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岐阜県 各務原市

平成29年 6月20日議会運営委員会−06月20日-01号




平成29年 6月20日議会運営委員会

              議会運営委員会記録

                 平成29年6月20日(火曜日)午前10時59分開議
                             議事堂第3委員会室
【付託事項】
1.請願第4号 市議会基本条例の制定に関する請願
2.請願第5号 各務原市議会議員の政務活動費の領収書等の議会ホームページでの公開等を求める請願

〇出席委員(7名)
                   委員長    池 戸 一 成  君
                   副委員長   大 竹 大 輔  君
                   委 員    坂 澤 博 光  君
                   委 員    波多野 こうめ  君
                   委 員    横 山 富士雄  君
                   委 員    川 嶋 一 生  君
                   委 員    川 瀬 勝 秀  君

〇オブザーバー(2名)
                   議 長    岡 部 秀 夫  君
                   副議長    足 立 孝 夫  君

〇代表紹介議員(1名)
                   7 番    杉 山 元 則  君

〇委員外議員(2名)
                   2 番    水 野 岳 男  君
                  19 番    吉 岡   健  君

〇傍聴議員(10名)
                   1 番    古 川 明 美  君
                   3 番    黒 田 昌 弘  君
                   4 番    塚 原   甫  君
                   5 番    小 島 博 彦  君
                   8 番    永 冶 明 子  君
                   9 番    五十川 玲 子  君
                  11 番    岩 田 紀 正  君
                  12 番    津 田 忠 孝  君
                  13 番    瀬 川 利 生  君
                  14 番    仙 石 浅 善  君

〇説明のため出席した者の職氏名
              企画総務部総務課長   永 井 昭 徳  君

〇職務のため出席した事務局職員
              議会事務局長      土 川   孝
              総務課長        進 藤 達 彦
              総務課主幹       前 島 宏 和
              主任主査兼総務係長   富 田 武 徳
              主 査         戸 田 梨 恵
              主任書記        阿 部 起 也
              書 記         横 田 直 也
        ───────────────────────────
(開会) 午前10時59分
○委員長(池戸一成君) ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 今期定例会に審査の付託を受けました各案件について、議案付託表に基づき、順次審査願います。
 発言は、委員長の許可を得て、一問一答形式により、順序よく簡潔明瞭にお願いいたします。
 初めに、請願第4号を議題といたします。
 代表紹介議員の補足説明があれば許します。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 請願第4号 市議会基本条例の制定に関する請願について説明をさせていただきます。
 地方分権の進展によって、地方自治体の責務というものが拡大をしてきているということでございます。その一翼を担う市議会についても、その責務がふえてきているということになります。
 各務原市議会としても、そういった責務を果たすために、開かれた議会、そして市民にもっとよく見えて、わかりやすい、市民が参画できる議会に改革をしていかなければいけない、こういうことになると思います。そういった議会改革を進めるために、市議会についての最高規範としての議会基本条例の制定が必要だというふうに考えています。
 市議会として、あるいは議員として、市民の皆様に自分たちの決意を表明する、あらわす必要があるので、この条例の制定に御賛同をよろしくお願いいたします。
