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静岡県 浜松市

平成 7年  3月 定例会(第1回) 03月06日−02号




平成 7年  3月 定例会(第1回) − 03月06日−02号









平成 7年  3月 定例会(第1回)



 平成7年3月6日

◯議事日程(第2号)

 平成7年3月6日(月)午前10時開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 第1号議案  平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)

 第3 第2号議案  平成6年度浜松市住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第3号)

 第4 第3号議案  平成6年度浜松市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)

 第5 第4号議案  平成6年度浜松市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)

 第6 第5号議案  平成6年度浜松市と畜場事業特別会計補正予算(第2号)

 第7 第6号議案  平成6年度浜松市市場事業特別会計補正予算(第2号)

 第8 第7号議案  平成6年度浜松市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)

 第9 第8号議案  平成6年度浜松市公共用地取得事業特別会計補正予算(第2号)

 第10 第9号議案  平成6年度浜松市育英事業特別会計補正予算(第1号)

 第11 第10号議案 平成6年度浜松市学童等災害共済事業特別会計補正予算(第3号)

 第12 第11号議案 平成6年度浜松市小型自動車競走事業特別会計補正予算(第2号)

 第13 第12号議案 平成6年度浜松市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)

 第14 第13号議案 平成6年度浜松市病院事業会計補正予算

 第15 第14号議案 平成6年度浜松市国民宿舎事業会計補正予算

 第16 第15号議案 平成6年度浜松市水道事業会計補正予算

 第17 第16号議案 平成6年度浜松市下水道事業会計補正予算

 第18 第17号議案 浜松市職員退隠料退職給与金死亡給与金遺族扶助料条例の一部改正について

 第19 第18号議案 浜松市職員の通算退職年金等の年額改定に関する条例制定について

 第20 第19号議案 浜松市税条例の一部改正について

 第21 第20号議案 浜松市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について

 第22 第21号議案 浜松市立幼稚園条例の一部改正について

 第23 第22号議案 市有財産取得について

           (舘山寺駐車場用地)

 第24 第23号議案 市有財産取得について

           (市民の森用地)

 第25 第24号議案 市有財産処分の一部変更について

 第26 第25号議案 市道路線認定について

 第27 第26号議案 市道路線廃止について

 第28 第27号議案 市道路線変更について

 第29 第59号議案 平成7年度分の固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例制定について

 第30 第28号議案 平成7年度浜松市一般会計予算

 第31 第29号議案 平成7年度浜松市住宅資金貸付事業特別会計予算

 第32 第30号議案 平成7年度浜松市国民健康保険事業特別会計予算

 第33 第31号議案 平成7年度浜松市老人保健医療事業特別会計予算

 第34 第32号議案 平成7年度浜松市と畜場事業特別会計予算

 第35 第33号議案 平成7年度浜松市市場事業特別会計予算

 第36 第34号議案 平成7年度浜松市中央卸売市場事業特別会計予算

 第37 第35号議案 平成7年度浜松市公共用地取得事業特別会計予算

 第38 第36号議案 平成7年度浜松市育英事業特別会計予算

 第39 第37号議案 平成7年度浜松市学童等災害共済事業特別会計予算

 第40 第38号議案 平成7年度浜松市小型自動車競走事業特別会計予算

 第41 第39号議案 平成7年度浜松市駐車場事業特別会計予算

 第42 第40号議案 平成7年度浜松市病院事業会計予算

 第43 第41号議案 平成7年度浜松市国民宿舎事業会計予算

 第44 第42号議案 平成7年度浜松市水道事業会計予算

 第45 第43号議案 平成7年度浜松市下水道事業会計予算

 第46 第44号議案 浜松市部設置条例の一部改正について

 第47 第45号議案 浜松市職員定数条例の一部改正について

 第48 第46号議案 浜松市職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について

 第49 第47号議案 浜松市職員退職手当支給条例の一部改正について

 第50 第48号議案 浜松市国民健康保険条例の一部改正について

 第51 第49号議案 浜松市保健所条例の一部改正について

 第52 第50号議案 浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について

 第53 第51号議案 浜松市中央卸売市場業務条例の一部改正について

 第54 第52号議案 浜松市駐車場条例の一部改正について

 第55 第53号議案 浜松市火災予防条例の一部改正について

 第56 第54号議案 浜松市立高等学校授業料等に関する条例の一部改正について

 第57 第55号議案 浜松市立図書館条例の一部改正について

 第58 第56号議案 浜松市農業委員会の部会の委員の定数に関する条例制定について

 第59 第57号議案 浜松市汚水処理施設条例等の一部改正について

 第60 第58号議案 浜松市営土地改良事業の施行について

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◯本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり。

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◯議場に出席した議員は47名、次のとおりである。

    1番  松下福治郎          2番  藤田 寛

    3番  中野三枝子          4番  中村吉雄

    5番  河岸清吉           6番  高柳弘泰

    7番  寺田昌弘           8番  中村勝彦

    9番  徳増勝弘          10番  北村 昭

   11番  佐藤守之          12番  中村庄一

   13番  小沢明美          14番  丸井通晴

   15番  大石道雄          16番  大庭静男

   17番  広瀬文男          18番  村木 武

   19番  田中満洲男         20番  柳川樹一郎

   21番  酒井基寿          22番  斎藤郷吉

   23番  那須田 進         25番  太田京子

   26番  石川勝美          27番  中村芳正

   28番  藤田睦夫          29番  新見信明

   30番  江間 広          31番  山下昌利

   32番  青野正二          33番  小野秀彦

   34番  遠藤隆久          35番  音羽愼一

   36番  倉田佐一郎         37番  鈴木郁雄

   38番  久保田 效         39番  大杉正明

   40番  松野幹男          41番  戸田久市

   43番  前島 勤          44番  三輪新五郎

   45番  伊藤善太郎         46番  小松 正

   47番  中村圭介          48番  鈴木芳治

   49番  松下太三

◯出席議会書記の職氏名

   事務局長   小楠光男        庶務課長   井上愛典

                      議事課長補佐

   議事課長   石貝正道               飯田彰一

                      (議事係長)

   主任     佐藤 篤        事務吏員   花井和徳

   事務吏員   山本 泉        事務吏員   森上易幸

   事務吏員   笠原良之        調査係長   吉山則幸

   事務吏員   大橋臣夫        事務吏員   鈴木啓友

   事務吏員   小笠原正幸       事務員    須藤とも子

◯議会説明者の職氏名

   市長     栗原 勝        助役     鈴木長次

   助役     杉山雅英        収入役    中山英夫

   総務部長   鈴木基之        企画部長   河内道守

   財政部長   大石侑司        文化振興部長 中村 功

   市民生活部長 古田昌久        社会福祉部長 野口義弘

   保健環境部長 中村 聚        保健所長   田村公一

   清掃部長   賀茂 猛        商工部長   根木孔二

                      中央卸売

   農政部長   杉田純男               粟野政道

                      市場長

   都市計画部長 袴田哲朗        公園緑地部長 中村 隆

   建設部長   井熊康人        出納部長   伊藤悦三郎

   財政課長   古橋勝男        教育長    河合九平

   学校教育部長 杉本邦雄        社会教育部長 岡本弘志

   水道事業               下水道事業管

          伊谷庄一               伊谷庄一

   管理者                理者(兼務)

   下水道部長  矢野格朗        消防長    松下 正

   監査事務局長 竹山彰彦

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   監査委員   山本弘明        監査委員   羽生紀夫

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                   午前10時開議



○議長(松野幹男) ただいまから、本日の会議を開きます。

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○議長(松野幹男) 本日の日程に入ります。

 本日の議事日程は、お手元に配付した日程のとおりであります。

 最初に、日程第1会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、35番音羽愼一議員、36番倉田佐一郎議員、38番久保田 效議員を指名いたします。

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○議長(松野幹男) 次に、日程第2第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)から日程第28第27号議案市道路線変更についてまでの27件、及び日程第29第59号議案平成7年度分の固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例制定についてを一括して議題といたします。

 議題の28件は、休会中、それぞれの常任委員会に審査の付託をしてありますので、その経過と結果について、各委員長の報告を求めます。

 最初に、19番厚生保健委員長田中満洲男議員。

                 〔厚生保健委員長 田中満洲男議員登壇〕



◆厚生保健委員長(田中満洲男) 厚生保健委員会に付託されました議案5件について、去る3日、委員会を開会し、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。

 最初に、第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。まず、第3款民生費中、病気遺児等対策費が2097万円減額されているため、委員から、この理由についてただしたところ、当局から、年金や児童扶養手当の支給状況から算出した人数をもとに、所得額による制限を考慮に入れて、当初 330人を見込んだが、所得制限により、該当者は 199人と予測されるためであるとの答弁がありました。これに対し委員から、大変よい制度であるので、よりきめ細かなPRを願いたいとの要望がありました。

 次に、乳幼児長期疾患医療費に関連して、委員から、年齢別及び全体の件数はどのくらいであるのかとの質疑がなされ、当局から、年齢別の人数は把握していないが、全体の件数は、当初 740件を見込んだところ、 810件程度となる見通しであるとの答弁がありました。

 続いて、重度身体障害者住宅改造費助成事業が減額補正されているため、委員から、助成の内容及び減額理由についてただしました。これに対して当局から、本事業は、車いすの方が家庭で快適に暮らせるように、玄関にスロープを設けたり、トイレ、浴槽等の改造に要した費用のうち、60万円を限度に助成するものであり、県制度では、対象は前年度所得額が12万円以下となっているが、本市では、県に上乗せをして、20万円までとしている。また、減額補正の理由は、本事業は改造に限って対象となるが、今年度は新築の場合の問い合わせは多くあったものの、結果的に当初見込みより改造件数が少なかったためであるとの答弁がありました。

