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岐阜県 各務原市

平成30年 2月21日新庁舎建設調査特別委員会−02月21日-01号




平成30年 2月21日新庁舎建設調査特別委員会

             新庁舎建設調査特別委員会記録

                 平成30年2月21日(水曜日)午前8時59分開議
                             議事堂第3委員会室
【協議事項】
1.新庁舎基本設計の確認について
2.新庁舎建設調査特別委員会の中間報告について
3.その他
 (1)講演会について

〇出席委員(6名)
                   委員長    川 瀬 勝 秀  君
                   副委員長   池 戸 一 成  君
                   委 員    黒 田 昌 弘  君
                   委 員    瀬 川 利 生  君
                   委 員    仙 石 浅 善  君
                   委 員    坂 澤 博 光  君

〇オブザーバー(2名)
                   議 長    岡 部 秀 夫  君
                   副議長    足 立 孝 夫  君

〇傍聴議員(16名)
                   1 番    古 川 明 美  君
                   2 番    水 野 岳 男  君
                   4 番    塚 原   甫  君
                   5 番    小 島 博 彦  君
                   6 番    指 宿 真 弓  君
                   7 番    杉 山 元 則  君
                   8 番    永 冶 明 子  君
                   9 番    五十川 玲 子  君
                  10 番    大 竹 大 輔  君
                  11 番    岩 田 紀 正  君
                  12 番    津 田 忠 孝  君
                  15 番    水 野 盛 俊  君
                  17 番    波多野 こうめ  君
                  18 番    横 山 富士雄  君
                  19 番    吉 岡   健  君
                  20 番    川 嶋 一 生  君

〇説明のため出席した者の職氏名
              副市長         磯 谷   均  君
              副市長         小 鍋 泰 弘  君
              企画総務部長      鷲 主 英 二  君
              財政課長        倉 持 庸 二  君
              管財課長        加 藤 雅 人  君

〇職務のため出席した事務局職員
              議会事務局長      土 川   孝
              総務課長        進 藤 達 彦
              総務課主幹       前 島 宏 和
              主任主査兼総務係長   富 田 武 徳
              主 査         戸 田 梨 恵
              主任書記        阿 部 起 也
              書 記         横 田 直 也
        ───────────────────────────
(開会) 午前8時59分
○委員長(川瀬勝秀君) ただいまから第11回新庁舎建設調査特別委員会を開会いたします。黒田委員より、つえを使用したいとの申し出が議長宛てにございましたので、会議規則第143条の規定により、議長においてこれを許可されましたので御承知おきください。
 初めに、執行部より新庁舎建設基本設計を策定した旨の報告がございましたので、概要版をもとに確認を行いたいと思います。
 執行部の説明を求めます。
◎管財課長(加藤雅人君) それでは、新庁舎基本設計の確認ということで、こちらの概要版で御説明のほうをさせていただきます。
 概要版は完成ということになります。先回の変更した部分も含めまして、御説明させていただきます。
