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静岡県 掛川市

平成20年第 6回定例会(11月)−12月10日-03号




平成20年第 6回定例会(11月)

              平成20年第6回(11月)
            掛川市議会定例会会議録(第3号)

〇議事日程      平成20年12月10日(水) 午前9時30分 開議

 日程第1      一般質問
           ・ 9番    東堂陽一君
           ・17番    高塚昌彦君
           ・29番    雜賀祥宣君
           ・19番    桑原百合子君
           ・21番    山本義雄君


〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ
〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり
〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり
〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり



                   議 事
                 午前9時30分 開議
○議長(鈴木治弘君) 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
△日程第1 一般質問
○議長(鈴木治弘君) 日程第 1、一般質問を行います。
 なお、昨日も申し上げましたが、議事の都合により、一般質問を行う各議員の質問時間は、再質問 2回を含めて 1人30分以内といたします。第 1回目の質問については議員及び答弁者はいずれも登壇することとし、再質問についてはいずれも自席にて起立の上、お願いすることといたします。
               9番 東堂陽一君の一般質問
○議長(鈴木治弘君) それではまず、 9番、東堂陽一君、御登壇ください。
               〔9番 東堂陽一君 登壇〕
◆9番(東堂陽一君) 人生には、予期せぬ悲しいことやうれしいことが突然やってくるということを改めて実感させられたこのごろでした。若い職員が 1年の間に 2人も亡くなるということは、とても残念なことでした。亡くなる前に「子供を自分の手でちゃんと育ててやれないことが悔しい」と語っていたことは、子供を育ててきた同じ親として、痛いほど胸に刺さる言葉でした。改めて御冥福をお祈りいたします。
 逆にうれしかったことは、掛西が来年春の甲子園大会出場を確実にしたことです。しばらくの間成績が振るわなかったこともあり、喜びもひとしおです。「めげず、撓まず、崩折れず」。掛川西高の校歌の一節ですが、まさに身をもって示してくれたと思います。明るい話題を提供してくれたことに感謝申し上げたいと思います。
 それでは、通告に従い質問いたします。
 最初は、来年度予算についてです。
 「百年に一度」とも言われる世界的な金融危機、景気失速の影響を受け、渦に飲み込まれて、日本でもさまざまな経済問題、社会問題が発生しています。日本経済も景気後退が一段と強まっています。このような景気後退局面下での予算編成をどのように考えるのでしょうか。戸塚市長が就任してからの 3年間は、三位一体改革の影響による歳入減などの逆風もありましたが、法人市民税に代表されるように、税収全体としては比較的順調であり、十分とは言えないが、よく言えば節約型の、ある程度安定した予算編成ができておりました。しかし、今回の金融危機、景気後退の影響はどうなのでしょうか。全国的に法人税の大幅減少などが予測され、地方財政を直撃しています。当市においても、財源不足が生じないか懸念されます。
 まず掛川市は、来年度の当初予算案の税収見通しをどのように試算しているのでしょうか。その要因とともにお示しいただきたいと思います。また、通告にはありませんが、今年度の税収への影響もあわせてお伺いできればと思います。恐らく厳しい見通しが述べられるのではないかと予想しますが、このような状況下で、どのような態度で予算編成を行うのか。投資的経費など政策経費の削減があるのか、事業の見直しはあるのか、基金の取り崩しはあるのか、その他どのような対策を講じるのかなど、予算編成方針をお伺いするものです。また、一般会計以外の各種予算にはどのような影響があると考えているのかもお伺いいたします。
 次に、来年度の予算についての施策面での特徴もお聞きしたいと思います。掛川市の予算はここ数年来同じ方向性であり、例えば20年度は、 1、新市建設計画事業の推進、 2、少子化対策、子育て支援、交通安全、防犯・防災面の施策の充実、 3、公債費負担適正化計画に基づく債務管理の徹底、 4、新病院建設推進のための建設基金を設立、 5、職員定数の見直し、行政改革の推進による経費節減が特徴として挙げられました。平成21年度の施策にはどのような特徴を持たせることができるのでしょうか、お伺いいたします。
 さて、景気失速の影響を最も受けるのが「中小・零細企業」です。原材料価格の高騰にアメリカ発の金融危機が重なり、企業収益や資金繰りへの懸念が一段と強まっています。輸出が落ち込んでいることも、中小企業経営者の心理を冷え込ませています。政府系の機関の調査によれば、中小企業の景況感は過去最悪の水準に落ち込み、さらにこの調査対象の企業の約14%が雇用削減を検討していると回答しました。厚生労働省の今回調査でも、「非正規労働者が 3万人失業し、今後さらにふえることは確実」としています。雇用面への影響も深刻です。政府が資金繰り支援のために新設した「緊急保証制度」の利用は、 1カ月間で約 2万 7,000件もあったということです。年末から年明けにかけて、経済情勢は一段と厳しくなるのは必至の情勢です。
 市長の報告によれば、「掛川市においても商店街や飲食店の売り上げ、タクシーの利用客等相当大きな落ち込みが報告されており、中小企業者を中心にかなり深刻な状況となることが憂慮されている」ということでした。市長は同時に「市として必要なことがあれば、万全を期する決意である」とも述べられています。周辺自治体でも経済対策や、中小企業の資金繰りや雇用確保対策として独自の動きが見られます。掛川市は何ができるのでしょうか。どのような対策をお考えになっているのかお伺いいたします。「恒産なくして恒心なし」、2300年以上も昔の孟子の言葉ですが、昔も今も変わらぬ真理を言いあらわしています。ぜひ有効な対策を打ち出していただくよう期待したいと思います。
  2番目の質問は、行政改革への取り組み状況についてです。平成18年 3月に発表された行政改革大綱を読み直してみると、行政改革の基本方針として、簡素で効率的かつ効果的な行政運営。真に必要な行政サービスを選択、重点化する。市民と行政の協働の観点から徹底した行政改革を進める。健全財政の確立。事務事業の総点検や職員の定員管理等を積極的かつ適切に推進するとあります。全体としては一定の成果を上げていると評価しますが、問題を感じている項目もあります。それは、事務事業の合理化の状況と補助金の整理についてです。行政改革大綱の基本方針にうたわれている、真に必要な行政サービスを選択・重点化する作業が不足しているように感じます。以前の一般質問で、外部評価制度を取り入れたらどうかということを質問したこともありました。そのときは検討するという回答にとどまりましたが、事務事業の総点検の結果、合理化・見直しがどれほど進んだか、具体的に示していただきたいと思います。
 補助金の見直しについてはどうでしょうか。集中改革プランによれば、平成21年度までに削減率20%を目指すとあります。これについては進捗状況の自己評価も△印であります。思うように進んでいないということです。市長のおっしゃるように福祉の分野等はこれ以上削減できないということは理解できますが、数値目標として示した20%削減を達成する工夫・努力をすべきではないでしょうか。
 以上 2点、行政改革への取り組み状況としてお伺いいたします。
 大きな 3番目の質問は、料金体系の不均衡についてです。合併して間もなく 4年がたとうとしています。各種制度の統一、各種料金の統一も進み、少しずつまちが一体となっていくという印象を持ちますが、その反面、新たな課題も持ち上がってきています。 1つ目は、幼稚園の保育料の差です。もともと私立幼稚園と公立幼稚園では教育の体制や内容に違いがあり、通う幼稚園もみずから選択するものであり、保育料に差があるのはやむを得ない面があるという認識であったと思います。その後、幼保再編計画が進み、幾つかの公立幼稚園が私立の幼保園へと移行いたしました。しかし住民にとっては、近くにあった公立幼稚園が場所と姿を変えて私立になったものであって、就園先も最寄りの幼保園というのが現実で、選択の余地はほとんどなく、感覚的には以前の公立幼稚園への就園と同じものだと受けとめられます。
 さて、保育料を見ますと、すこやかや公立幼稚園は新市合併後月額 6,000円に定められましたが、今述べた幼保園の幼稚園では月額 1万 6,000円、就園奨励として 6,000円が補助される結果、実際の負担額は月額 1万円程度となっています。今述べたような経緯から、不公平感を感じている方も多くあります。このことについて、検討委員会を設置して議論をされているということですので、方向性があればお聞かせください。
 下水道使用料金は平成20年度より、水道使用料金の見直しとともに見直され、従来の 3料金制が統一されたところであります。新市合併時の約束どおりに料金統一は進捗しているわけですが、ここに来て、下水道整備の手法の違いによる使用料金の差が顕在化してまいりました。端的に言えば、決算特別委員会の答弁にもあったように、公共下水道・農業集落排水と浄化槽市町村設置型の使用料金に差が生じているということです。もともと浄化槽市町村設置型の地元説明会の席などでは、従来の合併浄化槽や公共下水道に対して割高感が訴えられていたところでもありました。結果として、数字として差異があらわれてきた今、早急に検討すべき必要があると思います。市としてはそれぞれの事業を推進しているところでもあり、公平性の確保に努めていただきたいと申し上げる次第です。
 次は、安心・安全なまちづくりについてです。
 ことしは「掛川市安全で安心なまちづくり条例」が制定されました。 1週間前には交通安全市民大会も盛大に開催され、交通安全の機運を大いに高めました。交通安全関係団体・ボランティアの皆さんも熱心に地域を見守っていただき、交通事故のないまちづくりに貢献していただけることに改めて感謝申し上げたいと思います。
 戸塚市長就任以来、交通安全には腐心され、交通事故数、死者数等年々減少してきたものと認識しておりましたが、ことしの 9月には、昨年11月に続いて交通死亡事故多発警報が発令されるなど、最近重大事故が目立ち、死亡事故も増加傾向にあるのではないかと思います。その原因をどう分析するのでしょうか。ここまで比較的順調に来た交通事故、交通死亡事故等に対する対策を見直すというか、さらに確かなものにする必要を感じているところです。市長の所見を伺います。
 次の質問は、新型インフルエンザへの対応についてです。
 この問題には、個人的には少し違和感を覚えていることがあります。それは、多分 2年ほど前からだったと記憶していますが、テレビや雑誌でこのことがセンセーショナルに取り上げられるようになりました。世界的な大流行のおそれ、国内に入ってきた場合の感染の早さ、予想される死亡者の多さ等がたびたび報道されました。国でも膨大な予算をかけて対策を進めているということです。今回の国の補正予算でも 540億円が計上されました。にもかかわらず、我々の身近でこのことが実感を持って語られる、あるいは議論されることがほとんどなかったからです。何か遠い世界のことのような印象を持って眺めていたものでした。
 しかし、危機管理の観点から見ると新型インフルエンザへの対応は、急を要する課題と言えます。いかに早く正確な情報をつかみ、適切な行動を起こすかが危機管理の基本です。
 WHOによると新型インフルエンザの警戒レベルは現在フェーズ 3であり、専門家の間では新型インフルエンザの大流行は時間の問題というのが共通認識であり、日本でもいつ大流行が起きても不思議ではないと言われています。国連では全世界で 1億 5,000万人、厚生労働省の試算では日本だけでも最大64万人が死亡すると予測しています。厚生労働省の試算をもう少し詳しく見ると、罹患者数 3,200万人、入院数53万から 200万人、死者数17万から64万人と予測しています。これを単純計算で掛川市に当てはめると、入院 520人から 1,970人、死者 170から 630人となります。
 さて、対策は何があるのでしょうか。専門的にはプレパンデミックワクチンの備蓄、もう一つは抗インフルエンザ薬の準備、あるいは家庭内治療薬を用意しておくことなども、個人的にできる対策として指摘されています。
 さて、県内では合計16の病院が新型インフルエンザ対応病院に指定されているということですが、掛川市立病院はどうなのでしょうか。また、政府や幾つかの自治体は対応策に積極的に取り組んでいます。市長は、新型インフルエンザへの対応をどのように進めるのでしょうか、お伺いいたします。
  5番目の質問は、新病院建設についてです。
 掛川市と袋井市とによる新病院の建設協議会も終盤を迎え、来る12月17日の協議会の「新病院の基本構想について」の答申を待つ運びとなりました。
 ここまで基本構想の取りまとめや建設場所の合意に大きなエネルギーを費やし、あっという間に時間が過ぎた感があります。建設場所については、苦汁の決断と苦汁以上の決断の末の合意であり、両市それぞれに不満も残るところかもしれませんが、お互いの立場を尊重し合った最良の選択であったと評価したいと思います。新病院の将来像、規模、経営形態、建設時期、そして今述べた建設場所については特に時間をかけて議論され、骨格ができ上がりましたが、新病院建設の裏づけとなる資金計画はほとんど議論されませんでした。これまでの協議会の資料を読み返したところ、市長の「建設費用はそれほどかからないのではないか」という発言や、第 4回協議会の資料の中に、建築概算コストや建築費の実例があるのみでした。
 基本構想も固まり、建設場所も決まり、用地費、造成費、基礎工事費、アクセス路の確保、建築設備費、医療機械費等概算コスト、あるいは目標コストも定められる時期だと思います。袋井市との間でどう分担をしていくか。建設積立金をどう利用していくか。そして、これを掛川市の財政計画にどうのせていくのか知りたいところです。新病院の絵は描けても財政的な裏づけがなければ、まさに絵にかいたもちです。市長は、当然不安をお持ちのことと思います。考えをお聞かせいただきたいと思います。
 さて、先ほども述べましたように、12月17日で掛川市・袋井市新病院建設協議会の定例会は幕を閉じるわけですが、この後の新病院建設へ向けての組織はどうなるのでしょうか。これも市長の発言によれば「この後建設準備室を設置し、来年 9月には一部事務組合を立ち上げたい」とありました。建設準備室を設けるとすれば、どのような組織になるのでしょうか。また一方、建設協議会はどうなるのでしょうか。今後の組織をどうするのかお伺いいたします。
 最後の質問は、掛川駅北口駅舎の耐震化工事についてです。
 去る11月20日の全員協議会で、JR掛川駅北口駅舎の耐震化工事を、実際には建てかえになるということですが、JRが平成22年度までに実施するという報告がありました。「今の木造駅舎を耐震構造により復元することは、技術的にも、経済面からも難しく、既存駅舎の外観を残して耐震補強を行った場合、耐力壁を新しく数カ所設置する必要があり、コンコース、出改札室部分において、駅舎機能が損なわれる」という説明でした。そして、「利用客の利便性、セキュリティー性、駅構内の活用性や今後の維持管理の低減を考慮し、既存駅舎の耐震補強ではなく、駅舎の建てかえを行うこととするという結論になった」との報告でした。その結果、建てかえは、耐震、不燃化のRCで、駅舎面積は現駅舎の 6割程度、現駅舎のイメージを尊重し同等の形態で計画する。外壁については木造または木造に見える材質で、維持管理コストを考えた計画とするとされています。
 平成18年 2月定例会の一般質問において、掛川駅舎の改築には慎重な対応を求めたいという趣旨の質問をいたしました。現在の北口駅舎は、「文化的・歴史的景観」とも言える特徴あるものであり、これまた木造である掛川城と対をなす、価値ある建築物であると思います。当時は橋上駅の構想も取りざたされており、大きな疑問を持っての質問でした。
 さて、質問に移りますが、景観・意匠に対する議論はどうであったかということを質問します。前回の一般質問でも述べたように、現在の駅舎には市民の愛着、歴史的な価値、意匠への高い評価があります。市民の声を幅広く聞くなど、十分な議論をすべきです。これまでの議論はどうであったか、どのようにされてきたか、お聞きしたいと思います。
 私は、現在の特徴ある外観をそのまま残すべきだと思います。価値ある木造建築物として、できるだけの努力をすべきではないかと考えます。市長の考えをお伺いいたします。
 以上で 1回目の質問を終わります。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 職員に対する哀悼のお気持ち、ありがとうございます。
 また、掛西の甲子園出場も、本当に喜びとして大いに期待いたしたいところでございます。
 まず、来年度予算についてのお尋ねがあったわけでございますけれども、景気後退局面下での予算編成に対する基本的な態度ということでございますが、後ほどまた答弁書ででも申し上げますけれども、昨日も他の市議会で全体の落ち込みの問題等も議論されておりましたが、掛川市も企業が大変多いというようなことから、全く他市と余り変わっていないと、こういうふうにお考えいただければいいと思うわけであります。
 ただし、私が非常にありがたいと思っておりましたことは、あの東京証券取引所が歴史的な大暴落をして、ほとんどの銘柄が全部大幅に下落したその日に独歩高した企業があります。それは、掛川に存在しておる一部企業でございます。というように、掛川市の場合は、ある特別な業種だけに特化していないという点がかなり特徴に上げられるかなと、こういうふうに思うわけであります。でありますから、例えば自動車産業だけに仮にもしずっと偏っておったとすると、それは今の状態から言えば、ことによると 5割近い減収があるかもしれないというような、そういう恐怖的な見方もあります。しかしながら、当市におきましては、そうした関連事業もかなり多くありますけれども、他のサービス産業であるだとか、あるいは必需品であるだとか、いろいろなようなものがあります。こういうことでありますので、場合によると他の自治体よりも落ち込みがもう少し少ないのかなと。とはいっても、落ち込むことは間違いないわけなんですが、そういう点があります。
 もう一つは、この掛川市に本社を有する大手の企業さんというのは比較的少ないのでありますが、御案内のとおり、本社がこの掛川にありました場合には、法人税関係で相当な大きなダメージがあります。でありますので、その点、比較的、本社がある大手さんが少ないというのも一つの特徴かなと、こんなような感じがいたしているところであります。
 しかしながら、落ち込むことはこれは間違いないし、しかも固定資産税関係につきましてもちょうどそういう時期に入ってまいりますので、これは景気のよい悪いは別にして、これが落ち込んでいくということを考えなければなりません。したがいまして、予算編成は相当慎重にやっていかなければならないということであります。
 来年度予算の特徴ということで、議員が丁寧に今までの私の予算を組ませていただいたことにつきましての特徴を挙げていただきました。では、それに加えて今度はどういうことがあるのかなということになりますと、私は市として、今後 4年間なり10年間なりというものに掛川市として取り組まなければならない大きな課題の事業に対する調査、あるいはまた一つの事例でございますけれども、東環状線というこれからの大きな期待のかかっているものについて、これについてはただ路線がここにあると引いてあるだけでありまして、まだ何もこの線的なもののきちんとした図面もない、こういう状況であります。したがいまして、そういったようなものをやはりこの際つくって、将来に向けて県と一緒になってこの事業をやれないだろうかというようなことを例えばやるとか、これは一つのあくまでも例でございますけれども、計画をつくる、将来に向けてというようなことを市として新たに加わらせていただくというふうに考えていただければよろしいのかな。
 その他には、私として特別特徴のあるものということで強調するという点はございません。子育て関係だとか、これは幼稚園もやらなければいけませんし、あるいは場合によりますと子供さんたちの入院の医療の問題についても考えなければならないかもしれませんけれども、大きな大きな課題としては、そのように御理解を願えたらと思っております。学校の耐震等についても、やれるべきものはしっかりやると、こういうふうな関係で、子供たちの関係については最優先で取り組んでいくべきではないかと、このように考えている次第でございます。
 それから、行政報告の中で景気対策への決意を言ったがという話でございますけれども、これは私といたしましては、今回のこのいわゆる世界的な経済不況というのは、一過性ではないのではないか。一過性とはどういうことかというと、石油が高騰したのが、今 3分の 1ぐらいに下がりました。ああいう半年かそこらで一番ピークにいって、またこの 3分の 1ぐらいに下がるというような、逆に今回は下がったものがまた上がるというような状態は、例えば株式市場等で言いましても、ダウ式平均の 9,000円くらいまでは戻る可能性は十分あっても、それ以上に強くこの二、三カ月、四、五カ月の間に反応して上がっていくというような力はないのではないかと、一進一退というふうな形で進むのではないだろうかというふうな感じがいたしておりますので、この経済不況は相当長期にわたるという考え方で取り組んでいかなければならないのではないかと私は考えております。
 しかし、今、いきすぎになっている部分は、私は、そんなに遠くない時期に改善されるだろう。例えば今、自動車関係の輸出がこの 9月ぐらいから、外国への輸出が何と 3分の 1に減ってしまっていると、大きいところが。そのことが、トヨタさんだとかいろいろ大きい企業さんが大きな影響を受けているということの最大原因でございますけれども、それが、では、いつまで続くのかということになりますと、私は、これはある混乱というものが一応落ちつくという時期には、これはまたある程度戻っていくというものではないだろうかと思っているわけであります。けれども、全体に言いますと、これはやっぱり専門家も言っていらっしゃいますように、 2年とか 3年ぐらいのそういう期間で考えていかないと、この景気回復というのは難しいのではないかと思っているわけであります。
 したがいまして、今ここだけの単発的な対策というよりも、むしろ非常に長期にわたって協力する方法、こういうことをいろいろ考えていく必要があります。そのためには、できるだけ各関係の企業の実情等も新年にはずっとお伺いして回ろうと、きのうも申し上げたとおりであります。また、年末、新年には、十数社の企業さんがごあいさつに来ていただきますので、そういう場合も十分にお話を承ろうと思っておりますが、今言ったように、自分のほうから出かけていって、この大手の企業さん、中小企業さん、いろんな関係の方の声を聞いて、この施策を掛川市だけでできるものは掛川市でやるべきでありますが、私はそれを国とか県、これに持ち上げていくべきだと思っているわけであります。
 特に、先日、ある機会に副知事にお会いしましたところ「戸塚市長、この今の非常に厳しい時期なので、県と市がお金を出し合って対策をすることはどうかね」というような、ひとり語りのような働きかけがありました。私は「それは非常にいいことだ」と言って賛同いたしておきましたが、近いうちの市長会でも、副知事がそうおっしゃったということをお話しし、できれば市長会のほうからも積極的に県に働きかけて、市で単独だけではなく県と一緒に協調してこういう対策をやっていくということは、私はかなり息が長くできる仕事であるのではないかと、このように考えているわけであります。
 なお、国とか、あるいは県のそうした施策がだんだん 2月補正、そして新年度予算に出そろってまいりますので、そういうものを見ながら、掛川単独でできることは何であろうということを考えて、場合によれば議会にまた御相談することもあり得ると思うわけであります。
 先般も申し上げたように、とりあえず、今冷えきっておりますので、市の発注するものを何かよく年度末になって発注するというようなことが随分言われますが、今回は副市長にお願いをして、ともかくできるものはできるだけ12月中にも 1月中にも早く発注をして、それだけ関係の業者の人も早くお金も渡るというような形にしてやってほしいということ、これは私は意外に効く対策ではないかと思っておりますが、そういうことをできる限りやっていきたいと、こういうふうに考えているところであります。
 なお、中小企業融資等につきましては、制度融資等が十分に整っておりますので、商工会議所やいろんなところと強調をしながら、そういう融資を中小企業者が受けやすいように、相談も商工課で既にやっておりますけれども、これからも重点的に、お困りだった中小企業の方には、こういう制度がありますよというようなことについてよく御説明もして差し上げたい、このように考えているというのが現在の私の考え方であります。
 失礼いたしました。金額のことが少し漏れておりますので、答弁書で少し申し上げさせていただきます。
 市の収入の根幹となる市税収入につきましては、平成21年度当初予算の市税収入について、現時点の試算では、法人及び個人市民税で約 5億円の減収、固定資産税での約 3億円の減収など、本年度当初予算に比べ市税全体で約 9億円程度の減少となると見込んでおります。交付税改革の影響や国県支出金の不透明化なども予想され、平成21年度当初予算編成は、これまでになく厳しい環境の中で取り組むことになると思っておる次第であります。
 それから、税収見込みのことにつきましては、米国発の金融危機による影響から世界的な景気の後退感が強まり、県内の上場企業の 9月中間決算は経常利益14%の減と、先ごろの新聞でも報じておりました。
 景気の後退により最も影響を受けるのが法人市民税でございますが、来年度予算は、本年度当初予算のおよそ14%減を見込んでおるのが現状であります。しかしながら、今後も景気の冷え込みが予想されていることから、さらに精査していく必要があろうかと考えております。個人市民税も、ここに来ての雇用の悪化から若干の減額を見込む予定で、市民税全体では、本年度当初予算に対して約 5%、およそ 5億円の減を見込んでいるところでございます。
 固定資産税においては、設備投資の鈍化が懸念されます。償却資産は、さきの 9月補正予算で増額したように大きく伸びましたが、それは全く期待できませんので、本年度当初予算並みを見込んでおります。家屋及び土地においては、評価替えの年次に当たるため、これらを合わせて固定資産税全体では約 3%、およそ 3億円の減を見込んでおります。同様に都市計画税でもおよそ 5,000万円の減を見込む予定でございます。
 また、喫煙本数の減少傾向からたばこ税の減収も見込まれ、以上により、市税全体では本年度当初予算の約 4%、およそ 9億円の減少が見込まれておると、細かく申し上げますと、そういったようなことでございます。
 それから、行政改革のことについてのお尋ねがございましたが、議員も御案内のとおり、市民総代会の際に行革の資料をお持ちいたしました。17年度から18、19と 3カ年において18億 2,000万円、行革の効果を上げたということで、細かくいろいろ御説明を申し上げました。その中で本日の議員の御質問は、事務事業の合理化の点でございます。補助金の整理は、削減額が 5,900万円、17年度対比ということであります。公共工事のコスト削減額が 2億 9,000万円、17年度対比ということであります。これが、この18億 2,000万円の中身の一部を申し上げたところでございます。
 そこで、今のこうした点が果たして十分かどうかと、こういうことでございますけれども、私は、行革の点については絶えず自分自身も自問自答しながら頑張っておりますけれども、当市におきましては、行革の委員会というのに非常に多士済々の方が入っていらっしゃいます。そして、先ほど第三者による評価という話もございましたけれども、私は、ある意味ではこの行革の委員の方の審査が、第三者の審査になるのではないかなと思うのでありますが、当委員会の特徴は、委員会を開いてその場でいろいろ御論議いただくだけでなく、お一人お一人の委員の方が自分の思ったままのことを行革のほうに文書できちっと出してくださると、それを我々は一つ一つ精査しながら市の行革の考え方に反映をしていると、こういうことであります。
