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静岡県 掛川市

平成20年第 4回臨時会( 7月)−07月30日-01号




平成20年第 4回臨時会( 7月)

              平成20年第4回(7月)
            掛川市議会臨時会会議録(第1号)



〇議事日程    平成20年7月30日(水)午前9時30分 開会

 日程第1
  会議録署名議員の指名

 日程第2
  会期の決定

 日程第3
  議発第 9号  掛川市議会の議員の定数を定める条例の制定について


〇本日の会議に付した事件 ……………………………… 議事日程に上げた事件に同じ


〇出席議員(28名)

     1番  鈴木治弘君         2番  竹嶋善彦君
     3番  内藤澄夫君         4番  欠員
     5番  佐藤博俊君         6番  石山信博君
     7番  戸塚久美子君        8番  鈴木正治君
     9番  東堂陽一君        10番  八木宏之君
    11番  菅沼茂雄君        12番  河住光重君
    13番  鳥井昌彦君        14番  大庭博雄君
    15番  狩野 恒君        17番  高塚昌彦君
    18番  水谷陽一君        19番  桑原百合子君
    20番  松井俊二君        21番  山本義雄君
    22番  加藤一司君        23番  山崎惠司君
    24番  戸塚正義君        25番  大石與志登君
    26番  鷲山喜久君        27番  堀内武治君
    28番  水野 薫君        29番  雜賀祥宣君
    30番  豊田勝義君


〇欠席議員( 1名)

    16番  高木敏男君


〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者

 市長      戸塚進也君       監査委員    後藤知彦君


〇委任(嘱託)を受けた者

 出席者
 副市長     山本君治君       教育長     杉浦靖彦君
 企画総務部長  中山礼行君       病院事務局長  西尾繁昭君
 経済建設部長  八木 修君       福祉生活部長  伊村義孝君
 会計管理者   水島良次君       水道部長    貝嶋友房君
 教育次長    川隅庄一君       消防長     岡山秀秋君
 企画総務部次長 深川喜春君       福祉生活部次長 大石武夫君
 経済建設部次長 内山宰年君       消防次長    松浦 篤君
 企画調整課長  水野雅文君       総務課長    広畑雅巳君
 交通防災課長  山崎賢治君       税務課長    溝口 正君
 IT政策課長  鈴木 裕君       高齢者支援課長 岡本千司君
 高齢者支援課付参事           保健予防課長  松浦由幾君
         大塚和男君
 市民課長    松本一馬君       農業振興課長  山下 茂君
 商工労働観光課長中山雅夫君       建築住宅課長  鈴木 直君
 下水整備課長  堀川久史君       道路河川課長  石山俊文君
 大東支所長   小田勝男君       大須賀支所長  森下 高君
 監査委員事務局長松浦克己君       水道工務課長  山本 進君
 経営企画課長  竹原照彦君       医事課長    服部憲成君
 学校総務課長  内海和夫君       学校教育課長  青野雅和君
 幼児教育課長  平出行良君       生涯教育課長  中山富夫君
 消防総務課長  山崎正美君       中央消防署長  萩田龍雄君
 南消防署長   栗田 操君
 欠席者
 病院長     五島一征君       南部行政事務局長夏目正秀君
 福祉課長    松浦成夫君       環境保全課長  岩本克治君
 図書館長    大川原淳哲君


〇職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長    奥宮正敏        次長兼議事調査係長
                             榛村吉宣
 庶務係長    山崎えみ子       主査      赤堀義幸
 主任      杉山久平        主任      萩田匡伸
 主任      高木千恵子



