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静岡県 伊東市

平成17年 9月 定例会−09月20日-03号




平成17年 9月 定例会
            伊東市議会9月定例会会議録(第6日)

                平成17年9月20日

●議事日程
 平成17年9月20日(火曜日)午前10時開議
第1 一般質問

●会議に付した事件
議事日程と同一。

●出席議員(24名)
 1番  杉 山 利 郎 君        2番  森   一 徳 君
 3番  稲 葉 正 仁 君        4番  荻 野   聡 君
 5番  大 島 春 之 君        6番  平 沢 克 己 君
 7番  西 島   彰 君        8番  宮 ? 雅 薫 君
 9番  増 田 忠 一 君       10番  森     篤 君
11番  土 屋   進 君       12番  鶴 田 宝 樹 君
13番  鈴 木 克 政 君       14番  浅 田 良 弘 君
15番  天 野 弘 一 君       16番  稲 葉 知 章 君
17番  高 野 泰 憲 君       18番  久保谷 廠 司 君
19番  鳥 居 康 子 君       20番  佐 藤 一 夫 君
21番  楠 田 一 男 君       22番  伊 東 良 平 君
23番  三 枝 誠 次 君       24番  掬 川 武 義 君

●説明のため出席した者
市長                   佃   弘 巳 君
助役                   青 木   昇 君
企画部長                 杉 山 雅 男 君
企画部参事                鈴 木   渉 君
同企画政策課長              萩 原 則 行 君
総務部長                 原     崇 君
総務部参事兼収納課長           青 山   忠 君
同庶務課長                大 嶽 静 夫 君
同財政課長                鈴 木 将 敬 君
市民部長                 石 井 照 市 君
市民部参事                大 宮 弥宗司 君
同市民課長                田 畑 徳 治 君
同環境防災課長              小 泉 節 男 君
同美化推進課長              宮 下 芳 明 君
保健福祉部長               村 上 雅 啓 君
保健福祉部参事              石 井 松 男 君
同病院事業課長              山 下 輝 久 君
観光経済部長               滝 下 宣 彦 君
観光経済部参事              土 屋 章 一 君
同観光課長                肥 田 義 則 君
同産業課長                三 好 信 行 君
建設部長                 臼 井 美樹夫 君
建設部参事                鈴 木 元 治 君
同下水道課長               鈴 木 修 三 君
会計課長                 石 川 由美子 君
水道部長                 池   龍 彦 君
消防長                  石 井   勇 君
教育長                  佐 藤   悠 君
教育委員会事務局教育次長         川 添 光 義 君
同学校教育課長              丸 井 重 孝 君
同生涯学習課長              嶋 津   瞭 君

●出席議会事務局職員
局    長  野 満 勝 二   局長補佐    石 井 充 雄
議事調査係長  稲 葉 和 正   主  査    冨 士 一 成
主    事  松 本 彰 人
                会        議
                午前10時   開議

○議長(三枝誠次 君)おはようございます。
 ただいまから本日の会議を開きます。
               ━━━━━━━━━━━
○議長(三枝誠次 君)これより議事に入ります。
△日程第1、一般質問を去る16日に引き続いて行います。
 一般質問は、申し合わせに基づき、1人1時間以内、関連質問なしで行います。
 質問準備のため、暫時休憩いたします。
                午前10時 1分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午前10時 1分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
 まず、24番 掬川武義君の質問を許します。
             〔24番 掬川武義君登壇、拍手〕
◆24番(掬川武義 君)おはようございます。早速、通告に従い、以下3点の質問を行います。
 まず、第1点目の質問といたしまして、市立市民病院産婦人科医師の確保についてお伺いをいたします。
 市民病院開院以来6年目を迎え、本定例会でも5回目の決算認定をするに当たり、市民病院のより一層の充実を求めるためにも、改善すべき点は多いと思います。そのような中で、現在、市民病院産婦人科において医師減員により、来年1月以降の分娩予約が行えない状態になっています。少子高齢化が叫ばれてから約30年、そして、日本人の人口がいよいよ減少し始めました。本市の人口はほぼ横ばいを続けているものの、生まれてくる子供の数は減少し、出生届の数を見ますと、昭和50年1,048人生まれた子供は、平成16年度には569人となっております。約30年たって4割以上、生まれてくる子供が減少しました。また、市民病院で生まれる子供は、ここ数年、470人前後であり、本市民を中心に近隣からも多く利用されています。医師の不足は全国レベルでの問題となっているのはご案内のとおりであります。
 特に産婦人科の医師不足は本市のみならず深刻な事態であると言っても過言ではありません。この問題は若い世代にとって大変大きな不安要因ともなっており、地域によってはそのまちの過疎化にまで発展すると指摘をする病院関係者もあります。
 市立市民病院の産婦人科は、現在38ベッドを有しています。しかし、市内には他に産婦人科は1カ所しかなく、この問題については一日も早く医師の確保を行い、市民へ安心を与え、病院運営の安定を図ることが重要であると思います。市立市民病院産婦人科医師の確保についてお伺いをいたします。
 2点目の質問といたしまして、観光トイレの早急な修繕と今後の新設計画についてお伺いをいたします。
 昭和53年から始まった本市の観光トイレの整備は、現在33カ所を数え、景勝地を訪れる観光客を中心に利用されております。しかし、建設から20年以上経過した建物の傷みは特にひどく、早急に修繕を必要としています。過去5年間の修繕費の合計は約280万円であり、老朽化が進む施設にはとても間に合わず、観光地のイメージを大きく壊しております。
 本市がトイレに取り組み始めたきっかけは、観光地のイメージアップでありました。昭和61年には、日本で初めてのトイレシンポジウムを開催、平成元年にはトイレ先進都市サミットを開催し、快適な都市と文化の創造をテーマに、北海道から九州までの自治体、民間企業の多くが参加をいたしました。トイレは都市景観にマッチし、自然環境と観光を考え、環境教育や高齢化社会と福祉、さらにマナーの向上などを目指したまちづくりでもありました。トイレの整備を始めた当初の目的を考慮して、観光トイレの早急な修繕と今後の新設計画についてお伺いをいたします。
 3点目の質問といたしまして、不在の収入役人事についてどのようにお考えか、お伺いをいたします。
 既に市長となり4カ月近くが経過しようとしております。6月28日、前収入役が退任されてから今日まで、収入役不在のまま行政運営がされてまいりました。現在、職務代理として会計課長における業務執行は、長期化される場合、必ずしも適切な判断とは言えず、課長職への負担となることはないのでしょうか。地方自治法第168条、「市町村に収入役1人を置く。ただし、政令で定める市及び町村は、条例で収入役を置かず市町村長又は助役をしてその事務を兼掌させることができる」こととなっております。早期に体制をしっかり整えて、行政運営をすべきであると思います。地方自治法第168条とあわせ、不在の収入役人事についてどのようにお考えか、お伺いをいたします。
 以上、3点の質問をさせていただきました。市長のご答弁を求めまして、壇上からの質問を終わります。(拍手)
               〔市長 佃 弘巳君登壇〕
◎市長(佃弘巳 君)24番 掬川議員にお答えいたします。
 市立伊東市民病院産婦人科医師の確保について、この問題は平成16年度から開始された新医師臨床研修制度により、新たに医師の資格を得た者で診療に従事しようとする医師は、2年以上、大学病院または臨床研修指定病院において臨床研修を受けなければならないとされ、この臨床研修制度により、各大学の医局や各大学の附属病院の医師に不足が生じておるわけでありまして、派遣されていた医師たちが引き揚げられていく状況があることから、公立病院等では医師確保が困難となり、地域医療に多大な影響を及ぼしておるというのは、ただいま議員が指摘したとおりであります。
 こうした情勢の中で、市民病院に平成13年4月から産婦人科医師3人を浜松医科大学から派遣をしていただいております。その中で産婦人科医局の人員体制が逼迫していることにより、来年4月以降の産婦人科医師の派遣は中止せざるを得ないということを連絡を受けたわけでありまして、減員ではなく、ここで引き揚げられてしまうと産婦人科の体制がとれないということを8月の初めに病院管理者から報告を受けて大変驚かされたわけであります。直ちに今後の市民病院における診療業務に支障を来すことのないよう、また、患者さんに不安を引き起こすことのないよう指示するとともに、善後策に万全を期すよう、地域医療振興協会理事長に強く要請したところでもあります。
 現在、市民病院では来年1月から3月までの分娩予約が既にいっぱいであることと、4月以降の医師の体制が明確でないことから、受診患者さんに来年4月からの分娩予約を受け付けていないことの事情を説明させていただいておるわけでありまして、市民病院医事課窓口や産科外来受付で、他の医療機関の紹介や市民病院において産婦人科医師が確保できた場合の患者さんへの連絡先をお伺いするなどの対応により、受診患者さんのご理解をいただいているところであります。
 現在、伊東市民病院、地域医療振興協会では、来年4月からの産婦人科医師の確保、診療体制に向けて、浜松医科大学を初め、医師の確保、産婦人科の維持に全力を挙げて取り組んでおります。私もこの問題におきましては大変な危機的状況を打開するために、静岡県健康福祉部技監、また、各地域の医療機関、院長等を人脈を使って必ずこれは確保しようということで、強い決意のもとに私もその病院関係者のところへもお願いにまいりますということを強くして、地域医療振興協会とともにこれから連携を持った中で市民の方々に不安を与えることのないよう、そういう政治的背景の中での行動を起こしてまいるということを確約して、理事長もそういう中ではこれからは両機関とも連携を持った中で積極的に進めていこうということで今進めてきております。
 そういう中では、人事の関係でありますので、今何とかなる可能性はついてきております。ですけれども、ここらはまだ今水面下で話を進めておるわけでありますので、確約ができないということで、今このような状態になっているということをご理解いただきたいと思っております。
 次に、観光トイレの早急な修繕と今後の新設計画についてであります。
 観光トイレは城ヶ崎海岸やさくらの里などの景勝地を訪れる観光客に、本市の自然環境のすばらしさを満喫していただき、旅のよい思い出を立ち寄ったトイレで台なしにすることなく、逆に伊東のトイレは快適できれいですばらしいと、よりよい思い出を持ち帰ってもらうという願いを込めて、昭和54年3月にさくらの里に観光トイレ第1号の手水庵を建設いたしました。現在まで数寄屋づくりから洋風づくりなど個性いろいろ伊東温泉ならではの観光トイレを城ヶ崎海岸を中心に33カ所建設し、多くの観光客や市民に利用されているとともに、清潔で景観にマッチしたユニークな快適公衆トイレとしてマスコミ報道や口コミにより、全国的な話題となり、観光振興の一翼を担ってきておるのは事実であります。
 しかし、建設からもう20年以上経過している手水庵や、城ヶ崎海岸にある半四郎の落とし処、海洋公園の磯の香和家など、全体的に老朽化が進んできており、部分的な修繕や補修など、その都度行ってまいりましたが、簡単な修繕や補修ではできない屋根や柱等の傷み、さらには多くの利用者があることから、汚れや臭気が目立ってきており、本市のイメージダウンになることから、状況を把握する中で、新たな観光トイレの建設を含めて計画的に改修を行い、利用者の利便性を図ってまいりたいと考えております。
 また、清掃内容は、予算の関係から、基本的には1日1回の清掃の契約であり、利用する方の使用方法もあると思いますが、清掃後に汚された場合、すぐに対応できず、観光客や市民から汚いとの苦情が出ておることは聞いております。観光立市である本市にとりまして、きれいで安全で安心して利用できる快適なトイレを観光客や市民に提供することは当然であり、そのためにも最低1日2回以上、特に利用者の多いトイレは定期的に何回も行う必要があるというふうにも考えております。
 いずれにいたしましても、快適で安全で安心なトイレを観光客や市民に提供していくことは必要不可欠でありますので、今までの体制や前例にこだわらず、これからもどのような方向がいいか、そういうものを見きわめる中で維持管理を努めていかなければなりません。公共施設の管理を市民団体にお願いするアダプト・システムの導入や、近隣のボランティア団体、企業や会社にトイレの管理や清掃を委託することが可能かどうか、また、受託してくれる会社や団体等があるのか、そういうものも視野に入れた中で今後検討してまいりたいというふうに考えております。
 最後に、不在の収入役人事についてどのように考えているかであります。
 本市においては、ご承知のとおり、本年6月28日付で収入役が退職して以来、収入役を置かず、その業務を会計課長が職務代理者として行っておることは周知のとおりでございます。現在、地方自治法に規定される収入役につきましては、平成16年5月に公布され、同年11月に施行された地方自治法の改正により、10万人未満の市においては、条例により収入役を置かず、市長または助役をしてその事務を兼掌させることができるとなっておりますが、そのため、収入役の役割、さらには今後新年度予算編成の中で収入役人事も絡めて検討し、また、県内各市の状況などを調査し、研究し、選任についての方向性を決定していく所存でございます。いずれにいたしましても、議員の皆様方には、その方向性が明確になり次第ご報告申し上げますので、ご理解をお願いしたいと思っております。
 以上です。
◆24番(掬川武義 君)今、市長の方から答弁いただきましたけれども、若干別の角度から第2質問以降やらせていただきたいというふうに思います。
 病院関係ですけれども、これはまず少子化の問題からこの部分については入っていかなきゃならないだろうな、こういうふうに思います。日本の場合は明治政府の樹立以降、総人口がふえるを前提に経済やまち、社会の仕組みをつくってきたということが言えるようですね。それから、2点目は、現在の日本の人口が減り始めたという報道が最近されたわけですけれども、この点については、100年後の日本の人口が約5,000万人になるだろうと言われているんですね。これからこういうペースでいくと、100年後が5,000万人ということになりますと、逆に100年前の人口に戻ってしまう、こういったことも言われているわけですね。
 子供の数が減るということはどういう影響が出ているかということは、私があえてここで言わなくても、当然市長を初め当局の皆さんよくわかっていると思います。岡山県の倉敷市に学生服を専門につくっている業者があるわけですね。ここの業者のシェアが日本全国の約70%だそうですけれども、その学生服の数自体がもう既に50%を切っている状態だと、こういったことも言われるわけですね。さらにはいろいろ文房具のメーカーでありますコクヨなんかが、学習机をつくることを、そこの分野から撤退するんだと、こういったことも完全に世の中の流れの一つの傾向としてはっきりと出ているわけですね。さらには、動物園とか遊園地の閉園がふえているという理由の一つに、当然少子化の問題があるがゆえに、こういったテーマパークなんかは閉園せざるを得ないんだ、こういう考え方をする人もいるわけですね。非常に大きなうねりがこれから日本に訪れるということは間違いなく言えることだと思います。
 ここでもう一つなんですけれども、アメリカのニクソン大統領が亡くなる2年前の1992年に、日本に対して、強大な力があるがゆえに、日本経済には弱点もあると言っているんですね。この弱点を見落としてはいけないという、その弱点の中に、当時、1992年に、少子化の問題と、晩婚ですね、結婚の遅い問題、それから、定職につかない若者が増加しているということを、今からもう13年前にアメリカ大統領が日本に対して指摘をしているわけですね。それからさらには、昨年の秋なんですけれども、国際通貨基金(IMF)が、2050年の日本は15歳から64歳のすべてが働いても、現在の労働力を保つことができないと、こういうふうな指摘もしているわけですね。したがって、少子化の問題をいかにそれぞれの自治体が対応していかなきゃならないかという、私は大変な問題だと、こういう認識でいるわけですね。
 今、市長の方から、医師の確保についての答弁はいただきましたけれども、答弁は本当によくわかりますね。その答弁は私は何一つ文句の言いようのない答弁だったというふうに思います。
 ところが、市立市民病院の中に張り紙をしてあるわけですね。当然これは、18年1月から産婦人科医師減員のため、現状のとおりの分娩を行うことが困難な状態となりましたという、この張り紙を見ますと、やはり私は大変な不安を抱く。市長が今答弁した部分のような内容の張り紙に変えるべきじゃないのかなという思いがするんですね。
 というのは、市長は今の答弁の中では、医師の確保に向かって全力でやっていく、わかりましたよ。それで、見込みとして大分、その見込みは出ているという状況ね。やはり人事だからそうはっきりとは今言えないがという前置きがあったわけですけれども、それはそれで一生懸命努力されているのはわかります。しかしながら、病院に張ってある張り紙自体をもう一度見直す必要があるんじゃないかというふうに思いますけれども、その点について市長の答弁と一緒で、患者に不安を与えないためにも、この張り紙の関係について、若干の文章を変える、その辺はいかがでしょうかね。
◎市長(佃弘巳 君)ただいま少子化問題を取り巻く環境がこれから人口減によって産業構造も乱れていくという説明をされたわけであります。そういう中で、産婦人科の医師の確保というのは、全国的に大変厳しい。そういう中で、特に分娩をするには6カ月間の期間が必要ということで、6カ月前からある程度妊婦、また、産科、そういう人たちには、説明していかないと、万が一確保ができなくなったときには大きな問題が出てくるおそれがある。ですから、何でも事前にそういうものを知らして不安を与えるということも一つあります。でも、もし確保が、3人体制でなかったら産婦人科の診療科目の運営ができないわけです。
 ですから、そういう中では、私はそういうものを隠すことでなく、オープンに公開制度という中で、公開をする中で私も全力を挙げてこれからそういう関係機関に対してはお願いに参りますし、振興協会におきましても委託をしておる責任、そういうものにおいても患者さんに不安を与えるかもしれないけれども、万全の体制を敷いた中で皆様方に張り紙をして教えていくべきだと。もしできなかったときにはこれを何で隠していたということで、後で今度は指摘をされるようにもなってしまうということで、どちらがいいかということで、私はそういう中では、張り紙をして知らしておいて、全力でこれから医師の確保、それを努めていこうということで、張り紙を張った、そういうものも十二分に私は認識をした中で、市民の方々に理解を得るためにそういう行動をとったわけであります。
 以上です。
◆24番(掬川武義 君)第1答弁の中で、市長が協会に強く要請したということ、さらには自分の人脈を使ってでも何とか確保したい、そのことはそのとおりで結構だと思いますよ。私が今言ったのは、市長の答弁を受けて、やはり聞いた方が安心するわけです。今答弁を聞いてね。ところが、張り紙だけ見ると不安になりますよ。ですから、この張り紙の中身を若干変えた方がよくありませんかという質問を今したつもりなんですけれども、参事の方でお答えがあればもう一回お答えいただきたい。
