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岐阜県 多治見市

平成23年 12月 定例会(第6回) 12月14日−04号




平成23年 12月 定例会(第6回) − 12月14日−04号 − P.0 「(名簿)」








平成23年 12月 定例会(第6回)



議事日程

 平成23年12月14日(水曜日)午前10時開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 市政一般質問

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本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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出席議員(24名)

          1番    山口真由美君

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          3番    寺島芳枝君

          4番    古庄修一君

          5番    水野正太郎君

          6番    柴田雅也君

          7番    松浦利実君

          8番    山中勝正君

          9番    若尾敏之君

         10番    三輪寿子君

         11番    若林正人君

         12番    林 美行君

         13番    加藤元司君

         14番    若尾円三郎君

         15番    安藤英利君

         16番    仙石三喜男君

         17番    加納洋一君

         18番    井上あけみ君

         19番    石田浩司君

         20番    各務幸次君

         21番    岡田智彦君

         22番    嶋内九一君

         23番    若尾靖男君

         24番    春田富生君

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説明のため出席した者の職氏名

         市長          古川雅典君

         副市長         木股信雄君

         教育長         村瀬登志夫君

         企画部長        青山 崇君

         総務部長        服部知明君

         福祉部長        渡辺哲郎君

         市民健康部長      水野高明君

         経済部長        佐橋政信君

         環境文化部長      佐藤喜好君

         都市計画部長      細尾 稔君

         建設部長        堀江義英君

         水道部長        若尾正人君

         消防長         加藤英治君

         会計管理者       平井純子君

         教育委員会事務局長   纐纈崇治君

         監査委員事務局長

                     町井好夫君

         併選挙管理委員会書記長

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職務のため出席した事務局職員

         事務局長        石丸正之

         書記          水野浩則

         書記          山本元太郎

         書記          後藤紀男

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△開議

   午前10時01分開議



○議長(若尾靖男君) これより本日の会議を開きます。

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△第1 会議録署名議員の指名



○議長(若尾靖男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、15番 安藤英利君、16番 仙石三喜男君の両君を指名いたします。

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△第2 市政一般質問



○議長(若尾靖男君) それでは、日程第2、市政一般質問を行います。

 質問者は、登壇の上質問されますとともに、できるだけ簡単明瞭に質問されますようお願いいたします。

 なお、執行部におかれましても、簡単明瞭にして的確なる御答弁をお願いいたします。

 それでは、最初に18番 井上あけみ君に発言を許可いたします。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕(拍手)



◆18番(井上あけみ君) 市民ネットワークとして大きく4項目について質問させていただきます。1つは、豪雨災害への対策について、そして、駅北地区「多目的広場」について、新たな障がい者支援法制定による福祉現場の変化と多治見市の対応について、4番目が放課後児童健全育成事業の実施に関する条例について質問を行います。最初に豪雨災害への対策についてお伺いいたします。

 9月20日の豪雨災害は、多治見市と多治見市民の生活、そして心に深いつめ跡を残しました。時間雨量歴代3位、1日の最大雨量は観測史上1番という豪雨の中、ふだん水害に遭ったことのない人々の家や仕事場まで押し寄せてきた水によって、たくさんの方々が被害を受けられました。心からお見舞いを申し上げます。

 「鉄は熱いうちに打て」と申しますが、この豪雨災害は、一部の地域の方々だけでなく、多治見市全体が経験したことによって、予算面で水害対策を優先することについても、また地域住民の理解を得ないと進められない事業についても協力を得やすいことから、根本的な水害対策については第6次総合計画の中に早急に組み入れていく必要があると考えるものです。

 そこで、お伺いをいたします。

 1として、これは林議員の質問ともダブるものですが、もう少し深めたいという意味も込めて質問いたします。観測史上、記録的な豪雨による災害から何を学び、どのような対策を行うのか。特に、大きな被害を受けた平和町等については、地元の要望にもあるように、ポンプ場の能力を上げるだけでは難しい。一部には、家屋の移転を進め、貯水場をつくるべきという意見もありました。国や県との協議が始まっておりますが、どのような姿勢、体制で臨むか、お尋ねをいたします。

 なお、この国と県との協議会でございますが、おとといに第1回の協議会が行われまして私もその会を傍聴をいたしましたので、大体の体制はわかりましたので簡単な答弁で結構でございます。

 2として、今回の豪雨では、道路も畑も川になったという感想を多くの方がお持ちですが、この水量を多治見市の外に出していくのが河川であります。その河川をどのように管理していくかも大きな問題ですが、国、県の管理する河川は何か、また市管理の河川について幾つあるのかをお尋ねいたします。

 そして、水害を未然に防ぐためにも、市として河川台帳を順次作成し、管理、整備をしていくべきではと考えますが、いかがでしょうか。

 また、市管理の多くの河川があり、1つの例ですが、昨年と同様、今回の水害で私どもの地域の豆田川という川がはんらんし、住宅や公園、またJR太多線も線路の敷石がさらわれるなど、被害を受けています。このような被害を防ぐ手法としてどのような整備の手だてがあるのか、教えていただきたくお願いをいたします。

 3として、これも林議員とダブりますけれども、今回、あちこちの側溝から水が噴出していました。水量が側溝の容量を超えていたようにも思いますが、側溝の規格の見直しも必要ではないでしょうか。また、土砂等が詰まり、機能を十分に果たしていない側溝もあるように思いますが、これを効率的に掃除するために、町内組織との連携等を行い、計画的に行う必要があると考えますが、いかがでしょうか。

 4として、今回の水害で、土のうが不足いたしました。また、即土のうが欲しくても、どこにあるかわからない市民も多く、身近な地域ごとに、だれでもわかる場所に土のうを準備しておくべきだと考えます。また、そのような考えで取り組もうとする地域役員も多くいらっしゃいます。土のうの充足について、市はどのように支援などかかわっていくのか、お伺いをいたします。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 水道部長 若尾正人君。

   〔水道部長 若尾正人君登壇〕



◎水道部長(若尾正人君) 今回の豪雨災害を踏まえ、具体的にどのような対策を行うかの御質問にお答えいたします。

 豪雨に伴う浸水被害の軽減のためには、関係する行政機関や地域住民が一体となり、対策を推進することが必要でございまして、浸水対策としまして、雨水の自然排水、ポンプによる強制排水、貯水池による一時貯留などのハード対策及び避難勧告・避難指示の発令基準の見直し、建築・開発の注意喚起などのソフト対策並びに計画策定に伴う基準降雨の見直しなどを総合的に推進し、治水度を上げることが必要であると考えております。

 そのために、多治見市が主体となって立ち上げた協議会、これは先ほど議員さんが言われたように、12月12日に第1回が行われましたが、浸水被害の実態や原因を解析し、対策の目標について認識を共有しながら、さらに地域住民の意見を踏まえて、国、県、市の各関係機関が取り組むべき具体的な対策を検討し、浸水対策に対する計画書を年度内に策定する予定でございます。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。

   〔建設部長 堀江義英君登壇〕



◎建設部長(堀江義英君) 私からは、豪雨災害の対策につきまして、水道部長以外についてお答えをいたします。

 最初に、市内を流れます河川の数につきましては、全部で 120カ所ございます。その内訳といたしましては、1級河川で国の管理する土岐川が1カ所、岐阜県の管理する河川が10カ所、市の管理する河川が準用河川が3カ所と普通河川が 106カ所でございます。

 御指摘の河川台帳の整備につきましては、市の管理します準用河川や普通河川におきまして、十分な資料が整備されておりませんので、今年度から準用河川の台帳を順次整備していく計画でございます。

 しかしながら、普通河川につきましては、箇所数が多いために、整備方法を含め、今後、検討を行います。

 また、河川整備につきましては、全体的な雨水の排水計画につきまして、河川、水路、側溝などの調査を行いまして、河川の排水計画の策定を行います。そこの中で問題があります河川、水路、側溝などを選定いたしまして、計画的に整備を行ってまいります。

 特に検討が必要であると思う河川といたしましては、1級河川の大原川、辛沢川、姫川に流入します支流であります河川でございます。また、雨水排水の施設では、赤坂町、幸町を中心といたしましたエリアの小泉校下を中心に検討を行ってまいります。

 次に、側溝や水路の土砂上げにつきましては、昨日、林議員の御質問でお答えしましたように、地域住民の方と現在連携を行いまして、清掃作業を行っております。

 今後は、区長会と協議を行いながら、さらに市民参加を拡大していきたいと考えております。

 最後に、土のうについてでございますが、6月の水防訓練のときに約 2,000個の土のうをつくっております。その 2,000個につきましては、各消防分団車庫に配分をいたしまして、災害用として備蓄をしております。

 今回の災害では、浸水被害が各地で多数発生したことから、この備蓄量では絶対数が不足いたしまして、職員によりますと約 7,000個作製して対応いたしました。

 また、市民の方から土のうの要望が多くありましたが、優先的に道路や河川の復旧に土のうを使いましたために、市民の方からの要望に対しまして十分対応することができませんでした。

 今後は、消防分団車庫に作製した土のうをより多く配備をいたしまして、対応したいと考えております。また、土のうにつきまして不足したときには、地域住民の方からみずから土のうをつくることができるように、土のう袋と砂を一定量ストックするなど、配備をする場所を含めて関係部署と協議を行ってまいります。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。



◆18番(井上あけみ君) 大変申しわけないんですけども、最初の質問で、2枚目に教育委員会に対する質問を書いてあったんですけども、ちょっと見落としてしまったんですけれども、どのようにしたらよろしいでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 特に許可をいたします。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 失礼しました。大切な2枚目の質問を忘れてしまいました。申しわけありません。

 5番目として、今回の水害で一番痛ましかったのが、根本小学校4年生の男子の下校時の事故でございました。あのときこうしていたらなどと、悔やんでも悔やみ切れないものですが、このようなことはその他の学校区でも起こり得たことです。精華小学校でも、子どもたちは腰まで水につかりながら帰宅をしたということです。

 今回の件を受けまして、教育委員会や学校は、登校後、警報が出た場合、原則保護者に迎えに来てもらうというマニュアルをつくられたそうですけれども、この件で何を学び、何を教訓化していくのか、お伺いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 教育長 村瀬登志夫君。

   〔教育長 村瀬登志夫君登壇〕



◎教育長(村瀬登志夫君) まずもって、今回の水難事故によりまして、1人のたっとい命が失われましたことを残念に思い、深く哀悼の意をささげるものでございます。

 今回の事故を教訓としまして、これまでの対応の改善策として検討を重ねてまいりました。

 その結果、まず気象警報発表時及び解除時の下校につきましては、保護者による引き取りを原則とすること、そして校区の危険箇所の把握につきましては、平常時だけでなく、雨天時の状況についても把握したハザードマップを作成すること、さらに気象警報発表時には、そのハザードマップの危険箇所以外に危険な状況となっていないかを把握すること、そして学校におきましては、児童生徒の安全教育や防災教育をさらに充実させること、そして最後に、気象警報発表時の教育委員会事務局における体制を見直すこと、以上5点につきまして、これを基本的な改善策として取り組みを進めていたところでございます。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) まず、国と県と多治見市が本当に早急に対策協議会を立ち上げて、熱心に本当に誠実に議論をされていることに対し敬意を申し上げます。

 それで、この協議会は3回ですけれども、その前に幹事会が頻繁に行われているということを聞きました。2週間に1度ぐらいされているということで、本当にスピードアップされているというのを感じたんですけども、その中で何らかの成果のようなものがあれば、見込みみたいなものがあれば、教えていただきたいということが1点でございます。

 それから、あと側溝についても質疑をしたんですけれども、掃除について、区長会と協議をしながらというお話だったんですけれども、具体的にどういう提案になるのか。やっぱり早急にしていただきたいし、ただ一度に一遍には多分できないことだと思うんですね。側溝のふたをあけるという大きな問題がありますので、一般の市民の方はけがとか、そういうこともあってできないと思うんですけれども、どういった形で、積極的にやろうという自治会があれば、町内会があれば、そこを優先的にどんどんやっていくことも必要だと思いますし、どういう提案をされていくのかなということも考えがありましたら教えてください。

 それから、教育委員会の対応なんですけれども、災害対応推進プロジェクト会議というものも構成をされて、非常に熱心に御協議されているということをうかがっております。それで、状況判断を誤らないようにということが必要だと思うんですけれども、1つに、通学路の安全について、私が少し疑問に思いましたのは、通学路というのは教育委員会が責任を持つべきものなのか、それとも道路河川課が責任を持つものなのか。通学路に問題があったときに、道路河川課に教育委員会のほうから、こういう問題がありますのでお願いしますというふうな形で申し入れされるのか、その辺のところがちょっとよくわからない部分がありますので、通学路の安全という意味で、責任分担のあり方の考えを教えていただければというふうに思います。



○議長(若尾靖男君) 水道部長 若尾正人君。



◎水道部長(若尾正人君) 今の幹事会のほうでは、まだ原因分析等を行っているところですが、1つ成果といいますか、これは国土交通省の庄内川工事事務所のほうで、6月から9月の期間で多治見市に排水ポンプ車を2台、これ1台が1秒に 0.5トンの能力があるんですが、それを配備をしてもらうことになったわけでございます。

 配備場所としては、1台は川北で土岐川出張所に、もう一台は川南で消防本部にということでございます。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 側溝の清掃等について、市民参加についての具体的な方法ということでございますが、年度当初の区長会のほうに、市民の方に協力していただきながら清掃活動をしていただきたいという投げ方をするんですけども、先ほどおっしゃったように、一遍にはやはり側溝のふたをあけたりとかということもできませんし、土砂の回収等もできませんので、投げかけをさせていただく中で、あと町内会長さんとか区長さんと計画的にやっていきたいというふうに思っていますので、まず地元のほうに投げかけをして、重要な部分から計画的にやっていきたいというふうに考えております。

 現在でも、例えば光ケ丘から長瀬町にかけます団子川の清掃活動については毎年10月ごろにやっておりますし、旭ケ丘の3丁目、4丁目あたりでも、毎月、地元の方が清掃されまして、土砂の片づけということもやっておりますので、そういった部分で計画的にやっていくための投げかけをしていきたいというふうに思っております。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 通学路の責任分担について御質問がありましたので、答弁申し上げます。

 通学路につきましては、学校長が既存の道路、ある道路の中で一番子どもたちが安全な経路を、PTAとか地域の皆さんと相談をしながら指定をするというものでございます。したがいまして、指定をするのは学校長ということになります。

 そこの安全面で、こんなことがしてもらいたいよというような御要望があれば、私どもが承って、建設部のほうにお話をする、あるいは国道であれば国、県道であれば県にお話をするというような形になるということでございます。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) それでは、大きな2項目めに質問させていただきます。

 駅北地区多目的広場について質問をいたします。

 いよいよ区画整理事業の大きなポイントの1つである駅北多目的広場の具体的設計、工事着手が目前となりました。この駅北の区画整理事業によるまちづくりのコンセプトは、老いも若きもうきうき、わくわく、どきどきする施設を整備し、にぎわいをつくり出すきっかけにしたいというようなものでございます。多目的広場はイベントや健康づくりにも利用できるということで、これは2009年、平成21年の2月1日の広報に出ておりました。

 その後、平成12年から続けられてきました多目的広場ワークショップの市民検討会と、別途独自に虎渓用水の復元・再生プロジェクトとして研究をされてきた市民の方々が合同で、平成22年2月、多治見駅北地区における虎渓用水を活用した水と緑の委員会を立ち上げ、この4月、そのイメージ図の中間発表がされました。委員会の委員長さんを初め、皆様方の努力と熱意に心から敬意を表するものであります。

 さて、その委員会のコンセプトは、委員会の要綱では、虎渓用水を活用した水と緑を生かした快適な空間形成の実現というものです。

 しかしながら、多目的広場について、広場そのものの目的や広さ、広さについては前回の広報でも約 3,100平方メートルでしたか、発表しておられましたけれども、よくわからないことが多く、議会の場で確認、整理するとともに、私からも提案をしたく、今回、質問を行います。

 1として、多治見駅北地区には多目的広場が計画されていますが、先般、水と緑の委員会によって、そのイメージ図が示されました。この図から察すると、池の面積がかなり多いような印象を受けますが、実際、広場の面積と池の占める割合、面積はどのようになるのでしょうか。

 市としては、この広場にどれだけの予算を投入されるのか。水の管理は大変なものがあるが、管理費として予定されている上限はどれだけを見込んでおられるのでしょうか。

 2として、虎渓用水を活用する趣旨には大いに賛同するものですが、池の面積が多くを占めるようになると、市が当初意図した多種多様なイベントなどを開催できる多目的広場とは違ってくるように思いますが、御見解を伺います。

 3、今回の水害で、この地域もかなり浸水をしております。9・20水害のときは、小学生が腰までつかって帰宅しているのを何人もの方が目撃しております。用水の活用と、水害の増幅のようなことは起こり得ないのかどうかを伺います。

 4、この広場を、駅という特殊な場の周辺にいる人たちの災害時の避難場所にも使えるようにしてほしいという声も届いています。市として、市民がこの広場に何を期待してみえるのか、イメージ図も示しながら、市民意識調査などをしてはいかがでしょうか。

 5として、委員会と市の職員とのかかわりが不鮮明と感じました。特に、広場の面積について触れなかったであろうと考えられるのですが、その責任は大きいのではないでしょうか。なぜ、このようになったのか、原因を示していただけますようお願いを申し上げます。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 駅北の区画整理の概算予算と17街区の概算予算について答弁を申し上げます。

 国の交付金を受けるための計画、都市再生整備計画上での駅北区画全体の景観整備事業費は約4億 7,000万円ほどを見込んでおります。このうち、17街区に係る事業費は約3億 2,000万円ほどを見込んでおります。

 また、第6次総合計画では、地区外の弁天池から虎渓用水を導水、水を導いてまいります。虎渓用水導水工事費、これを約1億円と見込んでおります。したがって、合計で5億 7,000万円ほどを概算予算として見込んでおります。

 次に、今の質問の中で井上議員の発言の中で、精華小学校の児童が腰まで水につかってという発言がございました。今、教育長ともお話をして、私自身もひざまでつかったということは報告として聞いておりますので、再度、私どもとしても精華小学校の校長、あるいはどの時点でどういう状況で、腰までつかって下校したという事例があったら、私たちも調査をいたしますが、後刻、井上議員からも詳しく御報告をいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 細尾 稔君。

   〔都市計画部長 細尾 稔君登壇〕



◎都市計画部長(細尾稔君) 駅北地区多目的広場につきまして、市長答弁以外のところについて答弁をさせていただきます。

 まず初めに、多目的広場のうち、実際の広場面積と池の占める割合、面積はどれほどになるかといった質問でございます。

 17街区約 5,800平方メートルのうち、園路部分を含めて東側の約 3,500平方メートル、割合にいたしまして約6割でございますけれども、この区域を水と緑を活用した広場について検討する範囲といたしております。

 広場面積と池の面積がそれぞれどれだけになるかということの御質問につきましては、まだ現時点では未定となってございます。

 具体的な内容につきましては、今後開きます水と緑の委員会で素案を作成した後に、市民の方々の意見を伺った上で、平成25年度末までに決定していく予定をしているところでございます。

 次に、広場を多目的に活用するために、広場面積を多くとってほしいとの御質問につきましては、水と緑の委員会における今までの協議経過から、ちょっと難しいというふうに考えております。議員の御提案については、1つの貴重な意見として拝聴させていただくということで、いずれにいたしましても広場の形状につきましては、今後、多くの方々の意見を伺いながら決定していく予定をしているところでございます。

 それと、用水の活用と水害に対する御心配でございます。

 議員御指摘のとおり、9月19日未明から20日にかけての豪雨において、駅北の区画整理事業区域内と周辺一帯にも浸水被害が発生したことについては承知をしております。

 虎渓用水の活用に当たっては、浸水被害が発生したことを踏まえて、水路の断面でありますとか、池の規模、それと調整機能や貯留機能についても、そういった機能を持たせることについても検証することで、安全面を重視した整備計画としていきたいというふうに考えております。

 市民が広場に何を期待しているか、意識調査をしたらどうかといったような御質問でございますけれども、整備に係る素案ができた段階、これは来年の8月ごろをめどにしておりますけれども、地元の住民の方々や市民全体からの意見を伺う予定をしております。

 そのときには、具体的なイメージ図なり模型なりを示した上で、意見を伺えればと思っていますし、そのほかにも多くの意見がいただけるような工夫をしていきたいというふうに考えております。

 委員会と市の職員とのかかわりが不鮮明であったと、広場の面積に触れなかった責任は大きい、なぜこのようなことになったのか、原因を示していただきたいとの御質問でございます。

 17街区の整備計画につきましては、まだ政策形成の段階でございます。本年4月の水と緑の委員会からの中間報告を受けて、市からは水辺が広過ぎるのではないかといった問題を提起させていただき、議会にも委員会メンバーから直接説明をしていただいた上で、意見をお伺いしたところでございます。

 水と緑の委員会には、中間報告以前において、17街区西側の商業娯楽施設の計画については、あくまでも休止しているものであって、まだ生きていますよということを申し上げてきました。

 市と委員会とのかかわりが不鮮明との御指摘については、中間報告を受けて以降、この半年の間に今後の進め方等について十分協議してきており、問題ないと認識しているところでございます。

 今後におきましては、委員会を公開開催するなど、より積極的に情報発信していく予定をしております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 広場に対する当初のコンセプトは、どきどきわくわくして、多様なイベントができる、そういうのを1つは大事にしながら、水を使った安らぎの部分を取り入れていただけたらいいなというのが私の思いなんですけれども、例えば先般行われました農業祭があります。セラミックパークMINOというところで行われましたけれども、やはり来場者数、多治見に農作地が少ないとか、いろいろなこともあるかとは思うんですけれども、やっぱり場所的に大変ということもあります。

 それから、例えば全国各地でB級グルメ大会とかいうのも行われていますけれども、そういうものを多治見でやろうとしたとき、どこでやるのかということもあります。さまざまなお祭り、イベントをしようとすると大きな広場がない、そのときに多目的広場はどうかというふうに考えたときに、広場そのものの面積、池というか、水をある程度活用したとしても、セラミックパークMINOの会場ぐらいの広さはあるというふうに感じます。

 なおかつ、駅の南と、それから北を結ぶ自由通路も使えますし、駅南側の広場も使うことができるのではないかというふうに考えたときに、そしてさらにあそこに駐車場もある程度は整備をされるということを考えると、多治見市にたくさんの人に来ていただく、その大きな場所を保証するものになるというふうに、私は多目的広場の活用を考えたときに、保証するものになるというふうに思います。

 さまざまな人の御理解を得なければいけないんですけれども、ぜひ考えていただきたいということですが、そのことについてお伺いをしたいということと、それから委員会と職員とのかかわりについて、問題はなかったというふうに部長の答弁がありましたけれども、私はやはりもう少しきっちりと問題提起をするべきではないか、最初に思いました。

 議事録をすべて読ませていただきましたけれども、広さについて、普通であるならば、常識的な考え方ですけども、当然、この面積で考えてくださいということは言うのが私は常識だと思うんですけれども、ちょっとやっぱり市側の、中間報告を受けた後はしっかり意見交換をしましたということはそれは評価をいたしますけれども、最初が肝心かなめというふうに思いますので、そういうあり方についてはどのようにお考えか、市長、副市長でも御答弁をいただけたらありがたいと思います。



○議長(若尾靖男君) 副市長 木股信雄君。



◎副市長(木股信雄君) 委員会と市との間で、今回、委員会での協議内容について、事前に十分な情報といいますか、考え方が示していなかったのではないかという点でございますけれども、少なくとも広さにつきましては、会議の中では具体的な面積については言及していないという点もありますけれども、事前の打ち合わせですとか、あるいは委員会の休憩時間、あるいはその後において、そういったもともと商業機能として、まだ休止はしているものの、これは生きているんですというようなことは何度も話をさせていただいたというふうに私は報告を受けております。

 ただ、会議の中でそういった面積について具体的に示さなかったということについては、今後、反省すべき点だというふうには考えております。



○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 細尾 稔君。



◎都市計画部長(細尾稔君) 今、井上議員のほうから、広場の使い方について幾つか御提案がありました。

 いかんせん、今、広場の形態をどうするかということについては、まだこれから議論するということになりますので、1つの貴重な御意見ということで拝聴させていただくということで、よろしくお願いします。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 本当に大事な市民にとっての宝となる駅北の多目的広場です。広く市民に公開をして御意見をいただくということでしたけれども、具体的にはどのような形で周知して、御意見をいただくということでございましょうか。



○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 細尾 稔君。



◎都市計画部長(細尾稔君) 今までやってきたような広報紙でありますとかいったような形は当然考えていく、これまでもそうですが、そういったことは当然考えていきます。そのほか、よりわかりやすい、意見を吸収しやすい方法がないのかについても、委員会の中でまた議論をして深めて、方法について具体的に御提示していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) できたら、市民アンケート、どういう形になるかはちょっとわかりませんが、例えば広報に返信用のものを出して、市民に広くアンケートをとるとか、あるいはよく一般的にやるアンケートのように、 500人とか、あるいは 1,000人とか、そういう形でアンケートとしてやるとか、そういうふうなことも一応は検討していただけるんでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 細尾 稔君。



◎都市計画部長(細尾稔君) 質問内容も含めて検討させていただきますので、よろしくお願いします。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) では、3項目めの質問に移らせていただきます。

 大きな3項目めとしまして、新たな障がい者支援法制定による福祉現場の変化と多治見市の対応についてお伺いをいたします。

 平成18年に障害者自立支援法が施行されて5年、同法は、身体障害、知的障害、精神障害の3障害に共通の施策を策定するとともに、介護保険と同じく、介護サービス利用料の1割負担を障害者が負うこととなりました。サービスの利用の増大など、大きな役割を果たしてきましたが、障害が重いほどサービスを利用すると負担が重くなるという矛盾が指摘され、改正を求める声が大きくなっていました。

 そして、今回、国会で障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律という、大変長い名前の法律が成立をいたしました。サービス利用負担が、これまでの定率負担から応能負担になるとのことです。平成24年4月1日から施行される予定ですので、以下について質問をいたします。