                   議 事
                 午前9時30分 開会
○議長(鈴木治弘君) ただいまの出席議員は28名であります。所定の定足数に達しておりますので、これより平成20年第 4回掛川市議会臨時会を開会いたします。
                    開 議
○議長(鈴木治弘君) これより本日の会議を開きます。
 これより本日の日程に入ります。
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(鈴木治弘君) 日程第 1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第81条の規定に基づき、議長において、 8番、鈴木正治君、17番、高塚昌彦君を指名いたします。
△日程第2 会期の決定
○議長(鈴木治弘君) 日程第 2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今臨時会の会期は、本日 1日限りといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」との声あり〕
○議長(鈴木治弘君) 御異議なしと認めます。
 よって、会期は本日 1日限りと決定いたしました。
△日程第3 議発第 9号
○議長(鈴木治弘君) 日程第 3、議発第 9号について議題といたします。
 提出者より提案理由の説明を求めます。 2番、竹嶋善彦君。
               〔2番 竹嶋善彦君 登壇〕
◎2番(竹嶋善彦君) ただいま議員発議として上程させていただきました議発第 9号、掛川市議会の議員の定数を定める条例の制定について、提出者27名を代表して提案理由の説明を申し上げます。
 本議案は、地方自治法第91条第 1項の規定により、掛川市議会の議員定数を24と定めるため提出するものであります。
 御案内のとおり、現在、当市の議員定数については、合併前の平成16年 7月、合併協議会の告示により、30人と定められているところであります。今回、定数を 6人減として24人とすることが提案の趣旨であります。
 以下、その理由について申し上げます。
 近年、全国的な流れとして、各自治体において議員定数の削減が取り組まれております。当市議会においても例外ではなく、昨年、議会活性化特別委員会を設置し、議題の一つとして議論をしてきた経過があります。この特別委員会では委員長を務めさせていただきましたが、特別委員会での結論については、 2月定例会において委員長報告として既に報告をさせていただいたところでありますが、繰り返しになり恐縮でございますが、確認の意味で、いま一度議員定数にかかわる部分の提言について申し上げます。
 「議員定数削減には慎重論もあったが、当委員会としては、次回の選挙より議員定数を削減することを提言する。なお、定数については、24人が妥当であるとの意見が多かったが、段階的に進めるべきとの意見もあったことを付記する」
 以上が特別委員会の提言でございます。
 その後、区長会連合会より、市議会議員の定数削減について要望書が提出され、「定数については、県内類似都市と同程度が望ましい」との意見をいただいたところであります。
 議員定数削減と住民自治の確立は相互関係にあり、今後さらなる住民自治の推進は不可欠であると考えます。本市における住民自治には、地域間に差が見受けられるものの、議員定数が削減されることにより、地域住民がみずから立ち上がり、住民自治が確立されることを期待するものであります。あわせて市当局には、行財政改革の一層の推進をお願いしたいと存じます。
 私ども議会といたしましても、現下の厳しい社会経済状況を踏まえ、行財政改革の推進の一翼を担う掛川市議会みずからが減量化を図ることを多くの市民が注目し期待しているものと認識しております。
 以上のようなことから、議員定数の見直し、削減は、時代の趨勢であり、有権者の声であると考えます。今回、率先して議会が改革の範を示すことにより、結果として、議会の信頼と活性化につながるものとかたく信ずるものであります。
 なお、本条例は、次の選挙から適用いたします。
 以上、提案理由の説明といたします。何とぞ議員諸氏の御理解、御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(鈴木治弘君) 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、これを許します。18番、水谷陽一君。