 でありますから、何か大向こうをうならせるようなお話ではないのでありますけれども、非常に地道な中に、この行革の委員の方が、私どもの、言うならば肩をたたくといいますか、しっかりやりなさいと、あるいはいいことはよかったよということで評価をしてくださると、労働組合の方も含めてそういう立派な方々が入っていていただきますので、私は非常に頼もしくありがたく思って、この行革の委員の方からの御指示はできるだけ守っていくと、こういう方向で私は今やっているところであります。
 そういう中で、議会の皆様方もみずから議員定数を 2割減らされた際に、市も職員をこれだけ削減して頑張っているではないかというようなお話がありました。本当に私は、議会の皆様のありがたいそのお気持ちに対して心からいつも感謝しているわけでございますけれども、この点を中心にして、部や課を縮小したり統合したり、無理もあるかもしれませんが、それで我慢をしてやってまいったというようなこと、きょうの今の議員の御質問とは直接関係ありませんが、そういう点については非常に私どもは厳しく考えてやってきたつもりであります。
 その中で、補助金の問題のことについて特にお話がございました。この補助金問題でございますけれども、実際に一律カットをやってみたわけでありますけれども、その結果というものは、一番響かれたのが、商工経済団体、つまり金額そのものが大きいですから、それを 1割なら 1割カットするというのがいかに事業に大きく影響してくるか、さらには、正しい労働団体、労働組合さんとか何かの集まりである、いわゆる福祉的な仕事をやっていらっしゃる労福協だとか、そういったような方々がやっていたせっかくの事業がどんどん縮小されていくと。そういうことになりますと、これは一体市役所は我々のことをどう評価してくれているのかという話にもなるわけであります。
 また、商工会、商工会議所のほうも、今、南部の商工会は、合併等をめぐっていろんな御意見が出ておりまして、いっそのこと早く掛川の商工会議所へ入る準備をしたほうがいいのではないかとか、そういうお話まで含めて真剣に考えてくれている。今、商工会、商工会議所のメンバーも大分減ってまいりまして、非常に経営も大変な状態になっていることは、議員さんが専門家で一番御存じのはずであります。
 そんなことで、その方々に一番影響を与えるようなやり方の一律ということについては、いかがなものだろうかと、こういうことで、これは必要な仕事、つまり、これはもうそろそろやめていただかなければいけないとか、これは減らさせていただこうというふうなものはありますし、それから、ふえるというものは本当の例外以外にはほとんどないと、こういうことでありまして、これは毎年度、総務委員会のほうに補助金の一覧表も全部出して、そして皆様にごらんもいただき、御審査もいただいているわけでございますけれども、私としては、この一律に何でもいいから何%カットしてしまうやり方というのは、私はしばらくちょっとこれは遠慮させていただきたいと、このように考えているというのが私の考え方でございます。
 そのことに対して、当初から考えたことと違うではないかというような御指摘もあるかもしれませんけれども、しかし、やってみた結果が、そういういろいろなこの大きな問題が出てきたとなりますと、では、補助金というのは一体何のために出しているのだろうかと、みんなを困らせたり怒らせたり泣かせたりするために出している補助金だろうかということになりますと、私はそうではないというふうに思っておりますので、そのあたりのことはぜひ少し長い目で見てくださるようにお願いいたしておきたいと思うわけであります。
 行政改革については、行政改革大綱の実施計画である集中改革プランを平成18年度に策定し、集中的に改革を進めているところでございます。19年度の効果額は 6億 219万円で、17年度からの 3カ年累計額は18億 1,955万円となっております。集中改革プランに定めた個別52項目の進捗状況は、計画以上が 6、計画どおりが39、計画未満が 6、未実施が 1という状況でございます。その中で事務事業の合理化・効率化の推進について主な取り組みの19年度実施実績は、公共工事のコスト縮減が 2億 9,200余万円、幼保園の民営化が 1,760余万円、補助金の整理が 3,890余万円、全庁体制の収納事務が 3,700余万円、市有財産未利用地の売却が 2億 2,180万円、市ホームページ広告掲載が 120余万円という効果を得ております。
 また、ITの推進による業務改革として、庁内インフラ整備、電子入札の導入、e−じゃん掛川の充実などの取り組みを推進いたしました。その結果、日経BP「2008年e都市ランキング」では全国20位、県内 1位という評価をいただいたところでございます。
 今後も市民ニーズを的確にとらえ、新たな行政需要に柔軟かつ的確に対応し、時代に即した質の高い行政サービスを効果的に提供していくため、職員一人一人が事務事業の不断の見直しを行い、継続的な改革を積み重ねてまいりたいと考えております。
 補助金の削減につきましては、行政改革大綱集中改革プランに基づき、削減対策とした 168の補助事業について、21年度時点で17年度対比20%を削減する目標を掲げ、進めているところでございます。19年度の削減実績は、18年度対比で 3,893万円、 7%の減、17年度対比で 5,869万円、10.1%の減となっております。
 今後の取り組み方針としては、一律の削減割合で削減するのではなく、恒常慣例化、あるいは既得権化している補助事業を徹底的に見直すということなど、必要性及び効果性を十分精査、調整して、市政策意図の実現、団体の育成等を目指してまいりたいと、このように考えております。
 それから、料金の問題が出ておるわけでございますけれども、幼保園のことにつきましては、おっしゃるとおりであります。そこで、庁内に、こうした格差をどうするかとか、あるいはこの料金適正化をどうするかとか、そういったようなことについての検討会を設けるほかに、第三者的な、いわゆる専門家、学者さん等も含めました方々にこの問題について御意見を伺うこと、それから、現に子供さんを幼保に上げていらっしゃる当市の代表の方々や、私立幼稚園・保育園等の経営者の方、こうした方の御意見等を非常に幅広く伺っておりまして、そして近々こうした一つの結論を出していかなければならないではないかと、こういうふうに考えているところであります。
 議員がおっしゃいましたように、本当に今まで幼保園となった、それが私立になったといったって、実際問題としては今まで言ったことと同じではないかというような御指摘もあること、まことにごもっともでございます。ただし、こういうことによりまして、幼保一元化というような、そういう教育システムが非常に進んだこととか、あるいは園舎は、本当に全国から視察に来ていただけるようないい園舎で、子供たちが保育を受けたり、あるいは幼児教育を受けている。
 こういうふうな現状から考えますと、やっぱり最低限のこの必要な負担というものは、御父兄の方にもお願いをしていくということでないと、それが市のほうの余りにも多くの持ち出しになるということも、これはいかがなものだろうか。だからまた逆に、公立だからといってことさらに安くしておくということについても、これもやはり今、国が国立大学等で考えておりましてやっておりますようなことを考えてみますと、これも私はやはり考えていかなければいけない。でありますから、両者から満足していただけることはない、むしろ両者から多少ずつ苦情は出るかもしれないのだけれど、その辺のことの調整をこれからもやって、市の財政の問題、あるいは均衡化、いろいろなことを考えていきたいと考えている次第であります。
 それから、下水道整備手法の違いでございますが、これも昨日の戸塚久美子議員の御質問にもあったとおりでございまして、私としては、このこれから掛川地区において非常に農村部で充実していくと予定されておりますような、いわゆる合併浄化槽、この形について、できるだけひとつ料金について皆さんが満足していただけるように、国の制度そのものについてを変えていただけるような方法はないだろうかというようなことから考えていかなければならないと思っているところであります。
 ただ、やはり公共下水道というのは大きな大きな原価がかかっております。あるいはまた、集落排水は集落排水で大きな負担もかかっております。そういったようなことから見ていきますと、いろんなことが言えるというわけでありますので、今、毎月やっている管理費とかいうだけで考えるという問題でもないような気もいたします。そのことも考え、ただいま議員がおっしゃったように、不公平感が出るよというお話については、十分これからも気をつけていかなければならない、このように考えている次第でございます。
 なお、乳幼児の問題については後ほど教育長からも答弁をいたしますけれども、掛川市の乳幼児保育を取り巻く諸問題につきましては、平成18年度、庁内に「乳幼児教育検討会」を設置し、私が委員長となってさまざまな検討を行いましたが、幼稚園、保育園の保育料につきましては、重要な課題としてこの委員会において議論をしてまいりました。
 特に、保育料を直接負担するのは保護者の方になりますので、検討委員会だけで結論を出すことなく、保護者の方など幅広い意見をお聞きするようにしたところでございます。これにつきましては、意見書という形で教育委員会に提出され、今月開催予定の「乳幼児教育検討委員会」において報告を受けることになっておりますので、これを受け、今後引き続き具体的な検討を行っていく予定でございます。
 御案内のように、下水道使用料金につきましては、本年 4月 1日より公共下水道事業、農業集落排水事業等集合処理方式の使用料金が合併に伴い統一され、基本料金 945円に使用水量を加算する従量制による使用料金体系となっております。
 一方、浄化槽市町村設置事業における浄化槽の使用料金は、建築面積に基づく浄化槽の規模(人槽)により使用料金を決める人槽定額制を採用していることから、議員が御指摘されるように、現行では使用料金に違いが生じております。
 なお、現行の使用料金体系を設定するに当たっては、施設の維持管理費を賄えるよう費用を算出して設定していることから考えますと、それぞれの施設を使用される方においては、適当な使用料金であると思われます。
 しかし、現行の下水道使用料金につきましては、今後、平成24年に見直すこととなっており、また、浄化槽市町村設置事業における浄化槽の設置基数も今後増加することから、安定した経営状況把握ができるようになりますので、見直しの際には、御指摘のありましたように、下水道事業全体の安定的な経営視点に立ち、また使用料金の公平性をも考慮に入れ、適切な金額設定を図ってまいりたいと考えております。
 次に、交通事故の問題でございますけれども、交通事故のことにつきましては、現在のところでは去年に比べて10%強減っております、全体には。死者のほうも、おかげさまで、昨年はワーストでございまして非常につらかったんですが、今のところ減っております。警察でも非常にこれは喜んでくれておりまして、今度の地区別のコンテストなども非常に効果があったということでございますから、今後ともぜひ、ああいう地区ごとにお互いに頑張って事故を減らしていくというような、そういう態度が必要ではないかと思っておるわけであります。
 死者の多いことについてお尋ねがございましたけれども、この死者にはいろんなケースがございます。掛川市の中といたしますと、これは残念ながら高齢者を巻き込むような事故が非常に多いということであります。自転車で乗っていて車に引っかけられたとか、いろいろそういうつらい事故がたくさん、これが昨年もそうでございますが、ことしもそういうことがあります。
 もう一つの特徴は、この掛川の国道等で、ほかのところのトラックとかほかのところの車が衝突して亡くなったと。これも掛川市で死んだことは間違いありませんので、掛川の死者に入るわけでございます。そんなこともございますので、必ずしも全部が全部掛川市民がこの被害者であるということではないわけでございますが、しかし、お年寄りを含め非常に事故が心配されておりますので、現在、私どもといたしましては、ともかく 4時になったら必ずもうライトをつけましょうという運動とか、もうともかく老人クラブの方にいろはかるたをつくっていただいて、そしてお正月には老人の人たちがみんなかるたを取りながら交通安全を考えるとか、ありとあらゆる方法を考えて頑張ってやっていきたいと思っているところでございます。
 ことしの掛川署管内の人身交通事故状況は、平成20年11月30日現在で件数 862件、前年対比マイナス70件、死者 8件、前年対比マイナス 2件、負傷者 1,075件、前年対比マイナス 174件と、いずれも前年を下回っております。これらは、掛川警察署の効果的な取り締まりの強化と、本年 4月より施行した「安全で安心なまちづくり条例」に基づく市民との協働による安全で安心なまちづくりコンクールを初めとする、市民への交通安全の啓発活動の成果と考えます。
 本年度は、年末の交通安全県民運動が12月15日から31日までの17日間、運動の重点事項に、夕暮れ時からの夜間の交通事故防止(トワイライト作戦)、飲酒運転の根絶、自転車の安全利用の推進を掲げ展開されますので、関係機関の皆様と協働し、自転車利用者と子供と高齢者を守る夕暮れ時の街頭指導、飲酒運転根絶夜間パトロール等、積極的に実施してまいりたいと考えます。
 また、本年度の人身事故 862件を事故類型別に件数で見ますと、人対車両が40件、 5%、車両相互 762件、88%、車両単独60件、 7%となりまして、このうち車両相互、車両単独による 8件 8名の方がとうとい命を失っております。死亡事故の内訳を見ますと、高齢者にかかわる自転車事故に関するものが 2件、自動二輪車に関するものが 3件でございまして、特に自動二輪車に関しましては、事故転倒した場合、死亡事故につながる危険性が高いことから、プロテクター等の普及を関係機関と推進する必要がございます。
 交通事故は、ちょっとした不注意から発生してしまいますので、市民一人一人の交通安全に対する継続した意識づけが大事でございます。したがいまして、市民との協働による安全で安心なまちづくりコンクールをさらに充実させ、交通安全の啓発活動を推進してまいるとともに、警察等関係機関に働きかけて、事故防止につながる信号機設置などの安全施設を充実させてまいりたいと考えております。
 次に、新型インフルエンザでございますが、私が行政報告で申し上げたことを取り上げていただきまして、ありがとうございます。
 私が先般申し上げましたように、これは国の施策が最も大切でございますけれども、国の施策が地元の医師会でさえも全然わからないと、今のところ何をしていいのかもわからないと、こういうことでありますので、まず国のほうが、確固たるこのことについての対策を県や我々自治体や医師会等、医療関係者等に示していただくことがどうしても必要であるということで、次の市長会では、これを私は重点に取り上げて、市長会からも申し入れていただくようにしたいと考えております。
 そういう中で掛川市立病院は、当然、この新型インフルエンザの関係の病院になっているわけではありますが、こうした感染症に対する病棟は 2棟しかないとか、 2床しかないとか、あるいはこの問題についてのまだこの近くの病院間の連携ができていないという実情でありますので、神谷先生が中心になっていただきまして、また、この年末にも行動を起こしていただく、医師会とともにということもございますけれども、近隣の病院や、あるいは首長とも連絡をとって、この問題に対処していく、万全の構えをしていく必要があると考えております。
 新型インフルエンザは、鳥インフルエンザが人から人へ感染するウイルスに変異するものと言われております。ヒトからヒトへの感染が「いつ発生してもおかしくない」状況にあると専門家は指摘しております。新しく変異したウイルスのため、ほとんどの人が抵抗力、免疫を持っておりません。このために、容易に人から人へ感染するものであり、世界的な大流行が引き起こされ、大きな健康被害とこれに伴う社会的影響が懸念されております。
 流行した場合の掛川市民の被害予測では、国の被害予測をもとに計算すると、市民の25%である 3万人ぐらいが感染し、そのうちの 2%の 600人ぐらいの死者が出るのではないかと言われております。新型インフルエンザは、地震と違い、同時多発的に各地で感染者が出ると予想されるため、他地域からの救援が期待しにくいことから、地域内での危機対策が必要になってまいります。新型インフルエンザ対策は、有効性について不確定要素が多く、複数の対策を総合的かつ効果的に組み合わせ、早期から対応することが重要だと言われております。
 現在、内閣府「新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議」から「国の新型インフルエンザ対策行動計画」及び「新型インフルエンザ専門家会議」から「新型インフルエンザ対策ガイドライン」がそれぞれ示されておりますが、平成21年 3月ごろに改訂される予定であり、これを受けて静岡県の行動計画が策定されると聞いております。現計画では市の役割が明確になっていないため、掛川市としては、先進事例を参考に掛川市行動計画を早期に策定してまいりたいと考えております。この計画には全庁的な対応を盛り込み、発生直後の迅速かつ円滑な対応がとれるような計画を作成したいと考えております。子供たちにおいても、保育園、幼稚園、あるいは小・中学校の閉鎖は感染拡大には効果的な対応であり、具体的な進め方についても、教育委員会等とも検討し盛り込んでいく必要がございます。
 つきましては、掛川市立総合病院、小笠医師会、保健所及び関係機関と連絡会を12月に開催し、患者早期探知システムの構築、体制づくり、あるいはまた役割分担及び患者発生時の広域的対応についても整備を進めていく計画でございます。
 また、行政や企業において新型インフルエンザの流行拡大防止や死亡リスクを減らすために、40%程度の職員や従業員が欠勤した場合を想定した事業継続計画を早急に整備することが大切になってまいります。
 掛川市では、11月に医療、福祉、保健関係者が徳育保健センターで新型インフルエンザに関する研修会を開催し、 230名余りの関係者が出席し、統一した認識を持つことができました。
 市民や企業には、新型インフルエンザに関する情報をあらゆる機会に提供するとともに、予防対策として、現行行われているインフルエンザ予防接種をより勧奨し免疫力を高めること、危機意識を広げ、一般的な手洗い、うがい、あるいはまた、せきやくしゃみをするときのせきエチケットの啓蒙やマスクの着用を進め、さらには部屋の換気等の環境整備と、家庭において 1人当たり25枚程度のマスクと 2週間分の食料備蓄を進めたい、このように考えたいと思っている次第でございます。
 次に、新病院の問題にお触れになりましたけれども、この問題についての基本構想が固まった今、財政計画をどのように考えるかという御質問でございます。
 これはやはり私は、新年度になりまして、しっかりした、いわゆる組合なら組合ができる、そういう段階でしっかりした構想を専門家にゆだねてつくっていただき、それに基づく財政がどのような形になっていくかということを、主として院長たちが中心になってしっかりつくっていっていただくことではないかと、このように考えておりまして、それ以上のことは、現在、私のほうから申し上げるような段階ではないと、このように考えている次第であります。
 ただ、世間に言われているように、 300億円かかるのではないかとか、そういったようなお話というのは、お話としてはなるほどと思いますけれども、先日、議員も行っていただいた、あの議会運営委員会の視察で福江病院に行っていただきましたけれども、あれだけの立派な病院が、 126億円ぐらいですべての建物から施設から内部の医療器具から、お医者さんたちのあの立派なマンションからヘリポートまですべてができるというようなことであります。私は、あれができた当時と今日の建設単価等について考えますと、今回の東街区の問題でも出ておりましたように、一時的な、いわゆる世界的な鉄鉱の鋼材の高騰とかいろんな事情で非常に単価が高くはなっておりましたが、最近のこの不景気のこの状態であります。したがいまして、私は、これを計画する時点ではそんなにびっくりするように高い金額になるとは、どう考えても思えないということでありますので、比較的適当な価格で、財政的にもこれならいけるというような価格で新病院ができるのではないかと、今、私の感覚ではそのように期待しているという、それ以上のことを申し上げる段階ではないということで、どうぞお許しをいただきたいと思います。
 なお、これについては、財政担当の総務部長から一部補足させていただく予定でございます。
 それから、組織を一体どうするのかということでございますが、これまた、これは今後のこの協議会を経まして、この協議会の結果をまず議会に何らかの形で御報告いたしまして、これは法律事項ではございませんから、議決とかそういうことを必要とするわけではないわけでありますが、おおむねの議会の皆さんの御了承が得られたということから、初めて今後のことが進められるということであります。16日には特別委員会も予定されておりますので、現段階で私が知り得ることは、そのときにも一部は申し上げるかもしれませんけれども、大部分のことは、この議会の両市の承認をいただいた後にあると、このようにぜひお考えをいただきまして、きょう、この場で私がこの問題についてあれこれ申し上げるということは、ぜひ差し控えさせていただきたいと思っておりますので、ご理解のほどお願いいたしたいと思うわけであります。それは決して責任逃れをしようとかそういう考えではございません。議会の皆様方に、ある期間を通じてきちっとお話をし、そしてその後に対処したいということで御理解をいただきたいと思っているわけであります。
 最後の掛川駅北口の耐震化工事のことについて申し上げたいと存じます。
 ではまず、この件につきましては、何人かの議員から御指摘がきょうあるわけでございまして、トップバッターの東堂議員に最初のいきさつだけまずお話をさせていただきたいと思っているわけでありますけれども、実は 2年前に総代会におきまして第 2ブロックの区長さんから、この今の駅舎は70年もたっているが、一体、万一地震があって、これ、ひっくり返って負傷者とか死者が出たらだれの責任になるのか、これだけははっきり聞いておきたいというお話があったわけであります。
 これは、私は、駅でございますので、やはりこれは駅の責任ではなかろうかと思ったんですが、どう考えるかはわかりませんので、当時のJRの静岡の支社長にお伺いしたところ、前の市長からも、この駅は残しなさいというお話も聞いているし、それからこの建物については、地震で耐震性がないとかあるとかということをもう通り越えた建物だものだから、そういう規準には入っていないのですと。したがいまして、その心配はないのだと。万一この建物が壊れても、まあそんなに人が死んだりするというほどではないでしょうねという支社長さんのお話でありましたから、正直のこと、私はそのとき驚きました、そういう御回答があったことについては。その当時はそういうお考えでありました。
 しかし、今度、支社長がかわりまして、この支社長の態度は、地震が起こって万一負傷者や死者が起こった場合は、全面的にJRの責任でありますと。しかも、最近また改めて国のほうから、このJRの駅について、そういう地震で心配だと思うものはできるだけ早く建てかえなり改築なりしなさいというような指示もあると。こういう中で、JRとしては、責任を果たさなければならないというような関係から、来年度21年度と22年度と 2カ年をもってこの駅舎を改築していきたいと、こういう予算をとれたので、これを工事したい。ついては、これはJRで全額出してやることなので、市長まで言うことではない。これは市の職員のほうに説明をして、そして 2年間の間、工事でいろいろ迷惑をかけるかもしれないと。一時的には西のほうに仮の改札口みたいなものをつくるということになるので、そのことだけ承知しておいてくださいという話があったと私に報告があったわけであります。
 しかし、私はこれを聞いて、先ほどの東堂議員のお話にもあったように、たくさんの議員があの建物についていろいろ御意見があったことを承知しておりましたので、これは私が、ああ、そうですか、御苦労さんですというわけにはいかないと。やっぱりこれは報告事項として全員協議会にお諮り、御報告すべきだということで、先日御報告したと、こういう内容が、いきさつが、経過であります。
 したがいまして、JRのほうからこのことについて掛川市側に協議があったとかという事実は全くございません。これは御存じのとおり、バリアフリーの場合は法律事項で自治体の負担・分担金も決まっておりますので、今工事をしております分には掛川市も負担をいたしておりますけれども、駅舎については 100%これはJRでございますので、JRとしては自分たちでやらせてもらいたいという考え方でありますから、掛川市に一々その前から聞くというふうなことはなかったのではないかと考えるわけであります。
 ただ、JRとしては、従来から掛川のあの、言うならば一つの木造で、しかも色目もそうした色目であったと、こういうことについて、たとえ鉄筋になったとしても、その形をできるだけ残したい。寸分とまでいかなくてもできるだけ残したい。ただし、東側のほうの事務棟については、既に新幹線側のほうに事務はほとんど全部移ってしまって、その必要が全くなくなっているので、その部分の建築はしないというような、そういう形で実はいきたいんだということであったわけでありますが、木造でやってくれと言われても、JRの支社としてはこれはお受けするわけにはいかないと。その事情というのは、建設費も 2倍 3倍かかることも予定されるのだけれども、もう一つ、将来までの管理費、こういうものも大きく違ってくると予想されますと。したがいまして、JRとしては、それを掛川市側から要望を受けても、これを受けるということは困難でありますというようなことも、職員のほうに伝えられたという報告がありました。
 以上が、私の知るすべてのことでございます。この問題につきましては、現在、経済建設委員会協議会等で御審議をいただき、そして 1月の全員協議会でその委員長報告もいただけると、こういうことになっております。ところで、私といたしましては、 1月の全員協議会で御報告を受けて、それで、では、工事はいいよとおっしゃればいいですが、それが違ったことが出たとき、JRの来年度以降の計画に非常に大きな支障があってはいけないと思いましたので、先日の全員協議会の模様について、既に支社に伺いまして御報告をいたしてございます。
 したがいまして、 1月のその全員協議会でどういう結論が出ますか、それによって今後対処したいというのが現在の考え方でございますけれども、私といたしましては、JRさんが今までの建物について十分考えて、掛川の皆さんの気持ちにも沿えるような形でやりたいと言っていらっしゃるわけですから、できればそれを認めてやっていただけたらと私個人は思っております。しかし、これは議会でお決めになっていただくことでありますから、議会でこうだとおっしゃれば、それはそのままJRの支社のほうに伝えて、善処していただくようにしようと、こういうふうに思っております。
 ただ、その場合、果たして 1月の末に支社に、こういうことでやってくれないかと言ったときに、21年度からこの仕事ができるかというと、例えば鉄筋だったのを皆木造に直してくれとか、あるいは今ある事務棟のこの部分まで全部残してくれとかという話になりますと、それはとてもJRとして、わずか二、三カ月の間にこれをやって、あれは国交省のほうにすべて承認をとっている事業でございますものですから、とてもできないとなると思います。そこで、そうなる場合は、やはりこの改築を 1年なり適当な期間延期していただくようにお願いして、その間に皆さんの御意見も十分聞いた形の中でのお話し合いをしていただくということ以外には、ちょっと私にいい名案というものは今のところ浮かんでいないと、こういう状況であります。
 ただ、もう一つ、できるかできないかこれもわかりませんですけれども、今の木造をともかくそのままで、例えば大きな何かよく学校なんかでも補強がございますけれども、鉄骨のような大きいようなものでも支えにいたしまして、それで地震に堪えられるような工事をやってもらえないかという方法はあるのかな、ないのかな、それも今の木材、今の材質も非常に古くなっているという状態でございますので、これは果たしてそれでいけるのかどうかというふうに感じているわけでありますが、そういうことでいくなら、それは今の木をそのまま残すということは可能なのかなというふうな感じもいたしておりますけれども、これも全く素人でありますから、私も何とも申し上げるわけにはまいらないということであります。
 なお、このことにつきましては、榛村前市長が非常によく知っていらっしゃることでありましたので、過般、前の市長に私からこの問題のことについて御報告をいたしました。そうしましたところ、前の市長がおっしゃいますには、新幹線の駅舎をつくるときに、あそこに民衆駅みたいなものをつくろうという案があって、下のほうは物販、それから上のほうはホテルということで、あの今の古い建物は取り壊してそういうものにしようということが、当時の国鉄側から提案があったと。しかしながら、それをやって果たして本当に経済的にいけるのかというような市長も疑問があり、やっぱりこれは無理ではないかなということでお断りをしたと。こういうときに、第 1回、場合によって民衆駅をやっていればあれは取り壊された運命にあったかもしれないと。
