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岐阜県 高山市

平成19年 文教経済委員会 11月06日−06号




平成19年 文教経済委員会 − 11月06日−06号







平成19年 文教経済委員会



文教経済委員会記録

 平成19年11月6日(火)文教経済委員会を第一委員会室において開いた。

 その次第は次のとおりである。

出席議員

委員長

 岩野照和君

副委員長

 村中和代君

委員

 若山加代子君

 牛丸博和君

 松山篤夫君

 松葉晴彦君

 中田清介君

 下山清治君

欠席議員

 谷澤政司君

理事者

林務課長

 佐野公樹君

事務局

局長

 駒屋義明君

書記

 下屋仁君



     午前9時29分 開会



○岩野照和委員長 ただいまから文教経済委員会を開会いたします。

 閉会中の継続調査に関する件、1番としまして農林業振興についてを議題といたします。理事者側の説明を求めます。



◎佐野林務課長 〔資料により説明〕



○岩野照和委員長 説明は終わりました。

 御質疑ありませんか。



◆松葉晴彦委員 課長が今説明してくれた中で、高山の民有林、12万ヘクタールあるよね。これの12万ヘクタールのうち、簡単でいいけれども、要するに手入れが終わったところ、除・間伐が終わっているところというのはどのぐらいあるのか。今後の3年間の計画は、6,000ヘクタールというのはさっき説明されましたね。その中で、済んでいるところと済んでいないところを教えてください。



◎佐野林務課長 民有林12万ヘクタールというのは、天然林とか松山とか雑山、全部含めての12万でございます。問題になりますのは、恐らく人間が植えて育てた人工林になろうかと思います。

 人工林としますと、先ほど申し上げましたとおり4万5,000ヘクタールぐらいが高山市の人工林ということになっております。そのうち、まだごく若い林もございますし、既にもう老齢を迎えて、ほぼ手入れが要らなくなった林もございます。大体10年から45年ぐらいが一番手のかかるところではないかと見ておりますが、それが恐らく3万2,000から3万3,000ヘクタールあるのではないかと私どもの方では推定しているわけでございます。

 問題は、その中でどれくらい手が入っていないところがあるかという、これはなかなかちょっと難しいところがございます。と申しますのは、前に手を入れたけれども、20年もたてばそれはもう手の入っていない林と実態的には一緒になると。じゃあ、5年前に手を入れたところは適正なのか、10年前が適正なのかというとかなり難しいんですけれども、一応私どもの推定の中で、全体の中で過去8年間ぐらい、施業が入ったところの面積というのをちょっと推定させていただいております。そうしますと、先ほど申し上げましたように3万2,000〜3万3,000ぐらい人工林で、いわゆる間伐やら除伐をしなければならん林があると申し上げましたが、そのうちの1万1,000ヘクタールぐらいはどうもおおむね終わっている、1回はやられているよと。少なくともこの七、八年の間に何らかの人の手が入ったというふうに見られております。

 ですから、ありていに言いますと、残りの2万ちょっとほどがまだ、少なくともこの8年ぐらいのうちでは手が入っていないというふうになるわけでございますが、これも非常に考えようによっては難しいところがございまして、例えばごく若い林であれば除伐・間伐をやらなくても、枝打ちをやっただけでも結構林の中が明るくなることがございます。それから、ものによりましては雪害等ですかすかになっているような林もありますので、実態はわからないわけでございますが、数値的には2万ぐらいはまだまだやらなければならんところがあるのではないかと。

 ただ、それに対して、その2万を目標に私ども間伐計画を立てますと、先ほど言いましたように現在の森林組合等がやっております間伐等の面積が、今のところ1,700ヘクタールか1,600ヘクタールというふうに申し上げたと思います。それのスピードでやろうと思うと、やっぱり3年間で2万というのはとても難しいところだということでございますので、県で定めました流木災害監視地域とか、そういった生命、財産に影響の及ぼしやすいところを重点的にやるべきではないかと。それが大体1万7,000ヘクタールぐらいございますので、その中でなるべく早く進めていくということを念頭に置いて、まず、これは第1期計画になりますが、3年間の短期の目標として6,000をやっていきましょうと。ですから、それ以降に、また必要があれば2期計画をつくっていかなければならんと思います。

