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岐阜県 関市

平成十三年第二回定例会会議録 06月25日−04号




平成十三年第二回定例会会議録 − 06月25日−04号







平成十三年第二回定例会会議録





議事日程



平成十三年六月二十五日(月曜日)午前十時  開  議

第一 会議録署名議員の指名

第二 一般質問 六名(順序−抽せん)

     十六番 酒井田泰克君   十七番 松田 文男君

      七番 杉江代志熙君    一番 佐藤 善一君

     十三番 福田 定夫君  二十五番 山田 一枝君



本日の会議に付した事件

 1 議事日程第一から第二まで



出席議員(二十六名)

         一番   佐  藤  善  一  君

         二番   丹  羽  栄  守  君

         三番   山  田  菊  雄  君

         四番   大  野  周  司  君

         五番   市  川  隆  也  君

         六番   三 ツ 岩 征  夫  君

         七番   杉  江 代 志 熙  君

         八番   山  田 美 代 子  君

         九番   新  木     斉  君

         十番   石  原  教  雅  君

        十一番   松  井     茂  君

        十二番   栗  山  昌  泰  君

        十三番   福  田  定  夫  君

        十四番   亀  山  忠  雄  君

        十五番   高  木     茂  君

        十六番   酒 井 田 泰  克  君

        十七番   松  田  文  男  君

        十八番   深  沢     保  君

        十九番   長 谷 川 秀  夫  君

        二十番   古  市     守  君

       二十一番   成  瀬  豊  勝  君

       二十二番   岡  田  洋  一  君

       二十三番   須  田     晃  君

       二十四番   清  水  英  樹  君

       二十五番   山  田  一  枝  君

       二十六番   小  森  敬  直  君



欠席議員(なし)



説明のため出席した者

  市        長  後  藤  昭  夫  君

  助        役  西  尾     治  君

  収    入   役  小  川  淳  二  君

  教    育   長  船  戸  政  一  君

  総  務  部  長  下  條  正  義  君

  民 生 福 祉 部長  山  田  勝  行  君

  環 境 経 済 部長  森     義  次  君

  建  設  部  長  亀  山     誠  君

  建 設 部  参 事  高  ?     豊  君

  建 設 部  次 長  富  田     勲  君

  水  道  部  長  小  藤  省  司  君

  教育委員会 事務局長  長  瀬  正  文  君

  教育委員会事務局次長  山  口  正  昭  君



出席した事務局職員

  局        長  吉  田 乃 四 朗

  次        長  神  谷 安 比 古

  課  長  補  佐  加  藤 源 一 郎

  主  任  主  査  平  田     浩

  書        記  篠  田  賢  人





  午前十時〇〇分 開議



○議長(成瀬豊勝君) 皆さん、おはようございます。

 これより平成十三年関市議会第二回定例会第四日目の会議を開きます。



△日程第一、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第七十六条の規定により、私から指名いたします。十一番 松井 茂君、十二番 栗山昌泰君のお二人にお願いをいたします。



△日程第二、一般質問を行います。

 最初に、十六番 酒井田泰克君、どうぞ。

  (十六番 酒井田泰克君登壇・拍手)



◆十六番(酒井田泰克君) おはようございます。

 私は、特に児童・生徒の問題につきまして、先般、大阪におきましたところのあの痛ましい事件、それから今、巷間、非常に議論の沸騰しておりますところの、将来の日本を背負う子供たちにいかなる方向を定めるかという大切な歴史教科書の問題、それから、とかく体力が低下しておるのではないだろうかというような私の経験を踏まえまして児童・生徒の体力の増強、この三点に絞りまして私見を申し述べるともに、当局のお考えをお聞きしていきたいと、かように思うわけでございます。

 まず初めが、大阪市内におきますところの児童殺傷事件についてでございます。

 これは、先般の一般質問におきましても二人の議員からるるお話がございまして、当局からそれの対応につきまして事細かに適切なる御答弁がございました。そういう状況でございますが、私なりに、特に中・長期的にこれをどう眺め、どうとらえていったらいいかというところに視点を置きまして質問をいたしたい、かように思うわけでございます。

 何ともやりきれないのは、今申しました大阪市内の池田小学校におきます、児童や先生が次々と刺されまして、そのうち八人のいたいけな子供の命が奪われた事件でございます。

 ちょうど私はそのとき、きくいけ整形外科病院へ女房を送り込みまして控室でテレビを見ておったのでございますが、突然画面の変換がございましてあの事件が映し出されました。アナウンサーの声に待合室は一瞬静寂に包まれましたけれども、そのうち「ああ」というような嘆息の声があちこちで聞かれるようになったのでございます。時間の経過とともに経過の内容が明らかになるにつれ、一番安全であるべき学校でなぜこのような惨劇が起こるのか、防ぐ手だてはなかったのか、画面を凝視しつつ、私はそんな思いに駆られたわけでございます。

 小泉総理大臣は、安全な社会が崩れつつあることを考えると、重大な意味を持った問題として法的な不備を正していかなければならないということで、関係大臣に早急に法の整備を指示されたと報じられております。



 一般市民の声も連日紙上に紹介されました。そのうちの二、三御紹介を申し上げてみますと、まず教育の徹底で殺傷はなくなるのではないか、こういうような意見のもとに、「事件後、全国の学校で外部から簡単に中へ入れないような対策が考えられているようだ。もちろん当面それも必要であるが、将来のことを考えると、それだけでは解決しない。根本的な問題は、小さいころからの情操教育である」「小学生を社会全体で守ろうということで、早速愛知県警は小学校周辺のパトロール強化を指示したというが、この対応だけの小手先で終わらせてはならない。日中はフリーパスの学校だが、小学校に限り人の出入りを制限してはどうだろうか」。今度は精神障害者に対する対応といたしまして、「このような事件が起きるたびに持ち上がるのは精神鑑定の問題です。今回の容疑者も精神的に問題を抱えていたようですが、正常な判断能力に欠けていたで済まされるものではありません」「触法精神障害者だと認められれば匿名報道になり、服役することさえない。なぜこんな理不尽なことがまかり通るのでしょうか」「政府は精神障害者が病院を退院した後の受け皿をもっと確立する法律を即刻つくれ」、こんなような意見もありますし、中庸的な意見かと思いますけれども、「この事件を契機に学校開放の方向を閉ざしたり、精神障害者に対する偏見を増長させることがあってはならない。こういうことには賛成できない」、こういったような意見、その他いろいろ多数寄せられておるわけでございます。

 もう一つここで六月十日付の読売のコラム欄ですけれども、御紹介をさせていただきます。少し長くなりますけれども、「いつでもだれでも、どうぞぶらりと学校に入り、気軽に教室ものぞいてください、東京都小平市では、五月十四日の月曜から土曜までがそんな一斉学校公開週間だった。期間中、市内の小・中学校二十七校を人口の一割に当たる一万七千人が訪れた。多くは保護者だったが、それ以外の人も千五百人を超えた。地域の人々がにぎやかにあいさつを交わす廊下や階段は、町の往来と変わらなかったそうだ。「学校は何十年ぶり。元気な子供たちに感激した」、市の教育委員会だよりには、市民のそんな感想も紹介されていました。学校を地域に開く試みは急ピッチに広がっておる。子供は地域と一体で育てる、そのためには学校の垣根はできればしたくない、そんな願いが込められてのことだが、往来が通じてしまえば学校は町の現実に直面することにもなる。大阪の惨劇のやりきれなさがそこにある」、こういうふうに読売新聞で言っておるわけでございます。

 県教育委員会も、学校の状況把握、あるいは指導を行っておられるようでございますが、先日の回答にもございましたように、関市といたしましても適時適切な対応をとっておられるわけでございます。しかし、これは応急的な措置でございまして、先ほども申し上げました、中・長期的にこれをどうするかという、これも大変私は重要なことではないだろうかと思うわけでございます。加害者はすべて大人にあるわけでございます。大人の教育をどうしていったらいいか、そういうことがこれから大きく問われるのではないだろうか、かような気がいたすわけでございます。ここらあたりの考え方をお聞きいたしたいと思います。

 次が、来年四月から使われます中学校の歴史教科書の採択ということでございます。

 まず、市教育委員会の基本的な姿勢についてお伺いをいたしたいと思います。



 私は、平成九月の三月議会におきまして、その年の四月から使われる中学校の歴史教科書に新しく「従軍慰安婦」の記述があることを知り、大変な驚きを感じつつも、特に学校現場においてこれをどう教えていくかということについて、混乱を起こさないかということで教育長に質問したことを今思い起こしております。「従軍記者」という言葉は、私も当時そういう関係におりましてよく存じておりますが、「従軍慰安婦」という言葉は戦後恣意的に捏造された言葉であると、かように私は思っております。次の世代を担う小・中学生の教育に使用される歴史・公民の教科書にこのような言葉が登載されたことにつきまして、私は憤りを感じたものでございます。反日・自虐的主観に基づく歴史認識が、特定の近隣諸国とこれに迎合する一部マスコミ等において声高に叫ばれた結果であることはほとんどの国民の知るところであろうと思います。

 ところで、現在検討中である中学校教科書には「従軍慰安婦」の記述も減り、またいずれの教科書も日本軍の加害者視点を大幅に改善したものが提出されていると報道がございます。このことは、それを報道した各メディアの報道姿勢がひところのような批判的・扇情的なものでなく、本来の客観的な事実報道に近くなってきたことの証左ではないでしょうか。

 ところで、教科書の採択とは、民間の教科書会社が著作・制作し、文部科学省の検定を通過した複数の教科書の中からそれぞれ地域で実際に使用する一種類の教科書を選定し、その結果を八月十五日までに文部科学省へ報告することになっていると、このように承知をいたしております。今、国内において、その選定をめぐって、県及び市町村議会では、あるいはまた各種団体におきましては議論が沸騰いたしております。国外、特に中国、韓国からは、我が政府に対しまして箇所を指定してまでその改正を迫っているとの報道もございます。

 町村前文部大臣は、著者の歴史観については検定でこれを改めることはできない、こう言っておられます。検定を通過した教科書といえども歴史観は多様で、したがって、その中で最も学習指導要領の目標に適した教科書を採択するのは、一に市教育委員会の良識と言わざるを得ません。石原都知事は、教科書の正しい採択で日本を救ってほしい。今日の教育荒廃に責任を感じておられたら、自分の責任で教科書を選んでほしいと都内の教育委員会に檄を飛ばしているということでございます。

 関市教育委員会におかれましても、先ほど申しましたマスコミを初めとする市民感覚の変化、流れの変化、小泉首相の歴代首相にない時代認識等々も踏まえてこの問題を真剣に取り組んでおられると思いますが、まずはその基本的な姿勢について承りたいと思います。

 次は教科書採択の手順でございます。

 先ほども申し上げましたように、来年四月から中学校で使用される歴史教科書には八社が文部科学省に検定申請をしており、これらの中から市町村教育委員会がその責任で決定されるものと承知をいたしております。

 ところで、聞くところによりますと、調査委員会とか、あるいは選定委員会がその衝に当たるものの、実際は数名の先生が一、二冊に絞り込んで、これを委員会に上げるというようなことも聞いております。適正・公正な採択の推進を目指している関市教育委員会におかれましては、どういう手順でこれを進められるのか、また、これに当たるスタッフは、どういう部門からどのような基準で選定をされるのか、この際承っておきたいと思います。



 次は、開かれた採択、これは情報公開ということでございましょうが、これにつきましてお伺いをいたします。

 昨年九月、文部省が採択問題で教育委員会を指導した項目の中に開かれた採択の推進なる一項目があったように思いますが、その意図するところは、とりもなおさず表題に出しましたような採択理由や調査資料、関係者の氏名などの情報公開をということのように思いますが、いかがでございましょうか。そこらあたりのお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 次は、新しい教科書をつくる会がつくった教科書に対して一部の国からいろいろ言挙げされているが、その御感想ということでございます。

 六月四日付の中日新聞に、「考えよう! 新しい教科書」の特集がありました。その中で取り上げられておりますのは、来年四月からの小・中学校での教科書について、その一つは、すべての教科で学ぶ内容が三割減少すること、もう一つは、一部の歴史教科書の内容をめぐり、国と国との外交問題にまでなっておるということでございます。どうしてそれらが話題になるのかを署名入りで紹介されておりますので、あるいはお読みになった方もあろうかと思いますが、ここで御紹介をしたいと思います。

 Q&A方式ですが、「歴史教科書はどんなことが問題なのか」との問いに対しまして、その答えは「注目されているのが新しい歴史教科書をつくる会のメンバーが執筆した歴史教科書だ。これまでの歴史教育を日本の誇りを失わせると批判する立場から編集され、日本人としての自信と責任を持ち、世界の平和と繁栄に貢献できるようになるというんだ。しかし、太平洋戦争に関し、日本の緒戦の勝利は東南アジアやインドの多くの人々に独立への夢と勇気をはぐくんだと説明している点などについて、国の内外から、戦争を美化し、肯定していると批判する声も相次いでいる。特に中国や韓国は、みずからの国にかかわる部分の修正を求めているんだ」と、このようなQ&A方式の記事があったわけでございます。

 これに対しまして中学生のスタッフの声として、歴史教科書問題は難しい話だけによくわからないという声が多かった。その中のよしお君という中学生ですが、「僕は教えられることをそのまま受けとめるだけ。国と国の関係まで考えていない。いろいろ話題になっても大人の問題という感じです」と話すと。また、まいこさんという女の子は、「問題の教科書の一部を読んで、中国に出兵したことをいいことだったと考えているようで好きになれない」という感想だ。このような両方面からの答えが出ております。

 さて、そこで大人はどう考えるか。六月十日付の朝日新聞です。こういう引用ばかりで申しわけございませんが、「採択をめぐり動きさまざま」として、県内のつくる会教科書の模様を取り上げております。「県教組、問題点探し」「県議会、昨年十二月に請願採択」「瑞浪の私立中学校、つくる会の歴史教科書に決定」等々。

 ところで、昨日私はインターネットで教科書採択についての検索をいたしました。全国の県市町村における新しい教科書請願状況の一覧表が出てまいりました。団体名を入れて表示されております。採決は三十九道県百十四市町村、継続審査百八、否決・不採択は四十、その他いろいろございました。ちなみに、これは二月十九日現在の状況ですので、三月、六月議会を経て数の変動は相当あろうかと思います。また、新しい教科書をつくる会についての反対の論陣も、私の入手した資料ではA3で十九枚にも及んでおります。到底最後まで読み切れるものではございませんでしたが、途中まで読みまして、私の考え方とは相当の乖離がございましたので、途中で読むのをやめました。



 歴史観については、先ほども申し上げましたように、前文部大臣も言っておられるように人それぞれに相違があってもいたし方がないわけですが、これは別として一つ気にかかることがございました。これは、教科書採択権限がどこにあるかという問題でございます。片やこれは教育委員会にあるとして、その根拠規定を地方教育行政の組織及び運営に関する法律第二十三条、これは教育委員会の職務権限でございますが、その中の第六号に「教科書その他の教材の取り扱いに関すること」、一方は、教材の選定権は教師の教育権に属するとして、その根拠といたしまして教育基本法第十条「教育は不当な支配に属することなく、国民全体に対し直接に責任を持って行われるべきものである」、二項として、「教育行政はこの自覚のもとに、教育の目的を遂行する必要な諸条件の整備確立を目標として行わなければならない」と、このように記載してあるわけでございます。この二つの条文を比べて読みますと、行政経験者ならずともおのずからわかるものと思いますが、まずは当局の御見解を承りたいと思います。

 三番目が、子供たちの体力が非常に低下傾向にあるということで、その対策についてのお尋ねをいたしたいと思います。

 私は毎年小金田中学校の運動会を見ておりまして感じますことは、子供たちの背丈がすばらしく伸び、また体つきも見たところがっちりしてきたように感ずるのでございます。これなら将来、この子供たちがサミットで諸外国の要人と並んで写真を撮っても決して遜色はないのではないかと、そんなうれしい思いもいたしておるのでございます。しかし、この体つきと体力、すなわち人間活動の基礎となる身体的能力とは必ずしもイコールではないということを最近強く思い知らされました。

