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静岡県 浜松市

平成22年  1月 河川・道路・森林整備促進特別委員会 日程単位




平成22年  1月 河川・道路・森林整備促進特別委員会 − 01月13日−01号









平成22年  1月 河川・道路・森林整備促進特別委員会



          浜松市議会河川・道路・森林整備促進特別委員会会議録

1 開催日時

 平成22年1月13日(水)午後1時28分開議

2 開催場所

 第4委員会室

3 会議に付した案件

 1 天竜川ダム再編事業について

 2 遠州灘海岸の侵食問題に関する調査研究について

 3 高規格道路等の整備促進について

 4 遠州鉄道高架事業の推進について

4 出席状況

 ◯出席委員(12人)

  委員長   長山芳正     副委員長  酒川富雄

  委員    渡邊眞弓     委員    西川公一郎

  委員    山本博史     委員    野尻 護

  委員    湖東秀隆     委員    花井和夫

  委員    太田康隆     委員    丸井通晴

  委員    今田欽也     委員    柳川樹一郎

 ◯欠席委員(1人)

  委員    鈴木浩太郎

 ◯説明者の職氏名

  土木部長                   松井 充

  土木部次長(道路課長)            平野久和

  河川課長                   渥美祐一郎

 ◯議会事務局職員の職氏名

  議事調査課専門監(議事調査課長補佐)     小宮山敏郎

  議事調査課(担当書記)            村松拓也

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                  会議

                                    13:28



○長山芳正委員長 ただいまから、河川・道路・森林整備促進特別委員会を開会いたします。

 鈴木浩太郎委員から欠席の連絡がありましたので、報告いたします。

 報道関係者の傍聴については、許可することでよろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○長山芳正委員長 それでは、報道関係者の傍聴については、許可することといたします。

 一般傍聴人の傍聴については、申し出があれば許可することでよろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○長山芳正委員長 それでは、一般傍聴人の傍聴については、申し出があれば許可することといたします。



○長山芳正委員長 最初に、平成21年9月24日付けで浜松地域森林組合協議会会長の青山喜宥さんより、市議会議長及び河川・道路・森林整備促進特別委員長あてに提出されました要望書「浜松市の森林・林業施策について」でありますが、この件につきましては議員全員に文書配付され、また、12月8日には議員連盟により会長である議長を初め議員31名の皆様方に現地を視察いただき説明を受け、森林・林業等々の実情を把握していただきました。その時、御意見等も聞かせていただきましたので議長ともども関係当局に要望に沿うようお願いしました。青山会長からも再度現地視察等々のお礼のあいさつがありましたので委員の皆様にお伝えさせていただきます。

                                    13:32



△1 天竜川ダム再編事業について



△結論

 河川課長から、天竜川ダム再編事業についての説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○長山芳正委員長 それでは、協議事項に入ります。

 最初に、天竜川ダム再編事業について協議をしますので、河川課長より説明をいただき、質疑・意見等々を賜りたいと思います。



◎河川課長 それでは、現在国が実施しています天竜川ダム再編事業につきまして説明していきますので、資料をごらんください。

 1ページをごらんください。

 天竜川のダム再編事業は、資料に記載されています事業の概要、また事業の方策のとおり、現在利水専用ダムとなっています佐久間ダムを活用し、新たに治水機能を確保しまして、天竜川中・下流部の洪水を防御することを目的として行われています。

 また、佐久間ダムにおいて確保した治水機能を維持するための土砂対策を実施するため、土砂移動の連続性を確保するものであり、遠州灘の海岸侵食抑制が期待できるものと思われます。

 次に、佐久間ダムの現状ですが、平成18年度の調査におきましては、貯水池内に約1億2000万立方メートルの土砂が堆積しています。堆積率はおよそ36%でして、そのことが海岸侵食の一因ともされています。

 天竜川ダム再編事業は、総事業費およそ790億円が見込まれていまして、事業の完成目標年度につきましては、平成33年度と国から伺っています。

 資料の右側に記載されています天竜川ダム再編事業のイメージ図のとおり、利水専用既設ダム(佐久間ダム)の有効活用をするため、洪水調節容量の確保を図り、貯水池に入り込む土砂を下流に流下させるための排砂施設の整備などが現在検討されていまして、海岸侵食の抑制に期待をするものです。

 国土交通省が平成16年度に実施計画の調査に着手をいたしました。そして、本年度より建設事業に着手したところです。

 次に、2ページをごらんください。

 平成21年度の事業内容について説明をいたします。

 本年度は事業費およそ9億7000万円で実施していまして、施設計画の検討や環境への影響を予測、また、検討するための基礎データを得るために、資料に記載されています調査を現在行っています。

 主なものといたしましては、1点目といたしまして、地形・地質調査、これは、施設計画の検討に必要な地形測量、そして地質調査を行うものです。2点目といたしまして、下流域の生物調査、これにつきましては、天竜川下流域の生物環境への影響を検討するための基礎データを取得するため、魚類などの生息状況の調査を実施するものです。3点目といたしまして、ダム貯水池及び佐久間ダム周辺の生物調査です。これにつきましては、生物環境への影響を検討するための基礎データを取得するために、ダム貯水池において魚類調査などを実施するものです。4点目といたしまして、水質調査、これにつきましては、水質環境への影響を検討するための基礎データを取得するために、出水時に水質の調査を実施するものです。5点目といたしまして、河口域の地形測量です。これは、天竜川の土砂移動特性を検討するため、河口から流出する土砂動態の実態を把握することを目的として実施しているものです。6点目といたしましては、置土実験です。これは、土砂供給による物理環境として、生物環境への影響を予測・検討するための基礎データを取得することを目的として実施をしています。

 これらの調査につきましては、今後も継続して実施する予定であるということを国土交通省より伺っています。

 なお、天竜川ダム再編事業につきましては、今年度、国が河川法に基づき策定しました天竜川水系の河川整備計画に位置づけられています。浜松市といたしましては、これまでと同様に国土交通省より情報の入手に努めまして、事業の進捗を把握いたしまして、また、必要に応じまして地域の皆様に情報を提供していきたいと考えています。



