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岐阜県 中津川市

平成24年  6月 定例会(第3回) 06月21日−03号




平成24年  6月 定例会(第3回) − 06月21日−03号







平成24年  6月 定例会(第3回)



平成24年第3回中津川市議会定例会会議録(第3号)

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 平成24年6月21日(木)午前10時開議

◯議事日程

第 1        会議録署名議員の指名

第 2        市政一般に関する質問

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◯本日の会議に付した案件

日程第 1 会議録署名議員の指名

日程第 2 市政一般に関する質問

質問順序質問事項質問者発言所要時間71.図書館事業ならびに『子ども読書活動推進計画』について原昌男40分81.5月11日名古屋高等裁判判決と、その後の行政の対応について佐藤光司40分91.新図書館建設中止問題について2.各種申請書類の窓口対応について3.学校施設の非構造部材の耐震点検・対策実施について鈴木清貴40分101.今だ統一感に乏しい新中津川市、後期事業推進計画の3年間でどのように統一感と公平感を醸成されていかれるのかについて2.3千万以上かけた対応処置と謝罪の中身について3.リニア停車駅及び車両基地が中津川市にできることを見据えた施策のうち観光産業育成、特に資源の活用について鈴木雅彦30分111.図書館建設中止後の中津川市政について2.後期事業推進計画及び財政再建について深谷明宏40分121.リニア中央新幹線を見据えたまちづくり基本計画について2.人口問題、移住定住の推進について3.中心市街地活性化基本計画のその後について吉村浩平30分 ――――――――――――――――――――――

◯出席議員 24名

  1番   牛田敬一君

  2番   吉村浩平君

  3番   岡崎隆彦君

  4番   柘植達樹君

  5番   勝  彰君

  6番   田口文数君

  7番   櫛松直子さん

  8番   吉村卓己君

  9番   大堀寿延君

 10番   原 昌男君

 11番   深谷明宏君

 12番   三浦八郎君

 13番   粥川茂和君

 14番   吉村俊廣君

 15番   深谷 勲君

 16番   鈴木雅彦君

 17番   鈴木清貴君

 18番   松浦高春君

 19番   鷹見憲三君

 20番   伊佐治由行君

 21番   吉村久資君

 22番   片桐光朗君

 23番   佐藤光司君

 24番   楯 公夫君

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◯欠席議員 なし

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◯法第121条により出席した者

  市長         青山節児君

  副市長        水野賢一君

  教育長        大井文高君

  総務部長       大井久司君

  企画部長       島崎保人君

  企画部技監      安保辰己君

  定住推進部長     渡辺忠義君

  健康福祉部長     尾関道雄君

  生活環境部長     志津弘美君

  農林部長       細川正孝君

  商工観光部長     成瀬博明君

  文化スポーツ部長   原 益彦君

  基盤整備部技監    丸山裕章君

  基盤整備部長     渡邊弘孝君

  水道部長       櫻井邦彦君

  病院事業部長     鈴木弘之君

  坂下総合事務所長   杉本高雄君

  福岡総合事務所長   杉浦直明君

  消防長        原  賢君

  教育委員会事務局長  山内鐐司君

  行政管理課長     伊藤和通君

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◯議会事務局職員出席者

  事務局長       勝 宏児君

  書記         平井紀之君

  書記         安田充孝君

  書記         嶋崎雅浩君

  書記         廣瀬公二君

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  平成24年6月21日(木曜日)

  午前10時00分開議

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○議長(松浦高春君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

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△諸般の報告



○議長(松浦高春君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。



◎議会事務局長(勝宏児君) 報告いたします。

 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下18名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。

 以上でございます。

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△日程第1  会議録署名議員の指名



○議長(松浦高春君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において

   5番・勝  彰君

   6番・田口文数君

を指名いたします。

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△日程第2  市政一般に関する質問



○議長(松浦高春君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。

 順次発言を許します。10番・原 昌男君。

  〔10番・原 昌男君質問席に着く〕



◆10番(原昌男君) おはようございます。

 通告に基づきまして一般質問をやりますが、図書館事業ということにつきましては、きのうも皆さんが随分おやりいただきまして、いろいろ解明をされたところもあります。しかし、私の観点というのもございまして、そういう点で質問をしたい。ただ、欲張って40分も通告いたしておりますが、きのう、かなりおやりいただいたので、そんなに要らないんじゃないかというふうに思いますが、そういうことで進めさせていただきます。

 今回、特に子どもの読書活動推進計画というのが提起をされまして、極めて時宜を得ているというふうに私は思うんです。これは、図書館についてどうするんだという論議が市民の間に高まっていますから、そういう中へこういうことが提起されるということは、極めて適切だというふうに思います。ただ「子ども」という言い方がどうなのか。18歳までを対象にするというふうに、この中になっていますね。18歳を子どもと言うのかどうか。そういうことからしたら青少年と言ったほうがいいんじゃないか。読み聞かせというのは非常に大事だと言われますけれども、読み聞かせの対象は、やっぱり乳幼児から1年生、2年生ぐらいまでだと思いますから、そういう点では子どもかもしれんけど、18歳を子どもというのはいかがかなという感じがいたしますが、まあそれはいいです、名称のことですから。極めて適切で結構だというふうに思うんですね。

 私自身もよくよく考えてみれば、高校生のときの夏休みに読んだ一冊の社会科学の本に、結局そこから発展してこの80年の人生があったような気がするんですね。ですから、そういう点でも青少年に読書活動を進めるという意味が非常によくわかるというふうであると同時に、またデジタル時代ですが、アナログのこうした文化というのは、やはりかえがたいものがあるというふうに思いますから、日本の文化に深く根差しているという感じもいたしますので、非常に共感をするわけであります。

 そこで具体的な質問に入っていきますが、市長が交代する前に、ユニーの跡地に新図書館をつくるということが突然提起されまして、それがごうごうたる非難を浴び、あるいは今日までこういう結果になってきたわけでありますが、これだってやり方を間違えなければ、例えばわずかな人しか使用しないような施設であっても、十分住民に説明すれば、例えば野球場の問題でありますが、野球場ができてから野球場に足を踏み入れた人なんていうのはごく少数だと思うんですよ。したがって、いろいろ批判はありますが、ああいう野球場が少数の人しか足を踏み入れないとしても中津川市は要るという場合がありますから、図書館だってそういう手順を踏まれておればよかったと思いますね。けれども明らかにそうじゃなかった。

 しかも、いきさつは、土地を買わざるを得ない立場というようなことから発展しているということでありまして、そういう観点から、まず最初の質問でありますが、図書館の事業というのは、非常に重要で大切。したがって、ユニーの跡地に新図書館を建設すると言いながら、この読書活動推進計画によれば、各地方の公民館、地方と言うとちょっと語弊がありますが、合併した地区の公民館、あるいは事務所に図書室がない、もしくはそのコーナーもないというところが何カ所かあるということを、このたび、私初めて、不勉強で申しわけないけど聞きましてびっくりしちゃった。一体全体これはどういうことだと。

 坂本について、中津川中心部を除いて一番人口が多い地区なんですが、そこに図書コーナーさえないということは、一体全体何をしておったんだと、図書館担当者はね。そういうふうに思うんですよ。一体全体これはどういうことやと。こんなことをやっているから合併してもいいことは、ごみ袋が安くなったことだけだなんて言われるんですよ。こんなことをやっているから、今後に問題を提起されたときに、こういう反発が出てくるわけですね。

 そこで最初にお伺いしますが、この推進計画の10ページにそのことが書いてありますが、それぞれの公民館、あるいは事務所で今もって図書室がない、図書コーナーがない、本が一冊もないというところは何カ所あるか、どことどこかということをまず答弁してください。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 図書コーナーさえない公民館でございますけれども、苗木、坂本、落合の3公民館でございますが、それぞれの3館については、図書も若干所蔵されておりますので、報告をさせていただきます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) 出先にけちをつけるつもりはありませんが、苗木、坂本、落合というような重要拠点に図書コーナーがない、一体全体何をしておったんですか。最低でも図書コーナーがあって、そこにはしかるべく新刊が入ってくるということがなきゃあ、余りにも不公平じゃありませんか。これは、「坂下タイムズ」ですよ。坂下支所が出している毎月の月報ですけど、この中にはちゃんと公民館のページというのがありまして、そこには今月はどういう新刊が入ったかということがちゃんと書いてある。これが全戸に配付されるんですよ。そうしたら中津の図書館までは行けないけれども、坂下の町の中の人は、ああそうかと。それじゃあそれを借りに行こうとか、読みに行こうということになるじゃありませんか。どうしてこの重要拠点、3拠点もコーナーもなければ図書もないなんて、そのくせして突然図書館をつくるって、一体全体どういうセンスなのかということを言いたいんですがね。

 例えば、この中には最近評判の、例の経済産業省の官僚がやりましたね、古賀何とかさんという人。そして今や日本は崩壊するというようなことを書いてベストセラーで売れていますが、その本が入っておるぞとちゃんと報告が書いてありますよ、「坂下タイムズ」にはね。カラー刷りでもないし、あんまり目立ちませんが、当然必要なことじゃないですか。それを、ここ何年もそんなこともしないでほうっておくというセンスは一体全体何なんだ。それでありながら、突然そういうことを出してくるというのは、当然こういう反発が出てくるのは当たり前だし、実は図書館をつくるのは、図書館で市民に勉強してもらうというんじゃなくて、土地を押しつけられたからやむを得ずやろう、あるいは特定の建設業者に十何億の仕事をやらせたいから、98%で落札しましたがね、そういうことによる図書館計画でしかすぎないと言われても仕方がないと思うんですが、いかがですか。もう1回、答弁。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 公民館図書の活動については、前々から要望がありまして、これからも計画的に整備していくという考えでございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) 仕方がないね、その程度のセンスでしかなかったということですか。新しい図書館を語る資格なんかもともとなかったんだよ。それはそういうことにしておきましょう。

 それからもう1つ、この計画書の中に、公民館図書室と公民館の図書コーナーという言葉の使い方がしてあるけれども、どういうふうに違うか説明してください。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 公民館図書室とコーナーの違いについてでございますが、公民館図書室は図書館システムが整備されておりまして、貸し出し、返却処理が中央図書館のシステムと管理をされております。公民館図書コーナーにつきましては、図書館とのシステムはまだ未整備でございますが、図書の利用と管理が行われておるというところで、便宜上区別して呼んでおります。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) これもとんでもない話ですね。コーナーをシステムにすることぐらい簡単じゃないですか。何でそれをやらないの。重大な各地域の住民に対する差別ですよ。そんなものが図書館をつくるなんて語る資格なんかないよ。はっきり言ってそういうことですね。どれほどの、そのことで費用がかかるのか。もちろん、そのためにはあれがあるでしょうけどね。

 それから、ついでにこの質問事項にはないけど、もう1つここで思いついて質問します。答えられれば答えてほしい。

 それは、中央に図書館があって、十何万冊かの蔵書がございますよね。地方の公民館の図書室、もしくはコーナーへ置く基準というのは、そんなにないですよね、図書がね。何千冊か何万冊かと。その配置をする基準はどういうことになっていますか。



○議長(松浦高春君) 通告にありませんけど。



◆10番(原昌男君) 答えられれば答えてください。



○議長(松浦高春君) 答えられますか。文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 公民館図書の蔵書につきましては、今まで地域で必要な図書について整備をしてまいりました。今後につきましても、地域の特色のある蔵書ということに関しまして、充実に努めてまいりたいと思っておりますし、中央図書館につきましては、専門書、それから高価な図書、そのようなものを整備いたしまして、公民館図書からのリクエスト、それから配本ということに対して機能していく中枢な図書館と考えております。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) そうしますと、重要な拠点で図書コーナーもないというところはわかりましたから問題ですが、そうすると、公民館図書室のあるそれも、本の選択は全部それぞれの公民館に任せてあって、現在までは中央の図書館は全然タッチしていないと。どういう本が買われて、どういう本が供されているかということについては、相知らんということだったというように理解していいですか、現在まで。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 公民館図書の蔵書の購入の関係でございますが、今現在、中央図書館の司書が中心となりまして、選書等について、各総合事務所管内の公民館の関係の職員と連携しながら図書の購入を図っておるところでございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) わかりました。

 各公民館図書室の、しかし購入の最終決定権はどこにあるんですか。中央図書館の司書なのか、あるいは公民館の図書担当といいますか、司書はいないと思うから、そういうことですか、そこのところをもう1回。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 各総合事務所の担当者と中央図書館の司書と連携してということでございますので、これがない、これが欲しいというところについて、図書館司書がこういう本がいいだろうということで推薦をしながら図書の充実を図っておりますので、優先的に話しますと、中央図書館の司書がある程度指導的な役割を担って図書の充実を図っているところでございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) それでは、今までやりましたのは、私の通告の4番までが済んでいるというふうに思いますから、次は5番に入ります。

 アンケート集計結果というのが書かれていまして、これを見ますと、児童・生徒の図書館や図書室の利用度が非常に低い、これは報告書の7ページです。理由は何ですか、何でだと思いますか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 中央図書館、公民館図書室へ行かない理由といたしまして、別のアンケートでは、児童・生徒の4割が行く時間がない、そのような回答をしておるところでございます。そこで、行く時間がない理由につきましては、友達と遊んでいて時間がない、習い事、テレビゲームなどに時間を費やすことなどが考えられております。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) 階層別に見ましても、大事な大事な中学生、あるいは高校生、上へ行けば行くほど図書館の利用率が少ない。高校生に至っては十何%ぐらいで、中学生になるともう少し多いけどね。小学生も、高学年になるほど図書館の利用率が低い、こういう実情がございますね。

 それは今言われたように、恐らく学習塾へ行かなきゃいけない、それから部活もある。それから小学校なんかですと、集団登下校というのが随分広範に行われている。それは今日の危険の上に立っているとは思いますが、そうすると1人だけ抜け出して図書館に残るということはできない、こういうことだろうという感じはするわけです。したがって、今、子ども読書活動推進計画で、一番中心に置かなければならないはずの小学生の上から中学生、ないしは高校生にかけては、図書館に行けないという現実がどうもあるみたいだと。

 そこで、新しい図書館を建てたって、子どものために、子どものためにと何回も方々のチラシが流れている、緑色のチラシだとか空色のチラシがね。子どもは行けないじゃないですか。ここのところをどういうふうに考えるのかということをもう一遍答弁してください。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 遠いところの子どもさんにつきましては、公民館図書の中に入っていただきまして、そこで中央図書館にあります蔵書等を検索して、自分の読みたい本、調べたい本を予約していただく。そういう形の中で、中央図書館の蔵書の本を利用していただくということを、児童・生徒のほうにもPRしていきたいなと考えております。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) これからPRするということであれば、それはそれでいいでしょうけど、例えば私は坂下在住ですが、坂下の公民館というのは町のど真ん中にある。図書室がありまして、かなりの蔵書がございます。ここへ僕はしょっちゅう行きますけど、子どもの通学路なんですよね、学校から駅までのね。この図書室でさえ、残念ながら子どもの影はまばらなんですよ、率直に言って。それは、恐らくほかの図書館といえども同じなんだろうと。町のど真ん中を通る道ですから、危険だとか、集団登下校ではないにもかかわらず少ないということからすると、やっぱり重大な問題があるんじゃないかという感じがするんです。

 6番目の質問ですが、子どもの読書活動推進では、1つは、最近全校一斉朝読というのが行われているようでありまして、すばらしいことですね。これは多分音読でやられるんだと思うから、一遍聞きたいなと思いますが、そういう機会はありませんけどね。音読で、だれでもそれだけでは不十分だと。大事なことは、私は各学科の授業に結びつけて行うことが絶対必要なんじゃないかというように思うんです。

 これは通告書にも書いておきましたけれども、読売新聞が5月3日から「教育ルネサンス」の中で「学べる図書館」ということで、私がスクラップした限りでは12までありまして、そして最後に読売新聞5月14日に、平野文科相などが総括をしておりますが、学校図書館は学習センターだということを言っていますね。中日新聞、見ましたか。学習センターだと。そして、この一番最初に上がってくる実例は、島根県の揖屋小学校というところなんですよ。完全に授業と結びついて図書館利用が図られておる。このときに決定的な効果を上げている。これを読むとそうとれますね。そのほかにも、東京の荒川区だとかある。だから、授業と結びつけて図書館が活用されたときに初めて効果が上がるんであって、学校図書館がある、あるいは市の中心部に市立の図書館があるというだけでは、さっきから言うようにぱらぱらの子どもしか行かないということではないですか。私はきのう、勝議員のようなこの道のベテランでもありませんからわかりませんでしたけど、このシリーズ記事を読みますと、そういうふうに読み取れる。授業と結びつかなければ、本当にこの読書推進計画が生きてこないという感じがするんですが、その辺はいかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 授業と結びつけるということは大変重要でございまして、既に取り組んでおります。昨年も図書館の本の購入の際にも、各教科でこういう授業内容があるから、こういう資料を巡回でも利用できるようにということで整備もしていただいております。そういう意味で、図書館からも特定の授業にかかわるようなそういうものの資料は借りてくるということも既に行っておりますし、今、学校司書も配置しておりますが、その中でも、各教科のこの内容は学ぶ、そのときに図書館でのこういう図書資料を利用できるというようなものもピックアップしながら活用を図るようにしております。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) したがって、町の中の図書館よりも学校図書館が重要なんだということを強調しても尽くせないとは思うんですが、さて、その学校での図書館の整備ですけれども、私は、これ知らなくて本当に恥ずかしいですけど、きのうの説明では昭和28年ですか、それぐらいから法律が制定されて、努められているということですから、不勉強で恥ずかしい。そういうふうな歴史を持って、しかも文科省の基準が改定されてきたということからすると、今はかなり充実したものになってきているだろうと想像するんですがね。

 その中には、6番目の質問ですけれども、学校図書館の図書標準というやつがあるはずです。これは学校規模がいろいろあるし、難しい問題だとは思うんですが、中津川市の市立の教育機関、保育園、あるいは幼稚園、あるいは小学校、中学、高校ということになるわけですが、それぞれ学校図書館の図書標準をきちんと満たしていますか。まず第1点にそれをお伺いしたい。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) それではお答えします。

 小学校・中学校については学校図書館図書標準というのがありますが、幼稚園・保育園については図書標準はございませんので、ご了解願いたいと思います。それで、今、中津川市では、平成23年度末で小学校2校、中学校5校で学校図書館図書標準を満たしておらない状況でございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) 文科省が法律で決めたか、あるいは指示をしたかわかりませんが、そこが出している標準を満たさないとは一体全体どういうことですか、たとえ一校でもですよ。子どもを教育するのに教科書がないのと同じじゃないですか。教科書なしに授業をやりますか、子どもの教育できますか。図書標準を満たすぐらいのことは、何百万とか何千万じゃないはずですよ、どう考えたって。その程度の熱意しかないのかと言いたいですよ。たとえ30人の学校でも800人の学校でも、図書標準ぐらい満たすということは、こんなもの最低の常識じゃないですか。それをやっていないというのは、サボりだよ、それは。答弁して。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 図書標準につきましては、満たされていない学校につきましては、徐々に充足率は改善傾向にあります。そして、図書館の司書活動がちょっと活発になりまして、古くなった図書の整理を進めたこととか、それから学校によっては書架の、学校図書館の整備が十分に進んでいないという部分がございまして、ちょっと満たされていないという状況ですが、鋭意努力していくという形にしております。よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) 図書標準が満たされていないなんていうことは、教科書なしに勉強せいということと同じですよ。そういうふうに見なきゃいかん、そうでしょう。大した予算じゃないじゃないですか。ですから、まずそのことを第一に指摘しておきたい。

 その次に、学校における図書館活動というのは、少なくとも図書標準が満たされているということと、司書がおるということは絶対必要不可欠だと思う。ここに見る実例も、司書教諭と学校司書と担任の先生と3人がきちんと連携をとって、図書館を利用して勉強することを準備するということをやっているじゃありませんか。そういうふうにして考えると、やっぱり人ですね。人がいなきゃどうしようもないということだと思うんです。

 したがって、これも文科省の基準があるはずです。きのうもその説明があった。これが満たされているかどうかについての疑問なんですが、きのう、まず司書教諭については、あんまりはっきりしない。私は、本当のことを言えば、文科省の基準はまだ低いと思うけれども、2クラスある学年だったら、そこに専任の司書教諭がおってもいい。それから、さらに専任の学校司書がおってもいいというぐらいに思いますよ。

 というのは、そうでなければ、生徒一人一人の読書傾向をつかむことはできないと思うんだよ、恐らくね。生徒一人一人の読書傾向をつかんで、その彼に次に読むべき本を紹介すると。君、次はこれに進みたまえ、これに進みたまえということだろうと思う。そういう中で、この読売新聞の報告にあるように、子どもはたくましく育っていく。同時に、中学・高校を通して、自分の将来の行くべき道もきっと見つけていく。

