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静岡県 伊東市

平成17年 6月 定例会−06月17日-02号




平成17年 6月 定例会
            伊東市議会6月定例会会議録(第8日)

                平成17年6月17日

●議事日程
 平成17年6月17日(金曜日)午前10時開議
第1 代表質問

●会議に付した事件
議事日程と同一。

●出席議員(24名)
 1番  鳥 居 康 子 君        2番  佐 藤 一 夫 君
 3番  楠 田 一 男 君        4番  西 島   彰 君
 5番  大 島 春 之 君        6番  平 沢 克 己 君
 7番  杉 山 利 郎 君        8番  森   一 徳 君
 9番  高 野 泰 憲 君       10番  宮 ? 雅 薫 君
11番  荻 野   聡 君       12番  鶴 田 宝 樹 君
13番  鈴 木 克 政 君       14番  浅 田 良 弘 君
15番  天 野 弘 一 君       16番  稲 葉 正 仁 君
17番  増 田 忠 一 君       18番  久保谷 廠 司 君
19番  稲 葉 知 章 君       20番  土 屋   進 君
21番  森     篤 君       22番  伊 東 良 平 君
23番  三 枝 誠 次 君       24番  掬 川 武 義 君

●説明のため出席した者
市長                   佃   弘 巳 君
助役                   青 木   昇 君
収入役                  三 橋 政 昭 君
企画部長                 杉 山 雅 男 君
企画部参事                鈴 木   渉 君
同企画政策課長              萩 原 則 行 君
同職員課長                梅 原 誠一郎 君
総務部長                 原     崇 君
総務部参事兼収納課長           青 山   忠 君
同財政課長                鈴 木 将 敬 君
市民部長                 石 井 照 市 君
市民部参事                大 宮 弥宗司 君
同環境防災課長              小 泉 節 男 君
保健福祉部長               村 上 雅 啓 君
保健福祉部参事              石 井 松 男 君
同高齢者福祉課長             小 田   坦 君
同健康推進課長              高 橋 良 弌 君
同病院事業課長              山 下 輝 久 君
観光経済部長               滝 下 宣 彦 君
観光経済部参事              土 屋 章 一 君
同観光課長                肥 田 義 則 君
同産業課長                三 好 信 行 君
同競輪事業課長              福 王   茂 君
建設部長                 臼 井 美樹夫 君
建設部参事                鈴 木 元 治 君
同土木道路課長              小 池 勝 夫 君
水道部長                 池   龍 彦 君
消防長                  石 井   勇 君
教育長                  佐 藤   悠 君
教育委員会事務局教育次長         川 添 光 義 君
同管理課長                斉 藤 公 夫 君
同生涯学習課長              嶋 津   瞭 君

●出席議会事務局職員
局    長  野 満 勝 二   局長補佐    石 井 充 雄
議事調査係長  稲 葉 和 正   主  査    冨 士 一 成
主    事  松 本 彰 人
                会        議
                午前10時   開議

○議長(三枝誠次 君)おはようございます。
 ただいまから本日の会議を開きます。
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○議長(三枝誠次 君)助役よりあいさつの申し出がありますので、これを許可いたします。
               〔助役 青木 昇君登壇〕
◎助役(青木昇 君)おはようございます。助役に就任いたしました青木でございます。先般、10日の議会におきまして助役選任のご同意をいただきまして、まことにありがとうございました。
 さて、昨今、少子高齢化の進展や地方分権の進展が急激に進んでおりまして、地方公共団体を取り巻く状況は激変しております。このような状況を踏まえまして、伊東市の発展のために、市長のもと、職員と一丸になって誠心誠意努めてまいりたいと考えております。議員の皆様方のご指導、ご鞭撻を切にお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。(拍手)
               ━━━━━━━━━━━
○議長(三枝誠次 君)これより議事に入ります。
△日程第1、代表質問を行います。代表質問は、申し合わせに基づき、1人1時間30分以内、関連質問なしで行います。
 質問準備のため、暫時休憩いたします。
                午前10時 2分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午前10時 2分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
 まず、会派新風 掬川武義君の代表質問を許します。
             〔24番 掬川武義君登壇、拍手〕
◆24番(掬川武義 君)おはようございます。第15代鈴木藤一郎前市長のご功績をしのびつつ、見事初当選されました第16代佃 弘巳新市長には、今後のご活躍に大きく期待をし、心からお祝いを申し上げます。今後、市民生活がより一層向上されますよう、ご尽力を重ねてお願い申し上げます。
 ただいまより会派新風を代表して、10日行われました市長の所信表明を中心に、通告に従い、市長の政治姿勢について質問を行います。
 既に公務につかれ、去る4日、鈴木前市長の市葬を無事に済まされ、残念とはいえ、市民とともに見送りも済ませ、新たな出発をするに当たり、市長には健康に十分留意をされますことを願う一人であります。また、新助役におきましては、今までの経験を生かし、政務助役としてご活躍されますことをあわせてお願いを申し上げます。
 市長の政治姿勢を伺う前に、当面している本市の課題について挙げてみますと、企画部では事業そのものはないものの、834人の職員給与、退職金、調整手当の問題や行財政改革、さらに第八次基本計画の作成、総務部におきましては財政の健全化を中心に、建設から10年を迎える庁舎の維持管理、公用車の集中管理、収納率向上のための対策や県による地方税の一元化の対応、さらに決算認定の時期の見直し、予算作成に関連した財務会計システムの導入、市民部におきましては、昨年大きな被害を受けた教訓から、風水害を含めた防災体制の見直しを初め、戸籍事務の電算化、広域ごみ処理計画及び環境美化センター補修事業などが挙げられます。
 保健福祉部につきましては、市立市民病院の運営を初め、生活保護対策や国保財政の対応、介護保険制度の法改正による保険料の問題、子育て支援、さらに障害者対策等、福祉関係については特に多くの課題があると思います。観光経済部では、言うまでもなく、競輪事業の全体の問題を初め、入り込み客数の減少による対策や経済の活性化、水源・温泉源を守るため馬場の平のスコリア問題、さらに第一次産業の育成、建設部におきましては道路、河川、公園、下水道、さらに市営住宅の維持管理、さらに道路の新設・改良など多くあります。
 水道関係は、民営水道統合の問題を初め、経営の効率化、水道料金の未収金対策に関して、コンビニ収納と口座振替、さらに将来にわたり人口減少による水量の見直し、消防に関しては災害対策のより一層の充実を中心に、救急車の出動回数の増加対策、施設総合整備、国県補助金廃止の問題などがあり、さらに教育関係につきましては、学校施設の安全対策を第一に、学校環境の整備促進、市内4中学校の学校給食の実施や社会体育施設の充実、さらに男女共同参画プランの推進など、本市の課題はまさに山積しております。
 そのような中で、通告に従い、以下5点の質問をさせていただきます。
 1点目といたしまして、市立市民病院の開設から4年が経過し、医療の充実を最重要施策の一つとした具体的な計画についてお伺いをいたします。
 平成13年3月開設以来5年目を迎えた市立市民病院は、各位の努力によって、外来患者数などの数値が示すように、市外からの患者も多く、今のところ一定の評価を得ているものと思われます。しかし、病院事業も医療の高度化が要求される反面、その結果として医療ミスの問題や看護師不足が指摘されるなど、経営の難しさが一段と増しております。しかし、医療の充実は本市のみならず、各地で重要な課題となっております。移譲を受けたときの、いわゆる10年縛りも残り6年となり、当時の目標として、平成22年ごろの新病院の建設についても多くの議論がされてまいりました。しかし、平成11年度末基金残高は20億円を超えた後、17年度末には8億9,200万円余になり、基金は近年、ふえることなく推移しています。また、ベッド数は250床を確保しているにもかかわらず、1年間の平均は約180床程度しか稼働しておらず、建物の構造からも最大224床までしかベッドが入らない状況も大きな課題となっています。
 前市長、前助役の病気に対応できなかった本市の医療水準の問題も含めて、市立市民病院の開設から4年が経過し、医療の充実を最重要施策の一つとした具体的な計画についてお伺いをいたします。
 2点目の質問といたしまして、行財政改革の推進についての具体的な考え方をお伺いいたします。
 昭和60年12月、伊東市行財政改革大綱の策定から継続的に改革が進められ、本年3月、伊東市行財政改革大綱が全員協議会で報告をされ、基本方針、推進体制、推進の具体的方策、さらに実施計画の4つに区別され、平成17年度から平成19年度までの3カ年が示されています。当然のこととして、市長は本大綱を基本として進めることとは思いますが、新たに独自のお考えがあると思います。行財政改革の推進について具体的な考え方をお伺いいたします。
 3点目の質問といたしまして、繰上充用が続く競輪事業の今後の取り組みについてお伺いをいたします。
 本市で現在大きな問題の一つとして、競輪事業が第一に挙げられると思います。昭和25年9月17日の開設から55年目を迎えた本事業は、過去約246億円もの一般会計への繰り出しをし、財政には大きく寄与してまいりました。しかし、ここ5年間、一般会計への繰り出しはなく、特に平成14年度1億1,000万円余、15年度3億4,000万円余、16年度2億4,000万円余をそれぞれ繰上充用をする結果となっています。既に競輪事業については多くの議論がされ、事務レベルでの努力はかなり尽くされ、もはや政治的な一日も早い対応が望まれております。繰上充用が続く競輪事業の今後の取り組みについてお伺いをいたします。
 次に、馬場の平スコリア問題について、今後どのように取り組まれるのか、お伺いをいたします。
 本市の生命線でもある水道水源や温泉源等を守るため、馬場の平を保全する措置を講ずる趣旨の請願が本年2月17日に提出され、現在、観光建設委員会で継続審査中であることはご案内のとおりであります。本委員会において、継続審査の理由として、新市長の考え方を参考にしたいという意見が多く出されています。馬場の平スコリア問題について、今後の取り組み姿勢をお伺いいたします。
 最後の質問といたしまして、市町村合併についてはどのように考えているのか、お伺いをいたします。
 平成の大合併によって、1999年には3,200を超えていた市町村は来年3月末までに1,822に再編されると予想されています。この間に新たに誕生する自治体は、編入も含めて557と言われています。政府はさらに都道府県の指導力で合併を推進することは確実であります。近隣でも市町村合併は進み、一定の期間が経過いたしました。各市のその後の状況も踏まえて、市長は市町村合併についてどのようにお考えか、お伺いをいたします。
 以上、5点の質問をさせていただきました。今後、市長に対し、議員として審議権者の立場から時には厳しく指摘をしながら、時には新規の提案をしながら活発な議論を行い、本市発展のために発言をしてまいりたいと思います。市長の熱意ある具体的で明快な答弁を期待し、壇上からの質問を終わります。(拍手)
               〔市長 佃 弘巳君登壇〕
◎市長(佃弘巳 君)24番 掬川議員にお答えいたします。
 初めに、市長の政治姿勢についてのうち、まず、市立伊東市民病院の開設から4年が経過し、医療の充実を最重要施策の一つとした具体的な計画については、ご承知のとおり、平成13年3月1日に国立伊東温泉病院を引き継ぎ、市内に不足していた診療科を新たに加え、11診療科とするとともに、250床の許可病床を確保し、市内の第二次救急医療を24時間365日、市民病院が単独で実施し、急性期病院として医療機能の充実、医療体制の充実に努めてまいりました。
 しかし、この間、入院患者さんについては高齢者の占める割合が多く、平均在院日数が長期化しており、急性期病院としての機能を十全に発揮し、市内の医療機関相互の連携を効果的に進めていくためには、市民病院を初め、入院治療を終えた市民が在宅での療養を円滑にするための中間的な施設として、介護老人保健施設の整備が強く求められておりました。
 このような状況のもと、平成15年1月、伊東市医療施設構想市民懇話会から、介護老人保健施設のベッド数は医療法上の病床規制とは別のものであり、介護老人保健施設と現在の市民病院の250床を合わせて350床を確保できることから、伊東市が新病院建設の最有力候補地として取得した伊東スタジアム跡地に、新病院に先行して介護老人保健施設を設置することが望ましいとの提言を受けました。そのため、本市の医療と介護、そして保健との連携を積極的に進めていく観点から、平成16年度、17年度で介護老人保健施設の建設を進め、18年4月の開設を目指しているところです。
 その後、平成17年3月の静岡県保健医療計画の見直しにおいて、一般病床については新たな病床の増加はできなくなりましたが、今後は市民病院の許可病床250床を有効に利用し、市内の医療機関と市民病院との病病連携、病診連携を目指すとともに、医療と介護、福祉、さらには在宅の福祉サービスを充実させていくことが主題であると考えております。
 市民病院は、築後40年を経過しており、東海地震や神奈川県西部の地震が予想される中で、地域の基幹的病院として入院患者さん等の安全性を確保し、また、災害時における本市及び伊豆東海岸の基幹的病院としての機能を果たしていくためには、国有財産引き継ぎに伴う用途指定の期限を目途に新病院の建設を進めてまいることが、最重要課題であると考えております。
 私は、就任して直ちに市民病院を視察し、理事長や病院管理者を初め現場の職員から現状についての説明を受けるとともに、市民サービスを中心とした当面の病院運営の改善策の検討を要請したところであります。今、医療をめぐる情勢は、法制度、医療体制、医療技術など急速に変化しつつあります。私は、これらの変化に対して県医療審議会会長としての今までの経験に照らし、その変化に迅速かつ的確に対応し、構想の策定を進めてまいる所存でございます。
 次に、行財政改革の推進についての具体的な考え方については、行財政改革は、所信表明におきましても申し上げましたとおり、本市の最重要施策の一つとしてとらえており、継続的かつ積極的に、その推進に取り組んでまいる所存であります。
 地方自治体におきましては、少子高齢化や住民ニーズの高度化、多様化などの社会経済情勢の変化に適切に対応することが求められております。さらには、地方分権の進展により、自己責任、自己決定による行政運営の範囲が拡大し、長引く社会経済の低迷と相まって厳しい財政運営が強いられており、これらに対応することのできる自治体としての体質の改善や体力の強化が喫緊の課題であることは強く認識しているところでございます。
 このため、平成17年度からの行財政改革の推進に当たり、平成16年度において市民代表10人で構成する伊東市行政改革懇談会からの提言をもとに、平成17年度から平成19年度まで3カ年の行財政改革の取り組みを示す新たな伊東市行財政改革大綱を策定し、行財政改革の具体的方策として8項目を掲げており、今回の行財政改革の実効性をさらに高めるため、できる限り具体的な目標数値を設定した114項目の実施計画を定め、その計画に基づき積極的にその実現を図ってまいるところでございます。
 今後におきましても、徹底した事務事業の見直しを行い、行財政改革の推進を図るとともに、行政評価制度を的確に運用することが、本市の行財政の基盤を強固にする重要な要素であると考えております。さらに、活力と魅力あふれる地域社会の構築と市民福祉の向上を目指し、第三次伊東市総合計画に定める本市の将来像であります「住みたい 訪れたい 自然豊かな
やすらぎのまち 伊東」の実現を図るためにも、市民の参画や議会の協力のもと、従来からの慣習や先例、しきたりにとらわれることなく、職員一人一人が主体となり、行財政改革を積極的に推進し、無理やむだのない行政運営を実現していく所存であります。
 次に、繰上充用が続く競輪事業の今後の取り組みについてでございます。
 この6月10日の本会議におきまして、平成17年度伊東市競輪事業特別会計補正予算の専決処分のご承認をいただいた次第でございます。ご承知のとおり、競輪事業につきましては、昭和25年初開催以来、55年にわたり、246億円余りの収益を市財政に繰り出したことは、先ほどの質問のとおりであります。収益金の使途につきましては、土木関係に約97億5,000万円、民生衛生関係に約29億7,000万円、教育関係に約82億8,000万円、その他に約36億2,000万円であり、一般会計への繰出金は平成11年度に2億7,000万円を繰り出して以来、行っていないところであります。
 このように、競輪事業を初めとした公営競技を取り巻く環境は、長引く景気の低迷や国民のレジャー志向の多様化等により、全国的に年々車券等売上額が減少傾向にあり、全施行者とも大変厳しい状況になっております。本市の競輪事業におきましても、この状況を解決していくためには、まず潜在ファンの掘り起こしにとどまらず、新規ファンの開拓によって、一人でも多くの方々が競輪場へ足を運んでもらうことが第一であり、入場人員をふやしていくことにより、車券売上額を伸ばすことができますので、ファン獲得は重要課題の一つであると考えているところであります。
 そのためには、ファンにとって魅力あるレースを提供することも大切であります。本年度に開催されます第5回東王座戦は、平成18年度から東西が一緒となる新しい形の東西王座戦に変更されるため、過日、平成19年度特別競輪等開催申請書を提出したところでありますが、本市としては、ふるさとダービーまたは新規の東西王座戦の開催を要望したところでございます。新しい形の東西王座戦は、これまでの4日制が3日制競輪となり、同じ年度内に記念競輪も開催できることに変更されるため、経費率を考慮しますと、かなり有効なものであると判断しているところでございます。
 今後は、議会の皆様方と一体となり、全国競輪施行者協議会などの中央団体への誘致運動を展開してまいりたいと考えております。また、通常開催されております記念競輪及びF?競輪におきましては、全国の競輪場に対し、場外発売の依頼を今まで以上に行い、売り上げを伸ばしてまいる所存であり、一方、F?競輪においては、来場者にとって付加価値を高めるためにも、他場で開催されるG?、G?の特別競輪や記念競輪等、グレードの高いレースを全レース併用発売することによりまして、ファンが希望するレースを同時に提供することで、来場者を増やし、売り上げの向上につなげてまいりたいと考えております。
