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岐阜県 中津川市

平成24年  6月 定例会(第3回) 06月20日−02号




平成24年  6月 定例会(第3回) − 06月20日−02号







平成24年  6月 定例会(第3回)



平成24年第3回中津川市議会定例会会議録(第2号)

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 平成24年6月20日(水)午前10時開議

◯議事日程

第 1        会議録署名議員の指名

第 2        市政一般に関する質問

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◯本日の会議に付した案件

日程第 1 会議録署名議員の指名

日程第 2 市政一般に関する質問

質問順序質問事項質問者発言所要時間11.「市民の心をときめかせる防災対策・耐震化の推進を」について片桐光朗40分21.新図書館建設中止について2.PPS(特定規模電気事業者)による電力購入について田口文数30分31.中津川市の公立病院について粥川茂和40分41.新図書館の建設が中止された事について2.リニア中央新幹線について吉村俊廣20分51.新図書館建設中止の判断について2.子どもの読書活動の推進、図書館教育の充実について3.中高生の学習の場の保障について4.「中津川市子ども読書活動推進計画」の確実な実行について勝彰30分61.新図書館建設中止に伴う影響について2.中津川市の財政健全化のための施策について櫛松直子30分 ――――――――――――――――――――――

◯出席議員 24名

  1番   牛田敬一君

  2番   吉村浩平君

  3番   岡崎隆彦君

  4番   柘植達樹君

  5番   勝  彰君

  6番   田口文数君

  7番   櫛松直子さん

  8番   吉村卓己君

  9番   大堀寿延君

 10番   原 昌男君

 11番   深谷明宏君

 12番   三浦八郎君

 13番   粥川茂和君

 14番   吉村俊廣君

 15番   深谷 勲君

 16番   鈴木雅彦君

 17番   鈴木清貴君

 18番   松浦高春君

 19番   鷹見憲三君

 20番   伊佐治由行君

 21番   吉村久資君

 22番   片桐光朗君

 23番   佐藤光司君

 24番   楯 公夫君

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◯欠席議員 なし

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◯法第121条により出席した者

  市長         青山節児君

  副市長        水野賢一君

  教育長        大井文高君

  総務部長       大井久司君

  企画部長       島崎保人君

  企画部技監      安保辰己君

  定住推進部長     渡辺忠義君

  健康福祉部長     尾関道雄君

  生活環境部長     志津弘美君

  農林部長       細川正孝君

  商工観光部長     成瀬博明君

  文化スポーツ部長   原 益彦君

  基盤整備部技監    丸山裕章君

  基盤整備部長     渡邊弘孝君

  水道部長       櫻井邦彦君

  病院事業部長     鈴木弘之君

  坂下総合事務所長   杉本高雄君

  福岡総合事務所長   杉浦直明君

  消防長        原  賢君

  教育委員会事務局長  山内鐐司君

  行政管理課長     伊藤和通君

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◯議会事務局職員出席者

  事務局長       勝 宏児君

  書記         平井紀之君

  書記         安田充孝君

  書記         嶋崎雅浩君

  書記         廣瀬公二君

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  平成24年6月20日(水曜日)

  午前10時00分開議

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○議長(松浦高春君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

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△諸般の報告



○議長(松浦高春君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。



◎議会事務局長(勝宏児君) 報告いたします。

 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下18名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。

 以上でございます。

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△議会運営委員長報告



○議長(松浦高春君) 本日の議会運営について、さきに議会運営委員会が開かれております。

 この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・伊佐治由行君。

  〔議会運営委員長・伊佐治由行君登壇〕



◆議会運営委員長(伊佐治由行君) おはようございます。

 それでは、6月12日に議会運営委員会を開催しておりますので、ご報告いたします。

 まず初めに、一般質問の順序についてを議題としております。平成24年、本年の第3回6月議会における一般質問者は、合計で17名でございます。発言所要時間は570分でありまして、一般質問の日程を3日間といたしました。本日20日は6名、発言所要時間190分、明日2日目、21日は6名で、発言所要時間は220分、3日目、22日は5名で、発言所要時間160分であります。お手元の一般質問通告表のとおり行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、中津川市議会議会運営要綱の一部改正についてを議題としております。この件に関しましては、先回もご報告申し上げましたが、議事運営要綱の一部改正についての改正条文案について、既に皆様方に配付されておりますとおり、要綱案のとおり全会派合意いたしましたので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、選挙管理委員会委員及び補充委員選挙の選考委員についてであります。この件に関しましては、各会派1名の選出規定となっておりまして、新政会より粥川議員、緑政会より吉村俊廣議員、地域を考える会より吉村浩平議員、市民クラブより牛田議員、市民ネット21より片桐議員、市議会公明党より田口議員でございます。以上、よろしくお願いをいたします。

 そして、最後にその他でございますが、今議会に提出されております請願第7号において、請願者から直接説明したいとの申し出がありましたので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、代読裁判にかかわる話で、ご家族の方から障がいを持つ人の参政権の保障を求める要望書が議長に提出されました。この件に関して、議運において、平成22年12月21日でございますが、議会として申し合わせ事項として、障がいがある人が議会において適切な意思疎通の手段を確保するために、必要な処置を講ずるものとするというような申し合わせをしております。これを再確認させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。

 以上、議会運営委員会の報告を終わります。



○議長(松浦高春君) 委員長の報告に何か質疑ありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(松浦高春君) 質疑なしと認めます。

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△日程第1  会議録署名議員の指名



○議長(松浦高春君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において

   3番・岡崎隆彦君

   4番・柘植達樹君

を指名いたします。

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△日程第2  市政一般に関する質問



○議長(松浦高春君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。

 順次発言を許します。22番・片桐光朗君。

  〔22番・片桐光朗君質問席に着く〕



◆22番(片桐光朗君) おはようございます。

 今回、トップバッターを務めさせていただくことになりましたので、ひとつよろしくお願いいたします。

 私の今回の一般質問のテーマは、お手元にあります発言通告の一覧表のとおり1点でございます。

 テーマは、「市民の心をときめかせる防災対策・耐震化の推進を」についてというものでございます。

 去る4月の二十幾日、下旬でありますけれども、私と、それから佐藤光司議員は、東日本大震災の被災地を、勉強のためにとにかく現場を見ておこうということで、1泊2日で現地へ行ってまいりました。全額自費で行ってまいったわけでございます。私たちは、仙台空港から沿岸部に沿って、国道を北に向かって岩手県の陸前高田市まで行ったのですけれども、どこに行っても海に面した海抜ゼロメートル地帯の広大な平地が、とにかく広大なところもあれば狭いところもあるんですけれども、どこに行っても余りにもひどい惨状、言葉がない、息をのむと、そういう思いをしながら見てまいりました。特に足をとどめたのは、宮城県の石巻市、南三陸町、気仙沼市、岩手県の陸前高田市でした。その広大な平地に立ってみると、前後左右、何キロもありそうなだだっ広い平地が広がって、その間、向こうの山すそまで何キロもあって、その間が、建物などがほとんど片づけられていたために、山すそまで一望できたわけでございます。そこに人家が密集していたことは、コンクリートの基礎の残骸や道路、あるいはまた無残な姿をさらしたまま放置されている鉄筋コンクリートのビルなどでわかります。残されたそのビルも、壁がはがれてむき出しになった何本もの鉄筋が、あめのように曲がっておりました。その広大な被災地域のどこを見ても、人の姿が見えんわけです。ところどころで工事用の車両が動いているものの、生活をする人の姿が全く見えない風景というものは、これは本当に異様なものでした。私たちは、新聞やテレビなどでは承知していたのですけれども、百聞は一見にしかずとはよく言ったもので、改めて津波の怖さを、一端ではあっても思い知らされたような気がいたしました。

 翻って中津川市を見れば、津波こそ来ないものの、地震対策という点では特段の対応をしていくことが求められます。当市は、合併前ではありましたけれども、県下で唯一、東海地震の対策強化地域に指定されています。また、最近では南海トラフを震源域として、東海地震、東南海地震、南海地震が連動して発生するとの研究成果が発表されて、特に直近では、政府並びに内閣府は、東日本大震災を受けて、この震源域における想定マグニチュードを8.7から9に引き上げ、より被害が巨大化、広域化すると予測をするとともに、東海地震、東南海地震、南海地震の発生確率は今後30年間で60%から88%、極めて高い確率だということを予測しております。近く発生することがわかっている大地震に対して、それまでにどう対処、準備しておくのかということを、当市でも緊急で最優先の課題としてさらに力を入れて取り組むことが必要だと思うわけであります。

 当市の地震対策の現状を見るとき、教育施設の耐震化については、ほぼ見込みがついてきたという成果が生まれております。しかしながら、市民生活の実態から見れば、まだまだお寒い限りという気がします。

 また、過日いただきました新総合計画のうち、最後の3年間の後期事業推進計画や、災害に強いまちづくり計画を見ても、ハード面が弱いという印象がぬぐえず、心がときめくほどに防災対策が進むという気がいたしません。こうした思いを抱きながら、防災対策というとちょっと幅が広くなりますので、今回は地震対策に絞って、以下何点か質問をいたしたいと思います。

 そこで質問でありますけれども、まず質問の1つ目のテーマといたしましては、中津川市の耐震化の現状と課題についてお尋ねをいたします。

 このうち何点か大項目といいますか、中項目といいますか、ございますけれども、その1つ目、民間住宅の耐震化の現状と課題についてということでお尋ねをいたします。

 まず、民間住宅の耐震化ですね。耐震化の現状と改善の方針をお尋ねいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成23年度末現在の木造住宅の耐震化率は、推計値で約70%でございます。耐震診断実績数1,397棟は、県内で岐阜市に次いで2番目です。耐震補強実績数187棟は、県内で1番でございます。個人の財産である木造住宅の耐震化については、その必要性を所有者に理解していただくことが重要であるため、これまでも地域、建築関係団体と連携して耐震化の啓発を進めていますし、今後も進めていきますので、よろしくお願いします。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 今、23年度で木造住宅耐震化率70%というふうにお答えをいただきました。後期事業推進計画によりますと、23年度で70%だったものを、26年度末で84%にしていくんだという計画であります。14%引き上げるということになるわけですけれども、この14%、どういうふうにして高めていこうとお考えなんでしょうか、お尋ねをいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 建築物の耐震改修の促進に関する法律第4条に基づき、国の方針として平成27年度までに耐震化率を90%とする目標を上げていますので、当市においても国の方針に基づいて目標設定していることから、平成26年度目標を84%と設定し達成するよう、年度ごとに重点地区を設け、対象となる木造住宅の所有者の方に、耐震化の必要性を啓発しながら事業を進めてまいります。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 重点地区を設けるということでございますけれども、数値としてそういう形で出されたということなんですが、先ほど耐震補強を実施した戸数が187棟というふうにおっしゃいましたわね。全体としては、耐震補強しなければいけない対象戸数ですね、何棟あるのでしょうか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成23年度末で耐震化されていない住宅については、6,973棟でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 対象戸数約7,000棟あると。実績としては187棟なんだと。これを引いてみると、6,800棟前後あるわけですね。やったのは187棟だということになると、目標数値としては、それはそれで計算上は合っているけれども、実態として本当にそこまで進めることができるのかと。実施率県下一というのはありがたいことなんですけれども、そこで満足できるということではなしに、市民の皆さんの暮らしということを考えてみると、余りにも実施した割合というか戸数に対しまして、残された戸数が大きいということになるんではないでしょうか。あと3年間で6,973棟のうち何棟をやると84%になるんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 先ほどの6,973棟というのは、187棟が済んでいますのでその数字になりますが、それから187棟を引くことはないということですので、ご理解をお願いします。

 それから、先ほどの残りの6,973棟を何棟やれば84%に持っていくのかという質問ですが、これは耐震化率というのは、補強した件数とか、それから耐震性がある建物とか、今ある建物を除去した数、それから新築した数をそれぞれ勘案して推定値を出しております。ですので、木造住宅全体の戸数が23年度末で2万3,098ありまして、それに耐震化された木造住宅が1万6,125棟ありますので、現在70%というふうに推定していますので、決して残りの6,973棟がどれだけやったら84になるかという数字は出しておりませんので、ご理解をお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 数値としては出していないということでありますけれども、しかしながら、実績数の187で、対象戸数の6,973棟、約7,000棟を割ってみると、簡単に84%になるというふうにも思えないという感じがいたします。そういう面では、とにかく早くやっていただくということが非常に大事だというふうに思うものですから、従来のやり方、進め方、促進の方法、それを少し変えていく必要があるのではないかという気がいたすわけであります。どういうふうに変えるかということでは、なかなか難しいところがありますけれども、1つは補助限度額の引き上げを考えてもらえないかということなんです。中津川市は10分の7、100万円ですか。調べてみると、県下ではそれ以上に進んでいるところがあるようですね。県下の中で進んでいる自治体、どんなふうになっているのか、主なところでいいんですが、わかったらご紹介をお願いできませんか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 県下の状況ですが、中津川市にとっては先ほど10分の7の84万円という補助限度額ですが、高山市においては補助限度額180万円、10分の10の補助率でございます。それから大垣市については補助限度額210万円、補助率が10分の7でございます。あと、多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、東濃5市については、補助率10分の7の84万円でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 中津川市の場合は、84万円プラス、リフォームの関係もあるんじゃないですか。それも含めていくとどうなりますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 申しわけありません。

 中津川市では補助限度額が84万円と、リフォーム補助16万円を合わせて100万円でございます。あとは、高山市についてもリフォーム補助はありませんし、大垣市もありません。それから、多治見、土岐、瑞浪、恵那市についてもリフォーム補助はありません。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 耐震補強の補助だけではなしにリフォームも加えてやれるというところは中津川市のよさということですが、100万ということなんですね、10分の7でね。

 実は、うちの近所の人に聞いてみました。耐震診断やった人、あるいは実際に耐震化した方、あの阿木、ご承知のようにうちが大きいものですから、聞いてみたら、診断をやったら、おれのところを耐震化するだけで、工事で800万から900万円という診断結果が出たと言うんですよ。このうち10畳の間が幾部屋か、客間などあるということなんですけど、800万から900万で、とても耐震化だけで手が出んとおっしゃるんですね。それから、もう一方聞いてみました。これはもう耐震化を実際になさったんですけれども、耐震化だけでおれんところのうち大体550万円かかるという診断が出たというんですね。550万円かかるとおっしゃった方は、夫婦共働きでやってみえたもんですから、市の補助も使いながら実際やられたわけなんですけれども、そうやってみると補助限度額、リフォーム含めて中津川市100万円ということについては、もう少し何とか考えていかないと、先ほどの23年度対象戸数約7,000棟、これまでの実績187棟というギャップを埋めていくわけにはいかんのではないかという気がいたします。その点で、これは企画部長、総務部長、市長、ちょっと何かお考えがありましたら、ひとつお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 今の補強工事に対する補助の件ですが、私どもの基盤で考えておることは、個人の財産でありますので、木造住宅にどれぐらいの公費を支援すべきかという議論の分かれるところですが、当市では現状の制度が限度に近いものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) そうですね。個人の資産に税金をどの程度投入するのかというのは、大変難しい問題だというふうに私も思いますが、もし震災でも、大震災に遭ったときは仮設住宅をつくらなければいけないとか、何やかんやで税金というのが投入することがどうしても欠かせなくなってしまうんです。そういう面では、被災してから税金を投入するのか、それとも被災前に税金を投入して災害を防ぐのかという、その点が大事だというふうに思います。

 それからもう1つは、現在あるものを耐震化するというだけではなくて、新しいうちをつくれば今の耐震基準でやられるわけですので、これはもう本当に安心できる。そうしたら、そういうところまで含めて、それなりの何らかの対応ができないものなのかということですね。こういう点を考えて、より一般的に住宅耐震化工事だけではなしに、新築も含めてやっていくというふうにしていくことを何か考えてもらえないものなのかなということを思うわけです。今まで答弁でいただいていたことは、私は従来の中津川市政の延長線上で考えられているというふうに受けとめましたが、本当にそういうことだけで、残り6,973棟の住んでみえる方たちの命が守られるのかと、守っていく責務は市にもあるじゃないかということを思うもんですから、今後の課題としてひとつお願いをしたいと思います。

 そしてもう1つ、地域や家庭に密着した啓発活動、実はむしろ今、金よりも啓発活動をしっかりとやるということのほうが、補助金をたくさんふやすということも大事なんですが、そういうこと以上に啓発活動をしっかりしていくということが私はすごく大事だという気がするんですよ。災害に強いまちづくり計画を見てみますと、イベントやホームページで啓発をしていくということが書いてありましたけれども、私は振り返ってみれば、環境センターをつくる際に行ったように、地域の説明会、区ごとぐらいで行ったんじゃなかったですかね。ああいうようなことも含めて全市的に行うと。先ほど部長答弁では、重点地区というふうにおっしゃいましたが、全市的に行うことが非常に大事ではないか。それも細かくやるということが大事じゃないかと思います。そのようなことを考えておりますが、お考えをお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 中津川市では、地域に出向いて出前講座や相談窓口を開催し、耐震化の啓発や支援制度の説明を行っております。平成21年度から23年度の間に34回の出前講座を開催しました。地域のイベントや六斎市でも相談窓口を開設し、休日、時間外を問わず啓発を行っています。啓発には建築士会の協力をいただき、官民一体で進め、ローラー作戦により全体で694戸の訪問啓発を実施しました。また、重点地区では、主に対象となる住宅を戸別に訪問して啓発していますので、よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) いろんな努力をしていただいているということは、今の答弁を聞きましてありがたく思いますが、問題は、やらなければいけない対象戸数が大変多いにもかかわらず、危険に対する対応としては、やっぱり実績という点では非常におくれがあるということだと思うんです。このギャップをどう埋めるのかということだと思うんですよ。後期事業推進計画等、あるいは災害に強いまちづくり計画などでも、どうやって埋めるのかというところが残念ながら見えてこないと。やるというのは、従来どおりの方法というような感じがしてしまうわけですね。先ほど、重点地区再編を大事にしながらやっているというふうにおっしゃっていましたけれども、この重点地区というのはどういうところなのか、改めて説明をお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 重点地区は、平成22年度より阿寺断層周辺地域を設定して啓発を行っております。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 私も阿寺断層の関係ではないのかなというふうに、先ほど聞きながら思いましたが、そのことでも政府が目標として90%の耐震化をするといったのは、今わかっている活断層だけを地震対策の対象とすればいいということではなくて、まだ未解明というか、わからない活断層というのが実はあると思わなければいけないと。学者によっては半分ぐらいしかわかっていないんだなんていう説もありますわね。そういうところから、やはりどの地域のうちに対してもやるということで、90%というふうに目標設定を政府はしているんじゃないかというふうに思うのです。中津川市を見てみましても、阿寺断層とか屏風山断層というのは県下でも有名な断層なんですが、しかしながらよく見てみると、断層というのは何十もありますね。そうしたら、阿寺断層地域に限るのではなくて、全市重点で進めないことにはいけないということになるのではないでしょうか。それからまた、全市対象に説明会をしっかりやっていくと、啓発活動をやっていくということなしに、84%という目標は達成できないのではないかという気がいたしますけれども、いかがですか。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 私たちとしましても、区長会の会合等で出前講座の開催もお願いしておりますので、可能な限り地域へ出向いて直接啓発を行うように努めてまいりたいと思います。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) ぜひお願いしたいと思います。

 それから、可能な限り自分たちとしてはやっていくというのは、部長という立場では、やはりそこが精いっぱいのところだろうというふうに思うんですよ。そこで市長、この問題は人の命にもかかわるわけでありますし、市として担当部とか担当の課だけに任せるということではなくて、啓発活動を全市的に進めていくようなことを考えていただけないものでしょうか。質問項目にはそこまではありませんので、ちょっとお願いということにいたします。

 大分時間が来てしまいましたので、次の質問に入りたいと思います。

 公共の建物の耐震化の現状と課題ということについてであります。

 庁舎、本庁ですね、それから総合事務所等の耐震化率は、23年度末で55%、26年度末で60%の目標と、これは後期事業計画に書いてあります。26年度末までに耐震化をする施設名をお尋ねいたします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) まず最初に、55%につきましては、対象が20ということで、そのうち11が終わっているということでございます。現在、建てかえを予定している苗木事務所でございます。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 苗木事務所1つで5%ほど上がるんだと、わかりました。

 そうすると、20分の12になるわけですので、20分のという分母についても、果たしてそれだけでいいのですかということも本当は思うんですが、重大なところが20施設だということだろうというふうに思いますけど、27年度以降の取り組みはどういうふうにしていく計画なんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) ご指摘のとおり、市の所有している建物でいうと1,700棟ぐらいございますので、この辺につきまして、現在進めている市有財産運用管理マスタープランの中で耐震化等の計画を策定してまいります。具体的には、維持更新の対象とする施設について、施設カルテにより耐震化の順位づけを行って整備してまいります。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) ですから、今わかりました。1,700分の11が1,700分の12棟に耐震化するものがなると。その中でも特別重要な施設ということでは20施設なんだよということなんですよね。この実態は、実はそら恐ろしいということですね。ひとつ計画をつくって、ここもしっかりと進めていただきたいと思います。

 それからもう一つ、後期事業計画の中に、かやの木地区の行政機能の配置計画の検討というふうに書いてありますが、この配置計画の検討というのは、どういう中身を持ったことで、対象はどういう施設を考えているのかということなんですが、ご説明をお願いします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 配置計画の検討等というのは、本庁舎の耐震補強及び大規模改修、または新庁舎の建設についての検討、これらをするとともに、文化会館、健康福祉会館等、かやの木地区の公共施設の再配置もあわせて検討を行うというものでございます。なお、先ほどの1,700棟すべてが耐震化ができていないということではございませんので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 再配置というのは、建てかえを含めてという意味ですか、お尋ねします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 実は、庁舎の耐震化ということで現在検討を進めております。その中で、庁舎が耐震化できる施設かどうかというところの判断も必要になりますので、これは庁舎の耐震化ありきだけではなくて、建てかえも含めて検討する必要があると、そのように考えております。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) わかりました。ひとつお願いをいたしたいと思います。

 (3)の質問に入ります。

 今度は、市内の特定建築物の耐震化の現状と課題についてでありますが、市内の特定建築物の耐震化の現状と課題について、施設数が幾つあって、耐震化率はどうなっているかということなんですが、この提出した文章の中には、特定建築物というと公も民も入ると思いますので、市の建物については今総務部長から答弁いただきましたので、民間だけに限ってでいいですが、ひとつお願いをいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 建築物の耐震改修の促進に関する法律第6条に規定する特定建築物は、民間施設で145棟、うち耐震化されている建物が79棟で、耐震化率が54%でございます。このデータは、平成18年度に市と県で調査した結果でございまして、平成23年度より市と県にて施設数の再調査を行っており、今年度中に新しい数値が県から公表される予定でございます。

 特定建築物には、建物の用途により、階数が2または3以上、かつ面積は1,000平米以上のものなどが該当し、主な公共施設のうちは市役所本庁舎とか、市内小・中学校、高校校舎ということになりますので、よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 民間施設ということで、145棟に対して79棟耐震化しておって、率でいけば54%だ、こういうことでよろしいわけですね。ちょっと確認です。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) はい、そのとおりです。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) そうしますと、あと半分近くがまだやられていないと。促進のためには何かお考えはありますか。ありましたらお願いします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) この法律では、所管行政庁である県が、指導及び助言並びに指示ができるとされておりますので、県と協力して耐震化に取り組んでいきたいと思っております。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) ありがとうございました。ひとつそういうことで、よろしくお願いいたします。

 それから(4)の水道施設の耐震化の現状と課題についてでありますが、水道施設の耐震化について、災害に強いまちづくり計画は、市内全域の耐震化は莫大な費用がかかり、現実的でないというふうに記載をしております。それから、後期事業推進計画は、配水池耐震化率26年度末目標59.2%、管路耐震化率26年度末目標5.4%、こういうふうに記載をしております。そこで、この文書を読んでいて悩んでしまったわけですが、市内全域の水道施設について、市内全域の耐震化は莫大な費用がかかり現実的でないと。この現実的でないという理由、どういうことなのかということと、それから配水池の耐震化率26年度末目標59.2%というふうに書いてあります。約6割ぐらいで4割残るということですね。それから管路の耐震化率が26年度末で5.4%だと、こうなっておるわけですけれども、これについても、現実的でない、あるいは59.2%、5.4%、この内容説明をお願いします。