 続いて、児童遊園地費に老朽遊具の取りかえのための経費が増額補正されていることに関連して、委員から、市内の児童遊園地数及び遊具の今後の取りかえ計画についてただしたところ、当局から、遊園地数は、市立が30カ所、広場と称する子供の遊び場が19カ所存在する。また、遊具の取りかえは、設置してから30年経過したものをめどとしながら、危険性の高いものを最優先として、5年計画で順次取りかえていきたいとの答弁がありました。

 このほか、一委員から、第1号議案に反対する理由でもあるが、民生費においては、特別養護老人ホームの入所援護措置委託費の減、入浴サービス事業費が減となっているが、市民アンケートの調査結果でも高齢者福祉の充実が求められているので、予算を減額補正せずに、さらに充実していただきたい。また、家庭奉仕員費の減額は、非常勤分であるとのことであるが、常勤分をふやすべきであり、現在の週2回、2時間程度のヘルパー派遣をもっと充実させれば、利用者はふえるはずであるとの意見が述べられました。これに対し当局から、非常勤ヘルパーが対応できない分は、常勤ヘルパーで補っており、前年度と比較すると、派遣回数では2206回の増、時間で3767時間の増となっており、総体的な需要については、すべて対応していると考えているとの答弁がありました。

 次に、第4款衛生費中、保健所費について申し上げます。まず、保健所総務費に阪神・淡路大震災の被災地への救援費が増額補正されているため、委員から、職員の派遣状況についてただしました。これに対し当局から、保健婦と栄養士を西宮市の保健所へ1回につき3泊4日で派遣するための予算措置である。なお、派遣については、県内各市町村からも応募者が多いため、本市は現在のところ保健婦1名、栄養士1名の派遣にとどまっているが、今後、保健婦2名を派遣することが決定しているとの答弁がありました。続いて、同委員から、派遣された者からどのような報告を受けているかとの質疑がなされ、当局から、避難所にいる人々の食事は、毎日、幕の内弁当やおにぎり、パン等が続いているために、栄養の偏りが心配されるという報告を受けているとの答弁がありました。

 このほか、本議案の審査に当たっては、自主防災組織活動費補助金の減額理由、また、精神障害者医療費助成経費の増額理由等についても質疑がなされておりますが、採決に当たって、一委員から、本補正予算は、特に民生費の減額補正が多く、民生費比率がさらに低下しているため反対であるとの意見が述べられました。このため、起立採決を行った結果、起立多数により、第1号議案は原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 次に、第13号議案平成6年度浜松市病院事業会計補正予算について申し上げます。建設改良費6億1300万円の増額補正は、土地購入のためのものであるとの説明があったため、委員から、購入目的及び場所について質疑がなされました。これに対し当局から、管理棟の南側にある職員の駐車場を外来者用の駐車場とし、その代替地として、管理棟の東側にある土地を土地開発公社から購入するものであるとの答弁がありました。以上の質疑の後、採決を行った結果、第13号議案は全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 このほか、当委員会に付託されました第2号議案平成6年度浜松市住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第3号)ほか2議案についても、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しております。

 以上、審査の概要を申し上げ、厚生保健委員会の委員長報告といたします。



○議長(松野幹男) 次に、17番産業経済委員長広瀬文男議員。

                 〔産業経済委員長 広瀬文男議員登壇〕



◆産業経済委員長(広瀬文男) 産業経済委員会に付託されました議案8件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 最初に、第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。まず、第4款第3項の清掃費についてでありますが、委員から、資源回収促進事業費の増額に関連して、協力団体1団体当たりの協力金は平均でどれくらいか。また、増額の要因は、協力団体数がふえたのか、それとも1団体当たりの回収量がふえたのかとの質疑がなされました。これに対し当局から、1協力団体当たりの平均では、約15万9500円である。また、今回の増額については、協力団体数は変動していないので、1団体当たりの回収量が増加したことによるものであるが、この結果、紙、布、ダンボール等の回収量は、当初見込みの1万8000トンに対し、1万9900トン程度になるものと思われるとの答弁がありました。

 続いて、他の委員から、南部清掃工場周辺環境整備費が減額されているが、地元への影響はないのかとの質疑がなされました。これに対し当局から、今回の減額は、遠州浜一丁目並びに四丁目に、それぞれ計画されている床面積 250平方メートルの集会所について、当初、公共賃貸住宅総合再生事業により建築される 150平方メートルの部分と、南部清掃工場周辺環境整備事業により増床される建築部分 100平方メートルを別々に設計することになっていたが、同じ市の事業ということで調整した結果、住宅課において一括して設計することになったもので、事業内容を変更するものではなく、地元に迷惑をかけることはないとの答弁がありました。

 このほか、第1号議案の審査に当たっては、中小小売商業経営改善資金融資貸付金等の利用状況、浜松市中心商業地活性化事業における工事内容の変更点等についても質疑がなされておりますが、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 次に、第5号議案平成6年度浜松市と畜場事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。まず、委員から、輸入牛肉の増加により、豚の価格が低迷し、使用頭数が減っているとのことであるが、こうした傾向は、今後も続くと考えられるのかとの質疑がなされました。これに対し当局から、市内の養豚農家は、環境問題等でも大変厳しい状況に置かれており、多いときには約5万頭あった飼育頭数も、現在では1万3000から1万4000頭程度となっており、今後もそうした傾向が続くのではないかと思われるとの答弁がありました。続いて、同委員から、本市のと畜場での処理頭数を見ると、市外からもかなり入っていると思うがどうかとの質疑がなされ、当局から、浜北、引佐、細江、湖西を初め、渥美半島の田原などからも搬入されているとの答弁がありました。このため、第5号議案について採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 次に、第11号議案浜松市小型自動車競走事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。まず、委員から、競走事業収入が当初予算に比べ約33億円、約8%の減となっているが、どのような理由かとの質疑がなされました。これに対し当局から、公営競技は平成4年以降不振を続けているが、浜松を含めて全国に6場あるオートレース場では、売上額がそれぞれ10%程度落ち込み、また、競艇場においても6%程度落ちていると聞いている。したがって、今年度も多少の落ち込みは予測していたが、特に今回、本市で開催されたビッグレースの日本選手権での発売収入が、当初予定の87億円に対し73億円となり、14億円の減収となったことが一般レースでの不振とあわせ、減額の大きな要因となっているとの答弁がありました。続いて、他の委員から、入場者数についてはどうかとの質疑がなされ、当局から、入場者数の落ち込みは、約3%程度であるが、長引く景気の低迷、あるいはレジャーや趣味の多様化等から、1人当たりの売上額が下がっていることも、競走事業収入の減収の理由となっているとの答弁がありました。このほか、当議案の審査に当たっては、レースの広告宣伝の方法、電話投票の利用状況等についての質疑もなされておりますが、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 以上のほか、当委員会に付託されました第7号議案平成6年度浜松市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)ほか4議案についても、種々質疑・意見がありましたが、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しております。

 以上、審査の概要を申し上げ、産業経済委員会の委員長報告といたします。



○議長(松野幹男) 次に、21番建設下水道委員長酒井基寿議員。

                 〔建設下水道委員長 酒井基寿議員登壇〕



◆建設下水道委員長(酒井基寿) 建設下水道委員会に付託されました議案8件について、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 最初に、第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。まず、建築指導費において、委員から、去る1月17日に発生した阪神・淡路大震災による被災建築物の応急危険度判定調査のため、職員派遣に要した経費として50万円が計上されているが、本市からは何人派遣したのかとの質疑がなされたのであります。これに対して当局から、静岡県の派遣要請による2名分を補正するものであるが、このほかに、西宮市からの要請によるものが8名あり、合計10名の職員を派遣したとの答弁がなされました。このため同委員から、市内には建築物の応急危険度判定士の有資格者は 485人いると聞いているが、民間の応急危険度判定士については、何人派遣されたのかとただしたのであります。これに対して当局から、浜松市の建築士会からは、県の要請により、何人か派遣されたようであるが、民間の派遣人員等については把握していないとの答弁がなされました。

 次に、県音楽公園建設促進費に関連して、委員から、この音楽公園の建設予定地については、浜松市防災地図によると、大地震の際には、液状化現象が心配される地域となっているが、こうした地震に弱い地域に建物を建てることについて、どのような配慮がなされているのかとただしたのであります。これに対して当局から、音楽公園については、静岡県が行う事業であり、現在、土質調査は終了しているが、具体的な建築計画については決定されていないようである。また、一番大きな建物は、創造研究センターということであるが、これについても、どの程度の規模の建物となるかについては、まだ県から示されていないとの答弁がなされました。このため同委員から、音楽公園は県の事業ではあるが、建設に当たっては、本市も少なからず関与していることから、地震防災上、危険度の高い地域であるということも考慮に入れて設計や計画を立てていただきたいとの要望が述べられました。

