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岐阜県 高山市

平成19年  1月 臨時会(第1回) 01月31日−01号




平成19年  1月 臨時会(第1回) − 01月31日−01号







平成19年  1月 臨時会(第1回)



平成19年第1回高山市議会臨時会会議録(第1号)

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 高山市告示第211号

  地方自治法(昭和22年法律第67号)第102条第3項の規定により、次のとおり平成19年第1回高山市議会臨時会を招集する。

   平成19年1月24日

      高山市長 土野 守

         記

 1 日時 平成19年1月31日

      午前9時30分

 2 場所 高山市議会議事堂

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◯議事日程

 平成19年1月31日(水曜日)午前9時30分開議

第1 会議録署名議員の指名

第2 会期の決定

第3 議第 1号 土地の取得について

第4 議第 2号 平成18年度高山市一般会計補正予算(第3号)

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◯本日の会議に付した事件

 1 日程第1 会議録署名議員の指名

 1 日程第2 会期の決定

 1 日程第3 議第1号及び

   日程第4 議題2号

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◯出席議員(35名)


  1番 車戸明良君
  2番 佐竹 稔君
  3番 増田繁一君
  4番 岩野照和君
  5番 松葉晴彦君
  6番 木本新一君
  7番 北村征男君
  8番 野村末男君
 10番 溝端甚一郎君
 11番 桑原紘幸君
 12番 石原孫宏君
 13番 水門義昭君
 14番 村瀬祐治君
 15番 村中和代君
 16番 橋本正彦君
 17番 針山順一朗君
 18番 藤江久子君
 19番 中田清介君
 20番 谷澤政司君
 21番 上嶋希代子君
 22番 松本紀史君
 23番 今井武男君
 24番 小林正隆君
 25番 小井戸真人君
 26番 伊嶌明博君
 27番 島田政吾君
 28番 牛丸尋幸君
 29番 杉本健三君
 30番 大木 稔君
 31番 蒲 建一君
 32番 住 吉人君
 33番 大坪 章君
 34番 下山清治君
 35番 山腰武彦君
 36番 長田安雄君  ================

◯欠席議員(なし)

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◯説明のため出席した者の職氏名


 市長 土野 守君
 助役 梶井正美君
 収入役 高原喜勇君
 地域振興担当理事兼企画管理部長 國島芳明君
 財務部長 荒井信一君
 基盤整備部長 古田正勝君  ================

◯事務局出席職員氏名


 事務局長 山下祥次君
 次長 東元進一君
 書記 下屋 仁君
 自動車運転職員 櫻本明宏君  ―――――――◯――――――――

      午前9時30分開会



○議長(島田政吾君) これより平成19年第1回高山市議会臨時会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(島田政吾君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により議長において、野村末男議員、大木稔議員を指名いたします。

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△日程第2 会期の決定



○議長(島田政吾君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(島田政吾君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は、本日1日と決定されました。

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△日程第3 議第1号 土地の取得について

 日程第4 議第2号 平成18年度高山市一般会計補正予算(第3号)



○議長(島田政吾君) 日程第3 議第1号 土地の取得について及び日程第4 議第2号 平成18年度高山市一般会計補正予算(第3号)については関連がありますので、一括議題といたします。

 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。

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   (議案は本号その2に掲載)

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○議長(島田政吾君) 國島地域振興担当理事兼企画管理部長。

   〔地域振興担当理事兼企画管理部長國島芳明君登壇〕



◎地域振興担当理事兼企画管理部長(國島芳明君) おはようございます。ただいま議題となりました議第1号 土地の取得について御説明を申し上げます。

 議案1ページをごらんください。

 本議案につきましては、土地を取得したいため、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議決をお願いするものでございます。

 取得しようする土地の地番は、高山市上岡本町7丁目410番、411番、417番1、417番2、418番、419番、420番、421番、426番及び高山市下岡本町1395番1、1395番2、1395番3、2000番44、2017番2、2017番3、2018番2、2018番3、2018番5、2019番1、2019番3、2020番1、2020番3、2021番でございまして、地目は山林、原野、公衆用道路であります。面積は5万1,312.69平方メートル、取得の方法は岐阜地方裁判所高山支部が行う期間入札であります。取得予定価格は1億5,000万11円、取得の時期は平成18年度であります。

 次に、添付いたしております資料の説明をいたします。2ページをごらんください。

 土地の取得の目的でありますが、市街地周辺の景観と里山の自然を保全することを目的として取得するものであります。

 次に、取得しようとする物件の明細でありますが、まず今ほど説明いたしました地番の土地の地目及び面積につきましては2ページに掲載のとおりであります。

 3ページをごらんください。

 当該土地に建物が付随しておりまして、高山市上岡本町7丁目417番地、418番地及び高山市下岡本町2020番地、1395番地、2019番地に所在し、構造は鉄筋コンクリート鉄骨造鉄板アスファルト板葺2階建てでございまして、床面積は、1階が2,715.81平方メートル、現況は約3,940平方メートルであります。2階が158.39平方メートル、現況は約166平方メートルであります。

 なお、建物につきましては、市は0円の価値見積もりをもって入札いたしたところでございます。

 4ページに位置図を掲載いたしております。太枠内が取得予定地であります。

 以上で議案の説明を終わらせていただきます。

 なお、引き続き財務部長から経緯などについて説明をいたします。

 よろしく御審議いただき、御決定賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。

   〔財務部長荒井信一君登壇〕



◎財務部長(荒井信一君) それでは、本物件に係りますこれまでの経緯と、それから取得に当たっての課題、それから今回提案をさせていただいています議第2号の一般会計の補正予算(第3号)ついて御説明をさせていただきます。

 まず、本物件に関します本日までの経緯でございますが、これにつきましては、昨年18年10月5日、岐阜地方裁判所高山支部の方から期間入札の告示がございました。入札期間は平成18年12月7日から12月14日の期間でございまして、売却基準価格が1億3,532万3,000円という形で示されております。12月14日、これは入札の締め切り日になりますが、午後3時過ぎに総務委員会協議会の方へこの件について協議をさせていただきました。目的は、景観に配慮しない開発が懸念される市街地郊外の里山の自然と景観の保全ということでございます。同日総務委員会協議会の方で御意見をいただきましてから、入札締め切りに合わせまして入札参加をいたしました。入札額につきましては、ただいま議案の方で説明させていただきました1億5,000万11円でございます。