◎保健福祉部参事(石井松男 君)お答えをさせていただきます。
 ただいま市長の方でご答弁させていただきましたような経過を持ちまして、市民病院の中では掲示をするという、オープンにするというのを原則といたしました。それとあわせまして、各患者様、お問い合わせがあったときには、文書で必ずお渡しをするようにということで、このような文書をつくって配布してございます。
 その内容は先ほど市長がご答弁申し上げましたように、読ませていただきますと、「産科受診の患者さまへ 平成18年1月から、産婦人科医師減員のため、現状どおりの分娩を行うことが困難な状態となりました。誠に申し訳ございませんが、平成18年1月以降の分娩予約は終了いたしましたので、現在、分娩予約は行っておりません。当院としては、産婦人科医師の確保に手をつくしている状態です。しばらくの間、皆様にはご迷惑をおかけすることとなりますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。ご不明な点は受付または産科外来までお問い合わせ下さい。平成17年8月 市立伊東市民病院 病院長 築地治久。なお、現在当院では以下の対応を取らせていただいております。?外来における妊婦健診は行っております。?当院で妊婦健診を希望し、他院で分娩される方(里帰り分娩を含む)は希望により紹介状を作成いたします。?当院で分娩する里帰り分娩は、平成18年1月以降は行っておりません。?産科の状況が変わり次第連絡いたしますので、ご希望の方は受付又は産科外来にお申し出下さい」。
 以上でございます。
◆24番(掬川武義 君)ちょっと私の言い方が悪いのかね、それはわかっているんですよ。今の読まれた部分もわかっている。だけれども、市長が今答弁をしていただいた内容からすると、少しは安心したなという思いというのはあるわけですよ。ですから、張り紙だけ見ると不安になると。だから、もう少し中身を変えた方がよくありませんかということだから、中身を若干でも手直しして、通ってくる方にもう少し別の意味での安心を与えないと、いかにも産婦人科がなくなっちゃう、こういう解釈に私はとりますよ。これを見た場合に。ですから、そういった不安を与えないようにしたらどうですかということなんですね。その辺はそちら側の考え方でぜひ直すべきものは直していただきたいというふうに思っております。
 ところで、市長、こういう形で産婦人科が残念ながら今のような状態になってきたということについて、市民病院全体がこれで充実の方向に向かっているだろうかということについてはどのようにお考えですか。
◎市長(佃弘巳 君)こういう問題が突発的に国の方の法改正によって出てきておるということは、地方を取り巻く環境が大変厳しくなってきておるというのは、病院だけでなくて、財政的からいろいろな面において今構造改革をしていかなければならない、そういう中で病院をどのようにしていくかということは、今私も現場へはもう3回行って患者さん本位に立った医療体系の充実をしていくべきだということで、私も現場を見る中で改善できるところはしていくということで積極的に、また、理事長もこのごろ、私が行けば必ず吉新理事長もこちらへお見えになりますし、幹部の方々とすぐにできるところは対応していくということで、今市民病院はできるだけのスピードをもって改善するようにということで進めておりますし、機器の整備、そういうものにおきましても、県、また国を通じて強く補助要請をしております。この間も県の土居技監も来た中で、県の方もそういう中では新しい機器、そういうものを入れる中で新病院の建設に向けた中での体制、そういうものを計画的に今進めていこうかということで、内々の話は進めております。
 以上です。
◆24番(掬川武義 君)市長の思いとか、現在していることというのは理解できるんですよ。でも、偶然にもこういう状況になっちゃうと、市民病院が充実じゃなくて、ますますいい状態じゃなくなってきているんじゃないかというふうに私は思うんですね。それは確かに法改正等によっていろいろなものが変わってきているけれども、現実に私は市民病院から産婦人科を除いたら、市民病院の価値はかなり下がると思いますよ。今までそこの部分を守り続けてきたことによって、市民病院のイメージというのは私は大きく違っていると思うんですね。
 ですから、今のこういう状況がもちろん4月になって、これが解消されて、今までどおりいくよということを私は期待しておりますし、そうしなきゃおかしいと。市長が先ほど言ったように、人脈を使ってやるんだと、それはぜひ期待したいところですよ。でも、そういった経過の中で、これも市民に不安を与える材料、やはり今まであるものはできるだけ守るということは大事だと思いますね。市民病院が充実に向かって進む。こういったことがあると充実でなくなってくる、そういうふうに私は感じるわけでありますから、その点はぜひお願いしていきたいというふうに思います。
 現在、浜松医大の3人の先生が派遣をいただいているわけですけれども、今後、こういったケースの場合にはどういう形で医師が確保されていくのか。例えば指定管理者としてあと6年近く地域医療振興協会があると思うんですね。そういった指定管理者としての一つの責任みたいなものというのは、今回のこういったケースの場合には指定管理者として考えていいのかどうなのか、その点を逆に私は教えていただきたいというふうに思います。その辺、いかがですかね。
◎市長(佃弘巳 君)あくまでもこの指定管理者に指定をしても、その持ち物は公である以上は、行政のトップの責任というのは私は自覚しております。ですから、小児科問題においても、指定管理者制度を委託してあるから地域振興協会に任せるということでなく、市長として責任を十二分に自覚をする中で、市民のために私は動かなければならないというふうに考えておりますし、そういう中では指導監督をすることも私の責任であります。
 もしこの産婦人科医がなくなるとしたら大変な問題だと思いましたから、私は自分が動くということを吉新理事長にもお話をしています。ただ人事の関係でありますので、そこらが今大変難しい場面があるわけでありますから、これは全力を挙げて私は廃止ということは絶対ないようにしていくということで、この議会が終わったらすぐにこの問題においても行動をしていく。それまでにどこへどのように行くかという問題も、浜松医大にもまた院長のところへもお願いに行ったり、そういう中で助け合って、ぜひ伊東市民病院を守っていただきたい、そういう強い決意で私はこれからの行動に移していきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)先ほどから言うように、市長の思いはわかるんですよ。でも、指定管理者とした場合、そこまでの責任を持っていただくということが筋なのか、そうでなくて、今回のこのケースは市が窓口になるんだよという形のどちらかというのはお答えをいただきたいというふうに思うんですね。
 この病院の関係については、これは三重県の尾鷲市の総合病院の事務長さんの話なんですけれども、医師を確保するためには、まず、行政、地域、住民、病院当局が一体となり、魅力ある病院づくりが必要である、こういうふうに言っているんですね。私はそのとおりだと思うんですよ。そこで、病院側に全部やらせるとか、当局が全部やれとかということではなくて、やはりみんなでこれはやっていかなきゃならない問題の一つなんですね。ところが、たまたま最近いろいろな面で指定管理者制度を使ってやっているわけですから、果たしてこういう場合にはどうなるのかなということを単純にお聞きしたいわけです。ですから、その点はもう一度お答えをいただきたいと思います。
 なおかつ、当然これは全体から大きなテーマで見れば、国の問題だというふうに思います。今度の医師の関係とかというのは。ところが、最終的には地域医療振興協会か市のどっちかが対応する。両方で合わせながらやるというのも方法でしょうし、やはりどちらかかなということについてもう一度答弁いただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)指定管理者制度で地域医療振興協会に委託をしたから、それはそちらが全部責任を持ってやれというわけにはいかない。これは契約をした以上は市長の責任もあります。ですから、そこらを地域医療振興協会とともに連携を持って、責任のなすり合いということでなくて、指定管理者であっても、私が動くべきことは動くし、そういう中では連携をもってこれから理事長、ともに動こうと。私もどんどんと言っていただきたいというものがあったら言っていただきたい、また私もそういう中で産婦人科のいい医者がいるとか、そういう情報をとったらそちらへも自分が出向いて、連携をもって、伊東市民に私は不安を与えないようにぜひしていこうということでこれから進めてまいりたいと思っています。
◆24番(掬川武義 君)質問を変えます。ところで、医師の年俸というのはどれくらいになるのか、これはぜひお答えいただきたいと思います。この産婦人科の先生3人が幾らかとかというのじゃなくて、通常、医師というのは幾らぐらいの年俸を取っているんだろうということについて、これを参考までにお聞かせいただきたいと思います。
 それから、近隣の市、町にどれくらいの産婦人科医院があるのか。例えば熱海市、東伊豆町、あるいは伊豆市など、近隣にどれくらいの数があるか、これもお答えをいただきたいと思います。
 それから、市民病院の外来、あるいは入院患者の関係の産婦人科の人数を見ますと、これは7月のデータになるわけですけれども、7月に入院されている方が469名、外来の数が929名、こういった報告をいただいているわけですけれども、例えばこの産婦人科に通われている方々は、来年以降はどういうような形になっていくのか、その辺はどういうふうにお考えでしょうか。
◎保健福祉部参事(石井松男 君)お答えをいたします。
 3点ほどのお問い合わせでございました。まず最初に、現在の市立伊東市民病院の医師の職に係ります給与の件でございますけれども、これは一つの目安としてご理解をいただきたいと思います。平均年齢が大体40歳というふうに見ましたときに、年間の総支給額は1,650万円というふうに病院の方からは聞いております。
 それから次に、伊豆地区の産科診療病院、診療所、この状況でございますけれども、ご案内のように、伊東市内においては1診療所がございまして、こちらでは産科病床数として12床というふうに聞いております。それから、熱海の方で、先ごろ国際医療福祉大学の熱海病院が内科の中に産科も併設をするということで、併設病床としまして30という数字を掲げております。それから、安井医院という診療所がございますけれども、こちらでも15人のベッドを持っているというふうに聞いております。
 それから、下田においては8、伊豆市においては、伊豆赤十字病院が内科混合で41ベッドというベッドを持っております。さらに順天堂大学の医学部附属静岡病院でございます。こちらについては産科病床として25床、それから、同じように伊豆市の中に1診療所がございまして4床、函南の方で21床がございます。さらにかつての国立東静病院、国立病院機構の静岡医療センター、こちらの方では44というふうに聞いております。それ以外、この辺で考えますと、三島あたりまで各診療所という形で産科を開いているというふうに聞いております。
 最後の件でございますけれども、私どもの方で全力をもって4月以降も引き続き産科を開きまして、現在おります助産師等も活用して、できるだけ患者様にはご不安をかけないという考え方でおりますけれども、先ほど私がご説明をさせていただきましたように、私どもの方では今後の状況については、他院等でなされる方については責任を持って紹介していくということがまず1点でございます。
 それから、状況が確認でき、私どもの方で責任を持ってお答えができる段階になったときに、改めて私ども伊東市の市民病院の方で分娩をしていただける、出産をしていただけるという方につきましては、私ども病院の方ではすべてリストを持っておりますので、その方々に逐一ご報告、あるいはご説明をしてご理解をいただきたい、そして、市民病院で出産をしていただけるような体制をとっていきたい、そのように考えております。
 以上でございます。
◆24番(掬川武義 君)医師の報酬というのが今初めて聞いたというふうに思っていますけれども、ちょうど市長の年俸とほぼ同じぐらいですね。これが高いか安いかは別としても、いろいろなところに視察をさせていただきますと、大体院長の年俸が市長よりも多くなるか少なくなるかということで、かなりの市あたりがその辺が一番悩むところだというふうに聞きましたけれども、若干市長の方が安いんですかね。それは結構です。
 いずれにしても、今幾つかの病院が産婦人科があるよということは伺ったわけですけれども、どこも決して近くではないですよね。やはり子供を産む場合というのは緊急を要することが結構ありますので、先ほどから市長が言っている答弁でこれは結構なんですけれども、ぜひこの方向で努力をお願いすると同時に、一日も早い結論を出していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 2点目の観光トイレの修繕と新設計画ということで、修繕を必要としている状況というのは私があえて言わなくても皆さんよくご存じだと思っています。市長、ところで、ここにある33カ所中、何カ所ぐらいのトイレが、ここにあるなとか、自分で頭の中で追っていって、何カ所ぐらいがわかりますか。これは市民だけでなくて、私もそうなんですけれども、結構このトイレというのは、ふだん我々が使わせていただいているんですよ。ですから、案外、こういった質問をするときに見に行くのではなくて、通常使っている状態ね、そういったことというのは結構あるわけです。私は33カ所の中で25カ所使っていましたよ。1度でもね。今度も大平山まで見に行ってきたわけですけれども、そこもソーラーシステムを入れてなかなかいいトイレがある。
 そういった政策については何も間違っていない。しかし、その間違っていなかった政策をしたことによって、時間がたつことによって間違いの政策に変わってくるということがあると思うんですね。それは言うまでもなく、汚れのひどさですよ。市長もおっしゃっておりましたけれども、やはり1日1回の清掃でそれを賄えるわけがない。そうなりますと、近くの方にボランティアでやってくれというのは私は無理だと思う。今でも維持管理するのには400万円台の予算を要していると思いますので、その辺をうまく利用しながら、でき得れば、例えば会社があるのか、あるいは組合系のところがあるのか、いろいろなところが私はあると思うので、そういったところにお願いして管理をしてもらう。例えば城ヶ崎観光、ぼら納屋のトイレがまさにそうですよね。行きますと、あそこのトイレが私は管理が一番しっかりしていると思っています。
 ですから、そういった形でやっていただかないと、いいトイレの状態は保てないだろう、こういう思いがいたしますので、この辺の方法についてはしっかりと確認していただいて、ぜひお願いいたしたいというふうに思います。
 それと、新設計画についてお尋ねしたわけですけれども、何か私の聞き落としかどうか、答弁がなかったと思いますけれども、新設ですね、新しくつくる計画があるのかどうか、その辺はいかがですか。
◎市長(佃弘巳 君)そういうものも考える中で、トイレも何カ所と言われてもちょっとわかりませんが、数はあるところはあるし、そういうものは数ということよりも、そういう中でトイレが汚れているということは私も耳にしております。そういうものによって維持管理が今幾らかかっておるかというものも調査をする中で、市民の団体の方々、ボランティアの方々、そういう人たちの協力を得て、清掃ができるかどうかというのは今後の課題で、これは早急にやります。いろいろ各区からも要望が上がっております。
 ですから、そういう中で新設のトイレをどのようにするかというのも、こういう中では維持管理を考える中で総体的に考えていかなければなりませんし、せっかくつくったものがまた老朽化しておる、そこらの修繕も絡めた中で財政、そういうものも見る中で、民間の方々の力をかりられるところは民間の力をかりて考えていきたいというふうに思って、先ほども各区から要望が上がってきておるものは10月に現場を見る中で対応していこうということで話をしたわけであります。ですから、そういう中では今の段階では私は今後のトイレの新設計画、それはちょっと今聞いておりません。
 以上です。
◆24番(掬川武義 君)市長、33カ所あるトイレを思い出していただきますと、結構いいところにあるんですよ。もちろん皆さんが集まるようなところにトイレをつくったわけですから、それはしっかり管理をしないと、大勢の人が行くところだということですよね。それで、案外私の知らないところが今回質問する前にあったし、なるほどここにあるよなと、自分が改めて確認した部分もあるもので、その辺もぜひ市長もしっかりと場所を把握していただいて、状態をもっとよく見ていただきたいということをお願いしておきます。
 それと、実はここに観光トイレめぐりという結構分厚い資料なんですけれども、これ、八幡野にお住まいの保坂さんという、今93歳になる方なんですが、その方が自分でつくったんです。スケッチも自分でこのスケッチをしたんですね。平面図まで、いろいろなところから取り寄せしたと思うんですよ。こうやって市民がトイレのいろいろな特徴、面積、金額まで書いてある。それで、自分でスケッチしたもの、自分で写真を撮ったものを、こうやって冊子にしている。これだけトイレ一つ見ても、市民でも愛情を持って接している方があるわけですね。中にはトイレめぐりモデルコースとして自分で順序をつくっている。これは平成5年なものですから、16カ所ぐらいしか載っていないですね。それから33カ所ですから、17カ所ふえたと、こういうことになるわけですけれども、やはり観光課でもこれくらいのものはしっかりと資料をそろえて、これからのトイレの考え方の基本ですから、ぜひやっていただきたい。そんなに費用を要する問題ではないと思いますね。
 そこで、一番高いトイレが33カ所でどこか。市長、どこだと思いますか。宇佐美の駅前のトイレですよ。あそこは坪単価が1坪で――平米で言わなきゃいけないかもしれませんが、坪単価で300万円超えているんですよ。それから、城ヶ崎のもう1カ所のトイレが、やはりそこが坪単価に直しますと300万円を超えているんです。1坪ですよ。お寺ができちゃうぐらいのお金をこのトイレにかけているわけですよ。
 だとしたら、これは私の考え方ですけれども、やはりこのトイレが幾らかかっているということを一つの看板として出したら、これはおもしろいかなというふうに思いますね。しかし、それを出すためには、また話は戻りますけれども、管理ですよ。やはり管理をしっかりしないとそういったことは言えない。宇佐美の駅前のトイレが1坪300万円だと思っている人は一人もいないと思います。私の家だって坪単価50万円か60万円で恐らくできていると思うんですよ。それをトイレが1坪300万円もするんだなんていうのもありますし、百何十万もざらにありますよ。
 今一番ひどいのは1986年に富戸の港のところにつくった払スイセン、あそこの傷みはひどい。だとすると、やはり改修とか、新設のことも大事だけれども、もう建てかえをしなきゃいけないときにも来ているところがあるなというふうにも思いますので、これはご意見として言わせていただきます。
 時間の都合がありますので、トイレに関係しては以上で終わりたいと思います。
 3点目の収入役の人事の関係であります。市長の答弁の中でいきますと、新年度予算と関係してどうするかなというような、そういうふうに聞き取ったわけですけれども、明確になり次第、議会にお示しをと、こういった答弁だったというふうに思いますけれども、地方自治法の第168条でいったら、収入役はやはり置かなきゃならないと思うんですね。それで、6月28日に収入役がおやめになってから今議会にも何も提案がないということになると、市長は収入役の必要性、あるいは助役が収入役を兼ねることも含めて、この第168条の部分について私は先ほど答弁がなかったというふうに思っていますので、もう一度この辺のところは基本的に収入役として置きたいのか、あるいは助役を収入役として兼ねさせるのか、新しい助役、第二助役をつくるのか、市長が収入役を兼ねるのか、それは何通りもそんなに方法はないと思いますね。その辺、いかがですか。