 その次には、今度は、あの先ほど申し上げました西側のところに、いわゆる建物を少し増築して、それで、JRだけではない何かのサービス会社とかそういうようなものが入るような形のことをやりたいよという話があって、それをやったという経過があると。そのときに、たまたまきょう、この議場にいらっしゃる山本議員が、今の駅舎の一番屋根の高いところ、あの部分についてお直しなさったと、こういうような、市長から思い出話もあったと、こういうことであります。でありますから、この建物については、70年たっているとはいえ、そのように皆さんが心を込めて直したりいろいろしているという事実もあると、こういうことであります。
 また、前の市長からは、木造の駅というのは、掛川市しか、一つしかないということなんだから、それはやっぱり大事にしてもらえるようにJRのほうにもさらに申し入れてはどうかということが 1点。
  2点目は、新幹線をつくったはいいけれども、プラットホームに屋根のない駅なんていうのは掛川しかないんだと、12号車から向こうはないと。自分が市長のときに「天皇陛下がお見えになったときどうしますか」と言ったんだけれども、それでもつくってくれなかったと。大体あれは片側だけで 1億 2,000万円ぐらいかかる仕事だと。自分としては、この際、駅舎のこともさることながら、あのプラットホームに屋根がないということについても、ぜひJRさんに考えていただくべきではないかと申し上げた話がありましたので、私も伺うたびに、そのことについては申し上げたり、文書で持っていっておりますというような御報告をしたと、こういうことであります。
 以上、長くなって申しわけありませんでしたけれども、東堂議員の御質問にお答えいたしました。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。教育長、杉浦靖彦君。
               〔教育長 杉浦靖彦君 登壇〕
◎教育長(杉浦靖彦君) それでは、私のほうから、御質問の幼保園の保育料についてお答えをさせていただきます。
 御案内のように保育園は、公私立間で保育料に違いはございませんが、議員御指摘のとおり、幼稚園では公立と私立では保育料に違いがございます。したがいまして、こうした状況に対しまして教育委員会では、公立幼稚園から私立幼保園に転園する園児の保護者負担の軽減ということで、先ほどお話がございましたように、最低でも月額 6,000円の補助を実施いたしております。所得状況によりましては、月額最高 9,250円の補助でございます。こうした中で、公私立間格差の緩和に努めているところでございます。なお、既存の私立幼稚園に通園する園児の保護者には、月額 3,000円という形をとっております。
 教育委員会といたしましては、平成18年度に、庁内に「乳幼児教育検討委員会」を設置いたしました。幼保再編や待機児童の解消、子育て支援事業など、本市の乳幼児教育を取り巻く 6つの課題につきまして、さまざまな角度から検討を重ねてまいりましたが、保育料問題や公私立間格差の問題もその中に含まれております。
 保育料の問題につきましては、先ほど市長のほうから申し上げましたように、広く御意見を伺うことが肝要であるという認識のもとで、本年度、学識経験者や園児の保護者、または幼稚園の園長さん方等関係者を交えた外部委員会を設けまして、就園奨励費のあり方や幼稚園保育料の公私立間の格差など、そうした問題を総合的に検討していただいたところでございます。
 討議内容につきましては、先日、 1週間ほど前でございますけれども、意見書という形で教育委員会に御提出をいただきました。その意見書は、 4部といいますか、 4章で構成されておりまして、 3番目がその委員会の意見となっております。その中で基本的な考え方としまして、すべての子供が公平で平等な教育、保育を受けることができるということが述べられまして、幼稚園保育料につきましては、格差の緩和など 4点が提言されておるところでございます。教育委員会としましては、この意見書を尊重する中で、諸般の状況を勘案しながら最終的な決定をしてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。中山企画総務部長。
             〔企画総務部長 中山礼行君 登壇〕
◎企画総務部長(中山礼行君) それでは、私からは、東堂議員の質問の 5の新病院建設について、 (1)の基本構想が固まった今、財政計画はどのように考えるかにつきまして市長の補足答弁をさせていただきます。
 まず、この病院の基本構想の内容でございますが、基本構想には、大きく分けまして「新病院の将来像」、それから「規模」、「建設場所」、「経営形態」、「建設時期」の 5項目がまとめられているわけであります。
 今後、新病院の建設に当たりましては、将来像や建設場所など、協議会では大変な議論が重ねられた集大成であります。当然、これらを尊重して建設を進めていくことになりますが、基本構想とは、あくまで新病院のあるべき姿、基本方針と申すものでしょうか、構想部分でありますことから、具体的にどのような診療機能を持ち、どのような医療機器を備えるのか、また、集中治療室の数とか病棟配置などは、今後策定される基本計画によりまして詰められることになろうかと存じます。
 基本計画では、機能別の病床数や診療科はもちろんのこと、外来とか、それから入院、救急など各部門別の運営計画や建物配置計画、さらに建設面積など詳細に決まってまいりますことから、御質問にございますように、結果として、建設に幾らかかるのか、また運営にどの程度かかるのかといった費用も、ある程度このことにより明確になり、財政計画の立案が可能になっていくものと考えております。
 また、建物本体や医療機器などの設備計画のほかにも、これから土地の購入や造成、さらにはアクセス整備などについても検討が必要となってまいりますが、協議会の集大成でもある基本構想に基づいて、掛川、袋井の両市が協定を締結いたしましたら、これら病院建設に付随して必要となる整備についても、直ちに検討に入り、盛り込んでいかなければならないと考えております。
 なお、協議会の議論において、一方では、持続可能な病院運営のためには、初期投資の抑制など経費の縮減についても大いに議論されましたことから、そのあたりのことについても十分念頭に置きつつ、基本計画の策定を進め、公立病院としての使命を担いつつ、効率的な病院経営が行えるよう、適正な財政計画の立案を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 以上でございます。
○議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。 9番、東堂陽一君。
◆9番(東堂陽一君) まず最初に、全体の印象でありますけれども、非常に時間をかけて丁寧に御答弁いただきましたけれども、協議会や委員会を通じて説明をいただいていることも、大分説明の中にありました。そのようなことは当然承知した上で、問題点があるかなということで質問しているわけですので、私どもとしては市長に御自身のお考えをもう少し突っ込んでお話しをしてほしいなという感想をまず全体として持ちました。少し、こっちの質問の仕方が悪いのか、期待している答弁ではないところもあったという印象であります。それは具体的にまた再質問の中で申し上げたいと思いますが、説明会ではありません、一般質問ですので、ぜひ市長のお考えをお話し願えればというところがあったということです。
 まず、予算に関してですが、他市に比べれば掛川市の産業構造の特徴から、ここ数日間、近隣市町村でも予算の質問がされていますが、それに比べれば多分、掛川はまだいいよというお話だったというふうに理解しましたけれども、そうは言っても影響は避けられないということですので、どう方向性を出すのだろうなということを聞きたかったわけですが、余り影響はないという考えからか、そんなに変わりはありませんという答弁でしたけれども、やはり医療、介護、福祉など住民の生活防衛ということも重要になってくると思いますので、それを中心に考えていただくのは当然だと思います。
 そういう中で、ただいま、事業の見直しということはあり得るのか、通告にはないですが、質問の中では聞きましたけれども、事業の見直しとか基金の取り崩しがどうなるか、あるいは投資的経費の影響がどれくらいあるかということがもしわかれば、これを再質問としたいと思います。
 それから、答弁の中にはありませんでしたが、各種予算への影響というのがちょっと私わからなかったものですから質問にしましたけれども、影響があるのかどうかということもお聞きしたいと思います。
  3番目は、中小企業対策、零細企業対策ということですが、近隣を見ますと独自の対策を打ち出しているところもあるわけですよね。市長の話で、利子補給対策などは商工会とよく連携をとりたいというお話でありましたけれども、周辺では独自の対策を打ち出しているところもありますので、そういうお考えがあるのかどうかということ。協議的対策は、先ほどの答弁でそうだなと思いましたが、一過性であるものに対しては大至急に対策が必要だということもありますので、その辺をどう考えるか。それから、とにかく市独自の施策というものを考えられるかどうかということです。そういう質問を 3つ目にしたいと思います。
 行政改革への取り組みについては、これは説明は全協でもいただいていますので、その上での質問をしたわけですが、確かに一定の成果を上げているということは質問の中でも評価を申し上げましたが、さらにということで質問したわけですが、私は、市長の考えが余りあらわれていないのではないかなという感想を持ったわけです。例えばきのうの質問で戸塚久美子議員が、例えばということでアウトソーシングの例を出しましたが、それはできるできないということはまた議論の中で結構だと思うわけですけれども、やはり現在では非常に有効な手段の一つとしてとらえられているわけでありますので、これはやはりしっかり考えなければいけない。
 そういうことで、どうも、今の答弁でもそうですが、人任せの感、あるいは市長が自分自身でこうしたいんだというところが、この私の質問のところにはどうも見えていないということで、質問させてもらいました。もう少しリーダーシップを発揮してもいいところではないかなという感じを持っております。どうお考えになるか、これも質問としたいと思います。
 それから、インフルエンザ対策ですが、掛川でもつい11月に医療関係者の研修会があったわけですが、国際的に、あるいは国、あるいは大きな自治体などでは大分取り組みは進んでいるわけですね。掛川ではこれからということですが、どうも体制、取り組みに少し時間的な差があるということを感じていますので、こういう問題は、もし病気が入ってくれば、あっと言う間に広がると思いますので、情報収集のシステム、システムと言うと大げさですが、どういう形で情報を収集していくかということはしっかり押さえておく必要があるのではないかということを思いますので、どうお考えになるか質問をしたいと思います。
 いろいろ資料等を見ていきますと、対策はありますが、なかなか自治体単位では、掛川市単位では、できる対策ばかりではありません。行動計画のお話が多いのだということは、これは再質問しようと思ったけれども、出ましたので結構だと思いますが、特に学校における対策とか、こういうことは重要だということを、答弁にもありましたが、重ねて申し上げたいと思います。
 その中で、私が読んだ資料の中でそうだなと思ったのは、「知識のワクチン」という言葉がありました。今、国やなんかが用意しているのは、プレパンデミックワクチンや新型インフルエンザに対するワクチンの研究ということをしているわけですが、我々でもできる生活防衛として、知識のワクチンということが非常に大きいんだということがありました。住民にいかにこれを知らしめるかということも、行動計画の中にしっかり盛り込んでもらえるというふうに思います。
 次に、病院の話でありますが、私は、もちろん今ここで財政計画をしっかり述べろというようなつもりは毛頭ないですが、市長としてある程度考えを述べていただきましたが、やはり我々としてもこの計画を認めるには、本当にできるのだろうかなという見通しを立てなければ、やっぱり賛成できないわけです、最後の段階として。考えは理解できても、それは本当にできるのだろうかなということをしっかり押さえたいということで、例えば 500床で 3,000万円、医療器具が50億円かかって、 200億円、 2市で負担すれば 100億円、10年で考えれば、年10億円の負担で、それをではほかのこういう部分を少し我慢してでもやれば何とかなるよというふうなお話をいただければなというくらいの、この辺をもう少し肉づけをして聞ければと思って、ある程度近いものがお聞きできましたけれども、そういう気持ちで質問いたしました。ぜひしっかり、特別委員会にかかるまでにはそんなようなお話もお聞かせ願えればというふうに思います。これは御回答は結構です。
 最後の質問、掛川駅になりますが、市長の御説明で、なぜこういうふうになったかという経緯はわかりましたが、それにしても、やはり市民的な議論が必要な課題であると思いますので、ここの部分が不足しているのではないかという認識です。既に 2年前にこの問題は表に出てきているわけですので、この 2年間という時間が、その間にしっかり相談できればよかったのではないかなという反省で質問いたしました。今からでも決して遅くはないと思いますので、しっかり議論していただいて、意見集約をしていただきたい。
 今の答弁の中で、 1年延期ということもあり得るというのがありましたので、私はそれで結構ではないかと思います。 1年間かけて、それは予算の都合で 1年間延ばすという意味ですが、しっかり議論をしていただいて結論を出してもらうということがいいのではないかと思います。
 市長もこのことに対しては、例えば筋交いを入れて耐震化できるではないかという、素人考えだということをおっしゃいましたけれども、私も同じようにど素人考えで、きちっと突っ張りや何かをたくさん入れれば、今の外観を残して耐震化もできるのではないかと。お金は多少かかるかもしれませんが、できるのではないかというふうに考えております。そういうことをしっかり議論していただくというのが、私の言う議論でありますけれども、残す残さないということから始まって、どうすれば残せるかという議論をしっかりして、結論を出してもらいたいということです。個人的な希望としては、なるべく現状に近い形、特に外観に関してはそういうことができるように希望したいというふうに思います。
 以上、申し上げましたが、よろしくお願いいたします。以上です。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) 東堂議員から総じて、私が職員任せで何か自分の考え方が余り入っていないのではないかという御指摘があったんですけれども、そういうお話はむしろ初めて聞く話で、おまえは少しやり過ぎると、もっと職員に任せればいいではないかというようなお話がずっと長くありました。きょう初めてそういう御意見をいただいて、大変、私も、ああ、そうかなと思っているわけでありますが、私といたしましては、かなり自分なりの考え方というものを、特に行革等については入れてやっているつもりでございます。したがいまして、私の答弁しておりますことも、別に職員任せの答弁書を読んでいるわけではなくて、自分の考えで申し上げている。このことについては、ひとつぜひ御理解をいただきたいと思います。
 予算について、もう少し突っ込んだ考え方はないのかというお話でございますけれども、いまだ、まだ税収のことも確定も十分していないし、それから、いわゆる基金を取り崩すか崩さないか、これはやっぱり最終的に全部をやってみなければなかなかわからないことでございまして、この場で取り崩すことがあり得るとかあり得ないとかということは、それは言えないわけですが、しかし足らなければこれは取り崩さなければならない。そのために、いざというときに備えて持っているお金でございますから、当然のことではないかと、こう思っているわけでありますが、今ここですぐこれを取り崩すとか取り崩さないとかというふうなことについて申し上げる時期ではない。私どものほうでよく検討をして、足らないときはこれを使わせていただくということは当然のことではないだろうかと、このようにひとつぜひ御理解をいただきたいと思います。
 それから、一般会計以外の特別会計のことについて影響があるだろうかということでございますが、これは私は、間接的にはあるのではないかなと、こう思うのでございます。いろいろ事業の進め方だとか、例えば、では、公共下水道等についてもそれは公共事業でありますし、その他のこれに類するようなものも公共事業でございますし、こういうものに対する影響とか、あるいは福祉関係の諸事業に対してであっても、では、こういう経済的な影響というものが全くないということはないのではないかと思うのでございますけれども、一般会計ほどに顕著にそういう形があるということはないのではないかと、こんなふうに私は思っておる次第でございます。
 それから、景気対策の単独の検討の問題でございますが、これは単独で検討することはやぶさかではないわけでございますけれども、もっと細かくやっぱり精査して、麻生総理でさえも 2次補正予算を組まないでもっと慎重にやるとおっしゃっているわけですから、我々のほうはもっと慎重にやらなければいけないわけで、 1月、各企業とか、十分自分の肌でも、回らせていただいたり、相談を受けた内容等についても相談をいろいろ聞いたり、商工会や商工会議所の意見を聞いたりして、そして国や県でやれるものは満度に取り入れるし、それで足らないものがあれば市で単独で、必要で効果的だと思うのはやると、こういうことでありますが、今のところ現在のいろんな制度で対処していけるのではないかと、こんなふうに思っているということでございます。
 それから、行革の問題等につきましては、これは私の相当な考え方を入れてやっておりますが、先ほど来、この事務事業の合理化ということに言っていらっしゃいましたので、補助金だとかそういう 2つの内容についてお答えしたわけでございますけれども、もっと広い角度からお話を申し上げるとすれば、またこういう部分がまだ不足しているとか、こういう点はもっと協力、例えば女性登用の問題などは、この間も全協でもお話ししましたように、まだまだ不十分なのであります。こういったような問題等について十分考えていくだとか、あるいは市の職員の数も10年で 128人と申し上げましたけれども、実は 4年後には 128人が達成できるわけでありますが、果たしてそのままでいいのかどうかと、こういう問題、さらには、またこのことと消防職員とかそういう職員の新規採用の問題も含めていろいろ考えていかなければいけない、こういう問題もございます。したがいまして、これはまだ行革のことについては、相当各般から考えていかなければならないことがあるということは、これはもう当然のことながら考えておる次第でございます。
 それから、財政計画、病院の計画は、議員はおっしゃらなくてもいいとおっしゃったものですから、別に特別申し上げるつもりはないわけでございますけれども、これにつきましては私のほうは、まだ専門家が病院の院長やなんかと一緒になって真剣に考えた結果がこのくらいだという金額が常識的に出てくる、このことに対して私どものほうは、これを財政的にきちっと裏づけていくようにするということであって、最初からもうこれだけだよとがちっと型をはめてしまうということではいかがなものかということと、それから、世間で言われているようなほどの大きな金額ではない金額でできるのではないかと、そういう期待を込めているということであります。病院については、必ずしっかりと建設をいたしますので、ただし、私が来年度 4年間やらせていただいたという前提でございますけれども、これはやらせていただいた場合はしっかりいたしますので、どうぞ御信頼の上でひとつお認めをいただきたい、こういうふうに申し上げておきたいと思っております。
 それから、インフルエンザの関係のことでございますけれども、これにつきましては、私は、むしろ国や県より掛川市のほうがかなり進んではないかなと。といいますのは、医師会さんがあれだけ熱心になって病院と一緒に研究会を持ったりして、その問題点というものをはっきりと人の前で話をされるということ、これは例えばお医者さん自身が、私はもしインフルエンザの患者が来たときには拒否はしませんと、しませんけれども、一般の患者も来るんですと、そのときに国や県の指示も何もない、決まりも何もないというときに、私が一人してどうしてインフルエンザの患者を扱うことができますかと、こういう悲痛な叫びを開業の先生が私どもの前で言っていらっしゃると。いかに国や県の対策が、お医者さんたちに対しても徹底していないか。徹底どころではない、それについて何らの対策をまだうっていないと。保健所長がお見えになって講師としてお話しされたときに、実はまだ十分全くやっていないんだとはっきりおっしゃったのです。そういう状態であるということが、私は非常に危機的だと。
 その後、この会が終わりましてから私のところへ有力な医師の方から手紙が来まして、市長、あなた、このとき思い切ったことを言ってよかったと、ぜひ頑張って、あなたは国のほうの議員の経験もあるのだから、国へ行ってもっと動かしてこいと、こういうようなお言葉をいただいたというようなこともあるわけでございます。
 したがいまして、ただいま議員がお話しのような子供に対する扱い、予防接種の問題、あるいは休校の問題、場合によって私は疎開ということもあり得るかというふうに、これはこの間の会では申し上げたわけなのですけれども、そのくらいのいろんなことを考えて子供を守っていかなければいけないのではないかと、こういったことを考えているということであります。
 学校、ワクチンの問題も大変重要であります。しかし、このワクチンについても、一応今回、国が決めたことは、まず医師と医療関係者に真っ先にやると、その次に子供にやると、その次に若者にやると、年寄りは遠慮してくれと、こういうのが出たわけです、順番が。やっとその順番が出たということだけであって、では、そのワクチンの備蓄が今どれだけあるかというと、今一般的に言われているワクチンの備蓄はありますが、今度新しい形が出てきたら、今度はその新しい形でワクチンをつくって、改めてこれを配給しなければならないとなると、大変な問題だと、こう思っておるわけであります。
 ですから、認識としては議員と同じような気持ちを持って、神谷先生のような病院に熱心な方もいらっしゃいますので、そういう方や医師会の方と十分連絡をとって、さすがに掛川はやったなと、あのごみの減ったとき、マイバッグ運動のときに言われたような形で私は新型インフルエンザに取り組んでいきたい、こういうふうに思っている次第でございます。
 それから、駅舎の問題のことにつきましては、これは今、委員会の協議会で御判断をしていただけるわけでありますので、それをもって全員協議会で御協議をいただき、掛川市としての意思を決めていただければ、私はその方向でJRと話し合いをしたいと、こう思っている次第であります。ただ、大事なポイントは、JRに迷惑だけはかけたくないと、こちらのほうが返事が遅くなったことによって予算が執行できなかったとかどうとかということになっては申しわけないから、そのことが、せっかく、では、掛川は 1年延びるなら、その金はこっちへ持っていこうというふうなことで、JRさんが困らないような形だけはとってあげなければいけないのではないか。というのは、掛川を悪くしようとしているのではない、JRさんのほうは掛川市を安全なものにしたいと言っているわけでありますから、それだけは頭に置いて考えていかなければならないと思っております。
 したがいまして、 1年延期と申し上げましたが、私が延期するわけではないのでありますから、JRさんが何としてもやるのだとおっしゃれば、それはどうしようもないわけでありますけれども、私のほうとしては、議会でそういう結論が出れば、そういう結論をJRさんにお願いすると、こういう立場であるということであります。
 なお、議員も今、補強のことについて触れていただきましたけれども、私は、補強はできない話はないというふうな気もしまして、そうやることは別に新築と比べればよほど安くできるのではないかなと、これは素人でありますから全く正しくは言えないのですけれども、もし仮に補強で済んでいけるならそれも一つの方法かなと、私は、自分の個人の考え、素人の考えとしてはそれも一策だと考えているところでございます。
○議長(鈴木治弘君) 以上で 9番、東堂陽一君の質問は終わりました。
 この際、暫時休憩といたします。
                午前11時12分 休憩
                午前11時26分 開議
○議長(鈴木治弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
               17番 高塚昌彦君の一般質問
○議長(鈴木治弘君) 17番、高塚昌彦君の発言を許します。御登壇ください。
               〔17番 高塚昌彦君 登壇〕
◆17番(高塚昌彦君) 通告に従って一般質問をさせていただきます。
 まず、宮崎君の急逝に対して、謹んで御冥福をお祈りいたします。
 それでは、質問に移らせていただきます。
 まず第 1に、掛川市の総合計画とニュー掛川市建設10カ年計画についてであります。
 掛川市には、昨年 4月に策定されたばかりの第 1次掛川市総合計画があります。総合計画は、長期的視野に立って実現すべきまちづくりの指針として作成されたもので、本市のあらゆる施策を推進する上で最も上位に位置づけられる計画であると私は理解しております。
 市長は「この計画策定に当たっては、議会議員、審議会委員、職員や多くの市民の協力をいただいてでき上がったもので、皆様に心からお礼申し上げます」と述べています。この計画は、市長、あなたのお名前で出された、首長となって最初の、そしてこれから向こう10年間の指針となるべき最重要のお仕事であったはずであります。でき上がって 2年もたたないうちにニュー掛川市建設10カ年計画を策定しようとしていると、その意図が私には理解できないところであります。総合計画とニュー掛川市建設10カ年計画の関係、策定の意図などについて伺うものであります。
 まず第 1に、ニュー掛川市建設10カ年計画を起草中と聞きますけれども、その真意をお教えください。
  2つ目に、どういう経緯で発案されたのかも伺いたいと思います。
  3番目に、掛川市総合計画の期間は28年度を最終年度とし、これは10カ年になりますけれども、見直しは 5年後の23年とすると、こう総合計画にありますが、総合計画とこの10カ年計画との関係はどんなものがあるのか、お答えいただきたいと思います。
 次に、あなたが示された掛川市政担当の所信から伺います。
 この掛川市政担当の所信の33番目に、国際交流活動推進について述べられています。それに係ることになりますが、 8月22日、全員協議会で北京オリンピック視察報告がされました。その中で、中国河南省許昌市友好交流と協力関係を創立する意向書について説明されましたが、意向書を示されたとき私は、国際交流の約束は意外と気楽にというか、簡単に締結できるんだなというのが第 1の印象でした。そして、報告後に多くの議員から質問や異議、要望が出されたところ、意外と簡単に、私費で行った視察旅行中でのこと、したがって、そういうことで市長は意外とあっさり引っ込められたように思います。しかし、うちへ帰ってこの意向書を見直ししてみて、あんなに簡単に扱ってしまってよかったかなと思いました。ちょうどその日は土方地区の市民総代会があり、疑問は持ちながらもそのままになってしまいました。
 あの意向書の中には、市長の記入はありません。しかし、市名と、それと戸塚進也、それともう一人は、許昌市の市長名ははっきりと記されています。許昌市の市長は、日付まで書いています。意向書は、たとえ私費旅行中のことであっても、双方にとって、両市にとって重要な約束事であり、市長にとっては、あなたの政治姿勢にもかかわることでございます。あんなに粗末に扱ってよかったのかなという反省と、私には疑念が残りました。
  9月定例議会の一般質問で伺うべきでありましたけれども、私の都合でその日はできませんでしたので、今伺うところであります。このことについて伺います。
 まず、私費での視察中に意向書が取り交わされたが、その後の進展はあったのでしょうか、全然あのままで、なかったのでしょうか。それをまず伺います。
  2つ目に、過日、中国から視察団が掛川市に 2例ほどあったと思います。このときの許昌市との関係はなかったのかあったのか、伺いたいと思います。
  3番目に、病院建設と 3市の再合併の構想について伺います。病院建設のことについてはたびたびもう出ていますので、主に 3市の再合併のことについて関連づけて伺いたいと思います。それについてお答えいただきたいと思います。
