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岐阜県 可児市

平成19年第2回定例会(第4日) 本文




2007.06.13 : 平成19年第2回定例会(第4日) 本文


                                開議 午前9時00分
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◯議長(奥田俊昭君) 皆さん、おはようございます。
 本日、会議を再開いたしましたところ、議員各位には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。
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  開議の宣告


◯議長(奥田俊昭君) ただいまの出席議員は22名です。したがって、定足数に達しております。これより休会前に引き続き会議を開きます。
 本日の日程は、お手元に配付いたしましたとおり定めましたので、よろしくお願いをいたします。
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  会議録署名議員の指名


◯議長(奥田俊昭君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、14番議員 肥田正志君、15番議員 川手靖猛君を指名いたします。
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  諸般の報告


◯議長(奥田俊昭君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
 監査委員から、地方自治法第 235条2の第1項の規定により、平成19年4月分の例月出納検査の報告がありましたので、その写しをお手元に配付いたしました。
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  議案第53号から議案第63号までについて(委員長報告・委員長報告に対する質疑・討論
  ・採決)


◯議長(奥田俊昭君) 日程第3、議案第53号から議案第63号までの11議案を一括議題といたします。
 これら11議案につきましては、各常任委員会にその審査の付託がしてございますので、その審査の結果についての報告を求めます。
 初めに、総務企画委員会の報告を求めます。
 総務企画委員長 可児教和君。


