいはという自問自答ですね、そういうものを繰り返しておりましたから、そういう愚痴は、多分心やすい合唱団の人に、「おい、聞いてくれよ」という感じで出たのかもしれません。その点は、誤解を招いた点はお詫び申し上げたいと思います。
 以上です。
○議長(菅沼茂雄君) 続いて答弁願います。中山総務部長。
◎総務部長(中山礼行君) 市長から答弁せよということでありますので、答弁いたしますけれども、私は洪水対策というような大それたことで天水桶を使っているわけではございませんで、庭の水とか、庭のたたきとか、花が好きだものですから、それをやるときに雨水を使ってそれを貯めておいて、天気のいい日にその水をやるということが、 1つの節水と言いますか、雨水をただ流すだけではなくて節水してやるということは非常にいいということを、浜松の花博に行ったとき、そういうことを見させていただきまして、利用しております。
 今桑原議員がお話のように、非常に洪水対策ということになりますと、 1軒の家ということではなくて、その周辺全体の皆さんが一緒になって桶をつくってやるということになるかと思いますので、その辺につきましては、やはりもう少し他市のところも検討しながら、十分考えていきたいと思っております。
 それが 1点目でありまして、もう 1点、先ほど桑原議員から、教育委員長のお話が出たわけでありますけれども、先ほどのお話でいきますと、教育委員、その代表が教育委員長ということになりますけれども、そうした法人を代表している方が教育委員でという話がありましたけれども、教育委員長という資格というか、クリアすることがあるわけです。それは、だめだということになりますと、委員そのもの、委員長そのものの資格がないということになりますので、それは全く、今委員長をやっていただきまして、そうした法律的なクリアができないということはないわけであります。逆に、教育委員会の委員は、特にそうした、例えば芸術とか文化、そうした特に優れているものを、教育委員の中に入りまして、そのことを逆に専門的な知識を生かして教育委員というものをやりなさいというような、逆に法律があるわけでありまして、ただ 1点、例えば補助金をいただいているというときに、教育委員会を開催した場合に、その中で自分の関連した議案に対しては欠席するか、または全体の教育委員に了承を得て、その議案を検討する中に入っていくということをやらなければいけないということがあるわけでありまして、全く教育委員の資格がないということはないということだけは御理解いただきたいと、こんなふうに思っています。
 以上でございます。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありますか。はい、 8番、桑原百合子さん。
◆8番(桑原百合子君)  2学期制にのことについて、 1つお尋ねします。
 先ほど、 2学期制の成果とかいろいろなことについては、教育委員会でまとめたのではなくて、やった各学校ごとにそういう意見を出したというふうにお聞きしましたので、それはぜひ 2学期制をやる小中学校に、メリット、デメリットを知るためには無記名のアンケートできちっと取った方がいいのではないかという指導をなさった方がいいと思いますけれども、 教育長はそれについてどうお考えでしょうか。
○議長(菅沼茂雄君) はい、教育長、佐藤忠夫君。
◎教育長(佐藤忠夫君) そうですね。議員御指摘のように、自分たちで、自分たちがメリットであると考えたこと、デメリットであるというふうに考えていたこと、これは共通だなという認識があればそれはそれに越したことはないと思いますので、そういう点についてはまた課内で検討して、議員のおっしゃったことを生かすような工夫をしていきたいと思います。
○議長(菅沼茂雄君) 以上で、 8番、桑原百合子さんの質問は終わりました。
               25番 狩野 恒君の一般質問
○議長(菅沼茂雄君) 次に、25番、狩野 恒君の発言を許します。御登壇ください。
               〔25番 狩野 恒君 登壇〕
◆25番(狩野恒君) それでは、 3点の質問をいたしたいと思います。
 まず、国際交流についてでございますけれども、近年、経済、文化のグローバル化に伴い、ビジネス、観光、文化使節、留学などによる諸外国との交流が盛んになってまいりました。自治体にお
いても異文化の体験や親善を目指し、活発に交流が行われておりますことは、先刻御承知のことと存じます。
 旧掛川市では、昭和54年、生涯学習都市宣言の一環としてアメリカオレゴン州ユージン市との姉妹都市提携を結び、中学生、高校生を初め、平成16年までに 800人を超える多くの市民が訪問し、アメリカの大自然の中で異文化を体験されてまいりました。またユージン市よりは、小笠掛川マラソンに参加されるなど、大会に花を添えていただきました。
 旧大須賀町では、進出企業の縁により、ニューヨーク州コーニング市との親交を深められており、また旧大東町においては、中国政府筋よりの指導者、故周恩来氏が北京大学時代の日本語教師を務められた土方出身の松本亀次郎氏の関係から、友好が進められております。 8回を迎えることしも、中学生を主体に、最後の教え子である北京大学教授、汪 向榮氏の計らいで、友好親善団が 8月20日から26日の間、 6泊 7日の日程で訪問されたとのことでございます。中学生を初め、生活文化の習慣などの違いを学ばれたものと思われます。
 また、掛川市においては、中国内蒙古自治区クブチ砂漠に植樹奉仕活動の緑の協力隊も、今年で 8回目を迎え、韓国へは少年サッカーチームが親善試合を行うなど、市民による国際交流の活動がますます盛んになっております。今後、一層の発展を願うばかりであります。
 以上の交流の中で、 8月には新掛川市の名において姉妹都市の締結をなされたということですが、他の交流、床に長年交流を密にされてきたユージン市と、今後どのような関係になるか、まずはお伺いするものであります。
 以上の交流の中で、 8月にはコーニング市とは新掛川市の名において姉妹都市の締結をなされたということでありますが、他の交流、特に長年交流を密にされてきたユージン市とは今後どのような関係になるか、まずはお伺いするものであります。
 次に、 9月 5日、今議会冒頭、市長の所信の中で、来年 2月 3日から 9日までの日程をもって、市民代表による日中友好団派遣に 300万円の補正予算の計上がありました。それには、中国各都市を訪問し、友好を深めながら、提携する姉妹都市を探したいとのことであります。これまで外国の都市との姉妹都市締結には、過去の人の縁、歴史の由来、都市の名前の類似、同様の産業があるなど共通点があり、親近感を持って締結するのが通常と思われるが、今回の企画にはそのあたりの目的、選定条件がはっきり示されておりません。さきに述べた旧大東町での取り組み、旧掛川市の緑の協力隊など、現存する友好交流とはどのような違いがあるのか。また、姉妹都市提携の目的、選定条件もあわせて、お答え願いたいものであります。