 掛川市政担当の所信の 4番目に「平成25年度までに旧小笠掛川 3市が大合併を果たし、人口規模が20万人を超える都市として発展することを努力目標といたします」と言っております。合併前のことを振り返ってみますと、第 1党の私たちは、今になってこんなことを言うのもおかしいですけれども、 1市 2町の合併は、すなわち大須賀と大東、それと掛川市の合併は、最初は合併の枠組みではなかったです。私たちは、あくまでも 1市 5町が基本の枠組みでありました。そういう基本的な考えでしたので、あなたの示した所信 4番の 3市の再合併を努力目標に掲げられましたことは、私たちはこれからの 3市の合併に大きな期待を寄せたことは事実であります。
 しかし、今回、病院の建設地がF地点に決定しました。 3市の再合併構想は夢だったのかなと多少がっかりしている者の一人であります。どんな形にしても本市としては、 2番目に理想としたF地点に落ちついたのでありますから、病院建設にとっては第一関門を通過したということで、まずはめでたしめでたしというところだと思います。協議会に出られた皆さんの御苦労を察しますと、本当に御苦労さまでしたという言葉しかございません。
 私は、建設用地の選択、決定に至るまで、市長としてあなたは本心はどこにつくりたかったのかなということを聞きたくて、最後までもやもやした気持ちを持っていました。この決定に至るまでに市長は、市民の60%から80%は現在地に建設したいと、そういう気持ちは持っているということは承知しておりますとは言いながら、一向に、私としてどこに建設したいと思っているのだという意思表明というのですかね、そういうことの表明はありませんでした。ただ 1つだけ、私がそのことを言えばこの話はつぶれると、だからそれは口が割けても言えませんと、それだけでありました。それでも、ふだん市民の幸せ、安全、健康、それらを守るという立場にある市長は、市民の願いを本当に実現したいならば、どこかで、どこへつくりたいのだということをちゃんと言っていただきたかったなと、そういうふうに思います。
 議員の皆さん、協議会の皆さんにお任せしますということで、丸投げの形でこの場所は決まったように思えてなりません。それから、はっきりとした姿勢を示せなかったことは、次の選挙のためのパフォーマンスの一つだったのかなという疑念を持ってしまったのも、私自身の気持ちとして事実であります。
 そこで、もう一度この新病院の建設と 3市の再合併のことについて伺います。
 新病院の建設予定地が確定しましたが、市長はどこに建設したいと思っていたのか、その本心を伺いたいと思います。今からではちょっと無理かとは思いますけれども、ぜひ聞かせてください。
  2つ目に、市長の市政担当の所信では、25年度までに 3市の再合併を努力目標としています。その目算は立ったのかどうなのか、現在努力中だと思いますけれども、そこらのことについても伺いたいと思います。
 それから 4番目に、合併重点課題である南北道路の建設についてお伺いします。
 合併前のあめ玉、特例債も、十分に使えません。それから、強力な支援を当てにしている県も財政困難、それから市のほうは、財政健全化を第一に掲げている今、この合併重要課題である南北道路の建設は、期限内に本当にできるかどうか心配になってまいりました。これらについては、今まで何回か回答もございました。それでもなお私たちはあの南北道路が建設されることを願っているわけでありますが、その完成の見込みはあるのかないのか、改めて伺いたいと思います。ごく簡単で結構でございます。
  5番目、掛川の教育のことについて伺います。
 「かけがわ教育の日」のイベントの評価については、昨日もありました。99.5%の皆さんが、よかったという評価をくださったということであります。本当にいい教育の日のイベントだったと思います。特に私は、あの西高の生徒のダンスに見入りました。若さあふれるあの活発な踊り、そしてにこやかなあの笑顔、健康をあらわすあの伸び伸びとした肢体等を見ますと、本当にこのごろの若者がすくすくと育っているなと、そういう感じを持って非常に気持ちよく見せていただきました。
 それから、ここにお持ちしましたけれども、「世界一短いメッセージ集」、これを読んでみて本当に感動と安心を覚えたわけであります。 1つだけ例に挙げますと、大坂小学校の谷口夏菜さんの書かれた「いっぱいのおんぶありがとう、大きくなったら今度は私がお手伝いをたくさんするよ」と、これに私は感動したわけでありますけれども、今、これは毎日新聞の余録の中でこんな記事がありました。谷川俊太郎訳の「とっときのとっかえっこ」について述べられています。この絵本がそうでございます。これについてこういうことが書かれています。「米国の絵本「とっときのとっかえっこ」は、周りが老人にどう接していけばいいのかさりげなく伝えてくれる。私たちは役割をとっかえっこしながら時代を生きているのです」と、こんなことが書かれています。
 今、私たちは、健康・福祉の特別委員会で高齢者の福祉についてもいろいろ論じ合っています。その中で、高齢者のことで介護のことが話題になっています。こういう本を通して、読書を通して子供を教育することも大事なことだな、そういうことをつくづくと感じたわけであります。今の世界一短いこのメッセージの中にありましたように、大きくなったら今度は私がお手伝いをたくさんするよ、こういう子供が決意をするところ、そういう気持ちになっているところ、これはやっぱり本を読んでいること、それから家族の本当に温かいきずな、そういうふうなものがこういう気持ちにさせているのではないかなと、こういうふうに思います。
 確かに老人医療の問題、それから介護の問題、いろいろ高齢者にお金がかかることがたくさんございますが、その高齢者対策というのですかね、高齢対策というか、子育て対策というか、何かにやっぱりいろいろいい本を読ませる、そういうふうなことが大切ではないかなと、こう感じたわけです。
 悪書が良書を駆逐してしまっては困ります。本当にたくさんのいい本をこれからぜひたくさん読ませていただきたいと、こういうふうに思います。そのために、読書活動の充実に向け、さらなる支援が必要だと考えますが、市長、そこら辺についてこれから一層の支援をしていただけるかどうか、その御決意を伺いたいと思います。
 最後に、公民館のことについて伺います。
 公民館のことについてたびたびになりますけれども、今、私たちも土方地区の地区センター立ち上げに、区長さんを初めとして委員の方々が大苦労しております。現在、土方小学校の用務員室に事務所を構えるということで、そこまでは決まっておりますが、近い将来、やはりあそこでは手狭だということで、どこかに場所を求めなければなりません。それはやっぱり北公民館あたりが、あそこが私たちの中心地でありますので、そこへ行かざるを得ないと思いますけれども、公民館活動はこれからどうなるのか、やっぱり地区の人たちは心配しております。公民館は今、本の大半はシオーネに移りました。しかし、あそこへまだ子供連れで本を見に来るお客さんがたくさんいます。それから、まだまだあそこでは掛川の人も横須賀の人も、それから千浜、大坂の人もあそこに集まって、いろいろな教室をやっております。また、私たちは、北公民館が土方地区の文化の中心になっていると、こういうふうに解釈しております。
 市長、前に言われました。公民館活動はこれからはなくしていきます。そしてそれは、地区生涯学習センターとして活動してもらいたいと、そういうお話がありましたが、本当に公民館活動から地域の生涯学習センターとしての活動に移っていくのか、そういうお考えでいるのか伺いたいと思います。
 時間もたくさんございません。回答はそう長くなくて結構でございますので、要点を絞ってお願いしたいと思います。第 1回目の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) では、お答えいたします。
 まず、このニュー掛川市建設10カ年計画でございますけれども、これは、これから21年度から仮に私が市長として働かせていただく場合は、具体的にどういったようなことを取り上げてやっていくべきであろうかということを年度別に数字をきちっと上げてやっているということでございまして、この総合計画を無視するとか、総合計画に変わったことをやるということは全然ないわけでございます。
 また、総合計画というのは上位計画でございまして、議会の議決も必要でございますが、私の今考えていることは、あくまでも市長としてやっていく場合に、何年度にどういうことをやるかということをきちっと具体化させるという、例えば例を申し上げますと、では、借入金は何年度には幾らずつ返していけるだろうか、あるいはまた、合併浄化槽等については何年度ぐらいにはどの地区あたりがやれるだろうか、職員の数についても、何年度については何人具体的に減るだろうか。もちろん、先ほど、御質問があったように、経済情勢も変わってまいりますから、それは必ずしも当たらないかもしれませんけれども、総合計画というのは、そういう具体化が非常に少なくて、総花的に言っているわけであります。今度の私の言っておりますのは、要するに具体的これを何年度にどういうことをやろうということをただきちっと計画的に今考えていると、こういうことであります。
 ただ、一部だけ総合計画と少し違ってくるのは人口の予測でありまして、この点についてだけは、最近の出生の数、あるいはまた掛川市に流入してくる社会的な数、こういうものから考えてみまして、総合計画より少し上回るのではないかというふうな感じのものは多少違った点がありますけれども、その他については何ら総合計画と矛盾しておりません。
 そして、これについては私が市長に再選していただいてからでないと、これは実際、次の方が、首長がだれが出るのだかわからないわけでありますから、次の新しい議会で私からお示しをすることになろうと思います。ただ、その骨子、それは私が来年度、市長として立候補して再選された場合は、こういうような姿勢でやりたいということを 2月の定例会の際の行政報告の中で、その片鱗を、具体的なことを皆様方に申し上げたいと思いますけれども、これはあくまで私が再選された後のことでございまして、それはその後にまた新しい議会にお諮りをして、私はこういうことでやっていきたいと思いますということを細かく御論議いただこうと、こう思っておるところであります。総合計画と何ら矛盾はいたしておりませんので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
 次に、この許昌市でございますけれども、この最近来られた方は、許昌市ではございません。許昌市の市長は、戸塚市長が再選された後でもまた伺うよというようなことでございまして、かなり遠慮しておられるような景色があります。あのときも御報告しましたように、先方の市長からは、掛川市がNECとか資生堂とかそういったような会社があるということに非常に関心を持ってくれておりましたので、私から資生堂とNECに話しまして、あそこには、かつらで中国一、このアデランスのような、かつらをつくってこれを大量にアメリカ等に輸出しているという中国で 1番の会社があります。その会社と資生堂さんが結びつかないかとか、あるいはこの市でも、相当たくさんのいわゆるパソコンといいますか、そうしたITを使いますので、NECさんが役に立ったらということで御紹介はいたしました。今のところ、まだそれ以上の交流はございません。
 それから、この間見えました方は、山東省の臨沂市という市でございまして、これは山東省で一番大きい都市でございますけれども、都会の都市が 200万人、周りが 800万人、合計 1,000万人の人口があるところでございますが、過去に一昨年も掛川市をホームページで見て、こんないいまちはないと、だからぜひひとつ仲よくしてください、今回もほかの用事で来られた方が副市長を団長に寄ってくださったということでありますが、これは私はまだ一度も行ったことがありません。その後に来た中国の方に聞きましたら、臨沂市というのは物すごいきれいな立派なまちだと言っておりました。私は、再選されました場合は、これほど熱心に言っていらっしゃる臨沂市というのは、 1,000万人と10万人ではちょっとこれは格が違い過ぎますけれども、先方が非常に熱心に言っていらっしゃいますから、許昌市とともにまた臨沂市も皆様方にもぜひお訪ねいただきたいと考えているわけであります。その日の歓迎会には、議長、副議長を初め関心の深い議員さんが多数列席していただいたことを感謝しております。
 もう一団は、私が非常にパートナーにしておってお世話になっております、胡錦濤さんの関係の中国青年人材交流センターというその方々、つまり中国の青年たちを日本に派遣している、一番優秀な人たちを派遣している、その一番トップが、ヤマハさんが御招待で来られて、そしてそのヤマハさんに行くときに、私の一番友人、そのトップが友人ですから、掛川市役所へどうしても寄りたいと言って、そこのヤマハさんに行った人たちがOB会でずっと来たわけでございますけれども、20人ぐらい連れられまして来られて、わずか30分でございましたが、御懇談をされました。その際に、臨沂市はすごくいい都市だという話があったところでございます。
 次は、病院のことでございますけれども、私は、袋井市と掛川市が本当にここのほうがいいと思うところならどこでもいいと、私はそう思っておりました、最初から。しかし心の中では、やはり掛川の今の場所というのは、便利であらゆる意味ではいいとは思いましたが、これをやっていけば袋井の人に了解が受けられるはずがないと。したがいまして、私は、これは困難だというふうに申し上げたところであります。本当はあそこが一番便利だということは、私は今も気持ちは変わっておりません。しかし、袋井市と一緒にやるという場合には、それは今の病院では受け入れられないということは、政治的に見た場合にこれは当然のことではないかと、このように私は判断した次第であります。最初から私はFというところを意識したということはございません。ともかく掛川と袋井が一致したところがいいと思っておりました。
 しかしながら、このことについて、では、御前崎市や菊川市との連携がこれで崩れたのか。私は崩れたとは思っておりません。両市長は非常に喜んでくれておりまして、よかったねと、そして大いにこの統合された病院を市民が活用させてもらうよと、こういうふうな姿勢でございます。したがいまして、あの救急医療のセンターもとりあえずは 4月 1日から徳育保健センターで始めますけれども、これも病院開院までには御前崎市や菊川市の都合のいいところにつくらせていただくということは、再三再四申し上げているというところでございます。
 それから、合併の問題につきましては、相手様があることでございますから、私がここで、この合併はできますよとか、そういうことを簡単に申し上げる問題ではないと私は思います。ただ、言えることは、私が就任して一、二年の間にこの合併のことを申し上げると、合併どころではないではないかと、まだ合併協議会でやったことすら十分に論議もされていないのに何が合併かと、議員さんの一部にはしかられた経験があります。しかし今回は激励してくださって、高塚議員が特に激励してくださったと。まことにありがたいことであります。そういうふうに、 4年間たったことによって随分様子が変わってきていることは間違いありません。ですから、将来の再合併に向けて一つの機運が生まれてきていることは、間違いがない事実だ。
 ただ、私が、菊川市や御前崎市の方とお会いしても「早い時期に一緒になろうね」という声をかなり聞きますが、「掛川市なんか見たくもない」という方は聞いたことがありません。でありますから、私は、可能性としてないことはない、今後とも20万人の人口を目標に努力をしていくことは絶対に必要なことであるというふうに考えております。市の経営等から見ても、20万人ぐらいが妥当ではないかと思っております。
 なお、森町についても、今の町長さんの任期の間には、必ずどこかと合併するのだとおっしゃっておりますから、この森町さんとの間のことについても、やはり関心を深めておく必要があるのではないかと、私はそのように考えております。
 それから、南北道路のことにつきましては、昨日の御答弁で、もう随分新聞にもたくさん出ておりますので、はっきり申し上げて私としては、努力はするわけでございますけれども、それが確実に全部できますということを申し上げるというような、今、段階ではないと、これが御答弁であります。
 南北幹線道路のうち旧 1市 2町の市街地を結ぶ「市街地間ルート」につきましては、10路線12区間の整備を計画しており、今年度末の進捗率は、事業費で27%を見込んでおります。現在までに県道 1路線、これは結縁寺インターチェンジが完成し、県道 3路線(大須賀掛川停車場線、相良大須賀線、掛川大東大須賀線)で工事が進んでおり、市道の 1路線(海洋公園線)も今年度工事に着手する予定でございます。
 また、入山瀬バイパス等の市道は測量設計を進めており、来年度から順次、用地買収や工事に着手してまいります。
 現在の農道掛川高瀬線の改良となる路線については、今年度、交通実態調査や市民の意向調査などを実施しておりますが、来年度に地元農家の皆さんの御意見をお聞きして、整備内容を判断してまいりたいと考えます。
 昨日の佐藤議員の御質問にもお答えしたように、用地買収に地権者の皆様の御理解、御協力をいただくなどして、計画期間の平成26年度完成を目指して頑張ってまいりたいと、このように考えておりますけれども、確実にできるのかということになれば、今までも随分仕事がおくれている面もあるし、県のお金が足らない面もありますので、確実に26年度までにできますというお約束はしかねる、できる限り努力をする、最善を尽くすということで御理解をいただきたいと思っております。
 次に、「かけがわ教育の日」につきましては、大変御評価いただいてありがとうございました。私もこの 2回の講師を教育長に推薦した者として、大変うれしく思っております。ぜひこれからも続けていただきたいと思っております。
 それから、読書の問題につきましては、きのうもお答えいたしましたように、これは小・中学生に相当の長編小説を暗記してもらうということが、一番、将来の人生にとっていい、齋藤孝先生のおっしゃっているとおりだと私は思っておりますので、毎年 1回ずつ私は学校訪問をしておりますけれども、その都度、小・中学校の校長さんにこのことをお話しして、ぜひ各学校で読書力を高めていただきたいということをお願いして、現在、既にこれを実行していただいている学校も何校かあると聞いております。これからも、子供たちの読書力を中心に、できるだけ市民が読書をしていただけるように努力をしたいし、掛川市の中央の図書館も、そして大東の図書館も、大須賀の図書館も、他市に比べて非常に利用率が高いということを私はとても喜んでいると、こういうことでございます。
 公民館問題でございますけれども、これはもう高塚議員が一番専門家でございまして、もう私がとやかく言う話ではないわけでございますけれども、掛川地区には公民館活動は一つもない。なぜかといえば、それは生涯学習活動というのが各地区に定着いたしましたので、こういう公民館活動というのは昔は掛川もあったんですけれども、今、もう何年か前に既に全部なくなっているわけであります。そして文部科学省は、当時は社会教育局といったのを今は生涯学習局と改めておりまして、それはそういう意味もあるわけであります。
 過去には、公民館は非常に貴重でございました。しかし地域の自主性で、きのうの戸塚久美子議員のお話のコラボレーションで皆やっていくということになってまいりましたものですから、それで生涯学習活動、議員の地区で言うと地区活動、こういうものが定着してくれば、公民館活動をやれば二重になってしまって、非常に困った事になります。
 したがいまして、土方地区でもぜひこの生涯学習活動、地区活動を活発にやっていただけるように、できれば北公民館を大いに活用してやっていただけたら大変ありがたいな、私はそのように思っている次第であります。公民館をいつ廃止するとかということを今決めたわけではありません。全体の計画が、皆さんが地区センターを全部立ち上げていただいて、わかったよということになったときは、私は、公民館活動を地区センターの活動にかえていただくというように御理解いただきたいと思います。
 なお、大須賀の中央公民館につきましては、これはシオーネとか、それから生涯学習センターと同じような形で、振興公社でお預かりをして、今以上によい番組をたくさん市民の皆さんに見ていただける、大須賀地区の方だけではない、大東の方も掛川地区の方も集まって見ていただけるような、そういうような文化的な活動ができるようにしていきたい、これが私の構想でございます。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。教育長、杉浦靖彦君。
               〔教育長 杉浦靖彦君 登壇〕
◎教育長(杉浦靖彦君) それでは、掛川市の教育につきまして御答弁をさせていただきます。
  1点目の「かけがわ教育の日」につきましては、本年度第 2回目ということで、約 800人くらいの方々の御参加をいただきまして開催できましたことを大変うれしく思っています。また、議員には評価をしていただきまして、まことにありがとうございます。今後も、市民総参加によります教育の振興のための「かけがわ教育の日」となりますように改善、充実に努めてまいりますので、御理解と御協力のほどをよろしくお願いいたします。
  2点目の読書の活動の充実でございますけれども、現状について述べさせていただきます。
 御案内のとおり、国や県におきまして読書活動を推進する計画が策定されまして、掛川市におきましても平成17年 9月に「掛川市子ども読書活動推進計画」を策定いたしました。2010年を目標に進めておるところでございます。その中での支援ということでございますので、図書館、園、学校についてそれぞれ一、二点ずつ申し上げてみたいと思います。
 まず、図書館につきましては、家庭での読み聞かせが習慣づけられる、このことを願いまして、 6カ月児の健康相談時に絵本を 1冊プレゼントします「こんにちはえほん事業」の実施をいたしております。また、このたび大石徳四郎生涯学習財団から多額の御寄附をいただきました。したがいまして、大東図書館への青少年向けの図書資料の充実を図ってまいりたいと考えています。幼保園につきましては、蔵書の標準冊数を設定いたしまして、計画的な購入をしているところでございます。学校につきましては、例えば委託事業としまして、読書教育推進事業によりまして、図書館ボランティアが実施していただきます図書資料のデータベース化や廃棄図書の研究支援などもあわせて行っておるところでございます。
 今後とも、こうした方向で読書活動が充実するように支援に努めてまいりたいというふうに思います。
 最後に、 3点目の公民館に関して申し上げます。
 御案内のとおり、この 2月に中央教育審議会が「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」ということで答申をいたしました。答申では、生涯学習振興行政を推進するに当たりまして、社会教育行政はその中核的な役割を担うものというふうに示しております。
 そして、社会教育を推進いたします地域の拠点施設である公民館のあり方について、具体的に何点か述べております。その 1点を御紹介しますと、地域における公共、きのうも公共という言葉が出てまいりましたけれども、地域における公共を形成するための拠点となることを求めております。今日の多様化したり高度化する市民ニーズ等を踏まえますと、その生涯学習の果たさなければならない役割がますます大きくなっているというふうに考えるところでございます。このため、生涯学習の一翼を担います公民館につきましても、市民への学習機会や芸術・文化の提供といったことのみならず、地域住民との協働の見地から、地域づくりの場としての期待が非常に高まっております。
 また一方では、御案内のとおり、平成15年度には国の法改正で、指定管理者制度が導入され、公民館、博物館等も民間に委託できるようになったところでございます。したがいまして、今後、公民館の運営方法や事業内容等の見直しを行う必要もあるかと考えております。
 こうした流れの中で、中教審の答申にもございますように、生涯学習振興行政や社会教育行政を再構築するための地域の拠点施設のあり方について検討してまいる所存でございます。
 以上でございます。
○議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。17番、高塚昌彦君。
◆17番(高塚昌彦君) 大分そわそわしておる方もございますので話しにくいのですけれども、二、三点、これはお願いの形で申し上げます。
 要望でございますが、まず、今、最後の教育長の答弁の中にありました、公民館については、これからまだまだ議論の余地が多々あることでありますので、その場合、後に回して、これからの議論のということに回させていただきたいと思います。また、そういう答申についてもお教え願いたいと思います。
 それから、市長、合併道路、南北道路のことについては、予算もあるし、いろいろまだどうなるかわからないというようなことでありましたが、これは確かにそういう事情はわかりますけれども、何を置いても最重点課題として挙げられてきたことでありますので、万難を排して完成させるように御努力を願いたいと思います。
 それから、前後してしまって申しわけございません。掛川市の教育の中で、一度、工業高校の、いわゆる物づくりの実情について何か発表する機会を与えていただくといいかなと、こういうふうに思います。このごろよく、ロボコンですね、ロボットコンクールなんかございますので、ああいうのが、たしか、掛川工業の長谷川という先生がいますけれども、その先生と話をしたときに、要請があれば私たちはその場に出かけますよというようなこともちょっと聞いたことがございますものですから、よくそういうような方と力を合わせて工業高校の発表の場を設けていただけたらありたがいなと、こんなふうに思います。
 まだありますけれども、もう時間も進みましたので、ここで終わりにいたします。ありがとうございました。
○議長(鈴木治弘君) 市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) 道路につきましては、これは南北道路のみならず、今度、掛川といたしましては、東環状線をどうするか、西環状線をどうするか、さらにはまた病院の統合も含めて、梅橋線というようなものも、あのままあいていないでは、今、早速、袋井のほうも立派になりました。そういうときにあそこをあけさえすれば、袋井と全く一気通関というか、そういう形でもって病院まで行くことができると、そういったような問題もあります。ですから、道路というものについては、南北道も努力をするけれども、全市内の道路について十分考えていきたいと思っております。
 それから、お話のございましたこの工業高校のことにつきましては、ゆうべも夜中にロボットのいわゆる地区の大会をやっておりました。ああやってやっぱりやることが、高校生が本当に励みになることなのでありますから、おっしゃることについては、もし機会があったらぜひ実現したい。北公民館は、池新田高校の方なんかが来ていつもやっていただいているのを私は見ております。そういうことでありますから、お話は、今後、工業高校でできること、我々が発表会か何かをやってお手伝いできることがあればお手伝いしたいなと思っております。
○議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。17番、高塚昌彦君。
◆17番(高塚昌彦君)  1つだけお願いをしておきます。
 北公民館の東館でございますけれども、取り壊しが決まって、もう今に 1年になるわけでありますけれども、一向にまだその後、手がつけられません。いろいろな需要があろうと思いますけれども、地区民はあれが目ざわりになってきているようでございます。できるだけ早く取り壊して、あそこを整地して整理していただくようにお計らいいただきたいと思います。
 以上です。
○議長(鈴木治弘君) 市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) いろいろな法的な手続もございました。慎重にいろいろやった結果、 1月の全員協議会におかけできるところまでいっておりますので、早い時期に取り壊しができるものと思っております。
○議長(鈴木治弘君) 以上で17番、高塚昌彦君の質問は終わりました。
 この際、暫時休憩といたします。
                 午後0時12分 休憩
                 午後1時 0分 開議
○副議長(豊田勝義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を継続いたします。
               29番 雜賀祥宣君の一般質問
○副議長(豊田勝義君) 29番、雜賀祥宣君の発言を許します。御登壇ください。
               〔29番 雜賀祥宣君 登壇〕
◆29番(雜賀祥宣君) 通告に従いまして質問をいたしますが、 8番目となると重複する部分が多くあります。答弁内容がわかっていて質問するのはいささか嫌な思いもしますが、通告ですので質問させてください。
 大きく分けて 3点についてお伺いします。