 さらに、競輪場は市内に数多く点在する観光施設の一施設としてとらえ、週末にはいつでも本場、場外の競輪を開催し、来遊客に気楽に競輪を楽しんでいただくために、映像機器の拡大化や雨天時対応などの場内施設のさらなる充実を、今後、施設会社である三生興産株式会社と協議を進めてまいりたいと考えているところであります。また、一般市民も集い、楽しめる付加価値を高める施設の活用についても、施設会社とともに、今後、検討してまいりたいと考えております。
 なお、開催にかかる諸経費の削減につきましては、引き続き臨時従事員の退職不補充を行い、入場者、売り上げに見合う適正人員を精査し、委託料を初めとする開催経費の検証を行い、業務改善を進めてまいりたいとも考えております。
 いずれにいたしましても、繰上充用が3年続いており、競輪事業を取り巻く環境は大変厳しく、新たな打開策の検討も厳しい状況でありますが、今までの雇用の確保や市内経済への波及効果等を考慮する中で、競輪事業を存続していくことが必要と判断しているところであり、今後もご協力をお願いするところでございます。
 次に、馬場の平スコリア問題についての今後の取り組み姿勢については、馬場の平スコリア問題につきましては、これまでの定例市議会で幾度となくご質問があり、議事録を見ますと、最近では昨年の9月定例会や12月定例会で一般質問がありました。さらには、馬場の平の環境を守る連絡協議会から、本年2月14日付で、馬場の平における土砂採取の禁止などの問題の抜本的な解決に向けてという内容の陳情書が市へ提出され、同月17日付で、馬場の平の保全に関する請願が市議会へ提出をされました。
 鈴木前市長は昨年12月定例会において、温泉資源は、観光立市である本市にとりまして欠くことのできない重要資源であることは十分に認識しておりますが、温泉に影響があるかどうかの市独自の調査をすることは、調査結果のいかんにかかわらず、補償を含めての市民の皆様の理解が得られるかを、議会と協議していかなければならないものと考えており、現段階においては、伊東市観光温泉資源保護条例の適用は慎重にならざるを得ないと答弁しております。
 また、市議会においては、その審査が常任観光建設委員会に付託され、現在、継続審査に付されておりますが、スコリア問題につきましては、今までの経過や流れを考える中で、直接、私がスコリア採取を反対している馬場の平の環境を守る連絡協議会の関係者、土地所有者との話し合いを進めていく中で、保全策を進めてまいりたいと考えております。特に、温泉関係については、土地所有者と話し合いをする中で理解が得られるよう、強く協力を求め、具体的な解決方法を見つけてまいりたいと考えております。
 最後に、市町村合併についてはどのように考えているのかでございます。
 少子高齢化の進展や厳しい財政状況により、地方を取り巻く行財政の環境が大きく変化する中で、行財政の効率化や高度化、多様化する行政サービスなどに対応するため、現在、全国的に市町村合併が推進されております。質問どおり、国によりますと、市町村合併により平成17年3月31日現在、全国の市町村数は2,521となっており、市町村の合併の特例に関する法律の特例措置の適用期限である平成18年3月31日には、1,822市町村となる見込みとのことであります。
 県内におきましては、平成17年4月1日には静岡市が県内初の政令指定都市に移行し、また、4市10町3村において合併が進められ、新たに沼津市、掛川市、西伊豆町、さらには伊豆の国市が誕生し、57市町村に再編されました。また、現在4つの法定合併協議会が設置されており、このまま合併が進みますと、平成18年3月末までには42市町となり、県内においては村はなくなる見込みであります。
 一方、各地で市町村合併が進む中、合併は行わず、独自のまちづくりを進めることを選択している市町村も出てきております。
 このような状況を踏まえ、国におきましては、新たな市町村の合併の特例等に関する法律を平成17年4月1日から施行し、この合併新法に基づく、知事の勧告権の発動などにより、合併を全国的にさらに推進していこうとしております。しかしながら、市町村合併は地域の将来や住民生活に多大な影響を与えるものでもあることから、あくまでも関係市町村と地域住民との自主的な判断に基づき、市民、行政が一体となって推進していかなければならないものであると考えております。
 また、さきに申し上げましたとおり、行政に対する需要も高度化、多様化する中で、交通網の整備や情報通信手段の著しい発達により、住民の日常生活圏や経済活動の範囲がますます拡大しており、従来の市町村の区域を越えた広域的な対応や専門的な対応が求められていることも事実でございます。
 したがいまして、今後におきましても、行財政改革をさらに推進し、自治体としての質の向上や体力の強化を図り、本市が目指す将来像の実現に向けた方策を検討しつつ、広域連携や合併に対する調査、研究を進めるとともに、近隣市町との合併を視野に入れた協議を進めてまいります。
 以上で答弁にかえさせていただきます。
◆24番(掬川武義 君)初めての代表質問の初めての答弁をいただいたわけでありますけれども、ちょうど時間も60分、1時間余っておりますので、今までの私なりに今回の準備をさせていただいたものを別の角度から再質問させていただきたい、このように思います。
 ところで、市長、長年議員席に座って、今度新たに当局側ということで、まず今の感想はどういった感想か、お聞かせいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)立場が変われば物も変わる、そういう中で市長としての責任、また、伊東市を見た中で、10年ぶりにこの伊東市へ戻ってきたわけでありますが、県と伊東市の違いというのも大変多くなってきている。また、市民の方々のニーズの多様化、そういうものも大変多くなってきておりますし、諸課題が大変多い中で、限られた財源をどのようにして使っていくかという面では、これからの行財政改革をしっかりして、いろいろな施策を具体的に挙げる中で、市民の方々の望んでいる、そういうものに対しては積極的にめり張りをつけて進めてやっていきたいと思っておるわけであります。そういう中で今、掬川議員の方からいろいろ質問をいただいたわけでありますが、今までの流れ、また、これから改革できるもの、そういうものはしっかりと改革をしていきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)まず、今の答弁はいずれにしても、所信表明の私なりの感想といいますか、私はいつも3月の予算のときの施政方針にしろ所信表明にしろ、必ず自分の感想を申し上げさせていただくわけですけれども、今回の所信表明の感想を申し上げますと、ちょっと佃市長らしくない今回の所信表明だなと。というのは、私も長いおつき合いの中で、今回の市長がどういった政策で取り組んで、日ごろどういう形でこれから物を進めていくかという想像をしていたものと、今のところかなり開きがあるんですね。
 というのは、通常の佃カラーを出すとするならば、もう少しいろいろなことが独自のものとして具体的に出てくるというふうに思っていたんですね。ところが、今回の所信表明は、私ははっきり言って具体性には欠けているというふうに思います。ですから、あえてこういった代表質問に取り上げて、より具体的に答えを今求めているわけですよね。その点は私の感想ですから1点申し上げておきます。
 私も芹沢市政と鈴木市政、お2人の市長とおつき合いさせていただいて、果たして今度の市長はどちらのタイプに似ているかなということを考えますと、人柄とか政治手法的なものというのは、佃市政は芹沢市政の方に近いだろうというふうに私は思うんですよ。これも私の感想ですね。
 そうしますと、芹沢市政と鈴木市政の違いはどういうことかと言いますと、私は、芹沢市政はいろいろなものを議論し合って一つの答えを出す、それが一つのやり方だったというふうに思うんですね。当時の芹沢市長は一般質問が大好きだと言ったことを私、記憶しているんですよ。要するに、議員とこの本会議場でやり合う、そういったことから答えを出すんだというその姿勢には、私も極めて共感する部分が当時ありましたね。それでは鈴木市政がどういう形だったかといいますと、皆さんご案内のように、物静かな中での一つの答えを冷静に出していった人かなと、こういうふうに私は判断するわけですね。ですから、どちらかというと佃市政は芹沢市政のようなタイプだろうなと、こういうふうに思うんですね。
 したがって、これから佃市政に対してはいろいろなこういった質問をしながら一つの答えを出していただきたいということは、これはお願いになるわけですけれども、まして私も17年ちょっと前にこの議場に入らせていただいて、常に今の市長が私の後ろにおりました。新人というのは何も質問ができないですよね。何を質問していいかわからない。それすらわからない状態のスタートをしたときに、当時、佃議員だったわけですけれども、私の後ろから、何か質問はないのかと。質問をしないということは勉強をしてこないということだと言われましたね。私はそれをいまだに自分の政治信条の一つにしているんですよ。ですから、ここで質問をできないということは勉強してこないことなんだというのが、佃市長、あなたの当時の教えだったですね。私はそれは立派な教えだと思います。その点については、本当に今の自分があるのはそういった一言があって今があると思っていますので、その点はご理解をぜひいただきたいというふうに思います。
 それから、先ほど所信表明の中で、もう少しいろいろな本市の具体的な問題点を挙げて所信表明をつくっていただきたかったなと思うんですけれども、それがなかったから、私があえて私なりに各部ごとの大きな問題点を挙げて質問をさせていただきました。それもご理解をいただきたいというふうに思います。
 それから一番心配されるのは、市長が先ほど私の一番最初の、今の席に座っている感想はどうなんだという答えをいただいた、その答えの中にありましたけれども、長年県政にいて、ここに戻ってきた我々との、我々が伊東市を見る感覚と、新しくなった市長が県会から見ていた伊東市の感覚、これのギャップが私は一番大きいと思うんですよ。ですから、その点については、当時の鈴木市長もそうだったですけれども、なれるまでにはそう時間はかからなかったというふうに記憶をしていますけれども、できるだけ我々、同じ認識に早いところで立って、これからの議論を具体的に進めていきたいということを、これはお願いをしておきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 第1点目の具体的な医療の問題の質問をさせていただきたいと思いますけれども、答弁の中で、極めて注目すべき答えがあったなと、私、今思いました。というのは、こういった文面だったと思います。引き継ぎに伴う国有財産の用途指定の期間を目途に新病院の建設を進めることを最重要課題、こういうふうに言われたと今聞き取ったわけですけれども、要するに先ほど言ったように、10年間の縛りの中で6年しかなくなったといいますと、これが用途指定期間ですよね。そうすると、残り6年間、この間に新病院の建設を進めるんだというようなことでよろしいか、1点確認させていただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)それは、伊東市が4年前ですか、計画をした当時に、老人保健施設、また新病院の建設構想、そういうものが今あるわけでありますし、そういう中で、先ほども答弁しましたように、医療を取り巻く環境、法律、そういうものが大分変わってきているということで、これからの病院というもののあり方が、国の方の方針と地方の考えていることの乖離が大変多くなってきているということで、また技術なども日進月歩で大変進んできているということで、今後の新病院を建設していくのに、どのぐらいの規模の病院――250ベッド以上はつくれないわけでありますが、そこらのベッド数の改善、そういうものもこれから国の方はしていく必要があるというふうにも思っておりますし、そういう中でいろいろと計画は計画としてありますが、それを6年後に建設をするのか完成をするのかというのは、今、財政状況を見る中で、私は一日も早く新病院をつくっていかなければならないという認識は心新たにしておるところであります。
◆24番(掬川武義 君)いずれにしても、我々にしてみると、医療の充実とは何なのだろうということを改めて考えるわけですね。そうしますと、熱海市の国際医療福祉大学附属病院が今月11日に新しくなったですね。最も近い場所にできたものですから、ここのところと比較をさせていただきますと、ベッド数の問題の250、これは変わらないでしょう。熱海も269ベッドで新しい病院ができたわけですよね。そうしますと、今までを見ますと、熱海もそれだけのベッド数を確保していながら170ベッドぐらいしか稼働させていなかったんですよね。伊東市もその点についてはほとんど同じような状態で、170あるいは180ベッドぐらいしか実際稼働していないわけですよ。そうすると、我々今までベッド数を250から350にしたいという一つの目標を持っていましたけれども、それはあくまでも我々の勝手な思いであって、現実、国から見た場合には不可能な話の何物でもないわけですよね。
 私は、一日も早く250ベッドが稼働できる体制をとる、建物を新しくつくる、つくらないにかかわらず、まずそこから医療の充実をスタートさせる、これが一番の方法だと今のところ思うんですね。病院建設には、これから基金的な問題も含めて、どのようにしていくかという大きな課題にもなるわけですけれども、当面、市長の言う医療の充実というのは、どういったことを指して医療の充実と言っているのか、もう一度お答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)今までの伊東市の医療体系、そういうものによって市民病院が4年前に開業したとき、それと今の伊東市の医療環境の違いというものを十二分に私は認識をしております。当面する新病院の建設は目標としてどんどん進めてまいりますし、そういう中では、これからは病診連携、病病連携、そういったものによって昨年の3月には県のドクターヘリの導入も図ってきたわけであります。
 老人保健施設というのは、今、伊東の市民病院には高齢化、65歳以上の人たちが65%以上入院をしているということで、ベッド数外の老人保健施設をつくって、そちらへ100人の人が移れば、その稼働率というのはまだよくなってまいりますし、250ベッドでいいか悪いかという、今、170ベッドしか稼働していないから250ベッドを稼働すべきだということは、今の状況の中では、入院患者さんが待っている、そういう中で入院ができないということであれば、ベッド数の稼働をふやしていかなければならないと思っております。
 私は今、開業医の先生、中核病院、高度医療、この3つのすみ分けをして連携をしていく中で、伊東市の中核病院のベッド数のあり方というものは、今後もまたいろいろな知恵を出していけば、250ベッドよりも少なくてもいいのではないかというふうにも考えております。特に、これからは入院滞在日数を医療の高度水準によって縮めていくことは可能でありますので、そこらの250ベッドという根拠は、今、伊東市に与えられているベッド数が250ということであります。そういう中では、医療の充実はこれからは予防医療とか、そういうものにも力を入れていかなければならないと思っております。これからもう一度、再度、変わってきている医療体系を精査する中で検討していきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)250ベッドの関係については、これは医療の特別委員会もあるわけですけれども、老健施設が100できる――125だったのかな、95ですか、その関係で、私たちも単純に、今市長が答えたように、今入院をしている180人の方の65%は高齢の方が入っていて、そこに行くとなると、今の入院患者はかなりの余裕が出てくる、こういう見方だというふうに思うんですね。しかし、私は11診療科目で250ベッドの枠があるということは、逆に診療科目をふやさないと充実もできないし、なかなか250ベッドを埋め切ることも将来的に難しい状況になってくるだろう、こういう見方をするわけですね。
 今度、熱海は269ベッドがフルに稼働するようになって、21診療科目を目標にしているわけですよね。今現在でも19診療科目を実施していると思いますけれども、これから後、2診療科目をふやすんだと。こういった一つの大きなテーマに立つということが、私はまず大事だと思うし、それに向けて、市長は6年以内に建設に向けてスタートをするだろうという思いも込めて思うわけですよ。その点について、資金的な問題、こういったものはどういう形を考えられているのか、基本的な考え方だけで結構ですのでお答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)それは、これからの伊東市の医療、中核病院として建設をしていく、そういう中で、機械とか建物が総合的にどのぐらいかかるかというものを精査する中で、今医療は1年ずつ物すごく変わってきております。ですから、今、国際医療福祉大学附属病院ができたわけでありますが、この間も理事長さんと話をしたわけでありますが、2年前と比べたら国の法律がどんどん変わってきたと。今度は熱海の場合には老人保健施設の建設をもしていかなければならないということで、今の旧の方の病院を取り壊して老人保健福祉施設をつくっていくということでやっていかないと、とてもやり切れなくなってくると。
 ですから、2年間でこれだけ熱海の国際医療福祉大学の考えも変わってきているということで、そういう中では、2年間たたなくても、1年1年がどんどん変わってきておりますし、また、国の方の三位一体の改革の中で補助金、交付金の削減、そういうものも出てきておるわけであります。独自の伊東市の基本的な考えにのっとって、建設的に実施的な計画をつくって、早期に国の動向、県の動向、そういうものの先取りをした中での新病院の建設をしていかなければならないと私は考えております。
◆24番(掬川武義 君)今、私の質問の仕方が悪かったのか、資金的なものは、どういう準備をしながら建設に向けていくのか。今の基金はもう8億9,000万円しかなくなってくるわけですから、それをもとにするわけでしょうけれども、どういった方法で病院建設の資金とすることを考えているか、こういったことをお尋ねしたわけで、それをもう一度お答えをいただきたいと思います。
 今、熱海が、先ほどから話をしているわけですけれども、総額で96億円、建設費で76億円、高度医療機器の関係が20億円だったそうですね。その中で市の負担が30億円ということで、これだけの269ベッドの病院が完成をした。これから老健施設をつくるということで、老健施設と駐車場を確保していくんだと。
 伊東から見れば、伊東は先に老健施設をつくって、その後にあそこの病院が適地かどうか、これからの市長の基本的な考え方ですからお尋ねしたいと思いますけれども、そういった形で熱海ができたということになると、我々が今まで議論をしながら予想をしてきたよりも、若干建設費は安いなという思いがするんですよね。ですから、熱海のあれだけの場所で結構な技術も使いながらのことでしょうけれども、我々は150億円、あるいは200億円もかかるのではなかろうか、そういった推測をしていたわけですけれども、これも現実の数値がお隣の熱海市さんで出てきたということは、また、我々も、これからの特別委員会のあり方も含めて、考え方を変えていく必要があるだろうなというふうに思うんですね。
 したがって、仮に100億円と仮定したときに、市長はその100億円をどのような形でつくろうとしているのか、さらに、スタジアムの跡地が今現在、老健施設をあのようにしてつくった、その跡地が病院の建設用地として適地かどうか、その2点をお尋ねしたいと思います。