 1、この法律は、これまでの障害者自立支援法と大幅に異なり、負担の見直しのほか、障害者支援を強化・多様化するものですが、これにより福祉の現場と多治見市の障害者福祉の体制はどう変わるのでしょうか。

 2、新法で位置づけられている基幹相談支援センターと、多治見市に現在あります障害者生涯支援システムとの関係はどのようになるのでしょうか。自立支援協議会の運営はどのようになりますか。また、児童デイサービスは児童福祉法関連事業となりますが、現場や事務面で変化があるのかなどについてお伺いをします。

 3として、県の体制についても変わるものがあるのでしょうか。

 4として、このほど、岐阜県は総合的な障害児の療育体制の整備を進めるとともに、重度の知的障害と身体障害をあわせ持つ重症心身障害児(者)の短期入所先を確保するため、医療機関が人工呼吸器やたん吸引機など受け入れのための施設を整備する際の補助制度を、来年度から創設することを検討していることが明らかになりました。

 多治見市では、これまで短期入所については市民病院が実施してきましたが、指定管理者になってから、なかなか利用することが難しく、利用者にはつらい状況になっております。市として、県に対し、県立多治見病院で行うよう強く要望をするべきと考えますが、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 第1問目の井上議員の発言の中で、精華小学校の児童生徒の下校の状況、大雨洪水時に腰までつかって下校した、駅北でもそういったおそれがあるのではないかというような御発言がございました。直ちに精華小学校長に問い合わせをし、その状況について教育長のほうから答弁をさせますので、お願いをいたします。

 なお、このことがすべてだというふうに市側は思っておりません。井上議員が言われたような事実がどの時間帯でどういう場所で発生したのかということがあれば、また後ほど教育委員会側のほうに御報告をお願いをいたします。

 それでは、今、精華小学校側に調査をした結果については、教育長から答弁をさせますので、お願いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 教育長 村瀬登志夫君。

   〔教育長 村瀬登志夫君登壇〕



◎教育長(村瀬登志夫君) では、よろしくお願いします。

 9月20日の精華小学校の子どもたちの下校についてでございますが、全部の通学班に教員がついて下校いたしました。どこまで送っていったかといいますと、それぞれの地区の集合場所まで送り届けました。そこまでは、報告によれば、腰までつかって歩いたという事実はございません。途中、ひざまでの深さのところはあったということでございます。

 しかしながら、オートバックス付近は水が噴き出しておりまして、その水を工事の人が押さえていてくれたそうでございます。そのときに、怖がった子がいて、しゃがんだということで、腰までつかったということはありました。そのところから、子どもたちが腰までぬれたということでございます。子どもたちが帰ったときに、パンツのあたりまで、下着のところまでぬれていたということはございました。

 もう一点は、ひどい場所の通学班につきましては、学校へ戻って、保護者による引き渡しを行ったということを精華小学校のほうから確認させていただきました。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君に申し上げます。ただいま教育委員会のほうからのとりあえずの調査結果が答弁されましたけれども、これは重要な問題でございますので、その点を十分議員本人が検証されまして、ぜひ教育委員会のほうへ、事実であればきちっと御報告をいただきたいと、そういうふうに思います。この件に関しましては以上でございますので、よろしくお願いいたします。

 福祉部長 渡辺哲郎君。

   〔福祉部長 渡辺哲郎君登壇〕



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 私からは、新しい障害者支援法制定によります福祉現場の変化と多治見市の対応についてお答えをいたします。

 今回の法改正は、平成25年成立予定の仮称ですが、障害者総合福祉法による抜本改正までのつなぎ法として、現状の特に大きな課題を整備したものと認識しております。

 法改正の具体的なポイントは、大きく5つございます。

 1つ目が、今、議員が言われたように、1割の応益負担を見直しをしまして、応能負担とするものでございます。

 2つ目が、重度の視覚障害者のための同行援護、またグループホームの家賃助成などのサービスを追加するものです。

 3つ目が、相談支援の中核として基幹相談支援センターの設置や、成年後見制度支援事業の義務化などの相談支援の強化でございます。

 4つ目が、障害児の支援の法的根拠を、今の障害者自立支援法から児童福祉法に戻すものでございます。

 5つ目が、障害児に係る通所サービスの児童発達支援、また就学児童の放課後などの居場所づくりである放課後等デイサービス、専門職員が訪問支援する保育所等訪問支援の新設などの障害児支援の強化でございます。

 次に、基幹相談支援センターと障害者生涯支援システムとの関係でございますが、基幹相談支援センターの設置につきましては、今回の第6次総合計画の見直しの中でも検討してまいりますが、総合的な相談業務や成年後見制度の利用支援、現行の相談支援事業所の支援を行うものでございます。

 一方、障害者生涯支援システムは、市独自に既存の専門機関の円滑なネットワークの構築を趣旨とするために、役割、性格が異なると思っております。

 また、地域自立支援協議会は、本改正により法定化されますけども、多治見市では既に設置してありますため、影響はございません。

 次に、児童デイサービスは本改正により廃止され、新たな児童発達支援に移行しますが、具体的な事業内容は大きく変わりません。利用者への影響は、受給者証の変更など、手続面にとどまる見込みと考えております。障害のあるなしにかかわらず、児童福祉法を根拠として一体的に支援するために、事務の所掌については福祉部内で現在協議を進めております。

 続きまして、県の体制について、変わるものがあるかにつきましては、県が実施しています障害児施設への通所サービスが、新たに児童発達支援として児童デイサービスと統合し、市へ移管されることになり、対象者が少しですがふえます。

 また、今後、平成25年以降に、障害児の公費負担医療であります育成医療が市への移管も予定されていることから、県の子ども相談センター、保健所の人員体制の縮小を市としては懸念しております。

 最後に、重度心身障害児(者)のショートステイ事業に関する県の状況についてお答えいたします。

 岐阜県が県の地域医療再生臨時特別交付金を活用し、県立希望が丘学園の整備など、重度心身障害児(者)向けの事業等の強化の公表をしたことは承知いたしております。

 現在整備中の瑞浪市内の県立施設に加えまして、県が独自に総合病院やベッドがある診療所に事業受け入れの調査を行っております。市としましても、市内及び近郊の医療機関による事業実施を期待しているところでございます。

 また、来年度からは、特に医療行為への依存度が高い方を既存の医療機関で受け入れるための県による看護スタッフの専門研修及び個別医療機関への施設整備補助も検討されております。

 本市も、これまで継続的に岐阜県の主導による圏域等を単位とした拠点整備、特に県立多治見病院を活用した拠点整備を県に強く要望してきておりまして、今回の事業拡大の表明につながったと理解しております。

 今後も、引き続き、県に対しましては要望をしてまいります。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 県の体制について、余り変わらないですけれどもと言いながら、市に移管をするものがあるということで、これによって市の負担とかはふえるんでしょうか。

 それと、ショートステイというか、岐阜県が障害児の療育体制について、これまで本当に希薄な体制だったんですけども、本腰を入れてくれるのかなと期待をしておりますけれども、現在、調査中ということなんですけれども、そういう何らかの見通しというか、そういう見通しができるというのは大体いつごろになる予定でしょうか。

 それから、多治見市としてはもちろん県に対して要望をされているんですけども、近隣の自治体と連携をして予防されることも必要かなと思うんですけれども、そういう点についてはどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 現在の通所サービスは児童福祉法で、県が例えば知的障害者、盲ろうあ児、それから難聴児等をやっております。これが、通所に関しましては、すべて市に移ります。

 実際、2人ほどが多治見市のほうへ来ることになりますけども、その分、やはり負担は多少ふえます。ただ、入所につきましては、そのまま県のままでございます。

 それから、2つ目のショートステイ、県の状況でございますが、早速公表された時点で私のほうも確認をしました。ただ、県のほうとしましてはまだ調査中ということで、詳細を教えていただけませんでしたものですから、見通しについては来年早々になるかなと思っております。

 それから、県への要望でございますが、市としても要望しておりますが、県の福祉事務所長会議がありまして、そこでも私どもが提案をして、全市から同意をいただいて、直接県のほうにも要望しております。また、県の秘書課を通しても要望をいたしております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) では、最後の4項目めの質問を行います。

 4項目め、放課後児童健全育成事業の実施に関する条例についてお伺いをいたします。

 今議会で提案されている放課後児童健全育成事業の実施に関する条例について、実施に当たってはまだいろいろと解決しなければならない問題がありますので、また、私としては所属委員会が厚生委員会でないこともあり、改めて一般質問という形でお尋ねをしたいと思います。

 早速、具体的な質問をいたします。

 1として、市が実施主体として事業に責任を持つことは評価いたしますが、正規指導員の報酬について、市の嘱託職員並みという説明を受けています。正規指導員の報酬については、社会保険も含め、具体的な数字を伺います。

 個々の指導員の報酬は、受託事業者が定めることになるという市民からの回答が、この件に関してパブリックコメントでありました。嘱託職員並みという私たちに対する説明と、この回答は矛盾をしないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

 2項目めとして、夏休みの利用について、余裕があれば休みの間だけの利用も認めるということでしたが、原則通年利用にしないと、夏休みだけ利用したいという保護者が急増する可能性があります。今からそういう兆候があるということでございます。クラブの経営面でも障害になりやすく、運営面でも保護者会などにも参加しないなど、他の利用者とのトラブルにもなりやすい面もあります。夏休みなどの長期休暇のみの利用は、定員に余裕があってもある程度の制限を設けるべきと考えますが、いかがでしょうか。

 3、放課後児童健全育成事業の各クラブの経理面や運営などにかかわる事務費は、利用負担金以外のその他負担金から捻出してはならないとされていると聞いています。利用者負担金には、人件費、通信費、施設の光熱費等が含まれていると思いますが、税務関係、決算書作成関係、振り込み、指導員の募集等、多岐にわたる事務量は膨大です。これらの事務費は含まれているのか、利用負担金の中に含まれているとしたら、その金額はどれだけでしょうか。

 4として、可児市は、放課後児童健全育成事業は直営で行っています。したがって、指導員の欠員募集については、登録制度などを設けて、欠員が出ればそこから補充をしていくという方法をとってみえます。多治見市の場合でも、指導員が何らかの事情でやめた後でも補充要員で困ることがないよう、指導員の募集に関して、市が責任を持つべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 副市長 木股信雄君。

   〔副市長 木股信雄君登壇〕



◎副市長(木股信雄君) 指導員の報酬についてお答えをいたします。

 専任指導員の報酬につきましては、市の嘱託職員報酬を若干上回る額をベースといたしまして、社会保険料、雇用保険料を加算したものでございます。これは、あくまでも委託料を設計する際の積算根拠の一部でございまして、事業は委託料総額の範囲内で行っていただくものと考えております。

 したがいまして、指導員の報酬は受託事業者が決めていただくものでございまして、矛盾を生じていないと考えております。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。

   〔福祉部長 渡辺哲郎君登壇〕



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 副市長の答弁以外についてお答えいたします。

 まず、夏休みの利用についてでございます。

 放課後児童健全育成事業の目的をかんがみれば、市としましても1年を通した利用が原則であると認識いたしております。夏休みなどの長期休暇のみの利用を制限することはできませんけれども、安易に長期休暇のみの利用を容認するものではございません。

 市としまして、利用決定をする際は、保護者の就業証明の提出などにより、継続的に保護者の保護を受けることができないなどの要件を確認した上で、クラブ運営に支障がないように対応してまいります。

 次に、受託事業者の事務費につきましては、現在、積算した委託料の中には、事務費としての明確な算定はしておりません。現在、事務費の扱いにつきましては、調整をしておるところでございます。

 最後に、指導員の募集につきましては、放課後児童健全育成事業は、指導員の確保も含めまして市が事業者に委託するため、その運営団体において対応いただくものと考えています。

 しかしながら、市も協力、支援はしてまいります。実際、今年度におきましても、夏休み期間中の指導員の確保について、保育士の申込者の紹介とか、教育委員会を通じてききょうスタッフに募集案内を送付するなどの取り組みを行っております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 報酬について、非常に大切なことなので、再質問をいたします。

 一部には、これまではかなりの負担金を取っていただいて、報酬についてもかなりの格差があったというふうに聞いておりますけれども、本当に適正な報酬をやはり保障していく、過剰な報酬は認めない、それが基本だと思いますけれども、市の嘱託員という基準に照らして考えるときに非常に疑問に思ったことは、嘱託員の労働時間というのは1日6時間というふうに、多治見市嘱託員の設置等に関する規則の中でそのような取り決めがあります。

 指導員の方たちの労働時間ということを見たときに、下校時から業務が始まるわけですけれども、その準備というものももちろんあります。指導員さんの方たちは、さらに土曜日も、ないときもありますけれども、土曜日もやっぱり学童というか、こういう事業を行わなければならないときもあります。

 さらに、夏休み、冬休みは、朝7時半から夜の7時までです。指折り数えますと、12時間という6時間の倍の勤務をしなければならないということでございます。

 嘱託員さんの報酬というものには、報酬のほかいかなる手当も支給しないとなっておりまして、賞与、あるいは退職金はもちろんありません。そういう中で、嘱託員さんが基準となるような報酬のあり方については、勤務状況を考えると、大変厳しいものがあるなというふうに私は感じておりますけれども、その点についてのお考えをお伺いいたします。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) まず、学童クラブは直営ではございません。あくまでも委託事業で、各クラブにおいて報酬等を決めていただくというのが筋でございます。

 それから、積算としては嘱託職員に準じるというふうに申しましたけども、これは各市の直営でやっているところの報酬等もかんがみて、また各クラブの決算等もかんがみて、適当であるというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) そういう答弁にはなるかとは思いますけれども、具体的な勤務状況、12時間労働を夏休みなどはしなければいけないし、そのことを考えたとき、直営ではないから、委託だからということはやはりちょっと問題があるのでは、一応市が責任を持つ事業であるというふうにはっきりさせて、条例化するわけですけれども、そういうことからいっても、責任という面からいっても、勤務のあり方、報酬のあり方については何らかのやはり考慮をするべきではないかと、再度質問します。



○議長(若尾靖男君) 副市長 木股信雄君。



◎副市長(木股信雄君) 指導員の報酬につきましては、先ほど申し上げましたとおり、積算の根拠として試算をしたわけですけれども、その際には当然、今、議員指摘のような勤務日数、勤務時間数、そして現在受けておられる報酬の額、それから他の事例、こういったものを総合的に判断した上で、積算の根拠といたしておりまして、これは福祉部長がお答えしましたように、この額については適正な額だというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

   〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) まだ、事務費については調整中ということでございますが、報酬については適正だというふうにおっしゃってみえますけれども、ぜひまた、これは要望になってしまいますけれども、御検討をいただきたいということを要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 次に、9番 若尾敏之君に発言を許可いたします。9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕(拍手)



◆9番(若尾敏之君) 9番、結の会、若尾敏之でございます。今回は11番くじをいただきました。いつものように全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いをします。

 それでは、本題に入り、ブックスタート事業についてお尋ねします。

 ブックスタート事業とは、地域に住むすべての赤ちゃんと保護者に、メッセージを伝えながら絵本を手渡す運動であります。英国から始まり、日本では平成13年から本格的にスタートし、多治見市では平成15年度から実施されています。

 ブックスタートは、親子が絵本の読み聞かせを通し、温かくて楽しい時間をつくることを応援する運動です。赤ちゃんの体の成長にミルクが必要なように、赤ちゃんの言葉と心をはぐくむためには、だっこの温かさの中で優しく語りかけてもらう時間が大切だと言われています。

 ブックスタートは、肌のぬくもりを感じながら言葉と心を通わす、そのかけがえのないひとときを絵本を介して持つことが目的です。決して、早い時期から絵本を読み聞かせて、文字や言葉を覚えさせようというような、早期教育などではありません。もちろん、赤ちゃんや保護者の方に負担をかけるものでもありません。読書を推進する目的もありますが、一番大切なのは子育てを支援する活動だということであります。

 多治見市では、保健センターで実施する4カ月児健診を受診するすべてのお子さんが対象であり、対象者の方には保健センターから文書でお知らせが届きます。4カ月児健診の時間の中で、ブックスタートの目的や読み聞かせのアドバイスなどを図書館のスタッフから説明し、健診後、赤ちゃん一人一人にメッセージを伝えながら、特定非営利活動法人ブックスタート製作のブックスタートパックを渡します。

 また、問診の待ち時間と健診後の個別相談の時間に、絵本案内人ボランティアさんと図書館スタッフが赤ちゃん絵本の読み聞かせを行っています。まさに、そこがブックスタートのスタートであります。

 対象者には、ただブックスタートパックをお渡しするだけでなく、絵本を通じて親子の触れ合いの時間を持つことの大切さや、行政や地域が子育てを応援していることを一人一人にお伝えしながら渡されます。そのお手伝いをしてくださるのが、地域のボランティアさんであります。お母さん方に絵本の読み聞かせを実際に体験してもらい、家庭で絵本を楽しむきっかけづくりを行っていただきます。

 私は、子育て世代を過ぎておりますので、そんな小さい子に本を読んであげてもわからないのではと、正直思っていました。ボランティアさんが一度見に来てくださいとおっしゃったので、毎月第1・第2水曜日に行われる4カ月児健診、実はきょう行われておりますけれども、それと毎月第2・第4木曜日に行われる「お母さんと赤ちゃんのためのおはなしの会」を見させていただきました。

 実際に見てみますと、お母さんとお子さんが本当にほほ笑ましく、楽しく時間を過ごしておられ、改めて本を読むことの大切さを知りました。また、ブックスタート事業の大切さも認識できました。実は、これがそのときの様子でございますが、こういった形で、本当にほほ笑ましい形でやっておられます。

 多治見市におけるブックスタート事業は、先ほど申し上げましたように、平成15年に始まり、平成17年まで行われました。平成18年からは市図書館に委託されました。事業は継続され、多くのお子さん並びにお母さん方に大変好評でした。その証拠に、平成21年度には、文部科学大臣表彰に輝きました。その最大要因がブックスタート事業であったことは、言うまでもありません。なぜならば、多治見で行われているブックスタート事業は、他市と比べると内容的にまさに日本一だからです。

 ここにお借りしてきましたこのバッグ、これがもらえるバッグなんですけども、実にほほ笑ましいバッグだと思います。そして、この2冊の本、これが配布されます。本当にほほ笑ましいバッグだと、私も思います。しかも、このバッグは大変丈夫で、その先もずっと図書館に行くときはこのバッグを利用しているとのことでした。

 私も図書館に行き、見ておりましたら、実際にこのバッグを持ってこられた親子の姿がありました。お母さんに、「このバッグはどうですか」とお聞きしたら、大変重宝している、子どもが図書館に行くときには必ず持っていきますとのお答えでした。

 図書館へ行く、これが目印といいますか、家でバッグから出して本を読む、読み終わったらバッグに本を入れて図書館に返しに行く、また借りてバッグに本を入れて持って帰ってくる、こんな流れなんですが、実はこういった習慣が多くの本に触れ合うことになるのではないでしょうか。これが、多治見市のブックスタート事業が日本一と言われるゆえんであり、他市のお母さん方からうらやましがられる要因の1つであります。

 では、そんなすばらしい事業なのに、今回、なぜ一般質問で取り上げたのかということになりますが、実はことしの4月から、今まで配布されていましたこのバッグと本2冊ですけれども、バッグと本1冊が配られなくなりまして、本1冊だけになってしまいました。お母さん方やボランティアの方々にとっては、まさに寝耳に水の出来事でありました。

 お母さん方は、子育てについて、先輩のお母さんたちといろいろ交流する中で、このブックスタート事業のことも聞いておられます。それが突然4月から本1冊だけになりましたと言われ、とても悲しんでおられます。

 そこで、次の4点について質問させていただきます。

 1点目、ブックスタート事業には、今まで多くのボランティアの方々が携わってくださっています。その方々へ、私は当然感謝しなければならないと思っています。市としてはどのように考えておられるのか、今までの経緯を含めて、御所見をお聞かせください。

 2点目、この事業は指定管理者に委託されましたが、どのような約束をして委託されたのでしょうか。まさかサービスを低下させてもよいと言われるはずはないと思います。実際、お母さん方や担当者の方々から見れば、サービスが低下したと思われるのは当然でしょう。指定管理者との約束、どうしてサービスが低下したのか、またその経緯をお母さん方やボランティアの方々に説明されたのか、経緯をお聞かせください。

 3点目、多治見市では、「親育ち4・3・6・3たじみプラン」を実施し、赤ちゃんがおなかに宿ってから応援するという、実にすばらしい取り組みをしておられます。その意味からしても、このブックスタート事業は大きな役割を持っていると考えますが、いかがでしょうか。お題目だけ唱えておいて、中身が低下してはなりません。「親育ち4・3・6・3たじみプラン」とブックスタート事業の関連性についてどのようにお考えか、お聞かせください。

 最後に4点目、今後の対応ですが、どのようにお考えでしょうか。この4月から始まったサービスの低下をさかのぼって解消していただけないでしょうか。それがお母さんやボランティアの方々に喜んでいただけることになりますし、表彰にも恥じない多治見市の姿勢であると考えます。

 ぜひ、そのことをお伝えして、第1回目の質問を終わります。御答弁、よろしくお願い申し上げます。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) ブックスタート事業の経緯について答弁を申し上げます。

 私自身も、図書館でボランティアの皆さんが行われている活動の状況、そしてお母さん方、特にちっちゃい赤ちゃんが目をきらきらして、ブックスタート事業の継続の事業も直接視察をしております。

 ブックスタート事業は、文字を読むことや言葉を十分理解できない幼児が、絵本を介して保護者との時間を楽しみ、言葉や心をはぐくむことを目的として、子育てを支援をする事業です。

 絵本の配布は、家庭ですぐ絵本を開き、本と触れ合う機会をつくるものです。これをきっかけに図書館に来ていただき、さらに本に親しんでいただく、これがねらいでございます。



○議長(若尾靖男君) 教育長 村瀬登志夫君。

   〔教育長 村瀬登志夫君登壇〕



◎教育長(村瀬登志夫君) ブックスタート事業と「親育ち4・3・6・3たじみプラン」との関係でございます。

 本年度の「親育ち4・3・6・3たじみプラン」の全体構想図には、ブックスタート事業という名前で特に明記はしてございませんが、それぞれの3本柱の中で、図書館との連携、乳幼児健診時の活用、各種親育ち・子育ち事業として、大切なものとして位置づけております。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。

   〔環境文化部長 佐藤喜好君登壇〕



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 私からは、市長、教育長答弁以外についてお答えさせていただきます。

 ブックスタートに関しまして、指定管理者との協定書には、読書普及事業及び市民活動支援等の事業の具体的な内容、方法及び頻度について、企画立案し実施することと記載しております。これを受けて、本件については、指定管理者と市で協議する中で、進めてきたものでございます。

 具体的には、バッグの廃止は、最近、エコバッグが普及し、バッグを入手する機会がふえていることから、廃止と判断したものです。また、絵本については、昨年度までは2種類から1冊を選ぶ方式で2冊配布しておりましたが、選択肢が少ないため、兄弟の多い家庭や近所同士で同じ本になってしまうというようなこともございまして、現在では5種類程度から1冊を選ぶ形に変更しております。

 削減した財源につきましては、読み聞かせ用の大型の絵本の購入や、ソファーやカーテンなど子どもが直接触れる備品の取りかえなどに、有効活用していくということとしております。

 市といたしましては、費用対効果を踏まえたこのような変更で、例えば先ほどお話のございましたおはなしの会への参加人数を比較いたしましても、現在、減少が見られないというような状況もございまして、ブックスタート事業の目的が達せられなくなったとは考えておらず、変更する考えはございませんので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 実は、4月にさかのぼってやると言っていただければ、私はこれから一切質問しなくても、ありがとうございましたと言って戻る予定でおりましたけれども、残念ながらそういうお答えがお聞きできなかったものですから、少し質問をさせていただきます。

 平成15年から平成17年の間3年間、多治見市が行いました。平成18年から平成22年の5年間、とりあえず図書館のほうでやっております。この中身についてどのような評価をしてみえるのか、まずお聞かせください。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) ブックスタートは、議員御指摘のとおり、保健センターの4カ月健診時に図書館職員が出向きまして、本等を読み聞かせ、そういった中で最後にといいますか、ブックスタートバッグを母子にお渡しして、今後の家庭での読み聞かせ、あるいは図書館へどんどん来ていただくというようなきっかけづくりになればということで行っているものでございます。

 したがいまして、そういった効果は十分あったというふうで、評価しているところでございます。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 私も大変いい評価が出ていると思うんですけれども、いい評価が出ている結論が削減につながっているというところはどうしても理解できないんですけれども、その辺をちょっと御説明願えますか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 論点につきましては、2通りの部分がございます。先ほどのまずバッグのお話と、本の冊数のお話かと思います。

 まず、バッグにつきましてですけれど、議員はほほ笑ましいバッグというようなこともございましたんですが、もちろんあればそれは使っていただけているというふうに私どもも承知しているところですけれど、実際、このバッグ自体はそれほどたくさん入る大きさのバッグではございません。特に、最初の方、絵本なんかですと、結構な冊数、10冊とか限度に近いような数も入れられる方も多いというふうに聞いておりまして、それには大きさが足らない。

 あるいは、最近では、いろんなバッグを景品とか、そういった部分で入手する機会もふえておりますので、あるいは兄弟でも、兄弟があれば同じ袋というようなことにもなりまして、ある意味、ダブることのないように、より物を大切にするという意味合いで、バッグ自体は市として無料でお配りする必要はないだろうというような見解に達したものでございます。

 それから、2点目の冊数の変更ということでございます。

 先ほども申し上げましたけれど、これまでは2冊から1冊を選ぶような方法で2冊というようなことでしたが、ブックスタートの目的自体が多くの本を無料でお渡しするということではございません。あくまでも、最初に健診のときに図書館の職員が読み聞かせ等を行う中で、家での材料としてお渡しするものでございますので、2冊が1冊になって、ある意味、ちょっと不便といいますか、その部分はございますけれど、図書館に来ていただければ、常にお貸しできる状態になっておりますので、むしろそういったものを充実したほうがいいのではないかというような検討をした次第でございます。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 入らなければ別の袋を使いますけれども、袋にそういうお話、本当にお母さんと子どもをつなぐようなプリントがしてあるということが本当は大事であって、そこらじゅうにエコバッグみたいにいっぱいあるから、それを使えばいいやろうという発想は私は違うと思います。