 それでは、A3の基本設計概要版を1枚おめくりいただきまして、1ページ目をごらんください。
 こちらは、新庁舎のコンセプトとなっております。
 ここにつきましては、基本設計案からほとんど変わっておりません。新庁舎の基本理念及び基本方針、こちらは新庁舎建設基本計画で定められたものでございまして、それをもとに基本設計に反映したものが設計の考え方としております。こちらで変更されている点につきましては、下のパース図の屋上緑化の部分が一部減っております。この部分が反映されているものでございます。
 おめくりいただきまして2ページ目でございます。
 こちらは計画概要となっております。こちらにつきましては、特に大きな変更点はございません。基本的には、基本設計案のほとんどそのままのとおりでございます。
 3ページは配置計画となっております。
 こちらにつきましても、施設配置計画、歩行者動線計画、車両動線計画と、特に変わったところはございません。変わりましたのは、来庁者用駐車場につきましては、緑化駐車場を予定しておりましたが、この面積をかなり縮小したことに伴います図面の変更でございます。
 あと、緊急車両の出入り口につきましては、それぞれ東西に1カ所ずつ設けておりまして、西側の緊急車両出入り口につきましては、緊急車両出入り口から入りまして、低層棟の北側を通って来庁者用駐車場へ入る形、東側につきましては、東側の駐車場の出庫ゲート付近から入る形でございます。通常は施錠し、こちらからは入れない形でございますが、緊急時にはこちらから出入りできるような形としているところでございます。
 あとは、駐車場入り口の入庫ゲートがある部分でございますが、この部分1カ所駐車スペースを削除しておりまして、ここから緊急時に出入りすることも可能となっているところでございます。
 おめくりいただきまして4ページでございます。
 こちらから平面計画となってまいります。こちら4ページにつきましては、施設構成でございますが、ここについても変更点はございません。
 なお、右側の表は、組織図に基づく配置計画となっていますが、現行の組織に基づくもので、変更になる可能性があるものでございますので、よろしくお願いいたします。
 5ページにつきましては、1階平面図となっております。変更になった部分について御説明させていただきます。
 まず、低層棟でございますが、こちらはATMコーナー、出入り口、トイレ等の使い勝手を考慮しまして、2階に上がる階段の形状を変更しているものでございます。あと、高層棟でございますが、サポートエリアにつきましては、形状等を確定いたしました。
 あとは、待ち合いロビーの南側中央あたりに階段がございましたが、この階段を高層棟南西の角の位置に変更させていただきまして、待ち合いロビーを広くとるとともに、見通しがよい、または総合案内からも案内しやすいような形の形状と変更させていただいたものでございます。
 おめくりいただきまして6ページでございます。
 こちらは、2階、3階の平面図でございます。
 2階平面図につきまして、変更点を御説明をさせていただきます。
 低層棟の市民相談室でございますが、市民相談室に来られた方が必ずまちづくり推進課のカウンターを通って中に入るような形にするため、形状等を変更したものでございます。また、高層棟でございますが、サポートエリアにつきましては、1階と同様の形状とさせていただきまして、1階から2階に上がる階段を南西の角に移動させ、待ち合いロビーの吹き抜け部分を待ち合いロビーの配置等を考慮しまして形状変更させていただいたものでございます。
 3階平面図でございますが、ここの変更点につきましては、屋上緑化部分の縮小に伴う変更でございます。
 7ページは4階平面図と5階平面図でございます。
 まず、4階平面図でございますが、ここの変更点といたしましては、防災無線機械室を一部屋上に移動したことに伴い、南東の角の執務室でございますが、少し広くし、東側の防災無線機械室を少し狭めたものでございます。
 5階平面図につきましては特に変更点はございません。
 おめくりいただきまして8ページでございます。
 こちらは6階平面図と地階平面図でございます。
 6階につきましては、トイレのブース数の変更に伴います配置が変更されているもので、ほかに大きな変更はございません。
 地階につきましては特に変更点はございません。
 9ページ、防災計画でございます。
 災害対策拠点の中枢機能としての万全の備えといたしまして、特に大きな変更点はございませんが、通常時と途絶時のインフライメージの中央付近に赤字で緊急排水槽の記載がありますが、このぐらいの位置に緊急排水槽を設置させていただくようなイメージということで、つけ加えさせていただいたものでございます。
 おめくりいただきまして10ページでございます。
 環境配慮計画でございます。