◯総務企画委員長(可児教和君) 皆さん、おはようございます。
 総務企画委員会の審査結果の報告をいたします。
 今期定例会において当委員会に審査を付託されました案件は、平成19年度予算の補正が1件、条例の制定、あるいは一部改正が6件の計7件でした。
 去る6月7日に委員会を開催し、審査をいたしました。
 まず、議案第53号 平成19年度可児市一般会計補正予算(第1号)の所管部分については、説明の後、質疑に付したところ、71万円の広告収入について封筒広告収入も見込まれているが、広告募集の時期は決まっているのかとの質疑に対して、年2回募集するとの答弁がありました。
 その他にも質疑がありましたが、適正な補正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第55号 可児市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、説明の後、質疑に付したところ、改正後では減額もあるが、 3,100円の増額もある。全体予算はどうかとの質疑に対して、全体で約7万 9,000円の増額となるとの答弁がありました。
 採決の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第56号 可児市税条例の一部を改正する条例の制定については、説明の後、質疑に付したところ、可児市内で駅なかビジネスに該当する事例はあるのかとの質疑に対して、現時点では把握しているものはないとの答弁がありました。
 その他種々の質疑がありましたが、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第57号 可児市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定については、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第61号 可児市だれもが輝く男女共同参画社会づくり条例の制定については、角委員から修正案が提出されましたので、原案と修正案をあわせて議題といたしました。
 初めに、原案に対する説明の後、質疑に付したところ、平成13年度に定めた「男女共同参画プラン2010」と原案は連動しているのかとの質疑に対して、プラン2010の計画に基づいて本条例案を検討し策定することになったが、条例では本条例が制定されたら審議会に諮問し、しっかり審議していただき、改めて計画を策定したいとの答弁。
 また、策定委員会から答申された原案にはプラン2010を基本計画とみなすという条文が含まれていたが、上程された条例案では経過措置がなくなっており、何か理由があるのかとの質疑に対して、条例制定の技術的な検討の中で、市民生活に極端な影響を与える場合に、みなし規定がないと新たに認定するまでの間非常に不都合が生じることとなるが、本件の場合はこの緊急性がなく、みなし規定は必要ではないと判断した。もう一つは、この条例で掲げた基本的な考え方、理念に基づき、市民の意見を聞いて新たな計画をつくることになっている。よって、現在の計画を形式的にみなしてしまうのは適当でなく、現在の計画をそのままみなすのか、一部改正するのか、また全く新しく策定するのかは、審議会に諮って決めるべきであり、附則でみなし規定をしない方が条例の趣旨からいって正しい手続であると判断したとの答弁。
 また、国の通達には、恣意的な運用とか解釈、誤解が生じないようわかりやすく策定することも含まれており、市民向けの条例であるから市民にわかりやすい文言とすべきと考えるがどうかとの質疑に対して、条例は理念的なものであり、市民への啓発を進めていくことになっている。きちんと市民に説明をしていきたいとの答弁。
 また、この条例の中で、男女の特性、女らしさ、男らしさという表現が書いていないのはなぜかとの質疑に対して、この条例は、性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮することができる社会を目指していくことをうたっている。女らしさ、男らしさを画一化し、パターン化することは、やはり一人ひとりの個性と能力が十分に発揮できなくなるおそれがあるので書き込んではいないとの答弁。
 また、他の市町の条例案もこれとほとんど同じなのかとの質疑に対して、国の法律や計画に沿って策定されているので、基本的には同じである。また、平成18年1月に第2次基本計画が通知されており、その後に制定された全国の他市町の条例も可児市と同様の条例内容で制定されているとの答弁。
 また、全国でいろいろな問題が出てきたら、国は通達を出すのではないかとの質疑に対して、公共施設ではトイレの男女別色の表示を同色にするなどの恣意的で非常識な解釈がなされないようになどの通知であり、そうした非常識な解釈は国民が求める男女共同参画社会とは異なるとの答弁がありました。
 こうした原案の質疑に続いて、次に角委員から修正案の説明の後、質疑に付したところ、第2条第1号で「その特性に基づく適切な役割分担を認めつつ」という文言は、一律否定を防ぐという理由で修正されているが、日本語的に言えば、逆に全肯定を前提としているのに等しい内容ではないかとの質疑に対して、「適切な」という文言が入っており、適切か適切でないかはケース・バイ・ケースである。よって、一律に認める、一律に否定するということではないとの答弁。
 また、適切な役割分担が男女共同参画社会づくりにとって有効であるという認識かとの質疑に対して、有効であるという認識ではなく、阻害しないという認識で思っていただきたいとの答弁。
 また、第3条第1号で「合理的理由のない」という文言がつけ加えられているが、合理的理由のある差別は認められるのか。また、一方的に否定するなとか、どこかに差があることを重んじろという説明と、「合理的理由のない」という言葉をつけ加える理由が成り立っていないと考えるがどうかとの質疑に対して、市の条例案用につくられた解説資料にも、合理的理由がなく、単に性別だけの理由により異なる扱いを受けないと言っている。市の原案のままでは性別による差別的取り扱いがすべて入ると誤解される。伝統文化に基づくものとか、いろいろなもので社会通念上認められる合理的理由のあるものについては、それは差別とはみなさないという意味で文言を入れたとの答弁。
 また、さまざまな意見があって、それを一つの条例案としてまとめる場合、男らしさ、女らしさなどを書き込むのではなく、個人の尊厳及び男女平等を基本に基準を設定し、それ以外の部分で定義し切れないものは載せないというやり方が市民の合意を得やすく、また問題が起きたときに対処していける方向が明記されている条文であれば一番適切であると判断するがどうかとの質疑に対して、問題が起きたときに対処するというより、問題が起きないような条文にすることが優先されるべきと考える。いろいろな問題が起きているから、国がわざわざ通達を出している。過去の事例や通達を勉強し、後からつくる条例はそれらを生かすべきである。それが市民に対しての説明責任であり、市民にとってわかりやすく親切な条例であると考えるとの答弁がありました。
 こうした質疑の後に、原案と修正案を一括して討論に付したところ、原案については、長い期間さまざまな側面から積極的に検討され、将来的に問題が生じないように修正され、積極的な条例案として評価できる。修正案については、根本的なところで相違が解消されないので不適切と判断し、原案に賛成、修正案に反対との意見。
 また、県下の市町の制定状況を確認しても、不都合は全く出ていないというような状況である。どんな基本法でも最終的には絶対という条例はない。将来にわたって不都合があれば、その時点で修正するという意味で、現状においてはベストな条例ではないかと考えるので、原案に賛成との意見がありました。
 採決に移り、修正案、原案の順で採決をした結果、修正案は賛成少数で否決すべきものと決定し、原案は賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第62号 可児市多文化共生センターの設置及び管理に関する条例の制定については、説明の後、質疑に付したところ、市外の外国人の施設使用はどのようになっているのかとの質疑に対して、ほかの市町村の外国人の方も制限することなく使用できるとの答弁。
 また、共用部分を占用する場合、1平方メートル当たり3円とあるが、どこを使用した場合のことかとの質疑に対して、情報コーナーなどを占用した場合に適用するとの答弁。
 また、共生センターの設置に伴って、国際交流や多文化共生という問題がかなりウエートを占めている。指定管理者制度で運用するが、段階を経ていかないと問題が起きるのではないかと心配するが、体制的に補充するなど対策は考えているのか。また、指定管理者となるとNPO法人等になるが、NPOの組織に市がスタッフを派遣することはあるのかとの質疑に対して、市のまちづくり推進課と連携をとりながら進めていきたい。直接職員がNPO法人に行って業務をすることはないが、指定管理者の条件とかいろいろな面々でしっかりと業務内容を位置づけていきたいとの答弁がありました。
 その他種々の質疑がありましたが、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第63号 可児市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定については、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 以上で、総務企画委員会の審査報告を終わります。


