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岐阜県 中津川市

平成23年  3月 定例会(第1回) 03月07日−02号




平成23年  3月 定例会(第1回) − 03月07日−02号







平成23年  3月 定例会(第1回)



平成23年第1回中津川市議会定例会会議録(第2号)

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 平成23年3月7日(月)午前10時開議

◯議事日程

第 1        会議録署名議員の指名

第 2 議第 38号 平成22年度中津川市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)

第 3        市政一般に関する質問

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◯本日の会議に付した案件

日程第 1        会議録署名議員の指名

日程第 2        平成22年度中津川市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)

日程第 3        市政一般に関する質問

質問順序質問事項質問者発言所要時間11.支えあう地域社会づくりについて田口文数25分21.新政会で行った、新図書館建設に対するアンケート調査の結果を受けて深谷勲40分31.中津川市の人口減少対策について櫛松直子40分41.特別養護老人ホームの新設・増床を次期介護保険事業計画に2.市街地及びその周辺地域の「生活の足」をどう確保するのか3.地域の図書室を「分館」に格上げし充実を図れ4.保育園や幼稚園の保育士や教諭の非正規職員化について可知いさむ40分51.「市民の声」の捉え方と、実施優先順位について佐藤光司30分61.これでいいのか中津川市について吉村卓己20分 ――――――――――――――――――

◯出席議員 29名

   1番       田口文数君

   2番       櫛松直子さん

   3番       黒田ところさん

   4番       吉村卓己君

   5番       大堀寿延君

   7番       深谷明宏君

   8番       三浦八郎君

   9番       熊谷文雄君

  10番       粥川茂和君

  11番       吉村俊廣君

  12番       中島敏明君

  13番       深谷 勲君

  14番       中西康浩君

  15番       森 廣茂君

  16番       加藤 出君

  17番       鈴木雅彦君

  18番       鈴木清貴君

  19番       松浦高春君

  20番       鷹見憲三君

  21番       伊佐治由行君

  22番       吉村久資君

  23番       今井 誠君

  24番       片桐光朗君

  25番       安江俊平君

  26番       島田千寿君

  27番       佐藤光司君

  28番       鷹見信義君

  29番       可知いさむ君

  30番       楯 公夫君

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◯欠席議員 1名

   6番       原 昌男君

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◯法第121条により出席した者

  市長        大山耕二君

  副市長       水野賢一君

  理事        勝 佳朗君

  理事        宮崎 哲君

  教育長       大井文高君

  総務部長      大井久司君

  企画部長      安部成信君

  健康福祉部長    桂川和英君

  生活環境部長    志津弘美君

  産業振興部長    成瀬博明君

  文化スポーツ部長  尾関道雄君

  基盤整備部長    丸山裕章君

  水道部長      櫻井邦彦君

  病院事業部長    桂川一二君

  坂下総合事務所長  林 博和君

  福岡総合事務所長  杉山克美君

  消防長       加藤正和君

  教育次長      可知達也君

  行政管理課長    林 賢二君

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◯議会事務局職員出席者

  事務局長      市岡幹朗君

  書記        伊藤和通君

  書記        平井紀之君

  書記        廣瀬公二君

  書記        安田充孝君

 ――――――――――――――――――

  平成23年3月7日(月曜日)

  午前10時00分開議

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○議長(伊佐治由行君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。

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△諸般の報告



○議長(伊佐治由行君) 日程に入るに先立ち、事務局長をして諸般の報告をさせます。



◎議会事務局長(市岡幹朗君) 報告いたします。

 本日の会議に提出された議案は、市長提出1件であります。

 次に、地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員並びにその委任または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下16名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。

 本日の会議に欠席の旨通知のありました議員は、6番・原 昌男議員。

 以上でございます。

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△議会運営委員長報告



○議長(伊佐治由行君) 本日の議会運営について、さきに議会運営委員会が開かれております。

 この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・今井 誠君。

  〔議会運営委員長・今井 誠君登壇〕



◆議会運営委員長(今井誠君) おはようございます。2月28日に議会運営委員会を開催しておりますので、その内容を報告いたします。

 まず初めに、追加議案についてであります。3月補正予算の追加が出ましたので、協議をしております。本日提案説明を受け、予算特別委員会へ付託し、11日の予算特別委員会、健康福祉部予算審議の最初にこの補正予算を審議することで決定いたしましたので、お願いいたします。

 2つ目として、一般質問の順序を定めております。16名の通告がありましたので、一般質問は3日間で行うことを決定し、お手元の通告表の順番で進めますので、お願いします。

 また、深谷 勲議員から、一般質問のときパネルの使用をしたいとの申し入れがありましたので、これを許可しております。

 3つ目として、意見書案についてであります。TPPへの参加に慎重な対応を求める意見書は、提出する方向で一致しました。ただし、文章においては合意できる表現とすることで調整をいたします。

 4つ目、常任委員会の開閉についてであります。市議会改選後、人数の変動もあり、常任委員会を3常任委員会とすることで決定しておりますが、分け方としましては、総務企画委員会、文教民生委員会、産業建設委員会、この3常任委員会とすることで、定員は各委員会8名といたします。

 5つ目として、議場レイアウトについて協議しております。次年度からl問1答方式に対応するため、議員席最前列中央に質問者席を設置し、議員席は最前列左右2名ずつとすることで、市議会改選後の24名に対応することといたします。

 6つ目として、ファクシミリ設置補助についてであります。ファクシミリ設置費の補助は廃止することで決定しました。したがいまして、関係する要項及び申し合わせ事項は削除することといたしております。

 以上で報告を終わります。



○議長(伊佐治由行君) 委員長の報告に何か質疑ありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(伊佐治由行君) 質疑なしと認めます。

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△日程第1  会議録署名議員の指名



○議長(伊佐治由行君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において

   24番 片桐光朗君

   25番 安江俊平君

を指名いたします。

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△日程第2  議第38号



○議長(伊佐治由行君) 日程第2、議第38号・平成22年度中津川市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。市長・大山耕二君。

  〔市長・大山耕二君登壇〕



◎市長(大山耕二君) ただいま議題となりました議第38号の補正予算についてご説明申し上げます。

 補正予算の規模は、国民健康保険事業会計の事業勘定で1,142万9,000円でございます。

 内容といたしましては、平成23年度から診療報酬明細書のオンライン請求が原則義務化されることに伴い、国の方針に沿って、データの大幅な増加に対応し、迅速にデータ処理ができる全国統一のレセプト審査支払いシステムを平成22年度中に構築し、平成23年5月から稼働させることになりました。このため当システムについて、岐阜県国民健康保険団体連合会が電算システムを構築する経費に対する市の負担金を、国の100%交付金を得て計上いたしました。

 以上、補正予算についてご説明させていただきました。ご審議のほどよろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) これより質疑に入ります。順次発言を許します。29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 今の市長の説明を伺っていると、国保も後期高齢者医療制度のように、県単位で広域化するという話が出ておりますけれども、それとの関連性について、あるなら説明していただきたい。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 今のところ、そこら辺の連携あるいは関係があるということはありません。レセプトをオンラインで原則義務化されることに伴うものでございます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) そうなると、私はその辺の難しい話はよくわかりませんが、県単位で整備をしていくということになるので、当然平成30年という方向性が国の一部でも示されておりますので、それに対する地ならし的な作業の1つではないかというふうに、議論が始まっておらんので、想像するしかないんですが、そういう可能性があるというふうに私は思いますけれども、市としてはどう受けとめているか、もう一度だけ答弁をお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) スムーズに移行できるような1つの手法として、こういうことが始まっておるということで、ご理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) そういう答弁をしていただくと1回で済むんですが、よろしくお願いしたい。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) ほかに質疑ありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(伊佐治由行君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第38号は、本定例会初日に設置されました予算特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(伊佐治由行君) ご異議なしと認めます。よって、議第38号は本定例会初日に設置されました予算特別委員会に付託の上、審査することに決しました。

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△日程第3  市政一般に関する質問



○議長(伊佐治由行君) 日程第3、市政一般に関する質問を行います。

 順次発言を許します。1番・田口文数君。

  〔1番・田口文数君登壇〕



◆1番(田口文数君) おはようございます。それでは、通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。

 今回は、支え合う地域社会づくりについて質問をさせていただきます。

 今、日本の社会、生活は大きく変化してきています。血縁でいえば、単身者が増え、地縁でいえば、1つの土地で暮らし続ける人が少なくなる。企業の終身雇用も崩れ、職縁も薄くなってきています。いわゆるきずなが急激になくなりつつあり、そして看過できないのは、縁をつくることができない人とできている人との格差が大きく広がっているという現実です。

 昨年の夏、大きな社会問題となった、地域から孤立する高齢者がふえている中で、地域全体で高齢者を支                                                                  えるネットワークづくり、在宅で安心して暮らせることができる仕組みづくりは、地域福祉の新しい要請で                                                                  あります。

 高齢者ばかりではありません。リストラなどの失業や給料、ボーナスの減収で収入が不安定になる中で、離婚や児童虐待がふえ、子育てに悩む母親やDV、うつ病など弱い立場の人たちを孤立させてはならないと思います。また、派遣切りや就職難がニートや引きこもりなどの問題を抱える若者の増加をもたらしています。

 希望なき無縁社会にならぬよう、一人ひとりの安全のために、高齢者や弱い立場の人を孤立させない、支え合う地域社会を構築し、市民が支え合って、安心して暮らせる社会を願って、以下の質問をさせていただきます。

 以下は自席で行います。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) それでは、高齢者の地域見守りネットワークの強化や、高齢者の地域における外出、買い物など生活支援サービスについての質問をさせていただきます。

 1つ目に、地域福祉の担い手である民生委員さん、児童委員さんを行政が支援し、連携する仕組みを強化し、民生委員さんが活動しやすい環境整備に取り組む必要があると考えます。民生委員さんの負担が多いとも聞きます。今後どのように取り組まれますか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 地域で支える仕組みづくりが重要であると認識しており、民生委員活動がしやすいよう、行政が委員からの相談に対処し、必要な情報提供を行ってまいります。民生委員の方々の活動のみに任せず、近隣住民で行っていく仕組みづくりを図っていきます。また、民生委員活動を広報などにより市民にお知らせしていきます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) 地域で支え合っていくということなんですが、民生委員さん、本当に仕事をしながら民生委員さんをやられている方もおります。本当に忙しくて、なかなか地域を全部回ることもできない。また、困っている方を見過ごしてしまう部分もあるというふうにお聞きもしております。民生委員さん、各区に大体1人という形でありますが、今、地域で支え合うというふうに言われましたが、民生委員さんの補助になるような方をつけるようなお考えはありませんでしょうか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 民生委員は現在223人おるわけですけど、実は各地区に民生委員の支部というのがございまして、そこでそれぞれ行政の担当者が担当を割り振っておりまして、そこでいろいろ質問とか相談とかされた部分については、行政としてフォローできる部分はフォローしておると、こういう状況でございます。今後もこれを続けていくということでございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。本当に民生委員さんもなかなか大変だという話をよくお聞きいたしますので、民生委員さん1人だけで本当に負担にならないよう、地域で本当に支え合えるようにお願いいたします。

 2つ目の質問に移ります。

 多様な市民ニーズに対応できる高齢者の総合相談所として、地域福祉の拠点センターとして、地域包括支援センター、在宅介護支援センターの13カ所があります。団塊の世代が後期高齢者に突入していく2025年に向けて、人員体制の見直しや広報活動の強化が必要であると考えますが、今後の予測、プランがありますか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 体制の見直しは地域ごとの高齢者の実情を、平成23年度に策定する第5期高齢者保健福祉計画の中で評価、分析し、行ってまいります。高齢者宅への訪問活動、支援センターだよりにより活動内容を知らせていきます。インターネットができる高齢者及び家族に対し、ホームページの利用により広報活動を進めてまいります。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。今、団塊の世代の方たちは本当に今の日本の社会、そして生活基準を築き上げていただいた方ですので、本当にインターネットのほうはできる方が多いという部分ではありますが、やはり団塊の世代の方が年を取っていくことによって、寝たきりになったりとかいう形があります。そういう部分で介護とかそういう部分の取り組みが必要になるというふうに思っております。ですから、プランのほうですね。今後どのような人数体制になって、それをどのように支えていくかという部分、もう少しお考えがあればお聞きしたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 現在在宅介護支援センターは13カ所というのは、ご指摘のとおりでございます。この中で、先ほど申し上げましたように、計画の中で高齢者がどのようにその地区でふえていくかとか、それから在宅介護支援センターも相談件数を把握しておりますので、それらの伸びとか、いろいろ調査分析いたしまして、ふやすところはふやす、軽微なところは、今は1地域1カ所というような方針がございますので、そこら辺でちょっと人数の調整をさせていただいて、需要にこたえられるような方向で進めてまいりたいと考えております。

 それから、在宅介護支援センターというのは、現在県に7つの市しか持っていないですね。平成18年度に介護保険法の制度改革がございまして、このときに残すか残さんかということで、18年に市長が残さないかということで、今現在13カ所あるわけですけれども、ほかのところは多いところで大垣の8カ所で、あとは1カ所から2カ所ということでございますので、そこら辺で今の中津のそういった体制については、非常に評価を受けている状況でございます。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。中津川市だけこの在宅介護支援センターを残しているということもお聞きいたしましたので、また今後もしっかりとお願いをしていきたいと思います。

 では、3つ目の質問に移ります。

 今後、団塊の世代の方が高齢者の仲間入りをし、地域に戻ってくる時代であることから、元気な高齢者が地域の高齢者の手助けをする団塊世代のサポーター登録など、団塊世代の方が地域福祉の戦力化につながると思いますが、このような取り組みをするお考えはありますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 中津川市地域福祉計画で高齢者の地域社会への参画の促進を取り組みの1つとして掲げ、取り組んでいます。団塊の世代の方は大きな戦力となり得ると考えています。社会福祉協議会と福祉団体や高齢者の団体と協力し、ボランティア養成事業などを実施しています。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。今、よく耳にします、60で定年になって、その後よく仕事を探さなくてはいけないとか、そういう部分で、うちでのんびり暮らしたいとか、いろんな方が見えますが、実際ボランティアをしたいんだけど、どこに行けばいいのかとか、そういう部分をよく耳にすることがありますので、団塊の世代の方たちが退職して多くふえたときに、どこでボランティアとか、自分たちが何かできることはないかという部分を探したときに、どこに行けばいいのか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 中津川市は地域福祉計画を策定しておりまして、この中で実践ということで、社会福祉協議会が地域福祉活動計画というものを立てております。そんな中の位置づけとしては、社会福祉協議会がボランティアコーディネーターを雇っておりますということで、そこがいろいろとどんなようなボランティアがあると、どんなような希望にはどんなような団体がありますということを紹介しておりますので、ここへ行っていただければと。行政のほうも来たらそっちのほうへ紹介させていただくということになりますので、よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。社協のほうでも行っているということですので、ぜひまた広報等もお願いしたいと思います。

 それでは、4つ目の質問をさせていただきます。

 支え合う市民の力を生かせる地域づくりのために、ボランティア活動にポイント制を導入し、ボランティアポイントをためることで、地域での1人1人の活躍に報い、実りがあるものにしていく。ボランティアポイント制度の導入を提案しますが、いかがですか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) ボランティア活動の推進は重要ですが、ポイント制度については他市の状況を見きわめながら前向きに研究してまいります。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。検討されていくということですが、ちょっとほかの市の例を言わせていただきます。

 東京都の稲城市というところが、介護保険対象の施設、あとふれあいセンター、いろんな介護ボランティアに携わる施設等で、活動内容がレクリエーション等の指導、参加支援、お茶出し、食堂内の配膳などの補助、喫茶などの運営補助、散歩・外出・館内移動の補助、模擬店、会場設営、利用者の移動補助、芸能披露などの行事の手伝い、話し相手、その他設備職員とともに行う補助的活動。その他、在宅高齢者のごみ出しなど、いろいろそういうものをボランティアとして行っていく中で、そのポイントをつけていくという形であります。最終的にこの東京都稲城市は、最大5,000ポイントまでポイントをためることになりまして、ボランティア手帳というものをつくり、そこで年間最大交付額が5,000円、ポイントでいただけるという形の制度をとっております。

 あと横浜市ですが、今、言ったように、ボランティアのほうに携わった方、これが本人の健康増進につながるということもありますので、登録制にさせていただいた中で、最終的にポイントがたまった時点で、企業とタイアップした中で、例えば横浜ベイスターズの試合観戦招待券がもらえるとか、サッカーでいう横浜FCの試合観戦招待券がいただける、そのような形で、企業とのタイアップをしている中で、ボランティアポイントの活用がされているということがあります。

 中津川市も、先ほど団塊の世代という話をさせていただきました。ボランティアをしたいんだけど、なかなかできない。でもどうせやるんだったらという、一生懸命できるという取り組みにもひとつなってくると思いますので、このように企業とタイアップするような形で、何か中津川市の施設が無料で使えるとか、そういう形をできるような方向づくりをしていただきたいと思いますが、もう一度、もう少し何か前に進んだような答弁をいただけませんでしょうか。よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) ボランティアの原則といのは、やはり自発性と、それから無償ということであります。ただ、現在は有償ボランティアというのもございます。先ほど言われたことを検証いたしまして、ただお金を交付するとか、そういうことはちょっと考えておらずに、こういうことのポイントをあげて、例えば介護予防の健康づくりのある部分に参加したのを無料にするとか、そういうものは検討の余地があると思いますので、そこら辺のところをしっかりと詰めていきたいと思います。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 考え方として、有償ボランティアというところもまた1つの考え方としてあるということで、先ほど部長が答弁申し上げたように、前向きに研究するということで申し上げたところです。稲城市とか横浜市ということで、都市部の例をお話しいただいたんですけれども、こういう地方都市、中山間地を多く抱えるところではどうなのかというような点もあわせて考えていく必要があるというぐあいに思います。

 また、見方が違う部分があるというか、違った側面からお答えすると、中心市街地の活性化基本計画の中には、ポイントカードを使って、地元商店街で買い物ができるようにというようなことも、中心市街地活性化基本計画の中に盛り込んでおります。地元の商店の振興ということにつながるようにと。それじゃあだれがそのポイントを付与していくのか、あるいは買うのかとかいうようなことでいきますと、そういう際にも1つの有償ボランティアのポイントというのも、ある程度関連もつけ得るのかなという気はいたします。全くこれからの研究でありますけれども、前向きに研究の中にもそういうようなことも考えに入れていくということも1つかなと思います。

 例えばプレミアム商品券というのをやらせていただいたんですが、あれは中心市街地だけではなくて、市域全域の地元商店で使っていただくというような形で、地元の商業振興というような形で、全市で行った部分もありますので、そういうようなところとも関連づけてものを組み立てるというのも、1つの方向かと思いますけれども、まだまだこれから詰めていく必要のある分野だというぐあいに思っておりまして、団塊の世代の皆さんのお力をおかりするという面においても、前向きに研究をしていくということで考えているところです。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) ありがとうございます。今後本当に考えていただきたい課題だと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、次の質問に移らせていただきます。

 5つ目の質問です。近隣商店の閉鎖や公共交通機関の廃止で、日常の買い物に不便を強いられている買い物難民の増加について、テレビ、報道などでよく見ますが、中津川での実態調査や高齢者への買い物支援の仕組みづくりなどは考えていますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 買い物手段、方法等の調査を独居老人を対象に平成23年度実施し、実態を分析し、支援に取り組みます。地域福祉計画で買い物代行、誘うなど、地域で支え合い、助け合える地域づくりを推進しております。また、ファミリーサポートセンターの買い物付き添いなどの活用、助け合い交通システムで移動手段を推進してまいります。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。今、中でファミリーサポートという形で、買い物付き添いというお話がありました。なかなか今、ファミリーサポートの会員に登録されている方もなかなか少ないという部分もありますし、逆に登録されてもなかなか回ってこないというお話も聞くことがあります。今、本当に買い物難民と言われる方が、実際は正直、中津川では少ないとは思いますが、今後ふえていくのは確実でありますので、しっかりとまたその辺を、23年度に調べるという形でありますが、23年度中でいうと、いつぐらいまでに取りまとめを行いますでしょうか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 23年5月に独居老人の聞き取り調査を計画しておりますので、その後10月ぐらいまでには何とか取りまとめたいと考えておりますので、お願いします。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。現実、例えば中津の西山のほうですと、朝、中津のまちに向かうバスは何本もあるのに、夕方になると帰ってくるバスが1本もないという話も聞いております。そういう公共交通機関の部分の調査もしていただいて、しっかりとバスの運行のほうも考えて、今後検討していただきたいと思います。これは要望ですので、よろしくお願いいたします。

 次に、6つ目の質問に移ります。

 核家族の進展などにより、家族や周囲からの支援を得にくい状況が出てきています。また、知らない土地に結婚して暮らす方や、ママ友の会や自治会に入っておらず、近所づき合いのない方は不安であり、引きこもりやストレスで虐待につながりかねません。これは1つの例です。決してこの方たちがなるというわけではありませんが、そういう例もあります。行政では相談業務を行っていただいておりますが、現状どのような相談が多く、何件ほどありますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 児童相談、女性相談を含め、4名により相談業務を実施しております。虐待への対応は、多くの機関によりネットワークを構築し、連携により対応しております。本年度12月までに173件の相談があります。相談内容の8割が養護相談で、その原因は保護者の死亡や離婚、病気などによる養育困難や虐待によるものです。そのほかには育児やしつけ、不登校などの育成相談があります。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。173件の相談があったということであります。この数字が今の中津川市にとって多いのか少ないのかは、ちょっとわかりませんが、これだけの方が悩んでいるということは実情でありますので、またしっかりと今後対応していただきたいと思います。この相談で4人の職員の方がついていただけるというお話ですが、この173件相談した対応については、すべて解決の方向に向かっているんでしょうか。その対応をお願いいたします。対応方法、結果をお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) なかなかこれは複雑な問題がございまして、解決に至らない部分も結構ありますので、継続案件というのも出てきますので、解決ということにはなかなか至らない部分が多いです。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。相談する方も各個人の思いとかもあると思いますが、本当に少しでも解決できるように、またお願いをしたいと思います。

 それでは、次に移ります。

 児童虐待、DV、うつ病など、弱い立場の人に手を尽くす地域づくりという形で質問をさせていただきます。7つ目の質問になります。児童虐待の把握数と通報はありますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 本年度における児童虐待は24件であり、通告は50件でありました。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。24件あったという形で、通告が50件ということでありますが、通報される方は多分自分の近隣とかそういう方たちだと思います。また、この通告――通報ですね――される方というのは、どういう形で通報されてくるか。もしわかればお伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 50件の中で、学校から27件ということで、54%。近隣者から9件ということで、18%。あと幼稚園・保育園、それから医療関係、警備・警察などから3件程度と、こういうふうになっております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。学校関係が一番多いと、今、お聞きいたしました。先生たちも児童を毎日見ているというふうに思いますので、変わったことがあれば、すぐ対応できるという、本当に手段をとっていただいているなと。教育委員会のほうの方にも本当にお世話になっているというふうに思っております。

 24件の虐待があるという数字をいただいたわけなんですが、虐待ですので、いわゆる犯罪の1つであると私は思います。しつけ等、いろいろ言われる方がおりますが、実際は虐待をするということは、幾ら子ども、赤ちゃんであろうが、人権の侵害につながると私は思いますので、この24件あったという形は、しっかりと対応していただきたいというふうに思います。これも要望であります。ごめんなさい。

 それでは、次の質問に移ります。

 DV被害者の自立を支援するとともに、家庭内だけでなく、若い恋人間での暴力、デートDVの予防と啓発に取り組む必要があるのではないでしょうか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 交際相手であっても、暴力につながる行為は重大な人権侵害であることから、防止に取り組むことは必要なことと受けとめております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。恋人間のことになりますと、なかなかDVという形で把握しにくい部分もあると思いますが、この辺もしっかりと啓発していただかないと、本当に実際に暴力を振るわれて、けがされているという方も、私も依然見たことも聞いたこともありますので、市のほうで対応していただきたいというふうに思います。こういうDVに対しての啓発ですね、なかなか、市のホームページ等でも見ることはあるんですが、また地域間のほうで広報とかでもしっかり今後やっていただけますでしょうか。もう一度お願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 人権侵害というのは非常に大きな問題でございまして、こういった方の被害がたくさんあるということは、非常に重大なことだと受けとめておりますので、啓発等いろんな形で、広報「なかつ川」とか、あとはホームページとか、いろんな形で啓発していきたいというふうに考えております。特にこういう経験のあった人が赤裸々に話すということはできないと思いますけれども、こんなようなことだったよというようなことも、啓発できる範囲で、そんなようなことがありましたら、そういうことも考えて、啓発していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。ぜひよろしくお願いいたします。

 次に、9つ目の質問に移ります。

 民間シェルターなど、被害者支援として、緊急時に逃げ、隠れる場所の確保はしてありますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 市の施設はありませんが、女性相談センター一次保護所や民間のシェルターを利用しております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) 女性センターという形でありますが、実際中津川市は何施設ぐらい隠れる場所があるのか。また、実際にそこに逃げてこられた方というのはいますでしょうか。お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 市内の施設というのは、市の施設はありませんということですが、民間には1つあるということですが、県内には女性相談センターが運営する施設が1カ所、あと一時保護施設4カ所、緊急一時保護施設が16カ所ということでございまして、実は平成21年には入所をされた方はいませんが、一時保護された方は2人。平成22年度は入所された方が3人と一時保護された方が4人と、こういう実績でございます。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。実際に自分の身を感じて、多分逃げてこられて、保護されたという方がいるということでありますので、そういう方たちをしっかり保護できるように、また行政としても尽くしていただきたいと思います。

 10番目の質問に移ります。

 うつ病に効果的な認知行動療法を身近に受けられる体制の整備が必要であり、精神科医など連携の強化が急務であります。今後どのように取り組まれるか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 精神科の治療方法の1つである認知行動療法の実施状況について、情報収集に努め、うつ病で悩む人が必要とする治療が受けられるよう、地域活動支援センターや恵那保健所と連携をとり、支援していきたいと考えています。恵那保健所では精神保健福祉企画会議を開催し、各医療機関、行政機関、県精神保健福祉センター、地域活動支援センターと連携を図っています。また市では、相談を受け、医療が必要と思われれば、保健所と連携して、適切な医療機関を紹介しています。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。この認知行動療法というのは、かなり長い時間を要して受けなくてはいけないという方で、実際に受けられる方も途中でやめてしまう方が多いというお話も聞きました。それに各地域のほうでは、病院に行けば何とか診てもらえれば助かるんではないかと言われている方が見過ごされてしまっているという現状もあります。一番最初の質問で民生委員さんの話もさせていただきました。なかなか民生委員さんでも把握できていない方が多いという形をお聞きいたしますので、うつで悩まれている方、そしてそのご家族も本当に気軽に相談できるような形にしていただけるとありがたいと思いますが、この治療法を受けるに当たりまして、もう少し何か市のほうでしっかりとした取り組みができるといいなと思いますが、もう少し何か強化的に行政としてこういうことに取り組みたいというようなものがあればお伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 認知行動療法というのは治療の範疇ということが言われております。薬で効く人もあれば、治療をしなければならないというようなことで、先ほど議員さん言われましたように、これは大変な時間が要るということですね。医師、臨床心理士と要りまして、1日30分、16週から20週はかかるというふうに言われております。そういった中で、この辺では大湫病院と聖十字病院が治療できておるわけですけれども、ここら辺が最初にどこへ行ったらいいのかということでございますので、そこら辺がわかっている方は当然専門機関へ行かれると思いますけれども、まずは全くわからないという人は、保健所とか市の健康医療課、保健師さんに相談していただいて、やっていっていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) ありがとうございます。なかなか困っている方がたくさんいるとお聞きいたしますので、またそのご家族との相談窓口、カウンセラーの方がご家族の方もしっかりと見ていただけるような、家族の負担、そういうものを見ていただけるような取り組みもしていただきたいと要望いたします。

 次に、11番目の質問です。

 高齢者の見守り、介護は民生委員さん、乳幼児へは看護師さん、保健師さん、子どもたち、学校は児童委員さんという関係から比べて、若者のニートや引きこもりの現場に向かう役割はだれが担うのか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) ニートや引きこもりに対しては、対象者の状態に応じて、医療、教育、労働、福祉など、さまざまな問題があり、状況に応じて支援していくことが必要ですので、健康医療課、障害援護課、教育委員会などの部署で役割を担っていきたいと考えております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。12番目の質問が、この11番目の質問とほぼ一緒になっていますので、12番目の質問に移ります。