○議長(松浦高春君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) 市内全域の配水施設、使用管路、配水管等をすべて耐震化した場合、100億円以上という莫大な事業費がかかるため、財政面を考慮し現実的ではないという表現をしておりますが、こういった計画の中で、現実的ではないという否定的な表現が適切ではなかったと考え、反省しております。また、現在は、市内全域で主要な施設や管路など、優先順位をつけ耐震化を進めております。

 また、配水池耐震化の目標値59.2%につきましては、建設を予定しています恵下第二、実戸配水池を含め、上水道、簡易水道を合わせた市内全域配水池容量3万2,690立方メートルに対し、耐震化済み配水池容量1万9,364立方メートルとする目標値であります。また、管路耐震化の目標値5.4%につきましては、主管路延長447キロメートルに対し、管路耐震化延長24キロメートルとする目標値であります。主管路とは、導水管、送水管、配水支管の総計であります。また、簡易水道の管路につきましては、現在、上水道との統合に向け試算調査中でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) ありがとうございました。

 私も、現実的でないという表現は、今まで見たことがなかったような気がしたし、ちょっとショックでありまして、どういうことかというふうに非常にけげんな感じをしながら見たわけですが、訂正していただきまして、けれども、実は大変、簡単にできそうにない中津川市の状態に現在あるんだという、そういう面では現状の深刻な状況というものをしっかりと答えていただいたものというふうに思います。

 配水池59.2%ということですが、これは幾つある中の幾つができると。要するに残りは幾つになるんだということなんですけれども、わかりましたらお願いします。



○議長(松浦高春君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) 大小含めまして、合計250ほどございます。そのうち、PC(プレキャスト)製品における配水池におきましては、耐震化が済んでおるという判断で、残りのステンレス製、それからRC(コンクリート製)につきまして、未耐震化ということで今検討しております。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 特に水の問題は、重要なライフラインということでありまして、そういう点でもしっかりと進めていただきたいと思います。

 それから5.4%は主要管路についてが対象だと、管路ではなくて主要管路だということでよかったわけですね。確認です。



○議長(松浦高春君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) 75ミリ以上の主要管路でございます。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 75ミリ以上で5.4%ということになりますと、もう少し本当は細いところまで主要管路といってもあるわけでありまして、そのあたり、まだいくのかなと思ったので、ちょっとこういう点で考えてみると、先ほどの訂正はされたけれども、本当に現実的でないというふうについ言わざるを得ないような状態ですね。あるいは、また75ミリ以上という大変に太い管路に限っていっても、5.4%にしかならないという現状。こういうところが今あるということがわかりました。これは本当に、目標は目標として達成するように頑張っていただけなければなりませんけれども、それだけでは済まない極めて大きな問題が達成したとしても、その向こうに実は市政の大きな課題として残っているんだということだと思います。

 次、市道の橋の耐震化の現状と課題に入りたいと思います。

 市道にかかる橋の総数が928、うち当面の重点は、15メートル以上か必要性の高いもので379橋という説明がかつてありました。そこで、928橋のうちの379橋、約4割の耐震化、あるいは長寿命化をするということにしますと、これから何年かかるのか、お尋ねをいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) JRや中央道、国道19号の上にかかっている第三者被害が想定される橋や、幹線市道にかかる橋を優先的に進めておりますが、耐震化については、単純に年間事業費を後期事業推進計画ベースで計算いたしますと、約60年かかる見込みでございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 60年といいますと、この間、ことし生まれた子が還暦になってしまうと。私などはこの世にはとてもおらへんと。ひょっとしたらうちの子どもたちもおらへんかもしれへんという数字ですが、これは逆に言えば、主要な橋を耐震化するのにも、後期事業推進計画ベースでやっていてはとてもおぼつかないと、こういうことだというふうに思えるんですね。東海・東南海・南海の地震の発生確率が、今後30年間で60%から88%と私は言いましたけれども、そういう点で見ても、本当にこの件については、これもまた大事な施策なんでありますが、おくれているということだとよくわかりました。

 ?のほうに入ります。後期事業推進計画では、橋の耐震化の事業費について26年度までに2億6,700万円と、24年度以降、全体事業費が2.7億円というふうに記載されておりますけれども、この額、26年度までに2億6,700万ですから、27年度以降は3,000万円しかやらないのかというふうに私は受け取ったんですが、現状との関係でこれは幾ら何でもという感じがいたしました。それで2億6,700万、あるいは2億7,000万で、どれだけの橋の耐震化をご予定してみえるものか、お尋ねをいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) まず、2億6,700万円と2億7,000万円ですが、これ同じ数字を丸めて2億7,000万円という表の中で表現をしておりますので、3カ年の数値というふうにご理解をしていただきたいと思います。それで、この2億6,700万円でどれだけできるのかということなんですが、一応工事では3つの橋を予定しておりまして、11の橋の設計を予定しております。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 26年度までに3橋実施とおっしゃいましたけど、もう少し具体的に、どこと、どこと、どこなのか、お尋ねをいたします。



○議長(松浦高春君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。



◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) まず、中央道の跨道橋である中村橋と前山橋、それと一級河川中津川にかかる新中津川橋を予定しております。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) わかりました。24年度以降の全体事業費2.7億円にもちょっとショックだったですけれども、同じことであればそういうことです。

 そうすると、27年度以降がどういうふうに考えていくのかと。60年というのは少しでも早くしていかなきゃいかんという課題がある中で、どういうふうに考えていくのかということがこれからの課題になってくるということなわけですね。

 ということで、この質問の大きな1つ目を終わりまして、あと8分しかございませんので、次に行きます。

 27年度以降の次期総合計画、災害に強いまちづくり計画とのかかわりでお尋ねをいたします。

 後期事業推進計画によりますと、27年度以降の施設整備費は激減をして、公共投資の費用が大幅に減ってしまうというわけですね。現在の計画値で47.5%、半分以下に減ってしまうということで19億円だという計画になっております。額が低いということではなくて、やはりそういうふうにせざるを得ないという実態が中津川市にあるということなんですが、青山市政はそういう厳しい財政の中でも、ぜひ優先して耐震化推進事業に取り組んでもらいたいというふうに私は願います。耐震化、あるいは長寿命化は、巨額の財政確保が必要だと思いますので、優先して取り組むことを前提にして、現在の新中津川市総合計画、後期事業推進計画を含めるわけですが、次の27年度以降の総合計画づくりの準備に、残り3年ですから入っていただきたいと。その準備に入るときの財政は厳しくなってしまうけれども、その中で耐震化、長寿命化、そこの命を守るという施策、重点の一つにするんだということで準備に入っていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 耐震化につきましては、後期事業推進計画におきまして、防災意識の高まりと、そういう時代潮流を背景に、災害に強く、安全で安心なまちづくりを施策の柱に掲げまして取り組んでおるところでございます。次期総合計画の策定に当たりましては、リニアを生かしたまちづくりビジョン、その策定に合わせまして25年度から準備に入るところでございます。その中で、災害に強いまちづくりは非常に重要と考えておりますので、引き続きその計画の中に盛り込んでまいりたいというふうに考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) ぜひ、25年度から入るということでありますけれども、本当に今の話じゃありませんが、全部の橋じゃなくて必要だと思われる橋の耐震化だけでも60年かかると。全部の橋をやったら100年計画ですね。そういう状況のないように。あるいはまた、先ほど一番最初のテーマに上げましたけれども、一般の皆さん方のお住まいの住宅の耐震化がしっかりと進むような施策というものを考えていただきたいと思います。特に、先ほど言い忘れましたけれども、阪神大震災を見てみると、死者数の8割が家屋の倒壊だというわけですから、本当に命を守る、そういう面では計画をしっかりとお願いいたしたいと思います。

 それから財源の話、本当に実は難しいところで、そこをお願いばっかりしておっても大変難しいところがあると思いますけれども、振り返ってみても、本当にこの間、行政のプロセスを無視したために大変な無駄遣いをしてしまったというのがミックス事業にもありましたし、間ノ根のことにもありましたし、今度の図書館でもそうなりそうだというようなことを考えてみると、行政改革のあり方の一つとして、行政の執行上のプロセスも大事にしていくということをやっていくというようなことも考えながら、計画をつくってもらえればというふうに思うわけでございます。

 さて、その次、災害に強いまちづくり計画は、防災に関する上位の計画というふうに書いてありましたが、防災関係では、災害に強いまちづくり計画は上位であっても、市全体のその他の農政、環境だの、農林、商工業、福祉だとかいろいろあるわけですが、各種計画とのかかわりでは、災害に強いまちづくり計画はどのような位置づけなのかという点ですが、いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 災害に強いまちづくり計画は、昨年制定しました条例を基本とし、自助・互助・公助の役割を明確にし、具体的な計画を立案し、着実に防災対策を実施していくために作成したものでございます。防災上の計画であります耐震改修促進計画や防災備蓄10カ年整備計画などを網羅しておりまして、地域防災計画における地震や風水害への予防対策、避難対策、また災害発生後の対応などを具体的に進めるための計画として位置づけをしております。

 防災関係以外の市全体のその他の計画においてのかかわりにつきましては、整合性はとっておりますが、特に位置づけとしてはございません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) 特に位置づけていないということでありますけれども、従来からの行政の流れからいくとそういうことなんだろうなというふうに思うわけでありますが、しかしながら、やはり私はどこかで青山市政らしさを打ち出してもらいたいと。残念ながら、私、今回の後期事業推進計画の中ではそれがはっきりと見えなかったわけでありますので、また今後の中で見えたらということも希望をしておりますし、命を守る、財産を守るというのは地方自治体の責務でもありますので、ぜひその点、上位計画ということで考えていただけるように配慮をお願いしたいと思います。

 そういう点で、市長の姿勢について、最後の質問としてお尋ねをいたします。

 今6月定例議会の補正で、阿木高校、一色保育園の耐震化の前倒し実施ということがございます。私、大変に評価をいたします。後期事業推進計画では、全体として従来の延長線上でつくられているという気がしております。青山市政らしさがちょっと感じられないと。それは、就任後間もない間に計画がつくられたということでやむを得ない気がいたしますけれども、今後、具体化の段階で、防災対策や耐震化など、前倒し、あるいは事業規模の拡大などの形で、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。今後、厳しい財政の中ではあっても、市長自身腹をくくって、防災対策、地震対策は人命にかかわる緊急課題だとして、優先的、積極的に事業を進めることで青山市政らしさをアピールしてもらいたいと、市民の心をときめかせてもらいたいと切望いたします。市長自身、どうお考えか、ご所見を伺います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 青山らしさというものに対しましてご進言をいただきましたことに、まず感謝を申し上げます。

 私自身も、できれば早い時期にそういった青山色が出せればという時期が到来するのを、自分も期待するところでありますが、1月の選挙におきましては、政策の中身というよりも、むしろ市政運営の手法が大きなテーマとなって選挙が行われました。そんな中、大きくぶれてしまったというものを、まずはどうしても正常な形をつくった中で市政の運営を行っていきたい。そして、皆様の意見をしっかりいただけるような形をまずつくり上げたいというところに現在取り組んでおります。したがいまして、基本計画の中身の検証をさせていただきながら、まずは組まれております基本計画に沿った中でしっかりと事業を進めてまいりたいと。まずはその取り組みに力を入れているところでございます。

 ただし、やはり昨年の3月11日の東北の大震災に見ますように、これからの、これは中津川市だけじゃございません。国を挙げての防災意識、また自分たちの住むまちをしっかり守らなければならないという取り組みにつきましては、今片桐議員がおっしゃられたとおりでございます。その点につきましては、最大喫緊の課題として取り組んでいけるような政策を取り入れてもらいたい、そのように考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) ちょっと言葉足らずで、大変私も市長の今の答弁をお聞きしておりまして失礼をしてしまったというふうに反省をしたところであります。この間の中で、市長就任以来、期間が短いにもかかわらず本当に精力的に動いていただきまして、そういう中でミックス事業、あるいは図書館の問題、小池裁判も含めてなんでしょうが、市政が大変落ちついてきたと。いい方向へ向かってきているなあという感じ、私は正直そういうふうに思っております。それで、大体そういうところのそろそろ目鼻がつきそうな段階で、これからの課題としてどうなのかというようなつもりで、ここにちょっと書いたところなんです。そういう面では、短時間の中で後期事業推進計画、ああいうふうにつくられたという中では、そういう中でそういう感じがいたしたということですのでお願いします。

 改めてですけれども、今の市長の答弁の中で、今後の進め方の中では、防災対策、地震対策についても、従来のような延長線ではなくて、今のここであらわれたような課題にこたえていけるような、そういう対応を考えてもらえるというふうに、私は受けとめてよろしいんでしょうか。改めてお尋ねします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) このたびの昨年の大震災から学ぶことは、やはりたくさんございました。中津川市でも多くのボランティア活動、また今、片桐議員から質問がございましたように、地域の建物等もしっかり守っていくという、こちらも大事でございます。あわせて、私も初めて気がついたわけなんですが、東北のあの惨事に、自衛隊であり、地元の消防団が大変活躍をされておりました。しかし、自衛隊があの地域に乗り込むまでに、その市の中の工務店であり、重機等を所有している皆さん、そういった方が中から切り開いていくということも、初めて私気がついたようなところもございます。したがいまして、全市を挙げた中で、あらゆる組織、またボランティアの皆様、そして消防、警察、そういったすべての者がしっかりと連携のできる形も非常に必要だということも痛感をいたしましたので、すべてのものをあわせた中で、防災に強い中津川市のまちづくりを目指してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 片桐議員、1分切りましたので、お願いします。

 22番・片桐光朗君。



◆22番(片桐光朗君) まだまだこの件については、細かいところまでお聞きしたいこと、それから質問し落とし等もございますけれども、ぜひ今市長が答弁されましたような形で、今後、従来の中では達成できないこと、あるいはおくれ過ぎることありますので、大きく変えて進めていただくということをお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(松浦高春君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) 申しわけありません。数字を1点訂正させていただきます。

 先ほど、配水池の総数を250とお答えしましたが、これ浄水場とポンプ場を含んでおりまして、配水池は184でございます。訂正をお願いします。申しわけありませんでした。



○議長(松浦高春君) これにて22番・片桐光朗君の一般質問を終結いたします。

 続いて6番・田口文数君。

  〔6番・田口文数君質問席に着く〕



◆6番(田口文数君) それでは、発言通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。

 今回は、大きく2つの質問をさせていただきます。

 初めに、新図書館建設中止についてでございます。

 青山市長は、市長当選以後、新図書館建設一時中断を発表し、3カ月以上近くも決断できず、5月7日に正式に建設中止を発表いたしました。図書館の建設を推進してきた私としては、大変にショックであり、怒りも覚えております。

 平成20年7月に中心市街地活性化基本計画が国から認定を受け、21年4月に図書館建設にも補助が出ることがわかりました。旧ユニー跡地を株式会社新町開発から土地を購入することになり、議会の可決をしてから現在に至っております。その間、いろいろとありましたが、なぜ図書館をつくることがこれほどまでに問題にならなくてはいけないのか、大変に疑問でありました。

 早速質問に入らせていただきます。

 青山市長は、中心市街地活性化基本計画をどのようにお考えですか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 平成17年に中津川市は合併をいたしまして、大変広い、またそれぞれの地域の特性が多く持ち合わせる中津川市になりました。そんな中で、中津川市の中心市街地につきましては、やはり中山道を中心として、宿場町として、また近来におきましては工業都市として、また商業を併設した、非常にさまざまな業態のバランスのいいまちづくりになってきておるとは思いますが、現在のJRを中心として、中津川市のとりわけ商業が栄えたこの駅前開発、中心市街地の活性化につきましては、他の中津川市の地域にない特性を持ち合わせております。したがいまして、この駅を中心とした中心市街地の活性化につきましては、今後リニア等も踏まえた中で、やはり観光客の方が魅力を持ってきていただける、寄っていただける、そしてまた市民の皆様につきましては、住みやすいまちづくりをしていかなければならない。それにはとりもなおさず活性化であるということにつきましては、十分承知もしておりますし、これから先の活性化あるまちづくりが、この中心市街地活性化計画の中にはしっかりとテーマとして含まれてございますので、引き続き取り組んでまいる所存でございます。どうかよろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 市長の考える中心市街地という形であります駅前を中心にという形でありますが、今現在、本当に駅前通り、本当に寂しい現状も、以前に比べれば大変厳しい状況になっているというふうに思っております。これがメーンである図書館が中止になったということで、私もどのようになるのかという部分で心配をしております。

 2番目の質問に入ります。

 中心市街地活性化の数値目標が4つありますが、観光入り込み客数、中心市街地居住人口、中心市街地歩行者数、商業店舗数という形で、大幅な目標値がありますが、新図書館の建設を中止にしてこれは達成をするというふうに思いますか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 現在の基本計画の目標指標につきましては、既存の事業を強化して実施することで、ほぼ達成できると考えております。4つの数字目標のうち、観光入り込み客数、中心市街地歩行者数、商業店舗数については、目標値を上回るか、ほぼ目標に近い数字だと考えております。中心市街地居住人口につきましては、目標達成は非常に厳しいと考えておりますが、今後民間事業者による共同住宅等の整備の意思が示された場合には、積極的に誘致をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 目標値を上回るという、本当に大変ありがたいお言葉をいただきましたので、ぜひ達成できるようにまた努めていただきたいと思います。

 しかし、中心市街地活性化の基本理念、豊かな自然に包まれ、街道文化が息づき、安らぎがあり生き生きとした中津川、住む人が住みやすく、市民や来訪者が楽しみ、人と人をつなぐ、人・もの・情報が集まるまちという形で基本理念があります。メーンである新図書館が中止になった場合、これが本来この基本理念に沿っていないというふうに私は思いますが、いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 基本理念につきましては、今議員がおっしゃられたとおりでございますけど、中心市街地活性化という意味合いでは、図書館は今まで議論していただいて、一つの手法ということで今まで詰めてきていただいたわけですけれども、今回こういうふうになった背景の中で、今後、また今の基本理念に沿った形で、例えば居住人口を拡大する方法であるとか、違った方法で市街地の活性化する方法につきましては、今具体案があるわけではございませんけれども、それなりの理念に沿った形で少し組み立てをさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 中心市街地の歩行者数という部分ですが、恵那市の図書館には約6,000人の方が登録しているというふうにお聞きしております。すべての6,000人の方が中津に来ないというわけではございません。これだけの方が、なぜ恵那市に登録してしまっているのかということを考えると、やはり中津川市の図書館に魅力がないから恵那市に行ってしまうという部分が大いにあると思っております。その方たちが、少しでも中津川を歩いていただくということを考えていただければ、今回この歩行者数、誘客ですよね。私はかなりの増加になったのではないかなというふうに考えております。これは私の意見でございますので、申しわけありません。

 3番目の質問に移ります。

 青山市長にとって図書館とは何ですか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 私は今までにも、図書館という施設が決して不要な施設という言い方はしておりません。私が図書館の建設を中止したわけなんですが、そのような形の中で、何とかご理解は願いたいというお願いはしてまいりましたが、現在の図書館につきましては、やはり過去の本を読書するだけということではなくて、大勢の市民の方に利用いただき、またその中でのコミュニティーの場でもあるというふうに、非常に幅広くご利用いただける施設、それが現在の図書館という施設は持ち合わせておる。非常に将来の市民の皆様にとっては有効に使っていただける施設であるというふうに認識はしております。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) ありがとうございます。

 不要な施設ではないというふうに言われております。今の現状という部分でお話がありましたが、施設の環境の整備の充実がやはり不足していると。今の中央公民館である中津川市の図書館の環境というものは、大変に低いと私は思っております。環境の整備をすることも一つの新図書館建設のねらいだったと私は思っておりますので、この充実がなければ、今のところを構っても何もいけないというふうに私は思っています。

 市長と最初に会派の懇談会をさせていただきました。私が市長にお願いした部分を覚えているかと思いますが、特に子どもの本を読む権利を奪わないでくださいと、私、市長にしっかりお願いをしたつもりです。私たち地域の子どもたちも、図書館をつくってほしかったという子どもたちが多いんですね。その子どもたちに対して、どのようにお話ができますでしょうか。もし、今の子どもたちに対しての意見がありましたら、お願いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 今、権利を奪うというふうに言われましたけれども、権利を奪ったつもりはございません。新しい施設の中で、新しい環境の中で読書をしていただけるという、そういった環境は、確かに私は中止をしてしまいましたが、今回あわせて学校図書の充実であり、また子どもの読書プランの計画を策定いたしました。家庭で、地域で、学校で、そして中津川市全体の中での読書計画を持っております。したがいまして、若干私としては、奪ったと言われますことについては残念で仕方ございませんけれども、決して奪ったという認識ではないということをご理解いただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 私はそのようにお願いしたということでありますので、決して今回中止にしたことによって権利を奪ったということを言うつもりはございません。済みません。私はお願いをしたということでありますので、そのようによろしくお願いいたします。

 次の質問に移ります。

 図書館を中止にしたことにより、中津川市にとってプラスとマイナスになることは何か、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 私は図書館だけに限定をして申させていただくならば、やはり市民の皆様にとっても大変迷惑をおかけしたこと、そういったことについてはマイナスである。しかし、今回の場合、この図書館問題が市を二分する中で議論をされてまいりました。そういった状況からしますと、今ここでこれがプラス、これがマイナスという色分けをした中で、はっきりと申し上げることが果たして適切かどうかということも私は思っておりますので、どうかこのプラスかマイナスかという議論につきましては、答弁は避けさせていただきたいと、そのように思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 中止を決断した以上、私は、市長は中津川市にとってプラスになることを考えて、プラス部分ぐらい言ってくれるのかなと思っておりましたが、何もないようでしたら、わかりました。これでいきたいと思います。

 次の質問に移ります。

 市長は、中止の理由に、民意だとおっしゃっております。議会の議決も民意だと思います。昨年の市議会議員選挙において、民意から選ばれた議員による議決は民意ではないのですか。議会制民主主義をどうお考えですか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 議会の議決は、当然民意であるというふうに私は考えております。また、市長選挙の結果も民意であったというふうに思います。そんな中、図書館建設につきましては、これまで幾度となく1票差での議決で進められてまいりました。そんな中でのリコールという局面を迎えたということでございます。したがいまして、そのことをとらえましたときには、やはりこのことを教訓に、だれもが納得できるように市民の信頼を取り戻すことが、私市長、そして議会の皆様とのこれからの取り組みになってまいると、そのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 私は市民の方から本当に言われます。何で議会で決まったことなのにというふうに言われます。おまえたち何をやっておったんだと。議会として議決が通ったことを何でおまえらがやらんのだというふうに、私はかなり怒られました。先回の市議会議員選挙におきましても、図書館が政争の具にされてしまったという部分、私は本当に悲しい選挙だったなというふうに思っております。これが果たして、このような議会制民主主義という中で行われてきたことが、このようにまた覆ってしまうということは、後世にとって大変お粗末な前例をつくってしまったというふうに思いますが、市長、どうでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 私はその場におりませんでしたので、明確な発言ではないかもしれませんが、あえて申し上げさせていただきます。

 前任の市長がある地域へ出向かれたときに、この議員さんは反市長派であると。したがって、この議員さんの意見は私は聞きません。地域の代表者の方を窓口として、今後意見をいただきたいということを皆さんの前で発せられたというふうに私は聞いております。そういったことが、これは私が聞いておりますということですので、内容についてはよく検証しておりませんが、そういった中で議会が運営されてきました。その中で、本当に議会の議決というものが、今田口議員さんが言われましたように市民の皆様の声が反映されているかどうか、私としても一緒でございます。先ほど片桐議員さんの質問にも答弁させていただきましたように、今回の場合は市政運営の手法が問われた選挙というふうに私は思っております。したがいまして、民意、議決、これだけを議論した場合には、またどうしても窮屈な話をさせていただかなければならない状況になってしまうんではないか、私はそのように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 市政運営という市長のお話がございましたが、私たちはたとえ1票差であったとしても、議決は議決で可決したことは間違いありません。それが市長権限という部分で覆されてしまったということでは、私たちが本当に何をしてきたのかということを市民の方から怒られても当然だというふうになってしまっております。そんなことでは、もう市民から議会は必要ないじゃないかというふうに私は言われておりますので、今後、本当に市政運営という部分、市長は言われましたが、議会としての部分をしっかりと今後も考えていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 次の質問に移ります。