 12月21日に裁判所の方で開札をされました。これは午前10時でございまして、開札結果が、高山市が同額で落札をしたということでございました。これを受けまして、すぐに総務委員会協議会を開催させていただきまして、こちらの方へ報告させていただきますと同時に、全議員さんの方へ開札結果を書面にて、ポストの方へ投げ込みをさせていただきまして、報告をさせていただいたところでございます。

 21日に落札を受けまして、裁判所の方が調査期間ということで、1月4日まで期間をとられました。1月4日に市の方へ売却を決定と、裁判所の方の決定を受けまして、その後この入札に対しましての不服申し立て期間ということで1週間、1月11日までとられております。この期間に不服申し立てがございませんでしたので、1月12日、売却が確定をいたしました。この際、代金の納入期限もあわせて通知を受けまして、これが平成19年2月13日ということでございます。それで本日の臨時議会に、土地の取得についてということで上程をさせていただいたわけでございます。

 この後、議決を受けてでございますが、代金の納入をいたしますと所有権の移転登記の処理を裁判所の方で行っていただくということになります。

 これが今までの経緯等でございます。

 それともう1点、この用地につきましては幾つか課題がございまして、それについて御説明をさせていただきます。

 まず1点といたしまして、本物件に対しましては賃借権が設定してありまして、それに伴います占有権がついております。これにつきましては、裁判所の方の見解も含めまして御説明しますが、最優先順位抵当権に送れる長期賃借権でございますので、市いわゆる買い入れ人に対します対抗要件はないというふうに確認をしております。

 それから、この賃借をされておられる方が有益費をかけておられますが、これについては賃借されてみえる方と協議をさせていただくということになりますが、現存の価値がどの程度になるかということも含めまして、取得してからの話し合いになろうかと思います。

 それから、賃借されてみえます方と交渉がスムーズに行けばこれはよろしいんですが、もしいろいろと今までのいきさつから引き渡しにつきましてなかなか順調に行かないというようなことが想定されますが、これにつきましては、市が代金納入後6か月、これが民法で言います明け渡し猶予期間ということになりまして、そういった期間は賃借されます方がここに占用される権利があるというふうに踏んでおりまして、この期間は最長6か月、それでも明け渡しをされない場合は引き渡し命令の申し立て期限ということがございまして、これは代金を納入してからも含めましてですが、9か月という期間が民法で規定されております。その後、引き渡し期限を過ぎましても明け渡していただけないときには裁判所の方へ申し立てをしまして、催告をしていただくという手順を踏みますけれども、こういったケースで行きますと大体10か月、時には若干それ以上かかるかと思いますが、そういった期間が必要になります。

 それからもう1つは、これも施設の方へ取りかかる1つの大事な要素になりますけれども、施設内に動産が残っております。この取り扱いにつきましてどうするかということになりますが、旧テナントの入居者の資産でございますとか、それから以前ボウリング場でございましたために、そこのボールとかボウリングシューズ、こういったものが残っておりますが、現在高山市のものではございませんので、こういったものにつきましては、取得してから調査をいたしまして、法的手順に従って対応することになろうかと思います。したがいまして、これについても入ってみないとわかりませんので何とも申し上げられませんが、かなりの期間を要するということは想定されます。これもちょっと御理解をいただきたいと思います。

 それからもう1点は、隣地土地所有者との境界確認、この整理が残っております。

 それからその他といたしまして、これは総務委員会協議会でも御報告させていただきましたが、建物がアスベストがついておりまして、これの除去につきましては、裁判所の方の今回の物件の公示でも出ておりますが、相当の費用がかかるというふうに踏んでいます。総務委員会協議会の方では2億7,000から8,000万円というふうに御報告させていただいておりますけれども、実際に具体的な見積もりを市がまだやっておりませんので、おそらくここまではかからないだろうというふうには踏んでおりますけれども、こういったアスベストの除去がかかりますし、それから北側の斜面が崩壊しておりまして、これの復旧。これについては、明け渡し前に着手ができるという見込みを立てておりますので、早い時期に取りかかりたいというふうに思っています。

 それともう1点は、所有権が移転されますと、今度は市の管理下に置かれますので、土地、建物の管理の課題がございます。ただ、これにつきましては、冒頭に御説明させていただきました現在の占有者の方との協議もかかわってくるのではないかというふうに踏んでいます。このほかにKDDIでございますとか関西電力、この契約がございまして、それの更新、こういったものが残っております。

 課題として今整理しておりますのは、こういった内容のものでございます。

 それから、続きまして議第2号、こちらの方の一般会計補正予算(第3号)について御説明をさせていただきます。

 今回の補正予算は、議第1号で今御説明させていただきました土地の取得に要する費用の補正ということでございまして、まず第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ530億1,711万円にするもの。それから第2項は、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表 歳入歳出予算補正によるとするものでございます。

 平成19年1月31日提出。高山市長。

 3ページをごらんください。

 第1表 歳入歳出予算補正でございます。歳入でございますけれども、第19款繰越金に1億5,000万円を加え、第1項繰越金に同額を加えて、歳入合計528億6,711万円に1億5,000万円を加えて、530億1,711万円とするものでございますし、歳出の方は、第2款総務費に1億5,000万円を加え、第1項総務管理費に同額を追加し、歳出合計528億6,711万円に1億5,000万円を加えまして、530億1,711万円とするものでございます。

 4ページの方の事項別明細書をごらんください。

 歳入の方の第19款繰越金。これは前年度繰越金を充当いたします。それから歳出の方の総務管理費の方は、第8目財産管理費に1億5,000万円を補正いたしまして、17節公有財産購入費に土地購入費として1億5,000万円を追加するものでございます。

 以上で説明を終わります。御審議の上御決定いただきますようお願いをいたします。



○議長(島田政吾君) 説明は終わりました。

 ただいま説明のありました議第1号及び議第2号の2件について、御質疑はありませんか。中田議員。



◆19番(中田清介君) ただいまそれぞれ取得の目的、それから現状、課題等を御説明いただいたわけでありますが、私たちもそうでありますが、市民の関心は現況がどうであるかという心配と、それから将来どのような利用計画ができそうなのか、この2つが一番の関心ではないかというふうに思っております。