○委員長(池戸一成君) 以上で説明は終わりました。
 これより委員の質疑を許します。
 質疑はありませんか。
◆委員(坂澤博光君) 請願の中に「市議会改革を進めるため」とありますけど、何をどのように改革しなければならないというふうに主張しておられるんでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) まずは、市民の皆様にわかりやすい議会、開かれた議会ということで、議会報告会、議会が市民の皆様に議決についての報告会を開くということが必要だと思います。そういった議会改革、そして市民の皆様の声をしっかりと聞いて、それを政策立案していくといったことを実行していくために議会改革が必要だということでございます。
◆委員(横山富士雄君) 今おっしゃられました議会報告会という部分ですけれども、議会報告会だけのことについて言っておみえになるんですか。今まで各務原市議会としては議会改革特別委員会を設置しまして、改革をしてきていました。それについて、どこまで認識をしてみえるのか、それをお伺いします。
◆代表紹介議員(杉山元則君) まず、議会報告会についてですけれども、議員全員で市民の前に出て、議案に対しての報告をする、議論に対しての報告をするという報告会は今現在は行われておりません。そういったことが必要だというふうに思います。
 また、広報に関しても、市議会だよりを作成しておりますけれども、より市民の皆様に読んでいただけるような、そういった改革が必要だと思います。
 そして、市民の皆様の声をしっかりと政策にかえていくという公聴、そういったものもこれからどんどん改革をして、よりいいものに変えていかなければいけない。そういったことを改革として必要だというふうに考えております。
◆委員(横山富士雄君) 今おっしゃられました議会報告会、あるいは広報という部分ですけれども、今まで議会改革特別委員会で市民の皆様に対して報告の仕方という部分で検討されて、例えば1階ロビーの市政情報コーナーを設置したりとか、あるいは一問一答についても、議会改革の中でそれぞれ検討されて行ってきました。また、インターネットでの配信ということについても行ってきました。そういうことを考えますと、いわゆる議会改革をするんであれば、また特別委員会を設置して、その中で議論をしていけばいいのではないかなと思います。それについてはどのようにお考えでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) そういった改革を進めてまいりましたけれども、まだまだ市民の皆様に開かれた議会にはなっていないということを感じています。特別委員会ということですけれども、議員全員で議論する全員協議会みたいなものが行われていないということは、やはり課題だと思います。議員全員で議論をする全員協議会、そういったものもどんどん取り入れていかなければいけないなと思っております。
◆委員(横山富士雄君) 全員協議会であるとか、全員の議員で議論するということについても、今、私が言いましたように、特別委員会でそのような方向性を定めていけばいいことではないかなと思います。栗山町であるとか、あるいは三重県で先進的に議会基本条例をつくられました。その内容を見た際に、現在の各務原市が行っておりますこととほとんど変わらないと思いますので、その不足部分について、これをきちんとしなければならないというふうであれば、それを審議するための特別委員会という方向で進められたほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 全国的に見ますと、議会基本条例を制定している市が過半数を超えていると。議会報告会に関しても約半分の市議会が行っているということが調査結果で出ております。ですから、市民の皆様はそういう情報を得て、各務原市は議会基本条例がなぜないんだという疑問も当然お持ちのはずです。そういった疑問に答えるためにも、我々が議会基本条例制定に向けて全員で議論して、そういうふうに向かっていくという姿を見せることが私は市民に開かれた議会につながっていくと思っております。
◆委員(川嶋一生君) ただいま、議会報告会の中で議論するというようなお話もちょっと聞かれましたけれども、個々にやる部分、また会派等々でやる部分等々もあるかと思いますが、議会報告会はあくまで報告会であって、議論の場ではないと思いますけど、そのあたりはどうなんですか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 私も他市で行われております議会報告会を見学することがございます。その中で、当然議員から議会の報告をするということと、市民の皆さんからいろいろ意見を聞いて、その中で議論を闘わせていくということが行われて、市民の皆様にもその理解が広がり、議員にも市民の皆さんの考えが広まっていくということでございますので、市民の皆さんともしっかりと議論をしていく。こちらも説明責任があるし、市民の皆さんの意見を聞くということもやっていかなければいけないということで、当然議論は必要だというふうに思います。