 このほか、第1号議案については、市街地再開発事業費の減額に伴い、旭・板屋地区第1種市街地再開発事業並びに浜松中央地区第1種市街地再開発事業に係る組合設立の遅延の理由や、今後の再開発の進め方等について、また、既設公営住宅改善事業費においては、湖東団地の住戸改善実施の延期の理由等についても質疑がなされておりますが、採決に当たっては、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 次に、第16号議案平成6年度浜松市下水道事業会計補正予算について申し上げます。まず、委員から、阪神・淡路大震災被災地の管渠の被害調査に必要なテレビカメラや、高圧洗浄車などの賃借料を含む支援対策費 474万円が計上されていることから、その調査内容並びに調査結果等について、質疑がなされたのであります。これに対して当局から、今回、災害復旧支援として、下水道の被害状況について派遣調査をした場所は、西宮市の西南部のいわゆる海岸地域の85ヘクタールであり、管路の延長は19.7キロメートルである。2月28日までに、テレビカメラにより 1.6キロメートル、また、目視により 5.5キロメートルを調査したが、その調査結果としては、主にマンホールの被害が23カ所、本管や取りつけ管の被害が 181カ所であったとの答弁がなされたのであります。さらに同委員から、同地域の下水道管の口径についてただしたところ、当局から、西宮市の下水道については歴史が古く、また合流式であることから、分流式より口径が広く、 300から 900ミリメートルであり、材質はヒューム管が多いようであるとの答弁がなされました。このため同委員から、仮に、本市において阪神・淡路大震災と同程度の地震が起きた場合には、どのような被害が想定されるかとの質疑がなされたのであります。これに対して当局から、本市においても、合流式の区域が約 800ヘクタールあり、こうした地域は昭和40年代から50年前後に施工されていることからヒューム管が多く、地盤も西宮市が砂地で、本市が砂れきという違いはあるが、ほぼ同様の被害が予想されるのではないかと思われるとの答弁がなされました。また、本議案の審査に当たっては、既往債に対する償還利息の減額補正の内容についても質疑がなされておりますが、採決に当たっては、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しております。

 このほか、当委員会に付託されました第12号議案平成6年度浜松市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)の審査に当たっては、駅北駐車場の使用料の減額の理由等についての質疑がなされ、また、第23号議案市民の森用地に係る市有財産取得についてほか4議案についても、慎重審議の後、採決を行った結果、いずれも妥当なものと認め、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しております。

 以上、審査の概要を申し上げ、建設下水道委員会の委員長報告といたします。



○議長(松野幹男) 次に、37番文教消防委員長鈴木郁雄議員。

                 〔文教消防委員長 鈴木郁雄議員登壇〕



◆文教消防委員長(鈴木郁雄) 文教消防委員会に付託されました議案5件につきまして、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 最初に、第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。まず、第10款教育費中、浜松アリーナ費において、4周年記念事業として計画されていた女子プロテニストーナメントが開催できず、事業費が減額補正されているため、委員から、テニスの中止を決定した後、かわりの記念事業は考えなかったのかとただしたのであります。これに対し当局から、バスケットボールのアジア選手権やバレーボールの日本リーグ等の開催も検討したが、日程調整がつかず、今年度はやむを得ず、記念事業を中止したものであるとの答弁がありました。

 次に、天文台管理運営委託費において、委員から、すい星が木星に衝突する際の観望会開催経費が追加計上されているが、観望会の参加者はどのくらいであったのかとただしたところ、当局から、7月16日から24日までの9日間で、約3500人の参加があったとの答弁がありました。

 続いて、同委員から、図書館費に関連して、図書検索システムの利用者用端末台数をふやす考えはないかとただしたところ、当局から、図書検索システムについては、本市全体のマルチメディアを考える中で検討していることから、近い将来、さらに充実できるものと考えているとの答弁がありました。

 このほか、当議案の審査に当たっては、委員から、本年度、ある公民館で公民館まつり終了後に、若い職員が死亡した事例に関連して、体調がすぐれない職員に対してサポートできるような体制づくりをぜひ考えていただきたいとの要望がありました。

 また、他の委員から、公民館の備品充実を求める要望がありましたが、第1号議案は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 次に、第21号議案浜松市立幼稚園条例の一部改正について申し上げます。今回の条例改正は、市立幼稚園の保育料及び入園料の減免措置対象者に、新たに不慮の災害等により生活困窮を来したものを追加するものであります。これに対し委員から、今回の条例改正は、阪神・淡路大震災の発生と直接関係があるのかとただしたところ、当局から、本市に避難している方を援助するものであり、また、仮に本市で震災等が起きた場合を想定して、条例改正をしていくものであるとの答弁がありました。これに対し同委員から、どの程度の規模の災害に適用されるのかとただしたところ、当局から、一概に線を引いての適用ではなく、個々の世帯の実情を勘案し対応できるよう、市長の決裁事項となっているとの答弁がありました。

 以上が当議案に対する審査の概要でありますが、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 このほか、当委員会に付託されました第10号議案平成6年度浜松市学童等災害共済事業特別会計補正予算(第3号)ほか2議案についても、種々質疑等がありましたが、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 以上、審査の概要を申し上げ、文教消防委員会の委員長報告といたします。



○議長(松野幹男) 次に、23番総務水道委員長那須田 進議員。

                 〔総務水道委員長 那須田 進議員登壇〕



◆総務水道委員長(那須田進) 総務水道委員会に付託されました議案7件について、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 最初に、第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。まず、企画費中に、自治体ネットワーク事業費として、(仮称)浜松市地域情報センター建設用地の取得費が計上されているため、委員から、建設予定地及び敷地面積についてただしたところ、当局から、建設地は、東第一土地区画整理事業区域内の県総合庁舎東側で、面積は約2000平方メートルを予定しているとの答弁がありました。これに関連して他の委員から、地域情報センターの事業概要、また、その運営体制について、現時点でどのように考えているかとただしたところ、当局から、平成6年度から7年度にかけて調査研究していくが、地域情報センターの機能としては、マルチメディアホールなどの情報文化の体験機能及び研究開発機能、また映像編集室などの情報蓄積加工機能、さらには会議・研修機能などを考えている。また、この運営については、マルチメディアということで、先進的な技術が必要となってくることから、民間活力の導入も含めて、現在、その運営方法を検討中であるとの答弁がありました。このため、同委員から、維持管理経費等、将来、市にとって大きな財政負担とならないよう、慎重に対処していただきたいとの要望が述べられました。

 続いて、アクトシティ浜松費において、管理運営委託費の減額理由には、駐車場の人員配置見直し等も含まれているとの説明がなされたため、委員から、人気の高いコンサート等が開催された場合、駐車場は対応できるのかとだたしたところ、当局から、現在、アクトシティ全体で駐車場は1138台あるが、ウイークデーは、自走式の 375台で対応し、土・日の需要が多い日は、さらに機械式のものも充て、そのときには、必要な人員を配置して対応している。なお、2月の1日平均利用台数が1000台弱ということで、余裕もあり、特に混乱は出ていないとの答弁がありました。

 このほか、一般会計補正予算の審査に当たっては、財産管理費中に追加計上されている損害賠償金の内容について、また、歳入においては、小型自動車競走事業収入の減額理由、さらに、国有提供施設等所在市町村助成交付金の算定根拠等についても質疑がなされておりますが、結果的には全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 次に、第8号議案平成6年度浜松市公共用地取得事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。まず、委員から、都市機能更新用地取得費に係る債務負担行為の補正内容は、債務負担の期間を7年間延長していきたいというものであるが、変更の理由は何かとただしたところ、当局から、最近4ないし5年の財政状況を勘案して、変更していくものであるとの答弁がありました。これに関連して、他の委員から、期間を7年間延長すると、支払う利子はどのくらいになるのかとただしたところ、当局から、利子は約14億円になるとの答弁がありました。以上の質疑の後、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 このほか、第15号議案平成6年度浜松市水道事業会計補正予算においては、阪神・淡路大震災に対する応援状況等についても質疑がなされておりますが、結果的に全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 このほか、当委員会に付託されました浜松市税条例の一部改正についてほか3議案についても、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しております。

 以上、審査の概要を申し上げ、総務水道委員会の委員長報告といたします。



○議長(松野幹男) 以上で各委員長の報告は終わりました。

 ただいまから、委員長報告に対する質疑を許します。

 質疑はありませんか。−−−発言がないようですので、質疑を打ち切ります。

 ただいまから、討論に入ります。

 討論の通告がありますので、発言を許します。

 4番中村吉雄議員。

                 〔中村吉雄議員登壇〕



◆4番(中村吉雄) 私は、日本共産党を代表して、第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)と、第11号議案平成6年度浜松市小型自動車競走事業特別会計補正予算(第2号)の2議案について、反対の討論を行うものであります。

 初めに、一般会計補正予算について述べます。昨年の3月、平成6年度一般会計の当初予算の審議の際に、我が党は、この予算の基本的な性格がゼネコン関与の駅周辺大開発事業にお金をかけ過ぎている。そして、その反面、市民要望の第1位である高齢者福祉などは置き去りであるとして、市長に再考を求め、予算案に反対いたしました。今回の補正を見ますと、その性格、基調は全く変わっていません。補正額は31億6000万円でありますが、その内容を見れば、土木費は23億7000万円余の増加で、土木費比率は 43.62%から 44.08%へと、類似都市中の最大の比率をさらに高めました。一方、民生費は1億1000万円余の減額でありまして、民生費比率は 10.66%から 10.46%へと下がりました。恐らく、決算では類似都市中の最低位を争うこととなるでありましょう。我が党が今回の補正で特に問題だと思うのは、このように減額された民生費の中で、老人福祉の施策が、軒並み減額になっていることであります。ホームヘルパー派遣のための家庭奉仕員費、施設での入浴サービスや短期入所など、在宅寝たきり老人援護対策費、お年寄りが楽しみにしているデイサービス事業費、ひとり暮らし老人への食事サービス事業費、そして、老人ホームの入所援護措置委託費と、すべて減額であります。

