議事ロックス -地方議会議事録検索-


静岡県 浜松市

平成21年  5月 建設委員会 日程単位




平成21年  5月 建設委員会 − 05月11日−01号









平成21年  5月 建設委員会



          浜松市議会建設委員会会議録

1 開催日時

 平成21年5月11日(月)午前10時開議

2 開催場所

 第4委員会室

3 会議に付した案件

 ● 4月1日付人事異動者(担当課長以上)の紹介

 1 「浜松モザイカルチャー世界博2009」の開催に伴う動物園の運営について

 2 水道料金及び簡易水道料金の債権の放棄について

 3 市営住宅使用料等の債権の放棄について

 4 浜松市土木施設長寿命化計画について

 5 平成21年度浜松市駐車場事業特別会計の繰上充用に伴う補正予算について

 6 平成20年浜松市の交通事故発生状況について

 7 第1回浜松市都市計画審議会案件について

4 出席状況

 ◯出席委員(11人)

  委員長   大見 芳     副委員長  田中照彦

  委員    西川公一郎    委員    田口 章

  委員    鳥井徳孝     委員    河合和弘

  委員    吉村哲志     委員    丸井通晴

  委員    高林龍治     委員    立石光雄

  委員    酒井基寿

 ◯欠席委員(0人)

 ◯委員外議員(0人)

 ◯説明者の職氏名

  都市計画部長                 柴田邦弘

  都市計画部次長(都市計画課長)        山川 修

  交通政策課長                 朝倉義孝

  交通政策課交通安全対策担当課長        吉田直弘

  土地政策課長                 河合勇始

  都市計画部次長(都市開発課長)        鈴木 厚

  区画整理課長                 本間 孝

  北部都市計画事務所長             本多幸久

  公園緑地部長                 水野英治

  動物園長                   渥美雄一

  公園管理課長                 小林正幸

  土木部長                   松井 充

  土木部参与(土木総務課)           土井克則

  土木総務課長                 藤谷博美

  南土木整備事務所長              倉田清一

  土木部次長(北土木整備事務所長)       玉木利幸

  天竜土木整備事務所長             井邉志久

  土木部次長(道路課長)            平野久和

  土木部参事(道路課)             太田克巳

  土木部参事(河川課)             小澤英俊

  河川課長                   渥美祐一郎

  土木部参事(技術監理課長)          岩崎 豊

  土木部参事(技術監理課)           清水信行

  建築住宅部長                 松本直己

  建築行政課長                 久米良和

  住宅課長                   伊藤和正

  水道事業及び下水道事業管理者         鈴木俊廣

  上下水道部長                 山下秀樹

  上下水道部次長(上下水道総務課長)      大澄茂雄

  料金課長                   鈴木幸男

  上下水道部参事(水道工事課長)        鈴木 準

  浄水課長                   古橋廣一

  下水道施設課長                齋藤正樹

 ◯議会事務局職員の職氏名

  議会事務局長                 吉山則幸

  議事調査課専門監(議事調査課長補佐)     小宮山敏郎

  議事調査課主任(担当書記)          伊藤和之

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

               会議

                                    10:00



○大見芳委員長 ただいまから、建設委員会を開会いたします。

 報道関係者の傍聴については、許可することでよろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○大見芳委員長 それでは、報道関係者の傍聴については、許可することといたします。

 一般傍聴人の傍聴については、申し出があれば許可することでよろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕



○大見芳委員長 それでは、一般傍聴人の傍聴については、申し出があれば許可することといたします。

                                    10:00



△4月1日付人事異動者(担当課長以上)の紹介

                                    10:06



△1 「浜松モザイカルチャー世界博2009」の開催に伴う動物園の運営について



△結論

 動物園長から、「浜松モザイカルチャー世界博2009」の開催に伴う動物園の運営について説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○大見芳委員長 最初に、1の「浜松モザイカルチャー世界博2009」の開催に伴う動物園の運営について、当局から説明をお願いします。



◎動物園長 「浜松モザイカルチャー世界博2009」の開催に伴う動物園の運営について説明しますので、お手元の資料をごらんください。御存じのとおり浜松モザイカルチャー世界博2009は平成21年9月19日から11月23日にかけ、はままつフラワーパークを会場として開催されます。浜松モザイカルチャー世界博2009を成功させるため全庁的に取り組み、会場に隣接する浜松市動物園としても会場の整備や運営及び来場者の利便性や満足度の向上に向けて4点について取りまとめました。

 一つ目は、動物園への入園についてです。動物園の運営は浜松モザイカルチャー世界博2009の開催期間中も駐車場の利用を除き平常どおり開園します。浜松モザイカルチャー世界博2009の開催期間中は、浜松モザイカルチャー世界博2009の入場券で共通門を経由して無料で動物園へも入園できます。これにより、浜松モザイカルチャー世界博2009入場者の利便性及び満足度の向上を図り、あわせて浜松市動物園を全国的にPRし、来年度以降の動物園入園者数の増加につなげるように頑張ります。

 二つ目は、動物園の駐車場利用についてです。浜松モザイカルチャー世界博2009の開催期間中は、動物園の駐車場を浜松モザイカルチャー世界博2009のバックヤード及び団体バス専用の駐車場として利用するため、一般車両は動物園の駐車場を利用できなくなります。来園の際には路線バス等の公共交通機関を利用していただくか、原動機付自転車、自転車及び徒歩などの来園をお願いしていきます。浜松モザイカルチャー世界博2009の来場者は、庄内地区に設けた臨時の駐車場を利用し、臨時の駐車場からはままつフラワーパークの正門まで無料のシャトルバスが運行されます。

 三つ目は、はままつフラワーパーク共通券についてです。浜松モザイカルチャー世界博2009の準備期間中及び開催期間中は、はままつフラワーパークが休園となることから、フラワーパークと動物園の共通券の販売は中止します。なお、はままつフラワーパークが休園する期間は、平成21年7月1日から12月31日までの6カ月と聞いています。

 四つ目は、動物園利用者への情報の周知についてです。浜松モザイカルチャー世界博2009の開催期間中の動物園の運営は、広報はままつ及び動物園のホームページなどを通じて事前に周知徹底を図っていきます。また、この機会を広く浜松市動物園のPRに努めます。



○大見芳委員長 当局の説明は終わりました。

 質疑・意見はありませんか。

          〔質疑・意見なし〕



○大見芳委員長 質疑・意見を打ち切ります。

 本件は聞きおくことといたします。

                                    10:10



△2 水道料金及び簡易水道料金の債権の放棄について



△結論

 料金課長から、水道料金及び簡易水道料金の債権の放棄について説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○大見芳委員長 次に、2の水道料金及び簡易水道料金の債権の放棄について、当局から説明をお願いします。