◯議長(奥田俊昭君) 以上で、総務企画委員会の審査結果の報告は終わりました。
 これより、ただいまの審査結果報告に対する質疑を許します。
               〔「なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 質疑もないようですので、これにて総務企画委員会の審査結果の報告に対する質疑を終結いたします。委員長、自席にお戻りください。
 次に、経済福祉委員会の報告を求めます。
 経済福祉委員会副委員長 小村昌弘君。


◯経済福祉副委員長(小村昌弘君) 経済福祉委員会の審査結果の報告をいたします。
 今期定例会におきまして当委員会に審査を付託されました案件は、平成19年度予算の補正が1件、条例の一部改正が2件の計3件でした。
 去る6月7日に委員会を開催し、審査を行いました。
 その結果、議案第53号 平成19年度可児市一般会計補正予算(第1号)についての所管部分は、説明の後、質疑に付したところ、施設が障害者自立支援法に伴う新体系を選択する際に、複数の体系を選択することが想定される。施設利用者に対しては就労支援の補助があるが、生活支援の補助はないため、負担を多く強いられるおそれがある。これは今後新体系を選択するふれあいの里可児でも想定される問題だが、ふれあいの里可児の見通しはどうかとの質疑に対し、ふれあいの里可児や可茂学園でも新体系の移行には苦労している。ふれあいの里可児について、まだ断定的な話までには至っていないが、利用者等の関係者の話を聞き、できれば今年度中にその方向づけをしたいとの答弁。
 木曽川舟遊び事業への補正は当初予算時点から想定できなかったのかとの質疑に対し、渡し場跡は当初想定していた以上に本市を初め関西電力、名鉄、国交省など多くの地権者が複雑に入り組んでおり、土地の境界を確定するために測量の必要が生じた。また、渡し場跡の石が崩れて危険なため、整備して安全に使用できるようにしたいとの答弁がありました。
 そのほか種々の質疑がありましたが、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第59号 可児市養護訓練センター設置条例の一部を改正する条例の制定については、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第60号 可児市知的障がい者通所授産施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、説明の後、質疑に付したところ、市が独自で助成している就労支援が条例に明記されていないため、今後も市からの助成が継続されるか不安だが、見通しはどうかとの質疑に対し、従来から本市の市民が市内外の施設を利用した場合、要綱で負担軽減を行っているが、条例に助成する条項を加えると、他市町村の住民も本市の施設を利用した場合に助成することになる。また、逆に本市の市民が他市町村の施設を利用しても助成できる措置が必要となる。こういったことを踏まえて本市の市民をひとしく対象とするため、条例には明記していないとの答弁。
 本年10月から障がい者の支援費の支払い事務を国保連合会が行うことになったことについて、国保連合会がある程度核になって医療・介護・福祉関連の事務処理を一本化していく方向性を感じているが、今後の方向性はどうかとの質疑に対し、今後は国保連合会が介護保険、障がい者支援費及び後期高齢者医療制度などにおいて、その事務処理に集中的に関与していく方向にあるとの答弁がありました。
 そのほか種々の質疑がありましたが、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 以上で、経済福祉委員会の審査結果報告を終わります。


◯議長(奥田俊昭君) 以上で、経済福祉委員会の審査結果の報告は終わりました。
 これより、ただいまの審査結果報告に対する質疑を許します。
               〔「なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 質疑もないようですので、これにて経済福祉委員会の審査結果報告に対する質疑を終結いたします。副委員長、席にお戻りください。
 次に、建設水道委員会の報告を求めます。
 建設水道委員長 川手靖猛君。