 平成22年度の予算はお幾らですか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) ブックスタートに関する部分ということで申し上げますと、およそ 130万円ほどでございます。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 本当は 128万円なんですけど、1人当たりの費用と、何人分を想定しておられますか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 今、申し上げた予算というのは指定管理者の側のお話ですので、市としてはトータルとして、年間、図書館の運営費としましては、平成22年度までは1億 5,600万円ほどお出ししておりますので、その中で指定管理者がいろいろ工夫しながらやっていると、そういう意味合いでございますので、まず補足させていただきます。

 平成22年度の指定管理者側の予算の中では、おおむね 1,000人ほどの予算ということで聞いております。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) ということは、平成23年度の予算はおわかりになりませんか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 平成23年度の予算といたしまして、袋の部分と冊数の変更に関しまして、おおむね80万円ほど節減ができているというふうに聞いております。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 私が予算について質問したのは、実は多治見市のホームページには 128万円と書いてあるんですが、今、80万円ぐらい減額されたとおっしゃいました。私が実際に計算してもそのぐらいになると思っていますけれども、ただ市のホームページにはまだ 128万円として載っているんです、出しますとね。それで、私は予算は幾らですかということをお聞きしたんです。

 下げたなら下げたで、これは古いものですから、確かにそうなっております。だけども、それだけ削減をしてこういうふうになって、しかもこうやってブックスタート事業と書いて、多治見市のホームページを出して、ブックスタート事業を出して、子どもと学校教育についてと書いて、 128万円と書いてある。

 ということになると、これはなぜ更新されていないのか。そういうふうにサービスが下がってしまって、本当に皆さん悲しんでみえるのに、これを見ると、実際に今 128万円の予算があるように思えてしまうんですけれども、なぜこれは更新されていないのか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) その点につきましては、事務の不手際で、まことに申しわけなく思っております。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) ちょっとそこの減額の部分を出してみたいんですけれども、ブックスタートパックというのがあるんですが、パックの中身については部長は御存じでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) ブックスタートパックの中身についてですけれど、この中には、例えばこれからの図書館を利用していただくに当たっての利用案内とか、こういった本がお薦めですよというような推薦本のリスト、それから乳幼児対象のおはなしの会の案内とか、あるいは市内の子育て支援施設の情報といったようなものが入っているということでございます。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 確かにそうなんですけれども、実はブックスタートパックの基本というのは、最低限本を1冊以上あげなさいということなんです。私から見ると、今までこれだけのことをやっていただいていたのに、今回、最低限のことになった、それをちょっとお訴えしたいんです。

 ですから、せっかく一生懸命やっていただいた皆様方に本当に申しわけない、私も実際に見てそういうふうに思ったものですから、そういうふうにお話をしているんですけれども、部長、バッグのお値段とか本1冊のお値段、御存じですか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) バッグ代は 500円弱、それから絵本代は、物にもよりますけれど、さきの平成22年度の指定管理者の予算では両方で 840円ほどというふうに、2冊でそれぐらいというふうに聞いております。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 私自身、本部がありますので、本部に確認をしました。この袋も、正式名はコットンバッグというんだそうですが、これが 462円、今、私が御提示した本が 493円、計2冊で 1,448円ということで、これで 128万円だと 884人分、大体多治見市の1年に産まれる人数かなというふうには理解をしておりますけれども、それが本1冊になったということで 493円、差額として 955円、 884人分で掛けると、実際費用44万円というふうに私は計算をしました。

 ですから、今、この費用に関しては、44万円というのが実際に予定されている金額と、大きい数字ではなくて、ブックスタート事業にかかっている費用だということです。減額分が先ほど80万円ぐらいと言われましたけど、私の試算ですと84万円ということになります。

 確かに、大きい本も持って、さっきこういうのを見せましたけれども、そういうときに大きい本を持って、こうやってやってみえますけれども、カーテンということもありましたけれども、それをどうしても削らなければいけないという、そういうものを買うんなら、84万円分使っても私は十分にいいと思うんですけれども、そしてほかにいろんな事業の中で、全然削るものがなかったということなんでしょうか、ちょっとその辺を教えていただけますか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 市の直接の事業も、あらゆる事業に関して、ある意味総点検をしながら、少しでも経費の削減をしていくという考えでやっておりますし、当然、指定管理者の事業になっても、指定管理者の中ですべての事業についていろいろ点検をされながら、当然、直近では省エネで節電対策といったようなものも自主的にもやってみえますし、そういった部分をすべてを見通していく中で、この部分についても検討がなされたということでございます。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) そうしましたら、環境文化部長自身、先ほど市長はちゃんとこういうのを見て、そういうのをということをお話がございました。環境文化部長さんは、4月以降、そういった4カ月健診とかおはなしの会とか行って、ボランティアさんにお声がけをしていただいたというようなことがございますか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 直接、私がその場へ行ったことはございませんけれど、担当の者は出ておりますので、お話は聞いているところでございます。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) そうしましたら、今まで8年間、そういうふうにして袋と本を配っていっていただいて、4月からぱたっと本1冊になったということなんですが、そこの部分のお話を本当に一生懸命ボランティアさんはやっていただいていると思うんですが、どのタイミングで、どなたが、こうこうこういうふうでこういうふうになりましたというようなことをどこでお話をされたのか、ちょっとお聞かせください。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) ことしの3月に、絵本案内人ボランティア定例会議という場で、図書館側からその内容について、こういう方向にしていきたいということで、情報を出したというふうに私は聞いております。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) 私がお聞きした範囲内では、確かにそういうのがあって、4月から本1冊になりましたという御説明はあったようです。その経緯とか、その辺については詳しくお話をされたということは聞いておりません。ボランティアの方々は、本当にそういう気持ちでやっていただいているものですから、詳しい中身までわからないということで、説明のしようがないと。

 ですから、本1冊になっちゃったので、済いませんねという形で、最初の4月、5月の辺はなかなか言い出しにくかったということすらお聞きしておりますので、そういったようなことを本当はきちんと説明をして、こういうものに使っているので、こういうふうで御理解をくださいとかということは当然しなければいけなかったのではないかなと、こういうふうに思っております。

 私が本部に問い合わせましたら、これ全国でいろんなところがやっているんですけれども、多治見市ということを名前を出しましたら、担当の方はすぐ理解をしていただきました。多治見市ですねということで、やっぱりそれだけ多治見市の取り組みというのは評価をされているということだと私も認識しました。

 そこで、その方に、実は袋なんかはなくなってしまったんですよというお話をしたんですけども、そうしたら向こうの方が言われるには、市のほうは前年度分の在庫で対応するから、今は必要ないんだというようなことを言われたということだったんですが、これは一応向こうの言われたことですので、私はそのままお聞きしましたが、実際に今、バッグの在庫というのはあるんですか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 申しわけございません。在庫に関しましては、ちょっと私どもは今聞いておりませんので。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) わかりました。先ほども言いましたように、本当に文部科学大臣表彰までされて、その中で最初に書いてある説明、文部科学大臣表彰に輝きました、これは市長のところへ表敬訪問してみえる絵なんですけども、4カ月の乳児へのブックスタート事業、ほかにもいろいろ書いてありますが、これは先頭に書いてあるんです。

 だから、やっぱりそこで普通にやるだけじゃない、ほかの地では類を見ない、いわゆる提供しているということも含めて、私は評価をされたと思っているんですけれども、その辺で大変ボランティアの方も一生懸命やってみえて、いろんな方が携わってくださって、本当に一生懸命やってくださっているということは私も十分認識しましたので、またこれからも何とかそういうふうにいい方向にいかないかなと、こう思っているんですけれども、もちろん市長もわかっていただいていると思いますので、再度、もう一度お伺いしますが、4月にさかのぼってやることは無理でしょうか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) ブックスタート事業そのものは、まずなれて、それから図書館へどんどん行っていただくということです。ですから、少なくとも議員のお言葉をおかりしますと、必要最小限の1冊になっておりますけれど、これはずっと続けていって、もっとどんどん図書館のほうへ来ていただけるような、そういうことに関しての予算へ充当していくということは非常に大事なことではないかなというふうに、私どもとしても考えているところです。

 ただ、先ほどの情報の出し方がちょっと不十分であった、説明が不十分であったということは真摯に受けとめさせていただきまして、また折に触れ説明等をしていきたいと、こんなふうに思っております。

 それから、先ほどのホームページの関係ですけれど、市のホームページとしては予算上は上げてございませんけれど、わかりやすい予算書のほうに、平成17年度ではございますが、 128万円というような記載がされているということで聞いております。また、どこでごらんになられたかということを教えていただきまして、必要があれば訂正させていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 9番 若尾敏之君。

   〔9番 若尾敏之君登壇〕



◆9番(若尾敏之君) わかりました。最初に、市長さんもこの事業の大切さは十分に理解していただいていると思いますので、これからもいろんなところを見ていただいて、一生懸命やっていただいている方にお声がけとか、環境文化部長も含めて、やっぱり一度も現場を見たことがないということではちょっといかんと思いますので、その辺も切にお願いをして、ボランティアの方のお声を聞いていただいて、少しでもいい方向になるようにお願いをして、私の質問とさせていただきます。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 次に、6番 柴田雅也君に発言を許可いたします。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕(拍手)



◆6番(柴田雅也君) 市民クラブの柴田雅也でございます。議長より、一般質問におきまして発言の許可をいただきましたので、災害発生時における避難についての質問をさせていただきます。

 ことしは東日本大震災の発生があり、これまで以上に東海地震、東南海地震、南海地震の3連動地震の発生が危惧されております。そして、これまで以上に内容について検討されての防災訓練、避難訓練が、各地で実施されていると考えます。

 訓練は、災害有事において、住民一人一人が防災意識を持つという意味でも、とても大事であります。そのような中で、昨今、局地的豪雨が各地で頻繁に発生し、豪雨被害がいつでもどこにでも起こり得る自然災害となっています。今後は、大地震による避難のみならず、いろいろな災害に対応して、避難について想定しなければならないと考えます。

 現に、本市においても、昨年7月15日の局地的豪雨による大きな被害が発生したのに続き、本年も9月20日に台風15号豪雨により、大きな被害をもたらしました。この台風15号豪雨災害では、市内の多くの地域で避難勧告が発令され、実際に多くの市民が避難しました。そして、具体的な地域の1つを申しますと、滝呂校区であります29区でした。この地域も他地域と同様に大きな被害があり、29区全体で避難勧告が発令されました。

 今回の豪雨では、29区で、9月20日、21日の2日間にわたって住民が避難し、20日の昼前後から21日の朝にかけては最大60名ほどの避難者がいました。そのような中で、自助、共助の精神で、地域でできる限りの災害対応をしました。そして、同時にいろいろな課題も見えてきました。

 ここで、そのときの状況について、箇条書きにて簡単に説明させていただきます。

 警報発令後、地元消防分団と区との災害発生対応への連携体制強化、小中学校へ通学路の状況の情報提供及び生徒児童の安全についての意見連絡、一部住民の滝呂区民会館への自主避難開始及び受け入れ、急傾斜沿いの住民へ各町内会長を通して自主避難の呼びかけ、女性ボランティアグループの炊き出し等、地域団体の支援開始、市職員の到着後、避難者の把握、のり面崩壊等被害発生連絡の増加により、区役員にて協議後、市へ防災無線による避難勧告発令の要請、サンホーム滝呂での避難所開設、区内全域避難勧告発令、各町内会長、班長による在宅住民の確認及び避難の促し、区事務所とサンホーム滝呂との連携、一時避難者のいる区民会館からサンホーム滝呂への避難者移動支援と毛布等受け入れ準備、避難者の受け入れ対応、女性ボランティアグループ等によるおにぎり、汁物等の食事の配食、車いす使用等要援護者からの避難解除の要請、避難者移動支援、車いす使用者等の要援護者の避難生活支援などの対応後、豪雨小康状態となり、区役員、消防分団、地域関係団体待機体制で翌日に継続しました。

 大まかですが、このような流れの中で今回の豪雨災害への対応をしましたが、現実に大きな災害により、訓練では経験できないいろいろな場面で、課題についても認識することができました。

 そこで、台風15号豪雨を踏まえて、災害発生時における避難について質問します。

 市全体で台風15号豪雨における避難状況はどうだったか、説明してください。各地域では、被害の状況、避難状況、地域の体制も違います。

 災害発生時の各地域の情報はどのように集約、整理されているのか、説明をしてください。

 次に、台風15号豪雨のような災害では、のり面崩壊、河川はんらん、土石流等、危険性が高まって避難となります。避難勧告を出さなくてはならない要因を災害対策本部として庁内全体で情報の共有化をすることが、迅速な避難勧告や指示の的確な発令と発令後の対応につながると考えます。

 そこで、避難勧告及び指示発令時の庁内体制はどのようになっているのか、また庁内における情報の共有化と一元化はできているのかについてお答えください。

 次に、避難所開設当初から、災害対策本部と派遣市職員、避難所施設管理者と地域住民との連携は、混乱を最小限にし、円滑な避難所運営していくことにおいて重要なことであります。避難所開設の流れはどのようになっているのか、お答えください。

 次に、避難所へたどり着くまでに、急傾斜地や地すべり地帯、増水した河川の横断をしなくてはならない場合もあります。そのような危険箇所の通過時に被害に遭わないように、平時においても地域住民へ情報提供が重要と考えます。そこで、地震と同様に、豪雨のような災害発生時にも、素早く安全に避難するための指針について明確にする必要があると考えます。

 そこで、さまざまな災害に対応した避難者の避難所誘導についての指針はあるのかどうか、お答えください。

 今回は、高齢者の避難者が多く、体調把握についても留意する必要がありました。また、一緒に避難しなかった身内や隣近所の知り合いの安否や、のり面崩壊による家屋破損した避難者からの相談体制、または豪雨の状況や災害状況など、地域ボランティアや派遣された職員だけでは対応し切れない場合もあります。そのようなときに、的確なアドバイスや支援が求められ、必要となる場合もあります。避難所及び避難者への支援についてはどのような体制か、お考えを示してください。

 また、土砂流出箇所の車いす使用者の要援護者からの避難要請について、避難方法、車両確保等に苦慮しました。また、避難後のトイレ等を含めた避難生活においても、対応について考えなければならないと思います。要援護者への避難支援についてはどのようにお考えですか。

 次に、避難者の状況は、人員や体調も含めて刻々と変わってきます。ときには、避難しているはずが避難所にいなかったり、訪ねてきた親族が安否を心配する場合もありました。

 そこで、重要なのが、実際の避難者把握と避難者名簿との照らし合わせと、避難者の移動など出入りの確認について、避難所、支援職員、避難者全員での情報把握であると考えます。そこで、避難者の把握及び情報収集、共有化についてできているかどうか、お答えください。

 最後に、避難所によっては、今回の豪雨では浸水して使用不能でした。今後、今回の豪雨を教訓に、避難所の状況について、立地状況、建物状況など、さまざまな視点で再確認及び把握する必要があると考えます。避難所、広域も一時も含めて、施設の現状把握についてどう考えるか、お答えください。

 以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 災害時の情報の一元化等について答弁を申し上げます。

 まず、今回の台風15号を事例にとれば、直ちに災害対策本部を設置し、情報は確実に一元化をされておりました。避難所に関する情報としては、必要な資機材や食事の提供も関連することから、消防団からの情報は現地に密着した状況が把握できると、こういったことが再度確認をすることができました。

 今後は、さらに適切に情報収集ができる方法を構築をしてまいります。



○議長(若尾靖男君) 企画部長 青山 崇君。

   〔企画部長 青山 崇君登壇〕



◎企画部長(青山崇君) 私からは、何点か、市長がお答えした以外の部分についてお答えを申し上げます。

 まず最初に、避難勧告が発令された状況と実際の避難者数についてお尋ねでございますが、今回の災害におきましては、市内各所で浸水及び土砂災害のおそれがございました。平和町への発令を初め、全体で12回、22の地域、町に対して避難勧告を発令をさせていただきました。

 対象については、何町、あるいは何丁目、そういった単位で発令をさせていただきますので、ピーク時に発令をされたエリア全体としましては 8,340世帯ほど、2万 1,700名ほどの対象の方となってございます。

 これに対しまして、実際に避難をされた方の数でございますが、一番多い時期で 599名となってございます。

 それから、災害時における各地域の情報をどのように集約、整理しているのかという御質問でございますが、先ほど市長が申し上げましたとおり、災害対策本部で集約をしております。実務的に流れを申し上げますと、各地域の情報につきましては、現場に見えます消防団の皆様、あるいは現地に赴いております市の職員、あるいは区長さんを初め市民の方からの電話連絡、それから今申し上げました区長さん、町内会長さんからの御報告など、さまざまな形でいただいております。

 このような形でいただいた情報につきまして、防災担当のほうで一応集約をいたします。また、これ以外にも、実際、災害対策本部が設置された段階では、警察、それから県の土木事務所、それから国土交通省からも、職員に市庁舎に駐在をしていただいておりまして、適宜そういった情報もいただいております。

 また、リアルタイムに気象情報がわかります、これはXバンドというのがホームページで見えるわけですが、そういったものを見ながら、情報を収集し、整理をしてございます。

 先ほど市長の答弁にもございましたように、問い合わせ窓口等の一本化も含め、情報集約の仕組みや手法、今回、短期に非常に多くの情報が集中したということを改めて痛感をいたしております。少しでもこれを合理的に集約する手法を検討してまいりたいと思っております。

 また、避難勧告等の発令時の庁内体制はどういうふうかというようなことでございますが、状況を見て避難勧告等を出させていただいております。避難勧告を発令をいたした場合には、避難先となります避難所を開設する必要があることから、避難所開設の担当となる、これは福祉課で今は担当してございますが、職員を現地に派遣をしております。

 今回の教訓を踏まえて、私ども思ったのが、避難勧告を発令し、避難所を開設する、これは当然変わりませんですが、避難所、勧告を出す前の段階で、いかにそういう準備を早い段階からできるかということが課題であるというふうに認識をいたしております。したがいまして、避難所開設準備等について、避難勧告等を出した段階にはすぐ開設できるように、準備等を前倒しをして、より速やかな対応をしていきたいと、こういうふうに考えてございます。

 続きまして、避難所開設の流れでございますが、住民の方が自主的に避難をされた場合の自主的な避難所の開設も考えておく必要があるかどうかというようなことでございます。

 この点については、御指摘のとおりでございまして、市として避難勧告を発令するような場合におきましては、避難所の開設につきましては、市職員が現地に赴き、開設することが基本であると思ってございます。

 しかしながら、先ほど御質問いただきましたように、場合によってはそういった非常に緊急を要する状況が今回もございました。そういった場合には、滝呂で区長さんを初め皆様御努力いただきましたように、施設管理者と住民の皆様で協力をいただき、避難所を開設しなければならないということも十分想定をされます。

 このため、自主的に避難所を開設するような場合に行うべきことをまとめまして、私どもも施設管理者の方と、あるいは区、町内会の方に、こんな方法でというようなことをお示しをすることを検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、避難所の誘導への指針ということでございますが、避難所につきましては、あくまでも避難先の目安として提示しているものでございまして、指定された避難所以外へ避難を認めていないというものではございません。危険が想定される場所から離れることが最も大事だというふうに、まずは認識をしてございます。

 このため、避難経路上に危険な場所がある場合におきましては、その箇所を避けることが重要でございますので、その結果、最も近い避難所ではなく、別の避難所へ避難するということも必要であると考えておりまして、状況に応じて安全な避難所に行けるよう、周知を図ってまいります。

 続きまして、避難所及び避難者への支援について、具体的にどうかというようなことでございますが、避難状態が長引き、日付をまたぐような場合におきましては、毛布や食料の手配が当然必要となってまいります。こういった場合には、地域防災計画に基づき、対処をさせていただいております。物資の提供につきまして主に福祉部で、食事の提供につきましては主に市民課で対応をすることとしてございます。

 続きまして、避難者の把握、それから情報収集、共有化の問題でございます。避難者の方が避難所からいなくなって困ることがあったが、そうしたことの対処がどうかという御質問でございます。

 避難所におきましては、必要な資機材や食事の準備のためもあり、避難者を当然把握をさせていただいております。しかし、私どもとしては、避難所におけるルールをきちっとこういうふうにしてくださいというお願いを明確にしてこなかったという点もございます。黙って避難所から帰られるという方もあったというふうに聞いております。

 このため、今後、避難所におけるルール等もあらかじめお示しをするほか、避難所と本部間の連絡をさらに密にしていきたいというふうに考えてございます。

 続きまして、避難所自体が浸水に遭ったというような御質問でございますが、今回の災害におきまして、それぞれの避難所がどのような状況に置かれたのかを把握して、どのような災害の場合に利用できるのか、単的に申し上げますれば、例えば地震と水害では当然おのずから場所が違うといったことも含めて、利用できる避難所であるかを見きわめ、避難所の指定の見直しを図ってまいります。

 また、先ほども申し上げましたんですが、今回の災害を受け、避難勧告等を行う前の段階で準備をする、早い段階で準備をするという必要性を認識しておりまして、こういった準備の段階で、個々の避難所の状況を確認をして、避難勧告等を発令していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 消防長 加藤英治君。

   〔消防長 加藤英治君登壇〕



◎消防長(加藤英治君) 御質問の中で、支援者である消防団の食料の準備はという御質問にお答えしたいと思います。

 まず、消防団への食料準備に対してお心遣いをいただきまして、まことにありがとうございます。しかしながら、消防というものは、消防職員にあっても、消防団員にあっても、自己完結をするということを精神としておりまして、消防団にあってもみずから食料等を準備するということが基本であるというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。

   〔福祉部長 渡辺哲郎君登壇〕



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 私からは、要援護者への避難支援の福祉避難所についてお答えいたします。

 要援護者のための福祉避難所につきましては、本年3月に医療法人仁寿会様及び社会福祉法人薫風会様と、災害時の福祉避難所開設の協力に係る協定を締結し、保護体制を整えつつあるところでございます。実際に、今回、協力をいただきました。

 今後は、さらに拡大していくよう、努力してまいります。



○議長(若尾靖男君) この際、暫時休憩をいたします。

   午後0時04分休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   午後1時01分再開



○副議長(各務幸次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) それでは、再質問させていただきます。

 災害発生時の各地域の情報をどのように集約、整理されるかという質問に対して、地域との連絡ができたというようなお話だったんですけど、こういう中で、地域がつながらない状況というのは、支障というのはまるっきりなかったのか、多少あったのかどうか、ちょっとお答えください。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 地域との連絡ということですが、現実的に、先ほど申し上げましたように、短期に非常に多くの情報が集中いたしましたので、一部そういう、例えば区長さんと私どもの連絡とかができなかったという事実は把握はしてございます。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) そのような中で、今いろんな本当に地域によっては災害の避難状況が全部違っていて、それを今後やっぱり生かしていかなきゃいけないと思うんです。そういうのをどのように分析していくかというようなこと、今後、これからどのぐらいの期間でそれを聞き取り調査とか、そういうのをしながらやっていくかどうかということをどういうふうにお考えなのか、お答えください。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 今、御指摘いただいたように、私どもも短期に非常に多くの市民の皆さんを初め区長さん等々、いろいろ連絡いただいたことをどういうふうに、まずは集約するのかということがございます。市役所へ電話をいただくと、電話もほぼパンク状態がしばらく続いておりますので、そういった中で、地区懇談会等でも……



○副議長(各務幸次君) 暫時休憩いたします。

   午後1時03分休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   午後1時12分再開



○副議長(各務幸次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 先ほどの御質問の答弁をさせていただきます。

 御指摘のように、すべて順調に情報が行き来できたかというと、決してそういう状況ではなかったと承知しております。

 やはり課題といたしまして、たくさん来る情報を役所の中でどう整理するかというのは、実は中ではいろいろ議論をしております。検討の課題の中の例として御理解いただきたいんですが、例えば電話交換でどうにか情報が整理できるのかとか、多分本当にこれは難しいというようなこともあって、一たんどこかに情報を集めて、それを分散するというような課題がございますし、一方で、災害対策を担う企画防災課、あるいは建設部、消防等々と地域の区長さんとどういう連絡がとれるのかというようなことも課題だという認識は持っております。今後、検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 今回の災害で、本当に全市的にいろいろな被害、避難等があったと思います。ぜひとも、状況を聞き取り調査、区長さんとか地域の代表者とか、いろいろな住民とか、調査をしていただいて、これを次の何か有事のときには生かしていただきたいと思っております。

 例えば、きょうの今、ちょうど避難所という質問をしていたら、実際に避難することが少しありましたけど、急に起きるこういう避難においても、そういう情報の現実に起きたことの蓄積というのが必ずやこれが生かされると思っておりますので、これまでの今回の災害に対しての対応についての調査を各地の調査、またそれぞれの考えも含めて、調査していただきたいと思います。

 次に、避難勧告指示発令時の庁内体制がどのようだったかということで御答弁いただいたんですが、勧告を出す前に準備が必要だと、前倒しで必要であるという企画部長のお話ではありましたけど、例えば平和町では、もう少し早ければ、自動車とか車も助かったのではないかというような話も聞いていますが、そのことはどのように認識してみえるかどうかをお答えください。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 勧告を行う体制前後のことでございますが、御指摘のように、平和町で説明会をさせていただいたとき、そういった趣旨の御意見をいただきました。私ども、今、内部で検討したのが、平和町ですと、やはり脇之島のポンプ場の水位というのが一定の判断基準になろうと思いますが、そこの水位を見ながら、勧告を出す前に、これは防災無線等で水位が今このぐらいなので、避難ができる準備をしてほしいというような放送を流すことを検討してございます。

 それから、さらに水位が高まって、いよいよ勧告を出すという段階のときには、放送とともにサイレンで周知をしようというようなことも今考えて、具体的にすぐできることとしてそういうことを考えております。