 地域の中でニート、引きこもりなどの若者へ現場で手を差し伸べ、サポートしていく役割は、だれが担っていくのか。ここを明確にして、体制を強化し、行政機関との連携が必要ではないかと思いますが、担当はどの部署になりますか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 地域の体制強化は、地域の人それぞれが見守り、支援していくことが必要です。ニートやひきこもりの人が抱えている問題に応じて、健康医療課、障害援護課、教育委員会などに担当部署が連携をとって対応してまいります。うつ病の精神疾患による引きこもりなら、健康医療課や恵那保健所が適切な医療機関受診を勧め、不登校などは教育相談所が相談に当たり、就労については岐阜県若者サポートステーション等が相談に当たってまいります。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。今、答弁をお聞きいたしまして、若者のニートや引きこもりの方、問題が起きなければ行政は動かないという部分でありますので、その前に、やはり引きこもりになっている子どもたちや、今では大人も多いとお聞きしますが、そういう方たちの相談相手になるような地域体制をしていただけると、本当に私が最初に冒頭に言ったように、人と人とのつながり、きずなというものがあれば、引きこもりにならずに、元気よくなっていくと思います。その中で行政が役割を少しでも果たしていただけると、私はいいのかなというふうに思っております。

 ここでもう1つお聞きしたいのは、問題があってから行くという形でありますが、民生委員さん等、今、こういう子がいるんですといった場合、どの機関という部分ではありませんが、相談としてどこの部署の方が動くような形が一番いいのか、お伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 先ほどもご答弁申し上げましたように、それぞれそこら辺の原因とか、どのような要望をしてみえるかということがございますので、先ほどそれぞれの部署の話をさせていただきましたけれども、全くどこかわからんというような方は、まず健康医療課の保健師あるいは保健所の保健師さんに相談していただきたいというように考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 1番・田口文数君。



◆1番(田口文数君) わかりました。やはりニート、引きこもりなどの方には、地域でまずはしっかりとしていただいた中で、問題が起きる前にでもしっかりまた行政が動いていただければありがたいというふうに思います。

 今回支え合う地域社会という形のテーマで質問させていただきましたが、行政ができること、そして各自治体、地域でできることを明確にして、今後の介護のニーズ、高齢者のニーズをしっかり把握していただいて、しっかりとした人と人とのつながり合いができる地域社会を目指していきたいなと。中津川がそういうまちになっていただきたいなということを要望いたしまして、一般質問を終わらせていただきます。



○議長(伊佐治由行君) これにて1番・田口文数君の一般質問を終結いたします。

 続いて、13番・深谷 勲君。

  〔13番・深谷 勲君登壇〕



◆13番(深谷勲君) それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。

 今回、私は私たち会派で行った、新政会で行った新図書館建設に対するアンケート調査の結果を受けて、皆さんのご意見がたくさん寄せられておりますし、この結果について一般質問をいたします。

 まず最初に、なぜこういう市民の方に対して新図書館に対するアンケートを行ったかということであります。これは前回、12月の定例会において、同僚議員の加藤議員がこの新図書館建設について、恵北の地域の人を主体に、旧の三役経験者あるいは区長さん等を対象に、70名の方に個々に当たられてアンケートをされました。その結果が約90%の方が反対であったということを受けて、どのように市として考えられるか、質問されたわけであります。その答弁が、それは恵北の人たちのことでしょうということでした。ですから、私たち会派は、市民の方たちの大半が反対であるという考え方をいたしておりました。ですから、だったら市民全員の方のご意見を伺うべきであろうと。私たちはその意見を聞いて、議員として行動すべきである。議員はあくまでも市民の代弁者なのであります。だから、市民の方の意見を私たちは聞こうということから、このアンケートをいたしました。

 結果につきましては、総数、2月の22日に集計をしましたが、それ以後も寄せられました。現在到達しているものが6,014通であります。これは各戸1枚、新聞折り込みによって配布をしたものであります。そしてその中で寄せられた回答であります。

 図書館に賛成564、9.4%。図書館反対5,357、89.1%。この中でアンケートの中に、どちらでもない、あるいは無回答というのが93、1.5%届いております。この中、恵北地域はやはり90%を超えてくる。蛭川においては88%で、それ以外ほとんど90%を超える。ところが、旧中津川市においても、どの地域を見ても、80%を超えております。これが民意なんです。このことを受けて行政がどう動いていくか、これはしっかりと考えていただかなければならないと思っています。

 この数字というのがどういうことなのか。このはがきを見てください。これ、皆さんの心が入って、ほとんどの方がこの中にコメントを入れていただいております。ぜひ行政の方はこれをどうしても読んでいただきたい。そういう強い気持ちもありますし、この中の書かれている部分について、ぜひ目を通していただきたいという要望がすごく多うございます。

 ちなみにここに並べましたが、こちら側が新図書館に対して反対の方の寄せられたものです。こちらは賛成をされる方です。そして、ここが意見がない、賛成反対に印が打たれていない方と、どちらでもないという方であります。そして中には、私のところあてに――私がこのアンケートの事務局をやっておりました――封書でもこれだけ寄せられております。反対の議員さん、大変でしょう、頑張ってください。資金も大変でしょうから、カンパします、という方までおられたんです。この中でカンパもいただいております。

 このことを受けて、この新図書館の問題、真摯に考えていかなくてはならないというふうに思います。そして、この約6,000通を超えた中に、ほとんどの方、大部分の方がコメントをいただいております。それを私は6,000通すべて目を通させていただきました。そして、新政会の会員もお互いにこれを交換をしながら、市民の皆さんの意見を把握をいたしております。その中、一部だけ、こういう意見があるよということで紹介をさせていただきます。ここに書いてあるものをそのまま読まさせていただきます。

 現在の図書館で長男夫婦、孫たちも利用しているが、十分だと話している。新図書館予算を市民病院の予算の補充に回したほうが、市民のためにどれだけ役に立つか。このほうがいいと思う。もう1つ。絶対反対。我々の税金を勝手に使うな。その下にドブネズミどもまで書いてございます。

 それから、これは市内の方たちの意見です。図書館を建てても、新町のにぎわいは戻らないと思う。特定の人の利益のためだけ土地購入したとしか思えない。これは皆さんの書かれている意見をそのまま読ませていただいております。

 民意の反映する議会運営を期待。図書館建設前にもっと重要な案件があるはず。どうしても図書館が必要ならば、駅前プラザの活用を。もっと議員は住民の意見をくみ取るべき。それからこれは50代の方のです。身近な生活、安心・安全面に公的資金を使ってほしい。子どもでもわかること。というのもあります。

 本当に市民のための中津川市なのだろうか。今なぜ図書館なのか。もっと大切なところにお金を使ってください。病院、ごみ、毎日必要な絶対になくてはならないところが、なぜ議員の人、市長にわからないのか。がっかりします。これでは中津川市はよくなりません、図書館を建設して、中津川市中心地ににぎわいを取り戻せることなどできない。高齢化の今、本を借りにわざわざ出てくるお年寄りはいるでしょうか。子どもたちのためと言いますが、ならば学校図書の充実を求めます。一部の限られた人のために行うサービスは要らない。これは30代の女性がこういうことを言われております。

 また、同じく30代の男性です。2月発行の広報紙、広報『なかつ川』に大山さんの発言がありましたが、納得がいきません。まずは国民の税負担の軽減に力を入れてもらいたい。市民の所得が下がっているときに、大きな借金をして、図書館を建設する考えがおかしい。もっと市民の足元を見てほしい。

 それから、賛成の方からもこういう厳しい意見をいただいております。この機会に中心市街地活性化事業に対する国・県よりの助成金に、8万都市にふさわしい図書館を建設すべきと思います。国の創出資金を一部利用できるということが、千載一遇のチャンスであり、賛成である。また、現在の図書館は狭く、蔵書も少なく、いずれにしろ老朽化を迎え、建て替えるのではあれば、今このときがチャンスである。というようなコメントをたくさん寄せられております。こういうコメントがたくさん来ておりますので、市の幹部の皆さんを含めて、議員全員の方に目を通していただきたい。そのことが開かれた議会であり、市民から信頼される議会であるというふうに思います。

 以下、質問につきましては、自席より行わさせていただきます。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) それでは、通告の質問に入らさせていただきます。

 まず最初に、何のため、市の財政の厳しい中、新図書館をつくる必要があるのかという、これはご意見が寄せられております。今回の質問につきましては、私はこの寄せられましたはがきのご意見、これに基づいて質問をさせていただきます。これは中へ大きく突っ込んだ部分もありますが、大部分が大きなことについて書かれておりますので、質問いたします。

 まず、これに先立ちまして、つくる必要があるのかということ。どういうものをつくるのかが、市民がわからない。そして、この2月23日の日、集計をいたしました。そのときに図書館アドバイザーの方とも私たちは懇談をいたしました。そのときにもアドバイザーの方、その時点で言われた、私たちとの間で言われたこと、どういうものをつくるのか。何のためにつくるのか。そして予算の積算。そして経費6,000万円、このことについても何ら積算がされていない。根拠がされていないから、わかりませんという質問をしたんですが、そういう話もありました。

 そして、このツイッターの中に、中津川市の新図書館計画、2月の動きのまとめというのがありました。この部分においてアドバイザーの方がかなりいろんなことを言われているというような部分から、ご本人の承諾も、公開をされているものですから、何ら制限いたしておりませんということで、この部分について少し触れさせてもらいながら、答弁を求めていきます。

 まず1つに、このツイッターの中にあるんですね。図書館準備室は、市長が来られるのか来られないのかとかで苦労している模様。何も話ができないから、また逃げようしている。中津川市長、だめ過ぎる。

 それから、抜粋していきます。そちらに都合のいいことだけ言っているだろうというようなことを言われるかもしれませんが、これが出ていますから。中津川市長は全力で言い訳。図書館についての中身は何もない。恥ずかしい。

 あるいは、コストに関しての考え方は、現状皆無なので、聞くのがかわいそうなぐらい。あるいは、実情はなかなか市民には伝わらなくて残念だけど、現時点では賛成とか反対とか関係なく、新図書館への建設は困難。中津川にとって図書館がどういう役割を果たしていくべきなのか、改めて議論を始めていきたい。今の図書館でもできることはいっぱいある。

 次には、市長も部長も職員も言い訳を考える毎日に疲弊してしまった。それから脱却するきっかけは、市長しかないのだけれど、それもできる状況にはない。市民も、市長がだめ、市役所がだめと言っているだけでは、先に進めないと思う。

 また、コメントの中にも、図書館については、賛成反対が次の議会の論点になるわけだけど、正直そんな論点は存在しない。空虚で実現不可能な机上の空論なのだから。それより、なぜこのような事態に陥ったのか、今後どうしていったらいいのかが議論されたらいいと思う。

 まだあるんですね。補助金をもらうという名目で計画をスタートしていて、そのためには停止できないという状況です。ただもう補助金をもらう段階ではないと、個人的に思います。あるいは、市民協議会のメンバーや僕が納得しないというのも、対策の1つとして位置づけられているようです。市長も言いたいことだけ言って、進まないことを部長や課長にしかりつけるだけの日々で、解決はしませんでした。そんな中で計画は肥大化していきました。こういうようなことが述べられているんですね。

 これを見ましても、何のために図書館をつくるのか。今、図書館をつくる必要があるのか。このことに対して、市民の皆さんも同じような思いをされている。どういう図書館がどういう形の中でできるのか。そういうことをどなたもご存じがない。

 先月25日、初日の日に全員協議会の中で説明はありましたが、その中身すら根本的な目的すら見えてこないというのが実情であります。ですから、再度質問いたします。何のために、今、この財政状況の厳しい中、新図書館をつくる必要があるのか。これは市民の疑問でありますので、答弁を求めます。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 図書館は市の拠点、地域の情報の拠点として重要な施設であります。情報化時代と言われる今日において、図書館のあり方が問われておりますが、図書館は決してただで借りられる本屋さんであってはなりません。未来を担う子どもたちにとっては、知識をふやし、考える力を育み、豊かな心を養い、大人にとっては生活にも豊かな人生を送るのにも役立つ施設になっていくことが、大変重要なことであります。現在の中央図書館は、利用するお客様の居場所も十分になく、市民1人当たり蔵書数は東濃で最下位、県下でも最下位ランクで、資料も十分とは言えません。職員数も少なく、市民の皆様に十分なサービスができているという状況でもありません。

 一方、市は、この5年間で借金を153億円減らしながら、健全財政を維持し、重要施策をしっかりやってまいりました。このような中、平成20年に国の認定を受けた中津川市中心市街地活性化基本計画に組み込まれた新図書館の建設には、新たに国から交付金が出されることになり、さらに県の交付金も受けられるなどの状況が出ております。

 この中心市街地活性化基本計画の計画期間である平成24年度内に事業を行うことが必要であることから、今が中津川市において新図書館を建設する最後のチャンスであるというふうに考えております。

 以上です。

  〔傍聴席で発言する者あり〕



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) これ、だれのためにつくるんですかね。この図書館。つくる側の話は、こういうことをして、ああいうことをして必要だからと。市民の方、その意見を伺うべきではないですかね。そして、なぜ図書館が必要なのかという部分、今、市としてはこういう発信をしたい。だったら、それが求められて、こういう強い要求があってつくってこられたのか。このツイッターの中にあったと同じように、つくるための言い訳にしかすぎないんですね。

 ぜひ今回来ている住民の人たちの声を聞いてくださいよ。このツイッターの中にもある。言い訳ばかりなんです。つくるための言い訳は要らないです。必要なための根拠を示さなきゃいけない。これが行政の根本だと思うんですが、市民の声というのをどのように受けとめられているか、再度お尋ねします。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 市民の声につきましては、かねてから、平成21年9月には建設推進の要望書が各団体より提出されております。中津川市読書サークル推進連絡協議会、中津川市文化協会、中津川市PTA連合会、中津川市新町区長、中津川新町商店街振興組合、中津川市商業振興連盟。また、同時期に3,005名に上る建設推進の市民の署名をいただいております。その中で図書館計画を進める中で、出前講座等でも出かけていき、直接お話をすることで説明をし、ご理解を求めておるところでございます。

  〔「反対の声を聞いておらんのか」と呼ぶ者あり〕

  〔傍聴席で発言する者あり〕



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) そのほかに一昨年の12月に図書館建設及び図書の充実の基金の条例を出させていただいて、これは新政会の皆さんも賛成という形でそれをお認めいただいている基金でございます。市民の皆さんがそれに賛同していただいて、現在850万円という、そういう基金の積み立てになっています。先ほどアンケートをとるために市民の皆さんが、またその寄附を新政会のほうに申し出されたということも聞かせていただいたんですが、この基金には現在850万円。その中にはワンコインというような形で、少額ではありますけれども、運動として賛成の立場から取り組まれているというような形で寄せていただいておりますので、そういうところにも市民の声というのがあらわれているというぐあいにして思います。

 新政会の皆さんが民意をとらえようということでご努力をされたというところについては、敬意を表するところでありますけれども、私どもは今、部長が申し上げたように、昨年の9月の議会の前においても、市民の皆さんから建設の推進ということで声も寄せていただいておりますし、十分図書館が必要だという形での声は受けとめているところでございます。



○議長(伊佐治由行君) 傍聴人に申し上げます。傍聴規則により議場における発言等は禁止されておりますので、静粛にお願いいたします。

 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) いろんな言い方があるものだなと。この基金については、図書の充実、これも目的に入っておりますから、その部分において反対でき得ないというのが、私たち会派の統一した意見であります。そのことが建設も入っているからということでとられておるかもしれませんが、私たちはそういうことを基本にしております。

 ただ、いろんな方の意見を聞いたと言いながら、いろんな市民の方ですね、この方のご意見、こういうものをやはりしっかりと受けとめてもらわなきゃいかん。ぜひ部長、全部渡しますから、意見のあるのを、目を通してみてください。今の行政の進め方が市民と遊離していることがわかると思います。もし違うんだったら、あなたが1人1人全部聞いてみてください。私はそれくらいのことを言っておきたい。

 ただ時間がありませんので、もう1つ、次の問題に移っていきます。

 関連をしてくるかもしれませんが、行政として行う事業として、なぜ新図書館が優先なのですかと。このこともすべてこのご意見に基づいての質問であります。だから再質問、そんなに細かいところに入っていないのはそのためであります。そして、もっと身近で困っていることを優先するべきでないか。例えば病院の充実や福祉施設の充実などではないかという意見が、この寄せられているコメント、大半がこれであります。このことについてどのように考えられておられるのかをお聞きします。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 文化スポーツ部門とはちょっと違う部分でありますので、私のほうからお答えいたします。

 例えば医師確保においては、平成22年度予算として1億5,000万円の、医師看護師確保においてはそういった予算は準備させていただいて、取り組んでいるところです。23年度予算については、私の記憶では1億7,000万円ということで、それも増加させる形で取り組んでおります。また、福祉の面からは、昨年4月に中学生までの医療費無料化、これで3億円つぎ込んでいるところでありまして、用意して、実際に市民の皆さんに利用していただいているわけであります。それを2つ合わせると4億5,000万円ということになるわけです。1年でそれだけの額の予算を充てて、福祉の充実、また医療の充実に取り組んでいるところでございます。

 この図書館の建設ということで、市の必要な額として18億1,000万円の事業費の全体の中で26%、4億7,000万円というところでありますので、今、お話ししたように、医師の確保、看護師の確保、また中学生までの子どもさんたちの医療費の無料化だけでも4億5,000万円ということであります。ほかにもしっかりとした形において、福祉についても医療についても、高額医療機器の購入とか、一昨年の9月に補正予算の中にもそういった高額医療機械の充実も盛り込ませていただきました。残念ながら新政会の皆さんはそれに対しても反対はされたところでありますけれども、そんな形の中で私どもはしっかりと取り組みをさせていただいています。

 また、財政の健全化に多少言及させていただきますと、平成18年度から繰上償還というのを行っておりまして、前年度までで33億円の繰上償還を行っております。それで利子を節約してきているわけですけれども、それだけで3億円ということでございます。それで、先ほどの4億5,000万円の医師確保、看護師確保の額あるいは子どもさんたちの医療費の無料化、そういった財政の健全化努力の成果という形で、足しても7億5,000万円というような形でありますので、十分この新図書館に関する予算を捻出できると、おつりが来るぐらいだというぐあいに思っているところであります。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) 行政、市長は非常にいろいろしっかりやられてきたという、やっているんだという自信満々の答弁ですが、これは行政がやっていることを判断するのは住民なんですね。住民がそういうふうに受け取っているかどうかによって、初めて行政というのが評価をされる。このことが根本なんです。こういうこれだけやっているんだ、こうしているんだ、幾ら使っているんだという、これだけ一生懸命やっているんだということが、市民の皆さんが評価をされないと、価値がないと思う。私は思うんです。

 だから、このアンケートの中にでもそのことが大きく出てくる。なぜか。実感をされていない。そういうことによって、初めてこの効果が認められていくことだろうと。そのことがやはり今回のアンケートの中のご意見においてもすごく感じてきておる。このことが市民の感覚だろうと。心配だ。あるいは財政も健全だと言いながら、市のほうでは財政担当がそろばんを弾いて大丈夫だと言われても、それを実感として市民の方がいろんな情報の中で、それを心配してみえる。そして、今の病院、福祉施設、これに関しても、老健あるいは老人介護の問題も含めて、このことが非常に多くこの中に出てきておる。これが実感できていないから、こういう話になっていくんですね。これははっきり言いまして、私の感じからすれば、これはやっているという言い訳にすぎないというふうに、市民の方はとられている。

 行政は、たくさんひな段のそこに座っておみえになる部長さん方も含めて、行政の論理でこれがいいことだじゃないんです。市民にとって、それぞれ税金を払っている、負担をしている人たち、自分たちのことをやってくださいということで負担をしている人たち、その人が税金を出している。このことが自分たちの効果があるんだということを実感ができる。そうしていくのが行政だと思う。

 行政の建前で、こうしてやっている、あれやっている、これやって減らしているよ、こんなにやってやっているよじゃないんですよ。市民の方がそれを受けとめるか受けとめないかが、一番の行政の責任だと。職員の責任でもある。皆さん方も職員たくさんみえる。あなた方も職をやめる。そうすれば地元へ帰ります。地域住民になるし、一住民になりますよ。そのときに、私たちがやってきた、自分たちがやってきたことが間違いなかった、よかったなあと思えるようにしていくのが、あなた方の責任だというふうに私は思います。

 ですから、今、いろんなことを言われるけど、こういうふうに市民が思われていることをしっかりやっていただかなくてはならない。それが行政の責任だと思いますし、そういう意見を出される。こういうことを寄せられる方たちのことを、私たちは代弁をしていく。行政に反映をしてもらう。これは私は議員の責任だ、私たちの責任だというふうに強く思っております。

 そういう意味合いから、なぜ優先なのかということについて、再度お伺いを、なぜ優先なのか。ほかのこともやっているが、なぜ優先なのか。市民の方にわかるように答弁をお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 先ほど市長も申し上げたところでございますが、市は市民の皆さんの多様な要望を受け、健全財政を維持しながら、子育て、教育、医療、福祉をはじめとする広い範囲の事業にしっかりと取り組んでおり、新図書館建設だけに力を入れておるわけではございません。ただ、先ほど申し上げました新図書館というものの建設の意義、時期的なタイミングを含めまして、市の重要施策の1つであることに変わりはありません。新図書館建設だけが市の重要事業ではなく、新図書館建設はほかの大切な事業に影響することはないと考えています。

  〔傍聴席で発言する者あり〕



○議長(伊佐治由行君) 傍聴人に申し上げます。たびたびの議会発言、先ほどからご注意申し上げておりますけど、議場における発言は慎んでください。議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により退場を命じますから、念のため申し上げておきます。

 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 先ほど市民が福祉関係においても実感していないというお話だったんですけれども、私はその3億円という予算を用意して、中学生までの医療費の無料化ということでやらせていただいている部分については、そのことを利用していただいている皆さん方が実感されているんではないかというぐあいにして思います。ただ、いろいろな形において、もう少しアピールをしていくということは必要だなというぐあいに感じております。ある意味では広報ということになるわけですけれども、広報不足という部分において、私どもは課題を持っているということは確かでございます。

 そういう意味において、いろんな形で広報していく必要があるわけですが、先ほども文化スポーツ部長が申し上げたように、ただ新図書館をつくるということだけ、市の行政としてやっているわけではなくて、総合的にいろんな面でこのバランスを考えながら、取り組みをさせていただいているところでございます。それも何も私どもだけがそういうことを考えているわけではなくて、それで予算を提案申し上げて、それに対して議会のチェックという形でいただいて、議決ということで市の政治の最高の意思決定機関としての議会という場で、チェックをしていただいて議決をいただいて取り組んでいるわけでありますので、そういう意味においては、しっかりとした形で市民の皆さん方のチェックも入りながら、この運営がなされているというぐあいにして思っております。

 先ほど申し上げたところへ戻りますけれども、広報が不足しているという部分においては、きのうのチラシで新政会の皆さん方が出された、ご意見欄の主な意見はというようなことで、私も見させていただきました。きょうご発言がなかった部分で、旧町村からは利用できないというような形でのご意見もあったというぐあいにあります。また、中津川市の財政状況では今、必要ないとか、いろいろと見させていただきましたので、先ほども深谷 勲議員が、全部目を通せと、こういうお話であったので、できれば私ども預かるということは避けたいと思いますけれども、できればナンバーを打っていただいて、写しをとらせていただくというようなことで、その情報を共有させていただいて、しっかりと見させていただき、反対意見を分析させていただいて、その内容に対して私どももしっかりと市民の皆さんにPRをしていく形でご理解を深めていって、この取り組みを前へ進めていきたいと、このように考えております。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) 一応目を通していただける。反対意見に対して対応していくということですが、目を通していただけるということは、まず一歩ありがたい。また市民の皆さんも納得をしていただける部分かなというふうに思います。

 それから、福祉という部分で福祉施策の中で、中学生の医療費の無料だとか病院が出てきましたが、中には老人を含めて福祉施設というような考え方、これを充実というような形があった。要望もかなり来ております。ですから、病院の充実や福祉施設の充実。この福祉施設の充実の中に老人福祉施設、介護施設も含んで質問をしておるという意図を持っておりますが、その点についてはいかがか、お伺いをいたします。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) その辺は今度の予算でも、特別養護老人ホームの清和寮の改修をしていくための方向を打ち出させていただいていまして、これの設計に取りかかっていくというようなことで、それにも象徴的にあらわさせていただいておりますけれども、いろんな形で老人福祉の面においても取り組みをさせていただいております。健康福祉部長のところで担当になるわけですけれども、象徴的にはそんな形でしっかりと老人福祉の面においても取り組みをさせていただいているところです。

 この分野は、先ほども田口議員のほうからもご質問があった部分ですけれども、単にハード的な施設だけではなくて、いろんな形で介護支援センターとか、そこのスタッフの充実。先ほども健康福祉部長が申し上げましたけれども、厚生労働省は包括支援センターというものを打ち出してくるということで、ほかの自治体においては多くのところで、在宅介護支援センターを閉じていくような動きになったわけですけれども、中津川市においては、それはしっかりと維持して、包括支援センターは在宅支援センターの中心的なセンター的なセンターだという位置づけの中で、在宅介護支援センターは在宅介護の拠点ということで、各地区に、私が市長になってからずっとふやしてきているところでありまして、その辺は在宅支援センターに対して、全国各地からも見学に視察に来ていただいているような状況でありますので、我々ももうちょっとPRをしていかんといかんかなということを感じているところです。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 今回は特に、先ほど特別養護老人ホームというお話を言われたので、また後ほど議員さんがそのような質問をされてみえるので、あまり言いませんけれども、市長が全国の介護保険対策特別委員会の委員になっておりまして、中津川市からは、市長は委員になっておりますが、それを支援する介護懇談会というものがございまして、それはそれぞれの部署で中心的に活躍してみえる方ですけれども、そういう人たちと、それから皆さんの意見を聞いて、それでどういうふうにしていったらということで、何とか国のほうもそういう負担を整備について考えてもらいたいとか、そういうことも市長が委員としてやっておりますので、中津川市が要望したのがそのまま岐阜県の市長会、それから全国の市長会へ上がっていきまして、ほとんどその項目がすべて厚生省へ行きまして、厚生省の中の社会保障審議会の介護部会というのがありますけれども、そこら辺で意見書が11月30日にまとまったわけですけれども、そこら辺の中にもそこら辺の意見が反映されておるということでございますので、よろしくお願いします。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) そうすると、特養などの施設については、市長がそういうふうだから、国へ要望していくということは市の基本的な考え方であって、市としてこの問題、今ですと約1,000人からの特養入居希望者が待っておられる。申し込みをされている。このことについては数字だけのつかんでいる話であって、このことをどうかしようと市からみずから動こう。提言を国に対してやっていくだけであって、市においてそういう施設の、極端なことをいえば、補助金を払ってでも来てもらおうとかという、そういうような計画も考え方も今のところはない。ただ国・県へ要望していくということで理解してよろしいですか。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 市のほうでやるところは、先ほども申し上げたように、清和寮の改修ということで、量的にも充実するということで、今議会にも提案しているところであります。この分野については、市だけでできる部分ではないというところもご承知のとおりだと思うんですけれども、そういう中において制度改正などをしっかりと国のほうにおいてもしてもらう必要があるということで、先ほど部長が申し上げたように、私も全国市長会の介護の関係の委員会の委員を、東海地域の1人として出させていただいていますので、単に私の考え方だけではなくて、介護にかかわる皆さん方の、ケアマネジャーの人とか、ヘルパーの人とか、医師の人とか、そういった方々に集まっていただいて、また介護施設の経営者にも集まっていただいて、そこで意見をいただいた意見を岐阜県の市長会に上げて、それがそのまま東海市長会に上がって、全国市長会でもその上がった内容が取り上げられているということで、これは前からずっと私も答弁申し上げているところでありまして、もっと政治的にまたプッシュしていかなきゃいかんということで、議会の皆さんにもお願いしたいということでやっているわけです。市がやらなきゃいかんことは市がやるということで、しっかりとやっているところでありまして、先ほどの在宅介護だけではなくて、施設介護において課題があるというのは十分承知しているところですけれども、その解決に向けての努力の一端として、平成23年度には清和寮の改修というものを提案申し上げているところでございますので、国・県のほうにやってもらわなきゃいかん部分もありますけれども、市のほうでやらなきゃいかんことは市のほうとしてしっかりやっているというご説明をしたところであります。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) 1つ例にとれば、恵翔苑ですね。これは旧町村が前にやってきて、市も現在引き継いでいただいて、債務負担行為の中から返済をしていただいている。この恵翔苑においても現在80床を100床にしたいというような希望を持っておられるような話を聞いたんですが、そんなようなことに対して市は、そんなような希望を察知されておられるのかどうか、お聞きをします。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 恵翔苑につきましては、ほとんど2カ月に1度、経営状況検討会議というのを健康福祉部と恵翔苑でやっております。そこら辺でどういうふうに改善していったらいいかという話までされておりまして、当初20床増床したいということですが、ちょっといろんな事情で、まず6床という話を聞いておりまして、県の補助の関係がございますので、そういう情報は得ております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君)13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) この恵翔苑についても合併当時いろいろありました。が、やはり旧町村が負担をしてつくり上げてきた。恵北の人たちから見ると、半公共的。まず公共がやっているというような意識もあるわけですが、やはり今、中津川市全体の施設になってきております。まあ補助金の関係もあって、6床ということですが、やはり今、債務負担行為もやっている。そういう経営状況も見ている。その中で、私はできることがあるのではないのか。20床にふやしていきたいという希望を持ってやられている。あるいはこの特養というのは100床というのが1つの目安ですね。健全経営あるいは運営をしていく上においては、100床というのが1つの目安になっているようでありますが、そこら辺についてもしっかり相談に乗り、できれば市でケアをしていくんだということがやられていけば、市民の方たちも、ああ市もそういう清和寮を含めてやっているんだなということを、理解はしていただけるだろう。ただ、そのことにおいて満足されるかどうかはまた別として、そういうことについてやってきておるよなという理解をされることはできるんだというようなこと。これは1つ要望にしておきます。