 御説明では現状についての課題をるる述べられました。アスベストがある建物が建っておるということ、それから動産がかなり、いろいろな種類のものが入っている、このようなところも課題ではないかというふうに思っておりますが、当該地域、中心市街地からだれもが目視できる建物が建っている現状。それからその地域からは市街地と北アルプスの景観が眺められる、大変高山を代表するような景観のビューポイントであるということで、これは取得するという決断をされたことは大変私たちはよかったなというふうに思っておりますが、何といたしましても、今現状が用途地域内にある緑地保全地域というような位置づけでないかと思っております。

 12月議会までの景観計画の問題にいたしましても、当該地域が景観計画では里山景観重点区域に入っておる。それからもう1つが、緑の保全契約対象区域であるということ。それから土地利用の観点から言いますと、第二種住居地域である用途地域内であるというようなことになっておるというふうに認識をしておりますけれども、それぞれ強制力がある、ないというような網かけ部分のいろいろな高さの制限とかがございますけれども、今、取得の目的がそうしたことを先行して取得することによって里山の自然と市街地周辺の景観を保全するということでありますので、現状におけるそうした網かけ部分の規制等について一遍確認をしたいと思いますが、御説明をいただきたいと。



○議長(島田政吾君) 古田基盤整備部長。



◎基盤整備部長(古田正勝君) それでは、現状におけます当地域でのいろいろな規制等の条件についてちょっとお話をさせていただきます。

 議員が言われているとおりで、景観計画におきましては里山景観重点区域ということで、中山周辺地区ということで位置づけしておりまして、建物等につきましては、建築物や工作物の高さの高度制限は10メートル以下ということで、これにつきましては一応指導勧告という段階での規制ということになっております。それからまた緑の保全契約対象区域にも入っておりまして、原則的に山林を維持するというような地域ということでしております。ここにおきましても、やむを得ない場合は残置緑地を10%以上残すだとか、建築物の高さは10メートル以下というような保全に対する基準を設けてございます。

 それからあと建築基準法の関係でいきます用途の関係でございますけれども、これにつきましては平地部分で第二種住居地域で建物を建てるところなんですけれども、この区域につきましては、一応建築不可能な建物としまして、劇場だとか映画館等とキャバレー等、条件を満たさない工場等だとか大規模集客施設というものが建築不可能なものということで、それ以外のものは一応建築することができるというような区域になっているという状況でございます。



○議長(島田政吾君) 中田議員。



◆19番(中田清介君) 今それぞれの規制並びに勧告どまりということですので、余り強制力がある抑制の効果は出ないというような心配もある。そういう土地であるというようなお答えでないかというふうに思っております。景観計画の中でも強制力をどうつけていくかという、建物の高さにだけ集中しますとそういった論議がなされたというところで、いろいろな規制をこれからかけていくにしても、大変時間がかかるというようなことではないかというふうに思っております。

 そういうことから言いますと、観光都市高山の一番大切な景観地区、そういう位置づけができると思いますので、後処理の経費、財務部長からおっしゃいましたようないろいろなものがかかるんだと思います。特にアスベストというようなこと、これから民間のそういう建築物についてもいろいろ対応、対策をしていかなければならないという時代にあって、そういうものがかかってもぜひこうした計画を進めていただきたいなというふうに自分は思っておりますけれども、今述べられたような内容からいたしますと、やはり取得された後の利活用については、やはり高さ制限はもちろんのこと、緑の保全契約対象区域でもあるというようなことからすれば、やはり里山景観を生かした活用が市民の願うところではないかというふうに思っております。

 そういうことから言えば、1つには城山でつくられましたような文化伝承館的な建物をつくるにしても、そういうような範囲の中で多数の市民が活用できるような利活用が望ましいとは思っていますが、これは今後の市民の意見聴取、それから議会との調整の中でまた考えていただくことだというふうに考えますが、そのような方向を重視して進んでいただきたいなというふうに思います。

 最後に、もう1つ懸念されます動産の位置づけなんですけれども、聞くところによりますと、今までがボウリング場というようなことで、そこのスポーツ愛好者等がお預けになっておったボウリングの用具等も入っておるというようなことでございまして、市民からの要望も、その辺をはっきりして、返還できるものは早期に返還してくれというような要望もありますので、そうしたことも今後、先ほどはきちんと対応していくというふうにおっしゃっていただきましたけれども、早期にできそうなのか、もう一遍そこだけをお聞きしておきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 施設内の動産の取り扱いにつきましては、土地建物の所有権移転後も高山市には帰属しません。現在の建物所有者と、御説明させていただきました賃借人がございますが、この方々の管理下にあるというふうに法的にはなっています。それで、順当であれば明け渡しの前に動産をすべて持ち出してもらうように話す必要があるのではないかと思っていますが、動産を残したまま明け渡しがされる可能性もございます。そういった際には、市が勝手に処分いたしますと損害賠償を求められるケースもございますので、先ほどちょっと言葉を選びましたが、法的な手順にのっとって対応をしなければならないというふうに考えています。

 したがいまして、期間の中で御説明させていただいたこともございますが、これについても相当の期間を要するのではないかというふうに思っています。土地を入手いたしましてすぐに施設の整備というような流れにはなろうかと思うんですが、そういった状況もございますことを理解していただきまして、土地あるいは建物を取得いたしましてもこういった整理が必要だというふうに考えておりますので、ひとつ残りました動産につきましても早速に処理をして、高山市に損害賠償がかかってこないような、そういった期間を必要ということは御理解いただきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 中田議員。



◆19番(中田清介君) もう1点だけ、先ほどから何遍も申し上げておりますが、利活用に対する進め方なんですけれども、今のいろいろな明け渡し期限ですとか、これは御説明いただいたとおりなんですけれども、市民意見の聴取とか、いつごろまでをめどにしていきたいとかという考えが今現在おありになるのかどうかだけ聞かせていただきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 次の利用につきましても、ただいま申し上げましたようにきちんと整理をした上でないとかかれないというような状況がございますので、そういった現状を御理解していただくことと、それから利活用の方法につきましても、これにつきましては総務委員会協議会の方で御相談したときにも御質問が出ておりました。公園とか、あるいはいろいろな方法も御提案されておりますが、先ほど議員の方から言ってみえたように、いろいろと御相談をかけて、公の施設として利用が期待できるような施設整備は必要ではないかというふうに考えていますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(島田政吾君) 上嶋議員。



