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静岡県 富士宮市

平成20年  2月 定例会(第1回) 03月10日−議案質疑−08号




平成20年  2月 定例会(第1回) − 03月10日−議案質疑−08号









平成20年  2月 定例会(第1回)





                    平 成 20 年

                 富士宮市議会2月定例会会議録

                     第 8 号

                 平成20年3月10日(月曜日)
                                       
1 議事日程(第8号)
              平成20年3月10日(月)午前9時00分 開議
  日程第1 議第29号 平成20年度富士宮市一般会計予算                
  日程第2 議第30号 平成20年度富士宮市北山財産区特別会計予算           
  日程第3 議第31号 平成20年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算        
  日程第4 議第32号 平成20年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算         
  日程第5 議第33号 平成20年度富士宮市土地取得特別会計予算            
  日程第6 議第34号 平成20年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算         
  日程第7 議第35号 平成20年度富士宮市立学校給食センター特別会計予算       
  日程第8 議第36号 平成20年度富士宮市老人保健特別会計予算            
  日程第9 議第37号 平成20年度富士宮市下水道事業特別会計予算           
  日程第10 議第38号 平成20年度富士宮市根原区財産区特別会計予算          
  日程第11 議第39号 平成20年度富士宮市介護保険事業特別会計予算          
  日程第12 議第40号 平成20年度富士宮市墓園事業特別会計予算            
  日程第13 議第41号 平成20年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算       
  日程第14 議第42号 平成20年度富士宮市水道事業会計予算              
  日程第15 議第43号 平成20年度富士宮市病院事業会計予算              
                                       
2 本日の会議に付した事件
  議事日程(第8号)に同じ
                                       
3 出席議員(21名)
      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員
      3番  望 月 芳 将 議員       4番  稲 葉 晃 司 議員
      5番  深 澤 竜 介 議員       6番  吉 野 友 勝 議員
      7番  佐 野 清 明 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員
      9番  横 山 紘一郎 議員      10番  渡 辺 喜代美 議員
     11番  佐 藤 長 助 議員      12番  遠 藤 英 明 議員
     13番  村 瀬   旬 議員      14番  山 口 源 蔵 議員
     15番  諸 星 孝 子 議員      16番  朝 日   昇 議員
     17番  渡 辺   登 議員      18番  吉 田 晴 幸 議員
     19番  朝比奈 貞 郎 議員      20番  日 原 貞 二 議員
     21番  望 月 光 雄 議員
                                       
4 欠席議員(1名)
     22番  手 島 皓 二 議員
                                       
5 事務局職員出席者(7名)
  事 務 局 長  吉 野 裕 彦 君    事 務 次 長  石 川 豊 久 君

  主  幹  兼  佐 野 勝 英 君    主  幹  兼  斉 藤 俊 彦 君
  議 事 係 長               庶務調査係長

  主    幹  塩 川 貴 洋 君    主    幹  深 沢 裕 彦 君
  主    査  高 橋 衣 里 君
                                       
6 説明のための出席者(68名)
  市    長  小 室 直 義 君    副  市  長  太 田 精 一 君
  市立病 院 長  木 村 泰 三 君    総 務 部 長  平 石 英 明 君
  企画財政部長  石 川 昌 之 君    環境経済部長  望 月 秀 志 君

  保健福祉部長  佐 野 恒 夫 君    都市整備部長  土 橋 定 男 君
  兼福祉 事 務
  所    長

  水 道 部 長  遠 藤 牧 男 君    行 政 職 員  渡 邉 喜 哉 君

  市 立 病 院  小 林 信 喜 君    行 政 課 長  小 松 政 廣 君
  事 務 部 長

  秘 書 課 長  遠 藤 哲 夫 君    広聴広報課長  佐 藤 俊 治 君
  人 事 課 長  小 林   登 君    情報政策課長  高 橋 正 行 君

  市民安全課長  河 野 尊 芳 君    くらしの相談  渡 辺 孝 秀 君
                       課    長

  防災危機管理  関   芳 裕 君    市 民 課 長  井 出 千 歳 君
  課    長

  北山出張所長  石 川 芳 範 君    上野出張所長  土 橋 常 男 君

  上  井  出  野 田 耕 一 君    白糸出張所長  平 石 博 一 君
  出 張 所 長

  企画経営課長  望 月   斉 君    フードバレー  深 澤 好 幸 君
                       ・政策 推 進
                       課    長
  財 政 課 長  小 室 忠 雄 君    納 税 課 長  野 澤 義 治 君
  市民税 課 長  藤 巻 義 直 君    資産税 課 長  渡 井 一 成 君

  農 政 課 長  石 川 善 裕 君    林政土地改良  井 出 一 男 君
                       課    長

  商工観光課長  遠 藤 二 郎 君    環境政策課長  遠 藤 敬 悟 君
  生活環境課長  西 島 謙 悟 君    福祉企画課長  中 川 礼以子 君

  介護障害支援  田 中 嘉 彦 君    児童福祉課長  小 林 秀 実 君
  課    長

  保険年金課長  深 沢 照 洋 君    健康増進課長  佐 野 光 男 君
  管 理 課 長  脇 本 俊 雄 君    道路河川課長  渡 辺 靖 訓 君
  都市計画課長  角 入 一 典 君    土地対策課長  柏 木 幹 尋 君
  建築指導課長  佐 野   猛 君    住宅営繕課長  漆 畑 晴 男 君
  工事監 室 長  渡 井   實 君    水道業務課長  佐 野 秀 治 君
  水道工務課長  石 川   学 君    下水道 課 長  遠 藤   寛 君

  市 立 病 院  佐 藤 幸 一 君    医 事 課 長  芝 山   恵 君
  庶 務 課 長

  情報システム  広 瀬 辰 造 君    会計管理者兼  藁 科   正 君
  準 備 室 長               出 納 室 長

  教  育  長  佐 野 敬 祥 君    教 育 次 長  芦 澤 英 治 君
  教育総務課長  赤 池   学 君    学校教育課長  若 林 直 巳 君

  学校教 育 課  土 橋 一 雄 君    生涯学習課長  山 梨 雅 敏 君
  参    事

  文 化 課 長  大 箸 亘 正 君    スポーツ振興  中 野 達 男 君
                       課    長

  学 校 給 食  小 泉 弘 信 君    中央図書館長  春 田 行 夫 君
  センター所長

  西  富  士  赤 池 秀 一 君    監 査 委 員  太 田 幸 治 君
  図 書 館 長               事 務 局 長

  選挙管理委員  佐久間 吉 博 君    農業委 員 会  杉 永 雅 昭 君
  会事務 局 長               事 務 局 長




                                     午前9時00分開議



○議長(朝日昇議員) 皆さん、おはようございます。大変御苦労さまでございます。

 会議に入る前に22番 手島皓二議員から、都合により本日の会議に欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告します。

 直ちに本日の会議を開きます。

                                       



△日程第1 議第29号 平成20年度富士宮市一般会計予算



△日程第2 議第30号 平成20年度富士宮市北山財産区特別会計予算



△日程第3 議第31号 平成20年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算



△日程第4 議第32号 平成20年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算



△日程第5 議第33号 平成20年度富士宮市土地取得特別会計予算



△日程第6 議第34号 平成20年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算



△日程第7 議第35号 平成20年度富士宮市立学校給食センター特別会計予算



△日程第8 議第36号 平成20年度富士宮市老人保健特別会計予算



△日程第9 議第37号 平成20年度富士宮市下水道事業特別会計予算



△日程第10 議第38号 平成20年度富士宮市根原区財産区特別会計予算



△日程第11 議第39号 平成20年度富士宮市介護保険事業特別会計予算



△日程第12 議第40号 平成20年度富士宮市墓園事業特別会計予算



△日程第13 議第41号 平成20年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算



△日程第14 議第42号 平成20年度富士宮市水道事業会計予算



△日程第15 議第43号 平成20年度富士宮市病院事業会計予算



○議長(朝日昇議員) これより日程に基づき、日程第1 議第29号平成20年度富士宮市一般会計予算から日程第15 議第43号平成20年度富士宮市病院事業会計予算まで、15件を一括議題とします。