 それから、病院の件についてですね。病院の充実、これは非常に大変なことだと思います。西濃のある市ですね。市の市役所を建てようとしたときに、1年延ばされた。なぜか。今、大事なのは医療と教育だというのが出ておりました。新聞で読んでだけで、中身を読んで。重点を置いて解決をしなければならないというふうになってきております。そういうふうに進めていかないと、病院も改善していかないだろうというのが基本的な考え方だと。そして、そのことによって、市民の皆さんが最優先で病院をやらなきゃならない。ほかのことはちょっと待ってください。できませんよというぐらいに取り組めば、住民の方も今の、初診ができないよ、少し待ってくださいということでも、理解をしてもらえると思う。

 だから、市民の方はなぜ図書館が優先なのかと。自分たちが困っている、そのことを優先してほしいということを言われておるわけであります。したがって、私はなぜこのことを再度発言をするかといいますと、市民が求められているんだから、そのことを優先すべきというのが行政の最優先であろうと思います。まだ次の質問がありますので、この点をしっかりと、市長を含めて職員の方はご理解をいただきたい。あくまでも市民のための行政であるということをご理解いただきたいということをお願いして、次の質問に入ります。

 議会の議決が拮抗していて、多くの住民が反対をしている。住民投票を行うべきである。なぜできないのかということについて質問いたします。先ほど議場において議決をしたという話であります。確かに議決はされております。議会においては多数決が原理でありますから、決まっている。ただ、このことが住民の人たちに受け入れられるか受け入れられないかは、またこれ別の話なんです。

 名古屋市の例を見てもそうです。市民税の10%減税。議会がほとんど反対していましたね。だったら、これが住民の意見だったのかということです。結果を見れば明らかなんです。違っていたんです。だから、市長はみずから退陣をされて、信を問われた。議会も今回議会選挙があるようですが、非常に大変だという。議員も大変だろうという。

 これが民主主義なんです。私はそうだと思う。議会制民主主義であるのが、これが住民の判断と意見が合致したときに、初めて議会制民主主義が成り立っていく。議会で議決したからといって、そのことが市民の声だ、これが民主主義だというのは、これは少し違ってくる。ですから、住民の投票を行うべきだと。このことが強く意見にも出されてきております。議長においてもその権利は住民にありますね。議会、首長。議会に対しても不信任できるんです。議会が100%決めたこと、あるいは議会の進め方、行政の進め方が100%ではないんです。このことを見間違えると、大きな行政の混乱を含めて、大きな反動につながっていってしまうのではないかなというふうに思います。

 そして、またツイッターの話ですが、23日に出されております。我々の集計をした後に。議員による図書館の賛否を問う緊急市民アンケートの結果が出たようです。反対5,292、賛成560。これは23日の時点です。回答件数5,941件とのこと。図書館にかかわる立場としては、重く受けとめなければ。反対理由、賛成理由も一部ですが、目を通しました。そしてその後すぐ出ておりますのは、数の倫理で通すのは、決して公平とは言えないけれど、結果がこれじゃ話にならないね。立ちどまって考え直すべきなのは明らかでしょうね。と、こういうようなツイッターが出ています。

 先ほど言いましたように、議会の議決が必ずしも民意ではない。民主主義ではない。ですから、やはり今、住民投票を含めて、あるいはアンケートでもいいです。住民の意見を聞くべきであると思うんですが、なぜできないのか。これは市民の方の声であります。ご答弁をお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 議会制民主主義のお話をされましたので、基本的な部分を私のほうからお答えをさせていただきます。

 これは全国町村議会議長会議員必携というところの文章ですけれども、多少読ませていただいて、ご答弁をさせていただきたいと思います。

 議決権は、議会の持つ権限の中で最も本質的、基本的なものであり、議会の存在目的からも第一に挙げられる権限である。ちょっと飛ばしますが、議決は、問題に対する議員個々の賛成、反対の意思表明、すなわち表決の集約である。そこで、表決が満場一致であれば何ら問題はないが、議員の意思が賛否に分かれている場合は、表決を計上した上で、多数決の原理に従って、通常の案件では過半数、特別の案件にあっては特別多数の賛成の意思表明があれば、議会の意思と定めるものである。このようにして決定した議会の意思、議決は、もはや議員個々の意思からは独立したものとなり、議会全体の統一した意思ということになる。たとえ議決とは反対の意思を表明した議員があったとしても、その議会の構成員である以上、議決の宣告があったときから、成立した議決に従わなければならないことになる。と、こういうぐあいに――今見ておられるみたいですので、40ページでございます。私の手元にある部分ですね。

 そういう形で議決というものをおっしゃっているわけですので、多数決というだけではなくて、その決まったことに従っていくということが大事でありまして、私も民主主義の基本はそういうことであろうというぐあいにして思っております。

 先ほども病院のお話も多少されて、答弁は求められなかったんですけれども、また後ほどそのあたりはご説明したいと思いますけれども、今申し上げたところが一番大事なところでありまして、市議会においては一昨年には9月補正予算、それから12月には図書館建設及び図書購入基金を――これは全会一致だったんですね――それから昨年3月には、市民アンケート実施の請願の否決と当初予算を、合わせて4度にわたり、一貫して事業推進の方向で議会の決定をいただきました。私はそれに従って取り組みをさせていただいているところであります。

 それを受けて、国から交付金を配分を得るとともに、市民協議会に提言をまとめていただきました。この市民協議会にも公募という形で、市民の皆さんを巻き込む形で、委員を選んでいただき、その委員の方々にも加わっていただいて、市民協議会で提言をまとめていただいたところです。

 それから、その提言を示しながら、全国の設計者から設計に関する提案を公募して、公開で審査をして、設計者を決定したと。これは37社ございます。37社の皆さん方がそれぞれ労力をつぎ込んで、提案をされてきているわけです。真剣にやってきていただいていると思います。全国に中津川の新図書館ということで、その中には、後から知ったんですけれども、大変有名な建築家も入っておられました。そういうような形で市民の皆さん方にも参加していただき、全国の設計者にも参加していただいて、これを進めてきたところでございます。

 また、基金条例に賛成をしていただきましたので、それに対しては13件、850万円余りも寄せていただいておりまして、今、そういう意味において、市民とともに進化する図書館というものを目指して、取り組みをしているところでございます。何も私がそれを独走するような形でやっているわけではなくて、先ほど申し上げましたように、最高の意思決定機関としての議会の議決というものに基づいて、取り組みをしているところであります。市民も巻き込み、全国の設計者も参加してもらうというような形で、広く公にこの取り組みをしているところでございますので、議員のお立場からそのあたりはご理解いただけるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) 議会の議決、言われるとおり、それは尊重します。ですが、私は、寄せられた市民の声について、住民投票を行うべきではないかという方がこれだけ来ておるんですね。このことについて言っておるんです、一番大きなのは。そして、議会においても、これが議会で議決が最優先されていく。いろんな重要課題においては、いろんなところで住民投票、意向調査によって変えられてきておるんですね。前回も言いましたが、佐久の問題ですとか、住民投票をやられている。そういう中で、やはり住民の意思、そういうものが行政に反映をすることが、まず第一なんです。だから、そのことを市民が、住民が求められている。ですから、住民の方には私は説明せざるを得ない。議会が多数決で決まってしまったから、あなた方は従ってください。私は到底言えませんよ。皆さんの声を上げてくださいと言わざるを得ない。もし市としてこの住民投票をやられない、今言われたようなことでやらないということになれば、これは住民の皆さんがこれから先判断をしていただかざるを得ない。そのように思います。そのことについて再度お伺いします。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) それで、これは経過がありまして、昨年の9月補正予算、土地購入の部分ですけれども、討論というのがこの議会でありました。私はいつになく活発な議論だったなというぐあいに思います。ひもときますと、反対をされた方の討論、反対討論が、深谷 勲議員も含めて2名。賛成討論が5名という形でやられました。また、12月の基金の議決の前の討論でも、賛成討論がお二方、反対討論が4名の方というような形で、これも1つの条例の議決を諮る前の討論ということにおいては、大変活発な形で議会としてやられたというぐあいに思います。

 そういう中において、この議決というものがあったわけでありますので、もう一度読み上げて恐縮ですけれども、このようにして決定した議会の意思、議決は、もはや議員個々の意思からは独立したものとなり、議会全体の統一した意思ということになる。たとえ議決とは反対の意思を表明した議員があったとしても、その議会の構成員である以上、議決の宣告があったときから、成立した議決に従わなければならない。ということでございます。

 議会が民意と離れているかどうかという部分については、またその論点というのはあろうと思います。そういう意味において、4年に1回の選挙という場面があるのではないかというぐあいにして思います。

 いずれにしましても、議決というものを尊重されるのが、私が皆様方に申し上げるのはおこがましいというぐらいの話ではないかというぐあいに思います。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) そうしますと、これは決まったことを、我々議会の責任だろうと。あなたたちの責任でしょうということでしょうね。市民は違うんですね。市民が私たちの投票をやってくださいということを求められているから、どうですかと言っておるんです。きょう、壇上で言いました。私はきょうは個人としての細かな追求だとか意見よりも、この言われたことを基本にしていきますよということです。ですから、今、きょうも傍聴にたくさん来ておみえになる。皆さんの気持ちに対して、市はどう考えているかをお聞きに来られているんではないかなと。私は通告を、市民アンケートの結果を受けて、でやらせていただいている。議会の責任で議決したから、あなたもそうでしょうではない。私のきょう質問しているのは、はっきり言いまして、住民のこういうものを受けた中での市民の意見として質問をしております。そこら辺に行き違いがあって、どうしてもご理解をいただけないようでありますが。

 やはり先ほど言われたように、市民、あなた方も選挙でしょうと。私は選挙をするとき、4年間私に対して意見に賛成してください、私がいることを無条件で認めてくださいは1回もありません。洗礼は受けますよ。これから私も立候補しようとしていますから、洗礼も受けます。ですが、私は市民の代弁者と、壇上で言いました。代弁者となります。市民の皆さんの意見に沿ってやっていきますということをやってきました。その意味で、今回でもこの住民投票を行うべきだということを質問しておるわけですが、議会の責任にすりかえられてしまっている。非常に残念でなりません。これ以後は市民の皆さんがどういう、この住民投票にかわるべき動きをされるのか。あるいは議会で議決したから、そのまま認めていくのか。これは後は市民の皆さんが判断をされることでしょうが、私たちとしては、新政会としてアンケートをしました。ご意見をいただきました。このことは強く申し上げていかなければならない。これは私は議員の責任としてです。

 先ほど市長の言われた、議会で決定をしたその議員の責任、それ以上と同等に、私は市民の皆さんの気持ちを訴えざるを得ない。今、答弁を聞きましても、かみ合いません。時間もありませんので、次の問題に移っていきます。

 そして、図書館のことに関して、その中に意見が出てきているのは、ちょっと文面を簡略しておりますが、図書館よりも地域全体の活性化をすべきであり、これは中心市街地の活性化だけではないだろうということから、住民が一体感を持てることを進めるべきではないかと。そして、4番目と5番目についてはこういうことをしてほしいという例が出てきております。ですから、そのことについてお伺いをします。

 その中に、例えばマレットゴルフ場を各地域につくるなどして健康増進し、医療費の削減と地域の一体感の高揚に努めるべきではないのかと。確かに中心市街地も大事だが、全体がそういうものを感じ取れるものをやるべきではないのかというのが、意見が出てきております。23年度の予算に、東部地域においてマレットゴルフ場の建設の予定案が提案をされております。そして、そのことを承知の中で、このマレットゴルフの愛好家の方と少し面談をいたしました。そうしましたら、市全体にやはり今1つ要望していると。これもできると。できればもう少しつくってほしいというようなご意見が出てきております。このマレットゴルフ場に対して、どのようなお考えをお持ちか、お聞きをいたします。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) マレットゴルフ場がというよりも、マレットゴルフ自体が健康増進とか、あるいは仲間の皆さんとの交流ということで効果が高いという部分は、よく認識しているところでありまして、そういう意味において、今度中津川市東部においてつくる方向で、住民の皆さんのお力をいただきながら、市が全部やるということでなくて、主に材料提供というような形で、皆さん方の力を発揮していただくような形でやっているところであります。市域全体の部分については、今後の課題だろうなというぐあいにして思います。

 先ほど市域の一体感と市の活性化ということで、私のほうからはご説明したいのは、光ファイバーケーブルの設置だけで30億円、全体でかかっております。議会の中においては、そんなNTTが手を出さないようなところまでやる必要はないんじゃないかと、こういう話がありましたが、まさに今、深谷 勲議員がおっしゃるように、市としての一体感という中で、どの市にも負けないような形で、一体的に今後のネットワーク社会としての基盤がしっかりと利用できるようにということで、取り組みをしたところでございます。

 そういう意味においては、まちなかにおいてはNTTが整備するわけでありますので、NTTが整備するところの人たちにとっては、先ほど申し上げたような形の意見というのもあったところでありますけれども、市域全体の活性化ということをかんがみて、大きな金でありますけれども、ほかのところではなかなかやっていないような公設民営というような形で、先ほど恵翔苑のお話もありましたけれども、そういう形で取り組んでいて、これはこれで例えば恵北の合板工場においても、今度4月から開業ということですけれども、その誘致をする際に、担当の役員が来られまして、最後聞かれたところは、光ファイバーはどうですかと聞かれたときですが、すぐに引く予定にしておりますということでお答えを申し上げたところ、納得をされて帰られたという記憶がございます。

 そういうような形の中で、それに限らず、恵北の地域においても、私も回っていった企業の方がおっしゃったんですが、本社と連絡をとるのに、電話回線を相当使わないとテレビ会議ができないということがありまして、何とか光ファイバーを入れてほしいというのが、実際に恵北の企業の工場の責任者がおっしゃったところが印象に残っておるわけですけれども、そういうような形の中において、市域としての一体感を持った活性化ということにおいて、市としては十分取り組みをさせていただいているところでありますので、全体を見ていただいて、新図書館というだけではてなくて全体を見ていただいて、市政というものを評価していただきたいなということで聞かせていただきました。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) この東部地域に――予算委員会でもできると思うんですが――このマレットゴルフ場建設に対して、いつごろつくっていくんだとか、あるいはこれを利用される方たちをどのような範囲内としているような形の中で進められていかれるのか。

 それから、先ほど言われたように、ほかの地域からも要望があれば、こういうことを進めていけることなのかどうか、お伺いをいたします。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 現在中津東、いわゆる東部地区の役員の方々と協議を進めておるところでございます。詳細が決まり次第、またお知らせをしていきたいと思いますけれども、新年度に要綱を設置いたしまして、現在の支給程度の助成をしていくということで、ただいま進めております。いずれにいたしましても、現在その話を進めておる最中でございます。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) マレットゴルフ場の要望という部分について、どう対応するかというお話でありましたけれども、また中身を聞かせていただく中において、どうしていくかということを考えさせていただくことかなと思います。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) 非常に前向きな答弁をしていただいたわけですが、しっかりと要望に沿って進めてもらいたい。

 最後になるわけですが、これはひとつ非常に若い年代の方からの要望が入っておりました。図書館より、若い女性が安心して働けるように、託児所をつくってほしいという意見がたくさんありました。これは図書館のことについてよりも、このことについて図書館をつくるよりもこうしてほしい。そして、今の非常に経済状況の厳しい中、2人で働かなくては子どもを育てていけない。図書館を利用する余裕などないという。それよりも子育て。生活に大変、子育てにも必要である。2人で働かなければならないが、こういうことを気楽にといいますか、あまり規制のないところで子どもを預かってくれる施設をつくってほしい。そして、若い女性が働けるようにしてほしいというようなご意見がありましたが、そのことについてはどのように考えておられますか。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 人口減少を食いとめる3点セットという形で、産業振興と住宅施策、Uターン・Iターン住宅ですけれども。産業施策としては、製造業のみならず、中山間地においては一次産業としての農林畜産業と、こういうことが大事だというぐあいに思いますし、Uターン・Iターン住宅も高齢化率の高い中山間地域と言われるところにおいて整備をさせていただいておるところです。子育て支援というのも3点セットのうちの1つということでありますので、重点を置く取り組みの1つということで、また今度の23年度予算においても提案を申し上げていかなきゃいかんというぐあいにして思っております。

 そういう中で、3点セットにプラス医療、教育、交通弱者の足の確保、それから先ほど申し上げたんですけれども、光ファイバー情報化対応と、これがこの地域全体として人口の減少を食いとめる3点セットプラス4ということでありますので、子育て支援についても、医療についても、また教育についても、第一中学校の耐震化をしていけば、校舎については小・中学校全部耐震化が終わるような形で、それにも19億円ほどの予算をつぎ込んでやってきているわけであります。図書館だけ、ほかのことはやっていないということではなくて、しっかりとやっているということをご理解いただきたいと思います。

 図書館なんかを進めているから市民病院の医師が減ってしまうといった、間違った情報も流れているようでございますけれども、市民病院の医師というのは、医療の面において大変大事だというぐあいに考えておりまして、大学医学部の人事で決まることで、大学への要請というのもこれからも努力してまいりますけれども、予算をつぎ込めば医師確保ができるものではないというのも事実であります。そういう中で名大医学部のほうにもお願いをして、この4月から新しい医師4名、内科医師を派遣していただくということもお話をいただいているところでありますので、トータルとして3点セットプラス4という形でやらせていただいているということを十分ご理解いただきたいと思います。

 そういう中においては、先ほどいろいろと図書館に関する反対意見もいただいたところで、全部目を通せという形で、先ほどナンバーを打っていただいて、いただきたいということを申し上げたんですが、分析もさせていただいて、しっかりとした形でそれに対して市民の皆さんにも広報、PRをさせていただいて、ご理解を深めていただいて、議会で議決をいただいたことが正しかったんだという形でご理解をいただけるような、そんな取り組みをしっかりとしていきたいというぐあいに思っております。



○議長(伊佐治由行君) 13番・深谷 勲君。



◆13番(深谷勲君) 乳幼児託児所等の話はいいんですが、その中で今の答弁の中について再質問という形ですので、少し違うのではないのか。私たちがとった意見は、市民の意見を聞いて、それにできるだけ沿うようにしていただく。しっかり聞きとめていただかなければならない。反対意見があるから、そのことに説得をする資料にというのは、これは少し市民の皆さんは納得されないと思うんですよ。素直な気持ちを聞いてほしいと言われているんですよ。きょうも傍聴に来てみえる、多分大部分の皆さんは。そういうものをどうして受けとめていくか。それを見て説得をするということじゃないんですよ、行政は。その意見を聞いて、生かしていく。これが行政の役割だと思うんです。私はそういうふうに思いますよ。

 そうしないと、皆さんがこれだけ意見を出して、それの説得をされただけなら、もう今後行政なんか関心を持たない。だったら、いっそのこと名古屋市と一緒で、住民税全廃してくれよと言ったほうがよっぽどよくなっちゃうという話になっちゃうんですよ。だから、住民の意思に沿った、こういう意見を真摯に受けとめていく必要がある。これは市長だけじゃない。職員も含めてです。この中に書いてある。それを受けとめてもらわなかったら、自治体なんて成り立たないし、税負担なんかやりませんよ。できないですよ。私でも拒否しますよ。

 そういうことは、先ほど言われたように議会の議決、それは議員として重く受けとめている。決まったことだからということを。決まったことを進められることを妨害しているわけでもないんです。市民の声がこういうことだからということでお願いをしている。

 そして、寄せられた市民の声も、再度申し上げます。このことに説得をしていくんじゃないんです。意見を聞いて、それにどう対応していくかということだというふうに強く望みます。

 若干時間が残っておりますが、まだこの中にもツイッターの中、先ほど読んだかもしれませんが、特に僕から求めたのは、もううそにうそを重ねる仕事の進め方はやめてほしいということ。自信を持って説明できる計画にしたい。計画なんだから、考えていく中でどんどん変わっていってもいい。そんなようなことも出されておりますし、24日の日ですか、いい図書館に。同時に図書館に反対する人もいる。だから、真摯に情報を提供し、議論できるようにしていかなければ。少なくともやるからには機能しない、中の人と利用者がどちらも幸せにならない図書館には絶対しないという、こういう自信を持って発言をされている部分もあるわけですが、やはりこの中、図書館についてもなぜこういうふうな議論が起こってきたのか。

 トータルしますと、皆さんの意見、いろんなのを聞きますと、何のために図書館をつくるという提案をされたのかがわからないんです。理解をできないというのが、まず1つ大きなもの。そしてもう1つには、今は図書館を優先するよりも、やることがあるでしょうと言われている。だから、私たちはこのことに賛成できませんよというのが意見であります。

 今回これだけ私たちがアンケートをとった。その中に本当に申し訳ないなという意見がありました。その中には、私たちのような弱い者が行政に対して意見を述べる機会がありません。考え方を伝える手段がありません。新政会の皆さん、私たちの意見を聞いてくださいまして、ありがとうございます。というようなものもあった。

 やはり行政は市民の声を、俗に言います、簡単に言いますと声なき声という言い方になっちゃうんですが、そういうものをしっかり受けとめていかなければならない。そして、私たち議員もそれを行政に反映していかなければならない。これは行政は車の両輪というのは、そういうことだと思うんです。事を進めていくために、双方が牽引をやっていくんじゃないんです。私はそう理解しています。議会も議員もそれぞれ市民の皆さんの思いを持って、しっかりと伝えていく。それを行政の皆さんが仕事として反映をしてもらう。そのときに初めて行政と議会は車の両輪になるんです。そのときに初めて、住民の方が安心して乗れるはずなんですよ。やはりそのことを最重点にして進めるべきであろう。

 今回私も任期の最後であります。強く言っておきたい。私も結果がどうなるかわかりません。ですが、今、議員として言えることは、行政も議会も市民を乗せているんだと。安心して安全に乗せていくんだと。このことを行政の根本としていただきたい。そのことを強く求めて、一般質問を終わります。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 最初に申し上げたように、新政会の皆さんがこういう形でアンケートをとられ、市民の皆さんの意見をとらえられたというご努力には敬意を表するところです。

 議決との関係においては、多少私は異論があるわけでございます。また、先ほどの、全部見せていただくというお約束もいただいたところでありますので、それはお願いしたいと思います。

 市のほうには、市民の皆さんに説明責任があります。説明責任を果たすという意味において、ありのままにわかりやすく、財政が大丈夫かとお話があるようですので、そいつについてはこういう状況ですということをしっかりと説明をさせていただいて、また市民の皆さんにも返させていただくというのも、市の責務だと思います。市政に関する情報、それをしっかりと出させていただいて、それでありのままにわかりやすくご説明をして、また市民の皆さんにも考えていただくということも大事なところでありますので、そういう意味において、反対意見のところも私どももしっかりと見させていただいて、なるほどという部分はなるほどでありますし、もう少し説明も聞いていただいたほうがいいなという部分は、そういう形で取り組みをさせていただこうと思います。

 いずれにしましても、一致するところは民意、市民の皆さんの気持ち、声、願いというものを受けとめて物事を行うということについては、一致しているところかと思います。そういう意味において、くどいようですけれども、全体のバランスをとりながら市政を進めさせていただいているというところでございますけれども、いろんな形でもう少しわかりやすく、ありのままに説明責任を果たしていきたいと、このように考えております。



○議長(伊佐治由行君) これにて13番・深谷 勲君の一般質問を終結いたします。

 ただいまから13時10分まで休憩といたします。

  午後0時10分休憩

 ――――――――――――――――――

  午後1時10分再開



○議長(伊佐治由行君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。

 一般質問を続けます。続いて、2番・櫛松直子さん。

  〔2番・櫛松直子さん登壇〕



◆2番(櫛松直子さん) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に基づきまして一般質問を行います。

 中津川市の人口減少対策についての質問をいたします。

 昨年10月に実施された国勢調査の速報値が先日発表されましたが、中津川市の人口の数値を知って、正直申し上げると、少々ショックを感じました。国勢調査は5年に1度ですから、前回実施された平成17年度の数値をもって、現在の人口として表明しているのが現状です。したがって、中津川市の人口は約8万4,000人と、このところ耳にいたしますが、速報値では8万917人。前回の調査から3,000人以上の減少となっています。5年が経過したとはいえ、減少した人数は予想以上でした。

 日本の人口動向は、2005年をピークに緩やかに減少を続けていますから、国内のほとんどの自治体においても、人口減少は偏在する傾向です。岐阜県や中津川市だけでなく、全国どこでも人口が減っている自治体がほとんどです。

 しかし、ほかの自治体もそうであるからと、その状況に甘んじていることは、大変危険であると考えます。ほかの自治体でも既に取り組んでいるところが大半だと思いますが、それは外から人を呼び込み、移住、定住を促すことに力を入れ、さらには外へ流出させない努力をしていますから、何も対策を打たないのは、人口流出つまり人口減少を容認していると同じだと言っても過言ではありません。

 中津川市においては、U・Iターンへの支援策として、若者向け定住促進住宅の整備など、既に実施いただいている事業もあり、近隣都市に先駆けて対策を行っていただいているというふうに認識をしております。しかし、冒頭申し上げたとおり、人口減少が少なくないと思われる数値である以上、さらに対策に力を注いでいただく必要があると考え、今回は質問をいたします。

 平成20年の3月議会において、中津川市における人口減少を、労働力と雇用という観点からどのようにとらえ、どのように対策をしていくかについて、一般質問をいたしました。当時はちょうど30年後の岐阜県を人口という切り口で考えたときに浮き彫りとなる課題と、その課題への対策を考え、若手の県の職員が立ち上げた研究会が「人口減少時代の政策的課題〜30年後の岐阜県を見据えて」という構想が発表され、その内容は中津川市にとっても当てはまることであると考えたために、質問を行いました。

 2年半ほど前のことですが、当時はまだ景気の動向も、その前の10年間は落ちついており、陰りが見え始めたものの、その直後のいわゆるリーマンショックから始まる世界同時不況などは、だれも予想をしておりませんでした。したがって、そのときに答弁をいただいた状況とは大きな環境変化も起こっておりますので、その変化も考慮していただいた上でのご答弁をお願いできればと思います。

 また、前回の質問は、特に労働人口と雇用という観点からの内容でしたが、今回は人口という中津川市にとって総合的に対策を行っていく必要がある、そのように考えた上での確認の質問となりますので、お願いをいたします。

 以降の質問については自席で行います。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは、質問いたします。

 今回発表された平成22年度国勢調査の人口の速報値の内容についてお聞きいたします。

 1つ目として、今回の国勢調査で算出された減少人数3,163人というふうに伺っておりますが、この減少した人数、この内訳の分析ができているのなら、その傾向を教えていただきたいと思います。減少数の多い年代とか、あるいはこれは死亡などの自然減なのか、転出をされているための減少なのか。そういった内容でのお答えをお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 平成22年度国勢調査は、現在総務省統計局で集計中でありまして、減少数の多い年代等についても、現在分析中でございます。公表されておりますのは、総人口及び総世帯数のみとなっております。2月25日に総務省統計局の速報が発表されまして、中津川市の人口は8万920人。世帯数は2万7,866世帯でございます。確定値となる人口等、基本集計の公表は平成23年、ことしでございますが、10月に予定をされております。

 なお、公表時には各分析結果も出る予定となっております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは、その国勢調査の内容分析がまだしばらく半年以上かかるということですので、それでしたら平成17年度の中津川市として把握されている人口と、平成22年度の人口を比較して、1でお聞きした質問と同様の分析をなさっていれば、結果を教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 平成21年度岐阜県人口動態調査によりますと、17年と21年の比較でございますが、社会動態では転入より転出が増加しておりまして、平成17年では転入が2,485人、転出が2,549人で、64人の転出のほうが増でございます。平成22年度では、転入が2,044、転出が2,432ということで、388人の増となりました。年代別は10代から20代の職業上の理由による減少が見られておりまして、その要因として、市外に働く場を求めて転出していることが考えられます。