 これは一例でございますが、先ほども言いましたきくいけ整形外科医院で見かけた光景でございますが、四時過ぎごろになりますと、医院の待合室やリハビリ室は子供たちでいっぱいです。ちょいちょいと話を聞きましても、その原因は多様でございます。要は、もやし的人間に育てられたところにその要因があるのではないでしょうか。

 私どもの子供のころは、四十五分授業で残りの十五分は休み時間ですが、全員校庭に出まして飛んだり跳ねたり、本当に十五分間有効に遊んだものでございます。雨が降って津保川の水かさがふえますと、低学年者にかばんや衣服を持たせて、今の小金田橋のあたりから川に飛び込み、うまく流れを利用して桜橋のちょっと上手あたりで岸に着くような泳ぎをしたものでございます。今の親から見ればたまげるようなことでしょうが、それでいて一度も事故を耳にしたことはございません。夏場は、ウナギをとるために日暮れに津保川にウエやクダ針を仕掛け、朝早く川に飛び込みそれを上げるのが日課の一つで、お互いその成果を競い合ったものでした。もちろん毎日のごとく水浴びもやり、まさに津保川は私ども子供たちの母なる川であったようでございます。今の津保川台、虹ケ丘、団地になっておりますけれども、私どもの子供のころはコマツの生えた丘陵地帯で、冬場の格好の遊び場でございました。わなを仕掛けてホオジロをとったり、時には大人にまじってウサギ狩りのせこ役を引き受けたりして山野をばっこしたものでございます。各自思い思いの行動パターンで、自然に体ができてきたように思います。

 郷愁に浸っておってもせんなきことです。私どもの子供のときのように自然との共生がおぼつかないならば、学校が、家庭が、そして社会がそれ相応の考えを負わなければ、いわゆる頭でっかちのもやし人間になってしまうのではないでしょうか。私の杞憂であることを祈りつつ質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



  (拍手・降壇)



○議長(成瀬豊勝君) 御苦労さまでした。

 当局の答弁をお願いいたします。

 船戸教育長、どうぞ。

  (教育長 船戸政一君登壇)



◎教育長(船戸政一君) それでは、御質問について私からお答えをさせていただきます。

 初めに、大阪市内で起こった児童殺傷事件についての感想と対策についてでございます。

 「育てよう こころ豊かなまち、鍛えよう からだ丈夫なまち、伸ばそう 希望あふれるまち」と。私たち関市の市民憲章の願いをこの事件とあわせて考えてみましたときに、これらのすべての願いを一瞬のうちに踏みにじるような暴挙であり、惨事でございました。胸が痛み、やりきれない、言葉もございません。我がまちの学校のことだったらと思うと、耐え切れない思いでございます。本当にやりきれぬ悲しみ、強い憤りを感じずにはおれません。亡くなりました子供たちの御冥福を祈るとともに、傷を負った子供たちの早い回復を願う次第でございます。

 皆様御指摘のとおりに、二度とこうしたことが繰り返されてはならないものでございます。

 近年は殺伐とした事件が各地で起こっておりまして、新聞やテレビが毎日のように陰惨な出来事を報道いたしております。緩んではならない社会のたがが緩んでしまったような感じがいたします。そのたびに心の教育の充実を説き、学校教育のあり方を検討してまいりました。家庭や地域社会の教育力の低下、利便性や物質的な価値を追求する社会そのものの構造的な問題がこうした事件を生み出す背景になっているとも考えられます。しかし、こうした惨事を繰り返さないためにも、今回の事件の原因や背景について徹底した究明が求められますし、取り調べの推移に最大の関心を持たざるを得ません。

 そこで、事故防止の方策についてでありますが、事件発生後、すぐ臨時の校長会を招集し、緊急の対策として、各学校が取り組んできたことの交流や不審者の侵入を防ぐための具体的な方策等について協議をし、実施をしてまいったところでございますが、その内容につきましては、市川議員、三ツ岩議員の御質問にお答えいたしたところでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 また、中・長期的な対策といたしましては、既に申し上げているところではございますけれども、関市が推進しておりますところの地域に開かれた学校と今回のような学校の安全対策は決して矛盾するものではない。顔見知りの大人が学校を取り巻いていれば、あるいはそれが学校だということになれば、不審者は学校へ入りにくいと思います。今後とも、共生学校づくりを教育推進の柱として、コミュニティーの中核として推進してまいりたいと思います。御理解、御支援をお願いいたします。

 次に、来年四月から使われます関市の教科書採択についてお答えをいたします。

 まず基本姿勢と採択の手順についてでありますが、条文や文言につきましては御承知のことと存じますので割愛させていただきますが、基本的な姿勢といたしましては、法律及び条例、並びに県教育委員会の告示等、これに基づきます美濃地区採択協議会の規約によりまして、公正確保に留意いたしまして決定が行われるものでございます。したがいまして、採択決定は関市の教育委員会によるものと理解しておりますが、関市教育委員会といたしましても、それらの法規に従いまして、公正確保に留意して厳正に採択決定する所存でございます。



 次に、美濃地区教科書採択における実務を担当する方々の選考方法についてでございますが、これは岐阜県教科用図書美濃地区採択協議会規約第五条の規定に基づきまして、美濃地区採択協議会三十四名が選出されます。そして、法律に従って採択地区内同一教科書を採択することになるものでございます。その三十四名の内訳は、関市、美濃市の教育委員長及び武儀郡、郡上郡の教育委員長代表でございますし、各市町村の教育長、関市、美濃市の学校教育課長、各郡市の校長会代表、各郡市の教員代表、美濃地区の学識経験者、美濃教育振興事務所の関係職員の三十四名でございます。また、検定教科書を研究する調査員として、各市町村の教育委員会と教育振興事務所によって小・中学校の各教科ごとに四名から六名ほどの教員が選考され、協議会で決定されます。この任務は、教科ごとに検定教科書全部について調査・研究して、その結果を美濃地区採択協議会に資料として報告することでございます。

 次に採択後の情報公開についてでありますが、採択後とは、御承知のとおりに法令によりまして平成十三年八月十五日以降となります。したがいまして、これにより、また文部科学省初等中等教育局長の通知の趣旨を十分踏まえまして、美濃地区採択協議会で協議した上で、できる限り積極的な情報公開を進めなければならないと考えております。

 次に、新しい教科書をつくる会の教科についてでありますが、国の教科書検定制度のあり方が現在改善すべき点はあるといたしましても、現行制度のもとで文部科学省によって検定教科書となった以上、他社の検定教科書と同様の扱いになるものでございます。また、歴史教科書ともなりますと、国や民族、宗教によって事実の認定や解釈に相違のあることも当然であろうと思います。しかし、採択に当たりましては慎重に協議され、そして厳正に採択されているものと確信いたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 次に、三の子供たちの体力向上のための対応についてお答えをいたします。

 御指摘のとおり、生活環境、あるいは特に情報技術の革新によるパソコンの普及で家庭における子供のライフスタイルの変化は大きくなりました。したがいまして、体力の低下が懸念されております。

 そこで、関市の子供たちの体力の現状について、昨年度実施いたしました身体力テストの結果からその特徴を申し上げますと、反復横跳びは全学年で全国平均を上回り、敏捷性にすぐれている。ところが、握力と柔軟性は全国平均を下回っているようでございます。また、過去十五年間の運動能力の推移を見ますと、ほとんどの種目が横ばいでございます。しかし、小学校の跳躍力や中学生の持久力に若干の低下が見られます。

 次に、御質問の内容にかかわることでございますが、学校健康センターに申請されました学校における災害件数を見てみますと、昨年度は小学校が三百七十一件、中学校が三百十四件、うち骨折がそれぞれ約二〇%、七十三件、二七%、百一件、その他が捻挫や挫傷、打撲となっております。



 御指摘のように、津保川や長良川など、自然を相手に粗削りな遊びをさせ、それこそ子供らしい子供を育てるということでございますが、それを言い切れないジレンマが、例えば板取村のキャンプ事故の一つを取り上げてもございます。しかし、教育はそれを乗り越えてアンビシャスな青少年の育成を目指していかなければならないものと考えております。したがいまして、小学校では、学校教育の教科以外で体力づくりの時間を特に全校を挙げて確保いたしまして、朝運動や業間運動に取り組んでおります。また、昼休みを延長いたしまして外遊び、あるいはスポーツ少年団への加入を奨励するなどいたしております。中学校でも部活を奨励し、そのほか大いに戸外で身体活動をするように運動の習慣づけも図っているところでございますが、特に学校の長期休業期間の夏休みなど、自然の家を利用したり、あるいは宿泊キャンプ、例えば郡上の高原、あるいは氷見市等でキャンプ等を計画して、大いに子供たちの体位の向上を図った、あるいはゆとりある頼もしい子供たちの育成に心がけているところでございます。

 ただ、申し上げるまでもございませんが、健康の増進と体力の向上を図るには、学校だけでできることではございません。家庭における食生活を初めとする生活環境の充実が不可欠でございます。朝食を食べてこない子供が、ざっと考えても一〇%ほどございます。必ず朝食をとるような、そうした父兄への啓発も大事でございます。したがいまして、関市の児童・生徒の体格、体力の調査結果を示す「関の子供」、あるいは「健康便り」を活用いたしまして、さらに家庭への啓発活動を進め、また関市学校保健会を初め関係機関と連携をとり合って一層対応に努めてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。

  (降  壇)



○議長(成瀬豊勝君) 十六番 酒井田泰克君、どうぞ。



◆十六番(酒井田泰克君) るる御説明をいただきまして、ありがとうございました。

 初めの第一点の例の殺傷事件のことでございますが、大変いろいろ難しい問題もあろうかと思うのでございますが、これもちょっと新聞紹介で恐縮ですけれども、六月八日の読売の「編集手帳」にこういうことが書いてございました。「不良少年というもの、近時の産物にして、その警察の手に検挙せらるるを聞くことすこぶる頻々たり」、明治四十三年、「不良少年」と題した読売新聞の社説は真に恐るべきことと嘆いている。明治の末期におきましてもこのようなことがあったようでございまして、この社説は、「宗教が権威を失し、旧道徳がその根底を動揺せしめられたると記している。戦後半世紀余の今と似ているような気もするが、社説は大人の責任において言及して厳しい」。これからですよ。「今日の中年者以上には、少年者の模範をもって任ずるに足るべき者甚だ多からず。不良少年の根底的感化は、まず不良中年、不良老年の反省より始めざるべからざるものなるべし。今の中年、老年、何とこれを聞くか」と、こういう明治末期の状況からひっ提げて現在の状況を読売の「編集手帳」で言っておりますが、私も含めて大いにこれは心しなければならないのではないかという感を持ちましたので御紹介をしておきます。

 それから歴史教科書の関係につきましては、公平・公正・公明、もちろんの言葉でございますが、そういう観点から真摯にこれをとらえて進められておるということで、ぜひそういう方向で進んでいただきたいと思うわけでございますが、この中で美濃地区採択協議会に三十四人、いろんな各界各層から選ばれた方が心配なくされるということですけれども、この中に学識経験者というお話がございましたが、普通考えると、かつて学校の先生をやっておった方とか何かにならへんかという気がするんですが、教育委員会の指導要領によりますと、いわゆる民間人もこの中に入れて採択の選考に当たれというようなことも書いてあったように私は思うわけでございますが、この中に括弧書きで「保護者」という文言があったように思いますけれども、そこらあたりも勘案してのお話かと思いますので、よろしくお願いします。



 それから、質問の中で私が聞き漏らしたかもわかりませんけれども、この教科書採択の権限がどこにあるかということでちょっと論が分かれておるようなんですけれども、私も行政マンのいっぱしとして法律には親しんできた中で、ずっとさきの条文を読んでみますと大体わかるわけですけれども、そこらあたり、そのとおりだということかもしれませんが、ひとつ御返事をお願いいたしたいと思います。

 それから体力の問題ですけれども、学校、家庭、それから社会一体となってやっておられるということですが、先般、この壇上で私が申したこともあるんじゃないかと思うんですけれども、かつて「二十四の瞳」という映画がありまして、うちで見たわけですが、二十年代と思うんですが、学校に肋木、それから鉄棒がだっと映し出されてきて大変懐かしく思って、我々は肋木に登って高いところから飛びおりたり、鉄棒で逆上がりをやったりいろいろやった記憶があるんですが、今学校にはああいうようなものをちょっと見かけんなような気がするんですけれども、やはりああいうようなことにみずから親しませるということも特に大事じゃないかと思うんですが、どうなんでしょうか。もしよかったら市長さんのお答えをいただきたい。



○議長(成瀬豊勝君) 船戸教育長、どうぞ。



◎教育長(船戸政一君) 教科書の採択決定でございますが、御意見のような意見も聞いておりますが、関市教育委員会に採択決定権がございます。けれども、先ほど申し上げましたように、法律、県の告示等によって美濃地区の協議会で同一教科書を使うようにという規約を持っておりますので、それを踏まえての決定でございます。



○議長(成瀬豊勝君) 後藤市長、どうぞ。



◎市長(後藤昭夫君) 私も、中学校、小学校、昨年十七校を回りまして、施設も、先生も、校長も、そして学童の状況の実態を若干なりとも知ることができたわけですけれども、その際感じたことは、学校の施設がかなりさま変わりしているということです。先ほど来、きのうそちらあたりの質問がありましたように、校門が使われていないとか、玄関がどこにあるかわからんとか、遊具は、昔のような肋木とかブランコとか、そういったものが大変近代的になったというか、そういう素朴なものがないということで非常に残念です。それと、体位向上のための施設がないんじゃないかということを切実に思ったわけでございます。以上です。



○議長(成瀬豊勝君) これにて、十六番 酒井田泰克君の一般質問を終わります。

 次に、十七番 松田文男君、どうぞ。

  (十七番 松田文男君登壇・拍手)



◆十七番(松田文男君) それでは、議長さんよりお許しをいただきましたので、通告をしてあります順番に質問させていただきます。

 まず大きい一番のスポーツ振興策についてでありますが、このスポーツ振興の大切さは、私があえてこの場で申し上げるまでもなく当局も十分認識をしておられることと思いますが、もう一度確認のため申し上げますと、まず青少年に対しては心身の健康的育成の効果、働き盛り世代にはストレスの解消と健康の増進、高齢世代には健康の維持とぼけ防止等、また、それぞれ健康に暮らせることにより医療費の削減等、行政にとっても個人個人にとっても大変よい面があると思われるわけでございます。



 そこで、小さい1番目の総合体育館のトレーニング室の充実についてでございますが、この質問項目は先日の市川議員の質問と重複しておりまして、既に当局の回答も聞いておりますので割愛させていただきます。

 小さい2番のスポーツ施設の管理体制についてでありますが、スポーツ施設の管理といってもいろいろと多くの項目があるわけでございます。ここでは、最近特に気になっております二点の事柄についてお尋ねします。

 その一点目は、中池多目的グラウンド、あるいは学校グラウンドの使用マナーの悪さ。例えば、グラウンド使用後にトンボ等できちんと地ならしをしないとか、させない指導者がいるのではないかと思われるようなグラウンド状態を見聞きするわけでございます。もちろんこの件は使用者側に問題があるわけでございますが、その点どう対処されるのか、お伺いをします。

 二点目は、十六所グラウンドの南側斜面が今にも崩れそうで大変心配をするわけでございます。先日起きました板取村の林道での落石事故、一つの若い命が奪われてしまうという大変痛ましい結果になってしまいました。皆様も御存じのことと思います。この十六所グラウンドの南側斜面の崩落位置が一塁側ベンチの後ろ真上にあるわけでございます。もし試合中、あるいは子供たちが下で遊んでいるときに崩れてきたらと思うと、ぞっとするわけでございます。早急に何らかの対策をとらなければならないと思います。既に対策済みかもしれませんが、その点どうされるのか、お伺いします。