 浜松市高齢者保健福祉計画が策定されました。計画そのものの不十分さも指摘されているところでありますが、いずれにしても、厚生省のゴールドプランへ向けて、今、前進しようという時期であります。補正予算を出すならば、老人福祉費は大幅に追加計上、増額補正するのが当たり前の時期であります。市民の間には、お年寄りの福祉充実を求める声が煮えたぎっているのに、減額補正するなどはもってのほか、方向づけが逆であります。当局の説明によれば、ニーズがない、対象者が減ったなどということでありますが、例えば、家庭奉仕員の場合でも、週2回、昼間だけの2時間派遣という制度に見合ったニーズがないだけで、在宅の寝たきり老人が 800人いるのに、常勤のヘルパーが36人しかいない。これで充足していると考えること自体が誤りであります。要綱や規則が実態に合っていないなら、高齢者の生活と要望に合わせたものに改定して、老人福祉費を充実させるべきであります。年をとって、体の自由がきかなくなって、大変な事態を迎えても、住みなれた自分の家で、顔見知りの人とも離れずに暮らしたいというのが、高齢者多数の願いであることは、御承知のとおりであります。それならば、居宅の改造費の公費負担、 365日給食、家庭奉仕員制度の改革拡充、そして介護者手当の東京都並みへの大幅増額などを行えば、浜松市は「老いを支えきれるまち」になります。そして、今挙げた施策は、我が国の自治体で、既に実施に移されているものばかりであります。さらに、浜松市の民生費比率を類似都市のせめて平均値まで高めるならば、すべて実現可能なものばかりであります。

 以上、老人福祉費の減額をすべきではなかったという立場を申し述べましたが、民生費全般についても同様であります。我が党は、今回の補正は、市民の願いに反するものとして、反対を表明するものであります。

 次に、小型自動車競走事業特別会計について述べます。今回の補正は、勝車投票券の発売収入を33億2700万円減額して、一般会計への繰出額を6億円減らして、そして17億円としようというものであります。ついに、オートレースの繰り出し額も17億円にまで下がったかというのが、議員諸兄の受けとめであろうと思います。振り返ってみますと、小型自動車競走法が制定されたのは、昭和25年の5月であります。まだ焼け跡が残っているときでありました。この年、船橋が最初にオートレースを開設したのを皮切りに、園田、長居、柳井、川口、大井と開設され、浜松はその後を追って、昭和31年5月に地場産業育成を目的として開設されたものであります。以来40年、廃止されたオートレースも幾つかあります。浜松オートレースも、多くの変遷を経てまいりました。最初の数年は、入場人員が減り続けていましたが、やがて、5年目から増勢に転じ、最大だったのは昭和50年−−今から20年前でありますが−−昭和50年の 169万人。そして、一般会計への繰り出し額の最高は、昭和49年と55年の45億円であります。それが、今は入場者は 104万人と、最盛期の61%に下がりました。繰り出し額は17億円と、最盛期の38%に減りました。走路の中にあるゴルフ場の入場者も、ちなみに申し上げますと、昨年は、1年間で 504人でありました。

 オートレース開設の目的とされたものは二つありました。一つは、小型自動車その他の機械の改良及び輸出の振興であります。この目的は、ほぼ達成されたことを否定する人はいません。もう一つの目的、戦災復興の財源確保、地方財政の健全化についてはどうでしょう。オートから一般会計への繰り出し額が一般会計に占める比率は、昭和55年に 4.7%でありましたが、今年度はついに0.78%と、1%を割るところまで小さくなりました。戦後の復興期に、特例として開設されたオートレースであります。二つの目的はほぼ達成された今、健全な地方財政を打ち立てるという言葉の本来の意味からいっても、この際、公営ギャンブル廃止に向けて、かじを切りかえるべきだと考えます。昨今、社会の環境変化は激しく、人々の求める娯楽も多様化しています。オートレースの経営がこれ以上悪化して、一般会計からの繰り入れを待たなくては廃止もできないという事態を招く前に、余力のあるうちに廃止すべきだというのが、我が党の立場であります。よって、第11号議案にその方向づけがないので、反対をする次第であります。

 以上で討論を終わります。



○議長(松野幹男) 以上で討論を終わります。

 ただいまから、議題の28件を順次採決いたします。

 まず、第1号議案平成6年度浜松市一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。

 本案は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。

                   〔賛成者起立〕



○議長(松野幹男) 起立多数と認め、第1号議案は、原案のとおり可決されました。

 次に、第2号議案から第10号議案までの9件を一括して採決いたします。

 議題の9件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。

                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(松野幹男) 御異議なしと認め、第2号議案から第10号議案までの9件は、いずれも原案のとおり可決されました。

 次に、第11号議案平成6年度浜松市小型自動車競走事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。

 本案は、産業経済委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。

                   〔賛成者起立〕



○議長(松野幹男) 起立多数と認め、第11号議案は、原案のとおり可決されました。

 次に、第12号議案から第27号議案までの16件及び第59号議案を一括して採決いたします。

 議題の17件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。

                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(松野幹男) 御異議なしと認め、第12号議案から第27号議案までの16件及び第59号議案は、原案のとおり可決されました。

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○議長(松野幹男) 次に、日程第30第28号議案平成7年度浜松市一般会計予算から、日程第60第58号議案浜松市営土地改良事業の施行についてまでの31件を一括して議題といたします。

 議題の件目を職員に朗読させます。

     〔職員朗読〕

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 第28号議案 平成7年度浜松市一般会計予算

 第29号議案 平成7年度浜松市住宅資金貸付事業特別会計予算

 第30号議案 平成7年度浜松市国民健康保険事業特別会計予算

 第31号議案 平成7年度浜松市老人保健医療事業特別会計予算

 第32号議案 平成7年度浜松市と畜場事業特別会計予算

 第33号議案 平成7年度浜松市市場事業特別会計予算

 第34号議案 平成7年度浜松市中央卸売市場事業特別会計予算

 第35号議案 平成7年度浜松市公共用地取得事業特別会計予算

 第36号議案 平成7年度浜松市育英事業特別会計予算

 第37号議案 平成7年度浜松市学童等災害共済事業特別会計予算

 第38号議案 平成7年度浜松市小型自動車競走事業特別会計予算

 第39号議案 平成7年度浜松市駐車場事業特別会計予算

 第40号議案 平成7年度浜松市病院事業会計予算

 第41号議案 平成7年度浜松市国民宿舎事業会計予算

 第42号議案 平成7年度浜松市水道事業会計予算

 第43号議案 平成7年度浜松市下水道事業会計予算

 第44号議案 浜松市部設置条例の一部改正について

 第45号議案 浜松市職員定数条例の一部改正について

 第46号議案 浜松市職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について

 第47号議案 浜松市職員退職手当支給条例の一部改正について

 第48号議案 浜松市国民健康保険条例の一部改正について

 第49号議案 浜松市保健所条例の一部改正について

 第50号議案 浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について

 第51号議案 浜松市中央卸売市場業務条例の一部改正について

 第52号議案 浜松市駐車場条例の一部改正について

 第53号議案 浜松市火災予防条例の一部改正について

 第54号議案 浜松市立高等学校授業料等に関する条例の一部改正について

 第55号議案 浜松市立図書館条例の一部改正について

 第56号議案 浜松市農業委員会の部会の委員の定数に関する条例制定について

 第57号議案 浜松市汚水処理施設条例等の一部改正について

 第58号議案 浜松市営土地改良事業の施行について

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○議長(松野幹男) 議題の件目は、ただいまお聞きのとおりであります。

 ただいまから、平成7年度の施政方針並びに議案について、市長の説明を求めます。

                 〔栗原 勝市長登壇〕



◎市長(栗原勝) 平成7年度の予算案並びにこれに関連いたします案件を御審議願うに当たり、施政の基本方針と所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

 冒頭に当たり、去る1月17日の阪神・淡路大震災により、不幸にして亡くなられた方々とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、いまだ避難生活を余儀なくされている多くの方々に、心からお見舞い申し上げます。被災された方々が、一刻も早く正常な市民生活を取り戻し、速やかに都市の復興がなされることを願ってやまない次第であります。

 私は、市政運営の重責を担って以来、一貫して人間の尊重と育成、友愛の福祉と連帯のきずなに支えられた豊かな市民社会の創造、活力ある産業基盤の確立を目指し、産業と文化の調和ある豊かな人間都市づくりに邁進してまいりました。この市政運営の基本理念は、将来に向けても堅持し、市民とともに語り、考え、歩む、清心にして公正な市政を推進するとともに、56万市民の幸せと安全、そして市勢の限りない発展を期し、責務遂行に全力を傾注する決意を新たにしているところであります。

 迎えます平成7年度は、戦後50年の大きな節目の年となります。我が国は、戦後の復興期から高度成長期、さらには石油危機を初めとする、その後の数多くの変動を乗り越え、今や1人当たりの国内総生産が世界一となるまでの発展を遂げ、世界の平和と人類の繁栄に大きく貢献してまいりました。顧みますと、本市の歩んできた道も、こうした我が国の戦後50年の軌跡と同じく、決して平坦ではありませんでした。浜松市民のたくましいエネルギーと英知の結集は、焦土と化した戦災の傷跡から再建への道を切り開き、新しいまちをつくり、産業を興し、幾多の困難と試練を乗り越え、やがて都市の骨格が形成されてまいりました。その後、高度成長時代の産業の隆盛期を経て、産業都市としての揺るぎない地位を築き上げるとともに、都市計画街路を初め、東海道本線高架事業や駅周辺土地区画整理事業など、将来を展望したまちづくりが進められ、今日の発展の礎が形成されてまいりました。そして今、こうした都市基盤を糧として、浜松地域テクノポリス構想、国際コンベンションシティ構想、音楽文化都市構想等々、21世紀を展望したプロジェクトを進めるとともに、浜松らしい産業と文化を象徴するアクトシティの完成を見、東海の雄都にふさわしい風格と魅力を備えた都市として、着実な発展を遂げております。私たちは、本市の歩んだ戦後50年の軌跡を改めて振り返り、諸先輩の御尽力と数々の偉業に感謝するとともに、引き継ぐべき成果をさらに発展をさせ、次の世代へ、またその次の世代へと明るい未来を創造していかなければならないと考える次第であります。