○長山芳正委員長 ただいま河川課長より事業の概要、目的等々について、そしてまた現在の進捗状況等々について説明がありました。

 委員の皆さん方で何か意見・質問等ありましたらよろしくお願いいたします。



◆野尻護委員 政権がかわってこの事業がどうなるかと心配していましたが、継続してやっていただけそうだということで安心をしています。

 ただ、地元の住民、いろんなところで聞いていますが、根強い不信感といいますか、本当に土砂が流れるのかと。特に佐久間ダムには排砂トンネルを掘るが、秋葉ダムにはつくらない。それでは、秋葉ダムではどうして砂が下へ流れていくのかという声と、もう一つ、佐久間の住民の方からは、やはり昭和40年代に大洪水に見舞われていますので、排砂トンネルをつくったことによってそこから大量の水が流れて、また洪水にならないかという根強い声をいろんなところで聞いています。そういった住民の声をぜひ聞いて、国土交通省と折衝いただいて、住民の納得するような形で事業の推進を図っていただきたいと思います。要望です。



◎河川課長 今のような要望を時々伺っています。国土交通省と話をすることがありましたが、これからもモニタリング等をやり、住民の皆さんの期待にこたえていきたいということをおっしゃっていました。今後も引き続いて協議していきたいと思います。



◆野尻護委員 よろしくお願いします。



◆柳川樹一郎委員 21年度で9億7000万円。今ここに報告のある事業予算が9億7000万円ですか。



◎河川課長 主なものです。



◆柳川樹一郎委員 主なものとはいえ、余りにも見えないなという感じがするが、22年度も大体こんな格好でいって、本当に、33年にはそれらしきものになるのか。



◎河川課長 今、指摘のあったように、情報開示というのがやはりなかなかできていないということで、いろいろな影響など心配があります。これからは少しずつでもいろんな説明をしていくと国土交通省から伺っています。今のところ私は、平成33年完成予定と伺っています。



◆柳川樹一郎委員 政権がかわってだんだん先細りにならないようにしてもらうよう、市長にも言ったり、いろんなところへ手を回してください。



◆太田康隆委員 初年度1億2000万円だったと思いますが、これが事業としてスタートして3年たちますか。相当な金額が累計としては事業費にのっかっているのだが、今言われたように、成果が全然こちらに見えてこないですよね。だから本当にその事業をやっているのかと言いたくなるようなところもあるわけです。

 したがって、国土交通省に我々も毎年この再編事業についての事業の継続のお願いとあわせて、成果物というか、取得したデータもぜひこちらに提供してほしいというようなお願いもしていますが、その辺は浜松市として、河川課としてもきちんとやっていただいていますか。



◎河川課長 やはり同じように成果物が見えないということを伺っているものですから、なるべく情報開示していただきたいということは常々お願いしているところです。その点につきましては国土交通省としても考えていただいていると思います。そういう要望は今後も引き続いてやっていきたいと思います。



◆太田康隆委員 ほかの河川も含めて、県がなかなかその河川整備計画をつくりたがらない。事業をできればもう政令市がやってくださいみたいなところもあるわけで、そうするとやはり政令市としては、直接国と河川にかかわることというのは交渉事を持っていかないといけないと思うので、その成果物についてはこちらも有効に活用できるような、この六つの事業の中でも浜松市としても欲しいデータをきちんと提供していただけるよう、言わないと出してこないだろうから、ぜひこれからも粘り強く言い続けていただきたいというのをお願いしておきます。



◎河川課長 そのように進めていきたいと思います。よろしくお願いします。



◆柳川樹一郎委員 もう1点。

 天竜川で今、立っている木、立木処理をやっていますね。それと同時に、河川敷の中から中田島とか五島とか駒場のほうへ、全部で20万立方メートルという土砂を運んでいる。それもこの9億7000万円のうちの事業の一つですか。



◎河川課長 そこは私もはっきりつかんでいないのですが、確かに養浜材としておおむね20万立方メートルを五島海岸と篠原海岸、その他に磐田にも入れていますが、推測ですが、多分緊急経済でついたお金だと思いますので、別ではないかと考えています。



◆今田欽也委員 先ほどの野尻委員の質問とちょっと関連するものがあるのですが、まず、初歩的な質問で申しわけないですが、佐久間ダムの堆砂は下へ流すことはわかるわけですが、秋葉ダムから下のものは何もこれでは今もできていないし、そうすると下へ一つ下げるだけのような感じがするわけです。下にどういうふうな形でこれは河口まで土砂の移動を考えているのですか。



◎河川課長 秋葉ダムは、両サイドのゲートを通して流すということだと思います。



◆今田欽也委員 それはわかります。それはただ、佐久間ダムの堆積土砂を下へ下げるだけで、秋葉ダムでとまるじゃないかと。それから下は、まだこれにはどういう方法でやるのか出ていないですよね。



◎河川課長 はい、今のところはそこまでの把握はしていません。

 佐久間ダムへ洪水調節機能をつくりまして、最終的には天竜川河口へ年間30万立方メートルが流れるということになっています。



◆今田欽也委員 それがわからないわけですよ、この今の説明ですと。佐久間ダムのほうは下へ下がることは間違いないわけですが、それから下のダムはどういう形で下げるのか。多分、今の構造というのは、流れないのではないのかなと思っていますが、そのために秋葉ダムはしゅんせつをしていますよね。しゅんせつしたものはそのままほかの資材として出すわけですから、それは流れていかないのではないのかなと思っています。

 それともう1点、漁協組合の方たちからよく言われるのですが、その作業をやることによって、石が非常に泥で覆われてしまいます。だからアユだとかそういったものに非常に影響があるという話もあるわけですが、その辺はどんなふうに考えているのですか。



◎河川課長 そういう声も、伺っています。それはモニタリング等をやった中で、当然、悪影響が出てはいけませんので、モニタリングの中で今後決定していくということを伺っています。