◯建設水道委員長(川手靖猛君) 建設水道委員会の審査結果報告をいたします。
 今期定例会におきまして当委員会に審査を付託されました案件は、平成19年度の予算の補正が1件、条例の一部改正が1件の計2件でありました。
 去る6月8日に委員会を開催し、審査を行いました。
 まず、議案第54号 平成19年度可児市水道事業会計補正予算(第1号)については、説明の後、質疑に付したところ、平成18年度に設置工事を進めた中央監視制御装置の工事費 8,000万円が損益勘定留保資金から支払われるが、その内部留保資金は現在幾らあるのかとの質疑に対して、現在精査中の段階では、平成18年度末で10億 2,000万円であるとの答弁がありました。
 本件は適正な予算補正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第58号 可児市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定については、説明の後、質疑に付したところ、建築物の構造計算適合性判定等に係る手数料はどこに入金されるのかとの質疑に対して、手数料は一たん可児市の収入となるが、一定の高さや規模以上の大きなものは、県において構造計算適合性判定を行うため、県に対して手数料として支払うとの答弁がありました。
 そのほか種々の質疑がありましたが、適正な条例の改正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
 以上で、建設水道委員会の審査結果報告を終わります。


◯議長(奥田俊昭君) 以上で、建設水道委員会の審査結果の報告は終わりました。
 これより、ただいまの審査結果報告に対する質疑を許します。
               〔「なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 質疑もないようですので、これにて建設水道委員会の審査結果の報告に対する質疑を終結いたします。委員長、席にお戻りください。
 以上で、各常任委員会の審査結果の報告は終わりました。
 これより討論を行います。
 通告がございますので、発言を許します。
 11番議員 服部よね子さん。