 一次エネルギー消費量を一般庁舎より50%以上削減するZEBreadyを目指すとさせていただいておりますが、変更点といたしましては、右側に書いてございます環境負荷低減手法で屋上緑化の項目を削除させていただいたものでございます。また、一番下の再生可能エネルギーの部分で雨水利用の項目がございましたが、屋上緑化が縮小されたことに伴いまして、この雨水利用の項目につきましても削除させていただいたものでございます。
 11ページのユニバーサルデザイン計画でございます。
 全ての人にわかりやすく、使いやすい施設計画として、誰もが利用しやすく快適な庁舎とするため、きめ細やかなユニバーサルデザインの実現を目指すというものでございまして、こちらにつきましては、基本設計案からは変更点はございません。
 おめくりいただきまして12ページでございます。
 外装計画でございまして、各務原市の顔として、3つの各務原市らしさを実現した外観イメージとしますということでございますが、こちらも基本設計案から変更点はございません。
 13ページにつきましては、立面計画でございます。
 こちらは、基本設計案にはなかったものでございます。新しい庁舎の東西南北からの立面図を載せさせていただいたものでございます。
 おめくりいただきまして14ページでございます。
 ランドスケープ計画でございます。
 基本設計案には入っていなかったものでございますが、イメージといたしまして、このようなランドスケープを計画しているものでございます。かかみのフォーラム(仮称)については、ニンジン畑をイメージした緑地帯、またみどりの駐車場(仮称)、または来庁者の車路につ
きましてはかかみのランウエイ(仮称)ということで、このような配置を計画しているものでございますが、実施設計の中で詳細について決定していきたいと考えているところでございます。
 15ページにつきましては、構造計画でございます。
 ここにつきましては特に変更点はございません。
 おめくりいただきまして16ページ、設備計画でございます。
 変更点といたしましては、雨水利用設備という項目が右側の給排水・衛生設備計画に載っておりましたが、こちらは屋上緑化縮小に伴いまして、削除させていただいているところでございます。
 17ページ、事業計画でございます。
 建てかえ計画及び工程計画については特に変更はございません。また、一番下の概算事業費につきましては、基本設計案では入っておりませんでしたが、今回載せさせていただいております。概算事業費は約79.2億円とさせていただきまして、こちらにつきましては、基本設計における建設工事費、駐車場、解体、外構工事費の積算、消費税8%を含むというものでございます。
 ただし、移転費、設計監理費、備品購入費などは含んでいないというものでございます。実施設計の段階では、仕様等を具体化して経費の積み上げをさらに行いまして、より詳細な事業費を算出することとしておりますので、金額は変動する可能性があるというふうに報告させていただいているところでございます。
 以上が概要版における、新庁舎基本設計の確認となります。
○委員長(川瀬勝秀君) 以上で説明は終わりました。
 委員の御質問はありませんか。
◆委員(坂澤博光君) 今、説明にあったかかみのランウエイ(仮称)は、この区域に名前を決めて、一括して整備していこうという発想なんでしょうかね。
◎管財課長(加藤雅人君) 駐車場の東側の入り口から入って奥の車寄せまで通るところ、ここをかかみのランウエイ(仮称)というような名称とさせていただいて、真っ直ぐ通るようなイメージとして、そのままかかみの庭(仮称)まで真っ直ぐ通せるように整備していきたいというものでございます。どういった配置がいいか、またどのような木を植えたらいいのか、そういうこともまた実施設計の中で検討していきたいなというところでございます。
◆委員(黒田昌弘君) みどりの駐車場(仮称)ということで、ツツジの植栽をするというのがありますけれども、市の花なので大変いいと思いますけれども、咲いて散った後、この花びらがすごい下に落ちるという、その辺は理解して植栽をされるんでしょうか。
◎管財課長(加藤雅人君) 例えばかかみのランウエイ(仮称)も常緑樹がいいのかというのは、いろいろ景観などもありますし、維持管理費も考慮しながら、もう少し検討が必要かなというふうには思っております。考え方として、このような形で整備していきたいというものでございまして、もう少しここについては検討が必要かなというふうに思っているところでございます。
◆副委員長(池戸一成君) 1階と2階の平面図の変更点ということで、当初、階段が待ち合いロビーの中央にあったものを、南西の角に移動させたという変更の説明を受けましたが、それに伴ってか、2階の待ち合いロビーに吹き抜けとして残したということですが、この吹き抜けの目的というのは、機能面の目的か、デザイン的な目的か、お聞かせください。