 さて、平成7年度は、第3次浜松市総合計画新基本計画の最終年次に当たり、また同時に、21世紀の都市づくりの指針となり、市民の活動目標ともなる第4次浜松市総合計画の策定年度に当たります。現在の新基本計画における進捗状況は、厳しい行財政環境にもかかわらず、計画に掲げた諸事業もおおむね順調に進展し、所期の目的が達成される見通しとなっております。これもひとえに、議員各位並びに市民の皆様方の格別なる御理解・御協力のたまものと、深く感謝申し上げる次第であります。時代は、今まさに大きな変革のときを迎えており、これまでの我が国経済社会の発展や、豊かな市民生活を築き上げてきた社会システムも、従来とは大きく変わりつつあり、さまざまな局面で既存の概念や枠組みでは対応し切れない、新しい時代へと移行しております。こうした変化の激しい時代の中にあって、地方行政にとりましても、新たな行政課題への取り組みや、従来の概念を超えた発想が必要となっており、長期的な視点に立って未来を展望するとともに、新しい課題に積極果敢に挑戦し、市民1人1人が真の豊かさを実感できる市民社会を形成していくことが、極めて重要であると考える次第であります。このため、第4次浜松市総合計画におきましては、これまで築き上げてきた多くの成果を引き継ぐとともに、「地球化時代」「少子・高齢化時代」「交流新時代」「高度情報時代」「自然との共生の時代」「新地方の時代」を根幹的な時代の変動要因としてとらえ、長期的・広域的な視点に立って、本市のあるべき姿を展望し、これを実現するための課題や、進むべき方向を明らかにしてまいりたいと考えております。計画の策定に当たっては、市民各界各層からなる総合計画策定委員会を組織するなど、多くの市民の皆様から、将来のまちづくりについての御意見を拝聴しつつ、21世紀初期を目標年次とした基本構想・基本計画と5カ年の推進計画を策定してまいる所存であります。また、総合計画の策定とあわせ、広域行政の指針となる第3次西遠地区広域市町村圏計画新基本計画につきましても、こうした時代の趨勢を見きわめながら、関係市町と一体となって策定してまいりたいと考えております。交流新時代を背景として、人々の生活行動はますます広域化・多様化し、1人1人の地域住民が、日常的な諸機能から高次な都市機能に至るまで、必要に応じて自由に選択できる環境が求められており、既存の行政区域や広域市町村圏を超えて、さまざまな機能を分担し合う地域連携軸の形成が必要不可欠となっております。このため、静岡県西部地方拠点都市地域整備基本計画に基づく諸事業を積極的に推進し、政治・経済、教育・文化、商業・業務、情報などのさまざまな機能が集積する浜松 100万都市圏、さらには三遠南信広域交流圏の真の中核都市としての役割を担ってまいりたいと考えております。また、西遠地区はもとより、静岡県西部地方拠点都市地域、さらには飯田市・豊橋市を初めとする三遠南信広域交流圏の関係市町村との連携を深めつつ、産業・文化などの多様な交流を進めるとともに、新たな国土軸ともなる第二東名自動車道、三遠南信自動車道、伊勢湾口道路の早期完成に向け、建設促進運動を積極的に推進してまいる所存であります。さらに、広域的な情報ネットワークの整備とあわせ、特に日常的な交流が密接な市町村との連携のもとに、行政サービスの相互交流を目指す広域行政情報サービスシステムの実現化に向けての調査研究を進めてまいりたいと考えております。地方分権法案の成立が見込まれている中、地方分権は確実に動き始めており、地方の主体的な選択や自主性が尊重される行政運営が可能となる一方で、地方の本質と責任を問われる新地方の時代の到来を迎えつつあります。中核市制度は、人口30万人以上の都市に、政令市に準ずる権限の移譲がなされるものであり、本市が自由な都市政策の選択のもとに、主体的かつ個性的で活力ある都市づくりを進めるためにも、不可欠な地方分権制度でありますので、平成8年4月の指定に向け、積極的に取り組んでまいる所存であります。

 さて、現下の経済情勢は、長引いた景気低迷からようやく明るさが広がり、景気は緩やかながら回復基調にあるものの、円高の進展や内外価格差等による高コスト経済化、国際競争の激化等の環境のもとで、産業の空洞化や、それに伴う雇用への懸念など、先行きに対する不透明感もぬぐい去れない厳しい状況下にあります。こうした中、本市の財政状況も歳入の大宗をなす市税収入が、これまでの景気低迷を反映して、前年度に対して多くの伸びは期待できない情勢にあり、加えて個人市民税等の特別減税に伴う借入金残高が累積するなど、極めて厳しい情勢となってきております。このため、予算の編成に当たりましては、経常的経費の徹底的な見直しを行い、経費の節減合理化に努める一方で、投資的経費については、中・長期的な展望に立って、事業の優先度の選択と、財源の重点的・効果的な配分に徹し、最終年度に当たる第3次浜松市総合計画新基本計画の所期の目的達成に配慮しつつ、市民福祉の向上を図るための諸施策を積極的に推進してまいる所存であります。また、多様化・高度化する行政ニーズへの対応や行政効率の確保を図る観点から、事務事業の見直しや、定員管理の適正化に努めるとともに、行政組織機構の見直しを実施することといたしました。

 以下、各施策に対する予算額を第3次浜松市総合計画新基本計画に基づく行政指針に従い大別いたしますと、第1に、風格ある都市づくりに 432億3580万8000円、第2.住みよい生活環境づくりに 360億8262万円、第3.心豊かな人づくりに69億1655万3000円、第4.幸せと健康づくりに98億6413万2000円、第5.活力ある地域産業づくりに90億9894万6000円となり、一般会計予算の総額は、平成6年度をもってアクトシティが完成したこともあり、前年度の当初予算と比較し、 10.82%減の1855億円となっております。また、特別会計は、住宅資金貸付事業ほか10事業で、予算総額1162億3760万円、公営企業会計は、水道事業会計ほか3事業で、予算総額 559億7784万7000円を計上し、一般会計、特別会計、公営企業会計を合わせますと、3577億1544万7000円となっております。

 以下、部門別の主要施策について申し上げます。

 市政推進の第1は、風格ある都市づくりであります。まず、浜松駅周辺の整備について申し上げます。21世紀への熱い夢と期待を乗せ、昨年10月、アクトシティがオープンを迎えました。オープニングイベントを初め、さまざまなイベント・コンベンションの開催を通じ、格調高い芸術・文化との触れ合いや新たなまちのにぎわいの創出、さらには地域経済への波及など目に見える効果が生まれつつあり、順調なスタートと存じております。これも、ひとえに56万市民の皆様方の格別なる御支援・御協力のたまものであり、改めて厚くお礼を申し上げたいと存じます。本年4月には、楽器博物館及び研修交流センターが完成を迎える運びとなります。今後とも、官民一体となって、国内外からさらに多くの人々が集い、交流する文化の創造と発信の場づくりを目指してまいりたいと考えております。また、東地区の土地区画整理事業につきましては、地方拠点都市地域の核となる業務拠点地区として、この基盤整備を積極的に進め、建物等の移転補償とあわせ、本年度より第一地区における区画街路や地下駐車場の整備に着手するとともに、第二地区におきましても、引き続き公共用地等の取得を進めてまいります。さらに、中央地区、旭・板屋地区を初め、西武南地区及び松菱通り地区(B2ブロック)の市街地再開発事業を進めるなど、県西部 100万都市圏の中核都市にふさわしい都心部の整備を積極的に推進してまいります。

 次に、良好な市街地の整備について申し上げます。高丘葵地区につきましては、平成10年度の完成を目指し、引き続き基盤整備を推進するとともに、新たに南浅田地区の土地区画整理事業に着手するほか、遠州鉄道の高架化とあわせ、上島西地区、自動車学校前周辺地区の事業化に向けた調査を進めてまいります。また、組合施行の区画整理事業といたしましては、整備の進展が見られる佐鳴湖西岸地区、半田地区とともに、新たに志都呂・西鴨江地区や和地地区に事業着手してまいります。このほか、都市形成に伴う諸課題に対応し、豊かな都市環境を創出するため、都市計画のマスタープランや用途地域の変更への対応を初め、天竜川駅や舞阪駅周辺地区のまちづくり調査、さらには東地区、和地地区をモデルとして、エコシティ(環境共生都市)の実現に向けた調査を実施することといたしました。

 続きまして、魅力ある都市景観の形成について申し上げます。快適で美しい町並みの創出と、個性とゆとりある都市景観の形成を図るため、まちづくり協議会への助成や柳川緑道、佐鳴台ホワイトストリートの沿道景観整備事業を実施するとともに、新たに都市デザインについて、調査研究することといたしました。また、河川の景観や親水性を生かした馬込川みずべプラン整備事業や新川の堤防を利用した壁画の制作等につきましても、意を用いた次第であります。