◎料金課長 お手元の資料に基づき、水道料金及び簡易水道料金の債権の放棄について説明します。1の水道料金及び簡易水道料金の概要の(1)現状として、水道の給水契約は水道事業者が常に水を提供する義務を負い、需要者が使用した水の料金を支払う義務を負う有償双務契約です。また、給水契約の成立には、需要者の給水申し込みと水道事業者の承諾、すなわち契約当事者の意思表示の合意のみで成立し、契約書を必要としないため電話一本で受け付ける簡便な方法を採っています。こうした市民生活の利便性を最重要視する中、使用開始から初回検針時までの短期間に所在不明となるケースや死亡などにより相続人が判明しないケースなどが多く見受けられるようになりました。また、水道料金は民法適用の私債権であり、公的調査権を有していないため、債権回収には困難を来たしているのが実情です。(2)債権の種類は、先ほども触れたとおり民法の私債権であり、浜松市債権管理条例ではその他債権として定義しています。(3)時効として、時効期間の満了は2年となっていますが、債務者からの時効の援用があって初めて債権が消滅します。なお、時効の援用とは、水道料金などが既に時効となっているため支払わないという意思表示を言います。

 次に、2の債権放棄の内容の(1)趣旨は、水道料金の徴収に当たり、督促状の送付及び滞納者への訪問、さらには給水停止を行う等のできる限りの努力を行っています。しかしながら、債務者が破産法の適用によりその責を免れた場合及び所在不明などによる時効期間の満了により、徴収が非常に困難になっているケースがあります。このような債権は、権利の放棄をしない限り債権債務は永遠に残るため、浜松市債権管理条例の規定に基づき債権の放棄を行いました。(2)放棄年月日は、企業会計決算との関連から平成21年3月31日としました。(3)放棄対象債権の種類・対象額・放棄の理由として、水道料金の債権は、1196万6281円で686人に係る債権を放棄したものです。なお、放棄理由は3ページに記載した浜松市債権管理条例第12条のその他債権の放棄条項を参考にしてください。破産法などの手続を経て事件が終結したものは、浜松市債権管理条例第12条第1項第2号により債権放棄したもので、129万1978円で49人に係るものです。破産法の手続を経ない倒産・廃業、契約者の死亡に伴う相続人が判明しないもの及び転居先不明などによるものは徴収停止を行います。このうち、2年の時効期間が満了したものを浜松市債権管理条例第12条第1項第3号により債権放棄したものです。内訳は、倒産・廃業が440万858円で49人、死亡が19万3345円で41人、転居先不明などが287万5333円で439人に係るものです。以上のものは、既に水道が使用されていません。また、下水道使用料と同時徴収する分は、水道の使用継続中のもので、欄外に記載したとおり下水道使用料の5年の消滅時効にあわせ、浜松市債権管理条例第12条第1項第3号により債権放棄した320万4767円で108人に係るものです。なお、2ページの簡易水道料金債権の76万6025円で37人についても同様です。(4)放棄を相当と判断した具体的理由として、既に水道が使用されていないものは、先ほど説明したとおり徴収停止処分を行い、その停止中に2年の時効期間が満了したものです。また、現在、水道の使用継続中のものは、停水措置を行うとともに単に2年の時効期間で処理することなく、下水道使用料との兼ね合いの中で最大限5年の徴収努力を行ったものです。こうした結果に基づき、完納が期待できない債権について、浜松市債権管理条例施行規則に定められた債権処理検討庁内委員会へ平成21年3月25日に諮り、債権放棄の了承を得たことから放棄を相当と判断したものです。



○大見芳委員長 当局の説明は終わりました。

 質疑・意見はありませんか。



◆田口章委員 昨年の水道料金及び簡易水道料金の債権の放棄の資料を見ると約1051万円で878人でした。昨年と比較して倒産・廃業の債権放棄の金額が随分ふえている理由を教えてください。



◎料金課長 倒産・廃業の中で、廃業した1人の方で約320万円の債権がありました。これは、こちらでの回収が難しいということで、平成19年度に債権回収対策課に依頼した分ですが、市税も滞納していました。平成20年度に市税が執行停止することになり、水道料金も徴収停止することになりました。この方がいることから金額がふえた理由です。



◆田口章委員 わかりました。総額がふえた理由は大口の1人があったという理解でいいですか。



◎料金課長 はい。そう理解していただきたいです。



◆田口章委員 資料の3ページの浜松市債権管理条例にある第1号及び第2号については、ある程度やむを得ないケースだと思いますが、第3号による債権放棄はできるだけ減らす努力が必要だと思います。水道料金で滞納と認識している総額は幾らあり、そのうちどれだけ収納できて、債権放棄されたものの比率なのか教えてください。



◎料金課長 調定金額に対する債権放棄の金額でよろしいですか。



◆田口章委員 はい。半分は。



◎料金課長 平成13年度の調定額111億278万6266円のうち、債権放棄した額が12万896円で放棄率が0.001%です。平成14年度の調定額111億6653万4677円のうち、債権放棄した額が162万6491円で放棄率が0.015%です。平成15年度の調定額111億2984万5535円のうち、債権放棄した額が307万494円で放棄率が0.028%です。これが平成19年度までありますがトータルでもよろしいですか。



◆田口章委員 トータルで結構です。



◎料金課長 平成13年度から平成19年度までのトータルでは調定額851億7730万6327円のうち、債権放棄した額が1196万6281円で放棄率が0.014%です。



◆田口章委員 調定額しかわからないということですが、滞納額はわかりませんか。



◎料金課長 はい。



◆田口章委員 結構です。後で資料をください。いずれにしても滞納料金の収納対策ということ、そもそも滞納を発生させない仕組みが必要だと思いますが、両面からいろいろな方向で進めてください。料金課長から調定額に対して放棄率は非常に低いことはわかりましたが、実際には滞納が幾らあったのかを把握することが大事だと思いますので、把握に努めてください。例えば、最近コンビニ収納などいろいろな方法で滞納を発生させない努力をしていると思いますが、滞納をどう徴収するかということ及び滞納を発生させない仕組みの両面から対応をお願いします。



◎料金課長 平成16年11月からコンビニ収納も始めたことに伴い、平成16年度末の口座振替率が84.06%あったものが毎年約1%減って、平成19年度末には80.67%まで口座振替率が年々減少してきました。口座振替が一番確実に納付されることから、口座振替率を改善するため、昨年9月以降に直接金融機関に出向いて口座振替の手続をしていただく方式に加えて、上下水道部に申込書類を送付していただき上下水道部が金融機関に口座振替の手続する方式も採用しました。平成20年度末は79%台を予想していましたが、変更により80.42%と80%台に踏みとどまっています。今後はこのような、さまざまな模索を行っていきたいと考えています。