 また、自然動態で見ますと、平成17年と21年の比較では、平成17年は出生が721人、死亡が868人でございまして、死亡のほうが147人多いということになります。平成21年につきましては、出生が650人、死亡が917人となりまして、267人の死亡のほうが増ということになります。17年と21年の比較をしてみますと、出生が71人減となりまして、死亡が49人増となります。差し引きしますと、120人が減ということになります。出生数が減少いたしまして、死亡数の増加による自然減少ということになっております。

 今回の国勢調査の数値をもとに市で行った地区別集計では、すべての地区で人口が減少する結果となっております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) いろいろ細かく分析いただいているということでお答えいただきましたが、その中でちょっと今の答弁の中で気になったのが、市外へ働く場を求めての転出が多いというお答えがありましたけれども、この傾向はそのときの調査以降、例えば昨年度あたりも同じような状況かどうか、もしわかっていれば教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 平成21年度の高校卒業者の就職あるいは進学状況といったものを参考にして調査をしておりますけれども、これはハローワークのほうから資料をいただいた推計値でございます。高校卒業の卒業者が714人、これは平成22年の3月卒でございますけれども、714人おみえになりまして、そのうち就職希望者が260人。それで、就職の市内に就職されたのが108人、県外へ就職されたのが81名、県内ですが市外に出られた方が63名と。それから、進学者の場合には、進学希望者が63.6%というパーセントが出ておりまして、全体で市外へ転出される、いわゆる進学、就職を含めて、およそ84%の推計値が出ております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) やはり外へ職を求めて出られるという方も、ここのところでは傾向として多いというふうに印象を受けましたが、一度外に出ると、なかなか戻ってくるということが難しい場合もあります。かなり強い理由というか動機というか、そういうことがないと難しくなる場合もありますので、そこについてはまた、この後いろいろ質問しますけれども、対策が必要かなというふうに感じました。

 それでは、次の質問です。

 今回の国勢調査の速報値における中津川市の人口減少の人数と減少率――減少というか増加率、どちらでもいいんですが、岐阜県内のほかの市町村と比較した場合、どのような、ランクでいいますと、どのあたりの位置にあるか。もし分析があれば教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 先ほど申し上げました平成23年2月25日の国のこの国勢調査の速報値では、前回、平成17年度の国勢調査と比較をいたしまして、県下42市町村中、人口減少数は、先ほど議員のほうからおっしゃられた3.160人でございまして、順位としては高山市に次いで2番目ということになります。

 率で見てみますと、3.76%でございまして、これは13番目の結果というふうになっております。

 県全体では2万6,079人の減少となっておりまして、東濃におきましては、すべての市で人口が減少となっております。減少率は瑞浪市の3.98%に次いで、東濃では2番目ということになっております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) その自治体によっていろいろな条件が違いますので、数字だけで中津川が減っているからどうというところの結論は申し上げませんけれども、やはりただその数値をいろいろ、今お聞きしたように分析していただいた結果、今回議会で上程されました新しい組織、定住促進部というところをご検討いただいたかというふうに、私、今回の議案について見たときに思いました。

 そこで、今議会で上程されましたこの定住促進部について少しお伺いしたいと思います。この定住促進部は人口減少に歯どめをかけるための目的で設置されると、そのように理解しておりますが、その所管とする担当は、今お伺いしているところでは、現在企画部で担当している部門がそのまま定住促進部に移行されるということですが、企画部以外のほかの部門との連携をどのように行っていくのか。全庁的な取り組みの中でのこの促進部というところになるかと思いますけれども、もし今のところで具体的な計画、構想も含めてあれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 定住推進部でございますので、よろしくお願い申し上げます。

 定住推進部が中心となりまして、各部が実施する定住施策の取りまとめ、調整等を行っていくこととしております。人口減少に歯どめをかけるには、産業振興、住宅施策、子育て支援の3点セットに加えて、教育、医療、交通、情報の4つの施策が重要と考えております。昨年発足させた移住定住推進本部、これを継続いたしまして、市全体の移住定住に関する施策の方向づけと取り組みを行ってまいります。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 失礼いたしました。定住推進部ということで、訂正させていただきます。

 今、以前の移住定住推進のところについても担っていただくというお答えをいただきましたけれども、次の質問に入りますが、定住推進部として、人口減少対策を担っていくというところだけでなく、具体的な施策、事業を行っていくことが必要、さらにはそのきちんとした計画が必要だというふうに考えます。

 そこで、お伺いしますが、移住定住ということですけれども、名前はまたこの後決まると思いますが、定住推進計画はどのようになっているか。もしある程度でも構想等があれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 現在のところ、定住を進めるための計画というのは策定はしておりません。人口減少を食いとめるためには、定住推進を計画的に進めることが必要でありまして、今後計画策定に向けて検討してまいりたいと考えております。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) せっかく人口減少に対策するところ、専門のところをつくっていただくと。組織ができ上がるということですので、きちんと考え方を、あるいは方針を決めて計画をつくっていただいて、それに従っていろんな対策、事業、施策を行っていただきたいというふうに思います。当然その環境、先ほど少し申し上げましたけれども、景気の動向などで環境は変わっていくことが考えられますが、やはりある程度、先ほどの岐阜県の長期構想ではありませんけれども、5年とか10年とかだけでなく、もう少し長いところも考えて、計画ということで立てていただければいいかと思います。その都度それこそ変更、あるいは方針も見直していただければいいと思いますが、その点をちょっと要望としてひとつお願いしたいと思います。

 それから、人口減少というのは、今回設置されます予定の定住推進部だけが所管、担当するだけでは十分ではないというふうに考えます。特に先ほども申し上げましたけれども、全庁的に取り組みを行っていただかないと、その担当の部門だけが努力をいただいても、なかなか難しい。特に外に向けて、ほかの市に向けての対策というか、事業もかなりやっていただかなければいけないところであると思いますので、具体的にぜひ中津川市に住みたい、住み続けたいというふうに思ってもらえる施策が実行できるかどうかというところが、かぎではないかというふうに思います。

 ただ、中津川市に住みたいと思う理由は人それぞれでありますので、例えば子どもの教育環境、それから医療体制、福祉体制、それからまちづくりなどありますけれども、その理由はそれぞれの所管するところ、担当する各部門の取り組みがどうしても必要になってくるというふうに思います。さらには、その取り組みがほかの自治体と比べて魅力的であるかないかというところが、やっぱり最終的には中津川に来ていただけるかどうかというところを大きく左右する理由になるというふうに理解をしております。

 そこで、今回大変たくさんの担当のところにお聞きするということで心苦しいんですが、そういう考えをおくみ取りいただいて、各部のそれぞれの見解をお伺いしたいと思います。

 まず、総務部長にお聞きいたします。総務部の所管において、人口減少が進むことで今後中津川市にどのような影響があるか、想定していることがあれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 総務部の所管におきましては、公共施設の利用率が低下してまいりますので、再編や見直しを進める必要があろうかと思います。

 それから、人口規模に見合った職員に削減する必要がある。これは議員定数についても同じことが言えるかと思います。

 それから、有権者が減少してまいりますので、選挙の関係で投票所の見直しが必要になる。そういったような影響がございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは、次の質問ですけれども、同じ総務部長にお伺いしますが、もう既に人口が減少し始めているということに対して、総務部として具体的に行っている対策などがあれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 市民の皆さんにはずっと住み続けたい、市外の方には中津川市に移り住みたいと思うような市にしていきたいと思っております。そのために、市民の皆様の声にこたえられるような、力強い市役所にする必要がございますので、現在市役所改革を行い、職員のレベルアップを図っております。

 組織につきましても、先ほどご質問いただきましたように、定住推進部を新設しまして、人口減少に歯どめをかける施策を強化してまいります。特に中山間地の出先機関を強化しまして、きめ細かなサービスを身近で提供していく、そのようにしてまいります。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは、次は企画部長にお伺いいたします。

 企画部の所管する部分について、同じように人口減少が進むことでどのような影響があるか、想定していることをお教えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 私のほうからは、市全体として企画という立場から総論的なところを少し申し上げますと、市全体として経済の衰退、それから中心市街地のにぎわいの衰退、農林業事業者の高齢化、その担い手不足、あるいは地域コミュニティの衰退など、人口減少に起因する影響は、各方面であらわれてくると考えております。企画部といたしましては、高齢化が進み、地域の担い手が減少することで、多くの世代間で協働により行ってきたことができなくなるなどの地域力が低下し、地域コミュニティの維持が困難となることが考えられます。人口の減少は生産人口の減少にもつながることでありまして、税収の減少も予想されることが考えられます。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 同じく企画部として具体的に現在行っている対策があれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 具体的な施策につきましても、企画としての少し総論を申し上げますと、人口減少を食いとめ、地域力を保つための具体的な施策として、市民の声に応じられる産業振興、住宅施策、子育て支援の3点セットに加え、教育、医療、交通、情報の4つの施策に取り組んでいくことが必要と考えております。

 企画部といたしましては、人口減少を食いとめる施策として、具体的に地域コミュニティの維持につながる事業といたしまして、地域外の人材を積極的に誘致し、定住、定着を図ることで、地域力の維持、強化を図っていく地域おこし協力隊事業。それから、地域づくりビジョンの策定を行いまして、それぞれの地域の特性を生かした各地域の地域づくりの中で、地域人口維持対策を進めていくことなどがあるというふうに考えております。

 また、少子化対策といたしましては、結婚、出産、子育て、教育、働く場、この5つのステージの施策を連続的かつサイクル的に持続しながら、全庁的に推進していく取り組みを進めてまいります。

 企画部としての少子化の取り組みの具体的な事業といたしましては、男女の出会いの機会づくりということで、結婚活動支援事業。それから、子どもを安心して預けられるようなことができるファミリーサポートセンターの利用促進事業。それから、子育て中の保護者の知りたい情報がいつでもどこでも取得できる子育て情報ネットワーク構築事業。それから、子育て後に職場に復帰できやすいような、そうしたところに支援をしてまいります三つ子の魂養育支援事業としての子育てママ就労支援の検討などがございます。それから、子どもの居場所づくりとしては、地域で子育てモデル事業ということで、地域で子育てができるような、そうしたモデル事業も進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) いろいろ細かく対策を行っていただいているということで理解をいたしました。

 では、同じ質問になりますけれども、続いて健康福祉部長にお伺いいたします。健康福祉部の所管において、人口減少が進むことで、どのような影響があるか、想定をされていることがあれば、お聞きしたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 少子高齢化する社会の中で、地域を支える人が不足し、今後ますます福祉、医療にかかる負担がふえていると考えております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 福祉の部門について、それから中津川市の例えば地域医療計画ですね。そういったところは、人口が減少してくるということについては、かなり大きな影響が出てくると思いますので、要望ですけれども、少し人口減少に対応した形の計画の、先ほど申し上げましたけれども、計画の見直し等もあわせて考えていっていただきたいと思います。

 それで、次の質問ですが、健康福祉部として具体的に現在行っている対策などがあれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 中津川市で安心して住み続けられる施策として、子育て支援、高齢者支援の事業を行っております。具体的には各種予防接種、健診、こんにちは赤ちゃん事業、中学生までの医療費の助成、認知症見守りの輪事業などがあります。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは次、生活環境部長にお伺いいたします。

 生活環境部の所管において、人口減少が進むことでどのような影響があるか、想定されていることがあれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 影響ということでございますが、人口が減ることによりまして、少子高齢化が進むということで、先ほど企画部長が申し上げましたように、地域コミュニティの維持が困難になると。その影響としまして、防災の要であります自主防災組織の機能が弱体化するとともに、高齢化により要援護者が増加しまして、避難支援が困難となるということがございます。また、空き家が増加することによりまして、管理が不十分な危険家屋が増加し、また安全・安心ボランティア団体の高齢化、弱体化によりまして、地域パトロール等が十分できなくなるといったことも予想をされます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 生活環境部の所管のところ、自主防災会のところはぜひお伺いしたいと思っていまして、お答えいただいてありがとうございます。ここはまさに自治の部分で、どのような空き家というか、もう少し言いますと、本当に近隣でも住んでいる人が少なくなっていくというような現象はもう実は起きておりまして、その中で自然災害もそうですけれども、そういったことが起きたときにどうしたらいいかというのは、やはり安心・安全というところにつながりますので、ここはさらに力に入れて、それこそ人口減少に対応した形での計画の見直しをお願いしたいというふうに思います。

 あと、ここの生活環境部のところで少し気になりますのは、ごみの処理のところなんですけれども、今、ちょっとお答えの中にはなかったんですが、そういったところも人口減少で影響が出てくるかと思いますけれども、その部分の想定はされておられるでしょうか。



○議長(伊佐治由行君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) ごみにつきましては、人口が減るということになりますと、当然ごみ量も減ってくるということが考えられますが、今、ごみ減量ということで取り組んでおりまして、その点ではごみ減量につながっていくことかなというふうに思っております。また、そういったことでごみ処理場の負荷も減ってくるというようなことで、その点については特に危惧は今のところしておりません。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは、生活環境部長に改めてお伺いしますが、具体的に現在行っている人口減少への対策について、何かあれば教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 具体的な対策としまして、要援護者支援マニュアルなどの作成により、自主防災会の強化を現在図っております。空き家の管理としましては、建物所有者に適切な管理を依頼しておりまして、また安全・安心ボランティア団体につきましては、育成活動を積極的に支援をしております。だれもが住みたくなるまちということで、安全・安心なまちづくり、防災への備えが十分なまちづくり、環境に優しいまちづくりなどに取り組んでおり、今後も安全で安心な中津川を推進してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは、次の質問です。次は産業振興部長にお伺いいたします。

 産業振興部の所管において、人口減少が進むことでどのような影響があるか、想定していることをお教えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 産業振興部長・成瀬博明君。



◎産業振興部長(成瀬博明君) 人口減少が産業に与える影響は、基本的には後継者不足、担い手不足が大きく、生産性や購買能力を衰退させ、地域経済の活力が低下すると想定されます。

 少し部門別に紹介させていただきますと、農業関係では、後継者不足による集落コミュニティの弱体化や耕作放棄地の増加、自給率の低下が懸念されます。

 林業関係では、手入れが行き届かない山林がふえ、森林の持つ水土保全などの公益的機能も低下すると思われます。

 商業関係では、後継者不足が進行すると、販売意欲、やる気が低下し、消費者ニーズにこたえられない商店もふえ、まちの活性化を鈍らせ、さらには商店街そのものの存続すら危うい状況になると思われます。

 工業関係では、労働者の減少は企業そのものを体力を弱め、企業の存続、技術の継承などに支障が生じるものと考えられます。

 観光などのサービス産業では、観光資源の保全や伝統の継承などが危惧され、おもてなしの面でいえば、きめ細かなサービスが劣ることになり、リピーターも減少すると予想されます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) この産業振興部の所管においては、人口をふやすという考え方のところでは、大変大きな柱となられる部分でありますので、ぜひとも今後もいろいろ努力を続けていただきたいと思います。

 そこで、産業振興部長に質問をいたします。同じようにですが、具体的に現在行っている対策などがあれば、教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 産業振興部長・成瀬博明君。



◎産業振興部長(成瀬博明君) 現在行っている対策についてでございますが、地域経済の活力を高め、働く場を充実させ、都市間競争に勝ち抜き、中津川市をより発展させていくために、各種事業に取り組んでおります。特に全国でも市町村では初の試みとして、大学生等の地元への就職を支援するサポートバンク事業に着手し、1月末現在百十余名の方に登録をいただきました。

 農業関係では、担い手育成を中心に、新規農業支援事業や家畜導入支援事業を、林業関係では森林技術者担い手育成事業を行い、あわせて新規就業者向けの研修会を県と連携して開催しております。

 商業関係では、中心市街地におけるにぎわい創出のために、農・商・工・観を連携させた六斎市事業をはじめ、各店舗が実施するソフト事業や観光誘客事業への支援、空き店舗、空き地対策などの事業に対し、商工会議所などとも連携をして取り組んでおります。

 工業関係では、企業誘致などを進める一方で、雇用対策として、ものづくり人材育成事業などにより、若い世代の雇用の安定や定住に向けた取り組みも強力に進めております。

 観光関係では、和菓子、伝統芸能に加え、都会にはない中津川市の持つ大自然や街道文化を守りつつ、誘客を増すような新たな観光コースの創設や、観光協会と連携し、新名物の開発などにも取り組んでおりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) ありがとうございました。

 それでは次、文化スポーツ部長にお伺いいたします。

 文化スポーツ部の所管において、人口減少が進むことでどのような影響があるか、想定していることがあれば、お教えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 文化スポーツ部といたしましては、文化活動、伝統芸能活動、スポーツ活動に参加する人が少なくなることで、文化の香り高くいきいきとした人づくりに影響が出ることを心配しております。特に少子化により、伝統芸能活動の担い手、後継者不足が顕著になり、保存伝承が難しくなるのではないかと考えております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 文化というか、伝統芸能ということでの人づくりという、今お答えをいただきまして、この部分は私も、人が減ることでかなり困難になってくるということで、お聞きしたいというふうに思っておりましたけれども、その部分については、人が減ったときでも対応できるような対策をやっていただきたいというふうに思うんですが、それで次の質問なんですけれども、そういった内容で具体的に現在何か行っている対策などがあれば、お教えいただきたいというふうに思います。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 対策としては、これは全般的なことになりますが、本物の芸術やスポーツに触れる機会づくり、それから文化スポーツ施設の整備、指導者の育成に取り組んでおります。

 主なものとして、文化面では、定住化に結びつくよう、前田青邨記念大賞展、島崎藤村文芸祭等、郷土愛につながる事業を展開しております。またスポーツ面では、子どもたちが自信と誇りを持ち、ふるさと中津川につながる子ども金メダル事業も今年度から実施をしているところでございます。また、読書による人づくりを目指して、新図書館の建設に取り組んでおるところでございます。

 なお、伝統芸能活動につきましては、各保護者、児童生徒に呼びかけてほしいと、文化団体から要望がありますので、そういった取り組みもしていきたいと思っております。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) いろいろ対策を行っていただいているということですけれども、スポーツ施設の整備とか、あと新図書館建設等、文化スポーツ部で所管されているところ、いろいろご意見があると思いますけれども、やはりいい設備、いい施設があるというところは、ほかの市と比べて魅力の1つということで、私もよその町に仕事で行ったりすると、そのように聞かれることが実際あります。例えば中津川は、高校野球も最近大変強くなってきたということで、いい野球場があるのかとか、あるいは文化的なところで言いますと、美術館、博物館。さらには図書館なんかも、そこのやはりまちの教育文化のレベルをはかる体質のバロメーターであるということで、どのようなまちでありますか、中津川はというふうに聞かれるときには、そういう質問を実際受けておりますので、その点についての今後の努力というところを、要望としてお願いしたいと思います。

 それでは、次にお伺いします。

 基盤整備部長にお聞きしたいんですが、基盤整備部の所管において、人口減少が進むことでどのような影響があるか、想定されていることについてお答えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 基盤整備部長・丸山裕章君。



◎基盤整備部長(丸山裕章君) 基盤整備部の受け持っていますのは、道路、河川、公園、公営住宅、治山治水施設、農林関係施設があります。これらの施設の多くは、昭和30年代後半から40年代に集中整備したものが多く、今後更新時期が到来いたします。そうした施設の老朽化の現状とともに、人口減少により税収が下がりまして、一方で高齢化により義務的経費が増加する中、受け持つ社会資本整備に対する投資を抑制する必要があると考えられ、そのため施設の維持管理や更新が難しくなると考えております。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 社会資本の充実というところは、まさに災害とかそういう不測の事態においての安心という考え方、それは本当に必要なところだと思います。税収の減ってくるというようなところで、メンテナンスという点がまた今後変わってくるというお答えでしたが、そこはもうさらに計画的に行っていっていただきたいというふうに要望申し上げます。

 それで、次の質問ですね。同じく基盤整備部長にお聞きいたします。具体的に現在行っている対策などがあれば、お教えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 基盤整備部長・丸山裕章君。



◎基盤整備部長(丸山裕章君) 更新計画や改良計画をもとに事業を進めておりますけれども、道路につきましては、平成21年3月に策定した中津川市道路整備基本計画に基づき、予算や地元要望を考慮し、優先順位の高い箇所から整備を進めています。

 一方で日常的な維持管理は、地元の方々の協力を得まして、市民協働で道路整備、河川維持、日影対策を行い、経費の削減を行っております。

 また、少ない予算で計画的かつ効率的に事業を進めるため、各種の計画を策定または策定中でありまして、住宅整備計画、橋梁長寿命化修繕計画、公園長寿命化計画、道路維持修繕計画などがあります。今、実施しております代表的な施策としまして、先ほどおっしゃいましたが、U・Iターンの住宅整備を進めておりまして、高齢化率の高い地域での若者定住を促進しております。これまでの実績は、3月25日、山口地区が竣工いたしますけれども、4地区で26戸、24世帯でございます。今後は整備を続けてまいりたいと思っております。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 本当、インフラ整備のところについては、資金的なところもあるかと思いますけれども、先ほども申し上げましたように、安心につながる点でもありますので、ぜひとも工夫をして、継続して行っていただきたいというふうに思います。

 それでは、同じような質問で申し訳ないですが、次は水道部長にお伺いいたします。

 水道部において、人口減少が進むことでどのような影響があるか、想定されていることについてお答えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) 人口の減少は、上下水道の使用料収入に影響してまいります。一方で、区域内の人口が減少した場合でも、市民生活に重要なライフラインは維持する必要があり、現行施設の維持管理費は必要であります。そのため使用料収入と維持管理費の差額による経営の圧迫が予測されます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) それでは、今、維持管理費のところが問題になってくるというふうにお答えいただきましたけれども、水道部長にお聞きいたしますが、具体的に、では現在行っているそのための対策などがありましたら、お聞きしたいと思います。お願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 水道部長・櫻井邦彦君。



◎水道部長(櫻井邦彦君) 平成22年度から26年度までの間で統一を図る料金改定では、ある程度人口の動向も見込んでおります。しかし、一層の経費の削減を続け、すぐに値上げ等をすることのないよう、引き続き努力してまいります。

 また水道事業では、全市的に安全な水を安定的に供給できるよう、未普及地域の解消に取り組んでいます。また、施設の維持管理の一部を外部委託したほか、上下水道事業の窓口サービスを充実し、平日だけでなく、土曜日、日曜日、祝日の料金徴収業務を実施しております。

 下水道事業では、市長公約でもある下水道のスピードアップを図り、市全域の生活環境改善を図っております。

 このように人口減少対策を講じながら、健全経営に向け、市民のサービスの向上に努め、少しでも住みやすいまちづくりを目指しております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 健全経営というところも大変重要な部分でありますが、先ほど基盤整備部のところでお話ししましたように、社会資本の整備、インフラ整備というのは、不測の事態のときの安心につながるということがありますので、そういった点についてもきちんとご考慮いただいた上での計画ということをお願いしたいというふうに思います。

 それでは次、病院事業部長にお伺いいたします。

 病院事業部において、人口減少が進むことでどのような影響があるか、想定されていることをお教えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 病院事業部長・桂川一二君。



◎病院事業部長(桂川一二君) 病院にかかられる患者さんの動向による患者数の将来推計では、人口が減少する中においても、高齢化が進むため、患者数全体としては大きな変化はありませんが、患者さんの年齢構成で見ますと、今後高齢化による医療ニーズがふえると予測されます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 患者数のところは変わらないのではないかというお話ですけれども、高齢化ということで、もう少し言いますと、医療の内容というか、例えばどのような医療体制が必要なのかというところは、それによってまた変化してくるというふうに考えられますので、前回12月の議会のときにご質問差し上げましたけれども、それでは今の中津川市にどういう医療体制が必要なのかというところ、そういうことをご検討いただきたいというふうに思います。これは要望ということで結構ですが。それによって、それこそ病院の存続等について、いろいろまた変化が出てくるというふうに考えますので、ぜひともよろしくお願いいたします。

 それでは、次の質問ですけれども、同じく病院事業部長にお伺いしますが、具体的に、それでは現在行っている対策についてお伺いをしたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 病院事業部長・桂川一二君。



◎病院事業部長(桂川一二君) 産科、小児科を含む医師の確保に努め、救急及び診療体制の充実を図ることにより、医療、保健、福祉、介護の切れ目のない地域連携体制の構築と、公立病院、診療所及び民間医療機関が役割を分担し、強い連携体制の構築を行うことで、市民の皆さんが住み慣れた地域で安心・安全に暮らしていける医療体制を目指しております。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 安心な医療体制というか、ここ最近、マスコミなんかで見受けられるのが、海外から高度の医療を受けに日本にやってこられる方、あるいは国内でもいい病院がある、いいお医者さんがおられるということで、わざわざそこの病院にかかりにやってくるという方も、大変多くなっているというふうにお聞きいたします。それがすぐ人口の増加につながるというふうには、私もはっきりときちんとした確証はありませんから、そこまでは申し上げませんけれども、1つの大きな人を引きつける魅力になるというふうに、この部門については考えておりますので、そのようなことについてもぜひ今後検討いただきたいというふうにご要望を申し上げます。

 それでは、次の質問です。あとお2人の方にお聞きしますが、まずは教育長にお伺いいたします。

 教育委員会において、人口減少が進む中でどのような影響があるか、想定されていることがありましたら、お教えいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 学校規模の変化により、学習活動と集団面での影響があると想定しております。国勢調査の推計によると、市全体の人口では、30年後に14歳までの子どもの人数は4割減と推計されています。地区により出生率に差があり、減少割合も差が出るという予想です。教育の1人にかける時間数に不公平が出ることや、小規模化により集団での経験の場が不足がちになることが想定されております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) やはり人口減少という中で、少子化ということがありましての人口減少ということがあるかとも思いますので、この部分については大変影響が大きいんではないかというふうに思っております。

 それで、まずちょっと先に、具体的に現在行っていることについてお聞きしたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 魅力ある子育て、教育環境の整備に努めております。面倒見のよい、身につくまでをキャッチフレーズに、ゼロ歳から15歳までの育つ、学ぶを保障するように、児童生徒に個別に必要な指導助手、人を配置しております。また、特別に支援の必要な園児、児童生徒に人を支援としてつけております。また、子育て支援センターを配置して、子育て相談に応じている状況でございます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 現在行っているということで、教育というだけでなくて、子育てへの支援という点についても行っていただいているということで、まさに少子化への対策ということで、大変今後も続けていただきたいことだというふうに思ってお伺いしましたが、ちょっと少し違う観点でお伺いしようと思って、いろいろ調べてきたんですけれども、岐阜県の中でも人口が減っているところだけではなくて、ふえているところもあります。

 その中の1つで各務原市がありますけれども、先日、各務原市長の森 真さんのお話を聞く機会があって、各務原は人口がふえていると。その理由はいろいろあるけれども、1つは教育というところが、各務原のそのレベルが認められての転入者が――転入者というか、家族で、小学生、中学生を持つ親さんが越してこられるのが多いと。人口動態を分析したら、そういう結果になったというふうにおっしゃっていました。当然各務原は地理的にも、名古屋市にも岐阜市にも通勤するには大変便利なところですので、そういった面での転入ということもありますけれども、実は各務原市は全国共通テストの結果というのは、全国でもトップクラスなんです。その結果の公表ということがありまして、20代、30代の世帯が教育という観点から、各務原に住むのが好ましいということで移ってきていますというふうに、森市長がはっきりおっしゃっておられまして、それを聞きまして、私、やはり子どもにきちんとよい教育を受けさせるということは、大変そこに行くための大きな理由の1つなんだなというふうに思いました。

 1つ申し上げますと、中国の古い学者ですけれども、孟子という方がおりまして、そのお母さんは孟子がいい教育を受けられるように、いろんなところに引っ越したという言葉で「孟母三遷」という4文字の熟語があります。とにかく子どもの教育のために引っ越しを続けたというふうに昔から言われるぐらい、親にとって子どもの教育は、最優先とは言いませんけれども、大変魅力のある、そして必要だと考えている理由であるというふうに思って、今回はそのことについて少し要望として申し上げなければいけないというふうに思いました。

 さっき申し上げたように中津川に来る理由は、いろんな方がおられて、いろんな理由がありますけれども、いろいろな方のご意見をお伺いする中で、教育というところも大変よく言われるところでありますので、ここについては少し大きな魅力があるということをご理解いただきたいというふうに思っております。要望ということで結構です。

 それでは次、最後になりますけれども、消防長にお伺いしたいと思います。

 消防署において、人口減少が進む中でどのような影響があるか、想定されていることがあれば、ぜひ教えていただきたいというふうに思います。



○議長(伊佐治由行君) 消防長・加藤正和君。



◎消防長(加藤正和君) 少子化に伴う人口減少により、消防団員の担い手が不足となり、地域防災力の低下が考えられます。また、高齢化が進み、救急件数が増加する中、高齢者に対する救急搬送割合が増加することに伴って、高齢者の重篤患者の割合が増加することが考えられます。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) 先ほど生活環境部長にも申し上げましたけれども、自主防災会という点、それから今の消防長からお答えいただきました消防団の点ですね。ここはやはり安心というところですね。特に災害などの不測のときには、安心かどうかというところに大変大きくつながるところですので、そこについては本当にぜひ主要な理由ということで考えていただきたいと思います。