 次に、総合交通体系の整備について申し上げます。地域間における交流の拡大が強く求められている今日、道路、鉄道を初めとする交通ネットワークの強化充実は、ますます重要な課題となっております。このため、三遠南信自動車道を初め、国・県道など、広域幹線道路の整備促進に積極的に取り組むとともに、将来の骨格幹線道路となる第二東名自動車道の関連調査や、地域高規格道路に関する調査を実施してまいります。また、植松和地線、竜禅寺雄踏線、小池三島線、中ノ町都田線、中郡福塚線、上島柏原線、有玉南初生線、積志半田線など、主要幹線道路の整備を引き続き進めるとともに、市道西鴨江64号線、佐浜大人見線、大山深萩線の改良整備や、増楽32号線の地下道整備を新たに実施することといたしました。さらに、市内一円にわたる橋梁整備や道路の維持修繕、舗装改良などを積極的に推進するほか、総合的な道路交通環境の向上を目指し、交通量調査やパーソントリップ調査、高齢者や障害者に配慮した、人にやさしい道づくりについて、調査を実施してまいります。また、公共交通機関の利便性向上とともに、道路交通の混雑緩和を図るため、遠州鉄道の高架化事業を積極的に推進してまいります。このほか、中心市街地の放置自転車対策として、駐輪場の整備充実にも意を用いた次第であります。

 次に、総合防災対策について申し上げます。さきに申し上げましたとおり、阪神・淡路大震災における被災地の惨状を目の当たりにし、改めて災害に強いまちづくりの必要性を痛感いたしております。このため、防災対策の総点検を実施するのを初め、引き続き都市防災不燃化促進事業や、市内一円にわたる道路やのり面、橋梁等の補強工事を実施するほか、2級河川の権現谷川、九領川や準用河川の東芳川、小松川、境川などの河川整備を進めてまいります。また、都市の排水機能の向上と浸水地域の解消を目指し、新たに肴町通りの排水対策を講じるとともに、鴨江地区の総合排水対策の一環として、引き続き雨水調整池の整備を積極的に進めてまいる所存であります。さらに、上西、寺脇下水路の整備を初め、新たに白羽、馬郡北下水路など都市下水路の整備を推進するほか、三方原1号下水路の整備に向けた測量設計を実施することといたしました。

 続きまして、情報通信網の整備について申し上げます。高度な情報のネットワークは、地域の将来発展、市民生活の利便向上に不可欠なものとなっております。このため、本年度より国・県関係機関との連携のもとに、行政情報はもとより、マルチメディア時代を先導する生活・文化情報の発信拠点となる地域情報センターの建設を進めてまいります。また、先駆的な地域の情報化を目指し、引き続きテレトピア計画、ハイビジョンシティ計画を推進するとともに、マルチメディアフェアの開催につきましても、所要の措置を講じた次第であります。

 市政推進の第2は、住みよい生活環境づくりであります。まず、豊かな居住環境の創出と住宅水準の向上について申し上げます。市営住宅につきましては、松城団地、中田島団地などの改修整備を初め、遠州浜団地の建てかえ事業を引き続き実施するとともに、新たに佐鳴湖西団地の整備に着手し、質の高い、ゆとりある居住環境の創出を図ってまいります。また、良質な賃貸住宅の供給を図るため、特定優良賃貸住宅の建設を促進するとともに、地域住宅計画に基づく浜松市住宅マスタープランを策定し、市民ニーズに対応した住宅施策を推進してまいります。このほか、急傾斜地崩壊対策事業やがけ地近接危険住宅移転事業を進め、安全な住環境の確保に努めてまいる所存であります。

 次に、緑と水と土を生かした潤いのある都市空間の創造について申し上げます。新基本計画に掲げた街路樹3万本の目標も、平成7年度中に達成される運びとなり、緑の持つすぐれた機能は、潤いと安らぎのある都市環境の形成に大きな役割を果たしております。本年度は、横尾川山線、常光豊線、新橋坪井線などの街路緑化整備事業を推進するとともに、江西中学校、中郡小学校の学校緑化や公共施設緑化を積極的に進めてまいります。「緑を守り育てる運動」の推進につきましては、緑の副読本の配布や、緑化祭や植物観察会などの開催を通じ、緑化意識の高揚に努めるとともに、地域の森づくりなどの地域緑化事業の推進に配意した次第であります。また、みどりの基金の果実を活用し、市民の森の保全、事業所緑化の促進など、緑の保全対策を引き続き進めてまいります。

 次に、都市公園の整備について申し上げます。平成3年度より整備を進めてまいりました花川運動公園につきましては、この4月にテニスコート20面を擁する運動施設ゾーンがオープンの運びとなり、市民のスポーツやリフレッシュの場として、また全国規模のテニス大会の開催などを通じ、広く市民に利用され、親しまれる交流拠点にしてまいりたいと考えております。なお、本年度からは、芝生広場などの自然散策ゾーンの整備を進めてまいりたいと存じております。また、佐鳴湖公園などの整備を引き続き推進するとともに、遠州灘海浜公園白羽地区へのサッカーグラウンドの増設や、半田大池公園、葵西いちょう公園、了願公園などの身近な公園の整備を進めるほか、可美公園に新たな弓道場を建設することといたしました。

 次に、安定的な生活用水の確保について申し上げます。良質な水の安定供給と普及率の向上を図るため、第3次浜松市水道事業計画に基づき、配水幹線や管網の整備を重点的に実施するとともに、常光天竜川幹線、西山入野幹線などの整備を進め、簡易水道組合の上水道への統合を積極的に推進してまいります。また、配水管の改良や漏水防止など効果的・効率的な維持管理体制の確保を図るとともに、水は有限で大切な資源であるとの観点のもとに、節水思想の普及拡大に意を用いた次第であります。

 次に、水質環境の改善と下水道普及率の向上について申し上げます。「川や湖をきれいにする運動」の推進につきましては、市民カレンダーの作成、水辺の教室や運動展の開催などを通じ、水質浄化への意識啓発に努めるとともに、浄化槽の正しい維持管理の啓発や、合併処理浄化槽の普及に努めてまいります。また、佐鳴湖の環境改善として、水質浄化と底質改善を図るため、引き続きしゅんせつを促進するとともに、親水性や景観に配意した湖岸整備を進め、水と緑の憩いの空間を形成してまいります。下水道は、川や湖などの水質保全はもとより、快適な生活環境の確保など、その果たす役割は多方面にわたり、ますます重要な都市施設となっております。このため、本年度は普及率56.3%の達成を目指し、西遠処理区を初め、中部、瞳ケ丘、舘山寺の各処理区域における主要幹線や面的な整備を積極的に推進するとともに、引き続き中部浄化センターの機能充実を図ってまいります。また、特定環境保全公共下水道事業といたしましては、主要幹線の整備を進めるほか、西遠処理区及び湖東処理区の面的整備を推進することといたしました。

 次に、衛生的な生活環境の確保について申し上げます。人口の増加や生活水準の向上等により、廃棄物の量的増加、質的変化が見られる今日、ごみの減量化、資源化等を一層促進し、環境への負荷の軽減を図ることが重要な課題となっております。このため、新たに「ごみ10%減量運動」市民大会を開催するのを初め、教育副読本の配布やキャンペーンの実施など、市民1人1人の環境保全への意識啓発を図るとともに、生ごみの堆肥化や資源物の集団回収を促進し、廃棄物の発生の抑制や資源の有効利用に努めてまいります。清掃施設の整備につきましては、周辺環境の整備とあわせ、南部清掃工場の改修整備を進めるとともに、将来のごみ処理需要に対応するため、新清掃工場について検討してまいります。

 次に、安全で安心できる環境の確保について申し上げます。このたびの阪神・淡路大震災を教訓として、激甚な災害にも耐え得る都市づくりを目指し、改めて災害防災体制の強化を図っていく必要があると考えております。こうしたことから、緊急時における水道・ガス・電気などの市民生活におけるライフラインの確保はもとより、耐震性貯水槽や防火井戸、津波警告灯サイレン装置の増設などの施設整備を積極的に進めるとともに、浜松市地域防災計画を見直し、地域における自主防災体制の拡充・強化や防災意識の徹底、さらには広域的な地域間における防災連携・支援体制の確立などを推進してまいります。また、消防防災体制の整備につきましては、第20分団庁舎の建設など、消防施設の整備充実を初め、消防ポンプ車等の更新や、全消防分団への携帯無線機の導入など、消防体制の充実を図ってまいる所存であります。さらに、高規格救急車の増車や救急救命士の育成など、高度救急体制の確立に努め、救命率の向上に意を用いることといたしました。このほか、総合的な環境保全対策といたしまして、水質や大気の測定機器の充実を図るとともに、公害除去資金の助成に所要の措置を講じた次第であります。交通安全対策といたしましては、伊左地佐浜線、神原大久保線、大島29号線などの通園・通学路の整備を初め、引き続きサイド舗装の整備やカーブミラー、ガードレールの設置を進めるともに、道路側溝へのふたかけを実施するなど、交通安全施設の整備を積極的に推進してまいります。また、多発する交通事故の防止を図るため、交通安全運動・フェアなどの開催や交通教本の配布などを通じ、安全意識の啓発に努めてまいります。このほか、市民が安全で安心できる生活を確保できるよう、防犯協会など関係機関との連携のもとに、暴力追放運動の実施を初め、新たに地域安全推進員の活動に所要の措置を講じたほか、継続して防犯灯の設置及び維持管理に係る助成に意を用いた次第であります。

 市政推進の第3は、心豊かな人づくりであります。まず、豊かな心を育てる家庭教育の推進について申し上げます。まちづくりは人づくりであり、そのもととなる家庭教育を通じて、思いやりの心を持った、健やかな子供たちを育てることが大切であると考えます。このため、しつけ教室や思春期の子を持つ親の講座、父親のための子育て教室などの開催を初め、家庭教育を考える集いや、家庭教育リーダー養成研修会を実施するなど、「豊かな心を育てる家庭教育の推進」に努めてまいります。

