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岐阜県 多治見市

平成23年  9月 定例会(第5回) 09月26日−04号




平成23年  9月 定例会(第5回) − 09月26日−04号 − P.0 「(名簿)」








平成23年  9月 定例会(第5回)



議事日程

 平成23年9月26日(月曜日)午前9時開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 市政一般質問

 第3 休会期間の決定

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本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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出席議員(24名)

          1番    山口真由美君

          2番    森  厚君

          3番    寺島芳枝君

          4番    古庄修一君

          5番    水野正太郎君

          6番    柴田雅也君

          7番    松浦利実君

          8番    山中勝正君

          9番    若尾敏之君

         10番    三輪寿子君

         11番    若林正人君

         12番    林 美行君

         13番    加藤元司君

         14番    若尾円三郎君

         15番    安藤英利君

         16番    仙石三喜男君

         17番    加納洋一君

         18番    井上あけみ君

         19番    石田浩司君

         20番    各務幸次君

         21番    岡田智彦君

         22番    嶋内九一君

         23番    若尾靖男君

         24番    春田富生君

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説明のため出席した者の職氏名

         市長          古川雅典君

         副市長         木股信雄君

         企画部長        青山 崇君

         総務部長        服部知明君

         福祉部長        渡辺哲郎君

         市民健康部長      水野高明君

         経済部長        佐橋政信君

         環境文化部長      佐藤喜好君

         都市計画部長      細尾 稔君

         建設部長        堀江義英君

         水道部長        若尾正人君

         消防長         加藤英治君

         会計管理者       平井純子君

         教育委員会事務局長   纐纈崇治君

                     町井好夫君

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職務のため出席した事務局職員

         事務局長        石丸正之

         書記          水野浩則

         書記          山本元太郎

         書記          後藤紀男

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△開議

   午前9時05分開議



○議長(若尾靖男君) これより本日の会議を開きます。

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△第1 会議録署名議員の指名



○議長(若尾靖男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、5番 水野正太郎君、6番 柴田雅也君の両君を指名いたします。

 なお本日の会議は教育長が災害対策のために欠席の申し出がありましたので、了承いたしましたのでよろしくお願いいたします。

 それでは、ここで市長から昨日までの災害の状況について説明を求めますので、よろしくお願いします。市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) まず冒頭に、ただいま美濃市からごみ収集車、パッカー車1台が到着をいたしました。そのお礼と出発のために開会がおくれましたことをおわびを申し上げます。

 本日、午前8時から災害対策本部を実施をいたしました。その概要について簡単に御報告を申し上げます。

 まず、今回の台風15号の被害の概要を申し上げます。

 市内全市におきまして床下浸水 155戸、床上浸水 181戸、合計 336戸が被害を受けております。

 次に、根本小学校4年生の捜索状況について報告をいたします。

 この三連休3日間ほぼ毎日、延べ約 500人体制で捜査を行いました。最終的には名古屋港まで捜査の手を広げるというようなこと、春日井市消防本部、名古屋市消防本部及び愛知県警の協力も得ております。しかし、いまだ発見には至っておりません。

 昨日、午前9時から9時30分まで、御両親と市長、警察、消防及び教育委員会と意見交換をいたしました。この体制を人数は縮小をするということはやむを得ませんが、何とかこの捜査体制を継続をしてほしいと、大変強い要望がございました。

 加えまして、小学校4年生が行方不明でいまだ発見をされていない、このことを市全体に広報をもっとしてほしいという御要望がございました。まず、教育委員会がつくります各PTAに対する行方不明者の特徴を書いたビラを1枚つくって、緊急に各PTAにお配りをして、協力依頼をする。

 広報たじみは、直近のところに顔写真、あるいは行方不明当時の服装等をしっかり明記し、市民に徹底をする。防災行政無線1日に3回この放送をしっかり流し、さらに捜査の拡大をしていくというような状況でございます。

 この三連休の 500人体制ということを、もう日常業務に入っていきますのでとることができませんが、人数を縮小しながら教育委員会、多治見市職員、警察、消防、地元町内会、区、PTA、こういった各種団体の皆さんの御協力を得、一刻も早い救出に努めていく、このような確認をしております。

 次に、避難状況について説明を申し上げます。

 最後まで開設をされていたのが、昭和小学校の避難箇所でございます。3世帯8人の方がいらっしゃいましたが、9月26日の朝までに避難所の利用が終了いたしました。したがって、9月26日月曜日、午前9時をもって昭和小学校の避難箇所は閉鎖をいたしました。

 しかし、この3世帯8名の方については、いまだに自宅に帰ることができません。市営住宅を用意し、そこに3世帯8人の方に入居を即刻していただくということを決定をいたしました。本日午後までに3世帯8人の方は入居することができます。ここは電気、あるいは家具等についても最小限のことをしっかり用意をし、お迎えをするというような状況になっております。

 次に、災害ボランティアセンターの活動について報告をいたします。

 災害ボランティアセンターを即刻多治見市総合福祉センターに設置をし、サテライトとしては昭和小学校体育館を準備をし、平和町を中心とした瓦れきの撤去等について活動を行いました。

 ボランティアの延べ人数は 109人が参加をしていただきました。これまでにそのボランティアをぜひお願いをしたいと言われた件数が44件、この44件に対して 109人のボランティアが動きました。25日までに瓦れきの撤去等、畳の搬出等については、おおむねの完了をみております。

 最後に、廃棄物の状況について説明をいたします。

 まず、概要でございますが、平和町等の水没状況については、平成12年より明らかに範囲は広い、甚大である、こういうような分析でございます。加えまして、愛岐道路が完全に閉鎖をされておりますので、パッカー車の移動距離が非常に長いというようなことと、渋滞に巻き込まれる、こういうような状況でございますが、環境文化部長からの概要の報告ですと、全体瓦れき量の約7割までが処理が行われている。残り3割について全力を尽くすというような状況でございます。

 現在、床上、床下浸水の場所の瓦れき等の仮置き場は、大畑センターに設置をしております。これまでに畳約 1,000枚、家具、そして家電等については、もうこういう事態になっているから、ルールを拡大解釈をし、家電も持って来てもらおう。加えまして、事業系の陶器、あるいは洋服、こういった事業系についても搬入を許可をするというようなことで最大限動いております。

 この三連休につきましても、環境課の職員が全力を挙げて瓦れきの撤去、加えましてその後、消毒を直ちに実施をするというようなことで、現在懸命の復旧に努めております。

 以上、本日の8時の時点の災害対策本部の対応及び概況について報告をいたしました。



○議長(若尾靖男君) 24番 春田富生君。



◆24番(春田富生君) 今市長の報告をいただきました。床上浸水が 181と言われましたね。我々この間いただいた資料は、9月22日付の企画防災課が作成されましたこの資料、これ床上が 187となってますが、この違いはどういうことでしょうかね。



○議長(若尾靖男君) 総務部長 服部知明君。



◎総務部長(服部知明君) この連休中に税務課が現地の災害調査をした件数ですので、まだ行っていないところがあるかもしれませんが、いずれにしましても災害調査した件数でございます。



◆24番(春田富生君) これが、22日の分であるのか。



○議長(若尾靖男君) 総務部長 服部知明君。



◎総務部長(服部知明君) ただいま市長が説明いたしました件数が災害調査した件数でございます。



◆24番(春田富生君) じゃあ、この 187は何か。



○議長(若尾靖男君) 企画部長 青山 崇君。



◎企画部長(青山崇君) いろいろ数字が錯綜してございますが、最初御質問いただいた数は、正確な調査ではなくて、例えば目視でずっと見ながら床上まで水がつかった跡というようなものを調べた速報値ということで御理解いただきたいと思います。

 今市長が申し上げたのが、この三連休も含め税務課の職員が詳細に調査をした結果の数字だというふうで御理解をいただきたいと思います。

 この3日間の数値が、けさ災害対策本部で報告されましたが、引き続き調査をしておりますので、今後少しまた数字がふえる可能性がございます。あわせてこの点も御理解いただきたいと思います。

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△第2 市政一般質問



○議長(若尾靖男君) それでは、日程第2、市政一般質問を行います。

 質問者は、登壇の上質問されますとともに、できるだけ簡単明瞭に質問されますようお願いいたします。

 なお、執行部におかれましても、簡単明瞭にして的確なる御答弁をお願いいたします。

 それでは、最初に、18番 井上あけみ君に発言を許可いたします。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕(拍手)



◆18番(井上あけみ君) 市民ネットワークの井上あけみでございます。今回、市長の報告にありましたように、15号の水害によりましてこの議会も変則的な日程となりましたが、きょう2日目の一般質問、精いっぱい頑張りたいと思います。

 この水害により被害を受けられた方にお悔やみを申し上げますとともに、そして私たちはこの災害を教訓として、また12月議会にしっかりとした議論をしていきたいと思っております。

 それでは、私は大きく4項目について質問をいたします。

 まず、第1回目の質問です。多治見市老人福祉センターにおける入浴施設の継続についてお伺いをいたします。

 御存じのように、総合福祉センターの施設管理は、当初から市の委託事業であり、平成18年4月からは指定管理による運営と変わっていますが、老人福祉センターも含め一貫して多治見市社会福祉協議会が行ってまいりました。

 多治見市内には、合併した笠原町を加え、4つの福祉センターがあります。当時は介護保険の制度も創設されておらず、介護施設への入所等も行政の措置として行われており、入浴サービスはその他の元気なお年寄りの健康増進、レクリエーションの場という位置づけで、ヘルストロンやマッサージ機などがある娯楽室とともに、現在まで無料でこの入浴サービスが続けられてきたわけです。ふれあいセンター姫には、この入浴サービスはありません。

 本題に入ります。この太平町の老人福祉センターについては、入浴サービスについては再来年には廃止、入浴設備そのものを取り壊すというお話がありますが、事実でしょうか。事実とすれば、その内容についてお伺いをいたします。

 サンホーム滝呂や笠原町の福祉センターについても同様の方針でしょうか。

 私のもとには、有料化しても継続を望む声が届いています。今回3月11日の東日本大震災の被災地では、被災住民にとっておふろに入ることがどんなにありがたかったかという声も聞こえており、災害時の入浴施設の確保という点からも、有料化して継続することも検討されるべきと考えますが、いかがでしょうか。

 また、どうしてもということであれば、廃止後の利用はどのように考えているのでしょう。

 以上が、最初の質問です。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。

    〔福祉部長 渡辺哲郎君登壇〕



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 老人福祉センターにおきます入浴施設の廃止についてお答えいたします。

 まず、廃止の理由でございますけども、総合福祉センターにあります太平老人福祉センターの入浴施設は、1日当たりの平均利用者が約40人と少ない上に、そのほとんどが同じ利用者であるのが現状でございます。今後、大規模な修繕が必要な際には、多額の費用が見込まれることから、第6次行政改革大綱において、総合福祉センター内のおふろについては、平成24年度末をもって廃止するとの方針を決定したところでございます。

 次に、サンホーム滝呂内の滝呂老人福祉センターとかさはら福祉センターにある入浴施設はいかがとの御質問でございますが、両施設の入浴施設につきましては、第6次行政改革の検討の対象になってはおりません。現行どおり継続の予定でございます。

 しかしながら、今後大規模な修繕の必要が生じる場合には、廃止を含め検討してまいる考えでございます。

 それから、もう一つの御質問で廃止後のスペースの利用計画についてでございますが、今のところ研修室とか会議室などの改修が考えられますけども、具体的な検討はこれから行ってまいる予定でございます。

 最後に、災害時の入浴施設としても存続させるべきではないかとの御質問でございます。これにつきましては、多くの家屋に被害が及び、避難が長期化するような災害時においては、避難者にとって入浴施設が必要であることは認識いたしております。

 しかしながら、いつ発生するかわからない非常時のために経費を投入し、施設を維持することは困難であると考えます。

 それよりも、どの地域、どんな場所でも避難者のニーズに対応できるような仮設の入浴施設を設置するなどの方法が、災害時には必要ではないかと考えております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 入浴施設を利用される人が少ないという御回答だったんですけども、なぜ少ないか考えたことがございますでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) それは、当初の状況と違いまして、今各家庭におふろもありますし、いろんな銭湯等もできております。そういうところに行ってみえるかというふうに認識しております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 銭湯といっても温泉だと思うんですけれども、入浴料金は大変普通に比べて高い。にもかかわらず、無料であるこの施設の利用が少ないんですけれども、それは私が考えますに、PRというものもされていない。それから、貴重品を持って入ることもできない。それから、無料ということで、その施設に投資というか、例えばグリーンを配置したりとか、そういう気配りですかね、そういうものもされていないっていうことも一つあるかと思います。

 それで、現実に利用されている人の中には、自宅におふろのない方もお見えですし、私がやはり不思議だなと思うのは、多治見市はいつも 100かゼロかというやり方です。予防接種にしても、全額負担か全額無料か、すべてそういうやり方なんですけれども、やはりそういうふうではなくやっていく一つの試みとして、いきなり廃止ではなく、有料化をして存続をするような、そういう試みも挑戦してみる、やってみる価値はあると思うんですけれども、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 有料化につきましても、行政改革の大綱の中で検討いたしました。しかしながら、その費用対効果を考慮しますと、やはり有料化というよりも、廃止というほうが適当であると考えました。

 現在、老人福祉センターにおきます年間費用が、おふろで 750万円ほどかかっております。現在40人ほどの利用でございます。それが 250日の年間利用と仮定しますと、1人当たり 750円当たりというふうになります。そのような値段が果たして理解ができるかどうかということも、疑問であると思います。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) もっともなように聞こえますけども、実はやっぱりもっともではないというふうに私は思います。

 ほかのこういった入浴サービスをしている福祉センターなどでは、やっぱり有料化をされているところもあります。それならば、なぜそれだけ経費がかかったということですけど、なぜ例えば他の笠原町にしても、サンホーム滝呂にしても、無料化をそれだけ経費がかかっていながら、なおかつまだ無料化で続けていこうというわけですので、やっぱり矛盾があると思います。

 それで、宣伝とかいろんな工夫によって利用される方は、たくさん見えるので、そういう工夫をされるべきではないかと思います。

 実は、今回平和町の方のところにお伺いをしたときに、おふろどうされましたかって聞きましたら、近くの温泉に行って入ってきましたと言われました。そこは2世帯というか、隣続きでお父様御夫妻と息子さんたちがみえて、またそこに親戚の遠くから片づけにいらした方がみえて、それで10人以上だったと思うんですけれども、おふろ入るだけで1回全部合わせると 7,000円かかるわけですね。

 そういう中で、例えば総合福祉センターがどうも故障してたみたいなんですけども、お風呂が。どこか別のところの入浴施設を使ってみませんかというような、そういう声はかかってないわけですね。

 もちろん、本当にさまざまな心配りを市長さんもしていただいてるんですけども、やはりそういう点でいま一つ欲しいなという気がしたんですけれども、そういう意味でもやはり有料化をしてみて、どんだけそれをお客さんというか、利用者を呼び込むとか、そういう試みをしないでいきなり廃止というのは、やっぱりいけないと思うんですね。その辺矛盾に感じませんでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) まず、なぜ今度福祉センターかといいますと、今言われましたかさはら福祉センターは、デイサービスと相互で使っております。また、サンホーム滝呂につきましては、福祉センターよりも建設年度が遅くありまして、福祉センターほど大規模な修繕というのはまだ見込まれておりません。しかしながら、順次というふうに考えておりまして、一気に行政改革で廃止するのではなくって、順番にやっていきたいという考えでおります。

 それから、有料、今の状況でございますけども、先ほど40人というふうに言いましたが、ほんと固定の方です。だから、できた当初は本当に介護保険も入る前で、老人の来る方にも娯楽をということで、健康リフレッシュということでやってきたんですけれども、やはり最近はいろんな教室、いろんな生きがいづくりとか、そういうことに力を入れてきまして、やっぱりふろ自体が今の老人施策に必要であるかということで、そういうことから検討した結果でございます。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 災害時において仮設のおふろを設置するからいいというふうにおっしゃいますけども、やっぱりそれかなり大変だっていうのを聞いていますし、40人しか、しかも固定の人しか入らないには、それなりの理由があって、もっと利用していただく工夫っていうのはいっぱいできるんです。

 それは、私が経営者だったら、ほんとに来てもらうためにいろんな工夫をすると思うんですけども、今はここでは用意された回答を変えますとか検討しますということはできないかもしれませんけれども、一度私の提案を本当にもう一度内部で考えてみていただきたいというふうに思います。これは要望とさせていただきます。

 では議長、2回目の質問に移らせていただきます。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) それでは、大きい2項目について質問させていただきます。

 この質問は、親子で遊ぶところが少ない多治見市民が、日本一暑い夏をどう過ごすかということと、この東濃の3市がお互いに財政的に苦しい状況の中から、どうやって協力しあっていくかがテーマです。

 広域行政事務組合という組織がありまして、私もその広域議員を2度務めさせていただきました。その経験から申し上げるのですが、それなりの役割は果たしているのですが、最終処分場や前期の第6次総合計画でしたかね、また今の焼却場とか処分場が限界に来たときには、また広域で考えたいという話もありましたけれども、そういう問題も前にありまして、それから情報システムの共同運用など、大きな事業はことごとく挫折していると私は認識しております。

 合併が挫折したのだから、無理だよという声も聞こえてきますが、そこは小さな事業から協力しあい、お互いの信頼関係をつくり上げていく努力こそが大切ではないでしょうか。

 本当にことしの夏も暑かったです。多治見市民はこの暑さを自慢しているのかといえば、まさか本心で自慢している人はいないと思います。そして、自分が住まうならば、少しでも快適に過ごせるまちがいい、涼しく過ごしたいと思っているはずです。

 打ち水もゴーヤのカーテンも結構ですが、夏休み親子でプールに行こうと思ったとき、どこへ行くとお思いでしょうか。学校開放プールでしょうか。確かに、行くところがなければ、滝呂小学校は見晴らしもいいそうですので、行くかもしれません。しかし、貴重品や着がえを入れるロッカーもなければ、小さい子用のプールを初め、波うち、流水プールは当然ありません。それで皆さん小牧の温水プールや土岐市の市民プールへ行きます。

 しかし、その土岐市の市民プールは、建設以来大分時がたち、毎年何らかの故障が起き、手当てをしながら続けていますが、大規模修繕が必要になれば廃止を考えたい、−−先ほどのおふろと一緒ですけれども、ということです。そして廃止となれば、この日本一暑いこの地域に、庶民のための市民プールはゼロになってしまうわけです。