 会派でやっているということもありましたけれども、会派でもちろんこれからも継続してやっていく。あるいは個人でそういった報告会を行い、市民の皆様に情報をお伝えしていくというのは当然やることだと思いますけれども、議会全体として取り組んでいく。これがやはり市民の皆様に各務原市議会が変わっていくんだということを知らしめる1つの大きな要素になると思います。
◆委員(坂澤博光君) 議会報告会に関してですけれども、他市町でやっているところもありますが、議会報告会をやっているところで大きな課題に直面していると思いますけれども、その辺はどういうふうに認識しておられますか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 具体的にはどんな課題があるというふうに指摘をされてみえるんですか。
◆委員(坂澤博光君) 私は課題があるというふうに見ていますが、そうやって言われるということは、議会報告会は何も問題がないという認識でよろしいんでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 当然課題はあると思います。それを乗り越えていくといった活動が議会の改革につながっていくと思っています。
◆副委員長(大竹大輔君) 先ほど議会基本条例は最高規範というお話をされましたが、今、議会報告であったり、市民の皆様に情報発信していくという話を主としてされているかと思うんですけれども、基本条例に関しましては、これだけにとどまらず、議会改革をしていく、開かれた議会をつくっていく上で、まだまだほかの機能が必要かと思うんですが、それに対してはどのように思われていますでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) ほかの機能が必要だという意味が理解できなかったんですが、議会基本条例を皆さんと一緒につくり上げていく段階の中で、議員の中でいろいろ議論していくと。必要なものを条例に盛り込んでいくことだというふうに思います。
◆副委員長(大竹大輔君) 開かれた議会をつくっていく過程で、昨年施行されております反問があります。これは、私たちとか、執行部以外の市民の皆様にもよりわかりやすくという観点から試行的に行われておりまして、ことしから本格的に導入されたところでございます。ただ、これにおきましては趣旨確認と根拠確認にとどまっているところでございますけど、こういったことも当然基本条例の中に盛り込んでいく形になると思うんですね。ですから、例えば議会報告以外にも条例の中に取り込んでいくということがいろいろあるかと思うんですが、それについてどのように思われていますでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 議会報告会を義務づけるということとか、あるいは今の反問の件、あるいは政務活動費の件、いろいろ盛り込んでいく項目というのはあると思います。それは、作成する過程の中で議員全員でいろいろ議論して、条例の中身を決めていくということになると思います。
◆委員(横山富士雄君) 今、政務活動費ということをおっしゃられましたけれども、各務原市には政務活動費の交付に関する規則というのがありますけれども、これでは足らないということですか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 一例を挙げただけで、足らないということではなくて、そういう項目も含めて議論をして、必要であればこの条例の中に盛り込むという意味で挙げさせていただいただけでございます。
◆委員(横山富士雄君) 今、必要であればと言われましたけれども、その必要性を感じておみえになるからこのように請願を出されたと思いますので、具体的に示していただけますでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 必要であるかどうかというのは私はまだそういうふうに決定はされていないと思います。他市の基本条例を見ると、そういう項目も盛り込まれている条例もあるので、そういう事例を挙げただけでございます。
◆委員(川嶋一生君) 先ほど基本条例をつくることに対しては、市民に開かれた議会のために基本条例を制定するというような趣旨でおっしゃっておみえですけれども、先ほど来、皆さんが意見されているのは、各務原市議会としては、政務活動費にしても既にうたわれていると。反問等々についても、議会運営委員会を中心として皆さんで話し合っているという中で、開かれた議会としては一生懸命24人の議員それぞれが活動しているというような状況の中で、この開かれた議会というのが必要とされるところは報告会のみというような形にしか聞こえないんですが、それ以外に何をもって開かれた議会を目指すということを言ってみえるのか、もうちょっとその辺詳しく説明ください。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 先ほども御説明しましたけれども、例えば市議会だよりのいろいろな改良点を皆さんで議論していくとか、あるいはその他いろいろ広報の方法、例えばネット、SNSを使った議会の活動報告、そういったものもあるでしょうし、いろいろ検討すれば、わかりやすい議会を目指す方法はいろいろあるというふうに思います。