◆21番(上嶋希代子君) 今、中田議員の方からいろいろ御質問があって御回答がありましたので、私も了解した部分がたくさんあります。私も市民の皆さんの声をぜひ反映できる施設に活用できるというふうに思っておりますし、市民の方からもいろいろ意見を伺いましたけれども、ぜひ建物など余り無駄なものを使わないような形での、本当にゆったりした公園にしてほしいという要望をたくさん聞いておりますので、ぜひこのことは伝えておきたいというふうに思いました。

 これからのことですけれども、高いところですので、ぜひ通路のことも今後の中にお含めいただいての御検討をしていただきたいというふうに、お年寄りの方、子どもたちが参加できる通路を確保していただきたいというようなこともありましたので、その辺も含めて今は要望としておきますので、よろしくお願いいたします。

 質問としては今、中田議員の方からたくさんありまして、答えられましたので、いいです。



○議長(島田政吾君) 要望でいいですか。



◆21番(上嶋希代子君) はい。



○議長(島田政吾君) 次に、伊嶌議員。



◆26番(伊嶌明博君) まず、その目的ですけれども、里山の自然を保全する、こういうために取得するということになりますと、ここばかりではないので、ほかの例も出てくるということになるんじゃないかと思うんですけれども、そうしたらここを高山市じゅうで一番いいところだから市が所有するという考えなのか、先ほど中田議員が言われたように、そういう心配がいろいろあって、しかも指導を聞かない場合もあるので、そういうおそれがあるためにやるという、そういうことが逼迫しておる状況だという認識だから緊急措置として買うと、こういうふうなのか。そこら辺の考え方がちょっとよくわからないので、お願いしたいと。

 それからもう1つ、この買うに当たって、経過説明のところにちょっとなかったんですけれども、2年か3年前にこの所有者から市に買ってもらいたいと、こういう相談というのがあったと、こういうふうに聞いておるわけですけれども、そのことについては、そのときはどう対応したのか。そのときは買う必要がないという結論だったと思うんですけれども、議会にも報告がなかったので。そのときはそういう心配はなかったのか。今言われたようなほかの方に売られていくと。新たな変化がそこの時点と違うのか。お金の面でそのときはかなり高い額だったと。7億円とか8億円とかという話で、その額の中で調整がきかなんだのか、そこら辺の買えないという理由は何だったのか。そこら辺、ちょっと経過説明も含めてお願いしたいと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) まず冒頭の、ここ以外にもこういった景観の必要なところは購入していくのかという御質問ですが、用地あるいはこういった景観を守るにもいろいろな状況なり条件がございまして、景観を守っていくのは市の方針として掲げておりますし、広く市民の理解を得ながら景観の保全ということは従来もやっておりますし、今後も力を入れてやっていく施策というふうに考えております。民間の方の中で理解をいただけるケースありまして、必ず購入しなくてもやっていけるケースも従来にも数々ございました。

 今回の用地に関しましては、先ほど基盤整備部長の方からもありましたが、今まであそこの土地というのはビューポイントとして見るところ、あるいは見られるところ、そういうことを考えますと一等地でございますし、それから今回は用地がいろいろと過去の経緯からいたしますと、いろいろな規制が強制力なしに利用が可能ですので、そういう諸々の状況もございますし、それから今二、三年前のお話もございましたが、市が今購入しても先行きある程度整理をして利用ができるという見込みも立ちましたし、これは要件を挙げればかなり、幾つもございます。

 したがいまして、今、伊嶌議員がおっしゃったように、景観を守るためだけにというような、そういう非常にベクトルを振るような単純な要素だけで決めたわけではございませんでして、先ほど言いました残った課題も踏まえて、市がこれを購入した上でも有効な利用が可能であろう。それも議会の方で御理解がいただけるであろうというふうに踏みましたものですから購入に踏み切ったと。それともう1つ、手順が裁判所の競売ということでございますので、裁判所の競売でございますといろいろな市として対抗できないような要素も整理されております。そういった要件もございまして今回踏み切っています。

 それと二、三年前は、これは任意の売却ということでございますので、通常の民間と民間の土地の取引、そういったケースでございますので、市が出ていくには非常に課題が多うございましたので、その場合には購入についてはすべきでないというふうに判断をいたしました。



○議長(島田政吾君) 伊嶌議員。



◆26番(伊嶌明博君) そうすると、結果的に今の説明ですと裁判所の競売という形になったので、しかも景観で一応大事なところだから買うと。その前のときは、景観は大事なんだけれども、民間との関係だから買わないと。そういう裁判所の競売にかかった場合は、しかも景観の重点地区だと、買うと、論理的に言えば今後はそういうふうになっていくんですけれども、それはケース・バイ・ケースでいろいろ変化があるとは思うんですけれども、大きな基準はそこにあるというふうになるということでいいのか。

 そして、今後の予定としてですけれども、仮にお金が払わなければ入札は第2位のところに行くはずなんですけれども、そういうことになればどうなるのか。そこら辺、開札の結果等もあわせて、何というか、だれが参加するかはわからない状態と、もう開札してある程度結果が出た段階とは状況は違うと思うんですよ。そこら辺について、例えば今日議会が否決せいというようなことになったらどうなるのか。そこら辺、今後の見通しなども含めて説明を願いたいと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) まず最初の御質問ですが、前段で御指摘いただきましたようなときよりも、後で言われましたケース・バイ・ケース、そちらの方で解釈していただきたいと思います。十分理解していただいたと思ったんですが、結構1つ2つの要素でどうも理解しておみえなので、ケース・バイ・ケースで対応していくというふうに御理解をお願いします。

 それから今回議決要件でございますので、こういう議決する議案として上程をさせていただきました。否決をされれば市は事情にのっとって購入といいますか、取得はできません。裁判所の方で次の入札者があるかどうかというのは、それは裁判所の方で判断されることでございまして、市が取得できないということになります。