◎市長(佃弘巳 君)資金的な問題でありますが、今度の熱海の国際医療福祉大学が入れる機器、そういうものはどんどん安くはなってきております。それと建設コスト、これも安くはなってきております。医療というものは、建物、また機器、そういうものによって、建物もグレードのいいものをつくっていけば、どんどんコストは上がってまいります。
 ですから、資金を確保する、それはどういうふうな確保の仕方があるかというのは、いろいろな手法、例えばPFI方式もありますし、国の医療関係からの借り入れもありますし、そういうものの資金の対応というものはまた、医療福祉基金、そういうものも絡めた中で、相対的に病院の建設、また、機器を入れるのに伊東の中核病院はどのぐらいの規模がいいか、また、それによってどういうものを入れていくのがいいかという、建てるものと資金というものは連動してまいります。ですから、そこらを連動する中で考えていきたいというふうに思っております。
 新病院の建設のスタジアム跡地が適地かどうかというのは、これはこれからの予防医療、また病院、そういうものも考える中で、今までの計画もしっかりと見きわめた中で進めていきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)適地かどうかというふうにお尋ねをしたわけですので、市長が適地と思っているかどうかを聞きたいわけでありますけれども、いずれにしても私は、くどいようですけれども、250ベッドをフルに使うというのは大原則だと思うんですよ。その中から何診療科目にしていくかということは、これはまた研究も必要でしょうし、そういったことではないけれども、あくまでも250というのは使わない手はない。当たり前に250のものだと私は頭の中にインプットされているんですよ。その点、もう一度お答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)このベッド数の250というものが確保はされておりますが、病院の経営というのは、250ベッドをフルに稼働したから充実していくかということでなく、伊東市の市民の方々、また、そういう病院を利用する人たちへの対応ができるかできないかという中身がしっかりしていないとならないと私は思っておるわけであります。ですから、例えばがんセンターなども630ベッドあるわけでありますが、今のがんセンターは516ベッドで稼働しておるわけであります。そこによって、その患者さんのニーズにこたえるためにベッド数というのはふやしたり減らしたり、また、その対応ができる医師、看護師、そういう方々の対応を考える中で、ベッドというものは考えていかなければならないというふうに私は考えております。
◆24番(掬川武義 君)これはちょっと意外な答えですね。250をフルに使って、できるだけ1診療科目でも多くしていくということが私は医療の充実だというふうに思っていましたから、その点、今の市長のお答えは、私、しっかりと覚えさせていただきたいというふうに思います。
 それから、1点、これはこれからの将来を見て、市長が今、市長になって、これからの4年間、医療の問題はこういうふうに4年後にはなっているんだ、逆を言うならば、この4年間でこういうふうにしていくんだというものは当然あると思うんですよね。4年後のこの時期に来たときに、何だ何だ、こういうはずじゃなかったよということがないようにしてほしいと思いますけれども、この4年間での絵のかき方、構想の立て方、そういったものをどういうスケジュールでこれから考えているのか、お答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)新病院の建設、そういうものはすぐに――この間も私は現場へすぐに行って、地域医療振興協会の理事長なんかといろいろ話をする中で、今、医療を取り巻く環境が大変変わってきている。来年のことをどのようにしていくかというのは、医療法の法律、また、そういうものを的確に早く情報をとった中で検討していかないと、乗りおくれてしまう。ですから、この老健施設なんかも、建設をするときには厚生労働省は2年間の補助であったわけでありますが、急に単年度補助に切りかえてきたりということで、4年間にどのようにしていくかということで、その4年間の先というものは、今の経済状況を勘案したときに、医療は4年先にどのようになっていくかというものを今ここではっきり説明をして、それがそのとおりに進んでいくと、4年前とその4年後は環境が変わってしまっておるということで、これからもそういう情報収集をして、しっかりとした把握をした中で物事を一つずつ積み上げる中で、柔軟な体制でこれからの新病院の建設は進めていかなければならないというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)市長、さっきから言っているように、10年縛りの残りが6年間になったわけですね。あえてこれは6年でやらなきゃならないものじゃないですよ。伊東の都合によっては10年になるかもしれない、15年になるかもしれないけれども、あくまでも6年を想定したときに、市長のこの4年間というのは、病院の関係について極めて重要だということですから、当然、国の法律絡みのことはあったとしても、市長がこの4年間で、こういうレベルまで病院建設は持っていきたいよというスケジュールをどのようにつくりますか、というふうに聞いているわけですよ。ですから、当然、法律的にどうかはわかりますので、この点はこの4年間でぴしっとした形をとって、先ほど言ったように、4年後の今ごろになって、こんなはずじゃなかったということにならないように、この関係はお願いをしておきますよ。まだ次に質問は4つありますので、先に進めたいと思います。
 2点目の行財政改革の関係であります。
 これも答弁の中から、私は幾つか市長の考え方が出てくるかなというふうに思ったんですけれども、残念ながら、ここでも今までの行財政改革大綱を進めていくような感じですね。これは私、基本でいいと思うんですよ。これを基本に進めながら、なおかつ新しい市長が、これに私はこういったものを入れていきたいよというものが出てくるものだというふうに思っているわけですね。ですから、あえてこういう質問をさせていただきましたけれども、先ほど壇上からお答えをいただいたこと以外に市長がお答えできることがあれば、お答えいただきたいと思います。
○議長(三枝誠次 君)10分間ほど休憩いたします。
                午前11時   休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午前11時10分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎市長(佃弘巳 君)行財政改革大綱というのは、この3月に全協で皆様方に示したということで、佃カラーが出ていないというようなことを言われておるわけでありますが、そういうものもこれからしっかりと数値を出した中で、私は私なりに、そのときの時代に即応できる、そういう体制を考える中で進めていきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)行財政ですから、当然、財政的なことも含まれるわけですけれども、それではちょっと角度を変えて、市長に、財政的な形で財政の確保についてお尋ねをしたいというふうに思うんですね。
 県の予算が大体1兆2,000億円前後。私はいつも言うんですけれども、伊東市の50倍以上のものを県は使っている。そうしますと、当然、県の100万円と伊東の100万円というのは私は違うというふうに思うんですよ。それぐらい市というのは今、10万円、1万円の金額に困っている部分というのは多々ありますね。その辺の感覚的なものを市長にもぜひ身につけていただきたいというふうに思いますけれども、市長はずばり、新年度の予算をこれからつくっていくに当たって、財源の確保を今までの政治的ないろいろな経験からどのように確保しようとされているのか、その点をお答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)まず、財源の確保がどうしても第一に考えられるわけでありますが、行財政改革によっても、先ほども話をしましたように、職員の人員適正化、そういうものによって職員が今、12名減るということになっておりますが、団塊の世代を加味したり、また指定管理者制度を導入する中で、これから国の方針もありますが、そういう中では人件費比率は減っていく。そこでまず財源は確保していこうというふうに思っております。
 また、財源だけでなくて、県の方は大きく見た中で、同じ100万円であっても、しっかりと県の方も、いかにむだのない、そういうものを私は行財政改革の特別委員長のときにも言ってまいりましたし、お金というものは、県においても市においても、規模は違いますが、中身は、やり方は同じで、むだのないようなもの、また知恵を出し合ってできるようなもの、そういうものをしっかりとこれから財政運営の中で考えていきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)市長、今の前段の部分をもう一度お答えいただきたいと思いますけれども、人件費を削減して、人件費のそこで財源を確保する。これは何人ぐらいの人数を削って、どれくらいの財源が確保できるのか、その辺はいかがですか。
◎市長(佃弘巳 君)退職自然減少、そういうものと合わせる中で、退職者が何人というものは、60歳定年制になって60歳で定年をする人と、繰り上げて退職をする人たち、そこらがおりますので、一概に幾らということは、金額はその近くにならないと出てまいりませんし、そういうものでスリム化をする中で機敏に対応して、私はむだのないようなものをしっかりと見きわめた中で行動に移していく、その財源確保を努めていくということを考えております。
◆24番(掬川武義 君)市長、人件費を削減して財源をつくるというのは、これは一つの理由でいいですよ。そこの部分は構わない。でも、今834人いるわけですよね。これを果たして市長は何人ぐらいで伊東市が運営できていくのか、そういったことをまず考えて、何人を想定してやっていくかということは大事なポイントだと思うんですよ。今、上場会社が景気がよくなってきて、トヨタ自動車が1兆円を超える利益を出したという裏には、当時の何万人ものリストラの一つの成果、これがあったからこれだけの利益率になってきたことは、間違いない理由の一つなわけですよ。ですから市長は、その834人の職員の数を何人まで――いわゆる適正という言葉を使っていますけれども、適正としてどれくらいならできるというふうにお考えですか。
◎市長(佃弘巳 君)職員と社員の違いというのはあると思うんです。企業というのは利益を追求していく。それによって、何人減らしたらどれだけの利益が上がるという抜本的な計数の違いというのはありますし、公共の職員というのは市民福祉の向上も図っていかなければなりません。これから伊東市も定数の合理化というか、そういう計画もしっかり見きわめる中で進めていかなければなりませんし、また、そういう中では、経済の活性化をする中で、市税をいかに収入をふやしていくか、また、高額所得者の方々にも伊東へと住んでいただくとか、そういうものも考える中で、市税の増収、また法人税の増収をこれからは図った中で、伊東市の財源を確保をしていきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)市長、当然企業と市の職員、公務員とは違うと言うけれども、私は今、職員の部分で一つの例としてトヨタ自動車の例を挙げたんだけれども、そういったリストラの一つのいい影響がこういう利益をもたらしているということになると、伊東市に置きかえれば、それをやることによって財源の確保ができますねということなんですよ。ですから、それから先でなくて、財源の確保について人件費を削るのは当然のことなんですよ。今の834人の職員を市長は、大体目安として750人でも伊東市はやっていけるじゃないか、その体制に基づいてこれから人件費をカットしていくんだ、削減するんだということを聞きたいわけですよ。市長の構想の中に、そういったものは大事な問題として持っていなければならないと思うんですよ。もう一度お答えいただけますか。
◎市長(佃弘巳 君)その中で、人件費比率は、分母が下がれば、そのままの状態だと人件費比率は上がってまいります。ですから、適正な職員人数、この7万5,000市民の福祉向上のためにどれだけの人数が必要かというのは、行財政改革大綱を示した中で、これから私は検討していかなければならないというふうに考えております。
◆24番(掬川武義 君)市長には一つの構想をぜひもう一度、時間のない中での私の今回の代表質問になっているわけですけれども、今のような部分というのは大事な部分ですから、もう少し市長の構想をしっかりと具体的につくり上げていただいて、一つのポリシーを持ってやってもらいたいというふうに思うんですよ。
 というのは、民間委託の関係であるとか振興公社、これからの指定管理者制度というのは、まさに職員を削減をする中でどうやって財源を確保していくかというのが大きなテーマだというふうに思うんですよ。ですから、その辺は市長、もう少し行財政改革については、私も今まで知っている範囲で、市長としては余り得意な分野ではないのかなというふうには思っているんですけれども、もう少ししっかりとしたお答えをいただきたかったと思いますが、時間の関係で終わりたいと思います。
 参考までに、昭和61年3月に佃議員が当時、伊東市行財政改革大綱について質問をしているんですね。この中身については時間がありませんけれども、この内容が、確実に実施するよう強く要望すると、しっかりと言っているんです。そのとおりなんですよ。ですから私は、この大綱をしっかりと守っていただきながら、なおかつ佃カラーをここに入れていく。だから、佃カラーがここに入るのは何なんだというものをぜひつくっていただきたいというふうに思います。これはお願いしておきます。
 3点目の競輪事業の関係ですけれども、4つ答弁をいただいたというふうに思います。1つは、入場人員をふやすことによる売り上げの増加、それからもう1点が、東西の王座戦とふるさとダービーの開催の要請、それから場内施設の整備、さらに事業は存続していくんだと、この4つが答弁であったというふうに思うんですね。ここの部分については、今までもふるさとダービーを初め、東王座戦、そういったものも入れながらやってきたわけで、それでも結果として3年間で7億円近いものがいわゆる赤字として出てしまっている、こういう状況ですね。
 繰上充用というのは極めて便利なシステムでありまして、たまたままだ一般財源からの繰り出しをしていないけれども、やはりこれは、鈴木市長の当時からのこととはいいながら、佃市長になってしっかりと方向づけを決めなければならない時期に、まことに申しわけないけれども、来ていますよね。
 今、自転車振興会の新しい会長に、今度、女性の下重暁子さんという方がなった。NHKのアナウンサーだったわけですけれども、交付金の見直し等も大きく期待をしたいと思いますけれども、なかなかその期待にはこたえてはもらえないだろうというふうに思いますね。
 1点、所信表明の中に、市長が競輪事業の問題に触れられなかったという理由は何かありますか。
◎市長(佃弘巳 君)所信表明に触れなかったとかということよりも、そういう中では私が選挙のときに訴えてきた、そういうものを主体に所信表明を作成させていただいたわけでありますので、あえてこれを外したということではありません。
◆24番(掬川武義 君)私はやはり、これだけ大きな、一番大きな問題だというふうに私の中では思っている問題を所信表明の中でもしっかり入れていただいて、考え方を聞きたかったなと、こういうふうに思うわけですね。これは地元紙の報道の関係なんですけれども、5月26日だったと思いますが、市長は赤字競輪事業も努力とアイデア不足を指摘しているというふうに、これは地元紙に報道されたわけですよね。市長の言う、この努力とアイデア不足というのはどういった点を指して、こういうふうなことが地元紙に載ったのか、その点はいかがでしょうか。
◎市長(佃弘巳 君)今までの競輪がマンネリ化をしてきた、そういう中では、競輪事業は改革をしていく中で、競輪場に対する付加価値を高めていき、一人でも多くの方々が、競輪だけでなくて、ほかの施設の利用のために来場していただく、そういうことで付加価値を高められる競輪場に対する整備をこれからは施設会社と積極的に話し合いを進めていくという中で、私は、競輪事業というものは246億円からの今までの伊東市に対する大きな貢献度、これを言い、また、そこで働く従事員の方々に対し、経済的波及効果というのは伊東のまちでは大変大きかったというふうにも考えておりますし、これを私はしっかりと守っていかなければならないというふうに思って、自分は自分なりにこれからの競輪事業の建設的な改善を積極的に進めていこうというふうな考えを持っておるわけであります。
 そこで、やるだけのものをしっかり自分はやってみた中で、もしどうしてもだめだというときには、これはそのときに決断をしなければならない。今の段階では、私は競輪の付加価値を高めるためのいろいろな施策を、競技法とか、また三生興産の考えとか、そういうものをいろいろ議論する中で進めていきたいというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)市長、付加価値を高めるというのは当然のことで、そこで市長が付加価値を高めるために何をどういうふうに考えているかということですよね。競輪場にコンサート場をつくるんだということも、それに近いことを私は聞いたと思っています。そうすると、この間、八幡野に行って、今度なった市長さんは競輪場にコンサート場をつくるというか、コンサートが開ける場をつくるというか、そういうふうにもう思っている人はいるんですよ。あそこが市の施設だと思っている人もいるんですよね。いや、実はこれは民間会社からお借りしているんですよということを言ったんだけれども、そういうふうに思っている人がいるわけですよね。そのコンサート場関係について、市長はどういうふうな構想があるんですか。
◎市長(佃弘巳 君)コンサート場をつくるのではなくて、コンサートができるような夜間照明、また、そういうものができるかどうかというのを施設会社ともこれから話を進めていく一端で申し上げたことであるわけであります。
◆24番(掬川武義 君)いずれにしても、市長のそういった思い、これから競輪場に対するいろいろなアイデアを出していくということについては、できる限り我々も賛成もしたいというふうに思うし、期待もしたいですよね。我々も今までこうしたらどうだ、ああしたらどうだというのはいろいろアイデアは出したわけですけれども、その結果として今の結果になってしまっている。自分も責任を感じる一人ですよ。でも、やはり人がかわればまちが変わるということはあって当たり前ですから、多くの皆さんは新市長に期待をしているものがあるわけですよね。ですから、先ほどの財政の関係にまた若干戻るわけですけれども、市長の長年の経験と人脈を生かして財源を確保してくれよということも踏まえて、競輪も何とか人がかわって新しいアイデアでやってくれよという思いは市民の中に強いと思いますよ。その点もお願いをしておきます。
 4点目の質問のスコリアの問題ですね。この問題は所信表明に入っていないですね。これも今、伊東では大変な問題の一つというふうに思っていますけれども、平成14年7月、県庁に反対陳情書を5,000名以上の署名を添えて提出をしている。なおかつ、昨年の9月に県知事に面会をしている。これもすべて県会議員にご案内をいただいて、当時やられているというふうに思うんですよね。ですから、この問題について中身がどうこう、そういった問題ではなくて、伊東市の切実な問題として、かなり重要な問題だというふうに思うんですね。なおかつ、そう長い将来に持っていくのではなくて、できるだけ短い間に一つの結論を出さなければいけない問題だろう、こういうふうに思いますけれども、具体的な解決策を考えていくという答弁を先ほどいただいたわけですけれども、もう少し、このスコリア問題について市長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