◎管財課長(加藤雅人君) こちらの吹き抜けにつきましては、もともと南側に階段があったときも南西の角には吹き抜けはありまして、吹き抜けの数が特にふえたものではありません。機能といたしましては、当然、広がり感もあるというのもあるんですけれども、3階の2カ所の光庭に隣接して、2階の空気を光庭へ抜くような設備があります。1階の空気を循環させるには、1階から2階に空気の流れをつくる吹き抜けが必要になってきます。そのようなことから配置させていただいておるものでございます。
○委員長(川瀬勝秀君) ほかよろしいでしょうか。
  (挙手する者なし)
○委員長(川瀬勝秀君) 続いて、基本設計に対しての御意見、御要望、また今後、特別委員会として調査を必要とする事項に関しての意見等をお伺いいたします。
 委員の御意見はありませんか。
◆委員(瀬川利生君) 今回の委員会で執行部から提案された意見には私は賛成の意見なんですが、そもそもこの各務原市の庁舎の建てかえというのはなぜ決まったかということを考えますと、それはやはり耐震診断をして倒壊のおそれがある庁舎では市民サービスが滞ってしまうからだと思います。新庁舎は、万が一に起きた災害時に、災害後の罹災証明などの発行や、市民がこれからどのように復興していくかの心強い味方になるべきであり、心のよりどころとできるための各務原市のシンボルだと思います。また、他市民に自慢できるような庁舎でなければいけないと思っています。また、平常時は、障がい者や高齢者に優しく、子育て世代に安心して窓口に来ていただけるような気配りがあり、また来庁したいなと思ってもらえるような明るい環境と笑顔あふれる窓口に温かいコミュニケーションが広がり、市民が笑顔であふれるまちづくりの中心になる庁舎であってほしいと思います。
 今回の総点検で、駐車場から低層棟、かかみの庭(仮称)を通り、エントランスに広がる空間、窓口、各階のトイレ、会議室、担当部署は、お聞きしたところ、市民に寄り添った計画であり期待ができます。また、地下駐車場の提案、防音サッシの導入費などで事業費に若干増減がありますが、単に数字を並べて比べるのではなく、基本計画は平米単価から概算事業費を積算し、実施設計は、我々委員やパブリックコメントなど、広く市民の声を盛り込んだ結果であり、比べるベースの根本が違うと思います。また、地下駐車場ができたことで立体駐車場が不要となり、事業費の削減になっております。さらに、次世代において、ランニングコストを現状より軽くすることにも配慮しており、これは環境に配慮した庁舎にすること、これからの世代にツケを回さない取り組みとした上での積算であり、想定内と考えます。そこで、我々委員はもとより、傍聴の議員も、単に数字を並べるのではなく、その内容においても、市民に誤解のないように説明することが市民の負託に応える使命の1つと考えます。
 最後に、これからも市民のための庁舎になるように、実施設計や運用においても市民の声に耳を傾けていただくことは当然ですが、大切な市民の税金を使うわけですから、無駄な経費は削減し、よりよい庁舎になることには、たとえ事業費が増加しても勇気と情熱を持って取り組んでいただき、今回の委員から出た提案も含めて対処いただくことを要望しまして賛成といたします。
◆委員(仙石浅善君) 今回の委員会に執行部から提出された新庁舎建設基本設計について、賛成の意見を申し述べます。
 新潟中越大地震の発生時に、旧山古志村村長であった長島忠美氏の講演に参加をしたときに、本庁舎は何が何でも立っていなければいけない。なぜなら、庁舎は市民の心のよりどころで、かつ防災拠点であり、市民の安心・安全を支えるところだと言っていることを思い出しました。まさに、各務原市の庁舎もそのとおりだと思います。
 庁舎は、多くの市民が日常に利用する施設であるとともに、災害の発生の際には危機管理拠点として、また災害復旧の拠点としての役割を担う施設であることから、地震等の災害発生時には、行政機関を維持することだけではなく、災害対策本部や災害活動拠点として迅速に機能を発揮できるような配慮がなされています。新庁舎は東西に長い庁舎で、入り口が3カ所あり、入り口付近にフロアアシスタントを配置し、また来庁者の動線調査などを行い、市民の利用の多い窓口を1階と2階に配置して、より市民に寄り添った計画は評価できます。要望として、庁舎建設後、長年にわたり使う庁舎で、利用者に不便を感じさせない庁舎になるよう、建設費用削減に特化することなく、安心・安全を確保し、スピード感を持って建設に当たるべきだと考えます。
◆委員(坂澤博光君) 執行部より提出されました新庁舎建設基本計画に基づく基本設計は、新庁舎建設に必要な仕様が盛り込まれており、妥当との意見を表明します。