 昨今、若い人の失業が非常に多くて問題になっていますけれども、就職してもすぐやめる、合っていないなということで、仕事がね。そういう状態は大変憂うべき事態ですね。日本では、まだ大学出ての就職できない失業率というのはまだ低いけど、今問題のヨーロッパは4割も5割もということがあるわけですね。そういう社会は崩壊するんだ、やっぱりね。そうすると、これからの時代は、いい学校をいい成績で出て、いい会社へ入るなんていう時代ではないと思うんですね。僕らの時代はそれでよかった。けど、今はそんな時代じゃない。いい会社へ仮に入っても、正規雇用だなんて言っていたって、すぐ実績を求められるんですよ。そして、すぐ効果が上がらなければパワハラで追い出される、それが時代です。だから、絶対その人だけのものをやっぱり持っていかなきゃいけない。そういうことからすると、図書館活動は極めて重要な役割を果たすと思うんですね。

 そういう点からすると、司書教諭がどんなふうに配置されているか。あるいは学校司書は、文科省の基準に合った配置がされているかどうか、お伺いしたい。きのうの答弁にもあったけれども、もう一遍お伺いします。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) それで、今2点お伺いされたと思います。

 まず司書教諭でございますが、司書教諭につきましては、中津川市には司書教諭の免許を持ってみえる方が62名見えます。この方々が学校に配置されておりますが、法律上では専門という部分がなくて、普通の一般の職員と同じ扱いになっておりますので、専門で司書教諭という形にはなっておりません。

 それからもう1つは学校司書でございますが、学校司書の基準につきましては、文科省のほうでは一定の標準や基準を定めておりません。中津川市については、今年度、学校司書3名を増員させていただきまして、9名で小・中学校を見ておるという状況でございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) ちょっとお伺いしますが、司書教諭62名でしたかね、それは司書として専任ですか、それともクラスを担当しているんですか、それを答弁してください。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) これは文部科学省の配置基準としまして、教諭の配置になっております。したがって、専任ではございません。先ほど答弁させていただいたとおりでございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) そういたしますと、その教諭は一般の教諭と同じで、クラス担当をしなきゃいけないということですね。図書だけに集中しているわけにはいかない、こういう状態ということですか。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) そのとおりでございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) それから、学校司書も大変重要な役割を果たさなきゃいけないと思うんですね。学校司書について6名を9名にしたということですが、まず最初に、学校司書の身分はどういうことですか。例えば臨時雇用であるとか、あるいは正職員であるとか、その辺を答弁してください。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 学校司書につきましては、臨時職員という形で、今お願いをしています。1人だけ嘱託としておりますが、あとは臨時職員という形でお願いしております。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) 臨時職員、もしくは嘱託ということですね。いわばワーキングプアだよな。そういうことで、子どもに対する読書指導が本当にやれるの、しかもたったの9人。問題にならんじゃないですか、どう考えたって。もっともっと、これは市の財政なんでしょうけど、教育ですよ。もっと情熱を傾けてくれなきゃ困るじゃないですか。そんなことで、片一方では十何億かけて図書館をつくるなんてナンセンスと言わざるを得ないと思うんだけどね。学校司書で、ワーキングプアで、その人はいつまでたったって正職員になれるわけじゃないということだと思うんです、恐らく。年齢的にも若いと思いますけど、その人たちは、これから先、どんな人生設計をしていけばいいのかということだってあるわけ。そんなことで読書指導に腰が入るわけがない。これを30人も50人も、とりあえずふやす気はありませんか。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 学校司書でございますが、まず国がどのようなとらえ方をしているかということを1点お話しさせていただきます。

 ことしから学校司書について、国は地方交付税措置をしたと言っておりますが、国の場合は、単価が1,000円で、1日6時間、週5日の35週で105万円というような非常に単純な臨時のとらえ方をしております。中津川市ではそんなとらえ方はしておりません。司書資格を有する者をきちっと採用させていただいておりますし、その職員は非常にやりがいを持って取り組んでおってくれます。

 実際に、司書に今はどういう状況かを聞いたときに、決して待遇のことを言うのではなく、まず子どもの成長を大変喜んでくれております。そのように非常にやりがいを持ち、そして長年勤めてくれている職員が非常に多いわけです。ですので、今おっしゃったような、単純にワーキングプアというような、そういう考え方で働いていただいているわけではございません。生きがいを持ってやっていただいております。

 ちなみに、司書の言葉の中に、「例えば倉庫のようだと言われた図書館が、今は多くの新刊が並び、多くの子どもたちの笑顔があふれる自慢の図書館になりました。あるとき、子どもたちが図書館に入った途端、夢の国にいるように感じました。楽しい気持ちで本が選べますと感想を話してくれました。こういう声が、私たちの大きな励みです」、こういうふうに語ってくれております。

 結果として、平成17年と平成23年では、小学校で図書の利用数は1.73倍、中学校では2.90倍というように非常に利用も上昇し、また質も上がっております。以上です。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) 学校司書についての文科省のレベルの低さだというふうに思うけどね。中津川市がやってきたことは、最低ですよ、最低基準、まあ何とか。それでも正職員じゃないということですが、生きがいを感じてやってくれているということはすごいことですよね。でも、それだけで人間は生きていくわけにはいきませんからね。しかるべく待遇なり、何なりをしなきゃいけないということだろうと思います。文科省は、サボっていたことは、結局こういう結果になっているんだと思うけどね。

 私も本当に不勉強で、この読売新聞のシリーズをずうっと読んで本当に感じました。自分の一生涯と照らし合わせて、本当にそうだと思う。かつ、現代の若い人たちの失業の問題を見ましても、日本に今まで高度成長をもたらしてきたような自動車産業とか、半導体産業にかわるような新しい産業は出てこないですよ、そう簡単に。自然エネルギー開発の仕事ぐらいは出てくるかもしれませんけどね。

 そうして考えると、若い人の将来というのは本当に大変だということからしても、この子どもじゃちょっと不満なんだけど、読書活動推進計画はすばらしい。

 同時に、僕がそこで強調したいのは、これを読みますと、いささか漠然としている。きのうも勝議員が、これをどうフォローしていくのか、その結果をどう掌握していくのかということを質問されまして、まさにそうだと思うんですね。

 先日もらいました、この平成24年度6月補正予算の裏にあるこの図ですけど、これもわからんことはないけれども、こういう単に広げただけというか、ネットワークをつくります、あんまり今まで成功していないみたいですけどね。それでは非常につかみにくいですね。本当に成果はどういうふうに上がったのか。

 だから私が強調したいのは、学校の図書館利用にもっと精力的に集中してほしい。標準図書もないなんてとんでもない話だ。それから人もふやし、そしてこういう島根県やとか、あるいは東京の荒川区の授業を学んでやってほしい。これを読むと、子どもたちが力をつけてくる。自分の生きる道をその中で見つけてくる、ひしひしとわかりますね。今社会はそれを求めているというふうに思うから、そのことを特に強調しておきたい。

 これだけでは漠然とし過ぎている。きのう、勝議員が懸念されているとおりだというふうに思うから、学校の図書室を利用していくということに集中していただきたいということを要望として申し上げておく。

 それから、8番目に学校図書館の「死活」は第一に司書だと思う。これについても、今答弁いただきましたから、そう簡単に、きのうやおととい入った学校司書じゃないよということで安心しましたが、数が少ないね、全然。全然数が少ない。そんな人が20人も30人も養成されてきておるべきだったというふうに思う。今からでも頑張ってやってください。教育委員会を応援します。

 それから、最後に10番目ですが、これは市長にお伺いしますが、新図書館建設中止に伴う費用について、まだ最終的に明らかになっていませんが、それが、あれ以後、明らかになっていることがあったら報告をしていただきたいんですが。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 報告でございますが、本日、新図書館建設工事につきまして、契約の解除が行われる予定でございます。締結され次第、明日でも議会に報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 なお、5月23日以降の確定した事項、報告すべきことについてはございません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 10番・原 昌男君。



◆10番(原昌男君) わかりました。それは待つことにいたしましょう。今とやかく言うことはない。ようやく契約解除、結構ですね。

 大分時間を残しまして、これで私の一般質問を終わります。どうか学校の図書館利用、よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) これにて10番・原 昌男君の一般質問を終結いたします。

  〔発言する者あり〕



○議長(松浦高春君) 傍聴席の方、ご静粛にお願いします。

 続いて、23番・佐藤光司君。

  〔23番・佐藤光司君質問席に着く〕



◆23番(佐藤光司君) それでは、一般質問を行わせていただきます。

 皆さんの通告書の中で空欄がたくさんあろうかと思います。そういう点も含めまして、6月12日の議会運営委員会の開催前に、佐藤の一般質問発言通告は議会に対してのものであり、一般質問にふさわしくないという指摘を受け、私は、佐藤が取り上げた問題は、行政として300万円の支払いがあったことであるから、行政に対して質問を行うとして、また代読裁判は結審が行われ、係争中でないことから、いきさつを含めて行政の受けとめ方や報告を求めたものであることを説明しましたが、あくまで議会として受け入れられないとのことでしたので、一部裁判関係については、佐藤が調査したことを見解として述べることとしました。これが皆さん方に渡っております空欄のところの問題です。

 今回、こうした指摘を受けましたので、議事運営に協力する立場で一般質問を行います。質問が逸脱しましたら、議長において指摘していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、時間配分の関係から、通告をしました質問関係で、いわゆる求償権についての質問を最後に行いますので、順番が変わりますのでよろしくお願いをいたします。

 それから誤字が一部ございまして、「議事運営委員会」として通告書には書いてありますけれども、これは「議会運営委員会」の間違いですので、ご訂正のほどお願いいたします。

 それでは、通告に基づき一般質問を行います。

 題目といたしましては、5月11日、名古屋高等裁判判決、いわゆるこれは小池元議員さんの代読問題です。その判決と、その後の行政の対応についてということで質問させていただきます。

 質問の背景といたしまして、本年5月11日、名古屋高等裁判所での代読裁判判決は、現象面を見てみますと、第一審での中津川市への賠償金は10万円でしたが、今回、判決では300万円の賠償金額でした。これは、延滞金は除いてございます。5月23日、議会における損害賠償金382万5,000円の支出承認は、一部議員の反対はあったものの多数の議員の賛同を受け、賠償金の支出が了承され、支払われました。これで小池元市議会議員から提訴されました代読裁判事件は決着したものと思われました。

 しかし、後日、新聞折り込みチラシ(かわら版)、こういうものが出たわけですけれども、かわら版において、代読裁判名古屋高等裁判所判決の題目のもと、現職議員・退職議員、それぞれの一部議員が名を連ね、名古屋高等裁判所の判決内容に対して、一審判決同様100%原告(小池側)敗訴と訴えています。そして、最下段左面において、中津川市に慰謝料300万円、市民の税金から負担と記しています。

 原告側にかかわる人からの分析によりますと、原告の敗訴は、被告市議会議員が直接賠償の責任を負わなくてもよいという1点でのもの。しかし、中津川市は、また後ほど人数については話をさせていただきますが、被告中津川市議22名の不法行為の責任に伴う慰謝料300万円をかわって支払いなさいということです。国家賠償法に基づく代読裁判は、中津川市が敗訴したわけです。

 このことから考えると、その原因をつくったのは被告とされた議員やOB議員である。かわら版を折り込んだ被告議員やOB議員17名は、こうした認識がないようであると分析されています。私も中津川市議会にかかわる議員として、また当時の議会運営委員の一人として振り返ってみてみますと、言葉を発することができない当時の小池議員の発言を保障する論議が欠けていたと感じてきました。議員活動における壁と表現してよいか、高い塀と表現してよいかわかりませんが、議会運営に対する論議が重要視され、議員の障がいに対しての論議がなぜか不足していたと思います。言葉の障がいに対しては、障がいのある議員の希望を確認し、希望に沿う議論が必要と反省を含めて思うところでございます。

 私は、名古屋高等裁判所における結審において不満を持っています。それは、障がい者の自己決定権が認知されていないことです。先ほど指摘しましたかわら版の主張とは異なります。なぜこうした論議の展開となってしまったのかを、中津川市議会として振り返ってみる必要があると思います。

 議会運営委員会の中での論議が、障がいがある議員の発言を保障していこうとした論議が、選挙終了時からの議会運営委員会では、選挙公約では話ができるとしていたとの議論まで出てきて、障がいがある議員への配慮がなくなってきました。やがて、議運での決定としてパソコン使用が出てきたわけです。さまざまな解釈や、思惑もあったかもしれませんが、結果的に裁判となり、第一審での岐阜地方裁判所では、行政に対して10万円の賠償責任が負わされ、第二審での名古屋高等裁判所では、300万円の賠償責任が発生したわけです。その後、第二審以降は、原告は上告しない。また、被告である中津川市も上告する事項がないとして上告しませんでした。

 現在、平成23年度の障害者白書によりますと、全国において身体障がい者366万3,000人、知的障がい者54万7,000人、精神障がい者323万3,000人となっています。その総数は、およそ国民の6%になります。中津川市民においても、約6%の4,807人(人口は8万124人、2012年4月1日)が、障がいを持つ市民とみなすことができます。中津川市として、そのような多くの障がいを持つ市民の参政権の保障は、民主主義社会における急務であります。さらに、参政権を十全に保障することは、国連で障害者権利条約が採択された今日において、中津川市並びに中津川市議会の改革の方向を指し示すものと私は認識をします。

 かわら版との一致点は、発生した賠償金の支払いは、市民の皆さんの税金から支払われたことです。代読裁判として当時の議員28名と、中津川市、当時の大山市長が訴えられましたが、その後、障がい者への理解を示した議員並びに元議員もあらわれ、被告の人数も変化したものと思われます。そして、前述しましたかわら版では、現職議員6名、元議員が11名の合計17名の方が発行責任者とされ、代表は現職議員であります。これが質問の背景です。これから具体的な質問を行わせていただきます。

 300万円の支払いがあったことから見解を求めます。

 今回の名古屋高等裁判所の結審結果について見解を求めます。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 議員のご質問にもございましたように、この裁判については国家賠償法の規定に基づきまして、市が損害賠償責任を負ったものでございます。

 内容としましては、議会運営に関して訴訟が提起したものでございますので、執行部としての見解を表明する立場にはないと、そのように考えております。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) 1点だけ質問させてください。

 中津川市が被告ということになっていますが、今、確かに総務部長が言われた議会運営の問題ということでの中身の問題ですけれども、これは中津川市が被告になったということは事実ですね。そのことをまず明らかにしていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 中津川市も被告でございます。最初に答弁させていただきましたように、国家賠償法の規定に基づき、市に損害賠償責任がある、そのような内容でございます。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) わかりました。

 私の見解は、確かに中身的には議会運営上の問題ということですけれども、やはり行政が被告として訴えられたものであると、そのように私は解釈をしております。

 それから2番目、賠償金が10万円から300万円へと増額をされました。これも同様、300万円の支払いがあったことから質問いたしますが、何が原因と受けとめますか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 増額の原因については、把握しておりません。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) ここに5月12日付のマスコミのことをとじてありますが、その中で、今度は市長に求めますが、一番最後のほう、岐阜新聞と中日新聞ですけれども、青山節児中津川市長は、弁護士と相談しながら今後の対応を検討するとのコメントを出したというぐあいに出ています。そこらを思いますと、弁護士との話というのはどんなふうで、これは最終的にはお互いに上告をしないということが、結論的に言いますとそういう結果になっておるわけです。これからは係争するということじゃないですので、もしここらの弁護士さんとの相談の中身を、話ができる範囲でお願いできましたらお願いします。できなければそれでいいです。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 弁護士との相談につきましては、ご承知のように一審の判決が出て控訴をいたしました。その後、二審の判決が出ましたので、今後の対応についてということで弁護士の見解を伺ったところでございます。見解を伺った結果、結論としましては上告しないといった結論に至ったところでございます。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) 先ほど報告をしましたように、中津川市も上告する事柄がないという解釈でよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 上告するだけの新たな事実がないということでございます。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) 新たな事実がないということで、了解をいたしました。

 そうしますと、ここのところ私が調べる限りでは、第一審のときには28名プラス行政中津川市ということでしたけれども、第二審においては、被告は22名、そして中津川市、そのように6名の数字が少なくなっているわけでです。そのことで私も教えていただきましたけれども、6名の方々が現在では現職4名の方、そしてOB2名の方が原告に対して謝罪をされたと。そして、その謝罪の中身も、被告が原告に対して謝罪がなされたと聞いておるんですけれども、道理がないという中身の文書が原告に提出された。そのように私は聞いております。その文書を私は見ておりませんのでわかりませんけれども、そういうことがあって、6名の方については取り下げをされて、結果的に先ほど言いました22名と行政が第二審で判決がされたということです。

 それから、今回の代読裁判を経験して、中津川市議会は障がいがある議員が議会活動に参加する場合を考え、障がいがある議員の意見、要望を聞き入れて対処することで参政権の保障がされたもの、いわゆる本人の決定に任せたものと私は解釈いたしました。今回の議会の一般質問の冒頭にありました議会運営委員長の要望が6月12日に確認をされています。こういうことも含めて、私は解釈をいたします。

 それで、3番目の質問に入ります。

 この要望書との絡みもありますけれども、原告の弁護団は行政としての謝罪を求めていますが、小池公夫さんへの謝罪は中津川市長としてどうでしょうか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 冒頭でお答え申し上げましたように、この裁判につきましては、議会運営に関して訴訟が提起されたものでございますので、市長といたしましては謝罪する立場にはないというふうに考えております。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) わかりました。

 本来からいうと、個人としての青山市長に対して、青山節児個人としての謝罪はどうですかということは思いましたけれども、そのことについてもプライベートなことになりますので省かせていただきます。

 4番目の質問、障害者基本法の一部改正が行われ、第2条の2において、社会的障壁は定義づけですけれども、障がいがある者にとって、日常生活、または社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、関連、その他一切のものを言うとして定義され、第3条の3において、すべて障がい者は可能な限り言語(手話を含む)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保されるとともに、情報の取得または利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られることとして、地域社会における共生などとされています。行政として、障害者基本法の一部改正をどのように生かし、今回のような事件を繰り返さないための取り組みを、一般論ということになるかもしれませんが、健康福祉部長のほうで見解をお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 健康福祉部長・尾関道雄君。



◎健康福祉部長(尾関道雄君) 市長が所信表明で申し上げたとおり、病院・福祉が充実し、人にやさしいまちづくりに取り組んでまいります。本年2月に策定いたしました中津川市障害者福祉計画、これは第3期計画でございますけれども、この障害者基本法の一部改正の趣旨を反映させております。

 その障害者福祉計画、第3期計画の基本理念には、ノーマライゼーションの考えに沿った共生社会を実現することを掲げております。ノーマライゼーションとは、ご承知のとおり、障がい者や高齢者など、社会的に不利を受けやすい人々が社会の中でほかの人々と同じように生活し、活動できることが社会の本来あるべき姿であるという考え方でございます。

 この理念を踏まえまして、障害者基本法の一部改正の趣旨である個人の尊厳、また尊厳にふさわしい生活の保障、次に選択の機会の確保のため、障がい者の育つ・学ぶ・働く・暮らすの各ステージに応じたきめ細かな施策に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。以上です。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) まさしく障がいがあろうとなかろうと一般の人と同じ扱いでいくべきであると。そういうことが規定をしてあるというぐあいに思います。今回の問題からいきますと、それはたとえ議員であれ、一人の人間として扱いをすべきじゃないかということが提起をされたというふうに思っておりますので、これは私の感想だけをさせていただきます。