◎市長(佃弘巳 君)このスコリア問題は、先ほども答弁をしたわけでありますが、反対の方々、また、これは市民全体の考え、そういうものを私は考慮していかなければならないというふうに思っております。そのときには、県の方の森林法をクリアして企業は許可を取ったわけであります。スコリアを取ると伊東の温泉に重大な影響があるということを言われておるわけでありますし、そこによっては今までの助役、市長、そういう人たちの考えを私は読ませていただきまして、これはこれからすぐに、一過性の問題でなく、当時は観光会館の別館に反対の人たちが約300人以上集まって反対期成をしたときに、私もそこの場へと参加をした経過もあるわけであります。
 また、学者の先生方から聞くと、スコリアというのはスポンジ状のようなもので、そのスポンジ状で雨水が下へしみることによって地熱で温泉ができるということを言っている人たちもおりますし、また、スコリアは取っても大丈夫だということを言っておる人たちもいるわけで、そういうものをしっかりと精査をし、伊東市の進むべき道を見きわめる中で、反対している人たち、また所有者の人、そういう人たちと今後、積極的に話し合いを進めていこうというふうに思っております。
◆24番(掬川武義 君)これも地元紙で報道されていますよね。ここの部分について、私は全くこのとおりでいいというふうに思っているんですよ。今も言っているのですが、これから協議を進めながら、土地の取得も含めてということは当然考えなければならない一つですね。その辺は、答えかどうかは別にしても、いずれにしても常任観光建設委員会の方でも継続審査になっているけれども、やはり市長のこの答えを聞いた上で、一つの結論を出したいというのがあるんですよね。通常でいけば、当然、議会は議会として答えを出すのは当たり前。だけれども、この問題に限っては、市長の考え方がかなりウエートを占めるだろうというのを、私は一つの議会としての答えでもいいと思っているんですよ。議員を経験している市長にしては、何だ、議会は何をやっているんだよと思う部分も、方法論としてはあるかもしれませんけれども、これだけ議会側が重要な問題であるというとらえ方をしていると思うんですよ。
 この辺は、市長の今いただいた答弁のように、地権者も含めて話し合いをするということはできるだけ早い時期にしていただく方が、市民がより安心が早まるだろうというふうに思いますので、これもお願いをしておきたいと思います。
 最後の市町村合併の関係ですけれども、私ども昨年の5月にたまたま市町村合併の勉強会をやらせていただきました。そのときに当時の合併支援室の室長、それから主幹、お2人にお見えになっていただいて勉強会をやらせていただきました。それで私、今回、青木助役が助役になるときに、お名前を見て、あれっ、どこかでお名前だけは拝見したなと。それで写真入りのコピーをもらったときに、お顔を見てはわからなかったんですよ。ところが、昨年の5月にたまたま職員名簿の中で青木 昇さんが鈴木室長さんの横にお名前があるんですね。ここで私は記憶をしていたんですね。あっ、これは助役をこういう形で迎えるということは、伊東市も市町村合併を一歩踏み込んだ形でやるだろうなというふうに、これも私の勝手な想像かもしれませんが、私はそのように思いました。いろいろなところを、修善寺にいて伊豆の国市に特に力を入れられて市町村合併をやられたわけですけれども、もちろん市長にお答えいただいて結構なんですが、青木助役をこちらにお招きするに当たっては、市長は市町村合併について、この4年間でかなり進めたいのかなという思いがあるけれども、その点はいかがですかね。
◎市長(佃弘巳 君)市町村合併を進めていくにおいても、近隣の市町の首長との話をいろいろ進めていかなければなりませんし、これからの行財政を考える中で、三位一体の改革を考えた中で、住民のニーズ、また少子高齢化を迎える中で、地方自治を取り巻く環境は大変厳しくなってくるということで、広域行政を進める中で、市町村合併というものも視野に入れた中で進めていかなければならないというふうにも考えておりますし、そういう中で県の方の経験がある青木 昇氏を今回助役にしたということは、市町村合併も視野に入れた中、また財政的なものも視野に入れてお願いをした経過があります。
◆24番(掬川武義 君)市長、今の答弁が今までの答弁の中で一番わかりやすいですよ。そういう形で私は答弁すべきだと思うんですよ。今のが一番わかりやすい答弁。皆さんそう思って、笑っている方は皆そうだと思いますよ。
 ですから、その点は一つの考え方ですから、4年間でほかの町、市と合併ができるなんていうことは、逆に考えられないわけですよ。でも、その方向に進む。その方向に進んだ結果が、合併できたとか、できなかったとか、これはまた別問題ですよ。今の答弁は一番いいんじゃないですか。そういった答弁で、これからここでのやりとりはぜひお願いをしたいというふうに思いますけれども、当然、街頭演説でも市長は市町村合併について言っていましたよね。なおかつ、修善寺から鉄道を敷くんだというふうな、これも一つの夢であったとしても、将来、100年後にできるかもしれないわけですよ。それでもやはり市長として一つの考え方をはっきりと言う。そうはっきりと言った方が、市長、あなたらしいと思いますよ、私の知り得る十数年間の中では。どうも市長になったら――なったらじゃなくて、最近は物を余りはっきり言わなくなったじゃないですか。その点、いかがですか。
◎市長(佃弘巳 君)行政というのは流れがあるわけですね。今まで一生懸命、鈴木市長を中心に市の幹部が進めてきたものを、トップがかわったら全部だめだと言って、それをだめにしてしまうということは、私は人間として道徳的にはできない。ですから、今まで進めてきたものは尊重する中で、時代に合ったものを私は変えていかなければならない。
 ですから、答弁が、今回の助役人事は私が判断したもので、私の判断でこれはできるわけです。ほかのものにおいては、今までの継続性というものがある以上は、その継続性を尊重する中で、私は私なりに変えられるものは変えていかなければならないということを考えているわけでありまして、はっきり物事をどんどん言えということであっても、私一人でできるものでなく、議会の皆様方も協力をした中で、この伊東市のこれからの将来像をしっかりと見きわめる中で進めていかなければならない。そのための答弁が消極的とか積極的とかという問題ではないと私は思っております。
◆24番(掬川武義 君)市長がかわれば、いろいろな考え方が変わって当たり前なんですよ。といって、前の市長がやっていたことをすべて否定するなんていうことがあるわけがないじゃないですか。我々議員だってそうですよ。30年前の議員が言ったことが議会意思としてつながっていくことは幾らでもあるわけですよ。そういったものは我々議会は議会の意思として引き継がなければならない。新しい市長は前の市長、その前の市長のいろいろないい意味の意思を引き継ぐというのは当たり前のことですよ。
 でも、私にしてみれば、知らない市長がここにぱっと座っているならば、こんな発言はしませんよ。長年の議員としての姿を見てきて、長年のこういったおつき合いの中で、こういうはずじゃなかったよというのはあって当たり前じゃないですか。それが最近、ちょっと弱気じゃないですかというふうに私は思うから言っているわけです。それがトップになってしまって、そんなことになると、私はそういった市長は選んだつもりはない。自分自身がそういったつもりであなたを選んでいない。もっとあなたに期待をして、伊東のまちがどれだけ変わるかということを、市民の皆さん、大勢の人が期待をしているんですよ。その点は肝に新たに銘じていただいて、初めての質問で、私も大分遠慮をしながら発言をさせていただきました。これからも長いおつき合いができますよう、よろしくお願い申し上げて、質問を終わります。(拍手)
○議長(三枝誠次 君)以上で、会派新風 掬川武義君の代表質問を終わります。
 質問準備のため、暫時休憩をいたします。
                午前11時36分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午前11時37分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
 次に、正風クラブ 久保谷廠司君の代表質問を許します。
            〔18番 久保谷廠司君登壇、拍手〕
◆18番(久保谷廠司 君)ただいまから正風クラブを代表して、新市長所信表明に基づき質問をいたします。
 鈴木藤一郎前市長の突然のご逝去により、5月29日に急遽実施されました市長選挙におきまして、良識ある市民の支持を得て、第16代伊東市長に当選されましたことに、正風クラブを代表して衷心より深い敬意と祝意を表するものであります。
 佃市長におかれましては、「うるおいと活力あるまちづくり」に取り組むとし、数多くの公約を掲げられております。これらの公約の実現のため、また、さらなる本市の発展のため、健康に十分留意され、持てる力を十分に発揮していただきたいと願うものであります。微力ながら私どもも一層の協力を惜しまないものであります。
 また、新しく就任されました青木第一助役におかれましては、佃市長と協働のもと、あすの伊東のため、ご尽力を願うものであります。
 それでは、通告に従い、市長の政治姿勢について、以下6点について質問をいたします。
 最初に、1万9,625人の市民の負託を受けて市長に当選され、今後、4年間の本市のかじ取り役として、これからのまちづくりをどのように進めていこうと考えておられるのか、市長としての抱負を伺うものであります。
 国と地方の税財政を見直す三位一体の改革が進む中、ここ数年で国と地方の関係が大きくさま変わりしてきております。この三位一体の改革は、単なる補助金削減や税財源の移譲だけではなく、地方分権の推進や国、地方を通じた予算改革を加速するところにあったものであります。これが本市の財政に与える影響も大変大きなものであることは、異論のないところであります。このことが直接の要因であるとは言えないものの、国の経済対策を踏まえても、市内経済には一向に明るさが戻らない状況が続いており、緊急に解決しなければならない本市の課題は山積しております。これらのことからも、7万5,000余の市民があすに希望を持てるまちづくり進めていくことは、喫緊の課題であります。そこで市長は、本市の将来をどのように夢見て描かれておられるのか、長期的な展望をお聞かせください。
 2点目は、市政運営の大きな柱となります財政の健全化の問題であります。
 本年3月には、前市長による平成17年度から平成19年度までの3年間を実施期間とする伊東市行財政改革大綱を作成したことは、ご承知のことと思います。この中では、本市の財政状況も危機的な状況となっており、多岐多様な行政需要に対し、最少の経費で最大の効果を上げることのできる簡素で効率的な行政を推進していくことが、行政に課せられた責務となっているとし、改革推進の具体的方策といたしまして、8つの分野で41項目にわたる重点項目を掲げ、行財政改革を推進していくとされています。これらに関して、鈴木市政を継承しつつ、大胆な見直しをすると言われる佃市長としての考えをお聞かせください。
 3点目の質問は、本市において最重要課題と位置づけている「医療の充実」について、今後どのように具体化していくのか伺います。
 伊豆東海岸における基幹病院と位置づける市民病院の平成15年度業務状況は、入院延べ患者数は6万5,222人で、1日当たりの入院患者数は178.2人、外来延べ患者数は15万3,782人で、1日当たり外来患者数は521.3人であります。また、第二次救急医療の受け入れ状況は、延べ6,164人で、1日平均の救急患者数は16.8人、うち入院者数は1,336人、1日平均3.7人となっており、市民を初めとする多くの皆様に利用されている状況にあります。しかし、一方では長時間の待ち時間で診察は数分間、検査ばかりなどの苦情も非常に多く聞き及んでいるところでもあります。また、使用されない高度医療機器もあるとされています。
 現在の社会状況は、医療提供体制を初め諸制度が大きく変わろうとしており、これらの変化に適切に対処し、保健、医療、福祉サービスの総合的な提供が求められております。こうした状況のもと、市長においては市民病院を初めとする本市の医療の充実を今後どのように具体化していくかをお聞きします。
 4点目の質問は、市長が所信表明の中で述べている、「うるおいと活力あるまちづくり」のための具体的な施策として、どのような点に重点を置いて事業を進めていこうとしているのか、お考えをお聞かせください。
 私自身が考えているうるおいのまちとは、美しい自然環境、魅力ある景観、良好な生活環境であり、これらの資産を守り、生かし、そして、よりすぐれたものにすることがうるおいのまちづくりだと思っております。市長は、「うるおいと活力あるまちづくり」に積極的に取り組み、本市の活性化を図ることが最も重要だと考えていると言われておりますが、具体的な施策としてどのような点に重点を置いて事業を進めていくのか、伺います。
 5点目の質問でありますが、健康保養都市を目指して進める「健康保養地づくり」について、これまでの基本方針をどのように認識し、今後の展開をどのように考えているのか、お聞かせください。
 健康保養地づくりについては、平成10年度に旧厚生省からモデル市町村に指定され、平成11年より「元気ピア・伊東フェスタ」として各種の事業を実施し、健康回復都市伊東を全国に発信してから、健康保養地づくりを具体的に推進していることは承知をいたしておるところであります。本市には豊富な温泉、風光明媚な自然環境、豊富な食材、旅館、ホテル等の宿泊施設など、健康保養地づくりのための恵まれた条件を満たしており、これらを通しての各事業の実施により、健康回復都市宣言を踏まえたまちづくりに取り組んでいるところであります。市長の夢とされる観光温泉リゾート地として、文化と歴史を生かした、魅力にあふれ、豊かな自然の中で、楽しみと安らぎに満ちた健康保養都市伊東の実現のための具体的な施策をお聞かせください。私も何度か健康保養地づくりについて質問いたしておりますが、新しい形の湯治や県のファルマバレー構想との連携についてもお聞かせください。
 最後の6点目の質問は、あすの伊東を担う子供たちの健全な育成には、学校施設などの教育環境の整備は重要とされておりますが、その具体化についてお聞きします。
 本市には幼稚園、小学校、中学校合わせて29の教育施設があります。これらの施設は、児童・生徒が一日の大半を過ごし、学習、研修、生活の場となっており、その安全で豊かな環境を確保することはとても大切なことであります。これらの教育施設は、地域住民にとっても広域避難場所等に指定された最も身近な公共施設であり、住民の交流の場所でもあります。この教育施設の老朽化が一段と進んでおり、施設の管理者より改善の要望が数多くあると伺っております。第七次基本計画実施計画において、各教育施設の改善に取り組んでいることは承知をいたしておりますが、その計画よりも速い速度で各施設の老朽化が進んでおり、児童・生徒の安全が守られないとの危惧もあるようであります。
 本来、本市の子供たちへの教育状況や教育施設は、平等でなければならないのは当然のことであります。しかしながら、全くの同一にすることは物理的にも無理があることは理解をいたすものの、同等の教育環境を与える努力をすることは大変重要なことであります。本市財政は厳しい状況にあるのは承知をいたしておりますが、本市のあすを担う子供たちのためには、教育施設の改善は急務を要することであると思います。老朽化の著しい教育施設についての改善計画を伺います。
 以上、市長の政治姿勢について6点の質問をさせていただきました。市長の明快なるご答弁を期待いたしまして、壇上からの質問とさせていただきます。(拍手)
               〔市長 佃 弘巳君登壇〕
◎市長(佃弘巳 君)18番 久保谷議員にお答えをいたします。
 初めに、市長の政治姿勢についてのうち、今後4年間の本市のかじ取り役としての市長の抱負を伺うについて、現在、本市の置かれている環境は、さきの所信表明で述べましたとおり、国の逼迫した財政状況を背景として大変厳しい社会経済状況となっており、国と地方の税財政を見直す三位一体の改革や、広範な行政課題に的確に対応することのできる体力の強化や質の向上は、本市にとって喫緊の課題であります。加えて、観光を基幹産業とする本市の経済状況は、いまだ先行きが不透明であり、明るい展望を見出すには至っておらない状況であります。
 このような状況の中、私は、前鈴木市長の「協調と調和」の精神を受け継ぎ、市民とともに歩む、明るく行動的な市政運営を目指してまいります。そのため、行財政改革を積極的に推進するとともに、市内経済の活性化を目指した、「うるおいと活力あるまちづくり」に取り組んでまいる所存でございます。さらに、私のこれまでの政治生活の中で一貫して目標としてまいりました、「豊かな自然の中で、人々が夢を持つことのできる郷土をつくり上げること」に向けて、引き続き、全身全霊を傾けていく覚悟でございます。
 いずれにいたしましても、輝きを放つことのできる個性あるまちを構築するため、また、私の夢でもあります、「観光温泉健康リゾート地として、文化と歴史を生かした魅力にあふれ、人々が豊かな自然の中で、楽しみと安らぎに満ちた国際観光温泉文化都市、健康保養都市の実現」のためにも、本年度を伊東再生元年と定め、市政のかじ取りを行っていく所存でありますので、市民の皆様並びに議員各位のご支援、ご協力を重ねてお願いを申し上げる次第であります。
 次に2点目の、財政の健全化へ向けて、今後の行財政改革をどのように進めていくのか、基本姿勢についてでございます。
 行財政改革推進の取り組みにつきましては、さきのご質問にお答えしましたが、本市の最重要施策の一つとしてとらえ、継続的かつ積極的に、その推進に取り組んで行かなければならないものであると考えております。本市を取り巻く社会経済状況は、長引く経済不況を背景とし、観光を基幹産業とする経済は先行きの見えない状態が続いており、加えて、国と地方の税財政を見直す三位一体改革の推進などもありまして、行政運営はさらに厳しさを増すものと予測をしております。このような財政状況の中、多岐多様な行政需要に対し、最少の経費で最大の効果を上げることのできる簡素で効率的な行政運営を推進していくことが、行政に課せられた責務であると考えております。
 このため、本年3月に前市長が策定した、平成17年度から平成19年度までの3カ年の行財政改革の取り組みを示す新たな伊東市行財政改革大綱に基づきまして、行財政改革を推進していくことが重要であると考えております。市政の運営に当たりましては、自主財源の伸びが期待できない財政状況のもと、行財政改革を進める上でも、いかに財政の健全化を図っていくかが大きな柱となることは、強く認識しているところでございます。また、この大綱の策定に当たり設置されました伊東市行政改革懇談会からも、行財政改革の推進には財政の健全化は不可欠であり、市税の収納率の向上や歳出のさらなる抑制など、多くの提言を受けているところであります。
 したがいまして、今後におきましても、定型化した日常業務における従来からの慣習や先例、しきたりにとらわれることなく、不要なもの、あるいは縮小可能なものを整理し、絶えず徹底した事務事業の見直しを行う中で、支出を抑制し、財政の健全化を図ってまいりたいと考えております。さらに、市民との協働はもとより、議会の協力のもと、危機意識と改革意欲を職員と共有することにより、行財政改革を積極的に推進し、時代に即応した簡素で効率的、効果的な行政体制を整え、無理やむだのない行政運営を実現してまいる所存でございます。
 次に、本市において最重要課題と位置づける医療の充実について、今後どのように具体化していくのかは、近年の医療は、高齢社会の進展、疾病構造の変化、医療技術の発達等により複雑多様化している一方、市民のニーズは、健康管理や初期医療からリハビリに至るまで広範囲にわたっており、こうしたすべてのニーズを1つの医療機関で提供することは困難であり、各医療機関の機能分担を前提とした病病連携、病診連携を図ることが必要であります。このため、医療は患者さんの身近な地域で提供されるのが望ましいという観点から、市内の診療所を中心とした、かかりつけ医等は、地域における第一線の医療機関として位置づけがされ、他の医療機関との適切な役割分担を図っていくことが望ましいと考えております。