 一度に2万ヘクタールを解消するのは、これはなかなか不可能に近い作業でございます。県下でも1年間でやっているのが、1万4,000をやるのが必死でございますので、そうやってみますとまだまだ何年かかけてやっていかなければなと思いますけれども、森林の作業は、先ほど言いましたように全体に下刈りとか雪起こしから間伐というものにシフトしておりますので、これからは間伐中心でどんどん組合もやっていくということでございますので、2,000ヘクタール、あるいは毎年2,500ヘクタールぐらい、5年、6年先にはできるのではないかなとは期待しておるところであります。



◆松葉晴彦委員 11年の9・15災害の場合もしかりでしたし、その後の10・20災害、あの2つの豪雨災害を見ておると、極端なことを言うとやっぱり流木災害でなかったか。山から崩れてきた土石流よりも、杉、ヒノキで橋脚部分をほとんどなぎ倒していった。あのことを思うと、やっぱりとりあえずはこの除・間伐というか、間伐の徹底をぜひお願いしたいな。自分なんか山を見ておっても、ほとんど植えたままで、どうしようもない山というのがはっきり言って、あのくらいだったなら自然のナラ、ヒノキを、そのままの方がよかったんじゃないかというような山が結構見受けられるので、ぜひその辺のことについても計画どおりというか、ぜひ除・間伐の徹底をお願いしたいな、こんなことを思います。

 もう1点だけ、いいですか。今年の4月から稼働したと思いますが、木材流通加工センター、大変多額の投資されて、これこそ英断だったろうというふうに思うんですが、流れとか水位、課長が見えられて順調にいっておるかどうか、その辺のことについて教えてください。



◎佐野林務課長 先ほどの間伐の件、おっしゃられるとおりでございますので、計画に沿って推進してまいりたいと存じます。

 木材製品流通センターの方でございますが、実質的には3月23日が竣工ということで、稼働したところでございます。一応、今新生産システムという国の事業の中で動いておりまして、一応大口の顧客との契約、協定に基づいて材を納めているという格好でございます。

 ですから、ある意味では売り先もはっきりして、間違いなく売れていくというところがございますが、やっぱり針葉樹、特にあそこは杉を乾燥、先般ごらんいただいたように杉を乾燥していただいております。やはり、杉の乾燥というのは予想以上に難しいというふうなことを実際にやられた組合なんかからも聞いております。機械では、額面どおりではこれだけできる、乾燥機の中でできるんですという話はあるんですが、実際に入れてみるとそのスケジュールではうまくできないというふうなことも多々あるようでして、やはり、まだ今は試行錯誤というところでございます。

 あそこは製材がありまして、乾燥する、そして乾燥して、若干狂いとか出てきますので、それを仕上げるという形で流れているわけでございますが、製材等の機械はもう全く順調でございます。仕上げの方も、出てくればそれで順調なんですが、やはり乾燥が一番難しいと。

 乾燥する際に、急激に乾燥してしまいますと、乾くには乾くんですが、どうしても中と外の方の乾きぐあいの関係で割れが生じてしまうときがあると。そうすると、いわば欠品せざるを得ないと。ゆっくり時間をかければいいんですが、それだと時間がかかって回転が悪いというふうなところもあるようで、今はやはり実際に携わっている者がまだ慣れていないというところもありますので、業者の指導を受けながら進めているところでございます。

 従来でしたら、十分使えるものが既に乾燥品としては出ているわけでございますけれども、最近は、今の建築基準法の改正等に伴いまして材の売れ行きが非常に悪いということが1つございますし、あとハウスメーカーに最終的に納めるとなると、そこら辺でクレームを嫌うものですから、かなり見る目が、通常のここら辺の工務店さんと比べると厳しいということで、現在のところ若干歩どまりが悪いところはあるということでありますが、そこら辺は今指導いただきながら進めているところでございます。

 何といいましても、まだ半年ちょっとのところでございますので、これから生産量を上げていきたいというふうに努めていると伺っております。



○岩野照和委員長 他にありませんか。



◆牛丸博和委員 今ちょっと松葉委員さんからお話あったような、災害に対してはかなり、山へ入ってみると折れてしまって、谷なんかも埋まっておるという状況なんですが、これはどうしようもないというか、実際これを手をつけるということはなかなか不可能に近いと。前も市長さんにもお願いをしたんだけれども、やはりそれは民間の所有だから、なかなか市としてはやれんよというようなこともおっしゃいましたし、今の課長さんの考えとしては、それはそれとしておいて、やっぱり今の間伐できるところをやっていくという方針なんですか。その辺の認識度をちょっとお聞きしたいということであります。