◯11番(服部よね子君) おはようございます。服部よね子でございます。
 私は、議案第61号 可児市だれもが輝く男女共同参画社会づくり条例の制定についてに対する賛成討論をさせていただきます。
 急速に進む少子化、求められる国際競争力、懸念される労働力不足、環境破壊の影響など、我が国はいまだかつて経験したことのない社会を迎えようとしております。これを言いかえると課題先進国というのだそうですが、これらの課題解決の重要なポイントが男女共同参画社会をつくっていくことにあると思います。これからの少子社会、高齢社会となる難しい時代をチャンスにかえ、発展させるかぎは、とりわけもっと女性の声を聞き、活用していくことであります。
 さて、冨田牧子議員、小川富貴議員、私服部よね子の3人の女性議員は、それぞれ立場、主張は異なりますが、この男女共同参画社会づくりに関しましての思いは共通する部分も多くありました。このメンバーになりまして、半年後の平成12年1月19日に、当時女性管理職を登用し、女性政策の先進地でありました四日市市に3人で視察に参りました。このころ、男女共同参画条例を積極的に議員提案で制定する地方議会の動きがありまして、私どもも一時期これを模索しておりました。
 一方、本市の行政におきましては、平成10年度に女性政策係が設置されて以来、担当者や市民の深い問題意識と熱意によりまして、平成13年3月に可児市男女共同参画プラン2010が策定されました。その後、市として男女共同参画条例の調査・検討をしていくとの方針が示され、男女共同参画懇話会、男女共同参画推進条例策定委員会を設置して審議が続けられました。私どもは、この市当局の取り組みを最大に尊重してきたという経緯がございます。
 そして、ことしの2月に策定委員会から最終段階となる可児市だれもが輝く男女共同参画社会づくり条例案が市長に答申されました。しかし、この条例案についてパブリックコメントを行ったところ、いわゆる男女平等を理解しない反動政力とも言えましょうか、バックラッシュ、揺り戻しとも思われる意見が寄せられたのです。バックラッシュは徳島県議会などでもあったため、我が党でも注意するようにと言われていました。ところが、対岸の火事と思っておりました同様のことが、本議会内にも起こってまいりました。男女平等の意識に変革することがいかに難しいかを今さらながらに思い知らされました。
 その後、市当局から議会への説明、協議が幾度か重ねられました。そして、若干の条文の見直しがされ、法令審査を経て、本定例会に条例案が上程されてまいりました。審査は総務企画委員会に付託されました。そこでは、委員による修正案が提出され、前例のない熱心な質疑・議論が交わされたとの報告が先ほどありました。
 男性・女性には確かにそれぞれの特性があります。その特性に基づいて生き方を選択することは大いにあり得ることです。要は男性だから、女性だからこうあるべきだと決めつけた生き方を求めることはいけないということです。男性であれ、女性であれ、その前に一人の人間であり、平等であります。人間としての人権が尊重されることが第一でなければなりません。個々の持っている固定的な観念や、性に対する固定的な考えで一人の人間を評価し、対応することは大きな誤りを生みます。あってはならない嫉妬や慢心、悪意を廃し、一人の人間としての個性や能力、人間性や才能、その人が選択した生き方を認め合うことが大切です。
 当然のことながら、女性は天の半分を占めております。現代の中国の経済成長には目をみはるものがありますが、開放前の中国では、女性が陰に追いやられてきました。けれども、開放後は、女性は天の半分を支えるとの考えのもと、男女の平等が徹底され、女性の社会的地位の向上が急速に進んできました。また、フランスの思想家ルソーは、よい習俗を保っていた民族はすべて女性を尊敬していたと分析しています。つまり、国も団体も組織も、女性が存分に力を発揮できるところは発展するのです。
 また、現在はあらゆる分野で行き詰まりが起こっていると憂慮されています。ある識者はこうした現実に対して次のように言っています。「時代の閉塞状況を打ち破るのは左脳の論理的思考と右脳の直感的思考の調和のとれた女性の知恵しかありません。女性の生気に期待し、重視する一つの意義もここにあるのです。どれだけ女性を大切にできるか、どれだけ女性の力を引き出せるかですべてが決まってくる。こうして期待される女性もまた甘えや惰性を廃して、深く責任と使命を担うために力をつけ、男性と調和して聡明にリードできるようにならなければなりません」。
 さきに行われたこの議案に対する議案質疑において、山田市長は、策定委員会では男性と女性の間でかなり中身の濃い議論がされた、条例案は気持ちのいいまとまりで、極めて立派にできている。何よりも男女平等の考え方で対応すべきで、あえて区別をするような条文ではいけないとの趣旨の答弁をされました。私はこれを聞き、よしと心でつぶやきました。山田市長の深い理解と見識に改めて敬服をし、僭越ながら、これなら大丈夫だと安心をいたしました。この可児市だれもが輝く男女共同参画社会づくり条例が採択され、山田市長率いる市政や本市のあらゆる分野でこの趣旨が一日も早く周知されることを期待しております。そして、男性も女性も互いに尊敬し合いながら、一人ひとりが輝いて可児市が発展することを願いまして、この議案に対する賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。


◯議長(奥田俊昭君) 以上で、通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決をいたします。
 初めに、ただいま議題となっております11議案のうち、議案第61号を除く10議案を一括採決いたします。
 お諮りいたします。本10議案に対する各常任委員長及び副委員長の報告は、原案を可とするものであります。よって、本10議案は各常任委員長及び副委員長の報告のとおり、それぞれ原案を可とすることに御異議ございませんか。
              〔「異議なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 異議ないものと認めます。よって、本10議案はそれぞれ原案のとおり決定いたしました。
 次に、議案第61号 可児市だれもが輝く男女共同参画社会づくり条例の制定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本議案に対する総務企画委員長の報告は、原案を可とするものであります。よって、本議案は総務企画委員長の報告のとおり、原案を可とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
                 〔賛成者起立〕


◯議長(奥田俊昭君) 起立多数と認めます。よって、本議案は原案のとおり決定いたしました。
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  発議第3号及び発議第4号について(提案説明・質疑・討論・採決)


◯議長(奥田俊昭君) 日程第4、発議第3号 可児市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について及び発議第4号 可児市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを一括議題といたします。
 提出案件の説明を求めます。
 15番議員 川手靖猛君。