 図書館建設に反対している方に理由をお聞きしましたが、図書館を建てると市民病院がつぶれてしまう。医師がいなくなってしまう。介護、福祉にお金が回らなくなる。東日本大震災後には、補助金を被災地へ回せ、図書館ができても行かないというのが反対理由の多くでございました。特に高齢者の方は、市民病院がつぶれてしまうという誤った考えが抜けることはありませんでした。正確な情報が伝わっておらず、誤った情報を信じてしまった中で進んできてしまいました。青山市長は、これでも民意だと言えますか。お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 今回の選挙の中では、やはりさまざまな情報が飛び交ったことにつきましては、私も承知をしておりますが、すべての市民の皆様が、今田口議員の言われたことだけの情報で判断をされたとは思っておりません。多くの情報の中で、市民の皆様がそれぞれ判断されたことが今回の結果というふうに私はとらえております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 市民の方が自分で決断したという形の答弁でございましたけど、私も昨年の市議会議員選挙のときに、本当に仲のいい方からこのことを言われ続けました。どんなにこんなことはないと、市民病院がつぶれることはないんですよというお話をしても、それがもう頭に入ってしまう。なおかつ、図書館をつくるぐらいだったらうちの家の前の道路を直せ、側溝を直せ、そんなことを言われるような状況でありました。それなのに、今回こういう部分で選挙があった。民意だという形でありますけど、誤った情報が流れてしまって、それを信じてしまった方に対して、しっかりと私たちも説明し切れなかった部分は責任があると思います。しかし、そういう方が多いというふうに私は思っておりますので、そういう方に対して、市長も図書館を中止にしたという決断がありましたが、正確な情報を今後もお伝えするというふうに思いませんでしょうか。よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) そういったことを含めまして、私は風通しのよい、あと絆を育むまちづくりということで選挙を戦ってきたつもりでございます。そのことを執行してまいるつもりでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 次の質問に移ります。

 市長は、会派の懇談会でも維持費のことを話されていました。維持費によって中津川市の財政が悪化してしまうので、ご理解をいただきたいと言われておりましたが、この一時中断の間に、他の公共施設の管理運営、維持費の見直し、比較検討をされたのですか。これは3月議会でもこのような質問があったと思いますが、ぜひお伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 確かに維持費については、中止の一つの大きな理由でございました。今、ご質問の比較検討につきましては、まだしておりません。公共施設の半数以上が20年を経過しておる状況、また先ほど総務部長が申し上げましたように、非常に多くの施設がある中で、これまでの比較検討をするための資料づくりをいたしました。この秋には完成をする予定でございます。そして、市有財産の運用管理マスタープランを早期に完成させた上で、そのマスタープランに沿った中で進めてまいりたいと、そのように考えております。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 公共施設、耐震化しなくちゃいけないもの、老朽化になるもの、たくさんあります。そういう部分の見直しをしていく中でも、今回図書館という部分でも、耐震化というものを考えれば前倒しになると思いますが、ぜひここで実行していただければ私はよかったのではないかなというふうに思っております。後になって、実質全額市費で行うということになれば、なおさら私はできないというふうに思っておりますので、ここで前倒しの思いで、市長が建設のほうに決断していただければよかったなというふうに思っております。

 なぜ、今一時中断、8月にマスタープランというお話がありましたが、何もその維持費等のことに対しての検討は、市長はなかったんでしょうか。なかったという答えでしたけど、全く何も考えてなかったんでしょうか。もう一度お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 全くなかったということではございません。ただ、明確な数字といいますか、確定したようなものについては、なかなかはじき出すことが、結局未実施でございましたので、はじき出すことができなかったということでございます。あわせて、やはり人件費等、そういったことについては一定の数字が出すことができましたけど、それ以外の施設にかかわるところでは、今申し上げましたように明確な数字というものは出すことができませんでした。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) もう少しきちっとした形で私も検討していただければよかったかなというふうに思っております。

 次の質問になります。

 建設現場には、現在も鉄骨とコンクリートが入ったままですが、今後の利活用についてお聞きします。

 リニアを見据えた中で検討するとありますが、建設の中止を決断する以上、この先のビジョンがあってのことだと思います。リニアを見据えたとは具体的にどのようなことか、市長のビジョンをお伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) リニアを見据えたという言葉の中には、やはりリニアを利用されるビジネス利用の方、それから観光での利用の方、大きく2つに分けております。とりわけやはり観光で利用される方が、旧JR、15年先にはJRの中津川駅という形になるわけなんですが、その中津川市を目指して来ていただける。これは、やはり現在の中心市街地、先ほども中津川市のほかの地域にはないという言い方をさせていただきましたけれども、そういったものを見据えた中で、人に来ていただけるという大きな大前提を備えた中で、まちづくりに取り組んでまいりたい。その計画で庁内の検討委員会を立ち上げたところでございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 リニアという部分で、15年後先まで本当にどのような形になるのかという部分では、本当にあの土地が無駄になってしまうことのないように利用していただきたいというふうに思っておりますし、今、庁内で検討していくということではありますが、本来、市長が庁内で検討する前に、こういう考えだから、こういうことで考えてくれというふうに示して庁内検討していくのが筋だと思いますが、市長、どうでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 私は、私が言うことによって一定の限られた形の中で進めるのがよいのか、また部長を中心とした職員のアイデアをすべて出し切った中で、その中でこの方法がベストというものを選んでいくのがよいのかということも若干迷いもございましたが、現在立ち上げたばかりでございます。今は幅広く皆さんの意見をしっかりと出してほしいと。また、これは中津川市を挙げての、市役所を挙げての取り組みであるということで指示をさせていただきました。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 庁内、本来なら市長が先頭に立って出た考えとか、そういうものをしっかりと精査していく中で方向づけをしていただきたいというふうに思いますので、今後、大変な検討になると思いますが、よろしくお願いいたします。

 次の質問です。

 建設中止に伴い、財政調整基金から9億とも言われる多額なお金を返金するとされていますが、単純にお聞きします。9億円もの市民の血税を無駄にしてまでも、新図書館という施設は必要ないのですか。お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 9億円というお金の大きさは、私は十分承知をしておるつもりでございます。また、現在の中津川市の財政からも、当然この9億円がどれほどのウエートを占めるかということも承知をしております。ただし、もしこの9億円というものに大きくこだわられるという状況でございましたら、私としてはどうしても一言だけ言わせていただきたいのは、昨年の10月12日に起工式がとり行われてしまった。この時点で、先を見通す中で大きなリスクが、場合によっては中止になるかもしれないという大きな判断が、そこにはあったかと思います。その結果、やはり中止を訴えた私が当選をしたという現実に……。

  〔「過ぎたことを言うな」と呼ぶ者あり〕



◎市長(青山節児君) そういう状況の中でございました。したがいまして、たとえその時点で、2カ月、3カ月猶予をいただいた中で、一たん立ちどまって、その状況を判断された中での再度起工式、こういったことも必要であったんではないかと思います。あのときに図書館は決して反対ではないよという方もたくさんあったと思います。あの起工式の中で、ああこれはというふうに思いをされた市民の皆様も、またたくさんあったかと思います。したがいまして、この9億円が無駄云々という話になりますと、私としてはどうしてもリスクが想定される中での起工式について述べさせていただなければ、私の説明がつかない部分がございますので、あえて踏み込ませていただきます。どうかよろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 起工式の件というリスクという部分でございましたが、起工式が行われた理由は、これも議決で決まって、工事の締結が決まったから起工式に入ったのが現実であります。だから、リコールという部分で絡めて話をされるのは、ちょっと違うのかなというふうに私は思っております。

 次の質問に移ります。

 今、9億円という話をさせていただきました。9億円もの財政調整基金の穴埋めは、今後どうされていくのか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 3月議会、今まで財政調整基金を取り崩して対応しますと説明をさせていただきました。そんな中、23年度の決算状況の中で、今の財政調整基金を取り崩すことなく、なるべく繰越金の中で対応をしたいというふうに現在は考えておるところでございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) ちょっと新しい動きというか、財政調整基金ではなくて繰越金というお話が今出てきましたが、繰越金でもやはり市民の税金なんですよね。私も逆に先ほどは、図書館をつくるならあれしろ、これしろというふうに言われた中ですが、今回9億円もの中津川市の財政は余裕なのかと。そんなお金あるんだったら市民病院に新しい機械を買えばいいじゃないかとか、そういう逆に市民から言われる部分もあります。今回、税金という部分が、9億円というのは本当に大きなものでありますので、本当に簡単な問題ではないと思います。また、このような形で補助金を返すということになれば、本当に中津川市が、国、県からの信頼もなくなってしまうというふうに私は思っておりますので、本当にしっかり考えていただければよかったのかなというふうに思っております。質問ができないので申しわけないです。また意見とさせていただきます。

 11番目の図書館に関しての最後の質問ですが、図書館職員に対して、心ない人から非難中傷の文章が届けられたとお聞きしました。市長はご存じでしたか。これをどう思われますか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 知っておりました。そういった内容の連絡をいただきましたので、早速、5月2日小林館長と面談をさせていただきました。そして、私の思い、小林館長につきましては、新しい図書館だけでなく、中津川市のこれからの読書活動、また図書館司書の充実を含めまして、そして学校図書、公民館施設図書、そういったものをさらに充実をさせていくためにはあなたの力が必要ですので、ぜひこういった誹謗中傷に負けず頑張っていただきたいという旨をはっきりと伝え、本人の、また勤めるという意思の確認もさせていただきました。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) 済みません。私、あえて小林館長というのはやめておきましたが、市長のほうから小林館長というふうに言っていただきましたので言わせていただきます。

 本来、図書館の建設中止がなければ、このような非難中傷の文章もなかったと私は思っております。市長が、今後小林館長に対して、今後の期待をしていくという形で活躍の場を広げていただきましたので、まだ私はよかったかなと思いますが、実際にこのような非難中傷の文章があるということは現実でありましたので、その辺も市長が建設中止の判断をしたという部分でこのようなことが起きたということは、しっかりのみ込んでいただきたいというふうに思っております。

 ホームページで小林館長のあいさつの文があった一部をちょっと読ませていただきたいと思います。

 図書館は、人生のあらゆる場面で、あらゆる年齢、あらゆることに対し手助けできる知恵を集めた場所です。一冊の本、あるいは情報との出会いが、時に私たちを救い、いやし、励まし、勇気づけ、人生を変えることもまれではありませんというふうに、小林館長はホームページであいさつを書かれております。私、本当にこれを読んだときに、すばらしい方が中津川に来ていただいたというふうに思っております。また、向こう秋田からでは、本当にすごい激励をされた中でこの中津川市に来たということでありますので、今後、しっかりとまた小林館長を守っていくという思いで行っていただきたいというふうに思いますが、どうですか。よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 先ほど申し上げましたとおり、私は小林館長の力をこれからもしっかりと発揮していただくように、そのためには市長として仕事のできる状況をしっかりとつくるということが私の役目というふうに思っております。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。ぜひしっかりと、館長以外にも図書館にかかわる職員というのは大変苦労もしてきましたし、市民から嫌な言葉もかけられてきた職員もいると聞いておりますので、しっかりと職員を守っていただきたいというふうに思います。

 それでは、大きく2つ目の質問に移らせていただきます。

 PPS(特定規模電気事業)による電力購入についてという質問です。

 電力の自由化は、2000年4月から進められている電力事業分野の制度改革です。電気の供給は、地域ごとに国から許可された電力会社のみが行ってきました。しかし、制度改革により、新たに電気事業に参入した事業者PPS(特定規模電気事業者)や、他区域の電力会社から電気を購入することができるようになりました。2004年4月からは、電力会社との契約で、高圧500キロワット以上の利用者、中規模工場、中小オフィスビル、デパート、スーパーなどが電力を購入する事業者を選択することができるようになりました。さらに、2005年4月からは、高圧50キロワット以上に範囲が拡大され、これにより全国の電力需要の6割強が自由化されました。

 3月8日の岐阜新聞に、このような記事がありました。特定規模電気事業者からの電力購入を県内4市町村が新年度に予定し、ほか16市町村が検討していることが、7日、岐阜新聞社の自治体アンケートでわかった。PPSの購入を予定しているのは、瑞浪市、美濃加茂市、土岐市と北方町。瑞浪市は本庁舎など全28施設で、現行電気料の2%程度、200万から300万円の削減を見込む。美濃加茂市は、中央体育館、文化会館、給食センターに導入を予定。土岐市は、本庁舎と文化プラザ、市総合公園に導入し、年間約600万円の節減を見込む。北方町は、本庁舎と小学校など9施設で、同じく約100万円の節減を見込んでいるという記事でございます。

 ちなみに、瑞浪市は特定規模電気事業者、4月にエネルギーサービスプロバイダーと契約を結び、10月1日から新電力への切りかえを目指しております。市総合文化センター、市民体育館など、18施設で年間計240万、4.04%の電気料金削減を見込んでいるというのが今回の3月議会で話がありました。

 岐阜新聞の記事の続きですが、検討中は、大垣、中津川、美濃、羽島、恵那、山県の7市と、岐南町、笠松町など9町村のうち、大垣市は災害時に不安があり、防災拠点施設以外で検討、白川村も電力高騰時代でPPSも値上がりしている。災害時の問題もあり、安易な切りかえは不安があるとするという、このような記事がございました。

 質問に移らせていただきます。

 アンケートでは、中津川市は検討中とありましたが、どのような協議をして検討中になったのですか。お伺いします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) PPSと契約した場合の削減額を現在試算中でございますので、検討中と回答させていただきました。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 そうしますと、算出という部分でありますが、どちらの方向になるかという部分は、その中で答えは出たんでしょうか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) あくまでも削減額の幅を見て判断する必要があります。先ほど議員ご指摘のとおり、災害時の対応、あるいは電気料金の値上げ等の問題もございますので、これらもあわせて検討する必要があると思っております。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 では、その試算を出していただく中で、次の質問で、現在、特定規模電気事業者(PPS)から電力購入の計画はありますか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 先ほどもお答えしましたように、試算結果を見てみないと判断は難しいところでございますが、大幅に削減できるということであれば導入に向けて検討を進めたいと思います。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 次の質問に移ります。

 中津川市のすべての公共施設の年間の電気代は幾らになりますか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 平成23年度の実績でございますが、7億5,736万5,000円でございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 7億5,000万と大規模な電気料金ということでございます。

 私は、提案型という形で質問させていただいておりますが、少しでも電気料金が安くなれば、私はいいかなというふうに判断しております。電気事業の供給も、今不安定という中も今後ある中ではありますが、ぜひこれを行うことによって、少しでも電気料金が下がれば、電気料金、これも皆さんの税金でありますので、少しはいい方向になるのではないかなというふうに思いますので、ぜひさらに検討を進めていただきたいと思います。

 4番目の質問です。

 本庁舎を含め、使用電力の大きい施設はほかにどこがございますか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 電気使用量の多い順にお答えをさせていただきます。

 市民病院、環境センター、坂下病院、健康温泉館、衛生センター、浄化管理センター、恵北衛生センター、東美濃ふれあいセンター、にぎわいプラザ、倉屋温泉が、以上上位10番目ということでございますが、市の本庁舎のほうは13番目でございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) ありがとうございます。

 やはり市民が多く集まるという部分では、病院が多いのかなというふうに私も思っておりましたが、実際に1番目と3番目が病院ということでございました。少しでも、今後ほかの施設等も契約時でどういう形になるかわかりませんが、進めていただければ電力事業という部分で料金が下がっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次の質問です。

 中津川市省エネ節電計画に、2010年度と2011年度の消費電力量を比較しての目標設定の考え方がありました。職員の皆さんの努力により、本庁舎の削減量、年間8万8,834キロワットの削減とありましたが、電気料金にしますとどれだけ削減になったのか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 約112万8,000円でございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 本当に職員の方がいろいろと苦労していただいて、本当に暑い中、本来なら冷房を入れたいところを我慢して温度設定をしっかりと守ってきたというのが、こういう数字にあらわれているなというふうに、昨年本当に思っておりました。しかし、余りにも暑いときは、職員の体調も考えて、余り無理しないようにしていただきたいという要望も、ここでつけ加えておきたいと思います。

 次の質問です。

 中津川市省エネ節電計画に、中津川市地域新エネルギービジョンでまとめたモデルプロジェクト、太陽光発電を活用したEV充電施設プロジェクトとして、太陽光発電つきのEV充電ステーションの整備を行うことにより、地域内での電気自動車普及に役立てるとともに、観光客の電気自動車の充電ステーションとして活用していきますとございました。いつごろまでに、どこに設置をする予定ですか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 当市は、自動車メーカーや住宅メーカー、それから自治体などで構成します岐阜県次世代自動車推進協議会に幹事として参画し、普及に向けた取り組みを推進しております。充電ステーションは、電気自動車の普及を左右する大きな要因であり、設置を推進していく必要があります。また、公共施設や観光地、また利便性の高い場所に、自然エネルギー発電も組み合わせた充電ステーションの設置が必要であると考えておりますが、今現在としては、いつまでにどこに設置するといった具体的な計画はございません。以上です。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 予定がないということでございますけど、今後、必ずEV充電ステーションというものが必要になってきます。もし仮に設置をしようとしますと、どこを想定しておりますか。お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) これはあくまでも想定ということでございますけれども、市の施設といたしまして、市役所とか総合事務所、また市民病院、坂下病院等々でございます。それから、観光地とか利便性の高いところといたしましては、馬籠ですとか道の駅、JR駅前などを候補地ということで想定しております。以上です。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 そうしますと、中津川市はまだ計画はないということでございますけど、県内はどれぐらいEV充電ステーションがございますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 県内には69カ所の充電ステーションがございまして、そのうち急速充電器というのを設置しておりますのは、69カ所のうち14カ所ということでございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) わかりました。

 県内69、急速で14カ所ということでございますけど、設置するにはかなりの費用がかかるというふうに思っております。見積もり等、算出等はしておりますでしょうか。また、補助等があれば、どれぐらいでこれができますか。もし試算していればお伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) まだ試算の段階ではございませんので試算はしてございませんけれども、補助金につきましては、クリーンエネルギー自動車等の購入補助というものがございますので、そういった補助を活用して、そういうのがあれば、こういった事業にも取り組んでいきたいというふうに思っております。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) ぜひこのEVステーションは、私は急速に施行していただきたいというふうに思っております。観光という部分でも、私は絶対これは役立つというものだと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 次の質問です。

 東日本大震災により、福島第一原子力発電所では大規模な原子力事故が発生しました。今、全国各地で脱原発の運動が起きています。福井県の大飯原発の再稼働についても話題になっております。中津川市は、原発もなければ自家発電もありません。電気の供給がとまってしまえば、中津川の産業に大きな影響が出てしまいます。安全性が不十分だと言われていますが、何が安全で、何が安全でないのかわからないのが今の現状であります。

 青山市長は原発に対してどのようなお考えをお持ちか、お伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 今のご質問につきましては、3月の議会でも同じようなご質問をいただきました。

 まず、大前提としては、やはり国がしっかりと方向を示すべきであるというのは私の考えでございますが、中津川市としましては、今田口議員が言われましたように、この市の中で今有効な発電能力は持ち合わせておりません。したがいまして、現在の電気を使うということにつきましては、もし経済に大きな影響を与えるような状況が発生すれば、大変難しい問題も片方では発生する。そういうことが、まず現状の認識でございます。しかし、中津川市としましては、これからはやはり自然を利用した、環境を利用した中でのエネルギーに取り組んでいきたい。ただ、これは量的にはどうしても賄い切れるものではございませんので、そのあたりが、これからの国、また県、とりわけ古田知事さんも6月に入りまして原発にかかわる発言をたびたびされております。そういった中で、県とも連携をした中で国に要請もしていきたい、そのように思っております。

 ただし、やはり原発の課題が発生しましたのは、チェルノブイリの事故が既にあの時点で暗示をしておったというふうに理解をしております。その後、あの事故があったにもかかわらず、やはり全世界の中では、原発というものを使わなければ、世界の人々の生活、また産業、経済の発展がないという中で使われてまいりました。その20年を超える期間の中で一定の役割は終えつつあるのかなと。しかし、まだ役割の中では原発に頼る部分も残っている。そのあたりがどういう形で、原発は最終的にはなくなるであろうというふうに私は思っておりますけれども、そのあたりはどれだけの間でということは明確に申し上げられませんけれども、決してこの先存在しなければならないものであるという思いはございませんし、どのような形でソフトランディングができていくか、それが今後の国を挙げての取り組みになってまいるというふうに思っております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 6番・田口文数君。



◆6番(田口文数君) ありがとうございます。

 原発というのは、今後大きな課題として国を挙げての議論になってくるということになっております。原発に依存した経済状況が今後も続くかという部分で考えると、本当にそれをなくしても、原発がなくてでも産業の発展がつながるような方向性を見出していかなければいけないというふうに思っております。中津川市も、大きく言えば例えばメガソーラーのような電力を発電するものとか、そういうものも本当に市として考えていかなければいけない時代が今後来るのではないかなというふうに思います。市長のほうから、環境、また自然に合った形のエネルギー施策という部分もお話がありましたので、中津川市の今後の経済の発展のためにしっかり考えていかなければいけないというふうに思いますので、これもすべて要望といたしまして、市長にお願いをしたいというふうに思います。

 以上で一般質問を終わります。



○議長(松浦高春君) これにて6番・田口文数君の一般質問を終結いたします。

 ただいまから13時まで休憩をいたします。

  午前11時58分休憩

 ――――――――――――――――――――――

  午後 1時00分再開



○議長(松浦高春君) 休憩前に続いて会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 続いて、13番・粥川茂和君。

  〔13番・粥川茂和君質問席に着く〕



◆13番(粥川茂和君) では、通告に基づきまして質問をさせていただきます。

 中津川市の公立両病院は、深刻な経営状況を改善するために、平成23年度末まで経営改革プランを実施してまいりました。一般的に、改革の要件には、人とお金の投資が不可欠とされておるところですが、当市では職員を削減して、繰入金の増額もままならない状況と承知をしております。

 しかし、今後は中津川市総合計画の後期事業推進計画に基づき、両病院の自立経営を実現するための取り組みを行うわけでございますが、このことは両病院のみならず、市役所が横断的に取り組むことが必要であると考えまして、次の幾つかの質問をいたします。

 最初に、医師、看護師の確保についてお伺いします。

 まず住環境からでございますけれども、自宅から通勤できない医師、看護師の皆さんへの住宅提供の考え方と現在の状況について、年齢、経験年数を基準にして、愛知県の公立黒字病院との比較をしてどうであるか、状況をお聞かせ願います。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 現在、医師用の住宅として14戸、看護師用住宅として10戸ございます。さらに、医師用として民間のアパートを35戸、病院で住宅として借り上げております。なお、年齢、経験年数に配慮して住宅提供は行っておりません。愛知県内の公立黒字病院においても、住宅を借り上げ、職員に提供する制度を設けているところがございますが、その取り扱いは当市と同様と考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) こういう状況を利用していらっしゃるドクター、看護師の皆さんの評価、それから満足度はいかほどか、どのように承知をしていらっしゃいますか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 医師の異動は4月に集中し、その上に短期間に転入の諸手続をする必要がございます。医師が住宅を選定する際には、病院で物件を調査し、本人が満足するものを病院で契約するため、医師などからは評価が高く、満足度は高いと思っております。なお、満足度調査については行っておりません。よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) もう少し大きな声で、ご答弁を願いたいと思います。

 満足度調査を行っていないというご答弁でございましたが、住宅選定のときに医師が直接ごらんになって、これでよかろうということで選定をしておるから、恐らくや満足度は高いということを想像しておるということですね。

 住宅には、医師ご本人以外にもお住まいになる状況があると思いますけれども、ご家族の満足度というか、評価も調査はしていらっしゃらないんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) アパートを選定する際に、医師とこちらのほうと一緒に現物を見ておりますので、ご家族で入られる場合は、ご家族の要望も取り入れて選定をしております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) わかりました。