               〔18番 水谷陽一君 登壇〕
◆18番(水谷陽一君) 通告に従いまして質疑をさせていただきます。
 第 1は、法定定数とは何か。地方自治法で定められたものと思いますが、いかがなものでしょうか。
 本自治法は、1999年、今からわずか 8年前に施行された法律に基づいて、法定定数が決められているわけであります。上限34人と掛川市の場合、定められているわけだと思うわけであります。さらに、その上限を現在 4人も少ないという状況で、さらに法定定数を大きく下回る、その目的は何なのか。
  2つ目、今回の定数削減の目的は。もともと私ども議会の各勉強会の中で、市議会の役割は、?市民の多様な意見を市政に反映させること、?行政の監視チェック機能を果たすこと、こういうことを議会の役割として勉強してきております。大いにこの 2つの役割を発揮する上で、今日の混迷した日本の政治の中で、地方政治の果たす役割が大いに必要だと思うわけでありますが、この役割が定数削減で果たせるのか。
  3番目、一部から「定数削減した予算支出減額分を議員報酬の引き上げへ」という声も聞こえてくるわけでありますが、今の竹嶋委員長の説明では、一方で行財政改革と言いながら、こういう意見が出るということが聞こえるわけでありますが、まさに本末転倒であると思いますが、本当はどうなのか伺います。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。 2番、竹嶋善彦君。
               〔2番 竹嶋善彦君 登壇〕
◎2番(竹嶋善彦君) それでは、お答えをいたします。
 御案内のとおり、議員の定数につきましては、従来、人口規模において、地方自治法に法定数が規定されております。しかし、分権改革の一環として、地方議会の組織に関する自己決定権を尊重する観点から、この法定定数制度が改められ、平成15年から、それぞれの自治体が条例で定める条例定数制度とされているところであります。
 改正後の地方自治法第91条では、「市議会議員の議員の定数は条例で定める」とされております。また、その第 2項において、「議員の定数は、各号に掲げる市町村の区分に応じ、当該各号に定める数を超えない範囲内で定めなければならない」と上限が規定されているところであります。
 したがって、本条の規定により、各自治体の議員の定数は、人口区分ごとの上限の範囲内で条例を定めることとなります。なお、当市の場合は、人口10万人以上20万人未満の市として、34人がその区分に該当する次第であります。
 次に、定数削減の目的につきましては、掛川市に限らず、全国的に行財政改革が推進されていますが、当市においても、市財政が緊迫しており、市民、当局だけでなく、議会もその痛みを分かち合うべきだとする意見が基本的な理由ではないとか存じます。
 議員定数を削減することにより、住民の多様な意見が反映しにくくなるとの危惧が聞かれることも事実であります。しかしながら、実際には区単位や市民活動という形で、かなり細かい住民意思を行政に反映することが可能となっています。また、議会に対しては、陳情・請願という方法があります。区長会連合会からも、実現すべき議員定数として、県内類似都市と同程度が望ましいとの考えが示され、県内の10万以上の都市において、議員 1人当たりの人口はおおむね 5,000人以上であります。
 市議会の役割として、確かに多様な市民の意見の反映や行政のチェック機能ということがあります。ただ、議員の数が多いことが、イコール住民意思をよりよく反映すること、監視機能の強化につながるかと言えば、それは疑問に感じます。それは選ばれた議員が、また議会として、どう活動していくかにかかっております。24人の定数でも、その役割を決して果たせないことではないと考えております。
  3番目の最後に、「定数削減した予算支出減分を議員報酬の引き下げへ」との声があるがという問題について、今回の条例案につきましては、あくまで議員定数を定めるということであり、議員報酬の問題については、また別の議論が必要となってくるかと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(鈴木治弘君) 再質疑はありますか。18番、水谷陽一君。
◆18番(水谷陽一君) 今の委員長の説明で解明するところも多いわけですけれども、再質疑をさせていただきます。
 定数問題というのは、議会の役割から見て、民主主義の根幹における問題だと思います。その民主主義の根幹の問題を、行財政改革と称して、経費削減を含めて、同じ議論として、果たしていいだろうか。あくまでも議会というのは、市の行政機関とは独立した機関であると思います。その独立した機関がその機能を本当に果たしていけるだろうか、その点が再質疑です。