 3月7日に引き続き15件と合わせて市長の施政方針及び教育長の教育行政方針に対する総括質疑を継続します。

 初めに、岳心会を代表して19番 朝比奈貞郎議員の質疑を許します。19番。

               〔19番 朝比奈貞郎議員 登壇〕



◆19番(朝比奈貞郎議員) おはようございます。平成20年度施政方針について、岳心会の総意として総括質疑を行います。

 小室市政は2期目を迎え、バブル崩壊後の国の財政切迫から編み出された骨太の方針、すなわち三位一体の改革が吹き荒れる中、過去歴代市政の残された深いわだちをよくも悪くもたどる小室市政は、ある面で「火中のクリを拾う」がごとく、専ら財政健全化市政を担うことになり、動きにくいかじ取りを強いられているにもかかわらず、「入りを量りて出ずるを制す」として小さな行政を目指し、平成18年度には財政健全化元年と位置づけ、平成18年度末一般会計分市債残高356億円を5カ年計画で平成22年度末までに100億円を減らし、来る償還ピーク時に対しても乗り越える見通しを明らかにいたしました。その一連の取り組みは市民の大きな付託と心配にこたえるもので、高い評価をされなければならないものと考えております。同時に、着実にその成果があらわれていることに敬意を表するものであります。

 さきに発表されました平成20年度施政方針及び教育行政方針について、以下の点について総括質疑を行います。とは言いましても、5人目の総括質疑ともなりますと、質疑は出尽くした感があり、重複する項目も多々ありますが、以下の項目について質問いたします。

 1つ、自立の精神について。平成22年度末までの市債100億円減らすことについて、その方法と時系列についてお尋ねいたします。職員数適正化に向けて123人以上を減らすとありますが、平成21年度末までの具体的な削減数についてお尋ねいたします。また、職員定数の適正規模とは何をもとにしているか、お答えください。

 2つ、健康と幸せについて。市立病院長の一般質問答弁よりメタボリックシンドローム対策などは医療費の削減につながらないと発言いたしましたことについて、いかがお考えでしょうか。

 3番目に、子供への愛について。大宮保育園を子育て支援の拠点施設とのことですが、どのように進めていかれますか。

 4つ目としまして、国道469号の登山道以西の延長建設推進について、どのように取り組もうとしておりますか。また、今後の県の事業計画、予算概要等について、御承知の点をお尋ねいたします。

 5番目、工業団地の水の使用量状況はどのようになっておりますか。工業団地から取水量について要望はありますでしょうか。

 6つ目、区長会10支部での市政課題地区座談会のその内容と対応について、お尋ねいたします。

 7つ目、法人市民税の処理システムの更新について、お尋ねいたします。

 8つ目、時代の変化に対応したまちづくりについて。JR身延線が開通し、80周年を迎えるに当たり、今後の利用促進はどのように考えておりますか。

 9つ、都市計画道の整備計画をどのように見直しますか。見直し作業の具体的な内容と時期、予定進捗状況について、お尋ねいたします。

 10番目、地球温暖化防止に対する富士宮市の進捗状況は、当初目標に対する達成率が平成19年度マイナスであるように見受けられますが、目標達成に向けてどのように取り組んでいかれますか。

 11、東京農業大学と産、学、官連携によるバイオマス資源のエネルギー化の研究事業も実験開始後1年半になりますが、いつをめどに研究事業に対する結論なり、あるいは第2ステップに進むのか。中間報告がなされてもいいのではないか。進捗状況をお尋ねいたします。

 12番目、行政の「さらなる改革」について、庁内横断的な政策を迅速に遂行するための庁内分権の推進とあるが、これまで進められてきた組織のフラット化との整合性についてお尋ねします。さきの一般質問で取り上げた「委託料」は、また道路、河川、上下水道、農政関連等による工事の際、道路の掘り返し、再三の河川の止水など、まさに庁内横断的なコミュニケーションの不足による面がまだ見られます。NPM的面から見ても、歳出のスリム化はまだまだ可能と考えます。「横断的政策の推進」及び「庁内分権」とはどういうことでしょうか。

 13番目、さきの7日の「富士宮らしさとは」の中で答弁されておりましたが、「地方分権の時代」、「地方自治体の時代」、「地方自治体の自立」とよく言われますが、市長は「富士宮市のあり方」として何を目指し、どのように「富士宮市の位置づけ」、あるいは「富士宮市の特色」をつくり上げようとしているのか、お尋ねいたします。

 14番、「民にできることは民に」ということは理解できますが、「発生」を生む「核」づくりなど、民からの自発的な発生を待つという、「待つ」の姿勢が強く感じられ、発芽を醸成するという積極的な施策を感じにくい。7日の答弁でも見られましたが、工業団地等での企業誘致は積極的な支援を打ち出しましたが、特に観光行政などへの力強い主体性が見えにくい。富士市では「富士山観光交流ビューロー」の設立及び「市観光交流街づくり計画」策定に合わせ、来年度中に現在商業労政課から「観光課」の分離がなされ、「産業観光」、「スポーツ観光」、「フィルムコミッション」等々の取り組みを強化するとのことです。7日の質疑の中でも、ほかの議員から「観光におくれをとっているのではないか」という疑問が投げかけられておりましたが、つまり「観光行政」というか、「観光事業」というか、観光全般についてたびたび言われる「これだけの観光資源がありながら」ほとんど生かされていないと感じる人は少なくない。いつも後手後手になっているというか、スキーム、計画ですか、が見えてこないというふうに思っています。観光体制、観光レジームの立て直しが必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。

 果たしてこれで「観光立市」はなるのか。静岡空港開港も1年後に控えております。

 次に、平成20年度教育施政方針について、お尋ねいたします。7日の総括質疑で教育長の言われた言葉をかりれば、私のような教育の専門家でない素人、すなわちレーマンが素朴な疑問として、以下質問いたします。

 1つ、教育環境づくりの中で、教職員の授業力の向上とありますが、具体的にどのような方法をとられるのか。また、授業力の向上の物差しはどのようにはかられますか。学校訪問によって、教員の資質の向上にどのような効果がありますか。指導力不足教員、不適格教員との判断をどのようにいたしますか。また、そうした教員に対する指導案はありましたら、お示しください。

 2番目、富士宮市の学校力について。学力、体力はテスト、検査等、ある種の物差しがあることは知っておりますが、心の教育、教職員力、評価力、地域の連携力とはどのようなものですか。審議項目がありましたら、お示しください。図らずも3月6日の某4大紙の夕刊トップに、こういう新聞記事がありました。「通じない医療用語736語」との見出しで「医師の説明を理解できず、不安を感じながら治療を受けている患者が多いということがわかった」という記事が新聞に出ておりました。学校力、教職員力、評価力、地域の連携力というような語彙は、教育関係者であれば理解できましょうが、勉強していない私がいけないのでしょうが、一般市民には大変理解しにくいというふうに思います。教育関係者ばかりでなく、いろいろな市民の目に触れる重要な文書でありますから、市民にもわかる語彙を使っていただくか、解説を付していただきたい。

 3つ目、生涯学習について。男女共同参画についてはよく語られますが、高齢化社会を迎える中、富士宮市老人クラブ連合会から次々脱退する地域の老人クラブ等の現状に対比したとき、高齢者に対する社会参画の支援や施策が見えませんが、どのように対処いたしますか。

 なお、この質問は私の勘違いでもありますけれども、生涯学習課への質問ではないかもしれませんので、その辺はしかるべき課で答弁していただければありがたいなと思います。

 以上、総括質疑をいたします。よろしくお願いします。



○議長(朝日昇議員) 市長。



◎市長(小室直義君) それでは、朝比奈議員の質問にお答えさせていただきます。

 まず、幾つかの項目のうち、6番目に挙げられました区長会、10支部での市政課題地区座談会の内容と対応についてでございます。実施方法については、区長会の意向に沿って区長会支部単位で全10回を7月から12月にかけて開催いたしました。会議の案件につきましては、基本的に区長会各支部から提案していただく案件1件と、市より提案する1件の2件とし、より掘り下げた活発な討論を行いました。市側のほうからは財政状況、これを取り上げて意見を交換したわけでございます。

 ちなみに、10地区の状況について、その対応ということでございますので、説明をいたしたいと思いますが、上野支部では上野地区の福祉についてということでございまして、大宮西支部は芝川町との合併について、白糸支部は無量壽寺の進出について、上井出支部は出張所の統廃合について、大宮東支部は生活環境の向上について、富丘支部は芝川町との合併問題、少子高齢化の問題、スポーツ広場の確保、富丘公民館のスクラップ・アンド・ビルドについてでございました。北山支部は出張所の統廃合について、富士根南支部は富士根地区の将来像について、大宮中支部は中心市街地活性化の現状と課題について、そして富士根北支部は富士山南陵工業団地についてでございました。これらのテーマをいただいて意見交換をする中で、いただいた御意見、御要望は計55件でございます。これを分野ごとの状況で見ますと、環境経済が9件、健康福祉が8件、教育文化が10件、都市整備が5件、市民生活が8件、行財政・市民協働15件に分類されたところでございます。これらについては、座談会終了のつど、私の回答内容と合わせて市役所全部署に周知し、それぞれの御意見等をつけて市政運営に生かすよう、担当部署が責任を持って対応しておるところでございます。