 もう1点は、いわゆる市の職員さん、なかなか少数で、PRというか、いろいろな事業があるんですが、このPRいかんによって面積をやれる、やれんというのは大きな違いが出てくると思うんですよ。それについて、森林組合を見ますと、森林組合もかなり弱体化というか、経営難といいますか、経営難まではいっておらんけれどもなかなか厳しい状態と、そんなことを聞いております。そうしますと、いわゆる維持費のPRの方こそ、これをどうしていくかと、その辺をちょっと2点だけ、簡単でいいですので教えてください。



◎佐野林務課長 先ほどありましたように、あそこの谷沿いの流木が倒木されている、あれをほかっておくということでよしとしているわけでは、もちろんございません。

 例えば、間伐等で谷へかかったものは、必ずそこの谷から引き上げるようにというのが県の補助金を出すときの条件みたいになってきておりますので、実際に間伐事業としてやった場合に、谷に放置されるということは基本的にはないと。ただ、要は雪とかなんかで折れて倒れかかっていく、そういったものをどうすればいいかというふうなことなんですが、これについては、それだけをやるための事業というのは基本的にはないんです。これをやろうとすると、例えば間伐をそこでやると、間伐をやるという名目の中で、間伐もやりながらそういった木を整理するというふうな、いわば若干方便を使わせてもらって進めることができます。

 ただ、所有者によってはそれもできないという方がありますと、谷沿いで特に危険な渓流であれば予防治山というふうな形で、治山事業を入れる中でそういったものの整備をしていくしかないかなというふうに思っております。

 治山を入れるとなりますと、保安林の指定がどうしても条件になってまいりますので、このあたりが所有者さんに言わせますと、砂防なら買ってくれるんだけれども、保安林は承諾取られて、さらに保安林にかけられて制限が加わるという、非常に不本意なことになるものですから、なかなか同意が得られないところがあるわけでございますけれども、山側としてはそういったところをどうしてもということであれば、公的な力でということであれば、治山事業での実施をお願いしていただいているところでございます。

 そういったところのこともある程度整理していかないと、次回の大雨なんかで災害を起こして、大体その直下には人家、田畑等あるわけでございますので、非常に危険だという認識はしているところでございます。

 それと、PRにつきましては、なかなか行政はPRが下手くそだということはよく承知しているところでございます。先ほど申し上げましたように、市の広報にも載せていただきましたし、ヒッツの方にも流させていただきました。ヒッツは届く範囲が限られておりますので、市域全域かというものもございますけれども、そういった形で説明をさせていただきました。

 やはり私どももそうですが、一般の森林所有者さんと接するのは森林組合の方が一番多いということで、森林組合にもこういった制度で、仕組みで私どもは進めるよということは重々説明させていただいております。森林組合には林業推進員という制度が、中におりまして、地区の連絡等を行う方々が見えますので、そういった方々を通じたPRということで、1つ1つ掘り起こすしかないかなと。組合も、先ほど申しましたように間伐を進めていくためには、今まで頼みやすい人ばかりでなくて、その隙間であいたような人も、やっぱりこれからはアプローチして営業していかなければならんというふうなことで、今頭を切りかえているところでございます。

 そういった取り組みを市も一緒になって応援しながら、間伐を進めていきたいと思っておりますし、実際私どもも組合と一緒に座談会等にも、以前にもおじゃまして、そういったPRをさせていただいたところでございます。

 ただ、難しいのは、今座談会にもなかなか人が出てくれないという、それ以前の問題もなかなかあるわけでございますけれども、そういったところで地道なことをやって、やはりもう1つの効果は、1か所間伐しますと、隣の持ち主がやっぱり気になるんですね。あそこ、きれいになったなというと、自分のところもちょっとやらなあかんかなというところもありますので、そういった目に見えるところで間伐をどんどん進めるということも大事かなというふうに思っております。

 こういったことで、いろいろなアプローチでもってPRをして、間伐を進めていきたいと思っているところでございますので、余り答えにはなりませんが、そういったことで御理解賜りたいと存じます。