 また、市長は、先般みずから中国へ緑茶の市場調査に出かけたとありますが、私も以前から海外市場に目を向けるべきと考えておりました。
 近ごろは、茶の健康志向の高まりや日本食ブームを好機ととらえ、茶業界も本腰を入れて緑茶の輸出を考え始め、日本茶振興会はアジア、北米、EU諸国を対象に、現地の消費者の好みや流通実態の調査、PRを、日本茶輸出組合と静岡県とで共同で行うという計画もあるということであります。
 現在、緑茶の輸出量は、昨年の実績で 872トン、輸出先は40の国・地域で、国別ではアメリカ、中国、シンガポール、台湾、ドイツなどであり、年々増加の一途をたどっているようであります。
 また、JAによる韓国、中国の茶事情調査によると、韓国では、生産地は済州島しかなく、元来茶を飲む風習は一般的にないということであります。何と言いましても、韓国では関税率が 500%という大きな壁になっているようであります。中国では、料理全般に油を使用することもあり、さっぱりした発酵茶、半発酵茶が好まれ、緑茶はなじめないとも言われております。EUでは、日本式生産慣習では、農薬残留量が基準をクリアできないとされている。
 今回、市長の中国での市場調査では好感触があったと聞くが、中国ではどのような階層がマーケットの対象なのか。また、どのような観点から感触を得たのかをお聞かせいただきたいと思います。
 また、今後、お茶の販路事業が明確になったならば、地元業界にどのような手順で下ろし、推し進めていくのかをあわせて伺うものであります。
 次に、共生問題が問題になっております、在留外国人の問題についてであります。
 今年当初の数字では、全国に在住する外国人は 197万 3,000人との発表がありました。その内訳は、韓国60万 7,000人、中国48万 8,000人、中南米諸国28万 7,000人、フィリピン19万人であります。
 新掛川市において 6月現在の在住者は、 5,165人であります。当市の人口の 5%に達しておりますが、実際には 2倍、それ以上を数えるのではないかという向きもあります。10月に予定されている国勢調査が実施されても、正確な数字はなかなかつかみきれないかもしれません。
 また、出身国は45カ国に及び、日本人と婚姻関係にある一部の方を除く大半の人たちが就労を認められた中南米諸国の日系人であり、 1兆 2,000億円と言われる新掛川市の工業出荷額の下支えをしております。受け入れ企業にとっては、もはや欠くことのできない貴重な労働力となっております。
 この事実に在留外国人の共生を願うものでありますが、言葉の壁、生活習慣の違いにより、地域住民との摩擦もあり、生産変動の波をまともに受けやすい不安定な労働条件にさらされた彼らの一部には犯罪に走る者もあらわれ、時折新聞紙上をにぎわすなど、治安悪化の要因を含んでおり、豊かな日本式生活を日常目にするに至っては、当初のお金目当ての出稼ぎ感覚は薄れ、日系外国人も二世、三世の時代になり、生活エンジョイ型の方向になっております。
 働く日系外国人労働者の多くは、人材派遣会社による業務請け合いという形式で働き、賃金も低く抑えられ、労災や健康保険制度にも組み込まれない不安定さが存在しております。事業主も負担を嫌がり、1円でも高い収入が欲しい外国人も保険料の支払いを望まないなど、雇用状況は至って不安定な要素を含んでいるものであります。
 また、最近、在留外国人が車の運転、これを非常によく見かけることがあります。自動車の国際免許については、これはジュネーブ条約の批准国は国内規定と同様に扱うとされているが、私も現実、これを目にしたことはありますけれども、10日ほどの出国で免許を取っているという事実があります。そのようなことを考えますと、非常に不安を感じるわけであります。
 昨年、自宅近くにおいて起きた日系外国人の無理な追い越しによる正面衝突、事故では緊急の通報、応急対応もできず、狼狽するばかりで、相手の身重の親子に命の別状がなかったことは幸いでありました。明日は我が身にもと考えるのは、自然ではないでしょうか。
 また、一昨年の冬には、エンジン過熱で炎上した車を放置して逃げ去る件など、常識では考えられないことが身近で起こっており、深刻さは増すばかりであります。
 また、家族連れの方にとってもう 1つは不就学問題であります。ことしに入って、文部科学省は不就学児童生徒支援事業の委嘱地に、本県では掛川、浜松、富士の 3市を含む 8府県13地域を決め、在日外国人の不就学問題について、 2年間にわたって就学の実態の把握と不就学の要因を分析し、就学支援に取り組むための実践研究を行うとされています。その概要と現状把握はどのようなものなのか、お聞きするものであります。
 また先ごろ、磐田市において、在住外国人との共生を図るため、第 1回磐田多文化共生社会推進協議会が開かれたと聞きますが、磐田市では 7月現在 8,753人の外国人が在住し、掛川と同様に市人口の 5%に達しており、言葉の壁、防災の伝達、ごみ出しルールなどの徹底など、地域が抱える課題が以前より多く存在しており、今回自治会、教育界、企業など、幅広く各界から選出し、来年度中に磐田市多文化共生プランなるものの策定を急ぐとありますが、当市においてはNPO国際交流センターが在住外国人の支援、サポートに尽力されております。対象は自発的に見えられる方のみであり、その他の多くの人たちが加わることもなく、もはやボランティアの域を越え、限界ではないかと思われます。
 地域企業が必要としている労働力が、この先減少することも考えられない今、どこかで彼らに生活のルールの啓発や、行政サービスの伝達をすることが必要であろうと思います。人材派遣会社、その人材派遣会社より労働力を受け入れる企業が一番であろうかと思います。ただし、人材派遣会社が外国人に細部にわたって生活ルールを持ち出せば、人が集まらないということもあり、かといって受け入れ企業となれば、自社の管理の労働者でないことを理由に、逃げの姿勢となる。結局、どこも生活ルールを伝えられないままになっているのが現状であろうかと思われます。
 この際、行政も一歩踏み込んで、今生じている異文化摩擦を先送りせず、受益企業の参加を得て、行政として根本的に行動を起こす時期が来ているのではないかと思うのであります。当局の所信を伺うものであります。
 最後に生涯学習についてであります。
 さきの 6月の定例議会において、市長の生涯学習についてのくだりに、「生涯学習を見直したい。何でもかんでも生涯学習」の発言がありました。これまで真摯な活動をされてこられた多くの市民にとって、不安を募らせるものではなかったかと思います。
 生涯学習都市宣言の前文に、「掛川市民は、少しで多くの幸せを実感するために、健康で生き甲斐をもって生きていくために、お互いは何をなすべきかと、いつも問いかけ合いながら、一生涯学び続けていこう」という前文がございます。私は、この前文に掲げられた「お互いは何をなすべきか」を市民に訴えかけているのではないかと思うわけであります。みずからが家庭、職場、地域社会において自分が置かれた立場を考え、謙虚な姿勢を持って常に学んでいこうというのが根本的な考え方ではないでしょうか。