 たくさんありますので、次に行きます。

 次に、給与とか勤務の条件についてお伺いをしたいと思います。

 医療職員の給与及び昇給の考え方についてお伺いをいたします。

 先ほどの住宅同様、経験、年齢を基準にして、愛知県の公立黒字病院との比較をお答え願います。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 愛知県内の黒字病院で、市民病院と同規模の常滑市民病院を平均給与で比較いたしますと、基本給と手当の合計月額の比較では、医師については2万9,875円低く、看護師については8,491円高く、医療技術員につきましては7万4,394円低い状態でございます。これは平均給与等でございますので、年齢、経験年数が異なりますので一概に申し上げることはできませんが、ほぼ同水準だというふうに考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) これも、先ほど同様、ご当人の皆さん方の評価、満足度の調査はおやりになっているかどうか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 毎年、職場満足度調査を行っておりますが、満足していただいているという回答はございません。給与につきましては、一般的には満足という評価はいただくことは難しいわけでございますけれども、職員組合の春と秋の要求においては、手当等の改善要望が出されますので、近隣病院の状況を調査して比較検討しております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) いずれも、医師、看護師の確保には重要な要件となると思います。

 続いて、もう2つお伺いしたいと思います。

 看護師さんの夜勤手当も、先ほどと同様の比較についてお伺いをしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 愛知県内の公立黒字病院との夜勤手当額の比較については、公的な病院ごとの個別交渉データがないため把握しておりません。しかし、平成22年3月に岐阜県内を調査したところ、回答のあった12病院中で、土岐総合病院と並んで岐阜県内では最高額でございました。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) これも、先ほど同様、当事者の評価、満足度の調査について行っているかどうかの質問をいたします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 毎年、職場満足度調査を行っているわけでございますけれども、夜勤手当額についても、満足しているとの回答はございません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 続いて、子育て中の看護師さんの方々の勤務条件についてお伺いをしたいと思います。

 子育て中でありますから、できれば日勤に限定した勤務体制をしたいというふうに思われるのが当然だというふうに思いますけれども、果たして両病院にはそういう選択肢があるかどうか、お伺いをいたします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 日勤に限定した勤務を選ぶことは可能でございます。家庭の事情や病気等で夜勤ができない状態であるときは、希望によりまして日勤のみの勤務としております。希望する場合には、勤務する部署の異動で対応させていただいております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) その希望は、100%かなえられているんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 希望は、部署長が話を聞かさせていただいておりますので、希望される程度問題だと思うんですけれども、できる限り希望を聞くようにしております。

 現在は、市民病院でも10人ほどはそういった職員がおりますので、希望はかなり聞いておると思います。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) いずれも事務局側といいますか、雇用者側といいますか、こちらが満足しておっていただけるんではないかというような憶測に基づいたようなご答弁であるというふうに思います。

 今まで質問した3項目は、いずれも勤務環境の整備ということについては重要なところだというふうに思います。私どもが方々先進病院、黒字病院を視察したところでは、無理な看護体制、10対1とか7対1というのがありますが、勤務環境が悪化するという理由から、もちろん経営上の余裕があるというところではありますが、あえてやっていないという病院もございます。その点は皆さんのアンケート、満足度を調査していらっしゃらないわけですから実態はわからんわけですけれども、そういう考え方について、どういうふうにお考えかお尋ねを申し上げます。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 満足度調査はしておりますけれども、その項目ごとに、今お尋ねのような項目がぴったりいった調査がないものですから、今のようなお話になるわけでございますけれども、全体的なイメージの調査の結果につきましては、例えば、医師でございますと給与全体の満足度はといいますと5段階で3.7ということで、結構高い評価をいただいておるんかなと思います。職場環境については、5段階で3.2とかそういった中で、先生方のところでは評価をしていただいている部分があるかと思います。

 一方、看護師についてでございますが、やっぱり給与のところが平均で1.8とか、職場環境については3.1というようなことでございますので、医師に比べると看護師さんの満足度は低いというふうに考えております。

 調査はこれからしてまいりますので、今お話しされたような項目についても調査項目として入れて、またしっかりした調査をしてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) じゃあぜひ調査をしていただいて、まず現状の把握をすることが必要であるというふうに思います。お願いします。

 続いて、人員確保推進の実施状況についてお伺いをしたいと思います。

 看護師の実習生の受け入れや、病院説明会などをおやりになっているというふうに思いますけれども、実習生の皆さんが、毎年変わっていくでしょうが、実習を受けた方が当市の両病院に就職をなさったというようなことはあったんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 実習生の就職につきましては、岐阜大学から2名が助産師として市民病院に就職しており、東濃看護専門学校から1名が看護師として就職しております。なお、市民病院で平成16年度より岐阜大学助産学専攻の実習生を、平成22年度途中より東濃看護専門学校と中京学院大学の実習生を受け入れております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) わかりました。

 続いて、実習生とは別に病院説明会というのがありますね。病院説明会では、いろいろ参加者から病院の勤務環境についての質問があるというふうに思いますけれども、中でも多い質問はどのようなものがあったかお尋ねをします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 看護師就職合同説明会での質問といたしましては、新人教育についての質問が多くございます。例えば、新人研修の年間スケジュール、新人教育体制についての質問などが多くございます。そのほかとしては、休日、休暇、待遇、アパートなどについてのご質問が多くございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) やはり休日とか住環境については関心が高いというふうに思われますので、ぜひ実態調査をお願いしたいということを思います。

 研修についての質問が多いというようなことでございますが、研修の実施状況はどうなんですか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) まず入られますとオリエンテーションということで、それぞれ看護部、それから医師、それから私のほうの事業部の関係とかそういったところから、まず病院を知っていただく研修から始まりまして、少しなれたところで看護師の専門教育の研修がございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 他の病院並みに研修はやっておるという理解でよろしいですか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 他の病院の研修内容についても研究しておりますので、研修内容については同様な研修ができておるものと考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) ありがとうございました。

 じゃあ次の質問に参ります。

 現在、坂下病院の託児施設が稼働していないというのはご存じのとおりだと思いますけれども、今、坂下病院の看護師さんの中で、6名の方が育児休暇をおとりになっておるというふうに聞いております。仮に、この休暇中の看護師さんが次の第2子、もしくは第3子がめでたくできたという状況も考えられるわけですけれども、そういうことになると一体どういうことになるんでしょうか、お尋ねします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 育児休業中に次の子どもさんができた場合は、産前・産後の休暇をとっていただき、その後の育児休業については、本人の希望により対応させていただいております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) ということは、育児休暇の延長も認めておると、認めざるを得んでしょうけれども、認めておるということだというふうに思いますが、いずれにしても託児所の施設が稼働していないわけですから、2子目、3子目の子育てが終わったときに前のお子さんは大きくなっておるわけですから、託児所がどうしても要るというふうなことを思いますが、そういうことを理由に、坂下に戻りたいけれども、託児施設が稼働していないから、やむなく他院に就職をするというような状況が今までございませんか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 育児の期間で他の病院のほうが条件がいいということで病院をかわられたという情報は得ておりませんですが、この近くの看護師さんであれば、中津川市民病院のほうでは院内保育所を設けておりますので、そういったところを病院の連携の中で申し出ていただければ、そういう対応も可能かというふうに思っております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 他院に転院するということは、一身上の理由でおやめになって、その後、新たに他院に就職をされるという状況もあると思いますので、そこら辺まではよくわからない状況だというふうに思います。

 いずれにしても、先ほどの満足度調査の項目にも1つ加えていただく必要があるというふうに思いまして、次の質問でございます。

 出産及び子育ての年代、子育ての現役年代の看護師さんに対する要望調査を実施していらっしゃるかどうか、お尋ねをいたします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 最近は行っておりませんが、平成18年に実施したことがございますが、その結果につきましては、24時間保育の希望が多くありました。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 平成18年に実施された調査は良好であったというふうなご答弁をいただきましたが、それの対象はあくまでも私の質問の出産及び子育ての現役年代の看護師さんを対象になさったんでしょうか、確認します。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) このときの調査は、産休、育休中の看護師さんを対象にさせていただきました。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) その結果が24時間勤務体制を希望するという調査結果であったということですか、確認をします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 要望の中に、24時間保育ということですね、勤務の関係で24時間保育を希望される看護師さんが見えたということでございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) そういう結果があるにもかかわらず、諸般の事情から稼働していないという状況が非常に看護師さんの確保にとっては足かせになっているような気がいたします。

 そこで、仮に稼働するのがベストだというふうに思いますけれども、どうしても稼働できない場合、稼働できないから稼働していないということも考えられますので、稼働しない場合は、坂下保育園の対応はできないもんなんでしょうか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 坂下保育園の空き状況によりまして、教育委員会で対応していただいております。坂下病院の看護師だけを特別待遇することは難しいため、そのようになっておりません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 坂下病院の看護師さんだけ特別対応できないということはわからんでもないですけど、どうなんですか、教育長。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 現在、坂下保育園では、未満児の受け入れがちょっと今満員になっておる状況でございます。新たに保育を希望する保護者の方には、ほかの園をあっせんしながら、今、進めておる状況でありまして、公平性の観点からしますと特別対応はできないというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) ここで、なぜ稼働していないかなんていう質問はあえていたしません。いたしませんが、こういう状況にあるということは、皆さん十分認識をいただいたというふうに思います。24時間保育の希望があるけれども、できていない。しかも、坂下保育園の未満児は満員であるということですね。どうか、改善対応をご協議いただきたいと思いますが、何かご答弁がありましたらお願いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 坂下病院の院内託児所につきましては、過去に実は運営したことはあるわけでございますので、そのときにお預かりする子どもさんが非常に少なくなって、それで運営が難しくなったというところでございますので、これからそういった要望がどの程度あって、少し採算面のところもありますので、採算面だけで解決できる問題ではございませんので、その両面を考えて検討してみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 私は冒頭、病院事業改革は、市役所横断的にやらなきゃいかんという考え方に基づいた質問であるというふうに申し上げておりまして、この問題は事業部だけの問題ではないというふうに思いますので、市を挙げてご検討いただきたいと思いまして、次の問題に入ります。

 新卒看護師さんの就職状況についてでございます。

 このことは、前の質問にも大いに関係のあるところでございますけれども、坂下病院の看護師さんの一番若い方が26歳とお聞きしております。ということは、この数年間、新卒の看護師さんの就職希望がないということになろうかというふうに思いますけれども、何が問題であるとお考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 新しく卒業される看護師さんが少ないということでございますけれども、その原因の一つとしては、入院基本料の改定が平成18年にございまして、7対1という看護基準が新設されました。この基準を取得する病院に看護師さんが集中したということ。また、看護師さんの中でも、都市志向の若い看護師さんが多いということから、応募が減少したものというふうに考えております。

 さらに、病院から介護施設に移られる看護師さん、介護施設というのは、老健とか老人ホームとかそういった施設でございますが、そういった施設へ看護師さんが流れたということも大きいのではないかと考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) どうしても託児所が関係ないというようなご答弁に聞こえてなりませんが、一番最初の質問のとおり、これは実態を把握する必要があるというふうに思います。

 続いて、市民病院を見てみますと、同様に看護師さんは一番若くて21歳、以降22歳から26歳の方々が各年代4名から6名ずついらっしゃる。この状況は私はとてもいいなというふうに思いますが、問題がないというふうな解釈をしていらっしゃいますか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 若年層の看護師が十分確保できている状況ではなく、もう少し増員すべきだというふうに考えております。つきましては、看護職員修学資金の貸付制度等を活用いたしまして、新人看護師職員の確保に努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) そうですね、そういうふうにお考えになるのが賢明かというふうに思います。

 続いて、当市の奨学金制度を利用しておられる看護師さんも少なからずいらっしゃいますが、その方々の就職状況についてお伺いをしたいと思います。

 奨学金利用の方は、当市の病院に100%就職をしておっていただけますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 特別の事情がある場合、例えば、看護学校を中退するなど進路変更に伴う辞退者が数名ありますが、こうした方を除きまして就職をしていただいております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) ということは、卒業された方は100%就職をしておっていただけるという状況なわけでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 卒業されてよそに行かれる方はございませんので、こちらのほうに100%就職していただいております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) そんならいいんですよ。そんならまだまだいいというふうに思いますけれども、ちなみに、こんなことは紳士協定でやっていないというふうに私は思っておったんですが、奨学金を受けた生徒さんがほかの病院に就職をしたいと、事情があってね。そうしたときに、その病院が奨学金の全額を肩がわりしてくれるというのが一般的な常識のようでございますけれども、そういう実態を承知していらっしゃいますか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) そうしたことは承知しておりませんが、両病院におきまして、修学資金貸し付けの選考試験実施時におきまして、他の病院と重複して奨学金を借りていないか、本当に就職を希望しているのかを厳密に調査いたしまして合否を決定しておりますので、当病院につきましてはこういったことについては関係はしておりません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) フェアにいったほうがいいですね。

 続きまして、大学の医局との人間関係についてお伺いをしたいと思います。

 人間関係は、今や構築できないというような話も以前の議会でお聞きをしたような記憶もありますけれども、人間関係というのは、どの世の中でも、どの時代でも必要だというふうに私は思っておりまして、当然今でも医局との医師派遣の交渉はお続けになっておると思いますけれども、医局から本音の話が出ておるという実感はありますか。本音の話というか、本音の気持ちというか、そういうものが出ておるという実感は得ていらっしゃるかどうか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 私どものほうでは、本音で話をされているというふうに考えております。医師の派遣が非常に難しいわけでございますけれども、大学の医局においても、診療科によっては医師確保は厳しい状況とのことでございます。そういった話とか、それから他の医局の医師の状況なんかもお話ししていただける教授がお見えでございますので、本音でお話をしていただいているかなというふうに思っております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) もちろん、こちらはもう必死ですから本音どころか、懇願をするという立場にあるというふうに思います。ただ、医局のほうも、そういう病院がたくさんあって、それなりに難儀をしていらっしゃるというふうに思いますけれども、本音かどうかの実感は、じゃあ医局から中津市民はどうだと、国保坂下はこういうところを改善してもらわないと、ちょっと医師の派遣は難しいよというような話も実は本音の話じゃないかというふうに思います。実際に、こういった両病院の諸環境について、具体的な要望が示されたかどうかをお伺いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 要望の中身によるかもしれませんですが、医師の、例えば給与とか、勤務時間とか、そういった細かなお話はされません。しかし、例えば市民病院におきましては、この地域の中核病院としての機能が十分果たせるようにしなければ、今後医師の派遣というのは厳しいところがあるというようなお話はされることはございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) それは本音の話じゃないと思うんですね、一般的な話でね。なかなか難しい状況であるというふうな感触を今のご答弁で持ったわけですけれども、坂下病院の内科医の先生がお1人、近く医局に復帰をされるというふうな話を聞いておりますけれども、それが本当かどうかということと、本当とすれば補充派遣の交渉はどのような進捗状況かお伺いをいたします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 医局の人事によりまして、他病院へ異動予定であるというふうに聞いております。つきましては、名古屋大学と交渉を行ってまいりましたが、残念でございますが今のところ派遣していただける予定はございません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 聞くところによりますと、名古屋大学の医局のメンバーといいますか、ドクターは、鈴木部長の前任者といまだ交友があるというふうにお聞きをするわけですよ。ということは、鈴木部長は就任間もないわけですから無理からぬことだというふうに思いますけれども、今でもそういった交流がある彼がおったときでもなかなか医師派遣が難しい状況にあったということは承知をしておるわけですけれども、それだけにこれからの人間関係の構築というのは、必要かつ重大な要素であるというふうに思いますので、鋭意努力をいただきたいということをお願いしたいと思います。このことで何かありましたらお聞きをします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 前の事業部長の桂川さんにつきましては、市民病院の先生、それから市民病院の先生を通して大学にお勤めの先生、医師とスポーツを通して交流があるという話を伺っております。こうした交流を通じて、医師派遣についても、先ほどの話で本音の話とかそういったところを聞く機会にもなるわけでございますので、大変こちらとしても心強く受けとめております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 次に、看護体制の維持について、先ほども若干触れましたけれども、お伺いしたいと思います。

 10対1ないし7対1の看護体制を今敷いておりまして、それは医業収入の増大に少なからず貢献をしておる状況でございますけれども、先ほど冒頭の質問とダブるかもわかりませんが、これらの医業収入を看護師さんへ還元するという考え方についてお伺いしたいと思います。

 この看護体制の維持というのは余人をもってできないんですね、看護師さんでないと。ですから、看護師さんの頑張りによるものであるから還元をするということについてお考えを伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 7対1を維持するために、看護師さんたちの努力は大変重要だというふうに考えております。看護師さんの理解と協力によりましてやっと維持できる勤務体制でございますので、大変ありがたく思っております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) その結果、県下で土岐市民病院さんと並んで夜勤手当が最高値にあるということであるとすれば、それは大変いいことではないかというふうに思いますけれども、だとすれば十分にこのことは、アンケートの中でも、看護師さんとの対話の中でも、皆さんの知るところにしていただきたいというふうに思います。

 次に、名古屋大学が行われましたキャリア形成支援センター主催の研修会についてお伺いをしたいと思います。

 23年度は縫合練習をしたと、けものの内臓で縫合の練習をしたというような話も聞いておるわけですけれども、参加したドクターの研修医の皆さんの評価というか、評判というのはどのようなものだったか承知をしていらっしゃいましたらお伺いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 昨年、初めて名古屋大学のキャリア形成支援センターを初めとした東海若手医師キャリア支援プログラムといった東海地区の大学の組織があるわけでございますが、その組織の支援を受けまして昨年初めて開催したわけでございます。参加した学生や大学関係者からは、高い評価をいただいております。特に、医学生が大学において技術を身につける機会が少ないため、腸管縫合等の実習は大変好評でございました。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 好評ということは、24年度以降も継続の可能性が極めて高いということでしょうが、ここで、参加の研修生の方々が中津川市はいいところやと実感していただくこともまた1つ大変にいいことだというふうに思うんですね。中津川市はいいところだから、中津川市の病院に就職をしようかという発想が出てくれば大変いいことだというふうに思いますけれども、地元との交流会というのは、研修会でそういった要素を取り込むことができるかできないか、お伺いをしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 学生は大学で経験できない内容に興味を持って参加をされております。つきましては、地元との交流会等はかえって学生の負担となってしまうんじゃないかということを危惧しております。参加者が少なくなってしまってはいけないというふうに考えております。したがいまして、学生が本当に経験したい研修内容に絞って実施をしたいというふうに考えております。

 この研修の内容につきましては、大学と打ち合わせをしっかりいたしまして、とにかく学生のニーズに合った研修にしようということで実施をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 大変恐縮ですけれども、そういった遠慮は人間関係の構築の一つの阻害要因になるような気がいたします。どうか、これは医師確保にもつながることでございますので、先ほど申し上げましたように本音の人間関係、本音で語れる人間関係を早く構築していただいて、これもぜひ実現をしてもらいたいなというふうに思います。

 イノシシの内臓の縫合をして、肉はどうするんだという話になりますからね。肉は焼いて、酒を飲んで交流するというのは、いいことじゃないかなというふうに思うんですよ。それが二日酔いになって、次の研修に差し支えるなんていうことは困りますけどね、そういった話をこれからやっていくということが必要ではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 研修の仕方については、先ほども少し触れましたが、大学との打ち合わせの中で、とにかく学生さんに参加をしていただかなければ何にもならんということで、学生の参加しやすいものにとにかくしようという話を大学としております。つきましては、昨年もこの研修をする際に、時間の割り振り等を検討する中で、院長先生の地元への歓迎のあいさつとか、そういったあいさつについても省こうということで、とにかく学生さん好みのものにするために、学生が非常に興味を持つ内容にしようということで始めております。それから、ちょうどことしも実は実施をいたしますけれども、8月末に予定をしておりますけれども、学生によっては試験を控えた大学もございます。名古屋大学だけじゃなくて、ほかの大学も参加されますので、そういった大学の中には近いうちに試験があるというような大学もあって、できるだけ時間についても短い時間で有効にしたいという考え方がございます。先ほどのご提案については、今後の参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 質問の数もやっと半分のところでございますので、この問題を余り深く話しておると前に進みませんので、しかし、このことについては大変重要と考えますので、部長も重要とお感じになりましたら、このことを参考に交渉をいただきたいというふうに思います。

 続いて事業部の果たすべき役割、何かえらい大層なタイトルなんですけれども、事業部がどんな役割を事業改革で果たすべきかというようなお話で質問をさせていただきたいと思います。

 事業部の役割というのはいろいろあるというふうに思いますが、一口で言うとどのようなことだというふうにお考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 事業部の仕事にはたくさんございます。職員がたくさんございますので多くの職員の給与、保険などの人事管理、それから病院施設の管理もございます。それから医薬品とか診療材料の購入とか、診療収入の少しでも多くなるための確保の問題、それから患者対応などが中心となっております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 一口で言うとというふうに質問をしたんですけど、随分たくさん役割があるんですね。役割はあるんですけれども、私は医師と看護師を初めとする病院スタッフのまとめ役というものが非常に大切ではないかというふうに思うんですが、その点についてはどう思われますか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 病院には、多職種の職員がたくさんお見えでございます。それぞれ国家のライセンスをお持ちの職員がたくさんございますので、そういった中で仕事をうまくやっていくためには、チームワークというのが必要だというふうに考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) チームワークも大切であるとしながらも、機材の管理、人事管理も必要であるということはよくわかりますが、果たして事業部が、今、当市の両病院に対して役割を果たしているかという質問です。これは、他意はございません。他意はございませんが、いずれにしても1つの事業部で2つを見るわけですから、そういう意味で役割を十分に果たしているかどうかの実感を忌憚のないところでお伺いしたいと思います。お尋ねします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 両病院には、病院事業部の職員がそれぞれ配置をされております。つきましては、それぞれの職員が役割を果たしているというふうに考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 各職員がそれぞれの役割を果たせば、それがチームとなって全体の役割も果たされていくということだというふうに思います。それは当たり前のことながら非常に重要なことだというふうに思います。

 果たして、市民病院と坂下病院の事業部体制は、数年前に統合されていますね。統合の目的というのはいろいろあるというふうに思いますが、まず人事交流をして、両病院の事務体制の平準化を図るというのも一つあるというふうに思うんですよ。そういう意味で、人事交流について、まずお伺いをいたしたいと思います。人事交流の意味と、意味は私なりの解釈を申し上げましたが、意味とその状況について、どのようなお考えかお伺いいたします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 限りある人材を有効活用しようと思ったとき、情報の共有を図ることが必要でございます。つきましては、病院の職員でも、事業部の職員は当然交流しているわけでございますけれども、そのほかの職員につきましても交流をいたしております。

 例えば、具体的に言いますと、看護部の分野では看護部長が、検査技術部門については検査技師長がそれぞれ情報交換会を行って情報の共有をしております。こうしたことを今後も大切かというふうに考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 事業部もほかの部門も交流をしておるということですね。どんどん交流をしていただいて、いよいよ充実をしていただきたいというふうに思います。

 先ほど、職員の一人一人がその役割を果たすことによって事業部全体の役割も果たしていけるんだというようなご答弁をいただきましたが、坂下病院は事業部で何人か長期休暇をとっていらっしゃる、長期休暇をとるにやむなきを至った職員がいらっしゃるというふうに聞いておりますが、本当でしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 現在、坂下病院におきまして、病気休暇を取得しておる職員が2人ございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 平成22年度末の坂下病院の職員体制を見ますと、事務職員が9名というふうになっておりますけれども、9名中2名が休んでいらっしゃるという状況は、ほかの7名の方に随分負担がかかっているんではないかというふうに思うわけですけれども、2名減の現状はいつから続いておるのか、それと問題がないかどうか、お伺いをしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 2名の者が病気休暇を取得するようになったのは、1人は4月からでございますが、もう1人はその少し前からでございます。職員が病気休暇をとっておりますので、そのかわりをする事務を臨時職員で今単純業務についてはしていただいております。また、臨時職員の方でできない事務につきましては、正規の職員がカバーをしております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) この問題は総務部長にお伺いしたいと思います。

 今の状況を問題がないというふうにお考えかどうかはともかく、今後どういうふうに対応するというふうにお考えでしょうか。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) この状況は病院のほうから伺っておりまして、現在、坂下総合事務所の職員を1名、坂下病院のほうに派遣をしております。なお、7月以降については、人事異動も含めて現在検討中でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) そうですね、早く正常な状況に戻してもらわないと大変だというふうに思います。