 先ほどの質問にもありましたように、市民病院においては待ち時間が多い、検査ばかりだ、高度医療機器を使っていない、そういうようなお話もあるわけでありますが、そういうものにおいても市民病院の管理者ともしっかりと話をこの間はしてきて、これから市内の医療機関と市民病院との連携による患者紹介率の向上、また、市民病院の二次医療機関としての機能と役割を十全に発揮するよう求めてきたところでもあります。また、医療提供、医療機器等の共同利用の実施等を通じて、かかりつけ医等を支援する地域医療支援志向型病院として紹介率30%以上を目指すとともに、治療、検査等の終わった患者さんには、さらに身近な診療所等で診ていただくという逆紹介のシステムを確立してまいりたいと考えております。
 また、昨年3月から順天堂大学医学部附属静岡病院を運航拠点としたドクターヘリが開始されたことに伴い、市民病院では、順天堂大学医学部附属静岡病院を初め、県立がんセンターや県立総合病院、県立こども病院等と重症救急患者の搬送におきましてドクターヘリの支援を求め、第三次救急医療機関等との病病連携を図ってまいりたいと思っております。
 さらに、静岡県では静岡県診療情報総合ネットワーク整備推進事業として、医師の診断所見や検査画像、他の医療機関への紹介状作成など、電子カルテシステムの基本部分を、各病院が共通して使用できる静岡県版電子カルテシステムを開発し、県内病院の電子カルテシステム導入を促進する計画を進めております。このような電子カルテシステムの導入、普及が進むことにより、患者さん中心の医療サービスの向上、各医療機関の連携の促進、医療の質の一層の向上などの効果が期待できるところであります。
 以上のことを踏まえ、市立伊東市民病院は、市内医療機関等との機能分担と連携システムの構築を着実に進め、市民の医療ニーズや市民の病院への期待に早期にこたえるよう、より高度で総合的な医療機能を保有した新病院建設の構想を策定してまいりたいと考えております。
 次に、「うるおいと活力あるまちづくり」のための具体的な施策として、どのような点に重点を置いて事業を進めていこうと考えているのかでございます。
 ご承知のとおり、本市には海、山、高原、そして豊富な温泉など豊かな自然環境に恵まれ、さらに、先人の英知とたゆまぬ努力によって培われてきた歴史や文化などさまざまな資源が豊富に存在しており、古くから温泉場として全国に知られ、多くの観光客でにぎわう観光地として発展をしてまいりました。しかしながら、現在においては、愛・地球博や、首都圏における温泉利用施設の開園、さらには大型テーマパーク、また全国観光地化などの影響を受け、本市の観光産業を初め、商工業等を取り巻く状況は非常に厳しく、観光産業の振興は本市にとって緊急の課題であると認識しているところでございます。
 このような状況を踏まえる中で、観光の活性化を図り、本市の将来の観光のあり方を示す観光基本計画に沿い、市民と観光関連事業者とともに歩む協働のまちづくりを実践し、「うるおいと活力あるまちづくり」に積極的に取り組み、まちのにぎわいを取り戻すべく、多様化する観光客ニーズに対応するため、新たな観光資源の発掘やイベントの見直しを図るとともに、他の地域にない特色ある質の高い観光地づくりを目指すため、新たな輝きを放つことのできる観光温泉健康リゾート地を創出することが、あすに夢や希望を持つことのできる市民生活や活気あふれる市内経済の活性化を図る上で、重要なことであると考えております。そのためにも、地元商工業者、消費者との信頼とコミュニティーを創出していくことが大切であり、今後も、商工業振興にかかわるまちづくりや集客を高める事業を推進し、市民と商工業者の意見や要望を取り入れる中、活力ある産業振興を図ってまいりたいと考えております。
 このことからも、議員ご質問の「うるおいと活力あるまちづくり」につきましては、少子高齢化社会が進む中で、健康をキーワードとして、本市の恵まれた自然環境や豊富な温泉を活用しての、健康文化を体験することができる伊東温泉ならではの温泉療法や、市内各所に温泉情緒を醸し出す足湯の建設や、ゆったり、のんびり市内を周遊できる遊歩道の整備、地域の特性を生かした海の幸や山の幸を活用した健康増進のための健康食の開発、自然を活用してのウォーキングや地びき網、遊びを通じての磯遊びや農業体験など、さまざまな体験ができるイベントなどの展開も積極的に図る中、市民や観光関連事業者と官民協働を一層進める中で、本年度策定中であります第八次基本計画にこれらの事業を盛り込み、市民や観光客の健康づくりと市内経済の活性化を目指した、「うるおいと活力あるまちづくり」を形成していく所存であります。
 次に、5点目の健康保養地づくりの基本方針をどのようにとらえるかについては、本市は、豊富な温泉を初め、風光明媚な自然環境や文化・スポーツ施設、散策コースなどの資源のほか、旅館、ホテル等の宿泊施設も整っていることなど、健康保養地づくりのための恵まれた条件を満たしていることから、平成10年度に、旧厚生省から健康文化都市モデル市町村の指定を受け、健康保養をキーワードとするまちづくりが進められているところであります。このため、健康回復を実感できる環境の創造や市民が健康に住むことのできる健康保養都市を目指し、健康保養地づくり計画を策定するとともに、観光協会、体育協会等の主要団体の参加を得まして、本市の観光都市としての発展を図るため、健康志向の増進やスポーツの振興を柱として、伊東市健康保養地づくり実行委員会が組織をされております。
 具体的な取り組みといたしましては、実行委員会を中心に、健康保養地フォーラムや健康回復イベント「元気ピア・伊東フェスタ」などの事業を実施するとともに、平成12年2月に健康回復都市宣言を行うなど、健康保養地のPRが図られてまいりました。また、これまで、健康増進ツアーや、ゆったり湯めまちウォークなどの健康保養プログラム事業、伊東オレンジビーチマラソン大会のスポーツ振興事業、健康づくり教室や健康まつりなどの市民健康づくり事業なども実施され、今月12日には、健康フェスタ2005を多くの市民の参加を得て実施したところであります。今後、より一層、市民と行政との協働を強化していくことが求められてまいりましたことから、現在、平成18年度から22年度までの新たな事業計画の策定作業が進められているところであり、事業の立案、予算化、実施に努めてまいりたいと思っております。
 健康保養地づくりの基本的な考え方につきましては、まず、健康づくり等の場については、市民が利用しやすく、観光客にとっては魅力のあるものにするとともに、市民と観光客の触れ合いの機会をつくり、市民と観光客がともに元気で過ごせるようにしてまいりたいと考えております。また、豊かな自然や豊富な温泉、歴史、文化、多様な観光施設といった伊東の地域資源を最大限活用することで、本市ならではの魅力や価値を生み出すように努め、さらには、ウエルネスの視点でまちづくりを進めるファルマバレー構想と連携し、科学的手法による健康づくりや温泉、食材などの資源を生かしたネットワークづくりに配慮するとともに、健康保養地づくりを通し、観光と農林漁業や商業などとの連携により、地域産業の活性化につなげてまいりたいと考えております。
 このような考え方のもと、平成17年度におきましては、里山体験を通じた健康づくり、食をテーマとした地産地消運動を目指した健康食メニューの研究、市内の共同浴場等を利用した温泉や入浴に係る講習会の開催などを予定しておりますが、今後とも本市が持つさまざまな資源を市民や観光客に紹介、提供していく体制をつくることが肝要であると考えており、国や県とも施策の積極的な導入を図ってまいります。
 いずれにいたしましても、健康は豊かで充実した人生を送るための基本であり、市民や観光客の健康増進や市内経済の活性化につながるよう、市民の皆様とともに、積極的に健康保養地づくり事業を推進してまいる所存でございます。
 次に、6番目の、あすの伊東を担う子供たちの健全な育成には、学校施設などの教育環境の整備は重要とされているが、その具体化についてでございます。
 学校は、多くの児童・生徒が一日の大半を過ごす生活の場であり、地域住民にとりましても身近な公共施設であることから、安全で快適な環境整備をすることは非常に大切なことと考えております。特に、近年の学校における犯罪の増加等から、これらに備えて防犯性を備えた安心感のある施設環境の形成を図ることや、災害時の避難場所としての機能をあわせ持つ、地域の防災拠点としての役割を担うことも求められているところであります。このような観点から、学校施設及び教育環境の整備は、本市で定めた第三次総合計画でも第七次基本計画実施計画に位置づけ、事業の推進を図ってまいるところでございます。
 現在、本市には、ご承知のとおり幼稚園14園、小学校10校、中学校5校の計29施設がございます。安全で豊かな教育環境の維持のため、施設の修理や補修に努めているところでございます。しかしながら、これら学校施設は年々老朽化が進んできており、施設の維持管理には多額の経費が必要となってきております。そこで、施設の修理や補修につきましても、各学校などからの修繕要望書により連絡を受け、私も今後、現場の状況を調査、確認の上、対応可能な事案につきましては極力対応してまいる所存であります。当面は、17年度予算でご承認いただいた施設の整備に全力を尽くして、知恵を出して整備の効率化を図っていきたいと考えております。
 今後の施設整備につきましては、厳しい財政状況の中ではありますが、これからの伊東の将来を担う子供たちが、安全で健やかな学校生活を送ることができるよう、年次計画を立てて、よりよい教育環境の構築に努めてまいる所存であります。
○議長(三枝誠次 君)昼食のため、午後1時15分まで休憩いたします。
                午後 0時11分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午後 1時14分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
◆18番(久保谷廠司 君)先ほど市長から私の質問の6項目について大変詳しくご答弁いただきまして、市長の政治姿勢というものがある程度わかってきたわけなんですが、そこで各項目について、少し市長の考え方をお伺いしたいと思います。
 まず、今後4年間の本市のかじ取り役としての市長の抱負を伺う、こういうお話をさせていただいたわけなんですが、これは、先ほど市長も言われているように、行政というものは継続性でやっている。そして、今、市長がこの6月から市政を担うということでやっているわけなんですが、この予算というものは、4月から前市長の予算を継続してやっていくという形でありますから、この20日間の中で市長がすべての面で方針を示せるということはできない。ですから、これからいろいろと補正を起こしたり、いろいろなことはできてくるでしょう。そうした中で市長が市長なりに考えていること、先ほども出ていましたが、佃カラーというものをぜひ前面に出して、市民の皆さん、それから私たちにもお示しいただきたい。このことをまずお願いしておきます。
 そこで、夢のある伊東市をつくりたいというお話ですね。確かに市長として市民の皆さんに語るにはロマンがなければいけないということで、私も理解するわけなんですが、本市の体力の強化とか観光産業を主とする伊東市の経済状況が大変厳しいという認識の中で、これから進めていくという中で、まず2点目の財政の健全化についてお伺いしたいわけなんですが、これは私も壇上で申したように、平成17年度から19年度までの行財政改革大綱という中で、鈴木市長が8つの分野で41項目にわたる大綱を発表しているわけですね。この中に確かにすべて行財政改革をやるためのいろいろな問題が網羅されているわけなんですが、その中でも市長として重点的にこの問題だけをやりたいなというものがあれば、まずそれをお示しいただきたい。
 それから市税等の自主財源が伸びないということを先ほどもお話をされたわけなのですが、その中でも市税の収納方法ですね。要するに、市税の収納方法と、伊東市は滞納が税と料で51億円というような数字が出ているわけなんですが、たしか前回の定例会で、滞納整理に当たる一つの組織を庁内につくってやるというようなお話を聞いたわけなんですが、その進展と、県の方が今たしか言っているはずなんですが、広域で滞納整理をする専門家を集めて、一部事務組合をつくって、そして滞納整理をやるというようなお話も伺っておるわけなんですが、その点についてぜひお答えいただきたいと思います。
◎市長(佃弘巳 君)そういう中で滞納というのは、静岡県、前は74市町村あったわけでありますが、下からナンバー・スリー、これは熱海、伊東、東伊豆が滞納の率が大変悪いということで、私も県にいるときに、県が中心になって一部事務組合を組織して、熱海の財務事務所が主導で物事をやっていくべきだということを質問した経過もあるわけであります。
 それが16年度から熱海の財務事務所を中心にする中で、実は市県民税ということで、各地区の公共団体の課税権という権利が県、また市町村にあるわけで、課税権をもとにした中で、市県民税という名称を使っておるわけでありますが、これを県は、伊東市の場合には伊東市へと委託をして徴収をしていただいたわけであります。それによって7%を手数料というか、それを伊東市に払っていたわけでありますが、そういうしわ寄せが県税に及ぼしてくるということで、県も積極的に前に出る中で、一部事務組合をつくるというのは、これはいろいろ制約をされたり大変なものもあるということで、財務事務所を中心に3市町との連携を持った中で、県が今、積極的に中心になって進めてきておりますし、1カ月に1回ずつ課税職員との話し合いをする中で、県が補てんをするための差し押さえ、そういうものも積極的に進めてきております。
 また、この17年1月からは静岡県が中心になって、静岡県の地方税の一元化ということで、仮称でありますが、静岡県地方税機構というものを設立をする中で、これからは静岡県は市町村と連携を持った中での徴収事務一元化を進めていこうということで、この17年1月から静岡県が中心になって徴収を積極的に進めていこうということでスタートしておるわけであります。そういうものにおいては、これからも伊東市の滞納整理においても、伊東市は伊東市の独自で進める中で、県とも協調した中で積極的に収納率のアップを図っていきたいというふうに思っております。
 これから重点的にどのようなものをやるかというのは、国の方で示した職員給与の適正化、そういうものを2010年までにやれという方針も出ております。ここらも国絡みのものはもちろんやっていかなければなりませんし、ほかのものにおいても職員組合とこれから積極的に話し合いをする中で、職員給与の適正化も図っていきたい。それと、先ほど申し上げました収納率のアップ、そういう中によって財源の確保をしていきたいというふうに思っております。
◎総務部参事兼収納課長(青山忠 君)徴収対策本部会議につきましてお答えをいたします。
 ただいま4月に入りまして、課長レベルの会議、または、コンビニ収納を今重点的に進めるというふうなことで、担当者レベルの会議等を開きまして、コンビニ収納をまず目的に、連携をとってやっていくというふうなことで重点的に進めております。
 以上でございます。
◆18番(久保谷廠司 君)今、いろいろお示しいただいたわけなんですが、先ほど私も申し上げたように、税と料、これで51億円の滞納があるということで、これは私は何度も言わせていただいておりますが、ちゃんと納めている方との平等性という上においては、非常に問題があるわけなんですね。ですから、そこいらを今お示しいただいたような一部事務組合であるとか、それから庁舎内のそういう特別組織であるとか、そういった中でぜひ一般の市民のちゃんと納めた方が守られる、そういうような税体系を必ずつくり上げていただきたい。このことだけを申し上げておきます。
 それから、市長が先ほど国絡みの人件費の問題というお話をいただきました。確かに私も何回かこういう質問をさせていただいておりますが、これは平成15年度の市政報告書によると、給料と職員手当等という、この2つがあるわけですね。それで、総支給額でいくと、この2つで大体5割ずつぐらいというような形になっているわけですね。これは一般の民間の方に言わせると、こんなに手当があっていいのかと、そういう問題に突き当たるわけですね。私は役所の皆さんの給料というものは絶対高いとは思っていません。ただ、手当なんですよね。手当によって、すごくもらっているように形がなってしまうんですよ。
 そうした中で、特に平成20年ですか、調整手当をなくすという話があって、これは15年度ベースで2億6,166万8,000円という形になっています。これは私は前にもそういう前市長の説明の中で、毎年毎年少しずつ切っていくのかと思ったんですよね。7%落とすのかと。それで最終的に20年でゼロになるのかなと思ったら、依然として7%の高水準で行っているわけですよね。ここいらは一番先に手をつけていただきたいなと。
 先ほど人件費の問題で、人を減らす云々ということも出ましたが、そこいらは私は人を減らすということではなくて、今の議長がよく言われるワークシェアリングとかいろいろな手法もあるわけですから、人を減らすということよりもワークシェアリングを使うとか手当を減らすとかということで、民間の方々が納得する形で給与体系をつくっていただきたい、こういうふうに思うわけなんですが、その点についてお考えがあればお聞かせください。
◎企画部長(杉山雅男 君)職員手当の関係でございますので、以前から私の方で説明させていただいておりますのでお答えさせていただきます。
 特に調整手当の問題でございますが、調整手当につきましては、平成20年にゼロとなるということでございまして、それにつきましては、組合の方に、言うならば一遍になくすことは大変であろうから段階的なことでもできないだろうかということの提案はしてございます。ただ、伊東市が助役、それから市長がこのような状況になりました関係で、昨年の10月以降、そういった話し合いもできないような状態がございますので、また今後、市長、助役を交えた中で組合とは話し合って、議員おっしゃるような状態での話し合いを進めたいと思っております。
 以上でございます。
◆18番(久保谷廠司 君)市民の皆さんから役所の職員に対する羨望のまなざしというのがございますから、ぜひ適正な給与体系というものを構築していただきたいということをお願いしておきます。
 それから、これは答えられれば答えていただきたいんですが、たしかけさの新聞なんですが、総務省が地方公務員が公務時間内に組合活動をしながら給与を受け取る、やみ専従について、全自治体を対象にした初の実態調査を行う方針を決めたということが、きょう新聞に出ております。その中で、旧自治省は過去に、やみ専従の解消を求める通知を数回出した。しかし、大阪市でことし1月から4月だけで4,400万円が給与に支給されていたことが発覚するなど、一部の自治体で不公正な実態が残っているため、詳細な調査が必要と判断したという報道があるわけなんですが、この点について伊東市はそういったものがあったのかどうか、その1点だけお答えください。
◎企画部長(杉山雅男 君)お答えいたまします。
 私、その新聞を見てございませんけれども、伊東市はそういうようなことはないというふうに断言できると思います。
 以上でございます。
◆18番(久保谷廠司 君)なくてよかったというふうに私も思っております。
 そこで次に、医療の充実について、3番目の質問なんですが、この点についてお聞かせをいただきたいと思います。
 先ほど市長が私の質問に対して、電子カルテを使うとか、いろいろなお話をされたわけなんですが、先ほど新病院についての建設に対する相当の議論がありましたから、私は新病院には関係なく、今の市民が一番市民病院に望んでいることについて市長にお話をお伺いしたいと思います。