○議長(島田政吾君) 伊嶌議員。



◆26番(伊嶌明博君) それで、ケース・バイ・ケースだということになると、結局この景観重点区域である10メートルを守るとか、里山を守っていくとか、これは指導基準だから守らん業者がおる場合にそういうケース・バイ・ケースに市が購入せんならんと、こうなればむしろ景観を守らないところほど市が買うと、こういうふうなおかしな現象になって、景観だから守ってもらいたいと。例えば市が指導基準を強めるとか、いろいろな方法はあるとは思うんですけれども、むしろそっちの方に力を入れることが本道ではないかと。ケース・バイ・ケースで買うと言って手の内を見せているよりも、きちんとここはだめなことはだめなんだと、やはりこういうふうに指導した方が全体の高山の、いいところはここばかりではないので。私はそういう位置づけの方が適切ではないかと。

 そしてむしろ何か目的があって、公園にしたいとかそういう市民的な合意があって買うと。これはまだ私はそれこそケース・バイ・ケースで対応して積極的に乗り出すということは、これは民間の土地であっても市に行くと。そういう積極性は私は大事だと思うんですけれども、今の場合は何かちょっと後ろ向きというか、そういう感じがするんですけれども、むしろ景観基準をしっかり守らせることに市民的な世論をつくったりすることが市のやることだと思うんですけれども、見解をお願いします。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 今回の市の決断につきましては、後ろ向きという評が出るとはちょっと思いませんでして、本音を申しますと、こういった裁判所の競売で市が土地の取得にかかるというのは、ないとは言えませんが、本当にまれなことでございます。通常は施設の整備をはっきりして、目的あるいは利用を議会に御相談しながら、それに必要な用地を購入していく、こういった手順を踏みます。

 今回冒頭で経緯を説明させていただきましたのは、裁判所なりの競売につきましては、交渉する相手もわからない、どういった方が入札されるかもわからない、期限も切られている、そういった状況の中で、時間的な制約というのはすごくあります。議会に御相談してもんでおるうちに、結果として買わにゃどうしたという声も、逆に言いますと批判の1つとして聞こえてくるであろう事案でないかというふうに思っております。

 共産党の方から、これは後ろ向きで、後ろ向きだということは、言いかえれば買うべきでないという評価ではないかと思いますが、それは今日の議決の中で御判断をしていただくことになろうかと思いますけれども、実際のケース・バイ・ケースと申しましたのは、こういった購入の手順も含めましていろいろなケースがございますので、里山保全をするということについては、これは先ほど申しましたように非常に重要なことでございますし、従来からも力を入れてやってきています。これについては変わりないわけですが、土地を購入する、あるいは財産を購入することを、里山を保全するためというこの1点だけにとらえて予算をつけたり、あるいはこういう手続に入るということは、これはなかなか現実的に難しいかと考えています。



○議長(島田政吾君) 伊嶌議員。



◆26番(伊嶌明博君) 私はこの提案された内容を見ますと、保全することを目的として取得すると書いてあるので、ほかの理由が書いてあってというならばそれも検討に値するんですけれども、こうやって目的を書いておいて、今その目的だけではないなんていうのは、ちょっと提案者側としては問題があるんじゃないかと私は思うんですけれども。

 もう1つは、市の今まで指定管理者云々の話のときに、民間にできることは民間にと、こういうことをずっと言われてまいりましたね。例えば民間でこの景観を守ってもらうと。例えば民間の土地であっても緑の保全契約などを結んで、民間の力でやってもらいたいと。私は、これは大きな基準があったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、今の時点で民間も第2位には出ておると私は聞いておるんですけれども、そういう時点の中で市がその民間を抑えてやらなければいけない、入札までのことではないんですけれども、そういう入札をするまでの状況と、入札した後の状況から見て、民間に任せるべきことは民間に任せるという高山の姿勢はもう変わったのか。もうそういう考え方ではないのか。そこら辺も改めてお聞きしたいと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 行政としましても、私たまたま指定管理者の所管で動きましたが、民間でできることは民間へ任せるというようなおごった考えは持っていません。民間の方に参入していただくという姿勢でやっておりますので、行政が見下すような「任せる」というような表現は避けてきたつもりでございますし、それともう1つ、今回のケースは、今御質問にございましたように、この線から行けば、市の方でそのように解釈をいたしました。



○議長(島田政吾君) 伊嶌議員。



◆26番(伊嶌明博君) 最後にしておきますけれども、こういう競売とか、そういうような状況になったときにはケース・バイ・ケースで考えていくんだけれども、しかし私は、競売になっても高山市のいろいろ指導基準を守ってもらいたいというのが普通の、どういう業者が来るかわからないのでといって高山市が乗り出すという、それはそういう場合もないとは言えないとは私も思うんですけれども、しかしあくまでも市が指導しているものを守ってもらいたいと。それで守らん業者も、それは指導基準ですのであるかもしれんけれども、それは市民の皆さんの世論とか、そういうことで守らせる運動を進めていく。市も先頭に立つと。こういうふうなことが基本的だというふうに思うんですけれども、その基本的な考えをもう一度お願いして。



○議長(島田政吾君) 國島地域振興担当理事兼企画管理部長。



◎地域振興担当理事兼企画管理部長(國島芳明君) これは景観計画を御審議いただいている部分の中でもきっちり市の姿勢はお話をさせていただきましたし、その部分については御理解いただいているというふうに踏んでおります。それを改めて変わっているのか変わっていないのかとおっしゃる方が私どもはわからないわけでございまして、私どもとしては市民の皆様方の御協力を得ながらふさわしい景観をそれぞれ持っていこうという基本的な考え方には間違っておりません。



○議長(島田政吾君) 牛丸議員。



◆28番(牛丸尋幸君) 5回しか質問できませんので、何点も一遍に伺いますけれども、明快な答弁をお願いしておきたいと思いますが。

 要は、市民の声の中に2つあるんだということをよく理解していただきたい。要はいい眺めで非常にいいところだから、あそこで市民が自由に景観を見えるようにして、あそこを市民が自由に出入りできるすばらしい公園にしてもらって、山並みとか町並みを見て利用できるようになるのはいいなという声と、一方では税金の使い方として、市がどんどん土地を買っていくというやり方がどうなのかという声があるものですから、やはりその辺はある程度二分されておるというか、そういう状況もあることを理解していただいて今後対応していただきたいと思います。