◎市長(佃弘巳 君)収入役を置かない、今、空席になっていますが、これは地方自治法第168条、また、伊東市条例の中に収入役を置くということになっておるのは承知しております。今、そういう中で、収入役不在の中で会計課長に大変ご苦労をいただいておるわけでありますが、そういうものにおいて収入役を今どのようにするかというものは、先ほど答弁したように、検討していかなきゃならない。でも、速やかにこれは選任をしていかなきゃならないという条例もあるわけであります。ですから、ここらによって来年度予算を絡める中で、人事、そういうものも考えていかなければならないというふうに思っております。
 今、この3カ月ちょっとたった中で、収入役不在の中で大変な努力をしていただいておる職員の方々に対しては、私は本当に感謝をしておりますし、議員ご指摘のように、条例違反とか、そういうものにおいても、速やかにということで法の解釈をした場合には、9月の議会に何が何でも出すかというようなことよりも、まず収入役の立場、そういうものをしっかりと認識した中で決定していこうということで、助役にも命じて、県、また国、そういうところの法律をちゃんと吟味した中で、違反にならないようなもので確認をして今日に至っておるわけであります。
 また、掬川議員ご指摘の収入役がいなくてもし迷惑を皆様方にかけるというようなことがあったら、また私もそこらによってはもう一度体制の見直しをしていかなければならないというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)答弁いただきましたけれども、これでいくと、まだ12月の議会までもわからないのかなというふうに聞き取れたわけですけどね。市長、こういった質問がそんなに難しい質問でも何でもないと思うんですよ。ただ、市長が収入役をどういうふうにしていくかなと。三役を早くつくらなきゃいけないだろうなと。今、ここだって、市長、見えないですか、私、前に2人しかいないからわかるわけですよ。
 そうすると、体制づくりというのをどういうふうに考えているんだというのは当たり前の質問だと思うんですよ。迷惑をかけているとか、そういったことと違って、早目に三役をつくるということは当たり前じゃないですか。どうしてか市長の動きが随分悪いなと、こういうふうに思うわけですよ。ですから、自治法の第168条を引っ張り出して、どういう選択肢があるのかなという質問に変わるわけですよね。何もそんな難しい質問でも意地悪な質問でもない。
 先般、台風12号の災害があったわけですね。二次配備か何か引いたわけでしょう。そのときに市長がここにいたかどうか知りませんよ。でも、そういうときでも三役がいる方がいいじゃないですか。その点はいかがですか。
◎市長(佃弘巳 君)収入役というのは一応三役にはなっておりますが、行政上の中では助役、また企画部長、その体制づくりをしておくことであって、収入役というのはまた別組織の中での、市の金庫番と言ったら変ですが、そういうものを扱うということになっている以上は、収入役がいないからどうだこうだとかということよりも、何しろ今連携を持った中で、これからの収入役をどのような体制づくりをしていくかというものをよく見きわめた中で決定していこうということで話をしておるわけでありますし、この9月に出さなかったというのは私の責任であります。
 以上です。
◆24番(掬川武義 君)市長の責任を追及しているわけでも何でもないですよ。三役と言われる人がそろわないのがおかしいでしょうと言っているわけですよ。執行に関係がないですか。例月出納検査、どういうふうにやっていますか。もう一度お答えいただけますか。例月出納検査、監査委員を含めてどういう形で監査委員から指摘を受けているんですか。
◎市長(佃弘巳 君)それはちゃんと支障のないように、監査委員に対しましても総務部長が説明をした中で支障のないようなことで、みんなで連携を持ってやっていこうということで、今進んでおります。
◆24番(掬川武義 君)市長も監査委員の経験があって、私もやらせていただいているわけですよ。例月出納検査がどういうものか、支障があっちゃ困りますよ。でも、やはりそこにいべき人がいる場合と、いべき人がいない場合というのは違うですよ。市長、答弁がおかしくないですか。私は別に物を荒立てるつもりは何もやっていないですよ、この問題。市長、早く収入役をつくった方がいいじゃないですかということですよ。それなら、一日も早くつくりたいよというのが当たり前じゃないですか。その辺は、もう一度お答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)先ほど答弁しております一日も早く収入役を置く、そういう中では、今までのこういういろいろな問題、そういうものを絡める中で、私は収入役の存在というものを全体の中で考えていかなきゃならない、そういう中で、今どういうふうにするか、また、法律によって第168条、そういうものに違反をしていないなということで、確認をした中で、これからの予算、また人事、そういうものにかんがみる中で進めていく。もし迷惑がかかるようなことがあればすぐに報告は私のところへ上げてくれということで今進んでおりますし、収入役がいないから大変不便だとか、そういうものは庁内の中では耳にはしておりません。
 以上です。
◆24番(掬川武義 君)いつまでやっても何もこれでは変わる答弁がないというふうに思いますけれども、当然のこととして私は市を運営していくのにやはり体制はきっちりと整えて、我々だって収入役がそこにいた方がいいわけですよ。助役が2人でもいいですよ。そういうのは当たり前ですよ。それがいないのはおかしいじゃないかということを今言っているわけですよ。一日も早くつくるというのは当たり前のことでしょう。速やかに決めなきゃならないということを言っているじゃないですか。速やかに決めればいいじゃないですか。何がそこでネックがあるのか、もう一度お答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)これは佃市政になって、佃市長としての方針、そういうものを絡めた中で私は進めていっておるわけであります。ですから、それを今までいたからすぐにつくれとか何とかということよりも、これからの新しい時代に流れる中で、新しい体制づくりをする中で、行財政、そういうものを進めていく中で、それを全体的に考える中で私は進めていきたいというふうに思っているだけです。
◆24番(掬川武義 君)市長ね、佃市政だからそうするんですというのは大いに結構ですよ。そうならばしっかりと初めから第1答弁の中で、佃市政になって収入役は置かないよと、それならそうとはっきりと言えばいいわけですよ。何が何だか、つくるだかつくらないかわからない状態でしょう。ですから、どうするんだということになるわけですよ。佃市政の考え方、おれの考えはこうだとはっきりと言えばいいじゃないですか。それが聞かれないから何度も何度もこういう質問をするわけですよ。次から、ぜひ質問には端的にお答えいただきたいというふうに私は思いますね。そのことを最後に申し上げて終わります。(拍手)
○議長(三枝誠次 君)以上で24番 掬川武義君の一般質問を終わります。
 10分間ほど休憩いたします。
                午前10時59分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午前11時10分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
 次に、11番 土屋 進君の質問を許します。
             〔11番 土屋 進君登壇、拍手〕
◆11番(土屋進 君)興志会の土屋 進です。これより質問をさせていただきます。
 初めに、さきの超大型台風14号により多数の犠牲者が出ましたが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。本市におきましても、昨年10月の台風22号で大きな被害をこうむったことでもあり、地震、台風等自然災害への日ごろの備えはもとより、防災対策、防災体制に万全を期すべく一層気を引き締めていくことを改めて申し上げます。
 それでは、通告に従いまして、質問の本題に入らせていただきます。項目は都合3点でありますが、それぞれが既存の公共施設をいかに有効活用すべきかについて問うものでありますので、市長の前向きで明快なご答弁を期待いたします。
 まず、大きな項目の1、生涯学習センター荻会館が開設して3年9カ月余りが経過したが、これより2点について伺います。
 1点目として、会館内に併設された市の連絡所を早期に出張所として機能させるべきと思いますが、市長の考えを伺います。
 市の荻連絡所は、市内で最も人口が急増し、市内からも離れた地域であることから、地元の要望にもこたえて、荻・十足地域を対象に昭和59年7月に荻区民会館内に設置されましたが、年々進む人口増を踏まえ、荻区から早期に出張所格上げへの要望がされていたところであります。その後、平成12年度と13年度の2カ年事業として生涯学習センター荻会館が建設されることになり、私は平成12年3月議会においての一般質問で、会館内に併設される連絡所の出張所格上げについて取り上げたところであります。
 平成13年12月3日に供用開始したこの会館は、市内に4カ所あるコミュニティセンター並みの機能に対応できる施設となっており、現連絡所スペースは76.16?であり、児童室も98.34?となっております。地元の熱意と強い要望に行政当局がこたえたもので、将来を見据えたすばらしい会館として誕生いたしました。平成13年12月議会においての一般質問で、新年度の平成14年度より出張所として機能を持たせるべきとして再度の質問をしたところであります。当時の市長の答弁では、近い将来必要との認識であるが、人口の推移や利用状況、職員配置、財政状況等を見きわめる中で検討していくと述べていますが、そのまま現在に至っております。
 昭和59年、荻連絡所開設時の荻・十足の人口は約4,600人でありましたが、急速に発展を続ける同地域は年々人口がふえ、平成17年8月現在、荻・十足で約8,300人余りとなっていますが、今後さらに増加していくものと考えられます。荻連絡所の取り扱い業務の推移を見ますと、主たる業務の戸籍謄本・抄本、住民票、印鑑登録証明書、税務証明書等の年間発行件数で比較しますと、連絡所が荻区民会館にあった当時の平成12年度は4,583件でありましたが、現在の会館内併設となってから後の平成16年度は約5,000件と大幅に取り扱い件数がふえていることがわかります。連絡所の存在がわかりやすく利用しやすくなったからであるということもあると思います。
 職員配置については、伊東市役所出張所処務規則第2条において、所長1人、所員若干人となっていますが、当面は2名の配置で運営できるものと思います。さらに出張所としての機能となりますと、本庁並みのサービスや利便性が増大することから、荻・十足地区はもとより、エリアは近隣地域にも及び、住民サービスの向上にも大きな役割を果たすことになります。加えて会館が地域の核としての役割も大きくなります。市行政と地域との連携もなお一層図られることになります。
 財政状況が厳しいところではありますが、必要不可欠なことは優先にとの観点に立ち、平成18年度には出張所に格上げが実現されますことを強く求めさせていただきます。市長の前向きな答弁を期待いたします。
 次に、2点目として、会館内に設置された児童室について、児童室員を配置する等、開設時の地域要望に合わせた運営をすべきと思いますが、市長のお考えを伺います。
 当該地域である荻区は、長年にわたり青少年育成に大変熱心に取り組んでいることは私も認識しているところですが、このようなことからも、会館建設に当たり、児童室を設置することを強く要望したものであると思います。市はこれにこたえて、施設に児童室を設置し、平成13年12月の開館時には児童室員を配置し、児童室を開放して供用開始したものと思います。このことは新会館オープンとともに、地域を挙げての大きな喜びでありました。
 ところが、翌平成14年度には、財政が厳しいからを主な理由として、わずか4カ月をもって方針を変え、運営にかかる児童室員の予算を削減いたしました。地域においてはまさにつかの間の喜びで、全く期待を裏切られたような驚きであったと思います。議会においても平成14年度の予算審議の中で、当然のようにこのことについて論議があったことは申すまでもありません。以来平成14年度から17年度にわたり、児童室員を配置しないまま現在に至っており、貸し室扱いの方針として、利用に当たっては、管理する同伴者のいることを条件に利用させているのが現状であります。
 荻・十足地区の人口が急増してきたことはさきにも述べたとおりでありますが、市内でも児童数の多い大池小学校における荻と十足の児童数は現在合わせて507名であり、荻幼稚園児が145名、荻居住の保育園児は132名、中学生が262名と大変多くの子供たちのいる地域であります。このことからもわかりますように、荻・十足地区は急速に発展してきた地域であります。
 一方では、子供たちが安心して遊べる公園や施設等が十分でないことが指摘されておりますことから、子供たちが遊びの場として、また、交流の場としていつでも気軽に利用できるようにすることが大切であります。少子高齢社会が急速に進んでいる時代背景の中、少子化対策、子育て支援等を積極的に取り組むことが喫緊の課題であることからも大変大事なことであろうと思います。早急に児童室員を配置する等、開設時の地域の要望に合わせた運営をすべきであります。
 このことが復活しますと、荻・十足地区を初め、近隣地域からも、子供たちの交友関係も含めて利用度が当然高まるものと考えられます。さらには、地域における教育環境にもよい結果としてあらわれ、また、子育て支援の目に見えた施策の一つになると思います。子供を持つ家庭においては、大切な子供の子育てについて懸命な努力をされているのでありますが、安心、安全な環境の中で、家事や仕事に精を出すことができますことは、次の子供の誕生にもよい影響を及ぼすものと考えられます。
 本市は本年3月に、伊東市次世代育成支援行動計画を策定しておりますが、冒頭の「元気な子どもの声がするまち「伊東」のために」の鈴木前市長の言葉の中で、「国の「少子化に関する意識調査研究」でも指摘している少子化の要因として、結婚することや子どもを持つことに対する消極的な国民の意識が増えつつあることを踏まえ、子どもを生み・育て易い社会の醸成が求められています。そのような中で、出産し子育てをしている家庭への支援、働きながら子どもを育てている方への支援、次世代を育む親となる方への支援等の環境整備を図っていくことが、本市に課された責務となっています」と述べております。このような観点からも、市長の前向きな答弁を期待いたします。
 次に、大きな項目の2点目、「伊東市なぎさ観光駐車場」及び「伊東市大川橋駐車場」について、駐車場近隣の公共施設の供用時間に連動して、また、市街地活性化策として、その供用時間を延長すべきと思うが、市長の考えを伺います。
 なぎさ観光駐車場は、市民の利便性やまちの活性化、観光振興を目的として、昭和59年4月に、国道135号バイパス沿いの渚橋のたもとに開設されました。面積は3,500?で、110台の収容、大型バス等の駐車も可能となっております。開設当初から近隣には観光会館と会館の別館があり、その供用時間は午前9時から午後10時までとなっています。また、これらの施設の駐車場も不十分であるにもかかわらず、なぎさ観光駐車場の供用時間は午前7時30分から午後8時までとして現在に至っております。
 大川橋駐車場は、当時存在した富士美屋旅館を公有地化して、平成4年4月に供用開始し、現在は面積2,099.37?に84台の収容の駐車場となっております。当初は市庁舎が隣接地にあることから、来庁者の駐車場としての利便性や近隣商店街等の活性化につながるものとして期待されておりました。
 平成3年9月議会において、市庁舎が現在地に移転することが決定し、その後の平成4年5月、伊東市庁舎跡地利用構想審議会が設置され、庁舎用地と来庁者駐車場の一体化を含めた利用についての審議がされました。私も地元商店街の代表として委員の一人でありました。
 平成5年11月に答申がされましたが、その中で本跡地に望まれる施設について、市庁舎移転後、市街化活性化の核となる利用を考え、その基調となる施策として、1、国際観光温泉文化都市としてふさわしい文化施設、2、公的施設、3、大規模駐車場が主な内容の答申となっております。この中の大規模駐車場施設としては、施設利用者、地域の活性化、市民及び商店街の利便に合致する大規模駐車場施設と述べています。審議の中で2階建ての大型立体駐車場をとの論議もありましたが、今後の跡地利用の一体の中でとのことから、現状の駐車場となっている経緯があります。また、旧庁舎跡地が暫定利用として藤の広場として現在に至っていることはご承知のとおりであります。
 この大川橋駐車場の近隣には、さきにも述べましたが、観光会館及び別館があります。近くには藤の広場や川口公園、東海館があります。さらには中心市街地の商店街等とも隣接しております。東海館は午後9時まで開館しており、この施設との連動すらしておりません。双方の駐車場は、本市主催のイベントのときや、夏の海水浴シーズン、また、施設を利用する団体等の申し入れにより、延長を許可することはあるとは言うものの、全体から見れば、現状の供用時間設定では利便性に欠けていることは明らかであります。
 市街地活性化が喫緊の課題である今日、この駐車場の有効活用による利便性の向上を図ることは大事な施策の一つであると思います。そこで、供用時間を24時間営業として、人的配置の時間帯と機械化、自動による時間帯とを区分、併用して運用することを考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 この駐車場につきましては、開設当初より、身体に障害を持つ人たちの雇用促進や、生活の安定のための仕事場としての位置づけもあることから、平成10年度までは伊東市身体障害者福祉会に委託されておりましたが、平成11年4月に伊東市振興公社が設立され、市と業務委託契約が結ばれたことにより、現在も身体に障害を持つ方と振興公社が労働契約を結んでいることから、これに配慮する上での工夫が大切であると思います。
 以上の観点を踏まえ、駐車場近隣の公共施設の供用時間との連動や、市街地活性化策として十分な活用をするために、供用時間の改正をすべきであります。市長の前向きで具体性のあるご答弁を期待いたします。
 以上で壇上よりの質問を終わります。(拍手)
               〔市長 佃 弘巳君登壇〕
◎市長(佃弘巳 君)11番 土屋議員の質問にお答えいたします。
 初めに、生涯学習センター荻会館の開設に関してお尋ねのうち、まず、1点目の会館内に併設された市の連絡所を早期に出張所として機能させるべきと思うが、市長の考えを伺うとのご質問であります。
 ご承知のとおり、荻・十足地区人口は、昭和59年、連絡所開設当時の4,600人から、本年度は現在8,300人余りと大幅に増加をしてきており、隣接する他地区の一部を加えますと、さらなる規模の人口、区域となりましたことから、地域住民の皆様の行政に対するニーズも従前に増して多種多様化しておりますことは十分承知をしております。出張所としての機能は連絡所業務と比較しますと、市民により幅広いサービスを提供できますことから、住民の皆様の一層の利便性の向上が図れるものと考えております。こうした状況を踏まえ、荻連絡所を出張所として機能させることについて早期の実現を図ってまいりたいと考えております。
 次に、2点目の会館内に設置された児童室について、児童室員を配置する等、開設時の地域要望に合わせた運営をすべきと思うが、いかがかであります。
 議員言われましたとおり、生涯学習センター荻会館は、平成13年12月1日に開設され、地域の要望で設けました児童室兼会議室には、当初担当の職員も配置されておりましたが、翌平成14年4月からは、保護者と一緒に利用していただく貸し室方式へと改めたわけであります。そのような中で児童室員の復活につきましては、本年7月5日付で生涯学習センター荻会館運営協議会長であります荻区長さんを初め、荻区の方々が私のところへと要望を提出していただいた経過を踏まえる中で、現況の荻会館の児童室兼会議室の利用者は、貸し室方式に改めたころに比べると倍増しておりますので、児童室員の配置につきましては、議員の言われます子育て支援や少子化対策の観点からも必要なことと認識しております。
 来年度、本会館は指定管理者制度へと移行する予定でありますので、先ほどの質問と今回の児童室員の増員、そういうものをどのようにしていったら格上げができるか、また、児童室員の配置ができるか、そういうものをしっかりと関係機関とも協議する中で、今後財政的な経費を絡めて担当部課に検討をするよう命じておる次第であります。この問題におきましては、来年度予算に向かった中で、どのようなものから解決ができるかということを進めてまいりたいと思っております。