 これは、先ほども市長が言われた県内病院の電子カルテシステムを導入し、促進する。そういう形の中で、市長がよく言われるオーダーメード医療というのがございますね。電子カルテシステムと、市長の言われるオーダーメード医療というのは、どういうふうに整合性を持たせて、また、連携できるのか、その点についてお聞かせ願いたいと思います。
◎市長(佃弘巳 君)この電子カルテシステムというのとオーダーメード医療というのは、オーダーメードというのは、その人々によって、遺伝子、細胞によって人間は一人一人が変わってきておるわけであります。この研究を今、県の方は活発に進めていこうということで、がんセンターのところへ研究所を県はつくっております。これが来春には完成をした中で、その人の遺伝子、細胞に合った治療を進めていこうというオーダーメード医療、こういうものが遺伝子と細胞の絡みの中でのその人に合った治療をしていこうということで、これからは県も積極的にそれは進めてきております。
 あと電子カルテシステムというのは、今までの診察、そういうものを全部、電子カルテに入れて、そのカードを持って違う病院に行ったときに、その人の診察結果がわかる、これが電子カルテということになってくるわけであります。今この電子カルテを進める中で一番の問題点は、関連しておる電子メーカーが4社ある。4社のものが、4つが連合体で結べないということがあります。ですから、そこらによって、電子業界が今までは2大勢力になってきたわけであります。今、液晶テレビとプラズマ、こういう競争心があるわけです。昔にはベータとVHSのビデオの場合があったわけで、こういう電気機械が入るときには必ず2大的なものが出てくるということがあります。
 今、県の方はこの4メーカーに対し、うまく結合ができないと、これをやった意味もないわけでありますし、そこらを県立病院、がんセンター、順天堂大学、また東部医療センター、ここらが同じ機種を使っていけば、電子カルテを導入しても、それはどこへ行ってもカードを持っていけば診れるシステム、それに私は伊東の市民病院も、この県の方針がしっかりした中で、伊東の市民の方々も電子カルテシステムを導入していけば、開業医の先生方、また中核病院、高度医療、ここの連携がスピーディーにできる。そういうことで、県の方が進めておるこの電子カルテシステムが完成をするというか、その決定をした中で、伊東市もそれに参入をしていきたいということで、電子カルテシステムを今見守っておる最中で、話は県の方にはしてあります。
 以上です。
◆18番(久保谷廠司 君)市長の方から、電子カルテシステムの導入によって、先ほどの答弁の中で、患者中心の医療サービスの向上ができる。それから、各医療機関の連携の促進ができる。それから、医療の質の一層の向上ができる。この3つをお示しいただいたわけなんですが、私も患者サイドに立った病院というのは、これからとても必要だと。確かに先ほどの新病院の議論もありましたが、患者さんは今が大事なんですね。将来に向けての構想も確かに大事です。しかし、現実の問題とすれば、今の病院がどうであるかというのが大事だと私は考えています。
 ですから、そういった面で、少しほかの面から質問をさせていただくわけなんですが、市長が言われた、前助役、前市長が本市の病院でなくて、ほかの病院の治療中に逝去されたということで、これは非常に残念なことだ、そういう言い方もされております。私も確かにそのとおりだと思います。そうした中で、これは地元新聞紙が取り上げていることなんですが、ちょっと読まさせていただきますが、伊東の市立病院に対して、「長時間待ちで数分限りの診察の中で、すぐに検査漬けではなく、患者の体や心の面に優しく耳を傾けてほしいと思うのは、私のわがままでしょうか。患者との信頼関係ができるすばらしい病院にしていただきたい」と、こういう投稿があるわけですね。
 私もこれを見ていて、自分の姉も市立病院で実は亡くしておりますから、そのときの経過も踏まえて、大変残念な今の状況だというふうに思いますし、その中にこういう報道もあるわけですね。「診療報酬のあり方が医療の姿をゆがめるケースは非常に多い。その中で、例えば3時間待ちの3分診療と称される外来診療に関しては、長時間説明しても病院の再診料は原則580円と低い。病院経営のためにも短い時間で何人も回転させて診る必要に迫られている」と、ある病院勤務医が言っているわけなんですね。これを見ると、伊東にもそういうことがあるのかなというふうな思いもあるわけです。確かに患者の皆さんから、伊東病院は待たされるよと。
 私、一回質問させていただいたのは、確かに待たされる原因として、救急の患者が入ってくるから待たされる。しかしながら、その前に外来は何時ですよという受け付けをしているわけですよ。ならば、救急の患者さんが入ったら、何でその方にすぐ、救急の患者さんが入ってしまったから診療がおくれますよということが言えないのかという質問をしたんですが、その答えはまだ聞いておりませんが、こういった医療に対する市民の目というのは非常に厳しいものが出てきているのは確かですね。そういった面から、これからの市民病院をどういうふうにしていくのかなということをお聞きしたいのが1点です。
 病院の理念として、市立病院のホームページに出ているわけですね。その中に、「市民の信頼を獲得するよう」と書いてあるわけですね。それで、患者様本意で良質かつ安全な医療を誠意を持って提供することだと。そのために、市民の健康づくりのお手伝いをする。健康医療情報の発信基地。市民の声に耳を澄ませて、笑顔で手際よく対応する。医療の安全に万全を期す。それから、元気が出るように療養環境を改善する。チームワークと連携を大切にする。職員の気合いと意識改革で効率的運営を行う。この7つの項目が病院の理念として出ておるわけですね。しかし、私、市立病院を利用する方から、これにそぐわないことをよく聞くんですよね。そういった関係について、病院は一番重要な人の命を預かることですから、これからそういったものに対する、例えば地域医療振興協会が今、管理していますから、そういったところとどういう話し合いがされているのか、その2点、お聞かせ願いたいと思います。
◎市長(佃弘巳 君)そういう中で、先ほども答弁させていただいたわけでありますが、3時間待ちの3分治療とか、また高度機械を使っていないとかというご指摘を受けたわけでありますし、私もこの間、市民病院を見学というか、そういう現場をよく見てきた中で、救急医療、普通診療、そこのすみ分けもしていく必要もあるでしょうという話もしてまいりました。
 また、診察時間、そういう予約制をしてあったものにおいて1時間、2時間、時間が過ぎてしまう場面もあるということで、今までは予約時間を1時間単位にしてありました。そういうものを今度は30分単位にする中で、今の医療の中では医者の説明責任が出てきて、実際に診察をする時間と説明をする時間が今度は倍になってきておるということで、そこで時間を費やしてしまうと、伊東の市民病院は1日約500人ぐらいの外来患者さんがありますもので、あそこの狭隘なところでの診察というのは、機械を導入したりして無理なところもあるなということは、この間の視察ではっきりわかりました。ですから、そういう中ではこれからの中核病院を担っていく中で、ソフト的にできるもの、そういうものは地域医療振興協会に積極的に進めていただくべきだと。
 それとあと時間がたって待っている患者さんたちに対して、ソフト面で、今、何時の予約の患者さんを診ておりますというものをちゃんと患者さんに知らせることもサービスの一環でありますよという話もして、そういうものも改善をできるように院長もこれから努めてまいりますと。また、そういう中での待つところが狭隘であるということで、待合所ももう少し工夫をして整備をしていったらどうだということも申し述べてきておりますし、そういう指摘事項というものはしっかりと私も現場へ行って、現場を見る中で話し合いをしていくのが一番いいなというふうに思っております。
 今指摘されたものは、また機会があれば市民病院の方へと行って、院長また理事者の方々と積極的に話し合いをする中で、改善できるところはどんどん改善をしてやっていきたいというふうに思っております。
○議長(三枝誠次 君)暫時休憩いたします。
                午後 1時41分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午後 1時42分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
◆18番(久保谷廠司 君)市長の方から、市長のいつも言われる、現場を見てそれで対応するという行動的な市長のそういった物言いに私は期待して、これからの市立病院がよくなることをまずお願いしたい。
 それから、先ほど言った地域医療振興協会、この関係なんですが、病院の理念と先ほど私が申し上げましたのは、伊東市ではなくて、地域医療振興協会が出した病院の理念だと思うんですよね。そうすると、この地域医療振興協会が出した病院の理念というものは、伊東市も承知しているということで理解していいわけですね。でしたら、こういったことについて伊東市が地域医療振興協会とどういうようなお話をして、こういったものに対する対処をしているか、そこをお聞かせいただけますか。
◎保健福祉部参事(石井松男 君)お答えをさせていただきます。
 先ほどご質問がありました病院の理念の関係でございます。これは確かに、現在の市立伊東市民病院を運営しております地域医療振興協会が作成をし、私どもの方に示し、また、市民の皆様の中へ掲示をしているところでございます。これは、先ほど議員からご指摘がございましたけれども、理念ということでございますので、個々のケースについて、なかなかそれとそぐわないような対応が個々の職員についてあったのではないか、そういうようなご指摘もいろいろ受けておりますし、その都度、私どもの方ではそういったお声を聞いて、それをその職員、あるいはそういった部門の責任者に伝えるという形での対応をさせていただいております。
 こういうもの全体としての問題でございますけれども、これはこれまでお話をさせていただいておりますように、年に4回、市長、助役、保健福祉部長、参事、それから先方は地域医療振興協会の理事長であります吉新理事長、先方の総務担当の理事、向こうの本部の部長、さらに市民病院の中では市民病院の管理者等すべて交えまして、病院運営、それから病院事業の運営についていろいろ意見交換等をしております。そういう中で、個々に、大きいものについては、先ほど市長からお話がありましたように、これからも検討、指示等、あるいは要請をして改善をしていきたいと思っています。個々にその都度その都度出てきた問題については、病院事業課等を通じまして管理者にそれぞれの改善を求めている、そのような状況にございます。今後もそういう形で一つ一つ改善に努めてまいりたい、そのように思っています。
 以上です。
◆18番(久保谷廠司 君)今、参事の方からそういう説明を受けたわけなんですが、とかく市立病院に対するいろいろな意見というのは多いわけですね。それで、確かにさっき市長が言われたように外来が500人以上あって大変な混雑ぶりであるということを勘案しても、市民の負託にこたえられる市立病院であって初めて市立病院だというふうに私は思うんですよね。ですから、そこいら、年4回と言わず、事務方の方は常に地域医療振興協会との間でいろいろな話し合いをして、よりよい病院運営をするようにぜひしていただきたいと思います。
 それでは、次の質問に移りますが、「うるおいと活力あるまちづくり」について、先ほど市長が観光基本計画にのっとり、いろいろなものを見直しつつ、市長の夢だと言われる観光温泉健康リゾート地伊東というものをつくりたいと。そして、その中には地元の商工業者との協働の中で、活力ある産業の構築、そして観光客にも市民にもゆったりのんびり、それで足湯の建設、こういうふうなお話をるるされたわけなんですが、これは18年から始まるんですかね、第八次基本計画に入れるよというような市長のお言葉ですから、私はこの第八次基本計画を期待を持って見ていきますので、ぜひよりよい基本計画をおつくりいただきますよう、これはお願いしておきます。
 それから、先ほど私が言ったうるおいのまちというのは、美しい自然環境、それから魅力ある景観、良好な生活環境であるということを申し上げました。この中で今、伊東市においては高層マンションの問題であるとか、先ほど出ました環境保全を目的としたスコリアの問題であるとか、いろいろな問題がありますが、これらはぜひ市長のリーダーシップで、後追いの法はかけられませんが、新しい条例をつくるとか、いろいろなことがこれからされると思いますが、そういった面でぜひお願いしたい、こういうふうに思っております。
 それでは、次の質問は、健康保養地づくりについて質問させていただきます。
 先ほども市長の方から、県のファルマバレー構想との連携という話、それからこれは市長は言いませんでしたが、新世紀創造祭のアフターファイブという事業を、たしか市長が県に行っているときに多分市長が県の方に言ってつくった、そういうものだと思いますが、このアフターファイブについて年3億円というようなお話を聞いて、それを3年間ということですか、ということは9億円ですか、その事業を、これは行政がやるのではなくて、やる気のある民間が出てきてやってほしいというような話がたしか出ていたはずなんですが、そういった面でやる気のある民間というものが果たして出ているのか、そこいら辺のお話をひとつお聞かせ願いたいのと、健康保養地づくりについては温泉と健康、温泉療法などのことが取り組まれるはずなんですよね。それで、伊東市は特に旅館、ホテルという宿泊施設を大分持っているわけですね。そうした中で、昔やった――昔といっても数年前ですが、連泊システムであるとか新しい形の湯治という話が出ているわけですが、そこいらについての見解があればお聞かせ願いたいと思います。
◎市長(佃弘巳 君)第1点目の質問は、新世紀創造祭5周年記念として、県としても伊豆半島のよいものを見出した中で、伊豆半島から県内へ発信をする、また県外へ発信する、また外国へ発信する、そういうすばらしいものをこれからは県主導で進めていくべきだということで、特に県は創知協働の時代ということを石川知事もうたっております。それは県民の方々とともに知恵を出し合って物事をつくり上げて事業を推進していこうということで、これは県の方が伊豆ブランド創生事業ということで、平成17年度から3億円ずつ3年間、9億円を投入して、伊豆のブランドをつくり上げていこうということでスタートしたわけであります。
 具体的には、今、伊東の場合には国が進めておりますビジット・ジャパンに乗った中での観光宣伝をしていこうということで、芸者衆を使った中で、これから外国大使館、また、受け入れ体制などプロモーション、そういうものによってとりあえず900万円の事業化をして、これから温泉情緒をもとにした中での伊東市の発信をしていこうということで、まずこれは1点、今内示はされております。これを今、第1点は挙げていこう、ブランド事業として伊東市は進めていこうということで具体的にはもうなってきております。これからそういうまだまだほかのものも伊東としては、伊豆半島のブランド、伊豆半島しかないようなもの、そういうものを進めていきたいというふうに思っております。
 また、平成17年度からいろいろな観光事業においては、今までは県、市に補助金は来ていたわけでありますが、これからは民間の方々に補助金を出しますよと。それで市の方がその事業を推薦していただくものにおいては、取り上げていきますということで、国土交通省の観光振興課が今、主体となって、共同事業を積極的に17年度からビジット・ジャパンの中で取り入れてまいりますということで、それにおいても伊東市が当てはまるもの、そういうものはしっかりとこれからの外国人来遊客の方々の受け入れ体制も進めていきたいというふうに思っております。これからも、国の施策が今までの補助対象と流れが変わってきております。ですから、民間の方々がしっかりと物事を進める中で、行政はどれだけの協力ができるかというものも進めていかなければなりませんし、先ほどのインターネットの関係もあります。そういう情報というのが行政よりも早く民間の方々へ流れる場面もあります。ですから、そういうものは官民が一体となって、これからの伊東市のまちづくり、また、うるおいのあるまちづくり、そういうものを積極的に進めていきたいというふうに思っております。
 以上です。
◆18番(久保谷廠司 君)今、答弁がなかったわけなんですが、連泊システムを考える思いがあるかということと、新しい湯治について、いろいろな事業はどうだという質問をしたわけなんですが、答弁が漏れているから、その点お願いいたします。
◎市長(佃弘巳 君)一時は伊東の伊豆半島の連泊、そういうものは企画をして進めた経過もありますが、これからは、そういう連泊ということも必要でありますが、予防医療、またウエルネス産業、そういうものを絡めた中での健康増進によったメニューづくりをしていく必要がある。それに連泊とか3連泊とか、また長ければ1週間単位の連泊、そういうものも必要にもなってくるというふうに思っておりますし、先ほども話をしたような、連泊、また3連泊、そういうものの付加価値を高めた中でのいやしの観光地伊東というものをこれからは目指していきたいというふうに思っております。
◆18番(久保谷廠司 君)わかりました。
 それから、先ほども私が申し上げたビジット・ジャパンの中の問題と、県の創造祭アフターファイブということでお話をさせていただいたわけなんですが、伊東にも民間ですごくやる気がある方がいらっしゃるんですよね。ここであえて固有名詞は申し上げませんが、その方が他の地区、東伊豆町であるとか、それから中伊豆町であるとかというところで非常に活動しているわけなんですね。私、観光カリスマ的な人間だなという感じを持っている人がいるんですが、そういう方が伊東から離れた経過というのを聞きますと、行政側との余りにもかけ離れた物の考え方だというようなことを言われたみたいですが、私は違うと思うんですよね。新しい感覚を持った方が新しいそういうものをつくるというのがとても必要だと思うんですよね。そういった観点から考えますと、伊東市に在住している方でそういう方がいらっしゃるなら、ぜひ使っていただきたい、こういうふうに申し上げておきます。
 それから、最後の質問に移らせていただきますが、これは学校施設などの教育環境の整備についてということでお話をさせていただきました。市長から先ほど非常に明快な、そして前向きな答弁をいただいたわけなんですが、ちなみに今、学校からの要望というのは小学校で81件、中学校で50件、幼稚園で33件の計164件だと承っております。そうした中で、先ほども市長が言われたように、こういった財源の中ですから非常に難しい問題はある。だけれども、何とかやっていきたいというお話も聞いたわけなんですよね。
 それで、17年度における学校建設費の学校施設及び修繕等の事業というのが700万円しかないわけですね。そうすると、164件のうち果たして700万円でどのぐらいできるのかなと、私は非常に疑問を持つわけなんですね。ですから、危険性の高いものからやるというのは当然のことであるし、前にもお話しした防火シャッターで挟まれて死んだとか、そういう話もあるわけです。それからまた、市長の言われるような暴漢が学校に入り込んで大変な目に遭ったというような学校もあるわけですね。そうすると、当然のこととして、この700万円という予算で何ができるのかなと非常に疑問を呈するわけですね。ですから、市長が言われるように、教育環境の整備だということを重点的にやるとなると、ここいらが多分後々補正でのってくるのかなというような思いがあるわけですね。
 まず、市長はまだ就任して20日余りということで、こういった細かいところまではっきり数字がつかめていないと言っては失礼ですが、多分大まかでしかわかっていないと思うんですよね。そうした中で、164件にわたる学校の要望事項をどういうふうにしていくのかなと。そこいらの見解をまずお聞かせ願いたいと思います。