 そこで、単刀直入にお伺いします。土岐市のではなく、東濃の市民プールの存続のために、多治見市ができることはありませんか。具体的には、「大規模修繕が必要なときに、御相談をしてください。うちの市民もお世話になりますし、御協力を検討できたらと思います」というようなことを言っていただけないかということです。

 これを、今まで多治見がそんなことをしてもらってないから、だめだとか言うのではなく、まずこちらから申し出る、そういうことが大事かと私は考えておりますが、いかがでしょうか。これが大きな2項目目の質問でございます。よろしくお願いします。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。

    〔環境文化部長 佐藤喜好君登壇〕



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 市のプールに関しましては、8月の土曜日、日曜日は市内の小学校3カ所(精華小学校、滝呂小学校、北栄小学校)でございますが、においてプールの一般開放を行っており、今年度は6日間で親子を中心に 672人の利用がありました。それ以外につきましては、正確には把握しておりませんが、多治見市近隣には幾つかの公営プールがありまして、それらを利用されているというふうに考えているところでございます。

 なお、市内の小学校のプールの一般開放は、市民プールが廃止された平成17年度から8月の土曜日、日曜日に実施しており、今後も継続する予定でございます。

 土岐市民プールに関しましては、プールなどの体育施設に限らず、広域で施設を管理運営することは効率的な利用方法の一つではありますが、現状では土岐市民プールの修繕費を負担するというような考え方はございません。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 今、第6次総合計画で財源をどうするかということでシビアな議論がされております。この次の質問の中でもまたそういう財政問題が出てくるわけですけども、東濃で協力しあえるものは協力したほうが、経費削減ということもありますけれども、大規模化することによってもっと大きい魅力というものも出てくるかと思います。

 このテーマとは関係がございませんけれども、意匠研究所の問題とか、岐阜県も含め4つの似たようなもの、組織があるということで、その統合を求める声も私のもとには届いております。そういう中で、東濃の市が一つずつ協力しあうことによって財源を減らせると同時に、最終的には皆様合併ということがあるかないかはともかくとして、いざというときにはそういう根底があれば、挫折することもなかったかと思います。

 だから、小さなことですけれども、考えがないということではなくって、そういうふうにやれるかどうか検討してみるということが必要だと思います。「やれません」じゃなくって、本当にやったらどうなるか、いや、どうやったらスムーズにやれるのか、そういうことをまず考えなければ、もうやれませんというそれだけでは進歩がないと思うんですけれども、市長いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 土岐市民プールの費用負担については、ただいま担当部長がお答えしたとおりで、基本方針はしっかりしております。

 ただ、広域行政の関係として東濃3市の中で多治見市が管理者です。従来よりも関係は非常に綿密になってきた。いわゆるかみしもを脱いで、きちっと議論ができる雰囲気及び環境ができてきている、こういうふうに分析をしております。

 次に、意匠研究所、同じようなものが4つもあるから、1つにしろ、この考え方には、私は全くくみしません。本市の多治見市意匠研究所の他の団体との比較からすれば、大きく頭3つも4つも飛び出しているようなレベル、今回国際陶磁器フェスティバルのグランプリの受賞者及び多くの入賞者、この関係からすると、本市が例えば2番手、3番手ということであれば、合併統合というのも議論の余地があると思いますが、これだけの少ない費用の負担で日本に、あるいは世界に人材を輩出している意匠研究所の直ちの統廃合というようなことについては、現在考えておりません。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 私も直ちにそういうことをせよって言ってるわけじゃなくって、将来的にはそのほうが東濃全体の美濃焼というスケールを考えたときに、それを多治見だけではなく、共有化する中でもっと大きく発展することができるんじゃないかという、そういう視点の違いだと思うんですけれども、そういう考えでおります。

 それで、土曜、日曜しか親子はいないわけではなく、夏休みとかあるわけですけども、小さい子どもさんは大きな学校のプールでは、やっぱりなかなか遊びにくい。楽しくやっぱり遊びたい、そこに行って楽しいというそういう思いを、行くところがない多治見の親子のことを考えていただいて、開放してるからいいわとか、そういうふうじゃなくて、本当にロッカーもないので貴重品も持って行けないような、そういう学校のプール、最低限の措置ですよね。

 だから、もっとそこで消えてしまってなくなっちゃう可能性があるわけですよ。ことし土岐市は何か水が抜けたとか、波うちが故障していたのですかね、そういうことなんですけども、一番暑い地域に住んでて、そういう楽しみをやっぱり保障してあげる。どっか小牧でも行けばいいと思ってらっしゃるのかもしれませんけど、そういう発想がなぜないのかなというふうに思いますよ。

 少しでもいいから、そういうことを声かけ、考えることがやっぱり私は大事ではないかと。もうやれません、本当にそういう答弁は寂しい答弁だよなっていうふうに感じましたけど、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 平成17年に現在のプールが廃止されたのでございますが、当時の議論で、もちろん日々のといいますか、かなり老朽化しておりまして、その時期時期の修繕費がかなりかさんできた。そして、さらに新しい施設を整備しようとする場合、数十億円というような相当の費用が必要になるということで、いわゆる市全体としてどういう事業にその財政、お金をかけていくのか、そういった優先順位の議論の中で最終的に廃止というような格好に至ったということでございます。

 現在、それを補完する意味で、大変貧弱ではありますが、学校施設の開放ということで当初は1施設ぐらいからだったと思いますけど、今は3施設というような格好で広げてきております。こういった取り組みは決して十分ではないかもしれませんけれど、限られた財政の中で、かつ市として行政の行うサービスの優先順位の中で、今後も鋭意検討しながら対応してまいりたいと思います。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 私もプールの建設費とかどのくらいかかるか、もちろん調べましたし、多治見で新たにつくれなんていうことは、口がさけても言うつもりはありませんが、あるものをやっぱり大事にしていくその気持ちをあらわしてほしいということです。

 どうしてもやれないというなら、例えば学校開放プールにロッカーなどを設置していただくとか、それとか幼稚園は夏休みがありますよね。そういう小さいお子さんが入って遊べるプールを、例えば小学校だけではなく、そういう小さいお子さんも親子で遊べるような、そういうふうな形を新たに例えば模索をするとか、そういうやっぱり努力というか、そういうことをしないでもうやりませんというのでは、市民に伝えても市民の方は納得できないと思うんですけども、そういうこともされないということですか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 幼稚園とかその他小さな子がどの程度そういった需要があるかどうかといったことも含めて、その御提案に関しましては、一度当方で考えていきたいというふうに思います。検討させていただきます。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) じゃあ、3項目目の質問に入らせていただきます。

 それでは、大きく3項目目の質問を行います。

 学校給食物資の放射性物質の検査についてお伺いをいたします。

 3月11日の福島の原子力発電所の事故以来、牛の稲わら汚染に始まる食品や飲料水、瓦れきの処理に至るまで、放射性物質による汚染の不安はかなり深刻なものになっております。私のところにも、学校給食の素材について心配の声が届いていますが、教育委員会にも恐らく届いているのではないでしょうか。

 あの日以来、日本人は日常的に放射能にさらされていると考えてもよいと思います。その中で、少しでも汚染が少ないものを選んでいくしかありませんが、その判断の根拠となる数字を知るための測定器が圧倒的に不足をしております。

 名古屋では、市民グループが科学者高木仁三郎さんの基金からの寄附も受けて、名古屋生活クラブの中に市民放射能測定センターを開所する運びになり、昨日開所式が行われました。私も行って参りました。測定条件や前処理の方法の検討、市民用の測定マニュアル、測定方法の講習会の実施、測定料金の設定など、ほぼ終わったとのことでございます。彼らは、国や自治体が本来すべきことなのに、やってくださらないから、待っていられないというふうに言っていました。

 一方、岐阜県では大垣市が学校給食の食材の放射線量を測定する食品放射線分析システム(スペクトロメーター)1台を給食センターに導入することを発表しました。実際に入荷されるのは11月ということなので、それから現実に作業が始まるわけなんですけれども、食品の放射能汚染については、思うより汚染が進んでいると考えられます。私のもとにも、市民からの問い合わせがあります。多治見市も対応できる放射性物質の分析測定器を持つべきと考えますが、いかがでしょうか。これが3項目目の質問です。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。

    〔教育委員会事務局長 纐纈崇治君登壇〕



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) これまで多治見市の学校給食では、安全な食材の購入のために国、あるいは県からの出荷制限等の情報に留意しながら対応をしてまいりました。

 今後も国や各県が公表する食品の放射能汚染の測定結果及び独自にさまざまな機関で検査が実施をされます、その検査等の情報を収集しながら、慎重に給食物質の選定に努めることで、安全安心な給食を提供していくことができると考えております。

 現在のところ、提案の測定器を購入するという考えはございません。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 現在のところ、測定器の購入のお考えはないということなんですけれども、例えば愛知産シイタケひとつ例にとりたいんですけれども、愛知県産のシイタケ、あるいは岐阜県産のシイタケいろいろありますけども、シイタケのその原木の6割が福島産だということは御存じでしょうか。産地としては福島とは出ません。愛知県産、あるいは岐阜県産として出てまいります。

 そういう中で、とれたところがここだから大丈夫でしょうとか、そういうふうにはなりませんし、それからもう既に汚染された腐葉土が沖縄県までホームセンターで販売をされていたということもありますし、稲わらは当然なんですけども、本当に市民は不安に思っています。

 購入をしないということの本当の理由というのは、どういうものなのかなと私もいろいろ考えてみました。予算的には 400万円から 500万円ぐらいのものです。検査はちょっと勉強すれば、簡単にできるわけですけれども、実際に検査したときに、ある程度の数値が出たときに、どういうふうに多分対応していいかどうかわからないということもひとつあるのかなとか、国の基準としては野菜等は 500ベクレル、飲料水などは 200ベクレルということが、国の暫定基準値として示されているわけですけれども、国の基準をそのまま適用すればいいのか。あるいは、自主的な基準値を例えば10分の1ぐらいにしていけばいいのか、そういうところが多分私が管理者であっても、悩ましいだろうというふうには思います。

 けれども、例えば多治見市が平成25年度には医療費の無料化の拡充を図るとか、いろんなことをされますけれども、現実に子どもたちはわからないままの、多分安全だろうと思うのを前提にして、それを日々食事食べるわけですね。

 それが蓄積をされていくことを思ったときに、その医療費云々よりも前に、そういう例えば放射線の影響というのは、がんとかすぐ思い浮かべますけど、それだけじゃありません。高血圧とか、もっといろんなさまざまな、これが放射線障害かと思うような病気、普通一般の病気がどんどん出てきます。それに対して予防的な措置ができるわけです。

 多治見市の、総じては医療費を減らしていくという、子どもを守っていくという観点に立てば、短い時間で多分そんな検討もできなかったのかなと思うので、現在はということになったのかもしれませんけれども、本当にこれをしっかりやりきるかどうかが、多治見市の子ども政策において真価が問われていると考えますけれども、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 子どもたちの口に入るものの中で非常に量の多いもの、例えば米でありますとか麦、あるいは牛乳につきましては、岐阜県の学校給食会を通じて、あるいは岐阜県の牛乳協会から購入しておりますけれども、こういったものについては、例えば米、麦については平成23年産のものについて放射能検査を学校給食会のほうで実施をするということを聞いておりますし、牛乳も岐阜県の牛乳協会で学校給食用のものの放射能検査を行うということも聞いております。

 ですから、そういった対応をしておりますので、今のところ必要はないというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) その検査の結果の数値というのは、どういうふうに市民には知らされているんでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 教育委員会の教育総務課のホームページで、現在は米とか麦、あるいは食材の産地等は公表しております。こういった結果がもし出れば、同じように公表してまいります。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 県とか国の基準は、その暫定基準値という緊急事態でのものだと思うんですけれども、私まだそのホームページをしっかり見てないので、また勉強させていただきたいと思います。

 学校給食はそういう一つの防波堤というものがあるんですけども、保育園の給食は御近所の八百屋さんとか、そういうところからも買われているということで、私はこの保育園のことについては、学校給食センターに1台そういう機械があれば、保育園のものも対応してやっていただけるから、保育園のことは申し上げないでおきましょうというふうに今回の一般質問考えたんですけども、買わないということですので、保育園の子どもたちの給食については、どのように調べられるんですか。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 保育園につきましては、常に安心安全な食材の購入に努めておりまして、今言われたような調査というのはしておりません。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) それでは、給食センターで購入するようにという形で、教育委員会のほうからは現在はないということでしたけれども、市全体として教育委員会に附属するそういう検査機ではなく、市全体が例えば保育園の子どもたちにも対応できる、あるいは自分が食べているものについてすごく不安があるから調べてほしいという、そういうものにも対応ができるようなことは、小金井市がやっております、現実的に。

 そういうことを市全体として考えていく、今すぐ突然言われても、これ返事はちょっとって言われるかもしれませんけれども、そういう検討は私提案したいんですけども、やりますということは無理だと思うんですけども、検討はしていただけるんでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 放射能等の検査については、国のほうも県に対する補助といったものも考えているようでございますけれども、その範囲もやはり国が今注視をしている関東、東北のところに補助をするというような考え方でございます。

 ですから、我々としては基本的には、このあたりでつくられるものは、先ほどいった堆肥といった問題はありますけれども、そういったことを考えても、それが直ちに健康に被害を与えるような量のものが、このあたりに出回るということはないだろうというふうに考えておりますので、今福祉等で使うものも、基本的には安全だというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) その稲わらの問題にしても、シイタケの原木の問題にしても、そういうところを隙間を縫って出てくる問題です。例えば、前回質問をしたんですけれども、牛肉を多治見市は国産のものから輸入した外国のものを使っているから大丈夫というふうにおっしゃられました。そのときはそれで私も安心したんですけども、でも本当にそれでいいのか、本当に安全であるならば、身近な国産の牛肉を本当は使うべきなんですね。

 そのときに、そういう検査のものを持っていれば、多治見市は自信を持ってそういう国内産、県産の牛肉も使うことができる、そういう発想の切りかえもできるわけです。だから、積極的な意味でもこれを活用すべきだと思いますし、主婦の方は問題ないと思うけれども、知多産のアサリでもやっぱり買うのにためらってらっしゃるような方もいっぱいいらっしゃるわけですね。

 そういう中で、してないっていうふうにわかれば、安心して食べられるんですよ、購買意欲もわくわけですね。だから、そういう意味でも食事を、もう魚は食べられない、何が食べられないという状況じゃなくって、安心して食べていくためにぜひ多治見市として給食センターが無理ならば、市として購入をしていただきたい、そのことを検討していただきたいということを要望しまして、大きく4項目の質問に移らさせていただきます。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) それでは、最後の項目、多治見市の情報公開制度を検証するというテーマで質問をいたします。

 多治見市の情報公開の制度は、平成9年の9月議会で条例が制定されました。市執行部にとっても、職員にとっても、市に都合のよくないことは、できれば公開したくないという気持ちが根底にはありますが、それでも公開をみずから義務づける意味を、条例の前文では最後で、「市は、基本的人権又は市民の市政の主権者としての「知る権利」を具体的に保障し、かつ、市政に関し、市民に説明する責務を全うするため」と宣言をしています。

 古川市長は、議会には全部情報を伝えてると言われていますが、市民にもわかりやすく伝える必要があります。そのためには、パブリック・コメントを募集したけど、意見はなかったとか、広報に載せたから義務を果たしたのではなく、その魂を忘れてはいけないと考えます。市長のこの情報公開の制度に対するお考え、見識をお伺いいたします。

 次に、この条例の根幹とも言える情報公開審査会がなくなり、是正請求審査会となった理由について確認をしたいと思います。

 この変更は、平成21年の12月議会に提案された多治見市是正請求手続条例の附則の中で提案をされていますが、この変更について議会の議事録を調べましたが、議論された様子はありませんでした。このような大切な問題を、他の条例の附則で変えていく手法にも疑問を感じたものですが、他の条例の一部を変える場合は、附則で行うということが通例であるということだったので、そのことについては納得はしたわけですけれども、どのような経緯と理由があったのでしょうか。

 また、この是正請求手続制度による情報公開の不服申立ては、行為者の身内と言える市職員である審理員の判定後、さらに是正審査会の審査を行うという制度になっており、公平さとスピーディな情報公開を妨げているのではないかと存じます。

 また、同じ説明を二度出向いて行わなければならないなど、請求人に二重の負担を強いるものです。この際、条例を改め、情報公開については非公開決定後、即是正審査会に図れるよう改める。あるいは、情報公開については前の制度に戻し、情報公開審査会を復活すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 最後に、具体的な例を挙げますと、山吹テクノパークの企業誘致にかかわる契約後の土地の売渡価格等の情報非公開決定について、非公開の理由は、岐阜県の土地開発公社の事業だから、公表しないでほしいと言ったからというものでございます。

 この事業は、多治見市が率先してさまざまな行動をし、岐阜県は多治見市と価格などを含め協議しながら進めるとしており、40億円の債務保証をするなど、共同責任を負っていると判断をされます。

 また、既にマスコミや岐阜県の土地開発公社も公開をしており、何より既に契約そのものが完了していることを考えれば、非公開決定は先進自治体のとる対応とは思われませんでした。今でも非公開決定が正しいと考えているのでしょうか、お考えを伺います。

 大きく最後の質問です。よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 初めに、情報公開の市長としての基本的な考え方を答弁をいたします。

 情報公開、いわゆる「公開なくして参加なし」、これが私の基本的な考え方です。情報公開は、情報公開条例の第1条に以下のように述べています。「市民の市政への参加を促し、市民と市との信頼関係の強化及び市政の民主的で公正な運営を図り、もって地方自治の本旨に即した市政の実現に寄与することを目的とする」、このように述べています。

 市民参加、民主的で公正な市政の現実的に情報公開は必要なもの、最重要である、これが基本的な私の政治姿勢です。

 次に、山吹テクノパークの関係について答弁を申し上げます。

 情報公開請求に基づき、当初決定した部分公開決定については、情報公開条例第6条の第2項第2号、これは企業の事業活動の秘匿性、同じく同第2項の第5号(契約に関する事項)の理由により、当時の判断として現在についても非公開にしたことは正しいと確信をしております。