 最後になりますが、求償権の問題です。

 今回、382万5,000円の支出について、市民から納得がいかないとした声が寄せられました。専門家にお聞きしますと、求償権が行政側にあると報告を受けました。国家賠償法第1条第2項で、公務員に故意または重大な過失があったときは、国または公共団体は、その公務員に対して求償権を有すると言われました。中津川市として損害を受けたわけですから、求償権を行使して、損害を発生させた議員・退職議員に損害賠償をされたらどうかと思いますが、どうでしょうか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 議員ご指摘のとおり、国家賠償法では、求償権を有するのは公務員に故意または重大な過失があったときとされております。したがいまして、損害賠償請求をすることは考えておりません。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) このことについては、一般職の関係が、私は規定がしてあるというぐあいに、この国家賠償法というのはある。それで、今市の職員の中には、私が聞きましたところ、個人としてこの求償権を行使された場合に、何らかの形で自分自身を守るために保険に入っておると。そういう人の話を聞くわけですが、その実態をわかる範囲で教えていただけませんか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) これは損害賠償責任保険でございますが、ほとんどの管理職が入っております。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) そうしますと、ここで言うほとんどの管理職の皆さんは、私が指摘をしました問題が発生した場合に、それを適用するという、それは自分自身で防ぐために入っておるという解釈でよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) おっしゃるとおり、国家賠償法による求償権があった場合に支払いをする必要がございますので、その際に対応するために加入しております。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) だとすると、何で今回こういう判決が出ておるにもかかわらず、これは議員というのは特別公務員だというぐあいに私は思いますが、なぜ適用できませんか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) この件に関しましては、議員も判決文等を読まれたのではないかと思いますが、判決の中では、故意または重大な過失があったと判断できるような内容になっておりません。求償権を行使しようと思いますと、市がそれを立証する必要がある。したがいまして、今のところといいますか、損害賠償請求をする考えはないということでございます。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) 損害賠償の事実がありながら求償権もしないということは、簡単に言うと、この責任というのは一体どこにありますか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 責任といいますか、国家賠償法は、先ほどの議員ご指摘のとおりでございます。求償権を有するというときは、公務員に故意または重大な過失があったときでございます。第1条で損害賠償の責に任ずるというのは、これは故意または過失によって違法に他人に損害を与えたときというところでございますので、ここで2項のところとは若干言い回しが違っております。公務員に故意または重大な過失があったかどうか、こういったところだと判断しております。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) 結果的に言うと、私の認識とその重大な過失というところに私は入るんじゃないかなというぐあいで今質問をさせていただいていますが、行政としては、故意または云々ということで重大な過失に当たらないという認識ということでよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 結論から言いますとそうなりますが、先ほど言いましたように、判決の内容で故意または重大な過失があったと判断できるものがないということでございます。



○議長(松浦高春君) 23番・佐藤光司君。



◆23番(佐藤光司君) 判決の中身はそういうことで、私は行政上からいくと、先ほども何度も言いますように382万5,000円の支出があったということは、行政が支払いをしたということですので、そこはやはり素直に認めるべきじゃないかなというふうに私は思いますけれども、認識と見解の相違ということで、これ以上しても裁判の中身は私がとやかくするものではございませんので、とらえ方の違いだということで私は思います。

 それで、今回私はこういう質問も含めてそうですけれども、6月12日議会運営委員会において障がいを持つ人の参政権の保障を求める中津川市議会の要望書が共通認識として確認をされていますが、一般論で終わることなく議会の主体性、自主性は尊重するものの、障がい者議員の参政権を保障するような意見交換を含め、先ほど健康福祉部長に求めました一般的な障がい者との接し方で、議会でもそのような取り扱いをすべきじゃないかなということを思います。議員である前に一人の障がいがある人間として取り扱いをしていくということが、人間として当たり前のことではないかと私は認識をしております。

 この種の問題が二度と発生しないよう、私も含めてそうですけれども、そんなことを中津川市議会の中で二度と起こらないことを、勝手な要望になるかもしれませんけれども、私の意見を述べさせいただきまして一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(松浦高春君) これにて23番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。

 続いて17番・鈴木清貴君。

  〔17番・鈴木清貴君質問席に着く〕



◆17番(鈴木清貴君) それでは議長の許可をいただきましたので、市政一般について質問をさせていただきます。

 昨日から多くの議員が、図書館の中止についてさまざまな意見が出ました。私も、3月議会において、この中止のことにつきまして、3月の時点では正式じゃございませんでしたけれども、今回5月7日議会に対して正式に青山市長が中止を発表されたということでございますので、また再度この問題についても質問させていただきたいと存じます。

 この新図書館建設を私もずうっと推進してきた立場から申し上げますと大変残念でなりません。昨日も多くの議員、中でも長年教育の現場に身を置いて子どもたちの教育を本当に真剣に携わってまいった勝議員のお言葉は、私は大変重く受けとめた次第であります。これも市長以下執行部の皆さんも真摯に受けとめられたと確信しておりますけれども、子どもの教育のことを長年取り組んできた上での勝議員の発言というのは、中でも重いものだと感じております。

 1点目、質問させていただきます。

 まだ建設中止による費用というのは、金額が未確定で幾らになるかというのはわかりませんけれども、当初、新図書館建設の費用として合計17億7,000万円のうち、市費として4億6,000万円で建設することができるラストチャンスとして、昨年着工がスタートしたわけでございますけれども、中止によりこのチャンスがなくなったわけですけれども、このようなときは、今後、本当に再び来るかどうか大変心配しておる次第であります。少ない市の負担で建設できる絶好の機会が消えたわけですが、中止は民意と言われている青山市長は、将来、民意が建設を望めば、そのときは新図書館を建設するということであるかどうかをまず最初に質問したいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) ただいまのご質問、昨日からも何度もお答えをしておりますが、やはり現在の社会、人と人のコミュニケーションが非常に大切な時代になってきております。そういった中で、サービスの転換も、今までとは違った形の中で対応していかなければならないという時代でございます。あわせまして、市の財産であります今の施設を大切にして、最大限に活用することも考えてまいる計画でございます。

 新しい施設の必要性につきましては、今後も慎重に検討させていただきますが、そういった時期が来た場合には、これは当然考えるべきものであるというふうに考えております。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) そういう時期が来たならばということでありますので、今後早い段階においてそういう時期が来ることを期待したいと思っております。

 市長は、「広報なかつがわ」の中でも選挙のことについてこのようにおっしゃっております。今回の選挙で焦点となりました新図書館の建設について、私は建設中止を公言いたしました。しかし、私は決して図書館が不要な施設とは考えておりません。人づくりの観点から将来を担う子どもたちのためにも、図書館の役割が大きいことは十分に認識しております。その上で、市の財政が非常に厳しい中では、現在の中央図書館や各地域の図書室の充実を行うことが今の中津川市に必要と考えますと述べられておりますが、市長は、図書館の役割については十分に認識されておられ、その点は私と同じ思いでありますが、いかんせん今の図書館では充実できないから新図書館建設を目指したのでありますが、再度、市長の新図書館建設中止の理由を具体的に述べてください。お願いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 議員ご指摘のとおり、私が3月の「広報なかつがわ」で述べましたとおりでございますが、再度発言をさせていただくならば、やはり中津川市を二分する状況の中で、この図書館建設が進められてきたという現実。そして市長選での大きな争点になってしまったということ。あわせまして、精査を進めていく中で、やはり巨額の費用が必要になっていくことがだんだんと明確になってまいりました。

 そして一時中止を決断させていただいた中で、何とかいい形での解決策はないかという模索をしてまいりましたが、冒頭申し上げました中津川市を二分してしまったという状況の中では、どのような形であっても市民の皆様全員のより多くの方にご理解をいただくという結果には、なかなか到達することはできませんでした。したがいまして、私が考え抜きました結果になるわけなんですけれども、やはり選挙の当時に立ち返った中で、今回の中止の決断をいたしました。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 市長も、本当に苦渋の決断をされたということは、私も理解できるところでありますけれども、前回の3月議会での答弁と同様の答弁であったということで理解をしておきます。

 続きまして3番目、新図書館の建設ができた場合の話ですけれども、大変維持管理費がかかるというようなことが話題になりました。その中で、中津川市は公共施設が、昨日の答弁の中で1,700の公共施設があるということでございましたけれども、中でも、博物館、資料館、美術館等の施設が、各地に散らばってあるわけでございますけど、維持管理費を問うのであれば、それら施設のあり方を今後検証する必要があるのではと。これも前回質問をしたわけでありますけれども、こういう博物館等の統廃合について、再度考え方を伺っておきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 博物館の統廃合に関しまして、今後、市有財産運用管理マスタープランの中で全施設を含めて検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 検討するということは、統廃合を視野に入れて、どのような形にするかは検討の中でということだと認識をいたしております。

 4番目に移ります。

 青山市長は、各地域の図書室の充実を掲げられておられますが、この件につきまして、丁寧に各地域の要望を聞いた上でのご発言なのか、その件を伺いたいと思いますが、いかがですか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 今回の子どもの読書計画にもございますように、家庭においては家庭での読書、また学校においては学校、地域にあっては地域でという中で、地域図書室の充実を掲げさせていただきました。

 その中で、やはり図書館サービスの提供や、各家庭、また学校、地域の連携した読書推進活動によりまして、地域の人づくり、まちづくりを支える重要な役割が達成できる、果たすことができるというように考えております。これからも多くの人に利用いただけるよう、子どもから年配の方、また関係団体など地域の要望は丁寧にお聞きしながら、地域の図書室を充実させていきたいというふうに考えております。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 私の質問とちょっと観点が違うようですけど、これから丁寧に要望を聞くということじゃなくて、この地域の図書室を掲げられたことについて、このことは以前から青山市長のほうにそういう話があったかどうかということをお聞きしておるわけでございますけど、いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) そのような、私も郡部の出身でございます。地域でそういった要望はいただいたことがございます。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) わかりました。

 地域でそういう要望を聞いた上での公約だということで理解をしておきます。

 続きまして、5番目の質問、後期事業推進計画の図書館の充実の項目の中に、蔵書充実事業内容として、質・量ともに充実した蔵書構成にしますとありますが、質はともかくとして、現図書館の物理的なスペースからいっても量の充実は無理なのではと思いますが、これは何を指しているか、お聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) この量の充実につきましては、中央図書館はもとよりでございますけれども、蛭川にございます済美図書館、また学校図書、そして公民館施設の図書、すべてあわせた中津川市全体のことを指した中で量の充実というふうに私は考えております。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 今の中央図書館だけの量ということじゃなくて、中津川市全体だということですね、わかりました。

 今ご存じのように、現図書館というのは、新しい蔵書が入っても展示できるスペースというのは、もう限度いっぱいで展示できないということで、順次古いものを倉庫、あるいは総合庁舎等の倉庫へ移しておるような状況であります。蔵書数としては、倉庫の分も入れればふえておるわけでございますけれども、中央図書館単体で見ますと、展示している蔵書数というのはほとんどかわりはないと。中身は、今申し上げたように新しい本もあるかもしれませんけれども、物理的スペースというのは、今は限度いっぱいだということを常に市長も頭の中に置いておっていただきたいと思います。

 最後の質問になりますけれども、今さら申すまでもなく、図書館というのはそのまちの文化のバロメーターであり、なくてはならないものであります。新図書館建設は平成20年7月9日に当市の中心市街地活性化基本計画が総理大臣の認定を受けたことに伴い、それまでは認められなかった図書館建設への補助金、まちづくり交付金が使えることになり、中心市街地活性化基本計画の目玉となるものであります。長年、市民要望が多くあった新図書館建設が少ない市費で建設できる絶好の機会であり、多くの子どもたちや市民が集える学びの場と文化に触れ、交流できる場として、また、中心市街地のにぎわいを取り戻せる施設だったのであります。

 このように、全国的には中心市街地の活性化のため、図書館をその起爆剤としている自治体の例が多数あります。我が岐阜県においても、岐阜市が中心市街地活性化基本計画の認定を受け、その目玉として新図書館建設を目指しております。

 当市において、現在の中央図書館では、その機能が十分に果たせない現状と、また15年後に開業するリニア停車駅、並びに総合車両基地ができることになり、そうすれば全国からも多くの人が訪れることをかんがみても、中津川市の発展と市民生活の向上のため、全国に誇れる新図書館はぜひとも必要であると私は考えるところであります。今後の当市における中心市街地の活性化に対するご所見を伺いたいと存じます。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) このご質問につきましても、昨日も何度かお答えをしたかと思います。やはり広い中津川市、それぞれの地域の特性がございます。中津川市を、駅を中心としたこの中心市街地の活性につきましては、やはり一つの中津川市の目玉となるべきものがあるというふうに考えております。したがいまして、住みやすい環境をつくることはもちろんでございますけれども、今議員がおっしゃられましたように、全国からこの中津川市を目指して来ていただけるような魅力あるまちづくりは、当然必要であるというふうに強い認識は持っております。そのことが、庁舎におけます検討委員会を立ち上げ、現在、そのタイムスケジュールに沿った中で準備を進め、開始をしたところでございますので、ご理解を願いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 検討委員会も早期に結論を出していただいて、早い段階で中津川市の新しいまちづくりを進めていただきたいと思っております。

 私は、今回も再度この問題を取り上げましたけれども、この件につきましては、青山個人に対してどうこう指摘しているわけでは決してありません。中津川市政を代表する立場におられるから、また中津川市民のよりよい市民生活の向上のための市政運営のトップとしてかじ取りを担っておられるがゆえに、あえて今回も質問させていただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。

 今回の新図書館中止は民意であるかもしれません。しかし、片方では建設賛成も民意であるということも知っておいていただきたいと存じます。

 新図書館建設は、将来、当然に青山市長もおっしゃっているように必要なときが来ると思っております。そのとき、費用のすべては公費では無理とあれば、民間の皆様のお知恵とお力をおかりせねばならないと思います。そのときは、民間出身の青山市長の本領をいよいよ発揮するときであります。そのようなときが早く来ることを期待して次の質問に移りたいと存じます。

 2番目の大きな質問、各種申請書類の窓口対応についてお聞きしたいと存じます。

 当市においても市民の安全・安心のため、さまざまな多くの市民サービスを提供しておりますが、そのときに必要になるのが各種の申請書類であります。市民の皆様がサービスを受けるためには、当然に必要で重要なものであります。そこで、以下質問をさせていただきます。

 1番目、当市の各種申請書類の受け付け時の基本的な対応について、市長部局並びに教育委員会、消防本部にお伺いしたいと存じます。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 市長部局におきましては、窓口の業務マニュアルに基づいて、正確でスムーズな受け付けを行うこととしております。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 教育委員会事務局では、各種申請に応じましてマニュアルやチェックリストを使い、間違いのないよう対応しております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 消防長・原  賢君。



◎消防長(原賢君) 消防本部におきましては、申請書類の受け付けは、チェック表に基づきまして正確でスムーズな対応を心がけております。以上です。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) それぞれの担当の所管の部門で、適正に受け付けをされていると。マニュアル、チェックリストがあるということでございます。あえて今回この問題を出させていただきましたけれども、正確に対応されているという前提で、私は質問しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 2番目の質問、申請書類提出対象者への案内のお知らせが十分かどうか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 基本的には、申請が必要な手続について、対象となる市民の方へ申請書等を送付し、案内をすることとしております。このほか、広報紙やホームページ、暮らし情報メールなども活用しているところでございます。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 続きまして、申請書類提出対象者の方の中で、いまだ提出されていない方へのフォローはどのように行っているか、伺いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 申請等手続がされていない方については、再度通知書を送付したり、電話連絡をするなどの対応をとっているところでございます。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 4番目、担当職員が転勤等で交代した場合の話ですけれども、引き継ぎ時にチェックリスト等により対応に不足はないか、チェック体制についてお聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 受け付け時のチェックについては、マニュアル及びチェックリスト等で行うこととしておりますが、すべての部署でチェックリストをつくっている状況にはございません。今後、チェックリスト等を整備していくよう指導してまいります。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) チェックリストがない部署もあるということでございますので、漏れがないようにチェックリストの整備を至急していただいて、市民の皆様への正確な対応をお願いしたいと思います。

 最後に要望だと思いますけれども、当然にサービスが受けられる市民の方が申請書の提出を知らなかったということのないように、市民への十分な周知徹底をお願いしたいと要望しておきます。これに対してご意見がありましたら。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 先ほど申し上げましたように、チェックリスト等をしっかり整備し、手続が漏れることのないよう対応してまいります。申請等については、広報紙やホームページなどに掲載し、市民の皆様にお知らせをしてまいります。よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) よろしくお願い申し上げて、次の質問にまいります。

 3番目の質問といたしまして、学校施設の非構造部材の耐震点検・対策の実施についてお聞きしたいと思います。

 今年度にて、中津川市は他市に先駆け、小・中学校施設の耐震化が100%になると聞き及んでおるところであります。大変にありがたいことであり、執行部のご努力に心より感謝申し上げる次第であります。

 さて、昨年3月11日に発生した東日本大震災では、学校施設にも甚大な被害がありました。被害の状況を見ますと、建物の柱やはりといった構造体だけでなく、天井や照明器具、外壁、内壁など、いわゆる非構造部材が崩落し、避難所として使用できないばかりか、児童・生徒が大けがをする事故まで起きた例もありました。

 さらに、学校ではありませんでしたが、一般の会館ではお2人の方が亡くなられ、26名もの重軽傷者が出るという、痛ましい事故まで発生しております。地震等災害発生時において地域の避難所となる学校施設は、児童・生徒だけでなく、地域住民の命を守る地域の防災拠点であり、いわば最後のとりでであり、その安全性の確保、防災機能の強化は待ったなしの課題であります。

 現在、学校施設の構造体の耐震化は鋭意進められております。しかし、それだけでは、児童・生徒、地域住民の命を守る対策としては不十分であります。学校施設の耐震化とともに、天井や壁などの非構造部材の耐震化も早急に実施していく必要があると考えます。

 そこで、以下、具体的に質問をいたしたいと思います。

 1つ目、当市の学校施設における非構造部材の耐震点検は実施しているのか。また、その耐震点検の結果、耐震対策が必要とされた学校はどの程度あり、それらへの対策はどうするのか、具体的にお答えをいただきたいと存じます。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 市では、平成22年に学校施設長寿命化計画の調査を行いました。この際に、非構造部材の点検項目の一部を目視により全学校で実施しております。この調査では、危険性の高い内外部の天井と壁などを重点的に調査を行っております。

 それから、調査の結果により、緊急的に非構造部材の耐震化が必要な学校としましては5校ありました。5校のうち、3校は今年度大規模改修を行います。残り1校は、解体という予定をしております。もう1校につきましては、長寿命化計画の中で優先的に改修をしていきたいと考えております。よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 調査をしているということで、5校あるという答弁でありました。

 再度お聞きしますけど、ちょっとよくわからなかったもんですから、5校のうち3校の中で、大規模改修を1校、取り壊しが1校、今後やるというのが1校、こういう理解でよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 5校のうち3校は今年度大規模改修を実施する予定でございます。1校は取り壊しの予定をしております、これは今年度ではないですけど。もうあと1校は長寿命化の改修の計画で優先順位をつけてやっていこうという計画をしております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) はい、わかりました。

 それでは、調査を既に22年にされておられるということでございますので、2番の質問は飛ばしたいと思います。

 3番目、国も東日本大震災後の防災対策に力を入れており、平成24年度予算では、公立学校施設の非構造部材の耐震対策に係る財政支援制度を拡充され、自治体の実質的な負担が少なくて済むこととなった。この機会を活用し、耐震点検した結果、耐震対策が必要になったもののうち、緊急的に対策を講ずべきものについては、国の今年度予算を活用するなど、速やかな対応が必要ではないかと思います。

 先ほどの答弁では、5校中3校がやられていると、今年度。残る1校だけだという話ですけれども、これも早急に対応が必要かと存じますけれども、ご答弁を願いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 残り1校につきましても、優先順位の中では上位のほうにおります。今年度ということはちょっと考えておりませんが、計画の中で進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 早い段階でということだと思いますけれども、先ほど私が申し上げた財政支援制度を活用したらという質問も申し上げましたけれども、それについては答弁がなかったと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 失礼しました。

 現在、大規模改修している部分につきましては、国の補助事業で行っております。その中でも、財政の部分がありますので、その大規模改修の部分の支援をしていただこうというふうに考えております。申しわけございません。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) 大規模改修3校の中でその補助金を使っていくという認識でよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 申しわけありません。今、3校につきましては、23年度の予算で繰り越しでさせていただいている部分でございます。これにつきましては、大規模改修の補助金というのがありますので、その部分で使わせていただいております。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) そうしますと、24年度予算で新たに予算計上が国のほうがされたわけですけど、この予算について、活用するという考えはないということですかね。ちょっとそこら辺がわかりにくかったんですけど。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 申しわけありません。

 非構造部材の部分については財政措置がありましたけど、全体の老朽化の多くある部分については、全体の大規模改修で行うほうがいいということもありますので、そういう形で、非構造部材の財政措置の予算は使わないですけど、別の部分で使わせていただいているということでございます。申しわけありません。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) いずれにしても補助金を使うと。有利なほうで使うというふうに理解をしておきます。

 いずれにしても、あと1校だけだということでありますけれども、早期に計画を立てていただいて、一日でも早いほうが子どもの安全・安心のためになると思いますので、ぜひとも早い段階での取り組みを、1校といえどもお願いしたいと思います。

 それでは最後の質問になります。

 4月26日付の文部科学省からの通知では、学校保健安全法第27条において、学校安全計画に規定することとされている学校の施設・設備等の安全点検の対象や項目は各学校において定められるものだが、非構造部材の重要性にかんがみ、各学校において非構造部材について着実に点検することを要請していますが、各学校の安全点検項目に非構造部材の点検は含まれているのか。含まれていないのであれば、早急に学校保健安全法に基づく点検項目に非構造部材の項目を反映させるべきではないか。