◆今田欽也委員 ということは、まだ研究段階ですか。



◎河川課長 そうです。



◆渡邊眞弓委員 この問題に関して、佐久間から中田島までの関連するそういった住民の方、そして天竜漁協組合のように、生活にかかわっている方など、いろいろな方が多くかかわっています。実は私どもも過日、国会議員が来た折に、一緒に上からずっと視察をしました。天竜川の漁協組合とも懇談したのですが、今この土砂を流すのは、そういう計画でいいが、シルト粘土というのか、土砂が粘土質なので、非常に濁るし固まりやすい。アユをあそこで一生懸命研究してやっていますが、アユもやはり少なくなってきた。そういうことで、本当に今やっていることが、研究しているということがどう影響してくるのか、そこら辺は非常に危惧しているというようなお話もありました。

 やはりそうやって考えますと、今そういうふうに検証していることがどういうふうに効果があるのか、どうして今こういう検証が必要なのかということも含めまして、やはり情報をしっかりと現地のほうに伝えると同時に、先ほど課長も言っていましたが、一体となって取り組むことが大事かと思います。

 今検証していて、その情報は、どんな形で、どの程度いただいているのか、そしてもらったら、その現地のかかわる人たちとどういうやりとりをしていくのか、そこら辺がちょっと見えてこないのですが、どうでしょうか。



◎河川課長 現状においては、このような検証をやるということを、回覧等で地元の関係者の方にお知らせしているということです。我々には、こういうことを今やろうとしていますということで、情報はいただいているわけですが、まだ結果としてそのものがどのように生かされるかとか、今後どのように反映していくという話までは、まだ伺っていません。



◆渡邊眞弓委員 その見通しはどうですか。



◎河川課長 来年度も今年度と同じ調査等を継続していくということのようですから、ここ何年かの間には、ある程度の方向性が出ると思います。



◆渡邊眞弓委員 なかなか見通しは遠いですね。



○長山芳正委員長 それと、佐久間ダムから秋葉ダムへ流すのは、ここから下へとはという質問がさっきあって、もうちょっと説明をしっかりしていただければと思うのですが。心配しているのは秋葉ダムから下ということで、そこへたまってしまうのではないか。



◆今田欽也委員 一番心配するのは、やはりさっき言った浦川だとか佐久間の間の河床は当然上がりますよね。それはどんな形で対策していくのか。



◆野尻護委員 関連、この質問にプラスして。結局、船明ダムは、ダムの裏のゲートの位置が一番底くなっている。だから堆砂はないという想定でつくったダムなのです。ところが、実際は堆砂があります。もうボート場なんか、底が一番深いところでも1メートル以上上がっていますから。だから、もう本当にすぐ底が見えてしまう。ということは、結局、佐久間ダムから流してもあそこでまた積もるだけだというのが、地元の声なんですよ。下へ流れるわけがないと。学者さんは流れると言っている。



◎土木部次長(道路課長) 昨年まで河川課長を務めていましたので、私が聞いている範囲でただいまの質問についてお答えしたいと思います。まず、佐久間ダムからの排砂ですが、基本的な考え方は、現在たまっている土砂を下流へ流すのではなくて、上流から入ってくる土砂を下流に流すという考え方でダム再編事業が行われているということで初めに理解をいただきたいと思います。

 資料の1ページですが、現状のところで、堆砂の進行と、真ん中の吹き出し図の現状ですが、堆砂の進行がありますと、堆砂によってダムの貯水量が非常に少なくなってしまいます。その堆砂については、その下に再編後がありますが、掘削や運搬によって、たまっている土砂は処理していくということでして、排砂バイパスによる排砂トンネルにつきましては、上流から入ってくる土砂をダムを通さずに下へ流すという考え方で行われているということです。

 それから、一つ下流の秋葉ダムの堆砂につきましては、秋葉ダムの左右のゲートがほかのゲートに比べて1メートルほど低くつくられています。そういうことで、洪水時において、その左右のゲートをあけることによって、土砂を流下させるという考え方です。

 しかしながら、現在たまっている土砂もありますので、現状よりは土砂の堆砂をふやさないということで現在は考えられていると思います。

 また、船明ダムにつきましては、先ほど委員からもお話がありましたように、川底の部分までゲートがついていますので、その底の部分をあけることによって、流速により土砂を流すという考え方を持っていると、そのように伺っています。



◆今田欽也委員 それはわかります。秋葉ダムの今の構造だと、確かに一般の放水のゲートよりは横が1メートル低くても、それは今までも同じ構造ですね。新たにつくるわけではないですよね。それでも今、たしか秋葉ダムは、35%か40%ぐらいの堆砂率だと思います。ということは、それより、さっき言ったように、佐久間ダムの今の上流のものを今までより余分に流すわけですよね。今度、そのゲートをつくるということは。当然、その分は、秋葉ダムなりその途中の天竜川の河床を上げるなりという形になってくるのではないかと思うのです。流れてきたものがそのまま下へ全部おりてくればいいわけですが、そんなことはできていないわけですから、そうすると、やはり周辺に対する、例えば水害だとかということが心配されるわけです。その辺が、この今の秋葉ダムの構造を変えないと、やはり下へはなかなか下がらないのではないかなという思いをしているものですから、その辺の説明がどうもはっきりわからないです。



◆酒川富雄副委員長 それと、今現在堆積している、その掘削・運搬に充てるほうというのは、今度はどこへそれは捨てるわけですか。全部売り切れるものか、それとか、今、そうしている部分については、バイパスを通さないとするとどこへ運搬して持っていくのですか。



◎河川課長 現在たまっている部分ということですね。



◆酒川富雄副委員長 そうです。



◎土木部次長(道路課長) 先ほどの現状のところの御説明がありますが、上のほうでたまっている土砂については、現在、掘削運搬を既にしていますので、その形を継続していくというような説明を受けています。