 いずれにしても、御指摘のように、勧告を出す前に情報を多く皆さんに伝えて、準備をしていただくことが重要だという認識は私どもも持っておりますので、よろしくお願いいたします。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 車とか、その他も市民の財産であるので、その辺についてはぜひとも御留意をお願いしたいとは思っております。

 続きまして、先ほど庁内における情報の共有化と一元化についてということで、庁内には一元化できているというような話を市長から御答弁いただきましたが、災害時は地域と災害対策本部、また庁内においては各課間とか、やはり片方からの一方通行ではなくて、双方向の連絡体制、環境体制の構築が、刻々と変化する事態にも即応できると思っております。

 その中で、どのようにお考えになるかということと、もう一つ、例えば私は29区に住んでいて、29区の中の事務局において災害対策にかかわっておりましたけど、どうしてもやっぱり29区の区長のほうから支部のほうへの連絡という一方通行の状況発信で行ったんです。それを時にはやっぱりそれが双方向に行き来すること、連携の構築も大事かとは思っているんですけど、その辺については今後どのように取り組まれるか、お考えを言ってください。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 今の双方向のやりとりについて、どのような認識をしているかということでございますが、御指摘のとおり、どういうやりとりをするのかというときに、やはり1つは携帯電話で直接やりとりすることが重要だと思っております。そのときに、今年度、最初、議員の皆様と市の管理職で番号を共有するようなことをさせていただきました。区長さんとも、そういったことをやはりしていく必要があるのかなと思ってございます。これはこれから少し協議をさせていただきたいと思います。

 さらに、実際、集中する場合、携帯電話がつながりにくいということがございます。こういった体制についても、当然、検討していかないといけないと思っておりますが、今の段階でこうするという方針をまだちょっと持ってございませんが、無線等を活用できるか等々について検討して、取り組んでいきたいというふうに思ってございます。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 確かに、こういう非常時、緊急時というのは、情報の交錯、混乱、なかなかその場に行ったら離れてしまっていて出られないとか、いろんな状況が起きて、災害対策本部のほうから、例えば各地区に連絡しても連絡がつかないとか、いろんな状況の問題や課題があると思うんです。

 でも、その辺を踏まえて、やはりお互いに何らかの形でそれができる方法というものができるといいかななんて思っております。例えばメールの部分とか、それについてもいろいろ、一緒になって考えていくことが必要かなと思っています。

 続きまして、避難所の開設の流れについて、いろいろお伺いしましたけど、当然、自主的避難で集会所とか、そういうところにとりあえず避難するという場合も起きますけど、施設管理者がいるところは当然そこの人たちは安全というか、それが確認できると思いますけど、その辺がそうでない場所、集会所とかなんかについての安全性についてはなかなかわからないとか、いろいろ町内会長さんとかがそこにいないとか、なかなかしにくい場合もありますけど、その辺についてはやっぱり何らかの安全性の指針というか、そういうものが何か、こういうことを注意、そういうようなものができるといいかななんて思いますけど、その辺についてどういうふうにお考えでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) まず、自主避難をされた皆様の対応ということで、特に避難所のことでございますが、1つ、やはり今回、こういった非常に大きな災害等が発生しますと、市の職員、あるいは消防団、消防職員で 100%全部見るというのは物理的に不可能でございます。そういった意味で、自助、共助の部分で、やはり地域の皆様、区長さんを初め地域の皆様に御尽力をいただきたいというところがございます。

 実際、これも検討課題でございますが、一定程度、例えば避難所として指定しようとする場所のすぐ裏に山があって、がけが崩れそうだというような部分については、当然見ていただいて判断をするんですが、そこら辺について一定のこういったことに御留意をいただきたいというようなことについて、企画防災課のほうで取りまとめて、お示しをしていくようなことを考えていきたいと思っております。

 繰り返しになりますが、先ほど申し上げましたように、やはり緊急時、市が指定をする避難所に遠い、あるいはあふれそうになっている川を渡らなくちゃいけないというようなことが今回でも起きております。そういった場合に、やはり地元の皆様に自主的に判断して、自主的に行動いただけるようなこともぜひ取り組みをいただきたい、私どももそれについて積極的に協力、支援をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 今の企画部長の御答弁で、緊急時に川を渡らざるを得ないというようなことの御答弁をいただきましたけど、例えばこの間の豪雨では、避難所で産業文化センターへ避難というようなことで、土岐川に避難という広報が防災無線が流されて、土岐川がその辺でどうか。でも、広報ではそうやって言われている、どうしようかというようなことを、特に高齢者の方が何か迷われたこともあるかななんて思うんですよ。

 これって本当に難しい話で、どうもあれだけど、そうやって言っているからそっちに行かなきゃいけないかなとか、そういうような思いになって、その辺について広報で流さなきゃいけない、避難勧告して、どこどこが避難所ですよと言わなきゃいけない。だけど、そこに川がある。どうしようかというようなことというのは、非常にこれからのとても課題になってくるかなと思うんですけど、その辺についてどういうふうにお考えか、ちょっとお答えください。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 御指摘のとおりと思っております。地区懇談会を今開催させていただいている中でも、そういった御意見をいただいております。例えばの例を申し上げます。高根町の1丁目、2丁目で避難勧告が出されたとき、高根は根本小学校区ですので、根本小学校に避難することになりますが、大原川を越えていけるのかといったら、それは無理でございます。そのときに、小泉公民館を避難所として指定をさせていただきました。

 ですから、そういった一方で校区が違うというような課題がございますが、そういった問題も含めて、一定程度そういう、例えば根本小学校区であれば根本小学校というような大きな中で、例外的にやはりピンポイントで、この地域についてはこちらにということが必要だと思います。そこまで細かな防災無線というのは、現実的に難しい面もございます。

 そういった部分については、ちょっとこれからいろいろ調べながら、ピンポイントでこういった地域についてはここというようなことを少し検討していく必要があるというふうには考えてございますので、よろしくお願いいたします。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 避難所開設ということは、避難所の閉鎖もあるわけで、実際に避難所閉鎖というものの流れというか、それはどういうタイミング、急傾斜地沿いの住民とか、その辺で崩れているところで、ちょっとまだ帰られない、心配だというような状況の中で、どういうふうに考えるか。本人たちはちょっと心配だけど、避難所はそろそろ2時間たったら閉鎖しようとか、そういうタイミングとか、そういうのというのはどの辺の流れなのか、流れとか判断についてはどういうふうにお考えなのか、お答えください。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 避難所の閉鎖の時期ですが、大きく災害と申したら、まず地震と水害では全く違う。地震について、先ほども大きな地震がございましたですが、ここが避難所としてなれば、恐らく数カ月単位の生活をまず前提にする必要がございます。一方で、今回のような水害の場合ですと、恐らく長くて数日だろうと思っております。私どもで、避難所を閉鎖する1つの判断というのは、警報が解除されたことをもって避難勧告を解除するというのが1つの目安、考え方でございます。

 ただ、実際に警報が解除される前に既に雨は上がって、多くの方は御帰宅いただいても支障がないという状況だと思います。その段階で、先ほども申し上げましたように、現地に駐在しておる職員等に報告し、自主的な御判断で御帰宅いただく分については当然あるのかなと思ってございます。

 それとともに、先ほど、例えば裏山の地すべりというような部分については、やはり私どもの土木の職員、一定程度、そういった専門的な知識を持った職員が見て、安全性を判断して、相談を申し上げて御帰宅いただく、あるいはもう少し避難所で避難していただく、それは個別の判断になろうかなと思ってございます。

 いずれにしても、そういったことを個々を見ながら対応させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) ぜひとも、やはり専門的見地でないと、なかなか判断できないという場合もありますし、 100%絶対という意見というのはなかなか難しいかと思いますけど、ぜひともその辺についての連携とか、庁内においても連携とかについて、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、避難者の避難誘導についての指針ということで、避難所の開設についてもそうですが、やっぱり平時においての、今後のハザードマップの見直しということも聞いておりますけど、危険地帯においての市民との共有化の再確認ということが必要だということを思います。

 そういう点について、どのようにこれから取り組んでいくかということについて、お答えください。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 今回の水害で、本当に私ども痛感をしているのは、やはり国、県、市も含めて行政の活動というのは限界がございますし、特にこの数年の水害、雨の降り方というのがピンポイントで非常に短時間で大きな雨が、かなりの雨量があるという現状でございます。

 その中で、やはり自助、共助という部分が非常に大事だという考え方で、今、御指摘をいただきましたような、あるいは危険箇所、実際、災害が起きたときにどうするのかということは、やはりかなり細かく私どもも、例えば広報、地区懇談会等々を通じて、皆さんに注意をお願いをする、また御協力をお願いする、また避難訓練等でもそういったことを積極的にアピールをしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 避難誘導路とか避難所についてというのは、これは平時についても重要なことだと思います。常々、市長がおっしゃいます。平時にやることと、有事の起きたときにやることと、いろいろある。その中で、図上訓練についての実施状況というのは、今の時点でどのような状況なのかどうか。

 例えば、自主防災講習というのが各町内とかでよくやっておられますけど、それについてのメニューでの実施はどう考えるかについて、お答えください。



○副議長(各務幸次君) 消防長 加藤英治君。



◎消防長(加藤英治君) 自主防災組織の訓練でございますが、毎年4月の初めに区長会のほうで、私どもの職員が行きまして、区長会のほうで自主防災組織の訓練をしてくださいというお願いをいたしまして、そこを通じて多くの自主防災組織のほうから訓練の申し込みがございますので、開催をしているという状況でございます。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 今、御質問したのは、図上訓練DIGというのがありますけど、要するに平時においてどこが危ないとか、この避難所がもしかしたら裏山が急傾斜で地すべりが起きるとか、川があるとか、避難する経路が急傾斜だとか、がけ崩れのおそれがあるとか、そういうことを平時において住民が認識、意識することというのは大事だと思います。そのために、図上訓練について、実施は最近はどのような状況なのか、どのように把握されているのかどうかということをお聞きしたいと思っています。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 図上訓練は、私の記憶は2ないし3年前に、養正小学校の体育館で行いました。国、県、そして消防、自衛隊、すべてが入って、図上訓練を行いました。ただ、余りにもスタート時に訓練のための訓練というようなことで、市長から大きな雷さんが落ちた、それでぴりっとしたということは記憶にあります。

 こうした図上訓練についても、国、県、あるいは自衛隊を含めたところは、どこの自治体もやってほしいという要望が多いものですから、一定の間隔しか来ることはできません。

 ただ、あれだけ緊迫したことを地域の中でやろうとしたときに、それだけのことが耐え得る地域、いわゆる日常的に地域の防災訓練をやっているところだったら耐え得ることはできますが、突然、何もやっていないところに地域版の図上訓練をやっても非常に効果は薄い、このように認識をしております。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) やはり先ほどの企画部長だったら自助、共助という、自分たちは自分で守るとか、助け合うということが非常に大事な中で、大きな図上訓練は、今の市長のお話で、なかなか耐え得るかどうかという話がありましたけど、ある程度やはり地域で認識していくことが大事だと思うんです。

 そのために、それを地域でやはり、これから私もこういうことが大事だよということを投げかけていきたいと思っていますけど、そのためのいろいろな行政と地域の協働で一緒にアドバイスもいただきながらやっていくことが大事かなと思いますので、その際には支援をよろしくお願いしたいと思います。

 続きまして、避難所及び避難者の支援についての体制について、ちょっとお伺いしたいと思いますけど、大体避難所への連絡員といいますか、職員というのは大体2名ずつ避難所ということで認識してよろしいんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 避難所が開設された場合、本部のほうから福祉課のほうへ連絡が来まして、2名を派遣しております。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) その中で、避難者から当然区の区長とか町内会長とかにも相談がありますけど、派遣された職員にも相談というのが相当行くと思いますけど、その時点では職員の立場というのは、窓口が多分福祉部、災害対策本部というような感じになっていくというふうに認識していますけど、その辺の職員というのは連絡員という立場だけであるのか、その辺で多少もうちょっとそれに突っ込んだことで派遣されているのかどうかということをお答えください。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 避難所につきましては、原則、福祉部で行いまして、足らなければ他の部にもお願いしております。私どもがまず指示をしましたのは、まず施設の安全性を確認をしてくれ、そして何人の方が来てみえるのか、それを確認をしてほしい、そして何が足らないのかということを指示しました。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) その辺についての状況において、どうしても職員だけでは対応し切れない場合もありますが、それについての先ほどからの連携とかの共有化という話もその前に私が質問させていただきましたけど、対応できる体制をさらにより濃く密にお願いしたいと思っております。

 その中で、例えば職員が連絡員として各避難所に行く、福祉部、災害対策本部がある、その中でさらにその間を取り持つ、携帯とか電話連絡とかがありますけど、その状況をある程度把握する、コーディネート的な部分というのも必要ではないかなというふうに感じ、この間の災害のときに避難所にいまして感じたんです。

 そういう場合に、例えば当然職員も本当に非常時で、皆さんごった返していると、混乱しているというか、それぞれの役目を皆さん果たしてみえると思いまして、人員的に大変かなとは思うんですが、公的な場所で、例えばエリア的にそれをある程度確認して動く立場の人というか、例えば滝呂の避難所とか多治見の避難所、そういうある程度範囲を確認できるような立場の部分での役割というのも大事かななんて思いましたけど、そういう部分というのは、連絡員として避難所に派遣したら、そこと福祉部、災害対策本部だけのその辺の連絡だけでやる、この間をもう一つ取り持つという考えはないんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 今回につきましては、福祉部長の私ないしは課長と現地との連絡をいたしました。今言われたようなコーディネーターというのは置きませんでした。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) わかりました。

 社会福祉協議会の災害ボランティアマニュアルというのも、インターネット等で見たり、いろいろさせていただいていますけど、それによって災害ボランティアの受け付けとか連携というようなことが細かく書いてありますけど、地域独自でもボランティアがある場合もありますけど、その辺は何か連携のような、できるような何か流れとか、そういうようなものというのはありますでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 9月20日のことを事例に申し上げます。ボランティア等が動いたのは、それ以降の瓦れきの撤去、あるいは消毒、そういったことです。まさにあのタイミングの中で、避難所開設員で行っている2名は、そこの生命、財産、身体をしっかり守る、それに徹し切れ、あとは指示待ちではなくて、避難所のすべての全権をあなたたちにゆだねている、こういう状況です。議員が言われるような地域全体の情報収集、どうなっているか、その2人が外に出て見守るということは物理的に無理です。

 したがって、今お願いしているのは、区長、町内会長、地域の消防分団、こういったところが地域全体の共助のかなめを担っていただくと、このようにお願いをしております。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) わかりました。

 今、先ほどお話ししましたが、2名、そこに当然張りついて、そこの部分を2名の方が一生懸命やってみえるということも、実際そこにいて見させていただいております。お二人はそこから多分離れない。災害対策本部との連絡でどうしても対応し切れない場合に、災害対策本部と避難所の現場との間に、連絡員という言い方はおかしいんですけど、そういう者を配置する考え方があるかどうかということをお聞きしたかったんです。



○副議長(各務幸次君) 柴田雅也君に申し上げます。先ほど市長が答弁したとおりでございますので、再度同じ質問を投げかけるというのはいかがなものかというふうに思います。質問の趣旨等々について若干ちょっと問題があるのじゃないのかなと、もう少し大まかに、本当に何を聞きたいのかと、どうしたらいいのかということについて質問をちょっと絞り込んでいただくと、よろしいかなと思います。よろしくお願いいたします。

 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 9月20日、災害対策本部は不眠不休でほぼ2日間、動きました。あの時点において、柴田議員のようなコーディネーターを設置するというマンパワー、人が一人もいませんでした。全員が土のうをつくる、全員が命を張って現地まで駆けつける、その間にさらなるコーディネーターを配置しろ、物理的に無理です。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) わかりました。次の質問に行きます。

 要援護者の避難支援についてということですけど、先ほども車いすの利用者の避難についての連絡があったという中で、例えばデイサービスの送迎車両とか、車いすが乗せられるような、利用することができたらいいなという声もあります。

 その中で、例えば社会福祉協議会のデイサービスなんかの車両とか、そういうものの利用というものの協定を結ぶことができるかどうかということをお答えください。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 車いすでの移動に伴います福祉車両は、日常的にも使っております。災害が起きれば、日常業務の運行にも支障が生じる中で、緊急な手配というのは困難と考えております。

 ただし、今後、社会福祉協議会を初め、福祉サービス事業者とも協議をしてまいりたいと考えております。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) よろしくお願いします。

 避難所の施設の現状把握についてということをお伺いしました。今回、避難所開設とならなかった滝呂小学校の体育館とか、多治見中学校の武道場が浸水したわけなんですが、そのような中で、一時避難所も含めての建物の安全確認指針というのも、先ほどもちょっとお話しされていたんですけど、いま一度、ちょっとその辺についてつくっておくことも必要かなと考えますけど、その辺についてお答えください。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 事実、9月20日のときに、全く使い物にならない避難所があったというのは確認をしております。浸水をした、それと、川を渡っていかなきゃ行けない、どこが避難所なんだ。実は、今、最も被害の多かった平和町、前畑、滝呂、直近は田代、前畑、直近は池田の地域説明会を行っています。役所が指定をするよりも、地域の皆さんのほうがよく知っています。私たちの逃げ場はここだ、こういうふうに指を指してください。ここだったら安全なんだ、ここを私たちの校区の避難所と指定をする、こういう言い方をしましょう。

 もう不用の議論とか時間が余りない中で、次に起きたときに絶対に大丈夫か。地域の中のかなめの中に、ある意味、市は議員の皆さんに大変な期待感を持っています。地域それぞれの情報とか、困った、浸水がある、土のうがどこにあるんだ、こういう声も議員の皆さんからいっぱいいただきました。

 ぜひとも、逆に言えば、滝呂地域の避難箇所はあそこなんだけれど、こことこことここに分散すべきだ、こういうふうに指を指していただいて、絵にかいたもちの避難所じゃなくて、実行実践ができる避難所をしっかりつくっていく、こういった体制で相当スピード感を持って動いております。



○副議長(各務幸次君) 6番 柴田雅也君。

   〔6番 柴田雅也君登壇〕



◆6番(柴田雅也君) 最後にしようと思いますけど、私も災害が発生した場合というのは、自助、共助、公助という言葉がありますが、自助、共助というのがとても大事だと思います。その考えのもとで、行政の被災地での避難者への対応の支援強化とともに、地域においても平時からの災害時の体制づくりや、仕組みを踏まえた地域づくりや、人のつながりや、そのための地域活動を通して行っていくことが大事ですし、今回、滝呂の29区では地域づくりのもとで、地域の一人として私も当時活動しまして、特にまた自助、共助というのが大事だと認識しました。

 やはりいつも市長ともお話ししますけど、例えばお祭りとか、いろんな活動を含めて、それが人の顔が見えるつながりができてきて、それで炊き出しとか、いろんなことをそれじゃやろうかとか、米がなければ私が米を持ってくる、それで持ってきたらこれを炊こう、避難者に温かいおにぎりを、みんな家から本当に逃げてきた人たちに御飯を食べてもらおう、そういうことが地域のつながりのことですし、それが地域の人財だと思っています。

 これからの平時においては、そういう取り組みが本当に大事、そこでできない部分というのをちょっと行政に頼っていく、そういう部分が非常に強いものだということは、今回の豪雨災害で特に思いました。今まで、いろいろな地域活動をやってきたことで、特にそれがやっぱり生きていくかなというふうに思っております。

 そういう中で、各地でやっぱり高齢化というのが進んでいます。災害があったときに、高齢者はなかなか大変なときにどうやって避難してもらうかとか、なかなか歩くのが大変だ、雨が降りしきる、もしかしたら車が近寄れないという場面もあるかもしれない。そういうときに、どのように支援していくかということが大事ですし、地域においては多治見市内で50個ありますけど、そういうことについても皆さんが取り組みが大事かと思います。

 6月の若林議員の質問で、市長は、市長から見ても50の自治区においても温度差があると、初動の30分にだれが何をどう動くか、そのために町内名簿とか、そういうことも含めて助け合う精神が大事だというような旨の答弁をされていますけど、本当にそのためには地域がどういうふうに動いていくかという、どういうこれから取り組んでいくかということが大事で、1つの私の考えというか、そのあたりをどうしたらいいかということを考えてみました。

 平成23年度より、敬老会の助成金が 3,000円から 2,000円になりました。これはいろんな財政の問題があったと思います。そういうもののセーブも含めて、災害時の高齢者支援の取り組みのために支給する交付金みたいなことで、それを1つの地域活動のインセンティブとして、なるべく温度差のならないように、うちはそういうものがあるからやってみようというだけでも結構ですので、そういうもので高齢者支援の災害時にできるための何かの取り組みができないかなというふうに思うんです。

 例えば、地区の高齢者調査のための地域みずからの実施するための費用とか、各地域の特徴を生かした高齢者避難マニュアルの作成とか、そんなようなことのための活動になるために交付して、より温度差のない、50区が温度差のない平準化した、それぞれが地域づくりができるようになるといいかなと思いますけど、その辺について何か御所見がありましたら、よろしくお願いいたします。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 50の自治区の中でも、柴田議員の滝呂地域、あるいは滝呂台地域というのは、自主防災の非常にしっかりとした訓練をやっていらっしゃるところです。加えて、そういうことができるところは、盆踊り大会、運動会、スポーツ大会、敬老会、大体セットでやっていらっしゃるところです。こういった方法を何とか広めていただけないか、市長から言えるのは、50の区長に対して、こういったお願いでございます。お願いを一生懸命していく。

 もう一つ、いざ本当に有事になったときには、おぶってでもおじいちゃん、おばあちゃんを出す、肩車、昔はよく戸板にかついででもということがありました。そういった精神がどうしても希薄になっている。僕は、東北二本松に行って、つくづくそういうふうに、いざとなったときに制度とか金とか何かじゃなくて、やっぱり弱いおじいちゃん、おばあちゃん、いの一番に助け出すんだ、こういう地域ができるように、さらにまた直近の区長会があります。区長さんにお願いをする、こういった自治区がどんどんふえていただく、こういったことが大変必要でございます。

 加えまして、その地域の中の地域の代表、あるいは情報が最も集まってくる議員の皆さんにも、御協力をお願いをいたします。



○副議長(各務幸次君) 次に4番 古庄修一君に発言を許可いたします。

   〔4番 古庄修一君登壇〕(拍手)



◆4番(古庄修一君) 4番、リベラルたじみ、古庄修一でございます。通告に従いまして、虎渓山周辺の将来像と環境づくりについて本市の見解を伺いたく、質問をさせていただきます。

 有形無形の文化財を持ち合わせている、そして最も条件を兼ね備えている虎渓山の周辺におけるその地の利を生かし、日帰り観光とにぎわいのあるまちづくりに結びつけていくことはできないかという点であります。

 現在の虎渓山からもっと活力の生まれる虎渓山、本市の誇る最も重要な観光のスポットとして、本市活性化対策事業の項目に組み入れていただくことはできないかという提案であります。

 この地の利便性を生かし、各種のイベントの開催や、この地にしかない特色などを取り入れていくことにより、あらゆる面で波及効果が生まれ、本市の目指しておられる日帰り誘客という大きなテーマに結びつくのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

 この近くには、日本の中でも函館や長崎と並ぶ三大修道院に数えられる多治見の修道院があります。さらに、古い町並みを生かしたオリベストリートなど、この地を目指し、日帰り観光の人々が散策や買い物に訪れています。郷土の誇りとしての虎渓山ではありますが、いま一つ市民の広場としては話題性に欠けているのではないかと思われます。この周辺一帯の活用が望まれます。

 特に、未来を担う子どもさんたちにとっても、遠足の思い出の地であったり、将来においても心のふるさととして、愛郷心を忘れられないものとして残っていく、そうした心の財産の地として、老若男女もなれ親しんでいただく唯一の場所がこの虎渓山であろうと思います。本市の提唱される日帰り誘客という点の中に、活性化の中に欠かせないと思えるのが、修道院と永保寺の2カ所における結婚式もその1つが例として挙げられます。

 修道院にあっては、多治見市に縁もゆかりもなかった方が東京からお越しになり、多治見の修道院で結婚式を挙げられ、長崎や函館では遠いという理由で、そこには大勢の方々が列席をされ、宿泊、多治見のお土産などを求めていかれたと聞いております。

 特に、最近注目を浴びているのは、永保寺においての結婚式であります。御住職も力を入れられ、国宝開山堂での式が行われています。専門の女性プランナーもつき、親切にサポートされている現状もあってか、環境に恵まれた虎渓山で式を挙げられたことにとても喜ばれたカップルもあったそうです。明るい話題もこのように兼ね備えたカップル誕生の地として、本市としても注目すべき点ではなかろうかと思います。

 観光とイベントの中に組み入れ、このようなPRを全国に発信をしていかれることも必要ではないかと思われますが、いかがでしょうか。

 ここで、本市の取り組んでおられる虎渓山周辺の環境と美しい風景づくりという点について、政策の本意についてお伺いいたします。

 次に、この町の利便性を生かした日帰り誘客という点でございますが、年間 200万人とも言われる土岐アウトレットに来られている外国の方々を含む買い物客の人々を、虎渓山周辺に誘致していくことはできないかという点であります。

 虎渓山の魅力をもっと内外に知らせることによって、日帰り観光に結びつけ、さらに少しでも市内に滞在をしていただく時間を延ばし、また回遊型観光地として、足を運んでくださるような施策も必要ではないかと思われます。

 日帰りの誘致については、現在の国道19号線は土日の午後ともなれば渋滞の列となり、そのまま本市内の道路を通り抜けだけになっており、ここに着目、着眼する点があると思います。また、誘致の対策として、各種のイベントの開催などを重ねることによって多くの集客が見込まれ、多治見が元気、町が元気、にぎわいのある場所になっていくのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

 朝、昼、夜に分け、朝に限りませんが、イベントの中でも代表となる朝市の提唱です。地元でとれた新鮮野菜や農作物の直売所などは、この多治見市に道の駅もないことから、この地を拠点に市民に知っていただくことで、好評を得るものと思われます。