 次に、小さい3番の学校週五日制での対応について伺いますが、平成十四年の四月より学校完全週五日制になるわけでございます。そこで、先ほども申し上げましたように、青少年の健全育成に果たすスポーツの役割は大変大きなものがあると思うわけであります。その青少年のスポーツ活動には、現在、関市では学校での授業の中でのスポーツ活動、小・中学生のスポーツ少年団活動、中学、高校での部活、その他クラブチーム等でのスポーツ活動があるわけですが、特にここではスポーツ少年団活動についてのみお聞きをいたします。

 このスポーツ少年団活動には、ボランティア指導者の協力と父兄の後押しが必要なことは言うまでもありません。その指導者の育成指導体制はどうなっているのか。また、その反面、従来からのスポーツ少年団活動では一種類のスポーツだけしかできないというようなマイナス面もあるわけです。いろいろな種類のスポーツに親しむことができるような何らかの対策を考えておられるのか、あったらお聞かせ願います。

 次に、大きい二番の、都市計画道路関美濃線と一般県道関美濃線の完成はについてお伺いします。

 平成九年九月議会での深沢議員によります若草クラブ代表質問の中で、この路線について現在の状況と今後の計画についてを質問されており、その回答として、市道幹一−四二号(関美濃線)については、中心市街地の西側を南北に貫通する幹線道路として、昭和三十三年都市計画決定を行い、平成四年事業認可を受け整備中の道路であり、整備区間の延長は三百七十・五メーター、幅員二十メーターでございます。早期完了に向け事業を進めております。また、西木戸交差点以北の七百二十メーターについては県事業として昭和六十二年より着手、整備中であります。いずれにしましても道路は都市の骨格を形成する基幹施設であって、適正な土地利用を誘導するなど、良好な都市空間、町並み形成に極めて重要であり、また災害時においても、安全な都市づくりのためにも重要な役割を果たすものであり、現在整備中の二路線を早期に完了したいと議事録に載っております。この二つの路線は行政側の都合で市道と県道に分かれているわけですが、一般通行者や付近の住民の人々にとっては早くよくしてもらえればいいわけでございますが、現在、西本郷通り交差点から平和通りまでをたびたび通るとき気になったりすることや、付近の住民や関係者の方々からのいろいろな苦情を数点挙げますと、道路の真ん中にあるように見え大変危険な電柱、急に狭くなり危険な萬代橋、早くに事業に協力をされほかへ移転された人々から、私たちは早く完成するようにと願って協力して移転したのに、いつになったら完成するのかという苦情、あるいは私の耳に入ってきます用地買収におけるところのさまざまな問題点等、このような状態で予定どおりの時期に完成させれるのか、大変心配をしているところでございます。当局も、市長がいつも言われておりますように、「親切・公平」をモットーに心の通った対応で事業を進めておられることだとは思いますが、この事業の完成の見通しについてお伺いをいたしまして、壇上からの質問を終わります。



  (拍手・降壇)



○議長(成瀬豊勝君) 御苦労さまでした。

 当局の答弁をお願いいたします。

 山口教育委員会事務局次長、どうぞ。

  (教育委員会事務局次長 山口正昭君登壇)



◎教育委員会事務局次長(山口正昭君) それでは、二のスポーツ施設管理体制についてお答えをいたします。

 市の社会体育施設の管理については、関市公共施設振興事業団へ委託するとともに、スポーツ振興課職員二名を派遣し維持管理を行っております。市の施設には、野球場、サッカー・ラグビー場、昨年つくっていただきましたグリーンフィールド中池のことでございます。また、中池陸上競技場等の中池の施設と、稲口グラウンド及び下有知、片桐グラウンドがございます。各グラウンドとも、毎週、各種スポーツ団体が活発に利用をしていただいております。

 議員御指摘のグラウンド使用マナーにつきましては、大変御心配をおかけして申しわけございません。利用者に対しましては、今後、使用許可申請の時点で厳しく徹底してまいりたいと思いますので、どうか御理解のほどをお願い申し上げます。

 議員もう一点御指摘の、市施設における危険箇所の再点検についてですが、板取村の事故発生後、直ちに施設を点検いたしました。以前からも指摘のとおり、落石で危険箇所の十六所グラウンド南西斜面についてでございますが、現在、落石注意の看板とトラロープで表示するとともに、使用団体に対し十分注意をして使用するよう文書をもって指導いたしましたが、さらに検討してまいりたいと思います。また、その他の施設には危険箇所がないことを確認いたしました。

 次に、学校週五日制での対応についてお答えをいたします。

 来年度より学校週五日制が完全実施するに当たり、スポーツ活動は青少年の健全育成を図るための責務がございます。市のスポーツ少年団は六十一団、団員は千六百九十人、認定指導者二百三十六人と、県下においても岐阜市、大垣市に次ぐ活動団体であります。また、ボランティア指導者は四百六人です。それらすべての指導者に認定指導講習会を受講させ、充実を図っております。また、児童・生徒自身が自由にスポーツ種目を選択し、幾つもの種目を経験でき得る総合型地域スポーツクラブの立ち上げに向けて、今年度中に各小・中学校の児童・生徒に対し、現在のスポーツ少年団活動の内容と入団説明について一覧表を配付して、スポーツに興味のある子供たちに機会の場を与えてまいりたいと考えておりますので、よろしく御協力のほどをお願い申し上げます。



 以上であります。

  (降  壇)



○議長(成瀬豊勝君) 次に高?建設部参事、どうぞ。

  (建設部参事 高? 豊君登壇)



◎建設部参事(高?豊君) 御質問の二についてお答えいたします。

 都市計画道路の関美濃線の平和通りから本町八丁目まで約三百七十メートルの区間は、平成四年に都市計画法に基づく事業認可を受け、幅員二十メートルの計画で地元関係者の御協力を得ながら事業を進めております。今後は、残る用地補償交渉を誠意を持って進めることにより早期解決を図り、工事を実施しまして、平成十四年度末の事業完成を目指していきたいと考えております。

 一般県道関美濃線の本町八丁目から西本郷通り約七百メールの区間につきましては、県単街路事業として県にて進めていただいておりますが、市といたしましても当区間のより早い事業完成を図るため、公共事業採択要望を働きかけてまいりたいと考えております。

 なお、現場の安全管理につきましては、今後も十分配慮してまいりますので、御理解をいただきたいと思います。

  (降  壇)



○議長(成瀬豊勝君) 十七番 松田文男君、どうぞ。



◆十七番(松田文男君) それぞれ回答をいただきましたが、一点だけ要望をしておきます。

 二番の関美濃線についてですが、今まででもきちんとやってこられたと思いますけれども、土地収用法、公共用地の取得に関する特別措置法、この事業に関連する法律等の内容をよく精査していただきまして、この事業の早期完成をお願いしまして要望とさせていただきます。



○議長(成瀬豊勝君) これにて、十七番 松田文男君の一般質問を終わります。

 次に、七番 杉江代志熙君、どうぞ。

  (七番 杉江代志熙君登壇・拍手)



◆七番(杉江代志熙君) では、お許しをいただきましたので、順次質問させていただきます。

 関高齢者プラン21によりますと、関市の高齢者のいる世帯は、平成七年の国勢調査によりますと六千七百九十六世帯、二十年間でほぼ倍増しております。このうち高齢者単身世帯が五百六十八世帯、高齢者夫婦世帯が千百十六世帯、それぞれ約四倍へと大幅に増加している状況であります。

 一方、高齢者の住宅所有関係を見てみますと、高齢者のいる世帯の持ち家は九三・九%と非常に高く、全国平均を九ポイントも上回っております。高齢者の持ち家率が関市は非常に高いという特性を生かし、若い時代に建築された住居は、高齢になりますと段差などをとっても非常に危険で、家庭内で転倒して寝たきりになるという方が非常に多いと聞きます。そこで、高齢になってもいつまでも自分の家に住み続けられる安心・安全な住まいに改修する必要があります。高齢に伴い介護の必要な状況になった場合にも、多くの方々が望まれる自宅での居宅介護が可能な住宅に改修されなければなりません。そこで、虚弱な高齢者の方が自宅で安全に生活できるよう、床段差の解消や手すりの取りつけなど、住宅改修費の一部を助成する制度として昨年四月に導入された介護保険の住宅改修と在宅福祉サービスの高齢者生き生き住宅改善助成事業という制度がございます。介護保険の住宅改修は、要支援、要介護の認定を受けた方に支給限度額を二十万円とするものであります。また、関市の高齢者生き生き住宅改善助成事業は、要支援、要介護の認定を受けた方に五十万円以内、さらに自立の認定を受けた方、また認定の申請をしていないが自立と同程度の方に七十万円以内の助成制度でございます。



 これらの住宅改善の助成制度に対して現在までの利用状況はどのようになっておるのか、また、制度利用に対し、利用者が高齢であり、建築物の改修・改善の知識がないため、当然不安やためらいがあり、利用につながらないということも考えられます。また、利用者の所得に応じて負担が異なる場合もあり、助成金額が事前に利用者にわかれば資金計画もできます。これら事業の積極的推進を図る目的で、高齢者の立場になって、素早く、親切・丁寧に対応する住宅改善一一〇番的な窓口の強化を図っていただきたい。

 また、同制度は、償還払いで利用者が一たん工事費の全額を業者に支払うもので、一時的とはいえ年金生活者の高齢者などから工事費全額を立てかえることは困難であり、事業者や利用者から、当初負担を緩和して利用しやすい制度にならないかとの御意見を伺っております。そこで、介護保険住宅改修と市単の住宅改善の助成事業、利用者は工事の完成時に費用の一割だけを支払い、残りの九割は事業者が市から受け取る受領委任払い制度にできないか、御所見を伺います。

 続いて二番の質問に移ります。

 先ほど松田議員からお話がございました。私の場合は、東貸上交差点以北を想定して質問させていただきます。

 県道関美濃線は、平成十二年第二回定例会において、県において調査測量を行い、都市計画どおり両側に歩道を設けた道路に整備、また主要交差点は拡幅、あるいは局部改良については積極的に進めていきたい。県当局と協議しながら早期に着手できるよう努力すると答弁がされております。現在の状況は、軌道が撤去されアスファルト舗装がなされているが、ポールの標識で囲われたままの状態でございます。現在、どのような道路計画で、また進捗状況はいかがなっているのか、お伺いいたします。

 また、同事業にあわせて、地元要望の強い交通安全施設の設置や上下水道の整備を実施せよというものでございますが、御答弁をよろしくお願いいたします。

 三番の質問でございます。

 車で長野県、また福井県側から岐阜県に帰ってまいりますと、改めて驚かされるのは周囲の景観を圧倒する屋外広告物、野立て看板の林立でございます。原色あふれる色彩の洪水で、周囲の豊かな景観、自然を覆い隠しております。長野、福井県側にいるときは、地域全体の風景が少し寂しい、ややわびしいとさえ感じていただけに、県境を越えると突如としてあらわれるこれら屋外広告物の乱立には、驚きの印象を持たれるのは私一人だけではないでしょう。隣接する県での文化の違いなど、ふだんあまり考えたこともない私でありますが、水や緑など自然の環境が恵まれた似たような地域で屋外広告物に対する対応の違いに疑問を感じずにはおれません。関市は他の大都会とは違い、ネオンや看板のたぐいで厚化粧をした都会の都市の顔をまねる必要はありません。化粧をしなくても自然の美しい素顔で勝負できる都市でございます。庁舎周辺地域を屋外広告物の禁止区域として、本当にすっきりした風景が現出いたしました。後世に自信を持って残していくべき景観でございます。こういう地道な作業がこれからは大切になってまいります。



 そこで質問でありますが、恵那市でも実施されたと聞きますが、乱立する屋外広告物を集合化して都市景観に配慮してはどうかと考えますが、御所見をお尋ねいたします。

 四番の質問でございます。

 二十二日の一般質問で、同僚議員の市川議員、また三ツ岩議員から、また本日は先ほど酒井田議員より大阪府池田市の小学校で起きた校内児童殺傷事件を受け、学校の安全管理が多方面から提起されました。特に私が感じますには、最近の事件は、幼児や女性、病人等、抵抗する力を持たない、また弱いところへの暴力行為が特徴でございます。市民の生命・財産を守る立場から、多数の市民が集う庁舎やわかくさ・プラザで事件が起きた場合の安全対策、防止策などの危機管理はどうなっているのか、こういう点をお聞きいたします。

 以上をもちまして壇上からの質問を終わらせていただきます。以上でございます。

  (拍手・降壇)



○議長(成瀬豊勝君) 御苦労さまでした。

 当局の答弁をお願いいたします。

 後藤市長、どうぞ。

  (市長 後藤昭夫君登壇)



◎市長(後藤昭夫君) 私からは、三番の乱立する屋外広告物の集合化についてお答えをさせていただきます。

 私も、この屋外の広告物につきましては非常に関心を持っておるわけでございまして、乱立するもの、また色あせたのぼり旗、あるいはさびた看板、何が書いてあるかわからんような看板もたくさんあるわけでございまして、本当に気になっておるところでございます。

 美しい景色を阻害する広告物の取り締まり強化につきましては、県と市では美しい飛騨・美濃景観づくり運動の一環として進めておるところでございまして、特に関市は、最初に屋外広告物の事務移譲を県から受けまして、新しく四カ所、庁舎の周辺、西本郷尾太線、中池志津野線、長良川リバーサイドの四地区を指定いたしまして前向きに取り組んでおるところでございます。大いに効果を上げていると私は思っておるわけでございます。そういったものにつきましては更新の段階で指導してまいりたいと思いますし、また無届けなものにつきましては、設置者不明の場合は即刻撤去するというような方向で進めたいと思っております。

 既設の看板の集合化につきましては、非常に地権者や広告主、看板業者との利害の絡みもあるということでございますが、恵那市の場合を聞きますと、集合化するために十五年かかったそうでございます。金額にして七百万かかったということでございまして、関市の場合、新しい区域への看板の届け出につきましては、広告主、看板業者、地権者との話し合いの中で集合化に努めてまいりたいと思いますので、よろしく御理解のほどをお願いいたします。

  (降  壇)



○議長(成瀬豊勝君) 次に山田民生福祉部長、どうぞ。



  (民生福祉部長 山田勝行君登壇)



◎民生福祉部長(山田勝行君) それでは、一の介護保険住宅改修と市単独の住宅改善の助成事業を受領委任払い方式を取り入れたらどうかという御質問にお答えさせていただきます。

 介護保険制度の住宅改修費につきましては、在宅の要介護者が手すり取りつけ、あるいは段差解消などの住宅改修を行った場合に、住宅改修費二十万円を上限として九割が償還払いで支給される制度でございます。平成十年度では、六十六件の八百五十二万七千円余でございました。また、これを補完するために高齢者の生き生き住宅改善助成事業制度を関市の単独事業として実施をしておりまして、世帯の所得による負担割の制限はありますけれども、要介護認定を受けた方は五十万円、認定で自立の方や同程度の方は七十万までの改修に対し助成をするもので、平成十二年度の実績では、二十三件、九百五十五万二千円の助成を行っております。そのうち、介護保険制度と市の単独事業併用では十七件の六百二十六万二千円でございます。

 御指摘のように、こうした住宅改修に伴う現行の償還払い方式での助成は、一時的にしろ被保険者の経済負担は大きいものがあると思います。現在、短期入所の振りかえ利用分のみについては、償還払い制度となる九割についてはサービス事業者と受領委任払いの契約を結んだ上で実施をいたしておりますが、こうした方式を介護保険の住宅改修と市単の制度についても実施してはどうかということでございますけれども、介護保険制度の各サービスを提供する事業者は県の指定を受けております。住宅改修事業者については指定の必要がなく、業務内容から多数の事業者を対象とすることになります。また、介護保険法施行規則では、添付書類として領収書を添付することを規定しております。事業者への周知や法令の運用上で問題点はございますけれども、今後は介護保険による住宅改修については被保険者利便性の向上に向け検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いします。