 次に、伊東市なぎさ観光駐車場及び伊東市大川橋駐車場について、駐車場近隣の公共施設の供用時間に連動して、また、市街地の活性化策として、その供用時間の延長についてであります。
 ご承知のとおり、現在、大川橋駐車場となぎさ観光駐車場につきましては、障害者の雇用促進の観点から、伊東市社会福祉協議会と業務委託契約を結び、平成10年度まで伊東市身体障害者福祉会にお願いをしてまいりました。しかし、両駐車場とも、市の公の施設を管理する伊東市振興公社が設立したことに伴い、平成11年度から管理運営を伊東市振興公社と業務委託契約を結んでおります。今までの障害者の雇用の促進の経過を踏まえ、振興公社は身体障害者と個別に労働契約を結ぶ中で駐車場を管理し、現在に至っておるわけであります。
 両駐車場の開場時間でありますが、議員ご質問のとおり、なぎさ観光駐車場、大川橋駐車場とも午前7時30分から午後8時までとなっておりますが、観光会館や藤の広場で催し物が行われる際には時間を延長して利用者の利便性を図ってきておるわけであります。しかしながら、東海館につきましては、通年を通して午後9時まで開館しているため、駐車場の開場時間と連動させることとなると、従事している障害者の方の健康面や時間延長による賃金の増額からの採算性など解決していかなければならない問題もありますので、各駐車場と連携させるには、現状を把握し、検討する必要があると考えております。
 今後におきましては、指定管理者制度の導入に伴い、指定管理者において駐車場の開閉時間、延長、雇用関係等の運用面につきまして研究をして、利用者の利便性の向上と観光振興に努めるよう、現在各部課において検討を進めておる最中であります。
 以上です。
◆11番(土屋進 君)わかりやすいといいますか、簡潔にわかりやすく答弁されたというふうに受けとめております。
 出張所の件でございますが、私の方、最初、壇上でも申し上げましたように、3回一般質問で取り上げておりまして、そのほか、本会議場でも、また、委員会でもこの必要性ということを質疑、質問等もしてまいりました。そういう中で、今まではいろいろ状況を見きわめる中で検討していくという答弁でずっと来ておりました。
 ただいま市長の答弁の結論は、早期の実現を図ってまいりたいと考えている、こういうご答弁をいただいた。この一言ですよね。やはり早期に実現を図るということですから、今までのように今後検討してまいりますとは随分違いますから、市長としてはここは、私も壇上で申し上げましたが、必要不可欠なこととしてご認識されているということだろうと思っております。また、荻区長、あるいは青少年育成、あるいは運営協議会会長でもある区長名で荻の方からも要望が、今までもこれは何回か出ていると思うんですね、出張所についても。先ほど児童室のことが7月5日に出たということになりますけれども、そういうところでありました。
 そこで、市長にもう一回お聞きしたいと思いますが、早期の実現を図ってまいりたいと考えておるということは、現在各部課といいますか、担当部課、そういうところにもいろいろ指示しながら、私は壇上で、新年度である18年度から格上げがぜひ実現するように必要性を訴えておりますが、市長の思いといいますか、答弁を聞いていまして、早期というのは新年度に向けて実現を図っていくことを今検討しているんだと、そういうふうに私は受けとめておりますが、そのことについてもう一回ご答弁をいただければと思います。
◎市長(佃弘巳 君)特に荻区を取り巻く人口増、そういうものは大変な伸びをしておりますし、59年に連絡所をつくったときの状況と今の状況は大変違ってきておるということで、そういう中では市民の方々の利便性を高めていく必要があるではないかということで、また、2番目の質問と連動するわけですが、児童室員、この問題と絡めた中で、どのようにしたら一番運用面がやりやすいか、また、財政面がどのぐらいかかるか、そういうものをしっかりと把握する中で、検討というか、調査をして上げてくるようにということで今指令は出してあるわけでありますし、来年度予算に向かっては、これは政治的にどのように解決するか、2つを一遍にやれることができるかどうかというのは、これから私もその調査結果を見た中で判断させていただきたいというふうに思っております。
 この問題も私も市長になりましてから、荻区の区長さん、会うたびに、何とかそれは頼むということも言われておりますし、また、地元関連議員さんからもそれは言われております。ですから、そういう中においては、めり張りのきいた、やるべきもの、また、待ってもらうもの、そういうものもかんがみる中でこれからの予算編成に向かって進めてまいりたいというふうに考えております。
◆11番(土屋進 君)現状ではそういうご答弁になるかなというふうにも思います。ということは、新年度に向けて検討させているということだろうというふうに、市民が聞いていても、地元の人が聞いていても、そういうふうに受けとめられるのではないか、私はこう思います。
 荻連絡所につきましては、市長自身が地域の懸案といいますか、そういったことについては優先的にこれが必要だということについてはめり張りとおっしゃいましたが、そういう市長さんだなと私は受けとめております。市長の政治姿勢といいますか、スタンスはそういったものを受けとめておるつもりであります。そういった中で、今まで、検討しますという経過があったと私は申し上げたわけでありますが、そのことをしっかり受けとめて検討に入ったということだろうと思います。ということでありますので、これ以上新年度にやりますよと返事しろとか何とかということは控えさせていただきまして、そういう方向に向かっているという認識でいたいと思います。
 そういう市長のご答弁を聞きますと、地域の皆さんも大変喜んでいるというふうに私は受けとめております。私自身も議員となって以来、市民サービスの公平性、利便性から見ても、荻地域の先ほど述べたような状況を踏まえていきますと、必要不可欠な問題であるということで前向きなことをぜひお願いしたいということで、先ほども言いましたが、一般質問、今回3回目ですが、本会議場、委員会等でも質疑してまいりました。実現の方向が見えてきたなということで、大変ありがたく思います。
 また、特に荻区ではこのことは長年の悲願であったということにも思いますし、また、生涯学習センター荻会館がこのことでますます地域の核として重要なものになっていくんだということを申し上げましたが、地域の活性化はもとより、住民同士の交流が深まって、さらには市の行政と地域との連携も非常に深まる、あるいは一層大きくなってくる、このように思っております。そういうところで、市長の答弁も前向きにいただいたということで受けとめておりますので、このことについてはこれで終わります。
 それから、連動するという話になりますが、児童室ですよね。これは開館のときには、先ほども言いましたが、地元の要望があって、出張所格上げの問題もそうです。スペースをそれだけ大きくとって、あとはそこに配置すればできるという状況が4年ですか、平成13年開設、つまり、14年度から見れば、14、15、16、17と4年間そのままになってきて、必要性はあるなと言いながらそうなってきたというわけですが、特に児童室は、13年の12月1日にオープンセレモニーをやって、12月3日に供用開始したわけですが、児童室も活用できて、地元の人は念願がかなったということで非常に喜んだわけですね。
 ところが、14年度予算のところで財政面から考えると、ここの部分の児童室員の予算は削減するということで、当然言いましたように、委員会等でも質疑がありました。何だそれはということになるわけですが、地元とすれば、喜んだのもつかの間で、つくって活用する、そういったものがあっという間に外れてしまったということは、非常なショックだったと思いますね。利用人数を見ますと、開館したときは4カ月の話ですが、その後、私が思うには、14年度はそのことから急激に利用度がよくわかりにくい。それから、14年度、15年度、少しずつふえてきているということになるわけですが、せっかくですから、児童室の開館して14年度からの利用状況、その辺をちょっと教えてください。
◎教育委員会事務局教育次長(川添光義 君)手元に15年度と16年度の使用状況があるわけですけれども、15年度の児童室、利用時間は9時から17時までなんですけれども、1,674人という数字が入っていますし、16年度につきましては3,350人、そういう利用状況でございます。
 以上です。
◆11番(土屋進 君)これは私の手元ですと、例えば15年度は298日稼働して1日当たり6人ぐらいかなと、こうなっているわけですよね。16年度は303日稼働して平均では11人ぐらいだと。決して多くはないですね。これだけの先ほど言いましたように多くの子供たちがいる中でこういう利用率だと。必ず当然保護者がついてくるとか、だれかが責任をもって同伴して会館に来る。会館の手続もそういうふうになっております。これは今そういう使い方だから、手続の問題は仕方がない、そうやらざるを得ない、それで、ちゃんとしっかり管理していかなきゃならない、こういうことになるわけです。
 私は児童室については、人的配置ですね、それは児童室員がと言いましたように、各コミセンは、所長がいて、事務員がいて、図書室員がいて、それから児童室員ですよね、こういう配置になっていて、当然予算は大きいわけですが、市長が先ほど出張所の格上げと両方が一緒にやっていけるかどうかということも含めながら財政というのでおっしゃっていますが、コミセンなどの金額的なことはわかっているんですが、児童室員を配置すると、大体どんなものと連動するのか、予算的にそういうものはふえるのかどうか、そういったことをちょっとお聞きします。
◎教育委員会事務局教育次長(川添光義 君)出張所があるところはコミセン、コミセンのあるところに出張所があるわけですけれども、生涯学習センターには現在のところ児童室員は置いていないというわけです。そういうことからいきますと、コミセンに置いてある児童室に年間どのくらいの支出をしているかということになりますと、6時間働いていただくといいますか、6時間いていただくと、大体年間124万円ぐらいの支出をしているところでございます。
 以上です。
◆11番(土屋進 君)コミセンをそのまま比較すれば、コミセンはそういう状況ですというわけですね。ですから、私は壇上でも申し上げましたが、今のこの時代背景を考えても、少子化だとか、子育て支援が重要だとか、あるいは本市も次世代のというものを作成したり、いろいろこれからは全力でそういったことを具体的に取り組んでいく中で、また、4カ月で終わった当時にさかのぼって考えてみましても、当時から予算は厳しいと言いながらも、年間を通して百二十何万円かの予算を削らざるを得ないという判断をしたということになるわけですね。
 私はその時点でも、伊東市は一方ではそういう対策をしているよ、子育て対策も少子化対策もと言いながら、いろいろな施策があるわけですが、その中でやっぱりこういう施設も充実したりしていくことによって、安心して子供たちが育っていく、家族から見ても安心、そういったことが大事だといっていく時代がそのときも当然でありますので、大事なところをそう簡単に切っていいのかな、始まったものをですね。ちょっと待っていろと言いながら今まであるよりは、そのかわりこういう使い方をしましょうというよりは、やりかけてやめたという方がよっぽど責任があって何かおかしいじゃないか、時代に逆行しているじゃないか、こう思って今までまいったわけですね。
 ですから、ぜひこの児童室員の復活は非常に大事なことでありますので、コミセン、4カ所にあって、市内に児童館というものがあるんですが、やはり使いやすいものとして、地域に核となるようなところにそういったものを配置されることが一番大事なわけであります。ぜひこれは復活してほしい、このように思っております。
 時間もちょっとありますが、ことしの1月に福祉文教委員会で佐久市へ視察に行ってきたわけですね。長野県と言うと教育に非常に熱心だということが、一言で言えばそういうふうに言われるわけですが、佐久市においても同じでありまして、また、特に子育て支援ということについては早くから取り組んで具体化してやってきているというところであります。私はそのときに聞いていて、ふとメモしましたが、毎年500人ずつ人口がふえますよ、こういうことをおっしゃいました。子供が500人余分に生まれるよというだけではなくて、そういう地域だから、あるいは新幹線の佐久平駅ができて、そのほか高速道路も通ったり、いろいろなこともあって、東京にも近いというので、そういうこともあるかと思うんですが、やはりそういう我々の目的の子育て支援のことで視察に行っているときにそういうことを言うわけですね。
 ですから、非常に自信を持って、私どものところは子育てに懸命に取り組んでいますので、支援していますので、また生まれる率も高くなりますよということだと思います。特殊出生率が、全国が今1.29と言っていますが、ここは1.68で、全国有数の出生率が高い――1.68が昔と比べて高いということではないと思いますが、1.68ということでありました。
 そして、ここはいろいろ伺ってみますと、人口は6万8,400人ぐらいということでありましたが、その後、新年度から合併しているはずです。合併する協議会もできたと言っていますので、周辺と合併していくということになりますが、最初からこの子育て支援については市長の公約だったのだそうでありまして、このことを全力で取り組んでいく必要があるということを当時の市長が公約にして、その公約を果たすべく具体化したということでありました。子育て支援の都市の宣言をして、長野県内唯一、国の指定を受けて次世代育成支援行動計画を平成15年度中に先行して策定したということでありますね。平成16年度には、すぐれた子育て施策を実施している全国49のモデル市町村に厚生労働省からさらに指定されたと。本当に先駆的なところだから当然だと思うんですが、されたということです。
 そして、現在、例えば具体的に言えば子ども未来館みたいなのをつくって、プラネタリウムだとか、科学館みたいなものをつくって、それが非常に有効。またマタニティー、つまり、出産を控えている人がそういうところでプラネタリウムの中に入って、精神といいますか、安らぐ気持ち、そういったことから、非常に精神的にもいい、おなかにいる段階からいいと言いますかね、そういうこともあわせてやっているんだと。
 それから、本市も97項目で策定していますが、児童館運営事業なども含めて100の子育て支援事業をもう既に策定して、初めから展開していたということです。年間予算が一般会計で約207億円の中で、26億2,020万円を子育て支援策に使っているというわけですから、一般会計に占める割合が12.6%になって、市長の公約のとおり、重要政策になって進めております。だから、説明する方も張り切って、自信を持って我々に説明してくれるということであります。
 それから、さらに地域の児童健全育成の拠点として、学校週5日制に対応するために早くから児童の受け皿として計画的な児童館の整備をしてきた。そして、平成5年度から平成14年度までに10ある全小学校に近いところに児童館を整備した。建設には経済産業省の公的な補助を受けたということであります。それから、これは小学生1年生から6年生ができるという形になっているそうですが、平日が午後7時まで開館している。土、日、祭日等も開館できるようにして、年末年始だけは除くと。いつでも子供たちが児童館に学校の帰りにも安心してできるというわけですね。
 その10ある児童館の利用状況はといいますと、1日平均700人といいますから、1カ所70人といったら大変なものですね。私どもが行ったときも大勢いまして、ボランティアといいますか、そういう人も一緒にいたりして、説明に加わっていましたが、当然そこに配置された児童室員がいるわけですね。そういうことでありまして、そのほか、こういったところが育児中のお母さんのコミュニケーションの場にもなっている。また、子育てサロン等のそういったことも専門の方にお願いして、子育ての悩みや不安を話し合えるような環境を提供している。こういうような取り組みをしているそうですね。
 ですから、これは佐久市の話でありますけれども、ここは一番大事なのは、先鞭、早くからそういうことに取り組んできて、今の時代に対応してきて、出生率も上がっています、あるいはこれからの人口もふえてまいりますということを胸を張って言っているという現状ですね。やはりそういう結果が出るという方向をしっかり見据えていくということが非常に大事だなと思って、私は十分参考になった視察をやらせていただいた、こういうふうに思っています。
 これはそんなことを述べさせていただきましたが、ぜひ市長も新年度に向けて、出張所とあわせて、また、児童室のことが必要だということはわかっていることなので、あわせてどうやれるかということについて検討していくという話ですので、そう言われながら、こういった例もお話ししながら、私も思いを込めて、このことを言うのはどういうことかというと、4年前に始めて4カ月でストップして現在に至っている状況というのは何たることだとやっぱり私は思っています。ですから、ぜひ実現に向けていってほしいと、このように思っております。
 次に、駐車場の方に入りたいと思います。
 私はあの駐車場2つについて、先ほど庁舎の移転問題についての跡地利用構想審議会での答申のことをわざわざ述べさせていただきました。目的として、その一角にある駐車場にしても、そういう意味があってつくるんだと。今は暫定的に平地の中でと。将来、あそこをどう一体化して利用するかによっては、駐車場も当然必要だろうけれども、立体にしておくと、それがまた壊してどうしなきゃならないとか、地下でやるとか、いろいろな問題があるのでということで現状になっていますが、やはり市街地活性化とか、利便性とか、そういったもの、あるいは申し上げましたように近隣の公共施設の連動ということを考えますと、いかがかと。
 平成4年に開設して、来庁者駐車場としているときは、それはそれでそういう状況で仕方がないと思っていましたが、特に答申があった後、当時やっぱりそのことをしっかりと受けとめていれば、この8時というものについては、せめて10時まで考える必要がないかという検討が、その時点であってしかるべきではなかったかと。後に大川橋駐車場という名前になるわけですが、役割を果たすということは十分な、あるいは100%の役割を果たすということを求めていくということだろうと思うんですね。
 そういうときになぜその時点でもまだ8時のままなんだということで、何回かこの駐車場のことについては供用時間を考えてくれよということを申し上げてきたわけですね。その中で身体に障害を持つ方たちの雇用の場であるということは当初から知っておりましたので、そのことは重要な中で、24時間と言わずに、何とか仮に10時ぐらいまでは延長できないかということも申し上げてきたわけであります。
 そこで、改めて聞いておきたいと思います。これは担当課から答弁いただければいい話になると思いますが、観光会館、あるいは別館周辺に駐車可能なスペースというものがどのようになっているのか、伺います。
◎総務部長(原崇 君)お答えをいたします。
 観光会館の横と申しますか、海側、港側でございますが、県熱海土木事務所の管理地がございます。その管理地を伊東市が許可をいただきまして、観光会館、伊東港、こういったところへ訪れる市民ですとか、観光客、こういった方々の、いわゆる無料の一般駐車場として開放している部分がございます。この駐車場が44台分ございます。
 以上でございます。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)観光経済部関係でございますが、東海館におきましては、信用金庫さんの先の空地というか、あそこを利用していただいている部分がございます。また、これは県の所有でございますが、必要に応じまして耐震バース等の利用も県との相談の中で利用させていただいております。
 以上でございます。
◆11番(土屋進 君)東海館については旧松川館ですか、あそこを使って置いているということがありますが、わかりいいというか、わかりにくいというか、私に言わせればわかりにくいなと。ほかの信用金庫さんの方のを使っている部分もありますし、何かわかりにくいと思います。ですから、大川橋駐車場あたりがむしろ近くに公的駐車場がそこにもありますと。そこは有料になりますけどね。ただ、東海館に行きながら、まちの中を散策するということを考えますと、低料金で貸しているわけですから、むしろ有料の大川橋の方に置いていただいて、自由に時間をとって、まちの中の散策もついでにしてもらうということになると思うんですよ。東海館の今言ったところだとわかりにくいと思います。同時に、そんなにたくさん置けるわけでもないということがあります。