 最後は、定数削減した予算支出の減額分が議員報酬の引き下げと、そこが委員長の説明が不十分だったので、再質疑をいたします。
 その 2点を再質疑といたします。
○議長(鈴木治弘君) 答弁願います。竹嶋議員。
◎2番(竹嶋善彦君) まず、後のほうの訂正をさせていただきたいと思います。私が一部、定数削減した予算支出減額分を議員報酬の「引き下げ」と申し上げたようでございますが、「引き上げ」の間違いでございましたので、訂正をよろしくお願いします。
 今の十分これから定数を削減してできるかとの御質問でございますが、他市も当然その問題は検討している中で、我々も議会活性化の中で十分検討し、本当に議員一人一人がこれから何をなすべきかと、一人一人が自覚を持って行動する議員を選ばなければいけない。そうした議員が選出されてこそ、こうした問題が解決するということで、私どもはそれぞれ議員が努力をし、行政改革に立ち向かっていくということが一番大事であり、そうすることによって、これはしっかりできるというように確信しております。
 以上です。
○議長(鈴木治弘君) 再々質疑はありますか。
◆18番(水谷陽一君) 結構です。
○議長(鈴木治弘君) 以上で18番、水谷陽一君の質疑を終わります。
 関連質疑はありますか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(鈴木治弘君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議発第 9号につきましては、会議規則第37条第 2項の規定に基づき、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」との声あり〕
○議長(鈴木治弘君) 異議なしと認めます。
 よって、本件につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
 これより本件に対する討論に入ります。
 討論の通告がありますので、これを許します。まず、26番、鷲山喜久君、御登壇ください。
               〔26番 鷲山喜久君 登壇〕
◆26番(鷲山喜久君) 改めましておはようございます。
 議員発議をされた議員の皆様におかれましては、反対討論を幾ら行っても、議員定数は24で決まりと、火を見るより明らかと思っているでしょうが、そうは問屋は卸しません、そのことを申し添えておきます。
 それでは、日本共産党議員団を代表して、議発第 9号、掛川市議会の議員の定数を定める条例の制定について、反対の立場で討論を始めます。
 平成20年 3月21日の議会活性化特別委員会の委員長報告は、議員定数は24人が妥当との意見が多かった。しかし、急激な削減は混乱を来すおそれがあり、地域格差もあることから、段階的に進めるのが望ましいとの意見もあったと報告をしています。
 定数を削減すべき理由として 5点あります。 1つは、行政改革を進める中、職員数も10年で 128人の削減。 2つは、議員 1人当たりの人口比率が他市より低い。 3つは、合併協議会で上限に近い30人で激変緩和策がとられてきた。 4つは、地域代表でなく、市全体を見ることのできる高いレベルの議員を期待。 5つ目は、世論が削減を望んでいる。
 定数削減に伴う課題は 4点ありますが、中身については省略します。
 そして、平成20年 5月30日には、掛川市区長会連合会から、掛川市議会議員の定数削減について要望書が提出されました。要望事項は、 1つは、県内類似都市の三島、富士宮、焼津等と同程度が望ましいと考える。 2つは、平成21年 4月実施予定の選挙からとする。 2つの要望です。
 今月 1日の議員懇談会を経て、議員定数条例が議員発議されました。平成17年 4月 1日、新掛川市が誕生して、わずか 3年 4カ月で議会制民主主義を破壊するのか、それとも将来の掛川市にふさわしく発展させるのか、まさに掛川市議会の歴史的な 7月30日と言っても決して過言ではありません。
 戦前の大日本帝国憲法の第 1条は、「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」で始まります。つまり主権在君でありました。戦後は、憲法の前文に主権在民を宣言し、第 1条に主権の存する日本国民と、国民主権の原則を前文と第 1条に、そして第 8章に地方自治が明記されました。