◆田口章委員 若い世代中心にクレジットカード払い等のいろいろな新しい支払いがありますので、ぜひ検討してください。



◆酒井基寿委員 この数字を見て、これはしようがないと思います。もう少し正確に言うと、債権の放棄が686人で約1200万円です。これを回収するため1200万円の債務から計算すると市の正規職員でたった1.5人工分しかありません。仮に2年の時効の前に催告をし、時効の中断をする方法もあります。それを何百件も手続をして、徴収するのに裁判所へ行くこともたくさんあると思いますが、多分この債務の10倍の経費が必要だと思います。皆さんとしても1円でも多く徴収したいという気持ちはわかりますが、686人で1200万円の債務だと1人当たり2万円弱です。そのために法律行為を全部行っていたら、何十倍、何百倍の経費が必要となり、痛しかゆしだと思います。徴収率を伸ばすことは必要だと思いますが、現実の問題として、こういう結果も認めないといけないと思います。払えるのに払わない方は別ですが、それぞれ払えない方の理由もわからないわけではないので、1人当たり2万円弱の債権の時効を中断するため、裁判所へ行き、政策法務課の人員も総動員する、人件費が高くなると思いますので、採算が合いません。皆さんの御苦労もわかります。



○大見芳委員長 以上で質疑・意見を打ち切ります。

 本件は聞きおくことといたします。

                                    10:26



△3 市営住宅使用料等の債権の放棄について



△結論

 住宅課長から、市営住宅使用料等の債権の放棄について説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○大見芳委員長 次に、3の市営住宅使用料等の債権の放棄について、当局から説明をお願いします。



◎住宅課長 市営住宅使用料等の債権の放棄について、お手元の資料により説明します。市営住宅使用料及び市営住宅敷地使用料の滞納分のうち、退去者は平成20年4月1日現在で183人おり、連絡が取れる物件は現在も徴収していますが、所在不明など連絡が取れない高額滞納者40件を合計した約6700万円について、平成20年度に債権回収対策課へ督促、徴収業務を依頼しました。平成20年11月18日に開催された債権処理検討庁内委員会の12件で平成21年2月9日開催の建設委員会で説明済みのもの、及び平成21年2月24日に開催された3件で下表の7番、8番、14番の合計15件について、債権回収対策課が現在までに浜松市債権管理条例に基づき債権放棄が妥当と回答いただいた案件を平成21年3月31日付で債権放棄額を確定し、不納欠損処理を行うものです。

 債権放棄の内容として、下表には内容が記載してあります。それでは裏面をごらんください。浜松市債権管理条例の第12条について概略を説明します。第12条の第1号は、生活保護法の規定に準ずる状態であり、資力の回復が困難であるときです。第12条の第2号は、破産法の規定により当該債権について責任を免れたときです。第12条の第3号は、消滅時効に係る時効期間が満了したときです。なお、今回の15件の案件について表面の表をごらんください。浜松市債権管理条例の第12条の第1号の生活保護法の規定に準ずる状態であり、資力の回復が困難である者は、1番から8番までの8人で約1417万円です。第1号の生活保護法の規定に準ずる状態であり、資力の回復が困難である者及び第3号の消滅時効に係る時効期間が満了した者は、9番から14番までの6人で約1111万円です。第2号の破産法の規定により当該債権について責任を免れた者及び第3号の消滅時効に係る時効期間が満了した者は、15番の1人で約189万円です。この15人の合計2717万8184円です。



○大見芳委員長 当局の説明は終わりました。

 質疑・意見はありませんか。



◆河合和弘委員 第1号該当が多いのでわかりますが、保証人の制度があると思いますがどうですか。



◎住宅課長 当然、入居名義人はもちろん保証人についても債務の関係を確認した中で、名義人や保証人が亡くなっている、保証人がいても資力がないので今回の判断になりました。



◆河合和弘委員 理解をしていますが、保証人が亡くなった場合は新たな保証人をつけるのが常識だと思いますがどうですか。



◎住宅課長 今回の15件は市営住宅を退去された方で、督促などしていました。保証人が亡くなった場合は、保証人の名義変更の届け出は必要になっていますが、入居者も多く、保証人が現存するかをすべて確認するのは限りがあります。



◆河合和弘委員 わかりました。



◆高林龍治委員 理解できないのは、1番から8番が第1号該当で生活保護法の規定に準ずる状態であり、資力の回復が困難である者ですが、駐車場使用料があります。生活保護を受けている方は車を所有できないので矛盾していると思いますが、教えてください。



◎住宅課長 駐車場使用料に係る債務がある方が、市営住宅に入居していたときに生活保護を受けていたのではなく、現在は生活保護法の規定に準ずる状態であり、資力の回復が困難である者ということです。市営住宅に入居していたときに生活保護を受けて駐車場を利用していたという意味ではありません。



◆高林龍治委員 わかりました。



○大見芳委員長 以上で質疑・意見を打ち切ります。

 本件は聞きおくことといたします。

                                    10:34



△4 浜松市土木施設長寿命化計画について



△結論

 土木部参事(技術監理課長)から、浜松市土木施設長寿命化計画について説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○大見芳委員長 次に、4の浜松市土木施設長寿命化計画について、当局から説明をお願いします。



◎土木部参事(技術監理課長) 浜松市土木施設長寿命化計画について説明しますので、お手元の資料の浜松市土木施設長寿命化計画(概要)をごらんください。1の計画策定の(1)背景として、これまで多くの公共施設を建設し管理してきましたが、多くの施設が高度経済成長期に整備されたことから、近い将来これら大量の施設が更新しなければならない時期が到来することが予想されます。(2)目的として、施設の点検を実施して、その状態を正確に把握することで最適な維持管理を実施し、施設の耐久性を向上させます。また、施設の更新時期の集中を避けることで、維持管理のコストの低減や平準化を図ることができます。

 次に、2の検討委員会での意見聴取として、学識経験者3人及び土木部長などからなる検討委員会を設置し、3回の開催で各段階の意見聴取を実施しました。その内容は、長寿命化の概念や方向性の整理及び具体的な施設のガイドラインの策定です。

 次に、3の基本方針の策定として、公共施設長寿命化基本方針(土木施設編)の1ページをごらんください。1の公共土木施設の維持管理の課題と対応方針は、大きく三つの項目で作成しました。一つ目は、公共土木施設の維持管理の課題として4点あります。1点目は、適切な点検計画、維持管理計画が策定されていない。2点目は、今後、維持管理・更新費用が増加する懸念がある。3点目は、施設台帳・点検台帳が十分に整備されていない。4点目は、職員の維持管理に関する技術力の向上が必要である。これら4点が集約されました。二つ目は、長寿命化に向けた対応方針として4点あります。1の維持管理の策定は、アセットマネジメントの考え方を導入した効率的な管理計画の策定及び施設の特性に応じた適切な維持管理目標の設定です。2の適正な維持管理の実現は、予防保全への転換を図り、効率的管理による予算の平準化及び財政当局や市民へのアカウンタビリティ向上が必要です。3の管理施設の点検実施とデータベース構築・運用は、管理施設の点検による現状の把握と台帳整備の推進及びデータの一元管理による効率的なマネジメントの実施が必要となります。4の技術力の向上は、職員の技術向上を図り点検体制などの充実により、施設の安全性を確保及び職員OB・民間活力などの活用による技術力の集積と向上が必要となります。詳細は2ページから10ページに記載してありますのでごらんください。また、11ページをごらんください。三つ目は、今後の方向性です。長寿命化を優先する施設として橋梁、舗装を対象にガイドラインを策定し、維持管理計画及び事業実施計画を策定します。詳細は11ページから12ページに記載してありますのでごらんください。