◆酒川富雄副委員長 その運搬というのは、どこへ行っているか。下流へやはり落としているのか。



◎土木部次長(道路課長) 現在、排出した土砂は建設資材として利用されています。



◆酒川富雄副委員長 その範囲でしか進まないというと、建設資材にすべてこれを使い切るといったら並みの量ではないですよね。



◎土木部次長(道路課長) 現在掘削している量と入り込む量とがありますが、我々は資料を持っていませんのでわかりませんが、今の段階では、上から入ってくる量がその年によって違うというところがありますので、量的な問題もあるだろうと思います。



◆渡邊眞弓委員 今の3年目になるこの計画の中では、基礎データを得るためだということでやられていますが、平成33年完了ということでは、やはり中・長期的な見通しですので、あと11年あるわけですが、見通しとして、やはり総合政策の中で、最後まで来て5年後にはどうなるだとかという中・長期的な問題として、政策を立てていくべきではないですか。その点については国土交通省の関係ではどうなっているのか。



◎河川課長 特にその中・長期的な見通しとして、33年完了予定というのは伺っていますが、5年ごとの途中段階の時点での事業予定は伺っていません。今後、そのスケジュール的な部分について示していただくよう提唱をしていきたいと思います。



◆太田康隆委員 今の段階で全体の事業規模というのはどこかから数字が出ているの。最初、600億円とも700億円とも言っていましたね。それを政権がかわってまたこういうものに対して大分シビアになってきていますね、国交省のほうも。



◎河川課長 最新版として790億円ということです。



◆太田康隆委員 790億円、それはいつの段階で。



◎河川課長 先月です。



◆太田康隆委員 そうすると、790億円という金額が出ているということは、事業全体の概要も出ているということですか。



◎河川課長 そうだと思います。



◆太田康隆委員 それは示せるの。全体像を示してくれているの。



◎河川課長 全体像は示されていません。



◆太田康隆委員 また向こうがもし示せるようでしたら、790億円の中身をやはり我々にも示していただきたい。



◎河川課長 詳細について、今のところは聞いていないです。



○長山芳正委員長 今いろいろと意見等々出ましたが、地元の意見をよく聞き、また情報は情報として流し、そして目的に沿って33年度に完成ということでありますので、それを目指してひとつ事業が進むように、市当局としても強く国に要望していただくということでお願いしたいと思います。

 この件につきましては、聞きおくこととしたいと思います。

                                    14:01



△2 遠州灘海岸の侵食問題に関する調査研究について



△結論

 河川課長から、遠州灘海岸の侵食問題に関する調査研究についての説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○長山芳正委員長 次に、遠州灘海岸の侵食問題に関する調査研究についてということに移りたいと思います。

では、河川課長、説明してください。



◎河川課長 次に、2点目の遠州灘海岸の侵食問題に関する調査研究について説明をしていきます。

 資料をごらんいただきたいと思います。

 本日は、遠州灘海岸の侵食状況、静岡県事業におけます浜松篠原海岸の侵食対策事業、そして、浜松市が提案しました産官学連携による科学技術振興調整費による研究の状況について概要を御説明させていただきたいと思います。

 初めに、資料の1ページをごらんください。

 遠州灘海岸の侵食状況についてですが、中田島砂丘の海岸線がおよそ200メートルも後退をいたしまして、平成15年には、砂丘に埋め立てたごみが海に流出するということが起こりました。

 資料右上の写真は、昭和21年当時の海岸線と平成13年の海岸線とを比較したものですが、写真が小さくてわかりにくいと思いますので、次の2ページをごらんください。

 1ページと少し時期が違いますが、昭和62年ごろと平成17年の比較写真です。右の写真の赤いラインが、ほぼ昭和62年の海岸線をあらわしたものでして、大きく侵食されている状況がおわかりと思います。

 続いて、3ページをごらんください。

 現在、海岸管理者であります静岡県が取り組んでいます浜松篠原海岸における侵食対策事業の概要について、説明を申し上げます。

 この事業は、平成17年12月の遠州灘沿岸侵食対策検討会からの緊急提言を受けまして、浜松篠原海岸の緊急的な侵食対策として、養浜工と離岸堤3基の設置を行うものです。

 事業内容につきましては、右の上に記載してありますが、平成18年度から平成22年度にかけまして、離岸堤3基と年間5万立方メートルの養浜工を行う事業です。

 平成19年度から離岸堤の設置工事が始まっていまして、既に3基のうち2基は完成をいたしていまして、今年度は最後の3号離岸堤の着手と養浜工5万立方メートルが予定されているところです。

 離岸堤の詳細につきましては、左側の写真に示していますが、平成19年度に中央の黄色の2号離岸堤が設置されまして、平成20年度は東側の赤色の1号離岸堤が設置をされました。今年度につきましては、一番西側の緑色の3号離岸堤に着手をする予定であると伺っています。

 なお、写真につきましては、斜めから撮影を行ったものですので、設置位置につきましては概略的な位置図でありますので、正確な位置につきましては下の図面を確認いただきたいと思います。

 また、養浜につきましては、馬込川の河口部の西側に引き続いて行われる予定です。

 浜松篠原海岸への養浜につきましては、平成15年度から平成20年度までに、県や国の各種事業によりまして、今までに35万立方メートルが実施をされています。

 次に、4ページをごらんください。

 平成19年度から平成21年度にかけての養浜工の実施前、施工中、実施後の写真です。参考にしていただきたいと思います。

 次に、5ページをごらんください。

 浜松篠原海岸の海岸線の変遷の写真が掲載をされており、平成16年の養浜事業前の写真、そして平成18年、19年、20年の養浜時の写真が掲載されています。少しずつではありますが、養浜によりまして海岸線を取り戻しているということがわかると思います。参考にしていただきたいと思います。