◆委員(坂澤博光君) いろいろいろいろというのがいろいろ出てくるみたいですけど、要は具体的にないということでよろしいんですかね。
 例えば反問を今申し合わせで実施していますが、この反問自体は議会改革の1つではないんですか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) それこそ先ほども何度か言っていますように、議会基本条例の中に盛り込むかどうかというのは、作成の段階で議員で議論をするということでございますので、反問は必ず要るとか、そういうことは考えていないということです。皆さんで議論をしてつくり上げていく過程の中で、議会改革が皆さんの中にだんだんだんだん浸透していくんじゃないかということを考えています。
◆委員(横山富士雄君) 市議会だよりのことをおっしゃられましたけれども、各務原市議会だより発行に関する要綱というのはあります。この中で不足しているのであれば、不足の部分を足していけばいいと思いますけれども、現在の要綱を否定されるんでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 市議会だよりというのは、広報する、市民の皆さんに情報を伝えるという意味では非常に有効な手段です。それを変えていこうという議論は必要だと思いますので、それを議会基本条例の中でやってもいいんじゃないかという私の1つの提案でございます。それでないといかんということではない。ですから、皆さんで議論しましょう。議会改革のために、議会基本条例制定を目指して皆さんで一緒に取り組んでいきましょう、そういうことでございます。
◆委員(川嶋一生君) そうしますと、市議会だよりに関して言えば、各務原市議会としては市議会だより編集委員会がありまして、その委員会が中心となって話をされているということでありますし、基本条例がなくてはできないということは今の各務原市議会においてはないと思いますし、何かあれば、議会運営委員会を中心として、24人の意見を吸い上げながら、この委員会で話し合いをされているというような状況でありますので、やはり先ほどから聞いていますと、基本条例制定に関して必要性というのは感じ取れないんですけど、そのあたりはどうでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 議会基本条例制定というのは、市民の皆様に議会改革をするという、議会としての、議員としての決意の表明の1つなんです。議会改革を目指しているということで、議会基本条例を制定することによって、市民の皆さんにより開かれた議会を目指しますよという決意表明なんです。だから、そのことによって、私は象徴的に市民の皆さんに伝わるということだと思います。今までの延長では伝わりにくい。現に今、各務原市議会が議会改革が進んでいるということは言いがたい。やはり従来の方法ではなくて、新たな議会基本条例というものをつくり上げることによって、市民の皆さんに改革の意思をわかっていただくと。そのための制定だというふうに思います。
◆委員(坂澤博光君) 今、決意表明という話をされましたが、基本は実行されるかどうかというのが一番ポイントになると思うんですね。現在、各務原市はどういうふうにやっているかというと、例えば今出ていました市議会だよりにしても要綱に基づいておるし、反問にしても申し合わせという事項でどんどんどんどん進めております。ですから、言われたように、議会基本条例を制定しなければ、規則や申し合わせでは議会改革は進まないんですか。私は進んでいるというふうに思っていますが。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 全国の議会の改革度ランキングというものが評価する団体によって明らかにされています。岐阜県内でも上位に入っている市議会というのはあるわけでございます。そういったところを見ると、やはり議会基本条例を中心とした議会改革を行っている。そのことが評価されて、議会改革度ランキングに上ってきているということです。
 各務原市議会というのはそういう姿がほとんど見えないのが現状でございます。ですから、市民の皆さんにきちっと改革するんだということを表明するために、私は議会基本条例制定が各務原市議会が1つ変わる要素だというふうに思っています。
◆委員(坂澤博光君) 今聞いている限りでは、議会基本条例の制定が目的というふうにとれますが、それでよろしいですか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 基本条例の制定が目的ではなくて、それは1つの手段です。目的は、開かれた議会を目指していくということだと当初から発言させていただいております。