◆牛丸博和委員 ちょっとお願いなんですが、ぜひ、私の集落もあるんですが、総代、森林組合もそうでありますが、その辺とタイアップして、彼らを洗脳するというと言葉は悪いんですけれども、かなり強い言葉で言っていただくといいんじゃないかなと、こんなことを思っておりますので、また森林組合とタイアップしながら、よろしくお願いしたいと思います。



○岩野照和委員長 他にありませんか。



◆下山清治委員 森林の手入れは重要なことですが、今、森林関係の原因もあるし、環境を守る問題やらCO2 の削減、両方でやっていかなければならんが、その中の1つの防災網、枯れた関係で、事業によっては補助をもらうためには保安林指定を受けんと、高山市の単独事業では大変な金がかかると、こういうことで幾つかの案件は、16年の水害以来いろいろな方面で出ておるわけなんですが、あれの保安林指定の関係で、今のこの間伐事業も95%の補助で、国も力を入れておることはニュースでもやっていますが、どうなんですか。またそういう事業に取り組むため保安林指定をする、いろいろな地権者に説明すると、こういうような中で、ちょっと未確認の部分があるんですが、この間伐事業を取り入れた段階の後、保安林指定についてはサイクルで5年ごとやったか、3年ごとに、30%以上は切れんというような規定がありますね。一気に切ってもらったのでは、保安林指定した効果が生まれてこないので、それはよくわかるので、基準どおりにやっていかなければ指定は難しいんやろうと思うけれども、ある程度面積を多く持っておる地権者はなかなか賛同が難しいわけです、現地へ入ってみると。そういうことがあって。

 まず1点は、その間伐事業を取り入れて行った、その後30%を、5年にたしか30%やったよ、伐採の基準が。それ以上は切れんと、一遍には。そういうことなんですが、どうなんですか、間伐と保安林指定との関係。間伐もしていない、そのものを指定したときは、間伐も含めて30%という数値の中へ入れてしまうのか、基準に合ったような、きれいに間伐して、ほかの手入れをして、それから保安林指定については30%以上は一遍に切ってもらえませんよと、こういうことなのか、まずその件を教えてもらいたいな。



◎佐野林務課長 幾つかの話が一緒になっているところがございますが、ちょっと1つずつほぐさせていただきますと、間伐の事業と治山事業、保安林指定の問題があろうかと思います。

 まず、市のかさ上げの話は、これは保安林指定と全く関係のない話なもので、保安林であろうが普通林であろうが、95%のかさ上げというのはさせていただいておりますので、これはちょっと別かと存じます。 保安林事業をやられてから──治山事業には大きく2つございます。面的な保安林整備事業というふうなもの、これは間伐とか除伐とか、そういうのを主体的にやるもので、いわゆるダムとかそういうものをつくらないんですけれども、そういったものの事業、それと治山事業ということで、いわゆる山抜け谷抜けをしたところに堰堤とか山どめだとかいろいろつくって、若干その周りも整備するときもありますが、メインはコンクリートものを主につくるというものがございます。

 こちらの、今のお話ですと、恐らく保安林を指定して治山事業をやっていくというふうな話と若干かぶるかなというふうに思っておりますが、保安林指定に際しては、間伐が既にやっているとかやっていないというのは余り関係ございません。間伐をやっているから保安林に指定しますとか、間伐をやっていないから保安林に指定するということはございません。

 ただ、治山事業は保安林の中でしかできないということになっているものですから、治山事業をやるんであれば保安林に指定してもらわないと、治山事業の、いわゆるハードのコンクリートの堰堤とか入れられませんということになっております。

 ただ、保安林に指定しますと、保安林はどういった施業でなきゃいかんという規定がありまして、間伐についてはボリュームで、材積で30%以下しか切れないというのが基本的な形になります。ですから、30%以内であれば、何か年間隔でその後切っていただくのは可能というふうなことになります。

 なかなか保安林に同意しますと、間伐のことよりも、むしろその後伐採ができないという、禁伐という場合があったり、あるいは皆伐でべたっと切って、昔のように植えるような、ああいうすべて切るような切り方はしてはいけないという制限が加わるということ、あとは宅地等の開発も可能性があるところですと、そういったことで売れなくなるというようなことで、いろいろな思惑があって恐らく指定同意というのは難しいところがあるのかと思いますが、間伐をしたから保安林にする、あるいは間伐していないから保安林にするという考えは、恐らく治山事業に絡んだものとしてはないです。