 また、市単制度につきましては、県の高齢者のサポート推進事業の補助金制度を活用して助成制度としておりますので、県要綱の運用上も本人への支払いが義務づけられておりますので、御理解をお願いしたいと思います。

 また、低所得の方の一時的な経済負担の緩和のための貸付制度として社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度がございます。こうした貸付制度の有効活用も紹介しながら、被保険者の便宜を図ってまいります。

 また、この制度がわかりやすいよう窓口での事前相談やケアマネジャーへの情報周知、また広報等での案内など適切な対応に努めてまいります。また、本年度には、基幹の在宅介護支援センターで住宅改修の業者を対象に研修会を開催し、制度の概要等を周知してまいる予定ですので、御理解をお願いしたいと思います。

  (降  壇)



○議長(成瀬豊勝君) 次に亀山建設部長、どうぞ。

  (建設部長 亀山 誠君登壇)



◎建設部長(亀山誠君) 御質問の二についてお答えいたします。

 一般県道関美濃線の貸上交差点より北につきましては、名鉄美濃町線の廃止以降、交差点部の暫定改良、舗装などを行っていただいております。また、平成十二年度に行いました地元との意見交換を踏まえまして、今後は歩道設置などの道路整備につきまして関係機関と十分意見調整し、整備していくと聞いております。市といたしましても、早期に事業着手ができるよう県に要望してまいります。



 上下水道の整備につきましては、現在、既存の宅地には上下水道とも完備していると思っております。今後は、県道の改良事業にあわせて、上水道は地震対策事業の一環として配水管の布設がえを計画してまいります。また、下水道化につきましては、必要に応じて汚水管の布設を検討してまいりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。

  (降  壇)



○議長(成瀬豊勝君) 次に下條総務部長、どうぞ。

  (総務部長 下條正義君登壇)



◎総務部長(下條正義君) 最後の御質問の、庁舎やわかくさ・プラザの危機管理についてお答えします。

 危機管理につきましては、お話がございましたように、地震、洪水、大火災やテロなど、天災・人災を問わず不測の事態に対して事前の準備を行い、被害を最小限に食いとめるよう対処するための諸施策と言われていますが、最近は全国各地において、その想像、常識を超える事故・事件等が続発しておりまして、危機管理に難しさが加わっております。

 御質問の庁舎及びわかくさ・プラザにおきましては、条例規則によりまして管理責任者を指定するとともに、使用制限や禁止行為などを定め管理に努めているところでございます。また、職員による消防隊を編成し、火災等への体制は確立しております。

 しかしながら、お話の公共施設は、開かれた行政の推進が理念になっておりまして、設置目的や性格上、開放し、不特定多数の利用者が前提になりますので、特異な事故・事件に対する危機管理の面からは極めて弱点が多くなります。

 こうした中にございますが、特にわかくさ・プラザのように幼児から児童・生徒、高齢者、あるいは障害者など社会的弱者の利用が多いところにつきましては、職員が不審者や異常の人海チェックを行うなど、万全にはなりませんが、できることは行ってまいりたいと考えております。

 特異な事件・事故につきましては、他山の石としまして、また御指摘のことも含めまして、消防訓練や、あるいは関係機関、職員の連携による防犯対策、また施設管理委託業務などを徹底しながら危機管理のあり方について研究してまいりたいと思いますので、御指導をよろしくお願いいたします。

  (降  壇)



○議長(成瀬豊勝君) 七番 杉江代志熙君、どうぞ。



◆七番(杉江代志熙君) それぞれ御答弁ありがとうございました。

 一番の介護保険住宅改修と市単の住宅改修のお話でございますが、お年寄りが寝たきりになる原因というのは第二位が骨粗鬆症を伴う骨折ということで昨日新聞に出ておりましたが、自宅での転倒も多いということで、私の知り合いも、ひとり暮らしでございましたけれども、大変元気なお方で、御婦人でございましたけれど、家で転倒して、運が悪く三日間も発見されずにそういう状態になってしまったということで寝たきりになってしまわれて、現在は特養の施設に入所されたわけで非常に残念な思いがするわけですが、自宅で転ばれなければ元気に活躍されていた御婦人でございますので、積極的に住宅改修を転ばぬ先のつえとして当局におかれても推進していただきたいと思います。

 また一点、書類関係で、見積書と領収書の金額が合わなくちゃ許可はできませんよというようなお話がございましたが、通常、見積書というのはいっぱいいっぱいの金額を出すわけではございませんのでちょっと甘い金額設定になっておると思いますが、領収書と見積書がなぜ同一金額でないと許可が出んのかというようなこともございますけど、もしそれに対して答弁できなければ、またお知らせいただいても結構でございますが、一昨日、予算を余らすといかんから関係機関に配ってしまったというような職員がよそにございましたが、そういう行政の論理と市政の論理はまた違うわけですので、一度そういうところを確認していただきたいと思います。



 二番は、また要望していくということでございますが、ひとつ強力によろしくお願いいたします。

 三番、これは市長から御答弁をいただきました。これは西本郷尾太線は景観を大事にしようということでございますが、現在、一部電柱広告がついておりますが、これがチェックされたのかどうかという点を質問したいと思います。大体その辺で結構でございます。



○議長(成瀬豊勝君) 山田民生福祉部長。



◎民生福祉部長(山田勝行君) 見積書と領収書が同一金額でということでございますけれども、行政としては原則は見積もりと領収書が合わなければいけないということで、一般の中ではどうかわかりませんけれども。ただし、金額と領収書を一緒に書いていただけば、恐らく値引きがあったんでしょうから、値引き幾らということで記入して合わせてくだされば、それで結構かと思います。



○議長(成瀬豊勝君) 次、亀山建設部長、どうぞ。



◎建設部長(亀山誠君) 電柱の占用者が許可を多分しておるというようなことだと思いますので、一度またその辺を十分検討しまして指導していきたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(成瀬豊勝君) これにて、七番 杉江代志熙君の一般質問を終わります。

 この際、暫時休憩をしたいと思いますが、御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 それでは暫時休憩をいたします。

  午前十一時二十九分 休憩

  午後 一時 〇〇分 再開



○副議長(古市守君) 休憩前に引き続きまして会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 次に、一番 佐藤善一君、どうぞ。

  (一番 佐藤善一君登壇・拍手)



◆一番(佐藤善一君) 議長さんのお許しを得ましたので、通告をしておきました四点につきまして順次質問をさせていただきます。

 昼食が済みまして若干眠い時期に入ってきましたが、しばらくおつき合いをお願いいたします。

 それでは、まず最初に、生涯学習の現状と今後の進め方について質問をいたします。

 変化の激しい現代社会の中で、生きがいのある自分の人生を築いていくためには、私たちは絶えず社会に目を向けて、追いてきぼりにされないように新しい技術や知識を身につける必要があります。以前のように、一たん知識や技術を習得すればそれが役立つ時間が長かった時代に比べて、今では社会変化のサイクルが極端に短くなっているからです。もはや学生時代に身につけた成果などでは、とても自分の生涯を全うすることなどできません。ましてや高齢化社会です。長くなった老後を張りのあるものに、より充実した人生を送るためには、生涯にわたってみずから学習し、社会の変化に対応していける自分自身を築いていくことが大切であります。



 関市は平成八年の十月に生涯学習の都市宣言をされておりまして、県下でも有数の生涯学習のまちとして君臨をしております。わかくさ・プラザというすばらしい拠点施設もオープン以来三年目、多くの市民の皆さんが足を運ばれて利用され、内外にも誇れる施設であります。全国からも行政視察やら、あるいは見学やらと大変だったとお聞きしております。

 そんな中で、先般、「ガイドブック二〇〇一」も全戸に配布をされました。学習への道しるべとなることを念じて発刊をされました。イベントだとか、あるいは講座、教室、IT講習、コンピューターセミナー等々、また市職員によります出前講座も七十近いメニューですし、市民によるものも六十近いメニューが用意されております。三次総後期基本計画案の中でも、第二章の交流文化都市づくりを進める戦略プロジェクトでは、わかくさ・プラザの有効活用を目指して生涯学習の推進、あるいは充実を明記されております。いずれにしましても、行政が用意をしたメニューだけでなく、参加者の声、あるいはみんなの声の情報、多種多様な市民の学習ニーズの把握のためにアンケートや実態調査などを実施していただきまして、生の声を吸い上げて今後の活動に生かしてほしい、そんなことを思います。自分にとって必要な内容を、自分に合った方法で自分が学習したいときに学習をすることが基本になると思われます。生涯学習のまちづくりは市民ぐるみで取り組むことが最も重要だと考えますが、その辺いかがでしょうか、お聞きいたしたいと思います。

 二番目に、街路樹による危機管理のあり方についてということで質問をいたします。

 今はじめじめとした梅雨どきが過ぎると、いよいよ真夏の太陽が照りつける暑い時期がやってきます。歩道を歩いていて、生い茂った街路樹の下で立ちどまって汗をぬぐうこともあります。そんな街路樹についてお聞きをいたします。

 庁舎の北側の東西の通りは電線もなく、私がしょっちゅう通らせていただいて、市内では一番すばらしい理想的な並木道だなあと思っております。そして目を移してみますと、もとの中濃病院から緑中方面にかけて、あるいは東本郷通りから西本郷通りを経まして平安殿まではイチョウの並木が続いております。このイチョウの並木はいつごろ剪定をされたのか、電話線が垂れ下がるのを受けとめているかのように感じております。また、国道四一八の平和通りは、刃物会館のあたりから太平町の交差点付近まで街路樹の枝の間に線が絡み合っていて、電線などは邪魔やで地中に埋めてほしいなどと言っているような、そんな光景として思われます。

 街路樹の剪定につきましては、中電だとか、あるいはNTTなどの会社が自分たちの保有の電線に支障があれば樹木を切る相談があるそうですが、それまでは市としてはそんなに指示はしないとのことでした。

 先般、ある用事で先輩の議員の先生方と岐阜に参りました。ケヤキ並木の中を通りながら、ここはすばらしい通りだと、そんな説明を受けて、なるほどと感心をしたばかりでした。車道と歩道の境に街路樹、あるいは歩道と民地の境が電柱というようにそれぞれの立つ位置が異なっておりまして、街路樹が上へ伸びても電線に影響は全くありません。それに比べて、この関市内の街路樹と電柱は一直線に重なるのがほとんどであります。頭上に障害物になる線が通っているのに、上へ伸びる性質のイチョウなどではなくて、もっと常緑樹で伸びの少ないものを植える配慮があってもいいなあということを素人考えで思っております。ISO一四〇〇一認証取得をされまして、環境マネジメントシステム概要書の中でも、緑豊かなまちづくりの推進のために街路樹の適正管理を図ることがうたってあります。台風や災害のシーズンがもうすぐ待ち受けております。もし街路樹等で電線等が切れたりなんかしたら、どんな混乱が起きるのかは想像もつきませんが、今、国を挙げてのITの時代です。当局は、今後、このような状況での危機管理についてどのようなお考えをお持ちでしょうか、お聞かせを願いたいと思います。



 三つ目に、鳥獣害に対する今後の取り組みということでございます。

 野生鳥獣が農林業に与える被害というのは、中部地方七県の推定で約六十億一千三百万円と言われております。各県とも有害鳥獣駆除や被害防止に力を入れておりますが、対応が追いつかないのが現状だと言われております。

 以前にも私は平成十一年の六月の定例会で猿やイノシシの害について一般質問をさせていただきましたが、それから二年経過してますます被害が広がってまいりましたし、近ごろは毎日のように家の周りまで出没をして、高齢者や子供たちに害がなければよいがなどと心配をいたしております。今回の質問も、鳥の害はカラスですが、特に猿の害についてお聞きをしたいと思います。

 猿の群れには縄張りがありまして、群れは雌の血縁集団ということで、大体五十匹から百匹で構成をされていると言われております。これらの群れは集団としての統率がとられておりまして、ボスの号令一下、すばらしい行動力であっという間に移動を終了いたします。それにも増して一番始末の悪いのが、二匹、三匹というはぐれ集団の猿でございまして、民家の縦の雨どいから屋根に上りまして、かわらはがたがたになりますし、農作物ばかりでなくいろんな被害を与えております。私たちの地域では、集団転作の小麦の刈り取りが終了しましたために、猿のターゲットがいよいよ家庭の菜園に向けられてきました。個々の農家ではパイプハウスを購入して、金網、あるいはのりの網、フェンス、その他あらゆる網を使用しまして、季節の野菜が被害に遭わないように何十万というお金をかけて設置をしております。毎日といっていいほど、地域の人たちから何とかならないんだろうかと相談をかけられておる現状でございます。金網の中で人が作業をしておりまして、その姿をおりの外から猿が眺めているといったすばらしい絵にかいたような状況が現実として起きています。

 県内の各地から食害被害報告が相次いでいるのを受けまして、県は被害対策のために鳥獣対策プロジェクトチームを設置し、農作物被害を防止するために、おりで猿を捕獲し、電波発信機をつけて放ち、追跡をして群れの頭数や行動範囲などを調査してマップをつくり、駆除をするか追い払うかを群れごとに検討する作戦で、もう既に美並村では一匹発信機をつけて調査を開始されたとのこと。野菜などスーパーなどで買って食べた方が安上がりということはわかっておりますけれども、当市におきましても発信機の取りつけなど、県の方針とタイアップをしてぜひ実現をしてほしいと要望いたします。中山間地域直接支払い制度に集落協定を結びまして取り組んでおります状況の中で、農地を集落全体で守り、耕作放棄地の防止のためにも、また高齢者のぼけ防止と生産意欲の減退にならないように格別の対策を望み、質問といたします。



 最後に、森林の持つ多面的機能を発揮させるための方策はということで質問をいたします。

 私たち人間を初めとして地球上すべての生物・植物は、太陽、空気、水の三要素の恩恵を受けて生存をしていることは言うまでもありませんが、その一つの水が、いわゆる水の源である山から出なくなる日がやってくるとしたら、そんなことを思ってみると、山から水が出なくなった原因はいろいろあると思いますが、水を蓄える、すなわち備蓄する雑木林や広葉樹林を伐採して杉やヒノキを植樹したのも、今から思えば誤りであったかもしれないと言われております。今、山からわき出る水は五十年前の五分の一か七分の一に減りまして、このまま杉やヒノキが大きくなれば水の吸い上げる量が多くなって、数十年後には水が出なくなる危険性もあります。林業関係の長期不振のために間伐などの手入れが行き届かないし、そのために森林が荒廃し、反面、大雨が降ると一たん水となりまして、大洪水、大災害につながり、土砂崩れ、流木による被害の要因ともなっております。

 全国的にも先駆的な試みとして、先般、三重県では、本年度より放置されている、手入れすれば水資源保護や、あるいは土砂崩れ防止に役立つ民有林を環境林として公的管理に乗り出して、本年度一般会計当初予算に四千万円を盛り込んだと報道されておりましたし、森林が県土の八割を占める我が岐阜県では、本年度、災害に強い森林づくりを推進することが発表されまして、国土保全、水源涵養、あるいは自然保護など、森林の持つ公益的で多面的機能を見直す動きが強まってまいりました。