 1つ伺いたいのは、1億5,011円という積算をした根拠ですよね。1億5,011円というのは、建物は0円だという説明がありました。だから、土地として1億5,011円出して買ってもいいだろうという判断をした積算根拠ですよ。それは説明を1つもされていないので。それはこういうふうに積算して、今、市として1億5,011円出すのが妥当だろうという判断の説明は少ししていただきたいと思うのが1つですね。

 もう1つお聞きしたいのは、この土地が一体一般的には幾らぐらいの価格なのかということですね。例えば裁判所がどうも鑑定を出しているという話を聞きますし、固定資産税は評価は大体7割と言いますから、逆算すれば大体どのぐらいだというのも出るわけですから、その辺がこの土地は一般的にはこのぐらいの価値があるだろうというのは幾らというふうになっているのかということ。

 それから、じゃあ市が今後どれだけ負担しなければならないのかということですよね。1億5,011円は土地代……。



○議長(島田政吾君) 牛丸議員、1億5,000万11円です。



◆28番(牛丸尋幸君) すみません。1億5,000万11円。それプラスアスベストで2億七、八千万。それから斜面の法面、あそこは山高の方へ何度も何度も壊れていますから、早急にやらんならんということで、どうもこれは裁判所は1,500万何がしだというふうに鑑定しておると聞いていますけれども、市としてはどのぐらいで見積もっているのか。あと、今後の動産だとか賃借権の処理等々で経費として一体幾らぐらいかかって、それが全体としての土地の価格ということになると思うんですよ、支出としては。1億5,000万11円だけじゃなくてかかる金ですから、そこも出していただいて、時価と比べてどうなのかというのをやはりしないと、高かったのか安かったのかという話になった場合の説明の根拠がある程度示していただきたいとは思います。

 それからもう1つは、賃借権があるので、大体全部整理すると賃借権では10か月ぐらい必要だという説明がありましたけれども、動産の方は法的手続で対応して相当期間とかという、相当あやふやな説明なんだけれども、その賃借権の10か月程度動産でも必要なのか、法的手続ということでやるともっと必要なのか。どのぐらい考えているのかもう少し明快にしていただきたいということですね。

 それからもう1つ伺っておきたいのは、要は今後どうするかというのは今から検討ということでしょう。賃借権を所有するだけでも10か月以上かかるわけですから、相当期間後に具体的な着手ということになるわけですから、市民の意見もよく聞いて、要は合併記念公園のときに一度聞きましたよね。それでなるほどなと思ったのは、自然を活かしてほしいというのと、余りお金をかけるなというのが合併記念公園の大きい声だったというふうに僕は認識しているので、やはりそういうふうに同じような声として出てくるのかどうなのかは聞いてみないとわからないですけれども、十分聞いて、やはり無駄じゃないのかという声もあるわけですから、市民の声を本当に聞いて、どう最小限の予算で市民に本当に喜んでもらうような方向にするかということについては、ぜひ明快にそういうことは約束していただきたいと思います。

 合併記念公園の1つにしたらどうかという声もあるものですから、合併記念公園は予算立てを10億円と見ていますよね。それで今進んでいるようですけれども、例えばその10億円のどれだけかはこっちに回すとかして、その合併記念公園とパークボウル跡地とを全体としてできるだけ予算も余りかけずに、うまく公園的なことなら公園的なことでやっていくような、そういう方向というのは考えられないのか。合併記念公園とは別だということになってしまうのか。まだ実際には設計も決まっているわけじゃありませんから、その辺も途中ですけれども、もうちょっと含めて検討してみてもいいんじゃないかという思いがしますが、その辺の考えも伺っておきたいと思います。

 それからもう1つ伺っておきたいのは、じゃあ財政的にどうなのかという。よく高山市は合併して財政的に大変なんじゃないかという声もあったりして、要は市民の方が窓口にいろいろな要望を持っていくと、予算がないからだめだだめだとか、なかなかそっちに回せないよという声が窓口であって、ところが一方でこうやってどんと出てくるわけですよ。この5億円か6億円か、全体の事業費でいくともっとかかるかもしれないですね。アスベストの除去から斜面から、今度何か整備するということになれば相当な額の事業費でしょう、総額で行けば。今はまだ出ないですけれども。

 だから、そういうものが出てくるということでいくと、財務部長は補正予算の審議のときに、予算がないわけじゃないんだと。必要度の問題だと。必要性があるところには予算を回しているんだけれども、必要性がないから予算をそっちに回さないみたいな答弁をされたことがありましたけれども、その辺も含めて財政的見通しとして、新たにこういう事業が入れられるほど、ある程度の余裕はあるんだと。こういう事業も入れられないほど合併しての今後の見通しとしては財政的には大変なんだということはないんだと。いろいろな事業費を入れて今後これが七、八億円になるのか、10億円ぐらいになるのかわかりませんけれども。そういうものは入れられるほど、対応のできるような状況にはなっているんだと、必要性の問題なんだと、市の財政状況は。そういう理解でいいのかということも含めて。

 幾つもありましたけれども、ぜひ明快な答弁をお願いします。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 明快にお答えしておるつもりでございます。

 まず1億5,000万円の積算はどうかということですね。これは、その次の一般的にはどれぐらいというのも重なってきますので、これを2つ同時にお答えいたしますが、裁判所の方では、ここの価格を6億2,127万8,000円というふうに鑑定をされてみえます。それで、アスベストの除去工事とか法面の斜面の崩壊復旧工事、これには合わせましておおむね3億円ぐらいかかるように組んでいますので、差し引きいたしますと3億2,200万円程度というふうに裁判所の方では評価されてみえます。それで、査定価格といたしまして、1億3,532万3,000円という価格を裁判所の方で押さえておみえになりますので、競争入札ということで、これに対してどの程度入れるかということになります。

 事前に入札直前まで、市の立場でいろいろな情報はできる限り集めまして、幾らぐらいにするかというのは非常に悩みました。それで、例えばアスベストの除去は必要ですが、建物自体をどうするかというのは、後ほどの今後どうするかということにかかってきますが、利用形態によっては現存するその施設を使うような可能性もまだ否定できません。ただアスベストと法面の復旧工事は必要であろうということで、3億2,200万円を上限にして、下限を1億3,000万円程度に想定しますと、どの辺で入札して取得するかということを検討いたしました結果、そう膨大な金額も投資できないだろうということで、1億3,500万円にある程度競争できる幅を加味して1億5,000万円。ただ1億5,000万円という数字は、競合した場合に結構想定される金額でございますので、そこに差がつくように、1円なり11円なり、111円なり12円とかという数字もございましたが、それだけ加えて参加をいたしました。そういうことでございます。