 企業誘致において、誘致企業の立場にある詳細情報を公開することは、非常にデリケートな問題です。誘致企業との信頼関係の中で、その意向を最大限尊重することは、企業誘致を成功させる最重要の課題と認識をしています。

 本件は、現在是正請求手続条例に基づき、是正請求審査会から答申が提出され、その中で非公開について公開すべきとの内容になっています。市としては、今後答申の内容を尊重し、決定を行っていくものですが、この内容については意思決定過程であるため、これ以上の発言は控えさせていただきます。



○議長(若尾靖男君) 総務部長 服部知明君。

    〔総務部長 服部知明君登壇〕



◎総務部長(服部知明君) 情報公開について、市長答弁以外の部分について2点お答えいたします。

 1点目につきましては、情報公開審査会が是正請求審査会となった経緯についてでございますが、是正請求手続条例を提案するに当たりまして、この条例により取り扱う行政不服審査法による不服申立てと、もう一つ公文書公開決定と、もう一つ個人情報開示決定、この3つでございますが、これらに対する不服申立てというのは、いわゆる不服申立てという点で同じ制度であるということから、その不服申立てのための調査、審議等は是正審査会1つで担っていただこうというふうに統合したものでございます。

 2点目につきまして、もう少しスピーディな情報公開、あるいは請求人に負担を強いるというようなことはやめてほしい、条例改正をしてほしいというような御質問でしたが、これにつきましては、不服申立ての処理のための時間について、従前は事務局が調査等を行っていたところでありまして、審理員の審査によって大きく処理時間がふえた、増加したというふうには考えておりません。審理員が市の職員であることから、市の内部の仕組みや情報に通じているという面もありまして、外部の第三者が行うよりはメリットがあるというふうに感じております。

 また、意見陳述など不服申立人の負担については、申立人にさまざまな形で主張を述べる機会を充実させたというふうに考えておりまして、意見陳述をしなかったことで審理が不当、あるいは不利益になることは考えておりません。

 したがいまして、現在のところ条例を改正して、もとの制度に戻すということは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) では、具体的にちょっとお伺いしますけれども、平成22年度にこの是正請求審議会が開かれたのは、多分5回ほどであったというふうに思います。それで、そのうち情報公開に関するものが3件ありました。その他、ほかのものがあるんですけれども、この情報公開請求に限りますと、審理員の段階でということは、その審査会の前の段階で、請求人が納得したケースはありますかどうか、お伺いをしたいと思います。

 あと、情報公開審査会の委員は、ホームページから記録が消えてしまったのでちょっとさだかではないんですけども、是正請求の審査会は7人です。その7人あるという理由ですけども、多分情報公開の審査会より人数がふえているかなと思いますけれども、その理由についてお伺いをしたいということと、それから、先ほど市長が述べられましたけれども、一応答申が出てきて、それを尊重をすると。

 その内容については、過程の中なのでこれ以上はお話できないということなんですけれども、私も契約の途中にあるそういう案件について言ってるわけではなくって、契約が既に完了した時点のものについては、もうそういう公のものであるというふうに考えるわけですけども、市長さんはそういうふうには考えていらっしゃらないというふうに今お話では思ったんですけども、その点についていかがでしょう。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) まずは、企業誘致っていうのはいかにデリケートなものか、これは井上議員がちょうど不在のときに、この議論をずっと行いました。

 もう一つ、例えば多治見市民病院の指定管理者って一体だれなんだと、それを言いなさいと、ここで再三議論がありました。これも非常にデリケートな問題だと、これは言えない。情報公開請求があったとしても言えない。それはなぜかというと、企業誘致、あるいは市民病院の指定管理者、それを成立をさせるということは行政のトップ責任者、市長として最も重要なことです。

 今回のトヨタ自動車の案件について、もう既に議員が言われるように、契約を完了してるじゃないかと。実は、これ以降が多治見市としての基本姿勢っていうのは、やはりその進出企業の意向を非常に強く尊重してくれる自治体であるっていう信頼感です。この後に続きました笠原の八坂鉱山、トヨタ紡織、その後の旭ケ丘テクノパーク、伊藤忠、日通、こういったような状況がございます。

 今回の山吹テクノパークについては、本年2011年の4月13日に公開請求が行われております。以降、いろいろ行ってきて、7月6日、トヨタ自動車について意向確認を文書で提出をいたしました。こういう公開請求があります。公開してよろしいでしょうか、どうしましょうか。本年の7月16日、トヨタ自動車から文書で非公開としていただきたい、こういうようなことがありました。

 政策っていうのは、その時間が経過していくタイミング、タイミングで最大限の選択をしていくことが政策です。例えば、もう今の時点になったらどうなんだろうか。1年後だったらどうなんだろうかと、情報公開っていうのは常にそうです。

 アメリカの公文書館が持っている第二次世界大戦、あるいは原発を落としたときにエノラ・ゲイがどういう活動をしたのか、当初は全く非公開なんですけれど、戦後ここまでたってくると、それはすべて公開をしていく。

 今回の特に情報公開に関する基本姿勢としては、私自身は一言で言えば、「公開なくして参加なし」、情報公開は積極的にしていくっていう基本姿勢は全く崩していません。より重要なことは、企業誘致をしっかり成就をさせる。市民病院の指定管理者をしっかり完成をさせる。

 どちらが重要かといったときには、こちらを最優先に考える。それで万が一それが不服だということで裁判に訴えられたとしても、そこで私どもとしては最適の判断をしている、こういうような判断をしております。



○議長(若尾靖男君) 総務部長 服部知明君。



◎総務部長(服部知明君) 5件が是正請求の審査会に上がっておりますが、平成22年度で3件、平成23年度で2件の5件でございます。それで、審理員が判断を下すんじゃなくって、よく事情をお聞きするんで、あくまでも判断は是正請求審査会でいたしますので、そこで納得する、しないというケースはないです。審査会の結論で納得していただくか、納得してもらえないかという判断になろうかと思います。

 それから、7人でございますが、これは市の処分に限らず、すべての行為、不作為に対して是正を請求できるという趣旨になりましたので、人数が7人になっております。多分ふえておると思います。

 その内訳は、当時情報公開の審査会、あるいは個人情報の保護審査会の方から、またそれに加えて専門家ということで7人にいたしました。当時は、情報公開審査会が5人、個人情報の審査会が5人でございました。これが現在7人になっているということで、経緯でございます。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 本当に企業誘致に関しては、一生懸命やっていただいて、私も感謝をしております。

 ですが、市としてはどうしてもそういう対応をせざるを得なかったという部分もあるかと思いますけれども、本来はこれはやっぱり答申のとおり、公開すべき内容なんですね。これを市としてはそういう姿勢を貫かなきゃいけないかもしれないけれども、その本来のところで公開すべきという決定を、もっと早くすべきだというふうに考えるので、それでこの条例の是正請求手続条例をもとに戻すというか、情報公開については、情報公開の審査会5人でいいわけです。

 委員さんのやっぱりこれ今回3回でこの非公開決定を審理員の方はしていただいたんですけども、情報公開の審査会だったら、もっと早くできたかもしれないし、わかりませんけども、人数も少なくて済むということもありますし、情報公開というのは普通の情報公開であればかなり難しいものであっても、ある程度のものであれば、多治見市は原則公開をするという、そういうスタンスでやってきたわけです。

 だから、その不服申立てが起きるような事例というのは、大変審理員、市庁舎の中の身内である審理員の答申っていうか、決定というのは、おのずからもう大体予想がされることで、もういきなり情報公開審査会のほうに持っていけるような、そういうやっぱり方向を一度考えてみていただきたい。

 この是正請求手続条例というのは、そもそもこの部分の法律ができるという前提で多治見市議会にも上程されたわけですけれども、現実はその法案そのものは流れていってしまっている中で、まだ復活の見通しがどうなのか、ちょっと私はよくわかりませんけども、そういう中ででもこれが有効であるというふうに執行部が判断をして、出された提案だと思います。

 だけど、非常に議会の議論の中でもわかりにくいという意見がたくさん出ていましたし、情報公開については、これはあちこちで意見表明が出てるから充実してるとか何とかおっしゃいましたけれども、そうではなく、情報公開はやっぱりスピードが大切なものでありますので、やはりその点の条例を変えて見直していくという姿勢を示されたらいかがかなと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 総務部長 服部知明君。



◎総務部長(服部知明君) 確かに、これ行政不服審査法の一部改正案でございますが、衆議院の2009年7月の解散総選挙で審議未了、廃案になった案件でございます。

 しかしながら、その法の趣旨、精神というものは非常に理にかなっておりまして、請求人にとって意見の陳述ができる、主張ができるという場を設けるということは、非常に有為なことだというふうに思っております。

 そのようなメリットもありまして、現在の格好になっておるわけですが、これをスピードという1点でもって条例改正してくださいということには、我々は少し納得できないというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 18番 井上あけみ君。

    〔18番 井上あけみ君登壇〕



◆18番(井上あけみ君) 情報公開の意味というか、やっぱりスピードっていうのはかなり大きな要素です。

 それから、やっぱり2回にわたってそこに出向いて、一々こうで、こうでっていう説明をしなきゃいけない、その負担もやっぱり考えたら、あるいは審理員も少なくて5人で済みますし、今この場ではやりますとは言えないでしょうけれども、検討の材料にしていただきたいということを要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 次に、4番 古庄修一君に発言を許可いたします。

    〔4番 古庄修一君登壇〕(拍手)



◆4番(古庄修一君) 4番 リベラルたじみ、古庄修一でございます。通告に従いまして、私からは公園遊具の安全性について、防災時における公園施設のあり方について質問をさせていただきます。

 初めに、このたびの災害に見舞われました方々に、甚大な災害として胸が痛く、心よりお見舞いを申し上げます。

 また、この場をお借りしまして、小泉小学校の校舎、建物の一部が落下により、これまでかねてからの校舎見直しについて、急遽全面改修、改装に 2,150万円の補正予算を組んでいただきましたことに、市長及び関係者各位の皆様に心から御礼を感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 初めに、公園遊具の安全性について。

 公園は緑に囲まれ、休憩や運動など、野外におけるレクリエーションの場として欠かすことのできない施設であります。市街化が進んでいく中にあって、環境や景観を守っていくという大きな役割をも果たしております。

 幼児から大人、老人に至るまで、多くの人たちが利用できるのが公園であり、またもう一方では、災害時においての避難場所としてとても重要な施設であります。公園は、多治見市の掲げる元気な多治見を提唱していく中にあっては、特にお年寄りの方々にとっても活力の場であり、唯一の安らぎの場であるかと思います。

 本市においては、公園が 131カ所、児童公園が 136カ所、さらに7つの自然公園、全国の平均の割合から見れば、公園の占める面積1人当たりの広さは 13.14平米となっており、法令で定める10平米以上を満たしているとのことではありますが、公園遊具については、全国の公園遊具の4割以上が設置してから20年以上を経過しているとの老朽化の問題もあり、公園の遊具についてのけがや事故に至っては、確認のできないものも含めると、数多くあるのではないかと推測をいたしますが、いかがなものでしょうか。

 大分市の市営公園では、タイヤブランコの遊具が壊れ、児童3人が落下し骨折したのは、金属の疲労によるものであったと言われています。1年に一度も遊具の点検をしていない自治体が 214カ所もあったと、驚くほどの報告もなされています。

 全国の公園で起きたけがや死亡事故については、寺島議員と重複するところがあり、一部を割愛させていただきます。

 私は、このたびこの公園遊具についての質問の場に至った経緯でございますが、今から3年ほど前のことになります。平和霊園の公園遊具を使って遊んでいた小学校1年生の児童の手に、木の破片が刺さり、余りの痛さに泣きやまず病院へ連れて行くにも日曜日でなかなか手術ができず、切開をして摘出をし、5針も縫うという事故がありました。

 しかし、この件に関しては市への報告はしてありませんでした。次の墓参の折には、使用禁止となっておりました。現在では、この平和霊園の遊具については、ステンレス製で立派なものが使用され、安全な形で利用できるようになっており、安心をいたしました。

 私は、事故に遭った子どもを絶対に次に出してはならないとの思いで、このたび一般質問をさせていただく機会に、8月27日から9月8日までの期間中に、市内全域 130カ所のすべての公園を回り、すべり台からブランコの点検や鉄棒の一つ一つを見て回り、自分なりの調査を行いました。すべり台は91カ所、ブランコは 172カ所、鉄棒は98カ所と、ほかの遊具等々すべて安全かどうか、この目で確かめさせていただきました。

 ただいまここにはその報告書のまとめが別紙としてございます。中でも、姫地区の身体障害者用の公園にあるトイレでは、10センチ角の窓ガラスの10個のうち、なんと8個が割られており、とても身体障害者の方が入ることのできない状態であり、あわせて戸の開閉もすごい音で、しかも開かないという施設もありました。こうした点に関しては、早急にとの思いで担当課の方へお知らせがしてありますが、おわかりでしょうか。

 また、ほかではすべり台下におりる部分に、簡単なテープでとめてあり、利用した場合にはけがをするのは間違いないと思われるものや、ブランコの台などに至っては、数々危険と心配される箇所等がありました。

 公園遊具に至っては、市の施設であり、管理や点検等において安全に利用できるというものが、一般市民の感覚でありますので、保守や点検、そして管理の中で遊具、安心安全策での利用ができることをお願い申し上げます。

 また、最後に私の見て回りました 130カ所の中で、一番すばらしい公園の遊具としては、幸町第3公園ちびっ子広場と、脇之島にある北第8公園でありました。幸町第3公園に至っては、遊具の色のバランスや芝の管理など、人の気持ちが入っている公園であるとの思いとともに、脇之島にある北第8公園については、遊具の美しさやオールステンレスの遊具であり、とてもすばらしいと感動いたしたほどです。ここにあわせて御報告にかえさせていただきます。

 そこで、ただいま申し上げました数々の問題点等について質問させていただきます。

 昨年度実施をいたしました専門業者による遊具の点検結果はどうだったのでしょうか。また、その結果に基づいた市の対応はどうだったのでしょうか。

 専門業者はどのように点検をしているのでしょうか。

 最近発生した公園遊具のふぐあいによる事故はどうか、お知らせください。

 各地を見て回り、私の感じたこととして各遊園、公園の遊具の中でステンレス製は美しく、けがもなく、新しい時代の遊具と思いましたので、今後の時代にこのような遊具が広がっていくことをお願い申し上げ、公園遊具に関しての質問を一旦終了し、次の項目へと移らさせていただきます。

 次に、防災時における公園施設のあり方についてお尋ねをいたします。

 今回、各種の公園や遊園とその地域の実情を見て回りました。特に感じた点を申し述べたいと思います。市内全域を見渡した中で、姫、池田、小泉、駅北地区に公園や避難所となる場所が、非常に少ないのではないかという点であります。

 今回も、駅北地区周辺の区長、各町内会長より公園設備に関する嘆願書も議会に出されており、防災時拠点ともなっている折から、住民の意見としても防災時における公園施設のあり方についてお尋ねをいたします。

 災害時における一時避難場所や、その施設についてでありますが、大原川に差しかかる河川敷の宝親水公園についてでございます。昨年7月15日、81ミリという記録的な多治見市の豪雨の際には、すぐ横にある通称だんご橋、あと50センチのところまで水位が上昇し、物すごい濁流と轟音で、このままでは冠水するのではないかと思いました。

 今回の多治見豪雨においても、同じような状況下で、この宝親水公園の避難場所の対岸、それはえぐられた道路となって今通行不能となっております。ここは、商業地域と新しい住宅の地域と相なっていて、今ほかでの公園や避難所とかわるところがないのが現状であると思われます。

 せっかく公園であるにもかかわらず、水害時に利用できないのでは何のための避難所であり、何のための公園であるのかと思われても仕方ありません。

 私事でありますが、小学校1年生のとき、我が家の横を流れていた小さな小川でありましたが、熊本県を襲った白川の大水害によって、家も父も母も姉までもが一挙に濁流に流され、避難をさせてもらった高台から目の当たりにしましたその体験は、半世紀たった今でも忘れることはできないのであります。東北の大震災に重なる恐ろしい光景でありました。

 そのとき一番悲しかったのは、水が引いた家の跡、ほかに大切にしたものもすべて流され、跡形もなく大きな岩だけが残っているのみでした。こうした経験から、川の近くの家や避難所はとても考えにくいのであります。

 災害時、市民は一体どこへ避難すればよいのでしょうか。学校まで何キロもあり、近くに公共の施設もありません。土岐川や大原川はこれまでにも鉄道が流されたり、水害に古くから悩まされていた地域であります。東北の大震災、そしてさきの和歌山県や三重県における大水害を教訓に、しっかりとした防災への対策として、自分の身は自分で守ることも大切な課題でありましょう。市民の目も、自分の地域を最も考える時期に当たっていると思います。

 「災害は、忘れたころにやって来る」と申します。忘れるという言葉は、心が亡くなると書きます。心が亡くなってしまうということはあり得ないかとは思いますが、その心のあるとき、今はいかなるときかを凝視して、将来へ向けて努力をしていくことが先人として大事な役割ではないでしょうか。

 国民や市民の目が災害や震災に注がれている今、将来、不幸な災害を招くことがないよう、自治体として今から手を打って行っていただきたいと思います。そして、市民が「ああ、この多治見市に住んでいて本当によかった」と言える行政であり、社会づくりを行い、こうした観点から提案でありますが、公園施設の整備化を進展させてくださるよう、質問にかえさせていただきます。

 それでは、次の2点の項目についてもお尋ねいたします。

 1つ、宝親水公園(避難所)にかわる場所はどこかにあるのでしょうか。

 2つ、姫・池田・小泉校区にある避難所が少ない。新設へのお考えはいかがでしょうか。

 以上、答弁をよろしくお願いをいたします。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 公園等災害避難場所について答弁を申し上げます。

 本市の地域防災計画では、地震災害時に自主防災組織、町内ごとに一時的に集合して待機する場所として、公園や遊園を中心に一時避難場所に指定をしています。

 同計画で指定をしている避難場所は、御指摘の地域は他の地域と比較して少なくなっています。こうした機能を果たす場所は、市が指定をする場所以外にも、今回の東北大震災で大変有効になりました神社、仏閣の境内、あるいは民間の空き地、こういった活用も可能です。今後、地域における活用の検討や取り組みを進める際には、市として積極的に協力を行ってまいります。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。