 ですから、そこへ置いた人が、じゃ、まちの中へ、ここに置いてあるからといってわあっと行ってくるかというと、気を使う人は余りいつまでも置けない、東海館だけ見たらすぐ帰る、そういうこともあろうかと思いますね。その先のなぎさ観光駐車場があるから、そこから入ってくる人も当然あろうと思うし、そういう人たちは東海館へ行きながらまちの方へ行くかもしれませんね。というふうに、駐車場がどう使われて、どういうふうにわかりやすいかということは非常に大事なんですね。
 そこで、今、県土木の管轄のところのウオーターフロントの部分ですね、それが今そういう一般的な形で使っておられる。それから、東海館の駐車場はもちろんわかっています。そうすると、今度は別館の裏ですね、道路の延長みたいなところと、そのさらに先にさくで囲ってあるところ、あれはだれでもやっぱり同じように使えるようにできる、そこを今部長はおっしゃっているのかな。その先の耐震バースについては、例えば別館で会合を持つ人たちが県土木にお願いして、かぎを借りて、耐震バースを利用して、何時まで出てくれと管理して、最後のかぎをする。それは許可を受けた人が、耐震バースを使うときはそうですね。その入り口にさくがありますね。さくで囲った部分と道路の延長みたいな、まさに別館の間ですね。その辺のことですか。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)お答えいたします。
 別館の裏側にございます囲ってある用地というのは、基本的に別館を利用される方を中心にして使っていただくことを前提で、観光会館の所有のエリアでございます。
◆11番(土屋進 君)でありますから、つまり、観光会館ができた昭和41年当時と今では、あの当時はバイパスもなかったわけです。当時と今では大違いですよね。
 伊東市の全体を見ても、駐車場の足りない施設というものが、だんだんそうじゃないよとなってきてはいると思いますが、多いですね。ひぐらし会館に行って、もちろん今、子ども広場を利用していますが、図書館へ行っても、そこへ入ってくると、まず入れないことが多いですね。ぐるぐる回り歩いて。それは子ども広場といったところ、今の桜木のシニアプラザですね、あの辺に置けるというふうになるんですが、何か公的施設に駐車場が足りないまま、どんどんそうなってきたという。だから、観光会館のできた当時のことを考えれば、40年も前近くなりますが、やはり今、駐車場がそれじゃ不足ですよね。それで駐車場がありますよと胸が張れるわけじゃないわけですよ。
 先ほど言いましたように観光会館が、あるいは別館が10時まで営業しています。昼間終わる人はいいでしょうけどね。なぎさ駐車場があるから有料でも入れたりしながらということになるけれども、夜の催しというと、大体8時半、9時とかに催し物が終わるとか、映画一つ見ても、芝居を見ても、音楽会をやっても、そういう状況の中で、必要なときには許可していると言いながらも、それが常にでないとすれば、普通に考えて、伊東の観光会館は不便だなとやっぱり思われると思います。
 特に伊東市で何か事業があって、それを見たいとか、聞きたいという人たちが、市外からもやってくるという状況もあると思うんですね。そういうときにやっぱり伊東は行きにくい、車が置ければすぐ行ける、あるいは市内だって非常に縦に長いわけですから、宇佐美もそうだし、南部の人の方も、はるか遠いところもあるわけで、駐車場が10時までとか、会館に連動した、そういったことになっていれば、積極的に行こうじゃないかということになる。利便性さえあれば、そこで3時間もいて300円とか400円ぐらいというふうになれば、たまに行くんだから行こう、そういうふうになります。そんなことで、私はやはりそういったことが観光会館の使用稼働にも大きくかかわってくるんではないかなと思うんですよ。
 そこで、今、8時までのところを、特に10時までといいますか、申し込みがあって許可するという場合、どんな団体が具体的にあるのか、あるいは申し込まれても、ちょっと無理ですねという例があるとすればどんなことがあるのか、その辺ちょっと教えてください。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)観光会館の申し込みの関係につきましては、基本的に振興公社との協議の中で、8時以降特に必要があるということにつきましては、受け付けの段階でお聞きする中、対応可能な範囲でやらせていただいているというふうに理解をしております。また、具体的にというお話もありましたけれども、考え方としてはそのような理解をしているところでございます。
◆11番(土屋進 君)でも、市民の中には許可をして延長になりますなんて知らない人もいっぱいいますよね。いつもよく定期的に使う人はわかっていて申し込むというのは、自動的にやって自動的に許可をいただいているけれども、知らない人はいっぱいいますね。だから、私も先ほど全体的に見れば供用時間の設定が今のままでは非常に利便性に欠けるということを申し上げているわけであります。
 観光会館の利用状況といいますと、駐車場を絡めて話したいんですが、振興公社の報告書で自主事業とか映画とか、そういったことは報告されています。そのほかに例えば外部から申し込みがあって、あるいは市民でもいいですが、音楽会をやるとか、市民劇場なんてありますよね。そういったさまざまな団体があって、そういった利用というのは、ここ数年減っているのかふえているのか、また、労働組合等の諸団体が伊東を訪ねてくるということを考えたときに、こういった問題も絡みとしてネックになったりしていないかどうかということを僕はずっと心配しているんですよ。その辺、どう思いますか。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)観光会館のご利用につきまして、労働組合さんの関係で言いますと、夜8時、9時近くまで論議をされるということは余りないように思っております。具体的な資料は手元にありませんが、基本的には観光会館の利用の範囲の中においてやっていただいておりますし、組合につきましては、各旅館さん等の送迎等もございまして、特に駐車場等のご使用についてのご希望はないようにお伺いしております。
 以上でございます。
◆11番(土屋進 君)労働組合さんとかそういうところは旅館さんが運んだり、いろいろやるし、夜9時、10時まで利用していることはないよと言えば、それもそうなんですが、そのほか、例えば演劇がそこであったとか、鑑賞する団体もありますね。音楽、コンサートをやるというときには、8時じゃ大体終わっていませんよね。そういったことを含めて、先ほども言いましたように、市民の中では常にわかって使われる人はそうだと思うんですよ、団体としては。
 だけど、外部から、例えばそこで興行を一つやりたい、観光会館で何とかショーをやりたいと仮に話をしたとしますよね。そういうときに、駐車場はありますかと聞かれたときにどういう返事をするのかなと思うんですよ。伊東の観光会館さんで何とかの芝居をやりたいとか、歌謡ショーでもいいです、そういったときに、観光会館に駐車場がありますかと聞かれたらどう返事するんでしょうかね。もう一回ちょっとそれを教えてください。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)お答えいたします。
 そういった場合につきましては、観光会館の前が無料のエリアでございますので、そこをご利用いただくことが基本だろうとは思います。また、別館の方の使用等がなければ、別館のエリアの駐車場も当然使うこともできますし、近隣のなぎさ、あるいは大川橋の駐車場についても、8時までということの中では制限はありますけれども、ご紹介する中、また、必要があれば、先ほども申し上げましたけれども、延長も可能であるということについてはご案内をしているというふうに理解しております。
 以上でございます。
◆11番(土屋進 君)あれだけの1,000人から入る観光会館に、あるいはあわせて別館でも何かやっているという場合もあるかもしれませんね。いずれにしても、本館だけで考えても1,000人からの収容があって、現状の駐車場がそれで十分だと胸を張れる状況じゃないわけですので、夜間の利用に当たっては、やはりなぎさ観光駐車場、こういうわけで10時まで、あるいは24時間でということが大事じゃないかと。だから、やるならば、延長というよりも24時間体制で、さっき言ったような雇用のことも十分考えながら配慮してやることはできないかということを申し上げたわけであります。
 振興公社の駐車場の報告等を見ましても、駅前の駐車場は完全に自動化で初めからそうやっておりまして、あそこは収益性が高いですよね。もっともっと使われる、稼働がふえるという可能性は、少しでも伊東への来客と合致していきますと、より利便性があると思うんですが、なぎさ観光駐車場もやはり海を走ってきて、マリンタウンがありますけれども、ここへ来て、あそこへいつでもとめられるということが非常に安心して、そこまでお客が来れる状況になってまいります。
 なぎさ駐車場、大川橋駐車場ともに、大体ピークのときと比べて3割ぐらい利用数も減っていますよね。私、数字を見てそう思っています。減っているんですよ。だから、駐車場でもうけることが目的でなくて、駐車場があることによって近隣に経済効果を及ぼすということが目的だと思うんですが、駐車場そのものが利用度が減ってきているということ自体、やっぱりいかがかなと思います。ですから、そういうことも含めて考えるべきときに来ているということを申し上げておきます。
 それから、身体に障害を持つ方が働いている。これがこの場合、私は24時間でということをまず言っていますが、市長、その辺はどう考えていますか。24時間にしながら、こういう配置にしてやっていけるかどうかということも考えているのかいないのか、延長時間でどういうふうに考えているのかということを、その辺ちょっと教えてくれませんか。
◎市長(佃弘巳 君)そういう問題も絡めて、障害を持つ人たちの雇用の場を確保していかなきゃならない責務というのはあります。ですから、その人たちの雇用の場を確保する中で、機械化、そういうものができるかどうか、そして、24時間の体制ができるか、そういうものを考えろということで言ってあります。でも、第1は障害者の方々の雇用の場を確保していかなきゃいけないよということをしっかりと言った中で、駅前の24時間の駐車場は利益が上がっていますが、利益の追求ということよりも、そういうものを考えて、24時間体制ができるかどうかというのも大きな視野に入れて考えろということを言ってあります。
◆11番(土屋進 君)今のご答弁を聞きますと、私が壇上でこうすることを考えるべきではないかという言い方をしていますけれども、市長もどうせやるならそういう方向でというお考えと一致しているように思うんですね。そのことについては時間が仮に、すぐあしたからでもやるというわけにはいかないわけですので、そこで、例えば今8時からの延長を許可した場合があることは承知していますが、せめて10時まで当面やっていこうじゃないか、それで、今市長のおっしゃるように、やがてそういうふうにしていくんだと、伊東市全体のまちの活性化全体を考えて、観光客の利便性も考えたときにそれがベターだろうとおっしゃっているわけです。ただ、そこまでいく間に、いつも10時まではあいていますよということを最低限でも私は実現していいのではないかと思うんです。
 そのときに、今度は身体に障害を持たれる方との関係がありますので、こういう方たちが、たまにならいいけれども、しょっちゅうだときついなという話だとすれば、2人で割れば2交代ですから、1時間ずつになりますので、プラスで考えれば雇用、つまり、収入が1時間ふえるという前向きに考える人もいるかもしれない。いずれにしても、そういう人たちとも話をしながら、あるいはどうしても無理ならば、8時から10時までの2時間を、やっぱりその時間働く人を何人か募集して、それに対応してもらえば、そういう人たちでその2時間をやるということは可能だと思うんですね。例えばシルバー人材センターもあるわけですね。そこが受けるかどうかということは私はわかりませんけれども。
 いずれにしても、身体に障害を持つ方にも配慮しながら、一方ではつなぎをそういうふうにしながら、市長は最後はこういうふうに考えていくんだと、そういうふうに指示していると言いながらも、何とか10時までなら早急にできるということもぜひ考えてほしいと思います……。
○議長(三枝誠次 君)以上で11番 土屋 進君の一般質問を終わります。
 昼食のため、午後1時15分まで休憩いたします。
                午後 0時12分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午後 1時15分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
 次に、6番 平沢克己君の質問を許します。
             〔6番 平沢克己君登壇、拍手〕
◆6番(平沢克己 君)ただいまから一般質問を行います。
 質問に入ります前に、ただいま歯を治療中ですので、お聞き苦しい点が多々あるということをまずお断り申し上げておきます。
 では、質問に入ります。
 まず、荻の産業廃棄物不法投棄について、大きく分けて2点質問いたします。
 私は、荻の産業廃棄物の山について、当初から不法投棄と言ってきました。ところが、県は不法投棄とは認めず、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第12条(事業者の処理)にある一時仮置きであり、適法との見解をとっています。また、市も16年6月議会での市長答弁で、市としても同様に考えるとしながら、しかしながら、保管状況が法第12条第2項に規定する産業廃棄物の保管基準に合致していないことから、県において早期の改善を強く指導しているとつけ加えており、県も市も違法であることを認識しているわけです。仮に県が言う一時仮置きとしても、あの土地は農地であり、違法であることには変わりありません。
 さて、本題に入ります。私はこれまでもあの産廃の山の中に何が入っているのかわからないので、産廃の成分調査などの実施を求めてきました。しかし、県は、あれは解体した建物などであり、安全で成分調査の必要はないとしながら、一部こちらの要求を受け入れ、16年度から土壌調査と水質調査を実施しています。今日、アスベストの危険性が改めて指摘されており、市としても市有施設でのアスベストの使用状況を調査しています。アスベストの約9割は建築資材に使用されていると言われており、県が言うように、あの産廃の山が家屋を解体したものであるなら、アスベストが含まれている可能性は高く、早急に成分調査をすべきと考えます。この点について市長の考えはどうか、質問いたします。
 産廃の2点目は、隣地や周辺に対する問題です。私はあの産廃が完全に撤去されることを望んでいますが、それまでの間にも、次の2つについては早急に実施すべきだと考えます。1つは、隣地になだれ込んでいる産廃を直ちに撤去させる点です。もう一つは、法第12条(事業者の処理)の第2項に、「事業者は、その産業廃棄物が運搬されるまでの間、環境省令で定める技術上の基準に従い、生活環境の保全上支障のないようにこれを保管しなければならない」とあり、今後周辺に被害を及ぼさないよう囲いを設ける、廃棄物の飛散、流出及び地下浸透の防止、悪臭の発散防止など、適切な措置を業者にとらせるよう、市としても業者を指導すべきと考えますが、市長の考えはどうか質問いたします。また、仮に現地からアスベストが発見された場合、どのように対応されるのかもあわせて質問いたします。
 次に、八幡野及び池地区への信号機設置について質問いたします。
 私は議員になる前から、なぜ八幡野の浜入り口には信号機がないのかと疑問に思っていました。しかし、私自身もそうであるように、多分地元の人は、渋滞時は信号機のある交差点を使うから問題にしないのだと思ってもいました。お盆の墓参りの帰りに伊東方面に向かって試しに浜入り口から出てみました。案の定、国道は伊東方面への車が長蛇の列で、しかも、伊東方面からはかなりのスピードで次々と車が下ってくるので、出るタイミングが難しく、割り込むのもかなりの図太い神経と勇気がなければできないことを改めて知りました。しかし、渋滞のないときも浜入り口から国道に出るのは大変です。渋滞がないときは、上りも下りもかなりのスピードを出していて、車が途切れることが少なく、これまた国道へ出るタイミングが難しく、高齢者でなくても利用を避けたい交差点です。
 下町方面からの車が浜入り口を利用しない場合、大概は交番前を通り、八幡野交差点から国道に出ますが、これがまた大変です。一度赤信号でとまると、2分10秒以上青になりません。青になったと思ったら、約18秒で黄色に、2秒後には赤になってしまいます。ですから、車の少ない時間帯でも常に五、六台は並んでいますし、少し交通量の多い日や時間帯には10台以上並び、その結果、駅方面から消防署支所前を通ってきた車が右折も左折もできず、どちらの道路も身動きできなくなることもあります。そうした点で、浜入り口に信号機を設置し、歩行者も車も安心して利用できるようにすべきと考えますが、どうでしょうか。
 また、県道中大見八幡野線が池地区まで拡幅改良がされ、池地区を抜けて伊豆スカイラインや伊東方面に向かう車がふえています。しかも、道幅が広くなったこともあり、40?規制の県道をそれ以上のスピードで走る車が目につきます。同県道は、八幡野方面から池集落に入ると、市道四辻線との交差点から生涯学習会館付近にかけ、緩やかに曲がりながら下っており、見通しが悪く、しかも、付近には小学校や幼稚園もあることなどから、この場所に安全対策上信号機の設置が必要と考えます。対島地域にはこのほかにも必要な箇所があることは承知をしていますが、少なくとも今示した2カ所については早急に設置すべきと考えますが、市長の考えはどうか質問いたします。
 次に、馬場の平のスコリア問題について質問いたします。
 私は、6月議会でも指摘しましたように、この問題は個別法で対応するのではなく、伊東の水源や温泉源をいかに守るかという観点に立ち、伊東市における鉱山反対運動の歴史と、その結果としての伊東国際観光温泉文化都市建設法の制定や、馬場の平一帯を含む鉱区禁止地域の指定など、これまでの経過を重視し、総合的に判断すべきと考えます。ところが、県は、水道水源に関係しても、温泉には全く関係のない森林法により馬場の平のスコリア採掘を認めたわけです。
 しかし、私はこの森林法に照らしても、県の許可には問題があると考えます。それは森林法第10条の2第2項では、「次の各号のいずれにも該当しないと認めるときは、これを許可しなければならない」とあり、その条件として、第10条の2第2項第1号には、「当該開発行為により当該森林の周辺の地域において土砂の流出又は崩壊その他の災害を発生させるおそれがあること」、第2号では、「当該開発行為をする森林の現に有する水源のかん養の機能からみて、当該開発行為により当該機能に依存する地域における水の確保に著しい支障を及ぼすおそれがあること」、さらに第3号では、「当該開発行為をする森林の現に有する環境の保全の機能からみて、当該開発行為により当該森林周辺の地域における環境を著しく悪化させるおそれがあること」とあり、これらの一つでも該当すれば認めないということであり、馬場の平のスコリア採掘は、このいずれのおそれも十分にあり、許可できる条件にないと考えるからです。
 そのことは平成15年3月に、静大名誉教授土 隆一先生が提出された報告書の「2 地下水涵養についての問題点」を見ると明らかです。この土報告書は、韮山工業が提出した株式会社東日の調査報告書の内容をもとに、土先生が市の水源に与える影響を検討されたもののようです。その中で土先生は、東日の報告書で馬場の平でスコリアを採取しても、いずれの水源も影響はないとしている点について、これらのうち鎌田湧水、丸善ランド井戸を除く多くの水源は、この地域の地形、地質、予想される地下水、湧水の水源と水路を考慮しても大きな影響はないと考える。ただ、馬場の平に最も近い鎌田湧水と丸善ランド井戸の地下水についてはどうであろうかと、鎌田湧水、丸善ランド井戸への影響があることを間接的に指摘されています。
 また、土報告書は、過去の採掘の影響についても、すべてが採掘の影響とはしていないものの、丸善ランド井戸の自然水位がスコリア採掘開始前の昭和45年と比べ、23年間に38.8m以上も低下していることを指摘しています。今回許可された場所は、これまで採掘した場所の東側で、鎌田湧水、丸善ランド井戸により近く、しかも、両水源の上部に位置し、両水源の主たる地下水涵養源と思われ、これまでと比較にならないほど大きな影響が出ることは私にも予想できます。