 ただ、今ハードみたいなものはそうですけれども、面的なものですね。いわゆる保安林整備事業というところでは、基本的には間伐をやってすかすかの林は必要ないでしょうということですから、事業は入れられないので、それが本当に込んでしまって、これはひどい状態だとなってから初めてその事業が入れられますので、そういうところでは間伐をやっているかどうかということと、そこで保安林整備事業をやるかどうかという問題は出てきますが、いわゆる谷どめとかそういうふうなものの場合は、間伐の有無というのは、既にやってあるかどうかは関係はないです。

 ただ、治山事業をやって保安林の指定を受けますと、半分切りたいといっても許可が出ないということが生じますので、所有者さんはどうもいい顔はされないというふうなことで、私どもも幾つかの治山事業を今年も抱えておりますが、なかなか同意を得られていない箇所がございまして、難航しているところでございます。



◆下山清治委員 うちの地区でもそういう関連があって、災害の防止はしていかなければならんし、さりとて市単ではお金がかかるのでなかなかできんし、今保安林指定の案件も幾つかお願いしておるんだけれども、たくさん面積を持っている人に限ってなかなか同意してくれんという部分があって、間伐がある程度、30%切ってもいいと、5年サイクルだったと思ったが──という中に含まれるならば、比較的に手入れを十分にしておらなんだ山が、保安林指定を受けて同意しても、間伐事業としてやる部分はその30%、いわゆる保安林指定からの30%という基準、30%以下やろうな。基準の中に加わるということになると、それは新たに山の手入れ程度に間伐で切ったような部分も30%の中に入れられてしまうと、非常に山の持ち主も後の基準に従って30%ずつ5年ぐらいで切っていく。本来はまとめて切って、また植林したいという考え方もあるので、山をサイクルによって、長期のサイクルになるけれども、何とか守ったり収入上げようと思うと。だからちょっと聞いたので、関係なく、どっちでも、保安林の指定にはだめやと思うけれども、同意さえすればな。そうかな。ちょっとそこの辺を……。



◎佐野林務課長 やはり保安林指定──多分おっしゃられるのは間伐というより、択伐の話だろうと思いますけれども、もう大きくなった木を切りたいよというときに、普通だったらべたっと切って、一山でぽんとお金が入るんですけれども、保安林にしているとそういったところができないときがあります。そういったところができる山もあるんですけれども、特に治山事業をやったところですと30%までしか一度には切れませんよと。ということは、中から選んで30%だけ出して、どっちかというとコストがかかり、その切り出しをしなければならんと、そういうふうなことになるもので非常に嫌われるのは間違いないですが、制度上そうなっているということで、その中で御理解をお願いしたいというふうに考えております。



◆下山清治委員 仕方がないな。もう1点だけ。今の森づくり委員会とか、整備活動支援交付金というやつ、これは認定を、一定の要件を満たす森林面積あたりの定額の交付金というようなことで、ちょっと説明の中で、一定の要件を満たさんとこれは対象にならんということで、ちょっとした草刈りとか、農業者の地権者同士で、うちの境はどうのこうのなんていうトラブルにもなるわけであります。そういうようなことの境界確認等々、専門家とか、あるいは行政で立ち会ってもらってやるとか、そういうことも条件の中に入ってきた支援事業というふうに受けとめればいいのかな。交付金もらえるためには。



◎佐野林務課長 ここでのまず一定の条件というのを若干お話しした方がよろしかったんですが、これは森林法の中で森林施業計画というのがございまして、森林所有者さんが自分の持ち山について、今年あそこは下刈りするよ、あそこは雪起こしするよと、来年あそこを除伐にするよと、あそこは再来年間伐するよという、そういう5か年の計画をつくってもらうんです。その5か年の計画をつくって、市長の認定をもらうという制度が森林法の中でございます。

 それは、30ヘクタール、最低面積がなければいけないんですが、私は1ヘクタールしか山を持っていないので、じゃあできないのかというときは、仲間をつくればいいんですけれども、共同でもいいんですが、そういった形で30ヘクタール以上の山を集めて森林施業計画をつくって認定をもらうという制度があります。