 26年経過の今、体系的にまとめられ、多くの市民が生涯学習まちづくりに参加されております。全国に波及した生涯学習は、それぞれ独自の解釈や活動が行われていると聞き及びますが、万人一律の定義でなく、これが生涯学習とみずからが思えることでよいのではないでしょうか。私自身、意識し始めたのは、二十数年に及ぶスポーツ少年団に携わってからのことであります。ただ技術指導でなく、その中に青少年育成の趣旨を感じてからであります。
 地方分権が進み、官民の協調、協働が叫ばれる中、生涯学習的考え方は 1市 2町の合併の今こそ、最も有効、そして必要な思考ではないでしょうか。市長が描かれている生涯学習とはいかなるものなのか、お伺いするものであります。
 同様の質問を教育長にもいたしたいと思います。
 最後に、生涯学習の一環として対外的に多くの自治体に呼びかけ、開催されてまいりました掛川市の都市農村広域交流 4サミットの件であります。
 中でも、来年度NHK大河ドラマの放映が決定した「功名が辻〜一豊の妻」に関しては、「一豊公&千代様サミット」は12回を数え、その悲願が実ったもので、これまでの努力が報われた感じがいたします。本年も10月 8日、9日の両日、愛知県一宮市で開催されることになっており、本年は特に盛り上がりがあるものと思われます。
 また、「全国茶サミット」は、来年はお隣菊川市にて開催が予定され、緑茶の多機能PRやお茶の文化振興、需要開発を目指して行われるものであり、成功を願うものであります。
 歴史の由来から意義ある「塩の道会議」も、それぞれの地域の連携に寄与するものであろうと思われますし、勤労、分度、推譲の教えで知られる「二宮尊徳サミット」も、これから世に大いに学習の余地があるのではないかと思われます。
 以上、他の市町村との連携を図って実施されてきたサミット、会議について、発信元である当市の責任上、扱いによっては掛川市の威信に関わることもあろうかと思いますし、今後どのようなスタンスで望むかをお聞きしたいと思います。
 これで 1回目の質問を終わりたいと思います。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 議員から大変大事な幾つかの御指摘をいただきましたので、あらかじめ、私の答弁の後、補足してもらう項目について、ちょっと議員にもお含みいただきたいと思います。まず、国際交流のことにつきましては、企画調整部長から補足説明させていただきます。それから、在留外国人の関係でございますけれども、これは企画調整部長、総務部長、教育長から補足答弁させていただきたいと思います。
それから 3の生涯学習につきましては、ただいま議員から教育長にというお話もございましたので、教育長から、どの程度答弁できるかわかりませんが、所見を話していただくということにさせていただきたいと思います。
 まず、国際交流のことでございますけれども、これまで本市として、あるいは旧大東、旧大須賀として交流をいたしてまいりましたものの中で、ユージンにつきましては掛川市でございますので、特別今から新しくすることはないということで、従前どおりでそういう関係を保っていることは議員御承知のとおりでございまして、ユージンの市長がここ何日かの間にお見えになりまして、私のところへもおいでになるという日程も伺っております。また、議員にも、できましたらそういう際にまたぜひ会っていただけたらと思っておりますが、私が聞き間違いかもしれませんが、今度の市長さんは女性の方だということを聞いております。間違っていたら失礼でございますが、市長がかわられたというふうに聞いておりますが、先方の市長は、今までどおり仲よくやっていきたいというようなお話のようでございまして、私の方もそれと同じような考え方を持っているところでございます。
 ただ、議員も御承知のとおり、例の持っておりました土地が処分されてしまいましたり、それから会社組織でやっておりました組織も、前の社長の判断で解散ということに決定をして、現在精算段階に入っているわけでございます。
 そんなことでございますので、そういう有形的な点については変わってくることもあり得るかと、このように思うわけでございますが、実はユージンとの間に、過去、本当にたくさんの方が掛川から行ったり、あるいは先方から来たりしていただきました。私の家内もユージンに伺わせていただいております。そんなことで、そのような方々の同窓会的組織が非常に確立いたしておりまして、大変自主的に交流、活動を続けていただいております。
 したがいまして、有形的なものについては、今後なくなってくるわけではございますけれども、無形的なそういう友情関係というものは、これからも恐らく強い絆で進められていくのではないかと、私はそのように期待をいたしておるところでございます。
 それからマラソンとか、こういう行事については、引き続いてぜひ、伝統でございますので、先方からも来ていただけたらいいなと、私が体協の会長のころからそうやってやっておりましたので、これは続けてやっていただけたらと期待しているところでございます。
 それからコーニングにつきましては、先般、本来私が行くべきでございましたが、いろいろの用事で行けませんでしたので、この議席にいらっしゃいます内藤委員長にかわって団長をお願いいたしまして、主として中高生等の子供たちでございますけれども、学校の先生も含めまして団を組んで行っていただいたわけでございます。
 先般も一部行政報告で申し上げたわけでありますが、内藤委員長からの御報告によりますと、先方の市長も議員も非常に喜んで迎えてくださって、温かくしてくださった。そしてコーニングの市長も、余り遠くない時期にまた掛川を訪ねたい。掛川の戸塚市長も、コーニングにぜひいらっしゃいと、こういうメッセージを内藤委員長に託してくださいましたので、私も 3年間の残った任期中の間には、必ず行かせていただきたいと思っておるところでございます。
 御案内のとおり、コーニングはコーニングジャパンの本社のあるところでございまして、昨日もコーニングジャパンの大須賀の工場が第 2期の拡張工事を始めることで立柱式が行われて、私も出席をさせていただきました。
 コーニングジャパンは、御案内のとおり液晶テレビの関係その他、これから恐らく30年、50年と世界をリードする企業になっていくだろう。そういう企業でありまして、掛川市の財政にとっても本当に大切な企業でいらっしゃって、大きく貢献してくださっているわけであります。私はこういう意味でコーニングとの友好というものは、さらにさらにもっと深く親善をして、コーニングジャパンが掛川市内で大いに活発に企業活動をやっていただけるように、いろいろの面で協力をさせていただきたいと考えているところでございます。