 関市におかれましても、去る三月に、市長さんが会長のパーシモンの森林づくり実行委員会が上迫間の市有林におきまして中学生を含む市民百五十人ほどの皆さんでパーシモン、いわゆるヤマガキだそうですが、そういったものや、あるいはカエデ、山桜といった六百本を植樹されたと聞いております。来年の春からは、御承知のように学校の週五日制の完全実施も始まります。関市が公社等を含めまして所有しておられます塩漬け土地がありましたら活用していただいて、子供たちを含めた市民の皆さんに、緑と触れ合いながら森林の持つ多面的機能やおいしい水をはぐくんでくれる広葉樹の大切さなど、自然体験学習を通しまして森林のすばらしさの理解を深めていただける活動をぜひ実現していただきたいと思います。当局の見解をお伺いいたしまして、壇上からの質問を終わらせていただきます。

 どうもありがとうございました。

  (拍手・降壇)



○副議長(古市守君) 御苦労さまでした。

 当局の答弁をお願いいたします。

 最初に長瀬教育委員会事務局長、どうぞ。

  (教育委員会事務局長 長瀬正文君登壇)



◎教育委員会事務局長(長瀬正文君) それでは、御質問の大きい一についてお答えいたします。

 議員の御指摘のとおり、関市は県下で五番目に生涯学習都市宣言をいたしました。この都市宣言は、市民の皆さんが健康で生き生きと学ぶことができるよう願いを込め、市内外にまちづくりの基本を生涯学習に置いて行うことを表明したものでございます。生涯まちづくりは、市民と行政がそれぞれ意識改革をし、学び、そして知恵を出し合い、このまちに住んでよかったと実感できるように進めております。

 そのような中で、生涯学習拠点施設「わかくさ・プラザ」が平成十一年五月にオープンして以来三年目になりますが、五月末で百三十八万人の多くの市民の皆さんに御利用いただいております。



 今、社会は少子・高齢化の時代と言われる中、近年、一人ひとりが生涯にわたってみずからの能力を高めたり、生きがいや趣味を楽しんでいく生涯学習の考え方が高まってきています。本市では、一人一学習一スポーツ一ボランティアを目指し、高まる市民の学習ニーズに対応するため、毎年ガイドブックを作成し全戸に配布するなど、市民一人ひとりの自主的・主体的な学習活動に取り組んでもらえるよう支援をいたしております。

 現在、多くの社会教育団体の方々もそれぞれの立場で学習活動に取り組んでいただいておりますが、市といたしましては、先ほど議員が申されましたように、第三次総合計画の中で生涯を通じて学習のできる環境づくりを考えております。今後、さらに、いつでも、どこでも、だれでもが生涯学習の実践ができるよう、市民ニーズに合った学習情報提供システムの形成に努めるとともに、このわかくさ・プラザを初め、文化会館、ふれあいセンター、地区公民館など各種の学習の場を大いに活用し、利便性やネットワーク化を図りながら、乳幼児期から高齢期までの生涯の各期に合わせた学習機会の拡充と充実に努めてまいりたいと思いますので、御支援と御協力をお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

  (降  壇)



○副議長(古市守君) 次に亀山建設部長、どうぞ。

  (建設部長 亀山 誠君登壇)



◎建設部長(亀山誠君) 御質問の二についてお答えをいたします。

 街路樹につきましては、交通に支障が出ないよう、市が毎年剪定に努めているところでございます。また、電柱、電線などの工作物は道路管理者に許可を受けた占用物でございまして、設置業者は、支障となる枝などの剪定を含め、三年ごとに点検を行っていることを確認しております。市としましても、影響を与えている箇所については適切な措置をするよう依頼しているところでございます。今後も管理点検につきまして、中電、NTTなどに対し十分指導してまいりますので、よろしくお願いいたします。

  (降  壇)



○副議長(古市守君) 次に森環境経済部長、どうぞ。

  (環境経済部長 森 義次君登壇)



◎環境経済部長(森義次君) それでは、私から、大きい三と四についてお答えさせていただきます。

 まず大きい三の鳥獣害に対する今後の取り組み方についてでございますが、近年、鳥獣による農作物等への被害が増加しておりますのは、議員、申されたとおりでございます。主な被害鳥獣は、猿、イノシシ、アライグマ、ヌートリア、カラスによるものです。市の対策として、有害鳥獣駆除事業として被害地の方々から申請をいただき、猟友会に委託し、その駆除を行っております。

 その中で、猿は富野地区だけに生息しておりまして、農作物全般に被害を及ぼしており、営農意欲も低下し、耕作放棄も増加の傾向にあると聞いております。

 猿の防除対策で最も基本的なことは、里は怖いところ、里の作物は食べられないことを教え込み、山深く追い込むことだと言われておりますが、開発等により猿の食べ物もなく、里へ出没するようになってきておるようでございます。そのために、猿の出没があればすぐ銃器等で追い払ったり、捕獲したり、言われましたように農作物を猿が食べられないように網や金網で囲む等の工夫をいたして対応しておりますが、敵もさることながら、実際には難しく、関のみならず全国的に、あるいは県下各地域で効果が上がっていないのが実情であります。



 こうした状況を踏まえ、県では平成十二年度、農林水産局、環境局、農山村整備局の合同で鳥獣被害対策プロジェクトチームが編成され、その対策に取り組まれておるところでございますが、猿はむやみに駆除すれば、群れが崩れ被害地の拡大のおそれがあるということから、まず行動を知るという観点に立って、先ほど議員が言われましたように被害地における猿の出没記録調査を行うこととなり、関市におきましても、富野地域で住民の方々の御協力をいただき、その調査を実施いたしました。その結果については現在県で取りまとめ中でございますが、特に猿の被害のひどい益田・郡上管内では、今年度、捕獲した猿に発信機をつけて猿の行動パターンを把握し、対策等について積極的に協議・検討し、取り組まれておるところでございます。今後、関におきましても同様に調査等をしていただき、一日でも早くその対応がされますよう県に強く要望いたしておるところでございます。

 また、平成十二年度から富野地域は中山間地域等直接支払い制度事業の対象地域となり、この事業の中で鳥獣害駆除事業も含まれておりまして、猿、イノシシ等の防除資材、あるいは対策、対応等につきましても、地域が主体となって、国・県・市から交付される交付金を有効に活用され対応されるよう、市としてもともに支援し、ともに考え、検討してこの対策を進めていきたいと思っておりますので、御理解をお願いしたいと思います。

 続きまして、四の森林の多面的機能を発揮させるための対策はということでございます。

 御指摘のとおり、記録的な降雨等により発生した林地破壊での立木、土砂の流出から大規模な流木災害が発生しております。そこで、県ではこうしたことから災害に強い森林づくりが打ち出され、その方策として、間伐の実施、広葉樹の造林、針葉樹と広葉樹の混合造林等適切な森林施業計画がされました。市におきましても、県同様、災害に強く、またきれいな水の源となる森づくりのために、武儀町において実施しております分収造林事業など、整備計画を立てて実施しております。また、市有林の森林整備につきましては、昨年度迫間の市有林においてボランティアによるパーシモンの森づくりを行いましたが、今後も継続的に青少年の自然環境に対する理解や体験学習、実践の場、あるいは人と人との交流の場として活用し、あわせて災害に強い森林づくり育成に努めたいと考えております。

 その他の市有林や国有林等でこうした施業ができる山林等があれば積極的に取り組んでいきたいと思いますし、また個人所有林の森林につきましても、ボランティアの活動等にその場を提供していただければ積極的に取り組んで支援していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

  (降  壇)



○副議長(古市守君) 一番 佐藤善一君、どうぞ。



◆一番(佐藤善一君) それぞれ的確な御答弁をいただきました。

 生涯学習につきましては、幅広い取り組みをされておることは承知をいたしておりますが、ほかの市町村も関市が先駆的な都市であるということを特に注目しておりますし、やっぱりこういった問題につきましては市民のニーズの把握が大事だなあと思っておりますので、これからもそういった方向でますます働きかけをしていっていただきたいということをお願いしておきます。

 それから街路樹の問題につきましては、先ほど建設部長さんの方から三年ごとにというようなお話がございましたが、私が見た限りでは、三年ごとに云々ということについては若干クエスチョンマークがつくところもありますので、線がどこを走っておるかわからんような渋滞になる前に、ひとつ点検、あるいは指導をお願いしたいと、そんなふうに思っております。



 それから、猿の害、鳥獣の害につきましては今お答えがあったとおりでございますが、なかなか「去る(猿)者は追わず」なんて言っておれんような時代になりました。

 ただ、一つ懸念されますのは、子供だとか、あるいは今は男女共同参画なんて言いますが、やっぱり男の人より女の人の方がああいったものについてはたわけにしますので、その辺は猿に聞いたわけではありませんが、やっぱり子供だとか女の人はどうしても猿がばかにしております。それは事実です。そんなことで、今のところ被害も何も出ておりませんが、そういった話がちょこちょこ耳にしかけておりますので、事件から起きてから云々ではなしに、前向きな考えで、銃で撃つこともいろいろ問題があるそうです。自然保護団体の皆さん方から言われると多々ありますが、撃つ銃を持った人も少なくなりましたし、そういった方に話を聞いても、おれらは撃つの嫌だというような話もあります。その辺も含めまして、今後、いろいろ検討をしていただきたいということをお願いしておきます。

 それから、森林問題につきましては先ほど御答弁がありましたとおりですが、これから子供たちを含めまして、自然体験学習などで市が持っておられますそういった土地がございましたら、有効に活用していただくことを要望しまして質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(古市守君) これにて一番 佐藤善一君の一般質問を終わります。

 次に、十三番 福田定夫君、どうぞ。

  (十三番 福田定夫君登壇・拍手)



◆十三番(福田定夫君) 順番でございますが、大変先日から、またきょうは午前中お疲れのようでございますので、前文は省略しまして、ごく簡単にここに書いてあるとおりのことですので、お尋ねしますが、内容を十分承知しておられる当局には詳細な御回答をいただきたいというふうに思います。

 まず第一問の国道四一八でございます。これは富津橋から以西の問題ですが、先般、橋の竣工式にお邪魔して感じたわけですが、特に一番おくれたのがこの地域でございます。建設部長にお尋ねしたいんですが、時あるごとにこのお願いはしてきたわけですが、そういう前後の話は別としまして、この道路の法線は定まっているのか。変わるのか、変わらないとすれば、現状の拡幅でいくのかどうかということです。

 第二点に、測量は美濃土木で済んでいるのか。済んでいないとすればいつごろ実施するのか。それに対して、市としての要請はどうやって進めているかと。

 それから三番に、用地の交渉は済んだところもあるのか、すべてこれからなのか。

 それから四番に、いつごろ工事を着工し、いつごろ終了させたい考え方かと。

 美濃土木の所長に富津橋の竣工式のときにお邪魔しまして、地元の自治会長、区長と一緒にお願いしたところが、非常に恐縮はしておられた。一番おくれて申しわけないということですが、この辺のところを四点ほど具体的にお聞きしたい。その前後の話はまた別の機会に譲るとしましても、そういう考え方に対してお答えが正確にいただきたいと。

 それからさらに、金山線というのは、もとの金山線が廃止されて、県道金山線と四一八と、さらには先へ行って二四八と重なっておる非常に関としては非効率な国道、県道の実態でございますが、現在、利用しておる道路に何か国道をつけかえる便利な方法はないかと。平和通りの八丁目、七丁目の辺でいきますと、踏切があり二車線が合体してしまう。その先へ行くと関河合町線の辺が固まってしまって、信号で整理はされておりますが、非常に渋滞しておるのを皆さん御承知だと思いますが、この四一八を何かにつけかえていったらどうかと、つけかえを要望していったらどうかと。この場合に、例えば肥田瀬から途中まで来て関ブロックの辺へ出て、東本郷から直進するという形の方がむしろスムーズな交通がとれるんじゃないかというふうに思っておりますが、この辺のお考えはどうか。昇格した場合に、交付税の算定上、どういう損があるか、得があるかということは後日研究をしておいていただきたいと、こういうふうに思うわけです。



 それから次の第二問は、市道一−五〇二号線、括弧しておきましたが、これは長峰坂へ上る小口からてっぺんまでのことを言うんだそうですが、元県道金山線の坂の部分だけですが、これにつきましても再三くどいほど申し上げております。

 それで、いつやるんだということで前の助役に聞いたところが、あんなところは絶対なぶるつもりはないというような、死んだ人をそしるつもりも何もございませんけれども、そういう極端な発言をして一時けんかしたこともございますが、そんな考え方であってはだめだということは、特にこの道路は富加町に促されて、あの坂のてっぺんの急カーブを通って、それは開発業者がやってくれたんだというような言い方をしておりますけれども、そうじゃないです。富加町は、農免を続いてさらに拡幅を考えておるようです。すばらしい道路を築こうとしておるわけですが、あの富加町に促されて坂のてっぺんだけはちょっと手でさわってみただけというような全く情けない道路行政であります。

 一番いつも苦にしておるのは、中間のアイビーニュータウンに八十戸ほど住宅ができております。その反対側の長峰台にも七、八十戸あり、約二百戸近い戸数があり、小学校へ通学する学童、それから専門学校生の通学、さらには自動車学校への交通ということで、非常にあの坂もこちらの方がむしろ向こうより頻繁に行われ、危険な箇所でございます。特に上り坂の途中が全くケアされていないと。一時、都市計画に沿いまして、あそこがちょうど取り壊されたところだがどうなんだといったら、建築課が建てやっせやあしようがないというような話で許可してしまったようですが、なぜあのときにでも手をつけることができなかったかと。鉄骨の建物をつくってしまったようですが。この辺のところが全く横の連携が当市の場合はなっておらんということと、それからそういうものに対する考え方が全く全体的な配慮が足らんということを土木行政の中に申し上げたいと、こう思っております。

 市の形態としてはどこでも一緒ですが、それぞれの都市の事情によって南とか東へ延びるのが実態でございますが、西の方のいつできるかわからんところに道路をつくってみたり、あるいは交通量がいつふえるかわからんようなところへ道路をつくってみたり、こんなことが効率的な財源の使用ですか。一遍この辺も十分反省しつつ検討がいただきたいと、こういうふうに思うところでございます。

 特に、長峰坂につきましては、上り小口に弘法様があります、それから自動車学校、藪さんのうちがありますが、あの辺の狭さというのは非常に危険です。歩道もないような状態で、通学・通勤のときは特に困るということと、それからアイビーニュータウンだけに一部拡幅をさせておきながら、全く前後はほったらかしのままです。これは既に何年になりますか。そういうことでは私が何遍となくくどく訴えたわけですが、関への進入道路でこのくらい悪いところはどこにもないです。その辺を十分御検討いただき、ひとつ早急に着工いただくことを特に要望し、国道につきましては県の方針もあると思いますが、県会議員を使ってでも何らかの方策を早急に立ててもらいたいと。



 以上をもって壇上からの質問を終わらせていただきます。どうも失礼しました。

  (拍手・降壇)



○副議長(古市守君) 御苦労さまでした。

 当局の答弁をお願いします。

 亀山建設部長、どうぞ。

  (建設部長 亀山 誠君登壇)



◎建設部長(亀山誠君) それでは、御質問の一と二についてお答えいたします。

 最初に、一の国道四百十八号線でございます。国道四百十八号線につきましては、富津橋から伊岐神社までの間はこれまで交通の危険箇所を優先に工事を進めていただいておりまして、特に富津橋につきましては車両同士のすれ違いが困難であったというようなことで、地元の地権者の方々の御協力もいただきまして、本年二月に開通することができました。その先の路線整備についてのお尋ねでございますが、路線の測量につきましては県の方でやっていただいておりまして、法線、現道を行くか、金山線の方へ出るか、二四八の方へ出るかというようなことはまだ決定というふうには聞いておりません。それと、用地交渉につきましてはまだ地元への説明もしていないというようなことで、まだ用地交渉も進んでいないということでございます。

 着工がいつかというお尋ねでございますが、着工につきましても地元の関係者の御意見も十分いただき、用地協力をいただいた時点で着工という運びになるのではないかというふうに思っておりまして、その辺を含めまして整備計画の立案を強く県の方へ要望をしてまいりたいと考えております。