 それから、職員を今そういう状況で4月からというと、人事発令直後からということになりますね。というように人件費は抑制をどんどんして、合理化を図っている、改革を図っているという状況はよくわかりますが、その分だけ臨時職員、もしくは委託の職員がおるわけで、人件費は減るけれども、委託費はふえるという状況が出てくるというふうに思いますけれども、人件費以上に委託費が増大しているというような状況はありますか、お伺いをいたします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 病院の業務量はふえておりますが、そうした中で職員を減らしたり、増員しないで対応するためには、業務を委託せざるを得ない状況がございます。そうすれば当然委託料がふえてまいります。最近では、医師の負担軽減のために、医師事務補助員を配置したり、新たに経営分析等を行っておりますので、委託費がふえております。これらは、経営改善につながるやむを得ない経費というふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 今のご答弁は、人件費を上回る委託費が存在するというふうに受け取ったわけですけれども、これが総じて経営改革につながっておるということならいいんですけれども、果たしてその状況は、坂下・市民、別々にお答えをいただきたいわけですけれども、平成17年と22年度末の決算において、その効果がどのようにあらわれているかというのを簡単にお答えをいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 市民病院におきましては、人件費は5.6%、委託費は8.7%、ともにふえております。坂下病院につきましては、人件費は2.9%減り、委託料は8.1%ふえてございます。

 こういった人件費と委託料の関係はございますが、総費用全体におきましては、両病院ともに減少しておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 減少しておれば効果があるということですね。安心をいたしました。

 続いて、事業部長にお伺いしたいと思いますけど、さっきから事業部長ばかり答弁ですね。事業部長の所管と業務の消化状況について、今までずうっと全部事業部長のご答弁でしたね。それだけ事業部長の守備範囲が広いということであるというふうに思うんですけれども、事業部長の業務量は多過ぎはしないかと私は心配をするわけです。その点、どのようにお考えですか、総務部長。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 確かにおっしゃるとおり、事業部長は市民病院と坂下病院両方の管理をしているわけでございますので、当然業務量は少なくないと思っております。

 しかし、全体を見ていただきますと、必ずしも病院だけが特別に業務量が多いという認識はしておりませんので、現状で頑張っていただきたいと思っております。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 想定内の答弁でございまして、頑張るしかないということはよくわかりますが、それにつけても、坂下病院の体制を見ると、事業部長の役どころをやっていらっしゃる担当が課長職なんですね。前までは、たしか鈴木部長が坂下病院に次長職としていらっしゃいました。今、市の体制で次長は廃止というか、なくなりましたので、やむなく課長職ということかもわかりませんが、課長職で問題ないんでしょうか。これは総務部長、お願いします。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 現状では大きな問題はないというふうに考えております。医師等との協議をする上では職階を考慮することも必要でございますが、現状では両病院を事業部長が見ているということと、今ご質問のありました次長職、ことしから市民病院のほうに配置しまして、次長が両病院の医師確保に努めるということで特命で配置しておりますので、この点については問題ないかと思っております。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 市民病院のほうに次長職がいらっしゃるからということですね。

 それでは、問題ないとすればいいんですけれども、かといって坂下病院からのいろんな報告の書類が出てきておるというふうに思いますけれども、その報告書類だけで坂下病院の現場の状況、現場の問題、現場の実態が把握し切れるかどうかというのがちょっと疑問に思うんですね。それで、把握できるかどうかということと、事業部長本人が坂下病院にどのぐらい行って現場をチェックしているか、そこのところをお伺いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 紙による報告書や決裁だけでは不十分だというふうに考えております。つきましては、ふだんは電話とかメールを活用して情報を交換しております。こういったことだけでは、人とのお話は十分できるわけではございませんので、面談等が必要な場合は私が坂下病院に参りますし、また坂下病院のほうから事務長が参っております。

 坂下病院に私が行く頻度につきましては、ときによって大分異なるわけでございますが、先週も行っておりますけれども、月に二、三回ではないかなというふうに考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 月に二、三回も行ってもらえば私は問題ないような気がしますけれども、そこら辺は、問題が起きれば頻度が高くなるし、なければ低くなるしということなんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 仕事の中身が事業部だけのお話じゃございません。医師との関係もございますので、そういった中では、やはり直接面談をしていかないと話が前に進まないことがございますので、できる限り参るように心がけております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 後にも出ますけれども、全く問題がないというばかりではないと思うんですよね。ですから、次の質問に行きたいと思います。

 そういう現状を踏まえて、事業部長は大変頑張っておっていただきます。坂下病院は坂下で頑張っておっていただけるというふうにお見受けをしております。しかし、こういう状況の中で、事業部を市民病院に置いて、坂下病院も見なきゃいけないという状況は非常に不自然きわまりないということを私は組織上思うわけであります。両病院とも円滑に後期事業計画に沿って経営の自立化を目指すわけですから、そのためには、両病院同じように目の行き届くような体制をつくることが必要ではないかというふうに思います。したがいまして、市民に配属の事業部長では、両病院の統括管理に限界があるんではないかというふうに思うわけです。それは、事業部長が頑張ってやりますからというふうにおっしゃるでしょうけれども、おのずと限界があると、これは物理的にあるというふうに思います。したがって、本庁に事業部を置いて、両病院の統括管理をしていくと。今、両病院の累欠は12月の定例会で一般質問したとおりの状況でございます。何とか経営自立を果たすために、統括管理は本庁に事業部を置くことが望ましいというふうに思いますが、どうお考えですか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 2つの病院には、それぞれ運営に責任を持つ院長がそれぞれに置かれております。両病院のあり方、運営方法など重要事項を検討、調整する際には、両病院を直接統括管理する組織の設置が望ましいというふうに考えております。これは、永久にということではございませんですが、重要事項を検討するとか、調整の必要な時期でございますが、そういったときには必要かというふうに思います。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 両院長がしっかり管理をしておっていただく状況は十分承知をしておるところでございますけれども、いずれにしても全的ではないので、それも限界がありますね。突然の通告で、突然こういう組織的な問題を直ちに答えていただくということは望んでおりません。どうか、このことについては、前向きにとらえて考えていただきたいと思います。

 ちなみに、平成22年度のころに、勝前理事を中心とする財政改革チームがございまして、彼らが少なくとも病院の経営改革については、いろいろと骨を折っていただいておったようですけれども、その成果はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 財政改革ということでございますので、その中の病院事業部に関連することにつきましては、両病院のあり方の研究及び経営改善のための手法について研究、さらには指導をされたことと考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 十分に成果があったということですから、まさに本庁にあって、両病院を見たわけですね。その成果も十分に検証いただきまして、このことは考えないと、とてもとても自立経営までは道のりは遠いというふうに私は思います。

 次の質問です。

 平成23年度の決算の結果についてお尋ねをしたいと思います。

 まず、中津市民の結果と評価についてお尋ねします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 平成23年度の市民病院の病院事業会計決算の見込みでございますが、今の時点では見込みということで報告させていただきますが、純損失1億2,600万円で、前年度対比でいいますと2億4,600万円改善されました。現在、決算認定に向けて、要因等を精査しているところでございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) じゃあ続いて、坂下病院の結果と成果についてお伺いします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 坂下病院につきましては、純損失6,100万円、前年度対比では4,000万円悪化をいたしております。この要因につきましても、現在精査しているところでございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 現在、精査中とおっしゃいますが、皆目市民病院は改善されたんですね、随分ね。坂下病院は残念ながらちょっと後戻りをしてしまったという状況だというふうに思います。この主な要因については精査中で、答えはまだ出ていないんですか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 主な要因といたしましては、職員で退職する者が多くあったということで退職給与金が前年度より4,900万円ほど多くなっております。それが一番大きな原因でございますけれども、あと医療収益等につきましては前年並み、または多いところもございますので、全体的な評価としてはほぼ前年並みというふうに考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) いみじくも退職金の額と前年同期よりもふえた欠損金の額が近いということでございます。退職金というのは、退職給与引当金というのが昔ありまして、このごろは引当金を費用計上できないために引当金をつくらないで、そのかわりに退職給与の共済に入っているという企業が多いというふうに承知しておるんですけれども、退職金が4,000万あって、4,000万赤字ということは、引当金もないし、退職金の共済にも加入していないということなんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 公務員でございますので、退職手当組合というのがございまして、そういった組合に加入して積み立てていく方法もございますが、当市は加入いたしておりません。

 この引当金につきましては、地方公営企業会計制度が見直しをされました。つきましては、平成26年度から引当金の計上が義務づけされます。つきましては、2つの病院ともに平成26年度の予算から計上してまいりたいと思っております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 平成26年度までは引当金なしで、非常に不安定な決算をしなきゃいけないという状況があるそうでございます。

 市長、この辺もよく認識をいただきまして、善後策をお考えいただきたいというふうに思います。

 時間がありませんので飛びます。

 電子カルテの費用対効果についてお伺いしたいと思います。

 5年ごとのアップデート費用が必要だというふうに思いますけれども、これが少なからずあると。にもかかわらず、この電子カルテをずうっと使っていくということでしょうが、効果についてお伺いしたいと思います。

 開業医との連携に十分役立っておるのかどうかをお尋ねします。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 電子カルテにつきましては、いろんなメリットがあるわけでございますが、開業医との連携についてでございますが、ここのところは非常に難しいところがございまして、開業医の先生がこの電子カルテシステムを活用して、市民病院等に直接予約をしたり、紹介患者様のカルテ内容を開業医の先生が見ていただくような連携システムには実はなっておりません。したがいまして、開業医の先生方との連携につきましては、十分に役立っているというような状況とは言えません。

 しかし、開業医の先生から患者さんのCDに出力された検査結果等のデータを持ってきていただければ、私どもの市民病院の電子カルテに取り込むことができまして、診療に役立てることはできます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 開業医も電子カルテにしないと何にもならんことは承知です。すべての開業医が電子化になっていないということだというふうに理解をさせていただきました。

 こういう状況で、電子カルテを推し進めていくということが是か非かというのは、病院事業部のみならず全体で協議する必要があると思うんですね。5年ごとのアップデート費用も含めてですよ。これは、きょうはあえて質問いたしませんが、十分な検討が必要であるということを思いますので、あえて申し上げておきます。

 続いて、関連しますので質問をいたしますが、かかりつけ医からの患者紹介についてでございます。

 電子カルテの運用にも関係すると思いますけれども、かかりつけ医から紹介を受けた患者さんの診察結果を、紹介をしていただいた開業医の先生にどのような形で報告、連絡をしていらっしゃるんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 紹介患者の診察結果につきましては、市民病院、坂下病院ともに受診後に診療情報提供書にて紹介を受けたかかりつけ医へ報告をさせていただいております。

 なお、報告につきましては、原則受診日当日に紹介医へ地域連携室から患者が受診された旨を報告させていただいております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) どのような形でということでお伺いしたんですけれども、具体的なお話がなかったようにお聞きします。カルテで行くのか、手紙で行くのか、どういう状況なんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 診療情報提供書というものがございまして、患者様の症状の書いたものでございます。それから、当院での治療の内容でございますが、そういったものを記載した診療情報提供書を患者さんに持っていっていただいております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) ということは、それでもって患者さんの状況をかかりつけ医の先生にフィードバックして、診察後、またそこのかかりつけ医で治療を受けていただくということも数多くあるわけでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 患者さんが、急性期の激しい病状から脱出されまして、症状が安定しましたら、基本的には患者様のご理解を得て、かかりつけ医において対応していただくようにお願いをいたしております。これは病診連携ということですね。これから進めなければいけない連携のあり方だというふうに考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 通告書をごらんになった多くの皆さんが予想したように、時間がなくなってまいりましたので、飛び飛びで質問をさせていただきたいと思います。

 今、経営自立を図るために不断の努力をしておっていただくわけですけれども、このことは、中津川市単独で努力をする必要ももちろんありますけれども、多くの黒字病院の実態に学ぶということも十分大切な要素であるというふうに考えます。

 そこで、お尋ねをしたいと思いますけれども、事業部において、事業部職員、事業部スタッフにおける黒字病院への視察研修等々はおやりになったことがあるんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 毎年、先進的な取り組みをしてみえます病院を視察しております。昨年につきましては、松阪市民病院に視察に行っております。それから、その前の年には能登総合病院ほか4病院ということで、合計5つの病院を視察していろいろ勉強させていただいております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 我々議員としても、視察して大いに勉強しておるところでございますけれども、肝心かなめのところが、残念ながら私自身は知識が余りないことから、本当に聞かないかんところを聞き逃している可能性もあります。どうか今後とも勉強は続けていただいて、経営自立化のための秘訣などを勉強していただきたいというふうにお願いをいたします。

 それから、この病院の改革は、市役所横断で取り組むということは先ほどからお願いしておるわけですけれども、市民の協力・理解も必要だというふうに思うんですね。

 そこで、市民の皆さんに、例えば初診外来の受け付けを制限していますね。市民は制限したんだけれども、総合診療科を設けてまた始めた。始めたけれども、なかなかうまくいっていないというような状況をお聞きしておるわけですけれども、その点はどうでしょう。



○議長(松浦高春君) 病院事業部長・鈴木弘之君。



◎病院事業部長(鈴木弘之君) 総合診療科につきましては、昨年新たに設けました。昨年度はお1人の先生でございましたが、今年度から4人体制ということで充実をさせていただいております。つきましては、今年度から、昨年できなかった入院業務を行っております。

 それから、ことしからでございますが、初診の患者さんは今までお受けできなかったわけでございますけれども、総合診療科におきまして、風邪とか頭痛、それから疾患、病気がどういう病気かわからないような患者さんも含めて診察をするようにしております。まだ始めて2カ月ほどでございますので、患者さんの数こそまだ十分ではございません。1日平均20人ぐらいだと思うんですけれども、そういった状況でございますけれども、なれていただければ患者さんからもそういった制度を知っていただければ、ふえてくるというふうに考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 1分を切りましたので、まとめてください。13番・粥川茂和君。



◆13番(粥川茂和君) 徐々に体制もよくなりつつあるということでございますが、私が質問でお聞きする限り、問題も少なくない状況であります。どうか市役所横断的に取り組むとともに、市民の皆様の十分理解をいただけるような情報発信をしていただいて、市民の皆さんにも理解をしていただいて、協力すべきは協力していただくような体制づくりが今後必要であるというふうに思います。くしくも、市長の風通しのよい医療行政を推し進めていただくようにお願いしまして、質問を終わります。長時間ありがとうございました。



○議長(松浦高春君) これにて、13番・粥川茂和君の一般質問を終結いたします。

 続いて、14番・吉村俊廣君。

  〔14番・吉村俊廣君質問席に着く〕



◆14番(吉村俊廣君) 大変久々の一般質問となりますが、通告に基づきまして質問をさせていただきます。

 今回は、新図書館の建設が中止されたことについて、もう1つがリニア中央新幹線について、2点質問をさせていただきます。

 まず図書館についてでありますが、新図書館の建設については、議会において過去に9回関連議案が議決され、昨年の11月に着工されたわけですが、前市長の辞職による出直し市長選挙において、新図書館の建設の反対を公約に青山市長が当選をされ、執行権により5月1日に建設の中止を決定されたわけでありますが、新図書館の建設を推進してきた私にとっては本当に残念な結果でもありましたし、また、今回図書館の建設の是非についての市長の出直し選挙であったこと。それから、国・県からの補助金を受け始まった事業の中止ということで、市民の皆さんは大変心配をしておられます。こういったことから、この結果を踏まえて、私どもとしても、市民の皆さんにしっかり説明をする必要がありますので、質問をさせていただきます。

 最初に、先日5月23日の全員協議会において、新図書館の建設が中止され、今後の対応について、読書活動充実に伴う考え方といった資料を配っていただいて説明がありましたが、この内容について少し質問をしたいと思います。

 まず1点目に、平成24年度中に中央図書館を中央公民館とあわせて抜本的な改善計画をつくり、25年度以降に改修工事を行うという説明がありました。しかし、現在の図書館でありますが、一番新しい図書館が欲しいという理由が、天井も低く、床面積も少なく、作業スペースも少ないといった状況であったわけなんですが、これを基本的にどういう改良をされる計画なのか、ある程度の計画がないことには、今年度、設計もできないと思いますので、まずこの辺をお聞きしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 図書館サービス、読書推進活動の基幹となる中央図書館の機能を充実するということにつきましては、吉村議員が議長のときからもいろいろと相談をさせていただいた経緯もございます。その中で、やはり今後も利用者、また図書館推進協議会の委員の意見を参考に、まずは機能の充実に努めてまいりたいという計画でございます。

 中央公民館の改修計画にあわせまして、今年度中に中央図書館の整備計画をまずは作成をいたします。そして、図書館も公民館も社会教育施設であり、中央としての機能のあるべき姿を検討していく必要があるという基本に基づきまして検討を重ねてまいるつもりでございますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) 地域の公民館の図書室について少し聞きたいわけですが、全員協議会のときの説明では、説明資料の?から?番まで整備計画書が書いてあります。例えば、これだけの計画を実施すると、計画書ができていないんで費用はわからんかと思いますが、どのぐらい予算をかけるつもりがあるのかどうか、そこら辺を聞きたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 全員協議会におきましては、今後の公民館図書室、図書資料の充実の考え方をご説明させていただきましたが、具体的な計画は今後策定してまいります。費用についても、この計画にあわせて算出していきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) まだちょっとわからんかなとは思いましたが、それじゃあこの地域の公民館図書室の整備のことですが、地域の総合事務所、あるいは地域事務所から、図書室またはこういう図書室のないところもありますが、改修整備をしてほしいといった市民からの要望というのは来ておりますか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 公民館図書室についての要望は、昨年6月議会で福岡等公民館内の図書館の改修・充実を求める請願が出されまして採択をされております。また、既に地域住民の要望にこたえまして、昨年度は福岡公民館を初め、坂下、神坂、山口、川上、阿木公民館、6公民館の改修。今年度は、加子母公民館が図書室、図書コーナーの充実に取り組んでおるところでございます。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) 今、阿木公民館を初め改修、これは多分予算書を見たところでは書棚、本棚といいますか、棚といったものの導入ぐらいと思っておりますが、この前の全協の説明ですと大きく改修をするようなふうに我々は受けとめましたが、そういうふうではないわけですか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 地域公民館の図書室につきましては、総合事務所及び地域事務所の公民館図書室を順次計画していくということでございます。地域事務所につきましては、今後改修、新築される公民館も計画されております。その中で計画してまいりたいということでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) それでは、また今回も、これからの計画なんで金額は出ないかもしれませんが、中央図書館、公民館図書室を全協での改修計画どおり改修整備をして、総合事務所の公民館図書室にも司書を派遣していろんな活動を支援するということになると、当然司書の増員も必要となってくるわけですが、今後の維持管理費、人件費がどのぐらいふえるかという質問をしましたが、多分先ほどの答弁では、またわからないということですが、どのぐらい予算を見てみえるのか、もしそういったことがわかれば答弁願いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 今回の補正予算で、最低必要限度の修繕費を計上させていただきましたが、改修整備、内容、今後の図書館の機能により、維持管理費、人件費は変わってまいります。現段階では、費用の試算をしておりません。今後の計画の中で、試算をしてまいりたいと思っております。また、あわせまして各地域図書館等、それから学校図書館へのネットサービス化と機能分担の必要に関してましての費用についても、これから試算をしていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) 多分こういった答弁があるかと思いましたが、市長の考えで中止されたことですが、中止と言われるときに、今質問したようなことはある程度自分の考え方を持って決断をしていただきたかったと、そんなふうに思いました。

 じゃあ図書館の2つ目の質問に行きますが、中心市街地活性化基本計画のメイン事業である図書館がなくなった今、中途半端でこの事業を終了して来年にでもリニアの駅、またはルートが正式に決定すると、恐らく一気に坂本地区のリニアに向けたまちづくりに入ってしまうと。市役所丸ごと入っていくような気がするわけですが、現在のまま放置すると中心市街地が一層空洞化して取り残されてしまうような気がします。

 また、このリニアのまちづくりについては、本当に想像がつかないぐらいこれから費用がかかると思います。そんな中で、中心市街地活性化基本計画の重要な補助金であった戦略補助金も、先日、民主党の事業仕分けで廃止になったというふうに聞いております。そうすると、次の基本計画を立てたにしても、恐らく大きな予算が伴うものですとか、そういった事業ができないような気がするわけなんですが、今後、間もなくリニアに動く時間も予算もない中、庁舎内の検討委員会を立ち上げられたということですが、この中心市街地、最終的にどういうふうにまとめ上げる考えなのかを聞きたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 午前中、田口議員のご質問にもお答えしましたように、中津川市中心市街地活性化対策の庁内委員会の立ち上げをいたしました。まず私を委員長、副市長を副委員長、全部長を委員として、関係部署の部長以下を事務局とする組織といたしました。また、検討作業の実践組織である事務局を中心に活性化に資する方策をまとめるよう事務局長でもある商工観光部長に指示をしたところでございます。

 そんな中で、現在の旧ユニー跡地、図書館建設予定地だけでなく、当初の中津川中心市街地の活性化計画にある全体を踏まえた中で計画を練ることといった指示をさせていただきましたので、よろしくお願いをいたします。

 また、補助金等の心配も今していただきましたわけですが、この補助金等につきましても、形を変えた中で継続もあるという情報も得ております。そういったものも探りながら検討を重ねてまいるつもりでございますので、どうかよろしくお願いをいたします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) それでは、午前中にもちょっと質問が出て一部答弁されておって、ちょっと内容が変わったかもしれませんが、通告してありますので質問します。

 新図書館の中止に係る費用についてお聞きをしたいわけですが、今回、新図書館の中止は、中止した場合に幾らかかるかを調査した上で、約9億円がかかる、この9億円ですが、これは補助金返還、あるいは基礎を撤去した最終的な金額としてご理解をいただきたいと思いますが、これを承知した上で中止を判断され、財源には財政調整基金を崩して充てるということですが、財政調整基金は年度間の財源の不均衡を調整するための積立金で、取り崩せるのは、災害が発生したとき、それから財産の取得、借入金の繰り上げ償還、財源不足が発生したとき、緊急性のある公共事業を行う場合に取り崩せるということになっております。

 また先日、全協のときに企画部長が答弁されました。これは財調を崩しても、今後の事業計画の推進には全く影響がないという答弁をされましたが、中身は間違っていないと思いますが、さらりとこういうことを言われたんで、これは少し違うと思いました。これは、計画の数字は変わらんと思いますが、9億円あれば今後多くの事業ができると思います。

 例えば、当市において、午前中にも出ましたが、いつ地震が発生してもおかしくないと言われておりますが、おかげで小・中学校の施設については、今年度で100%整備が終わるということで本当にありがたいわけですが、これは先駆けて終了していただけるわけなんですが、午前中にも出ましたが、市内にはまだこれから耐震補強をする必要のある施設がたくさんあります。例えば市が管理する市民生活に密着した道路の橋、これは非常時に、避難道にかかる橋、あるいは災害が発生したときに救援に向かう橋で大事な施設であるわけなんですが、市が管理する道路が928橋あるうちに379が耐震補強が必要であると聞いております。この費用については、15メートル以上の橋では約二、三千万、それから15メートル未満の橋では三、四百万かかるということで、けさほども出ましたが、これを全部整備するのにこれから60年かかるということでした。もし、これが9億円をそちらに回せれば、単純な計算で申しわけないんですが、15メートル未満の橋だけなら1年間で269の橋が整備できて、それだけ早く市民の安全が確保できるということですので、例えば、これから急に発生する国への補助金の返還などに伴い一時的に財調を崩すとか、そういうことはやむを得んかと思いますが、先ほど繰越金とかというお話もありましたが、私はそうではなくて、やはり青山市長、これから任期4年の中で、市で不要な施設ですとか土地の売却、それから市長なりの思い切った行財政改革を進めて、この9億円を捻出するべきであると思いますが、市長の所見を聞きたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) このご質問につきましても、午前中、田口議員さんの質問にお答えしたとおりでございます。現状の中では、23年度の決算状況から繰越金で対応をしたいというふうに考えております。あわせまして行財政の改革、とりわけ財政改革につきましては、今回の9億円はもとよりでございますけれども、年間31億円の維持費がかかっておるという状況の中から、やはり再建マスタープランがこの秋に完成したときに、より速度を上げた中で、また市民の皆様のご理解もいただきながら、このプランに沿った計画で財政の健全化に努める所存でございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) 次の5番目は、今一緒に答えていただきましたので、大きな4番目のほうに入りたいと思いますが、現在、今市長が言われましたように、市の施設の維持管理費が31億円かかっており、そのほかに30年以上の建物がたくさんありますので、今後、老朽化施設の改修費が相当かかると思われます。今後、施設の統廃合を行い、また建て直したほうが安くなるような施設も中にはあるかと思います。そんな中で、将来もし有利な補助金があって、今度は多くの市民の理解が得られた場合に、図書館、あるいは図書館関連施設を新築するような思いが、市長、あるかどうかを聞きたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 大変苦しい財政情勢を考えますと、行財政改革はやはり避けては通れないのが現状でございます。