 大東地区につきましては、特別の姉妹関係とは聞いておりませんが、松本亀次郎先生の関係で伝統的にこういうことをやっていらっしゃって、大倉助役のお話によりますと、助役が町長時代、何と 100名という大量の代表団を引き連れて、中国にいらっしゃったということでございます。しかも、周恩来前首相との御関係でございますので、これはもう国家的に、日本でも最も尊敬される周恩来先生との関係というものは、これからも大事にしていくべきだと思います。先日もある議員が、亀次郎先生の伝記のような本もわざわざお届けくださった。私もこれをこれからもよく勉強して、日中関係については自分もいささか長く交流もしておりますので、勉強もしてまいりたい、このように考えている次第でございます。
 ところで、新たな姉妹都市の関係でございますけれども、これは私はそう簡単に、 1回訪問したからそれでできるというふうには到底考えておりませんで、これはやはりお互いによく知り合って、こういう都市が一番向いているねということがあって初めて、姉妹都市提携ではないか。その前の交流が必要ではないか。
 特に中国という国は余りにも広いところでございまして、私も中国に過去 150回ほど行っておりますけれども、とてもじゃありませんが、ほんの一部しか見ていない、こういう状況でございます。
 先日、ある機会に、議員からも私と中国のかかわりについてお尋ねもあったわけでありますが、私は県議会議員のとき、今から32年前に、竹山祐太郎知事が県会議員の若い人から 1人ずつ、東、中、西、連れて行くよということで、私が一番若かった。その次に森口定介先生で、長く国会でいった東の方で杉山憲夫先生、この 3人を選抜して連れて行ってくださったわけであります。
 私はそれ以前は、中国に対する認識というものは、やはり台湾の方が大切だという認識が強すぎまして、中共と言われた中華人民共和国に対しては、正直なところ余りいい感情を持っていなかったわけであります。しかし、竹山先生に連れて行っていただいて、 2週間中国の中を回ってみまして、中国共産というというのは、共産党と名前はついているけれども、実際は共産党ではなくて、これは中国の国民的なものである。共産党という名前はついているが、共産党ではない。民族主義だというふうに私は見たのであります。
 同時に、当時から中国というところは、これから日本にとって最も重要なパートナーになると私は考えておりました。当時はまだ国交が開かれておりませんで、深せん等をトランクを持って歩いた、こういう時代でございましたが、そのときでも国貿促と言って、例えばお蕎麦の素とか、そういう貿易はしておりましたが、今は日本でアメリカに次いで第 2位、第 3位というような経済関係にもなっているわけであります。
 そういう中で、私はその後、青年団、中華全国青年連合会、中国共産党青年同盟というところと私は御縁ができまして、と言いますのは、今はなくなりましたが、日本に世界青少年交流協会という中央に団体がありまして、その団体の関係で中国へ何回か行くうちに、その団体と親しくなったわけであります。
 この中華全国青年連合会は、会員 3億人ということで、末端の部落まで組織がある。こういう中国でも最も大きな団体でありまして、新聞社、ホテル、例の旅行社、中国青年旅行社という中国三大旅行社の 1つでございますが、これもこの中華全国青年連合会がやっておりまして、そういう儲けた費用で青年活動をやっている、こういう形であります。中国の国家の一番中心になるような組織、こう思っていただいていいわけであります。
 そのトップだった、中国共産党青年同盟の大書記だった方が、今の胡錦濤総書記でございまして、その胡錦濤総書記が東京に青年団長でいらっしゃったときに、私が接遇させていただいたという関係から友人になった。もったいない話だと思いますが、13億の総書記をそうこの議場で言わせていただくのはもったいないことだと思いますが、そういう関係になった。したがいまして、今中国は、中青団、中華全国青年連合会の指導者が、中国の津々浦々のところで指導的立場で活躍しておりますから、私の友人が中国中に広まってくださった、こういう関係であります。
 分けても、瀋陽の遼寧省の党の第一書記になりました李 克強さんという方がおりますが、この方が今胡錦濤さんに最も信頼され、胡錦濤さんの 2代後の団長でございますが、この方が恐らく余り遠くないうちに、中南海、つまり日本で言えば皇居、ここに入られて、胡錦濤さんと一緒に国家を指導するような立場になるだろうと、私は見ているのであります。
 今回、中国共産党対外連絡部、つまり外務省の外交政策を指導しているところが中国共産党対外連絡部、略称中連部でございますが、この中連部の私の友人たちが、私が市長に就任したということをとても喜んでくれまして、私から、私は掛川市民に私と中国とのかかわりをこれから全部、いわゆる人脈を皆さんに差し上げていきたい。私もそういつまでも生きるわけではないし、また市長の在職もそう長いことはありませんので、短い間かもしれませんが、その間に私の人脈をできるだけ掛川の方に知っていただいて、その中から商売をやる人は商売、芸術をやる人は芸術、スポーツをやる人はスポーツということで、中国と仲良くなっていってくれれば、私は将来の将来を考えたときに、本当にお役に立った、私がこの地から国会議員に送っていただいたことのせめてもの私の御恩返しだというような感じを持っているというのが、今の私の気持ちでございます。
 したがいまして、できたならば、 毎年 1度ぐらい代表団の方に行っていただいて、ただし、中連部で御招待くださるという機会は滅多にございません。普通の地方都市で中連部が呼んでくれるということは滅多にございませんので、これは来年 2月 1回だけで、それからはまたほかの中日友好協会とか、あるいは青年連合会とかになるかもしれませんけれども、ともかくせっかくそういうふうに先方が国を挙げて私たち掛川市民を迎えてくれると言っておりますので、ぜひこの団は成功させていただいて、そして日中の絆を強くしていただきたいなと、このように考えているというのが私の心境でございます。
 それから韓国につきましては、私は日韓議員連盟という仕事をやっておりまして、おかげさまで、今の盧武鉉さんは除いて、歴代大統領とも仲よくさせていただいたわけでございますけれども、そんな関係の人脈がまだ残っております。しかし、今の韓国の国会などは日本語をしゃべれる人がほとんどいなくなりまして、ほとんど日本の議員とも英語でやる。英語ができない人は、日本の国会議員でもだめと、私なんかはだめの部類でございますけれども、私の時代はほとんどの人がみんな日本語でしゃべってくれたものですから、私みたいな語学ができない者でも運営委員長をやらせていただいて、時の竹下 登会長を補佐させていただいたというわけでございますが、今は文化交流の方の仕事をお手伝いしているわけでございます。