    〔建設部長 堀江義英君登壇〕



◎建設部長(堀江義英君) 私からは、公園の遊具の点検につきましてお答えをいたします。

 最初に、遊具の設置状況でございますが、遊具の数としましては、都市公園が 399基、児童遊園が 282基、自然公園が22基の合計 703基でございます。

 点検の状況につきましては、年1回の専門業者によります定期点検と、年4回以上の職員によります日常点検を実施しております。不良箇所が発見された場合につきましては、緊急修繕や使用禁止の措置を講じております。

 特に、今年度におきましては、緊急雇用対策事業によりまして専属の職員1名を配置しまして、遊具の点検回数をふやしてございます。

 次に、専門業者によります昨年度の点検結果の状況でございます。全遊具 703基のうち、異常なしとされたものが40基、塗装の補修など軽微な修繕が必要とされたものが 244基、ブランコのチェーンの磨耗など、主要部品の修繕が必要とされたものが 414基、大規模修繕もしくは遊具の取りかえが必要とされたものが5基ございました。

 その点検結果に基づきまして、事故につながる恐れのあるものにつきましては、直ちに使用禁止としております。その判定結果によりまして、順次修繕を行っております。

 次に、専門業者の点検の内容でございますが、社団法人日本公園施設業協会の認定によります公園施設製品整備技師及び公園施設製品安全管理士の資格を有した者が、同協会の点検基準により目視とか、羅針など専門器具を用いて点検をしております。

 また、最近の公園の事故については、特に最近ここ二、三年はございませんが、4年前に滝呂緑地におきまして木製のくいが腐食をいたしまして、これにつまずいて転倒されてけがをされた事故がございます。その後につきましては遊具を含めた公園施設につきましては専門業者による定期点検とか職員により日常点検を行っておりまして事故の発生はございません。



○議長(若尾靖男君) 企画部長 青山 崇君。

    〔企画部長 青山 崇君登壇〕



◎企画部長(青山崇君) 私から市長がお答えを申し上げました防災に関する部分で、市長答弁以外のところについて御説明申し上げます。

 御指摘の親水公園でございますが、まず前提といたしまして、御承知のように地震や水害といった災害の種類によって当然避難していただく場所が異なるということがございます。

 今の親水公園は地域で定められた場所でございまして、そういったものが災害の状況とあわせて適当でないと思われるような場合は、必要な助言等、市のほうでさせていただきたいと思ってございます。

 また、これからの作業になりますが、今年度後期につきましては防災計画に定めております避難場所あるいは広域避難場所等を見直していきたいと思っておりまして、例えば急傾斜地に近い公共施設を外すとか、耐震性、あるいは今申し上げました河川敷等々がいいのかどうかというようなことは検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(若尾靖男君) 4番 古庄修一君。

    〔4番 古庄修一君登壇〕



◆4番(古庄修一君) 今余り異常がないとお聞きいたしましたけど、私は 130の大きな公園すべて見さしていただいた中では、どうもやっぱり危険に迫る部分が数多くあると思います。

 それと、1人担当者がおつきになったということでありますけど、私1人でもそれだけのものが見られたわけですから、もっと担当者の方が真剣に見ていただければ、危険性も免れるのではないかと思います。

 それから、1つここに写真があるんですけど、これなんです。僕が役所の方に一番危険だから行ったがいいよということで申し上げました。そしたら、わかりましたと言って行っていただきました。そしたら写真を撮ってみえたんですね。僕と照合しましたら、写真撮る位置が全然違っておりました。それは全然安全性のとこの部分しか撮ってなかった。僕は最も危険な部分を写真を撮る。ひっくり返して横から撮ります。これが現状です。もっとしっかりやっていかなければ、これは大変なことになっていくと思うんです。ブランコで死亡者も出てるわけです、全国で。国もそれに援助しましょうということで、補助もあと2013年までやってくださることになっております、というようにお聞きしておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 続けますが、大原児童館にあるブランコ、これも裏側の写真です。市長にお願いしたいと思います。市長の直線からいって 200メートル、車で回っても 400メートルのうち、大原児童館のブランコが金具で縛られている、2つとも上げられてる。僕としては非常に胸が痛い。市長ならもっと胸が痛いと思う。いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 公園の点検については議員がすべて見ていただきましてありがとうございます。いろんな目、いろんな耳、多くの声、それをしっかり聞いて安全を確保していくっていうのが多治見市政と確信をしております。本市職員も限られた人員の中でしっかり動いておりますが、上から見、下から見、横から見、斜めから見る、こういったことは再度徹底をいたします。

 私のところから近い公園については、1つはお褒めをいただき、1つはまずいというような状況でございますので、再度、職員がしっかり点検をし、早期に未然に防止をしていく、このような基本姿勢で臨んでまいります。



○議長(若尾靖男君) 4番 古庄修一君。

    〔4番 古庄修一君登壇〕



◆4番(古庄修一君) よろしくお願いいたします。

 あと1点ですが、多治見中学校でございます。道路1本挟んだ前が太陽公園になっております。そこに残念なことに浮浪者と思われる方が洗濯をして生活をなされています。以前は夫婦であったということだったんですが、今は1人の方。非常に学校の登校、下校、これから特に暗くなっております。非常に危険、怖い、それこそ胸が痛みます。こういったこと、あずまやがあるんですけど、あずまやの退避場所、そこをねぐらとされている。こんなこと言っていいかどうかわかりませんが、地元の人に聞きましたら、何か本人は通帳も持ってらっしゃると、何かしっかりしてらっしゃるということもお聞きいたしました。市の対応も何とか方法、策を、学校が隣ですので、ひとつ御検討をお願いしたい。よろしくお願いします。

 最後に、避難所についていろいろ御答弁いただきましたように、ひとつくれぐれもよろしくお願いしたいと思います。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 次に、10番 三輪寿子君に発言を許可いたします。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕(拍手)



◆10番(三輪寿子君) 日本共産党の三輪寿子でございます。質問に入る前に、今回台風15号による集中豪雨で被害に遭われました市民の皆様に心からのお見舞いを申し上げます。

 それでは、大きく2つ、7項目質問いたします。

 初めに、子どもたちにおいしい学校給食をについて6点質問いたします。

 今、全国的に子どもたちの食生活環境が大きくさま変わりをして、家族そろって食事をする食卓風景が減り、家族の団らんがなかなか持てなくなっています。どこの家庭にも昔はちゃぶ台を囲んでの夕食風景は当たり前でした。

 特に私の育ったころは兼業農家が多く、米や野菜は自家製が普通でした。何杯も新米を「しんごめ」と言って何よりも楽しみにして何杯もおかわりしたことが思い出されます。

 米づくりは、当時、子どもも重要な働き手としての役割を担っていました。家庭の味も母親の伝統料理、行事の料理と四季折々の楽しみがありました。父親が仲間と山へ行き、自然薯を掘ってきたり、ハチの子をとって御飯を炊いたりと、自然の恵みをいっぱい受けて育ち、自然食、野菜中心の食生活でした。

 唯一学校給食では魚や肉がバランスよく学校の給食室で調理をされていました。育ち盛りの子どもたちにとって、学校給食はとても楽しみの一つとして大きな存在でした。お昼前になると、給食のほのかなおいしい香りが廊下を伝って教室まで届いていました。懸命に調理をしていただいた調理員さんの声と顔は今でもしっかり焼きついています。それほどまでに子どもたちの成長にとって、食生活、学校給食は心と体の命の源としてとても大切です。いま一度見直すときではないでしょうか。

 最近では孤食や朝御飯抜きの子どもたちがふえています。家庭で食料品購入額が総務省の調べで、1995年に7万 9,347円が2009年では5万 9,676円と4分の3まで落ち込んでいます。要因としては家族規模が小さくなったこと、食料品の低価格、家計所得の減少、外食の増加があります。特に米の購入額は1975年の半分以下まで減り、パンと米が逆転しています。生鮮魚介と肉類では魚が減り、食生活も大きく変化しています。こうした背景には核家族化、両親共働き世帯の増加、子どもたちも塾やおけいこと家族の生活が忙しく、すれ違いも多くなり、ゆとりがなくなっていることが上げられます。ゆっくり家庭料理を手づくりする回数も減り、アレルギー児もふえています。都会では10年前に比べて2倍以上にふえています。原因は大気汚染以外はわかっておりませんが、食の関係も大いにあるのではないでしょうか。

 事業者の食品偽装事件、冷凍食品の農薬違反事件など後を絶ちません。大阪の米販売会社三笠フーズが有毒成分を含む事故米を保育園や学校給食用に販売していたことも衝撃的な事件でした。

 東日本大震災後は農産物、畜産に対する放射能被害、風評被害が多くの国民に不安をもたらしております。市場に出ている野菜などは、厚生労働省が定めた暫定規制値は汚染された食品を毎日食べ続けても全身で年間5ミリシーベルトに達しないよう設定されていて、規制値を超えたものは出荷停止となっています。しかし、まれに規制値を超えたものが出荷された場合は、しっかり洗うことが必要と言われております。

 牛肉については、東海3県では90の自治体が牛肉使用を控えるよう、オーストラリア産や地元産を使用するとしています。

 検査結果の過程を透明化し、消費者の信頼を得ることが大切になってまいります。実際に農業や漁業、畜産業の経営は大打撃を受けております。東電や政府はすべての被災者に対して、賠償と一刻も早い生活再建保障が必要です。こうした事件や原発事故の危険な放射能の被害を教訓にし、多くの国民は子どもたちの食の安全安心への関心が高まっています。多少高くても国産を選ぶなど、生産者の顔が見える産直野菜が見直されています。ここでも効率より命が大切だという価値観が広がっています。

 今回は、多治見市の学校給食と子どもたちの食育について考えていくよい機会として、経済環境教育常任委員会から大畑調理場を訪問させていただきました。委員会として議会からの訪問は初めてだということで、大変歓迎をしていただきました。この日は市長も時間をとって同行していただきまして、さすがに現場主義を貫いてみえるなと感心をいたしました。センター長初め栄養士さん、調理員さん、職員さんから現場の施設老朽化に伴う大変な御苦労を、調理場内、洗浄施設内を案内していただきながらお聞きしてまいりました。

 センターの皆さんからは、土岐市の給食センターもぜひ見に行ってほしいと言われまして、翌日、昨年建設され、ことし1月配食スタートしたばかりの土岐市給食センターに東濃3市の党議員団で訪問をしてまいりました。

 新旧の現場から見えてきたことは、行政や議会は子どもたちに安全でおいしい学校給食を提供するために、今何が必要なのか、施設をどうしていくのか、食材はどこから調達するのか、多くの課題にこれから取り組んでいく必要が求められていると思います。

 そこで、次の6点について質問いたします。

 1点目、共同調理場の延命化実施について、期間をどの程度と考えているのか。大畑調理場、共栄調理場は、ともに35年、30年と老朽化しておりますが、修繕・改築費用、職員の確保、衛生管理などの安全確保をどのように考えているのか。

 2点目、単独調理場化(自校方式)の早期実施について、具体的な構想、計画はどのようか。

 3点目、栄養士の配置は足りているのか。現状と今後の計画についてお聞かせください。

 4点目、アレルギー食の対応について、現状と今後の計画はどのようか。

 5点目、学校給食の食材に地元産農産物をどの程度取り入れているのか。今後の導入計画はどのようか。

 6点目、食育、「早寝・早起き・朝御飯」などの取り組みで子どもたちの生活はどう変わったのか。

 以上、6点について第1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 学校給食の共同調理場と単独校化について答弁を申し上げます。

 多治見市学校教育基本方針では、学校給食の目標を踏まえ、学校教育の一環として学校教育の一層の安全と充実を図るとして4つの方針を掲げています。

 この中の食に関する指導の方針やアレルギー対応も含めた給食内容の方針を実現をするために、共同調理場方式から単独校方式に切りかえることとしています。その方法は学校の建て替え、改築等に合わせ長期的な計画で自校方式に切りかえるものです。

 しかし、現在の共同調理場の老朽化が進んでおり、現行のドライ方式による衛生基準で修繕を行うのは費用面等多くの課題があります。単独調理場の整備を早期化することを視野に入れ、現在計画を策定中です。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。

    〔教育委員会事務局長 纐纈崇治君登壇〕



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 私は市長答弁以外について御答弁申し上げます。

 まず、現在検討中の整備計画の具体的な検討内容でございますが、建設コストや老朽化している今の調理場の修繕、民間委託の計画と調理員の確保、単独調理場稼働に向けた人員体制、あるいは人件費をどうするか、あるいは学校施設につくるということでございますので、敷地の確保といったような課題と、それから洗浄センターをどう考えていくのか等々、あるいはランニングコストなどさまざまな面から調査研究し、それらの課題を整理しながら計画づくりを進めているところでございます。総合計画の後期計画事業としたいということも考えておりまして、早急に整備方針を固めてまいりたいということで鋭意取り組んでおります。

 次に、衛生管理、安全確保でございます。平成21年の8月に、北海道札幌市で開催されました第50回全国栄養教諭学校栄養職員研究大会で、共栄調理場栄養士が、老朽化した調理場における衛生管理に関する研究発表、こういったものを行っております。これらのような取り組みを行う中で、安全で安心な学校給食を提供するため、衛生管理の具体的な方法や確認体制の強化等を研究し、栄養士を中心に調理場全体で今の施設の中できちんとやろうということで取り組んでいるところでございます。

 次に、3点目の栄養士の配置について御答弁申し上げます。

 栄養士は現在、大畑調理場、共栄調理場に各2名、これはすべて正規の職員でございます。それから、北栄小学校、北陵中学校の隣接校対応調理場1名、正規でございます。それから、笠原小学校の1名、笠原中学校の1名、これは臨時、滝呂小学校が2名、これは正規と臨時各1名でございます。こういう形で配置をされております。

 国の示します学校栄養職員の定数については、単独校で児童生徒数 550人以上の学校で1人、 549人以下の学校で4校に1人、それから共栄調理場では児童生徒数 1,500人以下で1人、 1,500人から 6,000人までが2人、 6,001人以上は3人ということになっておりまして、この配置基準よりも多く配置をされております。質の高い学校給食の提供と食育の必要性の観点から引き続き配置を要望してまいります。

 単独調理場がふえた場合には、現状の人員では不足するということもありますので、対応を考える必要がございまして、単独調理場整備方針とあわせて現在検討中でございます。

 次に、アレルギー食の対応について御答弁申し上げます。

 共同調理場でのアレルギー対応については限られておりますけれども、できるものはやろうということで対応をしております。

 また、滝呂小学校においては、アレルギー源となる食品の除去及び代替食を実施をしております。

 アレルギー対応検討委員会を年2回から3回開催し、アレルギー調査結果の検証や意見交換をしております。これによりまして例えば共同調理場でありましても、ふりかけなどアレルギー対応が可能なものは採用するといった効果を上げておるところでございます。

 今後、単独調理場において、滝呂小学校のアレルギー対応のノウハウを生かして引き続き対応してまいります。

 続きまして、地元農産物の関係でございます。多治見市では従来から岐阜県産の利用を推進しており、給食物資の選定において価格、品質に加えまして岐阜県産を優先をしております。

 また、多治見市の農産物の活用につきましては、昨年の12月から市内農産物の生産機関を通しまして試行的に開始をしております。

 学校給食では大量調理のため、配送時間に影響しない程度に規格、大きさや形状、1回当たり納品可能な数量あるいは下処理の方法、こういったものを指導をしております。

 最後に、食育で子どもたちがどう変わったかということでございますが、早寝・早起き・朝御飯は家族の約束12カ条の一つでございます。その効果でございますが、朝御飯を食べることによりまして、学校現場において午前中の授業の集中力や学習意欲が向上するところであります。

 多治見市では朝御飯を全く食べない生徒は、今年度6月調査で小学校では 0.4%、中学校では 2.5%でございます。ちなみに昨年は小学校が1%、中学校が 2.7%ということで年々減少しております。

 子どもたちの大きな変化は、給食の残りにもあらわれております。小中学校全体で給食を残す量に減少傾向が見られておりまして、これも食育の事業、指導の大きな成果であるというふうに思っておるところでございます。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 市長から冒頭、給食の多治見市の基本方針4つについて、特に共同センターから単独調理場に変えるという大きな方針を持っている。しかしながら、各学校につくっていく場合には、建て替えや改築に合わせてやっていくので長期的な目標であるということが答弁されました。

 再質問に当たりまして、学校給食の充実について、全国各地の3つの先進的な事例を紹介したいと思います。

 取り組みテーマは単に安上がりではなく、子どもたちの健全な成長のための食、地域の食材や生産者の顔が見える食育が強調され、自校方式の教育上効果が見直されています。

 1つ目は、青森県鶴田町、朝ごはん条例を町挙げて実践をしています。

 以前、リンゴの生産地でありながら余り消費をされていなかった。家族そろって朝御飯がとれていない。米の産地であるのにめん類、パン類を取り入れていた。

 条例後、米も町特産「鶴の輝き」を週5日取り入れて米飯給食に切りかえ、皮つきリンゴもつけて、農家からリンゴ1かご運動に応え提供していただいている。これらが功を奏して改善結果があらわれているということです。

 2つ目、タオルの町、愛媛県今治市、ここでは1981年に、老朽化した大型給食センターの建てかえ問題が市長選の大きな争点となり、自校方式を主張した候補が当選されました。1983年から学校給食に順次調理場が建設されまして、2000年4月に完了をしております。

 議会でも食料の安全性と安定供給体制、これを確立する都市宣言、これが議決をされております。行政の熱い思いが、学校給食の安心・安全・新鮮を重視する姿勢から地産地消、自校方式を選択しています。

 3つ目に、群馬県高崎市では自校方式と栄養士の全校配置、これが特徴です。年2校のペースで自校方式に切りかえる工事が今も続行中。

 高崎方式の学校給食は有名です。子どもたちはどの子も給食のおいしい学校です。先生は高崎に赴任すると学校給食がおいし過ぎて太ってしまう。食べる直前まで調理し、出すというエピソードがございます。

 高崎市長は、「教育費は未来への投資」と、「自校方式は金がかかるかもしれないが、豊かな食事によって豊かな心、21世紀を担う子どもたちの人格形成のためなら教育費の増加は、未来に対する効率的な投資だ」と宣言をしています。