 先日、セラミックパークMINOで開催された農業祭は、朝早くから駐車場も満車になるなど、人、人、人で大盛況であり、これには地元ばかりでなく、春日井方面や県外からも多くの来場者があったとうかがっております。市が支援を行うことで、市民もそこに足を運び、安心で安全な食の提供もでき、地産地消にも役立っていくものと思われます。

 また、この朝市にあわせて、本市の支援事業、廿原ええのうで生産をされるイチゴやブルーベリー、トウモロコシなど、販売などをさらに加えることによって、多くの集客を見込むこともできるのではないでしょうか。

 このたびオープンいたしました中津川のトラック市場「ファーマーズマーケット」は、大好評と新聞に出ておりました。可児市の「とれったひろば」や、来年オープンを目指している瑞浪市の支援する通称「きなーた」など、各市ともにこうしたことに力を注いでおり、本市にあっても支援していくことは必要であるかと思いますが、いかがでしょうか。

 特に、本市自慢のイチゴやブルーベリーは、好評を得る最大にして集客のできる魅力を秘めていると思います。現在、廿原のイチゴ園も、内津のトンネルを出たところにイチゴ園の看板は立っているものの、車は速いスピードで通過をしていくという現況から考えますと、この虎渓山周辺、渋滞をする地点等に案内板等の設置によっては、さらに大きな集客を見込むことが可能ではないかと思われますが、いかがでしょうか。

 昼間のイベントとしては、本市の主産業である陶器の販売できるコーナーや、子どもたちも参加できる諸行事など、また各種団体の協賛等によって、にぎわいのある場所を提供し、創出をしていく、夜のイベントとしては、光をモチーフにした光ファンタジーなど、明かりの美しさの提供など、昼夜にわたって人が集い、他市他県からも多くの人々を迎えることで、本市の掲げておられる日帰り誘客という点について、行政としての後押しは考えておられるのかという点について、見解をお聞かせください。

 次に、虎渓山に潮見公園、陶ケ丘公園、深山の森、高根山に次ぐ展望台はできないかという点であります。

 この場所には、もともと展望台がありました。昭和53年、遺跡の発掘調査が行われ、今から33年前、大変惜しまれる中、撤去されることになってしまった経緯によって、以来、この地に展望できる場所はありません。以前の風景といえば、この展望台から眺める多治見市内の夜景の美しさは、裸電球の一つ一つがダイヤモンドのように輝き、多くの老若男女が見物に訪れ、自慢のできたこの町のシンボルとなっていました。

 今、街の明かりを観光にと取り組んでいる自治体もあります。代表するのが、東京のスカイツリーを初め、地方の自治体の中では山梨県甲府市が夜景の見渡せる恋人の聖地として、若い人たちの注目を浴びています。三重県の四日市市や姫路市、北九州市、北海道室蘭市が力を入れています。

 この多治見市をのぞいてみてもわかるかと思いますが、多治見のインターから見る景観には格別なものがあります。中央道を中津川方面から車で来ますと、防護壁がなくなると同時に、眼下にはビルが立ち並び、ここが東濃の表玄関、陶都多治見の町の全容が見え、だれもが一瞬、目を奪われるような美しい町並みの光景が目に映ってまいります。このような美しい町の姿を、眺望のいい虎渓山から景観が望めないかという点であります。

 多治見の町は、インターをおりると同時に、コンビニ、消防署、ビジネスホテルや警察署、銀行や郵便局、文化会館や病院の施設など、インターを中心に商業や各施設があり、一極集中した町の構成ができ上がっている市は全国の中にもほとんどありません。このような特色を持っているのが多治見市であります。

 盆地に囲まれているすばらしい町であると思います。以前の虎渓山から眺める眺望と大きくなっている町の現在の姿は、人をも引きつけ、市内に存在する市民の誇りでもあり、我が町虎渓山へ多くの人を案内できるものでもあると思います。

 この虎渓山には、公園管理事務所もあり、道路も整備され、駐車場も土日などは総合庁舎の利用もでき、さらに足りない場合はグラウンドの駐車も可能であり、来場者にとっては何の不便もありません。この地をシンボルとして、若い人々もこの町に目を向けることで、人が人を呼び、活気のある町としての活性化が望まれます。このようになれば、費用対効果という面から見ても、成果を生まれ出るものと思われます。

 最後になりますが、本市には、旧笠原町には幾つもある展望台が、中心市街地の景観を望む場所にないのが残念であります。将来に向けて、このような計画を立てていただくことはできないでしょうか。要望として、市側の見解を伺います。

 以上、質問をさせていただきました。(拍手)



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 虎渓公園の意義、切々とお話をいただきました。と同時に、将来像について答弁を申し上げます。

 私自身は、小学校、中学校、特に高等学校はすぐ横でございましたので、まさに虎渓山と一緒に暮らしたいろんな思い出を持っています。

 虎渓公園は、多治見を象徴する虎渓山に、戦後、市民の憩いの場として整備された公園です。桜の名所としても知られ、虎渓山地区内には虎渓公園のほかにも国宝永保寺、修道院があります。虎渓窯や水月窯などの窯元や特色のある飲食店もあり、多治見の進めています日帰り観光の最も重要な観光スポットです。

 将来像について、今、新たな検討を行っております。トヨタ自動車の研究研修センターがすぐ直近に建設をされます。世界の技術者のいろんな方たちがここにいらっしゃいます。月曜日から金曜日までは大変厳しい授業、研修がありますが、土曜、日曜日を多治見市内、あるいは周辺を外に出て、この地域を散策していただくようなメニュー、スケジュールを多治見市役所がつくって、トヨタ自動車に提供していく、こんなことをスタートをしようとしています。

 当然のことながら、虎渓山、そして永保寺、修道院、こういったものは大変まずはすぐ見てみたい、見て感動されるもの、こういったところからこういったメニューも現在考えております。

 加えまして、トヨタの研究研修センターで卒業されたときには、トヨタの卒業証書とあわせて、多治見市の特別観光大使プラチナカード、かなり立派なカードをつくってお渡しをする、そしてお国に帰って、また家族を連れてここに来ていただく、こんなような計画を立てながら、さまざまなアドバイザーの意見を聞いて、観光の拠点、特に議員御発言の虎渓山、虎渓公園というのは第一のシンボリックなものになる、このように確信をしております。



○副議長(各務幸次君) 経済部長 佐橋政信君。

   〔経済部長 佐橋政信君登壇〕



◎経済部長(佐橋政信君) 私からは、虎渓山の観光に関して、市長が答弁した以外について答弁させていただきます。

 最初に、日帰り観光ですが、虎渓山地区は、昨年、岐阜県の「じまんの原石」に登録されました。現在、「岐阜の宝もの」を目指し、結婚式が観音堂で、先ほど議員さんも言われましたが、開催されるなどの新たな取り組みや、虎渓山の地域の中の宝物を見直して、多くの人に訪問していただけるような地域づくりを地域の方々を交えて実施中であります。市としても、こうした活動に対して支援をし、日帰り観光につなげてまいります。

 次に、虎渓山の各種イベント等の活用ですが、虎渓公園は遊園地として整備されてきた経緯もありまして、人を集めてイベントするスペース、これは構造上困難であります。ただし、農産物や陶磁器の即売は、スペースや人手、農産物の生産量の問題はございますが、花見の時期等、実施については一度関係者と調整の検討をさせていただきます。

 アウトレットからの誘客や日帰り観光客の誘客につきましては、虎渓山の花見、修道院のワインフェスティバル、永保寺でのお茶会や文化財の公開など、虎渓山地区全体のPRに努めています。虎渓公園もこうしたイベント時にもほっと一息できるような公園として、虎渓山地区にある重要な役割を果たしている施設であるととらえております。



○副議長(各務幸次君) 都市計画部長 細尾 稔君。

   〔都市計画部長 細尾 稔君登壇〕



◎都市計画部長(細尾稔君) 虎渓山からの眺望景観を保全、推進するための取り組みについてお答えいたします。

 多治見市では、多治見市美しい風景づくり条例を設けまして、大規模な建築物や屋外広告物について、意匠、形態などに関する基準を設置しております。民間、公共を問わず、眺望景観にも配慮した美しい風景をはぐくんでいけるよう、指導しているところでございます。



○副議長(各務幸次君) 建設部長 堀江義英君。

   〔建設部長 堀江義英君登壇〕



◎建設部長(堀江義英君) 私からは、虎渓公園の展望台の建設につきましてお答えいたします。

 虎渓公園は、虎渓山風致地区に指定されておりまして、また市街地を取り囲む斜面緑地として、積極的に保全していかなければならない地区でございます。公園から市街地を眺める場所としては絶好な場所でありますが、市街地からの景観についても特別な配慮が必要な場所でもあります。

 したがいまして、御提案の虎渓公園に展望台を設置することにつきましては、工作物として高さも高くなりますので、周囲からの景観上の問題もあることや、建設場所につきましても新たに木々を伐採して造成することは風致地区により規制されておりますので、本市としては展望台の建設につきましては現在のところ考えておりません。



○副議長(各務幸次君) 4番 古庄修一君。

   〔4番 古庄修一君登壇〕



◆4番(古庄修一君) 虎渓山に関しましては、本当に皆さん、市民の憩いの場でもあると思います。私も、昭和37年にこの地に参りまして、本当に全面、一面がピンク色に染まりました。それはツツジの花で虎渓山が染まったときがありました。その後、すぐまた同じように桜が全部全山を覆うというすばらしい虎渓山でありました。そんなすばらしい虎渓山を市の財産として、またしっかりと皆さんが集える場所にしていただきたいと思います。

 いろいろありますが、朝市の中に含ませていただければ、イチゴとブルーベリー、トウモロコシというのが廿原ええのうで生産されていますけど、担当の方ともお聞きして、虎渓山でもしそういう機会があれば、ぜひ応援させていただきたいという言葉もいただいておりますし、また朝市の野菜市場等については、連合の会長さんも応援するよというお言葉をいただいておりますので、ぜひとも市のほうの強い御支援をいただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、展望台はできないということでありますが、私としてはなぜできないのか、もともとあったものがどうしてできないのかという点であります。なぜ、できないんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 先ほども御答弁させていただきましたように、絶対にできないということはございませんが、現在のところ、私どもとしては、虎渓山の風致地区に指定もされておりまして、新たに造成までをしてやるような場所でございませんので、風致地区ということもございますし、斜面緑地を保護をしていくということもございますので、そういった観点から現在は建設の計画はないということで、御答弁申し上げました。



○副議長(各務幸次君) 4番 古庄修一君。

   〔4番 古庄修一君登壇〕



◆4番(古庄修一君) ありがとうございます。全然できないことはないという、ちょっと扉が門戸が開いたかなと思っております。私は、本当に3回目の議員としてこの場に立たせていただいて、門戸が開いたことに大変うれしく思います。よろしくお願いします。

 海抜 120メートルを基準とするということで、景観も大事にされているということなんですけど、電波塔であれば15メートルまではよいということが聞いておりますけど、虎渓山は15メートルも行かなくても、ちょっと上を剪定することで、そういったものも可能になるのではないかなというふうに思いますが、人の足りないとか、いろいろ事情があると思います。予算も計上されないというところもあるかと思いますが、ちょっと芽を摘んでいただくと、本当に多治見盆地のすばらしい町並みが拝見できますし、本当に多治見の町に住んでよかったな、市長の思いのとおり、すばらしい町にするんだ、元気のある町にするんだ、生きがいのある町にするんだ、心のふるさとの町にするんだという市長提案のごとく、そのようになるかと思いますが、その点はどうでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 都市計画部長 細尾 稔君。



◎都市計画部長(細尾稔君) 標高 120メートル以上のところ、これについては町の中、低地部、盆地の中から市街地の周辺の緑地を見回したときに、視界に入ってくる高さ以上のところに大規模なものができ上がってきたときに、それを規制するという、こういった条例の中身になっています。

 ですから、虎渓山のところに展望台をつくるということになりますと、そういったものが町の中から眺めて、景観上適当かどうかということを審査することになります。ですから、建てるということに決まれば、そのような内容の視点でもって審査をさせていただくということで、景観上に問題がないような状態であれば、そのような形で建てることができるようになるということでございます。



○副議長(各務幸次君) 4番 古庄修一君。

   〔4番 古庄修一君登壇〕



◆4番(古庄修一君) ありがとうございます。 120メートルということでしたが、財源について私は余り、まだまだ素人ですのでわかりませんが、景観ということを見渡しますと、総合庁舎はすごい高いところにありますし、核融合は土岐市の核融合は何とすごい位置にあります。こういったことに対してはどうなんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 都市計画部長 細尾 稔君。



◎都市計画部長(細尾稔君) そういった高いところにある建物についても同様に、私どものほうに協議をいただいて、アドバイザー会議にかけた上で御意見を申し上げた上で建築していただくと、こういうことになっております。ただ、土岐市の建物は適用除外ですし、虎渓山の今の総合庁舎につきましては、条例以前の建築物ということですが、大規模な敷地を変える場合については私どもに協議があると、こういうようなことになっております。



○副議長(各務幸次君) 4番 古庄修一君。

   〔4番 古庄修一君登壇〕



◆4番(古庄修一君) 非常に皆さんのお言葉をいただきまして、前向きな部分もあったかなというふうに思います。参考に、今後、私も随時訴えをさせていただきたい、期待をさせていただきたいと思います。

 最後に、森の中に入って森を見ずという言葉があります。あの森に一度行ってみたいな、すばらしいところに行ってみたいなと思います。でも、入ってしまえば、その森の美しさが失われてしまいます。多治見市に行ってみたいな、もう住んで長くいるとそのよさがわからなくなってくるということなんです。ですから、ひとつ、多治見市のすばらしい財産である虎渓山を、ひとつ今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 これをもちまして、私の質問を終わらせていただきます。(拍手)



○副議長(各務幸次君) 次に、10番 三輪寿子君の発言を許可いたします。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕(拍手)



◆10番(三輪寿子君) 日本共産党の三輪寿子でございます。今回は大きく2つ、9項目質問します。

 1つ目、テーマ、子どもたちが安心して過ごせる学童保育を願って、放課後児童健全育成事業実施に関する条例案について5点質問します。

 初めに、東日本大震災から9カ月が経過した被災地の実態についてお伝えをしたいと思います。

 全国学童保育連絡協議会の調査では、学童保育施設の全壊、使えなくなった施設が岩手県沿岸部で10カ所、宮城県沿岸部33カ所、福島県沿岸部5カ所、原発30キロ圏内は把握できておりませんが、大半が1時間かけて学校に通学し、いわき市などでは、その近辺で大家さんに昼間だけ間借りをしながら学童保育が行われております。大槌町、南三陸町、女川町では再開のめどが立っておりません。岩手、宮城では、指導員さんが津波で死亡、行方不明になっています。学童保育を休んで留守番をしていた子どもたちも津波にのまれたり、家族を亡くした子どもや指導員もいます。被災地では、指導員の身分が臨時、非常勤で半年、1年契約など雇用が打ち切られたりして、大変不安定になっております。

 一方、子どもたちを放射能の被害の影響のない遠くへ連れていって、思いっ切り遊ばせたい、せっかく入った学童保育にも、外に出られないために、子どもたちは学童に行きたがらないという、こんな問題が出てきております。

 こうした中、多治見市では、浪江町、二本松市の児童を 100名ほど冬休みの3日間、急遽、受け入れる判断をされたことは、大変福島県の子どもたちを励ますことになると思います。被災地の学童保育の一日も早い復旧・復興のためにも、改めて震災を教訓にした学童保育制度の見直し、拡充が求められていると思います。

 なお、多治見の学童クラブに通う子どもたちからも、被災地へあったかな救援募金が送られたことも申し添えておきます。

 全国の学童保育は2011年5月現在、2万 204カ所、入所児童82万人、岐阜県 352カ所、多治見市は18カ所 464人で、この1年間で全国的には 667カ所、2万 3,000人の入所児童がふえています。入りたくても入れない潜在的な待機児童は50万人以上と言われています。施設の拡充と40人までの適正規模の学童保育が必要です。

 多治見市はおおむね定員は適正規模ですが、年々入所学童が減少傾向にあります。高学年在籍割合は 104人、22%です。定員の枠があっても、空き教室など施設のスペースが35人基準になっており、今後、施設面積の拡充も求められております。

 学童保育の制度化は、1997年に児童福祉法に位置づけられ、国と地方自治体に一定の責任ある事業としました。その後、政府は、社会保障審議会、少子化対策特別部会で検討をし、2011年7月中間取りまとめでは、市町村事業として、市町村の責任と強化を図ること、全国一律基準の設定などを課題としています。

 これはある意味、国の関与を少なくして、地方自治体に任せていく方向になっています。公的責任があいまいで、施設と指導員に関する最低基準が明確ではなく、財政措置も不十分です。学童保育の果たす役割は、働く親が安心して仕事をし、子どもたちが仲間と楽しく遊び、ほっとくつろげる居場所であることです。学童関係者の切実な願いと粘り強い運動で大規模学童の分割、新増設がされ、運営基準、ガイドラインの設定、開所日や開設時間の延長、対象学年の拡大、障害児受け入れ体制の改善、ひとり親家庭の保育料負担軽減など改善がなされてきました。

 多治見市では生活保護世帯は全額、非課税世帯は半額減免措置がとられています。指定管理者制度も入札から随意指定にするなどと、全国的な取り組みがされています。多治見市におきまして、一つの学童保育から全小学校区に設置されるまでに三十数年の歴史をたどっています。

 私も20年前に転居して、3人の親たちと指導員さんと一緒に、自宅や指導員さんの家をお借りしながら、学童保育にかかわってきました。大きな山を一つ越えたなと、そんな思いです。今回は、現在のNPO法人つちびとの脇之島小学校内に設置されていますトマト学童クラブ、小泉どんぐりクラブ、くるみの家学童クラブへ訪問し、指導員さん、管理責任者の方々のお話を聞いてまいりました。

 トマトクラブは、4年半前にお邪魔したときと比べて随分落ちついた雰囲気で、すてきな独立した事務局の部屋も設けてありました。以前訪問した際には、夏休み中でもあり、子どもたちが室内でエネルギーを発散しごった返していました。今より子どもの人数も多く活気にあふれていました。反面、新1年生が静かに休養できないなどの問題もありました。

 脇之島小学校も、ひところの県下一、二と言われたマンモス校から小規模校になりつつあります。少子化傾向がさらに拍車をかけて来年入所児童も少ないと聞いております。指導員さんたちからは冒頭、市の担当者の方々に会議室を提供していただいたり、今回の条例案の疑問点など親身に説明をしてもらったこと、防犯グッズの対応など、感謝の気持ちを伝えてほしいと言われました。その上で、現場の悩みや不安について改めて訴えをお聞きしてまいりました。

 勤労者センター内にある小泉校区のどんぐりクラブは、子どもたちの定員も1年生から6年生まで40人程度で安定的に継続されています。今度の法人化でも、今までの保護者会役員が中心になって理事を担当され、元校長先生など安心できるとお聞きいたしました。ただし、保育料は実質、今までより多少上げないと雇用が安定的に継続できない、また、行事に伴う予算もあり、委託料のみでは将来的に大変厳しい、こんな話を伺ってまいりました。

 くるみの家は、小学校校庭敷地にプレハブ建てになっています。定員は32名ですが、現在は27名、正規職員1名でパート指導員9名、短時間交代で常時4人体制、1時間時給は 800円と大変低いため、募集してもなかなか集まらない、ここでも委託料のみでは運営が厳しく、保育料以外の徴収をせざるを得ない、校庭の遊び場を十分活用しにくい、離れたトイレが夜暗くて子どもたちは怖がってつき添わなければならない、研修なども安心して参加しにくい。これは正規職員が土日に研修に行くため代休をとるのがなかなか不安で安心してとれないという、こうしたさまざまな問題点、課題が上がっております。

 新しく法人委託される事業者からは、雇用条件、保育内容など明確になっていないので現在では不安があると、率直なお話を伺ってまいりました。市連協事務局代表の専任指導員さんやNPO法人つちびとの管理責任者のお話の中では、ほぼ多治見市全体の共通した悩み、実態を把握することができました。法人化を機に、少しでも改善、解決できるよう現場の声を届けたいと思います。

 それでは5点質問します。

 1点目、委託料の増額により保護者負担軽減などサービス向上につながると考えますが、一方で、指導員の労働条件について現状維持が困難だと聞いております。指導員の人件費の積算根拠については先ほど答弁がございました。嘱託職員に準じて適正である、事務費は算定していないので調整中であると、法人事業者が委託料の中で決めていただくと、適正であるという御回答でございました。この適正の基準は何でしょうか。これが1点目です。

 2点目、入所対象児童は低学年とありますが、高学年の果たす役割は大きく大変貴重です。定員の枠を広げる考えはないでしょうか。

 3点目、指導員の確保は事業者が行うとありますが小規模の場合、特に20人を切った場合、大変難しいと思われます。市の監督責任をどう考えられるんでしょうか。

 4点目、年間を通じて開設日以外の行事について市は関与しないとありますが、市の管理、指導責任の方針に定めるべきではないでしょうか。

 5点目、法人委託事業化は一歩前進と考えますが、学童保育全体の質的向上につながるのかお尋ねいたします。答弁よろしくお願いいたします。(拍手)



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。

   〔福祉部長 渡辺哲郎君登壇〕



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 子どもたちが安心して過ごせる学童保育についてお答えします。

 まず、指導員の人件費の積算根拠につきましては、常勤の専任指導員は市の嘱託職員報酬に準じた額をベースに積算し、臨時指導員は時給により積算しております。指導員の数は利用児童数に応じて臨時指導員を増加しております。具体的に申し上げますと、利用児童数が5人から9人までのクラブは常勤1人、臨時1人の計2人でございます。10人から19人までのクラブは常勤1人で、臨時2人の計3人です。20人から35人までの場合は常勤1人、臨時3人の計4人です。36人以上は常勤1人、臨時4人の計5人で積算しております。

 それから、先ほど議員が適正の基準というふうに言われましたけども、これは先ほども申し上げましたように、他市の事例それから勤務時間数を考えまして、嘱託職員よりもちょっと上げておるというふうに理解してください。お願いします。

 次に、高学年の対応につきましては、本市が実施する放課後児童健全育成事業は、児童福祉法を根拠として実施いたします。児童福祉法の第6条を見ますと、放課後児童健全育成事業は、小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童と明記されております。

 定員は、現在の各放課後児童クラブのスペースや入所児童数を考慮して決定いたします。定員を超えた環境で事業を行うことは、児童の健全育成の趣旨に反しまして、安全な事業を実施できないおそれがございます。よって、高学年のために定員の枠を広げる考えはございませんで、4年生から6年生までにつきましては、あくまでも定員に余裕がある場合にのみ利用が可能というふうに考えております。

 続きまして、指導員の確保につきましては、先ほど井上議員にお答えしましたとおりでございますので、よろしくお願いします。

 また、事業の実施日以外の扱いについてでございますが、事業の実施日及び実施時間内においては、市の委託事業の範囲内でございまして、当然、市が管理監督指導を行います。しかしながら、実施日及び実施時間以外に行うクラブが独自で行う事業などは、市の委託範囲外のものと考えております。この点につきましては、条例及び規則に基づきます運営基準の中で市の管理監督指導の具体的な方針を示してまいります。

 最後に、法人委託に伴うクラブ運営の質についてでございます。これまで保護者会運営の場合は、役員が毎年交代し、引き継ぎや会計事務等で苦労されてこられたことから、法人への委託を進めてほしいとの要望が保護者から出された経緯がございます。特に、苦情や問題が発生した場合には、保護者同士での話し合いとなり、保護者役員の身体的、精神的な負担があり、また保護者会で雇用する指導員を指導監督していく負担も大きいものでございました。このことからの法人への事業委託により、保護者の負担軽減を図ることができまして、クラブ運営の質の向上がされるものと考えております。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 1番目の指導員、指導員の適正基準、このことについては職員に準ずると、適正であると、他市の例に沿っているということでありました。先ほどの答弁の中に事務業務、これを法人委託化することによって父母の負担軽減、精神的なまた肉体的なそうした負担が軽減できるとございましたが、事務業務を法人委託化することによって、そういうことは軽減できると思いますが、委託料の中にこれは含まれているんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 先ほど申しましたように、現在、事務費につきましては調整をしておる最中でございます。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 指導員の労働基準、勤務時間、そういうことを総合して勘案したというふうに回答されましたが、先ほどもございました。指導員の勤務時間が通常は午後2時から7時。長期休みについては午前7時半から夜7時。これ交代になると思いますが、こうした勤務時間についてはどのようにお考えでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) これにつきましても、他市の直営でやってる報酬それから現在働いてもらっている勤務時間等を私ども把握をしながら、嘱託職員規則がありますが、それよりも少し上乗せをした額が適正な額であるというふうに判断をして積算しております。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) まず勤務時間ですけれども、通常時、2時から7時ということになりますと、子どもが下校してくる以前、この準備時間というものがございます。おやつ、教材の購入あるいはその準備、そうした時間、また、子どもたちの記録、指導員同士の研修会、こうしたものもございます。そうした研修時間なんかもこの委託料の中に組み込まれているんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) はい、含まれております。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 事務業務については現在調整中ということでございますので、これは特にNPO法人が独立して事務局というものを設けられております。そこには何名か配置をされておりまして、1人か1人半だと思いますけれども、事務を専門業務とされまして、あとの方が6つの学童保育の保育の指導、そうしたアドバイス、相談に乗るなど、そうした今お仕事をされております。このことによってかなり保育内容が安定し、以前に比べて指導員の入れかわりも大変少なくなったと聞いております。こうした今のNPO法人つちびと、ここではもう既に法人化して6年たっているわけですけれども、こうしたところへの支援というのはどのようでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 先ほど申しましたように、本部事務費につきましては調整を今いたしておる最中でございます。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) ぜひ、よろしくお願いします。