 次に、施政方針の中で言う13番目の、市長は富士宮市のあり方として何を目指し、どのように富士宮市の位置づけ、あるいは富士宮市の特色をつくり上げようとしているのかについてでございます。富士宮市のあり方、それから位置づけ、方向性、これは1つには総合計画に基づいて、その方向性をつけておるところでございます。第4次富士宮市総合計画の将来都市像では、富士山の自然に抱かれた優しく元気なまちとしてまちづくりを続けておるわけでございます。

 この中においてたくさんの人たちに住みたくなるまち、訪れたくなるまちと言っていただけるように、これまで築き上げた都市の魅力を継承するとともに、都市イメージのさらなる向上を図っていく必要性を感じております。具体的に申し上げれば、富士山を中心とした自然や浅間大社に代表される歴史、文化、さらには多様な特産品など、地域資源が他の都市に比べ豊富にあること。さらに、近年全国的に有名になった富士宮やきそばのように地域の魅力アップに向けた市民パワーなど、これら地域資源を活用して地域経済の活力をアップさせ、住みたいまち、訪れたいまちという目的を達成したいと考えておるわけでございます。したがって、こうした方向性の中でやっぱりそれを担うのは人でありまして、もう一点総合計画に基づいた都市のあり方ということでございます。もう一点はやっぱり人づくりというところに力点を置いていかなければならないのではないかな。こんなことでございます。いわゆる小学校期から中学校期においての富士山学習、こうしたものの中で自分たちの住んでいるまち、いろんな部分で子供のときから気づき、意識化、そしてそのことによっての意欲化、そしてそれが行動を起こせるような、ある意味でいわゆる人間の成長としてのPDCA的な部分を人づくりに結びつけることができればいいのではないかな。前段申し上げております総合計画に基づくまちづくりと、そして人づくりの相乗効果、こうしたものが市民全体のスキルアップにつながっていくではないかな。市民全体のスキルアップということは、そこの基本に自分の住んでいるまちを誇りに思うというような部分、そうした誇りに思うというような部分は行動となったときの情報発信的な部分がいわゆるよそのまちから他の市民の皆さんから見て、行ってみたいようなまち、こんなところに発展していくのではないかな。こんなことを考えておるところでございます。

 そういう点では人づくりのいわゆる成長期における人づくりの状況というのは市民協働といいますか、一番健在なのはやきそば学会だとするならば、まちづくり工房云々から自然の問題も含めまして、さまざまな市民活動をしていらっしゃる大変そうした意識あるそういう市民団体が富士宮市には私は数多くあると思っております。そうした皆さん方と行政との市民協働ということが富士宮市の1つの特色といいますか、そういう方向性がいわゆる分権の時代の自治のあり方、つまり意識をして自分たちのまちのことは自分たちが、そんなようなまちづくりを目指しておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 企画財政部長。



◎企画財政部長(石川昌之君) それでは、私から企画財政部所管の御質問についてお答えをさせていただきます。

 まず、1点目の自立の精神について、1つ目の平成22年度末までに市債を100億円減らすということについて、その方法時系列について伺うということでございます。

 まず、一般会計では平成18年度末の未償還元金が約356億円であります。市債残高の試算といたしましては財政健全化計画第2次改定版に基づきまして繰上償還するための借換債を含めまして公債費の後年度負担を考慮し、地方債の借り入れは最小限にとどめることといたしまして、今後の借り入れ見込額を平成19年度は約13億円、うち臨時財政対策債が9億7,100万円、平成20年度が約18億円、うち借換債が6億円、臨時財政対策債が9億円、それから平成21年度が約27億円、うち借換債が12億円、臨時財政対策債が7億8,600万円、それから平成22年度が約15億円、うち臨時財政対策債が7億800万円というふうにいたしました。この借り入れ条件といたしまして、それぞれ3年据え置きの20年償還、それから借り入れ利率を2.5%に固定いたしまして、また借換債につきましては借り入れた市債の返還の残存期間を借り入れ期間といたしまして試算をいたしますと、借り入れ元金は平成19年度が約37億円、平成20年度が約43億円、平成21年度が約47億円、平成22年度が約34億円ということになります。平成18年度末の未償還元金が先ほど申し上げました356億円にこの4年間の市債の借り入れ見込みの総額、これを加えまして平成19年度から平成22年度までの今度は償還見込み元金を減じますと、平成22年度末現在の未償還元金は約268億円ということになりまして、その減少額は約88億円ということになります。

 一方、特別会計では市債残高の多い会計は下水道事業会計でありますが、平成18年度から事業規模の見直しを行う中で、市債の借り入れの抑制を図るということを基本といたしまして、この4年間を試算してみますと、平成18年度末現在高の約160億円が平成22年度末現在高では約137億円となり、約23億円の減額となるという見込みでございます。

 一般会計から下水道事業会計へ例年約12億円程度の繰り出しを行っておりますが、そのほとんどが市債の未償還元金への補てんであるというようなことから、実質的には一般会計の公債費が約88億円、繰り出し分として約23億円の減額となりまして、100億円を上回る削減額となるということでございます。

 なお、参考までに申し上げますと、元金、利子の償還は、この4年間で一般会計、下水道会計の合計額で143億円ということになります。このように財政健全化計画のもと、市債の借り入れを極力抑制していくことから、市債残高は激減していくということになると考えております。

 それから、次に職員適正化に向けて123人以上減らすとあるが、平成21年度末までの具体的な削減数を伺うという御質問についてお答えいたします。

 現在市では定員適正化計画に基づきまして、職員数の削減を進めております。この計画は御案内のとおり平成16年4月1日現在の病院部門を除く職員数845人を、平成22年4月1日までに14.5%の123人を削減することを目標としたものでございますので、当面は定められた目標値である123人の削減に向けて取り組んでいく考えでございます。

 次に、職員定数の適正規模とは何をもとにしているか。こんな御質問にお答えしたいと思います。地方公共団体の定員管理が適正であるかどうかを判断するものといたしまして、総務省の「定員モデル」というものがあります。これは人口、世帯数、市の面積、事業所数などの指標、それから職員数の関係をもとに、各自治体の参考となる職員数を算出するものです。また、同様の指標といたしまして「類似団体別職員数の状況」があります。これは全国の市町村を人口と産業構造により分類いたしまして、人口1万人当たりの職員数を算出したものでございます。

 職員定数の適正規模とは常に一定ではありませんので、従来はこれらの指標を参考にしながら、その時々の行政課題、あるいは新規事業等を考慮しながら3年ごとに見直しを行ってまいりました。

 しかしながら、現在市では財政健全化を最大の課題として取り組んでいることから、「定員モデル」、あるいは「類似団体別職員数の状況」、こういったものの指標を参考にしながらも、スクラップ・アンド・ビルドの原則による事務事業の見直し、新規事業等に対しましても内部捻出を基本といたしまして、増員を必要最小限とする定員適正化計画を平成17年1月に策定いたしまして、これをもとに定員管理に取り組んでいるということでございます。

 次に、質問要旨の7番目に当たります法人市民税の処理システムの更新についてお答えをいたします。現在の法人市民税の電算処理システムは平成10年4月に導入したものでございまして、旧タイプのMRDB、こういったものを用いて作成されたものもウィンドウズNT上で稼働させておりますが、現在使用している端末は既に平成17年9月にリースアウトしているということになっております。また、平成19年4月に導入されました端末ウィンドウズXP上では、現在使用のシステムは稼働できないということでございます。このため、ウィンドウズ版に対応するということとともに、的確な法人の管理、あるいは事務処理の効率化を図るというような観点から、新システムの導入を図るものでございます。

 次に、質問要旨の11番目になります。バイオマス資源の多段階エネルギー化システム研究事業の進捗状況と今後の考え方について、お答えさせていただきます。このバイオマス資源の多段階エネルギー化システム研究を現在星山の浄化センター内にある実証プラントで実施しておりますが、現在は学校給食センターの生ごみと下水汚泥を混合消化し、メタンガスが日量5立方メートルから10立方メートル発生させております。また、平成20年秋からは畜産ふん尿を加えて水素ガスの発生装置の実験も予定しておりまして、現在はそのための基礎実験を東京農業大学で行っているところでございます。この研究は平成21年度末まで行う予定でございますが、研究の成果が評価されますと、さらに研究の継続が期待できるというふうに伺っております。また、今後の考え方につきましては、研究の成果をどのように活用していくか、また東京農業大学との定期的な会合もございますので、この中で検討していきたいというふうに考えております。