 それでは、次の質問ですけれども、お伺いいたします。消防署として具体的に現在行っている対策について、あれば教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 消防長・加藤正和君。



◎消防長(加藤正和君) 消防団員の確保のために、機能別消防団員制度を導入し、地域防災力の強化を図っております。また、増加する高齢者の救急搬送に対して、研修、訓練を通じて、消防、救急ともに対応できる職員の養成に努め、重篤患者の増加に対応するため、救急救命士の増員、薬剤投与、気管挿管救命士の充実を図っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) ありがとうございました。すべての部長の皆さんにお答えいただきまして、大変申し訳ありませんでした。お手数をおかけしました。

 ただし、今回はどうしても一度きちんとそれぞれのお考えをお伺いしたかったということがあっての質問となりました。それがどうしてかというと、最初のあたりでお聞きしました定住推進部というところにまたちょっと戻りますけれども、それぞれ皆さん、各部長さんが自分の所管のところでいろいろな考えと対策についてお伺いいたしましたけれども、悪い言い方をすると、役所の仕事の仕方は縦割りということで、それぞれの所管のところがそれぞれの担当のところを行っていって、粛々とやっていただくというところも、それは必要なんですけれども、やはり先ほど例えば安心・安全というところで、自主防災会と消防団というふうに申し上げましたけれども、複数のところがかかわるところがございます。

 あと、簡単な例を申し上げますと、文化スポーツ部なんですけれども、実は私、健康福祉部ともかかわりがあると思いまして、というのは例えばスポーツによる健康づくりというような話になりますと、その2つの部門に協力してやっていただくということが、大変相乗効果が上がって、例えば人口減少に対する対策が効果が上がってくるというふうに考えております。

 それで、やはりそういった複数のところが重なって担当を行っていく部門、そういう点については、今回定住推進部というところができましたので、そこを通して、一緒になって対策を打っていただけるような形をぜひともお願いしたいと思いますが、どうでしょう。企画部長にお伺いしますけれども、そういうような考えは今のところ具体的に何かなっておられますでしょうか。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) ただいま櫛松議員のおっしゃられます、全庁的に総合的にそうした対策をというのは大変大事なことでございまして、今、やっておりますのは、移住定住推進本部を、これは副市長がトップでやっておるわけですけれども、そうした各部署との連携というのを強化しつつ、全庁的にその対策を進めていくということで、これは今度できます定住推進部と連携しながら、そのこともあわせて全庁的に進めていくということになろうと思います。



○議長(伊佐治由行君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) 組織のことでございますので、私のほうからお答え申し上げますが、最初に取りまとめ、調整等を行うということで申し上げました。ご指摘いただいたことについて、連携して取り組む必要があるということで、調整をする部署でございますので、ご指摘いただいた部分についてしっかり取り組んでいただきたいと思います。特に今回、全部署に質問していただきましたので、定住推進部がこれから取り組もうとしている内容についても、既に踏み込んでいただいたということでございますので、しっかり対応してまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 2番・櫛松直子さん。



◆2番(櫛松直子さん) ありがとうございます。ぜひ各部門がどの程度おやりになっているかということを、意地悪な言い方をすると、進捗管理をしていただけると一番いいかなというふうに思って、今お伺いしました。

 人口が減っていくということは、中津川市の自体の存在の根幹にかかわることというふうな認識で、今回質問を行わせていただきましたけれども、まず中津川市の現在の姿を認識して、その将来をきちんと考えて計画を立てていくと。そういうような形で市政を進めていただかなければ、例えば国政とか景気の動向という外部的な環境が大きく変わるたびに、いわば振り回されるということが考えられます。中津川市としての大きな考え方、これをきちんとつくっていただいて、市政を進めていただかないと、市民は大変不安になるというふうに考えます。

 今の環境、中津川市を取り巻く環境ですけれども、やっぱり過去と比べて、その変化が大変速いですし、大きくなっております。それで、やはりどこか1つの部門できちんとそういったところを検討して考えていただくようにお願いしたいと思いましての今回の質問となりました。安心・安全で、さらに満足して住み続けられる中津川市として市政を進めていただくように、強く要望をいたしまして、以上、質問を終わりにしたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) ご要望ということでありますけれども、基本的なところをまとめてお答えをさせていただきたいと思います。

 私は、国全体で人口が減少するとか、あるいは県全体で人口が減少するということを前提に、国政あるいは県政が進められるという部分については、若干の不満を持っております。といいますのは、私が勉強を始めたころは、人口ピラミッドというと、日本の人口ピラミッドはまさにピラミッド状で、三角形だったわけですが、当時つり鐘型と言われていて、フランスが高齢化社会に入っていこうというような、そんなことを学んだわけですけれども、今、日本がそういう状態になっているわけですが、逆にフランスは合計特殊出生率が2.1ぐらいになっているということで、それなりに政治の力という中で、人口を維持していくという施策は打ち得るところだと思います。そういう意味において不満を持っているという部分があるわけですけれども、そういうのはまた国政、県政というところで、特にまたその中においても、都市と地方という地域偏在が容認されているという形になっているのも、大きな不満になるわけです。

 そういう中で、例えばですけれども、3点セットプラス4の一番後ろに情報化ということで掲げているのは、そういう基盤をしっかりと田舎というか中山間地にもつくって、そこに活力を持ち得る基盤をつくろうということで、NTT任せにしておいたらやってくれないところを、あえて市として交付金をいただきながら、合併特例債を使いながら、挑戦した施策になっているわけでありまして、できるところはしっかりと、そういうトレンドを容認するという形ではない形で、その流れに抵抗する形でこの活力を保っていきたいという考え方を持っております。

 さっき役所仕事というお話も、まさにそのとおりの部分が若干ありまして、公務員に任せた計画はトレンド、流れに任せる形で、人口が減っていくとすると、それに対してはいろんな施設も要らないだろうから、減らしていこうとかというような、そういう縮小均衡の流れになりがちなところがありますので、そういうものに抵抗して、政治的な観点から少しでも国政あるいは県政で取り組んでいないことでも、中津川市として独自にやっていき得るところについては、取り組んでいきたいということで考えております。

 そういう中においては、3点セットのうちの一番産業が大事でありまして、若い人がいろいろ勉強しても、その勉強を生かせる舞台がこの地域にないというようなこと、そういうようなことをしっかりとやっていく必要があると思います。そういう意味でも、光ファイバーはまたソフト産業の受け皿にもなるというようなぐあいに思っておりまして、そんな形で考えています。

 また、外へ出ていくという形だけじゃなくて、外から若い人に来ていただいて、耕作放棄地などを耕していただけるような、そんな形のこともやっていく必要があるというぐあいに思っておりまして、そこにしっかりと力点を置いて、今後流れにさお差す形で取り組んでいきたいと思います。

 あと、リニアの話題がありますけれども、まだ駅がどこということはありませんが、東濃のどこかに来るという形であれば、首都圏からの距離の近接というのもまた光として見ることができるのではないかというぐあいに思っておりまして、そんなところも視野に入れながら、まちづくり、都市間競争に打ち勝っていくような、そんなことをしていきたいというぐあいに思います。



○議長(伊佐治由行君) これにて2番・櫛松直子さんの一般質問を終結いたします。

 続いて、29番・可知いさむ君。

  〔29番・可知いさむ君登壇〕



◆29番(可知いさむ君) それでは、4点質問させていただきますが、壇上では最初の1点について質問させていただきます。

 特別養護老人ホームの新設、増床を次期介護保険事業計画にということで質問させていただきます。

 2011年度は介護保険事業計画の見直しの年度に当たります。この間の議会答弁でも当市の特別養護老人ホームの待機者数は1,000人に迫るという事態になっていることがわかっております。

 しかし、市議会や介護保険運営協議会においても、この数値の持つ本質的な問題についてあまり踏み込んだ議論がされたことがありません。その要因はどこにあるのか。いろいろあるというふうに思いますけれども、私は中津川市の介護保険事業が在宅介護に重きを置いていることに、その要因の1つがあるのではないかというふうに思っております。

 介護保険事業において在宅介護に重点を置くことは、決して消極的でも、ましてや誤りでもありません。それは日本の地域社会の特質である、地域における支え合いの風土を大いに施策に生かすという点において、合理的な考え方であるからです。さらに自分の家の畳の上で最期を迎えたいというのは人の人情でもありますし、本能的な願望にもかなう施策であります。

 しかし、現実には在宅介護を支えるべき人材、その活動を保障する体制や財源があまりに貧弱で、在宅で暮らす高齢者とその家族が安心して生活することができないという実態が、いまだに解決できない状況にあります。在宅で安心して暮らせるというのは、究極的には介護保険制度による24時間の介護体制が整うことが大前提となります。あるいは医療制度でも24時間のケア体制が整うということが、大前提の1つになります。それが十分に保障されない限り、在宅介護はいつまでたっても高齢者本人が我慢する。あるいは家族が介護の多くを担うということになります。そうした状況の限度を超えるとき、人の尊厳を侵すような悲惨な事態を招くことになるわけであります。

 私は、在宅介護への安心感が保障されない限り、施設介護への要求は高まり続けるであろうし、介護保険制度が創設されて以来の経過を見れば、現状では福祉施設の中核施設の1つである特別養護老人ホームは、当市では決定的に不足しているという結論を得ざるをえない。そういうふうに認識をしております。そうした認識に立って、以下質問をさせていただきますので、答弁のほうをよろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) それでは、最初に質問をさせていただきます。

 東濃5市の各市の特別養護老人ホームのベッド数は幾つあるかということと、私のほうの資料で不足している点で、多治見の特養の待機者をとりあえず教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 平成22年11月1日現在での東濃各市の特別養護老人ホームの入所定員は、多治見市、6施設、410人。土岐市、2施設、200人。瑞浪市、3施設、210人。恵那市、4施設、250人。中津川市、6施設、400人です。

 多治見市の特別養護老人ホームの待機者は、平成22年6月1日現在521人で、そのうち1年以内の希望者は348人です。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) ありがとうございました。これでいくと、東濃5市の待機者は全部で、ちょっと概算ですけど、2,800人ぐらいということになります。このベッド数、私、時間がもったいので、これは合計すると幾つになりますか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 1,470になります。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) そうすると、この数字を見ていきますと、東濃5市の中の多治見市、土岐市、瑞浪市は、ベッド数が800ぐらい。中津川市と恵那市を合わせたのが650ぐらいになります。それでいくと、待機者数の割合でいくと、やっぱり中津川市、恵那市が非常に多くなるということになりますが、これはベッド数も決して少なくないわけですが、これ、要因は何だと思いますか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) まず、国の施設整備において、施設整備よりも在宅整備と先ほど言われましたが、こんなような状況の中でなかなか施設ができていないということが、人が多いということがあります。それからあと、24時間対応できる状況であれば、そこら辺のところがあれば、施設もなくてもよいということを先ほど言われましたが、そのとおりで、そういうことがないので、在宅者が多いということと、あと入りたくても入れない。施設入所は非常にお金がかかりますので、非常に所得の少ない人は入りたくても入れないと、こういう状況があるというような状況であります。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) これでいきますと、2,800人の待機者のうち、漠としたあれですが、大体、瑞浪市、土岐市、多治見市で1,100人ぐらいで、残りのあと1,700人ぐらいが中津川市と恵那市になっております。よその自治体のことをあれこれ言うつもりはありませんが、恵那市のベッド数が少ないといえば少ないですけれども、あまりそういうことは言いたくないですか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) これは施設参入の問題でもございますけれども、中津川市と恵那市は高齢化率がほかのところに比べると非常に多いということですが、恵那市はちょっと若干人口が少ない部分がございますので、こういうふうかなということですが、やりたくても、先ほど言いましたように、非常に補助金等が少なくて参入できない部分もありますし、社会福祉法人についても、それだけなかなかこういう少ない状況であると、新設をしていこうという気にはなれない部分もあるということです。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 今の質問に関連して、国が特別養護老人ホームへの補助金を大幅に削減した年度はいつか、わかりますか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 制度改正がありました平成18年だと思いますけれども。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) これは私も介護委員をやっていたころなので、よく承知をしております。それ以後ぱたっととまったわけですね、企画がね。とまりました。

 それで、私は在宅福祉ということに重点を置くという市の方針というのは、決して間違いではないというふうに思いますけれども、背景にはやはりそういう国が施設建設に対する補助金を大幅に削減したというのが、自治体の中で在宅介護に重点を向けざるを得なくなってきているという、1つの背景があったんじゃないかというふうに、これは私の憶測ですけれども、考えております。

 それで、私は、これは岐阜県社会福祉保障推進協議会が全県内の自治体にアンケートをしてまとめたものですが、大半の自治体が回答されているので、大方をつかむことができました。その中で、私はそういう国の動きがあるので、特別養護老人ホームというのはどこも建設を、あるいはベッドをふやすということをやめているのかと思ったら、まんざらそうでもないということがわかりました。ここ、去年、ことしも含めて何らかの形で、あるいは近い将来、特別養護老人ホームの建設計画を持っているのは、例えば21市中16市は何らかの形で増床計画を持っております。ただ、中津川市と瑞浪市も入れれば18ぐらいになりますけれども、中津川市もさっき6床ふやす話が出てきておりましたので、それもふやすという話に、勘定に入れればそういうことになる。飛騨市も6床ばかりふやすということになっているもので、それを入れますと、そういうことになりますけれども、6床ばかり焼け石に水だということで、事実上計画なしと見ていいというふうになれば、ベッド数を増床計画あるいは新設計画を持っていない自治体は、中津川市、恵那市、山県市、飛騨市、瑞浪市と。それ以外のところは何らかの形で持っております。ちょっと調査が不明なところは、高山市、土岐市、本巣市、この3つは不明ですが、あとのところは何らかの形で増床計画を持っております。

 そういうことでいうと、厳しい、補助金が来ないという中で、確かに自治体は大変なんですが、それなりにこの計画を持っていると。ただこれは、今、一連の数字を見ても、施設の充足度という問題が各自治体によってまちまちですので、一概には言えませんが、私はやっぱり補助金がない厳しい状況の中でも、建設計画を持っているという自治体があるということはしっかり見る必要がありますので、その点で新年度、介護保険の事業計画、また議論が開始をされますが、その中でこの特別養護老人ホームの新設あるいはベッド数をふやすということについて、これはぜひ議論の対象にしていくということは、少なくとも必要じゃないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 介護保険運営協議会に特別養護老人ホーム待機者の状況を説明し、検討していただきます。整備については、施設サービス、在宅介護サービスのあり方について検討し、また保険料負担とのバランスを考慮した上で整備していく必要があると考えております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 全くそのとおりで、ふやせばいいというわけにはいかないと。ふやすとツケも回ってくるということもありますので、介護保険料にはね返るというような仕組みになっているので、痛しかゆしみたいなことがありますが、先ほども図書館の問題に関連して、深谷 勲議員が指摘をされておりますが、深谷 勲議員もこの問題についてはたびたび質問をされております。

 私もこの問題は、確かにこのベッド数から見ますと、中津川市は施設福祉にかなり大きな事業の割合を割いているということはよくわかりますけれども、1,000人という待機者の持つ意味ですよね。これが一体市民にどういう思いを与えるかということですよね。1年以内に希望する人はそのうちの500人だということですけれども、やっぱり1年あるいは2年、3年。1年ぐらいならと思いますけれども、いずれにしても、高齢者が介護保険の認定を受けて、申請をして、いつ入れるかわからないという思いがずっと続いているわけですが、そういうもとで在宅で頑張れるか。家族も頑張れるかということなんですね。

 私は、多くの人が在宅で過ごしたいと思っておみえるになると思う。それには在宅介護が整備されてくることが大事ですけれども、それでもどうにもならんことになったときには、そのときはじゃあ特養という思いがあれば、あるからこそ、在宅で頑張れるんですが、頑張っても頑張ってもその保障が全くない。例えば80歳、90歳になった方が申し込んで、入所は3年先です、4年先です、いつになるかわかりませんと言われたら、これはもう絶望感しか出てこないという点があるので、これは私、そういう意味では一度しっかり中津川市の現状を、それから今までやってきた整備の実情ですね。

 それから、もちろんこれは幾ら市がやれやれと言っても、これは事業者も、借金をしてつくるのは事業者ですから、例えば施設をつくるときは。やっぱり事業者の人もいろんな思いを持ってみえるというふうに思いますので、これは大いに議論をしていただきたいということで、在宅介護を中津川市としては優先をしてやっていくと、これを基本に置きますといって、最初にぽんと言うと、議論の枠がはまるわけですよ。そういう議論を幾らやっても、私はだめだと思う。やっぱり中津川市の中で問題点は何かということを全体で、運営協議会なんかで議論をしていくことが大事なので、枠をはめずに、この特養の問題についてもやはり関係者の意見を聞いていく。あるいは市民の声も聞いていくという、そういう議論が必要だと思いますけれども、そういう配慮を今度の提案する中でされないかどうか、ちょっと伺います。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) この状況については、しっかりと説明をさせていただきまして、それで市民の方によっては、待機者がおるので、施設をつくって、負担も介護保険料も上がってもいいと、そういう方もきっと見えると思いますので、そこら辺のところを、在宅で最期まで見るには24時間ということをさっき言われましたけれども、そういう施設の参入があれば、そういうことも、それから何ともならんので施設で暮らしたいという方も見えると思いますので、そこら辺のことをしっかりと運営協議会の中で提案させていただいて、協議を進めていたきいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 私も最初市長選挙に出たときに、在宅介護を1つテーマとして掲げて、在宅介護支援センターの充実というようなことをやってきたわけですけれども、今、可知議員が壇上でお話しいただいたように、24時間の体制というのはどうとれるかというあたり、それからほかにもお伺いしているのは、介護をする人に急用が出て、どうしても家をあけなきゃいけないときにあけられないというようなところをどういうぐあいにしていくかとかいうことを、在宅介護のほうでもそういう支援センターをつくるだけではなくて、制度として抱えていると。制度あるいはサービスの課題としてですね。

 そういうことも午前中の答弁で健康福祉部長が答弁したように、この中津川市の介護に関係する皆さん方に集まっていただいたときの議論からも出てきておりまして、そういった点については、また国のほうへの制度の取り組みの要望というようなことで出しているんですが、施設介護が片方において、今、課題があるということも十分認識しているところで、その点についても、国、国と言っても恐縮ですけれども、まさに今、高齢化率が高いのは、中山間地を多く抱える自治体が多いわけでありまして、そういうところがある意味ではまた財政的にも大変厳しい状況に置かれている自治体が多いわけですけれども、そういうところほど厳しい財政の中において物事をやっていく必要性というのが、先ほど櫛松議員のほうからも人口の減少という話もありましたけれども、まさに地方であるがゆえに大変厳しい状況に置かれているというところがございますけれども、先ほど健康福祉部長が申し上げたように、しっかりと真正面から受けとめて、議論を詰めていき、また国のほうへ国政レベルへしっかりと要望していかなきゃいかん部分については、私どももやっていきますけれども、また議員の皆さん方のお取り組みもお願いするような形の中で、方向性を見出していきたいというぐあいに思います。

 いずれにしましても、在宅介護、それから施設介護、それぞれ課題を持っておりますので、真正面から取り組んでいきたいというぐあいに思っております。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 私の後の質問について、先に答えていただきましたので、その点は省きたいというふうに思います。

 いずれにしましても、市長の認識のもと、思い切った議論が必要だというふうなことが、再認識を私自身もしました。ベッド数が中津川市に400あるということは、ちょっと私も承知をしていなかったので、これは11万人の多治見とほぼ同じで、高齢化率の問題もありますが、いずれにしても、これ以上ベッド数をふやすということになると、相当国の支援、県の支援等がないと、あるいは介護保険の中のいろんな見直しもないと、これは保険料にはね返っていく構造になっているなということを改めて思いましたので、この議論は一面的な議論だけでは済まないということは確かにあると思います。

 市長がたびたび言われておりますが、本当に私、見直しが始まるときに国が一気に補助金制度を打ち切っていくと。県がそれに右にならえをする中で、一気に県内の施設福祉の事業がとまっていくという状況が生れているということは、先ほど指摘したとおりなので、本当に国に対して、これはもう地方自治体、立場を越えてしっかりものを言っていくことが、介護保険の充実を目指すことになると思いますけれども、今回の新しい介護保険も、聞くところによると、非常に心配することが山ほどあります。軽度の人たちが結局制度から締め出されるのではないかという心配も大変持っております。

 そういう中ですが、いずれにしても、やっぱり1,000人という数字が示すように、ここに私は日本の、あるいはこの地域における介護保険制度、高齢者福祉の貧困性があらわれているというふうに思いますので、ぜひ市民も含めた形の議論をして、少しでも希望が持てる介護保険制度あるいは高齢者の暮らしを、この地域でも開いていきたいというふうに思いますので、ぜひお願いしたい。私たち共産党としては、国・県に対して毎年のように、この特養の増設、増床に対しては、県交渉もしながら要望をしております。あるいは国会議員、国会での交渉を通してやっておりますので、私たちも微力ながら力を尽くしていきたいと思いますので、市としてもぜひよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、次の市街地における周辺地域の生活の足をどうするかという問題ですが、これは簡単に言うと、市は本当にこの巡回バスの問題、福祉バスの問題で、合併前の制度を縮小した部分もあるかもしれないし、一方充実したところもあるかもしれませんが、基本的には一応充実して、維持してきておられます。その点の努力は高く評価をしたいというふうに思いますが、私はこのまちの中ですね。この地域、中心市街地の周辺地域ですね。

 これは先ほど、一番最初に田口議員が指摘した問題と重なることがあるんですが、市街地の周辺地域というのは、30年、40年ごろ前に急速に市街地として拡大をしていきました。当時働き盛りの人たちが周辺に多くの家をつくられたわけですが、その方たちが高齢化が進んで、例えば松田地区なんか、昼間本当にタクシーの利用が多いというんですね。それが特徴だという。これは多分松田地区に限らず、市外の中心地から外れた、1、2km離れた周辺地域は、そういう方が非常にふえているんではないかというふうに私、思います。

 この地域における生活、暮らしの足をどう確保するかということが、これは日本じゅう課題になってきているわけですが、国交省もコンパクトシティなんていって、構想を出している。それならもう一遍のまちの中へ戻さないかという発想ですよね。これはこれとして1つの方法ですよね。周辺に出ていった人たちが、店もなくなった。バスも来ない。非常に不便になっていると。病院も回れなくなっちゃった。じゃあもう一遍まちへ戻さないかという発想です。その中で全部を、医者も介護施設も買い物も全部できるというような、コンパクトなまちをつくらないかという提案なんですが、これは1つのアイデアだと思いますけれども。

 人間の一生に2回家を建てられる人、そういないですよね。そんな人はよほどの人ですよ。公務員で、奥さんと2人で働いて、そういう人はまた、それは余裕のある人がおられるという場合がままあるみたいですけれども。そういう方とか、かなりの余裕がないと、一遍生涯のうちに家を建て、売れるかどうかわからん家を持っていて、まちの中にマンションを買うと。また2,000万円、3,000万円だと。こんな芸当ができる人は、人口の中の10%おるかおらんかということで、私は想像するんですが、そういう人たちのためのコンパクトシティという構想は別にいいですが、じゃあ取り残された人はどうするかということが、やっぱり今でも私は解決できていないと思います。

 そういう意味で今回、市街地周辺地域の生活の足をどう確保するかということで質問させていただきますが、これは田口議員の質問と重なりますけれども、最初に旧市街地周辺でバス路線が廃止されたりして、運行本数が減っている地域はどのような地域があるか、把握していたら、報告をしていただきたい。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 旧中津川市市街地周辺におきましては、過去10年間には路線バスの廃止や縮小の話はありませんけれども、各路線の利用の実態に合わせた縮小はございます。その縮小につきましては、平成21年4月に東濃鉄道中津川線、これは中津川駅から恵那駅の路線でございますけれども、1つのバス停、サンライフのバス停でございますけれども、これが廃止になっております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 今の部長の話だと、利用者が減ったもので本数が減ったと。これはそういう決め方はあまり私は正確ではないというふうに思います。基本的にはイタチごっこだというふうに思います。利用者が減るから、運行本数が減る。運行本数が減るから、また利用者が減るという関係の中で起きていることだというふうに思います。

 それから、朝の本数は比較的確保、これは出勤ですから、待ったなしなので、大体出かける時間が皆同じなので、これは残すと。ところが、もう帰りは知らんという話でしょう。さっきの田口議員の話だと。帰りのバスがないということ。結局それは自分でやるか、家族が送り迎えをするかということだというふうに思いますけれども、私はいずれにしても、周辺地域の足の確保が非常に深刻になってきているというふうに思っております。この地域の生活の足を確保する手段について、市としてはどのような方策を今後検討していくということを考えているのか、お願いします。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 交通不便地域としての課題という認識をしております。交通事業者との協議とあわせて、互助交通の取り組みといたしまして、現在新ファミリーサポート事業の導入に向けた調査研究を行っております。平成23年度には試験運行ということで、現在阿木と福岡地域で実施をいたしまして、その実証結果を踏まえた上で、地域に合った互助交通確立に向けた検討を進めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) ちょっと補足しますけれども、新ファミリーサポート事業と一言で言ってもわからんと思いますので、ちょっと補足しますと、ファミリーサポート事業というのは、従来からあって、介護と子育てに特化して、なおかつ勤労者に対するサービスということで、枠がはまっていた部分があります。それをできるだけ外して、全市民、また目的も介護、子育て支援というだけじゃない形に持っていこうと。そこに新というところをつけているわけですが、その中で移送サービスが、従来から目的を限定して、人を限定してサービスされていたんですけれども、その移送サービス部分を枠を広げてやっていこうということで、新ということをつけさせていただいているということであります。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 市長のこれは公約――公約じゃない。何て言うんですかね。私は前からずっと苦になっていたんですけれども、こういうことにはあまり苦にならんですが、できない理由を探すなと。最初に市民の要望が出たときに。できない理由をまず探すなという話がありますよね、スローガンに。私、これは以前苦になっていたんですけど、今になってみると、これは必要な話だなというふうに思います。それはなぜかというと、この交通システムの問題については、比較的できない理由を探さないように、職員が努力していると、よくわかるんですよ。この間もいろんな問題で詰まって、それはもうできないからといったことを突破しながらきております。担当部課を私はずっと見てきましたが。それから、今度また提案をされて、ドア・ツー・ドアの問題を取り組もうとしておられますね。これはどう展開するか、まだわかりませんが、できない理由を探さないために、その発想で取り組んでおられるとよくわかります。

 そういう意味でいいますと、私はこの交通手段の問題が本当に事業者との関係が最大のネックになってこないかと、最後は。特に、今、私が言ったように、中心市街地からちょっと離れたところの地域というのは、さっき言ったようにタクシーの利用なんかが高いところなんですね。ここをとられたら大変だというのは、これは交通事業者にしてみれば当たり前の話なわけです。

 私はそういうことでいうと、一般的な取り組みをしておったって、絶対に話は進まんというふうに思うんですね。これは私は以前にも取り上げさせてもらったんですが、木曽町の地域の交通事業者との共同がどうしても必要じゃないかというふうに思うんですよ。事業者にもメリットがあると。それから、市にとっても財政的なメリットがある。あるいは体制上のメリットもある。それから、利用者にとってもメリットがあるという。この方法を、そんな虫のいい話が見つかるのかという、もちろん話はあるかもしれませんが、そこをできない理由をまず探さない中で議論をすると。事業者も含めて。私はそれをぜひやってもらいたい。それをやらないと、周辺地域の交通手段の確保というのは、どこまでいっても、事業者の営業を守るというのが、やっぱり1つは保障しなきゃいかんことですので、この壁を突破する知恵が出てこん限り、この周辺地域の交通対策というのは、限定的にとどまると。

 先ほどの櫛松議員の質問の中にやっぱりこの交通問題が出てきておりますけれども、やはり私はこれは高齢化が進めば、この問題は恐らく市政の最大の課題の1つに、今でもそうなんですけれども、さらにその深刻さを増すというふうに思いますので、ぜひそのできない理由を探さないで、今の取り組みをさらに発展する中で、この事業に邁進をしていただきたいなということを要望して、これについては終わります。

 3番目は、地域の図書室を分館に格上げして充実を図れということで、市は新図書館建設に取り組んで以来、市内の図書行政の充実に積極的に取り組んできました。国の交付税や独自財源を積極的に投入し、中央・地域図書室、学校図書の蔵書充実にも画期的な予算措置を行ってきました。これらの施策は新図書館の運用が開始されたときにも、市全体の図書館行政の飛躍的な前進に大きな力を発揮するものと、私は大いに期待をしております。

 私は、市の図書館行政の発展のためには、新図書館の機能が未来型であることが大事であるということと同時に、周辺地域にある地域図書室の一層の充実が不可欠になっていると考えております。そのためには今ある図書室を分館に、質的にも量的にも充実させることが、決定的に重要だと考えております。