 これからの議論の構築の中では、今、吉村議員が申されたようなことがあれば、当然そういった局面も活用するというふうに考えておりますが、先ほど申しましたように、プランに沿った中で、やはりつくることにあわせた中で、不要なものは壊していかなければならない、こういったこととの一つのセットになっていくかというように考えております。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) わかりました。

 今回、この中津川市においては、図書館について本当に今までにないほど議論されました。また、市を二分するほどの議論になって、こんなことは初めてだったと思います。図書館についてのチラシもいろんなチラシが入る中で、図書館の必要性ですとか、また今回の場所は別にしましても、多くの市民の皆さんは図書館について勉強され、関心も高くなったと、こんなふうに思っております。将来、新図書館、今言われたような形で建設を考えていただけるなら、これからの計画を24年度にされるわけですが、こういった中央図書館、それから地域の図書館に余りお金をかけないように、もう一度その辺は24年度、これから設計をされる段階でぜひもう一度考えていただきたいと思っておりますので、ちょっと時間がないんで、これだけ要望しておきます。

 続きまして、大きな2番目のリニア中央新幹線についての質問をします。

 リニア中央新幹線については、昭和53年に岐阜県内21の市町村により期成同盟会を立ち上げ、リニアの早期建設と岐阜県内への停車駅の設置を求め、要望活動を行ってきました。昨年の6月、それが実現し、今後、中津川市始まって以来の事業と位置づけられてリニアのまちづくりが始まるわけなんですが、15年後に開業したとき、首都機能の一部が移転してくるような場合には、相当多くの乗降客が見込めるかと思いますが、もし万一のことですが、思っているより乗降客が少なかったと、そんなことがあった場合、今までに100年に1度のチャンスと位置づけきた騒ぎは何だったんだろうと、そんなことを市民の皆さんに言われることのないように、開業した後だけではなく、これから始まろうとしておる工事期間についても、やはり地元の業者の方を下請に使っていただいたり、関係者の衣食住について中津川市をぜひ利用してもらいたいと、そんなことを思いましたので、次の質問をさせていただきます。

 最初に、15年後にリニア中央新幹線が開業したときに、中津川駅と名前がつくかどうかわかりませんが、この駅でリニアの乗降客がどのぐらいあるか予測をされたことがあれば答弁願いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 企画部技監・安保辰己君。



◎企画部技監(安保辰己君) 今のご質問でございますが、さきの6月13日のJRの説明会でもございましたように、開業当時の経済状況等を勘案してそれぞれの本数とかそういうことを決めるということで、まだ決定がされていないということで明確な情報がございませんので、現在のところは予測されておりません。今後、また条件が明らかになった時点で推計していきたいと考えております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) ありがとうございました。

 ちょっと重要な意味はありませんので、結構でございます。

 それでは、今から二、三年後にも工事が始まろうとしておりますが、こういった工事の下請をやらせてほしいとか、そういったことをJRのほうにお願いに行く気があるかどうかを聞きたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 新幹線工事にかかわります地元企業への受注の拡大は、開業までの15年間の中ではやはり極めて重要な問題になると思います。既に、リニア中央新幹線建設促進岐阜県期成同盟会としては、JRに要望を行っております。あわせまして、県と一緒に、または中津川市単独で、JRの役員、また窓口の職員の皆様とお会いするたびにはそういったことを要望もしておりますし、今後も続けて要望はしてまいる所存でございますので、お願いをいたします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) それじゃあ次に行きますが、リニアの建設工事期間、本当に10年、それ以上長い期間予測されるわけですが、工事関係者も中津川市内に本当に長期にわたり滞在されることがあるかと思います。

 そこで提案ですが、ぜひ市内にある民間のアパートを活用していただきたい。それから、空き家対策に関することかと思いますが、市内のあいた住宅に家族ごと移り住んでいただいて、市内での消費をしていただく。子どもも来れば少子化対策、もしかしたら学校の統廃合まで一時的には影響するかもしれません。こういったことも、ぜひ市内の住宅を使ってほしいといったこともJRのほうにお願いをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 市としましても、空き家情報バンク等を活用しまして積極的に取り組んでいきたいと考えております。民間のアパート等とも協力しまして進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) 昨年の11月24日に、県庁で古田知事やJR東海からの説明がありました。この中で地元に対して、リニアの早期実現に向けて、用地取得や残土処理のあっせん、工事に係る諸手続などを協力していただきたいといったことがありましたが、用地取得などに対して、市がどのぐらい関与するか、市の職員がみんな用地をお願いに行くのか、もし先進地の事例などがあれば紹介をしていただきたいのと、どんな体制で行うのかを聞きたいと思います。



○議長(松浦高春君) 企画部技監・安保辰己君。



◎企画部技監(安保辰己君) 用地に関しましては、市の関与につきまして具体的な協議がまだなされておりません。今後、県のほうと協議しながら進めていきたいと考えております。

 前例といたしましては、整備新幹線でございますけれども、県が独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構から県が委託を受けてやられているケースが多いようでありますけれども、それは県によって多少対応が異なっておるようでございます。

 一つの事例といたしましては、北陸新幹線の新駅が設置されます高岡市の場合でございますけれども、ここにつきましては、機構から富山県の土地開発公社が委託を受けまして実施されておりまして、その中に市から数名の職員を開発公社のほうに派遣したという事例がございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) 大体質問はこんなようなところで、以上質問をしたように、このリニアの問題については、現在行っている通常の市役所内の業務と全く別の新しい仕事が発生するわけであります。市長、副市長にとっても全く新規の仕事であるわけですが、当然職員の増員等も必要になってくるかと思います。

 そこで、これも提案でありますが、市長が直接出向くことがなくても、国・JR、直接対応ができる肩書を持って一定の専門知識を持ったリニア担当の副市長を県・国またはJR等、しかるべきところから副市長を迎えてはどうかと、こんなことを思います。

 また、中津川市としては、そのぐらいの意気込みを他市に向けて見せる必要があるんではないかと思いますが、副市長の件について伺いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) ただいま前問のほうでもお答えしましたように、この問題につきましては、やはり県が調整窓口として現在非常に機能しておる状況でございます。したがいまして、中津川市が単独で国・JRという機会は、言うなればフライングになる可能性もございます。したがいまして、調整をしていただいております県の窓口を現在のリニア部門で調整をしていただきながら進めております。したがいまして、現在の中では、今アドバイスをいただきました専門の副市長という構想は考えておりませんので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 14番・吉村俊廣君。



◆14番(吉村俊廣君) わかりました。

 先ほど申し上げましたけれども、来年、リニアの駅、ルートが決定すると本当に一気に動き出すと思います。これは、JR、あるいは中津川市が動き出すだけではなくて、個人的にも、こういったところの土地を買いたいような方も一斉に動くと、そんなふうに思っております。

 リニアの事業というのは、本当に中津川市だけの事業ではないと思います。そういったことから、絶対に失敗は許されないと思っておりますので、今見ておっても、市長、副市長ともに公務にそんなに余裕があるとは思いませんので、今答弁されたことも当然わかりますので、今後ぜひこういったことも考えながら、リニアも成功するように要望しまして一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(松浦高春君) これにて、14番・吉村俊廣君の一般質問を終結いたします。

 ただいまから15時10分まで休憩をいたします。

  午後2時52分休憩

 ――――――――――――――――――――――

  午後3時10分再開



○議長(松浦高春君) 休憩前に続いて、会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 続いて、5番・勝  彰君。

  〔5番・勝  彰君質問席に着く〕



◆5番(勝彰君) 議長さんの許可をいただきましたので、通告に基づき、市政一般について質問いたします。よろしくお願いします。

 1つ目の質問、新図書館建設中止の判断について質問いたします。

 青山市長は、5月1日に中心市街地活性化事業のメーン事業である新図書館建設中止を議会に表明しました。子どもの学力向上、心の醸成につながる新図書館建設に大きな期待を持っていた私は、大変残念です。

 何より残念なことは、中津川市の夢・未来を託す子どもを育てる新図書館の建設が、大人たちの政争の具になったことです。少子化、高齢化が急速に進む今日、困難な未来を背負ってくる子どもたちに、中津川市は子どもに優しいまちというメッセージが送れたでしょうか。今も昔も、親は子どものためにほかのことを切り詰めてでも子どもの未来にかけてきました。教育施設、文化施設である新図書館建設の中止は、図書館は箱物、お金がないから古い図書館で我慢しなさいよということになりました。子どもたちやその保護者に、中津川市の将来を託すというメッセージを送ることができたでしょうか。他市・他県の方や、中津川出身で他地域に住んでいる方から、何で図書館に反対するの、中津川市はどうなっているとよく聞かれました。教育施設、文化施設である新図書館建設中止は理解されていません。

 そこで、新図書館建設中止の決断をされた市長さんに、4点についてお尋ねします。

 1点目、先日配付された中津川市統計書の市立図書館階層別貸出冊数を見ますと、6歳未満から18歳までの子どもが24%、子育て世代の30代・40代を合わせると38.5%、2つを合わせますと62.5%になります。このことから、子ども世代・保護者世代が新図書館建設に期待を寄せていたことが推測できます。

 新図書館建設中止を決断されたとき、中津川市の未来を背負う子ども、一生懸命子育てをしている親さん、このことを考えて市長さんは決断されたでしょうか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) お答えをさせていただきます。

 今のご質問の内容、本当に私も考えさせていただきました。その上の決断であることも、ご理解をいただきたいと思います。

 中津川市の未来を担う子どもたちや親さんには、既存の図書館、またとりわけ小さな子どもさん、児童・学童の通う学校図書館、そして公民館図書館を充実し、読書活動を推進することで図書館に対する期待にこたえていきたいと、私はそのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 2点目のところで市長さんにお伺いしたいと思ったことが、今市長さんのほうからご答弁がありましたので、このことについては割愛させていただきます。

 6月広報の中で、図書館は不要なものではないと思っていると。現在の図書館、公民館図書館、学校図書館を充実していきますということについて、改めて決意をお伺いしたかったんですけれども、今答弁いただいたということで、3つ目の問題に行きます。

 3点目、現在の中央図書館、公民館図書館、学校図書館をどのように充実するのか、基本的な考え方、方向性についてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 読書による人づくりを実現するために、地域住民の声を反映し、地域の特性を大切にした施設、図書館資料を整備し、市内の全域で読書・図書館サービスが受けられるように努めてまいる所存でございます。

 現在の図書館は、既存の施設を整備・充実する。これは、先ほど吉村議員の質問にもお答えをさせていただきました。

 そして、学校図書館については、まずは充足率をしっかりと満たせるように整備をしてまいる所存でございます。

 公民館図書館につきましては、既存の施設を整備した上で、地域の特性を持った地域資料も配置できるような図書施設としての整備をしてまいる所存でございますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今の質問に関連してですけれども、図書館の充実をさせるためには、場所、本とかそういう物と、もう1つは人と、それからねらいとあるわけですけれども、人のことについて、今市長さんは何もお答えにならなかったんですけれども、人の配置というものについてはどんなお考えでしょうか、お願いします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 図書館司書につきましては、前年度までは6名でございました。ことし3名増員の中で、24年度からは9名という体制でスタートしております。この9名の中、3名は新採の図書館司書でございますので、即戦力ということにはならないかもしれませんが、こちらも現在の図書館長の力添えをいただいた中で、現在図書館司書として教育をいただいております。そうした中で、学校図書、また地域の公民館図書施設への配置も考えて計画をしておるところでございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) じゃあ次に、私のほうで準備しました4点目の質問についてお伺いします。

 公民館図書館のない地域はどうするのかということをお尋ねしたいです。

 私の住んでいる坂本地区は、人口およそ1万2,600です。坂本には公民館図書館はありません。また、図書室をつくるような余裕の部屋、スペースがある施設はありません。これらのことを考え、そして財政状況を考えれば、ここ数年先には市の所有施設を統合整理しなければなりません。新たな建物をつくる余裕はないと思います。公民館図書館のない地域が不公平にならないように、全市内がある程度公平となるように進めていく基本的な考えについて、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 公民館図書室は、地域の皆様にとりまして、やはり身近な読書活動の拠点であることに変わりはございません。したがいまして、その公民館図書室を利用した中で、地域の子どもたち、また親さんたちが学び、交流し、そして子育て、情報発信等の場として、地域にとって重要であることに変わりはないというふうに考えております。その大きな前提をとらえました中で、今後、未整備公民館等につきましては計画的に整備を進めていきたいというふうに考えておりますので、お願いいたします。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 市長が中止を決断されたということについては、やむを得ませんですけれども、受けとめなければならないということを思います。

 そこで、これから中津川市の子どものために、幾つかの質問をしたいと思います。

 2番目の質問事項、子どもの読書活動の推進、学校図書館教育の充実について質問いたします。

 読むという活動は、学力を定着させる、学力を向上させる、学習の準備体操の役割をする、脳を鍛える、心を耕す、さまざまな効果があります。中津川市教育委員会が目指す、生活・学習における基礎・基本の習得とたくましい子の育成につながる重要な学習活動だと思います。読書活動を推進するためには、公立図書館の充実、学校図書館の充実、図書館教育の充実が不可欠であります。

 国は、昭和28年に学校図書館法を制定しました。第1条で、学校図書館が学校教育において欠くことのできない基礎的な設備であることにかんがみ、その健全な発達を図り、もって学校教育を充実することを目的とすると定めました。

 2条で、学校には図書館を設けなければならないと設置義務をつけています。

 第4条で、運営について、1.図書館資料を収集し、児童または生徒及び教員の利用に供すること。2.図書館資料の分類配列を適切にし、及びその目録を整備すること。3.読書会、研究会、鑑賞会、映写会、資料展示会等を行うこと。4.図書館資料の利用その他の学校図書館の利用に関し、児童または生徒に対し指導を行うこと。5.他の学校の学校図書館、図書館、博物館、公民館等と緊密に連絡し、及び協力すること。

 第5条で、学校には、学校図書館の専門的職務をつかさどらせるために、司書教諭を置かなければならないと定めている。しかし、当分の間は司書教諭を置かないことができるとただし書きがつき、司書教諭の配置なしが50年間続きました。

 第6条で、学校の設置者は、法律の目的が十分に達成されるよう学校図書館を整備し、充実を図ることに努めなければならないと任務を定めています。

 そこで、子どもの読書活動の推進について、5月23日に示されました中津川市子ども読書活動推進計画について、4点ほどお伺いします。

 まず、1つ目です。中津川市子ども読書活動推進計画を策定された動機をお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 動機についてでございますが、中津川市は、読書による人づくりを目指し、子どもの読書活動を全市的に進めていくには、図書館を中心に、家庭、地域、学校、団体等が連携した基本計画を策定する必要があったことによります。この計画は、コンサルタントに委託することなく、策定委員、関係職員による手づくりの計画書として策定したため、他市に比べ地域の特色が出た中津川らしい計画書になったと考えております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 2点目です。中津川市子ども読書活動推進計画の目的をお伺いしたいと思います。今の回答にもあったと思いますけど、もう一度お願いします。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 目的といたしまして、子どもの読書活動の推進を図るための政策を、総合的かつ計画的に推進するためで、子どもたちがあらゆる機会と場所で読書活動ができるよう、子どもたちに役立つ計画書であります。図書館を中心に、家庭、幼稚園、保育園、小・中学校、高等学校、地域関係団体、関係機関が連携して、本に親しむ機会や読書環境の充実を進めるための計画書でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) それぞれ各団体が連携して地道に進めるということで、大変ありがたいということを思います。

 じゃあ、具体的にその中身についてです。それぞれ役割について、4つほど聞きたいと思います。

 家庭の役割について、それから地域の役割、それから行政の役割、文化スポーツ部、市立図書館の役割ということについて、まずお伺いします。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) それでは、家庭、地域、図書館や関係行政機関が、それぞれ役割を認識しながら、読書活動を推進してまいります。

 役割でございますが、家庭では、身近な場所に本を置いたり、うち読(家で読むこと)、親子の読み聞かせなど、家族で本を楽しむ環境づくりを進めることでございます。

 地域の役割といたしまして、地域の公民館図書室、児童館等の公共施設、企業、関係団体などが、読書環境の充実、本の楽しさを広げる機会づくり、読書を通じて仕事と子育てを楽しむ生活づくり、団体などの支援に取り組むことであります。

 行政といたしまして、全体のマネジメントを行います。中央公民館は、地域の読書推進の中核的役割を担う中で、子どもたちが本と触れ合う施設の充実、読書活動を推進するネットワークづくり、読書活動を支える人材の育成、読書活動に関する理解と関心の普及を進めることが役割と考えております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) もう1つ、学校・園の役割についてお伺いします。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 学校におきましては、子どもが日常的に本を手にし、本に親しみ、読書週間を定着させるために、学校図書館を中心にした読書活動の推進を図ることとしております。

 また、園におきましては、子どもが絵本や物語と出会い、想像力をはぐくみながら、多くの言葉に触れる経験により、言語感覚を養うとともに、豊かな情操をはぐくむことができるように、本に触れ合う環境を充実させてまいります。以上です。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今、4番に関係しまして、小・中学校における読書活動の推進、図書館教育の充実についてお尋ねをしたいと思います。

 中津川市教育委員会として、読書活動、図書館教育を大事にしてきていることと思います。どうして、なぜ、読書活動に力を入れてきたのか、大事にしているのかについてお伺いします。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 中津川市教育委員会の目指しているのは、子どもたちのよりよいひとり立ちです。これを支える土台の一つが、親子の絆づくりであると考えております。

 読み聞かせや親子読書などの活動は、これらを築く上で有効な手だてというふうに考えております。また、児童・生徒にとっては豊かな心を育て、豊富な知識を得るために、読書はとても大事なことだと考えております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) そういうねらいを持ちながら、読書活動を進めるためには3つの観点が重要だということを私は思います。

 まず1番目には、目的が適切で学校の計画が子どもの実態に合っていること。

 2つ目として、人的な面での充実、適切な人材を配置すること。

 3つ目として、環境面の充実、図書室の整理と運営、蔵書の確保と適正な管理をすることが大事だと思います。

 中津川市教育委員会として、この3つの観点についてどのように取り組んでいるのか。また、各学校にどのように指導しているのかについてお伺いします。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 3つの観点にかかわって、お答えをいたします。

 まず、計画にかかわっては、図書主任会、あるいは学校司書の研修会などの場を活用して、各学校が作成する計画や図書館教育の推進方法について、指導・助言をしております。

 次に、人的な充実につきましては、今年度から学校司書を3名増員し、9名の配置としました。また、学校司書の研修を実施するとともに、勤務状況及び勤務する学校における成果や課題を明らかにするよう指導をしております。

 次に、環境につきましては、子どもたちが本に親しむ場としてふさわしいものとなってきております。一層充実するように努めたいと思っております。

 標準の蔵書冊数充足率は、平均で小学校127%、中学校99%です。冊数を確保するだけでなく、選書についても児童・生徒の希望や利用頻度の高いものを選ぶように指導をしております。以上です。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) そういう観点で、それぞれ学校で指導をしていただいているということを思います。

 その一つのあらわれとして、学校図書館コンクールというのが積極的に取り組んでいるということを思いますので、そのことについてお尋ねします。

 学校図書館コンクールの歴史を見てみますと、昭和30年代の後半から40年間ほどは、東海3県の規模でコンクールが行われていました。財政上の事情により、東海3県規模のコンクールは中止となりました。次いで、県教育委員会が中心になり、県規模のコンクールを行っていましたが、これも財政上の事情により中止となってしまいました。東濃地区では、何とか図書館教育、読書活動を続けたいという思いから、平成11年から東濃地区教育推進協議会が主催となり、学校図書館教育コンクールが実施されています。

 具体的に、中津川市のことについてお尋ねしたいと思います。

 現在、行われている東濃地区学校図書館教育コンクールの審査はどのような内容で行われているか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 図書館コンクールの審査は、4つの観点で行われています。

 1つ目は管理・運営の状況、2つ目、資料整備の状況、3つ目、読書指導の状況、4つ目、利用指導の状況の、この4点で審査しております。以上です。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 応募する学校は、どのように決めていますか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 応募する学校は、学校の希望によっております。ただし、課題を明確にして、長期的な方針の立案や計画的な指導が必要であることから、経年で取り組むことができるように指導しております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 以前ですと、研究指定校にして取り組んでいたということを思いますけれども、今学校の希望により開催していけることについては、学校の意気込みが感じられ、大変よろしいかなということを思います。

 それじゃあ、過去5年間の中津川市の学校の成績はどうなっていますか、お伺いしたいと思います。また、昨年度も多分最優秀校に選ばれているということを思いますけれども、どんな内容が評価されたのか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 過去5年間のうちに、最優秀に当たる総合優秀賞に選ばれたのは8校です。うち、4校が中津川市の小・中学校でございます。

 受賞校としましては、平成20年度田瀬小学校、平成21年度坂下中学校、平成22年度蛭川中学校、昨年の平成23年度は西小学校でございます。西小学校が特に評価された点におきましては、感想カードや調べ学習の作品など、児童が図書館利用をした形跡の掲示や、保護者も巻き込んだ読み聞かせの活動などでございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今のことに関してですけれども、この内容について、学校の自主的な希望によりコンクールに応募してくるわけですが、具体的な指導についてはだれが行っているのか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 学校には、学校司書は巡回で回っております。そして、司書教諭が配置されておりますので、こういったものが図書館等の主たるチーフとして、学校長以下の体制で全体で取り組んでおりますので、それをどのように方向づけていくかというところでは、教育研修所等が、また学校司書の中には1人、市のほうにも定期的に来る司書がおりますので、それを通しながら学校司書の研修会等を含めて、全体で指導できるような体制をとっております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 学校の中でいいますと、司書教諭と巡回する図書館司書ということだと思います。

 それでは、そのことに関連して聞きながら、人的な面での充実についてお尋ねしていきたいと思います。

 人的な面での充実は、図書館教育の専従者、司書教諭の配置です。ただし書きにより、平成15年までの50年間、配置なしが続きました。この間に、自治体やPTAなどで独自に図書館司書を採用し、学校に配置するところもありました。平成12年に子ども読書推進にかかわる法律が制定され、4月23日は「子ども読書の日」と制定されました。それに伴い、12学級以上の学校には司書教諭を置かなければならないという法改正がなされ、学校現場では、図書館教育に専念できる教員の増員があると期待をしていました。しかし、文科省は国語の先生や図書館に関心のある先生に司書教諭の資格を取らせ、配置を完了しました。法律改正前と何も変わらない状況です。

 教師の一番の仕事は担任と日々の授業です。司書教諭、図書館担当の教員の担任や授業時数は、ほかの教員とは変わりません。図書館担当になると、担任と日々の授業の上に、図書館担当の仕事として新刊図書の購入、台帳の整理、そうした実務的なことに手いっぱいになり、図書委員会の十分な指導とか全校の読書指導を行う余裕がないのが現実です。それに、非行、いじめ、不登校、モンスターペアレントなどの増加が教師の多忙になり、幾つかの先進的な県や市では、独自で図書館司書の配置、増員に取り組みました。

 それでは、中津川市について具体的にお尋ねします。

 国は制度上、12学級以上ある学校に手当てをしました。市内には、12学級ない学校がたくさんあります。12学級ない学校には、図書館教育に専念する人材は必要ないですか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) ただいま議員のご指摘にもございましたが、法的な配置義務というのは現在のところないわけですが、読書活動の推進、図書館教育の充実のためには、12学級に満たない規模の学校にも、図書館教育に専念する人材は必要であるというふうに考えております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今、学校の適正化計画が考えられる中で、市内に12学級に満たない小・中学校は何校ありますか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 現在、12学級に満たない小学校は14校。全部で19校ですので、そのうちの14校。それから、中学校につきましては全部で12校ございますが、その中の10校。これが、12学級に満たない学校になっております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) そうすると、市内でいうと満たない学校のほうが多いということですけれども、図書館読書教育を推進するためには必要であるということですので、先ほどお話がありましたけれども、今9名の図書館司書が市では採用されているということを伺いました。今の配置状況というのはどんなぐあいになっているのか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 今年度より3名増員しまして9名になりました。配置状況としましては、小学校、中学校、幼稚園、合わせて37の学校・園へ配置しております。学校司書は1人当たり3から5の学校を担当している状況でございます。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) この問題について、ちょっともう1つお伺いしたいと思います。