 次に、時代の進展に対応した学校教育の実現について申し上げます。学校教育は、国際化・情報化の進展など、時代の変化に適切に対応し、徳育・知育・体育の調和のとれた人間形成を進め、次代を担う青少年を育成していかなくてはなりません。また、子供たちにとって、学校が魅力的で希望を持って学べるよう、心の通い合う教育を実現していく必要があると考えております。中でも、児童・生徒のいじめの問題は深刻な事態になっており、この問題をまことに憂慮すべきものと認識し、いま一度真摯に受けとめ、緊急的かつ抜本的な対策を講じていくことが極めて重要であります。このため、いじめ対策への具体的な取り組みを初め、思いやりと正義感の育成を目指して、命を大切にする教育の推進や不登校児への適切な指導、さらには、青少年健全育成会の充実など、学校・家庭・地域が手を携え、対処してまいりたいと考える次第であります。また、国際化・情報化への対応といたしましては、語学指導や国際理解教育の推進のため、外国人講師を増員するのを初め、帰国児童・生徒、外国人児童・生徒に対するふれあい集会やことばの教室を開催するほか、すべての小・中学校へ学習用パソコンを設置し、情報教育に活用するなど、新たな教育課題に取り組んでまいります。このほか、飯田市の中学生との交流を初め、新たに小・中学校へのオペラ巡回教室の開催や、ボランティア教育の推進など、豊かな情操と創造性を備えた児童・生徒の育成に意を用いた次第であります。教育施設の整備につきましては、相生小学校の校舎改築を初め、小・中学校の体育館・プールの改築、防音工事の実施など、教育環境の向上に努めるとともに、コンピューター教育の一層の充実を図るため、西遠総合教育センターの増築に着手してまいります。すぐれた人材育成の上で、重要な地域課題であります大学等高等教育機関の整備につきましては、静岡県立大学短期大学部を基礎とした新大学の設置に積極的に取り組むほか、既存大学の学部増設等の動向に対しましても、大学との連携協力のもとにその整備を促進してまいります。また、浜松市総合大学化構想の実現に向け、浜松地域9大学からなる浜松地域高等教育ネットワーク会議を設置し、大学間並びに地域と大学との連携強化に取り組んでまいります。

 続きまして、生涯を通じて学び合う社会教育の推進について申し上げます。市民の高度な学習意欲にこたえるため、市民アカデミーや放送大学浜松ビデオ学習室の拡充を図るとともに、生涯学習フェスティバルを開催してまいります。さらに、公民館につきましては、成人学校の充実を図るほか、新たに生涯学習ボランティア養成講座を設置するなど、活発な事業推進を図るとともに、28館目となる可美公民館の建設を進めてまいります。また、学習等供用施設につきましては、本年度は神原地区に建設してまいることといたしました。女性の社会参加の推進につきましては、より一層女性の活動を促進するため、浜松いきいき女性プランを見直すとともに、女性セミナー等の開催やリーダーの研修、交流会への参加など、人材の育成に努めてまいります。さらに、青少年の健全育成につきましては、次代を担う子供たちが夢と希望を持って心豊かにはぐくまれることを願い、青少年教育や児童会活動の充実を図るとともに、わくわく子どもフェアやファミリーキャンプ大会等を開催するほか、地域における青少年の健全育成活動や非行防止活動に所要の措置を講じた次第であります。

 次に、新しい市民文化の創造について申し上げます。音楽のまちづくりにつきましては、昨年10月に音楽文化の拠点となるアクトシティがオープンをし、市民の音楽のまちづくりへの機運と期待はますます高まりを見せております。今後も、地域の音楽団体や人材の育成、活発な音楽活動の展開、さらにはすぐれた演奏会や音楽イベントの開催を通じて、世界へ向けて音楽文化を発信し、世界の音楽文化が薫る都市浜松を築いてまいりたいと思います。このため、著名講師陣による浜松国際ピアノアカデミーや浜松国際管楽器アカデミーの開催などにより人材育成を図るとともに、ブザンソン国際青年指揮者コンクールや世界吹奏楽大会、アクトシティ浜松・ジャパンオープン '96などを開催してまいります。また、ハママツ・ジャズ・ウイーク、ショパンの丘ピアノコンサート、市民フェスティバルなど身近な音楽イベントを開催し、音楽を愛し、親しむ風土を培ってまいります。さらに、本年4月に開館いたします楽器博物館におきまして、コンサートなどのオープニング事業や特別展、企画展、レクチャーコンサートなどを開催するほか、静岡県音楽公園の建設を促進してまいります。芸術文化の振興といたしましては、浜松城薪能を初め、美術館、科学館、博物館の企画展・特別展を開催するとともに、装いも新たな教育文化会館では演劇リーダー育成講座を開設し、すぐれた芸術文化活動の振興に力を注いでまいります。さらに、小沢渡町地内に地区図書館を建設するとともに、伝統的な文化の継承を図るため、茶室の建設に向け、所要の措置を講じた次第であります。このほか、戦後復興50周年を記念して、講演会や青少年合唱祭など、記念事業を実施してまいります。

 続きまして、市民スポーツの振興について申し上げます。健康に対する意識の向上とともに、生涯スポーツへの関心も高まりつつあります。このため、地域スポーツの普及活動や市民健康教室の開催、さらには、浜松市スポーツ祭や市民レクリエーション大会、国際親善サッカー大会など参加型のイベントを開催するほか、スポーツ指導者の育成に努めてまいります。また、地域スポーツの振興拠点となる北部水泳場や可美地区体育館の建設を進めてまいります。ふれあいのある地域社会の形成につきましては、引き続きミニふるさと創生事業の開催を初め、コミュニティづくり推進事業の実施、さらには自治会集会施設に対する助成措置を講じるなど、連帯感のあるコミュニティづくりを推進してまいります。

 次に、国際交流の推進について申し上げます。国際化の進展に伴い、海外との相互理解を通じ、友好と親善のきずなを深めることが重要であります。このため、浜松国際交流協会との連携のもとに、外国人の生活相談や情報提供を進めるとともに、日本語教室や日本語教師育成講座などを開催してまいります。また、国際ジュニアサッカー大会への市選抜ジュニアチームの派遣や、女性リーダーの海外研修派遣など、市民の各層にわたる国際交流を推進してまいります。

 市政推進の第4は、幸せと健康づくりであります。まず、高齢者福祉の推進について申し上げます。核家族化の進行や生活行動に対する価値観の変化等が生じ、高齢者の生活環境が急速に変化している中、高齢者みずからが社会の一員として積極的に貢献し、生きがいと希望を持って暮らせる地域づくりが求められております。このため、高齢者保健福祉計画に基づく諸事業の推進を図り、市民1人1人がともに生き、喜びを分かち合える地域社会を目指すとともに、高齢者はもとより、市民が憩い、安らぎ、交流する場となる福祉・健康の村構想を進めてまいります。また、高齢者の就労の場を確保するため、その豊かな技能や知識を活用するシルバー人材センターや高齢者能力開発情報センターの充実に努めるとともに、敬老の日記念事業の開催を初め、バス・タクシー利用券の交付、さらには、老人クラブ活動や老人福祉センター事業の推進など、社会参加を通じた生きがい対策を進めてまいります。健康保持・増進対策といたしましては、がん検診などの健康診査の充実を初め、健康教育や健康相談を実施し、高齢者の健康づくりや寝たきり予防対策に配意するとともに、老人保健施設の建設に支援措置を講じてまいることといたしました。また、在宅福祉の三本柱となるホームヘルパー、デイサービス、ショートステイ事業の充実はもとより、介護者慰労金の増額や食事サービスの充実を図るとともに、在宅介護支援センターの建設に対し、助成してまいります。このほか、特別養護老人ホーム「朝霧の園」の整備や、軽費老人ホーム「佐鳴荘」の改築、簡易老人憩いの家の設置に対し支援するとともに、高齢者の居住環境向上のため、住宅整備資金利子補給制度とあわせ、新たに高齢者住宅改造に対する助成措置を講じることといたしました。

 次に、社会福祉の推進について申し上げます。友愛と連帯に支えられた豊かな地域社会を築くために、市民とともに地域福祉計画に基づく諸施策を引き続き積極的に推進してまいります。「地域福祉をはぐくむ運動」につきましては、本年度も手話ボランティアの育成や、障害者によるスポーツ大会、子供と老人のふれあい事業、点字版福祉マップの作成、さらに福祉講座の開催など、幅広く展開し、運動の一層の浸透を図ってまいります。また、さまざまな福祉活動や事業推進の原資となる友愛の福祉基金の一層の充実を図るとともに、ふれあいのまちづくり事業を推進するほか、総合保健福祉センター構想の調査を実施してまいります。さらに、生活保護の相談や児童の健全育成など、民生委員・児童委員の地域福祉活動を支援するほか、民間社会福祉施設の整備や運営に対し、所要の措置を講じた次第であります。