◎市長(佃弘巳 君)先ほどの観光の関係の話をさせていただきたいわけでありますが、確かに湯ヶ島とかでいろいろ運動をしている人もおります。これは、はっきり言って、私もその本人は知っておりますし、私のパイプの方が国・県には強いです。ですから、この間も東京で市長会がありました折に国交省へも行って、その旨のフォロー、またバックアップはしっかりしてやってくれということで話をし、また、私のところへも国の方の17年度国会できょう通る資料をもらって、それもすぐに観光課の方で取り入れてやれるようなものも進めてきておりますし、そういうものの人材、また人脈というものは私もしっかり持っております。そういう中では、これからもいろいろな人材、人脈を使って、物事を国・県とも進めていきたいというふうにも思っております。
 それと学校施設の関係で、確かに膨大な修理箇所が上がってきております。予算が700万円しか本年度つけてはないわけでありますが、そういう中で知恵を出してやればできるような小さな修理箇所、そういうものもありますので、それも学校の先生が直せるものもあるというふうに思っております。ですから、私もまた学校関係者からもそういうことは言われておりますので、幾つ直せるか、それは17年度でこれから私も現場を見て、直せるところはどんどん直していこうというふうに、限られた700万円の予算で大きな効果を出していこうと思っております。
 そういう年次計画がなかったために、いつやってくれるかわからない不安というのも大変多くあるわけで、実は一昨日も体育館へ侵入をしたということも聞いておるわけであります。そういう防犯面においてもしっかりしていかなければならないというふうに思っております。そういう中では、今後、年次計画をする中で、学校の関係者が安心できる、そういうものをつくり上げていきたいというふうに思っております。
◆18番(久保谷廠司 君)市長から積極的なお言葉をいただきましたので、学校関係者は大変喜んでいるのではないかというふうに思います。私も限られた予算の中でやるということは、よく承知をいたしておりますが、将来を担う子供たち、伊東を担う子供たちですし、危険があってはいけないということを十分留意されて進んでいただきたい、このように思います。
 また、市長はまだ登庁してから20日余りということで、非常に精力的にその中で業務をこなしながら、外へも出て、いろいろな施設を見たり、大変行動力があってやっていただいておることを承知いたしておりますし、今後、十分留意されて、ぜひ佃カラーが満遍となく出る、そういうものを期待して、私の代表質問を終わりにします。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(三枝誠次 君)以上で、正風クラブ 久保谷廠司君の代表質問を終わります。
 質問準備のため、暫時休憩をいたします。
                午後 2時 1分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午後 2時 2分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
 次に、会派自由民主党 森 一徳君の代表質問を許します。
             〔8番 森 一徳君登壇、拍手〕
◆8番(森一徳 君)こんにちは。会派自由民主党を代表し、新市長の所信表明に関し、以下5点の質問を通告に従いいたします。
 まず、佃新市長、おめでとうございます。鈴木前市長の突然の逝去、その後の選挙と大変慌ただしい中での2カ月間であったと思います。地方の市町村が財政的にも経済的にも大変な状態の中、県議会議員から市長に立候補するということは、大変な決意があっただろうと推察いたします。ぜひとも県議会議員10年の経験を生かし、伊東市発展のため最大限のご努力をお願いしたいと思います。また、私は前市長鈴木氏死亡の知らせを聞き、ご自宅に伺い、まくら元でそのお顔を拝見したとき、市政の長がその道半ばで、病気だったとはいえ、職務を遂行できなくなったことを思うと、さぞ無念だっただろうと、いろいろなことを思い出し、万感胸に迫り、目頭が熱くなりました。改めて鈴木前市長のご冥福をお祈り申し上げます。
 質問に入ります。市長の所信は5つのテーマで表明されました。その中より1点目の総合的な交通ネットワークの整備についてであります。
 国道135号の整備を促進するとともに、そのバイパス機能と同時に避難路と位置づけされる中部横断道路について、昨年の台風時のことを考えると、その機能を発揮させるためには、網代地区へ接道させる工事を早急に着手すべきと考えるが、市長の考えを伺います。
 昨年の台風では、国道135号も伊東大仁線道路もがけ崩れ等で一時不通となり、救援車両の交通に支障を来したことは、当時、県会議員であり、その復旧に大いにその力を発揮した市長も、その実情はよく把握していることであります。近い将来、必ず起きると言われている東海地震、また神奈川県西部地震発生時の避難、救援の交通手段を考えると、両道の強化とともに、中部横断道路をどのように考えているのか、伺います。
 2点目は、観光温泉健康リゾート地の新たな創造について、その中で1つ目は、多目的総合体育館などに投資し、公式大会等、室内スポーツ団体の誘致を考えてはどうか、伺います。
 現在、観光業者の誘客は、そのほとんどを従来からの旅行業者に依存しているのが現実だと思います。昨年は浜名湖で花博、本年度は愛・地球博と、各地のイベントで伊豆、伊東へ来ていた観光客の層は、そのイベントの方に集中していると聞いております。そこで、新たな創造として健康とスポーツをテーマに、新しい客層の開拓を展開していくという考えがあると思いますが、市長のお考えを伺います。
 その2つ目は、ブルーツーリズムをどのように考え、活用していくつもりか、伺います。
 体験型の観光でグリーンツーリズムはいろいろなメニューが提案され、少しずつ実行されつつありますが、ブルーツーリズムに関しては、地びき網等が目立ったものであり、余り実行されたと伝えられてはおりません。海がある観光地として、もっと積極的に漁業関係者とともに考えていく必要があると思います。
 先月、5月中旬ですが、群馬県太田市の中学生が修学旅行で宇佐美の民宿に分宿いたしました。約100名ほどでしたが、宿に荷物を置き、直ちに海岸へ集合し、地びき網をする計画でした。しかし、生徒はちょうど引き潮で砂浜が大変広かったので、興奮し、男女とも最初は波打ち際ではしゃいでおりましたが、そのうちジャージのまま多くの生徒が泳いだり、水をかけ合ったり、大騒ぎでした。地びき網の魚の方はほんの少ししか入りませんでしたが、網を引いたという行為で満足していたようです。私もずっと海岸で見学しておりましたが、海のない地域の子供たちは、海だけでこんなに喜ぶものかと驚きました。帰りには引率の先生たちも大変喜んでいたと報告がありました。
 この光景を見ると、海の体験型の観光をもっと積極的に進める必要があるなというふうに考えましたが、市長のお考えを伺います。
 3点目に、行財政改革の今後として、1つ目は、公の施設の指定管理者制度の導入で民間が参加できるようになりましたが、職員の減員とはならず、行財政改革大綱では3年間で20人の減員としておりますが、これから指定管理者制度の導入で、現在、市が直接運営している施設が民間で管理するものが出てくると思いますが、職員を減員でなく異動だけなら、制度導入の目的と違ってくると思いますが、どのように考えているのか伺います。
 2つ目は、最重要課題として財政健全化があり、人件費の削減について抜本的に考えなければならないと思いますが、市長の考えを伺います。市税収入が減少し、政府の三位一体改革の中、交付税、交付金も減少していくと予想される中、社会保障関係費の増加はとめようもありません。政府は身に合った行政運営をしなさいと言っております。一般会計予算の3割に近づく人件費をこのまま放置できないと思いますが、現在、市長はどのように考えているのか伺います。
 以上、市長にご答弁をお願いして、壇上からの質問といたします。(拍手)
○議長(三枝誠次 君)10分間ほど休憩いたします。
                午後 2時10分休憩
               ━━━━━━━━━━━
                午後 2時21分再開
○議長(三枝誠次 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
               〔市長 佃 弘巳君登壇〕
◎市長(佃弘巳 君)8番 森議員にお答えをいたします。
 初めに、市長所信表明に関して、まず第1点の、総合的な交通ネットワークの整備について、国道135号の整備を促進するとともに、そのバイパス機能と同時に避難路と位置づけされる中部横断道路について、昨年の台風時のことを考えると、その機能を発揮させるために網代地区へ接道させる工事を早急に着手すべきと考えるがどうかについて、本市における都市基盤としての道路形態は、国道135号と、この国道を補完する主要地方道4路線、一般県道6路線、さらにこれらの国道、県道を連絡する1・2級の幹線市道60路線、一般市道1,113路線で構成されております。これら、地域における幹線道路は、活力ある経済社会活動を支えるものとして、また、地域交流の促進、さらには、通学、通勤、買い物など日常生活に密着した最も基礎的な都市基盤施設であります。
 本市は、豊かな自然環境と豊富な温泉、温暖な気候に加え、首都圏からも近い立地条件に恵まれた温泉保養都市であります。議員ご指摘のように、本市を初め、伊豆地域における道路の現状は、急峻な地形の多い中、幹線道路は大変脆弱な状況となっております。観光産業を初め、物流の確保、交通混雑の解消、三次救急患者の搬送、さらには、災害時には陸の孤島になりかねない中での他地域との連携など、市民はもとより、伊豆を訪れる多くの来遊客にとっても、国・県道を初めとする幹線道路網の整備促進は緊急かつ重要な課題であります。
 本市においては、このような現状から、国道135号の災害に強い道路整備と、慢性的な渋滞箇所である殿山地区、八幡野地区の渋滞対策が急務であります。特に、殿山地区では本来の都市計画道路として新井から吉田までの4車線化の実現による渋滞対策が、長年の懸案として国や県に対する要望活動を進める中、交差点の改良など具体的な取り組みに向け、県と相談をしているところでございます。
 また、市道の整備として、中部横断道路は、本市と熱海市を連絡する広域的な幹線道路として、熱海市の梅園町付近を起点とし、本市の八幡野地区までの総延長43.91kmで構想されております。このうち、本市に係る部分の道路延長は28.91kmであり、県道を重用する部分は16.27kmとなっております。現在施工中の宇佐美工区は、ご承知のとおり主要地方道伊東大仁線の桑原地区を工事の起点としまして、阿原田地区に至る工事延長1.26kmについて、平成7年度に着手し、平成19年度の完成を目指しております。県道交差点改良部分を除き平成16年度末における事業費は約20億円で、事業進捗率としましては、工事延長において93.9%完成し、用地買収は、面積では96.6%と大詰めを迎えておりますが、一部地権者の協力が得られず、事業が停滞している状況でありますので、地権者の理解が得られるよう引き続き用地交渉を進めていきたいと考えております。
 また、今後の計画につきましては、宇佐美観音付近から熱海市への行政境へ向かう仮称大山工区が、熱海、伊東両市長の間で、平成24年度までに接続するとの熱海・伊東地区開発推進協議会において合意がなされておりましたが、平成15年1月に熱海市の計画変更の申し出があり、平成25年度に着手をするという経緯がございます。しかしながら、宇佐美・網代間のたび重なる雨量規制による通行どめや、昨年の台風22号による土砂崩れで寸断されてしまったことなどを考慮いたしますと、本路線の整備の必要性はますます大きいものと考えております。この路線の整備に向けて、本年度から熱海市との協議を行い、本道路を国道135号バイパスとして県事業により整備していただくよう、両市共同で県に対し要望活動を進めていきたいと考えております。
 次に、観光温泉健康リゾート地の新たな創造として、多目的総合体育館などに投資し、公式大会等、室内スポーツ団体の誘致を考えてはどうかについて。多目的総合体育館の建設につきましては、平成12年市議会9月定例会においてもご質問があり、また、過去の市議会定例会においても複数の議員からご質問をいただいているところでございます。このご質問に対し、前市長は、利用者のニーズや経済的状況などを勘案し、時期を見定めた上で調査、研究を進めていきたいとの考えを示しております。しかし、そうは申しましても、今、本市が進めております重点施策であります健康保養地づくりの観点からも、温泉を活用した健康づくりを取り入れた体育施設の整備など、新たな健康リゾートの創造は、本市への誘客を図る上でも重要なことと認識しており、平成18年度からの第八次基本計画においても、体育施設の整備充実につきまして掲げていく所存であります。
 また、総合体育館を含む多目的な体育施設につきましては、近隣の伊豆市には、全日本女子ソフトボールチームが合宿を行う新天城ドームがあり、熱海市においても、南熱海マリンホールで各種スポーツ大会が行われるなど、市内外から多くの来場者があり、誘客の役割の一端を担っていると伺っております。
 このようなことからも、議員ご質問の多目的総合体育館の建設は、誘客を図る上でも有効であると考えておりますが、本市にどのような全国大会規模のスポーツ大会の誘致が最も適しており、かつ、どの程度の需要があるのかを見きわめた上で、施設の整備と立地について研究をしていく必要があるのではないかと考えているところでございます。
 また、建設費の調達のためには、国・県の補助金の活用やPFIの導入、市の資金計画等についても検討していかなければならないため、全庁的なプロジェクトを組み、広範にわたる課題について万全な体制を整えた上で調査、研究をしてまいりたいと考えております。さらに、スポーツ大会の誘致を図るためには、行政のみならず、各種スポーツ団体や観光業者との連携、協力が不可欠でありますので、大会の受け入れに関係する各種団体とも協議をしてまいりたいと存じております。
 次に、観光温泉健康リゾート地の新たな創造として、2点目の、ブル−ツーリズムをどのように考え、活用していくつもりかでございます。
 ブルーツーリズムは、島や沿海部の漁村などに滞在し、魅力的で充実した海辺での生活体験を通じて、心と体をリフレッシュする余暇活動の総称と認識しているところであり、伊東市におきましても、今までも海辺の資源を活用したマリンレジャーや漁業体験などさまざまな体験メニューを来訪者がみずから選択し、オリジナルのツーリズムをつくり上げてきておるわけであります。この施策は農林水産省の施策でもあり、農業のグリーンツーリズム、海のブルーツーリズムに係る事業としておるわけであります。生活体験の場の提供や海のイメージをさらに広げるためにも、水産祭や、地びき網、スキューバダイビング、イルカウオッチングやイルカセラピーなどを各種団体が実施しており、訪れる観光客に好評を得ているところでもございます。
 今後におきましては、第三次総合計画や観光基本計画に位置づけておりますことから、ブルーツーリズムの活用については、地域ごとに資源を生かし、地場産品を利用した郷土料理の見直し、新たな特産物の開発や、住民の技術や特技を生かした漁師料理づくり、海洋深層水を利用した干物づくり、また豆腐とか納豆とか、地域の生活が体験できるプログラムの提供を進める必要があると考えているところでございます。
 さらには、地域に滞在して、ゆっくりと過ごせるように、漁業者と宿泊施設が連携をし、体験プログラムと宿泊がセットになったパッケージツアーの提供や、地域でのブルーツーリズムを推進するための組織づくりの立ち上げも必要かと考えております。
 いずれにしましても、健康リゾート地を推進するために、地域の資源を生かし、また、第一次産業と第三次産業とのリンクによる活性化を図る意味でも、今後とも伊東市漁業協同組合を初めとした水産関係団体や観光関係団体等との連携を図りながら、幅広い視点で研究してまいりたいと考えております。
 次に、今後の行財政改革についてのうち、1点目の、公の施設の指定管理者制度の導入で民間が参加できるようになったが、職員の減員とならず、行財政改革大綱では3年間で20人の減員としているが、市長の考えを伺うとの質問と、2点目の、最重要課題として財政健全化があり、人件費の削減について抜本的に考えなければならないと思うが、市長の考えを伺うとのご質問でございますが、関連しておりますので、あわせてお答えをさせていただきたいと思います。
 本市の職員の削減につきましては、平成11年度職員数を基準とする5カ年計画において、民間委託の推進、技能労務職の退職不補充、事業終了時における定員のスクラップなどにより35人を減員する計画が策定され、適正化に向けた取り組みが進められてまいりました。この適正化の実施によりまして、平成11年度の職員数953人が、平成16年度には850人となり、計画減員数35人を大幅に上回る103人の減員が図られております。さらに、平成17年度には、地方自治法の改正により、市が直接運営してきた伊東市立養護老人ホームにつきましても、管理運営に指定管理者制度の導入を行ってきており、水道料金業務の民間委託を行うなど定員の適正化を図ってきておるところでございます。
 今後の定員の適正化につきましては、本年3月に、総務省が地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針を示し、その中で、定員管理の適正化につきましては、過去5年間の地方公共団体全体の定員数の減少率4.6%を大きく上回る数値目標を設定することとされていることから、今後、指針に基づいた定員の適正化を進めていくことが求められております。
 また、本市では、議員ご質問のとおり、平成17年3月に伊東市行財政改革大綱を策定し、その中で、定員の適正化の推進として20人の定員削減を目標として掲げておりますが、この計画期間は、17、18、19年の3カ年であり、本計画期間には、いわゆる団塊の世代の大量の退職に伴う減員は見込んでいないことから、大量の退職者に対応して行政運営に支障のない行政組織の確立と定員の適正化計画を策定していくことが必要と認識しております。社会状況の変化や、依然として続く厳しい財政状況、地方分権の一層の推進などを踏まえ、今後の行政需要を勘案する中で、市民への行政サービスを低下させることなく、適切にサービスを提供できる体制を確保することを念頭に置き、鋭意努力してまいる所存でございます。
 また、人件費の削減につきましては、これまで鈴木前市長が提案していた、調整手当の支給率の引き下げ、退職時の特別昇給の見直し、住居手当の支給額の見直し、初任給基準の見直し、臨時職員の賃金表の見直しの5項目と、特殊勤務手当、通勤手当の見直しの2項目を加えた7項目について、当面、見直しを図るため、職員組合に対し理解と協力を訴え、早期に合意を取りつけるよう交渉してまいります。
 また、現下の大変厳しい財政事情を考えるとき、財政の健全化、弾力化は本市にとりまして最優先課題でございますので、市民の需要にこたえていくため、財源確保に努力を傾注していく考えであります。いずれにいたしましても、限られた職員、限られた財源の中で、より効率的な行政運営を推進するため、適材を適所に配置するとともに、最少の経費で最大の効果を目途に、職員一人一人が効率的な業務執行を心がけ、多様化する行政需要に的確に対応し、市民サービスに悪影響を生ずることなく、少数精鋭で業務の執行ができる体制づくりが重要と認識しているところであります。
◆8番(森一徳 君)ありがとうございました。前の2人と同じような行革のところがありまして、ダブるようなところがあったことをお許し願いたいと思います。
 まず1番目の、中部横断道路のことでございますけれども、今まで宇佐美地区をやっていたわけでありますけれども、昨年の台風のときに、伊東大仁線と135号の網代との間が崩れて、一時不通になったというふうなことを考えますと、135号もかなりいろいろ今までがけ崩れの防止をやっているわけです。しかしながら、やればやるほど、今まではそのわきからまた崩れていったわけでありまして、例えば網代に中部横断道路を宇佐美から工事をやると言っても、なかなか一朝一夕にはできないことは承知しておりますけれども、それを少しでも早く、お話しのように県道に格上げしてもらって、その着手をぜひとも早くやってもらいたいなというふうに思うわけですけれども、可能性として県道へ格上げというのは、市長、どの程度ありますか、お尋ねをいたします。