 また、土石の流出、崩壊等や周辺環境の悪化の点でも、土報告書では、もしスコリア層をすべて採取した場合は、地表は他地域の宇佐美火山噴出物層のように浸食が進み、地表流出が多くなって、谷は次第に深く刻まれ、結果として地下水涵養量は次第に少なくなることは十分予想できると指摘しており、厚さ200から300mと言われる宇佐美火山噴出物層がむき出しになれば、これが雨水で削り取られ、水源涵養機能だけでなく、土砂の崩壊や流出など、周辺環境に大きな影響が出ることも明らかです。
 しかも、土報告書では、スコリアが地下水の涵養に大きく貢献していることに留意しなければならないと指摘していますし、最後に、温泉地帯では地下水は山地の地下の浅い部分では、水道などの生活用水を涵養するが、平野及び山地の地下深部では温泉を涵養することになるので、山地部の土砂採取については、それらの影響を十分考慮することが必要と考えたいと結んでいます。
 これらの点を見ると、森林法の開発許可条件を満たしているとは言えませんし、15年6月議会での前市長の、温泉への影響について著しいおそれのあるものには当たらないとした判断が妥当なのかも疑問です。市長は6月議会での私の質問に対し、県に対し中止をしろというようなことは言える立場ではないと答えられていますが、今私が指摘しました点についてはどのように考えておられるのか質問いたします。
 仮に見直しがされ、採掘許可が取り消しになった場合、県や市、さらには反対者に対し、業者から損害賠償請求がされるでしょう。その場合、金額の問題はあっても、金銭で補償は可能と考えます。ところが、採掘を開始した結果、被害が出た場合、例えば丸善ランド水源等に著しい支障をもたらした場合、水源確保の点で完全に補償することは難しいと考えます。まして温泉源にも重大な影響が出た場合、所有者だけの問題ではなく、伊東市の存亡にかかわる重大な問題になる可能性が高く、そのときになって補償しようにも、業者にはその補償能力はないと考えます。その場合、許可をした県が補償してくれるのでしょうか。このことは伊東市にとって重大な問題です。
 以上の点から県に対し、再考を求めるべきと考えますが、市長の考えはどうか改めて質問し、壇上よりの質問を終わらせていただきます。(拍手)
               〔市長 佃 弘巳君登壇〕
◎市長(佃弘巳 君)6番 平沢議員の質問にお答えいたします。
 初めに、荻の産業廃棄物不法投棄にかかわる質問のうち、アスベストの危険性が再認識されているが、アスベストの9割が建材に使用されていることから、緊急に現場に積み上げられた産廃の内容物について、調査が必要と考えるが、いかがかとのご質問であります。
 このことについては私も県議会にいるときからこの問題は保健所、また、当局に対しましても厳しく言ってまいりましたし、また、共産党の県議団の方々がこの現場へ来たときに、平沢議員も同行して、その現場を見る中でしっかりと対応しておるというものに対しては感謝を申し上げる次第であります。
 そういう中で、現時点において、荻の産業廃棄物にアスベストが含まれているかどうかの調査の必要性でありますが、平成16年の5月から県では土壌調査と水質調査を実施しており、水質調査結果及び土壌成分検査結果については異常がないという報告を受けております。また、アスベストの成分検査は行っておりませんが、荻の産業廃棄物は、県として今までの経過及びデータ等から野積みされているものは安定4品目と言われるもので、木くず、廃プラスチック、金属くず、瓦れき類と聞いております。
 見た目は産業廃棄物ということで、地元の人たちも心配をしておりますし、市当局も手をこまねいているわけではなくて、県に対しましてもしっかりと監視、指導すべきということで、警察とも協議をする中で、地元の人たち、また、周辺住民の健康不安の解消、そういうものに対しましても、これからも県に対し、アスベストの含有検査の実施を強く求めてまいる所存でおります。
 次に、伊東市環境基本条例等からも、当該事業者に、隣地にこぼれ落ちた産廃を取り除かせ、また、当該廃棄物の散乱、飛散の防止対策等、周辺に迷惑をかけない対策を講じさせるよう指導すべきと考えるが、いかがかについては、現在、県におきましても、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、周辺に囲いを設け、積みかえのための保管場所である旨等必要な事項を表示した掲示板を掲げております。廃棄物が飛散、流出及び地下への浸透並びに悪臭発散等しないような措置等を講じさせるとともに、当該廃棄物の適正処理を早急に行うよう、強く要請、要望、指導しておるところでもあります。本市におきましても、伊東市環境基本条例に基づき、担当職員が県職員及び環境衛生機動班に同行し、現状把握に努めるとともに、今後も強く指導するよう要請をしてまいります。
 次に、交通事故防止、歩行者の安全確保の点から、国道135号八幡野浜入り口交差点及び県道中大見八幡野線池小学校入り口付近交差点に、信号機を早急に設置すべきと考えるが、いかがかについては、この問題におきましては、静岡県公安委員会が実施する交通規制につきましては、適正かつ合理的に実施することを目的とし、広く各界各層の意見を聞き、常に道路交通の実情に適応し、かつ広く住民に納得されるものとするため、交通規制審議会を設置しておるわけであります。
 本市におきましても、伊東市交通規制審議会が設置をされており、池小学校付近の信号機の設置につきましては、池区長を初め、池区の方々から再三にわたり要望も出されておりますし、本審議会におきましても検討を加え、必要性を強く認識する中で、最重要課題として伊東市交通規制審議会から静岡県警察本部へと上申をした経過もあるわけであります。特にこの中大見八幡野線が開通する前は、1日の通行車両が約400台ぐらいだったのが、現在は1日に4,800台ということで、約12倍ぐらいの伸びが示されておるということは十二分承知をし、伊東警察の方もこの実情把握はしっかりして、県の方へ予算要望をしておる経過であります。
 次に、国道135号八幡野浜入り口交差点につきましても、何年か前に地域から伊東警察署に対し要望が出された経過もあります。その当時から比べると、現在では交通量も増大しているため、国道への右左折には危険が伴い、休日、夏季期間中は渋滞がひどく、これを避けるため、国道から伊豆高原駅方面へ迂回をし、市内へ向かう車両も多いと聞いております。区からの要望や危険度も勘案する中、市、県、警察と組織する道路改善要望箇所及び交通診断要望箇所の選定検討会にかけ、さらには伊東市交通規制審議会に諮る中で、今後の課題として考えていきたいと思っております。
 次に、温泉保護に関係ない森林法によるスコリア採取許可は、同法第10条の2第2項に照らして問題があり、県に再考を求めるべきと考えるが、いかがかとの質問であります。
 平沢議員もご指摘のとおり、森林法第10条の2(開発行為の許可)につきましては、第2項に規定されております災害の防止、水害の防止、水資源の確保、環境の保全の4つの基準により審査をし、審査基準に適合していれば許可をしなければならないことになっております。このことから、県にあっては、申請のあった林地開発行為につきましては、平成15年12月12日付で林地開発行為として許可をされたところでございます。その中で、県におきましても、許可するに当たり、市の意見書の提出を求め、また、県森林審議会の技術的、専門的見地からの意見や、事業者と地元関係者との話し合いの経過を踏まえ、通常付与される条件に加え、簡易水道の水位観測など、この開発に当たり特に付加した項目を含め、全部で9項目の条件をつけて許可されたところでもあり、事業着手が可能な状況の中に現在は至っておるわけであります。
 今後におきましても、森林法の許可要件である、さきに挙げた4つの条件をクリアしてまいらなければなりませんし、先ほどは静大の名誉教授の土教授のお話をされたわけでありますが、土教授は地質学の権威者であります。その人の見地、そういうものも十二分に勘案をする中で、県といたしましても、審議会の中で慎重審議を進める中で、この許可を与えておるということは、ぜひご理解をいただきたいというふうに思っております。
 市といたしましても、1回許可を出したものに対して、県にもう一度この許可を見直ししてくれというようなことは、何か諸条件が変わっているのであれば、また県に対してそういう要望、要請というものはすることは可能であります。そういう中では、今後は本会議における6月の質問、また、今回の9月の質問、そういうものも十二分に認識をし、また、馬場の平の保全に関する請願についての審議や、今までの経過を踏まえながら、馬場の平の環境を守る連絡協議会の関係者、土地所有者とも話し合いをする中で、環境の保全について検討を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
◆6番(平沢克己 君)それでは、まず、産廃の問題から再質問をさせていただきますが、16年5月に県が土質調査、それから、水質調査を実施したということについては、私もこれまでもこの問題は何回か取り上げていますので、その中での当局答弁の方からもされていますし、私自身も、水質調査について言うと、地元の人が県が水をとっているところを見ている、そういうことで確認はしています。
 ただ問題は、市長の答弁の中でもあったように、あの産廃の積み上げているものは、建築廃材といいますか、建物を取り壊した後のものだということで、安定5品目とか4品目とか、今、4品目と言われたわけですが、そういうものであるという、こういうことが言われたわけですね。私は今回はアスベストの問題で聞こうと思っていますので、ほかのことには余り触れたくないんですが、最近ですと廃プラスチック自体も化学変化を起こして、いろいろな物質が溶け出しているという、そういうことも明らかになっていますので、安定5品目または4品目だからいいということではないということを一つお断りをしておきたいなと思うんです。
 今回の場合、そういうことを言って県は積んであるものについて調査をしないわけですね。先ほども申し上げましたように、実際に家屋を解体したものということになると、市長もご承知のように、さまざまな部分でアスベストが使われているみたいですね。私も余りよくわからないわけですが、例えば外壁材とか、フレキシブル板、建材だそうですが、そういうものとか、天井内の断熱材とか、配管の保温材、それから、吸音板、それから、金属同士をつなぐ継ぎ手の間に入れる石綿布、それとか、Pタイル、それから屋根材ですね、スレートがわらとか、フェルト材とか、いろいろなものがあって、そうしたものが一軒の家の中にかなりの部分で使われている可能性があるわけですね。
 ですから、そういう点からいっても、あれがそのまま野積みされているわけです。土がかぶった部分もありますけれども、しかし、あの状態ですと、いつ何どき舞い上がるとも限らないということがあるもので、そういう点ではやっぱりきちんとして、あの中に何も含まれていなければ、あの状態でいいとは言いませんが、後でまた質問しますが、とりあえずの問題として、アスベスト問題はなくなるということですので、その点ではいいわけです。
 しかし、実際、何が含まれているかわからないわけで、そうした点では、やはり調査をすべきだと思うんですが、県の方にも要請はしていくということで、県の方に対して市長の方からも強く求めていくということで先ほど回答されているわけですが、その点で、今の状態だとなかなか県はやらないんだろうなというふうに思うんですよ。それは業者にやらせるとか、いろいろなことが出てくるのかもしれませんが、県がやらなかった場合は、私は市単独でも、やっぱりあの中に何が入っているのかという調査をすべきじゃないのかなというふうに思うんですが、その辺でどのように考えておられるか、ひとつお聞かせ願えますか。
◎市長(佃弘巳 君)これは業者の方が仮置きだということを言って現在まで至っているわけでありますし、そういう中においては、法をクリアしているというか、何カ月とか何年が仮置きかということがはっきり法ではうたわれていないということで、県におきましても、仮置きということを業者の方が言っておる以上は、そういう中では近隣の住民の方々、また、行政の方も大変そういう不安がある。ですから、そういう中では、土壌調査や水質検査、そういうものはしっかりしてくれという要請はしてありますし、このアスベスト問題も最近出てきた問題でありますので、そのアスベストの含有量、そういうものの検査を保健所の機動班等を使った中で、もう一度強く再考を求める中で、伊東市といたしましても、そういう中では、県がやる調査、そういうものはする権限は持っておりますが、そこで県がやらないから伊東市が独自に検査をするということはできないということは承知していただきたいと思っております。
◆6番(平沢克己 君)土壌調査がどこをやったかということについては、私自身も承知していませんので、その辺はわかりませんが、水質調査について言うと、実際に産廃からにじみ出した水をとっているかどうかという点については疑問があるんですね。産廃の上のわき出している清水ですか、それをとったり、横の河川があるわけですが、そこの水をとったというのは確認していますが、産廃から直接にじみ出た水をとっているかということについて言うと、いささか疑問がありますし、水質検査について言うと、今まではアスベストの有無を調査するというのは検査項目としてなかったと思うんですよ。ですから、水質調査の中で問題はないとしてきたことについても、今後の問題としては、アスベストが含まれているのかどうかというのは、調査項目に今後入るかどうかというのはわかりませんけれども、そうしたことからも含めてやる必要があるんじゃないかなというふうに思います。
 その辺は市にそういう権限はないということなんですが、しかし、問題がこれまでの関西方面、クボタなんかの工場周辺でもそうですし、工場に勤めている人だけじゃなくて、その家族まで含めて被害が及んでいるということになりますと、ああいう状態で置かれた場合、仮にアスベストが入っていて、風で飛ばされて、周辺の方々のところに行くなんていうことも可能性としてありますので、そうした点では県がやらない場合は市――市がやりますと言えば県はやらなくなるのかもしれませんが、やっぱりそういう点では、市民の健康といいますか、そういうものを優先するという立場で、ぜひその辺は積極的に取り組んでいただきたいなと思います。
 そこでお聞きをしたいわけですが、先ほども市長が答えられたわけですが、あれは仮置きだと、適法だと言われているわけですね。私は壇上でも指摘しましたように、囲いを設けるとか、いろいろなことをすべきだということを言ったんですが、6月の時点でも私は指摘しましたように、あれが仮置きであっても適法ではないんですよ。要するに廃掃法の施行令の第6条ですね。産業廃棄物の収集、運搬、処分の基準というのがあるんですが、その中でも、「保管する産業廃棄物の数量が、当該産業廃棄物に係る処理施設の一日当たりの処理能力に相当する数量に十四を乗じて得られる数量を超えないようにすること」というのがあるんです。要するに1日に処理できる量の14倍以上は仮置きであっても置いちゃだめというのが法律上政令の中で入っているんですね。
 ですから、そういう点で問題があるということと、もう一つは、施行規則の中で、第8条で産業廃棄物保管基準というのがあるわけですが、その中では囲いをすること、それから、先ほど市長が答弁されていますように、看板を掲げることですね。これが産業廃棄物の保管場所であるという看板を掲げる。それから、飛散をしない、流出しない、地下に浸透しない、悪臭が発散しない、こういうことを措置しなければならないということがあるんですね。それからもう一つは、現場にネズミとか、蚊とか、ハエとか、その他の害虫が発生しないようにする、こういう防護策といいますか、措置をしなければだめだということに法律上なっているわけですね。そういう対策は何もされていないわけですので、そのことを見ても適法ではないというふうに私は思うんです。だから、あれは私は不法投棄だと言ってきたわけですね。
 ですから、県は適法だと言っていながら、私も6月議会でもそのことは申し上げたんですが、適法ならば施行令や施行規則についても遵守させなきゃならないんじゃないかと言ったら、それは許可業者だけの問題であって、許可業者じゃないから、それは適用されませんというようなことを言われたんですね。ですから、そういう点で、私は6月議会で申し上げたように、スコリアの問題でも申し上げたんですが、やっぱり担当の部署で法律をきちんとつかんで、おかしい点は県に申し上げて、県にも改善をしてもらう、対応をしてもらうという、そのことが必要だろうなと思って、今もわざわざ壇上でも、囲いだとか、飛散防止とか、いろいろ具体的に施行規則に書いてある内容を申し上げたわけですよ。
 ですから、そういう点で仮置きで適法だと言っていながら、実際には法律を幾つも破っちゃっている部分があるわけで、そういう点では、そういう点を指摘して、きちんと対応させるということが必要だろうなと思うんです。そのことは環境基本条例の第11条で、規制的措置というのがあって、「市は、環境の保全上の支障を防止するために必要があると認めるときは、関係行政機関と協議して必要な規制の措置を講じるものとする」とあるんですよ。だから、県がやらなくても、県と協議して、県がそこまでいかないよと言うのだったら、市としてもこの環境基本条例でいけばやらざるを得ないんじゃないかなと私は思うんですが、その辺、いかがですかね。
◎市長(佃弘巳 君)今までの説明の廃掃法とか、法律、そういうものを列挙して言われたわけでありますが、今、平沢議員指摘の個々のものにおいて質問をされたわけでありますが、そういうものを法律をクリアする中で、県としても仮置き、そういうものにおいては、やはり速やかに処分をしろという命令は出してあります。先ほど1日の処理量の14倍以上のものを搬入してはいけないということは、それは処分場のことであって、仮置きの場合にはそういうものが適用できない、また、それが自然にああいうものになって大騒ぎをして、1日どれだけのものがあそこへ搬入をされたかということは、本当に地域の方々も、あれよあれよという間にあれだけのものになってしまって、本当に見た目から危険なものだという認識をして、騒ぎが大きくなってきたわけであります。
 そういう中で、周囲に囲いをしろとか、看板を立てろというようなことも今させておりますが、これは廃棄物の処理及び清掃に関する法律の中で、保管場所ということでなくて、積みかえをするための保管場所であるという立て看板を立てるように法の方では指導しておるわけであります。そういう中では、県ともこれからは積極的な協議をする中で、所管官庁、そこが今平沢議員からご指摘のありました法律というものをつぶさに検討する中で、処分ができるものであればすぐに告訴、そういうものもやはり県はしていくということで話はしております。
 そういう中で、ただ、アスベストが入っているのではないかということで調査をするということは、行政はそういう中では証拠をしっかりつかんだ中でやっていく、また県に対しましても私も再度これは保健所を通す中で、機動班におきましても監視を強くする中で、また、廃棄物業者に対して、アスベストが入っているのではないかという疑いもあるから、含有量検査をするようにという要請というものはしてまいりたいと思っております。
◆6番(平沢克己 君)市長が要請していくということはいいんですが、やっぱり県としてあの中に何が入っているのというのを、上から見ただけであって、実際に成分調査はしていないわけですよね。結果として入っているのか入っていないのかわからないわけですので、入っているか入っていないかわからないのにやれないというのは、それは確かにそのとおりです。だからこそ、調査をすべきではないのかと私は申し上げているので、その辺はぜひ強く再度県の方に申し上げていただきたいというふうに思うんですね。
 実際に仮置きだから、積み上げた量は関係ないんだと。仮置きだから関係ない。それはそれでそういう解釈だということで私も理解しますよ。だけど、それがいいかということについてはまた問題がありますよね。同時に、仮置きだからあれはほこりが舞っても、悪臭がしても、ネズミが発生しても、何でも構わないということでは私はないだろうと。県といいますか、廃掃法の方の法律で適用できないとすれば、それは市の環境条例もそうですし、廃棄物の処理及び清掃に関する条例がありますよね。その条例の関係でもやっぱり市としても対応しなきゃならないだろうと思うんですね。
 ですから、そういう点でももうちょっと積極的にやる必要があるんじゃないかなと思いますが、その辺はどうかなというのをひとつお聞かせ願いたいということと、それから、担当の方にお聞きをしたいんですが、アスベストを取り除く作業はどういうようなことをして防護対策をしてやらなきゃならないのか、その点をひとつお聞かせ願えますか。