 それでは、2点目ですけれども、高学年の受け入れについて、施設面からも安全面からも非常に難しいと。余裕があれば受け入れるというお話でした。今、県のほうが4年生から6年生の高学年対策について拡充を進めていくという報道がなされておりました。また夏休み、長期休みの一時受け入れ保育、このことについて、これも単独支援をしていくというような方向が報道されておりましたけれども、今回、こうした夏休みの一時保育受け入れについては、一時利用される場合の人件費、これは委託料に含まれているんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) はい、先ほど井上議員にもお答えしましたように、夏休みの利用につきましては、制限をいたしませんけども、原則、通年利用を原則と考えております。それから、夏休みにつきましては、その分の臨時職員の分については委託料の中に含まれております。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 高学年の対応については、現在、先ほど22%の子どもたちが多治見市全体で在籍しているわけですけれども、新たに多治見に来る要因として、多治見市が高学年を唯一受け入れていると、こういう情報を聞いた方が結構転入されているという、そういう面もございます。ですから、児童福祉法第6条にはおおむね10歳未満ということが書かれておりますけれども、現状は高学年も必要になってきているというふうに考えます。そういうところで、ぜひ、こうした高学年対策こういうことも、昔で言いますと地域でがき大将的な存在がおって遊び集団、そうした生活というのが空間がございましたけれども、今なかなかそうした異年齢集団が育ちにくくなってます。ですから、学童保育でこうした異年齢の、昼間の兄弟と言われているような小学校高学年までのこうした対策をぜひ、重点的に今後考えていっていただきたいと思います。

 それから3点目ですけれども、中小規模の学童になりますと、指導員の労働条件が大変不安定になってくる、こういう実態があるとお聞きしております。例えば、今回、法人委託がされます事業者に対しても、まだそういった雇用面、保育内容についてはっきりと明確化されていないと、こういうふうに聞く中で、非常に不安があるということを聞いておりますけれども、指導員の募集、指導員が本当に継続、安定的に保育ができるようにするためにも、学童の子どもを募集すると同時に、市費の広報で指導員の募集ということは考えていくお考えはないでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 指導員の募集につきましては、市のほうとしても支援・協力してまいります。必要があれば広報等で行ってまいりたいと思います。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) ぜひとも、学童募集と並行して指導員募集という欄を設けていただきたいと思います。

 年間行事についてですけれども、開設日以外の保育について、これは事業者の自主運営、こういうことで柔軟的に認めていくということですけれども、例えば緊急性の場合を除いて市の事業、時間外保育、有料サービス、利益性は求めないと本会議でも部長答弁がございましたので、その姿勢は徹底していただきたいと思います。

 ただ、行事ですので安全管理、こういうことが非常に問題になってまいります。安全管理の指導の点で、万が一事故になった場合のそうした管理責任、どうとらえられるのか。また開設日、学校が午前中警報が解除された場合、午後2時から午後7時まで受け入れるというふうに聞いておりますけれども、例えばくるみの家ではDVDは見えるがテレビは見えない、情報が入らないので、災害などの安全面に大変不安があると、指導員自身が言っております。その点、どう対処されていくのかお尋ねします。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) まず、安全管理の件につきましては、前にも言いましたように、委託料の中に保険料も入れております。その中で、まずは第一に保険で対応するというふうに考えてございます。

 それから、災害用のことにつきましては、先般もお話ししましたようなことを運営基準の中にしっかり入れていきたいと考えております。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 具体的に、先ほどくるみの家では、同じ学校の敷地にあってもテレビが見れないと、こういうことになっておりますので、その点はどのようにお考えでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) これにつきましては、原則、クラブで考えていただきたいと思います。ただ指針につきましては市のほうで出します。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 今回、2年がかりで保護者会と市で練られてきました。全学童事業の法人化、委託化について条例提案されるまでの御尽力に対しては大変大きくかじを切られたなと評価したいと思います。ただ、先ほど指導員研修会への研修費用、こういうものは含まれているということでしたけれども、勤務時間が午後2時から午後7時、これでは研修する時間が保証されておりませんよね。このことについてはどうなんでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 研修につきましてはいろいろな研修会があると思います。多治見市学童保育連絡協議会でやる場合もございますし県でやる場合もございますが、これは、指導員の中で順番に行ってもらうとか、そういうふうに考えてもらえればと思います。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 順番にとおっしゃいましたけれども、現状は、正規の職員がおおむね1人それに臨時職員が数名と、こういうふうになっております。ですから、交代で行くということになりますと、同じ学童保育で同じ指導員が複数の目で子どもたちの保育について交流をしたり、多治見市全体で多治見市学童保育連絡協議会でそうした実践交流をしたりという、そういう研修時間の保証というものが大変、今まで積み上げられてきたものが継続できるのかどうか、この点が非常に心配でありますけれども、その点についてはどうでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 今回の条例制定は前と全く変わっておりません。しっかり市の事業として位置づけて利用負担金をはっきりいただくということでございまして、内容は全く前と変わっておらず、条例ができたことによって、制度が変わるということではございませんので御理解願います。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 実際に学童保育にかかわっている保護者会、指導員さんの、この条例によって大きく何が改善されるのか、今までの積み上げてきたものが継続できるのか、そうした不安の声がたくさん寄せられております。何ら変わらないということですので、本来的には市の公的責任において取り組むべき事業だと考えておりますけれども、現段階で保護者会の負担軽減、指導員の身分保障、この確立の両面から保育の質向上に向けてどう対応策をとっていかれるのか、この点が非常に不安材料だと思います。委託料の範囲の中で今までの指導員の労働条件が現状維持できるのか、将来的に退職金の有無、こうしたこともまだはっきりしておりません。現在は積み立てておられる学童保育もございます。こうしたものがちゃんと安定的に保障できるかどうか、委託料の中で。このことについて再度お聞きします。



○副議長(各務幸次君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 退職金につきましては、それは各クラブの考え方、運営の中でやっていただきたいと思っております。

 それから、今回、条例制定しまして、これまでの学童保育クラブは各法人の人件費等を各保護者に負担をしていただいておりました。1万円から1万 5,000円というかなりの差がありました。それはやっぱりおかしいということで、市としまして条例を制定しまして、現行よりも下げるということです。市として 6,500円というふうに条例ではっきりしまして、そして、それで取る場合もあくまでも実費負担、おやつ、教材費、行事費等に限定しまして、先ほど最初に言われましたように、足らなければ保護者からもらうということは、それは一切できませんので御理解願います。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) そうなってきますと、保護者の保育料 6,500円、これ以外は徴収できないということになりますと現状の雇用状態、これを継続していくということが非常に困難になるというふうに聞いております。行事なんか取り組む場合に、自主的な事業を認めるということであれば、そこの中で財源の確保、こういうこともできると思いますが、その点についてはどうでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 大局的にまずお話し申し上げますと、多治見市はこの事業により積極的に参加・参画をしていく、条例化をする、年間当たり公のお金、公金は約 1,300万円を増額をしていく、こういうようなのが大局的な考え方です。これは、子育ての中に多治見市が今までお願いで委託で後は知らないというようなスタンスではなくて、多治見市の責任事業だということを明確化をする、そのために条例化をするわけです。あたかも、今回行うことが労働条件の改悪になる、あるいは研修に出れない、この理論は全く市長として聞いてて、何を言われているのか意味がわかりません。



○副議長(各務幸次君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 委託費の 1,300万円の増額、これについては大変大きくかじを切られたと私は評価をしております。ただ、現場の指導員さんたちの声、実態、そういうものを聞いてきたことをお伝えしております。ですから、この法人化によって労働条件が悪くならないようにという、そういう不安の声を聞いてまいりましたので、それをお伝えしたということです。

 それで、最後に市長からそういうことをお聞きいたしましたので、本当に子どもたちが魅力ある学童保育、指導員が安心して働き続けられる学童保育、親が安心して利用できる学童保育、これに発展するように、現場に足を運んで声を聞いてきていただきたいと思います。今後も市の管理責任をしっかりしていただきたいと提案しまして、1つ目の質問を終わります。

 それでは、2つ目の大きなテーマ、住んでよかったと思えるまちづくりを目指して、第6次総合計画・基本構想、計画提案について4点質問します。

 今、生活保護受給者がことし8月現在で 206万人弱を超え、1950年制度開始以来、過去最多と新聞報道にあります。多治見市は 327世帯 458人と、3年前から比べると 100世帯 100人以上の増加傾向にあります。保護率は全国 1.5%、多治見市は 0.4%です。しかし1951年当初の3分の2程度で、実質的には最多とは言えないと、生活保護問題対策全国会議の弁護士は分析しています。実際生活に苦しむ人の割合を示す総体的貧困率は2009年で16%、生活保護制度では10分の1しかカバーできていないというのが実態です。その背景には、不安定な雇用、非正規労働者の増加、失業者の増大があります。

 この間、私のもとにも生活の保護の相談が大変ふえております。生活保護の相談に行くと、仕事を探しなさいと言われ、何回も面接するが断られて途方にくれている、仕事もなくお金も苦しい、あしたを生きる食べ物もない、もう少し親身になって相談に乗ってほしい、国保料の滞納で少しだけ援助してもらって払ったが、差し押さえの督促状が来た、失業給付が切れたが仕事がなかなか見つからないなど、本当に生活保護基準に満たないすれすれの状況に置かれています。

 健康で文化的な最低限度の生活を保障し、自立に向けた援助をするのが保護の目的ですが、基準も大変厳しく、自己責任で対処せざるを得ない状況に追い込まれています。セーフティネットの最後の命綱生活保護の網から抜け落ちた人たちは、今ますますふえています。そうした大変な相談を受けるケースワーカーの仕事も複雑で多忙になっております。親身になって、きめ細かな対応が求められる一方で、職員の適正化計画による大幅な削減がされてきています。多治見市では、正規職員5人と嘱託職員2人で、1人当たり 116人担当になっています。それでも 100人超える方々をきめ細かく見ていくには大変な状況がうかがえます。

 一方で、地縁、血縁の援助できると思われる人たちの生活基盤も大変大きく揺らいでいます。失業、廃業など多い中、自立できるまでの生活支援、経済支援など福祉的機能の連携が、貧困と格差が広がる今こそ切実に求められていると思います。「もっと元気な多治見」と掲げた第6次総合計画には、そうした困っている市民の暮らしや声が届いているんでしょうか。

 多治見に住んでよかったと心底思えるようになるように4点質問します。

 1点目、まちの将来像を「もっと元気な多治見」とありますが、10万人市民のリアルな生活実態が見えてきません。市民の置かれている現状認識をどうとらえているんでしょうか。

 2点目、学校教育環境整備充実施策について、子どもが安全に登下校できるようにとありますが、台風15号の豪雨で小学生のとうとい命を失った悲しい事故を二度と起こさないために通学路の点検整備計画はどのようでしょうか。

 3点目、子どもの医療費助成については、昨日、市長の答弁で、来年7月から6年生まで拡充という方向が出されましたので割愛いたします。市民の会から義務教育終了まで請願が出ておりますので、改めてお訴えをしてまいります。

 4点目、定員適正化計画で職員数を大幅削減としておりますが、市民サービス向上につながるのでしょうか。

 以上、第1回目の質問とします。よろしくお願いいたします。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 第6次総合計画について答弁を申し上げます。

 第6次総合計画後期計画の策定に当たり、前期計画を総括をした結果、目指すべきまちの将来像に向け、着実に企業誘致の成果を上げていることを確認をしております。加えまして、来年の市民病院の完成による医療の充実、また、教育環境岐阜県ナンバーワンを目指す着実な取り組み、このようなものについてを前期の総括から後期に引き継ごうとしております。

 これを踏まえ後期計画では、今後、多治見市を取り巻く環境が引き続き厳しくなることを認識をしています。これを乗り越えていくためにも、多治見市全体として前期計画時よりも「もっともっと」という言葉を使い、これを必要と考え、目指すべき将来像を「もっと!人が元気!まちが元気!多治見」といたしました。

 よく国会議員が使う言葉に「天下国家のために政治がある」。私はこの言葉が大嫌いです。天下国家のために本当に政治があるんでしょうか。国民一人一人の生活のために私は政治があると思います。したがって、本市の骨格も、もっと人が元気、人それぞれが元気になることが全体としてまちが元気になる、こういった私自身の基軸、哲学を持ってこの23年間取り組んでいるつもりでございます。



○副議長(各務幸次君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。

   〔教育委員会事務局長 纐纈崇治君登壇〕



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 私からは、2点目の通学路の点検整備計画はどのように行っていくかという御質問に対して答弁申し上げます。

 通学路につきましては、学校が中心となりまして保護者、地域住民と連携協力し、定期的に通学路の安全点検を行うとともに、安全マップを作成しております。

 今回の台風15号を教訓といたしまして、地理的な条件や道路事情だけではなく、大雨や台風など悪天候時に想定される危険情報も安全マップに加えていただくというようなことで現在、各学校で取り組んでいただいているところでございます。

 地理的条件、道路事情、気象条件等によって、より一層の注意を要する箇所がある場合には、児童生徒、保護者及び見守り活動をしていただいている方々等の地域住民に注意を喚起いたしまして、通学路の安全確保に努めてまいります。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。

   〔企画部長 青山 崇君登壇〕



◎企画部長(青山崇君) 私からは、市長が申し上げました「元気」の部分について、具体的なことを説明申し上げます。

 先ほど市長が答弁申し上げましたとおり、企業誘致等の成果を上げてきてございます。前期計画における「元気」の実感は、今申し上げました企業誘致等の成果について具体的にまだ効果が見えてきておりません。そういったことや、個々の市民の皆さんの認識に差があると、そういった形で、受け取り方に温度差があるものというふうに思っております。

 こういったことを踏まえまして、後期計画におきましては、先ほど市長が申し上げましたように、具体的な事業を実行する中で、より多くの市民の方々が「もっと元気な多治見」を実感できるように、第6次総合計画の後期計画に掲げた事業を確実に実施をしていきたいと、そういう考えで取り組んでいきますので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして定員適正化計画、職員数のお話でございます。

 定員適正化計画は人口減少、少子高齢化、財政が縮小していく、こうした時代の中でしっかりとした公共サービスを継続的に提供していくため、民間にできることは民間にお願いをし、真に行政として対応しなければならない政策、課題等に重点的に対応した簡素で効率的な行政組織の実現を目指すというものでございます。

 現在の第3次の定員適正化計画は、平成19年3月に策定をいたしております。平成22年度に市民病院の指定管理者制度への移行など、計画策定をした段階では想定をしていなかった要因、さらには、今後5年間に予定されるような新たな事業等を考慮し計画を作成をしてございます。

 後期の計画におきましては、平成22年4月1日現在 816人、これ職員数でございますが、これを平成27年の4月に 782人としたいというふうで、34人を削減する目標を掲げ、定員の適正化を図っていきたいというふうに思っております。

 毎年度必要な人員配置等については、各課からヒアリングを行い、業務量に応じて職員を配置するという対応をとってございます。

 第6次総合計画の後期計画の大きな柱でございます人材育成というものを掲げてございますが、この人材育成ということから職員研修をさらに強化し、職員一人一人のレベルアップあるいは組織力の向上を図り、市民サービスが低下につながらないように引き続き取り組んでいく所存ですので、よろしくお願いをいたします。



○副議長(各務幸次君) この際、暫時休憩をいたします。

   午後3時01分休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   午後3時16分再開



○議長(若尾靖男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。

 1点目、まちの将来像を「もっと元気な多治見」とあるというところの認識をお聞きいたしました。市長の答弁では、国民一人一人のために政治がある、それが哲学だと、基本姿勢にしたいということから「もっと元気」、こういうことを目指すとおっしゃいました。部長のほうからは、受け取り方に温度差があってまだ具体的な効果が、企業誘致なんかに成果がまだ見られていない状況の中で、実感できるように計画実践をしていきたいと、こういう答弁でございました。

 私は今回、あえてこの「元気」について認識をお伺いいたしましたのは、今回、岐阜県社会保障推進協議会がまとめました岐阜県内の自治体アンケート、ここの中で医療・福祉・介護、このことについて多治見のリアルな実態が示されております。経済的な困難を抱えた世帯が数字で見えてきます。高過ぎる国民健康保険料を滞納する世帯が昨年14%、ことしは12.5%、資格証明書の発行が 154世帯、短期保険証が 945世帯、差し押さえ予告通知 134件、差し押さえ不動産10件、預貯金23件、その他6件となっております。

 反面、一部負担減免制度の適用は昨年はゼロ、一部悪質なものを除いては、大半が生活苦や倒産・廃業、失業などによる社会的な背景があると考えられます。本当に一人一人の市民が元気になれるようなそうした計画、施策が今求められていると思います。

 そうした中で、今回のこの計画、市民の現実をもう少し困っている部分のマイナス部分の分析、これも必要だというふうに考えますけれども、また、ここに着眼してこそ10万市民の実像、実態が見えてくると思います。先ほどの温度差ということでありましたけれども市民の接点、こうした気持ちが伝わっていくのではないかと考えますが、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) 市民の皆さんの元気に対する認識に、先ほど私、温度差があるというふうに申し上げました。要するに、御指摘のように、この間の経済状況等々によって市民生活に大きな影響を受けているのは事実でございます。先ほど申し上げましたように、だからこそ、本市の総合計画は、限られた財源を有効に使い、医療費に関しても拡充していこうというような計画を持ってございますし、具体的な個別の施策を進めていくというものでございます。

 今回、後期の計画の中、前期の総括のところで「確かな鼓動」という言葉を使わさせていただいております。この「鼓動」という言葉は、これから動き出していくんだということをあらわしております。例えば、山吹あるいは旭ケ丘のテクノパークに企業誘致が終わり、建物が完成し操業を行っている状態を鼓動とは申しません。そういう意味で、これからそういった状況になっていくんだということで、市全体として確実に個別の政策を実施していく、それによって市民全体が元気になるというものを目指しておるということですので、よろしくお願いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) ぜひ、こうしたリアルな部分、マイナスの部分もしっかりと視点の中に入れていっていただきたいと思います。

 それでは2点目、ハード事業としての側溝の総点検、学校が中心となって地域や保護者と安全マップ、こういうことを作成し危険箇所を共有していくという、安全点検をしていくという回答でしたけれども、先ほども地震が起こりましたけれども、災害はいつ起こるかわかりません。例の側溝の件ですが、そこについてはどのような整備がなされたんでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 根本のほうでは至急仮設のトラロープを張りまして、側溝には入らないようにバリケードをやりました。それと、直ちに側溝ふたをかけたりとかというようなことで対応してございます。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) ぜひそういう形で、本当にいつ起こるかわからないということですので、この安全マップ作成されていくと思いますけれども、早期に実施、着手していただきたいと思います。

 それでは、最後の4点目、1つ飛ばしますので4点目になります。先ほど災害の質問の中で市長が、今回の災害ではもうマンパワーは、すべての職員を駆り出してそういう対応したと、それでも大変であったという状況を伺いました。

 そういう中で先ほど適正化、平成27年度までにさらに 816人から 782人に減らしていくということなんですが、これを適正化というふうにうたってありますが、例えば、必要な業務量のところに見合った適正配置、こういうことも言われましたけれども、福祉職員、現業職、技術職、消防職員、専門性を必要とする分野では、特に調理場などの定年退職不補充、こういう問題もあります。安定的な技術の継続や業務運営、これが大変困難になってくると思います。

 先ほどの現場対応できる職員が大変不足であった。こういう中で、民間活力の導入ということも、ノウハウを生かしてということもおっしゃいましたけれども、効率化を図る中で、いざとなったときに管理者がいなくて、災害時の対応がなかなか困難であったという状況も聞いております。災害後の復旧作業でも大変多くの人材確保が必要になってくると思います。そういう中で、市民の命と財産を守るとりでとして、本当に災害に強いまちにするためにも、行政のスリム化のもとに職員数の削減、これとサービス向上というのはなかなか両立ができないと考えますけれども、どうでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) まず、先ほどの災害の件で職員のことをおっしゃられましたが、災害時のような緊急時で職員が 100%できるというのはそもそも前提としてそのようなことは考えてございません。何度も申し上げておりますように、そういった緊急時、自助・共助、まずそこをお願いをしたいというのが前提でございます。そういった中で職員は職員として当然、必要な責務を果たさせていただく、これが基本的な考え方でございます。

 一方で、効率化と市民サービスは比例しないのではないかというような御指摘でございますが、基本的に先ほども申し上げましたように、行政としてやらなければならないことということをしっかり見きわめていく必要があると思います。これは、例えばこの10年、過去20年を見る中で、行政として必要な取り組むべき課題というのは刻々と変わってきておるというのが実際でございます。そういったものを見きわめながら、今後とも行政としてやっていく部分については、当然、職員で対応していく、緊急時等については全市民的に対応していく必要があるだろうというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

   〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 最後になりますけれども、これは質問ではございません。

 自治体職員が本当に元気に市民の暮らしの守り手としてリーダーシップをとっていくためにも必要なところに見合う人材、予算、これを位置づけることが大前提で大変大切であると思います。効率化のみではできない分野もあるということを提案申し上げて質問を終わります。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 次に、3番 寺島芳枝君に発言を許可いたします。

   〔3番 寺島芳枝君登壇〕(拍手)



◆3番(寺島芳枝君) 3番 公明党の寺島芳枝でございます。昨日の質問と重複する質問もございますが、通告に従いまして2項目3点について質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。

 初めに、より安心安全な防災を目指して全家庭に音声告知放送機の設置を提案するものです。

 防災を初め行政情報を流し、災害から市民の皆様の命・財産を守るのに大変有効なのが防災行政無線でありますが、スピーカーの向き、風向き、激しい雨の音、窓を閉め切った状態の中で聞き取れないなどの多くの声をお聞きします。緊急配信メール、FMピピ、電話応答サービスなどさまざまな対応を講じていただいておりますが、さらに迅速な行政情報、防災情報の伝達のために早期設置への取り組みを望みます。

 近隣市におきましては、恵那市さんが合併を機に平成18年から3カ年での整備をされ、現在、音声によるサービスをされております。放送は市内の一括放送だけでなく、各地域ごとに放送の有無を選択でき、さらに各自治会による放送も可能になるなど、地域に根ざした情報をお知らせすることができます。また、聞き逃してもボタンを押していただくだけで何度でも聞くことができ、過去5回分の放送が録音されております。火災、災害などの緊急放送については、屋外の防災無線の放送に続いて放送をし、音量を絞っていても大きな音量で放送をしますので安心です。

 実は、実家が恵那市で、父も80歳になり、耳もかなり遠くなって、家族は大変苦労しておりますが、この告知放送は大丈夫なようです。先月も近くでクマが出没したとの情報に、こんなに近くは初めてだったので、孫たちの安全確認に向かったようです。多くの市民の皆様が情報を共有し、高齢者や子どもたちに多くの目や耳が注がれることも期待します。

 恵那市さんにおかれましては、市の出資する第三セクターを平成17年に設立をして、光ケーブルを整備して行われましたが、システムにはケーブルテレビ型、コミュニティFM型があり、3・11東日本大震災、各地で発生している自然災害の中、さまざまな知恵を絞り、よりシンプルで安価なものも出てきているようです。多治見市に合ったものをぜひ選んでいただき、あれやこれやでより安心安全な多治見市になることを願って、音声告知放送機の設置を要望いたします。

 次に、身障者マークの駐車場に利用証の交付を要望するものです。

 身体障害者マーク(国際シンボルマーク)は、公共施設を初め病院や宿泊施設、各種販売店などの駐車場などで整備が進み、数多く目にするようになりました。

 本市におかれましても、多治見バリアフリー適合証(バリアフリーマーク)の交付を店舗、事業所、病院等、交付要件を満たしたところに交付をされるという、まさにまち全体でバリアフリーの意識を高め、すべての人に優しいまちづくりをとの、すばらしい取り組みをされているところであります。多くの申請がされることを願っております。

 交付要件の中にもございますように、施設の駐車場には、身体に障害がある方が施設を利用しやすいよう施設に近いところにあり、スペースも広くつくられております。しかし現状は、必ずしもこのスペースを必要としない方々の利用により、このスペースを真に必要としている方々の利用ができないとの声もお聞きいたします。車いすマークではありますが、内部疾患の方等、心身ともの障害者用であるはずが、見た目ではわかりづらいため、利用を控えられる障害者の方もおみえになります。そこで、本当に身障者用駐車場を必要とする人に利用証を交付することで、駐車場を利用できる人を明らかにし、適正利用を促進する取り組みとなるものだと考えます。

 そして、今、着工中の多治見市民病院にぜひマタニティマークや内臓疾患患者などの内部障害者をあらわすハート・プラスマーク、これは「愛・地球博」で公的な場所として初めて掲げられたもので、今では広く知られるようになりました。また、つえをついた高齢者で歩行困難な方など、これらを組み合わせた思いやりマークの駐車場の設置を要望いたします。こうしたマークを多く目にすることで、市民の皆さん、子どもたちの障害に対する心のバリアフリーにもつながっていくと考えます。御回答よろしくお願いをいたします。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 音声告知機の設置について答弁を申し上げます。

 本市の災害情報については、防災行政無線を初め多治見市緊急メール、コミュニティラジオ、ケーブルテレビのテロップ、こういった形で情報の伝達をしております。特に、他の都市と比較しコミュニティFM、FMピピを持っているというのが大きな強みです。

 議員の御指摘の音声告知機の試算をしました。1世帯当たりの設置費はおよそ10万円、本市は3万 3,700世帯、これを掛け算をいたしますと33億 7,000万円の費用が必要となってまいります。この33億 7,000万円を費やすということについては、大変貴重な御意見でございますが、政策決定の優先順位の中で最上位に掲げる、このようなことは現段階では困難と言わざるを得ません。

 いずれにしても、こうした大きな災害時のときには、情報はみずからの手でとりに行く、黙って雨が降っているから聞こえないということじゃなくして、あけて外に出る、聞こえなかったら傘をさしてでも聞く、聞けない人はどうするかというような積極的な情報の奪取、とりにくるということをお願いを申し上げます。

 さらに、他の都市と比較をしFMラジオに、大変大きな出資を本市はしております。ぜひとも今後、FMピピとの協定、あるいは、有事の際には他の放送を全部遮断をし、この76.3メガヘルツに合わせていただく、こんなようなことをぜひお願いを申し上げてまいります。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。

   〔福祉部長 渡辺哲郎君登壇〕



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 身障者マークの駐車場に利用証の交付をについてお答えします。