 教育委員会の姿勢も大変大きな影響を持ち、栄養士の配置、地域の農協農家の食材提供、各学校校長、栄養士の現場の裁量が大きいということが特徴です。

 これらの3つの先進事例を踏まえて、多治見市でも全国一のおいしい給食をさらに目指して、よいところはぜひ取り入れていただきたいと思います。

 1と2の給食センターの単独調理場化についてでございますが、現場を視察、お話を聞いてきた中で、例えば現在の大畑調理場は大変老朽化をしていて、延命化期限を明確にしないと調理器具一つとっても、古い形のものは部品がないために新しく買いかえなければならない。新品であれば5年ないし10年の耐久性があり、単独調理場では大変扱いにくいなど二重のコストの問題が出てまいります。

 さらに、正規職員の退職不補充で臨時職員配置にせざるを得なくなれば、長年養った技術や経験、専門職としての誇り、これらを継続しにくくなります。

 老朽化した施設内での調理作業は大変きつく、作業効率も相当大変でした。特に夏場の調理場は高温にさらされておりまして、熱中症の心配すら出ておりました。

 食中毒などの衛生管理の問題、一層の緊張感を伴ってくると。

 延命期間が延びれば延びるほど、職員の人力チームワークで乗り切っていかなければなりません。自校方式に切りかえる期限を2年なら2年とできる限り早くすることが求められていると思います。

 そこで、第6次総合計画後期見直し計画案では、新共同調理場建設事業費というものが提案されておりますが、延命化あるいは単独調理場整備と矛盾をするのではないでしょうか。明確な方針について再度お聞きいたします。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 第6次総合計画の後期計画は前期の計画を引き継いでということで今上げておりますが、現在、単独調理場化も含めた計画を策定中でございます。これについてはその計画がまとまり次第、第6次総合計画の中身を単独調理場化というような形にできれば変えていくというようなことを考えております。

 また、期限の問題でございますが、これも私ども重々承知をしておりますので、議員言われた2年というのは無理でございますけれども、ある一定の期間内で何とか財政的にもできるような方法はないかということで中身を詰めているところでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 先ほど衛生管理の問題で北海道で行われた研究会で、栄養士の方が大変老朽化した施設の中での衛生管理について具体的な方法等含めて発表されたと答弁がありましたが、中身の簡単な概要についてお聞かせください。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 私の手元に発表の詳しい中身がありますので、後ほど議員には資料提供させていただきますが、簡単な概要を御説明申し上げます。

 研究内容は、調理従事者が衛生管理への意識を高める工夫であるということで、まず一人一人が確実な作業をするためにどんなことを工夫すればいいかといったようなことをやった内容を発表をしてございます。

 それから、次に靴の洗浄消毒の具体的な方法の研究をした結果、それから、ざるの消毒保管の仕方、これを研究をした結果、それから汚染区域が少し錯綜しています。これを今の施設の中で明確にするための改善方法についての研究結果、それから肉とか卵、魚といったような研修室と調理場への搬入のやり方、こういったものを工夫をした研究結果と、それから例えば調味料の倉庫の改善の結果など細かな中身でございますけれども、実施をした内容について発表をさせていただいております。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) アレルギー食対応ですが、現在滝呂小学校で行われているということなんですが、他の学校については、先ほどふりかけなどはセンターで小分けするというお話がございましたが、弁当持参とかそういう格好になっているんでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 児童によって弁当が持参しないと健康上非常に危険というような方については弁当持参を認めております。

 アレルギー対応、個々の対応については、やはりきめ細やかな対応は必要でございますので、できるだけ実施をしたいということはありますけれども、やはり単独調理場といったようなところでないとなかなか難しいということございますので、現在滝呂小学校ですが、今後単独校化していく中で滝呂小学校のノウハウをほかのところにも生かしていけるような体制で順次拡大をしていきたいと思っております。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 地元産の農産物、これの試行的なことが行われたと言われましたが、その結果、今後の導入計画についてお聞かせください。



○議長(若尾靖男君) 教育委員会事務局長 纐纈崇治君。



◎教育委員会事務局長(纐纈崇治君) 今後につきましても市の農産物の機関がございますので、そこと連携をとりながら対応できるものは対応していきたいと思いますが、先ほど申し上げましたように、数だとか規格だとかいったものもございます。そういったところで十分相談をさせていただいて、対応可能なものは多治見産を使っていくというようなことを進めていきたいと思っております。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 総じてなかなか前向きな答弁をいただきました。時間はかかるかもしれないけれども、単独調理場化に向けて、アレルギーの食についてもそういうところでノウハウを生かして実践をしていくと。また、地元産農産物についても、今後品質など検討しながら相談をして取り入れていくというような回答をいただきましたので、最後に、教育行政評価委員会からの意見でも、調理場の建設について単独調理場を持つことは、給食提供にとどまらず子どもの食に対する関心も高まり、共同調理場と比べるとコスト面の問題はあるものの積極的に検討すべきとあります。多治見市の子どもたちが本当に豊かに育てるために子どもたちに一層おいしい学校給食を提供できるよう単独調理場化計画を早期に具体化していただきたいと提案して、1つ目の質問を終わります。

 それでは、大きく2つ、大雨・豪雨による川の増水・はんらん対策について、9月に入って紀伊半島を中心に集中的に襲った大型台風12号の甚大な被害発生から約10日後、多治見市では、さきの台風15号の大雨による大変な被害に見舞われました。11年前の恵南豪雨の雨量を上回る集中豪雨であり、多くの方々の懸命な捜索が続けられておりますが、小学校4年生の男子の行方不明、土砂崩れ、橋の決壊、床上・床下浸水など市内各地に大変痛ましいつめ跡をもたらしました。小学生男子の一日も早い発見と災害復旧を願うものです。

 過去の大きな災害では、先ほど古庄議員から過去の半世紀前の大変痛ましい御報告がございましたが、私も小学校2年生のころ、1959年伊勢湾台風の恐怖を体験しております。鉄砲水と言っておりましたが、家のすぐ前の道路が川と化して、道路より少し高めにある我が家に避難をされる方も見えました。道路の下に位置する父親の勤めていた粘土工場は屋根がばらばらに崩れ、本当に根こそぎ倒されてひどい惨状でした。川のすぐ近くに住んでいた同級生のお母さんと幼い兄弟は増水した川に流されるという大変悲しい事故も忘れられない記憶として刻まれております。ことしに入って雨季も短く、梅雨明けした後また集中的に大雨が降るなど、地球温暖化と思われる異常気象が目立っています。

 今回の台風15号による影響から、市内各地に平和町、前畑町を初め、川の増水・はんらんによる多くの被害が発生いたしました。21日に私も市民の方から相談連絡を受けまして、被害状況を見てまいりました。どこも改修工事が必要なところばかりでした。

 岐阜県では、8日、一般会計補正予算案を前年比3%増の 173億円を発表しております。岐阜県震災対策検証委員会の提言のもと、そのうちの4割を防災対策に充てたと報道がされておりました。過去5年間で最大予算とのことです。多治見市でもこうした補助金が生かせれば、ぜひとも自然災害から市民の生命と財産を守るための災害対策、これを急がれております。

 そこで、1点質問いたします。

 多治見市全域で昨年7月15日の集中豪雨の被害状況はどのようであったか。具体的事例として、昨年姫地域・大針町内でも床上浸水がありましたが、岐阜県と本市の災害復旧状況はどのようであったか。また、特にさきの台風15号の集中豪雨の被害を受けて、今後の河川の増水・はんらん対策はどのようか。以上についてお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。

    〔建設部長 堀江義英君登壇〕



◎建設部長(堀江義英君) 私からは大針町地内の昨年の災害復旧の対応につきましてお答えをいたします。

 まず、市が管理しております側溝や水路におきましては、雨水ますのかさ上げ、それと側溝の土砂上げを行っております。

 また、岐阜県の災害復旧対応につきましては、岐阜県の管理であります起川におきまして越流箇所の護岸のかさ上げ、それと河床洗掘箇所の根固め工事を行っております。

 また、岐阜県で現在建設中であります国道 248号大針交差点の改良工事現場におきましては、土砂流出防止対策といたしまして、ブルーシートによります掘削のり面の保護、それと沈砂池を設置しております。

 それと、災害対応につきましては、今後も岐阜県と連携をとりながら対応を考えて順次整備を行っていきたいと考えています。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) 大針町内についてはただいま建設部長が答弁をしていただきました。私も21日ですね、川の増水・はんらんがあった翌日ですが、そこを見てまいりました。今建設部長が答弁されたかさ上げ、護岸工事、これだと思います。ここのところまで直っておりました。こんな感じです。

 去年の豪雨に比べますと、ことしの台風15号の被害は本当にひどくなっていると思います。本日冒頭市長から、被害状況について詳細に報告がございました。この連休中にも職員初め、多くの市民のボランティアの皆さんの御尽力に敬意を表したいと思います。

 昨日、地元ホワイトタウンでも34区の防災委員会設立総会が開かれました。消防本部の署長さんから、台風15号の集中豪雨による多治見市全域の被害状況をお聞きいたしました。駐在所の巡査部長からは市内の詳細な被害状況、岐阜県議会議員からは県道や土砂崩れの状況が報告されました。地域代表の方々も被害状況を知ることができました。いざとなったら町内、自治会が協力し合って行動できる防災の地域のコミュニティづくり、これが必要との確認がされました。自治体でできること、これは公助、地域は共助、自分たちのことは自助、それぞれ役割を明確にすることも確認されました。

 さて、今建設部長が報告をされまして、ことしに入りましてもさらにこの台風15号の前にも大雨が参りました。そして、今回の台風15号。そこで、その模様がこれが起川です。護岸工事をされたもう少し下流になります。ここでは護岸工事がされておりませんので、ここのもう少し上流で工事がストップをしております。ですから、みずから土のうを積んで防御されました。しかし、この土のうも乗り越えて庭に浸水するという、池のようなこういう状態になっております。ことしも床上浸水があったということです。隣近所の二、三軒の方々も出てきて克明に、家のここがこういうふうに浸水したんだよということを報告していただきました。雨の降るたびに本当に不安で寝られない。排水が下流にうまく流れるような根本的な対策、堤防の先ほどのかさ上げ、これをぜひ急いでいただきたいということを強く訴えておられます。

 去年7月15日、今回のこの台風15号による災害の教訓を生かして危険個所、先ほど答弁されましたように、順次早急に対策をしていただきたいと提案します。

 そこで、現在行方不明小学生の懸命な捜索が続けられておりますが、災害時の登下校に対する小中学校の安全管理マニュアルの指導の徹底、これはもとより通学路にある用水路、側溝について、ガードレールなどの以前この近辺で土砂災害があって、以前の関係者から、用水路改良工事が行われたとお聞きいたしました。今後のこの側溝に対する安全対策についてどうしていくのか伺います。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 今回の通学路におきましては教育委員会で指定をしておりますので、今後教育委員会と協議をしながら安全対策の策を講じていきたいというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 10番 三輪寿子君。

    〔10番 三輪寿子君登壇〕



◆10番(三輪寿子君) ぜひともこうした本当に大変な事故につながるわけですので、慎重に対応していただきたいと思います。

 それで、最後になりますが、今回この災害について市民の方から次の2つについて要望が寄せられましたのでお伝えをしたいと思います。

 1つは、平和町地域に広範囲の浸水が東海豪雨に続いてあったが、ポンプ場を数億円かけて建設されたにもかかわらず、ポンプ場の機能はどのように作動したのか。

 2つ目は、近隣市町村と災害防災協定は締結しているのか。締結されているなら災害時に協力要請はされたのか。

 以上、2点が私のもとに届いておりますので、通告外でしたので回答は後日によろしくお願いいたします。

 以上、市民の生命と財産を守るという重大な使命を持つ自治体の役割を果たすためにも、今後も災害に強い安心のまちづくりを目指して一層の安全対策を進めていっていただきたいと申し上げまして質問を終わります。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 次に、17番 加納洋一君に発言を許可いたします。

    〔17番 加納洋一君登壇〕(拍手)



◆17番(加納洋一君) 通告に従いまして、暑さ対策のモデル都市を目指してについて質問をいたします。

 ことしも暑い夏がようやく過ぎ去った感がいたします。多治見市のことしの最高気温は38.1度で35度以上の猛暑日は27日間あったと記録されております。この暑さは多治見市のみの問題ではなく地球規模の問題であり、その原因であるCO2削減策は考えられていますが、各国の思惑で効果的な削減策はとられていないのが現状ではないでしょうか。

 我が国はこの地球温暖化防止策の一策として、エネルギー分野において原子力発電の推進をしてきました。しかし、東日本大震災でその安全神話が完全に崩壊したため、現状では原子力発電の後退はあっても推進は困難な状況です。

 我が国の1次消費エネルギーの40%から45%は電気エネルギーと言われているため、電気エネルギーが潤沢に供給されなければ、戦後半世紀にわたって築き上げてきた経済やライフスタイルを変換せざるを得ません。しかし、おいしいものを一度口にすると忘れられないため、化石燃料の使用が増大し、暑さ対策は今まで以上に大きな社会問題となることが予想されます。

 暑さ対策では先進的な都市であると自負できると思います。すなわち、政策的には風の道構想に基づく市街地緑化、駅周辺整備に伴うドライミストや緑化、筑波大との連携による暑さ対策究明、業界による風鈴の製造、クールアイランドタイルの開発、市民への啓蒙策として8月16日のクールアースデー、緑のカーテン、熱中症予防啓発用のうながっぱうちわの配布、また暑さを逆手にとった涼しい贈り物商法などと、それぞれの分野で展開されております。

 暑さ対策は社会問題として解決していかなければならない課題のため、現状に満足することなく、今まで以上に官民一体となり、「暑さ」で有名な都市から「暑さ対策」で有名な都市として全国に発信できるようにするために、次の点について質問をいたします。

 1、熱中症について、熱中症対策として保健センターから熱中症注意情報が発信されるなどの対策が講じられていますが、1つ、多治見市において熱中症で緊急搬送された人数と死亡者数について、昨年と比較してどのような状況でしたでしょうか。

 2つ、今後熱中症対策として考えられることはありますか。

 2、ドライミストについて、1つ、多治見駅南口及び多治見橋夢広場に今年度設置されましたが、今後の普及計画はどのような状況でしょうか。

 2つ、多治見駅南口のランニングコストは1カ月当たりどの程度でしょうか。

 3、クールアイランド製品、すなわち舗装とタイルと塗装の実証実験について、民間企業の手で7月と8月の2カ月間実証実験が行われましたが、行政として実験結果をどのように評価してみえるのかお尋ねをいたします。

 4、多治見駅北地区の水と緑のまちづくり構想について、1つ、虎渓用水の農業用水としての慣行水利権を環境水利権への変更は可能でしょうか。

 2つ、すべて自然流下で北口広場、すなわち17街区の現状路面レベルまで導水することができるのでしょうか。

 3つ、虎渓用水を活用した水と緑の委員会が提案した構想について、どのように評価してみえるのかお尋ねをいたします。(拍手)



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) クールアイランド製品の実証実験について答弁を申し上げます。

 議員御指摘のように、暑いだけの町ではない、暑さに対してどういう対策ができるのか、これは日本じゅう、あるいは世界に売り出す多治見市の売りだと思っております。

 加えまして、タイル、舗装、ミスト、単独でそれぞれが動くのではなくてパッケージで動く。こういった暑さの関係については多治見市が実証実験とともに製品化、これを実際に売り出していく絶好のビジネスチャンスととらえております。

 実証実験のデータを見ますと、クールアイランド製品と通常の製品を比較した場合、屋根の温度、南、東側の内側の壁の温度、天井の温度に対して大きな温度差を生じています。

 また、室内温度については時間帯によって差があるものの、5度ないし7度違う場合もあり、製品の効果がしっかりとあらわれています。

 市としてもクールアイランド製品を積極的に市有施設に導入をしていくとともに、日本一暑い多治見での産学官連携のシンボリックな事業です。これまでも市長、私自身がみずからトップセールスを行ってきました。今回はさらなる数値的データ、こういったものをひっ提げまして、さらに積極的なトップセールスを続けてまいります。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。

    〔環境文化部長 佐藤喜好登壇〕



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 私からは暑さ対策について、市長答弁以外についてお答えいたします。

 ことしの7月、8月の熱中症救急搬送者数は、軽症25人、中等症9人の34人となっています。一方、昨年度の7、8月の搬送者数は軽症32人、中等症22人、重症3人、死亡1人の58人で、昨年と比較いたしますと気温が少し低かったこともあり減少しております。

 熱中症対策として、多治見駅南口へのドライミストの設置や今年度から市役所のミスト発生機を小中学校や区の行事などにも貸し出しを行いました。

 なお、ことしは5月から熱中症患者が発生していることもあり、現在7月から9月に出している熱中症注意情報の発令期間を見直すなど検討を行う予定です。

 次に、ドライミストですが、ドライミストは熱中症対策にもなることから、大勢の人が集まる中心市街地で設置をいたしましたが、今後の整備計画は現状では持っておりません。

 多治見駅南口のドライミストのランニングコストは8月の1カ月間で30度を超えた日が26日、運用時間が約 170時間として試算いたしますと、水道代で約 6,900円、電気代で約 5,200円の合計1万 2,200円となります。このほかに1年間の装置の維持、清掃費用として30万 4,500円の委託料を要しております。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。

    〔建設部長 堀江義英君登壇〕



◎建設部長(堀江義英君) 私からは虎渓用水につきましてお答えいたします。

 最初に、水利権の変更でございますが、水質、親水空間、修景など生活環境と自然環境の維持改善を図ることを目的としております環境水利権への変更につきましては、水利用の計画、それから水量の妥当性、地元を含めた管理体制など幾つかの協議を踏まえる必要がございます。

 次に、虎渓用水の導水でございますが、区画整理区域内までは自然流下で導水できますけども、路面より約 1.5メートルほどの深さに水が流れておりますので、歩道内とか多目的広場など水を見せるような関係につきましては一たん水を表面まで上げる必要がありますので、そういった仕掛けが必要であると考えております。