 これは、22年度に内部構造の調査をしたということでありますけれども、一応通告をしておりますので、再度の質問になるかと思いますけれども、答弁をお願いします。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 学校保健安全法第27条に基づく安全点検は、学校ごとに行われております。ご指摘のとおりでございます。点検項目の中には、目視による非構造部材の点検も一部含まれております。今回、県のほうからも通達がありましたように、議員のご指摘のとおり全項目ではないため、今後は文科省が策定したチェックリストというのがございますので、これを利用して学校が行う安全点検のときに一緒に点検をしていこうということを考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 17番・鈴木清貴君。



◆17番(鈴木清貴君) いずれにしても、中津川市はどこの他市、どこの自治体よりも先進的な取り組みをしておるということだと私は理解をしております。まだまだ全国的には、ことしの夏を終わって、どうにか9割の学校校舎の耐震化が完了すると聞いております。そういう中で中津川市においては、他市に先駆けて、冒頭申し上げたように今年度で100%、校舎だけじゃなくて体育館もあわせて100%という取り組みは、本当に並々ならぬ取り組みを教育委員会並びに執行部で長年取り組んできた成果だと思っておりますので、そういう地震等の災害がないにこしたことはないわけですけれども、万が一のときの子どもたちの安全のために、さらなる取り組みをお願いしたいと思います。

 最後になりますけれども、一言申し上げて私の質問を終わりたいと思います。

 日本経済をむしばむ物価の下落が続く、いわゆるデフレ状態からの脱却が今こそ急務であると思います。そのための具対策として、私ども公明党は、老朽化した社会資本の再整備を前倒しで集中的に行うとともに、景気の本格的な回復を促す防災・減災ニューディール政策を軸にした成長戦略を提唱しておるところであります。詳細はここでは申し上げませんが、積極的な公共工事の前倒しの取り組みにより、地域経済の活性化の一翼として大いに寄与すると考え、今回、公立学校の非構造部材の耐震化への対応を提案いたしたところであります。執行部のさらなる取り組みを、ご努力をされていることを重々承知しながら、今後も期待して私の一般質問を終わりたいと思います。以上です。



○議長(松浦高春君) これにて17番・鈴木清貴君の一般質問を終結いたします。

 ただいまから13時10分まで休憩といたします。

  午前11時59分休憩

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  午後 1時10分再開



○議長(松浦高春君) 休憩前に続いて会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 続いて、16番・鈴木雅彦君。

  〔16番・鈴木雅彦君質問席に着く〕



◆16番(鈴木雅彦君) 青山市長が市長になられ、多くの市民の皆さんが、これはおかしいぞと思われていた問題が一つ一つ片づけられているような気がしております。ようやく新しい中津川市のまちづくりに向け、動き出すことができるようになったと実感し始めております。大変なこともあろうかと思いますが、物の真実を見きわめ、みずからの信念に基づく、ごくごく当たり前の判断、多くの市民をしてなるほどと言われる判断をしていただき、中津川市の発展のため頑張っていただきたいと思っております。それが激戦の中、1万8,755票を投じた支持者のみならず、さらに多くの市民の皆様方にこたえられる結果になると思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 それでは、1つ目の質問でありますが、いまだ統一感に乏しい中津川市、後期事業推進計画の3年間でどのように統一感と公平感を醸成されるかについてお伺いしたいと思います。

 中津川市は、合併後、既に7年が過ぎました。しかし、現在の市政、行政の状況は、市という基礎自治体に欠かせない統一性・統一感に欠けているのではないかという意見を耳にいたします。本当に統一性、公平性が欠ける行政がなされ、それをそのままにしておくならば、この合併は失敗に終わってしまうものと思います。

 前市長は、合併に関し「多様性の中の統一」という言葉を使われておりました。この意味を今さら考えてみる必要はないかもしれませんが、私はこの言葉の中に各地域の独自性があり、これを尊重するゆえの言葉であろうと考えておりました。もちろん広域での合併であり、各地域の独自性が失われる必要はないものと考えております。しかし、各地域が、今までがこうであったからこれからもこうでなければならないとするなら合併は成り立ちません。平成の大合併に対し、反対を主張され、合併の道を選ばれなかった小自治体も日本の中には多く存在しております。彼らが選んだ道は、何よりもその自治体の独自性、自己決定権を得ておくことを優先したがゆえの結果ではなかったかと思っております。逆に合併を選んだ自治体における各地域が、これまでどおりの独自性と自己決定権を保持することは難しくなったんではないかと思っております。

 時期がこのような財政難の時期であるがゆえ、財政を伴おうとしようとするなら、これまでどおりのようなことをしようにも、それができないのは当たり前と思わなくてはいけないのではないでしょうか。合併をしたがため、大変な痛みを負ったこともまた事実ではないかと思っております。

 一方、基礎自治体である中津川市の市民、すなわち加子母から阿木までの市民がひとしく行政の恩恵を受けられるようにしなくてはならないと思っております。そのため、その仕組みをつくっていかなくてはならないと考えておりました。特に合併特例債を使用できる10年間、すなわち後期事業推進計画最終年の平成26年度末までが重要な時期であると考えておりました。しかし、私に意見を下さる方と同様に、現在の市政の中で、確かに統一性と公平性を実現するための仕組みと体制ができていない現実を感じております。

 そこで、その現状の認識とその対応をお答えいただきたく質問させていただきます。今回は、教育の一分野についてお伺いしたいと思います。

 1つ目であります。社会教育中、特に地域住民が芸能活動をしようとするとき、欠かせないのが舞台等を含む施設や公民館等であります。こうした施設がないとどのようになるかと言いますと、芸能の発表会に向けて、コンパネ等を利用し、舞台をつくるところから始めなければなりません。そのようなことをしている地域があることを、社会教育に携わっている職員の皆さんはご存じでしょうか。どのようにしなければならないとお考えになっておりますか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 苗木地区では、公民館に舞台をつくり、芸能祭を行っていることを承知しております。文化・芸能活動の発表の場は必要でありまして、市民の皆さんが利用しやすいよう施設の充実をしていかなければならないと考えております。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。

 全く今部長がお答えになったとおりと私も思っております。やはり社会教育の中の一分野である芸能、これは大人から子どもまでがひとしく自分の生きがいを見出し、そして地域での活動に活力を与えていくということから見れば、そうしたことを行政として同じ自治体である以上、ひとしくやっていかないかんと考えております。

 この中で、前回の議会の折も質問させていただきましたが、苗木交流センターというのは長年据え置かれました。そんな中で、ようやく議会にも予算がつけられて、1つ進んでいくかという思いでありますが、市町村合併の加子母から阿木までの各地域の舞台を含んだ活動施設の主な施設名、その舞台面積の合計と、観客収容面積の合計と、その人口比率の概略をお答えください。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 文化芸能活動が主に行われている施設は、加子母から阿木までの公民館が11施設、中津川文化会館、東美濃ふれあいセンター、芝居小屋などの文化施設が7施設ございます。馬籠文化交流施設、川上自然休暇村管理センターなど、その他の施設が5施設で、合計23施設ございます。

 11公民館の舞台面積合計は984平米、観客収容面積合計は2,670平米でございます。7つあります文化施設の舞台面積合計は1,008平米、観客収容面積合計は4,135平米でございます。その他の施設の舞台面積合計につきましては428平米、観客収容面積は1,892平米でございます。すべての施設の舞台面積合計は2,420平米、観客収容面積合計は8,697平米になります。特に各公民館につきまして、人口1,000人当たりの舞台面積では、平均で11.8平米、観客収容面積は32平米でございます。苗木公民館につきましては舞台がない状況でございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) 先ほどの交流センターは、建設に向けての話が進んでいるという中でさせてもらいたいんですが、苗木地域における建設委員会との会合の席上にも出させていただいて、そのときの説明としては、中津川市の各地域の人口比に応じた駐車場の台数、あるいは建物規模にしていきたいという基本的な方針が述べられました。これこそ私が思っている公平感を、ぴったりぴったりではいけないのが行政でありますけれど、一定のそうした基準があることによって、なるほど、この規模でわかるよという気持ちも生まれてくるかと思うんです。

 こうした公平感を感じさせるのが基本であろうと思っておりますが、そうした観点で、今後地元と協議をしていただけるかということを確認させていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 苗木交流センター建設に向けましては、公平性の観点で人口や利用状況、財政面等を考慮し、今後も地元と協議しながら進めてまいります。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。

 そうした行政、中津川市が一体的になるという視点から見ても、そうしたものをやっぱりきちんと示していただき、決して見劣りしないようというような話をしっかりしていただくことによって、地元も納得できていくんではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。

 同じくこの交流センターについて、まだ地元では意見が出されています。この建設場所については、もう数年前というよりも私の1期目の当時から、場所が岡田というところに地域住民として決定されておったわけなんですが、この細部位置についていろんな意見が寄せられています。

 当時の構想に携わった方々から、どうして他地域ではいろいろ要望を細かいところまで聞いてくれているのに、なぜこのところの要望が聞いていただけないんだろうか。すなわち私が申し上げたいのは、今の細部位置が地元から出した図面までしっかり市役所のほうに上げられて、担当部からは把握されている。要するに利点・欠点を見詰めるときに、苗木小学校のグラウンドでいろんなイベントが行われる。これに利便性があるということで岡田というところが選ばれた。とすれば、それにより近い、川を挟んでできるだけ近くにその施設があり、そこからいろんな資材の運搬もしやすい、こうしたものにしていただけないかというものが、図面と一体的に見ればだれもそう感じておりますが、そうした意見がまだ根強く私の耳に入ってきます。こうしたところを、なぜ小学校グラウンドに近いところに建設できないかをお聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 建設場所につきましては、小学校グラウンドに近い場所という意見もあれば、過去に何度か水害が起きた経緯があり、河川近くに設置するのは危険という意見もあります。また、河川沿いの地質が不明で、その上に盛り土となると耐震面で不安があり、地域防災の拠点にもなる公共施設であり、利便性でなく、より安全な適地を選択したいと考えております。

 水害対策として、敷地高を国道レベルより高くする必要があり、川沿いではより造成費がかさむことになります。地元建設委員会には、平成20年度のボーリング調査での地盤の安全性も確認できている現在の場所にしたいと回答いたしました。この案を、現在、地元建設委員会の意見として、区長会を通じて地域に報告いただいておるところであります。今後も必要があれば地元に説明していきたいと考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) 今のご答弁から私が思う問題点が2つありまして、1点目が、過去の水害からという話がありますが、二度と水害が起きないという話はだれもできないと思います。ただし、前回、何年か前に水害が、要するに国道高まで上がったというのは、上流部にある大きな堤が決壊したがゆえのことだったと思うんです。同じようなことが、今の森林がかなり充実してきている中でなかなか起きにくいと思うんですが、もし、その堤が心配という話であれば、その辺のところは当然措置はされているから大丈夫と思うんですが、その辺のところはどうですか。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 上流部のため池のところについては、私のほうではちょっと把握をしてないんですが、過去に昭和58年だったかと思いますけれども、上流の仮設の橋が流れまして、それが中野橋、現の国道に詰まりまして、そこであふれて小学校グラウンドのほうに水がついたというような予想しないケースもありますので、あくまでも安全面を考えまして、場所は少しでも高い位置につくっていきたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) この項目に上げていなかったので基盤整備のほうかと思いますが、ため池調査等もされて、県と一緒にやっておられるんで、安全性をまたチェックしていただければと思います。

 それからもう1つ、この岡田というところを選んだ一番大きなのは、先ほど私が申し上げたように、小学校グラウンドであんどん祭り等のいろんな行事が行われることを考えると、現在の苗木事務所からいろんなものを準備するのに容易だったと。同じように、新しくつくっていただくところからもそうした準備がしやすということはだれも思うことでありますので、この手当てについてはしっかりしていただくことを、また地元との協議の中でも考えていただきたいということを要望しておきます。

 続きまして、中津川市の小・中学生の他地域との交流事業の実態について、ちょっとお聞きしたいなあと思っています。

 この経費等、どのような他地域との小・中学生の交流事業をしているのか。また、その経費が人口比でどのようになっているかをお答えいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 児童・生徒の地域間交流は、蛭川地区、付知地区の2つの地域と、名古屋市、豊田市との3市ふれあい交流でございます。平成23年度の実績といたしまして、蛭川地区と津島市との交流は66万円の補助金で行われております。対象者、小学校5・6年生全1,634名のうち1.7%に当たる28名が参加しております。

 付知地区と西尾市の交流につきましては、8万円の補助金でございます。全小学校6年生823名のうち2.9%に当たりますが、24名が参加をしております。3市ふれあい交流といたしまして、野外教育センターを利用する名古屋市立の小学校5年生と苗木小学校5年生が交流を行っておりますが、全小学5年生811名のうち7.5%の61名が参加しております。経費についてはかかってございません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) このことに関して私が思うのは、確かに各町村、中津川市、それぞれの独自の他地域との交流事業をされてきたことは経過的にも知っております。これは、その地域との交流を打ち切るというようなもったいない話ではなく、それを生かしながらということも思いながら考えるのは、せっかく中津川市という一つの自治体としていく中で、例えば海外に中学生が行くという話は、合併と同時にほとんど中津川市全域の中学生を対象にできるようになった。もちろんこれは補助も出ますけど、自己負担も当然あるということでやられている。こうした中津川市が一体的になっていくというのは、やっぱり子どものころからではないかなあと思うんです。

 そうした事業を、いい話であればより広い地域、せっかくの中津川市民であるし、中津川市の子どもたちに対して、機会が与えられるようなことをなさっていただけないかということをちょっと思っておりますので、そうした新しい中津川市の一体感を生むための話としても、今後どのようにされていくか、また検討されていくかをお答えいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 交流につきましては、相手があるため中津川市だけでは決定できませんけれども、市内全小学校を対象にこのような趣旨について賛同していただく小・中学生を募りまして、地域とも検討しながら交流の輪を広げてまいりたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) 同じくこれは中津川市で、いろんなイベントが1年間を通じて、春からまた次の春までずうっといろんなイベントが行われているわけです。先ほどの芸能の話でもそうですし、何とか文化祭という話もそうです。さらに言うと、何とか祭りという話も諸所でいろんな地域で行われております。こうしたものに対して、大きなところに支出される経費、それと人口割についてお答えください。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 合併以降、地域のイベント等に補助するものとしまして、地域振興特別予算がありますが、平成24年度予算では、蛭川地域の507万8,000円がトップで、5月末現在の人口1人当たりでは川上地域の2,410円がトップであります。24年度は総合事務所すべてと落合、神坂の地域事務所に補助金を出しております。主な内容としましては、観光や産業のお祭り、姉妹都市等との交流事業、伝統文化やスポーツイベントに支出をしております。以上です。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。

 これもせっかく中津川市が一体になって進んでいくことで、もちろん先ほども申し上げたように、各地域地域での伝統的なものとか、長年続けてこられたことをなくしてしまえという話ではないです。こうしたものを大切にしていかなきゃいけないということはわかりますが、やはりいろんなイベントに関しても、中津川市が一体的にいこうとしたときに、なぜあの地域だけだという話が出てきてしまっては一体感が生まれない、公平感が生まれないという話になりますので、このところも細かく全部算定してこうというわけではないんですが、例えば先ほどの話で多様性の中での統一、これは各地域の個性を生かすという話で多様性を大事にするという話は大事だと思うんです。しかし、各地域はいろんなものを自腹で、ボランティアでやったりもします。そうしたものにさらに補助をもらえればもっといいものができるというのは、各地域がみんな思っているわけです。その思っているところを実現するためには、ある程度の公平性を保っていただく。やっぱり人口割の話も出てくるでしょうし、こうした説明がつくような状態をぜひ検討していただければと思って、今回1番目の大きな質問にさせていただきました。お願いします。

 続きまして、大きな2つ目です。

 これは2回ですか前の議会のときに、3,000万以上かけた対応措置と謝罪の中身についてということで、これはもう終わった話かなあと思ったんですが、また起こってしまったので、どうしてもこれは聞いておかなきゃいけないなあと思って質問させていただきます。

 水道部で、特にミックス事業について、青山市長初め副市長、幹部の皆さんが、三郷のクラブへ来られて謝罪され、前回の3月議会でも停電のため市民住宅内に汚泥が逆流したような話もちょっとさせてもらったかなあと思っていますが、このことに関して、要するにもう1件、中津川市内の公共下水の件でもありました。

 そうしたものはもうしっかり措置されたかなあということでお聞きしたときに、しっかりしているというようなお話をいただいていたところへ、今回というよりも大分前に、地元の方から再び逆流というか、マンホールポンプでアップしなきゃいかんところから、要するに停電がまた起きたときにあふれてしまったというようなお話をお伺いして、大変驚いたわけです。

 市長さん初め、幹部の皆さんが地元へ早速飛んでいかれていて、市長さんがひた謝りに謝っていたということをお聞きしておったわけなんですが、この話とは別に、私は苗木の地域で大きく3カ所、最後の下水処理場に行く前にどうしてもポンプアップをしなきゃいけない現場ゆえに、そこに大量の汚泥が各地域から集まって、停電になればあふれると思うんですよ。このあふれるぞと思ったときに、措置していただいた前回の3,000万円を超す予算の執行だったと思うんですが、今回の原因とその措置についてはどのようになっているかを、まず1つお聞きしたいです。



○議長(松浦高春君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) 今回の事故の原因につきましては、落雷による停電でございますが、再度このような事故を起こしてしまい、大変申しわけなく思っております。4月の停電は長時間であり、高水圧がかかったことにより、本来はあふれ出ることのない場所から流出してしまいました。昨年の事故を受け、再発防止の措置をしましたが、結果的にこのような事故が起きてしまい、不十分だったと反省しております。

 4月の事故の措置につきましては、汚染した水路の布設がえ、土の入れかえなどを行って復旧し、再度このような事故のないよう現場措置を行いました。今後は、他の場所も含め、危険な場所は下水道からの切り離し、管路線の変更、自家発電装置の整備など、方法によっては大きな費用もかかりますが、より長時間の停電も想定しながら根本的な対応策を検討しております。以上です。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 処分につきましては、6月5日に該当箇所の関連工事が終了したとの報告を受けております。したがいまして、今後、最終報告があり次第、服務審査委員会を開催し、処分の有無を含めて審査をいたします。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。

 今、部長のほうからお答えいただいた中で、やっぱり停電は今の竜巻まではどうかわかりませんけど、雷は絶対発生し、落雷もあろうかと思いますし、停電も必ず年に何回かはあってもおかしくないと思いますので、停電になったときのことを考えると、今部長が検討されるといった自家発電もしくは蓄電池か何かで、停電になった折に、すぐにポンプアップの状態が上げなきゃいかん状態だったら感知して上げていく状態を常に整備していただくと、これは時間が何十分かあれば、またそこに職員の方や関係の事業の方が飛んでいって手当てができるという話もあると思いますので、今回の2回目が3回目にならないということは、やっぱり考えていただいて手当てをしていただきたいと思います。どうしても橋を渡る特に3カ所、苗木地域の大量な下水が集まっているのはわかり切っていることなので、それを全部持っていかなきゃいかんことを思えば、ふたをしてできるような単純な話じゃないと思いますので、よろしくお願いします。

 では、最後になりましたが、3つ目です。

 今後、この種の話が中津川市で一番盛んに行われて、できるだけ早い時期に、きのうもどなたか議員で言われましたが、他自治体との競争に勝てる自治体にしていただきたいという思いから質問させていただきます。

 3つ目です。リニア停車駅及び車両基地が中津川市にできることを見据えた施設のうち、観光産業育成、特に資源の活用についてお聞きしていきたいと思います。

 最近、京都と奈良を2回に分けて視察してきました。皆さんもご存じのとおり、歴史・文化を生かした観光行政はすばらしい限りです。単に都であったからすばらしいのではなく、貴重な歴史的財産を今も大切にし、今も光輝くように手当てをしているからすばらしいのだと思っております。

 過去10年以上前でありますが、沖縄に2年ほど生活しておりました。各地に城(グスク)があって、これを見たときもその規模ではなく、その管理の状態とその置かれた環境、青い海と青い空を背景にしたその状態に感銘を受けました。多くの観光客、日本人のみでなく、多くの外国人にとっても感動に値することを、当時つき合っていた米兵からも聞いております。

 広域のまちづくりに関する資料の中に、平成23年度基礎調査報告書の中で、歴史文化の史跡として苗木城址が上げられております。市長も最近広報か何かに写っていました。

 私が見る限り、恵那山と木曽川を背景にたたずむこの城跡というのは、沖縄の先ほどのグスクという城跡にも決して見劣りしておりません。また、現在文化庁においてなされている石垣等の整備のおかげで、今後さらに見ばえするようになっていくのではないかと思っております。せっかくの歴史文化の財産をさらに光り輝かせていくために、市独自でてこ入れ、特に観光産業に結びつけることが必要ではないかと考えております。