 次に、基本方針に基づく橋梁及び舗装の長寿命化計画ガイドライン策定について説明します。橋梁長寿命化計画ガイドラインについて説明しますので17ページをごらんください。橋梁の重要度による分類は、道路ネットワーク及び落橋時の孤立集落の発生などの条件を考慮し、本市の橋梁数5979橋の維持管理優先づけをするためレベルA、B及びCのランクづけを行いました。18ページをごらんください。レベルごとの管理水準は、予防保全型、事後保全型及び巡回監視型を設定し、適切な維持修繕シナリオによる管理をすることとしました。20ページをごらんください。健全度評価は、重要度、橋長及び健全性などから点検の種類の選定方法を決定しました。点検の種類として、巡回、概略点検、詳細点検2及び詳細点検1の4段階に設定し、損傷の早期発見に努めます。24ページをごらんください。想定耐用年数として、橋梁の重要度によりレベルAは120年、レベルBは80年及びレベルCは50年から60年に分類して橋梁の延命化をします。

 次に、舗装長寿命化計画ガイドラインについて説明しますので30ページをごらんください。路線の重要度による分類は、交通量、道路種別及び幅員などを考慮し、本市の道路延長8445キロメートルの道路舗装の維持管理の優先順位づけをするためレベルA、B及びCのランクづけを行いました。31ページをごらんください。レベルごとの管理水準は、予防保全型、事後保全型及び巡回監視型を設定し、適切な維持修繕シナリオによる管理をすることとしました。33ページをごらんください。健全度評価として、路面性状調査による項目は、ひび割れ率、わだち掘れ量、平たん性の点検を実施します。また、路面性状調査は3種類の方法で実施します。一つ目は、路面性状測定車です。二つ目は、簡易ひび割れ測定車を用いた調査です。三つ目は、目視による簡易舗装点検です。36ページをごらんください。標準的な補修パターン及び舗装の供用寿命は、従来型、予防保全型及び耐久性向上型として分類しました。また、従来の舗装供用寿命は10年程度とされてきましたが、修繕後の舗装について20年以上の延命化を目指していきたいと思います。

 こうした長寿命化計画は、予防的維持、修繕により施設の延命化を図り、予算の急増を避けて平均的な予算配分により、適切な維持管理を実施することで市民の皆さんが安全で安心して利用できるように適切な管理計画と実施をするものです。また、A3版の浜松市公共施設長寿命化への取り組みは、市民向けに作成したものです。



○大見芳委員長 当局の説明は終わりました。

 質疑・意見はありませんか。



◆丸井通晴委員 長寿命化するのは、予算、財政面から見てもいいと思います。しかし、実行面では、目視点検程度の道路にひび割れがある及び穴が開いている等であれば素人でもわかりますが、道路及び橋梁におけるそれ以上の点検はある程度専門的な知識がないと非常に難しいと思います。例えば10ページの維持管理体制の整備と継続的な改善では、市職員、民間の委託業者を活用する体制づくりの確立を目指すとあります。市職員といっても技術系のOB及び現役ならまだわかりますが、事務系では難しいと思います。まだ、地元の住民が一番よく知っているので、自治会長を活用したらいいと思います。今後、どうしていくのですか。



◎土木部参事(技術監理課長) 17ページの重要度による施設の分類(橋梁)の表をごらんください。浜松市の橋梁数が5979橋ありますが、レベルA及びBは民間への委託を考えています。レベルCの4404橋は、市職員による点検を考えています。それには、市職員の点検の資質や見方の統一が必要になりますので、今年度から技術監理課が発足したことから研修会を開催することを考えています。点検は、道路パトロール中に目視点検及び点検項目をチェックします。また、市職員OBは基本的に技術職員で考えており、県職員OBにも参加してもらうことを考えています。



◆河合和弘委員 目視やたたくこと等ができる部分はいいと思いますが、弁天島にあるマンションの護岸が倒壊しました。その横の護岸も穴が開いていたので、事前に石を入れ込んでいただいて感謝しています。特に浜名湖内にある橋梁は海の中にありますので、潮の流れの影響及びモーターボート等の波の影響などがありますが、目視では不可能だと思いますが、どう点検するのか教えてください。



◎土木部参事(技術監理課長) 基本的には、長さが2メートル以上を橋梁として扱っています。河合委員の言われた浜名湖の橋梁は長いものが多いため、14.5メートル以上のものはできるだけ民間へ委託し、14.5メートル以下のものは職員が点検を実施することを考えています。特殊な例である塩害は特別に民間への委託で対応せざるを得ないと思っています。



◆吉村哲志委員 長寿命化の取り組みの中で、橋梁などのコンクリートの劣化度を把握することは重要だと思います。私は素人でよくわかりませんが、コンクリートは50年を境に徐々に劣化してくると聞きました。また、ある方は200年くらい持ちますと言っていました。先ほど河合委員が言われた目視できないものにコンクリートの劣化度などがあり、それらは非常に重要だと思います。この点についてどう考えていますか。



◎土木部参事(技術監理課長) 吉村委員が言われたとおり、一番心配していることは、コンクリートから鉄筋がむき出しになり、橋梁の強度の問題が起こることです。鉄筋がむき出しになっているのは、ある程度目視での点検は可能だと思っています。鉄筋がむき出しになったままだと全体の強度が落ちてしまうので、すぐに対応しないといけません。また、橋梁数が5979橋あるので全部点検できるのかが心配です。民間への委託と職員の仕分けをして、重要なものはできるだけ民間の力を活用してすることを考えています。まだ決まっていませんので、どのように実施するのかを今後の課題と考えています。



◆吉村哲志委員 コンクリートは50年を境に徐々に劣化してくるという考え方は変わっているのですか。



◎土木部参事(技術監理課長) 吉村委員の言われたとおり、我々は、基本的にコンクリートは50年を境に徐々に劣化してくるという考えです。しかし、交通量や使う頻度などで路線ごとに状況が違い、傷み方も違います。また、その場所の土質も関係してきますので、それらを把握しながら、コンクリートの劣化度について50年を目安に調査をしていきたいです。



◆高林龍治委員 長寿命化計画は、限られた予算の中で配分するために基準が当然必要です。現在の土木費の年間予算は不足していると思います。政令指定都市になったので、今まで以上に静岡県からも予算をいただけるのですか。