 この主権と地方自治を前提に、議員定数削減の問題は、 1つは、職員の削減と議員定数削減を見ると、合併後、職員を減らし、機構改革をした結果、支所に、ある市民の 1人が工場の煙に困って、現場を見てもらいたく電話を入れたところ、担当課の違いから、本庁に電話をするよう指示され、現場に到着するまでに30分近くかかり、煙の状況を見ることができず、つまり申請主義に重きを置いて、小回りがきかなくなっています。行政改革や合併で小回りやサービスがよくなるどころか、市民からすると、役所までの距離は変わっていないのに、はかることのできない距離は遠くなっているのです。
 行政の統合、効率化が推進され、国民には我慢と自己責任が押しつけられ、格差社会によって、若者を使い捨てにする労働、お年寄りをうば捨て山に追い立てる差別医療、農家の未来を奪う亡国の農政など、どれをとっても百害あって一利なしのところに来ています。だからこそ、地方自治の本旨である住民の健康、福祉の増進が何よりも大切であります。
 行政改革の名のもとに、議員を削減するではなく、他市で議員定数削減されているから、掛川市でも減らすでは、掛川市の独自性がありません。住民から選ばれた議員は、市の職員とは違います。住民の厳しい目で見られて当たり前です。住民の皆さんは、議員にしっかりと市政をチェックして、市民のために仕事をしてもらいたい、そして一流の議員になってもらいたいとの期待があります。
 したがって、今日、国の悪政から市民を守り、将来の掛川市の発展を目指すなら、議員定数の法定定数を活用して、定数を上限の34人とし、できなければ、少なくとも現行議員定数とすべきです。地方自治法第91条第 2項を積極的に生かすことです。
  2つ目は、議会活性化特別委員会の中で議員歳費の話がありました。年金からは介護保険料、後期高齢者保険料等々の天引きや投機マネーの暴走によって、市民生活が破壊され、生活必需品が高騰して、大変な被害を日々市民は受けています。議員定数を削減して、歳費の引き上げでは、市民の理解は得られるどころか、信用はゼロになります。他市では、定数削減後の歳費引き上げがよくある例です。市民の信頼を裏切ってはいけません。議員は政治屋ではありません。政治家です。若い人が立候補しやすい環境づくりの意見もありました。そろばん勘定の議員ではなく、理念や理想、掛川市の将来を大いに主張して、ロマンを持って立候補したらよいと思います。若い人の議員は可能性と未来があります。
  3つ目は、議員定数の24についてです。24で本当に市民の声を市政や議会に反映することができるかです。議員のルールブックである議員必携では、激動する情勢に的確に対処するために、常に住民の中に飛び込み、住民との対話を重ね、住民の悩みと声を酌み取りながら、議論を重ねて、調査研究を進め、住民全体の福祉向上と地域社会の活力ある発展を目指し、時には住民に訴え、時には住民を指導して、その実現に積極的に努力することが大事であると明記されています。
 特に提出されていますところの議員定数24は、合併前の掛川の議員定数です。単純に計算すると、旧大須賀地区、大東地区の議席はゼロとなります。これでは発展どころか、後退です。市民は納得するでしょうか。今の議員任期が切れる来年 4月まで、残りは 8カ月です。いろいろな風が吹いています。今まで議員がいた地区から議員のいない地区がふえてきます。地区住民は満足するでしょうか。行政改革がうまく進んでいると評価していただけるでしょうか。議員として、議員必携に記していることができるでしょうか。
 市民が議員を探しても見えない、議員と市民の間が今まで以上に遠くなってよいのか。昨年度の議会活性化特別委員会の定数削減に伴う課題 4点、要約すると、 1つは市民の声、 2つはいろいろな人の意見が聞けない、 3つは住民自治の確立、 4つは議員の仕事量が十分こなせるか、こうした課題を残して、議員定数削減するならば、議会制民主主義の破壊であります。
 最後に、掛川市議会議員は、掛川市及び掛川市民の礎となり、汗と知恵を出すことではないでしょうか。このことを訴えて、反対の討論といたします。(拍手)
○議長(鈴木治弘君) 次に、25番、大石與志登君、御登壇ください。
              〔25番 大石與志登君 登壇〕
◆25番(大石與志登君) おはようございます。
 私は、ただいま上程されました議発第 9号、掛川市議会の議員の定数を定める条例制定について、賛成の立場から、また私も昨年度の議会活性化特別委員会の副委員長として、掛川市議会の議員定数についての議論に加わらせていただきましたので、このことを踏まえて、意見を申し上げます。