 まず初めに、景気対策と雇用対策に関連する 3点を質問いたします。急激に景気が後退している現在、中小企業者に対しての支援策を考えているかであります。
 激変する現代社会、まさにことわざのごとく、一寸先はやみであります。けさも新聞では、ソニーの 1万 6,000人の解雇というような報道もされておりました。本年度当初は、少しではあるが景気も上向きでありました。しかしながら、 4月ごろからの原油の高騰、それに引き続きアメリカ発の金融危機であり、これらにより日本国は多大な影響を受け、未曾有の景気悪化となってまいりました。平均株価は 8,000円を割り、 1ドル95円前後と為替レートも円高であり、輸出物生産企業が経営が成り立つとされている 1ドル 105円を大幅に超えております。大手企業のみならずとも、末端企業まで被害は甚大であります。
 県内第 5位、18年度工業出荷額 1兆 4,500億円を誇る我が掛川市を支えてきた中小企業にも多大な影響があらわれることは、必至のことと思われます。
 市内に点在される下請企業では、受注も減り、年末を控えての資金繰りにも影響を来すとの経営者の苦悩の声が伝わってまいります。来年の 3月、決算期まで持ちこたえることができるかどうかと言われております。
 苦悩の声だけでなく、仕事がなくなり工場を閉鎖しなくてはならないという痛切な声も聞かれます。
 景気が回復されるには、順調にいって 2ないし 3年が必要と言われております。掛川市だけではどうにもならないことは十分承知しております。しかし、急激に景気が後退している現在、地元企業に対しての早急な支援策が必要と思われますが、いかがでしょうか。何か対策を考えておられるか、お聞きいたします。
 次に、景気の後退で企業経営者とともに、いや、それ以上にもっと深刻になるのが雇用の悪化であります。派遣社員や期間従業員などの非正規雇用労働者の解雇や再契約が見送られ、あすの生活さえも脅かされているのが現状であります。また、来春卒業予定の大学生や高校生の採用内定者の取り消しも明らかとなってきました。市長みずから求人募集に北海道や東北地方に行かれ、内定された方はどうでしょうか。失業者がふえ、生活も困窮してくれば購買意欲も減少し、商業者にとりましても影響が出てまいります。市街地の人の流れも変わってくるものと思われます。
 年の瀬を間近にし、生活に不安を感じ、よからぬ考えを持つ者が出なければよいがと心配にもなります。ある失業された方々は、ある河川敷に住んでおります。住むところがない方々が、河川敷の中で車上生活をされているとも聞きました。個人個人の防犯意識をより一層高めなければなりません。
 市民税や使用料の未納者に対して、職員が一体となり滞納者の防止に努力されていることは大変ありがたいと思っておりますが、今後、失業者が増加すれば、払いたくても払えない方々がふえ、滞納者が増加するものではないかと予測されます。このように、景気の後退とともにふえるであろう失業者に対する施策やそれに伴う納税に対する支援等を考えておられるかお聞きいたします。
 さきに述べた 2点とともに予測されるのは、自主財源である市民税への影響であります。19年度決算で歳入額の68.6%を占めているのは自主財源であり、その自主財源のかなめは、法人や個人における市民税であります。総歳入額 414億 1,000万円の半分以上の 222億 7,000万円、53.8%を占めているのは、皆様方御承知のとおりであります。
 景気の減退により、今後、市民税の減収が必然的に起こってまいります。また、収入未済額の増加や不納欠損の増加も予想されますが、現時点でどのように見込んでおられるかお聞かせください。掛川市の将来計画を予測する上でも、大変重要なことと思われます。
 次に、大きな 2点目としまして、市有地の処分に対する基本的な考えをお聞きいたします。
 さきの質問で述べたように、歳入の減少が予測される自主財源、この自主財源確保のために、各課に関連する市の財産、市有地を有効活用として処分されるということは理解いたしますが、処分地、地域の住民に対してどのような説明がなされているかをお聞きします。
 例えば、城内地区の用地の件があります。市町村合併以前にどのように話され、どのような経過をたどったかは、私ども新掛川市民にとりましては詳細なことはわかりかねますが、新市となった今、私の耳にも届いてまいりました。
 城内には掛川を代表する数々の施設があり、市民や掛川を訪れる人々の憩いの場、勉学の場となっております。現在、掛川城天守閣、大日本報徳社講堂、中央図書館、二の丸美術館、二の丸茶室が存在し、なおかつ、ただいま改築中の竹の丸が完成すれば、より一層の見学者や研修者が訪れるものと思われます。いや、訪れていただかなければその存在価値がありません。
 しかし、ふえればふえたで、その地域に居住される方々の思いは複雑であります。見学に訪れる人々から「駐車場はありませんか」とたびたび聞かれるようであります。特にイベント等が重なったときには、日に 100台近くの車の運転者から問われるようであります。そのときは大手門駐車場を教えてあげるようですが、城内の細い道をぐるぐると回って、より近いところの駐車場を探しているとのことであります。
 議会でもよく話題に上る、武器庫と称される旧城内公会堂を移築し、その跡地を駐車場にと過去に約束された話も聞きました。市の用地を売却し、駐車場が不足すれば、民間私有地の駐車場を借用し、その場をしのぐ方法でよいのかとの話も聞かれます。
 また、今回、城内地区の土地を取得された会社の方が、取得土地の隣地のある方のところを訪問され「取得した土地の進入路にしたいから、あなたの住まわれているこの土地を譲ってくれ」と相談に来られたそうです。その方は即座にお断りしたようですが、思いもよらぬところに影響が出てきます。
 当局においては、区の役員の方々に説明され納得していただき、その手順を踏まえて行ったかもしれませんが、説明不足の感は否めません。地区住民の方々は、駐車場、土地の利活用について大変心配されております。いま一度ひざを交えて説明されたほうがよいと考えますが、いかがでしょうか。
 また、掛川市教育センター隣のグラウンド場になっている土地や下小笠川廃川敷の土地利用についてもお聞きします。
 公共のため、地域のためにと先人の方々が身を削る思いで当時、学校建設や河川改修に協力し、提供してくださった大切な用地であります。市民総代会、地区集会において市長の説明を聞き「納得できない」とか「我々の気持ちがわかっていない」という言葉を耳にします。あるいは「この次、別の事業で提供を打診されてももう嫌だ」とおっしゃる方や「許せるものなら当時の価格で買い戻したい」という方もあります。私も、下小笠川廃川敷土地利用を考える会の責任者として、地域の方々のお話をお聞きし、一抹の不安を感じるものであります。
 質問の冒頭に述べたように、塩漬けされ未使用になっている不要の用地を有効に活用し、売却されることは、否定するものでもありません。市の財政に寄与されることであり、管理する費用もかからないわけですから、当然のことと理解します。しかし、市民が望む用地については別だと感じます。市の方針、執行者としての考えを十分に説明し、理解を得ることが肝要に思われますが、いかがでしょうか。また、他の市有地についての利活用についてもお考えをお聞かせください。
  3点目としまして、 1市 2町合併後に「見直しや調整をし、統一を図る」ということであります。今までに議会においても数多くの議案の中で調整をし、検討して実行されてまいりました。上水道、下水道、さきの質問であった保育料や各種使用料、そして話題の絶えない都市計画税等がありました。今回私は、余り触れられないタブー視されていた職員の身分についてお伺いいたします。
 このことについては、大変難しく、多くの事柄が含まれており、一概に話されない部分もあることはわかっているつもりですが、合併前の調整方針の中で「一般職の給与については、職員の処遇及び給与の適正化の観点から調整し統一を図る」と書き示されており、 3ないし 5年間で統一されるものと記憶しておりました。
 一般事務職員、教育職員、保育職員、消防職員とそれぞれに平等かつ勤勉に業務に励まれておることと思われます。行政改革のもとで職員の数も減員され、業務の内容も多岐にわたって増加していることと推察されます。早期に統一されてこそ、職員相互に融和が保たれ、協調が生まれるものではないでしょうか。
 私の思い過ごしで「そんなことはない、もう調整済み、統一済み」だとしたら、こんなによいことはありません。現況はどのようになっているかお聞かせください。
 合併後 4年が経過しようとしています。12万市民が一体となり、融和と協調をもとに活力ある市政を保つには、公平な行政でなくてはなりません。このような観点から、まだこれは調整し、統一されていないという事柄があるのかないのかについてもお示しください。
 世はまさに激動の大変厳しい世相となってまいりました。厳しければ厳しいほど市民の生活に対する安心と安全、そして公平な市政を望むものであります。執行責任者である市長の真摯な答弁を期待いたしまして、 1回目の質問を終わります。
○副議長(豊田勝義君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 議員もお話がありましたけれども、景気問題につきましては私といたしましては、できるだけのことをこれからするために、自分自身がよく納得できるように、市内の各中小企業、大手の企業さんはもちろんのこと、福祉の皆さんに至るまでできるだけ詳細に調査をしてまいって、その結果において足らないところがあればできるだけのことをいたしたいということを考えております。
 以下、答弁書で、大変恐縮でございますが、御答弁いたします。
 中小企業者への経営支援策といたしましては、これまで小口資金、短期経営改善資金などの制度融資により、中小企業が安定して経営ができるよう支援してまいりました。また、取引金融機関の破綻等により経営の安定に支障を生じている中小企業者については、中小企業信用保険法に基づく融資保証制度「セーフティネット制度」による認定事務を行ってまいりました。
 しかしながら、最近の景気の後退は著しく、中小企業の資金繰りに大きな影響を与えております。このため国では、本年10月31日付でセーフティネット制度の抜本的な見直しを行い、原材料価格の高騰や仕入れ価格の高騰を転嫁できない中小企業者に対しても資金繰りを支援するよう改正がなされました。
 改正内容は、対象業種について、改正前では 170業種でありましたが、11月14日最終改正時点では 448業種をふやし 618業種としております。このため、より広範囲の業種について資金借り入れは可能な形となっております。
 同制度を利用するには市町村長の認定を受けることが必要であり、当市でもこの制度に沿って認定事務を現在進めております。参考までに認定件数につきましては、19年度 1年間で23件でありましたが、これに比較し今回の制度改正もあってか、12月 1日現在で 163件の認定件数となっております。
 今後の認定に当たっては、商工会議所、商工会の協力を得て、できるだけ速やかな認定に努めるとともに、中小企業者へのさらなる周知を図るため、市のホームページや広報紙への制度案内の掲載を行ってまいります。
 また、今後さらに景気悪化が進み、新たに支援策が必要となった場合には、中小企業の経営状況等を見据えた上で、掛川市独自で小口の資金とか短期経営改善資金の利子補給率の見直し等の支援策についても検討をしてまいりたいと、このように考えている次第でございます。
 それから、納税等に対する配慮でございます。
 世界的金融危機の影響により日本の景気は後退局面にあり、雇用失業情勢は厳しさが増してきております。これに伴って、全国的に労働者派遣契約の不更新や契約期間満了前の契約解除等による派遣労働者削減の動きが見られます。
 このため厚生労働省では、11月28日付で迅速かつ的確に派遣労働者等の再就職を支援するための「緊急雇用対策本部」を設置するとともに、都道府県労働局に再就職支援等の施策実施を指示しております。
 この主な内容としては、都道府県労働局における緊急雇用対策本部の設置、非正規労働者等に係る雇用調整及び新規学卒者の採用内定取り消しに係る情報等の収集、指導等、労働者派遣契約の解除等に係る指導、採用内定取り消しを行おうとする事業主への指導及び採用内定を取り消された学生等への就職支援、離職を余儀なくされた方に対する再就職支援及び求人開拓の実施であります。
 これを受けて静岡労働局では、緊急雇用対策本部が12月 3日に開かれ、外国人労働者と派遣労働者に重点を置いた支援策の実施が決まりました。
 当市においても国県の指導をいただく中で、今後、関係機関とよく連携し、非正規雇用者の就業支援に取り組んでいきたいと考えておる次第でございます。
 また厚生労働省では、外国人労働者が多く住む地域において、自治体と連携して外国人の就職相談窓口を設置することが決まっております。当市に対して掛川ハローワークより、来年 1月から国費で相談員とポルトガル語の通訳を各 1名ずつ配置した相談窓口開設の依頼がございました。相談窓口では週 2回、求人紹介、労働相談、雇用保険関係手続等が行われると聞いております。市といたしましては、庁舎 2階テラスの国際交流センターと連携する中でこの事業に協力してまいりたいと考えております。
 次に、納税者への配慮といたしましては、納税相談があれば事情をよく聞いた上で、本人と相談し、納期の回数をふやすなどの措置を講じてまいりたいと考えております。また、未納額がふえますと完納に時間がかかりますので、早目の相談ができますよう配慮するとともに、日中、仕事などで相談に来られない方のために、木曜日の延長窓口を利用していただくなど納税相談に対応していきたいと、このように考えておる次第でございます。
 それから、自主財源である市税がこういう状態の中で減収が心配されるけれども、現時点ではどのように見込んでいるかということにつきましては、先ほど来、再々お答えを申し上げておりますので、議長さんからもなるべく簡単にしろと御注意もあったところでございますので、先ほどの御答弁で御納得いただきたいと思うわけでございますけれども、ともかくこういう異常な事態でございますので、相当な落ち込みが心配されているということは間違いのない事実でございます。そして、それに対応しての予算編成とかいろいろな措置をしていかなければいけないことはそのとおりであります。企画総務部長からこれにつきましては御回答を申し上げさせていただきたいというふうに考えております。
 次に、市有地の処分に関する基本的な考え方でございますけれども、まず、城内の問題のことにつきましては、実は長年ずっと懸案として、もう 2年くらいいろいろな角度から検討してきた内容であります。これにつきましては、私が直接出向いて地元の方に売りますよという通告はした事実はございませんけれども、問題のたびごとにいろんな話題になっていたわけであります。そして副市長も、またその他の関係の人も、そういう点については十分な注意を払いながらやったつもりでございますけれども、御不満があるということについては私も聞いております。
 それは以前、いろんな機会に臨時駐車場とかそういうことで使用していたという事実もありますので、そういう場所をそこに使えば便利だなとお思いになることはまことにごもっともだと思います。しかしその後、長時間にわたってあそこの場所はあいておりましたし、それから、いわゆる駐車場をそのまま何もしないで有料にもしないで置いておきますと、これは一定の人たちが全く自分のように常時置いたり、あるいはまた置いた車がずっと半日も 1日も置いてほかの人が利用ができないというような状態になっている。旧馬場組のところのあたりのものをごらんいただければよくおわかりだと思います。
 したがいまして、いわゆる駐車場としても、やはりこれは規則を持って料金をいただいてやるということであるならばともかくとして、だれでも使っていいですよという駐車場が果たして本当に市民のためになるかどうかということは、よく考えていかなければいけないことだと私は思っておるわけであります。
 大手の駐車場については、非常に安い価格で使っていただいており、「千代と一豊」の時代には満杯でございましたが、現在ではかなりゆとりもあるところでございます。できましたならば、そういったような施設を安全に使っていただくように、また、そういうことの誘導とかそういう点が十分でない点については、またこれからも改めてまいりたいと考えております。
 また、地元の方がそういうお気持ちであるということであれば、その説明というか、そういう状態についてきちんとするということは当然のことでございますから、十分考えていきたいと、このように考えている次第でございます。
 また、市有地や、あるいは市有地でなくても、この間で話題になっておりました開発公社の土地、これは市民の目から見たら、市有地だか開発公社の土地だかそんなものはわからない。あるいは開発公社の中でも 2つに分かれまして、従来の開発公社にある土地と、それから今度新しく県で認めていただきました市の土地開発公社にある土地というふうに、大体大きく 3つに分類されると思います。それはそれぞれ市民の方から見たら普通の土地でございまして、ですから内容的には、今、議員のところにこうしてお手元に、ある程度わかっていただけるように、上のほうがいわゆる普通財産として今後処分が考えられる土地、あるいはまた活用される予定の土地、あるいは下のほうは、これはやはり早期に処分をするなり、あるいはまた現在もう既に使っている土地で、まだ開発公社に残っているという土地は、なるべく速やかに一般会計で買い上げていく。つまり、これは過去にもう既に使っているわけですから、本来市有地になっていていいわけですけれども、いまだにまだそうなっていないわけでございますので、これから例えば 3億円なら 3億円、 5億円なら 5億円、そういうゆとりができたときには、これをできるだけ早く買い上げると、こういうような形をする必要があると、こういう内容のものも含まれているということであります。この点をひとつ、また裏のほうにもございますので、よくごらんをいただきまして、そういう区分けがあるということを御理解いただきたいと思います。
 ただ、いずれのものにつきましても、関係の方々には関心があるわけでありますので、できるだけ、売却をしたりするときには地域の方にもお話をしたりして、御理解を得られるような努力をこれからもしていきたい、このようなことを私は考えておる次第でございます。
 それから、お話のございましたこの教育センターでございますけれども、隣でございますけれども、実はこれは現在、旧三笠公民館と申しまして、もう私なんかが若い20代のころにはよくいろんなときに、選挙のときもお願いに行ったこともあるし、立ち会い演説会をやったこともありました。そういったような場所で、現在は、古い古い農機具で、珍しいことだからといって寄附をしてくれたりした、そういうものが詰まったまま、戸も全然あけないでいるというような広い場所がございます。その裏には今度は、プールで前に使っていたわけですけれども、全く廃墟のようなふうになってしまったというふうな土地もございます。それから、今の教育センターということであります。
 こういう土地につきましては、この際、全部さっぱりきれいにいたしまして、そして、幼稚園を建てるだけでなく、地域の皆さんが喜んでいただけるような活用、あるいはあのあたりは、50坪ぐらいずつの区画で、ささやかなうちを建てたいという方だって十分使えるわけでありますから、そういったようなことの活用も含めて、この教育センターの場合も果たしていつまでもあそこでいいのかどうかということも考え、私は、来年度もし市長に再選されました場合については、そういうものを全部一度きれいにして、相当広大な土地にして、そして地域の方にも喜んでいただき、市もためになると、こういうことをやらせていただきたいと今考えて、現在、庁内で検討しているところであります。
 地元にも対策委員会もつくっていただいておりますので、庁内のほうがまとまりました段階では、それを一つの案として地元のほうにも提示させていただきたいというふうに思っているわけでありますが、現在のところは三笠幼稚園を来年度の当初予算で計上してつくらせていただくということが先行されておりますので、その土地についての総合的な御相談は、どうしても来年度、これは新しい首長、新しい議員さんになってから御相談をするということであろうと思いますが、私の構想としては、いつまでもああいう古いものをそのままに残しておくということは地域のためにならないと考えておりますので、本郷地区で、今、議長にかわっていらっしゃる副議長も非常に喜んでいただいたように、本当にあの地域が生まれかわったと思っていただけるような立派なものにしていきたいのだというのが私の構想でございます。
 それから、下小笠川のことにつきましては、既にルールとして、この地域の皆さん方がここをどういうふうに活用したいかということについて御協議が進んでいただいたわけでありますので、もうこのあたりでそろそろきちっとした絵をかいて、ある部分については公園なら公園にする、ある部分については新しく何かの形で活用するような方法をする、またある部分については、もし仮に宅地などに活用できるという部分があるならば活用するというふうな、そういうことを専門家にそろそろもう絵をかいてもらえる時期ではないかなと思っているわけであります。
 ただ、その前に、地域の皆さんがどう思うかと、こういうことを十分考えなければいけないということで日を暮らしてまいりました。その間には、橋だけでも早く取れという声も実は聞こえてくるわけであります。そういった問題等についても、いつごろどのように撤去するかとか、あるいはこの橋はそのまま活用すべきだというような部分もあるわけであります。そういったことについてもきちんと考えて、この下小笠川の廃川敷が地域の皆さんにとってとてもよくなったねと喜んでいただけるような形にしたいというのが私の考えであります。これも新年度、新首長、新議会の中で案を示して、そして実行に移していくべきではないか、かように考えている次第であります。
 他の市有地については、一覧表をお持ちしましたので、これをごらんいただき、一応御了解をいただきたいが、この中でもしこの土地について聞きたいと後ほど再質問がありましたらお答えを申し上げたいと、このように考えている次第でございます。
 それから、 1市 2町合併後の見直し調整の問題でございますけれども、まず第 1に、議員はどう考えていらっしゃるかわからないのですけれども、私は実は、あの方が大東出身で、あの方が大須賀出身で、あの方が掛川で前からいたというような感じはほとんどもう持っていないと、現在。というのが実情であり、それだけ掛川市の職員の方が、本当に早い時期に大変よく皆さんが掛川市役所の職員であるという自覚のもとに働いていただいていると、このように私は考えており、大変喜ばしいことだと思っております。
 しかしながら、それにもかかわらず、今、議員がおっしゃったように、まことに旧大東や旧大須賀の職員の方が不平等であるというのであるならば、それは速やかに是正しなければなりません。私はそのことは、ここにもありますように、 3年から 5年の間に大体、俸給表等もできるだけ旧掛川市の職員になじむようにしていくのだよということで、これはまた言葉では簡単でございますけれども、非常にこれはややこしい、難しい、役所の皆さんには役所の皆さんのルールもある中で、どうやって調整していくかということについての苦労というのは、私がもう考える以上に総務部長や担当課長等は苦労をしてくれていたと思います。しかしそういう中で、これは約束を果たさなければいけないということで一生懸命になって是正に努めてくれておったと私は確信をいたしております。
 これは、正しくは総務部長からこの場で、今まで調整してきたことの内容、残っている内容、このことについてきちんとお答えしたほうがいいと思いますので、これは総務部長からお答えさせていただきたいと思っておりますから、それで御了承いただきたいと、このように思っております。
 重ねて、もし著しい不均衡がいまだにあるということであるならば、それは私としては見過ごすわけにはいきませんので、これはきちんと是正するようにしたいと思っておりますが、まず、そういう心配はほとんどないのではないかと、このように考えている次第であります。
○副議長(豊田勝義君) 答弁願います。副市長、山本君治君。
               〔副市長 山本君治君 登壇〕
◎副市長(山本君治君) 私から少し城内土地の処分の関係につきまして補足説明をさせていただきます。
 この土地でありますが、国道 1号の北門の交差点、これは西高の交差点でありますが、それを少し東へ行って、生涯学習へ入るところの三差路の信号機があるわけでありますが、その手前といいますか西側の北側の土地であります。天理教さんの西側の用地であるわけでありますが、この土地につきましては、財団法人掛川市開発公社が保有しておりまして、イベント時の臨時駐車場として、ただいま御質問のように利用していただいておったわけでありますが、利用頻度が低いというふうなこともありまして、市が買い戻すためには多額の費用も必要になることから、地元の皆様方や近隣者にも説明をし、ことし 5月に公募により入札を行って売却をしたところであります。
 この土地につきましては、奥行きが深く、一般の住宅地には向かないような地形であります。面積は 2,439平方メートル、 737坪で、平成19年 7月に開発公社の理事会で処分の承認をいただきまして、処分の告示前に城内の区長さん、また関係者の皆様方に 3回御説明をいたしまして、また近隣の皆様方には境界の確認の立ち会いもお願いをしてきたところであります。なかなか買い受けの申し込みがありませんで、本年 5月に入札の執行を行って処分したところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
○副議長(豊田勝義君) 答弁願います。中山企画総務部長。
             〔企画総務部長 中山礼行君 登壇〕
◎企画総務部長(中山礼行君) それでは、私から雜賀議員の 1の (3)景気の後退により、自主財源である市税の減収が心配されているが、現時点ではどのくらい見込んでいるかということと、それから 3の合併につきましてのことでありますが、 (1)、 (2)をあわせまして市長の補足答弁をさせていただきます。
 まず、 (3)の景気の後退により自主財源である市税の減収が心配されるが、現時点でどのように見込んでいるかということでありますが、景気の後退によりまして最も影響を受けると思われるものが、やはり御承知のとおり法人市民税でございますが、これはアメリカの金融危機の影響から非常に世界経済の終息が強まり、先ごろの新聞報道でも、 9月の中間決算になりますが、経常利益で14%の減と報じております。そのことから来年度予算は、現段階として本年度の当初予算のおよそ14%減を見込んでいますが、今後も景気の冷え込みが予想されておりますことから、さらに精査していく必要があろうかと考えております。
 個人市民税では、ことしの所得に対しての課税となるため、若干の減額、約 1%弱を見込む予定でありますが、市民税の全体では、本年度当初予算に対して約 5%、およそ 5億円の減を見込むものであります。
 固定資産税につきましては、景気の減速感から設備投資の鈍化が懸念されているということ、それから本年度の償却資産は、 9月補正予算で増額したように大きく伸びましたけれども、それは全く期待できませんので、本年度並みと見込むものであります。さらに、家屋、それから土地においては、ちょうど評価替えの時期になるということで、これらを合わせて固定資産税全体では、約 3%、およそ 3億円の減を見込んでおります。
 同様に都市計画税では、約 3%、およそ 5,000万円の減を見込んでおります。
 加えて、たばこにつきましては、喫煙本数の減少傾向ということから、 5%弱の 3,600万円程度の減少を見込んでおります。
 以上によりまして、市税全体では本年度当初予算の約 4%、およそ 9億円の減少を見込んでおるところでございます。
 次に、 3の 1市 2町合併後に統一を図るということの中で、一般職員の給与についての調整、統一を図るということの御質問でありますが、これは 1と 2をあわせて補足答弁をさせていただきます。
 旧 1市 2町の職員の給与につきましては、各市町の給料表を国家公務員の俸給表へ対応させるということであります。それぞれの号級に位置づけることで明確化を図りました。その上で、各市町の給与の相違点について確認を行いまして、是正措置は、大きく 3点のケースを対象として行ったことであります。
  1点目が、合併前に給与、それから職務給等に係る調整措置が行われていなかったケースについては是正を図るということです。
  2点目が、職責・職務に応じた職務給となるよう、給料表の級別職務表に対応するように努める。
  3点目が、旧市町で採用された職員について行われていた在職者調整について、合併前後の昇給制度上の不均衡を解消するために昇給の短縮措置を実施し対応するというのが、大きな 3点でございました。