 それから、次に質問要旨の12番目になります。横断的な政策の推進及び庁内分権とはどういうことかという御質問にお答えしたいと思います。初めに、横断的な政策の推進についてでございますが、議員御指摘のとおり同じ目的の事業を複数の部署でそれぞれ実施するようなことは費用対効果、あるいは効率性の面からも極力慎まなければなりません。このため部課長会や関係課での情報交換を密にしたり、機構改革で目的志向型の組織への再編成を実施しております。一例を申し上げますと、公共交通についてはこれまで市民安全課、福祉企画課、あるいは都市計画課などがそれぞれ担当しておりましたが、平成20年度からはこれらを一体的に都市計画部門で推進することといたしたものでございます。

 しかし、1つの政策課題に対応するためには、庁内複数の部署にかかわりが必要となる場合も出てまいります。このようなとき、迅速に対応するための連絡調整や全体の取りまとめが重要となりますが、平成20年度から副市長のもとに総合調整室を設置いたしまして、その中に幾つかの政策課題を全庁的に調整する総合調整担当を位置づけます。さらに、子育て部門につきましては子育て統括官を新設して、子育て支援を推進するための総合的な調整も図ってまいりたいというふうに考えております。

 次に、庁内分権の件でございますが、地方自治法の改正によりまして、従来の助役制度から、より積極的に政策それから企画にかかわる副市長制度に改められたことは、地方自治にとって非常に大きな変革であるというふうに考えております。このためこの機会をとらえて、副市長の直下に先ほどの総合調整室を位置づけるとともに、富士宮市行政改革推進本部に関することなど、市長権限の一部を副市長に委任をいたします。

 さらに、専決区分につきましても事務執行の部分における議決事項以外の決裁権を副市長以下に順次おろすことで、市長のトップマネジメント機能の一部を副市長に分け、意思決定の迅速化を図ってまいりたい。こんなふうに考えております。

 私からは以上でございます。よろしくお願いします。



○議長(朝日昇議員) 市立病院長。



◎市立病院長(木村泰三君) それでは、私のほうからメタボリックシンドローム対策などは医療費の削減につながらないという発言の意味についてということで、それについてお答えいたしたいと思います。

 この発言が非常に意外という感を持って受けとめられたのではないかと私は思っておりまして、私にとってはそのことが非常に意外でございます。多くの医師にとりましては、メタボリックシンドローム対策が別に医療費の削減につながるとは考えていないのでございます。ちょっとその間のことを説明させていただきます。もちろんメタボリックシンドローム対策をいたしますと、いわゆる成人病の発現がおくれまして、多分また長命です、長生きすることができるのではないかと思います。これははっきりした科学的、85センチメートルというのが妥当な値かどうかというのは、これは専門家の間でも非常に疑問が出ておりますが、これは世界的に一番長生きできる人というのはやや小太りの人です。BMIで申しますと24から二十四、五が一番長命であると言われております。それよりも太っていても、やせていてもいけないわけでございます。ですから、それから力士は短命でございます。これは有名でございます。我々の平均寿命よりはるかに短い寿命でございます。力士というのは言うまでもなくメタボリックシンドロームの権化みたいな方たちというと怒られるかもしれませんが、ということでございます。これは短命でございます。

 そういうわけでございまして、メタボリックシンドローム退治をすれば長命になるであろうということは想像できるわけでございます。しかし、このような肥満をなくせば成人病は発現しないのか。これはとんでもございません。成人病のもともとにあるのが人間の老化です。細胞の老化でございます。細胞の老化によっていろんな臓器不全が起こってくるわけでございます。私は見ていただいてわかりますように、メタボリックシンドロームでございません。いろいろ気をつけております。それで55歳ぐらいまではほとんど医者にかかったことがない。医療費を一銭も使わないで、ひたすら医療保険料を納めていた人間でございます。ところが、55歳から高血圧ということになりまして、高血圧の薬を服用しております。高脂血症もございますし、時々高脂血症の薬も飲んでおります。入れ歯も50代からだんだんふえてきまして、インプランテーションもやらないといけないと考えています。最近目も白内障、老眼はもうかかっているのですが、白内障もかかってきたみたいで、よくかすんでおります。腰も痛くなってまいりました。今63歳でございます。これからの人生長生きすればするほど、医療費を使っていくわけでございます。それは皆さんよくわかるのではないかと思います。

 つまり長生き、長命をさせるということと、医療費が減るということは全く別の問題であるということを御理解いただきたいと思います。短命な力士の使う医療費と一般に80歳まで生きる方とどちらが医療費を使って死ぬと思いますか。それは大体常識的に考えて、力士のほうが医療費を使わないわけでございます。ですから、そこのところをよく知っていただかなければいけない。成人病にはいつかかかる。それから、これから日本の年齢と死因統計で著名に出ておることでございますが、平均寿命が上がれば上がるほど実はがんによる死亡が増えております。がんというのは細胞の老化現象が起こってくると起こりやすくなるものでありまして、これは当たり前のことであります。では、がんにおける死亡のほうがほかのいわゆる成人病、脳血管障害とか心血管障害で死ぬよりも安いと思いますか。私は医者として見ていて決してがん死というのは結構いろいろ高くつく死亡でございますね。死亡からいいますと。それでも余り医療費が減るとは思えないわけです。また、それからいろいろな文献を見ておりましても、メタボリックシンドロームを減らすことによって、国家としての医療費が、社会としての医療費が減ったなどという統計はどこにも出ておりません。これは当たり前だと思います。むしろ長寿、平均寿命が増すとともに医療費は増す、国家としての、社会としての医療費は増すであろうと考えるほうがよっぽど論理的なのであります。

 最後に申し上げますけれども、しかし私は健康診断、あるいはメタボリックシンドローム退治を市が推進することに反対しているわけでは全くございません。これは市としては市民が長命を得るべく努力するのは当たり前でございます。しかしながら、そのことが医療費の削減につながるとか、医療費の削減につながるからこれをやれという一部勢力があるわけでございますが、これは医学的に見て我々医療者から見て間違いであろう。このようなわけでございます。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長兼福祉事務所長(佐野恒夫君) それでは、私からは御質問の3番目の大宮保育園を子育て支援の拠点施設としてどのように進めていくかについてお答えいたします。

 大宮保育園は少子化、核家族化など家族形態の変化に伴い、多様化する保育ニーズに対応するため、子供の遊び場の提供や育児相談などを目的とした地域子育て支援センター及び仕事と育児の両立支援のため、子育てを手助けしてほしい人と子育てのお手伝いをしたい人の会員組織であるファミリー・サポート・センターを併設し、保育に欠ける児童とともに家庭で子育てをしている親と子供を対象とした子育てを支援する拠点施設として位置づけております。平成19年9月開園以来本年2月までの間に地域子育て支援センターは月平均820人の親子に活用され、またファミリー・サポート・センターの活動状況は幼稚園、保育園児の送迎等で月321件となっております。このほかにも隣接する大宮小学校の児童との交流、地域のお年寄りとの触れ合い、地域商店街とのかかわり合いを深めるなど、地域に開かれた活動を行っております。今後もこれらの活動を充実させ、子育て支援の拠点としての機能を果たしてまいります。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 都市整備部長。



◎都市整備部長(土橋定男君) それでは、私から2点の御質問についてお答えさせていただきます。

 最初に、国道469号の登山道以西の建設推進について、どのように取り組むのか。また今後の県の事業計画、予算概要等についてお答えいたします。現在県において事業を行っております国道469号の2期事業区間2.7キロメートルのうち、村山地先から山宮工場団地入り口市道までの1.7キロメートルにおきましては、本年3月26日に供用開始の予定となっております。残る1キロメートルの区間のうち、山宮工場団地入り口市道から県道富士宮富士公園線までの間におきましては事業用地の取得に向け、鋭意交渉を進めており、来年度についても引き続き用地取得を推進し、事業を進めていただけるものと考えております。

 また、県道富士宮富士公園線交差点から西へ現道469号取りつけまでの間におきましては、本年度に用地立ち会いを実施し、事業の説明をさせていただき、御理解、御協力をお願いしたところでございます。平成20年度以降についても引き続き県と協力し、事業用地取得を行い、2期事業区間残り1キロメートルの一日も早い完成に向け、努力してまいります。