 今、9名で1人が3から5校を担当しているということですけれども、たくさんいればいいということも思いますけれども、今市の財政状況等も考えれば、効果的な配置というのは何名ぐらいということを今の段階では考えてみえるか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 効果的な配置ということについてですが、現在は幼・小・中でできるだけ同一の区域、校区というような形での配置を行っております。この配置の結果としまして、幼・小・中の連携・連接というような意味で効果が上がっておりますし、それから配置している学校司書も大変やりがいを持って取り組んでくれているというのが実情でございます。

 ことしから9名の配置ということで、これでどのようなさらなる効果があるのかということを見定めたり、あるいは担当する学校司書の声、子どもの声や反応、学校からの反応なども聞きながら、さらに効果的な人数配置等を検討していきたいというふうに考えておるところでございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) ぜひ、効果も検証しながら、今9名でいいのか、ふやしたほうがいいのか、減らしたらいいかということも検討していただきたいということを思います。

 3つ目の質問をします。

 現在、中津川市のような地方では、新しい教育制度ができたときの講師の先生、また病休補充の先生など、なかなか見つからない厳しい現実があります。学校図書館司書は、子どもを上手に指導する能力、教員的な資質も必要です。応募者がいない、いい人材が応募してこないというような課題はありますか。もしそうした課題があれば、その対策についてもお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 昨年度末に行いました学校司書の募集では、募集人員を上回る応募がありました。今後は募集の時期や期間、それから選考の方法については考えていく必要があると考えております。よろしくお願いします。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今は応募が上回っておるということで、大変図書館司書についてはありがたいなということを思います。

 先ほどもちょっと出ていますけど、市採用の図書館司書の配置により具体的に成果が上がったということについて、最後にまとめてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 学校司書の配置による顕著な成果としましては、学校図書館の環境の整備が非常に進んだということです。また、児童・生徒への貸出冊数が大幅に増加もしております。目的別やテーマ別の蔵書配置、展示コーナーの工夫などで、子どもが利用しやすく、読書に対する意欲が喚起される環境が整ってまいりました。児童・生徒に読み聞かせや読書指導を行い、子どもたちの読書に対する興味・関心も高まっております。

 これらにより、学校図書館における貸出冊数がふえたり、積極的に利用指導を行う学校がふえたりしているということで、これが先ほどのコンクールの成果等にもつながっているかと思います。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 市の図書館司書の配置により、大変いい成果が出ておると、環境面、貸出数、読み聞かせなどの子どもの指導で大変いい成果が出ているということで、先ほども質問で伺いましたように、効果も検証しながら、ぜひ続けていってほしいということを思います。

 次に、学校図書館の環境面での充実についてお尋ねします。

 環境面の充実で一番大事なことは、多様な子どもの対する要求に合わせた多様な本をそろえることだと思います。学校の規模に合わせて、このくらいの本は備えておきましょうという国から示されている標準蔵書冊数があります。中津川市子ども読書活動推進計画が策定された現在、全学校で達成されていると思います。現状をお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 平成23年度末で19小学校のうち2校、それから12中学校のうち5校が標準蔵書冊数に達していませんでした。今年度は、小学校1校、中学校5校で標準蔵書冊数が満たされない状況でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) この小学校2校、中学校5校が未達成になっているという理由は、何かありますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。



◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 徐々に充足率は改善傾向にありますが、学校司書の活動が活発になりまして、古くなった図書の整理が進んできておることと、それからまた学校によっては書架等の学校図書館の整備が十分に進んでいないことが考えられるということでございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) そういう現状で、次の質問に移ります。

 各学校は、市から毎年図書購入費を配当されています。そこに、各学校によってはPTAからの応援、資源回収の収益を充てている学校もあります。こうした努力があって、まだ標準冊数に達していないところがあるということは、喫緊の課題だと思います。

 ちょっと、ここで答弁者は市長さんのほうにお願いしたいと思いますけど、市長さんも学校図書館を充実しますということを公言されています。これには予算が伴いますので、市長さんの見解をぜひお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 今、担当のほうからも回答させていただきましたように、学校図書の機能といいますか、効果は大変大きいものがあるというふうに認識をしております。したがいまして、現在の充足率を満たさない学校につきましては、できる限り今年度の中で対応していきたいという計画でございますが、万一できない場合でも最長で2年の中で、25年度までにはすべて完了させたい考えでございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今年度と来年度で、少なくとも来年度のうちには標準蔵書冊数、それを満たすようにしていただけるという回答でしたので、次の質問に移らせていただきます。

 標準冊数を確保しても、多様な子どもの要求にこたえることはまず不可能だということを思います。財政難でもあり、すべての学校で同じ本をそろえるということもまた問題があると思います。

 そうした中で、他の学校図書館、市立図書館、他の公立図書館の本、そうした本を借りるシステム、ネットワーク化が必要になってくると思います。市立図書館を核にしたネットワーク化についてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 議員ご指摘のとおり、児童・生徒や教職員が効率よく図書を利用するため、中央図書館とのネットワーク化は必要でございます。財源の確保に努めながら、学校図書館へのシステム導入などを進めてまいります。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) ネットワーク化について具体的な計画はおありでしょうか、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 具体的は計画についてはこれからでございますが、児童・生徒が検索がしやすいよう、本を利用できるよう、システム・機器の設置について計画を立ててまいりたいと思っております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) ちょっとしつこいようですけれども、何年度ぐらいからは開始をしたいという今思いですか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 何年度からということでは明言はできませんが、各教育機関、教育委員会と相談しながら、学校の要望を聞きながら設置してまいりたいと思っております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) できるだけ早いうちに、ぜひその構築計画をつくっていただいて、ネットワーク化をつくっていただきたいということを思います。

 子ども読書の最後の質問です。

 中津川市の小学生・中学生の読書活動をさらに進めるために、今後の課題についてお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 今もかなり進めてきてはおりますが、各学校が児童・生徒の実態に応じた読書指導を一層推進していくこと、またさらに利用しやすい学校図書館づくりを行うことが大切であるというふうに考えております。

 また、今議員ご指摘にございましたように、公立図書館等と学校図書館を結ぶネットワークを構築すること、これも重要であると考えておりますし、保護者や地域等を読書に親しむような雰囲気を醸成していくという部分では、これもまた学校や園も核になりながら取り組んでいくということも必要だというふうに考えております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) さらなる中学生の読書活動が進むことを期待しながら、3つ目の大きな質問に入ります。

 中高生の学習の場の確保について質問いたします。

 私が教えた子どもたちが、今親になっています。新図書館建設が問題になっていたころ、中津川の子どもは勉強する場所がない、全くかわいそう、何とかしてくださいと訴える親が何人もいました。中学校を卒業したばかりの高校生の訴えもよく聞きました。現中央図書館の中では狭くて勉強するところがない、中央公民館の2階、近くを人がよく通るホールで勉強していると聞きました。過日、にぎわいプラザのエレベータの中で勉強してきた高校生に会い、勉強する場所について感想を聞きました。一言で「狭くて暗い」と言っていました。おしゃべりをしている人、くつろいでいる人と同じ場所で落ちついて勉強できない雰囲気だと思います。少し違う角度から、中高生の学習の場の必要性について述べます。

 中津川市の高校生が通っている近くの高校の平成23年度末の卒業生の四大・短大・専門学校への進学状況を調べてみました。普通科の高校、中津高校88.6%、恵那高校91.6%、この100%に満たないのは浪人生もいるかなということも私は考えています。専門学校の高校、中津商業43.4%、中津川工業14.2%、坂下高校34%、恵那農校50.4%、阿木高校22.6%、以上のような状況です。全卒業者1,031名中、613人が進学し、高校生の進学率はここの高校の進学率を見ますと59.5%になります。

 専門学校の高校でも年々国公立大学に進学する者がふえていると聞きます。中学生がほぼ100%、高校生が60%。こうした状況を考えますと、中間テスト、期末テストのとき、受験のとき、土曜日・日曜日の休みのとき、夏休み、冬休みの長期の休みのときのことを考えた、中高生が勉強できる場を保証しなければなりません。小学生も調べ学習の形態が多くなり、資料が完備されれば、夏休み、冬休みの宿題、1研究、1作品づくりに利用すると思います。また、大学生も長期の休みに郷里で課題の調査・研究をしたり、卒論を書きたいと思ったとき、ふさわしい場所があれば、地元に帰ってきてくれるということも考えられます。

 先日、恵那市中央図書館の現状を聞いてきました。今年度、恵那市中央図書館の登録者数は2万3,112名だそうです。うち、中津川市民の登録者は、先ほど田口議員のときは6,000と言っていましたが、正確には4,932名、実に21.3%、5分の1を中津川市が占めています。恵那市中央図書館の中高生のための学習席は、2階の郷土コーナーの隣におよそ60席あり、利用について、恵那市民、中津川市民の区別は何もないとのことです。大変ありがたく、恵那市に感謝したいと思います。中間テストや期末テストの近くになると100名以上の中高生が来館し、2階の学習席から1階の一般の読書席までいっぱいになってしまうということです。中津川から恵那の高校に通っている何人もの高校生が利用していると思います。また、中津川の駅前にあった大きな塾が恵那駅前に移転しており、中津川の中学生も利用しているということを思います。こうした状況を考えますと、私に訴えてくる親さん、子どもがいるということがわかります。学びの場を整えれば、若い人がふるさと中津川市に愛着を持ってくれるということを思います。

 中高生の学習の場の確保について、具体的にお尋ねしたいと思います。

 現在、中津川市の中高生が勉強できる場所はどこがありますか、すべてをお答え願いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 勉強できる場についてでございますが、中央図書館、公民館図書室には学習する場所があります。また、一部の公民館ロビーやにぎわいプラザの2階、3階、6階には、学習専用ではありませんが、いす・テーブルが設置してあり、中高生が学習しております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) それぞれの場所について、学習するわけですので、安心して、落ちついて、集中して勉強できるという環境があるかどうかについて、お伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 中央図書館、公立館図書室の学習スペースにつきましては、狭く十分でないと考えています。また、公民館ロビーやにぎわいプラザは、学習環境としては整ってはおりません。特に、にぎわいプラザは照明が暗く、設置しているいす・テーブルは談話用でございまして、学習には適していなく、また同じフロアでイベント等の利用があるときは騒がしいため、学習には集中できない状況にあります。以上です。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今、文化スポーツ部長からご答弁いただいたように、十分でないという状況がわかりました。中津川市の子どもたちを大切にしている市政を進めるためにも、子どもたちが安心して、落ちついて、集中してじっくり勉強できる場を早急につくらなければなりません。中高生の学習の場所づくりにどう取り組むか、お考えを伺います。具体的な案があればお示しください。また、どんなものを備えておきたいかということもお伺いします。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 学習の場づくりは必要と考えております。にぎわいプラザには、学習スペースやティーンズコーナーなどを視野に入れ、学習機能を備えたスペースの整備について、関係機関と協議をしながら検討してまいりたいと考えております。

 また、中央図書館は、中央公民館の改修にあわせまして、学習環境を整備する計画を策定していくとともに、各公民館につきましても、新築や改修にあわせまして学習スペースの整備を考えてまいります。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 今、それぞれの場所の方向についてお伺いしましたけれども、早急に取り組むとすれば、まずどこから手がけたいということを考えていますか、お伺いします。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) まず、にぎわいプラザの件でございますが、先ほども申しましたように関係機関と協議しながら、今も談話用のいす・テーブルしかございませんので、利用する中高生のご意見をいただきながら進めてまいりたいと考えております。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) にぎわいプラザということで、そこからかなあということを私も考えます。ただし、2階については、まだ契約が残っているということで、それが終わらないとですけれども、計画については早く進めていただきたいということを思います。そのときに、これは要望ですけれども、必要な資料、図書、またはパソコン等、そんな機材についても用意をしていただきたいなということを思います。

 それと、先ほど高校生の感想を私言いましたように、狭くて暗い、確かに天井は低いところですので、それから窓も少ない、暗いということですので、その点を配慮した設計をぜひしていただきたいということを要望しておきたいと思います。

 最後の4つ目の質問になります。

 中津川市子ども読書活動推進計画の確実な実行に向けて、2つ質問したいと思います。

 計画書の40ページに財政上の措置について記載がしてあります。今議会に提出された補正予算についても、この計画書の考え方に沿っているということを伺いました。市財政を考えると、多額の財政措置ができないまでも、新図書館を中止したことを考えると、施策の確実な実行のために予算措置はしっかり行わなければならないということを思います。執行部の所見をお伺いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 子ども読書活動推進計画の実施計画を8月末までに作成いたしまして、必要な予算につきましては、その財源の確保に努めながらしっかりと計画的に事業を推進いたしまして、年度ごとに事業の進捗管理を行いながら、施策の確実な実行に努めてまいります。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 8月までに計画をつくるということで、またその時点で何かお伺いできたらということを思います。

 2つ目に、大きな質問です。

 進捗管理と評価についてお尋ねします。

 計画を策定したら、各部署で横断的に管理・評価をしていかなければならないと思います。しかし、部の壁、縦割り行政を乗り越えていない現状が今もあると思います。子どものことは教育委員会に任せればいいという空気もあると思います。進捗管理と評価について、たった2行の記述しかありません。これできちんと進捗管理が本当にできるのか、疑問を持ちます。子どもの読書活動の推進に関する施策を総合的に、計画的に推進し、子どもの健やかな成長に貢献するねらいが達成され、4ページに記述されているように読書による人づくりが実現できる進捗管理をどうしていくのか、決意の表明と具体的な方策についてお伺いします。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 読書活動は大変重要でありまして、子どもたちの健やかな成長には読書は不可欠であります。このため、進捗管理につきましては、毎年しっかりと推進計画の各項目を診断・評価いたしまして、進捗状況を管理し、公表してまいります。そのためには、進捗の評価者は図書館協議会を予定しておりますが、実施計画に基づきまして、関係団体、機関、各部署の進捗状況や取り組みを十分把握して進めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) その進捗を管理する組織について、今お話しした以上に具体的なことはまだありませんでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 行政が事務局になるわけでございますけれども、各事業のそれぞれ計画、実績報告を受けながら、その評価につきましては中津川市図書館協議会、一般の方も含む各種委員で構成されておりますが、その中で評価をしていく予定でございます。



○議長(松浦高春君) 5番・勝  彰君。



◆5番(勝彰君) 予算と、それから具体的な進捗管理・評価というものを進めていただきたいと思います。

 最後にまとめて終わりたいと思います。

 子どもの確かな学力、豊かな人間性を培うために、中津川市子ども読書活動推進計画の確実な実行と検証、公立・法人を含めた幼稚園、保育園、小・中学校で読書活動が地道に推進され、図書館教育がさらに充実し、読書による人づくりが達成され、未来を背負う中津川のたくましい子どもが育成されることを願い、質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(松浦高春君) これにて、5番・勝  彰君の一般質問を終結いたします。

 続いて、7番・櫛松直子さん。

  〔7番・櫛松直子さん質問席に着く〕



◆7番(櫛松直子さん) それでは、議長のお許可をいただきましたので、通告に基づいて一般質問を行いたいと思います。

 私は大きく2点の質問がありますけど、まず1点目、新図書館建設中止に伴う影響についてというところですが、きょうは午前中から何人か議員の方が同じタイトルで質問されております。同じ内容の質問もございますけれども、通告しておりますので、質問させていただきたいと思います。

 また、通告を出した後に、背景等少し記述を加えさせていただきました。質問については変えておりませんので、ご了解いただきたいと思います。

 それでは、まず新図書館建設中止に伴う影響についてという、大きな1つ目の内容から質問いたします。

 青山市長は、選挙公約でもある新図書館建設中止を正式に発表されました。新図書館建設に関する過去9回の議決の際に私は賛成をしてきましたが、市長選挙が行われ、新しく選ばれた青山市長が建設中止を発表されたということについては、理解をしております。市長に当選されてから、中止の最終決断を下すまで、大変慎重に事を進めていただいたと思いますが、その間にはいろいろな意見を幾つもお聞きになられたかというふうに思います。市長選へ出馬するに当たっての公約とはいえ、新図書館建設中止は苦渋の決断であったであろうと、私なりに推察をさせていただいておるところです。

 また、自治体の首長として、公約をきちんと守るという点については、課題は多くあると思いますが、中津川市民の幸福のためにも、今後もその姿勢を貫いていただきたいというふうにお願いをいたします。

 しかし、今回の新図書館建設中止の際には、国や県への補助金の返還など、中止に伴い必要となってくる費用が発生することも発表されました。中心市街地活性化計画についても、変更もありということであります。しかし、これらの内容の多くは、選挙の際には市民の方に十分周知されていなかった部分でもあります。私としては、決定された中止を翻すという意味でなく、市民の皆さんへの十分な説明がまだ必要であるという観点から、質問をさせていただきます。

 特に、費用については、財政調整基金から充当するという説明をいただいております。私の周りの市民の方たちからは、財政調整基金という言葉を初めて聞いたという声や、財政調整基金とはどういうお金なのか、そういう質問をたくさんいただいております。さらには、その説明をした後、その基金の取り崩しをして支払いに充てても大丈夫なのかという不安の声もありました。それらの質問をまとめた形でお伺いをいたします。

 まず1つ目、建設中止に伴う費用はすべて財政調整基金から充当されるということでよろしいでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) 財政調整基金の取り崩しにつきましては、3月からはそのような報告をさせていただいておりますが、23年度の決算の状況から、財政調整基金を取り崩すことなく、なるべく繰越金の範囲の中で対処していきたい。現在はそのように考えておりますので、お願いいたします。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) なるべく繰越金のうちからの支払いということであるかと思いますけれども、その金額については、まだ今すべてはっきりしているわけではないので、繰越金で全部充当できない場合もあるかというふうに思います。いかがでしょうか。



○議長(松浦高春君) 市長・青山節児君。



◎市長(青山節児君) ただいまの中では、おおよそは繰越金の中でいけますという状況でございますが、いかなる理由が、また事由が発生するかも予測のつかない部分もございますので、なるべくという言葉を今使わせていただきましたので、ご理解願いたいと思います。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) できるだけ、財政調整基金についてはそのままにしていただければと思いますが、先ほどもちょっとお話ししたように、この基金の内容、どういった性質のものなのかという、目的も含めてご説明をいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 中津川市積立基金条例の中にうたわれておりまして、その中では年度間の財源調整、そのための資金に充てるということで目的を定めさせていただいております。

 それと、地方財政法の中、第4条の4のところでございますけど、そこには災害により生じた経費の財源及び必要やむを得ない理由により生じた経費の財源などに充てることを目的とされているということで、法の中にはそういうふうにうたわれております。以上です。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 目的、それからどのような場合に取り崩すかというところは、法律でも定められておりますし、そのような理解を私もさせていただいております。特に、やはり支払いをするということになると、その年度の財政計画が大きく狂ってくる場合が、今回のような場合には出てくると思いますので、それに充てていただくためには、必要やむなしということもあるかと思いますが、本来、先ほど答弁にもありましたように、災害等やむを得ないというような場合に取り崩す性質であるというふうに聞きましたが、じゃあ実際に過去5年間ぐらい、この財政調整基金から一般会計のほうに繰り入れをしているとか、ほかの会計にも繰り入れをしなければならなかった場合について、お答えいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 過去5年間ということでございまして、まず基金の状況なんですが、平成23年度末の残高につきましては、合併直後の平成16年度末残高が約32億円あったんですが、それから18億円ほど増となりまして、23年度末では約50億円になるという見込みでおります。

 直近の5年間に剰余金の積み立てを取り崩したという状況でございますけれど、まず平成19年度の余剰金の積立額9億円を積み立てておりまして、12億円を取り崩しをしております。その後の残高につきましては、39億円という状況でございます。平成20年度につきましては、余剰金の積み立てを12億円しておりまして、取り崩しを14億円、その結果の残高といたしまして37億円の残高となりました。平成21年度では、積み立てを10億円いたしまして、12億円取り崩しました。その結果といたしまして、残高が35億円という状況になりました。それから22年度につきましては、積立金を10億円積み立てまして、取り崩しが3億円という状況で、年度末残高42億円という状況になりました。それから、23年度末では16億円を積み立てまして、取り崩しが8億円という状況で、23年度末の残高が、先ほども言いましたが50億円という状況でございます。以上です。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 済みません、ちょっと質問の仕方があれだったんですけど、5年間の金額の推移をお示しいただいて、積み立ての金額等も教えていただきましたけど、ほぼ毎年10億に近い額を積み立てていただいておるということで、合併してからの金額については、大きくは変わっておりませんけれども、取り崩しの金額については、その年によってかなり大きく変化があるというふうに、今お話を聞いてわかりました。まさに、そのときの財政計画をきちんとするための、目的のあるお金だということがわかりました。

 そうしたら、その次に、この財政調整基金から5年間、先ほどちょっと一緒に質問してしまったんですけれども、どの会計に繰り出しをしているかというところを、これも5年間ぐらい、もしお手持ちでしたら教えてください。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 財政調整基金からの支出ということでございますが、平成20年度に市民病院の経営が悪化したことに伴いまして、必要やむを得ない理由として、緊急的に7億円を取り崩しております。その他の取り崩しにつきましては、先ほど説明をさせていただきましたが、年度間の調整ということで、予算の範囲内で取り崩しをさせていただいております。以上です。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 具体的には市民病院へという話がありましたけれども、細かくはお伺いしませんけれども、それぞれ例えば国民健康保険とか、本当に市民の生活にかかわる部分への繰り入れを今後もしていかなければいけないというふうに考えておりますけれども、国民健康保険なども同じく取り崩して、繰り入れする対象となりますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) それは、あくまでも状況によると思います。現年度の予算内で対応できるのか、またそれができなければ、当然、必要やむを得ない理由として基金を取り崩すということは、可能性はあります。以上です。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) そうしますと、私、いろいろ財政なんかわかりにくい場合には、自分の家計などに当てはめて考えるんですけれども、この財政調整基金というのは、いわば病院とか、災害のときとか、健康保険とか、命にかかわる大事な部分、私の場合でいくと生命保険とか、傷害保険とか、保険に当たるようなものではないかというふうに思っております。それを取り崩さなければいけないような状況には、やっぱり今後していただきたくないので、さっき繰越金からできるだけという話がありましたけれども、そのような姿勢でお願いしていきたいと思います。

 もう1回、ちょっとここは確認のために質問させていただきますけど、この財政調整基金から新図書館建設中止に伴う費用を充当するということは、全員協議会でも中津川市の財政への影響はないという答弁がございましたけれども、本当に影響はなしで終わるかどうか、その点について答弁をお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) まず、5月23日の全員協議会では、歳出を削減して賄うとしますと市民サービスに大きく影響が出てしまうと。それで、それを避けるために財政調整基金の取り崩しをさせていただきたいという説明をさせていただきました。今回は、財政調整基金を取り崩さずに、繰越金をもって充てるということとさせていただきました。仮に、財政調整基金を取り崩した場合として答えさせていただきますと、それにより財政運営に影響が出るというわけではありませんが、将来にわたって財政計画に沿った健全運営を行うためには、十分な備えは大変必要だというふうに考えておりますので、さらに行財政改革に取り組み、取り崩した額を回復していきたいというふうに考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 財政計画への影響がないようにということですので、その点はしっかり今後もやっていただきたいというふうにお願いをします。この先の中津川市の財政は、もうこれは皆さん周知のことかと思いますけれども、右肩上がりによくなるというようなことは考えられなくて、国政とか景気が不透明なのと同様に、不透明感と縮減、小さくなっていく傾向にあるというふうに考えております。その傾向が続いた場合には、今回新図書館建設を中止したように、財政上中止せざるを得なくなるような決断を迫られることもあるかというふうに考えます。もしもそのような状況が起こった場合には、ぜひ先ほど私が受けたような質問がたくさん来ないように、市民の皆さんに丁寧に説明をしていただいて、十分な理解を得た上で進めていただきたいと思います。市長のお言葉をおかりしますと、市を二分したような状況になっていたということなんですが、その理解を十分得られなければ、その二分の状態がいつまでも続くということも考えられますので、ぜひお願いをしたいと思います。