◎市長(佃弘巳 君)今、1.26kmで宇佐美工区が約20億円、あと大体2億8,000万円ぐらいかかるということで、網代工区は、数字はちょっとわかりませんが、今度はトンネルをつくっていかないと、網代山は大変予算もかかるということで、伊東市独自での道路整備は財源的にも大変厳しくなる。熱海の方も、道路整備でお金のかかるところはやっていないわけでありますので、ここの網代工区、これから一番お金がかかる道路を県の方でぜひ施工していただくよう、これからも強く要望していかないと、独自ではとても無理だというふうに考え、17年度から県に対して積極的に事業化に向けて熱海市長と一緒にこれから県に運動していこうというふうにも考えておるところであります。
◆8番(森一徳 君)財源の問題を考えますと、これから伊東市長と熱海市長ともに陳情をお願いして、県道への格上げができるよう、ぜひともお願いしたいと思います。そして、早期に着手できるようご努力をお願いしたいと思います。
 今まで全部、ほかのときもそうなんですけれども、市長が今回はずっと答えているわけですが、せっかく部課長が並んでいますので、細かいことは部課長にもチャンスを与えてやっていただきたいと思います。最初の質問は市長が答弁するわけですから。
 次に、2番目の質問に移りたいと思います。この多目的体育館は、私も前に一般質問などでやったことがございますけれども、多くの人たちがやっているわけです。壇上でも述べたわけですけれども、宿泊業者の方というのが旅行業者に今まですごく頼っていたと思うわけです。こういう時代になると、いろいろなところで観光地ができた中で、自分たちのまちに新しい人たちを呼び入れるには、何か新しいことをやっていかないとならないというふうな時代になってきたのではないかと思うわけです。
 そういう中で、先ほど湯ヶ島にはソフトボールができるようなドームがあったり、熱海にもあるというようなお話でございましたけれども、いわゆる室内スポーツの最も観客を集めたり国民に人気があるというのは、やっぱりバスケットとバレーではないかと思うわけです。この2つについては日本リーグ等もあって、強いチームが来ると大勢の観客が詰めかけているわけです。こういう公式競技ができるということは、日本リーグなどが来れるようになるには、もちろんなかなか大変な施設が必要だと思いますけれども、例えば高校の選手権などもできるわけで、県内のこういうバレーとかの高校選手権、県大会をやりますと、高校生でもすごく大勢の方が見に行っているわけです。そういうのを考えると、財源がない中、こんな投資はとてもできないというようにあきらめないで、何か新しい補助金をつかむ、探してくるというような、そういうことでそのきっかけをつくるということは、そういう補助金はあるかないか。
◎市長(佃弘巳 君)いろいろなPFIとか民間各種社団法人、そういうところもこれからは各地方にそういうものをつくるときには、補助金を出すよとかいうこともありますし、また、今までの国・県、この流れが変わってくる中で、社団法人、そういうところからも補助金を出すというものもあります。いろいろな補助金を支出するところはあるわけでありますし、また、体育施設をつくるときに一番重要なのは、市民の方々の健康増進を願った中で、伊東の市民の方々が使いやすい、それと誘客をするときに誘客をしやすい施設、そういうものをつくっていかなければならないというふうにも思っております。また、そういう中では議員もそういうものをつくれということで、補助金のいいものがあったら、ぜひ教えていただき、行政と議会が一体となった、知恵を出した中ですばらしいものをつくっていく必要があるというふうに思っておりますので、ご協力をお願いいたしたいと思います。
◆8番(森一徳 君)それでは、ぜひとも我々議員も、私だけではなくて、こういう施設があれば違う可能性もまた出てくるということなので、いろいろこれからも勉強していきたいと思っております。
 次に、ブルーツーリズムのことでございますけれども、今まで中学生が来て、たまたま宇佐美であったということで、私も見ていて、こんなに喜ぶのかというふうに思ったわけです。浜に出た途端に、たまたま浜が広かったわけで、5月ですから汚れも少なかったということがございましたけれども、浜へ出たら、地びき網はある程度用意されていたわけですけれども、そっちへは行かないで、海を見た途端、みんな本当に興奮して波打ち際からいきなり中の方へ入っていって、たまたま少し波が大きかったものですから、泳げるのかどうなのか、みんな知らないものですから、宇佐美の人たちははらはらしながら見ていたわけであります。男の子も女の子もジャージを着たまま海の中に突っ込んでいくわけです。海の中は温かいけれども、上がってくるとまだ寒かったわけで、ぶるぶる震えながら、後の地びき網をやったわけですけれども、こんなに喜ぶものかというふうに思ったわけです。
 たまたまその後、そのときにある民宿経由でやったわけですけれども、その先生方が帰って、太田市の中で行った旅行の話をしたと思うんですけれども、また来年は違うところが話を聞きにきたというような話も聞いておりますので、中学生だけではなくて、見ていると先生方もすごく興奮していましたから、こういうのを見ると、海のないところの人たちは、今まで東京からダイビングをやりに来たという人たちは結構おるわけですけれども、宿泊施設の伊東の旅館なんかも、そういう海の体験をセットにしてやっていたら、もっと違う展開ができてくるのではないかというふうに考えるわけです。その点、市長が答えられたわけですけれども、今までの経験を経た観光課の職員は今後をどういうふうに考えているか、お聞かせをいただきたい。
◎観光経済部長(滝下宣彦 君)お答えをさせていただきます。
 地びき網体験につきましては、議員おっしゃるように、山の皆さん、あるいは初めて体験をするということにおいては、新鮮な感動を覚えているということはお話を聞いております。今回、宇佐美だけではなく、伊東海岸におきましても、5月、6月の2カ月間にわたりまして週末9回ほど地びき網をやらせていただいております。この間、海開きの日の日曜日には400人近くが集まって、かえって収拾がつかなかったというお話も聞いているわけでございますが、21年ぶりにやったということもありまして、非常に盛況であった。そういう意味では、魚のとれる量ではなくて、体験をしていただくという一つの考え方の中では非常に大きなインパクトのあるイベントにもなり得るということは、改めて思ったところでございます。
 また、今回は愛・地球博対策ということもありましてやらせていただいているわけでございますが、恒久的にやれるかどうかも含めまして検討させていただく、一つのいい材料になったと思っております。
 以上でございます。
◆8番(森一徳 君)ありがとうございます。地びき網のことは、たまたま宇佐美でやったときには、伊東の方に頼んで、伊東から宇佐美へ地びき網の道具を持っていってやったわけでありますけれども、それを見ていた漁師が、あれじゃだめだとか、いろいろ批判をしたわけです。その批判がいい方に、あれならおらでもできるとかというのがあったわけで、伊東の海と宇佐美の海は多少違いますから、長さとかなんとかいろいろ言っていましたけれども、そういうのがきっかけになって、また宇佐美の方が地びき網を用意して宇佐美でやれば、商売とするとなかなか難しいところがありますけれども、そういう地域の宿泊施設として、地域を盛り上げようというようなことになってきてくれれば一番いいなというふうに思っておりますので、観光課もぜひともこれからもバックアップのことをお願いしたいと思います。
 3番目の行財政改革のことでありますけれども、先ほどからお2人の方がやっておりますけれども、私は少し違う視点からやってみたいというふうに思います。
 指定管理者制度の導入というのは、今まで委託で済んでいた部分を、こういう制度ができたということで、公の施設に民間が参入できる法律ができたと思って、私も喜んでいるわけですけれども、何でもかんでも役所が取り込まないで、民間の人たちの働くチャンスというのがあれば、より効率的な運営ができるのではないかと思っているわけであります。
 壇上でも言いましたように、今現在のやり方ですと、本当に異動だけで済んで、それでたまたま今は職員が定年退職の時期ではなくて、その前にやめていくということがあるものですから、その補充の意味もあるでしょうけれども、異動だけで済んでいるというところがあるわけですけれども、本来から言うと、指定管理者制度をどこの施設をどうやるといったときに、今までそこにいた人たちの数を基本的に減らすということが大前提だと思うわけです。それがそのときに必ずすぐ減るというわけには、役所の制度でいかないと思いますけれども、公の施設が何年にそれをやるといったときに、働いていた人たちの数が確実に減っていくというような考え方でやっていかなければならないと思うわけですね。
 この行革大綱の職員の定員管理のことを見ても、こういう20人ということが出ているわけですけれども、ついこの間の新聞によりますと、国家公務員の定員というのは、この5年間で10%以上削減という目標が出てきたわけです。国と地方の場合はかなり違うと思いますけれども、国が10%だから地方が10%にしろというような問題というのは、国からはそういう要求というのは特にないわけですか。
◎企画部長(杉山雅男 君)職員の数の関係でのご質問ですので、私の方からお答えさせていただきます。
 まず、指定管理者制度の関係でございますけれども、確かに今、指定管理者制度になったので職員が減らないのではないかということでの話でございますが、そういうことではございませんで、まず職員の数から申し上げますと、職員が一番多かった時期というのは1,007人でございます。これは昭和52年でございます。そして現在、平成17年が834人でございますので、約27年ぐらいの間に173人が減ったということですけれども、近くで見ますと、先ほど市長が答弁いたしましたけれども、平成11年の953人が、16年、昨年で850人になった。これは103人でございまして、この6年間ぐらいで大変な数が減っているということでございます。これが、言うならば管理委託、そしてそれが指定管理者制度へと形が変わっていったということでございまして、管理委託することによって多くの職員の数の減があったということで、財政的にも平成12年から交付税を伊東市はもらっておりますけれども、そこを見越して伊東市が努力をしていたという結果でございますので、まず一つ、そこをご理解いただきたいと思います。
 そして、職員の減数を20人程度ということで定めてあるわけでございますけれども、これにつきましては一つの努力目標としてございますけれども、私たちとすれば、今後、団塊の世代が40人、50人というのが一度にやめていく世代もございますから、その時期を見ますと、20人以上の減員ができる可能性はあるわけですけれども、職場の状況を見ていますと大変難しい状況もございますので、その辺を見定めながら、国の基準をクリアしていくような方向で持っていきたいと思っております。
 以上でございます。
◆8番(森一徳 君)ぜひともご努力のほどお願いしたいと思います。
 もう一つお聞きしますけれども、伊東市の人口は約7万5,000人ということで、その7万5,000人の市の人口が、市によっていろいろその市の特徴はもちろんあるから、どういう考え、算定の仕方をするのか、よくわかりませんけれども、全国的に7万5,000人の市民の役所の職員の数というのは恐らく出ていると思うわけですけれども、その数というのはどのくらいなわけですか。
◎企画部長(杉山雅男 君)お答えいたします。
 この職員の数と財政的な関係も、決算の数字をもとに比較するような形になりますので、決算の数字が出るのは15年でございまして、16年はまだそういった統計がされておりませんので、15年をもとに説明をさせていただきますけれども、類似団体――言うならば人口規模、就業構造が同じ都市の比較でございますけれども、伊東市の場合は、その都市と比べますと多い職員数でございます。これは内容を説明すると細かくなりますので、ここらは割愛させていただきますけれども、例えば伊東市も議会から教育関係までいろいろ仕事をしておりますけれども、そういった中で比較して、通常計算しますと約700人くらいの職員の数、ほかの団体は460人くらいということでは、230人ぐらい職員が多いという形にはなっております。
 これにつきましては、私の方でも資料を見てみますと、例えば税務関係が伊東市は職員が多くなっております。伊東市は他の都市と違って、言うならば税金の関係で特別徴収が少なくて普通徴収が多い、それから土地の所有者が市外が多い、こういうような関係で税の関係の職員が多いというふうになっておりますし、それから民生関係では私立の保育園と市立の保育園の関係で、市立の関係の職員が多いのではないかと思っています。さらには、衛生関係、消防関係、これらについては伊東の場合は独自にそういったものを持っていますけれども、よその都市については広域的な組織を持っていたり、そういうような関係もございます。あとは商工関係が職員が多くなっておりますけれども、これは商工といいましても、よその都市は観光と商工を含めたものでございまして、伊東は観光に職員の重点を置いておりますので、その辺が多いことによって、そういった差が出ているのかなと思っております。
 以上でございます。
◆8番(森一徳 君)わかりました。700人と460人、かなり差があるわけですけれども、本当に消防とかこういうことに関しては、観光地として多少仕方がないなというふうに思うわけですけれども、差がかなり多いですね。そこらもこれからぜひとも研究をしていただきたいというふうに思います。定員管理につきましては、市長もなったばかりですけれども、庁内を時々見回って、職員の忙しい、忙しくないの把握をぜひともお願いしたいと思います。
 もう一つ、一般会計で職員の給料の問題でございますけれども、746人で61億8,500万円の給料ということで、単純に割りますと829万円ほどになるわけです。これを8月には国の人勧が全国一律5%下げるような発表をする予定だと新聞報道されておりますけれども、この基本給5%というのは、この61億8,500万円の給料の全部が基本給ではありませんが、例えば国がこう言ってきたときに、地方の伊東市ではこれに準じるような形になってくるわけですか。
◎企画部長(杉山雅男 君)お答えいたします。
 今単純に国に準じてそのままやるのかということかと思いますけれども、その中にはまた、いろいろと条件がついてくると思います。その中で市がやらなければならないことは当然やらなければならないわけでして、それにつきましては、また組合とそんな話をした中で進めていくことになろうかと思っております。
◆8番(森一徳 君)組合との交渉というのは、わかるわけですけれども、そして、我々も人件費のことを言うというのは、職員の方を何となくいじめるような形で嫌なわけですけれども、今の市の状態を考えますと、やっぱり言わざるを得ないなというふうに思うわけです。それは職員の方だけではなくて、議員のことも、議員は何も言わないんだと言われることもありますけれども、今の財政規模、一般会計で218億円ですか、そのときに毎年毎年今の状態でいくと、固定費はそのままあるわけで、投資的経費というのがだんだんなくなっていくわけです。今の財政規模で投資的経費というのは通常、健全な市は平均的にどのくらいが妥当な線なのか、それをお尋ねします。
◎総務部長(原崇 君)お答えをいたします。
 建設事業費の普通会計、一般会計に占める割合ということでございますが、どの程度が適正かというご質問でございます。大変お答えのしにくい部分でございます。例えばの話でございますが、この市の庁舎を建設いたしましたときには、平成6年度、平成7年度で建設をしたわけでございますが、平成6年度の予算規模315億円ございましたうちの40%以上の建設事業費を投入してございます。平成15年度の決算で申し上げますと、本市の投資的経費比率は11.0%でございます。当時、平成6年度と比べると、比較にならないほど率は下がっているということになるわけでございますが、これは特殊事情ということも一つございます。
 それで、先ほど企画部長の方からお答えをいたしました類似団体との比較ということでご説明をさせていただきますと、類似団体は34団体ございます。人口が5万5,000人から8万人の都市、それから産業構造におきましては第二次、第三次産業が95%以上、なおかつ第三次産業が65%以上、この市を?類の5型という分類をするわけでございますが、これが全国で34団体ございます。東京都では稲城市、清瀬市、国立市、神奈川県では逗子市、それから福岡県では太宰府市、こういった市が同じ類型に属するわけでございます。その中で最大を占めているのが26.0%でございます。最少の比率を占めているのが2.9%でございます。投資的経費に全く充当ができないような市町村も既に生じてきているという状況ではなかろうかと思います。伊東市が11.0%でございますので、34市中の20番目と、真ん中より少し落ちているという状況でございます。
 いずれにいたしましても、この投資的経費比率は何%が適正という、そういった基準がないものでございますので、その時々に合わせて、できる限り投資的経費に充当をして、市民の福祉向上のために建設事業を行っていくということでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
◆8番(森一徳 君)わかりました。いろいろ考えてやっていることはよくわかるわけですけれども、ぜひとももう少し投資的経費が出るような、景気が悪いと言われれば、その一言になりますけれども、市長が言うように知恵を働かせて、その投資的経費が少しでも上がって、市内の建設業者もそうですし、市の建物ができるというのは市民にとっては市民サービスの一つができてくるということですから、ぜひとも頑張っていただきたいなというふうに思います。
 まだ大分時間があるわけですけれども、今回は初めてということで、私も次の市長にぜひとも頑張ってもらいたいというエールを送りながら、そして、この間、私、ある本を題にほれて読んだわけです。「落花は枝に還らずとも」という題で、この本は、幕末から明治にかけての秋月悌次郎という会津藩士の一生を書いたもので、鈴木市長のこともございまして、この題をすごく思って読んだわけですけれども、落花は枝に還らずともというのは、自分の代にはできなくても、その種をまいたのは、正しいことをやっていれば、いつかそれを評価してできるよというような最後なんですけれども、もちろん鈴木市長と佃新市長がやり方が全く同じだというふうには考えませんけれども、ぜひともいいところを取り上げて、花が咲くようなことを期待いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○議長(三枝誠次 君)以上で、会派自由民主党 森 一徳君の代表質問を終わります。
               ━━━━━━━━━━━
○議長(三枝誠次 君)この際、お諮りいたします。本日の代表質問はこの程度にとどめ、来る20日の日程に譲りたいと思います。これにご異議ありませんか。
              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三枝誠次 君)ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
               ━━━━━━━━━━━
○議長(三枝誠次 君)以上で本日の日程全部を終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
                午後 3時11分散会
1   平成17年6月18日(第 9日) 休   会

1   平成17年6月19日(第10日) 休   会