◎市長(佃弘巳 君)この問題は県の方に対しましても、私も今までこれに携わってまいりましたし、周りの住民の方々の環境を汚染させる、そういうわけにはいきませんし、また、そういう中では県とも十二分に連携を持つ中で進めていきたいというふうに思っております。また、アスベストの撤去におきましては、アスベストを吸引する、そういうものが体に悪いということで、例えばアスベストがあった場合には、そこにビニールで囲いをして、散乱しないよう、そこの中の空気、また、そういうものは完全にろ過できる機械を設置して、完全密封型でこのアスベストというのは処理をしてまいる、そういう工法で進めてまいります。
◆6番(平沢克己 君)私もインターネットでとった資料があるんですが、結局、皮膚を全く出さないようにして、防毒マスクみたいなのをして、作業する部屋も、先ほど市長が答弁されたように、ビニールで囲って、一切外気と触れないようにする、減圧もするという、こういうような本当にすごい厳重な中で作業をするということがやられているみたいですね。
 ですから、それが実際にああやって野積みの状態になるということについて言えば、中に入っていれば大変なことになりますし、しかも、市長は作業をやられているのを見たのかどうかわかりませんが、実際にはあの山の上で重機を使って建築廃材をふるいにかけて、ほこりがもうもうと舞ったり、そういう中でやられているわけですよ。ですから、そういう中でアスベストが含まれていた場合は、周囲に飛び散るわけですので、そういう点ではぜひ強力に県の方に要請していただきたい。そのことを要望しておきます。
 それから、隣地になだれ込んだ産廃の処理の関係なんですが、これについては、市の条例でいけば、不法投棄なんかがあった場合は土地の所有者が片づけるということになっているわけですよね。私はそれもできないだろうと思うんですよ。結局、すそ野の方を取れば、上からまた再び崩れてくるわけですね。ですから、そういう点でもきちんと囲いをするとか、先ほど言ったようなことが一つ必要だなということと、隣地に入り込んでいる部分については、県なり市がきちんと取り除く、境をきちんとはっきりさせるという、そのことが必要だと思うんですが、その辺については市長答えられていませんので、ひとつどういうふうに考えておられるのかお聞かせ願えますか。
◎市長(佃弘巳 君)隣地に廃棄物が入り込んでいるというのは、これは民民の境がどこにあるかということは、境をしっかりしていただいて、隣の所有者、その方々がうちのところへ入っているということをしっかりと言っていただくのであれば、またそういうものは話し合いを進めていかなきゃなりませんし、今、平沢議員の方から、隣のところへと廃棄物が流入しておるというようなことを言われておるわけでありますが、そういうものも絡めた中で、隣の所有者、その人がどのように考えているかというのが、やはり民民のことは尊重して進めていかなければならないというふうに思っております。
◆6番(平沢克己 君)私がこの問題を取り上げたのは3年ほど前ですが、そのときにも、その方から、何とかできないのかということで、その方は私のところに来る前にいろいろな方に相談に行ったみたいですし、警察にも行ったようです。結果としてどうにもならないということで多分私のところに来たんだろうなと思うんですが、この質問通告を出す前にも、私はその方に会って、私自身もどこが境なのかわかりませんので、その点についてはその方のお宅を訪ねて、今でも境界を超えているのかということを確認しました。そうしたらやっぱり境界を超えているんだということを言われておりますので、その辺はきちんとした対応をする必要があるなというふうに思うんですね。
 もう一つは、横に河川が流れているわけですが、近所の人に聞きますと、河川の方にも、しょっちゅう産廃が落ち込んでいるというようなこともあるわけですね。そうしますと、河川は市の方の管理ですので、市の方としてもやっぱりその辺はきちんと業者の側に言う必要があるんじゃないかなと思うんですね。ですから、その辺で、県が対応するのか、市が対応するのか、わかりませんが、隣地の扱いについて、市長はそういうことについてもう一度、本人に確認するということがあるのかもしれませんが、私自身が通告するときに確認したときには入っているということですので、それが確認された場合どうされるのか、その辺ちょっとお聞かせ願えますか。
◎市長(佃弘巳 君)それは民民の境というのは、民民がどこが自分の土地の境かというのは協議していかなきゃならないわけで、一方的に平沢議員がそれを聞いてきたと言っても、廃棄物を置いてある、そこの所有者との話し合いをして、どこが境界かというものを決めた中で出ているか出ていないかというものを判断していかなければならないと思っております。そういうことを今ご指摘をいただいたわけでありますので、当局といたしましても、そういうものを当局ができる範囲のものを調査した中で県に対しましても私が強くそれは責任を持って要請をしてまいります。
◆6番(平沢克己 君)つい最近も県の本庁の方が直接来て現地を見たということなんですが、昨年の5月でしたか、廃棄物リサイクル室が来られたときには現地に、県道の方から見ますと裏側に当たるわけですが、そこの隣地の方へなだれ込んでいることは、県の廃棄物リサイクル室の方も確認をしているわけですよ。その現状はいまだに変わっていないわけですので、その辺はぜひ調査していただいて、市の方としても対応していただきたいなというふうに思います。その辺は強く要望しておきます。
 それから、信号機の関係については、市が直接やるということではなくて、審議会等もありますので、そこへ諮られていて、特に池区については強い要望があって、最重要課題として取り組んでいるということですので、信号機の設置について、2つの交差点については、ぜひ設置できるようなことで、歩行者の安全もそうですし、車に乗っている人たちも、浜入り口ですとかなりスピードが出ていますので、一度事故を起こすと結構大きい事故になる可能性がありますので、その辺も含めてぜひ積極的に設置の方向で取り組んでいただけるように要望しておきます。
 スコリアの問題ですが、私は総合的に判断すべきだということで申し上げているわけですが、森林法の適用も、単に森林法が出てきたわけではなくて、土地調整委員会設置法の中で、例外規定があって、その中で45条にみなし規定があって、それの中に自然公園法とか森林法、こういうもので行政庁の許可をした場合には、許可があったということで、開発とか、収用とかができる、こういう規定があるわけですね。それを使ったということですので、森林法そのものでやったわけではなくて、土地調整委員会の法律も使ったということですね。
 そこでお聞きをしたいわけですが、県にその中で森林法の問題を指摘しましたら、森林計画室ですか、そこの室長が答えたには、1つは、スコリアが鉱業法の鉱物でないから対象外だと。要するに鉱区禁止地域の対象にはならないということが1つですね。それから、温泉の関係については、伊東国際観光温泉文化都市建設法ですか、その3条にあるようなことが、温泉に影響があった場合は禁止も含めてできることがあるんだけど、伊東市からその温泉に影響があるということでの意見は上がっていない。それからもう一つは、森林法の許可条項を全部クリアしている。こういう3つの答弁があったわけです。
 そこで当局にお聞きしたいのですが、この土地調整委員会設置法ですか、この法律の第1条には目的があるわけですが、何と書いてあるかお聞かせ願えますか。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)答弁させていただきます。
 土地調整委員会の関連法令でございますが、その中の土地調整委員会設置法の関係ということで理解をさせていただいてよろしいかと思いますが、そこの目的につきましては、「土地調整委員会の事務の範囲及び権限を明確に定めるとともに、その所掌する事務を能率的に遂行するに足る組織を定めることを目的とする」というふうな明示がございます。法律的な目的はそのようなことで理解をしております。
◆6番(平沢克己 君)私が持っているのは古いのかもしれませんが、第1条の目的はそうではなくて、「この法律は、鉱業、採石業又は砂利採取業と一般公益又は農業、林業その他の産業との調整を図るため、公害等調整委員会が行う次に掲げる処分の手続等に関し、必要な事項を定めることを目的とする」と書いてあります。1として、「鉱区禁止地域の指定及びその指定の解除」があるわけですよ。要するにスコリアは鉱業法の適用じゃないと言っているんですが、鉱業法だけじゃないんですよ。適用は採石業、それから、砂利採取業、これらの採石法とか、砂利採取法とか、そういう法律も適用対象になっていますよということで第1条、目的に書いてあるわけですよ。
 採石法の第2条に岩石の定義があるわけですが、その中では、花崗岩とか閃緑岩とか安山岩とか玄武岩。安山岩、玄武岩はこれは火山の関係の石だというふうに聞いていますが、スコリアは玄武岩なんですよ。そうしますと、鉱業法の対象ではないけれども、採石法の対象鉱物なんですよ。そうすると、この土地調整委員会で決定した鉱区禁止地域の中の対象岩石に当たってくるわけですよ。そうしますと、県が森林法に基づいて許可をしたわけですが、その理由の第1に、スコリアは鉱物ではない、だから、対象外だといったこと自体が違っているということになるわけですよ。その辺はどういうように解釈しますか。法律の第1条をちゃんと読み上げてください、もし持っていれば。
◎市長(佃弘巳 君)今、法律論争をしておるわけでありますが、伊東市といたしましても、伊東市の顧問弁護士の望月先生とも法律をしっかりと見る中で、法律論争をして、このものが勝てるかどうかということも専門家の弁護士と話をした中で、森林法で来られた以上はどうすることもできないということで、そういう中では保全をどのようにするかということで今日の問題になってきておるわけであります。この問題も平成2年から特に土地利用指導要綱、そういうものにのっとって紳士的に話をし、関係各団体からも同意書はもらって、そういうものを県に添付はしてあるというのが事実であります。
 ですから、そういう中で伊東市の土地利用指導要綱というのは、あくまでもお願いをするということになっておるのと、国の方から指導要綱を前面に出した中で、業者に対して強制的なものはするなというような問題も出てきて、市としても本当にいたし方なくて、県の方へと伊東市長名で付記事項をつけて提出して、県も森林法で来られても何とか対応しようという努力をした中で、森林審議会の中で本当に今まで異例中の異例ぐらい、水質検査、また、地域に及ぼす影響、そういうものを逐一報告をしろという、そういう附帯事項をつけて許可をした経過もあります。
 ですから、先ほど静大の名誉教授の土先生のお話をされたものも十二分にわかっておりますし、また、その許可をするのには環境アセス、そういうものをして、森林法で採取をしても影響はないという、コンサルからはそういう提出も出ておるということで、そういうものにおいて、県としても法律を準じる中でしっかり進めてまいる。その法律にのっとって県も条例もありますし、市も法律というのはしっかりと守った中で条例を策定しておるということを、ぜひそういう中ではご理解いただきたいと思っております。
◆6番(平沢克己 君)私が申し上げましたように、要するに森林法の適用というのは、森林法そのものがすぐ出てきたわけじゃなくて、土地調整委員会設置法の中に適用除外があって、それが公園法であったり、森林法であったり、そういう法律にあった場合には、それに基づいて許可した場合にはいいですよということだったんですね。森林法そのものの中での条件として、まず土地調整委員会の対象になるのかならないのか、鉱区禁止地域の中の対象になるのかならないかということで、スコリアが鉱物であるかないかということを取り上げただけなんですね。
 しかし、先ほども申し上げましたように、砂利採取法は砂利だけですが、採石法に定められた岩石の中にはスコリアの玄武岩は入っているわけですよ。だから、本来、やるにしても、スコリアが鉱物であるかないかだけじゃなくて、採石法の対象になっているのかなっていないのかも含めて審議したのかどうか確認されていますか。されていないと思いますよ。僕はしていないと思います。その辺どうですか。
◎市長(佃弘巳 君)この問題はそこらへ及んだ中でなくて、業者の人たちがどのようにしたらスコリアをとれるかということで法をいろいろと苦肉の策で森林法という法律を選択して進めていったわけでありまして、スコリアが鉱石とかどうかとか、そういう問題はまた別の個別法の法律、森林法以外の法律になっていくというふうに私は判断しております。
◆6番(平沢克己 君)先ほど壇上からも申し上げましたように、スコリアがとれるかとれないかの問題じゃないんですよ。要するに林地開発の開発の許可のところで、森林法の12条の2ですけれども、そこでは第2項で次の各号のいずれにも該当しないと認めるときはこれを許可しなければならない。一つでも該当すれば許可しちゃだめということですよ、逆に読めば。そうでしょう。
 そして、土先生の報告書の中では、スコリアを全部とった場合には、宇佐美火山噴出物層という200mとか300mあるスコリアの下の土質ですね、その下に湯ヶ島層というかたい岩盤があるんだそうですけれども、その上の層が雨の水によって浸食されて、谷が深くなったり、そういうことが起こってきますよと、そして、保水能力も失われますよということになっているわけですよ。そうしますと、土砂の流出または崩壊、ここが1項目該当するじゃないですか。それから、水源涵養の関係について言うと、土先生の分析は、市の水道施設についての影響がそれほどないということは言っていますよ。だけど、丸善ランドと鎌田湧水については影響があるということを間接的に認めているわけですよ。
 ですから、そういう点でも森林法の12条の2の第2項のそれぞれの号に対しても問題があるじゃないですか。それなのに、許可しなければならないじゃなくて、これだと許可できないんですよ。にもかかわらず、そういう問題があるんだから、本来市の方がそのことに対して言う必要があると思いますが、それは指摘して、答弁は要りません。
 そこで、県は温泉についての影響について、市の方から触れていないというのは2つ目に入っています。影響がないというふうに何で判断をされているのか、その辺をお聞かせ願えますか。
◎市長(佃弘巳 君)この法律論争をここで平沢議員とやり合ったところでしようがないと思うんですよ。県の方もいろいろ法律に基づいて進めてまいりましたし、スコリアというのは、県土木なんかは土という見解をしております。
 そういう中では、鉱業法の第3条の規定、そういう法律論争をしっかりと、そういうものを県の専門家、また、伊東市とも協議していく中で、伊東市も顧問弁護士としっかりと相談をして、何とかこれは守っていかなきゃいけないということで、そういう見解の中で協議をする中で、業者の方も森林法でクリアができるという見解で進めてきた、そういうふうに私は感じておりますし、ここで法律を何だかんだ言ったって、この法律を伊東市議会で変えるということはできない。ですから、私も今大事だということは十二分に認識をして、県に対しましても何とかこの採取ができないほかの別段の方法はないかというようなこともお話をした経過もあります。
 以上です。
◆6番(平沢克己 君)市長は県の見解が、スコリアが土だと。しかし、鉱業法の中にも、陶芸用の土なんかも鉱物の中に入っているんですよ。ですから、土だから対象にならないとか、そういうことじゃないんですよ。採石法だってちゃんと岩石のを書いてあるわけですから。
 そこで、時間がありませんので、最後にお聞きをしたいんですが、これは市のパンフレットですよね。この中で馬場の平の大きい方の草原の部分があるんですが、そこの中に、天狗の詫び証文が置かれた場所ということで、小さく写真があるんですが、碑があったんですよね。これは今どうなっているのかお聞かせ願えますか。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)ちょっと承知しておりません。
◆6番(平沢克己 君)私はこの質問をするに当たって、1週間前にも現地へ行ってみました。見当たらなかったんです。気がつかなかったんですがね。改めてこのパンフレットを見て、もう一度昨日行ってきました。昨日、イノシシを追っかけて鉄砲を持った人がいたりして、ちょっと怖い思いをしたんですが、その人たちに会って聞いたところ、その人たちもこれは知らないと。私は、この地図の場所へもう一回行って、草原を全部見ました。しかし、どうしても見当たらないんですよね。その近くは囲いがしてあるもので、多分その辺も全部とられると思うんですね。(発言する者あり)きのう行って見当たらなかったものですからね。その近くは全部囲いをしてありますので、その辺一帯が全部とられるわけですよ。
 そうしますと、実際に松原も湯川近辺もそうですが、温泉の温度が下がっている、こういうことが言われていますよね。それから、自噴も減ってきています。ただ、当局との話し合いの中でも言われていましたが、温度が上がっているところもありますよ、自噴がふえているところもありますよと、確かにあるんですよ。あるのは鎌田の源泉ですよね。鎌田は、私の個人的な思いですが、奥野ダムができた結果、奥野ダムの水圧によって結果として鎌田近辺の温泉の湧出量がふえている、または温度が上がっている、こういうことだと思うんです。50年史を見ていただくとわかりますが、鎌田なんかでもかつて狩野川台風前は水田でしたので、水田に水を引くとお湯の量がふえたり、温度が上がったりということがあったと。だから、私はそういうことだと思うんですね。
 ですから、そういう点でいくと、馬場の平のスコリアがとられた場合には、土砂の災害があるでしょうし、丸善ランドの井戸や……。
○議長(三枝誠次 君)以上で6番 平沢克己君の一般質問を終わります。
 10分間ほど休憩いたします。
                午後 2時16分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午後 2時28分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
 次に、10番 森  篤君の質問を許します。
             〔10番 森  篤君登壇、拍手〕
◆10番(森篤 君)9月議会最後の一般質問をさせていただきます。
 私の今回の質問は、伊東市の歴史に係る以下の事項について伺うものであります。
 初めに、今から47年前の昭和33年9月26日に発生しました、伊東市災害史上重要な位置を占めますところの狩野川台風、私の子供のころの記憶では、ただ単に22号と呼ばれていた台風であります。この台風により、伊東市がこうむった大災害に関連して伺うものであります。
 市内の死者・行方不明者50名を超す犠牲者を出した狩野川台風から間もなく50年がたちますが、この時期を節目として、碑(いしぶみ)を所要各所に設置するなどして、犠牲者の慰霊と歴史的大災害の記憶を永く後世に伝えることは行政の責務と考えますが、市長の考えを伺うものであります。
 平成13年発行の伊東市叢書「伊東市における狩野川台風の記録」に当時の沼田市長が語ったものとして掲載されている言葉があります。こういう言葉であります。「昭和33年9月26日という日は、丁度東京にとって、大正12年9月1日が忘れられない日であったと同じ意味において、伊東市民にとって、生涯記憶すべき日となりました」という言葉であります。
 また、別の資料になりますが、昭和37年発行の伊東市史資料編によれば、台風のあった年の11月16日に挙行された狩野川台風被災後の合同慰霊祭について次のように記載されています。「沼田市長は全市民の意志を代表して、58柱の方々に哀悼の意を表すとともに、「私どもはこの災害を肝に銘じて、再び繰り返すことのないよう、復旧と今後の建設に努力しなければならないと覚悟しております」と語り、さらに「この犠牲が当市将来の新たなる建設の礎として甦えるよう、渾身の努力を傾ける所存であります」と決意を述べて、今は亡き人々の霊安かれと言葉を結んだ」とあります。
 この2つの歴史資料を見ただけでも、狩野川台風が伊東市にもたらした被害がいかに甚大であったかがわかろうというものであります。
 狩野川台風の地区ごとの人的被害で検証してみますと、死者・行方不明者の数が、宇佐美23人、湯川3人、松原12人、新井2人、岡16人、このほかに災害復旧作業による病没のお二方を加えて全58柱の犠牲であります。この1つの台風で一挙に伊東市において58人もの方がお亡くなりになられたのであります。
 本日は9月20日であります。狩野川台風は今から47年前のちょうど同じ時期に発生した大災害であります。果たしてこの9月26日を狩野川台風大災害の日であると覚えている市民は何人いるでしょうか。この狩野川台風を体験した方はともかくとしまして、40代以下の人たちの中で、また、後年、伊東市に移り住んできた方たちの中で、果たして何人の方がこの日を知っているでしょうか。たかだか50年にも満たない前のこの大災害は、当時の沼田市長が言うところの「丁度東京にとって、大正12年9月1日が忘れられない日であったと同じ意味において、伊東市民にとって、生涯記憶すべき日」として記憶されているでしょうか。