 最後に、6ページの文部科学省の科学技術振興調整費による研究をごらんください。

 この研究につきましては、平成18年度より海岸侵食対策として浜松市が提案し、先端技術を用いた動的土砂管理と沿岸防災を研究課題といたしまして研究が進められているところです。この研究は、天竜川・遠州灘海岸を対象に、土砂の動きの管理を実現するための総合技術の確立を目指していまして、研究機関といたしまして、浜松ホトニクス、本多電子、土木研究センター、豊橋技術科学大学、そして東京大学が参加をしています。

 研究期間といたしましては、平成18年度から22年度までの5年間となっています。

 主な研究内容につきましては、1点目といたしまして、左上に記載していますが、沿岸域での土砂輸送や地形変化をダイナミックにとらえる新しい観測技術の開発。2点目といたしまして、右上に記載してあるとおり、流域・沿岸域の土砂資源の量と質の分布および河川・海岸の土砂動態の把握。3点目といたしまして、左下に記載してあります、組織的な現地観測による土砂輸送機構の解明と高精度地形変化予測モデルの開発。4点目といたしまして、真ん中に記載してありますように、沿岸防災と海浜環境の保全を両立する施策の総合的検討となっています。光技術や超音波技術を用いた計測技術の開発、また河川・海岸での土砂動態の解明、海底における土砂移動の調査などを現在実施しているところです。

 今月の1月23日土曜日には、研究プロジェクトからの報告と問題提起をテーマにした発表と、「遠州灘海岸のこれからを考える」をテーマにしました討論会の開催が予定されています。委員の皆様方には案内をしましたが、当日にはぜひご出席をよろしくお願いいたします。

 浜松市といたしましても、研究テーマの提案、そして研究機関への参加要請、研究機関との情報交換の場である研究担当者会議や研究運営委員会への参加などを行っていまして、研究成果が今後、遠州灘の海岸保全対策に生かされるように努力してまいりたいと考えています。



○長山芳正委員長 では、説明をいただきましたので、質疑・意見等ありましたらお願いをいたします。



◆柳川樹一郎委員 私は、この養浜活動、本当に県でも力を入れてやっていただいて、離岸堤をつくると、本当にそこへ砂がうまくつくんですよね。やはりこれはもう、今3基ということですが、やはりずっとやらざるを得ないものではないかなと感じる。と言って、舞阪のところの今切口の東側はかなり砂がついているんだよね。あそこはどんどん自然に養浜されている。ということになると、あの近くまではやはりやらざるを得ないのかなという感じがしています。

 それともう一つは、そういう中で、構築物を与えるのと、もう一つ、昔からやっている堆砂垣、このものでいくと、5ページの下の写真に堆砂垣が見えているね。今、浜を守る会の人たちが一生懸命になって、私も毎年出て、こういう活動をしているのですが、その堆砂垣が今、でき合いのすだれを使っているのですね。ものすごく弱いすだれを使っている。あのものでは、1年、本当にもつかもたないか。ましてこの冬に、元旦の朝になると心ない市民のために燃やされてしまうということから、ことしもかなりつぶされたんですね。ということを思うと、もう少しつぶれない、まして天竜のあたり、大久保のあたりにかけて、無法地帯の竹林が多く発生している。あれを県でちゃんとやるなりして、一時期はその堆砂垣を向こうで加工して提供してくれたこともあるんですよね。県へ強く言って、その堆砂垣を県でつくりなさいと、竹林の整備のために、もうちょっと向こうでつくって、堆砂垣の丈夫なものをやれば、3年や5年くらいは十分もつんですね。今のあのすだれ、指で軽く押すだけで壊れるようなすだれでやっているからだめなのだが、もっといいものを、ちゃんと県にやってもらうように頼めと市長には言ってある。だけど、市長から言ってあるかどうかはわからない。だけど、そういう中で、やはり市を挙げて、やはり養浜といったら、そこら辺まで県も気を配ってくれよということを言っておいてもらいたい。これは地元の住民として要望しておきます。



◎河川課長 我々も堆砂垣の設置に参加させていただいているものですから、今、委員が言われたように、県に話をさせていただいて、要望していきたいと思います。



◆柳川樹一郎委員 成果は絶対出ている。もう10年余りになるのだが、その前のときにも私は県の農林へ行って、1回、堆砂垣の試験をやったことがあるのです。砂がつきますよということまで実証したが、その先は何もしなかった。それが大きな痛手になっているのです。

 やはりまだあの当時は、市民の人たちもそこまでの感覚だから。その前に私は、ウナギの稚魚をとる人たちが、もう馬込川のところで埋設ごみが出るぞと、そのころから言い始めていたんですよね。宝物が出るぞ、宝物が出るぞ。ついに出てからやっと気がついたんですね。県の職員に、宝物の出るあそこにこういうものが入っているからと言っても、そこに担当として許可をおろしたときの職員というのはもういないから、何がどうなっているかさっぱりわからなかったんですよね。ああいうふうな宝物が出てから気がついたのだが、やはり地元の衆だとか、そういったかかわった人がだんだんいなくなっていくと、なおさらもっと浜の問題というのは行政が目をかけないといけないかなというふうに思う。わかっている人がだんだんいなくなる。

 よくことしも海浜でおぼれる人がいるが、これ見ると、通称だしというんですよね。この波の切れているところがだしなんですよね。そこへ、波がないものですから、泳ぎやすいので入って泳ぐから、だしに乗って奥へ行っておぼれる。波のあるところで泳いでいれば、絶対におぼれることはないのです。そのかわり水を飲んだり砂を飲んだりするが、波で返される。海を知っている人がやはりいるうちに、そういう話を聞きながら浜を守ってもらいたいと思います。



◎河川課長 了解いたしました。



○長山芳正委員長 ほかにどうですか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○長山芳正委員長 別段ほかに質疑もないようですので、質疑を打ち切りますが、今、それぞれ意見をいただきました。事業が推進されるように関係当局に強く要望していただきたくお願いし、本件は聞きおくこととします。