 基本設計では、耐震化の方法を免震構造としており、熊本地震のように数回に及ぶ大規模な揺れが発生する地震を考えると、この設計は極めて妥当であると言えます。新庁舎では、防災対策課執務室、防災無線室、災害対策本部となる会議室を集約しており、関係機関の活動スペースを設けることができることから、市役所に必要な機動的で効率的な災害対策を図ることができると思われます。総合案内やフロアアシスタントを配置し、発券機と連動した番号案内を表示する大型ディスプレイの設置や、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインに配慮された待ち合い席を選定しており、窓口サービスへの配慮がうかがえます。
 また、子育て世代の方には、安心して利用できる位置に授乳室を配置したり、キッズスペースを配置したりするようにしています。職員だけでなく、来庁者も多い1、2階のトイレには、さまざまな来庁者に対応するため、十分な数のトレイを設置するだけでなく、多機能トイレ、車椅子用トイレを設置するようにしています。来庁者用駐車場は162台分あり、そのうち、おもいやり駐車場8台、障がい者用駐車場7台を整備する予定になっています。おもいやり駐車場には、屋根を設置し、雨にぬれずに庁舎にアプローチできるようになっています。また、一般道から駐車場に至るアクセス道路の拡幅や整備も予定されており、車で新庁舎に訪れる方の利便性を高めるようにしています。
 新庁舎建設の財源は、新庁舎整備基金を中心に、関係省庁からの補助金の有効活用を予定しており、後世に負担を残さない計画は評価できます。
 新庁舎建設基本設計は、議会の議決案件ではありませんが、市民の意見を代表する議会が市民の意見を反映し、よりよい新庁舎を建設するため、新庁舎建設調査特別委員会を設け、先進市役所や関連設備などの視察、本音ベースでの意見交換を重ねました。基本設計の策定は、期限が決められているため、急遽開催の特別委員会や行政視察車中における検討、並びに議員の意見集約などを行いました。基本計画の概算事業費の設定と基本設計の費用の積算方法などの情報共有にややコミュニケーション不足を思われる事例もありましたが、各議員の市民の代表であるという強い自覚と執行部の誠実な対応により、基本設計に係る特別委員会の役割は果たせたと考えています。
 子や孫の代にわたり、各務原市の顔となり、市民の安全・安心を確保し、市民に親しまれ、使いやすい新庁舎にするため、予測できない仕様変更や選択に迷うことが発生した場合、目先の費用削減にこだわり、新庁舎建設後に後悔しないよう留意することを要望し、新庁舎建設基本設計に対する私の意見表明とします。
◆委員(黒田昌弘君) 本委員会において、執行部より提出をされました基本設計については、これからの本庁舎に求められるべきものとしての機能が十分に盛り込まれていると考えられます。やはり、まず第一に考えなければならないことは、市民の安全・安心な暮らしを支える庁舎でなければならないということであります。それは、災害発生時における災害対策本部を設置し、災害への迅速な対応機能、かつふだんと変わらず市民サービスを提供するという最大の使命である機能が十分に備わっているかどうかであり、その機能が備わった基本設計であると推察されます。さらに、窓口がわかりやすく、移動しやすいレイアウトやプライバシーに配慮した環境で各種相談ができる体制など、市民が望み、本市が目指すみんなに優しい庁舎を意識した設計がなされています。
 また、これからの都市間競争において、選ばれるための魅力や活力の創造について考察してみますと、シンプルでありながら新しい各務原市を象徴するような魅力的な外観や低層棟周辺におけるイベント場の提供、休息できる快適な空間の整備など、文化交流拠点として多種多様な人たちの交流が期待でき、これからの各務原市らしい市民や来街者が集える庁舎となることは間違いないと確信するものであります。しかしながら、今後の実施設計におきましては、費用面において敏感な市民の皆様に御理解いただけるよう、配慮を忘れずに取り組むことが市民の信頼に応えることだとも確信をいたしますので、その点を要望し、基本設計に対しての賛成意見といたします。
◆副委員長(池戸一成君) 今回、完成した新庁舎基本設計に対し、これまでの委員会の経緯を踏まえ意見を申し述べます。
 災害対策の面においては、実際に被災したことを想定したときの考え方、工夫に、阪神・淡路大震災を初めとした過去からの教訓が随所に感じられ、そもそも庁舎建てかえに至った目的を確実に達成する計画であると考えます。
 環境配慮の面においては、100キロワットの太陽光パネルの設置は、国からの補助金を活用してイニシャルコストを抑えながら、環境面、ランニングコスト面の配慮がなされており、またデシカント空調などの新たな技術の導入などもあわせて、経済面、環境面で総合的に勘案しても、将来的な市民負担の低減を積極的に進める設計となっています。