 そういう中で、先般外務大臣にお会いしましたときに、私が掛川市長になったことを大変喜んでくださいまして、ぜひ韓国のいずれかのまちと仲よくしてくれませんか。よければ外務大臣が御紹介してもいいというお話がありましたので、これは帰って議会の皆様にも御相談しなければならないし、一度、このまちだというわけにはいきませんので、これは交流をこれから重ねさせていただいて、いいところがあったら、それはまた交流させていただくようにしたいということで、そういう形で、先日横浜総領事館からそういうことについて、再度外務大臣からお話があったという連絡がありましたので、議会にこうやって御報告をした上で、また私としてはお答えいたしますと申し上げてあるわけでございますが、これもすぐさま姉妹都市をということは到底考えられないことでございまして、何回か交流した上で、ここならいいじゃないかというふうに考えるべきものだと考えております。
 それから、海外の茶市場の問題でございますが、韓国につきましては、済州道にはかなりのお茶があることは事実でございますが、韓国のお茶が一番多いのは全羅南道でございまして、全羅南道は日本の掛川のような茶園がたくさんあるわけでございます。それで、今そこのお茶の関係者の娘さんが県立茶業試験場に来て勉強をしているというような状況でございますが、日本のお茶とは少し質が違うわけでありますけれども、緑茶は結構たくさん生産されているという状況であります。
 お話のように、関税が 500%という禁止関税でございますけれども、韓国は日本を除く、例えばインドとかセイロンとか中国とか、ありとあらゆるお茶の国とは40%でやっております。どうして韓国が 500%になっているか、今だに私はわかりませんが、恐らく豊臣秀吉さんあたりのせいがやはりここにあるのではないかと、そんなふうに私は思っているわけであります。
 しかし、実は韓国民の日本の緑茶に対する関心はものすごく強いわけでございまして、去年、ソウルでお茶の展示会を私どもやらせていただき、私も半日そこでお手伝いいたしましたけれども、特に粉茶、これに対する期待がものすごく強いのでございます。したがいまして、今現実には担ぎ屋のおばさんたちが、税金をかけないで、上手にお土産的にすーすーっと持っていっては、いる。これが日本と韓国の今のお茶の流通でございまして、 500%ではいかんせん、普通の商売ではできません。しかし、近い将来、私は、韓国と日本の間はノー関税になる、そういう協定が現在今進んでいるわけでございますので、私はそんな遠くない時期に、この 500%の禁止関税はなおるものと考えており、またなおしていかなければいけないものだと、このように考えている次第でございます。
 なお、その際に、カテキンというものに対する韓国民の期待が非常に大きいということを御参考に申し上げさせていただく次第であります。
 中国につきましては、それ以上に可能性が強うございまして、これは今関税が大体50%でございますが、北京におきましては、日本で言う緑茶的なものは 100グラムで 2万から 3万円というお茶が飛ぶように売れています。常識では考えられません。考えられませんが、それだけ中国のたくさん所得がある人と低い人との差が、非常に激しくなっているということであります。北京の王府井(ワンフーチン)あたりでどうしてこんな高い物を買うかと言うと、これは田舎のお父さん、お母さんにお土産に持っていくとか、そういうことを言う方が大変多いわけですけれども、これは議員がごらんになると、本当にちょっと信じられないとお思いになるかもしれませんが、見ていただきますと、そういう本当にびっくりするお茶が売れているわけであります。
 しかし、日本のお茶と中国のお茶では基本的に違う点が、製法からあります。そこで最近中国では、日本の緑茶がガンに効くそうだ。どうしてだ。カテキンだ。カテキンはどうして日本のお茶にはあるが、中国のお茶には少ないのだ、そういう質問が至るところで出て来るわけであります。つまり、日本の緑茶というものが健康にいい、こういうことについて、非常に中国人が関心を示しているということが今の状況であります。
 私がまず突破口に考えましたのは、北京に、昔はそこしかなかったのですが、外国人が行って買い物をするところであります。そこが友誼(ゆうぎ)商店という名前でございますが、国営でございます。ここに置いてもらうことはできないかと考えたのでございます。それは、今北京に日本人で約 4万人ぐらいの人が生活しておりまして、この人たちが緑茶を飲むときには国内から送ってもらうとか、そういうことをしておりまして、買う場所がないわけでございます。だから、日本人に売るだけでも意味があるわけでございますが、おかげさまで、その友誼商店の担当の方から、大変いい提案をもらった。ぜひこれを前向きにやって販売をしてあげるようにしたいというようなお話がありまして、ついてはお茶の中身についての分析、つまりこの中にはどういう物が含まれていて、まさかこんな物はないでしょうねという、そういう分析を至急に出して送ってくれという話がありまして、現在、そういうことをやっているところでございます。
 なお、それがもしうまくいくようになりました場合には、茶商組合とお茶の振興協会という、農協と茶商が入っている会がありますので、その会等を通じて広く、茶商の方で希望がある方は募りまして、何かの形でグループで、小さい会社でもつくってもらうか何かして、最初二、三年は決してプラスになるとは思いませんが、私は四、五年すれば、これが非常に実ってくる。しかも、そのうちに王府井に掛川から直営のお店を出すというようなことができ得ると思いますので、そういう方向まで持っていけば、私は画期的なことになるのではないかと思うのでございます。
 今高級茶の部分が非常に安くなっていて、これが掛川で一番困っていることですけれども、もし中国で多少でも買っていただけるとなると、茶価は完全に上がってまいります。私はそう思います。そういう形の中で中国にお茶が売れたと聞いただけで、もう茶価が高くなると思います。
 そうやってでも生産家の人がしっかり売ってもらうような、掛川のお茶がともかく中国で売れたという形をつくりたい。しかし、私たちが売れば、必ずほかのところも来ます。ほかのところも来ますけれども、私のところが先鞭を切ることが大切ではなかろうかと、私はそのように考えている次第であります。
 私は20年前に、お茶の缶詰を提案しました。そして冷たいお茶が出ると言いました。当時、茶業会議所の中では、「戸塚さん、頭がおかしいんじゃないか」ということまで言われました。でも、今は頭がおかしいという方は 1人もなくて、それが当たり前になってまいりました。この議員だった戸塚昭治さんは、お風呂にお茶入れるということを一生懸命運動しましたが、この方も笑われました。しかし、今は新城の公共のお風呂でお茶を使っております。また旅館でも、温泉がわりに新城ではお茶を使って、お茶風呂をやっております。