 このようなケースにおきまして、主査、それから係長、課長補佐、課長の給料が基本的な職務の階級に届いていない場合は、それぞれ職務に合ったその職級、 1級から掛川の場合には 9級ということでありますけれども、その職務に合った職級に位置づけることで調整を図りまして、あわせて、大卒でおおむね 6年、短大卒で 8年、高卒10年目までの職員のうち、旧市町にて実施されていた昇給時期の短縮措置を受けていない主事及び副主任等について、是正措置を行ったところであります。
 給与の適正化は、育児休業中の者など特別な職員を除き、平成17年度、18年度の 2カ年で対応できるところは、ほぼ実施済みとなっております。経過措置などもありますので、あと、先ほど市長が申し上げましたように、 2年程度で完了する予定であります。
 このような給与の是正改善措置を実施することによりまして、職務、それから職責に応じた給料体系化を進めて、一般職の給与の統一的運用に心がけているところであります。
 この本市の給料表を17年度に新給料表といたしましたのは、 1級の事務員から 2級、 3級、 4級、最終的に 8級が課長、それから 9級が部長ということになっておりますが、こうした中で 1市 2町では、例えば一例を申し上げますと主査という階級があるわけでありますが、例えば大須賀、大東町の場合には早くから、若いうちから主査になっていたということもございまして、その主査級にすぐにいけなくて主任級というところを使っているところがあります。これにつきましては、随時その年齢とともに主査級へ移行するような形をとっていくということもございまして、若干その年数の調整がおくれているというふうなことも一例としてあります。
 今後、あと 2年程度、こうしたものが、ちょうど是正をいたしまして、17年から22年程度で 5カ年程度たちまして、大体その普及の統一化が図っていけるのではないかと、こんなふうに思っています。
 以上でございます。
○副議長(豊田勝義君) 再質問はありますか。29番、雜賀祥宣君。
◆29番(雜賀祥宣君) 29番、雜賀。
  1番目の景気と雇用に対することなのですけれども、先ほど東堂議員も全く同じような質問をされたわけなのですけれども、その中での答弁を市長が返すということで、それは結構でございますけれども、きょうの新聞なのですけれども、外国人等の派遣労働者が住宅を失った、住むところを失ったことに対しては、雇用促進のつぶしていないというか、利用できる雇用促進であいている部屋を貸してもいいよというような厚労省のこういうのが出ていたのですけれども、こういうのについてはまた市のほうにも連絡があろうかと思いますけれども、何か国のほうでも 6万円の助成を出して貸せるよということがのっていましたけれども、またそれは確認していただきたいなと思います。
 先ほど申し上げたとおり、大変、不心得な者が出てくると、一般市民も十分気をつけなくてはならないことが出てこようかと思います。
 それから、税務相談とか何かもやっておるよという中で、大変ありがたく思います。
 それから、市有地のその売却ですけれども、先ほど申し上げたとおり、全部が全部、私はだめとは申しません。しかしその中で、先ほどから、くどいようですが、申し上げているとおり、隣地の市民まで迷惑をかけてもいいのかなというのが、一つの質問したところであります。そこに住んでいる方のところに行って、そこは進入路にするからちょっと譲ってほしいよというようなことが今後出てきますと、それこそ一般市民としては大変迷惑な話ではないかなと思います。この地域の方々も、今の売却されたことについては、もう売却してしまったのだからしようがないけれども、今後の対策を十分に考えてほしいというような要望でございます。
 それから、給与のことで、申し上げるならば、なぜこの質問をしたかというと、 1市 2町の合併のときに、消防職員の、我々広域消防ということを願っていたわけなのですけれども、それができないよと。それについては給与格差が余りにもあるから、これを統一することが困難だから広域消防はできないよというような話も承りました。ですので、そういうことがまだまだ現実に続いているのならば、これは早く是正していただきたいなと思って質問したわけなのですけれども、先ほど市長の答弁の中にも、大部分もう調整済み、あるいは総務部長の話の中でも、あと 2年かそこらで調整が終わるよということですので安心はしましたけれども、より早い段階での調整を望むものであります。
 以上、再質問させていただきます。
○副議長(豊田勝義君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) 派遣労働者のことにつきましては、私も議員と同じように、テレビを見まして雇用促進住宅と言っておりましたのはとても関心を持ったわけでありますが、ここでいう雇用促進住宅というのは、今、皆さんに出ていただきたいと言ってお願いしている部分と、まだそこまで至っていない雇用促進住宅があって、恐らくそのまだそこに至っていない雇用促進住宅であきがあった場合にということだと私は思っておりますが、なお間違いがあってはいけませんので、よく国のほうが数日中にはだんだんそういうことが正確にわかってくると思いますので、わかってきたことについてあれば、できるだけまた対応していきたいと、こう考えております。
 それから、私、議員さんがここに市有地と書いてございましたので、私もついつられて市有地と申し上げて、まことに申しわけございません。今、副市長が言いましたように、開発公社の土地でございましたものですから、開発公社の土地というのは、売っても損は出て、赤字は補てんしても市のほうに入るお金では全然ございませんので、性格的に開発公社の土地であったということ、これは私もちょっとおわびしたいと思っております。
 それから、隣の人に迷惑をかけるという云々の話は、これは買った方がたまたまそこがあったら便利だろうなということでお願いしたということの事実はあるかもしれませんが、その隣の土地がなければその今の土地は活用できないというような種類の土地では全然ございませんものですから、それはもう相当に国道に面していて、天理教さんのところが塀が物ごく高いということだけは、何か城壁みたいな感じがする場所でございますけれども、しかしその他にはまだ十分出入りもできるところでございますので、その隣の方に御迷惑をかけなくてもいいのではないかと思うわけであります。
 売る方について、今後、そういった、私どもも隣の人に迷惑をかけるようなことはないようにしなさいよと、してほしいよということぐらいは、これからもよく注文をつけるような、気をつけていきたいと、こういうふうに思っております。
 それから、消防士については、一般職とは少し違いますので、もし御懸念がありましたら消防長からでも追加答弁をさせていただこうかと思っております。
○副議長(豊田勝義君) 答弁願います。中山企画総務部長。
◎企画総務部長(中山礼行君) 雜賀議員のお話の消防の合併の件でありますが、これは菊川と掛川の合併を一度そういうことをしていこうということの中で、給与体系についていろいろと課題があったということであります。同じように、菊川と掛川が合併した場合には、行政職員と消防職員は同じ給与体系になるわけですが、そうではありませんでしたので、非常に課題があってそういうことになったと思います。掛川の場合には、 1市 2町、大須賀町さん、それから大東町さん、掛川市が、今は同じ消防の組合の中でやっておりますので、給与体系は行政と同じでありますので、そういうような課題、問題はないかと、こんなふうに思っています。
 以上でございます。
○副議長(豊田勝義君) 再質問ありますか。
◆29番(雜賀祥宣君) ありません。
○副議長(豊田勝義君) 以上で29番、雜賀祥宣君の質問は終わりました。
 この際、暫時休憩といたします。
                 午後1時53分 休憩
                 午後2時 3分 開議
○副議長(豊田勝義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を継続いたします。
              19番 桑原百合子君の一般質問
○副議長(豊田勝義君) 19番、桑原百合子さんの発言を許します。登壇ください。
              〔19番 桑原百合子君 登壇〕
◆19番(桑原百合子君) 一般質問も 9人目となると、市長も議員の皆様も疲れて嫌だなという、そういうお顔をなさっておりますけれども、どうぞもうしばらくお待ちください。
 通告に従いまして、私は 4つの質問をいたします。ですが、私のきょうのメーンとしておりました掛川駅北口の木造駅舎のことが、先ほどの東堂議員が熱を持ってやってくださったものですから、私のほうはお豆腐のおからのようになってしまっております。非常に残念ですけれども、一応つくってきましたので、私の思いを述べさせていただきます。
 私は、この耐震工事の内容が既存駅舎の耐震補強ではなくて、駅舎の建てかえを行うとするということに非常に驚きました。20年前、掛川駅南口ができたとき、そちらのほうは現代的な鉄筋コンクリートの駅にして、北口は今までのレトロな木造駅舎のままにしておくという暗黙の合意がJRとの間にできているというふうに私は思っていたからです。
 東海道本線の静岡県の駅は40ありますが、そのうち木造は 8駅あります。掛川だけというような話が出ているようですが、一応私が調べましたら 8駅ありました。今からお写真を見せますので、許可をいただきましたので、ごらんください。
 これが函南駅です。これが三島駅です。これが原駅です。全部東海道線です。本線のほうです。東海道本線です。これは東田子の浦駅です。ちょっとこれ夜になってしまいましたけれども、用宗駅です。これはもう皆さん御存じの掛川駅です。これは高塚駅。これは新所原駅。この 8つあるんです。
 実はインターネットで木造の駅舎を調べましたら 8つあるということがわかりまして、私はこれを 2日間にわけて写真を撮りに行ってまいりました。駅員さんにも聞いてみたんですけれども、いろんなことをおっしゃる駅員さんがいらっしゃって、はっきりわからないことばかりだったんですけれども、とにかくこの中で 1万以上乗降客があるというのは三島駅と掛川駅だけで、あとはみんな、本当に風情のある小さな駅でした。
 それで、そういう意味で、小さな駅の人たちは、耐震をしなければいけないという意識がそんなにはなくて、もう天井も低くて、本当にそんなに危なくないような、普通の家のしっかりしているものというような感じなものですから、耐震をしなければいけないと言っている駅は、そんなありませんでした。
 非常に感激したのは、新所原駅の駅員さんが「僕たちの駅は木造で立派ですごくいいんですよ」と誇りを持っておっしゃっていました。お客さんがうちの駅を撮りに来てくれると、こういうふうにおっしゃっていて、それは私は本当に感激いたしました。
 さて、これから私の質問に入りますが、さて、掛川駅です。全員協議会で配られた資料によりますと、昭和 9年建設となっております。築74年たっているわけですね。さっきの写真で見ましたように、ほかの駅のような飾りもなくすっきりしていて、例えば三島駅は三島大社のお宮の屋根を模しているわけなのですが、そういうような工夫も一切ありません。「この際、掛川城をイメージした木造駅として建てかえてもらったらどうか」と言う人もいました。
 しかし、そうでしょうか。木造だからというのは半分の理由、もう半分は、この駅が74年の歴史を背負っているという事実です。私たちが掛川に残っている古いものを大切にしようといつも主張しているのは、古いものから古いから、そのまま残っているからいいのであって、形だけ同じものであっても、建てかえればそれは現代の建物です。掛川駅は74年前に建てられ、それが宿場町、城下町として私たちになじみ、掛川市民が愛着を持ち誇りとなってきたその歴史こそが大切なのです。
  160年前の江戸時代の本物の掛川城御殿、15年前に復元された木造の天守閣、74年前に建てられた風格のある木造駅舎、こういうことがあって掛川市の都市格が形成され、風格ある城下町、宿場町となっているからです。
 先日、ある会合で掛川駅北口が話題になりました。大東、大須賀の方々が「今まで新幹線に乗るためには南口しか利用しなかった。でも、きょう、北口をよく観察して、すばらしい駅だというのを知った。ぜひ残すようにしたい」という声がありました。またある人は「夜遅く掛川駅北口からおりると、木造の駅舎から漏れる明かりがやわらかでほっとする」と言っていました。またある人は「天井を見るとツバメの巣があって、そこに板で支えがしてある。駅員さんがツバメも大事、お客様も大事と両方大事にしている様子がわかってうれしく思った」という発言もありました。掛川駅北口駅舎は、JRのものではありますが、掛川市民にとっても財産なのだと私は思いました。
 もちろん耐震化はぜひやっていただきたい。大勢の人々が利用する施設ですから、国がそのように指導するのは当然のことです。学校でも保育園でも幼稚園でも、既存の建物を耐震化で強化して利用する例は幾らでもあります。ドイツなどヨーロッパでは、何百年も前の建物を外からは昔のままで、内は完全に今風にして直して、しかも使っているとか聞いております。
 先ほども市長もおっしゃっていましたけれども、本当に自分の個人的な意見だと。私は、複数の建築家の方に問い合わせました。掛川駅北口駅舎の耐震化は今のままで十分可能である、方法も幾つかあるとのことでした。
 市民は「残すためには市の財政負担をしてもいいのではないか」とか「新幹線駅のときのように報徳精神で寄附金を集めよう」とか、いろんな声が上がっています。駅通り名店街等からは要望書が市や議会に提出されております。
 新聞報道によると、JR東海静岡支社では、まだ建てかえは決定したわけではないとコメントしています。木造駅舎をこのまま残すべきとの市民の要望は高いと感じております。あらゆる方策を考えてJR東海さんと交渉すべきと思われますが、市長のお考えをお尋ねします。先ほど聞いたわけなんですけれども、簡単で結構ですから、またぜひお聞かせいただきたいと思います。
 次に、新東名高速道路原田地区の高架橋の下の利用についてお尋ねします。
 新東名原田地区間の高架橋の部分が、大分形ができてきました。あの下に立つと、橋の高さが随分あるなと感じます。20メートルくらいあるそうです。また、距離は 1,440メートルくらい、道の幅は16.5メートルとなっています。道幅より広く高架下が使えるようになっていますので、高架下面積とすれば随分広いと思われます。もう既に地元の方々が活用方法を考えて、ゲートボール場やグラウンドゴルフ場、イベント広場等と計画ができているとお聞きしました。
 しかし、周辺の自然の山や田畑の中にすっくと立ち並ぶ高架橋は、何かそら恐ろしいような気が私はします。とても違和感を覚えるのです。高速道を走っている車は、緑の山々を遠くに見て気分爽快でしょうが、その下で暮らす人々には、白い壁があちこちにあるわけなのです。人は、緑の色にとても落ちつくのだそうです。この高架下の半分でも、 3分の 1でもミニ森林にしたらどうでしょうか。高速道を走る車の排ガスを減らす効果もあります。平地に小さな森ができれば、子供たちの格好の遊び場になります。自然を壊してしまった分は、どこかで少しでも復元させてあげるべきではないでしょうか。
 植物生態学者の宮脇昭先生の講演を聞く機会がありました。あらゆるところに森はつくれる、山だけではなく街にも学校にも自宅の庭にもできるということで、目からうろこでした。基本的にはその土地に合う樹木、この地方では常緑広葉樹、例としてタブの木、シイの木、カシ類ですが、しっかりしたポット苗を使えば、照葉樹林の林が 3年か 5年でびっくりするほど大きくなり、10年もすると堂々とした森になるということをスライドで見せてもらいました。
 今、掛川市では、地球温暖化対策地域推進計画を進めています。こんな小さなミニ森林でも、その意味づけはできます。高架橋下の活用方法としてこのようなミニ森林をつくってみることについて、市長はどのようにお考えでしょうか。
  3番目に、こどもの森アスレチックコースについてお尋ねします。
 さんりーな周辺の大池公園は、なかなか広くて変化に富んでいます。北側や西側はまだ不十分ですが、整備がある程度進んでいます。南側は、もとからあった部分です。
 東側、BGの体育館の北側に当たる部分ですが、一応「こどもの森」と名づけられた一角があります。30年ぐらい前、私の子供がまだ幼いころ、ここにアスレチックコースがつくられました。山の斜面から上に上って尾根伝いにぐるっと回れる本格的なものでした。木材やロープを使った遊具で、遊びながら一回りすると30分ぐらいかかったでしょうか。親子で行ったり、子供会で行ったり、子供たちだけでも遊びに行ったりしていました。とても人気のあるところで、いつも元気な子供たちの声が聞こえていました。その隣には芝スキー場があり、段ボールを持ってきた子供たちで大にぎわいでした。
 しかし、このアスレチックコースもだんだん古くなって危険になってきたためか、使用禁止として入れなくなり、今はすっかり取り払われてしまっています。
 先日の休みの日、アスレチックコースの跡地を歩いてみました。「こどもの森」の入り口にはブランコと砂場があり、幼稚園児ぐらいの子供が二、三人と親が遊んでいました。しかし、山の中はしんとして、人っ子一人いません。アスレチック遊具のあった跡はこちこちの土で、草一本も生えていません。樹木も貧弱な広葉樹と杉があるだけで、とても森とは言えません。一番高いところにつくられていた木の高台もなくなり、見晴らしもよくありませんでした。
 これでは「こどもの森」が泣きます。何のおもしろみもない山の中なのです。カブトムシのいそうな木など全くないのですから。「こどもの森」と名前はついていても、今のままでは何の魅力もありません。
 近ごろの子供たちは、何をして遊んでいるのでしょうか。家の中ではゲームを、外へ出て遊ぶのは、サッカーのようなスポーツでしょうか。私たちや私たちの子供たちぐらいまでは、外で勝手に遊んでいて、泥だらけになって家に帰ってきたように思います。今の子供たちに外で自由に遊んでもらいたい、そう思って、アスレチックコースを再度つくってくださいと言うのは、何か気が引けます。
 私たちは、10年ほど前から、子供たちに自由に遊んでもらいたいと、満水で里山整備をしてきました。初めの五、六年はそれなりに子供たちが来てくれましたが、今はあきられてしまって、人が来なくなりました。
 この大池公園については、18年度に大池公園整備構想検討委員会で報告を出したと聞きました。それを見せていただきましたら、それにはアスレチックコース作成は入っていなかったんですが、「自然環境を復元した安全な子供の遊び場(水路、樹林地等)」とあります。アスレチックコースを再度充実させることを含めて、子供が喜んで遊べる自然いっぱいの「こどもの森」にする計画はあるかどうかお尋ねします。
 最後、 4番目として、精神回廊事業の終了後についてお尋ねします。
 この11月議会の私の一般質問を読み返してみましたら、木に関することばかりであって、自分でもちょっと驚いております。
 私は、ウォーキングが大好きで、花や木など植物も大好きです。腰を痛めてこの 1年くらいウォーキングを自粛していたのですが、このごろ少しよくなったので、歩き出しました。12月10日前後、ちょうど今ごろなのですけれども、龍華院の紅葉はすばらしいですよ。皆さん、ごらんになったことがあるでしょうか。
 「緑の精神回廊」という事業名を初めて聞いたとき、言葉がきつくて余りいい印象を受けませんでした。この事業を計画するとき、昨日の久美子議員の官民協働の精神でしょうか、市民20人ほどで検討委員会ができ、私も委員として選ばれました。他の市民も私と同じように感じたらしく、私たちの委員会名を「緑と心の散歩みち研究会」といたしまして、 2年間みっちり話し合いをしました。この名称は今でも気に入っています。その終わりごろに、平成12年12月だったと思いますが、この精神回廊の現地案内会を計画し、龍華院のもみじから神明宮、七曲り等を案内しました。参加した市民に大好評で、私たち委員もこのようなウォーキングを年に何回かやりたいと思ったのですが、そのまま計画倒れとなってしまいました。
 その後、精神回廊事業は国の予算もつき、21年 3月、竹の丸修理で完了となります。
 私は、「緑と心の散歩みち研究会」の委員会が解散した後も、何度か行政に精神回廊に関する利活用をただしたことがあるのですが、子角山整備が済んでからとか、竹の丸修復が終わったら考えるとかとのことでした。七草がゆウォークというのが 1月に開かれておりますが、JRが乗ってくれて、毎年、精神回廊事業の利活用として行ってはいます。
 掛川市民が掛川のことを知らないでいるのは、本当にもったいないことです。特に掛川を中心としたミニ 8の字精神回廊のウォーキングコースをPRしたほうがよいと思っております。 8の字の形にしようとしたのは、まちの中に市民がもっと歩いてもらいたい、それで 8の字のコースを決めたのだと私は今思っております。
 非常に言いにくいことをちょっと言わせてもらいますけれども、行政の方は、とにかくハードの仕事は一生懸命やって熱心になりますけれども、その後の利活用については余り関心を持ってくださらないのではないかと思っています。行政の縦割りがそのようにさせるのかなとは思いますけれども、それこそハードの仕事が終わったら、ソフト部門ではそれをどう利活用するのか、何のためにその事業をやったのか、その事業の精神を連続性を持って職員は共有しなければいけないのではないでしょうか。計画のときから10年以上たっている精神回廊事業ですから、市民にしっかりアピールしないと宝の持ち腐れになります。子角山、それから龍華院へ私が友達を連れて行きましたら、「ええ、こんないいところがあるんだ、初めて知った」と、まちの中に住んでいて第一小学校を卒業した60歳ぐらいの方ですが、そうおっしゃっていました。本当にこういうことは残念なことです。
 緑の精神回廊事業の終了後の利活用について、どんな方針でいらっしゃるのか、ぜひお伺いしたいと思います。
 これで私の第 1回の質問を終わります。
○副議長(豊田勝義君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 まず、駅舎のことでございます。議員が一生懸命になって写真を撮っていらっしゃったりお示しくださったことですから、私、これに反論する気は一つもございません。ただ、戸塚進也が言ったのでなく、大学の教授を 2つもやっている榛村前市長が「東海道で本当にすべて木材を使っているのは掛川だけだよ」と言っておられましたので、私はそれを信用いたしております。三島の駅も私、たびたび利用しますが、お話のあの駅は南口だと思います。確かに前のところの玄関のところは木造的になっておりますが、そうです、そうなっておりますが、あと中のほうは、耐震というか鉄筋みたいなものでやっております。ですから、駅舎の一部がそうなっているというところは何カ所かあると思いますが、掛川はそういう意味では特異なものだということは間違いがないと私は思っているわけであります。
 ただ、そこで、この建物を耐震が本当にそういう支えみたいなものをこうやることによって、あの木がもつのかもたないのかというような、そういう専門的なことも考えていかなければなりません。JRさんのほうは、不特定多数の人が入るところであって、前の支社長は、少しぐらい壊れて人は死にはしないとおっしゃったけれども、それは私はいかがかと思います。やはり非常にたくさんの人が出入りするわけでありますから、安全・安心が第一であると。しかも国も国交省が強力にそれを今指示して指導しているところでございますので、JRさんとして、ともかく乗客の安全を考えるということは、私は、これはまことに当然のことではないかと考えている次第であります。
 そういうJRさんの立場もお考えいただきながら、掛川市としてどうこの問題に対処していくかについて、委員会協議会のまた御議論と、それから全協での 1月末の御議論をいただいた上で、私としては議会の結論をできる限り実現できるようにJRのほうにお伝えをしたい、このように思っておる次第であります。
 ただし、これはJRがJRの権限でやることであり、我々に一銭の負担金も求めてきていることでもありません。そんなことでありますから、私が全責任を負うというわけにはまいりませんけれども、議会でこうだという結論が出られた場合には、私はできるだけその方針をJRに伝えて、それに従ってもらうようにと、あるいは拙速にこれを決めるということはどうかということであるならば、私はこれは 1年ぐらい延期していただいて、その間に来年度選挙でも終わって新しい議員さんになってからじっくり検討していただいて、その考え方をJRに伝えるというのも一つの方法ではないだろうか。
 もし耐震ということでそういう支えを入れるという話だったら、今の思っている予算の中で私はできそうな感じだけどなと、個人としてはそんなふうに思っております。でもやっぱりJRさんとすれば、来年度から工事に入るということは、既に設計図面なんかはでき上がっていると思うのです。ですから、設計図面等ができ上がっているのをこれまた根本からやり直すということになるわけですから、JRさんとしてみれば、至極迷惑な話だなとお考えになるかもしれませんし、あとは向こうの方針をよく聞かなければなりません。今ここで正確なことを申し上げるわけにはまいりません。議会の御結論を私は尊重して、それをJRさんにおつなぎするようにいたしたい、こう考えている次第でございます。
 それから、第二東名の高架下でございますが、これも議員からお話がありましたように、地元の山本議員もいらっしゃいますが、地域の方々が着々と今いろいろ計画をお立てになっていらっしゃいます。その中には、やはり公園的な立場でより多くの人が活用できるというような方向を一番、主に計画していらっしゃるように聞いております。中日本といたしましては、そういう専ら公共的な点については無償で市のほうにこれを貸してくださる、すべてではないと思いますけれども、ある部分については貸してくださるという意思も聞いておりますので、地域の皆さんの計画が、希望がすっかり決まったら、私はそれをできる限り尊重しながら中日本さんのほうにもお伝えしたいと思っておりますが、これまたしっかり決まってお願いするときには、そのときの議会にも御報告すべき事項だと考えております。
 そういう中で、今、百合子議員が、森林とか、あるいは緑とかとおっしゃいましたけれども、当然のことながら、地域の方々も緑については非常に熱心でありますので、全く何もなしでもってということではないと、やはり緑はあるという考え方でおられると思います。おっしゃるように、山のように森林が、そこへ木が生えてとなるかどうかそれはわかりませんですけれども、緑は大事にするという方向は間違いないものと考えております。
 それから、子供のアスレチックの件でございますけれども、実は大池公園のことがその後、実は体協のほうからクラブハウスをぜひつくってほしいという希望が出てきておりまして、つまり、あそこではあれだけのたくさんの人が集まるのにカレーライス一つ食べられない、コーヒー一杯飲めない、体育協会のいろんな活動、集いもほとんどできないという状態になっております。
 それともう一つは、あそこでいわゆる青空市場のようなものをかつて少しやったところ、大好評であったというようなことから、できれば、あそこでもって定期的に青空市みたいなものもやってみたいというような、そういう構想の中に、体育協会としての今一つの願いが出てきております。
 そんなことも含めまして、あの体育館から大池公園のほうを含めまして、かねての計画の中にまた公園の一つの構想を立てて、来年度21年度やっていきたいというふうに実は考えておりまして、そういう中に今の議員のおっしゃったようなことをどれほど取り入れることができるか、要するにあそこは子供さんがゆっくりやるところでございますから、そういうための大池公園でございますから、だから、今おっしゃったことそのとおりができるかどうかはわかりませんけれども、何かの形で今以上にもっと子供さんたちが楽しく集えるようなことを考えていってはどうか。あそこに、飛鳥のほうに抜ける、鍾乳洞のようなトンネルもございます。しかし、あれも危険ということで、ちょっとしばらく通行ができないような状態もありますけれども、ああいうものも、もっと本当に自然にああいうものを通って楽しく行けるというようなことも考えていくということも一つの方法ではないだろうかと思うわけであります。
 それから、大池公園の周りというのは、ランニングにはもってこいでございます。あそこの艇庫のあります周りでございます。今、掛川の一番の欠点は、陸上競技場がないわけでございます。したがいまして、ランナーとかなんかが練習する場所がない。駅伝で21位は無理もないと私は思っているわけでございます。
 したがいまして、これからはあそこの場所をスポンジのようなものをつけて、そしてランニングをしてくれれば、あの池が湖のように映りまして、非常に選手の皆さんもさわやかにできるのではないか。これはあくまで私の構想ではありますけれども、しかし、それをできたら現実にできるように、公園の計画を来年度基本的に立てていきたい、そして、それをなるべく早く実現に移すようにしていきたい、こういうふうに考えているところであります。