 それと、四百十八号線のつけかえという話がございました。このつけかえにつきましては、伊岐神社から北へ岩下の方へおりまして、農免道路を通りまして一五六へ抜けて小瀬の方へ行くというルートが今考えられておりますので、その辺のつけかえを早急に県の方へ話を持ってまいりたいというふうに考えておりますので、御理解のほどをお願いしたいと思います。

 それと、次に二の長峰坂の御質問でございますが、この拡幅工事につきましては、富加町側は平成十一年度から三カ年計画によりまして行政界から野田家具までの区間を道路改良中でございます。関市側につきましては、昨年、長峰坂局部改良をいたしまして峠の一部を整備しておるところでございます。議員御指摘の峠より東山の方へは未整備になっておりまして、御指摘のように歩道も狭く、朝夕のラッシュ時には通勤・通学の自動車、自転車や小学校へ通う児童で混雑をしておりまして大変危険な状況であり、また富加町や武儀町へ抜ける主要な幹線道路でもありまして、早期に改良を要するということは認識をしておるところでございます。多額な事業費となりますので、国庫補助対象事業で早期に採択をしてもらうように鋭意努力をしているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。

  (降  壇)



○副議長(古市守君) 十三番 福田定夫君、どうぞ。





◆十三番(福田定夫君) 建設部長の回答を聞きますといつも同じことばっかり、そんなことではちっとも進みません。県会議員は二人も見えますし、一人はこの地域の人がおるが、どう働きかけておられるか、行政としてどういう働きをしておるかということも具体的に聞きたいんですが、富加町を見てみなさい。蜂屋からすばらしい道路をあそこの橋のところへ持ってきておるんですよ。それが関市が何であんだけばかできんのやと、県へ何で働きかけができんのやということを私は声を大にして申し上げたいわけです。

 それからもう一つ、仮にそれが東山へ行くとしても、今度は東山の一部路線を決定せんならんもんで、国道としてやってくれれば非常にメリットもあるわけですが、市がつくってしまっておいてから国道へ移管ということは非常に不公平というか、損なやり方だと思います。富加方式は、恐らく町本道としてつくるんでなしに国道として取り上げたのではないか。私はまだそこまで研究しておりませんけれども、あれだけの幅の道路というのは、新しい方式で三メーター以上の歩道をつけて、下蜂屋から北部を迂回して、そして津保川の富津橋へ出てくるということですが、すばらしい道路の構想を考えておるんです。もっとも田んぼや畑ばっかりで、多少建物もあったかしれませんが、関の場合は関口町へ出てくるということになると非常に障害物もあるということもありますので、この辺はどこで切るかということが非常に、伊岐神社が果たしていいのか、あるいは岩下の交差点の問題を解決しなきゃあとてもできんことでして、もう一つ、関ブロックへ行く道路をあそこに新設させて、そして今の東本郷線に乗りかえて真っすぐに行った方が交通量がさばけるんじゃないかと、このように考えておるわけですが、この辺の御検討もいただきたいし、県会議員ももっと使わないかんと思うんです。頼まないかんのや。本当にどの程度やっておられるかどうかを私は聞きたかったんですけれども、市の行政としても、私もこれは何遍でも言いよったんですわ。ところが、今はある県会議員が、美濃土木へ行っとると。市会議員が団体を連れていくことをとめてしまったというような話ですが、これもちょっと聞き捨てならんことですが、陳情に行ってあらゆる方面から要望していかんと国道や県道なんていうのはとてもできっこないんです。ですからその辺のところを、裏手側で上手に相撲を取ることはできませんもんで、正面を切って行けるといえばそういう方法しかありませんので、その辺のところも十分話し合っていただきたいと、こういうふうに思うわけです。

 それから、長峰線につきましては、これは野田さんところの前じゃないよ。もっと向こうの農免道路まで路線ができてしまっておるんやで。ここの道路は区画整理と絡めてやっておるもんでしようがないと思いますが、あれもはや路線ができてしまっておる。それからその先までまだ測量の標識は立っておるわけでして、ですからそれを恐らく金山線へつなげるまで住宅が密集しておるので、あそことしては大変難しいことやで、途中のところでちょっと終わるようになるかもわからんけれども、そういう計画のようですが、直接聞いたことはございませんので富加町に一遍よく聞いてみるつもりですが、すばらしい効率的な上手なやり方をひとつ、関の場合は何年かおくれて一番最後になってもまだいつできるやらわからん、用地買収もされておらん、方針も決まっておらんというようなことではいかにも情けない限りだと思うんです。私は議員になってからこちらへ何遍となしに訴えてきたわけですが、前の部長にも訴えてきたわけですが、この辺のところを腹を据えて頑張ってもらいたいと思うわけです。お願いします。





○副議長(古市守君) これにて十三番 福田定夫君の一般質問を終わります。

 次に、二十五番 山田一枝君、どうぞ。

  (二十五番 山田一枝君登壇・拍手)



◆二十五番(山田一枝君) それでは最後になりましたけれども、通告をしてあります五点について質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 一番として、小泉内閣の構造改革についての見解と、関市にもたらす影響や対応について、どのように考えておられるか伺いたいということであります。

 経済財政諮問会議が決定した構造改革に関する基本方針が、いわゆる「骨太の方針」として報道されております。小泉内閣の改革の青写真です。小泉政権は日本経済をこれによってどこの方へどのように導こうとしているのか。ある程度の痛みに耐えないと明るい展望が開けることはあり得ないと首相が述べておりますように、確実に来るのは国民の痛みであります。

 例えば、優先的に掲げる不良債権の早期最終処理です。政府資料でも、これまでの二年半で大手銀行が最終処理した貸出先のうち約八割は中小企業でした。標的は経営難の中小企業だということがはっきりしているからこそ、倒産問題の専門家も、大手のバブル企業の破綻ダメージだけでなく、無数の中小企業、零細企業の連鎖的な倒産ラッシュの痛みは想像を絶すると、帝国データバンクの情報課長がこう警告しています。

 方針は、不良債権の最終処理によって、非効率部門から成長分野に資源を移すと述べています。長期不況の中で懸命に営業を続け、従業員の生活を支えてきた中小企業に非効率のレッテルを張ることには一片の道理もありません。中小企業の経営難の第一の原因は、より国民生活に密着した分野で営業する中小企業が、消費税増税や大店法廃止など、政府の大失策の波をまともにかぶっているからです。民間の試算では、この早期最終処理で百万人単位の失業が生まれる、二十万、三十万とも言われる倒産が起こるだろうというふうに言われております。方針は五百万人規模の雇用をつくり出すとしていますが、塩川財務相さえ根拠が不確実と削減を求めたほどいいかげんな数字だと言われています。二、三年の痛みの後は躍動の十年だと言いますけれども、経済の六割を占める消費の回復がなければ景気の回復などあり得ないのではないでしょうか。不良債権の処理を初め、方針に盛り込まれた医療費など、負担増、消費税増税への布石は、いずれも暮らしに痛みを押しつけて家計をどん底に突き落とすものです。こんな構造改革がどうして消費回復に結びつくというのか。方針は、成長分野における潜在的需要を開花させ、新しい民間の消費や投資を生み出すとも説明しています。これが虚構だということは、携帯電話の普及で家計の通信費はぐっとふえたのに、消費全体は水面下に沈んだままだという事実が証明しています。収入がふえず、将来不安も大きいため、通信費をふやした分はほかを削らなければならないという状況であります。

 小泉改革は、痛みは強いても決して消費の回復に結びつくことはなく、だから「構造改革なくして景気回復なし」というスローガンも成り立たず、それどころか、こんな回復を強行すれば、深刻な危機にある日本経済に壊滅的な打撃を与えるのではないかと指摘されているところであります。このような状況が関市の市民の上にも深刻な影響を与えるのは必至だと思います。こういう小泉改革に市長は賛成か反対か、明確な答弁を求めるものであります。



 また、地方交付税制度の改革をめぐり、竹中経済財政相、片山総務相、塩川財務相などの言うことがばらばらでありますけれども、小泉首相は参議院本会議で、来年度予算編成に当たっては地方交付税も削減対象にすると改めて述べております。関市にもたらすこれらの影響や対策についてどのように考えておられるのか、伺いたいと思います。

 二番目として、関市社会教育委員、図書館協議会委員、公民館運営審議会委員等の公募の結果を明らかにされたいということであります。

 五月一日付の広報で、関市社会教育委員会委員、関市図書館協議会委員、公民館運営審議会委員が一人、二人、二人という人数で、いずれも六月一日から二年間の任期の委員の公募がありました。その結果がどうだったかということについて伺いたいと思います。応募はどれだけだったのか、どのようなところで選考されたのか、選考にはどれほどの時間を要するのか、公表はいつ行うのか、広報で公募したその結果も速やかに広報で知らせていくのは当然でありますけれども、それらがいまだにされていないことから、以上について伺いたいと思います。

 次に、乳幼児医療費助成制度について質問させていただきますが、それに先立って、議長のお許しを得ましたので、この資料を配っていただきます。

  (資料配付)

 ただいま配付していただきましたこの資料の上段は、今議会に請願を出されております新日本婦人の会が全国各地に呼びかけて六月一日に一斉に取り組まれた、乳幼児医療費を国の制度で無料にしてくださいという要求を掲げてのパレードの一部を紹介したものであります。下段は、岐阜県下九十九市町村の乳幼児医療費助成制度実施状況を日本共産党の岐阜県委員会がまとめたものであります。皆さんも御承知のように、県下各地から寄せられましたたくさんの母親の声と運動を背景に、市長会、町村長会や各議長会、議会からも要望や意見書が提出され、県は本年度、外来は三歳未満児までとし、入院は五歳未満児まで無料化制度を拡大しました。この資料のうち十四市だけで見てみましても、県施策に外来で一歳上乗せして四歳未満児まで実施しているのが、美濃加茂市、高山市、中津川市、羽島市など四市でありまして、このうち羽島市を除く三市は入院分は就学前まで行っております。また、県施策に外来で二歳分上乗せして五歳未満まで行っている可児市も入院分を就学前までとし、さらに瑞浪市は外来・入院ともに就学前まで行っています。そして、外来は県制度と同一でも、入院については就学前まで無料にしているのが岐阜市、多治見市、美濃市、土岐市などでありまして、我が関市は残る三市とともに乳幼児医療費助成制度では県下自治体の最下位かつ少数派になっております。思い切った拡充策を求めたいわけですし、国にも制度化を強く働きかけてほしいのであります。

 それで、このことに関して、まず第一に、こういう状況をどう考えておられるかということについて。

 二点目として、特にいろいろな病気にかかりやすい就学前までの乳幼児医療費の無料化を思い切って実施を求めるものであります。

 三つ目として、今日、全国すべての自治体が実施しております制度でありますが、自治体の努力に任されているため、対象年齢や給付条件などの格差は大きく、どの子の命も平等であり、かつ少子化は国の将来にかかわる重大問題です。その有効対策としてもぜひ国に対しての制度化を求めるとともに、県に対しても一層の拡充を求めてほしいわけであります。



 以上三点について、答弁を求めたいと思います。

 次に、四点目の介護保険についてであります。

 昨年一月からことし三月までに全日本民主医療機関連合会が加盟介護事業者でサービスを利用している人を対象に実施した介護実態調査、これは二万二千二百二人の回答があったということでありますけれども、これによれば介護保険実施後負担がふえた人が七五%で、その負担額は月平均五千六百円から一万四千六百円へ二・六倍に膨らんだ。そして、収入で見ますと、年収百万円未満の人が全体の四〇%を占め、この人たちの収入に占める介護保険による負担額は一八%に当たる厳しさにあるということであります。保険料の段階ごとのサービス利用状況では、所得が高い第五段階では利用が限度額の四三%、しかし所得が低い段階では利用が限度額の三五%と低いことや、負担金額の増加、サービスの減少などで介護者の負担感がふえた、変わらない人が四分の三を占め、介護負担は依然として軽減されていないことが紹介されています。そして、調査をまとめた民医連の事務局長は、自己負担の増加が利用者を抑制し、利用者の生活全体を圧迫している。特に低所得者やひとり暮らしや高齢者だけの世帯が深刻な影響を受け、抜本的制度改善が急務だとして、十月からの六十五歳以上の保険料倍額徴収の中止や、住民税非課税世帯の利用料を無料にすることは直ちに実施すべき課題と強調しています。これらの点について関市の実態はどのようになっているのか、対策もあわせて伺いたいと思うのが一点目であります。

 二点目としては、関市では介護保険によるサービスを補完する独自サービスを幾つか用意していただきました。特に家族介護支援事業に上げられております外出支援サービス、寝たきり高齢者介護慰労金、紙おむつ購入券の支給事業、家族介護交流事業などを一号被保険者だけでなく、介護保険が法的に適用される二号被保険者、つまり初老期の痴呆や脳血管の疾患など十五の特定疾病に該当する人は介護保険の適用がされることになっております。こういう人に対しても適用していただきたいのであります。

 市内の地場産業で働いて退職された方で、脳血管による疾患で半身不随になった六十歳の奥さんの介護をしている人から話を伺いました。本当に低い年金暮らしなので介護サービスの拡大はできず、介護支援事業の対象にもならないと、介護の苦労とともに嘆いておられました。住みなれたところで、できるだけ家族や地域の人たちに囲まれて暮らしたいという当たり前の思いも、支援する在宅介護の充実策は、介護者の経済的負担、肉体的な負担もあわせて、その重さを私も体験している者の一人として本当に切実だと実感しています。制度の抜本的な改正が必要ですが、せめて今ある市独自の家族介護支援事業を介護保険の適用者に拡大していただきたいと思うのであります。この点についてどのように考えておられるのか、そのようにしていただけるかどうか、伺いたいと思います。

 最後の五点目の教育問題について、五点にわたり通告してあります。

 まず一番ですけれども、学校の安全対策と地域に開かれた学校づくりについての考え方を問うというふうにしてありますけれども、この問題につきましてはもう既に何人かの方々から質問があり、答弁もありました。私は要望にとどめたいと思いますけれども、けさほど酒井田議員が言われましたような同じような観点ですけれども、ちょっと述べさせていただきたいと思います。

 大阪池田市の大阪教育大附属池田小学校での児童殺傷事件から半月、亡くなられたお子さんと御家族の皆さんに深く哀悼の意をあらわすとともに、被害に遭われた方々の回復を心から願うばかりです。



 今回の事件を契機に、学校の安全対策が見直されなければならないのは当然であります。同時に、子供たちに安全な学校をつくることと地域に開かれた学校づくりとは対立するものではありません。今まで教育長の答弁のように、地域に開かれ、かつ地域住民に温かく見守られてこそ子供は安心して健やかに育つという観点から、学校、親、地域の皆さんの協力が積み重ねられてまいりました。この事件で傷が背中から胸まで貫通した重傷児童の父親は、学校の門は閉ざしてほしくない。むしろ周りからもよく見える学校、開かれた学校にすることによって安全が守れるのではないか。また、警察等による警備という形では、子供がかえって不安になり萎縮してしまう。先生や職員をふやして職員室から門がよく見えるようにしてほしいと述べられております。各種警備装置の整備とともに、国にも要求して、子供を守る警備員の配置などができるようにしていただきたいということであります。このことについて要望して、この件については終わりたいと思います。

 次に、教科書採択手続と経過の公開についてであります。

 この件については、午前中に酒井田議員さんからいろいろと質問がありましたけれども、私は酒井田さんとは違う角度からこの問題について述べてみたいと思います。

 来年四月から使用される教科書選びが大きな話題となっているのは、史実をゆがめ、特定の意図を持って書かれた教科書が事もあろうに検定に合格し、韓国や中国との間の深刻な外交問題になっていますし、何よりも子供たちに真実を教えることから外れる危険性も持っているからだというふうに思います。