 新掛川市が平成17年に誕生し、 4年目に入りますが、振り返ってみますと、 1市 2町の合併協議会での議員定数については、当初全国的な情勢において、合併特例を適用するケースが多く、特例による54人との議論もされたところであります。しかしながら、平成の大合併は、行財政改革の強い一面も持っており、大激論の末、30人となった次第であります。
 地方分権、行政改革は、行政・議会・住民が一体となって、協働でつくる地方自治が要求されており、市当局では、行政改革集中改革プランが厳格に実行されているところであります。このような中で、市議会における行政改革の中心は何か、それが議員定数問題ではなかろうかと思っております。
 特別委員会における議論の中で、定数を削減すべき理由として確認されました主要な 5点について申し上げたいと思います。
 まず、 1点目は、市当局が行政改革を進める中で、職員の数を10年で 128人もの削減に取り組んでいることであります。
  2点目は、議員 1人当たりの人口比率が他市より低いということであります。ちなみに平成20年 6月30日現在、掛川市は議員 1人当たりの人口 3,847人、これに比べ、県内の10万人以上の人口の自治体を見ますと、おおむね 5,000人以上となっているところであります。
  3点目は、合併協議会において定められた定数は、法定上限に近い30人となっておりますが、合併初年度として、激変緩和策がとられてきたということであります。
  4点目は、地域代表でなく、市全体を見ることのできる高いレベルの議員を期待しているということであります。
 そして、最後の 5点目は、世論が削減を望んでいるということであります。このことにつきましては、去る 5月30日に区長会連合会から掛川市議会議員の定数削減についての要望書が提出され、実現すべき議員定数として、県内類似都市と同程度が望ましいとの考えが示されたところでもあります。
 以上、 5点の定数削減すべき理由を申し上げましたが、その反面において、削減に伴う課題があることも事実であります。中でも議員定数削減と住民自治の確立は相互関係にあり、議員定数を削減していく場合、さらなる住民自治の推進は不可欠であります。この課題については、特別委員会においても過去の実績等も踏まえ、慎重に議論を重ねたところでありますが、議員定数が削減されることにより、地域住民がみずから立ち上がり、住民自治が確立してくることが期待され、結果的に行政改革もおのずと進んでいく、このような見解に達し、荒療治的ではありますが、逼迫した市財政状況下、市当局とともにスリム化していくことが必要であるとの結論に至った次第であります。
 その他、定数削減に伴うもろもろの課題もあろうとは思いますが、議員自身がそれらの課題を十分に認識し、みずからのレベルアップを図った中で、真摯に対応していくことにより、おのずと解決できる。そして、そのことが議会を活性化させ、住民の期待にもこたえることになるであろう、私はこのように考えております。また、今回、議会が率先して定数削減を示すことにより、行政・議会・住民の一体性がさらに強固なものになっていくと確信するものであります。
 最後に、今後、若年層や女性の皆さん方が議員として出やすい環境整備について、さらなる検討を進めていただくことを声を大にして申し上げるとともに、今回の大幅な定数削減について、近隣自治体からも大きな評価をいただいていることを申し添え、議発第 9号、掛川市議会の議員の定数を定める条例の制定についての賛成討論といたします。(拍手)
○議長(鈴木治弘君) 以上で通告による討論は終わりました。
 そのほか討論はありませんか。
                〔「なし」との声あり〕
○議長(鈴木治弘君) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。
 これより議発第 9号について採決いたします。
 本件は提案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木治弘君) 起立多数であります。
 よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。
○議長(鈴木治弘君) 以上で本日の日程全部を終了いたしました。
 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長、戸塚進也君。
               〔市長 戸塚進也君 登壇〕