 最後の精神回廊の問題でございますけれども、これは私もある意味では、議員と全く考えを同じくいたしております。せっかくつくったものがなぜ活用できないか。せっかくつくったものが、市民の皆さんがなぜこれを利用していただけないか。もちろんPRも足らないと思います。PRも足らないと思いますけれども、果たして市民の皆さんが魅力を持ってあそこへ行くというような気持ちになるのかどうか、この辺のこともあります。
 ですから、市のほうも一生懸命これから、でき上がったからには広報も努めます。しかし、百合子さんもひとつぜひ協働の精神、コラボレーションという気持ちで、ぜひひとつ皆さん、我々の味方になっていただいて、こんなにいいところはないわよということで大いにひとつ宣伝をしていただいたり、あるいは子角山を歩く会とかそういう会でもおつくりになっていただいて、みずから会長も引き受けていただいてやっていただければ、私もメンバーに入れていただいても結構でございますので、そんなことでみんなでやっていくということでないと、何でもかんでも皆、市役所であとはやるべきだというふうにお考えになるのはいかがなものだろうか、そこはお互いにやるというようなことでお願いをしたいと。
 そして、実は精神回廊ではまだ仕事が残っているわけであります。残っているわけでありますけれども、一応事業が打ち切りになって、事業費はもうこれで一応、竹の丸もやると今期で全部これがなくなってしまう、終わりだということでございます。そこで、実はなおまだ、まちの活性化という点で、先ほど議員、 8の字というお話がありましたけれども、 8の字だけでは商売になりません。したがいまして、まちの中にもっとお客さんが入ってきてくれるような事業を、第 2期の精神回廊ということができないだろうかということで国交省に相談に行きましたところ、よろしいというような返事がいただけそうでございますから、来年度から計画を立てまして、今年度中にできたら、粗いこの計画が立ちまして、できれば21年度採択され、そしてそれがまた21年度から計画が具体的にできるように、議員の皆さんにも、こうなりたいですよということは、年度がかわって新しい議会にはそれを御相談できるような、そんな方向で今、新しいプランを計画いたしているところであります。
 その中に一つ、連雀のあたりに、かねてからこの議会で本会議である議員から、掛川というところはもっと芸能と申しますか、要するに古典落語でありますとか昔のそういう非常にいいものを残して、そういうものをひとつ聞いてもらうような場所というのは、いわゆる民芸館と申し上げましょうか、そういうものは必ず地域の方々にいいよという御提案があったわけでありますが、私は、その構想をじっと大切にいただいているところであります。それに加えて、 200人ぐらいの映画館とか、今、各まちにそれが復活してきております。そういったようなものもこの際考えて、例えば全国の落語をやりたいという人が皆集まってきてそこで講習を受けると、そして掛川から落語家がみんな日本じゅうに出ていって、みんなにこにこ笑うと、こういう場所にするのも一つの方法ではなかろうかと実は考えているわけです。これはあくまでも私の構想、夢の段階にしか過ぎませんけれども、それには連雀あたりの場所は非常に最適ではないかなと、こんなふうに考えておりまして、今度から精神回廊というのは、ただ道をつけて色を塗るというだけではなくて、もっとそうした人が直接寄れるような問題についても、あるいはまたあの商店街の近所にはきれいなトイレもないのです。今のあそこの橋のところにある古いトイレしかありません。もっと観光客の人なんかが来たら、きれいなトイレもつくって迎えてあげるという必要もあろうかと思います。いろんなことを考えて、これから掛川のまちの中を活性化するために精神回廊が生かせるように、そんなふうに私は、20年過ぎに私の出番があるとするならば、そういうことを考えさせていただきたいと考えている次第であります。
○副議長(豊田勝義君) 再質問ありますか。19番、桑原百合子さん。
◆19番(桑原百合子君) すみません、もう一つ写真を見てください。これです。これは実は、東京山手線の原宿の駅です。とてもすばらしい建物で、明治39年に建てられたのだそうです。それで、ここは明治神宮があるところですので、お召し列車なんかで皇族の方が来られたりするので、すごく立派につくったという話をちょっと聞きました。
 それで、そこのところのここの入り口なのですけれども、ここに関東の駅百選認定駅という、そういうのがここに立派なあれが張ってあるのですよ。それで、これは何かなと思って聞きました。そうしたら、運輸省、今の国土交通省でしょうけれど、平成13年に、関東の駅、私鉄、JR関係なく 100選んで認定してくれたと。ただ、うちの駅以外どこがそうかというのはわかりませんというふうに言われて、私もそれ以上調べなかったのですけれども、多分、日光とか、それから高尾の駅なんかがすごく木造で有名ですから、そういうところがあるのだろうと思っておりました。
 そういうことを考えますと、これ、私たちにここでそんなことを言ってもしようがないと思いますけれども、JR東海さんに私は言ってあげたいと思ったのですが、もう駅がすばらしいのですよ。それで、先ほど榛村前市長が「もう全部木造なのは掛川駅だけだ」とおっしゃっていたのは、多分、 1万人以上の乗降客がある駅についてそういうふうにおっしゃったのではないかなと思っております。それは確かに掛川だけかもしれません。三島駅は、天井は木造になっておりますけれども、ほかのところはたしか鉄骨でこういうふうにやっておりました。しかも三島は、掛川が終わったら今度うちがやりますとおっしゃっていましたので、ただ、屋根は木造になっていますよというのはおっしゃっていました。ですから、そういう意味で榛村さんはおっしゃったのだと思いますが、この小さな駅については、もう全部、私、撮ったのを聞きましたら、木造です。ですから、JR東海さんに、関東ではそういうふうにやっているから、こっちでもそういうのをやったらどうですかと言いたいなと私は思っているくらいですので、きょうのことをもし新聞社の方が書いてくれれば、すごくJRさんもわかるかなと思っております。
 これは本当に直接のことではないのですけれども、そういう意味で、この掛川の駅がすごく観光客のためにもなっているのだということもあります。というのは、いつだったか掛川のお城へ、私、たまたまお花を見に行ったときに、お年寄りの女の方が「きょうはいいお天気でいいね」と言って話しかけてくださって、「掛川は木造のいい駅があっていいですね」と言うのですよ。「ああ、御存じですか」と言ったら、「きのうテレビでやったから、きょうは駅を見に来たよ」と言って、カメラをもって、それでついでにお城も来たと。お城も、この天守閣ができたときにも来たから、もう何度か来ているけれども、ついでにお城にも来たとおっしゃっていましたけれども、そうやって駅にそういうことが話題になると、観光客もふえるということなのですよね。ですから、これをもしすごく木造のお城みたいな駅にしてしまえば、それも来るかもしれませんけれども、私たちの気持ちとしては、やっぱり74年ここに木造の駅があるということでお客さんが喜ぶというふうに私は考えておりますので、これは議員の皆様のときにもぜひ私は主張したいとは思っておりますけれども、もう少し木造の掛川駅のすばらしさというのを皆さんに知ってもらいたいと思っております。
 それから、このアスレチックコースのことについて、ありがとうございます。私もすごく、ここも私、自分が好きなところですので、しょっちゅう行っておりますので、クラブハウスをつくりたいとか、それから青空市をやりたいとか、すごくそれはいいと思います。でも多分、「こどもの森」のあたりにつくるのではないと思いますので、もし「こどもの森」のアスレチックコースがいろんな事情でできないにしても、子供が遊べる森をつくってほしいなとすごく思うのですよ。今、全然森ではないのですよね。かたい土になってしまっていて、草も生えていない、鳥もいない、もう本当に寂しい、そういうただの山なのです。ですから、先ほど検討委員会の方たちのところに書いてあったように、子供が遊べる樹林帯というのをぜひ考えていただきたいと思っております。
 ついでにちょっとお話し申し上げますけれども、あの二つ池の周りをぐるっと回るって、私もすごく好きで、まだちゃんと回れないところなんかもこそこそ回っていってしまったりしているのですけれども、今まで北病院の前のずっと公園の中へ入れたのですけれども、今、締め切ってしまって入れないようになってしまっているのですよね。聞きましたら、あれは管轄が違うから、市がやれるところではないものでという話を聞きましたけれども、あれもぜひ交渉をして、ちゃんと公園の中に入れるようにしていただきたいと思います。
 それから、精神回廊の件ですけれども、ありがとうございます。桑原さんもやりなさいということで、実は今度の七草ウォークの次の日、戦国ウォークありますよね、そのとき私は、遊歩会へ入っておりますけれども、無理を言って、逆川の堤防を 5キロウォークというコースをつくろうよと、遊歩会の会長も「いいね」と言ったものですから、入れてもらって早速やります。何人ぐらいお客さんが来てくれるか非常に心配ですけれども、そういうふうに市民としても、私たちももちろん中心になったりいろいろ企画しますけれども、やっぱり行政がある程度の後押しをしてくれると、こういう仕事ってすごくやりやすいのです。ですから、ぜひこういうとき、いろいろやるときに、行政が直接やるのではなくて、NPOとか、それからいろんな団体とか、私たちに声をかけて、こういうことをやってもらうとおもしろいと思うけれどどうかねとか、そういう仕掛けを行政の方たちがやってくださるというか、声をかけてくださるって、そういうことがすごく私は大事だと思いますので、でも、市長のいろいろな考え、私は大賛成です。来年どういう企画になるのか、まちの中の違う意味での精神回廊のあれができるのではないかというのは、またぜひ協力をしたいと思います。
 では、返事は要らないかもしれません。すみません。
○副議長(豊田勝義君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) まことにありがとうございます。御返事は要らないということでございますので遠慮させていただきますが、ただいまお話があったことはよく頭に入れておきたいと思います。
 それから、原宿の駅のことはJRの支社のほうに伝えさせていただきます。
○副議長(豊田勝義君) 以上で19番、桑原百合子さんの質問は終わりました。
 この際、暫時休憩といたします。
                 午後2時46分 休憩
                 午後3時 0分 開議
○議長(鈴木治弘君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を継続いたします。
               21番 山本義雄君の一般質問
○議長(鈴木治弘君) 次に、21番、山本義雄君の発言を許します。御登壇ください。
               〔21番 山本義雄君 登壇〕
◆21番(山本義雄君) 皆さん、 2日間おつかれさまでした。いましばしの辛抱をお願いいたします。
 私からも、先日亡くなられました、議会事務局の職員でもありました宮崎君の御逝去に心より御冥福を申し上げるところでございます。
 また、私ごとでございますが、私も 5期18年間議員を務めさせていただきましたが、来期は後進に譲り、今期限りの議会というふうなことで心に決めております。そういうことで、一抹の寂しさを感じながら登壇したところでございます。また、本年最後の一般質問となり、トリを務められれば幸いと思います。
 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。大きくは 3点であり、 1点目は主要幹線道路の推進について、 2点目は中山間地の農林業振興について、 3点目は掛川市の観光政策についての 3点であります。
 まず、 1点目の主要幹線道路の建設推進については、合併後の新市のまちづくり建設の中心であり、重要な課題でもあります。今後の逼迫した財政下でどう早期に着工、建設に向け推進していくのか、市の道路建設の重要課題であります。
 南北道路については、先日の佐藤議員、また本日は高塚議員の質問に答弁がされており、重複する答弁は結構ですが、私は、合併当時の大東・大須賀地区の皆様の合併協議による南北道建設の熱い思いと期待を痛感いたしました。
  5年前、当時、平成の大合併が推進され、中東遠は小笠山を中心にエコパ市、あるいは遠州市などと、中核市、特令市を念頭に推進し、議会も各市町議会に話しかけ、勉強会や会合を重ね、推進してきましたが、最終的には袋井市、森町、菊川市、御前崎市が誕生し、残された旧掛川市、大東町、大須賀町で協議を重ね、お話がありましたように、大東町や大須賀町の皆さんの中には、小笠は一つだ、小笠でまとまるというような意見も多く、一方、新幹線駅や東海道線、東名インター、 1号線、将来的には新東名と交通アクセスなどの多様性のある掛川市と合併すべきだと、小笠山を中に挟んでの合併を当時、苦汁の選択をされました。その後、合併協議の中、多くの協議事項がなされましたが、両町の町民や協議会委員の皆様は、南北道路整備建設が最重要課題と位置づけられ、合併のキャッチフレーズも「海と山と街道を結び夢・未来を創るまち」としたのは、御案内のとおりであります。
 新市になり、南北道推進室を設け、また、市民推進大会を毎年開催し、議会にも南北道路建設推進特別委員会を設置し協議してきましたが、いまだ市民に確定した路線決定や工事の予定時期、あるいは完成年度などが明示されておりません。 1年でも半年でも早い完成を南部の皆さんや多くの皆さんが切望しております。早期に示すべきだと思いますが、今後の対応についてお伺いをいたします。
 次に、西環状線についてでありますが、新東名の開通も平成24年と決定しております。森・掛川インターサミットも実施され、推進されておりますが、森町については、袋井インターとのアクセス道路や主要取合道路が都市計画決定されていると聞いているところであります。しかし、掛川については、道路計画やインター周辺の土地利用計画などが都市計画決定されておりません。
 現状の掛川天竜線のまま開通となれば、原谷地区や桜木地区において大渋滞が発生するのは間違いありません。今日でも朝夕のラッシュ時では渋滞が発生しているところでございます。平成 4年当時、第二東名森・掛川インターが決定した時点で、現東名、国道 1号線とを結ぶアクセス道として 4車線の西環状線のプランが想定され、路線もAルート、Bルート、Cルート、 3案の 3路線が当局より示され、 4車線で幅員も25メートル、総事業費もおおむね 320億円とか 380億円と当局より提示されてきましたが、その後しばらく何の進行もなく、本年20年 7月、西環状線協議会において、幅員が約半分の15メートルの上下線 1車線道路で、路線は、一番東側のCルート、水田地帯の路線で、事業費も約 200億円ぐらいと提示され、今後、平成20年、21年の 2カ年において検討、取りまとめると言われました。
 その後、今日まで 6カ所の自治区別説明会が開かれたと聞いておりますが、開催状況や問題点はどうであったのか。私も、 4車線が理想ではありますが、昨今の財政状況や社会情勢などを判断すれば、早期完成には上下線 1車線の 2車線対応が良案と思いますが、路線のC案には優良農地の縦断、また平面交差による地域アクセスや環境問題など、今後の当局の推進策をお伺いいたします。
 次に、東環状線については、旧掛川市において県道磐田掛川線、通称エコパ道路ですが、これは市立病院の東側より東名高速、JR新幹線、あるいは在来線、県道などをオーバーブリッジで国一千羽インターと結ぶもので、平成15年、16年においてPFI手法を検討したらどうだということで検討されたそうですが、それは困難と判断されたと聞いておりますが、その後どのようになっているのか、今後の位置づけなどについてお伺いいたします。
 次に、 2点目の中山間地農林業振興と地域活性化対策についてお伺いいたします。
 今、日本全国の中山間地の高齢化と人口減少化により、山林と中山間地の農地の荒廃が進行しております。森林には、地球上の温室効果ガスの削減効果や地球温暖化防止、あるいは治山、水源涵養、災害防止など多くの役割と効果があり、三陸とか北海道では漁師の皆さんが山林に植林し、そこを豊かにして浮揚効果で、海水のプランクトン、あるいは栄養価を高めて、カキとか、あるいは養殖の魚、あるいは漁業に豊かになったというような事例も報告するところであります。また、その効果を価値であらわしたら、日本全体で年間60兆円とも65兆円ともなると言われているところでございます。
 掛川市には原野谷川上流の原泉と原田、また倉真川上流の倉真とか上西郷、あるいは逆川上流の日坂、東山地区など、市の約50%近い地域が中山間地域であります。これらの地域では、高齢化と高齢者問題など、中山間地の農業、あるいは林業振興と活性化対策が大きな課題となっており、以下 5点についてお伺いいたします。
  1点目は、高齢化と後継者不足、加えて急峻な段々茶園や荒廃茶園の今後の改植、あるいは農道整備などについてどのように考えているのか。また、米価の下落により耕作放棄の棚田や谷田が増加しており、これらの有効利用や活性化策について、このたび農業特派員制度もでき、今後どのように行政指導されていくのか、取り組まれていくか、お伺いいたします。
  2点目は、戦後の林業政策により、杉、ヒノキの人工林が大半となり、昨今の経済情況により管理不十分な放置山林が大半で、山に鳥獣のえさとなる木の実などがなくなり、山里の荒廃した、耕作放棄された農地をねぐらに人里に出没し、農作物などに多大な被害を出しておりますイノシシを中心に、原泉、原田では、猿やシカ、あるいはハクビシンなどの被害状況と、有害獣対策の現状と今後の対応策などをお伺いするものであります。
  3点目は、多くの人工林が今日、安い輸入外材や新建材の出現、また住宅にはプレハブ住宅による工場の生産化、人件費の高騰などにより、採算が合わず人工林の放置による森林の荒廃が進行しているのが現実であります。早急に除間伐の推進と森林の利活用対策が必要と思うが、今までの除間伐の状況と今後の取り組み計画についてお伺いするものであります。
  4点目は、全域が中山間地の原泉地区と原泉小学校の平成22年廃校後の利活用策、あわせて地域活性化について今後どのように取り組まれていくのか、原泉地域には市内で一、二の高峰を有しております八高山、あるいは大尾山があり、清流原野谷川の源流を有し、自然豊かなキャンプ場、あるいは泉質のよいと言われる、ならここ温泉を生かした地域づくり、また、廃校になる学校には、校庭の見事な桜や自然を生かした、原泉小学校の環境を生かした自然教育の利活用などいろいろあると思いますが、小学校廃校後の地域活性化対策についてどのように進めるのか、お伺いいたします。
  5点目は、明ヶ島キャンプ場の運営についてであります。
 今日まで約 3年間、新たな指定管理者制度により、静岡の株式駒村という会社に経営委託されておりますが、この 3年間、地域住民やこれまでの関係者の話を聞くところによると、利用者も年々減少しており、管理者も夏場以外はほとんどいない状況で、「用事があれば事務所へ電話してください」との張り紙があり、今後、指定管理者に対し、市でも十分考えてほしいとの地元の声があります。
 一方、キャンプ場のすぐ北側に、長年放置されていたヤマメの養殖場があります。これは、林業活性化事業でやった事業ですが、 3年半前より自費で整備され再開され、成功の見通しが立ったと言われている、菊川の斉藤さんという方ですが、この斉藤さんを中心に十数名のグループで方々見に行ったけれども、キャンプ場で自然が一番豊かなところはないかと回ったそうですが、明ヶ島が一番適しているということで、有志で山小屋ロッジを建てて、そこで自然を謳歌しているグループですが、今の菊川市の議長もそのグループに入っていて時々僕も会うことがあります。「山住会」というネーミングで経営しているグループの一人であります。管理棟とも近くて関連しており、指定管理者を希望されおり、地元の人たちともいろいろ明ヶ島の釣り大会とか、また市道、林道の清掃、草刈りあたりも一緒にやっていてコミュニケーションがとれており、これらの事情を踏まえ、次期の管理者制度に書類提出し、ぜひよろしく御審査をお願いしたい旨の地元からのそういう要望がありましたので、参考までにお願いをいたしたいと思います。
 次に、大きな 3点目の静岡空港の開港と平成24年開通を見据えた掛川市の観光施策についてお尋ねいたします。
 掛川市は、海岸から山までと幅広く、来年、静岡空港開港と、24年、新東名森・掛川インター開通と、県下にも政令市の静岡市、浜松市と同等の交通アクセスにも恵まれたジャンクションシティではないかと思います。この恵まれた交通利便を生かしたまちづくり、観光産業と事業のさらなる推進を図り、入り込み客や交流人口の増大を図り、活性化の推進が必要であると思います。
 静岡空港の開港により、アジアや九州、北海道からの観光も期待でき、また、新東名の開通により、東京、名古屋から日帰り観光が楽になります。掛川市は、昔からの東海道の宿場や、戦国時代からの城址や歴史、文化と、多様性のある農業や自然を生かした観光資源の開発推進、また、先ほども出ていましたが、民間企業やつま恋リゾート、あるいは花鳥園や菖蒲園、あるいはゴルフ場も多く、また温泉も倉真温泉や滝の谷、あるいはシオーネやならここの温泉など多様性があります。市も、聞くところによると、商工労働観光課を中心に観光業界とともにパンフレットを作成し、広域協議会にも出席していると聞くところでありますが、現状をお伺いし、さらなる見直しとネットワーク化が必要と思うが、お伺いいたします。
 また、来年の静岡空港の開港と24年新東名開通を踏まえ、市の観光と同時に広域観光の重要課題でもあります静岡空港には、空港を中心にした市町連携が重要であり、今も協議を重ねているそうですが、全県下的には、富士山や伊豆半島、また西の浜名湖や浜松方面と掛川市とのアクセス、あるいは位置づけが必要と思いますが、今後の取り組みについてお伺いし、また、新東名の開通については、今もそうですが、森町や袋井市との観光のネットワークがさらに充実する必要があろうかと思いますが、お伺いし、 1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) お答えいたします。
 いずれも重要な課題を御指摘なさいましたので、答弁書によって御答弁申し上げますが、まず、大きな主要幹線道路のことについて少しだけ申し上げたいと思います。
 西環状線につきましては、山本議員が地元の会長になっていただき進めていただいておりまして、大変感謝をいたしております。農業委員の方のかなり厳しいお話もございましたので、農業を営む方々のためにもなるような道路としてコンセンサスを得られるよう、議員にも今後ともぜひ末長くひとついろいろ御指導をいただくようにお願いいたしておきたいと思っております。
 議員さんは今、24年になるともうたちどころに物すごく渋滞になるとおっしゃったのですけれども、さて、24年度の開通というのは、静岡県内だけが開通するということであります。どれほどの車があるかなということは、多少、私もまだ定かでない点がございます。27年度になりまして豊田市まで行くことになりますと、これは相当な交通量があるのではないかと、こういうふうに考えておりますので、この西環状線等についても、部分開業だけでもぜひこの27年度には間に合うようにやっていってもらいたいものだなというようなことを私は期待するところでございます。
 それと、県のほうとどのくらいの協力が得られるかということも一つの問題点かと思います。
 東環状線のことにつきましては、多くの方が期待をしており、必要性は十分わかります。しかし、これも 190億円からのものがかかるというようなお話もあるわけでございまして、そう簡単に掛川市で単独で手がつけられるものではない、このように私は認識しております。
 しかし、いつまでもいつまでも言いふらしているだけではいけません。現在、一体本当にこれをいわゆる 2車線で暫定で開通する場合であっても、用地は一体どういうふうに、どこがどうつぶれるのか、そういうこと等については明確にする必要があると考えまして、来年度にはその設計的な費用だけはぜひ盛り込んで、地域の方々にもその御協力をお願いしていくというところまでは進めたいと思っておりますが、さて、それ以後、県との間のお話がどのくらいまで進みましょうか、市で単独で手をつけていくということについては大変難しいという認識を私は引き続き持っております。県との間に、例えばあの大谷トンネルのようにここからここまでは県でここからここまでは市でやろうとかというようなお話ができれば最もいいではないかと、このように感じておる次第であります。
 南北幹線道路のうち「市街地間ルート」の現状と建設時期でございますが、佐藤議員、高塚議員にお答えしましたように、現在までに県事業の 3路線は工事が進んでおり、 1路線(結縁寺インターチェンジ)が完了いたしました。市道の海洋公園線も今年度より工事に着手してまいります。
 また、入山瀬バイパス等の市道は、関係機関や地元関係者との調整もございますが、計画どおり進めたいと思います。
 現在の農道掛川高瀬線の改良となる路線につきましては、来年度に地元農家の皆様の御意見をお聞きして、整備内容を判断してまいりたいと存じます。
 今後の課題といたしましては、佐藤議員にもお答えいたしましたように、今年度で静岡県の合併支援重点道路整備事業が完了いたしますが、整備が完了していないところから、引き続き早期完成に向けて県に整備を要望しているところでございます。
 いずれにいたしましても、今後予定する路線においては、用地買収に地権者の皆様の御理解、御協力をいただくことが最大の課題と考えております。
 続いて、西環状線でございます。
 掛川西環状線につきましては、国道 1号の梅橋交差点と(仮称)森・掛川インターチェンジを結ぶ延長約 8キロメートルの環状道路でございますが、平成 3年に第二東名の都市計画決定がなされて以降、長くその路線が決まらない状態が続き、沿線関係者の皆様には大変御迷惑をおかけしてまいりました。
 しかし、本年 7月11日に、西環状線の路線のあり方等について協議する場として、第 1回掛川西環状線沿線協議会を原田、原谷、和田岡、曽我地区の沿線区長、市会議員、農業委員の出席を得て発足させることができました。まずもって、この場をおかりしてお礼を申し上げます。
 さて、協議会では、従前より検討されてきた 4車線による 3つのルート案をベースに、将来的な人口減少も視野に入れながら、「細谷地区の圃場地帯を通るCルートを 2車線で整備する案」を提案させていただきました。
 市がこの案を選択した主な理由といたしましては、 3つございます。 1つ目は、距離が最短であって事業費が一番安い。 2つ目は、多くの区間で現道の拡幅を前提としており、完全なバイパスルートと比べて早期に事業効果が出せる。 3つ目は、幹線道路として起伏が少なく走りやすい道であるということでございます。
 ただし、市からの本提案はこれで決定ということではなく、あくまでもたたき台としての提案であり、今後、地元の皆様の御意見を計画づくりの中に反映させながら、一緒に道路計画を練っていこうという趣旨のものでございます。実際、農業関係者の方からは「圃場整備によって整えた農作業用道路を、単に安いからといって、環状道路整備のために奪い取るような行為はおかしい」といった大変厳しい御意見もいただいております。また、自治区単位の説明会も開催しながら、住民の皆さんからは、安全対策や土地利用等についての質問や御意見も数多くちょうだいしております。
 市といたしましても、いろんな課題・問題点を想定しているものの、やはり農振地帯を通らせていただく道路である以上、農業関係者の皆様の御意見をいかに計画に盛り込むかが最大の課題であると認識しております。したがいまして、路線決定につきましては、各種課題について、平成21年度末までかけて調整を行っていくこととしております。
 近々、第 2回の沿線協議会を開催する予定でございますので、その中で改めて新しい提案をさせていただくつもりでございますが、引き続き広く情報提供をしながら御意見をいただく所存でございますので、御協力のほどお願い申し上げます。
 次に、東環状線でございます。
 掛川東環状線は、東名掛川インターチェンジ西側の主要地方道掛川大東線交差点から千羽地内のエコポリスを結ぶ全長 4,750メートル、幅員25メートルの 4車線道路で、既に東名インターチェンジ区画整理事業により整備した区間は完了しております。一方、東名高速道路をまたぐ橋梁部分から満水地内のJRをまたぐ橋梁部分を経て、逆川地内の水道事業所西側交差点に至る 2,430メートルの区間は、未整備となっております。ただし、西環状線とは異なり、平成 4年に都市計画決定がなされており、ルート自体は既に確定いたしております。
 本路線の事業費は、 4車線構成で整備した場合に約 140億円、暫定 2車線の整備した場合には約90億円が見込まれており、その多くは、 2つの長大橋にかかる事業費が占めており、全体事業費の約半分が橋梁費となっております。
 先ほど私は 190億円と申し上げたと思いますが、訂正させていただきます。申しわけございません。