 この新しい歴史教科書をつくる会の教科書について、最近も歴史研究会など日本の主要な二十の歴史学会が基本的な史実の誤りや歴史学の研究成果を踏まえない記述が数多く残されているとして、新しい歴史教科書が教育の場に持ち込まれることに反対する緊急アピールを発表しました。主な誤りだけでも四十五ページで五十八カ所に上ると指摘しています。かつて日本が朝鮮を植民地にし、さらに中国東北部への侵略から全面的な侵略戦争に突入していく上で、他民族をべっ視し、真実に反する教育が大きな役割を果たしましたが、つくる会の教科書も、日本の侵略戦争がアジア諸国民に独立への夢と勇気をはぐくんだなどと、歴史の事実を改ざんしています。他の国民に多大の被害と苦痛を与えた歴史を美化するために虚偽を書くなど、あってはならないことではないでしょうか。

 かつてドイツのアイツテッカー大統領は、過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる。非人間的行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいと述べて、自国の歴史を直視する態度を明確にして、世界の人々の大きな感動と支持を呼びました。教科書の内容は、この態度が貫かれていると聞いております。

 この教科書採択手続と経過の公開につきましては、既に質問があり、答えられておりますけれども、特に選択の審議会に学識経験者をふやして開かれた採択に気を配るという方針も出しております県教委の報告がされておりますけれども、それは以前とどう変わったのか。午前中の質問に対しては、この委員は三十四人で、教育長や、それから教育委員長、中濃振興局の教育関係者や教師、また学識経験者など合わせて三十四人だというふうに言われましたけれども、この中でそれぞれの分野ごとに何名ずつで三十四人に構成されているのかということについてと、今申しましたようなこの歴史教科書について、教育長の見解を伺いたいと思います。



 次に三番目として、就学援助制度の周知についてであります。

 就学援助の制度は、義務教育は無償とした憲法二十六条など関連法に基づいて、学用品や入学準備金、給食費や医療費などを補助する制度で、関市では平成十二年度で要保護、準要保護、そして特殊教育、合わせて小学校で百四十三人、中学校で七十三人が受給しています。平成九年度では、それが小学校では八十七人、中学校で七十人でしたから一定の増加が見られますけれども、今日の社会情勢のもとでもっと増加しても不思議ではないと思います。私の知人がことし四月、静岡県のお孫さんの家を訪ねたら、学校からこういう制度がありますという制度の紹介の文書をもらってきた。恐らく全校生徒に配られたのだと思うと話しておられました。この制度を五人に一人の割合で、つまり二割、二〇%の子供たちが受けている学校もあれば、関市のように二、三%の受給率にとどまっているところもあるわけですけれども、それは制度そのものを知らないことにも起因しているのではないかと思うのです。

 そこで、日々直接子供と接している先生がこの制度を知ること、児童・生徒の保護者がこの制度を知ること、そしてこれら周知の徹底を図る必要性についてどのように考えておられるのか、伺いたいと思います。

 四番目として、全国子ども作品コンクールについて伺います。

 全国子ども作品コンクールは、円空と惟然の偉業をたたえ、木の造形作品と俳句を全国の小・中・高校生から募集して審査して賞を決め、木の造形作品の部では個人に図書券十万円を最高とする円空大賞、共同作品には二十万円の補助金を最高とする円空グランプリ等の賞金をつけ、俳句では、小学校の部、中学校の部、高校の部にそれぞれ惟然大賞として最高で一万円の図書券をつけ、集まった作品を十一月二十三日から十二月二日の十日間、わかくさ・プラザで展示するという内容で進められております。

 今、自由な発想や特色のある学校づくりを強調する一方で、こうした行政の主導による作品展に市内小・中・高校などの学校を動員して競わせることが学校の多忙化の中で問題を残さないか、私は大変心配をしております。上部機関の指導をまじめに一生懸命推進して達成感を味わえる仕事に、大方の先生方は喜んで子供たちとともに参加されるでしょうし、行事そのものも一定の成果をおさめるでしょう。その一方で、大事なことが欠落していかないかと心配です。決められたことを決められた方法でやることと、未熟だったり立派でなくても、本当にやりたいことを見つけ応援することは両立することなのでしょうか。私は、現場の先生方の声をよく聞いて、気持ちに寄り添い大切にし、財政上も体制上も支える行政であってほしいのであります。総額二千六百万円余のコンクールの予算が「わかあゆプラン」にもし投入されていたとしたら、本当にどのようになるかなあと思わずにはいられません。予算は倍加され、望まれていた拡充ができ、それは目に見える形としての成果はあらわれないかもしれないけれども、先生にも、親さんにも、子供たちにも喜ばれ、実質大きな成果につながるものと確信いたします。こういう考え方についてどんなふうに思われるか、そのことについて伺いたいと思います。

 最後の五番目は、文化会館の障害者用トイレの改修についてであす。

 公的施設に、今、障害者用トイレが設置されるのは常識になっておりますけれども、暖房施設が完備されることは大変おくれています。最も新しい施設のわかくさ・プラザの中の障害者用トイレのすべてに暖房設備をつけていただいたのは、ことしの一、二月だったように思います。多様な人が利用される文化会館のトイレも、ぜひことしの冬に間に合うよう改修していただきたいのでありますが、その計画についてお尋ねし、壇上からの質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。



  (拍手・降壇)



○副議長(古市守君) 御苦労さまでした。

 当局の答弁をお願いいたします。

 西尾助役、どうぞ。

  (助役 西尾 治君登壇)



◎助役(西尾治君) 御質問の一と二についてお答えをさせていただきます。

 まず一の、小泉内閣の構造改革についての見解と、関市にもたらす影響や対応についてどのように考えておられるかについてお答えをいたします。

 この構造改革は、政府の経済財政諮問会議が先月三十一日に開催され、今後の経済財政運営の基本方針となる、いわゆる「骨太の方針」を六月二十一日に正式決定し、六月二十二日に発表いたし、六月二十六日の閣議で正式に決定されるだろうと報道されております。まだ発表されたばかりであります。

 それによりますと、日本経済の再生への処方せんとして「聖域なき構造改革」を掲げ、既存の制度や規制を見直す構造改革によって経済の活性化と財政再建を目指すといたしております。この骨太方針の骨子の主なものを新聞によって申し上げますと、不良債権の抜本処理と七つの構造改革プランを実施すると上げております。今後、二、三年を集中調整期間とし、低成長を覚悟し、その後民需主導の成長を目指す、二つ目として、不良債権問題を二、三年で解決、整理回収機構を強化、失業対策などセーフティーネットの充実をする、特殊法人の民営化推進等々、市に関係するものといたしまして、特に特定財源を見直し、公共投資を縮減、税源移譲を含め、国、地方の税配分を見直すなどが主なものでございます。

 そのうち、まず官のスリム化では、民間にできることは民間にゆだねるという民営化路線に沿って官民の役割分担を見直し、肥大化し非効率となっている公的部門を縮小するというもので、最大の柱となっておりますのは、国の特殊法人改革で、国から自立できるものは民営化、単独で成り立たないものは統廃合し、スリム化とするというものでございます。公共事業では、民間資金を活用し、PFI方式の導入を強化し、国の関与を極力減らしてコストの縮減を図り、官民あわせた事業量は極端に落とさないようにして景気や雇用に配慮するものといたしております。

 次に地方との関係では、均衡ある発展から地域間競争へと、国主導の地方行政から地方自治体側の自助努力を重視し、行政サービスの格差も容認する方向に転換をしております。このため、地方交付税や道路特定財源など、自動的に国から流れる金にもメスを入れるものとなっておるようでございます。また、特に特定財源も将来的な一般財源化が検討されております。この一般財源化したものの使途は、都市整備や環境対策の財源に振り向けようとされております。

 このほか、地方自治体の予算編成の方針となっている地方財政計画でも、来年度は一%の削減を目指しておるようでございます。予算の基本は「入るをはかりて出ずるを制す」と言われますが、今日の地方財政は連続する巨額の財源不足によってまさに構造的な危機状態にございます。歳入面では、景気低迷による税収の停滞に加え、景気対策として減税が実施されております。歳出面では、教育・福祉と各分野にわたり新たな行政需要も発生し、景気対策としての公共事業等の実施、財源不足を補うための地方債の増発によって公債負担が累増してきているような状況にございます。こうした中にあって、さきの全国市長会においても国から地方への税源移譲と交付税総額の確保を要請してきているところであります。交付税は、減額どころか、地方交付税率の引き上げ、増額こそ必要な事態として、地方交付税の削減の論議は全く受け入れることができないと決議しているところでございます。まだまだ未整備の都市基盤施設の整備については、地域の実情を十分に勘案しつつ着実に推進することとし、道路特定財源については、地域におけるニーズを十分に踏まえ、これを堅持することと、これまた決議をいたしております。



 ところで、国と地方を合わせまして借入金は六百兆円を超えており、税収の増だけでは返済は難しく、早く財政改革を断行しないと日本には永遠の衰退が待っているという説もございます。国・地方とも、従来どおりの方針でこのまま推移をすればよいとはだれも考えていないと思っております。しかしながら、痛みを伴う聖域なき構造改革でありましても、今すぐ実施すべき短期計画による改革と中・長期的に行うべきものに区分し、段階的に実施すべきなど、対策・対処をすべきであると考えております。

 いずれにいたしましても、地方交付税の削減、道路特定財源の一般財源化が行われるならば、それに相当する国からの税源移譲があるべきであります。地域に密着したサービスが求められる地方行政では、そのあり方に見合った住民税や地方税の再構築など歳入面も含めた抜本的な見直しが不可欠であり、今後も動向を注意深く見守っていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

 次に二の、関市社会教育委員、図書館協議会委員、公民館運営審議会委員等の公募の結果を明らかにされたいという御質問でございます。これにつきましては、昨日、二十二日に市長がお答えいたしましたとおりでございます。御理解のほど、よろしくお願いいたします。

  (降  壇)



○副議長(古市守君) 次に山田民生福祉部長、どうぞ。

  (民生福祉部長 山田勝行君登壇)



◎民生福祉部長(山田勝行君) それでは、三と四についてお答えをさせていただきます。

 まず三の乳幼児医療費助成制度での御質問でございます。

 県下の状況につきましては議員が御指摘のとおりでございまして、当市といたしましても医療とは別に少子化対策としての子育て支援事業等にも取り組んでいるところでございます。

 御質問の、乳幼児医療費助成につきましても重要な施策と認識をいたしておりまして、自己負担が大きい入院費については平成十年度に一歳引き上げ、さらに十三年度にも一歳引き上げ、現在、五歳未満児まで拡大をし、入院の無料化を進めてまいりました。今後につきましても十分検討してまいりたいと思いますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 四の介護保険についての一でございます。

 介護保険制度の実施から一年を経過し、関市における制度の運営はおおむね順調に推移できたものと考えております。平成十二年度の給付実績は十六億四千二百万円余でございます。在宅サービスは六億六千三百四十万、施設サービスでは九億六千四百万となっております。一方、第一号被保険者からの保険料収入は九千八百六十万円の調定に対して九九・〇五%という収納率となっております。



 御質問の、民医連の調査結果に対して関市の実態はということでございますけれども、当該調査のような利用者負担金額を主としてとらえた調査は実施をいたしておりませんが、要介護、あるいは要支援の認定者を対象とされたサービスの満足度、あるいは問題点、重要度等については、今後の当市の制度運営に対するため三月に実施をいたしました。まだ最終集計がしておりませんのではっきりはわかりませんけれども、要介護認定では六六・一%が妥当だと、一六・二%が軽過ぎるという結果でございます。また、介護サービスの利用では、六〇%が満足しておる、三〇%がまあ普通であるという結果でございまして、サービスに対する不満があると回答があった五十一件につきましても、その理由を聞いた中で、利用料金に対する不満が十九件ございます。内容は、前年より高いとするもの以外にも、介護度別の利用限度額や負担割合に対するものも含まれております。また、介護認定を受けていながらサービスを受けていない方にその理由を尋ねたところ、お金がかかる、あるいは本人が希望しない、家族が介護して不必要だということになっております。このアンケート調査及び収納率から見ると、介護保険制度は多くの被保険者の方々に御理解をいただいているものと考えております。

 また、御指摘の保険料、利用料負担での低所得の方への対応ですが、保険料負担については、制度移行時の激変緩和措置として本年度九月まで半額徴収の措置でございますが、十月からは本来の保険料の徴収が始まります。この時期をとらえて、第二段階までの低所得の方で生活実態が生活保護レベルの方に対し、申請に基づき保険料の助成をしようというものでございます。

 また、利用の負担につきましては、制度の施行とともに実施しております国の低所得者対策に沿った対策や制度上の高額介護サービス費の支給があり、こうした制度の適正な運用に努めるほか、社会福祉法人による利用者負担軽減措置について低所得者の範囲を拡大して利用の浸透を図ってまいりたいと考えております。また、平成十五年度からの次期計画の見直しも控えており、高齢者の実態を調査していく中で対応を検討してまいりたいと思いますので、御理解をお願いいたします。

 二の、市の独自策を四十歳にということでございます。

 関市では、現在の要援護高齢者及びひとり暮らし高齢者、またその家族に対し、介護予防や自立生活支援の観点から、介護予防サービス、生活支援サービス、家族介護支援サービスを国・県の助成を得ながら実施をいたしております。おおむね六十五歳以上の高齢者を対象としており、四十歳以上の特定疾病による認定者は対象とされておりません。こうしたことから、市独自事業のほとんどにおいて六十五歳以上の第一号被保険者のみが対象となっております。また、四月末における介護保険の認定者は一千三百八十三人、このうち四十歳以上の特定疾病による介護者の保険認定者は五十九人で、全体の四・三%となっております。この方々の多くは身体障害者に該当される方と推定されて、高齢者福祉施設とは異なる障害者施設の中でサービスを実施されておると思われます。四十歳以上の特定疾病による介護保険認定者にも障害施設との整合性を図りながら対象の拡大に向けて検討してまいりたいと考えますので、御理解をお願いいたします。

  (降  壇)



○副議長(古市守君) 次に船戸教育長、どうぞ。

  (教育長 船戸政一君登壇)





◎教育長(船戸政一君) それでは、私から、教育問題の二、三、四、五についてお答えをいたします。

 まず教科書採択の手続と経過の公表についてでございますが、これにつきましては先ほど酒井田議員の御質問にもお答えしたところでございますが、そのうち美濃地区採択協議委員の三十四名は具体的にどういう人数なのかということについてお答えをいたします。

 これは、岐阜県教科用図書美濃地区採択協議会規約第五条に基づくものでございます。簡単に申し上げますが、教育委員長が四名、教育長十四名、学校教育課長二名、校長会の代表四名、教員代表四名、学識経験者四名、美濃教育振興事務所関係職員二名でございます。以上の三十四名でございます。よろしくお願いをいたします。

 次に、就学援助制度の周知についてお答えをいたします。

 この制度は、御承知のとおり経済的理由によって就学が困難と認められる学齢児童・生徒の保護者に対して市町村及び国が補助することによって、ひとしく教育を受ける権利と機会を与え、義務教育の円滑な実施に資するという制度でございまして、極めて大切な制度であると考えております。

 認定に当たっては、県の指導によりまして所得額により一定の基準を設定して、一律、画一的に認定するのではなく、保護者の経済状況のほか、その児童・生徒の日常の生活状況や児童・生徒の家庭の諸事情を勘案し、総合的に判断する。また、児童・生徒の生活状況を把握するには学校だけでは不十分な場合があるために、福祉事務所の長及び民生委員の方々の意見を聞くことに留意するように指導を受けているところでありまして、関市の教育委員会で認定しているところでございます。

 そこで、御指摘の保護者への周知についてでございますが、関市教育委員会といたしましては年度初めの民生委員会の総会の折にお願いをいたしておりまして、また各学校におきましてはプライバシー、特に子供の気持ちに十分配慮しながら、児童・生徒及びその家庭の状況を把握し、必要な場合に保護者に申請するよう説明しているところでございます。今後、保護者に対しましては、広報等を通してこの制度の趣旨及び申請手続について周知徹底を図るように考えてまいりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。