 それから今後の負担は、市が購入すればアスベストの状態ももう一回はかりはせんならんのですが、これはちょっと想定されると思います。それから北側の法面のところも敷地内になりますので、これの復旧、これは出てこようかというふうに思います。これが先ほど説明しましたように、裁判所の方ではトータルとしておおむね3億円と踏んでおりますが、市の方もまだ取得しておりませんので建物の中に入っておりません。ただ、ここら辺を建てたり、というかかかわり合った業者さんを通じて、できる範囲で調査した範囲では、ここまではかからないと思います。

 それから賃借権につきましては、これは裁判所の方で告示されましたときにはっきりしておりますので、これについては想定しておりますが、動産について御質問がありました。あやふやということなんですけれども、これについても、中に入れないものですから、ちょっと私どもも心配しておりますが、ただ市が入札に参加したという情報を聞かれまして、多少これについての電話なりの対応についての御質問、問い合わせが入っています。

 ボウリングとか、あるいはこれを知った人の情報ですので確定的ではございませんが、別の施設を当の所有者が閉鎖しますときに、そこにあったものを持ってあそこに片づけられたというふうな情報も聞いております。ですから、ちょっと動産についてはかなりあるのではないかなというふうに考えておりますので、先ほど御説明させていただいたように、簡単に片づくというふうに御報告いたしますと、今回の議会の議決を判断していただくときにも差し障りがあると思いまして、ある程度の期間が要るのではないかというふうに御説明をさせていただいた次第です。

 それから今後どうするかは、先ほど上嶋議員さんの方からもありましたし、中田議員さんからの方からもございましたように、特に市民の意見とかそういうものは聞きながら判断をしていくだろうということは思っています。議会の方にも市の方でまとめました段階で御相談をかけながらさせていただくことになるんですが、御質問にございましたように、合併記念公園の1つになり得るかどうかも、公園というふうに決まったわけではございませんので、今回この議会の場でそこまで踏み込むことはちょっとできません。とにかく取得できるかどうかという時期でございますので、その辺は御理解をお願いしたいと思います。

 それから財政上の課題ですが、財政は確かに厳しい状況でございます。ただ、私も市の財務を預かる立場として、喫緊の場合とか、あるいは市民の要望に対して全くこたえられないというような、財布がからからの状態で財政運営するというわけにはまいりません。今回の場合も、将来経費ということも想定をいたしました上で、それは恐らく市民の方々あるいは議員の方々にも賛成していただけるということで上程させていただいていますので、こういった要望なり将来投資については必要であろうというふうに考えましたので、こういった対応できるだけの財源はございます。

 以上でございますが、お願いします。



○議長(島田政吾君) 牛丸議員。



◆28番(牛丸尋幸君) そうすると、大体一般的には6億2,000万円ぐらいの土地代だろうということですね。アスベスト除去と斜面の法面等で経費が3億円ぐらいかかるということですから、それだけで言えば今出す1億5,000万円と3億で4億5,000万円ぐらいと。だから6億2,000万円のものが4億5,000万円ぐらいで買えるのかということも言えますが、ただ建物自身を壊す費用は入っていないということですよね。壊すということになった場合は、今はアスベスト除去だけですから、壊すとなればそれ以外に撤去費用はどれだけかはかかるだろうという、その分もあるという。だから、アスベストを除去しただけで、多分あれは耐火のためのアスベストでしょうから、何か耐火処理をしてもう一度あの建物を使うのか、アスベスト除去をした後に壊しちゃって新たに整備し直すのかということでいけば、その部分は入っていないということになろうかと思いますけれども、わかりました。

 あと伺っておきたいのは、動産のことはそうすると10か月以上かかることもあり得るという理解をしておけばいいということなんですか。その辺がちょっと、法的手続でと言われるけれども、僕も法律は細かくは知りませんので、そちらが調べてみえるなら伺っておきたいということですね。

 それから市民の声を聞くというのは、ぜひこれは市長は約束してくださいよ。大いに市民の声を聞いて、本当にどういうのがいいかというのは考えるということはぜひ明確にしていただきたいし、私が聞く範囲では余り何もしないで公園的にして、眺めがとてもいい公園ということが一番いいんじゃないかというのが多い声でしたけれども、私が伺った限りでは。その辺も含めてよく市民的論議をして、結局率直に言えばどうするかという目的もまだ明快でないけれども、買わざるを得ないということで来たわけですから、それからは十分時間をかけてやるというのはぜひ明快に約束していただきたいと思います。

 それから財政的にはそれなりに財源はあるんだということですね。それだけ伺っておきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 利用の方法にもよりますが、建物撤去は今の経費に入っておりませんので、それは跡地利用によっては出てくる可能性はございます。

 それから動産については、今の明け渡しとかそういう手続と同時には進められますが、先ほど申しましたように、高山市には帰属しません。したがいまして、現在の建物所有者なり、あるいは賃借されてみえる方の管理下にございますので、そういった調整が必要であろうかというふうに思います。ただ、あそこに物を置いてみえる方は、どうしても高山市が土地を取得しますとこちらの方にも問い合わせがございますので、そこら辺は丁寧に対応していきたいというふうに思っています。ですから、所有者あるいはあそこに占有権のある方がどのような対応をされるかにもよります。

 それから市民の声は、これはどんな施策も手順に従って進めさせていただいていますので、いろいろな方法もあろうかと思います。議会の議員さん方も市民の代表でございますし、そういったいろいろな手順を考えていきたいと思います。

 最後の方は御要望というふうにして受けとめさせていただいてよろしいですか。



○議長(島田政吾君) 牛丸議員。



◆28番(牛丸尋幸君) だから、合併記念公園でもいろいろやったじゃないですか。いろいろ提案、意見を聞かせてくれと。ですから、少なくともそれぐらいは時間をかけてやるとか、そういうことはいろいろなやり方があるだろうけれども、合併記念公園でもあれだけやったわけですから、ぜひそのぐらいは、それ以上に大いに聞いてやるんだというぐらいは言っていただいてもいいんじゃないでしょうか。