 私が知る限り、蛭川の済美図書館は既に分館としての機能を持っていると思いますし、加子母や付知、坂下などの図書室も、人材の配置や施設機能の充実あるいは工夫を図ることによって、分館としての機能は十分に果たせる状況にあるというふうに、私の見た範囲では感じております。

 そういう意味で、分館とは何かという定義づけが、何かと言われると困るんですけれども、これは多様であっていいと思います。要するに実態をもっと充実していくと言うのは簡単なことなんですけど、中津川市の図書館議論がなぜこんなに混乱するのかと。何だろうというふうにずっと、今でもその問題を解決できずにいるんですが、結局図書館行政の貧困さがやっぱり市民の中に、今回の図書館問題については色濃く反映しているというふうに思います。

 諫早市に行って、比較的新しい図書館を見学したときに、分館、分館といっぱい出てきたんですよ。分館というふうに聞いていたものだから、ああ、またつくったのかなと思ったら、合併前に既に図書館があるんですよ、各町に。立派な図書館が。それぞれの町にある。もう図書館行政が町村単位でもしっかり根づいているんですね。だから合併したら、それはもう自然に分館になってくるんです。分館なんだけど、名前を何とか何とか町――町は抜けますけど――図書館になっている。だから、既に図書館行政そのものが暮らしに根づいているので、新しい図書館をつくることについては、そんなに議論にならない。当たり前だと。中央図書館が今までのある立派な図書館を結んでいって、ネットワークをつくっているということ、簡単に言えばそれだけなんです、諫早市は。全国でトップクラスの図書館行政を展開しておりますけれども。

 中津川市はどうかと。これはもう、こういった言い方は失礼ですけど、図書館があったのは済美図書館だけでしょう。あとは私はげた箱かと思うようなところもありますよ、本棚が。要するに図書館という行政が、中津川市もそう、中央図書館もそうです。全くの貸出図書館でしょう。職員は一生懸命あの人数で頑張ってきておりますけれども、それ以外の発想を持ちようのない図書館ですよ、あれは。貸出図書館です。ほかの地域の図書館は、公民館のわきに置いてあると。ほとんどがそうですね。棚が並んでいると。大体図書館行政なんてものは存在しなかったと、私は言っても言い過ぎではないというふうに思います。

 これは私は以前の改選の前のときに、ある会派の議員さんと、中津川市の中央図書館の――これはまだ中川市政のときです――1,000万円を切るなんて恥ずかしいことをするなという質問を2人でしたことがあるんです、その人と。絶対切るなよと。そのときはいい顔をしていました、担当者。ところがそれがとっとっとっと減って800万円なんていう数字までなったんです、中津川市の図書館の予算が。それは貸出図書館分にしかならない。今、3,000万円が運営費だとか、これを6,000万円にするからといって大騒動していますでしょう。新しい図書館、あの規模でつくられたら、1億円はかかりますよ、運営費に。貸出図書館だけやっていれば、3,000万円でいいし、あるいは6,000万円でいいかもしれないんだけど。

 今これから私たちが求めている、あるいは全国で展開されている図書館行政は、やはりインターネットの問題、それも取り組む。それから図書館が、これは例えば塩尻図書館では子育て支援センターが、今度にぎわいプラザに中津はつくると言っておられますが、図書館の中につくったんですよ、塩尻図書館は。諫早市は、ハローワークが図書館に出張してきて、雇用対策の支援をやっているんですよ。それから高山市の図書館は、駅前の観光案内所よりか充実しているんですよ。図書館の入り口の正面のところが。パンフレットなり。300万人来るまちですよ。館長に、何でこんなところに置いたんだと言ったら、ここにもたくさん観光客が来ますよと。うちは300万人の観光客さんがおいでるまちだと。やっぱり一番メインは観光機能も果たさなきゃいかんということで、高山市の観光地として駅前の観光案内所よりか充実したものが置いてあるんです、図書館の中に。発想がもう全然違うんですね。

 私が今、期待しているのは、そういう図書館ですよ。塩尻市が年末から大学の共通一次試験の間は、すべての会議室、それからフリースペース、受験生優先ですよ。全部優先。それで受験勉強を応援する。それはもう図書館の館長さんが、そんなことをやって市民の皆さんから文句が出ませんですかと言ったら、いや、うちのコンセプトはそれですと。子どもたちの学習と勉強を支援するのがうちのコンセプトですので、共通一次前は最優先で受験生のスペースを確保しましたというふうに言っておられたんですけど、これからの図書館は、一言では言えないんですけど多様なんですね。そういう意味でいうと、分館ぐらいはしっかりしてほしいということなんです。これを部長ともちょっとお話ししたんですが、分館とは何かなんていう議論をまずするなと。そんな議論をすると、とまっていっちゃう。皆が来る図書館をどうやってつくろうかということで始まればいいということなんです。

 私、ちょっとしゃべり過ぎましたが、付知の図書室は改修され、整備が進みましたけれども、今後各地域にある図書館、充実整備の構想は市は持っているかどうか、伺いたい。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 新図書館と地域図書館、図書室とのネットワーク計画を、市民のご意見をお聞きしながらつくってまいります。地域図書館はより身近で、地域の読書活動を支える重要な場所として位置づけ、ふさわしい機能やサービスをしっかり入れていきたいと考えております。その中でも絵本や児童書、実用書などのさらなる充実や、地域まで本を届ける配本サービスなどもあわせて充実をしていきたいと思っております。ちなみに今年度坂下図書館にキッズコーナーを設置し、読み聞かせの活動などの充実を図っております。また、2月には付知公民館の図書室のリニューアルが完成したところでございます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 図書館で旧町村のところにもいろいろと差があるということも認識しているんですが、それ以上に昭和の合併のころのそれぞれの拠点、コミュニティセンターにおいては、また貧弱な状況というぐあいに認識しております。旧町村においても、済美図書館でもほかの町村と比べると、そんなに飛び抜けて蔵書数も多いような状態ではないというのも確認をしているところでして、この出先としてのそれぞれの、図書室と言っていますけれども、分館と言ってもいいと思いますけれども、そういうレベルを、それぞれの地域で必要な最低限のところはこれぐらいだというような形で、1つの上限を設けて、そこまでは身の回りとして欲しいものを置くと。図書を充実すると。

 それから、もう1つは、郷土資料というものについても、充実しているところでいくと、蛭川のほうは1,600冊ぐらいあるわけですけれども、ほかのところはそんなにないという状態でありまして、そういうあたりもそれぞれの地域において充実して、その郷土資料は中央のところには必ずワンセット、しっかりとそろえるというような、そんなような形の中の充実ということを、それぞれの地域において身近に感じていただけるような機能を備えていきたいというぐあいに思っております。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) ことしの年末に横浜で図書館の全国的な大きな取り組みがあって、みなとみらいに私も行ってきましたけれども、私たちが想像している図書館像が根底から覆ってきております。そうした図書館像を各田舎でも、地方にもつくっていこうという真剣な努力が取り組まれているということを肌で感じました。今、日本の自治体はよく箱物、箱物と議論になっておりますが、箱物施設がつくられる、地方自治体でつくられる場合、大半が図書館ですね。特に合併した自治体で図書館がつくられております。

 これはなぜかというと、私はやっぱり人づくりと地域づくり、さっきの櫛松さんのお話がありましたが、人口がどんどん減っていく中で、もう何が財産になっていくか。何が地域の未来をつくっていくかとなったら、人と地域のコミュニティですよね。人づくりと地域のコミュニティが結びついたときに初めて、地域存続の可能性が私は生まれると思いますけれども、その核に図書館機能を生かしていくという発想なんですよ。どこもそうです、みんな。だから、釧路の図書館の中には調理室まであるんですよ。なぜかといったら、地域の特産物をみんなで勉強しながらつくろまいかということなんです。地域の特産物を図書館からつくっていこうという発想です。図書館の本や情報を生かして。だから、調理室があるんです。そういう図書館も出てきております。全然我々の概念を打ち破っている図書館がどんどんできてきている。そういう図書館機能が今、求められているので、貸出図書館なんかつくってもらっては困るわけですよ。それだったら、私たちも反対ですよ。そんな話は。そんな図書館をつくるということであれば。

 だけど、今、取り組んでおられるのは、アドバイザーの方の話も私はよく聞きましたし、担当職員からの話も聞いているけれども、全国のそういう努力を可能な限り吸収しながらやっていこうという努力をしておられますので、その辺は大いに期待をしたいというふうに思っております。

 いずれにしても、やっぱり分館は新図書館の機能を生かす地域の細胞です。心臓が新図書館だとすれば、分館は地域の細胞ですので、心臓ばかり立派なものをつくったってだめなんですね。やっぱりそういう意味でいえば、分館もそれに対応できるような、これにはお金もかかるので、私はやっぱり住民が参加すべきだと思います、それは。住民はその中で自分みずから学ぶ姿勢をつくっていくことが、私は新しい図書館をつくることにつながっていくし、その意味がそこにあるというふうに思いますので、ぜひ分館構想については練り上げて、住民の皆さんの意見も聞いて進めていっていただきたいというふうに思います。

 分館の概念をどう規定するかということについては、部長、大変心配しておられましたが、それは市民と職員の皆さんでつくってください。これからです。それだけは言っておきます。

 それから、4番目です。これは保育園や幼稚園の保育士や教諭の非正規職員化について。これは私、たびたび取り上げさせていただいております。なぜかこの問題を取り上げるのは共産党議員団しかおりませんけれども、私はこれは深刻な問題だと思っている。行政改革の最大のひずみの1つだというふうに私は思っております。

 それで、私はその辺で今の現状をまず最初に把握をしておきたいというふうに思います。保育園、幼稚園それぞれの正規職員、常雇職員、日々雇用職員の人数はどうなっているかと。これをちょっと、幼稚園、保育園別に教えていただきたい。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 平成22年度の状況でございますけれども、幼稚園の職員数からでございます。正規の教諭が26名、常雇教諭が6名、パート教諭が11名でございます。22年度の保育園の職員数でございますが、正規保育士が88名、常雇保育士が100名、パート保育士が87名でございます。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) まあこれ3対3という、3分の1ぐらいずつということになっております。

 それから次に、非正規職員のクラス担任、この議論は以前も教育長としましたが、今、この非正規職員がクラス担任を持っているのは、一体幾つになるかと。これは比較しなきゃいけないので、保育園の全クラスと幼稚園の全クラス、それから非正規職員が担任しているクラスをちょっと別々に、22年度分でいいですので、教えていただきたい。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 幼稚園のクラス担任数でございますが、クラスが全部で21組あります。正規教諭担任数が18名で、86%、常雇教諭担任数が3名で14%です。保育園のクラス担任数ですけれども、クラス数が91クラス。正規保育士担任数が56名、62%、常雇保育士担任数が35名、38%でございます。ただし、幼稚園の3名は産休育休によるものでございます。それから、保育園の35名のうち6名が産休育休のかわりの者でございます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 私はこの保育園、幼稚園の状況ですね。恵那市といつも比較して見ているんですけど、恵那市は保育園の指定管理が怒濤のように進んでおります。もう正規職員云々以前の問題として進んでいる。もう国の行政の先取りをやっているというふうに私は思っていますが、その点でいうと、中津川市はそういうことはまだ進めておられません。そういう中でこういう状況が一方で発生していると。これはもう矛盾なんですね。行政の矛盾だと、私は思っております。

 教育長にちょっと伺いますけど、非正規の保育士が全クラス数の約3分の1を占めているということになっておりますが、以前教育長と議論をしたときは、好ましくない状況だというふうに思っているといふうに答弁されましたが、この現状を現時点ではどう思っておられるか、伺いたい。



○議長(伊佐治由行君) 教育長・大井文高君。



◎教育長(大井文高君) 以前の議会の答弁で、適切な状況ではないということを申し上げておりますが、このことについては認識は同じものでございます。ただし、そのための努力を今どのようにしていくかというところで、今後の展望を持ちながら、またあるいは国がさまざまな策を講じてきている部分もありますので、そういったものを総合的に見ながら、今後の計画を整備していかなきゃいけないという考え方を持っております。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 国の――今、この保育園や幼稚園も含めですが――方針は、子育て支援システムですよね。これはこういう状況に対して補助金をふやすとか、職員の改善をするための人件費をふやすとか、手当をふやすという方向では、そういうものは一切なくて、そんなところはもうやめちまえと。全部民間に任せろという発想ですね。子育て支援システムの中身は。そういう意味では全然展望がないわけですよ。全く自治体の努力この問題が投げかけられている中で、今こういう状況が生れているというふうに思っております。

 私はただ、市に同情する部分もあるけれども、これは同情し切れない。なぜかといったら、やっぱりこれは子育ての子どもの権利や健康に直結する問題なんですね。非正規職員の方がこの状況の中で3分1のクラスの子どもたちを受け持っていると。これで本当に保育が保障されるのかということがあると思うんですね。非正規職員の方は職員会に参加されるんですか。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 非正規職員の方も同様に子どもを扱うということで参加しております。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) そのときは賃金は保障されているんですか。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 時間外の勤務手当という扱いでさせていただいております。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) それがされていなかったら大変なことだというふうに私は思って、今、質問させていただきましたが、いずれにしましても、以前は、私が聞いたときには、教育長の答弁は、非正規職員がクラス担任を持っているということは、部分的なところにとどまったわけですけど、この非正規職員の方が障がい児の担当を受け持っている場合もありますか。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 園によってはございますし、それから障がい児、特別に支援の必要な子どもにとって加配という形で非常勤がついている場合もございます。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 私は、孫が北野保育園に行っているんですが、そこでいつも、こういう立場ですので、保育士さんが同じように努力をされているわけですね。同じ笑顔を振りまいてくれて、子どもたちにも同じあれをしてくれて。私はこういう立場ですので、わかりますので、ああこの中に3人に1人だな、正規職員はと。多分年配の方以外はほとんど常雇だったり、あるいは日々雇用の方なんだろうなと。でも、何らサービスの違いを感じさせない努力をされているというのを見ると、本当に気の毒だなと。特に若い人たちが、さっき職場の若い人たちが地域に定着しないという話がありましたけど、保育士さんてきっと女の子の中では高い職場だと思うんですね、要望が。そういうところが正規になれないと。常雇がせいぜい。というのは、人件費でいうと、給料でいえば15万円あるかないかみたいな。そういう中で、本当に子どもたちの未来を育てる、その一番最初の公的な責任の先端に保育士さんたちが見えるわけですけど、そこで本当に生きがいを持って、働きがいを持って働けるかと。中津川市でこのままずっと保育士を、子どもたちと一緒に暮らそうというふうに思えるかどうかという問題とも、私は直結するような気がするんですね。

 そういう点でもこういう実態は、私はとにかく国が金をよこさないんだから、それは本当に大変だと思います。ましてそんな正規どうの以前に、もう民間にやれと、丸投げしろと言っているわけでしょう。指定管理で。民間委託ならまだいいですよ。地域の法人やそういう人に。そうじゃない。恵那市がやっているのは、もう全国公募ですよ。名古屋やら何やらあっちから来て、多治見市や名古屋市内の人たちが落札して、運営しているところもあるそうです。そんなことで地域の子育てを保障できるかといったら、私は保障できないんじゃないかと。できないというのは言い過ぎかもしれないんだけど、それは不安ですよ。5年間でしょう、大体あれって。もうからんでやめて帰ったら、その後どうなるかということだってあるじゃないですか。指定管理の最大な落とし穴ですよね。これは黒田議員も後で取り上げていただきますけれども。

 私はそういう問題があるので、非常にこの問題は私も取り上げながら、苦悩しながらやっておりますけれども、やはり志だけはなるべく捨てないようにする。極力捨てないようにすると。地域の子どもは地域で保障していこうと。その財源はやっぱり住民合意でつくり上げていこうということだと、それしか当面ないというふうに私は思っておりますが、もうちょっと具体的な質問を少しさせていただきます。

 現場からは、常雇や日々雇用の保育士を確保するのは困難になってきているという声が聞こえてきました。なぜかといったら、不安定だということがもちろんあるわけですけれども、こんなんではとてもやっておれないということで、なかなか現場で保育士の不足が発生しても、募集しても、以前は来たんだけれども、もう最近では来てくれない状況があって、非常に深刻な事態があるということを聞きましたが、それは教育委員会としては認識をされておりますか。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 園や園長からの要請には十分こたえられているとは考えておりません。市で公募して常雇保育士、教諭のほうは減少している状況も認識しております。その結果、支援が必要な子どものための加配の要望には十分こたえられていないということも認識しております。日々雇用も各園で必要なときに対応できるだけの人数が確保できないという園の報告も受けております。このたび常雇保育士も対象とした試験を行い、正規保育士を採用するという方向で今、検討しております。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) この常雇保育士や日々雇用の方がなかなか困難になっている原因は、保育士を志す人が少なくなっているのか。やっぱり待遇が非常に悪いのでということなのか。その辺はどういう認識ですか。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) それぞれの保育士の雇用状況といいますか、保育士、教諭志望者は家庭状況、本人の希望によりまして、常雇か正規を選んでおるという状況がございますので、一概に待遇等、または条件等が悪いというふうには考えておりません。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) そういう認識は改めてもらったほうがいいんじゃないですかね。やっぱり待遇が悪いんじゃないかと思いますよ。特に給与面では。それから、不安定だということももちろんあるだろうし。そういうことがよけいやっぱり確保するのが困難になっている要因の1つではないかというふうに思います。改善策をとる必要があるのではないかという指摘だけはさせていただきます。

 それから、市として、ベテラン保育士や教諭の存在をどう考えているかと。正規職員の88名、恐らくこの大半がもう既に30代、40代あるいは50代の方が多いんだろうというふうに思いますけれども、私は保育園が子育て相談所としての機能、いろんな深刻な問題があふれているわけですが、そういう中でベテラン保育士が果たす役割は非常に重いと思いますけれども、市はどういうふうに評価しておりますか。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) ベテラン保育士につきましては、経験と蓄積した知識、技能を生かした保育で、若手職員の指導育成に力を発揮してくれているというふうに評価をしております。ただ、ベテラン保育士の経験は大変重要でございますけれども、経験があるからといって、すべてよいというふうには認識しておりません。ベテランでも新しい知識、技能を習得する必要はありますし、若手でもそういう常々の学習が必要だというふうに思っております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 時間がないので、これ以上触れませんが、そのベテラン保育士さんが保育園運営の実務に追われて、現場になかなか出られないというふうな悩みをこぼされた方がおられましたので、紹介だけはさせていただきます。ベテラン保育士の能力、経験が職場に反映するゆとりを、ぜひ保育現場あるいは幼稚園現場には必要なんじゃないかなというふうに私は思いますので、どのようなことができるか、ぜひ議論をしていただきたいと思います。

 これは最後の質問ですが、この5年間退職した正規保育士と教諭は何人か。また、新規採用された保育士は何人か。これはもう合計でいいですので、お願いします。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 過去5年間、平成17年から21年度の退職者でございますけれども、17年度は幼保合計で6名でございます。18年度は10名でございます。19年度は10名でございます。20年度は5名でございます。21年度は3名でございます。

 同じく平成17年度から21年度の採用者でございますけれども、幼稚園、保育園の合計で、17年度は2名でございます。18年度はございません。19年度は4名でございます。20年度は2名でございます。21年度は採用はございません。

 今年度でございますけれども、退職予定者が幼稚園、保育園合計で9名でございます。採用の予定は合計で今、4名を計画しております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) これを比べていくと、補充がすべてうまくいっているわけではないなというふうに感じます。そのために当然こういう結果になっている。あるいは850人体制の成果になっているというふうには思いますけれども、4名ということですか。

 私はやっぱり今後ベテラン保育士が、退職される方がまだ続いていくので、やはり保育園としての基本的な体制、機能を維持するためにも、あるいは先ほど言ったベテラン教諭、保育士の能力を生かすためにも、最低限の補充はこれを行っていくべきじゃないかというふうに思いますけれども、それは教育委員会としてはどう考えておられますか。



○議長(伊佐治由行君) 教育次長・可知達也君。



◎教育次長(可知達也君) 先ほど教育長も述べましたように、正規職員で担任を持つという体制を今後も目指していきたいというふうに考えております。現在、幼稚園、保育園の適正規模職員配置を検討して、採用計画をつくっておるところでございますので、23年当面対応として、4名を採用しておるわけですけれども、常に安定した採用ができるような計画を早急に作成してまいりたいというふうに思います。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 総務に伺っておきたいんですが、850人体制は既に達成したと言って過言でない状況だというふうに私は思っておりますし、今後もさらに職員の数は恐らく減っていくんじゃないかというふうに思うんですね。これはそんなに努力しなくても減っていくんじゃないかというふうに思います。それで、私はこの保育現場とか、あるいは消防現場が、この定数管理、削減対象の中に今でも入っておりますが、これをそろそろ外したらどうだというふうに思いますが、いかがですか。



○議長(伊佐治由行君) 総務部長・大井久司君。



◎総務部長(大井久司君) ご指摘いただきましたように、850人体制には幼稚園、保育園、消防本部、すべて入っております。今、考えておりますのは、23年度に今後の新たな定員管理計画をつくっていくということでございますが、それについては一般行政職と、それから消防職、保育園幼稚園といった職種を分けて考えていきたいと、そのように思っております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 29番・可知いさむ君。



◆29番(可知いさむ君) 行革の問題は、これは地方の自治体をめぐる焦眉の課題で、一番大変なことになっております。私はやっぱりこの問題に市もしっかり向き合っていく必要があるというふうに思いますが、市の計画でも、合併してしまったために、あと10年後には280億円ぐらいの予算規模になっていくという中での、迫られた対応だろうというふうに思っておりますが、私はやっぱりこれは国が本当は責任を果たすべきだというふうに思います。国の政治を変えない限り、この地域の特に自治体の体制というのは、もう既に防災体制さえ困難になっているんじゃないかというふうに思います。ぜひ行革に歯どめをかけるということを要望して、質問を終わります。



○議長(伊佐治由行君) これにて29番・可知いさむ君の一般質問を終結いたします。

 ただいまから15時40分まで休憩といたします。

  午後3時19分休憩

 ――――――――――――――――――

  午後3時40分再開



○議長(伊佐治由行君) 休憩前に引き続いて会議を続けます。

 一般質問を続けます。続いて、27番・佐藤光司君。

  〔27番・佐藤光司君登壇〕



◆27番(佐藤光司君) それでは、通告に基づきまして、一般質問を行わさせていただきます。

 その前に、職員の皆さんに渡しました一問一答方式の質問項目について、番号の違いがございましたので、具体的な質問の1から5、その次に5から9とありますけれども、これは6から10が正解ですので、すみませんが、1つずつ訂正をお願いしたいと思います。

 私はきょう午前中に深谷 勲議員が質問いたしました、新政会が行いました新図書館の問題について、その問題について私も重要な関心を持っていますので、その点を含めて、市民の声のとらえ方と実施優先順位についてということで、一般質問を行わさせていただきます。

 平成23年度中津川市の予算概要を拝見いたしますと、1ページ、平成23年度予算編成に当たって時代潮流を背景とした市民の声、市民の声に応じられる施策と表現されています。

 また11ページでは、1の3「市民の声に基づく優先順位付け」とされ、「各地域の市政懇談会、女性懇談会、高齢者懇談会、若者懇談会、移動教育委員会を市政や地域づくりに対するご意見やご要望等の市民の声を直接お聞かせいただく『対話の場』として位置付け、積極的に取り組んでいます」とし、各種懇談会等の開催状況が平成16年度分から報告されています。

 次いで、ここでお寄せいただいたご意見・ご提案については、全て検証し実施すべき項目の洗い出しを行い、未実施の項目については、緊急性や必要性の高いものから事業化し、すでに着手している事業についても継続事業として予算措置を行いました。と書かれておられます。

 次の12ページでは、また、各種懇談会のみならず議会・市長公約・市長外交・市長への直行便・日ごろの市民の声をしっかり受け止め、聞きっぱなしや言いっぱなしにせず、説明責任を果たしたうえで、情報を共有し、組織で取り組むことで市民の願いの実現につなげます。と述べられています。

 私も議員の立場で市政懇談会に参加をさせていただいています。駒場区長会や西校下区長会で、市政懇談会に向けて、現状や要望をつくり上げ、毎年実施されていますが、青木斧戸線関連要望は最近声が上がっていません。以前の懇談会で、市長からのミックス事業の必要性や新図書館建設の説明等、行政側というよりも、市長の思いを理解させる懇談会であったと記憶しています。俗に述べますと、市長の意見のみが一方通行で配信されたものと思います。青木斧戸線の実現が諸般の情勢として早急に実現困難と判断されているせいかもしれません。

 歴代の中津川市長は、各地域における問題や要望に耳を傾け、対処できることやできないことを整理し、長期、短期に分けて説明されていました。大山市長が開催する市政懇談会は、私が経験する限りでは、参加区長さんをはじめ、区民の皆さんとかけ離れがあるとしか思えません。こうした立場に立ちまして、具体的な質問は自席から行わさせていただきます。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 質問のまず第1番目ですけれども、市政懇談会における市民の声の把握は、どのようにされているのか、まず報告を願いたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 市政懇談会で出てまいります市民の声は、その場で回答する場合と、その場で回答できない内容の場合については、後日、調査後、回答することで、言いっ放し、聞きっ放しにしない対応をしております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 私も壇上で述べましたように、駒場の問題なんかを見ますと、後になって、このことが実現できました、このことは取り組み中です、このことについては少し時間がかかりますという、そういうような返事もいただいておるわけですけれども、市政懇談会における各地の要望につきましては、これとしか仕方がないのかななんていう気はしますけれども、先ほどもちょっと壇上で言いましたように、2番目の項目に入りますけれども、市政懇談会における市民との乖離はありませんかという、1つには青木斧戸線の問題なんかもあるわけですけれども、こうした問題についてはどのようにとらえてみえるか、よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) 説明責任を果たすことで、やる、それから検討する、それからやらないといった、それぞれの理由をしっかり伝えることで対応しておりまして、乖離はないというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 行政側のほうは乖離はないという返事ですけれども、一面的には、先ほども壇上で青木斧戸線の問題を1つ例には挙げましたけれども、なかなか言っても実現ができないなということがあります。最近におきましては、西ケ丘の狭い道路の問題なんかもあるわけですけれども、そういう点について、細かなことは言いませんけれども、各区長さんとの要望の違いといいますか、そういうことも若干あるんじゃないかなというのが私のとらえようです。

 3番目の質問に移ります。

 新図書館建設について、市政懇談会での意見はどのようであったのか。賛成意見はどうだったのか、反対意見はどうだったのか等々につきまして、意見をお伺いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 平成22年度の市政懇談会における図書館への意見は、全体での懇談数167件のうち、神坂、落合、加子母で各1件ずつ、計3件ございました。神坂では、多機能な魅力ある施設としてほしいというご意見がありました。落合では、本当に地域の知的要求や全市的利用が可能か、ほかに優先課題があるのではないかというご意見。加子母では、新図書館建設は矛盾を感じるという意見がございました。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 後ほどでもちょっと触れますけれども、新政会の皆さんがとられた数値と、この今、たまたま言われました167カ所のうちの神坂での多機能、それから落合における優先順位、それから加子母における矛盾、こうした問題に対してまして、どのような回答をされたかを教えていただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 文化スポーツ部長が答える形になっていたんですけれども。充実した図書や情報環境を持ち、交流の場、発信の場としての機能を持った魅力ある図書館をつくっていきたいと。新図書館は情報拠点として、地域図書館、図書室とネットワーク化することで、地域の読書活動も活発にしていきたいと。健全財政を堅持する中で、病院や福祉などの重要課題についても、優先的に取り組んでおりますと。地域の矛盾感はネットワーク化を進めることで対応していくと。また、郷土資料も充実したいというような形でお答えをしております。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 魅力ある図書館にするというのは、簡単に言いますと、行政側がこういうものにするからということだと思うんですけれども、その前にあるのは、やっぱり市民合意というのが基本じゃないですか。それがあって初めて、どんな魅力的な施設にしていくのかということが論じられるべきだというぐあいに思うわけですが、私はそういうぐあいに思うわけですが、加子母の矛盾が指摘されたときに、そういうような指摘がありませんでしたか。



○議長(伊佐治由行君) 副市長・水野賢一君。



◎副市長(水野賢一君) 加子母につきましては、ちょっと議事録を準備しておりません。少し時間をいただきたいと思います。お願いします。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) ここまで細かな話というのは、ちょっと述べていなかったんですけれども、私、大ざっぱになるのかもしれませんけれども、新図書館建設について市政懇談会での意見はどのようでしたかということの中に含まれておるという判断をしますので、ぜひとも、先ほど新政会のアンケートの中身もあったわけですけれども、行政なりにとらえた意見というものは、ちゃんとしっかり議員もしくは議会に報告していただきたい。このように思いますので、よろしくお願いをいたします。