◎土木部参事(技術監理課長) 現状では予算が確実にふえることは考えにくいです。そのことから、予算を平準化していく必要があり、調査を実施して1〜2年程度先延ばしできるものは先延ばし、限られた予算の中で、何とか工面していきたいです。御存じのとおり、浜松市は政令指定都市の中で橋梁数も道路延長も最大ということもあり、この長寿命化計画を策定して財政当局と予算折衝していきたいと考えています。



◆高林龍治委員 限られた予算の中でも緊急を要する部分は、住民の意向を受けとめて早期に対応してください。



◆酒井基寿委員 長寿命化は道路及び河川などの膨大な公共施設について、最初に現況を調査することが非常に大切ですが、ものすごい時間及び労力が必要です。時間がかかる中で、この事業は非常に必要であるが、現実の問題として、道路及び排水路の維持修理費が平成21年度は前年と比較して、市道が3500万円の減及び国・県道が500万円の減となっており、道路課全体で5000万円の減及び住宅課で2000万円の減となっています。現在、長寿命化を実施できていて維持修理費が削減できたならわかりますが、道路課で5000万円の予算が減ることは、道路、排水路を維持して長寿命化することと相反していると思います。上から削減を命じられ、道路課で5000万円及び市道で3500万円が減らされると一番困るのがまちづくり課です。予算が減るとまちづくり課が実施する、市民要望が多い130万円以下の工事を実施できずに、せっかく策定する公共施設長寿命化計画と矛盾が発生します。道路、河川及び排水路などの維持及び修繕費は、予算を減額することなく前年度並みにしないとレベルが上がりません。現状維持だけでも大変です。仮に、市民から要望がある2000万円の工事を1〜2年待ってもらえると思いますが、30万円の工事で1〜2年待ってもらえません。このような現実を認識してください。



◎土木部参事(技術監理課長) わかりました。



◆酒井基寿委員 我々としても、できることなら少なくとも減額された道路維持費及び修繕費について9月補正で復活要求してください。まちづくり課の苦衷を察してください。市民から我々に対する要望で一番多いのが維持修繕に関することです。



◎土木部参事(技術監理課長) 酒井委員の言われたとおり、平成21年度は維持修繕に関する予算が減額されています。維持修繕を行って、現状を保つのが難しくなってきています。私たちからも維持修繕の予算を前年度以上に復活できるようにお願いしたいです。



◆酒井基寿委員 わかりました。しっかり聞いておきます。



○大見芳委員長 以上で質疑・意見を打ち切ります。

 本件は聞きおくことといたします。

                                    10:57



△5 平成21年度浜松市駐車場事業特別会計の繰上充用に伴う補正予算について



△結論

 交通政策課長から、平成21年度浜松市駐車場事業特別会計の繰上充用に伴う補正予算の市長専決について説明を聞きおき、5月22日の本会議で承認を求められる事案としました。



△発言内容



○大見芳委員長 次に、5の平成21年度浜松市駐車場事業特別会計の繰上充用に伴う補正予算について、当局から説明をお願いします。



◎交通政策課長 平成21年度浜松市駐車場事業特別会計の繰上充用に伴う補正予算の市長専決について説明しますので、お手元の資料をごらんください。平成20年度の浜松市駐車場事業特別会計は、歳入予算である駐車場使用料を当初7億1827万5000円と見込んでいましたが、決算実績では5億2444万7000円の1億9382万8000円の減額となり、収支差し引きで1億7169万7000円の資金不足となりました。

 原因として三つ考えられます。一つ目は、平成16年以降に郊外へモール機能を備えた大型商業施設が数多く出店したこと、さらに平成19年度に浜北区内へザザシティと同じような機能をもった映画館を併設した大型商業施設がオープンしたことから、市営駐車場の中で利用台数が最も多かった市営ザザシティ駐車場の利用台数などが減少して平成20年度当初見込みの101万6000台が、決算実績では90万8000台となり10万8000台の利用減となりました。二つ目は、平成20年春から夏までの急激なガソリン価格の高騰の影響を受けて自家用車の利用が減りました。三つ目は、9月15日のリーマン・ショック以降に始まった100年に一度と言われる世界同時不況により、ガソリンの価格は安くなりましたが、消費者の購買心理が冷え込み、車による外出や外食が控えられ、中心市街地への来街者が減りました。また、平成20年度の当初予算の時点では、ここまで落ち込む経済状況の変化を見込めず、見込みの誤りが若干ありました。これらの幾つもの要因が重なり駐車場使用料の不足を引き起こしました。

 資金不足となった財源措置として、平成21年度において平成20年度への繰上充用を行った歳出1億7169万7000円分に対する財源は、駐車場使用料により対応します。

 歳入不足を地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき、翌年度歳入の繰上充用を行い、歳入の不足を賄うこととしますが、5月末が出納閉鎖となることから、議会を開会するいとまもないため、繰上充用に係る補正予算措置につきまして、地方自治法第179条第1項の規定に基づき市長専決による予算執行をします。

 今後の方針は、現在の経済情勢や中心市街地への来街者の減少など市営駐車場を取り巻く環境は非常に厳しい状況であり、平成22年度からの5カ年の新次期経営計画の見直しを本年度に行う中で、詳細な収支予測を立てるとともに、経営の早期健全化に取り組んでいきます。

 裏面をごらんください。左から平成20年度予算、平成20年度決算、予算と決算の比較があり、収入が1億8673万8000円の減で、支出が1504万1000円の減で、差し引き1億7169万7000円の資金不足になりました。



○大見芳委員長 当局の説明は終わりました。

 質疑・意見はありませんか。



◆田口章委員 昨年来、もっと以前からかもしれませんが、基金がなくなるとか駐車場の運営が厳しいことは承知していました。今回繰上充用することは残念です。経緯を教えてほしいのですが、平成20年度中には補正予算を計上しましたか。



◎交通政策課長 平成20年度の2月補正予算の対応も考えましたが、4月から11月までの実績を考慮して補正するため、利用台数が多い12月及び平成20年度から急激に駐車場利用台数が落ち込んでいて、1月から3月分を予測することが難しいことから仮に2月補正を行っていても、予測を誤り繰上充用することも考えられるため、2月補正は行いませんでした。3月の決算実績を持って繰上充用の対応となりました。



◆田口章委員 交通政策課長の苦しそうな答弁から聞くのは悪い気がします。質問が二つあります。一つ目は、特別会計は別会計なので機動的な運用ができる制度だと思います。インターネットで平成20年9月30日時点の財政状況を公表されていましたが、この時点で収入が当初予算の34%しかなかったのですから、いくら12月の利用台数が多いと言っても、対応ができたと思います。いまさら前の話をしても仕方がないのですが、公会計改革でさまざまな財務諸表を公開していけば、早めの対応ができたと思います。これから駐車場がどうなるかわかりませんが、ほかの会計も公会計改革の趣旨を生かした運用をお願いします。二つ目は、個別に駐車場の問題を聞きたいのですが、市営ザザシティ駐車場の利用者が相当減っているという説明でした。平成20年度の予算書を持ってきました。これを見ると当初予算書では約4億5000万円の駐車場使用料を見込んでいますが、この駐車場使用料が落ち込んだのですか。