 市といたしましては、県道と国道を結ぶ重要路線であるため、さきの東名・掛川インターチェンジ西側の主要地方道掛川大東線交差点が終点となっている一般県道磐田掛川線を国 1バイパスまで延伸していただき、県道として整備していただくよう再三県にお願いしているところでございますが、県も大変厳しい財政状況の中、なかなか引き受けていただけない現状となっております。
 また、東環状線の難しい点といたしましては、全くのバイパスルートとなるため、前述の西環状線とは異なり、全区間が供用開始とならないと本来の事業効果があらわれないということが挙げられます。
 しかしながら県からは「一方的に県にお願いするばかりでなく、市としても応分の負担は必要」との御意見をいただいておりますので、来年度においては、東環状線の概略設計を実施し、事業費積算等の精度を高めながら、県と市の役割分担についてももう少し踏み込んだ検討や提案ができるようにしたいと考えております。その上で、今後、地元の住民の皆様や市議会議員の皆様につきましては、東環状線の早期整備に向けての御支援、御協力をいただきたいと存じますので、よろしくお願いしたいと思っております。
 次に、中山間地域の問題につきましてお話がございましたが、この中で特にこのいわゆる茶園とか荒れたものをどうするのだと、谷田はどうするのだというお話でございます。これにつきましては、やる気塾の関係の方々などに今お願いをして、それぞれ対策を立てていただいており、原田地区でも立派なやる気塾の方々がいろんな催しをやったり、お互いの貸し借りの世話をしてくれたり、大変な御努力をいただいておりますことを感謝いたしている次第であります。これからもこのやる気塾をさらに徹底いたしまして、地域の中でよくお話し合いをいただいて、こうしたことに対処したいと。
 それから、イノシシの問題につきましては、これは草刈りとイノシシと、こういうくらい私は重要な課題だと思っておりまして、もう、とうとう南の 150号線までイノシシが歩いているのだというような話まであると、こういうことでありますので、小笠山は完全に越えたと、こういうふうな感じに見ております。その被害は莫大なものであろうと、このように考えている次第であります。
 さらに先般は、北のほうで子グマが出たというお話もあるわけでありますので、これらのことについては、もちろんすべてこれは自然の関係もあります。これは保護するという関係もあります。難しい問題があります。しかしながら、農産物に対するこの影響というのは、シカとか猿を含めまして大変大きいわけでありますから、そういう観点で、これから申し上げますように、万全を期したいと考えております。
 それから、原泉小の廃校後の有効活用につきましては、本格的には来年度、新しい首長が決まり議会ができてから検討に入るつもりでございますが、私としては、人づくりの、方々から若者やそういう人たちが喜んで山間地へ訪ねてきてくれるような、また、国際的にもそういったことが活用できるような場になればなお結構ではないか。その場合には、温泉というものが大変活用されると私は期待しているところでありますが、本格的には来年度に入ってからというようにお考えいただきとうございます。
 原泉の地区の振興計画につきましては、地区と一緒になりまして考え方をいろいろやっておりますが、何といっても、とりあえず、居尻のあそこの道路といいますか、あの学校から居尻にかけての特に橋梁のところがありますが、あそこのところからの狭い部分というものを地元は何としてもいの一番にやってほしいと。これも県でございますので、 2回ぐらい県庁に大挙して、原泉の方も議員も、戸塚正義議員も一緒に行っていただきましてお願いを入れました。
 私は、これについては県道でありますから、本来市でやるべきことではないのですけれども、これはやっぱり私は市も協力せよと言われれば、何らかの形で協力をしていかなければいけないのではないかと、そういう決意ぐらい持って、議会の皆さんにもまた御相談をするときもあるのではないかなというふうな感じすら持っているくらい、原泉の皆さんはこの道路に対する、この部分に対する思い入れといいますか、そういうものが非常に強いわけであります。私といたしましては、これを最重点の目標として今後とも努力していきたいと考えております。
 中山間地域の田畑につきましては、地形上の問題などから、土地改良などの基盤整備が整っていないものが多く、労働が大変で作業効率が悪く、生産性が低いなどの理由により、耕作放棄が広がっているのは事実でございます。これら中山間地域の農業・農村対策といたしましては、農業条件不利地域への所得補償制度及び住民の協働による農村環境保全等のための「中山間地域等直接支払制度」が実施されており、現在、原田、倉真、日坂、東山の 4地区21集落で協定が結ばれ、 165.7ヘクタールが受益となっております。市では、引き続きこの制度の適切な活用を図り、中山間地の農地と集落環境の保全に取り組んでいきたいと考えております。
 なお、来年度からは、国の制度として耕作放棄地の復元のための交付金制度が、また、県の単独事業としてこれまでの土地改良事業より採択規準が大幅に緩和された事業も導入される動きがあると聞いております。もとより土地改良事業等基盤整備は地元負担がある話でございますので、困難を伴うとは思いますが、地元農業委員とやる気塾の中心に地域を挙げての取り組みを推進、支援いたしてまいりたいと考えております。
 イノシシ、猿、シカでございます。
 野生鳥獣は、自然環境を構成する重要な要素の一つであり、それを豊かにするものであると同時に、我々の生活環境を保持・改善する上で欠くことのできない役割を果たしております。ところが近年、イノシシやニホンザル、ニホンジカなどの生息分布区域の拡大、農山漁村における過疎化や高齢化の進展による耕作放棄地の増加等に伴い、野生鳥獣による農林水産業に係る被害は、中山間地域等を中心に全国的に深刻化している状況にあります。
 加えて、野生鳥獣による農林水産業等に係る被害は、農林水産業者の営農意欲の低下等を通じて耕作放棄地の増加等をもたらし、これがさらなる被害を招く悪循環を生じさせており、掛川市においてもこの傾向があらわれ始めております。
 野生鳥獣による被害防止対策は、野生鳥獣との共生を前提とした「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」に基づく適正な保護と管理という枠組みのもとで、捕獲による「個体数調整」と野生鳥獣を引き寄せない取り組み等や進入防止柵の設置などの「防護」を組み合わせて対応することが基本であり、こうした観点に立って、効果的、効率的な防護対策とあわせて、適正な個体数調整のための有害鳥獣捕獲を総合的に推進することが重要と考えております。
 市といたしましては、イノシシの有害鳥獣捕獲を小笠猟友会掛川支部に委託し、今年度は 4回実施して80頭捕獲いたしております。また、電気柵や箱わな導入者に対し、経費の 3分の 1(上限15万円)を補助し、イノシシ等の野生動物による農地への被害防止対策を行っておる次第であります。
 人工林のことであります。
 森林は、国土の保全、水源の涵養等のほか、二酸化炭素の吸収源として重要な役割を果たしてきておりますが、近年、森林を支える林業、山村の元気がなくなり、間伐等の手入れが不足する森林がふえるなど、森林の機能の低下が全国的に危ぶまれております。
 森林の間伐を行うと林内に光が入り、林床に植物が育ち、豊かな自然生態系が形成され、将来的に健全で活力ある森林へと育っていき、このことによって森林の多面的機能の発揮に貢献しております。
 また、京都議定書に基づく二酸化炭素吸収源としての森林を確保するためにも、現在、国を挙げて間伐等の森林整備の推進に取り組んでおります。
 そのようなことから、最近では森林整備への国などの補助制度が充実し、治山事業による本数調整や、あるいは「森林づくり県民税」を財源とした「森の力再生事業」といった、一定の条件を満たせば所有者の負担がなしで森林の整備が行える事業もございますので、それらを活用し、森林の整備をさらに推進していきたいと考えております。
 また、このように私たちの生活に重要な役割を果たしている森林は、その恩恵を受けているすべての人によりこれを支えていくことが必要でございますが、現代社会においては、日常の生活の中で森林とかかわったりする機会が少なくなってきております。そのため、森林に親しみ、学び、感謝する機会を与えるために、市内にある「ならここの里」や「明ヶ島キャンプ場」、「市民の森」、「小笠山憩いの森」などといった地域の豊かな森林資源等を活用した施設の利用を通じ、市民が森林に関心を持つとともに、地域の活性化となる「森林との共生」を進めていくことも重要であると考えております。
 原泉小は、申し上げたことで、ひとつ御了承いただきたいというふうに思います。
 それから、明ヶ島キャンプ場でございます。
 明ヶ島キャンプ場は、森林のレクリエーション的利用、自然観察、教育・文化的及び保健休養機能の目的で、昭和54年度から昭和61年度にかけ、林業構造改善事業により整備をし、開設は昭和55年度でございます。開設当時は地域の活性化の要因も担っていることもあり、平成17年度までは、地元住民で組織する「明ヶ島森林総合利用組合」が管理運営をいたしておりましたが、平成18年度からは、指定管理者制度導入に伴い公募により決定した民間会社に管理を委託いたしております。
 キャンプ場開設期間の 7月から 8月の利用状況は、ピーク時の平成 6年には 2,081人を数えましたが、キャンプブームが去った近年は減少傾向にあり、今年度は 309人でございました。また、時代の経過とともに施設も老朽化しており、近年は施設の維持管理に苦慮している状況でございます。
 昨今のレジャー嗜好の動向や、当施設の立地条件、規模などを考慮すると、今後も極端な利用客の増は望めませんが、豊富な自然環境を生かした場であり、地元有志によるアマゴの養殖も復活し、地域おこしが図られていることから、現在も当施設が地域の活性化に貢献していることは明白でありますので、今後はこれまで以上に周辺の豊かな自然や地場産品を活用し、地元住民などと連携をとった管理運営をしていただくよう、指定管理者に指導してまいりたいと考えております。
 なお、菊川の議長が以前から掛川の山の奥まで来られて、ヤマメの養殖やいろんなことに関心を持ってやっていらっしゃることは、お話を十分聞いております。大変人柄のいい方でございますので、私は、指定管理者になっていただけるというならば、それはそれでまた十分お話も伺ってみるということは価値があることではないだろうかと考えているところでございます。
 次に、静岡空港の点でございますが、掛川市の歴史・文化のことであります。
 掛川市は、歴史・文化資源や自然資源など数多くの観光資源に恵まれているほか、近年、民間観光施設も充実し、観光都市として掛川の魅力は徐々に高まってきております。平成18年度の観光交流客数では、掛川市は県内20市のうち11番目(平成17年度は14番)に位置いたしております。観光都市としてはまだまだ今後の努力が必要だと認識しておりますが、来年 7月に開港が予定される富士山静岡空港や、平成24年に開通予定の新東名高速道路は、掛川の観光や産業のポテンシャルを飛躍的に高める役割を果たすと考えております。
 これらの潜在力や好条件を生かしながら効果的に観光振興を図るためには、現状を踏まえた体系的な施策の推進が重要でございます。掛川市では、今後の観光振興の基本的方針をまとめるため、平成19年度に「掛川市観光基本計画」を策定いたしました。計画では、最も中心となる基本方針を「地域の資源を活用した掛川らしい取り組み」としております。これは前段でも述べましたとおり、市内には、海、山など豊かな自然や街道文化を初め、茶、イチゴ、メロンなどの農産物、報徳などの精神文化、歴史史跡など掛川らしい特色ある地域資源に多く恵まれております。しかし、国内の著名観光地に比べると、まだまだ資源自体が小粒である上、全体的な吸引力、誘客力には不足しております。このような現状を踏まえ、基本方針としては、今ある観光資源にさらに磨きをかけつつ着実な歩みを目指すという意味合いで、目標設定をいたしております。
 そしてさらに、掛川らしい取り組みを実現するための基本施策として、魅力的な情報発信機能の充実、おもてなしの心を伝えた誘客体制の充実、観光資源の整備・活用、広域連携の推進の 4つを掲げております。また計画では、さらに、この 4つの基本施策に基づく具体的な施策も示されております。議員御提案の静岡空港につきましても、その活用方策として「周辺市と連携した空港利用の観光コースづくり」ほか 4項目が示されております。また、新東名については、(仮称)森・掛川インターチェンジの設置による掛川へのアクセスや倉真地内のPA設置によるPRが誘客効果に大きく貢献すると考えております。
 掛川としては、この 2つの交通インフラが整備されていることにより、市内のさまざまな方面に大きなプラスとなり、観光振興面においても誘客の大きなかぎを握っていると考えるため、この 2大事業を最大限に活用し、観光基本計画に基づいたさまざまな観光振興施策に取り組んでまいります。
 また、掛川商工会議所におきましても、静岡空港開港を見据え、その活用策を検討するために交流型産業創造会議を立ち上げ、「交流型産業の推進」を中心に据えた観光振興策がほぼまとまっております。掛川市といたしましても、観光振興のツールとして、この交流型産業についても大いに参考にし、商工会議所を初め、観光協会等関連組織と連携する中で、積極的な観光行政を推進してまいりたいと考えております。
 なお、大須賀の「ちっちゃな文化展」などにつきましては、もうあれが終わってから大分なりますが、NHKやその他のテレビでもたびたび取り上げられ、きのうもその情報が出ていろいろやっておりましたが、あの方々が全くのボランティア的組織で何万人という人を集めるだけの力を持ってやっていることは、来年の県のいわゆる文化展、国民文化祭、これの私は目玉的な存在になってくれるのではないだろうかと、このように考えているわけでありまして、それに加えて、ああしたことを 1年間を通じてあの大須賀の中で一、二のお店を使ってやってみようとか、あるいは先般は商工会の方が、サトウキビをエキスにして、そしてワインをつくるとか、いろんな新しいことを地域を挙げてやっていただけるような雰囲気が出てまいりました。
 私は、これは非常にいいことではないかと考えて、例の総務省の支援事業というのが来年度までありますけれども、こうした活動については大いに頑張ってもらって、それが掛川市の一つの誇りになるというようなものもひとつ私は考えてみてはどんなものだろうかというふうに考えているところであります。
 広域観光を目指した掛川市の位置づけであります。掛川市の観光資源を最大限に生かし、静岡空港や新東名高速道路を利用する遠方からの来訪客をさらに増加させるためには、広域的な観光ネットワークは必要不可欠であると考えております。
 掛川市では現在、広域的な観光の取り組みとして、県西部地域の市町で構成する「西部地区観光協議会」、県内の行政や団体で組織する「東海地区外国人観光客誘致促進協議会静岡県部会」、空港周辺 6市 1町で構成する「富士山静岡空港周辺地域観光振興研究会」の 3団体に加盟するほか、空港周辺の 8市 4町の観光協会で組織する広域組織にも加わり、多言語観光パンフレットの作成や広域マップの作成、海外観光業者を招聘してのモデル観光ルートづくり等の活動を行っております。
 今後も引き続きこれらの組織と密接に連携し、国内のみならず国外に向けても積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。
○議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。21番、山本義雄君。
◆21番(山本義雄君) 何点か、時間がありますので、お願いいたしたいと思います。
  2番目の中山間地の活性化ですが、今度、茶園あたりも新しい事業ができて、これは推進できるということでございますが、御案内のように掛川市は、もう茶業部門でも深蒸しではほとんど産地賞とか、あるいは農林大臣賞をもらっているわけでございますが、それをもらっているところは、日東地域ということは、今度、それこそ市のほうで推進しておりました原田の総合製茶とか、新しい工場の清風園とかと、そういうところが大臣賞を常時もらうようになったわけでございますが、これもほとんどやると、中山間地の良質な環境でできた原料でもってこういうふうにできているのではないかなと、こういうふうに思いますが、これは掛川市のみならず、煎茶で言えば、それこそ本山茶の安倍川の奥とか藁科川の奥とか、あるいは川根本町とか、そういう不利益のところが、茶園が本当に滋味がいい葉っぱができますので、ぜひそういうことで、しかしながら、原田の衆も言っています。市長も聞いたことがあるということですが、大臣賞だけもらって農家の衆は懐ぐあいががんこによくはないというか、不利益ですので、そういうことがありますので、できたらそこらをもう少し再整備をしてもらう。
 また、荒廃した農地をやるにしても、高齢化で、自分らはやめたで人には貸せないよという衆もありますので、そこらは、やる気塾とか農協がちゃんと貸借関係をやっていただいて、効率的な荒らさないような利用方法を考える方法があるのではないかなと思いますので、ぜひそこらの推進もよろしくお願いを申し上げたいなと、推進していただきたいというふうに思います。
 それから、イノシシですが、これについては本当にひどくて、80頭と言うけれども、向こうのほうにはもっと、普通の衆よりずっと多いではないかなというふうに思います。私もいつも大池原里線を通って、夜になると帰るわけですが、時々、年に四、五回ぐらいは、春先には子供が生まれるものですから、四、五頭連れた親子連れに会ったり、また、今になると80キロから90キロぐらいのイノシシに出くわすことがあります。
 そんなことで、特に上垂木や桜木から原田につきまして鳥獣保護区になっております。これも20年ぐらいになりまして、ちょうど来年ですか、見直しの年度に来ているということでございますが、農家の皆さんは、とにかくイノシシからそういうハクビシンとか鳥獣については、もう当然守らなければいけないオオタカとかあるいはオシドリあたりは保護地区にしていいわけでございますが、有害のことについてはぜひ外していただかないと、もう本当に繁殖時期になりますので、猟期になると、もうそこへ行けば安全で繁殖できるということで出ていくというような形の中で、異常繁殖しますので、ぜひそこらの対応をしていただきたい。
 それからまた、御案内のように、本当にこの中山間地は、秋になれば水田から、今はもう野菜畑から何から皆、転作とか何かをやらなければ生活はできないというか、農家の人たちが逼迫しておりますので、ここらも積極的な対応や、今申し上げました保護区の件についても、地元の意見をよく聞いて、適切な指導をしていただきたいと思います。これも、ある程度市長が権限があるのではないかなという部分もありますので、ぜひそこらを有効にしていただきたいなというふうに思うところでございます。
 明ヶ島のキャンプ場についても、ぜひ、地元の皆さんの強い要望がありますので、そこらの検討を推進していただきたい。
 原泉地域については、来年から本格的に地元の皆さんとコンセンサスをとって、地域のいろいろな資源を生かした中で進めていただくということでございますので、これも強力によろしくお願いを申し上げておきたいと思います。
 それから、今、これからの観光というか、観光とはよく言われますが、国は国の光、地域は地域の光を見よというようなことでございまして、ぜひそういうことでお願いしたいわけでございますが、市長も私も、この掛川市は豊かなそういうものがある、これをどう掘り起こして製品化していくかというかというか、プログラムを組んでいくというのはこれからのあれですが、今までですと、いろいろ支度をしても、日曜が 1日とか 2日、そらからまた年間、掛川、大東、大須賀、幅広いものですから、いろいろそういうイベントが重なりますので、そこらの調整を、せっかく企画しますので、できたら金曜日ぐらいにやるとか、 1週間ぐらい企画するものですから、ロングランでやるとか、できるやつはね、もう日曜日しかないよというのはいいわけですが、せっかく支度しますので、できたらその期間をやってもらう。
 それからまた、北のほうのならここの温泉とこっちと桜まつりも一緒になるよ、また、町とこっち一緒になるというようなことではなくて、できたらそこのイベントもラップしないような形で調整できたらなというふうに感じておりますので、ぜひそんなこともよろしくお願いしたいなと思います。
 以上、 2回目の質問とさせていただきます。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) お茶のことにつきましては、本当に一生懸命やっていただくのに、その割には収入にならないのだというようなことは、本当に全くおっしゃることはよくわかります。明日の質疑でも戸塚久美子議員からも、そういう品評会とか何かのことについての予算も考えろというような御指摘も出ているわけでございますけれども、できることならいろいろ改善したいと思っておりますけれども、やはり予算の関係もあり、おっしゃることに満足にいくというわけにはなかなかいかないと、こういうことでもございます。
 これについては、お茶の方々は、一つの芸術性というか、あれをやるということは、もう自分の収入が減っても何でもかんでもやると、そういうような、一番お茶の高いものができる日に全部休んでしまってあれだけやっているという、そういうようなお茶工場がもう随分多いということは、いかにこのことに皆さんが一生懸命になっているか、特化しているか、一生懸命になっているかという、そのあかしでございます。でも、それだけの努力があったから、本当にこの日本一を守ってこれたのではないかと、私はそう思っているわけであります。必ずしも土質というだけだったら、もっともっといいところがほかにもあると。しかし、掛川の日坂、原田、そういったような場所が、本当に立ち入っているのは、伝統的に皆さん方がしっかりと技術をきちんとして、そしてお茶に生きているということによって私は成り立っているのだと、こう思うものですから、その方々が嫌になってしまうようなことがないように、これからも十分考えていきたいなと考えております。やる気塾に期待するところは、大きいところでございます。
 それから、イノシシにつきましては、これはもう、なぜこの今の鳥獣保護区がやめられないのだろうかと、これは一度やってしまうとなかなかこいつが外れないということが 1つと、御意見がいろいろにあるのでは、なかなかそれが一本化できないとか、県は一遍保護区にしてしまったらそれをなかなか外さないと、こういうところがございまして、難しいところでございます。
 そこで、鉄砲でなくてその他の方法でいろいろ考えて、いわゆる農家の人の農作物を荒らすことを防ぐと。電線だとか柵だとかいろいろ工夫がなされているようでありまして、そういう地域はかなり実は効果を上げていると聞いております。今、桜木地区の方が非常に一生懸命になってイノシシ退治に励んでくれておるわけでありますけれども、単に鉄砲でみんな殺してしまうというのではなくて、本当にいろいろ工夫をしてくれてやっております。その辺のことなんかも、農業特派員がしょっちゅういろいろ情報は持ってきてくれておりますし、農業特派員自身がもうそういった免許を取って、そして先頭に立って今やってくれております。何とかしてこういう問題の少しでもおためになるように頑張っていきたいと。
 全部これを解決することは、もう本当に難しいと。しかもその方々においては、こういうものは敵ではないのだ、こういうものも一応ある程度いなければいけないのだという、そういう人たちもいるし、また県のほうも、必ずしもみんな殺してしまえという考えではない。そこら辺のことが本当に困るわけでございますけれども、よく農家の方の農産物の被害ということを十分中心に考えて、これからも勉強していきたいと考えております。
 明ヶ島キャンプ場のことも、お話のことはよくわかりました。
 それから最後に、山本議員が将来お時間ができるようになりましたら、議員がここでよく壇上でおっしゃったお茶観光、これを議員御自身がひとつやってくださると、私はこれはもうとてもいいではないかと。牧の原に本当に知事さんなんかも行かれるところがありまして、私も非常に昔からの友人でよく呼んでくれるのですが、なかなか行けなくて、ことしは家内が行きました。ああしたような形になっていけば、黙っても人が来てくれると、こういうことになります。そういう構想でも山本議員がつくっていただいて、山本園でなくてもいいです、何でもいいですから、ともかくやっていただければ、私は、人が来る。それで、それがまた価値があって売れるというふうになりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○議長(鈴木治弘君) 再質問はありますか。21番、山本義雄君。
◆21番(山本義雄君) それこそ答弁で私のほうへ振られてしまってあれですが、私も、それこそ議員をやめたらぜひ取り組んでみたい。原田の衆から、原田園とかいろいろな茶園がありますので、加茂荘とタイアップして、できたらもう 4月、 5月の連休には掛川へ行けば深蒸し、茶畑で天ぷらから周辺でできたタケノコ、山菜をこういうふうに茶畑でおにぎりでも何でもくれて、帰りにはそこの工場へ寄って工場の衆のやつをやる、それから、お茶は、茶商の売り場へやってきて、帰りには加茂荘の菖蒲園へ寄るか、花鳥に寄るかお城へ寄って帰るというか、そこらの定番が、もう、はとバスから何からも、そこらのあれへ 5月になればなるなと、なればいいなと思いますが、私もそんなつもりでいます。それからまたイノシシのほうも、それこそ議員でもやめれば、うちのおうどまで来ていますので、何としなければいけないものですから、県のほうへ行ってやってきて、チームをつくって、こういうふうにやってみたいと思います。
 イノシシのほうも、市長も、先日のならここのもじみ祭りですが、あそこは桜木の衆が二、三人で 300円でカレーを売ったもので、その名前があそこで出たけれども、シシカレーだかと、シシの肉でやって、カレーで 1杯 300円だかと、こういうふうに売っていたけれども、結構味がよかったです。
 それからまた、ことしの議運のあれで、あれは佐賀市ですかね、駅へ朝行ったら、あそこでは缶詰を売っていて、のぼりの立っていたもので、地元のシシの缶詰を出して、どう食うのだといって、料理のレシピもこれについていて、ラーメンのあれにするとか、今言ったカレーにするとか、シシなべにするとかと、 1個 900円だと、僕は一応参考で買ってきましたが、そこは逆に産業をおこして食品会社とも絶対安全だというので、缶詰でこういうふうに売っていたもので買ってきましたが、そんなことがあります。
 もう 2分あるわけでございますが、市長、きのうからの南北道路については、特にあそこの西大谷のトンネル、これについてはもう県のあれだものだから手がつかないよというようなお話があったわけですが、私は、もう本当に大東、大須賀の皆さんが南北道は最重要でございますので、できたらことし中ぐらいに市長を先頭に、合併した歴代の議長なり、あるいは県議もおりますので、県知事のところへ直接行って、こうだなという談判ぐらいを、陳情というかお願いをして、何とか知事が現役の内につばつけて、わしがやめても何でもできるようにしますよというようなことをやってもらいたいなというふうに、これはぜひやっていただきたいですが、そういうことで、これで最後になろうかと思いますが、一般質問を終わらせていただくわけですが、いろいろ大勢の皆さんが一般質問をやっていただいたわけですが、一様に、世界経済が厳しい、市の財政も厳しいので、何しろ金はないよなんていうことを言ったようですが、ぜひ来年の予算、あるいは事業については、少しは明るいような取り組みをしていただきたいなというふうに思います。
 終わります。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。市長、戸塚進也君。
◎市長(戸塚進也君) 南北道の中の大谷のトンネルのことにつきましては、壇上で私から、急に言われない点のことについて、遠回し、遠回しに御説明申し上げた点がございます。これがやはりちゃんとしないと、知事のところへ行っても逆効果になるというような心配もありますので、その今の昔の問題をしっかり片づけて、そしてわかったというようなことになってから本格的にかかりたい。それにはそんなに時間はかからない。もう大体引き出しの中にあるやつをそろそろそうっとしまったりいろいろしておられますので、ここらのことが解決できれば、一瀉千里に頑張っていきたいと、こういうふうに思っている次第でございます。
 それから、山本議員が将来お始めになるときは、とろろ汁のこととイノシシなべとかそういうものをお忘れないようにひとつ一緒にやっていただきたいと心から期待をいたしております。
○議長(鈴木治弘君) 以上で21番、山本義雄君の質問は終わりました。
 以上で本日の日程全部は終了いたしました。
 明日は午前 9時30分から本会議を開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
                 午後4時 5分 散会