 次の4番目の質問にいきます。

 昨年の12月議会でもさせていただきましたけれども、中津川市地域福祉計画は市内15地区で3回、延べ1,258名が参加ということで、この地域福祉計画がなされているわけですけれども、これについてこういうデータがとられておるわけですけれども、これはあくまで計画だけで終わってしまうものなのか。実施については一体どのようになっておるのかを回答いただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) データをとりまして、それをもとに策定委員が検討いたしまして、この計画ができたということでございます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 先ほども述べましたように、実施についてはどうですかということで、私は述べておりますので、現在のところでは計画段階だという話なのか。それとも具体的に一歩進めていますという話なのか。そこらをわかれば教えていただきたい。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 地域福祉計画の実施事業として、高齢者虐待防止ネットワークづくりや認知症見守りの事業などに取り組んでおります。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) そうしますと、今、3月の1日から22日までということで、これは介護予防のためにということで、高齢支援課が今、生活機能調査を行いますということで、アンケートをとられておるわけですけれども、これは私が見る限りでは、介護予防に早期から取り組んでいただけるような、生活機能低下の可能性があるかを把握するための調査ですということで、かなりこの調査を行いながら、すぐに対応していくという調査だというぐあいに思いますが、そのような解釈でよろしいでしょうか。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) この調査によって、新年早々から対応していくという、こういう解釈でいいです。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) わかりました。やっぱり私はこういう調査をとりながら、すぐ実行に移していくというのが必要じゃないかということをまず指摘させていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 先ほどもちょっと兼ねてしまいましたけれども、5つ目の質問として、地域福祉計画の実施に向けての方向性はどうですかと。ここのところで私が言葉として挙げています優先順位というものに対して、クエスチョンがしてあります。これは私はやはりこの地域福祉計画の実施については、後ほど述べますけれども、かなり中津川市民の皆さんが望んでおる内容が濃いと、そういうぐあいな理解をするわけですが、優先順位はどんなものでしょう。



○議長(伊佐治由行君) 健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 地域福祉計画は、だれもが安心して健やかに暮らせるまちの実現とともに、生き、支え合う社会の実現が基本理念で、市民、市、社会福祉協議会の取り組みの方向を示しています。市は、社会福祉協議会と連携して、地域福祉活動計画に沿った課題解決に向けた取り組みを実施しています。15地区では、地区の実情に合わせて優先順位をつけて取り組んでいます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 私は優先順位は、こうした問題は早く優先的に持っていくべきだろうというぐあいに思っております。そういう点を含めまして、通告をしました内容をちょっと読み上げます。

 過去の新図書館建設についての一般質問または反対討論で、新図書館建設は市民合意を得られていないと指摘してきましたが、私が市民と対話する中から、約8割の中津川市民は建設反対であると表明させていただきました。これは私が経験の中から、市民の皆さんの声という形でとらえたのを報告をしたまでです。

 こうした新図書館建設について、市民の声を今回新政会の皆さんが独自で市民アンケートを実施され、市民の声を集約され、89.1%の市民が新図書館建設に反対を表明されました。私の調査数値を上回る結果だと思います。

 こうした状況を考えますと、新図書館建設について、過去に主張しましたように、市民合意は得られていません。昨年12月議会で指摘しましたように、市民要望は地域福祉計画で調査されていますように、居住地区の地域の住みやすさの向上です。中津川地域福祉計画21ページ、第3節、市民の声アンケート調査では、医療機関の充実が40.6%、全市的に多く要望されています。新図書館建設にかかわると思われる項目では、生涯学習に関する施設の整備7.8%です。まさしく市民の声が数値であらわされていると思います。

 市庁舎にはデータをもとに立案しとされていますが、大山市長は市民の声をどのように理解しているのかわかりません。

 先ほど4階の通路のところで改めてもう一度見てきました。「データなきところに計画なし 計画なきところに行政なし」これは市長といいますか、中津川の市役所がこれは宣言をしておる。このデータのところには収集・分析そして中に入っている市民の声。それで計画のところには、あるべき姿。最後の行政のところにいきますと、実行。それで最後に戦略と、それからあと私の解釈でいきますと、戦術だと思います。ここに書いてあることは、私は間違いがない。ただそれをどのように運用するかということが、一番問題じゃないかなというぐあいに思います。

 そこで、具体的な質問に入ります。

 新政会が実施をされました新図書館建設についてのアンケート結果、新図書館建設反対89.1%を市民の声と理解できませんか。これについて答えてください。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 一定の市民の皆さんの声として理解できなくもないと思っておりますが、これについては午前中の深谷 勲議員にもお答えしたとおり、こういった形でご努力をされたことには敬意を表するところでございます。

 ただ、この活動はある意味では反対会派の議員の皆さんが政治活動として行ったということもとらえられないことはないというぐあいに思っておりまして、昨年3月の新図書館建設に当たって市民アンケートを求める請願は、議会で否決されているところでありまして、議会の機能を否定する行為ではないかというぐあいに思っております。午前中の深谷 勲議員への答弁でも申し上げたんですが、これは全国町村議会議長会がつくられた「議員必携」の中の一部分ですけれども、議決の意義とその効果ということで、議決権は議会の持つ権限の中で最も本質的、基本的なものであり、議会の存在目的からも第一に挙げられる権限である、と。少し飛ばしまして、議決は、問題に対する議員個々の賛成、反対の意思表明すなわち表決の集約である。そこで表決が満場一致であれば何ら問題はないが、議員の意思が賛否に分かれている場合は、表決を集計した上で、多数決の原理に従って、通常の案件では過半数、特別の案件にあっては特別多数の賛成の意思表明があれば、議会の意思と定めるものである。このようにして決定した議会の意思、議決は、もはや議員個々の意思からは独立したものとなり、議会全体の統一した意思ということになる。たとえ議決とは反対の意思を表明した議員があったとしても、その議会の構成員である以上、議決の宣告があったときから成立した議決に従わなければならないことになる。というぐあいに記してございます。

 私が読み上げるのもおこがましいところでございますけれども、こういった考え方からすれば、繰り返しになりますが、昨年3月新図書館建設に当たっての市民アンケートを求める請願は、議会で否決されていると。否決という議決が行われているということでありまして、今回行われたアンケートは議会の機能を否定しかねない行為ではないかというぐあいに考えております。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 私の質問の趣旨と、今の市長の答弁は、どうもずれておるんじゃないかなというような気がします。私は議会での決定云々を聞いたつもりはございません。あくまで新政会が実施をしたアンケートのもとに、それを市民の声として理解できませんかということを聞いたまでで、議会の決定について聞いたわけではございませんので、そこのところは解釈を変えないでほしいというぐあいに思います。

 それで、私が思うことは、先ほど紹介をしました――今度は質問の7項目めに入るわけですけれども――庁舎に掲出してある「データに基づき」ということは、どんなことを想定していますかということを、文章にして書きましたけれども、図書館の建設に賛成をするというデータというのはどこから、この前から議会の中で聞いていますけれども、請願が採択をされておったという話は聞いていますけれども、市民の声というのは一体どのぐらい上がっておるか、ちょっと教えていただけませんか。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 新図書館新設に係ります市民の皆様のご要望としては、平成21年9月に、中津川市読書サークル連絡協議会、それから中津川市文化協会、中津川市PTA連合会、中津川市新町区長、中津川新町商店街振興組合、中津川市商業振興連盟から建設推進の要望が出ており、また同月3,500名に上る建設推進市民の署名が市に提出をされております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) これも午前中にお答えしたところですけれども、一昨年12月には図書館建設及び図書購入基金ということで、これは全会一致で、新政会の皆さんも全会一致で議決がなされている部分ですけれども……

  〔「おれは入っていないよ。間違わんように頼むよ」と呼ぶ者あり〕



◎市長(大山耕二君) 新政会の皆さんも賛成されて、議決されている部分ですけれども、これに対して、現在この基金へご寄附をいただいているのが13件、850万円ということでございまして、この中にはワンコインということで募金をされたお金も入っているところでありまして、声というところじゃないかもしれないですけれども、市民の皆さんの多くの意思という形で、議決に基づいて、それに市民の皆さんが賛同してご寄附をいただいたということで、大変重いものではないかというぐあいに思っております。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 私はもし仮にデータとして出していただくとするならば、この図書館建設が話をされた前と、出てくる前と後の話というものはちゃんと整理して、出していただけるんでしょうかなというぐあいに思います。前から言いましたように、かつての請願が採択されておったというのも、後から出されてきた問題であって、当初の新図書館を建設するときにはなかった話です。それから前、昭和の時代に請願が採択をされておった云々というのは、後からぼってきた話です。

 このことと同様に、今回の市民の皆さんのご寄附云々というのも、言いかえれば、市長が皆さんにお願いすることによって出てきた、このような気がしてならんわけです。言い方は悪いですけれども、物の表現として、先ほども壇上から言いましたように、市長はこうしますよという形でドーンと落とした。それに対して呼応した皆さんが出てきただけで、大方80%もしくは90%の人はノーと言いたい。そのことが今回の数字じゃなかったのかというぐあいに思うわけです。

 ですから、言い方は悪いですけれども、広報でこのことをどんどん推し進めていく。そのことによって、大山市長の意見がどんどん反映されていく。それにこたえる形で一定のものが出てきたんじゃないかなと思います。ただそれを市民の皆さんの多くの声というぐあいに、そういう表現が果たして適切かどうか。私は疑問に思いますが、もう一度答弁願えますか。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 先ほど文化スポーツ部長がお答えした形で、署名というのがこの一昨年の9月補正予算の審議前にも出てきて、その方たちは昭和63年の12月にも、もう既に6,016名の署名に基づいて図書館建設に関する請願を提出されているというお話が既にそのときにもあった話で、私どももその点についてはご説明申し上げていると思います。その請願については全会一致で採択されているということで承知しているところでございます。

 私が1人で物事を進めているというような言われ方のように聞こえますけれども、先ほどから申し上げていますけれども、市議会における一昨年の9月補正予算の議決、12月には図書館建設及び図書購入基金の議決、昨年3月には市民アンケート実施の請願の否決、それからこの平成22年度の当初予算の議決ということで、合わせて4度にわたりまして、一貫して事業推進の方向で議会の議決をいただいたということで、それを受けて市民協議会、公募の委員も含めて市民協議会にまた提言をいただき、その提言に基づいて全国の設計者に参加を求めて、設計に関する提案をいただき、それを公開で審査して設計者を決定して、今、設計をしているというようなところでありまして、それなりにしっかりとした形で手続を踏みながら、この仕事は進めさせていただいているところでございます。

 先ほど来申し上げていますけれども、市民アンケート実施の請願の否決という部分との、新政会のほうで行われたアンケートというところが、議決との関係において、若干私としては納得がいかないというご説明を申し上げたところでありまして、私は1人で何かこれを、新図書館を進めているというような形でやっているものではございません。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 先ほど佐藤議員のご発言の中で、ワンコイン募金を市長が要請されたのではないかというふうに私、聞き取りましたが、もしそうだとしたら、決してそういうことはございません。市民の皆さんの読書サークル連絡協議会の方々を中心とした自主的な募金でございましたので、その点は当事者の方にも大変ご迷惑がかかりますので、私からもはっきりそのことはお伝えをしておきたいと思います。

 それから先ほどの、加子母でのどういう説明をしたかということですけれども、市内全体で読書活動が活発になるよう、図書の充実、施設の充実を図るということ。それから、全体のバランスを見て、学校図書の充実も図っていくし、将来的には電子機能の活用もしていく。それから、中央図書館、地域の図書館を連動させていくという趣旨の答弁をしております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 今、尾関部長が言われましたけれども、私は市長の言われることに対して呼応、要するにこたえるということですね。要するに市長の呼びかけに対してこたえる。呼びかけがない限りはこたえないわけですから。そのことを私が述べただけですので、別に強制したとか、そういうことではないですので、間違った解釈のないようによろしくお願いをしたいと思います。

 そういうことから思いますと、どうしてもやはり気になるのが、庁舎に掲出してある「データに基づき」というのが、どうしても私にはひっかかるわけです。要するにあれだけのものが階段に張ってあるわけですから、中津川市の姿勢として、あれはあらわされていると。市長の姿勢だというぐあいに解釈してよろしいでしょうか。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 私は、できるだけデータに基づいて物事を分析して、よく考えて、市民の皆さんの声にこたえていけるように、組み立てをして、その組み立てたものを実行していくと。当然それについては予算の提案というような形で、議員の皆さんのチェックも受けて、物事を取り組んでいくということで、何も執行部側だけで物事を進めていくということではないところでございます。

 さっきは、強制ではない、呼びかけと言ってお話しになったんですが、呼びかけもしていないというのが、先ほどの文化スポーツ部長の答弁でございますので、その点はよろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) そうしますと、呼びかけはしていないということは、図書館をつくるよということも言っていないということで解釈していいですか。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) それは議決で図書館建設及び図書購入基金をいただいたところですので、決めて、それを基金をつくると。それは基金をつくりましたよということは広く広報をしているところでありまして、それで自主的な市民の活動があったということでありますので、その点、間違いのないようにお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 今の件につきましては、窓口は開きましたということで解釈をしたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。

 先ほど言いました、そうしますと、市長が言う、データなきところに計画なしというところでいきますと、新図書館をつくるというデータというのが、どうしても私にはひっかかるわけです。そこのところで、そういうこと、新図書館をつくるというぐあいに決めてからというのが、図書の高価といいますか、あれが高過ぎるとか、駐車場がないとか、古いとか、そんなようなことがたくさん出てきたような気がしますけれども、それより前にはそんな話は私は、私の実家のすぐ前でしたので、そんな話はあまり聞いたことがありませんでした。これは私が聞いていなかったということからすれば、それだけのことかもしれませんけれども。何か後になって取ってつけてきたような気がしてなりません。

 それで、私は先ほど壇上からちょっと指摘をさせていただきましたけれども、ミックス事業の必要性や新図書館建設の説明など、行政側というよりも、市長の思いを理解させる懇談会であったと記憶しています。俗に述べますと、市長意見のみが一方通行で配信されたものと思いますという表現をさせていただきました。ここらについては、これは私が感じたまでの表現をしたわけですけれども、何かしらやはり区長さんの中にも、市長さんがこうしたい、ああしたいということを述べたまでじゃないかというような、そんなようなとらえ方をした区長さんも見えたんじゃないかなと思いますが、ちょっと時期を忘れちゃって悪いですけれども、ミックス事業並びに新図書館の建設、議会が終わってから、たしか10月ぐらいでしたので、9月議会が済んで、10月の西の市政懇があったときに、もう既にパネルまで、何といいますか、パワーポイントまで用意されて、そういうものが出てきた。そのことを私は指摘をしますけれども、そのように市長さんの思い、先ほど市長さんは、組織としてかかわっているからということで言われましたけれども、何かしらやはり私は市長さんの思いというのが強過ぎるんじゃないかなという気がしますけれども、組織内の論議というのはどんなものか、ちょっと教えていただけませんか。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 何についての組織内論議か、ちょっと限定的に言っていただくとありがたいんですが。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 2つのこと。ミックス事業と、それから新図書館建設です。



○議長(伊佐治由行君) 佐藤議員、一問一答で、どこの質問についての今、庁舎内の組織の……



◆27番(佐藤光司君) 要するにデータに基づきということで、そのデータが一体どこにあるのかを、私は質問させていただいています。



○議長(伊佐治由行君) それが組織という。ということだそうですので……。市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) よく理解できない質問でございまして、組織としての話は、データなきところに計画なし 計画なきところに行政なし。という形の理念の中において、組織として取り組んでいるということであります。その中においては、議論というのはそれぞれの段階において、細かな話から大きな話まで、重要な話からそうじゃないところまで、いろんなレベルがありますので、市長は市長なりに、かかわるべきところにおいてかかわって、組織で議論して、方向性を議論しながらやっております。そういうぐあいにして、議論した部分をまた予算なり条例なりということで、例えば辺地計画というようなあたりでも、決裁をする中で、そういうものを提案して、議会でもご議論いただいて、承認を受けて、それを国のほうへの提出というような形で取り組んでおるところでありまして、組織でデータに基づきながら、議論もしながらやっているところでございます。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 先ほども言いましたように、そのデータの基づきましてというところが、私には見えてこない。この新図書館の建設にしろ、先ほどミックス事業もたまたま挙げましたけれども、もう既に用意されておったものがさっと出てくるというか。反面でいうと、それがもう準備されておったのかもしれませんけれども、データというのが本当に市民の声としてのデータに基づいているのか、ちょっと私としては疑問に思います。

 そこで、次の質問ですが、8番の新図書館建設は市民合意を得られていないことから、断念すべきと思いますが、どうでしょう。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 二元代表制の議決機関である議会で、関連予算等を4回にわたり議決いただいているため、着実に執行してまいります。議決によって地方公共団体としての意思が決定されます。議会の議決は議員個々の意思から独立した、議会全体の統一した意思であると理解しておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) この点につきましては、やっぱり見解が異なります。そういう点だけは伝えておきます。

 ちょっと順番の番号の振り方が間違っていました。市長への直行便の内容をお聞かせください。その次に、新図書館建設を強行すればということの質問をさせていただきますので、先に市長への直行便の中身、とりわけ新図書館建設についてお答えを願いたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 市長への直行便の中身というのは、アドバイザーからの市長への直行便ということで理解をして答弁をさせていただきます。

 内容といたしましては、期間内に建設計画をまとめることは困難で、サービスなどの詰めの遅れにより、情報技術など新しい図書館計画に着手できないなどの理由によりまして、アドバイザー契約解除の申し出がありました。これに対して市では、2月の23日にアドバイザーと低コストで高い機能を持った新しい図書館を一緒につくっていくということで合意をさせていただき、今後は力を合わせていい図書館を目指してまいりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) そうしますと、新聞報道されました3月31日までは面倒は見るけれども、4月の1日からについてはわからないというぐあいに新聞報道はされていましたけれども、そこの中身の問題と、それから4月以降についての取り組みについて教えていただけますか。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 4月以降でございますけれども、23年度は実際に工事が、秋ぐらいをめどにしておりますが、始まっていくということで、現在のアドバイザーの方には現図書館のシステムを改善する部分についてかかわっていただきたいという、市として希望を持っておるところでございます。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 私もちょっと専門的なことはわかりませんので、アドバイザーの方がどのように返答されるのかというのはわかりませんけれども、取り組みだけはやられるのかなというぐあいには思います。

 それで、最後の質問です。

 新図書館建設を強行すれば、私は市長不信任と考えますが、どのようにとらえますかという質問です。それで、先ほどもちょっと聞きましたけれども、新図書館建設の市民の割合、先ほど寄附をしていただいた云々というのがあったわけですけれども、賛成の市民は一体何%ぐらいいるのか。行政側はどのようにとらえておるのか。組織としてどのようにとらえてみえるのか。そこらを返答していただいて、市長の不信任案を、私は思っておりますけれども、そのことについてどのように考えてみえるのか、お答え願いたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) ちょっと今、資料を探しますので……。

 これは昨年の1月に市が実施をいたしました市民アンケートの結果でございますが、回答数が660人、無作為抽出法で郵送調査法で行いましたけれども、これは賛否を問うというアンケートではございませんでしたけれども、一番アンケート用紙の最後に、にぎわいづくりへのアイデアの意見欄を記載していただくというアンケート用紙といたしましたが、そこへ書かれたアンケートからは、建設賛成が28.9%、建設反対が23.9%というデータが市ではあります。それ以外に、アイデアの記載はないものの、アンケートにしっかり答えていただいた方が43.2%ございまして、先ほどの数と合わせまして72.1%という、この時点でのデータを出しております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 27番・佐藤光司君。



◆27番(佐藤光司君) 前回ちらっと聞いたなんていうとしかられますけれども、中津川図書館に置いてあったアンケート用紙に、それなりの方がどういう回答をされたかわかりませんけれども、どうも私が聞く限りでは、反対というような数字が上がるようなアンケートではなかったということで聞いています。

 そういう点まで含めていきますと、先ほど言いました「データに基づき」というのは、どうしてもやはりまゆつばものと考えざるを得ない。そんなようなことを思いまして、私は新図書館建設にどうしても議会として、先ほど市長のほうから、議会は議決で決まったんだから、それに従いなさいということを言われましたけれども、私としてはどうしても納得ができない。そういうことを、先ほど市長不信任についてどのように思われますかという返答はなかったわけですけれども、私としてはどうしても強行していく場合、大山市長に対して不信任という形であらわさざるを得ないということを最後に述べまして、一般質問を終わらせていただきます。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 何回も申し上げているんですけれども、議会で決めていただいたことを粛々と実行しているのみで、私が強行しているということではございません。何回も申し上げて恐縮ですけれども、議決はもはや議員個々の意思から独立したものとなり、議会全体の統一した意思ということになるわけでありますので、議会の構成員としての佐藤光司議員も、この統一した意思の中にあるというぐあいに私は解釈しております。議会で決めていただいたということ、4度にわたって議決をしていただいたということを踏まえて、粛々と実行させていただいていると。それも市民も巻き込み、全国の設計業者の人も巻き込んだ形において、それから国土交通省などへの交付金の申請というようなもの、この議決に基づいてやらせていただいているわけでありますので、何も強行をしているという認識はございません。



○議長(伊佐治由行君) これにて27番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。

 本日の会議は、議事の都合よりあらかじめこれを延長します。

 続いて、4番・吉村卓己君。

  〔4番・吉村卓己君登壇〕



◆4番(吉村卓己君) 4番・吉村卓己でございます。一般質問をさせていただきます。

 これでいいのか中津川市についてであります。

 私も市議会議員に当選をさせていただきまして、早4年が過ぎようとしております。私も以前は行政として、大山市長、ここにおります加藤村長、中西助役といったように、それぞれ行政をある程度担って、3期ほど福岡の町長をやらさせていただきました。その後、合併をいたしまして7年目を迎えております。

 そういったことを見まして、大きくなった中津川市でありますけれども、私は全体を見ますと、まだまだ大きい市は幾らでもあります。何も大きな市ではありません。目の届く範囲内の市ではないかなというふうに思っております。

 一番大きい市は横浜市でありまして、330万人もおります。2番目に大きいところは大阪市であります。250万人。その次はこの近隣にあります、今回いろいろにぎわっております名古屋市、210万人。岐阜県の人口より少し多いわけであります。

 そういった中で私も町長を3期、本当に皆様方にいろいろお願いをしながらやってきたわけでありますけれども、その中で私もいろいろ提案をさせていただき、こういう町をつくりたい、10年後にはこうなっておる、20年後にはこうなっておるという町をいろいろ展望しながらやってきました。

 けれど、こういった大きな問題にぶつかるときには、非常に賛成反対とか、いろいろあったわけでありますけれども、ここにもおられますように深谷 勲議員がおられます。いろいろ提案をして、私は全国一の少子対策をしまして、NHK、東京テレビ、また北海道新聞、いろんなところからやってみえて、私が最初赴任したときは7,000ちょっとの人口でありました。最終的には7,470ということで、人口はふえてきたわけです。これは少子対策、次いでまた住宅対策とやってきたわけであります。

 この中でもそういった中で医療費を、今回中津川市も昨年から中学生まで無料になったわけであります。最後に私もそれをやろうと思ったら、議会が大反対であったわけです。ここにおる議員もその大きな1人でありまして、今、謝っておられますけれど、そういった意味で大多数が反対をされまして、これはある党の人だけが賛成と、あと1人か2人は賛成してもらったんですけど、なかなか議決には及ばなかったわけであります。そのため断念をしまして、いろいろ議会とひざを突き合わせて、どこまでいいだろうということでやってきたわけでありますけれども、10歳、小学校4年までならいいということで、中学3年までを破棄しまして、4年生まで医療費無料をした覚えがあります。

 苦い苦い、私のビジョンと違っておりまして、今になって中津川市も昨年、中学生まで医療費を無料化というふうになってきたわけでありまして、先ほどもいろいろ議論が出ておる中で、恵那市はいち早く中学生まで医療費を無料化に、中学3年までやったわけであります。そうしますと、どうしても住民としては、少しでも医療費が安いとか、そういうサービスがいいといったところへ人口が流出したり、住みやすいまちづくりになってくるわけであります。今は本当に情報化時代でありますので、そういったことを住民、市民1人1人が認識を新たに、当然頭の中にあるわけであります。

 私はなぜこういうことを言いたいかというと、今の大山市政ももっともっと住民のほうへ、住民の話を聞いてもらえる、いい市長になってもらいたいと。普通の市長で私はいいと思います。何にも市長になったで偉い人だと。先ほども横浜とか大阪とか名古屋とか、人口は全然比較になりません。本当に目の届く、本当に市としては小さな市でありますので、何も威張ることもないし、おごることもないと思います。そういった市民の目線になった市政をやってもらいたいなというふうに思って、私は通告に基づきましてお話をさせていただきます。

 なぜ平和が実現しないのか。市民が平和を望みますか。戦争を望みますか。平和を望むほうが100倍以上に多いでしょう。では、99.9%以上人が平和を望んでいるのに、なぜ平和が実現しないのでしょう。それは戦争を望む人の努力のほうが大きいからです。平和を望む人より、戦争を望む人のほうが本気で努力をしているからです。スパイを使い、テロリストも利用し、大きなお金を動かし、政治を動かし、世界じゅうで24時間体制で努力をしているからです。

 それに対して、平和を望む人はどれだけの努力をしているのでしょうか。例えば平和のために1年にどれだけの皆さん、努力をしておるのでしょうか。どれだけの時間とお金をかけたか。世界では戦争のために毎年150兆円ものお金を使われていますが、平和へのお金は10兆円にも満たないのです。それでは勝負になりません。

 では、どうすればいいのか。こういう時代、中途半端な軍備を持っているほうが、かえって危険であります。むしろ軍備として不十分な予算を平和に使うと、大きな効果が上がります。近隣諸国に対して、軍備に4兆円かけるよりも、近隣諸国の平和に対して4兆円使うほうが、平和に対して大きな効果があります。平和憲法に基づいて、本気で平和に向けて大きく方向転換をする時期だと思っております。

 世界では既に非武装の国が27カ国あります。私たちも本気で考える時期に来ていると思います。

 中津川市では大山市政が始まり、中津川市代読裁判をはじめ、野球場、図書館、苗木ミックス事業など、市民にとっては大変な問題ばかりであります。それよりも市民病院の充実、子どもの遊び場や高齢者の憩いの場の充実であります。世の中を変えることも、周りを変えることも、相手を変えることも、まずは市長が変わることから始まります。市長が変われば、相手も変わり、周りも変わるのです。真の幸せはもっと簡単であります。シンプルであります。あるがままの自分を認めること、あるがままの現実、事実を受けとめることであります。その上での幸せの種まきをすることで、だれでも幸せになれるわけであります。

 市長が主役の中津川ではなく、市民が主役の中津川になっていただきたい。そのためには、住みたくなるような中津川市、住みやすい中津川市、環境、インフラ整備、いろいろあると思います。

 そこで、質問をさせていただきます。

 1つ目、今後の中津川市の10年、20年、30年後の市長の描くビジョン。毎回市長は、今までの冊子等々を出して読まれておりますけれども、市長としての自分自身の所見の中でお願いをしたいと思います。

 2つ目、今後の市民病院は。医師確保の見通しについて伺います。市民病院の経営方針についてもお伺いいたします。

 3つ目、子どもから高齢者の安心のできる中津川市にするために、どのような具体的な施策を考えているのか、伺います。

 4つ目、今後の人口、10年、20年、30年後、中津川市はどうなっていると思われますかということであります。県ではシミュレーションを以前につくられておりました。今回中津川市の、人口的には非常に今、8万4,080が8万917ということで、マイナスの3,163名であります。1年にすると、632名の人が減っておるという現状であります。今後このままいったら、私たちの団塊世代が10年、20年後には本当に急激に減るわけでありまして、県はこの中津川市の合併した中で、将来15年、20年先には合併した人口ぐらいになるというような予想も立てられておったわけであります。それ以上に恵那市のほうがもっともっと早く減るというような予想を立てておったんですけど、今回の5年の国調を見ますと、恵那市のほうが割合的には少なかったわけでありますので、そういった分析も今後、隣の恵那市でありますけれど、そういったことも分析をしながら、恵那市と中津川市のそれぞれのよさの中で、よいところをとりながら、そういったこともお考えをお聞きしたいなというふうに思っています。

 さて、いろんな面でにぎわっております――5つ目でありますけれど――新図書館建設について、今後どのように進めていくのか。また、どのような計画をされておるのかということであります。それぞれの方が議論をされて、いろいろやっておられます。私どももそういったことを見ますと、住民まで巻き込んで、いろんな議論をしております。