◯15番(川手靖猛君) では、私の方からは、発議第3号の可児市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について及び発議第4号の可児市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についての提案の説明をさせていただきます。
 まず、委員会条例の一部を改正する条例の制定については、平成19年3月定例会におきまして、可児市議会議員の定数を24人から22人に改正したこと、平成18年11月に議会関係分の地方自治法の一部が改正されたことに伴いまして、議会運営委員会で協議をした結果、別紙のとおり改正をお願いするものでございます。
 発案を朗読させていただきます。
 発議第3号、発案書、可児市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について。
 上記事件について、別紙のとおり発案する。
 平成19年6月13日提出、提出者、可児市議会議員、川手靖猛。賛成者、肥田正志、芦田功、柘植定、橋本敏春、冨田牧子、可児教和、永井孝昌、久野泰臣、小村昌弘。可児市議会議長 奥田俊昭様。
 次に、別紙の改正案をごらんいただきたいと思います。
 第2条では、常任委員会の構成を改正していただくものでございます。これにつきましては、議会の活性化特別委員会でも御協議いただきまして、これにより常任委員会を活性化させ、十分な協議を行うために、現行の4常任委員会を3常任委員会として、そしてそれぞれの委員数を8人または7人に改正するものでございます。委員会の構成につきましては、総務企画委員会は現状のとおりとして定数を8人に、環境経済や建設水道所管を統合し、名称を建設経済委員会とし、定数を7人に、また現在種々検討課題の多い子育て支援や子供の育成に対する課題に対応するため、子供に関連する健康福祉所管と教育所管を統合し、名称を文教福祉委員会とし、定数を7人に改正するとともに、それぞれの所管事項の並びをあわせて改正するものであります。
 なお、今回の地方自治法の一部改正で、常任委員会への所属を1人1常任委員会としていたものを「少なくとも1の」と改正され、複数の委員会所属が可能となります。しかし、本議会は議会運営委員会での検討の結果、現状どおり1人1常任委員会の所属制とすることで確認いただいたところでございます。
 第7条では、補選で当選された議員がすぐに常任委員会に所属し、委員会の活動ができるようにするために、閉会中に議長権限で委員の選任をできるように改正し、また所属の変更を新たに規定するものであります。
 第13条は、議会運営委員や特別委員の辞任に関して、「議会の許可」を「議長の許可」に改正するものでございます。これにより、本市議会は申し合わせで2人以上の会派から選出された議会運営委員が1人会派となった場合の辞任は、議長においてすぐ許可することができ、第7条第1項のただし書き以下で、閉会中でも議長が議会運営委員を選任し、補充することができます。
 第20条では、第2条の所管事項の並びのとおり改正するものでございます。
 附則で、施行日はこの夏の一般選挙以降、議員の任期開始である平成19年8月11日から施行するということでお願いを申し上げるものであります。
 次に、発議第4号 可児市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを説明させていただきます。
 これも今回の地方自治法の一部改正に伴い、委員会に議案の提出権を認められたことに伴い、手続等を新たに規定するものでございます。
 それでは、発案書を朗読させていただきます。
 発議第4号 発案書、可児市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について。
 上記事件について、別紙のとおり発案する。
 平成19年6月13日提出、提出者、可児市議会議員、川手靖猛。賛成者、肥田正志、芦田功、柘植定、橋本敏春、冨田牧子、可児教和、永井孝昌、久野泰臣、小村昌弘。可児市議会議長 奥田俊昭様。
 次に、別紙をごらんいただきたいと思います。
 第14条では、委員会の定義を明確にしまして、委員会から提出された議案について提出方法を規定しております。
 第19条では、委員会から提出された議案の撤回や訂正などについてを規定させていただいております。
 第37条では、委員会から提出された議案に対して、委員会への付託は例外を除き付託しないことを規定しております。
 そのほか第98条、第 142条、第 154条については、地方自治法の改正や本議会の会議規則の改正に伴って、条項のずれを修正するものでございます。
 附則で、施行日は公布の日から施行するということでございますので、このように御提案を申し上げます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。


◯議長(奥田俊昭君) これより質疑を許します。
               〔「なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。提出者、席にお戻りください。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております各発議については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
              〔「異議なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 異議ないものと認めます。よって、本発議については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論を許します。
               〔「なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。
 これより発議第3号 可児市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について及び発議第4号 可児市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、一括採決いたします。
 お諮りいたします。各発議はそれぞれ原案のとおり決定することに御異議ございませんか。
              〔「異議なし」の声あり〕


◯議長(奥田俊昭君) 異議ないものと認めます。よって、各発議はそれぞれ原案のとおり決定いたしました。
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  議会活性化特別委員会報告