◆委員(川嶋一生君) 先ほどの答弁をお聞きしますと、ランキングを気にされるような発言がありましたけれども、私たちはランキングどうこうよりは、ふだんから市民のために何をしたらいいのかということを議論しているだけであって、ランキングに入るためにやっているわけではございませんので、基本条例の制定の必要性を私は感じないんですが、そのあたりもうちょっと詳しく教えてください。
◆代表紹介議員(杉山元則君) それは客観的な評価ですから、我々にとっては非常に大きい要素になると思います。そういうところにランキングされれば、やはり客観的に議会改革が進んでいるんだという評価を得られたわけですから、それは大きなことだというふうに思います。そういうことを全然気にしないということで、議会改革が進んでいればいいんですけれども、議会改革が進んでいないから、基本条例の制定が必要だというのが根本的な今回の請願の理由だと思います。
◆副委員長(大竹大輔君) 最高規範であって、そして象徴的、決意表明であるというお話をされました。ということは、当然のことながら、私たちはこれを真摯に守っていかなければならない。当たり前のことを伺いますが、そういったことでよろしいですね。
◆代表紹介議員(杉山元則君) はい。それは最高規範ですので、議員としては守ることが義務づけられるということになります。
◆副委員長(大竹大輔君) 今現在、規則であったり、申し合わせ、こういったことに対して時々守られていないところが見受けられます。このことに関しましては、基本条例にしたらしっかり守っていくから、基本条例は必要になっていく、そのような考えもあるのでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 議員として、議会としての最高規範として議会基本条例を制定するということになります。
◆副委員長(大竹大輔君) 私が聞いた趣旨がわかりづらかったかもしれませんが、申し合わせであったりすると守られないことがございます。これ自体が、基本条例になった場合は守られていく、議員が一丸となって守っていくということになっていくんでしょうか。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 最高規範ですので、それは市議会議員全員が守っていくということに当然なるわけです。
○委員長(池戸一成君) これをもって質疑を終結いたします。
 これより委員の討論を許します。
 討論はありませんか。
◆委員(坂澤博光君) 本委員会に審査の付託を受けた請願に対し、不採択の立場で討論します。
 私は、総論的には議会改革を進めることに異論はなく、そのために議会改革や議会基本条例に関する研修、あるいはセミナーなどを受講しながら、市議会の現状を観察し、必要に応じて提言をしています。
 議会基本条例に関しましてはさまざまな論点があると思いますが、東京財団政策研究部から出されている議会基本条例3つの必須要件というのがあります。これを参考に意見を述べますと、議会基本条例の必須の要件として、先ほどおっしゃっておられた1番目、議会報告会、2番目が請願・陳情者の意見陳述、3番目が議員間の自由討議、この3つが必須要件として上げられています。
 これらの要件に関しまして、各務原市議会の現状を照らし合わせてみますと、次のようになります。
 まず1番目、議員個人による報告会が実施されており、会派としての報告会も検討されていることから、議会報告会の方向に進んでいることは事実です。
 ただ、先ほど質疑もしましたが、議会報告会を実施している他の自治体の現状を観察すると、報告会の様相や継続性に大きな課題があるようです。これらの課題を議員報告会を通じて抽出し、アイデアを出し合い、そして市民に開かれた議会報告会になるよう研さんを重ねることがまず必要だと思います。
 2番目、請願・陳情者の意見陳述は、住民投票に関する直接請求が市長に提出された際に実行されており、必要に応じた対応ができていると思います。市政運営は全ての市民を対象にしており、公平性の確保という観点からも、全ての請願・陳情ではなく、公共性の要件を備えた請願・陳情に対する意見陳述に限るのは適切な対応であると思います。
 3番目の議員間の自由討議についてですが、本市議会は会派制を採用しており、会派内での議員間討議が活発になされています。議員間討議を経て、会派の意思として意見を議会に提出したり、必要に応じて議員全員協議会が開かれたり、各委員会の委員長裁量により委員会審査中に暫時休憩がとられ、自由な意見交換がなされたりしています。
 このほかにも、議会基本条例に盛り込まれている反問を申し合わせ事項として実施しています。
 また、議員からの申し出による議員活動の適切性や、議事進行に関する問題など、その都度発生した課題にどのように対応するかを議会運営委員会で取り扱っています。