○議長(島田政吾君) 土野市長。



◎市長(土野守君) せっかくの土地ですので、市民の方に喜んでいただけるような活用が図られるように、私どもとしてもいろいろな方法を講じて対応していきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 牛丸議員。



◆28番(牛丸尋幸君) 最後にしますが、率直に言うと財務部長は財源的にはそれなりにあるさということだと思うので、要はもっと市民のいろいろな要望にも耳を傾けていただくようなことをもっとしていただきたい。その辺のことを求めておきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 長田議員。



◆36番(長田安雄君) 今の質疑を聞いておると、同僚は買わんでもいいのではないかという半面、跡をどうするんだというような議論をされておりますが、私はこれを買うか買わんのかという議論であると、それに賛成するのかしないのか。

 1つお伺いしたいのは、まずこのことについてローカル紙である市民時報あたりから2度ほど報道されているわけですけれども、どの程度市民から反響があったのか、どんな声があったのか、まずお伺いしたいと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) いずれも電話のレベルでございますが、所管の管財課の方には、そのまま伝えますと、市長には怒られるかもしれませんが、本当に久しぶりに、よく英断したという声が多いです。私どもの方には、反対のお電話は少なくとも入っておりません。



○議長(島田政吾君) 長田議員。



◆36番(長田安雄君) 私がちょっと心配したのは、荒井財務部長の説明がちょっと心配だなと。ということは何かと言いますと、まず賃借権、これはお答えいただけるかどうかわかりませんが、だれについているんですか。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 実は個人情報の関係がございますので、ちょっとお聞きする立場ですと歯切れが悪いようなふうになるかもしれませんが、これは裁判所の方で告示を見ていただいた方がよろしいかと思います。ただ、ここでお話しできるのは、賃借権がついているということで御理解いただきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 長田議員。



◆36番(長田安雄君) 5回までだったね。そうしましたら、今のことについては何を心配したかというと、提案の説明の段階で、スムーズに行けばいいが、これは引き渡しですね。それから民法の6か月の明け渡しから9か月の引き渡し、さらに催告の9か月、そして動産におけるこれ以上かなりかかるかもしれない。そういう場合もあるかもしれないという提案であったものですから、ちょっと心配かなという思いがいたしておりますし、アスベストの問題も、ここまでかかるというふうには私も思っていなかったんですが、2億円ぐらいかなと思っていたのが、今聞けば法面と合わせて3億円というような部分があります。

 これはこういう議決の場ですから、きちんとした方向で提案をされ、間違いなくこれは解決しますと、手続上は裁判所でやったことですから安心はしておりますが、この辺についてはきちんとした提案の説明と安心できる議決の条件というものを調えてもらわないと、ちょっと不安があるかなと、大丈夫かなと、境界の確認等についても問題があると思いますし、いろいろ心配すればきりのない話ですが、この辺は本会議でありますし、このための臨時会でありますので、責任のある立場の人からこれは間違いなくきちんとした形で取得をし、市民のために立派な施設として再開発をすると、再構築をするという御答弁をいただければ安心かなと思います。



○議長(島田政吾君) 荒井財務部長。



◎財務部長(荒井信一君) 議会で議決していただくに当たりまして、今回の土地の取得については、通常の手続と違って、ある意味市が調査不足の環境の中で判断をしなければならないということがございました。最大のリスクを計算した上でも、これは議会にお諮りして取得を認めてもらうべき物件ではないかというふうに判断をいたしまして、現在御説明をさせていただきましたかかる経費、あるいはいろいろな権利関係の整理、こういったものも心配以上の、最大に心配したらこれぐらいまでは必要であろうという形で御説明させていただきます。

 経費等についても、ある意味別の視点から調査をしておりますが、これよりも安くできるだろうというふうな見込みもございますが、ただそれが確定的ではございませんので、今日は楽観的な数字で御説明をするよりも最大値で御説明させていただいた方が判断していただく場合に狂いが生じないだろうと。市民の方々も先ほど御説明したように、評価のいいふうに来ております。

 ですから、市が取得した後に法的に手の出せない時期が10か月とか11か月ありましたときに、いつまでも市が取得したけれどもあとは構わないじゃないか、そういった思いをされてもこれはぐあいが悪いということで、市民の方にもやはり市の方の今のこの土地に置かれている状況というのは御理解していただきたい。そういうことで期間的なものもあえて説明をさせていただいていますし、当然必要なことなんでしょうけれども、そういった範囲で私どもの方で今持っておりますここに対します情報というのは、御質問がなくてもかなりお伝えする必要があるというふうな態度でかかっておりますので、ひとつその辺は御理解をいただきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 長田議員。



◆36番(長田安雄君) 最後にしますが、ローカル紙の報道に対する市民の反響というものはおおむね賛意を表したものであったということを聞けば安心もしますけれども、そこで1つ大事なことは、市民の方は1億5,000万11円は知っておりますけれども、その後についてくる建物にアスベストがあるとか、法面が崩壊して金がかかるとか、これから建物を潰せばまた大変な金がかかるとかというようなことは想定していないわけです。

 そういう点では、これからきちんと説明もしながら理解のいただけるような、喜んでいただけるような後の利用ということを要望しておきたいと思いますが、最後に市長から一言、間違いなくやりますよと、しっかりやりますというようなことをいただいておきたいと思います。



○議長(島田政吾君) 土野市長。



◎市長(土野守君) 今、部長が説明しましたような過程がございますけれども、御心配いただいているような点も法律的なことも含めてきちんと対応して、先ほど議員に申し上げましたように、市民の方に喜んでいただけるような整備工事をしていきたいと、このように思っております。



○議長(島田政吾君) 御質疑は尽きたようでありますから、以上をもって質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議第1号及び議第2号の2件については委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(島田政吾君) 御異議なしと認めます。よって、議第1号及び議第2号の2件については委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。

 それでは、議第1号及び議第2号の2件について、原案のとおり決するに御異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(島田政吾君) 御異議なしと認めます。よって、議第1号及び議第2号の2件については、原案のとおり決しました。

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△閉議・散会



○議長(島田政吾君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じ、平成19年第1回高山市議会臨時会を閉会いたします。

     午前10時39分閉会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

         高山市議会 議長  島田政吾

               議員  野村末男

               議員  大木 稔