 次の質問に移ります。

 次も新図書館建設中止に伴う内容ですけれども、もう少し、読書活動といった観点に伴う内容でお聞きをいたします。

 市長選のときの公約にもおっしゃっておられましたが、中止に当たっては、地域や学校の図書館の充実を進めていくというお話を伺っております。しかし、今回新図書館建設中止を発表された後にも、その内容について、詳細はもちろん、全体的な計画もまだはっきり明かされていないというような状況にあるかと思います。新図書館建設を望まれていた市民の皆さんは、読書活動の充実も同時に望んでおられます。その点について、もう少しご説明をお願いしたいと思います。

 先ほど、勝議員の質問にもありましたけれども、中津川市は子どもの読書活動に大変力を入れていただいております。県内でもその活動は広く知られておりまして、各種のコンクールでも優秀な成績をおさめているほど、その水準は大変高いレベルにあるというふうに考えます。また、青山市長は、今後中津川市全体についても読書活動に注力していくとの考えも表明されていると思いますが、生涯学習活動の大変盛んな中津川市でもありまして、読書活動はその中の大切な活動の一つでもあるというふうに思います。しかし、中津川市の中央図書館を見ても、現状はハード・ソフトの両面とも不足している部分が多くあると見受けられます。

 ここで質問をいたします。

 1つ目として、子どもだけでなく、中津川市全体の読書活動推進計画ということはありますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 中津川市全体の読書活動推進計画はございませんですが、今回計画いたしました子ども読書活動推進計画は、子どもばかりでなく、子どもと大人の読書活動のかかわり、読書環境整備、図書館と関係団体等の連携を通しまして、幅広い世代の読書活動の推進に役立つものと考えております。特に、子ども読書活動推進計画の取り組みに大人や地域がかかわることで、大人の意識が変わり、市全体に読書活動が広がることを期待しております。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) ぜひ、その活動については今後とも広くお願いしたいと思います。特に、小林図書館長には中津川に残っていただけると、午前中の市長の答弁からもありましたので、できましたら小林館長を中心に、大人も活字離れというのがやはりこのところよく言われているところですので、できましたら何か、計画というところまでいかなくても、活動をやっていただきたいというふうに思いますので、これは要望ということでお願いします。

 2つ目の質問として、学校や地域の図書館の充実ということを市長もおっしゃっていただいておりますけれども、この具体的な内容はどのようなことか、今わかっている点について教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 学校や地域の図書館の充実についてでございますが、学校や地域の図書館では、蔵書の充実、学習・読み聞かせスペースなどの設備の整備が求められております。学校や地域では、中央図書館とのネットワークによる配本、図書司書の巡回支援、本を検索しやすい貸し出しシステム等の図書サービスの充実が必要でありまして、特に学校では学校司書の適切な人材配置が求められております。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 一応、今人員配置などについても触れていただきましたけれども、きょう午前中からもいろいろ質問にあったように、例えば学校は図書室がほぼどこの学校にもあるかと思いますけれども、地域については、いわゆる公民館とか総合事務所、図書室のないようなところも幾つかあるというふうに午前中の答弁でもありましたが、具体的にそういうないところへの対応はどういう形を考えておられますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 地域事務所などでは、図書コーナーのないところもございます。今後、地域の公民館図書室についての整備につきましては、計画的に整備をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) そうしますと、その次、3番目の質問ですが、そういった形で総合事務所などの地域の図書館、あるいは図書室という形での充実を行うためには、相応の費用がかかってくるというふうに思います。今、その全体の計画もまだ具体的につまびらかにはなっていないというふうなので、どのぐらいかかるかというところはまだわからないかと思いますけれども、今後、そういう予算の措置がどういうふうに行っていかれるのか、例えば今回そうだった市図書館のように、国や県の助成などが受けられるものなのかどうなのか、そういったところがもしわかれば教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 子ども読書活動推進計画につきましては、今回またその実施計画を8月末までに作成をしてまいります。そのときには、必要な予算につきましては、財源の確保に努めながらしっかりと計画をしてまいりたいと思っておりますし、国・県の新たな財源・補助金についても検討をしてまいりたいと考えております。年度ごとの事業進捗をしながら、施策の確実な実行に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 特に、予算のところについては計画的に、先ほども申し上げたように、緊縮・縮減の傾向になる財政の中で難しいと思いますので、お願いしたいと思いますが、まずそのためには、読書活動計画、子どもだけじゃなく、先ほど生涯学習的な意味でも大人にもというような話がありましたけれども、きちんと目標を決めて計画を立てなければ、この予算もどのぐらいかかるかというところがわからないと思いますので、もう少し具体的に計画、例えばいつまでに計画を立てるのか、どういう目標をやっていくかと、これがもしいつまでにできるかということが今わかれば、教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 子ども読書計画につきましての、それぞれの細分の項目は全部で104項目ございます。それぞれにつきまして目標を定めてまいりたいと思いますが、そのための費用につきましては、先ほど申しましたように、いろんな形の情報、補助事業等についても調べながら、財源の確保を努めてまいりますし、8月末までに、子ども読書活動推進計画の実施計画を発表してまいりますので、そのときにここ5年間の計画につきましての実施計画の中で、財源と実施内容についても報告してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 子ども読書計画だけでなくて地域の図書室の整備については、計画はいつごろ、もう少し具体的になって出てきますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。



◎文化スポーツ部長(原益彦君) 地域の図書室につきましては、今後各地で整備される、改修される公民館もございます。その中で、地域の方々とご意見をいただきながら整備を進めてまいりますので、そのときに予算的なものも出てくるだろうと思っておりますけれども、現在のところ何年度までにどういう事業で予算がかかるかについてはまだこれからでございますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 地域の図書室の整備についてですけど、いわゆるハードの部分ですね。設備とか施設については、今おっしゃったように順次やっていただけるということだったんですけど、先ほど勝議員も質問されていましたけど、司書の配置についても、きちんとここで確保していっていただきたいと思います。形だけ図書室を整備したといっても、指導する司書の方がいなければいわゆる箱物になってしまいますので、特にその点については、まだきちっと決まっていないということですが、ぜひお願いをしておきたいというふうに思います。

 ということで、図書館については以上とさせていただきまして、その次、大きく2つ目は、中津川市の財政の健全化のための施策について、少しお伺いをしていきたいと思います。

 先日、全員協議会で後期事業推進計画の説明がありましたが、中津川市の財政規模は縮小する傾向にあることは認識をしております。国や県の財政も非常に厳しい状況下にありまして、人口減少、少子・高齢化が予想以上に早く進んでいる現在、中津川市の財政規模の縮小の傾向もやむなしと考えます。したがって、特に国・県からの助成については、増額などは極めて困難な状況にあるというふうに考えます。

 しかし、国の医療、介護、年金などの各公的制度改定が不透明な中、扶助費などは現状と同等、もしくは増加の傾向にあるというふうに考えます。したがって、施設整備などの費用は縮小せざるを得なくても、歳出を大きく抑えることは、行政側、市民側両者が大きな努力を強いられるということに不安を覚えるというふうに申し上げておきます。

 一方、今回の後期事業計画において、歳入のうち市税は安定した金額の計画というふうになっています。この部分が計画とたがわずに進捗していけば、ひとまず安心だというふうに考えております。

 ただし、先ほども申し上げたように、国政などの不透明感以外に中津川市の財政に大きな影響を及ぼす要因が、これは災害とか、きょう午前中からずうっと質問がありましたけれども、そういう要因が、今後起こらなくはないということも考えがたくて、本当にこの歳入計画が実際となるかどうか、その点をちょっと確認させていただきたいということで質問をいたします。

 まず、1つ目の質問ですが、後期事業計画における歳入のうち、市税がいわゆる横ばいであるというふうに計画されておりますけど、その根拠を具体的にお示しいただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 全員協議会の中で、市税は生産年齢人口の減少による市民税の減少分と、経済成長による市民税の増額分が打ち消し合う形となり、横ばいとなるというふうで説明をさせていただいたかと思います。その根拠につきましては、生産年齢人口が平成22年度4万9,000人だったのが、平成32年度には約11%減少し、4万3,000人になるという見通しでございます。これは、国立社会保障人口問題研究所というところが国税調査の数値を基本として推定をしたものでございます。その人口減少なんですが、生産年齢人口の影響が大きい、市民税は特にそれが大きいだろうということで、平成22年度決算で約42億円市民税があったんですが、平成32年度には11%減少して、約4.6億円減少するという見込みを立てております。

 反面、経済成長率でございますが、経済成長率は毎年1%強の伸びと試算をしております。これは、内閣府が昨年の8月に発表いたしまして、経済財政の10年間の中・長期試算ということで発表いたしました。そこで、1年1%強の成長をするという試算をしております。この試算をもとにいたしますと、平成32年度までに累積で約10%、少なくとも10%は伸びるということで、経済成長の影響が大きい市民税は、平成22年度決算に比べまして、平成32年度には4.2億円増加するという状況となります。したがいまして、この人口の減と、それから経済成長率の増で、ほぼ増額分と減額分を打ち消し合うということで、横ばいになるというふうに計画をさせていただきました。以上です。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 特に、成長率1%ということで、これは国も試算をしている部分ではありますけれども、先ほどもちょっと申し上げたように、いつどんなことが起こるかわからないということで、この市でも、一時は100億を超える金額が収入として上がっていたこともありまして、それから思うと1割は下がっているということですけど、それは一つには大きくリーマンショックということで、景気の後退があったと思います。ですので、本当に1%成長するかどうか、この部分は少し注意をしていかなければいけないというふうに思っておりますが、次に2番でもう少し、今答弁の中にもありましたけれども、この市税のうちに、大きくこの先変化するという品目がもしあれば、教えていただきたいと思います。法人税とか固定資産税とか、住民税は今言っていただいたようなことだと思いますけれども、こちらはどうなるでしょうか。



○議長(松浦高春君) 企画部長・島崎保人君。



◎企画部長(島崎保人君) 結論から申し上げますと、大きく変化すると計画している市税はございません。

 その根拠といたしまして、今議員からお話がありましたように、100年に1度と言われましたリーマンショックの経験から、経済状況に大きく影響を受けるのは市民税であるというふうに考えております。それは、平成20年度決算で約52億円あった市民税、それが平成22年度決算で42億円ということで、この2年間で10億円が減少いたしました。その主なものとしては、個人所得割で約5億、それから法人税割で約5億、この2つのトータルで10億の減少があったということでございます。

 しかしながら、固定資産税につきましては、平成20年度決算で約49億円ありました。それが、平成22年度においても約48億円ということで、固定資産税については経済成長の変動によって大きく変わるものではないというふうに考えております。したがいまして、リーマンショック並みの経済状況となれば別ではございますけれど、先ほどの内閣府の経済見通しでいきますと横ばいということになりますので、大きく変化するという税を計画はしておりません。以上でございます。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) ご答弁いただいた内容については理解をいたします。

 ただし、固定資産税など、それこそリニアの中間駅が誘致されるということも決まりましたし、1つには、固定資産税は工場とか施設とか、民間のそういったところがそのまま中津川市に残って、そのまま固定資産税も払い続けてもらえるような状況が続けばいいですけれども、ちょっと昨今の海外流出というようなことになりますと少し心配をしておりますので、その点はぜひとも、今後とも注視をしていただきたいというふうに思います。

 ということで、時間も迫ってきておりますので、その次に移りたいと思います。

 ちょっと財政について、もう少し申し上げさせていただきますと、過去中津川市が置かれていた状況と比べると、先ほどのリーマンショックとか、東日本の大震災もそうですけど、大変大きな変化がこのところ特に起こっていると、過去と比べるとその落差が激しいんじゃないかというふうに思っております。景気の動向はもちろんですけど、政権交代など、国政も不透明な部分があるということが否めない中では、行政は市民の皆さんの生活を守る役目を変わらずに果たさなければいけないというふうに考えます。状況が変わっても、サービスは一定の部分は守っていただきたいんですけど、そのような視点に立ちますと、いわば民間より強い財政力を持つというところも必要になってくるというふうに今後は考えられますので、想定はできなくても、現実として起きたことに対処をしていかなければいけないと、今回の東日本の震災なんかを見ると本当にそう思いますけれども、とにかく、すべてとはいかないと思いますが、市民の生活に大きな支障を来さないように、その点だけは努力を続けていただくようにお願いをして、今の質問は終わります。

 次の質問に移ります。

 2番の2つ目の内容ですけど、今の歳入の大きな柱であります市税をふやすためにいろいろな施策が必要だと思いますけど、特に人口の減少を防ぐことも中津川市としては最優先の課題。中津川市は定住推進部を設置して、少子化対策はいわゆる婚活事業なども行っていただいていますが、住む場所、働く場所の確保が前提となるのではないかということも考えます。

 ここで、質問をいたします。

 1つ目として、大学生の地元就職サポートバンクの反響はどのようになっていますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 大学等を卒業後に、地元中津川へ戻って働きたい若者を対象に、市内企業の求人情報などを提供するサービスを実施しております。年々登録を希望する学生や企業の登録者が増加をしており、反響があると考えております。当サービスは平成22年度から実施をいたしまして、6月1日現在で学生の登録者が224名、登録企業数が45社という状況でございます。今後、サービス向上を目指して、また生の声を聞くためのアンケート調査などを行ってまいりたいと考えております。制度が始まって3年目に入りましたが、サービス内容は今後さらに充実するよう工夫してまいりますので、もう少し長い目でごらんいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 私も大学のときに地元に戻りたいと思いましたけど、地元のそういう情報は当時は皆無でして、大変いい制度だと思いますので、大学というと4年目以降にこの結果が出てくると思いますので、引き続き運営のほうをよろしくお願いいたします。

 次の質問です。

 高校生、高校を卒業した生徒が中津川市内で就職される場合、その状況、人数などはどんなようになっておりますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 地元高校卒業者の管内の就職率でお答えをさせていただきたいと思います。平成22年3月卒業者で42.9%、平成23年3月卒業者で53.9%、それから24年3月卒業者で49.3%という数字になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 高校生だけでなく、そのほかの年代についてももしわかりましたら、地元からの流出などについて、増減状況を教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) その他の世代という細分化をしたデータはございませんけれども、平成22年10月1日から平成23年9月30日までの人口動態調査というのがございます。それによりますと、105名の転出超過ということになっております。その主な内訳を申し上げますと、職業上の転出が25人の転出、マイナスでございます。学業上が80名のマイナス、それから婚姻等が40名のマイナス、それから自然環境等が41名のプラスということでございまして、全体的には105名の転出ということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 105人ということで、この数字は決して少なくはないというふうにとらえますが、そういったところを防ぐためにも、UIターン者住宅というような形の施策を行っていただいておりますが、ここでお聞きしますが、UIターン者住宅の入居者ですね。この入居の条件でもある5年以内に地元へ定住するという条件での募集をされていたと思いますけど、この入居された中で、地元に定住するというケースが出たかどうか、教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) これまでに、加子母の須母田住宅団地で1世帯、それから阿木住宅団地で1世帯、神坂の味噌野住宅団地で1世帯の合計3世帯が地元に定住しております。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 冒頭申し上げましたように、中津川に住んでいただくためには、住む場所、働く場所の確保というのが重要だと申し上げましたけど、それ以外にも定住人口や交流人口をふやすことが必要かというふうに思いますけど、何かそういった内容について検討されていることはありますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 定住推進部長・渡辺忠義君。



◎定住推進部長(渡辺忠義君) 中津川市公式ホームページ内の「中津川に住もう!」を中心にして、情報発信をしっかりやってまいります。現在は、県と連携した中京圏での移住相談会で、観光情報を初め地域の魅力、子育て支援等の制度をPRしています。今後は、都市部から移住した若者たちで構成している地域おこし協力隊の視点や感覚を生かした交流イベントや、情報発信事業を進めていきたいと考えております。さらに、秋には東京で開催されます全国自治体参加の移住フェアを視察して、今後の展開につなげてまいりたいと思っております。

 また、6月6日には空き家情報バンクのホームページを立ち上げました。この制度は、市が空き家を貸したい・売りたい方と、借りたい・買いたい方を、市内の不動業者等の協力を得て仲介するもので、都市部での各種相談会等でも情報発信を行い、定住・交流人口をふやすことにつなげていきたいと考えております。以上です。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) さまざまな多様な面での募集ということが必要だというふうに、今のお話を聞いても思いましたけど、それ以外に、私たまたま先日、名古屋市内で働く20代、30代の女性の人と話をする機会があって、子育て中の人も何人かいましたけど、中津川市の子育て支援制度、行政の制度についてちょっと話をしたところ、待機児童がいないのがすごくうらやましいとか、あるいは子どもの医療費が中学校まで無料化になったというようなことで、通勤できるんだったら引っ越ししてきたいとまで言ってもらいまして、どういう方に来ていただくかというところはいろいろありますけど、まだまだニーズとしてだけじゃなくて、どういう人をターゲットにしてアピールしていくかというのが必要だと思いますので、今後またそういう施策については、多様な面からぜひお願いしたいというふうに思います。

 じゃあ、最後に大きな2つ目の3つ目の項目の質問に移りたいと思います。

 これは、さきに質問しました市税などの歳入の確保のためにも必要な施策ということでお伺いしますけれども、中津川市の統計データによりますと、製品工業の製造品出荷額は3,065億円余りで、岐阜県内では第4位ということです。人口が県内第8位であることから推察すると、産業でいうと、いわゆる製造業が中心となる工業がどういう状況にあるか、これが中津川市に及ぼす影響というのが少なからずあるというふうに考えていいのではないかと思います。

 昨年の東日本大震災の影響は言うに及ばず、景気の動向や予想をはるかに超える円高などで国内の製造業が次々と海外へ工場を移しています。中津川市内の製造業への影響も皆無ではないというふうに考えます。現在は踏みとどまっている企業も、いつ工場閉鎖をしても不思議ではない状況にあるというふうに思いますが、そういう民間企業が置かれている状況については言うに及ばすですが、そのような中、人口減少を食いとどめるため、各自治体とも全市を挙げての取り組みを行っています。つまり、自治体間競争はより一層激しくなっているということも申し上げたいというふうに思います。

 さきに申し上げたように、そういう健全な財政を保っていくためには、歳入の確保がまずまずいろんな意味では必要となるというふうに思いますが、そのためにも現在市内にある企業が将来にわたって中津川市で仕事を続けてもらうことが必要であるというふうに思います。加えて、外からの新規企業の参入も含めた、中津川市の工業振興を攻めと守りの両方から考えていく必要があるというふうに思います。そのための施策や計画について質問をいたします。

 まず、1つ目として、中津川市で工場や事業所を設置している企業へのさらなる支援策、今行っていただいている以上の支援策を、何か考えていただいておりますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 現在、企業立地奨励制度の活用や100社近い企業訪問を行い、企業ニーズの把握に努めている中で、特に中小企業の皆さんから、営業支援や商品開発支援などに関するご意見が上がっております。こうした声を具体化に向け、各種展示会情報の提供やブースの確保など、取り組みを進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 特に中小の方については大変環境は厳しいような状況ですけど、海外への流出というようなところは、本当にこのところ国内でも大きな課題になっていまして、ここでちょっと2つ目の質問を申し上げますと、経済産業省は国内立地推進事業ということで、補助金助成を行うことによって製造業の海外流出を防ぐ施策を行っています。国内で工場を残してもらうための補助制度ということなんですけれども、中津川市もこういった他市に類を見ないような施策を行っていく必要があるというふうに考えますが、何かこういうようなほかに類を見ない考え、施策はありますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) この問題につきましては、非常に難題でございます。類を見ない施策ではありませんが、市内にある企業の海外流出や市外への流出を防ぐ施策として、当市では企業立地奨励制度がありますが、制度的には他の自治体と比べて比較的手厚い内容だというふうに考えております。今後もこの制度を活用して継続をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) なかなか、例えば自治体だけとか、企業だけでは難しいところもあります。特に民間の企業に対して、自治体が事業方針などについて何か言うわけにはいかないと思いますので、難しいかと思いますけれども、それこそ他市から来ていただくためには、あらゆる方法を考えていただきたいというふうに思います。

 それで、次に3つ目の質問として、製造業を中心にした工業の分野だけではなく、中津川市に余りない、ほかの分野の企業を誘致する活動も今後は必要であると考えます。さっきの守りだけじゃなくて攻めのほうになるかと思いますけど、そのような計画がもし中津川市にあれば、教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 中津川市の特性や強みを生かした新たな成長分野を見つけ出すなど、中津川の新たな企業誘致戦略を展開していきたいと考えております。その中で、企業立地奨励制度を活用した支援や、リニアを見据えた中で、さまざまな業界の情報収集に努めていきたいと考えております。これらを、私どもは「ご縁作戦」というふうに呼んでおるわけですけれども、いろんな企業の方々と面識のある人物を介して企業のつながりを持ち、情報収集を行ってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(松浦高春君) 残す時間、約1分ですのでまとめてください。

 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) 新しい分野というと、いろいろ難しいと思いますけど、例えば中津川には東濃ヒノキを使った住宅がありまして、あとは電気の製造業の会社もありまして、最近はスマート住宅ということでオール電化の住宅の計画も幾つか、いろんな会社が出ています。地元のそういう企業と産業を、いわゆるコラボレーションさせたような計画も必要かと思いますけど、そういったことは何か考えておられますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 私、前、産業振興で農林も一緒にやっておりましたので、産直住宅と農林の関係もあるわけですけれども、今、櫛松議員が言われた、いわゆるスマートグリッド的なものが最近企業ではちょっとブームになっておりまして、やっぱり循環型の社会に向けた蓄電池であるとか、それからいろんな省エネなんかをするということで、実は私どもは経済対策本部というのがあるわけですけれども、その中で大げさにいうと中津川の成長戦略をどうしようという議論をしたことがございまして、今でもやっておるわけですけれども、その中で特に地元の産直住宅と、特に櫛松議員ところとか、三菱の太陽光発電なんかをやっておるわけですけれども、そういったものを連携して地場産業の活力ができないかなということを考えたことがありますし、今でも継続中でございます。そのときに、たまたまタイムリーに大企業さんだとか、大手のハウスメーカーさんからそういったスマートグリッド、スマートハウスみたいなものが出てきて、非常におもしろいなというふうに考えております。たまたまこの間上京したときに、市長も三菱に伺ったときに、そういった話を幹部の方と話す機会がございまして、本当に市長も地元の産直と、そういった大手とを結び、連携をして、何とか地元の産業に活性化ができないだろうかというお話もしたというふうに私は聞いております。ですから、大手の企業と組むということは非常に販売べースでは大変かと思いますけれども、私ども経済対策本部で考えていた産直住宅と、これから大手の皆さんが考えておるようなスマート住宅みたいなものと連携ができて、本当に中津川でせっかく櫛松議員がお見えですので、三菱さんと連携ができるようなまたお力添えでもいただければ、本当に活性化につながるというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。

 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) また、その内容については改めて質問させていただきますが、時間がないので次の4番目、4つ目の質問。

 企業誘致のためには、その企業が求める人材確保が必須です。現在ある企業だけではなく、中津川市の将来の産業構造の変化に合わせた人材育成を考えておられますでしょうか。



○議長(松浦高春君) 商工観光部長・成瀬博明君。



◎商工観光部長(成瀬博明君) 現在、市内の企業にマッチした人材の確保をするために、産業人材育成事業というのを展開してございます。今後も、産業構造がいろいろ変化をしてくると思いますけれども、人材育成のそういった育成事業をまた進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) それでは、最後の質問です。

 担当所管の職員の配置や体制など、マンパワーの充実が必要だというふうに考えますが、今後の計画があれば教えていただきたいと思います。



○議長(松浦高春君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 重点施策を進める上で、組織体制とマンパワーは重要であると考えております。今後、業務の状況に応じて判断をさせていただきます。



○議長(松浦高春君) 7番・櫛松直子さん。



◆7番(櫛松直子さん) ありがとうございました。以上で一般質問を終了いたします。



○議長(松浦高春君) これにて、7番・櫛松直子さんの一般質問を終結いたします。

 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。

 これをもって本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでございました。

  午後4時58分散会

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会議録署名議員

 中津川市議会  議長   松浦高春

         署名議員 岡崎隆彦

         同    柘植達樹