○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 細尾 稔君。

    〔都市計画部長 細尾 稔君登壇〕



◎都市計画部長(細尾稔君) 多治見駅北土地区画整理事業区域内の水と緑の空間づくりについてでございます。

 虎渓用水を活用した水と緑の委員会にて検討をしていただいており、本年4月に中間報告を提出されたところでございます。

 中間報告における提案内容につきましては、整備の方向性の一つとして大変夢のある内容であり一定の評価をしているとこでございます。

 ただし、水辺の空間を整備しようとされている区域のうち、行政の整備方針と整合性を見出していかなければならない区域があることも事実でございます。今後、そうした部分につきまして水と緑の委員会との調整はもちろんのこと、各界各層の御意見をいただきながら維持管理のことも十分念頭に入れながら、具体の整備方針を定めていくこととしておりますのでよろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) それでは、今の回答の内容から、熱中症対策は非常に昨年度の患者58名から34名、去年は死亡が1名あったということですが、ことしは死亡者はなかったということですか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) ございませんでした。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 少なくなったということは、先ほど言われたように温度が低かったかもしれん。だけど、市民がそれだけ熱中症というものに意識をするということになったかなと思いますけど、これで安心するわけにもいきませんが、対策として熱中症防止シェルター、こんなものを設けたらどうかと私は思っております。新たにつくれということは言っておりません。

 例えば公共施設ですね、市役所もエントランスホールを入ると結構市民の方来てみえるんですね。そういうところとか公民館、図書館あるいは各地区にある児童センター、児童館、そういうところへお年寄りに危ないと思われるようなときは一時的に避難していただいてもいいですよというような策は講じることはできないでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 御存じのように市役所の例えばホールでも若干冷房がきいております。あるいはほかの公共施設、学習館とか公民館のあるところもございます。さらに、大規模の小売り店舗、実は今年度そういった施設について少しだけ調査いたしまして、ホームページ上にこういった施設あるいは店舗等には、涼むといいますか、退避できるところがございますよというような御案内だけはさしていただいております。実際、そういった部分を手がかりにいたしまして、来年度以降、もう少し検討していければというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 今答弁がありまして、私ももう一つ、商業施設ですね、今言われたようにスーパー、ホームセンター、あとパチンコ店はどうかなと。公共施設と民間施設ですね、そういうところ等、多治見市結構民間といろんな協定結んでおりますので、そういうことができたらいいんじゃないかなと。特にお年寄りに暑いときはこういうところは一応お話ししてありますで、1時間、2時間、退避されたらどうですかというようなことを提案されたらいいかなと、こんなふうに思います。これは私からの提案ということです。

 次に、ドライミストですけど、今お聞きしますと、当初計画大体1カ月1万円ぐらいじゃないかと、開発した人が言ってみえたけど。大体そんな程度で、割合材料費は安いなというふうに思っておりますが、今多治見駅北口が整備されておりますけど、多治見駅北口のほうにはこのようなドライミストを設置するというような計画、そんなものはありませんか、お尋ねいたします。



○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 細尾 稔君。



◎都市計画部長(細尾稔君) 多治見駅北地区におきましてはドライミストの設置の予定は現在ありません。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 南口、これは本当立派なものですね。私も南口にドライミストができるということで、どんなのができるかなと思ったら想像以上に立派なものができておるんですね。だけど、とりつける位置が非常に高いため、風速1メートル以下のときでも流れるんですね。西側から東鉄ビルのほうへ。下へなかなかおりてこないというのが難点ですけど、立派なものですので多治見市の誇るべきものだと思うんですが、私ども暑さ対策で熊谷へ行って来たんですね。そのときに熊谷の駅どうなっておるかといいましたら、既設の駅ですので、ひさしのところに地上から2メートルぐらいのところにミストが設けてあって、そこから下へ吹き出しておりますので、すぐ上ですので結構下へかかってくるんです。多治見駅北口のほうにも南口ほど立派なものじゃなくてもいいんですから、そういう出口のひさしのようなところにそういうものを設けられたらいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 費用対効果、それと同時に多治見駅北の区画整理の関係についても大分姿・形が見えてまいりました。一度検討に値するというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) ぜひ検討してください。多治見によそからお見えになると、南口へ降りてもミストがあると。北口にもきちっとあるということで、南口ほど立派な施設じゃなくてもいいんです。出口のところに管を渡して2メートルぐらいのところで結構ですので、そういうのを設けられるといいんじゃないかなと思います。

 次に、クールアイランド製品、市長から答弁ありました。私も関心がありましたので、担当者にどうですかということを聞きに行きましたら、結構データがとられておりました。確かに言われるように、部屋の真ん中、これコンテナハウスでつくってありましたけど、真ん中で暑い日中が35度のときは中の温度差が5度あったということでかなり効果があるなと。それから、天井、壁、舗装部分、かなり格差がありました。このデータは10月末までに専門業者ウェザーテックですか、そこがまとめて公表するということを言っておりますので、市長答弁にありましたように数値、データ、そういったものを持ってぜひトップセールス、多治見市でモデルケースをつくると、公共施設にね、ぜひお願いしたいと。

 ただ、難点、課題は値段がちょっと高い。これは実験テスト中ですので、製品の値段が高い。大体普通の場合の40%から50%ぐらいはするなというふうに思っております。これも大量にふえれば下がってくると思いますけど、難点は非常に値段が高いということですので、その辺もよろしくお願いいたします。

 次に、水と緑の委員会の構想、暑さ対策のモデル都市としてふさわしい構想であるなと。できることなら実現したいと私もそう思っております。だけど、新しい施策を提案するときに、いつも議場で委員会で言われるのは、身の丈に合った事業だということをいつも言われますので、私もその辺が手がかりになりますので、わかりましたら教えていただきたいんですが、この水と緑の委員会が提案した構想の場合、建設費用とランニングコストですかね、どのぐらいかかるかということを計算、試算されたことはあるかないか、まずお尋ねいたします。



○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 細尾 稔君。



◎都市計画部長(細尾稔君) 水と緑の委員会自体がおっしゃっている整備費といたしましては、6億円程度ということをおっしゃってみえられます。ただ、実際に技術的な検証をまだしてるわけではありませんので、その辺のところは不明なところでございます。

 それと、あとランニングコストにつきましての提案と検証についてはしておりません。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 私どもが水と緑の委員会から8月2日に構想というので説明を受けたときの話を聞いておりましたら、公園緑化費用が五、六億円かかるというような話を聞いておりましたので、全体の事業費かどうかちょっとその辺も聞き逃しましたけど、相当な費用がかかるんじゃないかなと、こんなふうに思いますので慎重に対応していかなくちゃいけないと思いますが。

 次に、水利権。今、水利権の話ありましたけど、こういうふうに私が聞いたところでは虎渓用水は最大で毎秒 2,400リットルかね、普通渇水期でも毎秒 1,800リットルですね、そんな水利権が、慣行水利権があるということですけど、今回この水利権の変更をするという異動があったときに、例えば 350リットルとりますよと、環境水利権としてとるよということに手続してやると、そうするとあと要りませんねということで国が没収してしまわないかなと。たまたま慣行水利権から環境水利権へ変更する異動があったらですね、そういう異動があったときにとられてしまわないかなと。その辺を危惧しておりますけど、そういうことは御存じでしょうか。お尋ねいたします。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 現在の慣行水利権につきましては、河川法以前のいわば既得権でございますので、昔の耕作面積に合わせた水量 2,400トンということなんですが、国のほうからもこれ適正になるように是正ということも指導受けておりまして、それで現在そういったものを現実の計画にあわせて水量を計画をして、それをもって環境水利権に変更していこうという考え方ですので、今までの 2,400トンがそのまま使えるかということについて、現在は耕作面積もありませんので、国の指導のほうからそれを是正するような指導を受けながら、環境水利権という部分で以前の既得権を環境へ移行していこうということですので、水量は現実的に変わってくるかと思います。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) わかりました。それで、水と緑の委員会は、毎秒 350リットルを必要とするというふうに説明を受けました。

 一方、弁天池の出口ですね、ここは毎秒 170リットルしか放流できんとか、そんな話を聞きましたけど、どっかで障害があってできんのか、最大 170リットルなのか、その辺技術的にどうなのか。わかったら教えてください。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君)  350リッターにつきましては水と緑の委員会のほうでの一つの御提案の水量でございますので、実際計画が固まった段階に水量とかそういった計画のものを再検討して、どのぐらい流せるかということになるんですけども、現在およそ大体毎秒 170リッターでございます。これは弁天池のほうで調整をしておりますので、そういった部分で水量の差はありますが、水と緑の委員会のほうにつきましては 350リッターぐらいは欲しいということですけども、最終的にはその計画が確定した上でいろいろなものを検討して行うと。当然安全性とかそういうことも含めて検討することによって水量が決まってくるものと思っております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) そうしますと物理的に 170リットルしか放流できないという制限はないわけですね、物理的に。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 安全性を含めてそういった形で調整をしております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 今安全性という言葉がありましたけど、この虎渓用水は既に現在は先客がいるというお話を聞きました。すなわち雨水・排水として利用されとると。これ以上虎渓用水の水を流して、雨が降ったようなときにあふれ出はしないかという懸念がされるということを心配しておりますけど、それは現在どうなっておりますでしょうか。虎渓用水のルートがいろいろあると思いますけど、お尋ねいたします。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 雨の状況に応じて土岐川からの流入については調整をしておりますので、とめたりとかそういったことについて調整をしております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) そうしますと十九田町あるいは住吉町、今回のような大雨が降ったときに雨水も入る。それから虎渓用水の水も入ってきておるということになるとあふれ出るという対策は考慮してみえますね。お尋ねいたします。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 現在の水路の中で水量が多くなれば排水できるような形で工夫はされております。改めて今回の多治見駅北のほうへ導水するためには、現在のところ専用の暗渠でそこへ導水していくようなことでは現在計画しておりますけども、何分にも詳細なものが確定した上でそういった工法も含めて検討していきたいというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 今のお話の中で専用の施設か、管か何か、そういうものを新たに付設するというような話を聞きましたが、水道管のようなものだ、大きいものだと思うんですけど、そういうものを付設されたときに、先ほどの回答で現在路面より 1.5メートルぐらい下へ流れとるということですので、それをサイフォン方式で持ってこれないかということなんです。高低差がありますので、サイフォン方式で持ってくればこの高低差の部分だけ上へ物理的には上げますので、そうすればエネルギーは要らんじゃないかなと思うんですけど、そういう考えはいかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 御提案のとおり、できるだけ自然流下でということで、サイフォン式なんかがエネルギーを使わずに済むんではないかということで考えております。これも何回も申し上げますように、具体的な計画が決まった段階でこういった工法も検証しながら計画をしていきたいというふうに考えております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 私の考えですけど、この水と緑のまちづくりの構想、非常にいいんですけど、基本的な考え方としましてはエネルギーは使わないと。そして、維持管理が簡単という2つの私は考え方に基づいて行わなくちゃいけないなと思うんです。まず、エネルギーを使わない。電気を使ってどんどんポンプアップしとれば、これCO2の削減になりません。多治見だけが格好よくやっておって、地球規模でいくとCO2ふえておりますので、エネルギーを使わないという基本的な考え方。

 特に一部井戸水を使用するという委員会の案がありますけど、ポンプアップするとあの辺に結構井戸があると思うんですね。その影響も大きいと思いますので、その辺もしっかり検討していただかなくちゃならないなと思うんですね。

 特にエネルギーということでメンテナンス、都市公園 131カ所 8,300万円。これこの前からランニングコスト言ってみえましたけど、多治見駅北につくるのはこれは多治見の顔であるということですね。多治見の顔ですので、しょっちゅうお化粧しないかんと思うんです。つくったときはきれいですけど。

 それで、今私が心配しておるのは、お尋ねいたします。滝呂の中央公園、滝、せせらぎは水中ポンプ故障のため停止していますと。そしたら、あそこの愛護会の方たちが掃除してみえて、これどういうことですかと聞きましたら、電力節約のために大抵とめとるやろうと。故障なら50万円かかるという人もあるということ。それで水もどうも漏れとるようなふうやと。あれ水道水の循環か何か使ってみえると思いますけど。一番欲しいときにとまっとって残念やわなと。こういうことを愛護会の方言ってみえますけど、滝呂中央公園とまっておる事実はいったい何でしょうか、お尋ねいたします。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 常時とまってるという部分については、ちょっと現在私承知しておりませんが、時間的に当然夏場の時期に稼働時間というのとかそういうのを決めておりますので、加納議員おっしゃってみえる、このとまっておったのがいつごろかどうかわかりませんけども、一応滝呂の中央公園については6月下旬から10月上旬ということで、多分夏場にとまっとったということだと思いますので、一度確認をさせていただきたいと思います。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) 市民から見れば一番水が欲しいときにとまっておると。冬の寒いときどうでもいいんです。そういう事実もあるということ。

 もう一つ、事実。太平公園、せせらぎができておりますけど、落ち葉が物すごい下に沈んでおるんですね。太平公園はせせらぎのところは1年に一遍ぐらい掃除してみえるか、その辺御存じでしたら教えてください。



○議長(若尾靖男君) 建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 太平公園につきましては、月1回泥抜きの清掃、それと、ごみ・落ち葉は委託業者により適時清掃を実施しております。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君に申しますが、通告外の件はできるだけ控えられますようにお願いします。17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) これも次の質問につなげるための質問ですが、多治見駅北に立派な施設ができて池ができると。そうすると後の維持管理のことを心配しとるんですね。できたらどうなるであろうかということを考えますと、こういう現実に故障しておったり、せせらぎのところに落ち葉が堆積してしまっておると。普通ならいいんですけど、多治見市、多治見の玄関口ですので、そういうことを考えると非常にこれメンテナンスをしっかりしていかなくちゃならないという考えがしますので、その辺の建設費、維持費、そういうものをどういうところから財源を生み出すかということですね。

 常日ごろ財源の根拠なき政策は政策でないと、こういうのが頭にへばりついております。こういうものをしたときの財源ですね、どういうもので充てられるかということを今わかる範囲内で考えてみえることを教えてください。



○議長(若尾靖男君) 副市長 木股信雄君。



◎副市長(木股信雄君) 現在総合計画の後期計画の見直しをしているところでございますけれども、全体の事業を眺めつつ財源については考えていきたいということで、個別の事業について一般財源の何を充てるのか、あるいは特定財源を考えることも必要ですけども、特定財源があるもの以外のものについては全体の事業の中で財源を考えていきたいというふうに考えてます。



○議長(若尾靖男君) 17番 加納洋一君。

    〔17番 加納洋一君登壇〕



◆17番(加納洋一君) いろいろなものはつくることはできると思うんですね。後の維持管理、これがどうやってやっていくかということですね。この水と緑の委員会もできてから整備後の維持管理体制、これをこれから考えなくちゃならないということを言っておりますので、その辺を行政、しっかりと委員会と協議してください。ボランティアでやると、格好のいい言葉ですけど、これ大変なことですよ。あの面積、池、水路、掃除をするということは大変なことですよ。多治見市の顔ですので、その辺の維持管理についてしっかりと委員会と協議をしてできることはできる、できないことはできないというふうにしていかないと、大変な銭食い虫になりますので、その辺を私は要望してこの質問を終わります。(拍手)



○議長(若尾靖男君) この際、暫時休憩いたします。

   午後0時02分休憩

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   午後1時02分再開



○副議長(各務幸次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 先ほど加納議員の質問に対しまして、建設部長より答弁をいたします。建設部長 堀江義英君。



◎建設部長(堀江義英君) 滝呂町公園のせせらぎの水路のポンプの故障でございますが、くみ上げ用のポンプとろ過用のポンプの2基ございまして、ろ過用のポンプが8月下旬から故障しておりまして現在修理中でございますので、できるだけ早く復旧をしたいというふうに考えております。



○副議長(各務幸次君) 次に、24番 春田富生君に発言を許可いたします。

    〔24番 春田富生君登壇〕(拍手)



◆24番(春田富生君) それでは、質問に入る前に、今回発生をしました台風15号により被災をされました多くの市民の皆様方に、まずもって心よりお見舞いを申し上げます。

 今、皆様方はその復旧に向けて一生懸命取り組んでみえます。どうか市当局におかれましても、できる得る限りの支援をいただきますようよろしくお願いを申し上げます。

 そして、根本小学校4年生の男子児童が行方不明というような状況になっておりまして、関係皆様方が今必死の捜索を続けておみえでございます。皆様方にまずもって敬意と感謝を申し上げたいと思います。私も何とか一日も早い、また一刻も早い発見ができることを心より念じております。

 それでは、質問に入らさせていただきます。

 まず、最初に国勢調査についてお伺いをいたします。

 ひとり暮らし世帯が総世帯の3割を超え、高齢化率は世界最高となり、我が国の実像を浮き彫りにした注目すべき調査結果がまとまりました。昨年10月に実施された国勢調査から全体の1%に相当する約50万世帯を抽出した速報が、今年6月26日に総務省から公表をされております。

 この抽出速報でひとり暮らし世帯が、調査開始以来初となる、総世帯の31.2%を占め、その数は 1,588万 5,000世帯を記録し、これまでの調査で最多を占めてきました夫婦と子ども世帯を初めて上回っております。平均の世帯当たりの人数も2.46人で過去最少を更新をいたしました。ひとり暮らし世帯の増加がもたらす影響は決して小さくはございません。とりわけ家族間の支え合いを前提としている社会保障制度に与える影響は大きいものがございます。社会的に孤立しやすいとされる単身生活者に対する新たなセーフティネットの確立が今後の大きな課題となることは間違いございません。

 その中でも高齢者のひとり暮らし対策は早急に具体化しなければなりません。高齢者の15.6%、 457万 7,000人が単身で生活を送ってみえます。内訳は男性の10人に1人、女性は5人に1人にまで達しております。ひとり暮らしの高齢者は引き続き増加が見込まれ、団塊の世代が65歳を超える2015年以降はなおさらでございます。

 昨年夏に各地で見られた高齢者の所在不明問題のような事態を二度と引き起こさないためにも、地域で単身生活者の高齢者を支え合う対策が急がれております。

 少子高齢化の進展もまた顕著でございます。我が国の年齢別人口を見ますと、15歳未満の年少人口は 1,679万 8,000人で人口全体の13.2%を占める一方、65歳以上の高齢者人口は前回比で14.1%となる 2,929万 3,000人で、人口全体の23.1%に達しております。高齢者人口は2005年調査に続いて世界最高を更新をいたしました。

 高齢者と社会保障を支える現役世代の関係は、1人の高齢者を 2.8人の現役世代が支える割合となりました。1960年には1人の高齢者に11.2人の支え手がいましたが、この50年間で4分の1に減少したこととなります。今後は高齢者の自立を促す政策も含めた新たな制度を模索しなければならないと思います。

 そこで、今回の国勢調査結果について、本市ではどのように受けとめられてみえるのか、またその結果は本市のまちづくり、各種政策にどのような影響を与えるのか、そしてその結果を踏まえた今後のまちづくり、各種政策はどのように進めていかれるのかお伺いをいたします。