 一方、そこから国道139号北山インターチェンジまでの3期事業区間におきましては、2期事業区間の進捗状況を見ながら事業促進に向けて、市として、また国道469号建設促進期成同盟会として県に働きかけを行いたいと考えております。

 事業費につきましては、ルートがまだ未確定であることや、事業用地の単価、また移転物件の詳細が明確になっていないため、現段階では未定となっています。そのように県から伺っております。

 次に、都市計画道路の整備計画の見直しについて、見直し作業の具体的な内容とその時期、予定進捗状況についてお答えいたします。現在本市の都市計画道路は第二東名自動車道、歩行者専用道路の宮原外神線を含めて25路線、総延長6万6,500メートルが都市計画決定されております。この改良率は38.3%、全線改良済みは5路線にすぎません。また、当初の都市計画決定から20年以上経過している幹線街路22路線のうち、17路線には未改良部分があり、うち7路線は改良率ゼロという現状です。厳しい財政状況が長引く中にあっても、街路整備を進めてまいりましたが、なかなか改良率が上がらないのが現実です。一方、現在の都市計画道路は高度成長期の市街地の拡大や自動車交通の増大を前提に計画されたものが多く、少子高齢化の進行等の社会情勢の大幅な変化に伴い、都市計画道路の必要性も変化していることが考えられます。このような背景から、平成20年度、21年度の2カ年で本市の都市計画道路の必要性を再検証しようとするものです。

 再検証の具体的内容ですが、初めに検証項目、情報提供方法、課題の対応方針等を示す本市の見直し基準を作成します。見直しの範囲は、全線改良済みの5路線、自動車専用道路である第二東名自動車道並びに歩行者専用道路を除く18路線とし、このうち今後抽出するまちづくりに必要不可欠な道路や事業の実現性の高い道路を除いたものが見直し対象路線となります。この対象路線について道路機能、防災、観光振興等の観点も含む路線ごとの評価カルテを作成し、必要性を確認した後、廃止等候補路線を選定いたします。その上で新たな道路網計画による将来交通需要予測を行い、広域的ネットワーク上からもそごがないかなどの計画の合理性を確認します。このような総合的に新たな道路網を検証し、廃止、変更等の整備方針を定め、都市計画変更等の手続を行います。また、この間住民や議会の皆様への情報提供や合意形成は特に重要と考えております。

 予定進捗状況でございますが、見直しの内容により変わってくるため、現時点では予測しかねますが、平成21年度末には「廃止、変更、現決定を維持」の一定の結論を見出したいと考えています。その後、都市計画マスタープランや区域マスタープランとの整合や関係機関との調整を図った上、地元の合意形成が得られた路線から順次都市計画変更の手続に入りたいと考えております。

 私からは以上です。



○議長(朝日昇議員) 環境経済部長。



◎環境経済部長(望月秀志君) それでは、私のほうから4点についてお答えいたします。

 まず最初に、5番目の工業団地ごとの水の使用量状況はどうなっているのか。また、工業団地から取水量について要望等があるのかについてお答えいたします。市内の工業団地ごとの地下水の使用状況でございますけれども、平成18年度の実績で申し上げますと、鉄工団地では使用企業3社で地下水の日量使用量の合計は約700立方メートルです。山宮工場団地におきましては2社で約250立方メートル。北山工業団地では5社、約3,300立方メートルとなっております。西富士工業団地につきましては地下水の使用の企業はございません。

 また、富士山南陵工業団地では進出する企業の地下水使用の要望に対応するため、地下水の使用を計画しており、日量3,000立方メートルから4,000立方メートルが使用可能と伺っております。

 次に、工業団地からの取水量の要望につきましては、現在北山工業団地内の1社から要望が出ております。

 次に、8番目のJR身延線が全線開通し、80周年を迎えるに当たり、今後の利用促進はどのように考えているのかについて、お答えいたします。JR身延線が本年3月に全線開通80周年を迎えることから、本年度事業として記念事業を計画しております。この事業は身延線の全線開通80周年を祝うとともに、富士宮市への誘客を図りながら身延線の活性化、利用増を促すものでございます。現在4月6日に記念セレモニーに合わせ鉄道高架事業のPR、観光事業などのイベントを富士宮駅南口ふれあい広場で開催する予定でございます。また、静岡駅と甲府駅でチラシを配布いたしまして、身延線で当市を訪れていただく方に富士宮やきそばの割引券をプレゼントする企画も計画しております。身延線は高齢社会の進展等により、公共交通機関としての重要性がますます高くなると考えますので、今後は静岡駅と三島駅への直行便の増発、身延線の新富士駅までの延伸、富士山静岡空港開港を見据えた島田駅への直行便の新設などをJRに対し要望してまいりたいと考えております。

 次に、10番目の地球温暖化防止について、当初目標に対する達成率が平成19年度はマイナスであるように見受けられるが、目標達成に向けてどのように取り組んでいるのかについて、お答えいたします。平成18年度の実績として温室効果ガスの排出量は基準年度比で増加し、取り組みの進捗率としてはマイナスと悪化している結果となっています。これまでもさまざまな機会に地球温暖化防止に向けた取り組みを行ってまいりましたが、産業部門や家庭におけるエネルギー消費量は増加し続けております。このことから平成19年度に策定いたします富士宮市地域省エネルギービジョンの中で実効性の高い省エネルギープロジェクトを定め、エネルギー消費量の削減による温室効果ガス削減の目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。

 次に、14番目の民からの自発的な発生を待つという「待ち」の姿勢が感じられ、特に観光行政などは丸投げになっていないか。果たして観光立市はなるのかについて、お答えいたします。平成17年度に策定した市観光基本計画では、平成22年度までに観光交流客数と宿泊客数を1割増加させ、観光を起点に地域活性化を図ることを目指しています。事業推進に当たっては、官民協働で取り組むこと、役割分担を明確にするとともに積極的な取り組みをする地域や人を集中して応援すること、幅広い地域や組織と連携することとしています。そのような中、平成17年度に社団法人化した市観光協会が民間組織の核となり、市と緊密に連携し、人、物、金、知恵それぞれの得意分野を生かし、多様な取り組みを展開しています。

 富士山静岡空港オープンに向けた観光客誘致については、県内では先進的に取り組んでおり、県の助成を受け、積極的な民間事業者による空路利用のツアーづくりやおもてなし向上を推進しています。特にツアーづくりにつきましては、既に大手旅行代理店から引き合いがあり、この1月から3月にかけ、福岡空港からセントレア経由で約1,000人の観光客をお迎えしております。

 また、国土交通省の支援、助言制度を利用した中、富士市、芝川町を初め富士五湖地域と連携し、フードに特化した観光パンフレット、ポスターを作製しており、県内、首都圏、中部圏を中心とした誘客促進にも取り組んでいます。また、観光交流客数につきましては、平成16年度の557万人から平成18年度の596万人と6.9%増となっております。今後も富士山静岡空港開港を見据えて、各種の誘客策を実施してまいります。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 教育長。



◎教育長(佐野敬祥君) それでは、教育行政について6つの御質問にお答えいたします。

 まず、1つ目でございますが、教職員の授業力の向上とあるが、具体的にどのような方法をとるのか伺うということでございます。授業力の定義はございませんが、教育委員会としては授業者の力量として学習指導要領で示された基礎的、基本的な知識、技能を子供の学ぶ意欲を引き出しながら確実に定着させるとともに、他の子供たちと良好な人間関係を築きながら協働的に学び合うことができる授業、すなわち確かな学力を育てる授業を期待しております。

 また、教職員は地方公務員法、教育公務員特例法、地方教育行政の組織及び運営に関する法律等により、職務遂行のための研修の義務がありますけれども、例えば教育公務員特例法で言えば、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならないとうたわれております。こうしたことを踏まえ、各学校はそれぞれ具体的な授業を通して校内研修を実施し、授業力の向上に取り組んでおります。市教委では、学校指導員制度や市内全体研修会、学校訪問、各種研修会、市の教育講演会等を実施しまして、各学校の校内研修が充実するよう支援をしております。

 また、各教職員それぞれが日常的に授業の準備としての教材研究、教育専門書の通読、各種教育論文としての応募、自主的に各種研修会に参加するなど、幅広い教養を身につけるよう修養に努めております。