 京都・奈良の神社・仏閣も、そこに存在するだけでは寂れていってしまいます。観光産業で経済活性を図り、さらに手入れをしてさらに磨きをかけていくことが重要であると考えております。苗木城址を観光産業の一つの拠点として生かされるお考えがあるかどうかについて、お考えをお聞かせください。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) リニア開通を見据えたとき、観光産業に力をそれぞれ注ぐことは重要であると考えています。中津川市内の各地域には、観光資源として観光客の皆さんに喜んでいただける素材は多くあると考えています。それらを磨き上げる、いわゆるブラッシュアップ事業により、積極的な観光戦略を展開していく中で、苗木城址も日本に誇れる観光地の拠点の一つであると考えています。

 ご案内のように、広報「なかつがわ」の6月号で、市長の「郷土かるたで訪ねる中津川の魅力」の第1弾として苗木城址を紹介させていただきました。また、中津川ウオーク公認のウオークマップで、中津川苗木城址コースを1番目に紹介させていただいております。今後も苗木城址の売りを幾つか情報発信しながら、観光戦略に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。

 ちなみに今回、遠山史料館から出されていた加子母のお寺の跡の案内が出ていましたけど、5年ほど前か、威徳寺の関係で、加子母小郷の会館へ大江戸博物館の学芸員の方が来られて講演されたのを聞きに行きました。加子母の出身の方です。彼は、「加子母へ来る前に苗木城を見てきましたよ」と言われていました。そうした合併した中津地域から出られた方が、そういうところでも活動されておられることを見れば、また苗木城も見ていくという話であったわけです。ぜひブラッシュアップを早目にしていただきたいと。聞くところによれば、岩村のほうでもいろんな話が出ているんですが、決して景色的には負けておらないと思いますので、ぜひお願いします。

 次の話です。

 さまざまな産業振興において、国・県と連携をとっていくことは極めて重要であります。岐阜県が果樹農業振興について考えを示されております。私は、新たな視点をそこに見ることができたように感じております。中津川市として、県のこの振興策とどのようにかかわりを持っていくおつもりか、お答えいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 農林部長・細川正孝君。



◎農林部長(細川正孝君) 県の果樹農業振興計画書には、東濃地域ではクリの振興が位置づけられています。今後、県の示す振興方針をもとに、市としてクリの生産拡大のため、新規参入者の受け入れ体制や新植・改植、助成、販売ルートの確立など、国・県の補助制度を活用しながら実施していきたいとも考えております。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) もちろん中津川市は、今、クリに力を入れ、県の中もクリ、東濃地域もクリと出ていますので、そうかなあとは思います。

 次の質問と関連するんですが、私は確かに農業の米から麦、それから今言われた果樹とかを生産することは絶対欠かせないことだと思っております。しかしながら、さきの観光とあわせていくときに、その話では多分だめだろうなと。それだけでは若い人からして、農業というものについて魅力を感じられないという考えがあります。もっともっと農業振興単独でいくのではなく、それをたしかこの件の中にも書いてあったと思うんですけど、他の産業、要するに農業生産品を加工していく、あるいはそれを観光とひっつけていく、こうした施策をやっていただかないと、そこに利益もない。ということは、なかなか人が飛びついてこない、仕事をやる人が少なくなるというような状態が生まれてくるんではないかと思います。

 農家にとっては必ずしもできるとは言えませんけど、この農業振興を単に農産物だけの生産に終わらせるんではなくて、加工、それからアグリツーリズム等の観光と結びつけていく、こういうことが重要じゃないかと考えています。こうしたことに今のところそれほどの補助が市としてもないだろうし、県は一部考え始めていると思いますけど、国は大きな加工に対しても補助を考えています。こういうものを引っ張り込んで、農業振興を活発にしていくという考え方があるかないかをお聞かせください。



○議長(松浦高春君) 農林部長・細川正孝君。



◎農林部長(細川正孝君) 現在、市では農業振興ビジョンというのを立ち上げました。その中で各地域から提案していただけるような、地域対応で検討していくことを考えております。地域で集団的な生産・出荷ができ、産地化できるものを特に振興していきたいと考えております。それは、地域の特産物でできるようなものも考えております。

 そこで加工施設も含め、県、JAなどと連携しながら、国の補助体系とも連携をしながら、今後考えていきたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 16番・鈴木雅彦君。



◆16番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。

 また、後日、農業振興ビジョンについての説明を詳しくいただけることがありましたので、またそのときかと思いますが、ぜひ新しい農業の姿というか、第1次産業だけにとどまらない農業振興策を早目に打ち立ててやったほうが、早くそれをやって成功したほうが勝ちだと思いますので、ぜひ新しい発想で考えていただきたいなあとことをお願いしておきたいと思います。

 きょうは3つほどさせていただきましたが、ぜひ中津川市の新たなまちづくりを他市に負けないように、早目早目に、先手先手で必ず必勝になるようにお願いしながら質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(松浦高春君) これにて、16番・鈴木雅彦君の一般質問を終結いたします。

 続いて11番・深谷明宏君。

  〔11番・深谷明宏君質問席に着く〕



◆11番(深谷明宏君) それでは、市政一般について質問をさせていただきます。

 この議会において、多くの議員の方が図書館について質問をされてみえます。市長が中止を表明されてから初の議会での一般質問の場ということで、こういうことになっているのかなあと思っております。私も何とか中津川市政、今後いろんな課題がある中で、この問題にはある程度どこかでけりをつけて、次の市政に向かって進まないかんということを常に思っています。その中で、私自身まだまだ理解できない部分もありますので、最初にこの図書館のことについて、何点か質問をさせていただきたいと思います。

 今回の図書館建設事業、これは平成21年7月にこの議会の全員協議会で説明を受けました。これは、今からちょうど3年前になろうかというふうに思います。その年の9月に土地購入の予算が上程され、可決されました。それ以後、幾度となく新図書館建設事業に関する予算案であったりとか基金条例、それから契約の締結等この議会、議場において可決されてきました。その間、賛成・反対、いろいろな考え方があり、賛否が拮抗していたことも事実です。

 そんな中、昨年4月には市議会議員の選挙があり、定数が30から24と大幅に減少し、現議会の構成となっております。私は、この時点で1つの区切り、結果は出たと思いました。しかし、残念ながらその後市長の解職請求、つまりリコール運動が始まり、そして市長選挙へ進み、ミックス事業の白紙、新図書館建設事業中止を掲げられた青山市長が誕生となりました。

 3月議会でも図書館のことを取り上げさせていただき、あらゆる角度からも事業の必要性を訴え、市長の考えを確認しました。最後に市長の権利・権限、執行権についても質問し、市長から答弁をいただきました。「負の連鎖を断ち切り、否決されない状況をつくるのが6月に向かっての私の仕事です」と答弁されました。

 私は一議員として、この合併後の中津川市、自分の地域がどうしたらよくなっていくのか、常に考えてきました。特に10年、20年先を考え、今どう判断するべきなのか、どの方向に持っていくことがこの中津川市にとって、市民にとって幸せが訪れるのか。今の結果、評価だけではなく、将来評価される、そんな施策をこの議会の中で幾度となく提案させていただきました。

 今回、行政畑を経験してきた私にとって、今後青山市政とともに建設的に中津川市政を考え、是々非々で議論していくためにも、大きく2項目、図書館建設中止後の中津川市政について、後期事業推進計画及び財政再建について質問をさせていただきます。

 まず1つ目、図書館建設中止後の中津川市政についてです。

 きょう現在、図書館中止ということは、私は中津川市政にとって誤った判断であるというふうに考えています。図書館建設を中止して、この中津川市の未来に希望の光が見えているのでしょうか。中津川市民に幸せは見えているのでしょうか。私には全く見えません。中津川市の最高責任者である市長には、きっと図書館建設中止の判断をすれば希望の未来、市民の幸せが見えているのであるというふうに思います。

 そこで質問です。新図書館建設中止までの経過と市民への説明についてという中で質問させていただきます。

 まず市長にお伺いします。なぜこのリコール運動が起きたのかということについて、市長のお考えをお聞きします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) リコール運動につきましては、さまざまな要素があったかと思います。したがいまして、私からはなぜという部分について答弁は控えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) わかりました。

 それではちょっと紹介したいんですが、ここに市長が1月23日、就任式の翌日に出た新聞の記事があります。ここに「中津川市長選記者座談会」というようなタイトルが打った新聞記事があります。ここの大きな活字だけ読ませていただきますと、「リコール背景に合併問題、高かった有効証明の役割、旧郡部の票が青山さんに」という活字が大きく書かれております。そんな中でこの冒頭に書いてあるのが、合併へのしこりがあってリコール運動を進めた。ある市民グループの方は、恵北は切り捨てられた。リコールの争点は図書館でなくてもよかった。リコールは恵北の恨みだという話があり、溝の深さをかいま見たというようなコメントがあります。こういうことが原因だったというふうにはお考えになりませんか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) その座談会を記者の方とした記憶はございます。その中に、今回の選挙につきましては、やはり先ほども申し上げましたように、さまざまな要素があるという話し合いをしております。その1つが、選挙中にも言われました、これは南北戦争だという言われ方をされた方もございました。そういったことも含めた中で、旧郡部においてはそういった意見もございますという話をした覚えがございます。しかし、それがすべてであるという話はしておりませんので、その点だけはご理解を願います。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) さまざまな市民の意見があることは当然のことだろうというふうに思っております。

 結果の中で、市長選が終わってから出たチラシで、もう1つ、チラシを紹介したいんですが、これもある市民グループが選挙後に出されたチラシですが、大きな活字には何が書いてあるかといいますと、「出直し市長選、候補者選定格闘の日々」というようなタイトルが打ったチラシでございます。そんな中にさまざまな候補者の名前が列記されて、これは全市に配布されたチラシだというふうに思っております。

 青山市長がその経過の中で、実際に市長選に出ようと、この中津川市を何とかしようと思われた時期はいつでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 最終的に決断といいますか、市長選に出ることを考えてもいいというふうに思いましたのは12月11日でございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) このチラシの中で、青山節児氏の推薦依頼を受けるというようなタイトルが打ってある部分に、ここではこの市民グループの方は、その当時、青山節児氏は図書館の署名運動に積極的にかかわっていなかったと。そして、新図書館についても、当初凍結の立場であったというようなことが書いてあって、ちょっと推薦を積極的になれなかったというようなことが書いてあります。ということは、市長が今言われた12月11日以前は今の公約で図書館を中止する、ミックス事業を白紙にするというようなお考えではなかったということでよろしいでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 12月11日と申し上げましたが、当時、私はJAひがしみのの代表理事専務という立場でございました。したがいまして、私が30年以上JA組織にかかわって、また私を育てていただいた組織でもございました。以前から話をいただいたこともございましたが、そういったときには、現在の私にとってはそういったことはありませんという返事をずうっとさせていただいておりましたが、やはり大山前市長が辞職を表明されたと、またこれからの展開がされていく中で、私として、もし私を推していただける方の期待にこたえられるようなことができるのであれば、今までの、またこれからの私の人生の一つの転機、これは私がみずから選択をすることでございますので、そうした選択をしたということでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) ありがとうございました。

 そういう中で市長選に出るということは、本当に当時の状況から言えば、本当に大変な大決断だというふうには思うわけです。やはりそのために、今言われたように応援をしていただく、支援をしていただく、そういう保証がないとなかなか立候補ということができないわけでして、最終的に市長は公約としてミックス事業の白紙、それから図書館中止というようなことを掲げられたわけですが、これ以外にその当時といいますか、立候補に当たって、市長になるという心構えのときに何をどうしていこうというようなお考えはあったんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 若干昨日も触れた部分でございますけれども、硬直状態での起工式であったり、またミックス事業の場所の設定等、さまざまな状況がこの先も同じような手法の中で進められていくということについて、冒頭、深谷議員が言われました、これから10年、15年先の中津川市を見据えたときに、果たしてこれでという思いは強いものがございました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) わかりました。

 その辺のことについては、そういう形で立候補されたということで済ましておきまして、ちょっとたくさんのボリュームがあるので、次へ移らせていただきます。

 次は、今度は逆に就任されてから、ちょうど100日目が図書館中止ということを発表されたときだというふうにお聞きをしました。その間、就任から100日の間のことについて少しお聞きしたいわけですが、いろいろホームページなんかにも紹介されていますし、この間の広報なんかにも経過等が書いてあるわけです。その中で、何点か私、確認をしておきたいなあということがありまして質問させていただきます。

 まず市長は決断をされるという中で、時間を置いて100日間というものを検討する期間として置かれたわけですが、その間に現在の中央図書館、ここへは何回ぐらい実際に足を運ばれて、どのぐらいの時間をかけて現況を把握されたのかということについてお聞きします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) これは当選後ということでよろしいんでしょうか。

  〔「はい」と呼ぶ者あり〕



◎市長(青山節児君) 当選後でしたら、公式、非公式を含めますと2度しか行っておりません。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) それでは、ほかに地域の図書室、図書コーナー、そういうところについては、同じように何回行かれてどのぐらいの時間をかけられたのでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 地域につきましては、私がJAに在職時代、付知、坂下、福岡、各地域の職員として働いておりました。そういったときに訪ねておったという状況でございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) そうしますと、今、名前が出てこなかった阿木だとか坂本だとか落合とか、そういうところへは行かれてみていないということでよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 坂本、落合につきましては、図書施設を見るという目的ではなくて、コミュニティーセンターを訪れた際に見たという程度でございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) もう1点、今回この決断をされたのが、4月いっぱいまで工事を延ばしていて1日というようなことになっておるわけですが、この4月末をもって結論を出さなきゃいけないという必要性はあったんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) まず、100日目というふうに冒頭言われたわけなんですが、この100日が長いというご意見、決して長くはないというご意見、さまざまな意見をいただきました。私にとりましては決して長いという感覚はなかったんですけれども、やはり一時中止の間に発生する費用等を含めまして、また一方では、何と決断力のない市長なんだというようなご意見もいただきました。そういったことが、どうしてもこの4月末をもって決断をしなければならないという私の決断でございました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) もう1つ、これは本当に市を2分するようなということで、まちにとって大きな問題であったわけでして、例えばこの図書館、現図書館だとか地域にある図書室、図書コーナーの話もしました。例えば新しくできた最近のニーズにこたえた図書館、他のまちの図書館、そういうものは一度ぐらい見に行かれたんですか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 1カ所だけでございますけれども、見学また館長の説明も受けてまいりました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 今、お聞きすると、非常に残念だなあということをとにかく思います。我々も責任ある立場であって、その中で新図書館の建設が提案されてからいろんなところを何カ所も見に行きました。現状も把握しました。その中での課題を踏まえた上で、今まで建設ということで賛成をしてきました。そうすると、本当にトップの責任者である市長が、僕は逆に100日が長いと思わなかったという市長の言葉のとおり、もう少し慎重に市の財政状況、今後のことも考えながら時間をとってもよかったんではないかなということも1つ思います。

 それと、これをひょっとして、結論が出てからのことでどうしようもないかもしれませんが、この6月議会の議論を踏まえて、その後でもよかったんではないかなあということを思うわけですが、その辺についてはどうでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 先ほども申し上げましたように、私の耳に入ってくる中では、決断が遅いんではないかという声がだんだんと多くなってまいりましたので、決断をいたしました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) これは市長のお考えですので、私がどうこう言っても仕方がないかもしれませんが、続きまして、先ほど言ったように市民へ向けての報道発表、それからホームページ、広報等でも発表されています。この中で私も確認をしておきたいことが何点かございまして、ちょっと確認をさせていただきます。

 この中止に至るまでに各方面と協議を重ねてきましたという言葉が出てきます。この各方面というのはどういう機関のことを指しているのか、どういう人たちのことを指していているのか、教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) まず、議会の関係でございますけれども、議会の会派の代表者の皆様との話、また会派の皆様だけでの話等も続けさせていただきました。それから、この建設に向けて、取り組みに向けての行政関係、これは県であり国でございますけれども、そういったところの話もさせていただきました。また、市民の方のクラブといいますか、組織との話し合いもさせていただきました。さまざま面での話し合いはさせていただいたつもりでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 当然、今言われた部分というのはそうでしょうが、市民といっても本当に多くの市民がいるわけで、なかなかそれは難しい部分があろうと思いますが、例えばこれは県・国の補助をたくさんいただいている中で、地元の選出の国会議員、県会議員、そういう方も見えるわけでして、そういう方もこの中に入っているんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 当然、私の選挙での約束を踏まえた中で、ご理解をいただいたというふうに思っております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 先ほど議会というか、会派の代表というようなお話がありました。報道発表の中でもありましたし、前回の協議会の中でも質問があって出ていましたが、会派の代表者との話し合いを4回重ねていただきましたというような表現で書かれております。実際、市議会議員、市議会と話し合いをされたのは何回なんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 会派の代表の方には4回会議を持っていただきました。そして、その会議の中に一番最初だけだったと思います。以後、私が出席する必要がありましたら、ぜひ呼んでいただきたいというお願いはさせていただきました。そしてその間に各市民クラブの方であり、また緑政会の方であり、そういった会派の皆様との会議を持たせていただきました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私は、議員会派として1回、市長と話し合いをしたというふうに思っています。

 ただ、代表者会というのは4回と言いますが、ということは、話し合いというのはやっぱりお互いの意見を言い合うのが話し合いであって、聞くだけは話し合いにならないと思いますが、ということを考えると、実際の話し合いというのはこの会派の代表の中では、先ほど言われた最初の1回だけということでよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) そういうことになります。私のほうから必要があればというお願いはしたわけでございますけれども、あとは会派代表の方の話し合いの結果報告を受けておりました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) これも私は残念でならんのですけど、当選されてから3月の議会の中でもたくさんの方が一般質問されました。私もしました。6月までかけて話し合いをしていく、それが青山市政の「和と絆」という意気込みだというふうに受けたわけでして、それがたった1回の話し合い、それで何が話し合いができるのか、そこで何が通ずることができるのか、私にはさっぱり理解できない状況であります。そういうことを思うわけですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) くどい説明になるかもしれませんけれども、私もその話し合いの場に呼んでいただければ、いつでも参加をさせていただきますということはしっかりと伝えておりました。そして、会議の内容についても文書でも報告をいただいておりますし、その内容について議論もさせていただきました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) わかりました。

 続きいきますが、この説明の中に、最終的に民意を尊重すると、民意は中止だということで最終的な決断を出されたということなんですが、市長は市民合意、民意ということについて、行政に入って5カ月近くたって、その民意、市民合意というものはどういうふうにご理解をしているんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 民意につきましては、これも今回の議会の中でお答えをしたかと思いますけれども、議決に沿うのを民意、またそういった民意に沿った中で議決された流れの中でリコールが起きてしまった。これも多くの方の署名があった。私はこれも民意、そのように理解をしております。したがいまして、今回の選挙になったという経過であるというふうに思います。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 民意はそういうことだということでお聞きをしておきます。

 この中にいろんな提案がされたと。提案がされましたけど、市民合意を得る時間もなかったし、得るのは困難だというようなことが書かれております。この議論や市民合意、これは今回、図書館のことはこういうことでしょうが、これから後でもお話ししますけど、公共事業をこれからやっていく中で、この市民合意、民意というものをどのようにとらえて市政運営をしていこうとしてみえるのか、お聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 先ほどから申し上げますように、やはり議会の運営は議決にあるというふうに思っております。これも昨日から申し上げましたように、今回の場合は政策ではなくて、市政運営の手法、またあり方というものが大きな争点になってまいりました。したがいまして、そういった状況が発生しないように、そしてその市政運営とあわせて、市政をつかさどる者の議会への対応が重要な要素となってくるというふうに私は思っております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 市長の言われることは理想の姿であろうかというふうに思います。ただ、やはり政治的決断というものは、そういう立場にあればどこかでやらなきゃいけないときがきっと来るかと思います。そんなときに本当にどうされるのかなあということを危惧します。

 時間がないので次へ行かせていただきます。

 建築途中の目的を失った地下埋設物について質問させていただきます。これは、事前にその数量、撤去費用、それから産業廃棄物になるのではないかというようなことをちょっと書かせていただきました。

 まず、今地中に残っている基礎ぐい、これの鉄筋量、コンクリート量、そのうちの有価物の量を教えてください。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 今現在、くいについてでございますけれども、44本でございます。そのうちの有価物等については把握しておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。その費用につきましては、お知らせしておりますとおり、業者見積もりで約2億8,700万円ということになっております。このくいにつきましては、利用しないと決定した段階に産業廃棄物になりますので、そのときに必要に応じて撤去をしたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 44本というくいの本数はわかるんですけど、これはコンクリートのボリューム、鉄筋量、そういうものもわかれば調べて、後ほどでいいから報告をしていただければありがたいと思います。

 撤去費用は今まで提示されている費用と変わりないということだというふうに思いますが、これは今言われた有価物の金額というのはこの中に入っているんでしょうか、差し引いての数字でしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 先ほどの有価物の件につきましてと、その撤去費用の相互関係につきましては、また後ほど説明させていただきます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 例えば不要になって、コンクリートの基礎ぐいを撤去するとしますと、どのぐらいの日数がかかるんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 撤去工事につきましては、現在のところ想定でございますけれども、約90日程度かかる見込みでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 90日3カ月、3カ月で44本の10メーター以上地中に埋まったくいを撤去するということは、1週間で何本ずつ取り除くのか知りませんけど、可能かどうかということに非常に疑問を覚えます。