                                    14:14



△3 高規格道路等の整備促進について



△結論

 土木部次長(道路路課長)から、高規格道路等の整備促進についての説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○長山芳正委員長 次に進みます。次は、高規格道路等の整備促進についてということで、道路課長より説明をいただき、質疑・意見等々をいただきます。この件につきましては、過日、視察等々をしていただきましてありがとうございました。

 では、お願いします。



◎土木部次長(道路課長) それでは、高規格道路等の整備促進について説明をしていきます。

 資料の1ページをお開きください。

 初めに、三遠南信自動車道の整備についての説明です。

 三遠南信自動車道につきましては、愛知県の東三河地域、それから静岡県の遠州地域及び長野県の南信州地域を結びます延長約100キロメートルの高規格幹線道路でして、現在、国土交通省により事業が推進されているところです。

 本路線につきましては、三遠南信地域の地域連携軸として、沿線地域はもとより、広域交通ネットワークの形成にも極めて重要な役割を果たす道路でして、三遠南信地域連携ビジョンにおいても、250万都市の一体的な振興と発展に欠かすことのできない重要な道路として位置づけがされているところです。

 計画の内容ですが、先ほども申しましたように、全体の延長が約100キロメートルでして、暫定2車線での整備を目指しているところです。供用済み延長につきましては約14キロメートル、それから事業中の延長が約63キロメートルとなっています。右の図面で説明をしていきますと、供用済みの区間につきましては、青色で表示されていますが、飯喬道路の第1工区、それから小川路峠道路の矢筈トンネルまでとなっています。

 なお、事業実施区間といたしましては、先ほどの飯喬道路の第1工区を除く部分、赤表示ですが、それから小川路峠道路、そして青崩峠道路、佐久間道路、三遠道路、この六つの区間となります。

 また、小川路峠道路から青崩峠道路及び、青崩峠道路から佐久間道路の2区間は事業化されていませんが、この2区間につきましては、国土交通省の中期計画におきまして、現道活用区間として位置づけがされているところです。このため浜松市といたしましては、水窪町から佐久間町までの国道152号と国道473号の整備が必要となっていまして、国土交通省による支援をお願いしているところです。

 次に、整備の状況ですが、次の2ページをお開きいただきたいと思います。

 ただいま説明をしました事業実施区間の整備状況を示した図面となっています。左上の飯喬道路につきましては、先ほど説明をしました第1工区が既に供用されていまして、第2工区の7.4キロメートル区間ですが、この区間の用地買収と工事、それから第3工区の7.5キロメートル区間ですが、この区間の調査設計が進められているというところです。

 次に、青崩峠道路の6キロメートル区間につきましては、平成21年度に環境影響評価が完了いたしまして、現在調査設計に入っていると伺っています。

 続いて、佐久間道路6.9キロメートル区間ですが、こちらの区間につきましては、用地買収と工事が進められていまして、用地買収の進捗率は約79%、事業費ベースでの進捗率が約11%と伺っているところです。

 最後に、11月16日に現地視察をしていただきました三遠道路の21キロメートル区間ですが、鳳来インターチェンジから引佐インターチェンジまでの延長13.9キロメートルにおいて、ごらんいただきましたように、工事が進められています。事業進捗率が約41%と伺っていまして、この区間につきましては、平成23年の供用を目指していると伺っています。

 なお、資料の3ページ以降、3ページから7ページまでにつきましては、ただいま説明をしました三遠道路の整備状況でして、それぞれポイントごとに写真をつけていますので、ごらんいただければと思います。

 それから、8ページと9ページに佐久間道路の現況と完成パースの図面をつけています。状況等についてはこちらで確認をいただければと思います。

 三遠南信自動車道の整備については、説明は以上です。

 続いて、新東名高速道路の整備についての説明をしていきます。資料につきましては、新東名高速道路のパンフレットと浜松工事事務所管内の図面、それからスマートインターチェンジの資料を用意しております。

 初めに、パンフレットをごらんいただきたいと思います。

 中を開いていただきますと、新東名高速道路の全線が表示されていますが、新東名高速道路につきましては、神奈川県の海老名市の海老名南ジャンクションから愛知県豊田市の豊田東ジャンクションまでの延長約255キロメートルが事業化をされていまして、静岡県内では、御殿場ジャンクションから引佐ジャンクションまでの延長約164キロメートルとなっています。

 なお、浜松市内における事業延長につきましては、次の図面をごらんいただきたいと思いますが、浜松工事事務所管内の図面となっていますが、東側の磐田市境から西側の愛知県境までの延長は約19キロメートルです。また、引佐ジャンクションから現東名高速道路の三ヶ日ジャンクションまでの引佐連絡路は、延長が12.7キロメートルとなっています。

 次に、浜松市内における現在の進捗状況ですが、次の進捗状況図をごらんいただきたいと思います。

 工事の状況については、図面の左上に凡例がありまして、小さな文字で申しわけございませんが、それぞれ工種ごとに進捗状況が示されています。上から、トンネル工事ですが、トンネル工事については既に100%が完成をしています。それから、その下の橋梁工事につきましては、下部工がすべて完成をしていまして、上部工の工事に入っています。その上部工の着手率が98%となっています。それから、その下の土工事ですが、黄色のラインです。土工事については既に95%が完成をしているということでして、一番下のグラフになりますが、全体では84%の進捗率となっているところです。

 なお、この新東名高速道路の供用時期につきましては、静岡県内が、公式発表では平成24年度、愛知県内が平成26年度と言われているところです。

 次に、(仮称)浜松浜北サービスエリアに設置を予定しているスマートインターチェンジ、こちらにつきましても、11月のときにおりていただいたサービスエリアへスマートインターチェンジを設置しようとするものでして、新東名高速道路の供用と合わせて開設できるように、現在、国土交通省や中日本高速道路株式会社、それから警察等との協議を進めていまして、早期に連結許可を受けてまいりたいと、このように考えているところです。

 なお、現在はこのスマートインターチェンジへのアクセス道路整備、それから周辺住民の方々への周知に取り組んでいまして、本日の資料につきましては、回覧となっていますが、地元の関係自治会への回覧文を添付したところです。