◎交通政策課長 市営駅北駐車場以外はすべて見込みを下回っています。特に市営ザザシティ駐車場は、平成19年度の利用台数が59万2500台でしたが、平成20年度の利用台数が52万6776台となり、差し引き約6万5700台の減となりました。また、金額として1億3332万円の減となりました。



◆田口章委員 言いようがないというか、言い訳は今さらしても仕方がないかもしれませんが、最初の見込み不足があったことは否めません。この場でどうこうありませんが、これより先の資金不足の先送りをなくすために、平成22年度からの5カ年の新次期経営計画の見直しを慎重に進めてください。また、議会への情報提供をしっかりしないと議会としても適切な判断できないので、今後も情報提供をお願いします。



◎交通政策課長 わかりました。今後の方針として、今年度に企画課、行政経営課、財政課及び商業政策課などの関係する各課でプロジェクトチームをつくり、市営駐車場について今後のあり方や方向性を決めていきます。その都度、建設委員会には報告していきますのでよろしくお願いします。



◆田口章委員 ぜひお願いします。よくわからないのが、繰上充用することで平成21年度予算を5月議会に上程されると思いますが、それは次回の建設委員会で付託されるのですか。



◎交通政策課長 今回は、5月末が出納閉鎖となることから、議会を開会するいとまもないため、繰上充用に係る補正予算措置につきまして、地方自治法第179条第1項の規定に基づき市長専決による予算執行をものです。



◎都市計画部長 補足します。平成21年度の11月補正などで予算措置を行っていきたいと考えています。それは、駐車場の新次期経営計画の見直し等を加味した中で補正を審議していただきたいと考えています。



◆田口章委員 少し認識が間違っていてすみませんでした。平成21年度の補正後の見込みについて聞いてもいいですか。駐車場使用料収入が急にふえるとも思えませんので、根本的な議論がないままに補正することに疑問があります。



◎都市計画部長 先ほど交通政策課長からも説明がありましたが、抜本的に駐車場の新次期経営計画を見直し策定します。現状の駐車場の状況や民間駐車場の稼働状況を整理する中で、駐車場需要と供給の整理をします。今後の駐車場の取り扱いについて、民間への売却を含めた駐車場の新次期経営計画も含めて補正予算を審議していただきたいと考えています。そのため、平成21年度の11月補正などで補正予算をお願いしたいと考えています。



◆田口章委員 余り言いようがありませんが、平成21年2月議会で浜松市駐車場事業特別会計予算の議決をしたときに、いい議論ができなかった自戒の念も含めて情報提供をお願いします。



◆高林龍治委員 今後、市営ザザシティ駐車場は駐車場使用料収入の増加は見込めないと思っています。昨年からことしにかけてザザシティ中央館のテナントも離れてきていますし、ザザシティ西館でも大きなテナントが出るという話もあります。また昨年来、松菱跡地に出店を予定していた大丸も出店を断念した経緯もありますので、早期に購入していただければ、民間で運営するのがいいと思います。そもそも市営新川駐車場をべんがら横丁に変えたところから、おかしくなってきているので、真剣に、民間が運営するように取り組んでください。市営ザザシティ駐車場は毎年取得費として約1億9000万円を払っていますが、民間が引き受けてくれればいいですが、毎年毎年繰り越すことは無理だと思います。



◎交通政策課長 市営駐車場の中で市営ザザシティ駐車場は稼働率が高く利用台数も多く、高林委員の言われたとおりで、市営ザザシティ駐車場は、ザザシティの2核1モールを支える駐車場として、大きさや規模を決定しましたが、利用台数の回復をかなり期待していた大丸の出店が断念され、先行きがわからないため、平成22年度からの5カ年の新次期経営計画の見直しを本年度に行う中で、民間への売却など検討していきたいと考えています。また、市が駐車場を運営する必要が過去にありました。今後は駐車場がなくて渋滞や違法駐車などが発生しないように、しっかりと需要と供給を推定し、将来需要を見込んで廃止なども視野に入れて検討していきます。



◆酒井基寿委員 かつて建設委員会で市営ザザシティ駐車場を建設するときに当局は、土地代が24億円及び建物代が32億円で合計56億円かかると説明していました。実際の金額は若干違うようですが、約60億円かかりました。その当時は、民間駐車場が十分整備されていないため、交通政策課長が説明した趣旨で、ザザシティ西館の建設時に市営駐車場を整備するように要望されて、仕方なく多額の予算を使って市営駐車場を建設したと思っています。いずれにしても多くの金額を使って建設した市営ザザシティ駐車場に対する公債費の返済予定について教えてください。建設当時の駐車場使用料収入見込みから100年たっても返済できないという感覚でしたが、現実の返済はどうですか。



◎交通政策課長 酒井委員の言われるように、市営ザザシティ駐車場は、土地と建物について公債費の償還があります。土地分の公債費は平成20年度で完済しています。



◆酒井基寿委員 完済したのですか。



◎交通政策課長 はい、完済しました。あと建物分の公債費は平成34年度に返済が終わる予定です。



◆酒井基寿委員 それは市営ザザシティ駐車場の駐車場使用料収入を幾らと見込んでいるのですか。



◎交通政策課長 詳しい資料を持ち合わせていません。



◆酒井基寿委員 きょうの資料のように、一番利用されている市営ザザシティ駐車場の駐車場使用料収入がどんどん減っていったら、平成34年度までに返済が終わらないと思います。都市計画部長が言ったように、浜松全体の市営駐車場の健全経営計画を策定するのか、大なたを振るう時期に来ていると思います。高林委員も言われた、べんがら横丁にした市営新川駐車場はたくさんの利益を上げていました。べんがら横丁の家賃収入はありますが、市営駐車場のころの何分の1しかならないため、当時は非常に疑問でした。過去のことは言いませんが、市営駐車場の経営は大なたを振るわないと、このままでは運営できないことは確かです。いつまでも補てんするわけにはいかないと思います。