 そのような形でございますので、今私がここで申し上げても、何言っているのだろうなとお考えになる方もあるかもしれませんが、何年かしたときに、今のちょうどボトルのお茶のような感じで、日本のお茶が、掛川のお茶が中国に売れることを、私は確信を持っているという次第であります。
 それから、外国人の問題は大変大事な問題の御指摘でございまして、こういうことをこういう場で言ってくださる、本当にありがたいと思いました。
 そこで、私といたしましては、これを機会に、先ほどの多文化の検討委員会、これを庁内で早速つくるように検討をいたしまして、そして外国人の方とどうやって交わるかを部内で検討をして、また必要なら外国人の方の意見も聞いてやってみたいと思っております。
 一番私が感じておりますのは、アメリカ等では、人種がみんな違って、ああやって共生しておりますけれども、日本の場合には、失礼ですけれども、例えば外国人ではアパートを貸しませんとか、やはり多少まだそういう感じがかなり残っているような気がいたします。
 また私たちも、何か異なる方と接すると申しますか、そういうような感じで、あの方々はちょっと違う方だよという感じがまだまだあるのではないかと思います。外国に行けば、そうではない、自分の隣組だ、仲間だという感じがあるのですが、そこがまだ足らない部分が多いのではないかと思います。
 そういうことを少しずつなおしていく必要があるし、外国人の方も、悪いことをやって、空き巣をやったり、とんでもないことをやるのも困りますので、これもやはり私は戒めていかなければいけないのではないかと思っております。
 それから、自動車免許のことについては、もし私自身が外国へ行って運転する立場になったら、本当に狩野議員のおっしゃるとおり、私は絶対安全運転だと言っても、左側通行ならいざしらず、右側通行のところに行ったときにどうなるかとか、韓国のようなところで、左折することは全くできない。右側通行で、右折ばかりできても左折できない。こういうところに行ったときに、一体どうやって運転したらいいかということを考えてみますと、それは日本において外国人が免許を使っていることについて、本当に安全かと言われると、私もこれはというふうに思いますが、国際法的な形でやっておる関係でございますので、私からそれ以上どうこうということは申せません。しかし、十分気をつけていただかなければならない、こういう認識を私も持ちたいと思っております。
 最後の生涯学習のことについてでございますが、先般も行政報告で一部申し上げましたように、私は、生涯学習というものが旧掛川市におきまして伝統的にあることは尊重してまいりたいと思います。そして生涯学習ということは、全く狩野議員のお話と同じで、私も自分の中の生涯学習があればいいのではないか。生涯学習はこれとこれとこれだというのではなくて、今の狩野議員のお話の御認識のとおりと私自身も考え、その私の生涯学習とは何だろうなということで考えて、これかもやってまいりたいと思っているわけであります。
 とは申せ、私は市長でございますので、具体的に推進しなければなりません。そこで先般、まずセンター長の方々に御意見を伺いましたところ、千差万別の御意見が出てまいりました。これについては、また議員に御参考に後で意見はお届けいたしますけれども、ともかくたくさんの意見でございまして、その意見の中には、見直した方がいいという意見もありました。
 それから、生涯学習、生涯学習ということばかり言わずに、もっと交通安全とか、市長が言うように犯罪を防止するとか、目的をはっきりしてやれ、それも何も生涯学習と違うわけではないということをおっしゃる方もありました。
 それから、私たちは余り踏み込みすぎてしまって、自分の人生がなくなってしまった。もうここまで来たら、だれか専任の人で給料も相当もらう人をセンターに置いてくれなければ、やれないと言う方もありました。それから西南郷地区のように、体育館みたいなものがあるような、ああいうセンターをどうしても欲しいという方もありました。
 いろいろございましたけれども、ともかく各それぞれのバラエティーに富んだ活動をこれからも旧掛川市内でしっかり展開していただくように、それから、今まであったようなとはなにか学舎とか、あるいは御婦人の団体とか、そういうものは活発にやっていただけるように、私もこれから心がけていきたいと思っております。
 ところが、あくまでも掛川市は新掛川市でございまして、旧大東町、旧大須賀町の方もあるわけでございます。私が先日、この生涯学習のことについて御相談をしましたら、「市長、おまえ、何を言っているんだ。俺たちはもう地区をよくする会とか、そういうことでしっかりやっている。今おまえは、こんなことを押しつけに来たのか。俺は区長としてあと何カ月と、指折り数えて区長の任期が終わるのを待っている。市役所になってから配り物とか何とかいっぱいになってしまって、本当にたまらん。そこへもってきてまた生涯学習の話か」と、こういう非常に手厳しい御批判が出てきました。中には、毎晩缶ビールを 2本ずつぐらい飲まなければ眠れない、それほどに区長の仕事が大変だという方もありました。
 そういう中で出てきたことは、「公民館が 3つある。掛川市は公民館がない。今、旧大東に 2つ、旧大須賀に 1つ、公民館がある。だから、この公民館をなくしてしまう気か」と言うものですから、「いや、今これをなくすなんてことは、とてもできません」と。「そうだろう。だから、この公民館を通じて各区長とが連携して、旧掛川でやっているような生涯学習というものを勉強しながら、これからだんだんにやっていく。そんな 1年でできるものではない。俺たちは俺たちで考えてやっていったら、ひとつせっかく掛川の方ではセンターにお金をやっているわけだから、そのお金相当分を公民館の方にください。そうすれば、その公民館にもらったお金を世帯数とかいろいろなことできちんと分けて、そして地区をよくする会とか、そういう会がより生涯学習の運動に近いような活動でもっとやるから、だからそうしてくれ」というのが、大体おおむねの皆さんの御意向だったわけであります。
 したがいまして、生涯学習を否定されたわけではありません。そのこと自体はわかる。わかるけれども、既に長いこと自分たちは自分たちの方式で生涯学習的なことをやってきたので、しばらくの間はこれでやらせてくれ。余りそのことを押しつけてはつらいと、こういうお話がございました。
 この点もよく考えながら、来年度以降の予算配分についても、旧掛川市と旧大東、大須賀に不公平がないように考えさせていただきながら、生涯学習の大事な部分は一歩一歩進めていきたい、こんなふうに考えている次第であります。
 最後に、 4つの前市長が残してくださいましたサミット関係ですけれども、この中でお話がありましたように、お茶は脈々とやって来年 3月には菊川、一豊は今度は一宮、私もお伺いさせていただきます。それから報徳につきましても、それぞれの立場でやっていらっしゃるわけでありまして、これはこれまでと同様に力強く各地区でやっていただきたいと思っております。ただ、塩の道につきましては、過般、この塩の道をやっていただいている事務局幹事の方々が集まられまして、正直なところ、これを行政でこれ以上やっていくことについては疲れを感ずると。何かひとつこれは民間の皆さんでもっと盛り上げていただくようなことをやってもらえないだろうかということが話題に上ってきたと、報告があった次第であります。