 2つ目の御質問でございますが、授業力の向上の物差しはどのようにはかられるか伺うという御質問にお答えいたします。教職員の授業力の向上に対する物差しというものは、定量的に数値化しにくい側面を持っていますが、授業を実施するときの構成要素から考え、授業における子供の活動から見える学習意欲の高まり、学習内容の理解等がうかがえる発言などの様子、ノート、ペーパーテストなどによる学習の定着の状況、また子供たちが学び合う様子からの人間関係の状況などを含めまして、さまざまな要素を組み合わせて総合的に判断いたします。

 また、子供たちのやる気を育て、わかる授業を組織することで、確かな学力を育てる授業に向けた取り組みがなされているかで判断いたします。

 3つ目の御質問、学校訪問が教員の資質向上にどのような効果があるか伺うという御質問にお答えいたします。教員の資質については、知識、技能の指導力を基礎として、教職に対する使命感や誇り、子供に対する愛情と教えることへの情熱を持って、すべての子供の成長を適切に支援できるなどの適格性を有することと考えます。

 学校訪問の目的は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第19条に、指導主事は学校における教育課程、学習指導その他学校教育に関する専門的事項の指導に関する事務に従事するとあります。こうしたことから、市教育委員会では各学校の教育課程の実施状況や学習指導の様子等を把握するとともに、実際に学校を訪問する中で現場の努力や成果を把握し、課題等への適切な支援をしていくことを目的としております。こうした中で、学校訪問により学校教育の重点施策が浸透し、学校経営、校内研修への支援により活性化し、学校の努力を認め、称揚することで学校に活力を与えていきたいと思っております。また、授業力の向上、教職に対する使命感や倫理観、誇り、児童生徒への愛情や教育への情熱を高め、子供たちに確かな学力保障と成長保障をすることへの意識化が図られると考えております。

 4つ目の御質問ですが、不適格教員との判断をどのようにするのか伺うとのことでございます。議員のおっしゃる不適格教員というのは、教育関係者の間では指導力不足教員というふうに言われておりますけれども、そのことでお答えいたします。指導力不足教員の定義は県教育委員会の要綱では、指導力不足教員とは病気、障害以外の理由で児童生徒の指導に際し、著しく適切さを欠き、継続的な職務の遂行に支障を来すため、人事上特別な措置が必要と決定された教員となっております。校長が指導力不足教員と思われる教員については、その具体的な状況にかかる事実確認を行うとともに、非常に詳細な記録簿をもって認定を求めることになります。定義の文中にあるように著しく適切さを欠くとか、継続的な職務の遂行に支障を来すところの客観性のある判断が非常に難しいものがあります。具体的で多くの資料等に基づいて検討し、県では慎重な審議をし、結果を出しますが、認定された場合は再教育を命ずることになります。

 5点目でございます。不適格教員に対する指導案があれば伺うということでございます。議員の御指摘の指導案というのは恐らく指導力不足教員に対する指導や研修の計画、あるいはプログラムのことを言っているのではないかと思います。指導力不足教員に対する研修は地方教育行政の組織及び運営に関する法律や県の条例で定められております。実際の研修は県で作成したプログラム、指導計画、これに沿って県の総合教育センターを中心に実施されることになります。

 最後に6点目の御質問、心の教育、教職員力、評価力、地域の連携力という言葉は世間に認知された言葉ではないように思うが、それをオフィシャル文書に使うのはいかがなものか伺うという御質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、これらの言葉は広く世間で認知された言葉ではないかもしれません。心の教育などは文部科学省なども使っていますが、その他の用語については時々学者が使っておりますが、日常生活の中ではなじみの薄い言葉かもしれません。ですから、少し言葉を補ってイメージとして想像的にとらえていただければと思っています。例えば生活力という言葉は辞書にはありませんが、生活する力、社会生活を営むために必要な力という意味合いで一般的にはとらえられているのではないかと思います。このような感覚で、そのまま力という言葉をつけて考えてみていただければよろしいかとは思いますが、少し御説明いたしますと、学校力というのは学校が、組織が機能して、子供の生きる力を育てる力として考えたときに、学校はどんな力をつけなければいけないか。それは学力をつける力であり、教職員の力量、それを高めることであり、心、体力を育てることであり、子供の意欲につながる評価をする力であり、学校と家庭、地域が協力して子供を育てる連携する力などが考えられます。富士宮市の学校力育成会議ではただいま例を挙げましたような学校力にはどんな力が必要なのか。その内容はどうあるべきか。これまでの富士宮市の教育の実績を生かしながら、審議していただこうと考えております。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 教育次長。



◎教育次長(芦澤英治君) 高齢者の生涯学習の充実についての御質問でございますけれども、教育委員会としての見地からのお答えとなりますので、御了解をお願いいたします。

 公民館、生涯学習センターにおきましては高齢化社会における高齢者の社会参加の意欲を高めるために、平成20年度も34の高齢者学級を開催いたします。学習内容といたしましては、教養、高齢者の健康、軽体操、交通安全、福祉、年金、暮らしの問題などの学習によりまして、社会への適応能力を高めたり、地域への貢献を仲間とともに考えたりして、心豊かな生活を過ごせるよう支援を図ってまいります。

 高齢者学級では学級長を中心に、各地区に合った講座を実施し、参加された皆様全員が意欲的に取り組んでおられます。また、地域福祉活動の一環として、平成17年度より地域住民の皆さんが運営している地域寄り合い処が全市的設置され始めており、現在市内に54カ所ある地域住民の気軽な集いの場となっております。高齢者に対する講座におきましては、認知症予防や転倒防止に関すること、リフレッシュ体操、生きがいづくり、富士山まちづくり出前講座などを楽しく学ぶことができます。高齢者の社会参加を高める一翼を担っておりますので、今後ともその充実に努めてまいります。

 以上です。



○議長(朝日昇議員) 以上で岳心会を代表した19番 朝比奈貞郎議員の総括質疑を終了します。

 この際、10分間休憩します。

                                     午前10時04分休憩

                                       

                                     午前10時14分開議



○議長(朝日昇議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 総括質疑を継続します。

 11番 佐藤長助議員の質疑を許します。11番。

〔11番 佐藤長助議員 登壇〕



◆11番(佐藤長助議員) 総括質疑最後の質問者です。6人目ですので、前の方たちのいろんな多彩にわたる質問の後ですので、私など質問することが非常に少なくなっております。それでも5点ほど伺わせてもらいます。

 まず、施政方針について伺いますけれども、今年の市長の施政方針は御自身もおっしゃっておりましたけれども、まことに簡潔で、そしてわかりやすくて、特に私にとっては片仮名の外来語が非常に少なくて、市民の皆さんも非常に受けがよかったではないかなと、本当にわかりやすい平明な言葉で書かれた文章であってよかったなと思います。とにかく市長として就任以来5年目、厳しい経済環境の中で、自らも身を律して財政健全を進めてこられた小室市長に、まず敬意を表します。

 平成20年度の施政方針の中に、それまでの努力と富士宮市の未来の光明が感じられ、市民の一人として元気が出てきたような気がしました。

 まず初めに、1番目、世界文化遺産センターの誘致活動についてですが、誘致する場所については今までどのような検討がなされたのか。今回の白糸の滝隣接地と特定した理由、根拠について簡潔に御説明願いたい。

 2つ目、少子化対策についてですが、小室市長が一連に進めてこられた少子化対策については、非常に私も関心を持って高く評価する一人ですが、特に印象に残っておるのは市長として就任した平成15年早速始めていただいた不妊対策治療、これは非常に感銘を覚えました。不妊に悩む家族にとっては非常な朗報であったと思います。その後も、これは確実な成果を上げてきていることは皆様御存じのとおりであります。今年度からの乳幼児医療費助成制度の拡大、妊婦健康診査への助成、生後4カ月までの乳児対象とした全戸訪問などは、本当に市民にとっては喜ばしいことであります。このことに関連して、質問させていただきます。

 ?、富士宮市において少子化が進んでいる1つの原因として、私は常日ごろ申し上げておりますけれども、結婚しない人、しようとしない人、つまり不婚者、この方の増加が今地方においては、あるいは自分の身近においては大変な家族の問題にもなっております。これは御存じのとおりであります。そういう方たちにもやはり1つの啓蒙活動として結婚奨励という言葉はおかしいですけれども、結婚、あるいは出産などに祝金を支給する。こんな制度なども考えられてはどうかな。これは実際に支給している町もあるようです。

 それから?、これに関連してですけれども、企業との連携の中で、若い人たちが働きながら安心して結婚し、出産し、育児ができる、いわゆる産休制度や育児休暇の制度などが保障される。そういう労働環境の整備について、どのように努力が進められているのか、進めようとしているのかを伺います。