 あと、先ほど利用の計画が決まっていないというようなお話をされました。このくいの利用について、今検討されているということでしょうかということと、その利用計画はいつまでにお立てになるつもりなんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) いつまでにという前に、先ほど私のほうでくいの撤去の期間につきまして3カ月と申しましたけれども、私のほうの誤りでございまして、約1年間の工期が必要と考えております。

 先ほどのくいの関係につきましてですけれども、建造物として活用できれば活用を図りたいと考えておりますし、活用につきましても、庁内の検討委員会が設置してございます。その中で検討して、この跡地の利用についての結論を出していきたいと考えておるところでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) そのことについて、いつまでというような期限を持ってやられてみえるわけではないんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 今後の跡地利用の中身につきましては、ある程度、今年度の秋ごろまでに案を出していきたいなと考えておりますし、その案について、皆様方からまたご意見をいただきたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 秋までに結論が出て、撤去するということがもし決まって、発注してということになりますと、平成26年以内にはすべて撤去するということは多分不可能だというふうに思います。その間、不快な思いをする方がかなりいるのではないかなあということも思います。

 あと、先ほど産業廃棄物の話をしました。これは今、目的を失っている以上は不要なものだというふうに解釈します。これはいつまで猶予期間というのがあるのか、その辺についてお聞きします。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) くいにつきましては、構造物として再利用、再活用できれば不要とならない、産業廃棄物には当たらないと考えております。そのため、土地の活用とあわせまして、構造物の活用を検討し、活用できれば活用していきたいと考えておりますので、期限については申し述べられないということでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私は、この産業廃棄物・不法投棄物の指導する立場にある行政、市として、その辺があいまいな解釈、そういうことであっていいのか。これは、指導する立場の生活環境部長さんはどうお考えなんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 産業廃棄物につきましては、県のほうの管轄になっておりまして、これにつきましてはいろいろご相談も申し上げておるところでございますけれども、先ほど文化スポーツ部長が申しましたように、最終的に不要になるということになれば、法律にのっとって処理をしていただくということになろうかと思います。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 決断されたわけですから、余り悠長なことも言ってられないと思いますので、思い切って判断されたほうがいいんではないかなあということを思います。

 それでは次に、新図書館に予定されていた、ここに期待をされていた機能。その機能を、中止という判断の中で今後どうされていくのかということです。

 図書館というのは本の貸し出しだけじゃなくて、現在は本当に多様なニーズ、用途があるわけです。それをかなえさせるために今回の新図書館というのは計画され、中身のレイアウト等もされておるわけです。その中でいろんな多目的な機能を持っていた新図書館、これのことについて二、三聞きます。

 まず、町なかの避難所として非常に大きな役割を果たすのではないかという期待もあったわけですが、そのことについて、この代替として何を考えていらっしゃるんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 避難所でございますけれども、現在、指定避難所を市内で87カ所を指定しておりますけど、新図書館については特にそういった位置づけをしておりませんで、それができればそういった機能もいろいろございますので、避難所として有効に活用できるものであるということでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私が承知している限りでは、町なかの避難所というのは本当にごく限られていて、まちの中にもし人がいたときに、そこの住人だけじゃないんですね、そこに買い物に来ている人、いろんな人がいる中で、いざというときに避難する場所、そういうものはまだまだ随分足らないんではないかというふうに認識しております。そんなことも考えていただきたいなあということも思っています。

 私は旧町村の人間ですので、期待していたのは旧町村にあった歴史的資料、それから郷土資料、そういうものの保管・保存です。このことについてはどうお考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 郷土資料の収集、またデータ化、資料の提供、閲覧につきましては、今現在、中津川市の文化財学習センターで行っております。今後につきましても、学習センターの中でそのような作業を続けてまいりたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 今、多分そこではすべての地域のものを一堂に会して見たり、閲覧したりすることはできないんじゃないかなあということを思っております。さらなる充実の方法を考えていただきたいなあということを思っております。

 あと、新図書館に求められるものとして、私は高度な専門書、それから情報、そういうものが多分新図書館ではかなったんではないかというふうに思っています。その辺についてはどうお考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 高度の情報の提供ということで、ネットワークシステムというのを今後検討していきたいと考えております。市内小・中学校、また博物館等をつなぐ形で、各公民館図書もこのような共同図書、情報を検索しながら見て学べることができるだろうと考えておるところでございます。

 専門的な図書につきましては、中央図書館がその責任を担うわけでございますけれども、各公民館図書におきましても、多くの美術品、美術雑誌がたくさんあるところもございます。これにつきましては、福岡公民館の図書室でございますけれども、そういうところでも専門的な分野ということで特化しながら、そういうところで蔵書の機能を担っていただくということも考えてまいりたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私はこの部分もちゃんとしたところをつくらないと無理だというふうに思っています。高度というのは本当に高価な本もあれば、本当に専門分野で特化したもの、そんなものは各地に置く必要がなくて、新しい図書館にどさっとそれぞれの分野ごとに置けば閲覧ができるという状況になったはずです。

 あともう1点、きのうから子どもたちの学習のことが出ていましたけど、私は乳幼児と親子の触れ合いの場、こういうものは必要じゃないかと。やはり地域公民館とか図書室ではちょっと寂しい。だからこそ今恵那市の図書館とかへ足を運ぶ人がたくさんいるという状況の中で、この辺について、その役割をどこでどう果たしていこうとしているのか、教えてください。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 高校生の学ぶ場というところについては、今現在、中央図書館では席としては16しかございません。昨日の答弁の中でもにぎわいプラザを考えておりますが、乳幼児等につきましては、今にぎわいプラザの3階でもこのような乳幼児、それから子育てに対する相談コーナーがございます。その中のところで乳幼児を持つ親子の相談機能を高めてまいりたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) これも本当に新しい図書館に私は期待をしていたんですね。例えばお父さんが仕事が休みの日に小さなお子さんを連れて、本がいっぱいあるところに囲まれて、そこで読み聞かせをしたり、親子の触れ合いをしたり、そういうことができる新しい場所、きれいな場所、そういうものができることを大変期待していたのは私だけじゃなくて、ほかにもたくさん当事者の方が見えるんじゃないかなあということを思っております。

 次に、私が質問をしたのは、今の建設中止に伴う必要経費、このことについて、私が前回質問したときには財政調整基金を充てるということでした。きのうからのお話を聞いていると繰越金を充てるというような考えを表明されてみえますが、私はこうした執行部側の必要経費に対する財源という考え方が、余りにも短絡的に知恵を出さずに考えている、そういうふうに思えてなりません。この辺の必要経費の充当について、少しお考えをお聞かせください。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 今回の中止に伴います必要経費につきましては、やはり予想はされてはおりましたが、緊急性を伴うものということで、3月の議会の中では財政調整基金の取り崩しということで説明をさせていただきました経緯がございます。そして、23年度の決算が終了した中で、繰越金の一部を今回の費用に充てるという計画で現在は進めておるところでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) この繰越金と言われるもの、これは毎年出てくるものなのか、毎年幾らぐらい出ているのか、お聞かせください。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 23年度末の状況でいきますと、今回25億強の繰越金、実質収支の数字が出ております。その関係で地方財政法上、2分の1以上を財政調整基金に積み上げるということでございますので、今回12億強のお金を繰越金として財源確保をいたしました。以上です。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 市長が中止した原因の第一ということで、財政というお話を3月のときに私が質問をしたらお答えになりました。大変厳しい財政であることは、我々議員も十分知っております。合併後本当に厳しい、これから行財政改革をどんどんやっていかないかん、そのことは随分我々も勉強をさせてもらって指摘をさせていただいております。

 ただ、今回この9億とも言われる数字、この数字を簡単に財政調整基金、繰越基金を充てられるということは、これは今後、市民に向かって節約をお願いする中で、市民がどう思われるか。市のやっている予算編成、財政計画そのものの信用を失いかねないというふうに思いますが、どうでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) その点につきましては、昨日もお答えしましたように、お金の話で、またこの将来というものを考えたときには、私としてはどうしても昨年の10月の話をさせていただければならないような状況であるということをご理解いただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 昨日もそんな話をされましたが、私が冒頭申し上げたように、議会の議決、それに従って執行部は粛々と仕事を進めていった、それだけです。それが社会のルール、秩序を守るすべてです。

  〔発言する者あり〕



○議長(松浦高春君) 静粛に願います。



◆11番(深谷明宏君) それとお聞きします。

 企画部長のほうから地方財政法の話が出ました。地方財政法という法律は、中津川市の財政にとってどういう意味がありますか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 地方財政法は国並びに県、地方自治体、この三者が連携をいたしまして財政の健全性を維持していくと、大ざっぱにはそういう法というふうに理解しております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私も少し勉強させていただきました。この地方財政法は、地方公共団体が財政予算を適正にやっていく。今言われた繰越金の流用であったりとか、基金のことについても述べてあります。

 この2条、地方財政運営の基本というところに、地方公共団体はその財政の健全な運営に努め、いやしくも国の施策に反し、または国の財政もしくは他の地方公共団体の財政に累を及ぼすような施策を行ってはならないということが2条1項に書いてあります。

 今回の中心市街地活性化事業を初め、国の承認を得て国の補助金を充てて行う事業、このことを中止したということは、この第2条に当たるのではないでしょうか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 今、深谷議員が言われました地方財政法の2条、この条項につきましては、地方財政運営に関する基本的態度ということについて、国、地方公共団体の相互に対する義務と責任をうたっている事項というふうに解釈をしております。

 大きくは2つをうたっておりまして、その1つが財政の健全な運営に努力するということ、それともう1つが国の政策に対し、または国の財政もしくは他の地方公共団体の財政に累を及ぼすような財政施策を行ってはならないと、この2つが大きな事項というふうに考えております。

 その1つの財政の健全な運営というところにおきましては、単年度の収支において赤字を出さず、長期的に見て収支の均衡を保持し得るような歳入歳出の構成、その構成の中で地方公共団体として行わなければならない仕事を十分効果的に行っていくと、そういう税政運営を言うものというふうに解釈をされております。この中で、十分効果的という部分がありますが、その部分においては、深谷議員が言われるように効果的ではないという部分があるというふうには理解をしております。

 もう1つの国の財政もしくは他の地方公共団体の財政に累を及ぼすような施策というところがあるわけですが、この辺については、経費の増加、もしくは収入の減少を伴うような施策をとる。そこを余儀なくさせるような財政運営に支障を来すような地方公共団体の施策を言うと。ですから、そういう施策をしちゃいけないということで、例えばの例が書いてあるんですが、その中には地方公共団体の職員給与、例えばの話でございますけれど、一自治体が高額の給与を与えるということは他の自治体にも累を及ぼすと、悪影響を及ぼすと、そういうことを示しておるということと、それから収入の確保の面において、税収の課税免除、不均一課税、超過課税というのは、これは法的にも許されておるんですけれど、極端に税を落としたりとか超過して課税をするとか、そういうことをすると、国にも当然他の自治体にも影響を及ぼすと、そういうことをしないようにというふうに理解をしております。以上です。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) もう1点、この条文の中の解釈をちょっとお聞きしたいんですが、3条のほうに今度は予算編成ということが書いてあります。ここには、地方公共団体は、あらゆる資料に基づいて正確にその財源を充てるというようなことが書いてあるわけですが、今回、この中津川市の今の財政、単年度予算の中では25億というような繰り越しを出すということは、この正確な資料に基づいての算出ということから外れてくるんではないでしょうか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 結果的に、先ほども言いましたように、25億を超える実質収支が出たということでございます。これは実質収支比率5%ぐらいが基本的には望ましいというふうには言われております。それを少し上回っている状況ではございますけれど、今年度の場合、特にリーマンショック以降の市税をかなり抑えてきたという状況もございます。それと交付税も、国の状況がなかなか不透明な中で抑えてきたという状況もございます。それに反しまして市税はかなり、伸びたとは言いませんけど、予想を上回る市税収入があったということと、交付税がかなり伸びているということと、支出におきましても、子ども手当が法改正によりましてかなりの減額になったというような状況が、総合的な結果として25億という剰余金が出たということになっております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) そういう説明を市民にしたときに、今回何も残らない9億円、そして新図書館をつくれば18億のものが5億の市の負担でできたということ、それから維持管理費のことが出ました。でも、こんなに繰越金を出している、それをいとも簡単に充てることができる。そういう状況を見れば、その財政という中での議論というのはどうもつじつまが合わない、話の筋が通らない、それは私だけじゃないと思います。こういうことをどんどん市民の方が知っていけば知っていくほど、おかしなことが起きているというふうに思わざるを得ない、そういうふうに私は思います。

 そこで、少し市の貯蓄、基金ということについてちょっと触れたいと思います。

 市には、財政調整基金を初め基金が幾つあるのか。それには基金条例というのを見ますとかなりの数の基金があるようですが、本当に今現在必要な基金ばかりなのか、その目的が既に達成されているんじゃないかというようなものもあるような気がしますが、その辺の基金についてのご説明、幾つの基金があってどのようなものがあるのか、お知らせください。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 今、基金の数が現在24ございます。その状況についてちょっとご説明をさせていただきます。

 現在、財政調整基金の平成23年度末の残高でございますが、昨日もちょっと話をさせていただきました50億という状況でございます。その他の基金でございますが69億円でございまして、総額でいきますと23年度末の残高が119億円という状況でございます。

 その主なものについて、目的、設置日、それから23年度末の残高、目標額、現状認識というところでご説明をさせていただきたいと思います。少し長くなりますが、よろしくお願いをしたいと思います。

 まず1つ目でございますが、財政調整基金についてご説明をさせてもらいます。

 この基金の目的は、年度間の財源調整の資金に充てさせていただくものでございます。設置日は昭和45年12月23日でございます。年度末残高は先ほどもお話ししましたが、約50億ということでございます。目標額の設定につきましては、特に設定はございませんが、財政規模から見まして40億は少なくとも確保していきたいというふうに考えております。現状認識でございますけれど、平成20年のリーマンショック以降、税収が約10億円減少したということも昨日お話をさせていただきましたけれど、リーマンショックにつきましても、全治3年というお話がございました。そういうことを考えますと、3年の10億で30億ということですので、先ほども言いましたように、何とか40億は最低ラインとして確保していきたいというふうに考えております。

 それから減債基金、この目的は市債の償還の財源に充てるための基金でございます。設置日は平成元年12月26日でございます。平成23年度末の残高は約4.4億円ございます。目標額の設定は特にございません。現状認識でございますけど、将来、元利償還に充てるための財源を確保したいということで、中・長期的な公債費負担の平準化を図るということを目的としておりますので、平成27年度以降に備えて積み増しをしていきたいというふうに考えております。

 それから、地域振興基金でございますが、この目的につきましては、市民の連帯の強化及び地域振興を図るための財源に充てるための基金でございます。設置日は平成2年6月22日でございます。残高でございますが、約20.3億でございます。目標額の設定は特にございません。現状認識でございますが、合併特例債を活用してこの20億の基金造成を行っております。元本を取り崩すことのないよう、利息分を地域振興に資する事業の財源として活用をしております。

 それから、しあわせづくり基金でございます。この目的は健康づくりの推進、福祉活動の促進、快適な生活環境の形成等の基金に充てるための基金でございます。設置日は平成13年3月23日でございます。残高でございますが、約6.1億ございます。目標額の設定は特にございません。現状認識でございますが、健康づくりや福祉事業を推進するための財源として活用してまいりたいというふうに考えております。

 それから公共施設整備運営基金、この基金の目的は公共施設を整備するとともに、施設の健全な維持管理に要する資金に充てるための基金でございます。設置日は平成12年4月1日でございます。残高は約2.6億あります。目標額の設定は特にございません。現状認識でございますけど、ことしの秋に完成をいたします市有財産管理運用マスタープランを受けまして、施設の大規模改修などに備えるため、積み増しの検討をしていく必要があるというふうに考えております。

 それから職員退職手当基金、この目的につきましては、市の職員の退職手当の支給に要する財源に充てるための基金でございます。設置日は平成13年3月23日でございます。残高は約25.2億ございます。目標額の設定はございません。現状認識でございますけど、定年退職に伴います退職手当が平成24年度から平成30年度まで、その間、約7億から11億と高い水準で退職手当の支出が推移するというふうに見込んでおります。そういう関係で、財政計画では基金の取り崩しは考えておりませんけど、多くの早期退職者が発生した場合などの支払いに備えて、現状を何とか確保していきたいというふうに考えております。

 電源立地地域対策交付金事業基金でございますが、これの目的でございますが、岐阜県電源立地地域対策交付金交付要綱に定める交付対象事業の資金に充てるための基金でございます。当面は今計画をしております新斎場建設出資金として積み立てを行っております。設置日は平成22年4月1日でございます。現在の残高は約8,000万円でございます。目標額は、平成25年度末で1.4億円を設定しております。現状認識でございますが、新斎場建設に当たりまして、周辺整備なども含め多額の費用が必要になると見込まれておりますので、平成25年度までに積み増しをしていきたいという計画としております。

 それから、リニア中央新幹線まちづくり基金についてでございますが、目的はリニア中央新幹線を活用したまちづくりの資金に充てるための基金でございます。設置日は平成24年3月28日でございます。現在の残高は1億円でございます。目標額の設定はございません。現状認識でございますけれど、リニア駅を活用したまちづくりに幾らお金が必要になるのか、現時点では明らかになっておりませんけど、大きな経費が必要になるということは確実視されております。そのために、毎年度の収支決算の状況を見きわめながら、少しでも多く積み立てていきたいというふうに考えております。それと、ビジョンが策定されまして、その後に必要な額が明らかになった時点で計画的に積み立てを行っていきたいというふうに考えております。

 以上、主な基金の説明ですが、終わりたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) ありがとうございました。

 たくさんな基金があるわけです。目標額が定められていないものもあるということ、どれだけぐらい必要という財政調整基金だとか減債基金だとか、そういうものがあるわけですけど、これを本当に今後もすべて基金として残していくつもりなのかどうか。

 20年度の決算の監査委員の報告の中に、基金についてはその趣旨と目的を明確にし、必要不可欠なものであるかどうか再考する必要があると思われるというような指摘を受けておるわけです。その後、これを受けて変化はあったんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 3年ほど前から基金の廃止、それから新設等も含めまして検討をしております。現在、元気びとづくり基金という基金がございまして、その基金も今ゼロという状況になっております。これは22年度末でゼロになったわけですが、こういう基金が今後必要なのかどうかという部分について、当然検討していく必要があるんですが、廃止するということは、それ以降また必要性が出たときに、また新たにつくる必要性があるということでございまして、今ゼロのまま置いておいてもいいんじゃないのかなあという考えもございます。というのは、関連事業もやっておりますので、基金の必要性がまた出てくるという可能性もありますので、その辺も含めまして、まだ検討しているという段階でございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私は、やはり目的が余りにも固定化されちゃっていて小さな範囲になってしまって使いにくい。そして、それがあるために、逆に言うと精査ができずにその事業を続けないかんというものもできてしまっているんではないかなあということをちょっと危惧するわけです。

 その中で1つ、これでは足らないだろうと明らかに思われるのは、公共施設運営整備基金2.6億円ですか、これは私がずうっと議員になってから今後の公共施設、道路の橋、公共施設も言ってきました。この庁舎のことも言ってきました。合併当時から、これは大変危険なものだからほかのところに移すことも考えてということを言ってきました。その中でいまだにたった2.6億円で何ができるだろうか。この庁舎の補強も多分できない。この辺について、もっともっと急いでふやさなきゃいけない。今言われる繰越金というものを、ここへどんどん充てるべきではないかというふうに思うんですけど、どうでしょうか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 先ほどもご説明をさせていただきましたが、公共施設運営基金につきましては、必要性は非常に高いと。マスタープランの状況も今後判明してくると思いますけれど、それが判明しなくても必要性は非常に高いというふうに考えておりますので、その積み増しをしていく必要はあるというふうに考えておりますし、実行していかなければならないというふうに考えております。

 それと、大変申しわけございませんが、私、基金の数を先ほど24というふうにお話をしましたが、特別会計の基金が入っておりませんので、それを入れますと30の基金になります。申しわけございませんでした。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 30と本当にたくさんあるので、このことはこのぐらいにさせていただきます。

 次に、中項目の4番目で、今後の公共事業のあり方、進め方についてということで少しお聞きします。

 財政面からということで質問を出させていただきました。合併後、合併特例債というものがあって、いろんな事業がどんどん進められていく、借金がたくさんあるというようなことが、この財政計画の中でも言われております。そこで、合併後にできた借金額と合併時の借金額、それから現在の借金残高、これをちょっと教えてください。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 財政計画の中で、平成25年、26年度の施設整備費用を毎年40億円、平成27年度以降を19億円というふうに見込んでおり、それに対する新たな借金につきましては、合併特例債が活用できる26年度までは毎年21億、平成27年度以降は6億というふうに見込んでおります。計画の範囲内において事業の優先順づけを行いまして、必要な事業を行っていく必要があるというふうに考えております。