 昨年、宇佐美を中心にして大きな被害を出しました台風22号について忘れてはならないと言う方は多くいます。そのとおりであります。しかし、同時に、昭和33年9月26日の22号、すなわち狩野川台風こそ忘れてはならない災害だと私は思うのであります。
 昨年の台風22号では、災害対策本部設置のおくれなどが指摘されましたが、これは自治体として狩野川台風の記憶が薄れてしまっていたことも大きな一因ではないかと考えるものであります。
 さきに申し上げました平成13年発行の「伊東市における狩野川台風の記録」の体験談を読みますと、現在の防災対策にも通じる極めて示唆に富む幾つかのことが掲載されています。例えば一部を省略させていただきますが、「上流で土手が決壊した。私はそう直感しました。家の中から急いで外に出て、隣近所に国道上に避難するよう知らせて歩きました。町内の老人を背負って高台まで避難させるのですが、1回に1人しか背負えませんので、それを3往復したころ、小道を通る私の肩は既に濁流の中にありました。当時、雨の中を背負った息子が48歳、私ももう75歳になります。いつまた同じようなことが起こるかわかりません。もし同じようなことが起こるなら、少しでも被害が小さくて済むよう天に祈るだけです」とあります。
 また、別の方の体験談であります。これも一部を省略させていただきますが、「我が家は、身体の不自由な姑と、その年の春嫁いできたばかりの私はふなれな上に、身重では避難することもままならず、2階に上がって、台風の過ぎるのをじっと待つしかなかったのである。病気の人や、高齢者の人、また幼児などいわゆる弱者の人々を、非常事態の時どのように守れるか、ということは極めて重大かつ、大変難しい問題であると、経験的に強く感じている。そして、そのときの状況と事態を、自分で判断し行動するしかないと思っている」とあります。
 いずれも、災害有事の避難にかかわる貴重な体験、記憶であります。果たして狩野川台風から47年たった現在では、その体験、記憶を生かした十分な避難体制がとられているでしょうか。また、災害に対する市民の意識は十分でありましょうか。
 歴史的見地から考えるならば、近年、伊東市がこうむった大災害をいかに後世に伝えるかということは、歴史とどう向き合うか、歴史から何を学ぶかという政治哲学にも通じるものだと考えています。学術的な意味での災害の記録は、詳細な記録書をつくればそれで足りるのかもしれませんが、それは本棚におさまってしまえばそれまでのことであります。学問としての役割はそれでよいかもしれませんが、昭和33年9月26日が伊東市民にとって生涯記憶すべき日であるための広い意味での政治的な役割は、それでは甚だ不十分であると考えます。本質問で提案しますところの後世に永く伝えるため、所要各所に碑を設置するということが象徴的な意味での政治の役割ではないかと考えるものであります。
 恩は石に刻めという言葉があります。石に刻むようにして、永く忘れてはならないというほどの意味だと思いますが、振り返ってみますと、47年前の狩野川台風は、考えようによっては、天の啓示ともとれるのではないかと思います。そして、台風の犠牲者は本市の礎であります。その記憶は、石に刻んで永く忘れないようにしなければならないと思います。土地に残された災害のつめ跡は、復興により、あるいは風雪により、やがて形が見失われてしまいますので、その形見としてもその記憶を文字どおり石に刻まねばならないと考えるものであります。
 狩野川台風大災害は、伊東市という自治体の記憶、すなわち伊東市民の記憶として長く後世に伝えなければならないことはもちろんでありますが、この土地に刻まれた土地の記憶としても、100年先、1,000年先に伝えなければならないと考えるものであります。
 狩野川台風50年の節目を迎えるのは3年先であります。繰り返しますが、この時期を節目として碑を所要各所に設置するなどして、狩野川台風の犠牲者の慰霊と歴史的大災害の記憶を永く後世に伝えることは行政の責務だと考えますが、市長の考えを伺うものであります。
 次に、今から約400年前、徳川政権下における中心都市江戸の建設と密接に結びつく本市の歴史に関して伺うものであります。
 本市の歴史的文化遺産である江戸城築城石を切り出した石丁場群は、これまで開発等により破壊されたものも少なくありませんが、最も良好な状態で現存している「宇佐美北部石丁場群」に係る以下3項目について伺います。
 初めに、宇佐美北部石丁場群は、全国的に見てその歴史的な価値はどのようであるか伺うものであります。
 私は、自身が宇佐美に住んでいることもあり、宇佐美の北部山岳地帯には頻繁に足を踏み入れておりますが、随所に石丁場遺跡を見ることができます。実地に見た感じでは、ほとんどの沢が石丁場ではないかと思われるのであります。最近では、伊東市健康保養地づくり実行委員会作成のウォーキングマップにも宇佐美の石切り場コースとして石丁場を通る幾つかの道が掲載されていることもあり、また、地元宇佐美では、これまでこの石丁場遺跡を訪ねる催しが幾つか開催されているところでもあり、石丁場遺跡に対する市民の皆さんの関心も少なからず高まっているのではないかと考えるものであります。
 こうしたことから、石丁場に関心のある市民の皆さんは、その歴史的価値について、郷土の歴史という観点からはそれなりの理解をお持ちのことと思いますが、全国的に見て、その価値がどの程度であるかということについては、まだよく知らない方も多くいるのではないかと思います。私自身は専門家ではありませんので、軽々に断ずることはできないのかもしれませんが、日ごろ山に入って実際に石を切り出した現場に立ち、400年前に石工の刻んだ刻印がそのまま残っている大石を見たりしますと、また、その石が大量に江戸まで運ばれたことを考えたりしますと、本市の石丁場、とりわけ良好な状態で現存している宇佐美北部石丁場群の歴史的価値は全国的に見てもかなり意義のあるものではないかと考えているものであります。
 宇佐美北部石丁場群は、御石ヶ沢を初めとして、離山、洞ノ入など、相当広範囲に分布しているものでありますが、全国的に見た場合、その歴史的価値がどのようであるか、お伺いするものであります。
 次に、宇佐美北部石丁場群に関係する開発計画には、これまでどのように対処してきたか、伺うものであります。
 この質問の冒頭にも申し上げましたが、本市にある石丁場群は、これまで開発等により破壊されたものも少なくありませんので、良好な状態で現存している宇佐美北部石丁場群について、土地所有者を初めとする関係者の皆さんの理解を得る努力を重ねつつ、今後の保全の方策を探る意味から伺うものであります。
 これまでの宇佐美北部石丁場群に係る開発計画は、少し前の民間企業によるゴルフ場開発がありますが、本市の大事な歴史的遺産を守るという観点から、どういう対処をしてきたか、また、関係者の理解を得るべくどういう努力をしてきたか。法律や事務処理の説明ではなく、伊東市が能動的にどういう取り組みをしてきたかを伺いたいと思います。
 最後に、宇佐美北部石丁場群を初めとする本市の石丁場群について、関係者の理解を得つつ、その歴史的価値を市民に一層理解してもらうとともに本市の歴史的財産として全国にその存在を発信すべく、さらなる工夫をすべきと思いますが、どう考えるか、伺うものであります。
 郷土にとって宝とも言うべき歴史的文化遺産を永く後世に伝え、守るには、行政のみならず、市民、行政が協働しておのおのそのなすところを十二分になしつつ、民、官、一体となってその意識を高揚することが大事であります。本市の石丁場群の全国的な評価は別にするとしても、紛れもない郷土の宝としてこれを伝え、歴史から学ばなければならないと考えるものであります。
 宇佐美北部石丁場群について言えば、宇佐美市街地や伊東のまちの高台から見る宇佐美北部山岳地帯一帯が石丁場遺跡であります。その場所一帯は、徳川政権とその中心都市江戸にかかわる、すなわち日本の歴史に深くかかわる場所であります。今は森に隠されている400年前の遺跡群であります。近年の開発から守られてきたという観点から見れば、これまで森に守られてきた遺跡群であると言えるかもしれません。宇佐美北部石丁場群を擁する山岳地帯は、まさに江戸という都市建設の一ページにかかわる一つの歴史的な景観と呼ぶことができるのではないかと考えるものであります。
 私は、宇佐美北部石丁場群をそのように理解しているのでありますが、灯台もと暗しの言葉にも似て、このことを多くの市民の皆さんはまだ気がついていないのかもしれません。ぜひ私たちの郷土に現存する遺跡の歴史的な価値をご理解いただきたいと思うのであります。さらに現在の土地所有者にもぜひこのことをご理解してもらわなければならないと考えるものであります。
 この10月23日には、健康保養地づくり実行委員会が主催をする江戸城築城石を訪ねるナコウ山ウォークが予定されています。ナコウ山には、宇佐美北部石丁場群の中でも極めて歴史的な価値の高いとされる羽柴越中守石場という文字を刻んだ標石があります。ぜひ多くの方に現場で実物を見てさわってほしいと思います。400年前の刻印のぬくもりを感じていただきたいと思います。
 こうした催しも、市民の皆さんに、本市の石丁場遺跡を理解してもらう上で、また、全国にその存在を発信する上で大変大事なことだと思います。そして、それで十分なのではなく、こうしたことが市民、行政が協働して、あるいはそれぞれで今後も継続していくことが大事だと思います。そのことが郷土の貴重な歴史遺産の保全に効果を発揮する基本の一つだと考えるものであります。
 そういう意味で、宇佐美北部石丁場群について、その歴史的価値を市民に一層理解してもらうとともに、本市の歴史的財産として全国にその存在を発信すべく、さらなる工夫をすべきと思いますが、どう考えるか、お伺いをするものであります。
 以上、いずれも伊東市の歴史にかかわる質問であります。自治体自身がみずからの歴史をどうとらえ、どう対処し行動するかということは極めて重大な問題であります。よろしくご答弁いただきますようお願いを申し上げます。
 以上で壇上からの質問を終わります。(拍手)
               〔市長 佃 弘巳君登壇〕
◎市長(佃弘巳 君)10番 森議員のご質問にお答えいたします。
 初めに、本市の歴史に係る事項について、市内の死者・行方不明者50名を超す犠牲者を出した狩野川台風から間もなく50年がたつが、その時期を節目として碑を所要箇所に設置するなどして、犠牲者の慰霊と歴史的大災害の記憶を永く後世に伝えることは行政の責務と考えるが、市長の考えを伺うとのことであります。
 47年前、昭和33年の9月26日、伊豆半島を北上して本市に未曾有の被害を与えた狩野川台風は、死者40名、行方不明者16名と、重軽傷者730名の犠牲者を出す大災害となったということはご承知のとおりであります。そのため、本市におきましては、その年の11月16日、西小学校講堂におきまして、復旧作業中の病のため死亡された2柱を含む58柱の方々に対しまして、伊東市としては合同慰霊祭をとり行ったわけで、そのときの当時の沼田市長のお言葉を先ほども拝見をし、その教訓を忘れぬべく、これからもしっかりと伊東市の発展のための災害復旧をしていくということを言われておるわけであります。
 そういう中におきまして、特にこの問題におきましては、玖須美区の区長さんを初め、区の方々が元禄地震から4回の大地震と、狩野川台風を加え、そのときまでに玖須美区で犠牲者になられた方々の慰霊祭を毎年9月1日の防災の日の後の日曜日に仏現寺のところに建立をされております犠牲者供養塔の前で、当時の区民の方々、そういう方々の犠牲者に対しての慰霊祭をとり行っておりますし、また、宇佐美におきましても、国道135号におきまして、交通事故で亡くなった方々、そういう人たちを交通事故を無くす会が主催で慰霊祭を行っておるということもご存じのとおりであります。
 そのようにして、各区が区民の犠牲者の方々に対し、忘れてはならない、そういうものを検証しておるわけでありますし、特に大災害の記憶を永く後世に伝えることは、二度と犠牲者を出さないためにも重要なことであると考えておりますし、一つの節目となる被災後50年を迎えるに当たり、災害を風化させないためにも、各区を通じた中で地元の方々と相談をして、これから一緒に考えていきたいと思っております。
 次に、大きな2点目の本市の歴史的文化遺産である江戸城築城石を切り出した石丁場群は、これまで開発等により破壊されたものも少なくないが、最も良好な状態で現存している宇佐美北部石丁場群について伺うとして、1点目は、宇佐美の北部石丁場群は全国的に見て、その歴史的価値はどのようであるかであります。
 森議員も地元の議員として山へも入り、また、そういう中では十二分に認識をする中で、江戸城の築城、それは特に慶長9年から寛永13年にかけての32年間、何回かに分けて江戸城の石切り場は、神奈川県の早川、根府川、真鶴から稲取、河津までの伊豆半島東海岸一帯にありますように、日本の中でもこの地域にしか見られないような貴重な史跡でもあるということは、私もわかってはおりますが、この分布域の中の規模の大きい石切り場群地域は、早川から真鶴地区、多賀から宇佐美北部にかけての地区、宇佐美南部から湯川にかけての地区、伊豆大川、伊豆稲取の5カ所となっております。江戸城石切り場は、当時の採石技術を伝えるばかりでなくて、政治史にもかかわり、さらには当時の人々の営み、息吹をも伝える史跡であります。
 さて、そういう中で大坂城の石切り場につきましては、香川県の小豆島の石切り場が、昭和47年3月16日に、大坂城石垣石切丁場跡として国の指定史跡に指定をされたのみであります。江戸城石切り場は、地域的にもかなり限られた文化財であり、他にかわるものがないため、その価値ははかり知れないものがあると思います。400年以上もの長きにわたって、ほぼ当時のまま保存されてきたという点では、現状のままの姿で後世に伝えていくべきと考えており、所有者の方にも理解を得て進めてまいりたいと思っております。
 次に、2点目の宇佐美北部石丁場群に関する開発計画には、これまでどのように対処してきたかについてです。
 平成元年12月、市土地利用委員会にゴルフ場建設を行う宇佐美開発計画の事前申請が提出されました。市では事業者に対し、当該計画地は江戸城石切り場であり、貴重なものであることを伝えるとともに、県教育委員会文化課の担当も交えて協議し、今後の対応については県教育委員会文化課も加わっていく体制をとった経過もあります。平成5年には、伊東市のゴルフ場凍結方針やバブル景気の崩壊等が引き金となり、この開発計画は一時中断の形と現在はなっております。そして、平成8年3月に伊東市土地利用委員会に対し、宇佐美開発計画の事業廃止届が提出され、同年5月には市教育委員会に対し、宇佐美北部石丁場群調査の休止依頼が提出され、これを受けて調査委員会も休止となっておりますので、文化財の保護に関しては、文化財保護法の趣旨に沿って、今後も今までのように対応してまいりたいと考えております。
 次に、3点目の宇佐美北部石丁場群を初めとする本市の石丁場群について関係者の理解を得つつ、その歴史的価値を市民に一層理解してもらうとともに本市の歴史的財産として全国にその存在を発信すべく、さらなる工夫をすべきと思うがどうかについてです。
 市では、石切り場の重要性を市民に周知するため、市民大学や市民文化財めぐり等の事業を通じ、その啓発に努めているところであり、宇佐美学舎など民間団体が実施している活動につきましては、大変ありがたく、この方々の熱心な活動は文化財保護・啓発にも有効なものと感謝をしております。市としましても、このような民間の活動に協力し、今後も事業を進めていくことを考えております。
 また、全国への発信でありますが、平成15年に山形市の東北芸術工科大学で行われました城郭シンポジウムに本市の学芸員が参加し、本市の事例を中心とした伊豆半島の江戸城石切り場の発表をするなど、学術的な専門家を対象として行っております。既に先進的な活動をしている民間団体との連携を深める中で、地権者の理解を求めながら、今後機会あるごとに全国へ向けた情報発信に取り組んでいきたいと考えております。
 以上です。
◆10番(森篤 君)私が壇上で申し上げたことをよくご理解いただけたようで、特段第2質問で細かい話を聞く必要はないわけであります。おさらいになりますけれども、1番目の碑の件ですけれども、住民とよく相談されて、私が申し上げた趣旨で設置をするというような方向で、少し時間がありますので、検討していただきたいというふうに思います。
 狩野川台風の件で、こんなことがありますので、ちょっと申し上げておきますが、御石ヶ沢で当時し尿処理場を公共事業の中で建設していまして、その中で、作業員の方が御石ヶ沢から来た土石流で一挙に流されて、宇佐美の死亡・行方不明者23人中11人が御石ヶ沢の飯場の皆さんであるということがあります。これは伊東の公共事業の中で、災害も絡めて非常に重大なことであるというふうに思っております。雇用関係がどうだこうだという話は、細かな話はともかくとしまして、伊東の公共事業をしている、その現場で災害に遭って一挙に11名の方が事実上お亡くなりになられたということは非常に重大であり、伊東市民ではもしかしたらないかもしれませんけれども、そのこともやはり後世に永く伝える必要があるのではないかということを一つ申し上げておきたいと思います。
 それから、宇佐美北部石丁場群につきましては、市長みずから非常に価値ははかり知れない、日本の中でもはかり知れない、現状のままで残す努力をしたいという答弁がありましたので、私はそのことについてはよしとするということであります。いろいろな難しい問題やら、細かな問題はいっぱいいろいろな場面で出てくるかとは思いますけれども、市長も言いましたし、私も言いましたように、まさに市民と行政が一体になって地域の宝を、日本の宝を後世に伝えていこう、そういう気概でいる限りは、いろいろな難問も解決するのではないかなというふうに思います。
 それから、これはちょっと確認で、市長なのか、担当か、よくわかりませんが、調査委員会が一時中断をしている、一時休止をしているというようなご発言があったんですけれども、これは調査委員会そのものはまだ設置をされている状況という、そういうことで理解してよろしいんでしょうか。
◎市長(佃弘巳 君)この問題は宇佐美の開発計画、これが出てきて、それが取り下げになりましたもので、これはそういう問題が出た都度、調査委員会、それは設置をするということであります。
◆10番(森篤 君)細かな話になってしまうといけませんが、つまり、北部石丁場群の中で、新しいゴルフ場に似たような開発計画ができたときには、その調査委員会というのは即座に立ち上がる、そういう理解でよろしいかということです。
◎市長(佃弘巳 君)そのように理解して結構です。
◆10番(森篤 君)先ほど申し上げました御石ヶ沢に実は民間の産業廃棄物最終処分場の計画があります。地元にもいろいろな説明等来ております。市長もご存じだと思います。きょうの質問はそのことが主題ではありませんので、そのことについてはまた別の機会に質問させてもらいますけれども、そういった開発計画が起こった場合には、先ほど市長が答弁にありましたように、日本の宝、伊東の宝を守るべく、調査委員会にもご協力を願って、そういうような活動をするというふうに理解してよろしいでしょうか。
◎市長(佃弘巳 君)この問題は伊東市だけでなくて、県の教育委員会の文化課、これも交えた中で県も十二分に石切り場のことは認識をしております。ですから、伊東市、また県文化課とも協議をする中で、今後そういうものがもし起きた場合には進めてまいりたいと思っております。
◆10番(森篤 君)日本の中でもちろん宇佐美だけではないわけでしょうけれども、日本の歴史の中で宇佐美北部石丁場群が非常な価値のあるものであるということは、これは言っても言い尽くせないというか、いっぱい全国に発信してもいいと思うんです。市民の皆さんも含めてですね。すぐそれを観光に結びつけるとか何とかという話は、それは結果の話ですから、結びついても大いに結構なんですけれども、我々が持っている郷土の歴史というものは非常に価値のあるものだということをぜひ全国に発信し、市民の皆さんにもこれまで以上に理解をする努力を、私も含めてしていきたいというふうに思います。
 時間を大分残しておりますけれども、私の質問を終わります。(拍手)
○議長(三枝誠次 君)以上で10番 森  篤君の一般質問を終わります。
 これにて一般質問を終結いたします。
               ━━━━━━━━━━━
○議長(三枝誠次 君)以上で本日の日程全部を終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
                午後 3時 6分散会