 私は1つに、15対14とか、13対17とか、議会が多かったとか少なかったとか、賛成が多かった、少なかったと、いろいろ議論はされます。けれど、人間として、私たち市民として、感情とかいろんな動物の中で進んでおるわけであります。それを見ますと、私は例えば30人中1人か2人、反対の人はどこでもおります。けれど、私も担ってきたときには、その1人や2人を何とか賛成にしてもらえるように努力をしながら、1日、一月二月とかかって、その人にも賛成できるような行政を担ってきたわけでありますので、大山市政も、あの人が野党だとか与党だとか、そうじゃなくて、あなたは8万1,000人弱ですけれど、そのうちの1人であります。皆さんは全部当然市民であり、味方の方です。そういった行政をもう一度心に手を当ててやっていただけると、もっともっといい市政ができるのではないかなと、私は思っております。

 そういった中で、それぞれ図書館についてはいろんな議論をされております。これは住民がつくっていいとか悪いとか、議会が賛成したとかせんとか、そういったことでなくて、いろんな話を聞いておる中では、市長がこうやれと。そうすると、行政職はそれについていろいろその中を議論をし、研究をしながら、またいろんな人と、設計者とまた議論をしながらやってくるわけでありますけれど、そういったことをもう少しいろんな方で、市長も職員と同じ目線、同じ立場で話し合えるような、この図書館建設にももっと努力をするべきではないかなというふうに思っております。

 今は本当に情報化時代であります。情報発信をした新しいサービス、またデジタルネイティブに対応した、当然今は生れてくる子からインターネットや携帯電話、どんな情報もアクセスができるわけであります。もはや将来の図書館は当然不要な時代にもなってくると思います。また、スマートフォン、新しい世代に愛される、使われること、活躍を支援することのほうが、もっともっと図書館の最大のミッションではないかなというふうに思っております。

 昭和63年に請願書が出されたということで、もう22年前のことであります。このときに携帯もほとんどいろんなものもないわけでありまして、今は携帯、パソコン、これが普通であります。今の時代に合ったそういう要望とか請願というようなことで、もっともっと踏まえてほしかったなというふうに思っております。

 さて、情報技術の進化により、さまざまな情報が簡単に当然アクセスできるようになり、中津川市でどんな情報技術が進歩しても、市民に愛されて使われるような、当然図書館が必要なわけであります。そういったことで今後を見ますと、全国的には図書館の予算は削減をされて、従来のやり方では当然不十分な、サービスの提供は難しいわけであります。

 そういった中で、今、図書館の建設について、いろんな議論をいただいております。今後はガソリンスタンドでもセルフが当たり前です。収益を前提とした中津川市の新しい図書館は、徹底したセルフサービスとか、いろんな議論が出てくるわけであります。そういったことで、図書館のことについてお考えを聞きたいと思います。

 最後、6番目であります。苗木ミックス事業について、今後どのように進めていくのか。また、計画の見直しはないのか。

 このことについて、苗木の方々が大変ご苦労いただいております。2回にわたり、市の周辺、駅前とかいうことでデモを200人、300人という人が出てやられたわけであります。そういったことを見ますと、心の痛む問題であります。

 私は、中津川市というのは、みんなで考え、つくるまちづくりではないかなというふうに思っております。この図書館についても、苗木ミックス事業についても、10人が10、100人が100人、1,000人が1,000人反対をされております、地元の人は。あといろんな人も、当然関係者もそのようにわかっておるわけでありますので、そういったこともこの附帯決議について、市長として人間、心のある人だったら、もう一度立ちどまってはというふうに私は思って、壇上からの質問を終わります。



○議長(伊佐治由行君) それでは、吉村卓己議員の質問に対しご答弁を願います。市長・大山耕二君。

  〔市長・大山耕二君登壇〕



◎市長(大山耕二君) ただいま吉村卓己議員のほうから、町長経験者として、先輩首長としての大所高所からのアドバイスをいただいたところでございます。そういう中において、私のほうからは、これでいいのか中津川市についての1点目の、中津川市の10年、20年、30年後の市長の描くビジョンについてお答えを申し上げます。

 合併後のまちづくりの指針として策定いたしました新総合計画の基本構想に基づき、9つの取り組みの柱で、あすの中津川市づくりを進めているところであります。解説をさせていただきますと、この9つの取り組み、ほぼ私の2期目の市長選挙における公約を柱としております。1期目については8つになる形で公約を立てていたわけですけれども、2期目については9つの取り組みという方向の中で、あすの中津川市づくりを進めているところでございます。

 この柱立てに沿った事業の実施に当たっては、現状をしっかり把握した上で、将来を見据え、借金を返す以上に借りないなどの方針に従いまして、財政の健全性を確保し、市民の皆様の望む各施策を実行するため、市役所改革を実行して、力強い市役所に変えて、自立的で持続的な中津川市を実現してまいります。

 また、近年は当市においても、経済社会の停滞、少子化に伴う人口減少、孤独死や虐待といった家族、社会のきずなが失われる社会崩壊、温暖化による地球環境問題など、時代潮流の影響を大きく受けております。

 この時代潮流を背景とした施策として、経済対策では、不況を乗り越えるために市内事業所を支援する施策に、またとりわけ少子化に伴う人口減少では、人口減少を食いとめ、地域の活力を保つため、産業振興、住宅施策、子育て支援の3点セットに加えて、教育、医療、交通――この交通は、交通弱者の足の確保であります。この交通弱者は、高齢者、免許を持たない高齢者、あるいは免許を持っていても返上するような高齢者、また免許を持たない高校生の交通の足の確保ということで挙げているところです。それから情報の、4つの施策に取り組んでいこうとしております。

 この人口の減少については、国全体としてもトレンドとして減ってくるということで、減少を前提とした施策が打たれているように思っております。また、その中でも都市部と地方部においては、とりわけ地方部にそのしわ寄せが行くような形で取り組みがなされているというぐあいに思います。

 先ほど吉村卓己議員がこの壇上でご質問の中にありましたけれども、医療費の無料化というもの、財政力の関係からいくと、財政力の強い市のほうが、どちらかというと早目に実施している部分がございます。吉村卓己議員が福岡町時代において、それに先駆けてこのことをやられたというのは、敬服に値するところかと思いますけれども、概して財政力の強いところで行われる。そうすると、ますますそこに人口が集まると、こういう形になってくるかと思います。

 医師の確保においても、地方部のほうがお医者さんもなかなか来たがらない部分があります。それを食いとめようとすると、この平成22年度だけでも、中津川市として1億5,000万円のお金を用意させていただいているわけですけれども、経営的にもなかなか苦しいところがございます。

 そういうようなものもまた一般会計の繰り入れというような形において取り組みをしているわけですけれども、そこには財政が必要になってくるところでありまして、財政力の弱い地方部ほど、財政が必要になると。その人口の減少を食いとめるためには。

 情報化においても、光ファイバーケーブルを設置するということにおいて、NTTがやってくれないと、こういうことでありますので、都市部は放っておいてもNTTがやってくれるわけであります。そこに格差が出てくるわけで、どうしてもこれからの光ファイバーケーブルは必需品だということで、ある意味では合併特例債を活用できる期限の中において早目に、交付金もいただきながら、整備をさせていただいたところです。

 そんな形でいきますと、都市部と地方部を比べると、圧倒的に都市部のほうが有利で、地方部が不利と。光ファイバーケーブルの敷設をとってみてもそういうことであります。だけれども、将来的に地方部の地方都市である中津川が生きていくためには、それぞれの施策をしていく必要があるということでありまして、それについてはしっかりと取り組むということで、財政の健全性を確保しながら、また市役所改革を実行して、この3月末には850人を切る体制で、従来のサービスと同等以上にという気持ちで取り組んでいるわけでありますけれども、合併直後の人件費として、1,070名ほどの職員の人件費としては77億円であったわけですけれども、現時点において870人ぐらい。この3月末においては850人を切るという、840人台になるわけでありますけれども、現時点においても、今、人件費として62億円というような形で、15億円それで差があるところでありまして、その15億円の中においては、例えば医療費の中学生までの無料化3億円というのは、その中にも含まれるぐらいの値で、職員の頑張りによって、そういう形で取り組みができている部分があると認識しております。

 そんな形の中で、財政的には大変厳しいところでありますけれども、必死の形の中において取り組みをしているところでありまして、いろんな施策、市民の皆さんの声を踏まえての基本構想の9つの取り組みというのを、それぞれバランスをとりながら、このまちづくりをしているところでございます。そういう中において、この人口の減少というのは最大課題として、3点セットプラス4という形で取り組みをしているところでございます。

 そのほかにも、社会崩壊については、孤立や虐待を防ぎ、コミュニティを維持していく施策ということで、人づくりとともに、コミュニティの維持というのが大事だというぐあいにして思います。社会の強さにつながるものだと思います。個々の人の強さというのは、教育、人づくりにおいて生まれる部分があろうかと思います。また、この生涯学習というような形の中において、大人になってもまた力強い市民という形で存在していただきたいというぐあいに思うわけですけれども、まさに子どもさんの教育という面においては、まさに生きる力というもの、個々の市民の皆さんにおいて、より高めていただきたいと願っているところでありまして、そういうときにも図書館というのは、私は大事な役割を担う施設だと思います。当然電子の時代においては、それなりのまた変化というのもご指摘のとおりでございますけれども、そういう人づくりとともに教育という部分と、生涯学習という人づくりという面とともに、個々の人がどう結びついて、お互いに助け合ってとかいうような形で、また人と人との交流によって心の豊かさというような、生きがいというものも、居場所と出番というような形においてつくっていただくというようなことが、また大事だと思いまして、この社会崩壊に関連して、孤立や虐待を防いでコミュニティを維持していくという施策にも力を入れてまいりたいと考えております。

 また、地球環境問題では、環境に優しいライフスタイルへの変革ということで、これはもう人類共通の課題、この解決に向けての活動への貢献というのは、豊かな自然がある中津川市であるからこそ、しっかりと取り組んでいく必要があるんじゃないかというぐあいにして思っておりまして、そういう意味において企業、あるいは行政においてもそうだと思うんですけれども、特に市民の皆さんの日ごろの生活の中においても、そういう意識においてお取り組みをいただきたいというようなことで、ごみの減量化あるいは自然エネルギーの活用というような形で、太陽光発電、小水力発電などにもしっかりと取り組んでまいろうとしているところでございます。

 さらには、リニア中央新幹線の時代を見据えた広域の拠点づくり、これはまだ駅がどこに来るかということがはっきりしない部分でございますけれども、東濃のどこに駅が来ようとも、首都圏との時間距離というのが短縮されるところでありまして、首都圏と名古屋との時間距離が40分以内になってくるというような時代でいきますと、今の首都圏にとってその距離は、熱海あるいは箱根というようなところになってくるわけで、決定的に位置関係が変わってくるということを考えておりまして、そういう中で東西交通あるいは南北交通、国道19号、中央道と257号、これが濃飛横断道ですけれども、その南のほうへは三河東美濃連絡道路というような、こういう広域の拠点が、この中津川市の従来からの中山道と飛騨街道とのつながりにおいても、広域の拠点としてこのまちは生きてきたわけでありますので、そういう中において広域の拠点という位置づけの中で、長期的な視野においてまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 これらの取り組みによりまして、10年、20年、30年後の中津川市の発展に向けて、将来都市像として掲げております、豊かな自然と独自の歴史・文化が光るいきいきとしたふるさと中津川を、市民の皆様とともにつくってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 続いて、補足答弁を願います。病院事業部長・桂川一二君。



◎病院事業部長(桂川一二君) それでは、吉村卓己議員のご質問、これでいいのか中津川市についての2番目のご質問の1点目、今後の市民病院の医師確保の見通しについてでございますが、医師確保につきましては、少しずつ見通しはよくなっており、平成22年10月には循環器内科1名、小児科1名、外科1名が赴任され、さらに平成23年4月から腎臓内科2名、消化器内科1名、総合医1名の計4名の医師が赴任することとなっております。

 次に2点目、今後の市民病院の経営方針についてでございますが、地域医療における役割強化、患者満足度の向上、知識、技術向上のための教育強化に努め、患者様の立場を十分に理解し、質の高い医療を目指すことを経営方針としております。また、公立病院は不採算部門を担っており、必要に応じて税金を投入し、確実に守っていくとともに、平成21年度から平成23年度までの期間で公立病院改革プランを策定し、経営改善に取り組んでおります。今後も市民が必要とする医療サービスを確実に提供できるよう取り組んでまいりますので、ご理解とご支援をよろしくお願いいたします。



○議長(伊佐治由行君) 続いて、健康福祉部長・桂川和英君。



◎健康福祉部長(桂川和英君) 続きまして、3番目のご質問、子どもから高齢者の安心のできる中津川市にするためにどのような具体的な施策を考えているのかについてお答え申し上げます。

 健康福祉部では、高齢者が住みなれた地域で健康で生きがいを持ち、その人らしく安心して健やかに暮らせるよう、事業を実施しています。具体的な事業としては、シルバー人材センターへの支援、老人クラブ活動への支援、高齢者ふれあい事業への支援、介護予防事業などを実施しております。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 続いて、企画部長・安部成信君。



◎企画部長(安部成信君) それでは、4番目のご質問、10年、20年、30年後の中津川市の人口はどのように予想し、そのときにはどうなり、その対応はという質問でございますけれども、平成20年12月24日に国立の社会保障人口問題研究所が公表いたしました各市町村別将来推計人口によりますと、中津川市の10年後の平成32年には7万7,016人、20年後の平成42年には7万647人、30年後の人口推計はございませんけれども、25年後の平成47年には6万7,283人と、減少が見込まれると推計をしております。

 そして、そのときにどういった状況になるかというようなことは、櫛松議員のご質問にもお答え申し上げましたけれども、市全体として、経済の衰退、中心市街地のにぎわいの衰退、農林事業者の高齢化、担い手不足、それから地域コミュニティの衰退など、人口減少に起因する影響は各方面にあらわれてくるというふうに考えております。

 そうならないためにも、先ほど1つ目の質問に市長のほうから答弁を申し上げましたけれども、人口減少を食いとめ、地域力を保つための具体的な施策を、健全財政を保ちながら、しっかりと進めてまいります。

 以上でございます。



○議長(伊佐治由行君) 続いて、文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 続きまして、5番目のご質問、新図書館について今後どのように進めていくのか、また計画の見直しは考えないのかについてお答え申し上げます。

 建設の是非については、市民の直接選挙で選ばれた議員で構成する市の最高意思決定機関である市議会で議決されたものであり、今後も引き続き粛々と事業を進めてまいります。新しい図書館は、読みたい、交流したい、発信したい人が集まる創造情報館として、1人1人、そしてまち全体の創造力を高めていく図書館を目指しております。

 また、新館長を公募し、より具体的なサービスや運営、情報システムを進めてまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 続いて生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 続きまして、6番目のご質問、苗木ミックス事業について今後どのように進めていくのか、また計画の見直しは考えないのかについてお答えを申し上げます。

 今後の進め方でございますが、先月の記者会見でも表明させていただいておりますが、補助金の返還の可能性や予算の執行に支障を来すおそれがあり、時間的余裕のないことから、都市計画決定に向けて、3月25日に都市計画審議会の開催をお願いしているところであり、平成25年度完成に向けて、平成23年度には実施設計に取りかかってまいりたいと考えております。また、建設予定地の余剰地に、地元の皆様が約束と主張されていた多目的グラウンドの整備などの条件提示もさせていただいているところでございます。

 計画の見直しにつきましては、候補地の選定は公平公正に行っており、また環境に配慮をした施設をつくる自信もございます。したがいまして、計画の見直しは考えておりません。今後も都市計画決定の手続と並行して、地元の皆様のご理解が得られますよう、鋭意努力してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) これより再質問に入ります。4番・吉村卓己君。



◆4番(吉村卓己君) 質問をさせていただきます。

 私は全体的に、最後にみんなで考え、つくるまちづくりといった意味で5番と6番は、立ちどまって、もう少し市長として考えてみるとか、もう少し住民の声を聞いてみるかというようなことが、少しニュアンス的にないものかなということで、ありきたないような話で、ずっと今、話を聞いたわけであります。そういったことをきちっとご答弁いただきたいなというふうに思っております。

 1番目の問題については、10年後にはこうなっておる、20年後にはこうなっておる、中津川市は。30年後は無理かもしれんけど、市長が出たときにはそのぐらいのビジョンとか、住民にわかるような、さっきも、たらたらっとしゃべるだけで、大変言われて、何かわからんようになっちまう、みんな。自分でわからんと思う。読むだけやもんで。そんやもんで、できれば10年後にはこういう中津川市になっておると。15年後にはリニアが中津川市に来るかもしれんで、こうなっておるとか、そういった具体的なことをきちっと言ってもらいたかったなと。書いてあるとおりに読むだけなら、だれでもしますので、そういったことで、ひとつこの2点についてお願いをしたいなというふうに思っております。

 それと、病院については大変な状態でありますけれど、何とか住民が安心してかかれるように、内科へ行ったら、受付でここへ行ってくださいとか、そんなことじゃなくて、医師確保ができたとか、できんかとか、例えば累計で71億8,000万円も借金があるなんていうようなことは、伏せていいのか悪いのか知りませんけど、それよりかお金は市民が税金として払っていますので、使い道はいろいろあると思います。だから、最後の私たちのとりでとして、市民病院へ行っても、気楽にかかれて、気持ちもすっと治る。気分的なこともありますので、そういった市民病院をつくってもらえるとありがたいなというふうに思っております。

 人口問題については、これは国かどこかでやられたわけでありますけど、県のシミュレーションが出ていますので、それを1回見てもらうとわかりますけど、これよりもっとずっと減っています。極端に減っていますので、20年後には本当に、先ほど言いましたように、合併した旧の中津川市よりちょっとふえたぐらいのもので、6万人ぐらいでなっておりますので、本当に大変な状態ですので、そういったシミュレーションをきちっとつくって、やっぱり市民にわかるようにやっていただけるといいなというふうに思っています。このことについて返答せよということはちょっと難しいと思いますので。

 先ほどの図書館については、いろんな市民の要望として、55万冊というようなことでありましたけれど、今のところ22万冊か18万冊かわかりません。2万冊がそこに入れられるかどうかわりませんけど、そういったことで、今12名いますけど、今後26名の職員が要るというようなことになってきます。また、この前見せていただきましたように、美術館も入れると。言われたことが、何かちょこちょこと言われて、大変な状態だなというふうに思っております。

 そういった意味で、全国に3,000以上の図書館があるわけであります。本当にそういってみますと、どこも自治体、大変な状態ですので、そういったことも考えていただき、イギリスでは1年間に昨年200カ所の図書館が閉館をされたと。非常にあそこでは厳しい財政難ですので、そのようになっておりますので、そういったことも、私どもも今後そういった図書館活動についても、例えば5年間1度も読まれていない本も当然5万冊、45%ぐらいあるのではないかというふうに推察をしておりますけれども、そういったようなご所見もいただけたらありがたいなというふうに思っています。



○議長(伊佐治由行君) ちょっと確認を、吉村卓己議員、させていただきます。

 まず最初に言われました図書館、ミックス事業計画の見直しをどうされるんだという再質問。それからもう1つは、ビジョンについての具体性がもう少しないのかと、その件。それから、病院はいいですか。その2点でいいですか。

 それではまず、図書館、ミックス事業の計画を再度見直すことはないのかの再質問に対して、ご答弁を願いたいというふうに思います。まず最初に、文化スポーツ部長・尾関道雄君。



◎文化スポーツ部長(尾関道雄君) 図書館の建設につきましては、先ほど申し上げたとおり、市の最高議決機関であります市議会で可決をいただいて、進めさせていただいておりますので、粛々とこのまま進めさせていただくということでございます。よろしくお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 続いて、生活環境部長・志津弘美君。



◎生活環境部長(志津弘美君) 都市計画審議会の開催につきましては、昨年既に延期をさせていただいておりまして、もうこれ以上の延期というのは考えておりません。また、地元の理解を得て事業を進めたいという気持ちはございます。したがいまして、先ほどご答弁申し上げましたように、今後も都市計画決定の手続と並行しまして、地元のご理解が得られるよう努力をしてまいります。

 以上です。



○議長(伊佐治由行君) 続きまして、ビジョンの具体性について、市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) もともとビジョンはそう具体的なものでない部分、理念の部分だと思いますけれども、具体的なというお話でありましたので、多少先ほど申し上げた以外のところをお答えをさせていただこうと思います。

 一言で言うと、少子高齢化ということですが、高齢という部分は、私は大変いい部分があると思います。長寿というようにして、だれもが長寿を願うというような形で、中国などにもそういうような形で願い事というような形でされているところでもありますし、日本でも同様だと思います。長寿というのは、基本的に悪いところではないと思います。

 ただ、私は少子化という部分は、この地方の活力の維持にとって大変重要な課題だというぐあいに思っております。それで、3点セットプラス4というようなお話をさせていただいたわけですけれども、少子化対策という部分においては、私は5つのステージがあるというぐあいに思っております。

 1つは、結婚ということでありますし、もう1つは出産ということ。その後、子育てということ。それから、教育というようなこと。それで、育った子どもが就職というような形で、それが5つぐるぐると回って、それが回り続けるこの中津川市ということであれば、人口の減少と活力の低下ということにつながらないと思うんですけれども、それぞれのところにおいて課題があるというぐあいにして思っておりまして、結婚という部分においては、婚活対策というような形で、晩婚化の傾向があるというようなことでありますけれども、そういうこともしっかりとやろうとしているところであります。

 出産という部分においては、今、残念ながら、産科の体制が弱い部分がありますので、その点については名古屋大学のほうに強力に働きかけて、これについては恵那市部分も中津川市民病院で担っている部分がありますので、恵那市長とともども取り組みをしているところでございます。

 あと、子育て支援については、先ほども健康福祉部長がいろいろとお答えしたところでございます。また、教育についても、子どもさんたちの生きる力を育てるということ。また、図書館もそのうちの1つの役割を担うというぐあいにして思っておりまして、この教育の水準という部分においては、午前中にも櫛松議員が各務原の例を引き合いに出されて、まさにその点も大変大事だし、3点セットプラス4のうちの1つに教育というのも挙げさせていただいておりますので、そういう形で取り組みをしっかりとやっていく必要があると。これは教育委員会のほうとも連携する形の中で取り組みをしていきたいというぐあいに思います。

 また、就職という面においては、先ほど午前中の質問の中でも、社会減というものがあるという部分で、これは少子化対策だけではない形で、この地域においていろいろな勉強をした、大学生として送り出した人がいろいろと勉強して、ここへ帰ってこられるかどうかというのは、その勉強したことがここの場所で生かすことができるかどうかということで、そういう仕事の多様なものをつくっていく必要があるというぐあいに思っておりまして、そういう意味において、光ファイバーケーブルによるソフト事業の開発というあたりもやっていく必要があると思います。

 また、中山間地における農業、耕作放棄地の活用とか、あるいは畜産業というようなこと、また林業においても、今度合板工場が間伐材を原料として吸収していくというようなことでありますので、そういう一次産業においても、産業の有力な分野として、外からも担い手を引っ張ってくるような、そんな施策をして、この人口の減少を食いとめていきたいというぐあいに思っております。

 そのほか、先ほど申し上げましたとおり、地球環境問題への解決に向けての取り組み、あるいはコミュニティの維持の取り組み、またリニアを見据えた広域の拠点づくりというようなことで、しっかりと取り組んでいきたいというぐあいに思っております。



○議長(伊佐治由行君) 4番・吉村卓己君。



◆4番(吉村卓己君) いろいろ私も振り返ってみますと、そうやっていつも言い訳をしておったかなと、反省をしておりますので、非常に頭が痛いわけですけれども、私は10年後にはこうなっておる、20年後にはこうなっておるということを、私は聞きたかったのに、ばらばらとしゃべられて、まやかしみたいにずっとだまされたような形になって、私もそう言っておったような気がするもので、あまり言えんところがあると思いますけど。

 やっぱり市長としては、今の10年、20年というものをきちっとしたものを描いて、皆さんに伝えるということが大事だと思います。私はもうくどいことを言いたくないんですけど、本当に市長が主役の中津川市になっておるわけよ。自分ではわからんかもしれん。だもんで、職員に任せるところは任せないかん。自分はこうしたいと。自分は営業だけしておればいいと思う。国や県へ行って、予算を引っ張ってくるとか。私は随分、営業はほとんどしていました。だもんで、下に任せて、もう少し、おまえたち、知恵を絞ってこれをやれ。皆さんの意見はどうやとか、そういうふうにやったらいい。自分が全部かぶっちゃって、言ったことだけ、それだけで進むなんて、動物と一緒だと思う。本当にイノシシと一緒で、言葉は悪いかもしれないが、それ以上は言えませんけど。だもんで、殻を脱いじゃって、本当に市民と一緒にもう一回、何とかできるようなことができんかなと、私は本当にいつもそういうふうに思っておるんやけど、市長はもう一回それだけ、どんなまちにしたい。要するに幾ら反対があっても、どんどんやっちゃうのか。人間としての心づもりを1回お願いしたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 私も市長としての負託ということを受けていると思っております。市長としての仕事、市に必要なものというものをどのように実現して、市民の皆さんにそのサービスを享受していただくかということにおいて、それぞれ負託を受けて、取り組んでいるつもりであります。

 その負託の中に、そういった子どもさんたちの将来を見て、あるいは大人の皆さん方の生涯学習ということの施設としての新図書館というのもあるというぐあいに認識しておりますし、また衛生センターの現状とか、あるいは下水道汚泥をどう処理するか。今、市外に持っていって、処理している。お金もかかっておりますけれども、全体で衛生センターの維持補修費も加えて、そういった金が1億3,000万円ぐらいになるわけですけれども、そういったものもしっかりとした形において将来に残していかなきゃいかんという。これもまた私に対する負託だというぐあいにして思っております。どこかにつくる必要があるという部分で考えておりまして、そういう中においては、公平公正な観点の中からここにということで、いろいろと検討させていただいて、取り組んでいるわけでございますので、そういう点のまた説明もしっかりしていきながら、いろんな事業、この新図書館とか、あるいはミックス事業に限らないわけでありますけれども、先ほど申し上げましたように9つの取り組みと、いろんな取り組みがあるわけでありますので、それぞれにおいてしっかりとやっていきたいというぐあいにして思っております。

 私も国のほうへの補助金の確保などにおいても、それなりにやらせていただいておりまして、全体的にはそういうような形で取り組んでいることによって、借金が減ってきているということにつながってきているというぐあいにして思っておりまして、今、吉村卓己議員がおっしゃったような形で、私も外交のほうにと、あるいは公約を実行するようにというような方向へ軸足を移した行政運営ができればなと、こういうぐあいに思っているところでございます。



○議長(伊佐治由行君) 4番・吉村卓己君。



◆4番(吉村卓己君) また何か上手にこう言われてしまって、ストレートでやっぱりこの事業はやっていく、やっていかん。例えば2年前にハイブリッドクラウンを買うということだったんですけど、それぞれ事情があって断念したわけね。それで、今度エスティマか、あれに1年後ぐらいに変えられたわけですけど、そういって断念、断るという勇気、大変かもしれない。けれど、やっぱりここで立ちどまって、この2つの事業については、もう1回考えてみたいというぐらいに言ってみたらどうやね、これは。

 もう1つ例を出すと、例えば市長が買いたいハイブリッドのクラウン、断念したわけ。なぜか。例えば家庭でもそうだと思う。お父さんがハイブリッドのクラウンを買いたい。けれど、今、軽やと。今の家庭の財政はこんなに大変やと。お父さんもこの軽を2年乗ってとか、軽の中古でもいいじゃないかというふうに、それぞれ中津川市も財政は何も豊かじゃないもので、そういったことも立ちどまって、方向転換をすることも大事やもんで、1回自分の心の中から本当に悪かったと言って立ちどまるようなことが……。もう1回返答をお願いします。



○議長(伊佐治由行君) 市長・大山耕二君。



◎市長(大山耕二君) 何か誘導尋問のようなご質問でございますけれども、ビジョンの話がだんだんハイブリッドのクラウンからエスティマへと、こういう話になってきたわけですが、例え話かと思いますけれども、先ほど申し上げたように、私もしっかりと負託を受けている部分でありますので、今、8万4,000から8万1,000弱という人口になったということでありますけれども、それだけの市民の負託を受けている、責任を負っているところでありますので、そういう中において、また市としてもいろんな提案をさせていただいて、議会のほうの皆さんとも緊張ある対話をさせていただく中で、議決もいただきながら、粛々と取り組ませていただいている部分でございますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(伊佐治由行君) 4番・吉村卓己君。



◆4番(吉村卓己君) 幾らこう言ってもああ言っても、同じような回答が返ってきますので、これ以上やっても無駄だと思います。また、あした、あさって、それぞれ皆さんがありますので、そういったときに、市長として本当に立ちどまるとか、自分が迷ったり、いろいろ人間としてもう一回考えてもらえるように、本当のいい市長になっていただけることを、特に切望して終わります。



○議長(伊佐治由行君) これにて4番・吉村卓己君の一般質問を終結いたします。

 以上で本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。

 これをもって本日の日程はすべて終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでございました。

  午後5時29分散会

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会議録署名議員

 中津川市議会  議長   伊佐治由行

         署名議員 片桐光朗

         同    安江俊平