 したがいまして、この点については、今すぐのことではございません。これからも続けてはいくわけでありますが、そういう行政の中の温度差と申しますか、やっていただく方の気持ちもございますので、こういう点をよく考えながらやっていきたい、このように考えております。
○議長(菅沼茂雄君) 答弁願います。教育長、佐藤忠夫君。
               〔教育長 佐藤忠夫君 登壇〕
◎教育長(佐藤忠夫君) それでは、狩野議員のまず未就学児への対策の現状について、お答え申し上げます。
 本年 5月現在、市内の学校に通学している外国籍児童生徒は、小学生が 119名、中学生が38名です。現在把握している不就学の小学校該当年齢者数は 185名、中学校該当年齢数は59名です。しかし、この中には公立小中学校には通っていなくても、近隣にあるブラジル人学校やポルトガル語教室に通う児童生徒も含まれていますので、皆が皆、完全に不就学の状況にあるわけではありません。
 これまでも教育委員会は、就学児健康診断の際、就学前の外国人児童生徒に対して、該当年齢者全員に通知を出し、さらに国籍に応じてポルトガル語版、スペイン語版、英語版の案内を送るなどして、就学支援を行っております。
 また、多数の在籍者のある小中学校を中心に、外国人児童相談員を派遣し、外国人児童指導教室を訪問したり、個別相談を受けたりして、就学に関する指導を行っております。
 さらに、各学校単位で、外国人児童生徒保護者に対する説明会や保護者会なども開催しております。
 しかし、そこまでしてもなぜ就学しないのか、その理由についてはまだ明らかではありません。
外国籍の保護者の就労や経済的理由、帰国予定ともかかわりが深いため、学校教育課、NPO国際交流法人、地域振興課等の部門と提携し、まず実態把握をしていく計画であります。
 また、近隣施設、ブラジル学校、協会などにも協力を依頼し、地域の協力員を中心に、個人情報保護条例を遵守しながら、できる限りの調査をしていく予定であります。
 また次年度は、この調査をよりどころとして、就学指導のさらなる充実を図っていきたいと考えております。
 この件に関しては、平成17年 4月21日に初等・中等教育局長決定というので指令があって、不就学外国人児童生徒支援事業実施要領というのが来ております。この中にも、外国人の不就学実態調査、就学状況についての調査、不就学の要因の分析、こういうものを調査することがきております。これは原則として 2年かけてということできておりますが、これも学校教育課でこの件に関しては進めております。
 次に、生涯学習についてでございますが、生涯学習とはということで、ただいま狩野議員がおっしゃったとおりであると思います。一生を通して求めて学び、人生を豊かにすることであると考えております。それは幼少期の家庭教育に始まり、義務教育が主体の学校教育、そして社会教育、民間が行う各種の教育文化事業、企業内教育など、あらゆる教育活動のほか、行政が行う文化スポーツ活動、趣味レクレーション活動、ボランティア活動等の学習も含まれると思います。
 ただいま市長の答弁もありましたが、やはり生涯学習について、それぞれの人にそれぞれの人の生涯学習があるわけでありますので、私といたしましては、求めて学ぶという生涯学習の理念のもとで、知性と創造性に優れ、豊かな心と健やかな体を備えた自己実現を目指す自立した市民の育成を進めていきたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(菅沼茂雄君) 続いて答弁願います。中山総務部長。
              〔総務部長 中山礼行君 登壇〕
◎総務部長(中山礼行君) 私からは、狩野議員の 2の在留外国人問題について、(2)自動車国際免許についての安全性はということにつきまして、答弁をさせていただきます。
 外国人が日本国内で車を運転するためには、 3つの方法があります。 1つ目には、日本の運転免許証試験を受け、免許を取得する。 2点目が、外国免許から日本免許へ切りかえを行う。 3点目には国際免許を取得する。
 このうち、外国免許からの切りかえについては、外国免許取得後、その国に 3カ月以上滞在して、切りかえの申請時に外国免許の有効期限が残っていることなどを確認した上で、県の公安委員会が行う適性試験、知識とか実技の確認に合格した者に発行しています。
 御質問の国際運転免許証、これは正式には国外運転免許証というわけでありますが、この国際運転免許証については、道路交通に関する条約、これも通称ジュネーブ条約、先ほど狩野議員のお話がありましたジュネーブ条約でありますが、その条約に基づき取得できる免許証でございます。これは、旅行者や短期滞在者の利便を図るため、例外として設けられた制度でございます。従来は日本に上陸した日から起算して 1年間、運転することができたわけであります。また、日本に長期間滞在している外国人の中にも、日本の免許を取得せずに、比較的取得が容易な外国の国際運転免許証により運転している現状がありました。さらに、これらの方の中には、日本に上陸後 1年近く経過した時点で、短期間日本から出国しまして、国際運転免許証を再取得して、再上陸後に継続して運転を行う方もいたわけであります。
 そこで、このような現状を改善するということで、平成10年 6月 1日に道路交通法が改正されまして、外国人登録を受けている方が日本から出国しまして 3カ月未満で上陸した場合は、運転可能な上陸日とみなさないで、たとえ真正な運転免許証であっても日本で運転すると無免許運転になるようになりまして、以前よりはその安全性が高まったと言えると思います。
 なお、掛川署管内における外国人が関連した交通事故は、平成17年 1月 1日から 8月31日までに件数で 730件中24件、死者は 4人中 1人、負傷者は 974人中34人と、これをパーセントであらわしますと、17年 9月 1日現在の外国人登録者数は 5,213人で、日本人の登録者数は11万 4,931人ということで、事故件数 730件、うち外国人が先ほど申し上げましたように24件ということで、人口の割合でいきますと、日本人の事故は0.61%、24件の外国人の登録者数に対する事故の率は0.46%ということで、一概に外国人運転者のマナーだけを問うことができないのが現状であります。
 市内にも多くの外国人が在住していまして、事業所などに勤務をしているわけであります。市としましても、機会あるごとに地域や事業所を通じ、日本人、外国人を問わず、交通ルールとマナーを守り、安全運転の励行、徹底を今後とも呼びかけていきたいと考えております。
 以上で答弁を終わります。