◯議長(奥田俊昭君) 日程第5、議会活性化特別委員会報告を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。
 議会活性化特別委員長 肥田正志君。


◯議会活性化特別委員長(肥田正志君) 議会活性化特別委員会の報告をいたします。
 地方分権が推進される中、市議会として監視機能及びチェック機能の発揮が求められており、市議会の果たすべき役割が増加しております。本特別委員会では、議会のより一層の活性化を図り、市民にわかりやすく開かれた議会とするために、数々の検討をしてきました。
 最終年度の今期は、本特別委員会にて検討すべき事項について各会派に再度アンケートを行い、大きく八つの項目について検討してきました。
 まず第1点目として、正・副議長の任期について検討しました。ますます厳しくなる行財政状況の中、地方分権が推進されることにより、議長は市議会を代表し、議事を整理するため、議長とそれを補佐する副議長の役割が重要性を増しております。しかしながら、正・副議長の任期については現状1年交代となっており、二元代表制がとられている我が国の地方議会において、4年間任期を続ける首長に対して対等の関係を保つのは難しいと言われております。そこで、議長及び副議長の任期を一度に限り継続することができるよう申し合わせました。これにより、正・副議長の議会運営の遂行能力及び地位が向上すると期待するものであります。
 次に2点目として、委員長等役職の選任方法について検討しました。委員長職等には議員の議会経験、実績、能力等を踏まえた上で選任すべきとの意見があり、他市議会の申し合わせを調査し検討を進めてきましたが、現状どおりの選任方法で行うことになりました。
 次に3点目として、議会全員協議会のあり方について検討しました。議会全員協議会は議会の運営を円滑にするほか、執行機関と議員との話し合いの場として格好のものであることから大いに利点がありますが、現状では執行機関との議論を十分に行えないとの意見や議員相互の議論がなされていないとの意見がありました。そこで、執行機関から十分な説明、質疑が行えるよう時間的な配慮をすることや、議会全体の認識・意思を確認する場にするため、議員相互の議論する案件についても議題とできるよう申し合わせました。
 次に4点目として、議員の審議会等への参画について再見直しをしました。平成17年に審議会等の参画について、より市長側と議会側が相互に牽制しながら均衡のとれた関係を保つため、法律上やむを得ないもの及び執行機関により特に要請されたものを除いて、原則的に不参加とすることを市長に申し入れるとともに、申し入れ時に今後も随時見直すことにしていました。執行機関に今後も参画を必要とする審議会等を確認した後、検討した結果、現在審議会等委員として参画している審議会等は、現状どおり参画することとなりました。また、市から直接補助金を受けている団体及び審議会等についての参画は極力辞退することや、審議会等についての審議概要を報告することなど申し合わせを追加しました。
 次に5点目として、議会の監視機能の強化について検討しました。議会の果たすべき役割が増加している中、議会が執行機関に対する監視能力をみずから高めていくことや、住民の多様な意見を把握し、集約・反映させるための取り組みを積極的に行っていくことが必要となっています。本市議会では委員会機能の充実を市長に申し入れ、今後市が進めていく重要な計画、新規事業等について積極的に報告を受け、委員会において協議・審査を行い、議会の意見を反映できる体制を整えておりますが、今後、現在行っております委員会機能の充実を、各委員会においてより一層充実した審査、調査をしていくように決しました。
 次に6番目として、ホームページでの議会中継について検討しました。本市議会では、これまでにケーブルテレビ可児でのテレビ放送や、FMでんでんによるFMラジオ放送を行っており、他市議会に先駆けた取り組みをしております。インターネットからの市議会中継については、常時市議会の模様を見ることができ、市民が市議会に接する機会を今以上にふやすことができるため検討しましたが、現状のテレビ放送やFMラジオ放送及び会議録検索システムで市議会の情報を十分に発信しており、導入に当たっては費用もかなりかかることから見合わせることとしました。
 次に7番目として、海外視察の再開について検討しました。今日ではグローバル化が進行していることから、海外の情報が必要な場合も出てくるようになりました。海外の情報を入手するには、書籍やインターネットなどの間接情報により入手する方法もありますが、議員が海外に出向いて入手する直接情報も有効であると認められました。しかしながら、市民感覚を考慮した市議会の経費削減の観点から見合わせることとしました。
 最後に8番目として、行政視察時の食糧費について検討しました。行政視察時において、食糧費等の食事代を政務調査費で負担しないこととすべきか検討しましたが、政務調査費の使途範囲基準を具体的に定めた政務調査費の手引きを昨年11月に作成したことから、これに基づき現状のままとすることで決しました。
 議会活性化特別委員会の活動としては以上でございますが、本市議会が今後もより一層活発な議論が繰り広げられ、そして市民の皆様にわかりやすく、開かれた市議会になることを期待します。そして、本特別委員会の活動に対して深い御理解をいただきました議員各位に厚く御礼を申し上げて、今期の活動報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯議長(奥田俊昭君) 以上で、議会活性化特別委員会の報告は終わりました。
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  閉会の宣告