◎交通政策課長 酒井委員の言われるとおりです。市営駐車場の利用台数は、平成15年度の利用台数が一番多かったです。当時は平成16年度に廃止した市営伝馬町駐車場が稼動していましたが、138万9000台が利用されていました。それ以降、おおむね毎年駐車場利用台数が5万台弱づつ減って平成20年度では90万8000台となり、ピーク時から約48万台減りました。平成16年以降に郊外へモール機能を備えた大型商業施設が数多く出店し、中心市街地の魅力が薄れてきたため、平成15年度以降の駐車場利用台数が年々減少しています。このままの状態ではよくありませんので、小手先だと言われるかもしれませんが、平成19年度には駐車場使用料の値下げを実施し、平成20年度には共通の定期貸しを実施し、平成21年度からは、まとめ貸し、長期利用者への割引及び24時間の上限を2000円するなど実施しましたが、実際には利用台数の増加には結びついていません。酒井委員の言われるように、平成22年度からの5カ年の新次期経営計画の見直しを本年度に行う中で、整理したいと考えています。



◆西川公一郎委員 きょうの資料によると平成20年度決算では約1億7100万円の資金不足です。特別会計なので駐車場事業会計のみで資金のやりくりをしていると思いますが、不足した資金繰りはどうしたのですか。



◎交通政策課長 平成21年度の駐車場使用料からです。



◆西川公一郎委員 会計の理論上、5月で出納閉鎖をするために平成21年度の駐車場使用料を充てることはわかります。しかし、平成20年度の駐車場使用料が少なかったため現金が約1億7100万円不足していると思いますので、支払いするために現金を用意したのですか。



◎交通政策課長 一般会計からの借り入れです。



◆西川公一郎委員 予算書に出ない一般会計からの借入金ということで、一般会計から現金を借りて支払っていると思いますが、平成21年度の駐車場使用料収入が約1億7100万円多く入ってくるから平成20年度に充てるのですか。例えば、個人が駐車場の経営をしていて駐車場収入が約1億7100万円少なくなったら、支出を何とか資金繰りすると思います。5月で出納閉鎖をするために平成21年度の駐車場使用料を充てるのではなく、支出の工夫はしないのですか。11月補正で駐車場使用料の増額補正のときに議論すればいいのかもしれませんが、例えば平成20年度の支出の中で、ザザシティ駐車場の土地取得費として約1億9100万円で建設公社から買っていますが、その決済を延ばす及び値引きをする等の工夫があってもいいと思いますが、いかがですか。



◎交通政策課長 西川委員が言われるように、特に市営ザザシティ駐車場の土地取得費の返済額1億9187万円ですが、契約によって平成19年が返済の最終年度であり、赤字分に充てるためにこれを一時保留することは契約上できません。



◆西川公一郎委員 よくわかりますが、私が言いたいことは、当局から支出の見直しをしたのか説明がなかったことです。



◎交通政策課長 わかりました。資料の裏面をごらんください。支出の欄を見ると、正直言って削減できるところがありません。約1500万円の支出を削減する程度でした。西川委員の言われたように、金額的には、ザザシティ駐車場の土地取得費などの1項目を削減するしかありません。



○大見芳委員長 以上で質疑・意見を打ち切ります。

 本件は、聞きおくことといたします。なお、5月25日の本会議にて承認を求められる事案です。御承知おきください。

                                    11:30



△6 平成20年浜松市の交通事故発生状況について



△結論

 交通政策課交通安全対策担当課長から、平成20年浜松市の交通事故発生状況について説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○大見芳委員長 次に、6の平成20年浜松市の交通事故発生状況について、当局から説明をお願いします。



◎交通政策課交通安全対策担当課長 平成20年浜松市の交通事故発生状況について説明しますので、お手元の資料をごらんください。これは平成20年1月から12月までの1年間の交通事故の状況について、静岡県警察及び大都市交通安全主管者会議の事務局であるさいたま市の調査結果がまとまりましたので報告します。資料の1ページの四角で囲った3点が浜松市の事故発生状況の主な特徴です。1点目は、人身事故件数9176件は平成19年から2年連続の減少です。1の発生状況に、人身事故件数、死者数及び負傷者数の状況を表に記載してあります。人身事故件数及び負傷者数は前年と比較して減少していますが、死者数は前年と比較して11人増加の42人です。表の右側は1日当たり及び1週間当たりの件数が記載してあります。負傷者数は1日当たり32.2人の方が事故に遭っています。また、2に過去7年間の推移のグラフが記載してあります。棒グラフの死者数は年によって増減がありますが、折れ線グラフの人身事故件数は平成18年までの増加傾向から平成19年より2年連続の減少となりました。2点目は、65歳以上の高齢死者数が21人で全死者の50%を占めており、そのうち13人が歩行中に事故に遭っています。3の死者の年齢別に円グラフを見ると高齢者は全死者の半数を占めている状況がわかります。高齢者21人のうち、道路形状別では17人が交差点及び交差点付近で事故に遭っています。また、事故の状態別では13人が歩行中に事故に遭っています。3点目は、交差点及び交差点付近での事故が多く、平成20年の全人身事故件数9176件のうち4946件と全体の53.9%を占めています。以上の3点が事故の発生の特徴です。

 次に、2ページをごらんください。4の過去3年間の人身事故件数月別推移のグラフは、平成18年、平成19年及び平成20年の推移を表したものです。これを見ると3月、7月及び12月に比較的多くの人身事故が発生していることがわかります。5の各種交通事故発生状況の表は、平成19年及び平成20年の全人身事故件数の中で、主な項目ごとの関連する事故発生状況を表しています。これらを見ますと、6の事故発生状況にも記載しているとおり、主な発生場所として、交差点及び交差点付近での事故が53.9%で全人身事故の約半数を占めていることや、65歳以上の高齢者が関係する高齢者事故が23.6%で全人身事故の4分の1を占めています。主な事故原因として、歩行者側は無理な横断や信号無視、車両側は前方不注意や安全不確認による人身事故が多く発生しています。このほか、人身事故件数の累計を見ると、追突が34%、出会い頭が33%、右左折が11%の順に多く、これら車両相互の事故が全体の80%近くを占めています。

 次に、3ページをごらんください。各区の事故発生状況の表を記載しています。表の上が人身事故件数、死者数及び負傷者数の実数及び市全体に対する割合です。表の下がそれぞれの人口10万人当たりの人身事故件数、死者数及び負傷者数を表してあります。網掛けの箇所は各項目別の数値の最大値を示しているところです。下の棒グラフは、人身事故件数及び死者数の実数及び人口10万人当たりの状況を記載しています。人身事故件数の実数の棒グラフは、中区が3188件と一番多くなっていますが、人身事故件数の人口10万人当たりの棒グラフと比較すると、東区が1435.8件と一番多くなっています。また、人口10万人当たりの人身事故件数は中区、西区、南区、北区及び浜北区で900件から1000件程度です。死者数の実数の棒グラフは、天竜区を除く六つの区で6人から7人とほぼ同じです。