 次に、四の全国子ども作品コンクールについてお答えをいたします。

 御承知のとおり、昨今、子供たちは物質的には大変恵まれていますが、反面で心の豊かさということになりますと心配しなければならない事柄が頻発いたしております。こんな中、将来を担う子供たちを心身ともに健全で、しかも柔軟な思考力と思いやる子供に育てたいというのが私たちの強い願いであります。

 こうした考えに立って、関市では心の教育を大切にした共生学校づくりを目指してまいりました。幸い、こうした取り組みの中で、幾つもの成果を上げることができました。関市子ども美術展は、昨年でもう五十回を重ねております。年々作品が充実してきておりますし、中でも緑ケ丘中学校の木を材料にした立体作品が教科書に採択されるというような特筆すべきこともございました。また、特色ある学校教育の一環として、学校支援ボランティアの方々の御指導を得て俳句や短歌に積極的に取り組み、田原小学校、下有知小学校、金竜小学校、桜ケ丘小学校、小金田中学校などが全国コンクールですばらしい成績をおさめております。「千羽鶴幾つ折っても帰らない 光とともに消えた命は」、これは昨年文部大臣賞を受賞し、中学三年生で県民栄誉賞に輝いた小金田中学校の高井美香さんの短歌であります。



 さて、今回、子ども文化事業に取り組もうといたしましたのも、こうした関市での成果を大切にし、関市から全国に発信して、さらに心豊かな子供たちの育成を図りたいというのがその目的でございます。御存じのとおり、関市はなた一丁で芸術性の高い仏像を刻んだ円空の終えんの地であります。それを刻む刃物のまちであります。また、関市は芭蕉の高弟の一人、惟然のゆかりの地であり、歌にも詠まれる自然豊かな地でもあります。

 そこで、本事業の内容として、円空と刃物を結んで木の造形作品の部、惟然と豊かな自然を結んで俳句の部の二部門を設け、全国の子ども作品コンクールを開催し、児童・生徒の創造性、文化性を高め、その取り組みを通して感性豊かな子供、心豊かな子供の育成に努めてまいりたいと考えているものでございます。

 そこで、御質問にかかわって少し具体的に御説明申し上げなければならないと思います。この子ども文化事業につきましては、昨年度二学期初めのころから市内の各団体、あるいは機関などに相談を持ちかけまして、特に校長会、教頭会、教務主任会、あるいは図工、国語、美術部会等々にその趣旨を説明し、賛同を得まして、十二月議会において新規事業として認めていただいたことでございます。そして、二月には関市子ども文化事業実行委員会を組織し、先生方も全体の企画に参画されました。また、県の造形運営委員会、俳句運営委員会のメンバーとして具体的に推進に当たっておられます。このように、各委員会には学校現場の代表が参加し、学校の教育計画と調整を図っていただいているものと考えております。また、子供たちの積極的な参加もございまして子供運営委員会も組織され、現在、小・中学生向けの要項やホームページ、ポスターづくりなどに大活躍をしておってくれます。

 そこで、御指摘のとおり、来年度からの新学習指導要領に向けての対応や生徒指導上の問題、あるいは今回のような学校安全管理など、学校が大変忙しい状況にあることは十分承知をいたしております。したがいまして、このように事業を立ち上げていく過程で、あるいは推進の過程で学校現場の意見も十分お聞きしております。本年度の子ども美術展が縮小されることになったのも、その一つです。各学校では、本事業の活動を自校の教育活動の中にどう組み込んでいったらいいか、無理のないように工夫していただいているものと思っております。実行委員会といたしましては、指導資料を配付したり、木の創作教室を開いて専門家の指導やアドバイスが受けられるような機会を設けたり、材料入手について支援するなど、できる限り先生方の負担にならないように努めているところでございます。全国的に発信する文化事業というのは今までに例のない画期的なものでありますので、皆様の御理解と御支援によって、特に学校の先生方の協力でこの事業を意義あるものにしたいと思っております。御質問のように、必要のある教職員につきましては改めて話し合いを持ちたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 次に、障害者用トイレの改修についての御質問にお答えをいたします。

 文化会館の管理運営につきましては、日ごろより安全性や利便性を図り、市民の皆さんに利用しやすい施設が提供できるように努めているところでございます。

 そこで議員御質問の件ですが、文化会館の障害者用トイレは大ホール内に一カ所、小ホール内に一カ所、三階ロビーに一カ所、計三カ所設置しております。議員御指摘のとおり冬季での使用はつらく、大変御不便をおかけいたしております。したがいまして、身障者用トイレにつきましてはなるべく早い時期にウオームレットの施設ができるように取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。



  (降  壇)



○副議長(古市守君) 二十五番 山田一枝君。



◆二十五番(山田一枝君) それぞれお答えをいただきました。若干要望や再質問になるかと思いますが、お願いします。

 一番目につきましては、基本的にはこの構造改革を見守りながら、関市の必要だと思う点についてはそれぞれ市長会などで要求していくというお話だったと思いますけれども、ともかく大きな痛みを市民に押しつけるという点について、こういうことはまだ具体的にあらわれておりませんけれども、確実にここへ行き着くことは違いないと思います。そういう点について、ぜひとも市民の立場に立って要求していっていただきたいというふうに思います。

 それから、二番目の委員の公募のことにつきましては、市長がきのう答えられたから省くというふうにおっしゃいました。私がそのときに記憶しておりますのは、それぞれ三つの委員会に、例えば社会教育委員ですと七名のうちの一人が公募者ですし、それから図書館協議会は十名うちの二人が公募されました。公民館運営審議会は十五人の中の二人が公募されておりました。この公募で決まったのは二人だったというふうに伺ったような気がいたします。いずれにしてもちょっと聞き漏らした部分があるかもしれませんので、再度これらのことにつきまして、私がお尋ねしました、どれだけの人が応募したのか、どのようなところで選考されたのか、そしてその公表についてはいつ広報などで行っていくのかということについて伺いたいと思いますし、これは応募者がなかったというようなことも考えられますけれども、そのあたりについてはどのような対応をこれからしていこうとしているのか。応募者数との関係もあると思いますけれども、委員の数をもっと広げていく。それにこたえてもらえるかどうかということについては、格段の努力が必要だというふうに思います。何にいたしましても、そういうものに市民が関心を持ってたくさん名乗りを上げるような、そういう開かれた市政にしていく必要があると思いますし、時期を逸せず結果を知らせていくことや、会議の公開などとあわせて皆さんに関心を持ってもらえるような方策が必要だというふうに思います。その点についてのお答えをお願いいたします。

 それから乳幼児医療費の助成制度でありますけれども、昨年、入院を四歳未満まで市単で拡充していただきました。その費用は、私が掌握しておりますところによりますと、試算で七百万円前後だったというふうにお聞きしたように思います。今年度は、県の施策で五歳未満まで行っても、県の予算措置はしなくて済みます。なぜなら、県が二分の一助成しますので、同じ金額を出していけばいいわけです。かつて質問をしたときに、一遍にはできないけれども徐々に引き上げるというふうにおっしゃいましたので、せめて予算措置も毎年きちっとやっていただきたい、そうやって拡大していっていただきたいということを、強く、この点については要望しておきます。

 また、国に対しても制度化を強く働きかけていただきたいことについてはお答えいただきましたかね。ちょっと私はお聞きしなかったように思いますので、再度お願いしたいと思います。

 介護保険についてでありますけれども、民医連の調査結果のようなことについては調べていないとおっしゃいました。しかし、ことしになって三月に実態の調査をしたというふうに言われました。私は、介護保険の導入で自治体に集まる高齢者の情報が減っていることはないかということを思うのです。以前の措置制度のもとでは、介護を受ける高齢者の健康状況などをつかむ権利と責任が自治体にありましたけれども、介護の制度が始まって、今日ではそういう相談は民間のケアマネジャーに移り、高齢者世帯の生活全体が見えにくくなっているのではないかというふうに思います。したがって、そういうシステムづくりが必要ではないかというふうに思いますけれども、そのあたりについてはどのようにお考えか、伺いたいと思います。



 それから二つ目の、四十歳以上の対象者にも拡大することについては、検討していくというふうにお答えをいただきました。ぜひ早急に実現するよう要望をしておきます。

 教育問題につきまして、教科書の採択手続と経過の公表についてはわかりましたけれども、その問題となっております新しい歴史教科書、今、美濃市にあります県の中濃総合庁舎の三階に教科書の展示が六月十一日から七月五日までという期限で展示されております。私もそれを見に参りました。ここにありますのがその教科書でありまして、これは私が買ってきたものでありますけれども、まだ全部を読んでいるわけではありませんが、私が単純に他の出版社の教科書と比べてみる限りにおいて、大変これは私たちが昔使ったような感じの教科書に、見ただけでもそういうふうに思います。ほかの出版社の教科書は大判でありまして、大変現代的な挿絵など、そしてグラフなどもたくさん載せてありまして、とてもわかりやすいというのか、取っつきやすいという感じを受けました。

 何よりも、この教科書が今大きな問題になっております中で、一番最初に「歴史を学ぶとは」という部分がのっけから出ておりまして、「歴史を学ぶのは、過去の事実を知ることだと考えている人が恐らく多いだろう。しかし、必ずしもそうではない。歴史を学ぶのは、過去の事実について過去の人がどう考えていたかを学ぶことなのである」というふうに書かれておりますし、「人によって、民族によって、時代によって考え方や感じ方がそれぞれ全く異なっているので、これが事実だと簡単に一つの事実を描き出すことは難しい」というようなことも書かれております。つまり、史実には忠実でないということを最初からここの部分で明らかにして、ねらった意図的な考え方で書かれているということがまず最初にここのところで証明されていると思います。こういう教科書が採択されるようなことがあっていいのかということについて、私は強く心配をいたします。そんなことはないかもしれせんが、あるかもしれません。こういう史実をしっかりと記載していない、歴史を改ざんするような教科書について、教育長はどのような見解をお持ちか、そのことについて伺いたいと思います。

 それから、就学援助の周知については広報などを通して周知徹底を図っていくというふうにお答えいただきました。これは一歩前進だと思います。ぜひ一人ひとりの親さんたちに、保護者の方にわかるように、広報での周知もあわせてお願いしていきたいと思います。

 それから、子ども作品コンクールについては、よく協議をして、よく理解をいただいて、そして取り組まれているということがるる述べられたと思います。そして、だからこそ、この計画が縮小されたということも言われました。どれがどのくらい縮小されたかということについては明らかにされておりませんけれども、初めてやるこういう画期的な事業をこれからも続けていくつもりなのかどうなのか、そのことについてもお答えいただきたいと思います。



 それから、文化会館の障害者用トイレの改修については、なるべく早急に要望にこたえたいというふうにお答えいただきました。早急にということは、ことしの冬には対応していただけるのかどうかということと、それから、教育問題の中で私は触れたものですから文化会館のことを上げましたけれども、考えてみれば、この庁舎の障害者トイレも便座は暖房施設がつけてありません。一般の人たちのものは当たり前のようについております。それが指摘されないということは利用者も少ないかもしれませんけれども、そういうものをひょっと利用する人たちにとって、これは大変不公平だというふうに思います。庁舎のトイレの改修もあわせて、ぜひことしの冬には間に合うようにやっていただきたい、そのことを要望しておきたいと思います。



○副議長(古市守君) 西尾助役、どうぞ。



◎助役(西尾治君) それでは二の委員の関係でございますが、社会教育委員会の委員は公募を本年の五月にいたしました。委嘱日は十三年の六月一日を予定いたしておりました。委員の定数は七人でございまして、公募の数は一名でございまして、応募人数が三人ございました。それで、選考委員会はそれぞれ関係する部課長をもって委員会をつくっておりますが、その委員でレポート、あるいは内容等を審査いたしまして、一名女性を決定させていただきました。それから、図書館の協議会につきましても十三年の五月に公募をいたし、六月一日からの委嘱日で、十人以内ということで公募枠は二人ございました。応募人数は一人でございまして、女性の方一人を決定させていただきました。公民館運営審議会につきましては、同じ十三年五月が公募時期で、委嘱日は六月一日でしたが、十五人以内で二人公募をさせていただきましたけれども、公募がございませんでしたので、こちらから委員さんを指名させていただくように手配を今しております。それから男女共同参画の懇話会につきましても、十三人以内で二人の枠をつくりまして、二人公募をさせていただいておるさなかでございます。

 指名の公表は、本人に直接採用させていただいた、採用できなかったということで御通知を申し上げておるところでございます。今後もできるだけ公募をいたしてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。



○副議長(古市守君) 山田民生福祉部長、どうぞ。



◎民生福祉部長(山田勝行君) 国の制度化についての働きかけということでございますが、どうした働きかけがよいのか、今後検討させていただきたいと思います。

 それから、システムづくりが必要ということについては、当面はケアマネジャーの会議を実施し、あるいは各施設との協議会を持ちまして、そこで検討したいと思いますので、よろしくお願いします。



○副議長(古市守君) 次に船戸教育長、どうぞ。



◎教育長(船戸政一君) 第一点は、教科書についての考え方でございますが、非常に多方面からの幾つかの御意見があることは十分承知をいたしております。それから申し上げますことは、正確に誤りがあれば、出版社を通じて申し込みがあって訂正されるということでございます。私どもは、文部科学省の検定を通過した本については同じような立場で取り扱われていくという前提に立たざるを得ません。

 次に、子ども文化事業を続けていくのかということと、美術展をどういうふうに変更しているのかというお話のように伺いましたが、子ども文化事業につきましては実行委員会でもって少なくとも五回は行わなければならんという確認をいたしております。そして、少なくともこれは全国に打ち出す、そうしたすばらしい文化事業なので、みんなでやっていこうではないかという確認をいただいております。



 なお、今まで行ってまいりました関市の子ども美術展につきましては、文化事業と、それから子ども美術展が交互に行われることになりますので、というのは文化事業は一年置きでございますので、その文化事業のないときには今までどおり美術展をやろうではないかと。それから一緒になる場合は縮小しようではないかと。その縮小の意味が大変誤解されやすいわけで恐縮でありますが、例えば各学級の出品点数の問題とか、あるいは立体作品についても各学級はどうするかと、書写についても同じような問題、あるいは共同作品、クラブ作品等についてもどういうふうにしていくかということを検討していくことになっておりますので、学校の先生方、あるいは子供たちにも、どちらかといえば文化事業の方に力を入れたり、時には今度は美術展に力を入れていくと、そうした傾向にしていこうではないかということが学校の先生方及び実行委員会等で確認されたことであります。



○副議長(古市守君) 二十五番 山田一枝君。



◆二十五番(山田一枝君) 介護保険について、国に対しての要望は何をしていけばいいのか検討するというふうにおっしゃいましたけれども、それは今日、日本の全自治体で何らかの医療費の無料化が独自に実施され、取り組まれているわけです。国の制度としても、ぜひこれをしてほしいという要望をしていただきたい。これは、今度の議会にもこういう意見書を上げてほしいという請願も出されておりますし、各会派が全員参加して意見書の要望文書も用意されています。ぜひ行政も、そういう立場に立って要求していっていただきたいと思います。

 あとは省略します。



○副議長(古市守君)  これにて、二十五番 山田一枝君の一般質問を終わります。

 本日はこれにて散会いたします。

 次の本会議は、来る二十六日の午前十時から開きます。

 本日は早朝よりどうも御苦労さまでした。

  午後三時〇七分 散会



 右会議の顛末を記録し、相違ないことを証するためここに署名する。







 関市議会議長       成   瀬   豊   勝







 関市議会副議長     古   市        守







 関市議会議員       松   井       茂







 関市議会議員       栗   山   昌   泰