○長山芳正委員長 ありがとうございました。

 ただいま整備促進について説明をいただきました。そしてまた、過日、視察等もいただきましたが、何か質疑・意見等ありましたらお願いいたします。



◆太田康隆委員 この前から言っていると思うのですが、そもそも三遠南信を浜松市として高規格道路で広域のネットワーク道路として整備しなければいけないのは何のためかということで考えると、この引佐ジャンクションから浜松市内へのアクセスをこれとあわせてやはり最優先でやっていかなくてはいけないと思うわけです。だからできてみたところで、この今の流れでいくと、全部、もちろん三ヶ日も浜松市だと言えばそれまでなのだが、豊橋へ抜けて行ってしまう。そうではなくて、やはり浜松市街へ、市街地へ引っ張ってくるということを考えていかないと、経済効果もないと思いますよ。

 それで、JRが少なくともリニアの東京・大阪のルートを今検討しているわけだから、それが飯田ルートを、飯田へ中間点の駅をつくるということになればなおのこと、浜松としてはもうそのインフラ整備ができているという状態でもってそういうのを迎え入れるということでないと、やはりその南北ルートをつくるということだけで、肝心の最後の詰めが甘いということになってしまうので、ぜひ、国道257号、今、ルートの環境アセスか何かやっているわけでしょう。私は、優先度を上げてでもやはりやっていくべきだと思いますが、その辺はどう考えていますか。



◎土木部次長(道路課長) 委員おっしゃるとおりだと思いますが、国道257号につきましては、県の時代からバイパスの検討等をしていただいているわけですが、昨今の厳しい財政状況を踏まえまして、交通混雑する箇所につきましてはミニバイパス的な整備をしていくという状況にあります。

 この三遠南信自動車道の整備が、今後おおむね10年から十数年かかろうと思いますが、それらを見た中で、長期的な視点でもってこの国道257号の整備についても検討をしていかなければならないと考えています。



◆太田康隆委員 ぜひ頭を切りかえて。



◆野尻護委員 それでは、2点伺います。

 この間、新東名を見ました。そのとき浜松工事事務所の担当の方が盛んに、前倒しして23年度中に供用するというようなことを何度かおっしゃいました。そうなると国道152号のバイパスも、いわゆる何区間というのか、新原から仮称の浜北インターまでの区間、今、高架の工事が始まっていますが、それは要するに、供用が早くなればそれに合わせて開通をさせようというつもりでいるのか、まず1点伺います。



◎土木部次長(道路課長) 新東名の供用開始につきましては、我々が聞いている中で公式には、先ほど申しましたように平成24年度と言われています。事業担当部署では、少しでも早く前倒しをしていきたいという言葉は言っていますが、それがいつになるかというところにつきましてはまだ正式に聞いていない状況です。

 それから、質問にありました国道152号のバイパスにつきましては、当初の平成24年の供用開始に合わせて事業を取り組んでいるところでして、これが新東名の供用が早くなれば、極力それに合わせたいと思っていますが、あの箇所につきましては、御承知のとおり、埋蔵文化財の調査等々がありまして、それに予想外と申しますか、一定の調査期間をとられていますので、現時点では非常に厳しいところにあるという状況です。



◆野尻護委員 とにかくできるだけ頑張って、とにかくかなり力説して、その23年という言葉を担当者が言っていましたから、早まるかなと期待していますので、ぜひ市も頑張っていただきたい。

 もう1点、インターチェンジの名称ですが、すべて仮称となっていますが、これはいつごろだれがお決めになるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。



◎土木部次長(道路課長) インターチェンジの名称につきましては、現在まだ仮称で示されていまして、NEXCO中日本で、具体的にまだいつということは言っていませんが、素案を示してくると考えています。



◆野尻護委員 ということは、とにかく市に相談があるということですね。



◎土木部次長(道路課長) 具体的な動きはまだありませんが、ほかの道路等の状況を見ますと、素案を示されると思います。



◆野尻護委員 要するに、NEXCOが決めるということね、中日本高速道路株式会社が決めると。わかりました。



◆湖東秀隆委員 先ほど三遠南信自動車道が抜けるということは、とにかく引佐へ抜けることも一つですし、やはりネックになっている現道の国道152号の整備状況も、国でお願いしたいと、国費でやっていただきたいという部分で動いていただいているのはわかるのですが、そちらのほうもあわせていかないと、全体的に浜松へのメリットというのも意外と薄いのではないか。先ほど太田委員も言っていましたように、鳳来、引佐に行けば、やはり豊橋のほうへ流れやすい。若干浜松にもメリットを起こすならば、やはり強く国へ、継続して、国道152号から佐久間と、また浜松へ入りやすいように、現道の国道152号をどのように使うかということをぜひとも強く要望していっていただきたいというのが一つですが、それについて何か若干、動き等あれば教えていただければなと思いますが、いかがでしょう。



◎土木部次長(道路課長) 国道152号につきましては、先ほどの新原地内の遠鉄との交差部分につきまして、第一優先で整備をしています。その後の整備につきましては、天竜工区につきまして、今後、どのような形での整備を進めていけばよいか検討してまいりたいと思います。



◆湖東秀隆委員 できるだけ今言った道路が生きるように、それぞれこれ以降よくなると、この青崩峠の関係も出てきますので、ぜひとも全線、投資効果ができるだけ早くあらわれるように引き続きお願いをしていっていただきたいと思います。



○長山芳正委員長 ほかにないようでしたら、ここで質疑を打ち切りたいと思いますが、よろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○長山芳正委員長 それでは、本事業が早期に完成され、そして新浜松市のさらなる振興発展に結びつくように、もちろん三遠南信自動車道、新東名高速道路、そしてアクセス道路の整備促進ということで、市当局からも関係当局に強く要望していただくことをお願いし、本件は聞きおくこととします。