 いわば、森林施業計画の認定を受けたということは、その認定を受けた森林施業計画を立てた林は適正に管理されるわけですね。計画的に管理されるわけですから。ですから、こういったものは広めていきたいということで、国、県等でこれをどんどん広めていこうというふうなことはしております。高山市のカバー率は大体60%ぐらい、今、施業計画がカバーされております。

 まず、この認定を受けた人がこの交付金をもらえる権利があります。ここで、次の一定の要件は何かといいますと、一番よくありますのは、人工林がまず対象ですと。人工林でも45年以下の人工林、何かと人手がかかる年齢に達している人工林の面積、いわば年齢とかそういうものが条件になっているわけです。それが、30ヘクタールの中に45年以下の人工林が例えば10ヘクタールありますということであれば、1ヘクタール当たり5,000円ですので5万円、これを毎年市から交付するというふうになっております。

 じゃあ、何もやらなくても5万円もらえるんですかという話なんですが、それはだめですと。それぞれのところで、例えば歩道の草刈りをやったり、あるいは作業をやろうとする箇所、これから間伐しようとするところの隣との境がわかりにくくなっていると、見通しが悪いということで伐開をしたり、ちょっと杭打ちをしたりとか、そういう作業が割合と必要になってきますので、そういったことをやりましたというふうなことを報告いただければ、この5万円を出すと。それを何ヘクタール分やらなきゃいけないとか、何百メートル歩道を刈らなければならんというのは何もないんですが、そういったものを1つでもやっていただくということを条件に、そういった要件を満たせば交付金を交付させていただくということになっております。 ですから、それは結果的には境の確認になる場合もあるでしょうし、崩れた作業路を直すということにもつながってくるでしょうし、それが逆に言うと山菜取りやこけ取りにも使える、結果的にそういうこともあるかもしれませんけれども、メインとしてはそれでもって山へ行っていただいて、そこの道の先にある山の手入れをしていただくというふうなことにつないでほしいという制度でございます。



◆下山清治委員 森林法第11条の中では、そういう細かい規定がしてあるという……。



◎佐野林務課長 これは施業計画の規定でして、交付金のことについては別に要綱、要領がございます。



○岩野照和委員長 他にございませんか。

 ちょっと私の方から1つお尋ねしたいんですが、森林整備計画につきまして、私も17年6月の一般質問で施業計画の見直しについて質問したわけなんですが、どっちかというと明快な返事がいただけなかったというようなことですが、これは5年ごとに、10年を1期としてとなっていますが、前倒しの予定はあるかないかのまず1点お願いします。



◎佐野林務課長 市町村森林整備計画につきましては、5年を1期ということでございまして、制度的には前倒しも可能とは思いますが、実はこの上にあります県の地域森林計画というのがございます。ここの場合は、宮・庄川地域森林計画というのがあるんですが、これは飛騨市も白川村も含めた、要はこの飛騨をエリアとした県のつくった計画なんですが、実はそれに整合をとって立てるという関係で、そっちの計画もやっぱり5年に1回つくり直すんですけれども、それと年度を合わせております。そういうふうに指導されておりますので、次回までは、変更はあり得るんですが、新規の作成ということになりますとちょっとやりにくい、要は県と計画がずれてしまうというところがありますので、これはつくり直しというのはちょっと難しいところがあろうかなというふうに思っております。

 ただ、中身の変更というのは可能ですし、実際、随時必要な部分は私どももやっております。



○岩野照和委員長 それからもう1つ、森づくり委員会のメンバーですが、次回で結構ですので、メンバーをお願いします。



◎佐野林務課長 今でもお出しできるんですが……。



○岩野照和委員長 いいです、印刷したもので。次回で結構です。



◎佐野林務課長 次回といいますと、いつがよろしゅうございましょうか。



○岩野照和委員長 事務局に渡してもらって結構です。



◎佐野林務課長 では、事務局の方にメンバー表をお渡しさせていただきます。



○岩野照和委員長 他にありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○岩野照和委員長 質疑は尽きたようでありますので、農林業振興についてを終わります。

 以上をもちまして文教経済委員会を閉会いたします。

     午前10時28分 閉会



 以上のとおり記載して、その相違ないことを証するため、高山市議会委員会条例第28条の規定によりここに署名する。

   委 員 長