○議長(菅沼茂雄君) 続いて答弁願います。西尾企画調整部長。
             〔企画調整部長 西尾繁昭君 登壇〕
◎企画調整部長(西尾繁昭君) では、私からは狩野議員の御質問の 1の国際交流、それから 2番目の在留外国人の問題につきまして、答弁をいたします。
 まず 1番目の国際交流についてでございますが、 旧市町における友好姉妹都市の扱いはという御質問でこざいますが、旧掛川市におきましては、ユージン市と昭和54年 8月 3日に、また旧大須賀町におきましては、コーニング市と平成 2年 4月 7日に姉妹都市提携がされておりまして、合併時の合意事項といたしまして新市に引き継ぐということになって、現在引き継がれているところでございます。
 ユージン市につきましては、先ほど市長が申し上げたとおり、掛川国際都市友好協会の方々に28次のユージン訪問団といたしまして、キティーパーシー、これは女性の市長でございますが、ユージン市長を訪問いたしまして、両市長の親書を取り交わしたということが行われております。
 また10月には、先ほど言いましたキティーパーシー市長が、掛川の方に訪れていただけるということでございます。
 またコーニング市につきましては、内藤議員を団長にいたしまして、23人の方が訪問していただきまして、これからも姉妹都市として継承する調印を訪問中の 8月19日、これはルイスコーニング市長と取り交わしております。
 また、旧大東町におきましては、 8月に、郷土の偉人顕彰事業であり、松本亀次郎先生を顕彰し、この事業を行っておりまして、生徒20名、先生方含めまして24名の中学生の日中友好使節訪問団を派遣しております。これは本年度で10回となっております。
 このように、従来からの姉妹都市提携等をしています都市等につきましては、今後も国際親善交流をしてまいる所存でございます。
 コーニング市につきましては、コーニングジャパンがございますので、今後につきましても特に問題ないということでございますが、ユージン市につきましては、先ほど市長が申し上げましたとおり、ロロマロッジの売却、それからオレゴン生涯学習村の今後の解散という方向がございますので、この冬の中高大生の研修につきましては問題はございませんが、その後のホームステイ先等はユージン市と十分協議しながら、その受け入れ先を探していかなければならないということでございます。
 新たな姉妹都市の提携につきましては、先ほど市長が申し上げたとおりでございますので、省略させていただきます。
 続きまして、在留外国人問題についてでございますが、 (1)の在留外国人との共生策はということでございます。
 これにつきましては、市民と外国人住民が互いに理解を深め、共生社会の推進を図ることを目的とし、在住外国人の現状と外国人を取り巻く諸問題を調査し、外国人住民への対応を組織かつ円滑に進めるために、庁内連絡会といたしまして15課の職員とNPO法人、掛川国際交流センター職員で構成いたします外国人生活支援と国際交流研究会を、これは平成17年 3月14日に開催いたしております。
 合併によりまして外国人人口増を踏まえまして、新市として外国人共生社会を考えるをテーマにいたしまして、一部の外国人によります日常生活でのごみの分別や騒音トラブル、生活習慣の相違による近隣住民とのトラブル、そして教育、税金、福祉、保健予防、国保、介護、医療等の外国人からの要望や、地区や市民から寄せられる一部の在住・在勤外国人の問題点、要望、課題等の実態が話し合われております。
 現在、実施しております具体的な共生策といたしましては、 1番目としまして、外国人向けに、これは多言語生活ホームページを作成いたしまして、本年 2月 1日から公開をしております。
  2番目としまして、掛川国際交流センターが昨年度までは庁舎の 4階のテラスにございましたが、こちらを 2階に移しまして、庁内におきます外国人との言葉の障害等に苦慮している方々への対応をしております。これによりまして、各課窓口に訪れる外国人への相談等の通訳に対して効果を上げておる状況でございます。
  3番目としましては、税務課では、納税通知書の発送時には、ポルトガル語、スペイン語、英語の案内通知を同封したり、未納者に対しまして督促状及び催告状についても、 3カ国語で案内をしているところでございます。
 また 4番目としまして、環境保全課では、ごみ政策の一環としまして、人材派遣会社及びアパートの管理会社に出席を要請しまして、ごみ分別の説明会を随時開催しております。
 また、今後ですが、市行政の総合的説明会を、これは人材派遣会社やアパートの管理会社に対しまして開催する予定となっております。これは 9月29日、開催を予定しております。
 また、外国人のための生活相談やごみの分別体験などを実施する方法を考えております。
 引き続き、この研究会を開催する中で、市民と外国人市民の皆さんが暮らしやすい市となるように、施策等を検討研究してまいりたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありますか。はい。
◆25番(狩野恒君)  1点だけ、質問をいたしたいと思います。
 多文化の共生ということで、今企画部長の方からもお話がございましたけれども、人材派遣会社、アパート等というお話で、その方たちのメンバーでやられるようですけれども、せひこれに本当に最後に受け入れる企業をぜひ入れていただきたいと思います。これが歯どめだろうと思います。
 先ほども私、質問の中でお話ししましたけれども、人材派遣会社が余り規則を厳しくいうと、その会社に来ないという状態があるわけです。ところが受け入れ企業は、責任は人材派遣会社であるとという逃げになっているわけですけれども、その辺を解消しないと、なかなかうまくいかないのではないか、そんなふうに思います。ぜひ企業を入れていただくようにお願いしたい、そんなふうに思います。
 以上でございます。
○議長(菅沼茂雄君) はい、市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) 貴重な御意見をありがとうございました。仰せのとおりに考えさせていただきます。
○議長(菅沼茂雄君) 再質問ありますか。〔「ありません」との声あり〕
 以上で、25番、狩野 恒君の質問は終わりました。
○議長(菅沼茂雄君) この際、お諮りいたします。
 議事の都合により、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
               〔「異議なし」との声あり〕
○議長(菅沼茂雄君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。
○議長(菅沼茂雄君) 明15日は、午前 9時30分から本会議を開き、引き続き一般質問を行います。
○議長(菅沼茂雄君) 本日は、これにて延会いたします。
                 午後5時22分 延会