 車いすマークの駐車場の利用につきましては、利用者のマナーの問題がやはり大きいと認識いたしており、現時点で本市での利用証制度の導入は考えてございません。

 市としましては、先日開催しましたバリアフリー展など各種イベントでの周知や、福祉教育読本を利用した小中学生への啓発などにより、マナーの徹底について今後も継続して啓発してまいります。

 なお、議員御提案の利用証交付制度を取り入れている先進地域では、県単位また県と県との相互利用など広域的な実施を行っており、仮に実施するとしても、広域的な取り組みを行うほうが効果が高いというふうに考えております。

 本市では、バリアフリー推進市民委員会でいろいろなバリアフリーの施策について、市民の方を交え検討しております。今後も委員会の中でバリアフリーの啓発方法を含め議論をしてまいります。



○議長(若尾靖男君) 市民健康部長 水野高明君。

   〔市民健康部長 水野高明君登壇〕



◎市民健康部長(水野高明君) 新市民病院の駐車場に思いやり駐車スペースをということでございますが、現在建設中の新市民病院の駐車場には、障害を有する方の優先スペースとして屋根つきのスペースを2台分確保するという整備をする計画してございますし、そのほかにも数台分そういった思いやりといいますか、優先の駐車をしていただく場所を考えてございますが、今後の開設以降、その利用状況を見ながら、それ以上の必要な状況が生まれれば、新たなスペースも確保していきたいというふうに考えております。

 また、こうした駐車スペースの設置に際しましては、本当に必要な方がお使いをいただけるような表示の仕方も、先進地の事例を参考にしながら決めてまいりたいと思います。



○議長(若尾靖男君) 3番 寺島芳枝君。

   〔3番 寺島芳枝君登壇〕



◆3番(寺島芳枝君) 告知放送機におきましては、全戸ということはとても財政面でも厳しいようでございます。より聞きづらい地域があると、多治見市の中でもあると思います。その地域を調査をしていただいたり、またより危険度の高い、ハザードマップ等で危険度の高い地域を優先をして設置することは考えられないでしょうか。また、助成して推進をしていくことも考えられると思いますが、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 防災行政無線について聞きづらいという御意見はよく聞きます。再度、特に今回被害が多かったところについては、緊急性を持って調査をしっかりする、このようなことはお約束を申し上げます。

 また、今議会でも台風15号関連でいろいろ御質問をいただいております。聞きづらいところにもってきて非常にゆっくり柔らかくしゃべる、これが本当に大雨のときに逃げろのときのサインだろうか、こんな声をお聞きをしております。しゃべるテンポが遅過ぎる、外に出て雨でびしょびしょになってしまう。「こちらは広報多治見です」という放送がいいのかということについて、例えば、もともとお話をしておりますようにサイレンを鳴らす、「ウーウーウーウーウー」、何があったんだ、外に出ると、「床上浸水の可能性があります。もうしばらくすると避難勧告が出される予定です。十分注意をしてください」。昔の空襲警報発令がごときのサイレンが効果的だと。これは私は東北へ行って多くの自治体の首長に聞いております。もう一つ、電気が切れたときにどうするか。真剣に考えろ。すべて携帯は通じる、電気はある、この想定ですが、東北の首長はここまで言っております。したがって、これにかわる無線をそれぞれが持ち合う。当座緊急用として消防職員及び消防団員が、携帯電話がだめになったときのための無線を持ち合う。こんなような緊急性も行ってまいります。



○議長(若尾靖男君) 3番 寺島芳枝君。

   〔3番 寺島芳枝君登壇〕



◆3番(寺島芳枝君) 情報をみずからとりに行く、自助が最も大切だと私も思います。いざとなったときに、サイレンの音とともに、はっきり聞き取れる声で情報を得ることは、その後の行動にとってもとても大切ではないかと思います。いろいろな方面で検討をしていっていただきたいというふうに思います。

 また、思いやり駐車場については、大変にありがとうございます。ぜひ、要望をいたします。利用証の発行については県とも協議をしていただき、ぜひ推進をこれからもしていっていただきたいと思いますので、要望をして、これで質問を終わります。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 次に、24番 春田富生君に発言を許可いたします。

   〔24番 春田富生君登壇〕(拍手)



◆24番(春田富生君) それでは、2項目につきまして質問をさせていただきます。

 最初に、震災瓦れきの処理について質問をいたします。

 東日本大震災で発生をしました大量の瓦れきの処理が今求められる中、東京都は11月から岩手県宮古市の瓦れきの受け入れを始めております。都道府県間における本格的な広域処理の第1号で、被災地では、この取り組みが他の道府県にも広がることに大きな期待が高まっております。

 東日本大震災では、岩手県、宮城県、福島県の東北3県で約 2,300万トンの瓦れきが発生をし、3県の被災市町村が通常出す一般廃棄物の約20年分に相当をいたします。これまで福島県の警戒区域などを除いて、瓦れきの大半は市街地から撤去されましたが、各地の仮置き場において自然発火による火災が相次いでおります。宮古市に隣接をする山田町でも10月12日に火災が発生をし、11月7日になってようやく鎮火が確認されたということでございます。

 住民の安全面からも、一日も早い処理が求められる瓦れきでありますが、市や県の処理施設だけでは迅速な処理は困難であり、2014年3月末までの処理完了を目指す岩手県では、県全体の瓦れき約 435万トンのうち約13%に当たる57万トンが県の処理能力を超えると試算をされております。環境省は、岩手県、宮城県両県の瓦れきについて、全国に広域処理の協力を求めておりますが、放射性物質への懸念から、当初の受け入れ方針を撤回する自治体が続出をいたしております。

 こうした中、東京都は9月30日に岩手県と協定を締結し、来年3月末までに宮古市の瓦れき1万 1,000トンを受け入れると表明をいたしました。東京都環境局によりますと、協定締結後、都民から約 2,000件を超える電話やメールの問い合わせが殺到し、その9割は、放射能に汚染されたごみを受け入れるな、子どもへの影響が心配だなど、都の受け入れに抗議する内容だったといいます。宮古市の瓦れきについては、同市が9月14日にその焼却灰を測定したところ、放射性セシウムは1キロ当たり 133ベクレルで、埋め立て可能な国の基準1キロ当たり 8,000ベクレルを大幅に下回っております。

 しかし、東京都は、都民の懸念を受け、国のガイドラインとは別に独自の放射能管理マニュアルを策定し、廃棄物の放射線量が毎時0.01マイクロシーベルト超なら市から搬入しないという厳格な安全基準を定め、より厳しく確認をされております。

 11月2日、宮古港の藤原埠頭でこのマニュアルに沿って行われた放射線量の測定は、瓦れきの粗選別場の4地点で空気中の放射線量をはかった後、瓦れきから取り出したサンプルの測定、瓦れきを積み込んだ後のコンテナ側面の測定と3回繰り返され、線量はいずれも基準を大幅に下回っておりました。東京都は都環境整備公社の職員を宮古市に常駐させ、日曜日を除く毎日、瓦れきの放射線量の測定を実施し、コンテナの搬出作業を続けておられます。

 岩手県資源循環推進課では、東京都の取り組みについて、国からの支援を当てにせず、さまざまな対策をとっていただいている。被災地の瓦れき処理をみずからの問題ととらえ、当事者意識を持って取り組まれており、本当に頭が下がる思いですと話しておみえでございます。

 被災地の復興のかぎとなる瓦れき処理は、その膨大な量を地元自治体だけで処理することが到底不可能な中、実効性ある解決策は広域処理の手法以外に見当たりません。東北復興はオールジャパンという震災直後のあの誓いの具体化が今求められております。そこで本市においては、この震災瓦れきの広域処理の受け入れについて、どのように考えてみえるのかお伺いをいたします。

 次に2点目、空き家対策についてお伺いをいたします。

 全国的に空き家がふえ続けております。空き家の増加は景観上の問題や犯罪、放火の要因になるなど、地域住民の生活環境にマイナス影響を与えかねませんが、あくまで、所有者の管理責任に委ねられております。有効な一手を打ちづらいのが現状でありますが、全国の自治体の中には解決策を模索する動きが出始めております。

 総務省の住宅土地統計調査によりますと、2008年段階で全国の総住宅数に占める空き家の割合は13.1%で、実に10戸に1戸強は空き家という計算になります。空き家数、空き家率とも年々右肩上がりで、世帯の高齢化や経済的事情などがその背景にあるようでございます。

 今各地で社会問題化しているのは、放置されたままの空き家がもたらすトラブルであります。人が住まなくなった家は年月が経れば柱などがくさり、倒壊の危険が増す上、強風が吹けば壊れた戸や屋根などが近隣に飛ぶ可能性があります。ごみの不法投棄や放火を含め火災発生の懸念もあります。子どものたまり場やホームレスの出入りなど、犯罪の温床にもなりかねません。

 自治体の中では、所有者に対し、一歩踏み込んだ働きかけを行う動きも始まっております。埼玉県所沢市では、昨年10月、空き家等の適正管理に関する条例を施行をされました。大まかな流れといたしまして、1つとして、住民からの相談を受けて市が調査、2として、管理不全とみなした場合、市長名で所有者に文書を送付し対応を勧告、3としまして、勧告に応じない場合は期限を定めて再度改善を命令する、4として、正当な理由なく命令に応じない場合は、該当する空き家の前などに所有者の氏名、住所を記した看板を設置、というものであります。同条例は、空き家に加え資材置き場やビニールハウスなど、常に無人状態にある工作物も対象にしてあるようでございます。緊急を要する場合は警察など関係機関に市長が必要な措置を要する内容も盛り込んであります。

 この条例施行から1年、これまでの事例では、所有者の氏名公表方針が抑止力になり、その前段階でほとんどが解決をしているといいます。所沢市防犯対策室では、1割程度は手を出せないものもあるが、解決件数は明確にふえていると条例の効果を指摘されておられます。安全な生活環境を求める住民意識の高まりを受け、この1年余りで、所沢市のように所有者に空き家の適正管理を促す条例や、空き家を解体する所有者に解体費用を助成する制度を設ける自治体が出始めております。

 この2つの要素を組み合わせた事業を始めるのが東京都足立区であります。10月24日の区議会本会議で都内初の老朽家屋等の適正管理に関する条例を可決され、11月から施行をされております。古くからの住宅密集地を抱える足立区は、昨年3月、老朽化した空き家の外壁が歩道に落ちる事件が発生し、幸いけが人はいませんでしたが、通学路だっただけに住民の不安が広がりました。足立区の条例では、該当する空き家に対し、第三者機関の意見を求めた上で、区が所有者に解体などの勧告を行う。所有者が家屋の解体に応じる場合は木造で上限50万円、非木造は上限 100万円を助成する仕組みを設けてあります。

 条例とあわせて助成制度をつくった理由について、足立区建築安全担当課では、所有者の経済的事情で解体できないケースも多いのではと、費用支援を加えたことでの解体促進に期待を寄せておみえでございます。

 そこで本市におきましても、このような条例を制定することで、空き家の適正管理を促すことはできないのかお考えを伺いまして私の質問といたします。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 東日本大震災の瓦れきの受け入れについて答弁を申し上げます。

 基本的な姿勢は、困ったときはお互いさま。もう一つは、市民の安全安心がしっかり確保できるのか。この2点のはざまで、多治見市は県内で最後まで回答を保留をいたしました。どういう方法が最も東北の皆さんの役に立つのか。もう一つ、しっかりとした安全基準を示してほしい。こうしたことで最後まで回答の保留をいたしました。

 被災地域の廃棄物の受け入れについては、被災地域復興支援の一つとして、木くずやプラスチック等の可燃性混合廃棄物を被災地証明と放射能汚染廃棄物でない証明、この2つの証明を条件に「受け入れが可能」と本年の4月に国に回答をいたしました。

 ここまでは議会の皆さんには9月議会で御報告をしたとおりでございます。その後、全国的に放射能汚染問題がクローズアップされ、本市においても、市民からの手紙そして多くのメール、こういったものを受け入れてもらっては困る、多くの不安の声が寄せられました。

 環境省から10月7日付で東日本大震災により生じた災害廃棄物受け入れ検討状況調査について再度照会がありました。これに対して本市は次のように回答をいたしました。「放射性物質について、災害廃棄物の汚染状況及び排出段階や受け入れ段階での市民の安心ができるような基準が国から示されていない。したがって、市民の理解を得るのは困難である」とし、受け入れができない旨を回答をいたしました。しかし今後、市民の理解が得られるような安全な処理基準や方法を国がしっかり示したときには、改めて検討をいたします。



○議長(若尾靖男君) 副市長 木股信雄君。

   〔副市長 木股信雄君登壇〕



◎副市長(木股信雄君) 空き家対策についてお答えをいたします。

 これまで本市が取り組んできた内容といたしましては、危険性が高い物件の所有者を調べまして撤去などを依頼をしたり、また、所有者が不明な場合につきましては、あるいは撤去に応じないというような場合につきましては、応急的に立入禁止テープを張ったり、あるいは看板などにより危険性を周知してきたところでございます。

 また、行政指導あるいは行政処分など実効的な対策の制度化につきましても、過去に検討したものの、現段階では体系的な制度設計を確立するに至っておりません。

 議員から事例紹介がありました所沢市につきましては昨年度、足立区については今年度に条例を制定し、対策制度を確立されておりまして、それらを参考として再度、本市における制度設計について研究を図っていきたいと思っております。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。

   〔環境文化部長 佐藤喜好君登壇〕



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 私からは、震災瓦れきの処理について、市長答弁以外の部分をお答えさせていただきます。

 既に震災廃棄物の受け入れが始まった東京都では、排出段階及び受け入れ段階での検査なども十分行われているというふうに思いますが、本市の想定している処理過程では、具体的には、まず大畑センターにてコンテナなどで一定量を受け入れ、そして再選別いたします。次いで順次、三の倉センターへ少量ずつ搬送し焼却いたします。そして最後には焼却灰を大畑センター新最終処分場で搬送し埋め立て処分すると、こういうような流れでございますが、こうした処理施設が住宅地の近隣に立地していることや、焼却炉で精製しているスラグ、メタルについては、 100%リサイクルに回しております。こうした状況から受け入れには住民の皆さんの御理解と施設管理面での慎重な対応が必要であるというふうに考えているところですので、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 24番 春田富生君。

   〔24番 春田富生君登壇〕



◆24番(春田富生君) 震災瓦れきについて再度お伺いします。

 市長が言われたそういう懸念、これは今紹介しました東京都も当初は持っておったようでございまして、都民のほうから、さっき御紹介しましたように心配をする問い合わせが 2,000件ほどあったということを踏まえて、東京都は、財政力の違いもあるかもしれませんけど、独自の調査を始めて、安全確認をした上で搬入をしておられるということです。

 今回、そういった放射性物質による風評といいますか、これは震災瓦れきだけじゃなくして、さまざまな農産物とか畜産物とかいろいろあるわけですけど、我々がさまざまなニュース、報道等を聞いておる限りは福島県以外、宮城、岩手の地域においてはそれほど、国が示した基準よりかは低いというような報道を耳にするわけです。実際、東京都もそういったことを踏まえて検査体制を強化をしておる中、やはり基準より大幅に下回っておると、こういうことなんですよ。それで、市長が懸念されることはよくわかるんですけど、これいつの段階になったら市長は決断されるのか。国のほうはとにかくお願いをしたいということで、広域処理を各自治体に打診をしてみえる。もともと、この広域処理を提唱したのは今の民主党政権なんですよ。

 そういう中で、何といったらいいですか、全国の自治体、民主党の地方議員さん多くみえるんですけど、余りこの震災瓦れきについての積極的な発言がない。公明党が一生懸命やっとるということでして、これはさっき言いましたように、私たち公明党の多治見市の会派の視察で10月に岩手県へ行ってきました。視察研修で。釜石市、釜石港、ずっと見てきまして、市長も東日本へ行かれましたのでわかるんですけど、もう瓦れきが小学校とか中学校の校庭に山のように積んであるんですよ。これを撤去を、処理しない限りは震災復興はできないんですよ。今これで一番困ってるんです。現地は。

 心配はわかるんですけど、心配し過ぎて、いつまでもいつまでもこの瓦れきを放置をしておく。こういったことは私は、やはりいかがなものかなと思います。特に私は今回このことを取り上げたのは、さっき言いましたように、広域処理をやってくれと言ってるのは民主党政権なんですよ。だから、そこら辺で大変太いパイプを持ってみえるそういう市長であれば、さっき言われたさまざまな懸念、しっかりと払拭してくれと、しっかり働きかけをして、やはりさっき言ったようにオールジャパン、多治見市だけが受け入れればこれ解決する問題じゃないんです。ほかの自治体、全国のほかの自治体もこういった瓦れきを受け入れる体制をとらなくっては、これはなかなか解決しない。その先兵として古川市長の人脈、立場、使命、大変大きいんですよ。多治見市がそれこそ全国初に基礎自治体として手を挙げて、やりますよと言うこと自体が非常に全国に波動を起こすんですよ、これは。だからもちろん受け入れはまず安全確認が第一ですよ。それをきちっと申し上げて、まず多治見市から受け入れますと、こういった決意を私はするべきだと思いますよ。

 市長も東日本、東北に行かれたでしょう、視察に。行かれればわかるんですよ。だから、この場で、だからもっともっと前向きに、現状のことを知ってみえれば、現場のことを知ってみえれば、国がもっとしっかりしなきゃ受け入れできませんよなんていう、一歩下がったような答弁にならないはずなんです。東京都が、やはりこれは日本全国で受け入れるべきだと、その先駆を切るんだと。で、そういう都民の心配があるから独自で検査もされて受け入れようと。今月ですかね、埼玉県も表明されましたよ、受け入れるという。だから、他力本願的な、国が示すまでは待ってますよというような、少し一歩引いたような古川市長らしくない答弁はちょっとどうかなと思いますが、多分答弁は変わらないかもしれませんけど、もう一度、古川市長としてのもう一度新たな気持ちで答弁願います。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 全くこの問題に引いてるとか逃げてるという感覚は私自身は持っておりません。それは結果、県内で最も最後まで受け入れができないかということを模索をしながら回答を保留をした。もう一つは、私自身も国に対して基準を示せと、これは私個人のいろんな形のネットワークプラス岐阜県の市長会の副会長として、あるいは東海の市長会としてでも発言をしています。一つ、東京都はなぜ独自でできるか。これは放射能に関する専門の職員を、国を上回るがごとくの職員を持っています。もう一つは、検査機器をしっかり持っています。その二つでしっかりデータ分析をし、東京都は独自に分析をし、安全であるということを都民に対して説明ができる力を持っています。

 今、この多治見市の中で放射能の専門職員は一人もいません。また、その機器も持っていません。したがって、広域処理をしろというのは全く議員と同感です。瓦れきの処理なくして東北の復興はない、全く同感です。この安全安心の基準を示すのは、国以外だれがあるんですか。東京都だけの力、人的の力と機械を買う力があれば多治見市もやりましょう。でも、それを早く日本の国、環境省に示せ、それはこちらの意見よりももっともっと強い意見は被災の自治体の首長ですよ。それをどれだけ言ったって出さない。この国の基準を出さないというところがキーでございます。したがって、他力本願とか後ろに引いてるっていうことではなくて、実力がないものがそれを受け入れましょうといったときに、何をもって安心安全の証明を発行し、多治見市民の理解が得られるのか。これは市長として大変責任のあることです。

 したがって、1回目の答弁でも申し上げましたように、多治見市は国がしっかりとした基準を示したこと、それを分析し市民にわかりやすく説明をした結果、よし、受け入れようといったときには、県内の中で恐らく一番に受け入れる準備はある、このような考え方でございます。

 加えまして、京都五山の送り火あるいは花火大会で福島の花火を持ってきたことに対して、ヒステリックな市民が反対運動を起こす。それに対して言うことをきいてしまう首長、こういったものは僕は自治体の首長として認めない。このような感覚でございます。



○議長(若尾靖男君) 次に、7番 松浦利実君に発言を許可いたします。

   〔7番 松浦利実君登壇〕(拍手)



◆7番(松浦利実君) 結の会の松浦利実でございます。通告いたしました2点につきまして、一括質問方式により簡潔に質問をいたします。

 東日本大震災の復旧がいまだに続いています。当市においては9月20日、台風15号によって大災害に襲われました。現状の問題点を明確に認識し、今後に何をなすべきか、決断、実行すべきかを「災害の教訓を生かす」と題して、3項目にわたりお聞きいたします。

 1、市長の所信・所感であります。

 3月11日の東日本大震災発生直後から、市長は、みずからのネットワークを活用して迅速に支援、復旧活動に対応されました。機敏な指示と行動に、被災地の方はどんなに励まされ、助けられたことでしょう。また、先月の10月4日、市長みずから被災県である福島、宮城両県を視察され、宮城県においては仙台空港管理事務所の訪問と面談、福島県においては二本松市において市長、議長、教育長と面談。さらには原発の影響で 9,000人の町民が避難を余儀なくされている浪江町の町長、町議会議長と面談をされました。

 今定例会において、それらの面談を踏まえ、素早く支援の一環として被災した児童生徒 104人をウインターキャンプに招待する企画を上程されました。また、7日には東京にて開催された都市防災推進セミナー(主催財団法人日本都市センターほか2法人)に参加され、総務省消防庁国民保護防災部防災課震災対策専門官小野山正様に対して、熱心に質問をされました。

 視点が変わりますが、11月に東日本大震災によって日延べされていました福島県議選を初め多くの選挙が実施され、投票棄権、投票率の低下が被災地の民意として表明されました。議員には全く期待していない、頭を下げにくるのは選挙のときだけ、だれがなっても変わらない等々、本来ならば復旧から復興に向けて政治主導で進むべきなのに、政治に対してあきらめ、幻滅、さらには見切りをつけている状況であります。

 そこで、3つの視点から市長にお尋ねをいたします。1、市長は東日本大震災の被災地を視察され何を感じられたのか。2、本市の震災への対応をどう考えておられるのか。3、災害時におけるリーダー(首長)としての責任を果たすこととは何か。お答えを願いたいと思います。

 2、被災地の瓦れき対応についてでございます。先ほど春田先輩が質問に立ち、明確な答弁がなされておりますが、私ども結の会の重要なテーマでございますので、要約して通告どおり質問をさせていただきます。

 9月の定例会において、同一会派の若尾議員が被災地の視察体験を踏まえ、一刻も早い復旧を切望する形で被災瓦れきの撤去受け入れについて、会派を代表しての質問を行いました。石田議員も同様の質問をされました。執行部からは、条件をクリアした廃棄物なら可能な限り受け入れたい。地元の理解を第一に慎重に対応していく。可燃性混合廃棄物のみを年 2,000トン受け入れる。多治見市の災害ごみ処理の実績をもとにとの答弁でありました。

 今回、先ほども市長が何度も申し上げておられるように、県内で唯一、態度保留をしていた本市は11月2日、受け入れ拒否を県に正式に伝えられました。まさに苦渋の判断であったと察します。翌日の3日の新聞は、「災害瓦れき県内受入れゼロ」と大見出しで報道し、翌々日の震災瓦れきの受け入れ・処理がマスコミで大きく報じられました。そこで、1、経緯についての説明、2、今後の方向性(検討)について再度御答弁をお願いをいたします。

 3番、防災力の向上について(減災)について提案を申し上げます。

 9月20日の台風15号によって、当市は大きな被害を受けました。安全安心な暮らしのため、今回の被害を教訓に、望まれる水防災・減災について提案をさせていただきます。

 1、区のリーダーである区長に作業服等の防災服の支給あるいは貸与。

 最小の防災組織が自主防災隊であります。おおむね町内単位で結成をされています。それらを束ねるのが区であります。今回の災害において、多治見市一円の区長が率先して対応をされました。区をまとめるリーダー的立場の区長は、作業服等の防災服が支給あるいは貸与されていないのが現状であります。これは、危機管理以前の問題であります。財政的な問題もありますが、ぜひ、必要最小限の装備の支給(貸与)をと考えますが、いかがでしょうか。

 2、本日も質問がありましたけれども、土のう、土のう袋、土、塩ビ管(30センチ掛ける30センチ)を、各町内単位での配置、管理の方向へを御提案させていただきます。

 今回は、平成12年9月の東海豪雨 367ミリを上回る 477ミリの大雨となり、被害対応のために大量の土のうが大きな役割を果たしました。根本で一極集中的に作成配布、一部は市役所でもつくられましたが、あるいは各消防団で対応されたものの、対応し切れなかったのが現状であります。今後のために、自主防災隊である町内において土のうを備蓄するとともに、町内倉庫に土のう袋を配備し、土のうをつくるための土を普段は砂場、花壇として活用してはいかがでしょうか。

 また、塩ビ管、これは30センチ掛ける30センチのものをぜひ防災倉庫あるいは先ほどの町内倉庫に配備をしていただきたいと思います。これは東日本大震災のボランティアも使用していたもので、一人で土のうがつくれるというものでございます。塩ビ管の中に土のう袋を差し込み、そこへ土を入れ込むということで、一人でも土のうが簡単にできるという便利なものでございます。それらを各町内単位での配置、管理の方向へを御提案をさせていただきます。

 次に、小中学生への防災訓練の充実、週に1回程度のトレーニングの実施を提案をさせていただきます。

 今回、大切なとうといお子様の命が失われました。このことを肝に銘じ、東日本大震災の奇跡と言われた全員が無事だった学校の防災教育をお手本に、週1回あるいは月1回程度の訓練を重ねることを提案をいたします。

 4番目、消防団員の確保。1、消防団市役所隊の編成、2、女性消防団員の確保、3、女性消防団の組織化(機能別分団)についてでございます。

 今回の災害にあっては、消防団は地域防災の最前線を担う組織であることを再認識させられました。県内の関市においては昨年10月、消防団に所属している市職員で構成する関市消防団市役所隊が組織されました。緊急出動に備え、28人を5班に編成し、各曜日担当時に防災服を着て来庁者に対応し、勤務時間内に発生する市内全域の建物と林野火災に対応。現場では主に初期消火活動及び給水、交通整理など後方支援を主な役割としています。

 現在、当市においては緊急災害時の対応を想定して市職員が消防団への加入はなされておりません。また、本庁舎の耐震性が危険である現実を直視し、庁舎内の防災管理組織訓練を見直す意味からも、組織化を望むところでございます。