◎市長(戸塚進也君) 本日は大変お暑いさなかでございますが、臨時議会にお集まりをいただき、ただいま来年 4月に執行予定の市議会議員の選挙の議員定数につきまして、適切なる御判断をなさいましたことに対しまして、心から敬意を表するものでございます。
 他地区におきましても、各地方議会におきまして、定数問題を議論いたしておりますけれども、私の知る限りでも、真夜中まで審議しても、なお決まらず、延会をするとか、やじが飛び交うとか、こういう議会が非常に多かったやに伺っているわけでありますが、本日のこの掛川市議会におきましては、それぞれのお立場で立派な論陣を張られまして、このような形で粛々として採決も行われたということは、議会制民主主義の本当の範たるものだと、私はそのようにお伺いした次第であります。
 私も議員を26年ほど、市会、県会、参議院と務めさせていただいたわけでありますが、本日の御議論を伺って、自分の26年も振り返ってみたわけであります。確かに議員としては、自分の選んでくれた選挙民の人の声を十分に政治に反映させていくということは大変大切なことだと、私はそれは確信して思っております。
 しかし、国会であれば、地域より国、あるいは県会議員であれば、地域よりも県、そして市会議員であれば、地域より市全体というふうに考えていく議員がやはりあるべきではないか、そういう方向にこれからも民主主義政治の中で向いていくことが正しい方向ではないかと、私はそのように信じているものであります。
 また、歳費の問題等についても御議論があったところでございますけれども、私も市会、県会、参議院、それぞれ異なる歳費もちょうだいしてきたわけでありますけれども、こうして日々の活動が、お集まりの議員の皆様方も、365日ほとんど議員としての活動がないという日はないのではないかと、私はそのように実は認識をいたしている次第であります。
 市長の任務と比べれば、議員のほうが多少はゆとりがあるかもしれませんけれども、ありとあらゆることに対して、気を使い、活動し、奔走しなければならないのが議員であって、かなり専門職的な立場にあるのが議員ではなかろうかというように思っている次第であります。
 外から見た場合には、議員が歳費を多額にいただくとかという一部の批判もあることは事実でありますけれども、しかし実際にやってみますと、なかなか議員の歳費以外に相当の収入を得ることも難しいことでありますし、やはり適切な歳費をいただいて、そして市民のため、市政のため、全力で働かれるというのが議員ではないかなと、このように実は自分の経験から考えて思うところであります。
 長くなって大変失礼でございましたが、重ねて立派な御審議をなさいましたことに対して心から敬意を表し、いよいよ猛暑、ますます暑さが厳しくなってまいりますので、お体に十分御自愛をいただき、また 9月議会でいろいろ御指導をいただきますようにお願いいたしまして、ごあいさつにさせていただきます。
○議長(鈴木治弘君) 私からもごあいさつを申し上げます。
               〔議長 鈴木治弘君 登壇〕
○議長(鈴木治弘君) 大変暑さの厳しい中での臨時議会でありましたが、本年度、掛川市にとりまして、病院問題と並び、市民の方々が大きな関心を持つ議員定数の改定でありました。住民自治の確立や行政改革を強力に推進する中、市民多数の期待する結果を得ることになったと考えるところであります。
 中東遠各市の議員定数も削減される方向にありますが、その過程の中で紆余曲折や混迷の末、結論が出されたと聞き及んでおります。しかしながら、当議会では、賛否両論がある中、極めて順調な審議をいただきましたことは、議員各位の見識の高さによるものと感謝を申し上げるところであります。
 今後とも円滑な議会運営に御協力を賜りますようお願いを申し上げ、あいさつといたします。大変ありがとうございました。
○議長(鈴木治弘君) これにて本日の会議を閉じ、平成20年第 4回掛川市議会臨時議会を閉会といたします。
                午前10時20分 閉会



 [ 署  名 ]




 以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。


          平成   年   月   日



                掛川市議会議長       鈴 木 治 弘









 [ 署 名 議 員 ]



                掛川市議会議員       鈴 木 正 治




                掛川市議会議員       高 塚 昌 彦