 次に、2項目め、省エネ促進対策についてお伺いをいたします。

 夏場の消費電力を減らそうと自治体が家庭の節電や省エネ活動を応援する取り組みがふえております。

 今回は福岡県のふくおか省エネ・節電県民運動を紹介しながら本市の考えを伺いたいと思います。

 ふくおか省エネ・節電県民運動は家庭での省エネ節電活動を促進するため、運動参加家庭を対象に、県や協賛企業が省エネ関連商品を値引きしたり、福岡県産の米などの特産品を贈呈する特典を設けたのが特徴でございます。

 県は、運動を広く知らせるため、ホームページや運動用に作成したチラシを使い、運動を宣伝する一方、協賛企業を募集をされてみえます。7月時点で約 6,400世帯が運動に参加をし、30社を超える企業が協賛をしてみえます。

 運動への参加を希望する家庭は、省エネ・節電活動宣言書に記入をし、県に送ります。宣言書には、一つとして小まめにスイッチオフ、二つとして待機電力を削減、3番目としてエアコンで節電、4番目として冷蔵庫で節電、5番目として照明で節電、6番目としてテレビで節電、最後7番目としてライフスタイルで節電の7つの省エネ・節電対策が提案をされております。また具体的な取り組みも書かれているようでございます。この運動に参加する家庭は、7つのうちから自分が取り組みたい対策を選んで、これは複数選択も可能でございますが、そして実行し、電気使用料の検針票を「7月から9月の3カ月分」を県に送付をいたします。

 また一方、特典はまず協賛企業による商品の割引、運動参加家庭に配られる県の地球温暖化対策マスコットキャラクターのストラップを協賛企業で提示すると、LED電球などが割引されます。さらに送付された検針票をもとに、昨年比で電気使用料を減らした参加家庭を対象に抽せん会を行い、協賛企業提供の省エネ関連商品や商品券、そして県産米などが贈呈をされます。

 そこで、本市においても、このように市民が楽しみながら家庭での節電や省エネ活動を応援する取り組みをしてはどうかと思いますが、いかがでありましょうか。

 以上、お伺いをいたしまして、私の質問といたします。(拍手)



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 国勢調査結果について答弁を申し上げます。

 平成17年と平成22年に実施をしました国勢調査結果を比較をいたします。全体人口では2.73%の減、年少人口では 4.1%の減少、生産年齢人口では 4.0%の減少、老年人口では14.1%の増加となっています。この結果から、人口の減少、そしていわゆる少子高齢化が進展し、今後の財政状況を展望いたしますと、労働力の減少により税収が減少する一方、老年人口の増加により社会保障給付費が増加していくことは避けられない状況です。



○副議長(各務幸次君) 副市長 木股信雄君。

    〔副市長 木股信雄君登壇〕



◎副市長(木股信雄君) 省エネ促進対策についてお答え申し上げます。

 この夏の節電といたしましては、市役所の率先行動といたしまして、蛍光灯への反射板の導入と間引き、扇風機の導入によるエアコンの効率的な運転や運転時間の短縮等、まず市役所ができる取り組みを進めてきたところでございます。

 市民に対しましても、市の率先行動のほか、暑さをしのげる場所の情報提供や、「たじみクールアースデー」の打ち水イベントの開催等を通して啓発を実施したところでございます。



○副議長(各務幸次君) 企画部長 青山 崇君。

    〔企画部長 青山 崇君登壇〕



◎企画部長(青山崇君) 国勢調査につきまして、市長がお答えをした部分以外について私から御説明申し上げます。

 調査結果を踏まえて、今後のまちづくりをどのように考えるかという御質問でございますが、先ほど市長が答弁を申し上げましたように、社会保障関係の費用が相当ふえてくるだろうということが予測をされます。こういったことに対処できますように第6次総合計画の後期計画におきましては、歳入規模に応じた身の丈に合った健全な財政運営を進めるとともに、市民の自主的なまちづくりを支援するものとしたいと思っております。

 また、既存の事業の縮減、廃止等の事業選択と合併特例債対象事業など、後期計画期間中に必ず実行する事業とのバランスを考慮して、各種の政策を進めていきたいと考えております。

 また、高齢者の自立支援策の取り組みといたしまして、後期計画におきましては、地域住民や各種団体と連携した地域力向上というふうに呼んでおりますが、地域力向上の支援策に取り組むなど、地域単位での福祉活動の充実に取り組むような計画を掲げて取り組んでいこうと考えております。



○副議長(各務幸次君) 環境文化部長 佐藤喜好君。

    〔環境文化部長 佐藤喜好君登壇〕



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 私からは、省エネ対策について副市長答弁以外についてお答えさせていただきます。

 来年の夏に向け、家庭でできる節電の取り組みの一つとして、家庭のエネルギー使用量のチェックや、省エネのヒントを掲載した「環境家計簿つきエコカレンダー」の作成作業を現在行っております。

 来年度には、このカレンダーを活用した「(仮称)夏場の省エネコンテスト」の実施なども検討中で、その中で企業協賛等も視野に入れながら、楽しく参加できる仕組みづくりについても検討していきますので、よろしくお願いいたします。



○副議長(各務幸次君) 24番 春田富生君。

    〔24番 春田富生君登壇〕



◆24番(春田富生君) 1点だけお伺いします。国勢調査の関係です。

 今企画部長から状況等が紹介、説明され、私も同じ認識でございますが、問題は、今言われたそういう状況の中で、企画部長が地域力をアップしよう、これは自助、共助、公助というこういった精神に基づいてやるわけですけど、それをいかに地域の皆さん方に浸透していくか、地域力をアップしていく施策が必要なんです。これを具体的にどういった手法で行っていくのか。地域力アップしよう、これはわかります。それをアップするために、行政としてどういった仕組み、仕掛け、働きかけをしていくのか。ただスローガンだけ訴えとればいいのか。やはりこれは知恵の絞りどころだと思うんです。

 今、地域力アップと言われましたね。何か方策あれば示していただきたいと思います。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 数多くのいろんな式典に市長として、極力現地現場主義ということで出席をさせていただいております。地域力の差には大きく各自治区によって違いがあります。非常にいろんな催し物を積極にされているところ、例えば盆踊り大会、運動会、敬老会、こういったことをしっかりされているというところの地域力というのは、まさに非常に強い団結力があります。

 まず、こういったところをモデルに、次の中くらいの地域、あるいは大きくおくれれている地域、トップランナーのところの仕組みをしっかり見習っていただく、こんなようなことをお願いをしております。

 加えまして、防災の関係については、町籍簿をつくろう、こういうようなことを私のほうからかなり強く区長会を通して発信をしています。これとこれをあなたたちはおくれている地域だからやりなさい。こういう言い方は全く大きく反発が生まれてきます。ぜひとも先行されている地域、あるいはこういった地域をモデルにしながら区長会、あるいは各種式典の中でこういった方法はどうですか。具体的にお示しをしながら提案をさせていただいております。あっそういう方法があるのか、こういう方法もあるんだね、いうようなことがあって、今のところ、いわゆる地域の皆さんの力というようなことについては徐々に向上している、こういう分析をしております。



○副議長(各務幸次君) 24番 原田富生君。

    〔24番 原田富生君登壇〕



◆24番(春田富生君) 今大変市長のほうから前向きな御答弁いただきました。私は、そういった地域間の交流、市長が出ていって皆様で訴えるだけじゃなくして、そういった地域間の交流があると、私は非常にいいと思うんですね。

 例えば、ただの区だけで今までやっていた行事を隣の区と合同でやるとか、そういったいいところの地域、ふと市民の皆さん方が交流ができる、そういった場をつくっていただく、仕掛けをつくっていただく、こういうことが私は大事かなあと、これからは思っていますけど、どうでしょうか。



○副議長(各務幸次君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 非常に具体的ないい提案をいただきました。ぜひとも1自治区の中にとどまらない、もう少し拡大をしていく、こんなようなことについては取り組んでまいりたいと考えております。

 既に今、陶彩の径を使ったいろんなイベントをしていただいております。滝呂地域が非常に頑張ってイベントをされます。旧笠原鉄道の遊歩道、これを笠原まで延長するというようなことですので、滝呂地域で行われているイベントをそのまま行列を笠原まで入っていただく、こんなようなことについても、既に自治会及び出身の議員の皆さんが交流を始めていらっしゃる。出発点としては笠原鉄道の新多治見駅、こんなようなことを使いながら、まずは一つの催し物として地域間の交流、流れ、こういうようなことについては、ぜひとも議員御提案がございました。区長会等も通しまして、これは一つ間違うと強制的になります。こういった方法はいかがでしょうか。市民の皆さんの盛り上がりがあります。その盛り上がりを上手に今お手伝いをする。情報提供をする。こういった形でさらに地域間の交流を進めてまいります。



○副議長(各務幸次君) 次に、1番 山口真由美君に発言を許可いたします。

    〔1番 山口真由美君登壇〕(拍手)



◆1番(山口真由美君) 自民クラブ、1番、山口真由美でございます。このたび20日午後1時過ぎに私は小学校に娘を迎えに行きました。傘を差して大雨の中迎えに行きました。その同じ時間に根本小学校で4年生の男の子があのような事故に遭ってしまったということは、同じ時間帯に子どもを迎えに行っていた母親として、大変胸が痛い、その小学校4年生の男の子が生きて帰ってくることを心より願っております。

 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。

 大きく2つの質問をさせていただきますが、初めに、新市民病院に病児保育導入の提案をさせていただきます。

 前回の6月議会での一般質問で、病児保育について質問をさせていただきました。まだ多治見市では、病児保育そのものの認知度が低く、導入はまず病児保育を広く理解してもらうことからだと痛感いたしました。しかし、一般質問終了後から、同じ議員の先輩方に病児保育について気にかけていただいたり、同じ子育てをしているママさんから、「病児保育ってどういうものなの」と尋ねてもらったりするようになりました。この一般質問が、啓発活動の一つにもなるんだということを知りました。ですので、しっかりとしたぶれない気持ちで臨ましていただきたいと思います。

 今回の質問は、新市民病院に病児保育導入の提案です。

 6月の一般質問での市長の答弁はこうでした。「熱が38度だったら預かるのか。40度だったらどうするのか。そのときの症状の判断を医師免許あるいは看護師免許を持たない者がその判断ができるのか。あるいは預かった時点から急変をした場合にどうするのか。万が一の命をなくした場合に、だれが、どのように責任をとっていくのか」、そして、「今の状況だったら医師の必置は必要なく、看護師も置かなくてもいい。本当にそのシステムでいいのかなというふうに思います」と市長がおっしゃいました。

 私も全く同感でございます。では、市長がおっしゃったその懸念要因をクリアするにはどうすればいいのか。それは、新市民病院に病児保育を導入することで解決すると思います。

 市民病院には当然、医師、看護師が常駐しています。子どもがもしものときには病院なので対応ができます。また、現在、指定管理者となっている美濃加茂市の木沢記念病院には実際に病児保育がありますので、運営自体は多治見市よりもなれています。また、今現在抱えている市民病院の大きな問題は、看護師不足です。

 そこで、病児保育です。お隣の可児市の東可児病院も、最初は看護師さんのために病児保育をつくりました。看護師不足は看護師資格を持つ人の数が足りないということよりも、資格はあるけれども、子どもを抱えての仕事復帰は難しいとあきらめているママさん看護師が多くいるからだと考えられます。子どもが病気のときこそ、一緒に病院に連れていき、働きながら子どもの様子が見られたらとても安心です。

 ほかの病院にはない、そんな働くスタッフのために充実したサービスがあることも、看護師の確保の要因になるのではないでしょうか。新市民病院になれば、ベッド数が現在の99床から 250床にふえます。しかし、今のままの看護師の人数ではその 250床に対応できません。

 看護師募集の案内を見ますが、この多治見市民病院で働きたいなと思わせるサービスが弱いと思います。院内保育とともに病児保育もあるとならば、市民病院で働きたいというママさん看護師がふえることと思います。ぜひ取り入れていただき、募集ポスターに「病児保育実施します!小さな子どものいるママさんも安心して働いてください」といったフレーズを入れてほしいと願います。

 また、病児保育を市の名前を掲げる多治見市民病院に導入することは、多治見市が、子どもを育てやすいまちであることのPRにもなります。そして、市民病院が率先して病児保育を導入すれば、市内の小児科クリニックでも「うちもやろうかな」と思うところが出てくるかもしれません。

 実際にほかの県では、お隣の春日井市でも事例がありますけれども、病院で、クリニックで病児保育をやっているのですが、市が認めてくれないというところも数多くあります。

 ファミリーサポート事業で進めていこうという現在の多治見市の動きは十分理解しておりますし、病児保育をいち早く実現できれば大変ありがたいと思う方は多いと思うのですが、ぜひとも、病児保育は病院で実施していただきたいと思います。

 それから、ことしの7月に行われた市民病院の入札の話になりますが、予定価格の51億 300万円を事前通知し、市の思惑どおりだったかはわかりませんが、予定価格よりかなり安い金額での入札が行われました。結果、低入札調査基準価格と同価格の35億 7,210万円で落札されました。総合評価落札方式でしたが、このように最も安い金額での落札となりました。

 これは、単純に安く済んでよかったと思うのでしょうが、実際にはどうなのでしょうか。安く済んだことにより、市民にとって何がプラスになるのでしょう。財政の問題よりも、市民病院が使いやすい建物で、長く使えて、さらに、病院のサービスがふえることが市民にとってのプラスだと思います。51億円という予定価格は、新市民病院に使われる予定であったのですから、その安くなった差額約15億円を幾らか新市民病院のサービスに、病児保育導入に使ってほしいとお願いいたします。

 以上、提案をさせていただきました。前向きな御回答をよろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 市民健康部長 水野高明君。

    〔市民健康部長 水野高明君登壇〕



◎市民健康部長(水野高明君) 新市民病院に病児保育の導入という御提案をいただきました。

 この病児保育を医療機関で行うという御提案につきまして、その意義は十分を認識をしてございまして、今後指定管理者等の協議の場にのせて、将来の実現性について研究をしていきたいと思います。

 しかしながら、新市民病院の基本計画、基本設計には、この病児保育というのはそのときは概念入っておりませんでしたものですから、既に詳細設計も終わって、工事が進んでいる段階で、にわかに実現することは難しいということを思ってございますし、社会医療法人厚生会と結んだ指定管理に関する協定でも、この病児保育のことは現時点触れてございません。そういうこともございまして、仮に市民病院で対応できるとしても、一定の検討・研究が必要だと思っております。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) 今のお答えですと、設計をしているのでちょっと難しいという、もう工事が進んでいるので、そこに病児保育を入れるのは難しいという答えは想定しておりました。そうだと思います。

 ですが、今現在、病児保育というのは、その建物に一緒につくるわけではなくて、建物の横に小さな、本当に小さな部屋を外につくることが多くなっております。実際に広島県の福山市民病院でも病児保育を行っておりますけれども、別棟で外に病児保育室をつくっておりますので、病児保育、今建ててもう設計にないから無理というわけではなく、私、気長に待ちますので、駐車場何台分か病児保育スペースにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お答えください。



○議長(若尾靖男君) 市民健康部長 水野高明君。



◎市民健康部長(水野高明君) 別棟でという話ですけれども、現状の工事期間中は現施設の取り壊しも含めて一定の作業を進めておりますので、来年の開院時にはそれは難しいという意味で申し上げておりますし、当然、もし仮に行うようなことになれば、別棟というようなことも想定されていきますが、そのことを今お約束をする段階じゃないと、こういう答弁をさせていただいております。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) 約束は難しいと思いますが、頭に入れていただければと思います。そして、私先ほど質問いたしました入札価格51億円が15億円差額の分ですね、わかります、15億円丸々余っているわけではないのは市民病院特別委員会でもしっかり教えていただきました。これは折半で払うということもわかっておりますが、安く済んだ、それだけですか。何か市民にとってプラスはないのでしょうか、ここをお答えください。



○議長(若尾靖男君) 市民健康部長 水野高明君。



◎市民健康部長(水野高明君) 今おっしゃっていただいたように指定管理者と半分ずつというのはおっしゃっていただいたとおりですし、これはもう現在、お金として持っているわけではございませんで、企業債を借りて30年償還でやろうというものでございますから、30年間のうちの負担が減るということですので、将来負担が減るという意味において、市民全体に負担が減るという意味において、優位なことでございまして、得したからいいというだけの話ではありません。全体的な負担が減ったというふうに御理解いただきたいと思います。

 ただ、おっしゃっていただいたように、想定していた金額がなくなっているという事実もありますので、先ほど来、何度も申し上げておりますが、研究をさせていただくということでございます。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) そして、51億円が少し安くなったと、折半だと、木沢記念病院さんと折半で払うので15億円が丸々余ったわけでもなく、しかもこれは借金ですので、50億円もともとあったわけでもないのも十分理解していますが、私も何度も言って申しわけございませんが、安く済んだ、入札が安く済んだ、それが市民にとって借金を返す金額が減った、それでほかにプラスがあるというふうになるのでは、やはりただ単に入札が安くなっても、直接私たちに関係ないのかなとも思ってしまうところもあります。

 そして、市民病院の入札に関してですけれども、かなり高額な工事です。公共工事でこれだけの大きな工事はもう先に余りないとは思います。やはり多治見市で働いて、多治見市で家庭がある方がたくさんいらっしゃいます。市長がおっしゃる地産地消、この大きな工事も地産地消で、多治見市で子どもを育てている方が多治見市の工事をやってもらいたい、そういうのも、ちょっと外れてしまいましたが、願っております。ですので、入札に関してですが、やはり安くなった分はどうしてもちょっとほかのサービスに使っていただきたいと、これはもうお願いです。もう回答はいいです。

 そしてあと、先ほど私が申し上げましたが、看護師不足の件、新市民病院の看護師不足の件、この病児保育を導入、来年では難しいかもしれませんが、将来的に導入するという方向で、看護師不足が解消されるという考えはないでしょうか、お聞かせください。



○議長(若尾靖男君) 副市長 木股信雄君。



◎副市長(木股信雄君) 再三にわたって御質問の中に発言ありましたけれども、確かに建設工事が予定価格よりも安い価格、低い価格で落札された、総合評価方式の方式によって低く抑えられることはできました。