 また、借金残高と借入額についてでございますけれど、一般会計の合併時における平成16年度末、借金残高は519億円、それから、合併後の平成23年度までの新たな借入額は253億円、合併後の平成23年度までの借金返済額につきましては366億円、最終的に平成23年度末の借金残高、まだ今現在は見込みでございますけれど、406億円になります。以上です。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) さきの基金の話もそうなんですが、今後、本当にまだまだ耐震化、老朽化、更新していかなきゃいけないものがたくさんあるという中で、私は補助金というもの、借金というものも必要かなあというふうに考えております。その辺をしっかりやっていただきたいなあということを思っています。

 それと、もう1点聞きたいのは、これは市長に確認なんですが、こういう大型事業、今回の取りざたされたような図書館みたいな大型事業、これはどうしても財政の影響が大きいということでいろんな議論がされるわけです。手法のこともありますが、今現在この図書館に関して言えば、市長は民意ということで議会の議決とは反対の方向を向かれたということです。今後こういう大きな事業が出たときに、民意か議決かどちらを優先されますか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 正常に機能しておる状況であれば、やはり議会での議決は当然私は重要なものであるというふうに思っております。ただし、今回何度も何度も繰り返しますように、異常な状況の中でこういった形が生まれてまいりました。以後このようなことを起こさないように進めていくということも、これは非常に大切なことでございますので、私はそのように取り組んでまいりたいと思っております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私もそう思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 大きな項目の後期事業推進計画及び財政の再建についてという項目に入らせていただきます。

 市長は「和と絆を育むまちづくり」といようなことで掲げられてみえます。後期事業推進計画から見る青山市政の前市政からの転換施策、独自施策についてお聞きできればというふうに思っています。これはやはり市民が期待しているんではないかなあということを私は思いますので、ぜひお願いします。

 例えば一例を挙げさせていただければ、一番市民にわかりやすいのは補助金とか交付金です。各種事業や団体への補助金、交付金。これは、今までの合併後の市政を見ていると、トップの裁量が直接影響して、全市民の納得のいく説明ができない状態にあるんじゃないかなあと私は思っています。やはり公として抜本的改革が必要であって、財政再建、行政改革をやっていくためには、こういうところをしっかり説明のできることをやっていかないとだめだろうというふうに思っています。

 そんな中で後期事業推進計画、こういうものを配っていただきましたので、私はこの大まかなところ、1ページ目、2ページ目の辺のことについて少しお尋ねをさせていただきます。

 さっき鈴木雅彦議員からもあったように合併10年というような、仕上げという年を迎えるということでこれをつくられたと。その合併10年の仕上げという、その仕上げというのはどういうことを目標にしてみえるのか、ご説明願います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 昨日申し上げたことが重なって申しわけございませんけれども、今回、選挙の争点は政策面よりもむしろ市政の運営というところにウエートがあったというふうに思っております。したがいまして、当初の10年の事業計画、これを着実に実行する、ここに最大の重点を置かせていただきました。したがいまして、青山色というものは色濃くは出ておりませんということも昨日申し上げたところでございますが、現在の中では、合併特例債が今後残された期間が少ないという中で、とりわけ少子化に伴う人口の減少、そういった課題も多くございます。将来のために、また防災対策等も踏まえた中での基盤整備など、大規模になる事業を完了させるよう取り組んでまいる所存でございます。そして地域の特性を生かした中津川の一体感が醸し出せるまちづくりができればなというふうに考えておるところでございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 私はこの後、残された3年、この合併というものを選択して既に7年経過したんです。合併の効果というのははっきり言ってあんまり出ていない、残念ながら。これはやはり旧町村に配慮をいただいてのことかもしれませんが、ただ、今置かれている財政というか、中津川市の状況から言えば、もっともっと積極的に市民に痛みを感じていただきながらも協力していただいてやっていくことがたくさんあるというふうに思っております。そんな中で、ここでやっぱり変えていかないかん、チャンスだというふうに思って私は質問させてもらっています。

 今、ちょっと市長のほうからお話が出たと思いますが、もう一度お尋ねしますけど、この10年を迎えるに当たっての課題ということについて、もしその課題と何か施策があればお聞かせください。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 課題につきましては、この社会におきましてはやはり少子化対策、また病院・福祉等の問題、そして環境問題等、常に手を抜くことなく取り組み続けていかなければならない問題もたくさんございます。また、大変時代の変化も激しいものがございます。突発的な「時代の潮流」という言葉を使っておりますけれども、中身については突発的な案件も多く発生する可能性もございます。それがやはり災害というものに代表されるものというふうに私は思っております。そういったものをしっかりと見きわめた中で、継続的にやっていかなければならないこと、かつ突発的に発生するものに対しても柔軟に対応ができる体制を常日ごろからつくり上げていくということが一番の取り組み方針であるというふうに思っておりますので、お願いいたします。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) なかなか新しい施策というのが難しいという市長のご答弁、青山色というのもまだまだ出しにくいという部分があろうかともいますけれども、先ほど言ったように、やはりここが転機、チャンスというふうに思います。この7年間の部分を3年間でやっていただくような、そのぐらいの勢いでやらないと、これから先に見えるものというのは、本当に市がよくなっていくかというと無理だというふうに思いますので、しっかり覚悟を決めてお願いしたいなというふうに思っております。

 もう1点、今回6月補正予算、これは骨格予算の3月から肉づけ予算ということでされました。細かい事業の個々の詳細については当然予算委員会でやられますので、大ざっぱな話でちょっとお聞きをします。

 今回補正で、一般会計総額が358億、特別会計も入れて711億という数字に膨れ上がったわけです。この数字についてはどうお考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 今、申し上げましたところに若干関連はしますけれども、これからも続けていかなきゃならない、どうしても毎年増加をしていくもの、それから財政・行政の改革の中で圧縮ができていくもの、そのことがまだまだスタートしたばかりかなという数字である。したがって、今までと大きく変わっていないボリューム感になっておるというふうに今年度の予算については考えております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 今議会の補正というのは、当初予算の肉づけをしただけですので、これから新たに多分9月、12月と補正が出てくるわけです。そうすると、これ以上に膨らんでくるということですよね。それでは本当に今後成り立たなくなる。そのためにも削減するものが必要だろうし、見直すものが必要だろうというふうに思っております。

 少し例を挙げてお聞きします。例えば今回、ここに補正が上がっているミックス事業の予定地の避難所広場、これは地域の要望によって避難所広場をつくると。これがまた下水道会計予算で計上されているということで、私は避難所というものの必要性、こういうものが上がってくるという話というのは、今回この発表を見て初めて知ったわけですけど、その辺をちょっとご説明ください。



○議長(松浦高春君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) このたびの整備予定の土地につきましては、当初から下水道工事の残土を盛って造成してまいりました。その後、ミックス事業の予定地にしたわけですけれども、現在まだ下水道の事業用地であります。そのため当面目的の失った土地にありますので、安全管理上、大小の石を撤去し、砂を補充して粗整備を行います。それと安全さくを設置して土側溝を掘り排水もやっていきたいと、そういった整備を行いまして、緊急時には避難所としても使えると、そういう意味合いの整備でございます。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) あの苗木の地域に避難所というのが必要なんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) あくまでも緊急時に避難所としても使えるという位置づけですので、指定の避難所という意味とは違います。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 以前、市長に質問をさせてもらったときに、あの用地が今後リニアを見据えた上で必要な土地になるかもしれんというような話もありました。何かここに予定をされるというようなことを今お考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 苗木地区へお邪魔した際に、あの土地の活用についてのお話をさせていただきました。今部長のほうからも説明をさせていただきましたように、当初から避難所という目的で計画したものではございません。今議員がおっしゃられましたように、これからのリニアの計画、またリニアの明確な路線であり駅位置等が決まったときに、改めて大きな活用方法も生まれてくるでしょう。

 したがいまして、そのときまでは現在は大変未整備の、またさくのない状況でございましたので、安全の面からさく、そして整備をした中で、場合によっては避難所としてもご利用いただけるという考え方でございます。したがいまして、一番のもとは、やはりリニアの計画に沿った中で、今後活用方法を考えたいということで地元には説明をさせていただきました。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) もともと不要な土地、地主さんのご都合で市が配慮して購入した土地だと思います。もともと不要な土地なので、私はこういうところこそ精査していかないと財政、予算の削減はできないというふうに思います。民間に活用していただければ結構ではないかというふうに私は思っております。

 もう1点、付知の中央橋のかけかえのことで、添架物とかそういうものの移設、仮設が出ております。これはやるということは承知しておりましたが、実際こういうものが、今回これをお聞きしますと、国道257号線と同じ規格の大きさの道をつくられると。こういうときに将来性、将来交通量、道の利用度、そういうことを考えたときに、これは当初計画としてこういう状態だったんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 交通量については交通量調査をいたしまして、今の交通量から将来交通量、現況交通量を1,989台と12時間で通っておりますので、それを目標の道路区分3種3級、設計速度40キロということで計画をいたしました。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部技監・丸山裕章君。



◎基盤整備部技監(丸山裕章君) 当初からどうだったかというお話でしたので、その部分については私のほうから補足説明をさせていただきます。

 当初は地元要望がありまして、歩道設置というお話で来ておりましたが、いろんな比較検討、それからライフサイクルコストの件もいろいろ兼ね合わせまして、2車線整備でほとんど金額が変わらないということでしたので、いずれにしても耐震設計と工事をやらなくてはならないというようなこともありまして、しかも長寿命化もこの中で見ていかないといけないということで、結果として、現在の2車線の設計ということにしてあります。以上です。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) この辺もしっかり議論していただきたいなと。歩道設置だけであれば現道の水道管を架設する必要もないですし、そういう費用も要らない。やはりこういう計画というものをその辺をしっかり将来を見据えてやっていかないと、今の言う財政の縮減にはつながっていかないだろうというふうに私は思っております。

 最後、農林振興ビジョンと林業振興ビジョンについてお聞きします。

 ここで何を聞こうかと思ったのは青山市長のカラー、これがどう表現されているのか。独自事業、そういうものがあればと思っておりましたが、なかなかそういうものが出せていないというのが今までのご返答でしたが、その中でも特にこれだというものがあったら、林業振興ビジョンについて、農業振興ビジョンについて、それぞれお答えください。



○議長(松浦高春君) 農林部長・細川正孝君。



◎農林部長(細川正孝君) 農林業の振興ビジョンにつきましては、各種団体や市民の皆様からご意見を取りまとめて長期的な視野で策定されております。今後、具体的な施策の実施に当たって、市長の考えが反映されていくものと考えております。



○議長(松浦高春君) 11番・深谷明宏君。



◆11番(深谷明宏君) 余りにもあっさりした答えでしたのでちょっとあっけにとられてしまいまして、今度説明いただくということですので、そこでいろいろ中身のことは質問したいなと思います。

 ただ、農業・林業が抱えている課題というのは本当に多くありますし、私は従来の考え方、やり方ではだめだと思います。本当に何か考え方を大きく変える部分がない限りは林業の振興、農業の振興というのはないのかなと。この部分は青山市長に、特に郡部の方たちは期待しているでしょうし、農業という分野に対しても期待していると思いますので、ぜひお願いしたいなというふうに思います。

 最後にまとめさせていただきますけど、今回いろんな質問をさせていただきました。本当に厳しい財政状況である中、今後、中津川市がやっていかないかんことはたくさんあります。私が市長にお願いしたいのは、「和と絆を育むまちづくり」、これは確かに聞こえのいい言葉です。いい言葉ですけど、この厳しい行政、行財政改革をやっていこうと思うと、それだけではなかなかやっていけないということです。反発もある。あってもやっていかなきゃならん。これがやっぱり行政のリーダーではないかなというふうに思います。

 そんなことを心してもらって、リニアにふさわしいまちづくり、基礎づくりをしていただきたいなあというふうに思っています。そのためにも我々議会、チェック機能としてももっともっと高度な部分、専門的な部分を勉強して役割を果たしていきたいなということを思っています。

 以上で一般質問を終わらせていただきます。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 先ほどご質問の中で答弁できなかったものについて説明をさせていただきます。

 埋まっているくいについてでございますが、撤去した場合についてでございますけれども、解体したときの量でございます。鉄筋が約44トンでございます。コンクリート殻が約740立米となります。すべてリサイクルをいたします。有価物となります鉄筋につきましては、その金額を差し引いた金額が今回業者からいただいております2億8,700万円の見積もりとなっておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(松浦高春君) これにて、11番・深谷明宏君の一般質問を終結いたします。

 ただいまから15時30分まで休憩といたします。

  午後3時15分休憩

 ――――――――――――――――――――――

  午後3時30分再開



○議長(松浦高春君) 休憩前に続いて会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 続いて、2番・吉村浩平君。

  〔2番・吉村浩平君質問席に着く〕



◆2番(吉村浩平君) それでは、議長のお許しをいただき、発言通告書に基づき一般質問をさせていただきます。

 冒頭に、当中津川市がリニア中央新幹線を見据えた新たなるまちづくりの時代に移っていく、そういうことを意識するとともに、中津川市の将来像をしっかりと見据えた市政を実行していくこと。そこに向かう市民の意思の統一と住民としての目線からの市政を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 今回は質問として3つのテーマを上げさせていただきました。

 まず、最初のテーマでございます。リニア中央新幹線を見据えたまちづくり基本計画について、まず今後の中津川市のまちづくりを考える上で多大な影響を及ぼし、国家的にも一大事業であるリニア中央新幹線の中津川中間駅の概要についてお聞きをしたいと思います。

 20年ほど前、当時のJR須田寛社長の発言の中に、「この地域が日本の心のロータリーとなり、日本全国がここを中心となり回り出すといいですね」と言われました。また、岐阜県が作成したリニア基本戦略の中には、「少子・高齢化の進展により、懸念される地域の担い手の減少や地域活力の低下を抑制するため、リニア開業を見据え、首都圏等の住民をターゲットとする本県への移住・定住、2地域居住を推進するとともに、県民が他地域に移住することなく、ふるさとに定住する環境を整備します」と表現されております。

 リニアを活用した今後のまちづくりの構想についてでございますが、中津川市の後期事業推進計画の中には、リニアについては、6のリニア時代を見据えた夢があふれるまちづくりの項目に3ページのみ書かれておりますが、まだまだ具体性があるとは言えないと思います。また、広域のまちづくりに関する調査研究業務報告書には基礎的な調査内容の報告がありますが、これは現状での報告にとどまっておるものであり、まだ将来のビジョンの策定の準備段階であると認識をしております。

 まず、お聞きします。リニアのまちづくりのビジョンをどのような方向性を持って行う予定でしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) まずこのリニア問題につきましては、岐阜県の東側の玄関口になるということで、トータル的にはやはり岐阜県の調整役に大きく期待をしているところでございます。しかし、中津川市独自のまちづくりも同時に進めていかなければならない現状でございますので、議員ご承知のことと思いますけれども、この6月1日にこれからの策定をしっかりとやっていこうと、あらゆる組織の代表の皆さん、またあらゆる階層からお集まりをいただきまして、リニアのまちづくりの推進本部、加えてビジョン策定のためのリニアまちづくりビジョン策定委員会を設置いたしました。来年までの間、スケジュールに沿ってそれぞれの立場でご意見をいただきながら中津川市にふさわしいビジョンの策定ができる、そのように考えておるところでございますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) それでは、先般、今の言われた中津川市リニアのまちづくり推進本部、それと中津川市リニアのまちづくりビジョン策定委員会の合同会議が6月1日に行われたとお聞きをしております。その会議における内容、それから今後どのような展望が出てきたのかお伺いしたいと思いますので、お願いします。



○議長(松浦高春君) 企画部技監・安保辰己君。



◎企画部技監(安保辰己君) それでは、6月1日の合同会議でございますが、これはそれぞれ推進本部と策定委員会の第1回目の会議ということで、合同で開かせていただきました。

 ビジョン策定委員会の運営方法とこれまでの取り組み、それからビジョン策定に当たっての論点と視点の整理、また今後の策定のスケジュール等についてご報告し、承認をいただいたものでございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 中津川青年会議所が平成18年に作成したものでありまして、地元の名物や祭り、それから特産物などを取り上げました中津川郷土かるたというものがあります。当時は当然「り」の欄には、リニアという項目はありませんでした。その中の協議の心がけという項目がありまして、その一部を読ませていただきます。

 このかるたには、「郷土の歴史や人物、重要な産業、山や川等をよく知り、郷土を愛し、郷土中津川のために力を出し合える人になってほしいという願いが込められております」と書かれています。例えば今後、こういったものを作成していくとなれば、リニアが取り入れられたかるた、あるいは国体のミナモのキャラクター、あるいは市制60周年のアマゴのロゴなどを参考にしたキャラクターとして、ギフリニクンというようなもの、またはリニア万博のようなことが考えられると思いますが、ちなみにこのロゴマークは、当市出身の絵本作家、村上康成氏に依頼し、清流の象徴でもあるアマゴでロゴマークを作成しましたとなっております。こういったことの作成等々考えられると思います。

 また、子どもを大切にするという意味では、こういったものを子どもから募集したりとか、そういうプロセスも大切にしながらリニアに向けての夢をつくっていっていただきたいと思っております。また、15年後の中津川の夢を描くということで子どもたちの創造力、それから郷土意識を高めていくというようなことも大変重要になってくると思っております。

 また、その他付随することとして、民間では東京へ50分の距離、それからここにありますが、名古屋へ10分という利便性を生かした土地利用の方法として、老人福祉施設、あるいは霊園、2地域居住の考え方の中で仕事場として中津川の土地を使っていただく等々の環境をこれから整備する必要が出てくると考えております。また、このポスターは商工会議所が作成したものでございますが、これは2027年までのカレンダーも入っておりますので、こういったものも十分活用していけばよろしいかと思っております。

 また、国のレベルで言いますと、リニアの沿線はすべて首都圏であるという認識から、当然首都機能の誘致、それからバックアップ機能といったことも十分考慮すべきであると思っております。この点についての市の方向性を伺いたいと思います。お願いします。



○議長(松浦高春君) 企画部技監・安保辰己君。



◎企画部技監(安保辰己君) 具体的な計画についてはまだ考えておる段階ではございませんので、今それこそ6月1日に第1回目の会合をさせていただきました委員会の中で、具体的な計画をつくるための準備をしていただくということでありますので、まちづくりビジョン策定の中で検討を加えていき、またそこに参加をしていただいております商工会議所等、各種の団体とも連携をいたしまして、PRも含めた中で取り組んでいきたいと考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 今の説明のように、現在の総合計画のリニアという部分での不確定な部分、それからイメージのみの部分も多くあります。具体性を持った計画では、駅と車両基地を税収と雇用の面においてどのように生かしていく方針かをお尋ねいたします。



○議長(松浦高春君) 企画部技監・安保辰己君。



◎企画部技監(安保辰己君) 具体性を持った計画ということでございますが、税収及び雇用につきましてはプラスになるというふうに考えております。そういったことは間違えないと思っておりますが、具体的なことにつきましては、まだ駅や車両基地の規模など、詳細なことが明らかになってきておりません。そうしたことが明らかになった段階で試算、検討していきたいというふうに考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 徐々にそういったところも明らかになってくると思いますので、またご期待したいと思います。

 それでは、現在考えられております駅までのアクセスの構想、それと中心市街地への人の呼び込み、これについてはどのように考えておられますか、方針をお聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 企画部技監・安保辰己君。



◎企画部技監(安保辰己君) アクセスにつきましては、在来線との乗り継ぎの利便性の確保、また高速道路及び主要国道であります国道19号線、257号線との円滑な連結が重要と考えております。

 また、リニアの駅は中津川市の玄関口といいますか、現在の中津川駅中心市街地は奥座敷という考え方を持ち、現在進めております中心市街地活性化の取り組みをベースにいたしまして、リニアの波及効果を生かした誘客を図るよう考えていきたいと思っております。