 続きまして、心身障害者福祉の推進について申し上げます。発達医療総合福祉センターにつきましては、引き続き心身障害者の相談から医療、社会復帰までの一貫した療育指導や更生援護を行うとともに、デイサービス用リフトバスを購入するなど、機能の充実を図ってまいります。また、重度身体障害者への医療費の助成を初め、新たに移動入浴サービスや食事サービス事業を実施するとともに、施設入浴サービスの充実や在宅重度障害者に対する介護者慰労金の増額、日常生活用具の給付・貸与などの支援措置を講じてまいります。さらに、障害者の社会参加を促進するため、引き続きバス・タクシー利用券の交付を初め、盲人ガイドヘルパー等の派遣やリフト付タクシー購入に対する助成を講じてまいります。在宅心身障害者対策につきましては、重度心身障害児に対する食事療養費の助成を初め、「おおぞらの家」の増改築や民間小規模授産施設、生活訓練ホームへの運営費などに対し、引き続き支援してまいることといたしました。児童福祉の推進につきましては、児童遊園地の整備を初め、交通遺児や母子家庭などへの助成措置を引き続き講じるとともに、乳幼児の医療費に対しても、助成枠の拡大を図ることといたしました。また、市立保育園の施設整備を進めるとともに、途中入所児童の受け入れの円滑化を図るため、すべての民間保育園に助成措置を講じるのを初め、緊急時の一時的な保育や、外国人児童の保育、さらには延長保育などに対し支援するほか、少子化対策に配意し、第2・第3子の保育料の軽減の措置を講じた次第であります。さらに、同和問題に対する理解を深めるため、同和教育と啓発活動を推進するとともに、改良住宅の整備などの環境改善を進めてまいります。

 次に、生涯にわたる市民の健康づくりについて申し上げます。乳幼児から高齢者までの心と身体の健康づくりを進めるために、すくすく学級などの乳幼児相談を初め、幼児に対する健康診査や母子保健指導、さらには成人病や高齢者痴呆の予防対策、成人歯科健診などを実施するほか、新たに保健・健康に関する情報提供、疾病予防の知識啓発を目的とする市民健康プラザの開催や、主婦を対象とした健康診査を実施してまいります。また、風疹予防接種の対象範囲の拡大やエイズ予防など保健予防対策の充実を図るほか、未熟児の入院養育に際しての医療扶助の充実に意を用いてまいります。国民健康保険事業につきましては、引き続き現下の経済環境等を考慮し、被保険者の保険料の負担に意を用いるとともに、健康保持及び増進対策の一環として、1日人間ドックへの助成措置を講じるなど、制度の充実を図ってまいります。県西部の総合的な医療拠点となる浜松医療センターにつきましては、新病棟の開設とあわせ、放射線医療機械などの設備の充実を図るとともに、引き続き施設の改修を進めてまいります。また、がん・心臓病・脳卒中の3大成人病や、高齢化社会を迎え、増加傾向にある老人性痴呆症の早期発見と予防対策につながる先端医療技術センターの整備を進めてまいることといたしました。このほか、食中毒防止対策など食品衛生監視指導を初め、新たに衛生試験検査体制の充実を図るため、衛生環境センターの建設準備を進めてまいります。勤労者の福祉の増進につきましては、社会教育活動を通じて、勤労青少年の健全育成に努めるとともに、家内労働福祉センターの改築や住宅建設資金への利子補給等に所要の措置を講じることといたしました。消費生活の安定と向上につきましては、生活情報誌や啓発資料の作成を初め、消費者リーダーの養成講座の開催など、消費生活と暮らしにかかわる消費者意識の向上に、引き続き意を用いるとともに、消費者団体との連携のもと、省包装・省資源運動の一層の浸透を図り、環境保全意識の高揚に努めてまいります。

 市政推進の第5は、活力ある地域産業づくりであります。まず高度技術に立脚した工業の振興について申し上げます。浜松地域テクノポリス構想の中核をなす都田地区につきましては、研究・創造環境を初め、景観に配慮した居住環境も概成を迎え、豊かな自然と産・学・住・遊が調和した新しい都市づくりが着実に進展をしております。今後も、浜松地域を先導する新たな産業の開発拠点として一層の発展を図るため、研究機関、関連企業との密接な連携のもとに、産学共同研究や異業種交流による新技術開発を促進するとともに、国際超電導シンポジウムなど国際的な先端技術学術会議の開催に対し、所要の措置を講じてまいります。また、産業の技術高度化を担う人材育成事業といたしましては、浜名湖国際頭脳センターにおいて、ソフトウェア技術者の養成講座や先端技術セミナーの開催などを積極的に展開するほか、地域産業情報交流センターを核として、地域経済・文化に密着したきめ細かな情報提供を進めてまいります。このほか、中小企業や研究開発型企業に対し、集団化や技術移転を促進するための支援措置を講じてまいります。また、浜松駅周辺を業務拠点地区として位置づけ、国際化・情報化に対応した高次な産業業務機能の集積を促進してまいります。

 次に、魅力ある商業基盤の形成について申し上げます。商業集積が進展する都心部につきましては、市街地再開発事業の促進を初め、都市景観の育成とあわせたコミュニティ道路の整備、さらには、秋まつりや七夕まつりなどのさまざまなイベントを通じ、にぎわいと快適性・安全性を備えた商業地づくりを推進してまいります。また、商業環境の整備を図るために、新たに街路灯照明費に対しても、助成措置を講じてまいります。さらに、商業経営の近代化に向け、商業セミナーや商業診断事業に対し、所要の措置を講ずるとともに、専門店などの商店経営を支援するため、人材の育成や店舗コンクールの開催にも意を用いた次第であります。

 続きまして、地域に根差した中小企業の育成について申し上げます。長期にわたる不況と円高による景気動向は、回復の兆しが見られるものの、予断を許さない厳しい状況にあり、引き続き季節・高度化資金や小口資金を初め、円高対策等緊急経営支援資金など、融資制度の一層の充実を図り、中小企業の経営基盤強化に努めてまいります。また、地場産業の振興を促すため、フランスのストラスブールで開催されるジャパン・フェスティバルへの支援を初め、浜松ファッションフェアを実施するとともに、新たに高丘町地内に、市民スポーツやイベントなど、さまざまな用途に対応できる多目的広場を整備することといたしました。このほか、総合産業展示館の施設整備にも、所要の措置を講じた次第であります。

 次に、都市近郊型の農業の確立と新しい農業への展開について申し上げます。規制緩和や国際的な競争が進展する今日、活力と競争力のある農業への変革が求められており、農産物の生産・流通方法の合理化や、総合的な農業基盤の強化を図っていくことが必要であります。このため、かんがい排水、湛水防除事業等の基盤整備を初め、農業構造改善事業の一環として、育苗施設の建設や畑地造成事業への支援などを積極的に推進するとともに、農業経営基盤強化促進基本構想の具体化を図り、認定農家への支援策を講じてまいります。また、新たに農業担い手の育成や栽培技術の向上を目的とした、農林業体験実習館をフルーツパーク内に建設することといたしました。さらに、生活環境の改善と生産流通機能の向上を図るため、農村基盤総合整備事業や農村集落総合整備事業を推進するとともに、農道並びに林道の整備を進めてまいります。農業生産物の振興対策といたしましては、花卉集出荷場の建設に対する助成を初め、地場野菜、畜産などの振興にも意を用いた次第であります。中央卸売市場の整備につきましては、消費者ニーズの多様化に対応した食品流通機能の充実を図るために、第5次中央卸売市場整備計画に基づき、施設整備を推進してまいります。また、農林水産まつりなどのイベントの開催や市民ふれあい農園の設置を図り、市民の農業に対する理解や自然に親しむ機会の提供に努めてまいります。果樹農業の振興拠点となりますフルーツパークにつきましては、平成8年秋の開園を目指し、アクセス道路の整備や天竜浜名湖鉄道新駅設置への助成を初め、建設関連事業を鋭意進めてまいる所存であります。さらに、農業バイオセンターを中核とした新しい農業への一層の推進を図るため、フラワーパークなどとの連携のもとに、消費市場の多様化に対応した新作物や栽培技術の研究開発を促進してまいります。つくり育てる漁業の育成といたしましては、村櫛漁港の施設整備を初め、ノコギリガザミなどの種苗放流事業やアサリ漁場の保全事業に対し、所要の措置を講じた次第であります。

 続きまして、観光・レクリエーションの振興について申し上げます。アクトシティの完成を機に、本市の観光振興もアフターコンベンションの充実など、新たな展開が必要となっております。このため、コンベンションビューローとの連携のもとに、産業、学術、文化などのさまざまなイベント・コンベンションの積極的な誘致を図るとともに、新たに浜松市観光ビジョン推進会議を設置し、ホスピタリティの醸成と魅力ある観光地づくりを目指してまいります。また、湖畔の観光地として親しまれている舘山寺温泉の振興を図るため、駐車場や観光案内板の整備を進めるほか、花火大会など四季を通じた誘客宣伝活動に対し、支援措置を講じてまいることといたしました。さらに、多くの観光客を集め、市民の誇りとなっている浜松まつりにつきましては、たこ揚げ会場を拡張し、一層の振興を図るとともに、開館10周年を迎える浜松まつり会館の記念事業を開催をしてまいります。

 以上、平成7年度の施政の基本方針と予算の概要について申し上げました。冒頭申し上げましたように、景気動向は複雑な変化要因を含み、先行きに対する不透明感もぬぐい去れない状況下にあり、本市の財政も大変厳しいものがあります。このため、経費の節減、行政運営の効率化・合理化に一層努めるとともに、市民生活の向上と福祉の増進を図り、潤いと活力のある都市づくりの施策を積極的に推進し、輝かしい未来への発展に向けて、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。

 新年度を迎えるに当たっての所信の一端を述べさせていただきました。議員の皆様方におかれましては、何とぞ慎重な御審議をいただきまして、御議決を賜りますようお願い申し上げる次第であります。



○議長(松野幹男) 以上で市長の説明は終わりました。

 なお、議案の詳細説明は、散会後、別室で行います。

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○議長(松野幹男) この際、申し上げます。

 明日7日は、午後1時から本会議を開き、提出議案に対する質疑を行います。

 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 本日は、これをもちまして散会いたします。

                 午前11時46分散会

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       会議録署名議員

        浜松市議会議長  松野幹男

        浜松市議会議員  音羽愼一

        同        倉田佐一郎

        同        久保田 效

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