 機能面においては、進められている国との交渉にあわせ、防音の仕様を1級にグレードを上げた設計にしたことは、補助金を有効活用しての検討結果であり、妥当であると考えます。また、職員のミーティングや各種作業に活用されるサポートエリアの設置や、組織改正などの際の効率アップやコスト低減が期待できるユニバーサルレイアウトなど、職員の執務効率の向上が期待できる設計となっていることも評価できます。また、現庁舎に比べ、庁舎内のセキュリティーが大幅に向上しており、このことは、時間外や休日の窓口対応、市民ニーズの高い相談業務の実施など、将来の市民サービス向上への対応が可能となり、期待できるところです。
 概算事業費については、基本計画時における概算事業費は平米単価から概算したものであり、今回の基本設計における概算事業費はより具体化した計画に基づいて積算したものであり、根本的に算出方法も違い、単純比較するものではありませんが、地下駐車場の提案、防音サッシの導入費などにおいて、基本計画時の概算事業費より増額があったことは、議会や市民の意見を広く集め、その中で必要なものを加えたり、修正したり、補助金を考慮した結果を積み上げ計算されたものであり、妥当なものであると考えます。
 以上のようなことを理由として、執行部により提出された新庁舎建設基本計画は、新庁舎建設に必要な仕様が盛り込まれており妥当であると考えます。
 次に、今後の実施計画などに向けた要望を申し述べます。
 今回の基本設計策定に当たっては、新たに検討されたり、修正の検討がなされたりした際の議会との情報共有にやや不足があったことは否めないと考えます。これまでの委員会において、委員から出された意見の中には、実施設計や運用の時点で検討していくべき内容のものもありました。今後は、それらの意見に対する検討経過を随時報告いただくとともに、事業費の大幅修正にかかわるような機材の変更や仕様の選定、また財源計画の変更など、議会との情報共有に努めていただくことをお願いいたします。
 その上で、事業全体として、費用削減に努めることは当然ですが、将来、長きにわたって市民ニーズを満たし得る後悔のない庁舎となるよう、費用削減にとらわれ過ぎないよう計画を進めていただくことをお願いいたします。また、市民負担の軽減のため、市議会議長会基地協議会などの場を活用して要望を行うなど、議会としても財源確保のためのバックアップを行っていくべきと考えます。
○委員長(川瀬勝秀君) 御意見の多くは、この基本設計は市民はもちろんのこと、職員の執務空間や環境、財政計画などに対して配慮されており、今後もこの基本設計に基づき、着実かつ円滑に事業を進めていただきたいとの御意見でした。よって、新庁舎建設調査特別委員会として、この基本設計については、必要な仕様が盛り込まれており、妥当であるといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
  (「異議なし」との声あり)
○委員長(川瀬勝秀君) 御異議なしと認めます。よって、特別委員会として、この基本設計は妥当なものといたします。
 続いて、特別委員会の中間報告について御協議願います。
 本日を含め、これまで11回の委員会を開催してきました。これまでにいただいた御意見や御要望等を踏まえ、基本設計に対する意見報告(案)として、正・副委員長において取りまとめをいたしました。その意見報告(案)を読み上げます。
 基本設計に対する意見報告(案)。
 新庁舎建設調査特別委員会では、11回にわたり協議を行い、途中、9月1日、議場において中間報告を行いました。基本設計の完成に際し、総点検を行い、次のように意見をまとめました。
 災害対策に関しては、大規模な地震後をも想定した免震構造を採用するなど、堅固で機能維持が可能な建物となり、熊本地震等の教訓を生かした設計になっていること。
 市民サービスに関しては、現庁舎以上の駐車台数が確保されており、屋根つきの思いやり駐車場や授乳室、キッズスペース、さらに多機能トイレなど、随所にユニバーサルデザインの具現化が図れていること。
 経済性や環境面については、太陽光発電や照明制御システム、デシカント空調の導入など、環境並びに経済性に配慮した設計となっていること。
 機能面では、建物全体を防音仕様とし、執務空間と来庁者空間が区別され、セキュリティーの向上が図れているとともに、作業スペースとしてバックヤードや会議室のほか、待ち合いスペースや相談室が配置されるなど、執務効率や繁忙期の休日対応などを含め、市民サービスの向上が期待されること。