 次に、富士宮市教育行政の方針について伺います。教育長が当市の教育行政の方針について、自ら発表されたことは画期的なことと評価します。

 申すまでもなく、国の教育は教育基本法にのっとった国や県の指針のもとで進められていくのは当然のことであります。しかし、一方では子供たちが生活しながら成長していく生活環境、その中で地域の子供は地域で育てるという課題も教育委員会の大きな役割であると考えます。今地方分権の考えが進められておる現状の中で、行政、学校、家庭、地域が連携のもと、富士宮市ならではの教育が推進されていくことを願いながら、次の点の質問をさせていただきます。

 まず初めに、富士山学習について伺います。富士山学習は、総合学習として富士宮市には最もふさわしいテーマであり、もう10年の歴史、実績があり、市内外から高い評価を受けております。年に1度の富士山学習発表会、展示部門、ステージ発表も創意工夫が凝らされ、すばらしいものがあり、会場の文化会館は終日にぎわい、大盛況であります。ただ、それを見ながら心に感ずるものがあります。まず、発表はすばらしいが、子供たちも大変だろうなと。特に昔から読み、書き、そろばんという基礎、基本の学力を身につける真っただ中の小中学生にとって、探求的学習を中心とした富士山学習にどれだけの子供たちが自主的についていっているのかという心配です。

 次に、この指導にかかわる先生方も大変だろうなということです。現場教師の多忙さは皆さんよく御存じのとおりであります。現場からは「もっと教えたい、知ってほしいことがたくさんある」、「富士山学習へ向けての計画、指導、発表に向けての作業の時間が結構大変である」という声が伝えられております。富士山学習の発表会の持ち方を考え直す必要がある。そう思います。

 発表の場はあってもよいが、富士山学習コンクールのような、一堂に会して各学校が競う、そういう場はやはり是正していくような時期に来ているのではないか。それぞれの学校で、その地域で根づいた、その地域に密接に生活が、地に足がついている。そういう素朴で地味な総合学習、あり方の取り組みでもあるし、発表の仕方もあると思います。

 そのような考えのもとで、次のような質問というか、提案をさせてもらいます。富士山学習の理念は是認するが、年1回の発表会、展示、ステージなどは子供にとっても教師にとっても負担になってはいないか。発表のための学習ではないと思うが。

 次に、基礎学力の低下が課題になっている現状で、富士山学習のあり方、方向転換、そういう時期に来ているのではないか。以上、富士山学習に対する提案というか質問であります。

 次の(4)ですが、子供が通う学校を中心とした施設の安全対策は、行政にとって重大な責任を担うことは当然でありますが、指針に示された「老朽化した学校施設の改修」について伺います。具体的な事例、そして改修の規模、見通し、それについて伺います。

 最後の質問ですが、(5)として、平成27年度まで当市で開催されている全国高等学校男子ソフトボール選抜大会は、大会関係者の努力で3年目を迎えますが、3月下旬という時期もあって、関係者各位の大変な努力の割には諸会場とも観客の数が少ないやに思います。いろいろな努力で観客の数を増やすことが最大のもてなしと考えまして、次のことを伺います。

 ?、各チームの練習場、あるいは二、三千人近い選手団、役員を受け入れる宿泊施設の整備、特にトイレ、入浴に関してはいろいろ問題があると聞きますので、整備されているのかなということ。

 それから?、地元の小学校や中学校、高等学校などへ働きかけて、なるべく観客動員、そういう対策を考えられていると思いますけれども、その辺の対策はどうなっているのか。

 それから?、一般市民へのPRがいま一つ物足りないものを感じますけれども、その辺のことの工夫はなされているのか。

 以上、何点か総括質疑をさせていただいて、御答弁のほうをよろしくお願いします。終わります。



○議長(朝日昇議員) 教育次長。



◎教育次長(芦澤英治君) それでは、私からは3項目の御質問についてお答えをいたします。

 まず、質問項目の1、富士山世界文化遺産センターの誘致活動についてでありますが、富士山の世界文化遺産登録が実現した場合、国の内外から多くの観光客が訪れることが予想されます。このため富士山の自然や文化、歴史について知ることができるビジターセンター的機能を発揮する施設を県によって設置していただくことが必要になると考えます。そして、その設置場所は世界文化遺産登録の中核を担う富士宮市が一番ふさわしいとの考えから、この誘致構想を立ち上げました。

 その設置場所につきましては、既に世界文化遺産センターを設置し、効果を上げている三重県、和歌山県を参考に検討してまいりました。両県の施設とも多岐に広がる熊野古道のネットワークのかなめに位置する場所に建設されていることを勘案し、当市におきましても白糸の滝隣接地が最適地と考えました。その理由は、静岡、山梨両県の多数の世界文化遺産コアの候補のうち、最も知られているのが白糸の滝であり、その隣接地に学術、自然、観光の機能を備えた世界文化遺産センターができることにより、富士山文化の中核的な場所として新たなにぎわいと地域の活性化が図られること。また、朝霧高原、市街地、富士山のネットワークのかなめに位置し、交通アクセスの条件がよいことなどが挙げられること。さらに名勝天然記念物の指定エリア内の用地費は、文化財の保護法に基づく国庫補助の対象となること等から、この場所が富士山世界文化遺産についての情報発信の中核的施設を設置する最良の場所であると考えるに至ったものでございます。

 次に、質問項目の4、老朽化した学校施設について、具体的な実情と改修の規模についてはどう考えるのかとの御質問にお答えいたします。平成20年度の学校施設及び設備等の主な改修工事について申し上げますと、まず、校舎の雨漏り対策といたしまして、校舎屋上の防水シートの張りかえ工事を白糸小学校と富士根北小学校の2校で予定しております。また、校舎内の普通教室等の出入り口の改修工事を富士宮第三中学校で、校内電話設備の改修工事を上野中学校、第四中学校の2校で、既設フェンスの改修工事を大宮小学校でそれぞれ予定しております。

 次に、水泳プールの塗装工事でございますが、上井出小学校、黒田小学校、第四中学校の3校で予定しております。なお、施設設備の維持のための修繕関係につきましては、水道の漏水対策を初めとして建物の雨漏り等多種多様な修繕がございますが、これらに対しましては児童生徒の安全、安心を第一に対応してまいります。

 次に、地震対策関係でございます。富士宮第二中学校の技術科室は、現在技術科室として昭和38年に建設いたしました木造平家建ての校舎を使用しておりますが、老朽化が著しく、工事をしても耐震性の確保が難しい状況にあります。幸い現有施設内で代替教室の対応が可能なことから、別棟の鉄筋コンクリート平家建ての建物に技術科室を移転しようとするもので、その移転工事改修工事を予定しております。また、西富士中学校の給食、技術科棟につきましては、老朽化対策及び耐震化対策として地震改築事業による建てかえに対する国庫補助の採択に向けまして建物の耐力度調査を実施してまいります。

 次に、質問項目の5、平成27年度まで毎年当市で開催される全国高等学校男子ソフトボール選抜大会の運営とおもてなしについての御質問にお答えいたします。まず、練習場、宿泊施設は整備されているかとの御質問ですが、練習場につきましては昨年開催された第25回大会の反省を踏まえて市内にある民間施設を含め12施設を確保しております。なお、今回は事前に各チームに練習日時の要望を伺い、要望に対応する形で割り振り作業を行い、先般各学校に通知したところでございます。

 宿泊施設につきましても昨年の反省を踏まえまして、食事、ふろなど改善されております。特にふろの問題につきましては、民間の入浴施設でのサービス料金による対応となっておりますが、何より大切なことはお客様という意識が一番であるということを旅館料理組合を通してお願いしているところでございます。

 次に、観客動員の小中学校、高等学校への対応はどうなっているのかとの御質問ですが、議員御指摘のとおり過去の例から本大会は終業式、卒業式の前後と重なる時期であり、大変に慌ただしく、また生徒の輸送にも課題が多いことから、児童生徒の割り当て的な観客動員については考えておりません。ただし、児童生徒、家族が自発的に観戦していただけるようポスター、チラシ等でPRを各学校にお願いしたところでございます。

 次に、市民へのPRはどうなっているのかとの御質問ですが、本大会がスポーツ拠点づくり推進事業として位置づけられている大会であることから、市民向けのPR対策としてポスターを各学校、公共施設に配布、掲示を依頼するとともに、各世帯にチラシでのPRを済ませたところでございます。また、観光協会、市内の商店街連盟等を通してのぼりの設置によりPRをしていただくよう依頼したところでございます。