◯議長(奥田俊昭君) 以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件はすべて終了いたしました。
 ここで市長から発言を求められておりますので、これを許します。
 市長 山田豊君。


◯市長(山田 豊君) 平成19年第2回可児市議会定例会の閉会に際しまして、一言ごあいさつ申し上げます。
 去る5月23日から本日までの長期間にわたり、本会議並びに各委員会におきまして慎重に御審議いただきました議員各位の御労苦に対しまして、心より感謝の意を表します。おかげをもちまして、本日、本年度の補正予算を初め、各種重要案件を原案のとおり御議決いただき、厚く御礼申し上げます。
 議案審議の中で種々賜りました御意見、御教示につきましては、十分にこれを尊重し、検討を重ねまして、今後の市政運営に反映してまいる所存でございます。
 また、先ほどの議会活性化特別委員会の肥田委員長さんからの御報告もございましたとおり、市民本位の開かれた議会を目指し、熱心に議論を重ねられ、具体的な成果を上げられつつ、自己改革に取り組まれる議員皆様には敬服いたすところであります。
 在任中、幾多の御功績を残されました議員各位の任期が満了する日も近づいてまいりました。平成15年7月に電子投票により執行いたしました議会議員選挙の無効投票に伴い、平成17年8月に市議会議員再選挙という事態を招き、市民の皆様を初め議員各位には多大な御迷惑をおかけいたしました。この4年間は旧兼山町との合併による新市誕生、東海環状自動車道可児御嵩インターチェンジ開通など、本市の歴史に大きな足跡を刻んだ時期でもありました。とりわけ地方自治体を取り巻く環境は、国の三位一体の改革による歳入の減少、少子・高齢社会への移行による社会保障関係経費の増加、地方分権の推進に伴う事務の増加など、大きく変革しております。その大きな流れの中で、本市においては各分野で着実に成果を上げることができましたことは、ひとえに議員各位の昼夜を問わない議員活動のたまものと深く敬意を表する次第であります。
 地方分権改革は第1期の三位一体改革から第2期の段階に入り、より自己決定・自己責任に裏づけされた行政運営が求められてまいります。本市といたしましても、市民皆様とともに市の将来を展望し、連携・協働を進めながら、より一層住みよいまちとなるよう全力で取り組んでまいる所存でございますので、議員各位のより一層の御支援をお願い申し上げるものでございます。
 さて、7月15日、次期市議会議員選挙が告示されます。御出馬されます方々におかれましては、見事御当選の栄をかち取られ、この議場において再びお目にかかれますよう心から御健闘をお祈り申し上げます。
 また、今期を最後に勇退され、後進に道を譲られる方もあるように伺っております。どうか御在任中と変わることなく市政に対しまして御指導、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 議員の皆様方には、市民の代表としてよく重責を全うされ、本市の発展と市民福祉増進のために絶大なる御尽力を賜りましたことに対し深く敬意を表しますとともに、心から御礼を申し上げます。
 例年よりも梅雨入りはおくれているようでございますが、議員各位には湿った梅雨の季節を経て酷暑に向かう折、くれぐれも御健康に御留意され、御自愛いただきますようお願い申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。


◯議長(奥田俊昭君) これをもちまして平成19年第2回可児市議会定例会を閉会いたします。
 長期間にわたりまして、まことに御苦労さまでございました。
                                閉会 午前10時05分

 前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。

    平成19年6月13日


        可児市議会議長     奥  田  俊  昭


        署 名 議 員     肥  田  正  志


        署 名 議 員     川  手  靖  猛