                                    14:34



△4 遠州鉄道高架事業の推進について



△結論

 土木部次長(道路路課長)から、遠州鉄道高架事業の推進についての説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○長山芳正委員長 次に、4番目といたしまして、遠州鉄道の高架事業の推進についてを議題といたします。

 それでは、説明をお願いいたします。



◎土木部次長(道路課長) それでは、遠州鉄道高架事業の推進について説明をしていきます。

 初めに、パンフレットをごらんいただきたいと思います。

 遠州鉄道の連続立体交差事業につきましては、踏切の遮断による交通渋滞の解消や、踏切事故の防止、それから周辺住民等の利便性の向上、さらには、交差道路の整備や鉄道によって分断された地域の一体化など、総合的かつ計画的なまちづくりを目指した事業です。

 なお、この事業につきましては、平成16年度から静岡県が事業主体として事業着手していますが、平成19年度の政令市移行に伴いまして浜松市が引き継いで推進しているというものです。

 それでは、パンフレットを開いていただきますと計画図面があります。これをごらんいただきたいと思いますが、遠州鉄道の鉄道線については、新浜松駅から、御承知のとおり、天竜区の西鹿島駅までの17.8キロメートル、この間に駅の数が18ありまして、所要時間32分、運行間隔が、日中12分間隔で運行している鉄道でして、利用者数は、1日約2万6600人程度が利用されていると伺っています。

 この連続立体交差事業については、新浜松駅から八幡駅までの2.6キロメートルの区間、緑で塗られている区間ですが、この区間が、既に第1期工事といたしまして昭和61年までに完了をしている区間です。現在は2期工事といたしまして、八幡駅と助信駅の間から上島駅の北側、馬込川までの3.3キロメートルの区間、赤色の表示ですが、この区間の工事を行っているところです。この3.3キロメートル区間での踏切数が現在21カ所ありまして、完成後はそれらが整理されて17本の道路が立体交差化される予定です。

 なお、完成後のイメージとしては、左側に都市計画道路有玉南中田島線、右側に、高架化される各駅舎のパースをごらんいただけると思います。

 また、各駅舎の整備に当たりましては、ユニバーサルデザインに配慮した設計となっていまして、エレベーターやエスカレーターの設置も行ってまいります。

 次に、工事の進捗状況ですが、もう一枚の資料をごらんいただきたいと思います。

 こちらにつきましては、非常にわかりにくい図面で申しわけございませんが、赤字が21年度の施工箇所です。緑字が22年以降の施工箇所を示しています。

 なお、高架工事の下部工の橋脚につきましては、21年度事業において、134基の下部工がありますが、これらのすべてに着手もしくは完了をしているものです。22年度からにつきましては、既に上部工を完成しているところもありますが、残りの上部工の高架げたと駅舎の建築工事に着手をしてまいるものです。現在の進捗率にいたしますと79%となっていまして、平成25年度の完成を目指して取り組んでいるところです。



○長山芳正委員長 ありがとうございました。

 それでは、ただいま説明をいただきましたので、質疑・意見等ありましたらお願いいたします。



◆太田康隆委員 鉄道高架化事業のねらいの一つは、鉄道断面によって遮断された東西交通を確保するということが大きな目的としてあるわけだが、東西交通を確保するという意味での関連する道路整備事業というのがこれによって何か進んでいくというようなものはありますか。一応踏切がなくなるということだけですか。

 結局、その高林芳川線にしても北島住吉線にしても、全部未整備の計画路線です。せっかく鉄道断面がそこでその障害がなくなるわけだから、一気にその東西交通を確保するという意味では、画期的に解消されるところがあってもいいわけです。いわゆる複線化とかそういうことではないから、遠州鉄道そのものがこれによって運行が変わるとかということではないので、踏切という危険因子は取り除かれるわけだが、事業の成果を高めるという意味では、東西交通がやはりどこかでさらに充実したものとして確保された、今までの渋滞が緩和されたということが可能ではないと、やはりこの成果というのは半減してしまうわけです。その辺はどうなのですか。



◎土木部次長(道路課長) 御質問にありましたように、都市計画道路としては、高林芳川線、それから北島住吉線、それから上島駅のところへまいりまして、下石田細江線があるわけですが、すべての道路を一遍にというわけにはいかないものですから、現在はこの下石田細江線についての整備の促進を図っているところです。



◆太田康隆委員 ここは区画整理に合わせてということになっているのでしょうか。



◎土木部次長(道路課長) はい。



◆太田康隆委員 はい、わかりました。



◆西川公一郎委員 今回のこの施工区間のことではないので大変申しわけないのですが、この遠州鉄道は、浜松市の総合交通計画の中にもしっかりと位置づけがされていて、いわゆる鉄道の基幹路線というような形で位置づけをして、事業者がどういうふうにやっていくかというような観点からの見方もあると思うのです。それで、現在建設している助信、曳馬、上島はユニバーサルデザインという形で位置づけをされているわけですが、当初、1期工事の駅舎を見ると、やはりこの高齢化社会の中において、エスカレーターとかエレベーターがやはり設置できていないという状況があって、この八幡駅ですとか遠州病院駅、第一通り駅の利用者の方からは、やはりそういった階段に対してかなり使いづらいというような声が聞こえてきているわけです。

 高架を進めていかなければいけないというのも確かにわかるのですが、利用者の観点から見ると、やはり当初の昭和の時代からもう年数がたっているからいたし方ないということもありますが、やはり駅舎の改良ですとかそういった声があるということをちょっと念頭に入れていただきまして、またその機会がありましたらそちらのほうの配慮もお願いしたいと思います。



◎土木部次長(道路課長) 鉄道事業者の関係もありますので、そのような意見を伺ったということで、承っておきたいと思います。



○長山芳正委員長 ほかにどうですか。

 別段ほかにないようですので、質疑はここで打ち切って、きょう議題となったそれぞれの事業が早期に完成するようにお願いし、当局からもお願いしていただいて、本件は聞きおくことといたします。

 それでは、以上をもって河川・道路・森林整備促進特別委員会を散会いたします。

                                    14:44