 以上です。



○議長(朝日昇議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長兼福祉事務所長(佐野恒夫君) それでは、私からは少子化対策についての1点目の結婚しない人の増加現象が少子化の一因となっている。結婚や出産に祝金を支給する施策が考えられないかについて、お答えいたします。

 少子化は核家族化の進行、就労構造の変化、女性の社会進出など社会環境の変化により未婚化が進んでいることが議員御指摘のように1つの大きな要因と考えられます。結婚や出産に祝金を支給することは結婚のきっかけづくりや出産時の経済的支援にもなることから、少子化対策の一方策として有効であると思いますが、これには多大な費用を要しますので、御提案のお祝金の支給につきましては当面困難であると考えております。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 環境経済部長。



◎環境経済部長(望月秀志君) それでは、私のほうから少子化対策の2点目の企業との連携の中で、若い人たちが働きながら安心して結婚、出産、育児ができる労働環境の整備が進められているかについてお答えいたします。

 産休、育児休暇等の労働環境は整備されつつあるものの、まだまだその体制が十分でないのが現状であります。労働基準法や育児介護休業法では、常時10人以上の労働者を使用する事業場の使用者は育児休暇等を盛り込んだ就業規則を作成しなければならないことになっています。また、育児、介護休暇等が適正に取得できるよう、静岡県の行うセミナー情報や万一休暇等が適正に取得できない場合などの相談場所についての情報を提供しております。

 さらには、育児中、育児後の生活の不安を解消するため、静岡県や21世紀職業財団、ハローワークなどと連携し、出産等により退職した方の再就職の支援や静岡県労働金庫との協調で行っている富士宮市勤労者生活資金貸付制度により育児休業中の生活資金を低利で融資しております。

 少子高齢化社会が進み、労働力不足が叫ばれる中、今後中小企業が労働力を確保していく上でも、労働環境の整備は重要な問題となります。今後予定しております企業との懇談会の中で「労働環境の整備について」をテーマに取り上げていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 教育長。



◎教育長(佐野敬祥君) それでは、教育行政についての2つの御質問についてお答えいたします。

 1つ目でございますが、富士山学習の理念は是認するが、年1回の発表会は子供にとっても教師にとっても負担になっていないか。発表のための学習ではないかと思うがという御質問にお答えいたします。

 教員から「市内全校の展示発表があるから、全体の学習レベルが高くなる」、「10年目を迎え、お互いの学校で学び合っていることを感じた」、「発表を考えて、学習を積み上げていくことの大切さを感じた」という感想がありました。展示発表は1年間の学習過程において作成した子供たちの学習の記録やまとめを集めて制作します。教員は子供たちの学びの記録や努力をむだにしないためにも展示としての完成を目指します。それは負担ではなく、教員としてのやりがいであり、今年の成果や次年度への課題を見つける機会であり、制作する期間は集中して行う学校が増えてきた。担当者が1人で苦労するのではなく、全職員で協力しながら制作する雰囲気があるのでとてもいいという感想が聞こえるようになっております。

 ステージ発表校からも、子供同士が学年を超えて互いのよさを認め合う場となった。職員間のきずなをより深めることのできるものであったという感想があり、総合的な学習の進め方を模索していた時代から、発表会の10回目の積み重ねにより研修の成果が実り、教師の指導力が向上していることがうかがえます。この富士山学習は各校が1年間のまとめの機会となるわけですが、発表直前の負担が重くならないように、そして発表のための発表にならないように、計画的に取り組んでいくことを一層進めていきたいと思います。

 2つ目の質問でございます。基礎学力の低下が課題になっている現状で、富士山学習のあり方、方向転換が問われていると思うが、お考えを伺いたいという御質問にお答えいたします。まず、基礎学力の低下が課題。このことについて少し申し述べたいと思います。学力の今日的なとらえ方は、知識、技能を習得した力、それから活用する力、いわゆる私たち小さいころ応用力、応用力と言っていましたけれども、それと同じように考えてよろしいかと思います。それから、探求する力、そしてその基盤となる学習意欲、これらが学力を構成する要素になっているのではないかと思います。御承知のようにOECD、経済協力開発機構が行ったPISAの学力調査、これはよく最近聞かれる言葉ですが、国際学習到達度調査、プログラム・インターナショナル・スチューデント・アセスメント、このP、I、S、Aを合わせてピサというふうに言っているようですが、日本は活用の力が下がっているという結果が出ております。この調査を参考にして作成され、先ごろ行った全国学力・学習状況調査でも全国や県において、市においてもやはり活用の部分が低いという結果でございました。

 しかし、本市においては総合的な学習、富士山学習が好き、新しい発見ができると答えた児童生徒だけの、その子供たちだけを集めて学力の結果を抽出してみると、そうでないと答えた児童生徒よりも全国や県に比べて正答率が高く、特に活用の面では十数%も高いという結果が出ております。教科学習では学習指導要領で決められた内容に基づいた学習を行うわけですが、総合的な学習、富士山学習は児童生徒の意欲に基づいた学習から出発し、その子なりの自らの課題を探求する学習を通して、学習マネジメントなどを身につけていくことになります。このことが習得する力や活用する力に強い影響を与えていくものと考えます。

 先ほど(1)の御質問にありますように、発表会のための発表と考えている学校がもしあるとするならば、この総合的な学習の意味や意義を該当校の教職員の方々にも再確認していただくとともに、年間を通して1時間、1時間を大切にして、継続的に総合的な学習を進めていただくことが肝要かと思います。富士山学習の成果を上げている学校については、先ほどの答弁の中でも教職員の感想からも明らかであると思います。また、保護者や一般市民の方々からも多くの賛同のお言葉を感想としていただいております。したがいまして、富士山学習の方向転換はいたしませんが、授業としての探求的、継続性というところを重視していきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(朝日昇議員) 以上で11番 佐藤長助議員の総括質疑を終了します。

 以上をもちまして、日程第1 議第29号平成20年度富士宮市一般会計予算から日程第15 議第43号平成20年度富士宮市病院事業会計予算まで、15件と合わせて市長の施政方針及び教育長の教育行政方針に対する総括質疑を終結します。

 お諮りします。ただいま議題となっております議第29号平成20年度富士宮市一般会計予算から議第43号平成20年度富士宮市病院事業会計予算まで一括15件については、22人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(朝日昇議員) 御異議なしと認めます。よって一括15件については22人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定しました。

 お諮りします。ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、


      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員
      3番  望 月 芳 将 議員       4番  稲 葉 晃 司 議員
      5番  深 澤 竜 介 議員       6番  吉 野 友 勝 議員
      7番  佐 野 清 明 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員
      9番  横 山 紘一郎 議員      10番  渡 辺 喜代美 議員
     11番  佐 藤 長 助 議員      12番  遠 藤 英 明 議員
     13番  村 瀬   旬 議員      14番  山 口 源 蔵 議員
     15番  諸 星 孝 子 議員      16番  朝 日   昇 
     17番  渡 辺   登 議員      18番  吉 田 晴 幸 議員
     19番  朝比奈 貞 郎 議員      20番  日 原 貞 二 議員
     21番  望 月 光 雄 議員      22番  手 島 皓 二 議員


 以上22人の議員を指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(朝日昇議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました22人の議員を予算審査特別委員会の委員に選任することに決定しました。

 ただいま選任されました予算審査特別委員会の委員は、次の休憩中に特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、その結果を御報告願います。

 この際、暫時休憩します。

                                     午前10時46分休憩

                                       

                                     午前10時55分開議



○議長(朝日昇議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 休憩中に開催されました特別委員会において正副委員長が互選され、その結果の報告がありましたので、御報告します。

   予算審査特別委員会委員長   朝比奈 貞 郎 委員

           副委員長   渡 辺 喜代美 委員

            〃     佐 藤 長 助 委員

 以上のとおり当選されましたので、御報告します。

 以上で本日の日程は全部終了しました。

 お諮りします。お手元に配付済みの日程表のとおり、明3月11日及び12日の2日間は常任委員会開催のため休会、3月13日及び14日の2日間は予算審査特別委員会開催のため休会、3月15日及び16日の2日間は休日のため休会、3月17日及び18日の2日間は委員長報告作成のため休会したいと思います。これに御異議ありませんか。

                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(朝日昇議員) 御異議なしと認めます。明3月11日から3月18日までの8日間は休会することに決定しました。

 来る3月19日は午前9時から本会議を開き、議案の審議を行いますので、よろしくお願いします。

 本日はこれにて散会します。大変御苦労さまでございました。

                                     午前10時57分散会