 それで、リニアの駅につきましては、ターミナル機能を充実した形、中心市街地の各地域については首都圏からの人々の流れをつくり出すことが肝心と考えており、ビジョン策定後にそれに基づく商業、観光部門の具体的な取り組みを検討していきたいと考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 先ほどから出ております現状の総合計画においては、最近の状況ではかなりリニアの計画が具体化をしてくるであろう中、地元のまちづくりのおくれというのが若干懸念されるところであります。リニアを中心としたまちづくりでの総合計画をそういうふうに切りかえていく必要があると考えますが、現在の総合計画では平成26年度までのことでありまして、平成27年度からの新総合計画がまた始まるというふうに認識をしておりますが、新たなまちづくりビジョンとしてそこに盛り込まれるということでしょうか、お聞きします。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 議員ご指摘のとおり、現在の総合計画は平成26年度で終了いたします。そのため次期総合計画の策定準備に平成25年度より取りかかることとしております。リニアを生かしましたまちづくりビジョンが25年夏をめどに策定を予定しておりますので、次期総合計画につきましては、リニア時代を見据えた夢があふれるまちづくりの実現に向けて、リニアを生かしたまちづくりビジョンを盛り込んで策定をする予定でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 前日の市議さんのご質問にもありました、いわゆる中津川市の経済効果という部分では、どの程度になるかまだよくわからないということでしたけれども、リニアが開業するまであと15年ということですので、さらなる15年間の長期的な視点でのまちづくりの計画を策定する必要があると思いますので、よろしくお願いいたします。

 また、計画をつくりましても、まちはすぐに変わらないということをよく言われますけれども、いわゆる地元の折衝ですとか、いろんな部分でそういう問題も出てくるかと思いますので、そういう認識で臨んでいただくようにして、それを要望としましてこのテーマを終了しますので、よろしくお願いいたします。

 続いて、テーマ2に移らせていただきます。

 人口問題、移住・定住の推進についてでございます。

 人口減少と少子化対策は、中津川市においても最大の課題と言ってもいいほど今後の経済やまちづくりに直接影響を与える問題であります。

 人口減少を食いとめ、地域のコミュニティーを維持しながら、若者を初めとして外部からの移住者を呼び込み、この中津川に定住をしていただくため、ハード面としては基盤整備部、それからソフト面としては定住推進部でその対策を講じていることと思っております。そうした対策についての現状をお伺いしたいと思います。

 現在、中津川市ではU・Iターン者用住宅を神坂、阿木、加子母、山口、川上地区に建設をしてまいりました。そして、今議会に上程された補正予算の中に、馬籠地区でも建設予算ということで計上されております。このU・Iターン者用住宅の現状についての認識をお伺いしたいと思います。お願いします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 昨年度までに5地区で6棟32戸を整備し、30世帯90人が地域定住に向けて入居されております。入居者の内訳は、大人が60人、子どもが30人となっております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) それでは、よくU・Iターンということで言われるんですけれども、UターンとIターンの違いの定義、それから、今現状の中津川市における割合について伺いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) Uターンとは、自分が生まれ育った地域から他の地域、主に都会へ移り住んだ人が再び生まれ育った地域に戻ってくることで、Iターンとは、自分が生まれ育った地域、主に都会から他の地域へ移り住むことを言いますが、中津川市のU・Iターン者用住宅では、その地域の範囲を神坂地域、川上地域というように旧町村単位として運用させていただいております。例えば神坂地域から神坂地域へ戻った場合はUターン、坂本地域から神坂地域へ移った場合にはIターンとして運用しております。

 それから、現在入居されている世帯の内訳につきましては、Uターン者世帯が9世帯、Iターン者世帯が21世帯でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 中津川市では市外という意味ではなくして、その地域からもIターン・Uターンという言葉を使っておるということでございますので、確認させていただきたいと思います。

 それから、この住宅を建設してきた経緯において、今見えてきている課題というものは何かありますでしょうか。お願いいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 高齢化率が30%を超える地域において、昨年度までに5地区で整備を行いました。現在、若者世帯30世帯が入居され、地域活力の向上が期待されております。

 課題といたしましては、地域へ定住する際に必要な土地、建物の情報と入居者の希望とが合わない場合があることが課題となっております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) それでは、その点について1点、このU・Iターン住宅の期限といいますか、いつまでに家をつくったり、そういう形でしなければいけないのかという年限等がありましたらお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 入居者については、入居から5年以内に地域に定住するという要綱があります。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 5年ということでありまして、5年の間に居住地を決めるという形でございます。そうしましたら、地域への定住に向けた取り組み、5年のうちに定住していただくということに関する取り組みの市としての主な内容はどういうことでしょうか、お聞きします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 定住推進部と連携しまして、入居者とがやがや会議の開催を初め、各総合事務所、地域事務所により入居者への意向調査、入居者との地域の現地視察などを行っております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 市としてはいろいろそういった方策をとっておるということでございますけれども、まだ始まったばかりですので、これを今後どういうふうに持っていくのがいいのか、あるべき姿と具体的なそこへ向けての政策についてのお考えがありますでしょうか、お聞きします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) U・Iターン者用住宅の入居者が地域に定住しまして、地域の活性化が図られることがあるべき姿と考えております。今後は今までに建設したU・Iターン者用住宅の課題を整理し、効果を発揮できるように地域の方々と連携を図り、引き続き入居者に対して地域定住推進に向けた取り組みを行っていきたいと考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) そうしましたら、その課題を整理するということでございますが、個人の個別の事情というものがある可能性がありますので、そういった事情があった場合に、それを考慮しての方策というものは何かお考えでしょうか、お聞きします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) U・Iターン者用住宅につきましては、平成20年度に神坂地区に1棟目を建設いたしました。ことしで入居4年目を迎えております。今後課題と効果を検証して、入居要件の見直しが必要であると判断された場合には変更を検討したいと考えておりますが、現在は考えておりません。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) ありがとうございました。また、個別の事情がありましたら個別に対応していただいて、極力住んでいただけるようにしていただきたいと思いますので、お願いいたします。

 現在、全国の多くの自治体で移住・定住に関する取り組みが行われております。中津川市においても先ほどのUターン・Iターンの促進を初めとして、人口減少対策としてさまざまな取り組みがなされておると認識をしております。中津川市に住みたい、住んでみたいという移住希望者への対応についてでございますが、そういった方に対しての情報発信の現状について伺いたいと思います。お願いします。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 中津川市公式ホームページ内の中津川に住もうや移住相談会等で各種の情報発信を行うとともに、6月6日には空き家情報バンクのホームページを立ち上げ、パンフレットや空き家バンクのチラシを作成して移住相談会でのブースで活用しております。また、電話やメールでの問い合わせや来庁者それぞれの希望に応じた関係制度や情報を提供しております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 空き家バンクにつきましては、後ほどまた質問をさせていただきます。その前に中津川市に住みたい方を確保するための方策として、子育てをしやすい環境をつくるということが重要になってくると考えておりますが、子育てに対する対策はどのように行っていますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 子育てに関しましては、平成22年3月に策定いたしました中津川市次世代育成支援対策行動計画に沿って、各種団体から成る地域協議会を設置し、具体的な行動について一緒に取り組んでいただいております。また、全庁的な連携で子育てしやすい環境づくりを行っています。

 昨年度子育てママ就労支援策検討委員会を開催し、仕事と家庭の両立支援に関するご提案等をいただいているほか、具体的には乳幼児医療費の無料化、子育て支援情報ネットワークでの情報発信、託児サポーター利用制度、ファミリーサポートセンター事業などを実施しております。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) さまざまな方策をしていただいていると思いますけれども、子育ての支援事業に、今言われたほかに非常に多岐にわたっていると思いますので、何かほかにありましたらお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) ほかに主なものとしましては、健康福祉部のほうで行っておりますこんにちは赤ちゃん事業、それから健康医療課が行っております子どもへのインフルエンザ予防接種の助成事業、それから少子化対策課が行っている地域で子育てモデル事業、情報交通課が行っている高校生への遠距離バス通学支援事業、工業振興課が行っている大学生の地元就職サポートバンクなどいろいろあります。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 各課にわたっていろんな対策が立てておるということは今わかりましたので、続きまして、6月6日より市のホームページにアップされておるというふうにお聞きしておりますが、空き家バンク制度というものがスタートをしたということでございますが、この仕組みについてお伺いしたいと思いますが、お願いします。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 空き家バンク制度は、市が空き家を貸したい、売りたい方と、借りたい、買いたい方を協力不動産業者等の協力を得て仲介し、移住・定住につなげる制度であります。

 具体的には空き家所有者からの申し込みを受けまして、市と協力不動産業者が所有権、建物の状況等を調査し登録いたします。移住・定住希望者からは制度の利用登録申し込みの後、希望物件の申し込みがあれば空き家の持ち主に連絡し、協力不動産業者等へ仲介を依頼します。ただし、市は交渉契約には直接関与はせず、情報の場を提供する形で、契約の段階では法律に定められた仲介手数料が発生することとなります。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 現状そういった形で行っておるということでございますが、いわゆる反響といいますか、市民の方からどのような反響があるかというところについてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) ホームページの立ち上げは6月6日からなんですが、きのうまでに16件の問い合わせをいただいております。そのうち空き家情報バンク登録物件利用希望の申込件数は3件あります。問い合わせ16件のうち15件は市外の方で、1件は市内の方からいただいております。また、そのうち15件は移住希望者の方からで、1件は空き家を提供してもいいという空き家の所有者からのものであります。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 今、16件中15件が市外ということでお聞きをしました。市外の方がどんどん中津川市に来ていただけるようにということでございますが、そうしましたら、今後、この制度は市としてはどのような展開を考えておるのか、ご質問したいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 空き家バンク制度のPR、情報発信により登録物件及び利用者をふやし、移住・定住につなげていきたいと考えております。また、各地域の活性化のためにも、地域からの登録物件の情報提供をお願いしたいと考えており、都市部での移住相談会でも目玉の一つとしてPRしてまいります。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) PRは大切なことだと思います。

 そうしましたら、市内の不動産業者との協力体制、それから今のPRも含めて、今後どのような体制で臨むか、お聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 空き家バンク制度を円滑に進めるためには、市内の不動産事業者等との協力は欠かせないので、市内で協力していただける事業者の方と協定を結び、このバンクのホームページから各事業者のホームページに行けるようにしております。

 特に市外へのPRは必要不可欠でありまして、ホームページや新聞、都市圏での移住相談会でも積極的にPRしてまいります。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 今、市内の協力業者ということでお聞きをしましたけれども、その事業者はどのような事業者で、またその数が何社あるかをお尋ねしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 事業者につきましては、社団法人岐阜県宅地建物取引業協会、または社団法人全日本不動産協会岐阜県本部の会員のうち、市内に事務所を有し、市と空き家情報バンクに関する協定を締結した19の事業者であります。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 19社ということですので、そちらの19社としっかり協力しながらお願いしたいと思っております。

 それでは、移住者の受け入れとしては、今のUIターン者用住宅以外、今度は市営住宅、あるいは民間アパートというような活用も考えられると思いますが、まず市営住宅の現状についてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 市営住宅整備計画をもとに、公営住宅を初め若者定住促進住宅、市単独住宅など71団地818戸を管理し、6月12日現在ですが、744世帯2,019人の方が入居しておられます。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) それでは、ただいまの市営住宅の需要と供給のバランスという意味ではどうでしょうか、お聞きします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 過去5年間の募集、応募の状況から見まして、ほぼ均衡している状況でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) ほぼ均衡しているというようなお答えでございましたが、818戸のうち、私の知っている限りですと744世帯が入居というふうに認識しております。この差し引きの74戸というのがございますけれども、何かその理由があればご説明をお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 現在71団地の818戸を管理しておりまして、その中で744世帯が入っておるということですので、理由は、あとの残りの数はあいておるという状況でございます。

  〔「ただあいているだけか」と呼ぶ者あり〕



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) あいている理由ですが、老朽化して余り人気がないのかなあと思っていますけれども、需要がないということで考えておりますけれども。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 納得していいのかどうかあれですが、老朽化しておったりということであいているというふうに私は認識をしておりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、今の老朽化ということに関しまして、現在抱えておる問題でございますが、どういった問題があるかお聞きをしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 71団地のうち51団地が耐用年数の2分の1を経過しております。先ほど言いました老朽化が進み、修繕が必要な箇所が増加しておりまして、多くの修繕費が必要となっているのが課題でございます。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 老朽化しておるということも本当に問題でありますが、今後管理をどのような方針で行っていくのかをお尋ねしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 管理につきましては、市営住宅整備計画をもとに老朽化した市営住宅の取り壊しを進めるとともに、継続して活用すべき市営住宅については、長寿命化を図るため公営住宅等ストック総合改善事業を活用して改修工事を進めていきたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) ありがとうございます。

 市営住宅がそういう事情であるというところをかんがみまして、現在、市営住宅にかえて民間のアパートを活用するというようなこともあるとお聞きをしておりますが、そういった考えはありますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成19年度から平成23年度までの5年間の市営住宅の募集と応募の状況を見てみますと、需要と供給のバランスが先ほど言いましたようにとれておりますので、現在のところ考えていませんが、将来的には民間アパートの活用の可能性があると考えております。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 市営住宅の管理運営方針の中に住宅管理コストのスリム化を進めて、補完的な役割部分を民間賃貸住宅が担う仕組みを構築するというふうにもあります。また、当市以外、多治見市では民間アパートへの新規入居者1世帯当たり1万5,000円という補助があるとお聞きをしましたが、中津川市の展望はいかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 老朽化した公営住宅の用途廃止など、管理戸数のスリム化により公営住宅の目的であります低所得者層の住宅が確保できないなど、将来的に必要が生じた場合には検討したいと考えております。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 将来的には考えていただけるということでございますが、1点、多治見市の先ほど申しました補助の規定ですけれども、所得の月額が15万8,000円以下となっておりまして、この制度は最大60カ月を限度とするというふうになっておると認識しておりますが、この点については、中津川市は今後どういったような対応をされるのか、お聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 先ほど言いましたように、低所得者を対象に低廉な家賃で賃貸するというのが公営住宅法で決まっておりますので、収入基準の15万8,000円というのが、障がい者等の特例規定がありますが、基準となっていますので、これを参考にしていきたいなあというふうに考えております。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) ありがとうございます。

 それでは、今後そういったことが出ましたら、これを基準とした対応も考えていただくということで、次のテーマに移らせていただきます。

 中心市街地活性化基本計画のその後についてでございます。

 先日、中心市街地活性化基本計画の進捗についてはご説明をいただきました。その後の状況は、中津川市の今後のまちづくりには大変影響が大きいものと認識をしております。現在の進捗度の評価によりますと、全33項目のうち新図書館建設事業が中止となり、停滞とされている事業が3事業というふうになっておると思います。この点についてお伺いします。

 最初の停滞の事業、旧中津川村庄屋肥田家保存公開事業はなぜ停滞しているのか、あるいは今後の見込みについてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 旧中津川村庄屋肥田家は、平成21年度まで六斎市などで一部公開をしていただきました。平成22年度からは親族の申し出によりまして公開が中止となり、公開の再開は所有者の方の事情により大変厳しい状況でございます。

 今後の公開の可否につきましては、所有者、親族の皆さんの状況を見守りながら引き続き行っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) ありがとうございました。

 個人のことですので、本人の申し出ということであればいたし方ないというふうに判断をさせていただきます。

 それから、続いて中心市街地共同住宅供給事業がなぜ停滞しておるのか、今後の見込みはどうか、お聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 中心市街地共同住宅供給事業は、中心市街地において民間業者による共同住宅の供給を支援する制度でございます。中心市街地活性化基本計画において、旧ユニー跡地での民間業者による住宅整備計画が中止になったことに伴い停滞と判断をさせていただきました。

 今後も民間業者による共同住宅等の整備の意思が示された場合には、積極的に誘致をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) それでは1つ確認ですけれども、新しい補助金あるいは民活というようなことで、この中心市街地共同住宅供給事業というものが継続できるという見込み等はありますでしょうか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) この共同住宅供給事業の補助制度は、基本的には中心市街地活性化基本計画の採択というのが大前提でございます。これが採択されることによってこの補助事業が受けられるということでございますので、これにつきましては、今一応24年度までが今回の採択の時期でございますけれども、これを活用しようと思いますと、次の採択に向けてこういった事業の計画がなされるか、もしくは今後図書館の跡地についてそういった事業を組み入れるということが大前提ということで、そいつを踏まえて次の認定に向かうということがこれを活用するということになりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) 今のご説明ですと可能性はあるというようなことで理解したいと思います。

 続きまして、流通ポイント事業でございます。こちらの事業がなぜ停滞しておるのか、今後の見込みについてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 中心市街地活性化協議会の下部組織の中で事業委員会というのがございます。その中で協議をしてまいりましたけれども、現行で時期尚早という判断がなされております。主な要因といたしましては、元気カードや現行のなかちゃんカード、地域のカードなどとの融合なども協議してまいりましたが、統一できる策など、具体的な策に至りませんでした。しかし、この事業に関しましては、他市の成功事例なども研究して検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) この件は、やはり各地域ごとの現在使われておるカード制度が違うということでございますが、先ほどから出ておりますように、合併をして7年ということでございます。あと3年、10年までの期間があるということでございますので、ぜひ今後、全市統一のことを何か考えられればありがたいということを思いますが、その点についてコメントをいただきたいと思います。お願いします。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) その点につきましても、今商店街の皆さん等ともたびたび会議を行っておりますので、今申し上げましたように、特に成功事例などをよく研究をさせていただきながら進めさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) それでは、中心市街地の活性化という観点からのご質問ですけれども、新図書館の建設予定地の土地ですね、先ほどから出ております土地の活用は不可欠であると私は考えております。現状考えられている中で何か方法がありますでしょうか。先ほどから前の市議の方からのご質問もありますけれども、重複しますがお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 旧ユニー跡地につきましては、中心市街地のど真ん中に位置する用地で、市街地活性化のために十分可能性を持った土地であると考えております。具体的な方策としましては、きのうから出ております中心市街地活性化庁内検討委員会で有効な活用方法を検討してまいりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) そういったお答えもいただいております。

 2番の質問は飛ばせていただきまして、次に3番のほうに移りますので、お願いいたします。

 この方針に沿った事業を実現していくための重要な組織をどのようなコンセプトでつくられるのか、お伺いをしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 昨日もお話が出ましたけれども、市長を委員長といたしまして、副委員長に副市長、全部長に委員になっていただきました。私が事務局長ということで、横断的な対応をさせていただくということにさせていただきまして、6月12日に設置をさせていただきまして、第1回の会議を6月19日に開催させていただきました。

 私ども事務局といたしましては、4つのワーキンググループに分けさせていただきまして、作業を分担して検討案をまとめていく予定でございますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) ただいま、6月19日のこの組織の第1回の委員会というお話がございましたけれども、そのときに事務局としてはそういう動きということでございましたが、具体的に何か議論になったようなことですとか、そういったことをお知らせいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) まず、第1回目でございますので、市長から組織の設立の意図のお話をされました。その後に私どもとしてはスケジュール、それからワーキンググループの役割等々の説明をさせていただきまして、全体的にはユニーの跡地だけの問題ではなくて、少し広い意味で市街地全体を検討できるような内容にならないかというお話をさせていただきました。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) この件は本当に大事な部分であると認識しておりますので、今後の進捗を随時お知らせいただきたいというふうに思っております。また、市長を初め市の執行部、それから市民、あるいは市議のそれぞれが知恵を出し合える環境をつくっていただくということを願いしまして、この質問を終了とさせていただきます。

 最後に、市長にご質問させていただきます。

 先日、福岡の常盤座にて震災復興のチャリティーコンサートがありました。その際にゲストの歌手が参りまして、「残そう」という震災に対するオリジナルの歌をつくったということで、その歌を歌ってくれました。その歌詞は、「心を残そう、まちを残そう、人を残そう」というような歌詞の内容でございました。

 私は、この言葉が震災復興というだけでなくして、いわゆる中津川の市政に携わる一人として大切にしたい言葉だというふうに思っております。ということで、私はそう思っておりますが、何か市長が中津川市にそういったものを残そうというような気概といいいますか、そういうところの思いがありましたらお聞かせいただいて、最後の質問にしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) チャリティーコンサート自体には、私は別の公務がございまして伺うことができませんでしたので、その場の雰囲気はうかがい知ることはできませんけれども、「残そう」ということにつきましては、やはりさまざまないろんな幅広い中で、私は大事なことだというふうに思っております。

 あるところである方とお話をさせていただいたときに、まちづくりの重要な3大要素の中に、まちの中にある自然、まちの歴史、そしてまちの文化、それに2つ加えるならば、優しいまち、そして産業の活性化のできるまち、こういったことがバランスのいいまちづくりができるというお話をさせていただきました。このことはとりもなおさず、とりわけ歴史・文化等につきましては残すことの積み重ね、またそれが正当な形の中で残されていくということにもつながってまいると思いますので、そのような考えを持っております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 2番・吉村浩平君。



◆2番(吉村浩平君) ありがとうございました。

 以上で一般質問を終了とさせていただきます。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 先ほどの市営住宅の空き家の74戸の内訳でございますが、現在募集中の住宅が15戸でございます。現在退去により修理中の住宅が11戸、先ほども言いました老朽化により募集をしていない住宅が48戸で74戸でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) これにて、2番・吉村浩平君の一般質問を終結いたします。

 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。

 これをもって本日の日程はすべて終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでした。

  午後4時22分散会

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会議録署名議員

 中津川市議会  議長   松浦高春

         署名議員 勝  彰

         同    田口文数