 次に、4ページをごらんください。これは全国18の政令指定都市の人口10万人当たりの人身事故件数及び死者数について表したものです。岡山市の政令指定都市の加入などがあり、いずれも全国18の政令指定都市でワースト2位となりました。政令指定都市のワースト1からは脱出していますが、ワースト1との差はわずかであり厳しい状況が続いています。昨年の全人身事故件数の発生状況を見ると約半数が交差点及び交差点付近で事故が発生していること。また、死者数の42人うち、約半数を高齢者が占めていることなどから、警察及び交通安全協会などと連携し、体験型の交通安全教室の開催、夜間の反射材の着用の促進、高齢者やドライバーなどを対象に朝夕を中心としたラジオスポットの放送及び人身事故多発交差点でこれまでの対策の実施効果や改善などの検証を行うなど、今後も一層の事故防止対策を推進していきたいと思います。



○大見芳委員長 当局の説明は終わりました。

 質疑・意見はありませんか。

          〔質疑・意見なし〕



○大見芳委員長 質疑・意見を打ち切ります。

 本件は聞きおくことといたします。

                                    11:38



△7 第1回浜松市都市計画審議会案件について



△結論

 都市計画部次長(都市計画課長)から、第1回浜松市都市計画審議会案件について説明があり、これを聞きおきました。



△発言内容



○大見芳委員長 次に、7の第1回浜松市都市計画審議会案件について、当局から説明をお願いします。



◎都市計画部次長(都市計画課長) 去る4月30日に平成21年度第1回浜松市都市計画審議会が開催されました。審議された案件は浜松駅前のフォルテ跡地周辺に関する2件で、いずれも審議会の答申として了承されました。1件目は、浜松都市計画都市再生特別地区の変更で、縦覧者は2人、意見書の提出はありませんでした。内容は、都市再生緊急整備地域として定められている浜松駅周辺地域内の浜松駅前旭・砂山地区において、都市再生事業者から都市再生特別措置法に基づく都市再生特別地区の素案が提出されました。浜松市がこの提案を受け、都市再生特別措置法に基づき都市再生特別地区(浜松駅前旭・砂山地区)を新たに決定し追加するものです。2件目は、浜松都市計画地区計画の変更で、縦覧者は1人、意見書の提出はありませんでした。これも1件目の案件と同じ地区で、既に都市計画が定められていたため、変更による提案が都市計画法に基づき事業者から提案されました。浜松市がこの提案を受け、素案の内容を一部変更して地区計画を変更するものです。

 次に、2ページをごらんください。都市再生特別地区とは、都市再生特別措置法により都市再生緊急整備地域内において、計画を定めることができる都市計画制度で、都市再生特別措置法による都市開発事業者による提案が可能です。右側の図面で赤く囲まれた部分が都市再生緊急整備地域です。これは都市の再生の拠点として、都市開発事業などを通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域として政令で定める地域で、浜松駅周辺地域の約40ヘクタールが指定されています。この地域内で都市再生を行う者は、都市再生特別地区の提案ができます。これについて平成20年12月に遠州鉄道株式会社から都市再生特別地区の提案が出され、浜松市が地域整備方針などから審査した結果、決定するものです。この都市再生特別地区で定めることができる事項は、3の計画事項に記載してあるとおり、従前の用途地域などにとらわれずに?から?にある容積率及び建ぺい率などの制限を定めることができます。この都市再生緊急整備地域内において、都市開発事業を行いたい者はだれでも提案することは可能です。

 次に、今回提案された浜松市都市再生特別地区の変更は3ページ及び別途配布したA3版の資料をごらんください。都市再生事業で事業者が示した計画が可能となるように、浜松市が都市再生特別地区の都市計画制度を提案するものです。3ページは実際に都市計画となる内容で、A3版の平図面には事業内容を含めています。エリアは、A3版の図面の1点鎖線で示した約1.6ヘクタールで、周辺の道路を含んだ北地区、中地区及び南地区の3地区です。北地区はフォルテの跡地で、地上13階、地下2階の約65メートルの建築物を新たにつくることを受け、建築物の容積率の最高限度を1250%以下に変更します。中地区はギャラリーモールで、A3版の断図面で南側から見たものです。北地区及び南地区のビルをつなぐ3階から6階の4層となる多重層スペースを設け、多重層スペースの西側に大屋根を設置します。南地区は現在の遠鉄百貨店です。今回の浜松市都市再生特別地区の変更ポイントは建築物の容積率の最高限度が緩和されたことです。また、4ページの位置図、5ページのエリアの図面及び6ページの都市再生特別地区の中で壁面後退を示した図面は都市再生特別地区の変更に関連する図面です。

 次に、2件目の浜松都市計画地区計画の変更について説明しますので7ページをごらんください。左側の表が旧の都市計画で、右側が今回新たに変更する都市計画です。変更した部分は、旧の都市計画では網掛けし、新の都市計画ではアンダーラインで記載しています。また、全体として近年の地区計画の様式に合わせるため項目や表現が変わっていますが、内容はおおむね変更していません。名称及び面積を都市再生特別地区のエリアと合わせるため道路部分の0.1ヘクタールを追加した1.6ヘクタールに変更しました。地区整備計画の建築物等の壁面の位置の制限は、旧の都市計画で雨をよける必要がありましたが、大屋根を設置することから壁面の後退を5メートルから1メートルに変更しました。建築物等の高さの最高限度または最低限度は、旧の都市計画の斜線制限から大屋根を設置するため斜線制限での表現は適切ではないこと及びわかりやすくするために70メートルに変更しました。広告物及び看板類の制限は、新の都市計画で建築物等の形態または意匠の制限に記載し、旧の都市計画ではそで看板の設置をしてはならないとしていましたが、そで看板の表現があいまいであるため、商業空間としてにぎわいを持たせるため及び重要なことは邪魔になるものがあることであり、歩行者の通行を妨げる看板及び工作物を設置してはならないと変更しました。また、7ページの裏面の左側に地区計画区域図及び右側に壁面線図を記載しています。

 資料には記載していませんが、この計画の決定に先立ち平成20年12月8日に地元の地権者及び周辺の住民や商業者に対して、地区計画の変更及び都市再生特別地区に関する浜松市及び事業者からの説明会を開催しました。さまざまな質疑がありましたが、特段反対する意見はありませんでした。最後に、4月30日の平成21年度第1回浜松市都市計画審議会において、今回予定される建築物の中に事業者が公共公益施設及び文化交流施設を設置する提案について、主にどのような担保がされるのかという意見が交わされました。都市計画の手続において、これらの建築物の内容は担保されませんが、非常に公共性が高く、市民の期待が大きいこと及び事業者の提案も公になっているため、浜松市として必ず事業者に設置するように事業者と十分に協議して進めていくことを確認しました。



○大見芳委員長 当局の説明は終わりました。

 質疑・意見はありませんか。

          〔質疑・意見なし〕



○大見芳委員長 質疑・意見を打ち切ります。

 本件は聞きおくことといたします。

                                    11:54



△正副委員長から、在任中の協力方のお礼を兼ねてのあいさつ



○大見芳委員長 以上をもちまして、建設委員会を散会いたします。

                                    11:55