 現在、消防団は 539名の条例定数に対して 508人で90%の充足率でございますが、会社員や市外勤務者がふえ、平日昼間の緊急時の団員招集が容易でないのが現状であります。

 県内では現在、女性団員が約 350人が活躍をされてみえます。なでしこジャパンの活躍を筆頭に、さまざまな分野で女子力の進出が目立ってきています。検討課題である女性消防団員の確保及び女性消防団員の組織化を図られてはいかがでしょうかということを御提案申し上げます。

 次に、通告いたしました最後の質問、国際陶磁器フェスティバル美濃 '11の検証についてお伺いをいたします。

 昨年の第5回多治見市議会定例会(平成22年12月22日開会・12月17日閉会)の一般質問において、国際陶磁器フェスティバルの開催について質問をさせていただきました。今回は10月23日の閉幕に伴い概要、特徴を検証するとともに、今後の課題について大きく3点質問をいたします。

 1番、国際陶磁器フェスティバル美濃 '11の概要について。

 本フェスティバルは、 '08年の総括を踏まえ、開催の可否をめぐり各方面の意見調整を図り、2011年9月16日から10月23日の開催期間で実施され、途中、台風15号の被害を受け1日間休館を余儀なくされたものの無事閉幕をいたしました。

 私見ではありますが、陶磁器関係に携わる立場として、第9回の祭典は大成功であったと評価する次第でございます。まだ正式にまとめられる段階ではないと思いますが、

 1、来場者数(1日当たりも含む)。

 2、収入収支について、現段階での数字をお示し願いたいと思います。

 3、組織体制について。

 前回不十分な事務局の統括力不足が課題となり、今回、民間より神谷デザイン事務所の神谷利徳氏を実行委員会総合プロデューサーに置き、実行委員会会長古川雅典多治見市長の二人三脚で組織を牽引されたことで、フェスティバルが拡充・強化されたのではないかと考えます。また、業界団体、関係機関が危機感を持ち、積極的に参画され行動されたことが成功の要因であったと思います。そこで、前回と比較して組織体制について、どのように評価されているのかをお聞きいたします。

 4、第9回国際陶磁器展美濃(広報活動を含む)について御質問を申し上げます。

 世界57の国と地域から 2,777点の応募があり、このうち入選作品 190点を、今までにない斬新な展示と空間を演出されました。審査員全員一致で押された最高位のグランプリを地元多治見の31歳の若手陶芸作家が受賞されたり、現役の多治見工業高等学校セラミック科3年生が最年少にして唯一の高校生入選となるなど、多治見市にとって明るい活躍が提供される形となりました。しかし予算面からは、出品者の輸送費の自己負担、あるいは広報活動(PR)費の削減など厳しい状況もありました。また、来場者の満足度を調べるため会場出口にアンケートコーナーを設置されました。そこで、アンケート結果を踏まえ、第9回国際陶磁器展美濃に対する評価をお聞かせください。

 2番、産業振興部会。市民がみずからイベントをつくり運営することが成功へのかぎとの意識から、産業振興部会が組織され、美濃焼と結びついたさまざまな産業振興策が推進されました。1、評価と効果、2、今後の展開、継続的な活動につながっていくのかお答え願いたいと思います。3、国際陶磁器フェスティバルの将来的な見通しについて、今後の方向性について所感をお伺いいたします。

 また、第10回開催が可能という前提に立ち、2点ほど提案をさせていただきます。

 1点目は、国の事業化を推進することでございます。地方自治体の開催ではなく日本国の主催というスケールの大きい形にはできないものでしょうか。

 2点目、3年に1度の開催インターバルを4年あるいは5年に1度という時間的余裕を持たせてはいかがでしょうか。御意見をお聞かせ願いたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。よろしく御答弁のほどお願いをいたします。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 東日本大震災について何点か質問をいただきましたので、答弁をさせていただきます。

 まず、本市が教育友好市として大変親しくしている二本松市、ここと原子力発電所の本当にすぐ横にある浪江町、この浪江町との関係を最初に申し上げます。

 距離は50キロ離れています。もう一つは、二本松市の市長と浪江町の町長が仲がよかったわけでも何でもありません。どこかで会ったことがある程度、こんなような関係でございます。

 次に、浪江町から二本松市に緊急避難をしたい。これは地震発生が3月の11日です。この申し出があった4日後の3月の15日。突然の電話と突然の訪問、このときに、もうテレビで私たちが見たように福島の1号機はどんどんどんどん爆発をしている、放射能が拡散をしている。国が言ったのはこうです。逃げなさい。浪江町の町長も議長も言いました。どこにどうして逃げればいいんですか。自分たちで考えて逃げなさい。県庁に問い合わせする間もなく、逃げなさい。じゃあどこへ逃げればいいんだろうかということで、50キロ離れた二本松市の市長に直談判をします。その直談判を聞いて、二本松市の三保恵一市長は即断、即決をします。わかりましたと。困ったときはお互いさまだということで受け入れをしました。

 今の状況は、ちょうど多治見市で言いますと、虎渓山の上の総合庁舎に浪江町の役場、議員の皆さんがいます。そして住民の皆さんは、多治見市で言いますと旭ケ丘の運動公園これをつぶします。滝呂の野球場もつぶします。根本の野球場もつぶします。そこに仮設住宅でみんなが入っている。こんな大変なことを即断、即決をし、これだけ私たちが運動できないじゃないか。あげくの果てに、学校の中にいっぱいだったところに生徒が入ってくる。すごく疑問だったのは、皆さん後から何でこんな即断、即決をしたんだと三保市長に聞くと、だれも言いません。だれもいまだにそんなことを言いませんと。これには本当に目からうろこで、びっくりしました。

 まず、仙台の空港は皆さんテレビで見られたように飛行機が流れてました。それを上から見ると、やはり海岸沿いは大きな被害、そして仙台空港も大きな被害。今仙台空港から仙台市まで電車で行けます。その高架の電車もすべて被害。その当時のパネル、写真が全部張ってありましたが、全くその形跡はありません。ちょうど阪神大震災の後、1年たって神戸三宮に行ったときに、地震なんかあったのというぐらいのきれいな片づけ方です。ここで感じたことはたった一つです。人間の力はすばらしい。もう一つは、東北の人たちは粘り強い。もう一つは、明るい。これを感じて帰ってきました。

 次に、本市の震災に対してどう評価をしているのか。これは二本松市に対して緊急支援物資を皆さんの御協力をいただいて送りました。必要なものを必要な場所に必要な時間に届ける。これができるのは自治体と自治体だからできた。加えて、土岐市、瑞浪市、恵那市の協力も得てトラックで走った。それぞれの防災担当の職員も現地で生を見た。これがいかに強いかということです。この時点でもまだ国は機能をしておりません。県も、とりあえず県民体育館に集めろと言うだけです。

 これ以降、私は福島県の相馬市の桜井市長、今は携帯電話で直接しゃべることができる仲になっています。郡山市の市長、伊達市の市長、これらの話を聞くと、いざとなったときには市役所対市役所の相互交流が最も重要なんだと。もう一つは、その拠点となる庁舎をしっかりしろ。もう一つは、市の職員をしっかり鍛えろ。この市の職員が、例えば4分の1死んでしまう。こういった状況になったときにどうするか。そういったときの非情な気持ちをしっかり鍛えろと。こんなようなことをそれぞれの市長から言われました。

 次に、災害時における首長(リーダー)としての役割。これは本市の職員に言っています。平常時にしっかり議論をしよう、何もないときにしっかり議論をしよう。いざ大変なとき、有事になったときには一糸乱れない団結。平時の議論、有事の団結。これをしっかり言っています。結果、3・11以降、9月の20日、ああした大豪雨があったときも、本市の職員は懸命に不眠不休で働きました。結果、1人の犠牲者が発生をしてしまうことになりましたが、あれだけの被害を最小限でとどめることができた。これは本市の職員をぜひ褒めてあげてもいい、これに値をします。特に、二本松市の市長と議論をしたり大変な修羅場の南相馬市の市長と議論をすると、瞬時の判断、瞬間に判断をしなければいけない。そのときにある意味、非情にならなければならない。このようなことを学んでまいりました。ぜひとも、他人のことではなく、これからもこうした友好関係はしっかり持っていく。

 こういう結果から9月20日の台風の豪雨があったときに、それぞれの市長からお見舞いの電話をいただきました。大丈夫か、テレビで見たけど大変だね。何か手伝うことはないのか。これがやはり東北の皆さんの気質かなと。お世話になったらどこかで恩返しをしっかりしよう。こんなようなことも学んでまいりました。結果、ぜひとも、二本松市の市長から浪江町の子どもたちを元気づけてほしい。こんなリクエストがあって、今回、ウインターキャンプでお迎えをすることができます。ぜひとも、議会の皆さんも機会がございましたらこういった会場に行って子どもたちの元気な姿、あるいは励ましの言葉、ぜひともかけてあげていただきたいというふうにお願いを申し上げます。



○議長(若尾靖男君) 教育長 村瀬登志夫君。

   〔教育長 村瀬登志夫君登壇〕



◎教育長(村瀬登志夫君) 私からは、小中学校への防災訓練の充実という点で答弁させていただきます。

 命を守るための防災教育や安全教育の充実は重要な課題でございます。自然災害への対応はもとより野外活動、水泳、歩行及び自転車に乗るときなど、事故に遭わないための指導につきましては、議員が週1回とか月1回という定期的なものを提案されましたが、ということよりも、それぞれの場面や時期をとらえまして、これにつきましては校長会等の連携を今後図り、一層充実させてまいります。

 さらに、各小中学校におきましては年間に数回実施されております避難訓練を、これはより現実に即したものとするとともに、保健体育学習の中で、自分の身は自分で守るという、そういう強い意識を育ててまいります。



○議長(若尾靖男君) 企画部長 青山 崇君。

   〔企画部長 青山 崇君登壇〕



◎企画部長(青山崇君) 私からは、防災関係で区長さんに作業服を支給をされたらどうかという部分についてお答えをさせていただきます。

 今回の災害におきましては、各区長あるいは町内会長初め地域の皆さんが積極的に御対応いただいたというふうに思っておりまして、非常に感謝をいたしております。

 区長への防災服、ヘルメットの支給あるいは貸与につきましては、平成21年度までは区長会の交付金を原資として貸与がされてございましたが、使用頻度が少ないため廃止をされたという経緯がございます。しかしながら、今回の災害を踏まえ、もう一度その必要性について、区長会長初め区長会の皆さんと相談をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。

   〔建設部長 堀江義英君登壇〕



◎建設部長(堀江義英君) 私からは、土のうにつきましてお答えをいたします。

 土のうにつきましては井上議員の答弁でお答えいたしましたように、今後は消防分団車庫に作成いたしました土のうをより多く配備いたしまして、不測のときには地域住民みずから土のうがつくれるように土のう袋それと砂、先ほど御提案がありました資材などをより多くストックできますように、配備する場所を含め関係部署と検討を行っていきたいと思います。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。

   〔環境文化部長 佐藤喜好君登壇〕



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 私からは、被災地の瓦れき対応につきまして、先ほど春田議員の答弁と重なりますがお答えさせていただきます。

 環境省から10月7日付で再調査がございまして、市といたしましては、県内他市が比較的早い段階で受け入れられないとする結論を出す中で鋭意検討をしてまいりました。具体的には、市民から手紙やメールなどにて不安な声が寄せられるという状況下で、市の処理施設が住宅地の近隣に立地していること、焼却炉で精製しているスラグ、メタルは 100%リサイクルに回しているというようなことで検討を行いました。

 結果といたしまして、放射性物質による災害廃棄物の汚染状況及び排出段階や受け入れ段階での市民が安心できるような基準が示されておらず、市民の理解を得るのは困難とし、受け入れはできないと判断いたしたものでございます。

 あわせて、市民の理解を得られるような安全な処理基準や方法を国が示したときは、改めて検討を行うとしたところですので、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 消防長 加藤英治君。

   〔消防長 加藤英治君登壇〕



◎消防長(加藤英治君) 私からは、消防団に対する御質問を大きく2点いただきましたので、お答えをさせていただきたいと思います。

 まず1点目、市の職員で消防団の市役所隊を編成してはという御質問でございますけれども、市の職員は、土のうづくりにつきましては、毎年6月に実施しております水防訓練におきまして、消防団とともに土のうづくりや土のうを活用した水防工法の体験研修を行っております。消防でもその指導をしているところでございます。

 また、毎年、市職員の半数ずつが救急救命講習を受講いたしまして、市役所を訪れる市民の命を守るための知識と技術を身につけ、AEDの取り扱いや救命措置ができる職員育成を行っているところでございます。多治見市役所は本年4月11日付で救急救命講習の模範事業所である応急手当推奨事業所に認定されております。

 市民、来庁者を守る避難訓練につきましては、多治見市役所では自衛消防隊を組織し毎年実施しております。

 消防本部といたしましては、今後、これらの訓練等を強化していく場合については積極的に協力していく所存でおります。

 消防団の市役所隊につきましては、大災害が発生した場合には、市職員は各部署で対応する役目を果たさなければならず、消防団として活動することは困難であるというふうに考えております。

 しかし、市職員が消防団に入団し地域活動に貢献することは大変有意義であるというふうに思っておりまして、人事課と協議し、市職員に入団を働きかけていきたいというふうに考えております。

 次に、女性団員を募集してはどうかということでございますけれども、今年度、多治見市消防団では、平成24年度からの3カ年の消防団活性化計画を現在作成中でございます。その中で団員の確保を重要課題に掲げ、女性消防団の加入につきましても現在、検討しております。女性消防団の役割や位置づけを明確にした上で、消防団と協議し、多治見市の実情に合った女性団員の確保に取り組んでいきたいというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 経済部長 佐橋政信君。

   〔経済部長 佐橋政信君登壇〕



◎経済部長(佐橋政信君) 私からは、国際陶磁器フェスティバルについて大きく3点質問をいただきましたので、順に御答弁させていただきます。

 最初に、入場者数や収支決算等についてですが、まず、国際陶磁器フェスティバル美濃 '11のすべての事業の来場者数は延べ37日間で17万 2,000人であります。これは日で割ると 4,650人という形になります。前回は61日間で延べ16万 1,000人でしたので、日で計算すると 2,640人で、約 2,000人ほど多いという、これはあくまでも延べ人数でございます。

 次に、収支につきましては現在集計中でありますが、全体予算としては約1億 3,000万円程度で、若干の黒字になるというふうに見込んでおります。主な収入は負担金補助金及びチケットの売上収入で、支出は人件費、会場設営費、商品輸送、広告宣伝費等でございます。

 次に、今回、イベント全体の統括として神谷利徳総合プロデューサーを起用しました。神谷氏は、理事会や運営委員会そして産業振興部会等で会議の中心となり、地元陶磁器業界の意識改革に奔走するなど、十分にその責務を果たしていただきました。神谷氏提案のエンドユーザーによるレッドカーペットの開催や、今回初となる公式ガイドブックの作成、そして陶磁器業界並びに市民、委員並びにボランティア等が参画した産業振興部会の行う事業は高く評価されました。

 次に、今回の評価ですが、全体としては成功だったと認識しております。産業振興部会は神谷氏により、陶磁器業界及び市民委員に対してやってみたいイベントの提案をしてほしいと。ただしボランティアが基本で、みずからやれることが前提という提案から始まった事業でありました。

 実施されたイベントの多くは、先ほど言いましたように好評で、参加した市民ボランティアからも同様な感想をいただきました。参加した市民ボランティアの皆様を通じて、今後の地域の活性化につながるきっかけができたとの意見をいただき、今回知り合った力になる人材を育て、今後につなげるようにしたいと考えております。また、松浦議員を初め陶磁器関連にかかわる議員の皆さんも、今後もより積極的に参加していただきたいと感じております。

 最後に、今後の方向性についてですが、第9回のフェスティバルの特徴は、1、産業振興の視点、2、タイル分野を取り入れたこと、3、市民ボランティア等の参加による産業振興部会の活動等が上げられます。

 今回の総括については現在、分析中でございます。来年3月ごろに報告させていただきます。なお、次回の開催については現在はゼロベースで考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 7番 松浦利実君。

   〔7番 松浦利実君登壇〕



◆7番(松浦利実君) 御答弁ありがとうございました。市長の並々ならぬ決意を感じましたし、やはり人と人とのネットワークというのは非常に大切なもんだなというのをつくづく感じました。

 それでは、4点ほど再質問をさせていただきたいと思います。

 1、再度ですけども、被災地の瓦れき対応についてお聞きをさせていただきます。

 先ほども春田先輩議員のほうからもありましたけれども、瓦れきの処理が進まない以上、復興はあり得ません。復旧段階であると同時に、まだ被災後ではなく被災中であるというのが現状です。石原慎太郎東京都知事は記者会見において、「みんな自分のことしか考えない。日本人がだめになった証拠の一つだ」と嘆くとともに、持ちつ持たれつで救うべきだと述べられました。それに対して、都民の対応はさまざまでありましたけれども、私は、「東京都民でよかった」という一人の女性の言葉に私は心を打たれました。日本は古来より、「情けは人のためならず」のことわざにあるように、人と人とが助け合い、思いやりを持って結び合う結(ゆい)の精神の国であります。放射能物質への懸念を払拭し、国への積極的な働きかけをしていただきたいと考えますが、もう一度御答弁をよろしくお願いいたします。

 2番目、小学生への防災訓練の充実。先ほど週に1回程度のトレーニングの実施はちょっとというような御発言が教育長のほうからありましたけれども、また、日常の防災訓練等を充実させるという御答弁でございましたが、消防庁では平成22年3月、幼少時より子どもたちが防災に興味を持ち、災害時の身の安全の確保、初期消火、応急救護などの発達段階に応じた実際的な防災知識を身につけてもらうことを目的とした防災教材「チャレンジ!防災48」を作成し、県、市、教育委員会、消防長へ配布をされておられます。これに最近は1つ追加がありましたので、実際は防災49になっておりますが、指導者が教育現場に合った項目を選んで、実技的な要素を多く含む実践的な教材であるというふうにお聞きをしております。このことを教育委員長、御存じでしょうか。また、そのことが防災教材の今後の活用に役立つというふうに考えておりますが、その辺の御所見をお伺いしたいと思います。

 3番目でございます。消防団員の確保。先ほど女性団員の中で消防長が、消防団活性化委員会という言葉をお使いになられまして、その消防団活性化委員会の構成、役割、目指すべき方向性について御答弁を願いたいと思います。

 また、女性消防団と同様と言うとおかしいですけれども、婦人女性防火クラブ、既存の女性組織としてあるわけでございますが、原点は家庭の防火ということでございますが、最小地域の防火防災活動、高齢化社会に伴う福祉活動の面からも、婦人女性防火クラブは大切な組織と考えますが、現状と今後の方向性についてお聞かせを願えればと思います。

 4番目、先ほど経済部長のほうからまだゼロベースでというような国際陶磁器フェスティバルの検証でございますが、ぜひとも、この国際陶磁器フェスティバル美濃 '11の検証について再度、まずは現段階の11年、今回のフェスティバルの検証が大切な次へのステップになるというふうに考えておりますので、今後の検証についての具体的なスケジュールについてお聞かせ願いたいと思います。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

   〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 東日本大震災から学ぶべきこと、一つ答弁をつけ加えさせていただきますので、お願いをいたします。

 極限になって自治体職員は何をしなければならないのか。実は何を行ったのかという特別な研修を行います。これは、南相馬市の市民課長庄子まゆみさんを多治見市役所に招いて、あの修羅場の中で南相馬市の市民課長は何をどう闘ったのか、この研修を行います。期日は来年の1月27日の金曜日。午後行います。詳細はまた議会の皆さんにも御案内を差し上げます。場所は産業文化センターの5階の大ホールというようなことです。

 実際に南相馬市で自衛隊が撤去命令が出る、みんなが引き上げていく。しかし最後のとりでというのは南相馬市の市役所の職員でした。最後まで市庁舎でしっかり頑張り切る。そこに多くの遺体が運ばれてくる。火葬をすることができない。火葬場が動かない。そのかぎをあける。そして燃料がない。ガソリンスタンドに行って、ガソリンスタンドの人も逃げているからそこから重油を持ち出して火葬をする。本当に首長としての苦悩もあったんですけれど、生で現地でしっかり最後まで闘った南相馬市の市民課長をお招きし、自治体職員の使命感、あるいは最後のとりでとして何をするのか、これは本市の職員の研修を行いますので、ぜひとも議会の皆さんもこうした機会はないと思います。この研修については、本年度新入職員が企画立案をしたと。そしてこういう方をお呼びをして、実際、公務員としてのもう一回自分たちの気の引き締めと同時に、現地現場で何が起きていたのかと、しっかり生の声を聞く、こんな研修を行いますので、お願いをいたします。

 次に、瓦れき撤去の関係ですが、先ほど春田議員に詳細に御答弁を申し上げたとおりでございます。国がしっかりとした基準を示してください。これは科学性と論理性の2つをしっかり基準を示した中で、本市はしっかり検証をし、どうしたらお互い、お互いさまとして復興ができるのかというようなことをしっかり再度検討をいたします。東京都が独自でできるというのは、それだけの人材とそれだけの機械を持っている。その機械を分析し、自分たちで処理をする能力がある、本市にはそれがないというようなことです。

 決して、春田議員にお答えしたとおりに、腰を引いてる、あるいは他力本願、こんなような考えは持っておりません。機会あるごとに私は東京に行って、国がしっかりとした基準を示してください。その基準がしっかり多治見市に帰って地域の皆さん、市民の皆さんの御理解、納得を得るように市長として頑張ります。そのときには、県内では当然のことながら恐らく一番に受け入れをすることができるでしょう。ですから感覚、感性ではなくて、国が科学的、論理的な基準をしっかり示してください。これをさらに強く国に対して発言をしてまいります。



○議長(若尾靖男君) 教育長 村瀬登志夫君。

   〔教育長 村瀬登志夫君登壇〕



◎教育長(村瀬登志夫君) 小中学生の防災訓練につきまして再質問いただきました。総務省消防庁が作成しました「チャレンジ!防災48」は市の教育委員会へ2冊届いております。内容は大変すばらしいものでございます。しかしながら各小中学校分はございませんので、工夫しまして、各小中学校の防災教育に今後役立ててまいりたいと考えております。



○議長(若尾靖男君) 消防長 加藤英治君。

   〔消防長 加藤英治君登壇〕



◎消防長(加藤英治君) 消防に関して2点再質問をいただきました。

 まず1点目の、消防団活性化委員会の構成、役割、目指すべき方向についてでございますけれども、消防団活性化委員会の構成ですが、私の記憶しているところでは、各分団の部長さんたち、部長クラスで集まっていただいて、毎月だったか隔月だったかちょっと記憶ございませんけれども会議を開いていただいておりますけれども、一番最初に消防団活性化委員会をつくりましたのは、平成19年に消防団活性化計画をつくろうということで、この委員会を立ち上げたというふうに記憶しております。

 議員もよく知ってみえると思いますけれども、消防団というのはそもそも火消し消防から始まっておりまして、火を消すということに強いプライドと意識を持ってみえます。そういった中から、昨今、今地域で求められております地域の防災、そういったものにもっと目を向けていただこうということを主眼にいたしまして、消防団活性化計画を平成19年に取り組みまして平成20年、平成21年、平成22年のこの3年間の計画を立てまして、現在その計画に沿って運営してるわけでございますけれども、中身といたしましては、消防団事業の見直しですとか、それから消防団員の確保、そういったものをどうやってやったらいいかということを、消防団とそれから消防本部のほうも事務局で入ってお手伝いをしながら進めているというものでございます。

 それからもう一点の、女性防火クラブでございますけれども、これは昭和42年に結成されまして、一時は 400名ほどクラブ員がおみえになりました。これは連合婦人会、婦人会と一体となって、婦人会に加盟してみえる方が女性防火クラブの会員になって活動をしていたということでございまして、一時は 400名ほどおみえなりましたけれども、平成21年にはそれが10名ほどにまで減りました。これは婦人会がなくなっていくにあわせて、住民が減ってきたということでございまして、今年度もう少しやはり会員をふやしていかないといけないということで取り組みまして、現在30名ほどにふえて、その30名の方で活動を行っていただいております。

 活動の内容でございますけれども、住宅用火災警報器の地域の普及でございますとか、防災訓練でのたき出し訓練、火災予防運動での広報ですとか出初式での防火パレード、そういったことを今行っていただいております。これからもこの女性防火クラブは必要だというふうに思っておりますけれども、何せやはり高齢の方が多いもんですから、消防本部としても、何とか、例えば女性消防団のほうにこういったことを移行できないかということも考えましたけれども、年齢を考えるとなかなかすっといかないということもございまして、今言いましたように、消防団の活性化計画を今つくっておりますので、来年度平成24年度からまた発足いたしますので、その中で消防団と一体となって、女性団員の確保、勧誘に努めていきたいというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 経済部長 佐橋政信君。

   〔経済部長 佐橋政信君登壇〕



◎経済部長(佐橋政信君) 国際陶磁器フェスティバルの検証の具体的なスケジュールですが、来年1月ごろに運営委員会で協議し2月ごろに理事会、これは実行委員会を兼ねてです、そこに諮り3月ごろに報告できるように進めてまいります。その過程では先ほど議員から御指摘のございました会場でのアンケート、それも踏まえてそのような報告にさせていただきます。よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 本日の会議は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。

 消防長 加藤英治君。

   〔消防長 加藤英治君登壇〕



◎消防長(加藤英治君) 申しわけございません。1点修正をさせていただきたいと思います。消防団活性化委員会なんですが、昨年度までは部長クラスで編成しておりましたけれども、今年度は重要案件が山積みのため、分団の副団長が活性化委員になっているということでございますので、よろしくお願いいたします。

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△散会



○議長(若尾靖男君) 本日の会議はこの程度にとどめ、本日はこれをもって散会いたします。

   午後5時00分散会

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 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。

  平成23年12月14日

               多治見市議会議長   若尾靖男

               多治見市議会副議長  各務幸次

               多治見市議会議員   安藤英利

               多治見市議会議員   仙石三喜男