 議会閉会後には議会運営委員会で反省会を開き、課題を抽出し、解決策を模索しています。
 議会基本条例はあくまでも議会改革のツールであり、何をどのように改革するのかを明確にし、理念だけでなく、現実的な対応として進めていく必要があると思います。
 以上のことから、議会基本条例の要件や議会改革の一部の課題について、既に着手し、適切に進められていますので、改めて議会基本条例を制定する必要はないと思います。
◆委員(波多野こうめ君) 市民派・チームみらいと日本共産党市議団を代表して賛成討論を行います。
 議会基本条例の制定は、2006年、北海道栗山町議会が初めて制定してから10年余、この10年で800近くの自治体議会が制定をされるほど、急速に全国に広がっております。
 私たち議会運営委員会でもこれまで幾つかの自治体に視察に行き、調査をしてきました。どこの議会でも、条例をつくる過程が大事。条例をつくり上げていくうちに議員の意識が高まっていったという異口同音の報告が印象的でした。
 また、栗山町議会議長の報告をお聞きしたときには、議会は議案に真摯に向き合うということだ。もっといいものはないかという視点で審議し、見つかれば、速やかに議案を修正し、余り原案がいいものでなければ否決をする。議会が議会の権能を行使することにためらいや遠慮があってはならない。議会基本条例は、私どもは活動規範としてこうやりますよという住民との契約、約束だと思うと話されたことを思い出しました。
 早稲田大学マニフェスト研究所が、議会改革度調査を毎年行っていることは周知のことですが、議会基本条例を制定していることが地方議会にどのような効果をもたらすのか、議会基本条例について調査結果を分析しています。2014年度の報告ですが、回答した1503議会のうち、議会基本条例を制定していると答えたのは約4割でしたが、議会改革度ランキング上位100議会に絞ると、制定率は98%にもなります。議会基本条例は改革の推進力になっていることがわかります。
 これらのことからも議会基本条例の策定が喫緊の課題となっています。よって、この請願に賛成をいたします。
◆副委員長(大竹大輔君) 請願第4号について、不採択の立場で討論いたします。
 本市議会は、開かれた議会に向け、日々議会改革に取り組んでおります。例えば平成28年に試行され、ことしから本格的に導入している反問についても、より議論を深め、議員や執行部のみならず、聞いている市民の皆様にも論点をわかりやすくする取り組みであり、開かれた議会への取り組みの1つでございます。
 この反問の取り組みについて反対される議員もいらっしゃいますが、議会基本条例を本心から望んでおられるか疑問であり、議会改革や開かれた議会を望まないのではないかと思います。
 議会基本条例とは、このような議会改革の取り組みを1つ1つ積み上げていき、最終的に成文化したものであるべきと考えます。
 確かに全国で多くの市町村議会において議会基本条例が制定されておりますが、条例制定ありきで機能せず、形骸化しているところも見受けられます。
 本市議会においては既にさまざまな改革に取り組んでおりますが、現在進行形であると考えます。現時点においては議会基本条例を制定する時期ではありません。
 今後も開かれた議会に向け、議運等で決めたルールを真摯に守り、議員一丸となり取り組むことが大切であり、またこのような取り組みを議員各位が支援者など、市民の皆様に説明を行い、理解していただくことが大切であると考えます。
 人口減少、超高齢化社会は今まで経験したことがないさまざまな諸課題を発生させます。このような時代だからこそ、さまざまな施策を討議できる建設的な議員間の関係がますます重要になると考えます。そのためには、一旦決めたことは全ての議員がしっかり守ることが重要です。
 条例を定めるとしても、まずは議会で決められたこれまでの規則やルールをしっかり守れる土壌があってこそだと思いますが、残念ながら今期定例会一般質問でも見受けられましたが、ちょっとした申し合わせも守れないばかりか、それに異を唱えるような状況下にあっては、条例を制定しても意味がないものになってしまいます。
 以上を踏まえまして、本請願については不採択とすべきものといたします。
○委員長(池戸一成君) これをもって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 おはかりいたします。請願第4号を採択すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。
  (賛成者挙手)
○委員長(池戸一成君) 挙手少数であります。よって、請願第4号は不採択すべきものと決しました。
 続いて、請願第5号を議題といたします。
 代表紹介議員の補足説明があれば許します。
◆代表紹介議員(杉山元則君) 請願第5号 各務原市議会議員の政務活動費の領収書等の議会ホームページでの公開等を求める請願について、補足説明をさせていただきます。