 この抑えられた費用が、病院関係で生じたことによって病院関係に向けられるかというと、全くそうではなくって、先ほども市民健康部長がお答えしましたように、そうした費用の負担については、後年度の費用負担が軽減されたということですので、この費用の充て方については総合的に、市税全般にわたって優先順位を決めた上で、優先度を考慮した上で、その財源を充てられていく。

 だから、今回の低価格による財源が病院関係に充てられると、そういうことにはならないので、御留意いただきたいと思います。



○議長(若尾靖男君) 市民健康部長 水野高明君。



◎市民健康部長(水野高明君) 病児保育を実施することが看護師不足に対して有効じゃないかというお話ですね。確かに院内保育を行うということについては、そういった要素もございますものですから、これも4回目になりますけれども、相手との交渉の段階にお話をさせていただく要素になると思います。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) それでは、病児保育の件は市民病院の木沢記念病院さんとしっかりと話し合っていただきたいと思います。

 そしてあと1つ、市内の小児科クリニックで病児保育、うちもやりたいという声があったときは、多治見市としてはどのような対応をされるか、教えてください。



○議長(若尾靖男君) 市民健康部長 水野高明君。



◎市民健康部長(水野高明君) 今回質問いただく中で、庁内の中でも病児保育について議論をする中で、福祉サイドとして、これは国のメニュー、県のメニューにも補助メニューとしてございますので、そういったところがあればそういった補助メニューを活用しながら行うということは、指定管理者との交渉よりももし希望していただくところがあれば、早く実現する可能性はあると思います。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) 最後に、病児保育については最後に、第6次総合計画後期計画の中で、病児保育という文字を見つけてしまいましたけれども、ファミリーサポート事業で、この件について今何も答えがなかったのですが、これは隠していることなのでしょうか。今どういう状況なのか、教えてください。



○議長(若尾靖男君) 福祉部長 渡辺哲郎君。



◎福祉部長(渡辺哲郎君) 福祉部としまして、病児保育について前議会でも言いましたように、厚生労働省も平成21年度からファミリーサポート事業の中で、病児保育、病後児保育ができるような仕組みになりました。その中で、現在ファミリーサポート事業の委託業者と実現の可能性も含めまして、課題、問題点について研究しております。近々また県内、また近郊の視察にも行きますけども、このように調査研究を慎重に進めていきたいという意味で、回答いたします。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) ぜひともファミリーサポート事業でも頑張って進めていただきたいと思います。

 それでは、病児保育の質問は終了させていただきます。

 次の質問に移らさせていただきます。

 続きまして、多治見市子どもの権利条例の意義について質問させていただきます。

 子どもの権利条例は、本当に困っている子どもを守れるのでしょうか。国連の子どもの権利条約の意味合いと、多治見市の子どもの権利条例の意味合いを考え、どういった状況の子どもたちが条例によって守られなければならないか。国連の子どもの権利条約は、大きく分けて次の4つの子どもの権利を守るよう定めています。そして、子どもにとって一番いいことを実現しようとうたっています。

 1、生きる権利。防げる病気などで命を奪われないこと。病気やけがをしたら治療を受けられることなど。

 2、育つ権利。教育を受け、休んだり遊んだりできること。考えや信じることの自由が守られ、自分らしく育つことができることなど。

 3、守られる権利。あらゆる種類の虐待や搾取などから守られること。障害のある子どもたちや少数民族の子どもなどは特に守られること。

 4、参加する権利。自由に意見をあらわしたり、集まってグループをつくったり、自由な活動を行ったりできることなど。

 開発途上国では、年間 810万人もの子どもたちが5歳になる前に命を失っています。これは1日に2万 2,200人、4秒に1人の割合なんです。主な理由は、栄養不良、肺炎や下痢などの薬で直せる病気です。学校に行きたくても行けない子どもたちが、世界に約1億人以上います。教育を受けられないと文字を読むことも書くこともできません。予防接種のお知らせなど大切な内容も読むことができずに、子どもが病気になって命を失うこともあります。

 学校に行けなくて大人になり、読み書きができない大人は7億 7,500万人います。また、子どもが借金のカタに奴隷のように働かされたり、性的に搾取されたりする労働など、有害で過酷な労働を強いられている子どもが2億人以上います。戦争が起きている国にも子どもはいます。現在、推定25万人の子どもたちが兵士として使われています。子どもは殴れば言うことを聞く、給料が要らないなどの理由で、使い捨てのように使われています。

 こうした子どもたちを守るために子どもの権利条約ができました。つまり、理由がそこにあるのです。どんな状況下の子どもを守ろうとするかが明確なのです。

 それを踏まえた上で、多治見市で一体どのような子どもたちを守らなければならないのか、漠然とした内容ではなくて、本当に困っている子どもを救える条例にしていかなれば、せっかくの多治見市子どもの権利条例がもったいないと思います。

 そこで4つ質問をいたします。

 1、まず、教育。子どもの教育は、生まれたときから始まります。一番最初に経験する集団生活、幼稚園、保育園。多治見市立の公立の幼稚園、保育園へは多治見市が介入できると思いますが、私立の幼稚園、保育園へは教育について介入できないのが現状なのではないでしょうか。多治見市内の幼稚園、保育園も、温かい教育をされていると信じてはいますが、万が一、子どもの権利が守られない教育がなされていた場合、この多治見市子どもの権利条例を使って私立の幼稚園や保育園に介入できるのか。

 2、親による子どもへの虐待等で、この条例がどのように使われるのか。

 3、罰則を設けていないので、違反した場合どのような措置をとるのか。

 4、この多治見市子どもの権利条例はどれくらいの市民が知っているのか。

 以上質問させていただきます。よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。

    〔市長 古川雅典君登壇〕



◎市長(古川雅典君) 国連の条約と本市の条例の関係について答弁を申し上げます。

 議員が発言されましたように、国によって子どもの置かれた環境はさまざまです。日本の中ではほぼあり得ないような命の危険、あるいは戦争に駆り出される、性的な虐待、あるいは人身売買、ここまで至るようなのは、世界で議員が発言されたように、統計値として2億人あるというような状況でございます。

 多治見市の子どもの権利に関する条例については、多治見市にかかわるすべての子どもが対象となっています。虐待などの権利侵害だけではなく、自分の意見をはっきり述べる意見表明や子どもの権利推進計画など、幅広く記載をしています。本市では、相談窓口や救済制度を設けており、子どもたちの状況をよく把握をする、これをまず第一としています。困っている子どもを側面から支援し、自分らしく、生き生き・伸び伸びと心豊かに育つよう取り組んでおります。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。

    〔環境文化部長 佐藤喜好君登壇〕



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 私からは、市長答弁以外の部分についてお答えさせていただきます。

 子どもの権利擁護委員は、審議を実施した結果を必要と認めるときは、公立、私立にかかわらず、幼稚園や保育園に対して調整、勧告、是正要請を実施しています。

 市では、子どもの権利に関する条例に基づき、子どもの権利侵害に係る相談や救済の申し立てに応じるため、学習館4階に子どもの権利相談室を設置しています。

 子どもの権利が守られていないと思った保護者などは、多治見市子どもの権利相談室の相談員に相談し、子どもの権利侵害にかかわる救済を申し立てることができます。

 子どもの権利侵害にかかわる救済の申し立てを受け、多治見市子どもの権利擁護委員が、その内容について審議や必要な調査を実施し、必要と認めるときは調整、勧告、是正要請を実施します。

 あわせて、幼稚園、保育園等の子どもの関連施設は、勧告、是正要請を受けて行った措置等について、権利擁護委員に報告するよう要請を行います。

 次に、条例の周知についてですが、子どもの権利条例のパンフレットなどを母子手帳交付時や幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校に配布するなど、広く実施しております。PRの成果として、平成18年度 113件であった相談件数は、平成22年度では 293件と倍増しております。

 そのほかに子どもの権利情報誌「つながり」を昨年は年に1回、小中学校在籍の保護者向けに配布していますし、広報紙には隔月でコラムを掲載、さらに11月20日を子どもの権利の日と定めて、市内の公民館や児童館・児童センターにおいて、子どもの権利についての視点を盛り込んだ協賛事業を実施しております。

 なお、実際に虐待事件が起きているような場合は、子ども支援課に連絡し、東濃子ども相談センターなどとのネットワークにより、迅速な対応を行っております。

 次に、条例に違反した場合の措置についてですが、子どもの権利擁護委員は、申し立てに対して勧告、是正要請を実施し、その結果報告を求め、特に必要があれば、とられた措置について公表することができることが現在の条例の仕組みです。

 御指摘のとおり、罰則規定はございませんので対応策には限界がございますが、公表等粘り強く働きかけをして、解決していきたいと考えております。

 最後に、この条例の市民の認知度ですが、平成18年度に実施いたしましたアンケート調査では、子どもが28.8%、大人51.6%の認知度でした。なお、ことし8月にも同様な調査を行っておりまして、現在詳細は分析中ですが、速報値では子ども21.1%、大人52.2%の認知度となっておりました。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) 今、とられた措置について公表するとおっしゃいました。これが恐らく罰則に近いものではないかと思うのですが、どのように、どこに公表するのか、具体的に教えてください。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 子ども権利擁護委員は、相談内容について年1回活動報告会を開催するということでしておりまして、今年度では8月ごろであったと思いますけど、市役所の中で一般の方もお集まりいただいて、その報告会等を実施しております。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) この多治見市役所の中で年1回、その場で公表する。それは特に罰則にはつながらず、それをされたからといって、勧告された方が何もデメリットがないというか、マイナスがないような気がするのですが、この公表するというならば、例えば本当にホームページに出すとか、いろいろ問題はあるでしょうが、公表の仕方を考えていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) 過去5年間でこの子どもの権利擁護委員に対して相談等されて、先ほど申し上げましたように、いろんな調整、勧告、是正要求等手順を踏んでいくわけですけれど、この5年間では6件ほどのそういった御相談がございまして、いずれもそういった過程の中ですべて解決できております。

 したがいまして、あえてそこのいろんな具体的な公の場での公表というような格好まで至ったことはございませんが、そういった非常に難しいような案件が出てくれば、またその段階でさらに検討していく必要があろうかと思います。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) ということは、公表するまでいかないうちに話し合いで解決されているということはとてもいいことだと思います。しかし、罰則規定がない、何もない状態よりも公表というのは大変厳しいと思います。やはり教育者にとっても、どういうことをされたか、公表されてしまったら教員生活、幼稚園の先生の生活にかかわることになると思いますので、ここはしっかり決めていただきたい。それを使う使わないは、今まで使ったことがないのですから、その罰則をつくったとしても使わないように努力すればいいと思いますので、ぜひ罰則というものを考えていただきたい。これは公表ということで結構ですけれども、公表の仕方を考えていただきたい。そのほうが重みが増すと思います。

 そして、もう一つですけれども、先ほどアンケートの結果を教えていただきました。平成18年で子どもが28.8%、大人が51.6%、これは一体何人にどれぐらいの方に聞いたのでしょうか。正直申し上げて、50%の大人が子どもの権利条例を知っているとは残念ながら私の周りではそこまでの認知度がありませんので、このアンケートはどのようにされているのか。そして、今回行われたアンケートもどのように、何人ぐらいに、どのような対象でされたのか、教えてください。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) 罰則及び公表について基本的な考え方を答弁をいたします。

 部長が申し上げましたように、これまでに6件こういったいろんな話し合いというようなことで解決をしてまいりました。

 罰則公表の方法については、非常に神経質にならざるを得ません。いつ、どこで、だれが、だれに対して、何を行った、これを公表されることを了とされるかどうか。実は私自身もすべて子どもの権利条例の関係の委員会から1年間の活動、そして今までの認知度の低さ、さらに、そういった機関がある、そこに相談をしてください。こういったことをやりなさいということを言っています。

 現段階で、罰則を加える、あるいは公表をいつ、どこで、だれが、何に、どういうことをしたか。ここまでを公表するということについては、そういった声を私自身は聞いておりません。

 さらに市長として、それを積極的に公表していくということについては、かなり慎重になる、これが必要と考えております。



○議長(若尾靖男君) 環境文化部長 佐藤喜好君。



◎環境文化部長(佐藤喜好君) アンケート調査について御報告させていただきます。

 先ほど平成18年度と申し上げましたが、失礼いたしました。調査時点は平成17年の8月3日から8月22日ということですので、訂正させていただきます。

 対象者でございますが、大人・子どもそれぞれ 500人ということで、例えば子どもですと10歳から17歳の間、いわゆる小学校5年生から高校3年生相当の方で、10歳から11歳が男性女性合計で 150人、12歳から14歳で合計で 200人、15歳から17歳で合計で 150人というような形です。大人に関しましては、10歳から17歳の子どもがいる世帯の31歳から60歳の方 500人ということで、30歳から60歳を年代ごとに 500人抽出してございます。

 回収率につきましては、おおむね50%ということでございました。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) まず、罰則について、確かにとても難しいと思います。どれが本当なのか、例えば学校で先生にこういうことを言われた。その生徒の話を 100%信用して、本当にその先生が悪いと、だれが、どのように判断するのか、これは警察でも難しいことですので、確かに罰則規定というのは大変慎重にならざるを得ないのは重々わかります。

 しかし、罰則とまではじゃあ言いませんが、子どもの権利の条例の重みを増すために、公表ということ以外にも重みを増す意味で考えてほしいというのは私のこれは提案でございます。そして、今のアンケートですけれども、大人 500人、子ども 500人で、回収率が50%とおっしゃいましたので、これは大人 250人、子ども 250人の回答ということになるのでしょうか。

 大人 250人、子ども 250人の中の50%の認知度ということは、 125人ということになると思うんですけれども、なので、このアンケートですけれども、多治見市全体で50%の親が知っているという認知ではないわけですよね。あくまでもこのアンケートした結果、回収率も大変悪かったと思います。 250人の中で50%の人が子どもの権利条例を知っていると答えたまでにすぎないと思いますので、本当に一生懸命この条例をつくって、守ってくださっているのは重々わかっています。

 ですので、もうちょっと厳しい目で認知度が低いというのをわかっていただきたい。そして、あとは啓発活動ですけれども、私の娘もカードをもらってきました。しかし、なくしてしまうんですね、子どもは。ですので、提案ですけれども、カードにせずにシールにして連絡帳に張るなど、毎日目にすること、これはぜひやっていただきたい。

 私ごとですが、実は私も子どものことでここに電話をして相談をしたことがあります。何回も相談したことがあります。本当に親身になってしていただきましたが、やはりどうしようもないことも多くあり、大変悔しい思いをしました。そのときに、権利条例って一体何だろう、だれを守るんだろう、こんなに苦しんでいるのに条例では守ってくれなくて、みんなのための条例で本当に目の前で困っている子どもたちが、具体的に使われない、そんな悲しさを感じたのが正直なところです。

 この子どもの権利条例は大変すばらしいと思います。この条例は日本国内でもまだまだ少ないです。多治見市はとても早くこの条例を取り入れて、子どもたちのために、多治見市は子どものために一生懸命やっています。ですから、この子どもの権利条例が宝の持ち腐れにならないように、実際に具体的に困っている子どもたちが、この条例を使って救うことができるように、ぜひとも考えていただきたいと思います。

 以上、私の提案でございます。何か、よろしくお願いいたします。



○議長(若尾靖男君) 市長 古川雅典君。



◎市長(古川雅典君) まず、条例をより実効的なものにする。議員の言葉からすれば宝の持ち腐れにならないよう、これは私は毎年報告を受けるたびに申し上げていることでございます。

 カード方式がいいのかということについては、しっかり検討いたします。

 次、アンケート調査、大きな鍋のスープの味を見るときには、スプーン1杯で見るというのは統計学の原則です。大きな鍋のスープを全部飲んで味を見るということではない。その議員の考え方でいけば、11万 7,000人にすべてアンケートとらなければならないというようなことですので、その抽出スプーンが小っちゃいのか大きいのかっていうような議論はありますが、本市のいろんな形の市民の意識調査、アンケート、こういったものについては、全世帯全員ということは物理的に11.7万人では無理です。このスプーンが大きいのか小っちゃいのかということについては、今後しっかり議論をしてまいります。

 いずれにしても、子どもの権利条例が持っているだけ、あるだけというようなことではなくて、本当に困っている人、あるいはこれから生き生き羽ばたこうとしている人、実は子どもの権利条例で育ったOBが、大学に入れてもう1回多治見の近くに帰ってきて、金融機関に就職をする。その子が新たに中学生、小学生に対して子どもの権利条例とは何か、何のためにあるのか、こんな活発な活動も見えております。



○議長(若尾靖男君) 1番 山口真由美君。

    〔1番 山口真由美君登壇〕



◆1番(山口真由美君) もう1点お願いします。

 大きなスプーン、大きな鍋でスプーン一口、それもあるんですけれども、大きなスプーンうまくまぜないと、その味ばらつきがありますので、大きなおたまでまぜてみるという考えもあることだけ御承知おきいただければと思います。

 そして私も、このアンケート方法が悪いと言っているわけではありません。アンケートがすべてではないので、周知されている50%よりも低いと思って啓発活動されたほうがよりよいということで、よろしくお願いいたします。

 本当に子どもの権利の条例、子どもは先ほども国連の条例で、読みながら本当に胸が詰まりました。生きる権利、教育を受ける権利、当たり前だと思っている権利が受けられていない子どもが多治見市にもいると思います。そんな子どもたちに目が向けられて、具体的に使えて、本当に困っている子どもたちが連絡帳に張ってある子どもの権利のそのシールを見て、幼稚園でも、小学校でも、小っちゃなお友達でも電話をかけれるように、もしくは児童館で、先ほども旭ケ丘の児童館という話がありましたけれども、児童館とか気軽に子どもが相談できる人がいる。

 ひとり親家庭が大変多くなっております。甘えられる親がそばにいない子どももいます。そんな世話やきのちょっとおせっかいなおじちゃん、おばちゃんみたいなそんな存在がこの子どもの権利条例になってほしいと、私からのお願いで終了させていただきます。ありがとうございました。(拍手)

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△第3 休会期間の決定



○議長(若尾靖男君) 日程第3、休会期間の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。議事の都合により、明日は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、明日は休会することに決しました。

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△散会



○議長(若尾靖男君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

   午後2時07分散会

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 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。

  平成23年9月26日

               多治見市議会議長   若尾靖男

               多治見市議会副議長  各務幸次

               多治見市議会議員   水野正太郎

               多治見市議会議員   柴田雅也