 財源計画としては、庁舎等整備基金を主に活用するとともに、各種補助金の利用を可能にする設計となっており、一般財源の抑制に努めた後世に負担を残さない計画となっていること。
 以上、新庁舎建設基本設計については、さまざまな角度から検証がなされ、必要な仕様が盛り込まれており、妥当であると結論づけるものである。
 実施設計策定時においても、中間報告で課題とした7項目、利便性と安全性への工夫、ユニバーサルデザインの導入、サービス機能の向上、将来の行政需要への対応、セキュリティーの確保、市民負担の軽減、関係団体との相互理解に加え、次のことを要望し、引き続き調査、協議を行っていくものとする。
 1.仕様変更や設備導入、財源計画の変更等については、議会に報告、協議を行うなど、情報の共有に努めること。
 2.経費削減に努めることは当然であるが、それにとらわれ過ぎることなく、必要な設備、機能についてしっかり調査・研究を行うこと。
 なお、当委員会としては、市民負担の軽減、財源確保のため、議会としても市議会議長会基地協議会等の場を活用し要望を行うべきであるとの意見を付し、基本設計に対する意見報告といたします。
 ただいまの基本設計に対する意見報告(案)に対し、委員の御意見はありませんか。
  (「なし」との声あり)
○委員長(川瀬勝秀君) この意見報告(案)については、この後に御協議いただく本会議における中間報告であわせて報告いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
  (「異議なし」との声あり)
○委員長(川瀬勝秀君) 御異議なしと認めます。よって、基本設計に対する意見報告として中間報告であわせて報告いたします。
 それでは、中間報告について御協議願います。
 本日の委員会におきまして、新庁舎の基礎となる重要な基本設計に対し、一定の結論を得ることができました。また、これまでの基本設計に対する意見をまとめた基本設計に対する意見報告も御確認いただきました。平成29年9月1日に中間報告を行っているところですが、それ以後の特別委員会での協議内容についても基本設計の策定を機に報告いたしたいと思います。
 したがいまして、3月定例会の初日2月26日に、当委員会の中間報告ということで、これまでの検討経緯などとあわせて議会に報告いたしたいと考えております。これに御異議ございませんか。
  (「異議なし」との声あり)
○委員長(川瀬勝秀君) それでは、3月定例会の初日に当委員会の中間報告を行うことといたします。
 なお、中間報告の内容につきましては、正・副委員長に御一任願います。
 その他、協議事項はありませんか。
◎管財課長(加藤雅人君) もう1つの資料でございますが、こちらの内藤廣氏講演会という資料をごらんください。
 こちらは、3月17日土曜日でございますが、内藤廣氏の「まちづくりと公共建築」という題で講演会を実施する予定でございます。内藤廣先生につきましては、建築家、東京大学名誉教授でございまして、グッドデザイン賞の審査委員長、あるいは東京の国立競技場の選定委員、そういったことも務められた方でございまして、主な建築作品といたしましては、海の博物館、あるいは島根県芸術文化センターなど、またそのほかに市庁舎では、長野県の安曇野市庁舎、また現在、宮崎県の日向市庁舎が建設中でございまして、間もなく完成予定でございます。その内藤先生から今回講演会をいただくということでございまして、その場では、今回、各務原市新庁舎基本設計の発表もあわせてさせていただく予定でございます。
 また、こちらの講演会の後、パネルディスカッションとして、題名は「新庁舎建設とこれからのまちづくり」という題で、コーディネーターは内藤先生に担当いただきまして、パネリストとして、今回の基本設計のプロポーザルの選定委員長と、その後のアドバイザー委員の委員長でございました名古屋工業大学の名誉教授の松本先生、また公共施設、あるいは新庁舎とまちづくりということで研究をされております大阪産業大学の船曵先生、また浅野市長、今回の新庁舎の設計JVの構成メンバーでございます日本設計の近宮常務執行役員、大建設計の鈴木代表取締役、Meet’s設計工房の長尾代表取締役に御参加いただきまして、パネルディスカッションを実施する予定でございます。こちらのほう、ぜひとも御参加をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(川瀬勝秀君) あとほかありませんか。
  (挙手する者なし)
○委員長(川瀬勝秀君) 以上で、第11回新庁舎建設調査特別委員会を閉会いたします。
(閉会) 午前9時43分
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 この記録は正当であることを認める。

           新庁舎建設調査特別委員会委員長  川 瀬 勝 秀