 いろいろマスコミでも政務活動費の不正使用ということで問題になりました。そういったことで、市民の皆さんが本当に政務活動費、しっかりと適切に使われているのかどうか疑問に思ってみえるというのが今の現状ではないかなというふうに思っております。
 今、領収書等を公開しようということになりますと、非常に市民の皆さんが情報公開するには手間がかかるし、そして職員の方の手間もかかる。そういったことで、領収書等をホームページで公開して、誰もがいつでも閲覧できるようにする。そういったことが政務活動費の不正使用というものを防ぐこともできますし、そして市民の皆様にもしっかりと御説明ができる。こういったことを思いますので、ホームページ等での公開を求めるということで請願をしたということでございます。
○委員長(池戸一成君) 以上で説明は終わりました。
 これより委員の質疑を許します。
 質疑はありませんか。
◆副委員長(大竹大輔君) 先ほど職員の方の手間もかかるというお話がありましたが、これは事務局に聞くことかと思いますけど、政務活動費の閲覧等に関する問い合わせや申し出、こういったものは近年どれぐらいあるのでしょうか。
◎総務課長(進藤達彦君) 政務活動費の公開につきましては、平成25年度から制度が改正されまして、現在、平成25年度から平成28年度分の政務活動費が議会事務局で閲覧可能となっております。
 これまでに閲覧等の申請があった件数でございますが、写しの交付が1件のみで、閲覧等に関する問い合わせが年1件あるかないかぐらいの件数でございます。
○委員長(池戸一成君) これをもって質疑を終結いたします。
 これより委員の討論を許します。
 討論はありませんか。
◆副委員長(大竹大輔君) 請願第5号について、不採択の立場で討論いたします。
 政務活動費の活用についてはマスコミで取り上げられることも多く、市民の皆様も非常に関心の高いことの1つかと思います。現に私も本市議会の政務活動費について、支給額であったり、使用用途などを聞かれることが多く、1つ1つ丁寧に対応し、理解をしていただいております。
 また、これに関しましては、各議員におかれましても、このように市民の皆様に丁寧に説明をしているかと思います。これは、議員それぞれの説明責任という観点から当然のことであり、紹介議員の皆様も当然されていることだと思います。
 本市議会においては、事務局の適切なアドバイスもあって、収支の報告、領収書の添付、また使用用途も各会派、また議員において適正に活用されていると考えます。
 請願第4号の討論でも述べさせていただきましたが、本市議会は、開かれた議会に向け、日々議会改革に取り組んでおります。
 政務活動費についても、今後は支給の有無も含め、政務活動費のあり方を総合的に検討すべきであると考え、ホームページでの公開についてもこのようなことと同時に検討していくべきであり、本請願については、今現在は不採択でよいと考えます。
 最後に、冒頭にも述べましたが、政務活動費についても、議員各位において市民の皆様に丁寧に説明されているかと思います。また、議員がそのような取り組みをする中で、市民の皆様から理解をいただくことが大切であると考えます。
◆委員(波多野こうめ君) 市民派・チームみらいと日本共産党市議団を代表して賛成討論を行います。
 富山市議会を筆頭に、政務活動費問題で議員のモラルが問われて、市民の目は大変厳しくなってきています。政務活動費がどういうふうに市民生活、住民福祉の向上に役立っているのかということを議員が見せなければならないと思っています。領収書だとか、使われる額が多いということではなく、そこで何をして、どういうふうに議会活動に反映したかを問われると思います。それが住民から見て、値しないものであれば減額を求められるでしょう。住民が納得できる使途と金額にするために領収書等の公開は当然であり、一々事務局まで来なくても、誰でも見たいときに検索できるホームページでの公開は必要なことであり、この請願に賛成をいたします。
○委員長(池戸一成君) これをもって討論を終結いたします。
 これより採決を行います。
 おはかりいたします。請願第5号を採択すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。
  (賛成者挙手)
○委員長(池戸一成君) 挙手少数であります。よって、請願第5号は不採択すべきものと決しました。
 以上で当委員会に付託された案件は全部議了いたしました。
 おはかりいたします。委員会報告書並びに委員長報告の作成はどのように取り扱いますか。
  (「正・副委員長一任」との声あり)
○委員長(池戸一成君) 正・副委員長一任との声がありましたので、委員会報告書並びに委員長報告の作成はそのように取り扱います。
 以上で議会運営委員会を閉会いたします。
(閉会) 午前11時40分
        ───────────────────────────
 この記録は正当であることを認める。

           議会運営委員会委員長  池 戸 一 成